(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022141851
(43)【公開日】2022-09-29
(54)【発明の名称】ブルトン型チロシンキナーゼの阻害剤及びその使用方法
(51)【国際特許分類】
C07D 495/16 20060101AFI20220921BHJP
A61P 43/00 20060101ALI20220921BHJP
A61P 35/00 20060101ALI20220921BHJP
A61P 35/02 20060101ALI20220921BHJP
A61P 37/02 20060101ALI20220921BHJP
A61P 17/00 20060101ALI20220921BHJP
A61P 19/02 20060101ALI20220921BHJP
C07D 519/00 20060101ALI20220921BHJP
A61K 31/519 20060101ALI20220921BHJP
A61K 31/5377 20060101ALI20220921BHJP
【FI】
C07D495/16 CSP
A61P43/00 111
A61P35/00
A61P35/02
A61P37/02
A61P17/00
A61P19/02
C07D519/00
A61K31/519
A61K31/5377
【審査請求】有
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022115945
(22)【出願日】2022-07-20
(62)【分割の表示】P 2018529982の分割
【原出願日】2016-12-09
(31)【優先権主張番号】62/265,780
(32)【優先日】2015-12-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】397060175
【氏名又は名称】ヤンセン ファーマシューティカ エヌ.ベー.
(74)【代理人】
【識別番号】100092783
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100095360
【弁理士】
【氏名又は名称】片山 英二
(74)【代理人】
【識別番号】100093676
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 純子
(74)【代理人】
【識別番号】100120134
【弁理士】
【氏名又は名称】大森 規雄
(74)【代理人】
【識別番号】100153693
【弁理士】
【氏名又は名称】岩田 耕一
(72)【発明者】
【氏名】アローラ,ニドヒ
(72)【発明者】
【氏名】バカニー,ジェネシス エム.
(72)【発明者】
【氏名】バーベイ,ジョセフ ケント
(72)【発明者】
【氏名】ベンベネック,スコット ディー.
(72)【発明者】
【氏名】ツァイ,ミン
(72)【発明者】
【氏名】チェン,ウェイ
(72)【発明者】
【氏名】デクハット,シャーロット プーリー
(72)【発明者】
【氏名】エドワーズ,ジェームズ ピー.
(72)【発明者】
【氏名】ゴッシュ,ブラーマナンダ
(72)【発明者】
【氏名】ハオ,バオユー
(72)【発明者】
【氏名】クルーター,ケビン
(72)【発明者】
【氏名】リー,ガン
(72)【発明者】
【氏名】ティケナー,マーク エス.
(72)【発明者】
【氏名】ベナブル,ジェニファー ディー.
(72)【発明者】
【氏名】ウェイ,ジエンメイ
(72)【発明者】
【氏名】ウィーナー,ジョン ジェイ.エム.
(72)【発明者】
【氏名】ウー,ヤオ
(72)【発明者】
【氏名】ジュ,ヤオピン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,フェイフアン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,ジェン
(72)【発明者】
【氏名】シャオ,クン
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ブルトン型チロシンキナーゼの阻害剤を提供する。
【解決手段】式I’の化合物及びその使用及び調製の方法、並びに式I’の化合物を含む組成物を提供する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の式(I’):
【化1】
(式中、
R
1が、H又はC
1~6アルキルであり;
R
2が、以下:C
0~2alk-ピペリジニル;C
0~2alk-ピロリジニル;オキ
サゼパニル;アゼチジニル;アゼパニル;キヌクリジニル;C
2alk-イミダゾリジニ
ル;C
2alk-ピペラジニル;C
2alk-モルホリニル;テトラヒドロピラニル;及
びC
0~1alk-テトラヒドロフラニルからなる群から選択され;式中、R
2が、任意
で、以下:
(C=O)-C(R
3)=CR
4(R
5);オキソ;ハロゲン;OH;NH
2;CN
;C
1~6アルキル;C
1~6alk-OH;OC
1~6アルキル;C
1~6ハロアルキ
ル;C
3~6シクロアルキル;SO
2C
1~6アルキル;SO
2-C
2~6アルケニル;
C
1~2alk-アリール;(C=O)H;(C=O)C
1~6アルキル;(C=O)C
1~6ハロアルキル;(C=O)-C
2~6アルケニル;(C=O)-C
2~6アルキニ
ル;(C=O)C
3~6シクロアルキル;(C=O)-フェニル;(C=O)-イミダゾ
リル;(C=O)-C
1~6alkCN;(C=O)-C
1~6alk-OH;(C=O
)-C
1~6alk-SO
2C
1~6アルキル;(C=O)-C
1~6alk-NR
6R
7;(C=O)-C
1~6alk-O-C
1~6アルキル(式中、C
1~6alk-が、
任意で、OH、C
1~6アルキル、又はNR
6R
7で置換されている);(C=O)C
0
~1alk-ヘテロシクロアルキル(式中、-alk-が、任意でオキソで置換されてお
り、ヘテロシクロアルキルが、任意でC
1~6アルキルで置換されている);及びNH(
C=O)-C(R
3)=CR
4(R
5)からなる群からそれぞれ独立して選択される1つ
、2つ又は3つの置換基で置換されており;
式中、
R
3が、H、CN、ハロゲン、C
1~6ハロアルキル、及びC
1~6アルキルから
なる群から選択され;
R
4及びR
5が、それぞれ独立して、以下:Hハロゲン;C
1~6アルキル;CH
2OH;C
1~6alk-OC-
1~6アルキル;OC
1~6アルキル;C
1~4alk
-NR
6R
7;NH
2又はCH
3で置換されているC
3~6シクロアルキル;CH
3で置
換されているオキセタニル;1-アセチルピロリジン-2-イル;CH
2-ピロリジニル
;CH
2-ピぺリジニル;C(CH
3)
2-ピぺリジニル;CH
2-モルホリニル;C(
CH
3)
2-モルホリニル;CH
2-(4aR,7aS)-テトラヒドロ-2H-[1,
4]ジオキシノ[2,3-c]ピロール-6(3H)-イル;C(CH
3)
2NH(CH
2CH
2OCH
3);CH
2SO
2CH
3;CH
2NHSO
2CH
3;NH(C=O)C
1~6アルキル;及びリンカー-PEG-ビオチン;からなる群からそれぞれ独立して選
択され;
R
6及びR
7が、それぞれ独立して、以下:H、C
1~6アルキル、シクロプロピ
ル、(C=O)H、及びCNからなる群から選択され;
Aが、以下:結合、フェニル;ナフタレニル、ピリジル;ピリミジニル;ピラジニル
;ピリダジニル;ベンゾチオフェニル;ピラゾリルからなる群から選択され;式中、Aが
、任意で、C
1~6アルキル、ハロゲン、OC
1~6アルキル、(C=O)C
1~6アル
キル及びC
1~6ハロアルキルからそれぞれ独立して選択される1つ、2つ、又は3つの
置換基で置換されており;
Eが、以下:-O-、結合、(C=O)-NH、CH
2、及びCH
2-Oからなる群か
ら選択され;
Gが、以下:H、C
1~6アルキル;C
1~6ハロアルキル;C
1~6alk-OC
1
~6アルキル;NR
6R
7;SO
2C
1~6アルキル;OH;C
3~6シクロアルキル;
フェニル;チオフェニル;ピリミジニル;ピリジル;ピリダジニル;ベンゾフラニル;酸
素ヘテロ原子を含有するヘテロシクロアルキル;フェニル-CH
2-O-フェニル;から
なる群から選択され;式中、フェニル、チオフェニル、ピリミジニル、ピリジル、ピリダ
ジニル、
又はベンゾフラニルが、任意で、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
1~6ハロアルキル
、OC
1~6ハロアルキル、OC
1~6アルキル、OC
1~6アルキル-OC
1~6アル
キル、C
3~6シクロアルキル、CN、OH、NH
2、N(CH
3)
2、C
1~6alk
-OC
1~6アルキル、SO
2C
1~6アルキル、(C=O)-NR
6R
7、SF
5、及
び(C=O)C
1~6アルキルからなる群からそれぞれ独立して選択される、1つ、2つ
、又は3つの置換基で置換されている)
の化合物、及びその薬学的に許容される塩、立体異性体、同位体、N-酸化物、又は溶媒
和物、並びに、それらの立体異性体又は同位体変種、及びそれらの製薬的に許容される塩
。
【請求項2】
R1が、Hである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R2が、ピペリジニル、CH2CH2-ピペリジニル、ピロリジニル、CH2-ピロリ
ジニル、又はCH2CH2-ピロリジニルである、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項4】
R2がアゼチジニル;アゼパニル;キヌクリジニル;CH2CH2-イミダゾリジニル
;又はCH2CH2-ピペラジニルである、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項5】
R2が、オキサゼパニル、又はCH2CH2-モルホリニル、CH2(C=O)-モル
ホリニルである、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項6】
R2が、テトラヒドロピラニル若しくはテトラヒドロフラニル、又はCH2-テトラヒ
ドロフラニルである、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項7】
R2が非置換である、請求項1~6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
R2が、1つ又は2つの置換基で置換されている、請求項1~6のいずれか一項に記載
の化合物。
【請求項9】
R2がオキソで置換されている、請求項1~6、又は8のいずれか一項に記載の化合物
。
【請求項10】
R2が、ハロゲン;CN;OH;C1~6アルキル;C1~6ハロアルキル;C1~6
alk-OH;OC1~6アルキル;C3~6シクロアルキル;NH2;又はC1~2ア
ルカリールで置換されている、請求項1~6、8、又は9のいずれか一項に記載の化合物
。
【請求項11】
R2が、(C=O)H;(C=O)C1~6アルキル;(C=O)C3~6シクロアル
キル;(C=O)C1~6ハロアルキル;(C=O)-アルキニル;
(C=O)-フェニル;(C=O)C1~6alkCN;(C=O)C1~6alk-
OH;
(C=O)C1~6alk-NR6R7;又は(C=O)C1~6alk-O-C1~
6アルキル(式中、C1~6alk-が、任意で、OH、C1~6アルキル、又はNR6
R7で置換されている)で置換されている、請求項1~6又は8~10のいずれか一項に
記載の化合物。
【請求項12】
R2が、(C=O)C0~1alk-ヘテロシクロアルキルで置換されており、前記ヘ
テロシクロアルキルが、任意でC1~6アルキルで置換されている、請求項1~6又は8
~11のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項13】
R2が、SO2アルキル、(C=O)-C1~6alk-SO2C1~6アルキル、又
はSO2-C2~6アルケニルで置換されている、請求項1~6又は8~12のいずれか
一項に記載の化合物。
【請求項14】
R2が、(C=O)-C(R3)=CR4(R5)で置換されている、請求項1~6又
は8~13のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項15】
R3がHである、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
R3がCNである、請求項14に記載の化合物。
【請求項17】
R3がF又はClである、請求項14に記載の化合物。
【請求項18】
R3がC1~6ハロアルキル又はC1~6アルキルである、請求項14に記載の化合物
。
【請求項19】
R4及びR5のうちの1つがHである、請求項14~18のいずれか一項に記載の化合
物。
【請求項20】
R4がHであり、R5がHである、請求項14~18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項21】
R4及びR5のうちの1つが、ハロゲン、C1~6アルキル、C1~6alk-OH、
OC1~6アルキル、C1~6alk-OC1~6アルキル、又は任意でC1~6アルキ
ルで置換されているC0~6alkC3~6シクロアルキルである、請求項14~19の
いずれか一項に記載の化合物。
【請求項22】
R4及びR5のうちの1つが、CH2NH2、CH2NH(CH3)、CH2N(CH
3)2、C(CH3)2N(CH3)2、C(CH3)2NH(CH3)、C(CH3)
2NH2、C(CH3)2NH(CH2CH3)、C(CH3)2NH-シクロプロピル
、NH(C=O)C1~6アルキル、又はC(CH3)2NH(CH2CH2OCH3)
である、請求項14~19のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項23】
R4及びR5のうちの1つが、NH2又はCH3で置換されているC3~6シクロアル
キル;CH3で置換されているオキセタニル;1-アセチルピロリジン-2-イル;CH
2-ピロリジニル;CH2-ピぺリジニル;C(CH3)2-ピぺリジニル;CH2-モ
ルホリニル;C(CH3)2-モルホリニル;又はCH2-(4aR,7aS)-テトラ
ヒドロ-2H-[1,4]ジオキシノ[2,3-c]ピロール-6(3H)-イルである
、請求項14~19のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項24】
R4及びR5のうちの1つが、又はNH(C=O)-C1~6アルキルである、請求項
14~19のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項25】
R4及びR5のうちの1つが、CH2SO2CH3又はCH2NHSO2CH3である
、請求項14~19のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項26】
Aがフェニルである、請求項1~25のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項27】
Aがピリジルである、請求項1~25のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項28】
Aがピリミジニルである、請求項1~25のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項29】
Aがピラジニルである、請求項1~25のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項30】
Aが1つ又は2つの置換基で置換されている、請求項1~29のいずれか一項に記載の
化合物。
【請求項31】
AがCH3で置換されている、請求項1~30のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項32】
EがOである、請求項1~31のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項33】
Eが結合である、請求項1~31のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項34】
Eが、(CO=O)-NH、CH2、又はCH2Oである、請求項1~31のいずれか
一項に記載の化合物。
【請求項35】
Gが、C1~6アルキル;C1~6ハロアルキル;C1~6alk-OC-1~6アル
キル;又は-C3~6シクロアルキルである、請求項1~34のいずれか一項に記載の化
合物。
【請求項36】
Gが、C1~6アルキル又はC3~6シクロアルキルである、請求項1~34のいずれ
か一項に記載の化合物。
【請求項37】
Gが、NH2、N(CH3)2又はOHである、請求項1~34のいずれか一項に記載
の化合物。
【請求項38】
Gが、酸素ヘテロ原子を含有するヘテロシクロアルキルである、請求項1~34のいず
れか一項に記載の化合物。
【請求項39】
Gがフェニルである、請求項1~34のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項40】
Gがピリジルである、請求項1~34のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項41】
Gが、ピリミジニル又はピリダジニルである、請求項1~34のいずれか一項に記載の
化合物。
【請求項42】
Gが、ベンゾフラニル又はチオフェニルである、請求項1~34のいずれか一項に記載
の化合物。
【請求項43】
Gが、フェニル-CH2-O-フェニルである、請求項1~34のいずれか一項に記載
の化合物。
【請求項44】
Gが1つ又は2つの置換基で置換されている、請求項1~43のいずれか一項に記載の
化合物。
【請求項45】
Gがハロゲンで置換されている、請求項1~44のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項46】
Gが、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、OC1~6アルキル、OC1~6ハ
ロアルキル、C1~6alk-OC1~6アルキル、(C=O)-C1~6アルキル、又
はC3~6シクロアルキルで置換されている、請求項1~45のいずれか一項に記載の化
合物。
【請求項47】
GがCNで置換されている、請求項1~46のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項48】
GがOHで置換されている、請求項1~47のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項49】
Gが(C=O)-NR6R7で置換されている、請求項1~48のいずれか一項に記載
の化合物。
【請求項50】
A-E-Gが、フェニル-O-フェニル又はピリジル-O-フェニルである、請求項1
~25のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項51】
A-E-Gが、
【化2】
である、請求項1~25のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項52】
R1がHであり;R2が、1つ又は2つの置換基で置換されているピペリジニルであり
、前記置換基のうちの1つが、(C=O)-C(R3)=CR4(R5)であり(式中、
R3、R4、R5が、それぞれHである);AがCH3で置換されているフェニル又ピリ
ジルであり;EがOであり、Gがフェニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項53】
R2が、C(=O)-C(R3)=CR4(R5)である1つの置換基で置換されてい
る、請求項56に記載の化合物。
【請求項54】
以下からなる群から選択される化合物:
N-((3R,5R)-1-アクリロイル-5-フルオロピペリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5S)-1-アクリロイル-5-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-
5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5S)-1-アクリロイル-5-フルオロピペリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-フルオロ-2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5R)-1-アクリロイル-5-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(3-フルオロ-2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5R)-1-アクリロイル-5-メトキシピペリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-フルオロ-4-
フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-クロロ-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5S)-1-アクリロイル-5-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5S)-1-アクリロイル-5-メトキシピペリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-クロロ-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-ベンゾフラン-
7-イルオキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-(2,6-ジフ
ルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フ
ェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(2-エチルフ
ェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-フルオロ-6-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-(3-メチルオキセタン-3-イル)アク
リロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-ベンゾフラン-
7-イルオキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(
4-メチルアミノ)but-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド;
(R)-5-(4-(3-((2-シアノフェノキシ)メチル)フェノキシ)-2-メ
チルフェニル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S,E)-N-(1-(4-ヒドロキシブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル
)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-クロロアクリロイル)ピぺリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4-アミノブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4R)-1-アクリロイル-4-フルオロピロリジン-3-イル)-5
-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,EZ)-N-(1-(2-シアノ-4-エトキシ-4-メチルペンテ-2-エノ
イル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4-ヒドロキシブテ-2-エノイル)ピロリジン-3-イル
)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(4-シアノ-1,4-オキサゼパン-6-イル)-5-(2-メチル-4-フェ
ノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(シクロヘキシ
ルオキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(イソプロポキ
シ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4R)-1-アクリロイル-4-メトキシピロリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-シアノピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-1-アクリロイル-4-フルオロピロリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4R)-1-アクリロイル-4-フルオロピロリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(
4-メチルアミノ)ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-(シクロヘキシ
ルオキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-メトキシ-4-メチルペンテ-2-ノイル
)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-13C-シクロプロピルアクリロイル)ピ
ペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド;
(R)-N-(1-(ブチ-2-イノイル)ピぺリジン-3-イル)-5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-メチル-4-モルホリノペンテ-2-エノ
イル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-フルオロ-6-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(1-プロピオロイルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-フルオロアクリロイル)ピぺリジン-3-イル)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-フルオロアクリロイル)ピぺリジン-3-イル)-5-(*
S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-1-アクリロイル-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-シクロプロポキ
シ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(2,6-ジフルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-
(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(5-クロ
ロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-1-アクリロイル-4-メトキシピロリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(ブチ-2-イノイル)ピぺリジン-3-イル)-5-(*S)-
(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-(ジメチルアミノ)アセチル)ピぺリジン-3-イル)-5
-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(2-フルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-(1-
メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4R)-1-アクリロイル-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メ
チルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-プロ
ピルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
N-(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-エチル-2-メ
チルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-メチル-4-(テトラヒドロ-2H-ピラ
ン-4-イル)ペンテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピぺリジン-3-イル)-5-(4-(2,6-ジフ
ルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(
(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-エトキシ-2-
メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(テトラヒ
ドロ-2H-ピラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(テトラヒドロフラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2,6-ジフルオロ
-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(ベンゾフラン-7-イルオキシ)-2-メチルフェニル)-N-
(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
N-(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(3-メトキシプロパノイル)ピロリジン-3-イル)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(2-メトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-(1-
メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-エチルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(3-ヒドロキシプロパノイル)ピぺリジン-3-イル)-5-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(4-(2-エチルフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2,3-ジメチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-(ジメチルアミノ)アセチル)ピぺリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-フルオロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(テトラヒドロフラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2,6-ジメチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(
ペンタフルオロチオ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(1-プロピオニルピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキシレート;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2,4-ジメチルフ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(
3-メトキシプロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(テトラヒ
ドロフラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(1-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(2-メチ
ルアミノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1,6-ジメチルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-イソプロピルピロリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4R)-4-フルオロ-1-(3-メトキシプロパノイル)ピロリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-メトキシアセチル)ピぺリジン-3-イル)-5-(2-メ
チル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-シアノアゼパン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(3-ヒドロキシプロパノイル)ピぺリジン-3-イル)-5-(
*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(ブテ-2-エノイル)ピぺリジン-3-イル)-5-(*S
)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-イソプロピルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(4-イソプロポキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド;
N-(1,6-ジメチルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(3-メチルスル
ホニル)プロパノイル)ピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(ブテ-2-エノイル)ピぺリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(3-メチルアミ
ノ)プロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-フルオロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(テトラヒ
ドロフラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-アクリロイルアゼチジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-13C-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-メトキ
シ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-((R)-2-アミノ-3-メトキシプロパノイル)ピぺリジン-
3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-メチル-4-モルホリノペンテ-2-エノ
イル)ピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(
3-メチルスルホニル)プロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(R)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(
2-ヒドロキシアセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(
2-メトキシアセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,Z)-N-(1-(ブテ-2-エノイル)ピぺリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-メチ
ルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-イソプロピルピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-エチル-2-メ
チルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-((S)-2-アミノ-3-メトキシプロパノイル)ピぺリジン-
3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(6-フ
ェノキシピリダジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-((S)-2-ヒドロキシ-3-メトキシプロパノイル)ピぺリジ
ン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(テトラヒドロ-2
H-ピラン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-ヒドロキシアセチル)ピぺリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N((R)-1-((S)-1-メチ
ルピロリジン-3-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-イソプロポキシ
-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチル
ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(
3-ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(4-メチル-1,4-オキサゼパン-6-イル)-5-(2-メチル-4-フェ
ノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(3-ジメチルアミノ)プロパノイル)ピぺリジン-3-イル)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N((R)-1-((S
)-ピロリジン-3-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4R)-4-フルオロ-1-(メチルピロリジン-3-イル)-5-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-クロロ-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルピロリジン
-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,Z)-N-(1-(2-シアノ-4-ジメチルアミノ-4-メチルペンテ-2-
エノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-フルオロ-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルピロリジ
ン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(オキセタン-3
-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-N-メチル-5-(2-メ
チル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5R)-5-フルオロピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-4-ヒドロキシ-1-(3-メトキシプロパノイル)ピロリジ
ン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(R)-N-(1-(2-シアノ-3-メチルブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-
イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-エチルピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-((S)-2,3-ジメトキシプロパノイル)ピぺリジン-3-イ
ル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-((R)-2-ヒドロキシ-3-メトキシプロパノイル)ピぺリジ
ン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-(2
-トリフルオロメチル)アクリロイル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N((R)-1-((R)-1-メチ
ルピロリジン-3-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(3-メチルスル
ホニル)プロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチル
ピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-(o-トリルオキシ)フェニル)-N-(1-メチル
ピぺリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-シクロプロピルピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-メチル-4-(ピペリジン-1-イル)ペ
ンテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェ
ニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-アミノアセチル)ピぺリジン-3-イル)-5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-(シクロプロピルアミノ)-4-メチルペ
ンテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェ
ニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((6S)-6-メチルピペリジ
ン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4R)-4-フルオロピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R)-1-(3-メトキシブタノイル)ピぺリジン-3-イル)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-((S)-3-メトキシ-2-メチルプロパノイル)ピぺリジン-
3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(2-エトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-(1-
メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R)-1-(3-メトキシ-2-メチルプロパノイル)ピぺリジン-3-イ
ル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピロリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5R)-5-フルオロ-1-メチルピペリジン-3-イル)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-プロ
ピオロイルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチル-6-オキソピペリ
ジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(3-アミノプロパノイル)ピぺリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5S)-5-フルオロ-1-メチルピペリジン-3-イル)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1,3-ジメチルピペリジン-4-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(2-オキソピペリ
ジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5S)-5-フルオロピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5R)-5-ヒドロキシ-1-メチルピペリジン-3-イル)-5-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(2-エチルフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-(1-メ
チルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(キヌクリジン-2
-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(3-メチルピペリジン-4-イ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((6R)-6-メチルピペリジ
ン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(5,5-ジフルオロピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2,6-ジフルオロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド;
13C-(R,Z)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピ
ペリジン-3-イル)-5-(4-メトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド;
13C-(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピ
ペリジン-3-イル)-5-(4-メトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(4-シクロヘキルオキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド;
N-((3R,5R)-5-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチル
ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5
-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキ
シフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(2-
メチルアミノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(1-プロピオニルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(4-シクロプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド;
N-((3S,4S)-4-フルオロ-1-(メチルピロリジン-3-イル)-5-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルアゼパン-4-イル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(3-メトキシ-2,2ージメチルプロパノイル)ピぺリジン-3
-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-シアノアゼパン-4-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-((R)-2,3-ジメトキシプロパノイル)ピぺリジン-3-イ
ル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N((R)-1-((R
)-ピロリジン-3-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(4-ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-5-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(4-エトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-フルオロフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(R,Z)-N-(1-(4-アミノ-2-シアノ-4-メチルペンテ-2-エノイル
)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R,E)-N-(1-(3-(1-アミノシクロプロピル)-2-シアノアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド;
N-((3R,5S)-5-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N((R)-1-((R
)-テトラヒドロフラン-3-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(3-シクロプロピルアクリロイル)ピぺリジン-3-イル)
-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4R)-4-ヒドロキシ-1-(メチルピロリジン-3-イル)-5-
(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(2-シクロプロピルフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-
(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(5-オキソピロリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
N-(1,2-ジメチルピペリジン-4-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-メタクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-(シクロプロパンアンカルボニル)ピぺリジン-3-イル)-5-(2-メ
チル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルアゼパン-3-イル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N((R)-1-((S
)-テトラヒドロフラン-3-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4R)-4-メトキシ-1-(メチルピロリジン-3-イル)-5-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(5-クロロベンゾ[
d][1,3]ジオキソール-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-(m-トリルオキシ)フェニル)-N-(1-メチル
ピぺリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4R)-4-メトキシピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-(エチルアミノ)-4-メチルペンテ-2
-エノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-シクロプロピルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(3-フルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-(1-
メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-フルオロ-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(3-メトキシ
プロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(o-ト
リル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(2-(2-オキソ
イミダゾリジン-1-イル)エチル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-4-フルオロピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-テト
ラヒドロ-2H-ピラン-4-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(2-ヒドロキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-(1
-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(3-エトキシアクリロイル)ピぺリジン-3-イル)-5-
(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-フルオロ-6-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メ
チルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(2-イソプロピルフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-(
1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5R)-5-メトキシピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(3-メチルブテ
-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(3-(メトキシメチル)フェノキシ)-2-メチルフェニル)-
N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-(2-(トリルフルオロメトキシ)フェノキシ)フェ
ニル)-N-(1-メチルピぺリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,Z)-N-(1-(3-シクロプロピル-2-フルオロアクリロイル)ピぺリジ
ン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)アゼチジン-3
-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-シクロプロピルアゼチジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,EZ)-N-(1-(2-シアノ-3-メトキシアクリロイル)ピペリジン-3
-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-5-(*S)-(5-クロロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-4-
イル)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン-3-
イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オ
キシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,EZ)-N-(1-(2-シアノ-4-((2メトキシエチル)アミノ-4-メ
チルペンテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2,6-ジフルオロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(
ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N1-((E)-4-(3-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-4-オキソブ-2-テン-1-イル)-N5
-(15-オキソ-19-((3aS,4R,6aR)-2-オキソヘキサヒドロ-1H
-チエノ[3,4-d]イミダゾ-4-リル)-4,7,10-トリオキサ-14-アザ
ノナデシル)グルタルアミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-メチル-4-(メチルアミノ)ペンテ-2
-エノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド;
(R,E)-5-(5-クロロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N
-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン-3-イル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(3-メチルスルホニル)
プロパノイル)アゼチジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-(2-(トリルフルメチル)フェノキシ)フェニル)
-N-(1-メチルピぺリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-4-ヒドロキシ-1-(メチルピロリジン-3-イル)-5-
(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-4-メトキシ-1-(メチルピロリジン-3-イル)-5-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-4-メトキシピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-(3-メトキシプロパノイル)アゼチジン-3-イル)-5-(2-メチル
-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(4-メチル
ペンテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルアゼチジン-3-イ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチル
ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(シクロヘキシルオキシ)-2-メチルフェニル)-N-(1-メ
チルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-エチルアゼチジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
N-(アゼチジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(2-
メチルアミノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-メトキシ-2-
メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-フルオロフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-クロロフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-フェニル
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(2-メチルピペリジン-4-イ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5R)-5-メトキシ-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-
5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-クロロ-3-メチルブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-
イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,Z)-N-(1-(2-フルオロブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)
-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-メチル-5-オキソピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェ
ノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-フルオロ-3-メチルブテ-2-エノイル)ピペリジン-3
-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(
ペンタフルオロチオ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((1-メチルピロリジ
ン-3-イル)メチル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5S)-5-ヒドロキシ-1-メチルピペリジン-3-イル)-5-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5S)-5-メトキシピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピロリジ
ン-2-イルメチル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(
(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(p-ト
リル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
(R)-N-(5,5-ジフルオロ-1-メチルピペリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-イソプロピルアゼチジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4,4-ジメチルペンテ-2-エノイル)ピペリジン-3-
イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(2-モルホリノエチル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピロリジ
ン-2-イルメチル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,Z)-N-(1-(2-クロロブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フ
ェノキシ-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(m-ト
リル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
(R)-5-(4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-オキソ-N
-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2,3-ジメチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルピロ
リジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((1-メチルピロリジン-3-
イル)メチル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(2-イソプロポキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-
(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-シクロブトキシ-2-メチルフェニル)-N-(1-メチルピペリ
ジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((1-メチルピロリジ
ン-3-イル)メチル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(3,5-ジフルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-
(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-(ジメチルアミノ)アセチル)ピぺリジン-3-イル)-5
-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(3-ト
リフルオロメチル)フェニル-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-(p-トリルオキシ)フェニル)-N-(1-メチル
ピぺリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(2-(3-メチルモル
ホリノ)エチル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(
4-メチルアミノ)ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド;
(R)-5-(2-メチル-4-(ピリジン-3-イルオキシ)フェニル)-N-(1
-メチルピぺリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-クロロフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(4-フルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-(1-
メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(2-(3-メチルモル
ホリノ)エチル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(シクロペンチルオキシ)-2-メチルフェニル)-N-(1-メ
チルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(2-(1-メチルピロリジン-
2-イル)エチル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-メトキシ-2-
メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-フルオロフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-
(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(5-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メ
チルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2,4-ジメチルフ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(5-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
N-(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-N-(1
-メチルピぺリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(5-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
N-(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1-ベンジル-2-オキソアゼパン-3-イル)-5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-2-イルメチル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(6-フ
ェノキシピリダジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5S)-5-メトキシ-1-メチルピペリジン-3-イル)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,EZ)-N-(1-(3-シクロプロピル-2-トリフルオロメチル)アクリロ
イル)ピぺリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(o-ト
リル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(2-モルホリノ-3-オキソエ
チル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2,6-ジメチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1
-メチルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(3-ヒドロキシプロパノイル)ピぺリジン-3-イル)-5-(
*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(5-クロロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-4-イル
)-N-(1-(メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-エチルピぺリジン-3-イル)-5-(4-(2-イソプロピルフ
ェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(5-クロ
ロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(シクロプロポキシ-2-メチルフェニル)-N-(1-メチルピ
ペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(テトラヒドロフラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フ
ェノキシ-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(1-プロピオニルピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(2-カルバモイルフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-(
1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-2-(ピペラジン-1-イル)-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4(5H)-オン;
(R)-6-メチル-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-シアノピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3,5-ジクロロフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イ
ル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド;
(R)-N-メチル-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N
-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-N-(1-メチルピペ
リジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(エトキシ-2-メチルフェニル)-N-(1-メチルピペリジン
-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(tert-ブ
チル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イ
ル)オキシ)フェニル)-N-(1-メチルピぺリジン-3-イル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド;
(R)-5-(3-クロロフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-フェニル
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R)-N-メチル-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N
-(1-メチルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチル
ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(メトキシ-2-メチルフェニル)-N-(1-メチルピペリジン
-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(4-トリフルオロメチル
)フェニル-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-メトキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イ
ル)オキシ)フェニル)-N-(1-メチルピぺリジン-3-イル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド;
(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル
)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド;
(R)-5-(*R)-(5-クロロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-4-イル
)-N-(1-(メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-ト
リフルオロメチル)フェニル-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-イソプロピル-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチルピリジン
-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3,4-ジクロロフ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-クロロ-3-(
トリフルオロメチル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(3-メトキシ-メチルブタノイル)ピぺリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,Z)-N-(1-(3-アセタミドアクリロイル)ピぺリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド;
(R)-N-(1-(2-クロロアクリロイル)ピぺリジン-3-イル)-5-(*S
)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4-アミノブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-
5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4-ジメチルアミノ(ブテ-2-エノイル)ピロリジン-3
-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-(ビ
ニルスルホニル)ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-トリジュウテリオ
リメチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4-ジメチルアミノ(ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3
-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-(ビ
ニルスルホニル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4-ジメチルアミノ(ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3
-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(4-メチル
スルホニル)ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-2
,3,4,5,6-(ペンタジュウテリオフェノキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-2
,3,4,5,6-(ペンタジュウテリオフェノキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド;
(R,E)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(4-メチル
アミノ)ブテ-2-エノイル)ピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-(2,3,4,5,6-ペンタジュウテリオフェ
ノキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-シアノピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-2,3,
4,5,6-(ペンタジュウテリオフェノキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-(2,3,4,5,6-ペンタジュウテリオフェノキ
シ)フェニル)-N-(1-(トリジュウテエリオメチル)ピペリジン-3-イル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-(2,3,4,5,6-ペンタジュウテリオフェノキ
シ)フェニル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4-アミノブテ-2-エノイル)ピロリジン-3-イル)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(4-メチル
スルホンアミド)ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(R)-N-(1-(2-(ジメチルアミノ)アセチル)ピロリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-((S)-アゼチジン-2-カルボニル)ピぺリジン-3-イル)
-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-(3-メチルオキセタン-3-イル)アク
リロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェ
ニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
(R,Z)-N-(1-(2-フルオロ-4-(メチルアミノ)ブテ-2-エノイル)
ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-(2
-ピロリジン-1-イル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-2-(((1-アクリロイルピペリジン-3-イル)アミノ)メチル-5-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-4(5H)-オン;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(2-メチルアミ
ノ)アセチル)ピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-アミノアセチル)ピロリジン-3-イル)-5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-(2
-ピペリジン-1-イル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(2-モルホリノ
アセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-クロロアセチル)ピロリジン-3-イル)-5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-クロロアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-チ
オフェン-2-イル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-エノイル)ピペ
リジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(4-イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-イソプロポキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(3-シクロプロピル-2-メチルアクリロイル)ピぺリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,EZ)-N-(1-(2-クロロ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジ
ン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(R,E)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(4-モルホ
リノブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(ベンゾ[b]チオフ
ェン-5-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-
イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
(R)-5-(4-イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-プロピオニル
ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(4-チオフェン-2-イ
ル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フ
ェノキシベンジル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-メチルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキ
シベンジル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(ベンゾ[b]チオフェン-5-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-4-オキソ-
N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(
トリフルオロメトキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(4-トリフルオロメトキ
シ)フェニル-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(3-ト
リフルオロメトキシ)フェニル-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(4-(イ
ソプロポキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(4-(イ
ソプロポキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(ナフタレン-2-イ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-ベンジル-1H
-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N-(1-アクリロイルピペ
リジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-ベンジルフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-4-イル)-N-(1-アクリロイルピペ
リジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-(ジメチルアミノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4
-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-(ジメチルアミノ)アセチル)ピロリジン-3-イル)-4
-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(ベンゾ[b]チオフ
ェン-2-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-ベンジルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((4*S)-2-メ
チルピペリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((4*S)-2-メ
チルピペリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((4*R-2-メチ
ルピペリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((4*R-2-メチ
ルピペリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(4-ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-5-(*S
)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(4-ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-5-(*R
)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-クロロ-3-メチルブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-
イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド;
(R)-N-(1-(2-クロロ-3-メチルブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-
イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド;
(R,E)-N-(1-(4-(ジメチルアミノ(ブテ-2-エノイル)ピロリジン-
3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-N-メチル-5-(*S)
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-N-メチル-5-(*R)
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フ
ェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-イソプロピル-
2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-イソプロピル-
2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-イソプロピル-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(イソプロピル-2-メチルフェニル)-N-(1-メチルピペリ
ジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,*Z)-N-(1-(2-シアノ-4-メトキシ-4-メチルペンテ-2-エノ
イル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R,*Z)-N-(1-(2-シアノ-4-メトキシ-4-メチルペンテ-2-エノ
イル)ピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R,*E)-N-(1-(2-シアノ-4-メトキシ-4-メチルペンテ-2-エノ
イル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R,*E)-N-(1-(2-シアノ-4-メトキシ-4-メチルペンテ-2-エノ
イル)ピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
N-(1-アクリロイルピロリジン-3-メチル)-4-オキソ-5-(4-フェノキ
シフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(ピロリジン-3-イルメチル)
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-シクロブトキシ
-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-シクロブトキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
4-オキソ-N-(2-オキソピペリジン-3-イル)-5-(4-フェノキシフェニ
ル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド;
(R)-5-(3-クロロ-4-メチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-
3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-メチル-3-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-オキソ-N
-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-((テトラヒドロフラン-2-イ
ル)メチル-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-1-アクリロイル-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-
4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(
4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-ベンジルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R)-4-オキソ-5-(3-フェノキシフェニル)-N-(ピペリジン-3-イル
)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド;
N-((3R,5S)-5-メトキシピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5S)-5-メトキシピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(*S)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N
-(5-オキソピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(*S)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N
-(5-オキソピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(*R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N
-(5-オキソピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(*R)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N
-(5-オキソピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,*E)-N-(1-(ブテ-2-エノイル)ピぺリジン-3-イル)-5-(*
S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,*E)-N-(1-(ブテ-2-エノイル)ピぺリジン-3-イル)-5-(*
S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,*Z)-N-(1-(ブテ-2-エノイル)ピぺリジン-3-イル)-5-(*
S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,*Z)-N-(1-(ブテ-2-エノイル)ピぺリジン-3-イル)-5-(*
S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,*Z)-N-(1-(2-シアノ-4-エトキシ-4-メチルペンテ-2-エノ
イル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R,*E)-N-(1-(2-シアノ-4-エトキシ-4-メチルペンテ-2-エノ
イル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R,*Z)-N-(1-(2-シアノ-4-エトキシ-4-メチルペンテ-2-エノ
イル)ピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R,*E)-N-(1-(2-シアノ-4-エトキシ-4-メチルペンテ-2-エノ
イル)ピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5R)-1-アクリロイル-5-メトキシピペリジン-3-イル)-5
-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5S)-1-アクリロイル-5-メトキシピペリジン-3-イル)-5
-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5R)-1-アクリロイル-5-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-
5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5S)-1-アクリロイル-5-フルオロピペリジン-3-イル)-5
-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(4-シアノ-1,4-オキサゼパン-6-イル)-5-(*S)-(2-メチル
-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-1-アクリロイル-4-フルオロピロリジン-3-イル)-5
-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-エトキシ-4-メチルペンテ-2-エノイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4-ジメチルアミノ)ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3
-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド;
N-((3S,4R)-1-アクリロイル-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-
5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-1-アクリロイル-4-メトキシヒドロキシピロリジン-3-
イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピロリジン
-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド;
(R,E)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(
4-メチルアミノ)ブテ-2-エノイル)ピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチル
ピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(3-
メチルスルホニル)プロパノイル)ピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-メトキシアセチル)ピぺリジン-3-イル)-5-(*S)
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-アクリロイルアゼチジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-メチル-5-フ
ェノキシピリジン-2-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2’,3’-ジフル
オロ-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5R)-1-アクリロイル-5-フルオロピペリジン-3-イル)-5
-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3’-フルオロ-[
1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(4-シク
ロブトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4-ジメチルアミノ)ブテ-2-エノイル)ピロリジン-3
-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド;
(R,E)-N-(1-(4-ヒドロキシブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル
)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2’-メチル-[1
,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(6-フ
ェノキシピリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3’-クロロ-[1
,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4R)-1-アクリロイル-4-メトキシヒドロキシピロリジン-3-
イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド;
(R,EZ)-N-(1-(2-シアノ-3-(3-メチルオキセタン-3-イル)ア
クリロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2’-クロロ-[1
,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4-アミノブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-
5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(2-フ
ェノキシピリジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(5-フ
ェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2’,4’-ジフル
オロ-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-ベンジルフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3’-メチル-[1
,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-シクロヘキシル
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4-アミノブテ-2-エノイル)ピロリジン-3-イル)-
5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4’-メチル-[1
,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4-ヒドロキシブテ-2-エノイル)ピロリジン-3-イル
)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-1-アクリロイル-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-
5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((R)-1-((S
)-2-メチルアミノ)プロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2,2-ジフルオロ
ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フ
ェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(3-フ
ェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(5-フ
ェノキシピラジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-イソプロピルフ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(1-(ビニルスルホニル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N-(1-アクリロイルピロ
リジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(
4-メチルスルホンアミド)ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(3-プ
ロピルフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-シクロブチルフ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(1-トリジュウテリオリメチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-メチル-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(5-フ
ェノキシピリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(3-(
ピリジン-3-イル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-エチルスルホニル)ピぺリジン-3-イル)-5-(*S)
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(3-(
ピリジン-2-イル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-5-(3-クロロ-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(4-ジメチ
ルアミノ)ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-イソプロピルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-1-アクリロイル-4-フルオロピロリジン-3-イル)-4
-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-1-アクリロイル-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-イル)ピロリジン-3-カルボキサミド;
(R)-1-アクリロイル-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-イル)ピロリジン-3-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-メチルアミノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オ
キソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-((S)-3-ヒドロキシ-2-メチルプロパノイル)ピぺリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-1-アクリロイル-4-メトキシピロリジン-3-イル)-4
-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,Z)-N-(1-(4-アミノ-2-フルオロブテ-2-エノイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,Z)-N-(1-(4-アミノ-2-クロロブテ-2-エノイル)ピペリジン-
3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N-(1-(2-メチルアミ
ノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N-(1-メチルピペリジン
-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3’-メチル-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-
N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2’-メチル-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-
N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-((R)
-1-((E)-4-((4aR,7aS)-テトラヒドロ-2H-[1,4]ジオキシ
ノ[2,3-c]ピロール-6(3H)-イル)ブテ-2-エノイル)ピロリジン-3-
イル)-4,5-ジヒオドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(2-フ
ェノキシピリミジン-5-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5R)-1-アクリロイル-5-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-
5-(4-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(3-クロロ-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-4-オキソ-5-(2-フェニルピリジン-4-イル)-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-(シクロヘキシ
ルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-(シクロペンチ
ルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4-ジメチルアミノ)ブテ-2-エノイル)ピロリジン-3
-イル)-5-(4-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(2’-
(トリフルオロメチル)-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-((R)-3-ヒドロキシ-2-メチルプロパノイル)ピぺリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-イソプロポキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-アセチルフェニル)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(2-フ
ェノキシピリジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(3-ト
リフルオロメトキシ)フェニル-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-シクロプロピル
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N-(1-(4-(ジメ
チルエアミノ)ブテ-2-エノイル)ピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-((R)-3-メトキシ-2-メチルプロパノイル)ピぺリジン-
3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-クロロ-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(2-(ジメチル
アミノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N-(1-(4-(ジメ
チルエアミノ)ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(シス)-1-アクリロイル-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)-4-オキ
ソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-クロロ-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(2-メチルアミ
ノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-メトキシアセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-
5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-クロロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピロリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
4-オキソ-N-(6-オキソピペリジン-3-イル)-5-(4-フェノキシフェニ
ル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド;
N-((3S,4S)-4-フルオロピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4
-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4’-メチル-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-
N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-クロロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アセチルピペリジン-3-イル)-5-(3-クロロ-4-フェノ
キシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-クロロ-4-メ
チルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-5-(2-フェニルピリジン-4-イル)-N-(ピペリジン-
3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド;
N-((3R,5R)-5-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(
4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N-(1-メチルピロリジン
-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-4-メトキシピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4
-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5R)-1-アクリロイル-5-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-
4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4-ヒドロキシブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル
)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-シクロブチルピ
リジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-シアノピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキ
シフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(3-メトキシプロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキ
ソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-シアノピペリジン-4-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニ
ル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド;
(R)-5-(3-メチル-5-フェノキシピリジン-2-イル)-4-オキソ-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(E)-N-(1-(4-ヒドロキシブテ-2-エノイル)ピペリジン-4-イル)-
4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-(3-メトキシプロパノイル)ピペリジン-4-イル)-4-オキソ-5-
(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-3-アミノ-4-((3-
シクロブトキシフェニル)アミノ)チエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド
;
(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-N-(ピロリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
2-((1-アクリロイルピペリジン-3-イル)アミノ)-5-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4(5
H)-オン;
(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N-(1-(2-メチルアミ
ノ)アセチル)ピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-5-(2-フェニルピリジン-4-イル)-N-(ピロリジン-
3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-シクロブチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イ
ル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(6-フ
ェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-シクロブトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペ
リジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
2-((1-アクリロイルピペリジン-4-イル)アミノ)-5-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4(5
H)-オン;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-メチル-3-(
トリフルオロメチル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(4-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N-((R)-1-
((E)-4-((4aR,7aS)-テトラヒドロ-2H-[1,4]ジオキシノ[2
,3-c]ピロール-6(3H)-イル)ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)
-4,5-ジヒオドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(4-シク
ロブトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-5-(4-フェニルピリジン-2-イル)-N-(ピペリジン-
3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド;
(3R,5R)-tert-ブチル-3-ヒドロキシ-5-(4-オキソ-5-(4-
フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(オキセタン-
3-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-(シクロペンチルオキシ)フェニル)-4-オキソ-N-(ピペリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4R)-1-アクリロイル-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-
5-(4-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(トランス-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)-4-オキソ-5-(4-フ
ェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-(シクロヘキシルオキシ)フェニル)-4-オキソ-N-(ピペリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
トランス-tert-ブチル-3-ヒドロキシ-4-(4-オキソ-5-(4-フェノ
キシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート;
(R)-4-オキソ-5-(5-フェニルピリジン-3-イル)-N-(ピペリジン-
3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メトキシピリミ
ジン-5-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(3-トリフルオロメトキ
シ)フェニル-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-シクロブトキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-
イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(3-ピリジン-2-イル
)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-5-(6-フェニルピリジン-2-イル)-N-(ピペリジン-
3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチ
ル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(3S,4S)-tert-ブチル-3-フルオロ-4-(4-オキソ-5-(4-フ
ェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド)ピロリジン-1-カルボキシレート;
(R)-5-(4-シクロブトキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-
イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
tert-ブチル-4-(4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)
ピペリジン-1-カルボキシレート;
(R)-tert-ブチル-3-(4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド)ピペリジン-1-カルボキシレート;
(R)-5-(3-シクロヘキシルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-
イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
(R)-5-(3-イソプロピルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イ
ル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(3-(
ピリジン-4-イル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-オキセタン-3
-イル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(イソプロポキ
シ)-3-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-シクロブチルピリジン-4-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(6-フ
ェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2,2-ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-
イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-(tert-ブ
チル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(3S,4S)-tert-ブチル-3-メトキシ-4-(4-オキソ-5-(4-フ
ェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド)ピロリジン-1-カルボキシレート;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(5-(イソプロポキ
シ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(tert-ブ
チルスルホニル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-ヒドロキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル
)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド;
(R)-5-(3-アセチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
N-((3R,4R)-1-アクリロイル-4-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-
4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-メチル-5-フェノキシピラジン-2-イル)-4-オキソ-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-メチル-5-フ
ェノキシピラジン-2-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,4R)-4-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(
4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(シス-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノ
キシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
4-オキソ-N-(2-オキソピロリジン-3-イル)-5-(4-フェノキシフェニ
ル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(R)-(2-メチル
-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(4-メチ
ル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S)-(4-メチ
ル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S)-(4-メチ
ル-2-フェノキシピリミジン-5-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(5-フ
ェノキシピリミジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチ
ル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-メチル-6-フ
ェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(シス-4-アクリルアミドテトラヒドロフラン-3-イル)-5-(*S)-(
4-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(6-イソ
ブチル-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-6-フ
ェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(6-イソブチル-4
-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(6-シクロブトキシ
-6-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2’,3’-ジフル
オロ-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5S)-1-アクリロイル-5-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-
5-(2’-3’-ジフルオロ-[1,1’-ビフェニル-3-イル]-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチ
ル-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(3-メチ
ル-2-フェニルピリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-シクロヘキシル
ピリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(6-フ
ェニルピリダジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5S)-1-アクリロイル-5-メトキシピペリジン-3-イル)-5
-(2’-3’-ジフルオロ-[1,1’-ビフェニル-3-イル]-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(6-フ
ェノキシピリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-((*E)-3-((S)-1-アセチルピロリジン-2-イル)
-2-シアノアクリロイル)ピぺリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(6-シク
ロブトキシ-6-メチルピリジン-3-イル)-2-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-((E)-3-((R)-1-アセチルピロリジン-2-イル)-
2-シアノアクリロイル)ピぺリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-((R)
-1-((E)-4-((4aR,7aS)-テトラヒドロ-2H-[1,4]ジオキシ
ノ[2,3-c]ピロール-6(3H)-イル)ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-
イル)-4,5-ジヒオドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(6-フ
ェニルピミジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-クロロ-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(6-シクロブトキシ
ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-メチル-[1,
1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-イソブチルフェ
ニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチ
ル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(4-メチ
ル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-シクロペンチル
ピリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(シクロペンチ
ルオキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-メトキシ-2-
メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(5-メチル-2-フ
ェニルピリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(2-イソプロ
ポキシエトキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-イソプロピルピ
リジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(5-フ
ェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(5-フ
ェノキシピラジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(6-シク
ロブトキシ-6-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-([2,3’-ビピリジン]-4-イル)-N-(1-アクリロイルピペ
リジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(4-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オ
キソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-5-(3-クロロ-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(4-ジメチ
ルアミノ)ブテ-2-エノイル)ピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(6-シクロブトキシ
-2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(3-イソプロピルフ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-2’,3’-ジフルオロ-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((1RS,2RS)-2-アミノシクロペンチル-5-(*S)-(4-メチル
-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(3-(
テトラ-2H-ピラン-4-イル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-([2,2’-ビピリジン]-4-イル)-N-(1-アクリロイルピペ
リジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2’,3’-ジフルオロ-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N
-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(トランス-1-アクリロイル-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)-4-オ
キソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(メチルグリシジル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-
(2-フェノキシピリジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(4-メチル-2-フェノキシピリミジン-5-イル)-4-
オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オ
キソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4R)-1-アクリロイル-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-
4-オキソ-5-(2-フェニルピリジン-4ーイル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-5-(5-フェノキシピリミジン-2-イル)-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-シクロペンチルピリジン-4-イル)-4-オキソ-N-(ピペリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-イソブチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル
)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(6-イソ
ブチル-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-5-(6-フェニルピリミジン-4-イル)-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*R)-(4-メチ
ル-2-フェノキシピリミジン-5-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-メチル-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-N
-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(6-シク
ロブトキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-2-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-イソプロピルピリジン-4-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*R)-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オ
キソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(5-メチル-2-フェニルピリジン-4-イル)-4-オキソ-N-(
ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-2-イソプロポキシエトキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキ
ソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-シクロヘキシルピリジン-4-イル)-4-オキソ-N-(ピペリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(6-イソプロポキシ
-2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-メチル-2-フェニルピリジン-4-イル)-4-オキソ-N-(
ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-6-フ
ェニルピリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-6-フェニルピリジン-4-イル)-4-オキソ-N-(
ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(6-シク
ロブトキシ-2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(3-メチ
ル-2-フェニルピリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(3-テトラヒドロ-2H
-ピラン-4-イル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-tert-ブチル-3-(4-オキソ-5-(3-テトラヒドロ-2H-ピラ
ン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート;
(R)-4-オキソ-5-(6-フェニルピリダジン-4-イル)-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-5-(6-フェノキシピリジン-3-イル)-N-(ピロリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R)-tert-ブチル-3-(5-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-
イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート;
(R)-5-(6-シクロブトキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-N-(ピペリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
N-((3*S,4*R)シス-4-アクリルアミドテトラヒドロフラン-3-イル)
-5-(*S)-(4-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(4-メチ
ル-2-フェノキシピリミジン-5-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S)-(6-イソ
ブチル-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(2-フ
ェノキシピリミジン-5-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(5-フ
ェノキシピリミジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-イソブチルフェ
ニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(5-フ
ェニルピリダジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((*3R,*4S)-4-アクリルアミドテトラヒドロフラン-3-イル)-5
-(*S)-(4-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(6-イソ
プロポキシ-2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-イソブチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル
)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド;
(R)-4-オキソ-5-(5-フェニルピリダジン-3-イル)-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*R)-(6-イソ
ブチル-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(6-イソ
プロポキシ-2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(6-イソブチル-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オ
キソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(6-イソブトキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*R)-(6-イソブトキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(6-シクロペンチルオキシ)-4-メチルピリジン-3-イ
ル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*R)-(6-シクロペンチルオキシ)-4-メチルピリジン-3-イ
ル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(4-メチル-2-フェノキシピリミジン-5-イル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(6-イソブチル-2
-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(6-イソブチル-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オ
キソ-N-(1-プロピオニルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(6-イソ
ブトキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-2-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(6-イソ
ブトキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-2-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(6-シク
ロペンチルオキシ)-4-メチルピリジン-3-イル)-2-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(6-シク
ロペンチルオキシ)-4-メチルピリジン-3-イル)-2-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-6-(
(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)ピリジン-3-イル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-((2-メチル
ピリジン-3-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-(-4
-((6-メチルピリジン-2-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-(-4
-((2-メチルピリジン-3-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-(
ピリジン-3-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-((6-メチル
ピリジン-2-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S)-(6-シク
ロペンチルオキシ)-4-メチルピリジン-3-イル)-2-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(5-(2-(フルオ
ロフェノキシ)ピリジン-2-イル)-4-オキソ--4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(
ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S)-(6-イソ
ブトキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-2-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N1-(15-オキソ-19-((3aR,4R,6aS)-2-オキソヘキサヒドロ
-1H-チエノ[3,4-d]イミダゾール-4-イル)-4,7,10-トリオキサ-
14-アザノナデシル)-N5-((E)-4-オキソ-4-(3-(4-オキソ-5-
(5-フェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)ブテ-2-
ン-1-イル)グルタルアミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(
ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,EZ)-N-(1-(2-シアノ-3-(3-メチルオキセタン-3-イル)ア
クリロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-(-4
-((6-メチルピリジン-3-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(
ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-(-4
-(((S-テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-((5-メチル
ピリジン-2-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-(-4
-(((R-テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド;
1-アクリロイル-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル
)ピペリジン-3-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(6-イソ
プロポキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(
ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-(
ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(6-イソ
ブチル-2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オ
キソ-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(6-イソプロポキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4
-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(5-フ
ェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
2-(4-アクリロイルピペラジン-1-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4(5H)-オン
;
(R)-5-(*S)-(6-シクロペンチルオキシ)-4-メチルピリジン-3-イ
ル)-4-オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(6-イソブトキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-
オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4-オキ
ソ-N-(1-プロピオニルピぺリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アセチルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(ピリ
ジン-2-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(E)-1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル-N-(5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペリジン-3-カルボキサミド;
1-シアノ-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペ
リジン-3-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-(
ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(6-イソ
プロポキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)-1-プロピオニ
ルピペリジン-4-カルボキサミド;
(R)-5-(*R)-(6-イソプロポキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4
-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-N-(1-プロピオニルピペリジン-3-イル)-5-(4-ピ
リジン-2-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アセチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-(ピリ
ジン-2-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-(ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4-オ
キソ-N-(1-プロピオニルピぺリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アセチルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(ピリ
ダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-(
ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アセチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-(ピリ
ダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチ
ル-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(6-イソ
ブチル-2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(E)-1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-エノイル)-N-(5-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペリジン-3-カルボキサミド
;
1-(2-シアノアセチル)-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-イル)ピペリジン-3-カルボキサミド;
N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)-1-プロピオニ
ルピペリジン-3-カルボキサミド;
1-(2-シアノアセチル)-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-イル)ピペリジン-4-カルボキサミド;
1-アクリロイル-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル
)ピペリジン-4-カルボキサミド;
1-エチル-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペ
リジン-3-カルボキサミド;
1-シアノ-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペ
リジン-4-カルボキサミド;
1-メチル-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペ
リジン-3-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-2-(4-メチルピペラジン-1-イ
ル)-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4(5H)-オン;
(E)-4,4-ジメチル-2-(4-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-イル)ピペリジン-1-カルボニル)ペンテン-2-ニトリル;
4-(5-(2-メチル-4--フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-1H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペラジン-1
-カルボニトリル;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-2-(4-プロピオニルピペラジン-
1-イル)-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4(5H)-オン
;
N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペリジン-3-
カルボキサミド;
(E)-1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-エノイル)-N-(5-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキサミド
;
(E)-1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル-N-(5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキサミド;
1-メチル-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペ
リジン-4-カルボキサミド;
1-エチル-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペ
リジン-4-カルボキサミド;
N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペリジン-4-
カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(1-(ビニルスルホニル)ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-((4-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-
イル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-フルオロ-4-((4-(トリフルオロメチル)ピリジン-2
-イル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-シアノピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピロリジン-3-イル)-5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-4-オキソ-5-(3-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(3-メトキシプロパノイル)ピぺリジン-3-イル)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2’,3’-ジフル
オロ-4-メチル-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-プロ
ピオニルピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピロリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
N-(1-(4-ピロリジン-1-イル)ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-(
ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-(3-((2-
シアノフェノキシ)メチル(フェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((R)-1-((R)-2-メ
チルアミノ)プロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-((R)-アゼチジン-2-カルボニル)ピぺリジン-3-イル)
-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン-3
-イル)-4-オキソ-5-(3-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-シアノピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((R)-1-((S)-2-メ
チルアミノ)プロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-4-オキソ-5-(o-トリル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(4-(3-((2-シアノフェノキシ)メチル)フェノキシ)-2-メチルフェ
ニル)-N-(1-メチルピペリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン-3
-イル)-5-(4-(2-メトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
5-(4-(3-((2-シアノフェノキシ)メチル)フェノキシ)-2-メチルフェ
ニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-4-イル)--4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルピペリジン-4-イ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-5-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(ピペリジン-3-イル
)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(4-(3-((2-シアノフェノキシ)メチル)フェノキシ)-2
-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(4-メトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-4-
イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-エノイル)ピペ
リジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド;
(R,E)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-
(4-ピロリジン-1-イル)ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-エノイル)ピロ
リジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
5-(4-2-メトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピ
ペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-プロ
ピオニルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-シアノピペリジン-4-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルピペリジン
-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン-3
-イル)-5-(2-メチル-5-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N((R)-1-((R
)-ピロリジン-2-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン-3
-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン-3
-イル)-5-(4-メトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1-ホルミルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノ
キシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-エノイル)ピペ
リジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-(
ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-シアノピペリジン-3-イル)-5-(4-(2-メトキシフェノキシ)-
2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-シアノピペリジン-4-イル)-5-(4-(2-メトキシフェノキシ)-
2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-ホルミルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノ
キシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン-3
-イル)-4-オキソ-5-(o-トリル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1-シアノピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アセチルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノ
キシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-
イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
N-(1-シアノピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-プロ
ピオニルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N((R)-1-((S
)-ピロリジン-2-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(3-((2-
シアノフェノキシ)メチル(フェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド;
(S,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-((4-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-
イル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(E)-N-(1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-エノイル)ピペリジ
ン-3-イル)-5-(4-(2-メトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
(E)-N-(1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-エノイル)ピペリジ
ン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(S,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-
(4-ピペリジン-1-イル)ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-3-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-フルオロ-4-((4-(トリフルオロメチル)ピリジン-2
-イル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-プロピオニル
ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(S,E)-N-(1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-エノイル)ピペ
リジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド;
(S,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピロリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(3-クロロプロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(5-フェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(4-(2-メトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-(1-メチルピ
ペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-(アゼチジン-1-イル)アセチル)ピぺリジン-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(テトラヒドロ-2H-ピラン-
4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-メチルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキ
シフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(ピロリジン-3-イル
)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド;
(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4-ジメチルアミノ)ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3
-イル)-5-(4-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-ベンゾピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキ
シフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-5-(5-フェノキシピリジン-2-イル)-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン-4
-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(4-2-メトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピ
ペリジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(4-(2-メトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-(1-メチルピ
ペリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(シクロペンチルオキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-
N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-メチルピペリジン-4-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニ
ル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド;
(E)-N-(1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-エノイル)ピペリジ
ン-4-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(R)-4-オキソ-5-(6-フェノキシピリジン-3-イル)-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-N-(1-(2-メチル
アミノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1-アセチルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノ
キシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-ベンジルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノ
キシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(ピペリジン-4-イル)-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド;
4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(2-ピロリジン-1-イル)エ
チル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(2-ピペラジン-1-イル)エ
チル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
N-(1-アクリロイルピペリジン-4-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルピペリジン
-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1-メチルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキ
シフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(2-ピペリジン-1-イル)エ
チル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
N-(2-モルホリノエチル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド;
(S)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(ピロリジン-3-イル
)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド;
N-(2-(4-メチルピペリジン-4-イル)エチル)-4-オキソ-5-(4-フ
ェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アセチルピペリジン-3-イル)-5-(4-(イソプロポキシ)
-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(3-ピリジン-3-イル
)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(S,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-5-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-4-オキソ-5-(3-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1-ベンゾピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキ
シフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3,5-ジクロロフ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド;
(S,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-4-オキソ-5-(o-トリル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-(ジメチルアミ
ノ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-4-イル)-5-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1-ベンジルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノ
キシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(S,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(4-メトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-プロピオニル
ピペリジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-アミノフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(ジメチルアミノ)フェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-
3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(m-トリル)-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(R)-5-(4-クロロフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド;
(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(p-トリル)-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(R)-5-(4-フルオロフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R)-5-(4-(tert-ブチル)フェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(6-イソプロポキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4
-オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S)-(6-イソ
プロポキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-(1-メチルシクロブチル)アクリロイル
)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-
4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド;
N1-((E)-4-(((R-3-(1-(2-メチル-6-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-4-オキソブ-2-テン-1-イル
)-N5-(15-オキソ-19-((3aR,4R,6aS)-2-オキソヘキサヒド
ロ-1H-チエノ[3,4-d]イミダゾ-4-リル)-4,7,10-トリオキサ-1
4-アザノナデシル)グルタルアミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-エトキシ-4-メチルペンテ-2-エノイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)
-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチ
ル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチ
ル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチ
ル-(-4-((2-メチルピリジン-3-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-(-4-((2-メチルピリジン-3-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチ
ル-4-(ペンタフルオロチオ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-4-(ペンタフルオロチオ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(5-ピ
リダジン-3-イルオキシ)ピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(5-ピ
リダジン-3-イルオキシ)ピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-6-(
ピリダジン-3-イルオキシ)ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-6-(
ピリダジン-3-イルオキシ)ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-メチル-6-(
ピリダジン-3-イルオキシ)ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;及び
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-メチル-6-(
ピリダジン-3-イルオキシ)ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
並びに、これらの薬学的に許容される塩。
【請求項55】
以下からなる群から選択される化合物:
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(R)-(4-(イソ
プロポキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(6-フ
ェノキシピリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(2-フ
ェノキシピリジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(5-フ
ェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(R)-(2-メチル
-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(4-メチ
ル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S)-(4-メチ
ル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(5-フ
ェノキシピリミジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(6-イソ
ブチル-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;及び
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
並びに、これらの薬学的に許容される塩。
【請求項56】
有効量の請求項1~55のいずれか一項に記載の少なくとも1つの化合物と、少なくと
も1つの薬学的に許容される賦形剤とを含む、医薬組成物。
【請求項57】
有効量の請求項54に記載の少なくとも1つの化合物と、少なくとも1つの医薬的に許
容される賦形剤とを含む、請求項56に記載の医薬組成物。
【請求項58】
有効量の請求項55に記載の少なくとも1つの化合物と、少なくとも1つの医薬的に許
容される賦形剤とを含む、請求項56に記載の医薬組成物。
【請求項59】
ブルトン型チロシンキナーゼ活性によって媒介される疾患、障害、若しくは医学的症状
に罹患しているか、又は前記疾患、障害、若しくは医学的症状を有すると診断された対象
を治療する方法であって、前記治療を必要とする対象に、有効量の、請求項1~55から
選択される少なくとも1つの化合物を投与する工程を含む、前記方法。
【請求項60】
対象における癌を治療する方法であって、前記対象に、請求項1~55のいずれか一項
に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩を投与する工程を含む、前記方法。
【請求項61】
前記癌が、外套細胞リンパ腫、慢性リンパ球性白血病、マクログロブリン血症、又は多
発性骨髄腫である、請求項64に記載の方法。
【請求項62】
患者における全身性エリテマトーデスを治療する方法であって、請求項1~55のいず
れか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩を、前記患者に投与する工程を含
む、前記方法。
【請求項63】
患者における天疱瘡障害又は類天疱瘡障害を治療する方法であって、請求項1~55の
いずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩を前記患者に投与する工程を
含む、前記方法。
【請求項64】
患者におけるリウマチ性関節炎を治療する方法であって、請求項1~55のいずれか一
項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩を前記患者に投与する工程を含む、前記
方法。
【請求項65】
請求項1~55のいずれか一項に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩の作製
方法。
【請求項66】
以下の式(II’):
【化3】
(式中、
R
4が、H、Cl、F、CH
3、及びCF
3からなる群から独立して選択され;
nが、0~2であり;
EがOであり;
Gが、以下:C
3~6シクロアルキル;オキセタニル、テトラヒドロフラニル;テトラ
ヒドロピラニル、ベンゾフラン-7-イルオキシ;ピリジル;CH
3で置換されているピ
リジル;フェニル;ハロゲン、C
1~6アルキル、C
1~6ハロアルキル、OH、OC
1
~6アルキル、OC
1~6ハロアルキル、CH
2OCH
3、(C=O)NH
2、及びC
3
~6シクロアルキルからなる群からそれぞれ独立して選択される1員又は2員で置換され
ているフェニル;並びに
【化4】
からなる群から選択され;
環Bが、以下:
(a)
【化5】
(式中、R
bが、H;C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、(C=O)CH=
CH
2、(C=O)CH
2CH
2OCH
3、(C=O)CH
2CH
2SO
2CH
3、及び
【化6】
からなる群から選択される)、
(b)
【化7】
(式中、R
cが:H、C
1~6アルキル、CN、(C=O)C
1~3アルキル、(C=
O)CH=CH
2,C
3~6シクロアルキル、(C=O)CH
2NH
2、(C=O)CH
2NH(CH
3)、(C=O)CH
2N(CH
3)
2、(C=O)CH
2CN、CH
2-
フェニル、(C=O)CH
2Cl、(C=O)CH=CHCH
2NH
2、(C=O)CH
2CH
2OCH
3、(C=O)CH=CHCH
2NH(CH
3)、(C=O)CH=CH
CH
2N(CH
3)
2、(C=O)CH=CHCH
2OH、(C=O)-フェニル、SO
2CH=CH
2、(C=O)CH
2CH
2SO
2CH
3、
【化8】
からなる群から選択され、
R
dが、H、Cl、OH、及びOCH
3からなる群から選択され、
R
eが、H又はC
1~6アルキルである)、
(c)
【化9】
(式中、
R
dが、H、F、OH、及びOCH
3からなる群から選択され、
R
fが、(C=O)-C(R
3)=CR
4(R
5);H;C
1~6アルキル;CN;(
C=O)C
1~3アルキル;(C=O)C
1~3ハロアルキル;(C=O)C
2~6アル
ケニル;(C=O)C
2~6アルキニル;(C=O)(CH
2)
1~2OH;(C=O)
(CH
2)
1~2OCH
3;(C=O)H;(C=O)(CH
2)
0~1CN;(C=O
)CH
2NH
2;(C=O)(CH
2)
1~2NH(CH
3);(C=O)(CH
2)
1
~2N(CH
3)
2;(C=O)CH(CH
3)NH(CH
3);(C=O)(CH
2)
1~2SO
2CH
3;(C=O)CH
2CH(CH
3)(OCH
3);(C=O)CH(
CH
3)CH
2(OH);(C=O)CH(CH
3)CH
2(OCH
3);(C=O)C
(CH
3)
2CH
2(OCH
3);(C=O)CH
2C(CH
3)
2(OCH
3);(C
=O)CH(NH
2)CH
2(OCH
3);(C=O)CH(OCH
3)CH
2(OCH
3);(C=O)CH(OH)CH
2(OCH
3);C
3~6シクロアルキル;(C=O
)(CH
2)
0~1アゼチジニル;(C=O)オキセタニル;(C=O)テトラヒドロフ
ラニル;(C=O)テトラヒドロピラニル;(C=O)(CH
2)
0~1ピロリジニル(
式中、前記ピロリジニルが、任意でCH
3で置換されている);(C=O)(CH
2)
0
~1ピペリジニル;(C=O)(CH
2)
0~1モルホリニル;SO
2-C
2~6アルケ
ニル;SO
2C
1~6アルキル;及びリンカー-PEG-ビオチン
(R
3が、H、CN、ハロゲン、C
1~6ハロアルキル、及びC
1~6アルキルからな
る群から選択され;
R
4及びR
5が、それぞれ独立して、以下:Hハロゲン;C
1~6アルキル;CH
2O
H;C
1~6alk-OC-
1~6アルキル;OC
1~6アルキル;C
1~4alk-N
R
6R
7;NH
2又はCH
3で置換されているC
3~6シクロアルキル;CH
3で置換さ
れているオキセタニル;1-アセチルピロリジン-2-イル;CH
2-ピロリジニル;C
H
2-ピぺリジニル;C(CH
3)
2-ピぺリジニル;CH
2-モルホリニル;C(CH
3)
2-モルホリニル;CH
2-(4aR,7aS)-テトラヒドロ-2H-[1,4]
ジオキシノ[2,3-c]ピロール-6(3H)-イル;C(CH
3)
2NH(CH
2C
H
2OCH
3);CH
2SO
2CH
3;CH
2NHSO
2CH
3;NH(C=O)C
1~
6アルキル;及びリンカー-PEG-ビオチンからなる群からそれぞれ独立して選択され
;
R
6及びR
7が、それぞれ独立して、以下:H、C
1~6アルキル、C
3~6シクロア
ルキル、及びCNからなる群から選択され;
R
gが、H、C
1~6アルキル、及びCNからなる群から選択される)からなる群から
選択され、
(d)
【化10】
(式中、R
hが、H、CN、CH
3及びCH
2フェニルからなる群から選択される)か
らなる群から選択される)
の構造を有する、請求項1の化合物、並びに式(II’)の前記化合物の立体異性体、同
位体変種、及び薬学的に許容される塩。
【請求項67】
R
6が、H又はCH
3であり;nが1であり;EがOであり;
Gが、フェニル又はC
1~6アルキルで置換されているフェニルであり;
環Bが、
【化11】
からなる群から選択され:
R
c及びR
fが、(C=O)CH=CH
2であり;R
dがHである、請求項66に記載
の化合物。
【請求項68】
R
fが、
【化12】
からなる群から選択される、請求項66に記載の化合物。
【請求項69】
以下の式(III’):
【化13】
(式中、
G-Aが、以下からなる群から選択され、
【化14】
式中、Gがフェニル;又は、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
1~6ハロアルキル、C
3~6シクロアルキル、ピリジル、オキセタン-3-イル、及びテトラヒドロ-2H-ピ
ラン-4-イルからなる群から独立して選択される1員又は2員で置換されているフェニ
ルであり、
R
aが、H又はCH
3であり、
環Bが、以下からなる群から選択され、
【化15】
式中、R
c及びR
fが、H、C
1~6アルキル、(C=O)CH=CH
2、(C=O)
CH
2NH(CH
3)、(C=O)CH=CHCH
2N(CH
3)
2、及び
【化16】
からなる群から独立して選択され、R
dが、H、OH及びOCH
3からなる群から選択
される)
の構造を有する、請求項1の化合物、並びに式(III’)の立体異性体、同位体変種、
及び薬学的に許容される塩。
【請求項70】
G-Aが、
【化17】
であり、
Gが、フェニル又はC
1~6アルキルで置換されているフェニルであり、
環Bが、以下からなる群から選択され、
【化18】
R
c及びR
fが、(C=O)CH=CH
2であり、R
dがHである、請求項69に記載
の化合物。
【請求項71】
以下の式(IV’):
【化19】
(式中、
G-E-Aが、以下からなる群から選択され、
【化20】
式中、Gが、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、テトラヒドロ-2H-ピラ
ン-4-イル、ピリダジン-3-イル、フェニル、及びFで置換されているフェニルから
なる群から選択され、
R
aが、H又はCH
3であり、
環Bが、以下からなる群から選択され、
【化21】
R
cが、H、C
1~6アルキル、(C=O)C
1~3アルキル、(C=O)CH=CH
2、(C=O)C
1~6ハロアルキル、
【化22】
からなる群から選択され、
R
jが、H、NH
2、及びNH(C=O)CH=CH
2からなる群から選択される)
の構造を有する、請求項1の化合物、並びに式(IV’)の立体異性体、同位体変種、及
び薬学的に許容される塩。
【請求項72】
G-E-Aが、
【化23】
であり、
R
aが、CH
3であり、
Gがフェニルであり、
環Bが
【化24】
からなる群から選択され、R
c及びR
fが、(C=O)CH=CH
2である、請求項7
1に記載の化合物。
【請求項73】
以下の式(V’):
【化25】
(式中、
Gが、C
1~6アルキル;C
1~6ハロアルキル;フェニル;ハロゲン、C
1~6アル
キル、C
1~6ハロアルキル、OC
1~6アルキル、OC
1~6ハロアルキル、(C=O
)-C
1~6アルキル、SF
5、OH、NH
2、N(CH
3)
2、OCH
2CH
2OCH
(CH
3)
2、及びSO
2C
1~6アルキルからなる群から独立して選択される1員又は
2員で置換されているフェニル;任意でClで置換されているベンゾ[d][1,3]ジ
オキソリル;2-メチルピリジン-3-イル;2-イソプロピルピリジン-4-イル;ベ
ンゾチオフェニル;ナフタレニル;並びに2,2-ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジ
オキソール-5-イルからなる群から選択され、
環Bが、以下からなる群から選択され、
【化26】
式中、R
c及びR
fが、H、C
1~6アルキル、(C=O)C
1~3アルキル、(C=
O)CH=CH
2、(C=O)CH
2NHCH
3、
【化27】
からなる群から選択され、
R
dが、H又はOHである)
の構造を有する、請求項1の化合物、並びに式(V’)の立体異性体、同位体変種、及び
薬学的に許容される塩。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、小分子チロシンキナーゼ阻害剤に関する。
【背景技術】
【0002】
リウマチ性関節炎(「RA」)は、慢性の自己免疫炎症性障害であり、関節の内面に影
響を及ぼし、痛みを伴う腫脹を引き起こし、骨侵食及び関節変形を引き起こし得る。RA
は、有意な社会的影響を呈しており、比較的高い有病率を有しており(米国人口の約1%
がRAに罹患している)、不可逆的な関節損傷を引き起こし、広範囲にわたって共罹患の
発生を有する。多くの患者が、現在市販されている生物学的及び小分子医薬品の恩恵を受
けているが、ほとんどの患者は、この疾患の慢性疼痛及び炎症を依然として患っている。
【0003】
癌、特に外套細胞リンパ腫、慢性リンパ球性白血病、マクログロブリン血症、及び多発
性骨髄腫は、患者を苦しめ続けている。代替的で効果的な癌の治療法が、依然として必要
とされている。
【0004】
ヒトブルトン型チロシンキナーゼ(「Btk」)は、非受容体型チロシンキナーゼのT
ecファミリーに属する約76kDaのタンパク質である。Tecキナーゼは、BTKに
加えて4つの他のメンバー:相同キナーゼTEC、ITK、TXK/RLK及びBMXか
らなる、哺乳動物細胞において細胞質チロシンキナーゼの第2の大ファミリーを形成する
。Tecキナーゼは、脊椎動物全体にわたって進化的に保存されている。これらは、より
大きなSrc及びSykキナーゼファミリーに関連するが、構造的に異なる。Tecファ
ミリータンパク質は、造血組織において豊富に発現され、哺乳動物の血液及び内皮細胞の
増殖及び分化において重要な役割を果たす。
【0005】
当該背景技術で記載されたIHC研究によるBtk発現に基づいて、Btk阻害は、B
細胞、マクロファージ、肥満細胞、破骨細胞、及び血小板微小粒子に関連する生物学を調
節する可能性を有する。Corneth,O.B.,et al.Curr.Top.M
icrobiol.Immunol.BTK Signaling in B Cell
Differentiation and Autoimmunity.(2015年
9月5日)。RAにおけるB細胞の役割は、Rituximab(商標)を用いたB細胞
枯渇時に診療所で示された治療的利益によって裏付けられている。自己反応性抗体は滑膜
炎症においてこのような重要な役割を果たすので、B細胞コンパートメントの治療的調節
は、早期のRAを治療し、最も早い段階で疾患を潜在的に調節する潜在的な機構である。
コラーゲン誘発性関節炎(CIA)などのマウスモデルにおけるB細胞枯渇は、関節炎発
症を予防する。Svensson,et al.(1998)B細胞欠損マウスは、II
型コラーゲン誘導性関節炎(CIA)を発症しない。Clin Exp Immunol
111,521~526。
【0006】
前臨床モデルにおけるBtk阻害剤の使用は、RAに関連するB細胞生物学におけるB
tkの役割を支持する。Btk阻害剤は、最も早い段階で抗原受容体に誘導されるシグナ
ル伝達及びその後のB細胞増殖を阻止する。更に、CD80及びCD86及びMHC-I
Iなどの共刺激分子の抗原インターナリゼーション及びアップレギュレーションのような
抗原提示機能の重要な態様は、Btk阻害剤でブロックされ得る(Kenny,E.F.
