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特開2022-141565健康モニタリング方法、電子機器、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
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  • 特開-健康モニタリング方法、電子機器、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022141565
(43)【公開日】2022-09-29
(54)【発明の名称】健康モニタリング方法、電子機器、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   A61B 5/0245 20060101AFI20220921BHJP
   A61B 5/02 20060101ALI20220921BHJP
   G16H 40/00 20180101ALI20220921BHJP
【FI】
A61B5/0245 200
A61B5/02 310Z
G16H40/00
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021111638
(22)【出願日】2021-07-05
(31)【優先権主張番号】202110277792.7
(32)【優先日】2021-03-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】500080546
【氏名又は名称】鴻海精密工業股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】HON HAI PRECISION INDUSTRY CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】66,Chung Shan Road,Tu-Cheng New Taipei,236(TW)
(74)【代理人】
【識別番号】110002848
【氏名又は名称】特許業務法人SBPJ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】夏 湘玲
(72)【発明者】
【氏名】王 鐘賢
【テーマコード(参考)】
4C017
5L099
【Fターム(参考)】
4C017AA02
4C017AC40
4C017BC21
4C017BC23
4C017CC01
5L099AA15
(57)【要約】      (修正有)
【課題】健康モニタリングの効率化を実現できる、健康モニタリング方法、電子機器、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【解決手段】所定の時間の長さごとにユーザの心拍周期時系列を取得する。所定の計算式と前記心拍周期時系列に基づいて、ユーザが対応する生理パラメータを算出する。ユーザが対応するユーザ情報を取得して、ユーザ情報と生理パラメータに基づき、同齢層のデータと比較演算して、差異データを取得する。差異データに基づいて、ユーザが対応する健康状態を得る。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の時間の長さごとにユーザの心拍周期時系列を取得するステップと、
所定の計算式と前記心拍周期時系列に基づいて、前記ユーザが対応する生理パラメータを算出するステップと、
前記ユーザが対応するユーザ情報を取得して、前記ユーザ情報と前記生理パラメータに基づき、同齢層のデータと比較演算して、差異データを取得するステップと、
前記差異データに基づいて、前記ユーザが対応する健康状態が得られるステップと、
を備えることを特徴とする健康モニタリング方法。
【請求項2】
所定の計算式と前記心拍周期時系列に基づいて、前記ユーザが対応する生理パラメータを算出するステップは、
前記心拍周期時系列に対応する心拍周期の数を加算するステップと、
前記心拍周期の数が所定の閾値以上である場合、所定の計算式と前記心拍周期時系列に基づいて、前記ユーザが対応する生理パラメータを算出するステップと、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の健康モニタリング方法。
【請求項3】
前記心拍周期時系列に対応する心拍周期の数を加算するステップは、
心拍周期時系列に対応する心拍周期の数値を取得するステップと、
各心拍周期の数値と、当該心拍周期に対応する1つ前の心拍周期の数値との商値を算出するステップと、
前記商値が所定の商値より大きい場合、当該心拍周期の数値を排除して、処理後の心拍周期時系列を取得するステップと、
処理後の心拍周期時系列に対応する心拍周期の数値を算出するステップと、
を備えることを特徴とする請求項2に記載の健康モニタリング方法。
【請求項4】
前記心拍周期の数が前記閾値未満である場合、予め設定された提示規則に従って、対応する提示情報を生成するステップをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の健康モニタリング方法。
【請求項5】
前記ユーザ情報と前記生理パラメータに基づき、差異データを取得するステップは、
