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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022132928
(43)【公開日】2022-09-13
(54)【発明の名称】記憶装置及び遊技システム
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20220906BHJP
【FI】
A63F7/02 329
A63F7/02 354
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021031668
(22)【出願日】2021-03-01
(71)【出願人】
【識別番号】397041071
【氏名又は名称】株式会社東和商事
(74)【代理人】
【識別番号】110000383
【氏名又は名称】特許業務法人エビス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】手代木 透
【テーマコード(参考)】
2C088
【Fターム(参考)】
2C088CA02
2C088CA09
2C088CA30
2C088CA31
2C088CA35
(57)【要約】
【課題】遊技景品に関する情報を記憶容量にかかわらず記憶することができる記憶装置及び遊技システムを提供する。
【解決手段】記憶装置100は、景品読取装置200から読取信号C1が入力された場合や、電卓装置500から計数信号C3が入力された場合には、外部記憶装置接続部106に接続されている外部記憶装置400に遊技景品情報を記憶する。これにより、遊技景品に関する情報を記憶容量にかかわらず記憶することができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技景品に関する遊技景品情報を有する信号を入力する入力手段と、
外部記憶装置が接続される接続部と、
を備え、
前記入力手段に入力された前記遊技景品情報を前記外部記憶装置に記憶することを特徴とする記憶装置。
【請求項2】
前記入力手段により入力された前記遊技景品情報を一時記憶する一時記憶手段と、
を更に備え、
所定条件が充足された場合に、一時記憶された前記遊技景品情報を前記外部記憶装置に記憶する処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の記憶装置。
【請求項3】
請求項1、または請求項2に記載の前記記憶装置と、
前記遊技景品を読み取る景品読取装置と、
現金を払い出す払出装置と、
を備えた遊技システムであって、
前記景品読取装置は、
前記遊技景品情報を有する読取信号を前記記憶装置に出力し、
前記記憶装置は、
前記景品読取装置から前記読取信号が入力された場合に、前記払出装置に対して信号を出力し、前記払出装置は、前記記憶装置から前記信号が入力された場合に、現金の払出を行うことを特徴とする遊技システム。
【請求項4】
請求項1、または請求項2に記載の前記記憶装置と、
遊技景品を読み取る景品読取装置と、
を備えた遊技システムであって、
前記景品読取装置は、
前記遊技景品情報を有する読取信号を前記記憶装置に出力し、
前記記憶装置は、
前記景品読取装置から前記読取信号が入力された場合に、前記景品読取装置に対して受信完了信号を出力することを特徴とする遊技システム。
【請求項5】
請求項1、または請求項2に記載の前記記憶装置と、
ショップの店員により入力された前記遊技景品に関する計数信号を出力する電卓装置と、を備えた遊技システムであって、
前記電卓装置は、前記計数信号を前記記憶装置に出力することを特徴とする遊技システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、記憶装置及び遊技システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、遊技客は、遊技店で遊技機(例えば、パチンコやスロットマシン)の遊技を行う。そして、遊技店(より具体的には、遊技店の店員)は、遊技客が遊技を行って獲得した遊技媒体(例えば、遊技球やメダル)を遊技景品と交換する。そして、遊技客は、この遊技景品をショップに売却する。
【0003】
近時、遊技客から買い取った遊技景品の情報を管理する景品管理装置を備えた景品交換システムが知られている(例えば、特許文献1)。このような景品交換システムは、景品読取装置と、入出金管理装置と、現金払出装置とにより構成されており、景品読取装置は、買い取り対象となった遊技景品に関する情報をメモリ部に記憶する処理を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006-325951号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、買い取り対象となった遊技景品に関する情報を記憶することができる記憶容量には限界がある。
【0006】
