(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022138006
(43)【公開日】2022-09-22
(54)【発明の名称】値引計上装置、値引計上方法および値引計上プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/04 20120101AFI20220914BHJP
【FI】
G06Q30/04
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021037769
(22)【出願日】2021-03-09
(71)【出願人】
【識別番号】398040527
【氏名又は名称】株式会社オービック
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】大神 康義
(72)【発明者】
【氏名】山▲崎▼ 尚
(72)【発明者】
【氏名】上野 剛光
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB11
(57)【要約】
【課題】請求書提出の早期化を図るとともに、正確な請求書を作成することができる値引計上装置、値引計上方法および値引計上プログラムを提供する。
【解決手段】本実施形態の値引計上装置であって、計上テーブルに存在する得意先と稼働場所の組み合わせ別に、場所マスタから、紐付く方法区分を取得し、方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、値引率マスタから、紐付く値引率を取得し、方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、計上テーブルの金額を、項目組み合わせ単位に集計し、方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、値引率と集計額を掛け合わせて値引額を計算し、方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、値引額を項目組み合わせと紐付けた値引計上レコードを生成し、値引計上レコードを計上テーブルに格納する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御部を備える値引計上装置であって、
貸出商品の売上または請求の金額を、得意先、稼働場所、その他項目と紐付けて管理する計上テーブルと、
得意先と貸出商品の稼働場所の組み合わせ別に、値引額の計算方法を識別するための方法区分を管理する場所マスタと、
方法区分に応じた、得意先および稼働場所を含む項目組み合わせ別に、値引率を管理する、複数の方法区分それぞれに用意された値引率マスタと、
にアクセス可能であり、
前記制御部は、
前記計上テーブルに存在する得意先と稼働場所の組み合わせ別に、前記場所マスタから、紐付く方法区分を取得する区分取得手段と、
前記取得した方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、前記値引率マスタから、紐付く値引率を取得する値引率取得手段と、
前記取得した方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、前記計上テーブルの金額を、項目組み合わせ単位に集計する集計手段と、
前記取得した方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、前記取得した値引率と前記集計した集計額を掛け合わせて値引額を計算する計算手段と、
前記取得した方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、前記計算した値引額を項目組み合わせと紐付けた値引計上レコードを生成する生成手段と、
前記生成した値引計上レコードを前記計上テーブルに格納する格納手段と、
備えること、
を特徴とする値引計上装置。
【請求項2】
前記値引率マスタは、
得意先および稼働場所の組み合わせ毎に引率が設定された得意先場所別値引率マスタと、
得意先、稼働場所および契約分類の組み合わせ毎に値引率が設定された得意先場所契約分類値引率マスタと、
得意先、稼働場所、品種および契約分類の組み合わせ毎に値引率が設定された得意先場所品種契約分類マスタと、
を含むこと、
を特徴する請求項1に記載の値引計上装置。
【請求項3】
前記集計手段は、
得意先の請求日毎に、請求日の前記計上テーブルの金額を項目組み合わせ単位に集計し、
前記計算手段は、
得意先の請求日毎に前記値引額を計算し、
前記生成手段は、
得意先の請求日毎に前記値引計上レコードを生成し、
前記格納手段は、
得意先の請求日毎に前記値引計上レコードを前記請求日毎の前記計上テーブルに格納する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の値引計上装置。
【請求項4】
前記計算手段は、
前記値引額に対して端数処理を行う、
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載の値引計上装置。
【請求項5】
前記値引率マスタは、
貸出商品を得意先へ貸し出す商社別に口銭率を管理する口銭マスタをさらに含み、
前記値引率取得手段は、
前記値引率マスタから、商社に紐付く口銭率を取得し、
前記集計手段は、
前記格納した前記計上テーブルの金額を、項目組み合わせ単位に集計し、
前記計算手段は、
前記格納した前記計上テーブルに対して集計した集計額と前記取得した口銭率を掛け合わせて商社の値引額を計算し、
前記生成手段は、
前記商社の値引額を得意先と紐付けた商社値引計上レコードを生成し、
前記格納手段は、
前記生成した商社値引計上レコードを前記計上テーブルに格納する、
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一つに記載の値引計上装置。
【請求項6】
前記生成手段は、
出力装置が表示する前記計上テーブルおよび前記値引額に対する入力装置からの操作に応じて、前記値引計上レコードを生成する、
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか一つに記載の値引計上装置。
【請求項7】
制御部を備える値引計上装置で実行される値引計上方法であって、
貸出商品の売上または請求の金額を、得意先、稼働場所、その他項目と紐付けて管理する計上テーブルと、
得意先と貸出商品の稼働場所の組み合わせ別に、値引額の計算方法を識別するための方法区分を管理する場所マスタと、
方法区分に応じた、得意先および稼働場所を含む項目組み合わせ別に、値引率を管理する、複数の方法区分それぞれに用意された値引率マスタと、
にアクセス可能であり、
前記制御部で実行される、
前記計上テーブルに存在する得意先と稼働場所の組み合わせ別に、前記場所マスタから、紐付く方法区分を取得する区分取得手ステップと、
前記取得した方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、前記値引率マスタから、紐付く値引率を取得する値引率取得ステップと、
前記取得した方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、前記計上テーブルの金額を、項目組み合わせ単位に集計する集計ステップと、
