(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022140371
(43)【公開日】2022-09-26
(54)【発明の名称】食品容器を充填するための装置および対応する方法
(51)【国際特許分類】
B65B 3/04 20060101AFI20220915BHJP
A23L 2/00 20060101ALI20220915BHJP
A23G 9/24 20060101ALI20220915BHJP
【FI】
B65B3/04
A23L2/00 X
A23G9/24
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022035663
(22)【出願日】2022-03-08
(31)【優先権主張番号】102021000005594
(32)【優先日】2021-03-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IT
(71)【出願人】
【識別番号】518089540
【氏名又は名称】エイエルアイ グループ ソチエタ ア レスポンサビリタ リミタータ カルピジャーニ
【氏名又は名称原語表記】ALI GROUP S.r.l.CARPIGIANI
【住所又は居所原語表記】Via Gobetti 2/A,20063 CERNUSCO SUL NAVIGLIO (MILANO),Italy
(74)【代理人】
【識別番号】100159905
【弁理士】
【氏名又は名称】宮垣 丈晴
(74)【代理人】
【識別番号】100142882
【弁理士】
【氏名又は名称】合路 裕介
(74)【代理人】
【識別番号】100158610
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 新吾
(74)【代理人】
【識別番号】100132698
【弁理士】
【氏名又は名称】川分 康博
(72)【発明者】
【氏名】ロベルト ラッザリーニ
(72)【発明者】
【氏名】フェデリコ タッシ
【テーマコード(参考)】
3E118
4B014
4B117
【Fターム(参考)】
3E118AA07
3E118AB14
3E118BA04
3E118BA06
3E118CA10
3E118DA01
3E118DA02
3E118EA04
3E118FA07
3E118FA08
4B014GB18
4B014GE11
4B014GT07
4B014GT17
4B014GU15
4B117LE10
4B117LP17
4B117LT02
(57)【要約】
【課題】かなりの生産コストをかけることなく、さまざまな食品需要に動的に適応できない。
【解決手段】食品容器に液体または半液体の食品を充填するための充填装置(1)が説明される。充填装置(1)は、食品容器を充填するための充填デバイス(10)であって、ネック(20)であって、それを通して食品を充填することができるネック(20)と、ネック(20)を覆うキャップ(22)とを備え、キャップ(11)を取り外してネック(20)を通して食品容器を充填するように構成された充填デバイス(10)と、少なくとも1つの食品容器に対して少なくとも1つのラベルを印刷するように構成された食品容器ラベル印刷デバイス(12)と、少なくとも充填デバイス(10)を起動するように構成されたユーザインタフェース(14)と、少なくとも食品容器を支持するための支持体(16)と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
食品容器に液体または半液体の食品を充填するための充填装置(1)であって、
ネック(20)であって、それを通して前記食品を充填することができるネック(20)と、前記ネック(20)を覆うキャップ(22)とを備える食品容器(301)を充填するための充填デバイス(10)であって、前記キャップ(11)を取り外して前記ネック(20)を通して前記食品容器を充填するように構成された充填デバイス(10)と、
少なくとも前記充填デバイス(10)を起動するように構成されたユーザインタフェース(14)と、前記食品容器(301)に関連付けられた固有コードを生成するように構成された電子生成ユニット(17)と、
少なくとも前記食品容器(301)を支持するための支持体(16)と、を備える充填装置(1)。
【請求項2】
前記電子生成ユニット(17)が、少なくとも1つの前記食品容器に対して少なくとも1つのラベルを印刷するように構成された食品容器ラベル印刷デバイス(12)を備え、前記ラベルは、前記食品容器(301)に関連付けられた前記固有コードに関連付けられた情報を提供する、請求項1に記載の充填装置(1)。
【請求項3】
前記充填デバイス(10)が、食品源(311)および前記食品容器の前記ネック(20)に接続可能な充填ユニット(100)であって、前記食品を前記食品容器に充填するように構成された充填ユニット(100)を備える、請求項1または2に記載の充填装置(1)。
【請求項4】
前記充填デバイス(10)が、前記食品容器の前記キャップ(22)と係合するように構成されたクランプユニット(102)を備え、前記クランプユニット(102)は、好ましくは、前記キャップ(22)をクランプするように構成された半径方向に移動可能な複数のジョー(104)を備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の充填装置(1)。
【請求項5】