本発明は、係る問題点に鑑み、遊技景品に関する情報を記憶容量にかかわらず記憶することができる記憶装置及び遊技システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような課題を解決するために、本発明に係る記憶装置は、遊技景品に関する遊技景品情報を有する信号を入力する入力手段と、外部記憶装置が接続される接続部と、を備え、前記入力手段に入力された前記遊技景品情報を前記外部記憶装置に記憶することを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る記憶装置は、前記入力手段により入力された前記遊技景品情報を一時記憶する一時記憶手段と、を更に備え、所定条件が充足された場合に、一時記憶された前記遊技景品情報を前記外部記憶装置に記憶する処理を行うことを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る遊技システムは、請求項1、または請求項2に記載の前記記憶装置と、前記遊技景品を読み取る景品読取装置と、現金を払い出す払出装置と、を備えた遊技システムであって、前記景品読取装置は、前記遊技景品情報を有する読取信号を前記記憶装置に出力し、前記記憶装置は、前記景品読取装置から前記読取信号が入力された場合に、前記払出装置に対して信号を出力し、前記払出装置は、前記記憶装置から前記信号が入力された場合に、現金の払出を行うことを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る遊技システムは、請求項1、または請求項2に記載の前記記憶装置と、遊技景品を読み取る景品読取装置と、を備えた遊技システムであって、前記景品読取装置は、前記遊技景品情報を有する読取信号を前記記憶装置に出力し、前記記憶装置は、前記景品読取装置から前記読取信号が入力された場合に、前記景品読取装置に対して受信完了信号を出力することを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係る遊技システムは、請求項1、または請求項2に記載の前記記憶装置と、ショップの店員により入力された前記遊技景品に関する計数信号を出力する電卓装置と、を備えた遊技システムであって、前記電卓装置は、前記計数信号を前記記憶装置に出力することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、遊技景品に関する情報を記憶容量にかかわらず記憶することができる記憶装置及び遊技システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】記憶装置の外観斜視図である。
図2】第1実施形態における遊技システムの概要を示す図である。
図3】第1実施形態における遊技システムのブロック図である。
図4】記憶装置の処理を示すフローチャートである。
図5】第1モード用処理のサブルーチンを示す図である。
図6】記憶装置、景品読取装置、払出装置、外部記憶装置の通信の一例を示す図である。
図7】第2実施形態における遊技システムの概要を示す図である。
図8】第2実施形態における遊技システムのブロック図である。
図9】第2モード用処理のサブルーチンを示す図である。
図10】景品読取装置、記憶装置、外部記憶装置の通信の一例を示す図である。
図11】第3実施形態における遊技システムの概要を示す図である。
図12】第3実施形態における遊技システムのブロック図である。
図13】第3モード用処理のサブルーチンを示す図である。
図14】電卓装置と、記憶装置と、外部記憶装置の通信の一例を示す図である。
図15】外部記憶装置に記憶されているファイルの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
【0015】
(記憶装置100)
まず、図1を用いて記憶装置100について説明を行う。
【0016】
記憶装置100は、遊技景品に関する遊技景品情報を記憶するための装置である。また、記憶装置100は、電源操作を受け付ける電源ボタン101と、モードを切り替える操作を受け付ける操作ボタン102と、時刻などの情報が表示される表示部103と、外部の装置と接続するための第1接続部104、及び第2接続部105と、外部記憶装置400と接続される外部記憶装置接続部106と、外部記憶装置400に遊技景品情報を記憶するときに操作される記憶ボタン120とを備えている。
【0017】
(電源ボタン101)
電源ボタン101は、記憶装置100の電源のON/OFFを切り替える操作を受け付けるために設けられている。具体的には、電源がOFFの状態で電源ボタン101が操作されると電源がONとなる。一方で、電源がONの状態で電源ボタン101が操作されると電源がOFFとなる。
【0018】
(操作ボタン102)
操作ボタン102は、記憶装置100のモードを切り替えるために設けられている。具体的には、現在のモードが第1モードである場合であって、操作ボタン102が操作されると、モードが第2モードに切り替わる。また、現在のモードが第2モードである場合であって、操作ボタン102が操作されると、モードが第3モード切り替わる。また、モードが第3モードである場合であって、操作ボタン102が操作されると、モードが第1モード切り替わる。
【0019】
(表示部103)
表示部103は、記憶装置100に関する様々な情報が表示される。具体的には、図1に示す通り、現在の日時に関する日時情報や、外部記憶装置接続部106に接続されている外部記憶装置400の残り記憶容量などが表示される。
【0020】
(第1接続部104)
第1接続部104は、記憶装置100と情報を入出力する装置と接続するために設けられている。ここで、第1接続部104に接続される装置については、後で第1実施形態から第3実施形態で詳しく説明を行う。
【0021】
(第2接続部105)
第2接続部105は、記憶装置100と情報を入出力する装置と接続するために設けられている。ここで、第2接続部105に接続される装置については、後で第1実施形態から第3実施形態で詳しく説明を行う。
