(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022140292
(43)【公開日】2022-09-26
(54)【発明の名称】自動壁紙糊付機
(51)【国際特許分類】
B44C 7/04 20060101AFI20220915BHJP
B05C 1/08 20060101ALI20220915BHJP
B05C 11/00 20060101ALI20220915BHJP
B05C 11/10 20060101ALI20220915BHJP
【FI】
B44C7/04
B05C1/08
B05C11/00
B05C11/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022009628
(22)【出願日】2022-01-25
(31)【優先権主張番号】P 2021039008
(32)【優先日】2021-03-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000163121
【氏名又は名称】極東産機株式会社
(72)【発明者】
【氏名】山根 将司
(72)【発明者】
【氏名】清水 保博
【テーマコード(参考)】
4F040
4F042
【Fターム(参考)】
4F040AA22
4F040AB01
4F040AC01
4F040BA23
4F040CB15
4F040CB18
4F040CB22
4F040CB36
4F042AA22
4F042BA05
4F042BA06
4F042BA08
4F042BA25
4F042CA01
4F042CC02
4F042CC07
4F042CC30
4F042DD46
4F042DF23
4F042DH09
(57)【要約】
【課題】
自動壁紙糊付機の取扱説明書を内装施工現場へ持って行くのを忘れることがある。また、新規購入して使う時に取り扱い方法がわからない。どのページを見ればよいかがわからない。
【解決手段】
糊を貯留する糊箱と壁紙を搬送する複数のローラーからなる壁紙糊付機本体部と、壁紙糊付機の制御を行う制御装置と、制御装置とは別体の携帯端末装置からなる自動壁紙糊付機であって、制御装置は、記憶部に記憶した、コンピュータのアドレスを携帯端末装置に送信し、
携帯端末装置は、制御装置から受信したアドレスで前記コンピュータにアクセスし、自動壁紙糊付機の取扱説明書をダウンロードし、メモリーに記憶し、ダウンロードした取扱説明書を画面に表示する。
【選択図】
図18
【特許請求の範囲】
【請求項1】
糊を貯留する糊箱と壁紙を搬送する複数のローラーからなる壁紙糊付機本体部と、
壁紙糊付機の制御を行う制御装置と、
前記制御装置とは別体の携帯端末装置からなる自動壁紙糊付機であって、
前記制御装置は、自動壁紙糊付機を操作するための表示操作部と、自動壁紙糊付機を制御する演算部と、制御に必要なデータを記憶する記憶部を有し、
予め定められた複数の処理を実行することにより糊付けを実行し、
前記携帯端末装置は、インターネット回線に接続されているコンピュータとデータを送受信する通信手段と、前記携帯端末装置を操作するための画面と、データを記憶するメモリーと、カメラを有し、
前記制御装置は、前記記憶部に記憶した、前記コンピュータのアドレスを符号化して前記表示操作部に表示し、
前記携帯端末装置は、前記表示操作部に表示されたアドレスを前記カメラで読みとり、
読みとったアドレスで前記コンピュータにアクセスし、自動壁紙糊付機の取扱説明書をダウンロードし、前記メモリーに記憶し、記憶した前記取扱説明書を前記画面に表示することを特徴とする自動壁紙糊付機。
【請求項2】
糊を貯留する糊箱と壁紙を搬送する複数のローラーからなる壁紙糊付機本体部と、
壁紙糊付機の制御を行う制御装置と、
前記制御装置とは別体の携帯端末装置からなる自動壁紙糊付機であって、
前記制御装置は、自動壁紙糊付機を操作するための表示操作部と、自動壁紙糊付機を制御する演算部と、制御に必要なデータを記憶する記憶部と、
前記携帯端末装置とデータを送受信するための通信部を有し、
予め定められた複数の処理を実行することにより糊付けを実行し、
前記携帯端末装置は、自動壁紙糊付機の前記制御装置とデータを送受信する第1通信手段と、インターネット回線に接続されているコンピュータとデータを送受信する第2通信手段と、前記携帯端末装置を操作するための画面と、データを記憶するメモリーを有し、
前記制御装置は、前記記憶部に記憶した、前記コンピュータのアドレスを前記携帯端末装置に送信し、
前記携帯端末装置は、前記制御装置から受信したアドレスで前記コンピュータにアクセスし、自動壁紙糊付機の取扱説明書をダウンロードし、ダウンロードした前記取扱説明書を前記メモリーに記憶し、前記画面に表示することを特徴とする自動壁紙糊付機。
【請求項3】
前記制御装置は、実行中の処理に対応する見出し番号を前記携帯端末装置に送信し、
前記携帯端末装置は、受信した見出し番号に基づいて前記取扱説明書のページ送りをすることを特徴とする、前記請求項2記載の自動壁紙糊付機。
【請求項4】
前記制御装置は、無線通信により、見出し番号を前記携帯端末装置に送信することを特徴とする、前記請求項3記載の自動壁紙糊付機。
【請求項5】
糊を貯留する糊箱と壁紙を搬送する複数のローラーからなる壁紙糊付機本体部と、
壁紙糊付機の制御を行う制御装置と、
前記制御装置とは別体の携帯端末装置からなる自動壁紙糊付機であって、
前記制御装置は、自動壁紙糊付機を操作するための表示操作部と、自動壁紙糊付機を制御する演算部と、制御に必要なデータを記憶する記憶部と、
前記携帯端末装置とデータを送受信するための通信部を有し、
予め定められた複数の処理を実行することにより糊付けを実行し、
前記携帯端末装置は、自動壁紙糊付機の前記制御装置とデータを送受信する第1通信手段と、インターネット回線に接続されているコンピュータとデータを送受信する第2通信手段と、前記携帯端末装置を操作するための画面と、データを記憶するメモリーを有し、
前記制御装置は、前記記憶部に記憶した、前記コンピュータのアドレスを前記携帯端末装置に送信し、
前記携帯端末装置は、前記制御装置から受信したアドレスで前記コンピュータにアクセスし、自動壁紙糊付機の操作に関する問いと答えのQ&Aをダウンロードし、ダウンロードした前記Q&Aを前記メモリーに記憶し、前記画面に表示することを特徴とする自動壁紙糊付機。
【請求項6】
前記制御装置は、処理の実行中に発生した不具合の原因を自己診断し、不具合を解決するための前記Q&Aの答えを抽出して、前記携帯端末装置に指示し、
前記携帯端末装置は、指示された答えを表示することを特徴とする前記請求項5記載の自動壁紙糊付機。
【請求項7】
前記Q&Aの内容は、自動壁紙糊付機の不具合の症状と、不具合の原因を調べるための検査内容と、原因を取り除くための処置方法であることを特徴とする前記請求項5記載、および前記請求項6記載の自動壁紙糊付機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、部屋の天井や壁面に貼る、所定の長さの壁紙に、所定の厚みで糊を塗布する為の自動壁紙糊付機である。更に詳しくは、自動壁紙糊付機の制御装置とは別体の携帯端末装置に、自動壁紙糊付機の取扱説明書を表示させる機能を有する自動壁紙糊付機である。
【背景技術】
【0002】
従来より、複数のローラーにより壁紙を搬送して、糊箱に貯留した糊を壁紙に塗布して
排出した壁紙の現在カウント値を制御部に表示しながら糊付けを実行する壁紙糊付機が具現化されており、壁紙糊付機の操作性を向上させるための工夫がなされている。
特願平10-205278の自動壁紙糊付機は、糊付けを実行するためのデータの入力や作動条件の設定を容易にする機能を有するもので、自動壁紙糊付機と、自動壁紙糊付機とは別体の記憶機能付入出力装置で構成され、記憶機能付入出力装置は遠隔地のコンピュータと無線または有線通信する機能を有し、自動壁紙糊付機と記憶機能付入出力装置が双方向の無線通信により、糊付け実行に必要な情報を送受信するものであり、送受信する情報として、記憶機能付入出力装置は、糊付データと本体制御データを自動壁紙糊付機へ送信し、自動壁紙糊付機からのメッセージを受信するものである。
【0003】
糊付データとは、記憶機能付入出力装置が測定手段により測定した、壁紙を貼る部屋の壁の寸法から、上下カットロスや幅カットロスや壁紙幅などの条件から算出して得た、糊を塗布する壁紙の長さと枚数である。
本体制御データとは、ローラーの回転開始および終了データ、糊付け開始および終了データであり、自動壁紙糊付機の制御部は本体制御データに基づいて、モーターを駆動し、複数のローラーを回転させて壁紙を搬送して糊を塗布し、糊を塗布して排出した壁紙の現在カウント値を制御部に表示するものである。
メッセージとは、自動壁紙糊付機からの現在カウント値と正常終了および異常終了、電圧異常、糊残量警告である。
【0004】
また、特願2007-264176の自動壁紙糊付機は、作業者の操作ミスを防止するための機能を有するものであり、設定された長さの壁紙に糊付け動作を実行する処理と、補助機能を実行する処理とに予め分離した処理の実行順序を定め持ち、補助機能を実行する処理は、実行中の処理から選択可能な処理の名称を示した選択項目を選択するための選択入力手段と、選択された処理に進むことを指示する実行指示入力手段と、処理の実行を1つ前の処理に戻すことを指示する後退指示入力手段を設け、実行指示入力手段から信号が入力された時に選択入力手段が選択する選択項目の処理を実行し、後退指示入力手段 からの信号が入力された時に、実行中の処理を停止して、1つ前に実行していた処理に後退させるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【0006】
