(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022013574
(43)【公開日】2022-01-18
(54)【発明の名称】2つのゴルフ映像及び結果データを1つに重ねて確認するアプリケーションを用いた姿勢比較及び矯正方法
(51)【国際特許分類】
A63B 69/36 20060101AFI20220111BHJP
G16Y 10/65 20200101ALI20220111BHJP
G16Y 20/40 20200101ALI20220111BHJP
G16Y 40/20 20200101ALI20220111BHJP
【FI】
A63B69/36 541W
G16Y10/65
G16Y20/40
G16Y40/20
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020195727
(22)【出願日】2020-11-26
(31)【優先権主張番号】10-2020-0079515
(32)【優先日】2020-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】520464603
【氏名又は名称】ケーエス エレクトロニクス カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】KS ELECTRONICS Co., Ltd
【住所又は居所原語表記】43-4, Techno 5-ro, Yuseong-gu, Daejeon, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100115200
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 修之
(72)【発明者】
【氏名】申 成 鉉
(72)【発明者】
【氏名】朴 昶 熙
(72)【発明者】
【氏名】朴 恩 惠
(72)【発明者】
【氏名】文 福 泉
(57)【要約】 (修正有)
【課題】携帯機器で撮影されるユーザの映像と、サーバーから伝送されるプロゴルファーの映像とを、同一画面上で比較することでユーザが姿勢を矯正できる、2つのゴルフ映像及び結果データを1つに重ねて確認するアプリケーションを用いた姿勢比較及び矯正方法を提供する。
【解決手段】携帯機器でユーザのスイング姿勢を正面から撮影する段階S10、クラブのスイングスピード、スイング角度、スイングのフォーム、クラブヘッドの角度、ボールの打撃角度、スピード、飛距離及びボールの軌跡を、携帯機器の画面に映像と共に表示する段階S20、携帯機器でサーバーに記憶されているプロゴルファーの姿勢映像及びデータを受け取る段階S30、サーバーから伝送されたプロゴルファーの映像及びデータとユーザの映像及びデータを一つの画面に重ねて表示する段階S40、及びプロゴルファーの映像とユーザの映像を再び確認又は記憶させる段階S50を構成する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが持ち歩く通信可能な携帯機器(10)に格納されているアプリケーションを実行し、携帯機器(10)でユーザのゴルフスイング姿勢を正面から撮影する段階(S10);
前記携帯機器(10)で撮影されたユーザのスイング映像をアプリケーションを用いて処理し、ゴルフクラブのスイングスピード、ゴルフクラブのスイング角度、ゴルフクラブスイングのフォーム、ゴルフクラブヘッドの角度、ゴルフボールの打撃角度、ゴルフボールのスピード、ゴルフボールの飛距離及びゴルフボールの軌跡を、携帯機器(10)の画面に映像と共に表示する段階(S20);
前記ユーザの要請に応じて、携帯機器(10)で、サーバー(20)に記憶されているプロゴルファーの姿勢映像及びデータを要請して受け取る段階(S30);
前記携帯機器(10)のアプリケーションで、サーバー(20)から伝送されたプロゴルファーの映像及びデータとユーザの映像及びデータを一つの画面に重ねて表示する段階(S40);及び
前記プロゴルファーの映像とユーザの映像とを重ねた状態で記憶させるか否かを選択し、映像を再び確認又は記憶させる段階(S50)を含むことを特徴とする、2つのゴルフ映像及び結果データを1つに重ねて確認するアプリケーションを用いた姿勢比較及び矯正方法。
【請求項2】
前記ゴルフスイング姿勢を正面から撮影する段階(S10)は、前記携帯機器(10)と近距離無線通信で接続される撮影カメラ(30)を用いてユーザの左側又は右側の映像をそれぞれ又は同時に撮影することを特徴とする、請求項1に記載の2つのゴルフ映像及び結果データを1つに重ねて確認するアプリケーションを用いた姿勢比較及び矯正方法。
