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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022013494
(43)【公開日】2022-01-18
(54)【発明の名称】知能的木板両面同時自動塗装設備
(51)【国際特許分類】
   B05C 9/04 20060101AFI20220111BHJP
   B05B 15/62 20180101ALI20220111BHJP
   B05B 1/14 20060101ALI20220111BHJP
   B05C 13/02 20060101ALI20220111BHJP
   B05C 9/14 20060101ALI20220111BHJP
【FI】
B05C9/04
B05B15/62
B05B1/14 Z
B05C13/02
B05C9/14
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020127022
(22)【出願日】2020-07-28
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2020-11-25
(31)【優先権主張番号】202010610761.4
(32)【優先日】2020-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】520280357
【氏名又は名称】杭州納網信息科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100088063
【弁理士】
【氏名又は名称】坪内 康治
(72)【発明者】
【氏名】黄星星
【テーマコード(参考)】
4D073
4F033
4F042
【Fターム(参考)】
4D073AA01
4D073BB03
4D073CA20
4D073CB02
4D073CB16
4D073CB20
4D073CB21
4D073CB24
4F033AA01
4F033BA03
4F033DA01
4F033EA05
4F033LA12
4F042AA02
4F042BA08
4F042BA12
4F042BA25
4F042BA27
4F042CA01
4F042CB02
4F042DB20
4F042DB26
4F042DF07
4F042DF11
4F042DF15
(57)【要約】      (修正有)
【課題】加工工程数を抑制することができ、工作効率を向上することができる知能的木板両面同時自動塗装設備の提供。
【解決手段】知能的木板両面同時自動塗装設備は、フレームと、底板と、側板と、フレームに設けられる箱体と、箱体に接続されるパイプと、および木板3とを含む。さらに、フレームに設けられる塗布装置と、塗布装置に設けられる供給装置と、塗布装置に設けられる乾燥手段とを含み、塗布装置は前記木板に設置される噴出ヘッドと、噴出ヘッドを固定する支持板と、支持板に対称的に設けられる駆動ユニットと、木板の上下両側に対称的に設けられる両搬送手段とを含み、搬送手段は噴出ヘッドの両側に対称的に設けられる両位置決めユニットを含み、供給装置5は前記位置決めユニットに設けられるセンタリングユニットと、センタリングユニットに設けられる押送ユニットとを含む。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレーム1と、底板11と、側板12と、前記フレーム1に設けられる箱体21と、前記
箱体21に接続されるパイプ22と、および木板3とを含む知能的木板両面同時自動塗装
設備であって、さらに、前記フレーム1に設けられる塗布装置4と、前記塗布装置4に設
けられる供給装置5と、前記塗布装置4に設けられる乾燥手段6とを含み、前記塗布装置
4は前記木板3に設置される噴出ヘッド41と、前記噴出ヘッド41を固定する支持板4
2と、前記支持板42に対称的に設けられる駆動ユニット43と、前記木板3の上下両側
に対称的に設けられる両搬送手段44とを含み、前記搬送手段44は前記噴出ヘッド41
の両側に対称的に設けられる両位置決めユニット441を含み、前記供給装置5は前記位
置決めユニット441に設けられるセンタリングユニット51と、前記センタリングユニ
ット51に設けられる押送ユニット52とを含み、前記位置決めユニット441は前記フ
レーム1に固定設置される液圧シリンダ4411と、前記第1液圧シリンダ4411に固
定接続される第1ホルダ4412と、前記第1ホルダ4412に設けられる第1支持ロー