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
自動壁紙糊付機は操作性を向上させるためのさまざまな工夫がなされてきたが、自動壁紙糊付機を新規購入して使う時に取り扱い方法がわからない。
また、久しぶりに使うと忘れてしまっている。
また、取扱説明書のどのページを見ればよいかがわからない作業者が存在している。
また、取扱説明書を内装施工現場へ持って行くのを忘れることがある。
という課題を残している。
【0008】
また、 内装施工現場の特有の事情があり、自動壁紙糊付機が作業者が思う通りに動かなかった場合に、現場の電源など条件が原因であるのか、自動壁紙糊付機が原因であるのかを突き止めて正しい処置をする方法が判らず、機械の故障ではないのに故障だと思ってしまうことがある。
また、糊付け実行中に、自動壁紙糊付機に不具合が発生した場合に、そのエラーの原因を取り除くための処置方法が判らないことがある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
糊を貯留する糊箱と壁紙を搬送する複数のローラーからなる壁紙糊付機本体部と、
壁紙糊付機の制御を行う制御装置と、
制御装置とは別体の携帯端末装置からなる自動壁紙糊付機であって、
制御装置は、自動壁紙糊付機を操作するための表示操作部と、自動壁紙糊付機を制御する演算部と、制御に必要なデータを記憶する記憶部を有し、
予め定められた複数の処理を実行することにより糊付けを実行し、
携帯端末装置は、インターネット回線に接続されているコンピュータとデータを送受信する通信手段と、携帯端末装置を操作するための画面と、データを記憶するメモリーと、カメラを有し、
制御装置は、記憶部に記憶した、コンピュータのアドレスを符号化して表示操作部に表示し、
携帯端末装置は、表示操作部に表示されたアドレスをカメラで読みとり、
読みとったアドレスでコンピュータにアクセスし、自動壁紙糊付機の取扱説明書をダウンロードし、メモリーに記憶し、記憶した取扱説明書を画面に表示することを特徴とする。
【0010】
糊を貯留する糊箱と壁紙を搬送する複数のローラーからなる壁紙糊付機本体部と、
壁紙糊付機の制御を行う制御装置と、
制御装置とは別体の携帯端末装置からなる自動壁紙糊付機であって、
制御装置は、自動壁紙糊付機を操作するための表示操作部と、自動壁紙糊付機を制御する演算部と、制御に必要なデータを記憶する記憶部と、
携帯端末装置とデータを送受信するための通信部を有し、
予め定められた複数の処理を実行することにより糊付けを実行し、
携帯端末装置は、自動壁紙糊付機の制御装置とデータを送受信する第1通信手段と、インターネット回線に接続されているコンピュータとデータを送受信する第2通信手段と、携帯端末装置を操作するための画面と、データを記憶するメモリーを有し、
制御装置は、記憶部に記憶した、コンピュータのアドレスを携帯端末装置に送信し、
携帯端末装置は、制御装置から受信したアドレスで前記コンピュータにアクセスし、自動壁紙糊付機の取扱説明書をダウンロードし、ダウンロードした取扱説明書をメモリーに記憶し、画面に表示することを特徴とする。
【0011】
制御装置は、実行中の処理に対応する見出し番号を携帯端末装置に送信し、
携帯端末装置は、受信した見出し番号に基づいて取扱説明書のページ送りをすることを特徴とする。
【0012】
制御装置は、無線通信により、見出し番号を携帯端末装置に送信することを特徴とする。
【0013】
糊を貯留する糊箱と壁紙を搬送する複数のローラーからなる壁紙糊付機本体部と、
壁紙糊付機の制御を行う制御装置と、
前記制御装置とは別体の携帯端末装置からなる自動壁紙糊付機であって、
制御装置は、自動壁紙糊付機を操作するための表示操作部と、自動壁紙糊付機を制御する演算部と、制御に必要なデータを記憶する記憶部と、
携帯端末装置とデータを送受信するための通信部を有し、
予め定められた複数の処理を実行することにより糊付けを実行し、
携帯端末装置は、自動壁紙糊付機の制御装置とデータを送受信する第1通信手段と、インターネット回線に接続されているコンピュータとデータを送受信する第2通信手段と、携帯端末装置を操作するための画面と、データを記憶するメモリーを有し、
制御装置は、記憶部に記憶した、コンピュータのアドレスを携帯端末装置に送信し、
携帯端末装置は、制御装置から受信したアドレスでコンピュータにアクセスし、自動壁紙糊付機の操作に関する問いと答えのQ&Aをダウンロードし、ダウンロードしたQ&Aをメモリーに記憶し、画面に表示することを特徴とする。
【0014】
制御装置は、処理の実行中に発生した不具合の原因を自己診断し、不具合を解決するためのQ&Aの答えを抽出して、携帯端末装置に指示し、
携帯端末装置は、指示された答えを表示することを特徴とする。
【0015】
Q&Aは、不具合の症状と、不具合の原因を調べるための検査内容と、原因を取り除くための処置方法であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
糊を貯留する糊箱と壁紙を搬送する複数のローラーからなる壁紙糊付機本体部と、
壁紙糊付機の制御を行う制御装置と、
制御装置とは別体の携帯端末装置からなる自動壁紙糊付機であって、
制御装置は、自動壁紙糊付機を操作するための表示操作部と、自動壁紙糊付機を制御する演算部と、制御に必要なデータを記憶する記憶部を有し、
予め定められた複数の処理を実行することにより糊付けを実行し、
携帯端末装置は、インターネット回線に接続されているコンピュータとデータを送受信する通信手段と、携帯端末装置を操作するための画面と、データを記憶するメモリーと、カメラを有し、
制御装置は、記憶部に記憶した、コンピュータのアドレスを符号化して表示操作部に表示し、
携帯端末装置は、表示操作部に表示されたアドレスをカメラで読みとり、
読みとったアドレスでコンピュータにアクセスし、自動壁紙糊付機の取扱説明書をダウンロードし、メモリーに記憶し、記憶した取扱説明書を画面に表示することを特徴とするので、
取扱説明書の携帯端末装置への取り込みが容易である。
また、携帯端末装置は、いつも持ち回っている人が多いので、その重みは気にならないものであり、携帯端末装置に記憶している取扱説明書を忘れることはない。
る。
また、携帯端末装置は片手で操作ができ、スマホスタンドを使えば両手で自動壁紙糊付機を操作しながら、取扱説明書を見ることができる。
【0017】
糊を貯留する糊箱と壁紙を搬送する複数のローラーからなる壁紙糊付機本体部と、
壁紙糊付機の制御を行う制御装置と、
制御装置とは別体の携帯端末装置からなる自動壁紙糊付機であって、
制御装置は、自動壁紙糊付機を操作するための表示操作部と、自動壁紙糊付機を制御する演算部と、制御に必要なデータを記憶する記憶部と、
携帯端末装置とデータを送受信するための通信部を有し、
予め定められた複数の処理を実行することにより糊付けを実行し、
携帯端末装置は、自動壁紙糊付機の制御装置とデータを送受信する第1通信手段と、インターネット回線に接続されているコンピュータとデータを送受信する第2通信手段と、携帯端末装置を操作するための画面と、データを記憶するメモリーを有し、
制御装置は、記憶部に記憶した、コンピュータのアドレスを携帯端末装置に送信し、
携帯端末装置は、制御装置から受信したアドレスで前記コンピュータにアクセスし、自動壁紙糊付機の取扱説明書をダウンロードし、ダウンロードした取扱説明書をメモリーに記憶し、画面に表示することを特徴とするので、
取扱説明書を簡単にダウンロードでき、携帯端末装置に記憶している取扱説明書を忘れることはない。
また、携帯端末装置はいつも持ち回っている人が多いので、その重みは気にならないものである。
また、携帯端末装置は片手で操作ができ、スマホスタンドを使えば両手で自動壁紙糊付機を操作しながら、取扱説明書を見ることができる。
【0018】
制御装置は、実行中の処理に対応する見出し番号を携帯端末装置に送信し、
携帯端末装置は、受信した見出し番号に基づいて取扱説明書のページ送りをすることを特徴とするので、
携帯端末装置に記憶されている取扱説明書は、自動壁紙糊付機が実行している処理に対応したページが自動でめくられるので、作業者は手間が省ける。
また、今やっている動作や機能の名前がわからなくても、取扱説明書の該当するページを見ることができるので、初心者にわかりやすいものである。
また、取扱説明書を熟読せずに、とりあえずで自動壁紙糊付機を触って、使い方に困ったら、スマホを見れば説明内容が表示されるので手軽である。
【0019】
制御装置は、無線通信により、アドレスを携帯端末装置に送信することを特徴とするので、
携帯端末装置にアドレスを手入力する必要がなく、ダウンロードする取扱説明書を間違うことがない。
【0020】
制御装置は、符号化したアドレスを前記表示操作部に表示することを特徴とするので、
携帯端末装置にアドレスを手入力する必要がなく、ダウンロードする取扱説明書を間違うことがない。
【0021】
糊を貯留する糊箱と壁紙を搬送する複数のローラーからなる壁紙糊付機本体部と、
壁紙糊付機の制御を行う制御装置と、
前記制御装置とは別体の携帯端末装置からなる自動壁紙糊付機であって、
制御装置は、自動壁紙糊付機を操作するための表示操作部と、自動壁紙糊付機を制御する演算部と、制御に必要なデータを記憶する記憶部と、
携帯端末装置とデータを送受信するための通信部を有し、
予め定められた複数の処理を実行することにより糊付けを実行し、
