(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022132356
(43)【公開日】2022-09-08
(54)【発明の名称】かご台車用カバーおよび荷物用カバー
(51)【国際特許分類】
B65D 65/04 20060101AFI20220901BHJP
B62B 5/00 20060101ALI20220901BHJP
【FI】
B65D65/04 A
B62B5/00 L
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022110140
(22)【出願日】2022-07-08
(62)【分割の表示】P 2017097083の分割
【原出願日】2017-05-16
(31)【優先権主張番号】P 2016098140
(32)【優先日】2016-05-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(31)【優先権主張番号】P 2016201347
(32)【優先日】2016-10-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】594073222
【氏名又は名称】株式会社石井
(74)【代理人】
【識別番号】100180976
【弁理士】
【氏名又は名称】野村 一郎
(72)【発明者】
【氏名】石井 隆匡
(57)【要約】
【課題】可搬性に優れ、かご台車の柵部や荷物に簡単に取り付け、柵部や荷物から簡単に取り外しできるかご台車用カバーおよび荷物用カバーを提供すること。
【解決手段】本発明のかご台車用カバーは、荷物を載置する台車部の周囲に柵部が設けられたかご台車に被せるカバーであって、柔らかで防水性を有する材料によって形成され、頂部に囲い部の一端が接続された袋状に設けられ、頂部とは反対側に開口を有し、柵部の上から少なくとも途中まで被うように被せられるカバー本体と、カバー本体の開口の縁に沿って互いに離間して設けられる棒状の第1芯部分および第2芯部分を有する芯部材と、を備え、芯部材の第1芯部分および第2芯部分のそれぞれを1人の作業者が左右の手で持って広げることで開口が矩形状に広がる、ことを特徴とする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
荷物を載置する台車部の周囲に柵部が設けられたかご台車に被せるカバーであって、
柔らかで防水性を有する材料によって形成され、頂部に囲い部の一端が接続された袋状に設けられ、前記頂部とは反対側に開口を有し、前記柵部の上から少なくとも途中まで被うように被せられるカバー本体と、
前記カバー本体の前記開口の縁に沿って互いに離間して設けられる棒状の第1芯部分および第2芯部分を有する芯部材と、
を備え、
前記芯部材の前記第1芯部分および前記第2芯部分のそれぞれを1人の作業者が左右の手で持って広げることで前記開口が矩形状に広がる、ことを特徴とするかご台車用カバー。
【請求項2】
前記第1芯部分と前記第2芯部分との間に設けられた弾性部材をさらに備え、
前記弾性部材の弾性力に打ち勝って前記第1芯部分および前記第2芯部分を広げて前記開口を広くすることで前記カバー本体を前記柵部の上から被せ、被せた後は前記弾性部材の弾性力によって前記第1芯部分と前記第2芯部分との間隔を狭くして前記カバー本体の前記開口を縮めて止めておく、請求項1記載のかご台車用カバー。
【請求項3】
荷物に被せるカバーであって、
開口を有し、柔らかな袋状に設けられ、前記荷物の上から少なくとも途中まで被うように被せられるカバー本体と、
前記カバー本体の前記開口の縁に沿って互いに離間して設けられる棒状の第1芯部分および第2芯部分を有する芯部材と、
を備え、
前記芯部材の前記第1芯部分および前記第2芯部分のそれぞれを1人の作業者が左右の手で持って広げることで前記開口が矩形状に広がる、ことを特徴とする荷物用カバー。
【請求項4】
前記第1芯部分と前記第2芯部分との間に設けられた弾性部材をさらに備え、
前記弾性部材の弾性力に打ち勝って前記第1芯部分および前記第2芯部分を広げて前記開口を広くすることで前記カバー本体を前記荷物の上から被せ、被せた後は前記弾性部材の弾性力によって前記第1芯部分と前記第2芯部分との間隔を狭くして前記カバー本体の前記開口を縮めて止めておく、請求項3記載の荷物用カバー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、かご台車用カバーおよび荷物用カバーに関し、より詳しくは、かご台車や荷物に被せることで台車やパレットなどに積んだ荷物を保護するためのかご台車用カバーおよび荷物用カバーに関する。
【背景技術】
【0002】
かご台車は、荷物を積む台車部の周囲に柵部が設けられたもので、柵部によって荷崩れを防止でき、効率良く多くの荷物を運ぶことができる。例えば、荷物を積んだかご台車は倉庫からトラックの荷台に運び入れられ、搬送先まで輸送される。搬送先に到着後、トラックの荷台からかご台車を下ろし、作業者が手押しして搬送先に送り届けられる。
