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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022133786
(43)【公開日】2022-09-14
(54)【発明の名称】化粧料
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/27 20060101AFI20220907BHJP
   A61Q 1/00 20060101ALI20220907BHJP
   A61Q 1/12 20060101ALI20220907BHJP
   A61Q 17/04 20060101ALI20220907BHJP
【FI】
A61K8/27
A61Q1/00
A61Q1/12
A61Q17/04
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021032671
(22)【出願日】2021-03-02
(71)【出願人】
【識別番号】000001959
【氏名又は名称】株式会社 資生堂
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100120617
【弁理士】
【氏名又は名称】浅野 真理
(74)【代理人】
【識別番号】100126099
【弁理士】
【氏名又は名称】反町 洋
(74)【代理人】
【識別番号】100187159
【弁理士】
【氏名又は名称】前川 英明
(74)【代理人】
【識別番号】100143971
【氏名又は名称】藤井 宏行
(74)【代理人】
【識別番号】100206265
【弁理士】
【氏名又は名称】遠藤 逸子
(72)【発明者】
【氏名】杉原 めぐみ
(72)【発明者】
【氏名】古川 亮
(72)【発明者】
【氏名】直井 香代子
(72)【発明者】
【氏名】朴 致濟
【テーマコード(参考)】
4C083
【Fターム(参考)】
4C083AB211
4C083AB212
4C083AC102
4C083AC172
4C083AC242
4C083AC342
4C083AC852
4C083AD152
4C083AD162
4C083BB26
4C083CC11
4C083CC19
4C083DD32
4C083DD33
4C083EE07
(57)【要約】
【課題】優れた皮脂固化効果を有する化粧料を提供する。
【解決手段】平均アスペクト比が4未満である低アスペクト比酸化亜鉛および平均アスペクト比が4以上である高アスペクト比酸化亜鉛を含んでなる化粧料であって、
前記高アスペクト比酸化亜鉛の配合量が、前記高アスペクト比酸化亜鉛と前記低アスペクト比酸化亜鉛の総量に対して、1~80質量%である、化粧料を用いる。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
平均アスペクト比が4未満である低アスペクト比酸化亜鉛および平均アスペクト比が4以上である高アスペクト比酸化亜鉛を含んでなる化粧料であって、
前記高アスペクト比酸化亜鉛の配合量が、前記高アスペクト比酸化亜鉛と前記低アスペクト比酸化亜鉛の総量に対して、1~80質量%である、化粧料。
【請求項2】
前記低アスペクト比酸化亜鉛が、アルキルアルコキシシランで表面処理された酸化亜鉛である、請求項1に記載の化粧料。
【請求項3】
前記低アスペクト比酸化亜鉛が、オクチルトリエトキシシランで表面処理された酸化亜鉛である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項4】
前記低アスペクト比酸化亜鉛の平均粒子径が、20~60nmである、請求項1~3のいずれか一項に記載の化粧料。
【請求項5】
前記低アスペクト比酸化亜鉛の平均粒子径が、30~55nmである、請求項1~4のいずれか一項に記載の化粧料。
【請求項6】
前記高アスペクト比酸化亜鉛が、板状結晶である、請求項1~5のいずれか一項に記載の化粧料。
【請求項7】
さらに、分散剤を含んでなる、請求項1~6のいずれか一項に記載の化粧料。
【請求項8】
油中水型または水中油型乳化化粧料である、請求項1~7のいずれか一項に記載の化粧料。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、酸化亜鉛を含んでなる化粧料に関する。
【背景技術】
【0002】