【請求項3】
前記画面に映像と共に表示する段階(S20)では、
前記携帯機器(10)で撮影されるユーザの映像から、ゴルフボールを検出する段階;
前記携帯機器(10)で撮影されるユーザの映像から、ユーザの頭の位置及びゴルフクラブを検出する段階;
前記携帯機器(10)で撮影されたユーザの全身映像からユーザのスイング準備姿勢を確認し、準備の完了したか否かを確認する段階;
前記ゴルフボールを中心に角度機を生成し、生成された角度機及び目盛りを携帯機器(10)の映像に表示する段階;
前記携帯機器(10)を介して、ユーザがゴルフクラブをスイングするか否かを確認する段階;
前記ユーザがスイングしたゴルフクラブによって打撃されたゴルフボール及びゴルフクラブを追跡する段階;
前記追跡されたゴルフクラブのスイングスピード、ゴルフクラブのスイング角度、ゴルフクラブスイングのフォーム、ゴルフクラブヘッドの角度、ゴルフボールの打撃角度、ゴルフボールのスピード、ゴルフボールの飛距離及びゴルフボールの軌跡を測定する段階;及び
前記ゴルフクラブの軌跡、ゴルフボールのスピード及び打撃角度を携帯機器で撮影される映像と合成して映像を生成する段階を含むことを特徴とする、請求項1に記載の2つのゴルフ映像及び結果データを1つに重ねて確認するアプリケーションを用いた姿勢比較及び矯正方法。
【請求項4】
前記画面に映像と共に表示する段階(S20)では、撮影カメラ(30)でそれぞれ又は同時に撮影されたユーザの左側又は右側の映像を正面映像と共に、分割された画面に、ゴルフクラブのスイングスピード、ゴルフクラブのスイング角度、ゴルフクラブスイングのフォーム、ゴルフクラブヘッドの角度、ゴルフボールの打撃角度、ゴルフボールのスピード、ゴルフボールの飛距離及びゴルフボールの軌跡と共に表示することを特徴とする、請求項1又は2に記載の2つのゴルフ映像及び結果データを1つに重ねて確認するアプリケーションを用いた姿勢比較及び矯正方法。
【請求項5】
前記画面に重ねて表示する段階(S40)は、携帯機器(10)で撮影された正面映像と撮影カメラ(30)でそれぞれ又は同時に撮影されたユーザの左側又は右側の映像を、プロゴルファーの該当の映像とそれぞれ一つの画面に同時に表示することを特徴とする、請求項1又は2に記載の2つのゴルフ映像及び結果データを1つに重ねて確認するアプリケーションを用いた姿勢比較及び矯正方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2つのゴルフ映像及び結果データを1つに重ねて確認するアプリケーションを用いた姿勢比較及び矯正方法に関し、より詳細には、携帯機器で撮影されるユーザの映像を分析してゴルフクラブのスイングスピード、ゴルフクラブのスイング角度、ゴルフクラブスイングのフォーム、ゴルフクラブヘッドの角度、ゴルフボールの打撃角度、ゴルフボールのスピード、ゴルフボールの飛距離及びゴルフボールの軌跡を画面に表示し、サーバーから伝送されるプロゴルファーの映像と同一画面上で比較してユーザが姿勢を矯正できるようにし、携帯機器に接続される撮影カメラを通じて携帯機器の撮影映像と異なる角度の映像を同時に携帯機器に表示してユーザが姿勢を容易に確認できるようにし、サーバーから伝送されるプロゴルファーの姿勢を該当の映像と比較してユーザがスイング姿勢を確認しながら矯正できるようにする、2つのゴルフ映像及び結果データを1つに重ねて確認するアプリケーションを用いた姿勢比較及び矯正方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、カメラを用いた様々なゴルフスイング分析ソフトウェアでは、自身のゴルフスイングとプロゴルファーのゴルフスイングとを重ねて一つの場面に表現したり、又はスマートフォンアプリケーションと連動するなどの様々な方法がなされている。
【0003】
しかし、既存に開発された映像ベースのゴルフ姿勢矯正システムは、特定の空間で撮影して録画した映像をローディングし、専門家がいくつの入力を与えて分析するようになっているため、ゴルフ姿勢分析に時間がかかり、分析データの正確度が低く、一般の人々にとって使用し難いという問題点があった。
【0004】
また、従来にはゴルフスイング映像を見て単にペンで姿勢を矯正させるイメージ伝送と簡単なコメント文字メッセージの伝送しかなかったため、ユーザの関心と興味、及び信頼度が劣り、オンライン上におけるゴルフスイング姿勢矯正はそのシェアが縮小傾向にあった。
