(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022139189
(43)【公開日】2022-09-26
(54)【発明の名称】商品購入システムと商品購入方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/06 20120101AFI20220915BHJP
【FI】
G06Q30/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021039458
(22)【出願日】2021-03-11
(71)【出願人】
【識別番号】505177575
【氏名又は名称】こと京都株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】519449275
【氏名又は名称】株式会社Anamorphosis Networks
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【弁理士】
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100132241
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 博史
(74)【代理人】
【識別番号】100189544
【弁理士】
【氏名又は名称】柏原 啓伸
(72)【発明者】
【氏名】山田 敏之
(72)【発明者】
【氏名】辻本 翔悟
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB72
(57)【要約】
【課題】大きいロットでの出品を可能にし、個別の配送費を低く抑え得る商品購入システムを提供する。
【解決手段】商品購入システムは、制御部と、記憶部と、通信部とを備える。制御部は、 出品者端末から通信部が受け取る出品情報を取得して記憶部における出品情報記憶部に記憶する出品情報取得部と、購入者端末から通信部が受け取る、出品情報に対する購入情報を取得して記憶部における購入情報記憶部に記憶する購入情報取得部と、出品情報における商品価格を、当該出品情報に対する購入情報の申込数に応じて減額する商品価格決定部と、購入者端末から前記通信部が受け取る購入情報に含まれる配送先情報に応じて、配送費を決定する配送費決定部とを含む。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御部と、記憶部と、通信部とを備えた、商品購入システムであって、
前記制御部は、
出品者端末から前記通信部が受け取る出品情報を取得して前記記憶部における出品情報記憶部に記憶する出品情報取得部と、
購入者端末から前記通信部が受け取る、出品情報に対する購入情報を取得して前記記憶部における購入情報記憶部に記憶する購入情報取得部と、
出品情報における商品価格を、当該出品情報に対する購入情報の申込数に応じて減額する商品価格決定部と、
購入者端末から前記通信部が受け取る購入情報に含まれる配送先情報に応じて、配送費を決定する配送費決定部と
を含む、商品購入システム。
【請求項2】
前記出品情報は、申込期間を含み、
前記申込数は、前記申込期間における申し込みの数である、
請求項1に記載の商品購入システム。
【請求項3】
前記記憶部は、更に、登録配送先情報を記憶する登録配送先記憶部を含み、
前記配送費決定部は、
出品情報に対する購入情報の、同一の登録配送先における数によって、配送費を変動させる、
請求項1または2に記載の商品購入システム。
【請求項4】
前記配送費決定部は、
購入情報における選択情報に従って、配送費が変動すること、若しくは、配送費が変動しないことを決定する、
請求項3に記載の商品購入システム。
【請求項5】
前記配送費決定部は、
出品情報に対する購入情報の、同一の登録配送先における数と、当該登録配送先への配送費に基づいて、個別の配送費を決定する、
請求項1~4のいずれか1項に記載の商品購入システム。
【請求項6】
前記記憶部は、更に、会員情報を記憶する会員記憶部と、会員別の特典を記憶する特典記憶部とを含み、
前記制御部は、更に、
会員端末に対する、SNSにおける、出品の購入のためのサイトに繋がるリンク情報と前記リンク情報を作成する会員のアカウント情報を含むリファラ情報とを含むシェア情報の作成を提示するSNS連動提示スクリーンを、作成するSNS連動提示スクリーン作成部と、
会員毎に特典を付与して前記特典記憶部に記憶する特典付与部とを含み、
前記リンク情報から繋がる前記出品の購入のためのサイトを経由して、購入者端末から購入情報が入力されると、前記特典付与部は、前記リンク情報に含まれる前記リファラ情報が含むアカウント情報を有する会員に対して、所定の特典を付与する、
請求項1~5のいずれか1項に記載の商品購入システム。
【請求項7】
前記会員に係る会員端末から前記シェア情報に係る出品情報に対する購入情報が入力された場合と入力されていない場合とにかかわらず、前記特典付与部は前記リンク情報に含まれる前記リファラ情報が含むアカウント情報を有する会員に前記所定の特典を付与する、請求項6に記載の商品購入システム。