ラ4413と、前記第1支持ローラ4413に移動可能に套設される第1挟板4414と
、前記第1挟板4414に接続される複数個の第1バネ4415と、前記第1支持ローラ
4413に套設される複数個の第1スプロケット4416と、前記第1スプロケット44
16の外側に套設される第1チェーン4417と、前記スプロケットを回転駆動する第1
モータ4418と、前記第1ホルダ4412に両端がそれぞれ固定される止め板4419
とを含み、前記第1モータ4418は前記第1ホルダ4412に固定されており、前記駆
動ユニット43は前記支持板42の両端に対称的に設けられるねじナット431と、前記
ねじナット431に穿設される左右ねじ432と、前記左右ねじ432に套設される第2
スプロケット433と、前記第2スプロケット433に套設される第2チェーン434と
、前記第2スプロケット433を回転駆動する第2モータ435と、前記第2モータ43
5を固定する第1支持フレーム436とを含み、前記第1支持フレーム436は前記側板
12にに固定されていることを特徴とする前記知能的木板両面同時自動塗装設備。
【請求項2】
前記センタリングユニット51は、前記底板11に設けられる複数個の第2液圧シリンダ
510と、前記第2液圧シリンダ510に固定接続される第2ホルダ511と、前記第2
ホルダ511に等距離に設けられる複数個の第2支持ローラ512と、前記第2支持ロー
ラ512に対称的に設けられる両第2挟板513と、複数個の第2バネ514と、第3支
持ローラ515と、前記第2支持ローラ512に設けられる傾斜板516と、隣り合う両
第2挟板513の隙間の上方に位置する押圧ブロック517と、前記押圧ブロック517
に固定接続される複数個の第3液圧シリンダ518と、前記第3液圧シリンダ518に固
定される第2支持フレーム519とを含み、前記第2支持ローラ512の両端は前記第2
ホルダ511に回転可能に穿設されており、前記第2バネ514の一端が第2挟板513
に固定され、他の一端が側板12に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の知
能的木板両面同時自動塗装設備。
【請求項3】
前記押送ユニット52は、前記第2挟板513に滑動可能に穿設される押板521と、前
記押板521に滑動可能に套設される案内スリーブ522と、前記案内スリーブ522に
固定される第3支持フレーム523と、前記押板521にヒンジ接続される第1クランク
524と、前記第1クランク524にヒンジ接続される第2クランク525と、前記第2
クランク525にヒンジ接続される半環形板526と、前記半環形板526に滑動可能に
接続される軸体527と、前記軸体527に固定される円形ディスク528と、前記円形
ディスク528を回転駆動する第3モータ529とを含み、前記半環形板526に半弧形
溝が設けられており、前記円形ディスク528と前記軸体527とが偏心的に接続されて
いることを特徴とする請求項1に記載の知能的木板両面同時自動塗装設備。
【請求項4】
前記乾燥手段6は、複数個のシャッター板61と、前記シャッター板61の両端にヒンジ
接続される第4支持フレーム62と、前記シャッター板61の運動を制御する調整ユニッ
ト63と、前記シャッター板61の外側に設けられる加熱管64と、前記第4支持フレー
ム62に固定されるハウジング65と、前記ハウジング65に接続される通風ダクト66
と、前記通風ダクト66に接続される送風機67とを含み、前記調整ユニット63は前記
シャッター板61に接続されるリンクロッド631と、前記リンクロッド631に接続さ
れる第3クランク632と、第3クランク632に接続される第4クランク633と、前
記第4クランク633に固定接続される第4液圧シリンダ634とを含み、前記第4液圧
シリンダ634はフレーム1に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の知能的
木板両面同時自動塗装設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築施工技術の技術領域に属し、特に知能的木板両面同時自動塗装設備に関す
る。
【背景技術】
【0002】
通常、木板の表面は塗装処理を行う必要がある。既存の塗装設備は、木板に対して人工的
な締め付けを行い、更に塗装を行う必要がある。作業効率が低い。また、塗装過程におい
て、木板の締付部分について、一回では塗装ができない場合がある。塗装漏れ部分を再塗
装し、加工工程が増せ、人力・物資を浪費する。
【発明の概要】
【0003】