【0005】
特許文献1には、プロゴルファーの動画及び音声をライブ形態でスマートデバイス上に実時間で表出させることができ、ライブ型ゴルフ姿勢矯正アプリモジュールによって1:1に現金決済されるように制御しながら、現金決済の完了したライブ型ゴルフ姿勢矯正アプリモジュールを対象に、ゴルフ姿勢用のペン表記とともに、基準ゴルフ姿勢と比較した現在ゴルフ姿勢矯正値、そして、当該ゴルフ姿勢に関するプロゴルファーの基準ゴルフ姿勢動画とプロゴルファーの音声を伝達させることができ、ライブ音声通話によって時間と場所にかかわらずにプロゴルファー及び専門家に接続してゴルフレッスンを受けることができ、ライブでユーザの誤ったスイング及び不足している練習の部分に対するドリルについての説明を直接プロゴルファーから受けることができ、人工知能の一次的な分析及び体系的なスイング矯正を通じて、単純スイング分析を越えて個々人のスイング問題点に関連するプロゴルファーの映像と音声が含まれた補完練習ドリル及び運動方法処方のフィードバックを受けることができる、プロゴルファーの音声及び映像を用いた人工知能型ライブゴルフ姿勢矯正装置及び方法に関する構成が記載されている。
【0006】
しかしながら、特許文献1は、実時間で接続されるプロゴルファーが常にいなければならない他、正確な数値なども表示できず、ユーザにとって姿勢の矯正に多くの時間がかかるという不具合があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】韓国登録特許公報第10-1829879号(2018.02.09.)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、携帯機器で撮影されるユーザの映像を分析してゴルフクラブのスイングスピード、ゴルフクラブのスイング角度、ゴルフクラブスイングのフォーム、ゴルフクラブヘッドの角度、ゴルフボールの打撃角度、ゴルフボールのスピード、ゴルフボールの飛距離及びゴルフボールの軌跡を画面に表示し、サーバーから伝送されるプロゴルファーの映像と同一画面上で比較してユーザが姿勢を矯正できるようにし、携帯機器に接続される撮影カメラを通じて携帯機器の撮影映像と異なる角度の映像を同時に携帯機器に表示してユーザが姿勢を容易に確認できるようにし、サーバーから伝送されるプロゴルファーの姿勢を該当の映像と比較してユーザがスイング姿勢を確認しながら矯正できるようにする、2つのゴルフ映像及び結果データを1つに重ねて確認するアプリケーションを用いた姿勢比較及び矯正方法を提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を達成するための本発明に係る2つのゴルフ映像及び結果データを1つに重ねて確認するアプリケーションを用いた姿勢比較及び矯正方法は、ユーザが持ち歩く通信可能な携帯機器に格納されているアプリケーションを実行し、携帯機器でユーザのゴルフスイング姿勢を正面から撮影する段階;前記携帯機器で撮影されたユーザのスイング映像をアプリケーションを用いて処理し、ゴルフクラブのスイングスピード、ゴルフクラブのスイング角度、ゴルフクラブスイングのフォーム、ゴルフクラブヘッドの角度、ゴルフボールの打撃角度、ゴルフボールのスピード、ゴルフボールの飛距離及びゴルフボールの軌跡を携帯機器の画面に映像と共に表示する段階;前記ユーザの要請に応じて、携帯機器で、サーバーに記憶されているプロゴルファーの姿勢映像及びデータを要請して受け取る段階;前記携帯機器のアプリケーションで、サーバーから伝送されたプロゴルファーの映像及びデータとユーザの映像及びデータを一つの画面に重ねて表示する段階;及び前記プロゴルファーの映像とユーザの映像とを重ねた状態で記憶させるか否かを選択し、映像を再び確認又は記憶させる段階を含むことを特徴とする。
【0010】
前記ゴルフスイング姿勢を正面から撮影する段階は、前記携帯機器と近距離無線通信で接続される撮影カメラを用いてユーザの左側又は右側の映像をそれぞれ又は同時に撮影することを特徴とする。
【0011】
