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  • 特開-携帯型飛沫防止シールド 図1
  • 特開-携帯型飛沫防止シールド 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022134816
(43)【公開日】2022-09-15
(54)【発明の名称】携帯型飛沫防止シールド
(51)【国際特許分類】
   A62B 29/00 20060101AFI20220908BHJP
【FI】
A62B29/00
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021034234
(22)【出願日】2021-03-04
(71)【出願人】
【識別番号】721001694
【氏名又は名称】株式会社ファインパル
(72)【発明者】
【氏名】後藤 典孝
【テーマコード(参考)】
2E185
【Fターム(参考)】
2E185BA13
(57)【要約】
【課題】衛生的に且つコンパクトに持ち運び可能な飛沫防止シールドを実現する為、複数の板状飛沫防止シールドを組み合わせ、且つ形状を変化させて携帯型飛沫防止シールドとしての機能を得る仕組が課題である。
【解決手段】複数の板状シールドを、折り曲げ可能な接続部品や着脱可能な接続部品を組み合わせることで、飛沫防止シールドの形状と持ち運び可能な形状の2つの形状に変化させることが可能となった。さらに2つの角部分のシールドの間に板状のシールドをクリップや粘着テープやヒンジ等で止めることで、コの字型の形状を拡張することが可能となる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の板状の飛沫防止シールドを複数の折り畳み可能な接続部品(ヒンジや粘着テープ等)で接続し、各板状のシールドは、上下と左右に折り畳み可能で、折り畳みを阻害しないよう下部の一部については、着脱可能な接続部品で固定される特徴を持つ携帯型飛沫防止シールド。
下部の接続されていない板状のシールドは、着脱可能な接続部品で固定され、角部分のシールド2つを、クリップや粘着テープやヒンジ等で止めることで、コの字型の形状を維持することができる。
【請求項2】
2つの角部分のシールドの間に、さらに板状のシールドをクリップや粘着テープやヒンジ等で止めることで、コの字型の形状を拡張でき、飛沫防止シールドのサイズを拡張可能とする特徴を持つ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
飛沫防止を実現でき、かつ軽量で折りたたみ可能な形状のシールドとすることで、持ち運びが可能となるように、複数の板状の飛沫防止シールドと接続部品を、最も効率よくコンパクトに組み立てる技術の分野
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
飛沫防止の能力を確保するためには、60cm以上の高さを必要とするため、通常の飛沫防止シールドでは衛生的に持ち運びすることが困難であった。そのため、高さを半分以下の複数の板状シールドを組み合わせることで60cm以上の高さを確保することが求められる。しかし、複数を組み合わせても飛沫防止シールドとしての機能を実現するには、自立できる形状にすることと、衛生的に持ち運ぶための形状に変形できることが必要である。この2つの形状を実現するには、複数の板状シールドの接続の形状と、接続部分の部品の機能をどのように実現するかが課題であった。
【課題を解決するための手段】
【0003】
複数の板状飛沫防止シールドを接続するにあたり、折り曲げ可能な接続部品としてヒンジや粘着テープを使用し、折り曲げる際に接続部分が離れるよう着脱可能な部品をさらに使うことで、飛沫防止シールドの形状と折り畳み時の形状の2つを実現する。
【発明の効果】
【0004】
マスクやフェースシールドを外した状態で、飲食したり会話したりする場合に、備え付けの飛沫防止シールドが準備できていない環境で、持ち運び可能な飛沫防止シールドを使用することで、感染症防止の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1】板状飛沫防止シールド(1)を折り曲げ可能な接続部品(2)を適切な場所に使用し、直角に接続でき着脱可能な接続部品(3)を使用し、かつ分離している板状飛沫防止シールドを固定するクリップ等の接続部品(4)を使用することで、折り畳み状の形状と飛沫防止シールドの形状を実現する。(図1の〔A〕)直角に接続でき着脱可能な接続部品(3)を使用した板状シールドの間に複数の板状シールドをクリップ等の接続部品(4)を追加で使用することで、横幅のサイズを自由に拡大することが可能となる。(図1の〔B〕)
図2】各板状シールドの接続の変形は、着脱可能な接続部品を切り離したり接続したりすることによって、実現可能となる。(図2
【発明を実施するための形態】
【0006】
折り畳み状になった時に、板状シールドのずれがなく、且つ飛沫防止シールドを形成した時に、十分な安定性と機能を保持できるような形状を維持構成する。
【産業上の利用可能性】
【0007】
個人の住居や飲食店で、飛沫防止シールドを固定的に設置することが困難な場合や、飛沫防止シールドを随時除去して消毒作業する場合などの利用に適している。
【符号の説明】
【0008】
1 板状シールド(アクリルボードやプラスチック版)
2 接続部品(粘着テープやプラスチックヒンジ)
3 着脱可能な接続部品
4 角部分に組み立てた飛沫防止シールドの間を固定する接続部品
図1
図2