【0022】
(外部記憶装置接続部106)
外部記憶装置接続部106は、外部記憶装置400と接続するために設けられている。ここで、記憶装置100は、外部記憶装置400と接続し、この外部記憶装置400に遊技景品情報を記憶することで、記憶装置100の記憶容量に関係なく、たくさんの遊技景品情報を記憶することができる。
【0023】
(記憶ボタン120)
記憶ボタン120は、外部記憶装置400に遊技景品情報を記憶するときに操作される。具体的には、記憶ボタン120は、ショップの営業が終了した後に操作することで外部記憶装置400に遊技景品情報を記憶する。
【0024】
(第1実施形態)
図2図6を用いて第1実施形態における遊技システムついて説明を行う。
【0025】
(第1実施形態における遊技システムの概要)
まず、図2を用いて、第1実施形態における遊技システムの概要について説明を行う。
【0026】
第1実施形態における遊技システムは、少なくとも記憶装置100と、景品読取装置200と、払出装置300と、外部記憶装置400とを備えている。なお、第1実施形態における遊技システムのように、記憶装置100に対して景品読取装置200と、払出装置300が接続される場合には、第1モードが選択される。
【0027】
(景品読取装置200)
景品読取装置200は、遊技景品の買い取りを行うショップが買い取る遊技景品を読み取るための装置である。具体的には、景品読取装置200は、ショップが買い取る遊技景品の真贋や、遊技景品の種類を読取可能となっている。また、景品読取装置200には、記憶装置100と、外部表示装置210とが接続されている。
【0028】
(外部表示装置210)
外部表示装置210は、景品読取装置200により読み取られた遊技景品に関する情報を表示するための装置である。また、外部表示装置210は、景品読取装置200と接続されている。ここで、外部表示装置210には、ショップが買い取る遊技景品の種類や、遊技景品の数、買い取り金額などが表示される。
【0029】
(払出装置300)
払出装置300は、景品読取装置200により遊技景品が読み取られたときに、買い取り金額に応じて現金を出金するための装置である。また、払出装置300は、記憶装置100に接続されている。ここで、払出装置300は、紙幣の払出を行う紙幣払出装置310と、硬貨の払出を行う硬貨払出装置320とにより構成されている。
【0030】
(第1実施形態における遊技システムのブロック図)
次に、図3を用いて、第1実施形態における遊技システムのブロック図について説明を行う。
【0031】
本実施形態における記憶装置100は、電源ボタン101と、電源スイッチ101swと、操作ボタン102と、操作スイッチ102swと、表示部103と、第1接続部104と、第2接続部105と、外部記憶装置接続部106と、電波時計107と、制御部110と、記憶ボタン120と、記憶スイッチ120swとを備えている。ここで、制御部110は、CPU111と、ROM112と、RAM113とを備えている。
【0032】
また、記憶装置100には、景品読取装置200と、払出装置300と、外部記憶装置400とが接続されている。具体的には、景品読取装置200は、第1接続部104に接続されており、払出装置300は、第2接続部105に接続されており、外部記憶装置400は、外部記憶装置接続部106に接続されている。
【0033】
(電源スイッチ101sw)
電源スイッチ101swは、電源ボタン101の操作を検出するために設けられている。
【0034】
(操作スイッチ102sw)
操作スイッチ102swは、操作ボタン102の操作を検出するために設けられている。
【0035】
(電波時計107)
電波時計107は、記憶装置100が現在の日時に関する日時情報を取得するために設けられている。
【0036】
(CPU111)
CPU111は、主として記憶装置100の制御を行うために設けられている。
【0037】
(ROM112)
ROM112には、主として記憶装置100の読み取り専用の制御プログラムが記憶されている。
【0038】
(RAM113)
RAM113は、情報の書込及び読出を行うための記憶領域である。ここで、RAM113には、現在のモードに関する情報などが記憶される。
【0039】
(記憶スイッチ120sw)
記憶スイッチ120swは、記憶ボタン120の操作を検出するために設けられている。
【0040】
(記憶装置100の処理)
次に、図4を用いて、記憶装置100の処理について説明を行う。
【0041】
(ステップS1)
ステップS1において、CPU111は、電源スイッチ101swがONであるか否かを判定する処理を行う。そして、電源スイッチ101swがONであると判定された場合(ステップS1=YES)には、ステップS2に処理を移行する。一方で、電源スイッチ101swがOFFであると判定された場合(ステップS1=NO)には、電源スイッチ101swがONとなるまでステップS1の処理を繰り返し実行する。
【0042】
(ステップS2)
ステップS2において、CPU111は、表示処理を行う。具体的には、CPU111は、電波時計107により取得される現在の日時に関する情報などを表示部103に表示する処理を行う。そして、ステップS2の処理が終了すると、ステップS3に処理を移行する。
【0043】
(ステップS3)
