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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022137322
(43)【公開日】2022-09-22
(54)【発明の名称】頭部装着機構と製造方法
(51)【国際特許分類】
   A42B 1/0182 20210101AFI20220914BHJP
【FI】
A42B1/18 J
A42B1/18 L
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2019159029
(22)【出願日】2019-08-15
(71)【出願人】
【識別番号】391018042
【氏名又は名称】吉原 宏
(72)【発明者】
【氏名】吉原 宏
(57)【要約】
【課題】頭部装着機構と、同機構を備えたサンバイザー、フード付き衣類、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】頭部装着体は、ひさし部と、前記ひさし部の一端縁に設けられ、折り返して前頭部へ当接させるためのフィット部と、前記ひさし部又はフィット部に連設され、前記一端縁の両端部から連続して外側に伸びるベルト部とを備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
頭部装着機構であって、ひさし部と、前記ひさし部の一端縁に設けられ、折り返して前頭部へ当接させるためのフィット部と、前記ひさし部又はフィット部に連設され、前記一端縁の両端部から連続して左右の外側に伸びるベルト部とを備えた頭部装着機構。
【請求項2】
前記ひさし部と、前記フィット部と、前記ベルト部とは、1枚の柔軟な部材で一体的に形成されており、前記ひさし部と前記フィット部との間には、前記フィット部を折り返すための弧状叉はくの字状の折返線が設けられており、前記折返線は前記ひさし部側に突出している、請求項1に記載の頭部装着機構。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の頭部装着機構が取付けられたフード付き衣類。
【請求項4】
頭部装着機構をサンバイザーとして展開した場合に於いて、サンバイザー本体を、軽量で弾力性や引張強度に富み、耐熱、耐候及び耐引張強度や耐水性が高く発色性に富む板材を抜押加工叉はインジェクション成形等により一体的に成形するものとし、具体的には、紫外線を避ける為の深く広いひさし部を中心に、ベルト部や嵌合部を左右対称に平面展開し、前記ひさし部上辺には、サンバイザー内側へ折返して前頭部へ当接させるフィット部を設け、装着時には、前記ひさし部を頭部周囲に弧状に添わせ、これに応じて前記フィット部が連動して前頭部にフィットし、左右の前記ベルト部は、頭部脇を経て後頭部に至り、左右の交接部にはサイズ調節用に雌雄の切込を数箇所配設して嵌合調節可能とし、
他方、インジェクション成形等により一体形成する場合に於いては、前記廂部及び前記前頭部への当接部は予め必要な状態を以って、一体的に形成するものとし、
前記ひさし部の左右先端付近には、強い日射しを避け、光の眩しさを軽減しつつ、視界を確保する為の、縦長や横長や丸孔等々の視認用窓孔列を配設し、前記ひさし部を上下させずに外部の視界を確認できる防眩通視窓とし、
広い前記ひさし部の内側は外部視界を視認し易くし、地面や周囲からの反射光や紫外線を避けるべく黒暗色とし、一体形成により実現できるフィット性に優れた頭部装着機構。
【請求項5】
前記フィット部には、着脱可能で皮膚に適したカバーを備え、
また廂(ひさし)部の内側には画像や各種データの表示機能を配設できるようにし、また頭部から得られる生体情報の検知機構を配設し、表示及び送受信できるようにした、請求項4に記載の頭部装着機構。
【請求項6】
前記左右のベルト部上辺に頭部を覆うためのカバー片を配して簡易な帽子機能を配した請求項4又は5に記載の頭部装着機構。
【請求項7】
ひさし部と、前記ひさし部の一端縁に弧状の折返線を介して連接され、折り返して前頭部へ当接させるためのフィット部と、前記ひさし部の両端部から連続して左右の外側に伸びるベルト部と、を備えた頭部装着体を、抜押加工又はインジェクション成形等により一体的に形成できるようにした頭部装着体の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、頭部への装着機構(FITT GEAR)と、同機構を備えたサンバイザーや、フード付き衣類の製法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、頭周囲に装着する製品例としては、鉢巻、サンバイザー、帽子や、ヘルメット、眼鏡、ゴーグル等が挙げられる(例えば、特許文献1~3参照)。また、頭部を被覆する製品としては、帽子やフード(頭巾)叉は、そうした頭部を覆うフード付きのポンチョやレインコートやジャンパー類、及び各種作業着等々が、幅広く製品展開されている。