【0003】
このようなかご台車による搬送、搬入作業において、倉庫からトラックまでの間や、トラックから搬送先の建物までの間において屋根の無い場所で移動することも多い。また、搬送および搬入作業の際に、一時的にかご台車を外に置いておく場合もある。このため、天候によってはかご台車に積んだ荷物が雨に濡れてしまうことも起こりえる。そこで、雨の心配がある場合には、ビニールシートやカバーによってかご台車を覆うようにしている。
【0004】
特許文献1には、取り付け、取り外しが容易で雨水が頂幕に溜まらないようにしたキャリア用の防水具が開示されている。この防水具は、荷物運搬用キャリアの上面に装着できる大きさの頂幕と、この頂幕の内側に設けられた取り付け部とを有する防水カバーと、取り付け部に固定される保持体とを備える。この保持体によって、頂幕が上方に突出した状態となり、その結果、防水カバーに降り注いだ雨は頂幕にとどまることなく、地面に雨滴となって落下するようになる。
【0005】
特許文献2には、手押し台車のカバーが開示される。このカバーとしては、荷物を保護するシートカバー部と、台車に取り付けるための台車取付ユニット部とを有する。そして、台車取付ユニット部と、シートカバー部のシートカバーとが、その台車取付ユニット部の上部で一体に形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2005-082207号公報
【特許文献2】特開2001-010505号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、かご台車には比較的高さのある柵部が設けられているため、柵部の上からカバーを被せる作業は容易ではない。例えば、カバーの素材が柔らかいと保形性が悪いため、袋状のカバーの開口を広げ、柵部の上から被せる作業に手間がかかる。一方、硬い素材で形成された箱形のカバーでは、重くて持ち上げるのに力が必要である。また、カバーをコンパクトにまとめることができず、カバーを収納しておくために十分なスペースが必要となる。さらに、組み立て式のカバーでは、被せる前に組み立てる必要があり、急な天候変化など急ぐ場合に迅速に対応することができない。
【0008】
本発明は、可搬性に優れ、かご台車の柵部の上や荷物の上から簡単に取り付け、柵部や荷物から簡単に取り外しできるかご台車用カバーおよび荷物用カバーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明のかご台車用カバーは、荷物を載置する台車部の周囲に柵部が設けられたかご台車に被せるカバーであって、開口を有し、柔らかな袋状に設けられ、柵部の上から少なくとも途中まで覆うように被せられるカバー本体と、カバー本体の開口の縁の少なくとも一部に設けられた芯部材と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
このような構成によれば、カバー本体が柔らかな袋状に設けられているため、可搬性に優れ、使用しないときにはコンパクトに折りたたむことができる。また、カバー本体の開口の縁の少なくとも一部に芯部材が設けられているため、芯部材によって開口の形状を保持することができ、使用する際には芯部材を手で持って開口から柵部材にカバー本体を容易に被せることができる。また、被せたカバー本体を取り外す際には、芯部材を手で持って引き上げるだけで簡単に取り外すことができる。
【0011】
本発明のかご台車用カバーにおいて、芯部材は、開口の縁に沿って矩形状に設けられていてもよい。これにより、矩形状の芯部材によって開口の形状も矩形状に維持され、かご台車の上からみて矩形状に設けられた柵部に簡単に被せることができる。
【0012】
本発明のかご台車用カバーにおいて、芯部材は、開口の縁に沿って設けられた第1芯部分および第2芯部分を有し、第1芯部分は、第2芯部分と離間して設けられていてもよい。これにより、第1芯部分および第2芯部分のそれぞれを左右の手で持って広げることで開口が広がり、カバー本体を柵部に容易に被せることができる。一方、カバー本体を柵部から取り外した際には、第1芯部分および第2芯部分を重ねることで、カバー本体をコンパクトに纏めておくことができる。
【0013】
本発明のかご台車用カバーにおいて、開口の縁に沿って設けられ、第1芯部分と第2芯部分との間に設けられた弾性部材をさらに備えていてもよい。これにより、カバー本体を柵部に被せる際には弾性部材の弾性力に打ち勝って第1芯部分および第2芯部分を広げ、被せた後は弾性部材の弾性力によって第1芯部部分および第2芯部分の間隔が狭くなってカバー本体の開口を縮めて止めておくことができる。
【0014】
