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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022135660
(43)【公開日】2022-09-15
(54)【発明の名称】充電システム
(51)【国際特許分類】
   H02J 7/00 20060101AFI20220908BHJP
【FI】
H02J7/00 303C
【審査請求】未請求
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021035607
(22)【出願日】2021-03-05
(71)【出願人】
【識別番号】316005926
【氏名又は名称】ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001357
【氏名又は名称】弁理士法人つばさ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】宇野 花梨
【テーマコード(参考)】
5G503
【Fターム(参考)】
5G503AA01
5G503AA04
5G503BA02
5G503BB01
5G503CA08
5G503EA05
(57)【要約】
【課題】適切に充電を行うことを可能にする。
【解決手段】本開示の充電システムは、第1のバッテリを有する電子機器と、第1のバッテリを充電する第2のバッテリと、第1のバッテリの充電残量と第2のバッテリの充電残量とに基づいて第1のバッテリを満充電まで充電可能か否かを判定する判定部と、判定部の判定結果に基づいて第2のバッテリによる第1のバッテリの充電開始の制御を行う充電制御部とを有する充電装置とを備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のバッテリを有する電子機器と、
前記第1のバッテリを充電する第2のバッテリと、前記第1のバッテリの充電残量と前記第2のバッテリの充電残量とに基づいて前記第1のバッテリを満充電まで充電可能か否かを判定する判定部と、前記判定部の判定結果に基づいて前記第2のバッテリによる前記第1のバッテリの充電開始の制御を行う充電制御部とを有する充電装置と
を備える
充電システム。
【請求項2】
前記充電制御部は、前記判定部によって前記第1のバッテリを満充電まで充電可能であると判定された場合に、前記第2のバッテリによる前記第1のバッテリの充電を開始させる
請求項1に記載の充電システム。
【請求項3】
前記充電制御部は、前記判定部によって前記第1のバッテリを満充電まで充電可能ではないと判定された場合に、充電開始の選択がなされたか否かを判断し、前記充電開始の選択がなされたか否かの判断結果に基づいて、前記第2のバッテリによる前記第1のバッテリの充電開始の制御を行う
請求項1に記載の充電システム。
【請求項4】
前記充電制御部は、前記充電開始の選択がなされたと判断した場合には前記第2のバッテリによる前記第1のバッテリの充電を開始させ、前記充電開始の選択がなされなかったと判断した場合には前記第2のバッテリによる前記第1のバッテリの充電を開始させない
請求項3に記載の充電システム。
【請求項5】
前記充電装置は、
前記判定部による判定結果を通知する通知制御部、をさらに備える
請求項1に記載の充電システム。
【請求項6】
前記通知制御部は、
前記判定部による判定結果を前記電子機器に通知する
請求項5に記載の充電システム。
【請求項7】
前記通知制御部は、
前記判定部による判定結果を外部装置に通知する
請求項5に記載の充電システム。
【請求項8】
前記電子機器は、前記充電装置による前記第1のバッテリの充電ができない状態になったことを検知した場合に、前記充電装置が充電ができない状態になったことを外部装置に通知する処理を行う
請求項1に記載の充電システム。
【請求項9】
前記判定部は、前記第1のバッテリを充電中に前記第1のバッテリが満充電になったか否かを判定し、
前記充電制御部は、前記判定部によって前記第1のバッテリが満充電になったと判定された場合に、前記第2のバッテリによる前記第1のバッテリの充電を停止させる
請求項1に記載の充電システム。
【請求項10】
第1のバッテリを有する電子機器と、
前記第1のバッテリを充電する第2のバッテリを有する充電装置と、
前記第1のバッテリの充電残量と前記第2のバッテリの充電残量とに基づいて前記第1のバッテリを満充電まで充電可能か否かを判定する判定部と、前記判定部の判定結果に基づいて前記第2のバッテリによる前記第1のバッテリの充電開始の制御を行う充電制御部とを有する外部装置と
を備える
充電システム。
【請求項11】
前記充電制御部は、前記判定部によって前記第1のバッテリを満充電まで充電可能であると判定された場合に、前記第2のバッテリによる前記第1のバッテリの充電を開始させる
請求項10に記載の充電システム。
【請求項12】
