(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022133255
(43)【公開日】2022-09-13
(54)【発明の名称】ワイヤバスケットについてのトラピーズ支持ブラケット
(51)【国際特許分類】
H02G 3/04 20060101AFI20220906BHJP
【FI】
H02G3/04 056
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022029444
(22)【出願日】2022-02-28
(31)【優先権主張番号】63/155,023
(32)【優先日】2021-03-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/592,564
(32)【優先日】2022-02-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】507202736
【氏名又は名称】パンドウィット・コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ジェレミー・エス・パリッシュ
(72)【発明者】
【氏名】ボン・ビー・スレジンスキ
(72)【発明者】
【氏名】デイヴィッド・ダブリュー・ウェスト
【テーマコード(参考)】
5G357
【Fターム(参考)】
5G357BA04
5G357BB06
5G357BC05
(57)【要約】
【課題】ワイヤバスケット上の複数の位置に取り付けられることが可能な改善されたトラピーズ支持ブラケットを提供する。
【解決手段】ワイヤバスケットシステムは、ワイヤバスケット、及びネジ山付きロッドによって天井にワイヤバスケットを固定する支持ブラケットから形成される。支持ブラケットは、上部、底部、第1の端、第2の端、第1の側、及び第2の側を有する主要部材を含む。第1のアームは、主要部材の第1の側から下方向に延在し、第2のアームは、主要部材の第2の側から下方向に延在する。第1のアーム及び第2のアームは、J字形状フックを含む。第1のアーム及び第2のアームのJ字形状フックは、ワイヤバスケットシステムにおいて支持ブラケットがワイヤバスケットのワイヤを受けることを可能にするように位置合わせされる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤバスケットシステム内で天井に固定されたネジ山付きロッドにワイヤバスケットを固定する支持ブラケットであって、
上部、底部、第1の端、第2の端、第1の側、及び第2の側を有する主要部材と、
前記主要部材の前記第1の側から下方向に延在する第1のアームであって、前記第1のアームは、J字形状フックを含む、前記第1のアームと、
前記主要部材の前記第2の側から下方向に延在する第2のアームであって、前記第2のアームは、J字形状フックを含む、前記第2のアームと、を備え、
前記第1のアームの前記J字形状フック及び前記第2のアームの前記J字形状フックは、前記ワイヤバスケットシステム内で前記支持ブラケットが前記ワイヤバスケットのワイヤを受けることを可能にするように位置合わせされる、
支持ブラケット。
【請求項2】
前記主要部材は、前記主要部材の前記上部から前記主要部材の前記底部に延在する中心開口を含み、前記中心開口は、前記支持ブラケットが前記天井に前記ワイヤバスケットを固定することを可能にする前記ネジ山付きロッドを受ける、請求項1に記載の支持ブラケット。
【請求項3】
前記主要部材の前記第1の端は、外部エッジ及び窪みエッジを有し、前記窪みエッジは、前記主要部材の前記第1の側と前記主要部材の前記第2の側との間で中心に置かれる、請求項1に記載の支持ブラケット。
【請求項4】
ラッチが前記主要部材の前記第1の端の前記外部エッジから離れる角度で前記窪みエッジから延在する、請求項3に記載の支持ブラケット。
【請求項5】
前記ラッチは、底部部材につながる湾曲上部部材を含み、前記ラッチの前記底部部材は、前記ワイヤバスケットシステムの前記ワイヤに係合する、請求項4に記載の支持ブラケット。
【請求項6】
前記支持ブラケットは、前記ワイヤの下に位置付けられ、前記ワイヤは、前記第1のアーム及び前記第2のアームの前記J字フックの上で前記主要部材の前記外部エッジに当接するように位置付けられる、請求項3に記載の支持ブラケット。
