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  • 特開-抵抗溶接電源 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022137453
(43)【公開日】2022-09-22
(54)【発明の名称】抵抗溶接電源
(51)【国際特許分類】
   B23K 11/24 20060101AFI20220914BHJP
【FI】
B23K11/24 320
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021036963
(22)【出願日】2021-03-09
(71)【出願人】
【識別番号】000227836
【氏名又は名称】日本アビオニクス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 茂樹
(74)【代理人】
【識別番号】100064621
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 政樹
(72)【発明者】
【氏名】岩月 忠宏
(57)【要約】
【課題】電力制御方式の抵抗溶接において安定した品質の高い溶接を実現する。
【解決手段】抵抗溶接電源は、電極80a,80b間に電流を供給する電源回路22と、電極80a,80bに供給される電力を検出する電力検出部12と、電極80a,80b間に印加される電圧を取り出すための検出端子19a,19bの温度を検出する温度検出部14と、被接合物81がない状態で電極80a,80bを接触させたときの温度と電力との関係を示すデータを記憶する記憶部17と、溶接中に検出された温度に対応する電力の値を記憶部17に記憶されたデータの中から取得し、溶接中に電力検出部12によって検出された電力と記憶部17から取得した電力との差を算出し、算出した電力が溶接条件情報で規定された電力と一致するように電源回路22を制御する制御部15を備える。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被接合物と当接する第1、第2の電極と、
前記第1、第2の電極間に電流を供給するように構成された電源回路と、
前記第1、第2の電極に供給される電力を検出するように構成された電力検出部と、
前記第1、第2の電極間に印加される電圧を取り出すための第1、第2の検出端子の温度、または前記第1、第2の検出端子と前記第1、第2の電極とを接続する給電部の温度を検出するように構成された温度検出部と、
前記被接合物がない状態で前記第1、第2の電極を接触させたときの前記温度と前記電力との関係を示すデータと、溶接中に前記第1、第2の電極に供給される電力の望ましい値を規定する溶接条件情報とを予め記憶するように構成された記憶部と、
溶接中に前記温度検出部によって検出された温度に対応する電力の値を前記記憶部に記憶された前記データの中から取得し、溶接中に前記電力検出部によって検出された電力と前記記憶部から取得した電力との差を算出するように構成された減算部と、
溶接中に前記減算部によって算出される電力が前記溶接条件情報で規定された電力と一致するように前記電源回路を制御するように構成されたフィードバック制御部とを備えることを特徴とする抵抗溶接電源。
【請求項2】
請求項1記載の抵抗溶接電源において、
前記第1、第2の電極を流れる電流を検出するように構成された電流検出部と、
前記第1、第2の検出端子間に印加される電圧を検出するように構成された電圧検出部とをさらに備え、
前記電力検出部は、前記電流検出部が検出した電流の値と前記電圧検出部が検出した電圧の値とを乗算することにより、前記第1、第2の電極に供給される電力を検出することを特徴とする抵抗溶接電源。
【請求項3】
請求項1または2記載の抵抗溶接電源において、
溶接前に前記被接合物がない状態で前記第1、第2の電極を接触させた状態で行われるデータ取得時に、前記温度検出部によって検出された温度のデータと前記電力検出部によって検出された電力のデータとを対応付けて前記記憶部に格納するように構成されたデータ取得部をさらに備えることを特徴とする抵抗溶接電源。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、抵抗溶接に使用される抵抗溶接電源に関するものである。
【背景技術】
【0002】
抵抗溶接では、電極を流れる溶接電流、電極間の溶接電圧、電極に供給する溶接電力などが設定した波形どおりになるようにフィードバック制御することが一般的である(特許文献1参照)。
【0003】
従来の抵抗溶接では、電流制御が主流である。ただし、電流制御では、ワークの抵抗値を無視しているため、ワークの抵抗値が高い場合には発熱が大きくなって過溶接となり、ワークの抵抗値が小さい場合には発熱が不足して溶接不良となることがあった。電力制御では、このようなワークの抵抗値のバラツキを吸収することができる。
【0004】
