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特開2022-13573表示ページを確定する方法及び装置、並びに、コンピュータシステム、コンピュータプログラム及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022013573
(43)【公開日】2022-01-18
(54)【発明の名称】表示ページを確定する方法及び装置、並びに、コンピュータシステム、コンピュータプログラム及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20220111BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】有
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020193470
(22)【出願日】2020-11-20
(31)【優先権主張番号】202010616832.1
(32)【優先日】2020-06-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】516262169
【氏名又は名称】北京百度網訊科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100101454
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 卓二
(74)【代理人】
【識別番号】100132241
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 博史
(72)【発明者】
【氏名】康 佳美
(72)【発明者】
【氏名】車 生然
(72)【発明者】
【氏名】邵 瀚瑶
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC12
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ユーザに適した表示ページを確定する方法及び装置並びにコンピュータシステム、コンピュータプログラム及び記憶媒体を提供する。
【解決手段】ディプラーニング分野、クラウドコンピューティング及びクラウドサービスに使用して表示ページを確定する方法あって、、職務情報を含むユーザの属性情報を取得することと、職務情報に応じて、予め設定された第1の情報次元においてユーザに対する少なくとも1つの第1の情報カテゴリーを確定することと、少なくとも1つの第1の情報カテゴリーの各第1の情報カテゴリーにそれぞれ分類された推奨情報を取得することと、予め設定された第1の情報次元、少なくとも1つの第1の情報カテゴリー及び各第1の情報カテゴリーに分類された推奨情報に応じて、ユーザに対する表示ページを確定することと、を含む。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
職務情報を含むユーザの属性情報を取得することと、
前記職務情報に応じて、予め設定された第1の情報次元において前記ユーザに対する少なくとも1つの第1の情報カテゴリーを確定することと、
前記少なくとも1つの第1の情報カテゴリーの各第1の情報カテゴリーにそれぞれ分類された推奨情報を取得することと、
前記予め設定された第1の情報次元、前記少なくとも1つの第1の情報カテゴリー、及び前記各第1の情報カテゴリーに分類された推奨情報に応じて、前記ユーザに対する表示ページを確定することと、
を含む表示ページを確定する方法。
【請求項2】
予め設定された情報分類ツリーを取得することであって、前記情報分類ツリーは、複数のルートノードを含み、前記複数のルートノードの各ルートノードは、一つの第2の情報次元を示し、各ルートノードには少なくとも1つのサブノードが含まれ、前記少なくとも1つのサブノードのそれぞれは一つの第2の情報カテゴリーを示す、前記情報分類ツリーを取得することと、
前記複数のルートノードのうち、示された第2の情報次元と前記職務情報とがマッチするターゲットルートノードを確定することと、
をさらに含み、
前記ユーザに対する表示ページを確定することは、
前記第1の情報次元、前記少なくとも1つの第1の情報カテゴリー、前記各第1の情報カテゴリーに分類された推奨情報及び前記情報分類ツリーに応じて、前記ユーザに対する表示ページを確定することを含み、
前記表示ページは、情報分類ツリー表示ウィジェットに対する操作に応答して前記ターゲットルートノードが含むサブノードを表示するように、前記情報分類ツリー表示ウィジェットを含む、
請求項1に記載の表示ページを確定する方法。
【請求項3】
前記属性情報は、タスク項目情報をさらに含み、
前記ユーザに対する表示ページを確定することは、
前記タスク項目情報に応じて、前記各第1の情報カテゴリーに分類された推奨情報中のターゲット情報を確定することと、
前記第1の情報次元、前記少なくとも1つの第1の情報カテゴリー、及び前記ターゲット情報に応じて、前記ユーザに対する表示ページを確定することと、
を含む、
請求項1に記載の表示ページを確定する方法。
【請求項4】
前記各第1の情報カテゴリーに分類された推奨情報に対する前記ユーザの閲覧記録を取得することをさらに含み、
前記ユーザに対する表示ページを確定することは、
前記閲覧記録に応じて、前記各第1の情報カテゴリーに分類された推奨情報中のターゲット情報を確定することと、
前記第1の情報次元、前記少なくとも1つの第1の情報カテゴリー、及び前記ターゲット情報に応じて、前記ユーザに対する表示ページを確定することと、
を含む、
請求項1に記載の表示ページを確定する方法。
【請求項5】
端末装置がターゲット情報プラットフォームを介してアップロードした新しい推奨情報を取得することと、
所定のカテゴリー確定モデルを使用して、前記新しい推奨情報が属する情報カテゴリーを確定することと、
前記新しい推奨情報をそれが属する情報カテゴリーに分類することと、
をさらに含み、
請求項1又は2に記載の表示ページを確定する方法。
【請求項6】
前記ターゲット情報プラットフォームは、情報記憶プラットフォーム、ビデオ再生プラットフォーム、ドキュメント編集プラットフォーム、情報交換プラットフォーム、及びプロジェクト管理プラットフォームの少なくとも1つを含む、
請求項5に記載の表示ページを確定する方法。
【請求項7】
職務情報を含むユーザの属性情報を取得する属性情報取得モジュールと、
前記職務情報に応じて、予め設定された第1の情報次元において前記ユーザに対する少なくとも1つの第1の情報カテゴリーを確定する情報カテゴリー確定モジュールと、
前記少なくとも1つの第1の情報カテゴリーの各第1の情報カテゴリーにそれぞれ分類された推奨情報を取得する推奨情報取得モジュールと、
前記第1の情報次元、前記少なくとも1つの第1の情報カテゴリー、及び前記各第1の情報カテゴリーに分類された推奨情報に応じて、前記ユーザに対する表示ページを確定するページ確定モジュールと、
を含む表示ページを確定する装置。
【請求項8】
予め設定された情報分類ツリーを取得するための分類ツリー確定モジュールと、ここで、前記情報分類ツリーは、複数のルートノードを含み、各ルートノードは、一つの第2の情報次元を示し、各ルートノードには少なくとも1つのサブノードが含まれ、前記少なくとも1つのサブノードのそれぞれは一つの第2の情報カテゴリーを示し、