【0003】
サンバイザーの製造方法としては、ヒサシ部分と装着用ベルト(帯)部分の各部品を製造し、双方を接合・縫着する等して形成される例が多い。一見簡単な構成に拠り製造されているように見受けられるが、通常の帽子製作と変わらない部材と製造工程を要する。他方、催事等で見られる板紙を刳り貫いただけでできるサンバイザーもある。
【0004】
かって、柔軟なゴム系の薄板から直径30cm程の円形を切取り、その円形の一端に直径10cm程の円形の穴を開け、その穴に頭を入れるサンバイザーも流行った。また近年、紫外線や直射日光を避ける為と言われる、顔の前面全体を覆う色透明の樹脂板製の廂を配設したサンバイザーも多く見かける。他方、フ-ド(頭巾)が装着された、ポンチョやレインコートや、各種作業着やジャンパー類等に於いては、目的や用途やデザインに応じて、フード側と衣服側を別々に製作して接合する例と、双方を一体的に裁断縫製する事例も見受けられる。
【0005】
フード付製品には問題点もある。致命的な問題は、頭部(顔面)の動作とフード(頭巾)部の動作にズレが生じ易く、視界が妨げられたり、強風の際にはフードが脱げてしまったり、挙げくは顔面が風雨雪等に曝され易いことなどである。作業着は、作業や用途内容に拠り、要求される機能や条件が様々であり、機構も構成も多種多様で、生産コストもピンからキリまである。製薬工場や食品工場等で使用される作業着は、毛髪や体毛や体液等の飛散や落下はご法度であり、隠されていないのは眼だけと言う例もある。
また作業着の場合、防塵対策と共に重要な課題は、顔面及び頭部の動作とフード付衣服との動作の完全な連動性の実現であり、顔の認証性能の向上も重要課題である。最も多く見られる問題であり重要課題となる現象は、顔の動作とフードの動作にズレが生じて視界を遮られることであり、この問題はフード付衣類全般に共通する課題である。
【0006】
レインコート等の雨具の例では、雨や雪が降る際には、顔面の周りの隙間を無くしたいが、その場合に現行品では、顔面の周囲にゴム紐が配されていて、その紐を締付けて使用する製品が多い。ゴム紐の代わりにフックやベルクロ(登録商標)、マジックテープ(登録商標)等を配設した例も多い。ところが締付けると、顔面の目や鼻や口部分が表出され易く、表出された顔面は雨や雪に曝されてしまう。而も外見上の見栄えも良くない。
【0007】
サンバイザーの中には、暗く霞んだ透明樹脂を用いて、顔の前側全体を覆う“大きなサングラス“とも見えるサンバイザーを冠って自転車で疾走する女性を日本では多く見受ける。紫外線を避ける目的らしいが、運転者が何処を見て運転しているのか、歩行者や対向車には分かりにくく極めて危ない。
【0008】
またポンチョ等の雨具に於いても、大きなサンバイザイザー風の樹脂フイルム製のヒサシを取付けた製品を見受ける。これらの製品の場合、雨が降っている場合は役立つが、雨が止むと、そのヒサシ部分が折り畳めない為に嵩張り、収納に難がある。収納に配慮して軟らかい透明フィルムを用いた製品も見受けるが、柔軟さの為に廂の役割が果たせない可能性があり、何れも感心できない。
【0009】
また作業着に配されたフード(頭部を覆う帽子)も、使用用途に従い、而も各用途により要求される条件や機能が多岐に渡る。その結果、仕上げられる製品は多種多様となり、特注品も多い。
【0010】
髪の毛一本も落ちないようにとの要求から、裁断部品が大量に使用され縫着される。結果的に、多部材と多部品と多加工に拠る複雑な形成と高コストな足し算的な製品のオンパレードとなり、メンテナンスやクリ-ニングに関しても高コスト化も招く。
【0011】
他方、不織布や薄手のフィルム等で形成される低コストな使い捨て(デイスポーザブル)作業着の場合は、構造上も生産上も簡素化され、メンテナンスの上でもシャワー状のクリーニングと乾燥機に拠って洗浄を実現する等、相対的に簡素化されているケースも見られる。但し、これらの製品に於ける最大の難点も、顔を向けた方向にフード部が順応できないことであり、その為に視認性を妨げ、視界を遮る危険な製品にもなり得る。
【0012】
