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特開2022-134646情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022134646
(43)【公開日】2022-09-15
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20220908BHJP
   A63F 5/04 20060101ALI20220908BHJP
   G16Y 10/65 20200101ALI20220908BHJP
   G16Y 20/20 20200101ALI20220908BHJP
   G16Y 40/35 20200101ALI20220908BHJP
【FI】
A63F7/02 328
A63F5/04 684
G16Y10/65
G16Y20/20
G16Y40/35
【審査請求】有
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021033908
(22)【出願日】2021-03-03
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-05-19
(71)【出願人】
【識別番号】521092203
【氏名又は名称】株式会社セントラル・アイランド
(74)【代理人】
【識別番号】100134430
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 卓士
(72)【発明者】
【氏名】中島 基裕
【テーマコード(参考)】
2C088
2C182
【Fターム(参考)】
2C088CA02
2C088CA27
2C088CA31
2C182EA27
2C182EB03
(57)【要約】
【課題】ユーザ端末が、近距離通信の取得情報に基づいて遊技機の機種に応じたサービス情報を取得すること。
【解決手段】複数の遊技機に対して入替申請用に作成された入替書類データから、複数の遊技機に含まれる各遊技機の検定番号または型式名と、各遊技機の台番号とが対応付いた第1データを抽出する抽出部と、各遊技機に配置された近距離通信用タグが有する識別情報と、各遊技機の台番号とが対応付いた第2データを取得する取得部と、各遊技機の検定番号または型式名と、各遊技機の機種に関連する機種情報とを対応付けて記憶する記憶部と、第1データおよび第2データを台番号に基づいて合成した合成データに含まれる識別情報と、記憶部に記憶された機種情報とを、同じ検定番号または同じ型式名によって紐付ける制御部と、を備えた。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の遊技機に対して入替申請用に作成された入替書類データから、前記複数の遊技機に含まれる各遊技機の検定番号または型式名と、前記各遊技機の台番号とが対応付いた第1データを抽出する抽出部と、
前記各遊技機に配置された近距離通信用タグが有する識別情報と、前記各遊技機の台番号とが対応付いた第2データを取得する取得部と、
前記各遊技機の検定番号または型式名と、前記各遊技機の機種に関連する機種情報とを対応付けて記憶する記憶部と、
前記第1データおよび前記第2データを前記台番号に基づいて合成した合成データに含まれる前記識別情報と、前記記憶部に記憶された前記機種情報とを、同じ検定番号または同じ型式名によって紐付ける制御部と、
を備えた情報処理装置。
【請求項2】
ユーザが携帯する携帯端末が前記近距離通信用タグから受信した識別情報を取得して、当該識別情報に紐付いた前記機種情報を前記携帯端末に送信する第1送信部をさらに備えた請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記機種情報は、前記機種情報の提供元をアクセスするためのアクセスアドレスにより取得される請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第2データは、さらに、前記台番号ごとに割り当てられたサービス情報を含み、
前記制御部は、前記識別情報と前記サービス情報とを紐付ける請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
ユーザが携帯する携帯端末が前記近距離通信用タグから受信した識別情報を取得して、当該識別情報に紐付いた前記サービス情報を前記携帯端末に送信する第2送信部をさらに備えた請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記サービス情報は、前記サービス情報の提供元をアクセスするためのアクセスアドレスにより取得される請求項4または5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記サービス情報は、新しい遊技機への入替に関する新台入替の情報と、遊技に関するユーザの今日の運勢を示す情報と、前記ユーザの取得が可能な限定商品の情報と、の少なくとも1つを含む請求項4から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記ユーザが入力したパスワードの合否を判定し、前記パスワードが合致する場合に前記携帯端末への送信を許可する判定部をさらに備えた請求項2または5に記載の情報処理装置。
【請求項9】
複数の遊技機に含まれる各遊技機の台番号と、前記各遊技機の検定番号または型式名と、前記各遊技機に配置された近距離通信用タグが有する識別情報とを対応付けて記憶する第1記憶部と、
前記各遊技機の検定番号または型式名と、前記各遊技機の機種に関連する機種情報とを対応付けて記憶する第2記憶部と、
前記第1記憶部に記憶された前記識別情報と、前記記憶部に記憶された前記機種情報とを、同じ検定番号または同じ型式名によって紐付ける制御部と、
を備えた情報処理装置。
【請求項10】
複数の遊技機に含まれる各遊技機の台番号と、前記各遊技機に配置された近距離通信用タグが有する識別情報とを対応付けて取得する第1取得部と、
前記各遊技機の台番号と、ユーザが携帯する携帯端末にサービス情報を提供する提供元をアクセスするためのアクセスアドレスとを対応付けて取得する第2取得部と、
前記識別情報と前記アクセスアドレスとを、同じ台番号によって紐付ける制御部と、
を備えた情報処理装置。
【請求項11】
抽出部が、複数の遊技機に対して入替申請用に作成された入替書類データから、前記複数の遊技機に含まれる各遊技機の検定番号または型式名と、前記各遊技機の台番号とが対応付いた第1データを抽出する抽出ステップと、
取得部が、前記各遊技機に配置された近距離通信用タグが有する識別情報と、前記各遊技機の台番号とが対応付いた第2データを取得する取得ステップと、
前記各遊技機の検定番号または型式名と、前記各遊技機の機種に関連する機種情報とを対応付けて記憶部に記憶する記憶ステップと、
制御部が、前記第1データおよび前記第2データを前記台番号に基づいて合成した合成データに含まれる前記識別情報と、前記記憶部に記憶された前記機種情報とを、同じ検定番号または同じ型式名によって紐付ける制御ステップと、
を含む情報処理方法。
【請求項12】
複数の遊技機に対して入替申請用に作成された入替書類データから、前記複数の遊技機に含まれる各遊技機の検定番号または型式名と、前記各遊技機の台番号とが対応付いた第1データを抽出する抽出ステップと、
前記各遊技機に配置された近距離通信用タグが有する識別情報と、前記各遊技機の台番号とが対応付いた第2データを取得する取得ステップと、
前記各遊技機の検定番号または型式名と、前記各遊技機の機種に関連する機種情報とを対応付けて記憶部に記憶する記憶ステップと、
前記第1データおよび前記第2データを前記台番号に基づいて合成した合成データに含まれる前記識別情報と、前記記憶部に記憶された前記機種情報とを、同じ検定番号または同じ型式名によって紐付ける制御ステップと、
をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
上記技術分野において、特許文献1には、遊技者の携帯端末が、近距離通信(NFC)により遊技機のRFタグから取得した遊技機特定情報に基づいて、サーバが遊技機から収集した遊技情報を受信して表示する技術が開示されている。また、特許文献2には、ユーザ端末が非接触電子タグからタグIDを含むウェブサイトのネットワーク特定情報を得て、ユーザ端末の現在の位置日時情報から固有の広告IDを取得する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013-085858号公報