前記取得した方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、前記取得した値引率と前記集計した集計額を掛け合わせて値引額を計算する計算ステップと、
前記取得した方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、前記計算した値引額を項目組み合わせと紐付けた値引計上レコードを生成する生成ステップと、
前記生成した値引計上レコードを前記計上テーブルに格納する格納ステップと、
を含むこと、
を特徴とする値引計上方法。
【請求項8】
制御部を備える値引計上装置で実行される計上売上プログラムであって、
貸出商品の売上または請求の金額を、得意先、稼働場所、その他項目と紐付けて管理する計上テーブルと、
得意先と貸出商品の稼働場所の組み合わせ別に、値引額の計算方法を識別するための方法区分を管理する場所マスタと、
方法区分に応じた、得意先および稼働場所を含む項目組み合わせ別に、値引率を管理する、複数の方法区分それぞれに用意された値引率マスタと、
にアクセス可能であり、
前記制御部で実行される、
前記計上テーブルに存在する得意先と稼働場所の組み合わせ別に、前記場所マスタから、紐付く方法区分を取得する区分取得手ステップと、
前記取得した方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、前記値引率マスタから、紐付く値引率を取得する値引率取得ステップと、
前記取得した方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、前記計上テーブルの金額を、項目組み合わせ単位に集計する集計ステップと、
前記取得した方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、前記取得した値引率と前記集計した集計額を掛け合わせて値引額を計算する計算ステップと、
前記取得した方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、前記計算した値引額を項目組み合わせと紐付けた値引計上レコードを生成する生成ステップと、
前記生成した値引計上レコードを前記計上テーブルに格納する格納ステップと、
を含むこと、
を特徴とする値引計上プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、値引計上装置、値引計上方法および値引計上プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、売上データを基に算出した共同企業体へ請求する金額を含み、かつ、売上データに含まれる売上金額から共同企業体へ請求する金額を引いた金額を値引金額として含む請求データを生成する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、建設機材または資材等をレンタルする建設機材・資材レンタル業では、値引という業務が発生する。また、建設機材・資材レンタル業では、請求書が現場責任者に送付されることもあり、その請求書に対する値引交渉も各現場責任者と行うこともあるうえ、同じ得意先であっても値引率および計算方法が多様となる。さらに、建設機材・資材レンタル業は、レンタル関連に関して、「レンタル料」、「基本料」、「補償料」および「運賃」というように売上する分類ごとに値引率が異なる場合がある。
【0005】
しかしながら、上述した特許文献1では、担当者が値引契約を1件ずつ理解し、定価で売上額を計算した後、分類ごとに金額合計を算出し、値引率を乗じて値引額を1現場ずつ算出する必要があり、膨大な時間を要するうえ、計算間違いが生じることで請求トラブルとなる場合が発生するという問題点があった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、請求書提出の早期化を図るとともに、正確な請求書を作成することができる値引計上装置、値引計上方法および値引計上プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る値引計上装置は、制御部を備える値引計上装置であって、貸出商品の売上または請求の金額を、得意先、稼働場所、その他項目と紐付けて管理する計上テーブルと、得意先と貸出商品の稼働場所の組み合わせ別に、値引額の計算方法を識別するための方法区分を管理する場所マスタと、方法区分に応じた、得意先および稼働場所を含む項目組み合わせ別に、値引率を管理する、複数の方法区分それぞれに用意された値引率マスタと、にアクセス可能であり、前記制御部は、前記計上テーブルに存在する得意先と稼働場所の組み合わせ別に、前記場所マスタから、紐付く方法区分を取得する区分取得手段と、前記取得した方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、前記値引率マスタから、紐付く値引率を取得する値引率取得手段と、前記取得した方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、前記計上テーブルの金額を、項目組み合わせ単位に集計する集計手段と、前記取得した方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、前記取得した値引率と前記集計した集計額を掛け合わせて値引額を計算する計算手段と、前記取得した方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、前記計算した値引額を項目組み合わせと紐付けた値引計上レコードを生成する生成手段と、前記生成した値引計上レコードを前記計上テーブルに格納する格納手段と、備えること、を特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る値引計上方法は、制御部を備える値引計上装置で実行される値引計上方法であって、貸出商品の売上または請求の金額を、得意先、稼働場所、その他項目と紐付けて管理する計上テーブルと、得意先と貸出商品の稼働場所の組み合わせ別に、値引額の計算方法を識別するための方法区分を管理する場所マスタと、方法区分に応じた、得意先および稼働場所を含む項目組み合わせ別に、値引率を管理する、複数の方法区分それぞれに用意された値引率マスタと、にアクセス可能であり、前記制御部で実行される、前記計上テーブルに存在する得意先と稼働場所の組み合わせ別に、前記場所マスタから、紐付く方法区分を取得する区分取得手ステップと、前記取得した方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、前記値引率マスタから、紐付く値引率を取得する値引率取得ステップと、前記取得した方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、前記計上テーブルの金額を、項目組み合わせ単位に集計する集計ステップと、前記取得した方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、前記取得した値引率と前記集計した集計額を掛け合わせて値引額を計算する計算ステップと、前記取得した方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、前記計算した値引額を項目組み合わせと紐付けた値引計上レコードを生成する生成ステップと、前記生成した値引計上レコードを前記計上テーブルに格納する格納ステップと、を含むこと、を特