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特開2022-140372フォトレター及びフォトレターの作成システム
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  • 特開-フォトレター及びフォトレターの作成システム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022140372
(43)【公開日】2022-09-26
(54)【発明の名称】フォトレター及びフォトレターの作成システム
(51)【国際特許分類】
   B42D 15/02 20060101AFI20220915BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20220915BHJP
【FI】
B42D15/02 511A
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022035710
(22)【出願日】2022-03-08
(31)【優先権主張番号】P 2021037962
(32)【優先日】2021-03-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】520504013
【氏名又は名称】▲高▼橋 昭一
(74)【代理人】
【識別番号】100077012
【弁理士】
【氏名又は名称】岩谷 龍
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼橋 昭一
【テーマコード(参考)】
2C005
5L049
【Fターム(参考)】
2C005XB06
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】新郎新婦の成長を見守ってきた両親の側から新郎新婦に対する思いを伝えることができるフォトレター及びフォトレターの作成システムを提供する。
【解決手段】新婦又は新郎に対する両親の思いを伝えることができる映像と音声のデータをセル化した通信機器に情報を入力するための二次元QRコードが印刷されてなるカード。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
新婦又は新郎に対する両親の思いを伝えることができる映像と音声のデータをセル化して通信機器に情報を入力するための二次元QRコードとし、当該QRコードが印刷されてなるカード。
【請求項2】
新婦又は新郎に対する両親の思いを伝えることができる映像と音声のデータが書き込まれてなるDVD。
【請求項3】
フォトレターの申込書を受け付けることによりフォトレターの注文を受けるステップ(イ)と、上記申込書の受付時に指定された日時に新婦又は新郎の両親への電話による取材をするステップ(ロ)と、上記取材による会話内容を音声データとして保存手段に保存するステップ(ハ)と、上記取材により知り得た事項をデータとして保存手段に保存するステップ(ニ)と、上記ステップ(ニ)の保存手段に保存したデータに基づいて作成した文章をナレーターが代読してそのナレーションの音声データを保存手段に保存するステップ(ホ)と、上記ステップ(ハ)の音声データとステップ(ホ)の音声データを編集するステップ(ヘ)と、電子データに加工された新婦又は新郎の両親から提供された新婦または新郎が写っている写真の映像データを保存手段に保存するステップ(ト)と、電子データに加工された上記会話内容に合致するイメージ映像のデータを保存手段に保存するステップ(チ)と、上記ステップ(ト)の映像データとステップ(チ)の映像データを編集するステップ(リ)と、上記ステップ(ヘ)の編集後の音声データとステップ(リ)の編集後の映像データをDVD(Digital Versatile Disc、デジタルヴァーサタイルディスク)に書き込むステップ(ヌ)とを有することを特徴とするフォトレターの作成システム。
【請求項4】