,et al.(2013)PLoS One 8,e74103)。Btk阻害剤は、
予防的に又は完全に治療的に投与されるかどうかにかかわらず、様々な齧歯類関節炎モデ
ルにおいて有効性を示す(Di Paolo,J.A.,et al.Nat Chem
Biol(2011)7,41~50;Liu,L.,et al.(2011)J
Pharmacol Exp Ther 338,154~163;Honigberg
,L.A.,et al.(2010)Proc Natl Acad Sci U S
A 107,13075~13080;Evans,E.K.,et al.(201
3)J Pharmacol Exp Ther 346,219~228).疾患の症
状を改善することに加えて、Btkの阻害は、自己抗体産生及びアイソタイプスイッチン
グ、並びにウシのコラーゲンから齧歯類のコラーゲンへのエピトープの広がりを減少させ
る。更に、Btk阻害は、炎症を起こした足の組織病理学によって評価されるように、炎
症スコアの有意な減少を示す。それと共に、これらのデータは、B細胞が主要な役割を果
たす炎症性自己免疫障害におけるBtk阻害剤を試験するための論理的根拠を提供する。
更に、Btkは、外套細胞リンパ腫、慢性リンパ球性白血病(CLL)及びワルデンスト
レームマクログロブリン血症などのB細胞悪性腫瘍の治療のために承認された不可逆性共
有結合性阻害剤(ICI)イブルチニブを有する血液学的悪性腫瘍の治療のための臨床的
に有効な標的である(Hendriks,R.W.,et al.(2014)Nat
Rev Cancer 14,219~232)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
様々な免疫学的及び腫瘍学的経路におけるBtkの役割を考慮して、Btkの阻害剤が
必要である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、式(I’)の化合物を目的とし、
【0009】
【化1】
式中、
R
1は、H又は-C
1~6アルキルであり;
R
2は、-C
0~6alk-ピペリジニル;-C
0~6alk-ピロリジニル;-C
0
~6alk-オキサゼパニル;-C
0~6alk-アゼチジニル;
-C
0~6alk-アジリジニル;-C
0~6alk-アゼパニル;-C
0~6alk
-キヌクリジニル;-C
0~6alk-イミダゾリジニル;
-C
0~6alk-ピペラジニル;-C
0~6alk-モルホニル;-C
0~6alk
-テトラヒドロピラニル;又は-C
0~6alk-テトラヒドロフラニルであって、式中
、R
2は、任意で、以下:
-NR
8-C(O)-C(R
3)=CR4(R
5);-C(O)-C(R
3)=CR
4
(R
5);オキソ;ハロゲン;-CN;-OH;
-NR
6R
7;-C
1~6アルキル;-C
1~6alk-OH;-OC
1~6アルキル
;-C
3~6シクロアルキル;
-C
1~6ハロアルキル;-C
1~6アルカリール;-SO
2-C
1~6アルキル;-
SO
2-C
2~6アルケニル;-C(O)H;
-C(O)-C
1~6アルキル;-C(O)-C
3~6シクロアルキル;-C(O)-
C
1~6ハロアルキル;
-C(O)-C
2~6アルキニル;-C(O)-C
6~10アリール;-C(O)-ヘ
テロアリール;-C(O)-C
1~6alk-CN;
-C(O)-C
1~6alk-OH;-C(O)-C
1~6alk-SO
2-C
1~6
アルキル;-C(O)-O-C
1~6アルキル;
-C(O)-C
1~6alk-NR
6R
7;-C(O)-C
1~6alk-O-C
1~
6アルキル(式中、-C
1~6alk-は、任意で、-OH、-OC
1~6アルキル、又
は-NR
6R
7で置換されている);及び
-C(O)-C
0~6alk-ヘテロシクロアルキル(式中、-alk-は、任意でオ
キソで置換され、ヘテロシクロアルキルは、任意で-C
1~6アルキルで置換されている
);からなる群から独立して選択される1つ、2つ又は3つの置換基で置換されており;
式中、
R
3はH;-CN;ハロゲン;-C
1~6ハロアルキル;又は-C
1~6アルキルであ
り;
R
4及びR
5は、それぞれ独立して、H;ハロゲン;-C
1~6アルキル;
-OC
1~6アルキル;任意でC
1~6アルキルで置換されている-C
0~6alk-
C
3~6シクロアルキル;
任意で-C(O)C
1~6アルキル又は-C
1~6アルキルで置換されている-C
0~
6alk-ヘテロシクロアルキル;-C
1~6alk-OH;-C
0~6alk-NR
6
R
7;-C
1~6alk-O-C
1~6アルキル;
-C
1~6alk-NH-C
0~6alk-O-C
1~6アルキル;-C
1~6alk
-NHSO
2-C
1~6アルキル;
-C
1~6alk-SO
2-C
1~6アルキル;-NHC(O)-C
1~6アルキル;
又は-リンカーPEG-ビオチンであり;
R
6及びR
7は、それぞれ独立して、H;-C
1~6アルキル;-C
3~6シクロアル
キル;
-C(O)H、又は-CNであり;及び
R
8は、H又は-C
1~6アルキルであり;
Aは、結合、ピリジニル;フェニル;ナフタレニル;ピリミジニル;ピラジニル;ピリ
ダジニル;任意でハロゲンで置換されているベンゾ[d][1,3]ジオキソリル;ベン
ゾチオフェニル;又はピラゾリル;であって以下:C
1~6アルキル;ハロゲン;-SF
5;-OC
1~6アルキル;-C(O)-C
1~6アルキル;及び-C
1~6ハロアルキ
ル;からなる群から独立して選択される1つ、2つ又は3つの置換基で置換されており;
Eは、-O-;結合;-C(O)-NH-;-CH
2;又は-CH
2-O-であり;
GはH;-C
3~6シクロアルキル;-フェニル;-チオフェニル;-C
1~6アルキ
ル;-ピリミジニル;-ピリジル;-ピリダジニル;
-ベンゾフラニル;-C
1~6ハロアルキル;酸素ヘテロ原子を含有する-ヘテロシク
ロアルキル;
-フェニル-CH
2-O-フェニル;-C
1~6alk-O-C
1~6アルキル;-N
R
6R
7;-SO
2C
1~6アルキル;又は-OHであり;式中、フェニル;チオフェニ
ル;ピリミジニル;ピリジル;ピリダジニル;又はベンゾフラニルは、任意で、以下:ハ
ロゲン;-C
1~6アルキル;-C
1~6ハロアルキル;-OC
1~6ハロアルキル;-
C
3~6シクロアルキル;-OC
1~6アルキル;
-CN;-OH;-C
1~6alk-O-C
1~6アルキル;-C(O)-NR
6R
7
;及び-C(O)-C
1~6アルキル;
又はそれらの立体異性体又は同位体変種;
又はそれらの薬学的に許容される塩;からなる群から独立して選択される1つ、2つ、
又は3つの置換基で置換されている。
【0010】
式Iの化合物を含む組成物も記載される。式Iの化合物を使用する方法も、本開示の範
囲内である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本開示は、以下の用語集及び結論付ける実施例を含む、以下の説明を参照することによ
って、より完全に理解され得る。また、明確さのために本明細書では別々の態様の文脈で
説明される、本開示の組成物及び方法の特定の特徴は、単一の態様において組み合わせて
提供され得ることも理解される。逆に、簡潔さのために単一の態様の文脈で説明される、
本開示の組成物及び方法の種々の特徴が、別々に又は任意の部分的組み合わせで提供され
る場合もある。
【0012】
単独で又は置換基の一部として使用される場合、用語「アルキル」は、鎖内に、1~1
2個の炭素原子(「C1~12」)、好ましくは1~6個の炭素原子を有する直鎖又は分
枝鎖アルキル基(「C1~6」)を指す。アルキル基の例としては、メチル(Me、C1
アルキル)、エチル(Et、C2アルキル)、n-プロピル(C3アルキル)、イソプロ
ピル(C3アルキル)、ブチル(C4アルキル)、イソブチル(C4アルキル)、sec
-ブチル(C4アルキル)、tert-ブチル(C4アルキル)、ペンチル(C5アルキ
ル)、イソペンチル(C5アルキル)、tert-ペンチル(C5アルキル)、ヘキシル
(C6アルキル)、イソヘキシル(C6アルキル)、及び当業者の知識及び本明細書で提
供される教示の観点から、前述の例のいずれかと同等と考えられる基が挙げられる。
【0013】
ある範囲の炭素原子、例えば、C1~6が使用される場合、全ての範囲並びに個々の数
の炭素原子が包含される。例えば、「C1~3」には、C1~3、C1~2、C2~3、
C1、C2、及びC3が含まれる。
【0014】
用語「C1~6alk」は、1、2、3、4、5又は6個の炭素原子を有する脂肪族リ
ンカーを指し、例えば、-CH2-、-CH(CH3)-、-CH(CH3)-CH2-
、及び-C(CH3)2-が挙げられる。用語「-C0alk-」は、結合を指す。いく
つかの態様では、C1~6alkは、オキソ基又は-OH基で置換され得る。
【0015】
単独で又は置換基の一部として使用される場合、用語「アルケニル」は、2~12個の
炭素原子(「C2~12」)、好ましくは2~6個の炭素原子((「C2~6」)を有す
る直鎖及び分枝炭素鎖を指し、炭素鎖は、少なくとも1つ、好ましくは1~2つ、より好
ましくは1つの二重結合を含有する。例えば、アルケニル部分としては、アリル、1-プ
ロペン-3-イル、1-ブテン-4-イル、プロパ-1,2-ジエン-3-イルなどが挙
げられるが、これらに限定されない。
【0016】
単独で又は置換基の一部として使用される場合、用語「アルキニル」は、2~12個の
炭素原子(「C2~12」)、好ましくは2~6個の炭素原子((「C2~6」)を有す
る直鎖及び分枝炭素鎖を指し、炭素鎖は、少なくとも1つ、好ましくは1~2つ、より好
ましくは1つの三重結合を含有する。例えば、アルキニル部分としては、ビニル、1-プ
ロピン-3-イル、2-ブチン-4-イルなどが挙げられるが、これらに限定されない。
【0017】
用語「アリール」は、フェニル、ナフチルなどの6~10個の炭素原子(「C6~10
」)を有する炭素環式芳香族基を指す。
【0018】
用語「シクロアルキル」は、3~10個の炭素原子(「C3~10」)、好ましくは3
~6個の炭素原子(「C3~6」)を有する単環式非芳香族炭化水素基を指す。シクロア
ルキル基の例としては、例えば、シクロプロピル(C3)、シクロブチル(C4)、シク
ロペンチル(C5)、シクロヘキシル(C6)、1-メチルシクロプロピル(C4)、2
-メチルシクロペンチル(C4)、アダマンタニル(C10)などが挙げられる。
【0019】
用語「ヘテロシクロアルキル」は、O、N及びSからなる群から選択される少なくとも
1つのヘテロ原子を含有する任意の5~10員の単環式又は二環式の飽和環構造を指す。
ヘテロシクロアルキル基は、その結果が安定した構造となるように、環の任意のヘテロ原
子又は炭素原子と結合し得る。好適なヘテロシクロアルキル基としては、アゼパニル、ア
ジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ジオキソラニル、イミダゾリジニル、ピラゾ
リジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ジオキサニル、モルホリニル、ジチアニル、チ
オモルホリニル、オキサゼパニル、オキシラニル、オキセタニル、キヌクリジニル、テト
ラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピペラジニル、ヘキサヒドロ-5H-[1,
4]ジオキシノ[2,3-c]ピロリル、ベンゾ[d][1,3]ジオキソリルなどが挙
げられるが、これらに限定されない。
【0020】
用語「ヘテロアリール」は、炭素原子、並びに窒素、酸素、及び硫黄から選択される4
つ以下のヘテロ原子を含む単環式又は二環式芳香族環構造を指す。ヘテロアリール環は、
合計で5個、6個、9個、又は10個の環原子(「C5~10」)を含み得る。ヘテロア
リール基の例としては、ピロリル、フリル、チオフェニル(チエニル)、オキサゾリル、
イミダゾリル、プラゾリル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、チアジア
ゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピラニル、
フラザニル、インドリジニル、インドリル、イソインドリニル、インダゾリル、ベンゾフ
ラニル、ベンゾチオフェニル、ベンズイミダゾリル、ベンズチアゾリル、プリニル、キノ
リジニル、キノリニル、イソキノリニル、イソチアゾリル、シンノリニル、フタラジニル
、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチリジニル、プテリジニルなどが挙げられるが、
これらに限定されない。
【0021】
用語「ハロゲン」は、塩素、フッ素、臭素又はヨウ素を表す。用語「ハロ」は、クロロ
、フルオロ、ブロモ又はヨードを表す。
【0022】
用語「ハロアルキル」は、1つ以上の水素原子が1つ以上のハロゲン原子で置換されて
いるアルキル部分を指す。1つの例示的な置換基は、フルオロである。本開示の好ましい
アルキル基としては、トリフルオロメチル基などのトリハロゲン化アルキル基が挙げられ
る。
【0023】
用語「オキソ」は、=O部分を指し、同じ炭素原子からの2つの水素がカルボニルで置
き換えられている。例えば、オキソ置換ピロリジニル部分は、ピロリジン-2-オン部分
又はピロリジン-3-オン部分であり得る。
【0024】
用語「ベンゾフラニル」は、以下の部分を指す:
【0025】
【0026】
ベンゾフラニル部分は、2位、3位、4位、5位、6位、又は7位の炭素原子のうちい
ずれか1つを介して結合し得る。
【0027】
用語「ベンゾ[d][1,3]ジオキソリル」は、以下の部分を指す:
【0028】
【0029】
ベンゾ[d][1,3]ジオキソリル部分は、2位、4位、5位、6位、又は7位の炭
素原子のうちいずれか1つを介して結合し得る。「ベンゾ[d][1,3]ジオキソリル
部分がハロゲンで置換されている」態様では、以下の部分が好ましい:
【0030】
【0031】
用語「ベンゾチオフェニル」は、以下の部分を指す:
【0032】
【0033】
ベンゾチオフェニル部分は、2位、3位、4位、5位、6位、又は7位の炭素原子のう
ちいずれか1つを介して結合し得る。
【0034】
用語「フェニル」は、以下の部分を指す:
【0035】
【0036】
フェニル部分は、炭素原子のいずれかを介して結合し得る。
【0037】
用語「ナフタレニル」(すなわち、ナフチル)は、以下の部分を指す:
【0038】
【0039】
ナフタレニル部分は、1位、2位、3位、4位、5位、6位、7位、又は8位の炭素原
子のいずれか1つを介して結合し得る。
【0040】
用語「ピリジル」は、以下の部分を表す。
【0041】
【0042】
ピリジル部分は、2位、3位、4位、5位、又は6位の炭素原子のいずれか1つを介し
て結合し得る。
【0043】
用語「ピリミジニル」は、以下の部分を指す。
【0044】
【0045】
ピリミジニル部分は、2位、4位、5位、又は6位の炭素原子のいずれか1つを介して
結合し得る。
【0046】
用語「ピラジニル」は、以下の部分を表す。
【0047】
【0048】
ピラジニル部分は、2位、3位、5位、又は6位の炭素原子のいずれか1つを介して結
合し得る。
【0049】
用語「ピリダジニル」は、以下の部分を表す。
【0050】
【0051】
ピリダジニル部分は、3位、4位、5位、又は6位の炭素原子のいずれか1つを介して
結合し得る。
【0052】
用語「ピラゾリル」は、以下の部分を表す。
【0053】
【0054】
ピラゾリル部分は、1位、2位、3位、4位、又は5位の炭素原子のいずれか1つを介
して結合し得る。
【0055】
用語「チオフェニル」は、以下の部分を表す:
【0056】
【0057】
チオフェニル部分は、2位、3位、4位、又は5位の炭素原子のいずれか1つを介して
結合し得る。
【0058】
用語「リンカー-PEG-ビオチン」は、-リンカー-PEG-CH2-NH-ビオチ
ニルを含む部分を指す。リンカー-PEG-ビオチン部分を含む本開示の化合物は、本明
細書に記載の方法のいずれかに従って使用され得る。代替的に、リンカー-PEG-ビオ
チン部分を含む本開示の化合物は、当該技術分野で既知の方法に従って、診断プローブと
して使用され得る。好ましいリンカーは当該技術分野で既知であり、-CH2-NHC(
O)-(CH2)3-C(O)-NH-CH2-を有するリンカーが特に好ましい。好ま
しいPEG部分は、少なくとも2つ又は3つの繰り返し-CH2-CH2-O-部分を含
む。好ましいリンカー-PEG-ビオチン部分は
【0059】
【0060】
用語「ピペリジニル」は、以下の部分を指す:
【0061】
【0062】
本開示内で、R2がC0alk-ピペリジニル部分である場合、それは、2位、3位、
4位、5位、又は6位の原子のいずれか1つを介して式Iの化合物と結合し得る。他の態
様では、R2がC0alk-ピペリジニル部分である場合、それは、任意の環原子を介し
て式Iの化合物と結合し得る。本開示内で、R2がC1~6alk-ピペリジニル部分で
ある場合、それは、1位、2位、3位、4位、5位、又は6位の原子のいずれか1つを介
して式Iの化合物と結合し得る。ピペリジニル部分が置換基である場合、それは、1位、
2位、3位、4位、5位、又は6位の原子のいずれか1つを介して結合し得る。
【0063】
用語「ピロリジニル」は、次の部分を表す:
【0064】
【0065】
本開示内で、R2がC0alk-ピロリジニル部分である場合、それは、2位、3位、
4位、又は5位の原子のいずれか1つを介して式Iの化合物と結合し得る。他の態様では
、R2がC0alk-ピロリジニル部分である場合、それは、任意の環原子を介して式I
の化合物と結合し得る。本開示内で、R2がC1~6alk-ピロリジニル部分である場
合、それは、1位、2位、3位、4位、又は5位の原子のいずれか1つを介して式Iの化
合物と結合し得る。ピロリジニル部分が置換基である場合、それは、1位、2位、3位、
4位、又は5位の原子のいずれか1つを介して結合し得る。
【0066】
用語「オキサゼパニル」は、1つの環窒素原子及び1つの環酸素原子を有する7員ヘテ
ロシクロアルキル部分を指す。例としては、1,3-オキサゼパニル及び1,4-オキサ
ゼパニル部分
【0067】
【0068】
本開示内で、R2がC0alk-オキサゼパニル部分である場合、それは、環炭素原子
のいずれか1つを介して式Iの化合物と結合し得る。他の態様では、R2がC0alk-
オキサゼパニル部分である場合、それは、任意の環窒素原子又は炭素原子を介して式Iの
化合物と結合し得る。本開示内で、R2がC1~6alk-オキサゼパニル部分である場
合、それは、環炭素原子のいずれか1つ又は窒素環原子を介して式Iの化合物と結合し得
る。オキサゼパニル部分が置換基である場合、それは、任意の環炭素原子を介して又は窒
素原子を介して結合し得る。
【0069】
用語「アジリジニル」は、1つの環窒素を有する3員ヘテロシクロアルキル部分を指す
。本開示内で、R2がC0alk-アジリジニル部分である場合、それは、環炭素原子の
いずれか1つを介して式Iの化合物と結合し得る。他の態様では、R2がC1~6alk
-アジリジニル部分である場合、それは、環炭素原子のいずれか1つ又は窒素環原子を介
して式Iの化合物と結合し得る。アジリジニル部分が置換基である場合、それは、任意の
炭素原子を介して又は窒素原子を介して結合し得る。
【0070】
用語「アゼチジニル」は、1つの環窒素を有する4員ヘテロシクロアルキル部分を指す
。本開示内で、R2がC0alk-アゼチジニル部分である場合、それは、環炭素原子の
いずれか1つを介して式Iの化合物と結合し得る。他の態様では、R2がC1~6alk
-アゼチジニル部分である場合、それは、環炭素原子のいずれか1つ又は窒素環原子を介
して式Iの化合物と結合し得る。本開示内で、R2がC1~6alk-アゼチジニル部分
である場合、それは、環炭素原子のいずれか1つ又は窒素環原子を介して式Iの化合物と
結合し得る。アゼチジニル部分が置換基である場合、それは、任意の炭素原子を介して又
は窒素原子を介して結合し得る。
【0071】
用語「アゼパニル」は、1つの環窒素を有する7員ヘテロシクロアルキル部分を指す。
本開示内で、R2がC0alk-アゼパニル部分である場合、それは、環炭素原子のいず
れか1つを介して式Iの化合物と結合し得る。他の態様では、R2がC1~6alk-ア
ゼパニル部分である場合、それは、環炭素原子のいずれか1つ又は窒素環原子を介して式
Iの化合物と結合し得る。本開示内で、R2がC1~6alk-アゼパニル部分である場
合、それは、環炭素原子のいずれか1つ又は窒素環原子を介して式Iの化合物と結合し得
る。アゼパニル部分が置換基である場合、それは、任意の炭素原子を介して又は窒素原子
を介して結合し得る。
【0072】
用語「キヌクリジニル」は、以下の部分を指す:
【0073】
【0074】
本開示内で、R2がキヌクリジニル部分である場合、又はキヌクリジニル部分が置換基
である場合、それは、環炭素原子のいずれか1つを介して式Iの化合物と結合し得る。
【0075】
用語「イミダゾリジニル」は、以下の部分を指す:
【0076】
【0077】
本開示内で、R2がC0alk-イミダゾリジニル部分である場合、それは、環炭素原
子のいずれか1つを介して式Iの化合物と結合し得る。他の態様では、R2がC1~6a
lk-イミダゾリジニル部分である場合、それは、環炭素原子のいずれか1つ又は窒素環
原子を介して式Iの化合物と結合し得る。本開示内で、R2がC1~6alk-イミダゾ
リジニル部分である場合、それは、環炭素原子又は窒素環原子のいずれか1つを介して式
Iの化合物と結合し得る。イミダゾリジニル部分が置換基である場合、それは、1位、2
位、3位、4位、又は5位の原子のいずれか1つを介して結合し得る。
【0078】
用語「ピペラジニル」は、以下の部分を指す:
【0079】
【0080】
本開示内で、R2がC0alk-ピペラジニル部分である場合、それは、環炭素原子の
いずれか1つを介して式Iの化合物と結合し得る。他の態様では、R2がC1~6alk
-ピペラジニル部分である場合、それは、環炭素原子のいずれか1つ又は窒素環原子を介
して式Iの化合物と結合し得る。本開示内で、R2がC1~6alk-ピペラジニル部分
である場合、それは、環炭素原子のいずれか1つ又は窒素環原子を介して式Iの化合物と
結合し得る。ピペラジニル部分が置換基である場合、それは、1位、2位、3位、4位、
5位、又は6位の原子のいずれか1つを介して結合し得る。
【0081】
用語「モルホリニル」は、以下の部分を指す:
【0082】
【0083】
本開示内で、R2がC0alk-モルホリニル部分である場合、それは、環炭素原子の
いずれか1つを介して式Iの化合物と結合し得る。他の態様では、R2がC1~6alk
-モルホリニル部分である場合、それは、環炭素原子のいずれか1つ又は窒素環原子を介
して式Iの化合物と結合し得る。本開示内で、R2がC1~6alk-モルホリニル部分
である場合、それは、環炭素原子のいずれか1つ又は窒素環原子を介して式Iの化合物と
結合し得る。モルホリニル部分が置換基である場合、それは、2位、3位、4位、5位、
又は6位の原子のいずれか1つを介して結合し得る。
【0084】
用語「テトラヒドロピラニル」は、1つの環酸素を有する6員ヘテロシクロアルキル部
分を指す。テトラヒドロピラニル部分は、環上で任意の炭素原子を介して結合し得る。
【0085】
用語「テトラヒドロフラニル」は、1つの環酸素を有する5員ヘテロシクロアルキル部
分を指す。テトラヒドロフラニル部分は、環上で任意の炭素原子を介して結合し得る。
【0086】
本明細書中で使用するとき、用語「式Iの化合物」は、「式I」の化合物、並びに式I
亜属のいずれかの化合物を含む。
【0087】
本開示の範囲内で、溶媒和物は、化学量論量又は非化学量論量の溶媒のいずれかを含有
し、水、エタノール、メタノール、メチルtert-ブチルエーテル(MTBE)、ジイ
ソプロピルエーテル(DIPE)、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、イソプロピルアルコ
ール、メチルイソブチルケトン(MIBK)、メチルエチルケトン(MEK)、アセトン
、ニトロメタン、テトラヒドロフラン(THF)、ジクロロメタン(DCM)、ジオキサ
ン、ヘプタン、トルエン、アニソール、アセトニトリルなどの薬学的に許容される溶媒に
よる生成物形成又は単離のプロセス中に形成される。1つの態様では、溶媒和物は、クラ
ス3の溶媒が使用されるが、これらに限定されない。溶媒の分類は、例えば、医薬品規制
調和国際会議(International Conference on Harmo
nization of Technical Requirements for R
egistration of Pharmaceuticals for Human
Use)(ICH)、「Impurities:Guidelines for Re
sidual Solvents,Q3C(R3),(2005年11月)」において定
義されている。水和物は、溶媒が水である場合に形成され、又はアルコール和物は、溶媒
がアルコールである場合に形成される。いくつかの実施形態では、記載された化合物の溶
媒和物又はその薬学的に許容される塩は、本明細書に記載のプロセス中に都合よく調製又
は形成される。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の化合物の溶媒和物は無水であ
る。いくつかの実施形態では、本明細書に記載する化合物又はその薬学的に許容される塩
は、非溶媒和形態で存在する。いくつかの実施形態では、本明細書に記載する化合物又は
その薬学的に許容される塩は、非溶媒和形態かつ無水で存在する。
【0088】
「薬学的に許容される」は、連邦政府若しくは州政府の規制当局又は米国以外の国の該
当する当局により承認された又は承認可能であること、あるいは動物における、より具体
的にはヒトにおける使用について米国薬局方又は他の一般的に認知されている薬局方に列
挙されていることを意味する。
【0089】
「薬学的に許容される塩」は、薬学的に許容され、親化合物の所望の薬理学的活性を有
する、本開示の化合物の塩を指す。特に、そのような塩は、非毒性であり、無機又は有機
酸付加塩及び塩基付加塩であり得る。具体的には、かかる塩として、(1)無機酸、例え
ば塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などと形成された、若しくは、有機酸、例えば
酢酸、プロピオン酸、ヘキサン酸、シクロペンタンプロピオン酸、グリコール酸、ピルビ
ン酸、乳酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸
、安息香酸、3-(4-ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸、メタ
ンスルホン酸、エタンスルホン酸、1,2-エタン-ジスルホン酸、2-ヒドロキシエタ
ンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、4-クロロベンゼンスルホン酸、2-ナフタレンス
ルホン酸、4-トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸、4-メチルビシクロ[2.
2.2]-オクタ-2-エン-1-カルボン酸、グルコヘプトン酸、3-フェニルプロピ
オン酸、トリメチル酢酸、三級ブチル酢酸、ラウリル硫酸、グルコン酸、グルタミン酸、
ヒドロキシナフトエ酸、サリチル酸、ステアリン酸、ムコン酸などと形成された、酸付加
塩、又は、(2)どちらかの親化合物中に存在する酸性プロトンが、金属イオン、例えば
、アルカリ金属イオン、アルカリ土類イオン、若しくはアルミニウムイオンで置換される
ときに形成された塩、若しくは、有機塩基、例えばエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、N-メチルグルカミンなどと配位された塩が挙げられる。塩
には、単なる例として、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アンモニウ
ム、テトラアルキルアンモニウムなど、化合物が塩基性官能基を含有する場合は、塩酸塩
、臭化水素酸塩、酒石酸塩、メシレート、酢酸塩、マレイン酸塩、シュウ酸塩のような非
毒性の有機又は無機酸の塩が更に挙げられる。
【0090】
「薬学的に許容されるビヒクル」は、本開示の化合物と共に投与される希釈剤、アジュ
バント、賦形剤、又は担体を指す。「薬学的に許容される賦形剤」とは、薬理学的組成物
に添加されるか、又は別の方法で剤の投与を容易にするためにビヒクル、担体又は希釈剤
として用いられ、かつそれらと適合性がある、無毒性であり、生物学的に耐容性であり、
かつ別の方法で対象への投与に生物学的に適している物質、例えば不活性物質を指す。賦
形剤の例としては、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、様々な糖及びデンプンの種類、
セルロース誘導体、ゼラチン、植物油、及びポリエチレングリコールが挙げられる。
【0091】
「対象」としては、ヒトが挙げられる。用語「ヒト」、「患者」、及び「対象」は、本
明細書において互換可能に使用される。
【0092】
任意の疾患又は障害を「治療する」又はそれらの「治療」は、一実施形態において、疾
患又は障害を寛解させること(すなわち、疾患又は少なくとも1つのその臨床症状の進展
を阻止又は低減すること)を指す。別の実施形態では、「治療する」又は「治療」とは、
対象によって認識されない場合がある少なくとも1つの身体的パラメータを寛解させるこ
とを指す。更に別の実施形態では、「治療する」又は「治療」とは、身体的(例えば、認
識可能な症状の安定化)、生理学的(例えば、身体的パラメータの安定化)のいずれか又
はその両方において、疾患又は障害を調節することを指す。更に別の実施形態では、「治
療する」又は「治療」とは、疾患又は障害の発症を遅延させることを指す。
【0093】
「本開示の化合物」及び等価な表現は、本明細書に記載されている式(I)の化合物を
包含することを意味し、この表現は、状況から許容される場合は薬学的に許容される塩及
び溶媒和物、例えば水和物を含む。同様に、中間体に対する言及は、それ自体が特許請求
されていようといまいと、状況から許容される場合はその塩及び溶媒和物を包含すること
を意味する。
【0094】
本明細書で使用するとき、用語「同位体変種」は、そのような化合物を構成する1つ以
上の原子に、不自然な割合の同位体を含有する化合物を指す。例えば、化合物の「同位体
変種」を、放射標識することができ、すなわち、例えば重水素(2H又はD)、炭素-1
3(13C)、窒素-15(15N)などのような非放射性同位体を1つ又は2つ以上含
有することができる。そのような同位体置換が行われる化合物において、存在する場合は
以下の原子は、例えば、任意の水素が2H/Dであり得るか、任意の炭素が13Cであり
得るか、又は任意の窒素が15Nであり得るように、変わり得ること、及びそのような原
子の存在又は配置は、当業者によって判定され得ることが理解される。同様に、本開示は
、例えば、得られる化合物が薬物及び/又は基質組織分布研究に使用され得る場合に、放
射線同位体による同位体変種の調製を含むことができる。本開示の放射標識化合物を、単
光子放出コンピュータ断層撮影法(SPECT)などの診断法で使用することができる。
放射性同位体トリチウム、すなわち、3H、及び炭素-14、すなわち、14Cは、それ
らの組み込みやすさ及び検出法の準備しやすさのため特に有用である。更に、11C、1
8F、15O及び13Nのような陽電子放出同位体により置換されている化合物を調製す
ることもでき、基質受容体占有率を検査する陽電子放出断層撮影法(PET)研究に有用
である。
【0095】
本開示の化合物の全ての同位体変種は、放射性であっても、なくても、本発明の範囲内
に包含されることが意図される。
【0096】
同じ分子式を有するが、性質又はその原子の結合の配列又は空間におけるその原子の配
置が異なる化合物を、「異性体」と呼ぶことも、理解される。空間におけるその原子の配
置において異なる異性体を、「立体異性体」、例えば、ジアステレオマー、鏡像異性体、
及びアトロプ異性体、と呼ぶ。
【0097】
互いの鏡像ではない立体異性体を、「ジアステレオマー」と呼び、互いの重ね合わせら
れない鏡像である立体異性体を、「鏡像異性体」と呼ぶ。化合物が不斉中心を有するとき
、例えば、4つの異なる基に結合している場合、1対の鏡像異性体が可能である。鏡像異
性体は、その不斉中心の絶対配置を特徴とすることができ、カーン・プレログのR-及び
S-順位則によって記述されるか、又は分子が偏光面を回転させる様式によって、右旋性
若しくは左旋性(すなわち、それぞれ(+)又は(-)異性体)として指定される。キラ
ル化合物は、個々の鏡像異性体又はその混合物として、存在し得る。等比率の鏡像異性体
を含有する混合物を、「ラセミ混合物」と呼ぶ。
【0098】
「アトロプ異性体」は、単結合の周りの回転を妨げるために生じる立体異性体を指す。
【0099】
「互変異性体」は、特定の化合物構造の互換可能な形態であり、水素原子及び電子の置
換が異なる化合物を指す。したがって、2つの構造は、π電子及び原子(通常、H)の移
動を通して、平衡であってもよい。例えば、エノール及びケトンは、酸又は塩基のいずれ
かで処理することによって迅速に相互変換されるので、互変異性体である。互変異性の別
の例は、フェニルニトロメタンの酸形態及びニトロ形態であり、これらは同様に酸又は塩
基で処理することにより形成される。
【0100】
互変異性体形態は、対象化合物の最適な化学的反応性及び生物活性の達成に関連する場
合がある。
【0101】
本開示の化合物は、1つ以上の不斉中心を有し得るので、かかる化合物が、個々の(R
)-又は(S)-立体異性体として、又はこれらの混合物として生成し得る。
【0102】
特に指示しない限り、明細書及び特許請求の範囲における特定の化合物の記載又は命名
は、ラセミ体又は他のもののその個々の鏡像異性体及び混合物の両方を含むことを意図す
る。本開示内で、本明細書に記載のいずれかの構造中の炭素、酸素又は窒素原子上に現れ
る任意の空の原子価は、水素原子の存在を示す。キラル中心が構造中に存在し、その中心
について特定の立体化学は示されていない場合、両方の鏡像異性体は、別々に又は混合物
として、その構造によって包含される。立体化学の判定及び立体異性体の分離の方法は、
当該技術分野で周知である。
【0103】
本開示は、式(I)の化合物を目的とし、
【0104】
【化22】
式中、Lは、-C(O)NR
1-、-C
1~6alk-NR
1-、結合、又は-NR
1
-C(O)-である。好ましい実施形態では、Lは-C(O)NR
1-であり、式I’の
化合物に対応する:
【0105】
【化23】
他の態様では、Lは-C
1~6alk-NR
1-であり、式I’’の化合物に対応する
:
【0106】
【化24】
他の態様では、Lは結合であり、式I’’’の化合物に対応する:
【0107】
【化25】
他の態様では、Lは-NR
1-C(O)-、式I’’’’の化合物に対応する:
【0108】
【0109】
本開示の好ましい実施形態は、式(I’)を有する式(I)の化合物であり:
【0110】
【化27】
式中、
R
1は、H又は-C
1~6アルキルであり;
R
2は、-C
0~6alk-ピペリジニル;-C
0~6alk-ピロリジニル;-C
0
~6alk-オキサゼパニル;-C
0~6alk-アゼチジニル;
-C
0~6alk-アジリジニル;-C
0~6alk-アゼパニル;-C
0~6alk
-キヌクリジニル;-C
0~6alk-イミダゾリジニル;
-C
0~6alk-ピペラジニル;-C
0~6alk-モルホニル;-C
0~6alk
-テトラヒドロピラニル;又は-C
0~6alk-テトラヒドロフラニルであって、式中
、R
2は、任意で、以下:
-NR
8-C(O)-C(R
3)=CR4(R
5);-C(O)-C(R
3)=CR
4
(R
5);オキソ;ハロゲン;-CN;-OH;
-NR
6R
7;-C
1~6アルキル;-C
1~6alk-OH;-OC
1~6アルキル
;-C
3~6シクロアルキル;
-C
1~6ハロアルキル;-C
1~6アルカリール;-SO
2-C
1~6アルキル;-
SO
2-C
2~6アルケニル;-C(O)H;
-C(O)-C
1~6アルキル;-C(O)-C
3~6シクロアルキル;-C(O)-
C
1~6ハロアルキル;
-C(O)-C
2~6アルキニル;-C(O)-C
6~10アリール;-C(O)-ヘ
テロアリール;-C(O)-C
1~6alk-CN;
-C(O)-C
1~6alk-OH;-C(O)-C
1~6alk-SO
2-C
1~6
アルキル;-C(O)-O-C
1~6アルキル;
-C(O)-C
1~6alk-NR
6R
7;-C(O)-C
1~6alk-O-C
1~
6アルキル(式中、-C
1~6alk-は、任意で、-OH、-OC
1~6アルキル、又
は-NR
6R
7で置換されている);及び
-C(O)-C
0~6alk-ヘテロシクロアルキル(式中、-alk-は、任意でオ
キソで置換され、ヘテロシクロアルキルは、任意で-C
1~6アルキルで置換されている
);からなる群から独立して選択される1つ、2つ又は3つの置換基で置換されており;
式中、
R
3はH;-CN;ハロゲン;-C
1~6ハロアルキル;又は-C
1~6アルキルであ
り;
R
4及びR
5は、それぞれ独立して、H;ハロゲン;-C
1~6アルキル;
-OC
1~6アルキル;任意でC
1~6アルキルで置換されている-C
0~6alk-
C
3~6シクロアルキル;
任意で-C(O)C
1~6アルキル又は-C
1~6アルキルで置換されている-C
0~
6alk-ヘテロシクロアルキル;-C
1~6alk-OH;-C
0~6alk-NR
6
R
7;-C
1~6alk-O-C
1~6アルキル;
-C
1~6alk-NH-C
0~6alk-O-C
1~6アルキル;-C
1~6alk
-NHSO
2-C
1~6アルキル;
-C
1~6alk-SO
2-C
1~6アルキル;-NHC(O)-C
1~6アルキル;
又は-リンカーPEG-ビオチンであり;
R
6及びR
7は、それぞれ独立して、H;-C
1~6アルキル;-C
3~6シクロアル
キル;
-C(O)H、又は-CNであり;及び
R
8は、H又はC
1~6アルキルであり;
Aは、結合、ピリジニル;フェニル;ナフタレニル;ピリミジニル;ピラジニル;ピリ
ダジニル;任意でハロゲンで置換されているベンゾ[d][1,3]ジオキソリル;ベン
ゾチオフェニル;又はピラゾリル;であって以下:-C
1~6アルキル;ハロゲン;-S
F
5;-OC
1~6アルキル;-C(O)-C
1~6アルキル;及び-C
1~6ハロアル
キル;からなる群から独立して選択される1つ、2つ又は3つの置換基で置換されており
;
Eは、-O-;結合;-C(O)-NH-;-CH
2-;又は-CH
2-O-であり;
及び
GはH;-C
3~6シクロアルキル;-フェニル;-チオフェニル;-C
1~6アルキ
ル;-ピリミジニル;-ピリジル;-ピリダジニル;
-ベンゾフラニル;-C
1~6ハロアルキル;酸素ヘテロ原子を含有する-ヘテロシク
ロアルキル;
-フェニル-CH
2-O-フェニル;-C
1~6alk-O-C
1~6アルキル;-N
R
6R
7;-SO
2C
1~6アルキル;又は-OHであり;式中、フェニル;チオフェニ
ル;ピリミジニル;ピリジル;ピリダジニル;又はベンゾフラニルは、任意で、以下:ハ
ロゲン;-C
1~6アルキル;-C
1~6ハロアルキル;-OC
1~6ハロアルキル;-
C
3~6シクロアルキル;-OC
1~6アルキル;
-CN;-OH;-C
1~6alk-O-C
1~6アルキル;-C(O)-NR
6R
7
;及び-C(O)-C
1~6アルキルからなる群から独立して選択される1つ、2つ又は
3つの置換基で置換されている。
【0111】
式I’の立体異性体及び同位元素変種も、本開示の範囲内である。式I’の薬学的に許
容される塩も、本開示の範囲内である。
【0112】
本開示は、好ましくは、式(I’)の化合物を目的とし、
【0113】
【化28】
式中、
R
1は、H又はC
1~6アルキルであり;
R
2は、以下:C
0~2alk-ピペリジニル;C
0~2alk-ピロリジニル;オキ
サゼパニル;アゼチジニル;アゼパニル;キヌクリジニル;C
2alk-イミダゾリジニ
ル;C
2alk-ピペラジニル;C
2alk-モルホリニル;テトラヒドロピラニル;及
びC
0~1alk-テトラヒドロフラニルからなる群から選択され;式中、R
2は、任意
で、以下:
(C=O)-C(R
3)=CR
4(R
5);オキソ;ハロゲン;OH;NH
2;CN;
C
1~6アルキル;C
1~6alk-OH;OC
1~6アルキル;C
1~6ハロアルキル
;C
3~6シクロアルキル;SO
2C
1~6アルキル;SO
2-C
2~6アルケニル;C
1~2alk-アリール;(C=O)H;(C=O)C
1~6アルキル;(C=O)C
1
~6ハロアルキル;(C=O)-C
2~6アルキニル;(C=O)-C
2~6アルキニル
;(C=O)C
3~6シクロアルキル;(C=O)-フェニル;(C=O)-イミダゾリ
ル;(C=O)-C
1~6alkCN;(C=O)-C
1~6alk-OH;(C=O)
-C
1~6alk-SO
2C
1~6アルキル;(C=O)-C
1~6alk-NR
6R
7
;(C=O)-C
1~6alk-O-C
1~6アルキル(式中、-C
1~6alk-は、
任意で、OH、OC
1~6アルキル、又はNR
6R
7で置換されている);(C=O)C
0~1alk-ヘテロシクロアルキル(式中、-alk-は、任意でオキソで置換されて
おり、ヘテロシクロアルキルは、任意でC
1~6アルキルで置換されている);及びNH
(C=O)-C(R
3)=CR
4(R
5)からなる群からそれぞれ独立して選択される1
つ、2つ又は3つの置換基で置換されており;
R
3は、H、CN、ハロゲン、C
1~6ハロアルキル、及びC
1~6アルキルからなる
群から選択され;
R
4及びR
5は、それぞれ独立して、以下:Hハロゲン;C
1~6アルキル;CH
2O
H;C
1~6alk-OC
1~6アルキル;OC
1~6アルキル;C
1~4alk-NR
6R
7;NH
2又はCH
3で置換されているC
3~6シクロアルキル;CH
3で置換され
ているオキセタニル;1-アセチルピロリジン-2-イル;CH
2-ピロリジニル;CH
2-ピペリジニル;C(CH
3)
2-ピペリジニル;CH
2-モルホリニル;C(CH
3
)
2-モルホリニル;CH
2-(4aR,7aS)-テトラヒドロ-2H-[1,4]ジ
オキシノ[2,3-c]ピロール-6(3H)-イル;C(CH
3)
2NH(CH
2CH
2OCH
3);CH
2SO
2CH
3;CH
2NHSO
2CH
3;NH(C=O)C
1~6
アルキル;及びリンカー-PEG-ビオチン;からなる群からそれぞれ独立して選択され
;及び
R
6及びR
7は、それぞれ独立して、以下:H、C
1~6アルキル、シクロプロピル、
(C=O)H、及びCNからなる群から選択され;
Aは、以下:結合、フェニル;ナフタレニル、ピリジル;ピリミジニル;ピラジニル;
ピリダジニル;ベンゾチオフェニル;ピラゾリルからなる群から選択され;式中、Aは、
任意で、C
1~6アルキル、ハロゲン、OC
1~6アルキル、(C=O)C
1~6アルキ
ル及びC
1~6ハロアルキルからそれぞれ独立して選択される1つ、2つ、又は3つの置
換基で置換され;
Eは、以下:-O-、結合、(C=O)-NH、-CH
2、及びCH
2-Oからなる群
から選択され;及び
Gは、以下:H、C
1~6アルキル;C
1~6ハロアルキル;C
1~6alk-OC
1
~6アルキル;NR
6R
7;SO
2C
1~6アルキル;OH;C
3~6シクロアルキル;
フェニル;チオフェニル;ピリミジニル;ピリジル;ピリダジニル;ベンゾフラニル;酸
素ヘテロ原子を含有するヘテロシクロアルキル;フェニル-CH
2-O-フェニル;から
なる群から選択され;ここで、フェニル、チオフェニル、ピリミジニル、ピリジル、ピリ
ダジニル、又は
ベンゾフラニルは、任意で、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
1~6ハロアルキル、O
C
1~6ハロアルキル、OC
1~6アルキル、OC
1~6アルキル-OC
1~6アルキル
、C
3~6シクロアルキル、CN、OH、NH
2、N(CH
3)
2、C
1~6alk-O
C
1~6アルキル、SO
2C
1~6アルキル、(C=O)-NR
6R
7、SF
5、及び(
C=O)C
1~6アルキルからなる群からそれぞれ独立して選択される、1つ、2つ、又
は3つの置換基で置換されている。
【0114】
式I’の立体異性体及び同位元素変種、薬学的に許容される塩、N-酸化物、及び溶媒
和物も、本開示の範囲内である。
【0115】
本開示の更なる実施形態は、式(II’)の化合物、並びにその立体異性体、同位体変
種、及びその薬学的に許容される塩に関する:
【0116】
【化29】
式中、
R
aは、H、Cl、F、CH
3、及びCF
3からなる群から独立して選択され;
nは、0~2であり;
EはOであり;
Gは、以下:H、C
3~6シクロアルキル;オキセタニル、テトラヒドロフラニル;テ
トラヒドロピラニル;ベンゾフラン-7-イルオキシ;ピリジル;CH
3で置換されてい
るピリジル;フェニル;以下:ハロゲン、C
1~6アルキル、C
1~6ハロアルキル、O
H、OC
1~6アルキル、OC
1~6ハロアルキル、CH
2OCH
3、(C=O)NH
2
、及びC
3~6シクロアルキル;及び
【0117】
【化30】
からなる群からそれぞれ選択される1員又は2員で置換されているフェニル;からなる
群からそれぞれ選択され;
環Bは、以下からなる群から選択される:
(a)
【0118】
【化31】
式中、R
bは、H;C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、(C=O)CH=C
H
2、(C=O)CH
2CH
2OCH
3、(C=O)CH
2CH
2SO
2CH
3、及び
【0119】
【0120】
【化33】
式中、R
cは:H、C
1~6アルキル、CN、(C=O)C
1~3アルキル、(C=O
)CH=CH
2,C
3~6シクロアルキル、(C=O)CH
2NH
2、(C=O)CH
2
NH(CH
3)、(C=O)CH
2N(CH
3)
2、(C=O)CH
2CN、CH
2-フ
ェニル、(C=O)CH
2Cl、(C=O)CH=CHCH
2NH
2、(C=O)CH
2
CH
2OCH
3、(C=O)CH=CHCH
2NH(CH
3)、(C=O)CH=CHC
H
2N(CH
3)
2、(C=O)CH=CHCH
2OH、(C=O)-フェニル、SO
2
CH=CH
2、(C=O)CH
2CH
2SO
2CH
3、
【0121】
【化34】
からなる群から選択され、
R
dは、H、F、OH、及びOCH
3からなる群から選択され、
R
eは、H又はC
1~6アルキルであり;
(c)
【0122】
【化35】
式中、
R
dは、H、F、OH、及びOCH
3からなる群から選択され、
R
fは、(C=O)-C(R
3)=CR
4(R
5);H;C
1~6アルキル;CN;(
C=O)C
1~3アルキル;(C=O)C
1~3ハロアルキル;(C=O)C
2~6アル
ケニル;(C=O)C
2~6アルキニル;(C=O)(CH
2)
1~2OH;(C=O)
(CH
2)
1~2OCH
3;(C=O)H;(C=O)(CH
2)
0~1CN;(C=O
)CH
2NH
2;(C=O)(CH
2)
1~2NH(CH
3);(C=O)(CH
2)
1
~2N(CH
3)
2;(C=O)CH(CH
3)NH(CH
3);(C=O)(CH
2)
1~2SO
2CH
3;(C=O)CH
2CH(CH
3)(OCH
3);(C=O)CH(
CH
3)CH
2(OH);(C=O)CH(CH
3)CH
2(OCH
3);(C=O)C
(CH
3)
2CH
2(OCH
3);(C=O)CH
2C(CH
3)
2(OCH
3);(C
=O)CH(NH
2)CH
2(OCH
3);(C=O)CH(OCH
3)CH
2(OCH
3);(C=O)CH(OH)CH
2(OCH
3);
【0123】
【化36】
C
3~6シクロアルキル;(C=O)(CH
2)
0~1アゼチジニル;(C=O)オキ
セタニル;(C=O)テトラヒドロフラニル;(C=O)テトラヒドロピラニル;(C=
O)(CH
2)
0~1ピロリジニル(ここで、ピロリジニルは、任意でCH
3で置換され
ている);(C=O)(CH
2)
0~1ピペリジニル;(C=O)(CH
2)
0~1モル
ホリニル;SO
2-C
2~6アルケニル;SO
2C
1~6アルキル;及びリンカー-PE
G-ビオチン;からなる群から選択され;及び
R
3は、H、CN、ハロゲン、C
1~6ハロアルキル、及びC
1~6アルキルからなる
群から選択され;
R
4及びR
5は、それぞれ独立して、以下:Hハロゲン;C
1~6アルキル;CH
2O
H;C
1~6alk-OC
1~6アルキル;OC
1~6アルキル;C
1~4alk-NR
6R
7;NH
2又はCH
3で置換されているC
3~6シクロアルキル;CH
3で置換され
ているオキセタニル;1-アセチルピロリジン-2-イル;CH
2-ピロリジニル;CH
2-ピペリジニル;C(CH
3)
2-ピペリジニル;CH
2-モルホリニル;C(CH
3
)
2-モルホリニル;CH
2-(4aR,7aS)-テトラヒドロ-2H-[1,4]ジ
オキシノ[2,3-c]ピロール-6(3H)-イル;C(CH
3)
2NH(CH
2CH
2OCH
3);CH
2SO
2CH
3;CH
2NHSO
2CH
3;NH(C=O)C
1~6
アルキル;及びリンカー-PEG-ビオチン;からなる群からそれぞれ独立して選択され
;及び
R
6及びR
7は、それぞれ独立して、以下:H、C
1~6アルキル、C
3~6シクロア
ルキル、及びCNからなる群からそれぞれ独立して選択され;
R
gは、H、C
1~6アルキル、及びCNからなる群から選択され;及び
(d)
【0124】
【化37】
式中、R
hは、H、CN、CH
3及びCH
2フェニルからなる群から選択される。
【0125】
本開示の更なる実施形態は、式(III’)の化合物、並びにその立体異性体、同位体
変種、及びその薬学的に許容される塩に関する:
【0126】
【化38】
式中、
G-Aは、以下からなる群から選択される:
【0127】
【化39】
式中、Gはフェニル;又は、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
1~6ハロアルキル、C
3~6シクロアルキル、ピリジル、オキセタン-3-イル、及びテトラヒドロ-2H-ピ
ラン-4-イルからなる群から独立して選択される1員又は2員で置換されているフェニ
ル;
R
aは、H又はCH
3であり;
環Bは、以下からなる群から選択される:
【0128】
【化40】
式中、R
c及びR
fは、H、C
1~6アルキル、(C=O)CH=CH
2、(C=O)
CH
2NH(CH
3)、(C=O)CH=CHCH
2N(CH
3)
2、及び
【0129】
【化41】
からなる群から独立して選択され、R
dは、H、OH及びOCH
3からなる群から選択
される。
【0130】
本開示の更なる実施形態は、式(IV’)の化合物、並びにその立体異性体、同位体変
種、及びその薬学的に許容される塩に関する:
【0131】
【化42】
式中、
G-E-Aは、以下からなる群から選択される:
【0132】
【化43】
式中、Gは、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、テトラヒドロ-2H-ピラ
ン-4-イル、ピリダジン-3-イル、フェニル、及びFで置換されているフェニルから
なる群から選択され、
R
aは、H又は-CH
3であり;
環Bは、以下からなる群から選択される:
【0133】
【化44】
R
cは、H、C
1~6アルキル、(C=O)C
1~3アルキル、(C=O)CH=CH
2、(C=O)C
1~6ハロアルキル、
【0134】
【化45】
からなる群から選択され;及び
R
jは、H、NH
2、及びNH(C=O)CH=CH
2からなる群から選択される。
【0135】
本開示の更なる実施形態は、式(V’)の化合物、並びにその立体異性体、同位体変種
、及びその薬学的に許容される塩に関する:
【0136】
【化46】
式中、
Gは、C
1~6アルキル;C
1~6ハロアルキル;フェニル;ハロゲン、C
1~6アル
キル、C
1~6ハロアルキル、OC
1~6アルキル、OC
1~6ハロアルキル、(C=O
)-C
1~6アルキル、SF
5、OH、NH
2、N(CH
3)
2、OCH
2CH
2OCH
(CH
3)
2、及びSO
2C
1~6アルキルからなる群から独立して選択される1員又は
2員で置換されているフェニル;任意でClで置換されているベンゾ[d][1,3]ジ
オキソリル;2-メチルピリジン-3-イル;2-イソプロピルピリジン-4-イル;ベ
ンゾチオフェニル;ナフタレニル;及び2,2-ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジオ
キソール-5-イルからなる群から選択され;
環Bは、以下からなる群から選択される:
【0137】
【化47】
式中、R
c及びR
fは、H、C
1~6アルキル、(C=O)C
1~3アルキル、(C=
O)CH=CH
2、(C=O)CH
2NHCH
3、
【0138】
【化48】
からなる群から選択され;及び
R
dは、H又はOHである。
【0139】
本開示によると、R1は、H又はC1~6アルキルである。いくつかの態様では、R1
は、C1~6アルキル、例えば、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブ
チル、s-ブチル、又はt-ブチルである。好ましい態様では、R1はHである。
【0140】
本開示によると、R2は、非置換又は1つ、2つ、又は3つの置換基で置換されている
C0~6alk-ヘテロシクロアルキル部分である。R2が-C0alk-ヘテロシクロ
アルキルである実施形態では、ヘテロシクロアルキルは、結合を介して式Iの化合物に直
接結合する。R2が-C1~6alk-ヘテロシクロアルキル部分である態様では、ヘテ
ロシクロアルキル部分は、1、2、3、4、5、又は6個の炭素原子を有する脂肪族リン
カーを介して式Iの化合物に直接結合し、ここで、C1~6alkとしては、例えば、-
CH2-、-CH(CH3)-、-CH(CH3)-CH2-、及び-C(CH3)2-
が挙げられる。いくつかの実施形態では、C1~6alkリンカーは、オキソ(例えば、
-CH2-C(O)-)で置換されている。好ましい態様では、R2は、-C0~1al
k-ヘテロシクロアルキル、例えば、-C0alk-ヘテロシクロアルキル(すなわち、
-ヘテロシクロアルキル)又は-C1alk-ヘテロシクロアルキル(すなわち、-CH
2-ヘテロシクロアルキル)である。
【0141】
好ましい態様では、R2ヘテロシクロアルキル部分は、3員、4員、5員、又は6員ヘ
テロシクロアルキル、好ましくは5員又は6員ヘテロシクロアルキル、最も好ましくは6
員ヘテロシクロアルキルである。本開示によると、ヘテロシクロアルキル部分は、1つの
窒素原子、2つの窒素原子、1つの窒素原子と1つの酸素原子、又は1つの酸素原子を含
み得る。R2において、好ましい1つの窒素含有ヘテロシクロアルキル基は、ピペリジニ
ル;ピロリジニル;アゼチジニル;アゼパニル;アジリジニル;及びキヌクリジニル、好
ましくはピペリジニル及びピロリジニル、及びより好ましくはピペリジニルである。R2
において、好ましい2つの窒素含有ヘテロシクロアルキル基は、イミダゾリジニル及びピ
ペラジニルである。R2において、好ましい1つの窒素、1つの酸素を含有するヘテロシ
クロアルキル基は、オキサゼパニル、好ましくは1,4-オキサゼパニル、及びモルホリ
ニルである。R2において、好ましい1つの酸素含有ヘテロシクロアルキル基は、テトラ
ヒドロピラニル及びテトラヒドロフラニルである。
【0142】
本開示のいくつかの態様では、R2は、-C0~6alk-ピペリジニル、好ましくは
-C0alk-ピペリジニル又は-C1alk-ピペリジニルであって、本明細書で列挙
されるように、任意で1つ、2つ、又は3つの置換基で置換されている。より好ましい態
様では、R2は、-C0~6alk-ピペリジニル、好ましくは-C0alk-ピペリジ
ニル又は-C1alk-ピペリジニルであって、本明細書で列挙されるように、1つ又は
2つの置換基で置換されている。置換基は、ピペリジニル環上で任意の位置を介して結合
し得る。好ましい態様では、少なくとも1つの置換基がピペリジニル窒素原子を介して結
合する。
【0143】
本開示のいくつかの態様では、R2は、-C0~6alk-ピロリジニル、好ましくは
-C0alk-ピロリジニル又は-C1alk-ピロリジニルであって、本明細書で列挙
されるように、任意で1つ、2つ、又は3つの置換基で置換されている。より好ましい態
様では、R2は、-C0~6alk-ピロリジニル、好ましくは-C0alk-ピロリジ
ニル又は-C1alk-ピロリジニルであって、本明細書で列挙されるように、1つ又は
2つの置換基で置換されている。置換基は、ピロリジニル環上で任意の位置を介して結合
し得る。好ましい態様では、少なくとも1つの置換基がピロリジニル窒素原子を介して結
合する。
【0144】
本開示のいくつかの態様では、R2は、-C0~6alk-オキサゼパニル、好ましく
は-C0alk-オキサゼパニル又は-C1alk-オキサゼパニルであって、本明細書
で列挙されるように、任意で1つ、2つ、又は3つの置換基で置換されている。より好ま
しい態様では、R2は、-C0~6alk-オキサゼパニル、好ましくは-C0alk-
オキサゼパニル又は-C1alk-オキサゼパニルであって、本明細書で列挙されるよう
に、1つ又は2つの置換基で置換されている。置換基は、オキサゼパニル環上で任意の位
置を介して結合し得る。いくつかの態様では、少なくとも1つの置換基がオキサゼパニル
窒素原子を介して結合する。
【0145】
本開示のいくつかの態様では、R2は、-C0~6alk-アゼチジニル、好ましくは
-C0alk-アゼチジニル又は-C1alk-アゼチジニルであって、本明細書で列挙
されるように、任意で1つ、2つ、又は3つの置換基で置換されている。より好ましい態
様では、R2は、-C0~6alk-アゼチジニル、好ましくは-C0alk-アゼチジ
ニル又は-C1alk-アゼチジニルであって、本明細書で列挙されるように、1つ又は
2つの置換基で置換されている。置換基は、アゼチジニル環上で任意の位置を介して結合
し得る。いくつかの態様では、少なくとも1つの置換基がアゼチジニル窒素原子を介して
結合する。
【0146】
本開示のいくつかの態様では、R2は、-C0~6alk-アゼパニル、好ましくは-
C0alk-アゼパニル又は-C1alk-アゼパニルであって、本明細書で列挙される
ように、任意で1つ、2つ、又は3つの置換基で置換されている。より好ましい態様では
、R2は、-C0~6alk-アゼパニル、好ましくは-C0alk-アゼパニル又は-
C1alk-アゼパニルであって、本明細書で列挙されるように、1つ又は2つの置換基
で置換されている。置換基は、アゼパニル環上で任意の位置を介して結合し得る。いくつ
かの態様では、少なくとも1つの置換基がアゼパニル窒素原子を介して結合する。
【0147】
本開示のいくつかの態様では、R2は、-C0~6alk-アジリジニル、好ましくは
-C0alk-アジリジニル又は-C1alk-アジリジニルであって、本明細書で列挙
されるように、任意で1つ、2つ、又は3つの置換基で置換されている。より好ましい態
様では、R2は、-C0~6alk-アジリジニル、好ましくは-C0alk-アジリジ
ニル又は-C1alk-アジリジニルであって、本明細書で列挙されるように、1つ又は
2つの置換基で置換されている。置換基は、アジリジニル環上で任意の位置を介して結合
し得る。いくつかの態様では、少なくとも1つの置換基がアゼパニル窒素原子を介して結
合する。
【0148】
本開示のいくつかの態様では、R2は、-C0~6alk-キヌクリジニル、好ましく
は-C0alk-キヌクリジニル又は-C1alk-キヌクリジニルであって、本明細書
で列挙されるように、任意で1つ、2つ、又は3つの置換基で置換されている。より好ま
しい態様では、R2は、-C0~6alk-キヌクリジニル、好ましくは-C0alk-
キヌクリジニル又は-C1alk-キヌクリジニルであって、本明細書で列挙されるよう
に、1つ又は2つの置換基で置換されている。置換基は、キヌクリジニル環上で任意の位
置を介して結合し得る。
【0149】
本開示のいくつかの態様では、R2は、-C0~6alk-イミダゾリジニル、好まし
くは-C0alk-イミダゾリジニル又は-C1alk-イミダゾリジニルであって、本
明細書で列挙されるように、任意で1つ、2つ、又は3つの置換基で置換されている。よ
り好ましい態様では、R2は、-C0~6alk-イミダゾリジニル、好ましくは-C0
alk-イミダゾリジニル又は-C1alk-イミダゾリジニルであって、本明細書で列
挙されるように、1つ又は2つの置換基で置換されている。置換基は、イミダゾリジニル
環上で任意の位置を介して結合し得る。いくつかの態様では、少なくとも1つの置換基が
イミダゾリジニル窒素原子を介して結合する。
【0150】
本開示のいくつかの態様では、R2は、-C0~6alk-ピペラジニル、好ましくは
-C0alk-ピペラジニル又は-C1alk-ピペラジニルであって、本明細書で列挙
されるように、任意で1つ、2つ、又は3つの置換基で置換されている。より好ましい態
様では、R2は、-C0~6alk-ピペラジニル、好ましくは-C0alk-ピペラジ
ニル又は-C1alk-ピペラジニルであって、本明細書で列挙されるように、1つ又は
2つの置換基で置換されている。置換基は、ピペラジニル環上で任意の位置を介して結合
し得る。いくつかの態様では、少なくとも1つの置換基がピペラジニル窒素原子を介して
結合する。
【0151】
本開示のいくつかの態様では、R2は、-C0~6alk-モルホリニル、好ましくは
-C0alk-モルホリニル又は-C1alk-モルホリニルであって、本明細書で列挙
されるように、任意で1つ、2つ、又は3つの置換基で置換されている。より好ましい態
様では、R2は、-C0~6alk-モルホリニル、好ましくは-C0alk-モルホリ
ニル又は-C1alk-モルホリニルであって、本明細書で列挙されるように、1つ又は
2つの置換基で置換されている。置換基は、モルホリニル環上で任意の位置を介して結合
し得る。いくつかの態様では、少なくとも1つの置換基がモルホリニル窒素原子を介して
結合する。
【0152】
本開示のいくつかの態様では、R2は、-C0~6alk-テトラヒドロピラニル、好
ましくは-C0alk-テトラヒドロピラニル又は-C1alk-テトラヒドロピラニル
であって、本明細書で列挙されるように、任意で1つ、2つ、又は3つの置換基で置換さ
れている。より好ましい態様では、R2は、-C0~6alk-テトラヒドロピラニル、
好ましくは-C0alk-テトラヒドロピラニル又は-C1alk-テトラヒドロピラニ
ルであって、本明細書で列挙されるように、1つ又は2つの置換基で置換されている。置
換基は、テトラヒドロピラニル環上で任意の炭素原子を介して結合し得る。
【0153】
本開示のいくつかの態様では、R2は、-C0~6alk-テトラヒドロフラニル、好
ましくは-C0alk-テトラヒドロフラニル又は-C1alk-テトラヒドロフラニル
であって、本明細書で列挙されるように、任意で1つ、2つ、又は3つの置換基で置換さ
れている。より好ましい態様では、R2は、-C0~6alk-テトラヒドロフラニル、
好ましくは-C0alk-テトラヒドロフラニル又は-C1alk-テトラヒドロフラニ
ルであって、本明細書で列挙されるように、1つ又は2つの置換基で置換されている。置
換基は、テトラヒドロフラニル環上で任意の炭素原子を介して結合し得る。
【0154】
本開示の好ましい態様では、R2は、ピペリジニル、CH2CH2-ピペリジニル、ピ
ロリジニル、CH2-ピロリジニル、又はCH2CH2-ピロリジニルである。他の好ま
しい態様では、R2はアゼチジニル;アゼパニル;キヌクリジニル;CH2CH2-イミ
ダゾリジニル;又はCH2CH2-ピペラジニルである。いくつかの態様では、R2は、
オキサゼパニル又はCH2CH2-モルホリニル、CH2(C=O)-モルホリニルであ
る。他の態様では、R2は、テトラヒドロピラニル又はテトラヒドロフラニル、又はCH
2-テトラヒドロフラニルである。
【0155】
いくつかの態様では、R2部分は、「環B」と定義され得る。いくつかの態様では、特
に、化合物が式(II’)であり、環Bは
【0156】
【化49】
であり、R
bは:H、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、(C=O)CH=
CH
2、(C=O)CH
2CH
2OCH
3、(C=O)CH
2CH
2SO
2CH
3、及び
【0157】
【化50】
からなる群から選択され;他の態様では、環Bは、以下からなる群から選択される:
【0158】
【化51】
式中、R
cは:H、C
1~6アルキル、CN、(C=O)C
1~3アルキル、(C=O
)CH=CH
2,C
3~6シクロアルキル、(C=O)CH
2NH
2、(C=O)CH
2
NH(CH
3)、(C=O)CH
2N(CH
3)
2、(C=O)CH
2CN、CH
2-フ
ェニル、(C=O)CH
2Cl、(C=O)CH=CHCH
2NH
2、(C=O)CH
2
CH
2OCH
3、(C=O)CH=CHCH
2NH(CH
3)、(C=O)CH=CHC
H
2N(CH
3)
2、(C=O)CH=CHCH
2OH、(C=O)-フェニル、SO
2
CH=CH
2、(C=O)CH
2CH
2SO
2CH
3、
【0159】
【化52】
からなる群から選択され、
R
dは、H、F、OH、及びOCH
3からなる群から選択され、R
eはH又はC
1~6
アルキルである。他の態様では、環Bは、以下からなる群から選択される:
【0160】
【化53】
式中、R
dは、H、F、OH、及びOCH
3からなる群から選択され;
R
fは、(C=O)-C(R
3)=CR
4(R
5);H;C
1~6アルキル;CN;(
C=O)C
1~3アルキル;(C=O)C
1~3ハロアルキル;(C=O)C
2~6アル
ケニル;(C=O)C
2~6アルキニル;(C=O)(CH
2)
1~2OH;(C=O)
(CH
2)
1~2OCH
3;(C=O)H;(C=O)(CH
2)
0~1CN;(C=O
)CH
2NH
2;(C=O)(CH
2)
1~2NH(CH
3);(C=O)(CH
2)
1
~2N(CH
3)
2;(C=O)CH(CH
3)NH(CH
3);(C=O)(CH
2)
1~2SO
2CH
3;(C=O)CH
2CH(CH
3)(OCH
3);(C=O)CH(
CH
3)CH
2(OH);(C=O)CH(CH
3)CH
2(OCH
3);(C=O)C
(CH
3)
2CH
2(OCH
3);(C=O)CH
2C(CH
3)
2(OCH
3);(C
=O)CH(NH
2)CH
2(OCH
3);(C=O)CH(OCH
3)CH
2(OCH
3);(C=O)CH(OH)CH
2(OCH
3);
【0161】
【化54】
C
3~6シクロアルキル;(C=O)(CH
2)
0~1アゼチジニル;(C=O)オキ
セタニル;(C=O)テトラヒドロフラニル;(C=O)テトラヒドロピラニル;(C=
O)(CH
2)
0~1ピロリジニル(ここで、ピロリジニルは、任意でCH
3で置換され
ている);(C=O)(CH
2)
0~1ピペリジニル;(C=O)(CH
2)
0~1モル
ホリニル;SO
2-C
2~6アルケニル;SO
2C
1~6アルキル;及びリンカー-PE
G-ビオチン;からなる群から選択され;及び式中、R
3は、H、CN、ハロゲン、C
1
~6ハロアルキル、及びC
1~6アルキルからなる群から選択され;R
4及びR
5は、そ
れぞれ独立して、以下:Hハロゲン;C
1~6アルキル;CH
2OH;C
1~6alk-
OC
1~6アルキル;OC
1~6アルキル;C
1~4alk-NR
6R
7;NH
2又はC
H
3で置換されているC
3~6シクロアルキル;CH
3で置換されているオキセタニル;
1-アセチルピロリジン-2-イル;CH
2-ピロリジニル;CH
2-ピペリジニル;C
(CH
3)
2-ピペリジニル;CH
2-モルホリニル;C(CH
3)
2-モルホリニル;
CH
2-(4aR,7aS)-テトラヒドロ-2H-[1,4]ジオキシノ[2,3-c
]ピロール-6(3H)-イル;C(CH
3)
2NH(CH
2CH
2OCH
3);CH
2
SO
2CH
3;CH
2NHSO
2CH
3;NH(C=O)C
1~6アルキル;及びリンカ
ー-PEG-ビオチン;からなる群からそれぞれ独立して選択され;及び
R
6及びR
7は、それぞれ独立して、H、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル
、及びCNからなる群からそれぞれ独立して選択され;R
gは、H、C
1~6アルキル、
及びCNからなる群から選択される。他の態様では、環Bは、以下からなる群から選択さ
れる:
【0162】
【化55】
式中、R
hは、H、CN、CH
3及びCH
2フェニルからなる群から選択される。好ま
しい態様では、環Bは、以下からなる群から選択される:
【0163】
【化56】
及びR
c及びR
fは、(C=O)CH=CH
2であり;及びR
dはHである。
【0164】
いくつかの態様では、R2部分は、「環B」として定義され得る。いくつかの態様では
、特に、化合物が式(III’)であり、環Bは、以下からなる群から選択され
【0165】
【化57】
式中、R
c及びR
fは、H、C
1~6アルキル、(C=O)CH=CH
2、(C=O)
CH
2NH(CH
3)、(C=O)CH=CHCH
2N(CH
3)
2、及び
【0166】
【化58】
からなる群から独立して選択され、R
dは、H、OH及びOCH
3からなる群から選択
される。好ましい態様では、環Bは、以下からなる群から選択される:
【0167】
【化59】
及びR
c及びR
fは、(C=O)CH=CH
2であり;及びR
dはHである。
【0168】
いくつかの態様では、R2部分は、「環B」として定義され得る。いくつかの態様では
、特に、化合物が式(IV’)であり、環Bは、以下からなる群から選択され
【0169】
【化60】
式中、R
cは、H、C
1~6アルキル、(C=O)C
1~3アルキル、(C=O)CH
=CH
2、(C=O)C
1~6ハロアルキル、
【0170】
【化61】
からなる群から選択され;及びR
jは、H、NH
2、及びNH(C=O)CH=CH
2
からなる群から選択される。好ましい態様では、環Bは、以下からなる群から選択される
:
【0171】
【化62】
及びR
c及びR
fは、(C=O)CH=CH
2である。
【0172】
いくつかの態様では、R2部分は、「環B」と定義され得る。いくつかの態様では、特
に、化合物が式(V’)であり、環Bは、以下からなる群から選択され
【0173】
【化63】
式中、R
c及びR
fは、H、C
1~6アルキル、(C=O)C
1~3アルキル、(C=
O)CH=CH
2、(C=O)CH
2NHCH
3、
【0174】
【化64】
からなる群から選択され;及びR
dは、H又はOHである。
【0175】
本開示によると、いくつかの実施形態では、R2ヘテロシクロアルキルは、非置換であ
る。好ましい態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、1つ、2つ、又は3つの置換基で
置換されている。好ましい態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、1つ又は2つの置換
基、好ましくは、1つの置換基で置換されている。R2ヘテロシクロアルキルが置換され
ている態様では、置換基は、-NR8-C(O)-C(R3)=CR4(R5);-C(
O)-C(R3)=CR4(R5);オキソ;ハロゲン;-CN;-OH;-NR6R7
;
-C1~6アルキル;-C1~6alk-OH;-OC1~6アルキル;-C3~6シ
クロアルキル;-C1~6ハロアルキル;-C1~6アルカリール;-SO2C1~6ア
ルキル;
-SO2C2~6アルケニル;-C(O)H;-C(O)-C1~6アルキル;-C(
O)-C3~6シクロアルキル;-C(O)-C1~6ハロアルキル;
-C(O)-C2~6アルキニル;-C(O)-C6~10アリール;-C(O)-ヘ
テロアリール;-C(O)-C1~6alk-CN;-C(O)-C1~6alk-OH
;
-C(O)-C1~6alk-SO2-C1~6アルキル;-C(O)-O-C1~6
アルキル;-C(O)-C1~6alk-NR6R7;
-C(O)-C1~6alk-O-C1~6アルキル(式中、alk-は、任意で、-
OH、-OC1~6アルキル、又は-NR6R7で置換されている);及び
-C(O)-C0~6alk-ヘテロシクロアルキル(式中、-alk-は、任意でオ
キソで置換され、ヘテロシクロアルキルは、任意で-C1~6アルキルで置換されている
);からなる群から独立して選択され、式中、R3、R4、R5、R6、R7、及びR8
は、本明細書で定義されるとおりである。R2ヘテロシクロアルキルが置換されている態
様では、好ましくは、置換基は、-NR8-C(O)-C(R3)=CR4(R5);-
C(O)-C(R3)=CR4(R5);オキソ;ハロゲン;-CN;-OH;-NR6
R7;
-C1~6alk-OH;-OC1~6アルキル;-C3~6シクロアルキル;-C1
~6ハロアルキル;-C1~6アルカリール;-SO2C1~6アルキル;
-SO2C2~6アルケニル;-C(O)H;-C(O)-C1~6アルキル;-C(
O)-C3~6シクロアルキル;-C(O)-C1~6ハロアルキル;
-C(O)-C2~6アルキニル;-C(O)-C6~10アリール;-C(O)-ヘ
テロアリール;-C(O)-C1~6alk-CN;-C(O)-C1~6alk-OH
;
-C(O)-C1~6alk-SO2-C1~6アルキル;-C(O)-C1~6al
k-NR6R7;-C(O)-C1~6alk-O-C1~6アルキル(式中、-alk
-は、任意で、-OH、-OC1~6アルキル、又は-NR6R7で置換されている);
及び
-C(O)-C0~6alk-ヘテロシクロアルキル(式中、-alk-は、任意でオ
キソで置換され、ヘテロシクロアルキルは、任意で-C1~6アルキルで置換されている
);からなる群から独立して選択され、式中、R3、R4、R5、R6、R7、及びR8
は、本明細書で定義されるとおりである。
【0176】
いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、オキソ部分、例えば1つのオキソ
部分で置換されている。R2ヘテロシクロアルキルがオキソ部分で置換されている態様で
は、ヘテロシクロアルキル環は、任意で、本明細書でR2置換基において定義されるよう
な1つ又は2つの追加置換基で置換され得る。
【0177】
いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、ハロゲン、例えばフッ素又は塩素
で置換されている。いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、1つ又は2つの
ハロゲン、好ましくは1つのハロゲンで置換されている。R2ヘテロシクロアルキルがハ
ロゲンで置換されている態様では、ヘテロシクロアルキル環は、任意で、本明細書でR2
置換基において定義されるような1つ又は2つの追加置換基で置換され得る。
【0178】
いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、-CNで置換されている。いくつ
かの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、1つ又は2つの-CN、好ましくは1つの
-CNで置換されている。R2ヘテロシクロアルキルが-CNで置換されている態様では
、ヘテロシクロアルキル環は、任意で、本明細書でR2置換基において定義されるような
1つ又は2つの追加置換基で置換され得る。
【0179】
いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、-OHで置換されている。いくつ
かの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、1つ又は2つの-OH、好ましくは1つの
-OHで置換されている。R2ヘテロシクロアルキルが-OHで置換されている態様では
、ヘテロシクロアルキル環は、任意で、本明細書でR2置換基において定義されるような
1つ又は2つの追加置換基で置換され得る。
【0180】
いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、-NR6R7で置換され、式中、
R6及びR7は、それぞれ独立して、H;-C1~6アルキル、-C3~6シクロアルキ
ル;-C(O)H;又は-CNである。好ましい態様では、R6及びR7は、それぞれ独
立して、H又は-C1~6アルキルである。R2ヘテロシクロアルキルが-NR6R7で
置換されている態様では、ヘテロシクロアルキル環は、任意で、本明細書でR2置換基に
おいて定義されるような1つ又は2つの追加置換基で置換され得る。
【0181】
いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキル、-C1~6アルキル、例えば、-C
1~5アルキル、-C1~4アルキル、-C1~3アルキル、-C1~2アルキル、又は
-C1アルキルで置換されている。いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、
1つ又は2つの-C1~6アルキル、好ましくは1つの-C1~6アルキルで置換されて
いる。R2ヘテロシクロアルキルが-C1~6アルキルで置換されている態様では、ヘテ
ロシクロアルキル環は、任意で、本明細書でR2置換基において定義されるような1つ又
は2つの追加置換基で置換され得る。
【0182】
いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、-C1~6alk-OH、例えば
、-C1~5alk-OH、-C1~4alk-OH、-C1~3alk-OH、-C1
~2alk-OH、-C1alk-OH、で置換され、ここで、-OH部分は、-C1~
6alk基の任意の炭素、好ましくはω炭素と結合し得る。いくつかの態様では、R2ヘ
テロシクロアルキルは、1つ又は2つの-C1~6alk-OH、好ましくは1つの-C
1~6alk-OHで置換されている。R2ヘテロシクロアルキルが-C1~6alk-
OHで置換されている態様では、ヘテロシクロアルキル環は、任意で、本明細書でR2置
換基において定義されるような1つ又は2つの追加置換基で置換され得る。
【0183】
いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキル、-OC1~6アルキル、例えば、-
O-C1~5アルキル、-O-C1~4アルキル、-O-C1~3アルキル、-O-C1
~2アルキル、又は-O-C1アルキルで置換されている。いくつかの態様では、R2ヘ
テロシクロアルキルは、1つ又は2つの-OC1~6アルキル、好ましくは1つの-OC
1~6アルキルで置換されている。R2ヘテロシクロアルキルが-OC1~6アルキルで
置換されている態様では、ヘテロシクロアルキル環は、任意で、本明細書でR2置換基に
おいて定義されるような1つ又は2つの追加置換基で置換され得る。
【0184】
いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、-C3~6シクロアルキル、例え
ば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシルで置換されて
いる。いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、1つ又は2つの-C3~6シ
クロアルキル、好ましくは1つの-C3~6シクロアルキルで置換されている。R2ヘテ
ロシクロアルキルが-C3~6シクロアルキルで置換されている態様では、ヘテロシクロ
アルキル環は、任意で、本明細書でR2置換基において定義されるような1つ又は2つの
追加置換基で置換され得る。
【0185】
いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、-C1~6ハロアルキル、例えば
、-C1~5ハロアルキル、-C1~4ハロアルキル、-C1~3ハロアルキル、-C1
~2ハロアルキル、又は-C1ハロアルキル(-CF3、-CH2CH2Fを含む)など
で置換されている。いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、1つ又は2つの
-C1~6ハロアルキル、好ましくは1つの-C1~6ハロアルキルで置換されている。
R2ヘテロシクロアルキルが-C1~6ハロアルキルで置換されている態様では、ヘテロ
シクロアルキル環は、任意で、本明細書でR2置換基において定義されるような1つ又は
2つの追加置換基で置換され得る。
【0186】
いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、-C1~6アルカリール、例えば
、ベンジル(すなわち、-CH2-フェニル)で置換されている。いくつかの態様では、
R2ヘテロシクロアルキルは、1つ又は2つの-C1~6アルカリール、好ましくは1つ
の-C1~6アルカリールで置換されている。R2ヘテロシクロアルキルが-C1~6ア
ルカリールで置換されている態様では、ヘテロシクロアルキル環は、任意で、本明細書で
R2置換基において定義されるような1つ又は2つの追加置換基で置換され得る。
【0187】
いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、-SO2C1~6アルキル、例え
ば、-SO2-C1~5アルキル、-SO2-C1~4アルキル、-SO2-C1~3ア
ルキル、-SO2-C1~2アルキル、又は-SO2-C1アルキルで置換されている。
いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、1つ又は2つの-SO2-C1~6
アルキル、好ましくは1つの-SO2-C1~6アルキルで置換されている。R2ヘテロ
シクロアルキルが-SO2-C1~6アルキルで置換されている態様では、ヘテロシクロ
アルキル環は、任意で、本明細書でR2置換基において定義されるような1つ又は2つの
追加置換基で置換され得る。
【0188】
いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、-SO2C2~6アルケニル、例
えば、-SO2C2~5アルケニル、-SO2C2~4アルケニル、-SO2C2~3ア
ルケニル、又は-SO2C2アルケニルで置換されている。いくつかの態様では、R2ヘ
テロシクロアルキルは、1つ又は2つの-SO2C2~6アルケニル、好ましくは1つの
-SO2-C2~6アルケニルで置換されている。R2ヘテロシクロアルキルが-SO2
-C2~6アルケニルで置換されている態様では、ヘテロシクロアルキル環は、任意で、
本明細書でR2置換基において定義されるような1つ又は2つの追加置換基で置換され得
る。
【0189】
いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、-C(O)Hで置換されている。
いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、1つ又は2つの-C(O)H、好ま
しくは1つの-C(O)Hで置換されている。R2ヘテロシクロアルキルが-C(O)H
で置換されている態様では、ヘテロシクロアルキル環は、任意で、本明細書でR2置換基
において定義されるような1つ又は2つの追加置換基で置換され得る。
【0190】
いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、-C(O)-C1~6アルキル、
例えば、-C(O)-C1~5アルキル、-C(O)-C1~4アルキル、-C(O)-
C1~3アルキル、-C(O)-C1~2アルキル、又は-C(O)-C1アルキルで置
換されている。いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、1つ又は2つの-C
(O)-C1~6アルキル、好ましくは1つの-C(O)-C1~6アルキルで置換され
ている。R2ヘテロシクロアルキルが-C(O)-C1~6アルキルで置換されている態
様では、ヘテロシクロアルキル環は、任意で、本明細書でR2置換基において定義される
ような1つ又は2つの追加置換基で置換され得る。
【0191】
いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、-C(O)-C3~6シクロアル
キル、例えば、-C(O)-シクロプロピル、-C(O)-シクロブチル、-C(O)-
シクロペンチル、又は-C(O)-シクロヘキシルで置換されている。いくつかの態様で
は、R2ヘテロシクロアルキルは、1つ又は2つの-C(O)-C3~6シクロアルキル
、好ましくは1つの-C(O)-C3~6シクロアルキルで置換されている。R2ヘテロ
シクロアルキルが-C(O)-C3~6シクロアルキルで置換されている態様では、ヘテ
ロシクロアルキル環は、任意で、本明細書でR2置換基において定義されるような1つ又
は2つの追加置換基で置換され得る。
【0192】
いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、-C(O)-C1~6ハロアルキ
ル、例えば、-C(O)-C1~5ハロアルキル、-C(O)-C1~4ハロアルキル、
-C(O)-C1~3ハロアルキル、-C(O)-C1~2ハロアルキル、又は-C(O
)-C1ハロアルキル(-C(O)-CF3、-C(O)-CH2CH2Fを含む)など
で置換されている。いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、1つ又は2つの
-C(O)-C1~6ハロアルキル、好ましくは1つの-C(O)-C1~6ハロアルキ
ルで置換されている。R2ヘテロシクロアルキルが-C(O)-C1~6ハロアルキルで
置換されている態様では、ヘテロシクロアルキル環は、任意で、本明細書でR2置換基に
おいて定義されるような1つ又は2つの追加置換基で置換され得る。
【0193】
いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、-C(O)-C2~6アルキニル
、例えば、-C(O)-C2~5アルキニル、-C(O)-C2~4アルキニル、-C(
O)-C2~3アルキニル、又は-C(O)-C2アルキニルで置換されている。いくつ
かの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、1つ又は2つの-C(O)-C2~6アル
キニル、好ましくは1つの-C(O)-C2~6アルキニルで置換されている。R2ヘテ
ロシクロアルキルが-C(O)-C2~6アルキニルで置換されている態様では、ヘテロ
シクロアルキル環は、任意で、本明細書でR2置換基において定義されるような1つ又は
2つの追加置換基で置換され得る。
【0194】
いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、-C(O)-C6~10アリール
、例えば、-C(O)-フェニル又は-C(O)-ナフタレニルで置換されている。いく
つかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、1つ又は2つの-C(O)-C6~10
アリール、好ましくは1つの-C(O)-C6~10アリールで置換されている。R2ヘ
テロシクロアルキルが-C(O)-C6~10アリールで置換されている態様では、ヘテ
ロシクロアルキル環は、任意で、本明細書でR2置換基において定義されるような1つ又
は2つの追加置換基で置換され得る。
【0195】
いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、-C(O)-ヘテロアリール、例
えば、-C(O)-ピロリル、-C(O)-チエニル、-C(O)-オキサゾリル、-C
(O)-ピラゾリル、-C(O)-ピリジル、-C(O)-ピリミジニルなどで置換され
ている。いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、1つ又は2つの-C(O)
-ヘテロアリール、好ましくは1つの-C(O)-ヘテロアリールで置換されている。R
2ヘテロシクロアルキルが-C(O)-ヘテロアリールで置換されている態様では、ヘテ
ロシクロアルキル環は、任意で、本明細書でR2置換基において定義されるような1つ又
は2つの追加置換基で置換され得る。
【0196】
いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、-C(O)-C1~6alk-C
N、例えば、-C(O)-C1~5alk-CN、-C(O)-C1~4alk-CN、
-C(O)-C1~3alk-CN、-C(O)-C1~2alk-CN、又は-C(O
)-C1alk-CNで置換されている。いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキ
ルは、1つ又は2つの-C(O)-C1~6alk-CN、好ましくは1つの-(C(O
)-C1~6alk-CNで置換されている。R2ヘテロシクロアルキルが-C(O)-
C1~6alk-CNで置換されている態様では、ヘテロシクロアルキル環は、任意で、
本明細書でR2置換基において定義されるような1つ又は2つの追加置換基で置換され得
る。
【0197】
いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、-C(O)-C1~6alk-O
H、例えば、-C(O)-C1~5alk-OH、-C(O)-C1~4alk-OH、
-C(O)-C1~3alk-OH、-C(O)-C1~2alk-OH、又は-C(O
)-C1alk-OHで置換されている。いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキ
ルは、1つ又は2つの-C(O)-C1~6alk-OH、好ましくは1つの-C(O)
-C1~6alk-OHで置換されている。-OH部分は、-C1~6alk基のいずれ
か、好ましくはω炭素に結合し得る。R2ヘテロシクロアルキルが-C(O)-C1~6
alk-OHで置換されている態様では、ヘテロシクロアルキル環は、任意で、本明細書
でR2置換基において定義されるような1つ又は2つの追加置換基で置換され得る。
【0198】
いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、-C(O)-C1~6alk-S
O2-C1~6アルキル、例えば-C(O)-C1~5alk-SO2-C1~5アルキ
ル、-C(O)-C1~4alk-SO2-C1~4アルキル、-C(O)-C1~3a
lk-SO2-C1~3アルキル、-C(O)-C1~2alk-SO2-C1~2アル
キル、又は-C(O)-C1alk-SO2-C1アルキルで置換されている。いくつか
の態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、1つ又は2つの-C(O)-C1~6alk
-SO2-C1~6アルキル、好ましくは1つの-C(O)-C1~6alk-SO2-
C1~6アルキルで置換されている。R2ヘテロシクロアルキルが-C(O)-C1~6
alk-SO2-C1~6アルキルで置換されている態様では、ヘテロシクロアルキル環
は、任意で、本明細書でR2置換基において定義されるような1つ又は2つの追加置換基
で置換され得る。
【0199】
いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、-C(O)-O-C1~6アルキ
ル、例えば、-C(O)-O-C1~5アルキル、-C(O)-O-C1~4アルキル、
-C(O)-O-C1~3アルキル、-C(O)-O-C1~2アルキル、又は-C(O
)-O-C1アルキルで置換されている。いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキ
ルは、1つ又は2つの-C(O)-O-C1~6アルキル、好ましくは1つの-C(O)
-O-C1~6アルキルで置換されている。R2ヘテロシクロアルキルが-C(O)-O
-C1~6アルキルで置換されている態様では、ヘテロシクロアルキル環は、任意で、本
明細書でR2置換基において定義されるような1つ又は2つの追加置換基で置換され得る
。
【0200】
いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、-C(O)-C1~6alk-N
R6R7、例えば-C(O)-C1~5alk-NR6R7、-C(O)-C1~4al
k-NR6R7、-C(O)-C1~3alk-NR6R7、-C(O)-C1~2al
k-NR6R7、又は-C(O)-C1alk-NR6R7で置換され、式中、R6及び
R7は、それぞれ独立して、H;
-C1~6アルキル、例えば、-C1~5アルキル、-C1~4アルキル、-C1~3
アルキル、-C1~2アルキル、又は-C1アルキル;
-C3~6シクロアルキル、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル
、又はシクロヘキシル;-C(O)H、又は-CNである。好ましい態様では、R6及び
R7は、それぞれ独立して、H、-C1~6アルキル;又は、好ましくはH及び-C1~
6アルキル、及びより好ましくはH及び-C1~2アルキルを有する-C3~6シクロア
ルキルである。いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、1つ又は2つの-C
(O)-C1~6alk-NR6R7、好ましくは1つの-C(O)-C1~6alk-
NR6R7で置換されている。R2ヘテロシクロアルキルが-C(O)-C1~6alk
-NR6R7で置換されている態様では、ヘテロシクロアルキル環は、任意で、本明細書
でR2置換基において定義されるような1つ又は2つの追加置換基で置換され得る。
【0201】
いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、-C(O)-C1~6alk-O
-C1~6アルキル、例えば-C(O)-C1~5alk-O-C1~5アルキル、-C
(O)-C1~4alk-O-C1~4アルキル、-C(O)-C1~3alk-O-C
1~3アルキル、-C(O)-C1~2alk-O-C1~2アルキル、又は-C(O)
-C1alk-O-C1アルキルで置換されている。R2ヘテロシクロアルキルが-C(
O)-C1~6alk-O-C1~6アルキルで置換されている特定の態様では、-C1
~6alk-は、任意で、-OH;-OC1~6アルキル、例えば、-OC1~5アルキ
ル、-OC1~4アルキル、-OC1~3アルキル、OC1~2アルキル、又はOC1ア
ルキル;又は-NR6R7(式中、R6及びR7は、それぞれ独立して、H;
-C1~6アルキル、例えば、-C1~5アルキル、-C1~4アルキル、-C1~3
アルキル、C1~2アルキル、又はC1アルキル;-C3~6シクロアルキル;-C(O
)H;又は-CNである);で置換されている。好ましい態様では、R6及びR7は、そ
れぞれ独立して、H、-C1~6アルキル;又は、好ましくはH及び-C1~6アルキル
、及びより好ましくはH及び-C1~2アルキルを有する-C3~6シクロアルキルであ
る。いくつかの態様では、-C(O)-C1~6alk-O-C1~6アルキル部分の-
C1~6alk-は、-OHで置換されている。他の態様では、-C1~6alkは、-
OC1~6アルキル、例えば、-OC1~5アルキル、-OC1~4アルキル、-OC1
~3アルキル、-OC1~2アルキル、又は-OC1アルキルで置換されている。いくつ
かの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、1つ又は2つの-C(O)-C1~6al
k-O-C1~6アルキル、好ましくは1つの-C(O)-C1~6alk-O-C1~
6アルキルで置換されている。R2ヘテロシクロアルキルが-C(O)-C1~6alk
-O-C1~6アルキルで置換されている態様では、ヘテロシクロアルキル環は、任意で
、本明細書でR2置換基において定義されるような1つ又は2つの追加置換基で置換され
得る。
【0202】
いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、-C(O)-C0~6alk-ヘ
テロシクロアルキル、例えば、-C(O)-C0~5alk-ヘテロシクロアルキル、-
C(O)-C0~4alk-ヘテロシクロアルキル、-C(O)-C0~3alk-ヘテ
ロシクロアルキル、-C(O)-C0~2alk-ヘテロシクロアルキル、-C(O)-
C0~1alk-ヘテロシクロアルキル、-C(O)-C1alk-ヘテロシクロアルキ
ル、又は-C(O)-C0alk-ヘテロシクロアルキルで置換されている。好ましい置
換ヘテロシクロアルキル基としては、テトラヒドロフラニル、ピペリジニル、ピロリジニ
ルなどが挙げられる。R2ヘテロシクロアルキルが-C(O)-C1~6alk-ヘテロ
シクロアルキルで置換されている特定の態様では、-C1~6alk-は、任意でオキソ
で置換されている。R2ヘテロシクロアルキルが-C(O)-C0~6alk-ヘテロシ
クロアルキルで置換されている特定の態様では、置換ヘテロシクロアルキル部分は、非置
換であり得るか、又は-C1~6アルキル、例えば、-C1~5アルキル、-C1~4ア
ルキル、-C1~3アルキル、-C1~2アルキル、又は-C1アルキルで置換され得る
。R2ヘテロシクロアルキルが-C(O)-C0~6alk-ヘテロシクロアルキルで置
換されている態様では、R2ヘテロシクロアルキル環は、任意で、本明細書でR2置換基
において定義されるような1つ又は2つの追加置換基で置換され得る。
【0203】
いくつかの態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、-NR8-C(O)-C(R3)
=CR4(R5)で置換され、式中、R3、R4、及びR5は、本明細書で記載されると
おりであり、R8は、H又はC1~6アルキル、例えば、-C1~5アルキル、-C1~
4アルキル、-C1~3アルキル、-C1~2アルキル、又は-C1アルキルである。好
ましい態様では、R8はHである。これらの態様では、R3はH;-CN;ハロゲン;-
C1~6ハロアルキル;又は-C1~6アルキルである。いくつかの実施形態では、R3
はHである。他の態様では、R3は-CNである。更に他の態様では、R3は、ハロゲン
、例えば、F又はClである。更に他の態様では、R3は、-C1~6ハロアルキル、例
えば、-C1~5ハロアルキル、-C1~4ハロアルキル、-C1~3ハロアルキル、-
C1~2ハロアルキル、又は-C1ハロアルキル(-CF3、-CH2CH2Fを含む)
などである。更なる態様では、R3は、-C1~6アルキル、例えば、-C1~5アルキ
ル、-C1~4アルキル、-C1~3アルキル、-C1~2アルキル、又は-C1アルキ
ルである。R2ヘテロシクロアルキルが-NR8-C(O)-C(R3)=CR4(R5
)で置換されている態様では、ヘテロシクロアルキル環は、任意で、本明細書でR2置換
基において定義されるような1つ又は2つの追加置換基で置換され得る。
【0204】
本開示の好ましい態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、-C(O)-C(R3)=
CR4(R5)で置換されている。これらの態様では、R3はH;-CN;ハロゲン;-
C1~6ハロアルキル;又は-C1~6アルキルである。いくつかの実施形態では、R3
はHである。他の態様では、R3は-CNである。更に他の態様では、R3は、ハロゲン
、例えば、F又はClである。更に他の態様では、R3は、-C1~6ハロアルキル、例
えば、-C1~5ハロアルキル、-C1~4ハロアルキル、-C1~3ハロアルキル、-
C1~2ハロアルキル、又は-C1ハロアルキル(-CF3、-CH2CH2Fを含む)
などである。更なる態様では、R3は、-C1~6アルキル、例えば、-C1~5アルキ
ル、-C1~4アルキル、-C1~3アルキル、-C1~2アルキル、又は-C1アルキ
ルである。R2ヘテロシクロアルキルが-C(O)-C(R3)=CR4(R5)で置換
されている態様では、ヘテロシクロアルキル環は、任意で、本明細書でR2置換基におい
て定義されるような1つ又は2つの追加置換基で置換され得る。
【0205】
好ましい態様では、R2ヘテロシクロアルキルは、-C(O)-C(R3)=CR4(
R5);-C(O)-C1~6alk-NR6R7;-C(O)-C1~6アルキル;又
は-NR6R7で置換されている。より好ましい態様では、R2ヘテロシクロアルキルは
、-C(O)-C(R3)=CR4(R5)で置換されている。他の好ましい態様では、
R2ヘテロシクロアルキルは、-C(O)-C1~6alk-NR6R7;-C(O)-
C1~6アルキル;又は-NR6R7で置換され、式中、R6及びR7は、それぞれ独立
して、H又はC1~6アルキルである。
【0206】
他の態様では、R2は、ハロゲン;CN;OH;C1~6アルキル;C1~6ハロアル
キル;C1~6alk-OH;OC1~6アルキル;C3~6シクロアルキル;NH2;
又はC1~2アルカリールで置換されている。更に他の態様では、R2は、C=O)H;
(C=O)C1~6アルキル;(C=O)C3~6シクロアルキル;(C=O)C1~6
ハロアルキル;(C=O)-アルキニル;(C=O)-フェニル;(C=O)-C1~6
alkCN;(C=O)-C1~6alk-OH;(C=O)-C1~6alk-NR6
R7;又は(C=O)C1~6alk-O-C1~6アルキル(式中、-C1~6alk
-は、任意で、OH、C1~6アルキル、又はNR6R7で置換されている)で置換され
ている。いくつかの態様では、R2は、(C=O)C0~1alk-ヘテロシクロアルキ
ルで置換され、ここで、ヘテロシクロアルキルは、任意でC1~6アルキルで置換されて
いる。他の態様では、R2は、SO2アルキル、(C=O)-C1~6alk-SO2C
1~6アルキル、又はSO2-C2~6アルケニルで置換されている。
【0207】
R4及びR5を用いる実施形態、すなわちR2ヘテロシクロアルキルが-C(O)-C
(R3)=CR4(R5)又は-NR8-C(O)-C(R3)=CR4(R5)で置換
されている態様では、R4及びR5は、それぞれ独立して、H;ハロゲン;-C1~6ア
ルキル;-OC1~6アルキル;任意でC1~6アルキルで置換されている-C0~6a
lk-C3~6シクロアルキル;-C1~6alk-OH;-C0~6alk-NR6R
7;
-C1~6alk-O-C1~6アルキル;-C1~6alk-NH-C0~6alk
-O-C1~6アルキル;任意で-C(O)C1~6アルキル又は-C1~6アルキルで
置換されている-C0~6alk-ヘテロシクロアルキル;-C1~6alk-NHSO
2-C1~6アルキル;-C1~6alk-SO2-C1~6アルキル;-NHC(O)
-C1~6アルキル;又はリンカー-PEG-ビオチンである。
【0208】
本開示の範囲内で、-C(O)-C(R3)=CR4(R5)又は-NR8-C(O)
-C(R3)=CR4(R5)のいずれかに存在する二重結合は、Z又はE配置であり得
る。
【0209】
いくつかの態様では、R4もR5もHではない。
【0210】
最も好ましい態様では、R4及びR5のそれぞれはHである。
【0211】
いくつかの態様では、R4及びR5のうちの一方はHである。これらの特定の態様では
、R4及びR5のうちの他方は、ハロゲン、例えばF又はClである。
【0212】
いくつかの態様では、R4及びR5のうちの一方はHである。これらの特定の態様では
、R4及びR5のうちの他方は、-C1~6アルキル、例えば、-C1~5アルキル、-
C1~4アルキル、-C1~3アルキル、-C1~2アルキル、又は-C1アルキルであ
る。
【0213】
いくつかの態様では、R4及びR5のうちの一方はHである。これらの特定の態様では
、R4及びR5のうちの他方は、-OC1~6アルキル、例えば、-OC1~5アルキル
、-OC1~4アルキル、-OC1~3アルキル、-OC1~2アルキル、又は-OC1
アルキルである。
【0214】
いくつかの態様では、R4及びR5のうちの一方は、Hである。これらの特定の態様で
は、R4及びR5のうちの他方は、-C0~6alk-C3~6シクロアルキル、例えば
、-C0~5alk-C3~5シクロアルキル、-C0~4alk-C3~4シクロアル
キル、-C0~3alk-C3シクロアルキル、-C0~2alk-C3~6シクロアル
キル、-C0~1alk-C3~6シクロアルキル、-C0alk-C3~6シクロアル
キル又は-C1alk-C3~6シクロアルキルである。これらの態様では、シクロアル
キル部分は、非置換であり得るか、又は-C1~6アルキル、例えば、-C1~5アルキ
ル、-C1~4アルキル、-C1~3アルキル、-C1~2アルキル、又は-C1アルキ
ルで置換され得る。この置換は、スピロ置換又は非スピロ置換であり得る。
【0215】
いくつかの態様では、R4及びR5のうちの一方は、Hである。これらの特定の態様で
は、R4及びR5のうちの他方は、-C0~6alk-ヘテロシクロアルキル、例えば、
-C1~6alk-ヘテロシクロアルキル、-C0~4alk-ヘテロシクロアルキル、
-C0~3alk-ヘテロシクロアルキル、-C0~2alk-ヘテロシクロアルキル、
-C0~1alk-ヘテロシクロアルキル、-C1alk-ヘテロシクロアルキル、又は
-C0alk-ヘテロシクロアルキルである。これらの態様では、置換ヘテロシクロアル
キルは、好ましくは酸素含有ヘテロシクロアルキル、例えば、テトラヒドロピラニル、テ
トラヒドロフラニル、又はオキセタニルである。他の態様では、ヘテロシクロアルキルは
、窒素含有ヘテロシクロアルキル、例えば、ピロリジニル、アジリジニル、又はピペリジ
ニルである。これらの特定の態様では、置換ヘテロシクロアルキルは、-C(O)C1~
6アルキル、例えば、-C(O)C1~5アルキル、-C(O)C1~4アルキル、-C
(O)C1~3アルキル、-C(O)C1~2アルキル、又は-C(O)C1アルキルで
置換され得る。他の態様では、置換ヘテロシクロアルキルは、-C1~6アルキル、例え
ば、-C1~5アルキル、-C1~4アルキル、-C1~3アルキル、-C1~2アルキ
ル、又は-C1アルキルで置換され得る。
【0216】
いくつかの態様では、R4及びR5のうちの一方は、Hである。これらの特定の態様で
は、R4及びR5のうちの他方は、-C1~6alk-OH、例えば、-C1~5alk
-OH、-C1~4alk-OH、-C1~3alk-OH、-C1~2alk-OH、
又は-C1alk-OHである。-OH部分は、-C1~6alk基のいずれか、好まし
くはω炭素に結合し得る。
【0217】
いくつかの態様では、R4及びR5のうちの一方は、Hである。これらの特定の態様で
は、R4及びR5のうちの他方は、-C0~6alk-NR6R7、例えば、-C0~5
alk-NR6R7、-C0~4alk-NR6R7、-C0~3alk-NR6R7、
-C0~2alk-NR6R7、-C0~1alk-NR6R7、C1alk-NR6
R7、又は-C0alk-NR6R7であり、式中、R6及びR7は、それぞれ独立して
H;-C1~6アルキル、例えば、-C1~5アルキル、-C1~4アルキル、-C1~
3アルキル、-C1~2アルキル、又は-C1アルキル;-C3~6シクロアルキル、例
えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシル;
-C(O)H;又は-CNである。好ましい態様では、R6及びR7は、それぞれ独立
して、H;-C1~6アルキル;又はC3~6シクロアルキルであり、より好ましくは、
R6及びR7は、それぞれ独立して、H又は-C1~6アルキルである。
【0218】
いくつかの態様では、R4及びR5のうちの一方は、Hである。これらの特定の態様で
は、R4及びR5のうちの他方は、-C1~6alk-O-C1~6アルキル、例えば-
C1~5alk-O-C1~5アルキル、-C1~4alk-O-C1~4アルキル、-
C1~3alk-O-C1~3アルキル、-C1~2alk-O-C1~2アルキル、又
は-C1alk-O-C1アルキルである。
【0219】
いくつかの態様では、R4及びR5のうちの一方は、Hである。これらの特定の態様で
は、R4及びR5のうちの他方は、-C1~6alk-NH-C0~6alk-O-C1
~6アルキル、例えば、-C1~5alk-NH-C0~6alk-O-C1~5アルキ
ル、
-C1~4alk-NH-C0~6alk-O-C1~4アルキル、-C1~3alk
-NH-C0~6alk-O-C1~3アルキル、-C1~2alk-NH-C0~6a
lk-O-C1~2アルキル、-C1alk-NH-C0~6alk-O-C1アルキル
、-C1~5alk-NH-C0~6alk-O-C1~5アルキル、-C1~4alk
-NH-C1~5alk-O-C1~4アルキル、
-C1~3alk-NH-C1~4alk-O-C1~3アルキル、-C1~2alk
-NH-C1~3alk-O-C1~2アルキル、-C1alk-NH-C1~2alk
-O-C1アルキル、又は-C1~6alk-NH-C0alk-O-C1~6アルキル
である。
【0220】
いくつかの態様では、R4及びR5のうちの一方は、Hである。これらの特定の態様で
は、R4及びR5のうちの他方は、-C1~6alk-NHSO2-C1~6アルキル、
例えば-C1~5alk-NHSO2-C1~5アルキル、-C1~4alk-NHSO
2-C1~4アルキル、-C1~3alk-NHSO2-C1~3アルキル、-C1~2
alk-NHSO2-C1~2アルキル、又は-C1alk-NHSO2-C1アルキル
である。
【0221】
いくつかの態様では、R4及びR5のうちの一方は、Hである。これらの特定の態様で
は、R4及びR5のうちの他方は、-C1~6alk-SO2-C1~6アルキル、例え
ば-C1~5alk-SO2-C1~5アルキル、-C1~4alk-SO2-C1~4
アルキル、-C1~3alk-SO2-C1~3アルキル、-C1~2alk-SO2-
C1~2アルキル、又は-C1alk-SO2-C1アルキルである。
【0222】
いくつかの態様では、R4及びR5のうちの一方は、Hである。これらの特定の態様で
は、R4及びR5のうちの他方は、-NHC(O)-C1~6アルキル、例えば、-NH
C(O)-C1~5アルキル、-NHC(O)-C1~4アルキル、-NHC(O)-C
1~3アルキル、-NHC(O)-OC1~2アルキル、又は-NHC(O)-C1アル
キルである。
【0223】
いくつかの態様では、R4及びR5のうちの一方は、Hである。これらの特定の態様で
は、R4及びR5のうちの他方は、リンカー-PEG-ビオチン、好ましくは、
【0224】
【0225】
好ましい態様では、R4及びR5のうちの一方は、Hであり、R4及びR5のうちの他
方はC1~6アルキル(例えば、メチル、t-ブチル);シクロアルキル(例えば、シク
ロプロピル);-C1~6alk-NR6R7(例えば、-CH2-NH2、-CH2-
NHCH3、-CH2-N(CH3)2、-C(CH3)2-NH2、-C(CH3)2
-NHCH3、-C(CH3)2-N(CH3)2;-C1~6alk-O-C1~6ア
ルキル(例えば、-C(CH3)2-OCH3、-C(CH3)2-OCH2CH3);
-C1~6アルキルで置換されている-C0~6alk-ヘテロシクロアルキル(例えば
、-C(CH3)-オキセタニル)である。
【0226】
式Iの好ましい亜属は以下であり:
【0227】
【化66】
式中、ピペリジニル環は、環窒素において、本明細書で定義される任意の1つ又は2つ
のR
2置換基で置換されている。
【0228】
本開示の更なる実施形態は、式(I-B-1)及び式(I-B-2)の亜属を有する式
(I)の化合物を含む:
【0229】
【0230】
本開示の範囲内で、Aは結合であり得る。本開示の範囲内で、Aはピリジル;フェニル
;ナフタレニル;ピリミジニル;ピラジニル;ピリダジニル;任意でハロゲン(好ましく
は、F)で置換されているベンゾ[d][1,3]ジオキソリル;ベンゾチオフェニル;
又はピラゾリルでもあり得る。本開示の範囲内で、Aはピリジル;フェニル;ナフタレニ
ル;ピリミジニル;ピラジニル;ピリダジニル;ベンゾチオフェニル;又はピラゾリルで
もあり得る。本開示によれば、A部分(結合を除く)のいずれかは、非置換であり得るか
、又は1つ、2つ、又は3つの置換基、好ましくは1つ又は2つの置換基、より好ましく
は1つの置換基で置換されていてもよく、-C1~6アルキル、例えば、-C1~5アル
キル、-C1~4アルキル、-C1~3アルキル、-C1~2アルキル又は-C1アルキ
ル;ハロゲン、例えば、F又はCl;-SF5;-OC1~6アルキル、例えば、-OC
1~5アルキル、-OC1~4アルキル、-OC1~3アルキル、OC1~2アルキル、
又はOC1アルキル;-C(O)-C1~6アルキル、例えば、-C(O)-C1~5ア
ルキル、-C(O)-C1~4アルキル、-C(O)-C1~3アルキル、-C(O)-
C1~2アルキル、又は-C(O)-C1アルキル;及び-C1~6ハロアルキル、例え
ば、-C1~5ハロアルキル、-C1~4ハロアルキル、-C1~3ハロアルキル、-C
1~2ハロアルキル、又は-C1ハロアルキル(-CF3、-CH2CH2Fなど)など
、からなる群から独立して選択される。
【0231】
いくつかの態様では、Aはピリジルである。ピリジルは、任意の環炭素原子を介して、
好ましくは、2位又は3位の炭素を介して式Iの化合物(又はその亜属)のいずれかに結
合し得る。好ましくは、ピリジルは、1つ又は2つの置換基、好ましくは1つの置換基で
置換されている。ピリジル置換基は、ピリジル環の任意の環炭素原子に結合し得る。ピリ
ジルが3位の炭素を介して式Iの化合物に結合する実施形態では、置換基は、好ましくは
2位又は4位でピリジルに結合する。ピリジルは、任意の利用可能な環炭素原子において
、-C1~6アルキル、例えば、-C1~5アルキル、-C1~4アルキル、-C1~3
アルキル、-C1~2アルキル、又は-C1アルキルで置換され得る。ピリジルは、任意
の利用可能な環炭素原子において、ハロゲン、例えばF又はClで置換され得る。ピリジ
ルは、任意の利用可能な環炭素原子において、-SF5で置換され得る。ピリジルは、任
意の利用可能な環炭素原子において、-OC1~6アルキル、例えば、-OC1~5アル
キル、-OC1~4アルキル、-OC1~3アルキル、-OC1~2アルキル、又は-O
C1アルキルで置換され得る。ピリジルは、任意の利用可能な環炭素原子において、-C
(O)-C1~6アルキル、例えば、-C(O)-C1~5アルキル、-C(O)-C1
~4アルキル、-C(O)-C1~3アルキル、-C(O)-C1~2アルキル、又は-
C(O)-C1アルキルで置換され得る。ピリジルは、任意の利用可能な環炭素原子にお
いて、-C1~6ハロアルキル、例えば、-C1~5ハロアルキル、-C1~4ハロアル
キル、-C1~3ハロアルキル、-C1~2ハロアルキル、又は-C1ハロアルキル(-
CF3、CH2CH2Fなどを含む)などで置換され得る。Aがピリジルである好ましい
置換基には、-C1~6アルキルが含まれ、-C1アルキルが最も好ましく、1つの-C
1アルキル置換基がより好ましい。他の好ましい置換基としては、ハロゲン、特にF及び
Clが挙げられる。
【0232】
いくつかの態様では、Aはフェニルである。好ましくは、フェニルは、1つ又は2つの
置換基、好ましくは1つの置換基で置換されている。フェニルは、任意の利用可能な環炭
素原子において、-C1~6アルキル、例えば、-C1~5アルキル、-C1~4アルキ
ル、-C1~3アルキル、-C1~2アルキル、又は-C1アルキルで置換され得る。フ
ェニルは、任意の利用可能な環炭素原子において、ハロゲン、例えばF又はClで置換さ
れ得る。フェニルは、任意の利用可能な環炭素原子において、-SF5で置換され得る。
フェニルは、任意の利用可能な環炭素原子において、-OC1~6アルキル、例えば、-
OC1~5アルキル、-OC1~4アルキル、-OC1~3アルキル、-OC1~2アル
キル、又は-OC1アルキルで置換され得る。フェニルは、任意の利用可能な環炭素原子
において、-C(O)-C1~6アルキル、例えば、-C(O)-C1~5アルキル、-
C(O)-C1~4アルキル、-C(O)-C1~3アルキル、-C(O)-C1~2ア
ルキル、又は-C(O)-C1アルキルで置換され得る。フェニルは、任意の利用可能な
環炭素原子において、-C1~6ハロアルキル、例えば、-C1~5ハロアルキル、-C
1~4ハロアルキル、-C1~3ハロアルキル、-C1~2ハロアルキル、又は-C1ハ
ロアルキル(-CF3、CH2CH2Fを含む)などで置換され得る。フェニルの置換基
は、フェニル環の任意の環炭素原子、好ましくは、式Iの化合物へのフェニル部分の結合
点に対してオルト位に結合し得る。Aがフェニルである好ましい置換基には、-C1~6
アルキルが含まれ、-C1アルキルが最も好ましい。他の好ましい置換基としては、ハロ
ゲン、特にF及びClが挙げられる。
【0233】
いくつかの態様では、Aはナフタレニルである。好ましくは、ナフタレニルは、1つ又
は2つの置換基、好ましくは1つの置換基で置換されている。ナフタレニルは、任意の利
用可能な環炭素原子において、-C1~6アルキル、例えば、-C1~5アルキル、-C
1~4アルキル、-C1~3アルキル、-C1~2アルキル、又は-C1アルキルで置換
され得る。ナフタレニルは、任意の利用可能な環炭素原子において、ハロゲン、例えばF
又はClで置換され得る。ナフタレニルは、任意の利用可能な環炭素原子において、-S
F5で置換され得る。ナフタレニルは、任意の利用可能な環炭素原子において、-OC1
~6アルキル、例えば、-OC1~5アルキル、-OC1~4アルキル、-OC1~3ア
ルキル、-OC1~2アルキル、又は-OC1アルキルで置換され得る。ナフタレニルは
、任意の利用可能な環炭素原子において、-C(O)-C1~6アルキル、例えば、-C
(O)-C1~5アルキル、-C(O)-C1~4アルキル、-C(O)-C1~3アル
キル、-C(O)-C1~2アルキル、又は-C(O)-C1アルキルで置換され得る。
ナフタレニルは、任意の利用可能な環炭素原子において、-C1~6ハロアルキル、例え
ば、-C1~5ハロアルキル、-C1~4ハロアルキル、-C1~3ハロアルキル、-C
1~2ハロアルキル、又は-C1ハロアルキル(-CF3、CH2CH2Fを含む)など
で置換され得る。ナフタレニルは、その炭素原子のいずれかを介して式Iの化合物に結合
し得る。ナフタレニルの置換基は、ナフタレニル環の任意の環炭素原子、好ましくは、式
Iの化合物へのナフタレニル部分の結合点に対してオルト位に結合し得る。Aがナフタレ
ニルである好ましい置換基には、-C1~6アルキルが含まれ、-C1アルキルが最も好
ましい。他の好ましい置換基としては、ハロゲン、特にF及びClが挙げられる。
【0234】
いくつかの態様では、Aはピリミジニルである。ピリミジニルは、任意の環炭素原子を
介して、式Iの化合物(又はその亜属)のいずれかに結合し得る。好ましくは、ピリミジ
ニルは、1つ又は2つの置換基、好ましくは1つの置換基で置換されている。ピリミジニ
ルは、任意の利用可能な環炭素原子において、-C1~6アルキル、例えば、-C1~5
アルキル、-C1~4アルキル、-C1~3アルキル、-C1~2アルキル、又は-C1
アルキルで置換され得る。ピリミジニルは、任意の利用可能な環炭素原子において、ハロ
ゲン、例えばF又はClで置換され得る。ピリミジニルは、任意の利用可能な環炭素原子
において、-SF5で置換され得る。ピリミジニルは、任意の利用可能な環炭素原子にお
いて、-OC1~6アルキル、例えば、-OC1~5アルキル、-OC1~4アルキル、
-OC1~3アルキル、-OC1~2アルキル、又は-OC1アルキルで置換され得る。
ピリミジニルは、任意の利用可能な環炭素原子において、-C(O)-C1~6アルキル
、例えば、-C(O)-C1~5アルキル、-C(O)-C1~4アルキル、-C(O)
-C1~3アルキル、-C(O)-C1~2アルキル、又は-C(O)-C1アルキルで
置換され得る。ピリミジニルは、任意の利用可能な環炭素原子において、-C1~6ハロ
アルキル、例えば、-C1~5ハロアルキル、-C1~4ハロアルキル、-C1~3ハロ
アルキル、-C1~2ハロアルキル、又は-C1ハロアルキル(-CF3、CH2CH2
Fを含む)などで置換され得る。Aがピリミジニルである好ましい置換基には、-C1~
6アルキルが含まれ、-C1アルキルが最も好ましい。他の好ましい置換基としては、ハ
ロゲン、特にF及びClが挙げられる。
【0235】
いくつかの態様では、Aはピラジニルである。ピラジニルは、任意の環炭素原子を介し
て、式Iの化合物(又はその亜属)のいずれかに結合し得る。好ましくは、ピラジニルは
、1つ又は2つの置換基、好ましくは1つの置換基で置換されている。ピラジニルは、任
意の利用可能な環炭素原子において、-C1~6アルキル、例えば、-C1~5アルキル
、-C1~4アルキル、-C1~3アルキル、-C1~2アルキル、又は-C1アルキル
で置換され得る。ピラジニルは、任意の利用可能な環炭素原子において、ハロゲン、例え
ばF又はClで置換され得る。ピラジニルは、任意の利用可能な環炭素原子において、-
SF5で置換され得る。ピラジニルは、任意の利用可能な環炭素原子において、-OC1
~6アルキル、例えば、-OC1~5アルキル、-OC1~4アルキル、-OC1~3ア
ルキル、-OC1~2アルキル、又は-OC1アルキルで置換され得る。ピラジニルは、
任意の利用可能な環炭素原子において、-C(O)-C1~6アルキル、例えば、-C(
O)-C1~5アルキル、-C(O)-C1~4アルキル、-C(O)-C1~3アルキ
ル、-C(O)-C1~2アルキル、又は-C(O)-C1アルキルで置換され得る。ピ
ラジニルは、任意の利用可能な環炭素原子において、-C1~6ハロアルキル、例えば、
-C1~5ハロアルキル、-C1~4ハロアルキル、-C1~3ハロアルキル、-C1~
2ハロアルキル、又は-C1ハロアルキル(-CF3、CH2CH2Fを含む)などで置
換され得る。Aがピラジニルである好ましい置換基には、-C1~6アルキルが含まれ、
-C1アルキルが最も好ましい。他の好ましい置換基としては、ハロゲン、特にF及びC
lが挙げられる。
【0236】
いくつかの態様では、Aはピリダジニルである。ピリダジニルは、任意の環炭素原子を
介して、式Iの化合物(又はその亜属)のいずれかに結合し得る。好ましくは、ピリダジ
ニルは、1つ又は2つの置換基、好ましくは1つの置換基で置換されている。ピリダジニ
ルは、任意の利用可能な環炭素原子において、-C1~6アルキル、例えば、-C1~5
アルキル、-C1~4アルキル、-C1~3アルキル、-C1~2アルキル、又は-C1
アルキルで置換され得る。ピリダジニルは、任意の利用可能な環炭素原子において、ハロ
ゲン、例えばF又はClで置換され得る。ピリダジニルは、任意の利用可能な環炭素原子
において、-SF5で置換され得る。ピリダジニルは、任意の利用可能な環炭素原子にお
いて、-OC1~6アルキル、例えば、-OC1~5アルキル、-OC1~4アルキル、
-OC1~3アルキル、-OC1~2アルキル、又は-OC1アルキルで置換され得る。
ピリダジニルは、任意の利用可能な環炭素原子において、-C(O)-C1~6アルキル
、例えば、-C(O)-C1~5アルキル、-C(O)-C1~4アルキル、-C(O)
-C1~3アルキル、-C(O)-C1~2アルキル、又は-C(O)-C1アルキルで
置換され得る。ピリダジニルは、任意の利用可能な環炭素原子において、-C1~6ハロ
アルキル、例えば、-C1~5ハロアルキル、-C1~4ハロアルキル、-C1~3ハロ
アルキル、-C1~2ハロアルキル、又は-C1ハロアルキル(-CF3、CH2CH2
Fを含む)などで置換され得る。Aがピリダジニルである好ましい置換基には、-C1~
6アルキルが含まれ、-C1アルキルが最も好ましい。他の好ましい置換基としては、ハ
ロゲン、特にF及びClが挙げられる。
【0237】
いくつかの態様では、Aは、ベンゾ[d][1,3]ジオキソリルである。ベンゾ[d
][1,3]ジオキソリルは、任意の環炭素原子を介して、式Iの化合物(又はその亜属
)のいずれかに結合し得る。ベンゾ[d][1,3]ジオキソリルは、非置換であり得る
か、又は1つ又は2つのハロゲン(好ましくはF)で置換され得る。好ましくは、ベンゾ
[d][1,3]ジオキソリルは、1つ又は2つの他の置換基で置換されている。ベンゾ
[d][1,3]ジオキソリルは、任意の利用可能な環炭素原子において、-C1~6ア
ルキル、例えば、-C1~5アルキル、-C1~4アルキル、-C1~3アルキル、-C
1~2アルキル、又は-C1アルキルで置換され得る。ベンゾ[d][1,3]ジオキソ
リルは、任意の利用可能な環炭素原子において、ハロゲン、例えばF又はClで置換され
得る。ベンゾ[d][1,3]ジオキソリルは、任意の利用可能な環炭素原子において、
-SF5で置換され得る。ベンゾ[d][1,3]ジオキソリルは、任意の利用可能な環
炭素原子において、-OC1~6アルキル、例えば、-OC1~5アルキル、-OC1~
4アルキル、-OC1~3アルキル、-OC1~2アルキル、又は-OC1アルキルで置
換され得る。ベンゾ[d][1,3]ジオキソリルは、任意の利用可能な環炭素原子にお
いて、-C(O)-C1~6アルキル、例えば、-C(O)-C1~5アルキル、-C(
O)-C1~4アルキル、-C(O)-C1~3アルキル、-C(O)-C1~2アルキ
ル、又は-C(O)-C1アルキルで置換され得る。ベンゾ[d][1,3]ジオキソリ
ルは、任意の利用可能な環炭素原子において、-C1~6ハロアルキル、例えば、-C1
~5ハロアルキル、-C1~4ハロアルキル、-C1~3ハロアルキル、-C1~2ハロ
アルキル、又は-C1ハロアルキル(-CF3、CH2CH2Fを含む)などで置換され
得る。
【0238】
いくつかの態様では、Aはベンゾチオフェニルである。ベンゾチオフェニルは、任意の
環炭素原子を介して、式Iの化合物(又はその亜属)のいずれかに結合し得る。好ましく
は、ベンゾチオフェニルは、1つ又は2つの置換基、好ましくは1つの置換基で置換され
ている。ベンゾチオフェニルは、任意の利用可能な環炭素原子において、-C1~6アル
キル、例えば、-C1~5アルキル、-C1~4アルキル、-C1~3アルキル、-C1
~2アルキル、又は-C1アルキルで置換され得る。ベンゾチオフェニルは、任意の利用
可能な環炭素原子において、ハロゲン、例えばF又はClで置換され得る。ベンゾチオフ
ェニルは、任意の利用可能な環炭素原子において、-SF5で置換され得る。ベンゾチオ
フェニルは、任意の利用可能な環炭素原子において、-OC1~6アルキル、例えば、-
OC1~5アルキル、-OC1~4アルキル、-OC1~3アルキル、-OC1~2アル
キル、又は-OC1アルキルで置換され得る。ベンゾチオフェニルは、任意の利用可能な
環炭素原子において、-C(O)-C1~6アルキル、例えば、-C(O)-C1~5ア
ルキル、-C(O)-C1~4アルキル、-C(O)-C1~3アルキル、-C(O)-
C1~2アルキル、又は-C(O)-C1アルキルで置換され得る。ベンゾチオフェニル
は、任意の利用可能な環炭素原子において、-C1~6ハロアルキル、例えば、-C1~
5ハロアルキル、-C1~4ハロアルキル、-C1~3ハロアルキル、-C1~2ハロア
ルキル、又は-C1ハロアルキル(-CF3、CH2CH2Fを含む)などで置換され得
る。
【0239】
いくつかの態様では、Aはピラゾリルである。ピラゾリルは、任意の環炭素原子を介し
て、式Iの化合物(又はその亜属)のいずれかに結合し得る。好ましくは、ピラゾリルは
、1つ又は2つの置換基、好ましくは1つの置換基で置換されている。ピラゾリルは、任
意の利用可能な環炭素原子において、-C1~6アルキル、例えば、-C1~5アルキル
、-C1~4アルキル、-C1~3アルキル、-C1~2アルキル、又は-C1アルキル
で置換され得る。ピラゾリルは、任意の利用可能な環炭素原子において、ハロゲン、例え
ばF又はClで置換され得る。ピラゾリルは、任意の利用可能な環炭素原子において、-
SF5で置換され得る。ピラゾリルは、任意の利用可能な環炭素原子において、-OC1
~6アルキル、例えば、-OC1~5アルキル、-OC1~4アルキル、-OC1~3ア
ルキル、-OC1~2アルキル、又は-OC1アルキルで置換され得る。ピラゾリルは、
任意の利用可能な環炭素原子において、-C(O)-C1~6アルキル、例えば、-C(
O)-C1~5アルキル、-C(O)-C1~4アルキル、-C(O)-C1~3アルキ
ル、-C(O)-C1~2アルキル、又は-C(O)-C1アルキルで置換され得る。ピ
ラゾリルは、任意の利用可能な環炭素原子において、-C1~6ハロアルキル、例えば、
-C1~5ハロアルキル、-C1~4ハロアルキル、-C1~3ハロアルキル、-C1~
2ハロアルキル、又は-C1ハロアルキル(-CF3、CH2CH2Fを含む)などで置
換され得る。
【0240】
好ましい態様では、Aは、非置換であるか、又は置換型フェニル、ピリジル、ピリミジ
ル、又はピラジニル部分、特に好ましくはピリジニルである。フェニル、ピリジル、ピリ
ミジル、又はピラジニル部分が置換されている態様では、好ましい置換基としては、-C
1~6アルキル(例えば、メチル)及びハロゲン(例えば、F又はCl)、特に好ましく
はメチルが挙げられる。
【0241】
本開示の更なる実施形態は、式(I-D)の亜属を有する式(I)の化合物である:
【0242】
【化68】
式中、フェニル部分は非置換であり得るか、又は任意の利用可能な炭素原子において、
1つ又は2つの置換基で置換され得る。
【0243】
本開示の更なる実施形態は、式(I-E)の亜属を有する式(I)の化合物である:
【0244】
【化69】
式中、ピリジル部分は非置換であり得るか、又は任意の利用可能な炭素原子において、
1つ又は2つの置換基で置換され得る。
【0245】
本開示の更なる実施形態は、式(I-F)の亜属を有する式(I)の化合物である:
【0246】
【化70】
式中、ピリジル部分は非置換であり得るか、又は任意の利用可能な炭素原子において、
1つ又は2つの置換基で置換され得る。
【0247】
本開示によると、Eは-O-;結合;-C(O)-NH-;-CH2;又は-CH2-
O-である。E部分は、A部分上で任意の炭素原子を介して結合し得る。E部分は、G部
分上で任意の炭素原子を介して結合し得る。
【0248】
好ましい態様では、Eは-O-である。他の好ましい態様では、Eは結合である。
【0249】
本開示のいくつかの態様では、Eは-C(O)-NH-であり、A-E-G部分は、A
-C(O)-NH-Gである。
【0250】
本開示の他の態様では、Eは、-CH2-である。
【0251】
本開示の更に他の態様では、Eは-CH2-O-、A-E-G部分は、A-CH2-O
-Gである。
【0252】
本開示の更なる実施形態は、式(I-G-1)の亜属を有する式(I)の化合物である
:
【0253】
【化71】
式中、フェニル部分は非置換であり得るか、又は任意の利用可能な炭素原子において、
1つ又は2つの置換基で置換され得る。
【0254】
本開示の更なる実施形態は、式(I-G-2)の亜属を有する式(I)の化合物である
:
【0255】
【化72】
式中、フェニル部分は非置換であり得るか、又は任意の利用可能な炭素原子において、
1つ又は2つの置換基で置換され得る。
【0256】
本開示の更なる実施形態は、式(I-H-1)の亜属を有する式(I)の化合物である
:
【0257】
【化73】
式中、ピリジル部分は非置換であり得るか、又は任意の利用可能な炭素原子において、
1つ又は2つの置換基で置換され得る。
【0258】
本開示の更なる実施形態は、式(I-H-2)の亜属を有する式(I)の化合物である
:
【0259】
【化74】
式中、ピリジル部分は非置換であり得るか、又は任意の利用可能な炭素原子において、
1つ又は2つの置換基で置換され得る。
【0260】
本開示の更なる実施形態は、式(I-J-1)の亜属を有する式(I)の化合物である
:
【0261】
【化75】
式中、ピリジル部分は非置換であり得るか、又は任意の利用可能な炭素原子において、
1つ又は2つの置換基で置換され得る。
【0262】
本開示の更なる実施形態は、式(I-J-2)の亜属を有する式(I)の化合物である
:
【0263】
【化76】
式中、ピリジル部分は非置換であり得るか、又は任意の利用可能な炭素原子において、
1つ又は2つの置換基で置換され得る。
【0264】
式Iの他の好ましい亜属は以下である:
【0265】
【0266】
本開示によると、GはH;-C3~6シクロアルキル;-フェニル;-チオフェニル;
-C1~6アルキル;
-ピリミジニル;-ピリジル;-ピリダジニル;-ベンゾフラニル;-C1~6ハロア
ルキル;酸素ヘテロ原子を含有する-ヘテロシクロアルキル;-フェニル-CH2-O-
フェニル;-C1~6alk-O-C1~6アルキル;-NR6R7;
-SO2C1~6アルキル;又は-OHであり;式中、フェニル;ピリジル;ピリダジ
ニル;ピリミジニル;ベンゾフラニル;又はチオフェニルは、任意で、以下:ハロゲン;
-C1~6アルキル;-C1~6ハロアルキル;-OC1~6ハロアルキル;-C3~6
シクロアルキル;
-OC1~6アルキル;-CN;-OH;-C1~6alk-O-C1~6アルキル;
-C(O)-NR6R7;及び-C(O)-C1~6アルキルからなる群から独立して選
択される1つ、2つ又は3つの置換基で置換されている。
【0267】
いくつかの態様では、GはHである。
【0268】
他の態様では、Gは-C3~6シクロアルキル、例えば、シクロプロピル、シクロブチ
ル、シクロペンチル、又はシクロヘキシルである。
【0269】
いくつかの態様では、Gは、-C1~6アルキル、例えば、-C1~5アルキル、-C
1~4アルキル、-C1~3アルキル、-C1~2アルキル、又は-C1アルキルである
。
【0270】
いくつかの態様では、Gは、-C1~6ハロアルキル、例えば、-C1~5ハロアルキ
ル、-C1~4ハロアルキル、-C1~3ハロアルキル、-C1~2ハロアルキル、又は
-C1ハロアルキル(-CF3、-CH2CH2Fを含む)などである。
【0271】
他の態様では、Gは、好ましくは酸素ヘテロ原子、例えばテトラヒドロピラニル、テト
ラヒドロフラニル、又はオキセタニルを含有する-ヘテロシクロアルキルである。
【0272】
好ましい態様では、Gは-フェニルーCH2-O-フェニルである。これらの態様では
、-フェニルーCH2-O-フェニルは、非置換であり得るか、又は1つ、2つ、又は3
つの置換基、好ましくは1つ又は2つの置換基、より好ましくは1つの置換基で置換され
ていてもよく、ハロゲン;-C1~6アルキル;-C1~6ハロアルキル;-OC1~6
ハロアルキル;-C3~6シクロアルキル;-OC1~6アルキル;
-CN;-OH;-C1~6alk-O-C1~6アルキル;-C(O)-NR6R7
(式中、R6及びR7は、本明細書で先に記載されるとおりである);及び-C(O)-
C1~6アルキル;からなる群から独立して選択される。-フェニル-CH2-O-フェ
ニル部分のフェニル環の一方又は両方は、ハロゲン、例えばF又はClで置換され得る。
-フェニル-CH2-O-フェニル部分のフェニル環の一方又は両方は、-C1~6アル
キル、例えば、-C1~5アルキル、-C1~4アルキル、-C1~3アルキル、-C1
~2アルキル、又は-C1アルキルで置換され得る。-フェニル-CH2-O-フェニル
部分のフェニル環の一方又は両方は、-C1~6ハロアルキル、例えば、-C1~5ハロ
アルキル、-C1~4ハロアルキル、-C1~3ハロアルキル、-C1~2ハロアルキル
、又は-C1ハロアルキルで置換され得る。-フェニル-CH2-O-フェニル部分のフ
ェニル環の一方又は両方は、-OC1~6ハロアルキル、例えば、-OC1~5ハロアル
キル、-OC1~4ハロアルキル、-OC1~3ハロアルキル、-OC1~2ハロアルキ
ル、又は-OC1ハロアルキルで置換され得る。-フェニル-CH2-O-フェニル部分
のフェニル環の一方又は両方は、-C3~6シクロアルキル、例えば、シクロプロピル、
シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシルで置換され得る。-フェニル-CH
2-O-フェニル部分のフェニル環の一方又は両方は、-OC1~6アルキル、例えば、
-OC1~5アルキル、-OC1~4アルキル、-OC1~3アルキル、-OC1~2ア
ルキル、又は-OC1アルキルで置換され得る。-フェニル-CH2-O-フェニル部分
のフェニル環の一方又は両方は、-CNで置換され得る。-フェニル-CH2-O-フェ
ニル部分のフェニル環の一方又は両方は、-OHで置換され得る。-フェニル-CH2-
O-フェニル部分のフェニル環の一方又は両方は、-C1~6alk-O-C1~6アル
キル、例えば-C1~5alk-O-C1~5アルキル、-C1~4alk-O-C1~
4アルキル、-C1~3alk-O-C1~3アルキル、-C1~2alk-O-C1~
2アルキル、又は-C1alk-O-C1アルキルで置換され得る。-フェニル-CH2
-O-フェニル部分のフェニル環の一方又は両方は、-C(O)-NR6R7で置換され
てよく、式中、R6及びR7は、好ましくはそれぞれ独立して、H;-C1~6アルキル
、例えば、-C1~5アルキル、-C1~4アルキル、-C1~3アルキル、-C1~2
アルキル、又は-C1アルキル;又は-C3~6シクロアルキル、例えば、シクロプロピ
ル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシルである。より好ましくは、R6
及びR7は、それぞれ独立して、H又は-C1~6アルキル、例えば、-C1~5アルキ
ル、-C1~4アルキル、-C1~3アルキル、-C1~2アルキル、又は-C1アルキ
ルである。-フェニル-CH2-O-フェニル部分のフェニル環の一方又は両方は、-C
(O)-C1~6アルキル、例えば、-C(O)-C1~65アルキル、-C(O)-C
1~4アルキル、-C(O)-C1~3アルキル、-C(O)-C1~2アルキル、又は
-C1アルキルで置換され得る。
【0273】
いくつかの態様では、Gは、-C1~6alk-O-C1~6アルキル、例えば-C1
~5alk-O-C1~5アルキル、-C1~4alk-O-C1~4アルキル、-C1
~3alk-O-C1~3アルキル、-C1~2alk-O-C1~2アルキル、又は-
C1alk-O-C1アルキルである。
【0274】
他の態様では、Gは-N、R6R7であり、式中、R6及びR7は、それぞれ独立して
、H;-C1~6アルキル;
-C3~6シクロアルキル;-C(O)H、又は-CNである。これらの態様では、R
6及びR7は、好ましくはそれぞれ独立して、H;-C1~6アルキル、例えば、-C1
~5アルキル、-C1~4アルキル、-C1~3アルキル、-C1~2アルキル、又は-
C1アルキル;-C3~6シクロアルキル、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シ
