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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022137120
(43)【公開日】2022-09-21
(54)【発明の名称】抗ウイルス化合物
(51)【国際特許分類】
   C07C 237/06 20060101AFI20220913BHJP
   C07C 237/04 20060101ALI20220913BHJP
   C07C 237/08 20060101ALI20220913BHJP
   C07C 237/12 20060101ALI20220913BHJP
   C07C 237/14 20060101ALI20220913BHJP
   C07C 237/20 20060101ALI20220913BHJP
   C07C 271/24 20060101ALI20220913BHJP
   C07D 309/14 20060101ALI20220913BHJP
   C07D 309/04 20060101ALI20220913BHJP
   C07D 211/26 20060101ALI20220913BHJP
   C07D 205/04 20060101ALI20220913BHJP
   C07D 307/14 20060101ALI20220913BHJP
   C07D 309/06 20060101ALI20220913BHJP
   C07D 217/06 20060101ALI20220913BHJP
   C07D 213/40 20060101ALI20220913BHJP
   C07D 241/12 20060101ALI20220913BHJP
   C07D 233/64 20060101ALI20220913BHJP
   C07D 213/75 20060101ALI20220913BHJP
   A61K 31/167 20060101ALI20220913BHJP
   A61K 31/16 20060101ALI20220913BHJP
   A61K 31/165 20060101ALI20220913BHJP
   A61K 31/351 20060101ALI20220913BHJP
   A61K 31/445 20060101ALI20220913BHJP
   A61K 31/27 20060101ALI20220913BHJP
   A61K 31/397 20060101ALI20220913BHJP
   A61K 31/341 20060101ALI20220913BHJP
   A61K 31/472 20060101ALI20220913BHJP
   A61K 31/4406 20060101ALI20220913BHJP
   A61K 31/4409 20060101ALI20220913BHJP
   A61K 31/4402 20060101ALI20220913BHJP
   A61K 31/4965 20060101ALI20220913BHJP
   A61K 31/417 20060101ALI20220913BHJP
   A61K 31/44 20060101ALI20220913BHJP
   A61P 31/14 20060101ALI20220913BHJP
   A61P 35/04 20060101ALI20220913BHJP
   A61P 3/04 20060101ALI20220913BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20220913BHJP
【FI】
C07C237/06 CSP
C07C237/04 D
C07C237/08
C07C237/12
C07C237/14
C07C237/20
C07C237/04 A
C07C271/24
C07D309/14
C07D309/04
C07D211/26
C07D205/04
C07D307/14
C07D309/06
C07D217/06
C07D213/40
C07D241/12
C07D233/64 106
C07D213/75
A61K31/167
A61K31/16
A61K31/165
A61K31/351
A61K31/445
A61K31/27
A61K31/397
A61K31/341
A61K31/472
A61K31/4406
A61K31/4409
A61K31/4402
A61K31/4965
A61K31/417
A61K31/44
A61P31/14
A61P35/04
A61P3/04
A61P43/00 111
【審査請求】有
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022104373
(22)【出願日】2022-06-29
(62)【分割の表示】P 2019535971の分割
【原出願日】2017-09-12
(31)【優先権主張番号】16188559.5
(32)【優先日】2016-09-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(71)【出願人】
【識別番号】519089325
【氏名又は名称】ハプロゲン・ゲーエムベーハー
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【弁理士】
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100196508
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 淳一
(72)【発明者】
【氏名】フィッシュル,ヴォルフガング
(72)【発明者】
【氏名】ホイッテーカー,マーク
(72)【発明者】
【氏名】ヤーノルド,クリストファー・ジョン
(72)【発明者】
【氏名】ポンズ,ジャン-フランソワ
(72)【発明者】
【氏名】ケリー,マーク・アンソニー
(72)【発明者】
【氏名】アムゼグ,パトリシア・レオニー
(72)【発明者】
【氏名】モラオ,イナキ
(72)【発明者】
【氏名】イングラム,ピーター・ネビル
(72)【発明者】
【氏名】チャデク,エワ・イヴォナ
(57)【要約】      (修正有)
【課題】新規な抗ウイルス化合物を提供する。
【解決手段】一般式IIの化合物、場合により前記化合物の互変異性体、ラセミ体、鏡像異性体、ジアステレオマー、水和物、同位体およびそれらの混合物の形態、ならびに場合によりそれらの薬理学的に許容される塩の形態。

(式中、Xは、-(CH-N-を表し、Rは、H、C1~8アルキル等;R1’は、H、C1~4アルキル;またはRおよびR1’は、隣接する窒素原子と一緒になって、4~10員の複素環式基を形成してもよく;R及びR2’は、H、C1~6アルキル等;Rは、H、C1~6アルキル、C3~10シクロアルキル等)
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式II
【化1】
(式中、
Xは、-(CH-N-を表し、
は、H、-C(O)R、-(CHC(O)ORであるか、あるいはC1~8アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、C6~10アリール、3~8員のヘテロシクロアルキルおよび5~12員のヘテロアリールの中から互いに独立して選択される基であって1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRによって場合により置換されている基を表し、
1’は、HまたはC1~4アルキルを表すか、
またはRおよびR1’は、隣接する窒素原子と一緒になって、4~10員の複素環式基を形成し、前記複素環式基は、1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRにより場合により置換されていてもよく、
は、H、-C(O)Rであるか、あるいはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、C4~16シクロアルキルアルキル、C6~10アリール、C7~16アリールアルキル、3~8員のヘテロシクロアルキル、4~14員のヘテロシクロアルキルアルキル、5~12員のヘテロアリールおよび6~18員のヘテロアリールアルキルの中から互いに独立して選択される基であって1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRによって場合により置換されている基を表し、
2’は、HまたはC1~6アルキルを表し、
は、H、-C(O)Rであるか、あるいはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、C6~10アリール、3~8員のヘテロシクロアルキルおよび5~12員のヘテロアリールの中から互いに独立して選択される基であって1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRによって場合により置換されている基を表し、
はそれぞれ、互いに独立して、水素であるか、あるいはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、C4~16シクロアルキルアルキル、C6~10アリール、C7~16アリールアルキル、3~8員のヘテロシクロアルキル、4~14員のヘテロシクロアルキルアルキル、5~12員のヘテロアリールおよび6~18員のヘテロアリールアルキルの中から選択される基であって1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRによって場合により置換されている基を表し、
はそれぞれ、好適な置換基であり、各場合において、=O、-OR、C1~3ハロアルキルオキシ、-OCF、=S、-SR、=NR、=NOR、=NNR、=NN(R)C(O)NR、-NR、-ONR、-N(OR)R、-N(R)NR、ハロゲン、-CF、-CN、-NC、-OCN、-SCN、-NO、-NO、=N、-N、-S(O)R、-S(O)OR、-S(O)、-S(O)OR、-S(O)NR、-S(O)NR、-OS(O)R、-OS(O)、-OS(O)OR、-OS(O)NR、-OS(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)SR、-C(O)NR、-C(O)N(R)NR、-C(O)N(R)OR、-C(NR)NR、-C(NOH)R、-C(NOH)NR、-OC(O)R、-OC(O)OR、-OC(O)SR、-OC(O)NR、-OC(NR)NR、-SC(O)R、-SC(O)OR、-SC(O)NR、-SC(NR)NR、-N(R)C(O)R、-N[C(O)R、-N(OR)C(O)R、-N(R)C(NR)R、-N(R)N(R)C(O)R、-N[C(O)R]NR、-N(R)C(S)R、-N(R)S(O)R、-N(R)S(O)OR、-N(R)S(O)、-N[S(O)、-N(R)S(O)OR、-N(R)S(O)NR、-N(R)[S(O)、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)SR、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(O)NRNR、-N(R)N(R)C(O)NR、-N(R)C(S)NR、-[N(R)C(O)]、-N(R)[C(O)]、-N{[C(O)]、-N(R)[C(O)]OR、-N(R)[C(O)]NR、-N{[C(O)]OR、-N{[C(O)]NR、-[N(R)C(O)]OR、-N(R)C(NR)OR、-N(R)C(NOH)R、-N(R)C(NR)SRおよび-N(R)C(NR)NRの中から互いに独立して選択され、
はそれぞれ、互いに独立して、水素であるか、あるいはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、C4~16シクロアルキルアルキル、C6~10アリール、C7~16アリールアルキル、3~8員のヘテロシクロアルキル、4~14員のヘテロシクロアルキルアルキル、5~12員のヘテロアリールおよび6~18員のヘテロアリールアルキルの中から選択される基であって1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRによって場合により置換されている基を表し、
はそれぞれ、好適な置換基を表し、各場合において、=O、-OR、C1~3ハロアルキルオキシ、-OCF、=S、-SR、=NR、=NOR、=NNR、=NN(R)C(O)NR、-NR、-ONR、-N(OR)R、-N(R)NR、ハロゲン、-CF、-CN、-NC、-OCN、-SCN、-NO、-NO、=N、-N、-S(O)R、-S(O)OR、-S(O)、-S(O)OR、-S(O)NR、-S(O)NR、-OS(O)R、-OS(O)、-OS(O)OR、-OS(O)NR、-OS(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)SR、-C(O)NR、-C(O)N(R)NR、-C(O)N(R)OR、-C(NR)NR、-C(NOH)R、-C(NOH)NR、-OC(O)R、-OC(O)OR、-OC(O)SR、-OC(O)NR、-OC(NR)NR、-SC(O)R、-SC(O)OR、-SC(O)NR、-SC(NR)NR、-N(R)C(O)R、-N[C(O)R、-N(OR)C(O)R、-N(R)C(NR)R、-N(R)N(R)C(O)R、-N[C(O)R]NR、-N(R)C(S)R、-N(R)S(O)R、-N(R)S(O)OR、-N(R)S(O)、-N[S(O)、-N(R)S(O)OR、-N(R)S(O)NR、-N(R)[S(O)、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)SR、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(O)NRNR、-N(R)N(R)C(O)NR、-N(R)C(S)NR、-[N(R)C(O)]、-N(R)[C(O)]、-N{[C(O)]、-N(R)[C(O)]OR、-N(R)[C(O)]NR、-N{[C(O)]OR、-N{[C(O)]NR、-[N(R)C(O)]OR、-N(R)C(NR)OR、-N(R)C(NOH)R、-N(R)C(NR)SRおよび-N(R)C(NR)NRの中から互いに独立して選択され、
はそれぞれ、互いに独立して、水素、またはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~8シクロアルキル、C6~10アリール、3~8員のヘテロシクロアルキルおよび5~12員のヘテロアリールの中から選択される基を表し、
はそれぞれ、互いに独立して、水素、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~8シクロアルキル、C6~10アリール、3~8員のヘテロシクロアルキルまたは5~12員のヘテロアリールを表し、
nは、0、1、2または3を表す)
の化合物、場合により前記化合物の互変異性体、ラセミ体、鏡像異性体、ジアステレオマー、水和物、同位体およびそれらの混合物の形態、ならびに場合によりそれらの薬理学的に許容される塩の形態。
【請求項2】
XがNである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
が、場合により置換されているC1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、3~8員のヘテロシクロアルキルおよび5~6員のヘテロアリールから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
1’がHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
が、場合により置換されているC1~6アルキルまたはC3~6シクロアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
2’がHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
が、場合により置換されているC1~6アルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
以下から選択される、請求項1に記載の化合物:
【表1-1】
【表1-2】
【表1-3】
【表1-4】
【表1-5】
【表1-6】
【請求項9】
感染症、がんもしくは肥満の処置または予防に使用するための医薬調製物であって、請求項1に記載の式IIの化合物を含む、前記医薬調製物。
【請求項10】
前記感染症がウイルス感染である、請求項9に記載の医薬調製物。
【請求項11】
前記ウイルス感染がピコルナウイルス感染である、請求項10に記載の医薬調製物。
【請求項12】
薬理活性物質として、請求項1に記載の1つまたは複数の式IIの化合物を、薬理学的に許容される賦形剤および/または担体と組み合わせて含有する、医薬調製物。
【請求項13】
少なくとも1つのさらなる薬理活性物質を含む、請求項12に記載の医薬調製物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]本発明は、一般式Iの新規化合物
【0002】
【化1】
(式中、基XおよびR~Rは、本記載および特許請求の範囲中に示されている意味を有する)、およびこれらの化合物の調製方法、および医薬としてのその使用に関する。
【背景技術】
【0003】
[0002]ウイルスは、世界中で、疾患および死亡の主な原因となっている。ワクチンおよび公衆衛生手段により、ある種のウイルス感染の出現率が大幅に低下してきたが、このような手法は、著しい医療的および/または獣医学的に重要な多数のウイルスに対する取り組みにはそれほど成功を収めてこなかった。
【0004】
[0003]例えば、C型肝炎ウイルス(HCV)による慢性感染は、世界中で1億7000万人を超える人々が罹患している主要な健康問題であり、肝硬変、肝細胞癌および肝不全の原因物質である。西ナイルウイルス(WNV)、日本脳炎ウイルス(JEV)およびデング熱ウイルス(DENV)などのフラビウイルスは、毎年、数百万もの感染を引き起こしている深刻なヒト病原体である。ライノウイルスは、ヒトにおける最も一般的なウイルスによる感染性病原体であり、風邪の主な原因である。
【0005】
[0004]病原性ウイルスは、ウイルス構造に関して2種の一般的なタイプ:エンベロープ型ウイルスおよび非エンベロープ型ウイルスに分類することができる。一部の周知のエンベロープ型ウイルスには、ヘルペスウイルス、インフルエンザウイルス、パラミクソウイルス、呼吸系発疹ウイルス、コロナウイルス、HIV、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスおよびSARS-CoVウイルスが含まれる。時として、「裸の」ウイルスとも称される非エンベロープ型ウイルスは、ピコルナウイルス科(Picornaviridae)、レオウイルス科(Reoviridae)、カリシウイルス科(Caliciviridae)、アデノウイルス科(Adenoviridae)およびパルボウイルス科(Parvoviridae)のファミリーが含まれる。これらのファミリーメンバーには、ライノウイルス、ポリオウイルス、アデノウイルス、A型肝炎ウイルス、ノロウイル、パピローマウイルスおよびロタウイルスが含まれる。
【0006】
[0005]抗ウイルス薬に対する新規な分子標的として、ホスホリパーゼA2(グループXVI(PLA2G16))が特定された(WO2011160043)。
【0007】
[0006]PLA2G16は、腫瘍転移において役割を果たすことも報告されている、A2グループXVIホスホリパーゼをコードする(Xiong S.ら、Proc Natl
Acad Sci USA.2014年7月29日;111巻(30号)、11145~11150頁;Li L.ら、Oncotarget.7巻(14号)、18021~18035頁、2016年)。
【0008】
[0007]PLA2G16は、マウスモデルにおいて、肥満の発症における重要な役割を果たすことも報告されている(Jaworski K.ら、Nat.Med.15巻(2号):159~68頁、2009年)。
【0009】
[0008]Catalano Johnらは、カテプシンKの阻害剤として、tert-ブトキシカルボニル保護基を有するα-ケトアミドをベースとする低分子を開示している。この阻害性化合物は、骨において、I型コラーゲンの加水分解を弱化させることにより、骨吸収抑制剤として作用する(Bioorganic&Medicinal Chemistry Letters2004年、14巻(3号):719~722頁)。Steffen Weikらは、α-ケトカルボニル生成物を合成するためのホスホランの支援によるC-Cカップリング反応を記載している(Angewandte Chemie International Edition2003年、42巻(22号):2491~2494年)。Basso Aらは、Passerini多成分反応による、修飾オリゴペプチドの固相合成を開示している(Tetrahedron Letters2003年、44巻(11号):2367~2370頁)。Li Zらは、カルパイン(capain)および他のシステインプロテアーゼの新規なペプチジル(peptityl)α-ケトアミド阻害剤を記載している(Journal of Medicinal Chemistry、1996年、39巻:4089~4098頁)。Makoto Tsudaらは、ピロリジン部分がオキソ置換基を有していない、非ペプチジルポストスタチンアナログのエンドペプチダーゼ阻害活性を開示している(The Journal of Antibiotics 1996年)。Chatterjee Sらは、カルパインIのα-ケトアミド阻害剤を開示している(Bioorganic&Medicinal Chemistry Letters 1999年、9巻(16号):2371~2374年)。WO98/25883(A1)は、カルパイン阻害剤としてケトベンズアミドを記載している。Ota Eisukeらは、γ-C-H結合活性化による、α-ケトアミドからの光により誘発されるシクロプロパノールの形成を記載している(Tetrahedron Letters 2015年、56巻(44号):5991~599頁)。抗ピコルナウイルス化合物が、WO01/10894において開示されている。WO2013/049382は、ピロリジン-2-オン残基を有する抗ウイルス剤を開示している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
[0009]しかし、有効な薬物が入手可能な、ウイルス性疾患は依然として比較的数が少ない。したがって、新規な抗ウイルス化合物、およびこのような化合物を特定するための新規な手法が依然として必要とされている。本発明のさらなる目的は、インビトロおよびインビボで、酵素であるPLA2G16に対して阻害作用を有しており、かつ医薬として使用することを可能にする好適な薬理学的特性および/または薬物動態特性を有する新規化合物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
[0010]一般式Iの化合物(基X、およびR~Rは、以下の意味を有する)は、PLA2G16に対して特異的な阻害剤として作用することが驚くべきことに見出された。本発明による化合物は、特に、抗ウイルス化合物として有用である。したがって、本発明による化合物は、例えば、ウイルス感染を処置するため、予防するため、および/または改善するために使用することができる。
【0012】
[0011]本発明の様々な目的、特徴、態様および利点が、本発明の実施形態の以下の詳細な説明から一層、明白になると予想される。
【発明を実施するための形態】
【0013】
[0012]本発明は、一般式I
【0014】
【化2】
(式中、
は、H、-C(O)R、-(CHC(O)ORであるか、あるいはC1~8アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、C6~10アリール、3~8員のヘテロシクロアルキルおよび5~12員のヘテロアリールの中から互いに独立して選択される基であって1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRによって場合により置換されている基を表し、
1’は、HまたはC1~4アルキルを表すか、
またはRおよびR1’は、隣接する窒素原子と一緒になって、4~10員の複素環式基を形成し、前記複素環式基は、1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRにより場合により置換されていてもよく、
Xは、-(CH-N-またはOを表し、
は、H、-C(O)Rであるか、あるいはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、C4~16シクロアルキルアルキル、C6~10アリール、C7~16アリールアルキル、3~8員のヘテロシクロアルキル、5~12員のヘテロアリールおよび6~18員のヘテロアリールアルキルの中から互いに独立して選択される基であって1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRによって場合により置換されている基を表すか、
またはRは、Rと一緒になって、5~7員のヘテロシクロアルキル環を形成し、XはNを表し、前記ヘテロシクロアルキル環は、オキソ基を有し、1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRにより場合により置換されており、
2’は、HまたはC1~6アルキルを表し、
は、H、-C(O)Rまたは-SOを表し、
は、Hであるか、あるいはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、C4~16シクロアルキル、C6~10アリール、C7~16アリールアルキル、3~8員のヘテロシクロアルキル、4~14員のヘテロシクロアルキルアルキル、5~12員のヘテロアリールおよび6~18員のヘテロアリールアルキルの中から互いに独立して選択される基であって1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRによって場合により置換されている基を表すか、
またはRは、Xが-N-を表す場合、Rと一緒になって、4~6員のヘテロシクロアルキル環を形成し、前記ヘテロシクロアルキル環は、オキソ基を有し、1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRにより場合により置換されており、
nは、0、1、2または3を表し、
はそれぞれ、互いに独立して、水素であるか、あるいはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、C4~16シクロアルキルアルキル、C6~10アリール、C7~16アリールアルキル、3~8員のヘテロシクロアルキル、4~14員のヘテロシクロアルキルアルキル、5~12員のヘテロアリールおよび6~18員のヘテロアリールアルキルの中から選択される基であって1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRによって場合により置換されている基を表し、
はそれぞれ、好適な置換基であり、各場合において、=O、-OR、C1~3ハロ
アルキルオキシ、-OCF、=S、-SR、=NR、=NOR、=NNR、=NN(R)C(O)NR、-NR、-ONR、-N(OR)R、-N(R)NR、ハロゲン、-CF、-CN、-NC、-OCN、-SCN、-NO、-NO、=N、-N、-S(O)R、-S(O)OR、-S(O)、-S(O)OR、-S(O)NR、-S(O)NR、-OS(O)R、-OS(O)、-OS(O)OR、-OS(O)NR、-OS(O)NR、-O(CH(CH、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)SR、-C(O)NR、-C(O)N(R)NR、-C(O)N(R)OR、-C(NR)NR、-C(NOH)R、-C(NOH)NR、-OC(O)R、-OC(O)OR、-OC(O)SR、-OC(O)NR、-OC(NR)NR、-SC(O)R、-SC(O)OR、-SC(O)NR、-SC(NR)NR、-N(R)C(O)R、-N[C(O)R、-N(OR)C(O)R、-N(R)C(NR)R、-N(R)N(R)C(O)R、-N[C(O)R]NR、-N(R)C(S)R、-N(R)S(O)R、-N(R)S(O)OR、-N(R)S(O)、-N[S(O)、-N(R)S(O)OR、-N(R)S(O)NR、-N(R)[S(O)、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)SR、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(O)NRNR、-N(R)N(R)C(O)NR、-N(R)C(S)NR、-[N(R)C(O)]、-N(R)[C(O)]、-N{[C(O)]、-N(R)[C(O)]OR、-N(R)[C(O)]NR、-N{[C(O)]OR、-N{[C(O)]NR、-[N(R)C(O)]OR、-N(R)C(NR)OR、-N(R)C(NOH)R、-N(R)C(NR)SRおよび-N(R)C(NR)NRの中から互いに独立して選択され、
はそれぞれ、互いに独立して、水素であるか、あるいはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、C4~16シクロアルキルアルキル、C6~10アリール、C7~16アリールアルキル、3~8員のヘテロシクロアルキル、4~14員のヘテロシクロアルキルアルキル、5~12員のヘテロアリールおよび6~18員のヘテロアリールアルキルの中から選択される基であって1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRによって場合により置換されている基を表し、
はそれぞれ、好適な置換基を表し、各場合において、=O、-OR、C1~3ハロアルキルオキシ、-OCF、=S、-SR、=NR、=NOR、=NNR、=NN(R)C(O)NR、-NR、-ONR、-N(OR)R、-N(R)NR、ハロゲン、-CF、-CN、-NC、-OCN、-SCN、-NO、-NO、=N、-N、-S(O)R、-S(O)OR、-S(O)、-S(O)OR、-S(O)NR、-S(O)NR、-OS(O)R、-OS(O)、-OS(O)OR、-OS(O)NR、-OS(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)SR、-C(O)NR、-C(O)N(R)NR、-C(O)N(R)OR、-C(NR)NR、-C(NOH)R、-C(NOH)NR、-OC(O)R、-OC(O)OR、-OC(O)SR、-OC(O)NR、-OC(NR)NR、-SC(O)R、-SC(O)OR、-SC(O)NR、-SC(NR)NR、-N(R)C(O)R、-N[C(O)R、-N(OR)C(O)R、-N(R)C(NR)R、-N(R)N(R)C(O)R、-N[C(O)R]NR、-N(R)C(S)R、-N(R)S(O)R、-N(R)S(O)OR、-N(R)S(O)、-N[S(O)、-N(R)S(O)OR、-N(R)S(O)NR、-N(R)[S(O)、-N(R)C(O)OR、-N(R
)C(O)SR、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(O)NRNR、-N(R)N(R)C(O)NR、-N(R)C(S)NR、-[N(R)C(O)]、-N(R)[C(O)]、-N{[C(O)]、-N(R)[C(O)]OR、-N(R)[C(O)]NR、-N{[C(O)]OR、-N{[C(O)]NR、-[N(R)C(O)]OR、-N(R)C(NR)OR、-N(R)C(NOH)R、-N(R)C(NR)SRおよび-N(R)C(NR)NRの中から互いに独立して選択され、
はそれぞれ、互いに独立して、水素、またはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~8シクロアルキル、C6~10アリール、3~8員のヘテロシクロアルキルおよび5~12員のヘテロアリールの中から選択される基を表し、
はそれぞれ、互いに独立して、水素、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~8シクロアルキル、C6~10アリール、3~8員のヘテロシクロアルキルまたは5~12員のヘテロアリールを表し、
pは、互いに独立して、1、2、3または4を表し、
但し、XがOを表す場合、Rは存在せず、そして
但し、XがN-を表し、RおよびR1’が水素を表す場合、RおよびRは水素以外であり、そして
但し、Rは、ベンジルではない)
の化合物、場合により前記化合物の互変異性体、ラセミ体、鏡像異性体、ジアステレオマー、水和物、同位体およびそれらの混合物の形態、ならびに場合によりそれらの薬理学的に許容される塩の形態に関する。
【0015】
[0013]本発明の一実施形態は、XがNである、本明細書に記載される化合物に関する。
【0016】
[0014]本発明の一実施形態は、RおよびR1’によって形成される4~10員の複素環式基が、隣接する窒素原子と一緒になって、いかなる追加のヘテロ原子も含有しない、本明細書に記載される化合物に関する。
【0017】
[0015]本発明の一実施形態は、Rが-C(O)Rである、本明細書に記載される化合物に関する。
【0018】
[0016]本発明の一実施形態は、XがOである、本明細書に記載される化合物に関する。
【0019】
[0017]本発明の一実施形態は、Rが、場合により置換されている、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、Cアリール、3~8員のヘテロシクロアルキルおよび5~6員のヘテロアリールから選択される、本明細書に記載される化合物に関する。
【0020】
[0018]本発明の一実施形態は、RがC1~6アルキルである、本明細書に記載される化合物に関する。
【0021】
[0019]本発明の一実施形態は、Rが、Rと一緒になって、オキソ含有ピロリジニル基を形成する、本明細書に記載される化合物に関する。
【0022】
[0020]本発明の一実施形態は、R1’がHである、本明細書に記載される化合物に関する。
【0023】
[0021]本発明の一実施形態は、Rが、場合により置換されているC1~6アルキル、C3~6シクロアルキルまたはC4~16シクロアルキルアルキルである、本明細書に記載される化合物に関する。
【0024】
[0022]本発明の一実施形態は、R2’がHである、本明細書に記載される化合物に関する。
【0025】
[0023]本発明の一実施形態は、Rが場合により置換されているC1~6アルキルである、本明細書に記載される化合物に関する。
【0026】
[0024]本発明の一実施形態は、一般式II
【0027】
【化3】
(式中、
Xは、-(CH-N-を表し、
は、H、-C(O)R、-(CHC(O)ORであるか、あるいはC1~8アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、C6~10アリール、3~8員のヘテロシクロアルキルおよび5~12員のヘテロアリールの中から互いに独立して選択される基であって1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRによって場合により置換されている基を表し、
1’は、HまたはC1~4アルキルを表すか、
またはRおよびR1’は、隣接する窒素原子と一緒になって、4~10員の複素環式基を形成し、前記複素環式基は、1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRにより場合により置換されていてもよく、
は、H、-C(O)Rであるか、あるいはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、C4~16シクロアルキルアルキル、C6~10アリール、C7~16アリールアルキル、3~8員のヘテロシクロアルキル、4~14員のヘテロシクロアルキルアルキル、5~12員のヘテロアリールおよび6~18員のヘテロアリールアルキルの中から互いに独立して選択される基であって1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRによって場合により置換されている基を表し、
2’は、HまたはC1~6アルキルを表し、
は、H、-C(O)Rであるか、あるいはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、C6~10アリール、3~8員のヘテロシクロアルキルおよび5~12員のヘテロアリールの中から互いに独立して選択される基であって1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRによって場合により置換されている基を表し、
はそれぞれ、互いに独立して、水素であるか、あるいはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、C4~16シクロアルキルアルキル、C6~10アリール、C7~16アリールアルキル、3~8員のヘテロシクロアルキル、4~14員のヘテロシクロアルキルアルキル、5~12員のヘテロアリールおよび6~18員のヘテロアリールアルキルの中から選択される基であって1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRによって場合により置換されている基を表し、
はそれぞれ、好適な置換基であり、各場合において、=O、-OR、C1~3ハロアルキルオキシ、-OCF、=S、-SR、=NR、=NOR、=NNR、=NN(R)C(O)NR、-NR、-ONR、-N(OR
、-N(R)NR、ハロゲン、-CF、-CN、-NC、-OCN、-SCN、-NO、-NO、=N、-N、-S(O)R、-S(O)OR、-S(O)、-S(O)OR、-S(O)NR、-S(O)NR、-OS(O)R、-OS(O)、-OS(O)OR、-OS(O)NR、-OS(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)SR、-C(O)NR、-C(O)N(R)NR、-C(O)N(R)OR、-C(NR)NR、-C(NOH)R、-C(NOH)NR、-OC(O)R、-OC(O)OR、-OC(O)SR、-OC(O)NR、-OC(NR)NR、-SC(O)R、-SC(O)OR、-SC(O)NR、-SC(NR)NR、-N(R)C(O)R、-N[C(O)R、-N(OR)C(O)R、-N(R)C(NR)R、-N(R)N(R)C(O)R、-N[C(O)R]NR、-N(R)C(S)R、-N(R)S(O)R、-N(R)S(O)OR、-N(R)S(O)、-N[S(O)、-N(R)S(O)OR、-N(R)S(O)NR、-N(R)[S(O)、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)SR、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(O)NRNR、-N(R)N(R)C(O)NR、-N(R)C(S)NR、-[N(R)C(O)]、-N(R)[C(O)]、-N{[C(O)]、-N(R)[C(O)]OR、-N(R)[C(O)]NR、-N{[C(O)]OR、-N{[C(O)]NR、-[N(R)C(O)]OR、-N(R)C(NR)OR、-N(R)C(NOH)R、-N(R)C(NR)SRおよび-N(R)C(NR)NRの中から互いに独立して選択され、
はそれぞれ、互いに独立して、水素であるか、あるいはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、C4~16シクロアルキルアルキル、C6~10アリール、C7~16アリールアルキル、3~8員のヘテロシクロアルキル、4~14員のヘテロシクロアルキルアルキル、5~12員のヘテロアリールおよび6~18員のヘテロアリールアルキルの中から選択される基であって1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRによって場合により置換されている基を表し、
はそれぞれ、好適な置換基を表し、各場合において、=O、-OR、C1~3ハロアルキルオキシ、-OCF、=S、-SR、=NR、=NOR、=NNR、=NN(R)C(O)NR、-NR、-ONR、-N(OR)R、-N(R)NR、ハロゲン、-CF、-CN、-NC、-OCN、-SCN、-NO、-NO、=N、-N、-S(O)R、-S(O)OR、-S(O)、-S(O)OR、-S(O)NR、-S(O)NR、-OS(O)R、-OS(O)、-OS(O)OR、-OS(O)NR、-OS(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)SR、-C(O)NR、-C(O)N(R)NR、-C(O)N(R)OR、-C(NR)NR、-C(NOH)R、-C(NOH)NR、-OC(O)R、-OC(O)OR、-OC(O)SR、-OC(O)NR、-OC(NR)NR、-SC(O)R、-SC(O)OR、-SC(O)NR、-SC(NR)NR、-N(R)C(O)R、-N[C(O)R、-N(OR)C(O)R、-N(R)C(NR)R、-N(R)N(R)C(O)R、-N[C(O)R]NR、-N(R)C(S)R、-N(R)S(O)R、-N(R)S(O)OR、-N(R)S(O)、-N[S(O)、-N(R)S(O)OR、-N(R)S(O)NR、-N(R)[S(O)、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)SR、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(O)NRNR、-N(R)N(R)C(O)NR、-N(R)C(S)NR
、-[N(R)C(O)]、-N(R)[C(O)]、-N{[C(O)]、-N(R)[C(O)]OR、-N(R)[C(O)]NR、-N{[C(O)]OR、-N{[C(O)]NR、-[N(R)C(O)]OR、-N(R)C(NR)OR、-N(R)C(NOH)R、-N(R)C(NR)SRおよび-N(R)C(NR)NRの中から互いに独立して選択され、
はそれぞれ、互いに独立して、水素、またはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~8シクロアルキル、C6~10アリール、3~8員のヘテロシクロアルキルおよび5~12員のヘテロアリールの中から選択される基を表し、
はそれぞれ、互いに独立して、水素、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~8シクロアルキル、C6~10アリール、3~8員のヘテロシクロアルキルまたは5~12員のヘテロアリールを表し、
nは、0、1、2または3を表す)
の化合物、場合により前記化合物の互変異性体、ラセミ体、鏡像異性体、ジアステレオマー、水和物、同位体およびそれらの混合物の形態、ならびに場合によりそれらの薬理学的に許容される塩の形態に関する。
【0028】
[0025]本発明の一実施形態は、XがNである、本明細書に記載される一般式IIの化合物に関する。
【0029】
[0026]本発明の一実施形態は、Rが、場合により置換されているC1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、3~8員のヘテロシクロアルキルおよび5~6員のヘテロアリールから選択される、本明細書に記載される一般式IIの化合物に関する。
【0030】
[0027]本発明の一実施形態は、R1’がHである、本明細書に記載される一般式IIの化合物に関する。
【0031】
[0028]本発明の一実施形態は、Rが、場合により置換されているC1~6アルキルまたはC3~6シクロアルキルである、本明細書に記載される一般式IIの化合物に関する。
【0032】
[0029]本発明の一実施形態は、R2’がHである、本明細書に記載される一般式IIの化合物に関する。
【0033】
[0030]本発明の一実施形態は、Rが、場合により置換されているC1~6アルキルである、本明細書に記載される一般式IIの化合物に関する。
【0034】
[0031]本発明の一実施形態は、一般式III
【0035】
【化4】
(式中、
は、H、-C(O)R、-(CHC(O)ORであるか、あるいはC1~8アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、C6~10アリール、3~8員のヘテロシクロアルキルおよび5~12員のヘテロアリール
の中から互いに独立して選択される基であって1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRによって場合により置換されている基を表し、
1’は、HまたはC1~4アルキルを表すか、
またはRおよびR1’は、隣接する窒素原子と一緒になって、4~10員の複素環式基を形成し、前記複素環式基は、1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRにより場合により置換されていてもよく、
は、H、-C(O)Rであるか、あるいはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、C4~16シクロアルキルアルキル、C6~10アリール、C7~16アリールアルキル、3~8員のヘテロシクロアルキル、4~14員のヘテロシクロアルキルアルキル、5~12員のヘテロアリールおよび6~18員のヘテロアリールアルキルの中から互いに独立して選択される基であって1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRによって場合により置換されている基を表し、
2’は、HまたはC1~6アルキルを表し、
は、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、C6~10アリール、3~8員のヘテロシクロアルキルおよび5~12員のヘテロアリールの中から互いに独立して選択される基であって1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRによって場合により置換されている基を表し、
はそれぞれ、互いに独立して、水素であるか、あるいはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、C4~16シクロアルキルアルキル、C6~10アリール、C7~16アリールアルキル、3~8員のヘテロシクロアルキル、4~14員のヘテロシクロアルキルアルキル、5~12員のヘテロアリールおよび6~18員のヘテロアリールアルキルの中から選択される基であって1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRによって場合により置換されている基を表し、
はそれぞれ、好適な置換基であり、各場合において、=O、-OR、C1~3ハロアルキルオキシ、-OCF、=S、-SR、=NR、=NOR、=NNR、=NN(R)C(O)NR、-NR、-ONR、-N(OR)R、-N(R)NR、ハロゲン、-CF、-CN、-NC、-OCN、-SCN、-NO、-NO、=N、-N、-S(O)R、-S(O)OR、-S(O)、-S(O)OR、-S(O)NR、-S(O)NR、-OS(O)R、-OS(O)、-OS(O)OR、-OS(O)NR、-OS(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)SR、-C(O)NR、-C(O)N(R)NR、-C(O)N(R)OR、-C(NR)NR、-C(NOH)R、-C(NOH)NR、-OC(O)R、-OC(O)OR、-OC(O)SR、-OC(O)NR、-OC(NR)NR、-SC(O)R、-SC(O)OR、-SC(O)NR、-SC(NR)NR、-N(R)C(O)R、-N[C(O)R、-N(OR)C(O)R、-N(R)C(NR)R、-N(R)N(R)C(O)R、-N[C(O)R]NR、-N(R)C(S)R、-N(R)S(O)R、-N(R)S(O)OR、-N(R)S(O)、-N[S(O)、-N(R)S(O)OR、-N(R)S(O)NR、-N(R)[S(O)、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)SR、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(O)NRNR、-N(R)N(R)C(O)NR、-N(R)C(S)NR、-[N(R)C(O)]、-N(R)[C(O)]、-N{[C(O)]、-N(R)[C(O)]OR、-N(R)[C(O)]NR、-N{[C(O)]OR、-N{[C(O)]NR、-[N(R)C(O)]OR、-N(R)C(NR)OR、-N(R)C(NOH)R、-N(R)C(NR)SRおよび-N(R)C(NR)NR
の中から互いに独立して選択され、
はそれぞれ、互いに独立して、水素であるか、あるいはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、C4~16シクロアルキルアルキル、C6~10アリール、C7~16アリールアルキル、3~8員のヘテロシクロアルキル、4~14員のヘテロシクロアルキルアルキル、5~12員のヘテロアリールおよび6~18員のヘテロアリールアルキルの中から選択される基であって1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRによって場合により置換されている基を表し、
はそれぞれ、好適な置換基を表し、各場合において、=O、-OR、C1~3ハロアルキルオキシ、-OCF、=S、-SR、=NR、=NOR、=NNR、=NN(R)C(O)NR、-NR、-ONR、-N(OR)R、-N(R)NR、ハロゲン、-CF、-CN、-NC、-OCN、-SCN、-NO、-NO、=N、-N、-S(O)R、-S(O)OR、-S(O)、-S(O)OR、-S(O)NR、-S(O)NR、-OS(O)R、-OS(O)、-OS(O)OR、-OS(O)NR、-OS(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)SR、-C(O)NR、-C(O)N(R)NR、-C(O)N(R)OR、-C(NR)NR、-C(NOH)R、-C(NOH)NR、-OC(O)R、-OC(O)OR、-OC(O)SR、-OC(O)NR、-OC(NR)NR、-SC(O)R、-SC(O)OR、-SC(O)NR、-SC(NR)NR、-N(R)C(O)R、-N[C(O)R、-N(OR)C(O)R、-N(R)C(NR)R、-N(R)N(R)C(O)R、-N[C(O)R]NR、-N(R)C(S)R、-N(R)S(O)R、-N(R)S(O)OR、-N(R)S(O)、-N[S(O)、-N(R)S(O)OR、-N(R)S(O)NR、-N(R)[S(O)、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)SR、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(O)NRNR、-N(R)N(R)C(O)NR、-N(R)C(S)NR、-[N(R)C(O)]、-N(R)[C(O)]、-N{[C(O)]、-N(R)[C(O)]OR、-N(R)[C(O)]NR、-N{[C(O)]OR、-N{[C(O)]NR、-[N(R)C(O)]OR、-N(R)C(NR)OR、-N(R)C(NOH)R、-N(R)C(NR)SRおよび-N(R)C(NR)NRの中から互いに独立して選択され、
はそれぞれ、互いに独立して、水素、またはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~8シクロアルキル、C6~10アリール、3~8員のヘテロシクロアルキルおよび5~12員のヘテロアリールの中から選択される基を表し、
はそれぞれ、互いに独立して、水素、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~8シクロアルキル、C6~10アリール、3~8員のヘテロシクロアルキルまたは5~12員のヘテロアリールを表し、
nは、0、1、2または3を表す)
の化合物、場合により前記化合物の互変異性体、ラセミ体、鏡像異性体、ジアステレオマー、水和物、同位体およびそれらの混合物の形態、ならびに場合によりそれらの薬理学的に許容される塩の形態に関する。
【0036】
[0032]本発明の一実施形態は、R1’がHである、本明細書に記載される一般式IIIの化合物に関する。
【0037】
[0033]本発明の一実施形態は、Rが、場合により置換されているC1~6アルキルまたはC3~6シクロアルキルである、本明細書に記載される一般式IIIの化合物に関す
る。
【0038】
[0034]本発明の一実施形態は、R2’がHである、本明細書に記載される一般式IIIの化合物に関する。
【0039】
[0035]本発明の一実施形態は、Rが、場合により置換されているC1~6アルキルである、本明細書に記載される一般式IIIの化合物に関する。
【0040】
[0036]本発明の一実施形態は、一般式IV
【0041】
【化5】
(式中、
Aは、N、O、Sまたは-(CH-を表し、Rによって場合により置換されており、
は、H、-C(O)R、-(CHC(O)ORであるか、あるいはC1~8アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、C6~10アリール、3~8員のヘテロシクロアルキルおよび5~12員のヘテロアリールの中から互いに独立して選択される基であって1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRによって場合により置換されている基を表し、
1’は、HまたはC1~4アルキルを表すか、
またはRおよびR1’は、隣接する窒素原子と一緒になって、4~10員の複素環式基を形成し、前記複素環式基は、1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRにより場合により置換されていてもよく、
2’は、HまたはC1~6アルキルを表し、
は、H、-C(O)Rであるか、あるいはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、C6~10アリール、3~8員のヘテロシクロアルキルおよび5~12員のヘテロアリールの中から互いに独立して選択される基であって1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRによって場合により置換されている基を表し、
はそれぞれ、互いに独立して、水素であるか、あるいはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、C4~16シクロアルキルアルキル、C6~10アリール、C7~16アリールアルキル、3~8員のヘテロシクロアルキル、4~14員のヘテロシクロアルキルアルキル、5~12員のヘテロアリールおよび6~18員のヘテロアリールアルキルの中から選択される基であって1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRによって場合により置換されている基を表し、
はそれぞれ、好適な置換基であり、各場合において、=O、-OR、C1~3ハロアルキルオキシ、-OCF、=S、-SR、=NR、=NOR、=NNR、=NN(R)C(O)NR、-NR、-ONR、-N(OR)R、-N(R)NR、ハロゲン、-CF、-CN、-NC、-OCN、-SCN、-NO、-NO、=N、-N、-S(O)R、-S(O)OR、-S(O)、-S(O)OR、-S(O)NR、-S(O)NR、-OS(O)R、-OS(O)、-OS(O)OR、-OS(O)NR、-OS(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)SR、-C(O)NR、-C(O)N(R)NR、-C(O)N(R)OR
、-C(NR)NR、-C(NOH)R、-C(NOH)NR、-OC(O)R、-OC(O)OR、-OC(O)SR、-OC(O)NR、-OC(NR)NR、-SC(O)R、-SC(O)OR、-SC(O)NR、-SC(NR)NR、-N(R)C(O)R、-N[C(O)R、-N(OR)C(O)R、-N(R)C(NR)R、-N(R)N(R)C(O)R、-N[C(O)R]NR、-N(R)C(S)R、-N(R)S(O)R、-N(R)S(O)OR、-N(R)S(O)、-N[S(O)、-N(R)S(O)OR、-N(R)S(O)NR、-N(R)[S(O)、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)SR、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(O)NRNR、-N(R)N(R)C(O)NR、-N(R)C(S)NR、-[N(R)C(O)]、-N(R)[C(O)]、-N{[C(O)]、-N(R)[C(O)]OR、-N(R)[C(O)]NR、-N{[C(O)]OR、-N{[C(O)]NR、-[N(R)C(O)]OR、-N(R)C(NR)OR、-N(R)C(NOH)R、-N(R)C(NR)SRおよび-N(R)C(NR)NRの中から互いに独立して選択され、
はそれぞれ、互いに独立して、水素であるか、あるいはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、C4~16シクロアルキルアルキル、C6~10アリール、C7~16アリールアルキル、3~8員のヘテロシクロアルキル、4~14員のヘテロシクロアルキルアルキル、5~12員のヘテロアリールおよび6~18員のヘテロアリールアルキルの中から選択される基であって1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRによって場合により置換されている基を表し、
はそれぞれ、好適な置換基を表し、各場合において、=O、-OR、C1~3ハロアルキルオキシ、-OCF、=S、-SR、=NR、=NOR、=NNR、=NN(R)C(O)NR、-NR、-ONR、-N(OR)R、-N(R)NR、ハロゲン、-CF、-CN、-NC、-OCN、-SCN、-NO、-NO、=N、-N、-S(O)R、-S(O)OR、-S(O)、-S(O)OR、-S(O)NR、-S(O)NR、-OS(O)R、-OS(O)、-OS(O)OR、-OS(O)NR、-OS(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)SR、-C(O)NR、-C(O)N(R)NR、-C(O)N(R)OR、-C(NR)NR、-C(NOH)R、-C(NOH)NR、-OC(O)R、-OC(O)OR、-OC(O)SR、-OC(O)NR、-OC(NR)NR、-SC(O)R、-SC(O)OR、-SC(O)NR、-SC(NR)NR、-N(R)C(O)R、-N[C(O)R、-N(OR)C(O)R、-N(R)C(NR)R、-N(R)N(R)C(O)R、-N[C(O)R]NR、-N(R)C(S)R、-N(R)S(O)R、-N(R)S(O)OR、-N(R)S(O)、-N[S(O)、-N(R)S(O)OR、-N(R)S(O)NR、-N(R)[S(O)、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)SR、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(O)NRNR、-N(R)N(R)C(O)NR、-N(R)C(S)NR、-[N(R)C(O)]、-N(R)[C(O)]、-N{[C(O)]、-N(R)[C(O)]OR、-N(R)[C(O)]NR、-N{[C(O)]OR、-N{[C(O)]NR、-[N(R)C(O)]OR、-N(R)C(NR)OR、-N(R)C(NOH)R、-N(R)C(NR)SRおよび-N(R)C(NR)NRの中から互いに独立して選択され、
はそれぞれ、互いに独立して、水素、またはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~8シクロアルキル、C6~10アリール、3~8員のヘテロシクロアルキルおよび5~12員のヘテロアリールの中から選択される基を表し、
はそれぞれ、互いに独立して、水素、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~8シクロアルキル、C6~10アリール、3~8員のヘテロシクロアルキルまたは5~12員のヘテロアリールを表し、
mは、1、2または3を表し、
nは、0、1、2または3を表す)
の化合物、場合により前記化合物の互変異性体、ラセミ体、鏡像異性体、ジアステレオマー、水和物、同位体およびそれらの混合物の形態、ならびに場合によりそれらの薬理学的に許容される塩の形態に関する。
【0042】
[0037]本発明の一実施形態は、Aが-(CH)-である、本明細書に記載される一般式IVの化合物に関する。
【0043】
[0038]本発明の一実施形態は、Rが、場合により置換されているC1~6アルキルまたはC3~6シクロアルキルである、本明細書に記載される一般式IVの化合物に関する。
【0044】
[0039]本発明の一実施形態は、Rが、場合により置換されているC1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、Cアリール、3~8員のヘテロシクロアルキルおよび5~6員のヘテロアリールから選択される、本明細書に記載される一般式IVの化合物に関する。
【0045】
[0040]本発明の一実施形態は、一般式V
【0046】
【化6】
(式中、
は、H、-C(O)R、-(CHC(O)ORであるか、あるいはC1~8アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、C6~10アリール、3~8員のヘテロシクロアルキルおよび5~12員のヘテロアリールの中から互いに独立して選択される基であって1つもしくは複数のRおよび/またはRによって場合により置換されている基を表し、
1’は、HまたはC1~4アルキルを表すか、
またはRおよびR1’は、隣接する窒素原子と一緒になって、4~10員の複素環式基を形成し、前記複素環式基は、1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRにより場合により置換されていてもよく、
は、H、-C(O)Rであるか、あるいはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、C4~16シクロアルキルアルキル、C6~10アリール、C7~16アリールアルキル、3~8員のヘテロシクロアルキル、4~14員のヘテロシクロアルキルアルキル、5~12員のヘテロアリールおよび6~18員のヘテロアリールアルキルの中から互いに独立して選択される基であって1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRによって場合により置換されている基を表し、
またはRは、Rおよび隣接窒素と一緒になって、5~7員のヘテロシクロアルキル環を形成し、前記ヘテロシクロアルキル環はオキソ基を有し、場合により、1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRにより置換されており、
2’は、HまたはC1~6アルキルを表し、
は、H、-C(O)R、-C(O)OR、-SOであるか、あるいはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、C4~16シクロアルキルアルキル、C6~10アリール、C7~16アリールアルキル、4~14員のヘテロシクロアルキルアルキル、5~12員のヘテロアリールおよび6~18員のヘテロアリールアルキルの中から互いに独立して選択される基であって1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRによって場合により置換されている基を表し、
は、H、-C(O)Rであるか、あるいはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、C6~10アリール、3~8員のヘテロシクロアルキルおよび5~12員のヘテロアリールの中から互いに独立して選択される基であって1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRによって場合により置換されている基を表すか、
またはRおよびRは、隣接する窒素原子と一緒になって、4~6員のヘテロシクロアルキル環を形成し、前記ヘテロシクロアルキル環はオキソ基を有し、場合により、1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRにより置換されており、
はそれぞれ、互いに独立して、水素であるか、あるいはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、C4~16シクロアルキルアルキル、C6~10アリール、C7~16アリールアルキル、3~8員のヘテロシクロアルキル、4~14員のヘテロシクロアルキルアルキル、5~12員のヘテロアリールおよび6~18員のヘテロアリールアルキルの中から選択される基であって1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRによって場合により置換されている基を表し、
はそれぞれ、好適な置換基であり、各場合において、=O、-OR、C1~3ハロアルキルオキシ、-OCF、=S、-SR、=NR、=NOR、=NNR、=NN(R)C(O)NR、-NR、-ONR、-N(OR)R、-N(R)NR、ハロゲン、-CF、-CN、-NC、-OCN、-SCN、-NO、-NO、=N、-N、-S(O)R、-S(O)OR、-S(O)、-S(O)OR、-S(O)NR、-S(O)NR、-OS(O)R、-OS(O)、-OS(O)OR、-OS(O)NR、-OS(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)SR、-C(O)NR、-C(O)N(R)NR、-C(O)N(R)OR、-C(NR)NR、-C(NOH)R、-C(NOH)NR、-OC(O)R、-OC(O)OR、-OC(O)SR、-OC(O)NR、-OC(NR)NR、-SC(O)R、-SC(O)OR、-SC(O)NR、-SC(NR)NR、-N(R)C(O)R、-N[C(O)R、-N(OR)C(O)R、-N(R)C(NR)R、-N(R)N(R)C(O)R、-N[C(O)R]NR、-N(R)C(S)R、-N(R)S(O)R、-N(R)S(O)OR、-N(R)S(O)、-N[S(O)、-N(R)S(O)OR、-N(R)S(O)NR、-N(R)[S(O)、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)SR、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(O)NRNR、-N(R)N(R)C(O)NR、-N(R)C(S)NR、-[N(R)C(O)]、-N(R)[C(O)]、-N{[C(O)]、-N(R)[C(O)]OR、-N(R)[C(O)]NR、-N{[C(O)]OR、-N{[C(O)]NR、-[N(R)C(O)]OR、-N(R)C(NR)OR、-N(R)C(N
OH)R、-N(R)C(NR)SRおよび-N(R)C(NR)NRの中から互いに独立して選択され、
はそれぞれ、互いに独立して、水素であるか、あるいはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~10シクロアルキル、C4~16シクロアルキルアルキル、C6~10アリール、C7~16アリールアルキル、3~8員のヘテロシクロアルキル、4~14員のヘテロシクロアルキルアルキル、5~12員のヘテロアリールおよび6~18員のヘテロアリールアルキルの中から選択される基であって1つまたは複数の同一または異なるRおよび/またはRによって場合により置換されている基を表し、
はそれぞれ、好適な置換基であり、各場合において、=O、-OR、C1~3ハロアルキルオキシ、-OCF、=S、-SR、=NR、=NOR、=NNR、=NN(R)C(O)NR、-NR、-ONR、-N(OR)R、-N(R)NR、ハロゲン、-CF、-CN、-NC、-OCN、-SCN、-NO、-NO、=N、-N、-S(O)R、-S(O)OR、-S(O)、-S(O)OR、-S(O)NR、-S(O)NR、-OS(O)R、-OS(O)、-OS(O)OR、-OS(O)NR、-OS(O)NR、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)SR、-C(O)NR、-C(O)N(R)NR、-C(O)N(R)OR、-C(NR)NR、-C(NOH)R、-C(NOH)NR、-OC(O)R、-OC(O)OR、-OC(O)SR、-OC(O)NR、-OC(NR)NR、-SC(O)R、-SC(O)OR、-SC(O)NR、-SC(NR)NR、-N(R)C(O)R、-N[C(O)R、-N(OR)C(O)R、-N(R)C(NR)R、-N(R)N(R)C(O)R、-N[C(O)R]NR、-N(R)C(S)R、-N(R)S(O)R、-N(R)S(O)OR、-N(R)S(O)、-N[S(O)、-N(R)S(O)OR、-N(R)S(O)NR、-N(R)[S(O)、-N(R)C(O)OR、-N(R)C(O)SR、-N(R)C(O)NR、-N(R)C(O)NRNR、-N(R)N(R)C(O)NR、-N(R)C(S)NR、-[N(R)C(O)]、-N(R)[C(O)]、-N{[C(O)]、-N(R)[C(O)]OR、-N(R)[C(O)]NR、-N{[C(O)]OR、-N{[C(O)]NR、-[N(R)C(O)]OR、-N(R)C(NR)OR、-N(R)C(NOH)R、-N(R)C(NR)SRおよび-N(R)C(NR)NRの中から互いに独立して選択され、
はそれぞれ、互いに独立して、水素、またはC1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~8シクロアルキル、C6~10アリール、3~8員のヘテロシクロアルキルおよび5~12員のヘテロアリールの中から選択される基を表し、
はそれぞれ、互いに独立して、水素、C1~6アルキル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、C3~8シクロアルキル、C6~10アリール、3~8員のヘテロシクロアルキルまたは5~12員のヘテロアリールを表し、
nは、0、1、2または3を表す)
の化合物、場合により前記化合物の互変異性体、ラセミ体、鏡像異性体、ジアステレオマー、水和物、同位体およびそれらの混合物の形態、ならびに場合によりそれらの薬理学的に許容される塩の形態に関する。
【0047】
[0041]本発明の一実施形態は、Rが、場合により置換されているC1~6アルキルまたはC3~6シクロアルキルである、本明細書に記載される一般式Vの化合物に関する。
【0048】
[0042]本発明の一実施形態は、Rが、-C(O)Rまたは-SOである、本
明細書に記載される一般式Vの化合物に関する。
【0049】
[0043]本発明の一実施形態は、Rが、H、または場合により置換されているC1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、またはフェニルである、本明細書に記載される一般式Vの化合物に関する。
【0050】
[0044]本発明の一実施形態は、表2から選択される、本明細書に記載される化合物に関する。
【0051】
[0045]本発明の一実施形態は、医薬として使用するための、本明細書に記載される化合物、場合により前記化合物の互変異性体、ラセミ体、鏡像異性体、ジアステレオマー、水和物、同位体およびそれらの混合物の形態、またはそれらの薬理学的に許容される塩の形態に関する。
【0052】
[0046]本発明は、ヒトおよび/または動物対象における、幅広いウイルス感染、例えば、任意のウイルスによる感染の処置を企図する。一部の実施形態では、ウイルスは、ピコルナウイルス、例えば、カーディオウイルス、エンテロウイルス(例えば、コクサッキーウイルス、ライノウイルス、ポリオウイルスまたはエコーウイルス)またはヘパトウイルスである。一部の実施形態では、ウイルスは、エンテロウイルス属内に、系統発生的にクラスターを形成する。一部の実施形態では、ピコルナウイルスは、ヒトエンテロウイルスA、ヒトエンテロウイルスB、ヒトエンテロウイルスC、ヒトエンテロウイルスD、サルエンテロウイルスA、ウシエンテロウイルス、ブタエンテロウイルスB、ヒトライノウイルスA、ヒトライノウイルスBおよびヒトライノウイルスCからなる群から選択される種により分類される。一部の実施形態では、ピコルナウイルスは、ヒトエンテロウイルスA、ヒトエンテロウイルスB、ヒトエンテロウイルスC、ヒトエンテロウイルスD、ヒトライノウイルスA、ヒトライノウイルスBおよびヒトライノウイルスCからなる群から選択される種により分類される。
【0053】
[0047]本発明は、例えばピコルナウイルスによる、ウイルス感染に起因する疾患および医療的状態を処置するための化合物の使用を提供する。例示的な疾患および状態には、例えば、喘息増悪、細気管支炎、大腸炎、風邪、COPD増悪、脳炎、脳脊髄炎、小腸結腸炎、口蹄疫、手足口病、胃腸炎、ヘルパンギーナ、肝炎、髄膜炎、髄膜脳炎、心筋炎、すい臓炎、灰白髄炎および肺炎が含まれる。一部の態様では、本発明は、PLA2G16阻害剤のエクスビボ使用を企図する。
【0054】
[0048]したがって、本発明の一実施形態は、抗ウイルス剤として使用するための、本明細書に記載される化合物、場合により前記化合物の互変異性体、ラセミ体、鏡像異性体、ジアステレオマー、水和物、同位体およびそれらの混合物の形態、またはそれらの薬理学的に許容される塩の形態に関する。
【0055】
[0049]本発明のさらなる実施形態は、感染症、がんもしくは肥満の処置または予防に使用するための、本明細書に記載される化合物、場合により前記化合物の互変異性体、ラセミ体、鏡像異性体、ジアステレオマー、水和物、同位体およびそれらの混合物の形態、またはそれらの薬理学的に許容される塩の形態に関する。
【0056】
[0050]本発明の一実施形態は、ウイルス感染の処置、予防および/または改善に使用するための、本明細書に記載される化合物、場合により前記化合物の互変異性体、ラセミ体、鏡像異性体、ジアステレオマー、水和物、同位体およびそれらの混合物の形態、またはそれらの薬理学的に許容される塩の形態に関する。
【0057】
[0051]本発明の一実施形態は、ピコルナウイルスによって、例えばライノウイルスによって引き起こされるウイルス感染の処置、予防および/または改善に使用するための、本明細書に記載される化合物、場合により前記化合物の互変異性体、ラセミ体、鏡像異性体、ジアステレオマー、水和物、同位体およびそれらの混合物の形態、またはそれらの薬理学的に許容される塩の形態に関する。
【0058】
[0052]本発明の一実施形態は、活性物質として、本明細書に記載される一般式Iの1つまたは複数の化合物、場合により前記化合物の互変異性体、ラセミ体、鏡像異性体、ジアステレオマー、水和物、同位体およびそれらの混合物の形態、またはそれらの薬理学的に許容される塩(単数)もしくはそれらの薬理学的に許容される塩(複数)の形態を、場合により慣用的な賦形剤および/または担体と組み合わせて含有する、医薬調製物に関する。
【0059】
[0053]本発明の一実施形態は、本明細書に記載される一般式Iの化合物、および式Iとは異なる少なくとも1つのさらなる活性物質を含む医薬調製物であって、前記化合物が、場合により、互変異性体、ラセミ体、鏡像異性体、ジアステレオマー、水和物、同位体およびそれらの混合物の形態として存在するか、または上記の形態のすべての個々の薬理学的に許容される塩としても存在する、医薬調製物に関する。
【0060】
定義
[0054]本明細書で使用する場合、特に明記しない限り、以下の定義が該当する。
【0061】
[0055]特に指定しない限り、用語「アルキル」とは、単独でまたは他の基もしくは原子と組み合わされて使用される場合、もっぱら1~6個の水素置換炭素原子からなる、飽和の直鎖または分岐鎖を指し、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n-ブチル、1-メチルプロピル、イソブチル、tert-ブチル、2,2-ジメチルブチル、2,2-ジメチルプロピル、n-ペンチル、2-メチルペンチル、3-メチルペンチル、4-メチルペンチル、n-ヘキシルなどを含む。
【0062】
[0056]特に指定しない限り、用語「アルケニル」とは、少なくとも1つの二重結合を含有する、もっぱら2~6個の水素置換炭素原子からなる、部分不飽和な直鎖または分岐鎖を指し、ビニル、アリル、2-メチルプロパ-1-エニル、ブタ-1-エニル、ブタ-2-エニル、ブタ-3-エニル、ブタ-1,3-ジエニル、ペンタ-1,3-ジエニル、ペンタ-2,4-ジエニル、2-メチルブタ-1-エニル、2-メチルペンタ-1-エニル、4-メチルペンタ-1-エニル、4-メチルペンタ-2-エニル、2-メチルペンタ-2-エニル、4-メチルペンタ-1,3-ジエニル、ヘキセン-1-イルなどを含む。
【0063】
[0057]特に指定しない限り、用語「アルキニル」とは、少なくとも1つの三重結合を含有する、もっぱら2~6個の水素置換炭素原子からなる、部分不飽和な直鎖または分岐鎖を指し、エチニル、1-プロピニル、2-プロピニル、2-メチルプロパ-1-イニル、1-ブチニル、2-ブチニル、3-ブチニル、1,3-ブタジイニル、3-メチルブタ-1-イニル、4-メチルブタ-イニル、4-メチルブタ-2-イニル、2-メチルブタ-1-イニル、1-ペンチニル、2-ペンチニル、3-ペンチニル、4-ペンチニル、1,3-ペンタジイニル、1,4-ペンタジイニル、3-メチルペンタ-1-イニル、4-メチルペンタ-2-イニル、4-メチルペンタ-2-イニル、1-ヘキシニルなどを含む。
【0064】
[0058]特に指定しない限り、用語「シクロアルキル」とは、単独でまたは他の基もしくは原子と組み合わされて使用される場合、単環式炭化水素環、二環式炭化水素環またはスピロ炭化水素環を指し、これらはそれぞれ、飽和または不飽和(シクロアルケニル)のどちらかであってもよい。不飽和という用語は、問題の環系において、少なくとも1つの二
重結合が存在するが、芳香族系が形成されていないことを意味する。二環式炭化水素環では、2つの環は、それらが少なくとも2個の炭素原子を共通して有するように連結されている。スピロ炭化水素環では、1個の炭素原子(スピロ原子)が、2つの環によって共有される。シクロアルキルが置換されている場合、この置換は、水素を有する炭素原子のすべてにおいて、互いに独立して、各場合において、一置換または多置換であってもよい。シクロアルキルはこれ自体、環系の任意の好適な位置を介して、置換基として、分子に連結していてもよい。
【0065】
[0059]個々の部分基の典型例が、以下に列挙されている。
単環式飽和炭化水素環:シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなど。
単環式不飽和炭化水素環:シクロプロパ-1-エニル;シクロプロパ-2-エニル;シクロブタ-1-エニル;シクロブタ-2-エニル;シクロペンタ-1-エニル;シクロペンタ-2-エニル;シクロペンタ-3-エニル;シクロヘキサ-1-エニル;シクロヘキサ-2-エニル;シクロヘキサ-3-エニル;シクロヘプタ-1-エニル;シクロヘプタ-2-エニル;シクロヘプタ-3-エニル;シクロヘプタ-4-エニル;シクロブタ-1,3-ジエニル;シクロペンタ-1,4-ジエニル;シクロペンタ-1,3-ジエニル;シクロペンタ-2,4-ジエニル;シクロヘキサ-1,3-ジエニル;シクロヘキサ-1,5-ジエニル;シクロヘキサ-2,4-ジエニル;シクロヘキサ-1,4-ジエニル;シクロヘキサ-2,5-ジエニルなど。
飽和および不飽和二環式炭化水素環:ビシクロ[1.1.1]ペンチル、ビシクロ[2.2.0]ヘキシル;ビシクロ[3.2.0]ヘプチル;ビシクロ[3.2.1]オクチル;ビシクロ[2.2.2]オクチル;ビシクロ[4.3.0]ノニル(オクタヒドロインデニル);ビシクロ[4.4.0]デシル(デカヒドロナフタレン);ビシクロ[2,2,1]ヘプチル(ノルボルニル);(ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2,5-ジエニル(ノルボルナ-2,5-ジエニル);ビシクロ[2,2,1]ヘプタ-2-エニル(ノルボルネニル);ビシクロ[4.1.0]ヘプチル(ノルカラニル);ビシクロ-[3.1.1]ヘプチル(ピナニル)など。
飽和および不飽和スピロ炭化水素環:スピロ[2.5]オクチル、スピロ[3.3]ヘプチル、スピロ[4.5]デカ-2-エンなど。
【0066】
[0060]「シクロアルキルアルキル」は、各場合において、それらの最も広義で、上で定義したアルキル、アルケニル、アルキニルおよびシクロアルキル基の組合せを表す。置換基としてのアルキル基は、分子に直接連結しており、次に、シクロアルキル基により置換されている。アルキルおよびシクロアルキルは、この目的に好適な任意の炭素原子によって両方の基中で連結されていてもよい。アルキルおよびシクロアルキルの個々の部分基はまた、2つの基の組合せに含まれ得る。
【0067】
[0061]特に指定しない限り、用語「アリール」とは、完全飽和もしくは部分飽和な、または不飽和な炭素環式環と場合により縮合していてもよく、かつ1つまたは複数の同一または異なる置換基、好適には1~3つの置換基により場合により置換されていてもよい、6~14個の炭素原子、好ましくは6~10個の炭素原子を含有する、芳香族単環式基または二環式基を指す。アリール基の例には、フェニル、ナフチル、インダニルなどが含まれる。
【0068】
[0062]「アリールアルキル」は、各場合において、それらの最も広義で、これよりも前に定義したアルキル、アルケニル、アルキニルおよびアリール基の組合せを表す。置換基としてのアルキル基は、分子に直接連結しており、次に、アリール基により置換されている。アルキルおよびアリールは、この目的に好適な任意の炭素原子によって両方の基中で連結されていてもよい。典型例には、ベンジル、1-フェニルエチル、2-フェニルエチ
ル、フェニルビニル、フェニルアリルなどが含まれる。
【0069】
[0063]特に指定しない限り、用語「ヘテロアリール」とは、5~14個の炭素原子、好ましくは5~12個の炭素原子を含有する、芳香族単環式基または二環式基を指し、これらのうち、1~5つが、N、SおよびOから選択されるヘテロ原子により置き換えられ、場合により、非芳香族複素環に還元されてもよく、1つまたは複数の同一または異なる置換基により場合により置換されていてもよい。ヘテロアリール基の例には、ピロリル、ジヒドロピロリル、ピロリジニル、オキソピロリジニル、インドリル、イソインドリル、インドリジニル、イミダゾリル、ピラゾリル、ベンゾイミダゾリル、イミダゾ(1,2-a)ピリジニル、インダゾリル、プリニル、ピロロ(2,3-c)ピリジニル、ピロロ(3,2-c)ピリジニル、ピロロ(2,3-b)ピリジニル、ピラゾロ(1,5-a)ピリジニル、1,2,3-トリアゾリル、1,2,4-トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、1,2オキサゾリル、イソオキサゾリル、1,3,4-オキサジアゾリル、1,2,5-オキサジアゾリル、1,2,4-オキサジアゾリル、1,2,3-オキサジアゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、1,3,4-チアジアゾリル、1,2,5-チアジアゾリル、1,2,4-チアジアゾリル、1,2,3-チアジアゾリル、フラニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロフラニル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、チオフェニル、ジヒドロチオフェニル、テトラヒドロチオフェニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾイソチオフェニル、ピリジル、ピペリジニル、キノリニル、イソキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、キノリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラニル、テトラヒドロピラニル、1,2,3-トリアジニル、1,2,4-トリアジニル、1,3,5-トリアジニル、クロメニル、モルホリニル、ジアゼピニル、ベンゾジアゼピニルなどが含まれる。
【0070】
[0064]「ヘテロアリールアルキル」は、各場合において、それらの最も広義で、これ以前に定義した、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基およびヘテロアリール基の組合せを表す。置換基としてのアルキル基は、分子に直接連結しており、次に、ヘテロアリール基により置換されている。アルキルおよびヘテロアリールの連結は、この目的に好適な任意の炭素原子を介してアルキル側に、およびこの目的に好適な任意の炭素原子または窒素原子によってヘテロアリール側に実現され得る。
【0071】
[0065]用語「ヘテロシクロアルキル」とは、炭化水素環において、基-CH-の1つまたは複数が、互いに独立して、基-O-、-S-または-NH-により置き換えられている場合、または基=CH-の1つもしくは複数が、基=N-によって置き換えられている場合、これまでに定義されているシクロアルキルから誘導される基を意味するが、合計で5個以下のヘテロ原子が存在してもよく、2個の酸素原子の間、および2個の硫黄原子の間、または1個の酸素原子と1個の硫黄原子との間に少なくとも1個の炭素原子が存在していなければならず、これらの基は、全体として、化学的に安定でなければならない。ヘテロ原子は、可能な酸化段階のすべてにおいて、同時に存在していてもよい(硫黄→スルホキシド-SO-→スルホン-SO-;窒素→N-オキシド)。ヘテロシクロアルキルは、部分基である単環式ヘテロ環、二環式ヘテロ環およびスピロヘテロ環から構成されることが、シクロアルキルからの間接的な定義/誘導から直ちに明白であるが、各部分基はまた、飽和および不飽和(ヘテロシクロアルケニル)にさらに細分化され得る。不飽和という用語は、問題の環系において、少なくとも1つの二重結合が存在するが、芳香族系が形成されていないことを意味する。二環式ヘテロ環では、2つの環は、それらが少なくとも2個の原子を共通して有するように連結されている。スピロ複素環では、1個の炭素原子(スピロ原子)が、2つの環によって共有される。ヘテロシクロアルキルが置換されている場合、この置換は、水素を有する炭素原子および/または窒素原子のすべてにおいて、互いに独立して、各場合において、一置換または多置換であってもよい。ヘテロシクロアルキルはこれ自体、置換基として、環系の任意の好適な位置を介して、分子に連結し
ていてもよい。
【0072】
[0066]用語「複素環式基」とは、本明細書で使用する場合、場合により芳香族アリールまたはヘテロアリール基に縮合されていてもよい、ヘテロシクロアルキル基を指す。
【0073】
[0067]個々の部分基の典型例は、以下に列挙されている:
単環式複素環(飽和および不飽和):オキソラン、ピロリジニル、ピロリニル、イミダゾリジニル、チアゾリジニル、イミダゾリニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、オキシラニル、アジリジニル、アゼチジニル、1,4-ジオキサニル、アゼパニル、ジアゼパニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモモルホリニル、ホモピペリジニル、ホモピペラジニル、ホモチオモルホリニル、チオモルホリニル-S-オキシド、チオモルホリニル-S,S-ジオキシド、1,3-ジオキソラニル、オキサン、テトラヒドロチオピラニル、1,4-オキサゼパニル、テトラヒドロチエニル、ホモチオモルホリニル-S,S-ジオキシド、オキサゾリジノニル、ジヒドロピラゾリル、ジヒドロピロリル、ジヒドロピラジニル、ジヒドロピリジル、ジヒドロ-ピリミジニル、ジヒドロフリル、ジヒドロピラニル、テトラヒドロチエニル-S-オキシド、テトラヒドロチエニル-S,S-ジオキシド、ホモチオモルホリニル-S-オキシド、2,3-ジヒドロアゼト、2H-ピロリル、4H-ピラニル、1,4-ジヒドロピリジニルなど;
二環式複素環(飽和および不飽和):8-アザビシクロ[3.2.1]オクチル、8-アザビシクロ[5.1.0]オクチル、2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプチル、8-オキサ-3-アザ-ビシクロ[3.2.1]オクチル、3,8-ジアザ-ビシクロ[3.2.1]オクチル、2,5-ジアザ-ビシクロ-[2.2.1]ヘプチル、1-アザ-ビシクロ[2.2.2]オクチル、3,8-ジアザ-ビシクロ[3.2.1]オクチル、3,9-ジアザ-ビシクロ[4.2.1]ノニル、2,6-ジアザ-ビシクロ[3.2.2]ノニル、ヘキサヒドロ-フロ[3,2-b]フリルなど;
スピロ複素環(飽和および不飽和):1,4-ジオキサ-スピロ[4.5]デシル;1-オキサ-3,8-ジアザ-スピロ[4.5]デシル;2-オキサスピロ[3.3]ヘプチル、5-アザスピロ[2.4]ヘプチル、2,6-ジアザ-スピロ[3.3]ヘプチル;2,7-ジアザ-スピロ[4.4]ノニル;2,6-ジアザ-スピロ[3.4]オクチル;3,9-ジアザ-スピロ[5.5]ウンデシル;2,8-ジアザ-スピロ[4.5]デシルなど。
【0074】
[0068]「ヘテロシクロアルキルアルキル」は、各場合において、それらの最も広義で、これまでに定義した、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基およびヘテロシクロアルキル基の組合せを表す。置換基としてのアルキル基は、分子に直接連結しており、次に、ヘテロシクロアルキル基により置換されている。アルキルおよびヘテロシクロアルキルの連結は、この目的に好適な任意の炭素原子を介してアルキル側に、およびこの目的に好適な任意の炭素原子または窒素原子によってヘテロシクロアルキル側に達成され得る。
【0075】
[0069]用語「好適な置換基」とは、一方で、その原子価の計算に適合し、他方で、化学的安定性を有する系をもたらす置換基を意味する。
【0076】
[0070]分子中の任意の置換基の定義または特定の位置における可変基は、その分子中のいずれでもその定義から独立していることが意図される。本発明の化合物に関する置換基および置換パターンは、当業者により選択されて、化学的に安定で、かつ当分野で公知の技法および本明細書において説明されるそのような方法によって容易に合成され得る、化合物をもたらし得ることが理解される。
【0077】
[0071]用語「互変異性体」とは、特定の化合物構造の相互変換可能な形態であり、水素原子および電子の置き換えが様々となる、化合物を指す。したがって、2つの構造が、π
個の電子および原子(通常、H)の移動により平衡となり得る。例えば、エノールおよびケトンは、それらが、酸または塩基のどちらかによる処置によって迅速に相互変換されるので、互変異性体である。
【0078】
[0072]同一の分子式を有するが、それらの原子の結合の性質もしくは配列、またはそれらの原子の空間での配列が異なる化合物(例えば、本明細書に記載されるジヒドロ塩基)は「異性体」と呼ばれることも理解されたい。それらの原子の空間での配列が異なる異性体は、「立体異性体」と呼ばれる。
【0079】
[0073]互いに鏡像ではない立体異性体は、「ジアステレオマー」と呼ばれ、互いに重ね合わせることができない鏡像である立体異性体は、「鏡像異性体」と呼ばれる。化合物が不斉中心を有する場合、例えば、中心が4つの異なる基に結合している場合、一対の鏡像異性体が可能である。鏡像異性体は、その不斉中心の絶対配置によって特徴づけることができ、CahnおよびPrelogのRおよびS配列規則によって、または分子が、偏光面を回転させ、右旋性または左旋性として(すなわち、それぞれ、(+)または(-)-異性体として)表される方法によって記載される。
【0080】
[0074]鏡像異性体の50:50混合物は、ラセミ混合物またはラセミ体と呼ばれ、これらは、化学反応または方法において、立体選択性または立体特異性がない場合に起こり得る。用語「ラセミ混合物」および「ラセミ体」は、光学活性のない、2つの鏡像異性体化学種の等モル混合物を指す。
【0081】
[0075]用語「水和物」は、水と会合している化合物を指す。通常、化合物の水和物中に含有される水分子の数は、水和物中の化合物分子の数に対して決まった比にある。
【0082】
[0076]式Iの化合物を含めた、本明細書において示されている任意の式または構造はまた、化合物の非標識形態および同位体標識形態を表すことが意図されている。同位体標識化合物は、1個または複数の原子が、選択された原子質量または質量数を有する原子によって置き換えられている以外、本明細書において示されている式によって図示される構造を有する。本発明の化合物に組み込むことができる同位体の例には、以下に限定されないが、2H(重水素、D)、3H(トリチウム)、11C、13C、14C、15N、18F、31P、32P、35S、36Clおよび125Jなどの、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素および塩素の同位体を含む。
【0083】
[0077]用語「薬理学的に許容される」は、動物、特にヒトの処置に適合可能であることを意味する。薬理学的に許容される塩という用語は、薬理学的に許容される酸付加塩と薬理学的に許容される塩基付加塩の両方を含む。
【0084】
[0078]用語「薬理学的に許容される酸付加塩」は、本明細書で使用する場合、本開示の任意の塩基性化合物の任意の非毒性有機塩もしくは無機塩、またはその中間体のいずれかを意味する。酸付加塩を形成することができる本開示の塩基性化合物は、例えば、塩基性窒素原子を含有する化合物を含む。好適な塩を形成する例示的な無機酸には、塩酸、臭化水素酸、硫酸およびリン酸、ならびにオルトリン酸一水素ナトリウムおよび硫酸水素カリウムなどの金属塩が含まれる。好適な塩を形成する例示的な有機酸には、グリコール酸、乳酸、ピルビン酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、フマル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、安息香酸、フェニル酢酸、桂皮酸およびサリチル酸などのモノ、ジおよびトリカルボン酸、ならびにp-トルエンスルホン酸およびメタンスルホン酸などのスルホン酸が含まれる。一酸、二酸または三酸の塩のいずれかが形成され得、このような塩は、水和形態、溶媒和形態または実質的に無水の形態のいずれかで存在し得る。一般に、本開示の化合物の酸付加塩は、水および様々な親水性有機溶媒に可溶
性が高く、一般に、その遊離塩基形態と比べて、融点がより高いことを実証する。適切な塩の選択は、当業者に公知であると予想される。実験室での使用のため、または薬理学的に許容される酸付加塩へのその後の変換のため、他の非薬理学的に許容される酸付加塩、例えばシュウ酸塩を、例えば、本開示の化合物の単離に使用することができる。
【0085】
[0079]用語「薬理学的に許容される塩基性塩」は、本明細書で使用する場合、動物、特にヒトの処置に好適な、またはこれと適合可能な、本発明の任意の酸化合物もしくはその中間体のいずれかの任意の非毒性有機塩基付加塩または無機塩基付加塩を意味する。塩基付加塩を形成することができる本発明の酸性化合物には、例えば、カルボン酸、スルホン酸、スルフィン酸、スルホンアミド、N-無置換テトラゾール、リン酸エステル、または硫酸エステルを含有する化合物が含まれる。好適な塩を形成する例示的な無機塩基には、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウムまたは水酸化バリウムが含まれる。好適な塩を形成する例示的な有機塩基には、メチルアミン、トリメチルアミン、およびピコリン、またはアンモニアなどの、脂肪族、脂環式または芳香族有機アミンが含まれる。適切な塩の選択は、当業者に公知であると予想される。実験室での使用のため、または薬理学的に許容される塩基付加塩へのその後の変換のため、他の非薬理学的に許容される塩基付加塩を、例えば、本発明の化合物の単離において使用することができる。所望の化合物塩の形成は、標準技法を使用して達成される。例えば、中性化合物を好適な溶媒中で塩基で処理し、形成した塩は、ろ過、抽出または任意の他の好適な方法により単離される。
【0086】
[0080]本発明の化合物の「治療有効量」、「有効量」または「十分な量」という用語は、哺乳動物、例えばヒトを含めた対象に投与されると、臨床結果を含めた、有益なまたは所望の結果をもたらすのに十分な量であり、したがって、有効量またはその同義語は、これが適用される文脈に依存する。
略語
【0087】
【表1-1】
【0088】
【表1-2】
【0089】
【表1-3】
【実施例0090】
[0081]以下の実施例は、本発明の理解を助けるために説明されるが、本発明の範囲を何ら限定することを意図するものではなく、限定すると解釈されるべきではない。実施例は、従来の方法の詳細な記載を含まない。そのような方法は当業者に周知である。
【0091】
一般的な実験の詳細
[0082]市販の試薬および溶媒(HPLCグレード)をさらに精製することなく使用した。H NMRスペクトルは、重水素化溶媒中にてBruker DRX 500MHz分光計またはBruker DPX 250MHz分光計で記録した。化学シフト(δ)は、百万分率である。
【0092】
[0083]化合物は、適切なSNAPカートリッジおよび勾配を使用するBiotage Isoleraシステム上の順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した。別法として、化合物は、適切なSNAP C18カートリッジおよび逆相溶離液を用いるBiotage Isoleraシステムを使用して逆相シリカ上で、または分取LCにより精製した(別段の記載がある場合)。
【0093】
酸性pH、標準溶出法を使用する逆相クロマトグラフィー
[0084]逆相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(酸性pH、標準溶出法)による精製は、適切なSNAP C18カートリッジならびに1.7CVにわたる10%B(A=水中0.1%ギ酸;B=アセトニトリル中0.1%ギ酸)、次いで19.5CVにわたる10~100%Bおよび2CVの100%Bの勾配を使用してBiotage
Isoleraシステム上で実施した。
【0094】
塩基性pH、標準溶出法を使用する逆相クロマトグラフィー
[0085]逆相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(塩基性pH、標準溶出法)による精製は、適切なSNAP C18カートリッジならびに2CVにわたる10%B(A=水中0.1%水酸化アンモニア;B=アセトニトリル中0.1水酸化アンモニア)、次いで19.5CVにわたる10~100%Bおよび2CVの100%Bの勾配を使用してBiotage Isoleraシステム上で実施した。
【0095】
酸性pH、標準溶出法を使用する分取LC
[0086]分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製は、1500μLの注入容量および40mL/分の流速でWaters Sunfire C18カラム(30mm×10mm、10μM;温度:室温)および11.00分にわたる30~95%B(A=水中0.1%ギ酸;B=アセトニトリル中0.1%ギ酸)、次いで2.10分間95%Bの勾配を使用してGilson LCシステム上で実施した。UVスペクトルは、Gilson検出器を使用して215nmで記録した。
【0096】
酸性pH、初期溶出法を使用する分取LC
[0087]分取LC(酸性pH、初期溶出法)による精製は、1500μLの注入容量および40mL/分の流速でWaters Sunfire C18カラム(30mm×100mm、10μM;温度:室温)および14.44分にわたる10~95%B(A=水中0.1%ギ酸;B=アセトニトリル中0.1%ギ酸)、次いで2.11分間95%Bの勾配を使用してGilson LCシステム上で実施した。UVスペクトルは、Gilso
n検出器を使用して215nmで記録した。
【0097】
塩基性pH、標準溶出法を使用する分取LC
[0088]分取LC(塩基性pH、標準溶出法)による精製は、1500μLの注入容量および40mL/分の流速でWaters Xbridge C18カラム(30mm×100mm、10μM;温度:室温)および11.00分にわたる30~95%(A=水中0.2%水酸化アンモニウム;B=アセトニトリル中0.2%水酸化アンモニウム)、次いで2.10分の100%Bの勾配を使用してGilson LCシステム上で実施した。UVスペクトルは、Gilson検出器を使用して215nmで記録した。
【0098】
塩基性pH、初期溶出法を使用する分取LC
[0089]分取LC(塩基性pH、初期溶出法)による精製は、1500μLの注入容量および40mL/分の流速でWaters Xbridge C18カラム(30mm×100mm、10μM;温度:室温)および14.44分にわたる10~95%(A=水中0.2%水酸化アンモニウム;B=アセトニトリル中0.2%水酸化アンモニウム)、次いで2.11分の100%Bの勾配を使用してGilson LCシステム上で実施した。UVスペクトルは、Gilson検出器を使用して215nmで記録した。
【0099】
中性pH、標準溶出法を使用する分取LC
[0090]分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製は、1500μLの注入容量および40mL/分の流速でWaters Sunfire C18カラム(30mm×10mm、10μM;温度:室温)および14.5分にわたる10~100%B(A=水;B=アセトニトリル)、次いで1.0分の100%Bの勾配を使用してGilson LCシステム上で実施した。UVスペクトルは、Gilson検出器を使用して215nmで記録した。
【0100】
方法METCR0990
[0091]分析METCR0990HPLC-MSは、3μLの注入容量および1.0mL/分の流速でPhenomenex Gemini-NX C18カラム(2.0mm×50mm、3μM;温度:40℃)および1.8分にわたる1~100%(A=水酸化アンモニウム溶液でpH10に緩衝化した2mM重炭酸アンモニウム;B=アセトニトリル)、次いで0.3分の100%Bの勾配を使用して、Waters PDAおよびELS検出器を備えたAgilent G1312Aシステム上で実施した。UVスペクトルは、Waters2996フォトダイオードアレイ検出器を使用して215nmで記録した。質量スペクトルは、Waters ZQを使用して、5スキャン/秒のサンプリングレートで範囲m/z150~850にわたって取得した。データは、Waters MassLynxおよびOpenLynxソフトウェアを使用して積分および報告した。
【0101】
方法METCR1278
[0092]分析METCR1278HPLC-MSは、3μLの注入容量および1.0mL/分の流速で逆相Water Atlantis dC18カラム(2.1mm×50mm、3μm;温度:40℃)および2.5分にわたる5~100%B(A=水中0.1%ギ酸;B=アセトニトリル中0.1%ギ酸)、次いで0.2分の100%Bの勾配を使用して、Waters HPLCシステム上で実施した。UVスペクトルは、Waters
UV検出器を使用して215nmで記録した。質量スペクトルは、Waters ZQを使用して、2スキャン/秒のサンプリングレートで範囲m/z150~850にわたって取得した。データは、Waters MassLynxおよびOpenLynxソフトウェアを使用して積分および報告した。
【0102】
方法METCR1410
[0093]分析METCR1410HPLC-MSは、3μLの注入容量および1.2mL/分の流速で逆相Kinetex CoreシェルC18カラム(2.1mm×50mm、5μm;温度:40℃)および1.2分にわたる5~100%B(A=水中0.1%ギ酸;B=アセトニトリル中0.1%ギ酸)、次いで0.1分の100%Bの勾配を使用してShimadzu LCMS-2010EVシステム上で実施した。UVスペクトルは、SPD-M20Aフォトダイオードアレイ検出器を使用して215nmで記録した。質量スペクトルは、LCMS2010EVを使用して、2スキャン/秒のサンプリングレートで範囲m/z150~850にわたって取得した。データは、Shimadzu LCMS-SolutionsおよびPsiPortソフトウェアを使用して積分および報告した。
【0103】
方法METCR1416
[0094]分析METCR1416HPLC-MSは、3μLの注入容量および0.6mL/分の流速で逆相Water Atlantis dC18カラム(2.1mm×50mm、3μm;温度:40℃)および5.0分にわたる5~100%B(A=水中0.1%ギ酸;B=アセトニトリル中0.1%ギ酸)、次いで0.4分の100%Bの勾配を使用してShimadzu LCMS-2010EVシステム上で実施した。UVスペクトルは、SPD-M20Aフォトダイオードアレイ検出器を使用して215nmで記録した。質量スペクトルは、LCMS2010EVを使用して、2スキャン/秒のサンプリングレートで範囲m/z150~850にわたって取得した。データは、Shimadzu LCMS-SolutionsおよびPsiPortソフトウェアを使用して積分および報告した。
【0104】
方法METCR1600
[0095]分析METCR1600lHPLC-MSは、3μLの注入容量および0.5mL/分の流速でPhenomenex Gemini-NX C18カラム(2.0mm×100mm、3μM;温度:50℃)および5.5分にわたる5~100%(A=水酸化アンモニウム溶液でpH10に緩衝化した2mM重炭酸アンモニウム;B=アセトニトリル)、次いで0.4分の100%Bの勾配を使用して、Waters PDAおよびELS検出器を備えたAgilent G1312Aシステム上で実施した。UVスペクトルは、Waters2996フォトダイオードアレイ検出器を使用して215nmで記録した。質量スペクトルは、Waters ZQを使用して、5スキャン/秒のサンプリングレートで範囲m/z100~1000にわたって取得した。データは、Waters MassLynxおよびOpenLynxソフトウェアを使用して積分および報告した。
【0105】
方法METCR1602
[0096]分析METCR1602HPLC-MSは、2μLの注入容量および1.0mL/分の流速でWaters BEH C18カラム(30×2mm、1.7μmカラム;温度:40℃)および0.75分にわたる5~100%(A=pH10に緩衝化した2mM重炭酸アンモニウム;B=アセトニトリル)、次いで0.1分の100%Bの勾配を使用して、Waters Acquity PDA検出器を備えたWaters Acquity UPLCシステム上で実施した。UVスペクトルは、Waters Acquityフォトダイオードアレイ検出器を使用して215nmで記録した。質量スペクトルは、Water QDa質量検出器を使用して、5スキャン/秒のサンプリングレートで範囲m/z100~1000にわたって取得した。データは、Waters MassLynxおよびOpenLynxソフトウェアを使用して積分および報告した。
【0106】
方法METCR1603
[0097]分析METCR1603HPLC-MSは、3μLの注入容量および0.6mL/分の流速でPhenomenex Gemini-NX C18カラム(2.0×10
0mm、3μmカラム;温度:40℃)および5.5分にわたる5~100%(A=pH10に緩衝化した2mM重炭酸アンモニウム;B=アセトニトリル)、次いで0.4分の100%Bの勾配を使用して、Waters2996PDA検出器およびWaters2420ELS検出器を備えたAgilent G1312Aシステム上で実施した。UVスペクトルは、Waters Acquityフォトダイオードアレイ検出器を使用して215nmで記録した。質量スペクトルは、Waters ZQ質量検出器を使用して、5スキャン/秒のサンプリングレートで範囲m/z150~850にわたって取得した。データは、Waters MassLynxおよびOpenLynxソフトウェアを使用して積分および報告した。
【0107】
方法METCR1673
[0098]分析METCR1673HPLC-MSは、3μLの注入容量および1.0mL/分の流速でSupelco Ascentis Expressカラム(2.1×30mm、2.7μm;温度:40℃)および1.5分にわたる5~100%(A=水+0.1%ギ酸;B=アセトニトリル+0.1%ギ酸)、次いで0.1分の100%Bの勾配を使用して、Waters PDAおよびELS検出器を備えたWaters2795システム上で実施した。UVスペクトルは、Waters2996フォトダイオードアレイ検出器を使用して215nmで記録した。質量スペクトルは、Shimadzu LCMS2010EVを使用して、5スキャン/秒のサンプリングレートで範囲m/z100~1000にわたって取得した。データは、PsiPortデータブラウザを使用して積分および報告した。
【0108】
方法MET-uHPLC-AB-101
[0099]分析MET-uHPLC-AB-101HPLC-MSは、3μLの注入溶液および0.6mL/分の流速でPhenomenex Kinetex-XB C18カラム(2.1mm×100mm、1.7μM;温度:40℃)および5.3分にわたる5~100%B(A=水中0.1%ギ酸;B=アセトニトリル中0.1%ギ酸)、次いで0.5分の100%Bの勾配を使用して、Waters PDAおよびELS検出器を備えたWaters Acquity uPLCシステム上で実施した。UVスペクトルは、Waters Acquityフォトダイオードアレイ検出器を使用して215nmで記録した。質量スペクトルは、Waters SQDを使用して、5スキャン/秒のサンプリングレートで範囲m/z150~850にわたって取得した。データは、Waters MassLynxおよびOpenLynxソフトウェアを使用して積分および報告した。
【0109】
方法MET-uHPLC-AB-102
[0100]分析MET-uHPLC-AB-102HPLC-MSは、Waters uPLC CSH C18カラム(2.1mm×100mm、1.7μM;温度:40℃)および5.3分にわたる5~100%(A=水酸化アンモニウム溶液でpH10に緩衝化した2mM重炭酸アンモニウム;B=アセトニトリル)、次いで0.5分の100%Bの勾配、0.6mL/分の流速を使用して、Waters PDAおよびELS検出器を備えたWaters Acquity uPLCシステム上で実施した。UVスペクトルは、Waters Acquityフォトダイオードアレイ検出器を使用して215nmで記録した。質量スペクトルは、Waters Quatro Premier XEを使用して、5スキャン/秒のサンプリングレートで範囲m/z150~850にわたって取得した。データは、Waters MassLynxおよびOpenLynxソフトウェアを使用して積分および報告した。
【0110】
方法アキラルSFC
[0101]分析アキラルSFC HPLC-MSは、10μLの注入容量および4.0mL/分の流速でWaters Viridis 2-EPカラム(4.6mm×250mm
、5μm;温度:40℃)および10分にわたる1:4 ACN/COの定組成溶離液を使用して、Waters SFCシステム上で実施した。UVスペクトルは、Waters2998フォトダイオードアレイ検出器を使用して215nmで記録した。質量スペクトルは、Waters3100を使用して、5スキャン/秒のサンプリングレートで範囲m/z150~850にわたって取得した。データは、Waters MassLynxおよびOpenLynxソフトウェアを使用して積分および報告した。
【0111】
方法CAM-A1
[0102]分析CAM-A1キラルHPLCは、20μLの注入容量および0.5mL/分の流速でChiralcel OJ-Hカラム(4.6mm×250mm、5μm;温度:室温)および15分にわたる7/3 ヘプタン/IPAの定組成溶離液を使用して、Waters LCシステム上で実施した。UVスペクトルは、Waters2996フォトダイオードアレイ検出器を使用して215nmで記録した。データは、Waters MassLynxおよびOpenLynxソフトウェアを使用して積分および報告した。
【0112】
方法CAM-A2
[0103]分析CAM-A2キラルHPLCは、20μLの注入容量および1mL/分の流速でChiralcel OJ-Hカラム(4.6mm×250mm、5μm;温度:室温)および10分にわたる9/1 ヘプタン/IPAの定組成溶離液を使用して、Waters LCシステム上で実施した。UVスペクトルは、Waters2996フォトダイオードアレイ検出器を使用して215nmで記録した。データは、Waters MassLynxおよびOpenLynxソフトウェアを使用して積分および報告した。
【0113】
方法CAM-F1
[0104]分析CAM-F1キラルHPLCは、10μLの注入容量および4.0mL/分の流速でChiralpak AD-Hカラム(4.6mm×250mm、5μm;温度:40℃)および10分にわたる1:4 MeOH/COの定組成溶離液を使用して、Waters SFCシステム上で実施した。UVスペクトルは、Waters2998フォトダイオードアレイ検出器を使用して215nmで記録した。データは、Waters MassLynxおよびOpenLynxソフトウェアを使用して積分および報告した。
【0114】
方法CAM-F2
[0105]分析CAM-F2キラルHPLCは、20μLの注入容量および0.5mL/分の流速でChiralpak AS-Hカラム(4.6mm×250mm、5μm;温度:室温)および40分にわたる85/15 ヘプタン/EtOHの定組成溶離液を使用して、Waters LCシステム上で実施した。UVスペクトルは、Waters2996フォトダイオードアレイ検出器を使用して254nmで記録した。データは、Waters MassLynxおよびOpenLynxソフトウェアを使用して積分および報告した。
【0115】
方法CAM-F3
[0106]分析CAM-F3キラルLCは、20μLの注入容量および1mL/分の流速でChiralpak AS-Hカラム(4.6mm×250mm、5μm;温度:室温)および30分にわたる2/3 ヘプタン/EtOHの定組成溶離液を使用して、Waters LCシステム上で実施した。UVスペクトルは、Waters2996フォトダイオードアレイ検出器を使用して254nmで記録した。データは、Waters MassLynxおよびOpenLynxソフトウェアを使用して積分および報告した。
【0116】
方法CAM-F4
[0107]分析CAM-F4キラルLCは、20μLの注入容量および1mL/分の流速でChiralpak AS-Hカラム(4.6mm×250mm、5μm;温度:室温)および60分にわたる7/3 ヘプタン/EtOHの定組成溶離液を使用して、Waters LCシステム上で実施した。UVスペクトルは、Waters2996フォトダイオードアレイ検出器を使用して254nmで記録した。データは、Waters MassLynxおよびOpenLynxソフトウェアを使用して積分および報告した。
【0117】
[0108]すべての化合物は、別段の記載がない限り、これらの方法により決定される通り純度>95%を示した。
【0118】
[0109]化合物名は、ChemAxonソフトウェア:Instant JChem Excel IUPAC Name関数を使用して生成した。
【0119】
エポキシド経路:中間体I-1~I-26の合成
一般スキーム1:
【0120】
【化7】
方法A:酸塩化物を使用するアミド形成
(2E)-N-[(3-クロロフェニル)メチル]ブタ-2-エンアミド(I-1)
[0110]0℃でDCM(50mL)中の(3-クロロフェニル)メタンアミン(2.34mL、19.13mmol)およびDIPEA(10mL、57.41mmol)の撹拌溶液に、(2E)-ブタ-2-エノイルクロリド(1.83mL、19.13mmol)を滴下添加し、得られた混合物を窒素下、室温で2時間撹拌した。溶液を飽和KCO(20mL)、続いて1N HCl(20mL)で洗浄した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物をEtO(30mL)中に懸濁させ、沈殿物を濾過し、EtO(2×15mL)で洗浄して、2gの表題化合物(50%)をオフホワイトの固体として得た。濾液を濃縮し、EtO(20mL)中に懸濁させて、濾過後に0.65gの必要なアミド(16%)を得た。2つの収穫物を合わせて、2.65gの(2E)-N-[(3-クロロフェニル)メチル]ブタ-2-エンアミドをオフホワイトの固体(純度99%、76%)として得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.87 (dd, J = 6.9, 1.7 Hz, 3H), 4.48 (d, J =
5.9 Hz, 2H), 5.82 (dq, J = 15.2, 1.6 Hz, 2H), 6.79-7.01 (m, 1H), 7.11-7.33 (m, 4H).
LC-MS (METCR1410): 99% (UV), Rt= 1.02分, m/z (ESI+)= 210.1/212.1 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-メチルブタ-2-エンアミド(I-2)
[0111]表題化合物を、方法A、一般スキーム1と同様の様式で黄色粘性油状物として合成し(5.1g、純度100%、定量的)、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.85 (d, J = 1.3 Hz, 3H), 2.18 (d, J = 1.2 Hz, 3H), 4.43 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 5.58-5.61 (m, 1H), 5.85 (s, 1H), 7.14-7.18 (m,
1H), 7.21-7.25 (m, 2H), 7.25-7.27 (m, 1H).
LC-MS (METCR1278): 100% (UV), Rt= 1.95分, m/z (ESI+)= 223.9/225.9 [M+H]+
(2E)-N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-フェニルプロパ-2-エンア
ミド(I-3)
[0112]表題化合物は、方法A、一般スキーム1と同様の様式で合成して、黄色固体(6g、純度94%、定量的)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 4.55 (d, J = 5.9 Hz, 2H), 5.90-6.12 (m, 1H),
6.37-6.58 (m, 1H), 7.18-7.28 (m, 3H), 7.29-7.33 (m, 1H), 7.33-7.45 (m, 3H), 7.46-7.61 (m, 2H), 7.63-7.90 (m, 1H).
LC-MS (METCR1278): 94% (UV), Rt= 2.10分, m/z (ESI+)= 271.9/273.9 [M+H]+
(2E)-N-(シクロプロピルメチル)ブタ-2-エンアミド(I-4)
[0113]表題化合物は、方法A、一般スキーム1と同様の様式で、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP HP-SILカートリッジ、ヘプタン中10~100%EtOAc勾配)による精製後に白色結晶性固体(4.86g、H NMRによる純度90%、69%)として合成した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.15-0.26 (m, 2H), 0.41-0.54 (m, 2H), 0.88-1.04 (m, 1H), 1.82-1.88 (m, 3H), 3.16 (dd, J = 5.6, 7.1 Hz, 2H), 5.56-5.73 (m, 1H), 5.77-5.85 (m, 1H), 6.76-6.92 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 89% (UV), Rt= 0.82分, m/z (ESI+)= 140.1 [M+H]+
(2E)-N-シクロプロピルブタ-2-エンアミド(I-5)
[0114]表題化合物は、方法A、一般スキーム1と同様の様式で合成して、黄色結晶性固体(3.91g、H NMRによる純度93%、83%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.39-0.56 (m, 2H), 0.76 (q, J = 7.0 Hz, 2H),
1.81 (dd, J = 1.5, 6.9 Hz, 3H), 2.75 (tq, J = 3.6, 7.1 Hz, 1H), 5.67-6.00 (m, 2H), 6.81 (dq, J = 6.9, 13.7 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 0.59分, m/z (ESI+)= 126.0 [M+H]+
(2E)-N-(2-メチルプロピル)ブタ-2-エンアミド(I-6)
[0115]表題化合物は、方法A、一般スキーム1と同様の様式で合成して、熱ヘプタンからの再結晶による精製に続いて無色粉末(6.08g、純度100%、90%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.91 (d, J = 6.7 Hz, 6H), 1.80-1.72 (m, 1H),
1.84 (dd, J = 6.9, 1.7 Hz, 3H), 3.13 (t, 2H), 5.54 (s, 1H), 5.80 (dd, J = 15.2,
1.7 Hz, 1H), 6.82 (dq, J = 15.0, 6.9 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.94分, m/z (ESI+)= 141.9 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]プロパ-2-エンアミド(I-7)
[0116]表題化合物は、方法A、一般スキーム1と同様の様式で合成して、オフホワイトの固体(3.8g、H NMRによる純度80%、81%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 4.47 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 5.67 (dd, J = 1.6,
10.1 Hz, 1H), 6.04-6.24 (m, 2H), 6.32 (dd, J = 1.6, 17.0 Hz, 1H), 7.11-7.31 (m,
4H).
LC-MS (METCR1410): 84% (UV), Rt= 0.98分, m/z (ESI+)= 196.0/198.0 [M+H]+
(2E)-N-(シクロヘキシルメチル)ブタ-2-エンアミド(I-8)
[0117]表題化合物は、方法A、一般スキーム1と同様の様式で合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)による精製後にオフホワイトの固体(1.56g、純度100%、97%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.81-1.03 (m, 2H), 1.10-1.33 (m, 3H), 1.39-1.52 (m, 1H), 1.62-1.78 (m, 5H), 1.85 (dd, J = 1.7, 6.9 Hz, 3H), 3.16 (t, J = 6.5
Hz, 2H), 5.41 (s, 1H), 5.67-5.86 (m, 1H), 6.74-6.94 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 1.03分, m/z (ESI+)= 182.4 [M+H]+
(2E)-N-[2-(シクロヘキシルオキシ)エチル]ブタ-2-エンアミド(I-
9)
[0118]表題化合物は、方法A、一般スキーム1と同様の様式で合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)による精製後にオフホワイトの固体(905mg、純度99%、61%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.13-1.36 (m, 6H), 1.48-1.59 (m, 1H), 1.68-1.79 (m, 1H), 1.81-1.94 (m, 5H), 3.13-3.38 (m, 1H), 3.38-3.65 (m, 4H), 5.62-6.07 (m, 2H), 6.70-6.97 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 99% (UV), Rt= 1.08分, m/z (ESI+)= 212.1 [M+H]+
メチル2-[(2E)-ブタ-2-エンアミド]アセテート(I-10)
[0119]表題化合物は、方法A、一般スキーム1と同様の様式で合成して、黄色自由流動性油状物(2.4g、H NMRによる純度95%、76%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.86 (dd, J = 1.7, 6.9 Hz, 3H), 3.77 (s, 3H), 4.11 (d, J = 5.2 Hz, 2H), 5.87 (dq, J = 1.6, 15.2 Hz, 1H), 5.96 (br. s, 1H), 6.88 (dq, J = 6.9, 15.0 Hz, 1H).
LC-MS (METCR0990): 100% (UV), Rt= 1分, m/z (ESI+)= 158.2 [M+H]+
(2E)-N-[2-(3-クロロフェニル)プロパン-2-イル]ブタ-2-エンアミド(I-11)
[0120]表題化合物は、方法A、一般スキーム1と同様の様式で合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの固体(1.9g、純度97%、66%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.55 (s, 6H), 1.78 (dd, J = 6.9, 1.5 Hz, 3H), 6.04 (dd, J = 15.3, 1.7 Hz, 1H), 6.40-6.58 (m, 1H), 7.17-7.35 (m, 4H), 8.13 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 1.13分, m/z (ESI+)= 238.1/240.0 [M+H]+
(2E)-N-tert-ブチルブタ-2-エンアミド(I-12)
[0121]表題化合物は、方法A、一般スキーム1と同様の様式で合成して、EtOAcからの再結晶による精製後に無色粉末(597mg、純度100%、65%)として得た。1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.37 (s, 9H), 1.82 (dd, J = 1.5, 6.9 Hz, 3H), 5.23 (s, 1H), 5.71 (dd, J = 1.7, 15.1 Hz, 1H), 6.66-6.89 (m, 1H).
LC-MS (METCR1278): 100% (UV), Rt= 1.41分, m/z (ESI+)= 142.0 [M+H]+
(2E)-N-(プロパン-2-イル)ブタ-2-エンアミド(I-13)
[0122]表題化合物は、方法A、一般スキーム1と同様の様式で合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの固体(11g、H NMRによる純度98%、63%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.06 (d, J =6.6 Hz, 6H), 1.77 (dd, J = 6.9, 1.7 Hz,
3H), 3.93-3.80 (m, 1H), 5.86 (dq, J = 15.2, 1.6 Hz, 1H), 6.58 (dq, J = 15.2, 6.9 Hz, 1H), 7.71 (d, J = 6.9 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.75分, m/z (ESI+)= 128.0 [M+H]+
(2E)-1-(7-クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-2-イル)ブタ-2-エン-1-オン(I-14)
[0123]表題化合物は、方法A、一般スキーム1と同様の様式で合成して、黄色油状物(614mg、H NMRによる純度90%、83%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.91 (dd, J = 1.7, 6.8 Hz, 3H), 2.85 (s, 2H), 3.77 (s, 2H), 4.72 (s, 2H), 6.32 (dq, J = 1.6, 15.0 Hz, 1H), 6.83-7.03 (m, 1H), 7.03-7.21 (m, 3H).