本発明のかご台車用カバーにおいて、芯部材は、開口の縁に沿って設けられた第1芯部分および第2芯部分を有し、第1芯部分および第2芯部分が、互いに異なる方向に延びるよう連結されていてもよい。これにより、第1芯部分および第2芯部分によって略L型の芯が構成され、第1芯部分および第2芯部分のそれぞれを左右の手で持ってカバー本体を柵部に被せやすくすることができる。
【0015】
本発明のかご台車用カバーにおいて、芯部材は、開口の縁に沿って環状に設けられていてもよい。これにより、芯部材によって開口を所望の形にしっかりと開いておくことができ、様々な形の柵部に簡単に被せることができる。
【0016】
本発明のかご台車用カバーにおいて、芯部材は、途中で折り曲げ可能に設けられていてもよい。これにより、使用しないときに芯部材を途中で折り曲げてコンパクトにすることができる。
【0017】
本発明のかご台車用カバーにおいて、カバー本体は、カバー本体を柵部の上から被せた際に柵部の上に位置する頂部と、一端が頂部と接続され、他端が開口を構成し、カバー本体を柵部の上から被せた際に柵部の少なくとも途中までを被う囲い部と、を有し、頂部から開口にかけた囲い部の内寸が徐々に広くなるよう構成されていてもよい。これにより、袋状のカバー本体が頂部から開口にかけて裾広がりに設けられ、広めの開口からカバー本体を柵部に被せやすくすることができる。
【0018】
本発明のかご台車用カバーにおいて、カバー本体には、カバー本体を柵部の上から被せた際にカバー本体の上部を凸型にするための補助部材が設けられていてもよい。これにより、カバー本体の上部が凸型になって、雨の溜まりを抑制することができる。
【0019】
本発明のかご台車用カバーにおいて、カバー本体には少なくとも2つの摘まみ片が設けられていてもよい。これにより、柵部に被せたカバー本体を取り外す際に、2つの摘まみ片を手で摘まむようにして、カバー本体の上部が取り残されてカバー本体の表裏が反対になることを防止することができる。
【0020】
本発明のかご台車用カバーにおいて、開口を広げると矩形状であり、この開口の対向する2辺の間隔が50cm以上120cm以下になっていてもよい。このような開口サイズによって、作業者が1人でカバー本体の取り付け、取り外しを容易に行うことができる。
【0021】
本発明は、荷物に被せるカバーであって、開口を有し、柔らかな袋状に設けられ、前記荷物の上から少なくとも途中まで被うように被せられるカバー本体と、カバー本体の開口の縁の少なくとも一部に設けられた芯部材と、を備えたことを特徴とする。
【0022】
本発明の荷物用カバーにおいて、芯部材は、開口の縁に沿って設けられ、互いに離間する第1芯部分および第2芯部分を有していてもよい。また、第1芯部分と第2芯部分との間に設けられた弾性部材をさらに備えていてもよい。
【0023】
本発明の荷物用カバーにおいて、芯部材は途中で折り曲げ可能に設けられていてもよい。これにより、使用しないときに芯部材を途中で折り曲げてコンパクトにすることができる。また、荷物にカバー本体を被せたあと、必要な場合に芯部材の一部を折り曲げるようにしてカバー本体の一部を開くことができる。
【0024】
本発明の荷物用カバーにおいて、芯部材は矩形状に構成された4つの棒材を有し、この4つの棒材のうち対向する一対の棒材の途中が折り曲げ可能に設けられていてもよい。これにより、矩形状の芯部材の片側半分を折り曲げたり、拡げたりすることができ、荷物用カバーを取り外すことなくカバー本体の一部を開閉できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】本実施形態に係るかご台車用カバーを例示する斜視図である。
【
図2】(a)および(b)は、本実施形態に係るかご台車用カバーの構成を示す斜視図である。
【
図3】(a)および(b)は、本実施形態に係るかご台車用カバーの使用例を示す模式斜視図である。
【
図4】(a)~(c)は、芯部材の他の例を示す模式図である。
【
図5】(a)~(d)は、芯部材の他の例を示す模式図である。
【
図6】本実施形態に係るかご台車用カバーの変形例を示す斜視図である。
【
図7】(a)および(b)は、カバー本体の形状について例示する模式図である。
【
図8】(a)および(b)は、摘まみ片の使用方法を例示する模式図である。
【
図10】(a)および(b)は、本実施形態に係る荷物用カバーを例示する模式断面図である。
【
図11】(a)および(b)は、本実施形態に係る他の荷物用カバーを例示する斜視図である。
【
図12】(a)および(b)は、本実施形態に係る他の荷物用カバーの使用方法を例示する斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
【0027】
(かご台車用カバーの構成)
図1は、本実施形態に係るかご台車用カバーを例示する模式斜視図である。
図1では、説明の便宜上、かご台車用カバー1をかご台車100から浮かせた状態で示している。