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る値引計上プログラムは、制御部を備える値引計上装置で実行される計上売上プログラムであって、貸出商品の売上または請求の金額を、得意先、稼働場所、その他項目と紐付けて管理する計上テーブルと、得意先と貸出商品の稼働場所の組み合わせ別に、値引額の計算方法を識別するための方法区分を管理する場所マスタと、方法区分に応じた、得意先および稼働場所を含む項目組み合わせ別に、値引率を管理する、複数の方法区分それぞれに用意された値引率マスタと、にアクセス可能であり、前記制御部で実行される、前記計上テーブルに存在する得意先と稼働場所の組み合わせ別に、前記場所マスタから、紐付く方法区分を取得する区分取得手ステップと、前記取得した方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、前記値引率マスタから、紐付く値引率を取得する値引率取得ステップと、前記取得した方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、前記計上テーブルの金額を、項目組み合わせ単位に集計する集計ステップと、前記取得した方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、前記取得した値引率と前記集計した集計額を掛け合わせて値引額を計算する計算ステップと、前記取得した方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、前記計算した値引額を項目組み合わせと紐付けた値引計上レコードを生成する生成ステップと、前記生成した値引計上レコードを前記計上テーブルに格納する格納ステップと、を含むこと、を特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、請求書提出の早期化を図るとともに、正確な請求書を作成することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】
図1は、実施形態に係る値引計上装置の構成の一例を示すブロック図での概要を示す模式図である。
【
図2】
図2は、商品マスタにおける商品マスタテーブルの一例を示す図である。
【
図3】
図3は、レンタル基本情報マスタにおけるレンタル基本情報マスタテーブルの一例を示す図である。
【
図4】
図4は、場所マスタにおける場所マスタテーブルの一例を示す図である。
【
図5】
図5は、値引率マスタにおけるレンタル得意先場所別値引率マスタテーブルの一例を示す図である。
【
図6】
図6は、値引率マスタにおけるレンタル得意先場所契約分類別値引率マスタテーブルの一例を示す図である。
【
図7】
図7は、レンタル得意先場所品種契約分類別値引率マスタテーブルの一例を示す図である。
【
図8】
図8は、契約分類テーブルの一例を示す図である。
【
図9】
図9は、実施形態に係る値引計上装置が実行する処理の概要を示すフローチャートである。
【
図10】
図10は、レンタル出庫データテーブルの一例を示す図である。
【
図11】
図11は、レンタル出庫データテーブルの別の場所名の一例を示す図である。
【
図12】
図12は、レンタル入庫データテーブルの一例を示す図である。
【
図13】
図13は、レンタル入庫データテーブルの別の場所名の一例を示す図である。
【
図14】
図14は、値引前のレンタル売上明細データテーブルの一例を示す図である。
【
図15】
図15は、自動値引単位区分が全体の場合に値引計上装置が出力装置に表示させるレンタル売上明細画面の一例を示す図である。
【
図16】
図16は、自動値引単位区分が全体の場合に値引計上装置が生成する値引明細データテーブルの一例を示す図である。
【
図17】
図17は、自動値引単位区分が全体の場合に値引計上装置が生成する請求明細データテーブルの一例を示す図である。
【
図18】
図18は、自動値引単位区分が契約分類の場合に値引計上装置が出力装置に表示させるレンタル売上明細画面の一例を示す図である。
【
図19】
図19は、自動値引単位区分が品種契約分類の場合に値引計上装置が生成する値引明細データテーブルの一例を示す図である。
【
図20】
図20は、自動値引単位区分が契約分類の場合に値引計上装置が生成する請求明細データテーブルの一例を示す図である。
【
図21】
図21は、自動値引単位区分が品種契約分類の場合に値引計上装置が出力装置に表示させるレンタル売上明細画面の一例を示す図である。
【
図22】
図22は、自動値引単位区分が品種契約分類の場合に値引計上装置が生成する値引明細データテーブルの一例を示す図である。
【
図23】
図23は、自動値引単位区分が品種契約分類の場合に値引計上装置が生成する請求明細データテーブルの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、本発明に係る値引計上装置、休止設定管理方法および休止設定管理プログラムの実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0013】
[1.構成]
本実施形態に係る値引計上装置の構成の一例について、
図1等を参照して説明する。
図1は、値引計上装置の構成の一例を示すブロック図での概要を示す模式図である。
【0014】
図1に示す値引計上装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、値引計上装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
【0015】
値引計上装置100は、制御部102と、通信インターフェース部104と、記憶部106と、入出力インターフェース部108と、を備えている。値引計上装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0016】
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、値引計上装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と、通信回線と、を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、値引計上装置100と、サーバ200と、を相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。なお、記憶部106に格納されるデータは、例えばサーバ200に格納されてもよい。
【0017】
入出力インターフェース部108には、入力装置112と、出力装置114と、が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
【0018】
記憶部106には、各種のデータベース、テーブルおよびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。記憶部106は、商品マスタ106aと、レンタル基本情報マスタ106bと、場所マスタ106cと、値引率マスタ106dと、を記憶している。
【0019】
商品マスタ106aは、貸出商品としてのレンタル商品ごとに、商品名、契約区分、契約区分名、品種および品種名を紐付けて管理する。
【0020】
図2は、商品マスタ106aにおける商品マスタテーブルの一例を示す図である。