皮膚から分泌される皮脂は、メイクアップ化粧料の成分と混じり、経時での化粧崩れの原因となる。皮脂が多く分泌されると、顔の表面に皮脂が浮き、皮脂崩れを引き起こす。皮脂崩れ対策として、皮脂を固化させる酸化亜鉛等を含む粉体を配合して、皮脂を固化させて、皮脂崩れを抑制することが知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
化粧料に配合される酸化亜鉛については、表面処理、平均粒子径、比表面積等について、特定の範囲が検討されている。しかしながら、特定のアスペクト比を有する組み合わせについては、本発明者の知る限り報告が見当たらない。
【0004】
使用者の皮脂崩れ抑制に対する意識は高く、さらに皮脂崩れ抑制ができる化粧料の開発が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2020-33274号公報
【発明の概要】
【0006】
本発明者らは、驚くべきことに、低アスペクト比酸化亜鉛および高アスペクト比酸化亜鉛を含んでなり、高アスペクト比酸化亜鉛の配合量が、前記高アスペクト比酸化亜鉛と前記低アスペクト比酸化亜鉛の総量に対して、1~80質量%である化粧料が、皮脂固化効果に優れ、化粧崩れを抑制できる化粧料を実現できることを見いだした。本発明はこれらの知見に基づくものである。
【0007】
したがって、本発明は、低アスペクト比酸化亜鉛および高アスペクト比酸化亜鉛を含んでなる化粧料を開示する。
【0008】
本発明によれば、以下の発明が提供される。
(1)平均アスペクト比が4未満である低アスペクト比酸化亜鉛および平均アスペクト比が4以上である高アスペクト比酸化亜鉛を含んでなる化粧料であって、
前記高アスペクト比酸化亜鉛の配合量が、前記高アスペクト比酸化亜鉛と前記低アスペクト比酸化亜鉛の総量に対して、1~80質量%である、化粧料。
(2)前記低アスペクト比酸化亜鉛が、アルキルアルコキシシランで表面処理された酸化亜鉛である、(1)に記載の化粧料。
(3)前記低アスペクト比酸化亜鉛が、オクチルトリエトキシシランで表面処理された酸化亜鉛である、(1)または(2)に記載の化粧料。
(4)前記低アスペクト比酸化亜鉛の平均粒子径が、20~60nmである、(1)~(3)のいずれかに記載の化粧料。
(5)前記低アスペクト比酸化亜鉛の平均粒子径が、30~55nmである、(1)~(4)のいずれかに記載の化粧料。
(6)前記高アスペクト比酸化亜鉛が、板状結晶である、(1)~(5)のいずれかに記載の化粧料。
(7)さらに、分散剤を含んでなる、(1)~(6)のいずれかに記載の化粧料。
(8)油中水型または水中油型乳化化粧料である、(1)~(7)のいずれかに記載の化粧料。
【0009】
本発明による化粧料は、皮脂固化効果に優れ、化粧崩れを抑制できる。
【発明の具体的説明】
【0010】
本発明は、平均アスペクト比が4未満である低アスペクト比酸化亜鉛(以下、単に「低アスペクト比酸化亜鉛」ともいう)および平均アスペクト比が4以上である高アスペクト比酸化亜鉛(以下、単に「高アスペクト比酸化亜鉛ともいう」)を含んでなる化粧料に関するものである。本化粧料において、高アスペクト比酸化亜鉛の配合量が、高アスペクト比酸化亜鉛と低アスペクト比酸化亜鉛の総量に対して、1~80質量%であり、好ましくは1~60質量%であり、より好ましくは3~40質量%であり、さらに好ましくは10~30質量%である。
低アスペクト比酸化亜鉛と高アスペクト比酸化亜鉛とを組み合わせることで、低アスペクト比酸化亜鉛のみの場合と比較して、驚くべきことに、皮脂固化効果が顕著に向上する。
【0011】
本発明において、平均アスペクト比とは、(平均粒子径)/(平均厚さ)を表す。なお、本発明における平均粒子径は、平均一次粒子径のことを意味し、例えば、透過電子顕微鏡の画像解析から、粒子の長軸と短軸の相加平均として求めることができる。平均厚さは、例えば、透過電子顕微鏡の画像解析から、粒子20個の厚さの相加平均として求めることができる。
なお、一般的に、酸化亜鉛のアスペクト比は、分布を有する。したがって、低アスペクト比酸化亜鉛と高アスペクト比酸化亜鉛との組み合わせを含む、本発明による化粧料に含まれる酸化亜鉛のアスペクト比の分布を、例えば画像解析によって観察すると、アスペクト比が4未満の位置と、4以上の位置とに、2つの極大を有することが一般的である。
【0012】
[低アスペクト比酸化亜鉛]
本発明による化粧料は、平均アスペクト比が4未満である低アスペクト比酸化亜鉛を含んでなる。
低アスペクト比酸化亜鉛の粒子形状は特に限定されるものでなく、球状、板状、破砕状等が挙げられる。
低アスペクト比酸化亜鉛の平均粒子径は、好ましくは20~60nmであり、より好ましくは30~55nmである。
【0013】