図2(a)および(b)は、本実施形態に係るかご台車用カバーの構成を示す模式斜視図で、(a)は開口側から見た斜視図、(b)はカバー本体が潰れた状態を示す斜視図である。
本実施形態に係るかご台車用カバー1は、荷物Cを積載するかご台車100に被せて荷物Cを保護するカバーである。
【0028】
かご台車100は、荷物Cを載置する台車部110と、台車部110の周囲に設けられた柵部120とを有する。台車部110は平板状の床板111を有し、床板111の下面に複数のキャスタ112が設けられている。キャスタ112によって荷物Cを積載したかご台車100を容易に移動させることができる。
【0029】
柵部120は台車部110の床板111に立設される。柵部120は、例えば3つの側面枠121と、横枠122とを有する。3つの側面枠121のそれぞれは床板111の辺に沿って配置され、床板111上の空間における3面を囲む柵を構成している。側面枠121は、例えば1本のパイプをU字型に折り曲げて枠を構成し、枠内に格子状に補助柵を設けたものである。
【0030】
側面枠121が配置されていない部分には横枠122が設けられる。横枠122は側面枠121に着脱自在に設けられ、床板111に荷物Cを積載する場合には外され、積載後に取り付けられる。なお、かご台車100は上記の構成に限定されない。例えば、床板111の上に4つの側面枠121を設けた構成や、側面枠121を折りたたみ可能に設けた構成など、各種の形態が考えられる。また、一般的にかご台車100は1人の作業者によって運搬可能であり、外形寸法としては、間口約80cm~110cm程度、奥行き約50cm~110cm程度、高さ約170cm程度で各種サイズが用意されている。
【0031】
このようなかご台車100に被せられる本実施形態のかご台車用カバー1は、カバー本体10と、芯部材20とを有する。カバー本体10は柔らかい袋状に設けられており、開口15を有する。カバー本体10には、防水性の高い素材が用いられる。カバー本体10の素材には、例えば、ナイロン布地の表面にウレタン加工を施したシート生地が用いられ、このシート生地を袋状に縫製することでカバー本体10が構成される。
【0032】
カバー本体10は頂部11と囲い部12とを有する。頂部11は略四角形に設けられ、この各辺に囲い部12の一端が接続される。囲い部12の他端側にカバー本体10の開口15が構成される。カバー本体10を広げると略直方体となり、頂部11から囲い部12が垂れ下がり、頂部11の反対側に開口15が設けられる。これにより、カバー本体10は、開口15から柵部120に被せられ、柵部120の上から少なくとも途中までを覆うように被せられる。
【0033】
芯部材20は、カバー本体10の開口15の縁15aの少なくとも一部に設けられる棒状の部材である。芯部材20によって、開口15の形状を保持することができる。
図2(a)に示す例では、芯部材20は、開口15の縁15aに沿って矩形状に設けられている。芯部材20には4つの棒材21~24が用いられ、隣り合う2つの棒材どうしを互いに略直角に接続することで矩形状の枠を構成する。縁15aには囲い部12の他端を折り返して縫製した袋が設けられており、この袋に棒材21~24を差し込めるようになっている。矩形状の芯部材20によって開口15の縁15aに保形作用が働き、開口15を矩形状に広げた状態で維持できることになる。
【0034】
一方、カバー本体10の囲い部12の他端以外には芯部材20の保形作用が働かない。したがって、カバー本体10を柵部120に被せないときは、柔らかい素材によるカバー本体10は、囲い部12の部分で潰れてコンパクトな状態になる(
図2(b)参照)。
【0035】
図3(a)および(b)は、本実施形態に係るかご台車用カバーの使用例を示す模式斜視図である。
図3(a)にはカバー本体10を柵部120に被せる前の状態が示され、
図3(b)にはカバー本体10を柵部120に被せた後の状態が示される。
【0036】
図3(a)に示すように、かご台車用カバー1をかご台車100に被せるには、作業者はかご台車用カバー1の芯部材20を両手で持ち、カバー本体10の開口15を柵部120の上から被せるようにする。芯部材20が設けられているため、作業者は芯部材20を持ち手として利用することができる。また、芯部材20の保形作用によって開口15が広げられている。したがって、柔らかいカバー本体10であっても開口15を広げる手間をかけずに袋状のカバー本体10を柵部120の上から被せることができる。
【0037】
また、芯部材20の形状を、柵部120を上から見たときの形状に合わせておき、芯部材20の大きさを、柵部120を上から見たときの大きさよりも僅かに大きくしておくことで、作業者は芯部材20を持ってカバー本体10を柵部120の上から簡単に被せることができる。
【0038】
例えば、カバー本体10の開口15を広げると矩形状であり、開口15に矩形状の芯部材20を設けることで、1人の作業者によって本実施形態に係るかご台車用カバー1を簡単に取り付け、取り外しすることができる。
