IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 佐藤 真澄の特許一覧

<>
  • 特開-カップ付き衣類用アンダーウェア 図1
  • 特開-カップ付き衣類用アンダーウェア 図2
  • 特開-カップ付き衣類用アンダーウェア 図3
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022139044
(43)【公開日】2022-09-26
(54)【発明の名称】カップ付き衣類用アンダーウェア
(51)【国際特許分類】
   A41C 3/12 20060101AFI20220915BHJP
【FI】
A41C3/12 C
A41C3/12 Z
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021039256
(22)【出願日】2021-03-11
(71)【出願人】
【識別番号】521105053
【氏名又は名称】佐藤 真澄
(74)【代理人】
【識別番号】110000626
【氏名又は名称】弁理士法人英知国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 真澄
【テーマコード(参考)】
3B131
【Fターム(参考)】
3B131AA16
3B131AB04
3B131AB05
3B131AB07
3B131BA05
3B131BB04
3B131BB05
3B131BB12
3B131BB14
3B131BB22
3B131CA21
3B131CA41
(57)【要約】      (修正有)
【課題】カップの下縁に沿って金属製や樹脂製のワイヤーが設けられたカップ付き衣類で、ワイヤーの違和感や痛み、肌への着色や変色を低減させる、また、カップ付き衣類の着用時に予備的にバスト及びニップルを持ち上げるカップ付き衣類用アンダーウェアを提供する。
【解決手段】カップ付き衣類用アンダーウェア(1)は、左右一対のニップル下サポート部(2)と、カップ下補助帯部(3)と、ジョイント部(4)と、を備え、前記ニップル下サポート部(2)の下縁と前記カップ下補助帯部(3)の上縁は縫合され、又は、一体に形成され、前記ニップル下サポート部(2)の左右は、前記ジョイント部(4)により接合されることを特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カップ付き衣類用アンダーウェア(1)であって、
左右一対のニップル下サポート部(2)と、
カップ下補助帯部(3)と、
ジョイント部(4)と、
を備え、
前記ニップル下サポート部(2)の下縁と前記カップ下補助帯部(3)の上縁は縫合され、又は、一体的に形成され、
前記ニップル下サポート部(2)の左右は、前記ジョイント部(4)により接合される、カップ付き衣類用アンダーウェア。
【請求項2】
左右一対のバック部(5)と、
左右一対のストラップ部(6)をさらに備え、
左右の前記バック部(5)はそれぞれ、前記ニップル下サポート部(2)及び前記カップ下補助帯部(3)の左右の脇側端部に縫合され、
左右の前記ストラップ部(6)はそれぞれ、左右の前記ニップル下サポート部(2)の上縁脇側周辺と、左右の前記バック部(5)の上縁に連結される、請求項1に記載のカップ付き衣類用アンダーウェア。
【請求項3】
前記ジョイント部(4)は、樹脂製又は金属製である、請求項1又は2に記載のカップ付き衣類用アンダーウェア。
【請求項4】
請求項2又は3に記載のカップ付き衣類用アンダーウェア(1)の着用方法であって、
前記左右一対のバック部(5)と、前記左右一対のストラップ部(6)の間に左右の腕をそれぞれ通し、
前記左右一対のニップル下サポート部(2)を、左右のバストのニップルの下方を包み込むように配置し、前記左右一対のニップル下サポート部(2)の下縁をバストのバージスラインに沿わせ、
前記左右一対のバック部(5)を連結し、
その上からカップ付き衣類(B)を着用し、