低アスペクト比酸化亜鉛は、化粧料として一般的に用いられる疎水性酸化亜鉛であれば特に限定されないが、疎水性酸化亜鉛であることが好ましい。
疎水性酸化亜鉛は、表面を疎水化処理することにより形成される。表面を疎水化処理することにより、耐水性や油中への分散性が向上する。疎水化処理の方法としては、表面の疎水化処理は、好ましくはアルキルアルコキシシラン処理である。アルキルアルコキシシランとしては、例えばオクチルトリエトキシシランおよびオクチルトリメトキシシランが挙げられるが、好ましくはオクチルトリエトキシシラン処理である。
【0014】
低アスペクト比酸化亜鉛の配合料は、本発明の化粧料の全量に対して、好ましくは1~50質量%であり、より好ましくは3~30質量%である。
【0015】
[高アスペクト比酸化亜鉛]
本発明による化粧料は、平均アスペクト比が4以上である高アスペクト比酸化亜鉛を含んでなる。
高アスペクト比酸化亜鉛の粒子形状は、好ましくは板状であり、より好ましくは六角板状である。
高アスペクト比酸化亜鉛の平均粒子径は、好ましくは30~5000nmであり、より好ましくは50~4000nmである。
【0016】
高アスペクト比酸化亜鉛は、疎水性酸化亜鉛であっても、非疎水性酸化亜鉛であってもよい。疎水性酸化亜鉛は、上記と同様に、表面を疎水化処理することにより形成される。非疎水性酸化亜鉛は、その表面が疎水化処理されていない酸化亜鉛のことをいい、親水性である。
【0017】
高アスペクト比酸化亜鉛が疎水性酸化亜鉛である場合、疎水化処理の方法としては、表面の疎水化処理は特に限定されないが、例えば、ハイドロゲンジメチコン処理、ジメチコン処理、オクチルトリエトキシシラン処理、脂肪酸デキストリン処理、パーフルオロアルキルリン酸処理等が挙げられる。
【0018】
本発明による化粧料が油中水型または水中油型乳化化粧料である場合に、低アスペクト比酸化亜鉛および高アスペクト比酸化亜鉛が、ともに油相に存在していることが好ましい。
【0019】
[分散剤]
本発明による化粧料は、分散剤をさらに含むことが好ましい。分散剤は、酸化亜鉛を化粧料中に分散させるものであり、好ましくは油相中に分散させる。分散剤としては、例えば、イソステアリン酸、ビスブチルジメチコンポリグリセリル-3、セスキイソステアリン酸ソルビタンが挙げられ、好ましくはイソステアリン酸である。
分散剤の配合量は、化粧料の総量に対して、好ましくは0.1~5質量%であり、より好ましくは0.3~3質量%である。
【0020】
[紫外線吸収剤]
本発明による化粧料は、紫外線吸収剤を含むことができる。紫外線吸収剤としては、従来から日焼け止め化粧料に通常配合される紫外線吸収剤から選択される少なくとも1種とすることができる。
【0021】
UVA吸収剤の具体例としては、メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸2-エチルヘキシル、テレフタリリデンジカンファースルホン酸、およびビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンを挙げることができる。
UVB吸収剤の具体例としては、メトキシケイ皮酸エチルヘキシル、エチルヘキシルトリアゾン、オクトクリレン、ジメチコジエチルベンザルマロネート、ポリシリコン-15、オキシベンゾン-3、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、ホモサレート、ドロメトリゾールトリシロキサン、およびサリチル酸エチルへキシル等を挙げることができる。
【0022】
[界面活性剤]
本発明による化粧料は、界面活性剤を含むことができる。界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤が挙げられる。
【0023】
[金属塩]
本発明による化粧料は、水溶性アルミニウム化合物、水溶性ジルコニウム化合物、およびスルホン酸亜鉛化合物からなる群から選択される金属塩を含むことができる。金属塩としては、例えば、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、クロルヒドロキシアルミニウム、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、アラントインジヒドロロキシアルミニウム、ブロモヒドロキシアルミニウム、酢酸アルミニウム、乳酸アルミニウム、クロルヒドロキシアルミニウムジルコニウム、クロルヒドロキシジルコニウム、硫酸アルミニウムカリウム、およびパラフェノールスルホン酸亜鉛からなる群から選択され、さらに好ましくはクロルヒドロキシアルミニウムまたはパラフェノールスルホン酸亜鉛からなる群から選択され、好ましくはクロルヒドロキシアルミニウムまたはパラフェノールスルホン酸亜鉛である。