フォトレターの申込書を受け付けることによりフォトレターの注文を受けるステップ(イ)と、上記申込書の受付時に指定された日時に新婦又は新郎の両親への電話による取材をするステップ(ロ)と、上記取材による会話内容を音声データとして保存手段に保存するステップ(ハ)と、上記取材により知り得た事項をデータとして保存手段に保存するステップ(ニ)と、上記ステップ(ニ)の保存手段に保存したデータに基づいて作成した文章をナレーターが代読してそのナレーションの音声データを保存手段に保存するステップ(ホ)と、上記ステップ(ハ)の音声データとステップ(ホ)の音声データを編集するステップ(ヘ)と、電子データに加工された新婦又は新郎の両親から提供された新婦または新郎が写っている写真の映像データを保存手段に保存するステップ(ト)と、電子データに加工された上記会話内容に合致するイメージ映像のデータを保存手段に保存するステップ(チ)と、上記ステップ(ト)の映像データとステップ(チ)の映像データを編集するステップ(リ)と、上記ステップ(ヘ)の編集後の音声データとステップ(リ)の編集後の映像データをセル化して通信機器に情報を入力するための二次元QRコードとし、当該QRコードをカードに印刷するステップ(ル)とを有することを特徴とするフォトレターの作成システム。
【請求項5】
フォトレターの申込書を受け付けることによりフォトレターの注文を受けるステップ(イ)と、上記申込書の受付時に指定された日時に新婦又は新郎の両親への電話による取材をするステップ(ロ)と、上記取材による会話内容を音声データとして保存手段に保存するステップ(ハ)と、上記ステップ(ハ)の音声データを加工・編集するステップ(オ)と、電子データに加工された新婦又は新郎の両親から提供された新婦または新郎が写っている写真の映像データを保存手段に保存するステップ(ト)と、電子データに加工された上記会話内容に合致するイメージ映像のデータを保存手段に保存するステップ(チ)と、上記ステップ(ト)の映像データとステップ(チ)の映像データを編集するステップ(リ)と、上記ステップ(オ)の加工・編集後の音声データとステップ(リ)の編集後の映像データをDVD(Digital Versatile Disc、デジタルヴァーサタイルディスク)に書き込むステップ(ヌ)とを有することを特徴とするフォトレターの作成システム。
【請求項6】
フォトレターの申込書を受け付けることによりフォトレターの注文を受けるステップ(イ)と、上記申込書の受付時に指定された日時に新婦又は新郎の両親への電話による取材をするステップ(ロ)と、上記取材による会話内容を音声データとして保存手段に保存するステップ(ハ)と、上記ステップ(ハ)の音声データを加工・編集するステップ(オ)と、電子データに加工された新婦又は新郎の両親から提供された新婦または新郎が写っている写真の映像データを保存手段に保存するステップ(ト)と、電子データに加工された上記会話内容に合致するイメージ映像のデータを保存手段に保存するステップ(チ)と、上記ステップ(ト)の映像データとステップ(チ)の映像データを編集するステップ(リ)と、上記ステップ(オ)の加工・編集後の音声データとステップ(リ)の編集後の映像データをセル化して通信機器に情報を入力するための二次元QRコードとし、当該QRコードをカードに印刷するステップ(ル)とを有することを特徴とするフォトレターの作成システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新しいタイプの結婚披露宴の式次第の演出方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ホテル等で行われる結婚披露宴の式次第は、概ね、開宴の挨拶から始まり、媒酌人の紹介、主賓の紹介、ケーキ入刀、乾杯と進んで披露宴の開始となる。そして、出席者のスピーチ、お色直し、祝電の披露等を経て、新郎新婦にスポットをあてたキャンドルサービスとなる。この後、スライド上映や、新郎新婦の同級生、先輩後輩等による校歌披露等があり、ここで披露宴は一段落となるが、閉宴の前に、新郎新婦の両親や身内からの挨拶があり、それに先だって両親または親族に対して新郎新婦から花束贈呈が行われることが多い。
【0003】
式次第における花束贈呈は、多くの結婚披露宴において最も感動的なシーンであるとされる。新郎新婦の出生から今日までの成長の日々を思い起こし、目立たずに結婚披露宴を見守ってきた両親の万感たる思いに出席者が同調して共に大きな喜びの感動を共有できるからである。このような新郎新婦から両親に対する花束贈呈は、新郎新婦の感謝の気持ちが込められた象徴的な返礼行為であり、式次第の演出としても好ましいものである。