前記複数のルートノードのうち、示された第2の情報次元と職務情報とがマッチするターゲットルートノードを確定するためのノード確定モジュールと、
をさらに含み、
ページ確定モジュールは、
前記第1の情報次元、前記少なくとも1つの第1の情報カテゴリー、前記各第1の情報カテゴリーに分類された推奨情報及び前記情報分類ツリーに応じて、前記ユーザに対する表示ページを確定するために使用され、
前記表示ページは、情報分類ツリー表示ウィジェットに対する操作に応答して前記ターゲットルートノードが含むサブノードを表示するように、前記情報分類ツリー表示ウィジェットを含む、
請求項7に記載の表示ページを確定する装置。
【請求項9】
1つ又は複数のプロセッサと、
1つ又は複数のプログラムを保存するための記憶装置と、
を含み、
1つ又は複数のプログラムが1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサに請求項1から6のいずれか一項に記載の方法を実行させる、
コンピュータシステム。
【請求項10】
プロセッサによって実行されると、プロセッサに請求項1から6のいずれか一項に記載の方法を実行させる、実行可能な命令が格納されている、
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項11】
実行されると、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法を実現する、実行可能な命令が含まれている、
コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報推奨の分野に関し、より具体的には、表示ページを確定する方法及び装置、並びに、コンピュータシステム、コンピュータプログラム及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
関連技術では、異なるアプリケーションのニーズを満たすために、様々なクライアントアプリケーションが開発されている。
【0003】
本開示の発想を実現する過程で、本発明者らは、関連技術に少なくとも以下の問題があることを発見した。つまり、異なるクライアントアプリケーションが異なる種類の情報を提供しており、ユーザが情報を取得する時、異なるクライアントアプリケーションを使用する必要がある。企業にとって、これは異なる知識を異なるクライアントアプリケーションに分散させるので、企業の知識管理に不利である。企業の知識管理の便宜のために、複数の種類の情報を同一のクライアントアプリケーションに統合することが考えられる。しかし、関連技術では、クライアントアプリケーションの表示ページに表示された情報モジュールは固定されている。クライアントアプリケーションに過度な情報が統合された場合、表示された固定情報モジュールを介してユーザが必要とする情報を検索するときには、検索効率が低いという問題が発生するおそれがある。例えば、デザイナーがデザインに関する情報を検索したい場合、複数の専門的な知識情報からデザインに関する情報を選別する必要があるが、これにより、ユーザが必要な情報を選別するには長い時間がかかり、ユーザの体験が悪くなる。
【発明の概要】
【0004】
本開示は上記のような事情に鑑みてなされたものであり、ユーザに適した表示ページを提供することができる、表示ページを確定する方法及び装置、並びに、コンピュータシステム、コンピュータプログラム及び記憶媒体を提供する。
【0005】
本開示の一態様によると、
職務情報を含むユーザの属性情報を取得することと、
職務情報に応じて、予め設定された第1の情報次元においてユーザに対する少なくとも1つの第1の情報カテゴリーを確定することと、
少なくとも1つの第1の情報カテゴリーの各第1の情報カテゴリーにそれぞれ分類された推奨情報を取得することと、
予め設定された第1の情報次元、少なくとも1つの第1の情報カテゴリー、及び各第1の情報カテゴリーに分類された推奨情報に応じて、ユーザに対する表示ページを確定することと、
を含む表示ページを確定する方法を提供する。
【0006】
本開示の別の一態様によると、
職務情報を含むユーザの属性情報を取得する属性情報取得モジュールと、
職務情報に応じて、予め設定された第1の情報次元においてユーザに対する少なくとも1つの第1の情報カテゴリーを確定する情報カテゴリー確定モジュールと、
少なくとも1つの第1の情報カテゴリーの各第1の情報カテゴリーにそれぞれ分類された推奨情報を取得する推奨情報取得モジュールと、
第1の情報次元、少なくとも1つの第1の情報カテゴリー、及び各第1の情報カテゴリーに分類された推奨情報に応じて、ユーザに対する表示ページを確定するページ確定モジュールと、
を含む表示ページを確定する装置を提供する。
【0007】
本開示の別の一態様によると、
1つ又は複数のプロセッサと、
1つ又は複数のプログラムを保存するための記憶装置と、
を含み、
1つ又は複数のプログラムが1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、1つ又は複数のプロセッサに上記のような表示ページを確定する方法を実行させる、
コンピュータシステムを提供する。
【0008】
本開示の別の一態様によると、
プロセッサによって実行されると、プロセッサに上記のような表示ページを確定する方法を実行させる、実行可能な命令が格納されている、
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【0009】
本開示の別の一態様によると、
実行されると、上記のような表示ページを確定する方法を実現するコンピュータ実行可能な命令が含まれている、
コンピュータプログラムを提供する。
【0010】
本開示の実施例によれば、関連する技術において固定されたカテゴリーの情報を表示することによる情報検索効率が低く、ユーザの体験が悪いという技術的問題の少なくとも一部を回避することができる。ユーザの職務情報に応じて表示される情報のカテゴリーを確定することにより、ユーザが企業の総合情報プラットフォームを使用して情報を検索する効率をある程度向上させることができ、ユーザの体験とユーザの作業効率を向上させることができる。
【0011】
以下、図面を参照する本開示の実施例の説明により、本開示の上記及び他の目的、特徴、利点はより明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、本開示の実施例による、表示ページを確定する方法及び装置、並びに、コンピュータシステム、コンピュータプログラム及び記憶媒体の応用場面を模式的に示している。
図2図2は、本開示の実施例による、表示ページを確定する方法のフローチャートを模式的に示している。
図3A図3Aは、本開示の実施例による、図2で説明する表示ページを確定する方法によって確定された表示ページの例を模式的に示している。
図3B図3Bは、本開示の実施例による、図2で説明する表示ページを確定する方法によって確定された表示ページの例を模式的に示している。
図4図4は、本開示の他の実施例による、表示ページを確定する方法のフローチャートを模式的に示している。
図5図5は、本開示の別の実施例による、表示ページを確定する方法のフローチャートを模式的に示している。
図6図6は、図5で説明する表示ページを確定する方法によって確定された表示ページの例を模式的に示している。
