IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 寺脇 正太の特許一覧

<>
  • 特開-広告宣伝方法 図1
  • 特開-広告宣伝方法 図2
  • 特開-広告宣伝方法 図3
  • 特開-広告宣伝方法 図4
  • 特開-広告宣伝方法 図5
  • 特開-広告宣伝方法 図6
  • 特開-広告宣伝方法 図7
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022140919
(43)【公開日】2022-09-29
(54)【発明の名称】広告宣伝方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20220921BHJP
【FI】
G06Q30/02 398
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021040985
(22)【出願日】2021-03-15
(71)【出願人】
【識別番号】521108386
【氏名又は名称】寺脇 正太
(74)【代理人】
【識別番号】100160185
【弁理士】
【氏名又は名称】垣内 茂晴
(72)【発明者】
【氏名】寺脇 正太
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB08
(57)【要約】
【課題】より効果的な広告宣伝方法を提供する。
【解決手段】広告宣伝方法は、広告主から商品の広告依頼を受けたアフィリエイターが、コンピュータを用いて、前記商品の説明とともに前記商品の購入ページのURLをSNS上に投稿するステップと、お客様が、実店舗において前記商品の代金を支払う代わりに、コンピュータを用いて、前記アフィリエイターの投稿を引用しながら前記商品の感想を引用再投稿するステップと、前記お客様の知人が、コンピュータを用いて、前記お客様の感想を参考にして、前記購入ページを通じて前記商品を購入するステップと、前記広告主が、コンピュータを用いて、前記商品の購入のきっかけとなった前記アフィリエイターを特定し、そのアフィリエイターに前記商品の売上に応じた報酬を支給するステップとを備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
広告主から商品の広告依頼を受けたアフィリエイターが、コンピュータを用いて、前記商品の説明とともに前記商品の購入ページのURL(Uniform Resource Locator)をSNS(Social Networking Service)上に投稿するステップと、
お客様が、実店舗において前記商品の代金を支払う代わりに、コンピュータを用いて、前記アフィリエイターの投稿を引用しながら前記商品の感想を引用再投稿するステップと、
前記お客様の知人が、コンピュータを用いて、前記お客様の感想を参考にして、前記購入ページを通じて前記商品を購入するステップと、
前記広告主が、コンピュータを用いて、前記商品の購入のきっかけとなった前記アフィリエイターを特定し、そのアフィリエイターに前記商品の売上に応じた報酬を支給するステップと
を備える広告宣伝方法。
【請求項2】
前記お客様が、体験した前記商品が良いと思えば、前記SNS上で良い評価を付け、
前記お客様の知人が、前記引用再投稿の数と前記良い評価の数の割合を参考にして、前記商品を購入する請求項1に記載の広告宣伝方法。
【請求項3】
前記お客様の知人が、前記商品の感想を引用再投稿した場合、その知人に対しインセンティブが支払われる請求項1または2に記載の広告宣伝方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、広告宣伝方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、商品を購入したお客様が商品のレビューを書く口コミサイトが増えている(例えば、非特許文献1参照)。これにより、次に商品を購入するお客様の購入に対する不安や悩みを軽減することができる。このような口コミサイトは、今日においてはなくてはならないマーケティング手法の1つであると認識されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】価格.com、令和3年3月8日検索、インターネット<URL: https://kakaku.com/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、口コミサイトには、幾つかの課題がある。例えば、口コミサイトのレビューは、商品の購入を考えている人と関わりのない人が書いているため、信頼性に乏しい面がある。また、口コミサイトを訪れに来る、元々購入意欲の高い人にしか口コミを届けられないという課題もある。さらに、商品を購入した人しか口コミを書けないので、口コミを書くことにインセンティブを与えることが困難である。