ステップS3において、CPU111は、現在のモードが第1モードであるか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU111は、RAM113に記憶されている情報に基づいて、現在のモードが第1モードであるか否かを判定する。そして、現在のモードが第1モードであると判定された場合(ステップS3=YES)には、ステップS4に処理を移行する。一方で、現在のモードが第1モードではないと判定された場合(ステップS3=NO)には、ステップS5に処理を移行する。
【0044】
(ステップS4)
ステップS4において、CPU111は、後で図5を用いて説明する第1モード用処理を行う。そして、ステップS4の処理が終了すると、ステップS8に処理を移行する。
【0045】
(ステップS5)
ステップS5において、CPU111は、現在のモードが第2モードであるか否かを判定する処理を行う。具体的には、CPU111は、RAM113に記憶されている情報に基づいて、現在のモードが第2モードであるか否かを判定する。そして、現在のモードが第2モードであると判定された場合(ステップS5=YES)には、ステップS6に処理を移行する。一方で、現在のモードが第2モードではないと判定された場合(ステップS5=NO)には、ステップS7に処理を移行する。
【0046】
(ステップS6)
ステップS6において、CPU111は、後で図9を用いて説明する第2モード用処理を行う。そして、ステップS6の処理が終了すると、ステップS8に処理を移行する。
【0047】
ステップS7において、CPU111は、後で図13を用いて説明する第3モード用処理を行う。そして、ステップS7の処理が終了すると、ステップS8に処理を移行する。
【0048】
ステップS8において、CPU111は、記憶スイッチ120swがONであるか否かを判定する処理を行う。そして、記憶スイッチ120swがONであると判定された場合(ステップS8=YES)には、ステップS9に処理を移行する。一方で、記憶スイッチ120swがOFFであると判定された場合(ステップS8=NO)には、記憶装置100の処理を終了する。
【0049】
ステップS9において、CPU111は、記憶処理を行う。具体的には、CPU111は、外部記憶装置接続部106に接続されている外部記憶装置400に遊技景品情報を記憶する処理を行う。
【0050】
(第1モード用処理)
次に、図5を用いて、第1モード用処理のサブルーチンについて説明を行う。
【0051】
(ステップS11)
ステップS11において、CPU111は、読取信号C1が入力されたか否かを判定する処理が行われる。具体的には、CPU111は、景品読取装置200から読取信号C1が入力されたか否かを判定する。そして、読取信号C1が入力されたと判定された場合(ステップS11=YES)には、ステップS12に処理を移行する。一方で、読取信号C1が入力されていないと判定された場合(ステップS11=NO)には、ステップS14に処理を移行する。
【0052】
(読取信号C1)
読取信号C1は、景品読取装置200により読み取られた遊技景品の種別と、この遊技景品の種別に応じた数量に関する情報を有している。例えば、景品読取装置200により遊技景品の読み取りが行われた結果、第1景品が「3」個、第2景品が「2」個、第3景品が「1」個だとする。この場合、読取信号C1には、第1景品が「3」個、第2景品が「2」個、第3景品が「1」個という情報が含まれている。
【0053】
(ステップS12)
ステップS12において、CPU111は、読取信号転送処理を行う。具体的には、CPU111は、景品読取装置200から入力された読取信号C1を払出装置300に対して転送する処理を行う。そして、ステップS12の処理が終了すると、ステップS13に処理を移行する。
【0054】
(ステップS13)
ステップS13において、CPU111は、一時記憶処理を行う。具体的には、CPU111は、読取信号C1に含まれている情報をRAM113に一時記憶する処理を行う。そして、ステップS13の処理が終了すると、ステップS14に処理を移行する。
【0055】
(ステップS14)
ステップS14において、CPU111は、受信完了信号C2が入力されたか否かを判定する処理が行われる。具体的には、CPU111は、払出装置300から受信完了信号C2が入力されたか否かを判定する。そして、受信完了信号C2が入力されたと判定された場合(ステップS14=YES)には、ステップS15に処理を移行する。一方で、受信完了信号C2が入力されていないと判定された場合(ステップS14=NO)には、第1モード用処理のサブルーチンを終了する。
【0056】
(受信完了信号C2)
受信完了信号C2は、読取信号C1が入力された旨の情報を有する信号である。具体的には、第1実施形態における受信完了信号C2は、払出装置300から記憶装置100に対して出力される信号である。
【0057】
(ステップS15)
ステップS15において、CPU111は、受信完了信号転送処理を行う。具体的には、CPU111は、払出装置300から入力された受信完了信号C2を景品読取装置200に対して転送する処理を行う。そして、ステップS15の処理が終了すると、第1モード用処理のサブルーチンを終了する。
【0058】
(記憶装置100、景品読取装置200、払出装置300、外部記憶装置400の通信)
次に、図6を用いて第1実施形態における記憶装置100、景品読取装置200、払出装置300、外部記憶装置400の通信について説明を行う。
【0059】
(タイミングT1)
タイミングT1では、景品読取装置200により遊技景品を読み取る処理が行われる。具体的には、ショップで買い取る遊技景品の真贋判定を行った上で、遊技景品の種類の読み取りが行われる。そして、景品読取装置200は、遊技景品を読み取る処理を行った後、記憶装置100に対して読取信号C1を出力する。