図7図7は、本開示のさらに別の実施例による、表示ページを確定する方法のフローチャートを模式的に示している。
図8図8は、本開示の実施例による、表示ページを確定する装置の構成ブロック図を模式的に示している。
図9図9は、本開示の実施例による、表示ページを確定する方法を実行するのに適したコンピュータシステムのブロック図を模式的に示している。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本開示の実施例について図面を参照しながら説明する。しかしながら、これらの説明は例示的なものであり、本開示の範囲を制限するものではないことを理解すべきである。以下の詳細な説明では、説明の便宜上、本開示の実施例に対する全面的な理解を提供するために、多数の具体的な詳細が記載されている。しかしながら、1つ又は複数の実施例は、これらの具体的な詳細なしでも、実施できることは明らかである。また、以下の説明では、本開示の概念を余計に不明瞭にしないように、周知の構造及び技術に対する説明は省略する。
【0014】
本明細書で使用される用語は、具体的な実施例を説明するためのものに過ぎず、本開示を限定することを意図しない。本明細書で使用される「備える」、「含む」等の用語は、前記特徴、ステップ、動作、及び/又は部品の存在を意味するが、1つ又は複数の他の特徴、ステップ、動作、又は部品の存在又は追加を除外しない。
【0015】
本明細書で使用される全ての用語(技術的及び科学的用語を含む)は、別途定義されない限り、当業者によって一般的に理解される意味を有する。本明細書で使用される用語は、本明細書の前後文脈に一致する意味を有すると解釈されるべきであり、理想的又は過度に文字的に解釈されるべきではないことを指摘しておく。
【0016】
「A、B及びC等の少なくとも1つ」のような表現を使用する場合、一般的には、当業者によって通常に理解される意味に解釈されるべきである(例えば、「A、B及びCの少なくとも1つを有するシステム」は、Aを単独で有するシステム、Bを単独で有するシステム、Cを単独で有するシステム、A及びBを有するシステム、A及びCを有するシステム、B及びCを有するシステム、及び/又はA、B、Cを有するシステム等を含むが、これらに限定されない)。
【0017】
本開示の実施例は、知識取得効率を向上させるための表示ページを確定する方法及び装置を提供する。ここで、表示ページを確定する方法は、職務情報を含むユーザの属性情報を取得することと、職務情報に応じて、予め設定された第1の情報次元においてユーザに対する少なくとも1つの第1の情報カテゴリーを確定することと、少なくとも1つの第1の情報カテゴリーの各第1の情報カテゴリーにそれぞれ分類された推奨情報を取得することと、予め設定された第1の情報次元、少なくとも1つの第1の情報カテゴリー、及び各第1の情報カテゴリーに分類された推奨情報に応じて、ユーザに対する表示ページを確定することと、を含む。
【0018】
図1は、本開示の実施例による、表示ページを確定する方法及び装置、並びに、コンピュータシステム、コンピュータプログラム及び記憶媒体の応用場面を模式的に示している。図1は、当業者が本開示の技術的内容を容易に理解できるように、本開示の実施例を応用する応用場面の例示に過ぎず、本開示の実施例が他の機器、システム、又は応用場面に使用することができないことを意味しないことを指摘しておく。
【0019】
図1に示すように、この実施例の応用場面100には、例えば、端末装置101、102、103、ネットワーク104、及びサーバ105があってもよい。ネットワーク104は、サーバ105と端末装置101、102、103との間で通信リンクの媒体を提供するためのものである。ネットワーク104は、例えば、有線又は無線の通信リンク等の様々な接続タイプを含んでもよい。
【0020】
端末装置101、102、103は、例えば、ディスプレイを有する様々な電子装置であってもよく、スマートフォン、タブレット、ラップトップ、及びデスクトップコンピュータ等であってもよいが、これらに限定されない。当該端末装置101、102、103には、例えば、テキスト編集類アプリケーション、オーディオ編集類アプリケーション、ビデオ編集類アプリケーション、インスタントメッセージング類アプリケーション、スマートオフィスプラットフォーム等(例示のみ)の様々なクライアントアプリケーションがインストールされていることができる。
【0021】
サーバ105は、例えば、端末装置101、102、103にインストールされたクライアントアプリケーションをサポートするサーバであってもよい。例示的に、当該サーバ105は、端末装置の要求に応答して、クライアントアプリケーションの表示ページを端末装置にフィードバックしてもよい。
【0022】
端末装置にインストールされたクライアントアプリケーションが複数の種類の情報をユーザに表示できるようにするために、当該サーバ105は、例えば、端末装置から複数の種類のクライアントアプリケーションを介してアップロードされた情報に応じて知識構造を維持して、アップロードされた情報を異なる情報カテゴリーに分類してもよい。端末装置がクライアントアプリケーションの表示ページを取得するためにサーバに要求を送信すると、サーバはクライアントアプリケーションを使用しているユーザの属性情報に応じてユーザにマッチする情報カテゴリーを確定し、確定された情報カテゴリーに応じて表示ページを設定することができる。これにより、クライアントアプリケーションの表示ページ中の推奨情報は、ユーザが必要とする情報であり、ユーザが情報を取得する効率が向上する。
【0023】
例示的に、クライアントアプリケーションがスマートオフィスプラットフォームの場合、情報カテゴリーは、企業内の社員の職務、得意の分野、担当するプロジェクト、部署、及び/又は所属するチーム等に応じて設定することで、作業効率を向上させることができる。例えば、クライアントアプリケーションを使用するユーザが製品デザイナーである場合、確定されたユーザにマッチする情報カテゴリーには、デザインカテゴリー、製品運営カテゴリー、ユーザの体験カテゴリー等が含まれてもよい。ユーザがプロジェクトマネジャーである場合、確定されたユーザにマッチする情報カテゴリーには、チームワークカテゴリー、タスク管理カテゴリー、コミュニケーション戦略カテゴリー等が含まれてもよい。
【0024】
本開示の実施例による表示ページを確定する方法は、例えば、サーバ105によって実行され得ることを指摘しておく。これに対応して、本開示の実施例により提供される表示ページを確定する装置は、サーバ105に設けられてもよく、ここでは説明を省略する。
【0025】
図1の端末装置、ネットワーク、及びサーバの数及び種類は、単なる例示であることは、言うまでもない。実現の需要に応じて、任意の数と種類の端末装置、ネットワーク、及びサーバを有することができる。
【0026】
以下、図1に図示された応用場面を参照して、図2から図7により本開示の実施例の表示ページを確定する方法について詳細に説明する。
【0027】
図2は、本開示の実施例による、表示ページを確定する方法のフローチャートを模式的に示している。図3A~3Bは、本開示の実施例による、図2で説明する表示ページを確定する方法によって確定された表示ページの例を模式的に示している。
【0028】
