(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022138739
(43)【公開日】2022-09-26
(54)【発明の名称】動画生成配信処理装置、動画生成配信方法、および動画生成配信プログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 13/00 20060101AFI20220915BHJP
H04N 21/8543 20110101ALI20220915BHJP
H04N 21/234 20110101ALI20220915BHJP
H04N 21/235 20110101ALI20220915BHJP
【FI】
G06F13/00 540A
H04N21/8543
H04N21/234
H04N21/235
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021038796
(22)【出願日】2021-03-10
(71)【出願人】
【識別番号】518331069
【氏名又は名称】株式会社Bloom Act
(74)【代理人】
【識別番号】100205523
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 浩也
(72)【発明者】
【氏名】高野 峻
【テーマコード(参考)】
5B084
5C164
【Fターム(参考)】
5B084AA01
5B084AA02
5B084AA12
5B084AA16
5B084AB04
5B084AB07
5B084BB02
5B084CB06
5B084CB22
5B084CD05
5B084DB02
5B084DC02
5C164FA06
5C164FA10
5C164MC07P
5C164SB01P
5C164SB06P
(57)【要約】
【課題】ユーザの操作を極力減らしながら、再生環境を問わずに、顧客の詳細なフィードバックが得られるような動画生成配信装置を提供する。
【解決手段】動画を生成及び配信する動画生成配信システムであって、入力データを受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段で受け取った前記入力データから生成された入力加工データを用いて動画データを生成する動画生成手段と、受信した前記入力データ、事前保管データ及び当該システムで生成されたデータから、次に配信するデータを分岐させる分岐データを設定する分岐データ設定手段と、受信した前記入力データ、前記事前保管データ及び当該システムで生成されたデータを使用して動画を配信する動画配信手段と、
前記動画配信手段にて動画配信を提供可能とする送信元識別符号を生成する送信元識別符号生成手段と、を備えることによって、個別ユーザごとに詳細なフィードバックが得られる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
動画を生成及び配信する動画生成配信装置であって、
入力データを受信するデータ受信手段と、
前記データ受信手段で受け取った前記入力データから生成された入力加工データを用いて動画データを生成する動画生成手段と、
受信した前記入力データ、事前保管データ及び当該システムで生成されたデータから、次に配信するデータを分岐させる分岐データを設定する分岐データ設定手段と、
受信した前記入力データ、前記事前保管データ及び当該システムで生成されたデータを使用して動画を配信する動画配信手段と、
前記動画配信手段にて動画配信を提供可能とする送信元識別符号を生成する送信元識別符号生成手段と、
を備えることを特徴とする動画生成配信装置。
【請求項2】
動画を生成及び配信する動画生成配信装置であって、
入力データを受信するデータ受信手段と、
前記データ受信手段で受け取った前記入力データから生成された入力加工データを用いてHTMLファイルを生成するHTML生成手段と、
受信した前記入力データ、事前保管データ及び当該システムで生成されたデータから、次に配信するデータを分岐させる分岐データを設定する分岐データ設定手段と、
受信した前記入力データ、前記事前保管データ及び当該システムで生成されたデータを使用して動画を配信する動画配信手段と、
前記動画配信手段にて動画配信を提供可能とする送信元識別符号を生成する送信元識別符号生成手段と、
を備えることを特徴とする動画生成配信装置。
【請求項3】
前記データ受信手段で受け取った前記入力データの展開を行うファイル展開手段と、
前記ファイル展開手段で展開された展開データを解析するファイル解析手段と、
前記ファイル解析手段で生成された展開解析データからテキスト抽出を行うテキスト抽出手段と、
前記テキスト抽出手段で抽出したテキストデータから音声データを生成する音声合成手段と、
を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の動画生成配信装置。
【請求項4】
前記生成されたHTMLファイルはHTML5にて記述され、HTML5で表現するイメージやリンク情報を動画として扱う、又は動画ファイルを埋め込み配信を行う、
ことを特徴とする請求項2及び請求項3に記載の動画生成配信装置。
【請求項5】
前記HTMLファイルを直接編集可能なHTML編集手段と、
を備えることを特徴とする請求項2乃至請求項4に記載の動画生成配信装置。
【請求項6】
前記送信元識別符号生成手段は視聴者毎に生成され、
送信元識別符号毎のデータを取得、データ解析を可能とするアクセスデータ分析手段と、
を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5に記載の動画生成配信装置。
【請求項7】
会議システムと連携する会議システム連携手段と、
前記会議システム連携手段で連携した会議システムと通信を行う会議通信手段と、
を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6に記載の動画生成配信装置。
【請求項8】
表情、感情又は人間が発するデータを読み取る人感データ取得デバイスと、
を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項7に記載の動画生成配信装置。
【請求項9】
前記人感データ取得デバイスから読み取った人感データを認識する人感データ認識手段と、
認識された前記人感データを解析する人感データ解析手段と、
を備えることを特徴とする請求項8に記載の動画生成配信装置。
【請求項10】
動画を生成及び配信する動画生成配信方法であって、
入力データを受信するデータ受信ステップと、
前記データ受信ステップで受け取った前記入力データから生成された入力加工データを用いて動画データを生成する動画生成ステップと、
受信した前記入力データ、事前保管データ及び当該システムで生成されたデータから、次に配信するデータを分岐させる分岐データを設定する分岐データ設定ステップと、
受信した前記入力データ、前記事前保管データ及び当該システムで生成されたデータを使用して動画を配信する動画配信ステップと、
前記動画配信ステップにて動画配信を提供可能とする送信元識別符号を生成する送信元識別符号生成ステップと、
を備えることを特徴とする動画生成配信方法。
【請求項11】
動画を生成及び配信する動画生成配信方法であって、
入力データを受信するデータ受信ステップと、
前記データ受信ステップで受け取った前記入力データから生成された入力加工データを用いてHTMLファイルを生成するHTML生成ステップと、
受信した前記入力データ、事前保管データ及び当該システムで生成されたデータから、次に配信するデータを分岐させる分岐データを設定する分岐データ設定ステップと、
受信した前記入力データ、前記事前保管データ及び当該システムで生成されたデータを使用して動画を配信する動画配信ステップと、
前記動画配信ステップにて動画配信を提供可能とする送信元識別符号を生成する送信元識別符号生成ステップと、
を備えることを特徴とする動画生成配信方法。
【請求項12】
コンピュータを
入力データを受信するデータ受信手段、
前記データ受信手段で受け取った前記入力データから生成された入力加工データを用いて動画データを生成する動画生成手段、
受信した前記入力データ、事前保管データ及び当該システムで生成されたデータから、次に配信するデータを分岐させる分岐データを設定する分岐データ設定手段、
受信した前記入力データ、前記事前保管データ及び当該システムで生成されたデータを使用して動画を配信する動画配信手段、
前記動画配信手段にて動画配信を提供可能とする送信元識別符号を生成する送信元識別符号生成手段、
として機能させることを特徴とする動画生成配信プログラム。
【請求項13】
コンピュータを
入力データを受信するデータ受信手段、
前記データ受信手段で受け取った前記入力データから生成された入力加工データを用いてHTMLファイルを生成するHTML生成手段、
受信した前記入力データ、事前保管データ及び当該システムで生成されたデータから、次に配信するデータを分岐させる分岐データを設定する分岐データ設定手段、
受信した前記入力データ、前記事前保管データ及び当該システムで生成されたデータを使用して動画を配信する動画配信手段、
前記動画配信手段にて動画配信を提供可能とする送信元識別符号を生成する送信元識別符号生成手段、
として機能させることを特徴とする動画生成配信プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、動画生成配信処理装置、動画生成配信方法、および動画生成配信プログラムに関し、特に、ユーザによって入力された情報等によって、動画を作成し、配信する装置等に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、インターネットやテレビを介して提供される動画として、コンピュータグラフィックによって作成したものや、実画像に前記コンピュータグラフィックを合成して作成したものが見られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許5146974号
【特許文献2】特許6308602号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記先行技術は、ユーザの選択に応じて変化する動画を、容易に作成することが可能な動画作成システムを提供しているが、ユーザに求める選択操作が複雑な上、再生環境が限られ、動画を提供した際の感想などのフィードバックも取得できない。
【0005】
本願発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ユーザの操作を極力減らし、再生環境を問わずに、顧客の詳細なフィードバックが得られるような装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、動画を生成及び配信する動画生成配信装置であって、入力データを受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段で受け取った前記入力データから生成された入力加工データを用いて動画データを生成する動画生成手段と、受信した前記入力データ、事前保管データ及び当該システムで生成されたデータから、次に配信するデータを分岐させる分岐データを設定する分岐データ設定手段と、受信した前記入力データ、前記事前保管データ及び当該システムで生成されたデータを使用して動画を配信する動画配信手段と、前記動画配信手段にて動画配信を提供可能とする送信元識別符号を生成する送信元識別符号生成手段と、を備えることを特徴としている。
【0007】
請求項2の発明は、動画を生成及び配信する動画生成配信装置であって、入力データを受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段で受け取った前記入力データから生成された入力加工データを用いてHTMLファイルを生成するHTML生成手段と、受信した前記入力データ、事前保管データ及び当該システムで生成されたデータから、次に配信するデータを分岐させる分岐データを設定する分岐データ設定手段と、受信した前記入力データ、前記事前保管データ及び当該システムで生成されたデータを使用して動画を配信する動画配信手段と、前記動画配信手段にて動画配信を提供可能とする送信元識別符号を生成する送信元識別符号生成手段と、を備えることを特徴としている。
【0008】
請求項3の発明は、前記データ受信手段で受け取った前記入力データの展開を行うファイル展開手段と、前記ファイル展開手段で展開された展開データを解析するファイル解析手段と、前記ファイル解析手段で生成された展開解析データからテキスト抽出を行うテキスト抽出手段と、前記テキスト抽出手段で抽出したテキストデータから音声データを生成する音声合成手段と、を備えることを特徴としている。
【0009】
請求項4の発明は、前記生成されたHTMLファイルはHTML5にて記述され、HTML5で表現するイメージやリンク情報を動画として扱う、又は動画ファイルを埋め込み配信を行う、ことを特徴としている。
【0010】
請求項5の発明は、前記HTMLファイルを直接編集可能なHTML編集手段と、を備えることを特徴としている。
【0011】
請求項6の発明は、前記送信元識別符号生成手段は視聴者毎に生成され、送信元識別符号毎のデータを取得、データ解析を可能とするアクセスデータ分析手段と、を備えることを特徴としている。
【0012】
請求項7の発明は、会議システムと連携する会議システム連携手段と、前記会議システム連携手段で連携した会議システムと通信を行う会議通信手段と、を備えることを特徴としている。
【0013】
請求項8の発明は、表情、感情又は人間が発するデータを読み取る人感データ取得デバイスと、を備えることを特徴としている。
【0014】
請求項9の発明は、前記人感データ取得デバイスから読み取った人感データを認識する人感データ認識手段と、認識された前記人感データを解析する人感データ解析手段と、を備えることを特徴としている。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、ユーザの操作を極力減らすことが可能となるだけでなく、再生環境を問わず、様々なユーザから感想等のフィードバックを取得することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本実施形態に係る動画生成配信システムSの概要構成の一例を示す図である。
【
図2】本実施形態に係る動画生成配信処理装置10の概要構成の一例を示すブロック図である。
【
図3】本実施形態に係る動画生成外部処理装置40の概要構成の一例を示すブロック図である。
【
図4】本実施形態に係る動画生成配信処理装置10及び外部処理装置40が動画生成する際における処理例を示すフローチャート図である。
【
図5】本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示されるログイン画面の一例である。
【
図6】本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示される動画生成初期画面の一例である。
【
図7】本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示されるプレゼンテーションファイル指定画面の一例である。
【
図8】本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示されるプレゼンテーションファイル指定画面にてプレゼンテーションファイルのアップロードを行っている一例である。
【
図9】本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示される動画生成初期画面にてプレゼンテーションファイルのアップロードを行っている状態の一例である。
【
図10】本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示される動画生成初期画面にてプレゼンテーションファイルのアップロードが完了した状態の一例である。
【
図11】本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示される設定・編集画面の一例である。
【
図12】本実施形態に係る動画生成配信処理装置10が動画編集する際における処理例を示すフローチャート図である。
【
図13】本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示される設定・編集画面のセリフ編集画面の一例を示す図である。
【
図14】本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示される設定・編集画面のテロップ編集画面の一例を示す図である。
【
図15】本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示される設定・編集画面の分岐データ設定編集画面の一例を示す図である。
【
図16】本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示される設定・編集画面のHTML編集画面の一例を示す図である。
【
図17】本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示される設定・編集画面の会議システム連携画面の一例を示す図である。
【
図18】本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示される設定画面の一例を示す図である。
【
図19】本実施形態に係る動画生成配信処理装置10が動画を設定する際における処理例を示すフローチャート図である。
【
図20】本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示される設定画面のアバター設定画面の一例を示す図である。
【
図21】本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示される設定画面の背景設定画面の一例を示す図である。
【
図22】本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示される設定画面の音楽設定画面の一例を示す図である。
【
図23】本実施形態に係る動画生成配信処理装置10が動画を配信し、視聴者等端末50にて動画を視聴する際における処理例を示すフローチャート図である
【
図24】本実施形態に係るシステム管理者等端末20及び動画製作者等端末30が動画生成配信処理装置10に動画解析指示を行い、動画生成配信処理装置10は動画視聴データを解析後、システム管理者等端末20及び動画製作者等端末30へ解析結果表示指示をする処理例を示すフローチャート図である。
【
図25】本実施形態に係るシステム管理者等端末20及び動画製作者等端末30に表示される動画解析初期画面の一例を示す図である。
【
図26】本実施形態に係るシステム管理者等端末20及び動画製作者等端末30に表示される動画解析個別画面の一例を示す図である
【
図27】本実施形態に係るシステム管理者等端末20及び動画製作者等端末30に表示される動画解析個別詳細画面の一例を示す図である
【
図28】本実施形態に係るシステム管理者等端末20及び動画製作者等端末30に表示される動画解析全体詳細画面の一例を示す図である
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な変形が可能である。さらに、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0018】
[1.動画生成配信システムSの構成及び機能概要]
先ず、本実施形態に係る動画生成配信システムSの構成及び機能概要について、
図1を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る動画生成配信システムSの概要構成の一例を示す図である。
【0019】
図1に示すように、動画生成配信システムSは、システム管理者2等が管理する動画生成配信処理装置10 ( 以下、処理装置10と略す) 、システム管理者2等が管理するシステム管理者等端末20、動画製作者3等が管理する動画製作者等端末30、管理者を問わない動画生成外部処理装置40 ( 以下、外部処理装置40と略す)、動画の視聴者5等が操作する複数の視聴者等端末50、及び自社又は他社の会議システム処理装置60とは、ネットワークNWを介して、例えば、通信プロトコルにTCP/IP等を用いて相互にデータの送受信が可能になっている。なお、ネットワークNWは、例えば、インターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。
【0020】
処理装置10は、管理する者は特定しないが、例えば動画配信業者といったシステム管理者2等が管理する。処理装置10の詳細は後述するが、サーバ装置等で構築され、内部の記憶部に動画製作者及び視聴者のデータベースや処理プログラム等を有しており、動画生成配信システムの中核となる装置である。
【0021】
システム管理者等端末20は管理する者は特定しないが、例えば特定のシステム管理者2等が保有、もしくは契約をしている通信機機能を有した汎用端末であり、パソコンであってもよく、タブレット等でも良い。
【0022】
動画製作者等端末30は動画製作者3等が管理、保有、もしくは契約をしている通信機機能を有した汎用端末であり、パソコンであってもよく、タブレット、もしくはスマートフォン等でも良い。内部にWEBブラウザアプリケーションを有している、もしくは専用アプリケーションを有しており、それらを使って、ネットワークNWを介し、処理装置10に接続を行って、プレゼンテーションファイルの転送を行い、動画生成指示を行う。
【0023】
外部処理装置40は、管理する者は特定しないが、例えば自動動画生成業者又は動画製作業者といった者が管理しても良いし、システム管理者2が管理しても良い。外部処理装置40の詳細は後述するが、サーバ装置などで構築され、内部の記憶部に処理プログラム等を有しており、処理装置10と並び動画生成配信システムの中核となる装置である。外部処理装置40は処理装置10と一体として、設置しないシステムを構築しても良い。
【0024】
視聴者等端末50は、管理する者は特定しないが、例えば動画を視聴する視聴者5、つまり動画製作者の顧客又は製作者の社員等が動画を視聴するために保有、もしくは契約をしている通信機機能を有した汎用端末であり、スマートフォンであってもよく、タブレット、もしくはパソコン等でも良い。内部にWEBブラウザアプリケーションを有している、もしくは専用アプリケーションを有しており、それらを使って、ネットワークNWを介し、処理装置10に接続を行って、動画の視聴を行う。また視聴者等端末50にはWEBカメラ、脈拍計測計、体温計測計、ウェアラブルデバイスといった、人間の感情や体の変化を読み取る人感データ取得デバイス51Dを接続しても良い。
【0025】
会議システム処理装置60は、自社又は他社のWEB会会議システム処理装置である。具体的にはzoom(登録商標)、Teams(登録商標)といった大手通信業者の会議システムでもよいし、処理装置10と一体として自社の会議システムを用いても良い。会議システム処理装置60はあってもなくても良い。
【0026】
[2.処理装置10の構成]
次に、
図2を参照しながら、処理装置10 の構成について説明する。
【0027】
図2は本実施形態に係る処理装置10の概要構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように処理装置10は、通信制御部101と、入出力インターフェース部102と、処理部103と、及び記憶部104と、を備えている。
【0028】
処理装置10は複数のサーバ装置で構成されてもよい。例えば、リクエストに応じてWEBページを送信するサーバ装置、及びデータベースを管理するサーバ装置等が、互いにLAN等で接続されてもよい。
【0029】
通信制御部101は汎用の通信プロトコル制御部から構成され、ネットワークNW、及び他端末に接続して、システム管理者2等が管理するシステム管理者等端末20、動画製作者3等が管理する動画製作者等端末30、外部処理装置40及び視聴者5等が管理する視聴者等端末50との通信状態を制御する。
【0030】
入出力インターフェース部102は、通信制御部101、処理部103及び記憶部104各部との間のインターフェース処理を行う。
【0031】
処理部103は不図示であるが、記憶部104に格納されているプログラムをCPU等が実行することにより各手段の機能を実現することができる。以下、処理部103内の各手段の機能について説明する。
【0032】
データ受信手段111は、動画製作者等端末30から動画製作者3等が作成したプレゼンテーションファイル142、音楽・背景データ144及び指示等、並びに外部処理装置40等が生成した音声・動画データ145(以下、データ142乃至145を入力データという)を受信する。ここでデータ受信手段111が受信する入力データはプレゼンテーションファイル142、アバターデータ143、音楽・背景データ144及び音声・動画データに限られず、あらゆるデータを指す。
【0033】
アバター設定手段112、音楽設定手段113及び背景設定手段114の機能については後述する実施例において説明する。データ選択手段115は入力データ、事前保管データ(システム管理者2等が登録した、記憶部104が事前に保管しているデータ、以下同じ)又は処理装置10が自ら生成した等から音声・動画データ145等から使用するデータを選択する。具体的な選択方法は後述する実施例において説明する。
【0034】
分岐データ設定手段116は入力データ142乃至145、事前保管データ、後述する入力加工データ、動画データ及びHTMLファイルから、次に配信するデータを分岐させる分岐データを設定する。例えば、視聴者5等が動画を視聴している途中で一旦視聴者5に回答又は選択させ、回答又は選択した内容によって再生させる動画を変化又はログを取得する分岐データを設定する。具体的な設定方法は後述する実施例において説明する。
【0035】
ファイル展開手段117及びファイル解析手段118は動画製作者3等が作成したプレゼンテーションファイル142等の入力データのファイルに含まれる画像、テキストといったデータ毎に展開をし、解析を行う。ファイル展開手段117及びファイル解析手段118が扱うファイルはプレゼンテーションファイル142に限らず、様々なファイルを解析可能な機能を持たせても良い。
【0036】
データ送信手段119はファイル展開手段117及びファイル解析手段118が展開及び解析したデータ(以下、展開解析データという)をシステム管理者等端末20、動画製作者等端末30及び外部処理装置40に送信する。展開解析データを受信したシステム管理者等端末20及び動画製作者等端末30は展開解析データを確認しながら、さらに動画作成に必要な展開解析データを修正することが可能となる。展開解析データを受け取った外部処理装置40は受信した展開解析データを用いて音声合成処理及び動画作成処理を行う。
【0037】
送信元識別符号生成手段120は処理装置10自ら又は外部処理装置40が生成した動画、例えばHTML5で表現するイメージやリンク情報を動画として扱った場合、当該動画を再生させる送信元識別符号であるURL(Uniform Resource Locator)を生成する。同一動画であっても、視聴者5等毎のログ生成手段や分岐データを設定した場合は、視聴者5毎の送信元識別符号を生成しても良い。
【0038】
動画再生手段121は動画の再生を行い。動画配信手段122は入力データ、事前保管データ、後述する入力加工データ、生成された動画データ、生成されたHTMLファイル及び分岐データを使用して動画を視聴者5に配信する。例えば、動画再生手段121及び動画配信手段122は独自の動画データを再生手段及び配信手段を用いて行っても良いし、HTML5で表現するイメージやリンク情報を動画として扱い、さらに動画ファイルを埋め込んで配信を行っても良いし、再生及び配信方法は問わない。
【0039】
HTML編集手段123は生成されたHTML5を動画製作者3が動画製作者等端末30を用いて直接編集する。動画製作者3が動画又はHTMLを生成後にプレビューで誤りに気づいた場合、プレゼンテーションファイルを修正するだけでなく、生成されたHTMLをHTML編集手段123を用いて直接編集を行うことができる。HTML編集手段123は動画製作者等端末30に編集可能な環境を独自のエディタを用いて提供する。
【0040】
人感データ展開手段124は、視聴者等端末50に視聴者5の表情を収録する人感データ取得デバイス51D(例えばWEBカメラ)が接続され、表情データを取得することができた場合に、データ受信手段111から受信した当該表情データを展開する。展開された当該表情データは、後述する外部処理装置40内で表情の意味を解析しても良いし、処理装置10内で解析しても良い。
【0041】
アクセスデータ分析手段125は、送信元識別符号毎に視聴者等端末50で視聴(配信)されたデータを分析する。配信時間、分岐データの分岐結果及び表情データ解析結果などから、視聴者等端末50毎のデータを解析して、どの視聴者等端末50がどの箇所に興味を持ったか解析することが可能となる。実際の解析手段は統計解析手段でクラスタリング又は主成分分析などを行う。
【0042】
会議システム連携手段126は会議システム処理装置60と連携を実現する。具体的にはあらかじめ各会議システム処理装置60の接続URL等を有し、ネットワークNWを通じて会議室IDと呼ばれる会議室固有の数値を取得しても良いし、会議システム連携手段126がローカルで生成しても良い。生成されたIDを用いて会議システム処理装置60と接続を行う。
【0043】
会議システム通信手段127は、会議システム連携手段126が取得又は生成したIDを用いて会議システム処理装置60と通信を実現する。具体的にはあらかじめ各会議システム処理装置60から送られてきた通信データを基にWEB会議を実現する。WEBブラウザ上で実現しても良いし、独自のアプリケーションでもよいし、実現できなくても良い。
【0044】
記憶部104は、例えばハードディスクドライブ及びSSD等により構成されている。この記憶部104には、入力データ及び事前保管データである製作者・視聴者データ141、プレゼンテーションファイル142、アバターデータ143、音楽・背景データ144及び音声・動画データ等のデータベースが構築されている。なお、記憶部104は、本発明における記憶手段及び入力及び事前保管データ記憶手段の一例である。
【0045】
[3.外部処理装置40の構成]
次に、
図3を参照しながら、外部処理装置40 の構成について説明する。
【0046】
図3は本実施形態に係る外部処理装置40の概要構成の一例を示すブロック図である。
図3に示すように外部処理装置40は、通信制御部401と、入出力インターフェース部402と、処理部403と、及び記憶部404と、を備えている。各部の機能は処理装置10の101乃至104同様である。
【0047】
外部処理装置40は複数のサーバ装置で構成されてもよい。例えば、リクエストに応じてWEBページを送信するサーバ装置、及びデータベースを管理するサーバ装置等が、互いにLAN等で接続されてもよいし、処理装置10と一体化して扱っても良く、以下に記載する手段は処理装置10で実現させても良い。
【0048】
以下、処理部403内の各手段の機能について説明する。
データ受信手段411は、処理装置10が生成した展開解析データを受信する。ここでデータ受信手段411が受信する入力データは展開解析データに限られず、単純なテキストデータ及び画像データ等、あらゆるデータを指す。
【0049】
ファイル展開手段412及びファイル解析手段413はデータ受信手段411で受信した展開解析データをさらに展開をし、解析を行う。ファイル展開手段412及びファイル解析手段413が扱うファイルは展開解析データに限らず、様々なファイルを解析可能な機能を持たせても良い。
【0050】
テキスト抽出手段414はデータ受信手段411で受信した展開解析データからテキスト抽出を行う。テキスト抽出手段414が扱うファイルは展開解析データに限らず、様々なファイルを抽出可能な機能を持たせても良い。
【0051】
音声合成手段415はテキスト抽出手段414で抽出したテキストデータ又はデータ受信手段411で受信した展開解析データからアバターに合わせた音声データを生成する。音声合成手段415により、プレゼンテーションファイル142等に記載されたテキストを、アバターが読み上げる音声データとして生成し、動画内に埋め込むことが可能となる。音声合成手段415が扱うファイルはテキストデータ及び展開解析データに限らず、様々なファイルから音声生成させる機能を持たせても良い。
【0052】
動画生成手段416及びHTML生成手段417はファイル展開手段412及びファイル解析手段413で展開及び解析したデータ、並びに音声合成手段415で生成した音声データ(以下総じて、入力加工データという)から動画データ又はHTMLファイルを生成する。入力加工データは、処理装置10が受信した入力データから処理装置10内の各手段を通じて展開解析データを生成し、当該展開解析データを受信した外部処理装置40等が各手段を用いて生成する。当該入力加工データからの動画データ又はHTMLファイル生成方法は既存の技術を利用しても良いし、独自の技術を利用しても良いし、方法は問わない。
【0053】
データ転送手段418は動画生成手段416及びHTML生成手段417で生成した動画又はHTMLファイルを通信制御部401を介してネットワークNW、及び他端末に接続し、処理装置10に転送する。転送された動画又はHTMLファイルは処理装置10から視聴者5等に配信され、視聴が可能となる。
【0054】
人感データ認識手段419は顔認識アルゴリズム等を備え、受信した人感データを取得して、その表情データといった人感データがどのような意味を持つか認識する。認識方法の一つである顔認識アルゴリズムは核非線形相互部分空間法でも良いし、摂動空間法を用いても良いし、方法は定めない。
【0055】
人感データ解析手段420は人感データ認識手段419で認識した表情及び姿勢をとった際に視聴者5等がどのような行動を行ったか行動パターンデータを有しており、当該行動パターンデータから人感データに重み(行動結果分析データ)を付与する。付与されたデータは人感解析データとして、処理装置10へ転送する。
【0056】
[4.処理装置10及び外部処理装置40による動画生成実施例]
次に本実施形態に係る動画製作者等端末30を用いて、処理装置10及び外部処理装置40による、動画生成実施例について
図4乃至及び
図11を参照しながら説明する。
図4は、本実施形態に係る処理装置10及び外部処理装置40が動画生成する際における処理例を示すフローチャート図、
図5は本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示されるログイン画面の一例、
図6は本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示される動画生成初期画面の一例、
図7は本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示されるプレゼンテーションファイル指定画面の一例、
図8は本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示されるプレゼンテーションファイル指定画面にてプレゼンテーションファイルのアップロードを行っている一例、
図9は本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示される動画生成初期画面にてプレゼンテーションファイルのアップロードを行っている状態の一例、
図10は本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示される動画生成初期画面にてプレゼンテーションファイルのアップロードが完了した状態の一例及び
図11は本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示される設定・編集画面の一例を示す図である。
【0057】
(ステップS11)
動画製作者等端末30は動画製作者3等の接続要求操作により、処理装置10は動画製作者等端末30へログインフォームデータを送信する。動画製作者等端末30の表示部には、例えば
図5のようなログイン画面が表示され入力待ち状態となる。動画製作者3等はシステム管理者2等から指定されたログインIDを入力ボックス301に、設定したパスワードを302に入力し、ログインボタン303を押下又はクリックをする。動画製作者等端末30は処理装置10へログイン入力データを送信する。
【0058】
(ステップS12)
入力されたログインデータが正しい場合、処理装置10は動画製作者等端末30へ動画生成初期画面データを送信する。動画製作者等端末30の表示部には、例えば
図6のような動画生成初期画面が表示され入力待ち状態となる。
【0059】
(ステップS13)
動画製作者等端末30にて動画製作者3等が新規作成ボタン314を押下又はクリックを行った場合、処理装置10は動画製作者等端末30へプレゼンテーションファイル指定画面データを送信する。動画製作者等端末30の表示部には、例えば
図7のようなプレゼンテーションファイル指定画面が表示され入力待ち状態となる。動画製作者等端末30にて動画製作者3等はファイル選択ボタン351を押下又はクリック後、OSのファイル指定方法によってプレゼンテーションファイルを選択しても良いし、ファイル名をテキストボックス352に直接入力してもよい。
【0060】
(ステップS14)
動画製作者等端末30にて動画製作者3等がアップロードボタン353を押下又はクリックを行った場合、動画製作者等端末30は処理装置10へ指定された入力データとなるプレゼンテーションファイルを送信する。動画製作者等端末30の表示部には、例えば
図8のように、入力データとなるプレゼンテーションファイルがアップロードを行っている状態が表示される。動画製作者等端末30の表示部は、
図8に示す通り送信中アニメ354及び進捗を表すプログレスバー355を表示してもよい。
【0061】
(ステップS15)
処理装置10がすべての入力データとなるプレゼンテーションファイルを受信した場合、例えば
図9のような動画生成初期画面に戻っても良い。処理装置10が自身で、又は外部処理装置40で動画又はHTMLファイルを生成している間は、
図9の生成中アニメ315を表示しても良い。処理装置10又は外部処理装置40はファイル展開手段117及びファイル解析手段118、又はファイル展開手段412及びファイル解析手段413にてプレゼンテーションファイルを解析し、入力加工データを生成後、動画生成手段416及びHTML生成手段417で動画又はHTMLを生成する。
【0062】
(ステップS16)
処理装置10又は外部処理装置40が動画又はHTMLファイルの生成が完了した際には、例えば
図10のような生成が完了したことを表す動画生成初期画面に戻っても良い。ログアウトボタン318を押下又はクリックした際は終了となるが、押下又はクリックしない際はステップS12の操作待ち状態となる。
【0063】
(ステップS17)
動画製作者等端末30にて動画製作者3等が編集ボタン316を押下又はクリックを行った場合、処理装置10は動画製作者等端末30へ設定・編集画面データを送信する。動画製作者等端末30の表示部には、例えば
図11のような設定・編集画面が表示され入力待ち状態となる。動画の設定、編集の方法に関しては後述する。
【0064】
(ステップS18)
動画製作者等端末30にて動画製作者3等が終了ボタン501を押下又はクリックを行った場合、処理装置10は動画製作者等端末30へ再度動画生成初期画面データを送信する。動画製作者等端末30の表示部には、例えば
図6のような動画生成初期画面が表示されステップS12の操作待ち状態となる。
【0065】
(ステップS19)
動画製作者等端末30にて動画製作者3等がプレビューボタン317を押下又はクリックを行った場合、処理装置10は動画製作者等端末30へプレビュー画面データを送信し、動画製作者3等はプレビューを見ることができる。
【0066】
(ステップS20)
プレビュー終了後、図示しないが動画製作者等端末30にて動画製作者3等が終了ボタンを押下又はクリックを行った場合、処理装置10は動画製作者等端末30へ再度動画生成初期画面データを送信する。動画製作者等端末30の表示部には、例えば
図6のような動画生成初期画面が表示されステップS12の操作待ち状態となる。
【0067】
[5.処理装置10による動画編集実施例]
次に本実施形態に係る動画製作者等端末30を用いて、処理装置10による、動画編集実施例について
図12乃至及び
図18を参照しながら説明する。
図12は本実施形態に係る処理装置10が動画編集する際における処理例を示すフローチャート図、
図13は本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示される設定・編集画面のセリフ編集画面の一例を示す図、
図14は本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示される設定・編集画面のテロップ編集画面の一例を示す図、
図15は本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示される設定・編集画面の分岐データ設定編集画面の一例を示す図、
図16は本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示される設定・編集画面のHTML編集画面の一例を示す図及び
図18は本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示される設定画面の一例を示す図である。
【0068】
(ステップS31)
動画製作者等端末30はステップS17に分岐した際に、処理装置10は動画製作者等端末30へログインフォームデータを送信する。動画製作者等端末30の表示部には、例えば
図11のような設定・編集画面が表示され入力待ち状態となる。
【0069】
(ステップS32)
動画製作者等端末30にて動画製作者3等が「セリフ」タブ502又は「テロップ」タブ503を押下又はクリックを行った場合、処理装置10はファイル展開手段117及びファイル解析手段118にてプレゼンテーションファイルを解析し、テキストデータを抽出する。処理装置10はプレゼンテーションファイルを受信したステップS15段階でテキストデータを抽出しても良い。
【0070】
(ステップS33)
ステップS32でテキストを抽出すると、処理装置10は動画製作者等端末30へセリフ及びテロップ編集画面データを送信する。動画製作者等端末30の表示部には、例えば
図13及び
図14のように、セリフテキスト表示エリア511に解析抽出したセリフテキスト及びテロップテキストを表示してもよい。動画製作者等端末30にて動画製作者3等は、シーン選択ボタン507でシーンを選択し、セリフ及びテロップを入力修正することが可能となる。
【0071】
(ステップS34)
動画製作者等端末30にて動画製作者3等がテキストの編集が完了し、終了ボタン501を押下又はクリックした際は編集・設定が終了となるが、押下又はクリックしない際はステップS31の操作待ち状態となる。
【0072】
(ステップS35)
動画製作者等端末30にて動画製作者3等が「分岐」タブ503を押下又はクリックを行った場合、処理装置10は動画製作者等端末30へ分岐データ設定画面データを送信する。動画製作者等端末30の表示部には、例えば
図15のような設定・編集画面が表示され入力待ち状態となる。
図15のような画面の場合、動画製作者3等が分岐数を分岐数設定ボックス512で分岐データを設定する。設定された分岐数は動画製作者等端末30から処理装置10の分岐データ設定手段116によって分岐数が設置され、処理装置10は動画製作者等端末30へ、分岐ボタン516及び516がプレビュー画面506に表示データを送信する。
【0073】
(ステップS36)
処理装置10の分岐データ設定手段116を用いて、動画製作者等端末30のプレビュー画面506に表示された分岐ボタン516及び516はドラッグ等でボタンの位置や形を修正及び設定を行う。
【0074】
(ステップS37)
さらに処理装置10の分岐データ設定手段116を用いて、シーン選択ボタン507及び514を用いて分岐シーンを設定し、設定ボタン517を押下又はクリックする。動画製作者等端末30にて動画製作者3等が分岐データの設定を完了し、終了ボタン501を押下又はクリックした際は終了となるが、押下又はクリックしない際はステップS31の操作待ち状態となる。
【0075】
(ステップS38)
動画製作者等端末30にて動画製作者3等が「HTML」タブ505を押下又はクリックを行った場合、処理装置10はHTML編集手段123にてHTMLファイルを展開する。
【0076】
(ステップS39)
処理装置10は動画製作者等端末30へHTML編集画面データを送信する。動画製作者等端末30の表示部には、例えば
図16のように、HTML表示エリア519に展開したセリフテキスト及びテロップテキストを表示してもよい。動画製作者等端末30にて動画製作者3等は、シーン選択ボタン507でシーンを選択し、HTML文に知識がある動画製作者3等は、HTML文を直接入力修正することが可能となる。
【0077】
(ステップS40)
動画製作者等端末30にて動画製作者3等がテキストの編集をすると、処理装置10はHTML編集手段123にてHTMLファイルを再コンパイルする。終了ボタン501を押下又はクリックした際は終了となるが、押下又はクリックしない際はステップS31の操作待ち状態となる。
【0078】
(ステップS41)
動画製作者等端末30にて動画製作者3等が「会議S」タブ520を押下又はクリックを行った場合、処理装置10はあらかじめ有している連携可能な会議システムを会議システム連携手段126にて展開する。
【0079】
(ステップS42)
処理装置10は会議システム通信手段127を用いて会議システム処理装置60に接続し、接続可能と応答のあった会議システム処理装置60を動画製作者等端末30へ送信する。動画製作者等端末30の表示部には、例えば
図17のように、接続可能な会議システムを521乃至525のように表示してもよい。
【0080】
(ステップS43)
動画製作者等端末30にて動画製作者3等が各会議システムの設定ボタン526乃至530を押下すると会議システム通信手段127が会議システム処理装置60と通信を行って会議室IDを生成し、521乃至525のように接続URLを表示する。このURLは選択しているシーン選択ボタン507中の選択動画から動画視聴中に直接商談が出るように設定が可能となる。終了ボタン501を押下又はクリックした際は終了となるが、押下又はクリックしない際はステップS31の操作待ち状態となる。
【0081】
(ステップS44)
動画製作者等端末30にて動画製作者3等が設定ボタン508を押下又はクリックを行った場合、処理装置10は動画製作者等端末30へ設定画面データを送信する。動画製作者等端末30の表示部には、例えば
図18のような設定画面が表示され入力待ち状態となる。動画の設定の方法に関しては後述する。
【0082】
(ステップS45)
設定が終了し設定登録した際は、動画製作者等端末30にて動画製作者3等が登録ボタン601を押下又はクリックし、ステップS34に遷移する。終了しない場合はステップS44に戻る。
【0083】
[6.処理装置10による動画設定実施例]
次に本実施形態に係る動画製作者等端末30を用いて、処理装置10による、動画設定実施例について
図18乃至及び
図22を参照しながら説明する。
図18は本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示される設定画面の一例を示す図、
図19は本実施形態に係る処理装置10が動画を設定する際における処理例を示すフローチャート図、
図20は本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示される設定画面のアバター設定画面の一例を示す図、
図21は本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示される設定画面の背景設定画面の一例を示す図、
図22は本実施形態に係る動画製作者等端末30に表示される設定画面の音楽設定画面の一例を示す図である。
【0084】
(ステップS61)
動画製作者等端末30はステップS44に分岐した際に、処理装置10は動画製作者等端末30へ設定画面データを送信する。動画製作者等端末30の表示部には、例えば
図18のような設定画面が表示されタブ選択待ち状態となる。
【0085】
(ステップS62)
動画製作者等端末30にて動画製作者3等が「設定」タブ602を押下又はクリックを行った場合、動画の設定画面データを送信する。動画製作者等端末30の表示部には、例えば
図18のように、各種設定項目を表示してもよい。動画製作者等端末30にて動画製作者3等は、タイトルボックス606で動画の名前を入力し、公開設定ボタン607で動画の公開又は非公開を設定しても良い。
【0086】
(ステップS63)
動画製作者等端末30にて動画製作者3等が送信元識別符号生成欄608の生成ボタン621及び622等を押下又はクリックすると、送信元識別符号生成手段120にて視聴者毎に送信元識別符号(URL)が送信元識別符号欄611及び612等に生成される。さらに追加ボタン609を押下又はクリックすると、送信元識別符号欄及び送信元識別符号生成ボタンが追加される。この視聴者毎に送信元識別符号(URL)が生成により、異なる送信元識別記号をカテゴリー毎の視聴者5等に割り当てることが可能となる。視聴特性分析をより精密に行うことが可能となる。実際個別の動作設定は後述する
図26に示した分析画面で行っても良い。
【0087】
(ステップS64)
登録ボタン601を押下又はクリックした際は設定が終了となるが、押下又はクリックしない際はステップS61の操作待ち状態となる。
【0088】
(ステップS65)
動画製作者等端末30にて動画製作者3等が「アバター」タブ603を押下又はクリックを行った場合、動画の人物設定画面データを送信する。動画製作者等端末30の表示部には、例えば
図20のように、事前保管データである人物データ(以下アバター)のリスト631を表示してもよい。アバターリストに中から選択し、押下又はクリックすると、アバター選択枠632が表示され、当該アバターをアバター設定手段112にて設定する。
【0089】
(ステップS66)
処理装置10は動画製作者等端末30へ事前保管データである人物音声データ(以下音声データ)リスト633を表示してもよい。動画製作者等端末30にて動画製作者3等が音声データリスト633の中からを押下又はクリックすると、動画製作者等端末30は処理装置10又は外部処理装置40へ音声合成の指示をする。処理装置10又は外部処理装置40はセリフテキスト表示エリア511で設定したセリフを音声合成手段415を用いて、セリフから音声データを生成する。
【0090】
また同様に、処理装置10は動画製作者等端末30へ事前保管データである人物音声言語別データ(以下言語別データ)リスト634を表示してもよい。動画製作者等端末30にて動画製作者3等が言語データリスト634の中からを押下又はクリックすると、動画製作者等端末30は処理装置10又は外部処理装置40へ音声合成の指示をする。処理装置10又は外部処理装置40はセリフテキスト表示エリア511で設定したセリフを音声合成手段415を用いて、セリフから音声データを生成する。処理装置10又は外部処理装置40は入力されたセリフを他言語に自動翻訳をする、自動翻訳手段を設けても良い。
【0091】
(ステップS67)
ステップS66で生成された音声データを再生させるプレビューボタン635を設けても良い。プレビューボタン635を動画製作者等端末30にて動画製作者3等が押下又はクリックすると、処理装置10はデータ送信手段119を用いて動画製作者等端末30へ生成した音声データを送信し、動画製作者等端末30生成された音声データを再生する。この動作によって音声合成された音声データを動画製作者等端末30にて動画製作者3等が確認、チェックすることが可能となる。その後ステップS64に遷移する。
【0092】
(ステップS68)
動画製作者等端末30にて動画製作者3等が「背景」タブ604を押下又はクリックを行った場合、動画の背景設定画面データを送信する。動画製作者等端末30の表示部には、例えば
図21のように、事前保管データである背景データのリスト641を表示してもよい。背景リストに中から選択し、押下又はクリックすると、背景選択枠642が表示され、当該背景を背景設定手段114にて動画の背景設定をする。その後ステップS64に遷移する。
【0093】
(ステップS69)
動画製作者等端末30にて動画製作者3等が「音楽」タブ605を押下又はクリックを行った場合、動画の音楽設定画面データを送信する。動画製作者等端末30の表示部には、例えば
図22のように、事前保管データである音楽データのリスト651を表示してもよい。音楽リストに中からチェックボックス653選択し、押下又はクリックすると音楽設定手段113にて動画の音楽を設定する。
【0094】
(ステップS70)
ステップS69で選択した音楽データを再生させるプレビューボタン654を設けても良い。プレビューボタン654を動画製作者等端末30にて動画製作者3等が押下又はクリックすると、処理装置10はデータ送信手段119を用いて動画製作者等端末30へ選択した音楽データを送信し、動画製作者等端末30生成された音楽データを再生する。この動作によって音楽データを動画製作者等端末30にて動画製作者3等が確認、チェックすることが可能となる。その後ステップS64に遷移する。
【0095】
[7.処理装置10及び視聴者等端末50による動画視聴実施例]
次に本実施形態に係る視聴者等端末50を用いて、処理装置10による、動画視聴実施例について
図23を参照しながら説明する。
図23は本実施形態に係る処理装置10が動画を配信し、視聴者等端末50にて動画を視聴する際における処理例を示すフローチャート図である。
【0096】
(ステップS81)
視聴者5等は付与された送信元識別符号を使用して、視聴者等端末50を通して、動画の視聴要求を処理装置10に動画視聴請求を行う。
【0097】
(ステップS82)
視聴者等端末50にカメラデバイスといった表情、感情又は人間が発するデータを読み取る人感データ取得デバイス51Dがあるか否かの判定を行う。当該人感データ取得デバイス51DはWEBカメラでも良いし、興奮度を図る脈拍計測計でもよいし、あらゆる人感データ取得デバイスでよく、特に定めない。
【0098】
(ステップS83)
視聴者等端末50にカメラデバイス等、表情や感情を読み取る人感データ取得デバイス51Dがあった場合は、視聴者5等に当該人感データ取得デバイス51Dを使用して良いか、視聴者等端末50を通して確認を行う。
【0099】
(ステップS84)
視聴者5等から当該人感データ取得デバイス51Dを使用して良い、との意志が視聴者等端末50を通して受信した場合、処理装置10は動画再生手段121及び動画配信手段122を用いて動画配信をスタートするとともに、当該人感データ取得デバイス51Dから視聴者等端末50が受信した人感データ等をデータ受信手段111を用いて受信を行う。
【0100】
(ステップS85)
処理装置10は受信した人感データ等を処理装置10自ら又は転送した人感データを外部処理装置40が人感データ認識手段419及び人感データ解析手段420等で表情解析等を行う。解析の一つである表情解析は、一般化学習ベクトル量子化手法により、顔検出技術及び多点特徴点検出法による特徴点検出技術によって顔の表情を読み取り、解析を行う。動画再生時にどのような行動パターンであったか、行動結果分析データをロギングし、ステップS87へ飛ぶ。