前記画面に映像と共に表示する段階では、前記携帯機器で撮影されたユーザの映像から、ゴルフボールを検出する段階;前記携帯機器で撮影されたユーザの映像から、ユーザの頭の位置及びゴルフクラブを検出する段階;前記携帯機器で撮影されたユーザの全身映像から、ユーザのスイング準備姿勢を確認し、準備の完了したか否かを確認する段階;前記ゴルフボールを中心に角度機を生成し、生成された角度機及び目盛りを携帯機器の映像に表示する段階;前記携帯機器を介してユーザがゴルフクラブをスイングするか否かを確認する段階;前記ユーザがスイングしたゴルフクラブによって打撃されたゴルフボール及びゴルフクラブを追跡する段階;前記追跡されたゴルフクラブのスイングスピード、ゴルフクラブのスイング角度、ゴルフクラブスイングのフォーム、ゴルフクラブヘッドの角度、ゴルフボールの打撃角度、ゴルフボールのスピード、ゴルフボールの飛距離及びゴルフボールの軌跡と携帯機器で撮影された映像とを合成して映像を生成する段階を含むことを特徴とする。
【0012】
前記画面に映像と共に表示する段階では、撮影カメラでそれぞれ又は同時に撮影されたユーザの左側又は右側の映像を正面映像と共に、分割された画面に、ゴルフクラブのスイングスピード、ゴルフクラブのスイング角度、ゴルフクラブスイングのフォーム、ゴルフクラブヘッドの角度、ゴルフボールの打撃角度、ゴルフボールのスピード、ゴルフボールの飛距離及びゴルフボールの軌跡と共に表示することを特徴とする。
【0013】
前記画面に重ねて表示する段階は、携帯機器で撮影された正面映像と撮影カメラでそれぞれ又は同時に撮影されたユーザの左側又は右側の映像をプロゴルファーの該当の映像とそれぞれ一つの画面に同時に表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明は、携帯機器で撮影されるユーザの映像を分析してゴルフクラブのスイング軌跡、角度、ゴルフボールの打撃角度、軌跡及びユーザの姿勢を画面に表示し、サーバーから伝送されるプロゴルファーの映像と同一画面上で比較して、ユーザが姿勢を矯正できるようにする効果がある。
【0015】
また、携帯機器に接続される撮影カメラを通じて携帯機器の撮影映像と異なる角度の映像を同時に携帯機器に表示して、ユーザが姿勢を確認できるようにし、サーバーから伝送されるプロゴルファーの姿勢を該当の映像と比較して、ユーザがスイング姿勢を確認しながら矯正できるようにする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の一実施例に係る2つのゴルフ映像及び結果データを1つに重ねて確認するアプリケーションを用いた姿勢比較及び矯正方法の全順序を示す図である。
【
図2】本発明に係る2つのゴルフ映像及び結果データを1つに重ねて確認するアプリケーションを用いた姿勢比較及び矯正方法の構成を示す図である。
【
図3】本発明に係る2つのゴルフ映像及び結果データを1つに重ねて確認するアプリケーションを用いた姿勢比較及び矯正方法において、携帯機器アプリケーション画面を示す図である。
【
図4】本発明に係る2つのゴルフ映像及び結果データを1つに重ねて確認するアプリケーションを用いた姿勢比較及び矯正方法において、携帯機器で撮影したユーザの正面映像を示す図である。
【
図5】本発明に係る2つのゴルフ映像及び結果データを1つに重ねて確認するアプリケーションを用いた姿勢比較及び矯正方法において、携帯機器で撮影した、ユーザがゴルフクラブをスイングする正面映像を示す図である。
【
図6】本発明に係る2つのゴルフ映像及び結果データを1つに重ねて確認するアプリケーションを用いた姿勢比較及び矯正方法において、携帯機器で撮影した、ユーザがゴルフクラブをスイングしてゴルフボールを打撃する正面映像を示す図である。
【
図7】本発明に係る2つのゴルフ映像及び結果データを1つに重ねて確認するアプリケーションを用いた姿勢比較及び矯正方法において、携帯機器で撮影した、ユーザがゴルフクラブをスイングする側面映像を示す図である。
【
図8】本発明に係る2つのゴルフ映像及び結果データを1つに重ねて確認するアプリケーションを用いた姿勢比較及び矯正方法において、携帯機器で撮影した、ユーザがゴルフクラブをスイングする映像と、プロゴルファーの映像とを重ねて表示することを示す図である。
【
図9】本発明に係る2つのゴルフ映像及び結果データを1つに重ねて確認するアプリケーションを用いた姿勢比較及び矯正方法において、携帯機器で撮影した、ユーザがゴルフクラブをスイングする映像と、プロゴルファーの映像とが重なって表示されることを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施のための具体的な実施例を、図面を参照しつつ説明する。本発明の実施例は、一つの発明を説明するためのものであり、権利範囲は例示の実施例に限定されず、例示の図面は、発明の明確性のために、重要な内容だけを拡大図示し、付随的なものを省略するので、図面に限定して解釈してはいけない。
