(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022138112
(43)【公開日】2022-09-22
(54)【発明の名称】容器
(51)【国際特許分類】
B65D 5/26 20060101AFI20220914BHJP
B65D 85/50 20060101ALI20220914BHJP
【FI】
B65D5/26
B65D85/50 100
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022008327
(22)【出願日】2022-01-22
(31)【優先権主張番号】P 2021036792
(32)【優先日】2021-03-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】515311626
【氏名又は名称】小野化学工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000419
【氏名又は名称】弁理士法人太田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】小野 郁樹
【テーマコード(参考)】
3E035
3E060
【Fターム(参考)】
3E035AA04
3E035AA05
3E035AA11
3E035BA02
3E035BC01
3E035BC02
3E060AA03
3E060AB19
3E060BC02
3E060BC04
3E060DA25
3E060EA12
(57)【要約】
【課題】組立が容易で十分な強度を有する容器を提供することを目的とする。
【解決手段】本実施形態に記載の容器1は、底部2と、底部2の対向する両辺から折り曲げられて起立する第1側面部3、第2側面部4と、底部2の他の対向する両辺から折り曲げられて起立する第3側面部5、第4側面部6とを備え、第1側面部3と第2側面部4は、それぞれ両方の端部が接合する第1接合部11、第2接合部12を有し、第3側面部5は、底部2に対して鈍角に起立して、第1接合部11の内側と接するように配置され、第4側面部6は、底部2に対して鈍角に起立して、第2接合部12の内側と接するように配置される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
底部と、
前記底部の対向する両辺から折り曲げられて起立する第1側面部、第2側面部と、
前記底部の他の対向する両辺から折り曲げられて起立する第3側面部、第4側面部とを備え、
前記第1側面部と前記第2側面部は、それぞれ両方の端部が接合する第1接合部、第2接合部を有し、
前記第3側面部は、前記底部に対して鈍角に起立して、前記第1接合部の内側と接するように配置され、
前記第4側面部は、前記底部に対して鈍角に起立して、前記第2接合部の内側と接するように配置されることを特徴とする容器。
【請求項2】
前記第1側面部と前記第2側面部は、それぞれ両方の端部に鍵形状を有し、
前記第1接合部、前記第2接合部は、前記鍵形状が係合することで接合することを特徴とする請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記第3側面部、前記第4側面部は、底部から上方へ向かう程、それぞれの幅が広がることを特徴とする請求項1又は2に記載の容器。
【請求項4】
前記第1側面部と前記第2側面部は、それぞれ前記底部に対して鈍角に起立することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の容器。
【請求項5】
前記底部は、前記第3側面部、第4側面部に向かう程、幅が狭くなる形状を有し、
前記第1側面部と前記第2側面部は、それぞれ中央から端部までに2回折り曲げられることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の容器。
【請求項6】
底部と、
前記底部の対向する両辺から折り曲げられて起立し、それぞれの一端部が接合する第1接合部と、それぞれの他端部が接合する第2接合部とを有する第1側面部、第2側面部と、
前記底部の他の対向する両辺から折り曲げられて起立し、それぞれ前記第1接合部と前記第2接合部の内側と接するように配置される第3側面部、第4側面部とを備え、
前記第1接合部は、前記第1側面部の一端部に形成される第1鍵形状と、前記第2側面部の一端部に形成される第3鍵形状とが接合され、
前記第2接合部は、前記第1側面部の他端部に形成される第2鍵形状と、前記第2側面部の他端部に形成される第4鍵形状とが接合され、
前記第1鍵形状から第4鍵形状は、それぞれ第1延伸部と、前記第1延伸部から曲がって延伸する第2延伸部と、前記第2延伸部から曲がって延伸する先端部を有することを特徴とする容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に野菜や果物などを収容する容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、食品などを収容する組み立て式の容器がある(特許文献1)。このような組み立て式の容器は、組み立ててすぐに利用できるため利便性がよい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の組立式の容器では、組立構造が複雑だと作業に時間がかかる一方で、組立構造が簡素だと食品などを収容した際に組立部分が外れやすいという問題があった。よって、短い作業時間で組立可能で、十分な強度を有する容器を実現することが難しかった。