予め設定された演算規則に従って、前記生理パラメータを数値的に補正し、目標生理パラメータを取得するステップと、
前記ユーザ情報と前記目標生理パラメータに基づいて、同じ年齢層のデータと比較演算して、差異データを取得するステップと、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の健康モニタリング方法。
【請求項6】
前記所定の時間の長さごとにユーザの心拍周期時系列を取得するステップは、
ユーザが目標のディスプレイに対応する目標エリアにいるか否かを判定するステップと、
ユーザが目標エリアにいる場合、目標ビデオを再生させるように前記目標のディスプレイを制御するステップと、
前記目標ビデオの再生が終了したときに、所定の時間の長さごとにユーザの心拍周期時系列を取得するステップと、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の健康モニタリング方法。
【請求項7】
前記生理パラメータに基づいて、前記ユーザが対応する運動の強度を確認し、前記運動の強度に対応する運動中の目標心拍数を決定するステップと、
前記ユーザの対応するリアルタイム心拍数が、前記運動中の目標心拍数よりも大きいことが検出されると、予め設定された提示規則に従って、安全提示を行うステップと、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の健康モニタリング方法。
【請求項8】
前記健康状態に基づいて、前記ユーザが対応する目標運動時間の長さを決定するステップと、
ユーザが対応する実際の運動時間の長さを確認するステップと、
実際の運動時間の長さと目標運動時間の長さとの差分を計算し、前記差分に応じて、対応する提示情報を生成するステップと、
をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載の健康モニタリング方法。
【請求項9】
少なくとも一つのコンピュータ命令を記憶したメモリと、
前記少なくとも一つのコンピュータ命令を実行するときに、請求項1から8のいずれか一項に記載した健康モニタリング方法を実現するプロセッサと、
を備えることを特徴とする電子機器。
【請求項10】
少なくとも一つのコンピュータ命令を記憶した読み取り可能な記憶媒体であって、前記少なくとも一つのコンピュータ命令がプロセッサで実行されるときに、請求項1から8のいずれか一項に記載した健康モニタリング方法を実現することを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、身体データの分析の分野に関し、特に健康モニタリング方法、電子機器、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、人々が健康状況を取得する形態は、主に医療機関の専門家による診断である。しかしながら、医療資源の不足や仕事が忙しいので、人々はすぐに医療機関に行くことができず、彼らの健康状態をすぐに取得するニーズを満たすことは困難である。また、人々の健康状態に問題が生じたにもかかわらず、すぐに発見できなかった場合、時間の経過とともに大きな健康問題が発生することが多い。
【0003】
従って、健康モニタリングの効率化を実現することは、人々の健康状態をすぐに取得するニーズを満たすために、早急に解決しようとする課題となっている。
【発明の概要】
【0004】
本出願は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、健康モニタリングの効率化を実現できる、健康モニタリング方法、電子機器、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供することを目的とする。
【0005】
本出願の第1の態様は、所定の時間の長さごとにユーザの心拍周期時系列を取得するステップと、所定の計算式と前記心拍周期時系列に基づいて、前記ユーザが対応する生理パラメータを算出するステップと、前記ユーザが対応するユーザ情報を取得して、前記ユーザ情報と前記生理パラメータに基づき、同齢層のデータと比較演算して、差異データを取得するステップと、前記差異データに基づいて、前記ユーザが対応する健康状態が得られるステップと、を備える健康モニタリング方法を提供する。
【0006】
本出願の一態様によれば、前述した、所定の計算式と前記心拍周期時系列に基づいて、前記ユーザが対応する生理パラメータを算出するステップは、前記心拍周期時系列に対応する心拍周期の数を加算するステップと、前記心拍周期の数が所定の閾値以上である場合、所定の計算式と前記心拍周期時系列に基づいて、前記ユーザが対応する生理パラメータを算出するステップと、を備える。
【0007】
本出願の一態様によれば、前述した、前記心拍周期時系列に対応する心拍周期の数を加算するステップは、心拍周期時系列に対応する心拍周期の数値を取得するステップと、各心拍周期の数値と、当該心拍周期に対応する1つ前の心拍周期の数値との商値を算出するステップと、前記商値が所定の商値より大きい場合、当該心拍周期の数値を排除して、処理後の心拍周期時系列を取得するステップと、処理後の心拍周期時系列に対応する心拍周期の数値を算出するステップと、を備える。
【0008】
本出願の一態様によれば、前記方法は、前記心拍周期の数が前記閾値未満である場合、予め設定された提示規則に従って、対応する提示情報を生成するステップをさらに備える。