図2に示すように、この実施例の表示ページを確定する方法200は、例えば、動作S210~S270を含んでもよい。
【0029】
動作S210において、職務情報を含むユーザの属性情報を取得する。
【0030】
本開示の実施例によれば、当該動作S210は、端末装置が表示ページ取得要求をサーバに送信するときに実行することができる。表示ページ取得要求には、アカウント情報が含まれ、当該動作S210は、このアカウント情報に応じてユーザの属性情報を取得してもよい。
【0031】
例示的に、サーバにユーザのアカウント情報と属性情報を予め格納してもよく、且つ、同一のユーザのアカウント情報と属性情報とはマッピング関係にある。当該動作S210において、アカウント情報に応じて、マッピング関係にある属性情報を確定してもよい。但し、ユーザの属性情報には、例えば、ユーザの個人的属性情報及び/又は社会的属性情報等が含まれてもよい。個人的属性情報には、例えば、外見情報、年齢情報、好み情報等が含まれてもよい。社会的属性情報には、例えば、職務情報、家族関係情報、社会活動情報等を含まれてもよい。
【0032】
例示的に、表示ページが企業内のスマートオフィスプラットフォームの表示ページである場合、業務の効率を向上させるために、ユーザに業務中に興味のある情報を表示してもよく、当該属性情報には、少なくとも職務情報が含まれ、さらに、年功、属する部署、担当するプロジェクト、スケジュール等の情報が含まれてもよい。この中で、職務情報は、ユーザが組織又はチームにおいてタスクを実行するステータス情報を示してもよい。例えば、職務情報は、担当する業務と職務からなってもよく、セールスディレクター、インタラクションデザイナー、メディアマネージャー、トレーニングスペシャリスト、人事スペシャリスト等が含まれてもよい。
【0033】
動作S230において、職務情報に応じて、予め設定された第1の情報次元においてユーザに対する少なくとも1つの第1の情報カテゴリーを確定する。
【0034】
本開示の実施例によれば、予め設定された第1の情報次元は、例えば、異なるユーザに対して同じであってもよい。ただし、当該動作S230で確定した第1の情報カテゴリーは、職務情報に応じて確定される。各第1の情報次元においては、複数の第1の情報カテゴリーを含まれてもよく、当該動作S230は、当該複数の第1の情報カテゴリーから職務情報にマッチする第1の情報カテゴリーの情報を選別して表示する。一実施例において、予め設定された第1の情報次元の数は複数であってもよい。実際の需要に応じて、ある第1の情報次元には、例えば、常に特定の第1情報カテゴリーが含まれてもよい。つまり、異なる職務情報に対して、確定された当該ある第1の情報次元において職務情報とマッチする第1情報カテゴリーには、ともに当該特定の第1の情報カテゴリーが含まれている。
【0035】
例示的に、図3A図3Bに示すように、第1の情報次元には、例えば、「スクエア」次元310、「チーム」次元320、及び「個人」次元330が含まれてもよい。ここで、図3Aに示すように、「スクエア」次元310は、特定の第1の情報カテゴリーである「予約購読」カテゴリー311及び「推奨」カテゴリー312を有してもよい。同時に、当該「スクエア」次元310は、職務情報に応じて設定された「デザイン」カテゴリー313、「販売」カテゴリー、「管理」カテゴリー等をさらに含んでもよい。職務情報がインタラクションデザイナーである場合、動作S230によって確定されたユーザに対する第1の情報カテゴリーは、「スクエア」次元310の「デザイン」カテゴリー313を含み、職務情報がセールススペシャリストである場合、動作S230によって確定されたユーザに対する第1の情報カテゴリーは、「スクエア」次元310の「販売」カテゴリーを含む。図3Bに示すように、「チーム」次元320は、特定の第1の情報カテゴリーである「チーム」カテゴリー321及び「プロジェクト」カテゴリー322を有してもよく、「チーム」カテゴリーに分類される推奨情報は、例えば、「チーム新メンバー紹介」等の推奨情報を含んでもよい。「個人」次元である場合、「個人」のカテゴリーのみを有してもよい。
【0036】
動作S250において、少なくとも1つの第1の情報カテゴリーの各第1の情報カテゴリーにそれぞれ分類された推奨情報を取得する。
【0037】
本開示の実施例によれば、サーバは、例えば、格納されている推奨情報を予め分類して、格納されている推奨情報を分類し、前記予め設定された第1の情報次元における第1の情報カテゴリーを取得してもよい。各第1の情報カテゴリーに分類された推奨情報は、少なくとも1つある。当該動作S250において、表示ページのレイアウト設定要求に従って、動作S230において確定された少なくとも1つの情報カテゴリーの各第1の情報カテゴリーに分類された推奨情報から、所定の数の推奨情報を取得してもよい。例示的に、表示ページのレイアウト設定要求において、「予約購読」カテゴリーに3つの推奨情報を表示できると規定されている場合、当該動作S250においては、「予約購読」カテゴリーに分類された推奨情報から3つの推奨情報を選別することができる。
【0038】
例示的に、「予約購読」カテゴリーに分類された推奨情報の数が3未満である場合、「予約購読」カテゴリーに分類された全ての推奨情報を取得する。「予約購読」に分類された推奨情報の数が3を超える場合、推奨情報を取得する際に、一番新しく生成された3つの推奨情報、又は最も多く読まれた3つの推奨情報、又はユーザの属性情報とのマッチ程度が最も高い3つの推奨情報を取得することができる。
【0039】
動作S270において、予め設定された第1の情報次元、少なくとも1つの第1の情報カテゴリー、及び各第1の情報カテゴリーに分類された推奨情報に応じて、ユーザに対する表示ページを確定する。
【0040】
本開示の実施例によれば、予め設定された第1の情報次元においてユーザに対する少なくとも1つの第1の情報カテゴリーと各第1の情報カテゴリーに分類された推奨情報を確定した後、所定のページテンプレートに従って表示ページを生成する。ここで、表示ページを生成する際に、第1の情報次元を示すコンテンツを表示ページの第1レベルのラベルとして使用し、各第1の情報次元の各情報カテゴリーを示すコンテンツを表示ページの第2レベルのラベルとして使用してもよい。ページテンプレートにおいては、第1レベルのラベルの表示位置、第2レベルのラベルの表示位置及び第2レベルのラベルでの推奨情報の表示位置と並列方式等を規定する。ここで、ページテンプレートは、実際の需要に応じて設定することができ、本開示はこれについて限定しない。
【0041】
以上により、本開示の実施例は、ユーザの職務情報に応じて第1の情報カテゴリーを確定することで、ユーザ向けのページのカスタマイズ表示を実現することができ、表示ページに表示される推奨情報は、ユーザが必要とする情報である。関連技術と比較して、ユーザは、大量の情報から自分に価値のある情報を選別する必要がないので、知識の取得効率を効果的に向上させて、ユーザの体験を改善することができる。
【0042】
本開示の実施例によれば、ユーザに表示される推奨情報の時効性及び正確性を向上させるために、本実施例においては、動作S250で確定された各カテゴリーの情報をユーザに推奨する際に、例えば、ユーザの個人的な作業スケジュールに従って推奨情報を確定してもよい。したがって、動作S210で取得したユーザの属性情報には、例えば、タスク項目情報が含まれ、当該動作S270においてユーザに対する表示ページを確定する際に、まずタスク項目情報に応じて各第1の情報カテゴリーに分類される推奨情報のうちにおいてターゲット情報を確定してもよい。その後、第1の情報次元、少なくとも1つの第1の情報カテゴリー、及びターゲット情報に応じて、ユーザに対する表示ページを確定する。
