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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022132714
(43)【公開日】2022-09-13
(54)【発明の名称】ロフトベッド
(51)【国際特許分類】
   A47C 19/22 20060101AFI20220906BHJP
   A47B 83/00 20060101ALI20220906BHJP
【FI】
A47C19/22 Z
A47B83/00
A47C19/22 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021031320
(22)【出願日】2021-03-01
【新規性喪失の例外の表示】新規性喪失の例外適用申請有り
(71)【出願人】
【識別番号】512316725
【氏名又は名称】株式会社インテリアオフィスワン
(74)【代理人】
【識別番号】100166589
【弁理士】
【氏名又は名称】植村 貴昭
(72)【発明者】
【氏名】杉本 寛和
【テーマコード(参考)】
3B260
【Fターム(参考)】
3B260AB04
3B260AB08
(57)【要約】      (修正有)
【課題】各構成部材を更に有効活用することができるロフトベッドを提供する。
【解決手段】ロフトベッド1は、上段部2に床4を備え、下段部3に小部屋部6を備え、少なくとも四隅に立設される複数の支柱(支柱41、42、43、44、左右のベッド下棚用サイドパネル46、47、ベッド下棚用背板50、左右の階段用サイドパネル54、55と、階段用背板65)によって前記上段部が支持されるロフトベッドであって、前記上段部2は、使用者が寝るための床部材(第1及び第2のワイヤーメッシュ床板25、26)と、前記使用者の転落を防止するための柵用サイドパネル(上段サイドパネル23)と、前記柵用サイドパネル(上段サイドパネル23)の対側に配置され、昇降用階段(階段8)が配置される昇降用サイドパネル(上段サイドパネル24)とを備えている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上段部に床を備え、下段部に小部屋部を備え、少なくとも四隅に立設される複数の支柱によって前記上段部が支持されるロフトベッドであって、
前記上段部は、
使用者が寝るための床部材と、
前記使用者の転落を防止するための柵用サイドパネルと、
前記柵用サイドパネルの対側に配置され、昇降用階段が配置される昇降用サイドパネルと、
を備え、
前記昇降用階段の一部の部材は、前記複数の支柱の一部と共用されていることを特徴とするロフトベッド。
【請求項2】
上段部に床を備え、下段部に小部屋部を備え、少なくとも四隅に立設される複数の支柱によって前記上段部が支持されるロフトベッドであって、
前記上段部は、
使用者が寝るための床部材と、
前記使用者の転落を防止するための柵用サイドパネルと、
前記柵用サイドパネルの対側に配置され、昇降用階段が配置される昇降用サイドパネルと、
を備え、
前記昇降用サイドパネル及び複数の支柱の少なくとも一つには、収納物を収納可能な収納部が連続または接触して設けられていることを特徴とするロフトベッド。
【請求項3】
上段部に床を備え、下段部に小部屋部を備え、少なくとも四隅に立設される複数の支柱によって前記上段部が支持されるロフトベッドであって、
前記上段部は、
使用者が寝るための床部材と、
前記使用者の転落を防止するための柵用サイドパネルと、
前記柵用サイドパネルの対側に配置され、昇降用階段が配置される昇降用サイドパネルと、
を備え、
前記昇降用階段の一部の部材は、前記複数の支柱の一部と共用され、
前記昇降用サイドパネル及び複数の支柱の少なくとも一つには、収納物を収納可能な収納部が連続または接触して設けられていることを特徴とするロフトベッド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、上段部に床を備えるロフトベッドに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、組み立て式ベッドについては、完成品ベッド(組み立て式ではないベッド)そのものと比較すると、保管を行う際の商品としての容量を小さくすることができ、より小さなスペースでより多くの在庫を確保することができる。
【0003】
また、近年、居住空間の有効活用を目的として、組み立て式ベッドの中でもロフトベッドと呼ばれる二段式のベッドの場合が普及してきている。
【0004】