【0009】
本出願の一態様によれば、前述した、前記ユーザ情報と前記生理パラメータに基づき、差異データを取得するステップは、予め設定された演算規則に従って、前記生理パラメータを数値的に補正し、目標生理パラメータを取得するステップと、前記ユーザ情報と前記目標生理パラメータに基づいて、同じ年齢層のデータと比較演算して、差異データを取得するステップと、を備える。
【0010】
本出願の一態様によれば、前記所定の時間の長さごとにユーザの心拍周期時系列を取得するステップは、ユーザが目標のディスプレイに対応する目標エリアにいるか否かを判定するステップと、ユーザが目標エリアにいる場合、目標ビデオを再生させるように前記目標のディスプレイを制御するステップと、前記目標ビデオの再生が終了したときに、所定の時間の長さごとにユーザの心拍周期時系列を取得するステップと、を備える。
【0011】
本出願の一態様によれば、前記方法は、前記生理パラメータに基づいて、前記ユーザが対応する運動の強度を確認し、前記運動の強度に対応する運動中の目標心拍数を決定するステップと、前記ユーザの対応するリアルタイム心拍数が、前記運動中の目標心拍数よりも大きいことが検出されると、予め設定された提示規則に従って、安全提示を行うステップと、をさらに備える。
【0012】
本出願の一態様によれば、前記方法は、前記健康状態に基づいて、前記ユーザが対応する目標運動時間の長さを決定するステップと、ユーザが対応する実際の運動時間の長さを確認するステップと、実際の運動時間の長さと目標運動時間の長さとの差分を計算し、前記差分に応じて、対応する提示情報を生成するステップと、をさらに備える。
【0013】
本出願の第2の態様は、少なくとも一つのコンピュータ命令を記憶したメモリと、前記少なくとも一つのコンピュータ命令を実行するときに、前記健康モニタリング方法を実現するプロセッサと、を備える電子機器を提供する。
【0014】
本出願の第3の態様は、少なくとも一つのコンピュータ命令を記憶した読み取り可能な記憶媒体であって、前記少なくとも一つのコンピュータ命令がプロセッサで実行されるときに、前記健康モニタリング方法を実現するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【0015】
上記の技術的方案から分かるように、本出願によれば、所定の時間の長さごとにユーザの心拍周期時系列を取得して、所定の計算式と前記心拍周期時系列に基づいて、前記ユーザが対応する生理パラメータを算出し、次に、前記ユーザが対応するユーザ情報を取得して、前記ユーザ情報と前記生理パラメータに基づき、同齢層のデータと比較演算して、前記ユーザと前記ユーザ以外の同齢者との差異データを取得し、最後に、前記差異データに基づいて、前記ユーザが対応する健康状態が得られて、健康モニタリングの効率を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の実施形態にかかる健康モニタリング方法の概略フローチャートである。
図2】本発明の実施形態にかかる心拍周期時系列のシーンの概略図である。
図3】本発明の実施形態にかかる電子機器の構造概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本出願の実施形態における技術的解決手段は、本出願の実施形態における図面を参照して以下に明確かつ完全に説明される。なお、記載された各実施形態は、本出願の実施形態の一部に過ぎず、すべての実施形態ではないことは明らかである。創造的な努力なしに本出願の実施形態に基づいて当業者によって得られる他のすべての実施形態は、本出願の範囲内である。
【0018】
図面に示す概略フローチャートは、例示的な説明に過ぎず、必ずしもすべての内容と動作/ステップを含む必要はなく、説明された順序で実行される必要もない。例えば、動作/ステップは分解、組み合わせ、または一部統合してもよく、実際に実行される順序は実際の状況に応じて変更される可能性がある。
【0019】
本出願の実施形態は、健康モニタリング方法、電子機器、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。この健康モニタリング方法は、端末装置またはサーバに適用されてもよく、この端末装置は、スマートテレビ、携帯電話、タブレット、ノートパソコン、デスクトップコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタントなどの電子機器に適用されてもよく、このサーバは、1台のサーバであってもよく、複数台のサーバからなるサーバ組であってもよい。この健康モニタリング方法をサーバに適用することを一例として、以下に説明する。
【0020】
以下、上記の図面を参考して本出願のいくつかの実施形態について詳細に説明する。下記の実施形態および実施形態の特徴は、お互いに矛盾しない場合、組み合わせることができることに留意されたい。
【0021】
図1を参考すると、図1は、本出願の実施形態にかかる健康モニタリング方法の概略フローチャートである。当該概略フローチャートのステップの手順は、さまざまな要件に応じて変更できたり、一部は省略ことができる。図1に示すように、健康モニタリング方法は、具体的には、所定の時間の長さごとにユーザの心拍周期時系列を取得する、ステップS11を含む。