【0005】
本発明は、上記のような問題点に鑑みて、組立が容易で十分な強度を有する容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の容器は、底部と、前記底部の対向する両辺から折り曲げられて起立する第1側面部、第2側面部と、前記底部の他の対向する両辺から折り曲げられて起立する第3側面部、第4側面部と、を備え、前記第1側面部と前記第2側面部は、それぞれ両方の端部が接合する第1接合部、第2接合部を有し、前記第3側面部は、前記底部に対して鈍角で前記第1接合部の内側と接するように配置され、前記第4側面部は、前記底部に対して鈍角で前記第2接合部の内側と接するように配置されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
以上のような本発明は、容易に組み立てることが可能で、かつ、食品などを収容しても組立部分が外れにくく、壊れにくい容器を提供するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の実施の形態に係る容器の構成を示す斜視図
【
図3】本発明の実施の形態に係る容器の接合部を示す側面図
【
図4】本発明の実施の形態に係る容器の他の例の展開図
【
図5】本発明の実施の形態に係る容器の第1鍵形状の拡大図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る容器の実施形態について図面を参照して具体的に説明する。本実施の形態に記載の各形状の名称や、図面に記載される容器の寸法、縮尺は説明のものであり、これに限られない。また、説明の便宜上、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸からなる3次元座標を定義し、Z軸の正の方向を上方向、負の方向を下方向とする。さらに、容器の中心側を内側、中心側と反対側を外側と称する。
【0010】
図1から
図3は、本実施形態の容器1の一例を示す。容器1は、主に野菜や果物などの青果物を収容する容器である。なお、収容物は青果物に限らず、肉、魚など他の生鮮食品であってもよいし、加工食品であってもよい。また、工業製品やその部品などを収容してもよい。容器1は、ダンボールや厚紙などの紙で構成されてもよいし、折り曲げ可能な木材、樹脂などで構成されてもよい。
【0011】
容器1は、底部2、第1側面部3、第2側面部4、第3側面部5、第4側面部6を有し、1枚の板状部材を折り曲げることで天面を除いた箱型形状となる。
図1の点線は折り曲げ線を示しており、容器1は、折り曲げ線に沿って谷折りすることで底部2からそれぞれの側面部が起立する。
【0012】
底部2は、容器1の底面であり、略六角形の形状を有する。換言すると、底部2は、長手方向の先端へ向かうに従って幅が狭くなる形状を有する。なお、底部2の形状は六角形に限らず、矩形であってもよいし、他の多角形であってもよい。
【0013】
第1側面部3、第2側面部4は、底部2の互いに対向する1組の辺から折り曲げられてそれぞれ起立する。第1側面部3、第2側面部4は、底部2に対して鈍角に起立する。すなわち、底部2と第1側面部3及び底部2と第2側面部4とがなす角度は、それぞれ90度を超えて180度より少ない。なお、第1側面部3、第2側面部4は、底部2に対して略直角に起立してもよい。
【0014】
第1側面部3は、長手方向の一端に第1鍵形状7を有し、多端に第2鍵形状8を有する。第1鍵形状7は、第1側面部3の一端の一部に切り欠きを有し、略L字形状を有する。第2鍵形状8は、第1側面部3の多端の一部に切り欠きを有し、略L字形状を有する。第2鍵形状8は、第1鍵形状7と略点対称の形状を有する。なお、第2鍵形状8は、第1鍵形状7と点対称の形状でなくてもよい。
【0015】
第2側面部4は、長手方向の一端に第3鍵形状9を有し、多端に第4鍵形状10を有する。第3鍵形状9は、第2側面部4の一端の一部に切り欠きを有し、略L字形状を有する。第3鍵形状9は、第1鍵形状7と略同じ形状であってもよいし、異なる形状であってもよい。第4鍵形状10は、第2側面部4の多端の一部に切り欠きを有し、略L字形状を有する。第4鍵形状10は、第2鍵形状8と略同じ形状であってもよいし、異なる形状であってもよい。第4鍵形状10は、第3鍵形状9と略点対称の形状を有する。なお、第4鍵形状10は、第3鍵形状9と点対称の形状でなくてもよい。
【0016】
第1側面部3、第2側面部4は、それぞれ中央から一端側までに
図3に示す2つの折り曲げ線(点線)に沿って2回折り曲げられる。
図2に示すように、第1鍵形状7、第3鍵形状9は、互いの切り欠きを係合することで両者が接合する。第1鍵形状7、第3鍵形状9は、第1接合部11を構成する。