【0039】
ここで、カバー本体10の開口15の対向する2辺の間隔が50cm以上120cm以下であれば、一般的な大きさのかご台車100について作業者1人だけで本実施形態のかご台車用カバー1を柵部120に速やかに被せたり、簡単に取り外したりすることができる。
【0040】
すなわち、袋状カバーの開口の対向する2辺の間隔が50cm未満のような小さな袋状カバーでは、作業者1人が両手で開口15を広げて対象物に被せることができる。一方、袋状カバーの開口の対向する2辺の間隔が120cmを超えるような大きな袋状カバーでは、少なくとも2人の作業者によって開口を広げて対象物に被せるようにする。つまり、袋状カバーの開口の対向する2辺の間隔が50cm以上120cm以下の袋状カバーを作業者1人で対象物に被せようとした場合、袋状カバーの開口の一辺または二辺を対象物に引っ掛け、そのまま開口を引っ張りながら対象物の反対側に回って開口の他の辺を対象物に引っ掛けた後、袋状カバーの裾を下ろして被せるようにする必要がある。
【0041】
本実施形態に係るかご台車用カバー1では、開口15に芯部材20が設けられているため、作業者1人では手間のかかる大きさのかご台車100であっても、芯部材20を持って被せたり、取り外したりする作業を簡単かつ迅速に行うことができる。また、カバー本体10が柔らかい材料で設けられているため、使わないときはカバー本体10を潰しておき、コンパクトに収納しておくことができる。
【0042】
また、芯部材20を開口15の縁15aに沿って環状に設けることで、環状の形に合わせて開口15をしっかり開いておくことができ、様々な形の柵部120に簡単に被せることができる。
【0043】
また、カバー本体10の深さを10cmから30cm程度にしておくことで、非常にコンパクトに収納できるとともに、カバー本体10を柵部120に被せた際、少しの雨であれば十分対応することができる。
【0044】
通常、荷物はコンテナに小分けされており、かご台車100には複数のコンテナが積み重ねられる。上下に積み重なるコンテナにおいて、上側のコンテナは下側のコンテナの蓋の役目も果たす。一方、最上段のコンテナには蓋がなく開いていることが多い。したがって、上記のようにカバー本体10の深さが10cmから30cm程度あれば、柵部120の上からカバー本体10を被せることで、少なくとも最上段のコンテナの蓋としての役目を十分に果たすことができる。また、カバー本体10の深さが10cmから30cm程度あれば、被せた際に柵部120に確実に引っ掛かり、かご台車100の搬送中に風などで外れてしまうことを抑制することができる。
【0045】
図4(a)~
図5(d)は、芯部材の他の例を示す模式図である。
図4(a)に示す芯部材20は、開口15の縁15aに沿って設けられた第1芯部分211および第2芯部分212を有する。この第1芯部分211は、第2芯部分212と離間して設けられている。すなわち。開口15の対向する2辺のそれぞれに棒状の第1芯部分211および第2芯部分212が設けられている。
【0046】
この芯部材20では、作業者が第1芯部分211および第2芯部分212のそれぞれを左右の手で持って広げることで開口15を広げ、カバー本体10を柵部120に被せるようにする。
【0047】
図4(b)に示すように、第1芯部分211と第2芯部分212との間にゴム等の弾性部材215をさらに備えていてもよい。これにより、カバー本体10を柵部に被せる際には弾性部材215の弾性力に打ち勝って第1芯部分211および第2芯部分212を広げて開口15を広くして被せる。また、カバー本体10を被せた後は弾性部材215の弾性力によって第1芯部分211および第2芯部分212の間隔が狭くなってカバー本体10の開口15を縮めて止めておくことができる。
【0048】
図4(a)および(b)に示す例において、カバー本体10を柵部120から取り外した際には、第1芯部分211および第2芯部分212を重ねることで、カバー本体10をコンパクトに纏めておくことができる。これにより、使用していないときはコンパクトにして片手で持ち運ぶことができる。
【0049】
図5(a)に示す芯部材20は、第1芯部分211および第2芯部分212が互いに異なる方向に延びるよう連結されている。すなわち、芯部材20は第1芯部分211および第2芯部分212によって略L型に構成される。これにより、作業者は第1芯部分211および第2芯部分212のそれぞれを左右の手で持ってカバー本体10を柵部に被せやすくすることができる。
【0050】
図5(b)に示す芯部材20は、第1芯部分211および第2芯部分212に加え、第3芯部分213を有する。第1芯部分211は第2芯部分212の一端に、第2芯部分212とは異なる方向に延びるよう連結される。第3芯部分213は第2芯部分212の他端に、第2芯部分212とは異なる方向に延びるよう連結される。つまり、矩形状の開口15の3辺のそれぞれに第1芯部分211、第2芯部分212および第3芯部分213が設けられる。このように、芯部材20は、開口15の縁15aの一部に設けられていればよい。