携帯端末装置は、自動壁紙糊付機の制御装置とデータを送受信する第1通信手段と、インターネット回線に接続されているコンピュータとデータを送受信する第2通信手段と、携帯端末装置を操作するための画面と、データを記憶するメモリーを有し、
制御装置は、記憶部に記憶した、コンピュータのアドレスを携帯端末装置に送信し、
携帯端末装置は、制御装置から受信したアドレスでコンピュータにアクセスし、自動壁紙糊付機の操作に関する問いと答えのQ&Aをダウンロードし、ダウンロードしたQ&Aをメモリーに記憶し、画面に表示することを特徴とするので、
自動壁紙糊付機が作業者が思う通りに動かず、故障かな? と思った時に、
作業者はQ&Aを見れば、正しい処置をして原因を取り除いて復旧することができる。
また、内装工事現場の電源電圧が低くすぎたり、あるいはOFFされていて、制御装置が作動できなくて表示操作部が表示しない場合でも、携帯端末装置に表示されるQ&Aを見ることにより、正しい処置をして原因を取り除いて復旧することができる。
【0022】
制御装置は、処理の実行中に発生した不具合の原因を自己診断し、不具合を解決するためのQ&Aの答えを抽出して、携帯端末装置に指示し、
携帯端末装置は、指示された答えを表示することを特徴とするので、
正しい処置を施すことができ、誤ることなく、迅速に、正しい処置を施して復旧することができる。
【0023】
Q&Aは、不具合の症状と、不具合の原因を調べるための検査内容と、原因を取り除くための処置方法であることを特徴とするので、
Q&Aを見れば、機械の症状に対応する、原因調査内容と是正処置が判るので、作業者は正しい処置をして、原因を取り除いて復旧することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】
図1は、本発明の自動壁紙糊付機の構成を説明するための斜視図である。
【
図2】
図2は、本発明の自動壁紙糊付機の構成を説明するための断面図である。
【
図3】
図3は、本発明の自動壁紙糊付機の機能ブロック図である。
【
図4】
図4は、本発明の自動壁紙糊付機の表示操作部を説明するための図である。
【
図5】
図5は、本発明の自動壁紙糊付機の演算部が実行するメイン処理のフローチャートである。
【
図6】
図6は、本発明の自動壁紙糊付機の演算部が実行する糊付け実行処理のフローチャートである。
【
図7】
図7は、本発明の自動壁紙糊付機の演算部が実行する補助機能設定処理のフローチャートである。
【
図8】
図8は、本発明の自動壁紙糊付機の演算部が実行する糊供給に関する機能処理のフローチャートである。
【
図9】
図9は、本発明の自動壁紙糊付機の演算部が実行するKTP処理のフローチャートである。
【
図10】
図10は、本発明の自動壁紙糊付機の演算部が実行するGTP処理のフローチャートである。
【
図11】
図11は、本発明の自動壁紙糊付機の演算部が実行するFTP処理のフローチャートである。
【
図12】
図12は、本発明の自動壁紙糊付機の演算部が実行するMTP処理のフローチャートである。
【
図13】
図13は、本発明の自動壁紙糊付機の演算部が実行するTJN1処理のフローチャートである。
【
図14】
図14は、本発明の自動壁紙糊付機の演算部が実行するTJN2処理のフローチャートである。
【
図15】
図15は、本発明の自動壁紙糊付機の演算部が記憶する取扱説明書Cが格納されているサーバーのアドレスを説明するための図であり、
図15(a)はURLを入力する画面の図であり、
図15(b)は、入力されたサーバーのアドレスをQRコード(登録商標)で表示している図である。
【
図16】
図16は、携帯端末装置が記憶している取扱説明書Cの構成を説明するための図である。
【
図17】
図17は、本発明の自動壁紙糊付機の記憶部に記憶している、処理と取扱説明書Cの見出し番号Fの対応表である。
【
図18】
図18は、携帯端末装置が見出し番号FDSP1101で取扱説明書Cの頭出しをした時の第1の表示状態である。
【
図19】
図19は、携帯端末装置が見出し番号FDSP1101で取扱説明書Cの頭出しをした時の第2の表示状態である。
【
図20】
図20は、携帯端末装置が見出し番号FDSP1102で取扱説明書Cの頭出しをした時の表示状態である。
【
図21】
図21は、携帯端末装置が見出し番号FDSP5101で取扱説明書Cの頭出しをした時の第1の表示状態である。
【
図22】
図22は、携帯端末装置が見出し番号FDSP5102で取扱説明書Cの頭出しをした時の第2の表示状態である。
【
図23】
図23は、携帯端末装置が見出し番号FDSP5103で取扱説明書Cの頭出しをした時の第3の表示状態である。
【
図24】
図24は、本発明の自動壁紙糊付機の操作に関するQ&Aの構成を説明するための図である。
【
図30】
図30は、モーター過負荷異常発生時のQ&Aである。
【
図33】
図33は、糊付け実行中のモーター過負荷異常発生時のQ&Aである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
図1と
図2を用いて本発明の自動壁紙糊付機(1)の構成を説明する。自動壁紙糊付機(1)は、上部フレーム(2)と下部フレーム(3)からなる本体部(1a)が脚部(4)の上に載置され、上部フレーム(2)には制御装置(5)が装着されている。
自動壁紙糊付機(1)の本体部(1a)の下部フレーム(3)には、送り出しローラー(9)、ドクターローラー(11)、糊付けローラー(12)、ナラシローラー(14)が配設されており、また、下部フレーム(3)には糊箱(7)が装着され、糊箱(7)の内部には糊Bを汲み上げて糊付けローラー(12)に転写するための糊上げローラー(15)が配設されている。
また、下部フレーム(3)には壁紙Aの左右端を裁断する為の、上刃(28)と下刃(29)が配設されたスリッター(6)が装着される。
【0026】
また、本体部(1a)の上部フレーム(2)には、検尺ローラー(8)、ハイテンションローラー(10)、押さえローラー(13)が配設されており、上部フレーム(2)は、開閉支点(図示せず)により、下部フレーム(3)に対して開閉可能であり、糊箱(7)に糊Bを入れる際や壁紙Aをセットする際などには上部フレーム(2)を開けて行う。
また、上部フレーム(2)には運搬用の取手(18)が左右一対設けられている。
また、上部フレーム(2)には自動壁紙糊付機(1)を制御する制御装置(5)が設けられている。
【0027】
下部フレーム(3)にはモーター(24)の出力軸先端に設けられたモーター歯車(図示せず)と下部フレーム(3)の内部と上部フレーム(2)の内部に設けられた複数の本体歯車(図示せず)により、送り出しローラー(9)とドクターローラー(11)と糊付けローラー(12)とナラシローラー(14)と糊上げローラー(15)と押さえローラー(13)が回転駆動される。
一方、検尺ローラー(8)とハイテンションローラー(10)にはモーター(24)の駆動力は伝達されておらず、搬送される壁紙Aに従動して回転する。
【0028】
また、検尺ローラー(8)の軸端には検尺部(35)が配設されており、検尺ローラー(8)の回転に比例した検尺信号(37)が生成され、演算部(33)が検尺信号(37)を計数することにより、排出した壁紙Aの「実行糊付け長さ」が算出される。
【0029】
また、糊箱(7)に貯留された糊Bは糊上げローラー(15)により汲み上げられて糊付けローラー(12)に転写され、ドクターローラー(11)と糊付けローラー(12)の隙間によって定められた所定の厚みの糊Bが壁紙Aの裏面に塗布される。
【0030】
また、制御装置(5)には、液晶表示器とLEDにより構成される表示操作部(30)が設けられており、作業者が設定した「設定糊付け長さ」や、作業者が設定した「設定枚数」や、糊付け実行速度などの作動条件や、補助機能の設定内容や、高電圧や糊残量などの警告や、糊Bを塗布して排出した壁紙Aの長さである「実行糊付け長さ」などを表示する。
表示操作部(30)には、自動壁紙糊付機(1)を操作するための複数のキースイッチが設けられている。
また、制御装置(5)の天面には、携帯電話や携帯端末装置(51)を取り付けるためのスマホスタンドEが脱着自在に装着できる。
【0031】
また、自動壁紙糊付機(1)には壁紙Aの側縁部を切断するためのスリッター(6)が脱着可能に装着される。スリッター(6)は、スリッター背面ステー(16)とスリッター入り口ステー(17)に、左右一対のスリッターフレーム(23)を連結したその内側に、
上下一対で左右一対の上刃(28)と下刃(29)を上刃物駆動軸(図示せず)と下刃物駆動軸(図示せず)に通した構造であり、モーター(24)の駆動が複数の本体歯車(図示せず)により伝達されて上刃(28)と下刃(29)が回転して壁紙Aの側縁部を切断する。
【0032】
続いて、本発明の自動壁紙糊付機(1)の制御装置(5)の機能を、
図3のブロックを用いて説明する。
本発明の自動壁紙糊付機(1)は、予め定められた複数の処理を実行することにより、所定の長さの壁紙に糊を塗布する自動壁紙糊付機(1)であり、糊付け動作を実行する処理と、補助機能を実行する処理とに予め分離した処理の実行順序を定め持ち、補助機能を実行する処理は、実行中の処理から選択可能な処理の名称を示した選択項目を選択するための選択入力手段と、選択された処理に進むことを指示する実行指示入力手段と、処理の実行を1つ前の処理に戻すことを指示する後退指示入力手段を設け、実行指示入力手段から信号が入力された時に選択入力手段が選択する選択項目の処理を実行し、後退指示入力手段 からの信号が入力された時に、実行中の処理を停止して、1つ前に実行していた処理に後退させるものである。
【0033】
