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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022133505
(43)【公開日】2022-09-14
(54)【発明の名称】炊飯器
(51)【国際特許分類】
   A47J 27/00 20060101AFI20220907BHJP
【FI】
A47J27/00 103P
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021032207
(22)【出願日】2021-03-02
(71)【出願人】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000176866
【氏名又は名称】三菱電機ホーム機器株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109612
【弁理士】
【氏名又は名称】倉谷 泰孝
(74)【代理人】
【識別番号】100153176
【弁理士】
【氏名又は名称】松井 重明
(74)【代理人】
【識別番号】100116643
【弁理士】
【氏名又は名称】伊達 研郎
(72)【発明者】
【氏名】蜷川 智也
(72)【発明者】
【氏名】根岸 和善
(72)【発明者】
【氏名】町井 健太
【テーマコード(参考)】
4B055
【Fターム(参考)】
4B055AA02
4B055BA15
4B055CA21
4B055CD80
4B055DA02
(57)【要約】
【課題】 蓋が取り付けられていない状態での蓋体を閉じる動作を繰り返されてしまうと、内釜、特に上面部分が衝突の衝撃で傷ついてしまい、内釜の外観が悪くなる。
【解決手段】 内蓋が外蓋に取り付けられていない状態で、外蓋を開放状態を基準として本体を閉塞する方向に回動した場合に、内蓋ストッパーは内釜の外周部の上端に接触した後、回動に伴って移動し、内蓋ストッパーが壁部の上面と当接して外蓋の回動が規制される炊飯器とした。
【選択図】 図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部が開口する内釜と、
前記内釜を収納する本体と、
前記本体に、ヒンジ部を介して回動自在に取り付けられる外蓋と、
前記外蓋の下面に取り付けられる内蓋と、を備え、
前記内釜は、底部と、前記底部から連続する筒状の外周部とを有し、
前記本体は、前記内釜の外周部よりも外側において前記外周部の上端よりも下方に位置する壁部を有し、
前記外蓋は、前記内釜が取り付けられている状態と、取り付けられていない状態とで位置が異なる、前記本体に向かって突出する内蓋ストッパーを有し、
前記内蓋が前記外蓋に取り付けられていない状態で、前記外蓋を開放状態を基準として前記本体を閉塞する方向に回動した場合に、前記内蓋ストッパーは前記内釜の外周部の上端に接触した後、回動に伴って移動し、前記内蓋ストッパーが前記壁部の上面と当接して前記外蓋の回動が規制されることを特徴とする炊飯器。
【請求項2】
上部が開口する内釜と、
前記内釜を収納する本体と、
前記本体に、ヒンジ部を介して回動自在に取り付けられる外蓋と、
前記外蓋の下面に取り付けられる内蓋と、を備え、
前記内釜は、底部と、前記底部から連続する筒状の外周部とを有し、
前記本体は、前記内釜の外周部の外側において前記外周部の上端よりも下方に位置する壁部を有し、
前記外蓋は、ばねと、前記ばねで付勢された内蓋ストッパーを有し、
前記内蓋ストッパーは、前記内釜が取り付けられている状態と、取り付けられていない状態とで位置が異なり、
前記内蓋が前記外蓋に取り付けられていない状態で、前記外蓋を開放状態を基準として前記本体を閉塞する方向に回動した場合に、前記内蓋ストッパーは前記内釜の外周部の上端に接触した後、回動に伴って移動し、前記内蓋ストッパーが前記壁部の上面と当接して前記外蓋の回動が規制されることを特徴とする炊飯器。
【請求項3】
内蓋ストッパーは、平板部と、平板部の上方に突出して設けられたばね抑え部と、下方に向かって延び、内蓋の一部が入り込む凹部をなしている内蓋抑え部と、内蓋抑え部から斜め下方に向かって延びた突出部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の炊飯器。
【請求項4】
内釜の外周部は、底部と連続する筒状の下部外周部と、前記下部外周部の上端部分から外側に段状になった上部外周部とからなり、前記上部外周部の上端の外側部分は、下方に向かってなだらかな上面R面部となっていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の炊飯器。
【請求項5】