【請求項7】
前記支持ブラケットは、前記ワイヤの上で上昇し、前記ワイヤに留められる、請求項6に記載の支持ブラケット。
【請求項8】
ケーブル接続を経路指定するワイヤバスケットシステムであって、
少なくとも1つのワイヤバスケットの底部にわたって、前記少なくとも1つのワイヤバスケットの第1の側から前記少なくとも1つのワイヤバスケットの第2の側に延在する複数の横断ワイヤ、及び前記少なくとも1つのワイヤバスケットの長さを延在する複数の長手方向ワイヤを有する前記少なくとも1つのワイヤバスケットと、
前記少なくとも1つのワイヤバスケット上で取り付けられた少なくとも1つの支持ブラケットであって、前記少なくとも1つの支持ブラケットは、上部、底部、第1の端、第2の端、第1の側、及び第2の側を有する主要部材を有する、前記少なくとも1つの支持ブラケットと、
前記主要部材の前記第1の側から下方向に延在する第1のアームであって、前記第1のアームは、J字形状フックを含む、前記第1のアームと、
前記主要部材の前記第2の側から下方向に延在する第2のアームであって、前記第2のアームは、J字形状フックを含む、前記第2のアームと、を備え、
前記第1のアームの前記J字形状フック及び前記第2のアームの前記J字形状フックは、前記ワイヤバスケットシステム内で前記少なくとも1つの支持ブラケットが前記少なくとも1つのワイヤバスケットの前記複数の長手方向ワイヤの1つを受けることを可能にするように位置合わせされる、
ワイヤバスケットシステム。
【請求項9】
前記複数の長手方向ワイヤは、前記少なくとも1つのワイヤバスケットの前記底部を形成するよう、前記横断ワイヤの底部に沿って位置付けられた底部長手方向ワイヤを含む、請求項8に記載のワイヤバスケットシステム。
【請求項10】
ラッチが前記少なくとも1つの支持ブラケットの前記主要部材の前記第1の端から延在し、前記底部長手方向ワイヤの1つは、前記第1のアーム及び前記第2のアームの前記J字フック内で位置付けられ、前記ラッチは、前記底部長手方向ワイヤの前記1つに係合し、前記少なくとも1つの支持ブラケットは、前記少なくとも1つのワイヤバスケット内でケーブルが経路指定されることを可能にする、前記少なくとも1つのワイヤバスケットの下に残る、請求項9に記載のワイヤバスケットシステム。
【請求項11】
前記複数の長手方向ワイヤは、前記横断ワイヤの上部に沿って位置付けられた上部長手方向ワイヤ及び前記横断ワイヤの側に沿って位置付けられた下部長手方向ワイヤを含み、前記上部長手方向ワイヤ、前記下部長手方向ワイヤ、及び前記横断ワイヤは、前記少なくとも1つのワイヤバスケットの側壁を形成する、請求項8に記載のワイヤバスケットシステム。
【請求項12】
ラッチが前記少なくとも1つの支持ブラケットの前記主要部材の前記第1の端から延在し、前記上部長手方向ワイヤの1つは、前記第1のアーム及び前記第2のアームの前記J字フック内で位置付けられ、前記ラッチは、前記上部長手方向ワイヤの前記1つに係合する、請求項11に記載のワイヤバスケットシステム。
【請求項13】
ラッチが前記少なくとも1つの支持ブラケットの前記主要部材の前記第1の端から延在し、前記下部長手方向ワイヤの1つは、前記第1のアーム及び前記第2のアームの前記J字フック内で位置付けられ、前記ラッチは、前記下部長手方向ワイヤの前記1つに係合する、請求項11に記載のワイヤバスケットシステム。
【請求項14】
前記少なくとも1つの支持ブラケットは、前記ワイヤバスケットを支持するようネジ山付きロッドに係合し、前記ネジ山付きロッドは、前記少なくとも1つの支持ブラケットの前記主要部材内の中心開口内に取り付けられる、請求項8に記載のワイヤバスケットシステム。
【請求項15】
前記少なくとも1つの支持ブラケットの前記主要部材は、前記主要部材の前記上部から前記主要部材の前記底部に延在する中心開口を含み、前記中心開口は、天井に固定されたネジ山付きロッドを受け、前記支持ブラケットが前記天井に前記ワイヤバスケットを固定することを可能にする、請求項8に記載のワイヤバスケットシステム。
【請求項16】
前記少なくとも1つの支持ブラケットの前記主要部材の前記第1の端は、外部エッジ及び窪みエッジを有し、前記窪みエッジは、前記主要部材の前記第1の側と前記主要部材の前記第2の側との間で中心に置かれる、請求項8に記載のワイヤバスケットシステム。