図2に示す商品マスタテーブルT1には、貸出商品としての商品コードを、商品名、契約区分、契約区分名、品種および品種名を紐付けて管理されている。具体的には、商品マスタテーブルT1には、貸出商品としての商品コード「NEBIKI」を、商品名「値引」、契約区分「90」、契約区分名「値引」、品種「900」および品種名「値引」を紐付けて管理されている。さらに、商品マスタテーブルT1には、貸出商品としての商品コード「RENTAL01」を、商品名「レンタル商品01」、契約区分「1」、契約区分名「日極」、品種「100」および品種名「外壁用品」を紐付けて管理されている。
【0021】
レンタル基本情報マスタ106bは、値引計算時の商品コードを管理する。
【0022】
図3は、レンタル基本情報マスタ106bにおけるレンタル基本情報マスタテーブルの一例を示す図である。
図3に示すレンタル基本情報マスタテーブルT2には、値引計算時の自動値引商品コードが管理されている。具体的には、レンタル基本情報マスタテーブルT2には、値引計算時の自動値引商品コード「NEBIKI」が管理されている。
【0023】
場所マスタ106cは、得意先と貸出商品の稼働場所の組み合わせ別に、値引額の計算方法を識別するための方法区分を管理する。具体的には、場所マスタ106cは、貸出商品としてのレンタル商品の稼働場所ごとに、自動値引単位区分を紐付けて管理する。
【0024】
図4は、場所マスタ106cにおける場所マスタテーブルの一例を示す図である。
図4に示す場所マスタテーブルT3には、出商品の貸出商品の稼働場所としての得意先コード、場所コード(現場コード)、場所名(現場名)および自動値引単位区分を紐付けて管理されている。具体的には、場所マスタテーブルT3には、貸出商品としてのレンタル商品の稼働場所としての得意先コード「TOK001」、場所コード「GEN0001」、場所名「現場名0001」および自動値引単位区分「0:全体」を紐付けて管理している。ここで、自動値引単位区分「0:全体」は、売上明細の全体の金額全体から設定した値引率で値引くものである。自動値引単位区分「1:契約分類」は、契約分類の金額毎に設定した値引率で値引くものである。自動値引単位区分「2:品種契約分類」は、品種分類の金額毎に設定した値引率で値引くものである。
【0025】
値引率マスタ106dは、値引額の計算方法を識別するための方法区分に応じた、得意先および稼働場所を含む項目組み合わせ別に、値引率を、複数の方法区分の各々を管理する。具体的には、値引率マスタ106dは、レンタル得意先場所別値引率マスタと、レンタル得意先場所契約分類別値引率マスタと、レンタル得意先場所品種契約分類別値引率マスタと、を有する。
【0026】
図5は、値引率マスタ106dにおけるレンタル得意先場所別値引率マスタテーブルの一例を示す図である。
図5に示すレンタル得意先場所別値引率マスタテーブルT4には、得意先コード、場所コード(現場コード)、適用開始日、適用終了日および値引率を紐付けて管理されている。具体的には、レンタル得意先場所別値引率マスタテーブルT4には、得意先コード「TOK001」、場所コード「GEN0001」、適用開始日「2000/01/01」および値引率「10.0%」を紐付けて管理されている。
【0027】
図6は、値引率マスタ106dにおけるレンタル得意先場所契約分類別値引率マスタテーブルの一例を示す図である。
図6に示すレンタル得意先場所契約分類別値引率マスタテーブルT5には、得意先コード、場所コード、契約分類、運用開始日、適用終了日および値引率を紐付けて管理されている。具体的には、レンタル得意先場所契約分類別値引率マスタテーブルT5には、得意先コード「TOK001」、場所コード「GEN0002」、契約分類「10:レンタル」、運用開始日「2000/01/01」、値引率「10.0%」と紐付けて管理されている。
【0028】
図7は、レンタル得意先場所品種契約分類別値引率マスタテーブルの一例を示す図である。
図7に示すレンタル得意先場所品種契約分類別値引率マスタテーブルT6には、得意先コード、場所コード、品種、契約分類、運用開始日、適用終了日および値引率を紐付けて管理されている。具体的には、レンタル得意先場所品種契約分類別値引率マスタテーブルT6には、得意先コード「TOK001」、場所コード「GEN0003」、品種「100:外壁用品」、契約分類「10:レンタル」、運用開始日「2000/01/01」、値引率「5.0%」と紐付けて管理されている。
【0029】
図8は、契約分類テーブルの一例を示す図である。
図8に示す契約分類テーブルT7には、契約分類コードおよび契約分類名を紐付けて管理されている。具体的には、契約分類テーブルT7には、契約分類コード「10」および契約分類名「レンタル」を紐付けて管理されている。
【0030】
このように値引率マスタ106dは、値引額の計算方法を識別するための方法区分に応じた、得意先および稼働場所を含む項目組み合わせ別に、値引率を、複数の方法区分の各々を管理する。
【0031】
図1に戻り、値引計上装置100の構成の説明を続ける。
制御部102は、値引計上装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、区分取得部102aと、値引率取得部102bと、集計部102cと、計算部102dと、生成部102eと、格納部102fと、を備える。
【0032】
区分取得部102aは、計上テーブルに存在する得意先と稼働場所の組み合わせ別に、前記場所マスタから、紐付く方法区分を取得する。
【0033】
値引率取得部102bは、区分取得部102aが取得した方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、値引率マスタから、紐付く値引率を取得する。
【0034】
集計部102cは、区分取得部102aが取得した方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、計上テーブルの金額を、項目組み合わせ単位に集計する。また、集計部102cは、得意先の請求日毎に、請求日の計上テーブルの金額を項目組み合わせ単位に集計する。
【0035】
計算部102dは、区分取得部102aが取得した方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、値引率取得部102bが取得した値引率と集計部102cが集計した集計額を掛け合わせて値引額を計算する。また、計算部102dは、得意先の請求日毎に値引額を計算する。
【0036】
生成部102eは、区分取得部102aが取得した方法区分別に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、計算部102dが計算した値引額を項目組み合わせと紐付けた値引計上レコードを生成する。また、生成部102eは、得意先の請求日毎に値引計上レコードを生成する。
【0037】
格納部102fは、生成部102eが生成した値引計上レコードを計上テーブルに格納する。また、格納部102fは、得意先の請求日毎に生成部102eが生成した値引計上レコードを請求日毎の計上テーブルに格納する。
【0038】
[2.値引計上装置100が実行する処理]
次に、値引計上装置100が実行する処理について説明する。
図9は、値引計上装置100が実行する処理の概要を示すフローチャートである。
【0039】
図9に示すように、まず、値引計上装置100は、オペレータによる入力装置112の操作に応じて、商品マスタ106aを設定し(ステップS101)、レンタル基本情報マスタ106bを設定する(ステップS102)。具体的には、値引計上装置100は、オペレータによる入力装置112の操作に応じて、