【0005】
本発明は、より効果的な広告宣伝方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、広告宣伝方法であって、広告主から商品の広告依頼を受けたアフィリエイターが、コンピュータを用いて、前記商品の説明とともに前記商品の購入ページのURL(Uniform Resource Locator)をSNS(Social Networking Service)上に投稿するステップと、お客様が、実店舗において前記商品の代金を支払う代わりに、コンピュータを用いて、前記アフィリエイターの投稿を引用しながら前記商品の感想を引用再投稿するステップと、前記お客様の知人が、コンピュータを用いて、前記お客様の感想を参考にして、前記購入ページを通じて前記商品を購入するステップと、前記広告主が、コンピュータを用いて、前記商品の購入のきっかけとなった前記アフィリエイターを特定し、そのアフィリエイターに前記商品の売上に応じた報酬を支給するステップとを備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、より効果的な広告宣伝方法を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明における広告宣伝方法を採用したビジネスモデルを示す概念図である。
図2】本発明における広告宣伝方法の基本動作例を示すシーケンス図である。
図3】本発明における広告宣伝方法の変形動作例1を示すシーケンス図である。
図4】本発明における広告宣伝方法の変形動作例2を示すシーケンス図である。
図5】本発明における広告宣伝方法の変形動作例3を示すシーケンス図である。
図6】本発明における広告宣伝システムのネットワーク構成図である。
図7】本発明におけるアフィリエイター端末のハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施の形態は、あくまでも例示である。すなわち、以下に説明する実施の形態は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0010】
[ビジネスモデル]
図1は、本発明における広告宣伝方法を採用したビジネスモデルを示す概念図である。このビジネスモデルは、SNS上で、お客様3が知人4に対し宣伝広告をするものである。言い換えると、自分や有名人・企業が宣伝広告をするのではなく、一般人に広告宣伝をしてもらうビジネスモデルである。
【0011】
SNSとは、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(Social Networking Service)の略で、登録された利用者同士が交流できるWeb上のサービスである。SNSとしては、Twitter(登録商標)やFacebook(登録商標)、Instagram(登録商標)などがある。以下では、SNSとしてTwitter(ツイッター)を利用した場合を例示するが、その他のSNSを利用することもできる。
【0012】
図1に示すように、広告主1と、アフィリエイター2と、お客様3と、お客様3の知人4は、インターネット6に接続することが可能である。また、アフィリエイター2と、お客様3と、お客様3の知人4は、ツイッターを利用することが可能である。インターネット6に接続したりツイッターを利用したりするには、スマートフォンやPC(personal computer)などのコンピュータを用いることは言うまでもない。
【0013】
広告主1は、商品の販売者であり、インターネット6上に構築されたネットショップ1Aで商品を販売しているものとする。商品の種類は特に限定されるものではなく、化粧品、サプリメント、文房具、飲食物など、インターネット6上で販売できるものであれば何でもよい。
【0014】
アフィリエイター2は、広告主1の商品の紹介者である。広告主1から商品を購入し、その商品を実店舗5においてお客様3に提供する。実店舗5は、商品の実物を手にとることができる店舗であり、常設の店舗はもちろん、車両などによる移動店舗も含まれる。
【0015】
お客様3は、アフィリエイター2から商品を提供された消費者である。ここでは、お客様3が実店舗5を訪れた場面を例示している。お客様3は、商品の提供に対し、商品の代金を支払う代わりに、商品の感想やレビュー、所感(以下、一括して「感想」という。)をツイッター上につぶやく。