壁部は、上下に延びる立設部と、前記立設部の上端において本体の前方に延びる屋根部とを有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の炊飯器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、本体と蓋体からなり、蓋体には内蓋が取り付けられている炊飯器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
本体と蓋体からなり、蓋体には着脱可能に内蓋が取り付けられる炊飯器では、内蓋が蓋体に取り付けられていない状態で炊飯がされてしまうことを防ぐ必要がある。
例えば、特許文献1では、蓋体の下面に、内蓋が蓋体に取り付けられた状態では後方に移動する突出部を設け、内蓋が取り付けられていない状態の蓋体で本体を閉じようとしても、突出部が本体に収納された内釜の上面と当接してしまい、蓋体が閉まらないようにすることで、内蓋が取り付けられていない状態での炊飯を防いでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第6456222号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1のものでは、内蓋が取り付けられていない状態での蓋体を閉じる動作を繰り返されてしまうと、内釜、特に上面部分が衝突の衝撃で傷ついてしまい、内釜の外観が悪くなるという課題があった。内釜、特に、上面は使用者が、水と米を入れてとぐ場合など、炊飯の過程において特に目につく部分であるため、傷がつくと、使用者に不安感を与えることがある。
【0005】
本開示は、このような課題を解決するためになされたものであり、内釜を傷つけることなく、内蓋が蓋体に取り付けられていない状態で炊飯されることを防ぐことができる炊飯器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上部が開口する内釜と、内釜を収納する本体と、本体に、ヒンジ部を介して回動自在に取り付けられる外蓋と、外蓋の下面に取り付けられる内蓋と、を備え、内釜は、底部と、底部から連続する筒状の外周部とを有し、本体は、内釜の外周部の外側において外周部の上端よりも下方に位置する壁部を有し、 外蓋は、内釜が取り付けられている状態と、取り付けられていない状態とで位置が異なる、本体に向かって突出する内蓋ストッパーを有し、内蓋が外蓋に取り付けられていない状態で、外蓋を開放状態を基準として本体を閉塞する方向に回動した場合に、内蓋ストッパーは内釜の外周部の上端に接触した後、回動に伴って移動し、内蓋ストッパーが壁部の上面と当接して外蓋の回動が規制される炊飯器とした。
【発明の効果】
【0007】
外蓋に内蓋が取り外された状態で、蓋体を閉じるようなことをしても、内蓋の上面を傷つけることがない。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施の形態1に係る炊飯器を示す斜視図である。
図2】実施の形態1に係る炊飯器で、蓋体を開けた状態を示す斜視図であり、内蓋が外蓋に取り付けられた状態における図である。
図3】実施の形態1に係る炊飯器で、蓋体を開けた状態を示す斜視図であり、内蓋が外蓋から取り外された状態における図である。
図4】実施の形態1に係る炊飯器の縦断概略図である。
図5】実施の形態1に係る炊飯器の一部縦断面概略図である。
図6】実施の形態1に係る炊飯器で、 内蓋が外蓋から取り外された状態で、蓋体を閉める動作を示す一部縦断面概略図である。
図7】実施の形態1に係る炊飯器で、 内蓋が外蓋から取り外された状態で、蓋体を閉める動作を示す一部縦断面概略図である。
図8】実施の形態1に係る炊飯器で、 内蓋が外蓋から取り外された状態で、蓋体を閉める動作を示す一部縦断面概略図である。
図9】実施の形態1に係る炊飯器において、内蓋が外蓋から取り外され、かつ、本体から内釜が取り出された状態での縦断概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、炊飯器100について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することとする。さらに、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、これらの記載に限定されるものではない。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る炊飯器100を示す斜視図である。図2は、実施の形態1に係る炊飯器100で、蓋体を開けた状態を示す斜視図である。図3は、図2において、蓋体から内蓋を外した状態を示す斜視図である。図4は、図1の状態における炊飯器の縦断面概略図である。図5は、図4において、前方部分の一部を拡大した一部縦断面概略図である。なお、説明の便宜上、図1にて、点線矢印での方向を前・後(背)、実線矢印での方向を右・左、又は、横、太線矢印での方向を上・下とする。
【0011】