【0060】
(タイミングT2)
タイミングT2では、記憶装置100により読取信号転送処理が行われる(ステップS12)。例えば、景品読取装置200から入力された読取信号C1に、第1景品が「3」個、第2景品が「2」個、第3景品が「1」個という情報が含まれているとする。この場合、第1景品が「3」個、第2景品が「2」個、第3景品が「1」個という情報が含まれている読取信号C1が払出装置300に対して転送される。
【0061】
(タイミングT3)
タイミングT3では、記憶装置100により一時記憶処理が行われる(ステップS13)。これにより、読取情報C1に含まれている遊技景品情報がRAM113に一時記憶される。
【0062】
(タイミングT4)
タイミングT4では、払出装置300により受信完了信号出力処理が行われる。具体的には、払出装置300は、記憶装置100から読取信号C1を入力したことに基づいて、記憶装置100に対して受信完了信号C2を出力する。
【0063】
(タイミングT5)
タイミングT5では、記憶装置100により受信完了信号転送処理が行われる(ステップS15)。具体的には、記憶装置100は、払出装置300から入力された受信完了信号C2を景品読取装置200に対して転送する。
【0064】
(タイミングT6)
タイミングT6では、景品読取装置200により受信完了信号入力時処理が行われる。具体的には、景品読取装置200は、記憶装置100から受信完了信号C2を入力すると、読取信号C1を正確に出力できたと判断する。一方で、景品読取装置200は、受信完了信号C2が所定の期間の間に入力されない場合には、エラー処理を行うこととなる。
【0065】
(タイミングT7)
タイミングT7では、払出装置300により現金払出処理が行われる。具体的には、払出装置300は、読取信号C1が入力されたことに基づいて、読取信号C1に含まれている情報に応じた金額の払出を行う。
【0066】
(タイミングT8)
タイミングT8では、記憶スイッチ120swにより記憶ボタン120の操作が検出される(ステップS8=YES)。
【0067】
(タイミングT9)
タイミングT9では、記憶装置100により記憶処理が行われる(ステップS9)。
【0068】
(タイミングT10)
タイミングT10では、記憶装置100のRAM113に記憶されている遊技景品情報が外部記憶装置400に記憶される。
【0069】
ここで、外部記憶装置400には、買い取りを行った日時と、買い取った景品の種類と、買い取る景品の買い取り金額とが紐付けて個々に記憶される。具体的には、読取信号C1に含まれている情報が、第1景品「3」個、第2景品「2」個、第3景品「1」個であるとする。
【0070】
この場合に、買い取りを行った日時(例えば、2020年01月01日10:05:00)と、第1景品と、買い取り金額である「5,000」円とが紐付いて記憶され、同様の「3」個の情報が記憶される。また、買い取りを行った日時(例えば、2020年01月01日10:05:00)と、第2景品と、買い取り金額である「1,000」円とが紐付いて記憶され、同様の「2」個の情報が記憶される。また、買い取りを行った日時(例えば、2020年01月01日10:05:00)と、第3景品と、買い取り金額である「500」円とが紐付いて記憶される。なお、具体的には、後で図15を用いて詳述する。
【0071】
このように、第1実施形態における遊技システムでは、景品読取装置200により読み取られた遊技景品情報が外部記憶装置400に記憶される。これにより、記憶装置100の記憶容量にかかわらず、遊技景品情報を記憶することができる。
【0072】
(第2実施形態)
図7図10を用いて第2実施形態における遊技システムついて説明を行う。
【0073】
(第2実施形態における遊技システムの概要)
まず、図7を用いて、第2実施形態における遊技システムの概要について説明を行う。
【0074】
第2実施形態における遊技システムは、少なくとも記憶装置100と、景品読取装置200と、外部記憶装置400とを備えている。なお、第2実施形態における遊技システムのように、記憶装置100に対して景品読取装置200が接続され、払出装置300が接続されていない場合には、第2モードが選択される。
【0075】
(第2実施形態における遊技システムのブロック図)
次に、図8を用いて、第2実施形態における遊技システムのブロック図について説明を行う。
【0076】
図7を用いて説明した通り、第2実施形態における遊技システムでは、払出装置300が導入されていないショップに適用される。このため、図8に示す通り、第2接続部105には、払出装置300が接続されていない。なお、払出装置300が第2接続部105に接続されていない以外は、第1実施形態における遊技システムと同様である。
【0077】
(第2モード用処理)
次に、図9を用いて、第2モード用処理について説明を行う。
【0078】
(ステップS21)
ステップS21において、CPU111は、読取信号C1が入力されたか否かを判定する処理が行われる。具体的には、CPU111は、景品読取装置200から読取信号C1が入力されたか否かを判定する。そして、読取信号C1が入力されたと判定された場合(ステップS21=YES)には、ステップS22に処理を移行する。一方で、読取信号C1が入力されていないと判定された場合(ステップS21=NO)には、第2モード処理のサブルーチンを終了する。
【0079】
(ステップS22)