【0022】
また、ユーザの心拍周期時系列(心臓周期のシーケンス)は、遠隔フォトプレチスモグラフィ(Remote Photoplethysmography,rPPG)に基づいて、所定の時間の長さごとに取得されてもよい。心拍周期(cardiac cycle)とは、複数の心周期から構成され、1心拍の開始から次の心拍の開始までの時間にかけて心臓血管系が経過するプロセスである。心拍周期時系列は、図2に示すように、心電信号中のRR間隔(RR interval,RRI)時系列、すなわち、RRI時系列である。
【0023】
また、サーバは、予め設定されたrPPGを有するAI Cameraと通信を確立して、ユーザの心拍周期時系列を取得してもよい。AI Cameraは、AI BioCameraを備えていてもよい。
【0024】
例えば、所定の時間の長さは5分間であると、ユーザの5分間内の心拍周期時系列を取得する。所定の時間の長さは、実際のニーズに応じて設定できるが、ここでは何ら限定されるものではない。
【0025】
いくつかの実施形態において、前述した、所定の時間の長さごとにユーザの心拍周期時系列を取得するステップは、ユーザが目標のディスプレイに対応する目標エリアにいるか否かを判定するステップと、ユーザが目標エリアにいる場合、目標ビデオを再生させるように目標のディスプレイを制御するステップと、目標ビデオの再生が終了したときに、所定の時間の長さごとにユーザの心拍周期時系列を取得するステップと、を備える。
【0026】
また、目標のディスプレイの位置によって、対応する目標エリアを決定し、ユーザが目標エリアにいる場合、目標のディスプレイにて再生されたビデオを見ることが可能であってもよい。例えば、ユーザが目標エリアにいるか否かは、赤外線センサによって判定することができる。
【0027】
また、目標のディスプレイは、テレビ画面やコンピュータディスプレイであってもよく、目標ビデオは、自然風景のビデオやペットのビデオであってもよい。
【0028】
いくつかの実施形態において、目標ビデオの再生が終了したときに、所定の間隔時間を経過した後に、所定の時間の長さごとにユーザの心拍周期時系列を取得する。例えば、所定の間隔時間は3分間であり、所定の時間の長さは5分間であると、3分間を経過した後に、ユーザの5分間内の心拍周期時系列を取得する。
【0029】
いくつかの実施形態において、前述した、目標ビデオの再生が終了したときに、所定の時間の長さごとにユーザの心拍周期時系列を取得するステップは、目標ビデオの再生が終了したときに、ユーザの有効の視聴時間の長さを確認し、ユーザの有効の視聴時間の長さが所定の視聴時間の長さに達した場合、所定の時間の長さごとにユーザの心拍周期時系列を取得するステップを備えていてもよい。
【0030】
また、ユーザの有効の視聴時間の長さは、ユーザが目標領域にいる時間の長さに基づいて、確認されてもよい。所定の視聴時間の長さは、実際状況に応じて設定されるが、ここでは何ら限定されるものではない。
【0031】
ステップS12は、所定の計算式と心拍周期時系列に基づいて、ユーザが対応する生理パラメータを算出する。
【0032】
生理パラメータは、心拍数(Heart rate、HR)、正常拍動間の標準偏差(standard deviation of NN intervals、SDNN)を備えていてもよい。
【0033】
所定の計算式は、SDNNの計算式、平均HRの計算式を含むことができる。
【0034】
SDNNの計算式は、以下の通りであり、
そのうち、RRは、i番目のRRI時系列に対応するRRI値で、Mean RRは、RRI時系列に対応する平均値である。
【0035】
Mean RRの計算式は、以下の通りであり、
そのうち、RRは、i番目のRRI時系列に対応するRRI値である。
【0036】
平均HRの計算式は、以下の通りであり、
そのうち、Mean RRは、RRI序列に対応する平均値である。
【0037】
生理パラメータは、SD1パラメータおよびSD2パラメータをさらに備えていてもよい。SD1パラメータおよびSD2パラメータは、RR間隔(RR interval,RRI)における瞬時的な変動パラメータである。
【0038】
また、SD1パラメータおよびSD2パラメータは、HRVポアンカレプロット(Poincare Plot)解析を含むHRV非線形解析および心拍周期時系列に基づいて、算出されてもよい。
【0039】
いくつかの実施形態において、前述した、所定の計算式と心拍周期時系列に基づいて、ユーザが対応する生理パラメータを算出するステップは、心拍周期時系列に対応する心拍周期の数を加算するステップと、心拍周期の数が所定の閾値以上である場合、所定の計算式と心拍周期時系列に基づいて、ユーザが対応する生理パラメータを算出するステップと、を備える。
【0040】
心拍周期時系列に対応する心拍周期の数は、RRI時系列に対応するRRIの数とすることができる。例えば、所定の閾値が180であり、RRI時系列に対応するRRIの数(すなわち、RRIの数量)を算出すると、心拍周期の数が閾値以上である場合、所定の計算式と心拍周期時系列に基づいて、ユーザが対応する生理パラメータを算出する。
【0041】
所定の閾値は、ユーザの実際のニーズに応じてカスタム設定することができ、再度、何ら限定されるものではない。所定の閾値を設置し、心拍周期時系列の心拍周期の数を所定の閾値と比較することで、生理パラメータの計算精度を向上させる。