【特許文献2】特許第6755033号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記文献に記載の技術では、近距離通信により得た各遊技機の識別情報と遊技機の機種とが関連付かないので、近距離通信により得た識別情報に基づいて遊技機の機種に応じた情報を提供することができなかった。
【0005】
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、
複数の遊技機に対して入替申請用に作成された入替書類データから、前記複数の遊技機に含まれる各遊技機の検定番号または型式名と、前記各遊技機の台番号とが対応付いた第1データを抽出する抽出部と、
前記各遊技機に配置された近距離通信用タグが有する識別情報と、前記各遊技機の台番号とが対応付いた第2データを取得する取得部と、
前記各遊技機の検定番号または型式名と、前記各遊技機の機種に関連する機種情報とを対応付けて記憶する記憶部と、
前記第1データおよび前記第2データを前記台番号に基づいて合成した合成データに含まれる前記識別情報と、前記記憶部に記憶された前記機種情報とを、同じ検定番号または同じ型式名によって紐付ける制御部と、
を備えた。
【0007】
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、
複数の遊技機に含まれる各遊技機の台番号と、前記各遊技機の検定番号または型式名と、前記各遊技機に配置された近距離通信用タグが有する識別情報とを対応付けて記憶する第1記憶部と、
前記各遊技機の検定番号または型式名と、前記各遊技機の機種に関連する機種情報とを対応付けて記憶する第2記憶部と、
前記第1記憶部に記憶された前記識別情報と、前記記憶部に記憶された前記機種情報とを、同じ検定番号または同じ型式名によって紐付ける制御部と、
を備えた。
【0008】
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、
複数の遊技機に含まれる各遊技機の台番号と、前記各遊技機に配置された近距離通信用タグが有する識別情報とを対応付けて取得する第1取得部と、
前記各遊技機の台番号と、ユーザが携帯する携帯端末にサービス情報を提供する提供元をアクセスするためのアクセスアドレスとを対応付けて取得する第2取得部と、
前記識別情報と前記アクセスアドレスとを、同じ台番号によって紐付ける制御部と、
を備えた。
【0009】
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理方法は、
抽出部が、複数の遊技機に対して入替申請用に作成された入替書類データから、前記複数の遊技機に含まれる各遊技機の検定番号または型式名と、前記各遊技機の台番号とが対応付いた第1データを抽出する抽出ステップと、
取得部が、前記各遊技機に配置された近距離通信用タグが有する識別情報と、前記各遊技機の台番号とが対応付いた第2データを取得する取得ステップと、
前記各遊技機の検定番号または型式名と、前記各遊技機の機種に関連する機種情報とを対応付けて記憶部に記憶する記憶ステップと、
制御部が、前記第1データおよび前記第2データを前記台番号に基づいて合成した合成データに含まれる前記識別情報と、前記記憶部に記憶された前記機種情報とを、同じ検定番号または同じ型式名によって紐付ける制御ステップと、
を含む。
【0010】
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理プログラムは、
複数の遊技機に対して入替申請用に作成された入替書類データから、前記複数の遊技機に含まれる各遊技機の検定番号または型式名と、前記各遊技機の台番号とが対応付いた第1データを抽出する抽出ステップと、
前記各遊技機に配置された近距離通信用タグが有する識別情報と、前記各遊技機の台番号とが対応付いた第2データを取得する取得ステップと、
前記各遊技機の検定番号または型式名と、前記各遊技機の機種に関連する機種情報とを対応付けて記憶部に記憶する記憶ステップと、
前記第1データおよび前記第2データを前記台番号に基づいて合成した合成データに含まれる前記識別情報と、前記記憶部に記憶された前記機種情報とを、同じ検定番号または同じ型式名によって紐付ける制御ステップと、
をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、近距離通信により得た各遊技機の識別情報に基づいて遊技機の機種に応じた情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】第1実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。
図2】第2実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの動作概要を示す図である。
図3A】第2実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの構成を示すブロック図である。
図3B】第2実施形態に係る遊技機の構成を示す図である。
図3C】第2実施形態に係る情報処理システムを用いた遊技機管理の手順を示す図である。
図3D】第2実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの動作手順を示すシーケンス図である。
図4A】第2実施形態に係る店舗の通信端末からのNFC識別情報設定を示す図である。
図4B】第2実施形態に係る店舗の通信端末からの台番別URL設定を示す図である。
図4C】第2実施形態に係る店舗の通信端末からの入替書類データ設定を示す図である。
図5A】第2実施形態に係るユーザ端末のサービスメニュー表示画面を示す図である。
図5B】第2実施形態に係るユーザ端末の「機種情報」選択時の表示画面を示す図である。
図5C】第2実施形態に係るユーザ端末の「新台入替」選択時の表示画面を示す図である。
図5D】第2実施形態に係るユーザ端末の「今日の運勢」選択時の表示画面を示す図である。
図5E】第2実施形態に係るユーザ端末の「限定商品」選択時の表示画面を示す図である。
図6】第2実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。
図7】第2実施形態に係る機種情報取得テーブルの構成を示す図である。
図8】第2実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図9】第2実施形態に係る情報処理装置の処理手順を示すフローチャートである。
図10A】第2実施形態に係るデータベース生成処理の手順を示すフローチャートである。
図10B】第2実施形態に係る機種情報(URL)提供処理の手順を示すフローチャートである。
図11】第2実施形態に係るユーザ端末の処理手順を示すフローチャートである。
図12A】第3実施形態に係る情報提供のパスワード処理の設定を説明する図である。
図12B】第3実施形態に係る情報提供のパスワード処理時の表示画面を示す図である。
図13】第4実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの動作概要を示す図である。
図14】第5実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの動作概要を示す図である。
図15】第5実施形態に係る店舗台番別URL生成処理の手順を示すフローチャートである。
図16】第6実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの動作概要を示す図である。
図17】第7実施形態に係るユーザ端末のサービスメニュー表示画面を示す図である。
図18】第7実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの動作概要を示す図である。
図19】第7実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの動作手順を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素は単なる例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0014】
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態としての情報処理装置100について、図1を用いて説明する。情報処理装置100は、遊技機に関する情報を提供するための装置である。