図2に示す商品マスタテーブルT1およびレンタル基本情報マスタテーブルT2を設定する。
【0040】
続いて、値引計上装置100は、オペレータによる入力装置112の操作に応じて、場所マスタ106cを設定する(ステップS103)。具体的には、値引計上装置100は、オペレータによる入力装置112の操作に応じて、
図4に示す場所マスタテーブルT3を設定する。
【0041】
続いて、商品の値引単位が全体である場合(ステップS104:Yes)、値引計上装置100は、後述するステップS105へ移行する。これに対して、商品の値引単位が全体であない場合(ステップS104:No)、値引計上装置100は、後述するステップS106へ移行する。
【0042】
ステップS105において、値引計上装置100は、オペレータによる入力装置112の操作に応じて、レンタル得意先場所別値引率マスタ(
図5を参照)を設定する。ステップS105の後、値引計上装置100は、後述するステップS107へ移行する。
【0043】
ステップS106において、値引計上装置100は、オペレータによる入力装置112の操作に応じて、レンタル得意先場所契約分類別値引率マスタ(
図6を参照)を設定する。ステップS106の後、値引計上装置100は、後述するステップS107へ移行する。なお、値引計上装置100は、オペレータによる入力装置112の操作に応じて、レンタル得意先場所品種契約分類別値引率マスタ(
図7を参照)を設定してもよい。
【0044】
ステップS105またはステップS106の後、値引計上装置100は、オペレータによる入力装置112の操作に応じて、レンタル出庫データを生成するレンタル出庫入力処理を行う(ステップS107)。
【0045】
図10は、レンタル出庫データテーブルの一例を示す図である。
図11は、レンタル出庫データテーブルの別の場所名の一例を示す図である。
図10に示すレンタル出庫データテーブルT8および
図11に示すレンタル出庫データテーブルT9の各々には、出庫番号、得意先コード、場所コード、場所名(現場名)、レンタル出庫日、明細行、商品コード、商品名および数量を紐付けて管理されている。具体的には、
図10に示すレンタル出庫データテーブルT8には、出庫番号「SYK0000000001」、得意先コード「TOK001」、場所コード「GEN0001」、場所名(現場名)「現場名001」、レンタル出庫日「2020/12/01」、明細行「1」、商品コード「RENTAL01」、商品名「レンタル商品01」および数量「10」を紐付けて管理されている。
【0046】
続いて、値引計上装置100は、オペレータによる入力装置112の操作に応じて、レンタル入庫データを生成するレンタル入庫入力処理を行う(ステップS108)。
【0047】
図12は、レンタル入庫データテーブルの一例を示す図である。
図13は、レンタル入庫データテーブルの別の場所名の一例を示す図である。
図12に示すレンタル入庫データテーブルT10および
図13に示すレンタル入庫データテーブルT11の各々には、出庫番号、得意先コード、場所コード、場所名(現場名)、レンタル出庫日、明細行、商品コード、商品名および数量を紐付けて管理されている。具体的には、
図12に示すレンタル入庫データテーブルT10には、出庫番号「NYK0000000001」、得意先コード「TOK001」、場所コード「GEN0001」、場所名(現場名)「現場名001」、レンタル出庫日「2020/12/20」、明細行「1」、商品コード「RENTAL02」、商品名「レンタル商品02」および数量「5」を紐付けて管理されている。なお、
図12を示すレンタル入庫データテーブルT10および
図13を示すレンタル入庫データテーブルT11では、出庫している商品が12/20および12/25に入庫された状態を示す。
【0048】
その後、値引計上装置100は、請求日が到来する毎に、レンタル出庫データおよびレンタル入力データを基に、場所毎(現場毎)のレンタル売上明細データを生成し、このレンタル売上明細データに値引を反映したレンタル売上明細データを生成するレンタル売上計上処理を行う(ステップS109)。具体的には、値引計上装置100は、対象請求期間内に貸出中の貸出商品(レンタル商品)に関して、出庫データおよび入庫データを紐付けたレンタル売上明細データの生成を行う。なお、レンタル売上計上処理の詳細は、後述する。ステップS109の後、値引計上装置100は、本処理を終了する。
【0049】
[3.レンタル売上計上処理の詳細]
次に、レンタル売上計上処理の詳細について説明する。
図14は、値引前のレンタル売上明細データテーブルの一例を示す図である。
図14に示す計上テーブルとしてのレンタル売上明細データテーブルT12には、得意先コード、場所コード(現場コード)、商品コード、商品名、品種、契約分類、数量、レンタル開始日、レンタル終了日、日数、単価および金額を紐付けて管理されている。具体的には、レンタル売上明細データテーブルT12には、得意先コード「TOK001」、場所コード(現場コード)「GEN0001」、商品コード「RENTAL01」、商品名「レンタル商品01」、品種「100:外壁用品」、契約分類「10:レンタル」、数量「10」、レンタル開始日「2020/12/01」、レンタル終了日「2020/12/25」、日数「25」、単価「100」および金額「25,000」を紐付けて管理されている。
【0050】
また、以下においては、
図14において、商品コード「RENTAL01」では、レンタル開始日をレンタル出庫日(レンタル開始日=レンタル出庫日)、レンタル終了日をレンタル入庫日(
図14では、2020/12/25)として説明する。さらに、商品コード「RENTAL01」では、(1)レンタル料の明細を請求日数とし、(2)基本料の明細を初回請求項時に出庫数量×単価で計上する。ここで、請求日数は、稼働日数12/01~12/25の25日とする。
【0051】
また、
図14において、商品コード「RENTAL02」では、レンタル開始日をレンタル出庫日(レンタル開始日=レンタル出庫日)、レンタル終了日をレンタル入庫日(
図14では、2020/12/20)として説明する。さらに、商品コード「RENTAL02」では、(1)レンタル料の明細を請求日数とし、(2)基本料の明細を初回請求項時に出庫数量×単価で計上する。ここで、請求日数は、稼働日数12/01~12/20の20日とする。
【0052】
さらに、
図14において、商品コード「UNTIN01」では、初回請求時に1×単価で計上する。
【0053】
[3-1.自動値引単位区分が全体の場合の値引計算]
次に、自動値引単位区分が全体の場合(自動値引単位区分=0:全体)に、値引計上装置100が行う値引計算について説明する。
【0054】
図15は、自動値引単位区分が全体の場合に値引計上装置100が出力装置114に表示させるレンタル売上明細画面の一例を示す図である。
図15に示すレンタル売上明細画面P1には、レンタル売上明細データテーブルT13と、値引額データテーブルT14と、が含まれる。
【0055】
レンタル売上明細データテーブルT13は、上述した
図14のレンタル売上明細データテーブルT12と同様のため、詳細な説明を省略する。
【0056】