【0051】
図5(a)および(b)に示す芯部材20において、隣り合う芯部分どうしは着脱可能に連結しておいてもよい。
図5(c)に示す例は、第1芯部分211および第2芯部分212をジョイント217で着脱自在に連結した構成である。これにより、使用しない場合には分解して、
図5(d)に示すようにコンパクトに纏めておくことができる。
【0052】
また、図示しないが、芯部材20を途中で折り曲げ可能に設けておいてもよい。例えば、芯部分の途中にヒンジを設けておき、芯部分を延ばしている際にはヒンジを固定できるようにしておく。ヒンジの固定を解除することで芯部分を折りたたむことができる。例えば、矩形状の芯部材20において、対向する2辺の芯部分のそれぞれの中央にヒンジを設けておく。これにより、ヒンジで芯部分を折り曲げることで、矩形状の芯部材20を半分の大きさにすることができる。
【0053】
また、芯部分の途中や、芯部材20の隅部に弾性体を設けておき、力を掛けることで弾性体を弾性変形させて芯部材20を途中で折り曲げる可能にしてもよい。例えば、芯部材20の隅部に弾性体を設けておくことで、使用しないときは矩形状の芯部材20を隅部で潰して平行四辺形に変形し、さらに潰すことで直線状にしてコンパクトにすることができる。
【0054】
また、芯部材20の全体を弾性体で形成し、円形状に設けてもよい。これにより、通常は芯部材20が円形状になって開口15を開いておく。一方、折りたたむ際には円形状の芯部材20を途中で180度捻り、八の字型にして、交差部分で折りたたむことで2重の円形状にする。これによって芯部材20をコンパクトにして、かご台車用カバー1を小さく収納することができる。また、芯部分を途中で分割してもよい。例えば、矩形の芯部材20の対向する2辺の芯部分のそれぞれの中央を分割しておくことで、使用しないときには芯部分を分割箇所で半分に折り畳み、矩形の芯部材20を半分の大きさにすることができる。
【0055】
このように、使用するときには芯部材20の保形作用によって開口15をしっかり広げておき、使用しないときには芯部材20をコンパクトにすることで、かご台車用カバー1の迅速な着脱と、高い収納性との両立を図ることができる。
【0056】
(変形例)
図6は、本実施形態に係るかご台車用カバーの変形例を示す斜視図である。
図6に示すかご台車用カバー1は、かご台車100の柵部120の全体を覆う大きさを有する。囲い部12の丈が柵部120の高さよりも僅かに長くなっている。
【0057】
カバー本体10の開口15には、開口15を絞るための紐18が設けられていてもよい。カバー本体10を被せた状態で紐18によって開口15を絞ることで、カバー本体10をしっかり固定することができる。
【0058】
また、頂部11の縁に摘まみ片17が設けられていてもよい。摘まみ片17は、少なくとも頂部11の縁の対向する2辺に設けられる。摘まみ片17は、リボン状のものでも、輪状のものであってもよい。この摘まみ片17の使用方法は後述する。なお、紐18や摘まみ片17は、
図6に示す丈の長いかご台車用カバー1のみならず、丈の短いかご台車用カバー1に設けられていてもよい。
【0059】
図7(a)および(b)は、カバー本体の形状について例示する模式図である。
図7(a)はカバー本体10を柵部120に被せた状態の断面図、
図7(b)は上面図である。
図7(a)および(b)に示すように、カバー本体10の頂部11から開口15にかけた囲い部12の内寸が徐々に広くなるよう構成してもよい。すなわち、
図7(a)に示すように、カバー本体10を被せた状態でカバー本体10の形状が裾広がりとなる略台形になっている。これにより、開口15の大きさが柵部120を上から見たときの大きさよりも大きくなり、カバー本体10を柵部120の上から被せやすくなる。
【0060】
また、開口15の芯部材20を持って柵部120の上から下にかけてカバー本体10を被せる際、開口15が広いために引っ掛かりなく被せることができる。例えば、柵部120には出っ張りがあったり、柵部120から荷物がはみ出したりしている可能性もある。この状態でカバー本体10を被せると、柵部120やはみ出した荷物に引っ掛かりやすい。
【0061】
図7に示すカバー本体10のように裾広がりとなる略台形になっていると、カバー本体10を柵部120の上から下にかけて引き下げるように被せる際、柵部120やはみ出した荷物に引っ掛かることなくスムーズに最後まで被せることができる。
【0062】
また、頂部11にかけて囲い部12の内寸が徐々に狭くなるため、柵部120の上方では不要に膨らむことなくカバー本体10を柵部120にしっかり被せることができる。なお、裾広がりのカバー本体10であっても、開口15に紐18を設けておき、この紐18によって開口15を縮めることで、開口15の広がりを抑制することができる。