【0015】
図1に示すように、情報処理装置100は、抽出部101と、取得部102と、記憶部103と、制御部104と、を含む。抽出部101は、複数の遊技機に対して入替申請用に作成された入替書類データから、複数の遊技機に含まれる各遊技機の検定番号または型式名と、各遊技機の台番号とが対応付いた第1データを抽出する。取得部102は、各遊技機に配置された近距離通信用タグが有する識別情報と、各遊技機の台番号とが対応付いた第2データを取得する。記憶部103は、各遊技機の検定番号または型式名と、前記各遊技機の機種に関連する機種情報131とを対応付けて記憶する。制御部104は、第1データおよび第2データを台番号に基づいて合成した合成データ141に含まれる識別情報142と、記憶部103に記憶された機種情報131とを、同じ検定番号または同じ型式名によって紐付ける。
【0016】
本実施形態によれば、各遊技機に配置された近距離通信用タグが有する識別情報と遊技機の機種に関連する機種情報とを、同じ検定番号または同じ型式名によって紐付けたので、近距離通信で得た識別情報に基づいて遊技機の機種に応じた情報を提供することができる。
【0017】
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムについて説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、遊技場の複数の遊技機に含まれる各遊技機についての機種ごとの機種情報または各遊技機のサービス情報を、各遊技機に配置された近距離通信(NFC:Near field communication)用タグを読み取ったユーザが携帯する携帯端末(ユーザ端末とも称す)に提供する。そのために、情報処理装置は、入替書類データから抽出された、各遊技機の検定番号または型式名と台番号とが対応付いたデータと、近距離通信用タグが有する識別情報と台番号とが対応付いたデータとを合成する。そして、合成されたデータに含まれる識別情報と機種情報(または、機種情報をアクセスするURL:Uniform Resource Locator)とを一意に紐付けて、データベースに保持する。ユーザユーザ端末で近距離通信用タグから識別情報を読み込んで情報処理装置に送信すると、識別情報に一意に紐付いた機種情報(または、URL)がユーザ端末に返信される。ユーザは、ユーザ端末において、遊技対象の遊技機に関する情報(機種情報またはサービス情報)を取得して閲覧することができる。
【0018】
<情報処理システム>
以下、図2から図5Eを参照して、本実施形態の情報処理システムの構成および動作を詳細に説明する。
【0019】
(動作概要)
図2は、本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システム200の動作概要を示す図である。
【0020】
情報処理システム200においては、各店舗の通信端末250から各遊技機に設置するNFCタグが有するNFC識別情報を登録する。また、各遊技機の台番別URLを入力することで、台番に対応付けられたNFC識別情報と台番別URLとが結合されたテーブル210が生成される。また、各店舗の通信端末260から入替申請用の入替書類データが入力されると、入替書類データから検定番号や型式名が抽出されて、同じ台番によって、NFC識別情報および台番別URLと、検定番号や型式名とが合成されて(S210)、テーブル220が生成される。ここで、NFC識別情報としては、対応する遊技台1台1台を一意に識別可能な情報が用いられる。例えば、NFCの製造番号やシリアル番号、あるいは、遊技台の製造番号やシリアル番号、あるいは、遊技台の機種や店舗情報や台番などの組み合わせからハッシュ演算したハッシュ値などが用いられてよく、一意に識別可能な情報であれば限定されるものではない。さらに、NFC識別情報には、問い合わせ先やサービス情報の提供元のURLが含まれてもよい。この場合、NFC識別情報に含まれるURLは、全NFCタグに共通であってもよく、店舗ごとのNFCタグや機種ごとのNFCタグに共通であってもよく、あるいはNFCタグごとに異なっていてもよい。
【0021】
一方、検定番号や型式名に対応付けられた、各遊技機の機種情報(または、URL)のテーブル230を準備する。すると、同じ検定番号や型式によって、NFC識別情報および台番別URLと、機種情報(または、URL)とが紐付けられて(S220)、テーブル240が生成される。
【0022】
生成されたテーブル240は、各遊技機に配置されたNFCタグの一意のNFC識別情報と、台番別URLや機種情報(または、URL)とが紐付けられている。したがって、ユーザが携帯するユーザ端末によって各遊技機のNFCタグから一意のNFC識別情報を読み取れば、その遊技機の機種情報あるいは遊技機ごとのサービス情報を得ることができる。
【0023】
(システム構成)
図3Aは、本実施形態に係る情報処理装置310を含む情報処理システム200の構成を示すブロック図である。
【0024】
情報処理システム200は、ネットワーク360を介して接続された、本実施形態の情報処理装置310と、店舗320の通信端末250および260と、遊技者であるユーザが携帯するユーザ端末330と、を備える。また、情報処理システム200は、ネットワーク360を介して接続された、ユーザ端末330に遊技機321の機種情報を提供する機種情報提供サーバ340と、サービス情報を提供するサービス情報提供サーバ350と、を備える。
【0025】
店舗320には、遊技機321が配置され、各遊技機321にシール状の近距離通信用タグ322(以下、NFCタグ322とも称す)が設置されている。各遊技機321の各NFCタグ322には、一意に識別可能なNFC識別情報が記憶されている。ユーザ端末330が、NFCタグ322から一意に識別可能なNFC識別情報を読み取ると、ユーザ端末330は、NFC識別情報を情報処理装置310に送信する。
【0026】
店舗320の通信端末250は、店舗320内の各遊技機321に配置されたNFCタグ322が有するNFC識別情報を各遊技機321の台番に対応付けて情報処理装置310に登録するための端末である。店舗320の通信端末260は、店舗320内に配置された各遊技機321を入れ替える時に、警察などの申請先の申請する入替書類データを情報処理装置310に入力するための端末である。なお、通信端末250および260は、同じ端末であってもよい。
【0027】
情報処理装置310は、データベース生成部311と、機種情報(サービス情報)提供部312と、データベース313と、を備える。データベース生成部311は、店舗320の通信端末250や260から登録あるいは入力された情報を用いて、ユーザ端末330からのNFC識別情報の送信に機種情報やサービス情報、あるいは、それらを取得するアクセスアドレス(URL)を返信するためのデータを生成して、データベース313に格納する。機種情報(サービス情報)提供部312は、ユーザ端末330からのNFC識別情報の送信に応答して、NFC識別情報で一意に選択された各遊技機321に対応する機種情報やサービス情報、あるいは、それらを取得するアクセスアドレス(URL)を提供する。データベース313は、店舗320の通信端末250や260から登録あるいは入力された情報と、データベース生成部311が使用するデータや生成したデータと、機種情報(サービス情報)提供部312が使用するデータと、を格納する。
【0028】
(遊技機)
図3Bは、本実施形態に係る遊技機321の構成を示す図である。図3Bにはスロットマシンが図示されているが、パチンコなどの他の遊技機であってもよい。各遊技機321には、一意のNFC識別情報を記憶して送信する、シール状のNFCタグ322が設置されている。なお、図3Bには、NFCタグ322からのNFC識別情報を受信できない場合に備えて、カメラの撮により識別情報を取得できる2次元バーコードも設置されるのが望ましい。
【0029】
(遊技機管理手順)
図3Cは、本実施形態に係る情報処理システムを用いた遊技機管理の手順を示す図である。図3Cには、本実施形態に係る情報処理システムを店舗に導入する場合の簡略化された手順が示されている。遊技機管理の手順としては、通信端末250や260による店舗情報の設定(S310)および台番別URLの設定(S320)と、店舗における準備作業(S330)と、が含まれる。
【0030】