【0018】
本発明は、ユーザが持ち歩く通信可能な携帯機器10に格納されているアプリケーションを実行し、携帯機器10でユーザのゴルフスイング姿勢を正面から撮影する段階(S10);前記携帯機器10で撮影されたユーザのスイング映像をアプリケーションを用いて処理し、ゴルフクラブのスイングスピード、ゴルフクラブのスイング角度、ゴルフクラブスイングのフォーム、ゴルフクラブヘッドの角度、ゴルフボールの打撃角度、ゴルフボールのスピード、ゴルフボールの飛距離及びゴルフボールの軌跡を、携帯機器10の画面に映像と共に表示する段階(S20);前記ユーザの要請に応じて、携帯機器10で、サーバー20に記憶されているプロゴルファーの姿勢映像及びデータを要請して受け取る段階(S30);前記携帯機器10のアプリケーションで、サーバー20から伝送されたプロゴルファーの映像及びデータとユーザの映像及びデータを一つの画面に重ねて表示する段階(S40);及び、前記プロゴルファーの映像とユーザの映像とを重ねた状態で記憶させるか否かを選択し、映像を再び確認又は記憶させる段階(S50)を含むことを特徴とする。
【0019】
前記ゴルフスイング姿勢を正面から撮影する段階(S10)は、前記携帯機器10と近距離無線通信で接続される撮影カメラ30を用いてユーザの左側又は右側の映像をそれぞれ又は同時に撮影することを特徴とする。
【0020】
前記画面に映像と共に表示する段階(S20)では、前記携帯機器10で撮影されるユーザの映像から、ゴルフボールを検出する段階;前記携帯機器10で撮影されるユーザの映像から、ユーザの頭の位置及びゴルフクラブを検出する段階;前記携帯機器10で撮影されたユーザの全身映像からユーザのスイング準備姿勢を確認し、準備の完了したか否かを確認する段階;前記ゴルフボールを中心に角度機を生成し、生成された角度機及び目盛りを携帯機器10の映像に表示する段階;前記携帯機器10を介して、ユーザがゴルフクラブをスイングするか否かを確認する段階;前記ユーザがスイングしたゴルフクラブによって打撃されたゴルフボール及びゴルフクラブを追跡する段階;前記追跡されたゴルフクラブのスイングスピード、ゴルフクラブのスイング角度、ゴルフクラブスイングのフォーム、ゴルフクラブヘッドの角度、ゴルフボールの打撃角度、ゴルフボールのスピード、ゴルフボールの飛距離及びゴルフボールの軌跡を測定する段階;及び前記ゴルフクラブのスイングスピード、ゴルフクラブのスイング角度、ゴルフクラブスイングのフォーム、ゴルフクラブヘッドの角度、ゴルフボールの打撃角度、ゴルフボールのスピード、ゴルフボールの飛距離及びゴルフボールの軌跡と携帯機器で撮影された映像とを合成して映像を生成する段階を含むことを特徴とする。
【0021】
前記画面に映像と共に表示する段階(S20)では、撮影カメラ30でそれぞれ又は同時に撮影されたユーザの左側又は右側の映像を正面映像と共に、分割された画面に、ゴルフクラブのスイングスピード、ゴルフクラブのスイング角度、ゴルフクラブスイングのフォーム、ゴルフクラブヘッドの角度、ゴルフボールの打撃角度、ゴルフボールのスピード、ゴルフボールの飛距離及びゴルフボールの軌跡と共に表示することを特徴とする。
【0022】
前記画面に重ねて表示する段階(S40)は、携帯機器10で撮影された正面映像と撮影カメラ30でそれぞれ又は同時に撮影されたユーザの左側又は右側の映像を、プロゴルファーの該当の映像とそれぞれ一つの画面に同時に表示することを特徴とする。
【0023】
図1は、本発明の一実施例に係る2つのゴルフ映像及び結果データを1つに重ねて確認するアプリケーションを用いた姿勢比較及び矯正方法の全順序を示す図であり、ユーザが持ち歩く通信可能な携帯機器10に格納されているアプリケーションを実行し、携帯機器10でユーザのゴルフスイング姿勢を正面から撮影する段階(S10)、携帯機器10で撮影されたユーザのスイング映像をアプリケーションを用いて処理し、ゴルフクラブのスイングスピード、ゴルフクラブのスイング角度、ゴルフクラブスイングのフォーム、ゴルフクラブヘッドの角度、ゴルフボールの打撃角度、ゴルフボールのスピード、ゴルフボールの飛距離及びゴルフボールの軌跡を、携帯機器10の画面に映像と共に表示する段階(S20)、ユーザの要請に応じて、携帯機器10で、サーバー20に記憶されているプロゴルファーの姿勢映像及びデータを要請して受け取る段階(S30)、携帯機器10のアプリケーションで、サーバー20から伝送されたプロゴルファーの映像及びデータとユーザの映像及びデータを一つの画面に重ねて表示する段階(S40)、及びプロゴルファーの映像とユーザの映像とを重ねた状態で記憶させるか否かを選択し、映像を再び確認又は記憶させる段階(S50)を含む。