本発明は、既存の技術の不足を克服するために、プロセスの簡略化、加工効率の高い知能
的木板両面同時自動塗装設備を提供する。
【0004】
上記の目的を実現するために、本発明は以下の技術方案を採用する。
知能的木板両面同時自動塗装設備は、フレームと、底板と、側板と、前記フレームに設け
られる箱体と、前記箱体に接続されるパイプと、および木板とを含む知能的木板両面同時
自動塗装設備であって、さらに、前記フレームに設けられる塗布装置と、前記塗布装置に
設けられる供給装置と、前記塗布装置に設けられる乾燥手段とを含み、前記塗布装置は前
記木板に設置される噴出ヘッドと、前記噴出ヘッドを固定する支持板と、前記支持板に対
称的に設けられる駆動ユニットと、前記木板の上下両側に対称的に設けられる両搬送手段
とを含み、前記搬送手段は前記噴出ヘッドの両側に対称的に設けられる両位置決めユニッ
トを含み、前記供給装置は前記位置決めユニットに設けられるセンタリングユニットと、
前記センタリングユニットに設けられる押送ユニットとを含む。
【0005】
本発明において、位置決めユニットを備える。これにより鉛直方向に沿って送入された木
板を自動的にセンタリングさせ、位置決めて挟み込むとともに、木板を継続的に搬送して
、木板の長さ方向における完全的塗布を確保することができる。位置決めユニットは鉛直
的に配布される噴出ヘッドの両側に設置され、かつ噴出ヘッドにより両位置決めユニット
間の木板に塗布を実施することにり、木板の幅方向における完全的塗布を確保することが
できる。これによって、木板の左右両側同時に完全的塗装を済ませることができ、塗布漏
しが出てきて、繰り返し塗布をしなければならない不都合がなくなり、加工工程を簡略化
させる。駆動ユニットによって、木板両側の噴出ヘッドを変位させて、互いに接近または
分離させることができる。センタリングユニットによって、木板を鉛直的に保持しながら
、自動的に位置決めユニットに位置合わせさせる。押送ユニットによって、自動的センタ
リング済みの木板を位置決めユニットへまで押送させて、自動的供給を実現することがで
きる。また乾燥ユニットを設けることによって、塗布を実施された木板を乾燥させて、上
向きに風吹きを行なって、ニス付けなどを防止することができる。
【0006】
前記位置決めユニットは前記フレームに固定設置される液圧シリンダと、前記第1液圧シ
リンダに固定接続される第1ホルダと、前記第1ホルダに設けられる第1支持ローラと、
前記第1支持ローラに移動可能に套設される第1挟板と、前記第1挟板に接続される複数
個の第1バネと、前記第1支持ローラに套設される複数個の第1スプロケットと、前記第
1スプロケットの外側に套設される第1チェーンと、前記スプロケットを回転駆動する第
第1モータと、前記第1ホルダに両端がそれぞれ固定される止め板とを含み、前記第1モ
ータは前記第1ホルダに固定されている。本発明において、第1液圧シリンダは、上下の
両第1ホルダを互いに接近押動させる上で、第1支持ローラにより鉛直的木板を挟み込む
とともに、自動的に様々な幅の木板に適応可能である。第1支持ローラは、木板を挟み込
むとともに、木板を継続的に搬送することができる。第1挟板は、第1支持ローラを滑動
可能であるとともに、バネの付勢により木板に貼合することができるので、木板を常に第
1支持ローラの中間位置に保持するようにでき、これにより木板の両面はそれぞれ左右両
側の噴出ヘッドとの距離が等しくすることができ、木板の同時両面塗装の厚度は同じくで
きる。スプロケットは、それによって伝動すれば、低速で重度汚染の環境でも利用できる
し、正確的な伝動比を確保することができ、各第1支持ローラの回転数は同じくできる。
同じ側における両第1ホルダの間に止め板を設けることによって、噴霧が左右へ吹き散し
て、まわりの装置などを汚染して運転を影響するなどを防止することができる。
【0007】
前記駆動ユニットは前記支持板の両端に対称的に設けられるねじナットと、前記ねじナッ
トに穿設される左右ねじと、前記左右ねじに套設される第2スプロケットと、前記第2ス
プロケットに套設される第2チェーンと、前記第2スプロケットを回転駆動する第2モー
タと、前記第2モータを固定する第1支持フレームとを含み、前記第1支持フレームは前
記側板にに固定されている。本発明において、左右ねじを備えるので、そのねじ軸の正逆
回転は、ねじナットを介して支持板の接近または分離運動へと転換される。これにより、
噴出ヘッドは動作位置へ切換でき、または撤退もできる。
【0008】
前記センタリングユニットは、前記底板に設けられる複数個の第2液圧シリンダと、前記