以上のように、作業着に於けるフード部分は、いまひとつ安全性やコスト面やメンテナンス上に難点が山積したままの状態にあると言える。また、現行のサンバイザー等と共にフード付き衣類に於いても、製品仕様が複雑で、而も機能性に難を抱え、問題解決が成されていない観が否めない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0013】
【特許文献1】特開2001-49515号公報
【特許文献2】特開平10-008318号公報
【特許文献3】実用新案登録第3088163号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
頭部への各種装着需要に応える装着機構の実現を重要課題と位置付ける。またその応用展開の例としてサンバイザーや各種の帽子類、そして各種のフード付衣類に関して、安定した装着機構及び機能を備えつつ、フィット性に富み、風雨雪や直射日光や紫外線を避け、地面からの反射光を遮り、眩しさを避け、視界を確保し、また汚損や汗の滲みも容易に洗浄や乾燥を可能とし、コンパクトに収納でき、更に可能な限り容易に単的に形成できるようにすることを課題とする。また更なる付加価値として、リバーシブル仕様の実現や、視界や、イベント用途等に供するPOPなダイカット等も実現することとする。
【0015】
サンバイザーも帽子も、各種用途のフード付衣類も、必要な機能は、頭部に容易に安定的に装着されることと、装着時の顔や身体の動作とフードの動作が一致すること、またそうした製品が、低コストで・容易に生産でき・装着・着脱し易く・而もクリーニングやメンテナンス性や収納性に優れることを課題とした。
フード付き衣類に於いては、前記装着機構を用いると共に、各目的用途に応じたフード構成及び衣服構成とし、必要な機能を実現することとした。特に重視すべき点としては、普段頻繁に使用するものや、咄嗟の際に使用し易いもの、或いは低コストで入手し易く、使用し易く、使い捨て(デイスポーザル)やリサイクルし易い製品の開発にも重点を置いた。課題解決に向けて、よりシンプルな装着システムの開発に拠って、生産面・使用面の諸課題を解決することとした。
【課題を解決するための手段】
【0016】
重要なことは、頭部への装着機能を如何にして確立・形成するかであると考え、極めてシンプルな基本的な装着に利する原理機構を考案した。即ち、基本課題は、第一には頭部への健全な装着機構と機能の確立である。第二にはサンバイザーや帽子やフードとしての機構の形成である。そしてそれらの機構形成にあって使用部材や部品を極力用いず、一体形成に拠り形成することを目標とした。ここでは、基本機構には、簡単な折紙手法を用いる事とした。更に要素も加工も部材も極力省く、所謂引き算的な機構開発を課した。シンプルであればある程、生産性も使用性もメンテナンス性も、リサイクル性にも、また生産コスト面でも優れる場合が多い。即ち、こうした健全な装着(FITT)機構の実現こそが、本願の基本課題である“頭部装着(FITT)機構”である。
【0017】
本発明に係る一態様の頭部装着体は、ひさし部と、前記ひさし部の一端縁に設けられ、折り返して前頭部へ当接させるためのフィット部と、前記ひさし部又はフィット部に連設され、前記一端縁の両端部から連続して頭部周囲に伸びるベルト部とを備えている。
【0018】
上記の頭部装着機構(体)において、前記ひさし部と、前記装着フィット部と、前記装着ベルト部とは、1枚の柔軟な部材で一体的に形成されており、前記ひさし部と前記フィット部との間には、前記フィット部を折り返すための折返線が設けられており、前記折返線は前記ひさし部側に弧状に突出している、ことが好ましい。
【0019】
本発明に係るフード付き衣類は、前記頭部装着機構(体)が取り付けられたフードを有する。
【0020】
本発明に係る一態様のサンバイザーは、サンバイザー本体を、軽量で弾力性や引張強度に富み、耐熱及び耐水性が高く肌に優しい板材を抜押加工するか、叉はインジェクション成形等により一体成形するものとし、具体的には、紫外線を避ける為の深く広いひさし部を中心に、ベルト部や嵌合部を左右対称に平面展開し、前記ひさし部上辺には、サンバイザー内側へ折返して前頭部へ当接させる装着フィット部を設け、装着時には、前記ひさし部を頭部周囲に弧状に添わせ、これに拠り前記フィット部が連動し、且つ反発して前頭部に圧接(フィット)し、左右の前記ベルト部は、頭部脇を経て後頭部に至り、左右の交接部にはサイズ調節用に雌雄の切込を数箇所配設して嵌合と調節を可能とし、前記ひさし部の左右先端付近には、強い日射しを避け、光の眩しさを軽減して、視界を確保する為の、縦長や横長や丸孔等々の窓孔列を配設し、前記ひさし部を上下させずに外部視界を確認できる防眩通視窓とし、またひさしの内側は地面からの反射光を避けるべく暗色とし、一体形成により実現でき、且つ、フィット性にも優れている。