【0024】
図2は、本発明に係る2つのゴルフ映像及び結果データを1つに重ねて確認するアプリケーションを用いた姿勢比較及び矯正方法の構成を示す図であり、
図3は、本発明に係る2つのゴルフ映像及び結果データを1つに重ねて確認するアプリケーションを用いた姿勢比較及び矯正方法において、携帯機器アプリケーション画面を示す図であり、
図4は、本発明に係る2つのゴルフ映像及び結果データを1つに重ねて確認するアプリケーションを用いた姿勢比較及び矯正方法において、携帯機器で撮影したユーザの正面映像を示す図であり、
図5は、本発明に係る2つのゴルフ映像及び結果データを1つに重ねて確認するアプリケーションを用いた姿勢比較及び矯正方法において、携帯機器で撮影した、ユーザがゴルフクラブをスイングする正面映像を示す図であり、
図6は、本発明に係る2つのゴルフ映像及び結果データを1つに重ねて確認するアプリケーションを用いた姿勢比較及び矯正方法において、携帯機器で撮影した、ユーザがゴルフクラブをスイングしてゴルフボールを打撃する正面映像を示す図であり、
図7は、本発明に係る2つのゴルフ映像及び結果データを1つに重ねて確認するアプリケーションを用いた姿勢比較及び矯正方法において、携帯機器で撮影した、ユーザがゴルフクラブをスイングする側面映像を示す図であり、
図8は、本発明に係る2つのゴルフ映像及び結果データを1つに重ねて確認するアプリケーションを用いた姿勢比較及び矯正方法において、携帯機器で撮影した、ユーザがゴルフクラブをスイングする映像と、プロゴルファーの映像とを重ねて表示することを示す図であり、
図9は、本発明に係る2つのゴルフ映像及び結果データを1つに重ねて確認するアプリケーションを用いた姿勢比較及び矯正方法において、携帯機器で撮影した、ユーザがゴルフクラブをスイングする映像と、プロゴルファーの映像とが重なって表示されることを示す図である。
【0025】
図1~
図5を参照すると、前記ゴルフスイング姿勢を正面から撮影する段階(S10)は、ユーザが持ち歩く通信可能な携帯機器10に格納されているアプリケーションを実行し、携帯機器10を用いてユーザのゴルフスイング姿勢を正面から撮影する。
【0026】
このとき、前記携帯機器10は、スマートフォン、タブレットPC又はラップトップなどの、写真撮影及び通信が可能な機器を含む。
【0027】
前記携帯機器10を用いてユーザを撮影するとき、正面から撮影できるが、側面からユーザの映像を撮影してもよい。
【0028】
そして、前記携帯機器10と近距離無線通信で接続される撮影カメラ30を用いてユーザの左側又は右側の映像をそれぞれ又は同時に撮影し、これを携帯機器10で受信して確認及びプロゴルファーの映像と比較できるようにする。
【0029】
前記ゴルフスイング姿勢を正面から撮影する段階(S10)で携帯機器10でユーザの映像を撮影すると、画面に映像と共に表示する段階(S20)で、携帯機器10で撮影されたユーザのスイング映像をアプリケーションを用いて処理し、ゴルフクラブのスイングスピード、ゴルフクラブのスイング角度、ゴルフクラブスイングのフォーム、ゴルフクラブヘッドの角度、ゴルフボールの打撃角度、ゴルフボールのスピード、ゴルフボールの飛距離及びゴルフボールの軌跡を、携帯機器10の画面に映像と共に表示する。
【0030】
この時、前記画面に映像と共に表示する段階(S20)では、撮影カメラ30でそれぞれ又は同時に撮影されたユーザの左側又は右側の映像を正面映像と共に、分割された画面に、ゴルフクラブのスイングスピード、ゴルフクラブのスイング角度、ゴルフクラブスイングのフォーム、ゴルフクラブヘッドの角度、ゴルフボールの打撃角度、ゴルフボールのスピード、ゴルフボールの飛距離及びゴルフボールの軌跡と共に表示する。
【0031】
前記画面に映像と共に表示する段階(S20)では、前記携帯機器10で撮影されるユーザの映像から、ゴルフボールを検出する段階、携帯機器10で撮影されるユーザの映像から、ユーザの頭の位置及びゴルフクラブを検出する段階、携帯機器10で撮影されたユーザの全身映像からユーザのスイング準備姿勢を確認し、準備の完了したか否かを確認する段階、ゴルフボールを中心に角度機を生成し、生成された角度機及び目盛りを携帯機器10の映像に表示する段階、携帯機器10を介して、ユーザがゴルフクラブをスイングするか否かを確認する段階、ユーザがスイングしたゴルフクラブによって打撃されたゴルフボール及びゴルフクラブを追跡する段階、追跡されるゴルフクラブのスイングスピード、ゴルフクラブのスイング角度、ゴルフクラブスイングのフォーム、ゴルフクラブヘッドの角度、ゴルフボールの打撃角度、ゴルフボールのスピード、ゴルフボールの飛距離及びゴルフボールの軌跡を測定する段階、及びゴルフクラブの軌跡、ゴルフボールのスピード及び打撃角度を、携帯機器で撮影される映像と合成して映像を生成する段階を含む。