【0004】
例えば、特許文献1には、音声データ、音楽データ、静止画データ、動画データから選択される少なくとも一種類以上のデータ群を、光学的記録媒体に編集格納し、結婚披露宴の式次第の進行のうち両家からの挨拶に先立って、当該挨拶を行うべき両家関係者に対して、新郎新婦側から前記光学的記録媒体を手渡すことを特徴とする結婚披露宴の演出方法が開示されている。
【0005】
また、特許文献2には、結婚式の披露宴等において花嫁、花婿から両親に贈られる感謝状を収納した感謝状ユニットに関し、感謝の文書を記載したトレーシングペーパーと、このトレーシングペーパーの裏側に重ねられる染色した和紙と、これらトレーシングペーパーと和紙とを重ね合わせた状態で収納する枠体とからなる感謝状ユニットが開示されている。
【0006】
さらに、特許文献3には、結婚式に招待されたゲストの氏名とともに該ゲストに対応する二次元コードが表示される個別コードを発行するコード発行処理部と、前記結婚式の新郎新婦から前記ゲストに向けたメッセージを登録する感謝メッセージ登録処理部とを備え、前記個別コードは、前記メッセージに閲覧するためのアクセス情報を含むことを特徴とする結婚式のメッセージシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2004-065523号公報
【特許文献2】特開2005-219248号公報
【特許文献3】実用新案登録第3224306号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
一方、出生から今日に至るまで新郎新婦の成長を見守ってきた両親の側から新郎新婦に対する思いを伝えたいことがある。ところが、特許文献1ないし3に開示されたものは、このような両親の思いに応えるものではない。
【0009】
そこで、本発明の目的は、新郎新婦の成長を見守ってきた両親の側から新郎新婦に対する思いを伝えることができるフォトレター及びフォトレターの作成システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するために、本発明のフォトレターの特徴は、新婦又は新郎に対する両親の思いを伝えることができる映像と音声のデータをセル化して通信機器に情報を入力するための二次元QRコード(登録商標)とし、当該QRコードが印刷されてなるカードにある。また、本発明のフォトレターの特徴は、新婦又は新郎に対する両親の思いを伝えることができる映像と音声のデータが書き込まれてなるDVDにある。
【0011】
本発明のフォトレターの作成システムは、フォトレターの申込書を受け付けることによりフォトレターの注文を受けるステップ(イ)と、上記申込書の受付時に指定された日時に新婦又は新郎の両親への電話による取材をするステップ(ロ)と、上記取材による会話内容を音声データとして保存手段に保存するステップ(ハ)と、上記取材により知り得た事項をデータとして保存手段に保存するステップ(ニ)と、上記ステップ(ニ)の保存手段に保存したデータに基づいて作成した文章をナレーターが代読してそのナレーションの音声データを保存手段に保存するステップ(ホ)と、上記ステップ(ハ)の音声データとステップ(ホ)の音声データを編集するステップ(ヘ)と、電子データに加工された新婦又は新郎の両親から提供された新婦または新郎が写っている写真の映像データを保存手段に保存するステップ(ト)と、電子データに加工された上記会話内容に合致するイメージ映像のデータを保存手段に保存するステップ(チ)と、上記ステップ(ト)の映像データとステップ(チ)の映像データを編集するステップ(リ)と、上記ステップ(ヘ)の編集後の音声データとステップ(リ)の編集後の映像データをDVD(Digital Versatile Disc、デジタルヴァーサタイルディスク)に書き込むステップ(ヌ)とを有することを特徴とするフォトレターの作成システムである。また,DVDに代えて、ステップ(ヘ)の編集後の音声データとステップ(リ)の編集後の映像データをセル化して通信機器に情報を入力するための二次元QRコードとし、当該QRコードが印刷されてなるカードを作成することもできる。
【0012】