ステップS22において、CPU111は、受信完了信号出力処理を行う。具体的には、CPU111は、景品読取装置200に対して受信完了信号C2を出力する処理を行う。そして、ステップS22の処理が終了すると、ステップS23に処理を移行する。
【0080】
(ステップS23)
ステップS23において、CPU111は、一時記憶処理を行う。具体的には、CPU111は、読取信号C1に含まれている情報をRAM113に一時記憶する処理を行う。そして、ステップS23の処理が終了すると、第2モード用処理のサブルーチンを終了する。
【0081】
(記憶装置100、景品読取装置200、外部記憶装置400の通信)
次に、図10を用いて第2実施形態における記憶装置100、景品読取装置200、外部記憶装置400の通信について説明を行う。
【0082】
(タイミングT11)
タイミングT11では、景品読取装置200により遊技景品を読み取る処理が行われる。具体的には、ショップで買い取る遊技景品の真贋判定を行った上で、遊技景品の種類の読み取りが行われる。そして、景品読取装置200は、遊技景品を読み取る処理を行った後、記憶装置100に対して読取信号C1を出力する。
【0083】
(タイミングT12)
タイミングT12では、記憶装置100により受信完了信号出力処理が行われる(ステップS22)。具体的には、記憶装置100は、読取信号C1を入力したことに基づいて、景品読取装置200に対して受信完了信号C2を出力する。
【0084】
(タイミングT13)
タイミングT13では、景品読取装置200により受信完了信号入力時処理が行われる。具体的には、景品読取装置200は、記憶装置100から受信完了信号C2を入力すると、読取信号C1を正確に出力できたと判断する。一方で、景品読取装置200は、受信完了信号C2が所定の期間の間に入力されない場合には、エラー処理を行うこととなる。
【0085】
(タイミングT14)
タイミングT14では、記憶装置100により一時記憶処理が行われる(ステップS23)。これにより、読取情報C1に含まれている遊技景品情報がRAM113に一時記憶される。
【0086】
(タイミングT15)
タイミングT15では、記憶スイッチ120swにより記憶ボタン120の操作が検出される(ステップS8=YES)。
【0087】
(タイミングT16)
タイミングT16では、記憶装置100により記憶処理が行われる(ステップS9)。
【0088】
(タイミングT17)
タイミングT17では、記憶装置100のRAM113に記憶されている遊技景品情報が外部記憶装置400に記憶される。
【0089】
ここで、ショップは、景品読取装置200を導入しているが、コストの都合で払出装置300を導入することができない場合がある。この場合において、景品読取装置200は、払出装置300が導入されていないので、読取信号C1を出力した後、受信完了信号C2を入力することができない。このため、景品読取装置200は、エラー処理を行うこととなってしまう。これに対して、第2実施形態における遊技システムでは、記憶装置100は、景品読取装置200から読取信号C1が入力されると、景品読取装置200に対して受信完了信号C2を出力するので、払出装置300を導入することができないショップであっても、記憶装置100を導入することができる。
【0090】
(第3実施形態)
図11図14を用いて第3実施形態における遊技システムついて説明を行う。
【0091】
(第3実施形態における遊技システムの概要)
まず、図11を用いて、第3実施形態における遊技システムの概要について説明を行う。
【0092】
第3実施形態における遊技システムは、少なくとも記憶装置100と、外部記憶装置400と、電卓装置500とを備えている。なお、第3実施形態における遊技システムのように、記憶装置100に対して電卓装置500が接続されている場合には、第3モードが選択される。
【0093】
(電卓装置500)
電卓装置500は、ショップの店員が買い取る遊技景品に関する情報を入力するための装置である。ここで、電卓装置500は、買い取る遊技景品の種別を入力するときに操作される景品Aボタン511、景品Bボタン512、景品Cボタン513、景品Dボタン514と、買い取る遊技景品の数を入力するときに操作されるテンキー520と、入力した情報をクリアするときに操作されるクリアボタン530と、買い取る遊技景品に関する情報が表示される電卓表示部540と、買い取る遊技景品の合計値を電卓表示部540に表示したいときに操作される合計ボタン550と、買い取る遊技景品に関する情報を電卓装置500の外部に出力するときに操作される精算ボタン560を備えている。
【0094】
例えば、第1景品を「3」個、第2景品を「2」個、第3景品を「1」個買い取る場合には、まず、テンキー520の「3」を操作してから景品Aボタン511を操作する。次に、テンキー520の「2」を操作してから景品Bボタン512を操作する。次に、テンキー520の「1」を操作してから景品Cボタン513を操作する。そして、合計ボタン550を操作すると、電卓表示部540に第1景品を「3」個、第2景品を「2」個、第3景品を「1」個買い取る旨の情報が表示される。電卓表示部540に表示されている情報に間違いが無ければ精算ボタン560を操作することとなる。
【0095】
(第3実施形態における遊技システムのブロック図)
次に、図12を用いて、第3実施形態における遊技システムのブロック図について説明を行う。
【0096】