【0042】
いくつかの実施形態において、方法は、心拍周期の数が閾値未満である場合、予め設定された提示規則に従って、対応する提示情報を生成するステップをさらに備える。
【0043】
提示情報は、現時点で生理学的な分析が実施することができないとユーザに提示するために用いられてもよく、医師支援を求めるようと被験者に勧めるために用いられてもよい。
【0044】
例えば、所定の閾値が180であり、RRI時系列に対応するRRIの数を算出すると、心拍周期の数が閾値未満である場合、RRI時系列が計算要件に合致しない、すなわち心拍周期時系列が計算要件に合致していないと判断し、対応する提示情報を生成する。また、心拍周期の数が所定の閾値未満である回数に応じて、異なる提示情報を生成してもよい。例えば、心拍周期の数が所定の閾値未満である回数が1回である場合、提示情報は、「変動が大きすぎて、生理的な分析を実施することができない。体調不良を感じたら医師に相談したり、あるいは体を揺らさずに落ち着いてもう一度に測定してみてください。」と提示されてもよい。心拍周期の数が所定の閾値未満である回数が2回である場合、提示情報は、「変動が大きすぎて、生理的な分析が実施することができない。体調不良を感じたら医師に相談したり、あるいは十分に休んでから2時間後にもう一度に測定してみてください。」と提示されてもよい。
【0045】
いくつかの実施形態において、前述した、心拍周期時系列に対応する心拍周期の数を加算するステップは、心拍周期時系列に対応する心拍周期の数値を取得するステップと、各心拍周期の数値と、当該心拍周期に対応する1つ前の心拍周期の数値との商値を算出するステップと、商値が所定の商値より大きい場合、当該心拍周期の数値を排除して、処理後の心拍周期時系列を取得するステップと、処理後の心拍周期時系列に対応する心拍周期の数値を算出するステップと、を備える。
【0046】
各心拍周期の数値と、当該心拍周期に対応する1つ前の心拍周期の数値との商値、すなわちn番目の心拍周期時系列に対応する心拍周期の数値と、n-1番目の心拍周期時系列に対応する心拍周期の数値との商値を算出する。
【0047】
例えば、所定の商値は0.3で、n番目の心拍周期時系列に対応するRRI値とn-1番目の心拍周期時系列に対応するRRI値との商値が0.3未満である場合、すなわちRRI(n)÷RRI(n-1)の商値が0.3未満である場合、RRI(n)を排除して、処理後の心拍周期時系列が得られる。
【0048】
所定の商値を予め設定し、当該所定の商値に基づいて変動異常の心拍周期の数値を排除し、判定式の追加により排除することによって、ユーザの揺れによる生理状態の影響を回避することでき、生理パラメータの計算精度をより向上させる。
【0049】
ステップS13は、ユーザが対応するユーザ情報を取得する。
【0050】
また、ユーザが対応するユーザ情報は、顔認識技術を用いて取得されもよい。例えば、ホームユーザとしては、フェースID(Face ID)を予め記憶することが可能であるので、ユーザのアイデンティティを確定する速度を速めることのよって、ユーザに対応するユーザ情報を取得する速度を速めることができる。
【0051】
ステップS14は、ユーザ情報と生理パラメータに基づき、同齢層のデータと比較演算して、差異データを取得する。
【0052】
また、ユーザ情報は、ユーザの年齢を含んでいてもよい。
【0053】
いくつかの実施形態において、前述した、ユーザ情報と生理パラメータに基づき、差異データを取得するステップは、予め設定された演算規則に従って、生理パラメータを数値的に補正し、目標生理パラメータを取得するステップと、ユーザ情報と目標生理パラメータに基づいて、同齢層のデータと比較演算して、差異データを取得するステップと、を備える。
【0054】
予め設定された演算規則は、例示的には、ECG(心電図)に基づく補正に得られた演算規則を含む。
【0055】
例えば、SDNNパラメータ、SD1パラメータおよびSD2パラメータを含む生理パラメータは、ECGに基づく補正に得られた演算規則に従って補正されて、TV SDNNパラメータ、TV SD1パラメータ、TV SD2パラメータ、バランス(Balance)パラメータという目標生理パラメータを取得する。
【0056】
また、差異データは、SDNN差異データ、SD1差異データ、およびSD2差異データを含んでいてもよい。
【0057】
いくつかの実施形態において、所定の差異計算式に基づき、ユーザ情報と生理パラメータに基づいて、同齢層のデータと比較演算して、差異データを取得する。そのうち、所定の差異計算式は、ユーザが対応する地域における人々の人体パラメータを取得することによって求めることができる。
【0058】
また、所定の差異計算式は、SDNNの差異計算式、SD1の差異計算式、およびSD2の差異計算式を含んでいてもよい。そのうち、SDNNの差異計算式は、SDNN差異データを計算するために用いられ、SD1の差異計算式は、SD1差分データを計算するために用いられ、SD2の差異計算式は、SD2差分データを計算するために用いられる。
【0059】
ステップS15は、差異データに基づいて、ユーザが対応する健康状態が得られる。
【0060】
