技術分野
パッケージ基板の製造工程において、銅層の上にビルドアップされたABF材あるいはPET付ABF材からなる絶縁層にブラインドホール(行止まり穴。以下、単に穴またはBHという。)を形成するのに好適なプリント基板のレーザ加工方法およびプリント基板のレーザ加工機
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】 レーザ発振機を有効に使用して、加工能率に優れ、品質に優れるプリント基板のレーザ加工方法およびプリント基板のレーザ加工機を提供すること。
【解決手段】 RFパルスを印加することによりレーザを発振するレーザ発振器1を用いてレーザ加工を行うプリント基板のレーザ加工方法において、
前記RFパルスの印加を終了した後のレーザが出力されている間に前記RFパルスの印加を再開させることによりレーザ発振を継続させ、連続して発振されるレーザ2を所望の時間切り取ってプリント基板のレーザ加工を行う。
【選択図】図1
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
近年、基板の薄板化が進むことに伴い、パッケージ用の基板として表面に銅層がない絶縁層に穴を加工する場合が増加している。このような場合に加工する穴の径は60μm以下であり、加工する場合に必要な出力は20W程度である。
次に、実際の加工例について説明する。
図11は、従来のレーザ照射例を説明する図であり、縦軸は出力、横軸は時間である。また、上段はレーザ発振器1のレーザ媒体を励起するRFパルス(以下、単にRFという。)のオン・オフを示している。
例えば、絶縁層に60μmの穴を加工する場合、RF印加時間20μsにおける出力が20Wである出力曲線A1によりレーザを照射して加工を行った後、次のパルス周期に同一条件のレーザをもう一度照射する。すなわち、この場合の加工時間は、ガルバノミラー位置決め後に照射する第1のパルスのパルス周期100μsに、第1のパルスに続く第2のパルス周期100μsの内のレーザが継続する80μs(RF停止後のレーザが消滅するまでの時間60μsを含む。)を加えた180μsである。ここで、レーザを連続して2回照射できるのは、加工閾値が高い銅層の加工あるいは銅層加工後の厚さが60μmを超える絶縁層を加工する場合と異なり、加工閾値が低く、厚さが30μm程度の絶縁層で、加工部に蓄積される熱量が小さいためである。
なお、同図に示すように、出力曲線A1はRF印加直後に第1のピーク出力(出力の継続時間は短時間である。)を持っている。この第1のピーク出力は、定格RF印加時間(この場合は20μs)における第2のピーク出力の1/2程度である。また、RF印加が停止された後は、レーザ発振器内のレーザ媒体に蓄積されたエネルギがレーザとして出力される。図示の場合、レーザ発振器内のレーザ媒体に基づくレーザの継続時間は60μs程度である。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
以上の課題を解決するため、本発明の第1の手段は、
RFパルスを印加することによりレーザを発振する炭酸ガスレーザ発振器を用いてレーザ加工を行うプリント基板のレーザ加工方法において、
前記RFパルスの印加を終了した後のレーザが出力されている間に前記RFパルスの印加を再開させることによりレーザ発振を継続させ、連続して発振されるレーザを所望の時間切り取ってプリント基板のレーザ加工を行うことを特・・・ 続きを
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発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋
加工する穴の穴径を均一にすると共に、穴壁面の品質を向上させることができるだけでなく、加工能率を向上させることができる。また、安定したレーザを連続して発振するようにしたので、複数のヘッドにレーザを供給する場合、いずれのヘッドに対しても他のヘッドとは無関係に必要なレーザを供給できるので、レーザ加工機としての加工能率を向上させることができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】
本発明に係る鋸歯状波の要素を説明する図である。
【図2】
出力波形例である。
【図3】
本発明に係る鋸歯状波の生成手順を説明する図である。
【図4】
鋸歯nの矩形波パルスによる加工例を説明する図である。
【図5】
出力のエネルギ空間分布を説明する図である。
【図6】
本発明に係る2ヘッド式レーザ加工機の構成図である。
【図7】
ガルバノミラーの設定時間とレーザ照射時間を示す図である。
【図8】
フィラ入りの絶縁層を加工する場合の矩形波パルスの説明図である。
【図9】
従来の2ヘッド式レーザ加工機の構成図である。
【図10】
ガルバノミラーの設定時間とレーザ照射時間を示す図である。
【図11】
従来のレーザ照射例を説明する図である。
【図12】
第2のピーク出力の出力変動を示す図である。
1・・・レーザ発振器
2・・・レーザ
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