クロペンチル、又はシクロヘキシルである。より好ましくは、R6及びR7は、それぞれ
独立して、H又は-C1~6アルキル、例えば、-C1~5アルキル、-C1~4アルキ
ル、-C1~3アルキル、-C1~2アルキル、又は-C1アルキルである。
【0275】
いくつかの態様では、Gは、-SO2C1~6アルキル、例えば、-SO2C1~5ア
ルキル、-SO2C1~4アルキル、-SO2C1~3アルキル、-SO2C1~2アル
キル、又は-SO2C1アルキルである。
【0276】
いくつかの態様では、Gは-OHである。
【0277】
好ましい態様では、Gは-フェニルである。これらの態様では、フェニルは、非置換で
あり得るか、又は1つ、2つ、又は3つの置換基、好ましくは1つ又は2つの置換基、よ
り好ましくは1つの置換基で置換されていてもよく、ハロゲン;-C1~6アルキル;
-C1~6ハロアルキル;-OC1~6ハロアルキル;-C3~6シクロアルキル;-
OC1~6アルキル;-CN;-OH;-C1~6alk-O-C1~6アルキル;
-C(O)-NR6R7(式中、R6及びR7は、本明細書で先に記載されるとおりで
ある);及び-C(O)-C1~6アルキル;からなる群から独立して選択される。フェ
ニルは、ハロゲン、例えばF又はClで置換され得る。フェニルは、-C1~6アルキル
、例えば、-C1~5アルキル、-C1~4アルキル、-C1~3アルキル、-C1~2
アルキル、又は-C1アルキルで置換され得る。フェニルは、-C1~6ハロアルキル、
例えば、-C1~5ハロアルキル、-C1~4ハロアルキル、-C1~3ハロアルキル、
-C1~2ハロアルキル、又は-C1ハロアルキルで置換され得る。フェニルは、-OC
1~6ハロアルキル、例えば、-OC1~5ハロアルキル、-OC1~4ハロアルキル、
-OC1~3ハロアルキル、-OC1~2ハロアルキル、又は-OC1ハロアルキルで置
換され得る。フェニルは、-C3~6シクロアルキル、例えば、シクロプロピル、シクロ
ブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシルで置換され得る。フェニルは、-OC1~
6アルキル、例えば、-OC1~5アルキル、-OC1~4アルキル、-OC1~3アル
キル、-OC1~2アルキル、又は-OC1アルキルで置換され得る。フェニルは、-C
Nで置換され得る。フェニルは、-OHで置換され得る。フェニルは、-C1~6alk
-O-C1~6アルキル、例えば-C1~5alk-O-C1~5アルキル、-C1~4
alk-O-C1~4アルキル、-C1~3alk-O-C1~3アルキル、-C1~2
alk-O-C1~2アルキル、又は-C1alk-O-C1アルキルで置換され得る。
フェニルは、-C(O)-NR6R7で置換されてよく、式中、R6及びR7は、好まし
くはそれぞれ独立して、H;-C1~6アルキル、例えば、-C1~5アルキル、-C1
~4アルキル、-C1~3アルキル、C1~2アルキル、又はC1アルキル;又は-C3
~6シクロアルキル、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシ
クロヘキシルである。より好ましくは、R6及びR7は、それぞれ独立して、H又は-C
1~6アルキル、例えば、-C1~5アルキル、-C1~4アルキル、-C1~3アルキ
ル、-C1~2アルキル、又は-C1アルキルである。フェニルは、-C(O)-C1~
6アルキル、例えば、-C(O)-C1~65アルキル、-C(O)-C1~4アルキル
、-C(O)-C1~3アルキル、-C(O)-C1~2アルキル、又は-C(O)-C
1アルキルで置換され得る。
【0278】
いくつかの態様では、Gはピリジルである。これらの態様では、ピリジルは、非置換で
あり得るか、又は1つ、2つ、又は3つの置換基、好ましくは1つ又は2つの置換基、よ
り好ましくは1つの置換基で置換されていてもよく、ハロゲン;-C1~6アルキル;
-C1~6ハロアルキル;-OC1~6ハロアルキル;-C3~6シクロアルキル;-
OC1~6アルキル;-CN;-OH;-C1~6alk-O-C1~6アルキル;
-C(O)-NR6R7(式中、R6及びR7は、本明細書で先に記載されるとおりで
ある);及び-C(O)-C1~6アルキル;からなる群から独立して選択される。ピリ
ジルは、ハロゲン、例えばF又はClで置換され得る。ピリジルは、-C1~6アルキル
、例えば、-C1~5アルキル、-C1~4アルキル、-C1~3アルキル、-C1~2
アルキル、又は-C1アルキルで置換され得る。ピリジルは、-C1~6ハロアルキル、
例えば、-C1~5ハロアルキル、-C1~4ハロアルキル、-C1~3ハロアルキル、
-C1~2ハロアルキル、又は-C1ハロアルキルで置換され得る。ピリジルは、-OC
1~6ハロアルキル、例えば、-OC1~5ハロアルキル、-OC1~4ハロアルキル、
-OC1~3ハロアルキル、-OC1~2ハロアルキル、又は-OC1ハロアルキルで置
換され得る。ピリジルは、-C3~6シクロアルキル、例えば、シクロプロピル、シクロ
ブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシルで置換され得る。ピリジルは、-OC1~
6アルキル、例えば、-OC1~5アルキル、-OC1~4アルキル、-OC1~3アル
キル、-OC1~2アルキル、又は-OC1アルキルで置換され得る。ピリジルは、-C
Nで置換され得る。ピリジルは、-OHで置換され得る。ピリジルは、-C1~6alk
-O-C1~6アルキル、例えば-C1~5alk-O-C1~5アルキル、-C1~4
alk-O-C1~4アルキル、-C1~3alk-O-C1~3アルキル、-C1~2
alk-O-C1~2アルキル、又は-C1alk-O-C1アルキルで置換され得る。
ピリジルは、-C(O)-NR6R7で置換されてよく、式中、R6及びR7は、好まし
くはそれぞれ独立して、H;-C1~6アルキル、例えば、-C1~5アルキル、-C1
~4アルキル、-C1~3アルキル、-C1~2アルキル、又は-C1アルキル;又は-
C3~6シクロアルキル、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又
はシクロヘキシルである。より好ましくは、R6及びR7は、それぞれ独立して、H又は
-C1~6アルキル、例えば、-C1~5アルキル、-C1~4アルキル、-C1~3ア
ルキル、-C1~2アルキル、又は-C1アルキルである。ピリジルは、-C(O)-C
1~6アルキル、例えば、-C(O)-C1~65アルキル、-C(O)-C1~4アル
キル、-C(O)-C1~3アルキル、-C(O)-C1~2アルキル、又は-C(O)
-C1アルキルで置換され得る。
【0279】
いくつかの態様では、Gはピリダジニルである。これらの態様では、ピリダジニルは、
非置換であり得るか、又は1つ、2つ、又は3つの置換基、好ましくは1つ又は2つの置
換基、より好ましくは1つの置換基で置換されていてもよく、ハロゲン;-C1~6アル
キル;
-C1~6ハロアルキル;-OC1~6ハロアルキル;-C3~6シクロアルキル;-
OC1~6アルキル;-CN;-OH;-C1~6alk-O-C1~6アルキル;
-C(O)-NR6R7(式中、R6及びR7は、本明細書で先に記載されるとおりで
ある);及び-C(O)-C1~6アルキル;からなる群から独立して選択される。ピリ
ダジニルは、ハロゲン、例えばF又はClで置換され得る。ピリダジニルは、-C1~6
アルキル、例えば、-C1~5アルキル、-C1~4アルキル、-C1~3アルキル、-
C1~2アルキル、又は-C1アルキルで置換され得る。ピリダジニルは、-C1~6ハ
ロアルキル、例えば、-C1~5ハロアルキル、-C1~4ハロアルキル、-C1~3ハ
ロアルキル、-C1~2ハロアルキル、又は-C1ハロアルキルで置換され得る。ピリダ
ジニルは、-OC1~6ハロアルキル、例えば、-OC1~5ハロアルキル、-OC1~
4ハロアルキル、-OC1~3ハロアルキル、-OC1~2ハロアルキル、又は-OC1
ハロアルキルで置換され得る。ピリダジニルは、-C3~6シクロアルキル、例えば、シ
クロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシルで置換され得る。ピ
リダジニルは、-OC1~6アルキル、例えば、-OC1~5アルキル、-OC1~4ア
ルキル、-OC1~3アルキル、-OC1~2アルキル、又は-OC1アルキルで置換さ
れ得る。ピリダジニルは、-CNで置換され得る。ピリダジニルは、-OHで置換され得
る。ピリダジニルは、-C1~6alk-O-C1~6アルキル、例えば-C1~5al
k-O-C1~5アルキル、-C1~4alk-O-C1~4アルキル、-C1~3al
k-O-C1~3アルキル、-C1~2alk-O-C1~2アルキル、又は-C1al
k-O-C1アルキルで置換され得る。ピリダジニルは、-C(O)-NR6R7で置換
されてよく、式中、R6及びR7は、好ましくはそれぞれ独立して、H;-C1~6アル
キル、例えば、-C1~5アルキル、-C1~4アルキル、-C1~3アルキル、-C1
~2アルキル、又は-C1アルキル;又は-C3~6シクロアルキル、例えば、シクロプ
ロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシルである。より好ましくは、
R6及びR7は、それぞれ独立して、H又は-C1~6アルキル、例えば、-C1~5ア
ルキル、-C1~4アルキル、-C1~3アルキル、-C1~2アルキル、又は-C1ア
ルキルである。ピリダジニルは、-C(O)-C1~6アルキル、例えば、-C(O)-
C1~65アルキル、-C(O)-C1~4アルキル、-C(O)-C1~3アルキル、
-C(O)-C1~2アルキル、又は-C(O)-C1アルキルで置換され得る。
【0280】
いくつかの態様では、Gはピリミジニルである。これらの態様では、ピリミジニルは、
非置換であり得るか、又は1つ、2つ、又は3つの置換基、好ましくは1つ又は2つの置
換基、より好ましくは1つの置換基で置換されていてもよく、ハロゲン;-C1~6アル
キル;
-C1~6ハロアルキル;-OC1~6ハロアルキル;-C3~6シクロアルキル;-
OC1~6アルキル;-CN;-OH;-C1~6alk-O-C1~6アルキル;
-C(O)-NR6R7(式中、R6及びR7は、本明細書で先に記載されるとおりで
ある);及び-C(O)-C1~6アルキル;からなる群から独立して選択される。ピリ
ミジニルは、ハロゲン、例えばF又はClで置換され得る。ピリミジニルは、-C1~6
アルキル、例えば、-C1~5アルキル、-C1~4アルキル、-C1~3アルキル、-
C1~2アルキル、又は-C1アルキルで置換され得る。ピリミジニルは、-C1~6ハ
ロアルキル、例えば、-C1~5ハロアルキル、-C1~4ハロアルキル、-C1~3ハ
ロアルキル、-C1~2ハロアルキル、又は-C1ハロアルキルで置換され得る。ピリミ
ジニルは、-OC1~6ハロアルキル、例えば、-OC1~5ハロアルキル、-OC1~
4ハロアルキル、-OC1~3ハロアルキル、-OC1~2ハロアルキル、又は-OC1
ハロアルキルで置換され得る。ピリミジニルは、-C3~6シクロアルキル、例えば、シ
クロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシルで置換され得る。ピ
リミジニルは、-OC1~6アルキル、例えば、-OC1~5アルキル、-OC1~4ア
ルキル、-OC1~3アルキル、-OC1~2アルキル、又は-OC1アルキルで置換さ
れ得る。ピリミジニルは、-CNで置換され得る。ピリミジニルは、-OHで置換され得
る。ピリミジニルは、-C1~6alk-O-C1~6アルキル、例えば-C1~5al
k-O-C1~5アルキル、-C1~4alk-O-C1~4アルキル、-C1~3al
k-O-C1~3アルキル、-C1~2alk-O-C1~2アルキル、又は-C1al
k-O-C1アルキルで置換され得る。ピリミジニルは、-C(O)-NR6R7で置換
されてよく、式中、R6及びR7は、好ましくはそれぞれ独立して、H;-C1~6アル
キル、例えば、-C1~5アルキル、-C1~4アルキル、-C1~3アルキル、-C1
~2アルキル、又は-C1アルキル;又は-C3~6シクロアルキル、例えば、シクロプ
ロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシルである。より好ましくは、
R6及びR7は、それぞれ独立して、H又は-C1~6アルキル、例えば、-C1~5ア
ルキル、-C1~4アルキル、-C1~3アルキル、-C1~2アルキル、又は-C1ア
ルキルである。ピリミジニルは、-C(O)-C1~6アルキル、例えば、-C(O)-
C1~65アルキル、-C(O)-C1~4アルキル、-C(O)-C1~3アルキル、
-C(O)-C1~2アルキル、又は-C(O)-C1アルキルで置換され得る。
【0281】
いくつかの態様では、Gはベンゾフラニルである。これらの態様では、ベンゾフラニル
は、非置換であり得るか、又は1つ、2つ、又は3つの置換基、好ましくは1つ又は2つ
の置換基、より好ましくは1つの置換基で置換されていてもよく、ハロゲン;-C1~6
アルキル;
-C1~6ハロアルキル;-OC1~6ハロアルキル;-C3~6シクロアルキル;-
OC1~6アルキル;-CN;-OH;-C1~6alk-O-C1~6アルキル;
-C(O)-NR6R7(式中、R6及びR7は、本明細書で先に記載されるとおりで
ある);及び-C(O)-C1~6アルキル;からなる群から独立して選択される。ベン
ゾフラニルは、ハロゲン、例えばF又はClで置換され得る。ベンゾフラニルは、-C1
~6アルキル、例えば、-C1~5アルキル、-C1~4アルキル、-C1~3アルキル
、-C1~2アルキル、又は-C1アルキルで置換され得る。ベンゾフラニルは、-C1
~6ハロアルキル、例えば、-C1~5ハロアルキル、-C1~4ハロアルキル、-C1
~3ハロアルキル、-C1~2ハロアルキル、又は-C1ハロアルキルで置換され得る。
ベンゾフラニルは、-OC1~6ハロアルキル、例えば、-OC1~5ハロアルキル、-
OC1~4ハロアルキル、-OC1~3ハロアルキル、-OC1~2ハロアルキル、又は
-OC1ハロアルキルで置換され得る。ベンゾフラニルは、-C3~6シクロアルキル、
例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシルで置換さ
れ得る。ベンゾフラニルは、-OC1~6アルキル、例えば、-OC1~5アルキル、-
OC1~4アルキル、-OC1~3アルキル、-OC1~2アルキル、又は-OC1アル
キルで置換され得る。ベンゾフラニルは、-CNで置換され得る。ベンゾフラニルは、-
OHで置換され得る。ベンゾフラニルは、-C1~6alk-O-C1~6アルキル、例
えば-C1~5alk-O-C1~5アルキル、-C1~4alk-O-C1~4アルキ
ル、-C1~3alk-O-C1~3アルキル、-C1~2alk-O-C1~2アルキ
ル、又は-C1alk-O-C1アルキルで置換され得る。ベンゾフラニルは、-C(O
)-NR6R7で置換されてよく、式中、R6及びR7は、好ましくはそれぞれ独立して
、H;-C1~6アルキル、例えば、-C1~5アルキル、-C1~4アルキル、-C1
~3アルキル、C1~2アルキル、又は-C1アルキル;-C3~6シクロアルキル、例
えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシルである。よ
り好ましくは、R6及びR7は、それぞれ独立して、H又は-C1~6アルキル、例えば
、-C1~5アルキル、-C1~4アルキル、-C1~3アルキル、-C1~2アルキル
、又は-C1アルキルである。ベンゾフラニルは、-C(O)-C1~6アルキル、例え
ば、-C(O)-C1~65アルキル、-C(O)-C1~4アルキル、-C(O)-C
1~3アルキル、-C(O)-C1~2アルキル、又は-C(O)-C1アルキルで置換
され得る。
【0282】
いくつかの態様では、Gはチオフェニルである。これらの態様では、チオフェニルは、
非置換であり得るか、又は1つ、2つ、又は3つの置換基、好ましくは1つ又は2つの置
換基、より好ましくは1つの置換基で置換されていてもよく、ハロゲン;-C1~6アル
キル;
-C1~6ハロアルキル;-OC1~6ハロアルキル;-C3~6シクロアルキル;-
OC1~6アルキル;-CN;-OH;-C1~6alk-O-C1~6アルキル;
-C(O)-NR6R7(式中、R6及びR7は、本明細書で先に記載されるとおりで
ある);及び-C(O)-C1~6アルキル;からなる群から独立して選択される。チオ
フェニルは、ハロゲン、例えばF又はClで置換され得る。チオフェニルは、-C1~6
アルキル、例えば、-C1~5アルキル、-C1~4アルキル、-C1~3アルキル、-
C1~2アルキル、又は-C1アルキルで置換され得る。チオフェニルは、-C1~6ハ
ロアルキル、例えば、-C1~5ハロアルキル、-C1~4ハロアルキル、-C1~3ハ
ロアルキル、-C1~2ハロアルキル、又は-C1ハロアルキルで置換され得る。チオフ
ェニルは、-OC1~6ハロアルキル、例えば、-OC1~5ハロアルキル、-OC1~
4ハロアルキル、-OC1~3ハロアルキル、-OC1~2ハロアルキル、又は-OC1
ハロアルキルで置換され得る。チオフェニルは、-C3~6シクロアルキル、例えば、シ
クロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシルで置換され得る。チ
オフェニルは、-OC1~6アルキル、例えば、-OC1~5アルキル、-OC1~4ア
ルキル、-OC1~3アルキル、-OC1~2アルキル、又は-OC1アルキルで置換さ
れ得る。チオフェニルは、-CNで置換され得る。チオフェニルは、-OHで置換され得
る。チオフェニルは、-C1~6alk-O-C1~6アルキル、例えば-C1~5al
k-O-C1~5アルキル、-C1~4alk-O-C1~4アルキル、-C1~3al
k-O-C1~3アルキル、-C1~2alk-O-C1~2アルキル、又は-C1al
k-O-C1アルキルで置換され得る。チオフェニルは、-C(O)-NR6R7で置換
されてよく、式中、R6及びR7は、好ましくはそれぞれ独立して、H;-C1~6アル
キル、例えば、-C1~5アルキル、-C1~4アルキル、-C1~3アルキル、-C1
~2アルキル、又は-C1アルキル;又は-C3~6シクロアルキル、例えば、シクロプ
ロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシルである。より好ましくは、
R6及びR7は、それぞれ独立して、H又は-C1~6アルキル、例えば、-C1~5ア
ルキル、-C1~4アルキル、-C1~3アルキル、-C1~2アルキル、又は-C1ア
ルキルである。チオフェニルは、-C(O)C1~6アルキル、例えば、-C(O)C1
~65アルキル、-C(O)C1~4アルキル、-C(O)C1~3アルキル、-C(O
)C1~2アルキル、又は-C(O)C1アルキルで置換され得る。
【0283】
好ましい実施形態では、Gは非置換であるか、又は置換型フェニル、ピリジル、ピリジ
ジニル、又はピラジニルである。Gが置換型フェニル、ピリジル、ピリジジニル、又はピ
ラジニルである態様では、好ましい置換基は、C1~6アルキル(例えばメチル)を含む
。他の好ましい態様では、GはC1~6アルキル(例えば、-イソプロピル)である。
【0284】
好ましい態様では、Gは非置換又は置換型フェニル、ピリジル、ピリジジニル、又はピ
ラジニルであって、Eは-CH2-又はOである。Gが置換型フェニル、ピリジル、ピリ
ジジニル、又はピラジニルである態様では、EはCH2-又はOであり、好ましい置換基
は、C1~6アルキル(例えばメチル)を含む。他の好ましい態様では、GはC1~6ア
ルキル(例えば、-イソプロピル)であり、Eは-CH2-又はOである。
【0285】
好ましい態様では、特に、化合物が式II’である場合、Gは、C3~6シクロアルキ
ル;オキセタニル、テトラヒドロフラニル;テトラヒドロピラニル、ベンゾフラン-7-
イルオキシ;ピリジル;CH3で置換されているピリジル;フェニル;以下:ハロゲン、
C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、OH、OC1~6アルキル、OC1~6ハロ
アルキル、CH2OCH3、(C=O)NH2、及びC3~6シクロアルキル;及び
【0286】
【化78】
からなる群からそれぞれ選択される1員又は2員で置換されているフェニル;からなる
群から選択される。より好ましい態様では、Gは、フェニル又はC
1~6アルキルで置換
されているフェニルである。
【0287】
好ましい態様では、特に、化合物が式III’である場合、G-Aは以下からなる群か
ら選択され、
【0288】
【化79】
式中、Gはフェニル;又は、ハロゲン、C
1~6アルキル、C
1~6ハロアルキル、C
3~6シクロアルキル、ピリジル、オキセタン-3-イル、及びテトラヒドロ-2H-ピ
ラン-4-イルからなる群から独立して選択される1員又は2員で置換されているフェニ
ルであり、R
aはH又はCH
3である。より好ましい態様では、G-Aは以下である:
【0289】
【化80】
式中、Gは、フェニル又はC
1~6アルキルで置換されているフェニルである。
【0290】
好ましい実施形態では、特に、化合物が式IV’である場合、G-E-Aは以下からな
る群から選択され、
【0291】
【化81】
式中、Gは、C
1~6アルキル、C
3~6シクロアルキル、テトラヒドロ-2H-ピラ
ン-4-イル、ピリダジン-3-イル、フェニル、及びFで置換されているフェニルから
なる群から選択され、及びR
aはH又はCH
3である。より好ましい態様では、G-E-
Aは
【0292】
【化82】
であり、R
aはCH
3であり、Gはフェニルである。
【0293】
好ましい態様では、特に、化合物が式V’である場合、Gは、C1~6アルキル;C1
~6ハロアルキル;フェニル;ハロゲン、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、O
C1~6アルキル、OC1~6ハロアルキル、(C=O)-C1~6アルキル、SF5、
OH、NH2、N(CH3)2、OCH2CH2OCH(CH3)2、及びSO2C1~
6アルキルからなる群から独立して選択される1員又は2員で置換されているフェニル;
任意でClで置換されているベンゾ[d][1,3]ジオキソリル;2-メチルピリジン
-3-イル;2-イソプロピルピリジン-4-イル;ベンゾチオフェニル;ナフタレニル
;及び2,2-ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イルからなる群か
ら選択される。
【0294】
式Iの他の好ましい亜属は、以下である:
【0295】
【化83】
式中、Aフェニルは、非置換であるか、又は好ましくは-C
1~6アルキルで置換され
ている。
【0296】
【化84】
式中、Aピリジルは、非置換であるか、又は好ましくは-C
1~6アルキルで置換され
ている。
【0297】
【化85】
式中、Aピリジルは、非置換であるか、又は好ましくは-C
1~6アルキルで置換され
ている。
【0298】
【化86】
式中、Aピリジルは、非置換であるか、又は好ましくは-C
1~6アルキルで置換され
ている。
【0299】
【化87】
式中、Aピリジルは、非置換であるか、又は好ましくは-C
1~6アルキルで置換され
ている。
【0300】
【化88】
式中、Aピリジルは、非置換であるか、又は好ましくは-C
1~6アルキルで置換され
ている。
【0301】
【化89】
式中、Aピリジルは、非置換であるか、又は好ましくは-C
1~6アルキルで置換され
ている。
【0302】
化合物が式(II’)である本開示の実施形態では、好ましくは、Raは、H又はCH
3であり;nは、1であり;Eは、Oであり;Gは、フェニル又はC1~6アルキルで置
換されているフェニルであり;
環Bは、
【0303】
【化90】
であり、及びR
c及びR
fは、(C=O)CH=CH
2であり;及びR
dはHである。
【0304】
化合物が式(III’)である本開示の実施形態では、好ましくは、G-Aは、
【0305】
【化91】
であり、Gは、フェニル又はC
1~6アルキルで置換されているフェニルであり;
環Bは、以下であり:
【0306】
【化92】
及びR
c及びR
fは、(C=O)CH=CH
2であり;及びR
dはHである。
【0307】
化合物が式(IV’)である本開示の実施形態では、好ましくは、G-E-Aは
【0308】
【化93】
であり;R
aはCH
3であり;Gはフェニルであり;
環Bは
【0309】
【化94】
であり、及びR
c及びR
fは、(C=O)CH=CH
2である。
【0310】
本開示の更なる実施形態は、以下からなる群より選択される化合物である:
N-((3R,5R)-1-アクリロイル-5-フルオロピペリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5S)-1-アクリロイル-5-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-
5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5S)-1-アクリロイル-5-フルオロピペリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-フルオロ-2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5R)-1-アクリロイル-5-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(3-フルオロ-2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5R)-1-アクリロイル-5-メトキシピペリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-フルオロ-4-
フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-クロロ-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5S)-1-アクリロイル-5-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5S)-1-アクリロイル-5-メトキシピペリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-クロロ-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-ベンゾフラン-
7-イルオキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-(2,6-ジフ
ルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フ
ェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(2-エチルフ
ェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-フルオロ-6-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-(3-メチルオキセタン-3-イル)アク
リロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-ベンゾフラン-
7-イルオキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(
4-メチルアミノ)ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド;
(R)-5-(4-(3-((2-シアノフェノキシ)メチル)フェノキシ)-2-メ
チルフェニル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S,E)-N-(1-(4-ヒドロキシブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル
)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-クロロアクリロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4-アミノブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4R)-1-アクリロイル-4-フルオロピロリジン-3-イル)-5
-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,EZ)-N-(1-(2-シアノ-4-エトキシ-4-メチルペンテ-2-エノ
イル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4-ヒドロキシブテ-2-エノイル)ピロリジン-3-イル
)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(4-シアノ-1,4-オキサゼパン-6-イル)-5-(2-メチル-4-フェ
ノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(シクロヘキシ
ルオキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-イソプロポキシ
-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4R)-1-アクリロイル-4-メトキシピロリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-シアノピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-1-アクリロイル-4-フルオロピロリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4R)-1-アクリロイル-4-フルオロピロリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(
4-メチルアミノ)ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-(シクロヘキシ
ルオキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-メトキシ-4-メチルペンテ-2-エノイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-13C-シクロプロピルアクリロイル)ピ
ペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド;
(R)-N-(1-(ブチ-2-イノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-メチル-4-モルホリノペンテ-2-エノ
イル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-フルオロ-6-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(1-プロピオロイルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*
S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-1-アクリロイル-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-シクロプロポキ
シ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(2,6-ジフルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-
(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(5-クロ
ロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-1-アクリロイル-4-メトキシピロリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(ブチ-2-イノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-
(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-(ジメチルアミノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-5
-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(2-フルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-(1-
メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4R)-1-アクリロイル-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メ
チルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-プロ
ピルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
N-(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-エチル-2-メ
チルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-メチル-4-(テトラヒドロ-2H-ピラ
ン-4-イル)ペンテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(2,6-ジフ
ルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(
(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-エトキシ-2-
メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(テトラヒ
ドロ-2H-ピラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(テトラヒドロフラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2,6-ジフルオロ
-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(ベンゾフラン-7-イルオキシ)-2-メチルフェニル)-N-
(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
N-(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(3-メトキシプロパノイル)ピロリジン-3-イル)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(2-メトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-(1-
メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-エチルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(3-ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(4-(2-エチルフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2,3-ジメチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-(ジメチルアミノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-フルオロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(テトラヒドロフラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2,6-ジメチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(
ペンタフルオロチオ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(1-プロピオニルピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル5-(2-メチル-4-フェノキシフ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキシレート;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2,4-ジメチルフ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(
3-メトキシプロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(テトラヒ
ドロフラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(2-メチルアミ
ノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1,6-ジメチルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-イソプロピルピロリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4R)-4-フルオロ-1-(3-メトキシプロパノイル)ピロリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-メトキシアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メ
チル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-シアノアゼパン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(3-ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(
*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S
)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-イソプロピルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(4-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド;
N-(1,6-ジメチルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(3-メチルスル
ホニル)プロパノイル)ピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(3-メチルアミ
ノ)プロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-フルオロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(テトラヒ
ドロフラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-アクリロイルアゼチジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-13C-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-メトキ
シ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-((R)-2-アミノ-3-メトキシプロパノイル)ピペリジン-
3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-メチル-4-モルホリノペンテ-2-エノ
イル)ピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(
3-メチルスルホニル)プロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(R)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(
2-ヒドロキシアセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(
2-メトキシアセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,Z)-N-(1-(ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルピロリジン
-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-イソプロピルピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-エチル-2-メ
チルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-((S)-2-アミノ-3-メトキシプロパノイル)ピペリジン-
3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(6-フ
ェノキシピリダジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-((S)-2-ヒドロキシ-3-メトキシプロパノイル)ピペリジ
ン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(テトラヒドロ-2
H-ピラン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-ヒドロキシアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((R)-1-((S)-1-メ
チルピロリジン-3-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-イソプロポキシ
-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチル
ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(
3-ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(4-メチル-1,4-オキサゼパン-6-イル)-5-(2-メチル-4-フェ
ノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(3-ジメチルアミノ)プロパノイル)ピペリジン-3-イル)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-((R)-1-((
S)-ピロリジン-3-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4R)-4-フルオロ-1-メチルピロリジン-3-イル)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-クロロ-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルピペリジン
-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,Z)-N-(1-(2-シアノ-4-ジメチルアミノ-4-メチルペンテ-2-
エノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-フルオロ-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルピロリジ
ン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(オキセタン-3
-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-N-メチル-5-(2-メ
チル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5R)-5-フルオロピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-4-ヒドロキシ-1-(3-メトキシプロパノイル)ピロリジ
ン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(R)-N-(1-(2-シアノ-3-メチルブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-
イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-エチルピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-((S)-2,3-ジメトキシプロパノイル)ピペリジン-3-イ
ル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-((R)-2-ヒドロキシ-3-メトキシプロパノイル)ピペリジ
ン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-(2
-トリフルオロメチル)アクリロイル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((R)-1-((R)-1-メ
チルピロリジン-3-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(3-メチルスル
ホニル)プロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチル
ピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-(o-トリルオキシ)フェニル)-N-(1-メチル
ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-シクロプロピルピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-メチル-4-(ピペリジン-1-イル)ペ
ンテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェ
ニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-アミノアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-(シクロプロピルアミノ)-4-メチルペ
ンテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェ
ニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((6S)-6-メチルピペリジ
ン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4R)-4-フルオロピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R)-1-(3-メトキシブタノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-((S)-3-メトキシ-2-メチルプロパノイル)ピペリジン-
3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(2-エトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-(1-
メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R)-1-(3-メトキシ-2-メチルプロパノイル)ピペリジン-3-イ
ル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピロリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5R)-5-フルオロ-1-メチルピペリジン-3-イル)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-プロ
ピオロイルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチル-6-オキソピペリ
ジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(3-アミノプロパノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5S)-5-フルオロ-1-メチルピペリジン-3-イル)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1,3-ジメチルピペリジン-4-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(2-オキソピペリ
ジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5S)-5-フルオロピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5R)-5-ヒドロキシ-1-メチルピペリジン-3-イル)-5-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(2-エチルフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-(1-メ
チルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(キヌクリジン-2
-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(3-メチルピペリジン-4-イ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((6R)-6-メチルピペリジ
ン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(5,5-ジフルオロピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2,6-ジフルオロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド;
13C-(R,Z)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピ
ペリジン-3-イル)-5-(4-メトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド;
13C-(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピ
ペリジン-3-イル)-5-(4-メトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(4-シクロヘキルオキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド;
N-((3R,5R)-5-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチル
ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5
-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキ
シフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(2-
メチルアミノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(1-プロピオニルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(4-シクロプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド;
N-((3S,4S)-4-フルオロ-1-メチルピロリジン-3-イル)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルアゼパン-4-イル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(3-メトキシ-2,2ージメチルプロパノイル)ピペリジン-3
-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-シアノアゼパン-4-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-((R)-2,3-ジメトキシプロパノイル)ピペリジン-3-イ
ル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-((R)-1-((
R)-ピロリジン-3-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(4-ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-5-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(4-エトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-フルオロフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(R,Z)-N-(1-(4-アミノ-2-シアノ-4-メチルペンテ-2-エノイル
)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R,E)-N-(1-(3-(1-アミノシクロプロピル)-2-シアノアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド;
N-((3R,5S)-5-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-((R)-1-((
R)-テトラヒドロフラン-3-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン-3-イル)
-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4R)-4-ヒドロキシ-1-メチルピロリジン-3-イル)-5-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(2-シクロプロピルフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-
(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(5-オキソピロリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
N-(1,2-ジメチルピペリジン-4-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-メタクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-(シクロプロパンアンカルボニル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メ
チル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルアゼパン-3-イル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-((R)-1-((
S)-テトラヒドロフラン-3-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4R)-4-メトキシ-1-メチルピロリジン-3-イル)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(5-クロロベンゾ[
d][1,3]ジオキソール-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-(m-トリルオキシ)フェニル)-N-(1-メチル
ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4R)-4-メトキシピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-(エチルアミノ)-4-メチルペンテ-2
-エノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-シクロプロピルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(3-フルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-(1-
メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-フルオロ-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(3-メトキシ
プロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(o-ト
リル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(2-(2-オキソ
イミダゾリジン-1-イル)エチル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-4-フルオロピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-テト
ラヒドロ-2H-ピラン-4-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(2-ヒドロキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-(1
-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(3-エトキシアクリロイル)ピペリジン-3-イル)-5-
(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-フルオロ-6-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メ
チルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(2-イソプロピルフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-(
1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5R)-5-メトキシピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(3-メチルブテ
-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(3-(メトキシメチル)フェノキシ)-2-メチルフェニル)-
N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-(2-(トリルフルオロメトキシ)フェノキシ)フェ
ニル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,Z)-N-(1-(3-シクロプロピル-2-フルオロアクリロイル)ピペリジ
ン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)アゼチジン-3
-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-シクロプロピルアゼチジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,EZ)-N-(1-(2-シアノ-3-メトキシアクリロイル)ピペリジン-3
-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-5-(*S)-(5-クロロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-4-
イル)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン-3-
イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オ
キシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,EZ)-N-(1-(2-シアノ-4-((2メトキシエチル)アミノ-4-メ
チルペンテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2,6-ジフルオロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(
ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N1-((E)-4-(3-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-4-オキソブタ-2-エン-1-イル)-N
5-(15-オキソ-19-((3aS,4R,6aR)-2-オキソヘキサヒドロ-1
H-チエノ[3,4-d]イミダゾ-4-リル)-4,7,10-トリオキサ-14-ア
ザノナデシル)グルタルアミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-メチル-4-(メチルアミノ)ペンテ-2
-エノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド;
(R,E)-5-(5-クロロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-N
-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン-3-イル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(3-メチルスルホニル)
プロパノイル)アゼチジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-(2-(トリルフルメチル)フェノキシ)フェニル)
-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-4-ヒドロキシ-1-メチルピロリジン-3-イル)-5-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-4-メトキシ-1-メチルピロリジン-3-イル)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-4-メトキシピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-(3-メトキシプロパノイル)アゼチジン-3-イル)-5-(2-メチル
-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(4-メチル
ペンテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルアゼチジン-3-イ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチル
ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(シクロヘキシルオキシ)-2-メチルフェニル)-N-(1-メ
チルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-エチルアゼチジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
N-(アゼチジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(2-
メチルアミノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-メトキシ-2-
メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-フルオロフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-クロロフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-フェニル
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(2-メチルピペリジン-4-イ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5R)-5-メトキシ-1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキ
ソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-クロロ-3-メチルブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-
イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,Z)-N-(1-(2-フルオロブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)
-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-メチル-5-オキソピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェ
ノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-フルオロ-3-メチルブテ-2-エノイル)ピペリジン-3
-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(
ペンタフルオロチオ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((1-メチルピロリジ
ン-2-イル)メチル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5S)-5-ヒドロキシ-1-メチルピペリジン-3-イル)-5-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5S)-5-メトキシピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピロリジ
ン-2-イルメチル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(
(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(p-ト
リル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
(R)-N-(5,5-ジフルオロ-1-メチルピペリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-イソプロピルアゼチジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4,4-ジメチルペンテ-2-エノイル)ピペリジン-3-
イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(2-モルホリノエチル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピロリジ
ン-2-イルメチル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,Z)-N-(1-(2-クロロブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フ
ェノキシ-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(m-ト
リル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
(R)-5-(4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-オキソ-N
-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2,3-ジメチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルピペ
リジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((1-メチルピロリジン-3-
イル)メチル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(2-イソプロポキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-
(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-シクロブトキシ-2-メチルフェニル)-N-(1-メチルピペリ
ジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((1-メチルピロリジ
ン-2-イル)メチル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(3,5-ジフルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-
(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-(ジメチルアミノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-5
-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(3-ト
リフルオロメチル)フェニル-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-(p-トリルオキシ)フェニル)-N-(1-メチル
ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(2-(3-メチルモル
ホリノ)エチル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(
4-メチルアミノ)ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド;
(R)-5-(2-メチル-4-(ピリジン-3-イルオキシ)フェニル)-N-(1
-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-クロロフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(4-フルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-(1-
メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(2-(3-メチルモル
ホリノ)エチル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(シクロペンチルオキシ)-2-メチルフェニル)-N-(1-メ
チルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(2-(1-メチルピロリジン-
2-イル)エチル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-メトキシ-2-
メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-フルオロフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-
(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(5-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メ
チルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2,4-ジメチルフ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(5-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
N-(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-N-(1
-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(5-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
N-(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1-ベンジル-2-オキソアゼパン-3-イル)-5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-2-イルメチル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(6-フ
ェノキシピリダジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5S)-5-メトキシ-1-メチルピペリジン-3-イル)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,EZ)-N-(1-(3-シクロプロピル-2-トリフルオロメチル)アクリロ
イル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(o-ト
リル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(2-モルホリノ-2-オキソエ
チル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2,6-ジメチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルピペ
リジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(3-ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(
*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(5-クロロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-4-イル
)-N-(1-(メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-エチルピペリジン-3-イル)-5-(4-(2-イソプロピルフ
ェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(5-クロ
ロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(シクロプロポキシ-2-メチルフェニル)-N-(1-メチルピ
ペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(テトラヒドロフラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フ
ェノキシ-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(1-プロピオニルピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(2-カルバモイルフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-(
1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-2-(ピペラジン-1-イル)-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4(5H)-オン;
(R)-6-メチル-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-シアノピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3,5-ジクロロフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イ
ル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド;
(R)-N-メチル-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N
-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-N-(1-メチルピペリ
ジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-エトキシ-2-メチルフェニル)-N-(1-メチルピペリジン-
3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(tert-ブ
チル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イ
ル)オキシ)フェニル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド;
(R)-5-(3-クロロフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-フェニル
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R)-N-メチル-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチ
ルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチル
ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-メトキシ-2-メチルフェニル)-N-(1-メチルピペリジン-
3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(4-トリフルオロメチル
)フェニル-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-メトキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イ
ル)オキシ)フェニル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド;
(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-4-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(1-プロピオニルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3,4-ジクロロフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イ
ル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(3-トリフルオロメチル
)フェニル-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-5-フェニル-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキ
シ-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-メチル-6-フェノキシピリダジン-3-イル)-N-(1-メチ
ルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-メチル-6-フ
ェノキシピリダジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(o-トリル)
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R)-5-(*R)-(5-クロロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-4-イル
)-N-(1-(メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-(ピリジン-4-イルオキシ)フェニル)-N-(1
-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-ト
リフルオロメチル)フェニル-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-(ジメチルアミノ)フェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-
3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-イソプロピル-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチルピリジン
-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3
-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3,4-ジクロロフ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-イソプロピル-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-クロロ-3-(
トリフルオロメチル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(3-メトキシ-3-メチルブタノイル)ピペリジン-3-イル)
-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,Z)-N-(1-(3-アセタミドアクリロイル)ピペリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド;
(R)-N-(1-(2-クロロアクリロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S
)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4-アミノブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-
5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4-ジメチルアミノ(ブテ-2-エノイル)ピロリジン-3
-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-(ビ
ニルスルホニル)ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-トリジュウテリオ
メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4-ジメチルアミノ(ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3
-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-(ビ
ニルスルホニル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4-ジメチルアミノ(ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3
-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(4-メチル
スルホニル)ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-2
,3,4,5,6-(ペンタジュウテリオフェノキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-2
,3,4,5,6-(ペンタジュウテリオフェノキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド;
(R,E)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(4-メチル
アミノ)ブテ-2-エノイル)ピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-(2,3,4,5,6-ペンタジュウテリオフェ
ノキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-シアノピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-2,3,
4,5,6-(ペンタジュウテリオフェノキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-(2,3,4,5,6-ペンタジュウテリオフェノキ
シ)フェニル)-N-(1-(トリジュウテエリオメチル)ピペリジン-3-イル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-(2,3,4,5,6-ペンタジュウテリオフェノキ
シ)フェニル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4-アミノブテ-2-エノイル)ピロリジン-3-イル)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(4-メチル
スルホンアミド)ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(R)-N-(1-(2-(ジメチルアミノ)アセチル)ピロリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-((S)-アゼチジン-2-カルボニル)ピペリジン-3-イル)
-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-(3-メチルオキセタン-3-イル)アク
リロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェ
ニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
(R,Z)-N-(1-(2-フルオロ-4-(メチルアミノ)ブテ-2-エノイル)
ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-(2
-ピロリジン-1-イル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-2-(((1-アクリロイルピペリジン-3-イル)アミノ)メチル-5-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-4(5H)-オン;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(2-メチルアミ
ノ)アセチル)ピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-アミノアセチル)ピロリジン-3-イル)-5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-(2
-ピペリジン-1-イル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(2-モルホリノ
アセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-クロロアセチル)ピロリジン-3-イル)-5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-クロロアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-チ
オフェン-2-イル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-エノイル)ピペ
リジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(4-イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-イソプロポキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(3-シクロプロピル-2-メチルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,EZ)-N-(1-(2-クロロ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジ
ン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(R,E)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(4-モルホ
リノブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(ベンゾ[b]チオフ
ェン-5-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-
イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
(R)-5-(4-イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-プロピオニル
ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(4-チオフェン-2-イ
ル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フ
ェノキシベンジル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-メチルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキ
シベンジル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(ベンゾ[b]チオフェン-5-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキ
シベンジル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-5-(4-フェノキシベンジル)-N-(ピペリジン-3-イル
)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-4-オキソ-
N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(
トリフルオロメトキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(4-トリフルオロメトキ
シ)フェニル-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-ト
リフルオロメトキシ)フェニル-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(4-(イ
ソプロポキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(4-(イ
ソプロポキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(ナフタレン-2-イ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(1-ベンジル-1H
-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N-(1-アクリロイルピペ
リジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-ベンジルフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-4-イル)-N-(1-アクリロイルピペ
リジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-(ジメチルアミノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4
-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-(ジメチルアミノ)アセチル)ピロリジン-3-イル)-4
-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(ベンゾ[b]チオフ
ェン-2-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(ベンゾ[b]チオフェン-2-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-5-ナフタレン-2-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド;
(R)-5-(4-ベンジルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R)-5-(1-ベンジル1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-N-(ピペ
リジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((4*S)-2-メ
チルピペリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((4*S)-2-メ
チルピペリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((4*R-2-メチ
ルピペリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((4*R-2-メチ
ルピペリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(4-ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-5-(*S
)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(4-ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-5-(*R
)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-クロロ-3-メチルブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-
イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド;
(R)-N-(1-(2-クロロ-3-メチルブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-
イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド;
(R,E)-N-(1-(4-(ジメチルアミノ(ブテ-2-エノイル)ピロリジン-
3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-N-メチル-5-(*S)
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-N-メチル-5-(*R)
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フ
ェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-イソプロピル-
2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-イソプロピル-
2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-イソプロピル-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-イソプロピル-2-メチルフェニル)-N-(1-メチルピペリジ
ン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,*Z)-N-(1-(2-シアノ-4-メトキシ-4-メチルペンテ-2-エノ
イル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R,*Z)-N-(1-(2-シアノ-4-メトキシ-4-メチルペンテ-2-エノ
イル)ピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R,*E)-N-(1-(2-シアノ-4-メトキシ-4-メチルペンテ-2-エノ
イル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R,*E)-N-(1-(2-シアノ-4-メトキシ-4-メチルペンテ-2-エノ
イル)ピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
N-((1-アクリロイルピロリジン-3-イル)メチル)-4-オキソ-5-(4-
フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド;
4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(ピロリジン-3-イルメチル)
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R)-N-(1-(1H-イミダゾール-1-カルボニル)ピペリジン-3-イル)
-5-(2,2-ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-メトキシ-3-
(トリフルオロメチル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-シクロブトキシ
-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-シクロブトキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
4-オキソ-N-(2-オキソピペリジン-3-イル)-5-(4-フェノキシフェニ
ル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド;
(R)-5-(4-メトキシ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-オキソ-
N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-クロロ-4-メチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-
3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-メチル-3-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-オキソ-N
-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-((テトラヒドロフラン-2-イ
ル)メチル-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-1-アクリロイル-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-
4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(
4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-ベンジルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R)-4-オキソ-5-(3-フェノキシフェニル)-N-(ピペリジン-3-イル
)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド;
N-((3R,5S)-5-メトキシピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5S)-5-メトキシピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(*S)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N
-(5-オキソピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(*S)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N
-(5-オキソピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(*R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N
-(5-オキソピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(*R)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N
-(5-オキソピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,*E)-N-(1-(ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*
S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,*E)-N-(1-(ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*
S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,*Z)-N-(1-(ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*
S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,*Z)-N-(1-(ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*
S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,*Z)-N-(1-(2-シアノ-4-エトキシ-4-メチルペンテ-2-エノ
イル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R,*E)-N-(1-(2-シアノ-4-エトキシ-4-メチルペンテ-2-エノ
イル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R,*Z)-N-(1-(2-シアノ-4-エトキシ-4-メチルペンテ-2-エノ
イル)ピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R,*E)-N-(1-(2-シアノ-4-エトキシ-4-メチルペンテ-2-エノ
イル)ピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5R)-1-アクリロイル-5-メトキシピペリジン-3-イル)-5
-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5S)-1-アクリロイル-5-メトキシピペリジン-3-イル)-5
-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5R)-1-アクリロイル-5-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-
5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5S)-1-アクリロイル-5-フルオロピペリジン-3-イル)-5
-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(4-シアノ-1,4-オキサゼパン-6-イル)-5-(*S)-(2-メチル
-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-1-アクリロイル-4-フルオロピロリジン-3-イル)-5
-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-エトキシ-4-メチルペンテ-2-エノイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4-ジメチルアミノ)ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3
-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド;
N-((3S,4R)-1-アクリロイル-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-
5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-1-アクリロイル-4-メトキシヒドロキシピロリジン-3-
イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピロリジン
-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド;
(R,E)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(
4-メチルアミノ)ブテ-2-エノイル)ピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチル
ピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(3-
メチルスルホニル)プロパノイル)ピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-メトキシアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-アクリロイルアゼチジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-メチル-5-フ
ェノキシピリジン-2-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2’,3’-ジフル
オロ-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5R)-1-アクリロイル-5-フルオロピペリジン-3-イル)-5
-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3’-フルオロ-[
1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(4-シク
ロブトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4-ジメチルアミノ)ブテ-2-エノイル)ピロリジン-3
-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド;
(R,E)-N-(1-(4-ヒドロキシブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル
)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2’-メチル-[1
,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(6-フ
ェノキシピリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3’-クロロ-[1
,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4R)-1-アクリロイル-4-メトキシヒドロキシピロリジン-3-
イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド;
(R,EZ)-N-(1-(2-シアノ-3-(3-メチルオキセタン-3-イル)ア
クリロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2’-クロロ-[1
,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4-アミノブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-
5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(2-フ
ェノキシピリジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(5-フ
ェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2’,4’-ジフル
オロ-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-ベンジルフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3’-メチル-[1
,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-シクロヘキシル
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4-アミノブテ-2-エノイル)ピロリジン-3-イル)-
5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4’-メチル-[1
,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4-ヒドロキシブテ-2-エノイル)ピロリジン-3-イル
)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-1-アクリロイル-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-
5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((R)-1-((S
)-2-メチルアミノ)プロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2,2-ジフルオロ
ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フ
ェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(3-フ
ェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(5-フ
ェノキシピラジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-イソプロピルフ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(1-(ビニルスルホニル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N-(1-アクリロイルピロ
リジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(
4-メチルスルホンアミド)ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(3-プ
ロピルフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-シクロブチルフ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-トリジ
ュウテリオメチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-メチル-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(5-フ
ェノキシピリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(3-(
ピリジン-3-イル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(エチルスルホニル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(3-(
ピリジン-2-イル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-5-(3-クロロ-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(4-ジメチ
ルアミノ)ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-イソプロピルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-1-アクリロイル-4-フルオロピロリジン-3-イル)-4
-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-1-アクリロイル-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-イル)ピロリジン-3-カルボキサミド;
(R)-1-アクリロイル-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-イル)ピロリジン-3-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-メチルアミノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オ
キソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-((S)-3-ヒドロキシ-2-メチルプロパノイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-1-アクリロイル-4-メトキシピロリジン-3-イル)-4
-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,Z)-N-(1-(4-アミノ-2-フルオロブテ-2-エノイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,Z)-N-(1-(4-アミノ-2-クロロブテ-2-エノイル)ピペリジン-
3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N-(1-(2-メチルアミ
ノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N-(1-メチルピペリジン
-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3’-メチル-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-
N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2’-メチル-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-
N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-((R)
-1-((E)-4-((4aR,7aS)-テトラヒドロ-2H-[1,4]ジオキシ
ノ[2,3-c]ピロール-6(3H)-イル)ブテ-2-エノイル)ピロリジン-3-
イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(2-フ
ェノキシピリミジン-5-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5R)-1-アクリロイル-5-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-
5-(4-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(3-クロロ-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-4-オキソ-5-(2-フェニルピリジン-4-イル)-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-(シクロヘキシ
ルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-(シクロペンチ
ルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4-ジメチルアミノ)ブテ-2-エノイル)ピロリジン-3
-イル)-5-(4-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(2’-
(トリフルオロメチル)-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-((R)-3-ヒドロキシ-2-メチルプロパノイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-イソプロポキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-アセチルフェニル)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(2-フ
ェノキシピリジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(3-ト
リフルオロメトキシ)フェニル-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-シクロプロピル
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N-(1-(4-(ジメ
チルエアミノ)ブテ-2-エノイル)ピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-((R)-3-メトキシ-2-メチルプロパノイル)ピペリジン-
3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-クロロ-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(2-(ジメチル
アミノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N-(1-(4-(ジメ
チルエアミノ)ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(シス)-1-アクリロイル-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)-4-オキ
ソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-クロロ-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(2-メチルアミ
ノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-メトキシアセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-
5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-クロロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピロリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
4-オキソ-N-(6-オキソピペリジン-3-イル)-5-(4-フェノキシフェニ
ル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド;
N-((3S,4S)-4-フルオロピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4
-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4’-メチル-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-
N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-クロロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アセチルピペリジン-3-イル)-5-(3-クロロ-4-フェノ
キシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-クロロ-4-メ
チルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-5-(2-フェニルピリジン-4-イル)-N-(ピペリジン-
3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド;
N-((3R,5R)-5-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(
4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N-(1-メチルピロリジン
-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4S)-4-メトキシピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4
-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5R)-1-アクリロイル-5-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-
4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4-ヒドロキシブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル
)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-シクロブチルピ
リジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-シアノピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキ
シフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(3-メトキシプロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキ
ソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-シアノピペリジン-4-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニ
ル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド;
(R)-5-(3-メチル-5-フェノキシピリジン-2-イル)-4-オキソ-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(E)-N-(1-(4-ヒドロキシブテ-2-エノイル)ピペリジン-4-イル)-
4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-(3-メトキシプロパノイル)ピペリジン-4-イル)-4-オキソ-5-
(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-3-アミノ-4-((3-
シクロブトキシフェニル)アミノ)チエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド
;
(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-N-(ピロリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
2-((1-アクリロイルピペリジン-3-イル)アミノ)-5-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4(5
H)-オン;
(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N-(1-(2-メチルアミ
ノ)アセチル)ピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-5-(2-フェニルピリジン-4-イル)-N-(ピロリジン-
3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-シクロブチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イ
ル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(6-フ
ェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-シクロブトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペ
リジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
2-((1-アクリロイルピペリジン-4-イル)アミノ)-5-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4(5
H)-オン;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-メチル-3-(
トリフルオロメチル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(4-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N-((R)-1-
((E)-4-((4aR,7aS)-テトラヒドロ-2H-[1,4]ジオキシノ[2
,3-c]ピロール-6(3H)-イル)ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(4-シク
ロブトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-5-(4-フェニルピリジン-2-イル)-N-(ピペリジン-
3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド;
(3R,5R)-tert-ブチル-3-ヒドロキシ-5-(4-オキソ-5-(4-
フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(オキセタン-
3-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-(シクロペンチルオキシ)フェニル)-4-オキソ-N-(ピペリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4R)-1-アクリロイル-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-
5-(4-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(トランス-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)-4-オキソ-5-(4-フ
ェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-(シクロヘキシルオキシ)フェニル)-4-オキソ-N-(ピペリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
トランス-tert-ブチル-3-ヒドロキシ-4-(4-オキソ-5-(4-フェノ
キシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート;
(R)-4-オキソ-5-(5-フェニルピリジン-3-イル)-N-(ピペリジン-
3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メトキシピリミ
ジン-5-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(3-トリフルオロメトキ
シ)フェニル-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-シクロブトキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-
イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(3-ピリジン-2-イル
)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-5-(6-フェニルピリジン-2-イル)-N-(ピペリジン-
3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチ
ル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(3S,4S)-tert-ブチル-3-フルオロ-4-(4-オキソ-5-(4-フ
ェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド)ピロリジン-1-カルボキシレート;
(R)-5-(4-シクロブトキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-
イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
tert-ブチル-4-(4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)
ピペリジン-1-カルボキシレート;
(R)-tert-ブチル-3-(4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド)ピペリジン-1-カルボキシレート;
(R)-5-(3-シクロヘキシルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-
イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
(R)-5-(3-イソプロピルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イ
ル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(3-(
ピリジン-4-イル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-オキセタン-3
-イル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(イソプロポキ
シ)-3-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-シクロブチルピリジン-4-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(6-フ
ェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2,2-ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-
イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-(tert-ブ
チル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(3S,4S)-tert-ブチル-3-メトキシ-4-(4-オキソ-5-(4-フ
ェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド)ピロリジン-1-カルボキシレート;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(5-(イソプロポキ
シ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(tert-ブ
チルスルホニル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-ヒドロキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル
)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド;
(R)-5-(3-アセチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R)-5-(5-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペ
リジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-5-(6-フェノキシピリジン-2-イル)-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-(tert-ブチル)フェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(3-ピリジン-4-イル
)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-tert-ブチル-3-(5-(3-(tert-ブチル)フェニル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート;
(R)-tert-ブチル-3-(5-(3-アセチルフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド)ピペリジン-1-カルボキシレート;
(R)-5-(4-(tert-ブチルスルホニル)フェニル)-4-オキソ-N-(
ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-tert-ブチル-3-(5-(4-(tert-ブチルスルホニル)フェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート;