LC-MS (METCR1278): 89% (UV), Rt= 1.96分, m/z (ESI+)= 236.0/238.0 [M+H]+
方法B:カルボン酸を使用するアミド形成
(2E)-N-(シクロプロピルメチル)ペンタ-2-エンアミド(I-15)
[0124]0℃で乾燥DMF(40mL)中の(2E)-ペンタ-2-エン酸(5.1mL、49.94mmol)およびDIPEA(13.1mL、74.91mmol)の撹拌溶液に、HATU(20.9g、54.94mmol)を添加した。反応混合物を窒素下、0℃で15分間撹拌し、1-シクロプロピルメタンアミン(4.3mL、49.94mmol)を滴下添加した。混合物を0℃で15分間、次いで室温で3時間撹拌した。反応混合物を水(100mL)で希釈し、水層をEtOAc(3×150mL)で抽出した。有機層を合わせ、飽和KCO(100mL)、1N HCl(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗物質を2つのバッチで順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中0~80%EtOAc勾配)により精製して、6.48gの(2E)-N-(シクロプロピル-メチル)ペンタ-2-エンアミドを黄色油状物(H NMRによる純度90%、76%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.08-0.20 (m, 2H), 0.34-0.46 (m, 2H), 0.83-0.95 (m,
1H), 0.99 (t, J = 7.4 Hz, 3H), 2.09-2.18 (m, 2H), 2.95-3.02 (m, 2H), 5.89 (dt, J = 1.7, 15.4 Hz, 1H), 6.65 (dt, J = 6.4, 15.4 Hz, 1H), 7.94 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 95% (UV), Rt= 0.94分, m/z (ESI+)= 154.1 [M+H]+
(2E)-N-[(3-クロロフェニル)メチル]ペンタ-2-エンアミド(I-16)
[0125]表題化合物は、方法B、一般スキーム1と同様の様式で合成して、1:4 EtOAc/ヘプタンからの再結晶による精製後にオフホワイトの固体(5.43g、純度98%、80%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.06 (t, J = 7.4 Hz, 3H), 2.18-2.26 (m, 2H),
4.49 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 5.73-5.88 (m, 2H), 6.94 (dt, J = 6.4, 15.3 Hz, 1H), 7.15-7.19 (m, 1H), 7.22-7.26 (m, 2H), 7.27-7.29 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 98% (UV), Rt= 1.06分, m/z (ESI+)= 224.1/226.1 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-4-メチルペンタ-2-エンアミド(I-17)
[0126]表題化合物は、方法B、一般スキーム1と同様の様式で合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中0~50%EtOAc勾配)による精製後に黄色自由流動性油状物(7.27g、純度91%、90%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.17-0.25 (m, 2H), 0.46-0.55 (m, 2H), 0.92-1.00 (m, 1H), 1.05 (d, J = 6.8 Hz, 6H), 2.43 (dqd, J = 1.4, 6.7, 13.5 Hz, 1H), 3.18 (dd, J = 5.5, 7.1 Hz, 2H), 5.60 (s, 1H), 5.72 (dd, J = 1.4, 15.4 Hz, 1H), 6.81 (dd, J = 6.6, 15.4 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 91% (UV), Rt= 0.99分, m/z (ESI+)= 168.4 [M+H]+
(2E)-N-(シクロプロピルメチル)ヘキサ-2-エンアミド(I-18)
[0127]表題化合物は、方法B、一般スキーム1と同様の様式で合成して、2つのバッチの順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中0~50%EtOAc勾配)による精製後に黄色油状物(6.78g、H NMRによる純度90%、83%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.09-0.20 (m, 2H), 0.33-0.46 (m, 2H), 0.82-0.95 (m,
4H), 1.41 (h, J = 7.3 Hz, 2H), 2.10 (qd, J = 1.5, 7.2 Hz, 2H), 2.93-3.02 (m, 2H), 5.89 (dt, J = 1.5, 15.4 Hz, 1H), 6.59 (dt, J = 7.0, 15.3 Hz, 1H), 7.94 (s, 1H)
LC-MS (METCR1410): 96% (UV), Rt= 1.02分, m/z (ESI+)= 168.1 [M+H]+
(2E)-N-(シクロヘキシルメチル)ペンタ-2-エンアミド(I-19)
[0128]表題化合物は、方法B、一般スキーム1と同様の様式で合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP KP-SILカートリ
ッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの固体(6g、純度99%、89%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.89-0.98 (m, 2H), 1.05 (t, J = 7.4 Hz, 3H),
1.12-1.27 (m, 3H), 1.43-1.53 (m, 1H), 1.63-1.68 (m, 1H), 1.72 (d, J = 11.3 Hz, 4H), 2.20 (pd, J = 1.6, 7.5 Hz, 2H), 3.16 (t, J = 6.5 Hz, 2H), 5.50 (s, 1H), 5.75 (dt, J = 1.6, 15.3 Hz, 1H), 6.87 (dt, J = 6.4, 15.3 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 99% (UV), Rt= 1.08分, m/z (ESI+)= 196.4 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-4-メチルペンタ-2-エンアミド(I-20)
[0129]表題化合物は、方法B、一般スキーム1と同様の様式で合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP Ultraおよび100g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中10~100%EtOAc勾配)による精製後に2つのバッチのオフホワイトの固体(1.8g、純度95%、41%および1.7g、純度98%、40%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.06 (d, J = 6.8 Hz, 6H), 2.38-2.52 (m, 1H),
4.49 (d, J = 5.9 Hz, 2H), 5.68-5.81 (m, 2H), 6.88 (dd, J = 6.6, 15.4 Hz, 1H), 7.10-7.22 (m, 1H), 7.22-7.33 (m, 3H).
LC-MS (METCR1410): 95% (UV), Rt= 1.18分, m/z (ESI+)= 238.4/240.4 [M+H]+
LC-MS (METCR1410): 98% (UV), Rt= 1.15分, m/z (ESI+)= 238.4/240.4 [M+H]+
方法C:メチルエステルを使用するアミド形成
(2E)-N-(シクロプロピルメチル)-5-メチルヘキサ-2-エンアミド(I-21)
[0130]2:2:1 THF/HO/MeOH(75mL)中のメチル(2E)-5-メチルヘキサ-2-エノエート(10.0g、70.33mmol)の撹拌溶液に、水酸化リチウム水和物(1:1:1)(2.95g、70.33mmol)を添加し、反応物を室温で2時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、得られた固体を高真空オーブン内で18時間乾燥させて、9.86gの(2E)-5-メチルヘキサ-2-エン酸リチウム塩をオフホワイトの固体(H NMRによる純度89%、93%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.86 (d, J = 6.7 Hz, 6H), 1.61 (dt, J = 6.7, 13.3 Hz, 1H), 1.87-1.94 (m, 2H), 5.57-5.64 (m, 1H), 6.26 (dt, J = 7.4, 15.1 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 98% (UV), Rt= 1.03分, 質量イオンは検出されない
[0131]室温でDMF(90mL)中の(2E)-5-メチルヘキサ-2-エン酸リチウム塩(89%、4.5g、29.87mmol)およびDIPEA(10.4mL、59.73mmol)の撹拌溶液に、HATU(12.5g、32.85mmol)を20分間かけて少量ずつ添加した。混合物を室温で30分間撹拌し、0℃に冷却し、1-シクロプロピルメタンアミン(2.9mL、32.85mmol)を添加した。反応物を0℃で20分間、次いで室温で1時間撹拌した。HATU(2.3g、5.97mmol)を添加し、反応物を室温で60時間撹拌した。混合物をDCM(100mL)で希釈し、1M
HCl(100mL)を添加した。二相層を分離し、水性相をDCM(20mL)で抽出した。有機相を合わせ、飽和NaHCO(2×100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残留物を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中10~80%TBME勾配)により精製して、2.93gの(2E)-N-(シクロプロピル-メチル)-5-メチルヘキサ-2-エンアミドを褐色油状物(純度93%、50%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.22 (q, J = 4.8 Hz, 2H), 0.49-0.54 (m, 2H),
0.89-1.03 (m, 7H), 1.75 (dt, J = 6.7, 13.3 Hz, 1H), 2.03-2.09 (m, 2H), 3.16-3.21 (m, 2H), 5.56 (s, 1H), 5.76 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 6.82 (dt, J = 7.5, 15.1 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 93% (UV), Rt= 1.08分, m/z (ESI+)= 182.1 [M+H]+
(2E)-N-[(3-クロロフェニル)メチル]-5-メチルヘキサ-2-エンアミド(I-22)
[0132]表題化合物は、方法C、一般スキーム1と同様の様式で合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの固体(3g、H NMRによる純度95%、32%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.89 (d, J = 6.7 Hz, 6H), 1.69 (tp, J = 6.7, 13.3 Hz, 1H), 1.98-2.09 (m, 2H), 4.34 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 5.95 (dt, J = 1.3, 15.3 Hz,
1H), 6.65 (dt, J = 7.4, 15.1 Hz, 1H), 7.22 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.27-7.39 (m, 3H), 8.46 (t, J = 5.9 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 91% (UV), Rt= 1.24分, m/z (ESI+)= 252.0/254.0 [M+H]+
一般スキーム2:
【0121】
【化8】
一般手順1(一般スキーム2):ワズワース-エモンズ反応
エチル(2E)-3-シクロプロピルプロパ-2-エノエート(I-23a)
[0133]無水THF(70mL)中のホスホノ酢酸トリエチル(9.0mL、45.16mmol)の氷冷撹拌溶液に、NaH(鉱油中60%、1.90g、47.50mmol)を10分間かけて少量ずつ添加した。反応混合物を窒素下、室温で1時間撹拌した。シクロプロパンカルバルデヒド(3mL、40.15mmol)を滴下添加し、得られた混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物をEtOAc(50mL)で希釈し、飽和NaHCO(80mL)で洗浄した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、淡黄色液体を得、これを順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~60%EtOAc勾配)により精製して、4.2gのエチル(2E)-3-シクロプロピルプロパ-2-エノエートを無色液体(H NMRによる純度95%、71%)として得た。1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.58-0.66 (m, 2H), 0.88-0.98 (m, 2H), 1.27 (t, J = 7.1 Hz, 3H), 1.48-1.64 (m, 1H), 4.16 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 5.87 (d, J = 15.4 Hz, 1H), 6.41 (dd, J = 10.0, 15.4 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 77% (UV), Rt= 1.17分, m/z (ESI+)= 140.9 [M+H]+
一般手順2(一般スキーム2):加水分解
(2E)-3-シクロプロピルプロパ-2-エン酸リチウム塩(I-23b)
[0134]1:1 THF/HO(60mL)中のエチル(2E)-3-シクロプロピルプロパ-2-エノエート(I-23a、H NMRによる純度95%、4.2g、28.46mmol)の撹拌溶液に、水酸化リチウム水和物(1.2g、28.60mmol)を添加した。混合物を50℃で1時間、室温で3日間撹拌した。水酸化リチウム水和物(200mg、4.77mmol)を添加し、反応物を50℃で5時間加熱した。反応物
を真空中で濃縮して、黄色固体を得、これを9:1 ヘプタン/EtOAc(30mL)中で超音波処理により摩砕し、濾過した。固体を真空中で乾燥させて、3.67gの(2E)-3-シクロプロピルプロパ-2-エン酸リチウム塩を黄色固体(純度100%、定量的)として得た。
1H NMR (250 MHz, 重水) δ 0.56-0.64 (m, 2H), 0.86-0.96 (m, 2H), 1.52-1.68 (m, 1H), 5.92 (d, J = 15.5 Hz, 1H), 6.16 (dd, J = 9.7, 15.5 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.76分, m/z (ESI+)= 113.6 [M+H]+
一般手順3(一般スキーム2):アミド形成
(2E)-3-シクロプロピル-N-(シクロプロピルメチル)プロパ-2-エンアミド(I-23c)
[0135]乾燥DMF(70mL)中の(2E)-3-シクロプロピルプロパ-2-エン酸リチウム塩(I-23b)(1.8g、15.25mmol)およびDIPEA(5.3mL、30.43mmol)の撹拌懸濁液に、HATU(6.3g、16.57mmol)を少量ずつ添加し、反応物を室温で15分間撹拌した。シクロプロピルメチルアミン(1.7mL、19.60mmol)を添加し、混合物を窒素下、室温で1時間撹拌した。反応混合物を水(200mL)で希釈し、EtOAc(3×60mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を水(2×100mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮して、褐色固体を得、これを順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~50%EtOAc勾配)により精製して、1.67gの(2E)-3-シクロプロピル-N-(シクロプロピルメチル)プロパ-2-エンアミドを黄色固体(純度97%、67%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.21 (q, J = 4.7 Hz, 2H), 0.47-0.53 (m, 2H),
0.57-0.63 (m, 2H), 0.84-0.91 (m, 2H), 0.92-1.02 (m, 1H), 1.46-1.58 (m, 1H), 3.17 (dd, J = 5.6, 7.1 Hz, 2H), 5.47 (s, 1H), 5.85 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 6.32 (dd, J = 10.0, 15.0 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 0.88分, m/z (ESI+)= 166.4 [M+H]+
一般スキーム3:
【0122】
【化9】
一般手順1(一般スキーム3):アミド形成
ジエチル{[(シクロプロピルメチル)カルバモイル]メチル}ホスホネート(I-24a)
[0136]エタノール(40mL)中のシクロプロピルメチルアミン(7.5mL、86.47mmol)の溶液に、ホスホノ酢酸トリエチル(6mL、30.11mmol)を滴下添加し、混合物を60℃で50時間撹拌した。反応物を室温で64時間静置し、溶媒および過剰のアミンを真空中で除去して、8.2gのジエチル{[(シクロ-プロピルメチ
ル)カルバモイル]メチル}ホスホネートを黄色油状物(純度90%、98%)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.13-0.35 (m, 2H), 0.41-0.57 (m, 2H), 0.86-1.19 (m, 1H), 1.24-1.36 (m, 6H), 2.64-2.97 (m, 3H), 3.04-3.14 (m, 1H), 3.87-4.22 (m, 4H), 6.77-7.60 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 90% (UV), Rt= 0.80分, m/z (ESI+)= 250.5 [M+H]+
一般手順2(一般スキーム3):ワズワース-エモンズ反応
方法A:現場でのアルデヒドの調製
(2E)-N-(シクロプロピルメチル)-5-メトキシペンタ-2-エンアミド(I-24b)
[0137]THF(8mL)中の1,1,3-トリメトキシプロパン(0.72mL、5.05mmol)の冷撹拌溶液に、6M HCl(0.6mL)を添加し、混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、3-メトキシプロパナールを含有する濾液(濾液A)を次のステップで使用した。乾燥THF(15mL)中のジエチル{[(シクロプロピルメチル)カルバモイル]メチル}ホスホネート(I-24a、純度91%、1.0g、3.65mmol)の冷撹拌溶液に、NaH(鉱油中60%、315mg、7.88mmol)を窒素下で5分間かけて少量ずつ添加した。混合物を室温で15分間撹拌し、濾液Aを5分間かけて滴下添加した。混合物を室温で1時間撹拌し、NaH(鉱油中60%、100mg、2.50mmol)を添加し、反応物を室温で1時間撹拌した。水(20mL)を添加し、混合物を2N HClでpH5に酸性化した。粗生成物をEtOAc(2×20mL)中に抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、黄色油状物を得、これを順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~80%EtOAc勾配)により精製して、158mgの(2E)-N-(シクロプロピル-メチル)-5-メトキシペンタ-2-エンアミドを無色油状物(純度96%、23%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.18-0.23 (m, 2H), 0.48-0.54 (m, 2H), 0.91-1.01 (m, 1H), 2.45 (qd, J = 1.5, 6.6 Hz, 2H), 3.17 (dd, J = 5.5, 7.1 Hz, 2H), 3.34 (s, 3H), 3.49 (t, J = 6.5 Hz, 2H), 5.56 (s, 1H), 5.86 (dt, J = 1.5, 15.3 Hz, 1H), 6.81 (dt, J = 6.9, 15.3 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 96% (UV), Rt= 0.79分, m/z (ESI+)= 184.4 [M+H]+
方法B:市販のアルデヒドの使用
(2E)N-(シクロプロピルメチル)-3-(オキサン-4-イル)プロパ-2-エンアミド(I-25)
[0138]窒素下で乾燥THF(15mL)中のジエチル{[(シクロプロピルメチル)カルバモイル]メチル}-ホスホネート(I-24a、純度91%、700mg、2.56mmol)の冷撹拌溶液に、NaH(鉱油中60%、210mg、5.25mmol)を5分間かけて添加した。混合物を窒素下、室温で15分間撹拌し、THF(2mL)中のオキサン-4-カルバルデヒド(320mg、2.80mmol)の溶液を添加した。混合物を室温で45分間撹拌し、水(20mL)でクエンチし、2N HClでpH5に酸性化し、水層をEtOAc(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、黄色固体を得、これを順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~80%EtOAc勾配)により精製して、238mgの(2E)N-(シクロプロピルメチル)-3-(オキサン-4-イル)プロパ-2-エンアミドをオフホワイトの固体(純度93%、41%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.18-0.24 (m, 2H), 0.49-0.55 (m, 2H), 0.90-1.02 (m, 1H), 1.49-1.57 (m, 2H), 1.62-1.70 (m, 2H), 2.31-2.41 (m, 1H), 3.18 (dd, J = 5.6, 7.1 Hz, 2H), 3.43 (td, J = 2.1, 11.7 Hz, 2H), 3.96-4.01 (m, 2H), 5.54-5.60 (m, 1H), 5.75 (dd, J = 1.3, 15.4 Hz, 1H), 6.80 (dd, J = 6.5, 15.4 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 93% (UV), Rt= 0.84分, m/z (ESI+)= 210.3 [M+H]+
(2E)-N-(シクロプロピルメチル)-5-フェニルペンタ-2-エンアミド(I-26)
[0139]表題化合物は、方法B、一般手順2(一般スキーム3)と同様の様式で合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)による精製に続いて黄色粘性油状物(974mg、純度97%、57%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.15-0.23 (m, 2H), 0.46-0.54 (m, 2H), 0.92-1.00 (m, 1H), 2.46-2.54 (m, 2H), 2.74-2.81 (m, 2H), 3.17 (dd, J = 5.5, 7.1 Hz, 2H), 5.53 (s, 1H), 5.75-5.82 (m, 1H), 6.88 (dt, J = 6.9, 15.2 Hz, 1H), 7.17-7.21 (m, 3H), 7.26-7.32 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 1.08分, m/z (ESI+)= 230.3 [M+H]+
エポキシド経路:最終化合物(FP1~82)の合成
一般スキーム4:
一般手順1(一般スキーム4):エポキシ化
【0123】
【化10】
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-メチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-27)
[0140]室温でDCM(40mL)中の(2E)-N-[(3-クロロフェニル)メチル]ブタ-2-エンアミド(I-1、2.13g、9.85mmol)の撹拌溶液に、m-CPBA(70%、12.15g、49.27mmol)を添加した。得られた混合物を室温で3日間撹拌した。溶液を20%Na(30mL)、飽和NaHCO(30mL)および水(10mL)で洗浄した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~80%EtOAc勾配)により精製して、無色固体を得、これをEtOAc(20mL)中に懸濁させ、1N NaOH(20mL)で洗浄した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮して、276mgのN-[(3-クロロフェニル)-メチル]-3-メチルオキシラン-2-カルボキサミドを無色油状物(純度85%、11%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.41 (d, J = 5.1 Hz, 3H), 3.05 (qd, J = 5.1,
2.1 Hz, 1H), 3.26 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 4.39 (d, J = 6.2 Hz, 2H), 6.45 (s, 1H), 7.10-7.14 (m, 1H), 7.21-7.24 (m, 1H), 7.25-7.27 (m, 2H).
LC-MS (METCR1278): 85% (UV), Rt= 1.75分, m/z (ESI+)= 225.9/227.9 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3,3-ジメチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-28)
[0141]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロ
ロフェニル)メチル]-3-メチルブタ-2-エンアミド(I-2)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~75%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの固体(1.17g、H NMRによる純度90%、63%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.30 (s, 3H), 1.42 (s, 3H), 3.36 (s, 1H), 4.43 (d, J = 6.2 Hz, 2H), 6.51 (s, 1H), 7.13-7.17 (m, 1H), 7.23-7.28 (m, 3H).
LC-MS (METCR1278): 100% (UV), Rt= 1.82分, m/z (ESI+)= 239.9/241.9 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-フェニルオキシラン-2-カルボキサミド(I-29)
[0142]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム4)と同様の様式で(2E)-N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-フェニルプロパ-2-エンアミド(I-3)から合成して、1:3 EtOAc/ヘプタンからの再結晶による精製後にオフホワイトの固体(1.26g、純度100%、67%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 3.59 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 3.91 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 4.43 (dd, J = 14.9, 6.0 Hz, 1H), 4.50 (dd, J = 14.9, 6.3 Hz, 1H), 6.50-6.64 (m, 1H), 7.16-7.20 (m, 1H), 7.26-7.30 (m, 5H), 7.33-7.40 (m, 3H).
LC-MS (MET-μHPLC-AB-101): 100% (UV), Rt= 3.26分, m/z (ESI+)= 288.0/290.0 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-メチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-30)
[0143]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム4)と同様の様式で(2E)-N-(シクロプロピルメチル)ブタ-2-エンアミド(I-4)から合成して、EtOAc中で摩砕して3-クロロ安息香酸副産物を除去した後に薄黄色固体(8.94g、H NMRによる純度84%、53%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.17 (q, J = 4.7 Hz, 2H), 0.42-0.55 (m, 2H),
0.84-0.97 (m, 1H), 1.39 (d, J = 5.2 Hz, 3H), 2.99-3.14 (m, 3H), 3.18 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.22 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 63% (UV), Rt= 0.70分, m/z (ESI+)= 156.5 [M+H]+
N-シクロプロピル-3-メチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-31)
[0144]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム4)と同様の様式で(2E)-N-シクロプロピルブタ-2-エンアミド(I-5)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中10~100%EtOAc勾配)による精製後に無色自由流動性油状物(1.98g、H NMRによる純度89%、40%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.37-0.60 (m, 2H), 0.76 (qd, J = 1.5, 6.4 Hz, 2H), 1.36 (d, J = 5.1 Hz, 3H), 2.66 (tq, J = 3.7, 7.3 Hz, 1H), 2.96 (qd, J = 2.1, 5.1 Hz, 1H), 3.15 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.02-6.39 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 80% (UV), Rt= 0.42分, m/z (ESI+)= 142.0 [M+H]+
3-メチル-N-(2-メチルプロピル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-32)
[0145]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム4)と同様の様式で(2E)-N-(2-メチルプロピル)ブタ-2-エンアミド(I-6)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)による精製後に黄色自由流動性油状物(5.3g、H NMRによる純度100%、78%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.91 (d, J = 6.7 Hz, 6H), 1.42 (d, J = 5.1 Hz, 3H), 1.82-1.71 (m, 1H), 3.11-2.99 (m, 3H), 3.22 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.20 (s,
1H).
LC-MS (METCR1278): 86% (UV), Rt= 1.19-1.28分 (2個のピーク), m/z (ESI+)= 158.0 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]オキシラン-2-カルボキサミド(I-33)
[0146]表題化合物は、1,2-DCE中、55℃にて、一般手順1(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]プロパ-2-エンアミド(I-7)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中5~100%EtOAc勾配)による精製後に無色粘性油状物(1.4g、H NMRによる純度80%、46%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 2.78 (dd, J = 2.6, 5.5 Hz, 1H), 3.01 (dd, J = 4.8, 5.4 Hz, 1H), 3.50 (dd, J = 2.6, 4.6 Hz, 1H), 4.40 (qd, J = 6.2, 15.0 Hz, 2H), 6.34-6.61 (m, 1H), 7.05-7.16 (m, 1H), 7.20-7.30 (m, 3H).
LC-MS (METCR1410): 95% (UV), Rt= 0.96分, m/z (ESI+)= 212.0/214.0 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-3-メチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-34)
[0147]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム4)と同様の様式で(2E)-N-(シクロヘキシルメチル)ブタ-2-エンアミド(I-8)から合成して、黄色粘性油状物(1.23g、純度87%、62%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.78-1.02 (m, 2H), 1.08-1.30 (m, 3H), 1.35-1.50 (m, 4H), 1.60-1.79 (m, 6H), 2.95-3.11 (m, 3H), 3.19 (d, J = 2.1 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 87% (UV), Rt= 0.99分, m/z (ESI+)= 198.5 [M+H]+
N-[2-(シクロヘキシルオキシ)エチル]-3-メチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-35)
[0148]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム4)と同様の様式で(2E)-N-[2-(シクロヘキシルオキシ)エチル]-ブタ-2-エンアミド(I-9)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に黄色粘性油状物(275mg、純度93%、59%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.10-1.34 (m, 5H), 1.40 (d, J = 5.13 Hz, 3H), 1.48-1.56 (m, 1H), 1.64-1.78 (m, 2H), 1.78-1.93 (m, 2H), 2.95-3.07 (m, 1H), 3.14-3.29 (m, 2H), 3.34-3.56 (m, 4H), 6.49 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 93% (UV), Rt= 1分, m/z (ESI+)= 228.2 [M+H]+
メチル2-[(3-メチルオキシラン-2-イル)ホルムアミド]アセテート(I-36)
[0149]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム4)と同様の様式でメチル2-[(2E)-ブタ-2-エンアミド]-アセテート(I-10)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)による精製後に無色粘性油状物(629mg、純度100%、50%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.41 (d, J = 5.1 Hz, 3H), 3.11 (qd, J = 2.1,
5.1 Hz, 1H), 3.24 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.96 (dd, J = 5.2, 18.3 Hz, 1H), 4.09 (dd, J = 6.1, 18.3 Hz, 1H), 6.57 (br. s, 1H).
LC-MS (METCR0990): 100% (UV), Rt= 0.90-1.10分, m/z (ESI+)= 174.2 [M+H]+
N-[2-(3-クロロフェニル)プロパン-2-イル]-3-メチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-37)
[0150]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム4)と同様の様式で(2E)-N-[2-(3-クロロフェニル)-プロパン-2-イル]ブタ-2-エンアミド(I-11)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に黄色粘性油状物(1.05g、純度94%、50%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.29 (d, J = 5.1 Hz, 3H), 1.53-1.59 (m, 6H), 3.09 (qd, J = 2.0, 5.1 Hz, 1H), 3.19 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.19-7.38 (m, 4H), 8.13 (s,
1H).
LC-MS (METCR1410): 94% (UV), Rt= 1.11分, m/z (ESI+)= 254.0 [M+H]+
N-tert-ブチル-3-メチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-38)
[0151]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム4)と同様の様式で(2E)-N-tert-ブチルブタ-2-エンアミド(I-12)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~50%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの結晶性固体(659mg、H NMRによる純度80%、79%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.33 (s, 9H), 1.38 (d, J = 5.2 Hz, 3H), 2.97
(qd, J = 5.1, 2.1 Hz, 1H), 3.09 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 5.94 (s, 1H).
3-メチル-N-(プロパン-2-イル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-39)
[0152]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム4)と同様の様式で(2E)-N-(プロパン-2-イル)ブタ-2-エンアミド(I-13)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~80%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの結晶性固体(4g、H NMRによる純度95%、32%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.05 (t, J = 6.6 Hz, 6H), 1.28 (d, J = 5.1 Hz, 3H),
3.05 (qd, J = 5.1, 2.0 Hz, 1H), 3.09 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 3.77-3.93 (m, 1H), 7.82 (d, J = 7.3 Hz, 1H).
7-クロロ-2-(3-メチルオキシラン-2-カルボニル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン(I-40)
[0153]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム4)と同様の様式で(2E)-1-(7-クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロ-イソキノリン-2-イル)ブタ-2-エン-1-オン(I-14)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~50%EtOAc勾配)による精製後に無色結晶性固体(292mg、H NMRによる純度100%、45%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.44 (d, J = 5.2 Hz, 3H), 2.81-3.01 (m, 2H),
3.21-3.31 (m, 1H), 3.40 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 3.64-3.83 (m, 1H), 3.88-4.00 (m, 1H), 4.60-4.81 (m, 2H), 7.02-7.23 (m, 3H).
N-(シクロプロピルメチル)-3-エチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-41)
[0154]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム4)と同様の様式で(2E)-N-(シクロプロピルメチル)ペンタ-2-エンアミド(I-15)から合成して、EtOAc中で摩砕して3-クロロ安息香酸副産物を除去した後に無色自由流動性油状物(4.02g、H NMRによる純度91%、54%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.17 (q, J = 4.8 Hz, 2H), 0.45-0.52 (m, 2H),
0.85-0.95 (m, 1H), 1.00 (t, J = 7.5 Hz, 3H), 1.60 (dp, J = 7.4, 14.5 Hz, 1H), 1.72 (dqd, J = 4.7, 7.6, 15.0 Hz, 1H), 2.91-2.96 (m, 1H), 3.08 (tp, J = 6.5, 13.7
Hz, 2H), 3.23 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 6.23 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 48% (UV), Rt= 0.82分, m/z (ESI+)= 170.4 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-エチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-42)
[0155]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム4)と同様の様式で(2E)-N-[(3-クロロフェニル)メチル]-ペンタ-2-エンアミド(I-16)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~80%EtOAc勾配)による精製後に黄色固体(4.12g、純度100%、72%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.01 (t, J = 7.5 Hz, 3H), 1.55-1.77 (m, 2H),
2.96 (ddd, J = 2.2, 4.7, 5.9 Hz, 1H), 3.30 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 4.39 (d, J = 6.1 Hz, 2H), 6.48 (s, 1H), 7.08-7.16 (m, 1H), 7.20-7.31 (m, 3H).
LC-MS (METCR1278): 100% (UV), Rt= 1.82分, m/z (ESI+)= 240.0/241.9 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-(プロパン-2-イル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-43)
[0156]表題化合物は、1,2-DCE中、室温にて、次いで60℃にて一般手順1(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-4-メチル-ペンタ-2-エンアミド(I-17)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)による精製後にオフホワイトの結晶性固体(6.83g、H NMRによる純度90%、77%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.12-0.23 (m, 2H), 0.44-0.55 (m, 2H), 0.87-0.94 (m, 1H), 1.01 (t, J = 6.3 Hz, 6H), 1.60-1.73 (m, 1H), 2.77 (dd, J = 2.1, 6.4
Hz, 1H), 3.00-3.18 (m, 2H), 3.27 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.22 (s, 1H).
N-(シクロプロピルメチル)-3-プロピルオキシラン-2-カルボキサミド(I-44)
[0157]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム4)と同様の様式で(2E)-N-(シクロプロピルメチル)ヘキサ-2-エンアミド(I-18)から合成して、EtOAc中で摩砕して3-クロロ安息香酸副産物を除去した後に黄色結晶性固体(4.54g、H NMRによる純度89%、57%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.18 (q, J = 4.8 Hz, 2H), 0.46-0.52 (m, 2H),
0.86-0.94 (m, 1H), 0.97 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 1.42-1.58 (m, 3H), 1.60-1.71 (m, 1H), 2.91-2.97 (m, 1H), 3.01-3.15 (m, 2H), 3.21 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.22 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 74% (UV), Rt= 0.92分, m/z (ESI+)= 184.4 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-3-エチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-45)
[0158]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム4)と同様の様式で(2E)-N-(シクロヘキシルメチル)ペンタ-2-エンアミド(I-19)から合成して、オフホワイトの粘性油状物(4.6g、H NMRによる純度94%、67%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.87-0.96 (m, 2H), 1.02 (t, J = 7.5 Hz, 3H),
1.11-1.27 (m, 3H), 1.44 (dddq, J = 3.4, 6.8, 10.3, 14.4 Hz, 1H), 1.57-1.65 (m, 1H), 1.65-1.78 (m, 6H), 2.93 (ddd, J = 2.2, 4.7, 6.6 Hz, 1H), 3.08 (t, J = 6.6 Hz, 2H), 3.25 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.19 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 53% (UV), Rt= 1.09分, m/z (ESI+)= 212.0 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-(プロパン-2-イル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-46)
[0159]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-4-メチル-ペンタ-2-エンアミド(I-20)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中5~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの結晶性固体(1.4g、H NMRによる純度90%、66%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.01 (t, J = 7.0 Hz, 6H), 1.68 (dq, J = 6.7,
13.5 Hz, 1H), 2.78 (dd, J = 2.2, 6.3 Hz, 1H), 3.33 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 4.39 (qd, J = 6.1, 15.0 Hz, 2H), 6.39-6.55 (m, 1H), 7.08-7.17 (m, 1H), 7.20-7.30 (m, 3H).
LC-MS (METCR1410): 81% (UV), Rt= 1.15分, m/z (ESI+)= 254.1/ 256.0 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-(2-メチルプロピル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-47)
[0160]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム4)と同様の様式で(2E)-N-(シクロプロピルメチル)-5-メチルヘキサ-2-エンアミド(I-21)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)による精製後に黄色油状物(975mg、H NMRによる純度100%、20%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.16-0.23 (m, 2H), 0.47-0.54 (m, 2H), 0.88-0.96 (m, 1H), 0.99 (dd, J = 6.7, 1.1 Hz, 6H), 1.40-1.48 (m, 1H), 1.55 (ddd, J = 14.1, 7.4, 4.8 Hz, 1H), 1.85 (dp, J = 13.4, 6.7 Hz, 1H), 2.95 (ddd, J = 6.9, 4.8,
2.2 Hz, 1H), 3.02-3.10 (m, 1H), 3.14 (ddd, J = 13.1, 7.1, 5.8 Hz, 1H), 3.19 (d,
J = 2.2 Hz, 1H), 6.21 (s, 1H)
LC-MS (METCR1410): 60% (UV), Rt= 1.02-1.05分 (2個のピーク), m/z (ESI+)= 198.4 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-(2-メチルプロピル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-48)
[0161]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム4)と同様の様式で(2E)-N-[(3-クロロフェニル)メチル]-5-メチルヘキサ-2-エンアミド(I-22)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~80%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの粘性油状物(1g、H NMRによる純度70%、27%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.57 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 7.41-7.27 (m, 3H), 7.21 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 4.32-4.19 (m, 2H), 3.23 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 3.04 (td, J = 5.9, 2.0 Hz, 1H), 1.79 (dp, J = 13.5, 6.7 Hz, 1H), 1.46-1.41 (m, 2H), 0.94 (d, J = 6.7 Hz, 6H).
LC-MS (METCR1673): 50% (UV), Rt= 1.21分, m/z (ESI+)= 268.0/270.0 [M+H]+
3-シクロプロピル-N-(シクロプロピルメチル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-49)
[0162]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム4)と同様の様式で(2E)-3-シクロプロピル-N-(シクロプロピル-メチル)プロパ-2-エンアミド(I-23c)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~60%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの固体(587mg、純度95%、37%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.14-0.20 (m, 2H), 0.38-0.45 (m, 2H), 0.46-0.51 (m, 2H), 0.53-0.65 (m, 2H), 0.84-0.99 (m, 2H), 2.76 (dd, J = 2.1, 5.6 Hz, 1H), 3.01-3.14 (m, 2H), 3.28 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.19 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 95% (UV), Rt= 0.86分, m/z (ESI+)= 182.4 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-(2-メトキシエチル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-50)
[0163]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム4)と同様の様式で(2E)-N-(シクロプロピルメチル)-5-メトキシペンタ-2-エンアミド(I-24b)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~80%EtOAc勾配)による精製後に無色粘性油状物(116mg、純度97%、68%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.18 (q, J = 4.8 Hz, 2H), 0.45-0.52 (m, 2H),
0.84-0.95 (m, 1H), 1.68-1.76 (m, 1H), 1.97-2.06 (m, 1H), 3.01-3.16 (m, 3H), 3.26 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 3.36 (s, 3H), 3.47-3.57 (m, 2H), 6.22 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 1.08分, m/z (ESI+)= 200.0 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-(オキサン-4-イル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-51)
[0164]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム4)と同様の様式で(2E)-N-(シクロプロピルメチル)-3-(オキサン-4-イル)プロパ-2-エンアミド(I-2
5)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に無色粘性油状物(165mg、純度59%、41%)として得た。
LC-MS (METCR1410): 59% (UV), Rt= 0.81分, m/z (ESI+)= 226.2 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-(2-フェニルエチル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-52)
[0165]表題化合物は、手順1(一般スキーム4)と同様の様式で(2E)-N-(シクロプロピルメチル)-5-フェニルペンタ-2-エンアミド(I-26)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~70%EtOAc勾配)による精製後に無色自由流動性油状物(435mg、純度87%、37%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.14-0.22 (m, 2H), 0.44-0.54 (m, 2H), 0.87-0.95 (m, 1H), 1.82-1.93 (m, 1H), 1.99-2.09 (m, 1H), 2.73-2.86 (m, 2H), 2.99 (ddd,
J = 2.2, 4.5, 6.6 Hz, 1H), 3.01-3.09 (m, 1H), 3.10-3.17 (m, 1H), 3.26 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.18 (s, 1H), 7.18-7.24 (m, 3H), 7.28-7.33 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 87% (UV), Rt= 1.07分, m/z (ESI+)= 246.5 [M+H]+
3-メチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-53)
[0166]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム4)と同様の様式で(2E)-ブタ-2-エンアミドから合成して、オフホワイトの固体(316mg、H NMRによる純度60%、16%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.27 (d, J = 4.7 Hz, 3H), 2.98-3.13 (m, 2H), 7.11-7.37 (m, 2H).
一般手順2(一般スキーム4):位置選択的エポキシド開環
方法A:室温でのチタン(IV)イソプロポキシドの存在下でのエポキシド開環
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]ブタンアミド(I-54)
[0167]N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-メチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-27、200mg、0.89mmol)および2-メトキシアニリン(0.8mL、7.09mmol)の撹拌溶液に、チタン(IV)イソプロポキシド(378mg、1.33mmol)を室温で添加した。混合物を室温で16時間撹拌した。反応物を10%酒石酸(10mL)でクエンチし、水層をEtOAc(3×15mL)で抽出した。有機層を合わせ、水(10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g
SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中5~100%EtOAc勾配)により精製して、200mgのN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]ブタンアミドを粘性黄色油状物(H NMRによる純度85%、55%)として得た。
【0124】
130mgのI-54を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP-HP-SILカートリッジ、ヘプタン中10~100%EtOAc勾配)によりさらに精製して、65mgのN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]ブタンアミドを粘性黄色油状物(純度95%、20%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.21 (d, J = 6.62 Hz, 3H), 3.05-3.15 (m, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.97-4.04 (m, 1H), 4.37-4.52 (m, 3H), 6.78-6.84 (m, 2H), 6.85-6.93 (m, 2H), 7.12-7.18 (m, 1H), 7.18-7.23 (m, 1H), 7.23-7.26 (m, 3H)
LC-MS (METCR1416): 96% (UV), Rt= 3.88分, m/z (ESI+)= 349.2/351.2 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-(シクロヘキシルアミノ)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-55)
[0168]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(
3-クロロフェニル)メチル]-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-27)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、続いてEtOAc中0~10%MeOH勾配およびEtOAc中10%7Nメタノール性アンモニア溶液フラッシュ)による精製後にオフホワイトの固体(110mg、純度97%、32%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.01-1.05 (m, 1H), 1.07 (d, J = 6.5 Hz, 3H),
1.09-1.20 (m, 2H), 1.20-1.28 (m, 2H), 1.55-1.65 (m, 1H), 1.65-1.78 (m, 2H), 1.80-1.90 (m, 1H), 1.92-2.01 (m, 1H), 2.51-2.63 (m, 1H), 3.27-3.39 (m, 1H), 4.09 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 4.37-4.49 (m, 2H), 7.14-7.18 (m, 1H), 7.21-7.26 (m, 2H), 7.27-7.28 (m, 1H), 7.68-7.78 (m, 1H)
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 0.99分, m/z (ESI+)= 325.0/327.0 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[(3-メトキシフェニル)-アミノ]ブタンアミド(I-56)
[0169]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-27)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~50%EtOAc勾配)、続いて1:1 EtOAc/ヘプタンからの再結晶による精製後にオフホワイトの固体(258mg、純度100%、46%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.17 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 3.00 (s, 1H), 3.76
(s, 3H), 3.97-4.03 (m, 1H), 4.38-4.50 (m, 3H), 6.29 (t, J = 2.2 Hz, 1H), 6.33-6.38 (m, 2H), 7.08-7.13 (m, 2H), 7.13-7.16 (m, 1H), 7.24-7.26 (m, 3H).
LC-MS (METCR1278): 100% (UV), Rt= 1.93分, m/z (ESI+)= 348.9/350.9 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[(4-メトキシフェニル)アミノ]ブタンアミド(I-57)
[0170]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-27)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~50%EtOAc勾配)による精製後に褐色固体(371mg、純度100%、64%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.16 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 3.75 (s, 3H), 3.82-3.92 (m, 1H), 4.33 (d, J = 4.2 Hz, 1H), 4.39-4.50 (m, 2H), 6.69-6.74 (m, 2H), 6.77-6.82 (m, 2H), 7.13-7.17 (m, 1H), 7.21-7.26 (m, 4H).
LC-MS (METCR1278): 100% (UV), Rt= 1.59分, m/z (ESI+)= 349.0/351.0 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-(フェニルアミノ)ブタンアミド(I-58)
[0171]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-27)から合成して、1:1 EtOAc/ヘプタンからの再結晶による精製後にオフホワイトの固体(500mg、純度97%、85%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.17 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 3.97-4.05 (m, 1H),
4.37-4.50 (m, 3H), 6.77 (d, J = 7.9 Hz, 2H), 6.82 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 7.11-7.18 (m, 2H), 7.11-7.17 (m, 2H), 7.18-7.24 (m, 3H).
LC-MS (METCR1278): 97% (UV), Rt= 1.86分, m/z (ESI+)= 318.9/321.0 [M+H]+
3-(ベンジルアミノ)-N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-59)
[0172]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-27)から合成して、逆相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(60g S
NAP KP-C18-HSカートリッジ、酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの固体(394mg、H NMRによる純度90%、93%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.95 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 3.08-3.18 (m, 1H), 3.89 (s, 2H), 4.20-4.25 (m, 1H), 4.24-4.34 (m, 2H), 7.22 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.25-7.31 (m, 2H), 7.30-7.37 (m, 4H), 7.40 (d, J = 7.4 Hz, 2H), 8.16 (s, 1H), 8.54 (t, J
= 6.0 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 0.81分, m/z (ESI+)= 333.4/335.0 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[(プロパン-2-イル)アミノ]ブタンアミド(I-60)
[0173]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-27)から合成して、逆相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(30g SNAP KP-SIL-HSカートリッジ、酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色油状物(212mg、H NMRによる純度93%、60%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.19 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.34 (d, J = 6.4 Hz, 3H), 1.39 (d, J = 6.4 Hz, 3H), 3.37 (p, J = 6.3 Hz, 1H), 3.72-3.85 (m, 1H), 4.29-4.50 (m, 2H), 4.69 (s, 1H), 7.10-7.17 (m, 1H), 7.20-7.26 (m, 3H), 7.76 (s, 1H), 8.38 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 99% (UV), Rt= 0.74分, m/z (ESI+)= 285.0/287.0 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[(オキサン-4-イル)アミノ]ブタンアミド(I-61)
[0174]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-27)から合成して、オフホワイトの固体(180mg、純度65%、27%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
LC-MS (METCR1410): 65% (UV), Rt= 0.78分, m/z (ESI+)= 327.0/329.0 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]-3-メチルブタン-アミド(I-62)
[0175]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3,3-ジメチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-28)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g
SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~50%EtOAc勾配)、続いてヘプタンからの再結晶による精製後に褐色粘性油状物(203mg、純度71%、24%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.29-1.31 (m, 6H), 3.84 (s, 3H), 4.29-4.41 (m, 1H), 4.43-4.48 (m, 3H), 6.85-6.90 (m, 2H), 6.95-7.06 (m, 2H), 7.15-7.20 (m, 1H), 7.24-7.27 (m, 2H), 7.27-7.30 (m, 1H), 7.68-7.76 (m, 1H).
LC-MS (METCR1278): 71% (UV), Rt= 1.63分, m/z (ESI+)= 363.0/365.0 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]-3-フェニルプロパン-アミド(I-63)
[0176]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-フェニル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-29)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~50%EtOAc勾配)、続いてヘプタンからの再結晶による精製後に褐色固体(680mg、純度100%、95%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 3.17 (s, 1H), 3.87 (s, 3H), 4.18 (dd, J = 15.0, 5.3 Hz, 1H), 4.38 (dd, J = 15.0, 6.6 Hz, 1H), 4.67 (s, 1H), 4.96 (d, J = 4.1
Hz, 1H), 6.57-6.63 (m, 1H), 6.63-6.67 (m, 1H), 6.71-6.83 (m, 4H), 6.97-7.00 (m,
1H), 7.15 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.18-7.22 (m, 1H), 7.28-7.33 (m, 3H), 7.36-7.40
(m, 2H) .
LC-MS (METCR1278): 100% (UV), Rt= 2.2分, m/z (ESI+)= 411.0/413.0 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]-5-メチルヘキサン-アミド(I-64)
[0177]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-(2-メチルプロピル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-48)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの固体(250mg、H NMRによる純度80%、46%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.69 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 0.80-0.83 (m, 3H), 1.24-1.28 (m, 1H), 1.43-1.51 (m, 1H), 1.54-1.65 (m, 1H), 3.78 (s, 3H), 4.05-4.08 (m, 1H), 4.18 (dd, J = 5.6, 14.9 Hz, 1H), 4.33-4.47 (m, 2H), 5.73-5.79 (m, 1H), 6.56 (td, J = 1.3, 7.8 Hz, 1H), 6.62-6.67 (m, 1H), 6.76-6.84 (m, 2H), 7.22-7.26 (m, 1H), 7.27-7.35 (m, 3H), 8.51 (t, J = 6.4 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 85% (UV), Rt= 1.26分, m/z (ESI+)= 391.1/393.1 [M+H]+
方法B:50~75℃でのチタン(IV)イソプロポキシドの存在下でのエポキシド開環
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)アミノ]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-65)
[0178]N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-メチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-27、純度86%、340mg、1.30mmol)および5-フルオロ-2-メトキシアニリン(1.3mL、10.69mmol)の撹拌溶液に、チタン(IV)イソプロポキシド(0.6mL、2.03mmol)を室温で添加した。混合物を室温で4時間撹拌し、50℃で18時間加熱し、冷却し、EtOAc(30mL)で希釈し、10%クエン酸(30mL)で洗浄した。水層をEtOAc(20mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮して、褐色油状物を得、これを1:5 EtOAc/ヘプタン(25mL)中で摩砕した。得られた沈殿物を濾過により収集し、熱EtOAc(10mL)に溶解し、ヘプタン(25mL)で希釈し、冷水浴中で5分間超音波処理した。得られた沈殿物を濾過により収集し、真空中で乾燥させて、207mgのN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)アミノ]-2-ヒドロキシブタンアミドをオフホワイトの固体(純度100%、44%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.19 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 2.66-3.19 (m, 1H),
3.82 (s, 3H), 3.92-3.98 (m, 1H), 4.39-4.51 (m, 3H), 6.40 (td, J = 2.9, 8.5 Hz, 1H), 6.56 (dd, J = 2.8, 10.3 Hz, 1H), 6.67 (dd, J = 5.0, 8.8 Hz, 1H), 7.07-7.13 (m, 1H), 7.13-7.18 (m, 1H), 7.24-7.26 (m, 3H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 1.17分, m/z (ESI+)= 367.1/369.1 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[(4-フルオロ-2-メトキシフェニル)アミノ]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-66)
[0179]表題化合物は、方法B、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-27)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILシリカカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いてヘプタンからの再結晶による精製後に薄褐色固体(377mg、純度95%、75%)として得た。
1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 0.96 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 3.67 (s, 3H), 3.74-3.87 (m, 1H), 4.08 (dd, J = 2.8, 5.2 Hz, 1H), 4.25-4.39 (m, 3H), 5.83 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 6.59-6.68 (m, 1H), 6.70-6.82 (m, 2H), 7.18-7.38 (m, 4H), 8.50 (t, J = 6.2 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 95% (UV), Rt= 1.28分, m/z (ESI+)= 367.0/369.0 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[(シクロヘキシルメチル)アミノ]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-67)
[0180]表題化合物は、方法B、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-27)から合成して、1:1 EtOAc/ヘプタン中での摩砕による精製後にオフホワイトの固体(633mg、純度99%、121%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.81-1.28 (m, 5H), 1.32-1.43 (m, 1H), 1.57-1.68 (m,
6H), 1.69-1.76 (m, 3H), 2.42-2.47 (m, 2H), 4.09 (s, 1H), 4.28 (qd, J = 6.4, 15.2 Hz, 2H), 7.21-7.24 (m, 1H), 7.26-7.29 (m, 1H), 7.29-7.36 (m, 2H), 8.42-8.53 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 99% (UV), Rt= 0.89分, m/z (ESI+)= 339.0/341.1 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[(2,2-ジメチルプロピル)アミノ]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-68)
[0181]表題化合物は、方法B、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-27)から合成して、イオン交換フラッシュクロマトグラフィー(5g Isolute SCX-2カートリッジ、EtOAc中0~20%MeOH勾配、次いでEtOAc中0~10%7Nメタノール性アンモニア勾配)による精製後に黄色固体(267mg、純度98%、73%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.81-0.86 (m, 12H), 1.21-1.44 (m, 1H), 2.19-2.31 (m, 2H), 2.76-2.84 (m, 1H), 3.97-4.03 (m, 1H), 4.20-4.34 (m, 2H), 5.47 (d, J = 4.3
Hz, 1H), 7.20-7.24 (m, 1H), 7.26-7.29 (m, 1H), 7.29-7.35 (m, 2H), 8.42 (t, J = 6.3 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 98% (UV), Rt= 0.85分, m/z (ESI+)= 313.1/315.1 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-{[(オキサン-4-イル)メチル]アミノ}ブタンアミド(I-69)
[0182]表題化合物は、方法B、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-27)から合成して、1:2 EtOAc/ヘプタン中での摩砕による精製後にオフホワイトの固体(505mg、純度100%、78%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.83 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.05-1.19 (m, 2H), 1.33-1.62 (m, 4H), 2.32-2.44 (m, 2H), 2.78-2.88 (m, 1H), 3.21-3.28 (m, 2H), 3.81 (dd, J = 3.5, 11.1 Hz, 2H), 3.96-4.04 (m, 1H), 4.27 (qd, J = 6.4, 15.2 Hz, 2H), 5.46 (d, J = 4.2 Hz, 1H), 7.20-7.25 (m, 1H), 7.25-7.29 (m, 1H), 7.30-7.35 (m, 2H), 8.41 (t, J = 6.3 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1278): 100% (UV), Rt= 1.32分, m/z (ESI+)= 341.1/343.1 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]プロパンアミド(I-70)
[0183]表題化合物は、方法B、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-オキシラン-2-カルボキサミド(I-33)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP HP-SILカートリッジ、ヘプタン中20~100%EtOAc勾配)による精製後に無色粘性油状物(1.66g、H NMRによる純度90%、67%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 3.46 (dd, J = 6.8, 13.6 Hz, 2H), 3.65 (dd, J
= 4.8, 13.6 Hz, 1H), 3.84 (s, 3H), 4.37 (dd, J = 4.9, 6.7 Hz, 1H), 4.45 (d, J =
6.1 Hz, 2H), 6.67-6.96 (m, 4H), 7.08-7.33 (m, 5H).
LC-MS (METCR1410): 88% (UV), Rt= 1.11分, m/z (ESI+)= 335.1/337.1 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]ブタンアミド(I-71)
[0184]表題化合物は、方法B、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-34)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP
Ultraカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)、続いて1:1 EtOAc/ヘプタンからの再結晶による精製後にオフホワイトの固体(479mg、純度100%、57%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.82-1.02 (m, 2H), 1.07-1.32 (m, 6H), 1.39-1.58 (m, 1H), 1.63-1.80 (m, 5H), 3.01 (s, 1H), 3.05-3.24 (m, 2H), 3.86 (s, 3H), 3.90-4.04 (m, 1H), 4.32 (d, J = 3.8 Hz, 1H), 6.71-6.95 (m, 5H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 1.16分, m/z (ESI+)= 321.1 [M+H]+
N-[2-(3-クロロフェニル)プロパン-2-イル]-2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]ブタンアミド(I-72)
[0185]表題化合物は、方法B、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-[2-(3-クロロフェニル)プロパン-2-イル]-3-メチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-37)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に褐色粘性油状物(360mg、純度88%、76%)として得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.99 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.59 (d, J = 5.7 Hz, 6H),
3.78 (s, 3H), 3.99-4.03 (m, 1H), 4.57 (d, J = 10.1 Hz, 1H), 5.79 (d, J = 5.8 Hz, 1H), 6.53-6.60 (m, 2H), 6.74-6.80 (m, 1H), 6.80-6.85 (m, 1H), 7.24 (dt, J = 2.0, 6.8 Hz, 1H), 7.27-7.32 (m, 2H), 7.35-7.37 (m, 1H), 7.77 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 88% (UV), Rt= 1.19分, m/z (ESI+)= 377.1/379.1 [M+H]+
N-[2-(3-クロロフェニル)プロパン-2-イル]-2-ヒドロキシ-3-[(プロパン-2-イル)アミノ]ブタンアミド(I-73)
[0186]表題化合物は、方法B、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-[2-(3-クロロフェニル)プロパン-2-イル]-3-メチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-37)から合成して、イオン交換フラッシュクロマトグラフィー(5g Isolute SCX-2カートリッジ、EtOAc中0~10%7Nメタノール性アンモニア勾配)による精製後に無色結晶性固体(110mg、純度95%、45%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.88 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 0.95-1.03 (m, 6H), 1.58 (s, 6H), 2.98 (d, J = 39.7 Hz, 2H), 3.91 (s, 1H), 7.23-7.27 (m, 1H), 7.31-7.33 (m, 2H), 7.35-7.37 (m, 1H), 7.87 (s, 1H) .
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.79分, m/z (ESI+)= 313.4/315.0 [M+H]+
N-[2-(3-クロロフェニル)プロパン-2-イル]-3-(シクロヘキシルアミノ)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-74)
[0187]表題化合物は、方法B、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-[2-(3-クロロフェニル)プロパン-2-イル]-3-メチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-37)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~70%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの結晶性固体(160mg、H NMRによる純度80%、39%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.09 (d, J = 6.7 Hz, 3H), 1.17-1.21 (m, 1H), 1.21-1.41 (m, 4H), 1.55 (s, 1H), 1.57-1.62 (m, 6H), 1.70-1.79 (m, 2H), 1.95-2.12 (m, 2H), 3.04-3.17 (m, 1H), 3.52-3.69 (m, 1H), 4.37 (s, 1H), 6.47 (s, 1H), 7.24-7.27 (m, 1H), 7.30-7.34 (m, 2H), 7.38 (s, 1H), 8.05 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 72% (UV), Rt= 0.94分, m/z (ESI+)= 353.6/355.2 [M+H]+
N-tert-ブチル-2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]ブタンアミド(I-75)
[0188]表題化合物は、方法B、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-te
rt-ブチル-3-メチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-38)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~50%EtOAc勾配)による精製後に橙色結晶性固体(186mg、H NMRによる純度90%、57%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.17 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.36 (s, 9H), 2.88
(d, J = 3.3 Hz, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.89-3.98 (m, 1H), 4.20 (t, J = 3.3 Hz, 1H),
6.62 (s, 1H), 6.68-6.91 (m, 4H).
2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]-N-(プロパン-2-イル)ブタンアミド(I-76)
[0189]表題化合物は、方法B、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式で3-メチル-N-(プロパン-2-イル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-39)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~50%EtOAc勾配)、続いて1:1 EtOAc/ヘプタンからの再結晶による精製後にオフホワイトの固体(214mg、純度100%、29%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.13 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.15-1.19 (m, 6H),
2.95 (s, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.96 (qd, J = 3.9, 6.6 Hz, 1H), 4.10 (dt, J = 6.6, 8.0 Hz, 1H), 4.29 (d, J = 3.5 Hz, 1H), 6.60 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 6.74 (td, J = 1.5, 7.7 Hz, 1H), 6.78-6.82 (m, 2H), 6.88 (td, J = 1.4, 7.8 Hz, 1H)
LC-MS (METCR1278): 100% (UV), Rt= 1.45分, m/z (ESI+)= 267.0 [M+H]+
3-[(2,2-ジメチルプロピル)アミノ]-2-ヒドロキシ-N-(プロパン-2-イル)ブタンアミド(I-77)
[0190]表題化合物は、方法B、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式で3-メチル-N-(プロパン-2-イル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-39)から合成して、イオン交換フラッシュクロマトグラフィー(10g Isolute SCX-2カートリッジ、EtOAc中0~20%MeOH勾配、次いでEtOAc中0~10%7Nメタノール性アンモニア勾配)による精製後に黄色固体(196mg、H NMRによる純度85%、26%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.90-0.93 (m, 9H), 1.02 (d, J = 6.5 Hz, 3H),
1.14-1.18 (m, 6H), 2.29 (d, J = 11.3 Hz, 1H), 2.51 (d, J = 11.3 Hz, 1H), 3.00-3.07 (m, 1H), 3.96 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.06-4.16 (m, 1H), 6.96-7.18 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 74% (UV), Rt= 0.76分, m/z (ESI+)= 231.1 [M+H]+
1-(7-クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-2-イル)-2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]-ブタン-1-オン(I-78)
[0191]表題化合物は、50℃、次いで75℃にて方法B、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式で7-クロロ-2-(3-メチルオキシラン-2-カルボニル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン(I-40)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~50%EtOAc勾配)による精製後に黄色粘性油状物(85mg、H NMRによる純度60%、25%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.08-1.22 (m, 3H), 2.76-2.96 (m, 1H), 3.53-3.96 (m, 7H), 4.39-4.91 (m, 4H), 6.54-6.72 (m, 2H), 6.75-7.20 (m, 5H).
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]ペンタンアミド(I-79)
[0192]表題化合物は、方法B、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-エチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-42)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~60%EtOAc勾配)、次いで1:1 EtOAc/ヘプタンからの再結晶による精製後に褐色固体(427mg、純度100%、63%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.98 (t, J = 7.4 Hz, 3H), 1.53-1.62 (m, 1H),
1.65-1.72 (m, 1H), 3.04 (s, 1H), 3.74 (dt, J = 4.0, 8.7 Hz, 1H), 3.85 (s, 3H), 4.30-4.34 (m, 1H), 4.42 (qd, J = 6.0, 14.9 Hz, 2H), 6.74 (td, J = 1.5, 7.7 Hz, 1H), 6.79 (ddd, J = 1.3, 8.0, 9.4 Hz, 2H), 6.87 (td, J = 1.4, 7.7 Hz, 1H), 7.09-7.14 (m, 1H), 7.14-7.19 (m, 1H), 7.19-7.22 (m, 1H), 7.22-7.26 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 1.17分, m/z (ESI+)= 363.0/365.0 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-3-[(2-メチルプロピル)アミノ]ペンタンアミド(I-80)
[0193]表題化合物は、方法B、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-(プロパン-2-イル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-43)から合成して、熱ヘプタンからの再結晶による精製後に黄色固体(135mg、H NMRによる純度100%、32%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.16-0.25 (m, 2H), 0.44-0.54 (m, 2H), 0.86-1.00 (m, 13H), 1.67-1.76 (m, 1H), 2.06-2.17 (m, 1H), 2.38-2.55 (m, 2H), 2.66-2.72
(m, 1H), 3.06-3.23 (m, 2H), 4.00 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 7.52 (s, 1H).
N-(シクロプロピルメチル)-3-[(2,2-ジメチルプロピル)アミノ]-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタンアミド(I-81)
[0194]表題化合物は、方法B、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-(プロパン-2-イル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-43)から合成して、ヘプタンからの再結晶、続いて冷却したヘプタン中での摩砕による精製後に無色粉末(183mg、H NMRによる純度85%、35%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.21 (q, J = 4.8 Hz, 2H), 0.44-0.56 (m, 2H),
0.92-1.02 (m, 16H), 2.07-2.19 (m, 1H), 2.33-2.51 (m, 2H), 2.69 (dd, J = 3.9, 6.3 Hz, 1H), 3.03-3.29 (m, 2H), 4.04 (d, J = 6.3 Hz, 1H), 7.41-7.50 (m, 1H).
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]-4-メチルペンタン-アミド(I-82)
[0195]表題化合物は、方法B、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-(プロパン-2-イル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-46)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中7~60%EtOAc勾配)による精製後に褐色ベージュ色固体(468mg、H NMRによる純度90%、56%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.84 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 0.92-0.98 (m, 3H),
2.18-2.30 (m, 1H), 3.42-3.50 (m, 1H), 3.64 (s, 1H), 3.79 (s, 3H), 4.08-4.14 (m,
1H), 4.16 (dd, J = 5.4, 14.8 Hz, 1H), 4.33-4.40 (m, 1H), 6.64-6.81 (m, 4H), 6.94 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.03 (s, 1H), 7.04-7.10 (m, 1H), 7.09-7.18 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 94% (UV), Rt= 1.22分, m/z (ESI+)= 377.1/379.1 [M+H]+
2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]ブタンアミド(I-83)
[0196]表題化合物は、方法B、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式で3-メチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-53)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~80%EtOAc勾配)による精製後に褐色油状物(56mg、純度90%、10%)として得た。
LC-MS (METCR1410): 90% (UV), Rt= 0.63分, m/z (ESI+)= 225.2 [M+H]+
方法C:チタン(IV)イソプロポキシドなしでのエポキシド開環
3-(シクロヘキシルアミノ)-2-ヒドロキシ-N-(プロパン-2-イル)ブタンアミド(I-84)
[0197]EtOH(10mL)中の3-メチル-N-(プロパン-2-イル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-39)(400mg、2.79mmol)の撹拌溶液に、シ
クロヘキシルアミン(2.5mL、21.9mmol)を室温で添加した。反応混合物を室温で18時間撹拌し、加熱し、50℃で24時間撹拌し、次いで真空中で濃縮した。固体残留物を熱EtOAc(25mL)に溶解し、溶液をヘプタン(25mL)で希釈し、冷水浴中での超音波処理により10分間冷却した。沈殿物を濾過により収集し、真空中で乾燥させて、320mgの3-(シクロヘキシルアミノ)-2-ヒドロキシ-N-(プロパン-2-イル)ブタンアミドをオフホワイトの固体(純度100%、47%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.01 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.02-1.10 (m, 2H),
1.10-1.19 (m, 7H), 1.19-1.32 (m, 2H), 1.62 (dt, J = 3.5, 12.6 Hz, 1H), 1.67-1.79 (m, 2H), 1.83 -1.92 (m, 1H), 1.92-2.01 (m, 1H), 2.44-2.58 (m, 1H), 3.26 (p, J = 6.4 Hz, 1H), 3.91 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.01-4.18 (m, 1H), 6.99-7.17 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.70分, m/z (ESI+)= 243.2 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-3-{[(オキサン-4-イル)メチル]アミノ}ペンタンアミド(I-85)
[0198]表題化合物は、70℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-(プロパン-2-イル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-43)から合成して、1:1 EtOAc/ヘプタンからの再結晶、続いてイオン交換フラッシュクロマトグラフィー(10g Isolute SCXカートリッジ、EtOAc中0~10%7Nメタノール性アンモニア勾配)による精製後にオフホワイトの固体(203mg、純度92%、42%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.16-0.26 (m, 2H), 0.46-0.54 (m, 2H), 0.91-1.02 (m, 7H), 1.24-1.38 (m, 3H), 1.59-1.70 (m, 4H), 2.06-2.14 (m, 1H), 2.50 (dd, J = 6.7, 11.7 Hz, 1H), 2.59-2.63 (m, 1H), 2.72 (dd, J = 3.6, 6.2 Hz, 1H), 3.05-3.14 (m, 1H), 3.17-3.24 (m, 1H), 3.35-3.43 (m, 2H), 3.96-4.00 (m, 2H), 4.04 (d, J
= 6.2 Hz, 1H), 7.32-7.40 (m, 1H).
LC-MS (METCR0990): 92% (UV), Rt= 1.48分, m/z (ESI+)= 299.3 [M+H]+
3-(ベンジルアミノ)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-86)
[0199]表題化合物は、方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-30)から合成して、1:2 EtOAc/ヘプタンからの再結晶による精製後にオフホワイトの固体(365.5mg、純度96%、61%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.01 (q, J = 4.7 Hz, 2H), 0.26-0.32 (m, 2H),
0.74 (dtt, J = 4.8, 7.5, 15.2 Hz, 1H), 0.85 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 2.86-2.97 (m, 2H), 2.98-3.05 (m, 1H), 3.57-3.65 (m, 2H), 3.87 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 7.00-7.15 (m, 6H).
LC-MS (METCR1410): 96% (UV), Rt= 0.75分, m/z (ESI+)= 263.1 [M+H]+
3-[(シクロヘキシルメチル)アミノ]-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-87)
[0200]表題化合物は、方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-30)から合成して、EtOAc/ヘプタンからの再結晶による精製後にオフホワイトの固体(282mg、純度100%、47%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.21 (q, J = 4.8 Hz, 2H), 0.47-0.54 (m, 2H),
0.94 (ttd, J = 4.1, 8.3, 9.2, 17.0 Hz, 3H), 1.00 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.10-1.29
(m, 3H), 1.40 (dtt, J = 3.4, 7.1, 14.5 Hz, 1H), 1.63-1.83 (m, 5H), 2.39 (dd, J = 7.1, 11.6 Hz, 1H), 2.56 (dd, J = 6.1, 11.6 Hz, 1H), 3.00-3.08 (m, 1H), 3.08-3.22 (m, 2H), 3.98 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.35 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.82分, m/z (ESI+)= 269.1 [M+H]+
tert-ブチル4-[({1-[(シクロプロピルメチル)カルバモイル]-1-ヒ
ドロキシプロパン-2-イル}アミノ)メチル]-ピペリジン-1-カルボキシレート(I-88)
[0201]表題化合物は、方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-30)から合成して、95:5 ヘプタン/EtOAc中、次いで90:10 ヘプタン/EtOAc中での摩砕による精製後に黄色固体(959mg、H NMRによる純度90%、48%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.21 (q, J = 4.7 Hz, 2H), 0.47-0.54 (m, 2H),
0.90-0.99 (m, 1H), 1.03 (d, J = 6.5 Hz, 3H) 1.07-1.21 (m, 2H), 1.45 (s, 9H), 1.54-1.63 (m, 1H), 1.63-1.78 (m, 2H), 1.82-2.38 (m, 2H), 2.47 (dd, J = 7.2, 11.9 Hz, 1H), 2.62-2.75 (m, 3H), 3.08-3.21 (m, 3H), 4.05 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 4.11 (s,
2H), 7.15-7.25 (m, 1H).
LC-MS (METCR0990): 77% (UV), Rt= 1.6分, m/z (ESI+)= 370.3 [M+H]+
3-(シクロヘキシルアミノ)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-89)
[0202]表題化合物は、60℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-30)から合成して、EtOおよびヘプタン中での摩砕による精製後にオフホワイトの固体(435mg、H NMRによる純度95%、73%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.14-0.28 (m, 2H), 0.45-0.58 (m, 2H), 0.90-1.01 (m, 1H), 1.09 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.11-1.36 (m, 5H), 1.57-2.06 (m, 7H), 2.62 (t, J = 9.4 Hz, 1H), 3.14 (h, J = 6.8 Hz, 2H), 3.33 (p, J = 6.0 Hz, 1H), 3.99-4.09 (m, 1H), 7.34-7.45 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 88% (UV), Rt= 0.76分, m/z (ESI+)= 255.6 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-[(2,2-ジメチルプロピル)アミノ]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-90)
[0203]表題化合物は、60℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-30)から合成して、EtOおよびヘプタン中での摩砕による精製後にオフホワイトの固体(418mg、純度95%、74%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.14-0.26 (m, 2H), 0.43-0.57 (m, 2H), 0.87-1.01 (m, 11H), 1.10 (d, J = 6.4 Hz, 3H), 1.84 (br.s, 1H), 2.34 (d, J = 11.4 Hz, 1H), 2.58 (d, J = 11.4 Hz, 1H), 3.02-3.23 (m, 3H), 4.09 (d, J = 4.0 Hz, 1H), 7.39
(s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.74分, m/z (ESI+)= 243.2 [M+H]+
3-(シクロヘキシルアミノ)-N-シクロプロピル-2-ヒドロキシブタンアミド(I-91)
[0204]表題化合物は、60℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-シクロプロピル-3-メチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-31)から合成して、1:2.5 EtOAc/ヘプタンからの再結晶による精製後にオフホワイトの固体(355mg、H NMRによる純度100%、78%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.47-0.55 (m, 2H), 0.74-0.82 (m, 2H), 1.02 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.04-1.32 (m, 5H), 1.58-1.65 (m, 1H), 1.69-1.76 (m, 2H), 1.84-1.90 (m, 1H), 1.94-2.00 (m, 1H), 2.49-2.57 (m, 1H), 2.69-2.79 (m, 1H), 3.22-3.28 (m, 1H), 3.92 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.35 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): UVが積算されない, Rt= 0.59分, m/z (ESI+)= 241.1 [M+H]+
3-[(シクロヘキシルメチル)アミノ]-N-シクロプロピル-2-ヒドロキシブタンアミド(I-92)
[0205]表題化合物は、60℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-シクロプロピル-3-メチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-31)から合
成して、1:2.5 EtOAc/ヘプタンからの再結晶による精製後に白色固体(344mg、純度100%、72%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.44-0.56 (m, 2H), 0.74-0.81 (m, 2H), 0.87-0.97 (m, 2H), 1.00 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.13-1.29 (m, 3H), 1.35-1.44 (m, 1H), 1.65-1.80 (m, 5H), 2.37 (dd, J = 7.1, 11.7 Hz, 1H), 2.53-2.59 (m, 1H), 2.71-2.77 (m, 1H), 3.00-3.06 (m, 1H), 3.95 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.33 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.72分, m/z (ESI+)= 255.1 [M+H]+
3-(ベンジルアミノ)-N-シクロプロピル-2-ヒドロキシブタンアミド(I-93)
[0206]表題化合物は、60℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-シクロプロピル-3-メチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-31)から合成して、1:4 EtOAc/ヘプタン中での摩砕による精製後にオフホワイトの固体(360mg、純度96%、63%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.43-0.54 (m, 2H), 0.72-0.82 (m, 2H), 1.04 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 2.70-2.78 (m, 1H), 3.17-3.24 (m, 1H), 3.75-3.86 (m, 2H), 4.03 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 7.22 (s, 1H), 7.27-7.36 (m, 5H).
LC-MS (METCR0990): 96% (UV), Rt= 1.36分, m/z (ESI+)= 249.3 [M+H]+
3-(シクロヘキシルアミノ)-2-ヒドロキシ-N-(2-メチルプロピル)ブタンアミド(I-94)
[0207]表題化合物は、方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式で3-メチル-N-(2-メチルプロピル)-オキシラン-2-カルボキサミド(I-32)から合成して、1:1 EtOAc/ヘプタンからの再結晶による精製後に白色固体(310mg、H NMRによる純度90%、43%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.95 (d, J = 6.7 Hz, 6H), 1.15 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.18-1.35 (m, 5H), 1.61-1.68 (m, 1H), 1.74-1.88 (m, 3H), 1.94-2.02 (m,1H), 2.05-2.13 (m, 1H), 2.66-2.77 (m, 1H), 3.02-3.09 (m, 1H), 3.15-3.23 (m, 1H), 3.40-3.49 (m, 1H), 4.20 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 7.31 (m, 1H) .
LC-MS (METCR1410): 73% (UV), Rt= 0.81分, m/z (ESI+)= 257.2 [M+H]+
3-[(シクロプロピルメチル)アミノ]-2-ヒドロキシ-N-(2-メチルプロピル)ブタンアミド(I-95)
[0208]表題化合物は、方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式で3-メチル-N-(2-メチルプロピル)-オキシラン-2-カルボキサミド(I-32)から合成して、1:1 EtOAc/ヘプタンからの再結晶、続いてEtOAcからの再結晶およびヘプタン中での摩砕による精製後にオフホワイトの固体(320mg、H NMRによる純度80%、44%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ-0.06-0.05 (m, 2H), 0.30-0.42 (m, 2H), 0.81 (d, J = 6.7 Hz, 6H), 0.90 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.11 (dd, J = 26.2, 6.4 Hz, 1H), 1.59-1.75 (m, 1H), 2.29 (dd, J = 12.1, 7.4 Hz, 1H),2.45 (dd, J = 12.1, 6.4 Hz, 1H), 2.90-3.12 (m, 3H), 3.87 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.24 (s, 1H)
3-[(2,2-ジメチルプロピル)アミノ]-2-ヒドロキシ-N-(2-メチルプロピル)ブタンアミド(I-96)
[0209]表題化合物は、方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式で3-メチル-N-(2-メチルプロピル)-オキシラン-2-カルボキサミド(I-32)から合成して、1:1 EtOAc/ヘプタンからの再結晶による精製後にオフホワイトの固体(242mg、純度100%,28%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.87-1.01 (m, 15H), 1.11 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.81 (dt, J = 13.4, 6.7 Hz, 1H), 2.36 (d, J = 11.4 Hz, 1H), 2.60 (d, J = 11.4 Hz, 1H), 2.96-3.26 (m, 4H), 4.12 (d, J = 5.3 Hz, 1H),7.35 (s, 1H) .
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.76分, m/z (ESI+)= 245.6 [M+H]+
2-ヒドロキシ-N-(2-メチルプロピル)-3-[(2,2,2-トリフルオロエ
チル)アミノ]ブタンアミド(I-97)
[0210]表題化合物は、70℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式で3-メチル-N-(2-メチルプロピル)-オキシラン-2-カルボキサミド(I-32)から合成して、1:3 EtOAc/ヘプタンからの再結晶による精製後に白色固体(382mg、純度100%、68%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.92 (d, J = 6.7 Hz, 6H), 1.08 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.79 (dp, J = 6.7, 13.5 Hz, 1H), 3.01-3.09 (m, 1H), 3.10-3.23 (m, 3H), 3.36 (dq, J = 9.0, 14.4 Hz, 1H), 3.43-3.58 (m, 1H), 4.00 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 6.98-7.12 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.71分, m/z (ESI+)= 257.1 [M+H]+
3-(ベンジルアミノ)-2-ヒドロキシ-N-(2-メチルプロピル)ブタンアミド(I-98)
[0211]表題化合物は、60℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式で3-メチル-N-(2-メチルプロピル)-オキシラン-2-カルボキサミド(I-32)から合成して、1:4 EtOAc/ヘプタン中での摩砕による精製後にオフホワイトの固体(301mg、純度98%、50%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.92 (d, J = 6.7 Hz, 6H), 1.05 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.73-1.83 (m, 1H), 2.99-3.07 (m, 1H), 3.14-3.20 (m, 1H), 3.20-3.27 (m, 1H), 3.78-3.86 (m, 2H), 4.09 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 7.12-7.22 (m, 1H), 7.26-7.37 (m, 5H).
LC-MS (METCR1410): 98% (UV), Rt= 0.75分, m/z (ESI+)= 265.5 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(プロパン-2-イル)アミノ]ブタンアミド(I-99)
[0212]表題化合物は、方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-34)から合成して、EtOAcからの再結晶による精製後にオフホワイトの固体(420mg、純度100%、95%)として得た。
1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 0.81 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 0.87 (s, 1H), 0.92-0.98 (m, 6H), 1.06-1.22 (m, 3H), 1.29-1.55 (m, 2H), 1.64 (d, J = 10.8 Hz, 5H), 2.79-3.06 (m, 4H), 3.90 (s, 1H), 5.34 (s, 1H), 7.69 (t, J = 5.9 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.79分, m/z (ESI+)= 257.1 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-{[(オキサン-4-イル)メチル]アミノ}ブタンアミド(I-100)
[0213]表題化合物は、60℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-34)から合成して、1:1 EtOAc/ヘプタンからの再結晶による精製後にオフホワイトの固体(500mg、H NMRによる純度88%、81%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.89-0.98 (m, 2H), 1.03 (d, J = 6.5 Hz, 3H),
1.10-1.37 (m, 7H), 1.42-1.52 (m, 1H), 1.69-1.76 (m, 7H), 2.47 (dd, J = 7.0, 11.9 Hz, 1H), 2.67 (dd, J = 5.9, 11.9 Hz, 1H), 3.05-3.20 (m, 2H), 3.33-3.43 (m, 2H), 3.94-4.01 (m, 2H), 4.04 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 7.12-7.23 (m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 100% (UV), Rt= 2.66分, m/z (ESI+)= 313.5 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ]ブタンアミド(I-101)
[0214]表題化合物は、60℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-34)から合成して、オフホワイトの粉末(300mg、純度10%、8%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
【0125】
N-(シクロヘキシルメチル)-3-[(シクロプロピルメチル)アミノ]-2-ヒド
ロキシブタンアミド(I-102)
[0215]表題化合物は、60℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-34)から合成して、1:2 EtOAc/ヘプタンからの再結晶による精製後にオフホワイトの固体(337mg、純度100%、71%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.07-0.19 (m, 2H), 0.45-0.54 (m, 2H), 0.85-0.99 (m, 3H), 1.01 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.10-1.28 (m, 3H), 1.41-1.52 (m, 1H), 1.62-1.69 (m, 1H), 1.69-1.76 (m, 4H), 2.41 (dd, J = 7.4, 12.1 Hz, 1H), 2.56 (dd, J = 6.4, 12.1 Hz, 1H), 3.04-3.12 (m, 2H), 3.12-3.20 (m, 1H), 3.99 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.33 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.81分, m/z (ESI+)= 269.2 [M+H]+
3-(シクロヘキシルアミノ)-N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-103)
[0216]表題化合物は、方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-34)から合成して、1:2 EtOAc/ヘプタンからの再結晶による精製後にオフホワイトの粉末(441mg、純度100%、69%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.90-1.05 (m, 7H), 1.10-1.30 (m, 6H), 1.41-1.52 (m, 1H), 1.59-1.67 (m, 2H), 1.68-1.76 (m, 6H), 1.81-1.89 (m, 1H), 1.91-1.99 (m, 1H), 2.49 (tt, J = 3.7, 10.5 Hz, 1H), 3.03-3.10 (m, 1H), 3.14-3.21 (m, 1H), 3.21-3.27 (m, 1H), 3.91 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.27-7.35 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.87分, m/z (ESI+)= 297.2 [M+H]+
tert-ブチル4-[({1-[(シクロヘキシルメチル)カルバモイル]-1-ヒドロキシプロパン-2-イル}アミノ)メチル]-ピペリジン-1-カルボキシレート(I-104)
[0217]表題化合物は、60℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-34)から合成して、ヘプタンからの再結晶による精製後にオフホワイトの固体(410mg、H NMRによる純度85%、66%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.84-1.00 (m, 2H), 1.08 (d, J = 6.5 Hz, 3H),
1.10-1.28 (m, 6H), 1.39-1.51 (m, 11H), 1.59-1.79 (m, 6H), 2.50 (dd, J = 7.0, 11.9 Hz, 1H), 2.65-2.77 (m, 3H), 3.04-3.19 (m, 3H), 3.98-4.23 (m, 3H), 7.10-7.21 (m, 1H).
tert-ブチルN-[(1s,4s)-4-({1-[(シクロヘキシルメチル)カルバモイル]-1-ヒドロキシ-プロパン-2-イル}アミノ)シクロヘキシル]カルバメート(I-105)
[0218]表題化合物は、60℃、次いで70℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-34)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配、次いでTBME中0~20%MeOH勾配)による精製後にオフホワイトの粉末(552mg、H NMRによる純度93%、82%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.83-1.07 (m, 5H), 1.07-1.41 (m, 7H), 1.41-1.50 (m, 10H), 1.53-1.82 (m, 9H), 2.59-2.76 (m, 1H), 2.97-3.31 (m, 3H), 3.55-3.71
(m, 1H), 3.95 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 4.40-4.70 (m, 1H), 7.12 (t, J = 5.7 Hz, 1H).LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.93分, m/z (ESI+)= 412.6 [M+H]+
3-(シクロヘキシルアミノ)-N-[2-(シクロヘキシルオキシ)エチル]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-106)
[0219]表題化合物は、50~70℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-[2-(シクロヘキシルオキシ)エチル]-3-メチル-オキシラン-2-
カルボキサミド(I-35)から合成して、EtO中での摩砕による精製後にオフホワイトの粉末(247mg、純度100%、63%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.91-1.02 (m, 4H), 1.03-1.38 (m, 10H), 1.41-2.03 (m, 9H), 2.40-2.59 (m, 1H), 3.16-3.34 (m, 2H), 3.34-3.59 (m, 4H), 3.94 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.54 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.89分, m/z (ESI+)= 327.6 [M+H]+
メチル2-[3-(ベンジルアミノ)-2-ヒドロキシブタンアミド]アセテート(I-107)
[0220]表題化合物は、70℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でメチル2-[(3-メチルオキシラン-2-イル)ホルムアミド]アセテート(I-36)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中0~20%MeOH勾配、次いで10g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中2~12%MeOH勾配)による2回の精製後に黄色粘性油状物(594mg、純度77%、63%)として得た。
LC-MS (METCR0990): 77% (UV), Rt= 1.32分, m/z (ESI+)= 281.2 [M+H]+
3-(ベンジルアミノ)-2-ヒドロキシ-N-(プロパン-2-イル)ブタンアミド(I-108)
[0221]表題化合物は、50~60℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式で3-メチル-N-(プロパン-2-イル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-39)から合成して、1:5 EtOAc/ヘプタン中での摩砕による精製後にオフホワイトの固体(148mg、純度96%、33%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.03 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.13-1.19 (m, 6H),
3.18-3.25 (m, 1H), 3.76-3.86 (m, 2H), 4.04 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 4.06-4.15 (m, 1H), 6.89-7.00 (m, 1H), 7.26-7.37 (m, 5H).
LC-MS (METCR1410): 96% (UV), Rt= 0.65分, m/z (ESI+)= 251.1 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-{[(オキサン-4-イル)メチル]アミノ}ヘキサンアミド(I-109)
[0222]表題化合物は、60℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-プロピル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-44)から合成して、1:5 EtOAc/ヘプタン中での摩砕による精製後にオフホワイトの固体(360mg、H NMRによる純度90%、57%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.16-0.27 (m, 2H), 0.45-0.56 (m, 2H), 0.87-1.00 (m, 4H), 1.22-1.55 (m, 6H), 1.56-1.76 (m, 3H), 2.48-2.55 (m, 1H), 2.64 (dd, J = 5.9, 12.1 Hz, 1H), 2.93-3.01 (m, 1H), 3.04-3.23 (m, 2H), 3.34-3.42 (m, 2H), 3.93-4.02 (m, 2H), 4.11 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 7.11-7.25 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 52% (UV), Rt= 0.72分, m/z (ESI+)= 299.1 [M+H]+
tert-ブチル4-[({1-[(シクロヘキシルメチル)カルバモイル]-1-ヒドロキシブタン-2-イル}アミノ)メチル]-ピペリジン-1-カルボキシレート(I-110)
[0223]表題化合物は、70℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-3-エチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-45)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの結晶性固体(600mg、純度96%、61%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.87-0.99 (m, 5H), 1.05-1.28 (m, 5H), 1.30-1.40 (m, 1H), 1.44 (s, 9H), 1.46-1.61 (m, 4H), 1.61-1.67 (m, 2H), 1.67-1.76 (m, 4H), 2.44 (dd, J = 7.2, 11.9 Hz, 1H), 2.60 (dd, J = 6.0, 11.8 Hz, 1H), 2.63-2.75 (m, 2H), 2.79-2.85 (m, 1H), 3.04-3.16 (m, 2H), 4.01 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.03-4.19 (m, 2H), 7.23 (t, J = 5.6 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 96% (UV), Rt= 0.9分, m/z (ESI+)= 426.8 [M+H]+
3-(シクロヘキシルアミノ)-N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシペンタンアミド(I-111)
[0224]表題化合物は、70℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-3-エチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-45)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの粉末(400mg、H NMRによる純度76%、72%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.88-0.96 (m, 3H), 0.96-1.09 (m, 3H), 1.09-1.36 (m, 7H), 1.42-1.52 (m, 2H), 1.54-1.76 (m, 8H), 1.78-1.88 (m, 2H), 1.93-1.99 (m, 1H), 2.47 (tt, J = 3.7, 10.4 Hz, 1H), 3.00-3.18 (m, 3H), 3.97 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.21-7.31 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 51% (UV), Rt= 0.85分, m/z (ESI+)= 311.7 [M+H]+
tert-ブチル3-[({1-[(シクロヘキシルメチル)カルバモイル]-1-ヒドロキシブタン-2-イル}アミノ)メチル]-アゼチジン-1-カルボキシレート(I-112)
[0225]表題化合物は、60℃、次いで70℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-3-エチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-45)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~20%MeOH勾配)による精製後に無色ゴム状物(630mg、H NMRによる純度85%、50%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.71-1.02 (m, 6H), 1.09-1.21 (m, 2H), 1.29-1.55 (m, 11H), 1.57-1.81 (m, 6H), 2.46-3.22 (m, 5H), 3.46-3.79 (m, 3H), 3.90-4.06
(m, 2H), 4.25-4.41 (m, 1H), 6.53-7.21 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 47% (UV), Rt= 0.88分, m/z (ESI+)= 398.8 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-[(シクロプロピルメチル)アミノ]-2-ヒドロキシ-5-メチルヘキサンアミド(I-113)
[0226]表題化合物は、60℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-(2-メチル-プロピル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-47)から合成して、1:1 EtOAc/ヘプタンからの再結晶による精製後にオフホワイトの粉末(240mg、H NMRによる純度98%、58%)として得た。
【0126】
[0227] H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.11-0.28 (m, 4H), 0.46-0.58 (m, 4H), 0.86-1.04 (m, 8H), 1.20-1.39 (m, 2H), 1.59-1.71 (m, 1H), 2.47 (dd, J = 7.4, 12.3 Hz, 1H), 2.67 (dd, J = 6.6, 12.3 Hz, 1H), 3.07-3.22 (m, 3H), 4.17 (d, J = 4.1
Hz, 1H), 7.07-7.19 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.81分, m/z (ESI+)= 269.2 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-5-メチル-3-{[(オキサン-4-イル)メチル]アミノ}ヘキサンアミド(I-114)
[0228]表題化合物は、方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-(2-メチル-プロピル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-47)から合成して、EtOAc/ヘプタン中での摩砕から得られた濾液の濃縮後にオフホワイトの固体(400mg、H NMRによる純度55%、53%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.16-0.27 (m, 2H), 0.44-0.57 (m, 2H), 0.88 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 0.92 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 0.93-1.00 (m, 1H), 1.12-1.39 (m, 3H), 1.49-1.72 (m, 4H), 2.46-2.52 (m, 1H), 2.56-2.63 (m, 3H), 2.97-3.04 (m, 1H), 3.08-3.22 (m, 2H), 3.31-3.43 (m, 2H), 3.93-4.04 (m, 2H), 4.10 (d, J = 4.3 Hz, 1H
), 6.95-7.05 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 77% (UV), Rt= 0.82分, m/z (ESI+)= 313.3 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-5-メチル-3-({[(3S)-オキソラン-3-イル]メチル}アミノ)ヘキサン-アミド(I-115)
[0229]表題化合物は、60℃、次いで70℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-(2-メチル-プロピル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-47)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配、次いでTBME中0~30%MeOH勾配)による精製後にオフホワイトの粉末(333mg、H NMRによる純度85%、79%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.04-0.33 (m, 2H), 0.40-0.62 (m, 2H), 0.84-0.98 (m, 7H), 1.12-1.26 (m, 2H), 1.48-1.71 (m, 3H), 1.92-2.18 (m, 1H), 2.22-2.47 (m, 1H), 2.57-2.79 (m, 2H), 2.95-3.08 (m, 1H), 3.10-3.23 (m, 2H), 3.42-3.59 (m, 1H), 3.66-3.85 (m, 2H), 3.85-3.96 (m, 2H), 4.11 (d, J = 4.2 Hz, 1H), 6.98 (s, 1H).
LC-MS (METCR1278): 78% (UV), Rt= 1.44分, m/z (ESI+)= 299.1 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-5-メチル-3-({[(3R)-オキソラン-3-イル]メチル}アミノ)ヘキサン-アミド(I-116)
[0230]表題化合物は、60℃、次いで70℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-(2-メチル-プロピル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-47)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配、次いでTBME中0~30%MeOH勾配)による精製後にオフホワイトの粉末(304mg、純度93%、79%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.16-0.26 (m, 2H), 0.44-0.60 (m, 2H), 0.82-0.98 (m, 8H), 1.10-1.27 (m, 2H), 1.51-1.68 (m, 3H), 1.96-2.13 (m, 1H), 2.26-2.45 (m, 1H), 2.58-2.78 (m, 2H), 2.93-3.06 (m, 1H), 3.11-3.21 (m, 2H), 3.42-3.59 (m, 1H), 3.65-3.82 (m, 1H), 3.82-3.96 (m, 2H), 4.11 (d, J = 4.2 Hz, 1H), 6.98 (s, 1H).
LC-MS (METCR1278): 93% (UV), Rt= 1.44分, m/z (ESI+)= 299.1 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(3-メトキシプロピル)アミノ]-5-メチルヘキサンアミド(I-117)
[0231]表題化合物は、70℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-(2-メチル-プロピル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-47)から合成して、ヘプタン中での摩砕による精製後にオフホワイトの粉末(225mg、H NMRによる純度100%、54%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.19-0.24 (m, 2H), 0.48-0.53 (m, 2H), 0.87-0.94 (m, 7H), 0.94-1.03 (m, 1H), 1.19 (ddd, J = 3.5, 9.7, 13.9 Hz, 1H), 1.32 (ddd, J = 4.8, 9.8, 14.4 Hz, 1H), 1.53-1.65 (m, 1H), 1.71-1.94 (m, 3H), 2.66-2.80 (m, 1H), 2.88-2.97 (m, 1H), 3.08-3.21 (m, 3H), 3.31-3.36 (m, 3H), 3.39-3.57 (m, 2H), 4.20 (d, J = 3.8 Hz, 1H), 7.08 (br. m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 87% (UV), Rt= 0.80分, m/z (ESI+)= 287.3 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-5-メチル-3-{[(オキソラン-3-イル)メチル]アミノ}ヘキサンアミド(I-118)
[0232]表題化合物は、70℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-(2-メチル-プロピル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-47)から合成して、イオン交換フラッシュクロマトグラフィー(5g
Isolute SCX-2カートリッジ、DCM中1~5%7Nメタノール性アンモニア勾配)、続いてヘプタン中での摩砕による2回の精製後にオフホワイトの粉末(219mg、純度97%、59%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.17-0.27 (m, 2H), 0.45-0.56 (m, 2H), 0.89 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 0.92 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 0.94-1.01 (m, 1H), 1.14-1.29 (m, 3H), 1.52-1.64 (m, 3H), 2.01-2.11 (m, 1H), 2.30-2.43 (m, 1H), 2.59-2.66 (m, 1H), 2.68-2.75 (m, 1H), 2.99-3.06 (m, 1H), 3.08-3.23 (m, 2H), 3.44-3.53 (m, 1H), 3.74
(q, J = 7.5 Hz, 1H), 3.82-3.92 (m, 2H), 4.11 (d, J = 4.1 Hz, 1H), 6.90-7.06 (m,
1H).
LC-MS (METCR0990): 97% (UV), Rt= 1.48分, m/z (ESI+)= 299.3 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-5-メチル-3-{[(オキソラン-2-イル)メチル]アミノ}ヘキサンアミド(I-119)
[0233]表題化合物は、70℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-(2-メチル-プロピル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-47)から合成して、イオン交換フラッシュクロマトグラフィー(5g
Isolute SCX-2カートリッジ、DCM中1~5%7Nメタノール性アンモニア勾配)、続いてヘプタン中での摩砕による精製後に黄色粉末(175mg、純度98%、48%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.15-0.28 (m, 2H), 0.44-0.56 (m, 2H), 0.75-1.02 (m, 8H), 1.13-1.23 (m, 1H), 1.27-1.31 (m, 1H), 1.46-1.67 (m, 3H), 1.85-2.05 (m, 3H), 2.57-2.69 (m, 1H), 2.71-2.87 (m, 1H), 2.98-3.23 (m, 3H), 3.71-3.80 (m, 1H), 3.82-3.89 (m, 1H), 3.92-4.03 (m, 1H), 4.11 (t, J = 3.9 Hz, 1H), 6.99-7.18 (m, 1H).
LC-MS (METCR0990): 98% (UV), Rt= 1.54分, m/z (ESI+)= 299.3 [M+H]+
3-シクロプロピル-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-{[(オキサン-4-イル)メチル]アミノ}プロパン-アミド(I-120)
[0234]表題化合物は、方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式で3-シクロプロピル-N-(シクロプロピル-メチル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-49)から合成して、ヘプタン中での摩砕による精製後にオフホワイトの固体(390mg、純度100%、88%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.05-0.12 (m, 1H), 0.22 (q, J = 5.0 Hz, 2H),
0.40-0.48 (m, 3H), 0.49-0.55 (m, 2H), 0.79-0.86 (m, 1H), 0.92-1.02 (m, 1H), 1.27-1.34 (m, 2H), 1.56-1.62 (m, 1H), 1.63-1.72 (m, 2H), 2.20 (dd, J = 3.7, 9.8 Hz,
1H), 2.45 (dd, J = 7.2, 12.0 Hz, 1H), 2.59 (dd, J = 5.6, 12.0 Hz, 1H), 3.07-3.14 (m, 1H), 3.18-3.24 (m, 1H), 3.35-3.42 (m, 2H), 3.98 (dt, J = 2.2, 11.4 Hz, 2H), 4.13 (d, J = 3.7 Hz, 1H), 6.93-7.02 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.71分, m/z (ESI+)= 297.1 [M+H]+
3-(ベンジルアミノ)-3-シクロプロピル-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシプロパンアミド(I-121)
[0235]表題化合物は、方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式で3-シクロプロピル-N-(シクロプロピル-メチル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-49)から合成して、ヘプタン中での摩砕による精製後にオフホワイトの固体(278mg、純度97%、63%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.00-0.09 (m, 1H), 0.22 (q, J = 5.0 Hz, 2H),
0.37-0.47 (m, 3H), 0.47-0.53 (m, 2H), 0.83-0.92 (m, 1H), 0.93-1.03 (m, 1H), 2.31 (dd, J = 3.6, 9.8 Hz, 1H), 3.06-3.15 (m, 1H), 3.17-3.25 (m, 1H), 3.72-3.86 (m,
2H), 4.21 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 6.95-7.04 (m, 1H), 7.26-7.37 (m, 5H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 0.8分, m/z (ESI+)= 289.5 [M+H]+
3-(ベンジルアミノ)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-5-メトキシペンタンアミド(I-122)
[0236]表題化合物は、方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-(2-メトキシ-エチル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-50)から合成して、黄色粘性油状物(155mg、純度90%、81%)として
得た。粗物質をヘプタン中に懸濁させ、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.16-0.24 (m, 2H), 0.45-0.53 (m, 2H), 0.90-0.98 (m, 1H), 1.67-1.72 (m, 2H), 3.02-3.19 (m, 3H), 3.28-3.38 (m, 3H), 3.41-3.56 (m, 2H), 3.78-3.88 (m, 2H), 4.12 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.28-7.36 (m, 6H) .
LC-MS (METCR1410): 90% (UV), Rt= 0.75-0.90分 (2個のピーク), m/z (ESI+)= 307.5 [M+H]+
3-(ベンジルアミノ)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(オキサン-4-イル)プロパンアミド(I-123)
[0237]表題化合物は、70℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-(オキサン-4-イル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-51)から合成して、黄色粘性油状物(134mg、純度56%、52%)として得た。粗物質をヘプタン中に懸濁させ、さらに精製することなく次のステップで使用した。
LC-MS (METCR1410): 56% (UV), Rt= 0.8分, m/z (ESI+)= 333.3 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-{[(オキサン-4-イル)メチル]アミノ}-5-フェニルペンタンアミド(I-124)
[0238]表題化合物は、70℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-(2-フェニル-エチル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-52)から合成して、ヘプタン中での摩砕による精製後にオフホワイトの固体(590mg、純度90%、97%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.17-0.23 (m, 2H), 0.45-0.51 (m, 2H), 0.89-0.98 (m, 1H), 1.20-1.30 (m, 2H), 1.47-1.63 (m, 3H), 1.63-1.71 (m, 1H), 1.77-1.90 (m, 1H), 2.38-2.46 (m, 1H), 2.48-2.55 (m, 1H), 2.62-2.75 (m, 2H), 2.92-2.99 (m, 1H), 3.09-3.21 (m, 2H), 3.35 (tdd, J = 2.2, 4.7, 11.8 Hz, 2H), 3.92-3.97 (m, 2H), 4.07 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.16-7.21 (m, 4H), 7.26-7.30 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 90% (UV), Rt= 0.89分, m/z (ESI+)= 361.6 [M+H]+
方法D:メタノール中メチルアミンによるエポキシド開環
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-(メチルアミノ)ブタンアミド(I-125)
[0239]エタノール中33%メチルアミン(3mL、24.1mmol)中のN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-メチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-27)(純度86%、300mg、1.14mmol)の溶液を、密封管内にて室温で42時間撹拌した。エタノール中33%メチルアミン(1mL)を添加し、反応混合物を室温で24時間静置した。反応混合物を真空中で濃縮して、固体を得、これを熱EtOAc(5mL)に溶解した。溶液をヘプタン(15mL)で希釈し、5分間にわたって音波浴中で冷却した。得られた沈殿物を濾過により収集し、真空中にて40℃で1時間乾燥させて、265mgのN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-(メチルアミノ)-ブタンアミドをオフホワイトの固体(純度100%、81%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.01 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 2.43 (s, 3H), 2.95-3.06 (m, 1H), 4.10 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 4.40-4.51 (m, 2H), 7.15-7.19 (m, 1H), 7.22-7.26 (m, 2H), 7.27-7.29 (m, 1H), 7.55-7.65 (m, 1H) .
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.72分, m/z (ESI+)= 257.0/259.0 [M+H]+
一般手順3(一般スキーム4):N-ホルミル化
方法A:無水酢酸の直接添加
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-126)
[0240]N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]ブタンアミド(I-54、純度85%、120mg、0.29mmol)およびギ酸(75μL、1.91mmol)の撹拌懸濁液に、無水酢酸(0.5m
L)を滴下添加した。反応物を密封バイアル内にて室温で1時間撹拌した。反応混合物を氷/水(1mL)でクエンチし、溶液を飽和NaHCO(5mL)とEtOAc(2×5mL)との間で分配した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗物質を分取LC(酸性pH、標準溶出法)により2回精製して、8mgのN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]ブタンアミドを褐色油状物(純度100%、7%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.34 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 3.88 (s, 3H), 4.11-4.21 (m, 1H), 4.40 (dd, J = 6.1, 15.1 Hz, 1H), 4.48 (dd, J = 6.3, 15.1 Hz, 1H),
4.73 (s, 1H), 6.30-6.42 (m, 1H), 6.93-7.02 (m, 2H), 7.12-7.19 (m, 2H), 7.21-7.29 (m, 3H), 7.32-7.39 (m, 1H), 7.41-7.53 (m, 1H), 8.08 (s, 1H).
LC-MS (METCR1416): 100% (UV), Rt= 3.88分, m/z (ESI+)= 377.1/379.1 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(3-メトキシフェニル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-127)
[0241]表題化合物は、方法A、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[(3-メトキシフェニル)アミノ]ブタンアミド(I-56)から合成して、黄色粘性油状物(273mg、純度91%、94%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.36 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 3.83 (s, 3H), 4.42-4.51 (m, 3H), 4.62 (s, 1H), 6.16 (s, 1H), 6.76 (t, J = 2.2 Hz, 1H), 6.79-6.84 (m, 1H), 6.86-6.91 (m, 1H), 7.14-7.20 (m, 1H), 7.22-7.28 (m, 3H), 7.32 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.39-7.47 (m, 1H), 8.28 (s, 1H).
LC-MS (METCR1278): 91% (UV), Rt= 1.93分, m/z (ESI+)= 377.0/379.0 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(4-メトキシフェニル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-128)
[0242]表題化合物は、方法A、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[(4-メトキシフェニル)アミノ]ブタンアミド(I-57)から合成して、褐色固体(273mg、H NMRによる純度90%、89%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.33 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 3.82 (s, 3H), 4.33-4.39 (m, 1H), 4.40-4.50 (m, 2H), 4.59-4.64 (m, 1H), 6.18 (s, 1H), 6.89-6.93 (m,
2H), 7.13-7.17 (m, 3H), 7.23-7.26 (m, 2H), 7.26-7.28 (m, 1H), 7.39-7.46 (m, 1H), 8.20 (s, 1H).
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-(N-フェニルホルムアミド)ブタンアミド(I-129)
[0243]表題化合物は、方法A、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-(フェニルアミノ)ブタンアミド(I-58)から合成して、褐色固体(273mg、純度81%、84%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.36 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 4.43-4.50 (m, 3H),
4.64 (s, 1H), 6.18 (s, 1H), 7.14-7.19 (m, 2H), 7.22-7.25 (m, 3H), 7.26-7.28 (m,
1H), 7.30-7.37 (m, 2H), 7.41-7.45 (m, 2H), 8.28 (s, 1H).
LC-MS (METCR1278): 81% (UV), Rt= 1.9分, m/z (ESI+)= 346.9/348.9 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシ-ブタンアミド(I-130)
[0244]表題化合物は、方法A、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)アミノ]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-65)から合成して、褐色粘性油状物(217mg、純度98%、96%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.33 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 3.86 (s, 3H), 4.15
-4.21 (m, 1H), 4.37-4.51 (m, 2H), 4.70 (s, 1H), 6.16 (s, 1H), 6.91-6.95 (m, 2H),
7.05-7.09 (m, 1H), 7.14-7.18 (m, 1H), 7.24-7.26 (m, 2H), 7.26-7.28 (m, 1H), 7.39-7.46 (m, 1H), 8.08 (s, 1H).
LC-MS (METCR1278): 98% (UV), Rt= 2.05分, m/z (ESI+)= 394.9/396.9 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(4-フルオロ-2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシ-ブタンアミド(I-131)
[0245]表題化合物は、方法A、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[(4-フルオロ-2-メトキシフェニル)アミノ]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-66)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に黄色粘性油状物(340mg、純度96%、85%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.86-1.22 (m, 3H), 3.76-3.82 (m, 3H), 3.97-4.12 (m,
1H), 4.24-4.72 (m, 3H), 6.00-6.24 (m, 1H), 6.76-6.84 (m, 1H), 6.89-6.99 (m, 1H), 7.18-7.58 (m, 5H), 8.00-8.39 (m, 1H), 8.45-8.66 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 96% (UV), Rt= 1.04-1.20分 (2個のピーク), m/z (ESI+)= 395.1/397.1 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-3-メチル-ブタンアミド(I-132)
[0246]表題化合物は、方法A、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]-3-メチルブタンアミド(I-62)から合成して、褐色自由流動性油状物(242mg、純度96%、定量的)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
LC-MS (METCR1410): 98% (UV), Rt= 1.20-1.30分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 391.0/393.0 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-3-フェニル-プロパンアミド(I-133)
[0247]表題化合物は、方法A、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]-3-フェニルプロパンアミド(I-63)から合成して、褐色粘性油状物(255mg、純度100%、定量的)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 3.86 (s, 3H), 4.21 (dd, J = 15.1, 5.5 Hz, 1H), 4.50 (dd, J = 15.1, 7.0 Hz, 1H), 5.01-5.05 (m, 1H), 5.29 (s, 1H), 6.61-6.67 (m, 1H), 6.83 (td, J = 7.6, 1.1 Hz, 1H), 6.91-6.95 (m, 2H), 6.97 (dd, J = 8.3, 0.9 Hz, 1H), 7.09-7.11 (m, 1H), 7.14-7.21 (m, 3H), 7.21-7.26 (m, 4H), 7.26-7.32 (m, 2H), 8.26 (s, 1H).
LC-MS (METCR1278): 100% (UV), Rt= 2.13分, m/z (ESI+)= 439.0/441.0 [M+H]+
N-[2-(3-クロロフェニル)プロパン-2-イル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-ブタンアミド(I-134)
[0248]表題化合物は、方法A、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-[2-(3-クロロフェニル)プロパン-2-イル]-2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]ブタンアミド(I-72)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に黄色粘性油状物(250mg、純度83%、62%)として得た。
LC-MS (METCR1410): 83% (UV), Rt= 1.07-1.30分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 405.1/407.0 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシ
フェニル)ホルムアミド]ペンタンアミド(I-135)
[0249]表題化合物は、方法A、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]ペンタンアミド(I-79)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に黄色粘性油状物(150mg、H NMRによる純度85%、62%)として得た。
1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 0.67-1.08 (m, 4H), 1.38-1.58 (m, 1H), 3.58-3.73 (m,
1H), 3.74-3.81 (m, 3H), 4.15-4.45 (m, 3H), 5.81-6.34 (m, 1H), 6.89-7.04 (m, 1H), 7.08-7.52 (m, 7H), 7.98-8.36 (m, 1H), 8.41-8.69 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 99% (UV), Rt= 1.05-1.25分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 391.0/393.0 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-5-メチル-ヘキサンアミド(I-136)
[0250]表題化合物は、方法A、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]-5-メチルヘキサンアミド(I-64)から合成して、黄色粘性油状物(140mg、純度87%、48%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。LC-MS (METCR1410): 87% (UV), Rt= 1.08-1.30分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 419.1/421.1 [M+H]+
2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-137)
[0251]表題化合物は、方法A、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式で2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]ブタンアミド(I-83)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に橙色油状物(18mg、純度91%、26%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.37 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 3.87 (s, 3H), 4.14
(q, J = 7.0 Hz, 1H), 4.69 (s, 1H), 5.45-5.63 (m, 1H), 6.95-7.05 (m, 3H), 7.14-7.18 (m, 1H), 7.32-7.38 (m, 1H), 8.08 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 91% (UV), Rt= 0.60-0.85分 (広幅ピーク), m/z (ESI+)= 253.0 [M+H]+
方法B:無水酢酸の直接添加、続いて加水分解
3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-2-ヒドロキシ-N-(2-メチルプロピル)ブタンアミド(I-138)
[0252]ギ酸(292μL、7.58mmol)中の3-(シクロヘキシルアミノ)-2-ヒドロキシ-N-(2-メチルプロピル)-ブタンアミド(I-94、287μL、1.09mmol)の撹拌懸濁液に、無水酢酸(3mL)を滴下添加し、反応物を室温で18時間撹拌した。混合物を飽和NaHCO(4mL)でクエンチし、水層をEtOAc(2×5mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、粗物質を得、これを順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)により精製した。得られた黄色油状物を1:1 MeOH/THF(4mL)に溶解し、2M NaOH(2mL)を添加した。反応物を室温で2時間撹拌し、THFおよびMeOHを真空中で除去し、水層をEtOAc(3×5ml)で抽出した。合わせた有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、332mgの3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-2-ヒドロキシ-N-(2-メチルプロピル)-ブタンアミドを透明油状物(純度89%、95%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.90-0.95 (m, 6H), 1.21-1.28 (m, 3H), 1.28-1.36 (m, 5H), 1.61-1.69 (m, 1H), 1.72-1.92 (m, 3H), 2.07-2.30 (m, 2H), 3.01-3.20
(m, 2H), 3.30-3.40 (m, 1H), 4.02 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 4.22 (s, 1H), 6.56 (s, 1H), 7.05-7.17 (m, 1H), 8.08 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 89% (UV), Rt= 0.95-1.15 (2個のピーク), m/z (ESI+)= 285.2 [M+H]+
3-[N-(シクロプロピルメチル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシ-N-(2-メチルプロピル)ブタンアミド(I-139)
[0253]表題化合物は、方法B、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式で3-[(シクロプロピルメチル)アミノ]-2-ヒドロキシ-N-(2-メチルプロピル)ブタンアミド(I-95)から合成して、透明油状物(300mg、H NMRによる純度80%、74%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.23-0.32 (m, 2H), 0.60-0.70 (m, 2H), 0.93 (d, J = 6.7 Hz, 6H), 1.04-1.14 (m, 1H), 1.29 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 1.75-1.86 (m, 1H), 3.03-3.09 (m, 1H), 3.11-3.21 (m, 3H), 3.97-4.06 (m, 1H), 4.38 (s, 1H), 7.12 (s, 1H), 8.00 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 96% (UV), Rt= 0.90-1.01分, m/z (ESI+)= 257.2 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-140)
[0254]表題化合物は、方法B、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-(シクロヘキシルアミノ)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-55)から合成して、無色固体(97mg、純度75%、63%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
LC-MS (METCR1410): 75% (UV), Rt= 1.14-1.36分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 353.0/355.0 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(シクロヘキシルメチル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-141)
[0255]密封管内の氷冷無水酢酸(0.18mL、1.91mmol)に、ギ酸(0.1mL、2.54mmol)を0℃で添加した。反応物を50℃で1時間撹拌し、乾燥THF(2.5mL)を室温で添加した。混合物を氷浴中で冷却し、乾燥THF(2.5mL)中のN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[(シクロヘキシルメチル)アミノ]-2-ヒドロキシブタン-アミド(I-67、250mg、0.73mmol)の溶液を添加した。反応物を室温で2時間撹拌し、35℃で4時間加熱し、室温で18時間撹拌した。混合物を飽和NaHCO(15mL)とEtOAc(2×10mL)との間で分配した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、無色油状物を得、これを1:1 MeOH/THF(6mL)に溶解した。2N NaOH(2mL)を添加し、反応物を室温で1時間撹拌した。混合物をEtOAc(15mL)と水(15mL)との間で分配した。水層をEtOAc(2×10mL)で抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(シクロ-ヘキシルメチル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシブタンアミドを無色油状物(133mg、H NMRによる純度80%、40%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.80-1.01 (m, 2H), 1.10-1.34 (m, 6H), 1.63-1.80 (m, 6H), 3.01-3.18 (m, 2H), 3.86 (q, J = 7.0 Hz, 1H), 4.36 (s, 1H), 4.38-4.51 (m, 2H), 6.57 (s, 1H), 7.14-7.19 (m, 1H), 7.22-7.28 (m, 3H), 7.40-7.48 (m, 1H), 7.87-8.25 (m, 1H).