【請求項8】
コンピュータが実行する商品購入方法であって、
制御部が、出品者端末から出品情報を取得して記憶部に記憶する工程と、
前記制御部が、購入者端末から、出品情報に対する購入情報を取得して前記記憶部に記憶する工程と、
前記制御部が、出品情報における商品価格を、当該出品情報に対する購入情報の申込数に応じて減額する工程と、
前記制御部が、購入者端末から取得する購入情報に含まれる配送先情報に応じて、配送費を決定する工程と
を含む、商品購入方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品購入システム、及び商品購入方法に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネット関連技術の進歩及び普及に伴い、インターネットを介する商品等の販売が非常に盛んに行われている。例えば、EC(Electronic Commerce:電子商取引)サイトに出品者が商品を出品し、消費者が端末装置を介してそれを購入する、という構成例が多数提供されている。特に、野菜等の農産物に関しては、それら野菜等の産地直売を行うためのECサイトが多く運営されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、現状の産地直売を実現するECサイトでは、出品のためのロットは通常小量であり高価格となりやすく、生産者にも消費者にも必ずしも有利ではない。また、輸送費(配送費)が高額となりがちである。更に、個々のECサイトは消費者間に知れ渡る契機が多くない。
【0005】
本発明は上述のような課題を解決するものである。本発明は、大きいロットでの出品を可能にし、配送コストを低く抑え、更に、SNSによる出品情報の周知が促進され得る、商品購入システム及び商品購入方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る商品購入システムは、制御部と、記憶部と、通信部とを備える。商品購入システムにおいては、制御部は、
出品者端末から通信部が受け取る出品情報を取得して記憶部における出品情報記憶部に記憶する出品情報取得部と、
購入者端末から通信部が受け取る、出品情報に対する購入情報を取得して記憶部における購入情報記憶部に記憶する購入情報取得部と、
出品情報における商品価格を、当該出品情報に対する購入情報の申込数に応じて減額する商品価格決定部と、
購入者端末から通信部が受け取る購入情報に含まれる配送先情報に応じて、配送費を決定する配送費決定部とを含む。
【0007】
記憶部は、更に、会員情報を記憶する会員記憶部と、会員別の特典を記憶する特典記憶部とを含む。制御部は、更に、
会員端末に対する、SNSにおける、出品の購入のためのサイトに繋がるリンク情報とそのリンク情報を作成する会員のアカウント情報を含むリファラ情報とを含むシェア情報の作成を提示するSNS連動提示スクリーンを、作成するSNS連動提示スクリーン作成部と、
会員毎に特典を付与して特典記憶部に記憶する特典付与部とを含む。
リンク情報から繋がる、出品の購入のためのサイトを経由して、購入者端末から購入情報が入力されると、特典付与部は、リンク情報に含まれるリファラ情報が含むアカウント情報を有する会員に対して、所定の特典を付与する。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る商品購入システムでは、出品者は、ある商品を一度に大量に出品することができる。また、登録配送先への配送をできるだけ多く利用することにより、購入者は個別の配送費の低減を実現することができる。更に、商品購入システムが運営するECサイトの周知が図られ、出品される商品の更なる購買が促進され得る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、実施の形態1に係る商品購入ネットワークシステムの概略構成図である。
【
図2】
図2は、実施の形態1に係る商品購入システムの概略の構成を示す模式図である。
【
図3】
図3は、アカウント登録のための画面の例である。
【
図4】
図4は、商品出品のための画面フロー図である。
【
図6】
図6は、商品購入のための画面フロー図である。
【
図7】
図7は、指定配送先、又は、お届け先住所を、選択するため等の画面の例である。
【
図8】
図8は、指定配送先一覧を示す画面の例である。
【
図9A】
図9Aは、配送費決定部が、購入者端末からの購入情報における選択に従って、配送費が変動すること、若しくは、配送費が変動しないことを決定する動作を示すフローチャートである。
【
図9B】
図9Bは、配送費決定部が、出品情報に対する購入情報の、同一の登録指定配送先における数と、当該登録指定配送先への配送費に基づいて、個別の配送費を決定する動作を示すフローチャートである。
【
図10】
図10は、SNSにおけるシェア情報を作成するための画面フロー図である。
【
図11】
図11は、特典付与部が、会員に特典を付与する動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
【0011】
なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
【0012】
1.本開示に至る経緯
野菜等の農産物に関しては、産地直売を実現するためのECサイトが、現在数多く構築されて運営されている。
【0013】
これらのECサイトでは、出品者(生産者)は個別の消費者を想定して出品するため、通常、小量単位での出品がなされる。このことは、大量の生産を行う出品業者にとっては非常にコストが掛かることであり、更に、消費者にとっても価格が高くなりがちである。
【0014】
また、現状、消費者による一度の購入単位で、輸送費(配送費)が発生する。つまり、一度の購入が多くても少なくても、配送業者による同じような額の輸送費(配送費)が生じることになる。そうすると、輸送費(配送費)が高いものに成りがちとなり、消費者の購入を遠ざける要因となってしまう。
【0015】
更に、産地直売を実現するための個々のECサイト自体は、消費者の間で周知とは成り難い。加えて、それらのECサイトにおける個別の出品情報は、個別の商品を求める潜在的な消費者に対して十分な訴求力を持つまでには至り難い。
【0016】
以上を踏まえて、本開示の発明者は以下に示すような、大きいロットでの出品を可能にし、配送コストを低く抑え、更に、出品情報のSNSによる周知が促進され得る、商品購入システムを考案するに至った。
【0017】
以下の実施の形態では、野菜等の農産物の産地直売を実現するECサイトのための商品購入システムを説明するが、本開示の実施の形態に係る商品購入システムは、農産物だけではなく、衣服や日用雑貨や家電製品などの他の商品の出品及び購買をも取り扱うことができる。
【0018】
2.実施の形態1
2.1.商品購入システムの構成
図1は、商品購入ネットワークシステムの概略構成図である。商品購入ネットワークシステム2は、商品購入システム4、管理者端末14、出品者端末12a、購入者端末12b、及び、会員端末12cを、インターネット16を介して備える。出品者端末12a、購入者端末12b、及び、会員端末12cは、夫々、多数であることが想定され得る。後で説明するように、購入者端末12bは、会員端末12cを兼ねることが多い。また出品者端末12aが会員端末12cを兼ねてもよい。
【0019】
管理者端末14は、商品購入ネットワークシステム2及び商品購入システム4の管理者が用いる端末であり、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートホン等により構成される。出品者端末12aは、出品者が用いる端末であり、出品者としてのアカウントを持つものであり、タブレット端末やスマートホン等により構成される。購入者端末12bは、消費者である購入者が用いる端末であり、消費者としてのアカウントを持つものであり、やはりタブレット端末やスマートホン等により構成される。会員端末12cは、商品購入システム4が運営するECサイトの会員が用いる端末であり、消費者としての若しくは出品者としてのアカウントを備え、やはりタブレット端末やスマートホン等により構成される。
【0020】
図2は、実施の形態1に係る商品購入システム4の概略の構成を示す模式図である。商品購入システム4はサーバシステムであり、
図1及び
図2に示すように、通信部6と、記憶部10と、制御部8とを備える。
図1及び
図2では、商品購入システム4は一つの筐体により表されているが、例えば、通信部6及び制御部8と、記憶部10とが別の筐体で構成されてもよい。
【0021】
通信部6は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部6は、インターネット16と有線または無線で接続され、商品購入ネットワークシステム2に含まれる、管理者端末14、出品者端末12a、購入者端末12b、及び会員端末12cとの間で情報の送受信を行う。
【0022】
記憶部10は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
【0023】
図2に示すように、実施の形態1に係る商品購入システム4の記憶部10は、出品情報記憶部40と、購入情報記憶部42と、登録配送先記憶部44と、会員記憶部46、特典記憶部48と、アカウント情報記憶部50とを備える。
【0024】
アカウント情報記憶部50は、出品者端末12a、購入者端末12b、又は、会員端末12cの利用者のアカウント情報を、各端末毎に記憶する。ここで
図3は、端末におけるアカウント登録のための画面の例である。端末の利用者は、自らが出品者である場合は「出品者として登録」を選択し「登録」ボタン31をクリックして、アカウント情報記憶部50にアカウント登録情報を記憶させる。この場合利用者の端末は「出品者端末12a」となる。また、端末の利用者は、自らが購入者(即ち、消費者)である場合は「消費者として登録」を選択し「登録」ボタン31をクリックして、アカウント情報記憶部50にアカウント登録情報を記憶させる。この場合利用者の端末は「購入者端末12b」となる。
【0025】