【請求項17】
ラッチが前記主要部材の前記第1の端の前記外部エッジから離れる角度で前記窪みエッジから延在する、請求項16に記載のワイヤバスケットシステム。
【請求項18】
前記ラッチは、底部部材につながる湾曲上部部材を含み、前記ラッチの前記底部部材は、前記ワイヤバスケットシステムの前記複数の長手方向ワイヤの1つに係合する、請求項17に記載のワイヤバスケットシステム。
【請求項19】
前記少なくとも1つの支持ブラケットは、前記複数の長手方向ワイヤの1つの下に位置付けられ、前記長手方向ワイヤは、前記第1のアーム及び前記第2のアームの前記J字フックの上で前記主要部材の外部エッジに当接するように位置付けられる、請求項16に記載のワイヤバスケットシステム。
【請求項20】
前記少なくとも1つの支持ブラケットは、前記複数の長手方向ワイヤの前記1つの上で上昇し、前記複数の長手方向ワイヤの前記1つの上に留められる、請求項19に記載のワイヤバスケットシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、その全体で参照することによってその主題が以下に組み込まれる、2021年3月1日に出願された米国仮特許出願63/155,023号に対する優先権を主張する。
【0002】
本発明は、ワイヤバスケットについてのブラケットに関し、特に、ワイヤバスケットシステム内でのワイヤバスケットについてのトラピーズ支持ブラケットに関する。
【0003】
ワイヤバスケットシステムは概して、電気配線、導管、及びデータ伝送線などのケーブルに対する支持をもたらす。各々のワイヤバスケットは、相互接続された金属ワイヤから形成される。ワイヤバスケットは、ケーブルを経路指定し、ワイヤバスケットシステムを形成するように、交点において他のワイヤバスケットに接続される。交点は、3方向交点、またはT字交点、または4方向交点である場合がある。ワイヤバスケットシステムは、データセンタ内でキャビネット上に支持されることがある。ワイヤバスケットシステムは、壁掛け式ブラケットまたは天井に固定されたトラピーズブラケットによっても支持されることがある。
【0004】
ワイヤバスケット上の複数の位置に取り付けられることが可能な改善されたトラピーズ支持ブラケットを提供することが望ましい。また、標準的なブラケットが建物の障害物に起因して適合しない、ワイヤバスケットが吊るされることを可能にする改善されたトラピーズ支持ブラケットを提供することが望ましい。
【発明の概要】
【0005】
支持ブラケットは、ワイヤバスケットシステム内で天井にワイヤバスケットを固定するためのネジ山付きロッドを受けるように設計される。支持ブラケットは、上部、底部、第1の端、第2の端、第1の側、及び第2の側を有する主要部材を有する。第1のアームは、主要部材の第1の側から下方向に延在する。第2のアームは、主要部材の第2の側から下方向に延在する。第1のアーム及び第2のアームは各々、J字形状フックを含む。第1のアーム及び第2のアームのJ字形状フックは、ワイヤバスケットシステム内で支持ブラケットがワイヤバスケットのワイヤを受けることを可能にするように位置合わせされる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】本発明のトラピーズ支持ブラケットの斜視図である。
【
図2】ワイヤバスケットの側壁の上部長手方向ワイヤ上に取り付けられた
図1のトラピーズ支持ブラケットの斜視図である。
【
図3】
図2のワイヤバスケットの側壁の上部長手方向ワイヤ上に取り付けられたトラピーズ支持ブラケットの斜視図である。
【
図4】ワイヤバスケットの側壁の上部長手方向ワイヤ上に取り付けられるように位置付けられた
図1のトラピーズ支持ブラケットの斜視図である。
【
図5】ワイヤバスケットの側壁の上部長手方向ワイヤ上に部分的に取り付けられた
図1のトラピーズ支持ブラケットの斜視図である。
【
図6A】
図4のトラピーズ支持ブラケット及びワイヤバスケットの断面図である。
【
図6B】
図5のトラピーズ支持ブラケット及びワイヤバスケットの断面図である。
【
図7】ワイヤバスケットの側壁の上部長手方向ワイヤ上に部分的に取り付けられた
図5のトラピーズ支持ブラケットの斜視図である。
【
図8】ワイヤバスケットの側壁の下部長手方向ワイヤ上に取り付けられた