さらに、上記においては、新婦又は新郎の両親への電話による取材により知り得た事項をデータとして保存手段に保存するステップ(ニ)と、上記ステップ(ニ)の保存手段に保存したデータに基づいて作成した文章をナレーターが代読してそのナレーションの音声データを保存手段に保存するステップ(ホ)を備えずに、新婦又は新郎の両親への電話取材による会話内容に基づく音声データを加工・編集するステップ(オ)のみを備えることもできる。
【0013】
本発明の目的を達成するために、上記ステップ(イ)~(ヌ)の順序は以下のように解すべきである。文言のとおり、ステップ(イ)が最初で、ステップ(ヌ)が最後である。ステップ(イ)の後にステップ(ロ)が実行されることが多いが、後記するように、ステップ(ロ)の前にステップ(ト)が実行されてもよい。ステップ(ハ)とステップ(ニ)は、ステップ(ロ)の後に実行されるが、ステップ(ニ)はステップ(ハ)の前でもよい。ステップ(ホ)はステップ(ニ)の後で、ステップ(ヘ)の前に実行されればよい。ステップ(ヘ)はステップ(ホ)の後で、ステップ(ヌ)の前に実行されればよい。ステップ(ト)は、ステップ(イ)の後に実行されればよく、ステップ(ロ)の前に実行されてもよい。ステップ(チ)はステップ(ハ)の後でステップ(リ)の前に実行されればよく、ステップ(チ)はステップ(ト)の前に実行されてもよい。ステップ(リ)はステップ(ト)とステップ(チ)の後で、ステップ(ヌ)の前に実行されればよく、ステップ(リ)はステップ(ヘ)の前に実行されてもよい。上記以外は、文言のとおりの順番で実行される。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、新郎新婦の成長を見守ってきた両親の側から新郎新婦に対する思いを伝えることができるフォトレター及びフォトレターの作成システムを提供することができる。特に、新婦又は新郎の両親への電話による取材により知り得た事項をデータとして保存手段に保存するステップ(ニ)と、上記ステップ(ニ)の保存手段に保存したデータに基づいて作成した文章をナレーターが代読してそのナレーションの音声データを保存手段に保存するステップ(ホ)を備えずに、新婦又は新郎の両親への電話取材による会話内容に基づく音声データを加工・編集するステップ(オ)のみであれば、新郎新婦への両親の思いをダイレクトに伝えることができ、新郎新婦の受ける感激は極めて大きなものとなる効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1図1は、フォトレターの申込書の一例の正面図である。
図2図2は、フォトレターの一例を示す平面図である。
図3図3は、二次元QRコード化された編集後の音声データと編集後の映像データを内蔵する二次元QRコードが印刷されたカードの一例を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に本発明のフォトレターの作成システムを実施するための形態について、ステップ順に説明する。
【0017】
(1)ステップ1-申し込み-
結婚式場の担当者(プランナー)が結婚式をあげる新郎新婦に、本発明のフォトレターの内容について説明する。なお、本発明のフォトレターは、主として新婦へのサプライズ性の強い商品であるから、上記プランナーは新婦へ内緒にしながら、新郎のみに本発明のフォトレターの内容について説明することが多い。そして、新郎から本発明のフォトレターの内容について説明を受けた新婦の両親が、必要に応じてフォトレターのサンプル動画をDVD又はQRコードを介して確認した後、フォトレターの作成について同意すれば、上記プランナーは郵送、FAX又はスマートフォン等により、所定の事項が記載されたフォトレターの申込書をフォトレターの作成者に送る。フォトレターの作成者がフォトレターの申込書を受け付けることにより、フォトレターの注文を受け付けたことになる。図1は、フォトレターの申込書の一例の正面図を示す。
【0018】
上記のように、新婦へは内緒にしながら、新郎のみに本発明のフォトレターの内容について説明することが多いが、もちろん、その逆の場合もある。すなわち、新郎へは内緒にしながら、新婦のみに本発明のフォトレターの内容について説明し、新婦から本発明のフォトレターの内容について説明を受けた新郎の両親が、フォトレターの作成について同意することもある。