【0063】
また、開口15に設けられた芯部材20の棒材の断面形状を略円形(楕円形を含む)にしておくことが好ましい。これにより、カバー本体10を被せたり、外したりする際に芯部材20が柵部120等に接触しても、滑らかにカバー本体10の着脱を行うことができる。
【0064】
図8(a)および(b)は、摘まみ片の使用方法を例示する模式図である。
摘まみ片17は、かご台車用カバー1を取り外す際に使用される。
図8(a)に示すように、かご台車100に被せたカバー本体10を取り外す場合、作業者は開口15の芯部材20を両手で持って持ち上げるようにする。この際、芯部材20の持ち上げとともにカバー本体10の囲い部12がめくれ上がる。一方、頂部11はそのままの位置にあるため、芯部材20を持ち上げていくと、頂部11が取り残されて、カバー本体10を外した際にカバー本体10の表裏が反転してしまうことになる。
【0065】
そこで、
図8(b)に示すように、芯部材20を持ち上げて頂部11の位置まで達した際に、摘まみ片17を手で摘まむようにする。この状態で芯部材20とともに摘まみ片17を持って引き上げるようにすれば、芯部材20と一緒に頂部11が持ち上げられ、カバー本体10を外した際にカバー本体10の表裏が反転することを防止できる。
【0066】
カバー本体10の表裏が反転してしまうと、次にカバー本体10を被せる際に表裏を戻す手間がかかる。このような摘まみ片17が設けられていることで、カバー本体10を外す際に表裏が反転しなくなり、次にカバー本体10を被せる際に迅速に作業することが可能となる。また、頂部11の表面に水滴が付いている場合、カバー本体10を外す際に表裏が反転してしまうと、頂部11に水滴の溜まりが出来てしまう。摘まみ片17を持ってカバー本体10を外すようにすれば表裏が反転せず、頂部11に水滴の溜まりができることを抑制することができる。
【0067】
カバー本体10の丈が長い場合には、前述したように芯部材20を分解したり、芯部材20の途中で折り曲げ可能にしたりすることでコンパクトになる芯部材20を用いるとよい。すなわち。使用しないときにコンパクトにした芯部材20にカバー本体10を巻き付けるようにすることで、かご台車用カバー1をロール状にすることができる。これにより、丈の長いカバー本体10を有するかご台車用カバー1であっても可搬性を高めることができる。
【0068】
図9は、頂部を凸型にする例を示す斜視図である。
すなわち、このかご台車用カバー1には補助部材19が設けられる。補助部材19は、カバー本体10の頂部11の内側に設けられる。補助部材19はスポンジ状の柔らかい材料で設けられていることが好ましい。補助部材19が設けられていることで、カバー本体10を柵部120に被せた際、補助部材19が最上段の荷物Cと頂部11との間に介在し、頂部11を凸型にすることができる。補助部材19を柔らかい材料で構成することで、荷物Cに加わる負荷を軽減することができる。
【0069】
このように補助部材19によって頂部11が凸型になると、頂部11の中央に雨水が溜まることを抑制することができる。なお、補助部材19は上記の例に限定されず、カバー本体10を被せた際に頂部11が凸型になるよう補助する部材であればよい。
【0070】
(荷物用カバーの構成)
図10(a)および(b)は、本実施形態に係る荷物用カバーを例示する模式断面図である。
荷物用カバー1Bは、先に説明したかご台車用カバー1と同様な構成を備える。すなわち、荷物用カバー1Bは、カバー本体10と、芯部材20とを備える。荷物用カバー1Bにおいて、カバー本体10は、開口15から荷物Cに被せられる。
【0071】
荷物Cは、例えば台車200の上に載せられていてもよい。カバー本体10は、荷物Cに被せられるサイズであればよい。なお、カバー本体10は、荷物Cとともに台車200のハンドルまで被せるようにすることも可能である。
【0072】
荷物Cとしては、例えば複数段に重ねられたコンテナ、段ボール、ばんじゅう(番重)などが挙げられる。なお、荷物Cはこれらに限定されない。特に、荷物用カバー1Bは、背の高い荷物Cに被せる場合に有効である。すなわち、作業者は、芯部材20を手で持って荷物Cの上からカバー本体10を被せる。芯部材20によって開口15を広げた状態で維持できるため、背の高い荷物Cに被せる場合であっても1人で上から容易に被せて装着することができる。
【0073】
また、芯部材20として、
図4(b)および(c)に示すような第1芯部分211と第2芯部分212との間にゴム等の弾性部材215をさらに備えた構成にしてもよい。この場合、荷物Cに被せたカバー本体10の開口15を縮めて止めておくことができる。
【0074】
また、
図10(b)に示すように、荷物Cに被せたカバー本体10を途中で折り返して、弾性部材215の弾性力で荷物Cの途中で止めておくことができる。これにより、カバー本体10を被せる高さを容易に調整することができる。