LC-MS (METCR1278): 95% (UV), Rt= 1.90-2.25分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 367.4/369.4 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]プロパンアミド(I-142)
[0256]表題化合物は、方法B、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミ
ノ]プロパンアミド(I-70)から合成して、薄黄色油状物(239mg、H NMRによる純度80%、57%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 3.78 (s, 3H), 3.95 (dd, J = 2.4, 14.6 Hz, 1H), 4.09 (dd, J = 7.9, 14.6 Hz, 1H), 4.28-4.32 (m, 1H), 4.32-4.37 (m, 2H), 4.37-4.41 (m, 1H), 5.29 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 6.88-6.94 (m, 2H), 7.04-7.07 (m, 1H), 7.07-7.11 (m, 1H), 7.15-7.23 (m, 2H), 7.25-7.31 (m, 1H), 7.34-7.43 (m, 1H), 8.06-8.22 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 80% (UV), Rt= 1.03分, m/z (ESI+)= 363.0/365.0 [M+H]+
方法C:混合無水物の前形成
3-(N-ベンジルホルムアミド)-N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-143)
[0257]氷冷無水酢酸(129μL、1.37mmol)に、ギ酸(67μL、1.69mmol)を0℃で滴下添加した。混合物を50~60℃で2時間加熱し、室温に冷却した。溶液を乾燥THF(4mL)で希釈し、0℃に冷却した。乾燥THF(4mL)中の3-(ベンジルアミノ)-N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-59、純度90%、195mg、0.53mmol)の溶液を添加し、反応物を室温で18時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮して、205mgの3-(N-ベンジルホルムアミド)-N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシブタンアミドを黄色粘性油状物(純度83%、89%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.09 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 3.93 (q, J = 7.1 Hz, 1H), 4.30 (s, 1H), 4.33-4.43 (m, 2H), 4.42-4.51 (m, 2H), 6.32 (s, 1H), 7.09-7.14 (m, 1H), 7.20-7.25 (m, 3H), 7.27-7.32 (m, 2H), 7.32-7.42 (m, 4H), 8.27 (s, 1H)
LC-MS (MET-μHPLC-AB-101): 83% (UV), Rt= 2.87分, m/z (ESI+)= 361.1/363.1 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(プロパン-2-イル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-144)
[0258]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[(プロパン-2-イル)アミノ]ブタンアミド(I-60)から合成して、桃色粘性油状物(213mg、H NMRによる純度80%、87%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.26 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 1.30 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.35 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 3.87 (七重線, J = 6.7 Hz, 1H), 4.03 (q, J = 7.1 Hz, 1H), 4.29 (s, 1H), 4.39-4.50 (m, 2H), 6.60 (s, 1H), 7.14-7.18 (m, 1H), 7.23-7.28 (m, 3H), 7.39-7.51 (m, 1H), 8.08-8.11 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 92% (UV), Rt= 0.95-1.10分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 313.0/315.0 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(オキサン-4-イル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-145)
[0259]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[(オキサン-4-イル)アミノ]ブタンアミド(I-61)から合成して、黄色粘性油状物(180mg、純度62%、88%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
LC-MS (METCR1410): 62% (UV), Rt= 1.03分, m/z (ESI+)= 355.0/357.0 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(2,2-ジメチルプロピル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-146)
[0260]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[(2,2-ジメチルプロピル)アミノ]-2-ヒ
ドロキシブタンアミド(I-68)から合成して、黄色固体(220mg、H NMRによる純度85%、67%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.82-0.90 (m, 9H), 1.12-1.27 (m, 3H), 2.53-2.57 (m,
1H), 3.48-3.57 (m, 1H), 3.64 (qd, J = 3.0, 7.2 Hz, 1H), 4.03-4.12 (m, 1H), 4.21-4.36 (m, 2H), 6.17-6.29 (m, 1H), 7.20-7.24 (m, 1H), 7.27-7.37 (m, 3H), 7.88-8.33 (m, 1H), 8.46-8.67 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 98% (UV), Rt= 1.04-1.02分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 341.0/343.0 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-{N-[(オキサン-4-イル)メチル]ホルムアミド}ブタンアミド(I-147)
[0261]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-{[(オキサン-4-イル)メチル]アミノ}ブタンアミド(I-69)から合成して、無色粘性油状物(188mg、H NMRによる純度90%、88%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.22-1.28 (m, 4H), 1.51-1.70 (m, 3H), 1.93 (dq, J = 3.7, 11.3 Hz, 1H), 3.16 (qd, J = 7.2, 14.2 Hz, 2H), 3.40 (td, J = 2.1, 11.9 Hz, 2H), 3.89 (q, J = 7.1 Hz, 1H), 4.00 (dd, J = 3.2, 11.5 Hz, 2H), 4.35 (s,
1H), 4.38-4.51 (m, 2H), 6.40-6.68 (m, 1H), 7.12-7.18 (m, 1H), 7.23-7.30 (m, 3H), 7.36-7.53 (m, 1H), 7.92-8.12 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 98% (UV), Rt= 0.92-1.00分 (2個のピーク), m/z (ESI+)= 369.0/371.0 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-148)
[0262]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]ブタンアミド(I-71)から合成して、無色粘性油状物(325mg、純度99%、62%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.83-1.03 (m, 2H), 1.14-1.29 (m, 4H), 1.32 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 1.38-1.54 (m, 1H), 1.55-1.63 (m, 2H), 1.74 (s, 2H), 3.12 (dh, J = 6.4, 19.6 Hz, 2H), 3.84-3.94 (m, 3H), 4.04-4.24 (m, 1H), 4.63-4.70 (m, 1H), 6.28 (s, 1H), 6.94-7.02 (m, 2H), 7.08-7.20 (m, 2H), 7.29-7.41 (m, 1H), 8.07 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 99% (UV), Rt= 1.04-1.20分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 349.1 [M+H]+
N-[2-(3-クロロフェニル)プロパン-2-イル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(プロパン-2-イル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-149)
[0263]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-[2-(3-クロロフェニル)プロパン-2-イル]-2-ヒドロキシ-3-[(プロパン-2-イル)アミノ]ブタンアミド(I-73)から合成して、無色粘性油状物(110mg、H NMRによる純度85%、78%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.22-1.31 (m, 9H), 1.66-1.73 (m, 6H), 3.78-3.88 (m, 1H), 3.93 (q, J = 7.1 Hz, 1H), 4.15-4.16 (m, 1H), 6.53-6.74 (m, 1H), 7.18-7.22 (m, 1H), 7.23-7.27 (m, 2H), 7.30-7.36 (m, 1H), 7.39-7.47 (m, 1H), 8.06-8.20 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 89% (UV), Rt= 1.04-1.20分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 341.0/343.0 [M+H]+
N-[2-(3-クロロフェニル)プロパン-2-イル]-3-(N-シクロヘキシル
ホルムアミド)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-150)
[0264]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-[2-(3-クロロフェニル)プロパン-2-イル]-3-(シクロヘキシルアミノ)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-74)から合成して、無色粘性油状物(150mg、
NMRによる純度70%、61%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.23-1.28 (m, 3H), 1.58-1.64 (m, 2H), 1.65-1.74 (m, 10H), 1.74-1.88 (m, 5H), 3.33 (tt, J = 4.0, 11.9 Hz, 1H), 3.93-3.98 (m, 1H), 4.14-4.16 (m, 1H), 6.74 (s, 1H), 7.16-7.21 (m, 1H), 7.23-7.25 (m, 1H), 7.33-7.37 (m, 1H), 7.41-7.47 (m, 1H), 8.06-8.24 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 71% (UV), Rt= 0.94分 (広幅ピーク), m/z (ESI+)= 381.2/383.2 [M+H]+
N-tert-ブチル-2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-151)
[0265]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-tert-ブチル-2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]ブタンアミド(I-75)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~50%EtOAc勾配)による精製後にベージュ色結晶性固体(117mg、H NMRによる純度98%、58%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.32 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 1.36 (s, 9H), 3.84-3.93 (m, 3H), 4.04-4.19 (m, 1H), 4.48-4.61 (m, 1H), 6.21-6.36 (m, 1H), 6.89-7.01 (m, 3H), 7.13-7.20 (m, 1H), 7.28-7.38 (m, 1H), 8.03-8.46 (m, 1H).
2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-N-(プロパン-2-イル)ブタンアミド(I-152)
[0266]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式で2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)-アミノ]-N-(プロパン-2-イル)ブタンアミド(I-76)から合成して、無色粘性油状物(217mg、純度88%、82%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.12-1.21 (m, 6H), 1.31 (d, J = 7.2 Hz, 3H),
3.86-3.90 (m, 3H), 4.01-4.10 (m, 1H), 4.10-4.15 (m, 1H), 4.62 (s, 1H), 6.26 (s,
1H), 6.86-6.94 (m, 1H), 6.94-7.00 (m, 2H), 7.15 (dd, J = 1.6, 7.6 Hz, 1H), 7.31-7.38 (m, 1H), 8.03-9.12 (m, 1H).
LC-MS (METCR1278): 88% (UV), Rt= 1.40-1.75分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 295.0 [M+H]+
3-[N-(2,2-ジメチルプロピル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシ-N-(プロパン-2-イル)ブタンアミド(I-153)
[0267]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式で3-[(2,2-ジメチルプロピル)アミノ]-2-ヒドロキシ-N-(プロパン-2-イル)ブタンアミド(I-77)から合成して、オフホワイトの固体(217mg、純度79%、93%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.89-1.01 (m, 9H), 1.15-1.18 (m, 6H), 1.19-1.29 (m, 3H), 2.98 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 3.20 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 3.89 (m, 1H),
4.02-4.11 (m, 1H), 4.21-4.39 (m, 1H), 6.59 (s, 1H), 6.79-6.94 (m, 1H), 7.92-8.34 (m, 1H).
LC-MS (METCR1278): 79% (UV), Rt= 1.50-1.80分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 259.1 [M+H]+
N-[4-(7-クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-2-イル)-3-ヒドロキシ-4-オキソブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド(I-154)
[0268]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式で1-(7-クロロ-1,2,3,4-テトラ-ヒドロイソ-キノリン-2-イル)-2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]ブタン-1-オン(I-78)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~50%EtOAc勾配)による精製後に赤色粘性油状物(50mg、H NMRによる純度70%、38%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.80-0.88 (m, 3H), 2.81-2.96 (m, 1H), 3.01 (q, J = 5.5 Hz, 1H), 3.81 (d, J = 2.9 Hz, 3H), 3.83-4.33 (m, 4H), 4.75 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 4.89-5.32 (m, 2H), 6.88-7.02 (m, 2H), 7.05-7.23 (m, 3H), 7.30-7.39 (m, 1H), 7.60 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 8.01-8.13 (m, 1H).
LC-MS (METCR1278): 92% (UV), Rt= 1.90-2.10分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 403.0/405.0 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-3-[N-(2-メチルプロピル)-ホルムアミド]ペンタン-アミド(I-155)
[0269]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-3-[(2-メチルプロピル)アミノ]ペンタンアミド(I-80)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)による精製後に無色ガラス状物(95mg、H NMRによる純度80%、42%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.15-0.24 (m, 2H), 0.44-0.53 (m, 2H), 0.84-0.98 (m, 13H), 1.94-2.15 (m, 1H), 2.25-2.63 (m, 1H), 3.02-3.30 (m, 4H), 3.57 (d, J = 10.9 Hz, 1H), 4.21-4.25 (m, 1H), 6.02-6.27 (m, 1H), 6.59-7.13 (m, 1H), 7.96-8.35 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 88% (UV), Rt= 1.18分, m/z (ESI+)= 285.1 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-[N-(2,2-ジメチルプロピル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシ-4-メチル-ペンタンアミド(I-156)
[0270]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-[(2,2-ジメチルプロピル)アミノ]-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタンアミド(I-81)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)による精製後に無色粘性油状物(95mg、H NMRによる純度75%、42%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.17-0.20 (m, 2H), 0.46-0.50 (m, 2H), 0.86-0.94 (m, 6H), 0.97-0.98 (m, 10H), 2.46-2.55 (m, 1H), 2.94 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 3.01-3.08 (m, 1H), 3.13-3.20 (m, 1H), 3.30-3.34 (m, 1H), 3.63-3.67 (m, 1H), 4.42-4.46 (m, 1H), 6.41 (s, 1H), 7.04-7.17 (m, 1H), 8.00-8.42 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 88% (UV), Rt= 1.24分, m/z (ESI+)= 299.0 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-3-{N-[(オキサン-4-イル)メチル]ホルムアミド}ペンタン-アミド(I-157)
[0271]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-3-{[(オキサン-4-イル)メチル]アミノ}ペンタンアミド(I-85)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)による精製後に無色粘性油状物(108mg、H NMRによる純度81%、38%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.15-0.25 (m, 2H), 0.43-0.55 (m, 2H), 0.84-0.98 (m, 7H), 1.13-1.42 (m, 2H), 1.51-1.69 (m, 1H), 1.81-2.09 (m, 2H), 2.22-2.62 (m, 1H), 3.00-3.27 (m, 3H), 3.28-3.45 (m, 3H), 3.56 (t, J = 10.5 Hz, 1H), 3.88-4.01 (m, 2H), 4.15-4.21 (m, 1H), 5.94-6.44 (m, 1H), 7.02-7.27 (m, 1H), 7.95-8.31
(m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 26% (UV), Rt= 1.00分, m/z (ESI+)= 327.1 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-4-メチル-ペンタンアミド(I-158)
[0272]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]-4-メチルペンタンアミド(I-82)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中10~73%EtOAc勾配)による精製後に褐色自由流動性油状物(276mg、
NMRによる純度90%、53%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.84 (d, J = 6.7 Hz, 3H), 0.98 (d, J = 6.7 Hz, 3H), 2.64-2.76 (m, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.97 (d, J = 10.5 Hz, 1H), 4.37-4.50 (m, 2H), 4.84 (s, 1H), 5.95 (s, 1H), 6.94-7.02 (m, 2H), 7.15-7.21 (m, 1H), 7.21-7.33 (m, 5H), 7.38 (t, J = 4.8 Hz, 1H), 8.20 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 99% (UV), Rt= 1.08-1.28分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 405.1/407.1 [M+H]+
3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-2-ヒドロキシ-N-(プロパン-2-イル)ブタンアミド(I-159)
[0273]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式で3-(シクロヘキシルアミノ)-2-ヒドロキシ-N-(プロパン-2-イル)ブタンアミド(I-84)から合成して、褐色自由流動性油状物(303mg、H NMRによる純度85%、73%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.16-1.19 (m, 6H), 1.22 (d, J = 7.2 Hz, 3H),
1.27-1.36 (m, 2H), 1.50-1.63 (m, 2H), 1.63-1.69 (m, 1H), 1.70-1.78 (m, 2H), 1.79-1.89 (m, 3H), 3.31-3.40 (m, 1H), 3.97-4.08 (m, 2H), 4.15-4.19 (m, 1H), 6.55 (s, 1H), 6.80-6.91 (m, 1H), 8.08 (s, 1H).
LC-MS (METCR1278): 100% (UV), Rt= 1.55-1.80分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 271.1 [M+H]+
3-(N-ベンジルホルムアミド)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-160)
[0274]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式で3-(ベンジルアミノ)-N-(シクロプロピル-メチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-86)から合成して、オフホワイトの固体(355mg、純度88%、77%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.13-0.24 (m, 2H), 0.43-0.55 (m, 2H), 0.88-0.97 (m, 1H), 1.08 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 3.02-3.15 (m, 2H), 3.90 (q, J = 7.1 Hz, 1H), 4.25 (s, 1H), 4.40-4.52 (m, 2H), 6.25 (s, 1H), 7.01-7.14 (m, 1H), 7.27-7.41 (m, 5H), 8.27 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 88% (UV), Rt= 0.88-1.00分 (2個のピーク), m/z (ESI+)= 291.1 [M+H]+
3-[N-(シクロヘキシルメチル)ホルムアミド]-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-161)
[0275]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式で3-[(シクロヘキシルメチル)アミノ]-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-87)から合成して、オフホワイトの固体(298mg、純度92%、88%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.15-0.28 (m, 2H), 0.45-0.58 (m, 2H), 0.80-0.92 (m, 2H), 0.92-1.01 (m, 1H), 1.10-1.32 (m, 6H), 1.60-1.78 (m, 6H), 3.01-3.20 (m, 4H), 3.84 (q, J = 7.1 Hz, 1H), 4.30 (s, 1H), 6.51 (s, 1H), 7.07-7.22 (m, 1H), 7.92 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 92% (UV), Rt= 0.96-1.12分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 297.1 [M+H]+
tert-ブチル4-[(N-{1-[(シクロプロピルメチル)カルバモイル]-1-ヒドロキシプロパン-2-イル}ホルムアミド)-メチル]ピペリジン-1-カルボキシレート(I-162)
[0276]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でtert-ブチル4-[({1-[(シクロプロピル-メチル)カルバモイル]-1-ヒドロキシプロパン-2-イル}アミノ)メチル]ピペリジン-1-カルボキシレート(I-88)から合成して、黄色粘性油状物(1.02g、純度86%、95%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.15-0.24 (m, 2H), 0.47-0.55 (m, 2H), 0.88-1.00 (m, 1H), 1.01-1.16 (m, 2H), 1.22-1.25 (m, 3H), 1.41-1.47 (m, 9H), 1.54-1.73 (m, 2H), 1.79-1.89 (m, 1H), 2.61-2.76 (m, 2H), 3.06-3.21 (m, 4H), 3.86 (q, J = 7.1 Hz, 1H), 4.00-4.21 (m, 2H), 4.28 (s, 1H), 6.24-6.41 (m, 1H), 6.98-7.20 (m, 1H), 7.90-7.95 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 86% (UV), Rt= 0.98-1.08分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 420.2 [M+Na]+
3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-163)
[0277]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式で3-(シクロヘキシルアミノ)-N-(シクロ-プロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-89)から合成して、褐色自由流動性油状物(262mg、H NMRによる純度80%、99%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.15-0.27 (m, 2H), 0.44-0.58 (m, 2H), 0.88-1.03 (m, 1H), 1.08-1.45 (m, 6H), 1.49-1.92 (m, 6H), 3.05-3.42 (m, 3H), 3.71-3.87 (m, 1H), 3.97-4.17 (m, 1H), 4.19-4.71 (m, 1H), 6.25-6.71 (m, 1H), 7.01-7.24 (m, 1H), 8.00-8.15 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 96% (UV), Rt= 0.96-1.08分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 283.2 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-[N-(2,2-ジメチルプロピル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-164)
[0278]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-[(2,2-ジメチルプロピル)アミノ]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-90)から合成して、褐色自由流動性油状物(203mg、H NMRによる純度95%、91%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.14-0.28 (m, 2H), 0.43-0.59 (m, 2H), 0.89-1.05 (m, 10H), 1.23 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 2.99 (d, J = 14.5 Hz, 1H), 3.11-3.16 (m,
2H), 3.20 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 3.91 (q, J = 7.1 Hz, 1H), 4.42 (s, 1H), 6.47-6.70 (m, 1H), 7.07-7.22 (m, 1H), 7.96 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 92% (UV), Rt= 0.92-1.08分 (2個のピーク), m/z (ESI+)= 271.2 [M+H]+
3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-N-シクロプロピル-2-ヒドロキシブタンアミド(I-165)
[0279]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式で3-(シクロヘキシルアミノ)-N-シクロプロピル-2-ヒドロキシブタンアミド(I-91)から合成して、無色粘性油状物(178mg、H NMRによる純度85%、81%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.48-0.58 (m, 2H), 0.74-0.83 (m, 2H), 1.11-1.19 (m, 1H), 1.21 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 1.28-1.36 (m, 2H), 1.51-1.57 (m, 1H), 1.6
3-1.70 (m, 1H), 1.72-1.78 (m, 2H), 1.79-1.89 (m, 3H), 2.69-2.77 (m, 1H), 3.30-3.40 (m, 1H), 4.02 (q, J = 7.3 Hz, 1H), 4.18 (s, 1H), 6.50 (s, 1H), 7.03 (br. s, 1H), 8.07 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 81% (UV), Rt= 0.84-1.00分 (2個のピーク), m/z (ESI+)= 269.1 [M+H]
3-[N-(シクロヘキシルメチル)ホルムアミド]-N-シクロプロピル-2-ヒドロキシブタンアミド(I-166)
[0280]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式で3-[(シクロヘキシルメチル)アミノ]-N-シクロプロピル-2-ヒドロキシブタンアミド(I-92)から合成して、無色粘性油状物(195mg、H NMRによる純度90%、89%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.48-0.57 (m, 2H), 0.76-0.81 (m, 2H), 0.83-0.93 (m, 2H), 1.13-1.31 (m, 7H), 1.63-1.78 (m, 5H), 2.70-2.77 (m, 1H), 3.01-3.07 (m, 1H), 3.09-3.14 (m, 1H), 3.83 (q, J = 7.1 Hz, 1H), 4.26 (s, 1H), 6.46 (s, 1H), 7.04 (br. s, 1H), 7.91 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 60% (UV), Rt= 0.92-1.04分 (2個のピーク), m/z (ESI+)= 283.1 [M+H]+
3-(N-ベンジルホルムアミド)-N-シクロプロピル-2-ヒドロキシブタンアミド(I-167)
[0281]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式で3-(ベンジルアミノ)-N-シクロプロピル-2-ヒドロキシブタンアミド(I-93)から合成して、無色粘性油状物(192mg、純度93%、93%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.40-0.56 (m, 2H), 0.68-0.81 (m, 2H), 0.99-1.47 (m, 4H), 2.61-2.74 (m, 1H), 3.84-4.51 (m, 4H), 6.78-7.07 (m, 1H), 7.21-7.41 (m, 5H), 8.23-8.39 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 93% (UV), Rt= 0.80-0.96分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 277.1 [M+H]+
3-[N-(2,2-ジメチルプロピル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシ-N-(2-メチルプロピル)ブタンアミド(I-168)
[0282]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式で3-[(2,2-ジメチルプロピル)アミノ]-2-ヒドロキシ-N-(2-メチルプロピル)ブタンアミド(I-96)から合成して、黄色油状物(242mg、H NMRによる純度35%、43%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.87-0.93 (m, 6H), 0.99 (s, 9H), 1.22 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 1.72-1.83 (m, 1H), 2.95-3.24 (m, 4H), 3.90 (q, J = 7.1 Hz, 1H), 4.43 (s, 1H), 6.57 (s, 1H), 7.12-7.21 (m, 1H), 7.96 (s, 1H).
2-ヒドロキシ-N-(2-メチルプロピル)-3-[N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-169)
[0283]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式で2-ヒドロキシ-N-(2-メチルプロピル)-3-[(2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ]ブタンアミド(I-97)から合成して、無色固体(197mg、純度100%、99%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.89-0.96 (m, 6H), 1.28-1.37 (m, 3H), 1.74-1.84 (m, 1H), 3.03-3.11 (m, 1H), 3.12-3.22 (m, 1H), 3.72-3.94 (m, 2H), 4.00-4.09 (m, 1H), 4.35 (s, 1H), 5.62 (d, J = 1.1 Hz, 1H), 6.80-7.07 (m, 1H), 8.08-8.46 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.93分, m/z (ESI+)= 285.0 [M+H]+
3-(N-ベンジルホルムアミド)-2-ヒドロキシ-N-(2-メチルプロピル)ブタンアミド(I-170)
[0284]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式で3-(ベンジルアミノ)-2-ヒドロキシ-N-(2-メチルプロピル)ブタンアミド(I-98)から合成して、無色粘性油状物(159mg、H NMRによる純度90%、98%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.85-0.93 (m, 6H), 1.05-1.22 (m, 3H), 1.69-1.79 (m, 1H), 2.94-3.03 (m, 1H), 3.07-3.17 (m, 1H), 3.86-4.52 (m, 4H), 5.83-6.39 (m, 1H), 6.80-7.11 (m, 1H), 7.27-7.30 (m, 2H), 7.31-7.41 (m, 3H), 8.24-8.42 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.92-1.04分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 293.5 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[N-(プロパン-2-イル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-171)
[0285]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(プロパン-2-イル)アミノ]ブタンアミド(I-99)から合成して、無色粘性油状物(400mg、H NMRによる純度50%、43%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.79-1.02 (m, 2H), 1.03-1.57 (m, 14H), 1.58-1.79 (m, 4H), 2.92-3.23 (m, 3H), 3.64-4.05 (m, 2H), 4.21 (s, 1H), 6.92-7.23 (m, 1H), 8.04-8.13 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.96-1.12分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 285.2 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-{N-[(オキサン-4-イル)メチル]ホルムアミド}ブタンアミド(I-172)
[0286]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-{[(オキサン-4-イル)メチル]アミノ}ブタンアミド(I-100)から合成して、無色粘性油状物(400mg、純度87%、64%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.79-1.03 (m, 2H), 1.07-1.35 (m, 9H), 1.37-1.54 (m, 1H), 1.55-1.78 (m, 7H), 1.86-2.01 (m, 1H), 3.03-3.24 (m, 4H), 3.39 (td, J = 2.0, 11.8 Hz, 2H), 3.87 (q, J = 7.1 Hz, 1H), 3.99 (dd, J = 4.2, 11.5 Hz, 2H), 4.28 (s, 1H), 6.98-7.16 (m, 1H), 7.80-8.01 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 87% (UV), Rt= 0.96-1.08分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 341.2 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-173)
[0287]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ]ブタンアミド(I-101)から合成して、無色粘性油状物(250mg、純度67%、68%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
LC-MS (METCR1410): 67% (UV), Rt= 1.02分, m/z (ESI+)= 325.4 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-3-[N-(シクロプロピルメチル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-174)
[0288]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-3-[(シクロプロピルメチル)アミノ]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-102)から合成して、無色粘性油状物(194mg、純度100%、98%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.20-0.35 (m, 2H), 0.57-0.72 (m, 2H), 0.84-1.02 (m, 2H), 1.02-1.23 (m, 4H), 1.28 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 1.38-1.55 (m, 1H), 1.65-1.79 (m, 5H), 3.04-3.23 (m, 4H), 4.01 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 4.37 (s, 1H), 6.43 (s, 1H), 7.01-7.18 (m, 1H), 8.00 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 1.00-1.12分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 297.1 [M+H]+
3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-175)
[0289]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式で3-(シクロヘキシルアミノ)-N-(シクロヘキシル-メチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-103)から合成して、無色粘性油状物(194mg、H NMRによる純度82%、82%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.81-1.03 (m, 2H), 1.08-1.43 (m, 9H), 1.44-1.95 (m, 13H), 2.98-3.23 (m, 2H), 3.27-3.43 (m, 1H), 4.02 (q, J = 7.1 Hz, 1H), 4.21 (s, 1H), 6.55(s, 1H), 6.95-7.18 (m, 1H), 8.04-8.25 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 1.04-1.24分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 325.2 [M+H]+
tert-ブチル4-[(N-{1-[(シクロヘキシルメチル)カルバモイル]-1-ヒドロキシプロパン-2-イル}ホルムアミド)-メチル]ピペリジン-1-カルボキシレート(I-176)
[0290]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でtert-ブチル4-[({1-[(シクロヘキシル-メチル)-カルバモイル]-1-ヒドロキシプロパン-2-イル}アミノ)メチル]ピペリジン-1-カルボキシレート(I-104)から合成して、無色粘性油状物(250mg、H NMRによる純度90%、35%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.79-0.92 (m, 2H), 0.95-1.11 (m, 3H), 1.12-1.20 (m, 5H), 1.34-1.44 (m, 11H), 1.56-1.68 (m, 7H), 1.73-1.82 (m, 1H), 2.62 (q, J = 11.6, 12.2 Hz, 2H), 2.96-3.16 (m, 4H), 4.00-4.12 (m, 3H), 7.00-7.05 (m, 1H),
7.84-7.88 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 84% (UV), Rt= 1.10-1.24分, m/z (ESI+)= 384.6 [M+H-tBu]+
tert-ブチルN-[(1S,4S)-4-(N-{1-[(シクロヘキシルメチル)カルバモイル]-1-ヒドロキシプロパン-2-イル}ホルムアミド)シクロヘキシル]カルバメート(I-177)
[0291]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でtert-ブチルN-[(1S,4S)-4-({1-[(シクロ-ヘキシルメチル)カルバモイル]-1-ヒドロキシプロパン-2-イル}アミノ)シクロヘキシル]カルバメート(I-105)から合成して、橙色油状物(593mg、H NMRによる純度79%、80%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.85-1.02 (m, 2H), 1.14-1.29 (m, 5H), 1.45 (s, 9H), 1.56-1.80 (m, 11H), 1.83-2.01 (m, 5H), 3.06-3.18 (m, 2H), 3.29-3.46 (m, 1H), 3.73-3.93 (m, 1H), 3.93-4.07 (m, 1H), 4.21 (s, 1H), 4.93-5.12 (m, 1H), 6.53
(s, 1H), 7.06-7.22 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 95% (UV), Rt= 1.14-1.28分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 384.3 [M+H-tBu]+
3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-N-[2-(シクロヘキシルオキシ)エチル]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-178)
[0292]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式で3-(シクロヘキシルアミノ)-N-[2-(シクロ-ヘキシルオキシ)エチル]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-106)から合成して、無色ゴム状物(240mg、H NMRによる純度90%、81%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.99-1.47 (m, 12H), 1.50-1.94 (m, 13H), 3.14-3.32 (m, 1H), 3.32-3.60 (m, 5H), 3.93-4.18 (m, 1H), 7.32-7.42 (m, 1H), 8.02-8.30 (m, 1H).
LC-MS (METCR0990): 98% (UV), Rt= 1.56-1.80分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 355.3 [M+H]+
メチル2-[3-(N-ベンジルホルムアミド)-2-ヒドロキシブタンアミド]アセテート(I-179)
[0293]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でメチル2-[3-(ベンジルアミノ)-2-ヒドロキシブタンアミド]アセテート(I-107)から合成して、無色粘性油状物(417mg、純度77%、85%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
LC-MS (METCR1410): 77% (UV), Rt= 0.85-0.89分, m/z (ESI+)= 309.1 [M+H]+
3-(N-ベンジルホルムアミド)-2-ヒドロキシ-N-(プロパン-2-イル)ブタンアミド(I-180)
[0294]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式で3-(ベンジルアミノ)-2-ヒドロキシ-N-(プロパン-2-イル)ブタンアミド(I-108)から合成して、オフホワイトの固体(125mg、純度99%、81%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.06 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 1.09-1.17 (m, 6H),
3.83-4.09 (m, 2H), 4.20 (s, 1H), 4.36-4.54 (m, 2H), 6.23 (s, 1H), 6.72-6.88 (m,
1H), 7.27-7.43 (m, 5H), 8.24-8.43 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 99% (UV), Rt= 0.88-1.00分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 279.1 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-{N-[(オキサン-4-イル)メチル]ホルムアミド}ヘキサンアミド(I-181)
[0295]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-{[(オキサン-4-イル)メチル]アミノ}ヘキサンアミド(I-109)から合成して、無色粘性油状物(400mg、H NMRによる純度87%、92%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.18-0.26 (m, 2H), 0.48-0.55 (m, 2H), 0.88-1.00 (m, 4H), 1.16-1.39 (m, 4H), 1.41-1.65 (m, 4H), 1.74-1.90 (m, 1H), 1.91-2.01 (m, 1H), 2.84-3.24 (m, 4H), 3.28-3.51 (m, 3H), 3.69-3.82 (m, 1H), 3.92-4.01 (m, 2H), 7.13 (s, 1H), 7.93-8.26 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 86% (UV), Rt= 0.84-1.00分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 327.2 [M+H]+
tert-ブチル4-[(N-{1-[(シクロヘキシルメチル)カルバモイル]-1-ヒドロキシブタン-2-イル}ホルムアミド)-メチル]ピペリジン-1-カルボキシレート(I-182)
[0296]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でtert-ブチル4-[({1-[(シクロヘキシルメチル)カルバモイル]-1-ヒドロキシブタン-2-イル}アミノ)メチル]ピペリジン-1-カルボキシレート(I-110)から合成して、黄色粘性油状物(580mg、純度97%、88%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.82-1.28 (m, 10H), 1.37-1.50 (m, 10H), 1.51-1.80 (m, 8H), 1.79-1.96 (m, 1H), 1.94-2.08 (m, 1H), 2.52-2.94 (m, 2H), 3.01-3.26 (m, 4H), 3.41-3.78 (m, 1H), 3.99-4.21 (m, 2H), 4.19-4.28 (m, 1H), 6.11-7.14 (m, 1H), 7.85-8.25 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 1.20-1.29分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 398.2 [M+H-tBu]+
3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシペンタンアミド(I-183)
[0297]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式で3-(シ
クロヘキシルアミノ)-N-(シクロヘキシル-メチル)-2-ヒドロキシペンタンアミド(I-111)から合成して、黄色粘性油状物(460mg、純度88%、98%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.75-1.03 (m, 4H), 1.06-1.55 (m, 11H), 1.54-1.99 (m, 13H), 3.01-3.35 (m, 2H), 3.71-3.92 (m, 1H), 4.18-4.33 (m, 1H), 6.12-7.13 (m, 1H), 8.05-8.26 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 88% (UV), Rt= 1.13-1.24分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 339.2 [M+H]+
tert-ブチル3-[(N-{1-[(シクロヘキシルメチル)カルバモイル]-1-ヒドロキシブタン-2-イル}ホルムアミド)-メチル]アゼチジン-1-カルボキシレート(I-184)
[0298]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でtert-ブチル3-[({1-[(シクロヘキシルメチル)-カルバモイル]-1-ヒドロキシブタン-2-イル}アミノ)メチル]アゼチジン-1-カルボキシレート(I-112)から合成して、橙色ゴム状物(475mg、純度60%、53%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.75-1.07 (m, 6H), 1.05-1.35 (m, 5H), 1.43 (d, J = 2.8 Hz, 11H), 1.61-1.81 (m, 6H), 2.91-3.21 (m, 1H), 3.30-3.81 (m, 4H), 3.78-4.42 (m, 4H), 6.47-7.09 (m, 1H), 8.00-8.29 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 60% (UV), Rt= 1.11分, m/z (ESI+)= 426.3 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-[N-(シクロプロピルメチル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシ-5-メチルヘキサン-アミド(I-185)
[0299]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-[(シクロ-プロピルメチル)アミノ]-2-ヒドロキシ-5-メチルヘキサンアミド(I-113)から合成して、無色粘性油状物(252mg、純度96%、91%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.21 (dq, J = 4.7, 10.7 Hz, 3H), 0.26-0.41 (m, 1H), 0.44-0.76 (m, 4H), 0.82-1.03 (m, 7H), 1.02-1.20 (m, 1H), 1.31-1.44 (m, 1H), 1.46-1.68 (m, 1H), 1.78-2.01 (m, 1H), 2.95-3.45 (m, 4H), 4.00 (td, J = 3.9, 10.3, 10.7 Hz, 1H), 4.28-4.48 (m, 1H), 6.98-7.18 (m, 1H), 7.96-8.33 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 96% (UV), Rt= 1.00-1.12分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 297.6 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-5-メチル-3-{N-[(オキサン-4-イル)メチル]ホルムアミド}ヘキサン-アミド(I-186)
[0300]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-5-メチル-3-{[(オキサン-4-イル)メチル]アミノ}ヘキサンアミド(I-114)から合成して、無色粘性油状物(400mg、純度77%、定量的)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
LC-MS (METCR1410): 76% (UV), Rt= 0.96-1.04分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 341.2 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-5-メチル-3-(N-{[(3S)-オキソラン-3-イル]メチル}ホルムアミド)-ヘキサンアミド(I-187)
[0301]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-5-メチル-3-({[(3S)-オキソラン-3-イル]メチル}アミノ)ヘキサンアミド(I-115)から合成して、無色粘性油状物(310mg、H NMRによる純度80%、80%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.13-0.29 (m, 2H), 0.43-0.58 (m, 2H), 0.81-1.01 (m, 7H), 1.35-1.62 (m, 2H), 1.76-1.94 (m, 1H), 1.97-2.23 (m, 1H), 2.65-2.95
(m, 1H), 3.02-3.98 (m, 10H), 4.18-4.29 (m, 1H), 6.06 (d, J = 3.0 Hz, 1H), 7.03-7.18 (m, 1H), 7.99-8.26 (m, 1H).
LC-MS (METCR0990): 96% (UV), Rt= 1.35-1.55分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 327.0 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-5-メチル-3-(N-{[(3R)-オキソラン-3-イル]メチル}ホルムアミド)-ヘキサンアミド(I-188)
[0302]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-5-メチル-3-({[(3R)-オキソラン-3-イル]メチル}アミノ)ヘキサンアミド(I-116)から合成して、無色粘性油状物(277mg、H NMRによる純度80%、72%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.14-0.27 (m, 2H), 0.43-0.57 (m, 2H), 0.79-1.03 (m, 7H), 1.35-1.61 (m, 2H), 1.75-1.95 (m, 1H), 1.96-2.18 (m, 1H), 2.60-2.85 (m, 1H), 3.01-3.99 (m, 10H), 4.17-4.29 (m, 1H), 6.07 (d, J = 2.9 Hz, 1H), 7.02-7.17 (m, 1H), 8.02-8.25 (m, 1H).
LC-MS (METCR0990): 96% (UV), Rt= 1.35-1.55分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 327.0 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[N-(3-メトキシプロピル)ホルムアミド]-5-メチルヘキサン-アミド(I-189)
[0303]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(3-メトキシプロピル)アミノ]-5-メチルヘキサンアミド(I-117)から合成して、無色粘性油状物(269mg、H NMRによる純度85%、100%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.16-0.28 (m, 2H), 0.45-0.56 (m, 2H), 0.85-0.92 (m, 6H), 0.92-1.10 (m, 1H), 1.33-1.59 (m, 2H), 1.73-1.99 (m, 3H), 2.01-2.10 (m, 1H), 3.07-3.20 (m, 2H), 3.21-3.45 (m, 6H), 3.49-3.91 (m, 2H), 4.24-4.34 (m, 1H), 7.01-7.18 (m, 1H), 8.01-8.26 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 96% (UV), Rt= 0.90-1.10分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 315.2 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-5-メチル-3-{N-[(オキソラン-3-イル)メチル]ホルムアミド}-ヘキサンアミド(I-190)
[0304]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-5-メチル-3-{[(オキソラン-3-イル)メチル]アミノ}ヘキサンアミド(I-118)から合成して、無色粘性油状物(237mg、H NMRによる純度98%、定量的)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.17-0.27 (m, 2H), 0.46-0.57 (m, 2H), 0.86-0.93 (m, 6H), 0.93-1.01 (m, 1H), 1.37-1.46 (m, 1H), 1.47-1.58 (m, 1H), 1.82-1.92 (m, 1H), 2.00-2.19 (m, 1H), 2.66-2.84 (m, 1H), 3.07-3.86 (m, 8H), 3.87-3.96 (m, 2H), 4.18-4.29 (m, 1H), 6.07 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 7.03-7.14 (m, 1H), 8.04 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.90-1.10分 (2個のピーク), m/z (ESI+)= 327.2 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-5-メチル-3-{N-[(オキソラン-2-イル)メチル]ホルムアミド}-ヘキサンアミド(I-191)
[0305]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-5-メチル-3-{[(オキソラン-2-イル)メチル]アミノ}ヘキサンアミド(I-119)から合成して、淡黄色固体(176mg、純度99%、93%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.14-0.26 (m, 2H), 0.44-0.56 (m, 2H), 0.80-1.02 (m, 7H), 1.07-1.57 (m, 4H), 1.61-2.31 (m, 4H), 2.89-3.46 (m, 3H), 3.53-4.42 (m, 5H), 5.42-6.19 (m, 1H), 7.10-7.26 (m, 1H), 8.01-8.30 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 99% (UV), Rt= 0.92-1.08分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 327.2 [M+H]+
3-シクロプロピル-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-{N-[(オキサン-4-イル)メチル]ホルムアミド}-プロパンアミド(I-192)
[0306]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式で3-シクロプロピル-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-{[(オキサン-4-イル)メチル]アミノ}プロパンアミド(I-120)から合成して、無色粘性油状物(321mg、H NMRによる純度95%、72%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.18-0.34 (m, 4H), 0.46-0.63 (m, 4H), 0.93-1.04 (m, 1H), 1.15-1.32 (m, 2H), 1.57-1.63 (m, 2H), 1.64-1.72 (m, 1H), 1.85-1.99 (m, 1H), 3.01-3.26 (m, 5H), 3.38 (tdd, J = 2.0, 5.33, 11.6 Hz, 2H), 3.98 (dd, J = 3.7, 11.6 Hz, 2H), 4.23-4.27 (m, 1H), 6.30-6.40 (m, 1H), 7.18-7.23 (m, 1H), 7.94-8.53 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 0.84-0.92分 (2個のピーク), m/z (ESI+)= 325.5 [M+H]+
3-(N-ベンジルホルムアミド)-3-シクロプロピル-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシプロパンアミド(I-193)
[0307]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式で3-(ベンジルアミノ)-3-シクロプロピル-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシプロパンアミド(I-121)から合成して、無色粘性油状物(273mg、H NMRによる純度95%、89%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ-0.43-0.14 (m, 1H), 0.08-0.15 (m, 1H), 0.17-0.34 (m, 3H), 0.40-0.54 (m, 3H), 0.86-1.00 (m, 1H), 1.61-1.66 (m, 1H), 2.93-3.09 (m, 2H), 3.10-3.20 (m, 1H), 4.23 (m, 1H), 4.39-5.14 (m, 2H), 6.12-6.19 (m, 1H), 6.87-7.18 (m, 1H), 7.25-7.40 (m, 5H), 8.29-8.54 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 99% (UV), Rt= 0.96-1.08分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 317.5 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-{N-[(オキサン-4-イル)メチル]ホルムアミド}-5-フェニルペンタン-アミド(I-194)
[0308]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-{[(オキサン-4-イル)メチル]アミノ}-5-フェニルペンタンアミド(I-124)から合成して、黄色粘性油状物(310mg、H NMRによる純度95%、定量的)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.18-0.25 (m, 2H), 0.43-0.57 (m, 2H), 0.91-1.01 (m, 1H), 1.18-1.24 (m, 1H), 1.46-1.65 (m, 3H), 1.81-1.94 (m, 1H), 1.99-2.08 (m, 1H), 2.13-2.27 (m, 1H), 2.49-2.69 (m, 2H), 2.87-3.23 (m, 4H), 3.26-3.43 (m, 2H), 3.78-4.00 (m, 3H), 4.25-4.32 (m, 1H), 6.24 (m, 1H), 7.05-7.18 (m, 3H), 7.18-7.22 (m, 1H), 7.26-7.31 (m, 2H), 7.97-8.34 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 99% (UV), Rt= 0.96-1.12分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 389.3 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-(N-メチルホルムアミド)ブタンアミド(I-195)
[0309]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-(メチルアミノ)ブタンアミド(
I-125)から合成して、無色粘性油状物(296mg、H NMRによる純度95%、93%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.22-1.32 (m, 3H), 2.88-3.07 (m, 3H), 3.98 (m, 1H), 4.37-4.51 (m, 3H), 6.12 (s, 1H), 7.10-7.19 (m, 1H), 7.21-7.30 (m, 3H), 7.36-7.49 (m, 1H), 7.98-8.19 (m, 1H).
LC-MS (METCR1278): 100% (UV), Rt= 1.50-1.70分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 285.0/287.0 [M+H]+
3-(N-ベンジルホルムアミド)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-5-メトキシペンタンアミド(I-196)
[0310]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式で3-(ベンジルアミノ)-N-(シクロプロピル-メチル)-2-ヒドロキシ-5-メトキシペンタンアミド(I-122)から合成して、黄色粘性油状物(153mg)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
【0127】
3-(N-ベンジルホルムアミド)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(オキサン-4-イル)プロパンアミド(I-197)
[0311]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式で3-(ベンジルアミノ)-N-(シクロプロピル-メチル)-2-ヒドロキシ-3-(オキサン-4-イル)プロパンアミド(I-123)から合成して、無色粘性油状物(101mg)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
【0128】
一般手順4(一般スキーム4):酸化
方法A:デス-マーチン酸化
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP1)
[0312]DCM(1mL)中のN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-126、純度75%、60mg、0.12mmol)の撹拌溶液に、DMP(76mg、0.18mmol)を添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。溶液を飽和NaHCO(3mL)で洗浄し、水層をDCM(2×5mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗物質を分取LC(酸性pH、標準溶出法)により精製して、11mgのN-[(3-クロロ-フェニル)メチル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミドを黄色粘性油状物(純度100%、25%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.31-1.51 (m, 3H), 3.59-3.89 (m, 3H), 4.42-4.57 (m, 2H), 4.98-5.49 (m, 1H), 6.95-7.06 (m, 2H), 7.11-7.18 (m, 1H), 7.19 (dt, J = 2.0, 6.6 Hz, 1H), 7.22-7.33 (m, 3H), 7.36 (ddd, J = 1.7, 7.6, 8.2 Hz, 1H), 7.56 (dd, J = 1.7, 7.8 Hz, 1H), 7.97-8.65 (m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 100% (UV), Rt= 4.17分, m/z (ESI+)= 375.0/377.0 [M+H]+
(3R)-N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミドおよび(3S)-N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタン-アミド(FP2~3)((R)および(S)の割り当ては任意)
[0313]N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタン-アミド(FP1、純度96%、140mg、0.36mmol)を、SFC[カラム:40℃のYMC Amylose-C(20mm×250mm、5μm);定組成溶離液:30:70 MeOH/CO;流速:50mL/分;検出器波長;210nm;希釈溶媒:MeOH;注入容量:500μL]上でのキラル分離により精製した。試料をDCM(2mL)に再溶解し、バーコード付きバイアルに移した。溶媒を気流下で除去し、残留物を真空中にて40℃で乾燥させて、32mgのエ
ナンチオマー1(FP2)を黄色粘性油状物(74%ee、17%)として、30mgのエナンチオマー2(FP3)を黄色粘性油状物(73%ee、15%)として得た。
【0129】
エナンチオマー1(FP2)
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.36 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 3.83 (s, 3H), 4.43-4.56 (m, 2H), 5.05 (q, J = 7.0 Hz, 1H), 6.98 (dd, J = 8.3, 1.1 Hz, 1H), 7.02 (td, J = 7.6, 1.2 Hz, 1H), 7.12-7.17 (m, 1H), 7.17-7.22 (m, 1H), 7.24-7.28 (m, 2H), 7.28-7.32 (m, 1H), 7.34-7.39 (m, 1H), 7.56 (dd, J = 7.8, 1.7 Hz, 1H), 8.02 (s,
1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 95% (UV), Rt= 3.41分, m/z (ESI+)= 375.0/377.0 [M+H]+
LC-MS (CAM-F1): 86% (UV), Rt= 5.02分, 74% ee
エナンチオマー2(FP3)
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.36 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 3.83 (s, 3H), 4.44-4.56 (m, 2H), 5.05 (q, J = 7.0 Hz, 1H), 6.98 (dd, J = 8.3, 1.1 Hz, 1H), 7.02 (td, J = 7.6, 1.2 Hz, 1H), 7.11-7.17 (m, 1H), 7.17-7.21 (m, 1H), 7.24-7.28 (m, 2H), 7.28-7.31 (m, 1H), 7.34-7.38 (m, 1H), 7.56 (dd, J = 7.7, 1.7 Hz, 1H), 8.02 (s,
1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 94% (UV), Rt= 3.41分, m/z (ESI+)= 375.1/377.0 [M+H]+
LC-MS (CAM-F1): 84% (UV), Rt= 6.66分, 73% ee
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(3-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP4)
[0314]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(3-メトキシフェニル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-127)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~50%EtOAc勾配)による精製後に無色粘性油状物(90mg、純度96%、33%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.47 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 3.84 (s, 3H), 4.42-4.54 (m, 2H), 4.94 (q, J = 6.9 Hz, 1H), 6.90-6.93 (m, 1H), 6.96-7.00 (m, 2H), 7.06-7.13 (m, 1H), 7.16-7.20 (m, 1H), 7.24-7.26 (m, 1H), 7.26-7.28 (m, 1H), 7.28-7.30 (m, 1H), 7.31-7.37 (m, 1H), 8.19 (s, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 96% (UV), Rt= 3.43分, m/z (ESI+)= 375.0/377.0 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(4-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP5)
[0315]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(4-メトキシフェニル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-128)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)による精製後に黄色粘性油状物(156mg、純度99%、58%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.43 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 3.83 (s, 3H), 4.43-4.55 (m, 2H), 4.91 (q, J = 6.9 Hz, 1H), 6.92-6.97 (m, 2H), 7.08-7.15 (m, 1H), 7.16-7.20 (m, 1H), 7.24-7.28 (m, 2H), 7.28-7.30 (m, 1H), 7.32-7.38 (m, 2H), 8.11 (s, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 99% (UV), Rt= 3.39分, m/z (ESI+)= 375.0/377.0 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-オキソ-3-(N-フェニルホルムアミド)ブタンアミド(FP6)
[0316]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-(N-フェニルホルムアミド)ブタンアミド(I-129)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグ
ラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)による精製後に黄色粘性油状物(83mg、純度95%、36%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.47 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 4.42-4.55 (m, 2H),
4.94 (q, J = 6.9 Hz, 1H), 7.08-7.15 (m, 1H), 7.16-7.20 (m, 1H), 7.24-7.28 (m, 2H), 7.28-7.30 (m, 1H), 7.36-7.40 (m, 1H), 7.40-7.48 (m, 4H), 8.18 (s, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 95% (UV), Rt= 3.37分, m/z (ESI+)= 345.0/347.0 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタン-アミド(FP7)
[0317]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-130)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)による精製後に黄色粘性油状物(87mg、純度95%、38%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.34-1.53 (m, 3H), 3.59-3.83 (m, 3H), 4.41-4.57 (m, 2H), 4.97-5.45 (m, 1H), 6.84-6.94 (m, 1H), 6.99-7.10 (m, 1H), 7.10-7.16 (m, 1H), 7.16-7.21 (m, 1H), 7.25-7.28 (m, 2H), 7.29-7.31 (m, 1H), 7.41 (dd, J = 3.1, 8.5 Hz, 1H), 8.00-8.59 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 95% (UV), Rt= 3.49分, m/z (ESI+)= 393.0/395.0 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(4-フルオロ-2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタン-アミド(FP8)
[0318]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(4-フルオロ-2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-131)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いてヘプタン中での摩砕による精製後にオフホワイトの粉末(100mg、純度99%、30%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.36-1.50 (m, 3H), 3.46-3.88 (m, 3H), 4.41-4.56 (m, 2H), 4.96-5.59 (m, 1H), 6.66-6.80 (m, 2H), 7.10-7.19 (m, 2H), 7.25-7.28 (m, 2H), 7.28-7.30 (m, 1H), 7.57 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 8.00-8.58 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 99% (UV), Rt= 3.53分, m/z (ESI+)= 393.0/395.1 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-3-メチル-2-オキソブタン-アミド(FP9)
[0319]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-3-メチルブタンアミド(I-132)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)による精製後に褐色固体(45mg、純度99%、19%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.32 (s, 3H), 1.67 (s, 3H), 3.85 (s, 3H), 4.48 (d, J = 6.3 Hz, 2H), 6.99 (dd, J = 8.3, 1.1 Hz, 1H), 7.00-7.05 (m, 1H), 7.10-7.18 (m, 1H), 7.18-7.21 (m, 1H), 7.23-7.29 (m, 2H), 7.30-7.33 (m, 1H), 7.36-7.41
(m, 1H), 7.71 (dd, J = 7.7, 1.7 Hz, 1H), 7.93 (s, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 99% (UV), Rt= 3.79分, m/z (ESI+)= 389.1/391.0 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソ-3-フェニルプロパン-アミド(FP10)
[0320]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-3-フェニルプロパンアミド(I-133)から合成して、順相シリカ
上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)による精製後に褐色ガラス状物(124mg、純度98%、50%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 3.54 (s, 3H), 4.40-4.52 (m, 2H), 6.48-6.54 (m, 1H), 6.67 (dd, J = 8.3, 1.0 Hz, 1H), 6.90 (td, J = 7.6, 1.2 Hz, 1H), 7.13-7.23 (m, 8H), 7.23-7.26 (m, 3H), 7.46 (dd, J = 7.8, 1.7 Hz, 1H), 8.14-8.43 (m, 1H).LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 98% (UV), Rt= 3.75分, m/z (ESI+)= 437.0/439.0 [M+H]+
N-[2-(3-クロロフェニル)プロパン-2-イル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタン-アミド(FP11)
[0321]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-[2-(3-クロロフェニル)プロパン-2-イル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-134)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いてヘプタン中での摩砕による精製後にオフホワイトの粉末(70mg、純度97%、34%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.31-1.49 (m, 3H), 1.70 (s, 3H), 1.74 (s, 3H), 3.70-3.88 (m, 3H), 4.78-5.39 (m, 1H), 6.93-6.98 (m, 2H), 7.05 (s, 1H), 7.18-7.22 (m, 1H), 7.23-7.27 (m, 1H), 7.27-7.34 (m, 2H), 7.37-7.43 (m, 2H), 7.99-8.56 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 97% (UV), Rt= 3.77分, m/z (ESI+)= 403.1/405.1 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソペンタンアミド(FP12)
[0322]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]ペンタンアミド(I-135)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)による精製後に黄色粘性油状物(53mg、純度96%、42%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.89-1.13 (m, 3H), 1.70-1.81 (m, 1H), 1.90-2.01 (m, 1H), 3.56-3.82 (m, 3H), 4.46-4.54 (m, 2H), 4.98 (t, J = 6.7 Hz, 1H), 6.88-6.99 (m, 1H), 7.00-7.06 (m, 1H), 7.13-7.22 (m, 2H), 7.23-7.31 (m, 3H), 7.31-7.37 (m, 1H), 7.58 (dd, J = 1.7, 7.8 Hz, 1H), 8.04-8.63 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 96% (UV), Rt= 3.54分, m/z (ESI+)= 389.1/391.1 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-5-メチル-2-オキソヘキサン-アミド(FP13)
[0323]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-5-メチルヘキサンアミド(I-136)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)、続いてヘプタン中での摩砕による精製後にオフホワイトの粉末(39mg、純度97%、28%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.73-1.02 (m, 6H), 1.46-1.64 (m, 2H), 1.80-1.96 (m, 1H), 3.52-3.84 (m, 3H), 4.44-4.57 (m, 2H), 5.16-5.39 (m, 1H), 6.87-6.99 (m, 1H), 6.99-7.06 (m, 1H), 7.11-7.23 (m, 2H), 7.23-7.32 (m, 3H), 7.31-7.38 (m, 1H), 7.54 (dd, J = 1.6, 7.8 Hz, 1H), 8.04-8.65 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 97% (UV), Rt= 3.93分, m/z (ESI+)= 417.1/419.1 [M+H]+
3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP14)
[0324]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式で2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-137
)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に黄色油状物(5mg、純度98%、26%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.31-1.48 (m, 3H), 3.67-3.86 (m, 3H), 5.02-5.44 (m, 1H), 5.44-5.68 (m, 1H), 6.54-6.86 (m, 1H), 6.96-7.00 (m, 1H), 7.02 (td, J = 1.3, 7.6 Hz, 1H), 7.29-7.39 (m, 1H), 7.53 (dd, J = 1.7, 7.7 Hz, 1H), 8.00-8.63 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 98% (UV), Rt= 1.94分, m/z (ESI+)= 251.2 [M+H]+
3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-N-(2-メチルプロピル)-2-オキソブタンアミド(FP15)
[0325]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式で3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-2-ヒドロキシ-N-(2-メチルプロピル)ブタンアミド(I-138)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色油状物(72mg、純度96%、29%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.85-0.98 (m, 6H), 1.08-1.21 (m, 1H), 1.22-1.40 (m, 2H), 1.44-1.84 (m, 7H), 1.84-1.94 (m, 2H), 2.02-2.12 (m, 2H), 3.03-3.24 (m, 2H), 3.31-4.18 (m, 1H), 4.23-5.20 (m, 1H), 6.59-7.00 (m, 1H), 8.02-8.26 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 96% (UV), Rt= 3.09分, m/z (ESI+)= 283.2 [M+H]+
3-[N-(シクロプロピルメチル)ホルムアミド]-N-(2-メチルプロピル)-2-オキソブタンアミド(FP16)
[0326]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式で3-[N-(シクロプロピルメチル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシ-N-(2-メチルプロピル)ブタンアミド(I-139)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色油状物(27mg、純度94%、9%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.17-0.36 (m, 2H), 0.39-0.74 (m, 2H), 0.82-1.14 (m, 7H), 1.45-1.57 (m, 3H), 1.74-1.88 (m, 1H), 3.03-3.36 (m, 4H), 4.36-5.23 (m, 1H), 6.64-6.99 (m, 1H), 7.94-8.31 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 94% (UV), Rt= 2.5分, m/z (ESI+)= 255.2 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-2-オキソブタンアミド(FP17)
[0327]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-140)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~50%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色粘性油状物(16mg、純度94%、21%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.07-1.21 (m, 1H), 1.28-1.39 (m, 2H), 1.43-1.66 (m, 5H), 1.66-1.73 (m, 1H), 1.78-1.93 (m, 2H), 2.01-2.11 (m, 2H), 3.30-4.15 (m, 1H), 4.21-5.21 (m, 1H), 4.36-4.54 (m, 2H), 6.89-7.02 (m, 1H), 7.12-7.17 (m, 1H), 7.21-7.31 (m, 3H), 8.01-8.27 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 94% (UV), Rt= 3.56分, m/z (ESI+)= 351.1/353.0 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(シクロヘキシルメチル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP18)
[0328]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(シクロヘキシルメチル)ホルムアミド]-
2-ヒドロキシブタンアミド(I-141)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色粘性油状物(34mg、純度96%、26%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.82-0.96 (m, 2H), 1.10-1.36 (m, 3H), 1.44-1.56 (m, 3H), 1.61-1.82 (m, 6H), 2.96-3.18 (m, 1H), 3.25-3.36 (m, 1H), 4.22-5.11 (m, 1H), 4.38-4.49 (m, 2H), 6.96-7.05 (m, 1H), 7.12-7.17 (m, 1H), 7.23-7.30 (m, 3H), 7.83-8.30 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 96% (UV), Rt= 3.89分, m/z (ESI+)= 365.1/367.1 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソプロパンアミド(FP19)
[0329]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]プロパンアミド(I-142)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中10~100%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(107mg、H NMRによる純度93%、52%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 3.78-3.88 (m, 3H), 4.45 (d, J = 6.3 Hz, 2H),
4.99-5.13 (m, 2H), 6.92-7.02 (m, 2H), 7.11-7.23 (m, 2H), 7.26-7.30 (m, 4H), 7.30-7.36 (m, 1H), 8.22-8.34 (m, 1H)
LC-MS (METCR1600): 92% (UV), Rt= 4.58分, m/z (ESI+)= 361.1/363.1 [M+H]+
3-(N-ベンジルホルムアミド)-N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-オキソブタンアミド(FP20)
[0330]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式で3-(N-ベンジルホルムアミド)-N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-143)から合成して、順相シリカ上(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~45%EtOAc勾配)、次いで逆相シリカ上(12g
SNAP Ultra C18カートリッジ、酸性pH、標準溶出法)でのフラッシュカラムクロマトグラフィーによる精製後に黄色粘性油状物(88mg、純度100%、53%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.13-1.48 (m, 3H), 4.16-5.19 (m, 5H), 6.62-7.06 (m, 1H), 7.12-7.31 (m, 6H), 7.32-7.43 (m, 3H), 8.14-8.48 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.20-5.00分 (2個のピーク), m/z (ESI+)= 359.1/361.1 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-オキソ-3-[N-(プロパン-2-イル)ホルムアミド]ブタンアミド(FP21)
[0331]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(プロパン-2-イル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-144)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~45%EtOAc勾配)による精製後に黄色粘性油状物(87mg、純度100%、52%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.00-1.45 (m, 6H), 1.45-1.60 (m, 3H), 3.84 (七重線, J = 6.8 Hz, 1H), 4.19-5.19 (m, 3H), 6.91-7.04 (m, 1H), 7.12-7.19 (m, 1H), 7.21-7.32 (m, 3H), 8.02-8.26 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.38分, m/z (ESI+)= 311.1/313.2 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(オキサン-4-イル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP22)
[0332]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(
3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(オキサン-4-イル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-145)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いて分取LC(中性pH、標準溶出法)およびヘプタン中での摩砕による精製後にオフホワイトの粉末(20mg、純度90%、11%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.45-1.64 (m, 3H), 1.86-2.10 (m, 4H), 3.37-3.50 (m, 2H), 3.59-3.69 (m, 1H), 3.93-4.14 (m, 2H), 4.20-5.19 (m, 1H), 4.37-4.53 (m, 2H), 6.93-7.03 (m, 1H), 7.11-7.18 (m, 1H), 7.20-7.32 (m, 3H), 8.05-8.26 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 90% (UV), Rt= 2.58分, m/z ((ESI+)= 353.1/355.1 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(2,2-ジメチルプロピル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP23)
[0333]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(2,2-ジメチルプロピル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-146)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色粘性油状物(64mg、純度98%、29%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.83-0.97 (m, 9H), 1.31-1.61 (m, 3H), 2.81-3.16 (m,
1H), 3.18-3.33 (m, 1H), 4.22-4.89 (m, 3H), 7.18-7.25 (m, 1H), 7.27-7.39 (m, 3H), 7.90-8.20 (m, 1H), 9.00-9.44 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 98% (UV), Rt= 3.56分, m/z (ESI+)= 339.2/341.2 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-{N-[(オキサン-4-イル)メチル]ホルムアミド}-2-オキソブタンアミド(FP24)
[0334]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-{N-[(オキサン-4-イル)メチル]ホルムアミド}ブタンアミド(I-147)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)による精製後に黄色粘性油状物(75mg、純度96%、39%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.19-1.32 (m, 2H), 1.44-1.57 (m, 3H), 1.63-1.71 (m, 2H), 1.77-2.02 (m, 1H), 3.04-3.23 (m, 1H), 3.25-3.44 (m, 3H), 3.90-4.04 (m, 2H), 4.25-5.14 (m, 1H), 4.38-4.49 (m, 2H), 6.98-7.08 (m, 1H), 7.12-7.17 (m, 1H), 7.23-7.31 (m, 3H), 7.85-8.31 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 96% (UV), Rt= 2.72分, m/z (ESI+)= 367.1/369.1 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP25)
[0335]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-148)から合成して、EtOAc中での摩砕および順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)による濾液の精製後にオフホワイトの粉末(254mg、純度100%、79%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.90-1.01 (m, 2H), 1.10-1.29 (m, 3H), 1.32-1.50 (m, 3H), 1.50-1.54 (m, 1H), 1.63-1.69 (m, 1H), 1.69-1.78 (m, 4H), 3.09-3.27 (m, 2H), 3.68-3.87 (m, 3H), 5.02-5.45 (m, 1H), 6.81-6.91 (m, 1H), 6.95-7.00 (m, 1H), 7.00-7.07 (m, 1H), 7.32-7.39 (m, 1H), 7.55-7.64 (m, 1H), 7.96-8.61 (m, 1H).LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 100% (UV), Rt= 3.58分, m/z (ESI+)= 347.2 [M+H]+
N-[2-(3-クロロフェニル)プロパン-2-イル]-2-オキソ-3-[N-(
プロパン-2-イル)ホルムアミド]ブタンアミド(FP26)
[0336]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-[2-(3-クロロフェニル)プロパン-2-イル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(プロパン-2-イル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-149)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色粘性油状物(40mg、純度97%、35%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.01-1.33 (m, 6H), 1.45-1.54 (m, 3H), 1.62-1.70 (m, 3H), 1.74-1.76 (m, 3H), 3.71-4.01 (m, 1H), 4.12-4.54 (m, 1H), 6.67-6.99 (m, 1H), 7.20-7.23 (m, 1H), 7.25-7.28 (m, 2H), 7.35-7.39 (m, 1H), 8.10-8.26 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 97% (UV), Rt= 3.28分, m/z (ESI+)= 339.2/341.2 [M+H]+
N-[2-(3-クロロフェニル)プロパン-2-イル]-3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-2-オキソブタンアミド(FP27)
[0337]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-[2-(3-クロロフェニル)プロパン-2-イル]-3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-150)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(19mg、純度98%、18%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.03-1.18 (m, 1H), 1.24-1.35 (m, 2H), 1.39-1.55 (m, 5H), 1.64 (s, 3H), 1.64-1.70 (m, 1H), 1.72-1.77 (m, 3H), 1.80-1.89 (m, 3H), 1.90-1.96 (m, 1H), 3.21-4.13 (m, 1H), 4.15-5.15 (m, 1H), 6.81 (s, 1H), 7.20-7.24 (m, 1H), 7.24-7.28 (m, 2H), 7.32-7.37 (m, 1H), 8.08-8.28 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 98% (UV), Rt= 3.89分, m/z (ESI+)= 379.2/381.2 [M+H]+
3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソ-N-(プロパン-2-イル)ブタンアミド(FP28)
[0338]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式で2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)-ホルムアミド]-N-(プロパン-2-イル)ブタンアミド(I-152)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)による精製後に黄色粘性油状物(108mg、純度97%、56%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.20-1.25 (m, 6H), 1.32-1.50 (m, 3H), 3.70-3.86 (m, 3H), 4.01-4.14 (m, 1H), 5.06-5.45 (m, 1H), 6.54-6.81 (m, 1H), 6.90-6.99 (m, 1H), 7.00-7.15 (m, 1H), 7.28-7.38 (m, 1H), 7.55-7.61 (m, 1H), 7.99-8.61 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 97% (UV), Rt= 2.62分, m/z (ESI+)= 293.1 [M+H]+
3-[N-(2,2-ジメチルプロピル)ホルムアミド]-2-オキソ-N-(プロパン-2-イル)ブタンアミド(FP29)
[0339]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式で3-[N-(2,2-ジメチルプロピル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシ-N-(プロパン-2-イル)ブタンアミド(I-153)から合成して、1:1 EtOAc/ヘプタン中での摩砕および順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP
KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)による濾液の精製後にオフホワイトの固体(88mg、純度100%、52%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.91-1.05 (m, 9H), 1.17-1.24 (m, 6H), 1.50-1.67 (m, 3H), 2.78-3.20 (m, 1H), 3.23-3.53 (m, 1H), 3.94-4.12 (m, 1H), 4.17-5.05 (m, 1H), 6.37-6.81 (m, 1H), 7.88-8.30 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 100% (UV), Rt= 2.72分, m/z (ESI+)= 257.2 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-4-メチル-3-[N-(2-メチルプロピル)ホルムアミド]-2-オキソペンタンアミド(FP30)
[0340]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-3-[N-(2-メチルプロピル)ホルムアミド]ペンタンアミド(I-155)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)、続いて順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~50%EtOAc勾配)による精製後に無色ガラス状物(40mg、純度98%、49%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.20-0.26 (m, 2H), 0.51-0.57 (m, 2H), 0.76-1.03 (m, 13H), 1.78-2.04 (m, 1H), 2.31-2.51 (m, 1H), 3.02-3.21 (m, 4H), 4.46-4.78
(m, 1H), 6.76-7.07 (m, 1H), 8.01-8.42 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 98% (UV), Rt= 4.59分, m/z (ESI+)= 283.3 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-[N-(2,2-ジメチルプロピル)ホルムアミド]-4-メチル-2-オキソペンタン-アミド(FP31)
[0341]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-[N-(2,2-ジメチルプロピル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタンアミド(I-156)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~50%EtOAc勾配)による精製後に無色ガラス状物(58mg、純度100%、82%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.20-0.26 (m, 2H), 0.49-0.57 (m, 2H), 0.86 (s, 6H), 0.96-1.07 (m, 10H), 2.31-2.54 (m, 1H), 2.82-3.45 (m, 4H), 4.35-4.90 (m, 1H), 6.82-7.13 (m, 1H), 8.00-8.56 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.8分, m/z (ESI+)= 297.4 [M+H]+
(3R)-N-(シクロプロピルメチル)-3-[N-(2,2-ジメチルプロピル)ホルムアミド]-4-メチル-2-オキソ-ペンタンアミドおよび(3S)-N-(シクロプロピルメチル)-3-[N-(2,2-ジメチルプロピル)ホルムアミド]-4-メチル-2-オキソペンタンアミド(FP32~33)((R)および(S)の割り当ては任意)
[0342]N-(シクロプロピルメチル)-3-[N-(2,2-ジメチルプロピル)ホルムアミド]-4-メチル-2-オキソペンタンアミド(FP31)(純度100%、40.8mg、0.138mmol)を、Gilson LC[カラム:室温のChiralpakas(250mm×20mm、10μM);定組成溶離液:85:15 ヘプタン:EtOH;流速:9mL/分;検出器波長;210/254nm;注入容量:300~1000μL]上でのキラル分離により精製して、8.9mgのエナンチオマー1(FP32)を黄色粘性油状物(95%ee、20%)として、10.1mgのエナンチオマー2(FP33)を黄色粘性油状物(99%ee、24%)として得た。
【0130】
エナンチオマー1(FP32)
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.19-0.28 (m, 2H), 0.49-0.60 (m, 2H), 0.88 (s, 6H), 0.95-1.10 (m, 10H), 2.29-2.58 (m, 1H), 2.83-3.46 (m, 4H), 4.34-4.93 (m, 1H), 6.80-7.08 (m, 1H), 7.99-8.58 (m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 97% (UV), Rt= 3.97分, m/z (ESI+)= 297.5 [M+H]+
LC-MS (CAM-F2): 95% (UV), Rt= 15.24分, 95% ee
エナンチオマー2(FP33)
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.24 (dq, J = 4.8, 15.4 Hz, 2H), 0.47-0.61 (m, 2H), 0.88 (s, 6H), 0.93-1.13 (m, 10H), 2.29-2.61 (m, 1H), 2.82-3.46 (m, 4H), 4.32-4.95 (m, 1H), 6.80-7.08 (m, 1H), 7.99-8.59 (m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 99% (UV), Rt= 3.97分, m/z (ESI+)= 297.5 [M+H]+
LC-MS (CAM-F2): 99% (UV), Rt= 6.66分, 99% ee
N-(シクロプロピルメチル)-4-メチル-3-{N-[(オキサン-4-イル)メチル]ホルムアミド}-2-オキソペンタン-アミド(FP34)
[0343]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-3-{N-[(オキサン-4-イル)メチル]ホルムアミド}ペンタンアミド(I-157)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~50%EtOAc勾配)による精製後に無色ガラス状物(41mg、純度100%、51%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.19-0.27 (m, 2H), 0.50-0.58 (m, 2H), 0.90-1.04 (m, 7H), 1.16-1.66 (m, 4H), 1.80-2.00 (m, 1H), 2.30-2.51 (m, 1H), 3.02-3.42 (m, 6H), 3.86-4.00 (m, 2H), 4.43-4.82 (m, 1H), 6.80-7.08 (m, 1H), 7.98-8.40 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.06分, m/z (ESI+)= 325.3 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-4-メチル-2-オキソペンタン-アミド(FP35)
[0344]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-4-メチルペンタンアミド(I-158)から合成して、順相シリカ上(10g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中7~58%EtOAc勾配)、次いで逆相シリカ上(10g SNAP Ultra C18カートリッジ、酸性pH、標準溶出法)でのフラッシュカラムクロマトグラフィーによる精製後に黄色粘性油状物(202mg、H NMRによる純度95%、73%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.83-0.97 (m, 3H), 1.02-1.24 (m, 3H), 2.26-2.42 (m, 1H), 3.45-3.84 (m, 3H), 4.42-4.59 (m, 2H), 4.87-5.11 (m, 1H), 6.86-7.07 (m, 2H), 7.09-7.30 (m, 5H), 7.30-7.79 (m, 2H), 8.00-8.90 (m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 100% (UV), Rt= 4.37分, m/z (ESI+)= 403.1/405.1 [M+H]+
3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-2-オキソ-N-(プロパン-2-イル)ブタンアミド(FP36)
[0345]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式で3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-2-ヒドロキシ-N-(プロパン-2-イル)ブタンアミド(I-159)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)、続いて順相シリカ上での2回目のフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g
SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~35%EtOAc勾配)による精製後に黄色粘性油状物(127mg、純度97%、43%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.16-1.24 (m, 6H), 1.28-1.40 (m, 2H), 1.44-1.51 (m, 3H), 1.52-1.63 (m, 3H), 1.66-1.73 (m, 1H), 1.76-1.93 (m, 2H), 2.03-2.12 (m, 2H), 3.29-4.17 (m, 1H), 3.93-4.09 (m, 1H), 4.25-5.19 (m, 1H), 6.36-6.78 (m, 1H), 8.04-8.24 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 97% (UV), Rt= 2.72分, m/z (ESI+)= 269.2 [M+H]+
3-(N-ベンジルホルムアミド)-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソブタンアミド(FP37)
[0346]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式で3-(N-ベンジルホルムアミド)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-160)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による2回の精製後に無色油状物(58.8mg、純度95%、16%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.17-0.27 (m, 2H), 0.51-0.57 (m, 2H), 0.83-1.02 (m, 1H), 1.16-1.45 (m, 3H), 2.93-3.22 (m, 2H), 4.24-5.18 (m, 3H), 6.49-6.87
(m, 1H), 7.20-7.30 (m, 2H), 7.32-7.41 (m, 3H), 8.15-8.45 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 95% (UV), Rt= 2.68-2.74分, m/z (ESI+)= 289.1 [M+H]+
3-[N-(シクロヘキシルメチル)ホルムアミド]-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソブタンアミド(FP38)
[0347]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式で3-[N-(シクロヘキシルメチル)ホルムアミド]-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-161)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に無色油状物(17mg、H NMRによる純度89%、51%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.18-0.28 (m, 2H), 0.48-0.60 (m, 2H), 0.81-1.03 (m, 3H), 1.12-1.36 (m, 3H), 1.43-1.56 (m, 3H), 1.61-1.82 (m, 6H), 2.94-3.21 (m, 3H), 3.26-3.36 (m, 1H), 4.26-5.11 (m, 1H), 6.71-7.04 (m, 1H), 7.83-8.30 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 97% (UV), Rt= 3.31分, m/z (ESI+)= 295.2 [M+H]+
tert-ブチル4-[(N-{1-[(シクロプロピルメチル)カルバモイル]-1-オキソプロパン-2-イル}ホルムアミド)メチル]ピペリジン-1-カルボキシレート(FP39)
[0348]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でtert-ブチル4-[(N-{1-[(シクロプロピルメチル)カルバモイル]-1-ヒドロキシプロパン-2-イル}ホルムアミド)メチル]ピペリジン-1-カルボキシレート(I-162)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~50%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色粘性油状物(26mg、
NMRによる純度92%、57%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.18-0.28 (m, 2H), 0.48-0.60 (m, 2H), 0.92-1.01 (m, 1H), 1.02-1.17 (m, 2H), 1.43-1.55 (m, 12H), 1.70-1.80 (m, 2H), 1.81-1.91
(m, 1H), 2.57-2.80 (m, 2H), 3.04-3.39 (m, 4H), 3.94-4.26 (m, 2H), 4.27-5.15 (m,
1H), 6.70-7.01 (m, 1H), 7.82-8.31 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 97% (UV), Rt= 3.14分, m/z (ESI+)= 396.2 [M+H]+
3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソブタンアミド(FP40)
[0349]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式で3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-N-(シクロ-プロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-163)から合成して、順相シリカ上(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~35%EtOAc勾配)、次いで逆相シリカ上(12g
SNAP Ultra C18カートリッジ、酸性pH、標準溶出法)でのフラッシュカラムクロマトグラフィーによる精製後に黄色粘性油状物(91mg、純度100%、35%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.15-0.31 (m, 2H), 0.45-0.63 (m, 2H), 0.90-1.41 (m, 4H), 1.43-2.16 (m, 10H), 3.04-3.21 (m, 2H), 3.30-4.20 (m, 1H), 4.23-5.21
(m, 1H), 6.62-7.07 (m, 1H), 8.01-8.26 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.37分, m/z (ESI+)= 281.3 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-[N-(2,2-ジメチルプロピル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP41)
[0350]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-[N-(2,2-ジメチルプロピル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-164)から合成して、順相シリカ上(10g SNAP
KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~35%EtOAc勾配)、次いで逆相シリカ上(12g SNAP Ultra C18カートリッジ、酸性pH、標準溶出法)で
のフラッシュカラムクロマトグラフィーによる精製後に黄色粉末(52mg、純度99%、26%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.19-0.29 (m, 2H), 0.48-0.62 (m, 2H), 0.88-1.08 (m, 10H), 1.46-1.70 (m, 3H), 2.79-3.53 (m, 4H), 4.18-5.05 (m, 1H), 6.71-7.08
(m, 1H), 7.87-8.34 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 99% (UV), Rt= 4.4分, m/z (ESI+)= 269.3 [M+H]+
3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-N-シクロプロピル-2-オキソブタンアミド(FP42)
[0351]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式で3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-N-シクロプロピル-2-ヒドロキシブタンアミド(I-165)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~35%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色粘性油状物(66mg、H NMRによる純度97%、41%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.52-0.65 (m, 2H), 0.76-0.91 (m, 2H), 1.08-1.21 (m, 1H), 1.28-1.40 (m, 2H), 1.42-1.66 (m, 5H), 1.66-1.74 (m, 1H), 1.77-1.94 (m, 2H), 1.98-2.18 (m, 2H), 2.65-2.85 (m, 1H), 3.31-4.17 (m, 1H), 4.20-5.19 (m, 1H), 6.60-6.98 (m, 1H), 8.02-8.23 (m, 1H).
LC-MS (アキラルSFC): 100% (UV), Rt= 1.27分, m/z (ESI+)= 555.3 [2M+Na]+
3-[N-(シクロヘキシルメチル)ホルムアミド]-N-シクロプロピル-2-オキソブタンアミド(FP43)
[0352]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式で3-[N-(シクロヘキシルメチル)ホルムアミド]-N-シクロプロピル-2-ヒドロキシブタンアミド(I-166)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~35%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色粘性油状物(57mg、純度100%、32%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.51-0.64 (m, 2H), 0.74-0.85 (m, 2H), 0.85-0.96 (m, 2H), 1.10-1.35 (m, 3H), 1.42-1.54 (m, 3H), 1.61-1.66 (m, 1H), 1.66-1.83 (m, 5H), 2.68-2.82 (m, 1H), 2.93-3.18 (m, 1H), 3.27-3.37 (m, 1H), 4.23-5.09 (m, 1H), 6.64-6.97 (m, 1H), 7.81-8.30 (m, 1H).
LC-MS (アキラルSFC): 100% (UV), Rt= 1.25分, m/z (ESI+)= 583.4 [2M+Na]+
3-(N-ベンジルホルムアミド)-N-シクロプロピル-2-オキソブタンアミド(FP44)
[0353]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式で3-(N-ベンジルホルムアミド)-N-シクロ-プロピル-2-ヒドロキシブタンアミド(I-167)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g
SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色粘性油状物(22mg、純度100%、12%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.45-0.62 (m, 2H), 0.76-0.87 (m, 2H), 1.13-1.43 (m, 3H), 2.57-2.76 (m, 1H), 4.19-5.16 (m, 3H), 6.37-6.79 (m, 1H), 7.19-7.29 (m, 2H), 7.32-7.42 (m, 3H), 8.13-8.44 (m, 1H).
LC-MS (アキラルSFC): 100% (UV), Rt= 1.2分, m/z (ESI+)= 571.3 [2M+Na]+
3-[N-(2,2-ジメチルプロピル)ホルムアミド]-N-(2-メチルプロピル)-2-オキソブタンアミド(FP45)
[0354]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式で3-[N-(2,2-ジメチルプロピル)ホルム-アミド]-2-ヒドロキシ-N-(2-メチルプロピル)ブタンアミド(I-168)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~
50%EtOAc勾配)、続いてヘプタン中での摩砕による精製後にオフホワイトの粉末(30mg、純度100%、12%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.89-1.11 (m, 15H), 1.51-1.69 (m, 3H), 1.79-1.88 (m, 1H), 2.81-3.22 (m, 3H), 3.25-3.56 (m, 1H), 4.17-5.11 (m, 1H), 6.65-7.04
(m, 1H), 7.88-8.36 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 100% (UV), Rt= 3.09分, m/z (ESI+)= 271.2 [M+H]+
N-(2-メチルプロピル)-2-オキソ-3-[N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ホルムアミド]ブタンアミド(FP46)
[0355]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式で2-ヒドロキシ-N-(2-メチルプロピル)-3-[N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-169)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~35%EtOAc勾配)、続いて1:1 EtOAc/ヘプタン中での摩砕による精製後にオフホワイトの固体(102mg、純度100%、52%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.90-0.95 (m, 6H), 1.51-1.64 (m, 3H), 1.76-1.89 (m, 1H), 3.05-3.18 (m, 2H), 3.86-4.06 (m, 1H), 4.09-4.24 (m, 1H), 4.33-5.18 (m, 1H), 6.69-7.00 (m, 1H), 7.98-8.31 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 100% (UV), Rt= 2.61分, m/z (ESI+)= 283.1 [M+H]+
3-(N-ベンジルホルムアミド)-N-(2-メチルプロピル)-2-オキソブタンアミド(FP47)
[0356]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式で3-(N-ベンジルホルムアミド)-2-ヒドロキシ-N-(2-メチルプロピル)ブタンアミド(I-170)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)による精製後に黄色粘性油状物(64mg、純度100%、41%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.85-0.95 (m, 6H), 1.15-1.44 (m, 3H), 1.69-1.87 (m, 1H), 2.89-3.18 (m, 2H), 4.28-5.17 (m, 3H), 6.46-6.80 (m, 1H), 7.21-7.29 (m, 2H), 7.32-7.41 (m, 3H), 8.14-8.45 (m, 1H).
LC-MS (アキラルSFC): 100% (UV), Rt= 1.1分, m/z (ESI+)= 291.2 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-2-オキソ-3-[N-(プロパン-2-イル)ホルムアミド]ブタンアミド(FP48)
[0357]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[N-(プロパン-2-イル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-171)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)による精製後に黄色粘性油状物(107mg、純度96%、32%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.84-0.92 (m, 1H), 0.92-1.00 (m, 2H), 1.13-1.29 (m, 4H), 1.38-1.59 (m, 9H), 1.63-1.78 (m, 4H), 3.04-3.21 (m, 2H), 3.77-5.19 (m, 2H), 6.61-7.05 (m, 1H), 8.04-8.28 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 96% (UV), Rt= 3.06分, m/z (ESI+)= 283.2 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-3-{N-[(オキサン-4-イル)メチル]ホルムアミド}-2-オキソブタンアミド(FP49)
[0358]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-{N-[(オキサン-4-イル)メチル]ホルムアミド}ブタンアミド(I-172)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~35%EtOAc勾配)、続いてヘプタン中での摩砕による精製後にオフホワイトの固体(180mg、純度97%、44%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.80-0.93 (m, 2H), 1.02-1.68 (m, 16H), 1.71-
1.93 (m, 1H), 2.98-3.40 (m, 6H), 3.85-3.98 (m, 2H), 4.20-5.06 (m, 1H), 6.57-6.91
(m, 1H), 7.74-8.26 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 97% (UV), Rt= 2.89分, m/z (ESI+)= 339.2 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-2-オキソ-3-[N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ホルムアミド]ブタンアミド(FP50)
[0359]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-173)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~60%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの固体(18mg、純度96%、10%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.84-1.01 (m, 2H), 1.10-1.30 (m, 3H), 1.42-1.77 (m, 9H), 3.00-3.23 (m, 2H), 3.85-4.05 (m, 1H), 4.07-4.24 (m, 1H), 4.34-5.18 (m, 1H), 6.69-6.99 (m, 1H), 7.95-8.31 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 96% (UV), Rt= 4.71分, m/z (ESI+)= 323.2 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-3-[N-(シクロプロピルメチル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP51)
[0360]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-3-[N-(シクロプロピルメチル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-174)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~35%EtOAc勾配)による精製後に黄色粘性油状物(92mg、H NMRによる純度97%、52%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.20-0.34 (m, 2H), 0.39-0.72 (m, 2H), 0.87-0.99 (m, 2H), 1.05-1.27 (m, 4H), 1.45-1.55 (m, 4H), 1.63-1.76 (m, 5H), 3.04-3.18 (m, 2H), 3.19-3.35 (m, 2H), 4.36-5.21 (m, 1H), 6.65-6.96 (m, 1H), 7.95-8.29 (m, 1H).
LC-MS (アキラルSFC): 100% (UV), Rt= 1.21分, m/z (ESI+)= 295.2 [M+H]+
3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-N-(シクロヘキシルメチル)-2-オキソブタンアミド(FP52)
[0361]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式で3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-175)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~35%EtOAc勾配)による精製後に無色粘性油状物(70mg、純度97%、43%)として得た。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.81-0.98 (m, 2H), 1.09-1.27 (m, 4H), 1.29-1.39 (m, 2H), 1.44-1.67 (m, 7H), 1.67-1.76 (m, 5H), 1.77-1.93 (m, 2H), 2.02-2.13 (m, 2H), 3.03-3.23 (m, 2H), 3.31-4.16 (m, 1H), 4.24-5.19 (m, 1H), 6.57-6.98 (m, 1H), 8.02-8.25 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 97% (UV), Rt= 3.73分, m/z (ESI+)= 323.2 [M+H]+
tert-ブチル4-[(N-{1-[(シクロヘキシルメチル)カルバモイル]-1-オキソプロパン-2-イル}ホルムアミド)-メチル]ピペリジン-1-カルボキシレート(FP53)
[0362]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でtert-ブチル4-[(N-{1-[(シクロヘキシル-メチル)カルバモイル]-1-ヒドロキシプロパン-2-イル}ホルムアミド)メチル]ピペリジン-1-カルボキシレート(I-176)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~70%EtOAc勾配)、続いてヘプタン中での摩砕による精製後にオフホワイトの粉末(210mg、純度100%、84%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.85-1.00 (m, 2H), 1.03-1.29 (m, 5H), 1.43-1.56 (m, 15H), 1.63-1.79 (m, 6H), 1.80-1.92 (m, 1H), 2.57-4.23 (m, 7H), 4.25-5.13
(m, 1H), 6.64-6.97 (m, 1H), 7.82-8.29 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.39分, m/z (ESI+)= 438.4 [M+H]+
tert-ブチルN-[(1s,4s)-4-(N-{1-[(シクロヘキシルメチル)カルバモイル]-1-オキソプロパン-2-イル}-ホルムアミド)シクロヘキシル]カルバメート(FP54)
[0363]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でtert-ブチルN-[(1s,4s)-4-(N-{1-[(シクロヘキシルメチル)カルバモイル]-1-ヒドロキシプロパン-2-イル}ホルムアミド)シクロヘキシル]カルバメート(I-177)から合成して、DCM中での摩砕および順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)による濾液の精製後にオフホワイトの固体(252mg、純度96%、41%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.78-1.07 (m, 3H), 1.10-1.37 (m, 4H), 1.42-1.55 (m, 12H), 1.62-1.88 (m, 9H), 1.92-2.11 (m, 3H), 2.99-3.29 (m, 2H), 3.38-3.52
(m, 1H), 3.72-3.97 (m, 1H), 4.14-5.24 (m, 2H), 6.59-7.04 (m, 1H), 8.01-8.27 (m,
1H).
LC-MS (METCR1600): 96% (UV), Rt= 3.83分, m/z (ESI+)= 438.4 [M+H]+
3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-N-[2-(シクロヘキシルオキシ)エチル]-2-オキソブタンアミド(FP55)
[0364]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式で3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-N-[2-(シクロヘキシルオキシ)エチル]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-178)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)による精製後に黄色ゴム状物(40mg、H NMRによる純度95%、16%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.11-1.39 (m, 8H), 1.44-1.50 (m, 3H), 1.50-1.57 (m, 3H), 1.63-1.76 (m, 3H), 1.79-1.95 (m, 4H), 2.00-2.14 (m, 2H), 3.20-3.27 (m, 1H), 3.30-3.59 (m, 5H), 4.26-5.21 (m, 1H), 7.02 (s, 1H), 7.98-8.30 (m, 1H).
LC-MS (METCR1400): 86% (UV), Rt= 4.15分, m/z (ESI+)= 353.5 [M+H]+
メチル2-[3-(N-ベンジルホルムアミド)-2-オキソブタンアミド]アセテート(FP56)
[0365]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でメチル2-[3-(N-ベンジルホルムアミド)-2-ヒドロキシブタンアミド]アセテート(I-179)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)、続いて2回目の分取LC(塩基性pH、標準溶出法)による精製後に無色粘性油状物(13mg、純度98%、4%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.18-1.44 (m, 3H), 3.66-3.80 (m, 3H), 3.81-5.13 (m, 5H), 6.83-7.20 (m, 1H), 7.20-7.26 (m, 1H), 7.27-7.42 (m, 4H), 8.15-8.44 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 98% (UV), Rt= 3.30-4.00分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 307.5 [M+H]+
3-(N-ベンジルホルムアミド)-2-オキソ-N-(プロパン-2-イル)ブタンアミド(FP57)
[0366]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式で3-(N-ベンジルホルムアミド)-2-ヒドロキシ-N-(プロパン-2-イル)ブタンアミド(I-180)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~35%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(51mg、
純度100%、42%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.10-1.22 (m, 6H), 1.16-1.43 (m, 3H), 3.86-4.08 (m, 1H), 4.27-4.62 (m, 1H), 4.34-5.17 (m, 1H), 4.64-4.80 (m, 1H), 6.27-6.60 (m, 1H), 7.20-7.29 (m, 2H), 7.32-7.41 (m, 3H), 8.14-8.45 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 3.70-4.30分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 277.5 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-{N-[(オキサン-4-イル)メチル]ホルムアミド}-2-オキソヘキサンアミド(FP58)
[0367]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-{N-[(オキサン-4-イル)メチル]ホルムアミド}ヘキサンアミド(I-181)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)による2回の精製後に無色粘性油状物(10mg、純度98%、5%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.17-0.28 (m, 2H), 0.48-0.58 (m, 2H), 0.91-1.00 (m, 4H), 1.19-2.18 (m, 9H), 3.03-3.32 (m, 5H), 3.36-3.45 (m, 1H), 3.87-3.96 (m, 1H), 3.96-4.02 (m, 1H), 4.38-5.03 (m, 1H), 6.76-7.10 (m, 1H), 7.88-8.34 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 98% (UV), Rt= 4.01分, m/z (ESI+)= 325.3 [M+H]+
tert-ブチル4-[(N-{1-[(シクロヘキシルメチル)カルバモイル]-1-オキソブタン-2-イル}ホルムアミド)メチル]-ピペリジン-1-カルボキシレート(FP59)
[0368]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でtert-ブチル4-[(N-{1-[(シクロヘキシル-メチル)カルバモイル]-1-ヒドロキシブタン-2-イル}ホルムアミド)メチル]ピペリジン-1-カルボキシレート(I-182)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~70%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの粉末(445mg、H NMRによる純度95%、73%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.89-0.97 (m, 2H), 0.98-1.02 (m, 3H), 1.04-1.26 (m, 5H), 1.42-1.46 (m, 9H), 1.47-1.56 (m, 2H), 1.58-1.90 (m, 8H), 2.00-2.20 (m, 1H), 2.53-2.79 (m, 2H), 3.04-3.31 (m, 4H), 3.97-4.22 (m, 2H), 4.23-4.96 (m, 1H), 6.68-6.99 (m, 1H), 7.90-8.33 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 89% (UV), Rt= 4.04分, m/z (ESI+)= 452.3 [M+H]+
3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-N-(シクロヘキシルメチル)-2-オキソペンタンアミド(FP60)
[0369]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式で3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシペンタンアミド(I-183)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、次いでEtOAc中0~20%MeOH勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に褐色粘性油状物(45mg、H NMRによる純度95%、9%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.86-0.96 (m, 2H), 0.96-1.05 (m, 3H), 1.06-1.56 (m, 10H), 1.56-1.75 (m, 6H), 1.75-1.83 (m, 1H), 1.83-2.10 (m, 3H), 2.10-2.19
(m, 1H), 3.02-3.19 (m, 2H), 3.20-4.19 (m, 1H), 4.27-4.98 (m, 1H), 6.68-7.04 (m,
1H), 8.11-8.23 (m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 89% (UV), Rt= 4.76分, m/z (ESI+)= 337.5 [M+H]+
tert-ブチル3-[(N-{1-[(シクロヘキシルメチル)カルバモイル]-1-オキソブタン-2-イル}ホルムアミド)メチル]-アゼチジン-1-カルボキシレー
ト(FP61)
[0370]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でtert-ブチル3-[(N-{1-[(シクロヘキシル-メチル)カルバモイル]-1-ヒドロキシブタン-2-イル}ホルムアミド)メチル]アゼチジン-1-カルボキシレート(I-184)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)による精製後に無色ゴム状物(90mg、H NMRによる純度95%、43%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.74-1.02 (m, 5H), 1.08-1.33 (m, 4H), 1.37-1.48 (m, 10H), 1.63-1.78 (m, 6H), 2.01-2.22 (m, 1H), 2.66-3.03 (m, 1H), 3.07-3.23
(m, 2H), 3.48-3.72 (m, 3H), 3.89-4.95 (m, 3H), 6.61-7.03 (m, 1H), 7.99 -8.25 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 92% (UV), Rt= 3.85分, m/z (ESI+)= 424.3 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-[N-(シクロプロピルメチル)ホルムアミド]-5-メチル-2-オキソヘキサン-アミド(FP62)
[0371]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-[N-(シクロプロピルメチル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシ-5-メチルヘキサンアミド(I-185)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(46mg、H NMRによる純度95%、25%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ-0.07-0.10 (m, 4H), 0.18-0.28 (m, 1H), 0.28-0.37 (m, 2H), 0.39-0.48 (m, 1H), 0.61-0.90 (m, 8H), 1.31-2.01 (m, 3H), 2.77-4.98 (m, 5H), 6.58-6.82 (m, 1H), 7.86-8.12 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 93% (UV), Rt= 4.6分, m/z (ESI+)= 295.3 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-5-メチル-3-{N-[(オキサン-4-イル)メチル]ホルムアミド}-2-オキソヘキサンアミド(FP63)
[0372]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-5-メチル-3-{N-[(オキサン-4-イル)メチル]ホルムアミド}ヘキサンアミド(I-186)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~60%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(85mg、H NMRによる純度92%、28%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.15-0.28 (m, 2H), 0.45-0.62 (m, 2H), 0.81-0.93 (m, 1H), 0.94-1.01 (m, 6H), 1.18-1.51 (m, 4H), 1.60-1.97 (m, 4H), 2.10-5.15 (m, 9H), 6.75-7.08 (m, 1H), 7.91-8.35 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 96% (UV), Rt= 4.27分, m/z (ESI+)= 339.4 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-5-メチル-2-オキソ-3-(N-{[(3S)-オキソラン-3-イル]メチル}ホルムアミド)ヘキサンアミド(FP64)
[0373]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-5-メチル-3-(N-{[(3S)-オキソラン-3-イル]メチル}ホルムアミド)ヘキサンアミド(I-187)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)、続いてEtOAc中での摩砕および分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(25mg、H NMRによる純度95%、8%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.13-0.30 (m, 2H), 0.46-0.61 (m, 2H), 0.87-1.04 (m, 7H), 1.34-1.74 (m, 3H), 1.76-1.97 (m, 1H), 2.05-2.29 (m, 1H), 2.33-2.81
(m, 1H), 3.02-3.62 (m, 5H), 3.67-3.97 (m, 3H), 4.34-5.17 (m, 1H), 6.72-7.09 (m, 1H), 7.89-8.34 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 93% (UV), Rt= 2.86分, m/z (ESI+)= 325.2 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-5-メチル-2-オキソ-3-(N-{[(3R)-オキソラン-3-イル]メチル}ホルムアミド)ヘキサンアミド(FP65)
[0374]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-5-メチル-3-(N-{[(3R)-オキソラン-3-イル]メチル}ホルムアミド)ヘキサンアミド(I-188)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)、続いてEtOAc中での摩砕および分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色粘性油状物(22mg、純度98%、8%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.13-0.33 (m, 2H), 0.45-0.62 (m, 2H), 0.84-1.06 (m, 7H), 1.31-1.75 (m, 3H), 1.75-1.99 (m, 1H), 2.04-2.28 (m, 1H), 2.34-2.74 (m, 1H), 3.04-3.59 (m, 5H), 3.69-3.99 (m, 3H), 4.34-5.16 (m, 1H), 6.71-7.11 (m, 1H), 7.89-8.34 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 98% (UV), Rt= 2.86分, m/z (ESI+)= 325.2 [M+H]+
3-シクロプロピル-N-(シクロプロピルメチル)-3-{N-[(オキサン-4-イル)メチル]ホルムアミド}-2-オキソプロパンアミド(FP66)
[0375]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式で3-シクロプロピル-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-{N-[(オキサン-4-イル)メチル]ホルムアミド}プロパンアミド(I-192)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に無色粘性油状物(210mg、H NMRによる純度95%、66%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.20-0.29 (m, 2H), 0.38-0.44 (m, 1H), 0.51-0.60 (m, 2H), 0.61-0.68 (m, 1H), 0.71-0.83 (m, 2H), 0.93-1.03 (m, 1H), 1.10-1.35 (m, 3H), 1.46-1.78 (m, 2H), 1.79-2.00 (m, 1H), 3.06-3.36 (m, 4H), 3.37-3.47 (m, 2H), 3.91-4.05 (m, 2H), 4.08-4.28 (m, 1H), 6.86-7.04 (m, 1H), 7.95-8.44 (m, 1H).LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 3.76分 (2個のピーク), m/z (ESI+)= 323.2 [M+H]+
3-(N-ベンジルホルムアミド)-3-シクロプロピル-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソプロパンアミド(FP67)
[0376]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式で3-(N-ベンジルホルムアミド)-3-シクロ-プロピル-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシプロパンアミド(I-193)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~50%EtOAc勾配)による精製後に無色粘性油状物(213mg、H NMRによる純度96%、77%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ-0.19-0.17 (m, 1H), 0.17-0.29 (m, 2H), 0.32-0.74 (m, 5H), 0.85-1.02 (m, 1H), 1.05-1.27 (m, 1H), 2.96-3.11 (m, 1H), 3.10-3.24 (m, 1H), 4.07-4.21 (m, 1H), 4.30-4.81 (m, 2H), 6.54-6.94 (m, 1H), 7.20-7.26 (m, 2H), 7.26-7.34 (m, 2H), 7.35-7.40 (m, 1H), 8.19-8.55 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.31分, m/z (ESI+)= 315.2 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-{N-[(オキサン-4-イル)メチル]ホルムアミド}-2-オキソ-5-フェニルペンタン-アミド(FP68)
[0377]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-{N-[(オキサン-4-イル)メチル]ホルムアミド}-5-フェニルペンタンアミド(I-194)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~70%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法
)による精製後に黄色粘性油状物(86mg、純度100%、29%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.16-0.27 (m, 2H), 0.46-0.63 (m, 2H), 0.90-1.02 (m, 1H), 1.10-1.35 (m, 2H), 1.41-1.73 (m, 3H), 1.82-2.07 (m, 1H), 2.34-2.70 (m, 2H), 2.72-2.85 (m, 1H), 2.99-3.24 (m, 4H), 3.25-3.36 (m, 2H), 3.86-4.00 (m, 2H), 4.19-5.04 (m, 1H), 6.78-7.02 (m, 1H), 7.15-7.25 (m, 3H), 7.28-7.34 (m, 2H),
7.88-8.33 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.49分, m/z (ESI+)= 387.0 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-(N-メチルホルムアミド)-2-オキソブタンアミド(FP69)
[0378]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-(N-メチルホルムアミド)ブタンアミド(I-195)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~70%EtOAc勾配)、次いで4:1 EtOAc/ヘプタン中での摩砕、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色粘性油状物(42mg、H NMRによる純度95%、14%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.23-1.43 (m, 3H), 2.61-3.04 (m, 3H), 4.27-4.36 (m,
2H), 4.57-5.25 (m, 1H), 7.17-7.24 (m, 1H), 7.27-7.38 (m, 3H), 7.92-8.13 (m, 1H), 9.11-9.40 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 3.45-4.10分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 283.2/285.1 [M+H]+
3-(N-ベンジルホルムアミド)-N-(シクロプロピルメチル)-5-メトキシ-2-オキソペンタンアミド(FP70)
[0379]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式で3-(N-ベンジルホルムアミド)-N-(シクロ-プロピルメチル)-2-ヒドロキシ-5-メトキシペンタンアミド(I-196)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~70%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(39mg、純度100%、31%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.12-0.27 (m, 2H), 0.45-0.57 (m, 2H), 0.80-1.01 (m, 1H), 1.74-1.99 (m, 1H), 2.14-2.41 (m, 1H), 2.88-3.06 (m, 1H), 3.07-3.21 (m, 4H), 3.22-3.39 (m, 2H), 4.24-5.29 (m, 3H), 6.41-6.84 (m, 1H), 7.18-7.28 (m, 3H), 7.31-7.41 (m, 2H), 8.14-8.50 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.19分, m/z (ESI+)= 333.3 [M+H]+
3-(N-ベンジルホルムアミド)-N-(シクロプロピルメチル)-3-(オキサン-4-イル)-2-オキソプロパンアミド(FP71)
[0380]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式で3-(N-ベンジルホルムアミド)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(オキサン-4-イル)プロパンアミド(I-197)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色粘性油状物(10mg、純度100%、12%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.12-0.23 (m, 2H), 0.47-0.56 (m, 2H), 0.77-0.95 (m, 1H), 0.96-1.21 (m, 1H), 1.22-1.54 (m, 3H), 2.27-2.50 (m, 1H), 2.82-3.17 (m, 2H), 3.24-3.40 (m, 2H), 3.80-3.97 (m, 2H), 4.01-4.49 (m, 1H), 4.57-4.93 (m, 2H), 6.27-6.70 (m, 1H), 7.19-7.29 (m, 4H), 7.29-7.38 (m, 1H), 8.22-8.48 (m, 1H).LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.17分, m/z (ESI+)= 359.6 [M+H]+
方法B:0℃でのDMPの添加
N-(シクロプロピルメチル)-3-[N-(3-メトキシプロピル)ホルムアミド]-5-メチル-2-オキソヘキサンアミド(FP72)
[0381]窒素下、0℃でDCM(2.5mL)中のN-(シクロプロピルメチル)-2-
ヒドロキシ-3-[N-(3-メトキシプロピル)ホルムアミド]-5-メチルヘキサンアミド(I-189、258mg、0.82mmol)の撹拌氷冷溶液に、DMP(383mg、0.9mmol)を添加した。反応物を室温で2時間撹拌し、DCM(5mL)で希釈し、飽和NaHCO(5mL)を滴下してクエンチした。形成された沈殿物を濾過し、DCM(5mL)で洗浄した。濾液をTelos(登録商標)疎水性フリットに通過させ、有機相を真空中で濃縮した。粗物質を4:1:5 MeCN:HO:DMSO(4mL)に溶解し、濾過し、分取LC(酸性pH、標準溶出法)、続いて順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中80~100%TBME勾配)により精製した。物質を真空中にて40℃で2時間乾燥させて、75.6mgのN-(シクロプロピルメチル)-3-[N-(3-メトキシプロピル)ホルムアミド]-5-メチル-2-オキソヘキサンアミドを無色自由流動性油状物(純度100%、29%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.17-0.29 (m, 2H), 0.47-0.60 (m, 2H), 0.90-1.03 (m, 7H), 1.41-2.20 (m, 5H), 3.07-3.20 (m, 2H), 3.22-3.59 (m, 7H), 4.55-5.18 (m, 1H), 6.76-7.04 (m, 1H), 7.95-8.27 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.3分, m/z (ESI+)= 313.3 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-5-メチル-2-オキソ-3-{N-[(オキソラン-3-イル)メチル]ホルムアミド}ヘキサン-アミド(FP73)
[0382]表題化合物は、方法B、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-5-メチル-3-{N-[(オキソラン-3-イル)メチル]ホルムアミド}ヘキサンアミド(I-190)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色粘性油状物(108mg、H NMRによる純度96%、44%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.17-0.28 (m, 2H), 0.46-0.62 (m, 2H), 0.93-1.03 (m, 7H), 1.37-1.70 (m, 3H), 1.78-1.97 (m, 1H), 2.08-2.27 (m, 1H), 2.33-2.74 (m, 1H), 3.01-3.59 (m, 5H), 3.68-3.97 (m, 3H), 4.39-5.16 (m, 1H), 6.72-7.10 (m, 1H), 7.94-8.34 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 99% (UV), Rt= 4.12分, m/z (ESI+)= 325.3 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-5-メチル-2-オキソ-3-{N-[(オキソラン-2-イル)メチル]ホルムアミド}ヘキサン-アミド(FP74)
[0383]表題化合物は、方法B、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-5-メチル-3-{N-[(オキソラン-2-イル)メチル]ホルムアミド}ヘキサンアミド(I-191)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色粘性油状物(70mg、H NMRによる純度97%、40%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.19-0.27 (m, 2H), 0.50-0.58 (m, 2H), 0.90-1.03 (m, 7H), 1.37-1.71 (m, 3H), 1.71- 2.00 (m, 3H), 2.01-2.60 (m, 1H), 3.05-3.89
(m, 6H), 3.98-4.23 (m, 1H), 4.65 -5.20 (m, 1H), 6.75-7.12 (m, 1H), 8.01-8.36 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.39分, m/z (ESI+)= 325.3 [M+H]+
方法C:IBXを使用する酸化
N-tert-ブチル-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP75)
[0384]MeCN(4mL)中のN-tert-ブチル-2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルム-アミド]ブタンアミド(I-151)(117mg、0.38mmol)の撹拌溶液に、IBX(212mg、0.76mmol)を添加した。溶液を室温で1時間撹拌し、次いで80℃で1時間加熱した。IBX(70mg、0.19mmol)を添加し、加熱を1時間続けた。混合物を室温に冷却し、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、粗残留物を分取LC(酸性pH、標準溶出法)により精製して、67mgのN-tert-ブチル-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-
オキソブタンアミドを無色粘性油状物(純度95%、55%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.31-1.40 (m, 3H), 1.39-1.44 (m, 9H), 3.70-3.85 (m, 3H), 5.05-5.46 (m, 1H), 6.60-6.84 (m, 1H), 6.91-7.06 (m, 2H), 7.28-7.39 (m, 1H), 7.10-7.59 (m, 1H), 7.98-8.60 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 95% (UV), Rt= 3.05分, m/z (ESI+)= 307.1 [M+H]+
N-[4-(7-クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-2-イル)-3,4-ジオキソブタン-2-イル]-N-(2-メトキシ-フェニル)ホルムアミド(FP76)
[0385]表題化合物は、直接80Cにて方法C、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-[4-(7-クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-2-イル)-3-ヒドロキシ-4-オキソブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド(I-154)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色ガラス状物(23mg、純度99%、46%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.49-1.54 (m, 3H), 2.86-3.00 (m, 2H), 3.80-3.94 (m, 5H), 4.66-4.82 (m, 3H), 6.96-7.10 (m, 3H), 7.13-7.18 (m, 2H), 7.33 (tdd,
J = 1.7, 2.8, 8.2 Hz, 1H), 7.56 (ddd, J = 1.6, 5.1, 6.8 Hz, 1H), 7.97-8.06 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 99% (UV), Rt= 3.88分, m/z (ESI+)= 401.1/403.1 [M+H]+
一般手順5(一般スキーム4):N-メチル化
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-N-メチル-2-オキソブタン-アミド(FP77)
[0386]窒素下、密封管内のMeCN(4mL)中のN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)-ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP1、104mg、0.27mmol)の撹拌溶液に、KCO(55mg、0.4mmol)、続いてヨードメタン(33μL、0.53mmol)を添加した。反応物を室温で18時間、次いで50℃で3時間撹拌した。混合物を冷却し、ナトリウムtert-ブトキシド(33mg、0.34mmol)およびヨードメタン(33μL、0.53mmol)で処理し、室温で3時間撹拌した。混合物をEtOAc(10mL)で希釈し、水(10mL)で洗浄し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、粗物質を得、これを分取LC(酸性pH、標準溶出法)により精製して、10mgのN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-N-メチル-2-オキソブタンアミドを無色油状物(純度98%、10%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.64-2.40 (m, 3H), 3.39-3.71 (m, 4H), 3.76-3.88 (m, 3H), 4.49 (dd, J = 13.9, 5.6 Hz, 2H), 6.76-7.07 (m, 3H), 7.12-7.24 (m, 2H), 7.27-7.36 (m, 3H), 7.96-8.56 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 98% (UV), Rt= 3.24分, m/z (ESI+)= 389.1/391.1 [M+H]+
[0387]さらなる化合物(FP192~FP194)を一般スキーム4により合成した。これらの化合物は追加の化合物セクションに記載する。
【0131】
一般スキーム5:
【0132】
【化11】
一般手順1(一般スキーム5):脱保護
N-(シクロヘキシルメチル)-2-オキソ-3-[N-(ピペリジン-4-イルメチル)ホルムアミド]ブタンアミド(TFA塩)(I-198)
[0388]DCM(6mL)中のtert-ブチル4-[(N-{1-[(シクロヘキシルメチル)カルバモイル]-1-オキソプロパン-2-イル}ホルムアミド)メチル]ピペリジン-1-カルボキシレート(FP53、純度89%、140mg、0.28mmol)の撹拌溶液に、TFA(145μL、1.88mmol)を添加し、混合物を室温で30分間撹拌した。TFAを添加し(66μL、0.86mmol)、反応物を30分間撹拌し、真空中で濃縮して、150mgのN-(シクロヘキシルメチル)-2-オキソ-3-[N-(ピペリジン-4-イルメチル)ホルムアミド]ブタンアミド(TFA塩)をオフホワイトの固体(純度72%、定量的)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
LC-MS (METCR1410): 72% (UV), Rt= 0.85分, m/z (ESI+)= 338.7 [M+H]+ (遊離アミン)
N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソ-3-[N-(ピペリジン-4-イルメチル)ホルムアミド]ブタンアミドTFA塩(I-199)
[0389]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム5)と同様の様式でtert-ブチル4-[(N-{1-[(シクロプロピル-メチル)カルバモイル]-1-オキソプロパン-2-イル}ホルムアミド)メチル]ピペリジン-1-カルボキシレート(FP39)から合成して、黄色油状物(616mg)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
【0133】
一般手順2(一般スキーム5):キャッピング
N-(シクロヘキシルメチル)-3-(N-{[1-(2-メチルプロパノイル)ピペリジン-4-イル]メチル}ホルムアミド)-2-オキソブタンアミド(FP78)
[0390]DCM(3mL)中のN-(シクロヘキシルメチル)-2-オキソ-3-[N-(ピペリジン-4-イルメチル)ホルムアミド]ブタンアミド(TFA塩、I-198、純度72%、150mg、0.32mmol)およびDIPEA(158μL、0.91mmol)の撹拌氷冷溶液に、DCM(2mL)中の2-メチルプロパノイルクロリド(37μL、0.35mmol)の溶液を5分間かけて滴下添加した。反応物を窒素下、室温で1時間撹拌し、DCM(10mL)で希釈し、飽和NaHCO(10mL)および
水(10mL)で洗浄した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、粗物質を得、これを順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILシリカカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)により精製して、11mgのN-(シクロヘキシル-メチル)-3-(N-{[1-(2-メチルプロパノイル)ピペリジン-4-イル]メチル}ホルムアミド)-2-オキソブタン-アミドを黄色油状物(純度94%、8%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.86-0.99 (m, 2H), 1.07-1.15 (m, 8H), 1.17-1.26 (m, 3H), 1.41-1.59 (m, 4H), 1.67-1.89 (m, 7H), 1.90-2.02 (m, 1H), 2.38-2.62 (m, 1H), 2.69-2.83 (m, 1H), 2.90-3.43 (m, 5H), 3.89-5.14 (m, 3H), 6.65-6.99 (m, 1H), 7.78-8.33 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 94% (UV), Rt= 4.41分, m/z (ESI+)= 408.3 [M+H]+
3-{N-[(1-アセチルピペリジン-4-イル)メチル]ホルムアミド}-N-(シクロヘキシルメチル)-2-オキソブタンアミド(FP79)
[0391]表題化合物は、一般手順2(一般スキーム5)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-2-オキソ-3-[N-(ピペリジン-4-イルメチル)ホルムアミド]ブタンアミド(TFA塩、I-198)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILシリカカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色油状物(16mg、純度100%、7%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.86-1.00 (m, 2H), 1.03-1.26 (m, 5H), 1.41-1.56 (m, 4H), 1.59-2.01 (m, 8H), 2.04-2.10 (m, 3H), 2.44-3.42 (m, 6H), 3.71-5.16 (m, 3H), 6.62-7.03 (m, 1H), 7.79-8.33 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 3.96分, m/z (ESI+)= 380.3 [M+H]+
3-{N-[(1-ベンゾイルピペリジン-4-イル)メチル]ホルムアミド}-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソブタンアミド(FP80)
[0392]表題化合物は、一般手順2(一般スキーム5)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-オキソ-3-[N-(ピペリジン-4-イルメチル)ホルムアミド]ブタンアミド(TFA塩、I-199)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILシリカカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの固体(28mg、純度95%、33%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.15-0.28 (m, 2H), 0.48-0.61 (m, 2H), 0.90-1.00 (m, 1H), 1.07-1.31 (m, 2H), 1.44-1.56 (m, 3H), 1.67-2.06 (m, 3H), 2.71-3.25 (m, 5H), 3.29-3.95 (m, 2H), 4.27-5.16 (m, 2H), 6.73-7.03 (m, 1H), 7.34-7.42 (m, 5H), 7.84-8.30 (m, 1H).