第3実施形態における遊技システムは、コストの関係で、景品読取装置200や、払出装置300を導入することができないショップに適用される。このため、図12に示す通り、第1接続部104には電卓装置500が接続されている。なお、第1接続部104に接続されているのが景品読取装置200ではなく電卓装置500であること以外は、第2実施形態における遊技システムと同様である。
【0097】
(第3モード用処理)
次に、図13を用いて、第3モード用処理について説明を行う。
【0098】
(ステップS31)
ステップS31において、CPU111は、計数信号C3が入力されたか否かを判定する処理が行われる。具体的には、CPU111は、電卓装置500から計数信号C3が入力されたか否かを判定する。そして、計数信号C3が入力されたと判定された場合(ステップS31=YES)には、ステップS32に処理を移行する。一方で、計数信号C3が入力されていないと判定された場合(ステップS31=NO)には、第3モード用処理のサブルーチンを終了する。
【0099】
(計数信号C3)
計数信号C3は、電卓装置500から記憶装置100に対して出力される信号である。また、計数信号C3は、遊技景品の種別と、この遊技景品の種別に応じた数量に関する情報を有している。例えば、電卓装置500により、第1景品が「3」個、第2景品が「2」個、第3景品が「1」個と入力されたとする。この場合、計数信号C3には、第1景品が「3」個、第2景品が「2」個、第3景品が「1」個という情報が含まれている。
【0100】
(ステップS32)
ステップS32において、CPU111は、一時記憶処理を行う。具体的には、CPU111は、計数信号C3に含まれている情報をRAM113に一時記憶する処理を行う。そして、ステップS32の処理が終了すると、第3モード用処理のサブルーチンを終了する。
【0101】
(記憶装置100、外部記憶装置400、電卓装置500の通信)
次に、図14を用いて第3実施形態における記憶装置100、外部記憶装置400、電卓装置500の通信について説明を行う。
【0102】
(タイミングT21)
タイミングT21では、電卓装置500により計数処理が行われる。具体的には、ショップの店員は、買い取る遊技景品の真贋判定を行った上で、遊技景品の種別と数量を入力する。そして、電卓装置500は、記憶装置100に対して計数信号C3を出力する。
【0103】
(タイミングT22)
タイミングT22では、記憶装置100により一時記憶処理が行われる(ステップS32)。これにより、計数情報C3に含まれている遊技景品情報がRAM113に一時記憶される。
【0104】
(タイミングT23)
タイミングT23では、記憶スイッチ120swにより記憶ボタン120の操作が検出される(ステップS8=YES)。
【0105】
(タイミングT24)
タイミングT24では、記憶装置100により記憶処理が行われる(ステップS9)。
【0106】
(タイミングT25)
タイミングT25では、記憶装置100のRAM113に記憶されている遊技景品情報が外部記憶装置400に記憶される。
【0107】
ここで、景品読取装置200は、高価である場合が多い。このため、コストの都合で景品読取装置200を導入することができない場合がある。この場合に、景品読取装置200の代わりに、景品読取装置200よりも安価な電卓装置500が導入される場合がある。このように、景品読取装置200を導入することができないショップであっても、記憶装置100を導入することができる。
【0108】
(外部記憶装置400に記憶されるファイル)
次に、図15を用いて外部記憶装置400に記憶されるファイルについて説明を行う。
【0109】
図15(A)に示す通り、外部記憶装置400に記憶されるファイルは、日付ごとに作成される。具体的には、ショップの店員は、ショップの営業が終了した後に、記憶装置100の記憶ボタン120を操作し、記憶スイッチ120swがONとなると(ステップS8=YES)、記憶処理が行われる(ステップS9)。このとき、記憶装置100は、ステップS13、ステップS23、ステップS32の一時記憶処理により記憶された情報に基づいてファイルを日付ごとに作成する。
【0110】
そして、この日付ごとに作成されたファイルは、外部記憶装置400に作成される月ごとのフォルダに記憶される。なお、月ごとのフォルダは、作成されていない場合に作成されることとなる。
【0111】
(その他実施形態)
以下において、その他実施形態について説明を行う。
【0112】
上述した第1実施形態や、第2実施形態において、記憶装置100は、読取信号C1が入力されたときに景品読取情報をRAM113に一時記憶する。そして、この一時記憶された遊技景品情報は、記憶ボタン120が操作されたときに外部記憶装置400に記憶されることとなるが、これに限定されることはない。例えば、記憶装置100に読取信号C1が入力されるごとに外部記憶装置400に記憶することとしてもよい。これにより、例えば、記憶ボタン120の操作が行われる前に記憶装置100が故障した場合であっても、遊技景品情報を外部記憶装置400に記憶することができる。
【0113】
上述した第3実施形態において、記憶装置100は、計数信号C3が入力されたときに景品読取情報をRAM113に一時記憶する。そして、この一時記憶された遊技景品情報は、記憶ボタン120が操作されたときに外部記憶装置400に記憶されることとなるが、これに限定されることはない。例えば、記憶装置100に計数信号C3が入力されるごとに外部記憶装置400に記憶することとしてもよい。これにより、例えば、記憶ボタン120の操作が行われる前に記憶装置100が故障した場合であっても、遊技景品情報を外部記憶装置400に記憶することができる。