前記カップ付き衣類(B)のカップ下縁を前記左右一対のニップル下サポート部(2)の下縁に沿わせ、前記カップ付き衣類(B)のストラップを、前記ストラップ部(6)の上に重ねることを特徴とする、カップ付き衣類用アンダーウェアの着用方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カップ付き衣類用アンダーウェア及びカップ付き衣類用アンダーウェアの着用方法に関する。すなわち、カップ付き衣類の下に着用する衣類、及び、カップ付き衣類の下に着用する衣類の着用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ブラジャーに代表されるカップ付き衣類は、バストを安定させて保形し、また、バストを美しく着飾る目的で、広く着用されている。
【0003】
カップ付き衣類は、トップバストとアンダーバストからサイズを選択するようになっている。また、カップ付き衣類は、バストの上下左右の中心近辺のトップにニップル(乳首)が位置することを前提にデザインされていることが多い。姿勢もよく、筋肉も十分にある若年層においては、カップ付き衣類のサイズを適切に選択すれば、バストラインは美しく保形、あるいは、補正される。特に、カップの下縁に沿って金属製や樹脂製のワイヤーを設ける技術を採用した場合、重力で垂れ下がりがちなバストをより確実に補正することができるため、該技術は非常に広く用いられている。
【0004】
しかしながら、年齢を重ねるとともにバスト周辺の筋肉が衰え、重力の影響を受けやすくなり、姿勢も前屈みになりがちになると、バストのトップ位置は下側に、及び/又は、外側(脇側)に移動する。このため、トップバスト及びアンダーバストから割り出されたサイズのカップを選択しても、カップ上部に隙間ができたり、カップの中心付近にニップルを位置させることが困難になることもある。さらには、ぴったりとフィットしたカップ付き衣類であっても、着用者が動くことにより、及び/又は、時間が経つにつれ、下側に移動して垂れた胸肉がカップ付き衣類の下からはみ出してくる場合がある。このような状態になると、本来カップ付き衣類を着用する目的である、バストを安定させて保形することはもちろん、バストを美しく着飾ることはもはやできないという課題があった。
また、若年層の弾力のある肌に対してはあまり問題がなかった、特許文献1に例示されるカップの下縁に設けられた金属製や樹脂製のワイヤーも、特に年齢を重ねるとともに弱くなる肌に対しては、違和感や痛みが発生し、さらにはワイヤーが食い込むことに起因して肌に着色や変色が見られることもあり、着用自体を諦めざるを得ないという課題もあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2014-129618号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記事情を鑑みたものであり、カップの下縁に沿って金属製や樹脂製のワイヤーが設けられたカップ付き衣類の場合は、その補正力を生かしつつ、該ワイヤーの違和感や痛み、肌への着色や変色を低減させる、カップ付き衣類用アンダーウェアを提供することを課題とする。また、カップの下縁に沿ってワイヤーが設けられていない場合でも、その補正力を生かしつつ、カップ付き衣類のカップの下縁周辺の構成部材の違和感や痛み、肌への着色や変色を低減させる、カップ付き衣類用アンダーウェアを提供することを課題とする。
さらに、バストのトップ位置が下側に、及び/又は、外側に移動した状況にあっても、カップ付き衣類の着用時にカップの中心付近にニップルが位置しやすいように、また、垂れた胸肉がカップの下からはみ出さないように、前段階として予備的にバスト及びニップルを持ち上げるためのアンダーウェアを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のカップ付き衣類用アンダーウェア(1)は、左右一対のニップル下サポート部(2)と、カップ下補助帯部(3)と、ジョイント部(4)と、を備え、前記ニップル下サポート部(2)の下縁と前記カップ下補助帯部(3)の上縁は縫合され、又は、一体的に形成され、前記ニップル下サポート部(2)の左右は、前記ジョイント部(4)により接合されることを特徴とする。
【0008】