第2液圧シリンダに固定接続される第2ホルダと、前記第2ホルダに等距離に設けられる
複数個の第2支持ローラと、前記第2支持ローラに対称的に設けられる両第2挟板と、複
数個の第2バネと、第3支持ローラと、前記第2支持ローラに設けられる傾斜板と、隣り
合う両第2挟板の隙間の上方に位置される押圧ブロックと、前記押圧ブロックに固定接続
される複数個の第3液圧シリンダと、前記第3液圧シリンダに固定される第2支持フレー
ムとを含み、前記第2支持ローラの両端は前記第2ホルダに回転可能に穿設されており、
前記第2バネはその一端が第2挟板に固定され、その他端が側板に固定されている。本発
明において、第2液圧シリンダによって、自動的に第2ホルダの水平位置を調節すること
により、第2支持ローラの上面と第1支持ローラの上面への配置位置は同じくさせて、搬
送安定性を保証する。第2バネに付勢される両第2挟板により中央向きに木板を挟み込み
、木板を第1挟板の中心に自動的に位置合わせさせる。木板を傾斜板に沿って上向きに搬
送して、所定位置に移動させると、押圧ブロックを第3液圧シリンダの押動により下向き
に移動させて、木板を両第2挟板の間へ押圧する。傾斜板の端部に第3支持ローラが設け
られることにより、木板を下方向へ反転させるときにおける傾斜板との摩擦力を減少させ
、より安定的反転を実現できる。
【0009】
前記押送ユニットは、前記第2挟板に滑動可能に穿設される押板と、前記押板に滑動可能
に套設される案内スリーブと、前記案内スリーブに固定される第3支持フレームと、前記
押板にヒンジ接続される第1クランクと、前記第1クランクにヒンジ接続される第2クラ
ンクと、前記第2クランクにヒンジ接続される半環形板と、前記半環形板に滑動自在に接
続される軸体と、前記軸体に固定される円形ディスクと、前記円形ディスクを回転駆動す
る第3モータとを含み、前記半環形板に半弧形溝が設けられており、前記円形ディスクと
前記軸体とが偏心的に接続されている。本発明において、第3モータによって、円形ディ
スクを介して軸体を回転させて、滑動溝を半環形板の半弧形溝内で往復移動させることに
より、第2クランクと第1クランクにより押板を案内スリーブ内で直線上に往復移動させ
て、第2挟板間の木板を位置決めユニットまでへ押す。
【0010】
前記乾燥手段は、複数個のシャッター板と、前記シャッター板の両端にヒンジ接続される
第4支持フレームと、前記シャッター板の運動を制御する調整ユニットと、前記シャッタ
ー板の外側に設けられる加熱管と、前記第4支持フレームに固定されるハウジングと、前
記ハウジングに接続される通風ダクトと、前記通風ダクトに接続される送風機とを含む。
本発明において、シャッター板を備える。シャッター板の傾斜角度を調整することにより
風向を変えることができる。斜上向きに風を木板へ吹き出すことにより、ニス付けなどを
防止することができる。送風機から吹出した風を、加熱管を経て加熱した後、再び木板の
表面へ吹き付けると、塗料を乾燥させる。
【0011】
前記調整ユニットは前記シャッター板に接続されるリンクロッドと、前記リンクロッドに
接続される第3クランクと、第3クランクに接続される第4クランクと、前記第4クラン
クに固定接続される第4液圧シリンダとを含み、前記第4液圧シリンダはフレームに固定
されていること。本発明において、クランクリンク機構は、第4液圧シリンダの運動をリ
ンクロッドの上下運動に転換させる。これによってシャッター板の回転は傾斜角度が改変
できる。
【0012】
以上によれば、本発明は、木板の同時両面で塗装を済ませることができるので、塗布遺漏
のくせに繰り返し塗装の工程を増えることは避けられ、加工工程数を抑制することができ
る、また、自動的に塗布装置に対して位置合わせし、自動的に塗料を供給することによっ
て、工作効率を向上することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の構成図である。
図2】本発明の構成図である。
図3図1の正面断面図である。
図4図3のA-Aに沿った断面図である。
図5図3のB-Bに沿った断面図である。
図6図5のEにおける拡大図である。
図7図3のC-Cに沿った断面図である。
図8図3のD-Dに沿った断面図である。
図9図8のFにおける拡大図である。
図10図1の右側面図である。
図11図10のG-Gに沿った断面図である。
図12図11のHにおける拡大図である。
図13図3の部分構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1-13に示されるように、知能的木板両面同時自動塗装設備は、フレーム1、底板1