前記充電制御部は、前記判定部によって前記第1のバッテリを満充電まで充電可能ではないと判定された場合に、充電開始の選択がなされたか否かを判断し、前記充電開始の選択がなされたか否かの判断結果に基づいて、前記第2のバッテリによる前記第1のバッテリの充電開始の制御を行う
請求項10に記載の充電システム。
【請求項13】
前記充電制御部は、前記充電開始の選択がなされたと判断した場合には前記第2のバッテリによる前記第1のバッテリの充電を開始させ、前記充電開始の選択がなされなかったと判断した場合には前記第2のバッテリによる前記第1のバッテリの充電を開始させない
請求項12に記載の充電システム。
【請求項14】
前記外部装置は、
前記判定部による判定結果を通知する通知制御部、をさらに備える
請求項10に記載の充電システム。
【請求項15】
前記通知制御部は、
前記判定部による判定結果を前記電子機器に通知する
請求項14に記載の充電システム。
【請求項16】
前記通知制御部は、
前記判定部による判定結果を前記充電装置に通知する
請求項14に記載の充電システム。
【請求項17】
前記判定部は、前記第1のバッテリを充電中に前記第1のバッテリが満充電になったか否かを判定し、
前記充電制御部は、前記判定部によって前記第1のバッテリが満充電になったと判定された場合に、前記第2のバッテリによる前記第1のバッテリの充電を停止させる
請求項10に記載の充電システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、充電システムに関する。
【背景技術】
【0002】
イヤホン用バッテリを有するワイヤレスイヤホンと、イヤホン用バッテリを充電するためのケース用バッテリを有するケースとを備えた充電システムにおいて、イヤホン用バッテリの充電残量情報に基づいてイヤホン用バッテリの使用可能時間を予測し、その使用可能時間をユーザに通知する技術がある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-108223号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記充電システムでは、ケース用バッテリの充電残量がワイヤレスイヤホンを十分に充電可能であるか否かの判別をしていないため、ユーザはワイヤレスイヤホンを満充電まで充電可能であるか否かを知ることが困難である。
【0005】
適切に充電を行うことが可能な充電システムを提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施の形態に係る第1の充電システムは、第1のバッテリを有する電子機器と、第1のバッテリを充電する第2のバッテリと、第1のバッテリの充電残量と第2のバッテリの充電残量とに基づいて第1のバッテリを満充電まで充電可能か否かを判定する判定部と、判定部の判定結果に基づいて第2のバッテリによる第1のバッテリの充電開始の制御を行う充電制御部とを有する充電装置とを備える。
【0007】
本開示の一実施の形態に係る第2の充電システムは、第1のバッテリを有する電子機器と、第1のバッテリを充電する第2のバッテリを有する充電装置と、第1のバッテリの充電残量と第2のバッテリの充電残量とに基づいて第1のバッテリを満充電まで充電可能か否かを判定する判定部と、判定部の判定結果に基づいて第2のバッテリによる第1のバッテリの充電開始の制御を行う充電制御部とを有する外部装置とを備える。
【0008】
本開示の一実施の形態に係る第1または第2の充電システムでは、第1のバッテリの充電残量と第2のバッテリの充電残量とに基づいて第1のバッテリを満充電まで充電可能か否かを判定し、その判定結果に基づいて第2のバッテリによる第1のバッテリの充電開始の制御を行う。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本開示の第1の実施の形態に係る充電システムの第1の構成例を概略的に示す構成図である。
図2】第1の実施の形態に係る充電システムの第2の構成例を概略的に示す構成図である。
図3】第1の実施の形態に係る充電システムの充電処理の第1の例を概略的に示すフローチャートである。
図4】第1の実施の形態に係る充電システムにおけるユーザ通知処理の一例を示すフローチャートである。
図5】第1の実施の形態に係る充電システムの充電処理の第2の例を概略的に示すフローチャートである。
図6】第1の実施の形態に係る充電システムにおける過放電状態の判定処理の第1の例を概略的に示すフローチャートである。
図7】第1の実施の形態に係る充電システムにおける過放電状態の判定処理の第2の例を概略的に示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態(図1図7
1.1 構成
1.2 動作
1.3 効果
1.4 変形例
2.その他の実施の形態
【0011】
<1.第1の実施の形態>
[1.1 構成]
(第1の構成例)