会員端末12cも、少なくとも、消費者としてのアカウント、若しくは出品者としてのアカウントを備える。会員端末12cの利用者は、更に、商品購入システム4が運営するECサイトの会員ID、即ち、会員であるステータスを有している。会員記憶部46は、会員の、会員IDやアカウント情報を記憶する。なお、消費者又は出品者のアカウントを有する利用者は、自分の端末(即ち、購入者端末12b又は出品者端末12a)を用いて会員登録専用の画面を介して、適宜、会員登録を行う。会員登録に対して、管理者端末14を利用する管理者が適宜許可の入力を与えれば、その会員登録が正式に会員記憶部46に記憶されるように構成されてもよい。
【0026】
出品情報記憶部40は、出品者端末12aから入力され制御部8の出品情報取得部20が取得する出品情報を記憶する。
【0027】
購入情報記憶部42は、購入者端末12bから入力され制御部8の購入情報取得部22が取得する、出品情報に対する購入情報を記憶する。
【0028】
登録配送先記憶部44は、登録された指定配送先情報を記憶する。ここで「指定配送先」とは、商品購入システム4において予め商品の配送先として指定されているスポット(例えば、レストランや食料品店などの商店)である。後で説明するように、ある出品情報に対する多数の購入情報が、商品の配送先として特定の(一つの)「指定配送先」を選択していれば、購入一件当たりの配送費は低減し得ることになる。
【0029】
指定配送先は、例えば、商品購入システム4のECサイトの運営者と、配送先と成る商店等との契約に基づいて、設定される。購入者(消費者)は、ある指定配送先を選択した場合には、配送後、その指定配送先まで購入した商品を取りに行く。例えば、鉄道駅やバス停留所の近くに指定配送先が設定されていれば、購入者(消費者)にとっては利便性が高い。指定配送先情報は、例えば、管理者端末14の適宜の画面を介して入力されて、登録配送先記憶部44に記憶される。
【0030】
特典記憶部48は、制御部8の特典付与部30が会員毎に付与する特典を記憶する。ここで、特典とは、ECサイトの会員に対する特典一般を指すものであり、例えば、ECサイトにおけるポイントや各種クーポンである。
【0031】
図1に戻って、制御部8は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、商品購入システム4内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(ECサイトに係るプログラム等)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部8は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0032】
図2に示すように、実施の形態1に係る商品購入システム4の制御部8は、出品情報取得部20と、購入情報取得部22と、商品価格決定部24と、配送費決定部26と、SNS連動提示スクリーン作成部28と、特典付与部30とを備え、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
【0033】
出品情報取得部20は、出品者端末12aからインターネット16を介して通信部6が受け取る出品情報を取得する。取得した出品情報は記憶部10における出品情報記憶部40に記憶する。
【0034】
購入情報取得部22は、購入者端末12bからインターネット16を介して通信部6が受け取る、出品情報に対する購入情報を取得する。取得した購入情報は記憶部10における購入情報記憶部42に記憶する
【0035】
商品価格決定部24は、出品情報における商品価格を決定する。この際、商品価格決定部24は、当該出品情報に対する購入情報の申込数に応じて減額を行う。
【0036】
配送費決定部26は、購入情報における配送費を決定する。この際、配送費決定部26は、購入者端末12bから通信部6が受け取る購入情報に含まれる配送先情報に応じて、配送費を決定する。
【0037】
SNS連動提示スクリーン作成部28は、会員端末12cに対して、SNSにおける所定のシェア情報の作成を提示する、SNS連動提示スクリーンを作成する。ここで所定のシェア情報とは、出品の購入のためのサイトに繋がるリンク情報と、そのリンク情報を作成する会員のアカウント情報を含むリファラ情報とを含むものである。
【0038】
特典付与部30は、会員毎に特典を付与して特典記憶部48に記憶する。ここで特典付与部30は、前述のリンク情報から繋がる出品の購入のためのサイトを経由して、購入者端末12bから購入情報が入力された場合に、そのリンク情報に含まれるリファラ情報が含むアカウント情報を有する会員に対して、所定の特典を付与するものである。
【0039】
以下では、これらの情報処理の機能や作用を実現または実行する、商品購入システム4の動作を説明する。
【0040】
2.2.商品購入システムの動作
2.2.1.商品出品の画面フロー
図4は、出品者端末12aにおける、商品出品のための画面フロー図である。まず、
図4(a-1)は、出品者端末12aを利用する出品者が出品している、商品の一覧を示す画面である。出品商品のリストが縦に並んでいる。更に商品出品をしようとする場合、当該出品者は「商品追加」ボタン41をクリックする。
【0041】
次に、