【0016】
お客様3の知人4は、お客様3とツイッター上でつながっている知人・友人などである。ここでは、お客様3の感想を参考にして、興味を持った知人4が、ネットショップ1Aの購入ページを通じて商品を購入した場面を例示している。
【0017】
このようにアフィリエイター2が商品を紹介し、お客様3の知人4が商品を購入したら、広告主1からアフィリエイター2に商品の売上に応じた報酬が支給される。このようなアフィリエイト成果のトラッキングの仕組み自体は公知である。例えば、WebブラウザのCookieを用いたトラッキングや、パラメータ渡しによるトラッキングが知られている。
【0018】
[基本動作例]
図2は、本発明における広告宣伝方法の基本動作例を示すシーケンス図である。以下、図1図2を参照しながら、本発明における広告宣伝方法について更に詳しく説明する。
【0019】
まず、広告主1は、アフィリエイター2に対し広告依頼を出す(ステップS1)。広告主1とアフィリエイター2との間にアフィリエイト・サービス・プロバイダが介在してもよい。
【0020】
次に、アフィリエイター2は、商品の説明とともに商品の購入ページのURL(Uniform Resource Locator)をツイートする(ステップS2)。ここでいう“商品の説明”には、商品の値段、長所などが含まれてもよい。
【0021】
また、アフィリエイター2は、広告主1から商品を購入し、その商品を実店舗5においてお客様3に提供する(ステップS3)。通常、商品をお客様3に提供する場合は、商品の代金を支払ってもらうが、本発明では、商品の代金を支払ってもらう代わりに、商品に対するツイートを引用リツイートしてもらう。そのため、実店舗5において、例えば「商品に対するツイートを引用リツイートすれば無料」等と書かれた看板を設置してもよい。あるいは、実店舗5のスタッフがお客様3に対し口頭で同様の説明をしてもよい。
【0022】
ツイッターには、リツイートという機能の他に、引用リツイートという機能がある。リツイートは、他のユーザのツイートをそのまま自分のタイムラインに流す機能である。一方、引用リツイートは、他のユーザのツイートにコメントを付けてツイートすることができる機能である。いずれも、ボタンを押すだけの簡単な操作でツイートを拡散することができる。
【0023】
これにより、実店舗5において商品を提供されたお客様3は、商品の代金を支払う代わりに、商品の感想を付けて引用リツイートする(ステップS4)。具体的には、スマートフォンなどを用いてツイッターを起動し、アフィリエイター2のツイート2Aを検索し、そのツイート2Aを引用しながら商品の感想を引用リツイート3Aする。
【0024】
その結果、ツイッター上でお客様3とつながりのある人(お客様3の知人4)に商品の感想が届く。お客様3の知人4は、お客様3の感想を参考にして、商品を欲しいと思えば購入する(ステップS5)。具体的には、スマートフォンなどを用いてツイッターを起動し、お客様3の感想を参考にして商品の購入を判断する。商品を購入したい場合は、ツイッター上で購入ページのURLをクリックし、購入ページに表示される案内に従って必要な操作を行う。
【0025】
最後に、広告主1は、商品を購入したお客様3の知人4に宅配サービスなどを利用して商品を提供する(ステップS6)。また、商品の購入のきっかけとなったアフィリエイター2を特定し、そのアフィリエイター2に商品の売上に応じた報酬を支給する(ステップS7)。
【0026】
以上のように、本発明によれば、ツイッターなどのSNS上での口コミサイトを構築できるため、一般的な口コミサイトと比較して、より効果的な広告宣伝方法を実現することが可能である。すなわち、ツイッター上でつながりのある人に商品の感想が届くため、口コミの内容に信頼感が生まれやすい。また、元々、その商品を知りもしなかった人に、知人4を通じて商品の情報を届けることができる。さらに、お客様3が商品を購入せずとも、お客様3へまず商品を提供することから始まるので、お客様3への負担が少なく、口コミを書くことによるインセンティブに大きな変動を与えることができる。加えて、ツイッターをはじめとするSNSは拡散力が高いため、大きな広告宣伝効果が期待できる。
【0027】
なお、図2では、アフィリエイター2がツイートした後に広告主1から商品を購入することとしているが(ステップS2→S3)、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、アフィリエイター2が広告主1から商品を購入するタイミングは、お客様3に商品を提供する前であればいつでもよい。