【0019】
(2)ステップ2-取材、音声データの保存及び編集-
上記申込書の受付時にプランナーから指定された日時に指定の電話番号に電話をかけ、手際よく臨機応変に、新婦に対する両親の思いや新婦に伝えたい両親からの言葉や両親及び新婦にとって忘れがたい、新婦が幼い頃の思い出やエピソードなどのフォトレター作成のポイントとなる事項は必ず聞き出すように新婦の両親に取材をする。上記取材により知り得た事項をデータとしてパソコンに保存し、上記パソコンに保存したデータに基づいてプロのライターが作成した手紙形式の文章をナレーターが心を込めて読み上げてそのナレーションの音声データをパソコンに保存する。また、上記取材による会話内容を録音して音声データとしてパソコンに保存する。フォトレターは両親の新婦への思いを代弁する役割を果たすので、新婦への思いが凝縮され、脚色されていない両親の肉声が明瞭に聞き取れるように会話内容を録音することは非常に重要である。脚色されていない両親の肉声には、新婦または新郎への思いが凝縮されており、両親の肉声は新婦または新郎にとって何者にも代え難いものである。そこで、新婦又は新郎の両親への電話取材による会話内容に基づく音声データは非常に重要である。
【0020】
人生最高の晴れ舞台における新婦にとって両親の肉声は何者にも代えがたいサプライズ企画であり、一生の思い出に残るので、両親の肉声が効果的に挿入されるように、パソコンに保存した会話内容の音声データとパソコンに保存したナレーションの音声データを最大限の効果を発揮するように編集する。
【0021】
(3)ステップ3-映像データの保存及び編集-
電子データに加工された新婦の両親から提供された、新婦が写っている写真の映像データをパソコンに保存する。また、電子データに加工された新婦の両親との会話内容に合致するイメージ映像のデータをパソコンに保存する。写真の映像データとイメージ映像のデータがあたかも一編の物語を形成するように、場面に合った最適のイメージ映像のデータを効果的に配置して、写真の映像データとイメージ映像のデータを編集する。
【0022】
(4)ステップ4-DVDの作製とQRコード化-
編集後の音声データと、編集後の映像データをDVDに書き込むことにより、音声データと映像データを内蔵したDVD形式のフォトレターを作成することができる。また、必要に応じて、JASRAC(一般社団法人日本音楽著作権協会)の許諾を得た楽曲の中から選択した、上記ナレーションの内容に合致する楽曲の電子データもDVDに書き込むことができる。また、DVDに代えて、編集後の音声データと編集後の映像データをセル化して通信機器に情報を入力するための二次元QRコードとすることもできる。図2は、このようにして作成されたフォトレターの一例を示す平面図、図3は、二次元QRコード化された編集後の音声データと編集後の映像データを内蔵する二次元QRコードが印刷されたカードの一例を示す平面図である。このカードの左側には新婦と母親の写真が配置され、カードのほぼ中央に二次元QRコードが印刷されている。さらに、このQRコードをスマートフォンで読み取ってフォトレターを視聴することにより、いつでも、どこでも、両親の肉声を通して、小学校の学芸会や運動会の思い出、両親に少し反抗した中学時代のこと、大学受験勉強の時の母親手製の温かい夜食の思い出、大学4年の就職活動時の父親の適切なアドバイスなど、様々な出来事を、スマートフォン上でシェアすることができる。
【0023】
DVDに書き込まれた映像データの映像を結婚式場の適切な壁面に映し出し、音声データとして保存されている手紙形式の文章をナレーターが心を込めて読み上げることで、より一層、新婦に対する両親の思いが伝わるという効果がある。しかも、壁面に映し出される映像はナレーターが読み上げる文章のエピソードに合致したものであるから、新婦のありのままの日常及び人となりが分かり、新婦に対する親近感が生まれるという効果が期待できる。さらに、同時に、文章の内容に合致する楽曲が結婚式場に流れることにより、結婚式場は一体感に包まれる。
【産業上の利用可能性】
【0024】
本発明によれば、新郎新婦の成長を見守ってきた両親の側から新郎新婦に対する思いを伝えることができるフォトレター及びフォトレターの作成システムを提供することができる。
図1
図2
図3