店舗情報の設定(S310)では、ステップS311において、店舗を所有する法人の法人番号によって法人登録を行う。次に、ステップS312において、店舗番号により店舗を登録する。ステップS313において、シール状のNFCタグ322としてのURLシールの設置台(台数・台番)を登録する。そして、ステップS314において、台番にNFC識別情報としてのシール識別番号の紐付けを行う。その後、ステップS315において台番別URLを構築し、ステップD316において台番別URLの飛ばし先を設定する。台番別URLの飛ばし先は、台番ごとに一意に設定してもよいし、法人番号や店舗番号を用いて自動設定してもよい。
【0031】
台番別URLの設定(S320)では、ステップS321において、店舗を所有する法人の法人番号によって法人登録を行い、ステップS322において、シール識別番号と台番別URLの紐付けを行う。店舗における準備作業(S330)では、ステップS331において各遊技機へ台番別シールを取り付け、その後、ステップS332において、各遊技台のURLシールからシール識別番号を読み出し、台番と台番別URLの確認を行う。
【0032】
(動作シーケンス)
図3Dは、実施形態に係る情報処理装置310を含む情報処理システム200の動作手順を示すシーケンス図である。
【0033】
ステップS341において、店舗システムの通信端末250、260と情報処理装置310との通信を確立する。ステップS343において、通信端末250から各遊技機に取り付けられたNFCタグ322のNFC識別情報が情報処理装置310に登録される。また、ステップS345において、通信端末260から各遊技機に割り当てられる台番別URLが情報処理装置310に対し入力される。情報処理装置310は、ステップS347において、台番ごとにNFC識別情報と台番URLとを結合して(図2のテーブル210参照)、データベース313に格納する。
【0034】
ステップS349において、通信端末260から入替書類データが情報処理装置310に入力される。情報処理装置310は、ステップS351において、入替書類データから検定番号(型式名)を抽出して、検定番号(型式名)と、ステップS347で結合されたNFC識別情報および台番別URLとを合体して(図2のテーブル220参照)、データベース313に格納する。
【0035】
情報処理装置310は、ステップS353において、あらかじめデータベース313に準備された検定番号(型式名)に対応付いた機種情報、あるいは、外部から読み込まれた検定番号(型式名)に対応付いた機種情報を取得する(図2のテーブル230)。そして、情報処理装置310は、ステップS355において、同じ検定番号(型式名)によって、NFC識別情報と機種情報とを紐付けて(図2のテーブル240参照)、データベース313に格納する。
【0036】
ステップS361において、ユーザが携帯するユーザ端末330によって、各遊技機321のNFCタグ322からNFC識別情報を受信すると、NFC識別情報を情報処理装置310に送信する。情報処理装置310は、ステップS363において、ユーザ端末330から受信したNFC識別情報によりデータベース313を検索し、NFC識別情報に一意に対応付いた機種情報(あるいは、URL)を読み出す。
【0037】
以下、ユーザ端末330が機種情報の提供先URLを取得した場合の処理を示す。ユーザ端末330は、ステップS365において、取得したURLによって機種情報提供サーバ340にアクセスする。機種情報提供サーバ340は、ステップS367において、NFC識別情報に一意に対応付いた機種情報をユーザ端末330に提供する。ユーザ端末330は、ステップS369において、NFC識別情報を受信したNFCタグ322が設置された遊技台の機種情報を取得し、ステップS371において、機種情報をユーザに提示する。なお、図3Dでは、機種情報の提示について説明したが、例えば、URLが各遊技機にたいして一意のものであって、サービス情報提供サーバ350から各遊技機の台番別のサービス情報を取得して提示する処理も同様である。
【0038】
(端末からの設定画面)
図4Aは、本実施形態に係る店舗の通信端末250からのNFC識別情報設定を示す図である。通信端末250の表示画面451には、NFC識別情報設定時の表示例が図示されている。
【0039】
表示画面451は、NFC識別情報を設定している設定元の法人や店舗を特定する設定欄452と、台番に対応付けたNFCタグ322が記憶するNFC識別情報を登録する設定欄453とを含む。なお、設定欄453における種別(P/S)はパチンコ(P)とスロット(S)を表している。
【0040】
図4Bは、本実施形態に係る店舗の通信端末250からの台番別URL設定を示す図である。通信端末250の表示画面454には、台番別URL設定時の表示例が図示されている。
【0041】
表示画面454は、台番別URLを設定している設定元の店舗での設定選択をする設定欄455と、台番に対応付けた台番別URLを入力する設定欄456とを含む。ここで、図4Bでは、設定欄455において「個別」が選択されることで、設定欄456では台番別のURLが入力可能である。一方、設定欄455において「検定番号一括」が選択された場合は、機種ごとのURLが入力される。
【0042】
図4Cは、本実施形態に係る店舗の通信端末260からの入替書類データ設定を示す図である。通信端末260の表示画面461には、入替書類データ設定時の表示例が図示されている。
【0043】
表示画面461は、入替書類データを設定している設定元の法人や店舗を特定する設定欄462と、台番に対応付けた検定番号と型式名とを入力する設定欄463とを含む。なお、設定欄463における種別(P/S)はパチンコ(P)とスロット(S)を表しており、発売日はこの機種が発売された日を表している。他にメーカ名や機種タイプも図5吾入力される。
【0044】
(ユーザ端末の表示画面)
図5Aは、本実施形態に係るユーザ端末330のサービスメニュー表示画面531、536、537を示す図である。図5Aには、3種類のサービスメニュー表示画面531、536、537を示したが、これらに限定されない。
【0045】
サービスメニュー表示画面531は、4つのサービスメニューを表示している。「機種情報」532は、ユーザ端末330が受信したNFC識別情報に一意に対応付いた機種情報を取得するメニューである。「新台入替」533は、ユーザ端末330が受信したNFC識別情報に一意に対応付いた新台入替の予告情報を取得するメニューである。「今日の運勢」534は、ユーザ端末330が受信したNFC識別情報に一意に対応付いた今日の運勢を取得するメニューである。「限定商品」535は、ユーザ端末330が受信したNFC識別情報に一意に対応付いた景品の限定情報を取得するメニューである。
【0046】
サービスメニュー表示画面536は、「機種情報」532、「新台入替」533、「今日の運勢」534、の3つのサービスメニューを表示している場合である。サービスメニュー表示画面537は、「機種情報」532、「限定商品」535、「今日の運勢」534、の3つのサービスメニューをこの順に表示している場合である。このように、表示するサービスメニューの種類や数やその順序は、各遊技機に一意に設定されており、その設定は店舗により自在に設定が可能である。なお、サービスメニューの種類や数やその順序を各遊技機に固定とせず、ユーザが設定可能にしてもよい。
【0047】
図5Bは、本実施形態に係るユーザ端末330の「機種情報532」選択時の表示画面を示す図である。ユーザが「機種情報532」を選択すると、例えば、NFC識別情報に一意に対応付いた機種情報の表示画面538がユーザ端末330に表示される。機種情報の表示画面538には、機種名の外、この機種の設置店の検索欄や、ユーザ評価ポイント、機種の特徴、遊技に関する情報、などが表示される。
【0048】
図5Cは、本実施形態に係るユーザ端末330の「新台入替533」選択時の表示画面を示す図である。ユーザが「新台入替533」を選択すると、例えば、NFC識別情報に一意に対応付いた新台入替予告の表示画面539がユーザ端末330に表示される。新台入替予告の表示画面539には、例えば、現在ユーザが位置する遊技機とユーザの好みが近い遊技機の入替予告を提示するのが望ましい。
【0049】
図5Dは、本実施形態に係るユーザ端末330の「今日の運勢534」選択時の表示画面を示す図である。ユーザが「今日の運勢534」を選択すると、例えば、NFC識別情報に一意に対応付いた今日の運勢の表示画面540がユーザ端末330に表示される。今日の運勢の表示画面540は、時間限定541の表示も可能である。例えば、今日の運勢の表示画面540の表示を閉店前の時間帯に設定してもよい。この遊技機を遊技対象に選んだことが運勢と結びつくので趣向を高めることができる。