また、電流制御では、電極とワークとの間にチリやワークのバリが挟まってしまうと、その周辺部が異常に発熱し、火花(スパーク)が発生し、ワークや電極を破損することがあった。電力制御では、このような場合、電気抵抗値が上昇し、電極間の電圧が高くなるため、電流が小さく制御されることにより、ワークや電極の破損を低減できる。
【0005】
以上のように電力制御には優れた利点がある。しかしながら、電力制御では、電流と電圧の計測値の積を制御するために電極間の電圧を取り出す必要があるが、ピックアップ端子を取り付ける場所の問題から、ワーク周囲の給電部も含めた電圧の計測しかできない。溶接を繰り返すと電流により給電部の温度が上昇し、給電部の電気抵抗値が上昇する。給電部の電気抵抗値が高くなると、計測される電圧が高くなり、設定どおりの電力に制御するために電流を小さくするので、溶接が不十分になってしまうという課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2013-10105号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、電力制御方式の抵抗溶接において安定した品質の高い溶接を実現することができる抵抗溶接電源を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の抵抗溶接電源は、被接合物と当接する第1、第2の電極と、前記第1、第2の電極間に電流を供給するように構成された電源回路と、前記第1、第2の電極に供給される電力を検出するように構成された電力検出部と、前記第1、第2の電極間に印加される電圧を取り出すための第1、第2の検出端子の温度、または前記第1、第2の検出端子と前記第1、第2の電極とを接続する給電部の温度を検出するように構成された温度検出部と、前記被接合物がない状態で前記第1、第2の電極を接触させたときの前記温度と前記電力との関係を示すデータと、溶接中に前記第1、第2の電極に供給される電力の望ましい値を規定する溶接条件情報とを予め記憶するように構成された記憶部と、溶接中に前記温度検出部によって検出された温度に対応する電力の値を前記記憶部に記憶された前記データの中から取得し、溶接中に前記電力検出部によって検出された電力と前記記憶部から取得した電力との差を算出するように構成された減算部と、溶接中に前記減算部によって算出される電力が前記溶接条件情報で規定された電力と一致するように前記電源回路を制御するように構成されたフィードバック制御部とを備えることを特徴とするものである。
【0009】
また、本発明の抵抗溶接電源の1構成例は、前記第1、第2の電極を流れる電流を検出するように構成された電流検出部と、前記第1、第2の検出端子間に印加される電圧を検出するように構成された電圧検出部とをさらに備え、前記電力検出部は、前記電流検出部が検出した電流の値と前記電圧検出部が検出した電圧の値とを乗算することにより、前記第1、第2の電極に供給される電力を検出することを特徴とするものである。
また、本発明の抵抗溶接電源の1構成例は、溶接前に前記被接合物がない状態で前記第1、第2の電極を接触させた状態で行われるデータ取得時に、前記温度検出部によって検出された温度のデータと前記電力検出部によって検出された電力のデータとを対応付けて前記記憶部に格納するように構成されたデータ取得部をさらに備えることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、溶接中に検出した温度に対応する電力の値を記憶部に記憶されたデータの中から取得し、溶接中に電力検出部によって検出された電力と記憶部から取得した電力との差を算出して、算出した電力が溶接条件情報で規定された電力と一致するように電源回路を制御することにより、電力制御方式の抵抗溶接において安定した品質の高い溶接を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、本発明の実施例に係る抵抗溶接電源の構成を示すブロック図である。
図2図2は、本発明の実施例に係るデータ取得時の抵抗溶接電源の動作を示すフローチャートである。
図3図3は、本発明の実施例に係る抵抗溶接電源の制御部の構成を示すブロック図である。
図4図4は、本発明の実施例に係る溶接時の抵抗溶接電源の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施例に係る抵抗溶接電源の構成を示すブロック図である。本実施例の抵抗溶接電源は、スタートスイッチ2と、整流回路3と、コンデンサ4と、インバータ5と、溶接トランス6と、ダイオード7と、ホール素子9と、電流検出部10と、電圧検出部11と、電力検出部12と、荷重検出部13と、温度検出部14と、制御部15と、操作部16と、記憶部17と、表示部18と、電圧検出および溶接ヘッド8への給電のための検出端子19a,19bに取り付けられた熱電対20a,20bとを有する。スタートスイッチ2と整流回路3とコンデンサ4とインバータ5と溶接トランス6とダイオード7とは、溶接ヘッド8に電流を供給する電源回路22を構成している。
【0013】
溶接ヘッド8は、例えば銅合金、モリブデン、タングステン等からなる電極80a,80bと、電極80a,80bを上下させて被接合物81(ワーク)を挟み込み加圧する加圧機構(不図示)とを備えている。加圧機構には、ロードセルが設けられており、被接合物81に加わる荷重の大きさを電気信号に変換できるようになっている。
電極80a,80bと検出端子19a,19bとの間は、例えば銅製の給電ケーブルからなる給電部21a,21bによって接続されている。なお、一般的には検出端子19a,19bと給電部21a,21bとは溶接ヘッド8側に設けられる。
【0014】
次に、溶接前に予め行われるデータ取得の動作について説明する。図2はデータ取得時の抵抗溶接電源の動作を示すフローチャート、図3は制御部15の構成を示すブロック図である。制御部15は、データ取得部150と、減算部151と、フィードバック制御部152とを備えている。
【0015】
溶接前のデータ取得時には、被接合物81がない状態で電極80aと80bとを接触させる。そして、例えばユーザが操作部16を操作してデータ取得開始を指示すると、操作部16からスタート信号が出力され、スタートスイッチ2がオンになる。スタートスイッチ2がオンになると、整流回路3は、交流200Vの商用3相交流電源1の交流出力を全波整流し、整流回路3の出力端間に並列接続されたコンデンサ4を充電する。この整流回路3は、6個のダイオード30を用いた3相全波混合ブリッジで構成される。
【0016】
インバータ5は、コンデンサ4の充電電圧を交流電圧に変換して、溶接トランス6の1次側に供給する。インバータ5は、4個のトランジスタ50からなるブリッジで構成される。溶接トランス6の2次側出力は、整流器(ダイオード)7で全波整流されて電極80a,80bに導かれる。電極80a,80b間に電流を流すことでジュール熱が発生する。
【0017】
電流検出部10は、溶接トランス6の2次側に設けられたホール素子9の出力から、溶接トランス6の2次側を流れる電流I(電極80a,80bを流れる電流)を検出する。電圧検出部11は、検出端子19a,19b間に印加される電圧Vを検出する。電力検出部12は、電流検出部10が検出した電流Iの値と電圧検出部11が検出した電圧Vの値とを乗算することにより、電極80a,80bに供給される電力WTを検出する。温度検出部14は、熱電対20a,20bからの電圧に基づいて検出端子19a,19bの温度Tを検出する(図2ステップS100)。
【0018】
記憶部17には、データ取得条件情報として、データ取得時に検出される物理量の望ましい基準波形(つまり、データ取得開始時からの経過時間毎の物理量の値)が予め設定されている。本実施例では、データ取得時の制御モードを電流制御とする。
【0019】
制御部15のデータ取得部150は、データ取得動作中に検出される電流Iに基づくフィードバック制御を行う(図2ステップS101)。具体的には、データ取得部150は、データ取得開始時からの経過時間がtである現時点で検出された電流Iが、データ取得条件情報で規定された電流Iの基準波形上の経過時間tにおける値と一致するように、インバータ5のトランジスタ50のオン/オフを制御して、電極80a,80bへの通電量を制御する。
【0020】
そして、データ取得部150は、温度検出部14によって検出された検出端子19a,19bの温度Tと電力検出部12によって検出された電力WTとを対応付けて記憶部17に格納する(図2ステップS102)。
【0021】
データ取得部150は、データ取得条件情報で規定された通電停止タイミングに達すると(図2ステップS103においてYES)、インバータ5の動作を停止させて、電極80a,80bへの通電を終了させる(図2ステップS104)。こうして、通電停止タイミングに達するまで、ステップS100~S102の処理が一定時間毎に行われ、温度Tと電力WTのデータの組が得られる。
【0022】
なお、データ取得時に温度検出部14によって検出される検出端子19a,19bの温度Tは、溶接時に検出される温度と同じかそれ以上である必要がある。したがって、このような温度上昇が得られるようにデータ取得条件情報を設定しておくことが望ましい。
【0023】
次に、溶接時の動作を図4を参照して説明する。制御部15は、電極80a,80b間に被接合物81が配置された状態で、溶接ヘッド8の加圧機構(不図示)を制御して、電極80a,80bによって被接合物81を上下方向から挟み込み加圧する。荷重検出部13は、加圧機構に設けられたロードセルの出力に基づいて、被接合物81に印加される荷重を検出する。そして、加圧機構は、被接合物81に印加される荷重が所定の荷重設定値と一致するように電極80a,80bに加える力を調整する。こうして、溶接の準備が完了する。
【0024】
例えばユーザが操作部16を操作して溶接開始を指示すると、操作部16からスタート信号が出力され、スタートスイッチ2がオンになる。データ取得時と同様に、制御部15は、電極80a,80b間に電流を流す。これにより、被接合物81に電流が流れ、発生するジュール熱で被接合物81を溶融させて接合を行う。
