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  • 特開-自動通行ゲート 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022138897
(43)【公開日】2022-09-26
(54)【発明の名称】自動通行ゲート
(51)【国際特許分類】
   G07B 15/00 20110101AFI20220915BHJP
【FI】
G07B15/00 H
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021039033
(22)【出願日】2021-03-11
(71)【出願人】
【識別番号】000002945
【氏名又は名称】オムロン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000970
【氏名又は名称】弁理士法人 楓国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】竹本 秀樹
【テーマコード(参考)】
3E127
【Fターム(参考)】
3E127AA04
3E127BA19
3E127CA02
3E127DA02
3E127DA32
3E127FA03
3E127FA16
3E127FA52
(57)【要約】
【課題】搭乗者の通過処理時間を短くしながら、搭乗者がチケットを取り忘れて通過することを抑制する。
【解決手段】
搭乗ゲート10は、読取り部12、チケット排出口25、フラッパ30、および、メイン制御部11を備える。読取り部12は、筐体の入口付近に配置されている。チケット排出口25は、読取り部12で読み取った搭乗者情報に基づいて発券したチケットを排出する。フラッパ30は、搭乗者の通行を制御する。チケット排出口25は、フラッパ30よりも入口側で、読取り部12よりもフラッパ30側に配置される。メイン制御部11は、フラッパ30の開閉制御を行う。メイン制御部11は、搭乗者情報の認証をトリガに、フラッパ30を開制御する。メイン制御部11は、フラッパ30の開制御後に、チケット排出口25からのチケットの取り忘れを検出すると、フラッパ30を閉制御する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体の入口付近に配置されたバーコード読取り部と、
前記バーコード読取り部で読み取った搭乗者情報に基づいて発券したチケットを排出するチケット排出口と、
搭乗者の通行を制御するフラッパと、
前記フラッパの開閉制御を行う制御部と、
を備えた自動通行ゲートであって、
前記チケット排出口は、前記フラッパよりも前記入口側で、前記バーコード読取り部よりも前記フラッパ側に配置され、
前記制御部は、
前記搭乗者情報の認証をトリガに、前記フラッパを開制御し、
前記フラッパの開制御後に、前記チケット排出口からの前記チケットの取り忘れを検出すると、前記フラッパを閉制御する、
自動通行ゲート。
【請求項2】
前記制御部は、
前記発券の制御と前記フラッパの開制御を並行処理する、
請求項1に記載の自動通行ゲート。
【請求項3】
前記制御部は、
前記チケットの取り忘れの検出位置を、前記チケット排出口と前記フラッパとの間に設定する、
請求項1または請求項2に記載の自動通行ゲート。
【請求項4】
前記搭乗者の通行位置を検出する通行検出センサを備え、
前記制御部は、
前記チケット排出口から前記チケットが取られていない状態を検出中に、前記通行検出センサによって前記搭乗者が所定位置に達したことを検出すると、前記チケットの取り忘れであると判定する、
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の自動通行ゲート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、空港の搭乗ゲートにおける搭乗券、保安検査場自動通行ゲートの保安検査証の発券処理と扉の開閉制御に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、空港の搭乗ゲートに関する技術が各種考案されている。例えば、特許文献1のゲート装置は、装置の入口付近に二次元バーコードの読取り部を備え、装置の出口付近のチケット排出口およびフラッパ(扉)を備える。
【0003】
搭乗者が二次元バーコードを読取り部にかざすと、ゲート装置は、二次元バーコードに記載された搭乗情報を、センターに照会する。ゲート装置は、搭乗情報が認証されれば、発券処理を実行する。ゲート装置は、発券したチケットをチケット排出口から出券し、このチケットが抜き取られると、フラッパを開く。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008-171052号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のゲート装置では、搭乗者の通過処理時間を短くすることが容易ではなかった。
【0006】
