(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022138791
(43)【公開日】2022-09-26
(54)【発明の名称】医療用デバイス
(51)【国際特許分類】
A61M 1/28 20060101AFI20220915BHJP
【FI】
A61M1/28 120
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021038874
(22)【出願日】2021-03-11
(71)【出願人】
【識別番号】000109543
【氏名又は名称】テルモ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000671
【氏名又は名称】八田国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】梅垣 彦希
【テーマコード(参考)】
4C077
【Fターム(参考)】
4C077AA06
4C077DD25
4C077PP08
4C077PP18
(57)【要約】
【課題】医療用液体バッグに連結されるチューブおよび排液用バッグに連結されるチューブにおける医療用液体の流通および停止を容易に切り替えることのできる医療用デバイスを提供する。
【解決手段】医療用デバイス20は、第1チューブ16および第2チューブ18を保持する本体部30、40と、第1チューブおよび第2チューブが閉塞した第1状態、第1チューブが開通して第2チューブが閉塞した第2状態、ならびに第1チューブが閉塞して第2チューブが開通した第3状態を、スライド操作によって切り替え自在な切り替え部50と、を有する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一対のチューブを保持する本体部と、
一の前記チューブおよび他の前記チューブが閉塞した第1状態、前記一のチューブが閉塞して前記他のチューブが開通した第2状態、ならびに前記一のチューブが開通して前記他のチューブが閉塞した第3状態を、スライド操作によって切り替え自在な切り替え部と、を有する医療用デバイス。
【請求項2】
前記本体部は分割可能に構成されており、前記チューブを挟み込むように保持する、請求項1に記載の医療用デバイス。
【請求項3】
前記切り替え部は、一方方向へのスライド操作によって、前記第1状態、前記第2状態、および前記第3状態を切り替える、請求項1または2に記載の医療用デバイス。
【請求項4】
前記一のチューブは、腹膜透析用の医療用液体バッグに連結され、
前記他のチューブは、腹膜透析用の排液用バッグに連結される、請求項1~3のいずれか1項に記載の医療用デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療用デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、腹膜透析用バッグ等の医療用液体バッグに連結されるチューブには、医療用液体の流通および停止を切り替えることのできるクランプが設けられる。また、医療用液体を排液するための排液用バッグに連結されるチューブにも、医療用液体の流通および停止を切り替えることのできるクランプが設けられる。このようなクランプとしては下記の特許文献1に開示されているような、チューブを挟持し押圧してチューブの流路を閉塞するものを挙げることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示されているようなクランプによって、医療用液体バッグに連結されるチューブおよび排液用バッグに連結されるチューブにおける医療用液体の流通および停止を切り替える場合、作業が煩雑となって、操作を誤ってしまう可能性がある。
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、医療用液体バッグに連結されるチューブおよび排液用バッグに連結されるチューブにおける医療用液体の流通および停止を容易に切り替えることのできる医療用デバイスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成する医療用デバイスは、少なくとも一対のチューブを保持する本体部と、一の前記チューブおよび他の前記チューブが閉塞した第1状態、前記一のチューブが閉塞して前記他のチューブが開通した第2状態、ならびに前記一のチューブが開通して前記他のチューブが閉塞した第3状態を、スライド操作によって切り替え自在な切り替え部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
上記のように構成した医療用デバイスによれば、切り替え部のスライド操作によって、第1状態、第2状態、および第3状態を切り替えることができる。したがって、医療用液体バッグに連結されるチューブおよび排液用バッグに連結されるチューブにおける医療用液体の流通および停止を容易に切り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の実施形態に係る医療用キットを示す概略図である。
【
図2】本実施形態に係る医療用デバイスを示す斜視図である。