前記クランプユニット(102)が、前記複数のジョー(104)に対して中央に配置され且つ前記キャップ(22)を解放するステップの間に膨張するように構成されたバルーン(106)であって、当該バルーン(106)が膨張した結果としても前記複数のジョー(104)が半径方向に離れるバルーン(106)を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の充填装置(1)。
【請求項6】
前記充填デバイス(10)のいくつかの構成要素が前記食品容器の前記ネック(20)に交互に配置できるように、前記充填デバイス(10)が、前記食品容器に対して移動するように、好ましくは回転軸(X)周りを回転するように、構成される、請求項1から5のいずれか一項に記載の充填装置(1)。
【請求項7】
前記充填デバイス(10)と前記支持体(16)との間に配置可能である締結要素(18)であって、前記食品容器の前記ネック(20)を所定の位置に保持するように構成された窪み(180)を備える締結要素(18)を備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の充填装置(1)。
【請求項8】
前記ユーザインタフェース(14)は、以下のうちの少なくとも1つを実行するように構成される、すなわち、
前記充填デバイス(10)を起動、停止および/または移動させること、
起動/停止および/または設定の調整のためのコマンドを受信すること、
前記食品、前記食品容器、および/または前記充填装置(1)の動作を示すパラメータを表示すること、
オペレータ、前記食品、前記食品容器、および/または前記食品容器に充填される食品量を示す充填開始パラメータを受け取ること、
充填された前記食品容器に固有コードを割り当てること、の少なくとも1つを実行するように構成される、請求項1から7のいずれか一項に記載の充填装置(1)。
【請求項9】
前記ユーザインタフェース(14)は、オペレータによって入力されたコマンドおよび/またはパラメータおよび/または機械パラメータをデータベース(303)に、好ましくはリモートデータベースに送信するように構成される、請求項1から8のいずれか一項に記載の充填装置(1)。
【請求項10】
前記少なくとも1つの印刷されたラベルは、充填された前記食品および/または充填された前記食品容器を示す固有コードを示し、前記ラベルは、好ましくはQRコード(登録商標)またはバーコードを備える、請求項1から9のいずれか一項に記載の充填装置(1)。
【請求項11】
液体または半液体の食品を製造するための生産システム(300)であって、
請求項1から10のいずれか一項に記載の、容器にベース製品を充填するための充填装置(1)と、
前記充填装置(1)の制御ユニット(123)に接続された通信モジュール(124)と、
前記充填装置(1)によって充填されるように適合された容器(301)であって、固有識別コードを備える容器(301)と、
前記容器の充填に関連して前記通信モジュールによって送信されたデータをキャプチャするように構成された少なくとも1つのリモートサーバであって、前記データを格納するためのデータベース(303)に接続可能なリモートサーバ(302)と、
前記食品容器内の前記ベース製品から液体または半液体の食品を製造するための少なくとも1つの機械(304)であって、処理容器(305)であって、攪拌機(306)と、当該処理容器(305)に関連付けられた熱システム(307)とを備える処理容器(305)と、前記リモートサーバ(302)とデータを交換するために前記リモートサーバ(302)に接続された特定のダイアログモジュール(308)と、前記ダイアログモジュール(308)に接続された制御ユニット(309)と、前記制御ユニット(309)に接続され且つ前記固有識別コード(301)を入力することを可能にするように構成されたユーザインタフェース(310)であって、前記機械(304)の前記制御ユニット(309)は入力された前記固有コードに関連付けられた情報を前記データベース(303)から読み出すように構成されたユーザインタフェース(310)と、を備える機械(304)と、を備える生産システム(300)。
【請求項12】
前記データベース(303)がクラウドデータベースである、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記機械(304)の前記制御ユニット(309)が、前記充填装置(1)を使用して前記容器が充填された日付を表す情報を読み出すために前記データベース(303)に問い合わせを行い、その情報を現在の使用日と比較して充填から経過した時間を決定するように構成され、充填から経過した時間が保存の臨界状態に対応する所定の消費期限よりも長い場合、前記機械(304)の前記制御ユニット(309)は、好ましくは前記ユーザインタフェース(310)を介して、警報信号を発する、および/または前記機械(304)の少なくとも1つの動作機能を無効にするように構成される、請求項11または12に記載のシステム。
【請求項14】
方法であって、
請求項1から10のいずれか一項に記載の充填装置(1)と、ネック(20)であって、それを通して前記食品を充填することができるネック(20)および前記ネックを覆うキャップ(22)を有する少なくとも1つの食品容器(301)と、を提供するステップと、
前記食品容器(301)を前記充填装置(1)の前記支持体(16)に配置するステップと、
前記ユーザインタフェース(14)を介して前記充填デバイス(10)を起動するステップと、