【0050】
図5Eは、本実施形態に係るユーザ端末330の「限定商品535」選択時の表示画面を示す図である。ユーザが「限定商品535」を選択すると、例えば、NFC識別情報に一意に対応付いた景品の限定商品の表示画面542がユーザ端末330に表示される。限定商品の表示画面542は、この遊技機を遊技対象に選んだことで得られる景品が限定され、遊技機選択の趣向を高めることができる。
【0051】
<情報処理装置の機能構成>
図6は、本実施形態に係る情報処理装置310の機能構成を示すブロック図である。
【0052】
情報処理装置310は、通信制御部601と、NFC識別情報取得部602と、台番号別URL取得部603と、結合部604と、入替書類データ取得部605と、検定番号(型式名)抽出部606と、合成部607と、を備える。また、情報処理装置310は、オプションの機種情報(URL)取得部608と、紐付部609と、データベース313と、を備える。さらに、情報処理装置310は、NFCタグ識別情報受信部610と、機種情報(URL)取得部611と、機種情報(URL)送信部612と、を備える。
【0053】
通信制御部601は、店舗システムの通信端末250、260およびユーザが携帯するユーザ端末330との通信を制御する。NFC識別情報取得部602は、通信端末250から登録される(図4A参照)、各遊技機に設置されるNFCタグが有するNFC識別情報を台番に対応付けて取得する。台番号別URL取得部603は、通信端末250から入力される(図4B参照)、台番号別URLを取得する。結合部604は、結合テーブル641を有し、台番ごとにNFC識別情報と台番号別URLとを結合して、データベース313に格納する。なお、結合テーブル641の構成は、図2のテーブル210の構成と類似である。
【0054】
入替書類データ取得部605は、通信端末260から入力される(図4C参照)、入替書類データを取得する。検定番号(型式名)抽出部606は、入替書類データから検定番号と型式名とを抽出する。合成部607は、合成テーブル671を有し、同じ台番のNFC識別情報と検定番号(型式名)とを合成して、データベース313に格納する。なお、合成テーブル671の構成は、図2のテーブル220の構成と類似である。紐付部609は、紐付テーブル691を有し、合成部607からのNFC識別情報と機種情報(URL)とを同じ検定番号または型式名により紐付けて、データベース313に格納する。なお、紐付テーブル691の構成は、図2のテーブル240の構成と類似である。また、検定番号(型式名)に対応付いた機種情報(URL)のテーブル230は、あらかじめデータベース313に準備されていてもよいし、外部から機種情報(URL)取得部608によって取得されてもよい。ここで、機種情報(URL)取得部608はオプションである。
【0055】
NFCタグ識別情報受信部610は、各遊技機に設置されたNFCタグ322からユーザ端末330が読み出したNFC識別情報を、ユーザ端末330から受信する。機種情報(URL)取得部611は、機種情報取得テーブル621を有し、データベース313からNFC識別情報により検索した一意の機種情報(URL)を取得する。機種情報(URL)送信部612は、取得した機種情報(URL)をNFC識別情報の送信元のユーザ端末330に送信する。
【0056】
データベース313は、図2に示したテーブル210、220、230、240などを格納する。なお、図6の構成要素(602~609)が、図3Aのデータベース生成部311を構成し、構成要素(610~612)が、図3Aの機種情報(サービス情報)提供部312を構成する。
【0057】
(機種情報取得テーブル)
図7は、本実施形態に係る機種情報取得テーブル621の構成を示す図である。機種情報取得テーブル621は、機種情報(URL)取得部611が、データベース313からNFC識別情報により検索した一意の機種情報(URL)を取得し、NFC識別情報の送信元のユーザ端末330に送信するために用いられる。
【0058】
機種情報取得テーブル621は、NFCタグ識別情報の送信元のユーザ端末ID701に対応付けて、受信したNFCタグ識別情報702と、店舗台番別URL703と、機種情報(URL)704とを記憶する。
【0059】
<情報処理装置のハードウェア構成>
図8は、本実施形態に係る情報処理装置310のハードウェア構成を示すブロック図である。なお、図8において、図6と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
【0060】
図8で、CPU(Central Processing Unit)810は演算制御用のプロセッサであり、プログラムを実行することで図6の構成要素を実現する。ROM(Read Only Memory)820は、初期データおよびプログラムなどの固定データおよびプログラムを記憶する。ネットワークインタフェース830は、ネットワーク360を介して、各店舗の通信端末250、260、および、ユーザ端末330との通信を制御する。
【0061】
RAM(Random Access Memory)840は、CPU810が一時記憶のワークエリアとして使用するランダムアクセスメモリである。RAM840には、本実施形態の実現に必要なデータを記憶する領域が確保されている。NFC識別情報841は、各店舗の通信端末250から登録された台番ごとのNFC識別情報である。台番別URL842は、各店舗の通信端末250から入力された台番ごとのURLである。結合テーブル641は、図6に示した結合部604が使用するテーブルである。入替書類データ843は、各店舗の通信端末260から入力された入替書類データである。検定番号(型式名)844は、入替書類データ843から抽出された検定番号(型式名)である。合成テーブル671は、図6の合成部607が使用するテーブルである。紐付テーブル691は、図6の紐付部609が使用するテーブルである。ユーザ端末ID845は、情報処理装置310にNFCタグ識別情報846を送信した送信元のユーザ端末の識別子である。NFCタグ識別情報846は、ユーザ端末ID845で示されるユーザ端末330が送信した識別情報である。機種情報取得テーブル621は、図6の機種情報(URL)取得部が使用するテーブルである。送受信データ847は、ネットワーク360を介して、店舗システムの通信端末250、260およびユーザが携帯するユーザ端末330と送受信するデータである。
【0062】
ストレージ850には、データベースや各種のパラメータ、あるいは本実施形態の実現に必要な以下のデータまたはプログラムが記憶されている。データベース313は、テーブル210、220、230、240などを格納するデータベースである。ストレージ850には、以下のプログラムが格納される。情報処理プログラム851は、情報処理装置310の全体を制御するプログラムである。NFC識別情報・台番別URL結合モジュール852は、NFC識別情報と台番別URLとを結合するモジュールである。NFC識別情報・検定番号(型式名)合成モジュール853は、NFC識別情報と検定番号(型式名)とを合成するモジュールである。NFC識別情報・機種情報紐付モジュール854は、NFC識別情報と機種情報(URL)とを紐付けるモジュールである。NFCタグ識別情報受信モジュール855は、ユーザ端末330からNFCタグ識別情報を受信するモジュールである。機種情報(URL)取得モジュール856は、NFCタグ識別情報に紐付いた機種情報(URL)を取得するモジュールである。機種情報(URL)送信モジュール857は、取得した機種情報(URL)をNFCタグ識別情報の送信元のユーザ端末330に送信するモジュールである。
【0063】
なお、図8のRAM840やストレージ850には、情報処理装置310が有する汎用の機能や他の実現可能な機能に関連するプログラムやデータは図示されていない。
【0064】
<情報処理装置の処理手順>
図9は、本実施形態に係る情報処理装置310の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図8のCPU810がRAM840を使用して実行し、図6の構成要素を実現する。
【0065】
情報処理装置310は、ステップS911において、データベースの生成か否かを判定する。データベースの生成であれば、情報処理装置310は、ステップS913において、データベース生成処理を実行する。データベースの生成でなければ、情報処理装置310は、ステップS921において、NFCタグ識別情報の受信か否かを判定する。NFCタグ識別情報の受信であれば、情報処理装置310は、ステップS923において、機種情報(URL)提供処理を実行する。