【0032】
前記ゴルフボールを検出する段階は、携帯機器10で撮影された映像からゴルフボールを検出し、ゴルフボールを中心に角度機及び全体目盛りを携帯機器10の画面に表示する段階である。
【0033】
前記ゴルフボールを検出する段階で映像からゴルフボールが検出されると、頭の位置及びゴルフクラブを検出する段階で、携帯機器10で撮影されるユーザの映像から、ユーザの頭の位置及びゴルフクラブを検出する。
【0034】
前記ユーザの頭の位置及びゴルフクラブを検出するときは、携帯機器10で動きが感知される形体のうち、最上端の動きの形態を頭として把握して検出し、ゴルフクラブは、ユーザの頭とゴルフボールとの間の中心で形態を確認して検出する。
【0035】
前記頭の位置及びゴルフクラブを検出する段階でユーザの頭の位置及びゴルフクラブを検出すると、準備の完了したか否かを確認する段階で、携帯機器10で撮影されたユーザの全身映像からユーザのスイング準備姿勢を確認し、準備の完了したか否かを確認する。
【0036】
この時、前記準備の完了したか否かは、ユーザがゴルフクラブを地面に当てて立ったまま動かない時間を測定し、アプリケーションに設定される時間以上を停止していれば、準備が完了したと判断する。
【0037】
前記準備の完了したか否かを確認する段階でスイング準備の完了したか否かを確認すると、角度機及び目盛りを携帯機器10の映像に表示する段階で、ゴルフボールを中心に角度機を生成し、生成された角度機及び目盛りを携帯機器10の映像に表示する。
【0038】
この時、前記携帯機器10に接続される撮影カメラ30でユーザの側面映像を別に撮影すると、撮影された側面映像に軌道機、角度機及び目盛りを表示する。
【0039】
前記角度機及び目盛りを携帯機器10の映像に表示する段階で携帯機器10に角度機及び目盛りを表示すると、スイングしたか否かを確認する段階で、携帯機器10で撮影されるユーザの映像からゴルフクラブの動きを確認し、ユーザがゴルフクラブをスイングしたか否かを確認する。
【0040】
前記スイングしたか否かを確認する段階でユーザがゴルフクラブをスイングしたことを確認すると、ゴルフボール及びゴルフクラブを追跡する段階で、ユーザがスイングしたゴルフクラブによって打撃されたゴルフボール及びゴルフクラブを追跡する。
【0041】
前記ゴルフボール及びゴルフクラブを追跡する段階でゴルフクラブのスイングスピード、ゴルフクラブのスイング角度、ゴルフクラブスイングのフォーム、ゴルフクラブヘッドの角度、ゴルフボールの打撃角度、ゴルフボールのスピード、ゴルフボールの飛距離及びゴルフボールの軌跡を追跡すると、スピード及び打撃角度を測定する段階で、追跡されたゴルフクラブの軌跡、ゴルフボールのスピード及び打撃角度を測定する。
【0042】
前記測定する段階で追跡されたゴルフクラブのスイングスピード、ゴルフクラブのスイング角度、ゴルフクラブスイングのフォーム、ゴルフクラブヘッドの角度、ゴルフボールの打撃角度、ゴルフボールのスピード、ゴルフボールの飛距離及びゴルフボールの軌跡を測定すると、映像を生成する段階で、ゴルフクラブのスイングスピード、ゴルフクラブのスイング角度、ゴルフクラブスイングのフォーム、ゴルフクラブヘッドの角度、ゴルフボールの打撃角度、ゴルフボールのスピード、ゴルフボールの飛距離及びゴルフボールの軌跡と、携帯機器で撮影された映像とを合成して映像を生成する。
【0043】
この時、前記ゴルフボールのゴルフクラブのスイングスピード、ゴルフクラブのスイング角度、ゴルフクラブスイングのフォーム、ゴルフクラブヘッドの角度、ゴルフボールの打撃角度、ゴルフボールのスピード、ゴルフボールの飛距離及びゴルフボールの軌跡を、携帯機器10の映像に、経路に従うキャプチャーイメージで表示し、ユーザが打撃するゴルフボールが動く経路とゴルフクラブの経路を容易に確認できるようにする。
【0044】
このように、前記画面に映像と共に表示する段階(S20)でユーザの映像にゴルフクラブのスイングスピード、ゴルフクラブのスイング角度、ゴルフクラブスイングのフォーム、ゴルフクラブヘッドの角度、ゴルフボールの打撃角度、ゴルフボールのスピード、ゴルフボールの飛距離及びゴルフボールの軌跡を共に表示すると、データを要請して受け取る段階(S30)で、ユーザの要請に応じて、携帯機器10で、サーバー20に記憶されているプロゴルファーの姿勢映像及びデータを要請して受け取る。