前記食品容器(301)から前記キャップ(22)を取り外して前記充填デバイス(10)を使用して前記食品容器を充填するステップと、
固有識別コードを前記食品容器(301)に関連付けるステップと、を含む方法。
【請求項15】
固有識別コードを前記食品容器(301)に関連付ける前記ステップが、前記ラベル印刷デバイス(14)によって少なくとも1つの食品容器ラベルを印刷するステップを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
製品が前記食品容器に充填されていることをチェックするステップであって、好ましくは、前記食品容器を充填する前記ステップの間および/または終了時に前記食品容器を計量するステップを含む、請求項14または15に記載の方法。
【請求項17】
前記食品容器の充填速度が前記食品容器の充填の割合に反比例するように、前記充填ユニット(100)を徐々に停止するステップを含む、請求項14から16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記食品容器および/または箱であって、その中に複数の食品容器を有する箱に少なくとも1つの印刷されたラベルを貼付するステップを含む、請求項14から17のいずれか一項および請求項15に記載の方法。
【請求項19】
ベース製品を処理するための処理容器(305)、前記処理容器(305)内に取り付けられた攪拌機(306)および/または食品を熱処理するための熱システム(311)を備えた、液体または半液体の食品を製造するための機械(304)を提供するステップと、
前記食品容器(301)から前記処理容器(305)に前記食品を充填するステップと、
前記処理容器(305)内の前記食品を攪拌および/または熱処理して完成した液体または半液体の食品を製造するステップと、を含む請求項14から18のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
請求項11から13のいずれか一項に記載のシステムを準備するステップと、
充填された前記食品容器(301)に関連付けられた前記ラベルをスキャンするステップと、および/または
前記食品容器(301)を前記データベース(303)と照合して、前記食品容器が所定の時間間隔内に製造されたかどうか、好ましくは所定の日付以降に製造されたかどうかを決定するステップと、
実行された前記照合の関数として前記機械(304)の起動を許可または防止するステップと、のうちの1つまたは複数を含む、請求項19に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食品容器、例えば、液体または半液体食品を調製するために使用されるベース製品を収容する容器を充填するための装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、アイスクリームのチェーン店のための、食品容器を充填することを目的とした集中生産ラインがある。しかしながら、これらの生産ラインは大企業には適していない。例えば、このような生産ラインは、中小企業のさまざまなニーズに効果的に適応することができない。例えば、かなりの生産コストをかけることなく、さまざまな食品需要に動的に適応できないからである。
【発明の概要】
【0003】
本発明の目的は、従来技術の欠点を克服するための充填装置を提供することである。例えば、本発明の1つの目的は、個々のアイスクリーム店または販売拠点の数が少ない企業などの中小企業に適した食品容器の製造を可能にすることである。
【図面の簡単な説明】
【0004】
上記の目的に関連する本開示の技術的特徴は、以下の特許請求の範囲に明確に記載されており、その利点は、好ましい非限定的な例示的な実施形態を示す添付の図面を参照して、以下の詳細な説明から明らかである。
【
図2-7】
図1の実施形態による充填装置の詳細を示す。
【
図10】本発明による生産システムを概略的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0005】
添付の図面は、食品容器301に液体または半液体のベース食品を充填するための充填装置1を示す。充填装置1によって充填された食品容器301は、販売場所、例えば、個々のアイスクリーム店に移すことができ、そこで、それらは、制御された温度で一定の時間、例えば72時間、冷蔵庫に保管することができる。
【0006】
食品容器301は、完成した液体または半液体食品(例えば、アイスクリーム)を作るために、冷蔵庫から取り出され、機械304(例が
図10に示される)に入れることができる。
【0007】
充填装置1は、
-(
図3に示される)ネック20であって、それを通して食品を充填することができるネック20と、ネック20を覆うための(
図3に示される)キャップ22とを備える食品容器を充填するための充填デバイス10を備える。
【0008】
充填デバイス10は、キャップ22を取り外し、ネック20を通して食品容器301を充填するように構成される。
【0009】
充填装置1はまた、
-少なくとも充填デバイス10を起動するように構成されたユーザインタフェース14と、
-食品容器301に関連付けられた固有コードを生成するように構成された電子生成ユニット17と、
-少なくとも食品容器301を支持するための支持体16と、を備える。
【0010】
好ましくは、装置1は、少なくとも1つの食品容器に対して少なくとも1つのラベルを印刷するように構成された食品容器ラベル印刷デバイス12(電子生成ユニット17の一部を形成する)をさらに備え、ラベルは、食品容器301に関連付けられた固有コードに関連付けられた情報を提供する。