【
図3】本実施形態に係る医療用デバイスを示す分解斜視図である。
【
図4】本実施形態に係る医療用デバイスを示す正面図であって、第1状態を示す図である。
【
図6】本実施形態に係る医療用デバイスを示す平面図であって、第1状態を示す図である。
【
図8】本実施形態に係る医療用デバイスを示す正面図であって、第2状態を示す図である。
【
図10】本実施形態に係る医療用デバイスを示す平面図であって、第2状態を示す図である。
【
図12】本実施形態に係る医療用デバイスを示す正面図であって、第3状態を示す図である。
【
図14】本実施形態に係る医療用デバイスを示す平面図であって、第3状態を示す図である。
【
図16】変形例1に係る医療用デバイスおよび使用方法を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
【0010】
まず、
図1を参照して、本発明の実施形態に係る医療用キット1の構成について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る医療用キット1を示す概略図である。
【0011】
本実施形態に係る医療用キット1は、腹膜透析用として使用される。医療用キット1は、
図1に示すように、患者Mの腹膜内に挿通される腹膜カテーテル10と、腹膜カテーテル10の端部に取り付けられるカテーテルジョイント11と、カテーテルジョイント11に接続されるシリコーンチューブ12と、シリコーンチューブ12に配置されるローラークランプ13と、シリコーンチューブ12に連結管Pを介して接続される連結チューブ14と、連結チューブ14に連結される分岐管15と、分岐管15から延在する第1チューブ(一のチューブに相当)16と、第1チューブ16が固定される医療用液体バッグ17と、分岐管15から延在する第2チューブ(他のチューブに相当)18と、第2チューブ18が固定される排液用バッグ19と、第1チューブ16および第2チューブ18を閉塞または開通することによって、透析液の流通または停止を切り替える医療用デバイス20と、を有する。
【0012】
次に、
図2~
図15を参照して、医療用デバイス20の構成について説明する。
図2は、本実施形態に係る医療用デバイス20を示す斜視図である。
図3は、本実施形態に係る医療用デバイス20を示す分解斜視図である。
図4~
図7は、第1状態における医療用デバイス20を示す図である。
図8~
図11は、第2状態における医療用デバイス20を示す図である。
図12~
図15は、第3状態における医療用デバイス20を示す図である。
【0013】
以下の説明において、「第1状態」とは、第1チューブ16および第2チューブ18が閉塞した状態、「第2状態」とは、第1チューブ16が閉塞して第2チューブ18が開通した状態、「第3状態」とは、第1チューブ16が開通して第2チューブ18が閉塞した状態をそれぞれ示す。
【0014】
医療用デバイス20は、
図2、
図3に示すように、上方に位置する第1本体部30と、下方に位置する第2本体部40と、スライド操作によって、第1状態、第2状態、および第3状態を切り替え自在な切り替え部50と、を有する。第1本体部30および第2本体部40は、第1チューブ16および第2チューブ18を保持する本体部を構成する。
【0015】
第1本体部30および第2本体部40は、
図3に示すように、分割可能に構成されている。
【0016】
第1本体部30は、
図2~
図15に示すように、第2本体部40の爪部41が嵌合される被嵌合部31と、第2本体部40の第2保持部42とともに第1チューブ16および第2チューブ18を保持する一対の第1保持部32と、切り替え部50が移動可能に構成された孔部33と、を有する。
【0017】
第2本体部40は、
図2~
図15に示すように、一端に設けられた爪部41と、第1本体部30の第1保持部32とともに第1チューブ16および第2チューブ18を保持する一対の第2保持部42と、を有する。
【0018】
第1本体部30の被嵌合部31に第2本体部40の爪部41が嵌合されることによって、第1本体部30および第2本体部40は組み立てられる。第1本体部30および第2本体部40が組み立てられることによって、第1保持部32および第2保持部42は、上下方向から第1チューブ16および第2チューブ18を保持することができる。この構成によれば、既存の医療用キットに対して、医療用デバイス20を後付けすることができる。
【0019】
孔部33には、
図5、
図9、
図13に示すように、一対の凹部33A、33B、33C、33D、33Eが5ペア設けられる。一対の凹部33A、一対の凹部33B、一対の凹部33C、一対の凹部33D、一対の凹部33Eは、互いに等しいピッチとなるように形成されており、ピッチの長さは、特に限定されないが、3~15mmである。
【0020】
第1本体部30を構成する材料としては、適度に剛性があり、摺動性・耐摩耗性が高い樹脂であることが好ましく、例えばポリオキシメチレン(POM)、ポリアミド(PA)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)を挙げることができる。また、第2本体部40を構成する材料としては、適度に剛性があることが好ましく、例えばポリカーボネート(PC)、ポリオキシメチレン、ポリオレフィン系、スチレン系を挙げることができる。
【0021】
切り替え部50は、
図2~
図15に示すように、スライド操作する際に使用者が把持する把持部51と、第1チューブ16および/または第2チューブ18を押圧してチューブの流路を閉塞する本体部52と、を有する。
【0022】
把持部51は、使用者が把持しやすい構成であることが好ましく、頂部に連れてR形状を備えていることが好ましい。
【0023】
本体部52は、
図5、
図9、
図13に示すように、一対の凸部52A、凸部52B、凸部52Cを3ペア備える。
【0024】
切り替え部50を構成する材料としては、特に限定されないが、ゴム材料を用いることができる。
【0025】
以下、第1状態、第2状態、および第3状態のそれぞれにおける3ペアの凸部52A~52Cおよび5ペアの凹部33A~33Eの位置関係について説明する。
【0026】
まず、第1状態における3ペアの凸部52A~52Cおよび5ペアの凹部33A~33Eの位置関係について説明する。第1状態において切り替え部50は、
図4~
図7に示すように、スライド方向の略中央に配置される。
【0027】
このとき、
図5に示すように、一対の凸部52Aは一対の凹部33Bに、一対の凸部52Bは一対の凹部33Cに、一対の凸部52Cは一対の凹部33Dにそれぞれ嵌まる。
【0028】
このとき、本体部52は、
図7に示すように、第1チューブ16および第2チューブ18を押圧して流路を閉塞している。このため、第1チューブ16および第2チューブ18において、透析液の流通が停止される。
【0029】
次に、第2状態における3ペアの凸部52A~52Cおよび5ペアの凹部33A~33Eの位置関係について説明する。第2状態において切り替え部50は、
図8~
図11に示すように、スライド方向の
図8の左側に配置される。
【0030】
このとき、
図9に示すように、一対の凸部52Aは一対の凹部33Aに、一対の凸部52Bは一対の凹部33Bに、一対の凸部52Cは一対の凹部33Cにそれぞれ嵌まる。
【0031】
このとき、本体部52は、
図11に示すように、第2チューブ18の流路を開通して、第1チューブ16の流路を閉塞している。このため、第1チューブ16のみにおいて、透析液の流通が停止される。
【0032】
次に、第3状態における3ペアの凸部52A~52Cおよび5ペアの凹部33A~33Eの位置関係について説明する。第3状態において切り替え部50は、
図12~
図15に示すように、スライド方向の
図12の右側に配置される。
【0033】
このとき、
図13に示すように、一対の凸部52Aは一対の凹部33Cに、一対の凸部52Bは一対の凹部33Dに、一対の凸部52Cは一対の凹部33Eにそれぞれ嵌まる。
【0034】
このとき、本体部52は、
図15に示すように、第1チューブ16の流路を開通して、第2チューブ18の流路を閉塞している。このため、第2チューブ18のみにおいて、透析液の流通が停止される。
【0035】
次に、本実施形態に係る医療用キット1および医療用デバイス20の使用方法について説明する。
【0036】
まず、使用者は、医療用デバイス20の切り替え部50を、
図4~
図7に示す位置に配置することによって、第1チューブ16および第2チューブ18を閉塞させ、ローラークランプ13を閉じる。そして、使用者は医療用液体バッグ17に固定されている不図示の封止部材を破断する。封止部材としては特に限定されないが、公知のクリックチップ(登録商標)を用いることができる。使用者が封止部材を破断することによって、医療用液体バッグ17の透析液は、医療用デバイス20まで移動することができる。
【0037】
次に、患者Mの腹膜の中の透析液を体の外に出す排液を行う。具体的には、使用者は医療用デバイス20の切り替え部50を、
図6~
図9に示す位置に配置して、第2チューブ18のみを開通するとともに、ローラークランプ13を開く。この結果、腹膜の中の透析液が、腹膜カテーテル10、シリコーンチューブ12、連結チューブ14、および第2チューブ18を介して、排液用バッグ19に流れる。そして、排液が終わったら、使用者は、ローラークランプ13を閉じるとともに、医療用デバイス20の切り替え部50を、
図4~
図7に示す位置に配置して、第1チューブ16および第2チューブ18を閉塞する。
【0038】
次に、医療用液体バッグ17内の新しい透析液を腹膜に入れる注液を行う。具体的には、使用者は、医療用デバイス20の切り替え部50を、
図10~
図13に示す位置に配置して、第1チューブ16のみを開通するとともに、ローラークランプ13を開く。この結果、医療用液体バッグ17内の透析液が、第1チューブ16、連結チューブ14、シリコーンチューブ12、および腹膜カテーテル10を介して、腹膜内に流れる。
【0039】
そして、注液が終了したら、使用者は、ローラークランプ13を閉じるとともに、医療用デバイス20の切り替え部50を、
図4~
図7に示す位置に配置して、第1チューブ16および第2チューブ18を閉塞する。
【0040】
以上説明したように、本実施形態に係る医療用デバイス20は、第1チューブ16および第2チューブ18を保持する本体部30、40と、第1チューブ16および第2チューブ18が閉塞した第1状態、第1チューブ16が閉塞して第2チューブ18が開通した第2状態、ならびに第1チューブ16が開通して第2チューブ18が閉塞した第3状態を、スライド操作によって切り替え自在な切り替え部50と、を有する。このように構成された医療用デバイス20によれば、切り替え部50のスライド操作によって、第1状態、第2状態、および第3状態を切り替えることができる。したがって、医療用液体バッグ17に連結される第1チューブ16および排液用バッグ19に連結される第2チューブ18における医療用液体の流通および停止を容易に切り替えることができる。
【0041】
また、本体部30、40は分割可能に構成されており、第1チューブ16および第2チューブ18を挟み込むように保持する。このように構成された医療用デバイス20によれば、第1チューブ16および第2チューブ18に対して医療用デバイス20を後付けすることができる。
【0042】
また、第1チューブ16は、腹膜透析用の医療用液体バッグ17に連結され、第2チューブ18は、腹膜透析用の排液用バッグ19に連結される。このように構成された医療用デバイス20によれば、腹膜透析に好適に用いることができる。
【0043】
<変形例1>
次に、
図16を参照して、変形例1に係る医療用デバイス120の構成について説明する。
【0044】
変形例1に係る医療用デバイス120は、
図16に示すように、第2本体部140と、スライド操作によって、第1状態、第2状態、および第3状態を切り替え自在な切り替え部150と、を有する。
【0045】
第2本体部140は、第1チューブ16および/または第2チューブ18を保持可能な7つの保持部141、142、143、144、145、146、147を有する。第1チューブ16は、
図16に示すように、保持部146に配置され、第2チューブ18は、保持部142に配置される。
【0046】
切り替え部150は、第1チューブ16および/または第2チューブ18を保持可能な2つの保持部151、152を有する。
【0047】
次に、変形例1に係る医療用デバイス120の使用方法について説明する。
【0048】
まず、使用者は、医療用デバイス120の切り替え部150を、
図16(A)に位置に配置することによって、第1チューブ16および第2チューブ18を閉塞させ、ローラークランプ13を閉じる。そして使用者は封止部材を破断する。使用者が封止部材を破断することによって、医療用液体バッグ17の透析液は、医療用デバイス120まで移動することができる。
【0049】
次に、患者Mの腹膜の中の透析液を体の外に出す排液を行う。具体的には、使用者は医療用デバイス120の切り替え部150を、
図16(B)の位置に配置して、第2チューブ18のみを開通するとともに、ローラークランプ13を開く。この結果、腹膜の中の透析液が、腹膜カテーテル10、シリコーンチューブ12、連結チューブ14、および第2チューブ18を介して、排液用バッグ19に流れる。そして、排液が終わったら、使用者は、ローラークランプ13を閉じるとともに、医療用デバイス120の切り替え部150を、
図16(C)に示す位置に配置して、第1チューブ16および第2チューブ18を閉塞する。
【0050】
次に、医療用液体バッグ17内の新しい透析液を腹膜に入れる注液を行う。具体的には、使用者は、医療用デバイス120の切り替え部150を、
図16(D)に示す位置に配置して、第1チューブ16のみを開通するとともに、ローラークランプ13を開く。この結果、医療用液体バッグ17内の透析液が、第1チューブ16、連結チューブ14、シリコーンチューブ12、および腹膜カテーテル10を介して、腹膜内に流れる。
【0051】
そして、注液が終了したら、使用者は、ローラークランプ13を閉じるとともに、医療用デバイス120の切り替え部150を、
図16(E)に示す位置に配置して、第1チューブ16および第2チューブ18を閉塞する。
【0052】
以上のように変形例1に係る医療用デバイス120は、切り替え部150は一方方向へのスライド操作によって、第1状態、第2状態、および第3状態を切り替えることができる。この構成によれば、操作ミスを確実に防止することができる。
【0053】
以上、実施形態を通じて本発明に係る医療用デバイスを説明したが、本発明は実施形態において説明した構成のみに限定されることはなく、特許請求の範囲の記載に基づいて適宜変更することが可能である。
【0054】
例えば上述した実施形態では、本体部30、40は分割可能に構成されていたが、本体部は分割可能でなくてもよい。
【0055】
また、上述した実施形態では、本体部30、40は、第1チューブ16および第2チューブ18を保持した。しかしながら、本体部は3本以上のチューブを保持する構成であってもよい。
【0056】
また、医療用液体バッグとしては、透析液バッグのほかに輸液バッグなどにも使用できる。
【符号の説明】
【0057】
1 医療用キット、
16 第1チューブ(一のチューブ)、
18 第2チューブ(他のチューブ)、
20、120 医療用デバイス、
30 第1本体部(本体部)、
32 第1保持部、
40、140 第2本体部(本体部)、
42 第2保持部、
50、150 切り替え部。