【0021】
上記サンバイザーにおいて、前記フィット部に着脱及び洗浄可能なカバーを備えても良い。
【0022】
上記のサンバイザーにおいて、前記ベルト部に頭部を覆うためのカバーを配設したり接合しても良い。
【0023】
上記のサンバイザーにおいて、廂(ひさし)部の内側には画像や表示機能を配設したり、頭部生体情報の検知機構や表示機構や送信機構を配してもよい。
【0024】
本発明に係る頭部装着機構の製造方法は、ひさし部と、前記ひさし部の一端縁に設けられ、折り返して前頭部へ当接させるためのフィット部と、前記ひさし部又はフィット部に連設され、前記一端縁の両端部から連続して外側に伸びるベルト部とを備えた頭部装着体を、抜押加工又はインジェクション成形等により一体的に形成する工程を備えている。
【0025】
上記の頭部装着体の製造方法において、前記ひさし部と前記フィット部との間には、前記ひさし部側に弧状に突出した折返線の形成と、その両端部の開閉に拠って装着度合いを調節してフィット性を実現できるようにした。
【発明の効果】
【0026】
本発明によるサンバイザー、叉は及び各種のフード付衣類の展開に於いては、製品化展開の重要な機構と機能効果の達成に欠かせない前記“装着機構”が備わり、その機構の展開に拠って、各製品の形成方法が著しく簡略化され、製品の機能性が効率・効果的に実現される。本願サンバイザーに於いては、抜押加工、叉は及び、インジェクション成形等に拠って実現できる。ひさし部の内側は外部視界を視認し易く、地面や周囲からの反射光や紫外線を押さえるべく暗黒色とする。そして本願サンバイザーは、ひさし(廂)部と装着ベルト部、装着上の要である装着機構とを、一体形成できることが大きな特徴である。
【0027】
強い日射しや紫外線を避ける為の深く広いひさし部と、その左右は伸延させて後頭部に至るベルト部を配し、同左右の交椄部には任意の嵌合仕様を配して嵌合できるようにし、前記ひさし部の上側には折返線を介して前頭部へのフィット部が配され、これに拠ってひさし部の彎曲に伴って前頭部に圧椄し、サンバイザー形成に要するひさし部やベルト部と共に、装着機構をも一体的に形成できることから、極めてシンプルに、且つ確実なサンバイザーを実現できると共に、安定したフィット感を以って冠ることができる。
【0028】
ひさし部の前縁付近には、縦叉は横のスリット型やドット型等の小型の隙穴を配して、外界を透かし見る為の防眩通視窓を配設し、ひさし部を上下せず、冠ったままで眩しい光りや、紫外線を減じ、且つ、しっかり視界を確保できるようにしても良く、左右のベルト部の耳の位置には窪みを配してフィット性を高め、快適でシンプルでスマートなシルエットと共に、省エネ・省資源なサンバイザーが実現できる。
【0029】
また酷暑時に対応する頭部カバーを左右ベルト部から伸延させて備えることに拠り、必要時に同カバーを開いて使用できるHARF CAP形式も実現できる。またダイカット加工や抜き押し型に拠る形成等により、ひさし部やベルト部に遊び心や愉しさを加えるPOP UP装飾(ダイカット)も同一加工で配設可能である。
【0030】
更に又、本願、装着機構を配設したフード(頭巾)製品やフードを配した各種衣服製品の展開に於いては、前記“装着機構”を部品化すると共に、フードと衣服とを展開状態に貼合わせや縫合に拠って、極めてシンプルに実現できる。そして、例えば、簡易な雨合羽や、お洒落なレインコートを始め、ポンチョやジャンパー類等々の様々な衣服展開が可能になる。而も、当該装着機能を伴うフードを配した衣服においては、頭部(顔面)動作とフードの動作が一致するので、咄嗟の顔の動作にもフードに拠る視界の妨げ等は生じず、従来製品に見られた視界遮断の危険性も解消できる。また、風雨雪に対してもフードが捲れ上がること無く安心して凌げるようになる。
【0031】
従来品の多くは、フードの顔周りをゴム材等を用いて締め付ける方法が多いが、これは顔の前面の開きを縮めるだけで、フードと頭部(顔面)との一体化を成すものではないので、見かけも悪く、顔認識も悪くし、不安定極まりないものであった。一方、本願発明の場合は、フードと“装着機構“とを一体形成しており、“装着機構“は頭部(顔面)と一体的に動作をし、ズレや弛みは生じない。即ち、“顔の動きはフードの動き”でもある。更に、フードと“装着機構”とは、平面展開状に一体形成されており、収納時には、折り畳むことができ、収納性にも優れる。また更に、上記フードと“装着機構”とを一体化させた機構を、作業着に展開することも可能である。その場合は、前記雨具の場合と同様に、作業着の形成と共に“装着機構部品”とを平面展開状に一体化形成すれば、極めて容易に製作が可能となると共に、同様の特徴を実現できる。特に、現状の作業着で課題とされる人体からの落下物の排除を目的とする異常な程の量の裁断片とその接合に拠る、高額なフード部の形成と、そのクリーニング費用やメンテナンス費用の嵩み等は、大幅に軽減できるようになる。