【0011】
印刷デバイス12は、任意の種類の印刷デバイスであり得る。
【0012】
あるいは、印刷デバイス12がない場合、固有コードを生成するための電子ユニット17は、このコードを生成するように構成されたインタフェース自体によって構成されてもよい。
【0013】
また、あるいは、固有コードを生成するための電子ユニット17は、(機械に搭載されたまたは遠隔に配置された)プロセッサおよび/またはメモリであって、当該メモリに格納されたデータに基づいて固有コードを生成するように構成されたプロセッサおよび/またはメモリによって構成されてもよい。
【0014】
非限定的な実施形態では、食品容器301は、バッグとして知られているもの、すなわち、可撓性本体24を有する容器、すなわち、変形可能な容器であって、その内容物に応じてその体積が変化する容器からなり得る。
【0015】
別の態様によれば、食品容器ラベル印刷デバイス12は、少なくとも1つの食品容器301に対して少なくとも1つのラベルを印刷するように構成される。
【0016】
食品容器301は、好ましくは、キャップ22によって閉じられるネック20によって構成される単一の入口を有する。
【0017】
充填デバイス10は、ポンプおよびパイプ312によって、例えば食品タンクなどの食品源311に接続可能であり、且つ、例えばネック20に挿入することができるノズル101によって、食品容器のネック20に接続可能である充填ユニット100を備える。
【0018】
充填ユニット100は、例えば自動的に、液体または半液体のベース食品を食品容器301に充填するように構成される。
【0019】
したがって、充填ユニット100は、分配ノズル101を介して食品容器を充填することができ、且つ、タンクから食品を抽出し、ノズル101を介して食品容器301に充填することができるポンプ130を備えた回路に接続することができる。
【0020】
充填デバイス10は、食品容器のキャップ22と係合するように構成されたクランプユニット102を備える。クランプユニット102は、キャップ22と自動的に係合するように構成されてもよい。例えば、クランプユニット102は、キャップ22に接近し、それと係合し、それを食品容器のネック20から持ち上げて離すことができる。
【0021】
好ましくは、クランプユニット102は、垂直に移動可能であるように構成される。
【0022】
さらに、クランプユニット102は、垂直な回転軸X周りに回転することができる。
【0023】
充填デバイス10が作動すると、クランプユニット102は、食品容器のネック20からキャップ22を取り外す。次に、充填ユニット100は、ネック20を通して食品容器の本体24を充填する。最後に、クランプユニット102は、キャップ22をネック20に戻す。充填デバイス10のすべてのステップは、例えば、ユーザによって実行される必要のあるアクションなしに、自動的に実行することができる。
【0024】
有利なことに、これにより、処理の進行中にユーザがキャップを取り外したり交換したりすることによる食品汚染を減らすことができる。これは、オペレータが食品が提供されているゾーンに触れる必要がないからである。
【0025】
任意付加的に、クランプユニット102は、半径方向に移動可能であり且つキャップ22をクランプするように構成された複数のジョー104を備えてもよい。例えば、複数のジョーは、それらがクランプユニット102の接近運動中に半径方向に離れている半径方向に離間した位置に、および、クランプユニット102がキャップ22にあるときにそれらが半径方向に互いに接近した半径方向に閉じられた位置に配置されてもよい。このようにして、キャップ22は、複数のジョー104によって堅く保持することができる。次に、クランプユニット102がネック20から離れるように動かされるとき、複数のジョー104は、クランプユニット102がそれと共にキャップ22を離れるように動かすように、所定の位置に留まることができる。
【0026】
キャップ22を解放するために、クランプユニット102を食品容器のネック20に移動させて、キャップ22をネック20の所定の位置に戻すことができる。次に、複数のジョー104を半径方向に離すように移動させる(半径方向に離間した位置に配置する)ことができ、クランプユニット102を、充填された食品容器のネック20から移動させることができる。
【0027】
一態様によれば、クランプユニット102は、複数のジョー104に対して中央に配置され且つキャップ22を解放するステップ中に膨張するように構成された膨張可能な物体(すなわち、バルーン)106を備え、それにより、バルーン106が膨張した結果としても当該ジョー104が半径方向に離れるように移動する。バルーンは、パイプ(図面には示されていない)によって圧縮空気源に接続されてもよい。有利なことに、これにより、複数のジョー104を確実に離すことができる。これにより、複数のジョー104が離れるときにそれらがキャップ22と干渉しないことが保証される。
【0028】
実際、キャップ22が持ち上げられて容器を適切に密閉しない場合、食品の安全性が危険にさらされる。
【0029】
1つまたは複数の実施形態では、充填デバイス10は、食品容器301に対して、特に食品容器のネック20に対して移動するように構成されてもよく、その結果、充填デバイス10の構成要素、例えば、充填ユニット100および/またはクランプユニット102は、食品容器のネック20に交互に配置することができる。
【0030】