【0075】
(荷物用カバーの他の例)
図11(a)および(b)は、本実施形態に係る他の荷物用カバーを例示する斜視図である。なお、
図11では、説明の便宜上、カバー本体10を二点鎖線で示す。
図12(a)および(b)は、本実施形態に係る他の荷物用カバーの使用方法を例示する斜視図である。
【0076】
図11(a)に示すように、他の荷物用カバー1Cにおいて、芯部材20はカバー本体10の開口15の縁15aに沿って矩形状に設けられている。芯部材20には4つの棒材21~24が用いられる。荷物用カバー1Cでは、芯部材20の途中が折り曲げ可能となっている。
【0077】
例えば、4つの棒材21~24のうち、対向する一対の棒材(例えば、棒材21、23)のそれぞれが、辺の途中(略中央)で折り曲げ可能に設けられている。棒材21、23を折り曲げ可能にするため、棒材21、23は辺の途中で分割(分離)されていてもよいし、途中にヒンジや蛇腹が設けられていてもよい。対向する他の一対の棒材(例えば、棒材22、24)は辺の途中で折り曲げできないようになっていることが望ましい。
【0078】
このように、芯部材20の棒材21、23が折り曲げ可能になっていることで、
図11(b)に示すように、芯部材20を途中で折り曲げてカバー本体10を折り畳んだり、拡げたりすることができる。
【0079】
図12(a)および(b)では、荷物Cとしてパレットの上に並置された複数のコンテナが示される。
図12(a)に示すように、作業者は荷物用カバー1Cの芯部材20を両手で持って、カバー本体10を荷物Cの上から被せるようにする。本実施形態では、カバー本体10によってコンテナからパレットまで全体を覆うことができるサイズになっている。カバー本体10を被せることで、パレットの上に並置された複数のコンテナの中身を保護することができる。
【0080】
カバー本体10を被せる際には、芯部材20の折り曲げできない棒材22、24を持つようにすれば、開口15を拡げた状態でカバー本体10を荷物Cに容易に被せることができる。
【0081】
カバー本体10を荷物Cに被せたあとでパレット上のコンテナやコンテナの中身を取り出したい場合、
図12(b)に示すように、芯部材20の棒材21、23の途中を折り曲げてカバー本体10の一部を開くようにする。棒材21、23の略中央が折り曲げ可能に設けられていることで、カバー本体10の片側約半分を開くことができ、ここからコンテナを出し入れしたり、コンテナの中身を出し入れしたりすることができる。つまり、荷物用カバー1Cでは、カバー本体10を荷物Cに被せた後、カバー本体10の全体を取り外すことなく一部のみを開閉することができる。これにより、荷物用カバー1Cを装着したまま、カバー本体10に被せられた荷物Cの出し入れを簡単に行うことができる。
【0082】
また、荷物用カバー1Cでは、
図12(b)に示すように、カバー本体10の一方側の半分を開くこともできるし、他方側の半分を開くこともできる。したがって、作業者は、荷物Cを出し入れしたい側のカバー本体10を開くことができ、作業効率が向上する。
【0083】
以上説明したように、実施形態に係るかご台車用カバー1によれば、かご台車100への被せ、および取り外しを簡単かつ迅速に行うことができる。また、荷物用カバー1Bによれば、荷物Cへの被せ、および取り外しを簡単かつ迅速に行うことができる。しかも使用しないときはコンパクトになって持ち運びしやすい形態にすることができる。したがって、突然の雨など天気が急変した場合でも簡単に被せることができ、雨から荷物を保護することが可能になる。また、不要になった場合には簡単に取り外してコンパクトにして、例えば作業者1人であっても容易に持ち運びすることが可能になる。
【0084】
なお、上記に本実施形態及びその他の例を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。例えば、柵部120の外形が略直方体でなくてもよい。例えば円柱形など他の外形であっても、これに合わせてカバー本体10を構成すればよく、開口15の形状に合わせて芯部材20を構成すればよい。また、前述の各実施形態またはその他の例に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、各実施形態の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含有される。
【符号の説明】
【0085】
1…かご台車用カバー
1B,1C…荷物用カバー
10…カバー本体
11…頂部
12…囲い部
15…開口
15a…縁
17…摘まみ片
18…紐
19…補助部材
20…芯部材
21~24…棒材
100…かご台車
110…台車部
111…床板
112…キャスタ
120…柵部
121…側面枠
122…横枠
211…第1芯部分
212…第2芯部分
213…第3芯部分
215…弾性部材
217…ジョイント
C…荷物