【0032】
上記のサンバイザーにおいて、廂(ひさし)部の内側には画像や各種デ-タの表示機能を配設できるようにし、また頭部から検知し得る生体情報の検知機構を配設し、表示及び送信できるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0033】
図1図1(a)は第1実施形態に係るサンバイザーの平面展開図であり、図1(b)は完成状態の側面図であり、図1(c)は完成状態の平面図である。
図2図2は、同実施形態に係るサンバイザーの頭部への装着手順の説明図である。
図3図3は、同実施形態に係る頭部装着機構の説明図である。
図4図4は、同実施形態に係る頭部装着機構付きフードの展開図である。
図5図5は、同実施形態に係る頭部装着機構付きフードの着用例を示す図である。
図6図6は、同実施形態に係るサンバイザーの変形例を示す図である。
図7図7は、頭部カバーを配設したサンバイザーの斜視図である。
図8図8は、頭部カバーを配設したサンバイザーの展開図である。
図9図9は、同実施形態に係るサンバイザーを着用した際の上下の視界範囲を示す図である。
図10図10(a)は第2実施形態に係るサンバイザーの平面展開図であり、図10(b)は完成状態の側面図であり、図10(c)は完成状態の平面図である。
図11図11は、同実施形態に係るサンバイザーの頭部への装着手順の説明図である。
図12図12は、サンバイザーを着用した際の上下の視界範囲を示す図である。
図13図13は、同実施形態に係る頭部装着機構付きフードの平面展開図サンバイザー10を頭部に装着する際には、図2に示すように、フィット部である。
図14図14は、同実施形態に係る頭部装着機構付きフードの着用例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。以下の実施形態においては、本発明に係る頭部装着体をサンバイザーとして使用する場合について説明する。
【0035】
(第1実施形態)
図1(a)は、本実施形態に係るサンバイザーの平面展開図であり、図1(b)はサンバイザーを組み立てて完成した状態の側面図であり、図1(c)は完成状態の平面図である。本実施形態に係るサンバイザー10は、略半円状のひさし部1と、当該ひさし部1の一端縁1aに設けられ、折り返して前頭部へ当接させるためのフィット部3と、ひさし部1に連設され一端縁1aの両端部から連続して外側に伸びるベルト部2と、を備えている。
【0036】
より詳細に説明すると、図1(a)に示すように、ひさし部1は、中心線1bを介して左右共通形であり、ひさし部1の左右各々に後頭部に向けて延伸するベルト部2を有し、ベルト部2の先端には嵌合部4が設けられている。図1(a)の平面展開図におけるひさし部1の上側には、折返して配する前頭部へのフィット部3を有する。左右のベルト部2の耳位置には、耳除けの為に凹部6を配する。サンバイザー10を構成するこれらの部材1、2、3、6は左右対称に配されている。
【0037】
左右のベルト部2の延長先の端部には。サイズ調節用に雌雄の切り込みを複数個所設けた嵌合部4が形成されている。なお、嵌合部4として、面ファスナー(ベルクロ(登録商標)、マジックテープ(登録商標)等)、フック、ゴム紐等を配設しても良い。
【0038】
ひさし部1とフィット部3との間には、予め折り癖が付された折返線7が設けられている。当該折返線7はひさし部1側に突出した「くの字」型形状を有している。折返線7はフィット部3を額側に折り返して頭部装着機構として機能させるためのものである。なお、折返線7は左右に円弧状であって断面が山形形状であってもよい。
【0039】
3を折返線7で内側(すなわち、装着時における額側、矢印S1方向)に折り返して、前頭部に当てる。次に、ひさし部1を頭部周囲に弧状に添わせ、左右のベルト部2を矢印S2方向に引張する。これにより、ひさし部1が張り出し、フィット部3が額に圧接フィットする。そして、ベルト部2を頭部脇を経て後頭部で交接させ、当該交接位置に配される嵌合部4でベルト部2を留める。
【0040】