図1図5に示すように、炊飯器100は、本体1と蓋体2とで主に構成される。本体1の内部には、米などの調理物である被加熱物を保持する有底筒状の内釜3が取り出し自在に収納される収納空間である内釜収納部11があり、その内釜収納部11の底面下には、内釜3を誘導加熱する加熱手段である加熱コイル12、内釜収納部11の側面には胴ヒータ13が配置されている。
【0012】
蓋体2は、外形を形成する外蓋20と、外蓋20の内釜3側となる面、つまり下面に着脱自在に取り付けられ、蓋体2で本体1の上面を閉じた際に、内釜3の上部開口を閉塞する内蓋30とを備えている。そして、本体1の後上方にあるヒンジ部14に、外蓋20が回転自在に接続され、ヒンジばね15で、開方向に付勢されている。
【0013】
内釜3は、中央部分がやや上側に凸状となった底部3aと、底部3aと連続する筒状の下部外周部3bと、下部外周部3bの上端部分から外側に段状になった上部外周部3cとからなる形状となっており、上部外周部3cの上端の外側部分は、下方に向かってなだらかな上端R面部3c1を形成している。なお、外周部3bを水平に切った円の内側直径をRaとしたとき、上部外周部3cを水平に切った円の内側直径Rbは、1.1Raとなっている。すなわち、上部外周部3cの上からみた開口は、下部外周部3bの上からみた開口よりも大きくなっている。
【0014】
加熱コイル12は、それぞれ円環状に形成され、内釜収納部11の底面の中央には、内釜3の温度を検出する底サーミスタ16が設置されている。
【0015】
本体1の前面には、蓋体2を開ける際に押される蓋開ボタン17が設けられている。蓋開ボタン17の後方には、蓋開ボタン17と結合し、上部に前方に向かったつめ部18aを有する本体側係合部18が設けられている。そして、蓋開ボタン17を、本体1の前面から後に向かう力を加えて押し込むと、本体側係合部18も後に動くようになっている。
【0016】
本体側係合部18の後側には、壁部19が形成されている。壁部19は、上下に延びる立設部19aと、立設部19aの上端において本体1の前方に延びる屋根部19bと、屋根部19bの前側先端から下方に伸びる下がり部19cを有するものである。また、立設部19aは、内釜3の外周部の最外周端よりも外側に位置しており、屋根部19bの上端は、本体側係合部18の上端よりも高く、内釜3の上部外周部3cの上端よりも下方に位置しており、下がり部19cの下端は、本体側係合部18のつめ部18aの上端面近くに位置している。
【0017】
外蓋20上面には、炊飯ボタンなどの各種操作ボタンを備えた操作パネル21が設けられている。外蓋20の内部には、各種操作ボタンに対応した各種入力スイッチが実装された操作基板22が設けられている。操作基板22は、各種入力スイッチからの入力に基づいて制御信号を出力する。なお、操作基板22を構成する回路は、その機能を実現する回路デバイスのようなハードウェアで構成することもできるし、CPU、マイコンなどの演算装置とその動作を規定するソフトウェアで構成することもできる。また、外蓋20の下面には、内釜3内の温度を検知する蓋センサー23が設けられている。
【0018】
外蓋20の前方の下側内側面には、後側に伸びるつめ部24aを有する蓋体側係合部24が設けられている。そして、本体1の上部に蓋体2を閉めたときに、蓋体側係合部24と本体側係合部18とが係合する(つめ部24aがつめ部18aにひっかかる)ことで、蓋体2が本体1に固定される。また、蓋開ボタン17を、本体1の前面から後に向かう力を加えて押し込むと、本体側係合部18も後に動き、つめ部24aがつめ部18aから外れて、ヒンジばね15の力により、蓋体2が本体1から上方に動き、開状態になる。
【0019】
外蓋20の下面には、下方に突出した内蓋ストッパー25が前後に摺動自在に設けられている。内蓋ストッパー25は、平板部25aと、平板部25aの上方に突出して設けられたばね抑え部25bと、下方に向かって延び、後方に向かって凹部をなしている内蓋抑え部25cと、内蓋抑え部25cから斜め前下方に向かって延びた突出部25dから構成されている。また、外蓋20には、一端が固定され、他端がばね抑え部25bに接触するばね26が設けられ、伸びる方向、すなわち、ばね抑え部25bを後方に押すような付勢力を働かせている。
【0020】
外蓋20の内側側面の後面側には、2つの支持部27が間隔を開けて設けられている。
さらに、外蓋20の内側下面は、中央から後方向、すなわち、ヒンジ部14と接続する接続部に向かって、上側に大きく凹んだ蒸気経路空間28が形成されており、外蓋20の上面後方側に設けられた蒸気排出口29と連通している。
【0021】
内蓋30は円盤状の板金で主に構成されており、第1の凸部31と、第1の凸部31と反対の位置に設けられた第2の凸部32とを有している。そして、この第1の凸部31を外蓋20の支持部27に差し込み、第2の凸部32を内蓋ストッパー25の内蓋抑え部25cに止めることで、内蓋30を外蓋20に固定することができる。
【0022】