図1は、本開示の第1の実施の形態に係る充電システムの第1の構成例を概略的に示している。
【0012】
第1の構成例に係る充電システムは、充電装置としてのケース1と、電子機器としてのイヤホン2と、外部装置としてのスマートフォン3とを備えている。
【0013】
ケース1は、イヤホン2を収納する機能とイヤホン2を充電する機能とを有するイヤホンケースである。ケース1は、制御部10と、第2のバッテリとしてのケースバッテリ12と、右用充電端子13Rと、左用充電端子13Lと、右用通信端子14Rと、左用通信端子14Lと、イヤホン充電回路15と、ケース充電回路16と、電源17と、操作入力部18と、ユーザ通知部19とを有する。
【0014】
制御部10は、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)を有するマイクロコンピュータによって構成されてもよい。この場合、制御部10による処理は、ROMまたはRAMに記憶されたプログラムに基づく処理をCPUが実行することで実現し得る。
【0015】
イヤホン2は、ワイヤレスイヤホンであり、右イヤホン2Rと左イヤホン2Lとを有している。右イヤホン2Rは、制御部20と、無線通信部21と、第1のバッテリとしてのバッテリ22と、充電端子23と、通信端子24と、音声出力部25と、操作入力部28と、ユーザ通知部29とを有する。左イヤホン2Lも右イヤホン2Rと同様の構成であってもよい。
【0016】
スマートフォン3は、制御部30と、無線通信部31と、操作入力部38と、ユーザ通知部39とを有する。
【0017】
ケース1において、ケースバッテリ12は、イヤホン2のバッテリ22を充電するためのバッテリである。ケースバッテリ12は、ケース充電回路16を介して電源17から給電される。
【0018】
ケース1の右用充電端子13Rは、右イヤホン2Rをケース1にセットした場合に右イヤホン2Rの充電端子23に接続される。右イヤホン2Rのバッテリ22は、イヤホン充電回路15、右用充電端子13R、および右イヤホン2Rの充電端子23を介してケースバッテリ12から給電される。
【0019】
ケース1の左用充電端子13Lは、左イヤホン2Lをケース1にセットした場合に左イヤホン2Lの充電端子23に接続される。左イヤホン2Lのバッテリ22は、イヤホン充電回路15、左用充電端子13L、および左イヤホン2Lの充電端子23を介してケースバッテリ12から給電される。
【0020】
ケース1において、操作入力部18はユーザにより操作される操作ボタン等を有する。
【0021】
ケース1において、ユーザ通知部19はユーザに各種情報の通知等を行うLED(発光ダイオード)や表示部等を有する。また、ユーザ通知部19はユーザに各種情報を音声によって通知するための音声出力部を有していてもよい。
【0022】
ケース1の右用通信端子14Rは、右イヤホン2Rをケース1にセットした場合に右イヤホン2Rの通信端子24に接続される。これにより、ケース1と右イヤホン2Rとが通信可能となっている。
【0023】
ケース1の左用通信端子14Lは、左イヤホン2Lをケース1にセットした場合に左イヤホン2Lの通信端子24に接続される。これにより、ケース1と左イヤホン2Lとが通信可能となっている。
【0024】
右イヤホン2Rおよび左イヤホン2Lの無線通信部21は、スマートフォン3の無線通信部31と通信可能となっている。無線通信部21と無線通信部31との無線通信は、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、または非接触通信などであってもよい。また、その他の通信方式であってもよい。ケース1は、右用通信端子14R、右イヤホン2Rの通信端子24、および右イヤホン2Rの無線通信部21を介して、スマートフォン3の無線通信部31と通信可能となっている。また、ケース1は、左用通信端子14L、左イヤホン2Lの通信端子24、および左イヤホン2Lの無線通信部21を介して、スマートフォン3の無線通信部31と通信可能となっている。
【0025】
これにより、ケース1とスマートフォン3は、右イヤホン2Rまたは左イヤホン2Lを介して、互いに通信可能となっている。
【0026】
イヤホン2において、音声出力部25は音声を出力する音声出力機構を有する。
【0027】
イヤホン2において、操作入力部28はユーザにより操作される操作ボタン等を有する。
【0028】
イヤホン2において、ユーザ通知部29はユーザに各種情報の通知等を行うLEDや表示部等を有する。
【0029】
スマートフォン3において、操作入力部38はユーザにより操作される操作ボタン等を有する。また、スマートフォン3はタッチパネルを有していてもよい。操作入力部38はタッチパネルの表示画面に表示されたUI(User Interface)による操作ボタン等であってもよい。
【0030】
スマートフォン3において、ユーザ通知部39はユーザに各種情報の通知等を行う表示画面を表示する表示装置等を有する。また、ユーザ通知部39はユーザに各種情報を音声によって通知するための音声出力部を有していてもよい。