【0066】
(データベース生成処理)
図10Aは、本実施形態に係るデータベース生成処理S913の手順を示すフローチャートである。
【0067】
情報処理装置310は、ステップS1011において、各店舗の通信端末250からのNFC識別情報の受信を待機する。NFC識別情報を受信すると、情報処理装置310は、ステップS1013において、NFC識別情報を取得する。情報処理装置310は、ステップS1015において、各店舗の通信端末250からの台番号別URLの受信を待機する。台番号別URLを受信すると、情報処理装置310は、ステップS1017において、台番号別URLを取得する。そして、情報処理装置310は、ステップS1019において、同じ台番のNFC識別情報と台番号別URLとを結合する。
【0068】
情報処理装置310は、ステップS1021において、各店舗の通信端末260からの入替書類データの受信を待機する。入替書類データを受信すると、情報処理装置310は、ステップS1023において、受信した入替書類データから、各台番の検定番号(型式名)を抽出する。そして、情報処理装置310は、ステップS1023において、検定番号(型式名)とNFC識別情報とを合成する。
【0069】
次に、情報処理装置310は、ステップS1027において、データベース313または外部から、検定番号(型式名)に対応付けられた遊技機の機種情報(URL)を取得する。そして、情報処理装置310は、ステップS1029において、NFC識別情報と機種情報(URL)とを紐付けて、ステップS1031において、データベース313に格納する。
【0070】
(URL提供処理)
図10Bは、本実施形態に係る機種情報(URL)提供処理S923の手順を示すフローチャートである。
【0071】
情報処理装置310は、ステップS1041において、NFC識別情報の送信元のユーザ端末IDを記憶する。情報処理装置310は、ステップS1043において、送信されたNFC識別情報を取得する。情報処理装置310は、ステップS1045において、NFC識別情報に紐付いた機種情報(URL)をデータベース313から検索する。そして、情報処理装置310は、ステップS1047において、取得した識別情報(URL)を、送信元のユーザ端末に送信する。
【0072】
<ユーザ端末の処理手順>
図11は、本実施形態に係るユーザ端末330の処理手順を示すフローチャートである。なお、ユーザ端末330の構成は、汎用のスマートフォンと同様であるので説明は省略する。ユーザ端末330は、アプリケーションプログラムをダウンロードしてユーザ端末330のCPUがRAMを使用して実行することで、あるいは、Webブラウザによって、図5A図5Eの動作を実現する。
【0073】
ユーザ端末330は、ステップS1101において、機種情報(サービス情報)取得用アプリケーションを起動する。ユーザ端末330は、ステップS1103において、各遊技機のNFCタグ322からのNFC識別情報の受信を待機する。NFC識別情報を受信すると、ユーザ端末330は、ステップS1105において、図5Aのように選択したサービスメニューを表示する。
【0074】
ユーザ端末330は、ステップS1107において、サービスメニューからのユーザの選択を待つ。「機種情報」が選択されると、ユーザ端末330は、ステップS1109において、NFCタグ322から取得したNFC識別情報を情報処理装置310に送信する。そして、ユーザ端末330は、ステップS1111において、情報処理装置310からの機種情報(URL)の返信を待つ。
【0075】
情報処理装置310から機種情報(URL)の返信があれば、ユーザ端末330は、ステップS1113において、URLによって機種情報の提供元サーバにアクセスする。ユーザ端末330は、ステップS1115において、提供元サーバからの機種情報の受信を待って、機種情報の受信があると、ステップS1117において、受信した機種情報を表示する。
【0076】
なお、「機種情報」以外のメニューが選択されると、他の処理へ(図5C図5Eのようなー台番号別サービス情報の提供処理など)を実行する。
【0077】
本実施形態によれば、各遊技機に配置された近距離通信用タグが有する識別情報と遊技機の機種に関連する機種情報とを、同じ検定番号または同じ型式名によって紐付けたので、近距離通信で得た識別情報に基づいて遊技機の機種に応じた情報を提供することができる。また、近距離通信用タグが有する識別情報と台番別のサービス情報とを紐付けたので、近距離通信で得た識別情報に基づいて台番別のサービス情報を提供することができる。
【0078】
なお、本実施形態においては、ユーザ端末への遊技機ごとの機種情報の提供およびサービス情報の提供について示した。しかし、検定番号(型式名)による機種情報(URL)の紐付けを行わず、図2のNFC識別情報と台番別URLとの結合データのテーブル210により、近距離通信で得た識別情報に基づいて台番別のサービス情報を提供することによっても、十分な効果が得られる。
【0079】
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る情報処理装置について説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、上記第2実施形態と比べると、各遊技機に対応する機種情報やサービス情報を取得する場合に、店舗においてパスワードによる認証を設定可能である点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0080】
(パスワード処理の設定)
図12Aは、本実施形態に係る情報提供のパスワード処理の設定を説明する図である。通信端末250の表示画面1251には、パスワード設定時の表示例が図示されている。
【0081】
表示画面1251は、パスワードの使用方法を設定する設定欄1252と、パスワードを設定している設定元の法人や店舗を特定する設定欄1253と、を含む。設定欄1252において、対象とするサービス(図12Aでは「今日の運勢」)のパスワード編集を選択すると、設定欄1253が表示される。設定欄1253には、パスワードを利用するか否かの選択ボタンがあり、図12Aのように利用が指示されると、設定欄1252の利用が設定されて、「今日の運勢」のサービスを受けるには、あらかじめ店舗が設定されたパスワードに入力が必要になる。なお、あらかじめ店舗が設定されたパスワードは、店舗の入り口などの決められた場所に提示される。
【0082】
(パスワード処理時の表示画面)
図12Bは、本実施形態に係る情報提供のパスワード処理時のユーザ端末330の表示画面を示す図である。なお、図12Bにおいて、図5Aと同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
【0083】
図5Aに図示したサービスメニュー表示画面531から、パスワード利用が設定されたメニューを選択すると、表示画面1232にように、“合言葉を入力してください”とのメッセージとパスワード入力欄が表示される。パスワードを入力して「送信」をタッチすると、パスワードが情報処理装置310に送られてパスワードの合否が、情報処理装置310の判定部でチェックされる。パスワードが正しくて合致すれば、表示画面1233のようにメニュー選択に対応した情報の提示が許可される。一方、パスワードが誤りで不一致であれば、表示画面1234のように、パスワードの再入力が要求される。
【0084】
本実施形態によれば、他の実施形態の効果に加えて、ユーザによる遊技場外からの情報閲覧などの不正を防止することができる。
【0085】
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係る情報処理装置について説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、上記第2実施形態および第3実施形態と比べると、既に検定番号(型式名)とNFC識別情報との対応データを有する場合に、NFC識別情報と各遊技機の機種情報またはサービス情報とを紐付ける点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0086】
<情報処理システムの動作概要>