一方、単に、フラッパを早めに開けると、チケットの取り忘れが発生する。
【0007】
したがって、本発明の目的は、搭乗者の通過処理時間を短くしながら、搭乗者がチケットを取り忘れて通過することを抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明の自動通行ゲートは、上記目的を達成するため以下に示すように構成している。
【0009】
自動通行ゲートは、バーコート読取り部、チケット排出口、フラッパ、および、制御部を備える。バーコート読取り部は、筐体の入口付近に配置されている。チケット排出口は、バーコード読取り部で読み取った搭乗者情報に基づいて発券したチケットを排出する。フラッパは、搭乗者の通行を制御する。チケット排出口は、フラッパよりも入口側で、バーコード読取り部よりもフラッパ側に配置される。制御部は、フラッパの開閉制御を行う。制御部は、搭乗者情報の認証をトリガに、フラッパを開制御する。制御部は、フラッパの開制御後に、チケット排出口からのチケットの取り忘れを検出すると、フラッパを閉制御する。
【0010】
この構成では、搭乗者情報の認証をトリガにフラッパが開くので、搭乗者がチケットを抜き取って通過すれば、搭乗者の通過処理時間が短くなる。そして、搭乗者がチケットを取り忘れれば、フラッパが閉じるので、搭乗者がチケットを取り忘れたまま自動通行ゲートを通過することは、阻止される。この際、チケット排出口がフラッパよりも入口側にあるので、搭乗者は、より確実に通行を阻止される。
【0011】
制御部は、発券の制御とフラッパの開制御を並行処理してもよい。
【0012】
制御部は、搭乗者チケットの取り忘れの検出位置を、チケット排出口とフラッパとの間に設定してもよい。
【0013】
搭乗ゲートは、搭乗者の通行位置を検出する通行検出センサを備え、制御部は、チケット排出口からチケットが取られていない状態を検出中に、通行検出センサによって搭乗者が所定位置に達したことを検出すると、チケットの取り忘れであると判定してもよい。
【発明の効果】
【0014】
この発明によれば、搭乗者の通過処理時間を短くしながら、搭乗者がチケットを取り忘れて通過することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1図1(A)、図1(B)、図1(C)、図1(D)は、この例の搭乗ゲートの動作例を示す図である。
図2図2(A)、図2(B)は、この例の搭乗ゲートの動作例を示す図である。
図3図3(A)、図3(B)は、この例の搭乗ゲートの平面図および側面図である。
図4図4は、この例の搭乗ゲートの機能ブロックの一例を示す図である。
図5図5は、搭乗ゲートの動作制御の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、この発明の実施形態について説明する。
【0017】
<1.適用例>
この例は、自動通行ゲートとして、搭乗ゲートを例に説明する。しかしながら、この例の構成、制御は、搭乗ゲートと搭乗チケットに限らず、保安検査場自動通行ゲートと保安検査証(保安検査済みを示すチケット)等のように、他の種類の自動通行ゲートとその際に発行されるチケット等に対しても適用可能である。
【0018】
図1(A)、図1(B)、図1(C)、図1(D)、図2(A)、図2(B)は、この例の搭乗ゲートの動作例を示す図である。図1(A)、図1(B)は、バーコード読取り時の平面図および側面図である。図1(C)、図1(D)は、搭乗チケットの取り時の平面図および側面図である。図2(A)、図2(B)は、搭乗チケットの取りを忘れた時の平面図および側面図である。
【0019】
搭乗ゲート10は、略直方体形状の筐体20を備える。筐体20には、バーコードの読取り窓22、チケット排出口25が設置されている。また、筐体20の側方には、フラッパ30が設置されている。
【0020】
読取り窓22は、筐体20の入口側端部211付近に設置されている。フラッパ30は、筐体20の出口側端部212に近い位置に設置されている。チケット排出口25は、筐体20におけるフラッパ30の設置位置よりも入口側で、読取り窓22の設置位置よりもフラッパ30側に設置されている。
【0021】
搭乗者が搭乗ゲート10を通過するとき、まず、図1(A)、図1(B)に示すように、搭乗者は、読取り窓22にバーコードをかざす。
【0022】
搭乗ゲート10は、上位システム(搭乗者管理システム等)に、バーコードから読み取った搭乗者情報を送信する。搭乗ゲート10は、搭乗者情報の認証を受信すると、フラッパ30を開く。
【0023】
このフラッパ30に対する制御に並行して、搭乗ゲート10は、搭乗チケットの発券処理を行う。発券された搭乗チケットは、チケット排出口25から出券され、チケット排出口25によって保持される。
【0024】
次に、図1(C)、図1(D)に示すように、搭乗者がチケット排出口25から搭乗チケットを取ると、フラッパ30は開いた状態を維持する。これにより、搭乗者は、搭乗チケットを保持した状態で、搭乗ゲート10を通過できる。
【0025】