【0043】
例示的に、タスク項目情報には、例えば、ユーザのスケジュール情報、関与するプロジェクト情報、及び関与するプロジェクトで担当する事項等が含まれてもよい。ここで、スケジュール情報は、例えば、会議の手配情報、会議名、クライアントを接待する時間、及び接待するクライアントのクライアント情報を含んでもよい。動作S230で確定された第1の情報カテゴリーにデザインカテゴリーが含まれている場合、タスク項目情報に応じて、ユーザが今日の午後にクライアントアプリケーションAの開発セミナーに参加し、且つ、ユーザがクライアントアプリケーションAの開発プロジェクトでインタラクションデザインを担当していることが確定されると、確定された目標情報は、例えば、図3Aに示すような「ユーザの体験を改善するためのいくつかの最新のインタラクティブ戦略」等の推奨情報3131を含んでもよい。
【0044】
例示的に、このタスク項目情報は、クライアントアプリケーションを介して端末装置によりリアルタイムでアップロードされた情報に応じて更新することで、ユーザに表示される推奨情報の時効性と有効性を保証してもよい。例えば、スマートオフィスプラットフォームクライアントアプリケーションは、スケジュールモジュール、会議モジュール、プロジェクトモジュール等を提供することができる。ユーザは、これらのモジュールを介して、スケジュール、会議の議事録、プロジェクト情報等を入力することができる。当該タスク項目情報は、例えば、クライアントアプリケーションがこれらのモジュール内の情報に対するユーザの編集に応答して、更新後のタスク項目情報をサーバに送信してもよい。サーバは、クライアントアプリケーションによってアップロードされたタスク項目情報を受信した後、アカウント情報にバインドされた元のタスク項目情報をクライアントアプリケーションによってアップロードされたタスク項目情報に置き換えて、サーバ内のタスク項目情報の更新を実現する。
【0045】
本開示の実施例によれば、ユーザに表示される推奨情報の正確度を向上させるために、本実施例は、ユーザの閲覧記録に応じて、ユーザに表示される推奨情報を確定してもよい。
【0046】
図4は、本開示の他の実施例による、表示ページを確定する方法のフローチャートを模式的に示している。
【0047】
図4に示すように、この実施例の表示ページを確定する方法400は、前述した動作S210~S270に加えて、動作S490をさらに含んでもよく、動作S270は、動作S471~S473によって実行されてもよい。
【0048】
動作S490において、各第1の情報カテゴリーに分類された推奨情報に対するユーザの閲覧記録を取得する。
【0049】
本開示の実施例によれば、サーバは、ユーザに対する第1の情報カテゴリーを確定した後、ユーザのアカウント情報に応じて、最新の所定の時間帯にクライアントアプリケーションによってアップロードされたユーザに対する閲覧ログを取得してもよい。その後、当該閲覧ログから、ユーザが閲覧した各推奨情報の分類を確定することで、各第1の情報カテゴリーに分類された推奨情報に対するユーザの閲覧記録を取得する。この閲覧記録には、推奨情報がユーザに閲覧されたかどうか、推奨情報がユーザに閲覧された回数等の情報が含まれている。
【0050】
例示的に、各推奨情報について、分類された情報カテゴリーに応じて、タグを追加してもよい。閲覧ログ内の各推奨情報の分類は、各推奨情報のタグに応じて確定することができる。
【0051】
動作S471において、閲覧記録に応じて、各第1の情報カテゴリーに分類された推奨情報のうちにおいてターゲット情報を確定する。
【0052】
動作S473において、第1の情報次元、少なくとも1つの第1の情報カテゴリー、及びターゲット情報に応じて、ユーザに対する表示ページを確定する。
【0053】
本開示の実施例によれば、当該動作S471においては、例えば、まず、閲覧記録に応じて、動作S230で確定された各第1の情報カテゴリーに分類された推奨情報のうちにおいて閲覧回数が最も多い所定の数の推奨情報を確定する。そして、動作S230で確定された各第1の情報カテゴリーに分類された推奨情報から、当該所定の数の推奨情報との類似度が類似度閾値より大きい推奨情報を選別して取得し、ターゲット情報とする。ここで、所定の数及び類似度閾値は、例えば、実際の需要に応じて設定することができ、本開示においては特に限定しない。ここで、2つの推奨情報間の類似度は、例えば、2つの推奨情報を表す2つのベクトル間のユークリッド(Euclid)距離とジャカード(Jaccard)距離により確定することができる。
【0054】
本開示の実施例によれば、より多くの次元からユーザに推奨情報を提供するために、例えば、職務情報とは関係ないがユーザにとって興味のある他の情報をユーザに提供するために、この実施例の表示ページは、さらに、ユーザが複数の次元の情報をアクセスするためのアクセス情報エントリを表示してもよい。本実施例は、複数の第2の情報次元、各第2の情報次元に対する第2の情報カテゴリー、及びより小さい粒度の情報サブカテゴリーを示すことができる情報分類ツリーを設定して、ユーザが情報アクセスエントリをアクセスすることで、情報分類ツリーを表示してもよい。例示的に、この実施例においては、表示ページに分類ツリー表示ウィジェットを設置して、端末装置が当該分類ツリー表示ウィジェットに対する操作に応答して当該分類ツリーを表示するようにしてもよい。ここで、当該複数の第2の情報次元は、例えば、異なるユーザに対して同じであってもよく、第2の情報次元と第1の情報次元とは、次元設定基準が異なってもよい。
【0055】
例示的に、ユーザの体験をさらに改善するために、アクセスエントリへのユーザの操作に応答して、当該情報分類ツリーを表示する際に、例えば、ユーザが興味のある各第2の情報カテゴリーを自動的に展開してもよい。したがって、本実施例においては、表示ページを確定する際に、ユーザの職務情報に応じてユーザが興味のある第2の情報次元を確定し、第2の情報次元に含まれる第2の情報カテゴリーを展開した情報分類ツリーをアクセスエントリがリンクする情報分類ツリーとしてもよい。
【0056】
図5は、本開示の別の実施例による、表示ページを確定する方法のフローチャートを模式的に示している。図6は、図5で説明する表示ページを確定する方法によって確定された表示ページの例を模式的に示している。
【0057】
図5に示すように、本実施例の表示ページを確定する方法500は、動作S210~S270に加えて、動作S510~S530をさらに含み、動作S270は、動作S570によって実行されてもよい。
【0058】
動作S510では、予め設定された情報分類ツリーを取得する。本開示の実施例によれば、当該情報分類ツリーは、複数のルートノードを含み、各ルートノードは、1つの第2の情報次元を示してもよい。各ルートノードには少なくとも1つのサブノードが含まれ、少なくとも1つのサブノードのそれぞれは一つの第2の情報カテゴリーを示す。第2の情報次元は、例えば、技術次元、管理次元、製品次元等を含む、異なる専門分野に関する情報次元を含んでもよい。技術次元については、含まれる第2の情報カテゴリーは、例えば、「インターネット技術」カテゴリー、「OS開発技術」カテゴリー、「アプリケーション開発技術」カテゴリー等を含んでもよい。製品次元については、含まれる第2の情報カテゴリーは、例えば、「製品デザイン」カテゴリー、「ユーザの体験」カテゴリー等を含んでもよい。上記の第2の情報次元及び第2の情報カテゴリーは、本開示の理解を容易にするための例示に過ぎず、異なる応用場面においては、異なる第2の情報次元及び第2の情報カテゴリーを設定することができることは言うまでもない。