なお、第2の凸部32を内蓋ストッパー25の内蓋抑え部25cに止める際、内蓋ストッパー25はばね26の付勢力に抗して(ばね26を縮ませて)前方にスライドさせる必要がある。すなわち、図2の、内蓋30が取り付けられている状態と、図3の、内蓋30が取り付けられていない状態では、内蓋ストッパー25の位置が異なり、図2の内蓋30が取り付けられている状態の方が前方に位置することになる。
【0023】
図4、5に示されるように、内蓋30が外蓋20に取り付けられている状態で蓋体2が蓋体2の開放状態(図2の状態)を基準として本体1を閉塞する方向にヒンジ部14を軸に回動すると、本体側係合部18と蓋体側係合部24とが係合する。また、この状態では、内蓋ストッパー25の突出部25dは、蓋体側係合部24と壁部19の前端との間に位置する。
【0024】
このように、突出部25dは、内蓋30が外蓋20に取り付けられている状態で蓋体2が蓋体2の開放状態を基準として本体1を閉塞する方向に回動した場合に壁部19の前方に位置しており、蓋体2を閉じても、突出部25dは、本体側係合部18と蓋体側係合部24との係合を妨げることがない。このため、蓋体2を回動させることで、本体側係合部18と蓋体側係合部24とが係合して蓋体2が本体1を覆い、炊飯を開始することができる。
【0025】
次に、外蓋20に内蓋30が取り付けられていない状態で、蓋体11を閉める動作について図6、7、8に基づいて説明する。
外蓋20に内蓋30が取り付けられていない状態では、内蓋ストッパー25の内蓋抑え部25cが内蓋30により前方に押されることがなく、ばね26が伸びきった状態になる。この状態では、内蓋ストッパー25は図4の内蓋30が取り付けられている状態に比較して、後方に位置することになる。
【0026】
この状態で、蓋体2が蓋体2の開放状態(図3の状態)を基準として、本体1を閉塞する方向にヒンジ部14の周りを回動させると、図6に示すように、内蓋ストッパー25の突出部25dの先端部が、内釜30の上端R面部3c1に接触する。
【0027】
この状態で、蓋体2に上から力をかけて回動を進めると、図7に示すように、突出部25dの先端部に、内釜3の上端R面部3c1から前方に力が作用することで、内蓋ストッパー25が前方向にスライド移動し、さらに、突出部25dの後面が内釜3の上端R面部3c1をすべるように、内蓋ストッパー25が前方向にスライド移動し、最終的に、図8に示すように、突出部25dの先端部が、壁部19の屋根部19b上に当接し、それ以上、蓋体2に上から力をかけても回動しない、すなわち、回動が規制されることになる。なお、この状態では、本体側係合部18と蓋体側係合部24とが係合することはない。
【0028】
図9は、外蓋20に内蓋30が固定されておらず、かつ、内釜3が本体1から取り除かれた状態で、蓋体2を閉じた状態での炊飯器の縦断面概略図である。
内釜3がないため、突出部25dは内釜3に接触することがなく、壁部19の後方側に位置するため、結果、本体側係合部18と蓋体側係合部24とが係合するようになる。
【0029】
この実施の形態では、内釜3が本体1に置かれているが、外蓋20に内蓋30が取り付けられていない状態で閉じようとしても、突出部25dが内釜30に接触した後、そのままスライド移動するので衝撃は非常に小さく、最終的に、内蓋ストッパー25の突出部25dが壁部19の屋根部19b上に当接することで回動が停止するため、内蓋30の上面を傷つけることがない。
【0030】
また、内釜3が本体1に置かれておらず、外蓋20に内蓋30が取り付けられていない状態では、本体1を閉じることができるので、例えば、内釜3と内蓋30を洗っている時に、蓋体2で本体1を閉じることができ、水や異物が、本体1内に入ることを防ぐことができる。
【0031】
なお、この実施の形態では、内蓋30が取り付けられていない状態で蓋体2を閉じようとしたとき、突出部25dの先端が内釜3の上端R面部3c1に当たるようにしたが、例えば、突出部25dの後面が内釜3の上端R面部3c1に当たり、内蓋ストッパー25が前方にスライド移動するようにしてもよい。
【0032】
内蓋ストッパー25の突出部25dも、内釜3の上端R面部3c1をすべるような形状であれば、曲線状や波状になっていても良い。
【符号の説明】
【0033】
1 本体、2 蓋体、3 内釜、3a 底部、3b 外周部、3c 上部外周部、
3c1 上端R面部、11 内釜収納部、12 加熱コイル、13 胴ヒータ、
14 ヒンジ部、15 ヒンジばね、16 底サーミスタ、17 蓋開ボタン、
18 本体側係合部、18a つめ部、19 壁部、19a 立設部、19b 屋根部、19c 下がり部、20 外蓋、21 操作パネル、22 操作基板、23 蓋センサー、24 蓋体側係合部、24a つめ部、25 内蓋ストッパー、25a 平板部、
25b ばね抑え部、25c 内蓋抑え部、25d 突出部、26 ばね、27 支持部、28 蒸気経路空間、29 蒸気排出口、30 内蓋、31 第1の凸部、
32 第2の凸部、100 炊飯器
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9