(R)-tert-ブチル-3-(5-(4-(tert-ブトキシ)フェニル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート;
(R)-tert-ブチル-3-(5-(2,2-ジフルオロベンゾ[d][1,3]
ジオキソール-5-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート
;
(R)-tert-ブチル-3-(5-(6-シクロブトキシピリジン-3-イル)-
4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート;
N-((3R,4R)-1-アクリロイル-4-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-
4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-メチル-5-フェノキシピラジン-2-イル)-4-オキソ-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-メチル-5-フ
ェノキシピラジン-2-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,4R)-4-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(
4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(シス-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノ
キシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
4-オキソ-N-(2-オキソピロリジン-3-イル)-5-(4-フェノキシフェニ
ル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(R)-(2-メチル
-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(4-メチ
ル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S)-(4-メチ
ル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S)-(4-メチ
ル-2-フェノキシピリミジン-5-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(5-フ
ェノキシピリミジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチ
ル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-メチル-6-フ
ェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(シス-4-アクリルアミドテトラヒドロフラン-3-イル)-5-(*S)-(
4-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(6-イソ
ブチル-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-6-フ
ェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(6-イソブチル-4
-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(6-シクロブトキシ
-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2’,3’-ジフル
オロ-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5S)-1-アクリロイル-5-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-
5-(2’-3’-ジフルオロ-[1,1’-ビフェニル-3-イル]-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチ
ル-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(3-メチ
ル-2-フェニルピリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-シクロヘキシル
ピリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(6-フ
ェニルピリダジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3R,5S)-1-アクリロイル-5-メトキシピペリジン-3-イル)-5
-(2’-3’-ジフルオロ-[1,1’-ビフェニル-3-イル]-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(6-フ
ェノキシピリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-((*E)-3-((S)-1-アセチルピロリジン-2-イル)
-2-シアノアクリロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(6-シク
ロブトキシ-2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-((E)-3-((R)-1-アセチルピロリジン-2-イル)-
2-シアノアクリロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-((R)
-1-((E)-4-((4aR,7aS)-テトラヒドロ-2H-[1,4]ジオキシ
ノ[2,3-c]ピロール-6(3H)-イル)ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-
イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(6-フ
ェニルピミジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-クロロ-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(6-シクロブトキシ
ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-メチル-[1,
1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-イソブチルフェ
ニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチ
ル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(4-メチ
ル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-シクロペンチル
ピリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(シクロペンチ
ルオキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-メトキシ-2-
メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(5-メチル-2-フ
ェニルピリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(2-イソプロ
ポキシエトキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-イソプロピルピ
リジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(5-フ
ェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(5-フ
ェノキシピラジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(6-シク
ロブトキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-([2,3’-ビピリジン]-4-イル)-N-(1-アクリロイルピペ
リジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(4-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オ
キソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-5-(3-クロロ-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(4-ジメチ
ルアミノ)ブテ-2-エノイル)ピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(6-シクロブトキシ
-2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(3-イソプロピルフ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-2’,3’-ジフルオロ-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((1RS,2RS)-2-アミノシクロペンチル-5-(*S)-(4-メチル
-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(3-(
テトラ-2H-ピラン-4-イル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-([2,2’-ビピリジン]-4-イル)-N-(1-アクリロイルピペ
リジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2’,3’-ジフルオロ-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N
-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(トランス-1-アクリロイル-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)-4-オ
キソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(メチルグリシジル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-
(2-フェノキシピリジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(4-メチル-2-フェノキシピリミジン-5-イル)-4-
オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オ
キソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((3S,4R)-1-アクリロイル-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-
4-オキソ-5-(2-フェニルピリジン-4ーイル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-5-(5-フェノキシピリミジン-2-イル)-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-シクロペンチルピリジン-4-イル)-4-オキソ-N-(ピペリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-イソブチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル
)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(6-イソ
ブチル-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-5-(6-フェニルピリミジン-4-イル)-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*R)-(4-メチ
ル-2-フェノキシピリミジン-5-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-メチル-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-N
-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(6-シク
ロブトキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-イソプロピルピリジン-4-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*R)-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オ
キソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(5-メチル-2-フェニルピリジン-4-イル)-4-オキソ-N-(
ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-2-イソプロポキシエトキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキ
ソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-シクロヘキシルピリジン-4-イル)-4-オキソ-N-(ピペリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(6-イソプロポキシ
-2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(3-メチル-2-フェニルピリジン-4-イル)-4-オキソ-N-(
ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-6-フ
ェニルピリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-6-フェニルピリジン-4-イル)-4-オキソ-N-(
ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(6-シク
ロブトキシ-2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(3-メチ
ル-2-フェニルピリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(3-テトラヒドロ-2H
-ピラン-4-イル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-tert-ブチル-3-(4-オキソ-5-(3-テトラヒドロ-2H-ピラ
ン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート;
(R)-4-オキソ-5-(6-フェニルピリダジン-4-イル)-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-5-(6-フェノキシピリジン-3-イル)-N-(ピロリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R)-tert-ブチル-3-(5-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-
イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート;
(R)-5-(6-シクロブトキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-N-(ピペリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
N-((3*S,4*R)シス-4-アクリルアミドテトラヒドロフラン-3-イル)
-5-(*S)-(4-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(4-メチ
ル-2-フェノキシピリミジン-5-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S)-(6-イソ
ブチル-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(2-フ
ェノキシピリミジン-5-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(5-フ
ェノキシピリミジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-イソブチルフェ
ニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(5-フ
ェニルピリダジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((*3R,*4S)-4-アクリルアミドテトラヒドロフラン-3-イル)-5
-(*S)-(4-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(6-イソ
プロポキシ-2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-イソブチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル
)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド;
(R)-4-オキソ-5-(5-フェニルピリダジン-3-イル)-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*R)-(6-イソ
ブチル-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(6-イソ
プロポキシ-2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(6-イソブチル-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オ
キソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(6-イソブトキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*R)-(6-イソブトキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(6-シクロペンチルオキシ)-4-メチルピリジン-3-イ
ル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*R)-(6-シクロペンチルオキシ)-4-メチルピリジン-3-イ
ル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(4-メチル-2-フェノキシピリミジン-5-イル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(6-イソブチル-2
-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(6-イソブチル-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オ
キソ-N-(1-プロピオニルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(6-イソ
ブトキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(6-イソ
ブトキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(6-シク
ロペンチルオキシ)-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(6-シク
ロペンチルオキシ)-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-6-(
(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)ピリジン-3-イル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-((2-メチル
ピリジン-3-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-(-4
-((6-メチルピリジン-2-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-(-4
-((2-メチルピリジン-3-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-(
ピリジン-3-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-((6-メチル
ピリジン-2-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S)-(6-シク
ロペンチルオキシ)-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(5-(2-(フルオ
ロフェノキシ)ピリジン-2-イル)-4-オキソ--4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(
ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S)-(6-イソ
ブトキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N1-(15-オキソ-19-((3aR,4R,6aS)-2-オキソヘキサヒドロ
-1H-チエノ[3,4-d]イミダゾール-4-イル)-4,7,10-トリオキサ-
14-アザノナデシル)-N5-((E)-4-オキソ-4-(3-(4-オキソ-5-
(5-フェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)ブテ-2-
ン-1-イル)グルタルアミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(
ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,EZ)-N-(1-(2-シアノ-3-(3-メチルオキセタン-3-イル)ア
クリロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-(-4
-((6-メチルピリジン-3-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(
ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-(-4
-(((S-テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-((5-メチル
ピリジン-2-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-(-4
-(((R-テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド;
1-アクリロイル-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル
)ピペリジン-3-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(6-イソ
プロポキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(
ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-(
ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(6-イソ
ブチル-2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オ
キソ-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(6-イソプロポキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4
-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(5-フ
ェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
2-(4-アクリロイルピペラジン-1-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4(5H)-オン
;
(R)-5-(*S)-(6-シクロペンチルオキシ)-4-メチルピリジン-3-イ
ル)-4-オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(6-イソブトキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-
オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4-オキ
ソ-N-(1-プロピオニルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アセチルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(ピリ
ジン-2-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(E)-1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル-N-(5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペリジン-3-カルボキサミド;
1-シアノ-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペ
リジン-3-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-(
ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(6-イソ
プロポキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)-1-プロピオニ
ルピペリジン-4-カルボキサミド;
(R)-5-(*R)-(6-イソプロポキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4
-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-N-(1-プロピオニルピペリジン-3-イル)-5-(4-ピ
リジン-2-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アセチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-(ピリ
ジン-2-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-(ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4-オ
キソ-N-(1-プロピオニルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アセチルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(ピリ
ダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-(
ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アセチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-(ピリ
ダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチ
ル-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(6-イソ
ブチル-2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(E)-1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-エノイル)-N-(5-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペリジン-3-カルボキサミド
;
1-(2-シアノアセチル)-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-イル)ピペリジン-3-カルボキサミド;
N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)-1-プロピオニ
ルピペリジン-3-カルボキサミド;
1-(2-シアノアセチル)-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-イル)ピペリジン-4-カルボキサミド;
1-アクリロイル-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル
)ピペリジン-4-カルボキサミド;
1-エチル-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペ
リジン-3-カルボキサミド;
1-シアノ-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペ
リジン-4-カルボキサミド;
1-メチル-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペ
リジン-3-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-2-(4-メチルピペラジン-1-イ
ル)-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4(5H)-オン;
(E)-4,4-ジメチル-2-(4-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-イル)ピペリジン-1-カルボニル)ペンテン-2-ニトリル;
4-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペラジン-1-
カルボニトリル;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-2-(4-プロピオニルピペラジン-
1-イル)-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4(5H)-オン
;
N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペリジン-3-
カルボキサミド;
(E)-1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-エノイル)-N-(5-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキサミド
;
(E)-1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル-N-(5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキサミド;
1-メチル-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペ
リジン-4-カルボキサミド;
1-エチル-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペ
リジン-4-カルボキサミド;
N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペリジン-4-
カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(1-(ビニルスルホニル)ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-((4-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-
イル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-フルオロ-4-((4-(トリフルオロメチル)ピリジン-2
-イル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-シアノピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピロリジン-3-イル)-5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-4-オキソ-5-(3-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(3-メトキシプロパノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2’,3’-ジフル
オロ-4-メチル-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-プロ
ピオニルピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピロリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
N-(1-(4-ピロリジン-1-イル)ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-(
ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-(3-((2-
シアノフェノキシ)メチル(フェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((R)-1-((R)-2-メ
チルアミノ)プロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-((R)-1-((R)-アゼチジン-2-カルボニル)ピペリジン-3-イル)
-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン-3
-イル)-4-オキソ-5-(3-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-シアノピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((R)-1-((S)-2-メ
チルアミノ)プロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-4-オキソ-5-(o-トリル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(4-(3-((2-シアノフェノキシ)メチル)フェノキシ)-2-メチルフェ
ニル)-N-(1-メチルピペリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン-3
-イル)-5-(4-(2-メトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
5-(4-(3-((2-シアノフェノキシ)メチル)フェノキシ)-2-メチルフェ
ニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-4-イル)--4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルピペリジン-4-イ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-5-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(ピペリジン-3-イル
)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(4-(3-((2-シアノフェノキシ)メチル)フェノキシ)-2
-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(4-メトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-4-
イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-エノイル)ピペ
リジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド;
(R,E)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-
(4-ピロリジン-1-イル)ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-エノイル)ピロ
リジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
5-(4-2-メトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピ
ペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-プロ
ピオニルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-シアノピペリジン-4-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルピペリジン
-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン-3
-イル)-5-(2-メチル-5-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N((R)-1-((R
)-ピロリジン-2-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン-3
-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン-3
-イル)-5-(4-メトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1-ホルミルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノ
キシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-エノイル)ピペ
リジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-(
ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-シアノピペリジン-3-イル)-5-(4-(2-メトキシフェノキシ)-
2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-シアノピペリジン-4-イル)-5-(4-(2-メトキシフェノキシ)-
2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-ホルミルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノ
キシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン-3
-イル)-4-オキソ-5-(o-トリル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1-シアノピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アセチルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノ
キシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-
イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
N-(1-シアノピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-プロ
ピオニルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N((R)-1-((S
)-ピロリジン-2-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(3-((2-
シアノフェノキシ)メチル(フェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド;
(S,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-((4-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-
イル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(E)-N-(1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-エノイル)ピペリジ
ン-3-イル)-5-(4-(2-メトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
(E)-N-(1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-エノイル)ピペリジ
ン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド;
(S,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-
(4-ピペリジン-1-イル)ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-3-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-フルオロ-4-((4-(トリフルオロメチル)ピリジン-2
-イル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-プロピオニル
ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(S,E)-N-(1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-エノイル)ピペ
リジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド;
(S,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピロリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(3-クロロプロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(5-フェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(4-(2-メトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-(1-メチルピ
ペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-(2-(アゼチジン-1-イル)アセチル)ピペリジン-3-イル
)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(テトラヒドロ-2H-ピラン-
4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-メチルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキ
シフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(ピロリジン-3-イル
)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド;
(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(4-ジメチルアミノ)ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3
-イル)-5-(4-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-ベンゾピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキ
シフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-5-(5-フェノキシピリジン-2-イル)-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン-4
-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(4-2-メトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピ
ペリジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(4-(2-メトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-(1-メチルピ
ペリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(シクロペンチルオキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-
N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-メチルピペリジン-4-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニ
ル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド;
(E)-N-(1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-エノイル)ピペリジ
ン-4-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(R)-4-オキソ-5-(6-フェノキシピリジン-3-イル)-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-N-(1-(2-メチル
アミノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1-アセチルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノ
キシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-ベンジルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノ
キシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(ピペリジン-4-イル)-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド;
4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(2-ピロリジン-1-イル)エ
チル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(2-ピペラジン-1-イル)エ
チル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
N-(1-アクリロイルピペリジン-4-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルピペリジン
-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1-メチルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキ
シフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(2-ピペリジン-1-イル)エ
チル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド;
N-(2-モルホリノエチル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド;
(S)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(ピロリジン-3-イル
)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド;
N-(2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル)-4-オキソ-5-(4-フ
ェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アセチルピペリジン-3-イル)-5-(4-(イソプロポキシ)
-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(3-ピリジン-3-イル
)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(S,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-5-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-4-オキソ-5-(3-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1-ベンゾピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキ
シフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3,5-ジクロロフ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド;
(S,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-4-オキソ-5-(o-トリル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-(ジメチルアミ
ノ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-4-イル)-5-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(S)-N-(1-ベンジルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノ
キシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(S,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(4-メトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1-プロピオニル
ピペリジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-アミノフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-(ジメチルアミノ)フェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-
3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド;
(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(m-トリル)-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(R)-5-(4-クロロフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド;
(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(p-トリル)-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
(R)-5-(4-フルオロフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド;
(R)-5-(4-(tert-ブチル)フェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-イソプロポキシ-3-メチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペ
リジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(4-アミノフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド;
(S,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-3-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-5-(*S)-(6-イソプロポキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4
-オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S)-(6-イソ
プロポキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-(1-メチルシクロブチル)アクリロイル
)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-
4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド;
N1-((E)-4-(((R-3-(1-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-
3-イル)-2-オキソ-1,2,3,5-テトラヒドロシクロペンタ〔de〕キナゾリ
ン-4-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-4-オキソブタ-2-エン-1-イ
ル)-N5-(15-オキソ-19-((3aR,4R,6aS)-2-[d]イミダゾ
-4-リル)-4,7,10-トリオキサ-14-アザノナデシル)グルタルアミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-エトキシ-4-メチルペンテ-2-エノイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)
-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド;
(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチ
ル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチ
ル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチ
ル-(-4-((2-メチルピリジン-3-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-(-4-((2-メチルピリジン-3-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチ
ル-4-(ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチ
ル-4-(ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(5-ピ
リダジン-3-イルオキシ)ピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(5-ピ
リダジン-3-イルオキシ)ピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-6-(
ピリダジン-3-イルオキシ)ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-6-(
ピリダジン-3-イルオキシ)ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-メチル-6-(
ピリダジン-3-イルオキシ)ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;及び
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-メチル-6-(
ピリダジン-3-イルオキシ)ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
及び
その立体異性体又は同位体変種;及びその薬学的に許容される塩。
【0311】
本開示は、ブルトン型チロシンキナーゼよって媒介される疾患、障害又は症状を有する
と診断されたか、又は疾患、障害又は症状に罹患している対象を治療するために、本明細
書に記載される化合物を使用する方法に関する。これらの方法は、ブルトン型チロシンキ
ナーゼを阻害するのに十分な量で本開示の化合物を対象に投与することによって達成され
る。
【0312】
更なる態様では、治療有効量の少なくとも1つの式(I)(並びに式(I’)、式(I
I’)、式(III’)、式(IV’)及び式(V’))の化合物)を含有する組成物を
対象に投与することで、治療を必要とする対象においてブルトン型チロシンキナーゼを阻
害する方法が、本明細書中で提供される。本開示のいくつかの態様は、治療有効量の少な
くとも1つの式(I)(並びに式(I’)、式(II’)、式(III’)、式(IV’
)及び式(V’))の化合物)の化合物を含有する組成物を対象に投与することで、自己
免疫疾患に罹患している対象を治療する方法を目的とする。いくつか態様では、自己免疫
疾患とは、例えば、炎症性腸疾患、関節炎、狼瘡、リウマチ性関節炎、乾癬性関節炎、変
形性関節炎、スティル病、若年性関節炎、糖尿病、重症筋無力症、橋本甲状腺炎、オード
甲状腺炎、グレーブス病、シェーグレン症候群、多発性硬化症、ギランバレー症候群、急
性播種性脳脊髄炎、アジソン病、眼球クローヌス・ミオクローヌス症候群、強直性脊椎炎
、抗リン脂質抗体症候群、再生不良性貧血、自己免疫性肝炎、セリアック病、グッドパス
チャー症候群、特発性血小板減少性紫斑病、視神経炎、強皮症、原発性胆汁性肝硬変、ラ
イター症候群、高安動脈炎、側頭動脈炎、温式自己免疫性溶血性貧血、ウェゲナー肉芽腫
症、乾癬、全身性脱毛症、ベーチェット病、慢性疲労、自律神経障害、子宮内膜症、間質
性膀胱炎、神経性筋強直症、強皮症、又は外陰部痛である。自己免疫疾患の治療に使用さ
れる場合、式(I)(並びに、式(I’)、式(II’)、式(III’)、式(IV’
)及び式(V’))の化合物は、単剤として投与され得る。代替的に、自己免疫疾患の治
療に使用される場合、式(I)(並びに、式(I’)、式(II’)、式(III’)、
式(IV’)及び式(V’))の化合物は、自己免疫疾患の治療に有用であることが知ら
れている他の薬剤と組み合わせて投与され得る。
【0313】
本開示の他の実施形態は、治療有効量の少なくとも1つの式(I)(並びに式(I’)
、式(II’)、式(III’)、式(IV’)及び式(V’))の化合物)の化合物を
含有する組成物を対象に投与することで、異種免疫症状に罹患している対象を治療する方
法を目的とする。いくつかの態様では、異種免疫症状又は疾患には、例えば、移植片対宿
主拒絶反応、移植、輸血、アナフィラキシー、アレルギー、I型過敏症、アレルギー性結
膜炎、アレルギー性鼻炎、又はアトピー性皮膚炎がある。異種免疫症状の治療に使用され
る場合、式(I)(並びに、式(I’)、式(II’)、式(III’)、式(IV’)
及び式(IV’))の化合物は、単剤として投与され得る。代替的に、異種免疫症状の治
療に使用される場合、式(I)(並びに、式(I’)、式(II’)、式(III’)、
式(IV’)及び式(V’))の化合物は、異種免疫疾患の治療に有用であることが知ら
れている他の薬剤と組み合わせて投与され得る。
【0314】
本開示の他の実施形態は、治療有効量の少なくとも1つの式(I)(並びに式(I’)
、式(II’)、式(III’)、式(IV’)及び式(V’))の化合物)の化合物を
含有する組成物を対象に投与することで、炎症性疾患に罹患している対象を治療する方法
を目的とする。特定の実施形態では、炎症性疾患には、例えば、喘息、虫垂炎、眼瞼炎、
細気管支炎、気管支炎、滑液包炎、子宮頸管炎、胆管炎、胆嚢炎、結腸炎、結膜炎、膀胱
炎、涙腺炎、皮膚炎、皮膚筋炎、脳炎、心内膜炎、子宮内膜炎、腸炎、小腸結腸炎、上顆
炎、副睾丸炎、筋膜炎、線維症、胃炎、胃腸炎、肝炎、化膿性汗腺炎、喉頭炎、乳腺炎、
髄膜炎、脊髄炎心筋炎、筋炎、腎炎、卵巣炎、精巣炎、骨炎、中耳炎、膵炎、耳下腺炎、
心膜炎、腹膜炎、咽頭カタル、胸膜炎、静脈炎、肺炎、肺炎、直腸炎、前立腺炎、腎盂腎
炎、鼻炎、耳管炎、静脈洞炎、口内炎、滑膜炎、腱炎、扁桃炎、ブドウ膜炎、腱鞘炎、脈
管炎、又は外陰炎がある。炎症性疾患の治療に使用される場合、式(I)(並びに、式(
I’)、式(II’)、式(III’)、式(IV’)及び式(V’))の化合物は、単
剤として投与され得る。代替的に、炎症性疾患の治療に使用される場合、式(I)(並び
に、式(I’)、式(II’)、式(III’)、式(IV’)及び式(V’))の化合
物は、炎症性疾患の治療に有用であることが知られている他の薬剤と組み合わせて投与さ
れ得る。
【0315】
本開示の他の実施形態は、治療有効量の少なくとも1つの式(I)(並びに式(I’)
、式(II’)、式(III’)、式(IV’)及び式(V’))の化合物)の化合物を
含有する組成物を対象に投与することで、癌に罹患している対象を治療する方法を目的と
する。一実施形態において、癌は、B細胞リンパ増殖障害、例えば、びまん性大細胞型B
細胞リンパ腫、濾胞性リンパ腫、慢性リンパ球性リンパ腫、慢性リンパ球性白血病、B細
胞前リンパ球性白血病、リンパ形質細胞性リンパ腫/ワルデンスストロームマクログロブ
リン血症、脾臓周辺帯リンパ腫、形質細胞性骨髄腫、形質細胞腫、節外周辺帯B細胞リン
パ腫、節性辺縁帯B細胞リンパ腫、外套細胞リンパ腫、縦隔(胸腺)大細胞型B細胞リン
パ腫、血管内大細胞型B細胞性リンパ腫、原発性滲出性リンパ腫、バーキットリンパ腫/
白血病、又はリンパ腫肉芽腫症である。特に、本開示の化合物で治療するのに特に適して
いる癌としては、外套細胞リンパ腫及び慢性リンパ球性白血病及びマクログロブリン血症
な、並びに多発性骨髄腫が挙げられる。対象が癌に罹患しているいくつかの実施形態では
、抗癌剤は、上記の化合物の1つに加えて対象に投与される。一実施形態において、抗癌
剤は、例えば、U0126、PD98059、PD184352、PD0325901、
ARRY-142886、SB239063、SP600125、BAY 43-900
6、ワートマニン又はLY294002などのマイトジェン活性化プロテインキナーゼシ
グナル伝達の阻害剤である。癌の治療に使用される場合、式(I)(並びに、式(I’)
、式(II’)、式(III’)、式(IV’)及び式(V’))の化合物は、単剤とし
て投与され得る。代替的に、癌の治療に使用される場合、式(I)(並びに、式(I’)
、式(II’)、式(III’)、式(IV’)及び式(V’))の化合物は、癌の治療
に有用であることが知られている他の薬剤と組み合わせて投与され得る。
【0316】
本開示の他の実施形態は、治療有効量の少なくとも1つの式(I)(並びに式(I’)
、式(II’)、式(III’)、式(IV’)及び式(V’))の化合物)の化合物を
含有する組成物を対象に投与することで、血栓塞栓性障害に罹患している対象を治療する
方法を目的とする。更なる実施形態では、血栓塞栓性障害は、例えば、心筋梗塞、狭心症
、血管形成術後の再閉塞、血管形成術後の再狭窄、大動脈冠動脈バイパス術後の再閉塞、
大動脈冠動脈バイパス術後の再狭窄、脳卒中、一過性虚血、末梢動脈閉塞性疾患、肺塞栓
症、又は深部静脈血栓症である。血栓塞栓性障害の治療に使用される場合、式(I)(並
びに、式(I’)、式(II’)、式(III’)、式(IV’)及び式(V’))の化
合物は、単剤として投与され得る。代替的に、血栓塞栓性障害の治療に使用される場合、
式(I)(並びに、式(I’)、式(II’)、式(III’)、式(IV’)及び式(
V’))の化合物は、血栓塞栓性障害の治療に有用であることが知られている他の薬剤と
組み合わせて投与され得る。
【0317】
本開示の他の実施形態は、治療有効量の少なくとも1つの式(I)(並びに式(I’)
、式(II’)、式(III’)、式(IV’)及び式(V’))の化合物)の化合物を
含有する組成物を対象に投与することで、呼吸器疾患に罹患している対象を治療する方法
を目的とする。いくつかの態様では、呼吸器疾患は喘息である。この態様の更なる実施形
態では、呼吸器疾患としては、成人呼吸促迫症候群及びアレルギー性(外因性)喘息、非
アレルギー性(内因性)喘息、急性重症喘息、慢性喘息、臨床病型喘息、夜間性喘息アレ
ルギー誘発性喘息、アスピリン感受性喘息、運動誘発性喘息、過換気誘発喘息、小児発症
喘息、成人発症喘息、咳喘息、職業性喘息、ステロイド耐性喘息、季節性喘息が挙げられ
るが、これらに限定されない。呼吸器疾患の治療に使用される場合、式(I)(並びに、
式(I’)、式(II’)、式(III’)、式(IV’)及び式(V’))の化合物は
、単剤として投与され得る。代替的に、呼吸器疾患の治療に使用される場合、式(I)(
並びに、式(I’)、式(II’)、式(III’)、式(IV’)及び式(V’))の
化合物は、呼吸器疾患の治療に有用であることが知られている他の薬剤と組み合わせて投
与され得る。
【0318】
別の態様は、治療有効量の少なくとも1つの式(I)(並びに式(I’)、式(II’
)、式(III’)、式(IV’)及び式(V’))の化合物)の化合物を対象に投与す
る工程を含む、リウマチ性関節炎及び変形性関節炎の予防方法、を目的とする。リウマチ
性関節炎及び変形性関節炎の治療に使用される場合、式(I)の化合物は、単剤として投
与され得る。代替的に、リウマチ性関節炎及び変形性関節炎の治療に使用される場合、式
(I)(並びに、式(I’)、式(II’)、式(III’)、式(IV’)及び式(V
’))の化合物は、リウマチ性関節炎及び変形性関節炎の治療に有用であることが知られ
ている他の薬剤と組み合わせて投与され得る。
【0319】
別の態様は、治療有効量の少なくとも1つの式(I)(並びに式(I’)、式(II’
)、式(III’)、式(IV’)及び式(V’))の化合物)の化合物を対象に投与す
る工程を含む、皮膚の炎症反応の治療方法を目的とする。かかる皮膚の炎症反応としては
、例えば、皮膚炎、接触性皮膚炎、湿疹、蕁麻疹、酒さ、及び瘢痕化が挙げられる。別の
態様は、治療有効量の式(I)(並びに式(I’)、式(II’)、式(III’)、式
(IV’)及び式(V’))の化合物)の化合物を哺乳類に投与する工程を含む、皮膚、
関節、又は他の組織若しくは器官の乾癬性病変を減少させる方法を目的とする。これらの
病状の治療に使用される場合、式(I)(並びに、式(I’)、式(II’)、式(II
I’)、式(IV’)及び式(V’))の化合物は、単剤として投与され得る。代替的に
、これらの病状の治療に使用される場合、式(I)(並びに、式(I’)、式(II’)
、式(III’)、式(IV’)及び式(V’))の化合物は、これらの病状の治療に有
用であることが知られている他の薬剤と組み合わせて投与され得る。
【0320】
好ましい態様では、本開示の化合物は、リウマチ性関節炎の治療に使用され得る。
【0321】
本開示の化合物は、全身性エリテマトーデスの治療に使用され得る。
【0322】
本開示の化合物は、天疱瘡障害及び類天疱瘡障害の治療にも使用され得る。
【0323】
いくつかの態様では、式(I)(並びに、式(I’)、式(II’)、式(III’)
、式(IV’)及び式(V’))の化合物は、当該技術分野で既知の方法により、CYP
3A4と組み合わせて投与され得る。
【0324】
本開示による治療方法では、かかる疾患、障害、又は症状に罹患しているか、又はこれ
らを有すると診断された対象に、本開示による有効量の薬剤が投与される。「有効量」と
は、対象の疾患、障害又は症状に対するかかる治療を必要とする患者において、所望の治
療的効果を概ねもたらすのに十分な量又は十分な投与量を意味する。本開示の化合物の有
効量又は用量は、モデル化、用量漸増試験又は臨床試験などの常法によって、並びに日常
的な要因、例えば、投与若しくは薬物送達の形態又は経路、化合物の薬物動態、疾患、障
害又は症状の重篤度及び経過、対象が以前に受けていた又は現在受けている治療、対象の
健康症状及び薬物に対する応答、並びに治療する医者の判断を考慮することによって確定
され得る。用量の例は、単回又は分割用量単位(例えば1日2回、1日3回、1日4回)
で対象の体重1kg当たり化合物約0.001~約200mg/日、好ましくは約0.0
5~100mg/kg/日、又は約1~35mg/kg/日の範囲である。70kgのヒ
トの場合では、好適な投薬量の例示的な範囲は、約0.05~約7g/日又は約0.2~
約2.5g/日である。
【0325】
更に、本開示の化合物は、追加の活性成分と組み合わせて、上述の症状の治療で使用さ
れ得る。追加の活性成分は、本開示の化合物とは別々か、又は同時に投与されてもよく、
又はかかる薬剤を本発明の医薬組成物に含めてもよい。この組み合わせは、(例えば、本
開示による活性剤の効力若しくは有効性を高める化合物を組み合わせに含めることによっ
て)有効性を増大させる、1つ以上の副作用を減少させる、又は本開示による活性剤の必
要用量を減少させるのに役立ち得る。
【0326】
本開示の化合物は、本開示の医薬組成物を処方するために、単独で又は1つ以上の追加
の活性成分と組み合わせて使用される。本開示の医薬組成物は、(a)有効量の本開示に
よる少なくとも1つの化合物と、(b)薬学的に許容される賦形剤とを含む。
【0327】
1つ以上の用量単位の活性剤を含有する医薬組成物の送達形態は、好適な医薬賦形剤及
び当業者に既知であるか又は利用可能になっている配合技法を用いて調製してもよい。こ
の組成物は、本発明の方法において、好適な送達経路、例えば、経口、非経口、直腸内、
局所若しくは眼経路によって又は吸入によって投与してもよい。
【0328】
調製物は、錠剤、カプセル剤、サッシェ剤、糖衣錠、粉剤、顆粒剤、トローチ剤、再構
成用粉剤、液体調製物、又は坐剤の形態であってもよい。好ましくは、この組成物は、静
脈内注射、局所投与又は経口投与用に処方される。
【0329】
経口投与の場合、本開示の化合物は、錠剤若しくはカプセルの形態で、又は溶液、乳剤
、若しくは懸濁剤として提供され得る。経口組成物を調製するために、この化合物は、例
えば、1日あたり約0.05~約100mg/kg、1日あたり約0.05~約35mg
/kg、又は1日あたり約0.1~約10mg/kgの用量を生じるように処方されても
よい。例えば、1日あたり約5mg~5gの合計日用量は、1日あたり1回、2回、3回
又は4回投与することによって達成されてもよい。
【0330】
経口錠剤は、薬学的許容される賦形剤、例えば、不活性希釈剤、崩壊剤、結合剤、滑沢
剤、甘味剤、着香剤、着色剤及び保存剤と混合された本開示による化合物を含み得る。好
適な不活性充填剤としては、炭酸ナトリウム及び炭酸カルシウム、リン酸ナトリウム及び
リン酸カルシウム、ラクトース、デンプン、糖、グルコース、メチルセルロース、ステア
リン酸マグネシウム、マンニトール、ソルビトールなどが挙げられる。例示的な経口用液
体賦形剤としては、エタノール、グリセロール、水などが挙げられる。デンプン、ポリビ
ニルピロリドン(PVP)、グリコール酸ナトリウムデンプン、微晶質セルロース及びア
ルギン酸は、好適な崩壊剤である。結合剤としては、デンプン及びゼラチンを挙げてもよ
い。滑沢剤は、存在する場合、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸又はタルクであ
ってもよい。必要に応じて、錠剤をモノステアリン酸グリセリル又はジステアリン酸グリ
セリルなどの物質でコーティングして、消化管内での吸収を遅延させてもよく、又は腸溶
コーティングでコーティングしてもよい。
【0331】
経口投与用カプセルとしては、ハードゼラチンカプセル及びソフトゼラチンカプセルが
挙げられる。ハードゼラチンカプセルを調製するために、本開示の化合物は、固体、半固
体又は液体の希釈剤と混合され得る。ソフトゼラチンカプセルは、本開示の化合物を水、
ピーナッツ油若しくはオリーブ油などの油、流動パラフィン、短鎖脂肪酸のモノグリセリ
ドとジグリセリドとの混合物、ポリエチレングリコール400又はプロピレングリコール
と混合することによって調製され得る。
【0332】
経口投与用の液体は、懸濁剤、溶液、乳剤若しくはシロップ剤の形態であってもよく、
あるいは使用前に水若しくは他の好適なビヒクルで再構成するために、凍結乾燥させても
よく、又は乾燥製品として提示してもよい。かかる液体組成物は、任意に、薬学的に許容
される賦形剤、例えば、懸濁化剤(例えば、ソルビトール、メチルセルロース、アルギン
酸ナトリウム、ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
ステアリン酸アルミニウムゲルなど);非水性ビヒクル、例えば、油(例えば、アーモン
ド油又は分留ヤシ油)、プロピレングリコール、エチルアルコール又は水;保存剤(例え
ば、p-ヒドロキシ安息香酸メチル若しくはp-ヒドロキシ安息香酸プロピル、又はソル
ビン酸);レシチンなどの湿潤剤;及び必要に応じて着香剤又は着色剤を含有していても
よい。
【0333】
また、本開示の活性剤は、非経口経路によって投与され得る。例えば、上記の組成物を
、直腸内投与のために坐剤として処方されてもよい。静脈内、筋肉内、腹腔内又は皮下経
路を含む非経口用途の場合、本開示の化合物は、適切なpH及び等張性に緩衝された滅菌
水溶液若しくは懸濁液、又は非経口的に許容される油中で提供されてもよい。好適な水性
ビヒクルとしては、リンガー液及び等張性塩化ナトリウムが挙げられる。かかる形態は、
アンプル又は使い捨て注射装置などの単位用量形態、適切な用量を引き抜くことができる
バイアルなどの多用量形態、又は注射可能な製剤を調製するために使用できる固体形態若
しくは予濃縮物で提示されることになる。例示的な注入用量は、数分間から数日間の範囲
の期間にわたって約1~1000μg(.mu.g)/kg/分の範囲の、医薬担体と混合さ
れた化合物であってもよい。
【0334】
局所投与の場合、この化合物を、ビヒクルに対して約0.1%~約10%の薬物の濃度
で薬学的担体と混合してもよい。本開示の化合物を投与する別の形態は、経皮送達を行う
ためにパッチ製剤を利用し得る。
【0335】
代替的に、本開示の化合物を、経鼻又は経口経路を介した吸入によって、例えば、好適
な担体も含有する噴霧製剤による本開示の方法で投与し得る。
【0336】
次に、本開示の方法において有用な例示的な化合物を、以下のその一般的調製について
の例示的な合成スキーム及び以下の具体例を参照することによって説明する。本明細書に
おける様々な化合物を得るために、適宜保護を行って又は行わずに、最終的に望ましい置
換基を反応スキームを通して担持させて所望の生成物が生成されるように、出発物質材料
を好適に選択してもよいことを当業者は理解するであろう。代替的に、最終的に所望され
る置換基の代わりに、反応スキームを通して担持され、かつ適宜、所望される置換基で置
換されてもよい、好適な基を用いることが必要であるか又は望ましい場合もある。特に明
記されない限り、変数は、式(I)(並びに、式(I’)、式(II’)、式(III’
)、式(IV’)、及び式(IV’))を参照して上記で定義したとおりである。反応は
、溶媒の融点と還流温度との間、好ましくは0℃と溶媒の還流温度との間で実施すること
ができる。反応は、従来の加熱又はマイクロ波加熱を用いて加熱されてもよい。反応は、
密閉圧力容器内で溶媒の通常の還流温度より高い温度で実施されてもよい。
【0337】
本開示の化合物は、本開示と組み合わせて当業者の知識を使用して調製され得る。例え
ば、本開示の化合物は、以下のスキーム及び実施例に従って調製され得る。
【0338】
略語
表1.本明細書で使用される略語及び頭字語としては、以下が挙げられる。
【0339】
【0340】
【0341】
調製例
次に、本発明の方法において有用な例示的な化合物を、以下の一般的調製についての例
示的な合成スキーム及び以下の具体例を参照することによって説明する。
【0342】
【0343】
スキーム1によると、式(VI)の化合物(式中、環Bはアゼチジニル、ピロリジニル
、ピペリジニルなどのC4~10ヘテロシクロアルキルであり、PGはBOCなどの好適
な窒素保護基である)は、市販されているか、又は式(XXV)の化合物から当業者に既
知の条件を用いて合成的に入手可能である。式(VI)のヘテロシクロアルキル化合物の
アシル化は、好適な溶媒(THF、DCMなど)中、0℃~25℃の範囲の温度で、2~
6時間かけて、TEA、DIPEAなどの好適な塩基の存在下、DMAPなどの試薬の存
在下又は非存在下で、無水酢酸、無水プロピオン酸、塩化プロパ-2-エノイル、C1~
6アルキル(C=O)Clなどの無水物及びハロゲン化物などの好適なアシル化剤によっ
て達成される。続けて、tert-ブチルカルバメート(BOC)保護基(PG)の脱保
護は、MeOH、ジオキサン、又はDCMなどの溶媒中、HCl、TFA、p-トルエン
スルホン酸などの酸を使用することによって達成される。好ましい実施形態では、脱保護
は、HCl/MeOH又はTFA/DCMで達成されて、式(VII)の化合物を提供す
る。
【0344】
式(VI)の化合物(式中、環BはC5~6シクロアルキルであり、YはNH2である
)は、式(VI)の化合物(式中、環BはC5~6シクロアルキルであり、YはOHであ
る(光延(Mitsonobu)条件下))から調製される。2つの工程において、式(VI)の
化合物(式中、YはOHである)をトリフェニルホスファン、DIAD及びフタルイミド
と反応させ、続いてヒドラジン水和物をEtOHなどの溶媒中でヒドラジン分解させ、式
(VI)の化合物(式中、環BはC5~6シクロアルキルであり、PGはBOCであり、
YはNH2である)が提供される。
【0345】
式(VI)の化合物(式中、環BはC5~6シクロアルキルであり、PGはBOCであ
り、YはCO2Hである)は、ジフェニルホスホラジデート(DPPA)、フェニルメタ
ノール及びTEAなどの塩基と、トルエンなどの溶媒中、約100℃の温度で18~24
時間反応して、化合物(VI)(式中、PGはBOCであり、YはNH-(C=O)OC
H2フェニルである)が提供される。Pd(OH)2を使用する(H2、210kPa(
30psi))を使用する水素添加などの当業者に公知の条件下で、CBzの脱保護によ
り、式(VI)の化合物(式中、PGはBOCであり、YはNH2である)が提供される
。
【0346】
【0347】
スキーム2によると、合成的に入手可能であるか、又は市販されている式(VIII)
の化合物(式中、Aはフェニルであるか、又は1つ又は2つの窒素員を含有する6員ヘテ
ロアリール環であり、HALはBr又はFであり、Raは独立してH、ハロゲン、及びC
H3である)は、DMF、DMA、THF、ジオキサンなどの適切な溶媒中で、式G1-
OH(X)(式中、G1はフェニル、C3~6シクロアルキル、又はC1~6アルキル、
NaH、Na2CO3、NaHCO3、K2CO3、Cs2CO3、などの好適な塩基で
ある)の市販されているか、又は合成的に入手可能であるアルコールと芳香族求核置換反
応で反応させて、式(XII)の化合物(式中、EはOである)が提供される。
【0348】
代替の方法では、カップリング反応において、式(XII)の化合物(式中、EはOで
ある)は、式(VIII)の化合物(式中、HALはFであり、RaはOHである)から
調製される。例えば、式(VIII)の化合物と、市販されているか、又は合成的に入手
可能なアリール又はヘテロアリールボロン酸又はエステル(フェニルボロン酸など)、金
属触媒(酢酸銅(II)など)、トリメチルアミンなどの塩基とをDCMなどの溶媒中で
、約16時間反応させることで、式(XII)の化合物(式中、RaはFであり、EはO
である)が提供される。
【0349】
式(IX)の化合物(式中、RaはC1~6アルキルである)と、市販されているか、
又は合成可能な式LG-G1(XI)の化合物(式中、LGはCl、Br、I又はメタン
スルホネートなどの脱離基であり、G1は、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル
又はC3~6ヘテロシクロアルキルである)、NaH、Na2CO3、NaHCO3、K
2CO3、Cs2CO3などの好適な塩基とを、DMF、DMA、THF、ジオキサンな
どの好適な溶媒中反応させることで、式(XII)の化合物(式中、EはOであり、G1
はC1~6アルキル、C3~6シクロアルキル又はC3~6ヘテロシクロアルキルである
)が提供される。
【0350】
式(XII)の化合物(式中、環Aはピリジルであり、EはN-PGであり、G1はC
1~6アルキルである)は、式(VII)の化合物(式中、HALはClであり、Raは
C1~6アルキルである)から調製される。例えば、2-クロロ-4-メチル-5-ニト
ロピリジンをプロパン-2-アミンなどのアミンと反応させ、続いてDMAP、ジ-te
rt-ブチルジカーボネートと、THFなどの溶媒中で反応させると、式(XII)の化
合物(式中、環Aはピリジルであり、EはNであり、保護基(BOC)で置換されており
、G1はC1~6アルキルである)が提供される。
【0351】
式(XII)の化合物(式中、EはO又はN-PGであり、G1はフェニル、C1~6
アルキル、C3~6シクロアルキル、ピリジルである)のニトロ部分の還元は、EtOH
/水などの溶媒中、0℃~25℃の範囲の温度で、NH4Cl又は濃HClの存在下、鉄
(Fe)を用いて2~6時間還元して、対応する式(XIII)のアニリンが提供される
。式(VII)のニトロ化合物の還元は、水素化条件を使用して、例えばPd/C、Pd
(OH)2、Pt/Cなどのパラジウム触媒との反応を、THF、MeOH、EtOAc
又はそれらの混合物などの好適な溶媒中、H2の存在下(例えば、100kPa又は21
0~350kPa(大気圧又は30~50PSI))、室温~50℃の範囲の温度で達成
され、式(XIII)のアミン化合物が提供される。式(XII)のニトロ化合物の還元
は、Zn、塩化アンモニウムを、アセトン/水などの好適な溶媒又は溶媒混合物中、0℃
~室温の範囲の温度で、約2~6時間用いることで達成され、式(XIII)のアミン化
合物が提供される。
【0352】
【0353】
スキーム3によると、式(XIV)の化合物(式中、環Aは、好適に置換されたフェニ
ル又は1~2個の窒素原子を含有するヘテロアリールであり、HALはI、Cl又はBr
であり、RaはC1~6アルキルである)と、式G1-OHの化合物(式中、G1はフェ
ニルであるか、又は1~2個の窒素員を含有するヘテロアリールである)とを銅触媒クロ
スカップリング反応において反応させる。例えば、2-クロロ-4-メチルピリミジン-
5-アミンなどの式(XV)の化合物と、式(X)の化合物(フェノールなど)、銅触媒
(Cu、CuIなど)、及びN,N-ジメチルグリシン、K2CO3、Cs2CO3など
の塩基とを、ジオキサン、DMSOなどの好適な溶媒中、約90℃の温度で、1~3日間
反応させることで、4-メチル-2-フェノキシピリミジン-5-アミンが提供される。
代替の方法では、カップリング反応は、DMSOなどの溶媒中、K2CO3などの塩基を
用いて、マイクロ波又は従来の加熱を使用して、触媒の非存在下で実施される。
【0354】
式(XVI)の化合物は、式(IX)の化合物から2工程でも調製される。第1の工程
において、式(IX)の化合物(式中、環Aはフェニルであるか、又は1~2個の窒素員
を含有するヘテロアリール環であり、RaはC1~6アルキルである)とのカップリング
を、式LG-G1の化合物(式中、LGはClであり、G1はC1~6アルキル、フェニ
ル、又は前述のとおり1~2個の窒素原子を含有する6員ヘテロアリール環である)と反
応させる。第2工程では、当業者に既知の条件を用いるニトロ部分の還元によっては、式
(XVI)の化合物が提供される。
【0355】
【0356】
スキーム4によると、式(XIV)のアリールハライド化合物(式中、環Aはフェニル
であるか、又は1~2個の窒素員を含有するヘテロアリール環であり、HALはCl、B
rであり、RaはH又はC1~6アルキルである)、Suziki、Negishi及び
Grignard反応などの遷移金属触媒クロスカップリング反応を受ける。例えば、式
(XIV)の化合物と、市販されているか、又は合成的に入手可能なアルキル又はアリー
ルボロン酸又はエステルとを、Pd(PPh3)4、Pd(OAc)2、Pd(OAc)
2などの好適なパラジウム触媒、Cs2CO3、K2CO3、Na2CO3などの塩基の
存在下で、ACN、THF、MeOH、EtOH、トルエン、ジオキサン、水、又はこれ
らの混合物などの好適な溶媒中、従来又はマイクロ波加熱を用いて、80℃~120℃の
範囲の温度で12時間~24時間反応させることで、式(XVII)の化合物(式中、G
1はC1~6アルキル又はフェニルである)が提供される。
【0357】
同様にして、式(XIV)のアリール及びアリールハライド化合物(式中、Aはフェニ
ル、又は1~2個の窒素員を含有するヘテロアリール環であり、HALはCl、Brであ
り、RaはH又はC1~6アルキルである)と、塩化イソプロピルマグネシウムなどのグ
リニャール試薬、又はイソブチル亜鉛(II)ブロマイド、シクロブチル亜鉛(II)ブ
ロマイドなどの有機亜鉛試薬とを、Pd(dppf)Cl2・DCM、Pd(dppf)
2Cl2などのパラジウム触媒の存在下で、THFなどの好適な溶媒中、-78℃から溶
媒の還流温度までの範囲の温度で反応させることで、式(XVII)の化合物(式中、G
1はC1~6アルキル)が提供される。
【0358】
【0359】
スキーム5によると、式(XVIII)のアリールハライド(式中、HALはI、Cl
又はBrである)と、式(XVI)又は(XVII)の化合物(式中、G1はフェニルで
あり、C3~6シクロアルキルであり、RaはH又はC1~6アルキルである)とを、P
d(OAc)2、Pd2(dba)3などのパラジウム触媒、Xantphos、S-P
hos、BINAP、DPEPhosなどの配位子、NaOtBu、Cs2CO3、K3
PO4などの好適な塩基の存在下、ACN、THF、トルエン、ジオキサンなどの好適な
溶媒中で、60~120℃の範囲の温度で、従来又はマイクロ波加熱を用いて、パラジウ
ム触媒によるアリール化することで、式(XIX)の化合物(式中、Eは結合又はOであ
る)が提供される。
【0360】
【0361】
スキーム6によると、式(XIX)のニトリル化合物を塩基性条件下で求核芳香族置換
反応でエチルチオアセテートと反応させ、次に閉環させることで、式(XX)のチエノピ
リジン-カルボキシレート化合物が提供される。式(XXI)の化合物は、式(XX)の
化合物から2工程で調製される。第1の工程では、式(XX)の化合物は、CDIとを、
1,ジオキサンなどの好適な溶媒中、還流温度で、12~24時間反応させる。第2の工
程では、MeOHなどの溶媒中、室温~50℃の範囲の温度で、12~24時間、NaO
H、LiOHなどの好適な塩基でエステル部分を加水分解することで、式(XXI)の酸
化合物が得られる。
【0362】
【0363】
スキーム7によると、上述のような式(XXI)の酸化合物は、最初に式(XXII)
の酸塩化物化合物に変換される。例えば、式(XXI)の化合物を、トルエンなどの溶媒
中、塩化チオニルなどの塩素化剤で処理することで、式(XXII)の化合物が形成され
る。
【0364】
カップリング反応は、スキーム5に示すように、当業者に周知の従来のアミド結合形成
技術によって達成される。例えば、式(XXI)のアシルハライド(例えば塩化物)化合
物と、式(XXV)、(VI)又は式(VII)好適に置換された市販されているか、又
は合成的に入手可能なアミンとを、DMAPなどの好適な触媒の存在下、DCM又はTH
Fなどの好適な溶媒中、室温から還流温度までの範囲の温度で、TEA、ピリジンなどの
第3級アミンの過剰存在下で反応させることで、式(I’)の化合物が提供される。式(
XXI)の化合物をカップリングさせるために、様々な他のアミノ酸カップリング方法が
使用される。式(XXV)、(VI)又は(VII)の好適に置換された市販されている
か、又は合成的に入手可能なアミンと、式(XXI)の好適に置換された酸とを、アミド
結合形成条件下で反応させることによって、式(I’)の化合物が提供される。好ましい
実施形態では、遊離塩基又は酸塩のいずれかとしての式(XXV)、(VI)又は(VI
I)の化合物と、式(XXI)の酸化合物とを、HOBt/EDAC、HATU、HOA
T、T3P(登録商標)などの脱水剤、DIPEA、TEAなどの好適に選択された塩基
、トルエン、アセトニトリル、酢酸エチル、DMF、THF、塩化メチレンなどの有機溶
媒又はこれらの混合物の存在下で反応させることで、式(I’)の化合物が得られる。特
に好ましい実施形態では、脱水剤はHATUであり、塩基はTEA又はDIPEAである
。式(XXV)、(VI)又は(VII)のアミン化合物がtert-ブチルカルバメー
ト(BOC)保護基(PG)を有する場合、tert-ブチルカルバメート(BOC)保
護基の除去は、MeOH、ジオキサン又はDCMなどの溶媒中、HCl、TFA、p-ト
ルエンスルホン酸などの酸を使用することによって達成される。好ましい実施形態では、
脱保護は、HCl/MeOH又はTFA/DCMによって達成される。
【0365】
式(I’)の化合物(式中、R2は、好適に置換されたC4~10ヘテロシクロアルキ
ルである)と、還元的アミノ化条件下で、ホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、N
aBH4、NaBH(OAc)3などの還元剤とを、DCM、MeOH、THFなどの好
適な溶媒中で反応させることで、式(I’)の化合物(式中、R2は、CH3で置換され
たC4~10ヘテロシクロアルキルである)が得られる。
【0366】
式(I’)の化合物(式中、R2はC4~10ヘテロシクロアルキルである)と、無水
酢酸、プロペ-2-ノイルプロペ-2-エノエート、無水プロピオン酸、C1~6アルキ
ル(C=O)Clなどのカルボン酸の無水物及びハロゲン化物などのアシル化剤とを、上
述された条件下で反応させることで、式(I’)の化合物(式中、R2は、(C=O)C
1~3アルキル、及び(C=O)C1~3アルケニルで置換されたC4~10ヘテロシク
ロアルキルある)が提供される。
【0367】
式(I’)の化合物(R2は、C4~10ヘテロシクロアルキルである)と、CO2H
-C1~6アルキル-N(R6R7)、2-(ジメチルアミノ)酢酸、シアノ酢酸、Bo
c-サルコシン、2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)酢酸、(E)-4-(ジ
メチルアミノ)ブタ-2-エン酸、アクリル酸などの好適な酸とを、アミド結合形成条件
(上述の条件)下で反応させることで、(I’)の化合物が提供される。適用可能であれ
ば、前述の条件を用いる脱保護工程が用いられる。
【0368】
【0369】
スキーム8によれば、式(XIX)のニトリル化合物と、求核芳香族置換反応において
、tert-ブチル-[(2-スルファニルアセチル)アミノ]ピペリジン-1-カルボ
キシレートとを、密閉容器内で、150℃などの高温下で15分~1時間反応させ、続い
て閉環させることで、式(XXIII)のチエノピリジン-カルボキサミド化合物が得ら
れる。式(I’)の化合物は、式(XXIII)の化合物から2工程で調製される。第1
の工程では、式(XXIII)の化合物と、CDIとを、ジオキサンなどの好適な溶媒中
、還流温度で、12~24時間反応させる。第2の工程では、ジオキサンなどの好適な溶
媒中、室温から40℃までの範囲の温度で、30分~24時間、HCl又はTFAなどの
好適な酸でアミン部分を脱保護することで、式(I’)のアミン化合物が得られる。
【0370】
当業者に既知の方法を用いて、式(I’)の化合物をその対応する塩に変換してもよい
。例えば、式(I’)のアミンを、Et2O、CH2Cl2、THF、MeOH、クロロ
ホルム、又はイソプロパノールなどの溶媒において、トリフルオロ酢酸、HCl、又はク
エン酸で処理することで、対応する塩形態が得られる。代替的に、逆相HPLC精製条件
の結果としてトリフルオロ酢酸塩又はギ酸塩が得られる。式(I)の化合物の薬学的に許
容される塩の結晶質形態は、極性溶媒(極性溶媒の混合物及び極性溶媒の水性混合物を含
む)又は非極性溶媒(非極性溶媒の混合物を含む)から再結晶化させることによって、結
晶質形態で得られてもよい。
【0371】
本開示による化合物が少なくとも1つのキラル中心を有する場合、結果としてそれらは
鏡像異性体として存在し得る。化合物が2つ以上のキラル中心を有する場合、ジアステレ
オマーとして追加的に存在してもよい。かかる異性体及びその混合物は全て、本開示の範
囲内に包含されると理解される。
【0372】
上記スキームに従って調製される化合物は、形態特異的合成によって、又は分解によっ
て、単一の鏡像異性体などの単一の形態として得られてもよい。代替的に、上に示したス
キームに従って調製される化合物は、ラセミ(1:1)又は非ラセミ(1:1ではない)
混合物などの様々な形態の混合物として得られる場合がある。鏡像異性体のラセミ及び非
ラセミ混合物が得られる場合、当業者に既知の従来の単離方法、例えば、キラルクロマト
グラフィ、再結晶化、ジアステレオマー塩形成、ジアステレオマー付加体への誘導体化、
生体内変換又は酵素による変換などを用いて、単一の鏡像異性体を単離することができる
。位置異性体混合物又はジアステレオマー混合物が得られる場合、適用可能なとき、従来
の方法、例えば、クロマトグラフィ又は結晶化などを用いて単一の異性体を分離してもよ
い。
【0373】
以下の特定例は、本開示及び様々な好ましい実施形態を更に例示するために提供される
。
【実施例0374】
以下の実施例に記述する化合物及び対応する分析データを得る際、特に指示しない限り
、以下の実験及び分析プロトコルに従った。
【0375】
特に記載しない限り、反応混合物は、窒素雰囲気中、室温(rt)で磁気的に撹拌した
。溶液を「乾燥させる」場合、一般的にNa2SO4又はMgSO4などの乾燥剤で乾燥
させた。混合物、溶液及び抽出物を「濃縮する」場合、典型的にはロータリーエバポレー
タにより減圧下で濃縮した。マイクロ波照射条件下での反応は、Biotage Ini
tiator又はCEM(Microwave Reactor)Discover機器
で行った。
【0376】
順相シリカゲルクロマトグラフィ(Normal-phase silica gel chromatography、FCC
)は、プレパックドカートリッジを使用して、シリカゲル(SiO2)で実施した。
【0377】
分取逆相高性能液体クロマトグラフィ(Preparative reverse-phase high performance
liquid chromatography、RP HPLC)は、
Agilent HPLCで、Xterra Prep RP18カラム(5μM、3
0×100又は50×150mm)若しくはXBridge C18 OBDカラム(5
μM、30×100又は50×150mm)を用い、40又は80mL/分の流速で、2
0mM NH4OH中5% ACNの移動相を2分間保持し、次に、15分間かけて5~
99%のACN勾配で変化し、次に、99% ACNで5分間保持する、
又は
Shimadzu LC-8AシリーズHPLCで、Inertsil ODS-3カ
ラム(3μm、30×100mm、T=45℃)を使用し、80mL/分の流速で、H2
O中5% ACN(いずれも0.05% TFAを含む)の移動相を1分間保持、次に、
6分間かけて5~99%のACN勾配で変化し、次に、99% ACNで3分間保持する
、
又は
Shimadzu LC-8AシリーズHPLCで、XBridge C18 OBD
カラム(5μm、50×100mm)を使用し、80mL/分の流速で、H2O中5%
ACN(いずれも0.05% TFAを含む)の移動相を1分間保持、次に、14分間か
けて5~99%のACN勾配で変化、次に、99% ACNで10分間保持する、
又は
Gilson HPLCで、XBridge C18カラム(5μm、100×50m
m)を使用し、80mL/分の流速で、10分間にわたり20mM NH4OH中5~9
9%でACNの移動相を変化し、次に、99% ACNで2分間保持する、のいずれかで
実施した。
【0378】
品質管理試験は、直列UV(280nm)及びガンマ線検出を備える、1mL/分の流
速で、メタノール/酢酸アンモニウム5mM(体積比65/35)の混合物で溶出するX
Bridge C18(5μm、4.6×250mm)カラムを使用する、HPLCによ
る同定、化学的及び放射線化学的純度を含む。
【0379】
分取超臨界流体高速液体クロマトグラフィ(Preparative supercritical fluid high p
erformance liquid chromatography、SFC)は、Jasco分取SFCシステム、Be
rger instrumentsのAPS 1010システム又はSFC-PICLA
B-PREP 200(PIC SOLUTION,Avignon,France)の
いずれかで実施した。分離は、40~60mL/分の範囲の流速で100~150bar
で行った。カラムは、35~40℃に加熱した。
【0380】
質量スペクトル(Mass spectra、MS)は、特に指示しない限り、ポジティブモードの
エレクトロスプレーイオン化(electrospray ionization、ESI)を用いてAgile
ntシリーズ1100MSDで得た。質量の計算値(calcd.)は、正確な質量に相
当する。
【0381】
核磁気共鳴(Nuclear magnetic resonance、NMR)スペクトルは、Bruker D
RX型分光計で得た。多重度の定義は、以下のとおりである:s=一重項、d=二重項、
t=三重項、q=四重項、m=多重項、br=広帯域。交換可能なプロトンを含む化合物
では、当該プロトンは、NMRスペクトルの実施に使用される溶媒の選択及び溶液中の化
合物の濃度に応じて、NMRスペクトルによって可視化されてもよいし、されなくてもよ
いことが理解される。
【0382】
化学名は、ChemDraw Ultra 12.0、ChemDraw Ultra
14.0(CambridgeSoft Corp.,Cambridge,MA)又
はACD/Name Version 10.01(Advanced Chemist
ry)を使用して作成した。
【0383】
R*又はS*と表記する化合物は、絶対配置が判定されていない鏡像異性的に純粋な化
合物である。
【0384】
キラル分割法A。アトロプ異性体をクロマトグラフィ処理して、2つの別々のアトロプ
異性体を単離し、それぞれの単一アトロプ異性体を*S又は*Rとして任意に標識化して
、化合物が未知の絶対配置の単一アトロプ異性体であることを示した。単一のアトロプ異
性化合物の絶対配置が判定される場合、アトロプ異性体は、全体を通してS又はRのいず
れかと名付けられている(Sは代替記号aS、Sa、又はPに対応し、Rは代替記号aR
、Ra、又はMに対応する)。精製は、キラルSFCカラム(固定相:Whelk O1
(S,S)、5μm、250×21.1mmカラム)で行った。移動相は、40% CO
2、60% MeOH(0.2%ギ酸)であった。
【0385】
中間体1:tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-
1-カルボキシレート。
【0386】
【0387】
-78℃で、DAST(1.2g、7.43mmol)をゆっくりと添加して、DCM
中の(3R,5S)-tert-ブチル3-アジド-5-ヒドロキシピペリジン-1-カ
ルボキシレート(中間体2、工程I)(1.5g、6.19mmol)の混合物を反応さ
せた。反応溶液を-78℃で2時間、室温で16時間撹拌した。飽和NaHCO3水溶液
を添加して、反応をクエンチした。有機層を分離し、NaHCO3水溶液、水で洗浄し、
無水Na2SO4で乾燥し、濃縮乾固した。残渣を、中間体2の工程Jと同様の条件を使
用して還元して、標記化合物(660mg、44%)を得た:MS(ESI):C10H
19FN2O2の質量計算値、218.1;m/z実測値、219.1[M+H]+。
【0388】
中間体2:tert-ブチル(3R,5S)-3-アミノ-5-ヒドロキシピペリジン
-1-カルボキシレート。
【0389】
【0390】
工程A:(2R,4S)-メチル1-ベンジル-4-ヒドロキリピロリジン-2-カル
ボキシレート。丸底フラスコに、メチル(2R,4S)-4-ヒドロキシピロリジン-2
-カルボキシレート(12g、83mmol)及びDCM(150mL)を添加した。反
応混合物に、室温でトリエチルアミン(33.3g、330mmol)及びベンジルブロ
マイド(17g、99mmol)を添加した後、16時間加熱還流した。反応混合物を飽
和NaHCO3で洗浄し、EtOAcで抽出し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、
濃縮乾固した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物(9.
2g、42%)を無色の油状物として得た。MS(ESI):C10H20N2O3の質
量計算値、216.1;m/z実測値、217.1[M+H]+。
【0391】
工程B:(2R,4S)-メチル1-ベンジル-4-((tert-ブチルジメチルシ
リル)オキシ)ピロリジン-2-カルボキシレート。丸底フラスコに、室温で(2R,4
S)-メチル1-ベンジル-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボキシレート(9.2
g、39mmol)、DCM(200mL)、トリエチルアミン(7.90g、7.82
mmol)、TBSCl(7.07g、47.0mmol)及びDMAP(48mg、0
.39mmol)を添加した。反応混合物を16時間加熱還流し、室温まで冷却し、飽和
NaHCO3で洗浄し、EtOAcで抽出し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃
縮乾固した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物(13g
、40%)を無色の油状物として得た。MS(ESI):C19H31NO3Siの質量
計算値、349.2;m/z実測値、350.1[M+H]+。
【0392】
工程C:((2R,4S)-1-ベンジル-4-((tert-ブチルジメチルシリル
)オキシ)ピロリジン-2-イル)カルボキシレート。丸底フラスコに、(2R,4S)
-メチル1-ベンジル-4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン
-2-カルボキシレート(13g、37mmol)、THF(50mL)及びLiBH
4(2.0g、93mmol)を0℃で添加した。反応物を室温まで加温し、室温で更に
16時間撹拌した。反応混合物を飽和NaHCO3で洗浄し、EtOAcで抽出し、無水
Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラ
フィで精製して、標記化合物(6g、50%)を黄色の油状物として得た。MS(ESI
):C18H31NO2Siの質量計算値、321.2;m/z実測値、322.1[M
+H]+。
【0393】
工程D:(3S,5S)-1-ベンジル-5-((tert-ブチルジメチルシリル)
オキシ)ピロリジン-3-オール。丸底フラスコに、((2R,4S)-1-ベンジル-
4-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン-2-イル)メタノール
(6.0g、19mmol)、THF(20mL)及びトリエチルアミン(5.7mL、
28mmol)を添加した。反応混合物を0℃に冷却し、この混合物に、TFAA(5.
9g、28mmol)を添加した。反応混合物を室温まで加温し、16時間反応させた。
反応混合物を飽和NaHCO3で洗浄し、EtOAcで抽出し、無水Na2SO4で乾燥
させ、濾過し、濃縮乾固した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標
記化合物(3g、50%)を黄色の油状物として得た。MS(ESI):C18H31N
O2Siの質量計算値、321.2.1;m/z実測値、322.0[M+H]+。
【0394】
工程E:(3S,5S)-5-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリ
ジン-3-オール。丸底フラスコに、(3S,5S)-1-ベンジル-5-((tert
-ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン-3-オール(3.0g、9.3mmol
)、EtOH(20mL)、及Pd/C(活性炭上10%、600mg)を添加した。反
応混合物にH2を添加し、室温で16時間反応させた。この反応混合物を濾過して、濃縮
乾固して、標記化合物を黄色の油状物として得た(2.4g、定量)。MS(ESI):
C11H25NO2Siの質量計算値、231.2;m/z実測値、232.2[M+H
]+。
【0395】
工程F:tert-ブチル(3S,5S)-3-[tert-ブチル(ジメチル)シリ
ル]オキシ-5-ヒドロキリピペリジン-1-カルボキシレート。丸底フラスコに、(3
S,5S)-5-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン-3-オー
ル(2.4g、10mmol)、DCM(20mL)、トリエチルアミン(2.1g、2
1mmol)、及び(Boc)2O(2.7g、12mmol)を0℃で添加し、室温で
1時間反応させた。反応を飽和NaHCO3でクエンチし、EtOAcで抽出し、無水N
a2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラ
フィで精製して、標記化合物(3.3g、96%)を黄色の油状物として得た。MS(E
SI):C16H33NO4Siの質量計算値、331.2;m/z実測値、332.1
[M+H]+。
【0396】
工程G:tert-ブチル(3S,5S)-3-[tert-ブチル(ジメチル)シリ
ル]オキシ-5-メチルスルホニルオキシピペリジン-1-カルボキシレート。丸底フラ
スコに、(3S,5S)-3-[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ-5-ヒ
ドロキシピペリジン-1-カルボキシレート(3.3g、10mmol)、DCM(20
mL)トリエチルアミン(3g、29mmol)及びMsCl(1.7g、14.5mm
ol)を0℃で添加した。反応混合物を室温まで加温して、2時間反応させた。反応を飽
和NaHCO3でクエンチし、EtOAcで抽出し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過
し、濃縮乾固させて、標記化合物(4g、98%)を黄色の油状物として得た。MS(E
SI):C17H35NO6SSiの質量計算値、409.2;m/z実測値、410.
1[M+H]+。
【0397】
工程H:(3R,5S)-tert-ブチル3-アジド-5-((tert-ブチルジ
メチルシリル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレート。丸底フラスコに、tert
-ブチル(3S,5S)-3-[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ-5-メ
チルスルホニルピペリジン-1-カルボキシレート(3.6g、8.8mmol)、DM
F(20mL)、及びNaN3(1.7g、26mmol)を室温で添加した。反応物を
70℃で72時間反応させた。反応を飽和NaHCO3でクエンチし、EtOAcで抽出
し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムク
ロマトグラフィで精製して、標記化合物(3.0g、96%)を黄色の油状物として得た
。
【0398】
工程I:(3R,5S)-tert-ブチル3-アジド-5-ヒドロキシピペリジン-
1-カルボキシレート。丸底フラスコに、(3R,5S)-tert-ブチル3-アジド
-5-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)ピペリジン-1-カルボキシレー
ト(3.0g、8.4mmol)、THF(10mL)、及びTBAF(1M溶液、10
mL、10mmol)を0℃で順番に添加した。反応混合物を室温まで加温し、16時間
反応させた。水を添加して反応をクエンチし、EtOAcで抽出し、無水Na2SO4で
乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させて、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標
記化合物(1.4g、69%)を黄色の油状物として得た。C10H18N4O3の質量
計算値、242.1;1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 9.89-3.
62(m,3H),3.58-3.31(m,1H),3.08~3.88(m,2H)
,2.25-2.10(m,1H),1.64-1.51(m,1H),1.42(s,
9H)。
【0399】
工程J:(3R,5S)-tert-ブチル3-アミノ-5-ヒドロキシピペリジン-
1-カルボキシレート。(3R,5S)-tert-ブチル3-アジド-5-ヒドロキシ
ピペリジン-1-カルボキシレート(500mg、2.06mmol)、Pd/C(活性
炭上10%、200mg)、及びMeOH(5mL)を、H2下、室温で16時間反応さ
せた。この反応混合物を濾過し、濃縮して乾燥させた。更なる精製は行わなかった(40
7mg、収率91%)。MS(ESI):C10H20N2O3の質量計算値、216.
1;m/z実測値、217.0[M+H]+。
【0400】
中間体3:tert-ブチル(3R,5S)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-
1-カルボキシレート。
【0401】
【0402】
工程A:(3R,5R)-tert-ブチル3-アジド-5-ヒドロキシピペリジン-
1-カルボキシレート。中間体2の工程A~Iに記載されるものと同様の条件を使用して
、工程Aの(2R,4S)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボキシレートの代わり
に、メチル(2R,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボキシレートを使用し
て、標記化合物を調製した。
【0403】
工程B:(3R,5S)-tert-ブチル3-アジド-5-フルオロピペリジン-1
-カルボキシレート。-78℃で乾燥DCM(50mL)中の(3R,5R)-tert
-ブチル3-アジド-5-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレート(1.5g、6
.2mmol)の溶液にDAST(1.2g、7.4mmol)をゆっくりと添加した。
反応溶液を-78℃で2時間、室温で16時間撹拌した。反応を飽和NaHCO3水溶液
を添加してクエンチし、有機層を分離し、NaHCO3水溶液及び水で洗浄し、無水Na
2SO4で乾燥させ、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製
して、標記化合物を無色の油状物として得た(660mg、収率44%)。C10H17
FN4O2。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 4.80(d,J=46
.5Hz,1H),4.32-3.95(m,1H),3.95-3.71(m,2H)
,3.39-2.63(m,2H),2.41-2.12(m,1H),1.86-1.
57(m,1H),1.46(s,9H)。
【0404】
工程C:(3R,5S)-tert-ブチル3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1
-カルボキシレート。MeOH(60mL)中の(3R,5S)-tert-ブチル3-
アジド-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(660mg、2.7mmol
)の溶液に、Pd/C(10% Pd/C、130mg)を添加し、混合物を室温でH2
下で終夜撹拌した後、濾過し、濃縮乾固させて、黄色の油状物として、標記化合物を得た
(450mg、収率76%)。MS(ESI):C10H19FN2O2の質量計算値、
218.1;m/z実測値、219.1[M+H]+。
【0405】
中間体4:tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-ヒドロキシピペリジン
-1-カルボキシレート。
【0406】
【0407】
中間体2の工程A~Jと同様の条件を使用して、工程Aの(2R,4S)-4-ヒドロ
キシピロリジン-2-カルボキシレートの代わりに、(2R,4R)-4-ヒドロキシピ
ロリジン-2-カルボン酸を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C10
H20N2O3の質量計算値、216.1;m/z実測値、217.1[M+H]+。
【0408】
中間体5:1-[(3R)-3-アミノピロリジン-1-イル]プロピ-2-エン-1
-オン。
【0409】
【0410】
DCM(60mL)中のtert-ブチルN-[(3R)-ピロリジン-3-イル]カ
ルバメート(5.0g、27mmol)及びDIEA(4.156g、32.21mmo
l)の溶液を0℃まで冷却し、プロペ-2-エノイルクロリド(2.43g、26.8m
mol)を少量ずつ添加し、室温で1時間撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、フラッシュ
カラムクロマトグラフィで精製して純粋な生成物を得、これを濃HCl(30mL)及び
MeOH(30mL)に溶解し、室温で0.5時間撹拌した。混合物を濃縮乾固させて、
標記化合物を黄色の油状物として得た(3.98g、収率83.9%)。MS(ESI)
:C7H12N2Oの質量計算値、140.1;m/z実測値、141.1[M+H]+
。
【0411】
中間体6:tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-メトキシピペリジン-
1-カルボキシレート。
【0412】
【0413】
方法2の工程A~Jを使用し、工程Aのメチル(2R,4S)-4-ヒドロキシピロリ
ジン-2-カルボキシレートの代わりに(1R,3S)-3-ヒドロキシシクロペンタン
カルボン酸を使用して、及び工程Jでまずはメチルエステルが形成され、次に還元されて
tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-ヒドロキシピペリジン-1-カルボ
キシレートを得た。MS(ESI):C10H20N2O3の質量計算値、216.1;
m/z実測値、217.1[M+H]+。
【0414】
中間体7:4-イソプロピル-2-メチル-アニリン。
【0415】
【0416】
THF(50mL)中の4-ヨード-2-メチル-アニリン(4.0g、17mmol
)及びPd(dppf)2Cl2(140mg、0.17mmol)の溶液に、塩化イソ
プロピルマグネシウム(25.5mL、51.0mmol)を-78℃で添加し、還流下
で4時間反応させた。反応をNH4Cl飽和溶液でクエンチし、EtOAcで抽出し、無
水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマト
グラフィで精製して、標記化合物を褐色の固体として得た(320mg、12%)。MS
(ESI):C10H15Nの質量計算値、149.1;m/z実測値、150.0[M
+H]+。
【0417】
中間体8:ベンゾフラン-7-オール。
【0418】
【0419】
工程A:7-メトキシベンゾフラン。丸底フラスコに、7-メトキシ-2-ベンゾフラ
ン-2-カルボン酸(5.0g、0.026mol)、銅(0.2g、3mmol)及び
キノリン(30mL)を添加した。反応混合物を還流下で2時間加熱した。混合物をセラ
イトで濾過し、EtOAcで洗浄し、濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィ
で精製して、標記化合物(2.45g、収率64%)を黄色の油状物として得た。MS(
ESI):C9H8O2の質量計算値、148.1;m/z実測値、149.0[M+H
]+。
【0420】
工程B:ベンゾフラン-7-オール。7-メトキシベンゾフラン(2.45g、16.
5mmol)及び無水DCM(25mL)を含む丸底フラスコに、三臭化ホウ素のDCM
(1M、33mL)溶液を0℃で注意深く添加した。反応物を室温まで加温し、4時間撹
拌した。反応を水(20mL)でクエンチし、Et2Oで抽出し、濃縮乾固させ、フラッ
シュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を明褐色の油状物として得た(1.
23g、収率55%)。MS(ESI):C8H6O2の質量計算値、134.0.1;
m/z実測値、135.1[M+H]+。
【0421】
中間体9:2-フルオロ-6-メチル-4-フェノキシアニリン。
【0422】
【0423】
工程A:4-ブロモ-2-フルオロ-6-メチルアニリン。丸底フラスコに、2-フル
オロ-6-メチルアニリン(7g、56mmol)及び無水DMF(100mL)を添加
した。反応混合物を氷浴で冷却し、窒素雰囲気下に置き、N-ブロモスクシンイミド(1
0g、56mmol)で処理した。反応物を室温まで加温して、室温で10分間撹拌した
。反応混合物を希釈生理食塩水の溶液に注ぎ、EtOAcで抽出した。合わせた有機抽出
物を希釈した生理食塩水で洗浄(3回)し、無水MgSO4で乾燥させ、シリカのパッド
で濾過して、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標
記化合物(6.84g、収率60%)を黄色の泡状物として得た。MS(ESI):C7
H7BrFNの質量計算値、203.0;m/z実測値、204[M+H]+。
【0424】
工程B:2-フルオロ-6-メチル-4-フェノキシアニリン。4-ブロモ-2-フル
オロ-6-メチルアニリン(4.73g、23mmol)、フェノール(4.4g、48
mmol)、1-ブチルイミダゾール(1.4g、11mmol)、CuCl(230m
g、2.3mmol)及びK2CO3(6.5g、47mmol)を脱気し、120℃で
終夜加熱した。混合物を室温まで冷却した。混合物を濃縮し、溶離液としてMeOH/H
2Oを使用してISCOにより精製し、標記化合物を褐色の油状物として得た(2.23
g、44%)。MS(ESI):C13H12FNOの質量計算値、217.1;m/z
実測値、218[M+H]+。
【0425】
中間体10:(E)-4-[tert-ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]ブタ-
2-エン酸。
【0426】
【0427】
工程A:メチル(E)-4-(メチルアミノ)ブテ-2-エノエート。THF(3mL
)中のメチル(E)-4-ブロモブテ-2-エノエート(1.79g、10mmol)の
溶液に、メチルアミン(0.776g、25.0mmol)を-20℃で30分間かけて
添加し、-5℃で2時間撹拌し、濾過し、THFで洗浄した。濾液を濃縮乾固させ、標記
化合物を褐色の油状物として得て(0.96g、74%)、それを次の工程で直接使用し
た。
【0428】
工程B:メチル(E)-4-[tert-ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]ブテ
-2-エノエート。THF(20mL)及びH2O(20mL)中の(E)-4-(メチ
ルアミノ)ブテ-2-エノエート(0.96g、7.4mmol)及びNa2CO3(1
.58g、14.9mmol)の溶液にBoc2O(3.24g、14.9mmol)を
添加し、混合物を25℃で3時間撹拌した。混合物をDCMで希釈し、生理食塩水で数回
洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過して、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカ
ラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の液体として得た(0.68g、収
率40%)。
【0429】
工程C:(E)-4-[tert-ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]ブタ-2-
エン酸。THF(15mL)及び水(15mL)中のメチル(E)-4-[tert-ブ
トキシカルボニル(メチル)アミノ]ブテ-2-エノエート(0.68g、3.0mmo
l)の溶液に、LiOH・H2O(0.498g、11.9mmol)を添加し、混合物
を室温で12時間撹拌した。混合物のpHを約2に調整し、EtOAcで抽出し、無水N
a2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させて標記化合物を明黄色の液体として得て(
0.41g、収率64%)、それを次の工程で直接使用した。MS(ESI):C11H
19NO4の質量計算値、229.1;m/z実測値、130.0[M+H]+。
【0430】
中間体11:tert-ブチル(3R,4R)-3-アミノ-4-メトキシピロリジン
-1-カルボキシレート。
【0431】
【0432】
THF(20mL)中のtert-ブチル(3S,4R)-3-アミノ-4-ヒドロキ
シ-ピロリジン-1-カルボキシレート(500mg、2.47mmol)、無水フタル
酸(439mg、2.97mmol)、トリエチルアミン(500mg、4.94mmo
l)及びDMAP(60mg、0.49mmol)の混合物を還流下で終夜撹拌した。反
応混合物を濃縮乾固させ、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、白色の
固体として中間体を得た。この物質をMeI(10mL)中のAg2O(1.142g、
4.944mmol)と反応させ、還流下で終夜撹拌した。反応混合物を濃縮乾固させ、
残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、白色の固体として中間体を得た。
EtOH(5mL)中のこの物質とNH2NH2・H2O(1mL、85%)との溶液を
還流下で2時間撹拌した。固体を濾過し、溶媒を除去して、標記化合物を油状物として得
、これを更に精製することなく次の反応に使用した。
【0433】
中間体12:(E)-4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブタ-2-エン酸
。
【0434】
【0435】
工程A:(E)-4-アミノブタ-2-エン酸。丸底フラスコに、(E)-4-ブロモ
ブタ-2-エン酸(1g、6mmol)及びアンモニア水(10mL)を添加し、室温で
7時間撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、標記化合物を得(0.61g、100%)、こ
れを精製することなく次の工程に使用した。
【0436】
工程B:(E)-4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブタ-2-エン酸。(
E)-4-アミノブタ-2-エン酸(0.61g、6mmol)、Na2CO3(1.3
g、12mmol)、THF(15mL)及びH2O(15mL)の溶液を含む丸底フラ
スコに、Boc2O(2.6g、12mmol)を添加した。反応混合物を25℃で15
時間撹拌した。次に、混合物をEtOAcで抽出し、1MのHclで水層のpHを2に調
整した。酸性の水層をEtOAcで抽出し、生理食塩水で洗浄(3回)し、無水Na2S
O4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させ、標記化合物を灰白色の固体として得た(0.2
4g、収率20%)。MS(ESI):C9H15NO4の質量計算値、201.1;m
/z実測値、102[M+H]+。
【0437】
中間体13:(E)-4-ヒドロキシブタ-2-エン酸。
【0438】
【0439】
工程A:エチル(E)-4-ブロモブテ-2-エノエート。エチル(2E)-ブテ-2
-エノエート(10.9g、87.6mmol)及びCCl4(100mL)を含む丸底
フラスコに、NBS(17g、96mmol)及びAIBN(4.3g、26mmol)
を添加した。反応混合物を80℃で12時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、飽
和NaHCO3、水、及び整理食塩水で抽出した。有機層を無水Na2SO4で乾燥させ
、濾過して、蒸発乾固して、油状物として、標記化合物を得た(7.5g、収率44%)
。
【0440】
工程B:(E)-4-ヒドロキシブタ-2-エン酸。丸底フラスコに、エチル(E)-
4-ブロモブテ-2-エノエート(2g、10mmol)、KOH(1.2g、21mm
ol)及び水(10mL)を添加した。反応混合物を100℃で2時間撹拌し、次に1M
のHClで酸性化して、EtOAcで抽出(3回)した。合わせた有機層を食塩水で洗浄
し、無水MgSO4で乾燥させ、濃縮乾固させ、標記化合物を褐色の油状物として得た(
560mg、収率53%)。
【0441】
中間体14:2-クロロ-4-(4-ヒドロキシ-2-メチルアニリノ)ピリジン-3
-カルボニトリル。
【0442】
【0443】
工程A:2-クロロ-4-(4-メトキシ-2-メチルアニリノ)ピリジン-3-カル
ボニトリル。丸底フラスコに、2-クロロ-4-ヨードピリジン-3-カルボニトリル(
1.7g、6.4mmol)、4-メトキシ-2-メチルアニリン(880mg、6.4
mmol)、DPEPhos[ビス(2-ジフェニルホスフィノフェニル)エーテル(6
90mg、1.3mmol)、酢酸パラジウム(II)(145mg、0.646mmo
l)、K3PO4(3.7g、0.017mmol)、及びジオキサン(15mL)を添
加した。反応混合物を脱気し、120℃で終夜加熱した。室温まで冷却し、濃縮乾固させ
、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物(1.1g、収率63%)
を褐色の固体として得た。MS(ESI):C14H12ClN3Oの質量計算値、27
3.1;m/z実測値、274[M+H]+。
【0444】
工程B:2-クロロ-4-(4-ヒドロキシ-2-メチルアニリノ)ピリジン-3-カ
ルボニトリル。無水DCM(15mL)中の2-クロロ-4-(4-メトキシ-2-メチ
ルアニリノ)ピリジン-3-カルボニトリル(1.1g、4mmol)の溶液を含む丸底
フラスコに、三臭化ホウ素のDCM(1M、4mL、4mmol)溶液を0℃で注意深く
添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応を水(20mL)でクエンチし、エ
チルエーテルで抽出し、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精
製して、標記化合物を黄色の固体として得た(900mg、収率86%)。MS(ESI
):C13H10ClN3Oの質量計算値、259.1;m/z実測値、260.0[M
+H]+。
【0445】
中間体15:1-[(3R)-3-アミノピロリジン-1-ピペリジン]プロピ-2-
エン-1-オン。
【0446】
【0447】
工程A.(R)-tert-ブチル(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)カルバ
メート。tert-ブチルN-[(3R)-3-ピペリジル]カルバメート(2g、10
mmol)のDCM(30mL)の溶液にトリエチルアミン(5g、50mmol)を添
加し、反応混合物を0℃に冷却した。プロペ-2-エノイルクロリド(2.7g、30m
mol)をゆっくりと添加し、室温で終夜撹拌した。反応物をH2O及びDCMで抽出し
、有機層を食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させて、濃縮乾固させた。粗生成物
は、更に精製することなく次の工程で使用した。
【0448】
工程B:1-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリジル]プロピ-2-エン-1-オン
。(R)-tert-ブチル(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)カルバメート(
工程Aから)をMeOHに溶解し、濃縮乾固させた。濃HCl水溶液を添加し、混合物を
室温で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮乾固させ、残渣を次の工程で直接使用した。M
S(ESI):C8H14N2Oの質量計算値、154.1;m/z実測値、155.1
[M+H]+。
【0449】
中間体16:5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
ン酸。
【0450】
【0451】
実施例1の方法1、工程A~F(*Sアトロプ異性体を得るためのキラル分割工程Aを
含む)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C22H15N3O4Sの
質量計算値、417.1;m/z実測値、418.2[M+H]+。
【0452】
中間体17:(E)-2-シアノ-3-シクロプロピルプロパ-2-エン酸。
【0453】
【0454】
撹拌棒を備えた50mL丸底フラスコ中のシアノ酢酸(1.34g、15.7mmol
)、シクロプロパンカルボアルデヒド(1.0mL、13mmol)、NH4OAc(1
01mg、1.31mmol)及びHOAc(10mL)を、N2下で110℃に設定し
た砂浴で加温した。LCMS及びTLCが反応が完了したことを示すまで反応を行った。
反応混合物を濃縮乾固させ、白色の固体となるまで水(20mL)を添加した。混合物を
濃縮乾固させ、1回以上繰り返した。水を添加し、沈殿物を濾過して、標記化合物を白色
の固体として得た(1.3g、収率72%)。MS(ESI):C7H7NO2の質量計
算値、137.0;m/z実測値、138.0[M+H]+。
【0455】
中間体18:(R)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
【0456】
【0457】
工程A:2-ブロモ-3-フルオロ-1-ニトロ-4-フェノキシベンゼン。DMF(
50mL)中の2-ブロモ-3,4-ジフルオロ-1-ニトロベンゼン(15.8g、6
6.4mmol)及び炭酸カリウム(18.3g、132.8mmol)の混合物に、フ
ェノール(6.25g、66.4mmol)を添加し、80℃で終夜撹拌した。反応混合
物に水を添加し、濾過して黄色の固体(18g、87%)を単離することにより標記化合
物を回収した。
【0458】
工程B:2-フルオロ-3-メチル-4-ニトロ-1-フェノキシベンゼン。ジオキサ
ン(200mL)中の2-ブロモ-3-フルオロ-1-ニトロ-4-フェノキシベンゼン
(10g、32.0mmol)及びパラジウム-(ジフェニルホスフィノフェロセニル)
-ジクロリド-メチレンジクロリド複合体(1.33g、1.60mmol)の混合物に
、40℃でトルエン(80.1mL、96.1mmol)中の2M溶液としてジメチル亜
鉛をゆっくり添加した。混合物を55℃で2時間撹拌した。室温まで冷却した後、メタノ
ールをゆっくり添加し、続けて塩化アンモニウムの飽和溶液を添加した。得られた混合物
を酢酸エチルで抽出した。有機相を生理食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、
濾過し、減圧下で濃縮した。粗油状物をシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィ(
PE/酢酸エチル、9/1)により精製して、粗製物を黄色の固体として得、これを収率
を判定することなく次の工程に移した。
【0459】
工程C:3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシアニリン。EtOH(60mL)
及びH2O(20mL)中の2-フルオロ-3-メチル-4-ニトロ-1-フェノキシベ
ンゼン(工程Bからの生成物)の溶液に、鉄粉(4.5g、80.6mmol)及びNH
4Cl(4.5g、84.1mmol)を室温で添加した。得られた褐色懸濁液を還流下
で2時間撹拌した。反応混合物を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機相を水及
び生理食塩水で洗浄し、Na2SO4で無乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、フラッシュ
クロマトグラフィ(シリカゲル、PE/酢酸エチル10/1)で精製して、標記化合物を
黄色の固体として得た(2.42g、35%)。MS(ESI):C13H12FNOの
質量計算値、217.1;m/z実測値、217.9[M+H]+。
【0460】
工程D:2-クロロ-4-((3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)
アミノ)ニコチノニトリル。ジオキサン(50mL)中の3-フルオロ-2-メチル-4
-フェノキシアニリン(2.4g、11.0mmol)、2-クロロ-4-ヨードニコチ
ノニトリル(2.9g、11.0mmol)、DPEPhos(1.19g、2.2mm
ol)、Pd(AcO)2(247.5mg、1.1mmol)、K3PO4(4.68
g、22.1mmol)の混合物をN2下で4時間加熱還流し、次にフラッシュクロマト
グラフィ(シリカゲル、PE/酢酸エチル、10/1)により精製して、標記化合物を黄
色の固体として得た。(3.9g、99.8%)MS(ESI):C19H13ClFN
3Oの質量計算値、353.1;m/z実測値、354.0[M+H]+。
【0461】
工程E:メチル3-アミノ-4-((3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェ
ニル)アミノ)チエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート。MeOH(30
mL)中の2-クロロ-4-((3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)
アミノ)ニコチノニトリル(3.9g、11.0mmol)、メチル2-メルカプトアセ
テート(2.3g、22.0mmol)及びNaOMe(1.17g、22.0mmol
)の混合物を還流下で16時間撹拌した。沈殿物を濾過によって回収し、真空乾燥し、標
記化合物を無色の固体として得た。(3.2g、69%)。MS(ESI):C22H1
8FN3O3Sの質量計算値、423.1;m/z実測値、524.0[M+H]+。
【0462】
工程F:メチル5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキシレート。1,4-ジオキサン(25mL)中のメチル3-アミノ-4-((3
-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)アミノ)チエノ[2,3-b]ピリ
ジン-2-カルボキシレート(3.2g、7.56mmol)の懸濁液に、CDI(4.
