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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022134682
(43)【公開日】2022-09-15
(54)【発明の名称】液状体物クサビ型ゲート
(51)【国際特許分類】
   B28C 7/16 20060101AFI20220908BHJP
【FI】
B28C7/16
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021033979
(22)【出願日】2021-03-03
(71)【出願人】
【識別番号】515163483
【氏名又は名称】K’zシステム株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】507111553
【氏名又は名称】SMCテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100205523
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 浩也
(72)【発明者】
【氏名】山口 和秀
(72)【発明者】
【氏名】船橋 直樹
【テーマコード(参考)】
4G056
【Fターム(参考)】
4G056AA06
4G056CE02
(57)【要約】      (修正有)
【課題】水密性が高く、耐久性を有し、簡易な構造の液状体物クサビ型ゲートを提供する。
【解決手段】正面部から背面部にかけて幅が増大するように一定の斜度を有したガイドレールを左右に有するゲート部11と、前記ゲート部の前記ガイドレールを支え、正面部から背面部にかけて幅が減少するように一定の斜度を有したL字形レールを左右に有するゲート抑え部と、を備えることを特徴とする液状体物クサビ型ゲートによって、嵌合部が摩耗した場合も、嵌合面が増加するだけであるため、耐久性を有するゲートが提供できる。さらに、簡易な構造であるため、設備自体の高さを抑制することも可能で、大きさの自由度が高くなり、生コンクリートミキサーのゲートだけでなく、様々なゲートにも応用可能な利便性の高いゲートを提供することができる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
液状体物を貯留及び排出するクサビ型ゲートであって、
液状体物を流す孔となる液状体物孔部と、
前記液状体物孔部を塞ぐことを目的とし、正面部から背面部にかけて幅が増大するように一定の斜度を有したガイドレールを左右に有するゲート部と、
前記ゲート部の前記ガイドレールを支え、正面部から背面部にかけて幅が減少するように一定の斜度を有した嵌合部を左右に有するゲート抑え部と、
前記ゲート部の下面又は背面から支え、横にスライドをさせるジャッキ部と、
を備えることを特徴とする液状体物クサビ型ゲート
【請求項2】
請求項1のクサビ型ゲートであって、
前記ゲート部の上表面に接着された水密シール部と、
を備えることを特徴とする液状体物クサビ型ゲート
【請求項3】
請求項2のクサビ型ゲートであって、
前記ゲート部の上表面に接着された前記水密シール部が高分子材料からなる、
ことを特徴とする液状体物クサビ型ゲート
【請求項4】
請求項3のクサビ型ゲートであって、
前記ゲート部の上表面に接着された高分子材料からなる前記水密シール部の高分子材料が、シリコーンゴム、フッ素ゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴムまたは四フッ化エチレン樹脂である、
ことを特徴とする液状体物クサビ型ゲート
【請求項5】
請求項1のクサビ型ゲートであって、
前記ゲート部及びゲート抑え部が鋼製である、
ことを特徴とする液状体物クサビ型ゲート
【請求項6】
請求項1のクサビ型ゲートであって、
前記液状体物孔部が円形である、
ことを特徴とする液状体物クサビ型ゲート
【請求項7】
請求項1のクサビ型ゲートであって、
前記液状体物孔部が多角形である、
ことを特徴とする液状体物クサビ型ゲート
【請求項8】
請求項7のクサビ型ゲートであって、
前記液状体物孔部の多角形角部を丸めた、
ことを特徴とする液状体物クサビ型ゲート
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は建築資材のレディーミクストコンクリート、いわゆる生コンクリート(以下、生コンと略す)、凝固前のモルタルといった液状体物を貯留及び排出する際に使用するクサビ型ゲートに関する。
【背景技術】
【0002】
水流等を貯留及び排出するゲートは高い水密性を要求される。
【0003】
そこで水圧に耐え、高い水密性を有するゲートが多数発明されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004-218343号公報