【0031】
スマートフォン3において、制御部30は、例えばCPU、ROM、およびRAMを有するマイクロコンピュータによって構成されてもよい。この場合、制御部30による処理は、ROMまたはRAMに記憶されたプログラムに基づく処理をCPUが実行することで実現し得る。
【0032】
ケース1における制御部10またはスマートフォン3における制御部30は、本開示の技術における「充電制御部」および「通知制御部」の一具体例に相当する。
【0033】
ケース1における制御部10は、判定部10Aを有する。また、スマートフォン3における制御部30が判定部30Aを有していてもよい。
【0034】
判定部10Aは、イヤホン2のバッテリ22の充電残量とケースバッテリ12の充電残量とに基づいてイヤホン2のバッテリ22を満充電まで充電可能か否かを判定するようにしてもよい。充電制御部としての制御部10は、判定部10Aの判定結果に基づいてケースバッテリ12によるイヤホン2のバッテリ22の充電開始の制御を行うようにしてもよい(後述の図3のS104,S108等)。
【0035】
また、充電制御部としての制御部10は、判定部10Aによってイヤホン2のバッテリ22を満充電まで充電可能であると判定された場合に、ケースバッテリ12によるイヤホン2のバッテリ22の充電を開始させるようにしてもよい(後述の図3のS104,S108等)。
【0036】
また、充電制御部としての制御部10は、判定部10Aによってイヤホン2のバッテリ22を満充電まで充電可能ではないと判定された場合に、充電開始の選択がなされたか否かを判断し、充電開始の選択がなされたか否かの判断結果に基づいて、ケースバッテリ12によるイヤホン2のバッテリ22の充電開始の制御を行うようにしてもよい(後述の図3のS104,S107,S108等)。
【0037】
充電制御部としての制御部10は、充電開始の選択がなされたと判断した場合にはケースバッテリ12によるイヤホン2のバッテリ22の充電を開始させ、充電開始の選択がなされなかったと判断した場合にはケースバッテリ12によるイヤホン2のバッテリ22の充電を開始させないようにしてもよい(後述の図3のS104,S107,S108等)。
【0038】
判定部10Aは、イヤホン2のバッテリ22を充電中にイヤホン2のバッテリ22が満充電になったか否かを判定するようにしてもよい(後述の図6のS121)。充電制御部としての制御部10は、判定部10Aによってイヤホン2のバッテリ22が満充電になったと判定された場合に、ケースバッテリ12によるイヤホン2のバッテリ22の充電を停止させるようにしてもよい(後述の図6のS121,S123等)。
【0039】
また、通知制御部としての制御部10は、判定部10Aによる判定結果を通知するようにしてもよい(後述の図3のS103等)。
【0040】
また、通知制御部としての制御部10は、判定部10Aによる判定結果をイヤホン2に通知するようにしてもよい(後述の図3のS103等)。
【0041】
なお、以上のケース1における判定部10Aおよび制御部10による処理は、スマートフォン3における判定部30Aおよび制御部30が行うようにしてもよい(後述の図5図7)。
【0042】
また、通知制御部としての制御部10は、判定部10Aによる判定結果をスマートフォン3に通知するようにしてもよい(後述の図3のS103等)。
【0043】
また、通知制御部としての制御部30は、判定部30Aによる判定結果をケース1に通知するようにしてもよい(後述の図5のS114等)。
【0044】
イヤホン2は、ケース1によるイヤホン2のバッテリ22の充電ができない状態になったことを検知した場合に、ケース1が充電ができない状態になったことをスマートフォン3に通知する処理を行うようにしてもよい(後述の図3のS105,S106、図4等)。
【0045】
(第2の構成例)
図2は、第1の実施の形態に係る充電システムの第2の構成例を概略的に示している。
【0046】
第2の構成例に係る充電システムは、充電装置としてのケース1Aと、電子機器としてのイヤホン2Aと、外部装置としてのスマートフォン3とを備えている。
【0047】
ケース1Aは、図1の第1の構成例におけるケース1の構成に対して、右用通信端子14R、および左用通信端子14Lに代えて、無線通信部11を有している。
【0048】
イヤホン2Aは、図1の第1の構成例におけるイヤホン2の構成に対して、通信端子24が省かれた構成となっている。
【0049】
ケース1Aの無線通信部11は、イヤホン2Aの無線通信部21およびスマートフォン3の無線通信部31とに通信可能となっている。無線通信部11と、無線通信部21および無線通信部31との無線通信は、Bluetooth、Wi-Fi、または非接触通信などであってもよい。また、その他の通信方式であってもよい。
【0050】