このようなロフトベッドの一例として、特許文献1には、上段部に床を、下段部に机を備え、少なくとも四隅に立設される支柱によって前記上段部が支持される組み立て式ロフトベッドが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2020-58692号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載された従来のロフトベッドでは、上段部に床を、下段部に机を備えているが、各構成部材の有効活用について十分実現しているといえなかった。
【0007】
本発明は、各構成部材を更に有効活用することができるロフトベッドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の発明のロフトベッドは、上段部に床を備え、下段部に小部屋部を備え、少なくとも四隅に立設される複数の支柱によって前記上段部が支持されるロフトベッドであって、前記上段部は、使用者が寝るための床部材と、前記使用者の転落を防止するための柵用サイドパネルと、前記柵用サイドパネルの対側に配置され、昇降用階段が配置される昇降用サイドパネルと、を備え、前記昇降用階段の一部の部材は、前記複数の支柱の一部と共用されていることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明のロフトベッドは、上段部に床を備え、下段部に小部屋部を備え、少なくとも四隅に立設される複数の支柱によって前記上段部が支持されるロフトベッドであって、前記上段部は、使用者が寝るための床部材と、前記使用者の転落を防止するための柵用サイドパネルと、前記柵用サイドパネルの対側に配置され、昇降用階段が配置される昇降用サイドパネルと、を備え、前記昇降用サイドパネル及び複数の支柱の少なくとも一つには、収納物を収納可能な収納部が連続または接触して設けられていることを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明のロフトベッドは、上段部に床を備え、下段部に小部屋部を備え、少なくとも四隅に立設される複数の支柱によって前記上段部が支持されるロフトベッドであって、前記上段部は、使用者が寝るための床部材と、前記使用者の転落を防止するための柵用サイドパネルと、前記柵用サイドパネルの対側に配置され、昇降用階段が配置される昇降用サイドパネルと、を備え、前記昇降用階段の一部の部材は、前記複数の支柱の一部と共用され、前記昇降用サイドパネル及び複数の支柱の少なくとも一つには、収納物を収納可能な収納部が連続または接触して設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明におけるロフトベッドによって、各構成部材を更に有効活用することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の第1の実施の形態にかかるロフトベッドの斜視図である。
図2】本発明の第1の実施の形態にかかるロフトベッドの正面図である。
図3】本発明の第1の実施の形態にかかるロフトベッドの上面図である。
図4】本発明の第1の実施の形態にかかるロフトベッドの左側面図である。
図5】本発明の第2の実施の形態にかかるロフトベッドの斜視図である。
図6】本発明の第2の実施の形態にかかるロフトベッドの収納棚を床側から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
<本発明の第1の実施の形態>
以下、本発明の実施の形態にかかるロフトベッドを、図面に基づいて説明する。
【0014】
図1乃至図4は本発明の第1の実施の形態にかかり、図1はロフトベッドの斜視図、図2はロフトベッドの正面図、図3はロフトベッドの上面図、図4はロフトベッドの左側面図である。
【0015】
<ロフトベッドの全体構成> 図1に示すように、第1の実施の形態のロフトベッド1は、上段部2と下段部3とから構成される。上段部2は、下段部3の上側にボルト、ナットによって固定される。
【0016】
上段部2は、床(とこ)4と収納棚5を備えている。下段部3は、大人一人が入れる広さの小部屋部6を形成するとともに、ベッド下棚7と、階段8を備えている。上段部2は、少なくとも四隅に立設される支柱(支柱41、42、43、44、左右のベッド下棚用サイドパネル46、47、ベッド下棚用背板50、左右の階段用サイドパネル54、55と、階段用背板65)によって支持される。
【0017】
上段部2は、第1及び第2の上段フロントパネル21、22、第1及び第2の上段サイドパネル23、24、第1及び第2のワイヤーメッシュ床板25、26と、上段棚用底板27、上段棚用天板28、上段棚用背板29、上段棚用仕切り板30、31、上段棚用サイドパネル32、上段棚用側板33、34を備える。