LC-MS (アキラルSFC): 95% (UV), Rt= 1.77分, m/z (ESI+)= 400.2 [M+H]+
3-{N-[(1-シクロヘキサンカルボニルピペリジン-4-イル)メチル]ホルムアミド}-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソブタンアミド(FP81)
[0393]表題化合物は、一般手順2(一般スキーム5)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-オキソ-3-[N-(ピペリジン-4-イルメチル)ホルムアミド]ブタンアミド(TFA塩、I-199)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILシリカカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの固体(32mg、純度97%、16%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.16-0.28 (m, 2H), 0.47-0.61 (m, 2H), 0.91-1.01 (m, 1H), 1.01-1.16 (m, 2H), 1.19-1.31 (m, 3H), 1.42-1.50 (m, 3H), 1.50-1.85 (m, 9H), 1.92-1.99 (m, 1H), 2.37-2.63 (m, 2H), 2.88-3.22 (m, 4H), 3.24-3.46 (m, 1H), 3.82-5.16 (m, 3H), 6.72-7.03 (m, 1H), 7.83-8.29 (m, 1H).
LC-MS (アキラルSFC): 97% (UV), Rt= 1.65分, m/z (ESI+)= 406.3 [M+H]+
一般スキーム6:
【0134】
【化12】
一般手順1(一般スキーム6):エポキシド開環
(2R,3S)-2-ヒドロキシ-N-(2-メトキシフェニル)-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]ブタンアミド(I-200)
[0394]エチル(2R,3R)-3-メチルオキシラン-2-カルボキシレート(200mg、1.54mmol)および2-メトキシアニリン(1.4mL、12.29mmol)の撹拌溶液に、チタン(IV)イソプロポキシド(686μL、2.31mmol)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌し、2Nクエン酸(3mL)でクエンチし、水層をDCM(3×5mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(5mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗物質を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILシリカカートリッジ、ヘプタン中10~55%EtOAc勾配)により精製して、148mgの(2R,3S)-2-ヒドロキシ-N-(2-メトキシフェニル)-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]ブタンアミドを褐色固体(H NMRによる純度95%、28%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.32 (d, J = 6.7 Hz, 3H), 3.84 (s, 3H), 3.84-3.87 (m, 1H), 3.88 (s, 3H), 3.93-4.07 (m, 1H), 4.36 (d, J = 4.0 Hz, 1H), 6.76-6.85 (m, 2H), 6.85-6.93 (m, 3H), 6.96 (td, J = 1.2, 7.8 Hz, 1H), 7.06 (td, J = 1.6, 7.8 Hz, 1H), 8.33 (dd, J = 1.6, 8.0 Hz, 1H), 9.11 (s, 1H) .
LC-MS (METCR1410): 79% (UV), Rt= 1.10分, m/z (ESI+)= 331.0 [M+H]+
一般手順2(一般スキーム6):N-ホルミル化
(2R,3S)-2-ヒドロキシ-N-(2-メトキシフェニル)-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]ブタン-アミド(I-201)
[0395](2R,3S)-2-ヒドロキシ-N-(2-メトキシフェニル)-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]ブタンアミド(I-200、H NMRによる純度95%、145mg、0.42mmol)およびギ酸(107μL、2.71mmol)の撹拌懸濁液に、無水酢酸(1mL)を添加した。混合物を室温で4.5時間撹拌し、飽和NaHCO(5mL)でクエンチし、二相溶液を、Telos(登録商標)疎水性フリットに通過させることにより分離した。水層をDCM(3×5mL)で抽出し、合わせた有機層をTelos(登録商標)疎水性フリットに通過させ、真空中で濃縮して、178mgの(2R,3S)-2-ヒドロキシ-N-(2-メトキシフェニル)-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]ブタンアミドを暗色油状物(H NMRによる純度80%、96%)として得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.66 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 3.74 (s, 3H), 3.91
(s, 3H), 4.28 (dd, J = 4.2, 8.6 Hz, 1H), 4.40 (qd, J = 4.3, 7.2 Hz, 1H), 6.87-7.00 (m, 5H), 7.06 (td, J = 1.6, 7.9 Hz, 1H), 7.30 (ddd, J = 1.6, 7.8, 15.7 Hz, 2
H), 7.95 (s, 1H), 8.37 (dd, J = 1.6, 8.0 Hz, 1H), 9.49 (s, 1H).
LC-MS (MET-μHPLC-AB-101): 96% (UV), Rt= 2.81分, m/z (ESI+)= 359.1 [M+H]+
一般手順3(一般スキーム6):酸化
(3S)-N-(2-メトキシフェニル)-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP82)
[0396]DCM(4.5mL)中の(2R,3S)-2-ヒドロキシ-N-(2-メトキシフェニル)-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-201、H NMRによる純度80%、175mg、0.39mmol)の撹拌溶液に、DMP(249mg、0.59mmol)を添加し、反応物を室温で14時間撹拌した。混合物を飽和NaHCO(5mL)で洗浄し、水層をDCM(3×7mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗物質を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILシリカカートリッジ、ヘプタン中0~45%EtOAc勾配)により精製して、79.4mgの(3S)-N-(2-メトキシフェニル)-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミドを橙色油状物(純度98%、56%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.33-1.54 (m, 3H), 3.57-3.85 (m, 3H), 3.89-3.95 (m, 3H), 5.28-5.60 (m, 1H), 6.87-6.96 (m, 1H), 6.95-7.01 (m, 2H), 7.04 (td, J = 1.1, 7.6 Hz, 1H), 7.07-7.18 (m, 1H), 7.28-7.41 (m, 1H), 7.59 (dd, J = 1.6, 7.7 Hz, 1H), 8.43 (dd, J = 1.5, 8.0 Hz, 1H), 8.02-8.73 (m, 1H), 9.21-9.37 (m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 98% (UV), Rt= 4.26分, m/z (ESI+)= 357.0 [M+H]+
イリド形成を経由する経路:中間体(I-202~I-207)の合成
一般スキーム7:
【0135】
【化13】
一般手順1(一般スキーム7):置換
メチル2-[(2-メトキシフェニル)アミノ]プロパノエート(I-202)
[0397]DMF(188mL)中の2-メトキシアニリン(13.8mL、121.8mmol)の撹拌溶液に、2-ブロモプロパン酸メチル(13.6mL、121.8mmol)、続いてKCO(33.7g、243.6mmol)およびKI(4.1g、24.36mmol)を室温で添加した。反応物を100℃で27時間加熱し、飽和NaHCO(100mL)でクエンチし、エマルションを濾過した。固体をEtOAc(2×200mL)および水(2×200mL)で洗浄した。有機層を合わせ、ブライン(150mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を4つのバッチで順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(340g SNA
P KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~20%EtOAc勾配)により精製して、23.19gのメチル2-[(2-メトキシフェニル)アミノ]プロパノエートを粘性黄色油状物(純度98%、89%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.52 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 3.73 (s, 3H), 3.86
(s, 3H), 4.16 (p, J = 7.0 Hz, 1H), 4.70 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 6.53 (dd, J = 1.4,
7.8 Hz, 1H), 6.71 (td, J = 1.5, 7.7 Hz, 1H), 6.79 (dd, J = 1.3, 7.9 Hz, 1H), 6.84 (td, J = 1.4, 7.6 Hz, 1H)
LC-MS (METCR1410): 98% (UV), Rt= 1.08分, m/z (ESI+)= 210.2 [M+H]+
一般手順2(一般スキーム7):鹸化
2-[(2-メトキシフェニル)アミノ]プロパン酸(I-203)
[0398]1:1:1 THF/水/MeOH(135mL)中のメチル2-[(2-メトキシフェニル)アミノ]プロパノエート(I-202、7g、32.79mmol)の撹拌溶液に、水酸化リチウム水和物(1:1:1、2.52g、65.57mmol)を室温で添加した。反応混合物を2時間撹拌し、真空中で濃縮し、残留物をDCM(20mL)中に懸濁させた。有機層を分離し、1N HCl(70mL)でpH1~2に酸性化し、水層を1:1 IPA/CHCl(4×100mL)で抽出した。有機層を合わせ、ブライン(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、6.33gの2-[(2-メトキシフェニル)アミノ]プロパン酸を灰褐色固体(純度98%、収率97%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.38 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 3.79 (s, 3H), 4.03 (q, J = 6.9 Hz, 1H), 6.48 (dd, J = 1.4, 7.9 Hz, 1H), 6.59 (td, J = 1.5, 7.7 Hz, 1H), 6.76 (td, J = 1.3, 7.7 Hz, 1H), 6.83 (dd, J = 1.3, 7.9 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 98% (UV), Rt= 0.87分, m/z (ESI+)= 196.2 [M+H]+
一般手順3(一般スキーム7):N-ホルミル化
2-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]プロパン酸(I-204)
[0399]2-[(2-メトキシフェニル)アミノ]プロパン酸(I-203、3.27g、16.75mmol)およびギ酸(4.3mL、108.88mmol)の撹拌懸濁液に、無水酢酸(14.2mL、150.22mmol)を滴下添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌し、氷でクエンチし、真空中で濃縮した。残留物をEtO(15mL)に溶解し、10分間超音波処理した。得られた沈殿物を濾過により収集し、EtO(2×15mL)で洗浄し、真空中で乾燥させて、2.62gの2-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]プロパン酸を褐色固体(純度100%、70%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.38 (d, J = 7.3 Hz, 3H), 3.84 (s, 3H), 4.80
(q, J = 7.3 Hz, 1H), 6.93-7.08 (m, 2H), 7.30-7.41 (m, 2H), 8.16 (s, 1H).
LC-MS (METCR1416): 100% (UV), Rt= 0.87分, m/z (ESI+)= 224.1 [M+H]+
一般スキーム8:
【0136】
【化14】
一般手順1(一般スキーム8):置換
エチル2-(シクロヘキシルアミノ)プロパノエート(I-205)
[0400]EtOH(140mL)中のシクロヘキサンアミン(59mL、510mmol)の撹拌溶液に、2-ブロモプロパン酸エチル(22mL、169mmol)を添加した。反応混合物を4時間加熱還流し、次いで真空中で濃縮し、残留物をEtOAc(200mL)および水(50mL)中に懸濁させ、次いで10分間超音波処理した。溶液を濾過し、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、褐色油状物を得た。水層を真空中で濃縮した。有機相および水性相からの残留物を個々にEtOAc(100mL)中に懸濁させ、10分間超音波処理し、濾過した。濾液を合わせ、真空中で濃縮して、34gのエチル2-(シクロヘキシルアミノ)プロパノエートを褐色油状物(H NMRによる純度90%、91%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.92-1.34 (m, 11H), 1.52-1.64 (m, 1H), 1.65-1.79 (m, 2H), 1.80-1.95 (m, 3H), 2.27-2.42 (m, 1H), 3.46 (q, J = 7.0 Hz, 1H), 4.17 (q, J = 7.1 Hz, 2H).
一般手順2(一般スキーム8):N-ホルミル化
エチル2-(N-シクロヘキシルホルムアミド)プロパノエート(I-206)
[0401]ギ酸(6.9mL、175.62mmol)を無水酢酸(12.3mL、130.46mmol)に0℃で滴下添加した。溶液を50℃で1時間撹拌し、反応混合物を室温にて乾燥THF(50mL)で希釈した。乾燥THF(50mL)中のエチル2-(シクロヘキシル-アミノ)プロパノエート(I-205、10g、50.18mmol)の溶液を0℃で添加した。溶液を室温で1.5時間撹拌し、真空中で濃縮し、EtOAc(60mL)で希釈し、次いで飽和NaHCO(3×100mL)、水(100mL)およびブライン(20mL)で洗浄した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空中で濃縮して、8.7gのエチル2-(N-シクロヘキシルホルムアミド)プロパノエートを褐色粘性油状物(純度95%、72%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.00-1.19 (m, 1H), 1.21-1.28 (m, 3H), 1.29-1.44 (m, 2H), 1.44-1.50 (m, 3H), 1.51-1.56 (m, 1H), 1.59-1.68 (m, 1H), 1.78-1.92 (m, 3H), 1.93-2.06 (m, 1H), 3.24 (tt, J = 3.5, 11.8 Hz, 1H), 3.98-4.33 (m, 4H), 8.11-8.24 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 95% (UV), Rt= 1.07分, m/z (ESI+)= 228.2 [M+H]+
一般手順3(一般スキーム8):鹸化
2-(N-シクロヘキシルホルムアミド)プロパン酸リチウム塩(I-207)
[0402]THF/水/EtOHの2:2:1混合物(50mL)中のエチル2-(N-シ
クロヘキシルホルムアミド)プロパノエート(I-206、純度95%、8.7g、38.37mmol)の撹拌溶液に、水酸化リチウム水和物(1.83g、43.63mmol)を添加した。混合物を室温で2.5時間撹拌し、真空中で濃縮した。残留物をEtO(100mL)中に懸濁させ、真空中で濃縮し(プロセスを3回繰り返した)、固体を真空中で乾燥させて、8.15gの2-(N-シクロヘキシルホルムアミド)プロパン酸リチウム塩をゴム状の黄色固体(純度95%、定量的)として得、さらに精製することなくステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.99-1.33 (m, 6H), 1.39-1.78 (m, 7H), 3.01-4.47 (m,
2H), 8.03-8.16 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 95% (UV), Rt= 0.87-0.89分 (2個のピーク), m/z (ESI+)= 200.3 [M+H]+
イリド形成を経由する経路:最終化合物(FP83~115)の合成
一般スキーム9:
【0137】
【化15】
一般手順1(一般スキーム9):イリドカップリング
N-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)-ホルムアミド(I-208)
[0403]0℃で乾燥9:1 DCM/DMF(10mL)中の2-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]プロパン酸(I-204、500mg、2.24mmol)およびDIPEA(1.2mL、6.72mmol)の撹拌氷冷溶液に、HATU(2.56g、6.72mmol)を一度に添加した。反応混合物を0℃で15分間撹拌し、(トリブチル-λ-ホスファニリデン)アセト-ニトリル(1.8mL、6.72mmol)を添加した。反応物を室温で1.5時間撹拌し、水(3mL)で洗浄し、水層をDCM(2×5mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(5mL)で洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(340g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中10~100%EtOAc勾配)により精製して、1.11gのN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミドを褐色粘着性固体(H NMRによる純度94%、定量的)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.81-1.07 (m, 12H), 1.28-1.52 (m, 12H), 2.02-2.15 (m, 6H), 3.69-3.87 (m, 3H), 4.47-5.22 (m, 1H), 6.83-7.00 (m, 1H), 7.06-7.16 (m, 1H), 7.24-7.40 (m, 1H), 6.99-7.64 (m, 1H), 7.87-8.41 (m, 1H)
LC-MS (METCR1410): 99% (UV), Rt= 1.23分, m/z (ESI+)= 447.5 [M+H]+
N-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-シクロヘキシルホルムアミド(I-209)
[0404]乾燥DMF(50mL)中の2-(N-シクロヘキシルホルムアミド)プロパン酸リチウム塩(I-207、純度95%、5.65g、26.16mmol)およびDIPEA(13.7mL、78.48mmol)の撹拌溶液に、HATU(29.84g、78.48mmol)を0℃で添加した。混合物を0℃で1時間撹拌し、(トリブチル-λ-ホスファニリデン)アセトニトリル(20.6mL、78.48mmol)を添加した。反応物を0℃で45分間、次いで室温で18時間撹拌した。反応物を冷却(氷浴)
し、水(200mL)でクエンチし、10分間撹拌した。水層をEtOAc(2×100mL)で抽出し、合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗物質を2つのバッチで順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(340g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)により精製して、22gの褐色ゴム状物を得た。物質の一部(6g)を逆相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(400g SNAP Ultra C18カートリッジ、高pH、標準溶出法)により精製して、1.88gのN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニ-リデン)ブタン-2-イル]-N-シクロヘキシルホルムアミドをオフホワイトの固体(純度100%、17%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.84-0.92 (m, 9H), 0.94-1.28 (m, 3H), 1.31-1.48 (m,
15H), 1.49-1.79 (m, 4H), 2.02-2.16 (m, 6H), 3.31 (s, 3H), 3.92 (td, J = 5.7, 11.3 Hz, 1H), 4.35-5.21 (m, 1H), 8.11-8.29 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 1.31分, m/z (ESI+)= 423.8 [M+H]+
[0405]残りの物質を逆相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(400g
SNAP Ultra C18カートリッジ、高pH、標準溶出法)により2回精製して、5.78gのN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-シクロヘキシルホルムアミドをオフホワイトの固体(純度97%、51%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.84-0.90 (m, 9H), 0.97-1.30 (m, 3H), 1.31-1.46 (m,
15H), 1.50-1.80 (m, 4H), 2.04-2.15 (m, 6H), 3.32 (s, 3H), 3.91 (td, J = 5.59, 11.30 Hz, 1H), 4.37-5.18 (m, 1H), 8.14-8.27 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 1.25分, m/z (ESI+)= 423.7 [M+H]+
一般手順2(一般スキーム9):酸化
方法A:オゾン分解
N-[(3,5-ジクロロフェニル)メチル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP83)
[0406]オゾン(オゾン発生器)を、-78℃で15分間、DCM(12mL)中のN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルム-アミド(I-208、純度94%、400mg、0.84mmol)および1-(3,5-ジクロロフェニル)-メタン-アミン(124μL、0.93mmol)の溶液に通過させた。溶液を窒素でフラッシュし、混合物を窒素下、-78℃で1.5時間撹拌した。反応物を真空中で濃縮して、ゴム状物を得、これを順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)により精製して、82.7mgのN-[(3,5-ジクロロフェニル)メチル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミドを粘性黄色油状物(純度96%、19%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.34-1.54 (m, 3H), 3.65-3.88 (m, 3H), 4.42-4.59 (m, 2H), 4.98-5.48 (m, 1H), 7.01 (dd, J = 1.0, 8.3 Hz, 1H), 7.05 (td, J = 1.2, 7.6 Hz, 1H), 7.17-7.21 (m, 1H), 7.22 (d, J = 1.8 Hz, 2H), 7.30 (t, J = 1.8 Hz, 1H), 7.39 (td, J = 1.7, 8.2 Hz, 1H), 7.58 (dd, J = 1.7, 7.8 Hz, 1H), 8.03-8.65
(m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 96% (UV), Rt= 4.43分, m/z (ESI+)= 409.0/411.0 [M+H]+
N-[1-(3-クロロフェニル)エチル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP84)
[0407]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム9)と同様の様式でN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド(I-208)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に褐色粘性油状物(17.7mg、純度90%、
13%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.29-1.40 (m, 3H), 1.52-1.57 (m, 3H), 3.76-3.85 (m, 3H), 4.91-5.10 (m, 2H), 6.93-7.04 (m, 2H), 7.19-7.30 (m, 4H), 7.29-7.39 (m, 2H), 7.39-7.59 (m, 1H), 7.96-8.03 (m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 98% (UV), Rt= 4.33分, m/z (ESI+)= 389.1/391.1 [M+H]+
3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-N-[(3-メトキシフェニル)メチル]-2-オキソブタンアミド(FP85)
[0408]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム9)と同様の様式でN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド(I-208)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(7mg、純度100%、4%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.31-1.50 (m, 3H), 3.80 (s, 3H), 3.83 (s, 3H), 4.43-4.57 (m, 2H), 5.02-5.49 (m, 1H), 6.80-6.86 (m, 2H), 6.87-6.91 (m, 1H), 6.98 (dd, J = 0.9, 8.3 Hz, 1H), 7.02 (td, J = 1.2, 7.6 Hz, 1H), 7.07-7.16 (m, 1H), 7.26 (d, J = 4.1 Hz, 1H), 7.32-7.39 (m, 1H), 7.54-7.61 (m, 1H), 7.97-8.65 (m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 100% (UV), Rt= 3.97分, m/z (ESI+)= 371.0 [M+H]+
N-[(2-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP86)
[0409]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム9)と同様の様式でN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド(I-208)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(31.8mg、純度96%、10%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.30-1.49 (m, 3H), 3.55-3.84 (m, 3H), 4.55-4.68 (m, 2H), 5.02-5.46 (m, 1H), 6.95-7.00 (m, 1H), 7.01 (td, J = 1.2, 7.6 Hz, 1H), 7.20-7.26 (m, 3H), 7.32-7.43 (m, 3H), 7.55 (dd, J = 1.6, 7.7 Hz, 1H), 7.97-8.64 (m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 96% (UV), Rt= 4.14分, m/z (ESI+)= 375.0/ 377.0 [M+H]+
3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-N-[(3-メチルフェニル)メチル]-2-オキソブタンアミド(FP87)
[0410]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム9)と同様の様式でN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド(I-208)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(50.4mg、純度100%、17%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.35-1.52 (m, 3H), 2.34-2.39 (m, 3H), 3.63-3.87 (m, 3H), 4.51 (qd, J = 6.1, 14.9 Hz, 2H), 5.07-5.52 (m, 1H), 7.00 (dd, J = 1.0, 8.3 Hz, 1H), 7.04 (td, J = 1.2, 7.6 Hz, 1H), 7.10-7.15 (m, 4H), 7.25 (t, J =
7.6 Hz, 1H), 7.38 (td, J = 1.7, 8.2 Hz, 1H), 7.60 (dd, J = 1.7, 7.7 Hz, 1H), 8.00-8.66 (m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 100% (UV), Rt= 4.1分, m/z (ESI+)= 355.1 [M+H]+
N-ベンジル-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP88)
[0411]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム9)と同様の様式でN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド(I-208)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に黄色粘性油状物(53.7mg、純度99%、19%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.34-1.53 (m, 3H), 3.57-3.88 (m, 3H), 4.47-4.62 (m, 2H), 5.06-5.53 (m, 1H), 7.00 (dd, J = 0.9, 8.3 Hz, 1H), 7.04 (td, J = 1.2, 7.6 Hz, 1H), 7.14 (s, 1H), 7.30-7.41 (m, 6H), 7.60 (dd, J = 1.7, 7.8 Hz, 1H),
8.00-8.66 (m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 99% (UV), Rt= 4.01分, m/z (ESI+)= 341.1 [M+H]+
3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソ-N-[(ピリジン-3-イル)メチル]ブタンアミド(FP89)
[0412]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム9)と同様の様式でN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド(I-208)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中50~100%EtOAc勾配、次いでEtOAc中20%MeOH)、続いてMeCN中での摩砕および分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(27mg、純度100%、10%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.28-1.53 (m, 3H), 3.58-3.86 (m, 3H), 4.48-4.65 (m, 2H), 5.01-5.45 (m, 1H), 6.96-7.05 (m, 2H), 7.21-7.25 (m, 1H), 7.31 (dd, J = 4.9, 7.4 Hz, 1H), 7.36 (td, J = 1.6, 8.2 Hz, 1H), 7.55 (dd, J = 1.6, 7.7 Hz,
1H), 7.70 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 8.00 (s, 1H), 8.47-8.66 (m, 2H).
LC-MS (METCR1416): 100% (UV), Rt= 2.78分, m/z (ESI+)= 342.1 [M+H]+
3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソ-N-[(ピリジン-4-イル)メチル]ブタンアミド(FP90)
[0413]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム9)と同様の様式でN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド(I-208)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中50~100%EtOAc勾配、次いでEtOAc中20%MeOH)、続いてMeCN中での摩砕および分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(27.3mg、純度100%、10%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.23-1.46 (m, 3H), 3.56-3.82 (m, 3H), 4.39-4.59 (m, 2H), 4.85-5.39 (m, 1H), 6.88-6.99 (m, 2H), 7.19-7.24 (m, 3H), 7.30 (td, J = 1.7, 8.2 Hz, 1H), 7.49 (dd, J = 1.6, 7.7 Hz, 1H), 7.94 (s, 1H), 8.51 (d, J =
6.0 Hz, 2H).
LC-MS (METCR1416): 100% (UV), Rt= 2.73分, m/z (ESI+)= 342.2 [M+H]+
N-[(4-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP91)
[0414]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム9)と同様の様式でN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド(I-208)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(77.6mg、純度100%、25%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.27-1.49 (m, 3H), 3.55-3.89 (m, 3H), 4.39-4.58 (m, 2H), 4.98-5.47 (m, 1H), 6.89-7.05 (m, 2H), 7.11-7.16 (m, 1H), 7.24 (d, J
= 8.4 Hz, 2H), 7.28-7.33 (m, 2H), 7.36 (td, J = 1.7, 8.2 Hz, 1H), 7.56 (dd, J =
1.6, 7.7 Hz, 1H), 7.95-8.62 (m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 100% (UV), Rt= 4.28分, m/z (ESI+)= 375.1/377.1 [M+H]+
3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-N-[(4-メトキシフェニル)メチル]-2-オキソブタンアミド(FP92)
[0415]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム9)と同様の様式でN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド(I-208)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(33.3mg、純度100%、10.7%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.32-1.49 (m, 3H), 3.60-3.80 (m, 3H), 3.80-3.86 (m, 3H), 4.33-4.55 (m, 2H), 5.04-5.49 (m, 1H), 6.85-6.91 (m, 2H), 6.96-7.09 (m, 3H), 7.21-7.25 (m, 2H), 7.34-7.40 (m, 1H), 7.57 (dd, J = 1.7, 7.7 Hz, 1H), 8.00-8.63 (m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 100% (UV), Rt= 4.02分, m/z (ESI+)= 371.2 [M+H]+
N-[(3-クロロ-4-フルオロフェニル)メチル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタン-アミド(FP93)
[0416]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム9)と同様の様式でN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド(I-208)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(47.1mg、純度100%、14%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.35 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 3.83 (s, 3H), 4.47
(d, J = 6.3 Hz, 2H), 5.02 (q, J = 7.0 Hz, 1H), 6.99 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.03 (td, J = 1.1, 7.6 Hz, 1H), 7.10 (t, J = 8.6 Hz, 1H), 7.13-7.22 (m, 2H), 7.32-7.40
(m, 2H), 7.56 (dd, J = 1.6, 7.7 Hz, 1H), 8.01 (s, 1H).
LC-MS (METCR1416): 100% (UV), Rt= 4.31分, m/z (ESI+)= 393.1/ 395.0 [M+H]+
N-[(3-クロロ-5-フルオロフェニル)メチル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタン-アミド(FP94)
[0417]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム9)と同様の様式でN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド(I-208)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(47.9mg、純度100%、14%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.31-1.52 (m, 3H), 3.63-3.88 (m, 3H), 4.40-4.57 (m, 2H), 4.99-5.47 (m, 1H), 6.94 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 6.96-7.06 (m, 3H), 7.10 (s, 1H), 7.16-7.22 (m, 1H), 7.36 (td, J = 1.7, 8.2 Hz, 1H), 7.56 (dd, J = 1.6,
7.8 Hz, 1H), 7.97-8.64 (m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 100% (UV), Rt= 4.37分, m/z (ESI+)= 393.1/ 395.0 [M+H]+
3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-N-[(2-メトキシフェニル)メチル]-2-オキソブタンアミド(FP95)
[0418]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム9)と同様の様式でN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド(I-208)から合成して、順相シリ
カ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(44.2mg、純度100%、14%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.32-1.48 (m, 3H), 3.52-3.84 (m, 3H), 3.85-3.91 (m, 3H), 4.51 (qd, J = 6.2, 14.5 Hz, 2H), 5.08-5.47 (m, 1H), 6.86-6.95 (m, 2H), 6.95-7.03 (m, 2H), 7.27-7.30 (m, 2H), 7.30-7.38 (m, 2H), 7.54 (dd, J = 1.7, 7.7 Hz, 1H), 8.00 (m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 100% (UV), Rt= 4分, m/z (ESI+)= 371.0 [M+H]+
3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソ-N-[(ピリジン-2-イル)メチル]ブタンアミド(FP96)
[0419]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム9)と同様の様式でN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド(I-208)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に橙色粘性油状物(27.5mg、純度100%、10%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.30-1.56 (m, 3H), 3.58-3.84 (m, 3H), 4.65 (d, J = 5.6 Hz, 2H), 5.10-5.51 (m, 1H), 6.94-7.05 (m, 2H), 7.21 (dd, J = 5.2, 7.1
Hz, 1H), 7.30 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.32-7.40 (m, 1H), 7.58 (dd, J = 1.5, 7.7 Hz, 1H), 7.68 (td, J = 1.6, 7.7 Hz, 1H), 7.88 (s, 1H), 8.00-8.67 (m, 2H).
LC-MS (METCR1416): 100% (UV), Rt= 2.92分, m/z (ESI+)= 342.1 [M+H]+
N-[2-(3-クロロフェニル)エチル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP97)
[0420]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム9)と同様の様式でN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド(I-208)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(42.3mg、純度96%、12%)として得た。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.28-1.49 (m, 3H), 2.85 (t, J = 7.2 Hz, 2H),
3.58 (q, J = 6.2, 6.7 Hz, 2H), 3.62-3.91 (m,3H), 4.98-5.45 (m, 1H), 6.83-6.92 (m, 1H), 6.96-7.01 (m, 1H), 7.01-7.08 (m,1H), 7.11 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.19-7.25
(m, 3H), 7.36 (td, J = 1.7, 8.2 Hz, 1H), 7.54 (dd, J = 1.7, 7.7 Hz, 1H), 7.96-8.61 (m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 96% (UV), Rt= 4.22分, m/z (ESI+)= 389.0/391.0 [M+H]+
3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-N-[(2-メチルフェニル)メチル]-2-オキソブタンアミド(FP98)
[0421]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム9)と同様の様式でN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド(I-208)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(94.8mg、純度96%、31%)として得た。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.21-1.43 (m, 3H), 2.22-2.31 (m, 3H), 3.50-3.79 (m, 3H), 4.32-4.52 (m, 2H), 4.97-5.42 (m, 1H), 6.85-6.99 (m, 3H), 7.07-7.18 (m, 3H), 7.19-7.21 (m, 1H), 7.27-7.32 (m, 1H), 7.51 (dd, J = 1.7, 7.8 Hz, 1H), 7.91-8.58 (m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 96% (UV), Rt= 4.06分, m/z (ESI+)= 355.3 [M+H]+
N-[(2,6-ジメチルフェニル)メチル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP99)
[0422]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム9)と同様の様式でN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド(I-208)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に褐色粘性油状物(31.5mg、純度100%、10%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.30-1.49 (m, 3H), 2.35-2.40 (m, 6H), 3.58-3.89 (m, 3H), 4.48-4.60 (m, 2H), 5.07-5.48 (m, 1H), 6.69 (s, 1H), 6.95-7.01 (m, 1H), 7.01-7.08 (m, 3H), 7.13 (dd, J = 6.9, 8.1 Hz, 1H), 7.36 (td, J = 1.7, 8.2 Hz, 1H), 7.57 (dd, J = 1.7, 7.7 Hz, 1H), 7.98-8.64 (m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 100% (UV), Rt= 4.47分, m/z (ESI+)= 369.1 [M+H]+
3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-N-(2-メチルプロピル)-2-オキソブタンアミド(FP100)
[0423]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム9)と同様の様式でN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド(I-208)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(37mg、純度100%、13%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.92-0.96 (m, 6H), 1.32-1.51 (m, 3H), 1.85 (dp, J = 6.7, 13.5 Hz, 1H), 3.10-3.28 (m, 2H), 3.69-3.86 (m, 3H), 5.00-5.46 (m, 1H), 6.86 (s, 1H), 6.95-7.06 (m, 2H), 7.31-7.41 (m, 1H), 7.60 (dd, J = 1.7, 7.8 Hz, 1H), 7.98-8.61 (m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 100% (UV), Rt= 3.81分, m/z (ESI+)= 307.0 [M+H]+
N-(2,2-ジメチルプロピル)-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP101)
[0424]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム9)と同様の様式でN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ5-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド(I-208)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(65.5mg、純度100%、23%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.91-0.98 (m, 9H), 1.33-1.52 (m, 3H), 3.14 (d, J = 6.7 Hz, 2H), 3.71-3.86 (m, 3H), 4.99-5.46 (m, 1H), 6.86 (s, 1H), 6.91-7.15 (m, 2H), 7.28-7.39 (m, 1H), 7.60 (dd, J = 1.7, 7.8 Hz, 1H), 7.99-8.61 (m, 1H).LC-MS (METCR1416): 100% (UV), Rt= 4.01分, m/z (ESI+)= 321.1 [M+H]+
N-[(2R)-ブタン-2-イル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP102)
[0425]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム9)と同様の様式でN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ5-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド(I-208)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(53mg、H NMRによる純度95%、18%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.90-0.95 (m, 3H), 1.17-1.21 (m, 3H), 1.35 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 1.46-1.57 (m, 2H), 3.83 (s, 3H), 3.87-3.96 (m, 1H), 5.00-5.45 (m, 1H), 6.56-6.64 (m, 1H), 6.96-6.99 (m, 1H), 7.02 (td, J = 1.2, 7.6 Hz, 1H),
7.32-7.38 (m, 1H), 7.59 (dt, J = 1.6, 7.8 Hz, 1H), 7.99-8.62 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 93% (UV), Rt= 2.92分, m/z (ESI+)= 307.2 [M+H]+
3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-N-[(オキサン-4-イル)メチル]-2-オキソブタンアミド(FP103)
[0426]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム9)と同様の様式でN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ5-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド(I-208)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)、続いて分取LC(中性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(66.3mg、純度100%、21%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.28-1.50 (m, 5H), 1.57-1.69 (m, 2H), 1.76-1.87 (m, 1H), 3.24 (t, J = 6.7 Hz, 2H), 3.30-3.41 (m, 2H), 3.69-3.86 (m, 3H), 3.94-4.01 (m, 2H), 4.99-5.44 (m, 1H), 6.85-6.95 (m, 1H), 6.96-7.00 (m, 1H), 7.02 (td, J = 1.1, 7.6 Hz, 1H), 7.32-7.39 (m, 1H), 7.59 (dd, J = 1.6, 7.8 Hz, 1H), 7.97-8.59 (m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 100% (UV), Rt= 3.43分, m/z (ESI+)= 349.0 [M+H]+
3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソ-N-[(ピラジン-2-イル)メチル]ブタンアミド(FP104)
[0427]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム9)と同様の様式でN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ5-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド(I-208)から合成して、以下の順序の精製:順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配、次いでMeOHフラッシュ)、不規則相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(28g SNAP KP-NHカートリッジ、TBME中0~15%MeOH勾配)、分取LC(中性pH、標準溶出法)、分取LC(酸性pH、標準溶出法)、1:1 EtOAc/ヘプタンからの再結晶の後にクリーム色粉末(23.4mg、純度99%、7%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.31-1.49 (m, 3H), 3.63-3.91 (m, 3H), 4.63-4.76 (m, 2H), 5.05-5.49 (m, 1H), 6.97-7.00 (m, 1H), 7.00-7.05 (m, 1H), 7.33-7.40 (m, 1H), 7.57 (dd, J = 1.6, 7.8 Hz, 1H), 7.70-7.79 (m, 1H), 8.02 (s, 1H), 8.48-8.58 (m, 2H), 8.61-8.66 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 99% (UV), Rt= 2.20分, m/z (ESI+)= 343.1 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP105)
[0428]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム9)と同様の様式でN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ5-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド(I-208)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)および1:1 EtOAc/ヘプタンからの再結晶による精製後にオフホワイトの粉末(30.5mg、純度100%、11%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.20-0.30 (m, 2H), 0.50-0.60 (m, 2H), 0.88-1.05 (m, 1H), 1.30-1.50 (m, 3H), 3.11-3.27 (m, 2H), 3.68-3.88 (m, 3H), 5.03-5.49 (m, 1H), 6.89-6.96 (m, 1H), 6.97-7.01 (m, 1H), 7.01-7.07 (m, 1H), 7.32-7.41 (m, 1H), 7.59 (dd, J = 1.7, 7.7 Hz, 1H), 8.01-8.64 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 100% (UV), Rt= 2.80分, m/z (ESI+)= 305.1 [M+H]+
N-[(2S)-ブタン-2-イル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP106)
[0429]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム9)と同様の様式でN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ5-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド(I-208)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)、続いて2回繰り返した分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(22mg、H NMRによる純度95%、8%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.93-0.98 (m, 3H), 1.20-1.23 (m, 3H), 1.35-1.46 (m, 3H), 1.52-1.60 (m, 2H), 3.82-3.87 (m, 3H), 3.89-3.97 (m, 1H), 5.02-5.46 (m, 1H), 6.58-6.67 (m, 1H), 6.98-7.02 (m, 1H), 7.02-7.06 (m, 1H), 7.34-7.40 (m, 1H), 7.61 (dt, J = 1.5, 7.8 Hz, 1H), 8.01-8.64 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 94% (UV), Rt= 2.92分, m/z (ESI+)= 307.2 [M+H]+
3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-N-[(2R)-3-メチルブタン-2-イル]-2-オキソブタンアミド(FP107)
[0430]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム9)と同様の様式でN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ5-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド(I-208)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(19mg、純度96%、6%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.91-0.95 (m, 6H), 1.13-1.16 (m, 3H), 1.35 (dd, J = 1.7, 7.1 Hz, 3H), 1.69-1.83 (m, 1H), 3.46-3.84 (m, 3H), 3.85-3.90 (m, 1H), 5.00-5.13 (m, 1H), 6.58-6.72 (m, 1H), 6.95-7.00 (m, 1H), 7.00-7.06 (m, 1H), 7.32-7.38 (m, 1H), 7.60 (dd, J = 1.5, 7.7 Hz, 1H), 7.95-8.62 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 96% (UV), Rt= 3.19分, m/z (ESI+)= 321.2 [M+H]+
3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-N-[(2S)-3-メチルブタン-2-イル]-2-オキソブタンアミド(FP108)
[0431]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム9)と同様の様式でN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ5-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド(I-208)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(19mg、純度95%、6%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.91-0.95 (m, 6H), 1.13-1.17 (m, 3H), 1.33-1.37 (m, 3H), 1.71-1.81 (m, 1H), 3.83 (s, 3H), 3.84-3.89 (m, 1H), 5.00-5.12 (m, 1H), 6.59-6.71 (m, 1H), 6.95-6.99 (m, 1H), 7.02 (td, J = 1.2, 7.6 Hz, 1H), 7.32-7.38 (m, 1H), 7.59 (dd, J = 1.6, 7.7 Hz, 1H), 7.98-8.62 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 95% (UV), Rt= 3.2分, m/z (ESI+)= 321.2 [M+H]+
3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-2-オキソ-N-(2-フェノキシエチル)ブタンアミド(FP109)
[0432]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム9)と同様の様式でN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-シクロヘキシルホルムアミド(I-209)から合成して、順相シリカ上(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)、次いで逆相シリカ上(12g SNAP Ultra C18カートリッジ、酸性pH、標準溶出法)でのフラッシュカラムクロマトグラフィーによる精製後に褐色ゴム状物(8.5mg、純度100%、3%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.01-1.79 (m, 10H), 1.79-1.95 (m, 2H), 2.01-
2.13 (m, 1H), 3.31 (tt, J = 3.6, 12.0 Hz, 1H), 3.53-3.83 (m, 2H), 3.94-4.18 (m, 2H), 4.17-5.23 (m, 1H), 6.81-7.02 (m,3H), 7.07 (t, J = 5.9 Hz, 1H), 7.21-7.35 (m, 2H), 7.96-8.27 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.77分, m/z (ESI+)= 347.4 [M+H]+
3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-2-オキソ-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ブタンアミド(FP110)
[0433]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム9)と同様の様式でN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-シクロヘキシルホルムアミド(I-209)から合成して、順相シリカ上(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)、次いで逆相シリカ上(12g SNAP Ultra-C18カートリッジ、酸性pH、標準溶出法)でのフラッシュカラムクロマトグラフィーによる精製後に褐色ゴム状物(30.3mg、純度100%、8%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.09-1.20 (m, 1H), 1.27-1.42 (m, 2H), 1.46 (d, J = 6.7 Hz, 3H), 1.47-1.53 (m, 1H), 1.58-1.66 (m, 1H), 1.68-1.75 (m, 1H), 1.84-1.96 (m, 2H), 2.01-2.13 (m, 2H), 3.35 (tt, J = 3.6, 12.1 Hz, 1H), 3.79-4.11 (m, 2H), 4.14-5.17 (m, 1H), 6.91 (s, 1H), 7.98-8.27 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.43分, m/z (ESI+)= 309.3 [M+H]+
3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-N-(2,2-ジフルオロエチル)-2-オキソブタンアミド(FP111)
[0434]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム9)と同様の様式でN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-シクロヘキシルホルムアミド(I-209)から合成して、順相シリカ上(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)、次いで逆相シリカ上(30g SNAP Ultra C18カートリッジ、酸性pH、標準溶出法)でのフラッシュカラムクロマトグラフィーによる精製後に黄色ゴム状物(76mg、H NMRによる純度98%、22%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.09-1.21 (m, 1H), 1.25-1.47 (m, 5H), 1.47-1.73 (m, 3H), 1.84-1.97 (m, 2H), 2.04-2.10 (m, 2H), 3.29-3.54 (m, 1H), 3.52-3.91 (m, 2H), 4.06-5.16 (m, 1H), 5.68-6.05 (m, 1H), 6.77-6.95 (m, 1H), 8.00-8.30 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.13分, m/z (ESI+)= 291.3 [M+H]+
3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-N-[2-(オキサン-4-イル)エチル]-2-オキソブタンアミド(FP112-1/2)
[0435]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム9)と同様の様式でN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-シクロヘキシルホルムアミド(I-209)から合成して、順相シリカ上(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)、次いで塩基性条件(12g SNAP Ultra C18カートリッジ、塩基性pH、標準溶出法)および酸性条件(12g SNAP Ultra C18カートリッジ、酸性pH、標準溶出法)を使用する逆相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィーによる精製後に2つのバッチの無色ゴム状物、FP112-1(2.2mg、純度100%、0.5%)およびFP112-2(5.4mg、H NMRによる純度95%、2%)として得た。
【0138】
FP112-1
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.08-1.21 (m, 1H), 1.26-1.39 (m, 4H), 1.43-1.51 (m, 5H), 1.52-1.65 (m, 5H), 1.67-1.74 (m, 1H), 1.85-1.95 (m, 3H), 2.02-2.13 (m, 2H), 3.24-3.41 (m, 4H), 3.90-3.99 (m, 2H), 4.22-5.21 (m, 1H), 6.54-7.00 (m, 1H), 7.97-8.34 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.13分, m/z (ESI+)= 339.3 [M+H]+
FP112-2
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.10-1.21 (m, 1H), 1.22-1.40 (m, 4H), 1.40-1.76 (m, 12H), 1.86-1.94 (m, 2H), 2.03-2.14 (m, 2H), 3.25-3.43 (m, 4H), 3.89-4.01
(m, 2H), 4.20-5.19 (m, 1H), 6.54-6.94 (m, 1H), 8.02-8.26 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.12分, m/z (ESI+)= 339.3 [M+H]+
方法B:m-CPBAによる酸化
N-ベンジル-3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-2-オキソブタンアミド(FP113)
[0436]乾燥MeOH(8mL)中のN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-シクロヘキシルホルムアミド(I-209)(500mg、1.18mmol)の撹拌氷冷溶液に、m-CPBA(75%、871mg、3.79mmol)を0℃で少量ずつ添加した。反応物を30分間かけて室温まで加温し、窒素で1.5時間パージした。EtOAc(20mL)を添加し、混合物を1:1:1 0.5M KI/NaHCO/NaS(2×25mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、橙色油状物を得、これを乾燥MeOH(8mL)に溶解した。ベンジルアミン(258μL、2.37mmol)を添加し、反応混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、粗物質を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)、続いて逆相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(12g SNAP KP-C18-HSカートリッジ、酸性pH、標準溶出法)により精製した。精製後に得られたゴム状物を真空中にて45℃で6時間乾燥させて、39.6mgのN-ベンジル-3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-2-オキソブタンアミドをオフホワイトのゴム状物(純度100%、11%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.10-1.21 (m, 1H), 1.24-1.40 (m, 2H), 1.43-1.50 (m, 3H), 1.50-1.57 (m, 1H), 1.68-1.74 (m, 1H), 1.85-1.94 (m, 2H), 2.03-2.12 (m, 2H), 3.28-4.19 (m, 1H), 4.24-5.20 (m, 3H), 6.94 (s, 1H), 7.25-7.40 (m, 6H), 8.02-8.30 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.63分, m/z (ESI+)= 317.3 [M+H]+
4-{2-[3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-2-オキソブタンアミド]エトキシ}ベンズアミド(FP114)
[0437]乾燥MeOH(8mL)中のN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-シクロヘキシルホルムアミド(I-209)(500mg、1.18mmol)の撹拌氷冷溶液に、m-CPBA(75%、871mg、3.79mmol)を0℃で少量ずつ添加した。反応物を30分間かけて室温まで加温し、窒素で1.5時間パージした。混合物をEtOAc(20mL)で希釈し、次いで1:1:1 0.5M KI/NaHCO/NaS(2×25mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、橙色油状物を得、これを乾燥MeOH(8mL)に溶解した。4-(2-アミノエトキシ)ベンズアミド(360μL、2.37mmol)を添加し、反応混合物を室温で18時間撹拌した。DMF(2mL)を添加し、反応物を室温で4時間撹拌し、次いで40℃で1.5時間加熱した。混合物を冷却し、室温で18時間撹拌した。懸濁液をEtOAc(20mL)で希釈し、水(2×20mL)で洗浄した。水層を1:1 IPA/CHClで抽出し、次いで、合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗物質を順相シリカ上(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配、次いでMeOHフラッシュ)、次いで逆相シリカ上(30g SNAP KP-C18-HSカートリッジ、酸性pH、標準溶出法)でのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した。得られたゴム状物をEtO中で摩砕し、懸濁液を濾過して、5.7mgの4-{2-[3-(N-シクロヘキシルホルムアミド)-2
-オキソブタンアミド]エトキシ}ベンズアミドをオフホワイトの固体(純度96%、1%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.10-1.19 (m, 1H), 1.24-1.39 (m, 3H), 1.42-1.47 (m, 3H), 1.49-1.61 (m, 2H), 1.85-1.95 (m, 2H), 2.02-2.11 (m, 2H), 3.25-3.38 (m, 1H), 3.60-3.81 (m, 2H), 4.04-4.19 (m, 2H), 4.23-5.21 (m, 1H), 5.48-6.11 (m, 2H), 6.86-6.98 (m, 2H), 7.01-7.11 (m, 1H), 7.71-7.83 (m, 2H), 7.95-8.30 (m, 1H).LC-MS (METCR1600): 96% (UV), Rt= 3.75分, m/z (ESI+)= 390.2 [M+H]+
一般スキーム10:
【0139】
【化16】
一般手順1(一般スキーム10):置換
メチル3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]プロパノエート(I-210)
[0438]2-メトキシアニリン(517μL、4.58mmol)に、3-ブロモプロパン酸メチル(500μL、4.58mmol)を添加し、混合物をマイクロ波中、100℃で5分間加熱した。反応物をDCMで希釈し、濾過した。濾液を真空中で濃縮し、粗物質を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~50%EtOAc勾配)により精製して、301mgのメチル3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]プロパノエートを赤色油状物(純度100%、31%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 2.67 (t, J = 6.6 Hz, 2H), 3.48 (t, J = 6.6 Hz, 2H), 3.70 (s, 3H), 3.84 (s, 3H), 4.77 (s, 1H), 6.57-6.95 (m, 4H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 1.15分, m/z (ESI+)= 209.9 [M+H]+
一般手順2(一般スキーム10):鹸化
3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]プロパン酸(I-211)
[0439]EtOH(5mL)中のメチル3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]プロパノエート(I-210)(301mg、1.44mmol)の撹拌溶液に、2M KOH(1.1mL、2.16mmol)を添加し、反応物を室温で2.5時間撹拌した。混合物を1M HClでpH1~2に酸性化し、水層を1:1 IPA/CHCl(3×25mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、349mgの3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]プロパン酸を灰色ガラス状固体(純度100%、定量的)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 2.59 (t, J = 6.9 Hz, 2H), 3.35 (t, J = 6.9 Hz, 2H),
3.82 (s, 3H), 6.76-7.12 (m, 4H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.70分, m/z (ESI+)= 196.1 [M+H]+
一般手順3(一般スキーム10):N-ホルミル化
3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]プロパン酸(I-212)
[0440]3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]プロパン酸(I-211、349mg、1.79mmol)およびギ酸(460μL、11.63mmol)の撹拌懸濁液に、無水酢酸(3mL)を滴下添加し、反応物を室温で6時間撹拌した。ギ酸(100μL、2.54mmol)を添加し、撹拌を室温で18時間続けた。ギ酸(460μL、11.71mmol)を添加し、反応物を室温で8時間撹拌した。ギ酸(230μl、5.85mmol)を添加し、混合物を室温で18時間撹拌した。溶液を真空中で濃縮し、残留物をEtOに溶解した。溶媒を真空中で除去し、粗物質をDCMに溶解した。溶液を真空中で濃縮して、299mgの3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]プロパン酸を褐色ゴム状物(純度51%、38%)として得、精製することなく次のステップで使用した。
LC-MS (METCR1410): 51% (UV), Rt= 0.81分, m/z (ESI+)= 224.1 [M+H]+
一般手順4(一般スキーム10):イリド形成
N-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブチル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルム-アミド(I-213)
[0441]乾燥9:1 DCM/DMF(10mL)中の3-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]プロパン酸(I-212、純度51%、298mg、0.68mmol)およびDIPEA(356μL、2.04mmol)の撹拌氷冷溶液に、HATU(777mg、2.04mmol)を0℃で少量ずつ添加した。混合物を0℃で1時間撹拌し、(トリブチル-λ-ホスファニリデン)アセトニトリル(429μL、1.57mmol)を添加した。溶液を0℃で45分間、次いで室温で6時間撹拌した。反応物を水(30mL)でクエンチし、水層をDCM(20mL)で抽出した。有機層を水(30mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。粗物質を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)により精製して、337mgのN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブチル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミドを橙色油状物(H NMRによる純度83%、92%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.82-0.93 (m, 9H), 1.28-1.44 (m, 12H), 1.94-2.13 (m, 6H), 2.67-2.78 (m, 2H), 3.74-3.79 (m, 3H), 3.87-4.04 (m, 2H), 6.93-7.02
(m, 2H), 7.13-7.21 (m, 1H), 7.31 (m, 1H), 8.20 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 1.25分, m/z (ESI+)= 447.8 [M+H]+
一般手順5(一般スキーム10):オゾン分解
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-4-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP115)
[0442]オゾン(オゾン発生器)を、-78℃で15分間、DCM(10mL)中のN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブチル]-N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド(I-213、純度83%、337mg、0.63mmol)および1-(3-クロロフェニル)メタンアミン(84μL、0.69mmol)の溶液に通過させた。溶液を窒素でフラッシュし、混合物を窒素下、-78℃で1時間撹拌した。反応物を室温まで加温し、真空中で濃縮して、ゴム状物を得、これを順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)により精製して、24.3mgのN-[(3-クロロフェニル)メチル]-4-[N-(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミドを黄色油状物(純度100%、10%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 3.07-3.21 (m, 2H), 3.69-3.86 (m, 3H), 3.92-4.08 (m, 2H), 4.43 (d, J = 6.3 Hz, 2H), 6.93-7.01 (m, 2H), 7.07-7.20 (m, 3H), 7.26-7.30 (m, 3H), 7.33 (td, J = 1.7, 8.1 Hz, 1H), 8.06-8.40 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.52分, m/z (ESI+)= 375.1/377.1 [M+H]+
イリド形成を経由する経路:最終生成物(FP116 119)の合成
一般スキーム11:
【0140】
【化17】
一般手順1(一般スキーム11):還元的アミノ化
メチル(2S)-2-(ベンジルアミノ)-3-[1-(トリフェニルメチル)-1H-イミダゾール-4-イル]プロパノエート(I-214)
[0443]0℃でMeOH(50mL)中のメチル(2S)-2-アミノ-3-[1-(トリフェニル-メチル)-1H-イミダゾール-4-イル]プロパノエート塩酸塩(95%、5g、10.6mmol)の撹拌氷冷溶液に、NaH(油中60%分散液、424mg、10.6mmol)を添加した。混合物を0℃で5分間撹拌し、ベンズアルデヒド(1.3mL、12.72mmol)を添加した。反応物を室温で1.5時間撹拌し、0℃に冷却し、水素化ホウ素ナトリウム(98%、430mg、11.13mmol)を添加した。反応物を0℃で20分間撹拌し、DCM中10%HCl(200mL)でpH5~6に酸性化し、1M NaHCO(50mL)を添加した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、5.55gのメチル(2S)-2-(ベンジルアミノ)-3-[1-(トリフェニルメチル)-1H-イミダゾール-4-イル]プロパノエートを濃厚淡黄色油状物(純度73%、76%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
LC-MS (METCR1416): 73% (UV), Rt= 3.70分, m/z (ESI+)= 502.3 [M+H]+
一般手順2(一般スキーム11):N-ホルミル化
メチル(2S)-2-(N-ベンジルホルムアミド)-3-[1-(トリフェニルメチル)-1H-イミダゾール-4-イル]プロパノエート(I-215)
[0444]無水酢酸(1.9mL、20.5mmol)に、ギ酸(1.1mL、26.6mmol)を滴下添加した。混合物を50℃で1時間加熱し、0℃に冷却した。溶液を乾燥THF(5mL)で希釈し、乾燥THF(35mL)中のメチル(2S)-2-(ベンジルアミノ)-3-[1-(トリフェニルメチル)-1H-イミダゾール-4-イル]プロパノエート(I-214、純度90%、3.75g、6.73mmol)の撹拌溶液に0℃で滴下添加した。反応物を室温で1時間撹拌し、EtOAc(50mL)で希釈した。有機層を分離し、1M NaHCO(2×50mL)、水(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、黄色油状物を得た。残留物をヘプタン(2×100mL)中に懸濁させ、真空中で濃縮して、4
gのメチル(2S)-2-(N-ベンジルホルムアミド)-3-[1-(トリフェニルメチル)-1H-イミダゾール-4-イル]プロパノエートを無色泡状物(H NMRによる純度86%、97%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 2.81-3.22 (m, 2H), 3.33-3.47 (m, 3H), 3.89-4.45 (m, 2H), 4.51-4.67 (m, 1H), 6.19-6.59 (m, 1H), 6.95-7.39 (m, 21H), 8.00-8.14
(m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 76% (UV), Rt= 3.81分, m/z (ESI+)= 530.3 [M+H]+
一般手順3(一般スキーム11):加水分解
(2S)-2-(N-ベンジルホルムアミド)-3-[1-(トリフェニルメチル)-1H-イミダゾール-4-イル]プロパン酸(I-216)
[0445]MeOH(150mL)中のメチル(2S)-2-(N-ベンジルホルムアミド)-3-[1-(トリフェニルメチル)-1H-イミダゾール-4-イル]プロパノエート(I-215、H NMRによる純度86%、4g、6.5mmol)の撹拌氷冷溶液に、0.1M LiOH(102mL)およびTHF(75mL)を添加した。混合物を0~5℃で24時間冷却し、1M HCl(9mL)でpH4~5に酸性化し、THFおよびMeOHを真空中で除去した。残留物をEtOAc(2×50mL)で抽出し、合わせた有機層を水(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、3.66gの(2S)-2-(N-ベンジルホルムアミド)-3-[1-(トリフェニルメチル)-1H-イミダゾール-4-イル]プロパン酸を淡黄色泡状物(
NMRによる純度85%、89%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 3.17-3.60 (m, 1H), 2.85-4.16 (m, 3H), 4.47-4.60 (m,
2H), 6.35-6.54 (m, 1H), 6.97-7.46 (m, 21H), 8.10-8.20 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 94% (UV), Rt= 1.07分, m/z (ESI+)= 516.3 [M+H]+
一般手順4(一般スキーム11):イリドカップリング
N-ベンジル-N-[(2S)-4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)-1-[1-(トリフェニルメチル)-1H-イミダゾール-4-イル]ブタン-2-イル]ホルムアミド(I-217)
[0446]1:3 DMF/DCM(80mL)中の(2S)-2-(N-ベンジルホルムアミド)-3-[1-(トリフェニル-メチル)-1H-イミダゾール-4-イル]プロパン酸(I-216、H NMRによる純度85%、3.66g、6.03mmol)およびDIPEA(3.2mL、18.4mmol)の撹拌氷冷溶液に、HATU(3.57g、9.19mmol)を添加した。混合物を0℃で40分間撹拌し、(トリブチル-λ-ホスファニリデン)-アセトニトリル(2.1mL、7.96mmol)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌し、1M NaHCO(50mL)でクエンチした。有機層を水(3×50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、粗生成物を得、これを逆相上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(400g SNAP Ultra C18カートリッジ、酸性pH、標準溶出法)により精製した。選択した画分を合わせ、1M NaHCOで処理し、部分的に濃縮した。残留溶液をEtOAc(2×50mL)で抽出し、合わせた抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、4.2gのN-ベンジル-N-[(2S)-4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)-1-[1-(トリフェニルメチル)-1H-イミダゾール-4-イル]ブタン-2-イル]ホルムアミドを淡橙色泡状物(H NMRによる純度87%、81%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.92 (t, 9H), 1.21-1.50 (m, 12H), 1.75-1.90 (m, 3H), 1.94-2.10 (m, 3H), 2.90 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 4.07-4.63 (m, 2H), 4.96 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 6.22-6.40 (m, 1H), 7.01-7.45 (m, 21H), 8.11-8.28 (m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 99% (UV), Rt= 4.49分, m/z (ESI+)= 739.6 [M+H]+
一般手順5(一般スキーム11):酸化
メチル(3S)-3-(N-ベンジルホルムアミド)-2-オキソ-4-[1-(トリフェニルメチル)-1H-イミダゾール-4-イル]ブタノエート(I-218)
[0447]乾燥MeOH(50mL)中のN-ベンジル-N-[(2S)-4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)-1-[1-(トリフェニルメチル)-1H-イミダゾール-4-イル]ブタン-2-イル]ホルムアミド(I-217、H NMRによる純度87%、3.94g、4.64mmol)の撹拌氷冷溶液に、m-CPBA(75%、3.42g、14.8mmol)を5分間かけて0℃で少量ずつ添加した。反応物を室温で30分間撹拌し、窒素でパージした。混合物をEtOAc(300mL)で希釈し、1:1:1 0.5M KI/NaHCO/NaS(3×100mL)およびブライン(200mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、4gのメチル(3S)-3-(N-ベンジルホルムアミド)-2-オキソ-4-[1-(トリフェニルメチル)-1H-イミダゾール-4-イル]ブタノエートを黄色ゴム状物(純度47%、73%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
LC-MS (METCR1410): 47% (UV), Rt= 1.05分, m/z (ESI+)= 558.3 [M+H]+
一般手順6(一般スキーム11):アミド形成
(3S)-3-(N-ベンジルホルムアミド)-N-(シクロヘキシルメチル)-2-オキソ-4-[1-(トリフェニルメチル)-1H-イミダゾール-4-イル]ブタンアミド(FP116)
[0448]乾燥MeOH(5mL)中のメチル(3S)-3-(N-ベンジルホルムアミド)-2-オキソ-4-[1-(トリフェニルメチル)-1H-イミダゾール-4-イル]ブタノエート(I-218、800mg、0.90mmol)の撹拌溶液に、シクロヘキシルメタンアミン(205mg、1.81mmol)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌し、次いでC18逆相シリカ(3g)を添加し、懸濁液を室温で1時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、逆相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(30g
SNAP Ultra C18カートリッジ、高pH、標準溶出法)により精製した。選択した画分を合わせ、EtOAc(100mL)で希釈し、水(3×50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、449mgの(3S)-3-(N-ベンジルホルム-アミド)-N-(シクロヘキシルメチル)-2-オキソ-4-[1-(トリフェニルメチル)-1H-イミダゾール-4-イル]ブタンアミドを淡黄色泡状物(H NMRによる純度93%、72%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.76-0.98 (m, 2H), 1.05-1.23 (m, 3H), 1.30-1.51 (m, 1H), 1.52-1.74 (m, 5H), 2.76-3.38 (m, 4H), 4.06-4.17 (m, 1H), 4.42-4.73 (m, 1H), 4.89-5.54 (m, 1H), 6.34-6.75 (m, 2H), 7.01-7.20 (m, 10H), 7.21-7.39 (m,
11H), 7.94-8.30 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 96% (UV), Rt= 6.17分, m/z (ESI+)= 639.4 [M+H]+
(3S)-3-(N-ベンジルホルムアミド)-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソ-4-[1-(トリフェニルメチル)-1H-イミダゾール-4-イル]ブタンアミド(FP117)
[0449]表題化合物は、一般手順6(一般スキーム11)と同様の様式でメチル(3S)-3-(N-ベンジルホルム-アミド)-2-オキソ-4-[1-(トリフェニルメチル)-1H-イミダゾール-4-イル]ブタノエート(I-218)から合成して、逆相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(30g SNAP Ultra C18カートリッジ、高pH、標準溶出法)による2回の精製およびEtOAcによる選択した画分の抽出後に無色ゴム状物(116mg、H NMRによる純度90%、39%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ-0.05-0.10 (m, 2H), 0.28-0.42 (m, 2H), 0.61-0.84 (m, 1H), 2.62-3.25 (m, 4H), 3.89-4.64 (m, 2H), 4.76-5.42 (m, 1H), 6.17-6.66 (m, 2H), 6.88-7.07 (m, 10H), 7.07-7.28 (m, 11H), 7.81-8.17 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 94% (UV), Rt= 5.60分, m/z (ESI+)= 597.3 [M+H]+
一般手順7(一般スキーム11):脱保護
(3S)-3-(N-ベンジルホルムアミド)-N-(シクロヘキシルメチル)-4-(1H-イミダゾール-4-イル)-2-オキソブタン-アミド(FP118)
[0450]乾燥DCM(10mL)中の(3S)-3-(N-ベンジルホルムアミド)-N-(シクロヘキシルメチル)-2-オキソ-4-[1-(トリフェニルメチル)-1H-イミダゾール-4-イル]ブタンアミド(FP116、431mg、0.63mmol)の撹拌溶液に、TFA(2.7mL)およびトリエチルシラン(triethylsiliane)(298μL、1.87mmol)を添加した。混合物を室温で3時間撹拌し、真空中で濃縮して、ゴム状物を得、これを逆相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(30g SNAP Ultra C18カートリッジ、高pH、標準溶出法)により精製した。選択した画分をEtOAc(20mL)で希釈し、水(3×20mL)およびブライン(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、227mgの(3S)-3-(N-ベンジルホルム-アミド)-N-(シクロヘキシルメチル)-4-(1H-イミダゾール-4-イル)-2-オキソブタンアミドを無色泡状物(H NMRによる純度92%、84%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.84-0.98 (m, 2H), 1.10-1.25 (m, 3H), 1.33-1.52 (m, 1H), 1.57-1.75 (m, 5H), 2.71-3.24 (m, 4H), 4.19-5.51 (m, 4H), 6.45-6.85 (m, 2H), 7.17-7.25 (m, 2H), 7.30-7.42 (m, 3H), 7.52 (d, J = 10.4 Hz, 1H), 8.06-8.29 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.26分, m/z (ESI+)= 397.3 [M+H]+
(3S)-3-(N-ベンジルホルムアミド)-N-(シクロプロピルメチル)-4-(1H-イミダゾール-4-イル)-2-オキソブタン-アミド(FP119)
[0451]表題化合物は、一般手順7(一般スキーム11)と同様の様式で(3S)-3-(N-ベンジルホルムアミド)-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソ-4-[1-(トリフェニルメチル)-1H-イミダゾール-4-イル]ブタンアミド(FP117)から合成して、逆相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(12g SNAP Ultra C18カートリッジ、高pH、標準溶出法)による精製およびEtOAcによる選択した画分の抽出後に黄色泡状物(53.5mg、H NMRによる純度90%、45%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.13-0.26 (m, 2H), 0.44-0.56 (m, 2H), 0.79-0.99 (m, 1H), 2.71-3.27 (m, 4H), 4.15-5.51 (m, 4H), 6.49-6.95 (m, 2H), 7.16-7.24 (m, 2H), 7.29-7.41 (m, 3H), 7.53 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.07-8.31 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 3.55分, m/z (ESI+)= 355.2 [M+H]+
[0452]さらなる化合物(FP195~FP201)を関連経路(一般スキーム11a)により合成した。これらの化合物は追加の化合物セクションに記載する。
【0141】
エーテル類への経路:最終化合物(FP120~137)の合成
一般スキーム12
【0142】
【化18】
一般手順1(一般スキーム12):アミド形成
方法A:酸塩化物を使用するアミド形成
(2E)-N-(シクロブチルメチル)ブタ-2-エンアミド(I-219)
[0453]DCM(10mL)中の1-シクロブチルメタンアミン塩酸塩(1:1)(1g、8.22mmol)およびDIPEA(4.3mL、24.67mmol)の撹拌溶液に、DCM(10mL)中の塩化クロトノイル(0.8mL、8.39mmol)の溶液を15分間かけて0℃で滴下添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、水(2×30mL)で洗浄した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗物質を1:1 EtOAc/ヘプタンからの再結晶により精製して、870mgの(2E)-N-(シクロプロピルメチル)ブタ-2-エンアミドをオフホワイトの固体(純度100%、69%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.64-1.79 (m, 2H), 1.84 (dd, J = 1.6, 6.9 Hz, 3H), 1.87-1.98 (m, 2H), 1.98-2.15 (m, 2H), 2.35-2.59 (m, 1H), 3.34 (dd, J = 5.9, 7.2 Hz, 2H), 5.34 (br. s, 1H), 5.77 (dq, J = 1.5, 15.2 Hz, 1H), 6.72-6.92 (m,
1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.98分, m/z (ESI+)= 154.1 [M+H]+
(2E)-N-(シクロペンチルメチル)ブタ-2-エンアミド(I-220)
[0454]表題化合物は、方法A、一般手順1(一般スキーム12)と同様の様式で合成して、1:1 EtOAc/ヘプタンからの再結晶に続いてオフホワイトの固体(725mg、純度96%、56%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.07-1.31 (m, 2H), 1.48-1.64 (m, 4H), 1.67-1.80 (m, 2H), 1.85 (dd, J = 1.6, 6.9 Hz, 3H), 1.97-2.12 (m, 1H), 3.25 (dd, J = 6.0, 7.2 Hz, 2H), 5.41 (br. s, 1H), 5.78 (dq, J = 1.5, 15.2 Hz, 1H), 6.73-6.91 (m,
1H).
LC-MS (METCR1410): 96% (UV), Rt= 1.06分, m/z (ESI+)= 168.1 [M+H]+
方法B:カルボン酸を使用するアミド形成
N-(シクロプロピルメチル)プロパ-2-エンアミド(I-221)
[0455]DCM(50mL)中のプロパ-2-エン酸(4.8mL、69.38mmol)の撹拌溶液に、1-シクロプロピルメタンアミン(6.3mL、72.85mmol)およびDIPEA(24mL、138.77mmol)、続いてHATU(29g、76.32mmol)を添加した。溶液を窒素下、室温で18時間撹拌し、2M HCl(100mL)で洗浄した。有機層を分離し、飽和KCO(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗物質を順相シリカ上でのフラッシ
ュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中10~100%TBME、次いでヘプタン中0~20%MeOH勾配)により精製して、油状物を得、これをEtOAc(50mL)中に懸濁させ、水(2×30mL)で洗浄した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、4.59gのN-(シクロプロピルメチル)プロパ-2-エンアミドを黄色油状物(H NMRによる純度70%、37%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.21 (q, J = 4.8 Hz, 2H), 0.41-0.59 (m, 2H),
0.84-1.10 (m, 1H), 3.18 (dd, J = 5.6, 7.1 Hz, 2H), 5.62 (dd, J = 1.7, 10.0 Hz, 1H), 5.68-6.01 (m, 1H), 6.00-6.48 (m, 2H).
一般手順2(一般スキーム12):エポキシド形成
N-(シクロブチルメチル)-3-メチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-222)
[0456]DCM(15mL)中の(2E)-N-(シクロブチルメチル)ブタ-2-エンアミド(I-219、400mg、2.61mmol)の撹拌溶液に、m-CPBA(70%、1.93g、7.83mmol)を0℃で添加し、懸濁液を室温で18時間撹拌した。m-CPBA(70%、3.22g、13.05mmol)を添加し、混合物を室温で3日間撹拌した。30%Na(30mL)を添加し、懸濁液をセライトに通して濾過した。有機層を0.5N NaOH(4×10mL)、水(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)により精製して、182.3mgのN-(シクロブチルメチル)-3-メチルオキシラン-2-カルボキサミドを色付き油状物(H NMRによる純度100%、83%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.39 (d, J = 5.1 Hz, 3H), 1.56-1.75 (m, 2H),
1.80-1.97 (m, 2H), 1.97-2.11 (m, 2H), 2.41 (h, J = 7.5 Hz, 1H), 2.98 (qd, J = 2.1, 5.1 Hz, 1H), 3.19 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 3.21-3.29 (m, 2H), 6.08 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 95% (UV), Rt= 0.83分, m/z (ESI+)= 170.4 [M+H]+
N-(シクロペンチルメチル)-3-メチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-223)
[0457]表題化合物は、一般手順2(一般スキーム12)と同様の様式で(2E)-N-(シクロペンチルメチル)ブタ-2-エンアミド(I-220)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に無色油状物(189.3mg、H NMRによる純度94%、81%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.06-1.22 (m, 2H), 1.40 (d, J = 5.1 Hz, 3H),
1.50-1.62 (m, 4H), 1.64-1.80 (m, 2H), 1.88-2.11 (m, 1H), 3.00 (qd, J = 2.1, 5.1
Hz, 1H), 3.11-3.23 (m, 3H), 6.15 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 64% (UV), Rt= 0.97分, m/z (ESI+)= 184.1 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-224)
[0458]表題化合物は、40Cにて一般手順2(一般スキーム12)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)プロパ-2-エンアミド(I-221)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)による精製後に黄色油状物(552mg、H NMRによる純度55%、6%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.10-0.28 (m, 2H), 0.41-0.62 (m, 2H), 0.79-1.05 (m, 1H), 2.76 (dd, J = 2.6, 5.6 Hz, 1H), 2.98 (dd, J = 4.7, 5.5 Hz, 1H), 3.02-3.22 (m, 2H), 3.43 (dd, J = 2.6, 4.6 Hz, 1H), 6.28 (dd, J = 1.7, 17.0 Hz, 1H).
一般手順3(一般スキーム12):開環
方法A:室温でのエトキシエタン-トリフルオロボランの添加
3-(シクロヘキシルオキシ)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタ
ンアミド(I-225)
[0459]DCM(5mL)中のN-(シクロプロピルメチル)-3-メチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-30、純度86%、300mg、1.66mmol)およびシクロヘキサノール(0.21mL、1.99mmol)の撹拌溶液に、エトキシエタン-トリフルオロボラン(1:1、209μL、1.66mmol)を添加した。混合物を3日間撹拌し、真空中で濃縮して、黄色油状物を得、これを順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~80%EtOAc勾配)により精製して、206mgの3-(シクロヘキシルオキシ)-N-(シクロ-プロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミドをオフホワイトの固体(H NMRによる純度100%、46%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.16-0.26 (m, 2H), 0.47-0.58 (m, 2H), 0.83-1.06 (m, 1H), 1.12 (d, J = 6.2 Hz, 3H), 1.18-1.38 (m, 5H), 1.61-1.97 (m, 5H), 3.08-3.19 (m, 2H), 3.32-3.50 (m, 1H), 3.89 (p, J = 6.2 Hz, 1H), 4.10 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 6.88 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 64% (UV), Rt= 1.06分, m/z (ESI+)= 256.2 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(オキサン-4-イル)メトキシ]ブタンアミド(I-226)
[0460]表題化合物は、方法A、一般手順3(一般スキーム12)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-30)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP
KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配、次いでEtOAc中0~40%MeOH勾配)による精製後に無色ゴム状物(236mg、純度98%、51%)として得た。
LC-MS (METCR1410): 98% (UV), Rt= 0.89分, m/z (ESI+)= 272.2 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-(2,2-ジメチルプロポキシ)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-227)
[0461]表題化合物は、方法A、一般手順3(一般スキーム12)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-30)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP
KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)による精製後にオフホワイトの固体(261.8mg、純度100%、65%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.21 (q, J = 4.7 Hz, 2H), 0.48-0.54 (m, 2H),
0.92 (s, 9H), 0.93-1.00 (m, 1H), 1.14 (d, J = 6.2 Hz, 3H), 3.07 (d, J = 2.4 Hz,
1H), 3.08-3.15 (m, 2H), 3.16-3.23 (m, 2H), 3.67 (p, J = 6.2 Hz, 1H), 4.14 (dd, J = 2.3, 5.4 Hz, 1H), 6.87 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 1.04-1.16分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 244.2 [M+H]+
3-(シクロヘキシルメトキシ)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-228)
[0462]表題化合物は、方法A、一般手順3(一般スキーム12)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-30)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP
KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~80%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの固体(199mg、H NMRによる純度100%、44%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.21 (q, J = 4.6 Hz, 2H), 0.46-0.57 (m, 2H),
0.81-1.06 (m, 3H), 1.14 (d, J = 6.2 Hz, 3H), 1.15-1.36 (m, 4H), 1.62-1.83 (m, 5H), 3.04 (s, 1H), 3.15 (ddd, J = 3.5, 5.8, 7.1 Hz, 2H), 3.20-3.40 (m, 2H), 3.59-3.77 (m, 1H), 4.14 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 6.88 (br. s, 1H).
3-(シクロヘキシルオキシ)-2-ヒドロキシ-N-(2-メチルプロピル)ブタン
アミド(I-229)
[0463]表題化合物は、方法A、一般手順3(一般スキーム12)と同様の様式で3-メチル-N-(2-メチルプロピル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-32)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの結晶性固体(113mg、純度88%、20%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.93 (d, J = 6.7 Hz, 6H), 1.10 (d, J = 6.3 Hz, 3H), 1.16-1.39 (m, 6H), 1.65-1.98 (m, 5H), 2.92-3.09 (m, 2H), 3.15-3.30 (m, 1H), 3.34-3.50 (m, 1H), 3.84-4.00 (m, 1H), 4.15 (dd, J = 2.0, 4.7 Hz, 1H), 6.82 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 88% (UV), Rt= 1.08-1.20分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 258.3 [M+H]+
3-(シクロヘキシルオキシ)-2-ヒドロキシ-N-(プロパン-2-イル)ブタンアミド(I-230)
[0464]表題化合物は、方法A、一般手順3(一般スキーム12)と同様の様式で3-メチル-N-(プロパン-2-イル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-39)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの固体(327mg、純度100%、64%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.10 (d, J = 6.3 Hz, 3H), 1.17 (dd, J = 12.1, 6.6 Hz, 6H), 1.24-1.30 (m, 5H), 1.50-1.57 (m, 1H), 1.70-1.78 (m, 2H), 1.85-1.93 (m, 2H), 3.34-3.44 (m, 1H), 3.55-3.65 (m,1H), 3.82-3.94 (m, 1H), 4.05-4.15 (m,
2H), 6.54-6.64 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 1.03分, m/z (ESI+)= 244.2 [M+H]+
N-(シクロブチルメチル)-3-(シクロヘキシルオキシ)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-231)
[0465]表題化合物は、方法A、一般手順3(一般スキーム12)と同様の様式でN-(シクロブチルメチル)-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-222)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP
KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの粉末(200mg、H NMRによる純度90%、48%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.09 (d, J = 6.3 Hz, 3H), 1.16-1.34 (m, 5H),
1.67-1.77 (m, 4H), 1.79-1.95 (m, 4H), 2.01-2.16 (m, 2H), 2.38-2.59 (m, 1H), 3.02 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 3.15-3.29 (m, 1H), 3.29-3.46 (m, 2H), 3.80-3.97 (m, 1H), 4.12 (dd, J = 1.7, 4.88 Hz, 1H), 6.73 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 78% (UV), Rt= 1.09分, m/z (ESI+)= 270.2 [M+H]+
3-(シクロヘキシルオキシ)-N-(シクロペンチルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-232)
[0466]表題化合物は、方法A、一般手順3(一般スキーム12)と同様の様式でN-(シクロペンチルメチル)-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-223)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの粉末(213mg、H NMRによる純度95%、46%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.10 (d, J = 6.3 Hz, 3H), 1.15-1.36 (m, 7H),
1.48-1.63 (m, 5H), 1.67-1.93 (m, 6H), 1.95-2.13 (m, 1H), 3.01 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 3.07-3.22 (m, 1H), 3.24-3.36 (m, 1H), 3.36-3.47 (m, 1H), 3.83-3.99 (m, 1H), 4.09-4.20 (m, 1H), 6.79 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 1.08-1.20分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 284.1 [M+
H]+
3-(ベンジルオキシ)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシプロパンアミド(I-233)
[0467]表題化合物は、方法A、一般手順3(一般スキーム12)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-224)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)による精製後に無色油状物(113.3mg、純度69%、28%)として得た。
LC-MS (METCR1410): 69% (UV), Rt= 0.93分, m/z (ESI+)= 250.5 [M+H]+
3-(シクロヘキシルメトキシ)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシプロパンアミド(I-234)
[0468]表題化合物は、方法A、一般手順3(一般スキーム12)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-224)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)による精製後に無色油状物(63.6mg、純度100%、19%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.21 (q, J = 4.8 Hz, 2H), 0.48-0.57 (m, 2H),
0.87-1.02 (m, 3H), 1.09-1.32 (m, 3H), 1.52-1.64 (m, 1H), 1.64-1.78 (m, 5H), 3.13-3.18 (m, 2H), 3.31 (d, J = 6.5 Hz, 2H), 3.58-3.70 (m, 2H), 4.17 (t, J = 5.9 Hz, 1H), 6.85 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 1.06分, m/z (ESI+)= 256.5 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-5-メチル-3-[(オキサン-4-イル)メトキシ]ヘキサンアミド(I-235)
[0469]表題化合物は、方法A、一般手順3(一般スキーム12)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-(2-メチルプロピル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-47)から合成して、後処理後に黄色自由流動性油状物(300mg、純度51%、36%)として得た。粗物質を精製することなく次のステップで使用した。
LC-MS (METCR1410): 51% (UV), Rt= 1.04分, m/z (ESI+)= 314.5 [M+H]+
方法B:室温でのエトキシエタン-トリフルオロボランの添加、およびカラムクロマトグラフィーによる精製後のNaHCO洗浄
N-(シクロブチルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(オキサン-4-イル)メトキシ]ブタンアミド(I-236)
[0470]DCM(4mL)中のN-(シクロブチルメチル)-3-メチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-222、182.4mg、1.08mmol)およびテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルメタノール(181μL、1.62mmol)の撹拌溶液に、エトキシエタン-トリフルオロボラン(1:1、203μL、1.62mmol)を添加し、混合物を室温で18時間撹拌した。テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルメタノール(60μL、0.54mmol)およびエトキシエタン-トリフルオロボラン(1:1、68μL、0.54mmol)を添加し、反応物を2時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮して、黄色油状物を得、これを順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、次いでEtOAc中0~40%MeOH勾配)により精製した。得られた固体をDCM(20mL)に溶解し、飽和NaHCOで洗浄した。水層をDCM(20mL)で抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた油状物を真空オーブン内にて40℃で8時間乾燥させて、76.3mgのN-(シクロブチルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(オキサン-4-イル)メトキシ]ブタンアミドを無色油状物(H NMRによる純度95%、24%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.10 (d, J = 6.3 Hz, 3H), 1.22-1.46 (m, 3H),
1.63-2.15 (m, 8H), 2.36-2.59 (m, 1H), 2.87 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 3.16-3.50 (m, 6H), 3.68-3.82 (m, 1H), 3.92-4.06 (m, 2H), 4.19 (dd, J = 2.2, 4.6 Hz, 1H), 6.69 (
s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 72% (UV), Rt= 0.95分, m/z (ESI+)= 286.2 [M+H]+
N-(シクロペンチルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(オキサン-4-イル)メトキシ]ブタンアミド(I-237)
[0471]表題化合物は、方法B、一般手順3(一般スキーム12)と同様の様式でN-(シクロペンチルメチル)-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-223)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、次いでEtOAc中0~40%MeOH勾配)による精製および飽和NaHCOでの洗浄後に無色油状物(54mg、H NMRによる純度97%、17%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.11 (d, J = 6.3 Hz, 3H), 1.15-1.48 (m, 5H),
1.59-1.91 (m, 8H), 1.99-2.16 (m, 1H), 2.85 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 3.07-3.55 (m, 6H), 3.70-3.83 (m, 1H), 3.92-4.08 (m, 2H), 4.14-4.24 (m, 1H), 6.75 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.97分, m/z (ESI+)= 300.2 [M+H]+
方法C:0℃でのエトキシエタン-トリフルオロボランの添加
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-(2-メトキシフェノキシ)ブタンアミド(I-238)
[0472]乾燥DCM(5mL)中のN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-メチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-27、純度86%、400mg、1.52mmol)および2-メトキシフェノール(202μL、1.83mmol)の撹拌氷冷溶液に、エトキシエタン-トリフルオロ-ボラン(1:1)(192μL、1.52mmol)を0℃で添加した。混合物を0℃で15分間、室温で3日間撹拌した。水(3mL)を添加し、水性相をDCM(3×3mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCOで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗物質を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中5~40%EtOAc勾配)により精製して、130mgのN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-(2-メトキシフェノキシ)ブタンアミドを黄色油状物(純度85%、21%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.40 (d, J = 6.3 Hz, 3H), 3.79 (s, 3H), 3.84
(s, 1H), 4.27 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 4.43 (d, J = 6.1 Hz, 2H), 4.54 (qd, J = 4.9,
6.3 Hz, 1H), 6.88 (dd, J = 1.4, 8.1 Hz, 1H), 6.93 (td, J = 1.5, 7.7 Hz, 1H), 7.00-7.07 (m, 2H), 7.11 (dt, J = 2.2, 5.9 Hz, 1H), 7.19-7.30 (m, 4H).
LC-MS (METCR1410): 85% (UV), Rt= 1.12分, m/z (ESI+)= 350.0/352.0 [M+H]+
3-(シクロプロピルメトキシ)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-239)
[0473]表題化合物は、方法C、手順3(一般スキーム12)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-30)から合成して、後処理後に無色粘性油状物(200mg、H NMRによる純度55%、38%)として得た。粗物質を精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ-0.08-0.07 (m, 4H), 0.23-0.40 (m, 4H), 0.74 (ddtt, J = 2.6, 4.8, 7.7, 12.6 Hz, 1H), 0.80-0.92 (m, 1H), 0.94 (d, J = 6.3 Hz, 3H), 2.87-3.22 (m, 5H), 3.50-3.60 (m, 1H), 3.94 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 6.74 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 57% (UV), Rt= 0.88分, m/z (ESI+)= 228.6 [M+H]+
2-ヒドロキシ-3-(2-メトキシフェノキシ)-N-(プロパン-2-イル)ブタンアミド(I-240)
[0474]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム12)と同様の様式で3-メチル-N-(プロパン-2-イル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-39)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~50%EtOAc勾配)による精製後に無色粘
性油状物(430mg、H NMRによる純度80%、51%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.12 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.18 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.38 (d, J = 6.3 Hz, 3H), 3.89 (s, 3H), 4.01-4.17 (m, 1H), 4.21 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 4.53-4.60 (m, 1H), 6.72 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 6.89-6.99 (m, 2H), 7.05 (ddd, J = 1.5, 7.8, 18.4 Hz, 2H).
LC-MS (METCR1410): 93% (UV), Rt= 1.02分, m/z (ESI+)= 268.0 [M+H]+
3-(ベンジルオキシ)-2-ヒドロキシ-N-(プロパン-2-イル)ブタンアミド(I-241)
[0475]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム12)と同様の様式で3-メチル-N-(プロパン-2-イル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-39)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~60%EtOAc勾配)による精製後に無色粘性油状物(390mg、純度93%、60%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.15 (t, J = 6.5 Hz, 6H), 1.22 (d, J = 6.3 Hz, 3H), 3.88-3.98 (m, 1H), 4.05-4.13 (m, 1H), 4.20 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 4.52 (d,
J = 11.4 Hz, 1H), 4.66 (d, J = 11.4 Hz, 1H), 6.59 (s, 1H), 7.30-7.42 (m, 5H).
LC-MS (METCR1410): 93% (UV), Rt= 1.01分, m/z (ESI+)= 252.2 [M+H]+
方法D:60℃でのエポキシド開環
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-3-[(オキサン-4-イル)メトキシ]ペンタンアミド(I-242)
[0476]N-(シクロプロピルメチル)-3-(プロパン-2-イル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-43、300mg、1.64mmol)およびオキサン-4-イルメタノール(1.5mL、9.5mmol)の撹拌溶液に、エトキシエタン-トリフルオロボラン(1:1、308μL、2.46mmol)を添加した。混合物を密封管内にて60℃で12時間加熱した。反応物を冷却し、EtOAcで希釈し、飽和NaHCOで洗浄した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗物質を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)により精製して、184mgのN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-3-[(オキサン-4-イル)メトキシ]ペンタンアミドを無色油状物として得、これは静置すると結晶化した(H NMRによる純度75%、17%)。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.22 (q, J = 4.6 Hz, 2H), 0.46-0.59 (m, 2H),
0.87-1.07 (m, 7H), 1.21-1.47 (m, 4H), 1.52-1.73 (m, 2H), 3.11-3.21 (m, 1H), 3.27-3.48 (m, 5H), 3.91-4.06 (m, 5H), 6.69 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): UV吸光度が少ない, Rt= 1.06分, m/z (ESI+)= 300.1 [M+H]+
一般手順4(一般スキーム12):酸化
3-(シクロヘキシルオキシ)-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソブタンアミド(FP120)
[0477]DCM(5mL)中の3-(シクロヘキシルオキシ)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-ブタンアミド(I-225、206mg、0.81mmol)の撹拌溶液に、DMP(342mg、0.81mmol)を添加し、反応物を室温で64時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を飽和NaHCO(10mL)で洗浄した。水層をDCM(2×10mL)で抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗物質を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)により精製して、40mgの3-(シクロヘキシルオキシ)-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソブタンアミドを無色油状物(純度100%、20%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.21-0.31 (m, 2H), 0.52-0.62 (m, 2H), 0.94-1.06 (m, 1H), 1.19-1.29 (m, 3H), 1.29-1.38 (m, 2H), 1.42 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 1.5
1-1.57 (m, 1H), 1.70-1.80 (m, 2H), 1.85-1.97 (m, 2H), 3.10-3.24 (m, 2H), 3.24-3.35 (m, 1H), 5.08 (q, J = 7.0 Hz, 1H), 7.05 (s, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.65分, m/z (ESI+)= 254.3 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-[(オキサン-4-イル)メトキシ]-2-オキソブタンアミド(FP121)
[0478]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム12)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(オキサン-4-イル)メトキシ]ブタンアミド(I-226)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)による精製後に無色油状物(62.4mg、純度100%、27%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.25 (q, J = 4.8 Hz, 2H), 0.53-0.60 (m, 2H),
0.93-1.05 (m, 1H), 1.32 (dtt, J = 17.9, 11.8, 5.2 Hz, 2H), 1.42 (d, J = 7.0 Hz,
3H), 1.64-1.69 (m, 2H), 1.81-1.93 (m, 1H), 3.11-3.20 (m, 2H), 3.23 (dd, J = 8.9, 6.7 Hz, 1H), 3.34-3.43 (m, 3H), 3.96 (dd, J = 11.2, 3.8 Hz, 2H), 4.90 (q, J = 7.0 Hz, 1H), 7.00 (s, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 3.52分, m/z (ESI+)= 270.3 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-(2,2-ジメチルプロポキシ)-2-オキソブタンアミド(FP122)
[0479]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム12)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-(2,2-ジメチルプロポキシ)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-227)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)による精製後に薄黄色油状物(197mg、純度100%、76%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.24 (q, J = 4.8 Hz, 2H), 0.52-0.58 (m, 2H),
0.91 (s, 9H), 0.93-1.02 (m, 1H), 1.41 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 2.99 (d, J = 8.6 Hz,
1H), 3.10-3.21 (m, 2H), 3.23 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 4.85 (q, J = 7.0 Hz, 1H), 7.00 (s, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.92分, m/z (ESI+)= 242.3 [M+H]+
3-(シクロヘキシルメトキシ)-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソブタンアミド(FP123)
[0480]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム12)と同様の様式で3-(シクロヘキシルメトキシ)-N-(シクロ-プロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-228)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~60%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色粘性油状物(15mg、純度100%、8%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.00-0.04 (m, 2H), 0.31-0.36 (m, 2H), 0.64-0.80 (m, 3H), 0.89-0.97 (m, 1H), 0.97-1.07 (m, 2H), 1.19 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 1.37-1.51 (m, 4H), 1.52-1.58 (m, 2H), 2.89-2.99 (m, 3H), 3.10 (dd, J = 9.0, 6.5 Hz,
1H), 4.66 (q, J = 7.0 Hz, 1H), 6.81 (s, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 5.2分, m/z (ESI+)= 268.3 [M+H]+
3-(シクロヘキシルオキシ)-N-(2-メチルプロピル)-2-オキソブタンアミド(FP124)
[0481]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム12)と同様の様式で3-(シクロヘキシルオキシ)-2-ヒドロキシ-N-(2-メチルプロピル)ブタンアミド(I-229)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に無色ゴム状物(142mg、純度100%、61%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.94 (d, J = 6.7 Hz, 6H), 1.14-1.35 (m, 5H),
1.39 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 1.49-1.55 (m, 1H), 1.69-1.76 (m, 2H), 1.79-1.88 (m, 2
H), 1.89-1.96 (m, 1H), 3.07-3.22 (m, 2H), 3.23-3.36 (m, 1H), 5.05 (q, J = 7.0 Hz, 1H), 6.97 (s, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.98分, m/z (ESI+)= 256.3 [M+H]+
3-(シクロヘキシルオキシ)-2-オキソ-N-(プロパン-2-イル)ブタンアミド(FP125)
[0482]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム12)と同様の様式で3-(シクロヘキシルオキシ)-2-ヒドロキシ-N-(プロパン-2-イル)ブタンアミド(I-230)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~60%EtOAc勾配)による精製後に黄色油状物(109mg、純度100%、40%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.08-1.35 (m, 11H), 1.38 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 1.48-1.56 (m, 1H), 1.67-1.76 (m, 2H), 1.81-1.95 (m, 2H), 3.26 (ddd, J = 13.5, 9.5, 3.9 Hz, 1H), 4.05 (ddt, J = 13.2, 8.1, 6.6Hz, 1H), 5.04 (q, J = 7.0 Hz, 1H), 6.64-6.86 (s, 1H).
LC-MS (アキラルSFC): 100% (UV), Rt= 1.02分, m/z (ESI+)= 242.2 [M+H]+
N-(シクロブチルメチル)-3-(シクロヘキシルオキシ)-2-オキソブタンアミド(FP126)
[0483]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム12)と同様の様式でN-(シクロブチルメチル)-3-(シクロヘキシル-オキシ)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-231)から合成して、1:1 DCM/MeOH中での摩砕および順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100EtOAc勾配)による濾液の精製後に無色自由流動性油状物(88mg、H NMRによる純度95%、44%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.11-1.26 (m, 3H), 1.26-1.36 (m, 2H), 1.39 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 1.48-1.54 (m, 1H), 1.66-1.78 (m, 4H), 1.81-1.97 (m, 4H), 2.04-2.12 (m, 2H), 2.51 (p, J = 7.6 Hz, 1H), 3.23-3.31 (m, 1H), 3.31-3.39 (m, 2H), 5.05 (q, J = 7.0 Hz, 1H), 6.88 (s, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 5.08分, m/z (ESI+)= 268.3 [M+H]+
3-(シクロヘキシルオキシ)-N-(シクロペンチルメチル)-2-オキソブタンアミド(FP127)
[0484]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム12)と同様の様式で3-(シクロヘキシルオキシ)-N-(シクロペンチル-メチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-232)から合成して、1:1 DCM/MeOH中での摩砕および順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100EtOAc勾配)による濾液の精製後に無色自由流動性油状物(151mg、純度100%、71%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.13-1.26 (m, 5H), 1.26-1.35 (m, 2H), 1.39 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 1.48-1.67 (m, 5H), 1.70-1.81 (m, 4H), 1.82-1.88 (m, 1H), 1.89-1.96 (m, 1H), 2.08 (七重線, J = 7.6 Hz, 1H), 3.19-3.34 (m, 3H), 5.05 (q, J = 7.0 Hz, 1H), 6.95 (s, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 5.33分, m/z (ESI+)= 282.3 [M+H]+
3-(ベンジルオキシ)-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソプロパンアミド(FP128)
[0485]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム12)と同様の様式で3-(ベンジルオキシ)-N-(シクロプロピル-メチル)-2-ヒドロキシプロパンアミド(I-233)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの固体(46mg、純度98%、40%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.24 (q, J = 4.8 Hz, 2H), 0.53-0.60 (m, 2H),
0.92-1.03 (m, 1H), 3.14 (dd, J = 7.1, 6.0 Hz, 2H), 4.65 (s, 2H), 4.81 (s, 2H),
7.02 (s, 1H), 7.28-7.41 (m, 5H).
LC-MS (METCR1600): 98% (UV), Rt= 4分, m/z (ESI+)= 248.3 [M+H]+
3-(シクロヘキシルメトキシ)-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソプロパンアミド(FP129)
[0486]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム12)と同様の様式で3-(シクロヘキシルメトキシ)-N-(シクロ-プロピルメチル)-2-ヒドロキシプロパンアミド(I-234)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの固体(33mg、純度95%、49%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.24 (q, J = 4.8 Hz, 2H), 0.53-0.59 (m, 2H),
0.89-1.03 (m, 3H), 1.11-1.31 (m, 3H), 1.63-1.75 (m, 4H), 1.75-1.82 (m, 2H), 3.15 (dd, J = 7.1, 6.0 Hz, 2H), 3.33 (d, J = 6.6 Hz, 2H), 4.79 (s, 2H), 7.02 (s, 1H).
LC-MS (METCR1600): 95% (UV), Rt= 4.77分, m/z (ESI+)= 254.3 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-5-メチル-3-[(オキサン-4-イル)メトキシ]-2-オキソヘキサンアミド(FP130)
[0487]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム12)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-5-メチル-3-[(オキサン-4-イル)メトキシ]ヘキサンアミド(I-235)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)による精製後に無色粘性油状物(18mg、純度98%、4%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.22-0.26 (m, 2H), 0.53-0.58 (m, 2H), 0.94 (d, J = 6.7 Hz, 3H), 0.99 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.32 (qd, J = 4.6, 12.2 Hz, 2H), 1.44-1.50 (m, 1H), 1.58-1.64 (m, 3H), 1.68-1.74 (m, 1H), 1.83-1.96 (m, 2H), 3.06-3.20 (m, 3H), 3.33-3.43 (m, 3H), 3.90-4.01 (m, 2H), 4.87 (dd, J = 3.0, 9.7 Hz, 1H), 6.95-7.06 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 98% (UV), Rt= 4.85分, m/z (ESI+)= 312.3 [M+H]+
N-(シクロブチルメチル)-3-[(オキサン-4-イル)メトキシ]-2-オキソブタンアミド(FP131)
[0488]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム12)と同様の様式でN-(シクロブチルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(オキサン-4-イル)メトキシ]ブタンアミド(I-236)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いて順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)による精製後に無色ゴム状物(13mg、H NMRによる純度100%、16%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.20-1.38 (m, 3H), 1.40 (d, J = 7.0 Hz, 3H),
1.60-1.79 (m, 3H), 1.79-1.99 (m, 3H), 1.99-2.18 (m, 2H), 2.50 (七重線, J = 7.3 Hz, 1H), 3.15-3.28 (m, 1H), 3.28-3.45 (m, 5H), 3.89-4.06 (m, 2H), 4.89 (q, J = 7.0 Hz, 1H), 6.86 (s, 1H).
LC-MS (MET-uHPLC-AB-102): 93% (UV), Rt= 2.62分, m/z (ESI+)= 284.2 [M+H]+
N-(シクロペンチルメチル)-3-[(オキサン-4-イル)メトキシ]-2-オキソブタンアミド(FP132)
[0489]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム12)と同様の様式でN-(シクロペンチルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(オキサン-4-イル)メトキシ]ブタンアミド(I-237)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いて順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP
KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)による精製後に無
色ゴム状物(12mg、H NMRによる純度100%、22%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.10-1.37 (m, 4H), 1.41 (d, J = 7.0 Hz, 3H),
1.50-1.96 (m, 9H), 2.07 (七重線, J = 7.5 Hz, 1H), 3.16-3.30 (m, 3H), 3.32-3.46 (m, 3H), 3.87-4.02 (m, 2H), 4.90 (q, J = 7.0 Hz, 1H), 6.93 (s, 1H).
LC-MS (MET-uHPLC-AB-102): 93% (UV), Rt= 2.95分, m/z (ESI+)= 298.2 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-(2-メトキシフェノキシ)-2-オキソブタンアミド(FP133)
[0490]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム12)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-(2-メトキシフェノキシ)ブタンアミド(I-238)から合成して、順相シリカ上(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~45%EtOAc勾配)、次いで逆相シリカ上(10g SNAP Ultra C18カートリッジ、ヘプタン中10~100%ACN勾配)でのフラッシュカラムクロマトグラフィーによる精製後に黄色粘性油状物(68mg、純度98%、61%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.65 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 3.80 (s, 3H), 4.48
(qd, J = 6.2, 15.0 Hz, 2H), 5.75 (q, J = 7.0 Hz, 1H), 6.84 (td, J = 1.4, 7.7, 8.1 Hz, 1H), 6.89 (dd, J = 1.5, 8.1 Hz, 2H), 6.98 (td, J = 1.8, 7.4, 7.8 Hz, 1H),
7.16 (td, J = 2.1, 4.1, 4.7 Hz, 1H), 7.26-7.33 (m, 4H).
LC-MS (METCR1600): 98% (UV), Rt= 4.61分, m/z (ESI+)= 348.1/350.1 [M+H]+
3-(シクロプロピルメトキシ)-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソブタンアミド(FP134)
[0491]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム12)と同様の様式で3-(シクロプロピルメトキシ)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-239)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g
SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~60%EtOAc勾配)、続いて分取LC(塩基性pH、標準溶出法)による2回の精製後に黄色粘性油状物(37mg、純度98%、37%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.16-0.26 (m, 4H), 0.50-0.58 (m, 4H), 0.94-1.02 (m, 1H), 1.02-1.10 (m, 1H), 1.43 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 3.11-3.21 (m, 2H), 3.26 (dd, J = 7.3, 10.2 Hz, 1H), 3.36 (dd, J = 6.7, 10.2 Hz, 1H), 4.97 (q, J = 7.0 Hz, 1H), 7.02 (s, 1H).
LC-MS (METCR1600): 98% (UV), Rt= 3.88分, m/z (ESI+)= 226.3 [M+H]+
3-(2-メトキシフェノキシ)-2-オキソ-N-(プロパン-2-イル)ブタンアミド(FP135-1/2)
[0492]表題化合物は、2つのバッチで、一般手順4(一般スキーム12)と同様の様式で2-ヒドロキシ-3-(2-メトキシフェノキシ)-N-(プロパン-2-イル)ブタンアミド(I-240)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に褐色油状物(FP135-1、21mg、純度96%、5%)および(FP135-2、25mg、純度100%、6%)として得た。
【0143】
FP135-1
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.22-1.26 (m, 6H), 1.66 (d, J = 7.0 Hz, 3H),
3.85 (s, 3H), 4.05-4.16 (m, 1H), 5.77 (q, J = 7.0 Hz, 1H), 6.78-6.84 (m, 1H), 6.84-6.93 (m, 3H), 6.96-7.02 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 96% (UV), Rt= 4.05分, m/z (ESI+)= 266.3 [M+H]+
FP135-2
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.22-1.26 (m, 6H), 1.66 (d, J = 7.0 Hz, 3H),
3.85 (s, 3H), 4.06-4.15 (m, 1H), 5.77 (q, J = 7.0 Hz, 1H), 6.76-6.84 (m, 1H), 6
.84-6.92 (m, 3H), 6.97-7.01 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.04分, m/z (ESI+)= 266.3 [M+H]+
3-(ベンジルオキシ)-2-オキソ-N-(プロパン-2-イル)ブタンアミド(FP136)
[0493]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム12)と同様の様式で3-(ベンジルオキシ)-2-ヒドロキシ-N-(プロパン-2-イル)ブタンアミド(I-241)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP
KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~60%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(19mg、純度100%、5%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.15-1.49 (m, 9H), 3.67-5.08 (m, 4H), 6.63-6.84 (m, 1H), 7.29-7.41 (m, 5H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.3分, m/z (ESI+)= 250.3 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-4-メチル-3-[(オキサン-4-イル)メトキシ]-2-オキソペンタンアミド(FP137)
[0494]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム12)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-3-[(オキサン-4-イル)メトキシ]ペンタンアミド(I-242)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~50%EtOAc勾配)による精製後に無色粘性油状物(41mg、純度97%、21%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.24 (q, J = 4.9 Hz, 2H), 0.51-0.59 (m, 2H),
0.84 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 0.94-1.00 (m, 1H), 1.04 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.28-1.37 (m, 2H), 1.59-1.71 (m, 2H), 1.83-1.90 (m, 1H), 2.22-2.32 (m, 1H), 3.08-3.21 (m, 3H), 3.34-3.42 (m, 3H), 3.95 (d, J = 11.4 Hz, 2H), 4.65 (d, J = 4.2 Hz, 1H), 7.01 (s, 1H).
LC-MS (METCR1600): 97% (UV), Rt= 4.61分, m/z (ESI+)= 298.3 [M+H]+
オキソピロリジン類への経路:最終生成物(FP138~140)の合成
一般スキーム13:
【0144】
【化19】
一般手順1(一般スキーム13):ワズワース-エモンズ反応
メチル(4E)-5-[(シクロプロピルメチル)カルバモイル]ペンタ-4-エノエート(I-243)
[0495]窒素下、乾燥THF(20mL)中のジエチル{[(シクロプロピルメチル)カルバモイル]メチル}ホスホネート(I-24a、純度91%、1.0g、3.65mmol)の冷撹拌溶液に、NaH(鉱油中60%分散液、300mg、7.50mmol)を5分間かけて少量ずつ添加した。混合物を室温で15分間撹拌し、4-オキソブタン酸メチル(0.42mL、4.01mmol)を添加した。混合物を15分間冷却しながら撹拌すると、沈殿物が形成された。水(20mL)を添加し、反応物を2N HClでp
H5に酸性化した。水層をEtOAc(20mL)で抽出し、有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残留物を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~60%EtOAc勾配)により精製して、236mgのメチル(4E)-5-[(シクロプロピルメチル)カルバモイル]ペンタ-4-エノエートを淡黄色油状物(純度86%、26%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.20 (q, 4.7 Hz, 2H), 0.47-0.52 (m, 2H), 0.90-0.99 (m, 1H), 2.43-2.51 (m, 4H), 3.16 (dd, J = 5.5, 7.1 Hz, 2H), 3.67 (s, 3H),
5.66-5.75 (m, 1H), 5.79-5.84 (m, 1H), 6.79 (dt, J = 6.5, 15.3 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 86% (UV), Rt= 0.85分, m/z (ESI+)= 212.3 [M+H]+
一般手順2(一般スキーム13):エポキシ化
メチル3-{3-[(シクロプロピルメチル)カルバモイル]オキシラン-2-イル}プロパノエート(I-244)
[0496]DCM(10mL)中のメチル(4E)-5-[(シクロプロピルメチル)カルバモイル]ペンタ-4-エノエート(I-243、純度86%、236mg、0.96mmol)の撹拌溶液に、m-CPBA(70%、950mg、3.85mmol)を添加した。反応物を室温で6時間撹拌し、次いでm-CPBA(70%、950mg、2.92mmol)を添加し、撹拌を室温で3日間続けた。混合物を氷浴中で冷却し、激しく撹拌しながら20%NaSO(20mL)でゆっくりとクエンチした。有機層を分離し、0.5M NaOH(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残留物を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~80%EtOAc勾配)により精製して、132mgのメチル3-{3-[(シクロプロピルメチル)カルバモイル]オキシラン-2-イル}プロパノエートをオフホワイトの固体(純度91%、55%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.12-0.23 (m, 2H), 0.44-0.56 (m, 2H), 0.82-1.00 (m, 1H), 1.74-1.94 (m, 1H), 2.00-2.18 (m, 1H), 2.48 (t, J = 7.3 Hz, 2H), 2.98-3.19 (m, 3H), 3.26 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 3.71 (s, 3H), 6.02-6.42 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 91% (UV), Rt= 0.82分, m/z (ESI+)= 228.2 [M+H]+
一般手順3(一般スキーム13):エポキシド開環および環化
2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシアセトアミド(I-245)
[0497]MeOH(2mL)中のメチル3-{3-[(シクロプロピルメチル)カルバモイル]オキシラン-2-イル}プロパノエート(I-244、純度91%、128mg、0.51mmol)の撹拌溶液に、ベンジルアミン(60μL、0.55mmol)を添加した。混合物を室温で20時間撹拌した。ベンジルアミン(60μL、0.55mmol)を添加し、溶液を55℃で20時間撹拌した。ベンジルアミン(120μL、1.10mmol)を添加し、混合物を55℃で5時間撹拌した。反応混合物を冷却し、真空中で濃縮して、無色油状物を得、これを水(10mL)中に懸濁させ、DCM(3×10mL)中に抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残留物を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)により精製して、138mgの2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシアセトアミドを黄色油状物(純度81%、72%)として得た。
LC-MS (METCR1410): 81% (UV), Rt= 0.89分, m/z (ESI+)= 303.1 [M+H]+
一般手順4(一般スキーム13):酸化
2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソアセトアミド(FP138)
[0498]DCM(5mL)中の2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)
-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシアセトアミド(I-245、純度81%、138mg、0.37mmol)の溶液に、DMP(160mg、0.38mmol)を添加した。反応物を室温で1時間撹拌し、DMP(160mg、0.38mmol)を添加し、室温での撹拌を3時間続けた。混合物をセライトの小さなパッドに通して濾過し、DCM(15mL)で洗浄した。濾液を飽和NaHCO(20mL)で洗浄し、水性相を分離し、DCM(2×10mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗残留物を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~70%EtOAc勾配)により精製して、25mgの2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソアセトアミドをベージュ色固体(純度98%、22%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.24 (q, J = 4.8 Hz, 2H), 0.53-0.61 (m, 2H),
0.90-1.01 (m, 1H), 1.93-2.04 (m, 1H), 2.37-2.49 (m, 3H), 3.13 (dd, J = 5.9, 7.1
Hz, 2H), 3.94 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.97-5.01 (m, 1H), 5.04 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 6.88-6.98 (m, 1H), 7.13-7.17 (m, 2H), 7.24-7.33 (m, 3H).
LC-MS (METCR1600): 98% (UV), Rt= 3.89分, m/z (ESI+)= 301.2 [M+H]+
[0499]さらなる化合物(FP204~FP204xx)を関連経路(一般スキーム13a)により合成した。これらの化合物は追加の化合物セクションに記載する。
【0145】
一般スキーム14:
【0146】
【化20】
一般手順1(一般スキーム14):イリドカップリング
3-[(2S)-1-(2-メトキシフェニル)-5-オキソピロリジン-2-イル]-3-オキソ-2-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)プロパンニトリル(I-246)
[0500]乾燥DMF(10mL)中の(2S)-1-(2-メトキシフェニル)-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(500mg、2.13mmol)およびDIPEA(1.11mL、6.38mmol)の撹拌氷冷溶液に、HATU(2.42g、6.38mmol)を0℃で添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、(トリブチル-λ-ホスファニリデン)アセトニトリル(1.34mL、5.1mmol)を添加した。反応物を0℃で45分間、次いで室温で3時間撹拌した。反応混合物を水(20mL)で洗浄し、水層をDCM(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層を水(30mL)、ブライン(30mL)で洗浄し、次いで硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)により精製して、1.01gの3-[(2S)-1-(2-メトキシフェニル)-5-オキソピロリジン-2-イル]-3-オキソ-2-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)プロパンニトリルを褐色油状物(91%、定量的)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.79-0.99 (m, 9H), 1.20-1.33 (m, 12H), 1.83-1.92 (m, 1H), 1.95-2.06 (m, 6H), 2.31-2.47 (m, 3H), 3.80 (s, 3H), 5.06-5.10 (m, 1H), 6.81-6.90 (m, 1H), 7.06 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.13 (dd, J = 1.6, 7.8 Hz, 1H), 7.21-7.28 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 91% (UV), Rt= 1.15分, m/z (ESI+)= 459.6 [M+H]+
一般手順2(一般スキーム14):オゾン分解
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-[(2S)-1-(2-メトキシフェニル)-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ-アセトアミド(FP139)
[0501]オゾン(オゾン発生器)を、-78℃で25分間、DCM(12mL)中の3-[(2S)-1-(2-メトキシフェニル)-5-オキソピロリジン-2-イル]-3-オキソ-2-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)プロパン-ニトリル(I-246、純度91%、400mg、0.79mmol)および1-(3-クロロフェニル)メタンアミン(146μL、1.19mmol)の溶液に通過させた。溶液を窒素でパージし、混合物を窒素下、-78℃で1時間撹拌した。反応物を真空中で濃縮して、固体を得、これをDCM中で摩砕した。濾液を真空中で濃縮し、残留物を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配、次いで0~30%MeOH/TBME勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)により精製した。得られた透明ゴム状物を1:1 EtOAc/ヘプタン中で摩砕して、14.8mgのN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-[(2S)-1-(2-メトキシフェニル)-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミドを黄色ゴム状物(純度100%、5%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 2.12 (dddd, J = 3.8, 5.8, 7.5, 13.2 Hz, 1H),
2.50-2.61 (m, 2H), 2.72 (dq, J = 9.7, 13.2 Hz, 1H), 3.80 (s, 3H), 4.35-4.51 (m,
2H), 5.76 (dd, J = 3.7, 10.0 Hz, 1H), 6.88-6.93 (m, 1H), 6.98 (td, J = 1.2, 7.7
Hz, 1H), 7.10-7.15 (m, 1H), 7.18 (t, J = 6.2 Hz, 1H), 7.22-7.32 (m, 4H), 7.45-7.51 (m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 100% (UV), Rt= 4.33分, m/z (ESI+)= 387.2/389.2 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-[(2S)-1-(2-メトキシフェニル)-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセト-アミド(FP140)
[0502]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム14)と同様の様式で3-[(2S)-1-(2-メトキシフェニル)-5-オキソピロリジン-2-イル]-3-オキソ-2-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)プロパンニトリル(I-246)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配、次いでTBME中0~60%MeOH勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に透明ゴム状物(3.4mg、純度100%、1%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.18-0.28 (m, 2H), 0.50-0.59 (m, 2H), 0.90-1.00 (m, 1H), 2.05-2.14 (m, 1H), 2.49-2.60 (m, 2H), 2.64-2.78 (m, 1H), 3.06-3.19 (m, 2H), 3.81 (s, 3H), 5.75 (dd, J = 3.6, 10.0 Hz, 1H), 6.90 (dd, J = 1.0, 8.3 Hz, 1H), 6.99 (td, J = 1.2, 7.7 Hz, 2H), 7.22-7.25 (m, 1H), 7.50 (dd, J = 1.7, 7.8 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1416): 100% (UV), Rt= 3.65分, m/z (ESI+)= 317.3 [M+H]+
エポキシド経路:最終生成物(FP141~177)の合成
一般スキーム15:
【0147】
【化21】
一般手順1(一般スキーム15):位置選択的エポキシド開環
方法A:チタン(IV)イソプロポキシドなしでのエポキシド開環
2-ヒドロキシ-N-(2-メチルプロピル)-3-{[(オキサン-4-イル)メチル]アミノ}ブタンアミド(I-247)
[0503]EtOH(4mL)中の3-メチル-N-(2-メチルプロピル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-32、350mg、2.23mmol)の撹拌溶液に、オキサン-4-イルメタンアミン(313μL、2.67mmol)を添加し、反応物を密封管内にて60℃で18時間加熱した。オキサン-4-イルメタンアミン(783μL、6.68mmol)を添加し、混合物を60℃で4時間加熱した。溶液を真空中で濃縮して、油状物を得、これをEtOAc(25mL)に溶解した。溶液をヘプタン(10mL)で希釈し、氷浴中で冷却した。得られた沈殿物を濾過により収集し、真空中にて40℃で乾燥させて、650mgの2-ヒドロキシ-N-(2-メチルプロピル)-3-{[(オキサン-4-イル)メチル]アミノ}ブタンアミドをオフホワイトの固体(純度93%、定量的)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.86 (d, J = 6.7 Hz, 6H), 0.97 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.15-1.29 (m, 3H), 1.54 (d, J = 13.2 Hz, 2H), 1.58-1.64 (m, 2H), 1.72 (dt, J = 6.7, 13.5 Hz, 1H), 2.41 (dd, J = 7.0, 11.9 Hz, 1H), 2.60 (dd, J = 5.9, 11.9 Hz, 1H), 2.94-3.14 (m, 3H), 3.28-3.35 (m, 2H), 3.91 (dd, J = 3.8, 11.3 Hz, 2H), 3.99 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 7.10 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 93% (UV), Rt= 0.64分, m/z (ESI+)= 273.5 [M+H]+
方法B:EtOH中33%メチルアミンによるエポキシド開環
N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(メチルアミノ)ブタンアミド(I-248)
[0504]EtOH中33%メチルアミン(11.4mL、91.88mmol)中のN-
(シクロヘキシルメチル)-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-34、純度86%、1g、4.36mmol)を、密封管内にて室温で18時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮して、固体を得、これを熱EtOAc(10mL)に溶解した。溶液をヘプタン(15mL)で希釈し、1時間にわたって冷却した。得られた沈殿物を濾過により収集し、真空中にて40℃で1時間乾燥させて、930mgのN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(メチルアミノ)ブタンアミドをオフホワイトの固体(純度100%、93%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.82 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 0.84-0.90 (m, 2H), 1.09-1.21 (m, 3H), 1.37-1.49 (m, 2H), 1.57-1.69 (m, 5H), 2.28 (s, 3H), 2.75 (qd, J = 3.3, 6.5 Hz, 1H), 2.90 (dt, J = 6.5, 12.9 Hz, 1H), 2.98 (dt, J = 6.6, 13.1 Hz, 1H), 3.99 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 5.31 (s, 1H), 7.68 (t, J = 5.9 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.73分, m/z (ESI+)= 229.2 [M+H]+
方法C:MeOH中2Mメチルアミンによるエポキシド開環
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(メチルアミノ)ブタンアミド(I-249)
[0505]MeOH中2Mメチルアミン(9.7mL、19.40mmol)中のN-(シクロプロピルメチル)-3-メチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-30、純度86%、700mg、3.88mmol)を、密封管内にて室温で20時間撹拌した。MeOH中2Mメチルアミン(5mL)を添加し、反応物を50℃で24時間加熱した。混合物を真空中で濃縮して、固体を得、これを熱EtOAc(10mL)に溶解した。溶液をヘプタン(20mL)で希釈し、冷却した。得られた沈殿物を濾過により収集し、真空中にて40℃で18時間乾燥させて、482mgのN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(メチルアミノ)ブタンアミドをオフホワイトの固体(H NMRによる純度95%、63%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.14-0.28 (m, 2H), 0.44-0.57 (m, 2H), 0.89-1.00 (m, 1H), 1.01-1.25 (m, 3H), 1.79-2.38 (m, 3H), 2.38-2.50 (m, 3H), 2.91-4.14 (m, 4H).
LC-MS (METCR0990): 71% (UV), Rt= 1.16分, m/z (ESI+)= 187.2 [M+H]+
方法D:MeOH中7Nアンモニアによるエポキシド開環
3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-250)
[0506]MeOH中7Mアンモニア(7.8mL)中のN-(シクロプロピルメチル)-3-メチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-30、純度85%、2.8g、15.34mmol)を、密封管内で70℃に18時間加熱した(平行して4つの反応)。反応物を合わせ、真空中で濃縮した。粗物質を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中0~20%7Mアンモニア(MeOH中溶液)勾配)により精製して、1.82gの3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミドを淡黄色粘性油状物として得、これは静置するとオフホワイトの結晶性固体(純度98%、68%)に固化した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.16-0.26 (m, 2H), 0.45-0.56 (m, 2H), 0.89-1.02 (m, 1H), 1.07 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 3.08-3.22 (m, 2H), 3.31-3.41 (m, 1H), 3.87 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.30 (br. s, 1H).
LC-MS (METCR0990): 98% (UV), Rt= 1.09分, m/z (ESI+)= 173.2 [M+H]+
3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシペンタンアミド(I-251)
[0507]表題化合物は、方法D、一般手順1(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-エチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-41)から合成して、ヘプタン中での摩砕後にオフホワイトの固体(300mg、H NMRによる純度65%、39%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.15-0.24 (m, 2H), 0.44-0.52 (m, 2H), 0.87-1
.00 (m, 4H), 1.23-1.58 (m, 3H), 2.84-3.07 (m, 2H), 3.10-3.23 (m, 3H), 4.03 (d, J
= 4.7 Hz, 1H), 7.48 (t, J = 5.6 Hz, 1H).
3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタンアミド(I-252)
[0508]表題化合物は、方法D、一般手順1(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-(プロパン-2-イル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-43)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中0~75%1.4Nアンモニア(5:1 DCM/MeOH中溶液)勾配)による精製後にオフホワイトの固体(426mg、H NMRによる純度90%、35%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.09-0.29 (m, 2H), 0.40-0.57 (m, 2H), 0.80-1.00 (m, 7H), 1.86-2.01 (m, 1H), 2.18 (dtd, J = 4.2, 6.9, 13.7 Hz, 3H), 2.66 (dd,
J = 4.2, 8.3 Hz, 1H), 3.06-3.17 (m, 2H), 3.77 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 8.32 (s, 1H)LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.42分, m/z (ESI+)= 201.4 [M+H]+
3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシヘキサンアミド(I-253)
[0509]表題化合物は、方法D、一般手順1(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-プロピル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-44)から合成して、ヘプタン中での摩砕後にオフホワイトの固体(350mg、H NMRによる純度70%、47%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.18-0.23 (m, 2H), 0.47-0.52 (m, 2H), 0.88 (t, J = 7.0 Hz, 1H), 0.96 (t, J = 7.5 Hz, 3H), 1.01 (td, J = 5.6, 7.5 Hz, 1H), 1.23-1.30 (m, 2H), 1.37 (ddd, J = 7.3, 9.1, 14.1 Hz, 1H), 1.65 (dtt, J = 3.7, 7.5,
15.0 Hz, 1H), 2.55 (s, 2H), 3.04 (dt, J = 4.5, 9.1 Hz, 1H), 3.09-3.18 (m, 2H), 3.95 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 7.56 (t, J = 4.9 Hz, 1H).
一般手順2a(一般スキーム15):キャッピング
方法A:室温での酸塩化物の添加
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)プロパンアミド]ブタン-アミド(I-254)
[0510]DCM(3mL)中のN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]ブタンアミド(I-54、100mg、0.29mmol)およびDIPEA(71μL、0.43mmol)に、塩化プロパノイル(31.8mg、0.34mmol)を添加し、混合物を2時間撹拌した。水(4mL)を添加し、水性相をDCM(3×5mL)で抽出した。合わせた有機相を飽和NaHCOで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗物質を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)により精製して、59mgのN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)プロパンアミド]ブタンアミドを黄色油状物(純度91%、46%)として得た。
1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 0.58-1.21 (m, 6H), 1.73-1.86 (m, 2H), 3.76-3.83 (m,
3H), 4.26 (d, J = 6.1 Hz, 2H), 4.35-4.48 (m, 1H), 4.63-4.81 (m, 1H), 5.58-6.07 (m, 1H), 6.92-7.57 (m, 8H), 8.40 (t, J = 6.0 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 91% (UV), Rt= 1.16分, m/z (ESI+)= 405.1/407.1 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)-2-メチルプロパンアミド]ブタンアミド(I-255)
[0511]表題化合物は、方法A、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]ブタンアミド(I-54)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に黄色油状物(231mg、純度64%、82%)と
して得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.62-1.07 (m, 9H), 2.04-2.15 (m, 1H), 3.79 (d, J = 18.2 Hz, 3H), 4.72 (qd, J = 4.0, 7.1 Hz, 4H), 5.68-6.11 (m, 1H), 6.92-7.03 (m, 1H), 7.07-7.14 (m, 1H), 7.16-7.63 (m, 6H), 8.39 (t, J = 6.3 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 64% (UV), Rt= 1.22分, m/z (ESI+)= 419.5/421.1 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)ブタンアミド]ブタンアミド(I-256)
[0512]表題化合物は、方法A、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]ブタンアミド(I-54)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に黄色油状物(122mg、純度76%、64%)として得た。
1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 0.56-1.22 (m, 6H), 1.32-1.49 (m, 2H), 1.69-1.83 (m,
2H), 3.72-3.87 (m, 3H), 4.11-4.84 (m, 4H), 5.61-6.14 (m, 1H), 6.88-7.60 (m, 8H), 8.41 (t, J = 6.0 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 76% (UV), Rt= 1.21分, m/z (ESI+)= 419.2/421.1 [M+H]+
方法B:0℃での酸塩化物の添加
N-(シクロヘキシルメチル)-3-(N,2-ジメチルプロパンアミド)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-257)
[0513]DCM(8mL)中のN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(メチル-アミノ)ブタンアミド(I-248、300mg、1.31mmol)およびDIPEA(0.65mL、3.72mmol)の氷冷溶液に、DCM(2mL)中の2-メチルプロパノイルクロリド(0.15mL、1.45mmol)の溶液を5分間かけて0℃で滴下添加した。溶液を室温で1時間撹拌し、DCM(10mL)で希釈し、飽和NaHCO(20mL)および水(20mL)で洗浄した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮して、420mgのN-(シクロヘキシルメチル)-3-(N,2-ジメチルプロパンアミド)-2-ヒドロキシブタン-アミドを褐色固体(純度73%、78%)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 0.63-1.76 (m, 20H), 2.58-3.09 (m, 6H), 3.83-4.95 (m, 2H), 5.79 (dd, J = 6.3, 13.1 Hz, 1H), 7.73 (dd, J = 6.1, 55.7 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 73% (UV), Rt= 1.03分, m/z (ESI+)= 299.1 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(N-メチルプロパンアミド)ブタンアミド(I-258)
[0514]表題化合物は、方法B、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(メチルアミノ)ブタンアミド(I-248)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g
SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~60%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの固体(180mg、純度92%、44%)として得た。
1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 0.66-1.76 (m, 17H), 2.12-2.37 (m, 2H), 2.58-3.08 (m, 5H), 3.77-5.89 (m, 3H), 7.53-7.94 (m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 92% (UV), Rt= 3.51分, m/z (ESI+)= 285.3 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-3-(1-シクロプロピル-N-メチルホルムアミド)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-259)
[0515]表題化合物は、方法B、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(メチルアミノ)ブタンアミド(I-248)から合成して、褐色固体(430mg、純度90%、99%)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 0.49-2.03 (m, 19H), 2.63-3.20 (m, 5H), 3.88-4.78 (m
, 2H), 5.70-5.99 (m, 1H), 7.54-7.97 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 90% (UV), Rt= 1.07分, m/z (ESI+)= 297.2 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[N-メチル-1-(5-メチル-1,2-オキサゾール-3-イル)ホルムアミド]-ブタンアミド(I-260)
[0516]表題化合物は、方法B、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(メチルアミノ)ブタンアミド(I-248)から合成して、無色粘性油状物(510mg、H NMRによる純度80%、97%)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.81-1.40 (m, 10H), 1.40-1.59 (m, 1H), 1.57-1.80 (m, 4H), 2.42-2.55 (m, 3H), 2.98-3.36 (m, 5H), 3.89-4.82 (m, 2H), 6.20-6.50
(m, 1H), 6.95-7.22 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 1.04分, m/z (ESI+)= 338.1 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(2-メトキシ-N-メチルアセトアミド)ブタンアミド(I-261)
[0517]表題化合物は、方法B、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(メチルアミノ)ブタンアミド(I-248)から合成して、無色粘性油状物(500mg、純度79%、定量的)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.82-1.37 (m, 10H), 1.36-1.55 (m, 1H), 1.58-1.77 (m, 3H), 2.97-3.52 (m, 8H), 3.95-4.30 (m, 4H), 6.08 (s, 1H), 7.03 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 79% (UV), Rt= 1分, m/z (ESI+)= 301.2 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(N-メチル-1-フェニルホルムアミド)ブタンアミド(I-262)
[0518]表題化合物は、方法B、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(メチルアミノ)ブタンアミド(I-249)から合成して、無色油状物(249mg、H NMRによる純度80%、80%)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.23 (q, J = 4.7 Hz, 2H), 0.46-0.60 (m, 2H),
0.90-1.05 (m, 1H), 1.28-1.44 (m, 3H), 2.91-3.07 (m, 3H), 3.07-3.71 (m, 2H), 4.09-4.94 (m, 2H), 6.77-7.25 (m, 1H), 7.35-7.51 (m, 5H), 7.50-8.21 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 83% (UV), Rt= 0.91分, m/z (ESI+)= 291.1 [M+H]+
3-(1-シクロヘキシル-N-メチルホルムアミド)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-263)
[0519]表題化合物は、方法B、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(メチルアミノ)ブタンアミド(I-249)から合成して、オフホワイトの固体(255mg、H NMRによる純度80%、80%)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.10-0.30 (m, 2H), 0.40-0.60 (m, 2H), 0.83-1.03 (m, 1H), 1.09-1.91 (m, 13H), 2.36-2.61 (m, 1H), 2.93-3.24 (m, 5H), 3.96-4.88
(m, 2H), 6.26-6.52 (m, 1H), 7.09 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 1分, m/z (ESI+)= 297.1 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-(N-2-ジメチルプロパンアミド)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-264)
[0520]表題化合物は、方法B、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(メチルアミノ)ブタンアミド(I-249)から合成して、無色油状物(220mg、H NMRによる純度74%、74%)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.12-0.30 (m, 2H), 0.43-0.57 (m, 2H), 0.83-1.03 (m, 1H), 1.05-1.31 (m, 9H), 2.72-2.91 (m, 1H), 2.98-3.23 (m, 5H), 3.96-4.90 (m, 2H), 6.33 (s, 1H), 7.09 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 67% (UV), Rt= 0.85分, m/z (ESI+)= 257.2 [M+H]+
メチルN-{1-ヒドロキシ-1-[(2-メチルプロピル)カルバモイル]プロパン-2-イル}-N-[(オキサン-4-イル)メチル]カルバメート(I-265)
[0521]表題化合物は、方法B、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式で2-ヒドロキシ-N-(2-メチルプロピル)-3-{[(オキサン-4-イル)メチル]アミノ}ブタンアミド(I-247)から合成して、濾過後に褐色固体(690mg、純度78%、73%)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.73-0.92 (m, 6H), 1.02-1.41 (m, 5H), 1.41-1.60 (m, 2H), 1.59-1.94 (m, 2H), 2.88-3.41 (m, 7H), 3.51-3.78 (m, 4H), 3.80-3.99 (m, 2H), 4.15-4.87 (m, 1H), 6.02-7.10 (m, 1H)
LC-MS (METCR1410): 78% (UV), Rt= 1分, m/z (ESI+)= 331.2 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-[(4-フルオロフェニル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-266)
[0522]表題化合物は、方法B、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-250)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~70%EtOAc勾配)による精製後に無色粘性油状物(360mg、純度28%、31%)として得た。
LC-MS (METCR1410): 28% (UV), Rt= 0.93分, m/z (ESI+)= 295.1 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(フェニルホルムアミド)ヘキサンアミド(I-267)
[0523]表題化合物は、方法B、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシヘキサンアミド(I-253)から合成して、濾過後にオフホワイトの粉末(240mg、純度98%、44%)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ-0.07-0.04 (m, 2H), 0.21-0.31 (m, 2H), 0.68-0.75 (m, 1H), 0.82 (t, J = 7.4 Hz, 3H), 1.21-1.40 (m, 2H), 1.55-1.67 (m, 1H), 1.76-1.88 (m, 1H), 2.90-3.01 (m, 2H), 4.06-4.12 (m, 1H), 4.15 (s, 1H), 5.49 (s, 1H), 6.39 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 6.83-6.99 (m, 1H), 7.30 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 7.32-7.44 (m, 1H), 7.52-7.68 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 98% (UV), Rt= 0.89-1.00分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 305.6 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(フェニルホルムアミド)ペンタンアミド(I-268)
[0524]表題化合物は、方法B、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシペンタンアミド(I-251)から合成して、濾過後にオフホワイトの粉末(107mg、純度97%、34%)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ-0.07-0.05 (m, 2H), 0.24-0.31 (m, 2H), 0.69-0.78 (m, 1H), 0.90 (t, J = 7.4 Hz, 3H), 1.67-1.77 (m, 1H), 1.78-1.92 (m, 1H), 2.91-3.03 (m, 2H), 3.96-4.05 (m, 1H), 4.17 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 5.50 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 6.44 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 6.93 (s, 1H), 7.31 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 7.34-7.45 (m, 1H), 7.56-7.70 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 0.92分, m/z (ESI+)= 291.2 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(2-メチルフェニル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-269)
[0525]表題化合物は、方法B、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-250)から合成して、濾過後にオフホワイトの粉末(410mg、H NMRによる純度90%
、79%)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ -0.06-0.06 (m, 2H), 0.14-0.27 (m, 2H), 0.84 (d, J =
6.9 Hz, 3H), 2.16 (s, 3H), 2.76-2.86 (m, 2H), 3.37 (s, 1H), 3.92 (dd, J = 3.4, 5.4 Hz, 1H), 4.10-4.25 (m, 1H), 5.56 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.00-7.08 (m, 2H), 7.10-7.21 (m, 2H), 7.61-7.70 (m, 1H), 7.75 (d, J = 8.1 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 84% (UV), Rt= 0.90分, m/z (ESI+)= 291.1 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(4-メチルフェニル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-270)
[0526]表題化合物は、方法B、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-250)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP
KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~60%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの粉末(320mg、純度90%、61%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ -0.05-0.04 (m, 2H), 0.15-0.23 (m, 2H), 0.72-0.80 (m, 1H), 0.86 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 2.18 (s, 3H), 2.81 (qt, J = 6.4, 13.4 Hz, 2H), 3.92 (dd, J = 3.4, 5.0 Hz, 1H), 4.15-4.23 (m, 1H), 5.59 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.09 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.60 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 7.65 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 7.80 (d, J = 8.0 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 83% (UV), Rt= 0.93分, m/z (ESI+)= 291.1 [M+H]+
3-(シクロヘキシルホルムアミド)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-271)
[0527]表題化合物は、方法B、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-ブタンアミド(I-250)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~60%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの固体(19mg、純度87%、17%)として得た。
LC-MS (METCR1410): 87% (UV), Rt= 0.92分, m/z (ESI+)= 283.2 [M+H]+
水層からの濾過後、第2のバッチをオフホワイトの固体(27mg、純度100%、28%)として収集し、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ-0.24-0.07 (m, 2H), 0.20-0.41 (m, 2H), 0.61-0.80 (m, 1H), 0.99-1.22 (m, 10H), 1.54-1.71 (m, 4H), 1.79-1.97 (m, 1H), 2.81-3.03
(m, 2H), 3.85-4.07 (m, 2H), 5.37-5.90 (m, 1H), 6.70-6.87 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV) Rt= 0.98分, m/z (ESI+)= 283.2 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-[(2,6-ジクロロフェニル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-272)
[0528]表題化合物は、方法B、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-250)から合成して、濾過ならびに水およびDCM中での摩砕後にオフホワイトの粉末(349mg、純度98%、63%)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, メタノール-d4) δ 0.19-0.32 (m, 2H), 0.41-0.59 (m, 2H), 0.95-1.10 (m, 1H), 1.16 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 3.02-3.17 (m, 2H), 4.31 (d, J = 2.9 Hz, 1H), 4.49-4.68 (m, 1H), 7.32-7.51 (m, 3H).
LC-MS (METCR1410): 98% (UV), Rt= 0.96分, m/z (ESI+)= 345.1/346.9 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-[(2-フルオロフェニル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-273)
[0529]表題化合物は、方法B、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-250)から合成して、濾過ならびに水およびDCM中での摩砕後にオフホワイトの粉末(261mg、H NMRによる純度95%、54%)として得た。粗物質をさらに精製すること
なく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, メタノール-d4) δ 0.15-0.30 (m, 2H), 0.41-0.55 (m, 2H), 0.89-1.11 (m, 1H), 1.17 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 3.02-3.15 (m, 2H), 4.26 (d, J = 3.1 Hz, 1H), 4.49-4.60 (m, 1H), 7.12-7.37 (m, 2H), 7.45-7.62 (m, 1H), 7.79 (t, J = 7.1 Hz,
1H).
LC-MS (METCR1410): 94% (UV), Rt= 0.92分, m/z (ESI+)= 295.1 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-3-(フェニルホルムアミド)ペンタンアミド(I-274)
[0530]表題化合物は、方法B、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタンアミド(I-252)から合成して、濾過ならびに水およびDCM中での摩砕後にオフホワイトの粉末(156.2mg、純度97%、50%)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, メタノール-d4) δ 0.11-0.23 (m, 2H), 0.35-0.47 (m, 2H), 0.88-1.06 (m, 7H), 2.18 (dq, J = 6.8, 13.5 Hz, 1H), 2.96-3.15 (m, 2H), 4.15-4.37 (m, 2H), 7.38-7.60 (m, 3H), 7.76-7.91 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 0.98分, m/z (ESI+)= 305.6 [M+H]+
3-[(2-ブロモフェニル)ホルムアミド]-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-275)
[0531]表題化合物は、方法B、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-250)から合成して、濾過ならびに水およびDCM中での摩砕後にオフホワイトの粉末(312mg、H NMRによる純度95%、72%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.17-0.26 (m, 2H), 0.46-0.55 (m, 2H), 0.90-1.01 (m, 1H), 1.41 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 3.07-3.20 (m, 2H), 4.33 (dd, J = 1.7, 5.5
Hz, 1H), 4.42 (pd, J = 1.9, 7.1 Hz, 1H), 5.04 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 6.44 (d, J =
6.7 Hz, 1H), 6.97 (s, 1H), 7.30 (td, J = 1.8, 7.7 Hz, 1H), 7.36 (td, J = 1.1, 7.5 Hz, 1H), 7.51 (dd, J = 1.8, 7.8 Hz, 1H), 7.60 (dd, J = 1.0, 8.0 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 89% (UV), Rt= 0.91分, m/z (ESI+)= 355.1/ 356.7 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(2-フェニルアセトアミド)ブタンアミド(I-276)
[0532]表題化合物は、方法B、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-250)から合成して、3:1 EtOAc/ヘプタンからの再結晶およびヘプタン中での摩砕による精製後にオフホワイトの粉末(72mg、純度98%、42%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.11-0.21 (m, 2H), 0.31-0.41 (m, 2H), 0.88-0.98 (m,
4H), 2.89-3.01 (m, 2H), 3.39-3.48 (m, 2H), 3.95 (dd, J = 3.0, 5.7 Hz, 1H), 4.09-4.19 (m, 1H), 5.77 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 7.17-7.24 (m, 1H), 7.24-7.31 (m, 4H), 7.80 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 7.89 (d, J = 8.2 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 98% (UV), Rt= 0.91分, m/z (ESI+)= 291.1 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-277)
[0533]表題化合物は、方法B、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-250)から合成して、後処理後に橙色粘性油状物(198mg、純度81%、90%)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.12-0.24 (m, 2H), 0.31-0.44 (m, 2H), 0.91-0.99 (m,
1H), 1.01 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 2.95-3.04 (m, 2H), 3.92 (s, 3H), 4.01-4.06 (m, 1H), 4.34-4.41 (m, 1H), 5.94 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 7.03-7.08 (m, 1H), 7.16 (d, J =
8.2 Hz, 1H), 7.49 (ddd, J = 1.9, 7.4, 8.4 Hz, 1H), 7.89 (dd, J = 1.8, 7.7 Hz, 1
H), 7.91-7.96 (m, 1H), 8.26 (d, J = 8.3 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 81% (UV), Rt= 0.93分, m/z (ESI+)= 307.4 [M+H]+
方法C:0℃での酸塩化物の添加
3-[(2-クロロフェニル)ホルムアミド]-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-278)
[0534]DCM(3.5mL)中の3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-250、100mg、0.58mmol)およびDIPEA(121μL、0.70mmol)の撹拌氷冷溶液に、2-クロロベンゾイルクロリド(72μL、0.57mmol)を0℃で滴下添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。飽和NaHCO(3mL)を添加し、形成された沈殿物(A)を濾別し、DCM(2×3mL)、1M HCl(3mL)および水(3mL)で洗浄した。合わせた濾液をTelos(登録商標)疎水性フリットに通して分離し、水層をDCM(2×3mL)で抽出した。合わせた有機層を1N HCl(3mL)で洗浄し、Telos(登録商標)疎水性フリットに通して濾過し、真空中で濃縮して、固体(B)を得た。固体AおよびBをDCM中に懸濁させ、合わせ、真空中で濃縮して、198mgの3-[(2-クロロフェニル)ホルムアミド]-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミドをオフホワイトの固体(純度91%、定量的)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.13-0.23 (m, 2H), 0.32-0.43 (m, 2H), 0.91-0.99 (m,
1H), 1.01 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 2.93-3.04 (m, 2H), 4.06-4.11 (m, 1H), 4.28-4.39 (m, 1H), 5.72 (d, J = 3.9 Hz, 1H), 7.36-7.49 (m, 4H), 7.84 (t, J = 5.9 Hz, 1H), 8.16 (d, J = 8.1 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 91% (UV), Rt= 0.89分, m/z (ESI+)= 311.1/313.1 [M+H]+
3-[(4-クロロフェニル)ホルムアミド]-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-279)
[0535]表題化合物は、方法C、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-250)から合成して、後処理後にオフホワイトの固体(263mg、純度97%、94%)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.11-0.21 (m, 2H), 0.31-0.41 (m, 2H), 0.88-1.00 (m,
1H), 1.04 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 2.90-3.04 (m, 2H), 4.09 (dd, J = 3.4, 5.5 Hz, 1H), 4.31-4.42 (m, 1H), 5.76 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.51-7.56 (m, 2H), 7.83 (t, J = 5.9 Hz, 1H), 7.86-7.93 (m, 2H), 8.18 (d, J = 7.9 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 0.96分, m/z (ESI+)= 311.1/313.1 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(3-メチルフェニル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-280)
[0536]表題化合物は、一般手順2a(一般スキーム15)について記載した方法Cと同様の様式で3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-250)から合成して、後処理後にオフホワイトの固体(159mg、純度97%、91%)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.10-0.23 (m, 2H), 0.30-0.43 (m, 2H), 0.88-1.00 (m,
1H), 1.04 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 2.36 (s, 3H), 2.92-3.03 (m, 2H), 4.09 (dd, J = 3.3, 5.4 Hz, 1H), 4.32-4.42 (m, 1H), 5.76 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 7.31-7.35 (m, 2H),
7.62-7.67 (m, 1H), 7.69 (br. s, 1H), 7.83 (t, J = 5.9 Hz, 1H), 8.00 (d, J = 8.0
Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 0.94分, m/z (ESI+)= 291.1 [M+H]+
3-[(3-クロロフェニル)ホルムアミド]-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-281)
[0537]表題化合物は、方法C、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-250)から合成して、後処理後にオフホワイトの固体(296mg、純度96%、定量的)として
得た。粗物質を精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.10-0.22 (m, 2H), 0.30-0.43 (m, 2H), 0.83-1.00 (m,
4H), 2.58-2.77 (m, 4H), 2.86-3.03 (m, 3H), 3.96 (dd, J = 3.0, 5.8 Hz, 1H), 4.12-4.20 (m, 1H), 5.75 (d, J = 5.8 Hz, 1H), 7.80 (t, J = 5.9 Hz, 1H), 7.86 (d, J = 8.0 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 96% (UV), Rt= 0.96分, m/z (ESI+)= 311.5/313.1 [M+H]+
方法D:現場(in situ)での酸塩化物の形成
N-(シクロプロピルメチル)-3-[(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-282)
[0538]0℃でDCM(1mL)中の4,4-ジフルオロシクロヘキサンカルボン酸(122mg、0.74mmol)の撹拌氷冷溶液に、塩化オキサリル(63μL、0.66mmol)を滴下添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌して、溶液中の酸塩化物を得、これを次のステップで使用した。0℃でDCM(1mL)中の3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-250、116mg、0.67mmol)およびDIPEA(141μL、0.81mmol)に、DCM中の4,4-ジフルオロシクロヘキサン-1-カルボニルクロリドを滴下添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、飽和NaHCO(2mL)およびDCM(10mL)を添加した。相をTelos(登録商標)疎水性フリットに通して分離し、水性相をDCM(2×2mL)で抽出した。合わせた有機層を1M HCl(2mL)で洗浄し、Telos(登録商標)疎水性フリットに通して濾過し、濾液を真空中で濃縮して、固体を得、これを分取LC(酸性pH、標準溶出法)により精製して、76.2mgのN-(シクロプロピルメチル)-3-[(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシブタンアミドをオフホワイトの結晶性固体(純度100%、36%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.11-0.21 (m, 2H), 0.31-0.42 (m, 2H), 0.87-0.98 (m,
4H), 1.53-1.65 (m, 2H), 1.67-1.84 (m, 4H), 1.99-2.09 (m, 2H), 2.23-2.34 (m, 1H), 2.90-3.01 (m, 2H), 3.92 (dd, J = 3.2, 5.2 Hz, 1H), 4.07-4.18 (m, 1H), 5.71 (d,
J = 5.4 Hz, 1H), 7.61 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.79 (t, J = 6.0 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.91分, m/z (ESI+)= 319.1 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-[(3,3-ジフルオロシクロブチル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-283)
[0539]表題化合物は、方法D、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-250)から合成して、オフホワイトの固体(166mg、純度97%、64%)として得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.10-0.22 (m, 2H), 0.30-0.43 (m, 2H), 0.83-1.00 (m,
4H), 2.58-2.77 (m, 4H), 2.86-3.03 (m, 3H), 3.96 (dd, J = 3.0, 5.8 Hz, 1H), 4.12-4.20 (m, 1H), 5.75 (d, J = 5.8 Hz, 1H), 7.80 (t, J = 5.9 Hz, 1H), 7.86 (d, J = 8.0 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 0.86分, m/z (ESI+)= 291.4 [M+H]+
方法E:HATUカップリング
3-(N-シクロヘキシル-2-メタンスルホンアミドアセトアミド)-N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-ブタンアミド(I-284)
[0540]乾燥DMF(3.5mL)中のN-(メチルスルホニル)グリシン(77.5mg、0.51mmol)および3-(シクロヘキシルアミノ)-N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-103、150mg、0.51mmol)に、DIPEA(176μL、1.01mmol)およびHATU(212mg、0.56mmol)を添加し、混合物を18時間撹拌した。水(20mL)を添加し、水性相をDCM(20mL)で抽出した。有機層を水(20mL)およびブライン(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮して、粗橙色油状物を得、これを順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカー
トリッジ、DCM中0~5%MeOH勾配)により精製した。次いで、得られた生成物を4:1 MeCN/HOに溶解し、濾過し、分取LC(酸性pH、標準溶出法)により精製した。純粋な画分を合わせ、飽和NaHCOでpH7~8に中和した。等容量のDCMを添加し、混合物をTelos(登録商標)疎水性フリットに通して分離した。水層をDCMで抽出し、合わせた有機濾液を真空中で濃縮して、55.8mgの3-(N-シクロヘキシル-2-メタンスルホンアミドアセトアミド)-N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-ブタンアミドを無色ガラス状物(純度98%、25%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.86-1.00 (m, 2H), 1.09-1.38 (m, 9H), 1.44-1.53 (m, 1H), 1.58-1.77 (m, 9H), 1.84-1.97 (m, 3H), 2.98 (s, 3H), 3.05-3.18 (m, 2H), 3.33 (tt, J = 3.7, 11.9 Hz, 1H), 3.94-4.06 (m, 2H), 4.14 (s, 1H), 4.18 (q, J
= 7.2 Hz, 1H), 5.26-5.34 (m, 1H), 6.21 (s, 1H), 6.99-7.13 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 98% (UV), Rt= 1.17分, m/z (ESI+)= 432.6 [M+H]+
方法F:0℃での酸塩化物の添加および現場での加水分解
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-(N-メチル-1-フェニルホルムアミド)ブタンアミド(I-285)
[0541]DCM(8mL)中のN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-(メチルアミノ)ブタンアミド(I-125、260mg、1.01mmol)およびDIPEA(0.5mL、2.87mmol)の撹拌氷冷溶液に、DCM(2mL)中の塩化ベンゾイル(0.13mL、1.12mmol)の溶液を5分間かけて滴下添加した。反応物を室温で0.5時間撹拌した。溶液をDCM(10mL)で希釈し、飽和NaHCO(20mL)および水(20mL)で洗浄した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮して、黄色油状物を得、これを1:1 MeOH/THF(10mL)に溶解し、2N NaOH(3mL)を添加した。混合物を1時間撹拌し、EtOAc(15mL)と水(15mL)との間で分配し、水層をEtOAc(2×10mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮して、黄色固体を得、これを熱EtOAc(8mL)中に懸濁させた。懸濁液をヘプタン(20mL)で希釈し、5分間冷却した。懸濁液を濾過して、180mgのN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-(N-メチル-1-フェニルホルムアミド)ブタンアミドをオフホワイトの固体(純度100%、49%)として得た。
1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 1.01-1.20 (m, 3H), 2.74-2.97 (m, 3H), 3.90-4.89 (m,
4H), 6.06 (s, 1H), 7.16-7.45 (m, 9H), 8.38-8.55 (m, 1H).
LC-MS (METCR1278): 100% (UV), Rt= 1.86分, m/z (ESI+)= 361.3/363.3 [M+H]+
一般手順3a(一般スキーム15):酸化
方法A:室温でのDMPの添加
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)プロパンアミド]-2-オキソブタンアミド(FP141)
[0542]DCM(3mL)中のN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)プロパン-アミド]ブタンアミド(I-254、純度85%、59mg、0.12mmol)に、DMP(53mg、0.12mmol))を添加し、混合物を1時間撹拌した。反応物を飽和NaHCO(5mL)でクエンチし、水層をDCM(3×5mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗物質を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)により精製して、29.9mgのN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)プロパンアミド]-2-オキソブタンアミドを黄色油状物(純度97%、60%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.89-0.99 (m, 3H), 1.02-1.40 (m, 3H), 1.87-2.07 (m, 2H), 3.82-3.85 (m, 3H), 4.32-5.47 (m, 3H), 6.94-7.07 (m, 2H), 7.16-7.28 (m, 4H), 7.31-7.40 (m, 2H), 7.41 -7.87 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 97% (UV), Rt= 3.77分, m/z (ESI+)= 403.0/405.0 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)-2-メチルプロパンアミド]-2-オキソ-ブタンアミド(FP142)
[0543]表題化合物は、方法A、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)-2-メチルプロパンアミド]ブタンアミド(I-255)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの粉末(56mg、純度97%、36%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.79-1.43 (m, 9H), 2.26 (dq, J = 6.8, 13.5 Hz, 1H), 3.79-3.88 (m, 3H), 4.38-4.64 (m, 2H), 4.21-5.45 (m, 1H), 6.94-7.09 (m, 2H), 7.12 (t, J = 6.2 Hz, 1H), 7.26 (s, 3H),7.31-7.41 (m, 2H), 7.41-7.97 (m, 1H).LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 97% (UV), Rt= 4.03分, m/z (ESI+)= 417.1/419.1 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)ブタンアミド]-2-オキソブタンアミド(FP143)
[0544]表題化合物は、方法A、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[N-(2-メトキシフェニル)ブタンアミド]ブタンアミド(I-256)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に無色粘性油状物(44mg、純度99%、42%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.75-0.83 (m, 3H), 1.02-1.43 (m, 3H), 1.44-1.58 (m, 2H), 1.86-2.04 (m, 2H), 3.83-3.89 (m, 3H), 4.32-5.50 (m, 3H), 6.96-7.12 (m, 2H), 7.19 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 7.21-7.32 (m, 3H), 7.33-7.93 (m, 3H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 99% (UV), Rt= 3.98分, m/z (ESI+)= 417.1/419.0 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-3-(N,2-ジメチルプロパンアミド)-2-オキソブタンアミド(FP144)
[0545]表題化合物は、方法A、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-3-(N,2-ジメチルプロパンアミド)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-257)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~30%EtOAc勾配)、続いてヘプタン中での摩砕による精製後にオフホワイトの粉末(114mg、純度97%、36%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.90-0.99 (m, 2H), 1.04-1.10 (m, 6H), 1.14-1.27 (m, 3H), 1.40 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.46-1.55 (m, 1H), 1.64-1.69 (m, 1H), 1.70-1.77 (m, 4H), 2.74 (七重線, 1H), 3.05-3.14 (m, 2H), 3.22 (s, 3H), 4.07 (q, J =
6.7 Hz, 1H), 6.72-6.80 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 97% (UV), Rt= 3.18分, m/z (ESI+)= 297.2 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-3-(N-メチルプロパンアミド)-2-オキソブタンアミド(FP145)
[0546]表題化合物は、方法A、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(N-メチルプロパンアミド)ブタンアミド(I-258)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)、続いてヘプタン中での摩砕による精製後にオフホワイトの粉末(46mg、純度98%、27%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.87-1.00 (m, 2H), 1.09 (t, J = 7.4 Hz, 3H),
1.14-1.28 (m, 3H), 1.41 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.46-1.54 (m, 1H), 1.64-1.70 (m, 1H), 1.70-1.76 (m, 4H), 2.30 (q, J = 7.5 Hz, 2H), 3.06-3.16 (m, 2H), 3.17 (s, 3H), 4.18 (q, J = 6.8 Hz, 1H), 6.72-6.82 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 98% (UV), Rt= 2.9分, m/z (ESI+)= 283.2 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-3-(1-シクロプロピル-N-メチルホルムアミド)-2-オキソブタンアミド(FP146)
[0547]表題化合物は、方法A、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-3-(1-シクロ-プロピル-N-メチルホルムアミド)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-259)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの粉末(134mg、純度97%、34%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.76-0.83 (m, 2H), 0.81-0.89 (m, 1H), 0.91-1.01 (m, 3H), 1.14-1.29 (m, 3H), 1.41 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.45-1.53 (m, 1H), 1.65-1.77 (m, 6H), 3.03-3.12 (m, 1H), 3.12-3.19 (m, 1H), 3.35 (s, 3H), 4.21 (q, J =
6.8 Hz, 1H), 6.67-6.81 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 97% (UV), Rt= 3.03分, m/z (ESI+)= 295.2 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-3-[N-メチル-1-(5-メチル-1,2-オキサゾール-3-イル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP147)
[0548]表題化合物は、方法A、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[N-メチル-1-(5-メチル-1,2-オキサゾール-3-イル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-260)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)による精製後に無色粘性油状物(201mg、純度96%、43%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.87-1.05 (m, 2H), 1.08-1.32 (m, 3H), 1.47-1.61 (m, 4H), 1.63-1.78 (m, 5H), 2.44-2.49 (m, 3H), 3.03-3.53 (m, 5H), 4.44-6.00 (m, 1H), 6.17-6.41 (m, 1H), 6.68-6.99 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 96% (UV), Rt= 3.25分, m/z (ESI+)= 336.1 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-3-(2-メトキシ-N-メチルアセトアミド)-2-オキソブタンアミド(FP148)
[0549]表題化合物は、方法A、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(2-メトキシ-N-メチルアセトアミド)ブタンアミド(I-261)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの粉末(67mg、純度98%、17%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.85-1.03 (m, 2H), 1.11-1.30 (m, 3H), 1.41-1.55 (m, 4H), 1.64-1.79 (m, 5H), 2.90-3.20 (m, 5H), 3.29-3.43 (m, 3H), 4.01-5.60 (m, 3H), 6.66-6.99 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 98% (UV), Rt= 2.61分, m/z (ESI+)= 299.1 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-(N-メチル-1-フェニルホルムアミド)-2-オキソブタンアミド(FP149)
[0550]表題化合物は、方法A、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(N-メチル-1-フェニルホルムアミド)ブタンアミド(I-262)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いてヘプタン中での摩砕による精製後に薄黄色油状物(121.2mg、純度93%、45%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.23 (q, J = 4.8 Hz, 2H), 0.52 (q, J = 5.1 Hz, 2H), 0.94-1.02 (m, 1H), 1.56 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 3.08-3.25 (m, 5H), 4.46 (q,
J = 6.8 Hz, 1H), 6.89 (s, 1H), 7.36-7.46 (m, 5H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 93% (UV), Rt= 2.58分, m/z (ESI+)= 289.1 [M+H]+
3-(1-シクロヘキシル-N-メチルホルムアミド)-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソブタンアミド(FP150)
[0551]表題化合物は、方法A、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式で3-(1-シクロヘキシル-N-メチルホルム-アミド)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-263)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの粉末(86.7mg、
NMRによる純度95%、33%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.18-0.26 (m, 2H), 0.47-0.56 (m, 2H), 0.88-1.03 (m, 1H), 1.17-1.48 (m, 8H), 1.64-1.83 (m, 5H), 2.42 (tt, J = 11.4, 3.3 Hz, 1H), 3.04-3.18 (m, 2H), 3.20 (s, 3H), 4.13 (q, J = 6.8 Hz, 1H), 6.82 (s, 1H).
LC-MS (METCR1416): 91% (UV), Rt= 3.91分, m/z (ESI+)= 295.10 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-(N,2-ジメチルプロパンアミド)-2-オキソブタンアミド(FP151)
[0552]表題化合物は、方法A、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-(N,2-ジメチルプロパンアミド)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-264)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの固体(69.9mg、純度96%、31%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.18-0.23 (m, 2H), 0.47-0.55 (m, 2H), 0.90-1.00 (m, 1H), 1.02-1.09 (m, 6H), 1.39 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 2.73 (p, J = 6.7 Hz, 1H), 3.04-3.16 (m, 2H), 3.20 (s, 3H), 4.12 (q, J = 6.8 Hz, 1H), 6.80 (s, 1H).
LC-MS (METCR1600): 96% (UV), Rt= 3.74分, m/z (ESI+)= 255.2 [M+H]+
メチルN-{1-[(2-メチルプロピル)カルバモイル]-1-オキソプロパン-2-イル}-N-[(オキサン-4-イル)メチル]カルバメート(FP152)
[0553]表題化合物は、方法A、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でメチルN-{1-ヒドロキシ-1-[(2-メチル-プロピル)カルバモイル]プロパン-2-イル}-N-[(オキサン-4-イル)メチル]カルバメート(I-265)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)による精製後にオフホワイトの粉末(210mg、純度97%、38%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.92 (d, J = 6.7 Hz, 6H), 1.26-1.37 (m, 2H),
1.44 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 1.60-1.68 (m, 2H), 1.75-1.84 (m, 1H), 1.85-1.95 (m, 1H), 3.01-3.11 (m, 1H), 3.13-3.20 (m, 1H), 3.27-3.34 (m, 2H), 3.34-3.45 (m, 2H), 3.64 (s, 3H), 3.93-4.01 (m, 2H), 4.27 (q, J = 6.7 Hz, 1H), 6.53-6.79 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 97% (UV), Rt= 4.10分, m/z (ESI+)= 329.3 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-[(4-フルオロフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP153)
[0554]表題化合物は、方法A、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-[(4-フルオロ-フェニル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-266)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~60%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)およびヘプタン中での摩砕による精製後にオフホワイトの粉末(8mg、純度97%、7%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.23-0.28 (m, 2H), 0.52-0.60 (m, 2H), 0.94-1.05 (m, 1H), 1.58 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 3.15-3.23 (m, 2H), 5.48 (p, J = 7.2 Hz, 1H), 6.78-6.87 (m, 1H), 6.95-7.05 (m, 1H), 7.08-7.16 (m, 2H), 7.78-7.88 (m, 2H).
LC-MS (METCR1600): 97% (UV), Rt= 3.84分, m/z (ESI+)= 293.2 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソ-3-(フェニルホルムアミド)ヘキサン
アミド(FP154)
[0555]表題化合物は、方法A、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(フェニルホルムアミド)ヘキサンアミド(I-267)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~45%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの固体(85mg、純度97%、35%)として得た。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.18-0.29 (m, 2H), 0.50-0.61 (m, 2H), 0.93-1.03 (m, 4H), 1.39-1.52 (m, 2H), 1.70-1.83 (m, 1H), 1.98-2.11 (m, 1H), 3.11-3.23 (m, 2H), 5.41-5.53 (m, 1H), 6.85-6.95 (m, 1H), 6.95-7.07 (m, 1H), 7.40-7.48 (m, 2H), 7.48-7.55 (m, 1H), 7.77-7.88 (m, 2H).
LC-MS (METCR1600): 97% (UV), Rt= 4.33分, m/z (ESI+)= 303.3 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソ-3-(フェニルホルムアミド)ペンタンアミド(FP155)
[0556]表題化合物は、方法A、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(フェニルホルムアミド)ペンタンアミド(I-268)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~60%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの固体(34mg、純度96%、31%)として得た。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.19-0.29 (m, 2H), 0.50-0.60 (m, 2H), 0.94-1.06 (m, 4H), 1.81-1.92 (m, 1H), 2.11-2.22 (m, 1H), 3.14-3.22 (m, 2H), 5.38-5.50 (m, 1H), 6.87-6.96 (m, 1H), 6.97-7.07 (m, 1H), 7.42-7.48 (m, 2H), 7.48-7.56 (m, 1H), 7.77-7.86 (m, 2H).
LC-MS (METCR1600): 96% (UV), Rt= 4.04分, m/z (ESI+)= 289.2 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-[(2-メチルフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP156)
[0557]表題化合物は、方法A、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(2-メチルフェニル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-269)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~45%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの固体(91mg、純度100%、24%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.19-0.31 (m, 2H), 0.50-0.62 (m, 2H), 0.93-1.05 (m, 1H), 1.56 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 2.45 (s, 3H), 3.15-3.21 (m, 2H), 5.47 (p,
J = 7.2 Hz, 1H), 6.34-6.45 (m, 1H), 6.96-7.08 (m, 1H), 7.19-7.24 (m, 2H), 7.31-7.35 (m, 1H), 7.40-7.43 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 3.88分, m/z (ESI+)= 289.3 [M+H]+
(3S)-N-(シクロプロピルメチル)-3-[(2-メチルフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミドおよび(3R)-N-(シクロプロピルメチル)-3-[(2-メチルフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP157~158)((R)および(S)の割り当ては任意)
[0558]N-(シクロプロピルメチル)-3-[(2-メチルフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP156)(65.2mg、0.23mmol)を、Gilson LC[カラム:室温のChiralcel OJ-H(20mm×250mm、5μm);定組成溶離液:9:1 ヘプタン/IPA;流速:15mL/分;検出器波長;210/254nm;希釈溶媒:IPA;注入容量:500~1000μL]上でのキラル分離により精製して、11.5mgのエナンチオマー2(FP158)をオフホワイトの粉末(>99%ee、17%)として得た。混合画分を同じ条件で再精製して、10.3mgのエナンチオマー1(FP157)をオフホワイトの固体(86%ee、13%)として得た。
【0148】
エナンチオマー1(FP157)
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.19-0.32 (m, 2H), 0.50-0.64 (m, 2H), 0.94-1.06 (m, 1H), 1.57 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 2.45 (s, 3H), 3.13-3.25 (m, 2H), 5.48 (p,
J = 7.2 Hz, 1H), 6.38 (d, J = 6.7 Hz, 1H), 7.00 (br. s, 1H), 7.19-7.24 (m, 2H),
7.30-7.35 (m, 1H), 7.40-7.44 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 96% (UV), Rt= 2.55分, m/z (ESI+)= 289.1 [M+H]+
LC-MS (CAM-1): 93% (UV), Rt= 10.38分, 86% ee
エナンチオマー2(FP158)
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.22-0.35 (m, 2H), 0.52-0.66 (m, 2H), 0.98-1.07 (m, 1H), 1.60 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 2.48 (s, 3H), 3.15-3.28 (m, 2H), 5.50 (p,
J = 7.2 Hz, 1H), 6.41 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 7.03 (br. s, 1H), 7.22-7.27 (m, 2H),
7.33-7.38 (m, 1H), 7.42-7.46 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 97% (UV), Rt= 2.55分, m/z (ESI+)= 289.1 [M+H]+
LC-MS (CAM-2): 99% (UV), Rt= 6.11分, >99% ee
N-(シクロプロピルメチル)-3-[(4-メチルフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP159)
[0559]表題化合物は、方法A、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(4-メチルフェニル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-270)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~45%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの固体(46mg、純度97%、16%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.20-0.30 (m, 2H), 0.51-0.59 (m, 2H), 0.94-1.03 (m, 1H), 1.57 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 2.40 (s, 3H), 3.15-3.23 (m, 2H), 5.47 (p,
J = 7.2 Hz, 1H), 6.76-6.88 (m, 1H), 6.96-7.06 (m, 1H), 7.24 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 7.70 (d, J = 8.1 Hz, 2H).
LC-MS (METCR1600): 97% (UV), Rt= 3.98分, m/z (ESI+)= 289.3 [M+H]+
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-(N-メチル-1-フェニルホルムアミド)-2-オキソブタンアミド(FP160)
[0560]表題化合物は、方法A、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-(N-メチル-1-フェニルホルムアミド)ブタンアミド(I-285)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)による精製後に黄色粘性油状物(117mg、純度95%、64%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.40 (d, J = 6.7 Hz, 3H), 2.77-3.04 (m, 3H), 4.20-4.34 (m, 1H), 4.41 (dd, J = 6.7, 15.2 Hz, 1H), 4.46-5.07 (m, 1H), 7.16-7.26 (m, 3H), 7.26-7.37 (m, 3H), 7.39-7.47 (m, 3H), 9.06-9.36 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 95% (UV), Rt= 3.25分, m/z (ESI+)= 359.1/361.0 [M+H]+
3-(シクロヘキシルホルムアミド)-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソブタンアミド(FP161)
[0561]表題化合物は、方法A、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式で3-(シクロヘキシルホルムアミド)-N-(シクロ-プロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-271)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)による精製後に褐色ゴム状物(13mg、純度99%、29%)として得た。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.18-0.28 (m, 2H), 0.49-0.59 (m, 2H), 0.91-1.03 (m, 1H), 1.15-1.33 (m, 4H), 1.36-1.50 (m, 4H), 1.64-1.69 (m, 1H), 1.74-1.81 (m, 2H), 1.81-1.91 (m, 2H), 2.12 (tt, J = 3.5, 11.7 Hz, 1H), 3.11-3.22 (m, 2H), 5.23 (p, J = 7.2 Hz, 1H), 6.10 (d, J = 6.3 Hz, 1H), 6.96 (s, 1H).
LC-MS (METCR1600): 99% (UV), Rt= 3.97分, m/z (ESI+)= 281.3 [M+H]+
方法B:室温でのDMPの添加および複数回の抽出/精製
3-(N-シクロヘキシル-2-メタンスルホンアミドアセトアミド)-N-(シクロヘキシルメチル)-2-オキソブタン-アミド(FP162)
[0562]DCM(2mL)中の3-(N-シクロヘキシル-2-メタンスルホンアミドアセトアミド)-N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-284、純度98%、47.6mg、0.11mmol)の撹拌溶液に、DMP(56.2mg、0.13mmol)を添加し、反応物を5分間撹拌した。飽和NaHCO(2mL)を添加し、相をTelos(登録商標)疎水性フリットに通して分離した。水層をDCM(2mL×2)で抽出し、合わせた有機層を真空中で濃縮した。粗残留物を4:1:1
MeCN/HO/DMSO(1.1mL)に溶解し、2回濾過し、分取LC(酸性pH、標準溶出法)により精製した。純粋な画分を合わせ、飽和NaHCOでpH7~8に中和し、DCMで抽出した。有機相を真空中で濃縮した。得られた固体を真空オーブン内にて40℃で10分間乾燥させて、15.5mgの3-(N-シクロヘキシル-2-メタンスルホンアミドアセトアミド)-N-(シクロヘキシルメチル)-2-オキソブタンアミドをオフホワイトの粉末(純度100%、33%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.78-1.54 (m, 15H), 1.61-2.24 (m, 9H), 2.87-3.23 (m, 5H), 3.38-3.70 (m, 1H), 3.87-4.03 (m, 1H), 4.13-4.60 (m, 2H), 5.10-5.34
(m, 1H), 6.52-6.74 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 100% (UV), Rt= 3.61分, m/z (ESI+)= 447.3 [M+H+NH3]+
方法C:0℃でのDMPの添加
N-(シクロプロピルメチル)-3-[(2,6-ジクロロフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP163)
[0563]0℃でDCM(10mL)中のN-(シクロプロピルメチル)-3-[(2,6-ジクロロ-フェニル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-272、349mg、1.01mmol)の撹拌氷冷溶液に、DMP(514.5mg、1.21mmol)を添加した。混合物を室温で18時間撹拌し、飽和NaHCO(10mL)を添加し、反応物を20分間撹拌した。懸濁液を濾過し、二相濾液を分離した。水層をDCM(10mL)で抽出し、合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗生成物を1:1 MeCN/HOに溶解し、2回濾過し、分取LC(酸性pH、標準溶出法)上で精製して、208mgのN-(シクロプロピルメチル)-3-[(2,6-ジクロロフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミドをクリーム色固体(純度97%、58%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.23 (p, J = 4.9 Hz, 2H), 0.50-0.58 (m, 2H),
0.93-1.03 (m, 1H), 1.60 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 3.12-3.22 (m, 2H), 5.57 (p, J = 7.2 Hz, 1H), 6.52 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 7.01 (s, 1H),7.22-7.25 (m, 1H), 7.29-7.31 (m, 2H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 97% (UV), Rt= 2.64分, m/z (ESI+)= 343.0/345.0 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-[(2-フルオロフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP164)
[0564]表題化合物は、方法C、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-[(2-フルオロ-フェニル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-273)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にクリーム色粉末(144mg、純度100%、59%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.19-0.30 (m, 2H), 0.50-0.58 (m, 2H), 0.94-1.04 (m, 1H), 1.58 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 3.13-3.25 (m, 2H), 5.48-5.62 (m, 1H), 7.01 (s, 1H), 7.10-7.19 (m, 1H), 7.24-7.28 (m, 1H), 7.33-7.43 (m, 1H), 7.44-7.54 (m, 1H), 8.07 (td, J = 1.9, 7.9 Hz, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 100% (UV), Rt= 2.48分, m/z (ESI+)= 293.1 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-4-メチル-2-オキソ-3-(フェニルホルムアミ
ド)ペンタンアミド(FP165)
[0565]表題化合物は、方法C、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-3-(フェニルホルムアミド)ペンタンアミド(I-274)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(50mg、純度100%、33%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.22-0.27 (m, 2H), 0.53-0.60 (m, 2H), 0.92-1.03 (m, 4H), 1.08 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 2.41-2.54 (m, 1H), 3.11-3.25 (m, 2H), 5.37 (dd, J = 5.7, 8.7 Hz, 1H), 6.96-7.06 (m, 2H), 7.42-7.48 (m, 2H), 7.50-7.55 (m,
1H), 7.80-7.84 (m, 2H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 100% (UV), Rt= 3.12分, m/z (ESI+)= 303.1 [M+H]+
3-[(2-ブロモフェニル)ホルムアミド]-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソブタンアミド(FP166)
[0566]表題化合物は、方法C、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式で3-[(2-ブロモフェニル)ホルムアミド]-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-275)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(64mg、純度99%、21%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.20-0.31 (m, 2H), 0.51-0.61 (m, 2H), 0.95-1.05 (m, 1H), 1.60 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 3.14-3.24 (m, 2H), 5.54 (p, J = 7.2 Hz, 1H), 6.71 (d, J = 6.5 Hz, 1H), 7.03 (s, 1H), 7.27-7.32 (m, 1H), 7.37 (td, J = 1.1, 7.5 Hz, 1H), 7.56 (dd, J = 1.7, 7.6 Hz, 1H), 7.60 (dd, J = 1.0, 8.0 Hz, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 99% (UV), Rt= 2.56分, m/z (ESI+)= 353.0/355.0 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソ-3-(2-フェニルアセトアミド)ブタンアミド(FP167)
[0567]表題化合物は、方法C、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(2-フェニルアセトアミド)ブタンアミド(I-276)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(26.5mg、純度98%、38%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.16-0.29 (m, 2H), 0.47-0.61 (m, 2H), 0.91-1.00 (m, 1H), 1.39 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 3.07-3.21 (m, 2H), 3.59 (s, 2H), 5.27 (p,
J = 7.2 Hz, 1H), 6.02 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 6.92 (br. s, 1H), 7.27-7.33 (m, 3H),
7.34-7.40 (m, 2H).
LC-MS (METCR1600): 98% (UV), Rt= 3.76分, m/z (ESI+)= 289.2 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-[(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP168)
[0568]表題化合物は、方法C、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-277)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色粘性油状物(52mg、純度97%、32%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.20-0.30 (m, 2H), 0.49-0.60 (m, 2H), 0.92-1.05 (m, 1H), 1.57 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 3.12-3.25 (m, 2H), 4.02 (s, 3H), 5.49 (p,
J = 7.2 Hz, 1H), 6.96-7.11 (m, 3H), 7.46 (ddd, J = 1.9, 7.4, 8.4 Hz, 1H), 8.17 (dd, J = 1.8, 7.8 Hz, 1H), 8.57 (d, J = 5.5 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1600): 97% (UV), Rt= 3.93分, m/z (ESI+)= 305.5 [M+H]+
3-[(2-クロロフェニル)ホルムアミド]-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソブタンアミド(FP169)
[0569]表題化合物は、方法C、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式で3-[(2-クロロフェニル)ホルムアミド]-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-278)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(25.6mg、純度100%、14%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.19-0.32 (m, 2H), 0.50-0.64 (m, 2H), 0.94-1
.06 (m, 1H), 1.60 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 3.13-3.26 (m, 2H), 5.55 (p, J = 7.2 Hz, 1H), 6.84-7.09 (m, 2H), 7.31-7.44 (m, 3H), 7.69 (dd, J = 1.7, 7.6 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 3.80分, m/z (ESI+)= 309.4/311.4 [M+H]+
3-[(4-クロロフェニル)ホルムアミド]-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソブタンアミド(FP170)
[0570]表題化合物は、方法C、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式で3-[(4-クロロフェニル)ホルムアミド]-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-279)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中40~100%TBME勾配、次いでDCM中0~10%MeOH勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(45.3mg、純度100%、18%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.19-0.32 (m, 2H), 0.50-0.63 (m, 2H), 0.93-1.05 (m, 1H), 1.58 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 3.13-3.25 (m, 2H), 5.48 (p, J = 7.2 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 6.5 Hz, 1H), 6.93-7.09 (m, 1H), 7.40-7.45 (m, 2H), 7.73-7.77 (m, 2H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.12分, m/z (ESI+)= 309.4/311.4 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-[(3-メチルフェニル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP171)
[0571]表題化合物は、方法C、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(3-メチルフェニル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-280)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)、続いて順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中0~5%MeOH勾配)による精製後にオフホワイトの粉末(45.1mg、純度100%、29%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.19-0.32 (m, 2H), 0.49-0.63 (m, 2H), 0.93-1.05 (m, 1H), 1.58 (d, J = 7.3 Hz, 3H), 2.41 (s, 3H), 3.14-3.24 (m, 2H), 5.48 (p,
J = 7.2 Hz, 1H), 6.82 (br. d, J = 6.7 Hz, 1H), 6.94-7.11 (m, 1H), 7.30-7.35 (m,
2H), 7.56-7.60 (m, 1H), 7.63 (br. s, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.01分, m/z (ESI+)= 289.5 [M+H]+
3-[(3-クロロフェニル)ホルムアミド]-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソブタンアミド(FP172)
[0572]表題化合物は、方法C、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式で3-[(3-クロロフェニル)ホルムアミド]-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-281)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中0~10%MeOH勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(102.4mg、純度98%、36%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.19-0.32 (m, 2H), 0.50-0.64 (m, 2H), 0.93-1.06 (m, 1H), 1.58 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 3.13-3.26 (m, 2H), 5.48 (p, J = 7.2 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 6.7 Hz, 1H), 6.93-7.10 (m, 1H), 7.39 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.49 (ddd, J = 1.0, 2.0, 8.0 Hz, 1H), 7.67 (dt, J = 1.2, 7.7 Hz, 1H), 7.80 (t, J = 1.8 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1600): 98% (UV), Rt= 4.12分, m/z (ESI+)= 309.4/311.4 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-[(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP173)
[0573]表題化合物は、方法C、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-[(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-282)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(21.5mg、純度100%、29%)
として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.18-0.31 (m, 2H), 0.49-0.63 (m, 2H), 0.92-1.04 (m, 1H), 1.46 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 1.67-1.91 (m, 4H), 1.90-2.00 (m, 2H), 2.11-2.30 (m, 3H), 3.10-3.23 (m, 2H), 5.25 (p, J = 7.2 Hz, 1H), 6.13 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 6.82-7.08 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 3.83分, m/z (ESI+)= 317.2 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-[(3,3-ジフルオロシクロブチル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP174)
[0574]表題化合物は、方法C、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-[(3,3-ジフルオロシクロブチル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-283)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(29.5mg、純度100%、18%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.18-0.32 (m, 2H), 0.49-0.63 (m, 2H), 0.93-1.04 (m, 1H), 1.47 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 2.66-2.95 (m, 5H), 3.11-3.23 (m, 2H), 5.30 (p, J = 7.2 Hz, 1H), 6.13 (d, J = 6.3 Hz, 1H), 6.96 (br. s, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 3.57分, m/z (ESI+)= 289.4 [M+H]+
一般手順2b(一般スキーム15):酸化
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]-2-オキソブタンアミド(I-286)
[0575]0℃でDCM(6mL)中のN-[(3-クロロフェニル)メチル]-2-ヒドロキシ-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]ブタンアミド(I-54、300mg、0.86mmol)およびDIPEA(0.6mL、3.44mmol)の撹拌氷冷溶液に、DMSO(1mL)中の三酸化硫黄-ピリジン錯体(274mg、1.72mmol)を添加し、反応物を0℃で30分間撹拌した。三酸化硫黄-ピリジン錯体(274mg、1.72mmol)を添加し、混合物を0℃で30分間撹拌した。溶液をEtOAc(8mL)で希釈し、飽和NHCl(6mL)を添加した。水層をEtOAc(2×8mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(6mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗生成物を逆相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(12g SNAP Ultra C18カートリッジ、水中10~100%ACN勾配)により精製して、62.2mgのN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]-2-オキソブタンアミドを黄色油状物(純度97%、71%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.53 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 3.86 (s, 3H), 4.42-4.52 (m, 2H), 4.78-5.12 (m, 1H), 5.17 (q, J = 7.0 Hz, 1H), 6.59 (dd, J = 1.3, 7.8 Hz, 1H), 6.71 (td, J = 1.5, 7.8 Hz, 1H), 6.79 (dd, J = 1.3, 8.0 Hz, 1H), 6.83
(td, J = 1.4, 7.6 Hz, 1H), 7.10-7.16 (m, 1H), 7.19 (s, 1H), 7.24-7.26 (m, 1H), 7.26-7.30 (m, 2H).
LC-MS (METCR1600): 97% (UV), Rt= 5.10分, m/z (ESI+)= 347.2/349.1 [M+H]+
一般手順3b(一般スキーム15):キャッピング
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[2-メトキシ-N-(2-メトキシフェニル)アセトアミド]-2-オキソブタン-アミド(FP175)
[0576]DCM(3mL)中のN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]-2-オキソブタンアミド(I-286、56mg、0.16mmol)およびDIPEA(40μL、0.24mmol)の撹拌溶液に、メトキシアセチルクロリド(18μL、0.19mmol)を滴下添加した。反応物を30分間撹拌し、飽和NaHCO(3mL)を添加した。水層をDCM(3×5mL)で抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗物質をフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)により精製して、56mgのN-[(3-クロロフェ
ニル)メチル]-3-[2-メトキシ-N-(2-メトキシフェニル)アセトアミド]-2-オキソブタンアミドを黄色油状物(純度98%、81%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.88-1.31 (m, 3H), 3.01-3.18 (m, 3H), 3.46-3.55 (m,
1H), 3.56-3.70 (m, 1H), 3.79-3.87 (m, 3H), 4.27-4.43 (m, 2H), 4.45-5.44 (m, 1H), 7.01-7.10 (m, 1H), 7.14-7.20 (m, 1H), 7.24-7.75 (m, 6H), 9.10-9.32 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 98% (UV), Rt= 3.42分, m/z (ESI+)= 419.1/421.1 [M+H]+
一般手順4(一般スキーム15):キャッピング/酸化
方法A:酸塩化物によるキャッピング、続いてDMPを使用する酸化
N-(シクロヘキシルメチル)-3-(N-メチル-1-フェニルホルムアミド)-2-オキソブタンアミド(FP176)
[0577]0℃でDCM(8mL)中のN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(メチルアミノ)ブタンアミド(I-248、純度95%、300mg、1.25mmol)およびDIPEA(0.62mL、3.54mmol)の撹拌氷冷溶液に、DCM(2mL)中の塩化ベンゾイル(0.16mL、1.38mmol)の溶液を5分間かけて滴下添加した。反応物を4時間撹拌し、DCM(10mL)で希釈し、次いで飽和NaHCO(20mL)および水(20mL)で洗浄した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮して、600mgの褐色粘性油状物を得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
【0149】
[0578]DCM(5mL)中の上記で調製した粗油状物の撹拌溶液に、DMP(306mg、0.72mmol)を室温で添加し、混合物を1時間撹拌した。反応混合物を飽和NaHCO(10mL)で洗浄し、水層をDCM(2×10mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。粗物質を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)により精製して、38mgのN-(シクロヘキシルメチル)-3-(N-メチル-1-フェニルホルム-アミド)-2-オキソブタンアミドを無色油状物(純度97%、16%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.85-0.98 (m, 2H), 1.07-1.25 (m, 3H), 1.45-1.56 (m, 4H), 1.62-1.76 (m, 5H), 3.05-3.21 (m, 5H), 4.38 (q, J = 6.8 Hz, 1H), 6.74-6.86 (m, 1H), 7.37-7.45 (m, 5H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 97% (UV), Rt= 3.43分, m/z (ESI+)= 331.2 [M+H]+
方法B:HATUカップリング、続いて三酸化硫黄ピリジン錯体を使用する酸化
N-(シクロヘキシルメチル)-3-[2-(ジメチルアミノ)-N-メチルアセトアミド]-2-オキソブタンアミド(FP177)
[0579]DCM(5mL)中のN,N-ジメチルグリシン(86mg、0.83mmol)およびN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(メチルアミノ)ブタンアミド(I-248、純度95%、200mg、0.83mmol)の撹拌懸濁液に、DIPEA(0.29mL、1.67mmol)およびHATU(350mg、0.92mmol)を添加した。反応物を45分間撹拌し、氷浴中で冷却し、DMSO(2mL)中の三酸化硫黄-ピリジン錯体(264mg、1.66mmol)の溶液を添加した。混合物を45分間冷却しながら、次いで室温で撹拌し、DIPEA(0.29mL、1.67mmol)を添加した。反応物を室温で2時間撹拌し、次いで三酸化硫黄ピリジン錯体(264mg、1.66mmol)を添加した。18時間後、DMSO(1mL)中のDIPEA(0.29mL、1.67mmol)および三酸化硫黄ピリジン錯体(264mg、1.66mmol)を添加し、混合物を4時間撹拌した。三酸化硫黄ピリジン錯体(264mg、1.66mmol)を添加し、撹拌を1.5時間続けた。反応物をDCM(5mL)で希釈し、水(5×10mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、暗色油状物を得、これを分取LC(高pH、標準溶出法)により精製した。次いで、物質を2g Isolute SCX-2カートリッジ上に装填し、EtOAc、続いてEtOAc中10%MeOHおよびEtOAc中10%7Nメタ
ノール性アンモニアで溶出した。純粋な画分を合わせ、真空中で濃縮して、27mgのN-(シクロヘキシルメチル)-3-[2-(ジメチルアミノ)-N-メチルアセトアミド]-2-オキソブタンアミドを黄色油状物(H NMRによる純度85%、9%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.87-1.00 (m, 2H), 1.11-1.28 (m, 3H), 1.38-1.48 (m, 3H), 1.50-1.76 (m, 6H), 1.90-2.27 (m, 6H), 2.83-3.39 (m, 7H), 4.15-5.37 (m, 1H), 6.73-7.00 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 97% (UV), Rt= 4.25分, m/z (ESI+)= 312.3 [M+H]+
[0580]さらなる化合物(FP205~FP214)を一般スキーム15により合成した。これらの化合物は追加の化合物セクションに記載する。
【0150】
ジヒドロオキサゾール経路:最終生成物(FP178~184)の合成
一般スキーム16:
【0151】
【化22】
一般手順1(一般スキーム16):ジヒドロオキサゾール形成
N-(シクロプロピルメチル)-4-メチル-2-フェニル-4,5-ジヒドロ-1,3-オキサゾール-5-カルボキサミド(I-287)
[0581]DCM(15mL)中のN-(シクロプロピルメチル)-3-メチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-30、200mg、1.29mmol)の激しく撹拌した溶液に、ベンゾニトリル(0.66mL、6.44mmol)、続いてエトキシエタン-トリフルオロボラン(1:1、0.81mL、6.44mmol)を5分間かけて滴下添加した。混合物を18時間撹拌した。飽和NaHCO(10mL)を添加し、混合物を45分間激しく撹拌した。有機層を分離し、Telos(登録商標)疎水性フリットに通して乾燥させ、真空中で濃縮した。粗物質を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)により精製して、70.5mgのN-(シクロプロピルメチル)-4-メチル-2-フェニル-4,5-ジヒドロ-1,3-オキサゾール-5-カルボキサミドを黄色油状物(純度92%、19%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.21-0.31 (m, 2H), 0.49-0.60 (m, 2H), 0.95-1.06 (m, 1H), 1.34 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 3.15-3.23 (m, 1H), 3.23-3.32 (m, 1H), 4.71-4.82 (m, 1H), 5.12 (d, J = 10.1 Hz, 1H), 6.50 (s, 1H), 7.47-7.54 (m, 2H), 7.55-7.62 (m, 1H), 8.05 (d, J = 7.5 Hz, 2H).
LC-MS (METCR1410): 92% (UV), Rt= 0.97分, m/z (ESI+)= 259.4 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-4-メチル-2-フェニル-4,5-ジヒドロ-1,3-オキサゾール-5-カルボキサミド(I-288)
[0582]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム16)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-34)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に黄色油状物(28.2mg、純度100%、12%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.87-0.99 (m, 2H), 1.11-1.26 (m, 4H), 1.27 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 1.44-1.54 (m, 1H), 1.61-1.77 (m, 4H), 3.11-3.25 (m, 2H), 4.70 (dq, J = 6.9, 10.1 Hz, 1H), 5.05 (d, J = 10.1 Hz, 1H), 6.42 (s, 1H), 7.45 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 7.50-7.57 (m, 1H), 7.95-8.01 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 1.13分, m/z (ESI+)= 301.5 [M+H]+
一般手順2(一般スキーム16):開環
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(フェニルホルムアミド)ブタンアミド(I-289)
[0583]EtOH(5mL)中のN-(シクロプロピルメチル)-4-メチル-2-フェニル-4,5-ジヒドロ-1,3-オキサゾール-5-カルボキサミド(I-287、純度92%、70.5mg、0.25mmol)の撹拌溶液に、1M HCl(1mL)を添加した。反応物を密封管内にて80℃で2時間加熱した。混合物を冷却し、真空中で濃縮した。残留物をDCM(5mL)に溶解し、飽和NaHCO(5mL)で洗浄した。有機層をTelos(登録商標)疎水性フリットに通して乾燥させ、真空中で濃縮した。残留物を真空中にて40℃で乾燥させて、64.5mgのN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(フェニルホルムアミド)ブタンアミドをオフホワイトの固体(H NMRによる純度78%、14%)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.10-0.22 (m, J = 5.0 Hz, 2H), 0.37-0.48 (m,
2H), 0.85-0.93 (m, 1H), 1.44 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 3.06-3.17 (m, 2H), 4.28 (d, J
= 1.6 Hz, 1H), 4.39 (qd, J = 1.7, 7.1 Hz, 1H), 6.59 (d, J = 6.7 Hz, 1H), 7.05 (s, 1H), 7.44 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 7.50-7.57 (m, 1H), 7.73-7.80 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 80% (UV), Rt= 0.77分, m/z (ESI+)= 277.5 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(フェニルホルムアミド)ブタンアミド(I-290)
[0584]表題化合物は、一般手順2(一般スキーム16)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-4-メチル-2-フェニル-4,5-ジヒドロ-1,3-オキサゾール-5-カルボキサミド(I-288)から合成して、後処理後にオフホワイトの固体(59.7mg、純度58%、14%)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.78-0.98 (m, 2H), 0.99-1.27 (m, 4H), 1.39 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 1.48 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 1.53-1.77 (m, 4H), 3.07-3.22 (m, 2H), 4.26 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 4.38 (td, J = 1.6, 7.1 Hz, 1H), 6.62 (d, J = 6.2 Hz, 1H), 6.98 (s, 1H), 7.40-7.65 (m, 3H), 7.72-7.80 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 50% (UV), Rt= 0.93分 (二重ピーク), m/z (ESI+)= 319.4 [M+H]+
一般手順3(一般スキーム16):酸化
N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソ-3-(フェニルホルムアミド)ブタンアミド(FP178)
[0585]DCM(6mL)中のN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(フェニルホルムアミド)ブタンアミド(I-289、H NMRによる純度78%、64.5mg、0.19mmol)に、DMP(99mg、0.23mmol)を添加し、反応物を18時間撹拌した。DMP(99mg、0.23mmol)を添加し、反応物を2時間撹拌した。飽和NaHCO(6mL)を添加し、水性相をDCM(3mL)で抽出した。合わせた有機層をTelos(登録商標)疎水性フリットに通して乾燥させ、真空中で濃縮した。粗物質を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10
g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いて水中での摩砕により精製した。得られた固体を真空中で18時間乾燥させて、45.1mgのN-(シクロプロピルメチル)-2-オキソ-3-(フェニルホルムアミド)ブタンアミドをオフホワイトの固体(純度97%、68%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.90-1.02 (m, 2H), 1.10-1.29 (m, 3H), 1.51 (dt, J = 3.4, 11.4 Hz, 1H), 1.58 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 1.69 (dd, J = 11.0, 27.9 Hz, 5H), 3.11-3.24 (m, 2H), 5.47 (p, J = 7.2 Hz, 1H), 6.88 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 6.91-6.99 (m, 1H), 7.45 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 7.52 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 7.77-7.85 (m, 2H).
LC-MS (METCR1600): 97% (UV), Rt= 3.75分, m/z (ESI+)= 275.3 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-2-オキソ-3-(フェニルホルムアミド)ブタンアミド(FP179)
[0586]表題化合物は、一般手順3(一般スキーム2)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(フェニルホルムアミド)ブタンアミド(I-290)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いてアセトニトリル中での摩砕による精製後にオフホワイトの固体(13.3mg、純度100%、45%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.26 (q, J = 4.8 Hz, 2H), 0.53-0.60 (m, 2H),
0.94-1.06 (m, 1H), 1.58 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 3.19 (ddd, J = 2.5, 5.9, 7.9 Hz, 2H), 5.50 (p, J = 7.2 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 6.2 Hz, 1H), 7.01 (s, 1H), 7.45 (t, J
= 7.6 Hz, 2H), 7.50-7.56 (m, 1H), 7.78-7.84 (m, 2H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.58分, m/z (ESI+)= 317.3 [M+H]+
一般スキーム17:
【0152】
【化23】
一般手順1(一般スキーム17):エポキシ化
エチル3-メチルオキシラン-2-カルボキシレート(I-291)
[0587]DCM中のエチル(2E)-ブタ-2-エノエート(5g、43.8mmol)の撹拌溶液に、m-CPBA(70%、11.88g、48.19mmol)を少量ずつ添加した。反応物を40℃で18時間撹拌し、濾過し、m-クロロ安息香酸を冷DCMで洗浄した。濾液を1M NaCO、水およびブラインで連続的に洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。粗物質を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中10~60%EtOAc勾配)により精製して、1.79gのエチル3-メチルオキシラン-2-カルボキシレートを淡黄色油状物(H NMRによる純度95%、31%)として得た。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.30 (t, J = 7.1 Hz, 3H), 1.40 (d, J = 5.1 Hz, 3H), 3.17 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 3.23 (qd, J = 1.9, 5.1 Hz, 1H), 4.23 (qq, J =
7.1, 10.8 Hz, 2H).
エチル3-エチルオキシラン-2-カルボキシレート(I-292)
[0588]表題化合物は、室温にて1週間、一般手順1(一般スキーム17)と同様の様式でエチル(2E)-ペンタ-2-エノエートから合成して、EtOAc中での摩砕後に橙色油状物(7.1g、H NMRによる純度74%、47%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.01 (t, J = 7.5 Hz, 3H), 1.29 (t, J = 7.1 Hz, 3H), 1.57-1.75 (m, 2H), 3.14 (ddd, J = 1.9, 4.8, 5.9 Hz, 1H), 3.22 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 4.22 (qq, J = 7.1, 10.8 Hz, 2H).
エチル3-プロピルオキシラン-2-カルボキシレート(I-293)
[0589]表題化合物は、室温にて1週間、一般手順1(一般スキーム17)と同様の様式でエチル(2E)-ヘキサ-2-エノエートから合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)後に橙色油状物(1.8g、H NMRによる純度90%、15%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.91 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 1.23 (t, J = 7.1 Hz, 3H), 1.40-1.60 (m, 4H), 3.08 (ddd, J = 1.9, 4.8, 6.4 Hz, 1H), 3.14 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 4.12-4.21 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 61% (UV), Rt= 0.96分, m/z (ESI+)= 159.5 [M+H]+
一般手順2(一般スキーム17):ジヒドロオキサゾール形成
エチル4-メチル-2-フェニル-4,5-ジヒドロ-1,3-オキサゾール-5-カルボキシレート(I-294)
[0590]DCM(40mL)中のエチル3-メチルオキシラン-2-カルボキシレート(I-291)(1.09g、8.38mmol)の激しく撹拌した溶液に、ベンゾニトリル(4.29mL、41.88mmol)、続いてエトキシエタン-トリフルオロボラン(1:1、5.3mL、41.88mmol)を5分間かけて滴下添加した。反応物を1時間撹拌し、飽和NaHCO(40mL)を添加し、混合物を30分間激しく撹拌した。水層を分離し、DCM(2×20mL)で抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。粗物質を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~20%EtOAc勾配)により精製して、961mgのエチル4-メチル-2-フェニル-4,5-ジヒドロ-1,3-オキサゾール-5-カルボキシレートを粘性薄黄色油状物(純度96%、47%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.29-1.36 (m, 6H), 4.29 (q, J = 7.1 Hz, 2H),
4.71 (dq, J = 6.9, 10.2 Hz, 1H), 5.13 (d, J = 10.2 Hz, 1H), 7.40-7.47 (m, 2H), 7.46-7.55 (m, 1H), 7.98-8.04 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 96% (UV), Rt= 1.10分, m/z (ESI+)= 234.1 [M+H]+
エチル4-エチル-2-フェニル-4,5-ジヒドロ-1,3-オキサゾール-5-カルボキシレート(I-295)
[0591]表題化合物は、一般手順2(一般スキーム17)と同様の様式でエチル3-エチルオキシラン-2-カルボキシレート(I-292)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~35%EtOAc勾配)による精製後に黄色油状物(448mg、純度95%、50%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.13 (t, J = 7.33 Hz, 3H), 1.31 (t, J = 7.14
Hz, 3H), 1.39-1.83 (m, 2H), 4.17-4.34 (m, 2H), 4.37-4.55 (m, 1H), 5.11 (d, J = 10.22 Hz, 1H), 7.34-7.57 (m, 3H), 7.91-8.06 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 95% (UV), Rt= 1.17分, m/z (ESI+)= 248.2 [M+H]+
エチル2-フェニル-4-プロピル-4,5-ジヒドロ-1,3-オキサゾール-5-カルボキシレート(I-296)
[0592]表題化合物は、一般手順2(一般スキーム17)と同様の様式でエチル3-プロ
ピルオキシラン-2-カルボキシレート(I-293)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~20%EtOAc勾配)による精製後に無色粘性油状物(518mg、純度92%、58%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.89-1.03 (m, 3H), 1.31 (t, J = 7.14 Hz, 3H), 1.43-1.78 (m, 4H), 4.27 (q, J = 7.10 Hz, 2H), 4.46-4.59 (m, 1H), 5.10 (d, J = 10.22 Hz, 1H), 7.34-7.56 (m, 3H), 7.95-8.02 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 92% (UV), Rt= 1.24分, m/z (ESI+)= 262.2 [M+H]+
一般手順3(一般スキーム17):開環
エチル2-ヒドロキシ-3-(フェニルホルムアミド)ブタノエート(I-297)
[0593]EtOH(5mL)中のエチル4-メチル-2-フェニル-4,5-ジヒドロ-1,3-オキサゾール-5-カルボキシレート(I-294、961mg、3.96mmol)の撹拌溶液に、1N HCl(2mL)を添加した。反応物を密封管内にて70℃で18時間撹拌し、室温に冷却し、真空中で濃縮した。残留物をDCM(5mL)に溶解し、飽和NaHCO(5mL)で洗浄し、水層をDCM(5mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮して、950mgのエチル2-ヒドロキシ-3-(フェニルホルムアミド)ブタノエートを無色粘性油状物として得、これは終夜静置すると固化した(純度96%、92%)。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.10-1.16 (m, 6H), 4.03-4.10 (m, 2H), 4.10-4.15 (m,
1H), 4.24-4.35 (m, 1H), 5.63 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 7.42-7.48 (m, 2H), 7.48-7.55 (m, 1H), 7.81-7.86 (m, 2H), 8.22 (d, J = 8.3 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 96% (UV), Rt= 0.80-0.95分 (2個のピーク), m/z (ESI+)= 252.2 [M+H]+
エチル2-ヒドロキシ-3-(フェニルホルムアミド)ペンタノエート(I-298)
[0594]表題化合物は、一般手順3(一般スキーム17)と同様の様式でエチル4-エチル-2-フェニル-4,5-ジヒドロ-1,3-オキサゾール-5-カルボキシレート(I-295)から合成して、後処理後にオフホワイトの固体(443mg、純度94%、91%)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.99 (t, J = 7.4 Hz, 3H), 1.32 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.39-1.76 (m, 2H), 3.23 (s, 1H), 4.22-4.40 (m, 3H), 4.44-4.60 (m, 1H), 6.36 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.39-7.59 (m, 3H), 7.75-7.85 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 94% (UV), Rt= 0.84-0.96分 (2個のピーク), m/z (ESI+)= 266.5 [M+H]+
エチル2-ヒドロキシ-3-(フェニルホルムアミド)ヘキサノエート(I-299)
[0595]表題化合物は、手順3(一般スキーム17)と同様の様式でエチル2-フェニル-4-プロピル-4,5-ジヒドロ-1,3-オキサゾール-5-カルボキシレート(I-296)から合成して、後処理後にオフホワイトの固体(447mg、純度99%、87%)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.93 (t, J = 7.1 Hz, 3H), 1.20-1.69 (m, 8H),
4.28 (td, J = 1.3, 7.1 Hz, 2H), 4.39 (d, J = 3.1 Hz, 1H), 4.60 (tt, J = 3.2, 10.1 Hz, 1H), 6.38 (d, J = 9.1 Hz, 1H), 7.37-7.61 (m, 3H), 7.72-7.90 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 12% (UV), Rt= 0.88-1.00分 (2個のピーク), m/z (ESI+)= 280.5 [M+H]+
一般手順4(一般スキーム17):アミド形成
N-(シクロペンチルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(フェニルホルムアミド)ブタンアミド(I-300)
[0596]THF(1.5mL)中の1-シクロペンチルメタンアミン塩酸塩(1:1、121mg、0.90mmol)およびDABCO(50mg、0.45mmol)の撹拌溶液に、DABAL-Me[1,4-ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン-トリメ
チルアルミニウム](1:2)、230mg、0.90mmol]を添加した。反応物を密封管内にて40℃で1時間加熱し、エチル2-ヒドロキシ-3-(フェニルホルム-アミド)ブタノエート(I-297、150mg、0.6mmol)を添加し、反応物を70℃で2時間加熱した。反応物を室温に冷却し、2N HCl(2mL)を滴下添加した。形成された沈殿物を濾過し、DCM(4mL)で洗浄した。二相濾液をTelos(登録商標)疎水性フリットに通過させ、水層をDCM(2×2mL)で洗浄した。有機層および沈殿物を合わせ、真空中で濃縮した。粗物質を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中0~10%MeOH勾配)により精製して、165mgのN-(シクロペンチルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(フェニルホルム-アミド)ブタンアミドをオフホワイトの固体(純度100%、94%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.04 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 1.12-1.22 (m, 2H), 1.40-1.64 (m, 6H), 2.04 (七重線, J = 7.6 Hz, 1H), 2.92-3.13 (m, 2H), 4.09 (dd, J = 3.5, 5.2 Hz, 1H), 4.33-4.40 (m, 1H), 5.74 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 7.43-7.48 (m, 2H), 7.49-7.54 (m, 1H), 7.77 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 7.84-7.88 (m, 2H), 8.06 (d, J = 7.9 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 1.00分, m/z (ESI+)= 305.2 [M+H]+
N-(シクロブチルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(フェニルホルムアミド)ブタンアミド(I-301)
[0597]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム17)と同様の様式でエチル2-ヒドロキシ-3-(フェニルホルム-アミド)ブタノエート(I-297)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中10~100%MeOH勾配)による精製後にオフホワイトの固体(149mg、純度100%、90%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.02 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 1.59-1.69 (m, 2H), 1.73-1.83 (m, 2H), 1.88-1.96 (m, 2H), 2.43 (dt, J = 7.6, 15.2 Hz, 1H), 3.13 (ddt, J = 6.4, 12.9, 66.9 Hz, 2H), 4.09 (s, 1H), 4.32-4.40 (m, 1H), 5.74 (d, J = 4.1 Hz, 1H), 7.42-7.48 (m, 2H), 7.49-7.54 (m, 1H), 7.75 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 7.83-7.89 (m, 2H), 8.05 (d, J = 7.9 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.94分, m/z (ESI+)291.2 [M+H]+
2-ヒドロキシ-N-(2-メチルプロピル)-3-(フェニルホルムアミド)ブタンアミド(I-302)
[0598]表題化合物は、DABCOを添加することなく一般手順4(一般スキーム17)と同様の様式でエチル2-ヒドロキシ-3-(フェニルホルム-アミド)ブタノエート(I-297)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中0~10%MeOH勾配)による精製後にオフホワイトの固体(160mg、H NMRによる純度90%、90%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.80-0.84 (m, 6H), 1.04 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 1.68-1.79 (m, 1H), 2.82-3.04 (m, 2H), 4.11 (dd, J = 3.4, 5.5 Hz, 1H), 4.31-4.43 (m, 1H), 5.73-5.77 (m, 1H), 7.45 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 7.49-7.54 (m, 1H), 7.76 (t, J = 6.1 Hz, 1H), 7.84-7.88 (m, 2H), 8.06 (d, J = 8.0 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.91分, m/z (ESI+)= 279.2 [M+H]+
N-シクロプロピル-2-ヒドロキシ-3-(フェニルホルムアミド)ペンタンアミド(I-303)
[0599]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム17)と同様の様式でエチル2-ヒドロキシ-3-(フェニルホルムアミド)-ペンタノエート(I-298)から合成して、EtOおよびDCMによる摩砕に続いてオフホワイトの粉末(135g、純度97%、63%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.32-0.55 (m, 2H), 0.64-0.79 (m, 2H), 1.03 (
t, J = 7.4 Hz, 3H), 1.76-2.06 (m, 2H), 2.59-2.76 (m, 1H), 4.01-4.16 (m, 1H), 4.26 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 5.56 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 6.59 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.10 (s, 1H), 7.37-7.61 (m, 3H), 7.66-7.85 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 0.89分, m/z (ESI+)= 277.1 [M+H]+
N-シクロプロピル-2-ヒドロキシ-3-(フェニルホルムアミド)ヘキサンアミド(I-304)
[0600]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム17)と同様の様式でエチル2-ヒドロキシ-3-(フェニルホルム-アミド)ヘキサノエート(I-299)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中0~20%4/1 DCM/MeOH溶液勾配)による精製後にオフホワイトの固体(137mg、純度97%、52%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.25-0.58 (m, 2H), 0.67-0.84 (m, 2H), 0.96 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 1.33-1.54 (m, 2H), 1.68-1.85 (m, 1H), 1.89-2.10 (m, 1H), 2.60-2.80 (m, 1H), 4.12-4.32 (m, 2H), 5.66 (d, J = 5.8 Hz, 1H), 6.50 (d, J = 6.7 Hz, 1H), 6.99 (s, 1H), 7.39-7.61 (m, 3H), 7.69-7.86 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 0.97分, m/z (ESI+)= 291.2 [M+H]+
一般手順5(一般スキーム17):酸化
N-(シクロペンチルメチル)-2-オキソ-3-(フェニルホルムアミド)ブタンアミド(FP180)
[0601]0℃でDCM(4mL)中のN-(シクロペンチルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(フェニル-ホルムアミド)ブタンアミド(I-300、100mg、0.33mmol)の撹拌氷冷溶液に、DMP(153mg、0.36mmol)を添加した。反応物を室温に加温し、60時間撹拌した。DMP(77mg、0.18mmol)を添加し、反応物を1時間撹拌した。飽和NaHCO(3mL)を添加し、形成された白色沈殿物を濾過し、DCM(2×3mL)で洗浄した。二相濾液を分離し、水層をDCM(2×3mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、粗残留物を得、これを4:1:5 MeCN/HO/DMSO(1.1mL)に溶解し、濾過し、分取LC(酸性pH、標準溶出法)により精製して、35.1mgのN-(シクロペンチルメチル)-2-オキソ-3-(フェニルホルムアミド)ブタンアミドをオフホワイトの粉末(純度100%、35%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.16-1.28 (m, 2H), 1.48-1.52 (m, 1H), 1.56-1.60 (m, 4H), 1.59-1.70 (m, 2H), 1.73-1.83 (m, 2H), 2.09 (七重線, J = 7.6 Hz, 1H), 3.23-3.32 (m, 2H), 4.28 (p, J = 7.1 Hz, 1H), 6.88 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 6.94 (br. s, 1H), 7.41-7.48 (m, 2H), 7.48-7.56 (m, 1H), 7.78-7.83 (m, 2H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.28分, m/z (ESI+)= 303.3 [M+H]+
N-(シクロブチルメチル)-2-オキソ-3-(フェニルホルムアミド)ブタンアミド(FP181)
[0602]表題化合物は、一般手順5(一般スキーム17)と同様の様式でN-(シクロブチルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(フェニルホルムアミド)ブタンアミド(I-301)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(23.5mg、H NMRによる純度95%、22%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.57 (d, J = 7.2 Hz, 3H H2Oに隠れている), 1.65-1.76 (m, 2H), 1.82-1.99 (m, 2H), 2.03-2.13 (m, 2H), 2.52 (七重線, J = 7.6 Hz,
1H), 3.30-3.40 (m, 2H), 5.48 (p, J = 7.2 Hz, 1H), 6.80-6.95 (m, 2H), 7.44 (t, J
= 7.5 Hz, 2H), 7.52 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 7.80 (d, J = 7.3 Hz, 2H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.06分, m/z (ESI+)= 289.3 [M+H]+
N-(2-メチルプロピル)-2-オキソ-3-(フェニルホルムアミド)ブタンアミド(FP182)
[0603]表題化合物は、一般手順5(一般スキーム17)と同様の様式で2-ヒドロキシ-N-(2-メチルプロピル)-3-(フェニルホルムアミド)ブタンアミド(I-30
2)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(18mg、純度100%、99%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.94 (dd, J = 0.9, 6.7 Hz, 6H), 1.58 (d, J =
7.2 Hz, 3H), 1.80-1.89 (m, 1H), 3.16 (t, J = 6.6 Hz, 2H), 5.47 (p, J = 7.2 Hz, 1H), 6.90 (d, J = 6.2 Hz, 1H), 6.97 (br. s, 1H), 7.44 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 7.52 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 7.77-7.83 (m, 2H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 3.92分, m/z (ESI+)= 277.2 [M+H]+
N-シクロプロピル-2-オキソ-3-(フェニルホルムアミド)ペンタンアミド(FP183)
[0604]表題化合物は、一般手順5(一般スキーム17)と同様の様式でN-シクロプロピル-2-ヒドロキシ-3-(フェニル-ホルムアミド)ペンタンアミド(I-303)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(9.3mg、純度99%、7%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.56-0.66 (m, 2H), 0.81-0.91 (m, 2H), 1.00 (t, J = 7.4 Hz, 3H), 1.79-1.93 (m, 1H), 2.09-2.22 (m, 1H), 2.76-2.84 (m, 1H), 5.37-5.45 (m, 1H), 6.85-7.00 (m, 2H), 7.41-7.48 (m, 2H), 7.49-7.56 (m, 1H), 7.77-7.84 (m, 2H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 99% (UV), Rt= 2.31分, m/z (ESI+)= 275.1 [M+H]+
N-シクロプロピル-2-オキソ-3-(フェニルホルムアミド)ヘキサンアミド(FP184)
[0605]表題化合物は、1:1 DCM/1,2-DCE中にて一般手順5(一般スキーム17)と同様の様式でN-シクロプロピル-2-ヒドロキシ-3-(フェニルホルムアミド)ヘキサンアミド(I-304)から合成して、濾過ならびに水およびDCM中での摩砕による精製後にオフホワイトの粉末(41.3mg、純度99%、31%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.53-0.61 (m, 2H), 0.62-0.70 (m, 2H), 0.92 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 1.32-1.44 (m, 1H), 1.44-1.57 (m, 1H), 1.65 (dtd, J = 4.8, 9.5, 13.8
Hz, 1H), 1.72-1.84 (m, 1H), 2.72-2.80 (m, 1H), 5.14 (ddd, J = 4.0, 6.7, 10.4 Hz,1H), 7.47 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 7.51-7.58 (m, 1H), 7.83-7.91 (m, 2H), 8.71 (d, J
= 6.0 Hz, 2H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 99% (UV), Rt= 2.63分, m/z (ESI+)= 289.1 [M+H]+
オゾン分解経路:最終生成物(FP185~186)の合成
一般スキーム18:
【0153】
【化24】
一般手順1(一般スキーム18):置換
メチル2-[N-(2-メトキシフェニル)アセトアミド]プロパノエート(I-305)
[0606]0℃で乾燥DMF(20mL)中のN-(2-メトキシフェニル)アセトアミド(2g、12.11mmol)の撹拌氷冷溶液に、NaH(鉱油中60%、697mg、29.06mmol)、続いて2-ブロモプロパン酸メチル(3.2mL、29.06mmol)を添加した。反応物を室温に到達させ、18時間撹拌した。混合物を氷上に注ぎ、溶液をEtOAc(75mL)で抽出した。有機層を分離し、水(3×75mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗物質を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(340g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)により精製して、2.54gのメチル2-[N-(2-メトキシフェニル)アセトアミド]プロパノエートを黄色油状物(純度83%、69%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.03-1.60 (m, 3H), 3.72-3.78 (m, 3H), 3.80-3.86 (m, 3H), 4.06-5.19 (m, 1H), 6.94-7.04 (m, 2H), 7.28-7.39 (m, 1H), 7.46 (dd, J = 1.7, 7.7 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 83% (UV), Rt= 1.00分, m/z (ESI+)= 252.1 [M+H]+
メチル2-(2-オキソピペリジン-1-イル)プロパノエート(I-306)
[0607]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム18)と同様の様式で合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~60%EtOAc勾配)による精製後に黄色自由流動性油状物(1.63g、H NMRによる純度95%、42%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.39 (d, J = 7.4 Hz, 3H), 1.74-1.87 (m, 4H),
1.76-1.81 (m, 3H), 2.35-2.48 (m, 2H), 3.19-3.32 (m, 2H), 3.70 (s, 3H), 5.20 (q,
J = 7.4 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 60% (UV), Rt= 0.76分, m/z (ESI+)= 186.3 [M+H]+
一般手順2(一般スキーム18):鹸化
2-[N-(2-メトキシフェニル)アセトアミド]プロパン酸(I-307)
[0608]1:1:1 THF/水/MeOH(10mL)中のメチル2-[N-(2-メトキシフェニル)アセトアミド]プロパノエート(I-305、500mg、1.95mmol)に、水酸化リチウム水和物(164mg、3.90mmol)を添加し、反応物を2時間撹拌し、次いで真空中で2mLに濃縮した。残留溶液を2N HCl(10mL)でpH1~2に酸性化した。水層を1:1 IPA/CHCl(4×10mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、439mgの2-[N-(2-メトキシフェニル)アセトアミド]プロパン酸をオフホワイトの固体(純度97%、92%)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.16-1.31 (m, 3H), 1.82-1.91 (m, 3H), 3.79-3.92 (m, 3H), 4.70-4.85 (m, 1H), 6.97-7.06 (m, 2H), 7.14-7.26 (m, 1H), 7.37-7.42 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 0.90分, m/z (ESI+)= 238.0 [M+H]+
2-(2-オキソピペリジン-1-イル)プロパン酸(I-308)
[0609]表題化合物は、一般手順2(一般スキーム18)と同様の様式でメチル2-(2-オキソピペリジン-1-イル)-プロパノエート(I-306)から合成して、後処理後に無色ゴム状物(1.01g、純度100%、67%)として得た。粗物質を精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.35 (d, J = 7.3 Hz, 3H), 1.57-1.88 (m, 4H),
2.28-2.51 (m, 2H), 3.14-3.45 (m, 2H), 4.87 (q, J = 7.2 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.62分, m/z (ESI+)= 172.3 [M+H]+
一般手順3(一般スキーム18):イリド形成
N-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン
-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)アセトアミド(I-309)
[0610]0℃で乾燥9/1 DCM/DMF(10mL)中の2-[N-(2-メトキシフェニル)アセトアミド]-プロパン酸(I-307、435mg、1.83mmol)およびDIPEA(958μL、5.5mmol)の撹拌氷冷溶液に、HATU(2.09g、5.5mmol)を一度に添加した。反応物を0℃で15分間撹拌し、次いで(トリブチル-λ-ホスファニリデン)アセトニトリル(1.44mL、5.5mmol)を添加した。混合物を0℃で15分間、次いで室温で1.5時間撹拌した。水(3mL)を添加し、水層をDCM(2×5mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(5mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗物質を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(340g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中10~100%EtOAc勾配)、続いて逆相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(120g SNAP C18 KP-HSカートリッジ、水中0~100%ACN勾配)により精製して、196mgのN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)アセトアミドを褐色油状物(純度89%、21%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.80-0.97 (m, 12H), 1.31-1.56 (m, 12H), 1.66
(s, 3H), 1.93-2.09 (m, 6H), 3.74 (s, 3H), 5.33 (q, J = 7.4 Hz, 1H), 6.82-6.91 (m, 2H), 7.20-7.27 (m, 1H), 7.56 (dd, J = 1.7, 7.7 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 89% (UV), Rt= 1.27分, m/z (ESI+)= 461.6 [M+H]+
3-オキソ-4-(2-オキソピペリジン-1-イル)-2-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ペンタンニトリル(I-310)
[0611]表題化合物は、一般手順3(一般スキーム18)と同様の様式で2-(2-オキソピペリジン-1-イル)プロパン酸(I-308)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に褐色油状物(1.15g、H NMRによる純度90%、45%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.91-0.95 (m, 9H), 1.30 (d, J = 7.1 Hz, 3H),
1.40-1.56 (m, 12H), 1.73-1.91 (m, 4H), 2.01-2.16 (m, 6H), 2.34-2.51 (m, 2H), 3.31 (t, J = 5.9 Hz, 2H), 5.24 (q, J = 7.0 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 67% (UV), Rt= 1.13分, m/z (ESI+)= 395.6 [M+H]+
一般手順4(一般スキーム18):オゾン分解
N-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(2-メトキシフェニル)アセトアミド]-2-オキソブタンアミド(FP185)
[0612]オゾン(オゾン発生器)を、-78℃で15分間、DCM(5mL)中のN-[4-シアノ-3-オキソ-4-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ブタン-2-イル]-N-(2-メトキシフェニル)アセトアミド(I-309、純度89%、196mg、0.38mmol)の溶液に通過させた。溶液を窒素で15分間パージし、1-(3-クロロフェニル)メタンアミン(56μL、0.45mmol)を添加した。混合物を窒素下、-78℃で1時間撹拌し、室温に加温し、真空中で濃縮して、油状物を得、これを順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中10~100%EtOAc勾配)により精製して、28.2mgのN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[N-(2-メトキシ-フェニル)アセトアミド]-2-オキソブタンアミドを粘性黄色油状物(純度97%、19%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.02-1.41 (m, 3H), 1.71-1.78 (m, 3H), 3.83-3.86 (m, 3H), 4.43-4.52 (m, 1H), 4.52-4.59 (m, 1H), 4.34-5.49 (m, 1H), 6.95-7.08 (m, 2H), 7.11-7.30 (m, 4H), 7.31-7.40 (m, 2H), 7.39-7.88 (m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 97% (UV), Rt= 4.24分, m/z (ESI+)= 389.0/391.0 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-2-オキソ-3-(2-オキソピペリジン-1-イル)ブタンアミド(FP186)
[0613]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム18)と同様の様式で3-オキソ-4-(2-オキソピペリジン-1-イル)-2-(トリブチル-λ-ホスファニリデン)ペンタンニトリル(I-310)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~50%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色油状物(22mg、純度96%、8%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.87-0.98 (m, 2H), 1.09-1.26 (m, 3H), 1.40 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 1.44-1.53 (m, 1H), 1.63-1.67 (m, 1H), 1.67-1.74 (m, 4H), 1.74-1.85 (m, 3H), 1.85-1.95 (m, 1H), 2.21-2.36 (m, 2H), 3.11 (t, J = 6.7 Hz, 2H), 3.39-3.48 (m, 1H), 3.56-3.69 (m, 1H), 4.04 (q, J = 6.8 Hz, 1H), 6.73 (s, 1H).