一方、図2(A)、図2(B)に示すように、搭乗者が搭乗チケットを取り忘れると、搭乗ゲート10は、フラッパ30を閉じる。これにより、搭乗者は、搭乗チケットを取り忘れたままでは、搭乗ゲートを通過できない。この際、チケット排出口25がフラッパ30よりも入口側にあることによって、搭乗ゲート10は、搭乗者が通過する前にフラッパ30をより確実に閉めることができる。
【0026】
<2.構成例>
図3(A)、図3(B)は、この例の搭乗ゲートの平面図および側面図である。図3(A)、図3(B)に示すように、搭乗ゲート10は、筐体20を備える。筐体20は、長尺状で略直方体形状である。筐体20は、天面201、入口側端部211、出口側端部212、側面213を備える。
【0027】
筐体20には、バーコード情報の読取り窓22、搭乗チケットを排出するチケット排出口25、開閉制御可能なフラッパ30が設置されている。
【0028】
読取り窓22およびチケット排出口25は、筐体20の天面201に設置されている。
【0029】
フラッパ30は、筐体20の側面213に設置されている。フラッパ30は、筐体20の側面213に並行に配置される開状態と、筐体20の側面213に略直交するように配置される閉状態とを切り替え可能に回動する。
【0030】
読取り窓22は、入口側端部211付近に設置されている。フラッパ30は、入口側端部211よりも出口側端部212に近い位置に設置されている。チケット排出口25は、筐体20の入口と出口とを結ぶ方向(筐体20の長尺方向)において、読取り窓22とフラッパ30と間に設置されている。言い換えれば、チケット排出口25は、フラッパ30よりも入口側で、読取り窓22よりもフラッパ30側に設置されている。
【0031】
また、筐体20の側面213には、通行検出センサ161、および、扉部検知センサ162が設置されている。
【0032】
通行検出センサ161は、入口側端部211から出口側端部212との間の略全域に亘る形状である。通行検出センサ161は、入口と出口とを結ぶ方向に沿って所定間隔に配置された複数の透過型センサによって構成される。この構成によって、通行検出センサ161は、搭乗ゲートを通過する搭乗者の位置を検出する。
【0033】
扉部検知センサ162は、フラッパ30の動作範囲に応じて設置される。扉部検知センサ162は、フラッパ30付近での小児の保護用、手荷物検知用として利用される。
【0034】
図4は、この例の搭乗ゲートの機能ブロックの一例を示す図である。図4に示すように、搭乗ゲート10は、メイン制御部11、読取り部12、フラッパ制御部13、表示器14、プリンタ15、センサ16、および、通知部17を備える。
【0035】
メイン制御部11は、搭乗ゲート10が実行する動作の制御を行う。また、メイン制御部11は、外部の装置(例えば、係員端末)や、搭乗ゲート10を含むシステム(搭乗者管理システム等の上位システム)の上位装置との間のデータ通信を行う。
【0036】
読取り部12は、読取り窓22に翳されたバーコードを読み取る。読取り部12は、バーコードから読み取った情報をメイン制御部11に出力する。
【0037】
フラッパ制御部13は、メイン制御部11からのフラッパ30の開閉制御情報に基づいて、フラッパ30の動作を制御する。
【0038】
表示器14は、液晶等のフラットパネルであり、例えば、筐体20の天面201の所定位置に設置される。表示器14には、例えば、搭乗者情報に関する各種の情報、搭乗ゲート10の通過する際の操作手順等に関する各種の情報を、メイン制御部11から受けて表示する。
【0039】
プリンタ15は、筐体20の内部に設置される。プリンタ15は、メイン制御部11から搭乗者情報を受け、搭乗チケットを発券する。プリンタ15で発券された搭乗チケットは、チケット排出口25まで搬送される。
【0040】
センサ16は、上述の通行検出センサ161、および、扉部検知センサ162によって構成される。センサ16は、例えば、搭乗ゲート10を通過中の搭乗者の位置を検出して、メイン制御部11に出力する。
【0041】
通知部17は、スピーカ、単純な発光素子等によって実現され、筐体20に設置される。通知部17は、例えば、メイン制御部11からのアラート情報に基づいて搭乗者や係員に対してアラート等を通知する。
【0042】
このような構成によって、搭乗ゲート10は、次のように動作する。
【0043】
搭乗者が搭乗ゲート10を通過するとき、まず、図1(A)、図1(B)に示すように、搭乗者は、読取り窓22にバーコードをかざす。読取り部12は、バーコードを読み取って、メイン制御部11に出力する。
【0044】
メイン制御部11は、バーコードからの読取り情報から、搭乗者情報を取得する。メイン制御部11は、係員端末を経由して、上位システムである搭乗者管理システムに、搭乗者情報を照会する。搭乗者管理システムによって認証が取れると、メイン制御部11は、認証を受信する。
【0045】
メイン制御部11は、認証を受信すると、フラッパ30の開制御を実行する。フラッパ制御部13は、フラッパ30の開制御を受けて、フラッパ30を回動させ、閉状態から開状態に切り替える。
【0046】