これにより、第2の構成例に係る充電システムでは、ケース1Aとイヤホン2Aとがそれぞれ、スマートフォン3に対して直接、通信可能となっている。これにより、スマートフォン3が、ケースバッテリ12とイヤホン2のバッテリ22とのそれぞれの充電残量の情報等を、ケース1Aとイヤホン2Aとから直接、取得可能となっている。また、スマートフォン3から、ケース1Aとイヤホン2Aとに直接、各種制御情報等を送信可能となっている。
【0051】
その他の構成は、第1の実施の形態に係る充電システムの構成と略同様であってもよい。
【0052】
[1.2 動作]
以下の動作説明において、図1の第1の構成例に係る充電システムの場合には、ケース1とイヤホン2との間の通知処理等の通信は、イヤホン2の通信端子24を介して行われる。また、ケース1とスマートフォン3との間の通知処理等の通信は、イヤホン2の通信端子24および無線通信部21を介して行われる。また、図2の第2の構成例に係る充電システムの場合には、ケース1Aとイヤホン2Aとの間の通知処理等の通信は、ケース1Aの無線通信部11とイヤホン2Aの無線通信部21とによって行われる。また、ケース1Aとスマートフォン3との間の通知処理等の通信は、ケース1Aの無線通信部11とスマートフォン3の無線通信部31とによって行われる。
【0053】
以下では、主として図1の第1の構成例に係る充電システムを例に動作説明するが、図2の第2の構成例に係る充電システムの動作についても、通信経路が異なること以外は、基本的に図1の第1の構成例に係る充電システムと同様である。
【0054】
(充電処理1)
図3は、第1の実施の形態に係る充電システムの充電処理の第1の例を概略的に示すフローチャートである。図3には、ケース1側の判定部10Aの判定結果に基づいて、主としてケース1の制御部10が、ケースバッテリ12によるイヤホン2のバッテリ22の充電開始の制御を行う例を示す。
【0055】
イヤホン2がケース1にセットされると、イヤホン2の充電処理が開始される。まず、イヤホン2がケース1にイヤホン2(バッテリ22)の充電残量を通知する(ステップS101)。次に、イヤホン2は、ケース1(ケースバッテリ12)の充電残量がゼロ(応答しない)か否かを判断する(ステップS102)。ケース1の充電残量がゼロである(応答がない)と判断した場合(ステップS102;Y)、イヤホン2は、充電が始まらないことを検知(ステップS105)し、後述するユーザ通知処理を行い(ステップS106)、充電処理を終了する。
【0056】
一方、イヤホン2においてケース1の充電残量がゼロではない(応答がある)と判断した場合(ステップS102;N)、ケース1がユーザにケース1の充電可能量を通知する(ステップS103)。通知方法としては、例えば、ケース1のユーザ通知部19を介した通知(例えばLEDによる点灯)であってもよい。または、イヤホン2のユーザ通知部29を介した通知(例えばLEDによる点灯)であってもよい。または、イヤホン2の音声出力部25を介したガイダンス音声再生などであってもよい。または、スマートフォン3のユーザ通知部39を介した通知(例えば通知画面表示)であってもよい。
なお、ケース1は、充電処理の開始時以外にも、定期的にユーザにケース1の充電可能量を通知してもよい。
【0057】
次に、ケース1は、イヤホン2を満充電まで充電可能か否かを判定する(ステップS104)。イヤホン2を満充電まで充電可能であると判定した場合(ステップS104;Y)、ケース1は、イヤホン2の充電を開始(ステップS108)し、イヤホン2を満充電まで充電して充電処理を終了する。
【0058】
一方、イヤホン2を満充電まで充電可能ではないと判定した場合(ステップS104;N)、次に、ケース1は、ユーザによる充電開始の選択がなされたか否かを判断する(ステップS107)。ユーザによる充電開始の選択は、例えば、ケース1の操作入力部18を介した所定の操作(例えばボタン操作)であってもよい。または、イヤホン2の操作入力部28を介した所定の操作(例えばボタン操作)であってもよい。または、スマートフォン3の操作入力部38を介した所定の操作(例えばボタン操作)であってもよい。
【0059】
ユーザによる充電開始の選択がなされたと判断した場合(ステップS107;Y)、ケース1は、イヤホン2の充電を開始(ステップS108)し、イヤホン2を充電可能な充電量まで充電して充電処理を終了する。一方、ユーザによる充電開始の選択がなされなかったと判断した場合(ステップS107;N)、ケース1は充電処理を終了する。
【0060】
(ユーザ通知処理)
図4は、第1の実施の形態に係る充電システムにおけるユーザ通知処理(図3の4ステップS106)の一例を示すフローチャートである。図3の4ステップS106のユーザ通知処理は、イヤホン2を充電できない、イヤホン2の充電が強制終了した場合などに行う。以下では、イヤホン2とスマートフォン3との接続が確立されていない状態からの処理として説明する。
【0061】