左右一対のバック部(5)と、左右一対のストラップ部(6)をさらに備え、左右の前記バック部(5)はそれぞれ、前記ニップル下サポート部(2)及び前記カップ下補助帯部(3)の左右の脇側端部に縫合され、左右の前記ストラップ部(6)はそれぞれ、左右の前記ニップル下サポート部(2)の上縁脇側周辺と、左右の前記バック部(5)の上縁に連結されてもよい。
【0009】
前記ジョイント部(4)は、樹脂製又は金属製であることが好ましい。
【0010】
本発明の上記カップ付き衣類用アンダーウェアの着用方法は、前記左右一対のバック部(5)と、前記左右一対のストラップ部(6)の間に左右の腕をそれぞれ通し、前記左右一対のニップル下サポート部(2)を、左右のバストのニップルの下方を包み込むように配置し、前記左右一対のニップル下サポート部(2)の下縁をバストのバージスラインに沿わせ、前記左右一対のバック部(5)を連結し、その上からカップ付き衣類(B)を着用し、前記カップ付き衣類(B)のカップ下縁を前記左右一対のニップル下サポート部(2)の下縁に沿わせ、前記カップ付き衣類(B)のストラップを、前記ストラップ部(6)の上に重ねることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明のカップ付き衣類用アンダーウェアによれば、カップの下縁に沿って金属製や樹脂製のワイヤーが設けられたカップ付き衣類の場合は、その補正力を生かしつつ、該ワイヤーの違和感や痛み、肌への着色や変色を低減させることができる。また、カップの下縁に沿ってワイヤーが設けられていない場合でも、その補正力を生かしつつ、カップ付き衣類のカップの下縁周辺の構成部材の違和感や痛み、肌への着色や変色を低減させることができる。
また、本発明のカップ付き衣類用アンダーウェアによれば、バストのトップ位置が下側に、及び/又は、外側に移動した状況にあっても、カップ付き衣類の着用時にカップの中心付近にニップルが位置しやすいように、また、垂れた胸肉がカップの下からはみ出さないように、前段階として予備的にバスト及びニップルを持ち上げることができる。このアンダーウェアにより、本来カップ付き衣類を着用する目的である、バストを安定させて保形させ、バストラインを整え、バストを美しく着飾ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明のカップ付き衣類用アンダーウェアの全体概要図の例を示す。
図2】本発明のカップ付き衣類用アンダーウェアを着用したときの、左側面概要の例を示す。
図3】本発明のカップ付き衣類用アンダーウェアにカップ付き衣類を着用したときの例を示す。図3(a)は左側面の例、図3(b)にストラップ部の例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1図3を用いて、本発明を実施するための形態について説明する。なお、理解を助けるために符号を付して説明するが、本発明を限定するものではない。また、本願明細書において、上下左右の方向は、カップ付き衣類用アンダーウェアを着用した状態の立位の着衣者を基準とする。
【0014】
本発明のカップ付き衣類用アンダーウェア(1)は、左右一対のニップル下サポート部(2)と、カップ下補助帯部(3)と、ジョイント部(4)と、を備えるものである。ニップル下サポート部(2)の下縁とカップ下補助帯部(3)の上縁は縫合され、又は、一体的に形成され、ニップル下サポート部(2)の左右は、前中心において、ジョイント部(4)により接合される。図1に実施例を示す。
【0015】
カップ付き衣類用アンダーウェア(1)は、カップ付き衣類(B)の下に着用することを主に予定している。カップ付き衣類用アンダーウェア(1)で、前段階として予備的にバスト及びニップルを持ち上げ、その上にカップ付き衣類(B)を着用することにより、カップの中心付近にバストのトップにニップルを位置させることが可能となる。
なお、完全な位置ではないものの、バスト及びニップルを持ち上げることができるため、就寝時等、カップ付き衣類用アンダーウェア(1)のみ着用することも可能である。
【0016】
カップ付き衣類(B)は、バストを覆うためのカップ付きの衣類であれば限定されないが、ブラジャー、カップ付きスリップ、カップ付きキャミソール、カップ付きタンクトップ、カップ付きスポーツウェア等が例示される。
【0017】