【0101】
(ステップS86)
ステップS82にて、視聴者5等から当該人感データ取得デバイス51Dを使用しない又は当該人感データ取得デバイス51Dが無い、との判断が視聴者等端末50を通して受信した場合、処理装置10は動画再生手段121及び動画配信手段122を用いて動画配信をスタートする。
【0102】
(ステップS87)
処理装置10は配信を続けながら、視聴時間、分岐データ、外部リンククリック及びその他データを取得する。
【0103】
(ステップS88)
視聴者5等は視聴者等端末50を通して、視聴を止める操作を行ったか、又は動画の配信実態が終了したか、判定を行う。終了した場合、処理装置10は商談システム判断ステップS89へ移行し、終了しない場合はステップS87に戻る。
【0104】
(ステップS89)
動画を終了した際には最後の動画、動画を中断した際には当該中断した動画に商談システムの会議IDが割り当てられていた場合は、処理装置10は視聴者等端末50を通して、視聴者5等に商談を希望するかメッセージを表示する。商談を希望する場合は商談ステップS90へ、会議IDが設定されておらず商談が設定されていない場合、又は商談を希望しない場合は終了する。
【0105】
(ステップS90)
商談を希望した際には処理装置10は会議システム連携手段126を使って会議システムと連携をし、会議システム通信手段127を使って商談をスタートする。同時に動画視聴ステップは終了する。
【0106】
[8.処理装置10、システム管理者等端末20及び動画製作者等端末30による動画解析実施例]
次に本実施形態に係るシステム管理者等端末20及び動画製作者等端末30を用いて、処理装置10による、動画解析実施例について
図24乃至
図28を参照しながら説明する。
図24は本実施形態に係るシステム管理者等端末20及び動画製作者等端末30が処理装置10に動画解析指示を行い、処理装置10は動画視聴データを解析後、システム管理者等端末20及び動画製作者等端末30へ解析結果表示指示をする処理例を示すフローチャート図、
図25は本実施形態に係るシステム管理者等端末20及び動画製作者等端末30に表示される動画解析初期画面の一例を示す図、
図26は本実施形態に係るシステム管理者等端末20及び動画製作者等端末30に表示される動画解析個別画面の一例を示す図、
図27は本実施形態に係るシステム管理者等端末20及び動画製作者等端末30に表示される動画解析個別詳細画面の一例を示す図及び
図28は本実施形態に係るシステム管理者等端末20及び動画製作者等端末30に表示される動画解析全体詳細画面の一例を示す図である。
【0107】
(ステップS101)
システム管理者2等及び動画製作者3等は、システム管理者等端末20及び動画製作者等端末30を通じて処理装置10へ動画解析要求を行う。システム管理者等端末20及び動画製作者等端末30の表示部には、例えば
図25のような動画解析初期画面が表示され操作待ち状態となる。
【0108】
(ステップS102)
図25に示す動画解析初期画面上には簡単動画毎に動画欄812及び813を設け、動画のサムネイル表示欄814、公開有無欄816、TOTALアクセス解析表示欄817、当日アクセス解析表示欄818にて簡易的なアクセス解析結果を表示して良い。システム管理者2等及び動画製作者3等は操作欄815に設けられている個別解析ボタン819又は動画解析ボタン820を選択して、押下又はクリックを行う。
【0109】
(ステップS103)
ステップS102でシステム管理者2等及び動画製作者3等が操作欄815に設けられている個別解析ボタン819を押下又はクリックを行った場合は、システム管理者等端末20及び動画製作者等端末30を通じて処理装置10へ個別動画解析要求を行い、処理装置10はアクセスデータ分析手段125等を用いてアクセスデータを解析する。システム管理者等端末20及び動画製作者等端末30の表示部には、例えば
図26のような動画解析個別画面が表示される。
図26は例示であるが、簡易的に動画アクセス有無欄836、最終到達欄837及び外部クリック欄838を設けて、動画へのアクセスの有無、動画が最後まで再生された可能されたか否か、及び外部リンクへクリックした回数等を表示しても良い。
また、この動画個別解析画面で送信元識別符号であるURL表示欄833及びアクセス者表示欄835で直接編集をできるようにしても良い。また言語設定欄834に設けられた言語設定ボタン840を押下又はクリックする事で再生される言語を変更できるようにしても良い。
【0110】
(ステップS104)
システム管理者2等及び動画製作者3等が解析欄839に設けられている詳細解析ボタン841を押下又はクリックを行った場合は、システム管理者等端末20及び動画製作者等端末30を通じて処理装置10へ個別動画詳細解析要求を行い、処理装置10はアクセスデータ分析手段125等を用いてアクセスデータを解析する。
【0111】
(ステップS105)
S104の解析により、システム管理者等端末20及び動画製作者等端末30の表示部には、例えば
図27のような動画解析個別詳細画面が表示される。
図27は例示であるが、動画解析グラフ欄855、表情解析グラフ856、在席解析グラフ857及びアクセス回数表示グラフ858を設けて、動画を見た視聴者5等の行動結果分析データから、興味度、興奮度、離席率及びアクセス回数を表示しても良い。
印刷をする機能を設けて良いし、デジタルデータとして保存する機能を設けても良い。戻るボタン859を押下及びクリックをすると、解析画面は終了する。
【0112】
(ステップ106)
ステップS102でシステム管理者2等及び動画製作者3等が操作欄815に設けられている動画解析ボタン820を押下又はクリックを行った場合は、システム管理者等端末20及び動画製作者等端末30を通じて処理装置10へ個別動画解析要求を行い、処理装置10はアクセスデータ分析手段125等を用いてアクセスデータを解析する。
【0113】
(ステップ107)
システム管理者等端末20及び動画製作者等端末30の表示部には、例えば
図28のような動画解析全体詳細画面が表示される。
図28は例示であるが、動画解析グラフ欄875、属性1グラフ876、属性2グラフ877及び属性グラフ878を設けて、動画を見た視聴者5等らの行動結果分析データから、アクセス回数、性別属性及び完全再生率を表示しても良い。
印刷をする機能を設けて良いし、デジタルデータとして保存する機能を設けても良い。戻るボタン879を押下及びクリックをすると、解析画面は終了する。
【符号の説明】
【0114】
S 動画生成配信システム
10 動画生成配信処理装置
101 通信制御部
102 入出力インターフェース部
103 処理部
104 記憶部
111 データ受信手段
112 アバター設定手段
113 音楽設定手段
114 背景設定手段
115 データ選択手段
116 分岐データ設定手段
117 ファイル展開手段
118 ファイル解析手段
119 データ送信手段
120 送信元識別符号生成手段
121 動画再生手段
122 動画配信手段
123 HTML編集手段
124 人感データ展開手段
125 アクセスデータ分析手段
126 会議システム連携手段
127 会議システム通信手段
141 製作者・視聴者データ
142 プレゼンテーションファイル
143 アバターデータ
144 音楽・背景データ
145 音声・動画データ
2 システム管理者
20 システム管理者等端末
3 動画製作者
30 動画製作者等端末
40 動画生成外部処理装置
401 通信制御部
402 入出力インターフェース部
403 処理部
404 記憶部
411 データ受信手段
412 ファイル展開手段
413 ファイル解析手段
414 テキスト抽出手段
415 音声合成手段
416 動画生成手段
417 HTML生成手段
418 データ転送手段
419 人感データ認識手段
420 人感データ解析手段
5 視聴者
50 視聴者等端末
51D 人感データ取得デバイス
60 会議システム処理装置