また、本発明の自動壁紙糊付機(1)は、自動壁紙糊付機(1)とは別体の携帯端末装置(51)が無線通信接続でき、携帯端末装置(51)は遠隔地のコンピュータと無線通信する機能を有するものである。
【0034】
図3に示す、モーター(24)はDCブラシレスモーターであり、内部に実装されたホール素子によりローターの位置を検出して回転方向と回転速度に比例した信号を出力する機能を有している。
【0035】
モーター制御部(34)はモーター(24)から出力される回転方向や回転速度に比例した信号によりモーター(24)を速度制御する。
【0036】
表示操作部(30)は、自動壁紙糊付機(1)の作動条件の入力や作動状態の出力や作動指示をするためのものであり、複数のキースイッチと液晶表示器とタッチパネル等で構成されている。また、操作音や通知音を発生するブザー(図示せず)が設けられている。
【0037】
記憶部(32)は、演算部(33)が実行する複数の処理を記憶し、処理を実行する為に必要な変数や、作動条件などのデータや糊付実行レコード等のデーターを記憶するためのRAMとROMである。
【0038】
検尺部(35)は、搬送される壁紙に従動回転する検尺ローラー(8)の回転に比例する検尺信号(37)を生成する。
【0039】
クロス検知部(36)は壁紙Aの有無を検知する。反射式の光電センサ(図示せず)により構成されており、壁紙搬送経路内に壁紙Aが存在する場合には、光電センサ(図示せず)が照射した光線が壁紙Aにより反射されて光電センサ(図示せず)に入射し、光電センサ(図示せず)の出力はONとなり、壁紙Aが存在しない場合はOFFとなるように、自動壁紙糊付機(1)の壁紙搬送経路内に配置されている。
【0040】
通信部(31)は、Wi-Fi(登録商標)規格と、Bluetooth(登録商標)規格の、微弱電波を用いた近距離無線通信である。
【0041】
演算部(33)は、主にワンチップマイコンからなり、予め定められたシーケンスを実行することにより、自動壁紙糊付機(1)を制御するものであり、検尺部(35)により生成される検尺信号(37)を計数して搬送した壁紙Aの「実行糊付け長さ」を算出する。演算部(33)は、検尺信号(37)を1つ計数する毎に、第1のカウンタとしてのパラメータtを、t←t+1として加算し、「実行糊付け長さ」Lを、L=t×P、(Pは検尺信号(37)を1つ計数した場合の壁紙Aの移動距離(検尺ローラー(8)の直径に基づき定めている定数))として求める。
また、演算部(33)は、表示操作部(30)やモーター制御部(34)や通信部(31)などを制御する機能を有している。
【0042】
図4を用いて表示操作部(30)の詳細を説明する。表示操作部(30)の左側は液晶表示器であり、右側はキースイッチ群である。
【0043】
液晶表示器の、アイコン表示エリア(301)欄は、糊補給警告やクロス切れ警告や制限モードなどの警告のためのアイコンを表示する部分である。
【0044】
日時表示エリア(302)欄は、現在の年月日と時刻を表示する部分である。
【0045】
設定糊付け長さ表示(304)欄は、糊を付ける壁紙の設定糊付け長さを入力する部分である。
【0046】
実行糊付け長さ表示(305)欄は、現在糊を付けている壁紙の、現在までに糊を付けたところまでの、実行糊付け長さを表示する部分である。
【0047】
枚数表示(303)は、糊を付ける壁紙の設定枚数を入力する部分であり、糊を付け終わった壁紙の実行枚数を表示する部分である。
【0048】
補助機能情報表示(306)欄は、設定されている補助機能の活動状態を表示するもので、クロス残量や糊残量などを表示する部分である。
【0049】
糊付け実行モード表示(307)欄は、現在選択されている糊付けモードを表示するもので、ノーマルモードやプログラムモードやかんたんモードなどを表示する部分である。
【0050】
糊付けスピード表示(308)欄は、現在設定されている糊付け実行速度を表示する部分である。
【0051】
糊供給連動キー(309)は、糊を手動供給するか自動供給するかを設定するためのスイッチである。
【0052】
糊付けスピードキー(310)は、糊付け実行速度を設定するためのスイッチである。
【0053】
キースイッチ群の数字キー(311)は、設定糊付け長さなどを入力するための、数字0、1、2、3、4、5、6、7、8、7、9と小数点のスイッチである。
【0054】
インフォメーションキー(313)は、処理の名称や補助機能の名称を示した選択項目を表示させたり、補助機能の活動状況を表示させたりするためのスイッチである。
【0055】
カーソルキー(312)は、カーソルを上下左右に移動させて、選択項目を選択するためのスイッチである。
【0056】
送りキー(314)は、モーター(24)を寸動させて壁紙の先頭の位置を微調整するためのスイッチである。
【0057】
頭出しキー(315)は、壁紙の柄の先頭の位置まで送るためのスイッチである。
【0058】
リセットESCキー(316)は、設定値を初期値に戻したり、現在実行中の処理を中止してつ前の処理に戻るためのスイッチである。
【0059】
クリアキー(317)は、設定値や計数値を0に戻すためのスイッチである。
【0060】
セットキー(318)は、入力された設定糊付け長さなどの設定値を確定記憶するためのスイッチである。
【0061】
スタートキー(319)は、糊付け実行処理を開始させるためのスイッチである。
【0062】
続いて、携帯端末装置(51)の構成を説明する。携帯端末装置(51)は、第1通信手段(52)と第2通信手段(53)と、表面がタッチパネルになっている画面(56)とメモリー(54)と演算部(55)等からなり、第1通信手段(52)は、自動壁紙糊付機(1)の通信部(31)とデータを送受信するための、Wi-Fi(登録商標)規格と、Bluetooth(登録商標)規格の、微弱電波を用いた近距離無線通信である。
第2通信手段(53)は、電話通信会社の無線公衆回線に接続して音声通話やインターネットをするための通信である。
メモリー(54)は演算部(55)が実行するための変数や設定値やデータやアプリケーションを記憶するものであり、画面(56)は液晶表示器とタッチパネルである。
また、携帯端末装置(51)は、カメラ機能を有し、QRコード(登録商標)化したアドレスH、またはバーコード化したアドレスを解読し、インターネット回線に送信してアクセスする機能を有している。
【0063】
続いて、本発明の自動壁紙糊付機(1)の工場出荷時の初期設定について説明する。
本発明の自動壁紙糊付機(1)は、携帯端末装置(51)が取扱説明書Cを、インターネット回線や電話回線からダウンロードするために、取扱説明書Cが格納されているコンピュータのアドレスGを自動壁紙糊付機(1)の記憶部(32)に記憶させる必要がある。
この初期設定は、組み立て工場において、自動壁紙糊付機(1)の組み立てが完了し、完成品検査の工程で、検査担当者により、補助機能設定処理の中の、URL入力処理が指示され、演算部(33)は、
図9に示すKTP処理を実行し、表示操作部(30)のキースイッチ群から、
図15(a)に示すように入力されたアドレスGを、変数URLの内容として記憶部(32)に記憶格納することにより設定される。
【0064】
続いて、自動壁紙糊付機(1)が内装施工作業者に購入され、初回立ち上げ時の初期設定を説明する。携帯端末装置(51)がインターネット回線や電話回線から取扱説明書Cをダウンロードできるようにするために、取扱説明書Cが格納されているコンピュータのアドレスを携帯端末装置(51)に送信する方法を説明する。
【0065】
電源をONされ起動後に、演算部(33)は
図5に示すメイン処理BTP1を実行し、
携帯端末装置(51)と通信回線を接続するために、
図10に示す通信回線接続処理GTPを呼び出して実行し、
図11に示す処理FTPを呼び出して実行し、
図13に示す通信手順処理TJN1の手順により、記憶部(32)に記憶格納しているアドレスG(変数URLの内容)を携帯端末装置(51)に送信する。
【0066】
携帯端末装置(51)は、受信したアドレスGで、インターネット回線により、サーバー等と称されるコンピュータDに記憶されている取扱説明書Cをダウンロードし、携帯端末装置(51)のメモリー(54)に記憶する。
【0067】
続いて、演算部(33)は、処理BTP2を実行し、ノーマルモードで糊付け実行処理、あるいはプログラムモードで糊付け実行処理、あるいは補助機能設定処理のいずれかに分岐する。
【0068】
携帯端末装置(51)にダウンロードされた取扱説明書Cの構成を
図16に示す。
図16の表の、「見出し番号F」は、携帯端末装置(51)の画面(56)に頭出するための番号であり、
図16の表の、「取扱説明書の内容」は、取扱説明書Cの中身である(
図16の表では1行で書いているが、実際には、
図18から
図23に示すような複数の文字行と複数の図である)。
【0069】
また、自動壁紙糊付機(1)の記憶部(32)には、
図17に示す、「処理と見出しの対応表」が格納されており、「処理と見出しの対応表」の左側の「処理の番号」は、自動壁紙糊付機(1)の演算部(33)が実行する処理に付けられている処理番号であり、
右側の、「見出し番号F」は、携帯端末装置(51)のメモリー(54)に格納されている取扱説明書Cの内容に割り振られた見出しの位置を示す「見出し番号F」である。
自動壁紙糊付機(1)の演算部(33)が、見出し番号Fを、携帯端末装置(51)に送信することにより、現在実行中の動作を説明する部分が、取扱説明書Cのどのページにあるのかを指示し、該当するページを画面(56)にページ送り(頭出し)させるための表である。
【0070】
続いて、内装施工現場において、自動壁紙糊付機(1)と携帯端末装置(51)がどのように連携して、取扱説明書Cを表示するのかを説明する。