値引額データテーブルT14には、現在合計金額、値引率および値引額を紐付けて管理されている。具体的には、値引額データテーブルT14には、レンタル売上明細データテーブルT13の金額の現在合計金額「100,000」、現在合計金額に乗じる値引率「10%」および現在合計金額に値引率を乗じた値引額「-10,000」(100,000×0.1=10,000)を紐付けて管理されている。
【0057】
図16は、自動値引単位区分が全体の場合に値引計上装置100が生成する値引明細データテーブルの一例を示す図である。
図16に示す値引計上レコードとしての値引明細データテーブルT15には、得意先コード、場所コード(現場コード)、商品コード、商品名、品種、契約分類、数量、レンタル開始日、レンタル終了日、日数および金額を紐付けて管理されている。具体的には、値引明細データテーブルT15には、得意先コード「TOK001」、場所コード(現場コード)「GEN0001」、商品コード「NEBIKI」、商品名「値引」、品種「900:値引」、契約分類「19:値引」、数量「1」、レンタル開始日「-」、レンタル終了日「-」、日数および金額「-10,000」を紐付けて管理されている。
【0058】
図17は、自動値引単位区分が全体の場合に値引計上装置100が生成する請求明細データテーブルの一例を示す図である。
図17に示す請求明細データテーブルT16には、得意先コード、場所コード(現場コード)、商品コード、商品名、品種、契約分類、数量、レンタル開始日、レンタル終了日、日数および金額を紐付けて管理されている。さらに、請求明細データテーブルT16には、値引前の状態のレンタル売上明細データテーブルT13の内容に加えて(項目(1)~(5))、値引明細データテーブルT15の内容が付加されている(項目(6))。具体的には、請求明細データテーブルT16の項目(6)には、特意先コード「TOK001」、場所コード(現場コード)「GEN0001」、商品コード「NEBIKI」、商品名「値引」、品種「900:値引」、契約分類「19:値引」、数量「1」、レンタル開始日「-」、レンタル終了日「-」、日数「-」および金額「-10,000」が追加されている。
【0059】
これにより、値引計上装置100は、請求日が到来する毎に、レンタル出庫データおよびレンタル入力データを基に、場所毎(現場毎)のレンタル売上明細データを生成し、このレンタル売上明細データに値引を反映したレンタル売上明細データを生成することができるので、請求書提出の早期化を図るとともに、正確な請求書を作成することができる。
【0060】
即ち、値引計上装置100は、レンタル売上計上処理において、区分取得部102aが計上テーブルとしてのレンタル売上明細データテーブルT13に存在する得意先(得意先コード)と稼働場所(場所コード)との組み合わせ別に、場所マスタ106cから、紐付く方法区分(自動値引単位区分=0:全体)を取得する。
【0061】
続いて、値引計上装置100は、値引率取得部102bが区分取得部102aによって取得された方法区分(自動値引単位区分=0:全体)に、且つ、方法区分(自動値引単位区分=0:全体)に応じた項目組み合わせ別に、値引率マスタ106d(レンタル得意先場所別値引率マスタ)から、紐付く値引率(10%)を取得し、集計部102cが区分取得部102aが取得した方法区分(自動値引単位区分=0:全体)に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、計上テーブルとしてのレンタル売上明細データテーブルT13の金額を、項目組み合わせ単位に集計する(例えば
図15の値引額データテーブルT14)。
【0062】
その後、値引計上装置100は、計算部102dが区分取得部102aによって取得された取得した方法区分別(自動値引単位区分=0:全体)に、且つ、方法区分に応じた項目組み合わせ別に、値引率取得部102bが取得した値引率(10%)と集計部102cが集計した集計額(10,0000)を掛け合わせて値引額(-10,000)を計算し(例えば
図15の値引額データテーブルT14を参照)、生成部102eが区分取得部102aによって取得された方法区分(自動値引単位区分=0:全体)に、且つ、方法区分に応じた項目組み合わせ別に、計算部102dが計算した値引額(-10,000)を項目組み合わせと紐付けた値引計上レコードである値引明細データテーブルT15(
図16を参照)を生成する。
【0063】
最後に、値引計上装置100は、格納部102fが生成部102eによって生成された値引計上レコードである値引明細データテーブルT15を計上テーブルであるレンタル売上明細データテーブルT13に格納した請求明細データテーブルT16を生成して出力装置114へ出力する。
【0064】
[3-2.自動値引単位区分が品種契約分類の場合の値引計算]
次に、自動値引単位区分が品種契約分類の場合に、値引計上装置100が行う値引計算(自動値引単位区分=1:契約分類)について説明する。
【0065】
図18は、自動値引単位区分が契約分類の場合に値引計上装置100が出力装置114に表示させるレンタル売上明細画面の一例を示す図である。
図18に示すレンタル売上明細画面P2には、レンタル売上明細データテーブルT17と、値引額データテーブルT18と、が含まれる。
【0066】
レンタル売上明細データテーブルT17は、上述した
図14のレンタル売上明細データテーブルT12と同様のため、詳細な説明を省略する。
【0067】
値引額データテーブルT18には、契約分類、契約分類計、値引率および値引額を紐付けて管理されている。具体的には、値引額データテーブルT18には、契約分類「10:レンタル」、契約分類計「55,000」、値引率「10%」および値引額「-5,500」(55,00×0.1=5,500)を紐付けて管理されている。
【0068】
図19は、自動値引単位区分が品種契約分類の場合に値引計上装置100が生成する値引明細データテーブルの一例を示す図である。
図19に示す値引明細データテーブルT19には、得意先コード、場所コード(現場コード)、商品コード、商品名、品種、契約分類、数量、レンタル開始日、レンタル終了日、日数および金額を紐付けて管理され、かつ、契約分類毎に管理されている。具体的には、値引明細データテーブルT19には、得意先コード「TOK001」、場所コード(現場コード)「GEN0001」、商品コード「NEBIKI」、商品名「値引」、品種「900:値引」、契約分類「10:レンタル」、数量「1」、レンタル開始日「-」、レンタル終了日「-」、日数および金額「-5,500」を紐付けて管理されている。さらに、値引明細データテーブルT19には、得意先コード「TOK001」、場所コード(現場コード)「GEN0001」、商品コード「NEBIKI」、商品名「値引」、品種「900:値引」、契約分類「11:基本」、数量「1」、レンタル開始日「-」、レンタル終了日「-」、日数および金額「-3,750」を紐付けて管理されている。即ち、値引明細データテーブルT19には、値引額を契約分類と紐付けられている。
【0069】
図20は、自動値引単位区分が契約分類の場合に値引計上装置100が生成する請求明細データテーブルの一例を示す図である。