LC-MS (MET-uHPLC-AB-101): 96% (UV), Rt= 2.84分, m/z (ESI+)= 295.2 [M+H]+
スルホンアミド類への経路:最終生成物(FP187~191)の合成
一般スキーム19:
【0154】
【化25】
一般手順1(一般スキーム19):スルホンアミド形成
3-ベンゼンスルホンアミド-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-311)
[0614]DCM(1mL)中の3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-ブタンアミド(I-250、100mg、0.58mmol)およびDIPEA(121μL、0.70mmol)の撹拌氷冷溶液に、ベンゼンスルホニルクロリド(73μL、0.57mmol)を0℃で滴下添加した。反応物を室温で1時間撹拌し、飽和NaHCO(2mL)、次いでDCM(2mL)を添加し、混合物をTelos(登録商標)疎水性フリットに通して濾過した。水層をDCM(2×2mL)で抽出し、合わせた有機層を1N HCl(2mL)で洗浄し、Telos(登録商標)疎水性フリットに通過させ、濾液を真空中で濃縮して、粗生成物を得、これを3:1 EtOAc/ヘプタン(2mL)から再結晶した。形成された白色沈殿物を濾別し、ヘプタン(2×1mL)で洗浄し、真空中で乾燥させて、106mgの3-ベンゼンスルホンアミド-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミドをオフホワイトの固体(純度92%、54%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.07-0.17 (m, 2H), 0.27-0.38 (m, 2H), 0.67 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 0.83-0.95 (m, 1H), 2.83-2.96 (m, 2H), 3.49-3.60 (m, 1H), 3.90 (dd, J = 2.7, 5.8 Hz, 1H), 5.90 (d, J = 5.8 Hz, 1H), 7.55-7.67 (m, 4H), 7.75-7.86 (m,
3H).
LC-MS (METCR1410): 92% (UV), Rt= 0.91分, m/z (ESI+)= 313.0 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(フェニルメタンスルホンアミド)ブタンアミド(I-312)
[0615]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム19)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-250)から合成して、濾過後にオフホワイトの固体(230mg、H NMRによる純度84%、68%)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.15-0.18 (m, 2H), 0.35-0.39 (m, 2H), 0.87-0.98 (m,
4H), 2.92-2.99 (m, 2H), 3.73 (td, J = 2.8, 7.7 Hz, 1H), 4.00 (dd, J = 3.0, 5.7 Hz, 1H), 4.32 (s, 2H), 5.80 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 6.92 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.31-7.40 (m, 5H), 7.83 (t, J = 6.0 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 94% (UV), Rt= 0.94分, m/z (ESI+)= 327.1 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(4-メチルベンゼンスルホンアミド)ブタンアミド(I-313)
[0616]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム19)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-250)から合成して、濾過後にオフホワイトの固体(150mg、純度97%、38%)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.08-0.18 (m, 2H), 0.27-0.37 (m, 2H), 0.67 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 0.84-0.92 (m, 1H), 2.37 (s, 3H), 2.89 (七重線, J = 6.8 Hz, 2H), 3.51 (pd, J = 2.7, 6.9 Hz, 1H), 3.89 (dd, J = 2.7, 5.8 Hz, 1H), 5.87 (d, J = 5.8 Hz, 1H), 7.38 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.49 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.64-7.73 (m, 2H), 7.77 (t, J = 6.0 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 0.97分, m/z (ESI+)= 327.4 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(2-メチルベンゼンスルホンアミド)ブタンアミド(I-314)
[0617]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム19)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-250)から合成して、濾過後にオフホワイトの固体(180mg、純度97%、46%)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.08-0.17 (m, 2H), 0.27-0.38 (m, 2H), 0.75 (d, J = 6.8 Hz, 3H), 0.85-0.92 (m, 1H), 2.58 (s, 3H), 2.81-2.93 (m, 2H), 3.45-3.57 (m, 1H), 3.82-3.93 (m, 1H), 5.78-5.95 (m, 1H), 7.35-7.40 (m, 2H), 7.51 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 7.60 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 7.78 (t, J = 5.9 Hz, 1H), 7.85 (d, J = 7.8 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 0.95分, m/z (ESI+)= 327.4 [M+H]+
3-(2-クロロベンゼンスルホンアミド)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-315)
[0618]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム19)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-250)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~60%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの固体(160mg、純度85%、47%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ-0.05-0.06 (m, 2H), 0.22-0.32 (m, 2H), 0.61-0.77 (m, 4H), 2.83-3.01 (m, 2H), 3.57-3.71 (m, 1H), 4.10 (dd, J = 2.8, 5.2 Hz, 1H), 4.44-4.53 (m, 1H), 5.70 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.97 (t, J = 5.7 Hz, 1H), 7.19-7.27 (m, 1H), 7.27-7.37 (m, 2H), 7.90-7.97 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 85% (UV), Rt= 1.00分, m/z (ESI+)= 345.2/347.2 [M+H]+
一般手順2(一般スキーム19):酸化
方法A:0℃でのDMPの添加
3-ベンゼンスルホンアミド-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソブタンアミド(FP187)
[0619]DCM(4mL)中の3-ベンゼンスルホンアミド-N-(シクロプロピル-メチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-311、純度92%、104mg、0.31mmol)の撹拌氷冷溶液に、DMP(156mg、0.37mmol)を0℃で添加した。反応物を室温で18時間撹拌し、飽和NaHCO(3mL)を添加し、二相混合物をTelos(登録商標)疎水性フリットに通して分離した。水層をDCM(2×3mL)で抽出し、合わせた有機層を真空中で濃縮した。粗残留物を4:1:1 MeCN/HO/DMSO(1.1mL)に溶解し、2回濾過し、分取LC(酸性pH、標準溶出法)により精製して、30mgの3-ベンゼンスルホンアミド-N-(シクロプロピル-メチル)-2-オキソブタンアミドをオフホワイトの粉末(純度98%、31%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.15-0.28 (m, 2H), 0.48-0.62 (m, 2H), 0.86-0.98 (m, 1H), 1.39 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 3.03-3.15 (m, 2H), 4.79 (dq, J = 7.2, 9.2
Hz, 1H), 5.52 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 6.75 (br. s, 1H), 7.46-7.52 (m, 2H), 7.53-7.58 (m, 1H), 7.81-7.87 (m, 2H).
LC-MS (METCR1600): 98% (UV), Rt= 3.81分, m/z (ESI+)= 311.2 [M+H]+
方法B:室温でのDMPの添加
N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソ-3-(フェニルメタンスルホンアミド)ブタンアミド(FP188)
[0620]DCM(5mL)中のN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(フェニルメタンスルホンアミド)ブタン-アミド(I-312、H NMRによる純度80%、230mg、0.56mmol)に、DMP(239mg、0.56mmol)を添加し、反応物を18時間撹拌した。混合物をDCM(10mL)で希釈し、飽和NaHCO(15mL)で洗浄した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗物質を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~70%EtOAc勾配)により精製して、78mgのN-(シクロプロピルメチル)-2-オキソ-3-(フェニルメタンスルホンアミド)ブタンアミドをオフホワイトの固体(H NMRによる純度95%、41%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.20-0.31 (m, 2H), 0.54-0.64 (m, 2H), 0.92-1.05 (m, 1H), 1.35 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 3.11-3.19 (m, 2H), 4.23-4.34 (m, 2H), 4.60 (dq, J = 7.2, 8.8 Hz, 1H), 5.04 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 6.92-7.00 (m, 1H), 7.34-7.45 (m, 5H).
LC-MS (METCR1600): 94% (UV), Rt= 3.95分, m/z (ESI+)= 325.0 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-(4-メチルベンゼンスルホンアミド)-2-オキソブタンアミド(FP189)
[0621]表題化合物は、方法B、一般手順2(一般スキーム19)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(4-メチルベンゼンスルホンアミド)ブタンアミド(I-313)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(14mg、H NMRによる純度95%、9%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.16-0.28 (m, 2H), 0.51-0.60 (m, 2H), 0.86-0.99 (m, 1H), 1.39 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 2.40 (s, 3H), 3.03-3.16 (m, 2H), 4.76 (dq, J = 7.2, 9.2 Hz, 1H), 5.47 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 6.65-6.85 (m, 1H), 7.26-7.29 (m, 2H), 7.68-7.77 (m, 2H).
LC-MS (METCR1600): 93% (UV), Rt= 4.13分, m/z (ESI+)= 325.1 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-(2-メチルベンゼンスルホンアミド)-2-オキソブタンアミド(FP190)
[0622]表題化合物は、方法B、一般手順2(一般スキーム19)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(2-メチルベンゼンスルホンアミド)ブタンアミド(I-314)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色粘性油状物(10mg、純度100%、9%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.18-0.24 (m, 2H), 0.51-0.57 (m, 2H), 0.87-0.98 (m, 1H), 1.37 (d, J = 7.3 Hz, 3H), 2.65 (s, 3H), 3.06-3.12 (m, 2H), 4.70 (dq, J = 7.2, 9.4 Hz, 1H), 5.61 (d, J = 9.4 Hz, 1H), 6.74-6.88 (m, 1H), 7.26-7.31 (m, 2H), 7.43 (td, J = 1.3, 7.6 Hz, 1H), 7.92-7.96 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.17分, m/z (ESI+)= 325.2 [M+H]+
3-(2-クロロベンゼンスルホンアミド)-N-(シクロプロピルメチル)-2-オ
キソブタンアミド(FP191)
[0623]表題化合物は、方法B、一般手順2(一般スキーム19)と同様の様式で3-(2-クロロベンゼンスルホンアミド)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-315)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いて逆相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(12g
SNAP Ultra C18カートリッジ、酸性pH、標準溶出法)による精製、次いでヘプタン中での摩砕および濾液の濃縮後に黄色粘性油状物(11mg、純度95%、8%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.12-0.17 (m, 2H), 0.35-0.40 (m, 2H), 0.88-0.95 (m,
1H), 1.21 (d, J = 7.3 Hz, 3H), 2.88-3.00 (m, 2H), 4.77-4.88 (m, 1H), 7.46-7.55 (m, 1H), 7.60-7.65 (m, 2H), 7.90-7.95 (m, 1H), 8.44-8.52 (m, 1H), 8.75-8.84 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 95% (UV), Rt= 1.49分, m/z (ESI+)= 344.9/346.9 [M+H]+
一般スキーム4に記載した方法を使用して合成した化合物(FP192からFP194)
一般手順2(一般スキーム4):位置選択的エポキシド開環
方法C:チタン(IV)イソプロポキシドなしでのエポキシド開環
N-(シクロプロピルメチル)-3-[(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)アミノ]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-316)
[0624]表題化合物は、70℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-メチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-30)から合成して、2:1 EtO/ヘプタン中での摩砕、続いて順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中0~6%MeOH勾配)、次いで1:1 MeCN/HO中での摩砕、続いて逆相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(30g SNAP C18カートリッジ、酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(293mg、
NMRによる純度90%、62%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.13-0.23 (m, 2H), 0.33-0.42 (m, 2H), 0.89-0.96 (m,
1H), 1.00 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 1.48-1.62 (m, 2H), 1.77-1.92 (m, 2H), 1.93-2.14 (m, 5H), 2.91-3.03 (m, J = 6.3 Hz, 3H), 3.08-3.17 (m, 2H), 4.23 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 8.03 (t, J = 5.9 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.69分, m/z (ESI+)= 291.5 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-4-イル)アミノ]ブタンアミド(I-317)
[0625]表題化合物は、Biotage Horizonマイクロ波中、115℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-3-メチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-34)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配、次いでTBME中0~60%MeOH勾配)による精製後に無色ゴム状の固体(86mg、H NMRによる純度80%、11%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.70-1.04 (m, 2H), 1.04-1.41 (m, 4H), 1.45-1.78 (m, 8H), 2.85-3.01 (m, 1H), 3.05-3.28 (m, 2H), 4.19-4.28 (m, 1H), 4.36 (s, 2H), 4.97-5.31 (m, 1H), 5.97-6.07 (m, 1H), 6.16-6.30 (m, 1H), 6.88-7.06 (m, 1H), 7.65-7.78 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 96% (UV), Rt= 0.84分, m/z (ESI+)= 308.4 [M+H]+
3-(ベンジルアミノ)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシプロパンアミド(I-318)
[0626]表題化合物は、70℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式
でN-(シクロプロピルメチル)オキシラン-2-カルボキサミド(I-224)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中0~10%MeOH勾配)、続いて逆相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(30g SNAP Ultra C18カートリッジ、酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(558mg、純度100%、63%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.16-0.26 (m, 2H), 0.45-0.56 (m, 2H), 0.89-1.01 (m, 1H), 2.95-3.07 (m, 2H), 3.08-3.19 (m, 2H), 3.76-3.84 (m, 2H), 4.01 (t, J
= 6.0 Hz, 1H), 7.26-7.36 (m, 6H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.72分, m/z (ESI+)= 249.1 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-{[(オキサン-4-イル)メチル]アミノ}ブタンアミド(I-319)
[0627]表題化合物は、70℃にて方法C、一般手順2(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-メチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-30)から合成して、4:1 EtOAc/ヘプタン中での摩砕による精製後にオフホワイトの粉末(494mg、純度100%、68%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.12 - 0.18 (m, 2H), 0.30 - 0.42 (m, 2H), 0.84 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 0.87 - 1.01 (m, 1H), 1.08 - 1.19 (m, 2H), 1.54 - 1.66 (m, 3H), 2.38 - 2.44 (m, 2H), 2.80 - 2.87 (m, 1H), 2.96 (dp, J = 6.9, 21.1 Hz, 2H), 3.22 - 3.29 (m, 2H), 3.79 - 3.86 (m, 2H), 3.95 (s, 1H), 5.36 (s, 1H), 7.79 (t, J = 5.3 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (ELS), Rt= 0.40-0.70分, m/z (ESI+)= 271.2 [M+H]+
一般手順3(一般スキーム4):N-ホルミル化
方法C:混合無水物の前形成
N-(シクロプロピルメチル)-3-[N-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-320)
[0628]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-[(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)アミノ]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-316)から合成して、DCM中での摩砕による精製、続いて順相シリカ上でのフラッシュクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中0~5%MeOH勾配)による濾液の精製後に無色ゴム状物(80mg、H NMRによる純度80%、20%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.04-0.30 (m, 2H), 0.38-0.60 (m, 2H), 0.82-1.06 (m, 1H), 1.12-1.35 (m, 3H), 1.66-2.00 (m, 6H), 2.01-2.32 (m, 3H), 3.00-3.22 (m, 2H), 3.40-3.59 (m, 1H), 3.99 (q, J = 6.9 Hz, 1H), 7.09 (s, 1H), 8.05-8.39(m,
1H).
LC-MS (METCR1410): 91% (UV), Rt= 1.35-1.60分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 319.2 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[N-(2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-4-イル)ホルムアミド]ブタン-アミド(I-321)
[0629]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-4-イル)アミノ]ブタンアミド(I-317)から合成して、精製後にオフホワイトの粉末(60mg、純度68%、56%)として得、さらに精製することなくステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.69-0.82 (m, 3H), 0.97-1.10 (m, 4H), 1.18-1.23 (m, 2H), 1.50-1.56 (m, 4H), 1.58-1.60 (m, 3H), 2.87-2.96 (m, 1H), 3.03-3.15 (m, 2H), 6.87 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 7.13 (t, J = 6.2 Hz, 1H), 7.65-7.73 (m, 1H), 7.97 (d, J = 5.9 Hz, 1H), 8.41-8.52 (m, 1H), 9.84-9.93 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 68% (UV), Rt= 0.99分, m/z (ESI+)= 336.2 [M+H]+
3-(N-ベンジルホルムアミド)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシプロパンアミド(I-322)
[0630]表題化合物は、方法C、一般手順3(一般スキーム4)と同様の様式で3-(ベンジルアミノ)-N-(シクロプロピル-メチル)-2-ヒドロキシプロパンアミド(I-318)から合成して、1:1 TBME/ヘプタン中での摩砕による精製後にオフホワイトの粉末(590mg、純度94%、90%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.17-0.27 (m, 2H), 0.46-0.57 (m, 2H), 0.91-1.01 (m, 1H), 3.08-3.17 (m, 2H), 3.62-4.24 (m, 3H), 4.42-4.59 (m, 2H), 4.60-5.49 (m, 1H), 7.11-7.20 (m, 1H), 7.20-7.25 (m, 2H), 7.29-7.40 (m, 3H), 8.20-8.35 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 94% (UV), Rt= 0.90-1.00分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 277.1 [M+H]+
一般手順4(一般スキーム4):酸化
方法A:
N-(シクロヘキシルメチル)-2-オキソ-3-[N-(2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-4-イル)ホルムアミド]ブタン-アミド(FP192)
[0631]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[N-(2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-4-イル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-321)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いて順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)による精製後に無色粘性油状物(11mg、純度100%、27%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.80-1.02 (m, 2H), 1.11-1.28 (m, 4H), 1.49-1.56 (m, 1H), 1.57-1.63 (m, 2H), 1.64-1.77 (m, 5H), 3.13-3.26 (m, 2H), 5.96-6.12 (m, 1H), 6.45-8.90 (m, 6H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.35分, m/z (ESI)+= 334.4 [M+H]+
3-(N-ベンジルホルムアミド)-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソプロパンアミド(FP193)
[0632]表題化合物は、方法A、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式で3-(N-ベンジルホルムアミド)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシプロパンアミド(I-322)から合成して、逆相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(60g SNAP Ultra C18カートリッジ、酸性法、標準溶出法)、続いて分取LC(酸性pH、初期溶出法)による精製後に無色粘性油状物(15mg、純度95%、18%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.18-0.29 (m, 2H), 0.48-0.60 (m, 2H), 0.90-1.02 (m, 1H), 3.10-3.16 (m, 2H), 4.47-4.54 (m, 2H), 4.59 (s, 2H), 6.80-7.01 (m, 1H), 7.16-7.23 (m, 2H), 7.26-7.40 (m, 3H), 8.10-8.43 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 95% (UV), Rt= 2.05-2.50分, m/z (ESI+)= 275.2 [M+H]+
方法B:0℃でのDMPの添加
N-(シクロプロピルメチル)-3-[N-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP194)
[0633]表題化合物は、方法B、一般手順4(一般スキーム4)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-[N-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)ホルムアミド]-2-ヒドロキシブタンアミド(I-320)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色ゴム状物(30mg、純度96%、45%)として得た。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.17-0.29 (m, 2H), 0.48-0.60 (m, 2H), 0.91-1.03 (m, 1H), 1.42-2.55 (m, 11H), 3.01- 5.24 (m, 4H), 6.69-7.05 (m, 1H), 8.05-8.25 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 96% (UV), Rt= 2.77分, m/z (ESI)+= 317.1 [M+H]+
硫黄イリド形成を経由する経路:最終生成物(FP195~FP201)の合成
[0634]以下の化合物は、スキーム11aに記載した通りスキーム11の修正を使用して合成した。
【0155】
一般スキーム11a
【0156】
【化26】
一般手順1(一般スキーム11a):還元的アミノ化
メチル2-(ベンジルアミノ)-3-メチルブタノエート(I-323)
[0635]1,2-DCE(40mL)中のメチル2-アミノ-3-メチルブタノエート塩酸塩(2.0g、11.93mmol)の撹拌懸濁液に、ベンズアルデヒド(1.21mL、11.93mmol)を添加し、反応物を室温で18時間撹拌した。STAB(3.03g、14.32mmol)を少量ずつ(6等分で)添加し、次いで反応物をさらに18時間撹拌した。反応混合物を飽和NaHCO(50mL)でゆっくりとクエンチし、EtOAc(3×50mL)で抽出し、合わせた有機層を真空中で乾燥させて、粗生成物を得、これを順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP
KP-SILカートリッジ、DCM中0~10%MeOH勾配)により精製して、879mgのメチル2-(ベンジルアミノ)-3-メチルブタノエートを黄色油状物(H NMRによる純度86%、29%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.89-0.99 (m, 6H), 1.88-1.96 (m, 1H), 3.02 (d, J = 6.1 Hz, 1H), 3.59 (d, J = 13.1 Hz, 1H), 3.70-3.74 (m, 3H), 3.83 (d, J = 13.1 Hz, 1H), 7.22-7.26 (m, 1H), 7.28-7.39 (m, 5H).
LC-MS (METCR1410): 99% (UV), Rt= 0.71分, m/z (ESI+ )= 222.3[M+H]+
メチル2-(ベンジルアミノ)-4-メチルペンタノエート(I-324)
[0636]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム11a)と同様の様式で合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中0~10%MeOH勾配)による精製後に黄色自由流動性油状物(1.39g、H NMRによる純度86%、46%)として得た。
【0157】
[0637] 1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.85 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 0.91 (d,
J = 6.6 Hz, 3H), 1.44-1.52 (m, 2H), 1.73-1.82 (m, 1H), 3.27-3.34 (m, 1H), 3.61 (d, J = 13.0 Hz, 1H), 3.72 (s, 4H), 3.81 (d, J = 13.0 Hz, 1H), 7.22-7.26 (m, 1H),
7.29-7.34 (m, 4H).
LC-MS (METCR1410): 88% (UV), Rt= 0.80分, m/z (ESI+)= 236.2 [M+H]+
エチル2-(ベンジルアミノ)-3-シクロブチルプロパノエート(I-325)
[0638]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム11a)と同様の様式で合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中0~10%MeOH勾配)による精製後に黄色自由流動性油状物(919mg、H NMRによる純度82%、49%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.26-1.32 (m, 3H), 1.49 (s, 1H), 1.61-1.91 (m, 5H), 1.93-2.11 (m, 2H), 2.39-2.49 (m, 1H), 3.16 (t, J = 6.8 Hz, 1H), 3.58-3.62 (m, 1H), 3.79 (d, J = 13.0 Hz, 1H), 4.14-4.21 (m, 2H), 7.21-7.26 (m, 1H), 7.27-7.36 (m, 4H).
LC-MS (METCR1410): 84% (UV), Rt= 0.85分, m/z (ESI+)= 262.6 [M+H]+
メチル2-(ベンジルアミノ)プロパノエート(I-326)
[0639]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム11a)と同様の様式で合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中0~10%MeOH勾配)による精製後に黄色自由流動性油状物(1.99g、純度94%、54%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.26 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 3.33 (q, J = 7.0 Hz, 1H), 3.61 (d, J = 12.9 Hz, 1H), 3.66 (s, 3H), 3.74 (d, J = 12.9 Hz, 1H), 7.15-7.31 (m, 5H).
LC-MS (METCR0990): 95% (UV), Rt= 1.58分, m/z (ESI+)= 194.2 [M+H]+
一般手順2a(一般スキーム11a):N-ホルミル化
一般手順2(一般スキーム11)に記載した通りの方法
メチル2-(N-ベンジルホルムアミド)プロパノエート(I-327)
[0640]表題化合物は、一般手順2(一般スキーム11)と同様の様式でメチル2-(ベンジルアミノ)プロパノエート(I-326)から合成して、黄色自由流動性油状物(2.30g、純度93%、100%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.31-1.48 (m, 3H), 3.53-3.64 (m, 3H), 4.09-4.72 (m, 3H), 7.22-7.39 (m, 5H), 8.25-8.39 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 93% (UV), Rt= 0.95分, m/z (ESI+)= 222.2 [M+H]+
一般手順3a(一般スキーム11a):加水分解
一般手順3(一般スキーム11)に記載した通りの方法:
2-(N-ベンジルホルムアミド)プロパン酸(I-328)
[0641]表題化合物は、一般手順3(一般スキーム11)と同様の様式でメチル2-(N-ベンジルホルムアミド)プロパノエート(I-327)から合成して、黄色粘性油状物(2.05g、純度93%、95%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.32-1.47 (m, 3H), 4.11-4.46 (m, 1H), 4.46-4.72 (m, 2H), 7.22-7.40 (m, 5H), 8.23-8.41 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 93% (UV), Rt= 0.85分, m/z (ESI+)= 208.2 [M+H]+
一般手順2b(一般スキーム11a):加水分解
2-(ベンジルアミノ)-4-メチルペンタン酸(I-329)
[0642]1:1 MeOH/THF(28mL)に溶解したメチル2-(ベンジルアミノ)-4-メチルペンタノエート(I-324)(純度86%、1.39g、5.1mmol)の撹拌溶液に、1M LiOH溶液(28mL、28mmol)を添加し、混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を水(100mL)で希釈し、2M KHSOを使用してpH約7に中和し、1:1 IPA:CHCl(3×100mL)で抽出した。合わせ
た有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。固体残留物をDCMともに超音波処理し、濾過し、得られたケーキをDCMで洗浄し、次いで吸引下で乾燥させて、931mgの2-(ベンジルアミノ)-4-メチルペンタン酸(I-329)をオフホワイトの粉末(H NMRによる純度96%、収率80%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.78 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 0.85 (d, J = 6.6 Hz, 3H),
1.35-1.49 (m, J = 7.0 Hz, 2H), 1.72-1.84 (m, 1H), 3.05 (t, J = 7.1 Hz, 1H), 3.69 (d, J = 13.4 Hz, 1H), 3.88 (d, J = 13.4 Hz, 1H), 7.25-7.30 (m, 1H), 7.31-7.39 (m, 4H).
LC-MS (METCR1410): 96% (UV), Rt= 0.72分, m/z (ESI+)= 222.3 [M+H]+
2-(ベンジルアミノ)-3-メチルブタン酸(I-330)
[0643]表題化合物は、方法一般手順2b(一般スキーム11a)と同様の様式でメチル2-(ベンジルアミノ)-3-メチルブタノエート(I-323)から合成して、DCM中での摩砕による精製後にオフホワイトの粉末(341mg、純度100%、48%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.85-0.93 (m, 6H), 1.82-1.96 (m, 1H), 2.83 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 3.61 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 3.86 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 7.23-7.28 (m,
1H), 7.29-7.38 (m, 4H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.52分, m/z (ESI+)= 208.3 [M+H]+
2-(ベンジルアミノ)-3-シクロブチルプロパン酸(I-331)
[0644]表題化合物は、一般手順2b(一般スキーム11a)と同様の様式でエチル2-(ベンジルアミノ)-3-シクロブチル-プロパノエート(I-325)から合成して、水およびDCM中での摩砕による精製後にオフホワイトの粉末(466mg、純度100%、69%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.46-1.84 (m, 6H), 1.86-2.01 (m, 2H), 2.41-2.47 (m,
1H), 2.89-2.93 (m, 1H), 3.65-3.69 (m, 1H), 3.83-3.87 (m, 1H), 7.25-7.30 (m, 1H), 7.31-7.38 (m, 4H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.76分, m/z (ESI+)= 234.1 [M+H]+
一般手順3b(一般スキーム11a):N-ホルミル化
2-(N-ベンジルホルムアミド)-4-メチルペンタン酸(I-332)
[0645]無水酢酸(0.99mL、10.5mmol)に、ギ酸(0.51mL、12.9mmol)を滴下添加した。混合物を50℃で0.5時間加熱し、室温に冷却した。溶液を乾燥THF(11mL)で希釈し、氷浴中で0℃に冷却し、無水THF(11mL)中の2-(ベンジルアミノ)-4-メチルペンタン酸(I-329)(96%、931mg、4.04mmol)の溶液を添加した。反応混合物を50℃で1時間撹拌し、次いで室温で18時間静置し、次いで水(80mL)でクエンチし、EtOAc(50mL)で抽出した。有機層を分離し、水(2×80mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、EtOAc:ヘプタン(1:4)と共沸させて、1.04gの2-(N-ベンジルホルムアミド)-4-メチルペンタン酸(I-332)を淡黄色粘性油状物(純度96%、99%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.67-0.86 (m, 6H), 1.35-1.51 (m, 1H), 1.59-1.89 (m, 2H), 4.00-4.63 (m, 3H), 7.23-7.40 (m, 5H), 8.30-8.38 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 96% (UV), Rt= 1.03分, m/z (ESI+)= 250.1 [M+H]+
2-(N-ベンジルホルムアミド)-3-メチルブタン酸(I-333)
[0646]表題化合物は、一般手順3b(一般スキーム11a)と同様の様式で2-(ベンジルアミノ)-3-メチルブタン酸(I-330)から合成して、無色粘性油状物(392mg、H NMRによる純度96%、97%)として得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.74-0.86 (m, 3H), 0.91-1.06 (m, 3H), 2.23-2.62 (m, 1H), 3.47-3.96 (m, 1H), 4.37-4.52 (m, 1H), 4.55-4.70 (m, 1H), 7.21-7.31
(m, 4H), 7.31-7.39 (m, 1H), 8.27-8.45 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 98% (UV), Rt= 0.96分, m/z (ESI+)= 236.1 [M+H]+
2-(N-ベンジルホルムアミド)-3-シクロブチルプロパン酸(I-334)
[0647]表題化合物は、一般手順3b(一般スキーム11a)と同様の様式で2-(ベンジルアミノ)-3-シクロブチル-プロパン酸(I-331)から合成して、無色粘性油状物(569mg、H NMRによる純度90%、98%)として得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.21-1.59 (m, 3H), 1.69-2.28 (m, 7H), 3.81-4.23 (m, 1H), 4.36-4.68 (m, 2H), 7.24-7.40 (m, 5H), 8.27-8.35 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 95% (UV), Rt= 1.03分, m/z (ESI+)= 262.1 [M+H]+
一般手順4(一般スキーム11a):イリドカップリング
N-ベンジル-N-[1-シアノ-5-メチル-2-オキソ-1-(1λ-チオラン-1-イリデン)ヘキサン-3-イル]ホルムアミド(I-335)
[0648]DCM(20mL)に溶解した2-(N-ベンジルホルムアミド)-4-メチルペンタン酸(I-332)(96%、1.04g、4.0mmol)、DIPEA(2.09mL、12.0mmol)およびHATU(1.67g、4.4mmol)の撹拌溶液に、1-(シアノメチル)チオラン-1-イウムブロミド(90%、1.20g、5.2mmol、WO2014/154829に概説された手順により合成した)を添加し、混合物を室温で2時間撹拌し、続いて室温で18時間静置した。反応物を1M HCl(20mL)でクエンチし、層を分離した。水層をDCM(20mL)で洗浄し、有機層を合わせ、飽和NaHCO(20mL)およびブライン(20mL)で洗浄し、Telos(R)疎水性フリットに通して濾過した。保持された水性物をDCM(2mL)で洗浄し、有機濾液を真空中で濃縮した。粗物質を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、0~10%MeOH/EtOAc勾配)により精製して、1.59gのN-ベンジル-N-{1-シアノ-5-メチル-2-オキソ-1-[(1E)-1λ-チオラン-1-イリデン]ヘキサン-3-イル}ホルムアミド(I-335)を淡黄色粘性油状物(H NMRによる純度89%、98%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.74-0.90 (m, 6H), 1.41-1.53 (m, 1H), 1.60-1.76 (m, 2H), 1.92-2.03 (m, 2H), 2.41-2.54 (m, 2H), 2.90-3.23 (m, 4H), 4.34-5.28 (m, 3H), 7.18-7.35 (m, 5H), 8.29-8.51 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.99分, m/z (ESI+)= 359.1 [M+H]+
N-ベンジル-N-[1-シアノ-4-メチル-2-オキソ-1-(1λ-チオラン-1-イリデン)ペンタン-3-イル]ホルムアミド(I-336)
[0649]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で2-(N-ベンジルホルムアミド)-3-メチルブタン酸(I-333)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、EtOAc中0~10%MeOH勾配)による精製後に黄色粘性油状物(595mg、H NMRによる純度80%、86%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.82 (d, J = 6.7 Hz, 3H), 0.90 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.90-2.00 (m, 2H), 2.32-2.50 (m, 3H), 2.76-2.95 (m, 2H), 3.04-3.14 (m, 2H), 3.89 (d, J = 10.9 Hz, 1H), 4.42 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 4.63 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 7.17-7.22 (m, 1H), 7.23-7.30 (m, 2H), 7.31-7.36 (m, 2H), 8.48 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.94分, m/z (ESI+)= 345.1 [M+H]+
N-ベンジル-N-[4-シアノ-1-シクロブチル-3-オキソ-4-(1λ-チオラン-1-イリデン)ブタン-2-イル]ホルムアミド(I-337)
[0650]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で2-(N-ベンジルホルムアミド)-3-シクロブチルプロパン酸(I-334)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、EtOAc中0~2.5%MeOH勾配)による精製後に無色粘性油状物(
656mg、H NMRによる純度95%、86%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.41-1.66 (m, 4H), 1.72-1.81 (m, 1H), 1.82-1.92 (m, 3H), 1.93-1.99 (m, 1H), 2.01-2.07 (m, 1H), 2.12-2.26 (m, 1H), 2.37-2.57 (m, 2H), 2.85-3.00 (m, 2H), 3.08-3.22 (m, 2H), 4.21 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 4.37-4.65 (m, 2H), 7.16-7.35 (m, 5H), 8.24-8.47 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 1.01分, m/z (ESI+)= 371.1 [M+H]+
N-ベンジル-N-[4-シアノ-3-オキソ-4-(1λ-チオラン-1-イリデン)ブタン-2-イル]ホルムアミド(I-338)
[0651]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で2-(N-ベンジルホルムアミド)プロパン酸(I-328)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、EtOAc中0~10%MeOH勾配)による精製後に黄色粘性油状物(2.80g、H NMRによる純度89%、86%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.18-1.50 (m, 3H), 1.93-2.03 (m, 2H), 2.41-2.61 (m, 2H), 2.92-3.30 (m, 4H), 4.42-4.94 (m, 3H), 7.26 (s, 5H), 8.22-8.53 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 99% (UV), Rt= 0.85分, m/z (ESI+)= 317.0 [M+H]+
一般手順5(一般スキーム11a):酸化
3-(N-ベンジルホルムアミド)-5-メチル-2-オキソヘキサン酸(I-339)
[0652]窒素下、2:1 THF:水(3mL)中のN-ベンジル-N-[1-シアノ-5-メチル-2-オキソ-1-(1λ-チオラン-1-イリデン)ヘキサン-3-イル]ホルムアミド(I-335)(600mg、純度89%、0.84mmol)の撹拌溶液に、オキソン(1.03g、1.49mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いでEtOAc(5mL)で希釈し、有機層を分離し、水層を酢酸エチル(1×5mL)で抽出した。有機画分を合わせ、水(1×5mL)およびブライン(1×10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、534mgの3-(N-ベンジルホルムアミド)-5-メチル-2-オキソヘキサン酸を無色油状物(I-339)(H NMRによる純度70%、90%)として得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.55-0.83 (m, 6H), 1.31-1.46 (m, 1H), 1.58-2.28 (m, 2H), 4.22-4.85 (m, 3H), 7.19-7.49 (m, 5H), 8.21-8.39 (m, 1H), 9.37 (s, 1H).
LC-MS (METCR1673): 85% (UV), Rt= 1.27分, m/z (ESI+)= 276.3 [M-H]+
3-(N-ベンジルホルムアミド)-4-メチル-2-オキソペンタン酸(I-340)
[0653]表題化合物は、一般手順5(一般スキーム11a)と同様の様式でN-ベンジル-N-[1-シアノ-4-メチル-2-オキソ-1-(1λ-チオラン-1-イリデン)ペンタン-3-イル]ホルムアミド(I-336)から合成して、反応物を1N HClでクエンチした後の後処理後に黄色粘性油状物(165mg、純度53%、72%)を得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.78-1.03 (m, 6H), 2.34-2.47 (m, 1H), 4.07-4.75 (m, 3H), 7.18-7.42 (m, 5H), 8.19-8.50 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 53% (UV), Rt= 1.09分, m/z (ESI+)= 264.0 [M+H]+
3-(N-ベンジルホルムアミド)-4-シクロブチル-2-オキソブタン酸(I-341)
[0654]表題化合物は、一般手順5(一般スキーム11a)と同様の様式でN-ベンジル-N-[4-シアノ-1-シクロブチル-3-オキソ-4-(1λ-チオラン-1-イリデン)ブタン-2-イル]ホルムアミド(I-337)から合成して、無色粘性油状物(284mg、純度72%、84%)として得、さらに精製することなく次のステップで
使用した。
1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 1.21-1.97 (m, 9H), 4.11-4.70 (m, 3H), 7.17-7.53 (m,
5H), 8.26-8.34 (m, 1H).
LC-MS (METCR0990): 72% (UV), Rt= 1.29分, m/z (ESI-)= 288.3 [M-H]-
3-(N-ベンジルホルムアミド)-2-オキソブタン酸(I-342)
[0655]表題化合物は、一般手順5(一般スキーム11a)と同様の様式でN-ベンジル-N-[4-シアノ-3-オキソ-4-(1λ-チオラン-1-イリデン)ブタン-2-イル]ホルムアミド(I-338)から合成して、反応物を1N HClでクエンチした後の後処理後に黄色粘性油状物(772mg、H NMRによる純度46%、67%)を得、さらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.96-1.32 (m, 3H), 4.15-5.04 (m, 3H), 7.17-7.51 (m,
5H), 8.24-8.41 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 81% (UV), Rt= 0.70-0.90分, m/z (ESI+)= 236.1 [M+H]+
一般手順6(一般スキーム11a):アミド形成
方法A:T3Pカップリング
3-(N-ベンジルホルムアミド)-N,5-ジメチル-2-オキソヘキサンアミド(FP195)
[0656]THF(2mL)中の3-(N-ベンジルホルムアミド)-5-メチル-2-オキソヘキサン酸(I-339)(70%、267mg、0.67mmol)の撹拌溶液に、T3P(DMF中50%、802μL、1.35mmol)およびDIPEA(646μL、3.71mmol)、続いてメチルアミン塩酸塩(114mg、1.68mmol)を添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いでEtOAc(5mL)と水(2mL)との間で分配した。有機層を分離し、水層をEtOAc(2×5mL)で抽出した。有機層をブライン(5mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗生成物を逆相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(30g
SNAP KP-C18-HSカートリッジ、酸性pH、水+0.1%ギ酸中10~60%アセトニトリル勾配で溶出すること以外は標準溶出法の通り)により精製した。関連画分を合わせ、DCM(2×15mL)で抽出した。有機画分をTelos(登録商標)疎水性フリットに通過させ、真空中で濃縮して、28mgの3-(N-ベンジルホルムアミド)-N,5-ジメチル-2-オキソヘキサンアミド(FP195)を黄色ゴム状物(純度98%、14%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.54-0.86 (m, 6H), 1.17-2.09 (m, 3H), 2.70-2.87 (m, 3H), 4.20-5.10 (m, 3H), 6.28-6.74 (m, 1H), 7.20-7.42 (m, 5H), 8.19-8.44 (m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 98% (UV), Rt= 3.70分, m/z (ESI+)= 291.0 [M+H]+
3-(N-ベンジルホルムアミド)-4-シクロブチル-N-メチル-2-オキソブタンアミド(FP196)
[0657]表題化合物は、方法A、一般手順6(一般スキーム11)と同様の様式で3-(N-ベンジルホルムアミド)-4-シクロブチル-2-オキソブタン酸(I-341)から合成して、逆相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(12g SNAP
KP-C18-HSカートリッジ、酸性pH、水+0.1%ギ酸中10~60%アセトニトリル勾配)で溶出すること以外は標準溶出法の通り による精製後にオフホワイトのゴム状物(9mg、H NMRによる純度95%、8%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.15-2.25 (m, 9H), 2.66-2.86 (m, 3H), 4.07-4.94 (m, 3H), 6.24-6.75 (m, 1H), 7.16-7.43 (m, 5H), 8.15-8.41 (m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 93% (UV), Rt= 3.79分, m/z (ESI+)= 303.1 [M+H]+
3-(N-ベンジルホルムアミド)-N,4-ジメチル-2-オキソペンタンアミド(FP197)
[0658]表題化合物は、方法A、一般手順6(一般スキーム11)と同様の様式で3-(N-ベンジルホルムアミド)-4-メチル-2-オキソペンタン酸(I-340)から合
成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に黄色粘性油状物(17mg、純度100%、13%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.81-1.00 (m, 6H), 2.38-2.55 (m, 1H), 2.67-2.86 (m, 3H), 4.02-4.99 (m, 3H), 6.12 - 6.59 (m, 1H), 7.21-7.43 (m, 5H), 8.28-8.58 (m, 1H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.70分, m/z (ESI+)= 277.3 [M+H]+
方法B:混合無水物法
3-(N-ベンジルホルムアミド)-4-メチル-2-オキソペンタンアミド(FP198)
[0659]MeOH(2mL)中の3-(N-ベンジルホルムアミド)-4-メチル-2-オキソペンタン酸(I-340)(純度53%、170mg、0.33mmol)の氷冷溶液に、塩化アセチル(50μL、0.66mmol)を添加した。反応物を室温に加温し、1時間撹拌し、次いで溶媒を真空中で除去した。粗中間体をMeOH(2mL)に再溶解し、0℃に冷却し、MeOH中7Mアンモニア(0.71mL、5.0mmol)を添加した。反応物を室温で1時間撹拌し、次いで真空中で濃縮した。残留物を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)により精製して、35mgの3-(N-ベンジルホルムアミド)-4-メチル-2-オキソペンタンアミドを黄色粘性油状物(純度98%、39%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.81-0.97 (m, 6H), 2.33-2.52 (m, 1H), 4.12-4.84 (m, 3H), 5.36-5.57 (m, 1H), 6.13-6.55 (m, 1H), 7.19-7.42 (m, 5H), 8.21-8.52 (m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 98% (UV), Rt= 3.33分, m/z (ESI+)= 263.2 [M+H]+
3-(N-ベンジルホルムアミド)-5-メチル-2-オキソヘキサンアミド(FP199)
[0660]表題化合物は、方法B、一般手順6(一般スキーム11)と同様の様式で3-(N-ベンジルホルムアミド)-5-メチル-2-オキソヘキサン酸(I-339)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~50%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトのゴム状物(7mg、H NMRによる純度95%、7%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.57-0.86 (m, 6H), 1.18-1.41 (m, 1H), 1.46-2.09 (m, 2H), 4.27-5.10 (m, 3H), 5.32-5.50 (m, 1H), 6.26-6.63 (m, 1H), 7.21-7.40 (m, 5H), 8.19-8.45 (m, 1H).
LC-MS (METCR1416): 97% (UV), Rt= 3.54-3.58分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 277.1 [M+H]+
方法C:HATUカップリング
3-(N-ベンジルホルムアミド)-N-(シクロペンチルメチル)-2-オキソブタンアミド(FP200)
[0661]DCM(8mL)に溶解した3-(N-ベンジルホルムアミド)-2-オキソブタン酸(I-342)(純度46%、386mg、0.75mmol)、DIPEA(302μL、1.74mmol)およびHATU(344mg、0.91mmol)の撹拌溶液に、1-シクロペンチルメタンアミン塩酸塩(123mg、0.91mmol)を添加し、混合物を室温で18時間撹拌した。次いで、反応物をDCM(8mL)で希釈し、1M HCl(15mL)でクエンチし、2層を分離した。水層をDCM(8mL)で抽出し、合わせた有機層を飽和NaHCO(8mL)、ブライン(8mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中0~5%MeOH勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)により精製して、98mgの3-(N-ベンジルホルムアミド)-N-(シクロペンチルメチル)-2
-オキソブタンアミド(FP200)を無色粘性油状物(純度98%、収率40%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.08-1.45 (m, 5H), 1.55-1.81 (m, 6H), 1.92-2.12 (m, 1H), 3.00-3.29 (m, 2H), 4.26-5.17 (m, 3H), 6.32-6.87 (m, 1H), 7.18-7.43 (m, 5H), 8.13-8.45 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 98% (UV), Rt= 3.30分, m/z (ESI+)= 317.2 [M+H]+
3-(N-ベンジルホルムアミド)-N-(シクロブチルメチル)-2-オキソブタンアミド(FP201)
[0662]表題化合物は、方法C、一般手順6(一般スキーム11)と同様の様式で3-(N-ベンジルホルムアミド)-2-オキソブタン酸(I-342)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中0~5%MeOH勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(22mg、純度97%、9%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.13-1.44 (m, 3H), 1.59-1.74 (m, 2H), 1.82-1.97 (m, 2H), 2.01-2.11 (m, 2H), 2.35-2.56 (m, 1H), 3.09-3.37 (m, 2H), 4.24-5.17 (m, 3H), 6.20-6.85 (m, 1H), 7.18-7.42 (m, 5H), 8.12-8.45 (m, 1H).
LC-MS (METCR1603): 97% (UV), Rt= 3.63-3.77分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 303.5 [M+H]+
オキソピロリジン類への経路:最終化合物(FP202~FP204)の合成
[0663]以下の化合物は、スキーム13aに記載した通りスキーム13の修正を使用して合成した。
【0158】
一般スキーム13a:
【0159】
【化27】
一般手順1(一般スキーム13a):グラブス触媒アルケン形成
エチル(4E)-5-[(シクロプロピルメチル)カルバモイル]ペンタ-4-エノエート(I-343)
[0664]DCM(70mL)中のJournal of the American Chemical Society、(2005)、127(42)、14942~14949に記載された方法により調製したN-(シクロプロピルメチル)プロパ-2-エンアミド(H NMRによる純度85%、1.00g、6.79mmol)およびエチルペンタ-4-エノエート(1.0mL、7.02mmol)の撹拌溶液に、ホベイダ-グラブス触媒、第2世代(132mg、0.21mmol)を添加した。混合物を窒素下、室温で16時間撹拌し、次いで真空中で濃縮した。粗残留物を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~50%EtOAc勾配)により精製して、1.15gのエチル(4E)-5-(シクロプロピルメチル)カルバモイル]ペンタ-4-エノエートを灰色自由流動性油状物(H NMRによる純度80%、60%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.13-0.26 (m, 2H), 0.43-0.56 (m, 2H), 0.89-1.01 (m, 1H), 1.25 (t, J = 7.1 Hz, 3H), 2.39-2.54 (m, 4H), 3.16 (dd, J = 5.6, 7.2
Hz, 2H), 4.13 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 5.55-5.70 (m, 1H), 5.82 (dt, J = 1.4, 15.2 Hz, 1H), 6.79 (dt, J = 6.5, 15.3 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 91% (UV), Rt= 0.93分, m/z (ESI+)= 226.5 [M+H]+
メチル(5E)-6-[(シクロプロピルメチル)カルバモイル]ヘキサ-5-エノエート(I-344)
[0665]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム13a)と同様の様式で、Journal of the American Chemical Society、(2005)、127(42)、14942~14949に記載された方法により調製したN-(シクロプロピルメチル)プロパ-2-エンアミドおよびメチルヘキサ-5-エノエートから合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP
KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~50%EtOAc勾配)による精製後に灰色固体(1.27g、H NMRによる純度80%、66%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.16-0.24 (m, 2H), 0.48-0.54 (m, 2H), 0.91-1.01 (m, 1H), 1.79 (p, J = 7.4 Hz, 2H), 2.22 (qd, J = 1.4, 7.3 Hz, 2H), 2.34 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 3.15-3.19 (m, 2H), 3.67 (s, 3H), 5.50-5.61 (m, 1H), 5.79 (dt, J
= 1.5, 15.3 Hz, 1H), 6.79 (dt, J = 6.9, 15.2 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 89% (UV), Rt= 0.91分, m/z (ESI+)= 226.5 [M+H]+
一般手順2(一般スキーム13a):エポキシ化
[0666]一般方法2は、スキーム13と同じである。
【0160】
エチル3-{3-[(シクロプロピルメチル)カルバモイル]オキシラン-2-イル}プロパノエート(I-345)
[0667]表題化合物は、1,2-DCE中、55℃にて、一般手順2(一般スキーム13a)と同様の様式でエチル(4E)-5-[(シクロプロピルメチル)-カルバモイル]ペンタ-4-エノエート(I-343)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~80%EtOAc勾配)による精製後に黄色自由流動性油状物(411mg、H NMRによる純度85%、36%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.16-0.20 (m, 2H), 0.48-0.52 (m, 2H), 0.87-0.94 (m, 1H), 1.27 (t, J = 7.1 Hz, 3H), 1.76-1.89 (m, 1H), 2.05-2.13 (m, 1H), 2.46 (t, J = 7.3 Hz, 2H), 3.02-3.15 (m, 3H), 3.26 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 4.16 (q, J =
7.1 Hz, 2H), 6.19 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 62% (UV), Rt= 0.91分, m/z (ESI+)= 242.1 [M+H]+
メチル4-{3-[(シクロプロピルメチル)カルバモイル]オキシラン-2-イル}ブタノエート(I-346)
[0668]表題化合物は、一般手順2(一般スキーム13a)と同様の様式でメチル(5E)-6-[(シクロプロピルメチル)-カルバモイル]ヘキサ-5-エノエート(I-344)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~80%EtOAc勾配)による精製後に1,2-DCE中55℃で黄色固体(423mg、H NMRによる純度85%、33%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.14-0.21 (m, 2H), 0.47-0.52 (m, 2H), 0.85-0.94 (m, 1H), 1.51-1.60 (m, 1H), 1.73-1.85 (m, 3H), 2.35-2.41 (m, 2H), 2.93-2.98 (m, 1H), 3.02-3.15 (m, 2H), 3.23 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 3.67 (s, 3H), 6.15-6.25 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 60% (UV), Rt= 0.89分, m/z (ESI+)= 242.2 [M+H]+
一般手順3(一般スキーム13b):エポキシド開環および環化
[0669]一般方法3は、スキーム13と同じである。
【0161】
2-[1-(シクロヘキシルメチル)-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-(シ
クロプロピルメチル)-2-ヒドロキシアセトアミド(I-347)
[0670]表題化合物は、EtOH中、70℃にて、一般手順3(一般スキーム13a)と同様の様式でエチル3-{3-[(シクロプロピルメチル)-カルバモイル]オキシラン-2-イル}プロパノエート(I-345)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、続いてEtOAc中0~15%MeOH勾配)による精製後に黄色粘性油状物(107mg、純度93%、45%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.17-0.26 (m, 2H), 0.44-0.56 (m, 2H), 0.83-1.04 (m, 3H), 1.13-1.28 (m, 3H), 1.55-1.75 (m, 6H), 1.83-1.91 (m, 1H), 1.92-2.01 (m, 1H), 2.25-2.33 (m,1H), 2.43-2.52 (m, 1H), 2.68 (dd, J = 5.1, 13.9 Hz, 1H), 3.10-3.23 (m, 2H), 3.48 (dd, J = 9.6, 13.9 Hz, 1H), 4.18-4.24 (m, 1H), 4.44 (d, J
= 1.6 Hz, 1H), 4.96-5.65 (m, 1H), 7.17 (t, J = 5.5 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 93% (UV), Rt= 0.97分, m/z (ESI+)= 309.1 [M+H]+
2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシアセトアミド(I-348)
[0671]表題化合物は、EtOH中、70℃にて、一般手順3(一般スキーム13a)と同様の様式でエチル3-{3-[(シクロプロピルメチル)-カルバモイル]オキシラン-2-イル}プロパノエート(I-345)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に黄色粘性油状物(119mg、純度96%、48%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.14-0.25 (m, 2H), 0.45-0.55 (m, 2H), 0.86-1.01 (m, 1H), 1.82-1.99 (m, 2H), 2.30-2.42 (m, 1H), 2.52-2.64 (m, 1H), 3.12 (t, J
= 6.4 Hz, 2H), 4.05-4.17 (m, 2H), 4.39 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 4.76 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 7.02 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 7.20-7.24 (m, 2H), 7.30-7.34 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 96% (UV), Rt= 0.98分, m/z (ESI+)= 337.0/339.1 [M+H]+
2-(1-ベンジル-6-オキソピペリジン-2-イル)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシアセトアミド(I-349)
[0672]表題化合物は、60℃にて一般手順3(一般スキーム13a)と同様の様式でメチル4-{3-[(シクロプロピルメチル)-カルバモイル]オキシラン-2-イル}ブタノエート(I-346)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、続いてEtOAc中0~10%MeOH勾配)による精製後に褐色粘性油状物(318mg、純度50%、34%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.14-0.24 (m, 2H), 0.46-0.54 (m, 2H), 0.89-0.97 (m, 1H), 1.40-1.57 (m, 1H), 1.58-1.66 (m, 1H), 1.68-1.83 (m, 2H), 2.19-2.36 (m, 1H), 2.39-2.54 (m, 1H), 3.05-3.18 (m, 2H), 3.90-3.95 (m, 1H), 4.30 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 4.42 (d, J = 5.8 Hz, 1H), 4.48 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 5.06 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 7.27-7.35 (m, 5H).
LC-MS (METCR1410): 69% (UV), Rt= 0.95分, m/z (ESI+)= 317.1 [M+H]+
一般手順4(一般スキーム13b):酸化
[0673]一般方法4は、スキーム13と同じである。
【0162】
2-[1-(シクロヘキシルメチル)-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソアセトアミド(FP202)
[0674]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム13a)と同様の様式で2-[1-(シクロヘキシルメチル)-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシアセトアミド(I-347)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの固体(22mg、純度100%、22%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.23-0.30 (m, 2H), 0.55-0.61 (m, 2H), 0.85-1.04 (m, 3H), 1.11-1.24 (m, 3H), 1.43-1.54 (m, 1H), 1.57-1.66 (m, 3H), 1.67-1.74 (m, 2H), 1.95-2.03 (m, 1H), 2.29-2.52 (m, 3H), 2.54 (dd, J = 6.0, 14.0 Hz, 1H), 3.16-3.22 (m, 2H), 3.62 (dd, J = 9.0, 14.0 Hz, 1H), 5.22 (dd, J = 3.0, 10.0 Hz, 1H), 7.00-7.10 (br. s, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 100% (UV), Rt= 3.06分, m/z (ESI+)= 307.2 [M+H]+
2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソアセトアミド(FP203)
[0675]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム13a)と同様の様式で2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシアセトアミド(I-348)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色粘性油状物(28mg、純度96%、24%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.20-0.28 (m, 2H), 0.54-0.61 (m, 2H), 0.90-1.03 (m, 1H), 1.93-2.02 (m, 1H), 2.38-2.48 (m, 3H), 3.07-3.19 (m, 2H), 3.97 (d, J
= 15.0 Hz, 1H), 4.93 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 4.95-5.02 (m, 1H), 6.87-6.97 (br. s,
1H), 7.07-7.13 (m, 2H), 7.25-7.29 (m, 2H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 96% (UV), Rt= 2.96分, m/z (ESI+)= 335.1/336.1 [M+H]+
2-(1-ベンジル-6-オキソピペリジン-2-イル)-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソアセトアミド(FP204)
[0676]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム13a)と同様の様式で2-(1-ベンジル-6-オキソピペリジン-2-イル)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシアセトアミド(I-349)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~70%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの固体(62mg、純度100%、39%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.20-0.27 (m, 2H), 0.53-0.61 (m, 2H), 0.91-1.00 (m, 1H), 1.47-1.56 (m, 1H), 1.70-1.80 (m, 1H), 2.02-2.19 (m, 2H), 2.39-2.50 (m, 1H), 2.50-2.59 (m, 1H), 3.04-3.19 (m, 2H), 3.88 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 5.09-5.19 (m, 2H), 6.82-6.91 (br. s, 1H), 7.16-7.21 (m, 2H), 7.22-7.31 (m, 3H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 100% (UV), Rt= 2.63分, m/z (ESI)+= 315.1 [M+H]+
一般スキーム15に記載した方法を使用して合成した化合物(FP205~FP214)
一般手順1(一般スキーム15):位置選択的エポキシド開環
3-アミノ-N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-350)
[0677]表題化合物は、方法D、一般手順1(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-3-メチル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-34)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP
Ultraカートリッジ、DCM中0~15%7Nメタノール性アンモニア勾配)による精製後にオフホワイトの結晶性固体(1.94g、純度100%、定量的)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.81-1.02 (m, 2H), 1.04 (d, J = 6.5 Hz, 3H),
1.10-1.31 (m, 3H), 1.38-1.54 (m, 1H), 1.58-1.79 (m, 5H), 2.95-3.22 (m, 2H), 3.22-3.39 (m, 1H), 3.88 (d, J = 4.8 Hz, 1H),7.30 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.71分, m/z (ESI+)= 215.6 [M+H]+
3-アミノ-N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシヘキサンアミド(I-351)
[0678]表題化合物は、方法D、一般手順1(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-3-プロピル-オキシラン-2-カルボキサミド(I-44)
から合成して、EtOAc中での摩砕による精製後に橙色粉末(2.00g、H NMRによる純度90%、65%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.90-0.94 (m, 4H), 1.10-1.33 (m, 6H), 1.40-1.60 (m, 3H), 1.62-1.68 (m, 1H), 1.69-1.75 (m, 4H), 3.04-3.18 (m, 3H), 3.88 (d, J
= 5.6 Hz, 1H), 7.45-7.58 (m 1H).
LC-MS (METCR1410): 40% (UV), Rt= 0.82分, m/z (ESI+)= 243.2 [M+H]+
3-アミノ-N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシペンタンアミド(I-352)
[0679]表題化合物は、方法D、一般手順1(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-3-エチルオキシラン-2-カルボキサミド(I-45)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中0~10%7Nメタノール性アンモニア勾配)による精製後にオフホワイトの粉末(1.54g、純度87%、62%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.77-0.92 (m, 5H), 1.05-1.21 (m, 3H), 1.30-1.53 (m,
3H), 1.55-1.70 (m, 5H), 2.66-2.72 (m, 1H), 2.85-2.98 (m, 2H), 3.73 (d, J = 3.9 Hz, 1H), 5.35 (br. s, 1H), 7.69 (t, J = 5.7 Hz, 1H).
LC-MS (METCR0990): 87% (UV), Rt= 1.51分, m/z (ESI+)= 229.4 [M+H]+
一般手順2a(一般スキーム15):キャッピング
方法B:
N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(ピリジン-4-イル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-353)
[0680]表題化合物は、方法B、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-350)から合成して、後処理後にオフホワイトの粉末(110mg、純度100%、49%)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.75-0.94 (m, 2H), 1.05 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 1.07-1.21 (m, 3H), 1.35-1.49 (m, 1H), 1.52-1.67 (m, 5H), 2.89 (dt, J = 6.3, 12.9 Hz, 1H), 2.99 (dt, J =6.7, 13.2 Hz, 1H), 4.09 (dd, J = 3.6, 5.7 Hz, 1H), 4.36 (td, J = 3.6, 7.3 Hz, 1H), 5.76 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 7.73 (t, J = 6.2 Hz, 1H), 7.75-7.81 (m, 2H), 8.40 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 8.61-8.75(m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.88分, m/z (ESI+)= 320.1 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(ピリジン-4-イル)ホルムアミド]ペンタンアミド(I-354)
[0681]表題化合物は、方法B、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシペンタンアミド(I-352)から合成して、後処理後にオフホワイトの粉末(89mg、純度100%、47%)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.77-0.89 (m, 5H), 1.03-1.19 (m, 3H), 1.35-1.46 (m,
2H), 1.53-1.69 (m, 6H), 2.87-2.98 (m, 2H), 4.03 (d, J = 4.1 Hz, 1H), 4.16-4.23 (m, 1H), 7.74 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 7.76-7.81 (m, 2H), 8.37 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 8.68-8.74 (m, 2H).
LC-MS (METCR0990): 100% (UV), Rt= 1.52分, m/z (ESI+)= 334.3 [M+H]+
方法D:現場での酸塩化物の形成
3-[(2-クロロ-6-メトキシフェニル)ホルムアミド]-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタン-アミド(I-355)
[0682]表題化合物は、方法D、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-250)から合成して、後処理後にオフホワイトの固体(76mg、純度86%、33%)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.14-0.27 (m, 2H), 0.45-0.57 (m, 2H), 0.87-1
.03 (m, 1H), 1.36 (d, J = 7.03 Hz, 3H), 3.00-3.30 (m, 2H), 3.83 (s, 3H), 4.33-4.51 (m, 2H), 4.98 (d, J = 5.02 Hz, 1H), 6.14-6.28 (m, 1H), 6.79-6.85 (m, 1H), 6.87 -6.96 (m, 1H), 6.99 (dd, J = 0.75, 8.12 Hz, 1H), 7.23-7.32 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 86% (UV), Rt= 0.96分, m/z (ESI+)= 341.1/ 343.1 [M+H]+
方法E:HATUカップリング
N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(4-メチルピリジン-3-イル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-356)
[0683]表題化合物は、方法E、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-350)から合成して、後処理後にオフホワイトの固体(112mg、純度93%、67%)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.81-0.90 (m, 2H), 1.01 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 1.11-1.21 (m, 3H), 1.40-1.49 (m, 1H), 1.57-1.69 (m, 5H), 2.35 (s, 3H), 2.88-3.03 (m, 2H), 4.10 (dd, J= 3.6, 5.7 Hz, 1H), 4.30-4.37 (m, 1H), 5.74 (d, J = 5.8 Hz, 1H), 7.27 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.74 (t, J = 6.1 Hz, 1H), 8.23 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 8.45 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 8.51 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 93% (UV), Rt= 0.86分, m/z (ESI+)= 334.1 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[2-(ピペリジン-1-イル)アセトアミド]ペンタンアミド(I-357)
[0684]表題化合物は、方法E、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシペンタンアミド(I-352)から合成して、分取LC(塩基性pH、初期溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(133mg、純度100%、66%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.78 (t, J = 7.4 Hz, 3H), 0.81-0.91 (m, 2H), 1.06-1.21 (m, 3H), 1.30-1.47 (m, 5H), 1.47-1.57 (m, 4H), 1.58-1.70 (m, 5H), 2.34-2.43 (m, 4H), 2.82-2.90 (m, 2H), 2.93 (t, J = 6.5 Hz, 2H), 3.87-3.93 (m, 1H), 3.98-4.05 (m, 1H), 5.71-5.79 (m, 1H), 7.41 (d, J = 9.4 Hz, 1H), 7.74 (t, J = 6.0 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1602): 100% (UV), Rt= 0.63分, m/z (ESI+)= 354.4 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(ピリジン-3-イル)ホルムアミド]ペンタンアミド(I-358)
[0685]表題化合物は、方法E、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシペンタンアミド(I-352)から合成して、分取LC(塩基性pH、初期溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(129mg、純度99%、67%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.78-0.91 (m, 5H), 1.04-1.17 (m, 3H), 1.36-1.47 (m,
2H), 1.53-1.66 (m, 6H), 2.86-3.00 (m, 2H), 4.04 (dd, J = 4.1, 5.8 Hz, 1H), 4.17-4.24 (m, 1H), 5.71-5.76 (m, 1H), 7.48-7.52 (m, 1H), 7.71 (t, J = 6.1 Hz, 1H), 8.20 (dt, J = 1.9, 7.9 Hz, 1H), 8.24 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 8.69 (dd, J = 1.6, 4.8 Hz, 1H), 9.02 (d, J = 2.1 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1602): 99% (UV), Rt= 0.51分, m/z (ESI+)= 334.3 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(4-メチルピリジン-3-イル)ホルムアミド]ペンタンアミド(I-359)
[0686]表題化合物は、方法E、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシペンタンアミド(I-352)から合成して、1:1 MeCN/HOからの沈殿による精製後にオフホワイトの粉末(119mg、純度99%、59%)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.87 (t, J = 7.4 Hz, 5H), 1.12 (q, J = 11.1, 11.7 Hz, 3H), 1.36-1.54 (m, 3H), 1.56-1.69 (m, 5H), 2.35 (s, 3H), 2.89-3.00 (m, 2H), 4
.03 (dd, J = 4.2, 5.9 Hz, 1H), 4.13-4.20 (m, 1H), 5.74 (d, J = 5.9 Hz, 1H), 7.27
(d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.72 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 8.15 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 8.45 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 8.50 (s, 1H).
LC-MS (METCR1602): 99% (UV), Rt= 0.52分, m/z (ESI+)= 348.2 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)アセトアミド]ヘキサンアミド(I-360)
[0687]表題化合物は、方法E、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシヘキサンアミド(I-351)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、次いでEtOAc中0~20%MeOH勾配)による精製後に橙色粘性油状物(300mg、純度30%、38%)として得た。
LC-MS (METCR1410): 30% (UV), Rt= 3.34分, m/z (ESI+)= 383.2 [M+H]+
方法G:カルボン酸とのT3Pカップリング
N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-{[1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル]ホルムアミド}-ブタンアミド(I-361)
[0688]DMF(3mL)中の1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-カルボン酸(100mg、0.47mmol)および3-アミノ-N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-350)、203mg、0.95mmol)の溶液に、DIPEA(167μl、0.95mmol)、続いてT3P(DMF中50%w/w、0.7mL、1.18mmol)を添加し、混合物を室温で1時間撹拌した。混合物をEtOAc(10mL)で希釈し、飽和NaHCO(10mL)、水(10mL)およびブライン(10mL)で順次洗浄した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。残留物を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中0~10%MeOH勾配)により精製して、93mgのN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-{[1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル]ホルムアミド}ブタンアミド(I-361)を無色粉末(H NMRによる純度95%、46%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 0.79-1.07 (m, 3H), 1.07-1.29 (m, 4H), 1.36 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 1.42-1.52 (m, 1H), 1.70-1.83 (m, 7H), 2.04-2.18 (m, 1H), 2.41 (td, J = 4.7, 11.0 Hz, 2H), 2.94-3.15 (m, 6H), 4.08-4.24 (m, 2H), 5.74 (dd, J = 6.3, 130.0 Hz, 2H), 6.98 (t, J = 6.5 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 93% (UV), Rt= 0.93分, m/z (ESI+)= 408.2 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-3-[2-(ジメチルアミノ)アセトアミド]-2-ヒドロキシヘキサンアミド(I-362)
[0689]表題化合物は、方法G、一般手順2a(一般スキーム15)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシヘキサンアミド(I-351)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの粉末(185mg、H NMRによる純度50%、34%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.93 (d, J = 4.5 Hz, 4H), 1.15-1.24 (m, 3H),
1.32 (ddt, J = 3.8, 7.4, 14.9 Hz, 1H), 1.37-1.50 (m, 2H), 1.58-1.76 (m, 6H), 1.89 (dtd, J = 5.0, 10.0, 14.9 Hz, 1H), 2.32 (s, 6H), 3.00 (d, J = 4.0 Hz, 2H), 3.06-3.23 (m, 4H), 4.00 (dt, J = 5.1, 10.1 Hz, 1H), 4.22 (s, 1H), 5.83 (s, 1H), 7.03 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 7.55 (d, J = 6.7 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 35% (UV), Rt= 0.88分, m/z (ESI+)= 328.8 [M+H]+
一般手順3a(一般スキーム15):酸化
方法A:
N-(シクロヘキシルメチル)-2-オキソ-3-[(ピリジン-4-イル)ホルムアミド]ブタンアミド(FP205)
[0690]表題化合物は、方法A、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(ピリジン-4-イル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-353)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中1~8%MeOH勾配)による精製後にオフホワイトの粉末(69mg、純度99%、62%)として得た。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.77-0.89 (m, 2H), 1.02-1.16 (m, 3H), 1.39 (d, J = 7.3 Hz, 3H), 1.41-1.50 (m, 1H), 1.54-1.63 (m, 5H), 2.88-3.04 (m, 2H), 5.04-5.17 (m, 1H),7.72-7.83 (m, 2H), 8.63 (t, J = 6.1 Hz, 1H), 8.71-8.78 (m, 2H), 9.15 (d,
J = 6.2 Hz, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 99% (UV), Rt= 2.61分, m/z (ESI+)= 318.2 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-2-オキソ-3-{[1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル]ホルムアミド}-ブタンアミド(FP206)
[0691]表題化合物は、方法A、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-{[1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル]ホルムアミド}ブタンアミド(I-361)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中0~5%MeOH勾配)、続いてDCM中での摩砕による精製後に無色粉末(61mg、H NMRによる純度98%、67%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.91-0.98 (m, 2H), 1.12-1.27 (m, 4H), 1.44 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 1.47-1.53 (m, 1H), 1.70-1.84 (m, 8H), 2.10-2.16 (m, 1H), 2.40 (td, J = 2.8, 11.4 Hz, 2H), 2.94-3.01 (m, 4H), 3.13-3.17 (m, 2H), 5.23 (p, J =
7.2 Hz, 1H), 6.16 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 6.90 (bs, 1H).
LC-MS (METCR1416): 100% (UV), Rt= 3.25-3.50分, m/z (ESI+)= 406.2 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-3-[2-(ジメチルアミノ)アセトアミド]-2-オキソヘキサンアミド(FP207)
[0692]表題化合物は、方法A、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-3-[2-(ジメチルアミノ)アセトアミド]-2-ヒドロキシヘキサンアミド(I-362)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、次いでEtOAc中0~20%MeOH勾配)による精製後に無色粘性油状物(22mg、H NMRによる純度95%、23%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.90-0.99 (m, 5H), 1.10-1.27 (m, 4H), 1.38-1.45 (m, 2H), 1.46-1.54 (m, 1H), 1.58-1.67 (m, 2H), 1.68-1.75 (m, 3H), 1.93-2.01 (m, 1H), 2.35 (s, 6H), 2.92-3.10 (m, 2H), 3.10-3.20 (m, 2H), 5.31 (td, 1H), 6.86-6.95 (m, 1H), 7.60-7.69 (m, 1H).
LC-MS (METCR1603): 93% (UV), Rt= 4.45分, m/z (ESI+)= 326.4 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-2-オキソ-3-[(ピリジン-4-イル)ホルムアミド]ペンタンアミド(FP208)
[0693]表題化合物は、方法A、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(ピリジン-4-イル)ホルムアミド]ペンタンアミド(I-354)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中0~5%MeOH勾配)、続いてEtO中での摩砕による精製後にオフホワイトの粉末(45mg、純度97%、49%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.77-0.89 (m, 2H), 0.98 (t, J = 7.4 Hz, 3H), 1.02-1.16 (m, 3H), 1.40-1.51 (m, 1H), 1.52-1.64 (m, 5H), 1.63-1.76 (m, 1H), 1.84-1.96 (m, 1H), 2.90-3.03 (m, 2H), 5.00 (ddd, J = 4.4, 6.7, 9.4 Hz, 1H), 7.74-7.80 (m, 2H), 8.64 (t, J = 6.2 Hz, 1H), 8.71-8.77 (m, 2H), 9.06 (d, J = 6.7 Hz, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 97% (UV), Rt= 2.92分, m/z (ESI+)= 332.2 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-3-[(4-メチルピリジン-3-イル)ホルムアミド]-2-オキソブタンアミド(FP209)
[0694]表題化合物は、溶媒として8:1 DCM:DMSOを使用して方法A、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(4-メチルピリジン-3-イル)ホルムアミド]ブタンアミド(I-356)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュクロマトグラフィー(10g SNAP
KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、次いでEtOAc中0~10%MeOH勾配)による精製後にオフホワイトの粉末(42mg、純度96%、23%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.91-1.01 (m, 2H), 1.11-1.28 (m, 3H), 1.48-1.56 (m, 1H), 1.59 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 1.62-1.77 (m, 5H), 2.47 (s, 3H), 3.13-3.22 (m, 2H), 5.49 (p, J = 7.2 Hz, 1H), 6.55 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 6.92-7.00 (m, 1H), 7.17 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.52 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 8.64 (s, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 96% (UV), Rt= 2.73分, m/z (ESI+)= 332.3 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-2-オキソ-3-[(ピリジン-3-イル)ホルムアミド]ペンタンアミド(FP210)
[0695]表題化合物は、方法A、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(ピリジン-3-イル)ホルムアミド]ペンタンアミド(I-358)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、EtOAc中0~10%MeOH勾配)、続いてEtO中での摩砕による精製後にオフホワイトの粉末(71mg、純度97%、58%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.77-0.88 (m, 2H), 0.99 (t, J = 7.4 Hz, 3H), 1.03-1.16 (m, 3H), 1.40-1.50 (m, 1H), 1.51-1.64 (m, 5H), 1.65-1.75 (m, 1H), 1.85-1.95 (m, 1H), 2.92-3.01 (m, 2H), 4.99 (ddd, J = 4.4, 6.7, 9.4 Hz, 1H), 7.53 (ddd, J =
0.8, 4.8, 7.9 Hz, 1H), 8.20 (dt, J = 1.8, 8.0 Hz, 1H), 8.64 (t, J = 6.1 Hz, 1H), 8.72 (dd, J = 1.7, 4.8 Hz, 1H), 8.98 (d, J = 6.7 Hz, 1H), 9.02 (dd, J = 0.7, 2.3 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1603): 97% (UV), Rt= 2.90分, m/z (ESI+)= 332.2 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-3-[(4-メチルピリジン-3-イル)ホルムアミド]-2-オキソペンタンアミド(FP211)
[0696]表題化合物は、方法A、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[(4-メチルピリジン-3-イル)ホルムアミド]ペンタンアミド(I-359)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、EtOAc中0~10%MeOH勾配)、続いてEtO中での摩砕による精製後にオフホワイトの粉末(21mg、純度98%、18%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.80-0.92 (m, 2H), 0.98 (t, J = 7.4 Hz, 3H), 1.06-1.20 (m, 3H), 1.44-1.54 (m, 1H), 1.55-1.68 (m, 6H), 1.82-1.92 (m, 1H), 2.35 (s, 3H), 2.98 (t, J = 6.7 Hz, 2H), 5.01 (ddd, J = 4.3, 6.8, 9.3 Hz, 1H), 7.30 (d, J =
5.0 Hz, 1H), 8.46-8.50 (m, 2H), 8.70 (t, J = 6.1 Hz, 1H), 8.87 (d, J = 6.8 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1603): 98% (UV), Rt= 3.04分, m/z (ESI+)= 346.3 [M+H]+
方法C:0℃でのDMPの添加
3-[(2-クロロ-6-メトキシフェニル)ホルムアミド]-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソブタンアミド(FP212)
[0697]表題化合物は、溶媒として8:1 DCM:DMSOを使用して方法C、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式で3-[(2-クロロ-6-メトキシフェニル)-ホルムアミド]-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I
-355)から合成して、分取LC(酸性pH法、初期溶出法)による精製後に黄色ゴム状の固体(21mg、純度94%、31%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.23-0.27 (m, 2H), 0.54-0.59 (m, 2H), 0.94-1.05 (m, 1H), 1.59 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 3.19 (ddd, J = 3.8, 5.9, 7.2 Hz, 2H), 3.82 (s, 3H), 5.58 (p, J = 7.3 Hz, 1H), 6.49 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 6.80-6.84 (m, 1H), 6.97-7.00 (m, 1H), 7.00-7.03 (m, 1H), 7.24-7.29 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 94% (UV), Rt= 2.49分, m/z (ESI+)= 339.1/341.0 [M+H]+
方法D:スワーン酸化
N-(シクロヘキシルメチル)-2-オキソ-3-[2-(ピペリジン-1-イル)アセトアミド]ペンタンアミド(FP213)
[0698]窒素雰囲気下、-78℃で無水DCM(0.5mL)中の無水DMSO(136μL、1.9mmol)の撹拌溶液に、塩化オキサリル(81μL、0.95mmol)を滴下添加した。15分後、無水DCM(0.5mL)中のN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[2-(ピペリジン-1-イル)アセトアミド]ペンタンアミド(I-357)(67mg、0.19mmol)の溶液を滴下添加し、さらに15分後、DIPEA(495μL、2.84mmol)を滴下添加し、次いで反応物を-78℃で30分間撹拌し、ゆっくりと室温に加温した。混合物をDCM(2mL)で希釈し、水(2mL)でクエンチした。水性相を分離し、DCM(2×1mL)で洗浄し、次いで有機相を合わせ、ブライン(2mL)で洗浄し、混合物をTelos(R)疎水性フリットに通して濾過した。保持された水層をDCM(0.5mL)で洗浄し、合わせた有機濾液を真空中で濃縮した。残留物を分取LC(塩基性pH、初期溶出法)により精製して、29mgのN-[(3-クロロフェニル)メチル]-3-[(2-メトキシフェニル)アミノ]-2-オキソブタンアミド)をオフホワイトの粉末(H NMRによる純度95%、41%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.79-0.91 (m, 5H), 1.06-1.24 (m, 3H), 1.35-1.41 (m,
2H), 1.42-1.69 (m, 11H), 1.77-1.87 (m, 1H), 2.33-2.45 (m, 4H), 2.82-3.01 (m, 4H), 4.92 (td, J = 4.7, 8.0 Hz, 1H), 7.95 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 8.67 (t, J = 6.2 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1603): 92% (UV), Rt= 3.88分, m/z (ESI+)= 352.3 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-3-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)アセトアミド]-2-オキソヘキサンアミド(FP214)
[0699]表題化合物は、方法D、一般手順3a(一般スキーム15)と同様の様式でN-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシ-3-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)アセトアミド]ヘキサンアミド(I-360)から合成して、分取LC(塩基性pH、初期溶出法)、続いてイオン交換フラッシュクロマトグラフィー(5g Isolute SCX-2カートリッジ、EtOAc中0~20%MeOH勾配、次いでEtOAc中0~10%7Nメタノール性アンモニア勾配)による精製後に褐色粘性油状物(30mg、H NMRによる純度95%、32%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.91-0.97 (m, 5H), 1.11-1.26 (m, 4H), 1.33-1.41 (m, 2H), 1.43-1.54 (m, 1H), 1.61-1.74 (m, 5H), 1.92-2.02 (m, 1H), 2.34 (s, 3H), 2.47-2.66 (m, 8H), 2.97-3.09 (m, 2H), 3.11-3.17 (m, 2H), 5.29 (td, J = 4.5, 8.3 Hz, 1H), 6.87-6.98 (m, 1H), 7.62-7.70 (m, 1H).
LC-MS (METCR1603): 79% (UV), Rt= 3.23分, m/z (ESI+)= 381.3 [M+H]+
一般スキーム19に記載した方法を使用して合成した化合物(FP215~FP223)
一般手順1(一般スキーム19):スルホンアミド形成
3-(4-クロロベンゼンスルホンアミド)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-363)
[0700]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム19)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-279)から合成して
、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの結晶性固体(80mg、純度87%、24%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.11-0.23 (m, 2H), 0.44-0.51 (m, 2H), 0.85-0.93 (m, 4H), 3.00-3.18 (m, 2H), 3.79-3.89 (m, 1H), 4.29-4.35 (m, 1H), 4.68-4.85 (m, 1H), 5.90-6.03 (m, 1H), 7.07-7.15 (m, 1H), 7.46 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.86 (d, J = 8.6 Hz, 2H).
LC-MS (METCR1410): 87% (UV), Rt= 0.99分, m/z (ESI+)= 347.0/349.1 [M+H]+
3-ベンゼンスルホンアミド-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシペンタンアミド(I-364)
[0701]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム19)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシペンタンアミド(I-251)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの粉末(214mg、純度90%、58%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ -0.05-0.03 (m, 2H), 0.22-0.31 (m, 2H), 0.40 (t, J = 7.4 Hz, 3H), 0.66-0.78 (m, 1H), 1.12-1.33 (m, 2H), 2.81-2.99 (m, 2H), 3.37-3.48 (m, 1H), 4.11 (dd, J = 2.6, 5.0 Hz, 1H), 4.68 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 5.71 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.03 (t, J = 5.7 Hz, 1H), 7.26-7.32 (m, 2H), 7.32-7.40 (m, 1H), 7.72-7.79 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 90% (UV), Rt= 0.95分, m/z (ESI+)= 327.4 [M+H]+
3-ベンゼンスルホンアミド-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシヘキサンアミド(I-365)
[0702]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム19)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシヘキサンアミド(I-253)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの粉末(229mg、純度93%、66%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.18-0.26 (m, 2H), 0.47-0.56 (m, 2H), 0.63 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 0.79-0.90 (m, 1H), 0.92-1.01 (m, 1H), 1.03-1.17 (m, 1H), 1.32-1.41 (m, 1H), 1.44-1.55 (m, 1H), 3.08-3.20 (m, 2H), 3.51-3.61 (m, 1H), 3.92 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 4.25 (dd, J = 2.5, 6.6 Hz, 1H), 5.12 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.86-6.93 (m, 1H), 7.49-7.56 (m, 2H), 7.56-7.64 (m, 1H), 7.88-7.95 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 93% (UV), Rt= 1.03分, m/z (ESI+)= 341.2 [M+H]+
3-ベンゼンスルホンアミド-N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-366)
[0703]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム19)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-350)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの固体(260mg、純度83%、87%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.86-0.95 (m, 2H), 0.97 (d, J = 6.9 Hz, 3H),
1.11-1.22 (m, 3H), 1.40-1.47 (m, 2H), 1.62-1.73 (m, 4H), 3.01-3.07 (m, 1H), 3.09-3.15 (m, 1H), 3.74-3.83 (m, 1H), 4.04-4.19 (m, 1H), 4.22-4.30 (m, 1H), 5.35-5.54 (m, 1H), 6.86 (t, J = 5.9 Hz, 1H), 7.49-7.53 (m, 2H), 7.56-7.60 (m, 1H), 7.90-7.93 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 83% (UV), Rt= 1.06分, m/z (ESI+)= 355.4 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-(4-フルオロベンゼンスルホンアミド)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-367)
[0704]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム19)と同様の様式で3-アミノ-N
-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-279)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの固体(280mg、純度89%、65%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.17-0.25 (m, 2H), 0.47-0.55 (m, 2H), 0.87-1.01 (m, 4H), 3.03-3.16 (m, 2H), 3.74-3.82 (m, 1H), 4.12 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 4.26-4.38 (m, 1H), 5.48 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.93 (t, J = 5.5 Hz, 1H), 7.14-7.24 (m, 2H), 7.87-7.97 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 89% (UV), Rt= 0.97分, m/z (ESI+)= 331.0 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(2-メトキシベンゼンスルホンアミド)ブタンアミド(I-368)
[0705]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム19)と同様の様式で3-アミノ-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-279)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの固体(210mg、純度75%、40%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.12-0.27 (m, 2H), 0.44-0.55 (m, 2H), 0.90-0.97 (m, 1H), 1.00 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 3.06-3.16 (m, 2H), 3.46 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 3.58-3.74 (m, 1H), 4.00 (s, 3H), 4.15-4.20 (m, 1H), 5.17 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 6.65-6.76 (m, 1H), 7.01-7.13 (m, 2H), 7.52-7.62 (m, 1H), 7.88-7.97 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 75% (UV), Rt= 0.92分, m/z (ESI+)= 343.4 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(N-メチルベンゼンスルホンアミド)ブタンアミド(I-369)
[0706]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム19)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(メチルアミノ)ブタンアミド(I-278)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP
KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの粘性油状物(260mg、純度68%、59%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.21-0.26 (m, 2H), 0.51-0.56 (m, 2H), 0.84-0.92 (m, 1H), 1.01 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 2.86 (s, 3H), 3.12-3.17 (m, 2H), 3.77 (d,
J = 5.1 Hz, 1H), 4.12-4.18 (m, 2H), 6.73-6.85 (m, 1H), 7.52-7.56 (m, 2H), 7.58-7.63 (m, 1H), 7.79-7.84 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 68% (UV), Rt= 0.98分, m/z (ESI+)= 327.4 [M+H]+
3-(N-ベンジルメタンスルホンアミド)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-370)
[0707]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム19)と同様の様式で3-(ベンジルアミノ)-N-(シクロプロピル-メチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-86)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中20~100%TBME勾配)による精製後に無色ゴム状物(88mg、純度80%、17%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.13-0.21 (m, 2H), 0.32-0.42 (m, 2H), 0.95 (d, J = 7.0 Hz, 4H), 2.93 (s, 3H), 2.96 (td, J = 3.6, 6.5 Hz, 2H), 4.17-4.28 (m, 2H), 4.52 (s, 2H), 6.01 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 7.20-7.26 (m, 1H), 7.29-7.39 (m, 4H), 7.96
(t, J = 5.8 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 80% (UV), Rt= 1.00分, m/z (ESI+)= 341.0 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-{N-[(オキサン-4-イル)メチル]メタンスルホンアミド}-ブタンアミド(I-371)
[0708]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム19)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-{[(オキサン-4-イル)メチル]アミノ}ブタンアミド(I-319)から合成して、後処理後に黄色結晶性固体(136mg、純度
86%、36%)として得た。粗物質をさらに精製することなく次のステップで使用した。
LC-MS (METCR1410): 86% (UV), Rt= 0.87分, m/z (ESI+)= 349.2 [M+H]+
一般手順2(一般スキーム19):酸化
3-(4-クロロベンゼンスルホンアミド)-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソブタンアミド(FP215)
[0709]表題化合物は、方法B、一般手順2(一般スキーム19)と同様の様式で3-(4-クロロベンゼンスルホンアミド)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-363)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色油状物(9mg、H NMRによる純度95%、11%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.20-0.24 (m, 2H), 0.53-0.59 (m, 2H), 0.88-0.97 (m, 1H), 1.40 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 3.05-3.14 (m, 2H), 4.73-4.86 (m, 1H), 5.59 (d, J = 9.1 Hz, 1H), 6.80 (br. s, 1H), 7.43-7.47 (m, 2H), 7.75-7.80 (m, 2H).
LC-MS (METCR1600): 91% (UV), Rt= 4.22分, m/z (ESI+)= 345.0/347.0 [M+H]+
3-ベンゼンスルホンアミド-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソペンタンアミド(FP216)
[0710]表題化合物は、方法B、一般手順2(一般スキーム19)と同様の様式で3-ベンゼンスルホンアミド-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシペンタンアミド(I-364)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(13mg、純度98%、7%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.16-0.22 (m, 2H), 0.49-0.57 (m, 2H), 0.86-0.94 (m, 4H), 1.54-1.67 (m, 1H), 1.80-1.93 (m, 1H), 2.99-3.14 (m, 2H), 4.60-4.69 (m, 1H), 5.56 (d, J = 9.8 Hz, 1H), 6.74 (br. s, 1H), 7.43-7.50 (m, 2H), 7.51-7.56 (m, 1H), 7.77-7.86 (m, 2H).
LC-MS (METCR1600): 98% (UV), Rt= 4.26分, m/z (ESI+)= 325.1 [M+H]+
3-ベンゼンスルホンアミド-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソヘキサンアミド(FP217)
[0711]表題化合物は、方法B、一般手順2(一般スキーム19)と同様の様式で3-ベンゼンスルホンアミド-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシヘキサンアミド(I-365)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(17mg、純度100%、7%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.17-0.24 (m, 2H), 0.50-0.59 (m, 2H), 0.86 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 0.88-0.95 (m, 1H), 1.30-1.45 (m, 2H), 1.47-1.54 (m, 1H), 1.70-1.80 (m, 1H), 3.00-3.14 (m, 2H), 4.63-4.73 (m, 1H), 5.47 (d, J = 10.1 Hz, 1H),
6.69 (br. s, 1H), 7.45-7.49 (m, 2H), 7.51-7.57 (m, 1H), 7.80-7.87 (m, 2H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.52分, m/z (ESI+)= 339.1 [M+H]+
3-ベンゼンスルホンアミド-N-(シクロヘキシルメチル)-2-オキソブタンアミド(FP218)
[0712]表題化合物は、方法B、一般手順2(一般スキーム19)と同様の様式で3-ベンゼンスルホンアミド-N-(シクロヘキシルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-366)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(61mg、純度98%、28%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.90 (qd, J = 3.2, 12.1 Hz, 2H), 1.09-1.27 (m, 3H), 1.39 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 1.41-1.48 (m, 1H), 1.61-1.69 (m, 3H), 1.70-1.77 (m, 2H), 3.00-3.14 (m, 2H), 4.75-4.85 (m, 1H), 5.53 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 6.70 (br. s, 1H), 7.45-7.50 (m, 2H), 7.52-7.57 (m, 1H), 7.82-7.86 (m, 2H).
LC-MS (METCR1600): 98% (UV), Rt= 4.69分, m/z (ESI+)= 353.1 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-(4-フルオロベンゼンスルホンアミド)-2-オキソブタンアミド(FP219)
[0713]表題化合物は、方法B、一般手順2(一般スキーム19)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-3-(4-フルオロベンゼンスルホンアミド)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-367)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色油状物(57mg、純度100%、23%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.16-0.25 (m, 2H), 0.47-0.59 (m, 2H), 0.87-0.97 (m, 1H), 1.38 (d, J = 7.3 Hz, 3H), 3.04-3.15 (m, 2H), 4.75-4.84 (m, 1H), 5.67 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 6.85 (br. s, 1H), 7.12-7.19 (m, 2H), 7.81-7.89 (m, 2H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 3.96分, m/z (ESI+)= 329.1 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-(2-メトキシベンゼンスルホンアミド)-2-オキソブタンアミド(FP220)
[0714]表題化合物は、方法B、一般手順2(一般スキーム19)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(2-メトキシベンゼンスルホンアミド)ブタンアミド(I-368)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色油状物(42mg、H NMRによる純度95%、25%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.16-0.24 (m, 2H), 0.49-0.58 (m, 2H), 0.84-0.97 (m, 1H), 1.40 (d, J = 7.3 Hz, 3H), 3.03-3.12 (m, 2H), 3.96 (s, 3H), 4.80-4.92 (m, 1H), 5.90 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.80 (br. s, 1H), 6.94-6.98 (m, 1H), 7.02 (td, J = 0.9, 7.7 Hz, 1H), 7.45-7.54 (m, 1H), 7.86 (dd, J = 1.7, 7.8 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1600): 92% (UV), Rt= 3.94分, m/z (ESI+)= 341.1 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-(N-メチルベンゼンスルホンアミド)-2-オキソブタンアミド(FP221)
[0715]表題化合物は、方法B、一般手順2(一般スキーム19)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-(N-メチルベンゼンスルホンアミド)ブタンアミド(I-369)から合成して、分取LC(酸性pH、初期溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(71mg、純度100%、42%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.17-0.26 (m, 2H), 0.47-0.58 (m, 2H), 0.89-1.00 (m, 1H), 1.31 (d, J = 7.3 Hz, 3H), 2.92 (s, 3H), 3.09-3.20 (m, 2H), 5.47 (q,
J = 7.3 Hz, 1H), 6.80-6.94 (br. s, 1H), 7.46-7.52 (m, 2H), 7.53-7.58 (m, 1H), 7.75-7.84 (m, 2H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 4.34分, m/z (ESI+)= 325.1 [M+H]+
3-(N-ベンジルメタンスルホンアミド)-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソブタンアミド(FP222)
[0716]表題化合物は、方法B、一般手順2(一般スキーム19)と同様の様式で3-(N-ベンジルメタンスルホンアミド)-N-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシブタンアミド(I-370)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中10~100%EtOAc勾配)による精製後に緑色粉末(82mg、純度100%、76%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.18-0.22 (m, 2H), 0.37-0.43 (m, 2H), 0.92-1.01 (m,
1H), 1.26 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 2.95 (s, 3H), 3.01 (t, J = 6.5 Hz, 2H), 4.39 (d,
J = 16.4 Hz, 1H), 4.53 (d, J = 16.3 Hz, 1H), 5.13 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 7.25-7.29 (m, 1H), 7.30-7.40 (m, 4H), 8.77 (t, J = 5.9 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 4.27分, m/z (ESI+)= 339.2 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-3-{N-[(オキサン-4-イル)メチル]メタンスルホンアミド}-2-オキソブタンアミド(FP223)
[0717]表題化合物は、方法B、一般手順2(一般スキーム19)と同様の様式でN-(シクロプロピルメチル)-2-ヒドロキシ-3-{N-[(オキサン-4-イル)メチル]メタンスルホンアミド}ブタンアミド(I-371)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)、続いて順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(5g
Biotage Flash Si IIカートリッジ、ヘプタン中20~100%EtOAc勾配)による精製後に黄色粘性油状物(55mg、純度98%、47%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.13-0.21 (m, 2H), 0.36-0.41 (m, 2H), 0.90-0.99 (m,
1H), 1.02-1.16 (m, 2H), 1.35 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 1.58-1.66 (m, 2H), 1.79-1.88 (m, 1H), 2.97 (s, 3H), 2.98-3.06 (m, 4H), 3.22-3.29 (m, 2H), 3.78-3.87 (m, 2H), 5.00 (q, J = 7.1 Hz, 1H), 8.70 (t, J = 5.9 Hz, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 98% (UV), Rt= 2.44分, m/z (ESI+)= 347.2 [M+H]+
オキソピロリジン類への経路:最終生成物(FP224~FP369)の合成
一般スキーム20
【0163】
【化28】
一般手順1(一般スキーム20):還元的アミノ化/環化
方法A:水素化ホウ素ナトリウムを使用するグルタミン酸の環化
1-[(4-メチル-1,3-チアゾール-2-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-372)
[0718]グルタミン酸一水和物(5.9g、35.73mmol)を2M NaOH(36mL)に溶解し、室温で15分間撹拌し、次いでEtOH(10mL)中の4-メチル-1,3-チアゾール-2-カルバルデヒド(4.23mL、39.32mmol)の溶液を添加し、反応物を室温で30分間撹拌した。混合物を0℃に冷却し、水素化ホウ素ナトリウム(405mg、10.7mmol)を添加し、反応物を室温まで加温し、4時間撹拌した。混合物をEtOAc(3×20mL)で洗浄し、水層を、濃HClを使用して約pH4に酸性化し、得られた沈殿物を濾別し、EtO(70mL)で洗浄し、終夜空気乾燥した。固体をEtOH(30mL)中に懸濁させ、真空中で濃縮した。残留物をEtOH(3×30mL)とさらに3回共沸させ、次いでEtOH(85mL)中に懸濁させ、5時間撹拌還流した。次いで、反応混合物を室温に冷却し、真空中で濃縮して、6.07gの1-[(4-メチル-1,3-チアゾール-2-イル)メチル]-5-オキソピ
ロリジン-2-カルボン酸(I-372)を橙色固体(純度100%、71%)として得、これをさらに精製することなく一般手順3で使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 2.15-2.25 (m, 1H), 2.29-2.42 (m, 2H), 2.43 (s, 3H), 2.48-2.59 (m, 1H), 4.13-4.21 (m, 1H), 4.62 (d, J = 15.5 Hz, 1H), 5.29 (d, J = 15.5 Hz, 1H), 6.91 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt = 0.68分, m/z (ESI+)= 241.1 [M+H]+
1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-373)
[0719]表題化合物は、方法A、一般手順1(一般スキーム20)と同様の様式で合成して、オフホワイトの固体(6.13g、純度98%、75%)として得、これをさらに精製することなく一般手順3で使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 2.14-2.21 (m, 1H), 2.26-2.35 (m, 1H), 2.45-2.52 (m, 1H), 2.57-2.67 (m, 1H), 3.98 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.02 (dd, J = 3.0, 9.4 Hz, 1H), 5.15 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 7.21-7.25 (m, 2H), 7.27-7.36 (m, 3H).
LC-MS (METCR1410): 98% (UV), Rt= 0.81分, m/z (ESI+)= 220.2 [M+H]+
1-[(4-クロロ-3-フルオロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-374)
[0720]表題化合物は、方法A、一般手順1(一般スキーム20)と同様の様式で合成して、無色固体(1.50g、H NMRによる純度99%、20%)として得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 2.19-2.69 (m, 4H), 3.99-4.08 (m, 2H), 5.01 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 6.95-7.09 (m, 2H), 7.35 (t, J = 7.8 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 98% (UV), Rt= 0.94分, m/z (ESI+)= 272.0/274.0 [M+H]+
1-[(4-シアノフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-375)
[0721]表題化合物は、方法A、一般手順1(一般スキーム20)と同様の様式で合成して、無色粉末(980mg、純度95%、14%)として得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 2.21-2.66 (m, 4H), 4.02 (dd, J = 3.1, 8.8 Hz, 1H), 4.14 (d, J = 15.4 Hz, 1H), 5.06 (d, J = 15.4 Hz, 1H), 7.36 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 7.63 (d, J = 8.2 Hz, 2H).
LC-MS (METCR1410): 95% (UV), Rt= 0.78分, m/z (ESI+)= 245.1 [M+H]+
1-[(4-クロロ-2-フルオロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-376)
[0722]表題化合物は、方法A、一般手順1(一般スキーム20)と同様の様式で合成して、無色粉末(738mg、H NMRによる純度95%、9%)として得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 2.17-2.60 (m, 4H), 4.09 (dd, J = 3.3, 8.8 Hz, 1H), 4.21 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 4.93 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 7.04-7.15 (m, 2H), 7.24-7.31 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.92分, m/z (ESI+)= 272.0/274.0 [M+H]+
1-[(3-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-377)
[0723]表題化合物は、方法A、一般手順1(一般スキーム20)と同様の様式で合成して、オフホワイトの粉末(2.7g、純度95%、33%)として得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.90-2.02 (m, 1H), 2.26-2.37 (m, 3H), 3.94-4.01 (m,
2H), 4.78 (d, J = 15.5 Hz, 1H), 7.16-7.20 (m, 1H), 7.28 (s, 1H), 7.31-7.38 (m, 2H), 13.01 (br. s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 95% (UV), Rt= 0.92分, m/z (ESI+)= 254.0, 256.1 [M+H]+
1-[(3-メチルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I
-378)
[0724]表題化合物は、方法A、一般手順1(一般スキーム20)と同様の様式で合成して、オフホワイトの粉末(1.0g、純度98%、50%)として得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.91-1.98 (m, 1H), 2.19-2.27 (m, 1H), 2.28 (s, 3H),
2.29-2.36 (m, 2H), 3.80-3.89 (m, 2H), 4.85 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 6.94-7.01 (m, 2H), 7.06-7.11 (m, 1H), 7.21 (t, J = 7.6 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 98% (UV), Rt= 0.89分, m/z (ESI+)= 234.1 [M+H]+
1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-379)
[0725]表題化合物は、方法A、一般手順1(一般スキーム20)と同様の様式で合成して、オフホワイトの固体(15.3g、純度99%、55%)として得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.93-2.00 (m, 1H), 2.24-2.39 (m, 3H), 3.92-4.00 (m,
2H), 4.79 (d, J = 15.3 Hz, 1H), 7.24 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 7.39 (d, J = 8.2 Hz, 2H).
LC-MS (METCR1410): 99% (UV), Rt= 0.92分, m/z (ESI+)= 254.0/256.0 [M+H]+
1-[(4-フルオロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-380)
[0726]表題化合物は、方法A、一般手順1(一般スキーム20)と同様の様式で合成して、オフホワイトの固体(11.0g、H NMRによる純度95%、40%)として得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 2.10-2.19 (m, 1H), 2.23-2.33 (m, 1H), 2.40-2.49 (m, 1H), 2.50-2.67 (m, 1H), 3.93-4.00 (m, 2H), 5.03 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 6.93-7.05 (m, 2H), 7.14-7.23 (m, 2H).
LC-MS (METCR1603): 99% (UV), Rt= 1.72分, m/z (ESI+)= 238.1 [M+H]+
1-[(2-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-381)
[0727]表題化合物は、方法A、一般手順1(一般スキーム20)と同様の様式で合成して、オフホワイトの固体(15.3g、純度100%、55%)として得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 2.06-2.20 (m, 1H), 2.26-2.38 (m, 1H), 2.39-2.50 (m, 1H), 2.50-2.64 (m, 1H), 4.01-4.08 (m, 1H), 4.24 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 5.10 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 7.20-7.25 (m, 2H), 7.27-7.32 (m, 1H), 7.32-7.37 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.88分, m/z (ESI+)= 254.0/256.0 [M+H]+
1-[(2-メチルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-382)
[0728]表題化合物は、方法A、一般手順1(一般スキーム20)と同様の様式で合成して、黄褐色固体(9.7g、純度98%、37%)として得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 2.09-2.21 (m, 1H), 2.21-2.37 (m, 4H), 2.42-2.53 (m, 1H), 2.56-2.67 (m, 1H), 3.93 (dd, J = 2.5, 9.4 Hz, 1H), 4.08 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 5.09 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 7.07-7.25 (m, 4H).
LC-MS (METCR1410): 98% (UV), Rt= 0.88分, m/z (ESI+)= 234.0 [M+H]+
1-[(4-メチルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-383)
[0729]表題化合物は、方法A、一般手順1(一般スキーム20)と同様の様式で合成して、オフホワイトの固体(18.2g、H NMRによる純度95%、68%)として得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 2.11-2.19 (m, 1H), 2.24-2.32 (m, 1H), 2.33 (s, 3H), 2.42-2.50 (m, 1H), 2.54-2.65 (m, 1H), 3.91 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 4.01 (dd, J = 3.1, 9.4 Hz, 1H), 5.12 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 7.09-7.15 (m, 4H).