図4(a-2)に示すように、出品者端末12aには「新製品の追加」の画面が表示される。当該出品者は、商品名、価格、販売個数、最大割引率などのデータを入力し、必要に応じて商品カバー画像をアップロードする。
【0042】
本発明の実施の形態1に係る商品購入システム4では、特定の農産物等を、複数の、然も多数の消費者が購入することが想定されており、これに相応して出品者は大きなロットで商品を提供することができる。従って、出品者は販売個数として相応に大きい数字を入力することができる。
【0043】
最後に当該出品者は「新規作成」ボタン43をクリックする。これにより、出品者端末12aから、商品購入システム4の制御部8の出品情報取得部20は出品情報を取得する。
【0044】
なお追加された出品商品については、管理者が管理者端末14から「販売可能」の許可を入力することで初めて消費者への公開及び販売が可能になるように、商品購入システム4は構成されている。
【0045】
管理者端末14からの「販売可能」の許可の入力を受けて、当該出品者は
図4(b-1)に示す「製品の編集」の画面にて、出品商品のステータスを「販売可能」から「販売中」に変更する。これにより、出品商品の販売が開始され消費者に公開される。具体的には、例えば、
図5に示す、購入者端末12bにおける購入者(消費者)の商品購入のための画面の一部に表示されることになる。
【0046】
2.2.2.商品購入のための画面、及び商品購入の画面フロー
図5は、購入者端末12bにおける、商品購入のための画面の例である。購入可能な商品の画像、商品名、価格等のデータが、一覧形式で表示されている。購入者端末12bの利用者(即ち、購入者)は、購入しようとする商品が在れば、その商品画像部分をクリックすることにより、購入手続きを開始することができる。なお、個々の出品されている商品については、申込のための期間が設けられているのが好ましい。即ち、個々の出品情報は申込期間を含むのが好ましい。
【0047】
図6は、購入者端末12bにおける、商品購入のための画面フロー図である。まず、
図6(a-1)は、購入可能な商品が一覧形式で表示されている、商品購入のための画面の例である。購入者は、画面上の、購入しようとする商品画像部分をクリックする(「商品クリック」)。
【0048】
「商品クリック」を受けて、購入者端末12bには、
図6(a-2)に示すように、購入商品の詳細情報、関連商品の情報、及び、カートへの追加指示情報が、表示される。購入者は、カートへの追加指示情報における「カートに追加」ボタン61をクリックする。
【0049】
「カートに追加」ボタン61のクリックを受けて、購入者端末12bには、
図6(a-3)に示すように、カートの内容の情報が表示される。例えば、商品のリスト、カート内の購入合計金額等が表示される。購入者は、「お支払いへ進む」ボタン63をクリックする。
【0050】
「お支払いへ進む」ボタン63のクリックを受けて、購入者端末12bには、
図6(a-4)に示すように、注文済みの購入情報、配送先選択チェックボックス(60、62)、お届け先住所表示及び入力欄、請求先情報表示欄などが表示される。後で説明するように、配送先選択チェックボックス(60、62)は、登録指定配送先選択チェックボックス60と、非登録配送先選択チェックボックス62とで構成される。購入者は、配送先選択チェックボックス(60、62)や(必要であれば)お届け先住所などを入力して、「注文する」ボタン65をクリックする。
【0051】
これにより、商品購入の予約注文が完了する。商品購入システム4の制御部8の購入情報取得部22は、購入者端末12bから、出品情報に対する購入情報を取得する。
【0052】
2.2.3.商品価格決定部24の自動減額について
実施の形態1に係る商品購入システム4の商品価格決定部24は、各出品情報における商品価格を、当該出品情報に対する購入情報の申込数に応じて、自動的に減額する。この申込数は、出品情報が含む申込期間における申し込みの数であればよい。
【0053】
例えば、ある農産物の出品情報が、以下のデータを持つものとする。
【表1】
この場合、10個売れる(申込がある)毎に、0%から30%(最大割引率幅)まで、段階的に価格の割引(減額)が行われる。
つまり、10000(個)/10(個)=1000回の割引が行われる可能性があり、1回当たりの割引幅は30(%)/1000(回)=0.03%となる。よって、商品価格決定部24は、10個申込がある毎に商品価格を0.03%自動的に減額する。商品価格決定部24は、出品情報記憶部40における出品情報と、それに対する購入情報記憶部42における購入情報とを参照することにより、特定の出品情報に対する購入情報の申込数を把握する。
【0054】
例えば、別の農産物の出品情報が、以下のデータを持つものとする。
【表2】
この場合も10個売れる(申込みがある)毎に、0%から30%(最大割引率幅)まで、段階的に、価格の割引(減額)が行われる。但し、この場合個数「105個」は10では割り切れない。
この表2の場合には、「105(個)/10(個)」を繰り上げて、11回の割引が行われものとする。1回当たりの割引幅は30(%)/11(回)=2.7272%となる。よって、10個申込がある毎に価格を2.7272%自動的に減額する。
【0055】
本実施の形態においては、一回の出品における商品価格は、多く売れれば売れる程、即ち、当該出品情報に対する購入情報が多く発生すれば発生する程、低減することになる。つまり、一つの出品情報に対して多数の購入情報が発生することが想定され、従って、一回の出品におけるロットを大きいものにすることができる。
【0056】
2.2.4.配送費決定部26の動作
図7は、購入者端末12bにおける、注文済みの購入情報、配送先選択チェックボックス(60、62)、指定配送先名入力欄、請求先情報表示欄などを表示する画面の例である。配送先選択チェックボックス(60、62)は、登録指定配送先選択チェックボックス60と、非登録配送先選択チェックボックス62とで構成されている。登録指定配送先選択チェックボックス60が選択されると、登録配送先記憶部44に記憶されている、商品の配送先として予め指定されているスポットである、指定配送先(の何れか)が配送先とされる。
【0057】
例えば、
図7に示す画面の「□ 指定商品先へ配送しますか?」の登録指定配送先選択チェックボックス60を選択の上、その下部の「指定配送先を選択」の部分がクリックされると、購入者端末12bにて
図8に示すような、指定配送先一覧を示す画面が表示される。
【0058】
この一覧では、例えば、購入者の住所から近い複数の指定配送先が表示される。購入者の住所から所定の距離(例えば、10km)内にある指定配送先が全て表示されてもよい。所定数(例えば、3スポット)の最も近い指定配送先が表示されてもよい。また、例えば、購入者端末12bの現在位置から近い複数の指定表示先が表示されてもよい。
【0059】
図8に示す指定配送先一覧は、個別の特定の出品情報とリンクしている。「Shop1」の欄では「4人が選択中」と表示されているが、これは、個別の特定の出品情報に対する購入者のうち4人が「Shop1」を指定配送先として選択している、ということを表す。また、「Shop2」の欄では「2人が選択中」と表示されているが、これは、その特定の出品情報に対する購入者のうち2人が「Shop2」を指定配送先として選択している、ということを表す。一つの配送先への配送は通常一度に行われる。一つの配送先への配送が複数の購入者のためのものであるならば、その複数の購入者はその配送費を分割して負担すればよいことになる。つまり、配送費決定部26は、個々の購入者が負担する配送費を、その一つの配送先へ集中する購入者の数(即ち、購入情報の数)に応じて、変動させることになる。よって、個々の購入者が負担する配送費は、申込期間の間、変動し得ることになる。
【0060】
指定配送先一覧から配送先が選択され、
図7に示す画面の「指定配送先名」欄に選択された配送先が表示される。
【0061】
図7に示す画面に戻って、非登録配送先選択チェックボックス62が選択されると、購入者端末12bの利用者である購入者について、届け出されている住所(「お届け先住所」)が配送先とされる。この「お届け先住所」は、その購入者について予め届け出されているものであり、例えば、アカウント情報記憶部50などに記憶されている。なお非登録配送先を選択し、予め届け出されていない配送先を入力可能なようにしてもよい。
【0062】
非登録配送先選択チェックボックス62が選択され、購入者についての「お届け先住所」が配送先とされる場合、申込期間が進んでも配送費は変動しない。購入者についての「お届け先住所」への一度の配送の配送費を、その購入者のみが負担することになるからである。
【0063】
図9Aは、配送費決定部26が、購入者端末12bからの購入情報における選択に従って、配送費が変動すること、若しくは、配送費が変動しないことを決定する動作を示すフローチャートである。先ず、
図7に示す画面において登録指定配送先選択チェックボックス(CB)(「□ 指定商品先へ配送しますか?」)が選択されているかどうか判断される(S80)。
【0064】
登録指定配送先選択CBが選択されているならば(S80・YES)、配送費は変動し得る(S82)。この場合、申込期間にて配送費は変動することになる。
【0065】
登録指定配送先選択CBが選択されていなければ(S80・NO)、非登録配送先選択チェックボックス(CB)(例えば、「お届け先住所」)が選択されることになる(S84)から、配送費は変動しないことになる。
【0066】
図9Bは、配送費決定部26が、出品情報に対する購入情報の、同一の登録指定配送先における数と、当該登録指定配送先への配送費に基づいて、個別の配送費を決定する動作を示すフローチャートである。まず、一つの出品情報において、ある一つの登録された指定配送先を配送先とする購入情報の数を把握する(S88)。ここでの指定配送先は、登録配送先記憶部44に予め記憶されているものである。配送費決定部26は、購入情報記憶部42の内容を参照することにより、この購入情報の数を把握することができる。
【0067】
次に、その一つの登録された指定配送先への配送費を把握する(S90)。この指定配送先への配送費は、一定値であってもよい。配送する商品の量に応じて変動するものであってもよい。
【0068】
次に、上述の購入情報の数(S88参照)と、上述の指定配送先への配送費(S90参照)とに基づいて、個別の配送費を算出し決定する(S92)。例えば、以下の数1の式により、個別の配送費が算出されてもよい。
【数1】
また、別の式により個別の配送費が算出されてもよい。
【0069】
上式から明らかなように、一つの登録された指定配送先を配送先とする購入情報の数が多ければ多いほど、個別の配送費は低額になる。例えば、購入者は、
図8に示す指定配送先一覧における、個々の指定配送先についての選択人数を参考にすることにより、自らが負担する配送費の低減を図ることができる。
【0070】
2.2.5.SNSにおけるシェア情報の作成と特典付与のフロー
図10は、会員端末12c又は購入者端末12bにおける、SNSのシェア情報の作成と、会員への特典付与のための画面フロー図である。
図10(a-1)は、
図6(a-2)にも示す、商品詳細画面であり、通常、購入者端末12bに表示される。但し、例えば、
図5に示すような商品購入のための画面などを経由すれば、会員端末12cにも表示される。
【0071】
図10(a-1)に示す商品詳細画面には、SNS連動提示スクリーン作成部28により、SNS連動提示スクリーンが作成されて提示されている。SNS連動提示スクリーンは、出品の購入のためのサイトに繋がるリンク情報と、そのリンク情報を作成する作成者のアカウント情報を含むリファラ情報とを含む、SNSにおけるシェア情報の作成を提示するものである。後で説明するように、ここでの作成者は、商品購入システム4が運営するECサイトの会員であることが想定されている。
【0072】
図10(a-2)は、購入者端末12b又は会員端末12cにおける、注文履歴画面である。
図10(a-2)に示す注文履歴画面にも、SNS連動提示スクリーン作成部28により、SNS連動提示スクリーンが作成されて提示されている。
【0073】
SNS連動提示スクリーンでは、連動する3つのSNSのアイコン、即ち、SNS(1)アイコン92、SNS(2)アイコン94、及び、SNS(3)アイコン96が、提示されている。連動するSNSは、2つでも、4つでも、幾つでもよい。
【0074】
SNS(1)アイコン92、SNS(2)アイコン94、又は、SNS(3)アイコン96がクリックされると、商品の詳細情報のサイトへの、即ち、出品の購入のためのサイトへのリンク情報を含むシェア情報が、購入者若しくは会員の夫々のSNSのアカウントを介して、各SNSにて作成される。
図10(b-1)、
図10(b-2)、
図10(b-3)は、夫々、SNS(1)、SNS(2)、SNS(3)における、シェア情報である。シェア情報が含むリンク情報は、出品の購入のためのサイトに繋がるリンク情報であるのと同時に、そのリンク情報を作成する作成者のアカウント情報を含むリファラ情報を含む。従って、SNS(1)、SNS(2)、及び、SNS(3)の各SNSにて、シェア情報がシェアされる、ということは、リファラURLも共有(即ち、シェア)される、ということになる。
【0075】
購入者若しくは会員は、シェア情報において複数のリンク情報を含ませることもできる。また、購入者若しくは会員は、同時に複数のシェア情報を作成することもできる。
【0076】
更に、各SNSにおけるシェア情報に含まれるリンク情報、即ち、リファラURLを介して、別の購入者が有する別の購入者端末12bから、シェア情報にて提示される商品についての、購入情報が入力されると、シェア情報にて提示される商品の予約注文及び購入が確定することになる。ここで、シェア情報に含まれるリンク情報に更に含まれる、リファラ情報が含むアカウント情報を有する作成者が会員であるならば、その会員(作成者)に対して、所定の特典、例えば、所定のポイントが付与されて記憶部10に記憶される。
【0077】
付与される特典は、ポイントでも、クーポンでも、割引特典でもよく、その他の特典でもよい。
【0078】
このように、シェア情報を介して購入情報が入力されると、シェア情報の作成者である会員に、一定の特典が与えられる。この特典の付与の仕組みは、出品の購入を勧めるシェア情報の作成を、会員に促進することになる。つまり、この特典の付与の仕組みは、会員に、各SNSにおける、商品の購入を勧める広告の作成を促すことになる。
【0079】
図11は、特典付与部30が、会員に特典を付与する動作を示すフローチャートである。先ず、購入情報取得部22が購入情報を取得すると、特典付与部30はそれを把握する(S102)。
【0080】
次に、特典付与部30は、購入情報がリファラURLを経由して入力されたかどうか判定する(S104)。つまり、入力された購入情報が経由したURLが、アカウント情報を含むリファラ情報を含むものであるか判定する。
【0081】
購入情報がリファラURLを経由して入力されていないと判定すれば(S104・NO)、特典付与部30は特典の付与を行わない。
【0082】
購入情報がリファラURLを経由して入力されたと判定すれば(S104・YES)、特典付与部30は、リファラURL(即ち、リンク情報)に含まれるアカウント情報を確定する(S106)。
【0083】
次に、特典付与部30は、会員記憶部46及びアカウント情報記憶部50を参照して、確定したアカウント情報が会員のものであるかどうか判定する(S108)。
【0084】
確定したアカウント情報が会員のものでないと判定すれば(S108・NO)、特典付与部30は特典の付与を行わない。
【0085】
確定したアカウント情報が会員のものであると判定すれば(S108・YES)、特典付与部30は、当該会員に対して所定の特典を付与して特典記憶部48に保存する(S110)。
【0086】
S102からS110までの、特典付与部30の付与の動作フローにおいては、アカウント情報を含むリファラ情報を含むリンク情報の作成者が、会員であるかどうかは判定しているが、当該作成者が、購入情報を入力したものであるかどうか判定していない。従って、会員に係る会員端末から、シェア情報に係る出品情報に対する購入情報が入力された場合と入力されていない場合とに拘ることなく、特典付与部30は、リンク情報に含まれるリファラ情報が含むアカウント情報を有する会員に、所定の特典を付与する。
【0087】
また、特典付与部30は、リファラURLを経由した購入情報の入力者が会員であるかどうかも判定していない。
【0088】
特典は、例えば、ECサイトによる商品の購入に応じて付与され、他の商品を購入する際に利用し得る、ポイントである。特典付与部30は、リンク情報に含まれるリファラ情報が含むアカウント情報を有する会員に対して、以下の数2の式にて算出されるポイント数を付与するように構成され得る。
【数2】
【0089】
ポイント還元率は、例えば、0.1%である。ポイント還元率は、会員が作成したシェア情報及びリンク情報を経由して入力された、直近1カ月の複数の購入情報における合計の購入額の大小により、変動するものであってもよい。
【0090】
2.3.実施の形態1のまとめ
以上のように、本実施の形態に係る商品購入システム4は、制御部8と、記憶部10と、通信部6とを備える。制御部8は、出品者端末12aから通信部6が受け取る出品情報を取得して記憶部10における出品情報記憶部40に記憶する出品情報取得部20と、購入者端末12bから通信部6が受け取る、出品情報に対する購入情報を取得して記憶部10における購入情報記憶部42に記憶する購入情報取得部22と、出品情報における商品価格を、当該出品情報に対する購入情報の申込数に応じて減額する商品価格決定部24と、購入者端末12bから通信部6が受け取る購入情報に含まれる配送先情報に応じて、配送費を決定する配送費決定部26とを含む。
【0091】
本実施の形態に係る商品購入システム4において、記憶部10は、更に、会員情報を記憶する会員記憶部46と、会員別の特典を記憶する特典記憶部48とを含む。制御部8は、更に、会員端末12cに対する、SNSにおける、出品の購入のためのサイトに繋がるリンク情報とリンク情報を作成する会員のアカウント情報を含むリファラ情報とを含むシェア情報の作成を提示するSNS連動提示スクリーンを、作成するSNS連動提示スクリーン作成部28と、会員毎に特典を付与して特典記憶部48に記憶する特典付与部30とを含む。リンク情報から繋がる出品の購入のためのサイトを経由して、購入者端末12bから購入情報が入力されると、特典付与部30は、リンク情報に含まれるリファラ情報が含むアカウント情報を有する会員に対して、所定の特典を付与する。
【0092】
以上のような商品購入システム4では、一つの出品に対して購入が多く発生する程、商品の価格が低減することが生じ得る。従って、生産者、即ち出品者は、ある商品を一度に大量に出品することができることになる。また、登録配送先への配送をできるだけ多く利用することにより、購入者は個別の配送費の低減を実現することができる。更に、会員は、特典付与を受けるために、SNSのシェア情報という商品の広告情報を作成することを促され得る。このSNSのシェア情報という商品の広告情報により、商品購入システム4が運営するECサイトの周知が図られ、出品される商品の更なる購買が促進され得る。
【0093】
3.[他の実施の形態]
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。
【0094】
また、実施の形態を説明するために、添付図面および詳細な説明を提供した。したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
【0095】
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
【符号の説明】
【0096】
2・・・商品購入ネットワークシステム、4・・・商品購入システム、6・・・通信部、8・・・制御部、10・・・記憶部、12a・・・出品者端末、12b・・・購入者端末、12c・・・会員端末、14・・・管理者端末、20・・・出品情報取得部、22・・・購入情報取得部、24・・・商品価格決定部、26・・・配送費決定部、28・・・SNS連動提示スクリーン作成部、30・・・特典付与部、40・・・出品情報記憶部、42・・・購入情報記憶部、44・・・登録配送先記憶部、46・・・会員記憶部、48・・・特典記憶部、50・・・アカウント情報記憶部、60・・・登録指定配送先選択チェックボックス、62・・・非登録配送先選択チェックボックス。