図13は、本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システム1300の動作概要を示す図である。なお、図13において、図2と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
【0087】
テーブル1220は、台番に対応付けて、NFC識別情報と、台番別URLと、検定番号(型式名)とがあらかじめ合成されて準備されている。後の紐付け処理は、図2と同様である。
【0088】
本実施形態によれば、他の実施形態の効果に加えて、NFC識別情報と検定番号(形式名)との合成処理を必要としないため、情報処理装置の負荷を軽減することができる。
【0089】
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態に係る情報処理装置について説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、上記第2実施形態から第4実施形態と比べると、さらに、店舗情報である法人番号や店舗番号を用いて、アクセス先を自動的に選択可能とする点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0090】
<情報処理システムの動作概要>
図14は、本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システム1400の動作概要を示す図である。なお、図14において、図2と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
【0091】
情報処理システム1400においては、各店舗の通信端末1450から登録された法人番号と店舗番号とが、マッチングにより、店舗台番別URLに反映されて自動的に生成される(S1410)。すなわち、テーブル1410においては、店舗台番別URLは、“http;//ater.net/法人番号/店舗番号/台番”として自動生成される。
【0092】
(店舗台番別URL生成処理)
図15は、本実施形態に係る店舗台番別URL生成処理の手順を示すフローチャートである。
【0093】
情報処理装置310は、ステップS1501において、法人番号と店舗番号との受信を待機する。法人番号と店舗番号との受信があれば、情報処理装置310は、ステップS1503において、通信端末250から登録されたNFC識別情報を取得する。情報処理装置310は、ステップS1505において、所定USL(図14では“http;//ater.net”)に、“/法人番号/店舗番号/台番”を付加して、店舗台番別URLを生成する。そして、情報処理装置310は、ステップS1507において、台番に対応付けて、登録するNFC識別情報と、生成された店舗台番別URLとを、データベース313に格納する。
【0094】
本実施形態によれば、他の実施形態の効果に加えて、店舗台番別URLを個々に設定する操作無しに、店舗情報である法人番号や店舗番号によって店舗台番別URLを自動的に生成するので、店舗ユーザの操作を簡素化することができる。
【0095】
[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態に係る情報処理装置について説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、上記第2実施形態から第5実施形態と比べると、各遊技台に対して一意のNFC識別情報と台番別URLとを紐付ける構成を有する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態から第5実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0096】
<情報処理システムの動作概要>
図16は、本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システム1600の動作概要を示す図である。なお、図16において、図2と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
【0097】
情報処理システム1600においては、各店舗の通信端末1650から入力された台番ごとの個別URL1610と、通信端末250から登録された各NFCタグのNFC識別情報とが、マッチング(S1610)によって紐付いたテーブル1440が生成される。テーブル1440を参照することにより、ユーザが携帯するユーザ端末330からのNFC識別情報に紐付く店舗台番別URLを返信することができる。なお、通信端末1650は通信端末250と同じであってもよい。
【0098】
本実施形態によれば、各店舗における複雑な操作無に、簡単な操作により台番別に特徴ある機種情報やサービス情報、その他の情報をユーザに提供することができる。
【0099】
[第7実施形態]
次に、本発明の第7実施形態に係る情報処理装置について説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、上記第2実施形態から第6実施形態と比べると、店舗の通信端末からユーザ端末で選択可能な新規メニューを設定できる構成を有する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態から第5実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0100】
(ユーザ端末の表示画面)
図17は、本実施形態に係るユーザ端末330のサービスメニュー表示画面531、1734、1737を示す図である。なお、図17において、図5Aと同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
【0101】
サービスメニュー表示画面1734において、「食事場所」1735と「天気予報」1736は、店舗の通信端末から情報処理装置に対して新規に追加するよう指示したメニューである。また、サービスメニュー表示画面1737において、「大安売り」1738と「最新ニュース」1736は、店舗の通信端末から情報処理装置に対して新規に追加するよう指示したメニューである。なお、追加された新規メニューは、店舗内の全遊技機のNFC識別情報に対応しても、機種ごとに対応しても、島ごとに対応しても、各遊技機に対応してもよい。その設定も店舗の通信端末から設定可能である。
【0102】
<情報処理システムの動作概要>
図18は、本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システム1800の動作概要を示す図である。なお、図18において、図2および図16と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
【0103】
各店舗の通信端末1850から入力された新規メニューおよび新規URL1830と、通信端末1650から入力された台番ごとの個別URL1610と、通信端末250から登録された各NFCタグのNFC識別情報とが、マッチング(S1810)される。その結果、NFC識別情報に店舗台番別URLと新規メニューおよび新規URLとが紐付いたテーブル1840が生成される。テーブル1840を参照することにより、ユーザが携帯するユーザ端末330からのNFC識別情報に紐付く新規メニューおよび新規URLを返信することができる。なお、新規メニューおよび新規URLは、全台番に共通であっても、機種ごとに共通であっても、島ごとに共通であっても、遊技機ごとに別々であってもよい。また、通信端末1650や1850は通信端末250と同じであってもよい。
【0104】
<情報処理システムの動作シーケンス>
図19は、本実施形態に係る情報処理装置1910を含む情報処理システム1800の動作手順を示すシーケンス図である。なお、図19において、図3Dと同様のステップには同じステップ番号を付して、重複する説明を省略する。また、図19においては、煩雑なために図3DのステップS349「入れ替え書類データの入力」などを削除したが、含んでいてもよい。
【0105】
ステップS1949において、通信端末1850から新規メニューおよび新規URLが設定される。ステップS1951において、情報処理装置1910は、NFC識別情報、台番別URLと、新規メニューおよび新規URLと、を紐付けて、テーブル1840を生成して、データベース1813に格納する。
【0106】