例えば、充填デバイス10は、充填ユニット100およびクランプユニット102を食品容器のネック20に交互に移動させるように、回転軸X周りに回転可能であってもよい。
【0031】
充填デバイス10は、回転軸X周りに回転することができるベース108によって支持することができる。ベース108は、充填ユニット100、クランプユニット102、および食品容器のネック20の位置に対して横方向に配置されてもよい。
【0032】
したがって、充填デバイス10は、以下のステップを実行することができる。すなわち、
-クランプユニット102は、食品容器の近くに移動することができ、容器のキャップ22を取り外すことができる。
-クランプユニット102は、食品容器のネック20から離れるように移動することができる。
-充填デバイス10は、クランプユニット102を食品容器から離れるように移動させ且つ充填ユニット100を食品容器に近づけるように、回転軸周りに第1の方向に回転できる。
-充填ユニット100をネック20の近くに移動させることができ、製品を食品容器に充填することができる。
-充填ユニット100をネック20から離れるように移動させることができる。
-充填デバイス10は、充填ユニット100を食品容器から離れるように移動させ且つクランプユニット102を食品容器に近づけるように、回転軸周りに第1の方向と反対の方向に回転できる。
-キャップ22をネック20に戻して完全な食品容器を密封するように、クランプユニット102を食品容器のネック20に運ぶことができる。
【0033】
一態様によれば、支持体16は、充填デバイス10の下に配置されて、食品容器が充填されている間、食品容器を支持することができる。
【0034】
装置1は、
図3および5に示されるように、充填デバイス10と支持体16との間に配置可能である締結要素18であって、食品容器のネック20を所定の位置に保持するように構成された窪み180を備える締結要素18を備えてもよい。
【0035】
好ましくは、装置は、窪み180で締結要素と移動可能に関連付けられたピン181を備える。
【0036】
ピン181は、(容器のネック20を窪み180に挿入することができる)窪み180の開構成と(容器のネック20を窪み180内にロックすることができる)窪み180の閉構成との間で移動可能である。
【0037】
装置1は、複数のレッグ122および(複数のレッグ122に接続された)複数のホイール131を備えてもよい。有利には、そのようにして、装置1は、装置1を支持するトロリー上で動き回ることができる。
【0038】
一態様によれば、ユーザインタフェース14は、以下のアクションのうちの少なくとも1つまたは複数を実行するように構成することができる。すなわち、
-充填機械の構成要素、例えば、充填デバイス10を起動、停止および/または移動させること、
-起動/停止および/または設定(例えば起動後の時間または容器に充填されるべき製品量)を調整するためのコマンドを受信すること、
製品、食品容器、および/または装置の動作を示すパラメータ(例えば充填中または充填後の容器の重量)を表示すること、
オペレータ、製品、食品容器、および/または食品容器に充填されるべき製品量を示す充填開始パラメータを受信すること、および/または
充填された食品容器に固有コードを割り当てること、のうちの少なくとも1つまたは複数を実行するように構成することができる。
【0039】
例えば、固有コードは、バッチシリアル番号を含んでもよく、および/または容器の充填日、容器のサイズ、充填された製品量、充填された製品のタイプを示してもよい。
【0040】
一態様によれば、ユーザインタフェース14は、ユーザインタフェース14を介してオペレータによって入力されたコマンドおよび/またはパラメータおよび/または機械パラメータをデータベース303、好ましくはリモートデータベースに送信するように構成されてもよい。例えば、データベースは(任意の種類の)分散型台帳データベースであってもよい。
【0041】
一態様によれば、少なくとも1つの印刷されたラベルは、容器に充填された食品および/または充填された食品容器の固有コードを示してもよい。
【0042】
好ましくは、ラベルは、QRコード(登録商標)またはバーコードを含む。
【0043】
別の態様によれば、装置1は、圧縮空気を生成するように構成された圧縮機110を備える。
【0044】
好ましくは、圧縮空気は、装置1の部品を動かすために、および/または空気圧アクチュエータに供給するために、および/または洗浄のために使用されてもよい。
【0045】
有利には、圧縮機110は、装置1の底部のゾーンの下またはゾーン内に配置される。
【0046】
好ましくは、圧縮機110は、箱型の容器135の内部に配置される。
【0047】
より正確には、別の態様によれば、機械は、第1のフレーム111および第2のフレーム112を備える。
【0048】
第2のフレーム112は、箱型の容器135によって規定される。
【0049】
第2のフレーム112は圧縮機110を支持し、第1のフレーム111は機械の他の部品を支持する。
【0050】
第2のフレーム112(または箱型の容器135)は、装置1の第1のフレーム111によって支持されるべく第1のフレーム111に結合することができ、または第1のフレーム112によって支持されていない状態にあるときにそれから分離することができる。
【0051】
より正確には、装置1は、第2のフレーム112を第1のフレーム111に結合するための結合手段120であって、第2のフレーム112が第1のフレーム111によって支持されるべく第1のフレーム111に結合(によって支持)される結合構成(
図1に示される)と、第2のフレーム112が第1のフレーム111によって支持されていない非結合構成との間で移動可能である結合手段120を備える。
【0052】
手段120は、当接要素133であって、それによって第2のフレーム112が第1のフレーム111に対して載置される当接要素133を備える。
【0053】
当接要素133は、圧縮機110を支持する箱型の容器135に堅固に接続されているピン134に回転可能に結合されている。
【0054】
当接要素133を(ピン344周りに)180°回転させることにより、例えば、箱型の容器135を第1のフレーム111から外して、床に載るまで第1のフレーム111に対して下げることができる。
【0055】
したがって、この構成では、箱型の容器135、すなわち圧縮機110は、床上に(好ましくは、図示されていない支持脚上に)置かれ、第1のフレーム111から機械的に分離される。
【0056】
第2のフレーム112が非結合構成にあるとき、それは床に自由に置かれていることに留意されたい。そのようにして、有利には、圧縮機110の振動を床に排出することができ、圧縮機110の振動は、第2のフレーム112が第1のフレーム111から分離されているので、第1のフレーム111に伝達されない。
【0057】
したがって、有利なことに、非結合構成では、(第1のフレーム111に固定されたセンサ121によって実行される)容器の重量の測定は、圧縮機の振動に影響されない、またはいかなる形でも影響を受けない。圧縮機の振動は第1のフレーム111に伝達されないからである。
【0058】
第2のフレーム112は、好ましくは床支持体(図示せず)を備えていることに留意されたい。
【0059】
好ましくは、これらの床支持体は支持脚である。
【0060】
好ましくは、第1のフレーム111はまた、機械を水平にすることを可能にするために高さを調整可能な追加の床支持体122を備えている(これは、機械に計量装置が取り付けられている場合に特に重要である)。
【0061】
別の態様によれば、装置1はまた、使用される容器が蓋および空気抽出弁を備えた剛性容器である場合に容器から空気を抽出するように構成される、関連するパイプを備えた真空ポンプ(図示せず)を備える。そのようにして、有利には、ポンプを使用して、前もって充填された容器から空気を抽出して、容器内に真空を作り出すことができる(それにより、製品の保管を容易にする)。
【0062】
さらに別の態様によれば、装置1は、有利には、流体を供給源311から充填デバイス10に移送するために使用されるポンプ130を備え、それにより、容器301を充填することを可能にする。
【0063】
好ましくは、ポンプ130は、容器301に充填された製品量を測定することができる流量計として使用することができる。
【0064】
好ましくは、ポンプ130は、(装置1の第1のフレーム111から取り外し可能である)箱型の容器132に収容される。
【0065】
さらに別の態様によれば、装置1は、容器301のための支持面114を備える。
【0066】
支持面114は、充填デバイス10の底部に配置されている。
【0067】
好ましくは、支持面114は、水平面に対して傾斜している。
【0068】
有利なことに、支持面114が傾斜しているという事実は、充填中に空気が容器の一部に閉じ込められるのを防止する。実際、容器が充填されている間、その中の空気は自然に上昇して上部から排出される傾向があり、そのため、容器は完全に充填され、内部に閉じ込められた空気によって気泡が形成されることはない。
【0069】
さらに別の態様によれば、装置1は、容器が充填されている間に外に滴る、またはあふれる製品を収集するために、支持面114の周りに配置された製品滴下タンク115を備える。
【0070】
好ましくは、製品滴下タンク115は、(容易な洗浄を可能にするために)装置1の第1のフレーム111から取り外し可能である。
【0071】
別の態様によれば、装置1は、容器301に充填された製品量を測定するように構成された測定デバイス121を備える。
【0072】
より正確には、測定デバイス121は、
-(容器の重量を測定するために、好ましくは支持面114の下に配置された)重量センサ121’、
-容器301の上流の製品流路に沿って配置された流量計(このセンサはポンプ130に関連付けられてもよい)、
-(容器に供給される流量を間接的に測定するために)ポンプの1つまたは複数の可動部分の動きを検出するように構成されたセンサを、(代替的にまたは組み合わせて)含んでもよい。
【0073】
測定デバイス121はまた、種々の種類のものであり得ることが理解される。
【0074】
さらに別の態様によれば、装置1は、好ましくはCIP(定置洗浄)タイプの機械洗浄デバイス(図示せず)を備えてもよい。
【0075】
好ましくは、洗浄デバイスは、箱型の容器を含む。
【0076】
一態様によれば、洗浄デバイスは洗剤タンクを含む。
【0077】
好ましくは、装置は、洗浄液(例えば、水)のための入口および出口を含む。
【0078】
一態様によれば、洗浄デバイスは、洗剤を洗浄液と混合することを可能にするように構成される。
【0079】
したがって、好ましくは、出口から流出する流体は、洗剤と洗浄液との混合物である。
【0080】
好ましくは、洗浄デバイスは、製品と接触する装置1のダクトを洗浄する/すすぐことを可能にするために、ポンプの出口および入口に接続可能なパイプを含む。
【0081】