このように、本実施形態のサンバイザー10は、紫外線を避ける為の広いひさし部1を設け、同ひさし部1の上辺にはサンバイザー10の内側へ折り返すフィット部3を配して、同折返線7には予め折り癖を付す。装着時には、フィット部3を折返線7を介して内側に折り、同部と共にサンバイザー10を弧状に曲げて頭部の周囲に添わせるに従って、フィット部3は前頭部に圧接して額にフィットする働きを成し、サンバイザー10を安定的に冠る(装着する)ことが可能となる。
【0041】
なお、折返線7、すなわち、図2に示すABCの稜線を直線とした場合と、本実施形態のようにくの字状や弧状にした場合とでは、異なる作用を生ずる。折返線7が直線の場合は外部からの引っ張り力に対して反発力・緊張力は無く自在に曲がり易いため、O点側とP点側は互いに重なり易いのに対して、図2に示すようにくの字状とした場合や、或いは弧状とした場合は、O側とP側は互いに反発力を発揮する。O側の反発力をひさし部1の張出しに、P側の反発力を額への圧接力(装着力)として活用でき、この原理を頭部装着機構として活用できる。
【0042】
ここで、張出し力と圧接力(装着力)について、図3を参照して説明する。板紙にて図3のように矩形を図3の(a)、(b)、(c)に示すように3種類用意し、矩形の中心線付近に、ABCの折り線を配し、同折線の長さをA・B・Cと、A’・B’・C’と、A”・B”・C”として形成すると、同各ABCの長さの差が反発力=圧接力の強さとなり、圧力が活用できる。
【0043】
図3の(d)に示すように折返線を直線とした場合には、B点を境に矢印方向に引っ張ると、ABCにも、P点にもO点にも反発力・緊張力は無く、自在に曲がり易い。OとP、O’とP’、及びO”とP”は重なり易い。Bを挟んでAとC側に引張しても均衡は保たれる。
【0044】
一方、図3のA、A’、B及びB’に示すように折返線をくの字状又は円弧状とした場合には、ABCを境に、O側とP側とは相対する緊張を生む。図3のA及びA’に示すように、OB点を境に矢印方向に引張ると、ABC線が緊張し、P点に反発力が発生する。これを装着力として活用することができる。また、図3のB及びB’に示すように、BP点を境に矢印方向に引張ると、ABC線が緊張しO側に緊張力が発生する。これを張出力として活用することができる。
【0045】
深く広いひさし部1の内面色は、外部視界を視認し易くすべく、黒色叉は暗色とすることが望ましい。内側色を白等の明るい色を配すると、内部が眩しくなり、外部の視認性が難くなる上に、地面からの反射光や周囲からの紫外線などの反射光も受け易くなるので、明るい色を避け、暗黒色を配することが望ましい。
【0046】
サンバイザー10の本体の素材は、軽量で弾力性や引っ張り強度に富み、柔軟性があり、耐熱及び耐水性や耐候性が高く、折り畳み収納し、広げて使用できるようにすべく、EVAやレーヨン、ポリエステル、独立発泡体シートや不織布等が好ましい。
【0047】
サンバイザー10の製造方法としては、上記素材で形成された板材を用いて抜押加工だけで形成するか、叉は同様素材を用いてインジェクション成形、又は3Dプリント等により、一体成形で形成することができる。なお、ここでは、抜押加工や一体成形による形成を記載しているが、本願機構及び形状特性を活かして、各部位を部品化して、接着・溶着・融着・縫着・嵌込み等に拠り形成することもできる。
【0048】
上述したサンバイザー10が備える頭部装着機構を、フード(頭巾)に配設する専用仕様として部品化して、フードに配設することも可能である。例えば、レインコートやポンチョやジャンパーや作業着等へ配設・展開することが可能であり、配設することに拠り、難点であり課題であった頭部(顔面)動作とフードとのズレの発生や、そうした不安定さ故にフードが捲れたり、顔面が風雪に曝されたり、視界を遮られたりする心配も解消できるようになる。
【0049】
フード用の頭部装着機構を配設して衣服を製作する場合には、頭部をカバーするフード部と体躯を被覆する衣服部分とを分離して製作した後に縫合するか、叉は、一体裁断化して製作する事も可能であり、製品内容により生産体勢やサイズ対応や裁断形やデザイン展開、更にはクリーニング等も自在に効率的に可能となる。
【0050】
図4は、頭部装着機構をフードに装着した場合の平面展開図である。紫外線や雨を遮る機能を重視しない場合には、ひさし部1の面積を小さくすることもできる。頭部装着機構付きフードの製造方法としては、頭部装着機構10及びフード20とも平面展開状態にして、フード20の中心線とサンバイザー10の中心線とを合わせて重ね合わせ、サンバイザー10のひさし部1及び左右のベルト部2の少なくとも一部をフード20に貼り付ける。そして、フィット部3をフード20とは反対側(装着時に額が当接する側)に折り返す。これにより、頭部装着機構付きフードが完成する。