9g、30.2mmol)及びEt3N(0.5mL)を室温で添加した。混合物を還流
下で3時間撹拌し、次に濃縮し、MeOHで洗浄して、標記化合物を黄色の固体として得
た。(3.0g、99%)MS(ESI):C23H16FN3O4Sの質量計算値、4
49.4;m/z実測値、449.9[M+H]+。
【0463】
工程G:5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
ン酸。MeOH/THF/H2O(30/30/25mL)中のメチル5-(3-フルオ
ロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレート(3.0g、6.
68mmol)の混合物をLiOH・H2O(1.4g、33.4mmol)に添加し、
60℃で終夜撹拌した。溶媒を除去し、1NHClで酸性化した。濾過によって標記化合
物を回収し、黄褐色の固体を得た。(2.6g、90%)。
【0464】
MS(ESI):C22H14FN3O4Sの質量計算値、435.4;m/z実測値
、435.9[M+H]+。工程H:(R)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DMF(
5mL)中の化合物5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボン酸(650mg、1.49mmol)、tert-ブチル(R)-3-アミノ
ピペリジン-1-カルボキシレート(598.03mg、2.99mmol)、Et3N
(301.6mg、2.99mmol)及びHATU(1.13g、2.99mmol)
の混合物を室温で3時間撹拌した。水を添加し、濾過によって沈殿物を単離して、淡黄色
の固体を得た。固体をMeOH(8mL)に溶解させ、HCl(8mL)を使用して酸性
化した。得られた混合物を50℃に加熱し、30分間撹拌した後、溶媒を除去して、更に
精製することなく標記化合物を黄色の固体として得た(680mg、82%)。MS(E
SI):C27H24FN5O3Sの質量計算値、517.2;m/z実測値、518.
0[M+H]+。
【0465】
中間体19:(S)-2,3-ジメトキシプロパン酸
【0466】
【0467】
工程A:メチル(S)-2-ヒドロキシ-3-メトキシプロパノエート。メタノール(
0.48mL)中のメチル(S)-オキシラン-2-カルボキシレート(1g、9.80
mmol)の溶液に、室温でトリフルオロメタンスルホン酸マグネシウム(790mg、
2.45mmol)を添加し、16時間で40℃まで加温した。濾過し、DCMで濯ぎ、
続けて濃縮して、標記化合物を無色の油状物として得た(1.0g、収率76%)。
【0468】
工程B:メチル(S)-2,3-ジメトキシプロパノエート。DCM(10mL)中の
メチル(S)-2-ヒドロキシ-3-メトキシプロパノエート(900mg、6.7mm
ol)の混合物を、ヨウ化メチル(1.90g、13.4mmol)及び酸化銀(2.3
2g、10mmol)で室温で処理した。反応混合物を40℃で16時間加温した。濾過
し、DCMで濯ぎ、続けて濃縮して、標記化合物を無色の油状物として得た(400mg
、2.7mmol、収率40%)。
【0469】
工程C:(S)-2,3-ジメトキシプロパン酸。DME(4mL)及び水(1mL)
中のメチル(S)-2,3-ジメトキシプロパノエート(400mg、2.7mmol)
及び水酸化リチウム水和物(454mg、11mmol)の混合物を室温で16時間撹拌
した。pHを<7に調整し、DCMで抽出し、濃縮して、更なる精製又は収率判定を行わ
ずに、標記化合物を無色の油状物として得た。
【0470】
中間体20:ベンジル5-アミノ-2-メチルピペリジン-1-カルボキシレート。
【0471】
【0472】
工程A:ベンジル5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-メチルピペ
リジン-1-カルボキシレート。DCM中のtert-ブチル(6-メチルピペリジン-
3-イル)カルバメート(900mg、4.2mmol)の混合物にトリエチルアミン(
848mg、8.4mmol)及び塩化ベンゾイル(1.07g、6.3mmol)を添
加し、室温で2時間撹拌した。粗反応混合物を濃縮して、更に精製することなくに標記化
合物を得た(900mg、収率61%)。MS(ESI):C19H28N2O4の質量
計算値、348.2;m/z実測値、349.1[M+H]+。
【0473】
工程B:ベンジル5-アミノ-2-メチルピペリジン-1-カルボキシレート。メタノ
ール(5mL)中のベンジル5-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-メ
チルピペリジン-1-カルボキシレート(900mg、2.58mmol)の混合物にメ
タノール(5mL)中の1M HClを添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。粗反
応混合物を濃縮して、更なる精製を行わずに標記化合物を得た(600mg、収率94%
)。MS(ESI):C14H19NO2の質量計算値、233.1;m/z実測値、2
34.0[M+H]+。
【0474】
中間体21:2-[tert-ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]酢酸。
【0475】
【0476】
THF(600mL)中の(tert-ブトキシカルボニル)グリシン(10g、57
.1mmol)及びヨウ化メチル(75g、528mmol)の混合物に、水素化ナトリ
ウム(6.85g、171mmol)を0℃で添加した。混合物をゆっくりと室温まで終
夜加温した。水(300mL)を添加し、酢酸エチルで抽出した(2×500mL)。水
層を1MのHClでpH3まで酸性化して、酢酸エチル(2×500mL)で抽出した。
合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(500mL)で抽出し、乾燥させて(Mg
SO4)、濾過し、濃縮して、標記化合物を油状物として得た(10g、91%)。
【0477】
中間体22:tert-ブチル(3R)-3-[(2-スルファニルアセチル)アミノ
]ピペリジン-1-カルボキシレート。
【0478】
【0479】
20mLのマイクロ波バイアルに(R)-1-boc-3-アミノピペリジン(5.0
g、25mmol)を入れた。バイアルを封止し、排気し、アルゴンを再充填した(3回
)。シリンジを介してメチル2-メルカプトアセテート(6.7mL、170mmol)
を一度に添加し、油浴中で150℃に加熱した。1時間35分後、混合物を室温に冷却し
、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、無色の油状物(6.15g、90%)
を得た。
【0480】
中間体23:(E)-2-シアノ-3-シクロプロピルプロペ-2-エノイルクロリド
。
【0481】
【0482】
工程A:(E)-2-シアノ-3-シクロプロピルアクリル酸。酢酸(10mL)中の
シアノ酢酸(1.34g、15.7mmol)、シクロプロパンカルボキシアルデヒド(
1.0mL、13mmol)、酢酸アンモニウム(101mg、13.1mmol)を合
わせ、110℃に設定した砂浴で2時間加温した。反応混合物を固体になるまで濃縮して
、水(20mL)中に懸濁させた。標記化合物を濾過によって単離し、真空下で乾燥させ
、標記化合物を白色の固体として得た(1.3g、72%)。
【0483】
工程B:(E)-2-シアノ-3-シクロプロピルプロペ-2-エノイルクロリド。C
DCl3(5.2mL)中の(E)-2-シアノ-3-シクロプロピルアクリル酸(72
.3mg、0.527mmol)の懸濁液に、1-クロロ-N,N,2-トリメチルプロ
ペニルアミン(0.084mL、1.01g/mL、0.635mmol)を添加した。
得られた透明無色溶液を5分間混合した後、次の反応に直接使用した。
【0484】
中間体24:tert-ブチル(3S,4R)-3-アミノ-4-ヒドロキシピロリジ
ン-1-カルボキシレート。
【0485】
【0486】
工程A:(3S,4R)-tert-ブチル3-アジド-4-((tert-ブチルジ
メチルシリル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレート。DCM中の塩化メタンスル
ホニル(11.66g、101.8mmol)を、DCM中のtert-ブチル(3R,
4R)-3-[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ-4-ヒドロキシ-ピロリ
ジン-1-カルボキシレート(26.9g、84.8mmol)及びトリエチルアミン(
16.6mL、119mmol)の混合物に0℃で滴下した。反応混合物を室温で1.5
時間にわたって撹拌した。反応混合物を水中に溶解し、DCMで抽出した。有機層を生理
食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濃縮乾固させた。DMF中の残渣及びア
ジ化ナトリウム(11.2g、170mmol)を120℃で13時間加熱した。反応混
合物を水に注ぎ、混合物をトルエンで抽出した。有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Mg
SO4で乾燥させ、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィにより精
製し、標記化合物を得た(13.5g、47%)。
【0487】
工程B:tert-ブチル(3S,4R)-3-アミノ-4-[tert-ブチル(ジ
メチル)シリル]オキシ-ピロリジン-1-カルボキシレート。エタノール(150mL
)中の(3S,4R)-tert-ブチル3-アジド-4-((tert-ブチルジメチ
ルシリル)オキシ)ピロリジン-1-カルボキシレート(13.5g、39.4mmol
)及びPd/C(炭素上10%、400mg、0.376mmol)の溶液をH2ガス下
で2時間水素化した。反応混合物をセライトで濾過し、濃縮乾固させて、標記化合物を得
た(12.36g、収率99.08%)。
【0488】
工程C:tert-ブチル(3S,4R)-3-アミノ-4-ヒドロキシ-ピロリジン
-1-カルボキシレート。THF中のtert-ブチル(3S,4R)-3-アミノ-4
-[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ-ピロリジン-1-カルボキシレート
(12.15g、38.39mmol)の溶液に、TBAF(52.2mL、52.2m
mol)を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物を濃縮乾固し、水
を添加した。混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を水及び生理食塩水で数回洗浄した。
水層をクロロホルムで数回抽出した。水層にNaClを添加し、クロロホルムで再抽出し
た。合わせた有機層をMgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。残渣をフラッシ
ュカラムクロマトグラフィにより精製し、標記化合物を得た(7.8g、収率100%)
。
【0489】
中間体25:4-((4-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)フェ
ノキシ)-2-メチルフェニル)アミノ)-2-クロロニコチノニトリル。
【0490】
【0491】
工程A:2-(3-メチル-4-ニトロフェノキシ)フェノール。中間体27の工程A
と同様の方法で、ピロカテコールを使用して、標記化合物を調製した。
【0492】
工程B:tert-ブチルジメチル(2-(3-メチル-4-ニトロフェノキシ)フェ
ノキシ)シラン。
DCM(40mL)中の2-(3-メチル-4-ニトロフェノキシ)フェノール(4.
90g、20mmol)の溶液に、Et3N(3.03g、30mmol)及びTBSC
l(3.31g、22mmol)を添加し、室温で3時間撹拌した。反応混合物を、DC
Mと飽和NH4Cl水溶液との間に分散させた。有機層を回収し、濃縮し、PE/EAで
溶離するフラッシュクロマトグラフィにより精製して、標記化合物を得た(4.10g、
収率57%)。
【0493】
工程C:4-((4-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)フェノキ
シ)-2-メチルフェニル)アミノ)-2-クロロニコチノニトリル。中間体27、工程
B~Cと同様の方法で、工程Bにおいてtert-ブチルジメチル(2-(3-メチル-
4-ニトロフェノキシ)フェノキシ)シランを使用して、標記化合物を調製した。
MS(ESI):C25H28ClN3O2Siの質量計算値、465.2;m/z実
測値、466.0[M+H]+。
【0494】
中間体26:3,5-ジフルオロ-4-ニトロフェノール。
【0495】
【0496】
DCM(225mL)中の3,5-ジフルオロフェノール(20.45g、157.2
mmol)の溶液に、発煙硝酸(>90%、7.86mL、157mmol)を10分か
けて滴下した。得られた橙色の溶液を氷浴中で50分間撹拌した。混合物を水(200m
L)に注ぎ、相を分離した。水相をDCM(50mL)及びEtOAc(2×50mL)
で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。残渣
をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(
11.24g、収率40.8%)。MS(ESI):C6H3F2NO3の質量計算値、
175.0;m/z実測値、174[M+H]+。
【0497】
中間体27:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸。
【0498】
【0499】
工程A:2-メチル-1-ニトロ-4-フェノキシベンゼン。フェノール(42.5g
、452mmol)、K2CO3(125g、905mmol)、及びDMF(500m
L)を丸底フラスコに添加した。反応混合物に5-フルオロ-2-ニトロトルエン(70
.2g、452mmol)を添加し、反応物をN2下で、80℃で16時間撹拌した。反
応物を飽和NH4Clで希釈し、MTBE(3×400mL)で抽出した。有機層を合わ
せ、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させて、標記化合物を褐色の油状物
として得た(100g、収率92%)。
【0500】
工程B:2-メチル-4-フェノキシアニリン。EtOH/H2O(3:1比、200
0mL)中の2-メチル-1-ニトロ-4-フェノキシベンゼン(100g、436mm
ol)の溶液に、NH4Cl(117g、2180mmol)及びFe(97g、170
0mmol)を続けて添加した。反応混合物を還流下で2時間加熱し、次に反応物を25
℃まで冷却し、濃縮乾固させた。残渣に水及びEtOAcを添加し、有機層を分離し、飽
和NaHCO3及び飽和生理食塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮
乾固させて、標記化合物を得た(82g、収率90%)。
【0501】
工程C:2-クロロ-4-(2-メチル-4-フェノキシアニリノ)ピリジン-3-カ
ルボニトリル。N2雰囲気下の丸底フラスコに、2-メチル-4-フェノキシアニリン(
30g、150mmol)、2-クロロ-4-ヨードピリジン-3-カルボニトリル(5
1.6g、195mmol)及びジオキサン(200mL)、続いてビス(2-ジフェニ
ルホスフィノフェニル)エーテル(DPEphos)(16g、30mmol)、Pd(
OAc)2(3.36g、15mmol)及びK3PO4(89g、420mmol)添
加した。反応混合物を100℃で終夜撹拌した。反応混合物を濾過し、フラッシュカラム
クロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(32g、収率63%
)。
【0502】
工程D:メチル3-アミノ-4-(2-メチル-4-フェノキシアニリノ)チエノ[2
,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート。丸底フラスコに、MeOH(150mL)
中の2-クロロ-4-(2-メチル-4-フェノキシアニリノ)ピリジン-3-カルボニ
トリル(36g、107mmol)を添加した。この溶液に、MeOH(30mL)中の
NaOMe(14.5g、268mmol)、続けてメチル2-スルファニルアセテート
(23g、217mmol)を添加した。反応混合物を終夜還流した。反応混合物を冷却
し、黄色沈殿物を濾過し、MeOHで洗浄し、乾燥させて、標記化合物を黄色の固体とし
て得た(30g、収率75%)。
【0503】
工程E:メチル5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレー
ト。丸底フラスコに、メチル3-アミノ-4-(2-メチル-4-フェノキシアニリノ)
チエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(30.6g、75.5mmol
)、カルボニルジイミダゾール(49g、300mmol)、及び1,4-ジオキサン(
500mL)を添加した。反応物を還流下で終夜撹拌した。次に、反応混合物を濃縮乾固
し、残渣をMeOH(200mL)に添加し、形成された沈殿物を濾過し、乾燥させて、
標記化合物を黄色の固体として得た(28.1g、86%)。
【0504】
工程F:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸。丸底フラ
スコに、メチル5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレート
(9.2g、21mmol)、水酸化リチウム(4.47g、106mmol)、THF
(200mL)、MeOH(200mL)及び水(50mL)で添加した。反応混合物を
50℃で15時間撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、H2Oで希釈した。1MのHClで
pHを2に調整し、沈殿物を濾過し、乾燥させて、標記化合物を黄色の固体として得た(
8.1g、収率91%)。MS(ESI):C22H15N3O4Sの質量計算値、41
7.1;m/z実測値、418.1[M+H]+。
【0505】
中間体28:2-((3-(3-メチル-4-ニトロフェノキシ)ベンジル)オキシ)
ベンゾニトリル
【0506】
【0507】
工程A:3-(3-メチル-4-ニトロフェノキシ)ベンズアルデヒド。室温でアルゴ
ンの雰囲気下、4-フルオロ-2-メチル-1-ニトロベンゼン(13mL、106.6
mmol)、3-ヒドロキシベンズアルデヒド(19.8mL、162mmol)、及び
K2CO3(30.1g、217.9mmol)をDMF(123mL)に溶解した。混
合物を110℃の砂浴中、N2下で5時間加温した。冷却し、濾過し、生理食塩水溶液か
らエーテル分画に抽出した。標記化合物をシリカクロマトグラフィで精製(酢酸エチル/
ヘキサンの後DCM/メタノール)した(9.83g、36%)。MS(ESI):C1
4H11NO4の質量計算値、257.1;m/z実測値、258.0[M+H]+。
【0508】
工程B:(3-(3-メチル-4-ニトロフェノキシ)フェニル)メタノール。3-(
3-メチル-4-ニトロフェノキシ)ベンズアルデヒド(13g、50.5mmol)を
含むシンチレーションバイアルに撹拌棒を添加し、容器をN2でパージした。乾燥MeO
H(125mL、高温3Aふるいで乾燥させた)をシリンジフィルタで添加し、懸濁液を
-10℃に冷却した。水素化ホウ素ナトリウム(1.1g、29mmol)を混合しなが
ら一度に添加し、反応物を30分間かけて室温まで加温した。飽和NH4Cl水溶液から
酢酸エチル中に抽出し、続いてNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮することで、標記
化合物を単離した。(8.66g、66%)C14H13NO4。1H NMR(500
MHz,Methanol-d4):δ 8.08-8.01(m,1H),7.46-
7.37(m,1H),7.26-7.20(m,1H),7.14-7.08(m,1
H),7.04-6.97(m,1H),6.97-6.92(m,1H),6.92-
6.87(m,1H),4.62(s,2H),2.55(s,3H)。
【0509】
工程C:2-((3-(3-メチル-4-ニトロフェノキシ)ベンジル)オキシ)ベン
ゾニトリル。N2の雰囲気下、(3-(3-メチル-4-ニトロフェノキシ)フェニル)
メタノール(8.13g、31.4mmol)、トリフェニルホスフィン(9.97g、
37.6mmol)及びDIAD(6.5mL、31.4mmol)を乾燥THF(11
8mL)中に溶解した。懸濁液を-10℃に冷却し、2-ヒドロキシベンゾニトリル(4
.5g、37.6mmol)を混合しながら一度に添加した。反応物を室温まで加温し、
続けて80℃で3時間、40℃で33時間、及び80℃で1.5時間加熱した。粗反応混
合物をシリカ上で濃縮し、酢酸エチル/ヘキサン(4/1)でフリット漏斗内のシリカの
プラグを通して溶離して、標記化合物を得た。(8.65g、77%)。MS(ESI)
:C21H16N2O4の質量計算値、360.1;m/z実測値、361.0[M+H
]+。1H NMR(500MHz,Methanol-d4):δ 8.02(d,J
=9.0Hz,1H),7.68-7.55(m,2H),7.53-7.41(m,1
H),7.41-7.29(m,1H),7.29-7.14(m,2H),7.14-
7.01(m,2H),6.99-6.85(m,2H),5.27(s,2H),2.
53(s,3H)。
【0510】
中間体29:tert-ブチル(3R,5S)-3-アミノ-5-メトキシピペリジン
-1-カルボキシレート。
【0511】
【0512】
工程A:(3R,5S)-tert-ブチル3-アジド-5-ヒドロキシピペリジン-
1-カルボキシレート。中間体2、工程A~Jの方法を使用して、標記化合物を調製した
。C10H18N4O3の質量計算値、242.1.1;1H NMR(400MHz,
CDCl3):δ 3.85-3.68(m,3H),3.60-3.49(m,1H)
,3.16-3.00(m,2H),2.38-2.07(m,3H),1.65-1.
59(m,1H),1.44(s,9H)。
【0513】
工程B:tert-ブチル(3R,5S)-3-アジド-5-メトキシピペリジン-1
-カルボキシレート。CH3 I(4mL)中の(3R,5S)-tert-ブチル3-
アジド-5-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレート(200mg、0.83mm
ol)及びAg2O(152mg、1.24mmol)の溶液を60℃で16時間反応さ
せ、濾過し、濃縮乾固して、標記化合物を無色の油状物として得た(200mg、95%
)。C11H20N4O3の質量計算値、256.2;1H NMR(400MHz,C
DCl3):δ 4.39-4.00(m,3H),3.37(s,3H),3.36-
3.29(m,1H),3.24-3.15(m,1H),2.68-2.31(m,3
H),1.44(s,9H),1.37-1.29(m,1H)。
【0514】
工程C:tert-ブチル(3R,5S)-3-アミノ-5-メトキシピペリジン-1
-カルボキシレート。MeOH(10mL)中のtert-ブチル(3R,5S)-3-
アジド-5-メトキシピペリジン-1-カルボキシレート(200mg、0.78mmo
l)及びPd/C(炭素上10%、20mg)の溶液をH2下、室温で16時間反応させ
た。反応混合物を濾過し、濃縮乾固させて、標記化合物(170mg、95%)を得、こ
れを精製することなく次の工程で使用した。MS(ESI):C11H22N2O3の質
量計算値、230.30;m/z実測値、231.1[M+H]+。
【0515】
中間体30:2-フルオロ-3-メチルブタ-2-エン酸。
【0516】
【0517】
工程A:エチル2-ジエトキシホスホリル-2-フルオロアセテート。エチル2-ブロ
モ-2-フルオロアセテート(5.0g、27mmol)を亜リン酸トリエチル(13m
L)に添加し、130℃で23時間加熱した。得られた混合物を低圧下(1.4mbar
、75~110℃)で蒸留して、標記化合物を黄色がかった油状物(6.0g、92%)
として得た。
【0518】
工程B:エチル2-フルオロ-3-メチルブテ-2-エノエート。N2でパージした乾
燥した250mLの2つ口丸底フラスコに、エチル2-ジエトキシホスホリル-2-フル
オロアセテート(500mg、2.07mmol)を添加した。無水THF(20mL)
を添加し、反応混合物を-70℃に冷却した後、BuLi(ヘキサン中2.5M、1mL
)を滴下した。反応混合物を-70℃で2時間撹拌し、次にアセトン(1mL)を添加し
、反応物を室温まで加温し、終夜撹拌した。反応を飽和NH4Cl溶液でクエンチし、E
tOAcで抽出した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥さ
せ、濃縮乾固させ、標記化合物を黄色の油状物として得た(266mg、収率88.1%
)。
【0519】
工程C:2-フルオロ-3-メチルブタ-2-エン酸。ジオキサン(5mL)及び水(
5mL)中のエチル2-フルオロ-3-メチルブテ-2-エノエート(266mg、1.
82mmol)の溶液にNaOH(291.3mg、7.281mmol)を添加し、6
0℃で10分間撹拌した。混合物を2MのHClでpH2に酸性化し、DCMで抽出した
。有機相を生理食塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、濃縮乾固させ、標記化合物
を黄色の油状物として得た(181mg、84%)。
【0520】
中間体31:2-クロロ-4-(2-メチル-4-テトラヒドロピラン-4-イルオキ
シアニリノ)ピリジン-3-カルボニトリル。
【0521】
【0522】
工程A:テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルメタンスルホネート。0℃のDCM(
20mL)中のテトラヒドロ-2H-ピラン-4-オール(2g、20mmol)の溶液
に、DIEA(3g、23.5mmol)及び塩化メタンスルホニル(2.46g、21
.5mmol)を添加した。反応混合物を0℃で1時間、次に室温で1.5時間撹拌した
。混合物を水中に注ぎ、DCM中に抽出した。有機層を分離し、水、生理食塩水で洗浄し
、無水Na2SO4で乾燥させ、濃縮して標記化合物を得た。(3.72mg、定量)。
【0523】
工程B:4-(3-メチル-4-ニトロフェノキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン。テ
トラヒドロ-2H-ピラン-4-イルメタンスルホネート(3.53g、19.6mmo
l)をDMF(40mL)に溶解し、続いてCs2CO3(9.57g、29.4mmo
l)及び3-メチル-4-ニトロフェノール(3g、19.6mmol)を添加した。混
合物を120℃で3時間撹拌した後、混合物を室温まで冷却し、水で希釈し、EAに抽出
した。合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、濃縮した後、DCM/MeOHを用いたク
ロマトグラフィにより精製して、目的化合物を白色の固体として得た。(2.87g、6
2%)MS(ESI):C12H15NO4の質量計算値、237.1;m/z実測値、
238.3[M+H]+。
【0524】
工程C:2-メチル-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)アニ
リン。メタノール(20mL)中、陽圧水素ガスによって、室温で18時間、4-(3-
メチル-4-ニトロフェノキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン(1.1g、4.6mmo
l)をパラジウム炭素(25mg、0.2mmol)で処理した。セライトのパッドで濾
過し、濃縮した後、標記化合物を単離して褐色の固体を得た。(0.81g,84%)M
S(ESI):C12H17NO2の質量計算値、207.1;m/z実測値、208.
1[M+H]+。
【0525】
工程D:2-クロロ-4-(2-メチル-4-テトラヒドロピラン-4-イルオキシア
ニリノ)ピリジン-3-カルボニトリル。2-メチル-4-((テトラヒドロ-2H-ピ
ラン-4-イル)オキシ)アニリン(0.81g、3.9mmol)、2-クロロ-4-
ヨードニコチノニトリル(1.3g、5.1mmol)、Cs2CO3(2.54g、7
.8mmol)、DPEPhos(0.42g、0.8mmol)、Pd(OAc)2(
87.5mg、0.4mmol)を1,4-ジオキサン(30mL)に溶解した。混合物
を80℃で終夜撹拌した。フラッシュクロマトグラフィ(PE/EA)により標記化合物
を精製して黄色の固体を得た。(1.03g、80%)MS(ESI):C18H18C
lN3O2の質量計算値、343.1;m/z実測値、344.1[M+H]+。
【0526】
中間体32:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボニルクロリ
ド。
【0527】
【0528】
無水DCM(20mL)中の5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボン酸(中間体27)(500mg、1.2mmol)の溶液にDMFを2滴添加し、
0℃に冷却した。次に、オキサリルジクロリド(762mg、6mmol)をゆっくり添
加し、40℃で終夜撹拌し、濃縮乾固し、更なる精製又は収率判定を行わずに、残渣を次
の工程で使用した。
【0529】
中間体33:(Z)-3-アセトアミドプロパ-2-エン酸。
【0530】
【0531】
工程A:エチル(Z)-3-アセトアミドプロペ-2-エノエート。トルエン(15m
L)中のエチルプロピ-2-エノエート(1.246g、12.70mmol)、アセト
アミド(500mg、8.5mmol)、TFA(4.8g、42mmol)及びNaO
Ac(1.46g、16.9mmol))の溶液に、N2下で室温でPd(OAc)2(
95mg、0.42mmol)を添加し、70℃で終夜撹拌し、濃縮乾固し、フラッシュ
カラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を油状物として得た(470mg、収率
35%)。
【0532】
工程B:(Z)-3-アセトアミドプロパ-2-エン酸。THF/H2O(1/1)中
のエチル(Z)-3-アセトアミドプロペ-2-エノエート及びLiOH・H2Oの溶液
を50℃で1時間撹拌し、次に溶液を1MのHClで酸性化し、EtOAcで抽出し、有
機層を合わせ、濃縮乾固して、標記化合物を得、これを更に精製することなく次の工程で
使用した。
【0533】
中間体34:2-クロロ-4-((4-シクロブトキシ-2-メチルフェニル)アミノ
)ニコチノニトリル。
【0534】
【0535】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~Cを使用し、工程Aにおいてフ
ェノール及び5-フルオロ-2-ニトロトルエンの代わりに、3-メチル-4-ニトロ-
フェノール及びブロモシクロブタンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI)
:C17H16ClN3Oの質量計算値、313.1;m/z実測値、314.0[M+
H]+。
【0536】
中間体35:(4-フェノキシフェニル)メタンアミン。
【0537】
【0538】
4-フェノキシベンズアルデヒド(2.0g、10mmol)、ヒドロキシルアミン塩
酸塩(700mg、10mmol)、EtOH(20mL)及び水(1mL)の溶液を室
温で終夜撹拌した。反応混合物に10NのHCl(1mL)及びPd/C(炭素上10%
、320mg)を添加し、水素下で30分間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過し、
濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白
色の固体として得た(1.5g、収率75%)。
【0539】
中間体36:(R)-5-(*S)(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0540】
【0541】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~H(*Sアトロプ異性体を得る
ための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)を使用し、工程Gにおけるtert-ブチル
(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わ
りに、tert-ブチル(3R)-3-アミノシクロペンタンカルボキシレートを使用し
て、標記化合物を調製した。MS(ESI):C26H23N5O3Sの質量計算値、4
85.2;m/z実測値、486.1[M+H]+。
【0542】
中間体37:(E)-4-メチルスルファニルブタ-2-エン酸。
【0543】
【0544】
工程A:メチル(E)-4-メチルスルファニルブテ-2-エノエート。MeCN(5
0mL)中のメチル(E)-4-ブロモブテ-2-エノエート(1.507g、8.41
8mmol)の溶液に、水(4mL)中の15% NaSMe水溶液(0.59g、8.
4mmol)を-40℃で添加した。得られた混合物を0℃で1時間かけて加温した。反
応物をEtOAcと水との間に分散させ、有機層を回収し、濃縮乾固させて、標記化合物
を得(1.231g、収率100.0%)、更に精製することなく次の工程に使用した。
【0545】
工程B:(E)-4-メチルスルファニルブタ-2-エン酸。THF(15mL)及び
水(15mL)中のメチル(E)-4-メチルスルファニルブテ-2-エノエート(1.
231g、8.418mmol)及びLiOH・H2O(1.413g、33.67mm
ol)の溶液を室温で6時間撹拌した。1MのHCl水溶液を使用して、反応物をpH=
3に調整し、EtOAcと水との間に分散させた。有機層を回収し、濃縮乾固させて、標
記化合物を得(0.556g、収率50.0%)、更に精製することなく次の工程に使用
した。
【0546】
中間体38:(Z)-4-[tert-ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]-2-
フルオロ-ブタ-2-エン酸。
【0547】
【0548】
工程A:エチル2-ジエトキシホスホリル-2-フルオロ-アセテート。亜燐酸トリエ
チル(13mL)中のエチル2-ブロモ2-フルオロアセテート(5.0g、27mmo
l)の溶液を130℃で23時間加熱した。得られた混合物を減圧下(1.4mbar、
75~110℃)で蒸留して、標記化合物を黄色がかった油状物(6.0g、92%)と
して得た。
【0549】
工程B:(Z)-4-[tert-ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]-2-フル
オロ-ブタ-2-エン酸。エチル2-(ジエトキシホスホリル)-2-フルオロアセテー
ト(2.0g、8.3mmol)をTHF(5mL)に入れ、氷浴中で0℃に冷却した。
次に、NaH(198mg、8.26mmol)を添加し、0℃で30分間撹拌した。反
応混合物にtert-ブチルN-メチル-N-(2-オキソエチル)カルバメート(0.
579g、3.34mmol)をゆっくり添加し、反応混合物を2時間かけて室温に加温
した。DCM及び水を添加して、反応をクエンチした。有機層を回収し、生理食塩水で洗
浄し、無水MgSO4で乾燥させ、濃縮乾固させた。残渣をジオキサン(5mL)及び水
(5mL)に溶解し、NaOH(1.321g、33.03mmol)を添加して、室温
で10分間反応させた。混合物を2MのHClでpH~2に酸性化し、DCMで抽出した
。有機相を生理食塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、濃縮乾固させ、標記化合物
を得た(500mg、26%)。
【0550】
中間体39:(E/Z)-2-クロロ-3-シクロプロピル-プロパ-2-エン酸。
【0551】
【0552】
工程A:エチル2,2-ジクロロ-2-ジエトキシホスホリル-アセテート。次亜塩素
酸ナトリウム(185mL)の5%溶液を3NのHCl(10mL)でpH7.1に調整
し、激しく撹拌しながらエチル2-ジエトキシホスホリルアセテート(5.60g、25
.0mmol)を0℃で30分かけて滴下した。添加が完了した後、混合物を室温で5分
間撹拌し、ヘキサンで抽出した。反応混合物を濃縮乾固させて、標記化合物を無色の油状
物として得た(0.86g、収率12%)。
【0553】
工程B:エチル2-クロロ-2-ジエトキシホスホリル-アセテート。EtOH(6m
L)中の2,2-ジクロロ-2-ジエトキシホスホリル-アセテート(0.86g、2.
9mmol)の溶液を0℃まで冷却した。水(20mL)中の亜硫酸ナトリウム(0.7
4g、5.9mmol)の溶液を、温度が約15℃に保たれるような速度で添加した。添
加の終了後、濁った溶液を室温で20分間撹拌した後、クロロホルム(4×15mL)で
抽出した。合わせた抽出物を無水MgSO4で乾燥させ、濃縮乾固させ、標記化合物を黄
色の油状物として得た(0.47g、収率62%)。
【0554】
工程C:エチル(E/Z)-2-クロロ-3-シクロプロピル-プロペ-2-エノエー
ト。0℃のTHF(10mL)中のNaH(油中60%、87mg、3.6mmol)の
溶液に、2-クロロ-2-ジエトキシホスホリル酢酸エチル(0.47g、1.8mmo
l)を滴下し、0℃で1時間撹拌した。次に、シクロプロパンカルバルデヒド(127m
g、1.82mmol)を滴下し、0℃で1時間撹拌した。混合物を飽和NH4Clでク
エンチし、EtOAcで抽出し、生理食塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、濃縮
乾固させ、標記化合物を黄色の液体として得た(0.24g、収率76%)。
【0555】
工程D:(E/Z)-2-クロロ-3-シクロプロピル-プロパ-2-エン酸。ジオキ
サン(5mL)及び水(5mL)中のエチル(EZ)-2-クロロ-3-シクロプロピル
-プロペ-2-エノエート(0.24g、1.4mmol)の溶液に、KOH(0.38
5g、6.87mmol)を添加し、混合物を60℃で2時間撹拌した。混合物のpHを
約2に調整し、EtOAcで抽出し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固さ
せて標記化合物を明黄色の液体として得(0.13g、収率65%)、それを次の工程で
直接使用した。
【0556】
中間体40:4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボニルクロリド。
【0557】
【0558】
撹拌棒を備えた50mLフラスコに、4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
ン酸(中間体58)(1.0g、2.5mmol)及び塩化チオニル(10.0mL、1
37mmol)を添加し、砂浴で1時間加熱還流した。反応混合物を濃縮乾固し、DCM
を添加し、反応物を濃縮乾固して、標記化合物(1.046g、収率100.0%)を得
、これを更に精製することなく使用した。
【0559】
中間体41:(R)-5-(2-メチル-4-(2,3,4,5,6-ペンタジュウテ
リオフェノキシ)フェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0560】
【0561】
実施例1の方法1、工程A~Hに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Aにお
いてフェノールの代わりに2,3,4,5,6-ペンタジュウテリオフェノールを使用し
、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリ
ジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジ
ン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
【0562】
中間体42:(E)-3-シクロプロピル-2-メチル-プロパ-2-エン酸。
【0563】
【0564】
工程A:エチル(E)-3-シクロプロピル-2-メチル-プロペ-2-エノエート。
THF(30mL)中のエチル2-ジエトキシホスホリルプロパノエート(2.38g、
10.0mmol)の溶液を-78℃に冷却し、n-BuLi(2.4N、4.58mL
)を滴下し、-78℃で1時間撹拌した。次に、シクロプロパンカルバルデヒド(0.7
0g、10mmol)を滴下し、-78℃で1時間撹拌した。混合物を飽和NH4Cl水
溶液でクエンチし、EtOAcで抽出し、生理食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥
させ、濃縮乾固させ、標記化合物を黄色の液体として得た(1.13g、収率73.3%
)。MS(ESI):C9H14N2Oの質量計算値、154.1;m/z実測値、15
5.1[M+H]+。
【0565】
工程B:(E)-3-シクロプロピル-2-メチル-プロパ-2-エン酸。ジオキサン
(15mL)及び水(15mL)中のエチル(E)-3-シクロプロピル-2-メチル-
プロペ-2-エノエート(1.13g、7.33mmol)の溶液に、KOH(2.05
6g、36.64mmol)を添加し、混合物を60℃で2時間撹拌した。混合物のpH
を約2に調整した後、EtOAcで抽出し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮
乾固させて標記化合物を明黄色の固体として得(0.77g、収率83%)、それを次の
工程で直接使用した。MS(ESI):C7H10N2Oの質量計算値、126.1;m
/z実測値、127.1[M+H]+。
【0566】
中間体43:1-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリジル]-2-(ジメチルアミノ
)エタノン。
【0567】
【0568】
工程A:tert-ブチルN-[(3R)-1-[2-(ジメチルアミノ)アセチル]
-3-ピペリジル]カルバメート。DMF(5mL)中のtert-ブチル(3R)-3
-アミノピペリジン-1-カルボキシレート(400mg、2.0mmol)、2-(ジ
メチルアミノ)酢酸(226mg、2.19mmol)、HATU(911mg、2.4
0mmol)、及びトリエチルアミン(0.557mL、4.00mmol)の溶液を室
温で終夜撹拌し、次に水に注いだ。混合物をEtOAcで抽出し、合わせた有機層を生理
食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過して、濃縮乾固させて、標記化合物
を黄色の油状物として得た(399mg、70%)。
【0569】
工程B:1-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリジル]-2-(ジメチルアミノ)エ
タノン。MeOH(2mL)中の2MのHCl中のtert-ブチルN-[(3R)-1
-[2-(ジメチルアミノ)アセチル]-3-ピペリジル]カルバメート(200mg、
0.70mmol)の溶液を室温で終夜撹拌した。反応物を濃縮乾固し、残渣を更に生成
することなく次の工程で使用した(150mg、定量)。MS(ESI):C9H19N
3Oの質量計算値、185.2;m/z実測値、186.1[M+H]+。
【0570】
中間体44:(E)-2-シアノ-4,4-ジメチル-ペンタ-2-エン酸又は(E)
-2-シアノ-4,4-ジメチルペンタ-2-エン酸。
【0571】
【0572】
トルエン中の2-シアノ酢酸(1.70g、20mmol)、ピバルアルデヒド(1.
72g、20mmol)及びNH4OAc(60mg、0.8mmol)の撹拌溶液を加
熱して、ディーン・スターク還流で水を除去した。水の生成が終わると、混合物を室温に
冷却し、減圧下で濃縮して、標記生成物を黄色の固体として得た(2.13g、収率69
%)。
【0573】
中間体45:1-ブロモ-2-フルオロ-5-メチル-4-ニトロベンゼン。
【0574】
【0575】
DCE(10mL)中の4-ブロモ-5-フルオロ-2-メチルアニリン(10.2g
、50mmol)及び3-クロロベンゼンカルボペルオキソ酸(34.5g、200mm
ol)の溶液を窒素のもと還流下で2時間撹拌した。室温まで冷却した後、混合物をDC
Mと飽和Na2SO3水溶液との間に分配した。有機層を回収し、濃縮乾固させ、フラッ
シュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を褐色の油状物として得た(7.0
2g、収率60.0%)。
【0576】
中間体46:[1,1’-ビフェニル]-3-アミン。
【0577】
【0578】
MeOH(150mL)中のフェニルボロン酸(12.193g、100.00mmo
l)の溶液に、Na2CO3(21.198g、200.00mmol)及び3-ブロモ
アニリン(17.202g、100.00mmol)を続けて添加し、次にPd(OAc
)2(562mg、2.50mmol)を添加し、黒色の懸濁液が現れるまで反応物を加
熱還流した。反応物を室温まで冷却し、MeOHで希釈し、黒色の沈殿物を濾過により除
去した。濾液を濃縮乾固させ、残渣を水及びDCMに添加した。有機相を回収し、無水N
a2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させて、標記化合物を褐色の油状物として得た
(18.373g、収率100.00%)。MS(ESI):C12H11Nの質量計算
値、169.22;m/z実測値、170.0[M+H]+。
【0579】
中間体:47:3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)アニリン。
【0580】
【0581】
工程A:3-(3,6-ジヒドロ-2H-ピラン-4-イル)アニリン。ジオキサン(
6.1mL)及び0.5MのK3PO4H2O(12.2mL)中の3-ブロモアニリン
(0.9mL、8.10mmol)、3,6-ジヒドロ-2H-ピラン-4-ボロン酸ピ
ナコールエステル(5.11g、24.3mmol)及びX-phos-パラジウム前駆
触媒生成物1(163mg、0.203mmol)の溶液を90℃で16時間撹拌した。
反応混合物を濃縮乾固させ、残渣をFCC(SiO2、0~10% MeOH(2NのN
H3)/DMC)で精製して、標記化合物(320mg、17%)を得た。
【0582】
工程B:3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)アニリン。MeOH:DCM
(1:1)(97mL)中の3-(3,6-ジヒドロ-2H-ピラン-4-イル)アニリ
ン(2.0g、4.87mmol)の溶液をH-cube(登録商標)水素化フローリア
クタ(80℃、1気圧、1.5mL/分、10% Pd/Cで再循環)に16時間通過さ
せた。溶液を濃縮した後に精製し(FCC、EtOAc-ヘキサン)、標記化合物を白色
の固体として得た(548mg、63%)。MS(ESI):C21H21N5O2Sの
質量計算値、407.1;m/z実測値、408[M+H]+。
【0583】
中間体48:3-メチル-2-フェニルピリジン-4-アミン。
【0584】
【0585】
工程A:3-メチル-2-フェニルピリジン-4-アミン。ジオキサン(60mL)中
で、4-ブロモ-2-クロロ-3-メチルピリジン(2.20g、10.7mmol)、
tert-ブチルカルバメート(1.248g、10.66mmol)、Pd(dppf
)Cl2(435mg、0.533mmol)、Xantphos(616mg、1.0
7mmol)、及びCs2CO3(6.926g、21.31mmol)の溶液をN2下
で終夜還流加熱した。反応物を濃縮乾固させ、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィ
で精製して、白色の固体を得、これを次の工程で直接使用した。
【0586】
工程B:3-メチル-2-フェニルピリジン-4-アミン。3-メチル-2-フェニル
ピリジン-4-アミンをジオキサンに溶解し、H2O、Pd(dppf)Cl2(435
mg、0.533mmol)、及びNa2CO3(2.259g、21.31mmol)
を添加し、還流下で終夜撹拌した。反応物を濃縮乾固させ、残渣をフラッシュカラムクロ
マトグラフィで精製して、黄色の固体を得た。この黄色の固体をHCl及びMeOHに溶
解し、60℃で30分間撹拌した。次に、1MのNaOHを添加し、EtOAcで抽出し
(30mL×3)、濃縮乾固させて、標記化合物を淡黄色の固体として得た(700mg
、収率36%)。MS(ESI):C12H12N2の質量計算値、184.24;m/
z実測値、185.1[M+H]+。
【0587】
中間体49:2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-アミン。
【0588】
【0589】
工程A:2-メチル-3-ニトロ-6-フェノキシピリジン。6-クロロ-2-メチル
-3-ニトロピリジン(50.1g、290mmol)及びCH3CN(230mL)を
含む丸底フラスコを0℃で冷却した。フェノール(41.0g、436mmol)に続け
て、Cs2CO3(148g、454mmol)を添加した。反応混合物を室温まで加温
し、15時間撹拌した。混合物を2リットルの三角フラスコに移し、次に水で希釈して全
容量を1.8Lとした。得られた懸濁液を室温で10分間撹拌し、次に固体を濾過により
単離し、水で濯ぎ、乾燥させて、標記化合物を褐色の固体として得た(64.7g、収率
97%)。MS(ESI):C12H10N2O3の質量計算値、230.07;m/z
実測値、231.0[M+H]+。
【0590】
工程B:2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-アミン。2-メチル-3-ニトロ
-6-フェノキシピリジン(64.7g、281mmol)を含む丸底フラスコをEtO
H(500mL)、及びEtOH(300mL)中の10% Pd/C(4.17g)の
懸濁液で処理した。混合物を真空下で脱気し、H2雰囲気に通気した。反応物を室温で7
時間激しく撹拌した。反応混合物をセライトで濾過し、濾液を約400mLまで濃縮し、
次に全容量が1.5Lになるまでゆっくりと水を添加した。得られた沈殿物を濾過し、濾
過ケーキを水で濯ぎ、次に真空下で乾燥させて、標記化合物をオフホワイトの固体として
得た(50.5g、90%)。MS(ESI):C12H12N2Oの質量計算値、20
0.09;m/z実測値、201.0[M+H]+。
【0591】
中間体50:(2R)-1-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリジル]-3-メトキ
シ-2-メチル-プロパン-1-オン。
【0592】
【0593】
工程A:tert-ブチルN-[(3R)-1-[(2S)-2-ヒドロキシプロパノ
イル]-3-ピペリジル]カルバメート。DMF(3mL)中の(2R)-3-ヒドロキ
シ-2-メチル-プロパン酸(78mg、0.75mmol)、HATU(342mg、
0.90mmol)、及びトリエチルアミン(0.157mL、1.12mmol)の溶
液に、tert-ブチルN-[(3R)-3-ピペリジル]カルバメートを添加し、反応
物を室温で終夜撹拌した。反応混合物をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、
標記化合物を無色の液体として得た(138mg、68%)。
【0594】
工程B:tert-ブチルN-[(3R)-1-[(2R)-3-メトキシ-2-メチ
ル-プロパノイル]-3-ピペリジル]カルバメート。tert-ブチルN-[(3R)
-1-[(2S)-2-ヒドロキシプロパノイル]-3-ピペリジル]カルバメート(1
28mg、0.447mmol)、Ag2O(311mg、1.34mmol)、MeI
(1mL)、及びDCM(2mL)の溶液にN2をスパージし、40℃で3日間撹拌した
。混合物をセライトのパッドで濾過し、濃縮乾固させて、標記化合物を得(121mg、
91%)、更に精製することなく次の工程で使用した。
【0595】
工程C:(2R)-1-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリジル]-3-メトキシ-
2-メチル-プロパン-1-オン。MeOH(2mL)中の2MのHClの溶液に、te
rt-ブチルN-[(3R)-1-[(2R)-3-メトキシ-2-メチル-プロパノイ
ル]-3-ピペリジル]カルバメート(121mg、0.403mmol)を添加した。
反応混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を濃縮乾固させ、標記化合物を得(73m
g、90%)、更に精製することなく次の工程に使用した。MS(ESI):C10H2
0N2O2の質量計算値、200.2;m/z実測値、201.2[M+H]+。
【0596】
中間体51:3-メチル-5-フェノキシ-ピラジン-2-アミン。
【0597】
【0598】
ジオキサン(5mL)中の5-ブロモ-3-メチル-ピラジン-2-アミン(1000
mg、5.32mmol)、フェノール(650mg、6.91mmol)、Cs2CO
3(2600mg、7.98mmol)、CuI(203mg、1.06mmol)及び
N、N-ジメチルグリシン(110mg、1.06mmol)の溶液を脱気し、N2下で
90℃まで12時間加熱した。室温まで冷却した後、混合物をEtOAc(100mL)
及び水(100mL)で抽出し、有機相を回収した。水層をEtOAc(100mL)で
再抽出し、合わせた有機層を無水MgSO4で乾燥させ、濃縮乾固させた。残渣をフラッ
シュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の油状物として得た(533
mg、収率49.8%)。MS(ESI):C11H11N3Oの質量計算値、201.
1;m/z実測値、202.1[M+H]+。
【0599】
中間体52:(E)-4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-フルオロ-
ブタ-2-エン酸。
【0600】
【0601】
工程A:エチル(E)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2-フル
オロブテ-2-エノエート。THF(5mL)中のエチル2-(ジエトキシホスホリル)
-2-フルオロアセテート(500mg、2.07mmol)の溶液を氷-バッチ中で0
℃に冷却し、NaH(60%、50.0mg、2.07mmol)を添加して、30分間
撹拌した。反応混合物にtert-ブチル(2-オキソエチル)カルバメートをゆっくり
添加し、反応混合物を室温まで加温し、2時間撹拌した。反応物をDCM及び水で後処理
した。有機層を生理食塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、濃縮乾固して、標記化
合物を得た。
【0602】
工程B:(E)-4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-フルオロ-ブタ
-2-エン酸。中間体エチル(E)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)
-2-フルオロブテ-2-エノエートをジオキサン(5mL)及び水(5mL)に溶解し
、NaOHを添加し、10分間反応させた。混合物を2MのHClでpH~2に酸性化し
、DCMで抽出した。有機物を生理食塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、濃縮乾
固させ、標記化合物を白色の固体として得た(210mg、収率46%)。
【0603】
中間体53:(Z)-4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-クロロ-ブ
タ-2-エン酸。
【0604】
【0605】
工程A:エチル(Z)-4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-クロロ-
ブテ-2-エノエート。NaH(60%、0.186g、7.73mmol)及びTHF
(15mL)の溶液を0℃に冷却し、エチル2-クロロ-2-ジエトキシホスホリル-ア
セテート(1.0g、3.9mmol)を滴下し、0℃で1時間撹拌した。次に、ter
t-ブチルN-(2-オキソエチル)カルバメート(0.615g、3.87mmol)
を滴下し、0℃で1時間撹拌した。混合物を飽和NH4Cl水溶液でクエンチし、EtO
Acで抽出し、生理食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濃縮乾固させ、標記
化合物を黄色の液体として得た(0.59g、収率58%)。
【0606】
中間体B:(Z)-4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-クロロ-ブタ
-2-エン酸。ジオキサン(10mL)及びH2O(10mL)中のエチル(Z)-4-
(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-クロロ-ブテ-2-エノエート(0.5
90g、2.24mmol)の溶液に、KOH(0.628g、11.2mmol)を添
加し、混合物を60℃で2時間撹拌した。混合物のpHを約2に調整し、EtOAcで抽
出し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させて標記化合物を明黄色の液体
として得(0.37g、収率70%)、それを次の工程で直接使用した。
【0607】
中間体54:4-オキソ-5-(o-トリル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸。
【0608】
【0609】
実施例1の方法1、工程C~Fを使用し、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシ
アニリンの代わりにo-トルイジンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI)
:C16H11N3O3Sの質量計算値、325.1;m/z実測値、326.0[M+
H]+。
【0610】
中間体55:5-(4-メトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸。
【0611】
【0612】
実施例1の方法1、工程C~Fを使用し、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシ
アニリンの代わりに4-メトキシ-2-メチルアニリンを使用して、標記化合物を調製し
た。MS(ESI):C17H13N3O4Sの質量計算値、355.1;m/z実測値
、356.0[M+H]+。
【0613】
中間体56:2-アミノ-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4(5H)-オン。
【0614】
【0615】
工程A:tert-ブチル(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イ
ル)カルバメート。5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(
中間体16)(200mg、0.479mmol)を、再蒸留した塩化チオニル(0.5
0mL)中で還流下で5時間加熱した。塩化チオニルを減圧下で除去し、残渣を乾燥アセ
トン(2mL)に溶解し、0℃に冷却し、撹拌しながらアジ化ナトリウム(500mg、
7.69mmol)を滴下し、10分かけて溶液を20℃まで加温した。反応物を水で希
釈し、EtOAcで抽出し、溶媒を減圧下で除去した。残渣をt-ブチルアルコール(3
7.5mL)に溶解し、還流下で5時間加熱した。反応混合物を濃縮乾固させて、標記化
合物を得た(180mg、収率53.9%)。MS(ESI):C26H24N4O4S
の質量計算値、488.56;m/z実測値、489.0[M+H]+。
【0616】
工程B:2-アミノ-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4(5H)-オン。DCM(10mL)中のt
ert-ブチル(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)カルバメ
ート(180mg、0.258mmol)の溶液に、2,6-ルチジン(166mg、1
.55mmol)及びトリメチルシリルトリフルオロメタンスルホネート(344mg、
1.55mmol)を添加し、20℃で2時間撹拌した。氷浴中のNaHCO3を添加し
て、反応をクエンチした。有機層を分離し、水層を酢酸エチル(2×50mL)で抽出し
た。有機層を合わせ、生理食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過して、濃縮乾固
した。残渣を分取HPLC(カラム:YMC-Actus Triart C18 15
0×30mm、5μm、移動相A:水(0.075% TFA(水溶液)、V/V;B:
アセトニトリル、A中のB:35%~65%、流速:35mL/分)により精製して、標
記化合物を得た(40mg、収率28%)。MS(ESI):C21H16N4O2Sの
質量計算値、388.1;m/z実測値、389.1[M+H]+。
【0617】
中間体57:5-(3-ブロモフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸。
【0618】
【0619】
実施例1の方法1、工程C~Fを使用し、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシ
アニリンの代わりに3-ブロモアニリンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ES
I):C15H8BrN3O3Sの質量計算値、388.9;m/z実測値、390.2
[M+H]+。
【0620】
中間体58:4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸。
【0621】
【0622】
実施例1の方法1、工程A~Fを使用し、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニトロト
ルエンの代わりに4-フルオロニトロベンゼンを使用して、標記化合物を調製した。MS
(ESI):C21H13N3O4Sの質量計算値、403.1;m/z実測値、404
.0[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO-d6):δ 8.36(d
,J=5.5Hz,1H),7.52-7.42(m,4H),7.25-7.11(m
,6H),6.09(d,J=5.5Hz,1H)。
【0623】
中間体59:4-オキソ-5-(3-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸。
【0624】
【0625】
実施例1の方法1、工程C~Fを使用し、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシ
アニリンの代わりに3-フェノキシアニリンを使用して、標記化合物を調製した。MS(
ESI):C21H13N3O4Sの質量計算値、403.1;m/z実測値、404.
1[M+H]+。
【0626】
中間体60:4-オキソ-5-(5-フェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸。
【0627】
【0628】
工程A:2-ニトロ-5-フェノキシピリジン。5-ブロモ-2-ニトロピリジン(3
00g、1480mmol)及びDMSO(1200mL)を含む丸底フラスコをフェノ
ール(167g、1770mmol)、続いてCs2CO3(722g、2220mmo
l)で処理した。反応混合物を50℃で4時間撹拌した。混合物を氷水(5L)を入れた
フラスコに移した。得られた沈殿物を濾過により回収し、水で濯ぎ、真空下で70℃で乾
燥させて、標記化合物を灰色の固体として得た(230g、収率72%)。MS(ESI
):C11H8N2O3の質量計算値、216.05;m/z実測値、217.0[M+
H]+。
【0629】
工程B:5-フェノキシピリジン-2-アミン。MeOH(1.5L)中の2-ニトロ
-5-フェノキシピリジン(100g、463mmol)の溶液に、10% Pd-C(
10g)を添加した。反応混合物をH2雰囲気下、室温で24時間撹拌した。混合物を濾
過し、濾液を濃縮乾固させ、標記化合物を黄色の固体として得た(85g、収率99%)
。MS(ESI):C11H10N2Oの質量計算値、186.08;m/z実測値、1
87.1[M+H]+。
【0630】
工程C:メチル3-アミノ-4-((5-フェノキシピリジン-2-イル)アミノ)チ
エノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート。2-クロロ-4-ヨードピリジン
-3-カルボニトリル(148g、559mmol)及び5-フェノキシピリジン-2-
アミン(80.0g、430mmol)を含む丸底フラスコに、Pd(OAc)2(9.
62g、43.0mmol)を添加し、続けてビス(2-ジフェニルホスフィノフェニル
)エーテル(DPEphos、46.2g、85.9mmol)及び炭酸セシウム(35
0.0g、107.0mmol)を添加した。反応混合物を1,4-ジオキサン(2L)
で処理し、容器をN2でパージし、次に105℃で3時間撹拌した。メチル2-スルファ
ニルアセテート(68.4g、644mmol)を添加し、反応物を105℃で更に16
時間加熱した。反応混合物を濾過し、濾液を濃縮乾固し、残渣をMeOH(800mL)
で処理した。得られた固体を濾過によって単離し、真空下で乾燥させ、標記化合物を黄色
の固体として得た(130g、77%)。MS(ESI):C20H16N4O3Sの質
量計算値、392.09;m/z実測値、393.2[M+H]+。
【0631】
工程D:メチル4-オキソ-5-(5-フェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸。丸底
フラスコに、メチル3-アミノ-4-(5-フェノキシピリジン-2-イル)アミノ)チ
エノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(28.3g、72.1mmol)
、カルボニルジイミダゾール(58.5g、361mmol)、及び1,4-ジオキサン
(200mL)を添加した。反応物を還流下で16時間加熱した。次に、反応混合物を濃
縮乾固し、残渣をMeOH(200mL)で処理した。得られた沈殿物を濾過により回収
し、冷MeOHで濯ぎ、真空下で乾燥させて、標記化合物を黄色の固体として得た(21
.0g、収率70%)。MS(ESI):C21H14N4O4Sの質量計算値、418
.07;m/z実測値、419.0[M+H]+。
【0632】
工程E:4-オキソ-5-(5-フェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸。丸底フラス
コに、メチル4-オキソ-5-(5-フェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレート(2
0.0g、47.8mmol)、水酸化リチウム(20.0g、476mmol)、TH
F(250mL)、MeOH(100mL)、及び水(100mL)を添加した。反応混
合物を80℃で4時間撹拌した。混合物を濃縮乾固し、H2O(100mL)で希釈した
。1MのHClでpHを1に調整し、沈殿物を濾過し、乾燥させて、標記化合物を黄色の
固体として得た(18.0g、収率93%)。MS(ESI):C20H12N4O4S
の質量計算値、404.06;m/z実測値、405.0[M+H]+。
【0633】
中間体61:4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(o-トリル)-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド。
【0634】
【0635】
実施例1の方法1、工程G~Hを使用し、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボン酸及びtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ
ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、4-オキソ-5-(o-トリル)-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸
(中間体54)及びtert-ブチル-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを
使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C21H21N5O2Sの質量計算
値、407.1;m/z実測値、408.1[M+H]+。
【0636】
中間体62:5-(2-メチル-3-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸。
【0637】
【0638】
実施例1の工程1の工程A~Fを使用し、工程Aにおいて4-フルオロ-2-メチル-
1-ニトロベンゼンの代わりに1-ブロモ-2-メチル-3-ニトロベンゼンを使用して
、標記化合物を調製した。MS(ESI):C22H15N3O4Sの質量計算値、41
7.1;m/z実測値、418.0[M+H]+。
【0639】
中間体63:(*R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
ン酸。
【0640】
【0641】
実施例1の方法1、工程A~F(*Rアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C22H15N
3O4Sの質量計算値、417.1;m/z実測値、418.0[M+H]+。
【0642】
中間体64:5-(2-メチル-5-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸。
【0643】
【0644】
工程A:1-メチル-2-ニトロ-4-フェノキシベンゼン。DCM中の4-メチル-
3-ニトロフェノール(3.06g、20mmol)、フェニルボロン酸(4.88g、
40mmol)、Cu(AcO)2(5.20g、40mmol)及び4A MS(1.
5g)の混合物を酸素下で終夜室温で撹拌した後、反応物を濾過し、濃縮した。粗生成物
を、PE/EAで溶離するISCOを使用して精製して、標記化合物(3.16g、67
%)を得た。
【0645】
工程B:5-(2-メチル-5-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸。実施例1
の方法1、工程B~Fを使用し、工程Bにおいて2-メチル-1-ニトロ-4-フェノキ
シベンゼンの代わりに1-メチル-2-ニトロ-4-フェノキシベンゼンを使用して、標
記化合物を調製した。MS(ESI):C22H15N3O4Sの質量計算値、417.
1;m/z実測値、418.0[M+H]+。
【0646】
中間体65:5-(2-フルオ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸。
【0647】
【0648】
中間体64、工程A~Bと同様の条件を使用して、4-メチル-3-ニトロフェノール
の代わりに3-フルオロ-4-ニトロフェノールを使用して、標記化合物を調製した。M
S(ESI):C21H12FN3O4Sの質量計算値、421.1;m/z実測値、4
22.0[M+H]+。
【0649】
中間体66:5-(4-メトキシフェノキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N
-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0650】
【0651】
実施例1の方法1、工程Gを使用し、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボン酸及びtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペ
リジン-1-カルボキシレートの代わりに、5-(4-メトキシ-2-メチルフェニル)
-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボン酸(中間体55)及びtert-ブチル-3-アミノピペリジン-1-
カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C22H23N
5O3Sの質量計算値、437.2;m/z実測値、438.1[M+H]+。
【0652】
中間体67:5-(4-(2-メトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボン酸。
【0653】
【0654】
工程A:メチル5-(4-ブロモ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレート。
実施例1の方法1、工程C~Eを使用し、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシア
ニリンの代わりに4-ブロモ-2-メチルアニリンを使用して、標記化合物を黄色の固体
として調製した。
【0655】
工程B:メチル5-(4-(2-メトキシフェノキシ-2-メチルフェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキシレート。NMP(10mL)中のメチル5-(4-ブロモ-2-メチルフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキシレート(1.0g、2.2mmol)、2-メトキシフェノール
(1.1g、8.9mmol)、Cs2CO3(1.4g、4.4mmol)、CuCl
(44mg、0.44mmol)、キノリン-8-オール(64mg、0.44mmol
)の混合物を封止管中、165℃で35分間撹拌した。次に、PE/EAで溶離するフラ
ッシュカラムクロマトグラフィにより精製して、標記化合物を灰色の固体として得た(6
34mg、収率62%)。
【0656】
工程C:5-(4-(2-メトキシフェノキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
ン酸。実施例1の方法1、工程Fを使用して、メチル5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキシレートの代わりに、メチル5-(4-(2-メトキシフェ
ノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレートを使用して、標記化合物を灰
色の固体として調製した。MS(ESI):C23H17N3O5Sの質量計算値、44
7.1;m/z実測値、448.0[M+H]+。
【0657】
中間体68:メチル5-(3-クロロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシ
レート。
【0658】
【0659】
工程A:3-クロロ-4-フェノキシアニリン。実施例1の方法1、工程A~Bに記載
されるものと同様の条件を使用して、標記化合物を得るために、工程Aにおいて5-フル
オロ-2-ニトロトルエンの代わりに、2-クロロ-1-フルオロ-4-ニトロベンゼン
を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C12H10ClNOの質量計算
値、219.67;m/z実測値、220.1[M+H]+。
【0660】
工程B:メチル5-(3-クロロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレー
ト。実施例534、工程Aに記載されるものと同様の条件を使用して、3-シクロブチル
アニリン及びtert-ブチル(3R)-3-[(2-スルファニルアセチル)アミノ]
ピペリジン-1-カルボキシレート(中間体22)の代わりに、3-クロロ-4-フェノ
キシアニリン及びメチル2-スルファニルアセテートを使用して、標記化合物を調製した
。MS(ESI):C12H10ClNOの質量計算値、219.0;m/z実測値、2
20.1[M+H]+。
【0661】
中間体69:5-(4-メトキシベンジル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸。
【0662】
【0663】
実施例1の方法1、工程C~Fを使用し、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシ
アニリンの代わりに(4-メトキシフェニル)メタンアミン、及びCs2CO3、Pd(
AcO)2及びDPEphosの代わりにDIPEAを使用して、標記化合物を調製した
。MS(ESI):C17H13N3O4Sの質量計算値、355.1;m/z実測値、
356.0[M+H]+。
【0664】
中間体70:(R)-5-(4-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ
-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0665】
【0666】
実施例1の方法1、工程B~Hを使用し、工程Bにおいて2-メチル-1-ニトロ-4
-フェノキシベンゼンの代わりに4-イソプロポキシ-2-メチル-1-ニトロベンゼン
を使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ
ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピ
ペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):
C24H27N5O3Sの質量計算値、465.2;m/z実測値、466.2[M+H
]+。
【0667】
中間体71:(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N
-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0668】
【0669】
実施例1の方法1、工程G~Hを使用し、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミ
ノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル(S
)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
MS(ESI):C26H23N5O3Sの質量計算値、485.2;m/z実測値、4
86.5[M+H]+。
【0670】
中間体72:(E)-4-((4aR,7aS)-ヘキサヒドロ-6H-[1,4]ジ
オキシノ[2,3-c]ピロール-6-イル)ブタ-2-エン酸。
【0671】
【0672】
工程A:ベンジル3,4-ジヒドロキシピロリジン-1-カルボキシレート。THF(
40mL)及び水(15mL)中にベンジル2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-カ
ルボキシレート(5.0g、25mmol)を溶解し、この溶液にOsO4(63mg、
0.25mmol)を添加し、4-メチルモルホリン4-オキシド(3.75g、32.
0mmol)を添加した。反応物を室温で15時間撹拌した。反応物を濃縮乾固させ、粗
生成物をEtOAcと水との間で分画した。各層を分離し、水層をEtOAcで抽出した
。合わせた有機層を無水Na2SO4で乾燥し、濃縮乾固させ、順相フラッシュカラムク
ロマトグラフィ(SiO2)により精製して、標記化合物を得た(4.8g、収率82%
)。MS(ESI):C12H15NO4の質量計算値、237.25;m/z実測値、
238.1[M+H]+。
【0673】
工程B:(4aR,7aS)-ベンジルテトラヒドロ-2H-[1,4]ジオキシノ[
2,3-c]ピロール-6(3H)-カルボキシレート。水(30mL)中のNaOH(
9.00g、225mmol)の溶液に、ベンジル3,4-ジヒドロキシピロリジン-1
-カルボキシレート(4.8g、20mmol)及びジクロロエタン(30mL)を添加
した。この溶液にテトラブチルアンモニウムフッ化物(2.65g、10.1mmol)
を添加し、混合物を55℃で48時間撹拌した。混合物をDCMで抽出し、濃縮乾固させ
、順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)により精製して、標記化合物を白
色の固体として得た(0.96g、収率18%)。MS(ESI):C14H17NO4
の質量計算値、263.29;m/z実測値、264.1[M+H]+。
【0674】
工程C:(4aR,7aS)-3,4a,5,6,7,7a-ヘキサヒドロ-2H-[
1,4]ジオキシノ[2,3-c]ピロール。(4aR,7aS)-ベンジルテトラヒド
ロ-2H-[1,4]ジオキシノ[2,3-c]ピロール-6(3H)-カルボキシレー
ト(0.96g、3.6mmol)、Pd(OH)2(51mg、0.36mmol)及
びMeOH(10mL)を、室温で3時間、H2下で反応させた。混合物を濾過し、濃縮
乾固させて、標記化合物を明黄色の固体として得た(0.43g、収率91%)。MS(
ESI):C6H11NO2の質量計算値、129.16;m/z実測値、130.4[
M+H]+。
【0675】
工程D:((E)-メチル-4-((4aR,7aS)-テトラヒドロ-2H-[1,
4]ジオキシノ[2,3-c]ピロール-6(3H)-イル)ブテ-2-エノエート。T
HF(10mL)中のメチル(E)-4-ブロモブテ-2-エノエート(42mg、0.
23mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(30mg、0.23mmol)の溶液
に、(4aR,7aS)-3,4a,5,6,7,7a-ヘキサヒドロ-2H-[1,4
]ジオキシノ[2,3-c]ピロール(30mg、0.23mmol)を添加し、室温で
15時間撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、標記化合物を得(55mg)、それを更に精
製することなく次の工程に使用した。MS(ESI):C11H17NO4の質量計算値
、227.26;m/z実測値、228.1[M+H]+。
【0676】
工程E:((E)-4-((4aR,7aS)-テトラヒドロ-2H-[1,4]ジオ
キシノ[2,3-c]ピロール-6(3H)-イル)ブタ-2-エン酸。(E)-メチル
4-((4aR,7aS)-テトラヒドロ-2H-[1,4]ジオキシノ[2,3-c]
ピロール-6(3H)-イル)ブテ-2-エノエート(55mg、0.24mmol)及
び4M HCl水溶液(5mL)の溶液を還流下で1時間反応させた。混合物を濃縮乾固
させ、標記化合物を得(55mg、106%)、それを更に精製することなく使用した。
【0677】
中間体73:メチル5-(2-メチル-4-((4-(トリフルオロメチル)ピリジン
-2-イル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレート。
【0678】
【0679】
工程A:3-メチル-4-ニトロ-N-(4-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-
イル)ベンズアミド。DCM(100mL)中の3-メチル-4-ニトロ安息香酸(3.
0g、16.6mmol)の溶液に、DMF及びオキサリルジクロリド(10.5g、8
2.8mmol)を1滴添加した。混合物を室温で30分間撹拌し、次に濃縮し、DCM
で希釈した後、DCM中の4-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-アミン(2.7g
、16.6mmol)、トリエチルアミンの溶液にの氷浴下で添加し、1時間撹拌した。
混合物を濃縮して、標記化合物を黄色の固体として得、それを更に精製することなく次の
工程に使用した。
【0680】
工程B:メチル5-(2-メチル-4-((4-(トリフルオロメチル)ピリジン-2
-イル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレート。実施例1の方法1、工程
B~Eを使用し、工程Bにおいて2-メチル-1-ニトロ-4-フェノキシベンゼンの代
わりに、3-メチル-4-ニトロ-N-(4-トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル
)ベンズアミドを使用して、標記化合物を調製した。
【0681】
中間体74:メチル5-(2-フルオロ-4-((4-(トリフルオロメチル)ピリジ
ン-2-イル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレート。
【0682】
【0683】
工程A:3-フルオロ-4-ニトロ-N-(4-(トリフルオロメチル)ピリジン-2
-イル)ベンズアミド。30mLのDCM中の3-フルオロ-4-ニトロ安息香酸(4.
1g、22.1mmol)の懸濁液に、塩化オキサリル(3.0g、24.4mmol)
及びDMF1滴を添加し、次に室温で4時間撹拌した。真空下で濃縮乾固した後、残渣を
10mlのDCMに溶解し、DCM(30ml)中の4-(トリフルオロメチル)ピリジ
ン-2-アミン(3.6g、22.1mmol)の溶液を添加し、室温で5分間撹拌した
。混合物を濃縮し、溶離液としてMeOH/H2Oを使用してISCOにより精製し、標
記化合物を黄色の固体として得た(5.0g、69%)。
【0684】
工程B:メチル5-(2-フルオロ-4-((4-(トリフルオロメチル)ピリジン-
2-イル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレート。実施例1の方法1、工
程B~Eを使用し、工程Bにおいて2-メチル-1-ニトロ-4-フェノキシベンゼンの
代わりに、3-フルオロ-4-ニトロ-N-(4-トリフルオロメチル)ピリジン-2-
イル)ベンズアミドを使用して、標記化合物を調製した。
【0685】
中間体75:5-(4-(3-((2-シアノフェノキシ)メチル)フェノキシ)-2
-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボン酸。
【0686】
【0687】
実施例1の方法1、工程Fを使用して、メチル5-(2-メチル-4-フェノキシフェ
ニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキシレートの代わりに、メチル5-(4-(3-((2-シアノフ
ェノキシ)メチル)フェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレート(中
間体76)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C30H20N4O5
Sの質量計算値、548.1;m/z実測値、549.0[M+H]+。
【0688】
中間体76:メチル5-(4-(3-((2-シアノフェノキシ)メチル)フェノキシ
)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレート。
【0689】
【0690】
工程A:3-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)ベンズアルデヒド。DC
M(500mL)中の3-ヒドロキシベンズアルデヒド(24.4g、200mmol)
の混合物に、Et3N(30.3g、300mmol)及びTBSCl(33.1g、2
20mmol)を添加し、室温で3時間撹拌した。反応物を、DCMと飽和NH4Cl水
溶液との間に分散させた。有機層を回収し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ
(PE/EA)により精製して、標記化合物を得た(47.3g、収率100%)。1H
NMR(400MHz,DMSO-d6):δ ppm 10.01(s,1H),7
.50-7.63(m,2H),7.37(s,1H),7.25(d,J=7.50H
z,1H),1.01(s,9H),0.26(s,6H)
【0691】
工程B:3-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)フェニル)メタノール。
0℃に冷却したMeOH(30mL)中の3-((tert-ブチルジメチルシリル)オ
キシ)ベンズアルデヒド(47.3g、200mmol)の混合物に、NaBH4(3.
78g、100mmol)を少しずつ添加した。添加が完了した後、反応物を室温で2時
間撹拌した。揮発性物質を真空下で除去した。水及びEtOAcを残渣に添加し、有機層
を分離し、生理食塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して目
的生成物を黄色の油状物として得、それを更に精製することなく次に工程で使用した。C
13H22O2Siの質量計算値、238.1。1H NMR(400MHz,DMSO
-d6):δ ppm 0.18-0.27(m,6H)0.99(s,9H)4.48
(s,2H)5.23(br.s.,1H)6.69-6.78(m,1H)6.85(
s,1H)6.93(d,J=7.50Hz,1H)7.23(t,J=7.94Hz,
1H)。
【0692】
工程C:2-((3-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)ベンジル)オキ
シ)ベンゾニトリル。THF(200mL)中の(3-((tert-ブチルジメチルシ
リル)オキシ)フェニル)メタノール(13.94g、60mmol)の混合物に、2-
ヒドロキシベンゾニトリル(8.58g、72mmol)、Ph3P(18.88g、7
2mmol)及びDIAD(14.56g、72mmol)を、室温で続けて滴下し、反
応物を1時間撹拌した。飽和NH4Cl及びEtOAc水溶液を添加し、有機層を分離し
、生理食塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮し、フラッシュ
カラムクロマトグラフィ(PE/EA)により精製して、標記化合物を得た(17.0g
、83%)。
【0693】
工程D:2-((3-ヒドロキシベンジル)オキシ)ベンゾニトリル。THF(250
mL)中の2-((3-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)ベンジル)オキ
シ)ベンゾニトリル(17.0g、50mmol)の混合物に1MのTBAF溶液(60
mL、60mmol)を添加し、反応物を室温で30分間撹拌した。飽和NH4Cl及び
EtOAc水溶液を添加し、有機層を分離し、生理食塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥
させ、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(MeOH/DCM)により
精製して、標記化合物を得た(11.3g、収率100%)。
【0694】
工程E:2-((3-(3-メチル-4-ニトロフェノキシ)ベンジル)オキシ)ベン
ゾニトリル。200mLのDMSO中の2-((3-ヒドロキシベンジル)オキシ)ベン
ゾニトリル(11.3g、50mmol)、4-フルオロ-2-メチル-1-ニトロベン
ゼン(7.8g、50mmol)、K2CO3(13.8g、100mmol)の混合物
を、N2下、150℃で4時間撹拌した。混合物を濃縮し、フラッシュカラムクロマトグ
フィー(PE/EA)により精製して、標記化合物を得た(15.1g、収率84%)。
MS(ESI):C21H16N2O4の質量計算値、360.1;m/z実測値、36
1.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 8.11-7.
98(m,1H),7.74-7.62(m,1H),7.62-7.39(m,6H)
,7.39-7.31(m,1H),7.22-7.17(m,1H),7.09-6.
97(m,3H),6.85(d,J=8.4Hz,2H),6.55(s,1H),5
.21(s,2H),2.58(s,3H)。
【0695】
工程F:2-((3-(4-アミノ-3-メチルフェノキシ)ベンジル)オキシ)ベン
ゾニトリル。EtOH(420mL)及び水(140mL)中の2-((3-(3-メチ
ル-4-ニトロフェノキシ)ベンジル)オキシ)ベンゾニトリル(15.1g、42mm
ol)の混合物に、NH4Cl(11.2g、210mmol)、鉄(9.38g、16
8mmol)を続けて添加し、反応混合物を還流下で4時間撹拌し、次に室温まで冷却し
た。混合物をDCM(500mL)及び水(200mL)で希釈し、有機層を回収し、濃
縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィ(MeOH/水)によって精製して、標記化合
物を得た(13.9g、収率100%)。MS(ESI):C21H18N2O2の質量
計算値、330.1;m/z実測値、331.1[M+H]+。1H NMR(400M
Hz,CDCl3):δ 7.57(dd,J=7.6,1.7Hz,1H),7.53
-7.45(m,1H),7.33-7.24(m,1H),7.15-7.08(m,
1H),7.04-6.84(m,5H),6.82-6.72(m,2H),6.67
(d,J=8.4Hz,1H),5.14(s,2H),2.15(s,3H)。
【0696】
工程G:メチル5-(4-(3-((2-シアノフェノキシ)メチル)フェノキシ)-
2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレート。実施例1の方法1、工程C~Eを使用
し、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに2-((3-(4-
アミノ-3-メチルフェノキシ)ベンジル)オキシ)ベンゾニトリルを使用して、標記化
合物を調製した。MS(ESI):C31H22N4O5Sの質量計算値、562.1;
m/z実測値、563.2[M+H]+。
【0697】
中間体77:(R)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0698】
【0699】
DCM(50mL)中の(R)-5-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イ
ル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例711)(3.4
g、6.8mmol)の溶液に、トリエチルアミン(2.06g、20.4mmol)を
添加し、0℃まで冷却した。次に、2,5-ジオキソピロリジン-1-イル2-シアノア
セテート(1.86g、10.2mmol)をゆっくり添加し、添加が完了した後、室温
で1時間撹拌した。反応物を1% HCl、NaHCO3及び生理食塩水で洗浄し、無水
Na2SO4で乾燥し、濃縮乾固させた。残渣をDCMで洗浄し、固体を濾過によって回
収し、真空下で乾燥させ、標記化合物を黄色の固体として得た(3.0gm、58%)。
MS(ESI):C29H25N7O4Sの質量計算値、567.62;m/z実測値、
568.1[M+H]+。
【0700】
中間体78:(R)-5-(4-(3-((2-シアノフェノキシ)メチル)フェノキ
シ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)--4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
。
【0701】
【0702】
実施例1の方法1、工程Gを使用し、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボン酸及びtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペ
リジン-1-カルボキシレートの代わりに、5-(4-(3-((2-シアノフェノキシ
)メチル)フェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体75)及び
tert-ブチル-(R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、
標記化合物を調製した。MS(ESI):C35H30N6O4Sの質量計算値、630
.2;m/z実測値、631.0[M+H]+。
【0703】
中間体79:1-アクリロイルピペリジン-3-オン。
【0704】
【0705】
MeOH(25mL)中の6MのHCl中のtert-ブチル3-オキソピペリジン-
1-カルボキシレート(1.00g、5.0mmol)の溶液を室温で30分間撹拌し、
次に濃縮乾固した。残渣をアセトン/水(50mL)で希釈し、トリエチルアミン(1.
02g、10.0mmol)及びK2CO3(1.39g、10.0mmol)を添加し
、続いてプロペ-2-エノイルクロリド(454mg、5.0mmol)を添加した。混
合物を室温で18時間撹拌し、EtOAcで希釈し、有機層を水及び生理食塩水で洗浄し
、無水Na2SO4で乾燥させ、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラ
フィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(480mg、収率62%)。MS
(ESI):C8H11NO2の質量計算値、153.1;m/z実測値、154.1[
M+H]+。
【0706】
中間体80:1-アクリロイルピペリジン-4-オン。
【0707】
【0708】
MeOH(25mL)中の6MのHCl中のtert-ブチル4-オキソピペリジン-
1-カルボキシレート(1.5g、7.5mmol)の溶液を室温で30分間撹拌し、次
に濃縮乾固した。残渣をアセトン/水(30mL)で希釈し、トリエチルアミン(2.2
8g、22.6mmol)及びK2CO3(2.08g、15.1mmol)を添加し、
続いてプロペ-2-エノイルクロリド(681mg、7.53mmol)を添加した。混
合物を室温で18時間撹拌した後、EtOAcで希釈し、有機層を水及び生理食塩水で洗
浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマト
グラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(500mg、43%)。MS
(ESI):C8H11NO2の質量計算値、153.1;m/z実測値、154.1[
M+H]+。
【0709】
中間体81:5-(6-イソブチル-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
ン酸。
【0710】
【0711】
工程A:6-イソブチル-4-メチルピリジン-3-アミン。200mLの丸底フラス
コに、6-ブロモ-4-メチルピリジン-3-アミン(5.42g、29.0mmol)
、撹拌棒、及び1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II
)ジクロリド-ジクロロメタン錯体(520mg、0.6mmol)を添加した。この容
器を排気し、窒素を再充填した。THF(20mL)を添加し、続けてシリンジを介して
イソブチル亜鉛(II)ブロマイド(80mL、40mmol)を添加した後、反応混合
物を60℃で2時間加熱した。反応混合物を重炭酸ナトリウム飽和水溶液(300mL)
で処理し、EtOAcで抽出(2×300mL)した。合わせた有機層を乾燥し(MgS
O4)、濃縮乾固させ、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合
物を褐色の固体として得た(3.65g、収率77%)。MS(ESI):C10H16
N2の質量計算値、164.1;m/z実測値、165.1[M+H]+。
【0712】
工程B:メチル3-アミノ-4-((6-イソブチル-4-メチルピリジン-3-イル
)アミノ)チエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート。N2雰囲気下の丸底
フラスコに、6-イソブチル-4-メチルピリジン-3-アミン(53.5g、326m
mol)、2-クロロ-4-ヨードピリジン-3-カルボニトリル(94.8g、358
mmol)、及びジオキサン(1000mL)、続いてビス(2-ジフェニルホスフィノ
フェニル)エーテル(DPEphos)(10.5g、19.5mmol)、Pd(OA
c)2(2.92g、13.0mmol)、及びCs2CO3(265g、814mmo
l)を添加した。反応混合物を105℃で終夜撹拌した。反応混合物を濾過し、濃縮した
。残渣をMeOH(400mL)に懸濁させ、室温で2時間撹拌した。得られた沈殿物を
濾過によって単離し、真空下で乾燥させ、標記化合物を黄色の固体として得た(75.3
g、62%)。
【0713】
工程C:メチル5-(6-イソブチル-4-メトキシピリジン-3-イル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキシレート。丸底フラスコに、メチル3-アミノ-4-((6-イソブチル-4-メ
チルピリジン-3-イル)アミノ)チエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレー
ト(30.0g、81mmol)、カルボニルジイミダゾール(CDI、39.4g、2
43mmol)、トリメチルアミン(24.6g、243mmol)及び1,4-ジオキ
サン(300mL)を添加した。反応物を100℃で6時間撹拌した後、50℃まで冷却
した。得られた沈殿物を濾過により回収し、冷MeOHで濯ぎ、真空下で乾燥させて、標
記化合物をオフホワイト色の固体として得た(27g、84%)。
【0714】
工程D:5-(6-イソブチル-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸
。丸底フラスコに、メチル5-(6-イソブチル-4-メチルピリジン-3-イル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキシレート(68.0g、172mmol)、水酸化リチウム(36.0g、
858mmol)、及び5:2:2のTHF:MeOH:H2O(4L)の混合物を添加
した。反応混合物を80℃で4.5時間撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、H2Oで希釈
した。溶液を1MのHClで酸性化し、得られた沈殿物を濾過し、真空下で乾燥させて、
標記化合物を黄色の固体として得た(63g、収率96%)。MS(ESI):C19H
18N4O3Sの質量計算値、382.11;m/z実測値、383.1[M+H]+。
【0715】
中間体82:5-(*S)-(6-イソブチル-4-メチルピリジン-3-イル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボン酸。
【0716】
【0717】
5-(6-イソブチル-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体
81)を、キラル分割法Bを使用して分離して、標記化合物(*Sアトロプ異性体)を得
た。MS(ESI):C19H18N4O3Sの質量計算値、382.1;m/z実測値
、383.0[M+H]+。
【0718】
中間体83:5-(*R)-(6-イソブチル-4-メチルピリジン-3-イル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボン酸。
【0719】
【0720】
5-(6-イソブチル-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体
81)を、キラル分割法Bを使用して分離して、標記化合物(*Rアトロプ異性体)を得
た。MS(ESI):C19H18N4O3Sの質量計算値、382.1;m/z実測値
、383.0[M+H]+。
【0721】
実施例1:N-((3R,5R)-1-アクリロイル-5-フルオロピペリジン-3-
イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0722】
【0723】
方法1、工程A:2-メチル-1-ニトロ-4-フェノキシベンゼン。フェノール(4
2.5g、452mmol)、K2CO3(125g、905mmol)、及びDMF(
500mL)を丸底フラスコに添加した。反応混合物に5-フルオロ-2-ニトロトルエ
ン(70.2g、452mmol)を添加し、反応物をN2下で、80℃で16時間撹拌
した。反応物を飽和NH4Clで希釈し、MTBE(3×400mL)で抽出した。有機
層を合わせ、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させて、標記化合物を褐色
の油状物として得た(100g、収率92%)。
【0724】
方法1:工程B:2-メチル-4-フェノキシアニリン。EtOH/H2O(3:1比
、2000mL)中の2-メチル-1-ニトロ-4-フェノキシベンゼン(100g、4
36mmol)の溶液に、NH4Cl(117g、2180mmol)及びFe(97g
、1700mmol)を続けて添加した。反応混合物を還流下で2時間加熱し、次に反応
物を25℃まで冷却し、濃縮乾固させた。残渣に水及びEtOAcを添加し、有機層を分
離し、飽和NaHCO3及び飽和生理食塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、濾過
し、濃縮乾固させて、標記化合物を得た(82g、収率90%)。
【0725】
方法1、工程C:2-クロロ-4-(2-メチル-4-フェノキシアニリノ)ピリジン
-3-カルボニトリル。N2雰囲気下の丸底フラスコに、2-メチル-4-フェノキシア
ニリン(30g、150mmol)、2-クロロ-4-ヨードピリジン-3-カルボニト
リル(51.6g、195mmol)及びジオキサン(200mL)、続いてビス(2-
ジフェニルホスフィノフェニル)エーテル(DPEphos)(16g、30mmol)
、Pd(OAc)2(3.36g、15mmol)及びK3PO4(89g、420mm
ol)添加した。反応混合物を100℃で終夜撹拌した。反応混合物を濾過し、フラッシ
ュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(32g、収
率63%)。
【0726】
方法1、工程D:メチル3-アミノ-4-((2-メチル-4-フェノキシアニリノ)
チエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート。丸底フラスコに、MeOH(1
50mL)中の2-クロロ-4-(2-メチル-4-フェノキシアニリノ)ピリジン-3
-カルボニトリル(36g、107mmol)を添加した。この溶液に、MeOH(30
mL)中のNaOMe(14.5g、268mmol)、続けてメチル2-スルファニル
アセテート(23g、217mmol)を添加した。反応混合物を終夜還流した。反応混
合物を冷却し、黄色沈殿物を濾過し、MeOHで洗浄し、乾燥させて、標記化合物を黄色
の固体として得た(30g、収率75%)。
【0727】
方法1、工程E:メチル5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キシレート。丸底フラスコに、メチル3-アミノ-4-(2-メチル-4-フェノキシア
ニリノ)チエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート(30.6g、75.5
mmol)、カルボニルジイミダゾール(CDI、49g、300mmol)、及び1,
4-ジオキサン(500mL)を添加した。反応物を還流下で終夜撹拌した。次に、反応
混合物を濃縮乾固し、残渣をMeOH(200mL)に添加し、形成された沈殿物を濾過
し、乾燥させて、標記化合物を黄色の固体として得た(28.1g、収率86%)。
【0728】
方法1、工程F:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸。
丸底フラスコに、メチル5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
シレート(9.2g、21mmol)、水酸化リチウム(4.47g、106mmol)
、THF(200mL)、MeOH(200mL)及び水(50mL)で添加した。反応
混合物を50℃で15時間撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、H2Oで希釈した。1Mの
HCl水溶液でpHを2に調整し、沈殿物を濾過し、乾燥させて、標記化合物を黄色の固
体として得た(8.1g、収率91%)。
【0729】
方法1、工程G:tert-ブチル(3R,5R)-3-フルオロ-5-(5-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキ
シレート。丸底フラスコに、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボン酸(中間体27、191mg、0.458mmol)、tert-ブチル(3R,5
R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1、100
mg、0.458mmol)、トリエチルアミン(93mg、0.916mmol)、H
ATU(348mg、0.916mmol)及びDMF(3mL)を添加した。反応混合
物を室温で3時間撹拌した。水を添加し、沈殿物を濾過によって回収して、淡黄色の固体
を得た。
【0730】
方法1、工程H:N-((3R,5R)-5-フルオロピペリジン-3-イル)-5-
(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。tert-ブチル(
3R,5R)-3-フルオロ-5-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレートをMeOH(3mL)に溶解し
、飽和HCl水溶液(3mL)を添加した。得られた混合物を50℃に30分間にわたっ
て加熱した。反応混合物を濃縮乾固させ、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精
製して、黄色の固体として、標記化合物(実施例138、80mg、2工程にわたって収
率31%)を得た。
【0731】
方法1、工程I:N-((3R,5R)-1-アクリロイル-5-フルオロピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
丸底フラスコに、N-((3R,5R)-5-フルオロピペリジン-3-イル)-5-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例138、40m
g、0.077mmol)、トリエチルアミン(23mg、0.054mmol)、及び
DCM(3mL)を添加した。次に、プロペ-2-エノイルクロリド(5.0mg、0.
054mmol)を0℃で滴下した後、室温で1時間撹拌した。反応混合物を濃縮乾固さ
せ、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、淡黄色の固体として、標記化
合物を得た(22mg、収率48%)。MS(ESI):C30H26FN5O4Sの質
量計算値、571.6;m/z実測値、572.3[M+H]+。1H NMR(400
MHz,CD3OD):δ 8.28(d,J=5.5Hz,1H),7.42-7.3
0(m,2H),7.30-7.22(m,1H),7.16-7.08(m,1H),
7.08-6.97(m,3H),6.95-6.87(m,1H),6.80-6.6
1(m,1H),6.19-6.05(m,1H),5.98(d,J=5.5Hz,1
H),5.72-5.60(m,1H),4.82-4.57(m,1H),4.17-
4.05(m,1H),4.02-3.85(m,2H),3.55-3.28(m,2
H),2.39-2.18(m,1H),2.04(s,3H),2.0-1.91(m
,1H)。
【0732】
実施例2:N-((3R,5S)-1-アクリロイル-5-ヒドロキシピペリジン-3
-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド。
【0733】
【0734】
実施例1の方法1、工程A~I(*Sアトロプ異性体を得るためのキラル分割工程Aを
含む)と同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ
-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-
ブチル(3R,5S)-3-アミノ-5-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレート
(中間体2)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C30H27N5O
5Sの質量計算値、569.6;m/z実測値、570.2[M+H]+。1H NMR
(400MHz,CD3OD):δ 8.36-8.27(m,1H),7.45-7.