図2に示すように、ニップル下サポート部(2)は、バストのうち、ニップルより下方を覆いフィットするように形成される。すなわち、カップ付き衣類用アンダーウェア(1)を着用しても、着衣者のニップルは覆われない。
ニップル下サポート部(2)の下縁は、バージスラインに沿うように形成される。また、ニップル下サポート部(2)の上下方向の幅L2は、バストのサイズに依存するが、4cm~10cm程度が例示される。
ニップル下サポート部(2)の素材は、前段階として予備的にバスト及びニップルを持ち上げることができるように、保形性の高い素材であることが好ましい。さらに、クッション性や形状安定性等を有するように、ポリウレタン、ナイロン(登録商標)、ポリエステル等や、これらの素材を重ねて、あるいはモールド加工して構成されることが好ましい。
【0018】
カップ下補助帯部(3)は、ニップル下サポート部(2)の下方に配置される。ニップル下サポート部(2)の下縁と、カップ下補助帯部(3)の上縁は縫合され、又は、一体的に形成される。
図3(a)に示すように、カップ下補助帯部(3)は、カップ付き衣類(B)がブラジャーであった場合、ブラジャーより下、すなわち、アンダーバストの下側に配置されるように形成される。このため、カップ付き衣類(B)のカップの下縁に沿ってワイヤーが設けられていても、着衣者の肌に直接触れないため、違和感や痛み、肌への着色や変色を低減することができる。
カップ下補助帯部(3)は、ニップル下サポート部(2)の素材と同じであってもよいし、異なってもよいが、クッション性や伸縮性を有する素材がより好ましい。
カップ下補助帯部(3)の上下方向の幅L3は、カップ付き衣類(B)のカップの下縁が当接できる範囲内にあればよく、3cm~12cm程度が例示される。
【0019】
ジョイント部(4)は、ニップル下サポート部(2)の左右を、前中心において、接合するものである。
ニップル下サポート部(2)によって、下側、及び/又は、外側に移動したバストのトップ及びニップルを持ち上げることが必要なため、ジョイント部(4)はニップル下サポート部(2)の左右を引っ張るように接合される。ジョイント部(4)の形状や構造は、かかる目的を達成可能であれば限定されないが、素材としては、樹脂製の部材や複数の樹脂の重ね合わせた部材、金属製の部材等が例示される。また、ジョイント部(4)は着衣者の肌に直接触れる範囲をできる限り小さくした構成が好ましい。
図1の概略図の例では、ジョイント部(4)を正面から見たものであり、ジョイント部(4)は、左右一対のニップル下サポート部(2)、及び、カップ下補助帯部(3)の上縁中心付近に設けられていることが分かる。ここで左右のニップル下サポート部(2)の前中心はバストの谷間となり、また、ニップル下サポート部(2)はバストに沿って膨らみがあるため、そこに取り付けられるジョイント部(4)も、前中心線Mを対称にしてバストの谷間のように折れ曲がっていてもよい。
【0020】
本発明のカップ付き衣類用アンダーウェア(1)は、左右一対のバック部(5)と、左右一対のストラップ部(6)をさらに備えてもよい。
【0021】
左右のバック部(5)はそれぞれ、ニップル下サポート部(2)及びカップ下補助帯部(3)の左右の脇側端部に縫合される。
また、左右のバック部(5)は、着用者の後中心においてホック等の係脱具で連結される。あるいは、左右のバック部(5)は一体的に形成することも可能である。
ニップル下サポート部(2)は、下側、及び/又は、外側に移動したバスト及びニップルを持ち上げることが必要なため、バック部(5)はニップル下サポート部(2)を引っ張るように縫合される。バック部(5)の形状や素材は、かかる目的を達成可能であれば限定されないが、素材としては、伸縮性の高い素材が好ましく、ポリエステル、ナイロン(登録商標)、ポリウレタン等のニット(ダブルニット、シングルニット)生地が例示される。
【0022】
左右のストラップ部(6)はそれぞれ、左右のニップル下サポート部(2)の上縁脇側周辺と、左右のバック部(5)の上縁に連結される。