図1のトラピーズ支持ブラケットの斜視図である。
【
図9】ワイヤバスケットの底部長手方向ワイヤ上に取り付けられた
図1のトラピーズ支持ブラケットの斜視図である。
【
図10A】ワイヤバスケットの底部長手方向ワイヤ上に取り付けられるように位置付けられた
図1のトラピーズ支持ブラケットの断面図である。
【
図10B】ワイヤバスケットの底部長手方向ワイヤ上に部分的に取り付けられた
図10Aのトラピーズ支持ブラケットの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1は、本発明のトラピーズ支持ブラケット50の斜視図を例示する。トラピーズ支持ブラケット50は、上部54、底部56、第1の端58、第2の端60、第1の側62、及び第2の側64を有する主要部材52を有する。主要部材52の中心は、主要部材52の上部54から主要部材52の底部56に延在する開口66を含む。開口66は、トラピーズ支持ブラケット50が天井に固定されることを可能にするネジ山付きロッド90(
図2に示される)を受ける。天井に固定されるロッドへの代替的な取り付けとして、下からロッドを支持することができる。例えば、ロッドは、データセンタ(例示されず)内でキャビネットに支えられてもよい。主要部材52内の開口66は、1/4”、3/8”、または1/2”のネジ山付きロッドを受けるように設計される。
【0008】
トラピーズ支持ブラケット50は、主要部材52の第1の側62から下方向に延在する第1のアーム68及び主要部材52の第2の側64から下方向に延在する第2のアーム72を含む。第1のアーム68及び第2のアーム72は、主要部材の第1の端58を超えて延在する。第1のアーム68及び第2のアーム72は各々、J字形状フック70、74のそれぞれを含む。第1のアーム68及び第2のアーム72のJ字形状フック70、74はそれぞれ、トラピーズ支持ブラケット50がワイヤバスケット100の長手方向ワイヤ104、106、または108を受けることの可能にするように相互に位置合わせされる。
【0009】
主要部材52の第1の端58は、外部エッジ76及び窪みエッジ78を含む。窪みエッジ78は、トラピーズ支持ブラケット50の第1の側62と第2の側64との間で中心に置かれる。ラッチ80は、延長した第1のアーム68及び第2のアーム72のそれぞれに対して角度をつけて、窪みエッジ78から延在する。ラッチ80は、全体的に矩形の底部部材84につながる湾曲上部部材82を含む。以下で議論されるように、ラッチ80は、第1のアーム68及び第2のアーム72のそれぞれの間で延在し、その結果、長手方向ワイヤ104、106、または108が第1のアーム68及び第2のアーム72のそれぞれの位置合わせされたJ字フック70、74内で位置付けられるとき、ラッチ80がワイヤバスケット100の長手方向ワイヤ104、106、または108に係合する。
【0010】
図2~
図7は、ワイヤバスケット100、及びワイヤバスケット100上に取り付けられたトラピーズ支持ブラケット50を例示する。ワイヤバスケット100は、メッシュパターンを形成する複数の並列し且つ垂直の金属ワイヤから形成される。ワイヤバスケット100は、ワイヤバスケットの底部にわたって、1つの側から反対の側に延在する複数の横断または交差ワイヤ102を含む。ワイヤバスケット100はまた、ワイヤバスケット100の長さを延在する複数の並列する長手方向ワイヤ104、106、108を含む。底部長手方向ワイヤ108は、ワイヤバスケット100の底部110を形成するよう、横断ワイヤ102の底部に沿って位置付けられる。上部長手方向ワイヤ104及び下部長手方向ワイヤ106は、ワイヤバスケット100の側壁112を形成するよう、横断ワイヤ102の上部及び各々の側に沿って位置付けられる。結果として、メッシュパターンは、ケーブルを支持し、ワイヤバスケット100の長さに沿ってケーブルを経路指定するワイヤバスケット100を形成する。
【0011】
ワイヤバスケットは、ワイヤバスケット、壁掛け式ブラケット、または天井に張り付けられたネジ山付きロッドに固定されたブラケットの下で延在するトラピーズブラケットによって支持されることが多い。本発明のトラピーズ支持ブラケットは、ワイヤバスケットを支持するように、ワイヤバスケットに沿った様々な位置においてネジ山付きロッドに係合する。