【0018】
下段部3は、支柱41、42、43、44と、サイドパネル下段45、左右のベッド下棚用サイドパネル46、47、ベッド下棚用トップ48、ベッド下棚用ボトム49、ベッド下棚用背板50と、ベッド下棚用棚板51、52、53と、左右の階段用サイドパネル54、55と、階段用ステップ56、57、58、59と、階段用ステップ補強桟60、61、62、63、64と、階段用背板65と、左右のフロントパネルボトム66、67と、左のフロントパネルボトム補強版68と、左右のフロントパネルトップ69、70、下段用棚板71、72とを備えている。
【0019】
<上段部の構成> (床の詳細な構成) 第1及び第2の上段フロントパネル21、22と、第1及び第2の上段サイドパネル23、24と、第1及び第2のワイヤーメッシュ床板25、26とは、木ネジ、ボルト、ナット等を用いて上側が開放した箱状に組み立てられることで、床4を形成する。第1及び第2の上段フロントパネル21、22は、第2の上段サイドパネル23から手前に突出する突出部21a、22aをそれぞれ有する。突出部22aは、使用者の指を挿入可能な貫通部22bが形成され、貫通部22bと手前側の辺の間が、使用者が把持する把持部22cとなっている。
【0020】
図4に示すように、第1の上段フロントパネル21の内部には、軽量化用の空洞部21d、21eが形成されている。第2の上段フロントパネル22の内部にも、第1の上段フロントパネル21と同様の軽量化用の空洞部が形成されている。
【0021】
(収納棚の詳細な構成) 図1に示すように、上段棚用底板27と上段棚用天板28の間には、上段棚用仕切り板30、31が等間隔で配置され、上段棚用底板27と上段棚用天板28の背面側には、上段棚用背板29が配置され、上段棚用底板27と上段棚用天板28の左右両側には、上段棚用側板33、34が配置され、上段棚用天板28の上面手前側の辺には上段棚用サイドパネル32が配置され、これらの部材は、木ネジ、ボルト、ナット等を組み立てられる。
【0022】
これにより、上段棚用底板27、上段棚用天板28、上段棚用背板29、上段棚用仕切り板30、31、上段棚用サイドパネル32、上段棚用側板33、34は、収納棚5を形成する。
【0023】
収納棚5の上段棚用背板29は、ボルトにより第2の上段サイドパネル24に固定される。
【0024】
収納棚5の左の上段棚用側板33は、ボルトにより第1の上段フロントパネル21の突出部21aに固定される。
【0025】
これにより、収納棚5は、床4に固定される。 また、収納棚5は、上段棚用底板27と、上段棚用天板28と、上段棚用背板29と、上段棚用仕切り板30と、上段棚用側板33とで囲まれる領域に、本などの収納物を手前側から収納可能な第1の下側収納部5aを形成している。
【0026】
さらに、収納棚5は、上段棚用底板27と、上段棚用天板28と、上段棚用背板29と、上段棚用仕切り板30、31とで囲まれる領域に、本などの収納物を手前側から収納可能な第2の下側収納部5bを形成している。
【0027】
さらに、収納棚5は、上段棚用底板27と、上段棚用天板28と、上段棚用背板29と、上段棚用仕切り板31と、上段棚用側板34とで囲まれる領域に、本などの収納物を手前側から収納可能な第3の下側収納部5cを形成している。
【0028】
さらに、収納棚5は、上段棚用天板28と、上段棚用サイドパネル32と、上段棚用側板33、34とで囲まれる領域に、本などの収納物を床4側から収納可能な上側収納部5dを形成している。
【0029】
右の上段棚用側板34には、使用者の指を挿入可能な貫通部34bが形成されている。右の上段棚用側板34の貫通部34bと手前側の辺の間は、使用者が把持する把持部34cとなっている。
【0030】
<下段部の構成> (支柱の詳細な構成) 支柱41、42は、ボルトにより90°の角度で組み立てられ、下段部3の左奥側四隅に支柱として配置する。
【0031】
支柱43、44は、ボルトにより90°の角度で組み立てられ、下段部3の右奥側四隅に支柱として配置する。
【0032】
図4に示すように、支柱41の内部には、軽量化用の空洞部41a、41b、41c、41dが形成されている。支柱42、43、44の内部にも、支柱41と同様の軽量化用の空洞部が形成されている。
【0033】
(ベッド下棚の詳細な構成) 図1に示すように、左右のベッド下棚用サイドパネル46、47の間には、ベッド下棚用トップ48、ベッド下棚用ボトム49、ベッド下棚用背板50と、ベッド下棚用棚板51、52、53が配置されている。これらの部材は、ボルトを用いて手前側が開放した箱状に組み立てられる。
【0034】