図20に示す請求明細データテーブルT20には、得意先コード、場所コード(現場コード)、商品コード、商品名、品種、契約分類、数量、レンタル開始日、レンタル終了日、日数および金額を紐付けて管理されている。さらに、請求明細データテーブルT20には、値引前の状態のレンタル売上明細データテーブルT17の内容に加えて、値引額データテーブルT18の内容が付加されている。具体的には、請求明細データテーブルT20には、項目「6」に、得意先コード「TOK001」、場所コード(現場コード)「GEN0001」、商品コード「NEBIKI」、商品名「値引」、品種「900:値引」、契約分類「10:レンタル」、数量「1」、レンタル開始日「-」、レンタル終了日「-」、日数および金額「-5,500」を紐付けて管理されている。さらに、請求明細データテーブルT20には、項目「7」に、値引明細データテーブルT19には、得意先コード「TOK001」、場所コード(現場コード)「GEN0001」、商品コード「NEBIKI」、商品名「値引」、品種「900:値引」、契約分類「11:基本料」、数量「1」、レンタル開始日「-」、レンタル終了日「-」、日数および金額「-3,750」を紐付けて管理されている。
【0070】
即ち、値引計上装置100は、レンタル売上計上処理において、区分取得部102aが計上テーブルとしてのレンタル売上明細データテーブルT13に存在する得意先(得意先コード)と稼働場所(場所コード)との組み合わせ別に、場所マスタ106cから、紐付く方法区分(自動値引単位区分=1:契約分類)を取得する。
【0071】
続いて、値引計上装置100は、値引率取得部102bが区分取得部102aによって取得された方法区分(自動値引単位区分=1:契約分類)に、且つ、方法区分(自動値引単位区分=1:契約分類)に応じた項目組み合わせ別に、値引率マスタ106d(
図6のレンタル得意先場所契約分類別値引率マスタテーブルT5を参照)から、契約分類毎に紐付く値引率(10%,15%)を取得し、集計部102cが区分取得部102aが取得した方法区分(自動値引単位区分=1:契約分類)に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、計上テーブルとしてのレンタル売上明細データテーブルT13の金額を、項目組み合わせ単位に集計する(例えば
図18の値引額データテーブルT18)。
【0072】
その後、値引計上装置100は、計算部102dが区分取得部102aによって取得された取得した方法区分別(自動値引単位区分=1:契約分類)に、且つ、方法区分に応じた項目組み合わせ別に、値引率取得部102bが取得した契約分類毎の値引率(10%、15%)と集計部102cが集計した契約分類毎の集計額(55,000、25,000)を掛け合わせて値引額(-5,500、-3,750)を計算し(例えば
図18の値引額データテーブルT18を参照)、生成部102eが区分取得部102aによって取得された方法区分(自動値引単位区分=1:契約分類)に、且つ、方法区分に応じた項目組み合わせ別に、計算部102dが計算した値引額(-5,500、-3,750)を項目組み合わせと紐付けた値引計上レコードである値引明細データテーブルT19(
図19を参照)を生成する。
【0073】
最後に、値引計上装置100は、格納部102fが生成部102eによって生成された値引計上レコードである値引明細データテーブルT19を計上テーブルであるレンタル売上明細データテーブルT17に格納した請求明細データテーブルT20(
図20を参照)を生成して出力装置114へ出力する。
【0074】
[3-3.自動値引単位区分が品種契約分類の場合の値引計算]
次に、自動値引単位区分が品種契約分類の場合の値引計算(自動値引単位区分=2:品種契約分類)について説明する。
【0075】
図21は、自動値引単位区分が品種契約分類の場合に値引計上装置100が出力装置114に表示させるレンタル売上明細画面の一例を示す図である。
図21に示すレンタル売上明細画面P3には、レンタル売上明細データテーブルT21と、値引額データテーブルT22と、が含まれる。
【0076】
レンタル売上明細データテーブルT21は、上述した
図14のレンタル売上明細データテーブルT12と同様のため、詳細な説明を省略する。
【0077】
値引額データテーブルT22には、品種、契約分類、品種契約分類計、値引率および値引額を紐付けて管理されている。具体的には、値引額データテーブルT22には、品種「100:外壁用品」、契約分類「10:レンタル」、契約分類計「25,000」、値引率「5%」および値引額「-1,250」(2,00×0.05=1,250)を紐付けて管理されている。
【0078】
図22は、自動値引単位区分が品種契約分類の場合に値引計上装置100が生成する値引明細データテーブルの一例を示す図である。
図22に示す値引明細データテーブルT23には、得意先コード、場所コード(現場コード)、商品コード、商品名、品種、契約分類、数量、レンタル開始日、レンタル終了日、日数および金額を紐付けて管理され、かつ、契約分類毎に管理されている。具体的には、値引明細データテーブルT23には、項目「6」に、得意先コード「TOK001」、場所コード(現場コード)「GEN0001」、商品コード「NEBIKI」、商品名「値引」、品種「100:外壁用品値引」、契約分類「10:レンタル」、数量「1」、レンタル開始日「-」、レンタル終了日「-」、日数および金額「-1,250」を紐付けて管理されている。即ち、値引明細データテーブルT23には、値引額を品種および契約分類の組み合わせと紐付けられている。
【0079】
図23は、自動値引単位区分が品種契約分類の場合に値引計上装置100が生成する請求明細データテーブルの一例を示す図である。
図23に示す請求明細データテーブルT24には、得意先コード、場所コード(現場コード)、商品コード、商品名、品種、契約分類、数量、レンタル開始日、レンタル終了日、日数および金額を紐付けて管理されている。さらに、請求明細データテーブルT24には、値引前の状態のレンタル売上明細データテーブルT21の内容に加えて、値引明細データテーブルT23の内容が付加されている。具体的には、請求明細データテーブルT24には、項目「6」~項目「9」に、得意先コード「TOK001」、場所コード(現場コード)「GEN0003」、商品コード「NEBIKI」、商品名「値引」、品種「100:外壁用品、200:足場用品」、契約分類「10:レンタル料、11:基本料」、数量「1」、レンタル開始日「-」、レンタル終了日「-」、日数および金額「-1,250、-500、-3,000、-2,250」を紐付けて管理されている。さらに、請求明細データテーブルT24には、項目「7」に、得意先コード「TOK001」、場所コード(現場コード)「GEN0003」、商品コード「NEBIKI」、商品名「値引」、品種「100:外壁用品」、契約分類「10:レンタル料」、数量「1」、レンタル開始日「-」、レンタル終了日「-」、日数および金額「-500」を紐付けて管理されている。
【0080】
即ち、値引計上装置100は、レンタル売上計上処理において、区分取得部102aが計上テーブルとしてのレンタル売上明細データテーブルT13に存在する得意先(得意先コード)と稼働場所(場所コード)との組み合わせ別に、場所マスタ106cから、紐付く方法区分(自動値引単位区分=2:品種契約分類)を取得する。
【0081】
続いて、値引計上装置100は、値引率取得部102bが区分取得部102aによって取得された方法区分(自動値引単位区分=2:品種契約分類)に、且つ、方法区分(自動値引単位区分=2:品種契約分類)に応じた項目組み合わせ別に、値引率マスタ106d(
図7のレンタル得意先場所品種契約分類別値引率マスタテーブルT6を参照)から、紐付く品種契約分類毎の値引率(5%、10%、15%)を取得し、集計部102cが区分取得部102aが取得した方法区分(自動値引単位区分=2:品種契約分類)に、且つ、各方法区分に応じた項目組み合わせ別に、計上テーブルとしてのレンタル売上明細データテーブルT13の金額を、項目組み合わせ単位に集計する(例えば