【0114】
また、上述した各実施形態において、記憶ボタン120は、外部記憶装置接続部106に外部記憶装置400が接続されていない場合や、外部記憶装置400の残り記憶容量が記憶する遊技景品情報の記憶量に満たない場合であっても操作されることが考えられる。この場合に、外部記憶装置400に遊技景品情報を記憶することができない。このため、記憶装置100は、表示部103にエラー画像を表示する処理を行うこととしてもよい。
【0115】
また、上述した各実施形態において、第1接続部104と、第2接続部105に景品読取装置200や、払出装置300などの装置を接続したうえで、操作ボタン102の操作を行うことでモードを設定することとなっているが、これに限定されることはない。例えば、記憶装置100は、景品読取装置200や、払出装置300などの装置が第1接続部104や、第2接続部105に接続されたことに基づいて、接続された装置を認識したうえでモードを設定することとしてもよい。
【0116】
また、設定されているモードと、第1接続部104や、第2接続部105に接続されている装置が異なる場合には、表示部103にエラー表示することとしてもよい。具体的には、第1モードが設定されているときに、電卓装置500が接続されている場合や、第2モードが設定されているときに、払出装置300が接続されている場合、第3モードが設定されているときに、景品読取装置200が接続されている場合などに、表示部103にエラー表示される。
【0117】
このように、本発明によれば、記憶装置100は、景品読取装置200から読取信号C1が入力された場合や、電卓装置500から計数信号C3が入力された場合には、外部記憶装置接続部106に接続されている外部記憶装置400に遊技景品情報を記憶する。これにより、外部記憶装置400の残り記憶容量が少なくなった場合には、現在接続されている外部記憶装置400の接続を解除し、新たな外部記憶装置400を接続することにより、遊技景品に関する情報を記憶容量にかかわらず記憶することができる記憶装置及び遊技システムを提供することができる。
【0118】
(第1発明)
第1発明は、遊技景品に関する遊技景品情報(例えば、読取信号C1、計数信号C3)を有する信号を入力する入力手段(例えば、第1接続部104)と、外部記憶装置(例えば、外部記憶装置400)が接続される接続部(例えば、外部記憶装置接続部106)と、を備え、前記入力手段に入力された前記遊技景品情報を前記外部記憶装置に記憶することを特徴とする記憶装置である。
【0119】
(第2発明)
第2発明は、前記入力手段により入力された前記遊技景品情報を一時記憶する一時記憶手段(例えば、RAM113)と、を更に備え、所定条件(例えば、記憶ボタン120が操作されたこと)が充足された場合に、一時記憶された前記遊技景品情報を前記外部記憶装置に記憶する処理を行うことを特徴とする第1発明に記載の記憶装置である。
【0120】
(第3発明)
第3発明は、第1発明、または第2発明に記載の前記記憶装置と、前記遊技景品を読み取る景品読取装置(例えば、景品読取装置200)と、現金を払い出す払出装置(例えば、払出装置300)と、を備えた遊技システムであって、前記景品読取装置は、前記遊技景品情報を有する読取信号(例えば、読取信号C1)を前記記憶装置に出力し、前記記憶装置は、前記景品読取装置から前記読取信号が入力された場合に、前記払出装置に対して信号(例えば、転送される読取信号C1)を出力し、前記払出装置は、前記記憶装置から前記信号が入力された場合に、現金の払出を行うことを特徴とする遊技システムである。
【0121】
(第4発明)
第4発明は、第1発明、または第2発明に記載の前記記憶装置と、遊技景品を読み取る景品読取装置(例えば、景品読取装置200)と、を備えた遊技システムであって、前記景品読取装置は、前記遊技景品情報を有する読取信号(例えば、読取信号C1)を前記記憶装置に出力し、前記記憶装置は、前記景品読取装置から前記読取信号が入力された場合に、前記景品読取装置に対して受信完了信号(例えば、受信完了信号C2)を出力することを特徴とする遊技システムである。
【0122】
(第5発明)
第5発明は、第1発明、または第2発明に記載の前記記憶装置と、ショップの店員により入力された前記遊技景品に関する計数信号(例えば、計数信号C3)を出力する電卓装置(例えば、電卓装置500)と、を備えた遊技システムであって、前記電卓装置は、前記計数信号を前記記憶装置に出力することを特徴とする遊技システムである。
【0123】
なお、上記実施形態や変形例で示した事項は、あくまで一例に過ぎず、本発明の範囲を逸脱しない範囲で、適宜変更可能である。
【符号の説明】
【0124】
100 記憶装置
101 電源ボタン
101sw 電源スイッチ
102 操作ボタン
102sw 操作スイッチ
103 表示部
104 第1接続部
105 第2接続部
106 外部記憶装置接続部
107 電波時計
110 制御部
111 CPU
112 ROM
113 RAM
120 記憶ボタン
120sw 記憶スイッチ
200 景品読取装置
210 外部表示装置
300 払出装置
310 紙幣払出装置
320 硬貨払出装置
400 外部記憶装置
500 電卓装置
511 景品Aボタン
512 景品Bボタン
513 景品Cボタン
514 景品Dボタン
520 テンキー
530 クリアボタン
540 電卓表示部
550 合計ボタン
560 精算ボタン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15