LC-MS (METCR1410): 86% (UV), Rt= 0.90分, m/z (ESI+)= 234.2 [M+H]+
(2R)-1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-384)
[0730]表題化合物は、方法A、一般手順1a(一般スキーム20)と同様の様式で合成して、オフホワイトの固体(28.1g、純度91%、99%)として得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 2.14-2.24 (m, 1H), 2.25-2.39 (m, 1H), 2.41-2.54 (m, 1H), 2.54-2.68 (m, 1H), 3.98-4.05 (m, 2H), 5.04 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 7.15-7.20 (m, 2H), 7.27-7.33 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 91% (UV), Rt= 0.93分, m/z (ESI+)= 254.1/256.0 [M+H]+
5-オキソ-1-[(1-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール-5-イル)メチル]ピロリジン-2-カルボン酸(I-385)
[0731]表題化合物は、方法A、一般手順1(一般スキーム20)と同様の様式で合成して、オフホワイトの粉末(900mg、H NMRによる純度90%、54%)として得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 1.90-2.00 (m, 1H), 2.22-2.36 (m, 3H), 3.90-3.95 (m,
1H), 4.05 (d, J = 15.6 Hz, 1H), 4.34 (s, 2H), 4.92 (d, J = 15.5 Hz, 1H), 7.30 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.61 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 8.50 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 82% (UV), Rt= 0.56分, m/z (ESI+)= 275.1 [M+H]+
5-オキソ-1-[(1,3-チアゾール-2-イル)メチル]ピロリジン-2-カルボン酸(I-386)
[0732]表題化合物は、方法A、一般手順1(一般スキーム20)と同様の様式で合成して、無色固体(988mg、H NMRによる純度99%、51%)として得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 2.18-2.62 (m, 4H), 4.17 (dd, J = 4.3, 8.5 Hz, 1H), 4.73 (d, J = 15.5 Hz, 1H), 5.36 (d, J = 15.5 Hz, 1H), 7.41 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 7.75 (d, J = 3.4 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.45分, m/z (ESI+)= 227.1 [M+H]+
(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-387)
[0733]表題化合物は、方法A、一般手順1(一般スキーム20)と同様の様式で合成して、オフホワイトの粉末(20.5g、H NMRによる純度90%、定量的)として得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.81-1.89 (m, 1H), 2.16-2.34 (m, 3H), 3.63 (dd, J =
3.0, 8.8 Hz, 1H), 3.91 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 4.86 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 7.16 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 7.22-7.27 (m, 1H), 7.28-7.34 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.83分, m/z (ESI+)= 220.2 [M+H]+
方法B:NaBHを使用するグルタミン酸エステルの環化
メチル1-[(3-カルバモイルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボキシレート(I-388)
[0734]1:1 無水DCM:無水MeOH(80mL)中のグルタミン酸ジメチル塩酸塩(5.0g、23.62mmol)の撹拌懸濁液に、TEA(3.6mL、25.99mmol)、MgSO(4.27g、35.44mmol)および3-ホルミルベンズアミド(3.52g、23.62mmol)を添加し、混合物を室温で67時間撹拌した。懸濁液を濾過し、固体をDCM(3×15mL)で洗浄した。濾液を合わせ、真空中で濃縮し、残留物を乾燥MeOH(60mL)に溶解した。溶液を0℃に冷却し、水素化ホウ素ナトリウム(447mg、11.81mmol)で一度に処理し、次いで加温し、室温で18時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残留物を水(30mL)とDCM
(50mL)との間で分配した。水層をDCM(3×50mL)で抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物をMeOH(50mL)中に懸濁させ、濃HSO(5滴)を添加し、懸濁液を19時間撹拌還流し、次いで真空中で濃縮した。残留物を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP KP-SILカートリッジ、EtOAc中0~15%MeOH勾配)により精製して、4.16gのメチル1-[(3-カルバモイルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボキシレートを粘性黄色油状物(H NMRによる純度94%、60%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 2.10 (ddt, J = 3.3, 9.6, 13.1 Hz, 1H), 2.28 (dq, J = 9.3, 13.3 Hz, 1H), 2.43 (ddd, J = 3.6, 9.7, 17.0 Hz, 1H), 2.58 (dt, J =
9.2, 18.2 Hz, 1H), 3.66 (s, 3H), 4.00 (dd, J = 3.0, 9.2 Hz, 1H), 4.14 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 4.97 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 5.80 (s, 1H), 6.27 (s, 1H), 7.37-7.44 (m, 2H), 7.67 (s, 1H), 7.74 (dt, J = 1.7, 7.2 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 0.75分, m/z (ESI+)= 277.0 [M+H]+
メチル1-[(4-カルバモイルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボキシレート(I-389)
[0735]表題化合物は、方法B、一般手順1(一般スキーム20)と同様の様式で合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP Ultraカートリッジ、EtOAc中0~15%MeOH勾配)による精製後に淡黄色粉末(4.5g、H NMRによる純度91%、64%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 2.11 (ddt, J = 3.5, 9.6, 13.2 Hz, 1H), 2.28 (dq, J = 9.3, 13.3 Hz, 1H), 2.44 (ddd, J = 3.7, 9.7, 17.0 Hz, 1H), 2.59 (dt, J =
9.4, 17.8 Hz, 1H), 3.68 (s, 3H), 3.98 (dd, J = 3.1, 9.2 Hz, 1H), 4.09 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 5.03 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 5.64 (s, 1H), 6.10 (s, 1H), 7.30 (d, J =
8.1 Hz, 2H), 7.74-7.80 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 0.75分, m/z (ESI+)= 277.0 [M+H]+
メチル1-(シクロペンチルメチル)-5-オキソピロリジン-2-カルボキシレート(I-390)
[0736]表題化合物は、方法B、一般手順1(一般スキーム20)と同様の様式で合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP Ultraカートリッジ、EtOAc中0~20%MeOH勾配)による精製後に黄色油状物(2.13g、純度93%、37%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.04-1.16 (m, 2H), 1.41-1.61 (m, 5H), 1.62-1.69 (m,
1H), 1.92-1.98 (m, 1H), 2.00-2.07 (m, 1H), 2.18-2.33 (m, 3H), 2.74 (dd, J = 6.5, 13.6 Hz, 1H), 3.41 (dd, J = 9.1, 13.7 Hz, 1H), 3.69 (s, 3H), 4.29-4.35 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 93% (UV), Rt= 1.01分, m/z (ESI+)= 226.2 [M+H]+
方法C:STABを使用するグルタミン酸エステルの環化
メチル5-オキソ-1-(2-フェニルエチル)ピロリジン-2-カルボキシレート(I-391)
[0737]1,2-DCE(40mL)中の1,5-ジメチル2-アミノペンタンジオエート塩酸塩(2.84g、13.40mmol)および2-フェニルアセトアルデヒド(1.5mL、13.42mmol)の撹拌混合物に、TEA(2mL、14.35mmol)を添加した。混合物を窒素下、室温で1時間撹拌した。次いで、STAB(4.25g、20.06mmol)を少量ずつ添加し、混合物を窒素下、室温で17時間撹拌した。反応物をDCM(25mL)で希釈し、水(2×65mL)で洗浄した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)により精製して、516mgのメチル5-オキソ-1-(2-フェニルエチル)ピロリジン-2-カルボキシレートをオフホワイトの固体
(純度100%、16%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.98-2.06 (m, 1H), 2.15-2.25 (m, 1H), 2.28-2.37 (m, 1H), 2.43-2.52 (m, 1H), 2.75-2.83 (m, 1H), 2.84-2.93 (m, 1H), 3.08-3.16 (m, 1H), 3.74 (s, 3H), 3.93-3.96 (m, 1H), 3.96-4.02 (m, 1H), 7.17-7.24 (m, 3H), 7.27-7.31 (m, 2H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.72分, m/z (ESI+)= 248.1 [M+H]+
メチル1-[2-(オキサン-4-イル)エチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボキシレート(I-392)
[0738]表題化合物は、方法C、一般手順1(一般スキーム20)と同様の様式で合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に黄色粘性油状物(1.01g、純度96%、38%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.19-1.32 (m, 2H), 1.36-1.50 (m, 3H), 1.54-1.67 (m, 2H), 2.04-2.13 (m, 1H), 2.24-2.39 (m, 2H), 2.42-2.54 (m, 1H), 2.89-2.98 (m, 1H), 3.33 (tt, J = 2.4, 11.8 Hz, 2H), 3.64-3.73 (m, 1H), 3.75 (s, 3H), 3.88-3.94 (m, 2H), 4.15-4.20 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 96% (UV), Rt= 0.84分, m/z (ESI+)= 256.1 [M+H]+
メチル1-[(3-メチル-1,2-オキサゾール-5-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボキシレート(I-393)
[0739]表題化合物は、方法C、一般手順1(一般スキーム20)と同様の様式で合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に黄色粘性油状物(680mg、純度75%、24%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 2.09-2.15 (m, 1H), 2.27 (s, 3H), 2.35-2.41 (m, 2H), 2.46-2.55 (m, 1H), 3.76 (s, 3H), 4.21 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 4.23-4.26 (m, 1H), 5.00 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.03 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 75% (UV), Rt= 0.78分, m/z (ESI+)= 239.2 [M+H]+
メチル1-[(5-メチルチオフェン-2-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボキシレート(I-394)
[0740]表題化合物は、方法C、一般手順1(一般スキーム20)と同様の様式で合成して、EtOからの沈殿後に黄褐色粉末(1.80g、純度100%、50%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 2.02-2.10 (m, 1H), 2.20-2.30 (m, 1H), 2.34-2.41 (m, 1H), 2.42 (s, 3H), 2.47-2.56 (m, 1H), 3.73 (s, 3H), 4.06-4.17 (m, 2H), 5.08 (d, J = 15.3 Hz, 1H), 6.51-6.60 (m, 1H), 6.68 (d, J = 3.4 Hz, 1H).
LC-MS (METCR0990): 100% (UV), Rt= 1.53分, m/z (ESI+)= 254.2 [M+H]+
方法D:NaCNBHを使用するグルタミン酸の環化
エチル1-[(オキサン-4-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボキシレート(I-395)
[0741]室温でMeOH(10mL)中のDL-グルタミン酸一水和物(1.0g、6.06mmol)およびNaBHCN(571mg、9.08mmol)の撹拌懸濁液に、テトラヒドロ-2H-ピラン-4-カルバルデヒド(0.69mL、6.66mmol)を添加し、反応混合物を18時間撹拌した。沈殿物を濾別し、MeOH(2×10mL)で洗浄した。合わせた濾液を真空中で濃縮し、残留物をEtOH(15mL)中に懸濁させ、18時間撹拌還流した。混合物を室温に冷却し、濃HSO(20滴)を添加し、反応物をさらに18時間加熱還流し、次いで冷却し、真空中で濃縮した。残留物を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配)により精製して、261mgのエチル5-オキソ-1-[(4-スルファモイルフェニル)メチル]ピロリジン-2-カルボキシレートを粘性無色油状物(H NMRによる純度95%、16%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.00-1.10 (m, 1H), 1.11-1.19 (m, 1H), 1.21 (t, J = 7.1 Hz, 3H), 1.40-1.46 (m, 1H), 1.48-1.54 (m, 1H), 1.69-1.79 (m, 1H), 1.90-1.99 (m, 1H), 2.19-2.35 (m, 3H), 2.71 (dd, J = 6.3, 13.8 Hz, 1H), 3.22 (td, J = 2.2, 11.7 Hz, 2H), 3.37 (dd, J = 8.6, 13.8 Hz, 1H), 3.78-3.84 (m, 2H), 4.12-4.19 (m, 2H), 4.25-4.29 (m, 1H).
一般手順2a(一般スキーム20):加水分解
方法A:カルボン酸の単離
1-[(4-カルバモイルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-396)
[0742]2:2:1 THF:水:MeOH(45mL)中のメチル1-[(4-カルバモイルフェニル)メチル]-5-オキソ-ピロリジン-2-カルボキシレート(I-389)、91%、4.58g、15.08mmol)の撹拌溶液に、水酸化リチウム水和物(949mg、22.62mmol)を添加し、懸濁液を室温で2時間撹拌した。反応物を1N HCl(20mL)でpH2に酸性化し、次いで1:1 IPA/CHCl3(3×30mL)で抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮して、3.29gの1-[(4-カルバモイルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸をオフホワイトの固体(H NMRによる純度99%、82%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.92-2.02 (m, 1H), 2.25-2.39 (m, 3H), 3.94 (dd, J =
3.1, 8.7 Hz, 1H), 3.98 (d, J = 15.5 Hz, 1H), 4.87 (d, J = 15.5 Hz, 1H), 7.27 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 7.33 (s, 1H), 7.82 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 7.94 (s, 1H), 13.03 (s, 1H).
LC-MS (METCR0990): 100% (UV), Rt= 0.25分, m/z (ESI+)= 263.2 [M+H]+
1-[(3-カルバモイルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-397)
[0743]表題化合物は、方法A、一般手順2a(一般スキーム20)と同様の様式でメチル1-[(3-カルバモイルフェニル)-メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボキシレート(I-388)から合成して、オフホワイトの粉末(3.92g、純度79%、83%)として得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.93-2.01 (m, 1H), 2.24-2.36 (m, 3H), 3.89-3.99 (m,
2H), 4.90 (d, J = 15.3 Hz, 1H), 7.35 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.41 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.77 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.96 (s, 1H).
LC-MS (METCR0990): 100% (UV), Rt= 0.30分, m/z (ESI+)= 263.2 [M+H]+
1-[2-(オキサン-4-イル)エチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-398)
[0744]表題化合物は、方法A、一般手順2a(一般スキーム20)と同様の様式でメチル1-[2-(オキサン-4-イル)エチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボキシレート(I-392)から合成して、黄色固体(639mg、純度90%、63%)として得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.21-1.38 (m, 2H), 1.41-1.53 (m, 3H), 1.57-1.69 (m, 2H), 2.13-2.23 (m, 1H), 2.30-2.47 (m, 2H), 2.50-2.62 (m, 1H), 2.97-3.07 (m, 1H), 3.37 (tdd, J = 2.3, 3.7, 11.8 Hz, 2H), 3.70-3.79 (m, 1H), 3.92-3.99 (m,
2H), 4.20-4.24 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 0.70分, m/z (ESI+)= 242.1 [M+H]+
1-(シクロペンチルメチル)-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-399)
[0745]表題化合物は、生成物をEtOAc中に抽出すること以外は方法A、一般手順2a(一般スキーム20)と同様の様式でメチル1-(シクロペンチルメチル)-5-オキソピロリジン-2-カルボキシレート(I-390)から合成して、無色粘性油状物(971mg、純度94%、95%)を得、これをさらに精製することなく次のステップで使
用した。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.04-1.19 (m, 2H), 1.42-1.61 (m, 5H), 1.63-1.71 (m,
1H), 1.89-1.97 (m, 1H), 2.02-2.09 (m, 1H), 2.18-2.31 (m, 3H), 2.74 (dd, J = 6.3, 13.6 Hz, 1H), 3.44 (dd, J = 9.2, 13.6 Hz, 1H), 4.15-4.21 (m, 1H), 12.96 (br. s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 94% (UV), Rt= 0.86分, m/z (ESI-)= 210.3 [M-H]-
1-[(5-メチルチオフェン-2-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-400)
[0746]表題化合物は、方法A、一般手順2a(一般スキーム20)と同様の様式でメチル1-[(5-メチルチオフェン-2-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボキシレート(I-394)から合成して、酸性化した水性沈殿物の濾過により、黄褐色粉末(1.25g、純度93%、76%)を得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 2.13-2.22 (m, 1H), 2.28-2.38 (m, 1H), 2.40-2.52 (m, 4H), 2.55-2.65 (m, 1H), 4.09-4.20 (m, 2H), 5.18 (d, J = 15.4 Hz, 1H), 6.52-6.62 (m, 1H), 6.74 (d, J = 3.4 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 93% (UV), Rt= 0.87分, m/z (ESI+)= 240.1 [M+H]+
方法B:カルボン酸リチウム塩の単離
リチウム(1+)イオン1-[(3-メチル-1,2-オキサゾール-5-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボキシレート(I-401)
[0747]1:1:1 THF:水:MeOH(15mL)中のメチル1-[(3-メチルイソオキサゾール-5-イル)メチル]-5-オキソ-ピロリジン-2-カルボキシレート(I-393、純度75%、675mg、2.12mmol)の撹拌溶液に、水酸化リチウム一水和物(140mg、3.34mmol)を添加し、得られた混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮して、黄色固体を得、これを4:1 ヘプタン/EtOAc(10mL)中で摩砕した。溶媒をデカントし、残留物を真空中で乾燥させて、644mgのリチウム(1+)イオン1-[(3-メチル-1,2-オキサゾール-5-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボキシレートを黄色固体(純度74%、97%)として得た。
1H NMR (500 MHz, 重水) δ 1.96-2.03 (m, 1H), 2.28 (s, 3H), 2.38-2.44 (m, 1H), 2.47-2.58 (m, 2H), 4.06-4.11 (m, 1H), 4.30 (d, J = 16.2 Hz, 1H), 4.89 (d, J = 16.2
Hz, 1H), 6.28 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 74% (UV), Rt= 0.40-0.61分 (2個のピーク), m/z (ESI+)= 225.2 [M+H]+
リチウム(1+)イオン1-[(オキサン-4-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボキシレート(I-402)
[0748]表題化合物は、方法B、一般手順2a(一般スキーム20)と同様の様式でエチル1-[(オキサン-4-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボキシレート(I-395)から合成して、オフホワイトの粉末(288mg、純度80%、定量的)として得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 0.92-1.26 (m, 2H), 1.33-1.54 (m, 2H), 1.62-1.86 (m,
2H), 1.89-2.20 (m, 3H), 2.70-2.83 (m, 1H), 3.13-3.26 (m, 3H), 3.65 (dd, J = 3.9, 8.1 Hz, 1H), 3.73-3.86 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.30-0.55分 (多重ピーク), m/z (ESI-)= 226.2 [M-H]-
リチウム(1+)イオン5-オキソ-1-(2-フェニルエチル)ピロリジン-2-カルボキシレート(I-403)
[0749]表題化合物は、方法B、一般手順2a(一般スキーム20)と同様の様式でメチル5-オキソ-1-(2-フェニルエチル)ピロリジン-2-カルボキシレート(I-391)から合成して、黄色固体(548mg、純度94%、定量的)として得、これをさ
らに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ 1.91-1.99 (m, 1H), 2.13-2.25 (m, 2H), 2.36-2.46 (m, 1H), 2.71-2.80 (m, 1H), 2.81-2.90 (m, 1H), 3.11-3.18 (m, 1H), 3.85-3.91 (m, 1H), 3.91-3.95 (m, 1H), 7.12-7.17 (m, 1H), 7.17-7.20 (m, 2H), 7.21-7.25 (m, 2H).
LC-MS (METCR1603): 94% (UV), Rt= 1.10-1.80分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 234.2 [M+H]+
一般手順2b(一般スキーム20):アルキル化および加水分解
1-(シクロプロピルメチル)-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-404)
[0750]DMF(6mL)中のメチル5-オキソピロリジン-2-カルボキシレート(1.0g、6.99mmol)の氷冷溶液に、NaH(鉱油中60%分散液、419mg、10.48mmol)を添加し、反応混合物を室温で20分間撹拌し、その後、(ブロモメチル)-シクロプロパン(852μL、8.38mmol)を添加し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。混合物を水(10mL)でクエンチし、DCM(20mL)で希釈した。水性相を分離し、DCM(3×5mL)で抽出し、次いでpH約1に酸性化し、DCM(3×10mL)で抽出した。次いで、合わせた有機抽出物を真空中で濃縮して、320mgの1-(シクロプロピルメチル)-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸を暗褐色粘性油状物(NMRによる純度81%、20%)として得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.12-0.20 (m, 1H), 0.20-0.26 (m, 1H), 0.42-0.51 (m, 1H), 0.51-0.61 (m, 1H), 0.81-0.94 (m, 1H), 2.12-2.23 (m, 1H), 2.34-2.51 (m, 2H), 2.51-2.65 (m, 1H), 2.82 (dd, J = 7.8, 14.3 Hz, 1H), 3.66 (dd, J = 6.7, 14.3 Hz, 1H), 4.40-4.51 (m, 1H), 8.04 (br s, 1H).
LC-MS (METCR0990): 100% (UV), Rt= 0.25-1.00分 (広幅ピーク), m/z (ESI+)= 184.1 [M+H]+
一般手順3(一般スキーム20):イリドカップリング
方法A:カルボン酸を使用するカップリング
[0751]一般手順4(一般スキーム11a)に記載した通りの方法:イリドカップリング
3-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-405)
[0752]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-387)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP Ultraカートリッジ、EtOAc中2~20%MeOH勾配)による精製後にクリーム色ガラス状物(2.96g、純度100%、99%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.94 (ddt, J = 3.9, 9.8, 13.4 Hz, 1H), 1.99-2.11 (m, 2H), 2.20-2.31 (m, 1H), 2.40 (ddd, J = 4.2, 9.9, 16.7 Hz, 1H), 2.48-2.66 (m, 3H), 3.11-3.21 (m, 2H), 3.26-3.37 (m, 2H), 4.10 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.43
(dd, J = 3.5, 9.0 Hz, 1H), 4.83 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 7.19-7.26 (m, 3H), 7.27-7.32 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.83分, m/z (ESI+)= 329.0 [M+H]+
4-({2-[2-シアノ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)アセチル]-5-オキソピロリジン-1-イル}メチル)ベンズアミド(I-406)
[0753]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で1-[(4-カルバモイルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-396)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP Ultraカートリッジ、EtOAc中0~20%MeOH勾配)による精製後に薄桃色ゴム状の固体(1.54g、H NMRによる純度56%、19%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.96 (ddt, J = 4.0, 9.8, 17.0 Hz, 1H), 2.00-2.09 (m, 2H), 2.25 (dq, J = 8.8, 13.0 Hz, 1H), 2.40 (ddd, J = 4.1, 9.9, 16.8 Hz,
1H), 2.44-2.56 (m, 2H), 2.63 (dt, J = 9.2, 17.6 Hz, 1H), 3.01-3.15 (m, 2H), 3.32 (dq, J = 6.9, 12.4 Hz, 2H), 4.30 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 4.42 (dd, J = 3.4, 8.9 Hz, 1H), 4.71 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 5.70 (s, 1H), 6.39 (s, 1H), 7.32 (d, J = 8.2
Hz, 2H), 7.76 (d, J = 8.2 Hz, 2H).
LC-MS (METCR1410): 98% (UV), Rt= 0.71分, m/z (ESI+)= 372.1 [M+H]+
3-({2-[2-シアノ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)アセチル]-5-オキソピロリジン-1-イル}メチル)ベンズアミド(I-407)
[0754]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で1-[(3-カルバモイルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-397)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP Ultraカートリッジ、EtOAc中0~20%MeOH勾配)による精製後に薄桃色粉末(1.96g、H NMRによる純度69%、31%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.97 (ddt, J = 3.8, 9.9, 13.3 Hz, 1H), 2.00-2.10 (m, 2H), 2.21 (ddd, J = 8.6, 12.9, 18.6 Hz, 1H), 2.40 (ddd, J = 4.1, 10.0, 16.8 Hz, 1H), 2.44-2.57 (m, 2H), 2.70 (dt, J = 9.4, 17.5 Hz, 1H), 3.01-3.17 (m, 2H), 3.24-3.37 (m, 2H), 4.36-4.43 (m, 2H), 4.65 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 5.55 (s, 1H), 6.66 (s, 1H), 7.41 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.43-7.49 (m, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.77 (dt, J = 1.4, 7.6 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.73分, m/z (ESI+)= 372.1 [M+H]+
3-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)(I-408)
[0755]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-373)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、続いてEtOAc中0~15%MeOH勾配)による精製後に無色ゴム状物(1.41g、H NMRによる純度90%、91%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.89-1.98 (m, 1H), 1.99-2.11 (m, 2H), 2.19-2.30 (m, 1H), 2.33-2.44 (m, 1H), 2.48-2.65 (m, 3H), 3.10-3.21 (m, 2H), 3.25-3.37 (m, 2H), 4.09 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 4.42 (dd, J = 3.5, 8.9 Hz, 1H), 4.83 (d, J =
14.9 Hz, 1H), 7.20-7.26 (m, 3H), 7.27-7.32 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 99% (UV), Rt= 0.83分, m/z (ESI+)= 329 .0 [M+H]+
3-[(2S)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-409)
[0756]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、続いてEtOAc中0~20%MeOH勾配)による精製後に褐色ゴム状物(657mg、H NMRによる純度89%、78%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.89-1.98 (m, 1H), 2.00-2.11 (m, 2H), 2.20-2.30 (m, 1H), 2.34-2.44 (m, 1H), 2.49-2.65 (m, 3H), 3.11-3.21 (m, 2H), 3.27-3.36 (m, 2H), 4.08-4.12 (m, 1H), 4.43 (dd, J = 3.5, 8.9 Hz, 1H), 4.83 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 7.21-7.27 (m, 3H), 7.27-7.32 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 98% (UV), Rt= 0.83分, m/z (ESI+)= 329.1 [M+H]+
3-{1-[(4-クロロ-3-フルオロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-410)
[0757]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で1-[(4-
クロロ-3-フルオロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-374)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、EtOAc中0~10%MeOH勾配)による精製後に無色粉末(1.57g、純度97%、73%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.90-2.13 (m, 3H), 2.23-2.46 (m, 2H), 2.48-2.68 (m, 3H), 3.13-3.25 (m, 2H), 3.30-3.43 (m, 2H), 4.12 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 4.41 (dd, J = 3.5, 8.7 Hz, 1H), 4.72 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 6.95-7.09 (m, 2H), 7.32
(t, J = 7.8 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 0.94分, m/z (ESI+)= 381.0/383.1 [M+H]+
4-({2-[2-シアノ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)アセチル]-5-オキソピロリジン-1-イル}メチル)ベンゾニトリル(I-411)
[0758]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で1-[(4-シアノフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-375)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、EtOAc中0~10%MeOH勾配)による精製後に無色粉末(1.16g、純度96%、79%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.96-2.14 (m, 3H), 2.27-2.47 (m, 2H), 2.51-2.68 (m, 3H), 3.11-3.21 (m, 2H), 3.30-3.41 (m, 2H), 4.19 (d, J = 15.6 Hz, 1H), 4.43 (dd, J = 3.5, 8.7 Hz, 1H), 4.81 (d, J = 15.6 Hz, 1H), 7.36 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.60 (d, J = 8.3 Hz, 2H).
LC-MS (METCR1410): 96% (UV), Rt= 0.83分, m/z (ESI+)= 354.1 [M+H]+
3-{1-[(4-クロロ-2-フルオロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-412)
[0759]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で1-[(4-クロロ-2-フルオロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-376)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、EtOAc中0~10%MeOH勾配)による精製後に無色結晶性固体(855mg、H NMRによる純度90%、74%)として得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.85-1.97 (m, 1H), 2.06-2.26 (m, 2H), 2.26-2.47 (m, 2H), 2.47-2.68 (m, 3H), 3.21-3.45 (m, 4H), 4.14 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 4.42 (dd, J = 3.9, 8.5 Hz, 1H), 4.78 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 7.00-7.15 (m, 2H), 7.23-7.29 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 94% (UV), Rt= 0.93分, m/z (ESI+)= 381.2/383.0 [M+H]+
3-{1-[2-(オキサン-4-イル)エチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパン-ニトリル(I-413)
[0760]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で1-[2-(オキサン-4-イル)エチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-398)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、続いてEtOAc中0~20%MeOH勾配)による精製後に褐色粘性油状物(756mg、H NMRによる純度92%、77%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.19-1.34 (m, 2H), 1.40-1.47 (m, 3H), 1.56-1.62 (m, 1H), 1.63-1.69 (m, 1H), 1.88-1.97 (m, 1H), 2.06-2.17 (m, 2H), 2.23-2.37 (m, 2H), 2.43-2.54 (m, 1H), 2.55-2.69 (m, 2H), 2.77-2.86 (m, 1H), 3.29-3.40 (m, 4H), 3.41-3.49 (m, 2H), 3.71 (dt, J = 7.8, 14.0 Hz, 1H), 3.88-3.95 (m, 2H), 4.55-4.61 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.78分, m/z (ESI+)= 351.1 [M+H]+
3-{1-[(3-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-414)
[0761]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で1-[(3-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-377)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP
Ultraカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、続いてEtOAc中0~20%MeOH勾配)による精製後に無色ゴム状物(2.00g、純度99%、92%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.78-1.85 (m, 1H), 1.94-2.09 (m, 2H), 2.15-2.35 (m,
5H), 3.00-3.13 (m, 2H), 3.52-3.59 (m, 2H), 3.84 (d, J = 15.4 Hz, 1H), 4.24 (dd,
J = 3.5, 8.8 Hz, 1H), 4.68 (d, J = 15.4 Hz, 1H), 7.13-7.18 (m, 1H), 7.23-7.26 (m, 1H), 7.31-7.37 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 99% (UV), Rt= 0.96 min, m/z (ESI+)= 363.1 [M+H]+
3-{1-[(3-メチルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-415)
[0762]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で1-[(3-メチルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-378)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP
KP-SILカートリッジ、ヘプタン中100%EtOAc勾配、続いてEtOAc中0~20%MeOH勾配勾配)による精製後に橙色ゴム状物(854mg、H NMRによる純度85%、50%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.60 (s, 3H), 1.89-1.96 (m, 1H), 2.02-2.11 (m, 2H), 2.21-2.30 (m, 1H), 2.36-2.43 (m, 1H), 2.51-2.63 (m, 3H), 3.16-3.22 (m, 2H), 3.30-3.38 (m, 2H), 4.00 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 4.42 (dd, J = 3.6, 9.0 Hz, 1H), 4.84 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 6.99-7.08 (m, 3H), 7.18 (t, J = 7.5 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 99% (UV), Rt= 0.90分, m/z (ESI+)= 343.0 [M+H]+
3-[1-(シクロペンチルメチル)-5-オキソピロリジン-2-イル]-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)-プロパンニトリル(I-416)
[0763]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で1-(シクロペンチルメチル)-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-399)から合成して、EtOAcとの共沸後に褐色ゴム状物(1.72g、H NMRによる純度70%、87%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.06-1.15 (m, 2H), 1.22-1.29 (m, 6H), 1.42-1.61 (m,
5H), 1.63-1.71 (m, 1H), 1.74-1.83 (m, 1H), 2.00-2.08 (m, 2H), 2.11-2.26 (m, 2H), 2.26-2.35 (m, 2H), 2.52-2.58 (m, 1H), 3.39 (dd, J = 9.2, 13.6 Hz, 1H), 4.40-4.51 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 95% (UV), Rt= 0.89分, m/z (ESI+)= 321.1 [M+H]+
3-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)-プロパンニトリル(I-417)
[0764]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-379)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP
KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、続いてEtOAc中0~25%MeOH勾配)による精製後に橙色ゴム状物(2.34g、H NMRによる純度81%、71%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.78-1.84 (m, 1H), 2.00-2.07 (m, 2H), 2.15-2.22 (m,
1H), 2.25-2.33 (m, 4H), 3.02-3.12 (m, 2H), 3.53-3.59 (m, 2H), 3.81 (d, J = 15.3
Hz, 1H), 4.22 (dd, J = 3.5, 8.8 Hz, 1H), 4.68 (d, J = 15.3 Hz, 1H), 7.20-7.23 (m, 2H), 7.37-7.40 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 94% (UV), Rt= 0.92分, m/z (ESI+)= 363 .0/365.0 [M+H]+
3-{1-[(4-フルオロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)-プロパンニトリル(I-418)
[0765]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で1-[(4-フルオロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-380)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP
KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、続いてEtOAc中0~25%MeOH勾配)による精製後に橙色粘性油状物(2.41g、H NMRによる純度90%、87%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.89-1.95 (m, 1H), 2.03-2.10 (m, 2H), 2.20-2.28 (m, 1H), 2.34-2.41 (m, 1H), 2.49-2.63 (m, 3H), 3.13-3.20 (m, 2H), 3.32-3.39 (m, 2H), 4.07 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.39 (dd, J = 3.4, 8.9 Hz, 1H), 4.74 (d, J =
14.9 Hz, 1H), 6.93-7.02 (m, 2H), 7.16-7.24 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 99% (UV), Rt= 0.88分, m/z (ESI+)= 347.1 [M+H]+
3-{1-[(2-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)-プロパンニトリル(I-419)
[0766]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で1-[(2-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-381)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、続いてEtOAc中0~20%MeOH)による精製後に橙色ゴム状物(1.22g、H NMRによる純度95%、73%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.90-1.99 (m, 1H), 2.02-2.13 (m, 2H), 2.24-2.35 (m, 1H), 2.36-2.44 (m, 1H), 2.50-2.63 (m, 3H), 3.20-3.33 (m, 2H), 3.33-3.42 (m, 2H), 4.20 (d, J = 15.4 Hz, 1H), 4.43 (dd, J = 3.7, 8.9 Hz, 1H), 4.98 (d, J =
15.4 Hz, 1H), 7.18-7.24 (m, 2H), 7.26-7.29 (m, 1H), 7.31-7.35 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.88分, m/z (ESI+)= 363 .0 [M+H]+
3-{1-[(2-メチルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)-プロパンニトリル(I-420)
[0767]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で1-[(2-メチルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-382)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、続いてEtOAc中0~20%MeOH勾配)による精製後に橙色ゴム状物(923mg、H NMRによる純度96%、59%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.91 (ddt, J = 3.6, 9.8, 13.1 Hz, 1H), 2.00-2.10 (m, 2H), 2.21-2.28 (m, 1H), 2.29 (s, 3H), 2.35-2.43 (m, 1H), 2.47-2.63 (m, 3H), 3.09-3.21 (m, 2H), 3.28-3.35 (m, 2H), 4.18 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.33 (dd, J = 3.2, 9.0 Hz, 1H), 4.80 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 7.09-7.15 (m, 3H), 7.15-7.19 (m, 1H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.11分, m/z (ESI+)= 343.2 [M+H]+
3-{1-[(4-メチルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)-プロパンニトリル(I-421)
[0768]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で1-[(4-メチルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-383)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(100g SNAP
-KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、続いてEtOAc中0~20%MeOH勾配)による精製後に橙色粘性油状物(1.14g、H NMRによる純度85%、67%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.87-1.95 (m, 1H), 2.01-2.10 (m, 2H), 2.17-2.28 (m, 1H), 2.31 (s, 3H), 2.33-2.41 (m, 1H), 2.49-2.62 (m, 3H), 3.14-3.22 (m, 2H), 3.29-3.38 (m, 2H), 3.99 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 4.39 (dd, J = 3.5, 9.0 Hz, 1H), 4.82 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 7.05-7.14 (m, 4H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.90分, m/z (ESI+)= 343.1 [M+H]+
3-{1-[(4-メチル-1,3-チアゾール-2-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-422)
[0769]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で1-[(4-メチル-1,3-チアゾール-2-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-372)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(325g SNAP-KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、続いてEtOAc中0~20%MeOH勾配)による精製後に橙色ゴム状物(6.31g、H NMRによる純度62%、90%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.89-1.98 (m, 1H), 2.01-2.15 (m, 3H), 2.29-2.35 (m, 1H), 2.37-2.39 (m, 3H), 2.41-2.49 (m, 1H), 2.52-2.60 (m, 2H), 3.27-3.36 (m, 2H), 3.39-3.47 (m, 2H), 4.16 (d, J = 15.9 Hz, 1H), 4.54-4.61 (m, 1H), 5.17 (d, J = 15.9 Hz, 1H), 6.79 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 99% (UV), Rt= 0.79分, m/z (ESI+)= 350.1 [M+H]+
3-[(2R)-1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル]-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-423)
[0770]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で(2R)-1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-384)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(340g
SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、続いてEtOAc中0~20%MeOH勾配)による精製後に橙色ゴム状物(3.70g、H NMRによる純度79%、75%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.89-1.98 (m, 1H), 2.04-2.11 (m, 2H), 2.18-2.30 (m, 1H), 2.33-2.42 (m, 1H), 2.46-2.66 (m, 3H), 3.07-3.18 (m, 2H), 3.28-3.39 (m, 2H), 4.19 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 4.41 (dd, J = 3.3, 8.9 Hz, 1H), 4.66 (d, J =
15.0 Hz, 1H), 7.17-7.21 (m, 2H), 7.24-7.28 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.92分, m/z (ESI+)= 363.0 [M+H]+
3-オキソ-3-{5-オキソ-1-[(1-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール-5-イル)メチル]ピロリジン-2-イル}-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-424)
[0771]表題化合物は、IPA:CHCl(1:3)で抽出すること以外は一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で5-オキソ-1-[(1-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール-5-イル)メチル]ピロリジン-2-カルボン酸(I-385)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中0~20%MeOH勾配)による精製後に黄色粘性油状物(530mg、H NMRによる純度80%、37%)を得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.91-2.16 (m, 4H), 2.18-2.43 (m, 2H), 2.44-2.73 (m, 4H), 3.29-3.42 (m, 2H), 4.29 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 4.44-4.52 (m, 3H), 4.86 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 6.62 (b.s, 1H), 7.36 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.42 (s, 1H),
7.81 (d, J = 7.8 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 92% (UV), Rt= 0.70分, m/z (ESI+)= 384.1 [M+H]+
3-オキソ-3-{5-オキソ-1-[(1,3-チアゾール-2-イル)メチル]ピロリジン-2-イル}-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)-プロパンニトリル(I-425)
[0772]表題化合物は、IPA:CHCl(1:3)で抽出すること以外は一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で5-オキソ-1-[(1,3-チアゾール-2-イル)メチル]-ピロリジン-2-カルボン酸(I-386)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、EtOAc中0~15%MeOH勾配)による精製後に黄色粘性油状物(587mg、H NMRによる純度80%、33%)を得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.87-1.99 (m, 1H), 2.03-2.16 (m, 2H), 2.28-2.61 (m, 5H), 3.29-3.45 (m, 4H), 4.29 (d, J = 15.9 Hz, 1H), 4.56-4.64 (m, 1H), 5.20 (d, J = 15.9 Hz, 1H), 7.28 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 7.66 (d, J = 3.3 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.72分, m/z (ESI+)= 336.0 [M+H]+
3-[1-(シクロプロピルメチル)-5-オキソピロリジン-2-イル]-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)-プロパンニトリル(I-426)
[0773]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で1-(シクロプロピルメチル)-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-404)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、続いてEtOAc中0~50%MeOH勾配)、続いてイオン交換フラッシュクロマトグラフィー(5g Isolute SCX-2カートリッジ、1:1 DCM/MeOH溶離液)による精製後に褐色粘性油状物(410mg、純度94%、82%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.14-0.24 (m, 2H), 0.45-0.54 (m, 1H), 0.57-0.67 (m, 1H), 0.80-0.94 (m, 1H), 1.97-2.05 (m, 1H), 2.11-2.23 (m, 2H), 2.36-2.48 (m, 1H), 2.51-2.75 (m, 5H), 3.30-3.42 (m, 2H), 3.54-3.61 (m, 2H), 3.63 (dd, J = 6.8, 14.3 Hz, 1H), 4.91 (dd, J = 3.4, 9.2 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1410): 94% (UV), Rt= 0.79分, m/z (ESI+)= 293.1 [M+H]+
3-{1-[(5-メチルチオフェン-2-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-427)
[0774]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で1-[(5-メチルチオフェン-2-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-400)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g
SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、続いてEtOAc中0~50%MeOH勾配)による精製後に黄色粘性油状物(1.80g、H NMRによる純度80%、86%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.81-1.93 (m, 1H), 2.20-2.36 (m, 2H), 2.39 (s, 3H), 2.42-2.65 (m, 3H), 3.06-3.18 (m, 1H), 3.19-3.33 (m, 2H), 3.38-3.51 (m, 2H), 3.62-3.75 (m, 1H), 4.00 (dd, J = 2.8, 15.3 Hz, 1H), 4.41-4.57 (m, 1H), 4.97 (dd, J = 4.3, 15.3 Hz, 1H), 6.52 (s, 1H), 6.65 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 99% (UV), Rt= 0.89分, m/z (ESI+)= 349.1 [M+H]+
3-オキソ-3-(5-オキソ-1-フェニルピロリジン-2-イル)-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-428)
[0775]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP Ultraカートリッジ、EtOAc中0~20%MeOH勾配)による精製後にオフホワイトの泡状物(1.43g、純度99%、92%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 2.00-2.14 (m, 3H), 2.43-2.63 (m, 4H), 2.71-2.82 (m, 1H), 3.20-3.32 (m, 2H), 3.32-3.41 (m, 2H), 5.18 (dd, J = 8.7, 3.9 Hz, 1H), 7.13-7.18 (m, 1H), 7.31-7.40 (m, 2H), 7.47-7.54 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 99% (UV), Rt= 0.82分, m/z (ESI+)= 315.1 [M+H]+
方法B:カルボン酸リチウム塩を使用するカップリング
3-{1-[(オキサン-4-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパン-ニトリル(I-429)
[0776]DCM(5mL)に溶解した5-オキソ-1-(テトラヒドロピラン-4-イルメチル)ピロリジン-2-カルボン酸(I-402)(純度80%、287mg、1.01mmol)、DIPEA(387μL、2.22mmol)およびHATU(461mg、1.21mmol)の撹拌溶液に、1-(シアノメチル)-チオラン-1-イウムブロミド(純度90%、304mg、1.31mmol、WO2014/154829に概説された手順により合成した))を添加し、混合物を室温で18時間撹拌した。次いで、反応混合物を0℃に冷却し、1N HCl(4mL)でクエンチした。相を分離し、水層をDCM(8mL)で洗浄し、有機層を合わせ、1M HCl(2×8mL)、飽和NaHCO(8mL)、ブライン(8mL)で洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、続いてEtOAc中0~20%MeOH勾配)により精製して、95mgの3-{1-[(オキサン-4-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパン-ニトリル(I-429)を無色粘性油状物(純度98%、27%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.01-1.11 (m, 1H), 1.12-1.19 (m, 1H), 1.41-1.48 (m,
1H), 1.48-1.54 (m, 1H), 1.67-1.85 (m, 2H), 1.99-2.10 (m, 2H), 2.14-2.26 (m, 3H), 2.27-2.35 (m, 2H), 3.10-3.25 (m, 5H), 3.35-3.47 (m, 1H), 3.55-3.65 (m, 2H), 3.77-3.85 (m, 2H), 4.38-4.45 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 98% (UV), Rt= 0.73分, m/z (ESI+)= 337.1 [M+H]+
3-{1-[(3-メチル-1,2-オキサゾール-5-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-430)
[0777]表題化合物は、方法B、一般手順3(一般スキーム20)と同様の様式でリチウム(1+)イオン1-[(3-メチル-1,2-オキサゾール-5-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-カルボキシレート(I-401)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、続いてEtOAc中0~20%MeOH勾配)による精製後に褐色粘性油状物(480mg、H NMRによる純度66%、46%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.93-2.00 (m, 1H), 2.06-2.14 (m, 2H), 2.26 (s, 3H), 2.30-2.41 (m, 2H), 2.46-2.55 (m, 1H), 2.55-2.66 (m, 2H), 3.33-3.40 (m, 2H), 3.40-3.48 (m, 2H), 4.20 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 4.56-4.60 (m, 1H), 4.85 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 6.02 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 0.73分, m/z (ESI+)= 334.1 [M+H]+
3-オキソ-3-[5-オキソ-1-(2-フェニルエチル)ピロリジン-2-イル]-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-431)
[0778]表題化合物は、方法B、一般手順3(一般スキーム20)と同様の様式でリチウム(1+)イオン5-オキソ-1-(2-フェニルエチル)ピロリジン-2-カルボキシレート(I-403)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、続いてEtOAc中0~20%MeOH勾配)による精製後に橙色粘性油状物(358mg、H NMRによる純度90%、44%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.85-1.93 (m, 1H), 2.05-2.16 (m, 2H), 2.18-2.35 (m, 2H), 2.44-2.53 (m, 1H), 2.56-2.67 (m, 2H), 2.74-2.83 (m, 1H), 2.84-2.92
(m, 1H), 2.97-3.06 (m, 1H), 3.29-3.39 (m, 2H), 3.39-3.48 (m, 2H), 3.92-4.00 (m, 1H), 4.49 (dd, J = 3.7, 8.7 Hz, 1H), 7.19-7.24 (m, 3H), 7.27-7.31 (m, 2H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.22分, m/z (ESI+)= 343.1 [M+H]+
一般手順4(一般スキーム20):酸化
[0779]一般手順6(一般スキーム11a)に記載した通りの方法:酸化
方法A:ケト酸へのオキソン酸化
2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ酢酸(I-432)
[0780]表題化合物は、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で3-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-408)から合成して、反応物を1N HClでクエンチした後の抽出後に黄色粘性油状物(1.12g、H NMRにより推定される純度50%、59%)を得、これを精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
【0164】
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)
[0781]表題化合物は、一般手順5(一般スキーム11a)と同様の様式で3-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-405)から合成して、反応物を1N HClでクエンチした後の抽出後に黄色粘性油状物(587mg、H NMRにより推定される純度60%、71%)を得、これを精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
【0165】
2-[(2S)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-434)
[0782]表題化合物は、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で3-[(2S)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-409)から合成して、反応物を1N HClでクエンチした後の抽出後に黄色粘性油状物(511mg、H NMRにより推定される純度50%、58%)を得、これを精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
【0166】
2-{1-[(4-クロロ-3-フルオロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-435)
[0783]表題化合物は、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で3-{1-[(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-410)から合成して、反応物を1N HClでクエンチした後の抽出後に無色粘性油状物(221mg、H NMRにより推定される純度50%、70%)を得、これを精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
【0167】
2-{1-[(4-シアノフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-436)
[0784]表題化合物は、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で4-({2-[2-シアノ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)アセチル]-5-オキソピロリジン-1-イル}メチル)ベンゾニトリル(I-411)から合成して、反応物を1N HClでクエンチした後の抽出後に無色粘性油状物(195mg、H NMRにより推定される純度50%、63%)を得、これを精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
【0168】
2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-437)
[0785]表題化合物は、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で3-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-417)から合成して、反応物を1N HClでクエンチした後の抽出後に黄色ゴム状物(1.69g、H NMRにより推定される純度67%、73%)を得、これを精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
【0169】
2-{1-[(3-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-438)
[0786]表題化合物は、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で3-{1-[(3-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-414)から合成して、反応物を1N HClでクエンチした後の抽出後に黄色ゴム状物(198mg、H NMRにより推定される純度55%、71%)を得、これを精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
【0170】
2-{1-[(オキサン-4-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-439)
[0787]表題化合物は、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で3-{1-[(オキサン-4-イル)メチル]-5-オキソ-ピロリジン-2-イル}-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-429)から合成して、反応物を1N HClでクエンチした後の1:1 IPA:CHClによる抽出後に無色粘性油状物(62mg、H NMRにより推定される純度40%、35%)を得、これを精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
【0171】
2-[1-(シクロペンチルメチル)-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-440)
[0788]表題化合物は、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で3-[1-(シクロペンチルメチル)-5-オキソ-ピロリジン-2-イル]-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-416)から合成して、反応物を1N HClでクエンチした後の抽出後にオフホワイトのゴム状物(316mg、
NMRにより推定される純度55%、83%)を得、これを精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
【0172】
2-{1-[(4-フルオロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-441)
[0789]表題化合物は、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で3-{1-[(4-フルオロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-418)から合成して、反応物を1N HClでクエンチした後の抽出後に無色粘性油状物(2.10g、
NMRにより推定される純度60%、76%)を得、これを精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
【0173】
2-オキソ-2-[5-オキソ-1-(2-フェニルエチル)ピロリジン-2-イル]酢酸(I-442)
[0790]表題化合物は、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で3-オキソ-3-[5-オキソ-1-(2-フェニルエチル)-ピロリジン-2-イル]-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-431)から合成して、反応物を
1N HClでクエンチした後の抽出後に橙色自由流動性油状物(330mg、H NMRにより推定される純度70%、93%)を得、これを精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
【0174】
2-{1-[(2-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-443)
[0791]表題化合物は、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で3-{1-[(2-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-419)から合成して、反応物を1N HClでクエンチした後の抽出後にオフホワイトの粘性油状物(563mg、H NMRにより推定される純度70%、89%)を得、これを精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
【0175】
2-{1-[(2-メチルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-444)
[0792]表題化合物は、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で3-{1-[(2-メチルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-420)から合成して、反応物を1N HClでクエンチした後の抽出後にオフホワイトの粘性油状物(462mg、H NMRにより推定される純度70%、88%)を得、これを精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
【0176】
2-{1-[(3-メチルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-445)
[0793]表題化合物は、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で3-{1-[(3-メチルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-415)から合成して、反応物を1N HClでクエンチした後の抽出後にオフホワイトの粘性油状物(380mg、H NMRにより推定される純度60%、88%)を得、これを精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
【0177】
2-{1-[(4-メチルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-446)
[0794]表題化合物は、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で3-{1-[(4-メチルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-421)から合成して、反応物を1N HClでクエンチした後の抽出後に橙色粘性油状物(384mg、H NMRにより推定される純度50%、85%)を得、これを精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
【0178】
2-[(2R)-1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-447)
[0795]表題化合物は、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で3-[(2R)-1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル]-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-423)から合成して、反応物を1N HClでクエンチした後の抽出後に橙色結晶性固体(3.17g、H NMRにより推定される純度55%、77%)を得、これを精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
【0179】
2-{1-[(4-クロロ-2-フルオロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン
-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-448)
[0796]表題化合物は、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で3-{1-[(4-クロロ-2-フルオロフェニル)-メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-412)から合成して、反応物を1N HClでクエンチした後の抽出後に無色粘性油状物(173mg、H NMRにより推定される純度75%、82%)を得、これを精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
【0180】
2-オキソ-2-{5-オキソ-1-[(1-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール-5-イル)メチル]ピロリジン-2-イル}酢酸(I-449)
[0797]表題化合物は、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で3-オキソ-3-{5-オキソ-1-[(1-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール-5-イル)メチル]ピロリジン-2-イル}-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-424)から合成して、反応物を1N HClでクエンチした後の1:1 IPA:CHCl3による抽出後に無色粘性油状物(261mg、H NMRにより推定される純度50%、78%)を得、これを精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
【0181】
2-{1-[(4-カルバモイルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-450)
[0798]表題化合物は、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で4-({2-[2-シアノ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)アセチル]-5-オキソピロリジン-1-イル}メチル)ベンズアミド(I-406)から合成して、反応物を1N HClでクエンチした後の1:1 IPA:CHCl3による抽出後に淡黄色泡状固体(436mg、H NMRにより推定される純度40%、52%)を得、これを精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
【0182】
2-{1-[(3-カルバモイルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-451)
[0799]表題化合物は、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で3-({2-[2-シアノ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)アセチル]-5-オキソピロリジン-1-イル}メチル)ベンズアミド(I-407)から合成して、反応物を1N HClでクエンチした後の1:1 IPA:CHCl3による抽出後に淡黄色固体(722mg、H NMRにより推定される純度47%、74%)を得、これを精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
【0183】
2-[1-(シクロプロピルメチル)-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-452)
[0800]表題化合物は、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で3-[1-(シクロプロピルメチル)-5-オキソピロリジン-2-イル]-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-426)から合成して、反応物を1N HClでクエンチした後の1:1 IPA:CHClによる抽出後に黄色粘性油状物(210mg、H NMRにより推定される純度40%、30%)を得、これを精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
【0184】
2-{1-[(5-メチルチオフェン-2-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-453)
[0801]表題化合物は、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で3-{1-[(5-メチルチオフェン-2-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-427)か
ら合成して、反応物を1N HClでクエンチした後の抽出後に黄色粘性油状物(400mg、H NMRにより推定される純度50%、69%)を得、これを精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
【0185】
2-オキソ-2-(5-オキソ-1-フェニルピロリジン-2-イル)酢酸(I-454)
[0802]表題化合物は、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で3-オキソ-3-(5-オキソ-1-フェニルピロリジン-2-イル)-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-428)から合成して、反応物を1N HClでクエンチした後の抽出後に黄色ゴム状物(1.54g、H NMRにより推定される純度50%、72%)を得、これを精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
【0186】
2-{1-[2-(オキサン-4-イル)エチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-455)
[0803]表題化合物は、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で3-{1-[2-(オキサン-4-イル)エチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-413)から合成して、反応物を1N HClでクエンチした後の抽出後に黄色ゴム状物(435mg)を得、これを精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
【0187】
方法B:ケトエステルへのmCPBA酸化
メチル2-{1-[(4-メチル-1,3-チアゾール-2-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソアセテート(I-456)
[0804]無水MeOH(15mL)中の3-{1-[(4-メチル-1,3-チアゾール-2-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-3-オキソ-2-[(1E)-1λ-チオラン-1-イリデン]プロパンニトリル(I-422、純度62%、1.0g、1.77mmol)の氷冷撹拌溶液に、m-CPBA(純度70%、875mg、3.55mmol)を添加し、混合物を窒素下、室温で2時間撹拌した。さらなるm-CPBA(400mg、2.32mmol)を添加し、撹拌を室温でさらに1時間続けた。反応混合物をEtOAc(50mL)で希釈し、1M Na(40mL)、続いて飽和NaHCO(40mL)で洗浄した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、403mgのメチル2-{1-[(4-メチル-1,3-チアゾール-2-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソアセテートを橙色油状物(H NMRにより推定される純度50%、40%)として得、これを精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
【0188】
メチル2-オキソ-2-{5-オキソ-1-[(1,3-チアゾール-2-イル)メチル]ピロリジン-2-イル}アセテート(I-457)
[0805]表題化合物は、方法B、一般手順4(一般スキーム20)と同様の様式で3-オキソ-3-{5-オキソ-1-[(1,3-チアゾール-2-イル)メチル]ピロリジン-2-イル}-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-425)から合成して、無色粘性油状物(164mg、H NMRにより推定される純度50%、65%)として得、これを精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
【0189】
一般手順5(一般スキーム20):アミノ化
方法A:T3Pカップリング
[0806]方法A、一般手順6(一般スキーム11a)に記載した通りの方法:カップリング
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソアセトアミド(FP224)
[0807]表題化合物は、アミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの固体(45mg、純度100%、27%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.21-0.27 (m, 2H), 0.54-0.60 (m, 2H), 0.91-1.02 (m, 1H), 1.92-2.03 (m, 1H), 2.38-2.49 (m, 3H), 3.13 (dd, J = 5.9, 7.2 Hz, 2H), 3.94 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.95-5.01 (m, 1H), 5.04 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 6.87-6.98 (m, 1H), 7.13-7.18 (m, 2H), 7.24-7.32 (m, 3H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.63分, m/z (ESI+)= 301.3 [M+H]+
2-[(2S)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソアセトアミド(FP225)
[0808]表題化合物は、アミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2S)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-434)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの固体(59mg、純度100%、39%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.19-0.29 (m, 2H), 0.53-0.62 (m, 2H), 0.91-1.01 (m, 1H), 1.93-2.03 (m, 1H), 2.38-2.49 (m, 3H), 3.13 (dd, J = 5.9, 7.1 Hz, 2H), 3.94 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.95-5.01 (m, 1H), 5.04 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 6.88-6.98 (m, 1H), 7.13-7.17 (m, 2H), 7.23-7.32 (m, 3H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.66分, m/z (ESI+)= 301.3 [M+H]+
2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ-N-[2-(ピリジン-4-イル)エチル]アセトアミド(FP226)
[0809]表題化合物は、アミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ酢酸(I-432)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、EtOAc中0~5%MeOH勾配)による精製後に黄色粘性油状物(39mg、純度97%、44%)を得た。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.87-1.93 (m, 1H), 2.38-2.47 (m, 3H), 2.85 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 3.57 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 3.92 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.91-4.96 (m, 1H), 5.00 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 6.94-7.00 (m, 1H), 7.10-7.14 (m, 4H), 7.25-7.30 (m, 3H), 8.51-8.57 (m, 2H).
LC-MS (METCR1603): 97% (UV), Rt= 3.22分, m/z (ESI+)= 352.3 [M+H]+
2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ-N-[2-(ピラジン-2-イル)エチル]アセトアミド(FP227)
[0810]表題化合物は、アミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ酢酸(I-432)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、EtOAc中0~5%MeOH勾配)による精製後に黄色粘性油状物(54mg、純度98%、37%)を得た。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.91-1.97 (m, 1H), 2.39-2.47 (m, 3H), 3.05-3.08 (m, 2H), 3.74 (q, J = 6.2 Hz, 2H), 3.90 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.94-4.98 (m, 1H), 5.04 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 7.12-7.15 (m, 2H), 7.24-7.30 (m, 3H), 7.62-7.70 (m, 1H), 8.46-8.50 (m, 2H), 8.54 (dd, J = 1.6, 2.4 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1603): 98% (UV), Rt= 3.06分, m/z (ESI+)= 353.2 [M+H]+
2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ-N-[3-(ピリジン-4-イル)プロピル]アセトアミド(FP228)
[0811]表題化合物は、アミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ酢酸(I-432)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中0.5~20%
MeOH勾配)による精製後に黄色粘性油状物(29mg、H NMRによる純度90%、12%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.86-2.01 (m, 3H), 2.38-2.50 (m, 3H), 2.61-2.68 (m, 2H), 3.31 (qd, J = 2.1, 7.0 Hz, 2H), 3.94 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.95-4.99 (m, 1H), 5.01 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 6.91 (t, J = 5.4 Hz, 1H), 7.10-7.16 (m, 4H), 7.22-7.32 (m, 3H), 8.52 (d, J = 5.7 Hz, 2H).
LC-MS (METCR1603): 96% (UV), Rt= 3.03分, m/z (ESI+)= 366.5 [M+H]+
2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ-N-[3-(1,3-チアゾール-2-イル)プロピル]アセトアミド(FP229)
[0812]表題化合物は、アミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ酢酸(I-432)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中20~100%EtOAc勾配)による精製後に黄色粘性油状物(70mg、H NMRによる純度98%、24%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.91-2.01 (m, 1H), 2.03-2.12 (m, 2H), 2.36-2.50 (m, 3H), 3.10 (t, J = 7.1 Hz, 2H), 3.35-3.44 (m, 2H), 3.92 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.93-4.99 (m, 1H), 5.04 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 7.12-7.17 (m, 2H), 7.20-7.32 (m, 4H), 7.51-7.56 (m, 1H), 7.72 (d, J = 3.3 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.49分, m/z (ESI+)= 372.2 [M+H]+
2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ-N-[(ピリジン-2-イル)メチル]アセトアミド(FP230)
[0813]表題化合物は、アミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ酢酸(I-432)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中20~100%EtOAc勾配、続いてEtOAc中0~5%MeOH勾配)による精製後に黄色ゴム状物(7mg、H NMRによる純度97%、3%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.96-2.06 (m, 1H), 2.39-2.49 (m, 3H), 3.93 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.55 (d, J = 5.3 Hz, 2H), 4.96-5.04 (m, 1H), 5.07 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 7.13-7.17 (m, 2H), 7.19-7.31 (m, 5H), 7.69 (td, J = 7.7, 1.7 Hz, 1H), 8.04-8.10 (m, 1H), 8.56-8.62 (m, 1H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.30分, m/z (ESI+)= 338.3 [M+H]+
2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-N-[3-(3,5-ジメチル-1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロピル]-2-オキソアセトアミド(FP231)
[0814]表題化合物は、アミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ酢酸(I-432)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、EtOAc中0~15%MeOH勾配)による精製後に黄色ゴム状物(54mg、H NMRによる純度95%、19%)を得た。
1H NMR (250 MHz, クロロホルム-d) δ 1.89-2.01 (m, 1H), 2.02-2.11 (m, 2H), 2.29-2.50 (m, 9H), 3.35 (q, J = 6.4 Hz, 2H), 3.91 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.04 (t, J = 6.3 Hz, 2H), 4.88-4.97 (m, 1H), 5.04 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 7.10-7.22 (m, 2H), 7.22-7.33 (m, 3H), 7.44-7.57 (m, 1H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.00分, m/z (ESI+)= 384.3 [M+H]+
2-{1-[(4-クロロ-3-フルオロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-N-シクロプロピル-2-オキソアセト-アミド(FP232)
[0815]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、
一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{1-[(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-435)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g
SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中50~100%EtOAc勾配)による精製後に無色結晶性固体(62mg、純度99%、49%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.58-0.62 (m, 2H), 0.85-0.89 (m, 2H), 1.99-2.05 (m, 1H), 2.41-2.50 (m, 3H), 2.74-2.80 (m, 1H), 3.93 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 4.91 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 4.98-5.01 (m, 1H), 6.86-6.92 (m, 2H), 6.97 (dd, J = 1.9, 9.5 Hz, 1H), 7.32 (t, J = 7.8 Hz, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 99% (UV), Rt= 2.71分, m/z (ESI+)= 339.1/341.1 [M+H]+
2-{1-[(4-シアノフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソアセト-アミド(FP233)
[0816]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{1-[(4-シアノフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-436)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中50~100%EtOAc勾配)、続いてクロロホルム(×2)との共沸による精製後に無色ガラス状物(78mg、純度99%、66%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.22-0.27 (m, 2H), 0.55-0.61 (m, 2H), 0.93-1.00 (m, 1H), 2.00-2.07 (m, 1H), 2.42-2.51 (m, 3H), 3.11-3.16 (m, 2H), 4.02 (d, J
= 15.5 Hz, 1H), 4.99-5.05 (m, 2H), 6.91-7.02 (m, 1H), 7.30 (d, J = 7.6 Hz, 2H),
7.61 (dd, J = 1.5, 8.2 Hz, 2H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 99% (UV), Rt= 2.40分, m/z (ESI+)= 326.1 [M+H]+
2-{1-[(4-クロロ-2-フルオロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-N-シクロプロピル-2-オキソアセト-アミド(FP234)
[0817]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{1-[(4-クロロ-2-フルオロフェニル)-メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-448)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g
SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中50~100%EtOAc勾配)による精製後に無色粉末(75mg、純度97%、50%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.60-0.64 (m, 2H), 0.86-0.90 (m, 2H), 1.94-2.00 (m, 1H), 2.35-2.50 (m, 3H), 2.76-2.82 (m, 1H), 4.08 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 4.83-4.88 (m, 1H), 5.02 (dd, J = 3.9, 9.5 Hz, 1H), 6.92 (br.s, 1H), 7.05 (dd, J = 2.0, 9.6 Hz, 1H), 7.10 (dd, J = 1.8, 8.2 Hz, 1H), 7.24 (t, J = 8.1 Hz, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 97% (UV), Rt= 2.69分, m/z (ESI+)= 339.1/341.1 [M+H]+
2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-N-[(オキサン-4-イル)メチル]-2-オキソアセト-アミド(FP235)
[0818]表題化合物は、アミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-437)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトのガラス状物(24mg、純度100%、8%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.29-1.38 (m, 2H), 1.56-1.60 (m, 2H), 1.75-1.79 (m, 1H), 1.95-1.99 (m, 1H), 2.42-2.48 (m, 3H), 3.16-3.23 (m, 2H), 3.38 (dt, J = 2.0, 11.8 Hz, 2H), 3.97-4.02 (m, 3H), 4.90 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 4.97-5.00 (m, 1H), 6.90-6.96 (m, 1H), 7.09-7.12 (m, 2H), 7.26-7.29 (m, 2H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.61分, m/z (ESI+)= 379.1/381.1 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-シクロプロ
ピル-2-オキソアセトアミド(FP236)
[0819]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、100%TBME)、続いてジエチルエーテル中での摩砕による精製後にオフホワイトの結晶性固体(57mg、純度100%、25%)を得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.57-0.69 (m, 4H), 1.87-1.95 (m, 1H), 2.16-2.26 (m,
1H), 2.27-2.40 (m, 2H), 2.71-2.79 (m, 1H), 3.86 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 4.81 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 4.85-4.91 (m, 1H), 7.17-7.20 (m, 2H), 7.24-7.28 (m, 1H), 7.29-7.34 (m, 2H), 8.81 (d, J = 5.2 Hz, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 100% (UV), Rt= 2.20分, m/z (ESI+)= 287.1 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-シクロブチル-2-オキソアセトアミド(FP237)
[0820]表題化合物は、アミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中50~100%TBME勾配)、続いて分取LC(塩基性pH、初期溶出法)、次いで分取LC(酸性pH、初期溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(11mg、純度95%、4%)を得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.58-1.67 (m, 2H), 1.86-1.93 (m, 1H), 2.04-2.14 (m,
4H), 2.17-2.26 (m, 1H), 2.26-2.36 (m, 2H), 3.87 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 4.17-4.27
(m, 1H), 4.78-4.83 (m, 1H), 4.86 (dd, J = 2.9, 9.8 Hz, 1H), 7.17-7.20 (m, 2H), 7.23-7.28 (m, 1H), 7.28-7.34 (m, 2H), 8.99 (d, J = 8.1 Hz, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 95% (UV), Rt= 2.65分, m/z (ESI+)= 301.1 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ-N-(プロパン-2-イル)アセトアミド(FP238)
[0821]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中50~100%TBME勾配)、続いて分取LC(塩基性pH、初期溶出法)、次いで分取LC(酸性pH、初期溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(13mg、純度96%、5%)を得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.10 (d, J = 6.6 Hz, 6H), 1.85-1.94 (m, 1H), 2.17-2.40 (m, 3H), 3.83-3.94 (m, 2H), 4.82 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 4.84-4.90 (m, 1H), 7.16-7.20 (m, 2H), 7.23-7.28 (m, 1H), 7.29-7.35 (m, 2H), 8.59 (d, J = 8.3 Hz, 1H).LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 96% (UV), Rt= 2.46分, m/z (ESI+)= 289.1 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-シクロペンチル-2-オキソアセトアミド(FP239)
[0822]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中50~100%TBME勾配)、続いてEtO中での摩砕および分取LC(塩基性pH、初期溶出法)、次いで分取LC(酸性pH、初期溶出法)による精製後に無色ゴム状物(21mg、純度100%、8%)を得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.45-1.57 (m, 4H), 1.60-1.71 (m, 2H), 1.74-1.85 (m,
2H), 1.87-1.95 (m, 1H), 2.19-2.28 (m, 1H), 2.28-2.40 (m, 2H), 3.88 (d, J = 15.2
Hz, 1H), 3.97-4.08 (m, 1H), 4.83 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 4.85-4.90 (m, 1H), 7.16-7.22 (m, 2H), 7.24-7.29 (m, 1H), 7.29-7.36 (m, 2H), 8.69 (d, J = 7.8 Hz, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 100% (UV), Rt= 2.89分, m/z (ESI+)= 315.2 [M+H]+
2-{1-[(3-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-N-シクロプロピル-2-オキソアセトアミド(FP240)
[0823]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{1-[(3-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-438)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中50~100%EtOAc勾配)による精製後に無色ゴム状物(65mg、純度99%、52%)を得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.57-0.70 (m, 4H), 1.89-1.96 (m, 1H), 2.14-2.24 (m,
1H), 2.27-2.43 (m, 2H), 2.72-2.80 (m, 1H), 3.94 (d, J = 15.4 Hz, 1H), 4.73 (d, J = 15.4 Hz, 1H), 4.95 (dd, J = 3.0, 10.1 Hz, 1H), 7.16-7.20 (m, 1H), 7.28-7.37 (m, 3H), 8.80 (d, J = 5.2 Hz, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 99% (UV), Rt= 2.58分, m/z (ESI+)= 321.1, 323.1 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-{1-[(4-フルオロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソアセトアミド(FP241)
[0824]表題化合物は、アミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{1-[(4-フルオロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-441)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色ガラス状物(27mg、純度100%、13%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.19-0.27 (m, 2H), 0.52-0.62 (m, 2H), 0.92-1.01 (m, 1H), 1.94-2.03 (m, 1H), 2.37-2.48 (m, 3H), 3.13 (t, J = 6.5 Hz, 2H), 3.96 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.94 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 4.96-5.03 (m, 1H), 6.90-7.00 (m, 3H), 7.10-7.17 (m, 2H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.78分, m/z (ESI+)= 319.2 [M+H]+
N-シクロプロピル-2-{1-[(4-フルオロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソアセトアミド(FP242)
[0825]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{1-[(4-フルオロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-441)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの固体(100mg、純度100%、29%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.56-0.64 (m, 2H), 0.84-0.89 (m, 2H), 1.93-2.02 (m, 1H), 2.40-2.48 (m, 3H), 2.72-2.81 (m, 1H), 3.95 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.92 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.95-5.01 (m, 1H), 6.84 (s, 1H), 6.95-7.01 (m, 2H), 7.10-7.17 (m, 2H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.42分, m/z (ESI+)= 305.2 [M+H]+
2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-N-(2-アセトアミドエチル)-2-オキソアセトアミド(FP243)
[0826]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-437)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(17mg、純度100%、8%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.96-2.01 (m, 4H), 2.39-2.48 (m, 3H), 3.38-3.45 (m, 4H), 3.94 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 4.89-4.98 (m, 2H), 5.97-6.07 (m, 1H), 7.07-7.12 (m, 2H), 7.23-7.29 (m, 2H), 7.63-7.71 (m, 1H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.13分, m/z (ESI+)= 366.1/368.1 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-2-オキソ-2-{5-オキソ-1-[(1-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール-5-イル)メチル]-ピロリジン-2-イル}アセトアミド(FP244)
[0827]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-オキソ-2-{5-オキソ-1-[(1-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール-5-イル)メチル]ピロリジン-2-イル}酢酸(I-449)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、TBME中0~20%MeOH勾配)、続いて分取LC(塩基性pH、標準溶出法)による精製後に無色ガラス状物(22mg、純度83%、11%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.88-0.99 (m, 2H), 1.11-1.24 (m, 3H), 1.44-1.54 (m, 1H), 1.67-1.77 (m, 5H), 1.97-2.04 (m, 1H), 2.42-2.52 (m, 3H), 3.12 (t, J
= 6.6 Hz, 2H), 4.05 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 4.42 (s, 2H), 5.01-5.07 (m, 1H), 5.09
(d, J = 15.2 Hz, 1H), 6.75 (s, 1H), 6.92 (br t, J = 6.0 Hz, 1H), 7.24-7.29 (m, 1H), 7.32 (s, 1H), 7.79 (d, J = 7.8 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1603): 83% (UV), Rt= 3.55分, m/z (ESI+)= 398.2 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-2-{1-[2-(オキサン-4-イル)エチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソアセトアミド(FP245)
[0828]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{1-[2-(オキサン-4-イル)エチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-455)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色ゴム状物(27mg、純度100%、4%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.92-1.02 (m, 2H), 1.12-1.78 (m, 16H), 1.93-2.00 (m, 1H), 2.30-2.52 (m, 3H), 2.80-2.89 (m, 1H), 3.18 (t, J = 6.6 Hz, 2H), 3.30-3.39 (m, 2H), 3.70-3.79 (m, 1H), 3.89-3.96 (m, 2H), 5.23 (dd, J = 3.2, 10.0 Hz, 1H), 6.99 (t, J = 5.4 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 4.04分, m/z (ESI+)= 365.3 [M+H]+
2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-N-(1-メチルシクロプロピル)-2-オキソアセトアミド(FP246)
[0829]表題化合物は、溶媒としてDMFを使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ酢酸(I-432)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~80%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの固体(118mg、純度100%、32%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.67-0.74 (m, 2H), 0.74-0.80 (m, 2H), 1.37 (s, 3H), 1.91-2.00 (m, 1H), 2.36-2.51 (m, 3H), 3.96 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.93-5.01 (m, 2H), 7.04 (s, 1H), 7.12-7.16 (m, 2H), 7.23-7.31 (m, 3H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 100% (UV), Rt= 2.53分, m/z (ESI+)= 301.1 [M+H]+
2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ-N-[(6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)メチル]アセトアミド(FP247)
[0830]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンのビス-塩酸塩形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-437)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(14mg、H NMRによる純度98%、10%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.91-2.09 (m, 1H), 2.29-2.52 (m, 3H), 3.89 (
d, J = 15.0 Hz, 1H), 4.29-4.46 (m, 2H), 4.82-5.00 (m, 2H), 6.32 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 6.62 (d, J = 9.1 Hz, 1H), 7.04-7.10 (m, 2H), 7.19-7.25 (m, 2H), 7.50 (dd, J
= 6.8, 9.2 Hz, 1H), 8.46 (t, J = 6.4 Hz, 1H), 13.38 (s, 1H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.16分, m/z (ESI+)= 388.1/390.1 [M+H]+
N-(シクロヘキシルメチル)-2-{1-[(オキサン-4-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソアセトアミド(FP248)
[0831]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{1-[(オキサン-4-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-439)から合成して、分取LC(酸性pH、初期溶出法)による精製後にオフホワイトのゴム状物(5mg、純度95%、14%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.91-1.03 (m, 2H), 1.12-1.37 (m, 6H), 1.45-1.55 (m, 2H), 1.65-1.83 (m, 6H), 1.96-2.04 (m, 1H), 2.29-2.53 (m, 3H), 2.58-2.65 (m, 1H), 3.18 (t, J = 6.6 Hz, 2H), 3.33 (tt, J = 2.3, 11.7 Hz, 2H), 3.65 (dd, J = 8.3, 14.1 Hz, 1H), 3.92-3.98 (m, 2H), 5.23 (dd, J = 2.9, 10.0 Hz, 1H), 6.92-7.05 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 95% (UV), Rt= 2.93分, m/z (ESI+)= 351.2 [M+H]+
3-[(2-{[(シクロヘキシルメチル)カルバモイル]カルボニル}-5-オキソピロリジン-1-イル)メチル]ベンズアミド(FP249)
[0832]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{1-[(3-カルバモイルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-451)から合成して、分取LC(酸性pH、初期溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(22mg、H NMRによる純度98%、20%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.87 (qd, J = 2.9, 12.2 Hz, 2H), 1.02-1.23 (m, 3H), 1.35-1.47 (m, 1H), 1.57-1.71 (m, 5H), 1.88-1.94 (m, 1H), 2.31-2.45 (m, 3H), 3.04 (t, J = 6.6 Hz, 2H), 4.00 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 4.91 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 4.93-4.97 (m, 1H), 5.46 (s, 1H), 6.12 (s, 1H), 6.81 (t, J = 6.1 Hz, 1H), 7.26-7.30 (m, 1H), 7.33 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.53-7.56 (m, 1H), 7.63-7.68 (m, 1H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.65分, m/z (ESI+)= 403.2 [M+H+NH3]+
3-[(2-{[(シクロプロピルメチル)カルバモイル]カルボニル}-5-オキソピロリジン-1-イル)メチル]ベンズアミド(FP250)
[0833]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{1-[(3-カルバモイルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-451)から合成して、分取LC(酸性pH、初期溶出法)による精製後にオフホワイトの泡状固体(17mg、H NMRによる純度96%、11%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.24 (q, J = 4.9 Hz, 2H), 0.53-0.62 (m, 2H),
0.91-1.02 (m, 1H), 1.96-2.03 (m, 1H), 2.39-2.50 (m, 3H), 3.12 (dd, J = 5.9, 7.2
Hz, 2H), 4.06 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 4.95-5.05 (m, 2H), 5.50 (s, 1H), 6.18 (s, 1H), 6.90-6.98 (m, 1H), 7.33-7.38 (m, 1H), 7.41 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.60-7.63 (m, 1H), 7.71-7.74 (m, 1H).
LC-MS (METCR1603): 92% (UV), Rt= 2.89分, m/z (ESI+)= 361.2 [M+H+NH3]+
N-シクロプロピル-2-オキソ-2-[5-オキソ-1-(2-フェニルエチル)ピロリジン-2-イル]アセトアミド(FP251)
[0834]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-オキソ-2-[5-オキソ-1-(2-フェニルエチル)-ピロリジン-2-イル]酢酸(I-442)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に橙色ゴム状物(30mg、純度97%、24%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.55-0.69 (m, 2H), 0.83-0.92 (m, 2H), 1.87-1.96 (m, 1H), 2.21-2.47 (m, 3H), 2.71- 2.92 (m, 3H), 2.95-3.17 (m, 1H), 3.99 (ddd, J = 6.3, 8.7, 14.5 Hz, 1H), 4.94-5.08 (m, 1H), 6.92 (s, 1H), 7.16-7.23 (m, 3H), 7.26-7.30 (m, 2H).
LC-MS (METCR1603): 97% (UV), Rt= 3.51分, m/z (ESI+)= 301.2 [M+H]+
4-[(2-{[(シクロヘキシルメチル)カルバモイル]カルボニル}-5-オキソピロリジン-1-イル)メチル]ベンズアミド(FP252)
[0835]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{1-[(4-カルバモイルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-450)から合成して、分取LC(酸性pH、初期溶出法)による精製後にクリーム色粉末(50mg、H NMRによる純度99%、15%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.88-0.99 (m, 2H), 1.10-1.29 (m, 4H), 1.44-1.54 (m, 1H), 1.69-1.77 (m, 4H), 1.95-2.05 (m, 1H), 2.40-2.51 (m, 3H), 3.12 (t, J
= 6.6 Hz, 2H), 4.00 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 4.97-5.03 (m, 1H), 5.04 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 5.73 (s, 1H), 6.17 (s, 1H), 6.94 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 7.22-7.26 (m, 2H), 7.73-7.77 (m, 2H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.57分, m/z (ESI+)= 403.2 [M+H+NH3]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソ-2-[5-オキソ-1-(2-フェニルエチル)ピロリジン-2-イル](FP253)
[0836]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-オキソ-2-[5-オキソ-1-(2-フェニルエチル)-ピロリジン-2-イル]酢酸(I-442)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にベージュ色固体(30mg、純度100%、27%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.20-0.31 (m, 2H), 0.52-0.64 (m, 2H), 0.91-1.05 (m, 1H), 1.87-1.98 (m, 1H), 2.24-2.45 (m, 3H), 2.77 (ddd, J = 6.3, 8.5, 14.0
Hz, 1H), 2.86 (ddd, J = 6.6, 8.7, 15.2 Hz, 1H), 3.03 (ddd, J = 6.6, 8.4, 14.4 Hz, 1H), 3.11-3.21 (m, 2H), 4.01 (ddd, J = 6.3, 8.7, 14.5 Hz, 1H), 5.00-5.05 (m, 1H), 6.97-7.05 (m, 1H), 7.14-7.24 (m, 3H), 7.26-7.31 (m, 2H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.81分, m/z (ESI+)= 315.3 [M+H]+
N-シクロペンチル-2-[1-(シクロプロピルメチル)-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド(FP254)
[0837]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[1-(シクロプロピルメチル)-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-452)から合成して、分取LC(酸性pH、初期溶出法)による精製後にオフホワイトのゴム状物(6mg、
NMRによる純度95%、12%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.10 (dtt, J = 4.9, 9.3, 18.5 Hz, 2H), 0.37-0.45 (m, 1H), 0.48-0.57 (m, 1H), 0.72-0.82 (m, 1H), 1.42-1.51 (m, 2H), 1.55-1.68
(m, 2H), 1.68-1.78 (m, 2H), 1.91-1.99 (m, 1H), 2.00-2.09 (m, 2H), 2.32-2.44 (m,
2H), 2.44-2.54 (m, 1H), 2.86 (dd, J = 7.3, 14.3 Hz, 1H), 3.46 (dd, J = 7.1, 14.3 Hz, 1H), 4.21 (h, J = 7.1 Hz, 1H), 5.42 (dd, J = 3.2, 10.0 Hz, 1H), 6.89 (d, J
= 6.9 Hz, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 100% (UV), Rt= 2.66分, m/z (ESI+)= 279.1 [M+H]+
N-(シクロペンチルメチル)-2-[1-(シクロプロピルメチル)-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド(FP255)
[0838]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[1-(シクロプロピルメチル)-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-452)から合成して、分
取LC(酸性pH、初期溶出法)による精製後に無色粘性油状物(6mg、純度100%、12%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.03-0.16 (m, 2H), 0.37-0.45 (m, 1H), 0.49-0.56 (m, 1H), 0.72-0.82 (m, 1H), 1.17-1.26 (m, 2H), 1.52-1.70 (m, 4H), 1.73-1.83 (m, 2H), 1.91-1.99 (m, 1H), 2.09 (七重線, J = 7.6 Hz, 1H), 2.33-2.44 (m, 2H), 2.44-2.55 (m, 1H), 2.87 (dd, J = 7.3, 14.3 Hz, 1H), 3.21-3.33 (m, 2H), 3.47 (dd, J
= 7.0, 14.3 Hz, 1H), 5.43 (dd, J = 3.3, 9.9 Hz, 1H), 7.00 (br. s, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 100% (UV), Rt= 3.07分, m/z (ESI+)= 293.2 [M+H]+
2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-N-(2-ヒドロキシエチル)-2-オキソアセトアミド(FP256)
[0839]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-437)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色粘性油状物(24mg、純度100%、18%)を得た。
1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 1.82-2.03 (m, 1H), 2.08-2.42 (m, 3H), 3.09-3.43 (m,
2H), 3.51 (q, J = 5.9 Hz, 1H), 3.67-4.14 (m, 2H), 4.34-4.99 (m, 2H), 7.17-7.29 (m, 2H), 6.68-8.44 (m, 1H), 7.29-7.42 (m, 2H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.00-3.20分, m/z (ESI+)= 325.1/327.1 [M+H]+
2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ-N-[2-(プロパン-2-イルスルファニル)-エチル]アセトアミド(FP257)
[0840]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-437)から合成して、分取LC(酸性pH、初期溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(191mg、純度98%、54%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.28 (d, J = 6.7 Hz, 6H), 1.94-2.03 (m, 1H),
2.38-2.48 (m, 3H), 2.68-2.72 (m, 2H), 2.91-2.98 (m, 1H), 3.47 (qd, J = 2.0, 6.5
Hz, 2H), 3.94 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 4.93-4.98 (m, 2H), 7.08-7.12 (m, 2H), 7.16-7.23 (m, 1H), 7.26-7.29 (m, 2H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 98% (UV), Rt= 3.35分, m/z (ESI+)= 383.1/385.1 [M+H]+
2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-N-[(2R)-1-ヒドロキシプロパン-2-イル]-2-オキソアセトアミド(FP258)
[0841]表題化合物は、溶媒としてDMFを使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-437)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色粘性油状物(18mg、H NMRによる純度99%、9%)を得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.93-1.23 (m, 3H), 1.67-2.45 (m, 4H), 3.37-5.01 (m,
6H), 7.01-7.30 (m, 3H), 7.31-7.46 (m, 2H), 8.10-8.55 (m, 1H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.00-3.60分, m/z (ESI+)= 339.2/341.2 [M+H]+
2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-N-[(2R)-2-ヒドロキシプロピル]-2-オキソアセトアミド(FP259)
[0842]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-437)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色粘性油状物(26mg、H NMRによる純度99%、13%)を得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.91-1.18 (m, 3H), 1.77-2.46 (m, 4H), 2.74-3.21 (m,
2H), 3.62-4.29 (m, 2H), 4.28-4.98 (m, 2H), 6.96-7.12 (m, 1H), 7.12-7.30 (m, 2H), 7.32-7.45 (m, 2H), 7.96-8.64 (m, 1H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.10-3.60分, m/z (ESI+)= 339.2/341.2 [M+H]+
2-{1-[(2-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-N-シクロプロピル-2-オキソアセトアミド(FP260)
[0843]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{1-[(2-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-443)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトのゴム状物(125mg、純度98%、29%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.57-0.64 (m, 2H), 0.83-0.89 (m, 2H), 1.93-2.00 (m, 1H), 2.31-2.53 (m, 3H), 2.73-2.82 (m, 1H), 4.16 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 4.97-5.05 (m, 2H), 6.94 (s, 1H), 7.20-7.25 (m, 2H), 7.25-7.30 (m, 1H), 7.30-7.35 (m, 1H).
LC-MS (METCR1603): 98% (UV), Rt= 3.58分, m/z (ESI+)= 321.2/323.2 [M+H]+
N-シクロプロピル-2-{1-[(2-メチルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソアセトアミド(FP261)
[0844]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{1-[(2-メチルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-444)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色ゴム状物(97mg、純度100%、27%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.49-0.62 (m, 2H), 0.77-0.87 (m, 2H), 1.89-2.01 (m, 1H), 2.23 (s, 3H), 2.34-2.48 (m, 3H), 2.65-2.74 (m, 1H), 4.16 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 4.81 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 4.87-4.92 (m, 1H), 6.79 (s, 1H), 6.94-6.99 (m, 1H), 7.06-7.11 (m, 1H), 7.11-7.14 (m, 1H), 7.14-7.19 (m, 1H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.49分, m/z (ESI+)= 301.2 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-(2-シアノエチル)-2-オキソアセトアミド(FP262)
[0845]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、TBME中10~100%MeOH勾配)、続いて分取LC(酸性pH、初期溶出法)による精製後に無色ゴム状物(67mg、純度99%、23%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.94-2.02 (m, 1H), 2.38-2.51 (m, 3H), 2.61-2.67 (m, 2H), 3.54-3.60 (m, 2H), 3.97-4.02 (m, 1H), 4.92-4.96 (m, 1H), 4.97-5.02 (m, 1H), 7.12-7.17 (m, 2H), 7.18-7.24 (m, 1H), 7.26-7.34 (m, 3H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 99% (UV), Rt= 1.89分, m/z (ESI+)= 300.1 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-(2-シアノ-2,2-ジメチルエチル)-2-オキソアセトアミド(FP263)
[0846]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中0~70%EtOAc勾配)による精製後に黄色粘性油状物(124mg、H NMRによる純度97%、61%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.33-1.37 (m, 6H), 1.92-1.99 (m, 1H), 2.39-2.50 (m, 3H), 3.35-3.45 (m, 2H), 4.01 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 4.93-4.97 (m, 1H), 5.
00 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 7.11-7.19 (m, 3H), 7.25-7.33 (m, 3H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.48分, m/z (ESI+)= 328.3 [M+H]+
N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソ-2-(5-オキソ-1-フェニルピロリジン-2-イル)アセトアミド(FP264)
[0847]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-オキソ-2-(5-オキソ-1-フェニルピロリジン-2-イル)酢酸(I-454)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、初期溶出法)による精製後に黄色ゴム状物(27mg、純度99%、18%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.21-0.27 (m, 2H), 0.53-0.59 (m, 2H), 0.91-1.02 (m, 1H), 2.07-2.14 (m, 1H), 2.57-2.70 (m, 3H), 3.15-3.20 (m, 2H), 5.83-5.89 (m, 1H), 6.98 (s, 1H), 7.13-7.20 (m, 1H), 7.30-7.38 (m, 2H), 7.41-7.45 (m, 2H).
LC-MS (METCR1603): 99% (UV), Rt= 2.37分, m/z (ESI+)= 287.1 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-エチル-2-オキソアセトアミド(FP265)
[0848]表題化合物は、溶媒として70%水溶液としてのエチルアミンおよびDMFを使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製、続いて順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配、続いて定組成100%TBME)によるさらなる精製後に黄色粉末(75mg、純度98%、17%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.13 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 1.86-1.96 (m, 1H),
2.31-2.43 (m, 3H), 3.22-3.29 (m, 2H), 3.86 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.89-4.94 (m, 1H), 4.96 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 6.68-6.82 (m, 1H), 7.05-7.10 (m, 2H), 7.17-7.25 (m, 3H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 98% (UV), Rt= 2.14分, m/z (ESI+)= 275.0 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-(2,2-ジフルオロエチル)-2-オキソアセトアミド(FP266)
[0849]表題化合物は、溶媒としてDMFを使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配、続いて定組成100%TBME)による精製後に黄色粉末(168mg、純度98%、40%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.95-2.03 (m, 1H), 2.42-2.53 (m, 3H), 3.68 (tddd, J = 14.8, 6.5, 3.8, 1.5 Hz, 2H), 4.02 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.95-4.99 (m, 1H), 5.01 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 5.87 (tt, J = 55.3, 3.8 Hz, 1H), 7.03-7.12 (m, 1H), 7.14-7.20 (m, 2H), 7.27-7.35 (m, 3H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 98% (UV), Rt= 2.22分, m/z (ESI+)= 311.0 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-[(1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル]-2-オキソアセトアミド(FP260)
[0850]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンのトシル酸塩を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配、続いて定組成100%TBME)による精製後に黄色ゴム状物(113mg、純度99%、37%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.94 (dddd, J = 25.1, 8.7, 5.7, 3.1 Hz, 1H),
1.10-1.21 (m, 1H), 1.87-1.98 (m, 1H), 2.33-2.43 (m, 3H), 2.80 (dq, J = 10.2, 5.3 Hz, 1H), 3.87 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.65 (dtd, J = 63.6, 5.9, 3.1 Hz, 1H), 4.87-4.92 (m, 1H), 4.96 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 6.94 (s, 1H), 7.06-7.10 (m, 2H), 7.17-7.26 (m, 3H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 99% (UV), Rt= 2.12分, m/z (ESI+)= 305.0 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-2-オキソアセトアミド(FP268)
[0851]表題化合物は、溶媒としてDMFを使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配、続いて定組成100%TBME)による精製、続いて順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配および定組成100%TBME)によるさらなる精製後に黄色粉末(240mg、純度99%、37%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.89 (ddt, J = 12.4, 5.0, 3.6 Hz, 1H), 2.30-2.43 (m, 3H), 2.44-2.56 (m, 2H), 2.90-3.01 (m, 2H), 3.91 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.15 (dddd, J = 11.9, 7.1, 5.2, 2.4 Hz, 1H), 4.86-4.94 (m, 2H), 7.01 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 7.04-7.10 (m, 2H), 7.17-7.26 (m, 3H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 99% (UV), Rt= 2.63分, m/z (ESI+)= 337.1 [M+H]+
N-シクロプロピル-2-{1-[(3-メチルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソアセトアミド(FP269)
[0852]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{1-[(3-メチルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-445)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色ゴム状物(106mg、純度97%、39%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.57-0.62 (m, 2H), 0.83-0.89 (m, 2H), 1.88-2.03 (m, 1H), 2.31 (s, 3H), 2.36-2.52 (m, 3H), 2.70-2.80 (m, 1H), 3.87 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 4.91-5.05 (m, 2H), 6.84-6.90 (m, 1H), 6.90-6.97 (m, 2H), 7.04-7.10 (m, 1H), 7.14-7.20 (m, 1H).
LC-MS (METCR1603): 97% (UV), Rt= 3.56分, m/z (ESI+)= 301.2 [M+H]+
N-シクロプロピル-2-{1-[(4-メチルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソアセトアミド(FP270)
[0853]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{1-[(4-メチルフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-446)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの固体(68mg、純度98%、30%)を得た。
1H NMR (250 MHz, DMSO-d6) δ 0.52-0.76 (m, 4H), 1.85-2.01 (m, 1H), 2.19-2.39 (m,
6H), 2.64-2.84 (m, 1H), 3.84 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 4.66-4.88 (m, 2H), 6.99-7.20
(m, 4H), 8.46 (s, 1H).
LC-MS (METCR1603): 98% (UV), Rt= 2.51分, m/z (ESI+)= 301.1 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-[(1R,2R)-2-メチルシクロプロピル]-2-オキソアセト-アミド(FP271)
[0854]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカート
リッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配、続いて定組成100%TBME)による精製、続いて順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP
KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配および定組成溶出100%TBME)、次いで分取LC(酸性pH、初期溶出法)によるさらなる精製後に無色ガラス状物(45mg、純度100%、15%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.63 (q, J = 6.2 Hz, 1H), 0.73 (dddd, J = 9.4, 5.5, 3.9, 1.5 Hz, 1H), 0.89-0.98 (m, 1H), 1.10 (dd, J = 6.1, 1.5 Hz, 3H), 1.91-2.02 (m, 1H), 2.37-2.49 (m, 4H), 3.92 (dd, J = 14.9, 3.6 Hz, 1H), 4.94-5.04 (m, 2H), 6.78-6.88 (m, 1H), 7.11-7.16 (m, 2H), 7.23-7.32 (m, 3H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 100% (UV), Rt= 2.78分, m/z (ESI+)= 301.1 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-[(1R,2S)-2-ヒドロキシシクロヘキシル]-2-オキソアセト-アミド(FP272)および
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-[(1S,2R)-2-ヒドロキシシクロヘキシル]-2-オキソアセト-アミド(FP273)
[0855]表題化合物は、溶媒としてDMF中のcis-2-アミノ-シクロヘキサノールを使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法、2回)による精製後に2つの単離されたジアステレオ異性体を得た(注記-ジアステレオ異性体は任意に割り当てた)。
【0190】
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-[(1R,2S)-2-ヒドロキシシクロヘキシル]-2-オキソアセト-アミド(FP272)
表題化合物をオフホワイトの固体(24mg、純度93%、4%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.10-1.45 (m, 4H), 1.50-1.61 (m, 2H), 1.66-1.86 (m,
3H), 2.09 (dd, J = 16.2, 9.5 Hz, 1H), 2.28 (dd, J = 12.8, 9.3 Hz, 1H), 2.41-2.47 (m, 1H), 3.06-3.14 (m, 1H), 3.74-3.84 (m, 2H), 4.18 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 4.90 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 6.93 (s, 1H), 7.13-7.21 (m, 2H), 7.22-7.27 (m, 1H), 7.28-7.35 (m, 2H), 8.46 (d, J = 4.6 Hz, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 93% (UV), Rt= 2.24分, m/z (ESI+)= 345.2 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-[(1S,2R)-2-ヒドロキシシクロヘキシル]-2-オキソアセト-アミド(FP273)
表題化合物をオフホワイトの固体(31mg、純度92%、6%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.13-1.41 (m, 3H), 1.41-1.50 (m, 1H), 1.52-1.63 (m,
1H), 1.63-1.83 (m, 4H), 1.85-1.94 (m, 1H), 2.09-2.18 (m, 1H), 2.41-2.48 (m, 1H), 3.09-3.17 (m, 1H), 3.82 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 4.27 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 4.42 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 4.95 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 7.14-7.22 (m, 2H), 7.23-7.28 (m, 1H), 7.30-7.36 (m, 2H), 8.22 (d, J = 4.1 Hz, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 92% (UV), Rt= 2.33分, m/z (ESI+)= 345.1 [M+H]+
2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-N-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-2-オキソアセトアミド(FP274)
[0856]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-437)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中0~20%MeOH勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製、および分取LC(酸性pH、初期溶出法)によるさらなる精製後にオフホワイトの固体(51mg、純度88%、10%)を得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.04-1.07 (m, 6H), 1.89-1.97 (m, 1H), 2.19-2.40 (m,
3H), 3.04-3.15 (m, 2H), 3.96 (d, J = 15.4 Hz, 1H), 4.59 (s, 1H), 4.75 (d, J = 1
5.4 Hz, 1H), 4.91 (dd, J = 10.0, 3.1 Hz, 1H), 7.22-7.26 (m, 2H), 7.35-7.40 (m, 2H), 8.32 (t, J = 6.2 Hz, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 88% (UV), Rt= 2.34分, m/z (ESI+)= 353.1 [M+H]+
2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-N-(3-ヒドロキシプロピル)-2-オキソアセト-アミド(FP275)
[0857]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-437)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、EtOAc中0~20%MeOH勾配)、続いて分取LC(酸性pH、初期溶出法)による精製後にオフホワイトの固体(45mg、純度100%、9%)を得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.57-1.66 (m, 2H), 1.86-1.95 (m, 1H), 2.16-2.40 (m,
3H), 3.17 (q, J = 6.5 Hz, 2H), 3.41 (q, J = 6.2 Hz, 2H), 3.94 (d, J = 15.4 Hz, 1H), 4.48 (t, J = 5.1 Hz, 1H), 4.73 (d, J = 15.4 Hz, 1H), 4.92 (dd, J = 10.0, 3.0 Hz, 1H), 7.20-7.26 (m, 2H), 7.34-7.40 (m, 2H), 8.71 (t, J = 6.0 Hz, 1H)
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 100% (UV), Rt= 2.09分, m/z (ESI+)= 339.1 [M+H]+
2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-N-{[1-(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]-メチル}-2-オキソアセトアミド(FP276)
[0858]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-437)から合成して、分取LC(酸性pH、初期溶出法)、続いて順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中0~10%MeOH勾配)による精製後にオフホワイトの固体(28mg、純度97%、5%)を得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.32-0.37 (m, 2H), 0.37-0.45 (m, 2H), 1.87-1.95 (m,
1H), 2.15-2.43 (m, 4H), 3.10-3.22 (m, 2H), 3.22-3.29 (m, 2H), 3.95 (d, J = 15.4
Hz, 1H), 4.60 (t, J = 5.7 Hz, 1H), 4.73 (d, J = 15.4 Hz, 1H), 4.91 (dd, J = 10.0, 3.1 Hz, 1H), 7.21-7.27 (m, 2H), 7.34-7.41 (m, 2H), 8.63 (t, J = 6.0 Hz, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 97% (UV), Rt= 2.40分, m/z (ESI+)= 365.1 [M+H]+
N-シクロプロピル-2-{1-[(5-メチルチオフェン-2-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソアセト-アミド(FP277)
[0859]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{1-[(5-メチルチオフェン-2-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-453)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(30mg、純度99%、26%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.55-0.66 (m, 2H), 0.82-0.92 (m, 2H), 1.91-2.00 (m, 1H), 2.35-2.51 (m, 6H), 2.71-2.86 (m, 1H), 4.08 (d, J = 15.3 Hz, 1H), 4.96-5.13 (m, 2H), 6.49-6.55 (m, 1H), 6.60 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 6.94 (s, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 99% (UV), Rt= 2.35分, m/z (ESI+)= 307.1 [M+H]+
N-エチル-2-{1-[(5-メチルチオフェン-2-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソアセトアミド(FP278)
[0860]表題化合物は、溶媒としてエチルアミン(THF中2M溶液の)およびDMFを使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{1-[(5-メチルチオフェン-2-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-453)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(12mg、純度100%、11%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.21 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 1.89-2.01 (m, 1H),
2.35-2.51 (m, 6H), 3.30-3.40 (m, 2H), 4.08 (d, J = 15.4 Hz, 1H), 5.01-5.12 (m, 2H), 6.47-6.57 (m, 1H), 6.61 (d, J = 3.4 Hz, 1H), 6.91 (s, 1H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.46分, m/z (ESI+)= 295.2 [M+H]+
2-[1-(シクロペンチルメチル)-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-シクロプロピル-2-オキソアセトアミド(FP279)
[0861]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[1-(シクロペンチルメチル)-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-440)から合成して、分取LC(酸性pH、初期溶出法)による精製後に無色ゴム状物(22mg、純度100%、22%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.61-0.66 (m, 2H), 0.85-0.93 (m, 2H), 1.09-1.23 (m, 2H), 1.43-1.76 (m, 6H), 1.93-2.05 (m, 2H), 2.27-2.52 (m, 3H), 2.71 (dd, J = 6.3, 13.9 Hz, 1H), 2.78-2.86 (m, 1H), 3.67 (dd, J = 9.3, 13.9 Hz, 1H), 5.27 (dd, J = 3.2, 9.9 Hz, 1H), 6.97 (br. s, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 100% (UV), Rt= 2.37分, m/z (ESI+)= 279.1 [M+H]+
2-[1-(シクロペンチルメチル)-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソアセトアミド(FP280)
[0862]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[1-(シクロペンチルメチル)-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-440)から合成して、分取LC(酸性pH、初期溶出法)による精製後に無色ゴム状物(33mg、純度100%、31%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.26 (q, J = 4.8 Hz, 2H), 0.52-0.63 (m, 2H),
0.94-1.05 (m, 1H), 1.11-1.24 (m, 2H), 1.45-1.77 (m, 6H), 1.93-2.07 (m, 2H), 2.28-2.53 (m, 3H), 2.73 (dd, J = 6.4, 13.9 Hz, 1H), 3.14-3.24 (m, 2H), 3.68 (dd, J = 9.3, 13.9 Hz, 1H), 5.25-5.31 (m, 1H), 7.06 (br. s, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 100% (UV), Rt= 2.76分, m/z (ESI+)= 293.1 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-メチル-2-オキソアセトアミド(FP281)
[0863]表題化合物は、溶媒としてメチルアミン(THF中2M溶液)およびDMFを使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(63mg、純度99%、35%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.92-2.02 (m, 1H), 2.36-2.50 (m, 3H), 2.86 (d, J = 5.2 Hz, 3H), 3.92 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.93-5.00 (m, 1H), 5.03 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 6.93 (s, 1H), 7.06-7.19 (m, 2H), 7.20-7.36 (m, 3H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 99% (UV), Rt= 1.79分, m/z (ESI+)= 261.0 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-(2-フルオロエチル)-2-オキソアセトアミド(FP282)
[0864]表題化合物は、溶媒としてDMFを使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%TBME勾配、続いて定組成100%TBME)による精製後に淡黄色固体(127mg、純度97%、25%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.93-2.04 (m, 1H), 2.38-2.50 (m, 3H), 3.54-3.59 (m, 1H), 3.59-3.65 (m, 1H), 3.96 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.51 (dt, J = 47.1, 4.8 Hz, 2H), 4.94-4.99 (m, 1H), 5.02 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 7.11-7.18 (m, 2H), 7.2
4-7.33 (m, 3H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 97% (UV), Rt= 1.98分, m/z (ESI+)= 293.1 [M+H]+
2-[(2R)-1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-メチル-2-オキソアセトアミド(FP283)
[0865]表題化合物は、溶媒としてメチルアミン(THF中2M溶液)およびDMFを使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-447)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの固体(136mg、純度100%、47%)を得た。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.91-2.06 (m, 1H), 2.37-2.50 (m, 3H), 2.88 (d, J = 5.2 Hz, 3H), 3.94 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 4.91-5.01 (m, 2H), 6.85 (s, 1H), 7.05-7.14 (m, 2H), 7.20-7.32 (m, 2H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.40分, m/z (ESI+)= 295.1 [M+H]+
2-[(2R)-1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-シクロプロピル-2-オキソアセトアミド(FP284)
[0866]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの結晶性固体(179mg、純度100%、57%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.52-0.66 (m, 2H), 0.78-0.94 (m, 2H), 1.88-2.08 (m, 1H), 2.35-2.52 (m, 3H), 2.69-2.82 (m, 1H), 3.96 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 4.90 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 4.95-5.00 (m, 1H), 6.84 (s, 1H), 7.07-7.12 (m, 2H), 7.25-7.29 (m, 2H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.68分, m/z (ESI+)= 321.1 [M+H]+
2-[(2R)-1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-エチル-2-オキソアセトアミド(FP285)
[0867]表題化合物は、溶媒としてエチルアミンの70%水溶液およびDMFを使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの固体(37mg、純度100%、12%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.20 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 1.90-2.05 (m, 1H),
2.36-2.50 (m, 3H), 3.26-3.39 (m, 2H), 3.95 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 4.93 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 4.95-5.01 (m, 1H), 6.73-6.92 (m, 1H), 7.06-7.13 (m, 2H), 7.23-7.31 (m, 2H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.67分, m/z (ESI+)= 309.1 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ-N-[2-(プロパン-2-イルオキシ)エチル]アセトアミド(FP286)
[0868]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、逆相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(12g SNAP Ultra C18カートリッジ、塩基性pH、標準溶出法)による精製後に黄色油状物(113mg、
NMRによる純度95%、67%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.17 (d, J = 6.1 Hz, 3H), 1.17 (d, J = 6.1 H
z, 3H), 1.93-2.03 (m, 1H), 2.37-2.50 (m, 3H), 3.40-3.47 (m, 2H), 3.47-3.54 (m, 2H), 3.60 (七重線, J = 6.1 Hz, 1H), 3.91 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.93-5.00 (m, 1H),
5.07 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 7.12-7.17 (m, 2H), 7.21 (br. s, 1H), 7.24-7.34 (m, 3H).
LC-MS (METCR1603): 97% (UV), Rt= 3.65分, m/z (ESI+)= 333.2 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-[(3-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)メチル]-2-オキソアセトアミド(FP287)
[0869]表題化合物は、溶媒としてDMFを使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、逆相シリカ(12g SNAP Ultra C18カートリッジ、塩基性pH、標準溶出法)、続いて順相シリカ(10g
SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中10~100%EtOAc勾配)上でのフラッシュカラムクロマトグラフィーによる精製後に黄色油状物(72mg、H NMRによる純度95%、42%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.96-2.03 (m, 1H), 2.41 (s, 3H), 2.42-2.50 (m, 3H), 3.98 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.67 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 4.67 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 4.93-4.98 (m, 1H), 5.02 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 7.13-7.17 (m, 2H), 7.23-7.33 (m, 3H), 7.42 (t, J = 5.1 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1603): 98% (UV), Rt= 3.19分, m/z (ESI+)= 343.1 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ-N-プロピルアセトアミド(FP288)
[0870]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの固体(92mg、純度97%、65%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.94 (t, J = 7.4 Hz, 3H), 1.53-1.61 (m, 2H),
1.88-2.04 (m, 1H), 2.36-2.51 (m, 3H), 3.18-3.29 (m, 2H), 3.94 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.95-5.00 (m, 1H), 5.03 (d, J = 14.9 Hz,1H), 6.79-6.91 (m, 1H), 7.13-7.17 (m, 2H), 7.24-7.32 (m, 3H).
LC-MS (METCR1603): 97% (UV), Rt= 3.61分, m/z (ESI+)= 289.1 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-[(5-メチル-1,2-オキサゾール-3-イル)メチル]-2-オキソアセトアミド(FP289)
[0871]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、100%TBME)、続いて分取LC(酸性pH、初期溶出法)による精製後に無色ゴム状物(33mg、純度98%、20%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.96-2.01 (m, 1H), 2.39-2.50 (m, 6H), 3.94 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.43-4.51 (m, 2H), 4.93-4.99 (m, 1H), 5.03 (d, J = 14.9 Hz,
1H), 5.90-5.95 (m, 1H), 7.12-7.17 (m, 2H), 7.23-7.33 (m, 4H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 98% (UV), Rt= 2.28分, m/z (ESI+)= 342.2 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-[(1-シアノシクロプロピル)メチル]-2-オキソアセトアミド(FP290)
[0872]表題化合物は、溶媒としてDMFを使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イ
ル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中50~100%TBME、次いでTBME中0~10%MeOH勾配)、続いて分取LC(酸性pH、初期溶出法)による精製後に無色ゴム状物(22mg、純度99%、14%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.02-1.11 (m, 2H), 1.28-1.37 (m, 2H), 1.95-2.01 (m, 1H), 2.38-2.51 (m, 3H), 3.33 (dd, J = 6.4, 14.4 Hz, 1H), 3.41 (dd, J = 6.5, 14.4 Hz, 1H), 3.99 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.93-4.98 (m, 1H), 5.01 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 7.13-7.19 (m, 2H), 7.21-7.26 (m, 1H), 7.27-7.34 (m, 3H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 99% (UV), Rt= 2.19分, m/z (ESI+)= 326.2 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-{ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}-2-オキソアセトアミド(FP291)
[0873]表題化合物は、溶媒としてDMFを使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いて順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの固体(102mg、純度99%、68%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.93-2.03 (m, 1H), 2.13 (s, 6H), 2.35-2.48 (m, 3H), 2.51 (s, 1H), 3.92 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.93-4.99 (m, 1H), 5.01 (d, J =
14.9 Hz, 1H), 7.13-7.16 (m, 2H), 7.16-7.20 (m, 1H), 7.23-7.28 (m, 2H), 7.29-7.32 (m, 1H).
LC-MS (METCR1603): 99% (UV), Rt= 2.79分, m/z (ESI+)= 313.1 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ-N-[2-(2-オキソピペリジン-1-イル)エチル]アセトアミド(FP292)
[0874]表題化合物は、溶媒としてDMFを使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、逆相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(30g SNAP Ultra-C18カートリッジ、塩基性pH、標準溶出法)、続いて逆相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(12g
SNAP Ultra-C18カートリッジ、塩基性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(49mg、純度95%、11%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.71-1.87 (m, 4H), 1.92-2.03 (m, 1H), 2.33-2.49 (m, 5H), 3.28-3.37 (m, 2H), 3.39-3.47 (m, 2H), 3.51-3.58 (m, 2H), 3.88 (d, J
= 15.0 Hz, 1H), 4.88-4.95 (m, 1H), 5.08 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 7.11-7.17 (m, 2H), 7.21-7.33 (m, 3H), 7.92 (br. s, 1H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.21分, m/z (ESI+)= 372.1 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-[2-(3-メチル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)エチル]-2-オキソアセトアミド(FP293)
[0875]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中0~10%MeOH勾配)、続いて分取LC(酸性pH、初期溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(52mg、純度96%、30%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.93-2.00 (m, 1H), 2.38-2.48 (m, 6H), 3.05-3.11 (m, 2H), 3.75 (q, J = 6.3 Hz, 2H), 3.94 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.92-4.98 (m, 1H), 5.02 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 7.12-7.16 (m, 2H), 7.22-7.31 (m, 3H), 7.51 (t, J
= 5.8 Hz, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 96% (UV), Rt= 2.14分, m/z (ESI+)= 357.2 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-(3-フルオロシクロブチル)-2-オキソアセトアミド(FP294)
[0876]表題化合物は、溶媒としてDMFを使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中50~100%TBME勾配)、続いて分取LC(酸性pH、初期溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(60mg、純度98%、15%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.92-1.99 (m, 1H), 2.13-2.49 (m, 5H), 2.63-2.92 (m, 2H), 3.86-4.56 (m, 2H), 4.74-5.29 (m, 3H), 6.88-6.99 (m, 1H), 7.13-7.16 (m, 2H), 7.24-7.32 (m, 3H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 98% (UV), Rt= 2.37分, m/z (ESI+)= 319.1 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-(2,2-ジフルオロプロピル)-2-オキソアセトアミド(FP295)
[0877]表題化合物は、溶媒としてDMFを使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの結晶性固体(117mg、純度100%、76%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.62 (t, J = 18.4 Hz, 3H), 1.91-2.02 (m, 1H), 2.37-2.52 (m, 3H), 3.65 (td, J = 6.6, 13.7 Hz, 2H), 3.98 (d, J = 14.8 Hz, 1H),
4.92-4.98 (m, 1H), 5.01 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 7.06-7.13 (m, 1H), 7.12-7.18 (m, 2H), 7.24-7.33 (m, 3H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.58分, m/z (ESI+)= 325.1 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-[(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)メチル]-2-オキソアセト-アミド(FP296)
[0878]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの結晶性固体(54mg、純度100%、33%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.89-2.04 (m, 1H), 2.35-2.54 (m, 3H), 3.83 (s, 3H), 3.98 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.41-4.55 (m, 2H), 4.92-5.03 (m, 2H), 6.20 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 6.98-7.07 (m, 1H), 7.11-7.16 (m, 2H), 7.22-7.32 (m, 3H), 7.43
(d, J = 1.9 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.15分, m/z (ESI+)= 341.2 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-{2-オキサスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル}-2-オキソアセトアミド(FP297)
[0879]表題化合物は、溶媒としてDMFを使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、逆相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(12g SNAP Ultra-C18カートリッジ、塩基性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(29mg、H NMRによる純度95%、17%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.89-1.98 (m, 1H), 2.11-2.20 (m, 2H), 2.35-2
.49 (m, 3H), 2.65-2.74 (m, 2H), 3.92 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.13 (h, J = 8.2 Hz, 1H), 4.62 (s, 2H), 4.73 (s, 2H), 4.92-4.96 (m, 1H), 5.00 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 6.95 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.11-7.15 (m, 2H), 7.23-7.32 (m, 3H).