【0028】
また、図2では、アフィリエイター2がお客様3に商品を提供した後にお客様3が引用リツイートすることとしているが(ステップS3→S4)、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、お客様3が引用リツイートしたことを確認した後にアフィリエイター2がお客様3に商品を提供するようにしてもよい。
【0029】
また、上記の説明では言及しなかったが、お客様3には実店舗5内で引用リツイートしてもらうのが望ましい。実店舗5内で引用リツイートしてもらうことが難しい状況であれば、実店舗5内でアフィリエイター2をフォローしてもらうようにしてもよい。これにより、実店舗5内で引用リツイートしてもらうことが難しい状況でも、実店舗5を出た後に引用リツイートしてもらえる可能性を高めることができる。
【0030】
また、お客様3に商品の感想を書いて引用リツイートしてもらうことに代えて、商品の画像(例えば、実際に商品を使用している写真)を添付して引用リツイートしてもらうようにしてもよい。これにより、商品の感想を書くことを面倒に感じるお客様3も、本ビジネスモデルを利用しやすくなる効果がある。
【0031】
[変形動作例1]
図3は、本発明における広告宣伝方法の変形動作例1を示すシーケンス図である。以下、この変形動作例1について、図2の基本動作例と異なる点を中心に説明する。
【0032】
既に説明したように、実店舗5において商品を提供されたお客様3は、商品の感想を付けて引用リツイートする(ステップS11→S12→S13→S14A)。その後、お客様3は、体験した商品を欲しいと思えば購入してもよい(ステップS14B)。例えば、実店舗5において化粧品を使ってみたところ、翌日の肌の調子が良いと感じたときは、自宅などからその化粧品の購入ページにアクセスし、購入手続きを行う。これにより、お客様3の知人4が商品を購入した場合だけでなく、お客様3自身が商品を購入した場合にも、商品の購入のきっかけとなったアフィリエイター2に商品の売上に応じた報酬を支給することができる(ステップS15→S16→S17)。
【0033】
[変形動作例2]
図4は、本発明における広告宣伝方法の変形動作例2を示すシーケンス図である。以下、この変形動作例2について、図2の基本動作例と異なる点を中心に説明する。
【0034】
既に説明したように、実店舗5において商品を提供されたお客様3は、商品の感想を付けて引用リツイートする(ステップS21→S22→S23→S24A)。その後、お客様3は、体験した商品が良いと思えば、その商品を紹介したツイートに対し“いいね”を付けてもよい(ステップS24B)。“いいね”とは、他のユーザが投稿したツイートに対し、好意、同意、共感などの良い評価を付ける機能である。“いいね”を付けたツイートは、後からまとめて参照することができる。また、他のユーザが“いいね”を付けたツイートを見ることもできる。そのため、お客様3の知人4は、引用リツイートの数と“いいね”の数の割合を参考にして、商品の購入を判断することができる(ステップS25)。引用リツイートの数と“いいね”の数は簡単に確認できるため、直感的に商品の評価を知ることが可能である。
【0035】
[変形動作例3]
図5は、本発明における広告宣伝方法の変形動作例3を示すシーケンス図である。以下、この変形動作例3について、図2の基本動作例と異なる点を中心に説明する。
【0036】
既に説明したように、実店舗5において商品を提供されたお客様3は、商品の感想を付けて引用リツイートする(ステップS31→S32→S33→S34)。ここでは、お客様3の知人4がお客様3と一緒に実店舗5を訪れているものと仮定する。このような場合、お客様3の引用リツイートに対し、さらにお客様3の知人4が商品の感想を付けて引用リツイートした場合、アフィリエイター2がお客様3の知人4に商品を提供してもよい(ステップS35→S36)。これにより、お客様3による1次拡散に対してだけでなく、お客様3の知人4による2次拡散に対しても、インセンティブを支払うことができる。
【0037】
なお、ここでは、商品の提供をインセンティブとしているが、インセンティブは、お客様3やその知人4に対して報酬となりうるものであれば何でもよい。例えば、ツイッターでの拡散力や、ツイートの“いいね”数に応じて、お客様3やその知人4に対して何らかの報酬を支払うようにしてもよい。これにより、ツイッターでの拡散に対しインセンティブを支払えるため、より拡散力を高める効果がある。
【0038】
[ネットワーク構成例]