これにより、左右のベッド下棚用サイドパネル46、47、ベッド下棚用トップ48、ベッド下棚用ボトム49、ベッド下棚用背板50と、ベッド下棚用棚板51、52、53とは、ベッド下棚7を構成している。
【0035】
ベッド下棚7は、左右のベッド下棚用サイドパネル46、47と、ベッド下棚用トップ48、ベッド下棚用背板50と、ベッド下棚用棚板51とにより囲まれる領域に、本などの収納物を手前側から収納可能な第1の下側収納部7aを形成している。
【0036】
また、ベッド下棚7は、左右のベッド下棚用サイドパネル46、47と、ベッド下棚用背板50と、ベッド下棚用棚板51、52とにより囲まれる領域に、本などの収納物を手前側から収納可能な第2の下側収納部7bを形成している。
【0037】
さらに、ベッド下棚7は、左右のベッド下棚用サイドパネル46、47と、ベッド下棚用背板50と、ベッド下棚用棚板52、53とにより囲まれる領域に、本などの収納物を手前側から収納可能な第3の下側収納部7cを形成している。
【0038】
さらに、ベッド下棚7は、左右のベッド下棚用サイドパネル46、47と、ベッド下棚用ボトム49と、ベッド下棚用背板50と、ベッド下棚用棚板53と、ベッド下棚用ボトム49とにより囲まれる領域に、本などの収納物を手前側から収納可能な第4の下側収納部7dを形成している。
【0039】
図4に示すように、左のベッド下棚用サイドパネル46の内部には、軽量化用の空洞部46a、46b、46c、46dが形成されている。右のベッド下棚用サイドパネル47の内部にも、左のベッド下棚用サイドパネル46と同様の軽量化用の空洞部が形成されている。 (階段の詳細な構成) 図1に示すように、左右の階段用サイドパネル54、55の間には、階段用ステップ56、57、58、59と、階段用ステップ補強桟60、61、62、63、64と、階段用背板65が配置されている。これらの部材は、ボルトを用いて階段状に組み立てられる。
【0040】
これにより、左右の階段用サイドパネル54、55と、階段用ステップ56、57、58、59と、階段用ステップ補強桟60、61、62、63、64と、階段用背板65とは、階段8を構成している。
【0041】
左右の階段用サイドパネル54、55の上部には、使用者の指を挿入可能な貫通部54b、55bがそれぞれ形成されている。左の階段用サイドパネル54の貫通部54bと手前側の辺の間は、使用者が把持する把持部54cとなっている。右の階段用サイドパネル55の貫通部55bと手前側の辺の間は、使用者が把持する把持部55cとなっている。
【0042】
図4に示すように、左の階段用サイドパネル54の内部には、軽量化用の空洞部54a、54b、54c、54dが形成されている。右の階段用サイドパネル55の内部にも、左の階段用サイドパネル54と同様の軽量化用の空洞部が形成されている。
【0043】
(支柱間の詳細な構成) 図1に示すように、支柱42、43の間には、ボルトによりサイドパネル下段45が固定される。 (左奥側の支柱とベッド下棚の間の詳細な構成) 支柱41と左のベッド下棚用サイドパネル46の間には、下から順に左のフロントパネルボトム66と、左のフロントパネルボトム補強版68と、左右のフロントパネルトップ69が固定される。左のフロントパネルボトム補強版68の内側面には、ベッド下棚用棚板71が取り付けられる。フロントパネルボトム66の内側面には、ベッド下棚用棚板72が取り付けられる。
【0044】
(右奥側の支柱と階段の間の詳細な構成) 支柱44と左の階段用サイドパネル55の間には、下から順に右のフロントパネルボトム67と、右のフロントパネルトップ70が固定される。
【0045】
<ロフトベッドのサイズ> 図2乃至図4には、ロフトベッド1の各部サイズがミリ単位で記載されている。 例えば、図2に示すように、ロフトベッド1の長手方向の全長は、2022mmとなっている。図3に示すように、ロフトベッド1の手前奥方向の幅は、1349mmとなっている。図4に示すように、ロフトベッド1の高さは、1758mmとなっている。
【0046】
以上に示した本発明の実施の形態の構成及び効果を纏めて説明すると、ロフトベッド1は、上段部2に床4を備え、下段部3に小部屋部6を備え、少なくとも四隅に立設される複数の支柱(支柱41、42、43、44、左右のベッド下棚用サイドパネル46、47、ベッド下棚用背板50、左右の階段用サイドパネル54、55と、階段用背板65)によって前記上段部が支持されるロフトベッドであって、前記上段部2は、使用者が寝るための床部材(第1及び第2のワイヤーメッシュ床板25、26)と、前記使用者の転落を防止するための柵用サイドパネル(上段サイドパネル23)と、前記柵用サイドパネル(上段サイドパネル23)の対側に配置され、昇降用階段(階段8)が配置される昇降用サイドパネル(上段サイドパネル24)とを備えている。