【0012】
図2及び
図3に例示されるように、トラピーズ支持ブラケット50は、ワイヤバスケット100の側壁112の1つの上部長手方向ワイヤ104に係合する。
図4~
図7は、トラピーズ支持ブラケット50の取り付けを例示する。ワッシャ92及びナット94を有するネジ山付きロッド90は、トラピーズブラケット50の主要部材52の中心開口66内に取り付けられる。第2のワッシャ92及びナット94は、ネジ山付きロッド90上に取り付けられ、完全に取り付けられると、トラピーズ支持ブラケット50の主要部材52の底部56に係合するように位置付けられる。
図4及び
図6Aに例示されるように、トラピーズ支持ブラケット50は、上部長手方向ワイヤ104の下に位置付けられ、上部長手方向ワイヤ104は、第1のアーム68及び第2のアーム72のそれぞれのJ字フック70、74の上で主要部材52の外部エッジ76に当接するように位置付けられる。
図5及び
図6Bに例示されるように、トラピーズ支持ブラケット50は、それが上部長手方向ワイヤ104上に留められるように上昇する。上部長手方向ワイヤ104は、第1のアーム68及び第2のアーム72のJ字フック70、74内に位置付けられ、ラッチ80は、上部長手方向ワイヤ104に係合する。トラピーズ支持ブラケット50が適切な位置に留められると、底部ナット94及びワッシャ92は、トラピーズ支持ブラケット50の主要部材52の底部56に係合するように上昇し、上部ナット94及びワッシャ92は、トラピーズ支持ブラケット50の主要部材52の上部54に係合して、ネジ山付きロッド90にトラピーズ支持ブラケット50を固定するように下降する。
【0013】
図8は、ワイヤバスケット100の側壁112の下部長手方向ワイヤ106上に取り付けられたトラピーズ支持ブラケット50を例示する。上記議論されたように、トラピーズ支持ブラケット50は、ワイヤバスケット100の長手方向ワイヤ104、106、または108の1つを捕捉するように設計される。トラピーズ支持ブラケット50は。上部長手方向ワイヤ104に関して上記説明されたような同一の方式においてワイヤバスケット側壁112の下部長手方向ワイヤ106上に留められる。
【0014】
図9、
図10A、及び
図10Bは、底部長手方向ワイヤ108の1つの上に取り付けられたトラピーズ支持ブラケット50を例示する。トラピーズ支持ブラケット50は、上部長手方向ワイヤ104及び下部長手方向ワイヤ106に関して上記説明されたものと同一の方式で底部長手方向ワイヤ108上に留められる。
【0015】
トラピーズ支持ブラケット50が底部長手方向ワイヤ108に留める能力は、ワイヤバスケット100に対する追加の支持をもたらす。これは、ワイヤバスケット区画が交差し、ワイヤバスケットの側壁が交点に適応するように切断されるときに重要である。ワイヤバスケットの側壁が取り除かれるとき、ワイヤバスケットは、そこで経路指定されたケーブルを安全に維持するために追加の支持を必要とする。本発明のトラピーズ支持ブラケット50がワイヤバスケット交点の中間において底部長手方向ワイヤ108上に取り付けられるとき、トラピーズ支持ブラケット50は、ワイヤバスケット100の強度を著しく改善し、ワイヤバスケット100のゆがみを低減させる。これは、ワイヤバスケットシステムにおいて経路指定されたより大きなケーブル負荷についての支持をもたらす。
【0016】
図10Aは、それが底部長手方向ワイヤ108上に取り付けられる前のトラピーズ支持ブラケット50の断面図を例示する。
図10Bは、底部長手方向ワイヤ108の1つの上に部分的に取り付けられたトラピーズ支持ブラケット50の断面図を例示する。底部長手方向ワイヤ108は、第1のアーム68及び第2のアーム72のそれぞれのJ字フック70、74に留められ、ラッチ80は、底部長手方向ワイヤ108に係合する。トラピーズ支持ブラケット50は、ワイヤバスケット100に突出せず、それは、ワイヤバスケット100内でケーブルを安全に経路指定することを可能にする。
【0017】
更に、本発明の特定の好ましい実施形態が示され、及び説明されてきたが、発明の教示から逸脱することなく、変更及び修正が行われてもよいことが当業者によって明らかである。上記の説明及び添付の図面に明らかにされている事項は、例証としてのみ提供され、限定として提供されるものではない。
【外国語明細書】