LC-MS (METCR1603): 98% (UV), Rt= 3.2分, m/z (ESI+)= 343.2 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ-N-[(ピリミジン-2-イル)メチル]アセトアミド(FP298)
[0880]表題化合物は、溶媒としてDMFを使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)、続いて順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中0~8%MeOH勾配)による精製後に無色粘性油状物(16mg、純度91%、9%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.97-2.07 (m, 1H), 2.39-2.51 (m, 3H), 3.89-3.98 (m, 1H), 4.69 (d, J = 5.1 Hz, 2H), 4.97-5.04 (m, 1H), 5.08 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 7.12-7.18 (m, 2H), 7.19-7.32 (m, 4H), 8.06-8.14 (m, 1H), 8.74 (d, J = 4.9 Hz, 2H).
LC-MS (METCR1603): 91% (UV), Rt= 2.98分, m/z (ESI+)= 339.1 [M+H]+
N-(3-{2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド}プロピル)-2-メチルプロパン-アミド(FP299)
[0881]表題化合物は、溶媒としてDMFを使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、逆相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(12g SNAP Ultra-C18カートリッジ、塩基性pH、標準溶出法)による精製後に無色粘性油状物(53mg、純度95%、28%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.17 (d, J = 6.9 Hz, 6H), 1.67 (p, J = 6.2 Hz, 2H), 1.90-2.01 (m, 1H), 2.31-2.51 (m, 4H), 3.19-3.37 (m, 4H), 3.93 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.89-5.01 (m, 1H), 5.07 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 5.76-5.91 (m, 1H), 7.12-7.19 (m, 2H), 7.21-7.35 (m, 3H), 7.61-7.75 (m, 1H).
LC-MS (METCR1603): 95% (UV), Rt= 3.27分, m/z (ESI+)= 374.3 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ-N-[(3R)-2-オキソアゼパン-3-イル]アセトアミド(FP300)
[0882]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中50~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの固体(73mg、純度96%、23%)を得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.13-1.26 (m, 1H), 1.33-1.46 (m, 1H), 1.60-1.71 (m,
1H), 1.71-1.79 (m, 1H), 1.83-1.92 (m, 2H), 1.92-2.01 (m, 1H), 2.18-2.40 (m, 3H), 3.01-b3.12 (m, 1H), 3.15-3.24 (m, 1H), 3.90 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 4.37 (dd, J = 10.5, 6.3 Hz, 1H), 4.77-4.89 (m, 2H), 7.16-7.21 (m, 2H), 7.22-7.27 (m, 1H), 7.27-7.34 (m, 2H), 8.02-8.09 (m, 1H), 8.33 (d, J = 6.3 Hz, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 96% (UV), Rt= 2.02分, m/z (ESI+)= 358.2 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ-N-[3-(プロパン-2-イルオキシ)プロピル]アセトアミド(FP301)
[0883]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、分取LC(酸性pH、初期溶出法)による精製後に淡黄色油状物(104mg、純度100%、4
2%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.18-1.23 (m, 6H), 1.76-1.84 (m, 2H), 1.92-2.03 (m, 1H), 2.36-2.49 (m, 3H), 3.40 (q, J = 5.7 Hz, 2H), 3.54-3.63 (m, 3H), 3.88 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.92-5.00 (m, 1H), 5.08 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 7.12-7.17 (m, 2H), 7.22-7.33 (m, 3H), 7.77-7.85 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 100% (UV), Rt= 2.72分, m/z (ESI+)= 347.3 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-[2-(2-エトキシエトキシ)エチル]-2-オキソアセトアミド(FP302)
[0884]表題化合物は、溶媒としてDMFを使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~65%EtOAc勾配)による精製後に黄色粘性油状物(119mg、純度100%、46%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.24 (t, J = 7.0 Hz, 3H), 1.93-2.04 (m, 1H),
2.37-2.49 (m, 3H), 3.45-3.51 (m, 2H), 3.56 (q, J = 7.0 Hz, 2H), 3.58-3.62 (m, 4H), 3.62-3.65 (m, 2H), 3.89 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.93-4.99 (m, 1H), 5.08 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 7.13-7.17 (m, 2H), 7.23-7.32 (m, 3H), 7.32-7.41 (m, 1H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.45分, m/z (ESI+)= 363.2 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-(3-シアノシクロブチル)-2-オキソアセトアミド(FP303)
[0885]表題化合物は、溶媒としてDMFを使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中0~5%MeOH勾配)、続いて分取LC(酸性pH、初期溶出法)による精製後にオフホワイトのゴム状物(44mg、純度99%、14%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.91-1.98 (m, 1H), 2.36-2.49 (m, 5H), 2.78-2.90 (m, 3H), 3.98 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.29-4.39 (m, 1H), 4.91-5.00 (m, 2H), 7.02 (br. d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.11-7.16 (m, 2H), 7.24-7.32 (m, 3H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 99% (UV), Rt= 2.16分, m/z (ESI+)= 326.2 [M+H]+
N-(4-{2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド}ブチル)-2-メチルプロパン-アミド(FP304)
[0886]表題化合物は、溶媒としてDMFを使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に黄色ゴム状物(127mg、純度97%、44%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.15 (d, J = 6.9 Hz, 6H), 1.46-1.62 (m, 4H),
1.92-2.03 (m, 1H), 2.29-2.38 (m, 1H), 2.38-2.49 (m, 3H), 3.23-3.34 (m, 4H), 3.92 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.93-5.00 (m, 1H), 5.03 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 5.52-5.61 (m, 1H), 6.98-7.07 (m, 1H), 7.12-7.17 (m, 2H), 7.22-7.33 (m, 3H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 97% (UV), Rt= 2.20分, m/z (ESI+)= 388.3 [M+H]+
(1s,3s)-3-{2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド}-N-(プロパン-2-イル)シクロブタン-1-カルボキサミド(FP305)
[0887]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)および(1s,3s)-
3-アミノ-N-(プロパン-2-イル)シクロブタン-1-カルボキサミド(WO2015154039に類似する調製)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(15mg、H NMRによる純度99%、18%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.16 (dd, J = 1.8, 6.6 Hz, 6H), 1.92-2.01 (m, 1H), 2.21-2.30 (m, 2H), 2.37-2.49 (m, 3H), 2.53-2.66 (m, 3H), 3.93 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.03-4.16 (m, 1H), 4.27-4.39 (m, 1H), 4.92-4.98 (m, 1H), 5.04 (d, J =
14.9 Hz, 1H), 5.34 (br d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.10-7.18 (m, 2H), 7.24-7.33 (m, 3H), 7.53 (br d, J = 8.9 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.37分, m/z (ESI+)= 386.3 [M+H]+
(1r,3r)-3-{2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド}-N-(プロパン-2-イル)シクロブタン-1-カルボキサミド(FP306)
[0888]表題化合物は、溶媒としてDMFを使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)および(1r,3r)-3-アミノ-N-(プロパン-2-イル)シクロブタン-1-カルボキサミド塩酸塩(WO2015154039に類似する調製)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(12mg、純度100%、6%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.15 (d, J = 6.6 Hz, 6H), 1.91-2.00 (m, 1H),
2.19-2.29 (m, 2H), 2.36-2.49 (m, 3H), 2.61-2.70 (m, 2H), 2.81-2.94 (m, 1H), 3.94 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 4.05-4.17 (m, 1H), 4.48-4.59 (m, 1H), 4.92-5.04 (m, 2H),
5.19 (br d, J = 6.9 Hz, 1H), 6.98 (br d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.11-7.17 (m, 2H), 7.24-7.31 (m, 3H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.34分, m/z (ESI+)= 386.3 [M+H]+
方法B:HATUカップリング
[0889]方法C、一般手順6(一般スキーム11a)に記載した通りの方法:カップリング
2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-N-(2-シクロプロピルエチル)-2-オキソアセトアミド(FP307)
[0890]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法C、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ酢酸(I-432)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(17mg、純度97%、11%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.04-0.11 (m, 2H), 0.45-0.52 (m, 2H), 0.61-0.71 (m, 1H), 1.44 (q, J = 7.0 Hz, 2H), 1.92-2.02 (m, 1H), 2.38-2.49 (m, 3H), 3.31-3.42 (m, 2H), 3.93 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.94-5.00 (m, 1H), 5.03 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 6.93-7.02 (m, 1H), 7.12-7.17 (m, 2H), 7.22-7.32 (m, 3H).
LC-MS (METCR1603): 97% (UV), Rt= 3.95分, m/z (ESI+)= 315.2 [M+H]+
2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ-N-(プロパン-2-イル)アセトアミド(FP308)
[0891]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法C、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ酢酸(I-432)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中25~100%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、初期溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(35mg、純度100%、20%)を得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.10 (d, J = 6.6 Hz, 6H), 1.86-1.94 (m, 1H), 2.17-2
.27 (m, 1H), 2.28-2.38 (m, 2H), 3.84-3.94 (m, 2H), 4.82 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 4.84-4.90 (m, 1H), 7.16-7.20 (m, 2H), 7.24-7.28 (m, 1H), 7.29-7.36 (m, 2H), 8.58 (d, J = 8.3 Hz, 1H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.55分, m/z (ESI+)= 289.2 [M+H]+
方法C:クロロギ酸イソブチリル法
2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ-N-(プロパン-2-イル)アセトアミド(FP309)
[0892]1,2-DCE(2mL)中の粗製の2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ酢酸(I-432、純度60%、160mg、0.39mmol)およびDIPEA(130μL、0.75mmol)の溶液に、クロロギ酸イソブチル(100μL、0.77mmol)を添加し、混合物を密封管内にて室温で1時間撹拌した。シクロプロピルアミン(260μL、3.75mmol)を添加し、混合物を室温で18時間撹拌した。反応混合物をDCM(5mL)で希釈し、1M HCl(10mL)で洗浄した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP
KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)により精製して、31mgの2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ-N-(プロパン-2-イル)アセトアミドを粘性黄色油状物(純度97%、27%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.53-0.65 (m, 2H), 0.82-0.89 (m, 2H), 1.90-2.02 (m, 1H), 2.38-2.48 (m, 3H), 2.69-2.79 (m, 1H), 3.94 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.94-5.03 (m, 2H), 6.85 (s, 1H), 7.10-7.19 (m, 2H), 7.23-7.34 (m, 3H).
LC-MS (METCR1603): 97% (UV), Rt= 3.28分, m/z (ESI+)= 287.2 [M+H]+
方法D:メチルケトエステルの置換
2-[1-(シクロペンチルメチル)-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-シクロプロピル-2-オキソアセトアミド(FP310)
[0893]MeOH(25mL)中のメチル2-{1-[(4-メチル-1,3-チアゾール-2-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソアセテート(I-456、純度50%、1.01g、1.79mmol)の撹拌溶液に、シクロペンチルメタンアミン(610μL、5.38mmol)を添加し、混合物を窒素下、室温で2時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP Ultraカラム、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)により精製して、91mgの2-[1-(シクロペンチルメチル)-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-シクロプロピル-2-オキソアセトアミドを粘性黄色油状物(純度98%、7%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.16-1.26 (m, 2H), 1.52-1.70 (m, 4H), 1.74-1.83 (m, 2H), 1.96-2.05 (m, 1H), 2.05-2.12 (m, 1H), 2.36-2.38 (m, 3H), 2.38-2.58 (m, 3H), 3.22-3.28 (m, 2H), 4.29 (d, J = 15.7 Hz, 1H), 5.17-5.25 (m, 2H), 6.81-6.84 (m, 1H), 6.92-6.99 (m, 1H).
LC-MS (METCR1603): 98% (UV), Rt= 3.79分, m/z (ESI+)= 350.2 [M+H]+
4-[(2-{[(シクロヘキシルメチル)カルバモイル]カルボニル}-5-オキソピロリジン-1-イル)メチル]ベンズアミド(FP311)
[0894]表題化合物は、方法D、一般手順5(一般スキーム20)と同様の様式でメチル2-オキソ-2-{5-オキソ-1-[(1,3-チアゾール-2-イル)メチル]ピロリジン-2-イル}アセテート(I-457)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色粘性油状物(43mg、純度95%、19%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.91-0.99 (m, 2H), 1.14-1.28 (m, 3H), 1.47-1.55 (m, 1H), 1.67-1.76 (m, 5H), 1.99-2.04 (m, 1H), 2.38-2.57 (m, 3H), 3.10-3.20
(m, 2H), 4.39 (d, J = 15.8 Hz, 1H), 5.20-5.27 (m, 2H), 6.97 (br t, 1H), 7.30 (d,
J = 3.3 Hz, 1H), 7.66 (d, J = 3.3 Hz, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 95% (UV), Rt= 2.86分, m/z (ESI+)= 350.1 [M+H]+
2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-N-(3-ヒドロキシプロピル)-2-オキソアセト-アミド(FP312)
[0895]表題化合物は、方法D、一般手順5(一般スキーム20)と同様の様式でメチル2-{1-[(4-メチル-1,3-チアゾール-2-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソアセテート(I-456)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP-KP-SILカラム、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に橙色ゴム状物(24mg、H NMRによる純度94%、5%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.20-0.30 (m, 2H), 0.52-0.62 (m, 2H), 0.91-1.06 (m, 1H), 1.97-2.06 (m, 1H), 2.37 (s, 3H), 2.38-2.58 (m, 3H), 3.05-3.26 (m, 2H), 4.30 (d, J = 15.7 Hz, 1H), 5.19 (d, J = 15.7 Hz, 1H), 5.21-5.25 (m, 1H), 6.82 (s, 1H), 6.94-7.14 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 100% (UV), Rt= 3.18分, m/z (ESI+)= 322.2 [M+H]+
2-[1-(シクロペンチルメチル)-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソアセトアミド(FP313)
[0896]表題化合物は、方法D、一般手順5(一般スキーム20)と同様の様式でメチル2-{1-[(4-メチル-1,3-チアゾール-2-イル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソアセテート(I-456)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、次いでEtOAc中0~20%MeOH勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に橙色粘性油状物(94mg、純度97%、7%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.88-1.03 (m, 2H), 1.10-1.31 (m, 3H), 1.46-1.57 (m, 1H), 1.64-1.79 (m, 5H), 1.96-2.06 (m, 1H), 2.37-2.38 (m, 3H), 2.38-2.58 (m, 3H), 3.09-3.22 (m, 2H), 4.30 (d, J = 15.7 Hz, 1H), 5.16-5.26 (m, 2H), 6.80-6.85 (m, 1H), 6.93-7.01 (m, 1H).
LC-MS (METCR1603): 97% (UV), Rt= 4.05分, m/z (ESI+)= 264.1 [M+H]+
一般スキーム21(環状アミド類、スルホンアミド類および尿素類)
【0191】
【化29】
一般手順1(一般スキーム21):アミノ化
方法A:T3Pカップリング
[0897]一般手順6(一般スキーム11a)に記載した通りの方法A:カップリング
tert-ブチル4-{2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド}ピペリジン-1-カルボキシレート(I-458)
[0898]表題化合物は、溶媒としてDMFを使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に無色ガラス状物(243mg、純度100%、79%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.31-1.43 (m, 2H), 1.46 (s, 9H), 1.80-1.91 (m, 2H), 1.91-2.01 (m, 1H), 2.33-2.50 (m, 3H), 2.77-2.95 (m, 2H), 3.76-3.89 (m, 1H), 3.95 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 3.99-4.18 (m, 2H), 4.94-5.03 (m, 2H), 6.74 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.11-7.17 (m, 2H), 7.22-7.33 (m, 3H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 4.21分, m/z (ESI+)= 430.2 [M+H]+
tert-ブチル3-{2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド}アゼチジン-1-カルボキシレート(I-459)
[0899]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中50~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの固体(904mg、純度98%、70%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.45 (s, 9H), 1.91-1.99 (m, 1H), 2.37-2.50 (m, 3H), 3.74-3.81 (m, 2H), 4.00 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.22-4.29 (m, 2H), 4.51-4.61 (m, 1H), 4.91-5.00 (m, 2H), 7.10-7.18 (m, 3H), 7.26-7.32 (m, 3H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 98% (UV), Rt= 2.84分, m/z (ESI+)= 419.3 [M+H+NH3]+
一般手順2(一般スキーム21):脱保護
方法A:HCl脱保護
4-{2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド}ピペリジン-1-イウムクロリド(I-460)
[0900]DCM(6mL)中のtert-ブチルN-{6-[2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソアセトアミド]ヘキシル}カルバメート(I-458、純度85%、233mg、0.46mmol)の撹拌溶液に、ジオキサン中4M HCl(2.9mL)を添加し、得られた混合物を室温で1時間撹拌した。反応物を真空中で濃縮して、231mgの4-[2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソアセトアミド]ピペリジン-1-イウムクロリドをオフホワイトのガラス状物(H NMRによる純度72%、98%)として得、これを精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.91-2.09 (m, 3H), 2.10-2.21 (m, 2H), 2.35-2.55 (m, 3H), 2.92-3.10 (m, 2H), 3.47-3.63 (m, 2H), 3.89-4.04 (m, 2H), 4.90-4.97 (m, 1H), 5.01 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 7.14 (s, 1H), 7.15 (s, 1H), 7.21-7.33 (m, 4H), 9.44-9.86 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 81% (UV), Rt= 0.56-0.76分, m/z (ESI+)= 330.1 [M+H]+
方法B:TFA脱保護
3-{2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド}アゼチジン-1-イウムトリフルオロアセテート(I-461)
[0901]DCM(5mL)中のtert-ブチル3-{2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド}アゼチジン-1-カルボキシレート(I-459、265mg、0.66mmol)の撹拌溶液に、TFA(2.2mL、28.84mmol)を添加し、反応物を室温で1時間撹拌し、次いで真空中で濃縮して、274mgの3-{2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド}アゼチジン-1-イウムトリフルオロアセテート(I-461)を黄色粘性油状物(推定純度100%、100%)として得、これを精製することなく次のステップで使用した。
【0192】
一般手順3a(一般スキーム21):アミドキャッピング
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-[1-(2,2-ジメチルプロパノイル)ピペリジン-4-イル]-2-オキソアセトアミド(FP314)
[0902]DCM(2.5mL)中の4-{2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド}ピペリジン-1-イウムクロリド(I-460、純度82%、130mg、0.29mmol)およびDIPEA(120μL、0.69mmol)の氷冷撹拌溶液に、2,2-ジメチルプロパノイルクロリド(40μL、0.33mmol)を滴下添加した。反応混合物を室温に加温し、45分間撹拌し、次いでDCM(2.5mL)で希釈し、飽和NaHCO(3×5mL)で洗浄した。合わせた水層をDCM(3mL)で抽出し、次いで、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)により精製して、82mgの2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-[1-(2,2-ジメチルプロパノイル)ピペリジン-4-イル]-2-オキソアセトアミドをオフホワイトの固体(純度100%、68%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.28 (s, 9H), 1.34-1.45 (m, 2H), 1.91-1.99 (m, 3H), 2.37-2.49 (m, 3H), 2.89-2.99 (m, 2H), 3.87-3.99 (m, 2H), 4.34-4.42 (m, 2H), 4.94-5.02 (m, 2H), 6.74 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.12-7.17 (m, 2H), 7.24-7.32 (m, 3H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt = 3.73分, m/z (ESI+)= 414.3 [M+H]
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-[1-(2-メチルプロパノイル)ピペリジン-4-イル]-2-オキソアセトアミド(FP315)
[0903]表題化合物は、一般手順3a(一般スキーム21)と同様の様式で4-{2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド}ピペリジン-1-イウムクロリド(I-460)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの粉末(86mg、純度96%、91%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.10-1.16 (m, 6H), 1.30-1.48 (m, 2H), 1.86-2.07 (m, 3H), 2.36-2.51 (m, 3H), 2.67-2.76 (m, 1H), 2.76-2.84 (m, 1H), 3.06-3.22 (m, 1H), 3.86-4.01 (m, 3H), 4.55-4.65 (m, 1H), 4.93-5.05 (m, 2H), 6.71-6.80 (m, 1H), 7.11-7.18 (m, 2H), 7.22-7.33 (m, 3H).
LC-MS (METCR1603): 96% (UV), Rt= 3.38分, m/z (ESI+)= 400.1 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-[1-(2-メチルプロパノイル)アゼチジン-3-イル]-2-オキソアセトアミド(FP316)
[0904]表題化合物は、塩基としてTEAを使用して一般手順3a(一般スキーム21)と同様の様式で3-{2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド}アゼチジン-1-イウムトリフルオロアセテート(I-461)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(5g TELOSシリカカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に淡黄色粉末(98mg、純度100%、40%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.10 (d, J = 6.8 Hz, 6H), 1.92-2.00 (m, 1H),
2.36-2.50 (m, 4H), 3.84-3.91 (m, 1H), 3.96-4.05 (m, 2H), 4.29-4.37 (m, 1H), 4.43-4.50 (m, 1H), 4.59-4.68 (m, 1H), 4.90-5.01 (m, 2H), 7.11-7.17 (m, 2H), 7.22-7.33 (m, 4H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 100% (UV), Rt= 2.13分, m/z (ESI+)= 372.3 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-[1-(3-メチルブタノイル)アゼチジン-3-イル]-2-オキソアセトアミド(FP317)
[0905]表題化合物は、塩基としてTEAを使用して一般手順3a(一般スキーム21)と同様の様式で3-{2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド}アゼチジン-1-イウムトリフルオロアセテート(I-461)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、次いでEtOAc中0~20%MeOH勾配)、続いて分取LC(酸性pH、初期溶出法)による精製後に淡黄色固体(28mg、純度98%、28%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.91-0.99 (m, 6H), 1.92-2.00 (m, 3H), 2.07-2.18 (m, 1H), 2.36-2.52 (m, 3H), 3.88 (dd, J = 10.2, 5.3 Hz, 1H), 3.94-4.04 (m, 2H), 4.30-4.37 (m, 1H), 4.44 (t, J = 8.4 Hz, 1H), 4.56-4.67 (m, 1H), 4.90-5.00 (m, 2H), 7.10-7.18 (m, 2H), 7.23-7.33 (m, 4H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 98% (UV), Rt= 2.38分, m/z (ESI+)= 386.3 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-(1-シクロブタンカルボニルアゼチジン-3-イル)-2-オキソアセトアミド(FP318)
[0906]表題化合物は、塩基としてTEAを使用して一般手順3a(一般スキーム21)と同様の様式で3-{2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド}アゼチジン-1-イウムトリフルオロアセテート(I-461)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、次いで
EtOAc中0~20%MeOH勾配)、続いて分取LC(酸性pH、初期溶出法)による精製後にオフホワイトの固体(23mg、純度99%、28%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.83-2.03 (m, 3H), 2.04-2.15 (m, 2H), 2.25-2.37 (m, 2H), 2.37-2.51 (m, 3H), 2.97-3.07 (m, 1H), 3.81-3.95 (m, 2H), 4.01 (d, J
= 14.9 Hz, 1H), 4.28-4.41 (m, 2H), 4.55-4.67 (m, 1H), 4.89-5.00 (m, 2H), 7.10-7.22 (m, 3H), 7.24-7.33 (m, 3H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 99% (UV), Rt= 2.28分, m/z (ESI+)= 384.3 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-(1-シクロペンタンカルボニルアゼチジン-3-イル)-2-オキソアセトアミド(FP319)
[0907]表題化合物は、塩基としてTEAを使用して一般手順3a(一般スキーム21)と同様の様式で3-{2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド}アゼチジン-1-イウムトリフルオロアセテート(I-461)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、次いでEtOAc中0~20%MeOH勾配)による精製後にオフホワイトの固体(36mg、純度97%、49%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.67-1.88 (m, 8H), 1.93-2.01 (m, 1H), 2.37-2.50 (m, 3H), 2.50-2.59 (m, 1H), 3.82-3.90 (m, 1H), 3.95-4.05 (m, 2H), 4.29-4.37 (m, 1H), 4.42-4.50 (m, 1H), 4.58-4.68 (m, 1H), 4.90-4.99 (m, 2H), 7.14 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 7.21 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.26-7.32 (m, 3H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 97% (UV), Rt= 2.49分, m/z (ESI+)= 398.3 [M+H]+
一般手順3b(一般スキーム21):スルホンアミドキャッピング
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-[1-(シクロプロパンスルホニル)ピペリジン-4-イル]-2-オキソアセトアミド(FP320)
[0908]DCM(2.5mL)中の4-{2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセト-アミド}ピペリジン-1-イウムクロリド(I-460、純度82%、130mg、0.29mmol)およびDIPEA(120μL、0.69mmol)の氷冷撹拌溶液に、シクロプロパンスルホニルクロリド(33μL、0.32mmol)を滴下添加した。反応混合物を室温に加温し、1.5時間撹拌した。さらなるシクロプロパンスルホニルクロリド(15μL、0.15mmol)およびDIPEA(20μL、0.12mmol)を添加し、反応物を室温で1.5時間撹拌した。混合物をDCM(2.5mL)で希釈し、飽和NaHCO(3×5mL)で洗浄した。合わせた水層をDCM(3mL)で洗浄し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)により精製して、94mgの2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-[1-(シクロプロパンスルホニル)ピペリジン-4-イル]-2-オキソアセトアミド(EV-BC0006-002)をオフホワイトの固体(純度100%、74%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.95-1.05 (m, 2H), 1.13-1.21 (m, 2H), 1.54-1.65 (m, 2H), 1.91-2.04 (m, 3H), 2.26 (tt, J = 4.8, 8.0 Hz, 1H), 2.38-2.51 (m, 3H), 2.89-3.00 (m, 2H), 3.77-3.87 (m, 3H), 3.97 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.94-5.03 (m, 2H), 6.78 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.12-7.18 (m, 2H), 7.24-7.33 (m, 3H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt = 3.59分, m/z (ESI+)= 434.2 [M+H]
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-[1-(シクロペンタンスルホニル)ピペリジン-4-イル]-2-オキソアセトアミド(FP321)
[0909]表題化合物は、一般手順3b(一般スキーム21)と同様の様式で4-{2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド
}ピペリジン-1-イウムクロリド(I-460)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの粉末(50mg、純度99%、48%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.51-1.68 (m, 4H), 1.74-1.85 (m, 2H), 1.90-2.04 (m, 7H), 2.35-2.50 (m, 3H), 2.89-2.99 (m, 2H), 3.42 (p, J = 8.1 Hz, 1H), 3.77-3.89 (m, 3H), 3.97 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.91-5.04 (m, 2H), 6.77 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.10-7.19 (m, 2H), 7.23-7.33 (m, 3H).
LC-MS (METCR1603): 99% (UV), Rt= 3.97分, m/z (ESI+)= 462.1 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-[1-(シクロペンタンスルホニル)アゼチジン-3-イル]-2-オキソアセトアミド(FP322)
[0910]表題化合物は、塩基としてTEAを使用して一般手順3b(一般スキーム21)と同様の様式で3-{2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド}アゼチジン-1-イウムトリフルオロアセテート(I-461)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に淡黄色粉末(115mg、純度95%、53%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.60-1.68 (m, 2H), 1.75-1.84 (m, 2H), 1.91-2.05 (m, 5H), 2.35-2.51 (m, 3H), 3.34-3.44 (m, 1H), 3.95 (ddd, J = 8.8, 6.5, 2.7 Hz, 2H), 4.00 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.12 (t, J = 8.1 Hz, 2H), 4.60-4.70 (m, 1H),
4.89-5.00 (m, 2H), 7.11-7.17 (m, 2H), 7.20-7.32 (m, 4H).
LC-MS (METCR1603): 95% (UV), Rt= 3.82分, m/z (ESI+)= 434.2 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ-N-[1-(プロパン-2-スルホニル)ピペリジン-4-イル]アセトアミド(FP323)
[0911]表題化合物は、一般手順3b(一般スキーム21)と同様の様式で4-{2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド}ピペリジン-1-イウムクロリド(I-460)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後にオフホワイトの結晶性固体(30mg、純度100%、24%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.34 (d, J = 6.8 Hz, 6H), 1.50-1.62 (m, 2H),
1.91-2.01 (m, 3H), 2.37-2.49 (m, 3H), 2.95-3.04 (m, 2H), 3.18 (七重線, J = 6.9 Hz, 1H), 3.79-3.89 (m, 3H), 3.97 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.93-5.03 (m, 2H), 6.77 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.11-7.17 (m, 2H), 7.23-7.33 (m, 3H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.68分, m/z (ESI+)= 436.3 [M+H]+
一般手順3c(一般スキーム21):イソシアネートキャッピング
4-{2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド}-N-シクロブチルピペリジン-1-カルボキサミド(FP324)
[0912]DCM(2mL)中の4-{2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド}ピペリジン-1-イウムクロリド(I-460、純度80%、150mg、0.33mmol)およびTEA(92μL、0.66mmol)の撹拌溶液に、イソシアナトシクロブタン(40μL、0.4mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで真空中で濃縮した。残留物を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中0~100%酢酸エチル勾配、続いてEtOAc中0~10%MeOH勾配)により精製して、99mgの4-{2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド}-N-シクロブチルピペリジン-1-カルボキサミドをオフホワイトの結晶性固体(純度100%、71%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.36-1.47 (m, 2H), 1.64-1.73 (m, 2H), 1.74-1.84 (m, 2H), 1.86-1.99 (m, 3H), 2.31-2.37 (m, 2H), 2.38-2.51 (m, 3H), 2.85-2.93 (m, 2H), 3.82-3.97 (m, 3H), 4.22-4.31 (m, 1H), 4.59 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 4.94-5.05 (m, 2H), 6.76 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.12-7.17 (m, 2H), 7.23-7.29 (m, 3H), 7.29-7.32 (m, 1H).
LC-MS (METCR1600): 100% (UV), Rt= 3.47分, m/z (ESI+)= 427.3 [M+H]+
4-{2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド}-N-シクロペンチルピペリジン-1-カルボキサミド(FP325)
[0913]表題化合物は、一般手順3c(一般スキーム21)と同様の様式で4-[2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソアセトアミド]ピペリジン-1-イウムクロリド(I-460)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、次いでEtOAc中0~10%MeOH勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの結晶性固体(64mg、純度97%、43%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.29-1.37 (m, 2H), 1.38-1.47 (m, 2H), 1.51-1.74 (m, 4H), 1.87-1.93 (m, 2H), 1.94-2.05 (m, 3H), 2.37-2.51 (m, 3H), 2.83-2.94 (m, 2H), 3.79-3.93 (m, 3H), 3.96 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.09 (h, J = 6.9 Hz, 1H),
4.38 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 4.93-5.04 (m, 2H), 6.75 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.12-7.17 (m, 2H), 7.23-7.33 (m, 3H).
LC-MS (METCR1603): 97% (UV), Rt= 3.65分, m/z (ESI+)= 441.4 [M+H]+
一般スキーム22(非環状アミド類、スルホンアミド類および尿素類)
一般手順1(一般スキーム22):アミノ化
【0193】
【化30】
方法A:T3Pカップリング
[0914]方法A、一般手順6(一般スキーム11a)に記載した通りの方法:カップリング
tert-ブチルN-(2-{2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド}エチル)カルバメート(I-462)
[0915]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-
オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中10~100%EtOAc勾配)による精製後に無色粘性油状物(283mg、H NMRによる純度88%、67%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.47 (s, 9H), 1.93-2.04 (m, 1H), 2.36-2.54 (m, 3H), 3.25-3.53 (m, 4H), 3.94 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.80 (s, 1H), 4.93-5.02 (m, 1H), 5.07 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 7.11-7.22 (m, 2H), 7.25-7.39 (m, 3H), 7.49 (s,
1H).
LC-MS (METCR0990): 95% (UV), Rt= 1.56分, m/z (ESI+)= 390.2 [M+H]+
tert-ブチルN-[3-(4-{3-[2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソアセトアミド]プロポキシ}-ブトキシ)プロピル]カルバメート(I-463)
[0916]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ酢酸(I-432)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に無色粘性油状物(210mg、純度97%、45%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.43 (s, 9H), 1.63-1.72 (m, 4H), 1.72-1.78 (m, 2H), 1.78-1.84 (m, 2H), 1.93-2.02 (m, 1H), 2.36-2.50 (m, 3H), 3.18-3.26 (m, 2H), 3.37-3.42 (m, 2H), 3.44-3.48 (m, 4H), 3.49 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 3.55 (t, J =
5.5 Hz, 2H), 3.87 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.89-5.00 (m, 2H), 5.07 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 7.12-7.17 (m, 2H), 7.23-7.32 (m, 3H), 7.58-7.71 (m, 1H).
LC-MS (METCR1602): 97% (UV), Rt= 0.63分, m/z (ESI+)= 534.5 [M+H]+
tert-ブチルN-{7-[2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソアセトアミド]ヘプチル}カルバメート(I-464)
[0917]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ酢酸(I-432)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に黄色粘性油状物(328mg、純度100%、64%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.29-1.34 (m, 6H), 1.42-1.48 (m, 11H), 1.50-1.56 (m, 2H), 1.91-2.02 (m, 1H), 2.37-2.51 (m, 3H), 3.06-3.14 (m, 2H), 3.25 (q, J = 6.8 Hz, 2H), 3.93 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.50 (s, 1H), 4.94-5.00 (m, 1H), 5.03 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 6.84 (t, J = 5.5 Hz, 1H), 7.12-7.17 (m, 2H), 7.23-7.32 (m, 3H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 4.56分, m/z (ESI+)= 460.2 [M+H]+
tert-ブチルN-(3-{4-[3-(2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソアセトアミド)プロポキシ]ブトキシ}プロピル)カルバメート(I-465)
[0918]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-437)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に黄色粘性油状物(86mg、純度90%、34%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.43 (s, 9H), 1.62-1.71 (m, 4H), 1.72-1.78 (m, 2H), 1.78-1.84 (m, 2H), 1.94-2.00 (m, 1H), 2.37-2.48 (m, 3H), 3.18-3.25 (m, 2H), 3.40 (q, J = 5.9 Hz, 2H), 3.44-3.51 (m, 6H), 3.56 (t, J = 5.5 Hz, 2H), 3.92
(d, J = 15.0 Hz, 1H), 4.89-5.01 (m, 3H), 7.07-7.13 (m, 2H), 7.23-7.30 (m, 2H), 7.66 (s, 1H).
LC-MS (METCR0990): 90% (UV), Rt= 1.80分, m/z (ESI+)= 568.2 [M+H]+
tert-ブチルN-(2-{2-[2-(2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソアセトアミド)エトキシ]エトキシ}エチル)カルバメート(I-466)
[0919]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソ酢酸(I-437)から合成して、分取LC(酸性pH、初期溶出法)による精製後に無色粘性油状物(221mg、純度100%、36%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.44 (s, 9H), 1.97-2.02 (m, 1H), 2.38-2.48 (m, 3H), 3.29-3.38 (m, 2H), 3.49 (q, J = 5.4 Hz, 2H), 3.56 (t, J = 5.3 Hz, 2H), 3.60 (t, J = 5.1 Hz, 2H), 3.63 (s, 4H), 3.92 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 4.93-5.01 (m, 3H), 7.11 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 7.26-7.29 (m, 2H), 7.29-7.43 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 100% (UV), Rt= 3.20分, m/z (ESI+)= 512.3/514.3 [M+H]+
tert-ブチルN-{6-[2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソアセトアミド]ヘキシル}カルバメート(I-467)
[0920]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ酢酸(I-432)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に橙色自由流動性油状物(10mg、純度100%、22%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.30-1.36 (m, 4H), 1.40-1.50 (m, 11H), 1.50-1.58 (m, 2H), 1.91-1.99 (m, 1H), 2.37-2.50 (m, 3H), 3.03-3.16 (m, 2H), 3.26 (q, J = 6.8 Hz, 2H), 3.92 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.52 (s, 1H), 4.94-4.99 (m, 1H), 5.03 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 6.84-6.95 (m, 1H), 7.11-7.17 (m, 2H), 7.23-7.32 (m, 3H).LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 4.35分, m/z (ESI+)= 446.2 [M+H]+
tert-ブチルN-[6-(2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソアセトアミド)-ヘキシル]カルバメート(I-468)
[0921]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ酢酸(I-432)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に無色ゴム状物(62mg、純度92%、12%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.33-1.37 (m, 4H), 1.40-1.51 (m, 11H), 1.52-1.58 (m, 2H), 1.94-2.01 (m, 1H), 2.38-2.49 (m, 3H), 3.07-3.15 (m, 2H), 3.23-3.31
(m, 2H), 3.96 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 4.52-4.57 (m, 1H), 4.93 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 4.96-5.01 (m, 1H), 6.88-6.98 (m, 1H), 7.08-7.13 (m, 2H), 7.25-7.28 (m, 2H).
LC-MS (METCR1603): 92% (UV), Rt= 4.61分, m/z (ESI+)= 480.2 /482.2 [M+H]+
tert-ブチルN-(2-{2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド}エチル)-N-メチルカルバメート(I-469)
[0922]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法A、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-433)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカート
リッジ、ヘプタン中10~100%EtOAc勾配)による精製を行い、続いて生成物をEtOAc(5mL)に溶解し、ブライン(3×10mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、溶媒を真空中で除去した後に黄色粘性油状物(129mg、H NMRによる純度85%、46%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.47 (s, 9H), 1.98 (s, 1H), 2.35-2.54 (m, 3H), 2.88 (s, 3H), 3.34-3.51 (m, 4H), 3.80-3.92 (m, 1H), 4.90-5.00 (m, 1H), 5.01-5.13 (m, 1H), 7.10-7.18 (m, 2H), 7.22-7.35 (m, 3H), 7.68 (s, 1H).
LC-MS (METCR0990): 96% (UV), Rt= 1.63分, m/z (ESI+)= 404.3 [M+H]+
方法B:HATUカップリング
[0923]方法C、一般手順6(一般スキーム11a)に記載した通りの方法:カップリング
tert-ブチルN-{12-[2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソアセトアミド]ドデシル}カルバメート(I-470)
[0924]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して方法C、一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ酢酸(I-432)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~50%EtOAc勾配)、続いてイオン交換フラッシュクロマトグラフィー(5g Isolute SCX-2カートリッジ、ヘプタン中20%EtOAc)による精製後に無色粘性油状物(69mg、純度97%、31%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.24-1.32 (m, 16H), 1.42 - 1.47 (m, 11H), 1.50-1.55 (m, 2H), 1.91-2.02 (m, 1H), 2.37-2.49 (m, 3H), 3.06-3.13 (m, 2H), 3.20-3.32 (m, 2H), 3.93 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.49 (s, 1H), 4.95-5.00 (m, 1H), 5.03 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 6.81-6.87 (m, 1H), 7.12-7.17 (m, 2H), 7.23-7.32 (m, 3H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 1.25-1.45分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 530.4 [M+H]+
一般手順2(一般スキーム22):脱保護
[0925]方法A、一般手順2(一般スキーム21)に記載した通りの方法:脱保護
N-{3-[4-(3-アミノプロポキシ)ブトキシ]プロピル}-2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ-アセトアミド塩酸塩(I-471)
[0926]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム21)と同様の様式でtert-ブチルN-[3-[4-[3-[[2-(1-ベンジル-5-オキソ-ピロリジン-2-イル)-2-オキソ-アセチル]アミノ]プロポキシ]ブトキシ]プロピル]カルバメート(I-463)から合成して、ヘプタン中での摩砕による精製後に黄色ゴム状物(182mg、H NMRによる純度86%、87%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.65-1.69 (m, 4H), 1.79-1.86 (m, 2H), 1.97-2.09 (m, 3H), 2.35-2.48 (m, 3H), 3.21 (t, J = 5.8 Hz, 2H), 3.41 (q, J = 5.8 Hz, 2H), 3.43-3.51 (m, 4H), 3.57 (t, J = 5.5 Hz, 2H), 3.63 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 3.84 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.97-5.01 (m, 1H), 5.07 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 7.12-7.18 (m, 2H), 7.23-7.32 (m, 3H), 7.86 (t, J = 5.2 Hz, 1H), 8.30 (br.s, 3H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 89% (UV), Rt= 3.02分, m/z (ESI+)= 434.3 [M+H]+
N-(2-アミノエチル)-2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド塩酸塩(I-472)
[0927]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム21)と同様の様式でtert-ブチルN-(2-{2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド}エチル)カルバメート(I-462)から合成して、オフホワイトの粉末(232mg、純度87%、98%)として得、これを精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.96-2.11 (m, 1H), 2.13-2.27 (m, 1H), 2.28-2.42 (m,
2H), 2.93 (q, J = 6.0 Hz, 2H), 3.30-3.48 (m, 2H), 3.89 (d, J = 15.3 Hz, 1H), 4.84 (d, J = 15.3 Hz, 1H), 4.92 (dd, J = 2.7, 9.9 Hz, 1H), 7.19-7.24 (m, 2H), 7.24-7.29 (m, 1H), 7.30-7.36 (m, 2H), 7.92 (s, 3H), 8.87 (t, J = 6.0 Hz, 1H).
LC-MS (METCR0990): 87% (UV), Rt= 1.34分, m/z (ESI+)= 290.3 [M+H]+
N-(12-アミノドデシル)-2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソアセトアミド塩酸塩(I-473)
[0928]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム21)と同様の様式でtert-ブチルN-{12-[2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソアセトアミド]ドデシル}カルバメート(I-470)から合成して、ヘプタン中での摩砕および分取LC(酸性法、標準溶出法)による精製後に無色ゴム状物(24mg、純度93%、38%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 1.19-1.30 (m, 16H), 1.37-1.47 (m, 2H), 1.47-1.56 (m, 2H), 1.83-1.94 (m, 1H), 2.16-2.27 (m, 1H), 2.28-2.39 (m, 2H), 2.69-2.79 (m, 2H), 3.09 (q, J = 6.7 Hz, 2H), 3.87 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 4.82 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 4.84 - 4.89 (m, 1H), 7.14-7.20 (m, 2H), 7.23-7.28 (m, 1H), 7.29-7.35 (m, 2H),
7.78 (br.s, 3H), 8.76 (t, J = 6.0 Hz, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-101): 93% (UV), Rt= 1.90-2.40分, m/z (ESI+)= 430.4 [M+H]+
N-(7-アミノヘプチル)-2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソアセトアミド塩酸塩(I-474)
[0929]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム21)と同様の様式でtert-ブチルN-{7-[2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソアセトアミド]ヘプチル}カルバメート(I-464)から合成して、ヘプタン中での摩砕による精製後にオフホワイトの固体(254mg、純度94%、93%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.30-1.45 (m, 6H), 1.49-1.59 (m, 2H), 1.73-1.82 (m, 2H), 1.93-2.04 (m, 1H), 2.36-2.49 (m, 3H), 2.93-3.02 (m, 2H), 3.19-3.32 (m, 2H), 3.90 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.93-5.00 (m, 1H), 5.04 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 7.11 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 7.12-7.18 (m, 2H), 7.23-7.32 (m, 3H), 8.29 (br. s, 3H).
LC-MS (METCR1603): 94% (UV), Rt= 4.32分, m/z (ESI+)= 360.2 [M+H]+
N-{3-[4-(3-アミノプロポキシ)ブトキシ]プロピル}-2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソアセトアミド塩酸塩(I-475)
[0930]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム21)と同様の様式でtert-ブチルN-(3-{4-[3-(2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソアセトアミド)プロポキシ]ブトキシ}プロピル)-カルバメート(I-465)から合成して、黄色ゴム状物(41mg、H NMRによる純度90%、54%)として得、これを精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.58-1.71 (m, 4H), 1.79-1.87 (m, 2H), 1.98-2.08 (m, 3H), 2.33-2.50 (m, 3H), 3.17-3.25 (m, 2H), 3.38-3.51 (m, 6H), 3.57 (t, J
= 5.4 Hz, 2H), 3.63 (t, J = 5.4 Hz, 2H), 3.89 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 4.94-5.02 (m, 2H), 7.08-7.15 (m, 2H), 7.24-7.29 (m, 2H), 7.87 (t, J = 5.1 Hz, 1H), 8.29 (br. s, 3H).
LC-MS (METCR1410): 81% (UV), Rt= 0.84-1.00分, m/z (ESI+)= 468.5/470.1 [M+H]+
N-{2-[2-(2-アミノエトキシ)エトキシ]エチル}-2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソアセトアミド塩酸塩(I-476)
[0931]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム21)と同様の様式でtert-ブチルN-(2-{2-[2-(2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5
-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソアセトアミド)エトキシ]エトキシ}エチル)カルバメート(I-466)から合成して、ヘプタン中での摩砕および分取LC(酸性法、初期溶出法)による精製後に黄色ゴム状物(126mg、H NMRによる純度95%、70%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 2.02-2.06 (m, 1H), 2.34-2.56 (m, 3H), 3.21-3.33 (m, 2H), 3.45-3.54 (m, 2H), 3.60-3.73 (m, 6H), 3.80-3.86 (m, 2H), 3.89 (d, J
= 15.1 Hz, 1H), 4.93-5.04 (m, 2H), 7.13 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 7.26-7.31 (m, 2H),
7.97-8.06 (m, 1H), 8.32 (br. s, 3H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 97% (UV), Rt= 2.60-3.00分, m/z (ESI+)= 412.2/414.2 [M+H]+
N-(6-アザニウムイルヘキシル)-2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソアセトアミドクロリド(I-477)
[0932]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム21)と同様の様式でtert-ブチルN-{6-[2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソアセトアミド]ヘキシル}カルバメート(I-467)から合成して、黄色粘性油状物(55mg、H NMRによる純度97%、86%)として得、これを精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.31-1.40 (m, 2H), 1.42-1.52 (m, 2H), 1.54-1.63 (m, 2H), 1.75-1.82 (m, 2H), 1.94-2.02 (m, 1H), 2.36-2.49 (m, 3H), 2.97-3.06 (m, 2H), 3.23-3.32 (m, 2H), 3.88 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.94-4.99 (m, 1H), 5.04 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 7.11-7.18 (m, 2H), 7.27-7.32 (m, 3H), 7.35-7.39 (m, 1H), 8.27 (s, 3H).
LC-MS (METCR1603): 92% (UV), Rt= 4.10分, m/z (ESI+)= 346.2 [M+H]+
N-(6-アザニウムイルヘキシル)-2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソアセト-アミドクロリド(I-478)
[0933]表題化合物は、方法A(一般手順2、一般スキーム21)と同様の様式でtert-ブチルN-[6-(2-{1-[(4-クロロ-フェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソアセトアミド)ヘキシル]カルバメート(I-468)から合成して、橙色固体(53mg、H NMRによる純度90%、98%)として得、これを精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.32-1.40 (m, 2H), 1.41-1.52 (m, 2H), 1.53-1.63 (m, 2H), 1.75-1.83 (m, 2H), 1.96-2.02 (m, 1H), 2.37-2.50 (m, 3H), 2.97-3.05 (m, 2H), 3.20-3.35 (m, 2H), 3.92 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.90-5.00 (m, 2H), 7.09-7.14 (m, 2H), 7.24-7.32 (m, 3H), 8.27 (s, 3H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.80-0.94分, m/z (ESI+)= 380.1/382.1 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-[2-(メチルアミノ)エチル]-2-オキソアセトアミド塩酸塩(I-479)
[0934]表題化合物は、方法A、一般手順2(一般スキーム21)と同様の様式でtert-ブチルN-(2-{2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド}エチル)-N-メチルカルバメート(I-469)から合成して、ベージュ色結晶性固体(114mg、純度56%、69%)として得、これを精製することなく次のステップで使用した。
LC-MS (METCR0990): 56% (UV), Rt= 1.47分, m/z (ESI+)= 304.2 [M+H]+
一般手順3a(一般スキーム22):アミドキャッピング
[0935]方法A、一般手順3a(一般スキーム21)に記載した通りの方法:アミドキャッピング
2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-N-(7-アセトアミドヘプチル)-2-オキソアセトアミド(FP326)
[0936]表題化合物は、無水酢酸を使用して一般手順3a(一般スキーム21)と同様の
様式でN-(7-アミノヘプチル)-2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソアセトアミド塩酸塩(I-474)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、EtOAc中0~5%MeOH勾配)、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(89mg、純度100%、46%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.28-1.36 (m, 6H), 1.46-1.56 (m, 4H), 1.93-2.00 (m, 4H), 2.37-2.50 (m, 3H), 3.20-3.30 (m, 4H), 3.92 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.95-5.00 (m, 1H), 5.03 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 5.46 (s, 1H), 6.83-6.92 (m, 1H), 7.12-7.17 (m, 2H), 7.22-7.33 (m, 3H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.48分, m/z (ESI+)= 402.3 [M+H]+
2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-N-{2-[2-(2-アセトアミドエトキシ)-エトキシ]エチル}-2-オキソアセトアミド(FP327)
[0937]表題化合物は、一般手順3a(一般スキーム21)と同様の様式でN-{2-[2-(2-アミノエトキシ)エトキシ]-エチル}-2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソアセトアミド塩酸塩(I-476)から合成して、分取LC(酸性pH、初期溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(21mg、純度94%、23%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.96-2.01 (m, 4H), 2.38-2.49 (m, 3H), 3.44-3.52 (m, 4H), 3.55-3.66 (m, 8H), 3.92 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 4.92-4.99 (m, 2H), 5.86-6.10 (m, 1H), 7.08-7.13 (m, 2H), 7.26-7.29 (m, 2H), 7.31-7.37 (m, 1H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 94% (UV), Rt= 2.29分, m/z (ESI+)= 454.2/456.2 [M+H]+
2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-N-(6-アセトアミドヘキシル)-2-オキソアセトアミド(FP328)
[0938]表題化合物は、無水酢酸を使用して一般手順3a(一般スキーム21)と同様の様式でN-(6-アザニウムイルヘキシル)-2-(1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソアセトアミドクロリド(I-477)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色ゴム状物(8mg、純度100%、17%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.31-1.38 (m, 4H), 1.46-1.58 (m, 4H), 1.94-2.04 (m, 4H), 2.39-2.48 (m, 3H), 3.20-3.29 (m, 4H), 3.92 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.94-4.99 (m, 1H), 5.03 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 5.52 (s, 1H), 6.90-6.96 (m, 1H), 7.12-7.17 (m, 2H), 7.23-7.32 (m, 3H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.29分, m/z (ESI+)= 388.2 [M+H]+
2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-N-{3-[4-(3-アセトアミドプロポキシ)ブトキシ]プロピル}-2-オキソアセトアミド(FP329)
[0939]表題化合物は、無水酢酸を使用して一般手順3a(一般スキーム21)と同様の様式でN-{3-[4-(3-アミノプロポキシ)ブトキシ]-プロピル}-2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソアセトアミド塩酸塩(I-475)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製、続いてEtOH中17%w/wKCOとの反応、および分取LC(酸性pH、標準溶出法)によるさらなる精製後に無色粘性油状物(6mg、純度100%、16%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.64-1.73 (m, 4H), 1.75-1.84 (m, 4H), 1.94-2.04 (m, 4H), 2.36-2.47 (m, 3H), 3.35 (q, J = 6.4 Hz, 2H), 3.40 (q, J = 5.8 Hz, 2H), 3.44-3.49 (m, 4H), 3.52 (t, J = 5.9 Hz, 2H), 3.57 (t, J = 5.5 Hz, 2H), 3.91 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 4.91-5.02 (m, 2H), 6.22 (s, 1H), 7.07-7.12 (m, 2H), 7.23-7.29 (m, 2H), 7.69-7.77 (m, 1H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.63分, m/z (ESI+)= 510.2/512.2 [M+H]+
2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-N-(6-アセトアミドヘキシル)-2-オキソアセト-アミド(FP330)
[0940]表題化合物は、無水酢酸を使用して一般手順3a(一般スキーム21)と同様の様式でN-(6-アザニウムイルヘキシル)-2-{1-[(4-クロロフェニル)メチル]-5-オキソピロリジン-2-イル}-2-オキソアセトアミドクロリド(I-478)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に無色ゴム状物(13mg、H NMRによる純度95%、25%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.17-1.44 (m, 4H), 1.47-1.59 (m, 4H), 1.93-2.04 (m, 4H), 2.32-2.57 (m, 3H), 3.13-3.36 (m, 4H), 3.96 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 4.86-5.04 (m, 2H), 5.57 (s, 1H), 6.90-7.02 (m, 1H), 7.07-7.14 (m, 2H), 7.21-7.33 (m, 2H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.52分, m/z (ESI+)= 422.1 /424.1 [M+H]+
N-(2-{2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド}エチル)-2-メチル-プロパン-アミド(FP331)
[0941]表題化合物は、一般手順3a(一般スキーム21)と同様の様式でN-(2-アミノエチル)-2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド塩酸塩(I-472)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中50~100%EtOAc勾配、次いでEtOAc中0~10%MeOH勾配)による精製後に黄色ガラス状物(46mg、純度100%、41%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.14 (d, J = 6.9 Hz, 6H), 1.92-2.09 (m, 1H),
2.35 (dt, J = 6.9 Hz, 13.8 Hz, 1H), 2.39-2.51 (m, 3H), 3.28-3.53 (m, 4H), 3.91 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.88-5.00 (m, 1H), 5.05 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 5.88-6.02 (m, 1H), 7.08-7.21 (m, 2H), 7.18-7.37 (m, 3H), 7.50-7.69 (m, 1H)
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.18分, m/z (ESI+)= 360.3 [M+H]+
2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-[2-(シクロブチルホルムアミド)エチル]-2-オキソアセト-アミド(FP332)
[0942]表題化合物は、一般手順3a(一般スキーム21)と同様の様式でN-(2-アミノエチル)-2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド塩酸塩(I-472)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、DCM中0~15%MeOH勾配)による精製後にオフホワイトの粉末(65mg、H NMRによる純度96%、54%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.79-1.91 (m, 1H), 1.90-2.04 (m, 2H), 2.07-2.19 (m, 2H), 2.18-2.30 (m, 2H), 2.37-2.52 (m, 3H), 2.98 (pd, J = 0.8, 8.5 Hz, 1H), 3.36-3.48 (m, 4H), 3.92 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 4.90-5.00 (m, 1H), 5.05 (d, J =
14.9 Hz, 1H), 5.72-5.89 (m, 1H), 7.12-7.18 (m, 2H), 7.23-7.34 (m, 3H), 7.55-7.66 (m, 1H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.28分, m/z (ESI+)= 372.2 [M+H]+
N-(2-{2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-2-オキソアセトアミド}エチル)-N,2-ジメチル-プロパンアミド(FP333)
[0943]表題化合物は、一般手順3a(一般スキーム21)と同様の様式で2-[(2R)-1-ベンジル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-[2-(メチルアミノ)エチル]-2-オキソアセトアミド塩酸塩(I-479)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中10~100%EtOAc勾配)による精製後に淡黄色粘性油状物(14mg、純度94%、18%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.09 (d, J = 3.6 Hz, 3H), 1.11 (d, J = 3.6 Hz, 3H), 1.93-2.00 (m, 1H), 2.35-2.47 (m, 3H), 2.78 (七重線, J = 6.6 Hz, 1H), 3.06 (s, 3H), 3.39-3.45 (m, 2H), 3.50-3.57 (m, 1H), 3.57-3.64 (m, 1H), 3.87 (d, J =
15.0 Hz, 1H), 4.89-4.94 (m, 1H), 5.08 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 7.11-7.16 (m, 2H), 7.22-7.32 (m, 3H), 7.66 (br. s, 1H).
LC-MS (METCR1603): 94% (UV), Rt= 3.37分, m/z (ESI+)= 374.3 [M+H]+
一般スキーム23
【0194】
【化31】
一般手順1(一般スキーム23):環化
4,4-ジエチル6-オキソ-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-4,4-ジカルボキシレート(I-480)
[0944]EtOH(4mL)中のエチル2-シクロプロピリデンアセテート(587mg、4.19mmol)および1,3-ジエチル2-アセトアミドプロパンジオエート(700mg、3.22mmol)の溶液に、NaOEt(EtOH中21%w/w溶液、361μL、0.97mmol)を滴下添加し、混合物を室温で20分間撹拌した。次いで、反応物をマイクロ波照射(Biotage Initiator+、高吸光度モード)下、70℃で45分間加熱し、次いで室温に冷却し、1N HCl(約3mL)を使用してpH約1に酸性化した。溶液をDCM(10mL)でさらに希釈し、相を分離した。水性相をDCM(2×10mL)で抽出し、合わせた有機抽出物をブライン(5mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、黄色油状物を得、これを1:2 EtOAc:ヘプタン(3mL)に溶解した。18時間静置すると、結晶が形成され、これを濾別し、ヘプタン(2mL)で洗浄し、真空吸引下で10分間乾燥させて、610mgの4,4-ジエチル6-オキソ-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-4,4-ジカルボキシレートを無色結晶性固体(純度100%、74%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.69-0.75 (m, 2H), 0.94-1.02 (m, 2H), 1.27 (t, J = 7.1 Hz, 6H), 2.48 (s, 2H), 4.23 (q, J = 7.1 Hz, 4H), 6.50 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.93分, m/z (ESI+)= 256.1 [M+H]+
2,2-ジエチル3-メチル-5-オキソピロリジン-2,2-ジカルボキシレート(I-481)
[0945]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム23)と同様の様式で合成して、ヘプタン(heptae)/EtOAcからの再結晶による精製後にオフホワイトの固体(3.24g、H NMRによる純度100%、72%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.15 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 1.25-1.33 (m, 6H),
2.14 (dd, J = 7.4, 16.7 Hz, 1H), 2.61 (dd, J = 8.2, 16.7 Hz, 1H), 3.06-3.17 (m,
1H), 4.20-4.34 (m, 4H), 6.10 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 88% (UV), Rt= 0.90分, m/z (ESI+)= 244.2 [M+H]+
2,2-ジエチル3-エチル-5-オキソピロリジン-2,2-ジカルボキシレート(I-482)
[0946]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム23)と同様の様式で合成して、ヘプタン/EtOAcからの再結晶による精製後にオフホワイトの粉末(5g、純度91%、64%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.97 (t, J = 7.4 Hz, 3H), 1.13-1.25 (m, 1H),
1.29 (t, J = 7.1 Hz, 6H), 1.76-1.86 (m, 1H), 2.19 (dd, J = 8.8, 16.8 Hz, 1H), 2.56 (dd, J = 8.4, 16.7 Hz, 1H), 2.81-2.91 (m, 1H), 4.18-4.33 (m, 4H), 6.07 (s, 1H).
LC-MS (METCR1410): 91% (UV), Rt= 0.98分, m/z (ESI+)= 258.1 [M+H]+
2,2-ジエチル5-オキソ-3-(プロパン-2-イル)ピロリジン-2,2-ジカルボキシレート(I-483)
[0947]表題化合物は、一般手順1(一般スキーム23)と同様の様式で合成して、ヘプタン/EtOAcからの再結晶による精製後に黄色固体(1.10g、純度63%、9%)として得た。
LC-MS (METCR1410): 63% (UV), Rt= 1.02分, m/z (ESI+)= 272.1 [M+H]+
一般手順2(一般スキーム23):アルキル化
4,4-ジエチル5-ベンジル-6-オキソ-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-4,4-ジカルボキシレート(I-484)
[0948]DMF(2mL)中の4,4-ジエチル5-ベンジル-6-オキソ-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-4,4-ジカルボキシレート(I-480)(460mg、1.80mmol)の氷冷溶液に、NaH(鉱油中60%分散液、76mg、1.89mmol)を添加し、反応混合物を15分間撹拌した。臭化ベンジル(236μL、1.98mmoL)を添加し、次いで反応混合物を室温に1時間加温した。反応物を飽和NHCl(2mL)でクエンチし、DCM(10mL)で希釈し、相を分離し、水性相をDCM(2×10mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(10mL)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)により精製して、190mgの4,4-ジエチル5-ベンジル-6-オキソ-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-4,4-ジカルボキシレートを無色油状物(純度96%、29%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.73-0.79 (m, 2H), 0.83-0.88 (m, 2H), 1.11 (t, J = 7.2 Hz, 6H), 2.65 (s, 2H), 3.83-3.97 (m, 4H), 4.76 (s, 2H), 7.17-7.23 (m,
3H), 7.24-7.28 (m, 2H).
LC-MS (METCR0990): 96% (UV), Rt = 1.76分, m/z (ESI+)= 346.2 [M+H]+
2,2-ジエチル1-ベンジル-3-メチル-5-オキソピロリジン-2,2-ジカルボキシレート(I-485)
[0949]表題化合物は、一般手順2(一般スキーム23)と同様の様式で2,2-ジエチル3-メチル-5-オキソピロリジン-2,2-ジカルボキシレート(I-481)から合成して、黄色粘性油状物(4.38g、純度95%、94%)として得、これを精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.03 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.13 (d, J = 7.0 Hz, 3H), 1.22 (t, J = 7.1 Hz, 3H), 2.20 (dd, J = 9.7, 16.7 Hz, 1H), 2.72 (dd, J =
8.5, 16.7 Hz, 1H), 3.04-3.17 (m, 1H), 3.65 (dq, J = 7.2, 10.8 Hz, 1H), 3.94-4.08 (m, 2H), 4.18 (dq, J = 7.1, 10.8 Hz, 1H), 4.40 (d, J = 15.9 Hz, 1H), 4.99 (d, J = 15.9 Hz, 1H), 7.12-7.21 (m, 3H), 7.22-7.27 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 95% (UV), Rt= 1.15分, m/z (ESI+)= 334.2 [M+H]+
2,2-ジエチル1-ベンジル-5-オキソ-3-(プロパン-2-イル)ピロリジン-2,2-ジカルボキシレート(I-486)
[0950]表題化合物は、一般手順2(一般スキーム23)と同様の様式で2,2-ジエチル5-オキソ-3-(プロパン-2-イル)ピロリジン-2,2-ジカルボキシレート(I-483)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~40%EtOAc勾配)による精製後に黄色自由流動性油状物(675mg、H NMRによる純度95%、69%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.91 (d, J = 6.6 Hz, 3H), 0.96-1.03 (m, 6H),
1.27 (t, J = 7.1 Hz, 3H), 1.53-1.61 (m, 1H), 2.22 (dd, J = 11.4, 16.6 Hz, 1H), 2.63 (dd, J = 8.3, 16.6 Hz, 1H), 2.95 (dt, J = 8.6, 11.4 Hz, 1H), 3.55 (dq, J = 7.2, 10.8 Hz, 1H), 3.68-3.77 (m, 1H), 4.07 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 4.17 (dq, J = 7.2, 10.8 Hz, 1H), 4.28 (dq, J = 7.2, 10.8 Hz, 1H), 5.04 (d, J = 16.0 Hz, 1H), 7.12-7.21 (m, 3H), 7.23-7.27 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 71% (UV), Rt= 1.25分, m/z (ESI+)= 362.1 [M+H]+
2,2-ジエチル1-ベンジル-3-エチル-5-オキソピロリジン-2,2-ジカルボキシレート(I-487)
[0951]表題化合物は、一般手順2(一般スキーム23)と同様の様式で2,2-ジエチル3-エチル-5-オキソピロリジン-2,2-ジカルボキシレート(I-482)から合成して、無色自由流動性油状物(3.28g、純度74%、79%)として得、これを精製することなく次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.98 (t, J = 7.4 Hz, 3H), 1.02 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.09-1.18 (m, 1H), 1.22 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.69-1.81 (m, 1H), 2.18 (dd, J = 10.7, 16.6 Hz, 1H), 2.71 (dd, J = 8.5, 16.6 Hz, 1H), 2.89-2.99 (m, 1H), 3.58-3.67 (m, 1H), 3.95 (dq, J = 7.1, 10.8 Hz, 1H), 4.04 (dq, J = 7.2, 10.8 Hz, 1H), 4.18 (dq, J = 7.1, 10.8 Hz, 1H), 4.32 (d, J = 15.9 Hz, 1H), 5.00 (d, J = 15.9
Hz, 1H), 7.12-7.20 (m, 3H), 7.22-7.28 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 74% (UV), Rt= 1.22分, m/z (ESI+)= 348.1 [M+H]+
一般手順3(一般スキーム23):加水分解/脱カルボキシル化
5-ベンジル-6-オキソ-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-4-カルボン酸(I-488)
[0952]1:1 EtOH:水(4mL)中の4,4-ジエチル5-ベンジル-6-オキソ-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-4,4-ジカルボキシレート(170mg、0.48mmol)およびKOH(81mg、1.45mmol)の溶液を、80℃で3時間加熱し、次いで室温に冷却し、真空中で濃縮した。残留物を水(2mL)で希釈し、6N HClを使用してpH1に酸性化し、懸濁液を真空中で元の容量の半分に濃縮した。次いで、懸濁液を145℃で3時間加熱し、冷却し、真空中で濃縮した。固体をMeOH(3mL)で希釈し、不溶物を濾過により除去した。濾液を真空中で濃縮して、100mgの5-ベンジル-6-オキソ-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-4-カルボン酸を白色ゴム状物(純度96%、81%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.66-0.81 (m, 3H), 0.84-0.96 (m, 1H), 2.24 (d, J = 17.0 Hz, 1H), 2.89 (d, J = 17.0 Hz, 1H), 3.48 (s, 1H), 3.95 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 5.15 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 7.20-7.26 (m, 2H), 7.27-7.36 (m, 3H).
LC-MS (METCR1410): 96% (UV), Rt= 0.91分, m/z (ESI+)= 246.0 [M+H]+
1-ベンジル-3-メチル-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-489)
[0953]表題化合物は、一般手順3(一般スキーム23)と同様の様式で2,2-ジエチル1-ベンジル-3-メチル-5-オキソピロリジン-2,2-ジカルボキシレート(I-485)から合成して、ヘプタン/EtOAcからの再結晶による精製後にオフホワイトの粉末(528mg、純度100%、61%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.95-1.06 (m, 3H), 1.92-2.05 (m, 1H), 2.31-2.48 (m,
1H), 2.53-2.68 (m, 1H), 3.41-3.87 (m, 2H), 4.81-4.93 (m, 1H), 7.16-7.22 (m, 2H), 7.25-7.30 (m, 1H), 7.31-7.37 (m, 2H), 12.29-13.76 (m, 1H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.87分, m/z (ESI+)= 234.1 [M+H]+
1-ベンジル-3-エチル-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-490)
表題化合物は、一般手順3(一般スキーム23)と同様の様式で2,2-ジエチル1-ベンジル-3-エチル-5-オキソピロリジン-2,2-ジカルボキシレート(I-487)から合成して、ヘプタン/EtOAcからの再結晶による精製後にオフホワイトの固体(1.72g、純度97%、96%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.75-0.91 (m, 3H), 1.15-1.52 (m, 2H), 1.98-2.09 (m,
1H), 2.35-2.46 (m, 1H), 2.52-2.58 (m, 1H), 3.48-3.88 (m, 2H), 4.79-4.93 (m, 1H), 7.16-7.22 (m, 2H), 7.26-7.31 (m, 1H), 7.32-7.37 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 0.94分, m/z (ESI+)= 248.1 [M+H]+
1-ベンジル-5-オキソ-3-(プロパン-2-イル)ピロリジン-2-カルボン酸(I-491)
[0954]表題化合物は、一般手順3(一般スキーム23)と同様の様式で2,2-ジエチル1-ベンジル-5-オキソ-3-(プロパン-2-イル)ピロリジン-2,2-ジカルボキシレート(I-486)から合成して、ヘプタン/EtOAcからの再結晶による精製後に黄色粘性油状物(445mg、純度86%、83%)として得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 0.63-0.95 (m, 6H), 1.37-1.66 (m, 1H), 2.08-2.23 (m,
2H), 2.51-2.53 (m, 1H), 3.54-3.88 (m, 2H), 4.76-4.92 (m, 1H), 7.17-7.23 (m, 2H), 7.26-7.31 (m, 1H), 7.31-7.36 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 86% (UV), Rt= 0.96-1.03分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 262.1 [M+H]+
一般手順4(一般スキーム23):イリドカップリング
[0955]一般手順4(一般スキーム11a)に記載した通りの方法:イリドカップリング
3-(1-ベンジル-3-メチル-5-オキソピロリジン-2-イル)-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-492)
[0956]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で1-ベンジル-3-メチル-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-489)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、続いてEtOAc中0~20%MeOH勾配)による精製後に褐色ゴム状物(652mg、純度97%、82%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.99-1.18 (m, 3H), 1.96-2.48 (m, 4H), 2.49-2.81 (m, 3H), 3.11-3.39 (m, 4H), 3.98-4.41 (m, 2H), 4.70-4.92 (m, 1H), 7.20-7.27 (m, 3H), 7.27-7.35 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 97% (UV), Rt= 0.89分, m/z (ESI+)= 343.2 [M+H]+
3-[1-ベンジル-5-オキソ-3-(プロパン-2-イル)ピロリジン-2-イル]-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)-プロパンニトリル(I-493)
[0957]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で1-ベンジル-5-オキソ-3-(プロパン-2-イル)ピロリジン-2-カルボン酸(I-491)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)による精製後に黄色粘性油状物(415mg、H NMRによる純度88%、68%)として得た。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.77-0.86 (m, 6H), 1.68-1.77 (m, 1H), 1.97-2.07 (m, 2H), 2.08-2.15 (m, 1H), 2.20 (dd, J = 4.2, 17.1 Hz, 1H), 2.45-2.57 (m, 2H), 2.70 (dd, J = 9.5, 17.1 Hz, 1H), 3.01-3.15 (m, 2H), 3.21-3.34 (m, 2H), 4.14-4.19 (m, 2H), 4.66 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 7.21-7.34 (m, 5H).
LC-MS (METCR1410): 100% (UV), Rt= 0.91-1.05分 (多重ピーク), m/z (ESI+)= 371.1 [M+H]+
3-(1-ベンジル-3-エチル-5-オキソピロリジン-2-イル)-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-494)
[0958]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で1-ベンジル-3-エチル-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-490)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、続いてEtOAc中0~20%MeOH勾配)による精製後に褐色ゴム状物(2.21g、H NMRによる純度90%、83%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.84-0.96 (m, 3H), 1.35-1.49 (m, 1H), 1.51-1.63 (m, 1H), 1.98-2.78 (m, 7H), 3.07-3.23 (m, 2H), 3.24-3.38 (m, 2H), 4.02-4.44 (m, 2H), 4.65-4.81 (m, 1H), 7.21-7.27 (m, 3H), 7.27-7.32 (m, 2H)
LC-MS (METCR1410): 99% (UV), Rt= 0.92分, m/z (ESI+)= 357.1 [M+H]+
3-{5-ベンジル-6-オキソ-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-4-イル}-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパン-ニトリル(I-495)
[0959]表題化合物は、一般手順4(一般スキーム11a)と同様の様式で5-ベンジル-6-オキソ-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-4-カルボン酸(I-488)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、続いてEtOAc中0~50%MeOH勾配)による精製後に黄色粘性油状物(110mg、H NMRによる純度80%、63%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.58-0.68 (m, 2H), 0.71-0.78 (m, 2H), 2.03-2.10 (m, 2H), 2.12 (d, J = 16.8 Hz, 1H), 2.46-2.58 (m, 2H), 2.89 (d, J = 16.8 Hz,
1H), 3.09-3.17 (m, 2H), 3.29-3.43 (m, 2H), 3.95 (s, 1H), 4.05-4.10 (m, 1H), 4.77 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 7.22-7.27 (m, 3H), 7.27-7.33 (m, 2H).
LC-MS (METCR1410): 99% (UV), Rt= 0.92分, m/z (ESI+)= 355.1 [M+H]+
一般手順5(一般スキーム23):酸化
[0960]一般手順5(一般スキーム11a)に記載した通りの方法:酸化
2-(1-ベンジル-3-メチル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ酢酸(I-496)
[0961]表題化合物は、一般手順5(一般スキーム11a)と同様の様式で3-(1-ベンジル-3-メチル-5-オキソピロリジン-2-イル)-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-492)から合成して、EtOAc/ヘプタン中での摩砕後に黄色粘性油状物(633mg、H NMRにより推定される純度60%、79%)として得、これをさらに精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
【0195】
2-[1-ベンジル-5-オキソ-3-(プロパン-2-イル)ピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-497)
[0962]表題化合物は、一般手順5(一般スキーム11a)と同様の様式で3-[1-ベンジル-5-オキソ-3-(プロパン-2-イル)ピロリジン-2-イル]-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-493)から合成して、EtOAc/ヘプタン中での摩砕後に黄色粘性油状物(310mg、H NMRにより推定される純度67%、73%)として得、これをさらに精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
【0196】
2-(1-ベンジル-3-エチル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ酢酸(I-498)
[0963]表題化合物は、一般手順5(一般スキーム11a)と同様の様式で3-(1-ベンジル-3-エチル-5-オキソピロリジン-2-イル)-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-494)から合成して、EtOAc/ヘプタン中での摩砕後に褐色粘性油状物(1.83g、H NMRにより推定される純度60%、71%)として得、これをさらに精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
【0197】
2-{5-ベンジル-6-オキソ-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-4-イル}-2-オキソ酢酸(I-499)
[0964]表題化合物は、一般手順5(一般スキーム11a)と同様の様式で3-{5-ベ
ンジル-6-オキソ-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-4-イル}-3-オキソ-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)プロパンニトリル(I-495)から合成して、EtOAc/ヘプタン中での摩砕後に黄色粘性油状物(85mg、H NMRにより推定される純度65%、81%)として得、これをさらに精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
【0198】
一般手順6(一般スキーム23):アミド化
[0965]方法A、一般手順6(一般スキーム11a)に記載した通りの方法:カップリング
2-(1-ベンジル-3-メチル-5-オキソピロリジン-2-イル)-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソアセトアミド(I-500)
[0966]表題化合物は、アミンの遊離塩基形態を使用して一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-(1-ベンジル-3-メチル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ酢酸(I-496)から合成して、順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP Ultraカートリッジ、ヘプタン中0~80%EtOAc勾配)による精製後に無色粘性油状物(393mg、H NMRによる純度84%、37%)を得た。
【0199】
[0967]次いで、4つのジアステレオ異性体を、Gilson LC[カラム:室温のChiralpak AS(20mm×250mm、10μm);定組成溶離液:3:2 ヘプタン/EtOH;流速:10mL/分;検出器波長:215/254nm;希釈溶媒:MeOHおよびアセトニトリル;注入容量:100~700μL]上でのキラル分取HPLCにより分離して、以下の化合物を得た(絶対立体化学は任意に割り当てた)。
【0200】
2-[(2S,3S)-1-ベンジル-3-メチル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソアセト-アミド(FP334)
[0968]表題化合物を黄色粘性油状物(14mg、純度85%、4%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.20-0.28 (m, 2H), 0.54-0.61 (m, 2H), 0.92-1.00 (m, 1H), 1.23 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 2.08 (dd, J = 1.8, 17.0 Hz, 1H), 2.32-2.42 (m, 1H), 2.56-2.66 (m, 1H), 3.13 (dd, J = 5.9, 7.2 Hz, 2H), 3.84 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.57 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 5.05 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 6.89-6.98 (m, 1H),
7.14-7.19 (m, 2H), 7.23-7.34 (m, 3H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 85% (UV), Rt= 2.88分, m/z (ESI+)= 315.2 [M+H]+
LC-MS (CAM-F3): 90% (UV), Rt= 7.74分
2-[(2S,3R)-1-ベンジル-3-メチル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソアセト-アミド(FP335)
[0969]表題化合物を黄色固体(23mg、純度93%、6%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.19-0.26 (m, 2H), 0.52-0.60 (m, 2H), 0.90-1.00 (m, 4H), 2.17 (dd, J = 9.1, 16.6 Hz, 1H), 2.58 (dd, J = 8.3, 16.6 Hz, 1H), 2.81-2.91 (m, 1H), 3.11 (dd, J = 5.9, 7.1 Hz, 2H), 3.99 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 4.86 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 5.17 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.78-6.88 (m, 1H), 7.11-7.15 (m, 2H), 7.22-7.31 (m, 3H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 93% (UV), Rt= 2.94分, m/z (ESI+)= 315.2 [M+H]+
LC-MS (CAM-F3): 90% (UV), Rt= 7.50分
2-[(2R,3R)-1-ベンジル-3-メチル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソアセト-アミド(FP336)
[0970]表題化合物を褐色粘性油状物(22mg、純度85%、6%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.20-0.28 (m, 2H), 0.52-0.60 (m, 2H), 0.92-1.00 (m, 1H), 1.23 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 2.08 (dd, J = 1.9, 17.0 Hz, 1H), 2.32-2.41 (m, 1H), 2.56 - 2.65 (m, 1H), 3.13 (dd, J = 5.9, 7.2 Hz, 2H), 3.84 (d, J = 14.
9 Hz, 1H), 4.57 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 5.05 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 6.90-6.98 (m, 1H), 7.14-7.19 (m, 2H), 7.23-7.33 (m, 3H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 85% (UV), Rt= 2.86分, m/z (ESI+)= 315.2 [M+H]+
LC-MS (CAM-F3): 90% (UV), Rt= 10.94分
2-[(2R,3S)-1-ベンジル-3-メチル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-(シクロプロピルメチル)-2-オキソアセト-アミド(FP337)
[0971]表題化合物をオフホワイトの固体(68mg、純度98%、20%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.19-0.26 (m, 2H), 0.51-0.60 (m, 2H), 0.90-1.00 (m, 4H), 2.17 (dd, J = 9.1, 16.6 Hz, 1H), 2.58 (dd, J = 8.3, 16.6 Hz, 1H), 2.80-2.92 (m, 1H), 3.11 (dd, J = 5.9, 7.2 Hz, 2H), 3.99 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 4.86 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 5.17 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.79-6.87 (m, 1H), 7.11-7.16 (m, 2H), 7.22-7.31 (m, 3H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 98% (UV), Rt= 2.94分, m/z (ESI+)= 315.2 [M+H]+
LC-MS (CAM-F3): 90% (UV), Rt= 19.05分
2-(1-ベンジル-3-メチル-5-オキソピロリジン-2-イル)-N-シクロプロピル-2-オキソアセトアミド(I-501)
[0972]表題化合物は、アミンの遊離塩基形態を使用して一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-(1-ベンジル-3-メチル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ酢酸(I-496)から合成して、順相シリカ上(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)、次いで順相シリカ上(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~80%EtOAc勾配)でのフラッシュカラムクロマトグラフィー、続いて分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(287mg、純度100%、17%)を得た。
【0201】
[0973]次いで、4つのジアステレオ異性体を、Gilson LC[カラム:室温のChiralpak AS(20mm×250mm、10μm);定組成溶離液:3:2 ヘプタン/EtOH;流速:10mL/分;検出器波長;215/254nm;希釈溶媒:EtOHおよびヘプタン;注入容量:100~1000μL]、続いてWaters SFC[カラム:40℃のChiralpak AS-H(10mm×250mm、5μm);定組成溶離液:75/15 CO/EtOH;流速:15mL/分;検出器波長;215/254nm;希釈溶媒:EtOH;注入容量:250μL]上でのキラルSFCにより分離して、以下の化合物を得た(絶対立体化学は任意に割り当てた)。
【0202】
2-[(2S,3R)-1-ベンジル-3-メチル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-シクロプロピル-2-オキソアセトアミド(FP338)
[0974]表題化合物をオフホワイトの固体(47mg、H NMRによる純度80%、13%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.51-0.61 (m, 2H), 0.82-0.88 (m, 2H), 0.94 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 2.16 (dd, J = 9.1, 16.6 Hz, 1H), 2.53-2.61 (m, 1H), 2.69-2.77 (m, 1H), 2.81-2.91 (m, 1H), 4.01 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 4.81 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 5.16 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.73 (s, 1H), 7.09-7.14 (m, 2H), 7.23-7.33 (m, 3H).
LC-MS (METCR1603): 90% (UV), Rt= 3.63分, m/z (ESI+)= 301.2 [M+H]+
LC-MS (CAM-F4): 95% (UV), Rt= 12.07分
2-[(2S,3S)-1-ベンジル-3-メチル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-シクロプロピル-2-オキソアセトアミド(FP339)
[0975]表題化合物を無色ゴム状物(14mg、純度100%、5%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.53-0.65 (m, 2H), 0.82-0.89 (m, 2H), 1.23 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 2.07 (dd, J = 1.8, 17.0 Hz, 1H), 2.30-2.40 (m, 1H), 2.53-2.6
4 (m, 1H), 2.70-2.78 (m, 1H), 3.84 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.56 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 5.02 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 6.87 (s, 1H), 7.12-7.18 (m, 2H), 7.24-7.33 (m, 3H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.60分, m/z (ESI+)= 301.2 [M+H]+
LC-MS (CAM-F4): 95% (UV), Rt= 1.64分
2-[(2R,3R)-1-ベンジル-3-メチル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-シクロプロピル-2-オキソアセトアミド(FP340)
[0976]表題化合物を無色ゴム状物(15mg、純度97%、5%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.56-0.63 (m, 2H), 0.82-0.90 (m, 2H), 1.23 (d, J = 6.9 Hz, 3H), 2.07 (dd, J = 1.6, 17.0 Hz, 1H), 2.30-2.42 (m, 1H), 2.59 (dd, J = 8.7, 17.0 Hz, 1H), 2.69-2.80 (m, 1H), 3.83 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.55 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 5.02 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 6.88 (s, 1H), 7.12-7.18 (m, 2H), 7.23-7.35 (m, 3H).
LC-MS (METCR1603): 97% (UV), Rt= 3.61分, m/z (ESI+)= 301.1 [M+H]+
LC-MS (CAM-F4): 95% (UV), Rt= 24.54分
2-[(2R,3S)-1-ベンジル-3-メチル-5-オキソピロリジン-2-イル]-N-シクロプロピル-2-オキソアセトアミド(FP341)
[0977]表題化合物をオフホワイトの固体(62mg、純度100%、22%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.51-0.60 (m, 2H), 0.81-0.89 (m, 2H), 0.94 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 2.16 (dd, J = 9.1, 16.5 Hz, 1H), 2.57 (dd, J = 8.3, 16.6 Hz,
1H), 2.68-2.76 (m, 1H), 2.80-2.92 (m, 1H), 4.01 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 4.81 (d, J = 14.7 Hz, 1H), 5.16 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.73 (s, 1H), 7.10-7.15 (m, 2H), 7.22-7.30 (m, 3H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.65分, m/z (ESI+)= 301.2 [M+H]+
LC-MS (CAM-F4): 95% (UV), Rt= 38.08分
2-[(2S,3R)-1-ベンジル-5-オキソ-3-(プロパン-2-イル)ピロリジン-2-イル]-N-シクロプロピル-2-オキソアセト-アミドおよび2-[(2R,3S)-1-ベンジル-5-オキソ-3-(プロパン-2-イル)ピロリジン-2-イル]-N-シクロプロピル-2-オキソアセトアミド(FP342)
[0978]化合物は、アミンの遊離塩基形態を使用して一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-[1-ベンジル-5-オキソ-3-(プロパン-2-イル)ピロリジン-2-イル]-2-オキソ酢酸(I-497)からトランスエナンチオマーのラセミ混合物として単離して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの固体(37mg、純度92%、15%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.55-0.62 (m, 2H), 0.78 (d, J = 6.8 Hz, 3H),
0.83-0.88 (m, 5H), 1.85-1.95 (m, 1H), 2.03-2.10 (m, 1H), 2.25 (dd, J = 2.2, 17.4 Hz, 1H), 2.48 (dd, J = 9.3, 17.3 Hz, 1H), 2.69-2.78 (m, 1H), 3.91 (d, J = 14.6
Hz, 1H), 4.72 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 4.86 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 6.81 (s, 1H), 7.13-7.21 (m, 2H), 7.24-7.32 (m, 3H).
LC-MS (METCR1603): 92% (UV), Rt= 4.06分, m/z (ESI+)= 329.2 [M+H]+
2-(1-ベンジル-3-エチル-5-オキソピロリジン-2-イル)-N-シクロプロピル-2-オキソアセトアミド(FP343)
[0979]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-(1-ベンジル-3-エチル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ酢酸(I-498)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(80mg、純度100%、33%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.49-0.63 (m, 2H), 0.83-1.01 (m, 5H), 1.44-1.72 (m, 2H), 2.12-2.77 (m, 4H), 3.82-4.09 (m, 1H), 4.64-5.23 (m, 2H), 6.63-6.89
(m, 1H), 7.12-7.19 (m, 2H), 7.22-7.32 (m, 3H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.68-4.00分 (2個のピーク), m/z (ESI+)= 315.2 [M+H]+
2-(1-ベンジル-3-エチル-5-オキソピロリジン-2-イル)-N-(オキサン-4-イル)-2-オキソアセトアミド(FP344)
[0980]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-(1-ベンジル-3-エチル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ酢酸(I-498)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの固体(98mg、純度100%、36%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.85-1.02 (m, 3H), 1.44-1.71 (m, 4H), 1.80-1.92 (m, 2H), 2.10-2.68 (m, 3H), 3.42-3.51 (m, 2H), 3.83-4.10 (m, 4H), 4.65-5.23 (m, 2H), 6.54-6.78 (m, 1H), 7.11-7.19 (m, 2H), 7.22-7.34 (m, 3H).
LC-MS (METCR1603): 100% (UV), Rt= 3.33-3.90分 (2個のピーク), m/z (ESI+)= 359.3 [M+H]+
2-{5-ベンジル-6-オキソ-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-4-イル}-N-シクロプロピル-2-オキソアセトアミド(FP345)
[0981]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンの遊離塩基形態を使用して一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{5-ベンジル-6-オキソ-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-4-イル}-2-オキソ酢酸(I-499)から合成して、分取LC(酸性pH、初期溶出法)による精製後に無色粘性油状物(20mg、純度99%、31%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.50-0.61 (m, 3H), 0.68-0.74 (m, 1H), 0.77-0.89 (m, 4H), 2.12 (d, J = 16.9 Hz, 1H), 2.66-2.74 (m, 1H), 2.78 (d, J = 16.9 Hz,
1H), 4.11 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 4.60 (s, 1H), 4.77 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 6.79 (s, 1H), 7.13-7.21 (m, 2H), 7.23-7.33 (m, 3H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 99% (UV), Rt= 2.70分, m/z (ESI+)= 313.1 [M+H]+
2-{5-ベンジル-6-オキソ-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-4-イル}-N-[(1R,2S)-2-フルオロシクロプロピル]-2-オキソアセトアミド(FP346)
[0982]表題化合物は、溶媒としてDMF中のアミンのトシル塩を使用して一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{5-ベンジル-6-オキソ-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-4-イル}-2-オキソ酢酸(I-499)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(48mg、純度100%、20%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.53-0.63 (m, 1H), 0.67-0.75 (m, 1H), 0.78-0.87 (m, 2H), 0.92-1.03 (m, 1H), 1.14-1.28 (m, 1H), 2.09-2.17 (m, 1H), 2.72-2.85 (m, 2H), 4.06-4.14 (m, 1H), 4.54-4.61 (m, 1H), 4.61-4.77 (m, 1H), 4.78-4.84 (m, 1H), 6.94 (s, 1H), 7.11-7.23 (m, 2H), 7.23-7.34 (m, 3H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 100% (UV), Rt= 2.57分, m/z (ESI+)= 331.1 [M+H]+
2-{5-ベンジル-6-オキソ-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-4-イル}-N-メチル-2-オキソアセトアミド(FP347)
[0983]表題化合物は、溶媒としてメチルアミン(THF中2M溶液)およびDMFを使用して一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{5-ベンジル-6-オキソ-5-アザスピロ-[2.4]ヘプタン-4-イル}-2-オキソ酢酸(I-499)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後に黄色粘性油状物(110mg、純度99%、62%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.52-0.63 (m, 1H), 0.65-0.74 (m, 1H), 0.77-0.88 (m, 2H), 2.11 (d, J = 16.9 Hz, 1H), 2.77 (d, J = 16.9 Hz, 1H), 2.81 (d, J = 5.2 Hz, 3H), 4.05 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.59 (s, 1H), 4.81 (d, J = 14.9 Hz, 1H),
6.74-6.95 (m, 1H), 7.14-7.19 (m, 2H), 7.22-7.33 (m, 3H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 99% (UV), Rt= 2.29分, m/z (ESI+)= 287.0 [M+H]+
2-{5-ベンジル-6-オキソ-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-4-イル}-N-エチル-2-オキソアセトアミド(FP348)
[0984]表題化合物は、溶媒としてエチルアミン(THF中2M溶液)およびDMFを使用して一般手順6(一般スキーム11a)と同様の様式で2-{5-ベンジル-6-オキソ-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-4-イル}-2-オキソ酢酸(I-499)から合成して、分取LC(酸性pH、標準溶出法)による精製後にオフホワイトの粉末(69mg、純度100%、37%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.52-0.61 (m, 1H), 0.66-0.74 (m, 1H), 0.78-0.88 (m, 2H), 1.16 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 2.11 (d, J = 16.9 Hz, 1H), 2.77 (d, J = 16.9 Hz, 1H), 3.27 (m, 2H), 4.06 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 4.61 (s, 1H), 4.81 (d, J =
14.9 Hz, 1H), 6.70-6.86 (m, 1H), 7.09-7.21 (m, 2H), 7.22-7.31 (m, 3H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 100% (UV), Rt= 2.60分, m/z (ESI+)= 301.1 [M+H]+
一般スキーム24
【0203】
【化32】
一般手順1(一般スキーム24):エステル化
1,5-ジメチル3,3-ジメチルペンタンジオエート(I-502)
[0985]MeOH(40mL)中の3,3-ジメチルペンタン二酸(5.0g、31.22mmol)の撹拌溶液に、濃HSO(176μL、3.303mmol)を添加した。反応混合物を60℃で4時間加熱し、次いで室温に冷却し、真空中で濃縮した。残留物を硫酸ナトリウムのプラグに通して濾過し、濾過ケーキをEtOAc中20%ヘプタン(約40mL)で洗浄し、合わせた濾液を真空中で濃縮して、5.35gの1,5-ジメチル3,3-ジメチルペンタンジオエートを淡黄色液体(純度100%、91%)として得、これをさらに精製することなく次の段階で使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.13 (s, 6H), 2.44 (s, 4H), 3.67 (s, 6H).
LC-MS (METCR0990): 100% (UV), Rt= 1.58分, m/z (ESI+)= 189.2 [M+H]+
一般手順2(一般スキーム24):アジド形成
1,5-ジメチル2-アジド-3,3-ジメチルペンタンジオエート(I-503)
[0986]窒素下、-78℃でTHF(30mL)中の1,5-ジメチル3,3-ジメチルペンタンジオエート(I-502、2.75g、14.61mmol)の溶液に、リチウムジイソプロピルアミド(ヘプタン中2M、8.04mL、16.07mmol)を滴下
添加し、反応混合物を1時間撹拌した。THF(50mL)中の2,4,6-トリス(プロパン-2-イル)ベンゼン-1-スルホニルアジド(4.52g、13.15mmol)の溶液を滴下添加し、混合物を-78℃で2時間撹拌した。氷AcOH(0.84mL)を滴下添加し、反応物を撹拌しながら30分間かけて室温に加温し、次いで水(50mL)で希釈した。混合物をDCM(3×30mL)で抽出し、合わせた有機抽出物をブライン(50mL)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、真空中で濃縮した。残留物を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(50g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~30%EtOAc勾配)により精製して、1.55gの1,5-ジメチル2-アジド-3,3-ジメチルペンタンジオエートを黄色粘性油状物(H NMRによる純度60%、28%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.03 (d, J = 2.0 Hz, 6H), 2.29 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 2.42 (d, J = 15.1 Hz, 1H), 3.61 (s, 3H), 3.73 (s, 3H), 4.22 (s, 1H).
LC-MS (METCR1603): 98% (UV), Rt= 4.33分, m/z (ESI+)= 230.2 [M+H]+
一般手順3(一般スキーム24):還元的環化
メチル3,3-ジメチル-5-オキソピロリジン-2-カルボキシレート/エチル3,3-ジメチル-5-オキソピロリジン-2-カルボキシレート(I-504)
[0987]EtOH(10mL)中の1,5-ジメチル2-アジド-3,3-ジメチルペンタンジオエート(I-502、H NMRによる純度60%、1.10g、2.83mmol)および木炭上10%パラジウムPd/C(11%w/w、121mg、1.13mmol)の懸濁液を、1atmの水素下、室温で20時間撹拌した。反応混合物をセライトのプラグに通して濾過し、EtOAc(20mL)およびMeOH(20mL)で洗浄した。合わせた濾液を真空中で濃縮し、残留物を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、続いてEtOAc中0~100%MeOH勾配)により精製して、ピロリジノンおよび非環化グルタミン酸エステルの混合物を得た。物質をEtOH(5mL)およびトリエチルアミン(2mL)に溶解し、80℃で18時間加熱し、次いで真空中で濃縮して、生成物を推定比1:1のエチルおよびメチルエステルの混合物(340mg、H NMRによる純度90%、61%)として得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
【0204】
一般手順4(一般スキーム24):アルキル化
メチル1-ベンジル-3,3-ジメチル-5-オキソピロリジン-2-カルボキシレート(I-505)
[0988]無水DMF(3mL)中のメチルおよびエチル3,3-ジメチル-5-オキソピロリジン-2-カルボキシレート/エチル3,3-ジメチル-5-オキソピロリジン-2-カルボキシレート(I-504、340mg、H NMRによる純度90%、199mol)の氷冷撹拌溶液に、NaH(鉱油中60%分散液、111mg、2.78mmol)を添加し、反応混合物を30分間撹拌した。臭化ベンジル(236μL、0.199mol)を滴下添加し、反応混合物を撹拌しながら室温に1時間加温し、次いで水(10mL)でクエンチした。水層をDCM(3×15mL)で抽出し、合わせた有機抽出物をブライン(2×20mL)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(25g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)により精製して、メチル、エチルおよびベンジル1-ベンジル-3,3-ジメチル-5-オキソピロリジン-2-カルボキシレートの150mgの粗混合物を得、これをさらに精製することなく次の段階に持ち越した。
【0205】
一般手順5(一般スキーム24):加水分解
1-ベンジル-3,3-ジメチル-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-506)
[0989]1:1 MeOH/HO(3mL)中の粗製のメチル1-ベンジル-3,3-ジメチル-5-オキソピロリジン-2-カルボキシレート(I-504、140mg、0.82mmol)および水酸化リチウム一水和物(96mg、2.29mmol)の懸濁液を、室温で2時間撹拌した。有機溶媒を真空中で除去し、懸濁液をHO(5mL)で希釈し、1N HCl(約3mL)を使用してpH約1に酸性化した。沈殿物を濾別し、真空吸引下で20分間乾燥させて、80mgの1-ベンジル-3,3-ジメチル-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸をオフホワイトの固体(純度100%、71%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.17 (s, 6H), 2.27 (d, J = 16.5 Hz, 1H), 2.54 (d, J = 16.5 Hz, 1H), 3.58 (s, 1H), 3.88 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 5.14 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 7.23-7.27 (m, 2H), 7.29-7.38 (m, 3H).
LC-MS (METCR0990): 100% (UV), Rt= 0.97分, m/z (ESI+)= 248.2 [M+H]+
一般手順6(一般スキーム24):イリドカップリング
3-(1-ベンジル-3,3-ジメチル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)-3-オキソプロパンニトリル(I-507)
[0990]DCM(10mL)中の1-ベンジル-3,3-ジメチル-5-オキソピロリジン-2-カルボン酸(I-506、250mg、1.01mmol)、HATU(423mg、1.11mmol)およびDIPEA(0.53mL、3.03mmol)の撹拌溶液に、1-(シアノメチル)チオラン-1-イウムブロミド(320mg、1.213mmol、WO2014/154829に概説された手順により合成した)を添加し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。混合物を飽和NHCl(15mL)でクエンチし、DCM(3×10mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(10mL)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配、次いでEtOAc中0~100%MeOH勾配)により精製して、260mgの3-(1-ベンジル-3,3-ジメチル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)-3-オキソプロパンニトリルを粘性黄色油状物(純度100%、72%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.09 (s, 3H), 1.16 (s, 3H), 2.04-2.16 (m, 3H), 2.53-2.64 (m, 3H), 3.13-3.41 (m, 4H), 3.93-4.09 (m, 2H), 4.77 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 7.25-7.29 (m, 3H), 7.30-7.36 (m, 2H).
LC-MS (METCR0990): 100% (UV), Rt= 1.45分, m/z (ESI+)= 357.2 [M+H]+
一般手順7(一般スキーム24):酸化
2-(1-ベンジル-3,3-ジメチル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ酢酸(I-508)
[0991]2:1 THF:HO(6mL)中の3-(1-ベンジル-3,3-ジメチル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-(1λ-チオラン-1-イリデン)-3-オキソプロパンニトリル(I-507、250mg、0.701mmol)の氷冷撹拌溶液に、オキソン(862mg、1.403mmol)を窒素下で添加した。反応物を冷却しながら30分間撹拌し、次いで室温に加温し、さらに1時間撹拌した。混合物をEtOAc(10mL)と1N HCl(10mL)との間で分配し、相を分離した。次いで、水性相をEtOAc(2×10mL)で抽出し、合わせた有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、220mgの2-(1-ベンジル-3,3-ジメチル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ酢酸(H NMRによる純度65%、74%)を得、これをさらに精製することなく粗製のまま次のステップで使用した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 1.09 (s, 3H), 1.24 (s, 3H), 2.29 (d, J = 16.7 Hz, 1H), 2.52 (d, J = 16.7 Hz, 1H), 3.94 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 4.54 (s, 1H), 4.94 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 5.47 (s, 1H), 7.16-7.20 (m, 2H), 7.31-7.36 (m, 3H).
LC-MS (METCR0990): 94% (UV), Rt= 1.03分, m/z (ESI+)= 276.2 [M+H]+
一般手順8(一般スキーム24):アミド化
2-(1-ベンジル-3,3-ジメチル-5-オキソピロリジン-2-イル)-N-シクロプロピル-2-オキソアセトアミド(FP349)
[0992]DMF(2mL)中の2-(1-ベンジル-3,3-ジメチル-5-オキソピロリジン-2-イル)-2-オキソ酢酸(I-508、205mg、0.48mmol)およびシクロプロピルアミン(84μL、1.21mmol)の撹拌溶液に、DIPEA(253μL、1.45mmol)およびT3P(DMF中50%溶液、720μL、1.21mmol)を添加し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。混合物をEtOAc(5mL)と1N HCl(5mL)との間で分配した。水性相をEtOAc(3×10mL)で抽出し、合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を順相シリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィー(10g SNAP KP-SILカートリッジ、ヘプタン中0~100%EtOAc勾配)により精製して、78mgの2-(1-ベンジル-3,3-ジメチル-5-オキソピロリジン-2-イル)-N-シクロプロピル-2-オキソアセトアミドを黄色固体(H NMRによる純度95%、49%)として得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ 0.48-0.64 (m, 2H), 0.81-0.90 (m, 2H), 0.99 (s, 3H), 1.23 (s, 3H), 2.17 (d, J = 16.5 Hz, 1H), 2.38 (d, J = 16.5 Hz, 1H), 2.68-2.76 (m, 1H), 3.94 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 4.77 (d, J = 14.6 Hz, 1H), 4.81 (s, 1H), 6.75 (s, 1H), 7.08-7.21 (m, 2H), 7.24-7.32 (m, 3H).
LC-MS (MET-uPLC-AB-102): 98% (UV), Rt= 2.58分, m/z (ESI+)= 315.2 [M+H]+
【0206】
【表2-1】
【0207】
【表2-2】
【0208】
【表2-3】
【0209】
【表2-4】
【0210】
【表2-5】
【0211】
【表2-6】
【0212】
【表2-7】
【0213】
【表2-8】
【0214】
【表2-9】
【0215】
【表2-10】
【0216】
【表2-11】
【0217】
【表2-12】
【0218】
【表2-13】
【0219】
【表2-14】
【0220】
【表2-15】
【0221】
【表2-16】
【0222】
【表2-17】
【0223】
【表2-18】
【0224】
【表2-19】
【0225】
【表2-20】
【0226】
【表2-21】
【0227】
【表2-22】
【0228】
【表2-23】
【0229】
【表2-24】
【0230】
【表2-25】
【0231】
【表2-26】
【0232】
【表2-27】
【0233】
【表2-28】
【0234】
【表2-29】
表2-化合物FP1~FP191
以下に記載されるPLA2G16に対する酵素活性アッセイにおいて決定した化合物のIC50値、および以下に記載される抗ピコルナウイルスアッセイにおいて決定した化合物のEC50値が、括弧内に示されている。酵素活性アッセイにおいて、IC50値<1μMを有する化合物(クラス「A」)はかなり活性であると見なし、1~10μMの間のIC50値を有する化合物(クラス「B」)は中程度の活性であると見なし、10μMより高いが50μM未満のIC50値を有する化合物(クラス「C」)は活性が弱いと見なした。4種の異なるピコルナウイルスに対する抗ウイルス活性も同様に分類し、クラス「I」は、EC50<1μMを有する化合物を表し、クラス「II」は、1μM~10μMの間のEC50を有する化合物を表し、クラス「IIII」は、EC50>10μMを有する化合物を表す。ND:決定しなかった。
【0235】
【表3-1】
【0236】
【表3-2】
【0237】
【表3-3】
【0238】
【表3-4】
【0239】
【表3-5】
【0240】
【表3-6】
【0241】
【表3-7】
【0242】
【表3-8】
【0243】
【表3-9】
【0244】
【表3-10】
【0245】
【表3-11】
【0246】
【表3-12】
【0247】
【表3-13】
【0248】
【表3-14】
【0249】
【表3-15】
【0250】
【表3-16】
【0251】
【表3-17】
PLA2G16に関する精製および酵素活性アッセイ
[0993]PLA2G16(NM_007069)のcDNAは、Genscript(Piscataway、米国)によってカスタム合成され、pETをベースとする細菌発現ベクターに挿入し[Moffatt,B.A.およびStudier,F.W.(1986年)J.Mol.Biol.189巻、113~130頁;Rosenberg,A.H.、Lade、B.N.、Chui、D.、Lin,S.、Dunn,J.J.およびStudier,F.W.(1987年)Gene 56巻、125~135頁]、これにより、N-末端にHexa-Hisがタグ付けされたPLA2G16の発現が可能になった。大腸菌(E.coli)BL21(DE3)(Agilent)を、製造業者の指示書に従って、pET-His-PLA2G16で形質転換し、カルベニシリン含有寒天プレートでプレート培養した(最終濃度:100μg/mL)。100μg/mLカルベニシリンを補給した100mL LB培地に単一クローンを接種し、接種した培養物を回転式振とう器中、37℃で一晩、成長させた。翌日、100μg/mLカルベニシリンを補給したLB培地中で細菌培養物を希釈した(800mLの合計培養物体積中30mLを一晩、培養した)。OD600が0.6に達するまで、細菌を37℃で成長させた。1mMのイソプロピル-β-D-チオガラクトピラノシド(IPTG)を添加することにより、18℃で2時間かけて遺伝子発現を誘発させた。続いて、細菌を遠心分離(15分間;10,000xg;4℃)により収穫し、-80℃で凍結した。細菌のペレットを緩衝液A(50mM Tris/HCl pH7.5、500mM NaCl、5%グリセロー
ル、5mM β-メルカプトエタノールおよび1mM PMSF)中で再懸濁させて、1mg/mLリゾチーム(Sigma Aldrich)および100μg/mL DNアーゼI(Roche)を添加することにより溶解した。この試料を30℃において30分間、インキュベートし、溶解させた。次に、この溶解物を遠心分離(15,000xg、15分間、4℃)により濁りをなくし、1.5mL Ni-NTAアガロース懸濁液(Qiagen)と共に4℃で60分間、インキュベートした。10mL緩衝液AでNi-NTAアガロースを洗浄した。イミダゾールの濃度を向上させながら(Sigma Aldrich;25/50/75/100/250mM)これを補給した緩衝液Aの手作業によるグラジエントを適用することにより、結合したタンパク質を溶出させた。精製済みフラクションをSDS-PAGEにより分析し、次いで、クマシー染色により、純度を評価した。
【0252】
[0994]タンパク質の活性は以下の通り評価した:
Red/Green BODIPY(登録商標)PC-A2(Invitrogen、DMSO中1mM)を等量の1,2-ジオレオイル-sn-グリセロ-3-ホスホコリン(DOPC;Sigma Aldrich、エタノール中10mM)および1,2-ジオレオイル-sn-グリセロ-3-ホスホ-rac-(1-グリセロール)(DOPG;Sigma Aldrich、エタノール中10mM)および0.5の体積分のコレステロール(CHOL;Sigma Aldrich、エタノール中10mM)と混合して、5秒間、ボルテックスした。一定のボルテックス下、小オリフィスピペットの先端を用いて、この混合物(Red/Green BODIPY(登録商標)PC-A2/DOPC/DOPG/CHOL)を活性アッセイ用緩衝液(50mM Tris/HCl pH8.5、100mM NaCl)中、1:91.4に希釈した。以下では、この調製物を「基質溶液」と称する。
【0253】
[0995]それらの阻害可能性を評価するため、化合物をDMSO中、10mM濃度で溶解し、アコースティク液体移送器(Labcyte Echo525)を使用して、アッセイ用プレート(Corning、カタログ番号3576)に直接、スポットを付けた。各化合物は、2nM~50μMの範囲で、濃度(最終アッセイ体積中の濃度)を向上してスポットを付けた。50μlのPLA2G16酵素溶液(5mM L-グルタチオン(Sigma Aldrich)を補給した活性緩衝液中で希釈したもの)を化合物と共に4分間、予備インキュベートし、次いで基質溶液50μlを添加した。SpectraMax
M5多重モードリーダー(励起波長:480nm、発光波長:530nm)を使用して、基質添加直後から10分間の合計時間、蛍光を記録した。経時的な蛍光の相対的な増大を、酵素活性と称する。最大半量阻害濃度(IC50)は、drc package in R(R Development.Core Team、2005年)を使用して、非線形回帰分析によって誘導した。
【0254】
PLA2G16に対する酵素活性アッセイの結果が表2に示されている。
【0255】
哺乳動物細胞培養物中の抗ピコルナウイルスアッセイ
[0996]選択化合物の抗ウイルス活性は、HeLa H1 細胞(ATCC CRL-1958)に対して、細胞変性効果(CPE)低下アッセイを使用して試験した。手短に言うと、10%FBSおよびPenStrep溶液(100U/mLペニシリンおよび100μg/mLストレプトマイシン)を補給したDMEM培地(Life technologies)中96ウェル皿に細胞を播種し、37℃、5%COで一晩、インキュベートした。その翌日、2% FBSおよびPenStrepを補給したDMEM培地中で本化合物の段階希釈液により、37℃、5%COで2時間、細胞を事前処理した。次に、細胞に感染多重度(MOI)でウイルス(CVB1、HRV-A2、HRV-A23、EV-68)を感染させ、これにより、対照ウェル(感染させてビヒクル処理したもの)中
、2日間以内に完全なウイルス誘発性CPEをもたらす。48時間後、上澄み液を吸引して、DMEM+2%FBS中で1:5に希釈したCellTiterBlue試薬(Promega)50μl/ウェルをこれらの細胞に加えた。プレートをインキュベータに戻し、1.5時間、発色させた。その後、プレートを室温まで平衡にし、次いで、SpectraMax M5マルチモードプレートリーダーを使用して、蛍光を記録した(励起波
長:560nm;発光波長:590nm)。細胞の生存率は以下の式:V=(RFUCpd-RFUVeh/(RFU-RFUVeh)に従って算出し、式中、RFUCpdは感染させて化合物処理した細胞を指し、RFUVehは、感染させてビヒクル処理した細胞を指し、RFUは未感染のビヒクル処理した細胞を指す。最大半量有効濃度(EC50)は、drc package in R(R Development.Core Team、2005年)を使用して、非線形回帰分析によって算出した。表2に示されているEC50の分類は、4種のピコルナウイルス(CVB1、HRV-A2、HRV-A23、EV68)からのEC50値を平均することにより算出した。