【0059】
動作S530において、職務情報に応じて、複数のルートノードにおいて示された第2の情報次元が職務情報とマッチするターゲットルートノードを確定する。
【0060】
例示的に、図6に示すように、情報分類ツリー640は、「技術ゾーン」ノード641、「製品ゾーン」ノード642、「管理ゾーン」ノード643、及び「職能ゾーン」ノード644の4つのルートノードを含み、当該4つのルートノードはそれぞれ技術次元、製品次元、管理次元、及び職能次元を示す。ユーザの職務情報に製品デザイナーが含まれている場合、確定されるターゲットルートノードは、製品デザイナーにマッチする「製品ゾーン」ノード642である。
【0061】
動作S570において、第1の情報次元、少なくとも1つの第1の情報カテゴリー、各第1の情報カテゴリーに分類された推奨情報、及び情報分類ツリーに応じて、ユーザに対する表示ページを確定する。
【0062】
本開示の実施例によれば、当該動作S570は前述した動作S270と類似するが、図6に示すように、ユーザに対する表示ページを確定する際に、確定された表示ページに情報分類ツリー表示ウィジェット650が含まれている点で、異なる。当該情報分類ツリー表示ウィジェット650は、対話型ウィジェットであり、情報分類ツリー表示ウィジェット650に対するユーザの操作に応答して、前述した情報分類ツリー640を表示することができる。当該表示された情報分類ツリーの状態は、動作S530で確定されたターゲットルートノードに含まれているサブノードが展開された状態である。ここでは、ページレイアウトの混乱を避けるために、図6に示すように、情報分類ツリー640を表示する際に、表示される情報分類ツリー640は、例えば、前述した第1の情報次元を示す内容をカバーしてもよい。
【0063】
図6に示される情報分類ツリーは、本開示の理解を容易にするための例示に過ぎず、本開示は、これについて特に限定しないことは、言うまでもない。実際の需要に応じて、当該分類ツリーは、ルートノードとサブノードに加えて、例えば、サブノードに従属されるリーフノードが含まれてもよく、当該リーフノードは第2の情報カテゴリーよりも粒度の小さい情報サブカテゴリーを示す。例えば、「ユーザの体験」カテゴリーを示すサブノードについて、「インタラクションデザイン」サブカテゴリー、「グラフィックデザイン」サブカテゴリー、及び「ユーザリサーチ」サブカテゴリーをそれぞれ示す複数のリーフノードを含んでもよい。
【0064】
例示的に、端末装置は、情報分類ツリー表示ウィジェットに対する操作に応答して情報分類ツリーを表示した後、あるルートノードに対する操作に応答して、情報分類ツリーの表示位置に当該あるルートノードに含まれるサブノードを展開して表示し、あるサブノードに対する操作に応じて、情報分類ツリーの表示位置に当該あるサブノードのリーフノードを展開して表示してもよい。あるルートノードに対する操作、あるサブノードに対する操作、又はあるリーフノードに対する操作に応じて、第1の情報カテゴリーに分類された推奨情報が表示される位置に、当該あるルートノードが示す第2の情報次元、あるサブノードが示す第2の情報カテゴリー、及びあるリーフノードが示す情報サブカテゴリーに分類された推奨情報を表示してもよい。
【0065】
本開示の実施例によれば、表示ページの確定を容易にするために、この実施例のサーバは、格納された推奨情報を予め分類し、また、新たな推奨情報が取得されたとき、新たに取得された推奨情報を既存の情報カテゴリーに分類してもよい。当該既存の情報カテゴリーには、前述した第1の情報カテゴリーと第2の情報カテゴリーが含まれ、同一の推奨情報は、ある第1の情報カテゴリーに分類されるとともにある第2の情報カテゴリーに分類されてもよい。
【0066】
本開示の実施例によれば、サーバがサービスを提供するクライアントアプリケーションが複数の種類の情報を統合できるように、端末装置によりサーバにアップロードされた情報は、例えば、複数の種類の情報プラットフォームにより生成される情報を含んでもよい。当該複数の種類の情報プラットフォームは、例えば、情報記憶プラットフォーム、ビデオ再生プラットフォーム、ドキュメント編集プラットフォーム、情報交換プラットフォーム、及びプロジェクト管理プラットフォームのような様々な情報プラットフォームのうちの少なくとも2つを含んでもよい。
【0067】
例示的に、サーバは、例えば、企業において使用されるスマートオフィスプラットフォームをサポートするサーバであってもよい。前述した複数の種類の情報プラットフォームには、例えば、Wiki、エンタープライズクラウドディスク、エンタープライズフォーラム、チャットツール、プロジェクト管理ツール等が含まれてもよい。
【0068】
例示的に、複数の種類の情報を容易に統合するために、当該サーバは、例えば、異なる情報カテゴリーに属する推奨情報を異なるパーティションに分けて記憶してもよい。さらに、サーバは予め情報分類モデルをトレーニングしてもよく、当該情報分類モデルは、既にマークされたトレーニング推奨情報セットに応じて推奨情報と推奨情報が属するカテゴリーとの間の関係を見つけるモデルであってもよい。例示的に、当該情報分類モデルは、例えば、ディプラーニング分類モデルであってもよく、具体的には、fastTextモデル、TextCNNモデル、TextRNNモデル、TextRNN+Attentionモデル等のいずれかであってもよい。
【0069】
図7は、本開示のさらに別の実施例による、表示ページを確定する方法のフローチャートを模式的に示している。
【0070】
図7に示すように、この実施例の表示ページを確定する方法700は、動作S210~S270に加えて、さらに、動作S710~S750を含んでもよい。
【0071】
動作S710において、端末装置がターゲット情報プラットフォームを介してアップロードした新しい推奨情報を取得する。当該ターゲット情報プラットフォームは、前述した情報記憶プラットフォーム、ビデオ再生プラットフォーム、ドキュメント編集プラットフォーム、情報交換プラットフォーム、及びプロジェクト管理プラットフォームのような複数の情報プラットフォームの少なくとも1つであってもよい。
【0072】
動作S730において、所定のカテゴリー確定モデルを使用して、新しい推奨情報が属する情報カテゴリーを確定する。
【0073】
本開示の実施例によれば、所定のカテゴリー確定モデルは、例えば、前述した情報分類モデルであってもよい。例示的に、当該所定のカテゴリー確定モデルの出力情報は、例えば、推奨情報が所定の複数の情報カテゴリーの各情報カテゴリーに属する確率であってもよい。当該動作S730においては、例えば、最大確率(又は確率閾値より大きい確率)に対応する情報カテゴリーを新しい推奨情報が属する情報カテゴリーとして確定してもよい。例示的に、当該所定のカテゴリー確定モデルの出力情報は、例えば、直接推奨情報が属する情報カテゴリーであってもよい。ここで、確率閾値は実際の需要に応じて設定することができ、例えば、当該確率閾値は0.4より大きい値にすることができる。