作業者により、自動壁紙糊付機(1)の電源スイッチがONされた直後に、演算部(33)は、
図5に示すメイン処理BTPを実行する。
メイン処理BTPの中の処理BTP1では、演算部(33)は処理GTP1を実行して、携帯端末装置(51)と無線通信回線を接続する。
【0071】
処理BTP2で、「ノーマルモード糊付け実行処理」と「プログラムモード糊付け実行処理」と「補助機能設定処理」に分岐する。
【0072】
続いて、本発明の自動壁紙糊付機(1)がノーマルモードで糊付けを実行している場合における、自動壁紙糊付機(1)の演算部(33)が携帯端末装置(51)に取扱説明書Cの見出し番号Fを送信し、携帯端末装置(51)が携帯端末装置(51)の画面(56)に、取扱説明書Cをページ送りをして頭出しをする様子を説明する。ノーマルモードの糊付け実行処理を
図6に示す。
【0073】
処理STP1では、ノーマルモードで糊付けを行う場合、作業者は、表示操作部(30)の数字キー(311)やセットキー(318)などを使って、糊を付ける壁紙Aの長さと枚数を設定してからスタートキー(319)を押すという操作手順を覚えてもらう必要があるので、携帯端末装置(51)に表示させる取扱説明書Cを、見出し「操作手順1.糊付長さ・枚数の設定」の部分が、携帯端末装置(51)の画面(56)の先頭になるように取扱説明書Cの頭出しを行う必要がある。
このため、演算部(33)は、糊付け実行処理の処理STP1を実行中に、処理MTPを実行し、自動壁紙糊付機(1)の記憶部(32)に格納している、「実行中の処理に対応する見出し番号F割り付け表(
図16)から、処理STP1に対応する取扱説明書Cの見出し番号F「DSP1101」を選んで、通信手順TJN2処理により、見出し番号F「DSP1101」を携帯端末装置(51)に送信する。
【0074】
見出し番号F「DSP1101」を受信した携帯端末装置(51)は、取扱説明書Cの見出し番号F「DSP1101」が画面(56)の画面の先頭になるようにページ送りをして表示する。見出し番号F「DSP1101」で頭出しをして表示する。
【0075】
処理STP2では、この状態で、演算部(33)は、
図14に示す、通信手順TJN2処理を実行しながら、処理STP2を実行して、自動壁紙糊付機(1)の表示操作部(30)に、「設定糊付け長さ」と「設定枚数」を入力するための画面を表示する。
この時、携帯端末装置(51)の画面(56)の画面は、
図18に示す、取扱説明書Cの「操作手順1.糊付長さ・枚数の設定」を画面となっており、自動壁紙糊付機(1)の表示操作部(30)は、
図18と同様の画面を表示しており、作業者は、携帯端末装置(51)に表示されている取扱説明書Cの内容を見ながら、自動壁紙糊付機(1)の表示操作部(30)から、「設定糊付け長さ」と「設定枚数」を入力することができる。
図18の画面から
図19の画面に送る場合は、作業者が指で携帯端末装置(51)の画面(56)をタッチして操作する。
【0076】
そして、作業者が、取扱説明書Cを読んで理解して、「設定枚数」と「設定枚数」が入力されて「セット」キー押されると、演算部(33)は処理STP3へ進む。
【0077】
処理STP3では、演算部(33)は、糊付け実行処理の処理STP3を実行中に、処理MTPを実行し、自動壁紙糊付機(1)の記憶部(32)に格納している、「実行中の処理に対応する見出し番号F割り付け表(
図16)から、処理STP1に対応する取扱説明書Cの見出し番号F「DSP1101」を選んで、
図14に示す、通信手順TJN2処理により、見出し番号F「DSP1102」を携帯端末装置(51)に送信する。
【0078】
見出し番号F「DSP1102」を受信した携帯端末装置(51)は、取扱説明書Cの見出し番号F「DSP1102」が画面(56)の画面の先頭なるようにページ送り頭出しをして表示する。
この時、自動壁紙糊付機(1)の演算部(33)は、見出し番号F「DSP1102」の内容と同様の画面を自動壁紙糊付機(1)の表示操作部(30)に表示して、作業者により、スタートキー(319)が押されるまで待っている状態である。
作業者は、携帯端末装置(51)の画面(56)に表示された
図20に示す取扱説明書Cのを読んで理解して、スタートキー(319)を押す。
スタートキー(319)が押されると演算部(33)は次の処理へ進む。
【0079】
処理STP4では、演算部(33)は、糊付けを開始するため、糊付け実行に必要なパラメータの初期化を行い、入力された「設定糊付け長さ」を変数Jに記憶し、モーター(24)を起動し、送り出しローラー(9)とドクターローラー(11)と糊付けローラー(12)とナラシローラー(14)と糊上げローラー(15)と押さえローラー(13)が回転駆動される。そして、壁紙原反受け(19)にセットされた壁紙Aが、送り出しローラー(9)と検尺ローラー(8)により引き出されて、上刃(28)と下刃(29)により側縁部が切断されて内部へ搬送される。
糊箱(7)に貯留されている糊Bは糊上げローラー(15)により汲み上げられて糊付けローラー(12)に転写され、ドクターローラー(11)と糊付けローラー(12)の隙間によって定められた所定の厚みの糊Bが壁紙Aの裏面に塗布される。
【0080】
処理STP5では、演算部(33)は、検尺ローラー(8)が搬送される壁紙Aに従動して回転することにより、検尺部(18)が生成する検尺信号(37)を計数して搬送した壁紙Aの「実行糊付け長さ」を算出する。
長さカウンタとしての、パラメータtを、t←t+1として、検尺信号(37)を1つ計数する毎に加算し、「実行糊付け長さ」Lを、L=t×P、(Pは検尺信号(37)を1つ計数した場合の壁紙Aの移動距離(検尺ローラー(8)の直径に基づき定めている定数))として求める。
【0081】
処理STP6では、演算部(33)は、「実行糊付け長さ」Lが「設定糊付け長さ」Jに達したかどうかを判定し、L=Jとなれば、処理STP4を実行する。
達していなければ、処理STP5へ戻り、糊付けを続ける。
【0082】
処理MTP7では、演算部(33)はモーター(24)を停止し、1枚目の壁紙Aの糊付け実行を終え、処理MTP2へ戻る。
1枚目の壁紙Aの糊付け実行を終えて処理MTP2へ戻った時は、携帯端末装置(51)の画面(56)には、取扱説明書Cの見出し番号F「DSP1102」が表示される。
【0083】
続いて、補助機能設定処理を実行する場合の、携帯端末装置(51)の画面(56)に表示される取扱説明書Cの内容を説明する。
図5に示すメイン処理を実行中の自動壁紙糊付機(1)のメニュー画面から、補助機能設定が選択された場合に、演算部(33)は、
図7に示す、補助機能設定処理を実行する。
本発明の自動壁紙糊付機(1)の補助機能には、糊箱(7)に貯留した糊の残量が減少した時に自動供給装置を起動させて自動補充を行う「糊補給に関する機能」であるNHJ処理や、壁紙Aの残量を検知して壁紙A無くなる前に警告を出す「壁紙に関する機能」であるKBE処理や繰り返し図柄が描かれている壁紙に糊付けを行う時に頭出しを行う「柄リピート機能」であるKGA処理などがある。
【0084】
補助機能設定処理の中の、「糊補給に関する機能」であるNHJ処理が選択された場合で説明する。
演算部(33)は、
図8に示す、NHJ処理を実行中に、処理MTPを実行し、自動壁紙糊付機(1)の記憶部(32)に格納している、「実行中の処理に対応する見出し番号F割り付け表(
図16)から、処理NHJの第1操作に対応する取扱説明書Cの見出し番号F「DSP5101」を選んで、
図14に示す、通信手順TJN2処理により、見出し番号F「DSP5101」を携帯端末装置(51)に送信する。
作業者は、「糊補給に関する機能」の第1操作に対応する取扱説明書Cの内容を見て連動供給する場合の設定方法を理解する。
【0085】
そして、作業者により、表示操作部(30)の画面に表示されているカーソルが操作され移動されたら、演算部(33)は、再び処理MTPを実行し、自動壁紙糊付機(1)の記憶部(32)に格納している、「実行中の処理に対応する見出し番号F割り付け表(
図16)から、処理NHJの第2操作に対応する取扱説明書Cの見出し番号F「DSP5102」を選んで、
図14に示す、通信手順TJN2処理により、見出し番号F「DSP5102」を携帯端末装置(51)に送信する。
見出し番号F「DSP5102」を受信した携帯端末装置(51)は、
図22のように、
取扱説明書の見出し「DSP5102」に頭出しをして画面(56)に表示する。
【0086】
そして、作業者により、表示操作部(30)の画面の「設定値=0.0秒」のところにカーソルが移させられれば、演算部(33)は、再び処理MTPを実行し、自動壁紙糊付機(1)の記憶部(32)に格納している、「実行中の処理に対応する見出し番号F割り付け表(
図16)から、処理NHJの第3操作に対応する取扱説明書Cの見出し番号F「DSP5103」を選んで、
図14に示す、通信手順TJN2処理により、見出し番号F「DSP5103」を携帯端末装置(51)に送信する。
【0087】
見出し番号F「DSP5103」を受信した携帯端末装置(51)は、
図23のように、
取扱説明書の見出し「DSP5103」に頭出しをして画面(56)に表示する。
作業者は、糊の連動供給の上限下限量を理解し、初期の糊量を定める。
「糊補給に関する機能」の設定が終われば、演算部(33)はメイン処理に戻る。
【0088】
続いて、演算部(33)が、前述した糊付け実行処理と補助機能設定処理を実行している処理の中から呼び出して実行した通信関係の処理の内容を説明する。