同齢層のデータとの差異データによって、ユーザの健康状態を反映すことができる。例示的には、差異データと健康状態とのマッピング関係を含むデータ-状態の照合表を予め設定してもよく、差異データに基づいて調べられたデータ-状態の照合表によって、ユーザが対応する健康状態が得られる。
【0061】
また、予め設定されたデータ-状態の照合表は、エネルギーデータ-状態の照合表、リラックス力(Relax)データ-状態の照合表、圧力(Press)データ-状態の照合表、およびバランスデータ-状態の照合表を含んでいてもよい。
【0062】
エネルギー(Energy)データ-状態の照合表は、SDNN差異データと健康状態とのマッピング関係を含み、リラックス力(Relax)データ-状態の照合表は、SD1差異データと健康状態とのマッピング関係を含み、圧力(Press)データ-状態の照合表は、SD2差異データと健康状態とのマッピング関係を含み、バランスデータ-状態の照合表は、バランスデータと健康状態とのマッピング関係を含む。
【0063】
いくつかの実施形態において、差異データに基づいて、ユーザが対応する生理年齢を計算し、生理年齢に基づいて、ユーザの健康状態を取得するように構成されてもよい。例えば、異なる生理年齢計算式は、ユーザの性別と年齢とから確立でき、差異データを代入することにより、ユーザが対応する生理年齢を得ることができる。
【0064】
ユーザの性別が男性であり、かつユーザが対応するTV SDNNパラメータが25以上である場合、ユーザは、第1の生理年齢計算式と差異データに基づいて対応する生理年齢(Bio age)を計算する。第1の生理年齢計算式は、TV SDNNパラメータが25以上の男性ユーザが対応する生理年齢を計算するために用いられる。
【0065】
ユーザの性別が男性であり、かつユーザが対応するTV SDNNパラメータが25未満である場合、ユーザは、第2の生理年齢計算式と差異データに基づいて対応する生理年齢(Bio age)を計算する。第2の生理年齢計算式は、TV SDNNパラメータが25未満の男性ユーザが対応する生理年齢を計算するために用いられる。
【0066】
ユーザの性別が女性であり、かつユーザが対応するTV SDNNパラメータが25以上である場合、ユーザは、第3の生理年齢計算式と差異データに基づいて対応する生理年齢(Bio age)を計算する。第3の生理年齢計算式は、TV SDNNパラメータが25以上の女性ユーザが対応する生理年齢を計算するために用いられる。
【0067】
ユーザの性別が女性であり、かつユーザが対応するTV SDNNパラメータが25未満である場合、ユーザは、第4の生理年齢計算式と差異データに基づいて対応する生理年齢(Bio age)を計算する。第4の生理年齢計算式は、TV SDNNパラメータが25未満の女性ユーザが対応する生理年齢を計算するために用いられる。
【0068】
いくつかの実施形態において、生理年齢が所定の最小生理年齢より小さい場合、所定の最小生理年齢をユーザが対応する生理年齢として決定し、生理年齢が所定の最大生理年齢より大きい場合、所定の最大生理年齢をユーザが対応する生理年齢として決定する。例えば、所定の最小生理年齢は20であると、生理年齢が所定の最小生理年齢より小さい20である場合、20をユーザが対応する生理年齢として決定し、所定の最大生理年齢は90であると、生理年齢が所定の最大生理年齢より大きい90である場合、90をユーザが対応する生理年齢として決定する。
【0069】
いくつかの実施形態において、方法は、前述した、ユーザが対応する健康状態が得られることの後に、健康状態を目標端末に送信するステップをさらに備える。
【0070】
目標端末は、健康状態に対応するユーザと通信する端末であっでもよく、通信は、ビデオと音声ができ、端末は、テレビ、コンピュータ及び携帯電話を含んでいてもよい。例えば、ユーザAの健康状態を確認した後に、健康状態をユーザAとビデオで通信するユーザBが対応する端末に送信し、端末に健康状態を表示させるように制御する。
【0071】
いくつかの実施形態において、方法は、生理パラメータに基づいて、ユーザが対応する運動の強度を確認し、運動の強度に対応する運動中の目標心拍数を決定するステップと、ユーザの対応するリアルタイム心拍数が運動中の目標心拍数よりも大きいことが検出されると、予め設定された提示規則に従って、安全提示を行うステップと、をさらに備える。
【0072】
また、生理パラメータと運動データとのマッピング関係を含むパラメータ-運動の照合表は、予め設定されてもよい。差異データに基づいて調べられた予め設定されたパラメータ-運動の照合表によって、ユーザが対応する健康状態が得られる。
【0073】
また、運動の強度に対応する運動中の目標心拍数は、所定の運動中の心拍数計算式に基づいて決定することができ、または、運動の強度と運動中の目標心拍数とのマッピング関係を含む所定の強度-心拍数の照合表に基づいて決定することができる。
【0074】
ユーザが運動し始めると、ユーザのリアルタイム心拍数をモニタリングする。ユーザの対応するリアルタイム心拍数が、運動中の目標心拍数よりも大きいことが検出されると、予め設定された提示規則に従って、安全提示を行う。
【0075】
いくつかの実施形態において、方法は、健康状態に基づいて、ユーザが対応する目標運動時間の長さを決定するステップと、ユーザが対応する実際の運動時間の長さを確認するステップと、実際の運動時間の長さと目標運動時間の長さとの差分を計算し、差分に応じて、対応する提示情報を生成するステップと、をさらに備える。