37(m,2H),7.33-7.26(m,1H),7.21-7.14(m,1H)
,7.11-7.02(m,3H),7.00-6.92(m,1H),6.85-6.
65(m,1H),6.21-6.09(m,1H),6.06-6.02(m,1H)
,5.75-5.61(m,1H),4.20-3.75(m,4H),3.66-3.
55(m,2H),2.21-2.12(m,1H),2.11(s,3H),1.90
-1.77(m,1H)。
【0735】
実施例3:N-(3R,5S)-1-アクリロイル-5-フルオロピペリジン-3-イ
ル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0736】
【0737】
実施例1の方法1、工程A~Iを使用して、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,
5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代
わりに、tert-ブチル(3R,5S)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-
カルボキシレート(中間体3)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C
30H26FN5O4Sの質量計算値、571.6;m/z実測値、572.4[M+H
]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.26(s,1H),
8.31(d,J=4.7Hz,1H),8.26-8.00(m,1H),7.57-
7.29(m,3H),7.29-6.91(m,5H),6.88-6.65(m,1
H),6.11(d,J=16.7Hz,1H),6.03-5.87(m,1H),5
.77-5.60(m,1H),5.15-4.85(m,1H),4.70-4.47
(m,1H),4.35-4.38(m,2H),3.06-2.61(m,2H),2
.30-2.12(m,1H),2.05(s,3H),1.97-1.78(m,1H
)。
【0738】
実施例4:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-フル
オロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0739】
【0740】
実施例1の方法1、工程B~Iに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Bにお
いて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに2-フルオロ-3-メチル-4-ニ
トロ-1-フェノキシベンゼン(工程Gにおいて中間体18)を使用し、工程Gにおいて
tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキ
シレート(中間体1)の代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1
-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C30H26
FN5O4Sの質量計算値、571.6;m/z実測値、572.1[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.34(d,J=5.4Hz,1H),
7.41-7.34(m,2H),7.22-7.11(m,2H),7.10-7.0
4(m,3H),6.84-6.72(m,1H),6.19(d,J=17.0Hz,
1H),6.12(d,J=5.4Hz,1H),5.76-5.69(m,1H),4
.56-4.48(m,0.5H),4.32-4.25(m,0.5H),4.4.2
0-4.13(m,0.5H),4.02-3.88(m,1.5H),3.22-3.
12(m,1H),2.95-2.83(m,1H),2.12(s,3H),2.07
-2.00(m,1H),1.90-1.82(m,1H),1.78-1.66(m,
1H),1.63-1.54(m,1H)。
【0741】
実施例5:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S)-
(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0742】
【0743】
実施例1の方法1、工程A~I(*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)と同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-
3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、
tert-ブチル(3R)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、
標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H25N5O4Sの質量計算値、539
.6;m/z実測値、540.30[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMS
O-d6):δ 10.24(s,1H),8.43-8.22(m,2H),7.57
-7.29(m,3H),7.25-7.04(m,4H),7.03-6.90(m,
1H),6.70-6.45(m,1H),6.13(d,J=16.4Hz,1H),
6.05-6.88(m,1H),5.73-5.57(m,1H),4.60-4.3
0(m,1H),3.91-3.36(m,4H),2.24-1.89(m,5H)。
【0744】
実施例6:N-((3R,5R)-1-アクリロイル-5-ヒドロキシピペリジン-3
-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0745】
【0746】
実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-ヒドロキシピペリジン
-1-カルボキシレート(中間体4)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI
):C30H27N5O5Sの質量計算値、569.6;m/z実測値、570.3[M
+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.34-8.18(m,
1H),7.46-7.36(m,2H),7.33-7.22(m,1H),7.20
-7.13(m,1H),7.13-7.02(m,3H),7.00-6.94(m,
1H),6.88-6.70(m,1H),6.25-6.10(m,1H),6.05
-5.92(m,1H),5.76-5.67(m,1H),4.66-4.28(m,
2H),4.23-3.83(m,2.5H),3.45-3.34(m,1H),3.
02-2.87(m,0.5H),2.12(s,3H),2.09-1.88(m,2
H)。
【0747】
実施例7:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(3-フル
オロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0748】
【0749】
実施例1の方法1、工程A~Gと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、1-[(3R)-3-アミノピロリジン-1-イル]プロパ-2-エン-1
-オン(中間体5)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H24
FN5O4Sの質量計算値、557.6;m/z実測値、558.4[M+H]+。1H
NMR(400MHz,DMSO-d6及びCD3ODの混合物):δ 8.26(d
,J=5.5Hz,1H),7.7.39-7.29(m,2H),7.20-7.13
(m,1H),7.12-6.97(m,4H),6.60-6.43(m,1H),6
.19-6.09(m,1H),6.02(d,J=5.4Hz,1H),5.66-5
.58(m,1H),4.55-4.42(m,1H),3.89-3.80(m,1H
),3.72-3.66(m,1H),3.60-3.49(m,1H),3.48-3
.38(m,1H),2.22-2.08(m,1H),2.01(s,3H),1.9
9-1.87(m,1H)。
【0750】
実施例8:N-((3R,5R)-1-アクリロイル-5-メトキシピペリジン-3-
イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0751】
【0752】
実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-メトキシピペリジン-
1-カルボキシレート(中間体6)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI)
:C31H29N5O5Sの質量計算値、583.7;m/z実測値、584.2[M+
H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.33(d,J=5.5H
z,1H),7.52-7.37(m,2H),7.38-7.26(m,1H),7.
22-7.14(m,1H),7.13-7.03(m,3H),7.01-6.94(
m,1H),6.89-6.68(m,1H),6.25-6.13(m,1H),6.
07(d,J=5.6Hz,1H),5.79-5.68(m,1H),4.70-4.
51(m,1H),4.35-4.06(m,2H),3.76-3.55(m,1H)
,3.41-3.33(m,3H),3.27-3.08(m,1H),3.02-2.
69(m,1H),2.33-2.10(m,4H),2.07-1.74(m,1H)
。
【0753】
実施例9:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-
(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0754】
【0755】
実施例1の方法1、工程A~I(*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)と同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-
3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、
tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、
標記化合物を調製した。MS(ESI):C30H27N5O4Sの質量計算値、553
.6;m/z実測値、554.40[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3
OD):δ 8.33(d,J=5.5Hz,1H),7.47-7.35(m,2H)
,7.33-7.26(m,1H),7.122-7.16(m,1H),7.13-7
.02(m,3H),7.00-6.93(m,1H),6.85-6.70(m,1H
),6.20(d,J=16.6Hz,1H),6.14-6.04(m,1H),5.
77-5.67(m,1H),4.58-3.88(m,3H),3.25-3.10(
m,1H),2.99-2.84(m,1H),2.13(s,3H),2.09-1.
97(m,1H),1.91-1.82(m,1H),1.79-1.65(m,1H)
,1.64-1.50(m,1H)。
【0756】
実施例10:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-フ
ルオロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0757】
【0758】
実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに2-フルオロ-4-フェノキシアニリンを使用し、工程Gにお
いてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カル
ボキシレート(中間体1)の代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン
-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H
24FN5O4Sの質量計算値、557.6;m/z実測値、558.2[M+H]+。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.37(s,1H),8.3
3(d,J=5.4Hz,1H),8.22-8.05(m,1H),7.64-7.5
1(m,1H),7.51-7.38(m,2H),7.28-7.20(m,1H),
7.20-7.09(m,3H),6.99-6.90(m,1H),6.86-6.6
3(m,1H),6.17(d,J=5.4Hz,1H),6.07(d,J=16.6
Hz,1H),5.65(d,J=1.1Hz,1H),4.53-4.07(m,1H
),4.08-3.88(m,1H),3.84-3.65(m,1H),3.11-2
.91(m,1H),2.78-2.56(m,1H),2.00-1.83(m,1H
),1.80-1.69(m,1H),1.68-1.54(m,1H),1.47-1
.30(m,1H)。
【0759】
実施例11:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-メ
チル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0760】
【0761】
実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレート
を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H25N5O4Sの質量計
算値、539.6;m/z実測値、540.3[M+H]+。1H NMR(400MH
z,DMSO-d6):δ 10.33-10.21(m,1H),8.45-8.31
(m,2H),7.50-7.42(m,2H),7.42-7.36(m,1H),7
.25-7.18(m,1H),7.16-7.07(m,3H),7.02-6.95
(m,1H),6.67-6.52(m,1H),6.21-6.10(m,1H),6
.04-5.96(m,1H),5.72-5.64(m,1H),4.57-4.42
(m,1H),3.92-3.59(m,4H),3.24-1.93(m,5H)。
【0762】
実施例12:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-ク
ロロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0763】
【0764】
実施例1の方法1、工程A~Gと同様の方法で、工程Aにおいて2-メチル-4-フル
オロ-1-ニトロベンゼンの代わりに、2-クロロ-4-フルオロ-1-ニトロベンゼン
を使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ
ピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、1-[(3R)-3-アミ
ノピロリジン-1-イル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体5)を使用して、標記化
合物を調製した。MS(ESI):C28H22ClN5O4Sの質量計算値、560.
0;m/z実測値、560.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-
d6):δ 10.40(s,1H),8.53-8.39(m,1H),8.36-8
.31(m,1H),7.62(d,J=8.6Hz,1H),7.51-7.45(m
,2H),7.35-7.31(m,1H),7.26(t,J=7.1Hz,1H),
7.22-7.16(m,2H),7.16-7.12(m,1H),6.65-6.5
2(m,1H),6.17-6.10(m,1H),6.08-6.02(m,1H),
5.70-5.63(m,1H),4.57-4.40(m,1H),3.90-3.7
0(m,1H),3.69-3.60(m,1H),3.58-3.49(m,1H),
3.45-3.39(m,1H),2.25-2.09(m,1H),2.02-1.9
2(m,1H)。
【0765】
実施例13:N-(3R,5S)-1-アクリロイル-5-ヒドロキシピペリジン-3
-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0766】
【0767】
実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、tert-ブチル(3R,5S)-3-アミノ-5-ヒドロキシピペリジン
-1-カルボキシレート(中間体2)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI
):C30H27N5O5Sの質量計算値、569.17;m/z実測値、570.4[
M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.31-10.
09(m,1H),8.36(d,J=5.3Hz,1H),8.19-7.98(m,
1H),7.53-7.35(m,3H),7.27-7.16(m,1H),7.18
-7.06(m,3H),7.04-6.94(m,1H),6.85-6.67(m,
1H),6.18-6.04(m,1H),6.01(d,J=5.3Hz,1H),5
.77-5.62(m,1H),4.33-4.13(m,1H),4.06-3.79
(m,2H),3.10-2.87(m,2H),2.70-2.52(m,1H),2
.13-1.95(m,4H),1.70-1.56(m,1H)。
【0768】
実施例14:N-(3R,5S)-1-アクリロイル-5-メトキシピペリジン-3-
イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0769】
【0770】
実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(
3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1
)の代わりに、tert-ブチル(3R,5S)-3-アミノ-5-メトキシピペリジン
-1-カルボキシレート(中間体29)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ES
I):C31H29N5O5Sの質量計算値、583.7;m/z実測値、584.2[
M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.39-8.29(m
,1H),7.47-7.36(m,2H),7.30-7.27(m,1H),7.2
0-7.15(m,1H),7.12-7.03(m,3H),7.02-6.93(m
,1H),6.85-6.60(m,1H),6.17-6.05(m,2H),5.7
9-5.60(m,1H),4.44-4.26(m,1H),4.23-4.12(m
,1H),4.03-3.92(m,1H),3.68-3.55(m,2H),3.5
3-3.45(m,3H),3.44-3.35(m,1H),2.17-2.09(m
,4H),2.02-1.96(m,1H)。
【0771】
実施例15:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-ク
ロロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0772】
【0773】
実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニ
トロトルエンの代わりに2-クロロ-4-フルオロ-1-ニトロベンゼンを使用し、工程
Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1
-カルボキシレート(中間体1)の代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペ
リジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C
29H24ClN5O4Sの質量計算値、574.1;m/z実測値、574.3[M+
H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.33(d,J=5.6H
z,1H),7.78-7.73(m,1H),7.52-7.45(m,1H),7.
36-7.21(m,2H),7.10-7.02(m,2H),7.00-6.88(
m,2H),6.88-6.70(m,1H),6.28-6.14(m,1H),6.
07(d,J=5.6Hz,1H),5.81-5.66(m,1H),4.63-3.
87(m,3H),3.25-3.10(m,1H),3.01-2.82(m,1H)
,2.14(s,3H),2.09-2.01(m,1H),1.94-1.83(m,
1H),1.81-1.68(m,1H),1.65-1.52(m,1H)。
【0774】
実施例16:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(
ベンゾフラン-7-イルオキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0775】
【0776】
実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Aにおいて、フェノールの代わり
にベンゾフラン-7-オール(中間体8)を使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(
3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1
)の代わりに、(R)-tert-ブチル-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレー
トを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C32H27N5O5Sの質量
計算値、593.7;m/z実測値、594.2[M+H]+。1H NMR(400M
Hz,CD3OD):δ 8.33(d,J=5.6Hz,1H),7.78-7.73
(m,1H),7.52-7.45(m,1H),7.36-7.21(m,2H),7
.10-7.02(m,2H),7.00-6.88(m,2H),6.88-6.70
(m,1H),6.28-6.14(m,1H),6.07(d,J=5.6Hz,1H
),5.81-5.66(m,1H),4.63-3.87(m,3H),3.25-3
.10(m,1H),3.01-2.82(m,1H),2.14(s,3H),2.0
9-2.01(m,1H),1.94-1.83(m,1H),1.81-1.68(m
,1H),1.65-1.52(m,1H)。
【0777】
実施例17:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-(
2,6-ジフルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0778】
【0779】
実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Aにおいて、フェノールの代わり
に2,6-ジフルオロフェノールを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5
R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わ
りに、(R)-tert-ブチル-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレートを使用
して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H23F2N5O4Sの質量計算
値、575.6;m/z実測値、576.1[M+H]+。1H NMR(400MHz
,CD3OD):δ 8.32(d,J=5.6Hz,1H),7.38-7.27(m
,2H),7.22-7.11(m,2H),7.04-6.99(m,1H),6.9
6-6.89(m,1H),6.73-6.51(m,1H),6.34-6.20(m
,1H),6.08-6.00(m,1H),5.80-5.64(m,1H),4.7
1-4.54(m,1H),4.02-3.49(m,4H),2.41-2.01(m
,5H)。
【0780】
実施例18:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-
5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0781】
【0782】
実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Aにおいて、5-フルオロ-2-
ニトロトルエンの代わりに4-フルオロニトロベンゼンを使用し、工程Gにおいてter
t-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレー
ト(中間体1)の代わりに、(R)-tert-ブチル-3-アミノピペリジン-1-カ
ルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H25N5
O4Sの質量計算値、539.6;m/z実測値、540.2[M+H]+。1H NM
R(500MHz,CD3OD):δ 8.33(d,J=5.6Hz,1H),7.4
8-7.32(m,4H),7.27-7.07(m,5H),6.90-6.68(m
,1H),6.21(dd,J=14.0,5.4Hz,2H),5.79-5.69(
m,1H),4.60-3.87(m,3H),3.24-3.12(m,1H),2.
99-2.81(m,1H),2.15-1.46(m,4H)。
【0783】
実施例19:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(
2-エチルフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0784】
【0785】
実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Aにおいて、フェノールの代わり
に2-エチルフェノールを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3
-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、(
R)-tert-ブチル-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標
記化合物を調製した。MS(ESI):C32H31N5O4Sの質量計算値、581.
7;m/z実測値、582.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD
):δ 8.32(d,J=5.6Hz,1H),7.36-7.30(m,1H),7
.27-7.20(m,2H),7.18-7.12(m,1H),7.00-6.93
(m,2H),6.88-6.83(m,1H),6.83-6.71(m,1H),6
.25-6.12(m,1H),6.05(d,J=5.6Hz,1H),5.78-5
.66(m,1H),4.62-4.11(m,2H),3.98-3.88(m,1H
),3.23-3.13(m,1H),2.99-2.82(m,1H),2.71-2
.57(m,2H),2.12-2.05(m,4H),1.91-1.81(m,1H
),1.76-1.55(m,2H),1.23-1.13(m,3H)。
【0786】
実施例20:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-フ
ルオロ-6-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0787】
【0788】
実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに2-フルオロ-6-メチル-4-フェノキシアニリン(中間体
9)を使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フル
オロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに(R)-tert-ブチ
ル3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。M
S(ESI):C30H26FN5O4Sの質量計算値、571.6;m/z実測値、5
72.5[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.37(d
,J=5.5Hz,1H),7.53-7.39(m,2H),7.30-7.19(m
,1H),7.17-7.09(m,2H),6.93-6.68(m,3H),6.2
6-6.11(m,2H),5.84-5.63(m,1H),4.62-3.83(m
,3H),3.25-3.10(m,1H),3.03-2.83(m,1H),2.1
6(s,3H),2.11-2.02(m,1H),1.95-1.52(m,3H)。
【0789】
実施例21:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-(3-メチルオキセタン-3
-イル)アクリロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド。
【0790】
【0791】
丸底フラスコに、(R)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-3-イル)
-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例874
、120mg、0.212mmol)、3-メチルオキセタン-3-カルバルデヒド(6
4mg、0.64mmol)、ピペリジン(0.3mL)、酢酸(0.1mL)、ジオキ
サン(10mL)、4Aモレキュラーシーブ(1g)を添加し、反応混合物を100℃で
1時間N2下で撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで
精製して、標記化合物を白色の固体として得た(69mg、収率50%)。MS(ESI
):C35H32N6O5Sの質量計算値、648.7;m/z実測値、649.0[M
+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.33-8.27(m,
1H),7.42-7.35(m,2H),7.33-7.23(m,2H),7.20
-7.12(m,1H),7.10-7.01(m,3H),6.99-6.92(m,
1H),6.07-6.01(m,1H),5.08-4.92(m,1H),4.68
-4.54(m,1H),4.53-4.37(m,2H),4.35-4.22(m,
1H),4.09-3.70(m,3H),3.65-3.36(m,1H),2.15
-2.01(m,4H),1.99-1.73(m,2H),1.69-1.57(m,
4H)。
【0792】
実施例22:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-(
ベンゾフラン-7-イルオキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0793】
【0794】
実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Aにおいて、フェノールの代わり
にベンゾフラン-7-オール(中間体8)を使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(
3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1
)の代わりに、(R)-tert-ブチル-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレー
トを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C31H25N5O5Sの質量
計算値、579.6;m/z実測値、580.2[M+H]+。1H NMR(400M
Hz,CD3OD):δ 8.36(d,J=5.7Hz,1H),7.77-7.73
(m,1H),7.52-7.46(m,1H),7.32-7.21(m,2H),7
.08-7.02(m,2H),7.00-6.87(m,2H),6.70-6.53
(m,1H),6.33-6.24(m,1H),6.12(d,J=5.7Hz,1H
),5.80-5.69(m,1H),4.70-4.57(m,1H),4.03-3
.48(m,4H),2.37-2.04(m,5H)。
【0795】
実施例23:(R,E)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
N-(1-(4-メチルアミノ)ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド;
【0796】
【0797】
工程A:tert-ブチル(R,E)-メチル(4-(3-(5-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-4-オキソブ
タ-2-エン-1-イル)カルバメート。実施例104(*Sアトロプ異性体を得るため
の工程Fの後のキラル分割法Aを含む)と同様の方法で、(R)-5-(*S)-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド(実施例98)及び(E)-4-[tert-ブトキシカルボニル(メチル)アミノ
]ブタ-2-エン酸(中間体10)を使用して、標記化合物を調製した。
【0798】
工程B:(R,E)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-
(1-(4-メチルアミノ)ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド;tert-ブチル(R,E)-メチル(4-(3-(5-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-4-オキソブ
タ-2-エン-1-イル)カルバメート(52mg、0.075mmol)を含むフラス
コに、MeOH(4.0mL)及び濃HCl水溶液(4.0mL)を添加した。反応混合
物を室温で1時間撹拌し、次に混合物を減圧下で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィで
精製して、標記化合物を白色の固体として得た(32mg、65%)。MS(ESI):
C32H32N6O4Sの質量計算値、596.7;m/z実測値、597.3[M+H
]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.40(s,1H),8.3
7-8.30(m,1H),7.44-7.37(m,2H),7.34-7.27(m
,1H),7.21-7.14(m,1H),7.13-7.04(m,3H),7.0
1-6.95(m,1H),6.92-6.82(m,1H),6.74-6.60(m
,1H),6.12-6.05(m,1H),4.54-3.91(m,3H),3.8
4-3.75(m,2H),3.25-3.08(m,1H),3.00-2.81(m
,1H),2.71(s,3H),2.18-2.02(m,4H),1.94-1.8
3(m,1H),1.82-1.67(m,1H),1.66-1.53(m,1H)。
【0799】
実施例24:(R)-5-(4-(3-((2-シアノフェノキシ)メチル)フェノキ
シ)-2-メチルフェニル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド。
【0800】
【0801】
実施例52の方法、工程Bを使用して、(R)-5-(4-(2,6-ジフルオロフェ
ノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,-
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミドの代わりに、(R)-5-(4-(3-((2-シアノフェノキシ)メチル)フェノ
キシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレー
ト(中間体78)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C36H32N
6O4Sの質量計算値、644.7;m/z実測値、645[M+H]+。1H NMR
(400MHz,DMSO-d6):δ 8.30(d,J=5.4Hz,1H),8.
07(d,J=7.7Hz,1H),7.80-7.70(m,1H),7.69-7.
60(m,1H),7.53-7.44(m,1H),7.37-7.23(m,3H)
,7.17-7.05(m,3H),7.04-6.93(m,1H),5.95(d,
J=5.5Hz,1H),5.33(s,2H),4.05-3.92(m,1H),2
.95-2.84(m,1H),2.80-2.68(m,1H),2.27(s,3H
),2.05(s,3H),2.03-1.93(m,2H),1.85-1.65(m
,2H),1.61-1.47(m,1H),1.45-1.30(m,1H)。
【0802】
実施例25:(S,E)-N-(1-(4-ヒドロキシブテ-2-ノイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0803】
【0804】
実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(
3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1
)の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレー
トを使用して、工程Iにおいて、プロペ-2-ノイルの代わりに(E)-4-ヒドロキシ
ブタ-2-エン酸(中間体13)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):
C31H29N5O5Sの質量計算値、583.7;m/z実測値、584.6[M+H
]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.33-8.29(m,1H
),7.42-7.35(m,2H),7.33-7.28(m,1H),7.19-7
.12(m,1H),7.10-7.02(m,3H),6.99-6.94(m,1H
),6.88-6.77(m,1H),6.71-6.61(m,1H),6.08-6
.03(m,1H),4.53-3.90(m,5H),3.24-3.12(m,1H
),2.97-2.84(m,1H),2.11(s,3H),2.09-2.00(m
,1H),1.89-1.81(m,1H),1.77-1.65(m,1H),1.6
3-1.50(m,1H)。
【0805】
実施例26:(R)-N-(1-(2-クロロアクリロイル)ピペリジン-3-イル)
-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0806】
【0807】
実施例104と同様の方法で、2-クロロプロプ-2-エン酸及び(R)-5-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド(実施例869)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C30H2
6ClN5O4Sの質量計算値、588.1;m/z実測値、588.3[M+H]+。
1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.42-8.37(m,1H),7
.44-7.35(m,2H),7.33-7.28(m,1H),7.20-7.13
(m,1H),7.11-7.03(m,3H),7.00-6.93(m,1H),6
.22-6.06(m,1H),5.70(s,2H),4.48-4.13(m,1H
),4.12-3.83(m,2H),3.25-3.12(m,1H),2.99-2
.82(m,1H),2.12(s,3H),2.10-2.01(m,1H),1.9
3-1.83(m,1H),1.80-1.67(m,1H),1.65-1.52(m
,1H)。
【0808】
実施例27:(R,E)-N-(1-(4-アミノブテ-2-ノイル)ピペリジン-3
-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0809】
【0810】
工程A:tert-ブチル(R,E)-(4-(3-(5-(2-メチル-4-フェノ
キシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-4-オキソブタ-2
-エン-1-イル)カルバメート。実施例104と同様の方法で、tert-ブチル(3
R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレート及び(R)-5-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施
例869)を使用して、標記化合物を調製した。
【0811】
工程B:(R,E)-N-(1-(4-アミノブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イ
ル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1
31の工程Bに記載される条件を使用して、tert-ブチル(R,E)-(4-(3-
(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-
1-イル)-4-オキソブタ-2-エン-1-イル)カルバメートを使用して、標記化合
物を調製した。MS(ESI):C31H30N6O4Sの質量計算値、582.7;m
/z実測値、583.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ
8.48(s,1H),8.38-8.31(m,1H),7.45-7.37(m,
2H),7.33-7.27(m,1H),7.22-7.14(m,1H),7.14
-7.03(m,3H),7.02-6.95(m,1H),6.85-6.78(m,
1H),6.77-6.67(m,1H),6.12-6.06(m,1H),4.57
-3.89(m,3H),3.78-3.71(m,2H),3.25-3.08(m,
1H),2.97-2.80(m,1H),2.17-2.01(m,4H),1.96
-1.84(m,1H),1.83-1.70(m,1H),1.67-1.53(m,
1H)。
【0812】
実施例28:N-(3S,4R)-1-アクリロイル-4-フルオロピロリジン-3-
イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド。
【0813】
【0814】
実施例1の方法1、工程A~I(*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)と同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-
3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、
tert-ブチル(3S,4R)-3-アミノ-4-フルオロピロリジン-1-カルボキ
シレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H24FN5O4
Sの質量計算値、557.6;m/z実測値、558.2[M+H]+。1H NMR(
400MHz,CD3OD):δ 8.37-8.30(m,1H),7.45-7.3
7(m,2H),7.33-7.26(m,1H),7.21-7.14(m,1H),
7.11-7.02(m,3H),7.00-6.92(m,1H),6.67-6.5
3(m,1H),6.36-6.26(m,1H),6.12-6.05(m,1H),
5.81-5.74(m,1H),5.39-5.16(m,1H),4.19-3.8
4(m,3H),3.81-3.52(m,2H),2.12(s,3H)。
【0815】
実施例29:(R,EZ)-N-(1-(2-シアノ-4-エトキシ-4-メチルペン
テ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド。
【0816】
【0817】
丸底フラスコに、(R)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-3-イル)
-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例874
、200mg、0.35mmol)、2-エトキシ-2-メチルプロパナール(123m
g、1.1mmol)、ピペリジン(0.3mL)、及びEtOH(5mL)を添加し、
室温で15時間撹拌した。次に、反応混合物を濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマト
グラフィで精製して、標記化合物を明黄色の固体として得た(154mg、収率63.0
%)。MS(ESI):C36H36N6O5Sの質量計算値、664.8;m/z実測
値、665.8[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.3
5-8.31(m,1H),7.43-7.37(m,2H),7.33-7.27(m
,1H),7.20-7.14(m,1H),7.11-7.03(m,3H),7.0
0-6.95(m,1H),6.92-6.69(m,1H),6.12-6.05(m
,1H),4.62-3.89(m,3H),3.60-3.34(m,3H),3.1
9-2.86(m,1H),2.21-2.20(m,4H),1.96-1.85(m
,1H),1.80-1.62(m,2H),1.50-1.21(m,9H)。
【0818】
実施例30:(R,E)-N-(1-(4-ヒドロキシブテ-2-ノイル)ピロリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0819】
【0820】
実施例104の方法を使用して、メチルスルホニルプロパン酸の代わりに(E)-4-
ヒドロキシブタ-2-エン酸(中間体13)を使用して、標記化合物を調製した。
【0821】
MS(ESI):C30H27N5O5Sの質量計算値、569.6;m/z実測値、
570.5[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.
24(s,1H),8.32(d,J=5.4Hz,1H),7.49-7.40(m,
2H),7.36(d,J=8.6Hz,1H),7.23-7.15(m,1H),7
.14-7.03(m,3H),7.02-6.90(m,1H),6.81-6.67
(m,1H),6.46-6.25(m,1H),5.96(d,J=5.2Hz,1H
),5.09-4.90(m,1H),4.57-4.37(m,1H),4.21-4
.05(m,2H),3.88-3.38(m,4H),2.22-2.08(m,1H
),2.05(s,3H),2.01-1.90(m,1H)。
【0822】
実施例31:N-(4-シアノ-1,4-オキサゼパン-6-イル)-5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0823】
【0824】
実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(
3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1
)の代わりに、tert-ブチル6-アミノ-1,4-オキサゼパン-4-カルボキシレ
ートを使用し、工程Iにおいて、プロペ-2-エノイルクロリドの代わりにブロモシアニ
ドを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C28H24N6O4Sの質量
計算値、540.6;m/z実測値、541.5[M+H]+。1H NMR(400M
Hz,DMSO-d6):δ 10.26(s,1H),8.40-8.26(m,1H
),8.19(s,1H),7.49-7.37(m,2H),7.37-7.28(m
,1H),7.21-7.14(m,1H),7.14-7.02(m,3H),6.9
9-6.91(m,1H),6.04-5.86(m,1H),4.38-4.22(m
,1H),3.90-3.81(m,1H),3.80-3.66(m,3H),3.5
7-3.50(m,1H),3.41-3.35(m,3H),2.03(s,3H)。
【0825】
実施例32:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(
シクロヘキシルオキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0826】
【0827】
工程A:2-クロロ-4-[4-(シクロヘキソキシ)メトキシ-2-メチルアニリノ
]ピリジン-3-カルボニトリル。2-クロロ-4-(4-ヒドロキシ-2-メチルアニ
リノ)ピリジン-3-カルボニトリル(中間体14)(1g、4mmol)、シクロヘキ
サノール(1.16g、11.6mmol)、PPh3(1.5g,5.7mmol)、
及びTHF(20mL)を含む丸底フラスコに、0℃でDIAD(1.17g、5.79
mmol)を添加した。混合物を室温で終夜撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、残渣をフ
ラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、黄色の固体として、標記化合物を得た(4
00mg、収率30%)。
【0828】
工程B:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(シク
ロヘキシルオキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1
、工程D~Iと同様の方法で、工程Dにおいて、2-クロロ-4-(2-メチル-4-フ
ェノキシアニリノ)ピリジン-3-カルボニトリルの代わりに、2-クロロ-4-[4-
(シクロヘキソキシ)-2-メチルアニリノ]ピリジン-3-カルボニトリルを使用し、
工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジ
ン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-ア
ミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ES
I):C30H33N5O4Sの質量計算値、559.7;m/z実測値、560.1[
M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.43(s,1H),
8.30(d,J=5.5Hz,1H),7.23-7.15(m,1H),7.02-
6.95(m,1H),6.94-6.89(m,1H),6.87-6.71(m,1
H),6.27-6.14(m,1H),6.03(d,J=5.5Hz,1H),5.
79-5.67(m,1H),4.55-3.88(m,4H),3.25-3.11(
m,1H),3.01-2.80(m,1H),2.10(s,3H),2.06-1.
94(m,3H),1.90-1.69(m,4H),1.65-1.36(m,7H)
。
【0829】
実施例33:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(
イソプロポキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0830】
【0831】
工程A:4-イソプロポキシ-2-メチル-1-ニトロベンゼン。丸底フラスコに、3
-メチル-4-ニトロフェノール(5.0g、33mmol)、K2CO3(9.0g、
65mmol)、DMF(20mL)及び2-ヨードプロパン(8.3g、460mmo
l)を添加し、反応物を80℃で終夜撹拌した。水を混合物に添加し、黄色の沈殿物が形
成された。混合物を濾過し、沈殿物を水で洗浄し、真空下で乾燥させて標記化合物を得た
(5.0g、収率78%)。
【0832】
工程B:4-イソプロポキシ-2-メチルアニリン。丸底フラスコに、4-イソプロポ
キシ-2-メチル-1-ニトロベンゼン(5.0g、26mmol)及び無水DMF(1
00mL)を添加した。反応混合物を減圧下で排気し、N2(3回)で充填し、Pd/C
(炭素上10%、500mg)を添加した。混合物を減圧下で排気し、N2(3回)で充
填した後、減圧下で排気し、H2で充填した。混合物をH2雰囲気下で終夜撹拌した。混
合物を珪藻土で濾過し、濃縮乾固させて、標記化合物を得た(3.5g、収率83%)。
【0833】
工程C:2-クロロ-4-(4-イソプロポキシ-2-メチルアニリノ)ピリジン-3
-カルボニトリル。丸底フラスコに、4-イソプロポキシ-2-メチルアニリン(1g、
6mmol)、2-クロロ-4-ヨードピリジン-3-カルボニトリル(2.0g、7.
6mmol)、DPEPhos[ビス(2-ジフェニルホスフィノフェニル)エーテル(
650mg、1.2mmol)、酢酸パラジウム(II)(135mg、0.600mm
ol)、及びK3PO4(3.5g、16mmol)を添加した。反応混合物を脱気し、
120℃で終夜加熱した。反応物を室温まで冷却し、濃縮乾固させ、フラッシュカラムク
ロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(2.34g、収率65
.0%)。
【0834】
工程D:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(イソ
プロポキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程
D~Iと同様の方法で、工程Dにおいて、2-クロロ-4-(2-メチル-4-フェノキ
シアニリノ)ピリジン-3-カルボニトリルの代わりに、2-クロロ-4-[4-(イソ
プロポキシ-2-メチルアニリノ)ピリジン-3-カルボニトリルを使用し、工程Gにお
いて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カ
ルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリ
ジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C2
7H29N5O4Sの質量計算値、519.6;m/z実測値、520.2[M+H]+
。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.18(s,1H),8.
30(d,J=5.4Hz,1H),8.18-8.01(m,1H),7.33-7.
15(m,1H),7.04-6.87(m,2H),6.85-6.67(m,1H)
,6.22-6.02(m,1H),5.89(d,J=5.4Hz,1H),5.74
-5.60(m,1H),4.78-4.56(m,1H),4.57-3.86(m,
2H),3.84-3.68(m,1H),3.17-2.90(m,1H),2.85
-2.59(m,1H),2.03(s,3H),1.98-1.88(m,1H),1
.82-1.55(m,2H),1.52-1.36(m,1H),1.35-1.24
(m,6H)。
【0835】
実施例34:N-(3S,4R)-1-アクリロイル-4-メトキシピロリジン-3-
イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0836】
【0837】
実施例1の方法、工程A~Iと同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、tert-ブチル(3S,4R)-3-アミノ-4-メトキシピロリジン-
1-カルボキシレート(中間体11)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI
):C30H27N5O5Sの質量計算値、569.6;m/z実測値、570.4[M
+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD及びDMSO-d6の混合物):δ
8.29(d,J=5.4Hz,1H),7.44-7.35(m,2H),7.32
-7.26(m,1H),7.18-7.10(m,1H),7.10-7.00(m,
3H),6.98-6.90(m,1H),6.62-6.47(m,1H),6.23
-6.10(m,1H),5.98(d,J=5.5Hz,1H),5.72-5.63
(m,1H),4.75-4.49(m,1H),4.05-3.90(m,2H),3
.82-3.60(m,2H),3.52-3.41(m,1H),3.36-3.27
(m,3H),2.05(s,3H)。
【0838】
実施例35:(R)-N-(1-シアノピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0839】
【0840】
実施例1の方法1、工程A~I(*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)と同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-
3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、
tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用し、工
程Iにおいて、プロペ-2-エノイルクロリドの代わりにブロモシアニドを使用して、標
記化合物を調製した。MS(ESI):C28H24N6O3Sの質量計算値、524.
6;m/z実測値、525.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-
d6):δ 10.18(br,1H),8.36-8.25(m,1H),8.23-
8.08(br,1H),7.46-7.39(m,2H),7.37-7.30(m,
1H),7.20-7.16(m,1H),7.13-7.05(m,3H),6.99
-6.92(m,1H),6.00-5.86(m,1H),3.97-3.90(m,
1H),2.98-2.90(m,2H),2.03(s,3H),2.01-1.90
(m,1H),1.90-1.83(m,1H),1.82-1.73(m,1H),1
.66-1.51(m,2H),1.51-1.34(m,1H)。
【0841】
実施例36:N-((3S,4S)-1-アクリロイル-4-フルオロピロリジン-3
-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0842】
【0843】
実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(
3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1
)の代わりに、tert-ブチル(3S,4S)-3-アミノ-4-フルオロピロリジン
-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H
24FN5O4Sの質量計算値、557.6;m/z実測値、558.1[M+H]+。
1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.33(d,J=5.5Hz,1H
),7.47-7.37(m,2H),7.34-7.27(m,1H),7.24-7
.13(m,1H),7.13-7.02(m,3H),7.02-6.94(m,1H
),6.70-6.56(m,1H),6.39-6.28(m,1H),6.08(d
,J=5.5Hz,1H),5.83-5.74(m,1H),5.35-5.16(m
,1H),4.76-4.65(m,1H),4.10-3.74(m,4H),2.1
2(s,3H)。
【0844】
実施例37:N-((3S,4R)-1-アクリロイル-4-フルオロピロリジン-3
-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0845】
【0846】
実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(
3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1
)の代わりに、tert-ブチル(3S,4R)-3-アミノ-4-フルオロピロリジン
-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H
24FN5O4Sの質量計算値、557.6;m/z実測値、558.1[M+H]+。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6及びCD3OD):δ 8.28(d,J
=5.2Hz,1H),7.42-7.21(m,3H),7.16-7.07(m,1
H),7.07-6.97(m,3H),6.95-6.88(m,1H),6.61-
6.45(m,1H),6.25-6.15(m,1H),5.98(d,J=5.4H
z,1H),5.74-5.64(m,1H),5.35-5.10(m,1H),4.
81-4.61(m,1H),4.06-3.84(m,2H),3.80-3.47(
m,2H),2.04(s,3H)。
【0847】
実施例38:(R,E)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
N-(1-(4-メチルアミノ)ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド;
【0848】
【0849】
実施例104と同様の方法で、(E)-4-[tert-ブトキシカルボニル(メチル
)アミノ]ブタ-2-エン酸(中間体10)及び(R)-5-(*S)-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実
施例98)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C32H32N6O4
Sの質量計算値、596.7;m/z実測値、597.4[M+H]+。1H NMR(
400MHz,CD3OD):δ 8.46(s,1H),8.38-8.31(m,1
H),7.45-7.37(m,2H),7.33-7.27(m,1H),7.22-
7.14(m,1H),7.14-7.03(m,3H),7.02-6.95(m,1
H),6.92-6.83(m,1H),6.74-6.61(m,1H),6.12-
6.06(m,1H),4.57-3.89(m,3H),3.86-3.76(m,2
H),3.25-3.08(m,1H),2.97-2.83(m,1H),2.71(
s,3H),2.17-2.01(m,4H),1.96-1.84(m,1H),1.
83-1.70(m,1H),1.67-1.53(m,1H)。
【0850】
実施例39:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-(
シクロヘキシルオキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0851】
【0852】
実施例33の工程A~Iを使用するように、工程1において、2-ヨードプロパンの代
わりにヨードシクロヘキサンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(R)-3-ア
ミノピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル(3R)-3-ア
ミノピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ES
I):C29H31N5O4Sの質量計算値、545.7;m/z実測値、546.1[
M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.33(d,J=5.
6Hz,1H),7.30-7.20(m,1H),7.04-6.99(m,1H),
6.98-6.93(m,1H),6.73-6.55(m,1H),6.37-6.2
6(m,1H),6.06(d,J=5.6Hz,1H),5.85-5.71(m,1
H),4.73-4.58(m,1H),4.47-4.36(m,1H),4.07-
3.52(m,4H),2.43-2.11(m,5H),2.07-2.00(m,2
H),1.89-1.80(m,2H),1.68-1.41(m,6H)。
【0853】
実施例40:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-メトキシ-4-メチルペンテ
-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド。
【0854】
【0855】
丸底フラスコに、(R)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-3-イル)
-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例874
、250mg、0.44mmol)、2-エトキシ-2-メチルプロパナール(225m
g、2.2mmol)、EtOH(5mL)、及びピペリジン(75mL)を添加した。
反応混合物を室温で1時間撹拌し、濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで
精製して、標記化合物を白色の固体として得た(80mg、収率28%)。MS(ESI
):C35H34N6O5Sの質量計算値、650.7;m/z実測値、651.3[M
+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.32(d,J=5.6
Hz,1H),7.47-7.36(m,2H),7.34-7.26(m,1H),7
.22-7.14(m,1H),7.12-7.02(m,3H),7.01-6.94
(m,1H),6.92-6.69(m,1H),6.06(d,J=5.5Hz,1H
),4.56-3.83(m,3H),3.6-3.32(m,1H),3.29-3.
22(m,3H),3.18-2.82(m,1H),2.17-2.02(m,4H)
,1.98-1.84(m,1H),1.81-1.57(m,2H),1.51-1.
32(m,6H)。
【0856】
実施例41:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-13C-シクロプロピルアク
リロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド。
【0857】
【0858】
工程A:13C-シクロプロパンカルバルデヒド。THF(10mL)中の13C-D
MF(500mg、6.75mmol)の溶液を、THF(0.5M、14.8mL、7
.42mmol)中のシクロプロパンマグネシウムブロマイドに氷浴中でゆっくりと添加
し、N2下で5時間かけて冷却した。混合物を室温に戻し、1時間撹拌した。混合物を3
MのHCl水溶液で酸性化し、Et2Oで抽出し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し
、濃縮乾固させて標記化合物を淡黄色の油状物として得、それを精製することなく次の工
程で使用した。
【0859】
工程B:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-13C-シクロプロピルアクリロ
イル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド。EtOH(5mL)中の(R)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピ
ペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド(実施例874、200mg、0.35mmol)及び13C-シクロプロパンカ
ルバルデヒド。(100mg、1.4mmol)の溶液に、ピペリジン(60mg、0.
70mmolを添加し、室温で終夜撹拌した。反応物を濃縮乾固させ、順相フラッシュカ
ラムクロマトグラフィ(SiO2)で精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(2
2mg、収率91%)。MS(ESI):C34H30N6O4Sの質量計算値、619
.7;m/z実測値、620.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3O
D):δ 8.28(d,J=5.6Hz,1H),7.39-7.31(m,2H),
7.28-7.21(m,1H),7.16-7.07(m,1H),7.07-6.9
6(m,3H),6.95-6.85(m,1H),6.72-6.19(m,1H),
5.98(d,J=5.6Hz,1H),4.24-4.08(m,3H),3.99-
3.83(m,2H),2.04(s,3H),1.98-1.88(m,2H),1.
83-1.74(m,1H),1.69-1.60(m,1H),1.54-1.45(
m,1H),1.16-1.05(m,2H),0.95-0.83(m,1H),0.
81-0.74(m,1H)。
【0860】
実施例42:(R)-N-(1-(ブチ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-
(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0861】
【0862】
実施例104の方法を使用し、3-メチルスルホニルプロパン酸の代わりにブチ-2-
イン酸を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C31H27N5O4Sの
質量計算値、565.6;m/z実測値、566.2[M+H]+。1H NMR(40
0MHz,CD3OD及びDMSO-d6):δ 8.32-8.27(m,1H),7
.40-7.33(m,2H),7.31-7.26(m,1H),7.17-7.10
(m,1H),7.09-7.00(m,3H),6.96-6.89(m,1H),6
.00-5.95(m,1H),4.40-3.73(m,3H),3.29-3.02
(m,1H),2.92-2.64(m,1H),2.07(s,3H),1.99-1
.91(m,4H),1.85-1.73(m,1H),1.69-1.59(m,1H
),1.53-1.37(m,1H)。
【0863】
実施例43:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-メチル-4-モルホリノペン
テ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0864】
【0865】
工程A:(R)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-(
*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0866】
実施例104と同様の方法で、2-シアノ酢酸及び(R)-5-(*S)-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
(実施例98)を使用して、標記化合物を調製した。
【0867】
実施例B:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-メチル-4-モルホリノペンテ
-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド。封止管に、(R)-N-(1-(2-シアノアセチ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド(50mg、0.09mmol)、2-メチル-2-モルホリノ
プロパナール(20mg、0.13mmol)、ピペリジン(9mg、0.1mmol)
、及びEtOH(3mL)を添加した。封止管を105℃に終夜加熱し、室温に冷却し、
残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、黄色の固体として、標記化合物を
得た(39mg、収率63%)。MS(ESI):C38H39N7O5Sの質量計算値
、705.8;m/z実測値、706.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,
CD3OD):δ 8.33(d,J=5.5Hz,1H),7.47-7.37(m,
2H),7.33-7.26(m,1H),7.23-7.14(m,1H),7.12
-7.03(m,3H),7.01-6.94(m,1H),6.90-6.78(m,
1H),6.07(d,J=5.6Hz,1H),4.55-3.82(m,3H),3
.81-3.63(m,4H),3.47-3.35(m,0.5H),3.29-2.
86(m,1.5H),2.71-2.51(m,4H),2.12(s,3H),2.
07-1.60(m,4H),1.41-1.24(m,6H)。
【0868】
実施例44:(S)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0869】
【0870】
実施例1の方法1、工程A~I(*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)と同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-
3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、
tert-ブチル(3S)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、
標記化合物を調製した。MS(ESI):C30H27N5O4Sの質量計算値、553
.6;m/z実測値、554.0[M+H]+。1H NMR(500MHz,CD3O
D):δ 8.29(d,J=6.5Hz,1H),7.47-7.33(m,2H),
7.29(d,J=8.4Hz,1H),7.24-6.94(m,5H),6.88-
6.73(m,1H),6.20(d,J=17.3Hz,1H),6.13-5.97
(m,1H),5.80-5.62(m,1H),4.64-3.88(m,3H),3
.26-3.12(m,1H),3.04-2.89(m,1H),2.18-2.02
(m,4H),1.99-1.47(m,3H)。
【0871】
実施例45:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-フ
ルオロ-6-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0872】
【0873】
実施例1の方法1、工程C~Gと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに2-フルオロ-6-メチル-4-フェノキシアニリン(中間体
9)を使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フル
オロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに1-[(3R)-3-ア
ミノピロリジン-1-イル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体5)を使用して、標記
化合物を調製した。MS(ESI):C29H24FN5O4Sの質量計算値、557.
6;m/z実測値、558.5[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD
):δ 8.36-8.28(br,1H),7.57-7.41(m,2H),7.3
4-7.10(m,3H),6.95-6.85(m,1H),6.83-6.76(m
,1H),6.75-6.55(m,1H),6.42-6.25(m,1H),6.1
7-6.04(m,1H),5.86-5.70(m,1H),4.77-4.57(m
,1H),4.18-3.51(m,4H),2.48-1.94(m,5H)。
【0874】
実施例46:(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-N-(1-プロピオロイルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0875】
【0876】
実施例75と同様の方法を使用し、プロパ-2-イン酸及び(R)-5-(*S)-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド(実施例98)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C30H
25N5O4Sの質量計算値、551.6;m/z実測値、552.4[M+H]+。1
H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.40-8.26(m,1H),7.
43-7.34(m,2H),7.29-7.21(m,1H),7.20-7.13(
m,1H),7.12-7.03(m,3H),7.00-6.93(m,1H),6.
09-6.03(m,1H),4.50-4.36(m,1H),4.33-4.13(
m,1H),4.05-3.77(m,2H),3.38-3.19(m,1H),3.
06-2.85(m,1H),2.16-2.01(m,4H),1.95-1.84(
m,1H),1.79-1.67(m,1H),1.64-1.49(m,1H)。
【0877】
実施例47:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル
)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0878】
【0879】
実施例75と同様の方法を使用し、(E)-2-シアノ-3-シクロプロピルプロパ-
2-エン酸(中間体17)、及び(R)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)
-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例860)を使用して、標記化合物を
調製した。MS(ESI):C33H28N6O4Sの質量計算値、604.7;m/z
実測値、605.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CD3OD):δ 8
.32(dd,J=5.7,1.6Hz,1H),7.50-7.31(m,4H),7
.29-6.99(m,5H),6.63-6.46(m,1H),6.28-6.10
(m,1H),5.48(d,J=1.4Hz,1H),4.53-3.87(m,3H
),2.21-0.70(m,11H)。
【0880】
実施例48:(R)-N-(1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-3-イル
)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0881】
【0882】
実施例75と同様の方法を使用し、2-フルオロプロパ-2-エン酸及び(R)-5-
(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド(実施例869)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C3
0H26FN5O4Sの質量計算値、571.6;m/z実測値、572.2[M+H]
+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.32(d,J=5.6H
z,1H),7.46-7.35(m,2H),7.32-7.23(m,1H),7.
21-7.12(m,1H),7.12-7.02(m,3H),7.00-6.91(
m,1H),6.09-6.05(m,1H),5.28-5.06(m,2H),4.
51-3.84(m,3H),3.25-2.85(m,2H),2.11(s,3H)
,2.09-1.99(m,1H),1.96-1.82(m,1H),1.77-1.
53(m,2H)。
【0883】
実施例49:(R)-N-(1-(2-フルオロアクリロイル)ピペリジン-3-イル
)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0884】
【0885】
丸底フラスコに、(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例98、31mg、0.0
62mmol)を添加し、DMF(3mL)、2-フルオロアクリル酸(9mg、0.0
1mmol)、トリエチルアミン(21mg、0.188mmol)、HATU(47m
g、0.124mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。水を添加し
、沈殿物を濾過によって回収した後、シリカゲルクロマトグラフで精製して、標記化合物
を明黄色の固体として得た。
【0886】
MS(ESI):C30H26FN5O4Sの質量計算値、571.6;m/z実測値
、572.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.34
(d,J=5.5Hz,1H),7.47-7.36(m,2H),7.33-7.25
(m,1H),7.22-7.14(m,1H),7.13-7.03(m,3H),7
.02-6.94(m,1H),6.08(d,J=5.6Hz,1H),5.30-5
.10(m,2H),4.63-3.77(m,3H),3.29-2.75(m,2H
),2.15(s,3H),2.10-2.00(m,1H),1.95-1.84(m
,1H),1.80-1.69(m,1H),1.67-1.55(m,1H)。
【0887】
実施例50:N-((3S,4S)-1-アクリロイル-4-ヒドロキシピロリジン-
3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0888】
【0889】
実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(
3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1
)の代わりに、tert-ブチル(3S,4S)-3-アミノ-4-ヒドロキシピロリジ
ン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29
H25N5O5Sの質量計算値、555.6;m/z実測値、556.1[M+H]+。
1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.31(d,J=5.5Hz,1H
),7.45-7.35(m,2H),7.35-7.27(m,1H),7.21-7
.12(m,1H),7.11-7.00(m,3H),7.00-6.93(m,1H
),6.66-6.54(m,1H),6.34-6.24(m,1H),6.06(d
,J=5.5Hz,1H),5.76(dt,J=10.5,1.9,1H),4.50
-4.32(m,2H),4.09-3.49(m,4H),2.11(s,3H)。
【0890】
実施例51:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(
シクロプロポキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0891】
【0892】
工程A:4-(シクロプロポキシ)-2-メチル-1-ニトロベンゼン。反応バイアル
に、3-メチル-4-ニトロフェノール(3.1g、20mmol)、ブロモシクロプロ
パン(4.9g、40mmol)、KI(3.4g、20mmol)、炭酸セシウム(6
.6g、20mmol)、及びNMP(20mL)を添加し、マイクロ波で170℃で2
時間加熱した。反応物をEtOAcで希釈し、生理食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で
乾燥させ、濃縮乾固させて、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物
を褐色の液体として得た(0.85g、収率22%)。
【0893】
工程B:4-(シクロプロポキシ)-2-メチルアニリン。MeOH(15mL)中の
4-(シクロプロポキシ)-2-メチル-1-ニトロベンゼン(450mg,2.3mm
ol)及びPd/C(24mg、0.23mmol)アニリンをH2下で5時間撹拌した
。反応物を濾過し、濾液を濃縮乾固させ、標記化合物を褐色の液体として得(310mg
、収率82%)、これを精製することなく次の工程に使用した。
【0894】
工程C:2-クロロ-4-[(4-(シクロプロポキシ)-2-メチルアニリノ)]ピ
リジン-3-カルボニトリル。丸底フラスコに、4-(シクロプロポキシ)-2-メチル
アニリン(420mg、2.6mmol)、2-クロロ-4-ヨードピリジン-3-カル
ボニトリル(885mg、3.35mmol)、Pd(OAc)2(58mg、0.26
mmol)、DPEphos(280mg、0.51mmol)、炭酸セシウム(1.7
g、5.2mmol)、及びジオキサン(20mL)を添加し、110℃で15時間、N
2下で撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して
、標記化合物を明黄色の固体として得た(530mg、収率69%)。
【0895】
工程D:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(シク
ロプロポキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工
程D~Iと同様の方法で、工程Dにおいて、2-クロロ-4-(2-メチル-4-フェノ
キシアニリノ)ピリジン-3-カルボニトリルの代わりに、2-クロロ-4-[4-(シ
クロプロポキシ-2-メチルアニリノ)ピリジン-3-カルボニトリルを使用し、工程G
において、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキン酸(中間体
27)の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシ
レートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H27N5O4Sの
質量計算値、517.6;m/z実測値、518.3[M+H]+。1H NMR(40
0MHz,CD3OD):δ 8.35-8.26(m,1H),7.27-7.20(
m,1H),7.15-7.04(m,2H),6.85-6.71(m,1H),6.
24-6.13(m,1H),6.07-6.00(m,1H),5.77-5.67(
m,1H),4.61-3.87(m,3H),3.87-3.76(m,1H),3.
22-3.08(m,1H),2.96-2.81(m,1H),2.16-1.98(
m,4H),1.92-1.80(m,1H),1.79-1.65(m,1H),1.
64-1.50(m,1H),0.88-0.77(m,2H),0.76-0.67(
m,2H)。
【0896】
実施例52:(R)-5-(4-(2,6-ジフルオロフェノキシ)-2-メチルフェ
ニル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0897】
【0898】
工程A:(R)-5-(4-(2,6-ジフルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル
)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A
~Hと同様の方法で、工程Aにおいて、フェノールの代わりに2,6-ジフルオロフェノ
ールを使用し、工程Gにおいて、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキン酸(中間体27)の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピロリ
ジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
【0899】
工程B:(R)-5-(4-(2,6-ジフルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル
)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。丸底フラスコに
、(R)-5-(4-(2,6-ジフルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(120mg、0.22mmol)及
びDCM(5mL)の混合物に添加し、ホルムアルデヒド(0.5mL、H2O中37重
量%)で処理した。撹拌反応物にNaBH(AcO)3(95mg、0.45mmol)
を添加し、反応を室温で1時間維持した。反応物を濃縮乾固させ、残渣をフラッシュカラ
ムクロマトグラフィで精製して、黄色の固体として、標記化合物を得た(59mg、収率
43%)。MS(ESI):C28H25F2N5O3Sの質量計算値、549.6;m
/z実測値、550.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)
:δ 8.33-8.25(m,1H),8.12-8.00(m,1H),7.48-
7.29(m,4H),7.11-7.05(m,1H),6.99-6.89(m,1
H),5.94-5.84(m,1H),4.01-3.93(m,1H),2.90-
2.84(m,1H),2.76-2.69(m,1H),2.25(s,3H),2.
07(s,3H),2.01-1.96(m,2H),1.91(s,3H),1.84
-1.76(m,1H),1.76-1.67(m,1H),1.62-1.49(m,
1H),1.44-1.32(m,1H)。
【0900】
実施例53:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)
-(5-クロロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド。
【0901】
【0902】
工程A:2-クロロ-4-[(5-クロロ-1,3-ベンゾジオキソール-4-イル)
アミノ]ピリジン-3-カルボニトリル。ジオキサン(80mL)中の2,4-ジクロロ
ピリジン-3-カルボニトリル(1.6g、9.3mmol)、5-クロロ-1,3-ベ
ンゾジオキソール-4-アミン(1.6g、9.3mmol)、DPEphos(1.0
g、1.9mmol)、Pd(AcO)2(0.21g、0.93mmol)、及びK3
PO4(5.0g、23mmol)の混合物をN2下で終夜還流加熱した。反応物を濃縮
乾固させ、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、黄色の固体として、標
記化合物を得た(2.2mg、収率77%)。
【0903】
工程B:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(
5-クロロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
実施例1の方法1、工程D~I(*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル分
割法Aを含む)と同様の方法で、工程Dにおいて、2-クロロ-4-(2-メチル-4-
フェノキシアニリノ)ピリジン-3-カルボニトリルの代わりに2-クロロ-4-[(5
-クロロ-1,3-ベンゾジオキソール-4-イル)アミノ]ピリジン-3-カルボニト
リルを使用し、工程Gにおいて、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキン酸(中間体27)の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピロリ
ジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C2
4H20ClN5O5Sの質量計算値、526.0;m/z実測値、526.2[M+H
]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.38(d,J=5.5Hz
,1H),7.11(d,J=8.4Hz,1H),7.00(d,J=8.4Hz,1
H),6.85-6.70(m,1H),6.25(d,J=5.5Hz,1H),6.
23-6.15(m,1H),6.11-6.07(m,2H),5.78-5.65(
m,1H),4.56-4.48(m,0.5H),4.31-4.23(m,0.5H
),4.20-4.12(m,0.5H),4.05-3.87(m,1.5H),3.
25-3.11(m,1H),2.97-2.85(m,1H),2.12-2.01(
m,1H),1.91-1.82(m,1H),1.79-1.65(m,1H),1.
63-1.52(m,1H)。
【0904】
実施例54:N-(3R,4S)-1-アクリロイル-4-メトキシピロリジン-3-
イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0905】
【0906】
実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(
3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1
)の代わりに、tert-ブチル(3S,4S)-3-アミノ-4-メトキシピロリジン
-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C30H
27N5O5Sの質量計算値、569.6;m/z実測値、570.0[M+H]+。1
H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.33(d,J=5.3Hz,1H)
,7.46-7.36(m,2H),7.35-7.26(m,1H),7.22-7.
13(m,1H),7.13-7.02(m,3H),7.02-6.94(m,1H)
,6.68-6.53(m,1H),6.37-6.23(m,1H),6.08(d,
J=5.5Hz,1H),5.83-5.71(m,1H),4.66-4.56(m,
1H),4.08-3.77(m,3H),3.75-3.62(m,2H),3.52
-3.45(m,3H),2.12(s,3H)。
【0907】
実施例55:(R)-N-(1-(ブチ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-
(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0908】
【0909】
工程A:(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~H(*Sア
トロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)と同様の方法で、工程G
において、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1
-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル(3S,4S)-3-ア
ミノ-4-メトキシピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製し
た。
【0910】
工程B:(R)-N-(1-(ブチ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*
S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DMF(2m
L)中の(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ
-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例98、25mg、0.050mmo
l)、ブチ-2-イン酸(25mg、0.30mmol)、HATU(50mg、0.1
3mmol)及びトリエチルアミン(20mg、0.20mmol)の混合物を室温で2
時間反応させた。反応をH2O(20mL)でクエンチし、DCMで抽出し、無水Na2
SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィ
で精製して、標記化合物を白色の固体として得た。MS(ESI):C31H27N5O
4Sの質量計算値、565.6;m/z実測値、566.4[M+H]+。1H NMR
(400MHz,CD3OD):δ 8.38-8.27(m,1H),7.46-7.
36(m,2H),7.33-7.26(m,1H),7.22-7.14(m,1H)
,7.12-7.04(m,3H),7.00-6.92(m,1H),6.11-6.
04(m,1H),4.48-4.22(m,2H),4.13-3.92(m,1H)
,3.40-3.16(m,1H),3.06-2.80(m,1H),2.12(s,
3H),2.08-1.97(m,4H),1.94-1.80(m,1H),1.79
-1.67(m,1H),1.66-1.51(m,1H)。
【0911】
実施例56:(R)-N-(1-(2-(ジメチルアミノ)アセチル)ピペリジン-3
-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド。
【0912】
【0913】
工程A:tert-ブチルN-[(3R)-1-[2-(ジメチルアミノ)アセチル]
-3-ピペリジル]カルバメート。DMF(5mL)中のtert-ブチルN[(3R)
-3-ピペリジル]カルバメート(400mg、2mmol)、2-(ジメチルアミノ)
酢酸(226mg、2.19mmol)、HATU(0.91mg、2.4mmol)、
及びトリエチルアミン(0.56mL、4.0mmol)の溶液を室温で終夜撹拌し、次
に水に注いだ。混合物をEtOAcで抽出し、合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無
水Na2SO4で乾燥させ、濾過して、濃縮乾固させて、標記化合物を黄色の油状物とし
て得た。
【0914】
工程B:(R)-N-(1-(2-(ジメチルアミノ)アセチル)ピペリジン-3-イ
ル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
。実施例1の方法1、工程A~G(*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)と同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-
3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、
1-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリジル]-2-(ジメチルアミノ)エタノン(中
間体43)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C31H32N6O4
Sの質量計算値、584.7;m/z実測値、585.3[M+H]+。1H NMR(
400MHz,CD3OD):δ 8.26(d,J=5.5Hz,1H),7.43-
7.34(m,2H),7.29-7.21(m,1H),7.20-7.13(m,1
H),7.12-7.03(m,3H),7.00-6.93(m,1H),6.00(
d,J=5.5Hz,1H),4.26-3.74(m,3H),3.61-3.40(
m,2H),3.27-3.04(m,2H),2.49-2.34(m,6H),2.
12(s,3H),2.05-1.96(m,1H),1.93-1.70(m,2H)
,1.68-1.52(m,1H)。
【0915】
実施例57:(R)-5-(4-(2-フルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル)
-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0916】
【0917】
工程A:(R)-5-(4-(2-フルオロフェノキシ)-2-メチルフェノキシ)-
4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DMF(3mL)中の5-(4
-(2-フルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(218mg
、0.501mmol)、tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カル
ボキシレート(100mg、0.5mmol)、及びHATU(380mg、1.0mm
ol)の溶液を室温で3時間撹拌した。水を添加し、形成された沈殿物を濾過して淡黄色
の固体を得た。固体をMeOH(4mL)及びHCl(4mL)に溶解し、得られた混合
物を50℃で30分間加熱した。反応物を濃縮乾固して、標記化合物を黄色の固体として
得(200mg、収率72%)、これを更に精製することなく次の工程反応に使用した。
【0918】
工程B:(R)-5-(4-(2-フルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N
-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。MeOH(5mL)中
の(R)-5-(4-(2-フルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ
-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(110mg、0.21mmol)及びホル
ムアルデヒド(0.3mL、H2O中37重量%)の溶液に、NaBH(OAc)3(1
35mg、0.640mmol)を添加し、室温で1時間撹拌した。反応物を濃縮乾固さ
せ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た
(67mg、収率54%)。MS(ESI):C28H26FN5O3Sの質量計算値、
531.6;m/z実測値、532.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,C
D3OD):δ 8.54(s,1H),8.33-8.21(m,1H),7.39-
7.31(m,1H),7.31-7.18(m,4H),7.06-6.98(m,1
H),6.98-6.88(m,1H),6.06-5.97(m,1H),4.32-
4.19(m,1H),3.44-3.33(m,1H),3.22-3.08(m,1
H),2.77-2.60(m,5H),2.15-2.06(m,3H),2.04-
1.90(m,2H),1.88-1.74(m,1H),1.69-1.55(m,1
H)。
【0919】
実施例58:N-((3S,4R)-1-アクリロイル-4-ヒドロキシピロリジン-
3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0920】
【0921】
実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(
3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1
)の代わりに、tert-ブチル(3S,4R)-3-アミノ-4-ヒドロキシピロリジ
ン-1-カルボキシレート(中間体24)を使用して、標記化合物を調製した。MS(E
SI):C29H25N5O5Sの質量計算値、555.6;m/z実測値、556.4
[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.30(d,J=5
.5Hz,1H),7.44-7.35(m,2H),7.33-7.27(m,1H)
,7.19-7.12(m,1H),7.12-7.01(m,3H),7.00-6.
93(m,1H),6.67-6.51(m,1H),6.32-6.22(m,1H)
,6.05(d,J=5.5Hz,1H),5.80-5.68(m,1H),4.65
-4.52(m,1H),4.51-4.38(m,1H),4.06-3.85(m,
1H),3.73-3.49(m,3H),2.10(s,3H)。
【0922】
実施例59:(R)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0923】
【0924】
MeOH(6mL)中の(R)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフ
ェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(中間体18)(50
mg、0.1mmol)及びホルムアルデヒド(0.3mL、H2O中37重量%)の混
合物に、NaBH(OAc)3(62mg,0.29mmol)を添加した。反応混合物
を室温で1時間撹拌し、濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、
標記化合物を白色の固体として得た(36mg、収率64%)。MS(ESI):C28
H26FN5O3Sの質量計算値、531.6;m/z実測値、532.0[M+H]+
。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.48(s,1H),8.39-
8.29(m,1H),7.43-7.34(m,2H),7.23-7.11(m,2
H),7.11-7.03(m,3H),6.18-6.10(m,1H),4.31-
4.21(m,1H),3.50-3.36(m,1H),3.26-3.16(m,1
H),2.82-2.64(m,5H),2.12(s,3H),2.04-1.96(
m,2H),1.88-1.77(m,1H),1.70-1.57(m,1H)。
【0925】
実施例60:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N
-(1-プロピルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0926】
【0927】
MeOH(5mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、150mg、0.3
0mmol)の溶液に、プロパナール(0.045mL、0.6mmol)を添加した。
それを室温で10分間撹拌し、次に、NaBH(OAc)3(190mg、0.90mm
ol)を添加し、混合物を室温で終夜撹拌した。pHを2MのNaOH水溶液でpH>7
に調整し、濃縮乾固した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化
合物を黄色の固体として得た(75mg、収率46%)。MS(ESI):C30H31
N5O3Sの質量計算値、541.7;m/z実測値、542.2[M+H]+。1H
NMR(400MHz,DMSO-d6及びCD3OD):δ 8.25(d,J=5.
0Hz,1H),7.47-7.32(m,2H),7.32-7.22(m,1H),
7.19-7.11(m,1H),7.10-6.99(m,3H),6.97-6.8
6(m,1H),5.93(d,J=4.7Hz,1H),4.06-3.95(m,1
H),2.96-2.83(m,1H),2.79-2.64(m,1H),2.38-
2.25(m,2H),2.15-1.98(m,5H),1.86-1.77(m,1
H),1.74-1.65(m,1H),1.62-1.53(m,1H),1.53-
1.38(m,3H),0.84(t,J=7.0Hz,3H)。
【0928】
実施例61:(S)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
4-オキソ-N-(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0929】
【0930】
実施例1の方法1、工程B~Iに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Bにお
いて、2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに2-フルオロ-3-メチル-4-
ニトロ-1-フェノキシベンゼン(工程Bにおいて中間体18)を使用し、工程Gにおい
てtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボ
キシレート(中間体1)の代わりに(3S)-テトラヒドロピラン-3-アミンを使用し
て、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H23FN4O4Sの質量計算値、
518.6;m/z実測値、519.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,D
MSO-d6):δ 8.27(d,J=5.0Hz,1H),7.42-7.27(m
,2H),7.25-7.16(m,1H),7.14-6.98(m,4H),6.0
3(d,J=5.2Hz,1H),392-3.84(m,1H),3.80-3.70
(m,2H),3.30-3.12(m,2H),2.02(s,3H),1.92-1
.83(m,1H),1.67-1.49(m,3H)。
【0931】
実施例62:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-エ
チル-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0932】
【0933】
工程A:4-エチル-2-メチルアニリン。N2雰囲気下、Schlenk管中で4-
ブロモ-2-メチルアニリン(1.86g、10mmol)、Cs2CO3(10g、3
0mmol)、及びPd(dppf)Cl2(146mg、0.200mmol)の混合
物に乾燥THF(30mL)を添加した。撹拌した懸濁液に、トリアルキルボラン(3.
0mL、THF中1M、3.0mmol)を一度に添加し、混合物を5時間還流した。反
応物を0℃に冷却し、10% NaOH水溶液及び30% H2O2水溶液を添加してク
エンチした。室温で30分か撹拌した後、混合物をEtOAcで抽出した。合わせた有機
層を、FeSO4及び生理食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過して、濃
縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色
の固体として得た(1.1g、収率83%)。
【0934】
工程B:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-エチル
-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程C~Iと同様
の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに4-エチル-
2-メチルアニリンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-ア
ミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりにtert
-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合
物を調製した。MS(ESI):C26H27N5O3Sの質量計算値、489.6;m
/z実測値、490.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)
:δ 10.23(s,1H),8.30(d,J=5.5Hz,1H),8.08(s
,1H),7.36-7.14(m,3H),6.89-6.64(m,1H),6.0
9(d,J=16.7Hz,1H),5.85(d,J=5.5Hz,1H),5.67
(d,J=10.5Hz,1H),4.52-4.14(m,1H),4.08-3.9
2(m,1H),3.80-3.60(m,1H),3.15-2.88(m,1H),
2.79-2.59(m,3H),d 2.80-2.60(m,3H),1.99-1
.89(m,1H),1.78-1.58(m,2H),1.50-1.32(m,1H
),1.23(t,J=7.6Hz,3H)。
【0935】
実施例63:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-メチル-4-(テトラヒドロ
-2H-ピラン-4-イル)ペンテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0936】
【0937】
封止管に、(R)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-
(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例874,15
0mg、0.27mmol)、2-メチル-2-モルホリノプロパナール(65mg、0
.41mmol)、ピペリジン(30mg、0.35mmol)及びEtOH(3mL)
を添加し、105℃に終夜加熱し、室温まで冷却し、濃縮乾固させ、残渣をフラッシュカ
ラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物(37mg、96%収率)を黄色の固体と
して得た。MS(ESI):C38H39N7O5Sの質量計算値、705.8;m/z
実測値、706.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8
.31(d,J=5.5Hz,1H),7.47-7.36(m,2H),7.35-7
.26(m,1H),7.21-7.14(m,1H),7.12-7.04(m,3H
),7.01-6.93(m,1H),6.89-6.78(m,1H),6.08-6
.02m,1H),4.52-3.87(m,3H),3.80-3.61(m,4H)
,3.52-3.35(m,1H),3.25-2.85(m,1H),2.74-2.
51(m,4H),2.15-2.10(m,3H),2.08-1.57(m,4H)
,1.36-1.26(m,6H)。
【0938】
実施例64:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(
2,6-ジフルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0939】
【0940】
実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Aにおいてフェノールの代わりに
2,6-ジフルオロフェノールを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5
R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わ
りに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用
して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C30H25F2N5O4Sの質量計算
値、589.6;m/z実測値、590.2[M+H]+。1H NMR(400MHz
,CD3OD):δ 8.29(d,J=5.6Hz,1H),7.40-7.26(m
,2H),7.21-7.10(m,2H),7.04-6.98(m,1H),6.9
5-6.88(m,1H),6.85-6.70(m,1H),6.27-6.12(m
,1H),6.05-5.98(m,1H),5.78-5.64(m,1H),4.6
1-3.84(m,3H),3.24-3.07(m,1H),2.98-2.79(m
,1H),2.15-2.10(m,3H),2.09-1.98(m,1H),1.9
4-1.48(m,3H)。
【0941】
実施例65:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メ
チル-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)フェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド。
【0942】
【0943】
実施例1の方法1、工程D~Iと同様の方法で、工程Dにおいて、2-クロロ-4-(
2-メチル-4-フェノキシアニリノ)ピリジン-3-カルボニトリルの代わりに、2-
クロロ-4-(2-メチル-4-テトラヒドロピラン-4-イルオキシアニリノ)ピリジ
ン-3-カルボニトリル(中間体31)を使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(
3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1
)の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレー
トを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H31N5O5Sの質量
計算値、561.7;m/z実測値、562.5[M+H]+。1H NMR(400M
Hz,CD3OD):δ 8.31-8.27(m,1H),7.25-7.20(m,
1H),7.05-7.01(m,1H),6.99-6.95(m,1H),6.81
-6.77(m,1H),6.22-6.17(m,1H),6.04-6.00(m,
1H),5.74-5.69(m,1H),4.68-4.58(m,1H),4.33
-4.11(m,1H),4.07-3.85(m,4H),3.65-3.57(m,
2H),3.21-3.18(m,1H),2.93-2.86(m,1H),2.11
(s,3H),2.09-2.02(m,3H),1.89-1.83(m,1H),1
.80-1.69(m,3H),1.55-1.50(m,1H)。
【0944】
実施例66:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-エ
トキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0945】
【0946】
工程A:4-エトキシ-2-メチル-1-ニトロベンゼン。DMF(25mL)中の3
-メチル-4-ニトロフェノール(5.0g、33mmol)、K2CO3(13.6g
、98.6mmol)の混合物にブロモエタン(8.9g、82mmol)を添加し、反
応物を80℃で終夜撹拌した。水を反応混合物に添加し、黄色の固体を沈殿させた。沈殿
物を濾過し、水で洗浄し、乾燥させて、黄色の固体として標記の化合物を得た(4.5g
、収率76%)。
【0947】
工程B:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-エトキ
シ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程B~Iと同
様の方法で、工程Bにおいて2-メチル-1-ニトロ-4-フェノキシベンゼンの代わり
に4-エトキシ-2-メチル-1-ニトロベンゼンを使用し、工程Gにおいてtert-
ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(
中間体1)の代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキ
シレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C26H27N5O4S
の質量計算値、505.6;m/z実測値、506.0[M+H]+。1H NMR(4
00MHz,CD3OD):δ 8.33-8.22(m,1H),7.29-7.16
(m,1H),7.01-6.88(m,2H),6.87-6.70(m,1H),6
.26-6.12(m,1H),6.04-5.94(m,1H),5.77-5.65
(m,1H),4.57-3.89(m,5H),3.21-3.05(m,1H),2
.96-2.77(m,1H),2.10(s,3H),2.07-1.99(m,1H
),1.88-1.80(m,1H),1.78-1.49(m,2H),1.44-1
.35(m,3H)。
【0948】
実施例67:(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N
-(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0949】
【0950】
実施例1の方法1、工程A~Gと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、(3S)-テトラヒドロピラン3-アミンを使用して、標記化合物を調製し
た。MS(ESI):C27H24N4O4Sの質量計算値、500.6;m/z実測値
、501.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10
.23(s,1H),8.33(d,J=5.5Hz,1H),7.96(d,J=7.
4Hz,1H),7.51-7.41(m,2H),7.41-7.33(m,1H),
7.26-7.16(m,1H),7.15-7.04(m,3H),7.03-6.9
0(m,1H),5.97(d,J=5.4Hz,1H),4.00-3.84(m,1
H),3.84-3.69(m,2H),3.25-3.12(m,2H),2.06(
s,3H),1.97-1.85(m,1H),1.78-1.50(m,3H)。
【0951】
実施例68:(S)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0952】
【0953】
実施例1の方法1、工程A~G(*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)と同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-
3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、
(3S)-テトラヒドロフラン-3-アミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(
ESI):C26H22N4O4Sの質量計算値、486.5;m/z実測値、487.
0[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.40-8.27
(m,1H),7.40-7.35(m,2H),7.34-7.24(m,1H),7
.23-7.14(m,1H),7.13-7.02(m,3H),7.00-6.92
(m,1H),6.08(d,J=4.7Hz,1H),4.65-4.50(m,1H
),4.06-3.90(m,2H),3.88-3.65(m,2H),2.35-2
.21(m,1H),2.13(s,3H),2.06-1.95(m,1H)。
【0954】
実施例69:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2,6
-ジフルオロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0955】
【0956】
工程A:1,3-ジフルオロ-2-ニトロ-5-フェノキシベンゼン。3,5-ジフル
オロ-4-ニトロフェノール(中間体26)(493mg、2.82mmol)をCH3
CN(45mL、860mmol)に溶解し、(2-トリメチルシリルフェニル)トリフ
ルオロメタンスルホネート(1.0mL、4.2mmol)を添加し、続けてフッ化セシ
ウム(1.28g、8.45mmol)を添加した。反応物を室温でアルゴン下で終夜撹
拌した。反応物を飽和NaCl水溶液(50mL)で洗浄し、水相をEt2O(50mL
)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。生
成物をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得
た(450.7mg、収率63.70%)。
【0957】
工程B:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2,6-ジ
フルオロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程
B~Iと同様の方法で、工程Bにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに
1,3-ジフルオロ-2-ニトロ-5-フェノキシベンゼンを使用し、工程Gにおいてt
ert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシ
レート(中間体1)の代わりにtert-ブチル(R)-3-アミノピペリジン-1-カ
ルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H23F2
N5O4Sの質量計算値、575.6;m/z実測値、576.3[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CDCl3):δ 9.51(s,1H),8.43(d,J=
5.05Hz,1H),7.46(t,J=7.83Hz,2H),7.28-7.31
(m,1H),7.12-7.16(m,2H),6.69(d,J=9.09Hz,2
H),6.62(dd,J=16.67,10.61Hz,1H),6.25-6.51
(m,1H),6.16-6.24(m,1H),5.70-5.82(m,1H),5
.38-5.52(m,1H),3.87-4.22(m,2H),3.27-3.77
(m,3H),1.87-2.13(m,2H),1.62-1.85(m,2H)。
【0958】
実施例70:(R)-5-(4-(ベンゾフラン-7-イルオキシ)-2-メチルフェ
ニル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0959】
【0960】
実施例1の方法1、工程A~Gと同様の方法で、工程Aにおいて、フェノールの代わり
にベンゾフラン-7-オール(中間体8)を使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(
3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1
)の代わりに、(3R)-1-メチルピペリジン-3-アミンを使用して、標記化合物を
調製した。MS(ESI):C30H27N5O4Sの質量計算値、553.6;m/z
実測値、554.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8
.41(s,1H),8.35-8.29(m,1H),7.77-7.72(m,1H
),7.51-7.45(m,1H),7.31-7.22(m,2H),7.07-7
.02(m,2H),6.98-6.93(m,1H),6.92-6.88(m,1H
),6.10-6.05(m,1H),4.33-4.18(m,1H),3.47-3
.36(m,1H),3.26-3.14(m,1H),2.91-2.68(m,5H
),2.10(s,3H),2.06-1.96(m,2H),1.89-1.74(m
,1H),1.73-1.59(m,1H)。
【0961】
実施例71:(R)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
4-オキソ-N-(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0962】
【0963】
実施例1の方法1、工程B~Iに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Bにお
いて、2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに2-フルオロ-3-メチル-4-
ニトロ-1-フェノキシベンゼン(工程Bにおいて中間体18)を使用し、工程Gにおい
てtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボ
キシレート(中間体1)の代わりに(3R)-テトラヒドロピラン-3-アミンを使用し
て、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H23FN4O4Sの質量計算値、
518.6;m/z実測値、519[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMS
O-d6及びCD3OD):δ 8.27(d,J=5.5Hz,1H),7.42-7
.28(m,2H),7.23-7.15(m,1H),7.13-6.96(m,4H
),6.03(d,J=5.5Hz,1H),3.93-3.83(m,1H),3.8
0-3.69(m,2H),3.28-3.12(m,2H),2.02(s,3H),
1.92-1.84(m,1H),1.66-1.50(m,3H)。
【0964】
実施例72:(R)-N-(1-(3-メトキシプロパノイル)ピロリジン-3-イル
)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0965】
【0966】
実施例104の方法を使用し、3-メチルスルホニルプロパン酸の代わりに3-メトキ
シプロパン酸を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C30H29N5O
5Sの質量計算値、571.6;m/z実測値、572.2[M+H]+。1H NMR
(400MHz,CD3OD):δ 8.32(d,J=5.6,1H),7.43-7
.35(m,2H),7.33-7.25(m,1H),7.21-7.12(m,1H
),7.12-7.03(m,3H),7.01-6.92(m,1H),6.07(d
,J=5.6,1H),4.66-4.53(m,1H),3.82-3.70(m,1
H),3.68-3.60(m,3H),3.56-3.38(m,2H),3.34-
3.30(m,3H),2.62-2.54(m,2H),2.35-2.17(m,1
H),2.16-1.99(m,4H)。
【0967】
実施例73:(R)-5-(4-(2-メトキシフェニル)-2-メチルフェニル)-
N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0968】
【0969】
工程(A):(R)-5-(4-(2-メトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;DCM(50mL)中の5-
(4-(2-メトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体
67、200mg、0.45mmol)の溶液に、DMFを滴下し、次に塩化オキサリル
(284mg、2.24mmol)を添加した。反応物を室温で3時間撹拌し、濃縮乾固
させ、DCMで希釈した。トリエチルアミン(226mg、2.24mmol)及びte
rt-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレート(107mg、0
.536mmol)を添加し、室温で1時間撹拌し、濃縮乾固し、フラッシュカラムクロ
マトグラフィで精製して黄色の固体とした。固体をMeOHで希釈し、濃HClを添加し
、溶液を濃縮乾固して、標記化合物を黄色の固体として得た(150mg、収率59%)
。
【0970】
工程B:(R)-5-(4-(2-メトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N
-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。MeOH(15mL)
中の(R)-5-(4-(2-メトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキ
ソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(98mg、0.17mmol)及びホル
ムアルデヒド(0.5mL、H2O中37重量%)の混合物に、NaBH(OAc)3(
110mg、0.52mmol)を添加し、次に室温で1時間撹拌し、濃縮乾固し、フラ
ッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(52m
g、収率56%)。MS(ESI):C29H29N5O4Sの質量計算値、543.6
;m/z実測値、544.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d
6):δ 8.29(d,J=5.3Hz,1H),8.08(d,J=7.5Hz,1
H),7.28-7.20(m,2H),7.16-7.08(m,1H),7.05-
6.97(m,1H),6.96-6.86(m,1H),6.82-6.68(m,1
H),5.88(d,J=5.3Hz,1H),3.42-3.90(m,1H),3.
78(s,3H),2.97-2.85(m,1H),2.81-2.66(m,1H)
,2.28(s,3H),2.11-1.95(m,5H),1.82-1.65(m,
2H),1.61-1.48(m,1H),1.46-1.30(m,1H)。
【0971】
実施例74:(R)-N-(1-エチルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0972】
【0973】
DCM(10mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、150mg、0.3
0mmol)の溶液に、アセトアルデヒド(99mg、2.3mmol)を添加した。室
温で10分間撹拌した後、NaBH(OAc)3(190mg、0.90mmol)を添
加した。混合物を室温で終夜撹拌し、2MのNaOH水溶液を用いてpHをpH>7に調
節した。反応混合物を濃縮乾固させ、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィを使用し
て精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(44mg、収率27%)。MS(ES
I):C29H29N5O3Sの質量計算値、527.6;m/z実測値、528.2[
M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6及びCD3ODの混合物):
δ 8.23(d,J=5.4Hz,1H),7.42-7.31(m,2H),7.3
0-7.20(m,1H),7.16-7.10(m,1H),7.08-7.98(m
,3H),6.95-6.83(m,1H),5.91(d,J=5.4Hz,1H),
4.03-3.95(m,1H),2.99-2.88(m,1H),2.78-2.7
1(m,1H),2.46-2.38(m,2H),2.09-1.97(m,5H),
1.85-1.75(m,1H),1.75-1.65(m,1H),1.60-1.4
8(m,1H),1.46-1.38(m,1H),1.01(t,J=7.1Hz,3
H)。
【0974】
実施例75:(R)-N-(1-(3-ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン-3-イ
ル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0975】
【0976】
DMF(5mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、120mg、0.22
mmol)、3-ヒドロキシプロパン酸(40mg、0.45mmol)、HATU(1
10mg、0.29mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(58mg、0.45mm
ol)の溶液を室温で2時間撹拌した。反応物をHPLCによって精製し、標記化合物を
白色の固体として得た(58mg、収率44%)。MS(ESI):C30H29N5O
5Sの質量計算値、571.6;m/z実測値、572.4[M+H]+。1H NMR
(400MHz,CD3OD):δ 8.34-8.25(m,1H),7.43-7.
35(m,2H),7.35-7.28(m,1H),7.19-7.12(m,1H)
,7.11-7.02(m,3H),7.00-6.93(m,1H),6.09-6.
02(m,1H),4.54-4.03(m,2H),3.98-3.78(m,3H)
,3.18-3.00(m,1H),2.88-2.46(m,3H),2.11(s,
3H),2.08-1.98(m,1H),1.90-1.78(m,1H),1.76
-1.60(m,1H),1.62-1.45(m,1H)。
【0977】
実施例76:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル
)ピペリジン-3-イル)-5-(4-(2-エチルフェノキシ)-2-メチルフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド。
【0978】
【0979】
工程A:(R)-5-(4-(2-エチルフェノキシ)-2-メチルフェノキシ)-4
-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~Hと
同様の方法で、工程Aにおいてフェノールの代わりに2-エチルフェノールを使用し、工
程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン
-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミ
ノピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
【0980】
工程B:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピ
ペリジン-3-イル)-5-(4-(2-エチルフェノキシ)-2-メチルフェニル)-
4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド。DMF(2mL)中の(R)-5-(4-(2-エチルフェノキ
シ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(
70mg、0.13mmol)及びトリエチルアミン(28mg、0.28mmol)の
混合物に、(E)-2-シアノ-3-シクロプロピルプロパ-2-エン酸(中間体17)
(36mg、0.26mmol)及びHATU(100mg、0.27mmol)を添加
し、室温で20分間反応させた。反応をH2O(10mL)でクエンチし、DCMで抽出
し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムク
ロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(60mg、収率97%
)。MS(ESI):C36H34N6O4Sの質量計算値、646.8;m/z実測値
、647.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.37
-8.29(m,1H),7.35-7.29(m,1H),7.27-7.20(m,
2H),7.18-7.12(m,1H),7.00-6.93(m,2H),6.88
-6.83(m,1H),6.57-6.47(m,1H),6.07-6.03(m,
1H),4.33-4.06(m,1H),4.15-3.93(m,2H),3.28
-2.98(m,2H),2.68-2.59(m,2H),2.10(s,3H),2
.08-1.94(m,2H),1.92-1.85(m,1H),1.84-1.56
(m,2H),1.27-1.56(m,5H),1.07-1.78(m,2H)。
【0981】
実施例77:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2,3
-ジメチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0982】
【0983】
実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニ
トロトルエンの代わりに1-フルオロ-2,3-ジメチル-4-ニトロベンゼンを使用し
、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジ
ン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりにtert-ブチル(R)-3-アミノ
ピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI)
:C30H27N5O4Sの質量計算値、553.6;m/z実測値、554.3[M+
H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD及びDMSO-d6):δ 8.26
-8.11(br,1H),7.34-7.28(m,2H),7.09(d,J=8.
3Hz,1H),7.06-7.00(m,1H),6.95-6.88(m,2H),
6.84(d,J=8.6Hz,1H),6.60-6.47(m,1H),6.17-
6.10(m,1H),5.94-5.79(m,1H),5.66-5.60(m,1
H),4.55-4.44(m,1H),3.75-3.67(m,1H),3.64-
3.57(m,1H),3.55-3.45(m,1H),3.45-3.36(m,1
H),2.16(s,3H),2.15-2.06(m,1H),2.01(s,3H)
,1.96-1.91(m,1H)。
【0984】
実施例78:(R)-N-(1-(2-(ジメチルアミノ)アセチル)ピペリジン-3
-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0985】
【0986】
DMF(2mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、120mg、0.22
mmol)の溶液に、2-(ジメチルアミノ)酢酸(47mg、0.34mmol)、H
ATU(102mg、0.268mmol)、及びトリエチルアミン(0.128mL、
0.896mmol)を添加した。混合物を室温で終夜撹拌した後、フラッシュカラムク
ロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(36mg、収率26%
)。MS(ESI):C31H32N6O4Sの質量計算値、584.7;m/z実測値
、585.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.26
(d,J=5.5,1H),7.45-7.35(m,2H),7.32-7.23(m
,1H),7.20-7.12(m,1H),7.11-7.00(m,3H),7.0
0-6.90(m,1H),6.00(d,J=4.9,1H),4.06-3.91(
m,2H),3.79-3.59(m,1H),3.50-3.39(m,2H),3.
23-3.06(m,2H),2.52-2.31(m,6H),2.10(s,3H)
,2.06-1.97(m,1H),1.79-1.89(m,1H),1.74-1.