図6は、本発明における広告宣伝方法を実現する広告宣伝システムのネットワーク構成図である。図6に示すように、Webサーバ10と、SNSサーバ50と、アフィリエイター端末20と、ユーザ端末30,40とがインターネット6を介して接続されている。
【0039】
Webサーバ10は、ネットショップ1AなどのWebサービスを提供するためのコンピュータであり、広告主1により運営されているものとする。SNSサーバ50は、ツイッターなどのSNSを提供するためのコンピュータである。アフィリエイター端末20は、アフィリエイター2が用いるコンピュータである。ユーザ端末30,40は、お客様3やその知人4が用いるコンピュータである。アフィリエイター端末20やユーザ端末30,40は、スマートフォンなどの携帯端末であってもよい。もちろん、アフィリエイター端末20やユーザ端末30,40には、Webブラウザをはじめ、ツイッターなどのSNSを利用するためのアプリケーション・プログラムを搭載することが可能である。
【0040】
[ハードウェア構成例]
図7は、本発明におけるアフィリエイター端末20のハードウェア構成図である。ここでは、アフィリエイター端末20を例に説明するが、Webサーバ10、SNSサーバ50、ユーザ端末30,40についても基本的には同じである。
【0041】
既に説明したように、アフィリエイター端末20はコンピュータである。例えば、図7に示すように、プロセッサ20A、メモリ20B、記憶部20C、IF(Interface)部20D、入出力部20E、読取部20Fがバス20Iを介して相互に通信可能に接続されている。プロセッサ20Aは、種々の制御や演算を行なう演算処理装置である。メモリ20Bは、種々のデータやプログラムを記憶する揮発性メモリである。記憶部20Cは、種々のデータやプログラムを記憶する不揮発性メモリである。IF部20Dは、他の端末との間の通信の制御等を行う機能部である。入出力部20Eは、データを入力する入力装置、及びデータを出力する出力装置である。読取部20Fは、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録されたデータやプログラムを読み出す装置である。ここでは図示していないが、カメラ機能部などのその他の機能部を備えていてもよいことはもちろんである。
【0042】
[本発明の特徴的な構成とその効果]
以上のように、本発明における広告宣伝方法は、以下の各ステップを備える。すなわち、広告主1から商品の広告依頼を受けたアフィリエイター2が、コンピュータを用いて、商品の説明とともに商品の購入ページのURLをツイッター上にツイートするステップを備える。また、お客様3が、実店舗5において商品の代金を支払う代わりに、コンピュータを用いて、アフィリエイター2のツイート2Aを引用しながら商品の感想を引用リツイート3Aするステップを備える。また、お客様3の知人4が、コンピュータを用いて、お客様3の感想を参考にして、購入ページを通じて商品を購入するステップを備える。また、広告主1が、コンピュータを用いて、商品の購入のきっかけとなったアフィリエイター2を特定し、そのアフィリエイター2に商品の売上に応じた報酬を支給するステップを備える。これにより、ツイッターなどのSNS上での口コミサイトを構築できるため、一般的な口コミサイトと比較して、より効果的な広告宣伝方法を実現することが可能である。
【0043】
また、お客様3が、体験した商品が良いと思えば、ツイッター上で“いいね”を付け、お客様3の知人4が、引用リツイートの数と良い評価の数の割合を参考にして、商品を購入してもよい。引用リツイートの数と“いいね”の数は簡単に確認できるため、文章を読むまでもなく直感的に商品の評価を知ることが可能である。
【0044】
また、お客様3の知人4が、商品の感想を引用リツイートした場合、その知人4に対しインセンティブが支払われてもよい。これにより、お客様3による1次拡散に対してだけでなく、お客様3の知人4による2次拡散に対しても、インセンティブを支払うことができる。
【0045】
なお、本発明は、このような広告宣伝方法として実現することができるだけでなく、このような広告宣伝方法の特徴的な各ステップを実行する機能部を備えた広告宣伝システムとして実現することができる。また、それらの各機能部をコンピュータに実行させるための広告宣伝プログラムとして実現したりすることもできる。
【符号の説明】
【0046】
1 広告主
2 アフィリエイター
3 お客様
4 お客様の知人
5 実店舗
6 インターネット
10 Webサーバ
20 アフィリエイター端末
30 ユーザ端末
40 ユーザ端末
50 SNSサーバ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7