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▶ 渡沼 秀豊の特許一覧

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  • 特開-漢字練習プログラム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022013443
(43)【公開日】2022-01-18
(54)【発明の名称】漢字練習プログラム
(51)【国際特許分類】
   G09B 5/02 20060101AFI20220111BHJP
   G09B 19/00 20060101ALI20220111BHJP
   G09B 11/00 20060101ALI20220111BHJP
【FI】
G09B5/02
G09B19/00 Z
G09B11/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020116006
(22)【出願日】2020-07-03
(71)【出願人】
【識別番号】302031878
【氏名又は名称】渡沼 秀豊
(72)【発明者】
【氏名】渡沼秀豊
【テーマコード(参考)】
2C028
【Fターム(参考)】
2C028AA05
2C028BA05
2C028BB04
2C028BC04
2C028BD01
(57)【要約】      (修正有)
【課題】スマートフォンやタブレットコンピューターで洗練された漢字入力・練習方法を提供する。
【解決手段】漢字の画数や各々の線によって構成される線の長さ、面積などを利用して自動文字送りを行う。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも入力位置と表示位置が一致するように構成された情報処理装置において実行され、複数の文字列を順番に表示されるように作成されたプログラムであって、表示されている文字において、
1)該文字にあらかじめ設定された軌跡の長さと、入力された軌跡の長さを比較するステップ
2)該文字の画数と入力された画数を比較するステップ
3)該文字にあらかじめ設定された軌跡の面積と、入力された面積を比較するステップ
上記のうちいずれかをまたは複数を備え、いずれかまたは複数の比較において真であれば、次の文字を表示することを特徴とする漢字練習プログラム。
【請求項2】
少なくとも入力位置と表示位置が一致するように構成された情報処理装置において実行され、複数の文字列に順番にフォーカスが移動するように作成されたプログラムであって、フォーカスされている文字において、
1)該文字にあらかじめ設定された軌跡の長さと、入力された軌跡の長さを比較するステップ
2)該文字の画数と入力された画数を比較するステップ
3)該文字にあらかじめ設定された軌跡の面積と、入力された面積を比較するステップ
上記のうちいずれかをまたは複数を備え、いずれかまたは複数の比較において真であれば、フォーカスが次の文字に移動することを特徴とする漢字練習プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本技術は主としてスマートフォンやタブレットでの漢字練習に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の技術では文字の自動送りについて検討されたことはなかった。
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えばスマートフォンで写経を行う場合、お手本の文字をユーザーになぞらせるのが良い。
【0005】
ところが、一文字ずつお手本を表示させる場合、次の文字を表示させるのには画面のボタンをクリックさせなければならない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
漢字の画数や各々の線によって構成される線の長さ、面積などを利用して自動文字送りを行う。
【0007】
【発明の効果】
【0008】
本発明によってユーザーに余計な負担を与えることなく、テンポよく写経や漢字練習、その他文字入力を行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0009】

図1図1には入力画面の例を示した。
【発明を実施するための形態】
【実施例0010】
「入力位置と表示位置が一致する」とは例えばタッチパネルを備えたスマートフォンであり、ARメガネに重畳表示された紙と指や入力デバイスである。本実施例ではスマートフォンの場合を説明する。尚、簡単のために漢字を使用しているが、漢字に限ったことではなく、本技術はアルファベットにも適用できる。
【0011】
例えば写経する対象を配列Sutraに格納するとする。本文をSutra,漢字の画数をStrokes、線の長さをLineLength、面積をAreaという配列に同様に格納しておくことができる。この例においては、例えば般若心経ではSutra[0]が「摩」、Strokes[0]は7である。LineLength[0]、Area[0]は座標系や設定によって変わるので具体的には触れない。
【0012】
例えば、一定時間ごとに比較のステップを行い、n番目の文字の入力時に、描かれたストローク数を保持する変数StrokeとStrokes[n]を比較し、Stroke>=Strokes[n]であればTrueを返せばよい。同様に面積、線の長さにおいても同様に行う。特許請求の範囲に示すように、これらの判定条件はandでもorでも良い。
【0013】
文字送りまたはフォーカスの移動は上記の比較ステップによってTrueであればSutra[n+1]を表示することで行える。
図1