【0076】
また、健康状態と目標運動時間の長とのマッピング関係、例えば、予め設定された状態-運動の照合表は、予め設定されてもよいし、予め設定された状態-運動の照合表は、健康状態と目標運動時間の長とのマッピング関係を含む。健康状態に基づいて調べられた状態-運動の照合表によって、ユーザの対応する目標運動時間の長が得られる。
【0077】
また、差分が所定の時間の長さの差分より小さい場合、「目標運動の要求がまだ完成できていません。努力を続けてください。」という提示情報を生成し、差分が所定の時間の長さの差分より大きい場合、「目標運動の要求が完了しました。休んでください。」という提示情報を生成する。
【0078】
実施形態にかかる健康モニタリング方法によれば、所定の時間の長さごとにユーザの心拍周期時系列を取得し、所定の計算式と心拍周期時系列に基づいて、ユーザが対応する生理パラメータを算出し、次に、ユーザが対応するユーザ情報を取得して、ユーザ情報と生理パラメータに基づき、同齢層のデータと比較演算して、ユーザとユーザ以外の同齢者との差異データを取得し、最後に、差異データに基づいて、ユーザが対応する健康状態が得られて、健康モニタリングの効率を向上させる。
【0079】
図3を参考すると、図3は本出願の実施形態にかかる電子機器の構造概略ブロック図である。電子機器30は、サーバまたは端末装置とすることができる。
【0080】
電子機器30が接続されるネットワークは、インターネット、広域ネットワーク、大都市圏ネットワーク(Metropolitan Area Network、MAN)、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network、LAN)、仮想プライベートネットワーク(Virtual Private Network、VPN)などであってもよいが、これらに限定されない。
【0081】
図3に示すように、この電子デバイス30は、通信インターフェース301、メモリ302、プロセッサ303、入出力(Input/Output、I/O)インターフェース304およびバス305を含む。プロセッサ303は、バス305を介して、通信インターフェース301、メモリ302、I/Oインターフェース304にそれぞれ結合されている。
【0082】
通信インターフェース301は、通信を行うために使用される。通信インターフェース301は、電子機器30上に既存のインターフェースであってもよく、電子機器30上に新規に作成されたインターフェースであってもよい。通信インターフェース301は、無線領域ネットワーク(Wireless Local Area Network、WLAN)インターフェース、セルラーネットワーク通信インターフェース、またはこれらの組み合わせなどのネットワークインターフェースであってもよい。
【0083】
メモリ302は、オペレーティングシステムおよびコンピュータプログラムを記憶するために使用されることができる。例えば、メモリ302には、健康モニタリング方法に対応するプログラムが記憶されている。
【0084】
なお、メモリ302は、格納領域およびデータ格納領域を含むことができる。プログラム格納領域は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの方法に必要なアプリケーションプログラム(例えば、健康モニタリング方法など)などを格納することができ、データ格納領域は、電子機器30の使用に応じて作成されたデータが格納される。また、メモリは、揮発性メモリを含むことができ、更に、例えば、ハードディスク、メモリ、プラグインハードディスク、スマートメモリカード(Smart Media Card:SMC)、セキュアデジタル(Secure Digital:SD)カード、フラッシュカード(Flash Card)、少なくとも1つのディスクストレージデバイス、フラッシュデバイス等の不揮発性メモリや、その他のストレージデバイスも含むことができる。
【0085】
プロセッサ303は、コンピュータ装置全体の動作をサポートする計算と制御能力を提供する。例えば、プロセッサ303は、メモリ302内に記憶されているコンピュータプログラムを実行して、健康モニタリング方法におけるステップを実現する。
【0086】
なお、プロセッサ303は、中央処理ユニット(Central Processing Unit:CPU)であってもよく、または他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor:DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)またはその他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよい。そのうち、汎用プロセッサは、マイクロプロセッサまたはプロセッサであってもよく、任意の従来のプロセッサなどであってもよい。
【0087】
I/Oインターフェース304は、ユーザが入力または出力するためのチャネルであり、例えば、I/Oインターフェース304は、各種の入出力装置(マウス、キーボード、3Dタッチ装置等)やディスプレイを接続するために使用されてもよい。
【0088】