49(m,2H)。
【0987】
実施例79:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル
)ピペリジン-3-イル)-5-(2-フルオロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド。
【0988】
【0989】
工程A:2-フルオロ-1-ニトロ-4-フェノキシベンゼン。DCM(60mL)中
の3-フルオロ-4-ニトロフェノール(2.0g、13mmol)、フェニルボロン酸
(2.33g、19.1mmol)、Cu(OAc)2(4.6g、25mmol)及び
トリエチルアミン(6.4g、64mmol)の混合物にモレキュラーシーブ(4A粉末
<50μm、2g)を添加した。混合物を室温でN2下で終夜撹拌し、濾過し、濃縮乾固
させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得
た(2.7g、収率91%)。
【0990】
工程B:(R)-5-(2-フルオロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程B~Hと同様の方法で、
工程Bにおいて2-メチル-1-ニトロ-4-フェノキシベンゼンの代わりに2-フルオ
ロ-1-ニトロ-4-フェノキシベンゼンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(
3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1
)の代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレート
を使用して、標記化合物を調製した。
【0991】
工程C:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピ
ペリジン-3-イル)-5-(2-フルオロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド。DMF(4mL)中の(R)-5-(2-フルオロ-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(150mg、0.30mm
ol)、(E)-2-シアノ-3-シクロプロピルプロパ-2-エン酸(中間体17)(
61mg、45mmol)、HATU(2.27g、5.96mmol)、及びトリエチ
ルアミン(150mg、1.5mmol)の溶液を室温で2時間撹拌し、次にフラッシュ
カラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(124mg、
収率67%)。MS(ESI):C33H27FN6O4Sの質量計算値、622.7;
m/z実測値、623.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6
):δ 8.32(d,J=5.5Hz,1H),8.21(s,1H),7.62-7
.50(m,1H),7.50-7.39(m,2H),7.28-7.19(m,1H
),7.19-7.08(m,3H),6.99-6.89(m,1H),6.66-6
.47(m,1H),6.15(d,J=5.4Hz,1H),4.04-4.00(m
,1H),3.99-3.72(m,2H),3.10-2.68(m,2H),2.0
0,-1.71(m,3H),1.70-1.58(m,1H),1.56-1.37(
m,1H),1.18-1.05(m,2H),1.02-0.68(m,2H)。
【0992】
実施例80:(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0993】
【0994】
無水DMF(3mL)中の5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボン酸(中間体16)(30mg、0.072mmol)、HATU(55m
g、0.15mmol)、及びトリエチルアミン(22mg、0.22mmol)の溶液
を室温で撹拌した。10分後、(3R)-テトラヒドロフラン-3-アミン(10mg、
0.12mmol)を添加し、混合物を2時間撹拌した。粗混合物をフラッシュカラムク
ロマトグラフィで精製して、標記化合物をわずかに黄色の固体として得た(27mg、収
率99%)。MS(ESI):C26H22N4O4Sの質量計算値、486.5;m/
z実測値、487.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ
8.33(d,J=5.5Hz,1H),7.46-7.35(m,2H),7.29(
d,J=8.6Hz,1H),7.21-7.13(m,1H),7.12-7.03(
m,3H),7.00-6.94(m,1H),6.07(d,J=5.5Hz,1H)
,4.65-4.53(m,1H),4.03-3.88(m,2H),3.87-3.
76(m,1H),3.75-3.66(m,1H),2.36-2.22(m,1H)
,2.12(s,3H),2.06-1.97(m,1H)。
【0995】
実施例81:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2,6
-ジメチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0996】
【0997】
実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニ
トロトルエンの代わりに5-フルオロ-1,3-ジメチル-2-ニトロベンゼンを使用し
、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジ
ン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミ
ノピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI
):C30H27N5O4Sの質量計算値、553.6;m/z実測値、554.2[M
+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD及びDMSO-d6):δ 8.3
6-8.27(m,1H),7.41-7.31(m,2H),7.17-7.10(m
,1H),7.08-7.01(m,2H),6.84(s,2H),6.61-6.4
8(m,1H),6.20-6.13(m,1H),5.98-5.92(m,1H),
5.69-5.61(m,1H),4.59-4.46(m,1H),3.96-3.8
4(m,1H),3.75-3.69(m,1H),3.63-3.45(m,2H),
2.27-2.02(m,2H),2.01(s,6H)。
【0998】
実施例82:(S)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【0999】
【1000】
実施例1の方法1、工程A~I(*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)と同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-
3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、
tert-ブチル(3S)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、
標記化合物を調製した。MS(ESI):C30H27N5O4Sの質量計算値、553
.6;m/z実測値、554.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3O
D):δ 8.34-8.22(m,1H),7.45-7.36(m,2H),7.3
3-7.23(m,1H),7.21-7.13(m,1H),7.13-7.03(m
,3H),7.01-6.93(m,1H),6.87-6.72(m,1H),6.2
9-6.14(m,1H),6.08-5.96(m,1H),5.79-5.68(m
,1H),4.53-3.95(m,3H),3.28-3.10(m,1H),3.0
4-2.84(m,1H),2.15-2.02(m,4H),1.96-1.83(m
,1H),1.82-1.68(m,1H),1.63-1.49(m,1H)。
【1001】
実施例83:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メ
チル-4-(ペンタフルオロチオ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1002】
【1003】
工程A:2-メチル-4-(ペンタフルオロスルファニル)アニリン。エタノール(5
0mL)中の2-メチル-4-(ペンタフルオロスルファニル)ニトロベンゼン(1.5
g、5.7mmol)の撹拌した溶液に、Fe粉末(1.28g、22.8mmol)を
添加し、続いて濃HCl(2.5mL)を0℃でゆっくりと添加した。混合物を室温で1
時間撹拌し、反応を氷水に注ぐことによりクエンチし、炭酸ナトリウムで中和した。反応
物をDCMで抽出し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させて、標記化合
物を黄色の油状物として得た(1.13g、収率85%)。
【1004】
工程B:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル
-4-(ペンタフルオロチオ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、
工程C~Gと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わ
りに2-メチル-4-(ペンタフルオロスルファニル)アニリンを使用し、工程Gにおい
てtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボ
キシレート(中間体1)の代わりに1-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリジニル]プ
ロパ-2-エン-1-オン(中間体15)を使用して、標記化合物を調製した。MS(E
SI):C24H22F5N5O3S2の質量計算値、587.6;m/z実測値、58
8.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.36-8.
28(m,1H),8.02-7.96(m,1H),7.93-7.85(m,1H)
,7.66-7.58(m,1H),6.85-6.73(m,1H),6.25-6.
15(m,1H),6.06-6.00(m,1H),5.79-5.68(m,1H)
,4.59-3.89(m,3H),3.25-3.12(m,1H),3.00-2.
84(m,1H),2.28(s,3H),2.12-1.99(m,1H),1.92
-1.82(m,1H),1.80-1.66(m,1H),1.66-1.53(m,
1H)。
【1005】
実施例84:(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-N-(1-プロピオニルピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1006】
【1007】
DCM(2mL)中の(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(中間体36、60mg、0
.12mmol)、及びトリエチルアミン(30mg、0.3mmol)の溶液に、DC
M(2mL)中のプロパノイルプロパノエート(39mg、0.3mmol)を滴下し、
室温で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮乾固させ、順相フラッシュカラムクロマトグラ
フィ(SiO2)後、分取TLCで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(27
mg、収率42%)。MS(ESI):C29H27N5O4Sの質量計算値、541.
6;m/z実測値、542.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3
):δ 9.45(s,1H),8.39-8.33(m,1H),7.43-7.34
(m,2H),7.21-7.13(m,2H),7.13-7.07(m,2H),7
.03-7.00(m,1H),6.98-6.93(m,1H),6.06-6.00
(m,1H),5.76-5.63(m,1H),4.73-4.59(m,1H),3
.91-3.78(m,1H),3.74-3.35(m,3H),2.41-2.20
(m,3H),2.14-2.10(m,3H),2.09-1.86(m,1H),1
.22-1.13(m,3H)。
【1008】
実施例85:(R)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル5-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレート。
【1009】
【1010】
DCM(60mL)中の5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
ン酸(中間体27、150mg、0.36mmol)の溶液に、DMFを滴下し、次に塩
化オキサリル(230mg、1.8mmol)を添加した。反応物を室温で3時間撹拌し
、濃縮乾固させ、DCMで希釈した。次に、トリエチルアミン(180mg、1.8mm
ol)及び(3R)-テトラヒドロピラン-3-アミン(54mg、0.54mmol)
を添加し、反応物を室温で1時間撹拌し、次に濃縮乾固し、フラッシュカラムクロマトグ
ラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(115mg、収率64.1%)
。MS(ESI):C27H24N4O4Sの質量計算値、500.6;m/z実測値、
501.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.3
1(d,J=5.5Hz,1H),7.98(d,J=7.5Hz,1H),7.50-
7.38(m,2H),7.37-7.30(m,1H),7.24-7.15(m,1
H),7.15-7.03(m,3H),7.00-6.92(m,1H),5.95(
d,J=5.4Hz,1H),3.94-3.85(m,1H),3.85-3.70(
m,2H),3.25-3.12(m,2H),2.04(s,3H),1.96-1.
85(m,1H),1.73-1.51(m,3H)。
【1011】
実施例86:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2,4
-ジメチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1012】
【1013】
工程A:5-(2,4-ジメチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸。実施例1の方法1、
工程C~Fと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わ
りに2,4-ジメチルアニリンを使用して、標記化合物を調製した。
【1014】
工程B:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2,4-ジ
メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。無水DMF中の5-(2,4-ジメチルフェ
ニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボン酸(200mg、0.59mmol)及び1-[(3R)-3-
アミノ-1-ピペリジル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体15、300mg、1.
9mmol)の溶液に、HATU(570mg、1.5mmol)及びジイソプロピルエ
チルアミン(260mg、2.0mmol)を添加し、混合物を室温で終夜撹拌した。反
応混合物をフラッシュカラムクロマトグラフィ後、分取TLCで精製して、標記化合物を
黄色の固体として得た。MS(ESI):C25H25N5O3Sの質量計算値、475
.6;m/z実測値、476.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO
-d6):δ 10.31-10.12(m,1H),8.30(d,J=5.5Hz,
1H),8.14-8.00(m,1H),7.28-7.25(m,1H),7.25
-7.17(m,2H),6.85-6.69(m,1H),6.14-6.02(m,
1H),5.86(d,J=5.5Hz,1H),5.71-5.62(m,1H),4
.51-4.14(m,1H),4.07-3.91(m,1H),3.83-3.69
(m,1H),3.13-2.91(m,1H),2.79-2.60(m,1H),2
.35(s,3H),2.04(s,3H),1.97-1.87(m,1H),1.8
1-1.71(m,1H),1.71-1.56(m,1H),1.50-1.32(m
,1H)。
【1015】
実施例87:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
【1016】
【1017】
実施例1の方法1、工程A~I(*Rアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)と同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-
3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、
tert-ブチル(R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標
記化合物を調製した。MS(ESI):C30H27N5O4Sの質量計算値、553.
6;m/z実測値、554.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD
):δ 8.32(d,J=5.6Hz,1H),7.49-7.36(m,2H),7
.30(d,J=8.6Hz,1H),7.22-7.16(m,1H),7.13-7
.02(m,3H),7.00-6.93(m,1H),6.87-6.70(m,1H
),6.25-6.13(m,1H),6.07(d,J=5.5Hz,1H),5.7
9-5.67(m,1H),4.57-3.89(m,3H),3.25-3.10(m
,1H),2.99-2.80(m,1H),2.12(s,3H),2.08-2.0
0(m,1H),1.94-1.82(m,1H),1.79-1.66(m,1H),
1.65-1.52(m 1H)。
【1018】
実施例88:(S)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-N-(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1019】
【1020】
実施例1の方法1、工程A~G(*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)と同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-
3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、(S)-テト
ラヒドロ-2H-ピラン-3-アミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI
):C27H24N4O4Sの質量計算値、500.6;m/z実測値、501.1[M
+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD及びDMSO-d6):δ 8.2
7(d,J=5.5Hz,1H),7.43-7.32(m,2H),7.27(d,J
=8.6Hz,1H),7.17-7.09(m,1H),7.08-6.97(m,3
H),6.95-6.86(m,1H),5.96(d,J=5.5Hz,1H),3.
96-3.87(m,1H),3.84-3.78(m,1H),3.77-3.69(
m,1H),3.33-3.25(m,1H),3.24-3.15(m,1H),2.
04(s,3H),1.98-1.87(m,1H),1.70-1.54(m,3H)
。
【1021】
実施例89:(R)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
N-(1-(3-メトキシプロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド。
【1022】
【1023】
DMF(2mL)中の(R)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェ
ニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(中間体18)(80m
g、0.16mmol)、3-メトキシプロパン酸(32mg、0.31mmol)、ト
リエチルアミン(31mg、0.31mmol)、及びHATU(118mg、0.31
0mmol)の溶液を室温で1時間撹拌した。水を添加し、沈殿物を濾過して粗生成物を
得、これをフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体とし
て得た(73mg、収率77%)。MS(ESI):C31H30FN5O5Sの質量計
算値、603.7;m/z実測値、604.2[M+H]+。1H NMR(400MH
z,CD3OD):δ 8.39-8.26(m,1H),7.45-7.31(m,2
H),7.24-7.18(m,1H),7.17-7.10(m,1H),7.09-
7.02(m,3H),6.16-6.07(m,1H),4.53-4.29(m,1
H),4.13-3.85(m,2H),3.70-3.60(m,2H),3.32(
s,3H),3.17-2.98(m,1H),2.86-2.63(m,3H),2.
12(s,3H),2.07-1.97(m,1H),1.88-1.75(m,1H)
,1.1.73-1.46(m,2H)。
【1024】
実施例90:(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N
-(テトラヒドロフラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1025】
【1026】
DCM(25mL)中の5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
ン酸(中間体27、100mg、0.24mmol)の溶液に、DMFを滴下し、次に塩
化オキサリル(150mg、1.2mmol)を添加した。反応物を室温で3時間撹拌し
、濃縮乾固させ、DCMで再希釈した。次に、トリエチルアミン(120mg、1.2m
mol)及び(3S)-テトラヒドロフラン-3-アミン(31mg、0.36mmol
)を添加し、室温で1時間撹拌した。反応混合物を濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロ
マトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(60mg、収率51%)
。MS(ESI):C26H22N4O4Sの質量計算値、486.5;m/z実測値、
487.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.
25(s,1H),8.37-8.27(m,2H),7.49-7.39(m,2H)
,7.37(d,J=8.6Hz,1H),7.24-7.15(m,1H),7.13
-7.04(m,3H),7.02-6.93(m,1H),5.96(d,J=5.5
Hz,1H),4.52-4.37(m,1H),3.90-3.78(m,2H),3
.74-3.65(m,1H),3.63-3.57(m,1H),2.20-2.08
(m,1H),2.05(s,3H),1.98-1.87(m,1H)。
【1027】
実施例91:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(2
-メチルアミノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1028】
【1029】
工程A:(R)-tert-ブチルメチル-(2-(3-(5-(2-メチル-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-2-オキソエチ
ル)カルバメート。DMF(3mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフ
ェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、20
0mg、0.40mmol)の溶液に、2-[tert-ブトキシカルボニル(メチル)
アミノ]酢酸(中間体21、114mg、0.603mmol)、HATU(230mg
、0.60mmol)、及びトリエチルアミン(0.23mL、1.6mmol)を添加
した。混合物を室温で終夜撹拌した後、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、
標記化合物を黄色の固体として得た(198mg、収率73.0%)。
【1030】
工程B:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(2-メ
チルアミノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。丸底フラスコ
に、(R)-tert-ブチルメチル(2-(3-(5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-2-オキソエチル)カル
バメート(198mg、0.300mmol)及びMeOH中のHCl(3M、3mL)
を添加し、室温で4時間撹拌した後、2MのNaOH水溶液でpH>7に調整した。混合
物をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た
(95mg、収率56%)。MS(ESI):C30H30N6O4Sの質量計算値、5
70.7;m/z実測値、571.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DM
SO-d6及びCD3ODの混合物):δ 8.02-7.98(m,1H),7.39
-7.32(m,2H),7.14-7.08(m,2H),7.07-7.01(m,
2H),6.99-6.96(m,1H),6.92-6.84(m,1H),5.69
-5.62(m,1H),4.10-3.92(m,1H),3.92-3.83(m,
1H),3.72-3.52(m,2H),3.52-3.36(m,2H),3.32
-3.21(m,1H),2.31-2.23(m,3H),2.01(s,3H),1
.95-1.86(m,1H),1.81-1.59(m,2H),1.54-1.41
(m,1H)。
【1031】
実施例92:N-(1,6-ジメチルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1032】
【1033】
DCM(5mL)中の5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((6R)
-6-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5、8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例173、150m
g、0.29mmol)、NaBH(OAc)3(123mg、0.580mmol)、
及びホルムアルデヒド(1mL、H2O中37重量%)の混合物を80℃で2時間反応さ
せた。反応混合物を濃縮乾固させ、飽和NaHCO3水溶液を添加し、DCMで抽出し、
無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマ
トグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た。MS(ESI):C29H
29N5O3Sの質量計算値、527.6;m/z実測値、528.2[M+H]+。1
H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.42(s,1H),8.37-8.
30(m,1H),7.45-7.37(m,2H),7.33-7.26(m,1H)
,7.21-7.14(m,1H),7.11-7.02(m,3H),7.00-6.
92(m,1H),6.12-6.05(m,1H),4.36-4.23(m,1H)
,3.63-3.56(m,1H),3.06-2.95(m,1H),2.89-2.
79(m,4H),2.11(s,3H),2.12-1.99(m,2H),1.81
-1.63(m,2H),1.41-1.32(m,3H)。
【1034】
実施例93:(R)-N-(1-イソプロピルピロリジン-3-イル)-5-(*S)
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1035】
【1036】
アセトン中の(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(中間体36、60mg、0.12m
mol)の溶液を10分間撹拌し、次にNaBH(OAc)3(100mg、0.5mm
ol)をゆっくり添加し、混合物を2時間撹拌した。次に、NaOH(2mL)を添加し
、混合物をフラッシュカラムクロマトグラフィ後、分取TLCで精製して、標記化合物を
黄色の固体として得た(11mg、17%)。MS(ESI):C29H29N5O3S
の質量計算値、527.6;m/z実測値、528.2[M+H]+。-H NMR(4
00MHz,DMSO-d6):δ 8.42(s,1H),8.25(d,J=5.4
Hz,1H),7.47-7.39(m,2H),7.33-7.27(m,1H),7
.21-7.15(m,1H),7.12-7.08(m,2H),7.07-7.04
(m,1H),6.98-6.92(m,1H),5.87(d,J=5.4Hz,1H
),4.45-4.31(m,1H),2.95-2.75(m,2H),2.64-2
.55(m,2H),2.20-2.09(m,1H),2.03(s,3H),2.0
1-1.92(m,1H),1.84-1.73(m,1H),1.09-1.00(m
,6H)。
【1037】
実施例94:N-((3S,4R)-4-フルオロ-1-(3-メトキシプロパノイル
)ピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド。
【1038】
【1039】
工程A:N-((3S,4R)-4-フルオロピロリジン-3-イル)-5-(2-メ
チル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~
Hと同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5
-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチ
ル(3S,4R)-3-アミノ-4-フルオロピロリジン-1-カルボキシレートを使用
して、標記化合物を調製した。
【1040】
工程B:N-((3S,4R)-4-フルオロ-1-(3-メトキシプロパノイル)ピ
ロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド。DMF(3mL)中のN-((3S,4R)-4-フルオロピロリジン-3-イ
ル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(80mg
、0.16mmol)、3-メトキシプロパン酸(33mg、0.32mmol)、トリ
エチルアミン(32mg、0.32mmol)及びHATU(120mg、0.32mm
ol)の混合物を室温で1時間撹拌した後、水を添加し、沈殿物を濾過により回収し、フ
ラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(75
mg、収率78%)。MS(ESI):C30H28FN5O5Sの質量計算値、589
.6;m/z実測値、590.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3O
D):δ 8.33(d,J=5.3Hz,1H),7.43-7.34(m,2H),
7.34-7.26(m,1H),7.20-7.12m,1H),7.12-7.02
(m,3H),6.99-6.94(m,1H),6.07(d,J=5.2Hz,1H
),5.36-5.14(m,1H),4.80-4.63(m,1H),4.07-3
.45(m,6H),3.33(s,3H),2.68-2.51(m,2H),2.1
1(s,3H)。
【1041】
実施例95:(R)-N-(1-(2-メトキシアセチル)ピペリジン-3-イル)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1042】
【1043】
DMF(2mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、120mg、0.22
mmol)の溶液に、2-メトキシ酢酸(0.026mL、0.34mmol)、HAT
U(100mg、0.27mmol)、及びDMF(2mL)を添加した。混合物を室温
で終夜撹拌した後、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の
固体として得た(83mg、収率63%)。MS(ESI):C30H29N5O5Sの
質量計算値、571.6;m/z実測値、572.2[M+H]+。1H NMR(40
0MHz,CD3OD):δ 8.32(d,J=5.5,1H),7.45-7.35
(m,2H),7.33-7.27(m,1H),7.20-7.12(m,1H),7
.12-7.02(m,3H),7.02-6.93(m,1H),6.07(d,J=
5.3,1H),4.29-4.09(m,3H),4.02-3.85(m,2H),
3.39(s,3H),3.11-3.01(m,1H),2.86-2.74(m,1
H),2.11(s,3H),2.09-2.00(m,1H),1.88-1.78(
m,1H),1.76-1.52(m,2H)。
【1044】
実施例96:(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-N-(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1045】
【1046】
無水DMF(3mL)中の5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボン酸(中間体16)(30mg、0.07mmol)、HBTU(55mg
、0.15mmol)、及びトリエチルアミン(22mg、0.22mmol)の溶液を
室温で撹拌した。10分後、(3R)-テトラヒドロピラン-3-アミン(11mg、0
.11mmol)を添加し、混合物を室温で2時間撹拌した。粗混合物をフラッシュカラ
ムクロマトグラフィで精製して、標記化合物をわずかに黄色の固体として得た(25mg
、収率69%)。MS(ESI):C27H24N4O4Sの質量計算値、500.6;
m/z実測値、501.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD及び
DMSO-d6):δ 8.28(d,J=5.5Hz,1H),7.41-7.33(
m,2H),7.28(d,J=8.7Hz,1H),7.18-7.10(m,1H)
,7.09-6.97(m,3H),6.96-6.86(m,1H),5.96(d,
J=5.5Hz,1H),3.98-3.91(m,1H),3.85-3.69(m,
2H),3.35-3.24(m,1H),3.25-3.17(m,1H),2.04
(s,3H),1.96-1.87(m,1H),1.74-1.53(m,3H)。
【1047】
実施例97:N-(1-シアノアゼパン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノ
キシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1048】
【1049】
実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(
3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1
)の代わりに、tert-ブチル-3-アミノアゼパン-1-カルボキシレートを使用し
、工程Iにおいてプロペ-2-エノイルクロリドの代わりにブロモシアニドを使用して、
標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H26N6O3Sの質量計算値、538
.6;m/z実測値、539.6[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO
-d6及びCD3OD):δ 8.28(d,J=5.5Hz,1H),7.41-7.
32(m,2H),7.28(d,J=8.6Hz,1H),7.16-7.08(m,
1H),7.09-6.99(m,3H),6.94-6.90(m,1H),5.99
(d,J=5.5Hz,1H),4.18-4.09(m,1H),3.48-3.37
(m,1H),3.36-3.27(m,1H),3.25-3.17(m,2H),2
.05(s,3H),1.95-1.80(m,3H),1.72-1.60(m,2H
),1.55-1.42(m,1H)。
【1050】
実施例98:(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1051】
【1052】
実施例1の方法1、工程A~H(*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)と同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-
3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、
tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、
標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H25N5O3Sの質量計算値、499
.6;m/z実測値、500.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3O
D):δ 8.20(d,J=5.6Hz,1H),7.48-7.34(m,2H),
7.27-7.21(m,1H),7.19-7.13(m,1H),7.11-7.0
3(m,3H),7.00-6.94(m,1H),5.94(d,J=5.6Hz,1
H),4.19-4.06(m,1H),3.29-3.21(m,1H),3.15-
3.00(m,1H),2.89-2.70(m,2H),2.11(s,3H),2.
08-1.86(m,2H),1.79-1.64(m,2H)。
【1053】
実施例99:(R)-N-(1-(3-ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン-3-イ
ル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
。
【1054】
【1055】
DMF(5mL)中の(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例98、39mg、0
.073mmol)、3-ヒドロキシプロパン酸(13mg、0.14mmol)、HA
TU(36mg、0.095mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(24mg、
0.18mmol)を含有する溶液を室温で2時間撹拌した。混合物をフラッシュカラム
クロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(15mg、収率36
%)。MS(ESI):C30H29N5O5Sの質量計算値、571.6;m/z実測
値、572.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.3
6-8.30(m,1H),7.44-7.37(m,2H),7.33-7.27(m
,1H),7.21-7.14(m,1H),7.12-7.03(m,3H),7.0
1-6.95(m,1H),6.11-6.05(m,1H),4.51-3.90(m
,3H),3.88-3.79(m,2H),3.20-3.05(m,1H),2.9
0-2.75(m,1H),2.73-2.58(m,2H),2.12(s,3H),
2.09-2.01(m,1H),1.91-1.77(m,1H),1.77-1.6
4(m,1H),1.64-1.45(m,1H)。
【1056】
実施例100:(R,E)-N-(1-(ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)
-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1057】
【1058】
DMF(1mL)中の(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例98、45mg、0
.090mmol)、(E)-ブタ-2-エン酸(15.5mg、0.18mmol)、
HATU(68mg、0.18mmol)、及びトリエチルアミン(18mg、0.18
mmol)の溶液を室温で4時間反応させた。混合物をフラッシュカラムクロマトグラフ
ィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(51mg、収率100%)。MS(
ESI):C31H29N5O4Sの質量計算値、567.7;m/z実測値、568.
4[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.21(b
r,1H),8.35-8.26(m,1H),8.22-8.02(br,1H),7
.45-7.40(m,2H),7.36-7.31(m,1H),7.20-7.16
(m,1H),7.12-7.08(m,2H),7.08-7.05(m,1H),6
.98-6.93(m,1H),6.69-6.59(m,1H),6.55-6.35
(m,1H),5.97-5.89(m,1H),4.49-4.04(m,1H),4
.04-3.90(m,1H),3.77-3.72(m,1H),2.92-2.85
(m,1H),2.76-2.60(m,1H),2.03(s,3H),1.94-1
.88(m,1H),1.83-1.77(m,3H),1.76-1.70(m,1H
),1.66-1.57(m,1H),1.47-1.37(s,1H)。
【1059】
実施例101:(R)-N-(1-イソプロピルピペリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1060】
【1061】
アセトン(10mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、150mg、0.
30mmol)の混合物を室温で10分間撹拌した後、NaBH(OAc)3(190m
g、0.90mmol)を添加した。混合物を室温で終夜撹拌し、2MのNaOH水溶液
を用いてpH>7に調節した。反応混合物を濃縮乾固し、残渣をフラッシュカラムクロマ
トグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(52mg、収率32%)。
MS(ESI):C30H31N5O3Sの質量計算値、541.7;m/z実測値、5
42.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6及びCD3OD)
:δ 8.23(d,J=4.7,1H),7.43-7.31(m,2H),7.31
-7.21(m,1H),7.19-7.11(m,1H),7.11-6.97(m,
3H),6.96-6.85(m,1H),5.91(d,J=4.7,1H),4.0
4-3.95(m,1H),2.98-2.71(m,3H),2.32-2.19(m
,2H),2.03(s,3H),1.86-1.77(m,1H),1.77-1.6
7(m,1H),1.60-1.47(m,1H),1.47-1.37(m,1H),
1.01(d,J=5.7,6H)。
【1062】
実施例102:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(4-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド。
【1063】
【1064】
工程A:4-イソプロポキシ-2-メチル-1-ニトロベンゼン。DMF(20mL)
中の3-メチル-4-ニトロフェノール(5.0g、33mmol)、K2CO3(9.
0g、65mmol)の混合物に、2-ヨードプロパン(8.3g、49mmol)を添
加し、反応物を80℃で終夜撹拌した。混合物に水を添加して沈殿物を得た後、濾過し、
水で洗浄し、乾燥させて、標記化合物を黄色の固体として得た(5.0g、収率78%)
。
【1065】
工程B:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピ
ペリジン-3-イル)-5-(4-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド。DMF(3mL)中の(R)-5-(4-イソプロポキシ-2-メチルフェ
ニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(中間体70、80mg
、0.17mmol)の撹拌した溶液に、(E)-2-シアノ-3-シクロプロピルプロ
パ-2-エン酸(中間体17)(28mg、0.20mmol)、HATU(78mg、
0.20mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(0.05mL)を添加し、室温
で終夜撹拌した。反応物を濃縮乾固させ、残渣を酢酸エチルと水との間で分画した。有機
層を分離し、生理食塩水で振とうし、無水Na2SO4で乾燥させた。残渣をフラッシュ
カラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(37mg、収
率37%)。MS(ESI):C31H32N6O4Sの質量計算値、584.7;m/
z実測値、585.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):
δ 8.45-8.28(m,1H),8.22-8.05(m,1H),7.34-7
.18(m,1H),7.11-6.87(m,2H),6.71-6.54(m,1H
),6.01-5.85(m,1H),4.82-4.57(m,1H),3.98-3
.77(m,2H),3.07-2.87(m,1H),2.05(s,3H),1.9
8-1.44(m,6H),1.41-1.21(m,6H),1.26-1.11(m
,3H),1.09-0.75(m,2H)。
【1066】
実施例103:N-(1,6-ジメチルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1067】
【1068】
標記化合物を実施例92に記載されるとおりに作製し、工程Bにおいて、フラッシュカ
ラムクロマトグラフィにより他の異性体を単離して、標記化合物を黄色の固体として得た
。MS(ESI):C29H29N5O3Sの質量計算値、527.6;m/z実測値、
528.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.45(
s,1H),8.37-8.30(m,1H),7.45-7.37(m,2H),7.
33-7.26(m,1H),7.21-7.14(m,1H),7.11-7.02(
m,3H),7.00-6.92(m,1H),6.12-6.05(m,1H),4.
39-4.28(m,1H),3.48-3.35(m,1H),3.29-3.17(
m,2H),2.85-2.75(m,3H),2.11(s,3H),2.01-1.
86(m,4H),1.43-1.35(m,3H)。
【1069】
実施例104:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(
3-メチルスルホニル)プロパノイル)ピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
;
【1070】
【1071】
DMF(2mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例159、100mg、0.21
mmol)、3-メチルスルホニルプロパン酸(35mg、0.23mmol)、HAT
U(160mg、0.42mmol)、及びトリエチルアミン(42mg、0.42mm
ol)の溶液を室温で2時間撹拌し、次にフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して
、標記化合物を白色の固体として得た(41mg、収率32%)。MS(ESI):C3
0H29N5O6S2の質量計算値、619.7;m/z実測値、620.0[M+H]
+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.23(s,1H),8
.43-8.23(m,2H),7.48-7.40(m,2H),7.37(d,J=
8.6Hz,1H),7.23-7.15(m,1H),7.14-7.06(m,3H
),7.02-6.90(m,1H),5.97(dd,J=5.4,2.4Hz,1H
),4.61-4.35(m,1H),3.87-3.32(m,6H),3.00(s
,3H),2.78-2.65(m,2H),2.24-2.08(m,1H),2.0
5(s,3H),2.03-1.87(m,1H)。
【1072】
実施例105:(R,E)-N-(1-(ブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル
)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1073】
【1074】
DMF(2mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、150mg、0.30
mmol)及び(E)-ブチ-2-イン酸(52mg、0.60mmol)の混合物に、
HATU(230mg、0.60mmol)、及びトリエチルアミン(60mg、0.6
0mmol)を添加し、室温で4時間反応させた。混合物をフラッシュカラムクロマトグ
ラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(124mg、収率73.0%)
。MS(ESI):C31H29N5O4Sの質量計算値、567.7;m/z実測値、
568.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.
23(s,1H),8.31(d,J=5.4Hz,1H),8.06(br,1H),
7.45-7.38(m,2H),7.38-7.33(m,1H),7.20-7.1
4(m,1H),7.13-7.03(m,3H),6.98-6.92(m,1H),
6.71-6.58(m,1H),6.52-6.39(m,1H),5.95(d,J
=5.4Hz,1H),4.47-4.12(m,1H),4.06-3.90(m,1
H),3.78-3.68(m,1H),3.11-2.87(m,1H),2.73-
2.55(m,1H),2.03(s,3H),1.93-1.87(m,1H),1.
83-1.76(m,3H),1.76-1.69(m,1H),1.67-1.55(
m,1H),1.43-1.31(m,1H)。
【1075】
実施例106:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(
3-(メチルアミノ)プロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1076】
【1077】
DMF(3mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、200mg、0.40
mmol)の撹拌した溶液に、3-[tert-ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]
プロパン酸(165mg、0.812mmol)、HATU(230mg、0.61mm
ol)、及びジイソプロピルエチルアミン(105mg、0.812mmol)を添加し
た。得られた混合物を終夜室温で撹拌した。溶媒を除去し、残渣を酢酸エチルと水の間で
分画した。有機層を分離し、生理食塩水で振とうし、無水Na2SO4で乾燥させた。残
渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、中間体化合物を黄色の固体として得
た。中間化合物を室温で約2時間、MeOH(15mL)中の濃HCl(2mL)で処理
した。濃縮乾固した後、粗物質をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化
合物を黄色の固体として得た(150mg、収率59%)。MS(ESI):C31H3
2N6O4Sの質量計算値、584.7;m/z実測値、585.1[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.43(s,1H),8.37-8.3
0(m,1H),7.45-7.36(m,2H),7.33-7.26(m,1H),
7.22-7.14(m,1H),7.13-7.04(m,3H),7.01-6.9
3(m,1H),6.11-6.04(m,1H),4.58-4.32(m,1H),
4.12-3.72(m,2H),3.27-2.78(m,6H),2.74-2.6
7(m,3H),2.12(s,3H),2.08-1.99(m,1H),1.93-
1.49(m,3H)。
【1078】
実施例107:(R)-5-(2-フルオロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ
-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1079】
【1080】
工程A:2-フルオロ-1-ニトロ-4-フェノキシベンゼン。DCM(60mL)中
の3-フルオロ-4-ニトロフェノール(2.0g、13mmol)、フェニルボロン酸
(2.3g、19mmol)、Cu(OAc)2(4.6g、25mmol)及びトリエ
チルアミン(6.4g、64mmol)の混合物にモレキュラーシーブ(4A粉末<50
μm、2g)を添加した。混合物を室温でN2下で終夜撹拌し、濾過し、濃縮乾固させ、
順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)で精製して、標記化合物を黄色の固
体として得た(2.7g、収率91%)。
【1081】
工程B:(R)-5-(2-フルオロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程B~Hと同様の方法で、
工程Bにおいて2-メチル-1-ニトロ-4-フェノキシベンゼンの代わりに2-フルオ
ロ-1-ニトロ-4-フェノキシベンゼンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(
3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1
)の代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレート
を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C26H22FN5O3Sの質量
計算値、503.5;m/z実測値、623.0[M+H]+。1H NMR(400M
Hz,DMSO-d6):δ 9.07(s,1H),8.42-8.34(m,1H)
,8.30(d,J=7.0Hz,1H),7.65-7.54(m,1H),7.53
-7.41(m,2H),7.32-7.22(m,1H),7.21-7.12(m,
3H),7.02-6.94(m,1H),6.21(d,J=5.4Hz,1H),4
.26-4.05(m,1H),3.25-3.08(m,2H),2.93-2.72
(m,2H),1.97-1.80(m,2H),1.79-1.52(m,2H)。
【1082】
実施例108:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
N-(テトラヒドロフラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1083】
【1084】
DCM(60mL)中の5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
ン酸(中間体27、150mg、0.36mmol)の溶液に、DMFを滴下し、次に塩
化オキサリル(230mg、1.8mmol)を添加した。反応物を室温で3時間撹拌し
、濃縮乾固させ、DCMで希釈した。この溶液に、トリエチルアミン(180mg、1.
8mmol)及び(3R)-テトラヒドロピラン-3-アミン(55mg、0.63mm
ol)を添加し、室温で1時間撹拌し、濃縮乾固し、フラッシュカラムクロマトグラフィ
で精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(61mg、収率34%)。MS(ES
I):C26H22N4O4Sの質量計算値、486.5;m/z実測値、487.0[
M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.27(s,1
H),8.39-8.25(m,2H),7.55-7.32(m,3H),7.27-
7.17(m,1H),7.17-7.05(m,3H),7.04-6.91(m,1
H),5.98(d,J=5.4Hz,1H),4.55-4.37(m,1H),3.
96-3.81(m,2H),3.75-3.66(m,1H),3.65-3.55(
m,1H),2.22-2.12(m,1H),2.07(s,3H),1.99-1.
87(m,1H)。
【1085】
実施例109:N-(1-アクリロイルアゼチジン-3-イル)-5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1086】
【1087】
実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、tert-ブチル3-アミノアゼチジン-1-カルボキシレートを使用して
、標記化合物を調製した。MS(ESI):C28H23N5O4Sの質量計算値、52
5.6;m/z実測値、526.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMS
O-d6及びCD3OD):δ 8.29(d,J=5.5Hz,1H),7.43-7
.33(m,2H),7.31-7.23(m,1H),7.17-7.09(m,1H
),7.08-6.98(m,3H),6.97-6.89(m,1H),6.37-6
.23(m,1H),6.20-6.08(m,1H),5.98(d,J=5.5Hz
,1H),5.71-5.60(m,1H),4.81-4.69(m,1H),4.5
8-4.47(m,1H),4.24-4.17(m,2H),4.04-3.97(m
,1H),2.04(s,3H)。
【1088】
実施例110:(R)-N-(1-13C-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5
-(4-メトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1089】
【1090】
工程A:13C-アクリル酸。丸底フラスコに、マロン酸(1.7g、16mmol)
、13C-ホルムアルデヒド(0.50g、16mmol、H2O中37重量%)、及び
乾燥ピリジン(7mL)を添加し、還流下で2時間撹拌した。濃H2SO4を滴下して、
冷却した反応混合物を中和した。反応物をH2Oを希釈し、Et2Oで抽出し、無水Na
2SO4で乾燥させ、濃縮乾固させて、標記化合物を黄色の液体として得た。
【1091】
工程B:(R)-5-(4-メトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピ
ペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工程
Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに4-メトキシ-2-メチルア
ニリンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フ
ルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりにtert-ブチル(3
R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した
。
【1092】
工程C:(R)-N-(1-13C-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4
-メトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DMF(8mL)中の(R
)-5-(4-メトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-
イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド(500mg、1.1mmol)、13C-アクリル酸(154mg、
2.11mmol)、EDCI(300mg、1.6mmol)、HOBt(210mg
、(1.6mmol)、及びトリエチルアミン(270mg、2.6mmol)の混合物
を室温で2時間撹拌した。反応混合物を最初にHPLC、次にフラッシュカラムクロマト
グラフィ、及び最後にTLCにより精製して、標記化合物をピンク色の固体(8mg、1
.5%)として得た。MS(ESI):C25H25N5O4Sの質量計算値、492.
6;m/z実測値、493.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD
):δ 8.33-8.27(m,1H),7.27-7.20(m,1H),7.04
-6.98(m,1H),6.98-6.91(m,1H),6.86-6.73(m,
1H),6.45-5.47(m,3H),4.54-3.91(m,3H),3.85
(s,3H),3.24-3.09(m,1H),2.97-2.80(m,1H),2
.13(s,3H),2.12-2.00(m,1H),1.92-1.82(m,1H
),1.80-1.67(m,1H),1.67-1.51(m,1H)。
【1093】
実施例111:N-((R)-1-((R)-2-アミノ-3-メトキシプロパノイル
)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド。
【1094】
【1095】
工程A:tert-ブチル((R)-3-メトキシ-1-((R)-3-(5-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-
1-オキソプロパン-2-イル)カルバメート。DMF(3mL)中の(R)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド(実施例869、150mg、0.30mmol)の溶液に、2-(tert-ブ
トキシカルボニルアミノ)-3-メトキシ-プロパン酸(99mg、0.45mmol)
、HATU(140mg、0.36mmol)、及びトリエチルアミン(0.086mL
、0.62mmol)を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物をフ
ラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(18
6mg、収率88%)。
【1096】
工程B:N-((R)-1-((R)-2-アミノ-3-メトキシプロパノイル)ピペ
リジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド。tert-ブチル((R)-3-メトキシ-1-((R)-3-(5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-1-
オキソプロパン-2-イル)カルバメート(186mg、0.265mmol)及びHC
l/MeOH(MeOH中2M、4mL)の溶液。反応混合物を室温で4時間撹拌した後
、2MのNaOH水溶液を用いてpHをpH>7に調節した。混合物をフラッシュカラム
クロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(71mg、収率44
%)。MS(ESI):C31H32N6O5Sの質量計算値、600.7;m/z実測
値、601.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.3
0-8.15(m,1H),7.46-7.35(m,2H),7.31-7.21(m
,1H),7.19-7.12(m,1H),7.12-7.01(m,3H),7.0
0-6.91(m,1H),6.04-5.89(m,1H),4.38-4.26(m
,1H),4.18-4.04(m,1H),4.01-3.89(m,1H),3.6
3-3.44(m,3H),3.41-3.33(m,2H),3.18-2.76(m
,1H),2.11(s,3H),2.02-1.91(m,1H),1.86-1.7
6(m,1H),1.68-1.54(m,1H)。
【1097】
実施例112:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-メチル-4-モルホリノペ
ンテ-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェ
ノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1098】
【1099】
工程A:(R)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-(
*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DMF(3
mL)中の(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例300、80mg、0.16mm
ol)の撹拌した溶液に、2-シアノ酢酸(30mg、0.35mmol)、HATU(
120mg、0.54mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(45mg、0.3
5mmol)を添加した。得られた混合物を室温で終夜撹拌し、濃縮乾固させ、残渣を酢
酸エチルと水との間で分画した。有機層を分離し、生理食塩水で振とうし、無水Na2S
O4で乾燥させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を
黄色の固体として得た(68mg、収率75%)。
【1100】
実施例B:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-メチル-4-モルホリノペンテ
-2-エノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド。封止した反応管に、(R)-N-(1-(2-シ
アノアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド(68mg、0.12mmol)、2-メチル-2-
モルホリノプロパナール(28g、0.18mmol)、ピペリジン(15mg、0.1
8mmol)、及びEtOH(2mL)を添加した。管を封止し、105℃に終夜加熱し
、室温に冷却し、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、黄色の固体とし
て、標記化合物を得た(39mg、収率46%)。MS(ESI):C38H39N7O
5Sの質量計算値、705.8;m/z実測値、706.3[M+H]+。1H NMR
(400MHz,CD3OD):δ 8.40-8.25(m,1H),7.48-7.
34(m,2H),7.33-7.23(m,1H),7.25-7.14(m,1H)
,7.13-7.04(m,3H),7.01-6.94(m,1H),6.90-6.
80(m,1H),6.13-6.05(m,1H),4.64-3.96(m,3H)
,3.81-3.60(m,4H),3.24-2.83(m,2H),2.69-2.
51(m,4H),2.12(s,3H),2.05-1.52(m,4H),1.34
-1.26(m,6H)。
【1101】
実施例113:(R)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-N-(1-(3-(メチルスルホニル)プロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド。
【1102】
【1103】
DMF(2mL)中の(R)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェ
ニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(中間体18)(80m
g、0.16mmol)、3-メチルスルホニルプロパン酸(47mg、0.31mmo
l)、トリエチルアミン(31mg、0.31mmol)、及びHATU(118mg、
0.31mmol)の混合物を濾過で回収した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフ
ィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(70mg、収率68%)。MS(E
SI):C31H30FN5O6S2の質量計算値、651.7;m/z実測値、652
.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.39-8.2
9(m,1H),7.44-7.33(m,2H),7.22-7.09(m,2H),
7.09-7.04(m,3H),6.16-6.08(m,1H),4.44-4.1
4(m,1H),4.10-3.79(m,2H),3.49-3.38(m,2H),
3.24-3.11(m,1H),3.06-2.89(m,6H),2.12(s,3
H),2.09-2.01(m,1H),1.92-1.78(m,1H),1.75-
1.52(m,2H)。
【1104】
実施例114:(R)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-N-(1-(2-ヒドロキシアセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド。
【1105】
【1106】
DMF(2mL)中の(R)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェ
ニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(中間体18)(80m
g、0.16mmol)、2-ヒドロキシ酢酸(24mg、0.31mmol)、トリエ
チルアミン(31mg、0.31mmol)、及びHATU(118mg、0.310m
mol)の溶液を室温で1時間撹拌した後、水を添加し、沈殿物を濾過で回収した。残渣
をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(
60mg、収率67%)。MS(ESI):C29H26FN5O5Sの質量計算値、5
75.6;m/z実測値、576.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD
3OD):δ 8.37-8.25(m,1H),7.43-7.32(m,2H),7
.23-7.17(m,1H),7.16-7.10(m,1H),7.09-7.02
(m,3H),6.18-6.04(m,1H),4.56-4.17(m,3H),3
.97-3.58(m,2H),3.08-2.96(m,1H),2.91-2.75
(m,1H),2.11(s,3H),2.08-1.97(m,1H),1.88-1
.76(m,1H),1.73-1.49(m,2H)。
【1107】
実施例115:(R)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-N-(1-(2-メトキシアセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
。
【1108】
【1109】
DMF(2mL)中の(R)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェ
ニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(中間体18)(80m
g、0.16mmol)、2-メトキシ酢酸(28mg、0.31mmol)、トリエチ
ルアミン(31mg、0.31mmol)、及びHATU(118mg、0.310mm
ol)の混合物を室温で1時間撹拌した後、水を添加し、沈殿物を濾過で回収した。残渣
をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(
60mg、収率66%)。MS(ESI):C30H28FN5O5Sの質量計算値、5
89.6;m/z実測値、590.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD
3OD):δ 8.40-8.24(m,1H),7.44-7.31(m,2H),7
.24-7.17(m,1H),7.16-7.10(m,1H),7.09-7.01
(m,3H),6.16-6.06(m,1H),4.52-4.10(m,3H),3
.99-3.69(m,2H),3.38(s,3H),3.12-2.96(m,1H
),2.87-2.70(m,1H),2.11(s,3H),2.07-1.97(m
,1H),1.87-1.76(m,1H),1.75-1.47(m,2H)。
【1110】
実施例116:(R,Z)-N-(1-(ブチ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)
-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
【1111】
【1112】
工程A:1,3-ジブロモブタン-2-オン。凝縮器及び水酸化ナトリウムで満たされ
た泡トラップを備えた3口フラスコ中の臭化水素酸(3mL)中のブタン-2-オン(0
.72g、10mmol)の溶液に、臭素(3.2g、20mmol)を0℃で20分か
けて添加した。重い有機相が分離される前に、混合物を1時間撹拌した。生成物を更に精
製することなく使用した(2.30g、収率100%)。
【1113】
工程B:(Z)-ブタ-2-エン酸。0℃で1,3-ジブロモブタン-2-オン(2.
3g、10.0mmol)を2Mの炭酸カリウム水溶液(100mL)に添加した。凝縮
器を使用して、混合物を室温で16時間撹拌した。水溶液をジエチルエーテルで抽出して
、未反応物質を除去した。次に、水相を37%塩化水素酸でpH=2まで酸性化し、ジエ
チルエーテルで抽出した。エーテル層を無水MgSO4で乾燥し、濾過した。生成物を更
に精製することなく使用した(166mg、収率19%)。
【1114】
工程C:(R,Z)-N-(1-(ブチ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-
(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DMF(5mL)中
の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド(実施例869、300mg、0.58mmol)、(Z)-
ブタ-2-エン酸(100mg、1.2mmol)、HATU(290mg、0.76m
mol)、及びジイソプロピルエチルアミン(190mg、1.5mmol)の混合物を
室温で2時間撹拌した。混合物をHPLCで精製して、標記化合物を白色の固体として得
た(45mg、収率13%)。MS(ESI):C31H29N5O4Sの質量計算値、
567.7;m/z実測値、568.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,C
D3OD):δ 8.37-8.30(m,1H),7.45-7.36(m,2H),
7.35-7.26(m,1H),7.21-7.13(m,1H),7.13-7.0
2(m,3H),7.02-6.93(m,1H),6.88-6.38(m,1H),
6.15-5.99(m,2H),4.60-3.85(m,3H),3.21-3.0
4(m,1H),2.97-2.80(m,1H),2.38-1.96(m,5H),
1.90-1.78(m,3H),1.78-1.63(m,1H),1.63-1.5
0(m,1H)
【1115】
実施例117:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メ
チルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1116】
【1117】
実施例1の方法1、工程A~Gと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、(R)-1-メチルピロリジン-3-アミンを使用して、標記化合物を調製
した。MS(ESI):C27H25N5O3Sの質量計算値、499.6;m/z実測
値、500.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6及びCD3
OD):δ 8.23(d,J=5.5Hz,1H),7.42-7.34(m,2H)
,7.29-7.23(m,1H),7.17-7.10(m,1H),7.08-7.
04(m,2H),7.03-7.00(m,1H),6.95-6.88(m,1H)
,5.90(d,J=5.5Hz,1H),4.47-4.37(m,1H),2.86
-2.76(m,2H),2.68-2.61(m,1H),2.58-2.50(m,
1H),2.36(s,3H),2.25-2.15(m,1H),2.03(s,3H
),1.88-1.80(m,1H)。
【1118】
実施例118:(R)-N-(1-イソプロピルピロリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1119】
【1120】
アセトン中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N
-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例159、150mg、0.31mmol
)の溶液を10分間撹拌した後、NaBH(OAc)3(130mg、0.60mmol
)をゆっくり添加し、混合物を2時間撹拌した。次に、NaOH(2mL)を添加し、混
合物をフラッシュカラムクロマトグラフィ後、分取TLCで精製して、標記化合物を黄色
の固体として得た(47mg、収率30%)。MS(ESI):C29H29N5O3S
の質量計算値、527.6;m/z実測値、528.1[M+H]+。1H NMR(4
00MHz,CDCl3):δ 8.34(d,J=5.2Hz,1H),7.44-7
.34(m,2H),7.20-7.14(m,2H),7.13-7.06(m,2H
),7.00(s,1H),6.98-6.93(m,1H),6.25-6.11(m
,1H),6.00(d,J=5.2Hz,1H),4.68-4.58(br,1H)
,3.10-3.01(m,1H),2.90-2.80(m,1H),2.74-2.
64(m,1H),2.49-2.31(m,3H),2.12(s,3H),1.83
-1.70(m,1H),1.23-1.07(m,6H)。
【1121】
実施例119:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-
エチル-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1122】
【1123】
工程A:4-エチル-2-メチルアニリン。N2雰囲気下、Schlenk管中で4-
ブロモ-2-メチルアニリン(1.86g、10.0mmol)、Cs2CO3(9.8
g、30mmol)、及びPd(dppf)Cl2(146mg、0.200mmol)
の混合物に乾燥THF(30mL)を添加した。撹拌した懸濁液に、トリアルキルボラン
(30mL、THF中1M溶液、30mmol)を一度に添加し、混合物を5時間還流し
た。反応物を0℃に冷却し、10% NaOH水溶液及び30% H2O2水溶液を添加
してクエンチした。室温で30分か撹拌した後、混合物をEtOAcで抽出した。合わせ
た有機層を、FeSO4及び生理食塩水で連続的に洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ
、濾過して、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標
記化合物を白色の固体として得た(1.1mg、収率83%)。
【1124】
工程B:5-(4-エチル-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸。実施例1の方
法1、工程C~Fと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリン
の代わりに4-エチル-2-メチルアニリンを使用して、標記化合物を調製した。
【1125】
工程C:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-エチル
-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DMF(4mL)中の5-(4-エチ
ル-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(150mg、0.42mmol)、1-
[(3R)-3-アミノピロリジン-1-イル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体5
、119mg、0.850mmol)、HATU(320mg、0.85mmol)及び
トリエチルアミン(214mg、2.12mmol)の溶液を室温で2時間撹拌した。残
渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た
(50mg、収率25%)。MS(ESI):C25H25N5O3Sの質量計算値、4
75.6;m/z実測値、476.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,DM
SO-d6):δ 10.25(s,1H),8.42-8.22(m,2H),7.3
5-7.16(m,3H),6.71-6.48(m,1H),6.23-6.05(m
,1H),5.85(d,J=5.5Hz,1H),5.73-5.60(m,1H),
4.60-4.37(m,1H),3.91-3.38(m,4H),2.65(q,J
=7.5Hz,2H),2.24-2.07(m,1H),2.05(s,3H),2.
03-1.89(m,1H),1.23(t,J=7.6Hz,3H)。
【1126】
実施例120:N-((R)-1-((S)-2-アミノ-3-メトキシプロパノイル
)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド。
【1127】
【1128】
工程A:tert-ブチル((S)-3-メトキシ-1-((R)-3-(5-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-
1-オキソプロパン-2-イル)カルバメート。DMF(3mL)中の(R)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド(実施例869、150mg、0.30mmol)、(2S)-2-(tert-
ブトキシカルボニルアミノ)-3-メトキシプロパン酸(99mg、0.45mmol)
、HATU(137mg、0.360mmol)、及びトリエチルアミン(0.086m
L、0.62mmol)の溶液を室温で終夜撹拌し、次にフラッシュカラムクロマトグラ
フィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(188mg、89%)。
【1129】
工程B:N-((R)-1-((S)-2-アミノ-3-メトキシプロパノイル)ピペ
リジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド。HCl/MeOH(3mL)中のtert-ブチル((S)-3-メトキシ-1-
(R)-3-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)
ピペリジン-1-イル)-1-オキソプロパン-2-イル)カルバメート(188mg、
0.268mmol)の溶液を室温で終夜撹拌した後、2MのNaOH水溶液でpHをp
H>7に調整し、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固
体として得た(83mg、収率99%)。MS(ESI):C31H32N6O5Sの質
量計算値、600.7;m/z実測値、601.1[M+H]+。1H NMR(400
MHz,CD3OD):δ 8.06(d,J=5.5,1H),7.43-7.31(
m,2H),7.22-7.05(m,4H),7.04-7.00(m,1H),6.
99-6.91(m,1H),5.79(d,J=5.6,1H),4.13-3.94
(m,3H),3.56-3.51(m,1H),3.46-3.39(m,1H),3
.39-3.34(m,2H),3.33-3.37(m,3H),3.25-3.20
(m,1H),2.16-2.01(m,4H),1.96-1.78(m,2H),1
.68-1.51(m,1H)。
【1130】
実施例121:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(6-フェノキシピリダジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1131】
【1132】
工程A:6-フェノキシピリダジン-3-アミン。水(10mL)中の6-クロロピリ
ダジン-3-アミン(1.3g、10mmol)、フェノール(3.8g、40mmol
)及びNaOH(1.6g、40mmol)の溶液を190℃で16時間封止管中で撹拌
した。混合物をEtOAcと水との間で分散させた。同じスケールで別の反応を行った。
有機層を合わせ、濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化
合物を得た(0.50g、収率27%)。
【1133】
工程B:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-
(6-フェノキシピリダジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程C~Gと
同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに6-フェ
ノキシピリダジン-3-アミンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R
)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わり
に1-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリジニル]プロパ-2-エン-1-オン(中間
体15)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H23N7O4S
の質量計算値、541.6;m/z実測値、542.4[M+H]+。1H NMR(4
00MHz,CD3OD):δ 8.23-8.15(m,1H),7.93-7.84
(m,1H),7.58(d,J=9.2Hz,1H),7.51-7.44(m,2H
),7.33-7.25(m,3H),6.83-6.74(m,1H),6.28-6
.14(m,2H),5.75-5.67(m,1H),4.22-4.11(m,1H
),3.98-3.91(m,1H),3.07-2.93(m,1H),2.15-1
.95(m,2H),1.94-1.78(m,2H),1.67-1.49(m,2H
)。
【1134】
実施例122:N-((R)-1-((S)-2-ヒドロキシ-3-メトキシプロパノ
イル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド。
【1135】
【1136】
DMF(3mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、150mg、0.30
mmol)、(2S)-2-ヒドロキシ-3-メトキシ-プロパン酸(54mg、0.4
5mmol)、HATU(170mg、0.45mmol)、及びトリエチルアミン(0
.084mL、0.60mmol)の溶液を室温で4時間撹拌し、次にフラッシュカラム
クロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(24mg、13%)
。MS(ESI):C31H31N5O6Sの質量計算値、601.7;m/z実測値、
602.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.33(
d,J=5.6Hz,1H),7.44-7.36(m,2H),7.35-7.28(
m,1H),7.21-7.15(m,1H),7.13-7.03(m,3H),7.
03-6.95(m,1H),6.07(d,J=5.6Hz,1H),4.69-4.
61(m,1H),4.44-4.17(m,1H),4.13-3.89(m,2H)
,3.71-3.64(m,1H),3.61-3.50(m,1H),3.47-3.
35(m,3H),3.22-3.10(m,1H),2.01-1.86(m,1H)
,2.12(s,3H),2.07-1.99(m,1H),1.88-1.80(m,
1H),1.79-1.49(m,2H)。
【1137】
実施例123:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(テ
トラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1138】
【1139】
実施例1の方法1、工程A~Gと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、テトラヒドロピラン-4-アミンを使用して、標記化合物を調製した。MS
(ESI):C27H24N4O4Sの質量計算値、500.6;m/z実測値、501
.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6及びCD3OD):δ
8.29-8.25(m,1H),7.39-7.32(m,2H),7.28-7.
23(m,1H),7.16-7.09(m,1H),7.07-6.99(m,3H)
,6.94-6.89(m,1H),5.99-5.95(m,1H),4.02-3.
97(m,1H),3.91-3.83(m,2H),3.42-3.32(m,2H)
,2.05(s,3H),1.79-1.70(m,2H),1.67-1.55(m,
2H)。
【1140】
実施例124:(R)-N-(1-(2-ヒドロキシアセチル)ピペリジン-3-イル
)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1141】
【1142】
工程A:ベンジルN-[(3R)-1-(2-ヒドロキシアセチル)-3-ピペリジル
)カルバメート。MeCN(10mL)中のベンジルN-[(3R)-3-ピペリジル]
カルバメート(1.0g、3.3mmol)、2-ヒドロキシ酢酸(225mg、3.0
0mmol)、HATU(1.24g、3.26mmol)及びトリエチルアミン(0.
450mL、3.26mmol)の混合物を30℃で3時間撹拌した。反応混合物をEt
OAcで希釈し、1MのHCl水溶液(3回)、飽和NaHCO3水溶液(3回)、及び
飽和生理食塩水(1回)で洗浄した。濾過及び濃縮乾固後、残渣をフラッシュカラムクロ
マトグラフィで精製して、標記化合物を無色の油状物として得た(400mg、42%)
。
【1143】
工程B:1-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリジル]-2-ヒドロキシエタノン。
MeOH(10mL)中のベンジルN-[(3R)-1-(2-ヒドロキシアセチル)-
3-ピペリジル]カルバメート(400mg、1.4mmol)及びPd/C(10%、
50mg)の混合物をH2下、室温で終夜反応させた。反応混合物を濾過し、濃縮乾固さ
せて、標記化合物を得(210mg、95%)、これを更に精製することなく次の工程で
使用した。
【1144】
工程C:(R)-N-(1-(2-ヒドロキシアセチル)ピペリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1
、工程A~Gと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3R)-3-アミノピ
ロリジン-1-カルボキシレートの代わりに、1-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリ
ジル]-2-ヒドロキシエタノンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):
C29H27N5O5Sの質量計算値、557.6;m/z実測値、558.1[M+H
]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.20(s,1H),
8.32(d,J=5.4Hz,1H),8.11(s,1H),7.46-7.40(
m,2H),7.36(d,J=8.5Hz,1H),7.21-7.17(m,1H)
,7.12-7.06(m,3H),6.99-6.95(m,1H),5.96(d,
J=5.2Hz,1H),4.61-4.28(m,1H),4.13-4.05(m,
3H),3.81-3.77(m,1H),3.72-3.53(m,1H),2.99
-2.64(m,2H),2.05(s,3H),1.93-1.89(m,1H),1
.75-1.71(m,1H),1.67-1.55(m,1H),1.50-1.36
(m,1H)。
【1145】
実施例125:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N((R)-1-((
S)-1-メチルピロリジン-3-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド。
【1146】
【1147】
DCM(2mL)中の5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N
-((R)-1-((S)-ピロリジン-3-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド(120mg、0.20mmol)の溶液に、ホルムアルデヒド(0.5mL、H
2O中37重量%)及びNaBH3ナトリウム(200mg、0.94mmol)を添加
し、室温で終夜反応させた。反応をH2O(10mL)でクエンチし、DCMで抽出し、
無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマ
トグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(54mg、収率44%)。
MS(ESI):C33H34N6O4Sの質量計算値、610.7;m/z実測値、6
11.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.30-8
.22(m,1H),7.44-7.34(m,2H),7.30-7.23(m,1H
),7.19-7.12(m,1H),7.10-7.02(m,3H),7.00-6
.93(m,1H),6.04-5.94(m,1H),4.35-4.19(m,1H
),4.17-3.81(m,2H),3.60-3.46(m,1H),3.27-3
.19(m,1H),3.16-2.95(m,2H),2.95-2.84(m,2H
),2.80-2.70(m,1H),2.59-2.44(m,3H),2.15-2
.00(m,6H),1.93-1.71(m,2H),1.66-1.50(m,1H
)。
【1148】
実施例126:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-
イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1149】
【1150】
実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニ
トロトルエンの代わりに3-メチル-4-ニトロフェノール及び2-ヨードプロパンを使
用し、工程においてtert-ブチル(3R)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシ
レートの代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレ
ートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C26H27N5O4Sの質
量計算値、505.6;m/z実測値、506.2[M+H]+。1H NMR(400
MHz,CD3OD):δ 8.28(d,J=5.4Hz,1H),7.26-7.1
8(m,1H),7.00-6.87(m,2H),6.69-6.51(m,1H),
6.34-6.21(m,1H),6.06-5.97(m,1H),5.79-5.6
9(m,1H),4.74-4.53(m,2H),4.04-3.48(m,4H),
2.43-1.98(m,5H),1.42-1.29(m,6H)。
【1151】
実施例127:(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N
-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1152】
【1153】
実施例52と工程Bと同様の方法を使用し、(R)-5-(*S)-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施
例98)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C28H27N5O3S
の質量計算値、513.6;m/z実測値、514.2[M+H]+。1H NMR(4
00MHz,CD3OD):δ 8.30(d,J=5.6,1H),7.43-7.3
5(m,2H),7.31-7.26(m,1H),7.20-7.14(m,1H),
7.12-7.08(m,2H),7.08-7.03(m,1H),7.01-6.9
5(m,1H),6.05(d,J=5.6,1H),4.24-4.11(m,1H)
,3.02-2.90(m,1H),2.78-2.68(m,1H),2.36(s,
3H),2.29-2.16(m,2H),2.12(s,3H),1.95-1.78
(m,2H),1.74-1.63(m,1H),1.57-1.45(m,1H)。
【1154】
実施例128:(R)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-N-(1-(3-ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド。
【1155】
【1156】
DMF(2mL)中の(R)-5-(3-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェ
ニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(中間体18)(80m
g、0.16mmol)、3-ヒドロキシプロパン酸(28mg、0.31mmol)、
トリエチルアミン(31mg、0.31mmol)、及びHATU(120mg、0.3
1mmol)の溶液を室温で1時間撹拌した。水を添加して反応をクエンチし、濾過によ
って沈殿物を回収した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合
物を白色の固体として得た(32mg、収率35%)。MS(ESI):C30H28F
N5O5Sの質量計算値、589.6;m/z実測値、590.1[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.43-8.23(m,1H),7.45
-7.32(m,2H),7.25-7.17(m,1H),7.16-7.10(m,
1H),7.09-7.01(m,3H),6.18-6.06(m,1H),4.52
-4.07(m,2H),3.95-3.76(m,3H),3.18-3.00(m,
1H),2.80-2.47(m,3H),2.11(s,3H),2.07-1.98
(m,1H),1.88-1.76(m,1H),1.74-1.47(m,2H)。
【1157】
実施例129:N-(4-メチル-1,4-オキサゼパン-6-イル)-5-(2-メ
チル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1158】
【1159】
工程A:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1,4-オキサゼパン
-6-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法で、
工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン
-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル6-アミノ-1,4
-オキサゼパン-4-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
【1160】
工程B:N-(4-メチル-1,4-オキサゼパン-6-イル)-5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(10mL)中の5-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1,4-オキサゼパン-6-イル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド(259mg、0.502mmol)の溶液に、ホルムアルデヒド(2m
L、H2O中37重量%)及びNaBH(OAc)3(213mg、1.00mmol)
を添加し、室温で4時間撹拌した。反応混合物にDCM(50mL)、MeOH(5mL
)、水(30mL)、及びNH4OH水溶液(2mL)を添加した。有機層を回収し、濃
縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィ後、分取TLCで精製して、標記化合物
を黄色の固体として得た(156mg、収率56.0%)。MS(ESI):C28H2
7N5O4Sの質量計算値、529.6;m/z実測値、530.0[M+H]+。1H
NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.29(d,J=5.3Hz,1H
),8.14-8.00(m,1H),7.45-7.38(m,2H),7.34(d
,J=8.6Hz,1H),7.20-7.15(m,1H),7.13-7.03(m
,3H),6.99-6.92(m,1H),5.99-5.89(d,J=5.4Hz
,1H),4.34-4.25(m,1H),3.83-3.77(m,1H),2.7
8-2.53(m,4H),2.33(s,3H),2.03(s,3H)。
【1161】
実施例130:(R)-N-(1-(3-ジメチルアミノ)プロパノイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1162】
【1163】
DMF(3mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、200mg、0.40
mmol)の溶液に、3-(ジメチルアミノ)プロパン酸(95mg、0.81mmol
)、HATU(230mg、0.61mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(1
05mg、0.812mmol)を添加し、室温で終夜撹拌した。反応物を濃縮乾固させ
、残渣をEtOAcと水との間で分画した。有機層を分離し、生理食塩水で振とうし、無
水Na2SO4で乾燥させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物
を黄色の固体として得た(95mg、収率40%)。MS(ESI):C32H34N6
O4Sの質量計算値、598.7;m/z実測値、599.1[M+H]+。1H NM
R(400MHz,CD3OD):δ 8.32-8.21(m,1H),7.46-7
.35(m,2H),7.32-7.24(m,1H),7.21-7.13(m,1H
),7.12-7.03(m,3H),7.01-6.92(m,1H),6.07-5
.97(m,1H),4.47-4.11(m,1H),4.07-3.69(m,2H
),3.24-3.03(m,3H),3.02-2.75(m,3H),2.66-2
.59(m,6H),2.11(s,3H),2.07-1.99(m,1H),1.9
5-1.53(m,3H)。
【1164】
実施例131:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N((R
)-1-((S)-1-ピロリジン-3-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド。
【1165】
【1166】
工程A:(S)-tert-ブチル3-((R)-3-(5-(2-メチル-4-フェ
ノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボニル)ピロリジン-
1-カルボキシレート。DMF(5mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、
300mg、0.6mmol)、(3S)-1-tert-ブトキシカルボニルピロリジ
ン-3-カルボン酸(260mg、1.2mmol)、HATU(456mg、1.20
mmol)、及びトリエチルアミン(120mg、1.2mmol)の溶液を室温で2時
間反応させた後、H2O(10mL)でクエンチし、DCMで抽出し、無水Na2SO4
で乾燥し、濾過し、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製し
て、標記化合物を黄色の固体として得た(300mg、収率72%)。
【1167】
工程B:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N((R)-1
-((S)-ピロリジン-3-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。MeO
H(6mL)中の(S)-tert-ブチル3-((R)-3-(5-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボニル)ピロリ
ジン-1-カルボキシレート(300mg、0.43mmol)の溶液にHCl(37%
、2mL)を添加し、室温で1時間反応させ、NaHCO3(20mL)の飽和溶液でク
エンチし、DCMで抽出し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させて、標
記化合物を黄色の固体として得た(200mg、収率78%)。MS(ESI):C32
H32N6O4Sの質量計算値、596.7;m/z実測値、597.2[M+H]+。
1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.48(s,1H),8.35-8
.26(m,1H),7.46-7.35(m,2H),7.35-7.28(m,1H
),7.19-7.12(m,1H),7.08-7.04(m,3H),7.00-6
.93(m,1H),6.09-6.02(m,1H),4.53-4.31(m,1H
),4.21-3.86(m,2H),3.75-3.47(m,3H),3.41-3
.34(m,2H),3.26-2.68(m,2H),2.46-2.21(m,1H
),2.13-2.01(m,5H),1.94-1.54(m,3H)。
【1168】
実施例132:N-((3S,4R)-4-フルオロ-1-メチルピロリジン-3-イ
ル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1169】
【1170】
工程A:N-((3S,4R)-4-フルオロピロリジン-3-イル)-5-(2-メ
チル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~
Hと同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5
-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチ
ル(3S,4R)-3-アミノ-4-フルオロピロリジン-1-カルボキシレートを使用
して、標記化合物を調製した。
【1171】
工程B:N-((3S,4R)-4-フルオロ-1-メチルピロリジン-3-イル)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。MeOH(4m
L)中のN-((3S,4R)-4-フルオロピロリジン-3-イル)-5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(100mg、0.2mmol)
及びホルムアルデヒド(0.3mL、H2O中37重量%)の溶液に、NaBH(OAc
)3(126mg、0.597mmol)を添加し、室温で1時間撹拌し、濃縮乾固し、
フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(1
00mg、収率95%)。MS(ESI):C27H24FN5O3Sの質量計算値、5
17.6;m/z実測値、518.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD
3OD):δ 8.32(d,J=5.5Hz,1H),7.44-7.34(m,2H
),7.29(d,J=8.6Hz,1H),7.20-7.12(m,1H),7.1
2-7.03(m,3H),6.96(dd,J=8.6,2.8Hz,1H),6.0
6(d,J=5.5Hz,1H),5.26-5.05(m,1H),4.73-4.6
1(m,1H),3.15-3.00(m,1H),2.98-2.81(m,3H),
2.44(s,3H),2.11(s,3H)。
【1172】
実施例133:(R)-5-(2-クロロ-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メ
チルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1173】
【1174】
工程A:(R)-5-(2-クロロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(
ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法で、工
程Aにおいて5-フルオロ-2-ニトロトルエンの代わりに2-クロロ-4-フルオロ-
1-ニトロベンゼンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-ア
ミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりにtert
-ブチル(3R)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合
物を調製した。
【1175】
工程B:(R)-5-(2-クロロ-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルピ
ペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(5mL)中の(R)-5-(2
-クロロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド(104mg、0.20mmol)の溶液に、ホルムアルデヒド(0.5mL、H
2O中37重量%)及びNaBH(OAc)3(85mg、0.4mmol)を添加し、
室温で4時間撹拌した。反応混合物にDCM(50mL)、MeOH(5mL)、及び水
(30mL)を添加した。有機層を回収し、濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグ
ラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(15mg、収率14%)。MS
(ESI):C27H24ClN5O3Sの質量計算値、534.0;m/z実測値、5
34.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.85
-8.75(m,1H),8.01(d,J=5.5Hz,1H),7.49-7.43
(m,2H),7.36-7.32(m,1H),7.26-7.20(m,2H),7
.19-7.15(m,2H),7.07-7.02(m,1H),5.62(d,J=
5.4Hz,1H),3.95-3.83(m,1H),2.81-2.69(m,1H
),2.14(s,3H),2.02-1.91(m,2H),1.86-1.76(m
,2H),1.71-1.64(m,1H),1.56-1.29(m,2H)。
【1176】
実施例134:(R,Z)-N-(1-(2-シアノ-4-(ジメチルアミノ)-4-
メチルペンテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1177】
【1178】
丸底フラスコに、(R)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-3-イル)
-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例874
、150mg、0.26mmol)、2-(ジメチルアミノ)-2-メチルプロパナール
(92mg,0.80mmol)、ピペリジン(0.3mL)、AcOH(0.1mL)
、ジオキサン(10mL)、及び4Aモレキュラーシーブ(1g)を添加し、N2下10
0℃で1時間で撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで
精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(103mg、収率52.8%)。MS(
ESI):C36H37N7O4Sの質量計算値、663.8;m/z実測値、664.
4[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.37(s,1H
),8.34-8.30(m,1H),7.42-7.35(m,2H),7.32-7
.25(m,1H),7.20-7.12(m,1H),7.11-7.02(m,3H
),6.99-6.94(m,1H),6.92-6.76(m,1H),6.09-6
.04(m,1H),4.44-3.80(m,3H),3.25-2.87(m,2H
),2.49-2.31(m,6H),2.13-2.00(m,4H),1.96-1
.85(m,1H),1.80-1.58(m,2H),1.45-1.30(m,6H
)。
【1179】
実施例135:(R)-5-(2-フルオロ-4-フェノキシフェニル)-N-(1-
メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1180】
【1181】
工程A:2-フルオロ-1-ニトロ-4-フェノキシベンゼン。DCM(60mL)中
の3-フルオロ-4-ニトロフェノール(2.33g、19.1mmol)、フェニルボ
ロン酸(2.00g、12.7mmol)、Cu(OAc)2(4.624g、25.4
6mmol)及びトリエチルアミン(6.435g、63.65mmol)の溶液にモレ
キュラーシーブ(4A粉末<50μm、2.0g)を添加した。混合物を、N2下、室温
で終夜撹拌した。反応物を濾過し、濃縮乾固させた。残渣を順相フラッシュカラムクロマ
トグラフィ(SiO2)で精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(2.7g、収
率91%)。MS(ESI):C12H8FNO3の質量計算値、233.20;m/z
実測値、233.9[M+H]+。
【1182】
工程B:(R)-5-(2-フルオロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程B~Hと同様の方法で、
工程Bにおいて、-メチル-1-ニトロ-4-フェノキシベンゼン、Fe、EtOH/H
2O、及びNH4Cl2の代わりに2-フルオロ-1-ニトロ-4-フェノキシベンゼン
、Pd/C、及びMeOHを使用し、工程Cにおいて、2-メチル-4-フェノキシアニ
リンの代わりに2-フルオロ-4-フェノキシアニリンを使用し、工程Gにおいて、te
rt-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレ
ート(中間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カル
ボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
【1183】
工程C:(R)-5-(2-フルオロ-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチル
ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。MeOH(10mL)中の(R)-5
-(2-フルオロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イ
ル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド(100mg、0.2mmol)及びホルムアルデヒド(1mL、H2O
中37重量%)の溶液に、NaBH(OAc)3(212mg、1.00mmol)を添
加し、次に室温で1時間撹拌し、濃縮乾固し、順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(
SiO2)で精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(62mg、収率60%)。
MS(ESI):C27H24FN5O3Sの質量計算値、517.6;m/z実測値、
517.9[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.3
2(d,J=7.5Hz,1H),8.23-8.17(m,2H),7.55-7.3
7(m,3H),7.31-7.14(m,3H),7.14-7.06(m,1H),
6.98-6.87(m,1H),6.02(d,J=5.4Hz,1H),3.98-
3.86(m,1H),2.88-2.77(m,1H),2.72-2.57(m,1
H),2.22(s,3H),2.05-1.88(m,2H),1.84-1.63(
m,2H),1.58-1.43(m,1H),1.39-1.25(m,1H)。
【1184】
実施例136:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(
オキセタン-3-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1185】
【1186】
DMF(5mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、100mg、0.2m
mol)、オキセタン-3-カルボン酸(30mg、0.29mmol)、トリエチルア
ミン(40mg、0.40mmol)、及びHATU(150mg、0.40mmol)
の溶液を室温で2時間反応させた後、H2O(10mL)でクエンチし、DCMで抽出し
、無水Na2SO4で乾燥し、濾過し、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマ
トグラフィで精製して、標記化合物をオフホワイト色の固体として得た(48mg、収率
41%)。MS(ESI):C31H29N5O5Sの質量計算値、583.7;m/z
実測値、584.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD及びDMS
O-d6):δ 8.41-8.34(m,1H),7.50-7.41(m,2H),
7.38-7.33(m,1H),7.27-7.18(m,1H),7.17-7.0
9(m,3H),7.06-6.97(m,1H),6.12-6.05(m,1H),
5.08-4.89(m,1H),4.89-4.75(m,4H),4.28-4.1
8(m,1H),4.04-3.78(m,1H),3.68-3.38(m,1H),
3.01-2.93(m,1H),2.85-2.75(m,1H),2.20-2.1
1(m,3H),2.09-2.03(m,1H),1.93-1.81(m,1H),
1.76-1.64(m,1H),1.63-1.52(m,1H)。
【1187】
実施例137:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-N-メチル
-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1188】
【1189】
実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-(メチルアミノ)ピロリジン-1-カルボ
キシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C30H27N5O4
Sの質量計算値、553.6;m/z実測値、554.9[M+H]+。1H NMR(
400MHz,DMSO-d6):δ 10.84(s,1H),8.37-8.17(
m,1H),7.48-7.41(m,2H),7.36(d,J=8.6Hz,1H)
,7.26-7.15(m,1H),7.14-7.04(m,3H),7.03-6.
89(m,1H),6.64-6.48(m,1H),6.19-6.04(m,1H)
,6.00-5.89(m,1H),5.75-5.58(m,1H),4.98-4.
73(m,1H),3.89-3.34(m,4H),3.08-2.95(m,3H)
,2.29-2.09(m,2H),2.06(s,3H)。
【1190】
実施例138:N-((3R,5R)-5-フルオロピペリジン-3-イル)-5-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1191】
【1192】
DMF(3mL)中の5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン
酸(実施例1、方法1、工程A~F、191mg、0.458mmol)、tert-ブ
チル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(1
00mg、0.458mmol)、トリエチルアミン(92mg、0.92mmol)、
及びHATU(348mg、0.916mmol)の溶液を室温で3時間撹拌した。水を
添加して反応をクエンチし、濾過によって沈殿物を回収した。固体をMeOH(3mL)
及びHCl(3mL)に溶解し、溶液を撹拌しながら50℃で30分間加熱し、濃縮乾固
し、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体を得
た(80mg、収率31%)。MS(ESI):C27H24FN5O3Sの質量計算値
、517.6;m/z実測値、518.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,
CD3OD):δ 8.33(d,J=5.5Hz,1H),7.47-7.36(m,
2H),7.34-7.27(m,1H),7.21-7.13(m,1H),7.14
-7.03(m,3H),7.02-6.94(m,1H),6.07(d,J=5.5
Hz,1H),4.76-4.54(m,1H),4.18-4.08(m,1H),3
.17-3.01(m,2H),2.79-2.59(m,2H),2.36-2.24
(m,1H),2.12(s,3H),1.94-1.83(m,1H)。
【1193】
実施例139:N-((3S,4S)-4-ヒドロキシ-1-(3-メトキシプロパノ
イル)ピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド。
【1194】
【1195】
DMF(3mL)中のN-(3S,4S)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例236)
(100mg、0.2mmol)、3-メトキシプロパン酸(41mg、0.40mmo
l)、トリエチルアミン(40mg、0.40mmol)、及びHATU(151mg、
0.398mmol)の溶液を室温で1時間撹拌した。水を添加し、沈殿物を濾過して粗
生成物を得、これをフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の
固体として得た(65mg、収率54%)。MS(ESI):C30H29N5O6Sの
質量計算値、587.6;m/z実測値、588.2[M+H]+。1H NMR(40
0MHz,CD3OD):δ 8.31(d,J=5.4Hz,1H),7.44-7.
35(m,2H),7.33-7.27(m,1H),7.20-7.12(m,1H)
,7.11-7.02(m,3H),7.00-6.93(m,1H),6.06(d,
J=5.5Hz,1H),4.44-4.29(m,2H),4.01-3.84(m,
1H),3.74-3.57(m,4H),3.52-3.41(m,1H),3.32
(s,3H),2.65-2.55(m,2H),2.11(s,3H)。
【1196】
実施例140:(R)-N-(1-(2-シアノ-3-メチルブテ-2-ノイル)ピペ
リジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド。
【1197】
【1198】
DMF(2mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、150mg、0.30
mmol)及び2-シアノ-3-メチルブタ-2-エン酸(75mg、0.60mmol
)の溶液に、HATU(228mg、0.600mmol)及びトリエチルアミン(61
mg、0.60mmol)を添加し、室温で4時間撹拌した。混合物をフラッシュカラム
クロマトグラフィで精製して、標記生成物を黄色の固体として得た(105mg、収率5
8.0%)。MS(ESI):C33H30N6O4Sの質量計算値、606.7;m/
z実測値、607.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):
δ 10.23(br,1H),8.37-8.25(m,1H),8.21-8.04
(m,1H),7.47-7.38(m,2H),7.38-7.30(m,1H),7
.20-7.14(m,1H),7.14-7.03(m,3H),7.00-6.91
(m,1H),6.02-5.87(m,1H),4.39-4.09(m,1H),3
.82-3.62(m,2H),3.16-3.02(m,1H),2.88-2.73
(m,1H),2.11-2.01(m,6H),1.97-1.92(m,1H),1
.92-1.87(m,3H),1.83-1.75(m,1H),1.70-1.59
(m,1H),1.48-1.38(m,1H)。
【1199】
実施例141:(R)-N-(1-エチルピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル
-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1200】
【1201】
MeOH(5mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例159、150mg、0.3
1mmol)の溶液に、アセトアルデヒド(1mL)をゆっくりと添加し、10分間撹拌
した。次に、NaBH(OAc)3(127mg、0.600mmol)をゆっくり添加
し、混合物を2時間撹拌した。NaOH(2mL)を添加し、混合物をフラッシュカラム
クロマトグラフィ後、分取TLCで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(58
mg、収率36%)。MS(ESI):C28H27N5O3Sの質量計算値、513.
6;m/z実測値、514.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3
):δ 8.41-8.31(m,1H),7.49-7.34(m,2H),7.22
-7.15(m,2H),7.15-7.08(m,2H),7.02(s,1H),7
.00-6.94(m,1H),6.33-6.11(m,1H),6.02(d,J=
3.9Hz,1H),4.76-4.56(m,1H),3.13-3.03(m,1H
),2.92-2.85(m,1H),2.67-2.55(m,3H),2.47-2
.39(m,1H),2.35-2.28(m,1H),2.14(s,3H),1.8
8-1.77(m,1H),1.24-1.13(m,3H)。
【1202】
実施例142:N-((R)-1-((S)-2,3-ジメトキシプロパノイル)ピペ
リジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド。
【1203】
【1204】
DCM(5mL)中の(S)-2,3-ジメトキシプロパン酸(中間体19)(50m
g、0.37mmol)の溶液にオキサリルジクロリド(2mL)を添加し、60℃で終
夜撹拌した。反応物を濃縮乾固させ、DCM(5mL)中に溶解した。この混合物を、D
CM(5mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ
-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、80mg、0.16mmo
l)及びトリエチルアミン(40mg、0.40mmol)の溶液に添加し、室温で30
分間反応させた。反応をH2Oでクエンチし、DCMで抽出し、無水Na2SO4で乾燥
させ、濾過し、濃縮乾固させて、順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)で
精製して、標記化合物をオフホワイト色の固体として得た(35mg、36%)。MS(
ESI):C32H33N5O6Sの質量計算値、615.7;m/z実測値、616.
2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD及びDMSO-d6):δ
8.43-8.30(m,1H),7.50-7.38(m,2H),7.37-7.2
7(m,1H),7.27-7.17(m,1H),7.17-7.07(m,3H),
7.04-6.95(m,1H),6.14-6.07(m,1H),4.53-4.3
6(m,3H),4.34-3.84(m,3H),3.72-3.56(m,2H),
3.44-3.34(m,4H),3.22-3.03(m,1H),3.01-2.7
7(m,1H),2.19-2.11(m,3H),2.10-2.01(m,1H),
1.93-1.81(m,1H),1.78-1.49(m,2H)。
【1205】
実施例143:N-((R)-1-((R)-2-ヒドロキシ-3-メトキシプロパノ
イル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド。
【1206】
【1207】
工程A:(2R)-オキシラン-2-カルボン酸、塩化ナトリウム氷-塩浴中のMeO
H(1mL)中のメチル(2R)-オキシラン-2-カルボキシレート(170mg、1
.7mmol)の溶液に、MeOH(2mL)中のNaOH(73mg、1.8mmol
)の溶液を10分かけて滴下した。反応混合物を室温で終夜撹拌した後、エーテル(5m
L)を添加した。混合物を-10℃で1時間放置し、沈殿物を回収し、エーテルで洗浄し
、真空下で乾燥させて、標記化合物を白色の固体として得た(170mg、92%)。
【1208】
工程B:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N((R)-1-((R)-
オキシラン-2-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DMF
(3mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N
-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、200mg、0.40mmol
)、(2R)-オキシラン-2-カルボン酸(89mg、0.80mmol)、HATU
(115mg、0.600mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(0.219m
L、1.20mmol)の溶液を室温で15分間撹拌した後、フラッシュカラムクロマト
グラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(160mg、収率70%)。
【1209】
工程C:N-((R)-1-((R)-2-ヒドロキシ-3-メトキシプロパノイル)
ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド。(R)-N-(1-(シクロプロパンカルボニル)ピペリジン-3-イル)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(150mg、0
.26mmol)及びNaOMeの混合物(MeOH(0.5M、9mL)中)をマイク
ロ波管中、100℃で5分間撹拌し、濃縮乾固させ、残渣をフラッシュカラムクロマトグ
ラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(40mg、収率25%)。MS
(ESI):C31H31N5O6Sの質量計算値、601.7;m/z実測値、602
.8[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.33(d,J
=5.6Hz,1H),7.44-7.36(m,2H),7.35-7.26(m,1
H),7.20-7.13(m,1H),7.11-7.04(m,3H),7.00-
6.95(m,1H),6.07(d,J=5.5Hz,1H),4.75-4.60(
m,1H),4.48-4.17(m,1H),4.10-3.89(m,2H),3.
72-3.52(m,2H),3.44-3.33(m,3H),3.23-3.09(
m,1H),3.00-2.79(m,1H),2.12(s,3H),2.09-2.
01(m,1H),1.91-1.80(m,1H),1.79-1.49(m,2H)
。
【1210】
実施例144:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
N-(1-(2-(トリフルオロメチル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1211】
【1212】
DMF(5mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、150mg、0.28
mmol)、2-(トリフルオロメチル)プロパ-2-エン酸(78mg、0.56mm
ol)、HATU(138mg、0.364mmol)、及びジイソプロピルアミン(7
2mg、0.56mmol)の溶液を室温で2時間撹拌した。混合物をまずHPLCで精
製し、次にフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体とし
て得た(18mg、収率10%)。MS(ESI):C31H26F3N5O4Sの質量
計算値、621.6;m/z実測値、622.0[M+H]+。1H NMR(400M
Hz,CD3OD):δ 8.34-8.27(m,1H),7.42-7.34(m,
2H),7.33-7.26(m,1H),7.19-7.12(m,1H),7.10
-7.01(m,3H),6.98-6.92(m,1H),6.22-6.14(m,
1H),6.08-6.03(m,1H),5.99-5.87(m,1H),4.57
-4.32(m,1H),4.12-3.78(m,2H),3.22-3.06(m,
1H),2.95-2.80(m,1H),2.11-2.05(m,4H),1.97
-1.79(m,1H),1.79-1.65(m,1H),1.63-1.53(m,
1H)。
【1213】
実施例145:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N((R)-1-((
R)-1-メチルピロリジン-3-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド。
【1214】
【1215】
工程A:(R)-tert-ブチル3-((R)-3-(5-(2-メチル-4-フェ
ノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボニル)ピロリジン-
1-カルボキシレート。DMF(5mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、
300mg、0.6mmol)、(3R)-1-tert-ブトキシカルボニルピロリジ
ン-3-カルボン酸(260mg、1.2mmol)、HATU(456mg、1.20
mmol)、及びトリエチルアミン(121mg、1.20mmol)の溶液を室温で2
時間反応させた。反応をH2O(10mL)でクエンチし、DCMで抽出し、無水Na2
SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィ
で精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(350mg、収率83%)。
【1216】
工程B:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-((R)-
1-((R)-ピロリジン-3-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。Me
OH(5mL)中の(R)-tert-ブチル3-((R)-3-(5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボニル)ピロ
リジン-1-カルボキシレート(350mg、0.50mmol)の溶液にHCl(37
%、2mL)を添加し、室温で1時間反応させた。NaHCO3(20mL)の飽和水溶
液を添加して反応をクエンチし、DCMで抽出し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し
、濃縮乾固させて、標記化合物を黄色の固体として得た(200mg、収率67%)。
【1217】
工程C:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N((R)-1-((R)-
1-メチルピロリジン-3-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド。DCM(2mL)中の5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
N-((R)-1-((R)-ピロリジン-3-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド(150mg、0.25mmol)の溶液に、ホルムアルデヒド(0.5mL、
H2O中37重量%)及びNaBH(OAc)3(200mg、0.94mmol)を添
加し、室温で終夜反応させた。反応をH2O(10mL)でクエンチし、DCMで抽出し
、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロ
マトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(120mg、収率78%
)。MS(ESI):C33H34N6O4Sの質量計算値、610.7;m/z実測値
、611.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.43
(s,1H),8.35-8.27(m,1H),7.43-7.35(m,2H),7
.34-7.27(m,1H),7.19-7.12(m,1H),7.10-7.00
(m,3H),6.99-6.92(m,1H),6.11-6.00(m,1H),4
.57-4.32(m,1H),4.26-3.81(m,2H),3.81-3.60
(m,2H),3.53-3.31(m,3H),3.22-3.00(m,1H),2
.96-2.89(m,3H),2.88-2.41(m,2H),2.22-1.98
(m,5H),1.93-1.47(m,3H)。
【1218】
実施例146:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(
3-(メチルスルホニル)プロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド。
【1219】
【1220】
DMF(5mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、120mg、0.22
mmol)、3-メチルスルホニルプロパン酸(68mg、0.45mmol)、HAT
U(110mg、0.29mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(58mg、0
.45mmol)の溶液を室温で2時間撹拌した。混合物をHPLCで精製して、標記化
合物を白色の固体として得た(85mg、収率60%)。MS(ESI):C31H31
N5O6S2の質量計算値、633.7;m/z実測値、634.0[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.34-8.30(m,1H),7.4
2-7.36(m,2H),7.32-7.27(m,1H),7.19-7.13(m
,1H),7.10-7.03(m,3H),6.99-6.95(m,1H),6.0
8-6.04(m,1H),4.44-4.13(m,1H),4.08-3.79(m
,2H),3.50-3.39(m,2H),3.24-3.11(m,1H),3.0
8-2.83(m,6H),2.12(s,3H),2.08-2.00(m,1H),
1.91-1.76(m,1H),1.77-1.52(m,2H)。
【1221】
実施例147:(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N
-(1-メチルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1222】
【1223】
工程A:tert-ブチルN-[(3R)-1-メチルピロリジン-3-イル]カルバ
メート。MeOH(5mL)中のtert-ブチルN-[(3R)-ピロリジン-3-イ
ル]カルバメート(500mg、2.68mmol)の溶液に、ホルムアルデヒド(0.