【特許文献2】特開2007-28606号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、複数の角を落とした扇体を積み重ねて水密性を高めており、特許文献2では単純な部品で構成されており、既設の水路に簡単に取りつけることが可能で、低コストで設置可能なゲートを実現しているが、いずれのゲートも圧力の高い水流を貯留及び排出することを目的としており、開閉の利便性を高めながら、生コンなどの液状体物を貯め、排出量を制御するゲートに応用は難しい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、液状体物を貯留及び排出する際に使用するクサビ型ゲートであって、液状体物を流す孔となる液状体物孔部と、前記液状体物孔部を塞ぐことを目的とし、正面部から背面部にかけて幅が減少するように一定の斜度を有したガイドレールを左右に有するゲート部と、前記ゲート部の前記ガイドレールを支え、正面部から背面部にかけて幅が増大するように一定の斜度を有した嵌合部を左右に有するゲート抑え部と、前記ゲート部の下面又は背面から支え、横にスライドをさせるジャッキ部と、を備えることを特徴としている。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1のクサビ型ゲートであって、前記ゲート部の上表面に接着された水密シール部と、を備えることを特徴としている。
【0008】
請求項3の発明は、請求項2のクサビ型ゲートであって、前記ゲート部に接着された前記水密シール部が高分子材料からなる、ことを特徴としている。
【0009】
請求項4の発明は、請求項3のクサビ型ゲートであって、前記ゲート部の上表面に接着された高分子材料からなる前記水密シール部の高分子材料が、シリコーンゴム、フッ素ゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴムまたは四フッ化エチレン樹脂である、ことを特徴としている。
【0010】
請求項5の発明は、請求項1のクサビ型ゲートであって、前記ゲート部及びゲート抑え部が鋼製である、ことを特徴としている。
【0011】
請求項6の発明は、請求項1のクサビ型ゲートであって、前記液状体物孔部が円形である、ことを特徴としている。
【0012】
請求項7の発明は、請求項1のクサビ型ゲートであって、前記液状体物孔部が多角形である、ことを特徴としている。
【0013】
請求項8の発明は、請求項7のクサビ型ゲートであって、前記液状体物孔部の多角形角部を丸めた、ことを特徴としている。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、ゲート部のガイドレールに斜度が設けられていることにより、同様に斜度が設けられているゲート抑え部に沿ってゲート部がスライドして液状体物孔部を閉じた際に、クサビを入れたように上部への圧力が増すことにより、液状体物孔部周辺の水密性がアップするだけでなく、嵌合部が摩耗した場合も嵌合面が増加するだけであるため、耐久性を有する液状体物用のゲートが実現可能となる。さらに、簡易な構造であるため、設備自体の高さを抑制することも可能で、大きさの自由度が高くなり、生コンクリートミキサーのゲートだけでなく、様々なゲートにも応用できる利便性の高いゲートを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の実施形態に係るクサビ型ゲート1が閉じている状態を表す斜視図である
図2】本発明の実施形態に係るクサビ型ゲート1が半分開いた状態を表す斜視図である
図3】本発明の実施形態に係るゲート部11を背面から見た斜視図である
図4】本発明の実施形態に係るゲート部11の右側面図である
図5】本発明の実施形態に係るゲート部11の左側面図である
図6】本発明の実施形態に係るゲート部11の正面図である
図7】本発明の実施形態に係るゲート部11の背面図である
図8】本発明の実施形態に係るゲート部11の上面図である
図9】本発明の実施形態に係るゲート部11の下面図である
図10】本発明の実施形態に係るゲート部11が嵌合したゲート抑え部12の正面図である
図11】本発明の実施形態に係るゲート部11が嵌合したゲート抑え部12の背面図である
図12】本発明の実施形態に係るゲート部11が嵌合したゲート抑え部12の右側面図である
図13】本発明の実施形態に係るゲート1のゲート部11を閉じ、液状体物L排出前のステップを示した図である
図14】本発明の実施形態に係るゲート1のゲート部11を開け、液状体物Lを排出するステップを示した図である
図15】本発明の実施形態に係るゲート1のゲート部11を再度閉じ、液状体物Lの排出を止めるステップを示した図である
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な変形が可能である。さらに、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0017】
図1は本発明の実施形態に係るクサビ型ゲート(以下、ゲート1と略す)が閉じている状態を表す斜視図であり、図2は本発明の実施形態に係るゲート1が半分開いた状態を表す斜視図である。