1、側板12、箱体21、パイプ22および木板3を含む。前記箱体21は前記フレーム
1の一側に設けられる。前記パイプ22は前記箱体21に接続される。前記木板3は鉛直
方向に沿って配置される。さらに塗布装置4、供給装置5および乾燥手段6を含む。塗布
装置4は前記フレーム1内部に設けられる。前記供給装置5は前記塗布装置4の供給側に
設けられる。前記乾燥手段6は前記塗布装置4の排出側に設けられる。前記塗布装置4は
噴出ヘッド41、支持板42、駆動ユニット43および搬送手段44を含む。前記噴出ヘ
ッド41は複数個備えられ、鉛直方向に沿って対称的に前記木板3の両側に配置されてお
り、各噴出ヘッド41はそれぞれパイプ22に接続される。前記支持板42は鉛直的に配
置され、前記噴出ヘッド41を固定する。前記駆動ユニット43は前記支持板42の両端
に対称的に設けられる。前記搬送手段44は2個備えられ、前記木板3の上下両側に対称
的に設けられており、木板3を位置決めする。前記搬送手段44は位置決めユニット44
1を含む。前記位置決めユニット441は2個備えられ、前記噴出ヘッド41の両側に対
称的に設けられる。前記供給装置5はセンタリングユニット51および押送ユニット52
を含む。前記センタリングユニット51は前記位置決めユニット441の左側に設けられ
る。前記押送ユニット52は前記センタリングユニット51の左側に設けられる。
【0015】
図5、6、11、12に示されるように、前記位置決めユニット441は第1液圧シリン
ダ4411、第1ホルダ4412、第1支持ローラ4413、第1挟板4414、第1バ
ネ4415、第1スプロケット4416、第1チェーン4417、第1モータ4418お
よび止め板4419を含む。前記第1液圧シリンダ4411は鉛直方向に沿って前記フレ
ーム1に固定設置される。前記第1ホルダ4412は前記第1液圧シリンダ4411の動
作端に固定される。前記第1支持ローラ4413は複数個備えられ、水平回転自在に前記
第1ホルダ4412の内部に等距離に設けられており、その両端が第1ホルダ4412に
回転可能に接続される。前記第1挟板4414は円形板とし、その内側端面は中間から外
側へ傾斜度を有し、前記第1支持ローラ4413に移動可能に套設されており、木板3に
対して対称的に配布される。前記第1バネ4415は複数個備えられ、前記第1挟板44
14の外周方向に沿って等距離に配布され、その一端が前記第1挟板4414に接続され
、他端が前記第1ホルダ4412の内側に固定される。前記第1スプロケット4416は
複数個備えられ、それぞれ第1支持ローラ4413の入力軸に套設される。前記第1チェ
ーン4417は第1スプロケット4416の表面に套設される。前記第1モータ4418
はスプロケット回転を駆動するものとし、前記第1ホルダ4412に固定される。前記止
め板4419の両側板12は木板3を向いて両側へ拡張するとともに、その両端が両側の
第1ホルダ4412に固定される。
【0016】
図1、4、9に示されるように、前記駆動ユニット43はねじナット431、左右ねじ4
32、第2スプロケット433、第2チェーン434、第2モータ435および第1支持
フレーム436を含む。前記ねじナット431は前記支持板42の両端に対称的に設けら
れるとともに、支持板42の両端に固定される。前記左右ねじ432は前記ねじナット4
31に穿設される。前記第2スプロケット433は前記左右ねじ432の入力端に套設さ
れる。前記第2チェーン434は前記第2スプロケット433の表面に套設される。前記
第2モータ435は前記第2スプロケット433の回転を駆動する。前記第1支持フレー
ム436は側板12に固定され、第2モータ435を固定する。
【0017】
図7に示されるように、前記センタリングユニット51は第2液圧シリンダ510、第2
ホルダ511、第2支持ローラ512、第2挟板513、第2バネ514、第3支持ロー
ラ515、斜板516、押圧ブロック517、第3液圧シリンダ518および第2支持フ
レーム519を含む。前記第2液圧シリンダ510は複数個備えられ、前記底板11に鉛
直方向に沿って等距離に設けられる。前記第2ホルダ511はその開口が上向きで、前記
第2液圧シリンダ510の動作端に固定される。前記第2支持ローラ512は複数個備え
られ、前記第2ホルダ511の内部に等距離に設けられており、その両端が前記第2ホル
ダ511に回転可能に穿設される。前記第2挟板513は2枚備えられ、第2ホルダ51
1の内部に位置しており、その中段に弓字状凹溝が設けられ、その上端が円弧状を呈して