【0045】
このとき、前記プロゴルファーの姿勢映像は、正面から撮影された映像と両側面で撮影された映像を全て伝送されてもよく、正面又は側面から撮影された映像の一方だけが選択的に伝送されてもよい。
【0046】
また、前記プロゴルファーの撮影映像と共に伝送されるデータは、プロゴルファーの頭の位置、腕の角度、ゴルフクラブのスイングスピード、ゴルフクラブのスイング角度、ゴルフクラブスイングのフォーム、ゴルフクラブヘッドの角度、ゴルフボールの打撃角度、ゴルフボールのスピード、ゴルフボールの飛距離、及びゴルフボールの軌跡が携帯機器10から伝送される。
【0047】
図6~
図9を参照すると、前記データを要請して受け取る段階(S30)でプロゴルファーの映像及びデータを受信すると、画面に重ねて表示する段階(S40)で、携帯機器10のアプリケーションで、サーバー20から伝送されたプロゴルファーの映像及びデータとユーザの映像及びデータとを一つの画面に重ねて表示する。
【0048】
前記プロゴルファーの映像及びデータをユーザの映像と重ねて表示するときは、プロゴルファーの映像及びデータをユーザの映像及びデータと異なる色又は異なる明度などのように異ならせて表示し、ユーザが自分の姿勢を容易に確認し、姿勢を矯正できるようにする。
【0049】
前記画面に重ねて表示する段階(S40)でユーザとプロゴルファーの映像及びデータを重ねて表示すると、確認又は記憶する段階(S50)で、ユーザの映像を重ねた状態で記憶させるか否かを選択し、映像を再び確認又は記憶させる。
【0050】
前記画面に重ねて表示する段階(S40)は、携帯機器10で撮影された正面映像と撮影カメラ30でそれぞれ又は同時に撮影されたユーザの左側又は右側の映像を、プロゴルファーの該当の映像とそれぞれ一つの画面に同時に表示する。
【0051】
このように、前記携帯機器10のアプリの画面は、正面映像だけが撮影される場合、携帯機器10の画面にユーザの撮影映像及びデータを表示し、ユーザが選択的に、プロゴルファーの映像及びデータを選択してユーザの映像と重なるようにしてもよく、ユーザの映像だけが表示されるようにしてもよい。
【0052】
前記携帯機器10で撮影される映像が正面の他、両側面の映像も含む場合、携帯機器10の画面が分割されて1つの画面に全て表示され、ユーザーが所望の画面を選択すれば、当該画面が拡大されて選択画面だけが表示されるようにする。
【0053】
これによって、前記携帯機器10からユーザが選択した映像とプロゴルファーの該当の映像とが重なって拡大された一つの画面として表示される。
【0054】
そして、前記携帯機器10は、1つの画面に重なるユーザの映像とプロゴルファーの映像を同時に再生できるが、それぞれ独立に映像を再生できるように、個別の再生ボタンを携帯機器10のアプリケーションから提供してもよい。
【0055】
前記アプリケーションを介してプロゴルファーとユーザの映像及びデータを1画面に表示するときには、サーバー20から、プロゴルファーの映像及びデータを必要によって無料又は有料でサーバー20に提供することができる。
【0056】
このように構成される本発明は、携帯機器で撮影されるユーザの映像を分析してゴルフクラブのスイングスピード、ゴルフクラブのスイング角度、ゴルフクラブスイングのフォーム、ゴルフクラブヘッドの角度、ゴルフボールの打撃角度、ゴルフボールのスピード、ゴルフボールの飛距離及びゴルフボールの軌跡を画面に表示し、サーバーから伝送されるプロゴルファーの映像と同一画面上で比較してユーザが姿勢を矯正できるようにする効果がある。
【0057】
また、携帯機器に接続される撮影カメラを用いて、携帯機器の撮影映像と異なる角度の映像を同時に携帯機器に表示して、ユーザが姿勢を容易に確認できるようにし、サーバーから伝送されるプロゴルファーの姿勢を該当の映像と比較して、ユーザがスイング姿勢を確認しながら矯正できるようにする効果がある。
【0058】
上記のような2つのゴルフ映像及び結果データを1つに重ねて確認するアプリケーションを用いた姿勢比較及び矯正方法は、上述した実施例の構成及び作動方式に限定されるものではない。前記実施例は各実施例の全部又は一部が選択的に組み合わせられて様々な変形がなされるように構成されてもよい。
【符号の説明】
【0059】
10 携帯機器
20 サーバー
30 撮影カメラ