まず、イヤホン2は、スマートフォン3などの通知するべき相手の接続履歴があるか否かを判断する(ステップS201)。接続履歴がないと判断した場合(ステップS201;N)、イヤホン2はユーザ通知処理を終了する。
【0062】
一方、接続履歴があると判断した場合(ステップS201;Y)、イヤホン2は、右イヤホン2Rおよび左イヤホン2Lのうち、片方のみが、該当する相手に接続を試みる(ステップS202)。例えば、右イヤホン2Rおよび左イヤホン2Lのうち充電残量が多い方が接続を試みてもよい。また、スマートフォン3側で右イヤホン2Rおよび左イヤホン2Lのうちいずれと接続するかを判断してもよい。ステップS202において接続が失敗した場合、イヤホン2はユーザ通知処理を終了する。
【0063】
一方、ステップS202において接続が成功した場合、次に、イヤホン2は、イヤホン2の充電状態をスマートフォン3などの通知するべき相手に通知する(ステップS203)。次に、充電不可である旨を、スマートフォン3のユーザ通知部29などがユーザに通知する(ステップS204)。
【0064】
(充電処理2)
図5は、第1の実施の形態に係る充電システムの充電処理の第2の例を概略的に示すフローチャートである。図5には、スマートフォン3側の判定部30Aの判定結果に基づいてケースバッテリ12によるイヤホン2のバッテリ22の充電開始の制御を行う例を示す。
【0065】
イヤホン2がケース1にセットされると、イヤホン2の充電処理が開始される。まず、イヤホン2がスマートフォン3にイヤホン2(バッテリ22)の充電残量を通知する(ステップS111)。なお、イヤホン2は、充電処理の開始時以外にも、定期的にユーザにイヤホン2の充電残量を通知してもよい。
【0066】
次に、ケース1がスマートフォン3にケース1(ケースバッテリ12)の充電残量を通知する(ステップS112)。次に、スマートフォン3は、ケース1の充電残量がイヤホン2を満充電まで充電可能か否かを判定する(ステップS113)。スマートフォン3によってイヤホン2を満充電まで充電可能であると判定された場合(ステップS113;Y)、ケース1は、イヤホン2の充電を開始(ステップS116)し、イヤホン2を満充電まで充電して充電処理を終了する。
【0067】
一方、イヤホン2を満充電まで充電可能ではないと判定した場合(ステップS113;N)、次に、スマートフォン3は、ユーザへケース1の充電不足を通知する(ステップS114)。なお、通知方法としては、例えば、スマートフォン3のユーザ通知部39を介した通知(例えば通知画面表示)であってもよい。または、イヤホン2のユーザ通知部29を介した通知(例えばLEDによる点灯)であってもよい。または、イヤホン2の音声出力部25を介したガイダンス音声再生などであってもよい。または、ケース1のユーザ通知部19を介した通知(例えばLEDによる点灯)であってもよい。
【0068】
次に、スマートフォン3は、ユーザによる充電開始の選択がなされたか否かを判断する(ステップS115)。ユーザによる充電開始の選択は、例えば、ケース1の操作入力部18を介した所定の操作(例えばボタン操作)であってもよい。または、イヤホン2の操作入力部28を介した所定の操作(例えばボタン操作)であってもよい。または、スマートフォン3の操作入力部38を介した所定の操作(例えばボタン操作)であってもよい。
【0069】
ユーザによる充電開始の選択がなされたと判断した場合(ステップS107;Y)、ケース1は、イヤホン2の充電を開始(ステップS116)し、イヤホン2を充電可能な充電量まで充電して充電処理を終了する。一方、ユーザによる充電開始の選択がなされなかったと判断した場合(ステップS115;N)、ケース1は充電処理を終了する。
【0070】
(過放電状態の判定処理1)
図6は、第1の実施の形態に係る充電システムにおける過放電状態の判定処理の第1の例を概略的に示すフローチャートである。図6には、ケース1側の判定部10Aが過放電状態の判定処理を行う例を示す。
【0071】
まず、イヤホン2を充電中にイヤホン2がケース1にイヤホン2(バッテリ22)の充電残量を通知する(ステップS120)。次に、ケース1が、イヤホン2の充電残量が満充電になっているか否かを判定する(ステップS121)。ケース1によってイヤホン2の充電残量が満充電になっていると判定された場合(ステップS121;Y)、イヤホン2は、上述の図4と同様の処理によりユーザ通知処理を行う(ステップS122)。次に、ケース1はイヤホン2の充電を停止し(ステップS123)、処理を終了する。
【0072】
一方、ケース1によってイヤホン2の充電残量が満充電になっていないと判定された場合(ステップS121;N)、イヤホン2は充電残量通知のタイマ設定を行い(ステップS124)、処理を終了する。
【0073】
(過放電状態の判定処理2)
図7は、第1の実施の形態に係る充電システムにおける過放電状態の判定処理の第2の例を概略的に示すフローチャートである。図7には、スマートフォン3側の判定部30Aが過放電状態の判定処理を行う例を示す。