図9に示すKTP処理は、自動壁紙糊付機(1)の記憶部(32)に、取扱説明書Cが記憶されている本社サーバーのアドレス(URL)を記憶させる為の処理である。
処理KTP1と処理KTP2と処理KTP3で、演算部(33)は、
図15(a)の画面を表示操作部(30)に表示し、検査担当者により入力された本社サーバーのアドレス(URL)を記憶部(32)に記憶する処理である。
【0089】
図10のGTP処理とは、自動壁紙糊付機(1)の演算部(33)が、携帯端末装置(51)からのデータを受け取る準備をして、データを受信するまでの処理である。
処理GTP1で、通信部(31)の受信バッファーフラグを読み出し、処理GTP2でで受信バッファーフラグの判別し、
受信バッファーフラグが1であれば、処理GTP3へ進む。
受信バッファーフラグが0であれば、処理GTP1へ戻る。
処理GTP3で受信可能フラグを1にして受信データを読み出す。
処理GTP4で全データを受信したかの判別をする。
全データを受信していれば、処理GTP5へ進む
全データを受信していなければ、処理GTP1へ戻る。
処理GTP5で受信可能フラグを0にする。
【0090】
図11のFTP処理とは、演算部(33)が、記憶部(32)に変数URLの内容として記憶している、取扱説明書Cが記憶されている本社サーバーのアドレス(URL)を読み出して、携帯端末装置(51)へ送信する準備をして、送信を完了するまでの処理である。
処理FTP1では、演算部(33)は、変数URLの内容を記憶部(32)から読み出し、
処理FTP2で、通信部(31)の送信バッファーフラグを読み出し、
処理FTP3で送信バッファーフラグの判別をする。
送信バッファーフラグが1であれば、処理FTP4へ進む
送信バッファーフラグが0であれば、処理FTP2へ戻る。
処理FTP4で、通信部(31)の送信可能フラグを1にして、データを送信し、
処理FTP5で全てのデータを送信したかどうかを判別する。
全てのデータを送信すれば、処理FTP6へ進む。
全てのデータを送信していなければ、処理FTP2へ戻る。
処理FTP6で通信部(31)の送信完了フラグを読み出し、
処理FTP7で送信完了フラグが1であれば、全てのデータの送信を完了する。
送信完了フラグが0であれば、処理FTP6へ戻る。
【0091】
図12のMTP処理とは、演算部(33)が、記憶部(32)に格納している、「実行中の処理に対応する見出し番号F割り付け表(
図16)から、現在実行中の処理に対応する取扱説明書Cの見出し番号Fを選んで、無線通信手順TJN2処理により、見出し番号Fを携帯端末装置(51)に送信する処理である。
処理MPT1では、演算部(33)は、「実行中の処理に対応する見出し番号F割り付け表(
図16)から、現在実行中の処理に対応する取扱説明書Cの見出し番号Fを選んで、
処理MPT2で送信バッファーフラグを読み出し、
処理MPT3で送信バッファーフラグの判別し、
送信バッファーフラグが1であれば、処理MPT4へ進む
送信バッファーフラグが0であれば、処理MPT2へ戻る。
処理MPT4で送信可能フラグを1にして、
見出し番号Fを送信す送信する。
処理MTP5で全てのデータを送信したかどうかを判別する。
全tのデータを送信していれば、処理MTP6へ進む
全データを送信していなければ、処理MTP2へ戻る。
処理MTP6で送信完了フラグを読み出す。
処理MTP7で送信完了フラグが1であれば、完了。
送信完了フラグが0であれば、処理MTP6へ戻る。
【0092】
図13のTJN1処理とは、自動壁紙糊付機(1)と携帯端末装置(51)とサーバーDとの通信手順である。サーバーDとは、インターネット回線に接続されたコンピュータである。
携帯端末装置(51)からログインコマンドを自動壁紙糊付機(1)へ送信し(GTP4)、
自動壁紙糊付機(1)から肯定応答コマンドを携帯端末装置(51)へ送信し(FTP5)、携帯端末装置(51)からURL要求コマンドを自動壁紙糊付機(1)へ送信し(GTP4)、
処理FTP5で、自動壁紙糊付機(1)からURL送信コマンドを携帯端末装置(51)へ送信し、携帯端末装置(51)は受信したURLの内容のアドレスでサーバーDへアクセスし、
サーバーDから取扱説明書Cをダウンロードし、
ダウンロードした取扱説明書Cをメモリー(54)に格納する。
【0093】
図14のTJN2処理とは、自動壁紙糊付機(1)と携帯端末装置(51)との間での通信手順である。
携帯端末装置(51)からログインコマンドを自動壁紙糊付機(1)へ送信し(GTP4)、
自動壁紙糊付機(1)から肯定応答コマンドを携帯端末装置(51)へ送信し(MTP5)、携帯端末装置(51)からデータ要求コマンドを自動壁紙糊付機(1)へ送信し(GTP`4)、
自動壁紙糊付機(1)から見出し番号Fを携帯端末装置(51)へ送信する。
【0094】
続いて、アドレスの符号化機能について説明する。本発明の自動壁紙糊付機(1)は、記憶部(32)に格納しているアドレスを符号化して、表示操作部(30)に表示する機能を有している。
図15(b)は、QRコード(登録商標)で符号化したアドレスHを表示している場合の図である。携帯端末装置(51)のカメラ機能を使って、QRコード(登録商標)を撮影して、表示されているアドレスに接続して、取扱説明書Cをダウンロードすることもできる。
また、記憶部(32)に格納しているアドレスをバーコードで符号化して表示操作部(30)に表示する場合も同様の効果は得られる。
【0095】
以上で説明したように、本発明の自動壁紙糊付機(1)は、紙に印刷した取扱説明書は現場へ携帯するのを忘れるが、携帯端末装置(51)に記憶している取扱説明書Cを忘れることはない。
また、紙に印刷した取扱説明書は現場へ携帯する際に重みとかさが気になるが、携帯端末装置(51)に記憶されている取扱説明書は気にならない。
また、携帯端末装置(51)は片手で操作ができる。スマホスタンドEを使えば両手で自動壁紙糊付機(1)を操作しながら、取扱説明書Cを見ることができる。
という効果が得られるものである。
【0096】
また、紙に印刷した取扱説明書は、自動壁紙糊付機(1)の演算部(33)が実行している動作の意味と用語を理解して、目次で該当ページを見てページをめくる必要があるが、
携帯端末装置(51)に記憶されている取扱説明書Cは、自動壁紙糊付機(1)の演算部(33)が実行している処理に対応したページが自動でめくられるので、作業者は手間が省ける。
今やっている動作や機能の名前がわからなくても、取扱説明書Cの該当するページがめくられるので、初心者にわかりやすいものである。
また、取扱説明書Cを熟読せずに、とりあえずで機械を触って、使い方に困ったら、スマホを見れば説明内容が表示されるので手軽である。という効果が得られるものである。
【0097】
また、本発明の自動壁紙糊付機(1)は、作業者が慣れてきた操作の取り扱い説明を何度も表示することなく、高度な使い方を推奨するために、作業者の習熟度を考慮するようにしている。
図17に示す、記憶部(32)の、「処理と見出しの対応表」中に、「送信回数」の項目を設け、「見出し番号F」を送信した回数Nを計数し、回数Nが所定の回数に達した場合、作業者はこの操作を習熟したと判断し、高度な使い方を推奨するために、
図16に示す表の、「見出し番号F」の先頭がGになっている見出し番号Fを送信する。
例えば、DSP1101とDSP1102の、「ノーマルモードで糊付実行」の送信が20回以上に達した場合には、「プログラムモードで糊付実行」の見出し番号FであるGSP1301を送信し、携帯端末装置(51)は、「プログラムモードで糊付実行」にページ送りをして表示するようにしている。
【0098】
続いて、自動壁紙糊付機(1)の操作に関する問いと答えのQ&Aを携帯端末装置(51)に表示する機能を有する自動壁紙糊付機(1)を説明する(実施形態2)。
まず、検査担当者により初期設定が製品検査の工程で行われ、メイン処理(
図5)が呼び出され、補助機能設定処理の中のURL入力処理(
図7)の実行が指示され、
演算部(33)は、KTP処理(
図9)を実行し、表示操作部(30)のキースイッチ群から、検査担当者により入力されたアドレスG(
図15(a))を、変数URLの内容として記憶部(32)に記憶格納することにより出荷時初期設定がなされる。
【0099】
そして、自動壁紙糊付機(1)が内装施工作業者に購入されて使用を開始する際には、初回立ち上げ時に、この機能を使用するための初期設定を行う。
使用時初期設定は、携帯端末装置(51)がインターネット回線からQ&Aをダウンロードできるようにするために必要なコンピュータのアドレスGを携帯端末装置(51)に、自動壁紙糊付機(1)の演算部(33)が送信することにより実行される。
使用時初期設定において、Q&Aが格納されているアドレスGの送信方法は、自動壁紙糊付機(1)の演算部(33)が表示操作部(30)にQRコード化して表示し、これを携帯端末装置(51)がカメラで読み取る方法と、自動壁紙糊付機(1)の通信部(31)と携帯端末装置(51)の第1通信手段(52)の通信による方法の2通りを作業者が選択して行う。
【0100】
通信による方法の場合について手順を説明する。自動壁紙糊付機(1)の電源をONされ起動後に、演算部(33)は
図5に示すメイン処理BTP1を実行し、
携帯端末装置(51)と通信回線を接続するために、
図10に示す通信回線接続処理GTPを呼び出して実行し、
図11に示す処理FTPを呼び出して実行し、
図13に示す通信手順処理TJN1の手順により、記憶部(32)に記憶格納しているアドレスG(変数URLの内容)を、Q&Aのデータが格納されているアドレスに置き換えて、携帯端末装置(51)に送信する。
【0101】