外側へ拡張しており、前記第2支持ローラ512の上側に対称的に設けられるとともに、
第2支持ローラ512の表面で滑動可能である。前記第2バネ514は複数個備えられ、
第2挟板513と第2ホルダ511側板12の間に等距離に設けられており、第2バネ5
14の一端が第2挟板513に固定され、その他端が第2ホルダ511の側板12に固定
される。前記第3支持ローラ515は一方の第2挟板513の上方側に設けられる。前記
斜板516は第2支持ローラ512の他側に設けられ、第3支持ローラ515の両端に回
転可能に接続される。前記押圧ブロック517は両第2挟板513の間隙直上方に設けら
れる。前記第3液圧シリンダ518は複数個備えられ、押圧ブロック517に固定接続さ
れる。前記第2支持フレーム519は底板11に固定され、第3液圧シリンダ518の末
端に固定される。
【0018】
図1-3に示されるように、前記押送ユニット52は押板521、案内スリーブ522、
第3支持フレーム523、第1クランク524、第2クランク525、半環形板526、
軸体527、円形ディスク528および第3モータ529を含む。前記押板521は、そ
の一段が板状とし、他段が円柱体とする。その板状の一段が第2挟板513の中段の弓字
状凹溝内で滑動可能であり、案内スリーブ522は前記押板521の円柱体の一段に滑動
可能に套設される。前記第3支持フレーム523は前記案内スリーブ522に固定される
。前記第1クランク524は前記押板521の一端にヒンジ接続される。前記第2クラン
ク525はその一端が第1クランク524にヒンジ接続され、その他端が第3支持フレー
ム523にヒンジ接続される。前記半環形板526の内部に半弧形溝が設けられ、第2ク
ランク525の中段にヒンジ接続される。前記軸体527は半環形板526に滑動自在に
接続される。前記円形ディスク528は前記軸体527に偏心的に接続されるとともに、
軸体527に固定される。前記第3モータ529は前記円形ディスク528を回転駆動す
る。
【0019】
図8に示されるように、前記乾燥手段6は、シャッター板61、第4支持フレーム62、
調整ユニット63、加熱管64、ハウジング65、通風ダクト66および送風機67を含
む。前記シャッター板61は複数個備えられ、鉛直方向に沿って等距離に配布される。第
4支持フレーム62は鉛直的に配布され、その両端がそれぞれフレーム1に固定され、前
記シャッター板61の両端にヒンジ接続される。前記調整ユニット63は前記シャッター
板61の回転を制御する。前記加熱管64はシャッター板61の外側に設けられ、ハウジ
ング65にに固定される。前記ハウジング65は前記第4支持フレーム62に固定される
。前記通風ダクト66は前記ハウジング65の下端に接続される。前記送風機67は通風
ダクト66の他端に接続される。
【0020】
図9に示されるように、前記調整ユニット63はリンクロッド631、第3クランク63
2、第4クランク633および第4液圧シリンダ634を含む。前記リンクロッド631
は2本備えられ、木板3の両側に対称的に設けられ、前記シャッター板61の一端に接続
される。前記第3クランク632は2本備えられ、それぞれ前記リンクロッド631の一
端に接続される。両第3クランク632の他端にいずれも前記第4クランク633が接続
される。前記第4液圧シリンダ634は前記第4クランク633の中段に固定され、その
末端がフレーム1に固定される。
【0021】
上記の第1モータ4418、第2モータ435、第3モータ529はいずれも市販される
モータとする。
【0022】
本設備の動作原理は具体的に下記のとおりである。木板3を傾斜板516に沿って上向き
に移動させる。所定位置に移動させると、木板3を押圧ブロック5172により下向きに
第2挟板513内へ押圧して自動的にセンタリングさせる。第3モータ529を起動する
と、第3モータ529により円形ディスク528を介して軸体527を回転駆動する。そ
れにより滑動溝を半環形板526の半弧形溝内で往復移動させる。これにより第2クラン
ク525と第1クランク524により押板521を案内スリーブ522内で直線状に往復
移動させる。第2挟板513間の木板3を第1挟板4414の中間へ押圧する。第1液圧
シリンダ4411が動作すると、第1ホルダ4412を互いに接近押動させて、第1支持
ローラ4413により木板3を挟み込むようになる。第1モータ4418を起動すると、
第1スプロケット4416を回転させて、第1支持ローラ4413を回転させる。これに
より木板3を運動させる。第2モータ435を起動すると、第2スプロケット433によ