【0074】
動作S750において、新しい推奨情報をそれが属する情報カテゴリーに分類する。
【0075】
動作S750は、新しい推奨情報にそれが属する情報カテゴリーを示すタグを追加することを含んでもよい。あるいは、当該新しい推奨情報をそれが属する情報カテゴリーのために設けられたストレージパーティションに記憶しておく。情報カテゴリーは、前述した第1の情報カテゴリー及び第2の情報カテゴリーを含んでもよい。
【0076】
図8は、本開示の実施例による、表示ページを確定する装置の構成ブロック図を模式的に示している。
【0077】
図8に示すように、この実施例の表示ページを確定する装置800は、属性情報取得モジュール810、情報カテゴリー確定モジュール830、推奨情報取得モジュール850、及びページ確定モジュール870を含んでもよい。
【0078】
属性情報取得モジュール810は、職務情報を含むユーザの属性情報を取得するためのものである。一実施例では、当該属性情報取得モジュール810は、例えば、上記の図2で説明した動作S210を実行することができ、ここでは、説明を省略する。
【0079】
情報カテゴリー確定モジュール830は、職務情報に応じて、予め設定された第1の情報次元においてユーザに対する少なくとも1つの第1の情報カテゴリーを確定するためのものである。一実施例では、当該情報型確定モジュール830は、例えば、上記の図2で説明した動作S230を実行することができ、ここでは、説明を省略する。
【0080】
推奨情報取得モジュール850は、少なくとも1つの第1の情報カテゴリーの各第1の情報カテゴリーにそれぞれ分類された推奨情報を取得するためのものである。一実施例では、当該推奨情報取得モジュール850は、上記の図2で説明した動作S250を実行することができ、ここでは、説明を省略する。
【0081】
ページ確定モジュール870は、予め設定された第1の情報次元、少なくとも1つの第1の情報カテゴリー、及び各第1の情報カテゴリーに分類された推奨情報に応じて、ユーザに対する表示ページを確定するためのものである。一実施例では、当該ページ確定モジュール870が、例えば、上記の図2で説明した動作S270を実行することができ、ここでは、説明を省略する。
【0082】
本開示の一実施例によれば、上記表示ページを確定する装置800は、例えば、分類ツリー取得モジュール及びノード確定モジュールをさらに含んでもよい。分類ツリー取得モジュールは、予め設定された情報分類ツリーを取得するためのものであり、当該情報分類ツリーには複数のルートノードが含まれ、複数のルートノードの各ルートノードは一つの第2の情報次元を示し、各ルートノードには少なくとも1つのサブノードが含まれ、少なくとも1つのサブノードのそれぞれは、一つの第2の情報カテゴリーを示す。ノード確定モジュールは、複数のルートノードにおいて示された第2の情報次元が職務情報とマッチするターゲットルートノードを確定するためのものである。ページ確定モジュール870は、例えば、第1の情報次元、少なくとも1つの第1の情報カテゴリー、各第1の情報カテゴリーに分類された推奨情報、及び情報分類ツリーに応じて、ユーザに対する表示ページを確定するためのものである。ここで、表示ページには、情報分類ツリー表示ウィジェットが含まれて、表示ページが情報分類ツリー表示ウィジェットに対する操作に応答して、ターゲットルートノードに含まれるサブノードを表示するようにしてもよい。一実施例では、情報分類ツリー取得モジュール、ノード確定モジュール、及びページ確定モジュール870は、それぞれ、図5で説明した動作S510、S530、及びS570を実行することができ、ここでは、説明を省略する。
【0083】
本開示の実施例によれば、上記表示ページを確定する装置800は、例えば、各第1の情報カテゴリーに分類された推奨情報に対するユーザの閲覧記録を取得するための閲覧記録取得モジュールをさらに含んでもよい。上記ページ確定モジュール870は、例えば、ターゲット情報確定サブモジュール及び表示ページ確定サブモジュールを含んでもよい。閲覧記録取得モジュールは、例えば、図4で説明した動作S490を実行することができ、ターゲット情報確定サブモジュール及び表示ページ確定サブモジュールは、例えば、それぞれ、上記図4で説明した動作S471~S473を実行することができ、ここでは、説明を省略する。
【0084】
本開示の実施例によれば、上記表示ページを確定する装置800は、例えば、推奨情報取得モジュール、カテゴリー確定モジュール、及び情報分類モジュールをさらに含んでもよい。これらの3つのモジュールは、それぞれに、図7で説明した動作S710~S750を実行し、ここでは、説明を省略する。
【0085】
本開示の実施例によるモジュール、サブモジュール、ユニット、サブユニットのうちのいずれか1つ以上、又はこれらのうちのいずれか1つ以上の少なくとも一部の機能は、1つのモジュールにより実現されることができる。本開示の実施例によるモジュール、サブモジュール、ユニット、サブユニットのうちのいずれか1つ又は複数は、複数のモジュールに分割されて実現してもよい。本開示の実施例によるモジュール、サブモジュール、ユニット、サブユニットのうちのいずれか1つ又は複数は、少なくとも部分的に、例えばFPGA(Filed Programmable Gate Array)、PLA(Programmable Logic Array)、SOC(System On Chip)、SOS(System On Substrate)、SOP(System On Package)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア回路として実現されてもよく、又は、回路を集積又はパッケージ化する他の合理的な任意の方式のハードウェアもしくはファームウェアによって実現されてもよく、又は、ソフトウェア、ハードウェア、及びファームウェアの3つの実現方式のうちの任意の1つもしくは複数の組み合わせによって実現されてもよい。あるいは、本開示の実施例によるモジュール、サブモジュール、ユニット、サブユニットのうちの1つ以上は、少なくとも部分的に、実行されたときに対応する機能を実行可能なコンピュータプログラムモジュールとして実現されてもよい。
【0086】
図9は、本開示の実施例による、表示ページを確定する方法を実行するのに適したコンピュータシステムのブロック図を模式的に示している。
【0087】
図9に示すように、本開示の実施例によるコンピュータシステム900は、プロセッサ901を含み、ROM(Read Only Memory)902に記憶されているプログラム、又は、記憶部908からRAM(Random Access Memory)903にロードされたプログラムに従って、様々な適切な動作及び処理を実行することができる。プロセッサ901は、例えば、汎用マイクロプロセッサ(例えば、CPU)、命令セットプロセッサ、及び/又は関連チップセット、及び/又は特定用途向けマイクロプロセッサ(例えば、ASIC)等を含んでもよい。プロセッサ901は、キャッシュ用途のためのオンボードメモリも含んでもよい。プロセッサ901は、本開示の実施例による方法のフローの異なる動作を実行するための単一の処理ユニット又は複数の処理ユニットを含んでもよい。
【0088】
