(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022135846
(43)【公開日】2022-09-15
(54)【発明の名称】お薬カレンダー
(51)【国際特許分類】
A61J 7/04 20060101AFI20220908BHJP
B42D 5/04 20060101ALI20220908BHJP
【FI】
A61J7/04 A
B42D5/04 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021072901
(22)【出願日】2021-03-04
(71)【出願人】
【識別番号】521171025
【氏名又は名称】遠藤 楽空
(71)【出願人】
【識別番号】521171036
【氏名又は名称】近藤 徳人
(71)【出願人】
【識別番号】521171047
【氏名又は名称】塚田 瑠奈
(71)【出願人】
【識別番号】521171058
【氏名又は名称】豊永 明仁
(71)【出願人】
【識別番号】521171069
【氏名又は名称】山下 元太
(72)【発明者】
【氏名】遠藤 楽空
(72)【発明者】
【氏名】近藤 徳人
(72)【発明者】
【氏名】塚田 瑠奈
(72)【発明者】
【氏名】豊永 明仁
(72)【発明者】
【氏名】山下 元太
【テーマコード(参考)】
4C047
【Fターム(参考)】
4C047NN07
(57)【要約】
【課題】処方された薬が適切なタイミングで服用されたのか、患者本人や介護者が一目でわかるカレンダーを提供する。
【解決手段】一週間分の服薬タイミングを示したカレンダー10に、取り付け部材19によって取り外し可能な透明ビニールフィルムの取り外しポケット13を設ける。取り外しポケット13はシート状に展開することができ、手先が器用でなくとも袋の出し入れが容易である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
取り外し可能な薬ポケットを有するお薬カレンダー。
【請求項2】
前記薬ポケットは服薬時間である朝昼晩寝る前がそれぞれ一週間分の28個備える、請求項1に記載のお薬カレンダー。
【請求項3】
前記薬ポケットは展開が可能である、請求項1又は2に記載のお薬カレンダー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、お薬カレンダーに関する。
【背景技術】
【0002】
定期的な服薬が必要な病気になると、医師により複数の薬が処方される。
服薬のタイミングが食後の3回や、週に1度のもの、必要に応じて飲む頓服薬など様々な種類がある。
【0003】
特許文献1には、月めくりカレンダーの日にち下部に薬をいれる透明でマチ付きのポケットを設け、ポケットを確認することで毎日の薬の服用状況が確認でき、薬の飲み忘れを防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に記載のカレンダーは、日にちごとの管理であるため、食後など服薬タイミング毎の飲み忘れを確認することが難しく、ポケットも高齢者等手先が器用でない状態の人が自ら薬の出し入れを行うのに困難であるという問題点がある。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、患者自らが服薬の管理を行う上での利便性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の課題を解決するべく、第1の発明は、取り外し可能な薬ポケットを有するお薬カレンダー。
【0008】
第2の発明は、第1の発明において、前記薬ポケットは服薬時間である朝昼晩寝る前がそれぞれ一週間分の28個備える、請求項1に記載のお薬カレンダー。
【0009】
第3の発明は、第1又は2の発明において、前記薬ポケットは展開が可能である、請求項1又は2に記載のお薬カレンダー。
【発明の効果】
【0010】
本発明では、取り外し可能なポケットに薬をいれることで手先が器用でない人であっても自ら服薬の管理をする利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図3】実施形態に係る取り外し可能なポケットを展開した図
【発明を実施するための形態】
【0012】
[1.お薬カレンダーの構成]
お薬カレンダー10に、服薬タイミング欄11、日にち欄12、複数の取り外しポケット13、頓服薬ポケット14、体温計ポケット15、お薬手帳ポケット16、名札ポケット17を取り付けることで構成されている。
【0013】
お薬カレンダー10は1枚に1週間分の日付欄12と、各日の朝昼夜寝る前の薬を飲む服薬タイミング欄11をもち、それに対応した薬ポケットを取り付けるための部材、例えば、面ファスナーが取り付けられている。
【0014】
取り外しポケット13は中身が見える透明なビニールフィルムで、概ね長方形状のポケット本体部13aと、ポケット本体部13aにおいて向い合う2辺のそれぞれから外側に突出する蓋部13bとにより構成されている。取り外したポケットは展開することが可能で、完全に展開した状態では、シート状になる。
ポケット本体部13aには、中央部を挟んで上側接合部材18aと、下側接合部材18bが設けられ、13bには、横側接合部材18cが設けられ、これらの接合部材18a、18b、18cを接合することで、筒状になる。また、背部にお薬カレンダー10に取り付けるための取り付け部材19、例えば面ファスナーが取り付けられている。
【0015】
頓服薬ポケット14、体温計ポケット15、お薬手帳ポケット16、名札ポケット17はそれぞれ対応したものがいれられるポケットである。
【0016】
[2.お薬カレンダーの使用方法]
服薬タイミングにあわせた取り外しポケット13に薬をいれてお薬カレンダー10に取り付けることで使用する。
【0017】
取り外しポケット13は、接合部材18a、18b、18cを外すことでシート状に展開が可能で、展開した状態で薬を出し入れし、接合部材18a、18b、18cをつけることで閉じて使用する。
【0018】
[3.実施形態の効果]
本実施形態では、完全に展開することが可能な取り外しポケット13を用いることで薬の出し入れの利便性を向上させることができる。
【0019】
[4.その他の実施形態]
上述の実施形態では、カレンダーの取り付け部材を面ファスナーとしていたが、マグネットやスナップボタンとしてもよい。
【0020】
上述の実施形態では、取り外しポケットの接合部材18をマグネットボタンとしていたが、面ファスナーやスナップボタンとしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0021】
本発明は、お薬カレンダーに適用可能である。
【符号の説明】
【0022】
10 お薬カレンダー
11 服薬タイミング欄
12 日にち欄
13 取り外しポケット
14 頓服薬ポケット
15 体温計ポケット
16 お薬手帳ポケット
17 名札ポケット
18 接合部材
19 取り付け部材