【0017】
第1側面部3、第2側面部4は、それぞれ中央から多端側までに
図3に示す2つの折り曲げ線(点線)に沿って2回折り曲げられる。
図2に示すように、第2鍵形状8、第4鍵形状10は、互いの切り欠きを係合することで両者が接合する。第2鍵形状8、第4鍵形状10は、第2接合部12を構成する。
【0018】
第3側面部5、第4側面部6は、底部2の互いに対向する他の一組の辺から折り曲げられてそれぞれ起立する。換言すると、第3側面部5、第4側面部6は、底部2の辺のうち、第1側面部3、第2側面部4が起立する辺の他の対向する両辺から折り曲げられて起立する。第3側面部5、第4側面部6は、底部2から上方へ向かう程、それぞれの幅(横幅)が広がる略台形形状である。なお、第3側面部5、第4側面部6は、線対称となる台形の形状であってもよいし、非対称の台形形状であってもよい。さらに、第3側面部5、第4側面部6は、矩形や多角形の形状を有していてもよい。
【0019】
第3側面部5は、底部2に対して鈍角に起立する。すなわち、底部2と第3側面部5とのなす角度は、90度を超えて180度より少ない。さらに、第3側面部5は、第1接合部11の内側と接するように配置される。すなわち、第3側面部5は、第1接合部11を構成する、第1側面部3のび第2側面部4の第3鍵形状9の、底部2の収容物を収容する面と同じ側の面と接するように配置される。
【0020】
第4側面部6は、底部2に対して鈍角に起立する。すなわち、底部2と第4側面部6とのなす角度は、90度を超えて180度より少ない。さらに、第4側面部6は、第2接合部12の内側と接するように配置される。すなわち、第4側面部6は、第2接合部12を構成する、第1側面部3の第2鍵形状8及び第2側面部4の第4鍵形状10の、底部2の収容物を収容する面と同じ側の面と接するように配置される。
【0021】
以上のように、本実施形態に記載の容器1は、底部2と、底部2の対向する両辺から折り曲げられて起立する第1側面部3、第2側面部4と、底部2の他の対向する両辺から折り曲げられて起立する第3側面部5、第4側面部6とを備え、第1側面部3と第2側面部4は、それぞれ両方の端部が接合する第1接合部11、第2接合部12を有し、第3側面部5は、底部2に対して鈍角に起立して、第1接合部11の内側と接するように配置され、第4側面部6は、底部2に対して鈍角に起立して、第2接合部12の内側と接するように配置される。これにより、容器1は、1枚の板状部材を折り曲げ及び接合するだけで容易に組み立てることが可能で、かつ、第3側面部5、第4側面部6が各接合部と接することで、組立部分である接合部が外れにくく、容器1が壊れにくい。さらに、第3側面部5、第4側面部6が底部2に対して鈍角に起立しているので、収容物を第3側面部5、第4側面部6に接するように収容すると、重力により第3側面部5、第4側面部6が外側へ押圧されて接合部の接合状態が固定されて、接合部がさらに外れにくくなる。容器1は、各側面部が接するような桃や林檎等の果物を収容するのに好適である。
【0022】
さらに、上記に加えて、本実施形態に記載の容器1では、第1側面部3と第2側面部4は、それぞれ両方の端部に第1鍵形状7、第2鍵形状8と、第3鍵形状9、第4鍵形状10を有し、第1接合部11、第2接合部12は、第1鍵形状7と第3鍵形状9が、また、第2鍵形状8と第4鍵形状10とが係合することで接合する。これにより、容器1は、鍵形状を互いに引っ掛けるだけで容易に組み立てることが可能である。
【0023】
さらに、上記に加えて、本実施形態に記載の容器1では、第3側面部5、第4側面部6は、底部2から上方へ向かう程、それぞれの幅(横幅)が広がる形状を有する。これにより、容器1は、上方へ向かう程、幅が広い皿型の形状としたときに、第3側面部5、第4側面部6が、第1接合部11、第2接合部12とそれぞれ接する面積を広くすることができる。よって、収容物が第3側面部5、第4側面部6の内側の面と接した際に、第3側面部5、第4側面部6が均等な押圧力で各接合部を押圧することができ、接合部が外れにくくなる。
【0024】
さらに、上記に加えて、本実施形態に記載の容器1では、第1側面部3と第2側面部4は、それぞれ底部2に対して鈍角に起立する。これにより、容器1を皿型の形状とすることができ、第1側面部3と第2側面部4が収容物に接しやすくなる。収容物が第1側面部3と第2側面部4に接すると、第1接合部11で第1鍵形状7と第3鍵形状9とが互いに離れる方向に引っ張られる力が働き、係合がより外れにくくなる。また、第2接合部12で第2鍵形状8と第4鍵形状10とが互いに離れる方向に引っ張られる力が働き、係合がより外れにくくなる。
【0025】
さらに、上記に加えて、本実施形態に記載の容器1では、底部2は、第3側面部5、第4側面部6に向かう程、幅が狭くなる形状を有し、第1側面部3と第2側面部4は、それぞれ中央から端部までに2回折り曲げられて接合する。これにより、第1側面部3と第2側面部4が収容物に接する面積を大きくすることができ、各接合部で互いの鍵形状が引っ張られる力が増えることで、より接合部が外れにくくなる。
【0026】