【0074】
まず、イヤホン2を充電中に、イヤホン2またはケース1がスマートフォン3にイヤホン2(バッテリ22)の充電残量を通知する(ステップS130)。次に、スマートフォン3が、イヤホン2の充電残量が満充電になっているか否かを判定する(ステップS131)。スマートフォン3によってイヤホン2の充電残量が満充電になっていると判定された場合(ステップS131;Y)、イヤホン2は、上述の図4と同様の処理によりユーザ通知処理を行う(ステップS132)。次に、スマートフォン3がイヤホン2の充電停止を行うよう、ケース1へ通知する(ステップS133)。次に、ケース1はイヤホン2の充電を停止し(ステップS134)、処理を終了する。
【0075】
一方、スマートフォン3によってイヤホン2の充電残量が満充電になっていないと判定された場合(ステップS131;N)、イヤホン2は充電残量通知のタイマ設定を行い(ステップS135)、処理を終了する。
【0076】
[1.3 効果]
以上説明したように、第1の実施の形態に係る充電システムによれば、イヤホン2のバッテリ22の充電残量とケースバッテリ12の充電残量とに基づいてイヤホン2のバッテリ22を満充電まで充電可能か否かを判定し、その判定結果に基づいてケースバッテリ12によるイヤホン2のバッテリ22の充電開始の制御を行う。これにより、適切に充電を行うことが可能となる。
【0077】
第1の実施の形態に係る充電システムによれば、ケース1の適切な充電タイミングをユーザが知ることができる。これにより、イヤホン2がユーザの意志に反して充電できないような事態を防止できる。
【0078】
第1の実施の形態に係る充電システムによれば、イヤホン2の充電開始前に、ケースバッテリ12の充電残量が現在のイヤホン2のバッテリ22の充電残量に対し、満充電に必要な量を上回っているか否かを判定する処理を行うことが可能となる。そして、ケースバッテリ12の充電残量が不足していれば、ユーザに通知を行うことが可能となる。通知を受けたユーザはイヤホン2に対し可能な限り充電を行うか、充電しないかを選択することができる。これにより、イヤホン2のバッテリ22の充電残量が十分にあり充電しなくてもよい場合に充電をしたり、ケースバッテリ12の充電残量が不足してイヤホン2のバッテリ22を100%充電できなかったりするような事態を防止できる。
【0079】
また、第1の実施の形態に係る充電システムによれば、イヤホン2とケース1とが、スマートフォン3などに定期的に充電残量を通知する仕組みを持つこともできる。この場合、スマートフォン3側でケース1による満充電を行うことが可能か否かを計算することもできる。また、充電中も定期的にイヤホン2のバッテリ22の充電残量を監視することで、過放電になる前にユーザに通知をすることもできる。これによって、過放電になる前にユーザが充電をやめることを選択できるようになる。
【0080】
なお、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。以降の他の実施の形態の効果についても同様である。
【0081】
[1.4 変形例]
以上の説明では、電子機器がワイヤレスイヤホン、充電装置がワイヤレスイヤホンを充電する機能を有するイヤホンケース、外部装置がスマートフォン3などである場合を例にしたが、電子機器、充電装置、および外部装置はこれらの例に限定されない。本開示による技術は、電子機器としてのバッテリを有する第1のデバイスと、第1のデバイスに対して通信機能および給電機能を有する第2のデバイスとを備える任意の充電システムに適用可能である。また、本開示による技術は、例えば右イヤホン2Rと左イヤホン2Lとが独立した構成であっても適用可能である。この場合、右イヤホン2Rと左イヤホン2Lとのそれぞれに対し、本開示による技術を適用可能である。
【0082】
<2.その他の実施の形態>
本開示による技術は、上記実施の形態の説明に限定されず種々の変形実施が可能である。
【0083】
例えば、本技術は以下のような構成を取ることもできる。
以下の構成の本技術によれば、第1のバッテリの充電残量と第2のバッテリの充電残量とに基づいて第1のバッテリを満充電まで充電可能か否かを判定し、その判定結果に基づいて第2のバッテリによる第1のバッテリの充電開始の制御を行う。これにより、適切に充電を行うことが可能となる。
【0084】
(1)
第1のバッテリを有する電子機器と、
前記第1のバッテリを充電する第2のバッテリと、前記第1のバッテリの充電残量と前記第2のバッテリの充電残量とに基づいて前記第1のバッテリを満充電まで充電可能か否かを判定する判定部と、前記判定部の判定結果に基づいて前記第2のバッテリによる前記第1のバッテリの充電開始の制御を行う充電制御部とを有する充電装置と
を備える
充電システム。
(2)
前記充電制御部は、前記判定部によって前記第1のバッテリを満充電まで充電可能であると判定された場合に、前記第2のバッテリによる前記第1のバッテリの充電を開始させる