携帯端末装置(51)は、受信したアドレスGで、インターネット回線により、サーバー等と称されるコンピュータDに記憶されているQ&Aをダウンロードし、携帯端末装置(51)のメモリー(54)に記憶する。
【0102】
続いて、本発明の自動壁紙糊付機(1)の操作に関する問いと答えのQ&Aの構成を
図24を用いて説明する。
操作に関する問いと答えのQ&A(I)は、問い(J)と答え(K)からなり、
問い(J)には問い番号(S)が付加されている。
答え(K)は、
検査内容(L)と処置内容(M)からなり、
検査内容(L)の先頭には検査番号(N)が付加されており、
処置内容(M)の先頭には処置番号(O)が付加されている。
1つの問い(J)に対する答え(K)は複数ある場合もあり、1つの場合もある。
問い(J)は、作業者が意図するように自動壁紙糊付機(1)が動かず、「故障かな?」と思った時の機械の症状であり、
検査内容(L)は、考えられる原因であり、
処置内容(M)は、原因を断定して原因を取り除くための処置方法である。
【0103】
図24の一番上に書かれているQ&Aで説明すると、
「<Q01>表示がでない。」という症状で、「故障かな?」と作業者が考える時の問い(J)に対し、
その原因を究明するために、「Chek1:他の電気器具は動作していますか? 」と、
「Do1 :停電、もしくはコンセントが通電されていません。おおもとの電源をご確認下さい。」という処置方法が設けられている。
そして、更に、
「Chek2:電源スイッチは入っていますか?」という原因究明と、
「Do2 :電源スイッチをONにしてください。」という処置方法が設けられている。
そして、更に、
「Chek3:電源コードに異常はないですか?」という原因究明と、
「Do3 :電源コードのキズを確認ください。切れていれば 交換が必要です。」という処置方法が設けられている。3つの答え(K)が用意されている。
図24に示す内容などのQ&Aがダウンロードされる。
【0104】
続いて、ダウンロードされたQ&Aが携帯端末装置(51)の画面(56)に表示される様子を
図25に示す。
図25では、「<Q01>表示がでない。」という問いが先頭に表示されている。
作業者は、携帯端末装置(51)の画面(56)のタッチパネルを触ることによりQ&Aのページ送りをして、自分が困っている問題に合うQ&Aを選んで、答え(K)の検査内容(L)と処置内容(M)に従って、自動壁紙糊付機(1)の操作に関する問題を解決していく。
【0105】
続いて、これらQ&Aが実際の内装施工現場でどのような場面で効果を発揮するのかを説明する。
図25の一番上のQ&Aの、「<Q01>表示がでない。」は、下記の状況を想定して設けられている。
それは、作業者は「自動壁紙糊付機(1)の電源をONしているはずなのに画面に何も表示されない、おかしい?」と思う場合である。内装施工現場ではよくあることである。
こんな時、液晶画面の故障か制御装置の故障だと思ってサービスマンに問い合わせることがよくある。
しかし、これに関しては内装施工現場特有の事情を調べて処置をする必要があり、
それは、壁紙を貼る段階の部屋の壁にはコンセントの取り付け工事が終わっていてもまだ通電されていない場合があるということである。
また、通電されている場合でも、追加の電気工事が行われている時は、電気工事技師が感電しないように配電盤のブレーカが一時的にOFFにされていることがしばしばある。
だから、故障だと思って修理を依頼する前に、作業者にやって頂きたいことがある。
その為にQ&Aではまず、
「Chek1:他の電気器具は動作していますか? 」という質問が設けられている。
これを読んで作業者は原因を調べるために、自動壁紙糊付機(1)の電源コードのプラグを差し込んでいるコンセントに他の電気工具のプラグを差し込んでみて、その電気工具が作動するかどうかを見て、その結果で、
「Do1 :停電、もしくはコンセントが通電されていません。おおもとの電源をご確認下さい。」に当てはまるかどうかを確認し、
次の検査内容「Chek2:電源スイッチは入っていますか?」を検査する。
この検査内容が設けられている理由は、自動壁紙糊付機(1)には電源スイッチが設けられているが、電源スイッチをONの方向に倒したまま電源コードのプラグを抜いてOFFする習慣がある作業者もあり、いつもONの方向にしているはずの電源スイッチが運送中にOFFの方向に倒れていて、それに気づかないことがあるからである。
そして、「Do2 :電源スイッチをONにしてください。」に該当しなければ、
次の、「Chek3:電源コードに異常はないですか?」を見て電源コードを検査する。
この検査内容が設けられている理由は、内装施工現場はいろいろな職人が仕事をしており、
自動壁紙糊付機(1)の電源コードの上に大きな物が置かれたり、足で踏まれたりして電源コードが切れかかっている場合があるからである。
「Do3 :電源コードのキズを確認ください。切れていれば交換が必要です。」を見て、作業者は電源コードを点検し、電源コードに異常がなく、問い(J)の全てに該当しなければ、この段階で初めて自動壁紙糊付機(1)の故障であると判断するようにしてほしいからである。
【0106】
また、「<Q02> 表示は出るが動かない。」というQ&Aが設けられている理由は、
内装施工現場では、仮設の配電盤のブレーカーから電源の供給を受けている場合があり、その出力電圧が100Vのものもあり、200Vのものもあるので、作業者が誤って200Vに、自動壁紙糊付機(1)の電源コードを接続する場合がある。
このため、自動壁紙糊付機(1)には現在受給している電源電圧を測定する自己診断機能が設けられており、定格電圧から大きくはずれている場合には電圧警告インジケータを点灯させているので、
「Chek1:高電圧警告インジケータは点灯していませんか?」を作業者に促し、
「Do1 :誤って200Vに接続していませんか、100V に接続してください。」
を確認してもらう。
また、配電盤から、電源ドラムで延長してきて使い、複数の職人が1つの電源ドラムから電源をとり、配電盤では100Vあった電圧が、電源ドラムで延長された自動壁紙糊付機(1)では80V近くに下がっている場合もあり、この場合は、
「Chek2:低電圧警告インジケータは点灯していませんか?」
「Do2 :周囲でヒーターや投光器を使用していれば、別系統の電源に接続してください。」
を表示する。
【0107】
以上のように、自動壁紙糊付機(1)が使われる環境は、通常の電気機械が使われる環境とは異なるので、熟練していない作業者にとっては、問題が起きた時に、原因の突き止め方が判らないので、故障ではないのに故障だと思ってしまうことがよくある。
本発明の自動壁紙糊付機(1)では、内装施工現場特有の事情を想定したQ&Aを設け、
現在生じている問題とその状況に適したケースバイケースの正しい処置をしてもらうようにしている。
【0108】
このように、本発明の自動壁紙糊付機(1)は、作業者が「故障かな?」と思った時の機械の症状である問い(J)と、
考えられる原因を調べるための検査内容(L)と、
原因を断定して原因を取り除くための処置である処置内容(M)を、
対応づけたQ&Aを、携帯端末装置(51)の画面(56)に表示するので、
修理を依頼される前に正しい原因を突き止めて正しい処置を施して復旧することができるものである。
【0109】
また、本発明の自動壁紙糊付機(1)は、作業者が困っている問題に合うQ&Aを自動壁紙糊付機(1)の制御装置(5)の演算部(55)が選んで(抽出して)、携帯端末装置(51)の画面(56)に表示させる機能も有している。
そのQ&Aを抽出する手段として、自動壁紙糊付機(1)の記憶部(32)には、
図26に示す、不具合内容とQ&Aの対応表(R)が格納されている。
また、本発明の自動壁紙糊付機(1)は、予め定められて複数の処理を実行している最中に生じた不具合を解決するための、自己診断処理(図示せず)を有している。
【0110】
図26に示す、不具合内容とQ&Aの対応表(R)の、左側の「不具合」は、自動壁紙糊付機(1)の制御装置(5)が自己診断して判断する、不具合の原因を示しており、
<ER01>は不具合番号(Q)であり、「高電圧警告」は不具合内容(P)である。
不具合内容とQ&Aの対応表(R)の右側は、不具合の原因を取り除いて正常動作に復旧させるための(不具合を解決するための)、Q&Aの問い(J)の問い番号(S)と、答え(K)の検査番号(N)と処置内容(M)である。
【0111】
続いて、これら不具合内容の意味を説明する。
<ER01>高電圧警告は、電源電圧測定自己診断機能が現在の電圧を測定し、
定格電圧から高い電圧に大きくはずれている場合の不具合(エラー)である。
高い電圧の場合、モーター(24)を起動させると高電圧によりモーター(24)が損焼する場合があるので、スタートキー(319)押されても糊付け実行を実行しない。
<ER01>が発生した場合には、携帯端末装置(51)の画面(56)に、
図27に示す、Q02のChek1とDo1が表示される。
【0112】
<ER02>低電圧警告は、電源電圧測定自己診断機能が電圧を測定し、定格電圧から低い方に大きくはずれている場合の不具合(エラー)である。
低電圧警告を出している場合でもモーター(24)を起動させて糊付けを実行する。
<ER02>が発生した場合には、携帯端末装置(51)の画面(56)に、
図28に示す、Q02のChek2とDo2が表示される。
【0113】
<ER03>クロス末端検知は、クロス検知部(36)が壁紙の末端を検知した場合に、糊付け実行を一時停止させたことを知らせるための警告である。
<ER03>が発生した場合には、携帯端末装置(51)の画面(56)に、
図29に示す、Q03のChek3とDo3が表示される。
【0114】