このフラッパ30に対する制御に並行して、メイン制御部11は、搭乗チケットの発券処理を行う。より具体的には、メイン制御部11は、プリンタ15を動作させ、搭乗者情報に基づいて印字を行い、搭乗チケットを発券する。プリンタ15は、搭乗チケットを、チケット排出口25に搬送する。チケット排出口25は、搭乗チケットの一部を保持するように出券する。
【0047】
次に、図1(C)、図1(D)に示すように、搭乗者がチケット排出口25から搭乗チケットを取り出すと、メイン制御部11は、これを検知して、フラッパ30の開状態を維持するように制御する。例えば、メイン制御部11は、搭乗チケットの取り出しを検知した場合は、フラッパ制御部13への閉制御の指示は行わない。これにより、搭乗者は、搭乗チケットを保持した状態で、搭乗ゲート10を通過できる。
【0048】
一方、図2(A)、図2(B)に示すように、搭乗者がチケット排出口25から搭乗チケットを取り忘れると、メイン制御部11は、これを検知して、フラッパ30を閉じるように制御する。
【0049】
より具体的には、メイン制御部11は、搭乗チケットの取り出しを検知していない状態で、通行検出センサ161からの出力によって搭乗者が搭乗チケット取り忘れラインLNjに到達したことを検出すると、フラッパ制御部13にフラッパ30の閉制御の指示を行う。フラッパ制御部13は、フラッパ30の閉制御を受けて、フラッパ30を回動させ、開状態から閉状態に切り替える。これにより、搭乗者は、搭乗チケットを取り忘れたままでは、搭乗ゲートを通過できない。
【0050】
<3.動作例>
以下に、この例の搭乗ゲートの動作について説明する。図5は、搭乗ゲートの動作制御の一例を示すフローチャートである。
【0051】
読取り部12は、搭乗者が読取り窓22に翳したバーコードを読み取る(S11)。メイン制御部11は、コード読取りデータ(搭乗者情報)を上位システムに送信する(S12)。メイン制御部11は、送信した搭乗者情報の認証データを受信する(S13)。
【0052】
メイン制御部11は、フラッパ30の開制御を行う(S14)とともに、搭乗者情報を印字して(S15)、搭乗チケットを排出する(S16)。
【0053】
メイン制御部11は、搭乗チケットが取り出されていれば(S17:YES)、フラッパ30を閉制御することなく、次の搭乗者の操作受け入れに移行する。
【0054】
メイン制御部11は、搭乗チケットが取り出されておらず(S17:NO)、搭乗者が搭乗チケット取り忘れラインLNjに到達したことを検出すると(S18:YES)、フラッパ30を閉制御する(S19)。
【0055】
このような構成および制御によって、搭乗ゲート10は、搭乗者がチケットを取り忘れて通過することを抑制できる。また、搭乗ゲート10は、フラッパ30の開制御と搭乗チケットの発券処理を並行して行うことによって、搭乗者の通過処理時間を短くできる。
【0056】
したがって、搭乗ゲート10は、搭乗者の通過処理時間を短くしながら、搭乗者がチケットを取り忘れて通過することを抑制できる。
【0057】
さらに、搭乗ゲート10では、チケット排出口25がフラッパ30よりも入口側にある。これにより、搭乗ゲート10は、搭乗者が通過する前にフラッパ30をより確実に閉じることができる。
【0058】
また、図2(A)、図2(B)に示すように、搭乗ゲート10は、搭乗チケット取り忘れラインLNjとフラッパ30との距離Dpをチケット排出口25とフラッパ30との距離Djよりも短く設定する。これにより、搭乗ゲート10は、搭乗者がチケット排出口25を通過後に搭乗チケットを取り忘れたことを、より確実に判定できる。この際、搭乗チケット取り忘れラインLNjがフラッパ30よりもチケット排出口25に近い、言い換えれば、搭乗チケット取り忘れラインLNjをフラッパ30から遠ざける。これにより、搭乗ゲート10は、搭乗者が通過する前にフラッパ30を、より確実に閉めることができる。
【0059】
<付記>
筐体20の入口付近に配置されたバーコード読取り部(12)と、
バーコード読取り部(12)で読み取った搭乗者情報に基づいて発券した搭乗チケットを排出するチケット排出口(25)と、
搭乗者の通行を制御するフラッパ(30)と、
フラッパ(30)の開閉制御を行う制御部(11)と、
を備えた自動通行ゲート(10)であって、
チケット排出口(25)は、フラッパ(30)よりも入口側で、バーコード読取り部(12)よりもフラッパ(30)側に配置され、
制御部(11)は、
搭乗者情報の認証をトリガに、フラッパ(30)を開制御し、
フラッパ(30)の開制御後に、チケット排出口からの搭乗チケットの取り忘れを検出すると、フラッパ(30)を閉制御する、
自動通行ゲート(10)。
【符号の説明】
【0060】
10:搭乗ゲート
11:メイン制御部
13:フラッパ制御部
14:表示器
15:プリンタ
16:センサ
17:通知部
20:筐体
22:読取り窓
25:チケット排出口
30:フラッパ
161:通行検出センサ
162:扉部検知センサ
201:天面
211:入口側端部
212:出口側端部
213:側面
図1
図2
図3
図4
図5