り両本の左右ねじ432を回転させる。これによりねじナット431に固定される支持板
42を互いに向いて移動させる。これにより噴出ヘッド41を動作位置へと切換して、通
過している木板3に対して噴出ヘッド41により左右両面から塗装を実施する。木板3に
塗装を実施した後、送風機67を起動させて、送風機67から吹出す風が、加熱管64を
経て加熱されてから、再び木板3の表面へ拭き当たって、塗料(ペンキ)を乾燥させる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【手続補正書】
【提出日】2020-09-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレーム1と、底板11と、側板12と、前記フレーム1に設けられる箱体21と、前記
箱体21に接続されるパイプ22とを含む知能的木板両面同時自動塗装設備であって、さ
らに、前記フレーム1に設けられる塗布装置4と、前記塗布装置4に設けられる供給装置
5と、前記塗布装置4に設けられる乾燥手段6とを含み、前記塗布装置4は支持板42
に対称的に設けられる駆動ユニット43と、両搬送手段44とを含み、前記搬送手段44
は両位置決めユニット441を含み、前記供給装置5は前記位置決めユニット441に設
けられるセンタリングユニット51と、前記センタリングユニット51に設けられる押送
ユニット52とを含み、前記位置決めユニット441は前記フレーム1に固定設置される
液圧シリンダ4411と、前記液圧シリンダ4411に固定接続される第1ホルダ441
2と、前記第1ホルダ4412に設けられる第1支持ローラ4413と、前記第1支持ロ
ーラ4413に移動可能に套設される第1挟板4414と、前記第1挟板4414に接続
される複数個の第1バネ4415と、前記第1支持ローラ4413に套設される複数個の
第1スプロケット4416と、前記第1スプロケット4416の外側に套設される第1チ
ェーン4417と、前記スプロケットを回転駆動する第1モータ4418と、前記第1ホ
ルダ4412に両端がそれぞれ固定される止め板4419とを含み、前記第1モータ44
18は前記第1ホルダ4412に固定されており、前記駆動ユニット43は前記支持板4
2の両端に対称的に設けられるねじナット431と、前記ねじナット431に穿設される
左右ねじ432と、前記左右ねじ432に套設される第2スプロケット433と、前記第
2スプロケット433に套設される第2チェーン434と、前記第2スプロケット433
を回転駆動する第2モータ435と、前記第2モータ435を固定する第1支持フレーム
436とを含み、前記第1支持フレーム436は前記側板12固定されていることを特
徴とする前記知能的木板両面同時自動塗装設備。
【請求項2】
前記押送ユニット52は、前記第2挟板513に滑動可能に穿設される押板521と、前
記押板521に滑動可能に套設される案内スリーブ522と、前記案内スリーブ522に
固定される第3支持フレーム523と、前記押板521にヒンジ接続される第1クランク
524と、前記第1クランク524にヒンジ接続される第2クランク525と、前記第2
クランク525にヒンジ接続される半環形板526と、前記半環形板526に滑動可能に
接続される軸体527と、前記軸体527に固定される円形ディスク528と、前記円形
ディスク528を回転駆動する第3モータ529とを含み、前記半環形板526に半弧形
溝が設けられており、前記円形ディスク528と前記軸体527とが偏心的に接続されて
いることを特徴とする請求項1に記載の知能的木板両面同時自動塗装設備。
【請求項3】
前記乾燥手段6は、複数個のシャッター板61と、前記シャッター板61の両端にヒンジ
接続される第4支持フレーム62と、前記シャッター板61の運動を制御する調整ユニッ
ト63と、前記シャッター板61の外側に設けられる加熱管64と、前記第4支持フレー
ム62に固定されるハウジング65と、前記ハウジング65に接続される通風ダクト66
と、前記通風ダクト66に接続される送風機67とを含み、前記調整ユニット63は前記
シャッター板61に接続されるリンクロッド631と、前記リンクロッド631に接続さ
れる第3クランク632と、第3クランク632に接続される第4クランク633と、前
記第4クランク633に固定接続される第4液圧シリンダ634とを含み、前記第4液圧
シリンダ634はフレーム1に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の知能的
木板両面同時自動塗装設備。