【0018】
ゲート1は図1及び図2に示す通り液状体物保持部、液状体物孔部10、ゲート部11、ゲート抑え部12、水密シール部13及びジャッキ部14からなるが、ジャッキ部14は他のもので代用しても良い。代用可能なものは後述する。水密シール部13は備えなくても良い。図1はゲート1が閉じている状態を示している図であり、生コンなどの液状体物の排出を止め、貯留している状態である。ジャッキ部14が動作して、図2のステップS1に示すとおり、図2に向かって左側にゲート部11が動作し、上部に溜まっていた生コンなどの液状体物が液状体物孔部10からステップS2に示すとおり、下部方向へ排出される。ゲート1の素材は耐錆性及び耐摩耗性を有する素材、好ましくは鋼製、さらに好ましくはステンレス製だが、特に素材は問わない。
【0019】
図1及び図2に示す液状体物孔部10の形状は四角形となっているが、円形でも多角形でも良い。多角形の場合は角部にアールをつけ丸みを帯びさせても良い。液状体物孔部10の大きさは特に定めないが、ミキサー車に接続し、生コンクリートを排出ゲートに使用することを想定した場合、液状体物孔部10の直径D10は180mm~260mm、好ましくは200mm~250mm、さらに好ましく210mm~240mmである。また液状体物孔部10の高さH10は180mm~270mm、好ましくは200mm~260mm、さらに好ましくは220mm~250mmである。
【0020】
ゲート部11は液状体物孔部10を塞いで、液状体物の流れを止め、貯留させる。ゲート部11の形状は図3乃至図9に示す。図3は本発明の実施形態に係るゲート部11を背面から見た斜視図、図4は本発明の実施形態に係るゲート部11の右側面図、図5は本発明の実施形態に係るゲート部11の左側面図、図6は本発明の実施形態に係るゲート部11の正面図、図7は本発明の実施形態に係るゲート部11の背面図、図8は本発明の実施形態に係るゲート部11の上面図及び図9は本発明の実施形態に係るゲート部11の下面図である。
【0021】
ゲート部11は図3乃至図7で示す通り、正面部11A、背面部11B、右側面部11C及び右下面部11Dからなる右ガイドレール部GR11、右凹側面11E、左側面部11F及び左下面部11Gからなる左ガイドレール部GL11、左凹側面11H、並びに背面部11Jを備える。図4及び図5に示す通り右ガイドレール部GR11及び左ガイドレール部GL11の幅は正面幅FH1よりも背面幅BH1の方が広く、ゲート11部の正面部11Aから背面部11Bにかけて一定の斜度を有しながらに幅が増大し、クサビ型を形成する。この右ガイドレール部GR11幅及び左ガイドレール部GL11幅の増大によりゲート部11が閉じる際に、クサビ同様に上部方向へ圧力が高まる。ゲート部11の素材は耐錆性及び耐摩耗性を有する素材、好ましくは鋼製、さらに好ましくはステンレス製だが、特に素材は問わない。
【0022】
動作を考慮した場合、ゲート部11の正面部11Aの高さFH1+FH2は、ゲート部11の背面部11Bの高さBH1+BH2と等しいことが好ましいが、特に定めない。
【0023】
ゲート部11の大きさは液状体物孔部10閉じるため、液状体物孔部10よりも大きいサイズであれば特に定めないが、ミキサー車に接続し、生コンクリートを排出ゲートに使用することを想定した場合、ゲート部11の直径D11は200mm~310mm、好ましくは230mm~290mm、さらに好ましく250mm~270mmである。またゲート部11の高さH11は240mm~360mm、好ましくは260mm~340mm、さらに好ましくは280mm~320mmである。
【0024】
ゲート部11の上面には水密性を上げるために水密シール部13を設けても良いが、設けなくても良い。この水密シール部13は耐錆性及び耐摩耗性を有する鋼製でも良いし、高分子材料でも良く、ゲート部11とはボルト締めなど耐久性がある方法で接着される。
【0025】
水密シール部13の高分子材料である場合はクロロプレンゴムがもっとも好ましいが、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴムまたは四フッ化エチレン樹脂でもよい。
【0026】
水密シール部13の高さH13は特に定めないが水密性を上げるには、2mm~30mm、好ましくは5mm~20mm、さらに好ましく8mm~12mmである。
【0027】
ゲート抑え12はゲート部11を支え、ゲート部11の右ガイドレール部GR11及び左ガイドレール部GL11と嵌合し、ゲート部11を左右に動作させる。ゲート抑え部12の形状は図10乃至図12に示す。図10は本発明の実施形態に係るゲート部11が嵌合したゲート抑え部12の正面図、図11は本発明の実施形態に係るゲート部11が嵌合したゲート抑え部12の背面図、図12は本発明の実施形態に係るゲート部11が嵌合したゲート抑え部12の右側面図である。
【0028】