バス305は、少なくとも、電子機器30における通信インターフェース301、メモリ302、プロセッサ303、I/Oインターフェース304のそれぞれの間の通信のチャネルを提供ために使用されている。
【0089】
図3に示した構成は、本出願の技術的方案に関連する一部の構成のブロック図だけであり、本出願の技術的方案が適用されるコンピュータ機器を限定するものではなく、具体的なコンピュータ機器は、図示されたコンポーネントよりも多いまたは少ないコンポーネントを含んで構成されたり、またはいくつかのコンポーネントを組み合わせることにより構成されたり、または異なるコンポーネントにより構成されることを当業者は理解すべきである。
【0090】
一実施形態において、プロセッサ303は、メモリ302内に記憶されているコンピュータプログラムを実行して、健康モニタリング方法を実現するときに、以下のステップを実行する。
所定の時間の長さごとにユーザの心拍周期時系列を取得するステップと、所定の計算式と心拍周期時系列に基づいて、ユーザが対応する生理パラメータを算出するステップと、ユーザが対応するユーザ情報を取得するステップと、ユーザ情報と生理パラメータに基づき、同齢層のデータと比較演算して、差異データを取得するステップと、差異データに基づいて、ユーザが対応する健康状態が得られるステップである。
【0091】
具体的には、プロセッサ303は、上記命令の具体的な実現方法については、上記の健康モニタリング方法の実施形態における関連するステップの説明を参照してもよく、ここでは説明するまでもない。
【0092】
本発明の実施形態は、プログラム命令を含むコンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、プログラム命令は、このプログラム命令が実行されるときに実現される方法は、本出願の健康モニタリング方法の各実施形態を参照することができる。
【0093】
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、前述の実施形態に係る電子機器の内部記憶手段、例えば電子機器のハードディスクまたはメモリであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、電子機器に搭載されたプラグインハードディスク、スマートメモリカード(Smart Media Card、SMC)、セキュリティデジタル(Secure Digital、SD)カード、フラッシュカード(Flash Card)などの外部記憶装置であってもよい。
【0094】
さらに、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、主にプログラム格納領域およびデータ格納領域を含み、プログラム格納領域は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムなどを格納することができ、データ格納領域は、電子機器の使用に応じて作成されたデータが格納される。
【0095】
実施形態にかかる電子機器及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体によれば、所定の時間の長さごとにユーザの心拍周期時系列を取得して、所定の計算式と心拍周期時系列に基づいて、ユーザが対応する生理パラメータを算出し、次に、ユーザが対応するユーザ情報を取得して、ユーザ情報と生理パラメータに基づき、同齢層のデータと比較演算して、ユーザとユーザ以外の同齢者との差異データを取得し、最後に、差異データに基づいて、ユーザが対応する健康状態が得られて、健康モニタリングの効率を向上させる。
【0096】
本出願の明細書で使用する用語は単に特殊な実施形態を説明するためだけのものであり、本出願を制限しない。本明細書および添付の特許請求の範囲において使用されるように、単数形式の「1」と「前記」と「当該」は上下文中に明確に示されていない限り、複数の形式も含むと理解すべきである。
【0097】
本明細書および特許請求の範囲で使用するとき、用語「および/または」は、記載された関連項目のうちの1つまたは複数の項目の任意の全ての組合せを含む。また、本明細書で使用するとき、用語「含む」、「備える」、「有する」またはその他の変形は、一連の要素を含むプロセス、方法、物品またはシステムは、それらの要素のみならず、明確に記載されていない他の要素も含む意味、または、そのプロセス、方法、物品またはシステムに固有の要素を含む意味である。また、これ以上の制限がない限り、文言の「1つの…を含む」によって規定される要素は、その要素を含むプロセス、方法、物品またはシステムにおいて、他の同一の要素が存在することを排除するものではない。
【0098】
上記の本発明の実施形態の番号は、説明のためだけに、実施形態の優劣を表すものではない。上述したように、本出願は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更または置換が可能であることが本明細書で開示された技術分野に精通している当業者には明らかであり、これらの変更または置換によって得られる実施形態についても本出願の技術的範囲に含まれる。したがって、本出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に準じるべきである。
図1
図2
図3