RAM903には、システム900の動作に必要な各種のプログラムやデータが記憶されている。プロセッサ901、ROM902、RAM903は、バス904により相互に接続されている。プロセッサ901は、ROM902及び/又はRAM903内のプログラムを実行することにより、本開示の実施例による方法のフローの様々な動作を実行する。前記プログラムは、ROM902及びRAM903以外のメモリに記憶されていてもよいことを指摘しておく。プロセッサ901は、前記1つ又は複数のメモリに記憶されたプログラムを実行することによって、本開示の実施例による方法のフローの様々な動作を実行してもよい。
【0089】
本開示の実施例によれば、システム900は、入力/出力(I/O)インターフェース905を更に含んでもよい。入力/出力(I/O)インターフェース905もバス904に接続されている。システム900は、I/Oインターフェース905に接続された、キーボード、マウス等を含む入力部906、CRT、LCD等とスピーカ等を含む出力部907、ハードディスク等を含む記憶部908、LANカード、モデム等のネットワークインターフェースカードを含む通信部909、のうちの1つ又は複数をさらに含んでもよい。通信部909は、インターネット等のネットワークによって通信処理を行う。ドライバ910も、必要に応じて、I/Oインターフェース905に接続される。取り外し可能な媒体911は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等であり、必要に応じてドライバ910に装着されて、それから読み出されたコンピュータプログラムが必要に応じて記憶部908にインストールされるようにする。
【0090】
本開示の実施例によれば、本開示の実施例による方法のフローは、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現されてもよい。例えば、本開示の実施例は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体にインストールされたコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を含み、このコンピュータプログラムは、フローチャートに示す方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施例で、このコンピュータプログラムは、通信部909によってネットワークからダウンロードしてインストールされてもよいし、取り外し可能な媒体911からインストールされてもよい。このコンピュータプログラムがプロセッサ901によって実行されると、本開示の実施例のシステムにおいて限定した上記機能が実行される。本開示の実施例によれば、前述したシステム、デバイス、装置、モジュール、ユニット等は、コンピュータプログラムモジュールにより実現することができる。
【0091】
本開示は、さらに、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供しており、当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、上記実施例に記載のデバイス/装置/システムに含まれてもよく、デバイス/装置/システムに組み込まれずに単独で存在してもよい。上記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には、一つ又は複数のプログラムが記録されており、上記一つ又は複数のプログラムが実行されると、本開示の実施例による方法を実現する。
【0092】
本開示の実施例によれば、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、不揮発性のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であってもよく、例えば、携帯型コンピュータディスク、ハードディスク、RAM、ROM、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、携帯型コンパクトディスクROM(CD-ROM )、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、又は上記の任意の適切な組み合わせを含み得るが、これらに限定されない。本開示において、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プログラムを含む又は記憶する、任意の有形媒体であってもよく、このプログラムは、命令実行システム、装置又はデバイスによって又はそれらと関連して使用される。例えば、本開示の実施例によれば、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、前述したROM902及び/又はRAM903、並びに/或いはROM902及びRAM903以外の1つ又は複数のメモリを含んでもよい。
【0093】
図面におけるフローチャート及びブロック図は、本開示の様々な実施例によるシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品の実現可能な構造、機能及び動作を示している。この点に関して、フローチャート又はブロック図における各ブロックは、モジュール、セグメント、又はコードの一部を表すことができ、モジュール、セグメント、又はコードの一部は、特定な論理機能を実現するための1つ又は複数の実行可能命令を含む。これに代えて、別の実現では、ブロックに表記された機能は、図面に示す順序とは異なる順序で生じ得ることにも留意すべきである。例えば、連続して示される2つのブロックは、実際には、機能に応じて、実質的に並列に実行されてもよく、逆順に実行されてもよい。ブロック図又はフローチャートの各ブロック、及びブロック図又はフローチャートのブロックの組合せは、特定な機能又は動作を実行する専用ハードウェアベースのシステムで実現されてもよく、又は専用ハードウェアとコンピュータ命令との組合せにより実現されてもよいことにも留意すべきである。
【0094】
当業者は、本開示に明示的に記載されていなくても、本開示の様々な実施例及び/又は特許請求の範囲に記載された特徴について様々な組合せ又は結合で実施してもよいことを理解するだろう。特に、本開示の様々な実施例及び/又は特許請求の範囲に記載された特徴は、本開示の精神及び教示から逸脱することなく、様々な組合せ及び/又は結合を行うことができる。これらの組合せ及び/又は結合はいずれも本開示の範囲に含まれる。
【0095】
以上、本開示の実施例を説明した。しかしながら、これらの実施例は、説明のためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。以上、各実施例を個別に説明したが、各実施例における各手段を適宜組み合わせて用いることができないことを意味するわけではない。本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲及びその均等物によって限定される。当業者は、本開示の範囲から逸脱することなく、様々な変更及び修正を行うことができ、これらの変更及び修正も本開示の範囲に属する。
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7
図8
図9