ストラップ部(6)は、カップ付き衣類用アンダーウェア(1)を体にフィットさせるように設けられるため、伸縮性を有する素材が好ましく、ポリエステル、ナイロン(登録商標)、ポリウレタン等のニット(ダブルニット、シングルニット)生地や、伸縮性のあるテープ状の生地等が例示される。また、ストラップ部(6)は、図3(b)のようにカップ付き衣類(B)のストラップを重ねることができるよう、ストラップ部(6)の幅L6は、カップ付き衣類(B)のストラップの幅より大きいことが好ましい。大きい幅L6を有するカップ付き衣類用アンダーウェア(1)の上に、ストラップを有するカップ付き衣類(B)を着用した場合、カップ付き衣類(B)のストラップが肩に食い込むのを抑えることができ、より違和感や痛みが少ない着心地を実現できる。
【0023】
本発明の上記カップ付き衣類用アンダーウェア(1)の着用方法は、左右一対のバック部(5)と、左右一対のストラップ部(6)の間に左右の腕をそれぞれ通し、左右一対のニップル下サポート部(2)を、左右のバストのニップルの下方を包み込むように配置し、左右一対のニップル下サポート部(2)の下縁をバストのバージスラインに沿わせ、左右一対のバック部(5)を連結し、その上からカップ付き衣類(B)を着用し、カップ付き衣類(B)のカップ下縁を左右一対のニップル下サポート部(2)の下縁に沿わせ、カップ付き衣類(B)のストラップを、前記ストラップ部(6)の上に重ねるものである。
かかる着用方法においては、カップ付き衣類(B)のカップの下縁にワイヤーや硬い部材が設けられても、カップ下補助帯部(3)が配置されることにより該ワイヤーや硬い部材が直接肌に押し付けられることがなく、違和感や痛み、肌への着色や変色を低減できる。また、カップ付き衣類用アンダーウェア(1)の幅L6のストラップ部(6)が配置されることにより、カップ付き衣類(B)のストラップが直接肌に食い込むことがなく、違和感や痛みを低減できる。
【産業上の利用可能性】
【0024】
現代において、バストを安定させて保形・補正し、バストラインを整え、バストを美しく着飾りたいというニーズは絶えることがないため、ブラジャーを中心としたカップ付き衣類の応用と開発が続けられてきている。
しかしながら、カップ付き衣類の下に着用するアンダーウェアにより課題を解決するといった本発明の技術的思想はこれまでにないものである。かかる技術的思想により、現在の市場に多く出回っている、金属製ワイヤーや樹脂製ワイヤー等の硬い部材がカップ下縁部に備えられた、カップ付き衣類の着心地を大幅に改善することが可能となった。さらに、今までバストラインの補正効果が十分に得られなかった体形の着衣者にも、また、今まで違和感や痛みを我慢してバストラインを補正してきた着衣者にも、本発明のカップ付き衣類用アンダーウェアは待ち望まれていたものであり、今後一層の応用が期待される。
【符号の説明】
【0025】
1 カップ付き衣類用アンダーウェア
2 ニップル下サポート部
3 カップ下補助帯部
4 ジョイント部
5 バック部
6 ストラップ部
B カップ付き衣類
M 前中心線
N ニップル
図1
図2
図3
【手続補正書】
【提出日】2022-05-23
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カップ付き衣類用アンダーウェア(1)であって、
左右一対のニップル下サポート部(2)と、
カップ下補助帯部(3)と、
ジョイント部(4)と、
を備え、
前記ニップル下サポート部(2)の下縁と前記カップ下補助帯部(3)の上縁は縫合され、又は、一体的に形成され、
前記ニップル下サポート部(2)の左右は、前記ジョイント部(4)により接合され
前記カップ付き衣類用アンダーウェア(1)は、前記ニップル下サポート部(2)により、バストのうちニップルより下方を覆うように形成され、該ニップルは覆われないように形成される、カップ付き衣類用アンダーウェア。
【請求項2】
左右一対のバック部(5)と、
左右一対のストラップ部(6)をさらに備え、
左右の前記バック部(5)はそれぞれ、前記ニップル下サポート部(2)及び前記カップ下補助帯部(3)の左右の脇側端部に縫合され、
左右の前記ストラップ部(6)はそれぞれ、左右の前記ニップル下サポート部(2)の上縁脇側周辺と、左右の前記バック部(5)の上縁に連結される、請求項1に記載のカップ付き衣類用アンダーウェア。
【請求項3】
前記ジョイント部(4)は、樹脂製又は金属製である、請求項1又は2に記載のカップ付き衣類用アンダーウェア