図4に本実施形態の他の例である容器101を示す。容器101は、第1鍵形状70、第2鍵形状80、第3鍵形状90、第4鍵形状100の形状が容器1と異なる。容器101は、第1鍵形状70と第3鍵形状90とで第1接合部110を構成し、第2鍵形状80と第4鍵形状100とで第2接合部120を構成する。容器101の第1鍵形状70、第2鍵形状80、第3鍵形状90、第4鍵形状100以外の形状は容器1と同じなため、説明を省略する。
【0027】
図5は、第1鍵形状70の拡大図である。第1鍵形状70は、第1延伸部70aと、第2延伸部70bと、先端部70cとで構成される。第1延伸部70aは、第1側面部3の端部の一部(紙面では上側部分)から連続的に延伸した形状を有する。第2延伸部70bは、第1延伸部70aから連続的に延伸し、第1延伸部70aの延伸方向に対してZ軸を中心とした反時計回り(左回り)に略直角に曲がった形状を有する。先端部70cは、第2延伸部70bから連続的に延伸し、第2延伸部70bの延伸方向に対してZ軸を中心とした反時計回り(左回り)に略直角に曲がった形状を有する。換言すると、第1鍵形状70は、第1延伸部70aと第2延伸部70bとでL型形状を有し、第2延伸部70bから延伸する先端部70cを有する。また、第1鍵形状70は、第1延伸部70a、第2延伸部70b、先端部70cによりコの字形状を有し、その中央に凹部70dを形成するともいえる。
【0028】
図5では、説明の便宜上、互いの形状を点線で区分けしているが、第1延伸部70a、第2延伸部70b、先端部70cは、一つの部材で構成される。第1延伸部70a、第2延伸部70b、先端部70cの各形状は、矩形であってもよいし、台形や多角形等の他の形状であってもよい。また、第2延伸部70b、先端部70cがそれぞれ第1延伸部70a、第2延伸部70bから曲がる角度は、直角でなくてもよく、所定の角度であってもよい。さらに、第1鍵形状70は、逆L型形状であってもよい。
【0029】
第2鍵形状80、第3鍵形状90、第4鍵形状100は、第1鍵形状70と同じ形状であり、それぞれが第1延伸部70aと同じ第1延伸部80a、90a、100a、第2延伸部70bと同じ第2延伸部80b、90b、100b、先端部70cと同じ先端部80c、90c、100cを有し、凹部70dと同じ凹部80d、90d、100dを形成する。
【0030】
第1接合部110は、第1鍵形状70と第3鍵形状90とが点対象の位置関係で接合する。この際、第1鍵形状70の第2延伸部70bの一辺(凹部70dの底辺)と、第3鍵形状90の第2延伸部90bの一辺(凹部90dの底辺)とが接して互いの鍵形状が噛み合い、第1鍵形状70の先端部70cと第3鍵形状90の先端部90cが外れ止めとして機能するため、互いの接合が外れにくい。収容物が容器101の第1側面部3と第2側面部4に接して収容されると、収容物に押されて第1側面部3と第2側面部4が外側に開く方向に力が加わるが、このような場合であっても第1鍵形状70と第3鍵形状90とが噛み合う方向に力が働くため、第1接合部110の接合がより外れにくくなる。
【0031】
第2接合部120も、第1接合部110と同様に、第2鍵形状80と第4鍵形状100が互いに噛み合って接合する。したがって、容器101は、第1接合部110及び第2接合部120がそれぞれ強固に接合されるので、第3側面部5、第4側面部6が底部2に対して鈍角に起立して第1接合部110及び第2接合部120にそれぞれ接しなくてもよい。
【0032】
以上のように、本実施形態に記載の容器101は、底部2と、底部2の対向する両辺から折り曲げられて起立し、それぞれの一端部が接合する第1接合部110と、それぞれの他端部が接合する第2接合部120とを有する第1側面部3、第2側面部4と、底部2の他の対向する両辺から折り曲げられて起立し、それぞれ第1接合部110と第2接合部120の内側と接するように配置される第3側面部5、第4側面部6とを備え、第1接合部110は、第1側面部3の一端部に形成される第1鍵形状70と、第2側面部4の一端部に形成される第3鍵形状90とが接合され、第2接合部120は、第1側面部3の他端部に形成される第2鍵形状80と、第2側面部4の他端部に形成される第4鍵形状100とが接合され、第1鍵形状~第4鍵形状70~100は、それぞれ第1延伸部70a~100aと、第1延伸部70a~100aから曲がって延伸する第2延伸部70b~100bと、第2延伸部70b~100bから曲がって延伸する先端部70c~100cを有する。これにより、第1鍵形状70と第3鍵形状90とが噛み合い、第2鍵形状80と第4鍵形状100とが噛み合うことで、容器101が壊れにくく、形状が強固に維持される。
【0033】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は図示した実施形態に限定する趣旨ではなく、特許請求の範囲に記載の発明に含まれる種々の態様を包含することができる。
【符号の説明】
【0034】
1、101 容器
2 底部
3 第1側面部
4 第2側面部
5 第3側面部
6 第4側面部
7、70 第1鍵形状
8、80 第2鍵形状
9、90 第3鍵形状
10、100 第4鍵形状
11、110 第1接合部
12、120 第2接合部