図21の値引額データテーブルT22)。
【0082】
その後、値引計上装置100は、計算部102dが区分取得部102aによって取得された取得した方法区分別(自動値引単位区分=2:品種契約分類)に、且つ、方法区分に応じた項目組み合わせ別に、値引率取得部102bが取得した品種契約分類毎の値引率(5%、10%、15%)と集計部102cが集計した集計額(25,000、10,000、30,000、15,000、20,000)を掛け合わせて値引額(-1,250、-500、-3,000、-2,250)を計算し(例えば
図21の値引額データテーブルT22を参照)、生成部102eが区分取得部102aによって取得された方法区分(自動値引単位区分=2:品種契約分類)に、且つ、方法区分に応じた項目組み合わせ別に、計算部102dが計算した品種契約分類毎の値引額(-1,250、-500、-3,000、-2,250)を項目組み合わせと紐付けた値引計上レコードである値引明細データテーブルT23(
図22を参照)を生成する。
【0083】
最後に、値引計上装置100は、格納部102fが生成部102eによって生成された値引計上レコードである値引明細データテーブルT23を計上テーブルであるレンタル売上明細データテーブルT21に格納した請求明細データテーブルT24(
図23を参照)を生成して出力装置114へ出力する。
【0084】
以上説明した実施形態によれば、格納部102fが生成部102eによって生成された値引計上レコードを計上テーブルに格納するため、請求書提出の早期化を図るとともに、正確な請求書を作成することができる。
【0085】
また、実施形態によれば、値引率マスタ106dが得意先場所別値引率マスタと、得意先場所契約分類値引率マスタと、得意先場所品種契約分類マスタと、を含むため、得意先に応じた内容で、請求書提出の早期化を図るとともに、正確な請求書を作成することができる。
【0086】
また、実施形態によれば、得意先の請求日毎に、格納部102fが生成部102eによって生成された値引計上レコードを計上テーブルに格納するため、請求時に値引契約を得意先または場所毎に把握する必要がないため、請求書提出の早期化を図るとともに、正確な請求書を作成することができるうえ、得意先からの信頼度を向上させることができる。
【0087】
なお、実施形態では、計算部102dが値引額に対して端数処理を行ってもよい。例えば、計算部102dは、値引額に対して100円単位、10円単位等で切り捨て処理、切上げ処理および四捨五入処理等を行ってもよい。
【0088】
また、実施形態では、貸出商品としての建設機械・資材のレンタルにおいて商社を経由して取引する場合を考慮し、商社に対しての請求を場所(現場)に請求する正規の価格より、口銭料を値引いた金額で請求するようにしてもよい。この場合、値引計上装置100は、値引率マスタ106dに貸出商品を得意先へ貸し出す商社別に口銭率を管理する口銭マスタを記憶させ、値引率取得部102bが値引率マスタ106dから、商社に紐付く口銭率を取得し、集計部102cが格納した計上テーブルの金額を、項目組み合わせ単位に集計し、計算部102dが格納した計上テーブルに対して集計した集計額と取得した口銭率を掛け合わせて商社の値引額を計算し、生成部102eが商社の値引額を得意先と紐付けた商社値引計上レコードを生成し、格納部102fが生成した商社値引計上レコードを計上テーブルに格納してもよい。これにより、口銭値引を反映した請求書を早期に作成することができるとともに、正確な請求書を作成することができる。
【0089】
また、実施形態では、生成部102eが自動的に値引計上レコード(例えば値引明細データテーブルT19)を生成していたが、これに限定されることなく、出力装置114によって表示される計上テーブル(例えばレンタル売上明細データテーブルT13)および値引額(例えば
図15の値引額データテーブルT14)に対する入力装置114からの操作に応じて、値引計上レコード(例えば値引明細データテーブルT19)を生成してもよい。これにより、オペレータは、計上テーブルおよび値引額の各々を確認した後に、入力装置112を用いて、値引額の入力を行うことができるため、得意先毎または場所(現場)毎に応じた臨機応変の値引を行うことができる。
【0090】
[4.国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8および9に貢献することが可能となる。
【0091】
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13および15に貢献することが可能となる。
【0092】
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
【0093】
[5.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
【0094】
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0095】
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0096】
また、値引計上装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【0097】
例えば、値引計上装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。なお、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて値引計上装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
【0098】
また、このコンピュータプログラムは、値引計上装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【0099】
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【0100】
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0101】
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【0102】
また、値引計上装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、値引計上装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0103】
さらに、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0104】
本発明は、建設機材等を貸出するレンタル業界において有用である。
【符号の説明】
【0105】
100 値引計上装置
102 制御部
102a 区分取得部
102b 値引率取得部
102c 集計部
102d 計算部
102e 生成部
102f 格納部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 商品マスタ
106b レンタル基本情報マスタ
106c 場所マスタ
106d 値引率マスタ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク