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特開2022-140188遠赤外線放射性と抗菌性を有する繊維およびそれを用いた製品
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022140188
(43)【公開日】2022-09-26
(54)【発明の名称】遠赤外線放射性と抗菌性を有する繊維およびそれを用いた製品
(51)【国際特許分類】
   D01F 1/10 20060101AFI20220915BHJP
   A01N 61/00 20060101ALI20220915BHJP
   A01P 3/00 20060101ALI20220915BHJP
   A41D 13/00 20060101ALI20220915BHJP
   A41D 31/30 20190101ALI20220915BHJP
   A41D 31/06 20190101ALI20220915BHJP
   A41D 31/00 20190101ALI20220915BHJP
【FI】
D01F1/10
A01N61/00 B
A01P3/00
A41D13/00 102
A41D31/30
A41D31/06 100
A41D31/00 503Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021075404
(22)【出願日】2021-03-10
(71)【出願人】
【識別番号】520036525
【氏名又は名称】大串 孝
(71)【出願人】
【識別番号】521010595
【氏名又は名称】水上 博
(72)【発明者】
【氏名】大串 孝
(72)【発明者】
【氏名】水上 博
【テーマコード(参考)】
3B011
4H011
4L035
【Fターム(参考)】
3B011AA09
3B011AA12
3B011AC00
4H011AA02
4H011BB20
4H011DA10
4L035EE07
4L035EE11
4L035EE20
4L035JJ08
4L035KK01
4L035KK05
(57)【要約】
【課題】 モンモリロナイト自体のデトックス性、遠赤外線放射性、抗菌・除菌・消臭性の特性を最大に利用できるようにした遠赤外線放射性を有する抗菌性繊維およびその製品を提供する。
【解決手段】 前記目的を達成するための抗菌性繊維または製品は、粒径10~300nmに微粉砕したモンモリロナイトを主成分とした微粉砕鉱石を含むアドバンスクレイ(登録商標)を繊維素材100重量部に対し5~30重量部付加する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
化学繊維又は天然繊維にモンモリロナイトを主成分とした微粉砕鉱石を付加したことを特徴とする遠赤外線放射性と抗菌性を有することを特徴とする繊維。
【請求項2】
合成繊維にモンモリロナイトを主成分とした微粉砕鉱石を混入したことを特徴とする遠赤外線放射性と抗菌性を有することを特徴とする繊維。
【請求項3】
前記微粉砕鉱石の粒径を10~300nmとし、前記化学繊維又は前記天然繊維の素材100重量部に対し前記微粉砕鉱石を5~30重量部としたことを特徴とする請求項1に記載の遠赤外線放射性と抗菌性を有することを特徴とする繊維。
【請求項4】
前記請求項1ないし3のいずれか1項に記載の遠赤外線放射性と抗菌性を有する繊維を用いて作製した不織布、織布、編製品、アイマスク、膝当てシート、膝巻シート、膝バンド、鼻当てシート、肘当てシート、肘巻シート、肘バンド、ふくらはぎ巻シート、ふくらはぎバンド、足首巻シート、首巻きシート、手首シート、リストバンド、首巻きシート、首バンド、頭髪用バンダナ、腰当てシート、腰巻シート、腰バンド、腹巻シート、腹当てシート、胸当てシート、胸巻きシート、太もも巻きシート、太もも当てシート、太ももバンド、肩当てシート、肩巻きシート、耳当てシート、ブラジャー、パンツ、パンティーストッキング、シャツ、ショーツ、ガードル、ふんどし、手袋、靴下、ズボン、耳当て、ブラジャーパット、パンティー、帽子パッド、帽子、ヘッドバンド、掌バンド、インソール、ヘアバンド、ツバ付きヘッドバンド、にのうえバンド、にのうえ巻きシート、又はにのうえ当てシートなどであることを特徴とする製品。
【請求項5】
前記請求項1ないし4のいずれかに1項に記載の発明において、前記微粉砕鉱石をアドバンスクレイ(登録商標)としたことを特徴とする繊維又は製品。
【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は大気、水、食品、人体等に接触することによりイオン吸着、遠赤外線放射等の作用で、接触物の細菌の増殖を抑えるとともに滅菌する作用や消臭する作用等を有するモンモリロナイトを主成分とした微粉砕鉱石を付加した遠赤外線放射性と抗菌性を有する繊維およびその製品に関する。
【背景技術】
【0002】
高齢化が進む社会環境下、健康な日常生活を送るため、健康関連商品が多数出現している。その中で、衛生性が重視され、これに対応するように抗菌機能や消臭機能を有する多くの商品が出現している。商品に抗菌性を付与する方法としては、銀系無機抗菌剤に代表される無機抗菌剤や、光触媒機能を示す無機材料、モンモリロナイト等に抗菌剤を吸蔵・担持させる方法が主流(特許文献1、2、3)である。また、別の方法としては、抗菌性剤を商品の表面に塗工する方法もある。繊維においても同様に抗菌性を付与されて製造する方法が採用されている。
【0003】
化学繊維は、デザインや色彩の多様性にすぐれ、用途により最適のものを選択することができる。そのため、衣料用や日用品として広く利用されている。そして、抗菌性、消臭性を付加した繊維や遠赤外線放射性有する化学繊維が望まれている。
【0004】
モンモリロナイトを遠赤外線放射体として利用すると共に無機担持体として利用している方法がある(特許文献3)。しかし、1000の用途を持つといわれている粘土の成分の1つであるモンモリロナイトのデトックス性から派生する抗菌性を直接利用するまでに至っていない。
【0005】
モンモリロナイト自体を抗菌剤として繊維等に混入して製造した汎用性の高い抗菌性の繊維やその製品はなかった。また、モンモリロナイト自体を抗菌剤として化学繊維や天然繊維に付加して製造した汎用性の高い製品はなかった。従って、モンモリロナイトを主成分とした微粉砕鉱石のアドバンスクレイ(登録商標)を抗菌剤として化学繊維等に混入して製造した汎用性の高い抗菌性の化学繊維や繊維にアドバンスクレイ(登録商標)を抗菌剤として付加して製造した糸、布、布製品等の製品はなかった。
【0006】
すなわち、従来は抗菌性の化合物を無機担持体のベントナイト粒子やモンモリロナイト粒子を樹脂組成物中に混入する場合、その粒子径は、数μm~数十μmである。そのため、モンモリロナイトを繊維樹脂中に混入しても、その表面積も粒子径がμmのオーダーなので、その粒子の表面積が限定され、十分に活用できなく、それら粒子の持つ優れた抗菌性が活かされていなかった。さらに、ナノメートル単位のモンモリロナイトを主成分とした鉱石を母材に均一に分散させることが困難であって、表面積を大きくして活用する余地があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2019-142832号公報
【特許文献2】特開平01-313533号公報
【特許文献1】特開平10-131036号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、前記課題を解決すべくなされたものであって、ナノメートル単位のモンモリロナイトを主成分とした鉱石を均一に分散させることが困難であって、存在しなかったモンモリロナイトを主成分とした微粉砕した鉱石を付加した遠赤外線放射性を有する抗菌性繊維およびその製品を得ることを目的としている。また、自然界に多量に存在しているモンモリロナイトが主成分の粘土鉱物を微粉砕化したアドバンスクレイ(登録商標)をそのまま使用することで、安定した品質を得ることができる遠赤外線放射性を有する抗菌性繊維およびその製品を得ることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記目的を達成するための請求項1に記載の遠赤外線放射性を有する抗菌性繊維は、化学繊維又は天然繊維にモンモリロナイトを主成分とした微粉砕鉱石を付加したことを特徴とする。
【0010】
この発明の化学繊維は、合成繊維、半合成繊維に分類され、半合成繊維としては、例えば、アセテート、レーヨン等が挙げられる。天然繊維としては、羊毛、絹、木綿、麻等が挙げられる。繊維は、特に限定されず、単体でも、混合体であってもよい。
【0011】
モンモリロナイトは、総称ベントナイト(ナノクレイ)と言われ、デトックス性や炎症や痛みを抑える抗菌性・殺菌性、皮膚の炎症や毒素の除去、遠赤外線放射の効果を有している鉱物である。本発明における微粉砕鉱石とはモンモリロナイト主成分の鉱物を超微粉化したクレイである。そのモンモリロナイトを超微粉化し、繊維に均一に分散して付加したことにより、モンモリロナイト鉱石の効果を最大限に発揮させることができる。
【0012】
この発明の微粉砕鉱石の繊維への付加方法としては、繊維等を染色する場合の方法と同じ方法を用いて付加すればよい。染色や捺染とは別に後で付加してもよい。また、繊維等を染色する際に、染料と微粉砕鉱石を混ぜて繊維や布や製品に付加する方法等であってもよく、特に限定されない。
【0013】
請求項2に記載の発明は、合成繊維にモンモリロナイトを主成分とした微粉砕鉱石を含ませたことを特徴とする。
【0014】
この発明の合成繊維は、多種多様であり、用途や加工性等を考慮して選択すればよく、特に限定されない。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリヘキサメチレンテレフタレート、ナイロン、アラミド、ビニロン、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリクラール、ポリ乳酸等が挙げられ、単体でも混合体でもよい。
【0015】
この発明の合成繊維に微粉砕鉱石を含ませる方法は、例えば、製造時に繊維素材と微粉砕鉱石とを混合して分散・付加する方法、微粉砕鉱石を含有する樹脂ペレットやエマルジョンとしたものを混合する方法等が挙げられるが、均一に分散できればよく、特に限定されない。
【0016】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の遠赤外線放射性を有する抗菌性繊維において、前記微粉砕鉱石の粒径を10~300nmとし、前記合成樹脂100重量部に対し前記微粉砕鉱石を5~30重量部としたことを特徴とする。
【0017】
この発明のモンモリロナイトを主成分とした微粉砕鉱石の粒径を10~300nmとしたのは、細かすぎると微細化のコストがかかりすぎるのと樹脂中への均一分散が難しくなるからである。また、粒径が300nm以上では、繊維に付加した際に、殺菌・抗菌の効果が減衰される恐れがあるからである。
【0018】
モンモリロナイト(クレイ)は美容と健康にいい影響を与えてくれる要素がたくさんあり、デトックス、遠赤外線放射、抗菌・殺菌、消臭、炎症や痛みを抑える、瘢痕形成・皮膚の再生の効能があるとされている。
【0019】
この発明のモンモリロナイトを主成分とした前記合成樹脂100重量部に対し微粉砕鉱石の量を5~30重量部としたのは、モンモリロナイトのデトックス性等の効果を十分発揮させることができるからである。5重量部未満では、モンモリロナイトの量が少なく、その効果を十分発揮させることができないからである。30重量部越えると、繊維への付加が困難になるからである。
【0020】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに1項に記載の遠赤外線放射性と抗菌性を有する繊維を用いて作製した不織布、織布、編製品、さらに最終製品のアイマスク、膝当てシート、膝巻シート、膝バンド、鼻当てシート、肘当てシート、肘巻シート、肘バンド、ふくらはぎ巻シート、ふくらはぎバンド、足首巻シート、首巻きシート、手首シート、リストバンド、首巻きシート、首バンド、頭髪用バンダナ、腰当てシート、腰巻シート、腰バンド、腹巻シート、腹当てシート、胸当てシート、胸巻きシート、太もも巻きシート、太もも当てシート、太ももバンド、肩当てシート、肩巻きシート、耳当てシート、ブラジャー、パンツ、パンティーストッキング、シャツ、ショーツ、ガードル、ふんどし、手袋、靴下、ズボン、耳当て、ブラジャーパット、パンティー、帽子パッド、帽子、ヘッドバンド、掌バンド、インソール、ヘアバンド、ツバ付きヘッドバンド、にのうえバンド、にのうえ巻きシート、又はにのうえ当てシートなどの製品であることを特徴とする。
【0021】
遠赤外線による血行の改善による基礎体温の上昇、免疫力の向上、デトックス、抗菌・殺菌、消臭、炎症や痛みの緩和、瘢痕形成・皮膚の再生の効能等が望まれる製品に使用されることが望ましい。
【0022】
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の発明において、前記微粉砕鉱石をアドバンスクレイ(登録商標)としたことを特徴とする。
【0023】
アドバンスクレイ(登録商標)は、モンモリロナイトを主要成分とする粘土鉱石をその粒径が10~300ナノメートル(nm)に微粉砕したモンモリロナイトを主成分とする微粉砕鉱石である。
【0024】
従って、アドバンスクレイ(登録商標)を用いることで、モンモリロナイトの性能を最大限に発揮させることができる製品を容易に得ることができる。
【発明の効果】
【0025】
この発明においては、遠赤外線放射性を有する抗菌性繊維およびその製品は、超微細化されたモンモリロナイトを主成分とした微粉砕鉱石を素材の繊維に均一に付加させている。これにより、モンモリロナイトを主成分とした微粉砕鉱石のデトックス性、抗菌性・殺菌性・消臭性、遠赤外線放射性等の性能を最大限に発揮させることができる。微粉砕鉱石としてアドバンスクレイ(登録商標)を用いることにより、容易にモンモリロナイトの性能を最大限に発揮させることができる。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0027】
この発明は、化学繊維又は天然繊維にモンモリロナイトを主成分とした10~300nmの微粉砕鉱石を繊維の素材100重量部に対し前5~30重量部とした付加したものである。
【0028】
化学繊維は、合成繊維、半合成繊維に分類され、半合成繊維としては、例えば、アセテート、レーヨン等が挙げられる。
天然繊維としては、羊毛、絹、木綿、麻等が挙げられる。繊維は、特に限定されず、単体でも、混合体であってもよい。
【0029】
合成繊維は、多種多様であり、用途や加工性等を考慮して選択すればよく、特に限定されない。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリヘキサメチレンテレフタレート、ナイロン、アラミド、ビニロン、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリクラール、ポリ乳酸等が挙げられ、単体でも混合体でもよい。
【0030】
モンモリロナイトは、総称ベントナイト(ナノクレイ)と言われ、デトックス性や炎症や痛みを抑える抗菌性・殺菌性、皮膚の炎症や毒素の除去、遠赤外線放射の効果を有している鉱物である。本発明における微粉砕鉱石とはモンモリロナイト主成分の鉱物を超微粉化したクレイである。そのモンモリロナイトを超微粉化し、繊維に均一に分散して付加したことにより、最大限に効果を発揮させることができる。
【0031】
微粉砕鉱石の繊維への付加方法としては、繊維等を染色する場合の方法と同じ方法を用いて付加すればよい。染色や捺染とは別に付加してもよいし、染料と微粉砕鉱石を混ぜて繊維や布や製品に付加する方法等であってもよく、特に限定されない。
【0032】
合成繊維への付加方法としては、繊維素材に混ぜ込んで繊維にする方法でも、上記の繊維等を染色する場合の方法と同じ方法や他の方法等であってもよく、特に限定されない。
【0033】
繊維を用いて作製した製品としては、不織布、織布、編製品、アイマスク、膝当てシート、膝巻シート、膝バンド、鼻当てシート、肘当てシート、肘巻シート、肘バンド、ふくらはぎ巻シート、ふくらはぎバンド、足首巻シート、首巻きシート、手首シート、リストバンド、首巻きシート、首バンド、頭髪用バンダナ、腰当てシート、腰巻シート、腰バンド、腹巻シート、腹当てシート、胸当てシート、胸巻きシート、太もも巻きシート、太もも当てシート、太ももバンド、肩当てシート、肩巻きシート、耳当てシート、ブラジャー、パンツ、パンティーストッキング、シャツ、ショーツ、ガードル、ふんどし、手袋、靴下、ズボン、耳当て、ブラジャーパット、パンティー、帽子パッド、帽子、ヘッドバンド、掌バンド、インソール、ヘアバンド、ツバ付きヘッドバンド、にのうえバンド、にのうえ巻きシート、又はにのうえ当てシートなどが挙げられる。
【0034】
粒径10~300nmのモンモリロナイトを主成分とした微粉砕鉱石として、アドバンスクレイ(登録商標)を用いることができる。
【実施例0035】
遠赤外線放射性を有する抗菌性繊維の製品として、木綿織布に微粉砕鉱石を付加してバンダナを作製した。
微粉砕鉱石として、粒径10~300nmのモンモリロナイトを主成分としたアドバンスクレイ(登録商標)を用いた。
微粉砕鉱石の付加方法として、シリコーン系バインダー樹脂に樹脂100重量部に対しアドバンスクレイ(登録商標)を30重量部混入した樹脂液を織布100重量部に対し100重量部付着させた。付着方法法は、捺染方法を用いた。そして、加熱乾燥し圧着して製品を製造した。製品素材に対する微粉砕鉱石の量は素材100重量部に対し22重量部であった。
【0036】
この微粉砕鉱石付加バンダナを、頭部に被せて2週間経過を観た結果、白髪の根元に黒色の部分が発現し、増毛した。また、微粉砕鉱石付加バンダナを就寝時に、ぜんそく持ちの高校生の胸に当てて経過を観た結果、3日でぜんそくが改善できた。
【実施例0037】
微粉砕鉱石の付加方法に、エチレン・酢酸ビニル共重合(EVA)樹脂を用いた以外は実施例1と同様の条件でバンダナを製造した。
【0038】
このバンダナを足首に巻いてその効果の有無を調べた。その結果、疲れがとれた。
【0039】
上記実施例では、微粉砕鉱石を布に付加する例で説明したが、繊維に付着するか練りこんで得た繊維を布製品にした製品においても、同様な効果が期待できることはもちろんである。