【0047】
昇降用階段の一部の部材(左右の階段用サイドパネル54、55と、階段用背板65)は、前記複数の支柱の一部と共用されている。
【0048】
前記昇降用サイドパネル及び複数の支柱の少なくとも一つには、収納物を収納可能な収納部(収納棚5、ベッド下棚7)が連続または接触して設けられている。
【0049】
このような構成のロフトベッド1によれば、昇降用階段の一部の部材(左右の階段用サイドパネル54、55と、階段用背板65)を前記複数の支柱の一部と共用し、前記昇降用サイドパネル及び複数の支柱の少なくとも一つに、収納物を収納可能な収納部(収納棚5、ベッド下棚7)が連続または接触して設けているので、各構成部材を更に有効活用することができる。
【0050】
<本発明の第2の実施の形態>
以下、本発明の実施の形態にかかるロフトベッドを、図面に基づいて説明する。
【0051】
図5及び図6は本発明の第2の実施の形態にかかり、図5はロフトベッドの斜視図、図6はロフトベッドの収納棚を床側から見た斜視図である。 図5において、第1の実施の形態のロフトベッド101は、上段部102と下段部103とから構成される。
【0052】
上段部102は、床(とこ)104と収納棚105を備えている。下段部103は、大人一人が入れる広さの小部屋部106を形成するとともに、階段108を備えている。小部屋部106には、ソファー300等の家具が収納される。
【0053】
また、ロフトベッド101は、少なくとも四隅に立設される複数の支柱(支柱141、142、143、144、145、146と、左右の階段用サイドフレーム154、155)によって前記上段部102が支持される。前記上段部2は、使用者が寝るための床部材125と、前記使用者の転落を防止するための柵用サイドパネル(上段サイドパネル123)と、前記柵用サイドパネル(上段サイドパネル123)の対側に配置され、昇降用階段(階段ハシゴ108)が配置される昇降用サイドパネル(上段サイドパネル124)とを備えている。
【0054】
前記昇降用階段の一部の部材(左右の階段用サイドフレーム154、155)は、前記複数の支柱の一部と共用されていることを。
【0055】
前記昇降用サイドパネル及び複数の支柱の少なくとも一つには、本200等の収納物を収納可能な収納部(収納棚105)が連続して設けられている。
【0056】
収納棚105は、上段棚用底板127と、上段棚用天板128と、昇降用サイドパネル(上段棚用背板と兼用)124と、階段用サイドフレーム155と、支柱145とに囲まれる領域に、本200などの収納物を手前側から収納可能な第1乃至第3の下側収納部105a、105b、105cを形成している。
【0057】
さらに、収納棚5は、図6に示すように、上段棚用天板128と、上段棚用サイドパネル132と、階段用サイドフレーム155と、支柱145とに囲まれる領域に、本200などの収納物を床4側から収納可能な上側収納部105dを形成している。
【0058】
このような構成のロフトベッド101によれば、昇降用階段の一部の部材(左右の階段用サイドフレーム154、155)を前記複数の支柱の一部と共用し、昇降用サイドパネル(上段棚用背板と兼用)124及び複数の支柱の少なくとも一つに、収納物を収納可能な収納部(収納棚105)が連続して設けられているので、各構成部材を更に有効活用することができる。
【0059】
尚、第1及び第2の実施の形態においては、各部材の固定手段として、木ネジ、ボルト、ナットを用いたが、固定手段としては、これらに限らず、カラビナ、嵌合、リベット等、各種適用可能である。
【0060】
このように、本発明の、手段、方法、形状、などは、本発明の要旨を変更しない範囲で、様々に変更可能である。
【0061】
例えば、2つ以上の手段を1つにすることも可能であるし、逆に、1つの手段を2つ以上の別の手段から構成して接続することも可能である。
【0062】
また、上記実施の形態は、あくまでも、現在のところの最良の形態またはそれに近い形態の1つにすぎない。
【0063】
<定義等>
本発明におけるロフトベッドとしては、組み立て式以外にも、組み立て済みの製品等グ等、各種適用可能である。
【符号の説明】
【0064】
1 :ロフトベッド2 :上段部3 :下段部4 :床5 :収納棚6 :小部屋部7 :ベッド下棚8 :階段23、24:上段サイドパネル25、26:ワイヤーメッシュ床板41、42、43、44:支柱46、47:ベッド下棚用サイドパネル50 :ベッド下棚用背板54、55:階段用サイドパネル65 :階段用背板
図1
図2
図3
図4
図5
図6