上記(1)に記載の充電システム。
(3)
前記充電制御部は、前記判定部によって前記第1のバッテリを満充電まで充電可能ではないと判定された場合に、充電開始の選択がなされたか否かを判断し、前記充電開始の選択がなされたか否かの判断結果に基づいて、前記第2のバッテリによる前記第1のバッテリの充電開始の制御を行う
上記(1)または(2)に記載の充電システム。
(4)
前記充電制御部は、前記充電開始の選択がなされたと判断した場合には前記第2のバッテリによる前記第1のバッテリの充電を開始させ、前記充電開始の選択がなされなかったと判断した場合には前記第2のバッテリによる前記第1のバッテリの充電を開始させない
上記(3)に記載の充電システム。
(5)
前記充電装置は、
前記判定部による判定結果を通知する通知制御部、をさらに備える
上記(1)ないし(4)のいずれか1つに記載の充電システム。
(6)
前記通知制御部は、
前記判定部による判定結果を外部装置に通知する
上記(5)に記載の充電システム。
(7)
前記通知制御部は、
前記判定部による判定結果を外部装置に通知する
上記(5)に記載の充電システム。
(8)
前記電子機器は、前記充電装置による前記第1のバッテリの充電ができない状態になったことを検知した場合に、前記充電装置が充電ができない状態になったことを外部装置に通知する処理を行う
上記(1)ないし(7)のいずれか1つに記載の充電システム。
(9)
前記判定部は、前記第1のバッテリを充電中に前記第1のバッテリが満充電になったか否かを判定し、
前記充電制御部は、前記判定部によって前記第1のバッテリが満充電になったと判定された場合に、前記第2のバッテリによる前記第1のバッテリの充電を停止させる
上記(1)ないし(8)のいずれか1つに記載の充電システム。
(10)
第1のバッテリを有する電子機器と、
前記第1のバッテリを充電する第2のバッテリを有する充電装置と、
前記第1のバッテリの充電残量と前記第2のバッテリの充電残量とに基づいて前記第1のバッテリを満充電まで充電可能か否かを判定する判定部と、前記判定部の判定結果に基づいて前記第2のバッテリによる前記第1のバッテリの充電開始の制御を行う充電制御部とを有する外部装置と
を備える
充電システム。
(11)
前記充電制御部は、前記判定部によって前記第1のバッテリを満充電まで充電可能であると判定された場合に、前記第2のバッテリによる前記第1のバッテリの充電を開始させる
上記(10)に記載の充電システム。
(12)
前記充電制御部は、前記判定部によって前記第1のバッテリを満充電まで充電可能ではないと判定された場合に、充電開始の選択がなされたか否かを判断し、前記充電開始の選択がなされたか否かの判断結果に基づいて、前記第2のバッテリによる前記第1のバッテリの充電開始の制御を行う
上記(10)または(11)に記載の充電システム。
(13)
前記充電制御部は、前記充電開始の選択がなされたと判断した場合には前記第2のバッテリによる前記第1のバッテリの充電を開始させ、前記充電開始の選択がなされなかったと判断した場合には前記第2のバッテリによる前記第1のバッテリの充電を開始させない
上記(12)に記載の充電システム。
(14)
前記外部装置は、
前記判定部による判定結果を通知する通知制御部、をさらに備える
上記(10)ないし(13)のいずれか1つに記載の充電システム。
(15)
前記通知制御部は、
前記判定部による判定結果を前記電子機器に通知する
上記(14)に記載の充電システム。
(16)
前記通知制御部は、
前記判定部による判定結果を前記充電装置に通知する
上記(14)に記載の充電システム。
(17)
前記判定部は、前記第1のバッテリを充電中に前記第1のバッテリが満充電になったか否かを判定し、
前記充電制御部は、前記判定部によって前記第1のバッテリが満充電になったと判定された場合に、前記第2のバッテリによる前記第1のバッテリの充電を停止させる
上記(10)ないし(16)のいずれか1つに記載の充電システム。
【符号の説明】
【0085】
1,1A…ケース(充電装置)、2,2A…イヤホン(電子機器)、2R…右イヤホン、2L…左イヤホン、3…スマートフォン(外部装置)、10…制御部(充電制御部、通知制御部)、10A…判定部、11…無線通信部、12…ケースバッテリ(第2のバッテリ)、13R…右用充電端子、13L…左用充電端子、14R…右用通信端子、14L…左用通信端子、15…イヤホン充電回路、16…ケース充電回路、17…電源、18…操作入力部、19…ユーザ通知部、20…制御部、21…無線通信部、22…バッテリ(第1のバッテリ)、23…充電端子、24…通信端子、25…音声出力部、28…操作入力部、29…ユーザ通知部、30…制御部(充電制御部、通知制御部)、30A…判定部、31…無線通信部、38…操作入力部、39…ユーザ通知部。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7