ステップS361において、ユーザ端末330がNFC識別情報を受信して、情報処理装置1910に送信すると、情報処理装置1910は、ステップS1963において、既存メニューと新規メニューとの組の表示をユーザ端末330に指示する。ユーザ端末330では、ステップS1965でメニューが選択されて、情報処理装置1910は、ステップS1966において、選択されたメニューに対応する新規URLがデータベース1813から読み出される。そして、読み出された新規URLはユーザ端末330に送信される。
【0107】
ユーザ端末330は、ステップS1967において、取得したURLによってサービス情報提供サーバ350にアクセスする。サービス情報提供サーバ350は、ステップS1968において、NFC識別情報に一意に対応付いたサービス情報をユーザ端末330に提供する。なお、新規URLが各遊技機単位の設定か、遊技機グループ単位の設定かによって、サービス情報が異なったり同じであったりする。ユーザ端末330は、ステップS1969において、NFC識別情報を受信したNFCタグ322が設置された遊技機に対応付いたサービス情報を取得し、ステップS1971において、サービス情報をユーザに提示する。
本実施形態によれば、他の実施形態の効果に加えて、客層に合った、あるいは、遊戯対象の遊技機に合った、サービス情報の提供を各店舗で自由に設定可能となり、変化に富んだ融通性のあるサービスが提供をすることができる。
【0108】
[他の実施形態]
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の技術的範囲で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の技術的範囲に含まれる。
【0109】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用されてもよいし、単体の装置に適用されてもよい。さらに、本発明は、実施形態の機能を実現する情報処理プログラムが、システムあるいは装置に供給され、内蔵されたプロセッサによって実行される場合にも適用可能である。本発明の機能をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラム、あるいはそのプログラムを格納した媒体、そのプログラムをダウンロードさせるサーバも、プログラムを実行するプロセッサも本発明の技術的範囲に含まれる。特に、少なくとも、上述した実施形態に含まれる処理ステップをコンピュータに実行させるプログラムを格納した非一時的コンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)は本発明の技術的範囲に含まれる。
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図3D
図4A
図4B
図4C
図5A
図5B
図5C
図5D
図5E
図6
図7
図8
図9
図10A
図10B
図11
図12A
図12B
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
【手続補正書】
【提出日】2021-04-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の遊技機に対して入替申請用に作成された入替書類データから、前記複数の遊技機に含まれる各遊技機の検定番号または型式名と、前記各遊技機の台番号とが対応付いた第1データを抽出する抽出部と、
前記各遊技機に配置された近距離通信用タグが有する識別情報と、前記各遊技機の台番号とが対応付いた第2データを取得する取得部と、
前記各遊技機の検定番号または型式名と、前記各遊技機の機種に関連する機種情報とを対応付けて記憶する記憶部と、
前記第1データおよび前記第2データを前記台番号に基づいて合成した合成データに含まれる前記識別情報と、前記記憶部に記憶された前記機種情報とを、同じ検定番号または同じ型式名によって紐付ける制御部と、
を備えた情報処理装置。
【請求項2】
ユーザが携帯する携帯端末が前記近距離通信用タグから受信した識別情報を取得して、当該識別情報に紐付いた前記機種情報を前記携帯端末に送信する第1送信部をさらに備えた請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記機種情報は、前記機種情報の提供元をアクセスするためのアクセスアドレスにより取得される請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第2データは、さらに、前記台番号ごとに割り当てられたサービス情報を含み、
前記制御部は、前記識別情報と前記サービス情報とを紐付ける請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
ユーザが携帯する携帯端末が前記近距離通信用タグから受信した識別情報を取得して、当該識別情報に紐付いた前記サービス情報を前記携帯端末に送信する第2送信部をさらに備えた請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記サービス情報は、前記サービス情報の提供元をアクセスするためのアクセスアドレスにより取得される請求項4または5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記サービス情報は、新しい遊技機への入替に関する新台入替の情報と、遊技に関するユーザの今日の運勢を示す情報と、前記ユーザの取得が可能な限定商品の情報と、の少なくとも1つを含む請求項4から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記ユーザが入力したパスワードの合否を判定し、前記パスワードが合致する場合に前記携帯端末への送信を許可する判定部をさらに備えた請求項2または5に記載の情報処理装置。
【請求項9】
複数の遊技機に含まれる各遊技機の台番号と、前記各遊技機の検定番号または型式名と、前記各遊技機に配置された近距離通信用タグが有する識別情報とを対応付けて記憶する第1記憶部と、
前記各遊技機の検定番号または型式名と、前記各遊技機の機種に関連する機種情報とを対応付けて記憶する第2記憶部と、
前記第1記憶部に記憶された前記識別情報と、前記第2記憶部に記憶された前記機種情報とを、同じ検定番号または同じ型式名によって紐付ける制御部と、
を備えた情報処理装置。
【請求項10】
抽出部が、複数の遊技機に対して入替申請用に作成された入替書類データから、前記複数の遊技機に含まれる各遊技機の検定番号または型式名と、前記各遊技機の台番号とが対応付いた第1データを抽出する抽出ステップと、
取得部が、前記各遊技機に配置された近距離通信用タグが有する識別情報と、前記各遊技機の台番号とが対応付いた第2データを取得する取得ステップと、
前記各遊技機の検定番号または型式名と、前記各遊技機の機種に関連する機種情報とを対応付けて記憶部に記憶する記憶ステップと、
制御部が、前記第1データおよび前記第2データを前記台番号に基づいて合成した合成データに含まれる前記識別情報と、前記記憶部に記憶された前記機種情報とを、同じ検定番号または同じ型式名によって紐付ける制御ステップと、
を含む情報処理方法。
【請求項11】
複数の遊技機に対して入替申請用に作成された入替書類データから、前記複数の遊技機に含まれる各遊技機の検定番号または型式名と、前記各遊技機の台番号とが対応付いた第1データを抽出する抽出ステップと、
前記各遊技機に配置された近距離通信用タグが有する識別情報と、前記各遊技機の台番号とが対応付いた第2データを取得する取得ステップと、
前記各遊技機の検定番号または型式名と、前記各遊技機の機種に関連する機種情報とを対応付けて記憶部に記憶する記憶ステップと、
前記第1データおよび前記第2データを前記台番号に基づいて合成した合成データに含まれる前記識別情報と、前記記憶部に記憶された前記機種情報とを、同じ検定番号または同じ型式名によって紐付ける制御ステップと、
をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、
複数の遊技機に含まれる各遊技機の台番号と、前記各遊技機の検定番号または型式名と、前記各遊技機に配置された近距離通信用タグが有する識別情報とを対応付けて記憶する第1記憶部と、
前記各遊技機の検定番号または型式名と、前記各遊技機の機種に関連する機種情報とを対応付けて記憶する第2記憶部と、
前記第1記憶部に記憶された前記識別情報と、前記第2記憶部に記憶された前記機種情報とを、同じ検定番号または同じ型式名によって紐付ける制御部と、
を備えた。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】削除
【補正の内容】