【0051】
図5は、図4に示す頭部装着機構付フードの着用例を示す図である。頭部装着機構を配設したフード20は、頭部の動きに同時的・一体的に作動し、安定した装着性能で、視界も確保し、顔の視認性も優れる。
【0052】
なお、上述した実施形態は一例に過ぎず、特許請求の範囲に記載の請求項の範囲で各種変形が可能である。例えば、図6に示すように、ひさし部1の左右先端付近に、強い日射しを避け、光の眩しさを軽減して、視界を確保する為の縦長、横長、丸孔等の窓孔列を配設し、ひさし部1を上げずに外部視界を確認できる防眩通視窓8を配設することもできる。本実施形態に係る防眩通視窓8は、貫通孔として形成されるものであり、透明の樹脂フィルム等を用いた場合のように曇りや掠れ等素材の劣化による視界の低下を避けることができ、低コスト化を実現している。
【0053】
また、図6に示すように、前頭部へのフィット部3や脇部ベルト部2の任意の位置に、通気性を高める通気孔9を形成しても良い。ダイカット(抜加工)によって、ひさし部1の中心線を挟む装飾形11等のPOP UP形成が可能である。また、ベルト部2の上側にも同様の装飾形11の抜加工配設が可能である。前頭部へのフィット部3には、肌に優しく汗対策にもなるよう、綿等を用いた着脱可能な綿製のカバー12を配して、当該カバー12を洗浄・交換できるようにしても良い。なお、当該カバー12は全体が綿素材で構成された袋状のものであってもよいし、一方の面が綿素材で構成され他方の綿が着脱可能な糊面で構成されたものであってもよい。
また内側の肌に触れる箇所には、メッシュ加工など通気仕様としてもよい。また、左右のベルト部2の後頭部付近には、ポニーテール用の穴を設けても良い。
【0054】
また、図7に示すように、酷暑時用に、サンバイザー10のベルト部2の上側(すなわち、ベルト部2の長辺のうちひさし部1と遠い側の辺)を伸延することにより、頭部を覆う頭部カバー13を配設することも可能である。図8は、頭部カバー付きサンバイザーの平面展開図であり、当該サンバイザーは1枚の板状部材から図8に示す形状に抜き加工することができる。図8に示すように、左右2つのベルト部2の上側各々に2つの頭部カバー13が左右対称に連結されている。当該2つの頭部カバー13は、図8に示す状態から装着用に組み立てる際に、端縁部14同士が接着又は縫製叉はファスナーが装着(配設)され、頭部を覆うことが可能な形状とされる。頭部上にこのような頭部カバー13を設けることで、酷暑や急な雨を凌ぐことができる。
【0055】
図9は、サンバイザー10を着用した際の上下の視界範囲を示す図である。眩光調整窓8を通して見える視界aと、サンバイザー外の視界bとが、実際の視界である。視界が遮られるのはサンバイザー10のひさし部1の上側のみである。
【0056】
以上説明したように、EVAや独立発泡体等の樹脂素材による板材を抜押加工で形成するか、叉は、同様素材を用いてインジェクション成形により一体形成でき、部材・部品や後加工を省いた機構であり、省エネ化や省資源化に寄与し、且つ、生産面でも低コスト化に寄与する。また、EVAや独立発泡体は軽量で丈夫で発色性優れ、ファッション性も期待できる。
【0057】
また、ひさし部1の面積の取り方によって、紫外線等の直射日光を安全度高く避けられ、而も、眩光調整する防眩通視窓5を設けた場合には、サンバイザー10の中から当該防眩通視窓5を通して外界を見ることができる。またサンバイザー10内側を暗黒色とすることに拠って、外界確認もし易い。防眩通視窓5は、任意の形状にできる。
【0058】
嵌合部4は、一切の部品や後加工を用いず、抜押加工だけで形成する場合は雌雄の切込嵌合機構を配設でき、また、ベルクロ(登録商標)やゴムバンドを配設することもできる。また、ダイカット技術によって、装飾やメッセージのPOP UPも自在に配設可能であり、更に酷暑時用に、ベルト部2上側を伸延して頭部を覆う頭部カバー13を配設することも可能である。
【0059】
インジェクション成形による本願サンバイザー10に於いては、必要な形状が予め形成できており、そのまま冠ることが可能になる。女性層に限らず、高齢者や幼児にも便利で綺麗で愉しいアイテムを展開でき、優しく楽しいサンバイザーが実現できる。サンバイザー10は、“好天日”の心地よい小道具となり、酷暑の折には紫外線を防いでくれるが、他方、同じ“コウテン日”でも、“荒天日”には、雨・風・雪を防げるフード(頭巾)や雨合羽やレインコートや防水ジャンパーが必要になる。それも、風雨雪から身体を守る事は勿論、顔面が雨や雪から守られて、また、顔面や頭部の動作に準じて視界を守れるフードやコートやジャンパー類が期待されているが、本願機構、即ち頭部装着機構を配したフード製品やコ-ト類ジャンパーの場合は、こうした機能を発揮する。