ゲート抑え部12は図10乃至図12で示す通り、右前面部12A、右側面部12B、右下面部12C及び右背面部12Dからなる右嵌合部RR12、並びに左前面部12E、左側面部12F、左下面部12G及び左背面部12Hからなる左嵌合部RL12を備える。図10乃至図12で示す通り、右嵌合部RR12の幅は正面幅FHG2よりも背面幅BHG2の方が小さく、右嵌合部RR12の右前面部12Aから右背面部12Dかけて一定の斜度を有しながらに幅が減少し、クサビ型を形成する。同様に左嵌合部RL12の幅は正面幅FHG2よりも背面幅BHG2の方が狭く、左嵌合部RL12の左前面部12Eから左背面部12Hかけて一定の斜度を有しながらに幅が減少し、クサビ型を形成する。この左右嵌合部幅の減少によりゲート部11が閉じる際に、クサビ同様に上部方向へ圧力が高まる効果となる。ゲート抑え部12の素材は耐錆性及び耐摩耗性を有する素材、好ましくは鋼製、さらに好ましくはステンレス製だが、特に素材は問わない。
【0029】
動作を考慮した場合、ゲート抑え部12の右前面部12Aの高さFHG1+FHG2は、ゲート部抑え部12の右背面部12Dの高さBHG1+BHG2と等しいことが好ましいが、特に定めない。同様にゲート抑え部12の左前面部12Eの高さFHG1+FHG2は、ゲート部抑え部12の左背面部12Hの高さBHG1+BHG2と等しいことが好ましいが、特に定めない。
【0030】
ゲート部抑え部12の大きさはゲート部11が嵌合し、上部方向に抑える目的があるため、ゲート部11の高さH11よりもゲート抑え部の長さH12は同じ又は若干大きいサイズであれば特に定めないが、ミキサー車に接続し、生コンクリートを排出ゲートに使用することを想定した場合、ゲート抑え部の長さH12は280mm~450mm、好ましくは300mm~400mm、さらに好ましくは330mm~370mmである。
【0031】
ジャッキ部14は図12に示す通り、ゲート支持部14A、伸縮部14B、ジャッキ駆動部14C及びジャッキ支持部14D等からなる。ゲート支持部14Aはゲート部11の下面、又は背面から支え、ジャッキ駆動部14Cが動作した際、伸縮部14Bが伸縮し、ゲート部11の開閉を行う。ジャッキ部14の図は例示的に示したもので、ゲート部11を支え、ゲート部11を左右に動かし、液状体物孔部10の開閉を行うことができれば、構造は問わない。
【0032】
<実施形態>
次にゲート1を使って液状体物Lを排出する実施例を示す。図13は本発明の実施形態に係るゲート1のゲート部11を閉じ、液状体物L排出前のステップを示した図、図14は本発明の実施形態に係るゲート1のゲート部11を開け、液状体物Lを排出するステップを示した図、図15は本発明の実施形態に係るゲート1のゲート部11を再度閉じ、液状体物L排出を止めるステップを示した図である。
【0033】
(ステップS3)
まず図13に示すようにゲート1のゲート部11を閉じ、液状体物Lを貯留している初期状態である。ジャッキ部14の伸縮部14Bを縮小させ、ゲート部11を開く。
【0034】
(ステップS4)
次に図14に示すようにゲート1のゲート部11を開くと、液状体物Lを下部方向へ落下し、排出する。
【0035】
(ステップS5)
次に図15に示すようにジャッキ部14の伸縮部14Bを伸ばし、ゲート1のゲート部11を閉じると、液状体物Lは再び貯留される。
【0036】
(ステップS6)
ゲート1のゲート部11を閉じた際に、ゲート部11のゲート部11の右ガイドレール部GR11とゲート抑え部12の右嵌合部RR12、及びゲート部11のゲート部11の左ガイドレール部GL11とゲート抑え部12の左嵌合部RL12が緩やかな斜度を有しながらクサビのように嵌合するため、上部方向への力が加わり、水密性が上がるため、液状体物Lは漏れなく完全に貯留する。
【0037】
1 クサビ型ゲート
10 液状体物孔部
11 ゲート部
12 ゲート抑え部
13 水密シール部
14 ジャッキ部
11A ゲート部11正面部
11B ゲート部11背面部
11C ゲート部11右側面部
11D ゲート部11右下面部
11E ゲート部11右凹側面部
11F ゲート部11左側面部
11G ゲート部11左下面部
11H ゲート部11左凹側面部
12A ゲート抑え部12右前面部
12B ゲート抑え部12右側面部
12C ゲート抑え部12右下面部
12D ゲート抑え部12右背面部
12E ゲート抑え部12左前面部
12F ゲート抑え部12左側面部
12G ゲート抑え部12左下面部
12H ゲート抑え部12左背面部
14A ジャッキ部14ゲート支持部
14B ジャッキ部14伸縮部
14C ジャッキ部14ジャッキ駆動部
14D ジャッキ部14ジャッキ支持部
GR11 ゲート部11右ガイドレール部
GL11 ゲート部11左ガイドレール部
RR12 ゲート抑え部12右嵌合部
RL12 ゲート抑え部12左嵌合部
L 液状体物
P 液状体物保持部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
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図15