【0025】
ステップS100と同様に、電流検出部10は、電極80a,80bを流れる電流Iを検出する。電圧検出部11は、検出端子19a,19b間に印加される電圧Vを検出する。電力検出部12は、電極80a,80bに供給される電力Wを検出する。温度検出部14は、検出端子19a,19bの温度Tを検出する(図4ステップS200)。
【0026】
記憶部17には、溶接条件情報として、溶接時に検出される物理量の望ましい基準波形(つまり、溶接開始時からの経過時間毎の物理量の値)が予め設定されている。本実施例では、溶接時の制御モードを電力制御とする。
【0027】
制御部15の減算部151は、温度検出部14によって検出された検出端子19a,19bの温度Tに対応する電力WTの値を記憶部17から取得し、電力検出部12によって検出された電力Wと記憶部17から取得した電力WTとの差を算出する(図4ステップS201)。
【0028】
制御部15のフィードバック制御部152は、減算部151によって算出された電力W-WTに基づくフィードバック制御を行う(図4ステップS202)。具体的には、フィードバック制御部152は、溶接開始時からの経過時間がtである現時点で算出された電力W-WTが、溶接条件情報で規定された電力Wの基準波形上の経過時間tにおける値と一致するように、インバータ5のトランジスタ50のオン/オフを制御して、電極80a,80bへの通電量を制御する。
【0029】
ステップS200~S202の処理を所定の制御周期毎に繰り返し実行することにより、溶接中に算出される電力W-WTの波形が予め設定された基準波形と一致するようにフィードバック制御される。
【0030】
フィードバック制御部152は、溶接条件情報で規定された通電停止タイミングに達すると(図4ステップS203においてYES)、インバータ5の動作を停止させて、電極80a,80bへの通電を終了させる(図4ステップS204)。
【0031】
以上のように、本実施例では、溶接中に検出した温度Tに対応する電力WTの値を記憶部17に記憶されたデータの中から取得し、溶接中に電力検出部12によって検出された電力Wと記憶部17から取得した電力WTとの差を算出して、算出した電力W-WTが溶接条件情報で規定された電力と一致するように電極80a,80bへの通電量を制御することにより、検出端子19a,19bと電極80a,80bとの間が離れている場合でも、温度上昇による悪影響(検出端子19a,19bと給電部21a,21bで消費される電力の影響)を相殺することができる。その結果、本実施例では、電力制御方式の抵抗溶接において安定した品質の高い溶接を実現することができる。
【0032】
本実施例では、電力制御を採用することにより、電流制御で問題となっていた被接合物81の抵抗値のバラツキの影響をなくすことができ、また被接合物81や電極80a,80bの破損を低減できる。
【0033】
なお、本実施例では、2つの検出端子19a,19bの温度を検出しているが、最低1箇所の温度を検出できればよいので、2つの検出端子19a,19bのうちどちらか一方の温度を検出すればよい。2つの検出端子19a,19bの温度を検出する場合には、データ取得部150と減算部151とは、2つの検出端子19a,19bの温度のうち高い方の温度を採用すればよい。
【0034】
また、検出端子19a,19bの温度の代わりに、給電部21a,21bの温度を検出するようにしてもよい。上記と同様に、最低1箇所の温度を検出できればよいので、2つの給電部21a,21bのうちどちらか一方の温度を検出すればよい。2つの給電部21a,21bの温度を検出する場合には、データ取得部150と減算部151とは、2つの給電部21a,21bの温度のうち高い方の温度を採用すればよい。
【0035】
本実施例の制御部15、操作部16、記憶部17および表示部18の機能は、CPU(Central Processing Unit)、記憶装置および外部とのインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。CPUは、記憶装置に格納されたプログラムに従って本実施例で説明した処理を実行する。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明は、抵抗溶接方式の接合装置に適用することができる。
【符号の説明】
【0037】
1…3相交流電源、2…スタートスイッチ、3…整流回路、4…コンデンサ、5…インバータ、6…溶接トランス、7…ダイオード、8…溶接ヘッド、9…ホール素子、10…電流検出部、11…電圧検出部、12…電力検出部、13…荷重検出部、14…温度検出部、15…制御部、16…操作部、17…記憶部、18…表示部、19a,19b…検出端子、20a,20b…熱電対、21a,21b…給電部、22…電源回路、80a,80b…電極、81…被接合物、150…データ取得部、151…減算部、152…フィードバック制御部。
図1
図2
図3
図4