好ましくは、洗浄デバイスは、流入する流体を加熱することを可能にするように構成されたヒーターを備える。
【0082】
さらに別の態様によれば、装置1は、製品温度センサ116を備える。
【0083】
製品温度センサ116は、容器に供給される製品の温度を示す信号を捕捉するように構成される。
【0084】
一態様によれば、温度センサ116は、好ましくは、ポンプ130の供給パイプに関連付けられている。さらにより好ましくは、ポンプの(金属の)流入または流出パイプに関連付けられている。
【0085】
別の態様によれば、温度センサ116は、ノズル101に関連付けられている。
【0086】
より好ましくは、温度センサ116は、製品温度を間接的に測定するように、すなわち、製品と接触する中間要素(例えば、ポンプの流入または流出パイプ)の温度を測定するように構成されるセンサである。
【0087】
別の態様によれば、装置1は、電気通信ネットワーク(例えば、インターネット)に接続可能な通信モジュール124を備える。
【0088】
この態様によれば、装置1は、温度信号を受信するために温度センサ116に接続された制御ユニット123を備える。
【0089】
制御ユニット123はまた、通信モジュール124に接続されて、温度データを(例えば、それらをクラウドに保存するために)1つまたは複数のリモートコンピュータに送信する。
【0090】
さらに別の態様によれば、装置1は、加圧空気入口313および圧力調整デバイス314を備えてもよい。
【0091】
有利には、空気入口は圧縮空気源に接続され、調整デバイスは圧力を調整するために使用される。
【0092】
好ましくは、装置1はまた、フィルタを含む。
【0093】
また、本発明に従って規定されるのは、
図10に明確に示される、液体または半液体の食品を製造するための生産システム300である。
【0094】
システム300は、
-容器にベース製品を充填するための、添付の特許請求の範囲の請求項のいずれかに記載の充填装置1と、
-装置1の制御ユニット123に接続された通信モジュール124と、
-充填装置1によって充填されるように適合され且つ固有の識別コードを備えた容器301と、
-容器の充填に関連して通信モジュールによって送信されたデータをキャプチャするように構成され且つデータを格納するためのデータベース303に接続可能な少なくとも1つのリモートサーバ302と、
-食品容器301内のベース製品から液体または半液体の食品を製造するための少なくとも1つの機械304であって、処理容器305であって、攪拌機306と、当該処理容器に関連付けられた熱システム307とを備えた処理容器305と、リモートサーバ302とデータを交換するためにリモートサーバ302に接続されたダイアログモジュール308と、ダイアログモジュール308に接続された制御ユニット309と、制御ユニット309に接続され且つ容器301の固有の識別コードを(様々な方法で、すなわち、タイピング、センサによるキャプチャ、ディクテーション、読み取りなどで)入力できるように構成されたユーザインタフェース310であって、機械304の制御ユニット309は入力された固有コードに関連付けられた情報をデータベース303から読み出すように構成されたユーザインタフェース310と、を備える機械304と、を備える。
【0095】
好ましくは、装置1は、(
図10に概略的に示されている)ベース製品源311に、好ましくは(装置1のポンプに接続されている、または充填デバイス10に直接接続されている)パイプ312を介して接続されている。
【0096】
ベース製品源311は、低温殺菌装置、またはベース製品を容器301に充填する前にベース製品を熱処理するための機械を備えてもよい。
【0097】
別の態様によれば、データベース303は、好ましくはクラウドデータベースである。
【0098】
好ましくは、機械304の制御ユニット309は、データベース303に問い合わせて、充填装置1を使用して容器が充填された日付を表す情報を読み出し、その情報を現在の使用日と比較して、充填から経過した時間を決定するように構成され、充填から経過した時間が保存の臨界状態に対応する所定の消費期限よりも長い場合、機械304の制御ユニット309は、好ましくはユーザインタフェース310を介して、警報信号を発するように、および/または機械304の少なくとも1つの動作機能を無効にするように構成される。
【0099】
有利なことに、この態様は、所定の日付より前に充填された容器301の使用を回避することを可能にし、したがって、完成品の最適な食品安全性を確保する(なぜなら、人間の健康に危険なベース製品のバクテリアの量(charge)は、時間の経過とともに増加する可能性があることが知られているからである)。
【0100】
また、本開示によって規定されるのは、食品容器を充填するための方法であり、当該方法は、
上記の実施形態の1つまたは複数に記載の充填装置1と、ネック20であって、それを通して食品を充填することができるネック20およびネック20を覆うキャップ22を有する少なくとも1つの食品容器と、を提供するステップと、
充填装置1の支持体16上に食品容器を配置するステップと、
ユーザインタフェース14を介して充填デバイス10を起動するステップと、
食品容器からキャップ22を取り外して充填デバイス10を用いて食品容器を充填するステップと、
充填デバイス10を用いてキャップ22を食品容器のネックに戻すステップと、
固有の識別コードを食品容器301に関連付けるステップと、を含む。
【0101】