【0024】
[顔料]
本発明による化粧料は、顔料を含むことができる。顔料としては、例えば、無機白色顔料、無機赤色系顔料、無機褐色系顔料、無機黄色系顔料、無機黒色系顔料、無機紫色系顔料、無機緑色系顔料、無機青色系顔料、パール顔料、金属粉末顔料、有機顔料、天然色素が挙げられる。具体的には、タルク、マイカ、セリサイト等が挙げられる。
【0025】
[微粒子金属酸化物]
本発明による化粧料は、上記以外の微粒子酸化物を含むことができる。微粒子酸化物としては、例えば、微粒子酸化鉄、微粒子酸化チタン、酸化セリウム等が挙げられる。
【0026】
[その他の粉末]
本発明による化粧料は、顔料、微粒子金属酸化物以外の粉末を含むことができる。その他の粉末としては、例えば、シリカ、デンプン粉末、セルロース粉末等が挙げられる。
その他の粉末の配合量は、化粧料の総量に対して、好ましくは10質量%以下であり、より好ましくは5質量%以下である。本発明による化粧料が、その他の粉末を含まない(0質量%)であることも本発明の一態様である。
【0027】
上記以外の任意成分として、化粧料に通常用いられる成分、例えば、保湿剤、酸化防止剤、防腐剤、アルコール、油性増粘剤、水相増粘剤、シリコーン油やエステル油等の油性成分、美白剤、エキス等が挙げられる。
【0028】
なお、本発明による化粧料は、水を含むことができる。好ましくは、水の配合量は、化粧料の総量に対して、20~80質量%であり、より好ましくは30~60質量%である。
【0029】
本発明による化粧料は、例えば、化粧下地、ファンデーションなどのメイクアップ化粧料、下地化粧料、日焼け止め化粧料として好ましく使用できる。
本発明による化粧料の剤型は、特に限定されないが、好ましくは、油中水型または水中油型乳化化粧料であり、より好ましくは油中水型乳化化粧料である。
【0030】
本発明の化粧料は、常法に従って製造することができる。本発明による化粧料が油中水型または水中油型乳化化粧料である場合に、乳化の方法は特に限定されるものではない。
【実施例0031】
以下の例に基づいて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。含有量は特記しない限り、総量に対する質量%で示す。
【0032】
[実施例1~5および比較例1、2]
表1に示される配合で、実施例1~5および比較例1、2の化粧料を調製し、皮脂固化効果について評価を行った。
【表1】
表中、
・低アスペクト比酸化亜鉛A:「MZX-304OTS」(テイカ株式会社製)、オクチルトリエトキシシラン処理、不定形、平均粒子径35nm、
・低アスペクト比酸化亜鉛B:「XZ-300F-LP」(堺化学工業株式会社製)、ハイドロゲンジメチコン処理、六角板状、平均粒子径300nm、平均アスペクト比3、
・低アスペクト比酸化亜鉛C:「XZ-1000F-LP」(堺化学工業株式会社製)、ハイドロゲンジメチコン処理、六角板状、平均粒子径1000nm、平均アスペクト比3.4、
・高アスペクト比酸化亜鉛A:「XZ 1000FST」(堺化学工業株式会社製)、疎水化処理されていない、六角板状、平均粒子径1000nm、平均アスペクト比10~12.5、
・高アスペクト比酸化亜鉛C:「XZ-3000F-LP」(堺化学工業株式会社製)、ハイドロゲンジメチコン処理、六角板状、平均粒子径3000nm、平均アスペクト比4。
【0033】
[皮脂固化効果の評価方法]
人工皮革(「サプラ-レ」、イデアテックスジャパン株式会社製)に、実施例および比較例の化粧料を1mg/cmの量を塗布し、塗布から15分後に、グロスメーター「VG-2000」(日本電色工業株式会社製)を用いて、60°での光沢値を測定した。さらに、オレイン酸を0.5mg/cmの量を塗布し、オレイン酸塗布から30分後に、同様に光沢値を測定した。オレイン酸塗布から30分後の測定まで、37℃のホットプレートの上に人工皮革を静置した。各実施例および比較例について、上記測定をそれぞれ3回行い、その3回の平均値を用いて、グロスメーターの差(オレイン酸塗布後の光沢値-オレイン酸塗布前の光沢値)を算出した。得られた結果を表1に示す。
なお、人工皮革に化粧料を塗布しない以外は、上記と同様にした場合、グロスメーターの差は2.5であった。
【0034】
表1の結果から、低アスペクト比酸化亜鉛および高アスペクト比酸化亜鉛を含んでなる化粧料が、高い皮脂固化効果を有することがわかった。