【0060】
頭部装着機構、すなわち、内側へ折込むフィット部3を額に充て、円弧状のひさし部1を文字通り廂にし、左右の端を各延伸して頭部周囲に配し結束すれば、前記“装着機構”が頭部への装着機構として、サンバイザー10や各種フード製品やコ-ト類等にも応用できる。利用する板材にも拠るが、構成上張り強度が生じ、廂側も額への圧接側も各々強い反発力(張り)と圧接力を以って形成できる。頭部への装着機構を平面展開で実現でき、フードと一体化した衣服にも展開可能。また当該機構は極めてシンプルな機構として実現しており、従って応用展開する際にも自由度が高く、簡略化でき生産性も高められ、着用し易く、フード部分も容易に装着・着脱性に優れると共に、顔を向けた方向にフードの向きを合致させることが実現できることから、視覚が確保でき、危険な場面を避けられ、また風雨の際にも風雨を避け易い。1素材・1裁断(叉は成形)で実現でき、コンパクトに収納可能である。
【0061】
この機構を応用すれば、任意の柔軟な板素材とプレス(抜き)加工のみで、極めてシンプルな、而も確実にフィット性を果して、優れた頭部装着製品が容易に展開可能になる。この機構を採用することに拠って、頭部(顔面)に確実に装着(フィット)できるので、サンバイザー10や、キャップ類やフード展開をした製品に於いても、顔面の咄嗟の動きにもしっかり連動し、確実に視野も確保できる。而も左右対象形状に展開形成しており、折畳みも可能であって、コンパクト収納も可能で、携帯もし易くなる。更にはリバーシブル使用も可能である。
【0062】
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。第1実施形態と異なる部分について説明し、重複した説明を省略する。以下で説明する以外の構成は、第1実施形態で説明した構成がそのまま第2実施形態に適用される。
【0063】
図10(a)は、本実施形態に係るサンバイザーの平面展開図であり、図10(b)は完成状態の側面図であり、図10(c)は完成状態の平面図である。本実施形態に係るサンバイザー10Aは、ひさし部21と、ひさし部21の一端縁21aに設けられ、折り返して前頭部へ当接させるためのフィット部23と、フィット部23に連設され、一端縁21aの両端各々から外側に伸びるベルト部24、を備えている。
図11はサンバイザー10Aの頭部への装着手順の説明図であり、第1実施形態で説明したのと同様の手順で装着が可能である。図12は、サンバイザー10Aを着用した際の上下の視界範囲を示す図である。ソフトなスタイルと安定した装着感がある。
【0064】
本実施形態に係るサンバイザー10Aについても、第1実施形態に係るサンバイザー10と同様にフード20に装着することが可能である。図13は、頭部装着体としてのサンバイザー10Aをフード20に装着した頭部装着機構付きフードの平面展開図である。頭部装着機構付きフードの製造方法としては、サンバイザー10Aのフィット部23を折返線27で折り返した後に、当該サンバイザー10Aの中心線21bと展開状態のフード20の中心線とを合わせ、当該サンバイザー10Aのひさし部21及びベルト部22をフード20に連結して完成する。なお、第1実施形態と同様に、サンバイザー10Aをフード20に連結した後にフィット部23を折り返してもよい。
【0065】
図14は、図13に示す頭部装着機構付フードの着用例を示す図である。当該頭部装着機構を配設したフードは、頭部の動きに同時的・一体的に作動し、安定した装着性能で、視界も確保し、顔の視認性にも優れる。
【産業上の利用可能性】
【0066】
頭部装着機構を有する頭部装着体は、サンバイザーを始め、各種の頭巾(フード)を配した製品に幅広く適用することができる。例えば、帽子、雨合羽、レインコートを始め、ポンチョ、コート、ジャンパー、作業着等の様々な衣服に展開が可能である。
【符号の説明】
この項は未チェックです。
【0067】
1、21 ひさし部
1a、21a 一端縁
1b、21b 中心線
2、22 ベルト部
3、23 フィット部
4、24 嵌合部
6、26 凹部
7、27 折返線
8 防眩通視窓
9 通気孔
10、10A サンバイザー
11 装飾形
12 カバー
13 頭部カバー
14 端縁部
25 アクセントボタン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
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