別の態様によれば、固有の識別コードを食品容器301に関連付けるステップは、ラベル印刷デバイス14によって少なくとも1つの食品容器ラベルを印刷するステップを含む。
【0102】
例えば、キャップを外す/元に戻す、および/または食品容器301を充填することはまた、充填ユニット100および/またはクランプユニット102を食品容器のネック20の近くに移動させるステップを含み得る。
【0103】
言い換えれば、この方法は、以下を含み得る、すなわち、
クランプユニット102を食品容器の近くに移動させて、容器のキャップ22を取り外すステップと、
キャップ22が付いたクランプユニット102を食品容器のネック20から離すように動かすステップと、
充填デバイス10を回転軸X周りに第1の方向に回転させて、クランプユニット102を食品容器から遠ざけるように移動させ充填ユニット100を食品容器に近づけるステップと、
充填ユニット100をネック20の近くに移動させて食品を食品容器に充填するステップと、
充填ユニット100をネック20から遠ざけるように移動させるステップと、
充填デバイス10を回転軸X周りに第1の方向と反対の方向に回転させて、充填ユニット100を食品容器から遠ざけるように移動させてクランプユニット102を食品容器に近づけるステップと、
クランプユニット102を食品容器のネック20に運び、例えば食品容器のネック20に接触させて、例えばキャップ22を解放するために複数のジョー104を開くことにより、キャップ22を元に戻して完全な食品容器を密封するステップと、を含む。
【0104】
一態様によれば、この方法は、例えば、食品容器を充填するステップの間および/または終了時に食品容器を計量することによって、製品が食品容器に充填されていることをチェックするステップを含み得る。計量は、例えば、以下を用いて実施され得る。すなわち、
食品容器の重量センサ121’、
ポンプ内またはポンプと製品タンクに接続されたパイプ内の搬送中の容積を測定する容積測定センサ(例えば、流量計)、および/または
食品容器内の製品の量に関連するパラメータを測定するためのセンサ、を用いて実施され得る。
【0105】
一態様によれば、この方法は、充填開始パラメータ、例えば、オペレータ名および/またはコード、容器に充填されるべき製品、重量の形態の量、および/または容器に充填されるべき容積を入力するステップを含んでもよい。
【0106】
一態様によれば、この方法は、固有の識別コード、例えば、バッチ番号を完全な容器に割り当てるステップを含み得る。
【0107】
一態様によれば、この方法は、食品容器の充填速度が食品容器の充填の割合に反比例するように、充填ユニット100を徐々に停止するステップを含み得る。例えば、これにより、充填の最終段階で製品が容器からこぼれるのを防ぐことができる。
【0108】
一態様によれば、この方法は、食品容器および/または複数の食品容器を受け入れる箱に1つまたは複数のラベルを貼付するステップを含み得る。
【0109】
食品容器に貼付されるべき第1のラベルがあってもよく、第1のラベルは、例えば、QRコード(登録商標)および/またはオペレータが認識可能な英数字コードを有し、収容される製品および/または充填日に関する情報を提供する。
【0110】
所定の数の第1の食品容器ラベルが印刷された後、第2のラベルが、食品容器を搬送するために使用される箱に貼付するために印刷され得る。所定の数は、箱に収めることができる食品容器の数と一致し得る。第2のラベルは、第1のラベルを示し得る。すなわち、第1のラベルが貼付された食品容器に関連付けられた固有のコードを示し得る。
【0111】
一態様によれば、この方法は、記録された情報、例えばオペレータによって入力された情報および/または機械パラメータ(例えば、充填された食品容器の重量および/または容積)をデータベース303に、好ましくはリモートデータベース(例えば、集中データベースまたは分散型台帳データベース)に保存するステップを含み得る。
【0112】
本開示はまた、上記の方法に従って製造された1つまたは複数の食品容器を使用して食品を製造するための方法に言及している。
【0113】
この方法は、
液体または半液体の食品を製造するための機械304、例えば、アイスクリームを製造するための機械であって、ベース製品を処理するための処理容器305、処理容器に取り付けられた攪拌機306、および/または食品を熱処理するための熱システム311を備える機械304を提供するステップと、
任意付加的に、充填された食品容器に関連付けられたラベルをスキャンするステップと、
食品容器301から処理容器305へ製品を充填するステップと、
処理容器305内の食品を攪拌および/または熱処理するステップと、を含む。
【0114】
この方法はまた、以下のステップのうちの1つまたは複数を含み得る。すなわち、
食品容器をデータベース303と照合して、食品容器が所定の時間間隔内に製造されたかどうか、好ましくは所定の日付以降に製造されたかどうか(例えば、食品容器301が過去72時間以内に製造されたかどうか)を決定するステップと、
任意付加的に、実行された照合に応じて機械304の起動を許可または禁止するステップと、を含む。
【0115】
有利なことに、上記の照合および/または機械304の動作の防止は、製造された製品の食品安全性をチェックすることをより容易にすることができる。
【0116】
有利なことに、食品容器301を充填する方法、および食品を製造する方法は、HACCP手順に従って液体または半液体の食品、特にアイスクリームを製造するための製造サイクルのより安全な管理を可能にする。
【外国語明細書】