<ER04>モーター基板異常は、モーター制御部(34)が故障したことを示すエラーである。
<ER04>が発生した場合には、携帯端末装置(51)の画面(56)に、
図31に示す、Q02のChek5とDo5が表示される。
【0115】
<ER05>モーター起動時電圧異常は、糊付けを実行するためにモーター(24)を起動した時に、電源電圧の低下によりモーター(24)が正常に回転できない場合のエラーである。
<ER05>が発生した場合には、携帯端末装置(51)の画面(56)に、
図32に示す、Q03のChek2とDo2が表示される。
【0116】
<ER06>モーター過負荷異常は、重い壁紙の原反を使って長時間連続して糊付けを実行した場合に起きるエラーである。
<ER06>が発生した場合には、携帯端末装置(51)の画面(56)に、Q02のChek4とDo4と、Q03のChek1とDo1と、
図33に示すQ03のChek3とDo3が表示される。
【0117】
続いて、本発明の自動壁紙糊付機(1)がノーマルモードで糊付けを実行している場合に不具合が発生し、
制御装置(5)が不具合原因を自己診断し、制御装置(5)が不具合を解決するためのQ&Aを選び出して、
問い番号(S)と、答え(K)の検査番号(N)と処置番号(O)を携帯端末装置(51)に指示し、
携帯端末装置(51)が、指示されたQ&Aを画面(56)に表示して、
作業者が、表示されたQ&Aに従って問題を解決して糊付けを再び実行する様子を説明する。
不具合(エラー)として、糊付けを実行中に<ER02>低電圧警告が発生し、
図28に示す、「<Q02> 表示は出るが動かない。」
「Chek2:低電圧警告インジケータは点灯していませんか?」
「Do2 :周囲でヒーターや投光器を使用していれば、別系統の電源に接続してください。」
というQ&Aを画面(56)に表示する場合について説明する。
この不具合(エラー)は、作業者が電源ドラムで延長して使い、周囲でヒーターや投光器を使用していて電源電圧が下がっているが、その電圧がまだ低電圧警告インジケータが点灯するまでには下がっていない場合に起きえる不具合である。
【0118】
演算部(33)は、
図6に示す、糊付け実行処理の処理STP1を実行中に、自己診断機能により、電源電圧を測定するが、低電圧警告インジケータを点灯させる電圧まで下がっていない場合は、糊を付ける壁紙Aの長さと枚数が設定され、スタートキー(319)が押されると糊付けを実行する、
【0119】
演算部(33)は、処理STP3を実行して処理STP4へ進み、糊付けを行うためにモーター(24)を起動する。
しかし、モーター(24)には起動時に大きな電流が流れるので、周囲のヒーターや投光器の電流との合計電流が必要となり、電源ドラムが供給できる容量を越えてしまう場合、自動壁紙糊付機(1)が供給を受ける電源電圧が定格電圧よりもかなり下がってしまう場合がある。
この場合、電源電圧の低下により、モーター(24)が通常の速度で回転できなくなりモーター制御部(34)から回転異常が演算部(33)伝達され、
演算部(33)は、壁紙Aの搬送速度がふらつくと糊の塗布のムラが生じる場合があるので、一時的に処理STP7を実行して搬送を停止する。
そして演算部(33)は、不具合<ER02>に対応する「<Q02>」 と「Chek2」と「Do2」を記憶部(32)に格納している「不具合内容とQ&Aの対応表(R)」から、「<Q02>」 と「Chek2」と「Do2」を読み出して、
通信部(31)と第1通信手段(52)との間の通信の、通信手順TJN2処理(
図14)により、
「<Q02>」 と「Chek2」と「Do2」を、携帯端末装置(51)に送信して、携帯端末装置(51)に指示する。
【0120】
「<Q02>」 と「Chek2」と「Do2」を受信した携帯端末装置(51)は、
Q&Aの内容の、
「<Q02> 表示は出るが動かない。」と、
「Chek2:低電圧警告インジケータは点灯していませんか?」
「Do2 :周囲でヒーターや投光器を使用していれば、別系統の電源に接続してください。」
を画面(56)の画面に表示する(
図28)。
【0121】
Q&Aを読んだ作業者は、自動壁紙糊付機(1)が糊付けを実行している途中で止まったのは故障ではなく、糊付け実行中に電源電圧が低下したことが原因であることに気づき、「Do2 :周囲でヒーターや投光器を使用していれば、別系統の電源に接続してください。」に従って処置を行う。
【0122】
作業者により処置がなされ、再びスタートキー(319)が押されると、
自動壁紙糊付機(1)の演算部(33)は、自己診断機能により電源電圧を測定しながら再びモーター(24)を起動し、前の続きから糊付けを再開し、処理STP5と処理STP6を繰り返し実行し、実行糊付け長さが設定糊付け長さに達すれば、処理STP7を実行して1枚の壁紙の糊付けを完了する。
【0123】
本発明の自動壁紙糊付機(1)は、
作業者が「故障かな?」と思った時の機械の症状である問い(J)と、
考えられる原因を調べるための検査内容(L)と、
原因を断定して原因を取り除くための処置である処置内容(M)を、
対応づけた「Q&A」を有しているので、
【0124】
内装工事現場の電源電圧が低すぎる。あるいはブレーカがOFFされているなどで、自動壁紙糊付機(1)の制御装置(5)が作動できなくて表示操作部(30)が「表示がでない。」という状態に陥っている場合でも、作業者は蓄電池に充電された電源で作動する携帯端末装置(51)に表示されるQ&Aの「<Q01>表示がでない。」に対応する答え(K)中のchek(L)とDo(M)を見ることにより、正しい処置を施すことができる。
【0125】
また、自動壁紙糊付機(1)に不具合が生じた時に自己診断してその不具合内容(P)を特定する機能を有し、不具合内容(P)とQ&Aを対応させた、「不具合内容とQ&Aの対応表(R)」を有し、糊付け実行処理などの処理を実行中に不具合が発生した場合に、発生した不具合の症状に対応するQ&Aを抽出して携帯端末装置(51)の画面(56)に表示するので、
内装工事現場の電源は正常で、自動壁紙糊付機(1)の制御装置(5)が作動できているが、表示操作部(30)の故障で「表示がでない。」という状態に陥っている場合でも、
自動壁紙糊付機(1)が抽出して携帯端末装置(51)の画面(56)に表示された<Q01>表示がでない。」の答え(K)中のchek(L)とDo(M)を見ることにより、作業者は正しい処置を施すことができる。
【0126】
また、内装工事現場の電源は正常で、自動壁紙糊付機(1)の全ての機能が正常に作動できている状態で、作業者が極端に重い壁紙原反をセットして長時間糊付けを行っている場合に、モーター制御部(34)が過負荷を検知し、制御装置(5)がモーター(24)を停止させたことにより、自動壁紙糊付機(1)が「表示は出るが動かない」という状態に陥っている場合は、
自動壁紙糊付機(1)が抽出して携帯端末装置(51)の画面(56)に表示された「<Q02>表示は出るが動かない。」の中の答え、「Do4:モーター保護回路が作動しています。過負荷の可能性があるので機械を確認してください。」を見ることにより、作業者は正しい処置を施すことができる。
【0127】
以上で説明したように、本発明の自動壁紙糊付機(1)は、内装工事現場特有の諸事情のなかで、機械の異常や作業者の勘違いなどで起きる色々な事象が合いよって、自動壁紙糊付機(1)に生じている不具合に対し、作業者は、迷うことなく、迅速に、正しい処置を施して復旧することができるものである。
【0128】
また、Q&Aの答え(K)の抽出は、
図26の不具合内容とQ&Aの対応表(R)を、携帯端末装置(51)のメモリー(54)に記憶させて、自動壁紙糊付機(1)の制御装置(5)が送信する不具合番号(Q)に基づいて、携帯端末装置(51)が不具合番号(Q)に対応する答え(K)を抽出する方法でも実施でき、同様の効果が得られる。
【符号の説明】
【0129】
1 自動壁紙糊付機
1a 本体部
2 上部フレーム
3 下部フレーム
4 脚部
5 制御装置
6 スリッター
7 糊箱
8 検尺ローラー
9 送り出しローラー
10 ハイテンションローラー
11 ドクターローラー
12 糊付けローラー
13 押さえローラー
14 ナラシローラー
15 糊上げローラー
16 スリッター背面ステー
17 スリッター入り口ステー
18 取手
19 原反受け
20 原反芯棒
21 サイド板
22 テンションバー
23 スリッターフレーム
24 モーター
25 糊箱前面
26 下部前方ステー
27 脚部ステー
28 上刃
29 下刃
30 表示操作部
31 通信部
32 記憶部
33 演算部
34 モーター制御部
35 検尺部
36 クロス検知部
37 検尺信号
38 スマホスタンド
51 携帯端末装置
52 第1通信手段
53 第2通信手段
54 メモリー
55 演算部
56 画面
301 アイコン表示エリア
302 日時表示エリア
303 枚数表示
304 設定糊付け長さ表示
305 実行糊付け長さ表示
306 補助機能情報表示
307 糊付け実行モード表示
308 糊付けスピード表示
309 糊供給連動キー
310 糊付けスピードキー
311 数字キー
312 カーソルキー
313 インフォメーションキー
314 送りキー
315 頭出しキー
316 リセットESCキー
317 クリアキー
318 セットキー
319 スタートキー
A 壁紙
B 糊
C 取扱説明書
D コンピュータ(サーバー)
E スマホスタンド
F 見出し番号
G アドレス
H 符号化したアドレス
I Q&A
J 問いQ
K 答えA
L 検査内容(チェック)
M 処置内容(ドゥ)
N 検査番号
O 処置番号
P 不具合内容
Q 不具合番号
R 不具合内容とQ&Aの対応表
S 問い番号