4mL、H2O中37重量%)を添加し、室温で5分間撹拌した。次に、シアノ水素化ホ
ウ素ナトリウム(506mg、8.05mmol)を添加し、室温で終夜撹拌した。反応
混合物を濃縮乾固させ、残渣をEtOAc及びH2Oに添加し、EtOAcで抽出した。
合わせた有機層を生理食塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固さ
せ、標記化合物を黄色の油状物として得た(536mg、100%)。
【1224】
工程B:(3R)-1-メチルピロリジン-3-アミン。HCl及びMeOH(2M、
2mL)中のtert-ブチルN-[(3R)-1-メチルピロリジン-3-イル]カル
バメート(536mg、2.84mmol)の溶液を室温で4時間撹拌した。反応混合物
を濃縮乾固させ、標記化合物を得(322mg、88%)、更に精製することなく次の工
程に使用した。
【1225】
工程C:(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1
-メチルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~
G(*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)と同様の方法
で、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペ
リジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、(3R)-1-メチルピロリジ
ン-3-アミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H25N5
O3Sの質量計算値、499.6;m/z実測値、500.1[M+H]+。1H NM
R(400MHz,CD3OD):δ 8.29(d,J=5.6Hz,1H),7.4
7-7.35(m,2H),7.31-7.25(m,1H),7.21-7.14(m
,1H),7.12-7.04(m,3H),7.02-6.94(m,1H),6.0
3(d,J=5.6Hz,1H),4.61-4.53(m,1H),3.02-2.9
1(m,2H),2.85-2.78(m,1H),2.69-2.63(m,1H),
2.50(s,3H),2.43-2.35(m,1H),2.12(s,3H),1.
99-1.88(m,1H)。
【1226】
実施例148:(R)-5-(2-メチル-4-(o-トリルオキシ)フェニル)-N
-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1227】
【1228】
工程A:(R)-5-(2-メチル-4-(o-トリルオキシ)フェニル)-4-オキ
ソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。標記化合物を得るために、実施例1の方
法1、工程A~Hと同様の方法で、工程Aにおいて、フェノールの代わりにo-クレゾー
ルを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオ
ロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、(R)-tert-ブチ
ル-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
【1229】
工程B:(R)-5-(2-メチル-4-(o-トリルオキシ)フェニル)-N-(1
-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(5mL)中の(R)
-5-(2-メチル-4-(o-トリルオキシ)フェニル)-4-オキソ-N-(ピペリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド(80mg、0.16mmol)の溶液に、ホルムアルデヒ
ド(0.5ml、H2O中37重量%)及びNaBH(OAc)3(100mg、0.4
7mmol)を添加し、室温で20分間反応させた。反応をH2O(10mL)でクエン
チし、EtOAcで抽出し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。残
渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た
(26mg、収率31%)。MS(ESI):C29H29N5O3Sの質量計算値、5
27.6;m/z実測値、528.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD
3OD):δ 8.38-8.27(m,1H),7.32-7.27(m,1H),7
.27-7.19(m,2H),7.18-7.07(m,1H),7.03-6.90
(m,2H),6.88-6.80(m,1H),6.11-6.02(m,1H),4
.35-4.15(m,1H),3.45-3.34(m,1H),3.26-3.13
(m,1H),2.81-2.65(m,5H),2.22(s,3H),2.09(s
,3H),2.03-1.96(m,2H),1.86-1.75(m,1H),1.6
6-1.57(m,1H)。
【1230】
実施例149:(R)-N-(1-シクロプロピルピロリジン-3-イル)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1231】
【1232】
MeOH(5mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例159、200mg、0.4
1mmol)の溶液に、(1-エトキシシクロプロポキシ)-トリメチルシラン(209
mg、1.20mmol)をゆっくりと添加し、10分間撹拌した後、NaBH4CN(
77mg、1.2mmol)及びAcOH(6mg、0.1mmol)をゆっくり添加し
、混合物を2時間撹拌した。NaOH(2mL)を添加し、混合物をフラッシュカラムク
ロマトグラフィ後、分取TLCで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(65m
g、収率29%)。MS(ESI):C29H27N5O3Sの質量計算値、525.6
;m/z実測値、526.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3)
:δ 9.50-9.35(m,1H),8.33(d,J=5.4Hz,1H),7.
46-7.33(m,2H),7.20-7.13(m,2H),7.13-7.05(
m,2H),6.99(s,1H),6.97-6.91(m,1H),5.96(d,
J=5.4Hz,1H),5.18-4.95(m,1H),3.99-3.60(m,
2H),3.37-2.92(m,2H),2.72-2.58(m,1H),2.49
-2.25(m,2H),2.11(d,J=2.4,3H),1.51-1.28(m
,2H),1.01-0.75(m,2H)。
【1233】
実施例150:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-メトキシ-4-メチルペン
テ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド。
【1234】
【1235】
封止管に、(R)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-
(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例874、15
0mg、0.265mmol)、2-メチル-2-(1-ピペリジル)プロパナール(6
5mg、0.42mmol)、ピペリジン(30mg、0.35mmol)、及びEtO
H(3mL)を添加し、管を封止し、105℃に終夜加熱し、室温まで冷却し、残渣をフ
ラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(78
mg、収率42%)。MS(ESI):C39H41N7O4Sの質量計算値、703.
9;m/z実測値、704.30[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3O
D):δ 8.32(d,J=5.6Hz,1H),7.46-7.37(m,2H),
7.33-7.26(m,1H),7.22-7.15(m,1H),7.14-7.0
5(m,3H),7.02-6.95(m,1H),6.94-6.75(m,1H),
6.09-6.03(m,1H),4.52-3.71m,3H),3.57-3.34
(m,1H),3.24-2.91(m,1H),266-2.41(m,4H),2.
16-2.10(m,3H),2.09-1.86(m,2H),1.85-1.53(
m,6H),1.50-1.36(m,2H),1.35-1.24(m,6H)。
【1236】
実施例151:(R)-N-(1-(2-アミノアセチル)ピペリジン-3-イル)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1237】
【1238】
工程A:(R)-tert-ブチル(2-(3-(5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-2-オキソエチル)カル
バメート。DMF(3mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、150mg、
0.30mmol)の溶液に、2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)酢酸(79
mg、0.45mmol)、HATU(137mg、0.360mmol)、及びトリエ
チルアミン(0.167mL、1.20mmol)を添加した。反応混合物を室温で4時
間撹拌し、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体とし
て得た(171mg、収率86%)。
【1239】
工程B:(R)-N-(1-(2-アミノアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。(R)-tert-ブ
チル(2-(3-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド)ピペリジン-1-イル)-2-オキソエチル)カルバメート(171mg、0.26
0mmol)及びHCl/MeOH(2M、3mL)の溶液を室温で4時間撹拌した後、
2MのNaOH水溶液でpHをpH>7に調整し、フラッシュカラムクロマトグラフィで
精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(95mg、収率65%)。MS(ESI
):C29H28N6O4Sの質量計算値、556.6;m/z実測値、557.2[M
+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.09-8.01(m,
1H),7.42-7.31(m,2H),7.20-7.05(m,4H),7.04
-6.99(m,1H),6.99-6.93(m,1H),5.83-5.73(m,
1H),4.16-4.02(m,1H),3.99-3.91(m,1H),3.86
-3.73(m,1H),3.62-3.48(m,2H),3.42-3.30(m,
1H),3.27-3.16(m,1H),2.10(s,3H),2.07-2.00
(m,1H),1.93-1.76(m,2H),1.65-1.51(m,1H)。
【1240】
実施例152:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-(シクロプロピルアミノ)
-4-メチルペンテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1241】
【1242】
工程A:3-ブロモ-3-メチルブタナール。Et2O(3mL)中の3-メチルブタ
ナール(500mg、5.80mmol)の溶液に、氷水で冷却しながら臭素/ジオキサ
ンコンプレックス(720mg、2.90mmol)をゆっくりと添加した。反応混合物
を室温で4時間撹拌した後、10% Na2S2O4水溶液を添加した。室温で15分間
撹拌後、混合物をEt2O/H2Oで抽出し、有機層を回収し、生理食塩水(10mL)
で洗浄し、無水MgSO4で乾燥し、濾過し、濃縮乾固させ、標記化合物を淡黄色の液体
として得た(510mg、52%)。
【1243】
工程B:2-(シクロプロピルアミノ)-2-メチルプロパナール。Et2O(10m
L)中の3-ブロモ-3-メチルブタナール(450mg、2.73mmol)の溶液に
、シクロプロパンアミン(545mg、9.55mmol)を添加した。反応混合物を室
温で終夜撹拌した後、Et2O/水混合物で抽出した。合わせた有機層を回収し、Et2
Oで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させ、標記化合物を淡黄色
の液体として得た(197mg、57%)。
【1244】
工程C:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-(シクロプロピルアミノ)-4-
メチルペンテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド。iPrOH(5mL)中の(R)-N-(1-(
2-シアノアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェ
ニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド(実施例874、163mg、0.288mmol)及び
2-(シクロプロピルアミノ)-2-メチルプロパナール(110mg、0.86mmo
l)の溶液に、ピペリジン(0.014mL、0.14mmol)に添加し、40℃で終
夜撹拌し、濃縮乾固させ、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化
合物を黄色の固体として得た(19mg、収率10%)。MS(ESI):C37H37
N7O4Sの質量計算値、675.8;m/z実測値、676.3[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.25-8.18(m,1H),7.73
-7.64(m,1H),7.44-7.35(m,2H),7.26-7.20(m,
1H),7.19-7.14(m,1H),7.11-7.07(m,2H),7.07
-7.03(m,1H),6.99-6.94(m,1H),6.03-5.90(m,
1H),4.07-3.81(m,2H),3.64-3.43(m,1H),3.06
-3.08(m,1H),2.71-2.57(m,1H),2.15-2.01(m,
5H),1.98-1.88(m,1H),1.76-1.68(m,1H),1.65
-1.53(m,6H),1.34-1.29(m,1H),1.11-0.89(m,
4H)。
【1245】
実施例153:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((-6S)-6
-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1246】
【1247】
実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
代わりにベンジル5-アミノ-2-メチルピペリジン-1-カルボキシレート(中間体2
0)を使用し、工程HにおいてMeOH及びHCl水溶液の代わりにTFAを使用して、
標記化合物を調製した。実施例153及び実施例173は、フラッシュカラムクロマトグ
ラフィ(C18、MeOH/H2O)後、分取TLCによって同じ反応混合物から分離さ
れる。MS(ESI):C28H27N5O3Sの質量計算値、513.6;m/z実測
値、544.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.4
0-8.32(m,1H),7.45-7.37(m,2H),7.33-7.26(m
,1H),7.21-7.14(m,1H),7.11-7.02(m,3H),7.0
0-6.92(m,1H),6.12-6.05(m,1H),4.39-4.28(m
,1H),3.63-3.50(m,1H),3.46-3.37(m,1H),3.3
7-3.33(m,1H),2.11(s,3H),2.06-1.83(m,4H),
1.43-1.35(m,3H)。
【1248】
工程154:N-((3S,4R)-4-フルオロピロリジン-3-イル)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1249】
【1250】
実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(
3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1
)の代わりに、tert-ブチル(3S,4R)-3-アミノ-4-フルオロピロリジン
-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C26H
22FN5O3Sの質量計算値、503.5;m/z実測値、504.1[M+H]+。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6及びCD3OD):δ 8.37-8.2
5(m,1H),7.42-7.30(m,2H),7.29-7.21(m,1H),
7.16-7.09(m,1H),7.08-6.98(m,3H),6.95-6.8
8(m,1H),6.06-5.96(m,1H),5.39-5.18(m,1H),
4.83-4.66(m,1H),3.67-3.54(m,3H),3.44-3.3
5(m,1H),2.04(s,3H)。
【1251】
実施例155:N-((3R)-1-(3-メトキシブタノイル)ピペリジン-3-イ
ル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1252】
【1253】
無水DMF(2mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、150mg、0.
30mmol)及び3-メトキシブタン酸(265mg、0.900mmol)の溶液に
、HATU(342mg、0.900mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(15
6mg、1.20mmol)を添加し、室温で終夜撹拌した。反応混合物をフラッシュカ
ラムクロマトグラフィ後、分取TLCで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(
41mg、23%)。MS(ESI):C32H33N5O5Sの質量計算値、599.
7;m/z実測値、600.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-
d6):δ 10.26(s,1H),8.35-8.09(m,2H),7.48-7
.42(m,2H),7.38-7.31(m,1H),7.23-7.17(m,1H
),7.16-7.10(m,2H),7.10-7.08(m,1H),7.01-6
.95(m,1H),5.93(s,1H),4.49-4.11(m,1H),3.9
9-3.64(m,3H),3.23-3.16(m,3H),3.09-2.90(m
,1H),2.75-2.54(m,2H),2.38-2.22(m,1H),2.0
6(s,3H),1.99-1.88(m,1H),1.81-1.70(m,1H),
1.69-1.54(m,1H),1.52-1.31(m,1H),1.14-1.0
7(m,3H)。
【1254】
実施例156:N-((R)-1-((S)-3-メトキシ-2-メチルプロパノイル
)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド。
【1255】
【1256】
DMF(3mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、150mg、0.28
mmol)、(2S)-3-メトキシ-2-メチルプロパン酸(43mg、0.36mm
ol)、HATU(137mg、0.360mmol)、及びトリエチルアミン(0.1
25mL、0.897mmol)の溶液を室温で終夜撹拌した。反応混合物をフラッシュ
カラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(120mg、
収率70%)。MS(ESI):C32H33N5O5Sの質量計算値、599.7;m
/z実測値、600.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ
8.34(d,J=5.5,1H),7.45-7.38(m,2H),7.34-7
.27(m,1H),7.23-7.14(m,1H),7.12-7.03(m,3H
),7.01-6.94(m,1H),6.08(d,J=5.5,1H),4.36-
4.27(m,1H),4.20-3.87(m,2H),3.65-3.55(m,1
H),3.36(s,3H),3.27-3.17(m,2H),3.15-2.75(
m,2H),2.13(s,3H),2.09-2.00(m,1H),1.92-1.
70(m,2H),1.63-1.49(m,1H),1.10-0.99(m,3H)
。
【1257】
実施例157:(R)-5-(4-(2-エトキシフェニル)-2-メチルフェニル)
-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1258】
【1259】
工程A:(R)-5-(4-2-エトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;実施例1の方法1、工程A~Hと同
様の方法で、工程Aにおいてフェノールの代わりに2-エトキシフェノールを使用し、工
程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン
-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミ
ノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
【1260】
工程B:(R)-5-(4-(2-エトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N
-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(10mL)中
の(R)-5-(4-(2-エトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ
-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(542mg、0.997mmol)の溶液
に、ホルムアルデヒド(1mL、H2O中37重量%)及びNaBH(OAc)3(42
3mg、2.00mmol)を添加し、室温で4時間撹拌した。反応混合物にDCM(5
0mL)、MeOH(5mL)、水(30mL)、及びNH4OH水溶液(2mL)を添
加した。有機層を分離し、濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィ後、分取T
LCで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(90mg、収率26%)。MS(
ESI):C30H31N5O4Sの質量計算値、557.7;m/z実測値、558.
5[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.29(d,
J=5.5Hz,1H),8.09-7.97(m,1H),7.26(d,J=8.7
Hz,1H),7.22-7.15(m,2H),7.14-7.10(m,1H),7
.01-6.96(m,1H),6.94-6.91(m,1H),6.79(dd,J
=8.6,2.9Hz,1H),5.86(d,J=5.5Hz,1H),4.04(q
,J=7.0Hz,2H),3.99-3.93(m,1H),2.91-2.84(m
,1H),2.76-2.68(m,1H),2.26(s,3H),2.01(s,3
H),2.02-1.92(m,2H),1.82-1.74(m,1H),1.74-
1.66(m,1H),1.59-1.48(m,1H),1.42-1.32(m,1
H),1.19(t,J=7.0Hz,3H)。
【1261】
実施例158:N-((3R)-1-(3-メトキシ-2-メチルプロパノイル)ピペ
リジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド。
【1262】
【1263】
DMF(3mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、110mg、0.22
mmol)の溶液に、3-メトキシ-2-メチルプロパン酸(39mg、0.33mmo
l)、HATU(100mg、0.26mmol)及びトリエチルアミン(0.123m
L、0.880mmol)を添加し、室温で4時間撹拌した。反応混合物をフラッシュカ
ラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(70mg、収率
52%)。MS(ESI):C32H33N5O5Sの質量計算値、599.7;m/z
実測値、600.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8
.32(d,J=5.5,1H),7.46-7.36(m,2H),7.33-7.2
8(m,1H),7.21-7.15(m,1H),7.11-7.03(m,3H),
7.00-6.94(m,1H),6.07(d,J=5.5,1H),4.38-4.
23(m,1H),4.20-3.88(m,2H),3.62-3.52(m,1H)
,3.38-3.31(m,3H),3.26-3.19(m,2H),3.15-3.
01(m,1H),2.86-2.73(m,1H),2.12(s,3H),2.07
-2.01(m,1H),1.89-1.79(m,1H),1.76-1.66(m,
1H),1.61-1.45(s,1H),1.15-1.01(m,3H)。
【1264】
実施例159:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1265】
【1266】
実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレート
を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C26H23N5O3Sの質量計
算値、485.6;m/z実測値、486.1[M+H]+。1H NMR(400MH
z,CDCl3):δ 8.31(d,J=5.5Hz,1H),7.41-7.33(
m,2H),7.19-7.12(m,2H),7.11-7.05(m,2H),7.
01-6.97(m,1H),6.97-6.91(m,1H),6.44-6.27(
m,1H),5.97(d,J=5.5Hz,1H),4.64-4.50(m,1H)
,3.25-3.10(m,2H),3.06-2.89(m,2H),2.30-2.
17(m,1H),2.11(s,3H),1.84-1.72(m,1H)。
【1267】
実施例160:N-((3R,5R)-5-フルオロ-1-メチルピペリジン-3-イ
ル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1268】
【1269】
MeOH(2mL)中のN-((3R,5R)-5-フルオロピペリジン-3-イル)
-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例138
、23mg、0.044mmol)及びホルムアルデヒド(0.3mL、H2O中37重
量%)の溶液に、NaBH(OAc)3(3.2mg、0.015mmol)を添加し、
室温で終夜撹拌し、濃縮乾固し、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化
合物を白色の固体として得た(21mg、収率86%)。MS(ESI):C28H26
FN5O3Sの質量計算値、531.6;m/z実測値、532.2[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.27(d,J=5.5Hz,1H),
7.39-7.30(m,2H),7.25(d,J=8.6Hz,1H),7.15-
7.07(m,1H),7.06-6.98(m,3H),6.91(dd,J=8.6
,2.8Hz,1H),5.98(d,J=5.5Hz,1H),4.76-4.56(
m,1H),4.16-4.08(m,1H),2.79-2.64(m,2H),2.
28(s,1H),2.26(s,3H),2.19-2.06(m,2H),2.04
(s,3H),1.75-1.63(m,1H)。
【1270】
実施例161:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
N-(1-プロピオロイルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1271】
【1272】
DMF(5mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、150mg、0.28
mmol)、プロパ-2-イン酸(42mg、0.60mmol)、HATU(148m
g、0.390mmol)、及びジイソプロピルアミン(77mg、0.60mmol)
の溶液を室温で2時間撹拌した。混合物をHPLCで精製して、標記化合物を黄色の固体
として得た(82mg、収率49%)。MS(ESI):C30H25N5O4Sの質量
計算値、551.6;m/z実測値、552.6[M+H]+。1H NMR(400M
Hz,CD3OD及びDMSO-d6):δ 8.30-8.24(m,1H),7.4
0-7.32(m,2H),7.31-7.25(m,1H),7.15-7.08(m
,1H),7.07-6.98(m,3H),6.93-6.88(m,1H),5.9
8-5.93(m,1H),4.39-3.74(m,4H),3.26-3.05(m
,1H),2.86-2.67(m,1H),2.03(s,3H),1.98-1.8
9(m,1H),1.84-1.70(m,1H),1.69-1.57(m,1H),
1.53-1.33(m,1H)。
【1273】
実施例162:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチル-6
-オキソピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1274】
【1275】
実施例1の方法1、工程A~Gと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、5-アミノ-1-メチルピペリジン-2-オンを使用して、標記化合物を調
製した。MS(ESI):C28H25N5O4Sの質量計算値、527.6;m/z実
測値、528.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ
8.36-8.25(m,2H),7.50-7.39(m,2H),7.35(d,J
=8.6Hz,1H),7.25-7.15(m,1H),7.14-7.04(m,3
H),7.00-6.92(m,1H),5.95(d,J=5.5Hz,1H),4.
31-4.15(m,1H),3.50-3.36(m,2H),2.79(s,3H)
,2.37-2.25(m,2H),2.05(s,3H),1.97-1.83(m,
2H)。
【1276】
実施例163:(R)-N-(1-(3-アミノプロパノイル)ピペリジン-3-イル
)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1277】
【1278】
工程A:3-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)プロパン酸DCM(50mL)
中の3-アミノプロパン酸(1.0g、11mmol)の溶液に、N2雰囲気下0℃でD
MAP(137mg、1.12mmol)及びtert-ブトキシカルボニルtert-
ブチルカーボネート(3.0g、14mmol)を添加した。反応物を室温まで終夜加温
した。反応混合物を濃縮乾固し、更に精製することなく次の工程で使用した(1.5g、
収率70%)。
【1279】
工程B:(R)-tert-ブチル(3-(3-(5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-3-オキソプロピル)カ
ルバメート。DMF(3mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、150mg
、0.30mmol)の撹拌した溶液に、3-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)
プロパン酸(170mg、0.90mmol)、HATU(230mg、0.60mmo
l)、及びジイソプロピルエチルアミン(120mg、0.93mmol)を添加し、室
温で終夜撹拌した。溶媒を除去し、残渣を酢酸エチルと水の間で分画した。有機層を分離
し、生理食塩水で振とうし、無水Na2SO4で乾燥させた。残渣をフラッシュカラムク
ロマトグラフィで精製して、標記化合物を褐色の固体として得た(50mg、収率25%
)。
【1280】
工程C:(R)-N-(1-(3-アミノプロパノイル)ピペリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。MeOH(15m
L)中の(R)-tert-ブチル(3-(3-(5-(2-メチル-4-フェノキシフ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-3-オキソプロピル)カル
バメート(50mg、0.075mmol)の溶液に、濃HCl(1mL)を添加し、室
温で約2時間撹拌した。反応物を濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精
製して、標記化合物を黄色の固体として得た(26mg、収率57%)。MS(ESI)
:C30H30N6O4Sの質量計算値、570.7;m/z実測値、571.2[M+
H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.49(s,1H),8.
29-8.21(m,1H),7.44-7.33(m,2H),7.28-7.22(
m,1H),7.18-7.10(m,1H),7.10-7.01(m,3H),6.
99-6.91(m,1H),6.04-5.94(m,1H),4.29-4.06(
m,1H),4.05-3.60(m,2H),3.20-3.09(m,3H),3.
00-2.74(m,2H),2.13-2.06(m,3H),2.05-1.52(
m,5H)。
【1281】
実施例164:N-((3R,5S)-5-フルオロ-1-メチルピペリジン-3-イ
ル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1282】
【1283】
メタノール(25mL)中のN-((3R,5S)-5-フルオロピペリジン-3-イ
ル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例1
67、90mg、0.16mmol)及びホルムアルデヒド(0.5mL、H2O中37
重量%)の溶液に、NaBH(OAc)3(102mg、0.481mmol)を添加し
、室温で16時間撹拌し、濃縮乾固し、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、
標記化合物を白色の固体として得た(78mg、収率84%)。MS(ESI):C28
H26FN5O3Sの質量計算値、531.6;m/z実測値、532.2[M+H]+
。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.29(d,J=5.5Hz
,1H),8.15(s,1H),8.06(d,J=8.1Hz,1H),7.48-
7.39(m,2H),7.37-7.30(m,1H),7.23-7.15(m,1
H),7.14-7.05(m,3H),7.00-6.95(m,1H),5.93(
d,J=5.4Hz,1H),4.91(d,J=47.4Hz,1H),4.27-4
.15(m,1H),2.91-2.80(m,2H),2.19(s,3H),2.1
5-1.88(m,6H),1.78-1.50(m,1H)。
【1284】
実施例165:N-(1,3-ジメチルピペリジン-4-イル)-5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1285】
【1286】
メタノール(15mL)中の5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(3
-メチルピペリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例172、90mg、0
.18mmol)及びホルムアルデヒド(0.5mL、H2O中37重量%)の溶液に、
NaBH(OAc)3(111mg、0.524mmol)を添加し、室温で3時間撹拌
し、濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の
固体として得た(71mg、収率77%)。MS(ESI):C29H29N5O3Sの
質量計算値、527.6;m/z実測値、528.3[M+H]+。1H NMR(40
0MHz,CD3OD):δ 8.37-8.20(m,1H),7.45-7.34(
m,2H),7.34-7.20(m,1H),7.20-7.11(m,1H),7.
11-7.02(m,3H),6.99-6.93(m,1H),6.10-5.94(
m,1H),4.35-4.15(m,0.5H),3.74-3.55(m,0.5H
),3.10-2.68(m,3H),2.65-2.37(m,3H),2.35-2
.20(m,1H),2.12(s,3H),2.05-1.70(m,3H),1.0
8-0.91(m,3H)。
【1287】
実施例166:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(2
-オキソピペリジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1288】
【1289】
実施例1の方法1、工程A~Gと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、4-アミノピペリジン-2-オンを使用して、標記化合物を調製した。MS
(ESI):C27H23N5O4Sの質量計算値、513.6;m/z実測値、514
.9[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.46-8
.30(br,1H),8.30-8.20(m,1H),7.60-7.54(m,1
H),7.45-7.39(m,2H),7.34-7.26(m,1H),7.20-
7.15(m,1H),7.12-7.07(m,2H),7.07-7.03(m,1
H),6.97-6.92(m,1H),5.93-5.83(m,1H),4.20-
4.13(m,1H),3.22-3.13(m,2H),2.45-2.41(m,1
H),2.31-2.23(m,1H),2.03(s,3H),1.96-1.91(
m,1H),1.77-1.68(m,1H)。
【1290】
実施例167:N-((3R,5S)-5-フルオロピペリジン-3-イル)-5-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1291】
【1292】
実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(
3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1
)の代わりに、tert-ブチル(3R,5S)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン
-1-カルボキシレート(中間体3)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI
):C27H24FN5O3Sの質量計算値、517.6;m/z実測値、518.3[
M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.29(d,J=
5.5Hz,1H),8.15(s,1H),8.05(d,J=8.1Hz,1H),
7.52-7.38(m,2H),7.34(d,J=8.6Hz,1H),7.24-
7.15(m,1H),7.15-7.03(m,3H),7.02-6.91(m,1
H),5.93(d,J=5.5Hz,1H),4.90(s,0.5H),4.78(
s,0.5H),4.20-4.09(m,1H),3.05-2.90(m,2H),
2.79-2.51(m,2H),2.20-2.07(m,1H),2.04(s,3
H),1.98-1.72(m,1H)。
【1293】
実施例168:N-((3R,5R)-5-ヒドロキシ-1-メチルピペリジン-3-
イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1294】
【1295】
DCM(5mL)中のN-(3R,5R)-5-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例179、
80mg、0.16mmol)の溶液をホルムアルデヒド(0.5mL、H2O中37重
量%)で処理した。撹拌した反応混合物に、NaBH(AcO)3(100mg、0.4
7mmol)を添加し、反応混合物を室温で1時間維持した後、濃縮乾固した。残渣をフ
ラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(53
mg、収率59%)。MS(ESI):C28H27N5O4Sの質量計算値、529.
6;m/z実測値、530.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD
):δ 8.44(s,1H),8.36-8.30(m,1H),7.46-7.37
(m,2H),7.34-7.27(m,1H),7.21-7.14(m,1H),7
.13-7.04(m,3H),7.01-6.94(m,1H),6.11-6.04
(m,1H),4.76-4.61(m,1H),4.28-4.21(m,1H),3
.48-3.36(m,1H),3.24-3.10(m,1H),3.08-2.95
(m,1H),2.84-2.75(m,4H),2.12(s,3H),2.09-1
.99(m,1H),1.96-1.82(m,1H)。
【1296】
実施例169:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*R
)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
【1297】
【1298】
実施例1の方法1、工程A~I(*Rアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)と同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-
3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、
tert-ブチル(3R)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、
標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H25N5O4Sの質量計算値、539
.6;m/z実測値、540.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO
-d6):δ 10.23(s,1H),8.42-8.25(m,2H),7.52-
7.31(m,3H),7.24-7.05(m,4H),7.02-6.90(m,1
H),6.68-6.48(m,1H),6.13(d,J=18.0Hz,1H),6
.03-5.93(m,1H),5.72-5.57(m,1H),4.60-4.32
(m,1H),3.91-3.35(m,4H),2.24-1.91(m,5H)。
【1299】
実施例170:(R)-5-(4-(2-エチルフェノキシ)-2-メチルフェニル)
-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1300】
【1301】
工程A:(R)-5-(4-(2-エチルフェノキシ)-2-メチルフェノキシ)-4
-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~Hと
同様の方法で、工程Aにおいてフェノールの代わりに2-エチルフェノールを使用し、工
程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン
-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミ
ノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
【1302】
工程B:(R)-5-(4-(2-エチルフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-
(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(2mL)中の(
R)-5-(4-(2-エチルフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド(60mg、0.11mmol)の溶液に、ホルム
アルデヒド(0.5mL、H2O中37重量%)及びNaBH(OAc)3(70mg、
0.33mmol)を添加し、室温で20分間反応させた。H2O(10mL)を添加し
て反応をクエンチし、DCMで抽出し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固
させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体
として得た(51mg、収率82%)。MS(ESI):C30H31N5O3Sの質量
計算値、541.7;m/z実測値、544.2[M+H]+。1H NMR(400M
Hz,CD3OD):δ 8.28(d,J=5.6Hz,1H),7.35-7.29
(m,1H),7.27-7.20(m,2H),7.18-7.12(m,1H),7
.00-6.93(m,2H),6.88-6.83(m,1H),6.02(d,J=
5.6Hz,1H),4.21-4.06(m,1H),2.96-2.87(m,1H
),2.76-2.68(m,1H),2.66-2.56(m,2H),2.33(s
,3H),2.26-2.13(m,2H),2.09(s,3H),1.91-1.7
8(m,2H),1.72-1.63(m,1H),1.55-1.48(m,1H),
1.22-1.16(m,3H)。
【1303】
実施例171:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(キ
ヌクリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド。
【1304】
【1305】
実施例1の方法1、工程A~Gと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート及びDMFの
代わりに、3-アミノキヌクリジン及びTHFを使用して、標記化合物を調製した。MS
(ESI):C29H27N5O3Sの質量計算値、525.6;m/z実測値、526
.0[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 8.82(s,
1H),8.42-8.08(m,1H),7.59-7.40(m,2H),7.40
-7.07(m,6H),7.07-6.90(m,1H),6.05-5.70(m,
1H),4.08(s,1H),3.10-2.69(m,5H),2.14-1.93
(m,6H),1.86-1.67(m,2H),1.67-1.47(m,1H)。
【1306】
実施例172:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(3-メチルピペ
リジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1307】
【1308】
実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート及びDMFの
代わりに、tert-ブチル-4-アミノ-3-メチルピペリジン-1-カルボキシレー
ト及びTHFを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C28H27N5O
3Sの質量計算値、513.6;m/z実測値、514.3[M+H]+。1H NMR
(400MHz,CD3OD及びDMSO-d6):δ 8.34-8.24(m,1H
),7.44-7.33(m,2H),7.28(d,J=8.5Hz,1H),7.1
8-7.09(m,1H),7.10-6.99(m,3H),6.97-6.86(m
,1H),5.99-5.90(m,1H),4.38-4.15(m,0.5H),3
.86-3.78(m,0.5H),3.35-3.14(m,2H),3.12-2.
92(m,2H),2.77-2.62(m,0.5H),2.33-2.18(m,0
.5H),2.03(s,3H),1.97-1.77(m,2H),0.98-0.8
5(m,3H)。
【1309】
実施例173:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((-6R)-6
-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1310】
【1311】
実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
代わりにベンジル5-アミノ-2-メチルピペリジン-1-カルボキシレート(中間体2
0)を使用し、工程HにおいてMeOH及びHCl水溶液の代わりにTFAを使用して、
標記化合物を調製した。実施例153及び実施例173は、フラッシュカラムクロマトグ
ラフィ(C18、MeOH/H2O)後、分取TLCによって同じ反応混合物から分離さ
れる。MS(ESI):C28H27N5O3Sの質量計算値、513.6;m/z実測
値、544.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.4
0-8.33(m,1H),7.45-7.37(m,2H),7.33-7.26(m
,1H),7.21-7.14(m,1H),7.11-7.02(m,3H),7.0
0-6.92(m,1H),6.12-6.05(m,1H),4.33-4.17(m
,1H),3.60-3.48(m,1H),3.23-3.15(m,1H),2.9
7-2.84(m,1H),2.15-2.04(m,5H),1.84-1.73(m
,1H),1.67-1.58(m,1H),1.41-1.32(m,3H)。
【1312】
実施例174:(R)-N-(5,5-ジフルオロピペリジン-3-イル)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1313】
【1314】
実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、tert-ブチル(5R)-5-アミノ-3,3-ジフルオロピペリジン-
1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H2
3F2N5O3Sの質量計算値、535.6;m/z実測値、535.9[M+H]+。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.32(d,J=5.5Hz,
1H),8.07(d,J=8.0Hz,1H),7.47-7.41(m,2H),7
.36(d,J=8.6Hz,1H),7.22-7.18(m,1H),7.16-7
.05(m,3H),7.01-6.95(m,1H),5.96(d,J=5.5Hz
,1H),4.10-4.00(m,1H),3.03-2.90(m,2H),2.8
0-2.66(m,1H),2.45-2.40(m,1H),2.37-2.27(m
,1H),2.05(s,3H),2.02-1.94(m,1H)。
【1315】
実施例175:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2,6-ジフルオロ-4-フェノキシフェニル)-
4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド。
【1316】
【1317】
工程A:1,3-ジフルオロ-2-ニトロ-5-フェノキシベンゼン。CH3CN(4
5mL)中の3,5-ジフルオロ-4-ニトロフェノール(中間体26)(493mg、
2.82mmol)の溶液を、(2-トリメチルシリルフェニル)トリフルオロメタンス
ルホネート(1.0mL、4.2mmol)を添加し、続けてフッ化セシウム(1.28
g、8.45mmol)を添加した。混合物を室温で終夜撹拌した(アルゴンニードルイ
ンレット)。反応混合物を飽和NaCl水溶液(50mL)で洗浄し、水相をEt2O(
50mL)で一回抽出した。合わせた有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し
、濃縮乾固し、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の油の
固まりとして得た(450.7mg、64%)。
【1318】
工程B:2,6-ジフルオロ-4-フェノキシアニリン:実施例1の方法1、工程Bと
同様の方法で、工程Bにおいて2-メチル-1-ニトロ-4-フェノキシベンゼンの代わ
りに1,3-ジフルオロ-2-ニトロ-5-フェノキシベンゼンを使用して、標記化合物
を調製した。
【1319】
工程C:2-クロロ-4-(2,6-ジフルオロ-4-フェノキシアニリノ)ピリジン
-3-カルボニトリル。実施例1の方法1、工程Cと同様の方法で、工程Cにおいて2-
メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに2,6-ジフルオロ-4-フェノキシアニリ
ンを使用して、標記化合物を調製した。
【1320】
工程D:tert-ブチル(3R)-3-[(2-スルファニルアセチル)アミノ]ピ
ペリジン-1-カルボキシレート。20mLのマイクロ波バイアルに(R)-1-boc
-3-アミノピペリジン(5.0g、25mmol)を入れた。バイアルを封止し、排気
し、アルゴンを再充填した(3回)。シリンジを介してメチル2-メルカプトアセテート
(6.7mL、170mmol)を一度に添加し、油浴中で150℃に加熱した。1時間
35分後、混合物を室温に冷却し、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、無色
の油状物(6.15g、90%)を得た。
【1321】
工程E:(R)-tert-ブチル3-(3-アミノ-4-((2,6-ジフルオロ-
4-フェノキシフェニル)アミノ)チエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド
)ピペリジン-1-カルボキシレート。2-クロロ-4-(2,6-ジフルオロ-4-フ
ェノキシアニリノ)ピリジン-3-カルボニトリル(580mg、1.6mmol)を含
む封止管に、ジオキシラン(3.5mL、1.9mmol)中のtert-ブチル(3R
)-3-[(2-スルファニルアセチル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレートの
0.56M溶液を添加した。得られた褐色の懸濁液を、アルゴン下150℃で、油浴中の
封止管中で15分間加熱した。混合物を室温まで冷却し、次の反応で直接使用した。
【1322】
工程F:(R)-tert-ブチル(3-(5-(2,6-ジフルオロ-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。ジオキサン
(3.5mL)中の(R)-tert-ブチル3-(3-アミノ-4-(2,6-ジフル
オロ-4-フェノキシフェニル)アミノ)チエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキ
サミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(966mg、1.62mmol)の溶液に
、CDI(1.05g、6.49mmol)を添加し、油浴中で150℃で10分間加熱
した。混合物を室温まで冷却し、EtOAc(50mL)と水(50mL)との間で分画
した。水相をEtOAcで抽出し(2×50mL)、合わせた有機抽出物を飽和NaCl
水溶液(50mL)で洗浄した。有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過した。濾液
を濃縮乾固し、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄褐
色の固体として得た(562mg、収率56%)。
【1323】
工程G:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピ
ペリジン-3-イル)-5-(2,6-ジフルオロ-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド。THF(2mL)中の(R)-5-(2,6-ジフルオロ-4-フェノ
キシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例235
)(28.6mg、0.0548mmol)の懸濁液を超音波処理して、乳白色の懸濁液
を生成した。この懸濁液に、トリエチルアミン(11μL、0.082mmol)、続い
て(上記工程Hからの)CHCl3中の(E)-2-シアノ-3-シクロプロピルプロペ
-2-エノイルクロリド(中間体23)(0.060mmol)の溶液を添加した。反応
混合物を室温で1時間撹拌し、濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製
して、標記化合物を白色の固体として得た(17.9mg、51%)。MS(ESI):
C33H26F2N6O4Sの質量計算値、640.7;m/z実測値、641.3[M
+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 9.42-9.68(m,
1H),8.45(d,J=5.56Hz,1H),7.39-7.55(m,2H),
7.29(t,J=7.33Hz,1H),7.14(d,J=7.58Hz,2H),
6.70(d,J=9.09Hz,2H),6.28(d,J=6.06Hz,1H),
4.13-4.22(m,1H),3.39-4.02(m,3H),1.65-2.1
6(m,6H),1.21-1.33(m,3H),0.92-1.04(m,1H)。
【1324】
実施例176:13C-(R,Z)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルア
クリロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(4-メトキシ-2-メチルフェニル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド。
【1325】
【1326】
工程A:13C-シクロプロパンカルバルデヒド。THF(10mL)中の13C-N
,N-ジメチルホルムアミド(500mg、6.75mmol)の溶液を、THF中のシ
クロプロピルマグネシウムブロマイド(0.5M、15mL、7.4mmol)に、N2
下氷浴中で5分かけてゆっくり添加した。混合物を室温に戻し、1時間撹拌した後、混合
物を3MのHCl水溶液で酸性化し、E2Oで抽出し、無水Na2SO4で乾燥させ、濃
縮乾固させて、標記化合物を淡黄色の油状物として得(320mg、62%)、それを精
製することなく次の工程で使用した。
【1327】
工程B:13C-(R,Z)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロ
イル)ピペリジン-3-イル)-5-(4-メトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド。DMF(3mL)中の(R)-5-(4-メトキシ-2-メチルフェニル
)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例110、工程Bのと
おりに調製、250mg、0.57mmol)、2-シアノ酢酸(97mg、1.1mm
ol)、トリエチルアミン(115mg、1.14mmol)、及びHATU(434m
g、1.14mmol)の溶液を室温で3時間撹拌した。水を添加して反応をクエンチし
、沈殿物を濾過して淡黄色の固体を得た。EtOH(5mL)中のこの固体及び13C-
シクロプロパンカルバルデヒド(122mg、1.71mmol)の混合物に、ピペリジ
ン(97mg、1.1mmol)を添加し、室温で1時間撹拌し、濃縮乾固し、フラッシ
ュクロマトグラフィ(C-18、MeOH/H2O)により精製して、標記化合物を白色
の固体として得た(12mg、4%)。MS(ESI):C29H28N6O4Sの質量
計算値、557.6;m/z実測値、558.4[M+H]+。1H NMR(400M
Hz,DMSO-d6及びCD3OD):δ 8.25(d,J=5.3Hz,1H),
7.19(d,J=8.8Hz,1H),6.97(s,1H),6.89(d,J=8
.8Hz,1H),6.53-6.01(m,1H),5.86(d,J=5.3Hz,
1H),4.39-4.21(m,1H),3.90-3.84(m,1H),3.78
(s,3H),3.72-3.63(m,1H),3.30-3.13(m,1H),2
.95-2.84(m,1H),2.03(s,3H),2.00-1.89(m,2H
),1.86-1.78(m,1H),1.68-1.63(m,1H),1.52-1
.44(m,1H),1.09-0.97(m,2H),0.82-0.75(m,2H
)。
【1328】
実施例177:13C-(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルア
クリロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(4-メトキシ-2-メチルフェニル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド。
【1329】
【1330】
実施例176で記載されるのと同じ手順を使用して、標記化合物を作製し、フラッシュ
クロマトグラフィ(C-18、MeOH/H2O)により他の異性体を単離した。MS(
ESI):C29H28N6O4Sの質量計算値、557.6;m/z実測値、558.
4[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6及びCD3OD):δ
8.26(d,J=5.4Hz,1H),7.20(d,J=8.7Hz,1H),6.
97(s,1H),6.90(d,J=8.6Hz,1H),6.77-6.24(m,
1H),5.88(d,J=5.4Hz,1H),3.95-3.82(m,2H),3
.78(s,3H),3.71-3.57(m,1H),3.10-2.76(m,2H
),2.03(s,3H),1.97-1.86(m,2H),1.82-1.75(m
,1H),1.71-1.61(m,1H),1.503-1.43(m,1H),1.
16-1.09(m,2H),1.00-0.88(m,1H),0.84-0.77(
m,1H)。
【1331】
実施例178:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(4-シクロヘキシルオキシ-2-メチルフェニル)
-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド。
【1332】
【1333】
工程A:2-クロロ-4-[4-(シクロヘキソキシ)メトキシ-2-メチルアニリノ
]ピリジン-3-カルボニトリル。THF(20mL)中の2-クロロ-4-(4-ヒド
ロキシ-2-メチルアニリノ)ピリジン-3-カルボニトリル(中間体14)(1.0g
、3.8mmol)、シクロヘキサノール(1.16g、11.6mmol)、及びPP
h3(1.5g、5.7mmol)の冷溶液(0℃)に、DIAD(1.17g、5.7
9mmol)を添加し、室温で終夜撹拌した。混合物を濃縮乾固し、残渣をフラッシュカ
ラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(400mg、収
率30%)。
【1334】
工程B:(R)-5-(4-シクロヘキシルオキシ-2-メチルフェニル)-4-オキ
ソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程D~Hと同様の
方法で、工程Dにおいて、2-クロロ-4-(2-メチル-4-フェノキシアニリノ)ピ
リジン-3-カルボニトリルの代わりに、2-クロロ-4-[4-(シクロヘキソキシ)
-2-メチルアニリノ]ピリジン-3-カルボニトリルを使用し、工程Gにおいて、te
rt-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレ
ート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-
カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
【1335】
工程C:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピ
ペリジン-3-イル)-5-(4-シクロヘキシルオキシ-2-メチルフェニル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド。DMF(3mL)中の(R)-5-(4-シクロヘキシルオキシ-2
-メチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(100m
g、0.20mmol)の撹拌した溶液に、(E)-2-シアノ-3-シクロプロピルプ
ロパ-2-エン酸(中間体17)(43mg、0.31mmol)、HATU(120m
g、0.32mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(67mg、0.52mmo
l)を添加し、室温で終夜撹拌し、濃縮乾固させ、残渣を酢酸エチルと水との間で分画し
た。有機層を分離し、生理食塩水で振とうし、無水Na2SO4で乾燥させた。残渣をフ
ラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を褐色の固体として得た(26
mg、収率16%)。MS(ESI):C34H36N6O4Sの質量計算値、624.
8;m/z実測値、625.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD
):δ 8.46(s,1H),8.31(d,J=5.5Hz,1H),7.22-7
.14(m,1H),7.01-6.95(m,1H),6.95-6.88(m,1H
),6.60-6.48(m,1H),6.03(d,J=5.5Hz,1H),4.4
4-4.33(m,1H),4.11-3.94(m,2H),2.10(s,3H),
2.06-1.95(m,4H),1.94-1.65(m,5H),1.64-1.2
6(m,10H),1.25-1.14(m,2H),1.06-0.77(m,2H)
。
【1336】
実施例179:N-((3R,5R)-5-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-5-
(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1337】
【1338】
実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-ヒドロキシピペリジン
-1-カルボキシレート(中間体4)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI
):C27H25N5O4Sの質量計算値、515.6;m/z実測値、516.3[M
+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.24(d,J=5.6
Hz,1H),7.45-7.35(m,2H),7.29-7.23(m,1H),7
.20-7.13(m,1H),7.12-7.04(m,3H),7.00-6.94
(m,1H),5.98(d,J=5.6Hz,1H),4.52-4.37(m,1H
),4.09-3.98(m,1H),3.22-3.11(m,1H),2.91-2
.81(m,2H),2.76-2.65(m,1H),2.12(s,3H),2.0
7-1.87(m,2H)。
【1339】
実施例180:(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N
-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1340】
【1341】
実施例1の方法1、工程A~G(*Rアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)と同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-
3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、
(3R)-1-メチルピペリジン-3-アミンを使用して、標記化合物を調製した。MS
(ESI):C28H27N5O3Sの質量計算値、513.6;m/z実測値、514
.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.31(d,J
=5.5,1H),7.46-7.36(m,2H),7.33-7.24(m,1H)
,7.22-7.14(m,1H),7.12-7.02(m,3H),7.02-6.
93(m,1H),6.05(d,J=5.6,1H),4.24-4.11(m,1H
),3.02-2.89(m,1H),2.80-2.66(m,1H),2.36(s
,3H),2.31-2.17(m,2H),2.12(s,3H),1.94-1.8
0(m,2H),1.75-1.61(m,1H),1.56-1.45(m,1H)。
【1342】
実施例181:(R)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-3-イル)-
4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1343】
【1344】
Ar下で撹拌棒を備えた炉乾燥したマイクロ波バイアルに、THF(2.1mL)中の
(R)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(ピペリジン-3-イル)
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド(実施例860,313.4mg、0.523mmol)、シアノ酢酸(72
mg、0.84mmol)、HATU(258mg、0.680mmol)、及びトリエ
チルアミン(0.147mL、1.04mmol)を添加し、100℃で5分間マイクロ
波で加温した。反応混合物を濾過し、HPLCで精製して、標記化合物を得た(203m
g、収率58%)。MS(ESI):C29H24N6O4Sの質量計算値、552.6
;m/z実測値、553.0[M+H]+。1H NMR(500MHz,CD3OD)
:δ 8.42-8.24(m,1H),7.50-7.37(m,4H),7.24-
7.05(m,5H),6.27-6.13(m,1H),4.53-4.30(m,1
H),4.03-3.60(m,4H),3.23-2.68(m,2H),2.16-
1.48(m,4H)。
【1345】
実施例182:(R)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-
(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1346】
【1347】
Ar下で撹拌棒を備えた炉乾燥したマイクロ波バイアルに、(R)-4-オキソ-5-
(4-フェノキシフェニル)-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例860,6
9.5mg、0.143mmol)、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(19.7mg、0
.313mmol)及びMeOH(3mL)を添加し、氷浴中で0℃まで冷却した。次に
ホルムアルデヒド水溶液(0.01mL、H2O中37重量%)をシリンジで添加し、ゆ
っくりと室温まで加温した。反応混合物を濾過し、HPLCで精製して、標記化合物を白
色の綿毛状固体として得た(25.3mg、収率35%)。MS(ESI):C27H2
5N5O3Sの質量計算値、499.6;m/z実測値、500.1[M+H]+。1H
NMR(500MHz,CD3OD):δ 8.27(d,J=5.6Hz,1H),
7.50-7.31(m,4H),7.24-7.03(m,6H),6.14(d,J
=5.6Hz,1H),4.27-4.05(m,1H),2.99-2.63(m,2
H),2.33(s,3H),2.25-2.07(m,2H),1.97-1.41(
m,4H)。
【1348】
実施例183:(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N
-(1-(2-メチルアミノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド。
【1349】
【1350】
工程A:(R)-tert-ブチルメチル-(2-(3-(5-(*S)-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-2-
オキソエチル)カルバメート。(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフ
ェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例98、30m
g、0.056mmol)、2-[tert-ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]酢
酸(中間体21)(16mg、0.085mmol)、HATU(28mg、0.074
mmol)、及びトリエチルアミン(0.031mL、0.22mmol)の溶液に、D
MF(1.5mL)を添加した。反応混合物を室温で終夜撹拌し、次に、フラッシュカラ
ムクロマトグラフィ後、分取TLCで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た。
【1351】
工程B:(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1
-(2-メチルアミノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。H
Cl/MeOH(2M、2mL)中の(R)-tert-ブチルメチル(2-(3-(5
-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリ
ジン-1-イル)-2-オキソエチル)カルバメート(25mg、0.037mmol)
の溶液を室温で4時間撹拌した後、飽和NaHCO3でpHをpH>7に調整し、フラッ
シュカラムクロマトグラフィ及び分取TLCで精製して、標記化合物を黄色の固体として
得た(5mg、収率24%)。MS(ESI):C30H30N6O4Sの質量計算値、
570.7;m/z実測値、571.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,C
D3OD):δ 8.16-8.07(m,1H),7.43-7.35(m,2H),
7.23-7.12(m,2H),7.11-7.05(m,2H),7.04-7.0
1(m,1H),7.01-6.91(m,1H),5.90-5.75(m,1H),
4.26-4.09(m,2H),3.97-3.89(m,1H),3.84-3.7
8(m,1H),3.73-3.55(m,2H),3.48-3.41(m,1H),
2.60-2.49(m,3H),2.15-2.08(m,3H),2.02-1.8
7(m,3H),1.85-1.73(m,1H),1.67-1.56(m,1H)。
【1352】
実施例184:(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-N-(1-プロピオニルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1353】
【1354】
DCM(15mL)中の(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニ
ル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例98、30mg、
0.06mmol)、トリエチルアミン(15mg、0.015mmol)、及びプロパ
ノイルプロパノエート(15mg、0.12mmol)の溶液を室温で30分撹拌した。
混合物をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として
得た(19mg、収率57%)。MS(ESI):C30H29N5O4Sの質量計算値
、555.6;m/z実測値、556.6[M+H]+。1H NMR(400MHz,
CD3OD):δ 8.34-8.28(m,1H),7.51-7.35(m,2H)
,7.34-7.27(m,1H),7.21-7.13(m,1H),711-7.0
2(m,3H),7.00-6.93(m,1H),6.09-6.01(m,1H),
4.54-3.83(m,3H),3.16-2.97(m,1H),2.85-2.6
5(m,1H),2.59-2.36(m,2H),2.15-2.09(m,3H),
2.09-2.00(m,1H),1.91-1.51(m,3H),1.17-1.0
9(m,3H)。
【1355】
実施例185:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(4-シクロプロポキシ-2-メチルフェニル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド。
【1356】
【1357】
工程A:4-シクロプロポキシ-2-メチル-1-ニトロベンゼン。実施例33、工程
Aの方法を使用し、2-ヨードプロパンの代わりにブロモシクロプロパンを使用して、標
記化合物を調製した。
【1358】
工程B:(R)-5-(4-シクロプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-
N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;実施例1の方法1、工程B~Hと同様の方法
で、工程Bにおいて2-メチル-1-ニトロ-4-フェノキシベンゼンの代わりに4-シ
クロプロポキシ-2-メチル-1-ニトロベンゼンを使用し、工程Gにおいてtert-
ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(
中間体1)の代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキ
シレートを使用して、標記化合物を調製した。
【1359】
工程C:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピ
ペリジン-3-イル)-5-(4-シクロプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド。DMF(5mL)中の(R)-5-((4-シクロプロポキシ-2-メチ
ルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(80mg、0.
17mmol)、(E)-2-シアノ-3-シクロプロピルプロパ-2-エン酸(中間体
17)(48mg、0.35mmol)、HATU(85mg、0.22mmol)、及
びジイソプロピルエチルアミン(44mg、0.35mmol)の溶液を室温で2時間撹
拌した。混合物をHPLCで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(27mg、
収率27%)。MS(ESI):C31H30N6O4Sの質量計算値、582.7;m
/z実測値、583.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ
8.33-8.27(m,1H),7.25-7.20(m,1H),7.14-7.
10(m,1H),7.10-7.04(m,1H),6.57-6.49(m,1H)
,6.04-5.99(m,1H),4.14-3.93(m,3H),3.89-3.
79(m,1H),3.25-3.05(m,2H),2.12(s,3H),2.09
-1.95(m,2H),1.93-1.83(m,1H),1.82-1.70(m,
1H),1.68-1.59(m,1H),1.25-1.15(m,2H),1.01
-0.91(m,1H),0.87-.077(m,3H),0.75-0.69(m,
2H)。
【1360】
実施例186:N-((3S,4S)-4-フルオロ-1-メチルピロリジン-3-イ
ル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1361】
【1362】
MeOH(5mL)中のN-((3S,4S)-4-フルオロピロリジン-3-イル)
-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例218
、100mg、0.2mmol)及びホルムアルデヒド(0.5mL、H2O中37重量
%)の溶液に、NaBH(OAc)3(127mg、0.597mmol)を添加し、室
温で1時間撹拌し、濃縮乾固し、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化
合物を白色の固体として得た(86mg、収率80%)。MS(ESI):C27H24
FN5O3Sの質量計算値、517.6;m/z実測値、518.0[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.28(d,J=5.5Hz,1H),
7.42-7.35(m,2H),7.35-7.30(m,1H),7.18-7.1
2(m,1H),7.09-7.01(m,3H),6.99-6.92(m,1H),
6.04(d,J=5.5Hz,1H),5.39-5.18(m,1H),4.66-
4.51(m,1H),3.64-3.53(m,1H),3.43-3.37(m,1
H),3.36-3.30(m,1H),3.05-2.95(m,1H),2.70(
s,3H),2.08(s,3H)。
【1363】
実施例187:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルアゼ
パン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1364】
【1365】
工程A:N-(アゼパン-4-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法で、工程Gにおい
てtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボ
キシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル4-アミノアゼパン-1-カルボ
キシレートを使用して、標記化合物を調製した。
【1366】
工程B:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルアゼパン-
4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド。MeOH(5mL)中のN-(アゼパン-4-イル
)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(100mg
、0.2mmol)及びホルムアルデヒド(0.4mL、H2O中37重量%)の溶液に
、NaBH(OAc)3(124mg、0.585mmol)を添加し、室温で1時間撹
拌し、濃縮乾固し、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の
固体として得た(70mg、収率68%)。MS(ESI):C29H29N5O3Sの
質量計算値、527.6;m/z実測値、528.2[M+H]+。1H NMR(40
0MHz,CD3OD):δ 8.24(d,J=5.4Hz,1H),7.45-7.
33(m,2H),7.32-7.22(m,1H),7.22-12(m,1H),7
.11-7.01(m,3H),7.01-6.92(m,1H),5.98(d,J=
5.4Hz,1H),4.27-4.15(m,1H),3.09-2.98(m,1H
),2.96-2.79(m,3H),2.54(s,3H),2.16-2.06(m
,5H),2.02-1.87(m,2H),1.83-1.70(m,2H)。
【1367】
実施例188:(R)-N-(1-(3-メトキシ-2,2-ジメチルプロパノイル)
ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド。
【1368】
【1369】
DMF(3mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、110mg、0.22
mmol)の溶液に、3-メトキシ-2,2-ジメチルプロパン酸(44mg、0.33
mmol)、HATU(100mg、0.26mmol)、及びトリエチルアミン(0.
123mL、0.880mmol)を添加し、室温で4時間撹拌した。反応混合物をフラ
ッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(50m
g、収率36%)。MS(ESI):C33H35N5O5Sの質量計算値、613.7
;m/z実測値、614.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD)
:δ 8.33(d,J=5.6,1H),7.46-7.36(m,2H),7.34
-7.26(m,1H),7.20-7.13(m,1H),7.12-7.02(m,
3H),7.00-6.91(m,1H),6.13-6.02(m,1H),4.44
-4.23(m,2H),4.03-3.92(m,1H),3.60-3.51(m,
1H),3.47-3.39(m,1H),3.36(s,3H),3.01-2.92
(m,1H),2.92-2.83(m,1H),2.12(s,3H),2.08-2
.01(m,1H),1.85-1.79(m,1H),1.77-1.65(m,1H
),1.63-1.50(m,1H),1.30(s,6H)。
【1370】
実施例189:N-(1-シアノアゼパン-4-イル)-5-(2-メチル-4-フェ
ノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
【1371】
【1372】
実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(
3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1
)の代わりに、tert-ブチル-4-アミノアゼパン-1-カルボキシレートを使用し
、工程Iにおいてプロペ-2-エノイルクロリドの代わりにブロモシアニドを使用して、
標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H26N6O3Sの質量計算値、538
.6;m/z実測値、539.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3O
D):δ 8.32(d,J=5.6Hz,1H),7.44-7.36(m,2H),
7.28(d,J=8.6Hz,1H),7.21-7.13(m,1H),7.12-
7.03(m,3H),7.01-6.92(m,1H),6.07(d,J=5.6H
z,1H),4.12-4.00(m,1H),3.50-3.38(m,2H),3.
33-3.30(m,1H),3.28-3.24(m,1H),2.14-2.08(
m,4H),2.05-1.88(m,3H),1.85-1.69(m,2H)。
【1373】
実施例190:N-((R)-1-((R)-2,3-ジメトキシプロパノイル)ピペ
リジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド。
【1374】
【1375】
工程A:メチル(2R)-2-ヒドロキシ-3-メトキシプロパノエート。MeOH(
1mL)中のメチルシクロプロパンカルボキシレート(1.0g、9.8mmol)の溶
液に、Mg2(SO3CF3)2(4.05g、11.7mmol)を室温で添加し、4
0℃で16時間加温した。反応混合物を濾過し、DCMで洗浄し、濃縮乾固させて、標記
化合物を無色の油状物として得た(900mg、69%)。
【1376】
工程B:メチル(2R)-2,3-ジメトキシプロパノエート。DCM(10mL)中
のメチル(2R)-2-ヒドロキシ-3-メトキシプロパノエート(900mg、6.7
mmol)の溶液に、ヨウ化メチル(1.90g、13.4mmol)及びAg2O(2
.32g、10.0mmol)を室温で添加した。反応混合物を40℃まで16時間加温
し、濾過し、DCMで洗浄し、濃縮乾固させて、標記化合物を無色の油状物として得た(
400mg、40%)。
【1377】
工程C:(2R)-2,3-ジメトキシプロパン酸。ジメトキシメタン(4mL)及び
H2O(1mL)中のメチル(2R)-2,3-ジメトキシプロパノエート(400mg
、2.7mmol)、LiOH・H2O(454mg、10.8mmol)の溶液を室温
で16時間反応させた。pHをpH<7に調整し、DCMで抽出し、濃縮してDCMを除
去し、標記化合物をジメトキシメタン(3.0g)中の溶液として無色の油状物として得
た。
【1378】
工程D:N-((R)-1-((R)-2,3-ジメトキシプロパノイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
DCM(5mL)中の(2R)-2,3-ジメトキシプロパン酸(50mg、0.37m
mol)の溶液に、オキサリルジクロリド(2mL)を添加し、60℃で終夜撹拌した。
反応混合物を濃縮乾固させ、DCM(5mL)中に溶解した。この混合物を、DCM(5
mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(
ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、80mg、0.16mmol)及び
トリエチルアミン(40mg、0.40mmol)の溶液に添加し、室温で30分間反応
させた。反応をH2Oでクエンチし、DCMで抽出し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾
過し、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合
物をオフホワイト色の固体として得た(30mg、30%)。MS(ESI):C32H
33N5O6Sの質量計算値、615.7;m/z実測値、616.2[M+H]+。1
H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.41-8.27(m,1H),7.
46-7.34(m,2H),7.33-7.26(m,1H),7.27-7.17(
m,1H),7.15-7.02(m,3H),7.02-6.95(m,1H),6.
12-6.03(m,1H),4.68-4.47(m,3H),4.41-3.89(
m,3H),3.77-3.55(m,2H),3.44-3.36(m,4H),3.
52-3.12(m,1H),3.01-2.77(m,1H),2.19-2.11(
m,3H),2.07-2.01(m,1H),1.93-1.81(m,1H),1.
78-1.49(m,2H)。
【1379】
実施例191:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N((R
)-1-((R)-1-ピロリジン-3-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド。
【1380】
【1381】
工程A:(R)-tert-ブチル3-((R)-3-(5-(2-メチル-4-フェ
ノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボニル)ピロリジン-
1-カルボキシレート。DMF(5mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、
300mg、0.60mmol)、(3R)-1-tert-ブトキシカルボニルピロリ
ジン-3-カルボン酸(258mg、1.20mmol)、HATU(456mg、1.
20mmol)、及びトリエチルアミン(121mg、1.20mmol)の溶液を室温
で2時間反応させた。反応をH2O(10mL)でクエンチし、DCMで抽出し、無水N
a2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラ
フィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(350mg、収率83%)。
【1382】
工程B:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-((R)-
1-((R)-ピロリジン-3-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。Me
OH(5mL)中の(R)-tert-ブチル3-((R)-3-(5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボニル)ピロ
リジン-1-カルボキシレート(350mg、0.50mmol)の溶液にHCl(37
%、2mL)を添加し、室温で1時間反応させた。NaHCO3(20mL)の飽和水溶
液を添加して反応をクエンチし、DCMで抽出し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し
、濃縮乾固させて、標記化合物を黄色の固体として得た(200mg、収率67%)。M
S(ESI):C32H32N6O4Sの質量計算値、596.7;m/z実測値、59
7.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.43(s,
1H),8.36-8.30(m,1H),7.44-7.34(m,2H),7.33
-7.25(m,1H),7.20-7.13(m,1H),7.11-7.02(m,
3H),7.00-6.92(m,1H),6.13-6.03(m,1H),4.52
-4.33(m,1H),4.24-3.87(m,2H),3.75-3.61(m,
2H),3.44-3.31(m,3H),3.09-2.62(m,2H),2.40
-2.15(m,1H),2.15-1.99(m,5H),1.92-1.50(m,
3H)。
【1383】
実施例192:N-(4-シヒドロキシメチルテトラヒドロー2H-ピラン-4-イル
)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1384】
【1385】
実施例1の方法1、工程A~Gと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、(4-アミノテトラヒドロピラン-4-イル)メタノールを使用して、標記
化合物を調製した。MS(ESI):C28H26N4O5Sの質量計算値、530.6
;m/z実測値、531.7[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d
6):δ 10.14(s,1H),8.35-8.23(m,1H),7.48-7.
41(m,2H),7.38-7.30(m,1H),7.24-7.17(m,1H)
,7.16-7.06(m,3H),7.01-6.94(m,1H),6.00-5.
86(m,1H),5.08-4.90(m,1H),3.71-3.52(m,6H)
,2.29-2.12(m,2H),2.06(s,3H),1.68-1.56(m,
2H)。
【1386】
実施例193:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(4-エトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド。
【1387】
【1388】
工程A:4-エトキシ-2-メチル-1-ニトロベンゼン。DMF(25mL)中の3
-メチル-4-ニトロフェノール(5.0g、33mmol)、K2CO3(13.6g
、98.6mmol)の混合物にブロモエタン(8.9g、82mmol)を添加し、反
応物を80℃で終夜撹拌した。水を反応混合物に添加し、黄色の固体を沈殿させた。沈殿
物を濾過し、水で洗浄し、乾燥させて、標記の化合物を黄色の固体として得た(4.5g
、収率76%)。
【1389】
工程B:(R)-5-(4-エトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピ
ペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程B~Hと同様の方法で、工程
Bにおいて2-メチル-1-ニトロ-4-フェノキシベンゼンの代わりに4-エトキシ-
2-メチル-1-ニトロベンゼンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5
R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わ
りにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用し
て、標記化合物を調製した。
【1390】
工程C:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピ
ペリジン-3-イル)-5-(4-エトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド。DMF(3mL)中の(R)-5-(4-エトキシ-2-メチルフェニル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(100mg、0.22mmol)の
撹拌した懸濁液に、(E)-2-シアノ-3-シクロプロピルプロパ-2-エン酸(中間
体17)(36mg、0.26mmol)、HATU(100mg、0.26mmol)
、及びジイソプロピルエチルアミン(60mg、0.46mmol)を添加し、室温で終
夜撹拌した。反応混合物を濃縮乾固させ、残渣を酢酸エチルと水との間で分画した。有機
層を分離し、生理食塩水で振とうし、無水Na2SO4で乾燥させ、フラッシュカラムク
ロマトグラフィで精製して、標記化合物を褐色の固体として得た(73mg、収率56%
)。MS(ESI):C30H30N6O4Sの質量計算値、570.7;m/z実測値
、571.9[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.29
(d,J=5.2Hz,1H),7.26-7.16(m,1H),7.01-6.94
(m,1H),6.93-6.87(m,1H),6.60-6.47(m,1H),6
.04-5.97(m,1H),4.27-3.88(m,5H),3.25-3.00
(m,1H),2.14-2.09(m,3H),2.09-1.49(m,6H),1
.46-1.35(m,3H),1.25-1.13(m,2H),1.04-0.70
(m,2H)。
【1391】
実施例194:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-
フルオロフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1392】
【1393】
実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに2-フルオロアニリンを使用し、工程Gにおいてtert-ブ
チル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中
間体1)の代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシ
レートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C23H20FN5O3S
の質量計算値、465.5;m/z実測値、466.1[M+H]+。1H NMR(4
00MHz,DMSO-d6):δ 10.37(s,1H),8.33(d,J=5.
4Hz,1H),8.24-8.03(m,1H),7.68-7.54(m,2H),
7.54-7.46(m,1H),7.44-7.33(m,1H),6.87-6.6
4(m,1H),6.15-5.97(m,2H),5.65(d,J=10.6Hz,
1H),4.55-4.11(m,1H),4.10-3.88(m,1H),3.79
-3.69(br,1H),3.14-2.90(m,1H),2.83-2.57(m
,1H),2.05-1.85(m,1H),1.83-1.52(m,2H),1.5
2-1.29(m,1H)。
【1394】
実施例195:(R,Z)-N-(1-(4-アミノ-2-シアノ-4-メチルペンテ
-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド。
【1395】
【1396】
工程A:(R,Z)-tert-ブチル(4-シアノ-2-メチル-(5-(3-(5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-
イル)-5-オキソペンタ-3-エン-2-イル)カルバメート。((R)-N-(1-
(2-シアノアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド(実施例874、300mg、0.53mmol)、t
ert-ブチルN-(1,1-ジメチル-2-オキソ-エチル)カルバメート(297m
g、1.59mmol)、ピペリジン(0.5mL)、酢酸(0.2mL)、ジオキサン
(15mL)、及び4Aモレキュラーシーブ(1g)の溶液をフラスコに添加し、N2下
100℃で1時間で撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフ
ィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(188mg、収率48.2%)。
【1397】
工程B:(R,Z)-N-(1-(4-アミノ-2-シアノ-4-メチルペンテ-2-
ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド。MeOH(5mL)中の(R,Z)-tert-ブチル(4-シアノ
-2-メチル-5(-3-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド)ピペリジン-1-イル)-5-オキソペンタ-3-エン-2-イル)カルバ
メート(188mg、0.255mmol)の溶液に、濃HCl(5mL)を添加し、室
温で10分間撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、DCMで希釈し、飽和NaHCO3及び
生理食塩水で洗浄し、濃縮乾固し、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記
化合物を黄色の固体として得た(151mg、収率90.6%)。MS(ESI):C3
4H33N7O4Sの質量計算値、635.7;m/z実測値、636.1[M+H]+
。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.28-8.20(m,1H),
7.83-7.63(m,1H),7.42-7.34(m,2H),7.28-7.2
1(m,1H),7.18-7.11(m,1H),7.09-7.00(m,3H),
6.98-6.92(m,1H),6.01-5.95(m,1H),4.30-3.7
3(m,3H),3.36-3.25(m,2H),2.14-2.04(m,4H),
2.01-1.83(m,2H),1.75-1.62(m,1H),1.60-1.4
6(m,6H)。
【1398】
実施例196:(R,E)-N-(1-(3-(1-アミノシクロプロピル-2-シア
ノアクリロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド。
【1399】
【1400】
工程A:(R,E)-tert-ブチル(1-(2-シアノ-3-(3-(5-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-
3-オキソプロパ-1-エン-イル)シクロプロピル)カルバメート。((R)-N-(
1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例874、150mg、0.26mmol)
、tert-ブチルN-(1-ホルミルシクロプロピル)カルバメート(147mg、0
.795mmol)、ピペリジン(0.3mL)、酢酸(0.1mL)、ジオキサン(1
0mL)、及び4Aモレキュラーシーブ(1g)の溶液をN2下100℃で1時間で撹拌
した。混合物を濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合
物を黄色の固体として得た(153mg、収率78.5%)。
【1401】
工程B:(R,E)-N-(1-(3-(1-アミノシクロプロピル-2-シアノアク
リロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド。MeOH(4mL)中の(R,E)-tert-ブチル(1-(2
-シアノ-3-(3-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド)ピペリジン-1-イル)-3-オキソプロパ-1-エン-1-イル)カルバメー
ト(153mg、0.21mmol)の溶液に、TFA(1mL)を添加し、室温で20
分間撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、DCMで希釈し、飽和NaHCO3及び生理食塩
水で洗浄し、濃縮乾固し、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を
褐色の固体として得た(68mg、収率51%)。MS(ESI):C34H31N7O
4Sの質量計算値、633.7;m/z実測値、634.0[M+H]+。1H NMR
(400MHz,CD3OD及びDMSO-d6):δ 8.36-8.18(m,1H
),7.59-7.18(m,4H),7.18-6.85(m,5H),6.03-5
.84(m,1H),4.66-4.39(m,1H),4.12-3.69(m,2H
),3.07-2.67(m,2H),2.10-1.77(m,6H),1.77-1
.48(m,3H),1.39-1.11(m,2H)。
【1402】
実施例197:N-(3R,5S)-5-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-5-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1403】
【1404】
実施例1の方法1、工程A~Hを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5
R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わ
りに、tert-ブチル(3R,5S)-3-アミノ-5-ヒドロキシピペリジン-1-
カルボキシレート(中間体2)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C
27H25N5O4Sの質量計算値、515.6;m/z実測値、516.2[M+H]
+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.37-8.27(m,1H)
,7.47-7.35(m,2H),7.35-7.28(m,1H),7.23-7.
12(m,1H),7.13-7.03(m,3H),7.02-6.94(m,1H)
,6.07(d,J=5.6Hz,1H),4.41-4.25(m,1H),4.12
-4.00(m,1H),3.29-3.19(m,2H),3.14-3.02(m,
1H),3.00-2.89(m,1H),2.26-2.15(m,1H),2.14
-2.07(m,3H),1.90-1.80(m,1H)。
【1405】
実施例198:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N((R
)-1-((R)-1-テトラヒドロフラン-3-カルボニル)ピペリジン-3-イル)
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド。
【1406】
【1407】
DMF(5mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、90mg、0.18m
mol)、(3R)-テトラヒドロフラン-3-カルボン酸(88mg、0.76mmo
l)、HATU(168mg、0.44mmol)、及びトリエチルアミン(45mg、
0.45mmol)の溶液を室温で2時間反応させた。H2O(10mL)を添加して反
応をクエンチし、DCMで抽出し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させ
た。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体とし
て得た(52mg、収率48%)。MS(ESI):C32H31N5O5Sの質量計算
値、597.7;m/z実測値、598.3[M+H]+。1H NMR(400MHz
,CD3OD):δ 8.35-8.27(m,1H),7.43-7.35(m,2H
),7.32-7.28(m,1H),7.19-7.12(m,1H),7.12-7
.00(m,3H),6.99-6.92(m,1H),6.11-6.00(m,1H
),4.52-4.29(m,1H),4.21-3.79(m,6H),3.52-3
.38(m,1H),3.22-3.00(m,1H),2.87-2.69(m,1H
),2.39-2.14(m,1H),2.14-2.09(m,3H),2.09-1
.97(m,2H),1.88-1.50(m,3H)。
【1408】
実施例199:(R,E)-N-(1-(3-シクロプロピル)ピペリジン-3-イル
)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1409】
【1410】
DMF(5mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、100mg、0.2m
mol)及び(E)-3-シクロプロピルプロパ-2-エン酸(500mg、4.5mm
ol)の溶液に、HATU(228mg、0.600mmol)及びジイソプロピルエチ
ルアミン(130mg、1.0mmol)を添加し、室温で終夜撹拌した。反応混合物を
フラッシュカラムクロマトグラフィ後、分取TLCで精製して、標記化合物を黄色の固体
として得た(41mg、収率34%)。MS(ESI):C33H31N5O4Sの質量
計算値、593.7;m/z実測値、594.1[M+H]+。1H NMR(400M
Hz,CDCl3):δ 9.51-9.41(m,1H),8.34(d,J=5.4
Hz,1H),7.42-7.35(m,2H),7.20-7.13(m,2H),7
.12-7.06(m,2H),7.01-6.98(m,1H),6.97-6.92
(m,1H),6.52-6.33(m,2H),6.00(d,J=5.4Hz,1H
),4.16-4.06(m,1H),4.01-3.78(m,1H),3.63-3
.27(m,2H),2.14-2.09(m,3H),2.05-1.92(m,1H
),1.81-1.58(m,5H),0.96-0.82(m,2H),0.76-0
.42(m,2H)。
【1411】
実施例200:N-((3S,4R)-4-ヒドロキシ-1-メチルピロリジン-3-
イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1412】
【1413】
MeOH(5mL)中のN-((3S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル
)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例24
1、100mg、0.2mmol)及びホルムアルデヒド(0.5mL、H2O中37重
量%)の溶液に、NaBH(OAc)3(127mg、0.597mmol)を添加し、
室温で終夜撹拌し、濃縮乾固し、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化
合物を黄色の固体として得た(53mg、収率50%)。MS(ESI):C27H25
N5O4Sの質量計算値、515.6;m/z実測値、516.4[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.33-8.17(m,1H),7.43
-7.33(m,2H),7.33-7.23(m,1H),7.18-7.09(m,
1H),7.10-7.00(m,3H),7.00-6.90(m,1H),6.04
-5.93(m,1H),4.57-4.37(m,2H),3.14-2.94(m,
2H),2.87-2.69(m,2H),2.47(s,3H),2.09(s,3H
)。
【1414】
実施例201:(R)-5-(4-(2-シクロプロピルフェノキシ)-2-メチルフ
ェニル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1415】
【1416】
工程A:(R)-5-(4-(2-シクロプロピルフェノキシ)-2-メチルフェノキ
シ)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程
A~Hと同様の方法で、工程Aにおいてフェノールの代わりに2-シクロプロピルフェノ
ールを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フ
ルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル(
3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製し
た。
【1417】
工程B:(R)-5-(4-(2-シクロプロピルフェノキシ)-2-メチルフェニル
)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(10m
L)中の(R)-5-(4-(2-シクロプロピルフェニル)-2-メチルフェニル)-
4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(100mg、0.19mmol
)の溶液に、ホルムアルデヒド(30mg、1.0mmol、H2O中37重量%)を添
加し、室温で10分間撹拌した後、NaBH(OAc)3(78mg、0.37mmol
)を添加した。混合物を室温で終夜撹拌し、2MのNaOH水溶液を用いてpHをpH>
7に調節し、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標
記化合物を黄色の固体として得た(45mg、収率44%)。MS(ESI):C31H
31N5O3Sの質量計算値、553.7;m/z実測値、554.4[M+H]+。1
H NMR(400MHz,DMSO-d6及びCD3OD):δ 8.24(d,J=
5.5,1H),7.29-7.20(m,1H),7.19-7.06(m,2H),
7.02-6.89(m,3H),6.86-6.76(m,1H),5.89(d,J
=5.5,1H),4.06-3.93(m,1H),2.91-2.76(m,1H)
,2.70-2.59(m,1H),2.23(s,3H),2.08-1.92(m,
6H),1.82-1.66(m,2H),1.59-1.48(m,1H),1.43
-1.32(m,1H),0.90-0.80(m,2H),0.67-0.57(m,
2H)。
【1418】
実施例202:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(5
-オキソピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1419】
【1420】
実施例1の方法1、工程A~Gと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、4-アミノピロリジン-2-オンを使用して、標記化合物を調製した。MS
(ESI):C26H21N5O4Sの質量計算値、499.5;m/z実測値、500
.7[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD及びDMSO-d6の混合
物):δ 8.25-8.16(m,1H),7.40-7.32(m,2H),7.2
7-7.18(m,1H),7.15-7.08(m,1H),7.07-7.01(m
,2H),7.01-7.98(m,1H),6.92-6.88(m,1H),5.9
3-5.84(m,1H),4.67-4.52(m,1H),3.63-3.57(m
,1H),3.25-3.19(m,1H),2.58-2.51(m,1H),2.3
6-2.29(m,1H),2.01(s,3H)。
【1421】
実施例203:N-(1,2-ジメチルピペリジン-4-イル)-5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1422】
【1423】
MeOH(30mL)中の5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(2-
メチルピペリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例258、150mg、0
.29mmol)及びホルムアルデヒド(0.6mL、H2O中37重量%)の溶液に、
NaBH(OAc)3(186mg、0.878mmol)を添加し、室温で3時間撹拌
し、濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の
固体として得た(110mg、収率71%)。MS(ESI):C29H29N5O3S
の質量計算値、527.6;m/z実測値、528.7[M+H]+。1H NMR(4
00MHz,CD3OD及びDMSO-d6):δ 8.23(d,J=5.5Hz,1
H),7.46-7.32(m,2H),7.27(d,J=8.5Hz,1H),7.
19-7.10(m,1H),7.09-6.98(m,3H),6.97-6.85(
m,1H),5.89(d,J=5.4Hz,1H),3.90-3.64(m,2H)
,2.98-2.75(m,1H),2.24(s,3H),2.20-2.11(m,
1H),2.03(s,3H),1.89-1.72(m,2H),1.69-1.53
(m,1H),1.43-1.28(m,1H),1.05(d,J=6.2Hz,3H
)。
【1424】
実施例204:(R)-N-(1-メタクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1425】
【1426】
DMF(5mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、150mg、0.28
mmol)、2-メチルプロパ-2-エン酸(52mg、0.60mmol)、HATU
(148mg、0.390mmol)、及びジイソプロピルアミン(77mg、0.60
mmol)の溶液を室温で2時間撹拌した。混合物をHPLCで精製して、標記化合物を
褐色の固体として得た(105mg、収率66.1%)。MS(ESI):C31H29
N5O4Sの質量計算値、567.7;m/z実測値、568.7[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD及びDMSO-d6):δ 8.27-8.22(m
,1H),7.38-7.31(m,2H),7.31-7.24(m,1H),7.1
4-7.07(m,1H),7.07-6.98(m,3H),6.94-6.87(m
,1H),5.97-5.91(m,1H),5.17-4.93(m,2H),4.0
5-3.89(m,1H),3.86-3.74(m,2H),3.08-2.62(m
,2H),2.05-1.99(m,3H),1.96-1.88(m,1H),1.8
4(s,3H),1.78-1.69(m,1H),1.67-1.58(m,1H),
1.49-1.39(m,1H)。
【1427】
実施例205:N-(1-シクロプロパンカルボニル)ピペリジン-3-イル)-5-
(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1428】
【1429】
実施例1の方法1、工程A~Gと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、1-(シクロプロピルカルボニル)-3-ピペリジンアミンHClを使用し
て、標記化合物を調製した。MS(ESI):C31H29N5O4Sの質量計算値、5
67.7;m/z実測値、568.0[M+H]+。1H NMR(500Mhz,メタ
ノール-d4)δ 8.34(d,J=5.5Hz,1H),7.46-7.36(m,
2H),7.30(d,J=8.5Hz,1H),7.21-7.13(m,1H),7
.13-7.03(m,3H),6.98(dd,J=8.5,2.8Hz,1H),6
.09(d,J=5.5Hz,1H),4.51(d,J=63.3Hz,1H),4.
34(s,1H),4.20(d,J=13.6Hz,1H),3.97(d,J=38
.8Hz,1H),3.30-3.15(m,1H),2.99-2.81(m,1H)
,2.13(s,3H),2.00(s,1H),1.95-1.08(m,3H),0
.99-0.69(m,4H)。
【1430】
実施例206:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルアゼ
パン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1431】
【1432】
工程A:N-(アゼパン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法で、工程Gにおい
てtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボ
キシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル3-アミノアゼパン-1-カルボ
キシレートを使用して、標記化合物を調製した。
【1433】
工程B:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルアゼパン-
3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド。MeOH中のN-(アゼパン-3-イル)-5-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(100mg、0.2m
mol)及びホルムアルデヒド(0.3mL、H2O中37重量%)の溶液に、NaBH
(OAc)3(124mg、0.585mmol)を添加し、室温で1時間撹拌し、濃縮
乾固し、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として
得た(70mg、収率63%)。MS(ESI):C29H29N5O3Sの質量計算値
、527.6;m/z実測値、528.5[M+H]+。1H NMR(400MHz,
CD3OD):δ 8.50(s,1H),8.31(d,J=5.6Hz,1H),7
.42-7.36(m,2H),7.31-7.27(m,1H),7.19-7.12
(m,1H),7.11-7.03(m,3H),6.97(dd,J=8.6,2.8
Hz,1H),6.06(d,J=5.6Hz,1H),4.31-4.21(m,1H
),3.43-3.30(m,2H),3.27-3.12(m,2H),2.84(s
,3H),2.15-2.04(m,1H),2.08(s,3H),2.01-1.8
3(m,4H),1.74-1.62(m,1H)。
【1434】
実施例207:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N((R
)-1-((S)-1-テトラヒドロフラン-3-カルボニル)ピペリジン-3-イル)
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド。
【1435】
【1436】
DMF(5mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、120mg、0.24
mmol)、(3S)-テトラヒドロフラン-3-カルボン酸(100mg、0.86m
mol)、HATU(150mg、0.40mmol)、及びトリエチルアミン(80m
g、0.79mmol)の溶液を室温で2時間反応させた。反応をH2O(10mL)で
クエンチし、DCMで抽出し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。
残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物をオフホワイト色の固
体として得た(57mg、収率40%)。MS(ESI):C32H31N5O5Sの質
量計算値、597.7;m/z実測値、598.2[M+H]+。1H NMR(400
MHz,CD3OD):δ 8.32-8.27(m,1H),7.42-7.29(m
,3H),7.19-7.09(m,1H),7.09-7.00(m,3H),6.9
7-6.90(m,1H),6.04-5.98(m,1H),4.60-4.31(m
,1H),4.26-4.08(m,1H),3.94-3.85(m,1H),3.8
5-3.66(m,4H),3.52-3.37(m,1H),3.15-2.92(m
,1H),2.81-2.59(m,1H),2.15-1.97(m,6H),1.8
9-1.73(m,1H),1.73-1.41(m,2H)。
【1437】
実施例208:N-((3S,4R)-4-メトキシ-1-メチルピロリジン-3-イ
ル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1438】
【1439】
MeOH(5mL)中のN-((3S,4S)-4-フルオロピロリジン-3-イル)
-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例211
、100mg、0.19mmol)及びホルムアルデヒド(0.4mL、H2O中37重
量%)の溶液に、NaBH(OAc)3(123mg、0.582mmol)を添加し、
室温で1時間撹拌した。反応混合物を濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィ
で精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(54mg、収率52%)。MS(ES
I):C28H27N5O4Sの質量計算値、529.6;m/z実測値、530.2[
M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD及びDMSO-d6):δ 8.
23(d,J=5.4Hz,1H),7.41-7.28(m,2H),7.28-7.
18(m,1H),7.14-7.06(m,1H),7.06-6.95(m,3H)
,6.94-6.85(m,1H),5.94(d,J=5.4Hz,1H),4.60
-4.51(m,1H),3.96-3.86(m,1H),3.27(s,3H),2
.92-2.78(m,2H),2.71-2.59(m,2H),2.32(s,3H
),2.03(s,3H)。
【1440】
実施例209:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(5-
クロロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1441】
【1442】
実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Cにおいて、2-メチル-4-フ
ェノキシアニリン及び2-クロロ-4-ヨードピリジン-3-カルボニトリルの代わりに
、5-クロロ-1,3-ベンゾジオキソール-4-アミン及び2,4-ジクロロピリジン
ー3-カルボニトリルを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3
-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、t
ert-ブチル(3R)-3-アミノピロペリジン-1-カルボキシレートを使用して、
標記化合物を調製した。MS(ESI):C23H18ClN5O5Sの質量計算値、5
11.9;m/z実測値、512.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD
3OD):δ 8.37(d,J=5.5Hz,1H),7.12(d,J=8.4Hz
,1H),7.01(d,J=8.4Hz,1H),6.70-6.52(m,1H),
6.32-6.23(m,2H),6.13-6.07(m,2H),5.82-5.6
7(m,1H),4.67-4.57(m,1H),4.01-3.51(m,4H),
2.40-2.21(m,1H),2.19-2.03(m,1H)。
【1443】
実施例210:(R)-5-(2-メチル-4-(m-トリルオキシ)フェニル)-N
-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1444】
【1445】
工程A:(R)-5-(2-メチル-4-(m-トリルオキシ)フェニル)-4-オキ
ソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~Hと同様の
方法で、工程Aにおいてフェノールの代わりにm-クレゾールを使用し、工程Gにおいて
、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボ
キシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン
-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
【1446】
工程B:(R)-5-(2-メチル-4-(m-トリルオキシ)フェニル)-N-(1
-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(5mL)中の(R)
-5-(2-メチル-4-(m-トリルオキシ)フェニル)-4-オキソ-N-(ピペリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド(88mg、0.17mmol)の溶液に、ホルムアルデヒ
ド(0.5mL、H2O中37重量%)及びNaBH(OAc)3(73mg、0.34
mmol)を添加し、室温で4時間撹拌した。反応混合物をDCM(50mL)、MeO
H(5mL)、及び水(30mL)で希釈した。有機層を回収し、濃縮乾固させ、フラッ
シュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(62mg
、収率65%)。MS(ESI):C29H29N5O3Sの質量計算値、527.6;
m/z実測値、528.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6
):δ 8.26(d,J=5.3Hz,1H),8.05(br,1H),7.33-
7.26(m,2H),7.05-7.01(m,1H),7.00-6.97(m,1
H),6.95-6.90(m,2H),6.89-6.85(m,1H),5.88(
d,J=5.4Hz,1H),3.95-3.87(m,1H),2.84-2.78(
m,1H),2.70-2.61(m,1H),2.30(s,3H),2.18(s,
3H),2.02(s,3H),1.93-1.83(m,2H),1.79-1.73
(m,1H),1.69-1.63(m,1H),1.54-1.45(m,1H),1
.35-1.27(m,1H)。
【1447】
工程211:N-((3S,4R)-4-メトキシピロリジン-3-イル)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1448】
【1449】
実施例1の工程A~Hを使用して、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)
-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに
、tert-ブチル(3S,4R)-3-アミノ-4-メトキシピロリジン-1-カルボ
キシレート(中間体11)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27
H25N5O4Sの質量計算値、515.6;m/z実測値、516.3[M+H]+。
1H NMR(400MHz,CD3OD及びDMSO-d6):δ 8.29(d,J
=5.5Hz,1H),7.43-7.30(m,2H),7.26(d,J=8.6H
z,1H),7.15-7.08(m,1H),7.07-6.99(m,3H),6.
92(dd,J=8.6,2.8Hz,1H),6.00(d,J=5.5Hz,1H)
,4.67-4.60(m,1H),4.10-4.03(m,1H),3.53-3.
45(m,2H),3.36(s,3H),3.35-3.27(m,2H),2.04
(s,3H)。
【1450】
実施例212:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-(エチルアミノ)-4-メ
チルペンテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド。
【1451】
【1452】
工程A:3-ブロモ-3-メチルブタナール。Et2O(10mL)中の3-メチルブ
タナール(1.0g、12mmol)の溶液に、氷水で冷却しながら臭素-1,4-ジオ
キサンコンプレックス(1.44g、5.81mmol)をゆっくりと添加した。反応混
合物を室温で終夜撹拌した後、10% Na2S2O4水溶液を添加した。室温で30分
間撹拌した後、反応物をEt2Oで抽出した。有機層を生理食塩水で洗浄し、無水MgS
O4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させ、標記化合物を黄色の液体として得た(1.1g
、56%)。
【1453】
工程B:3-(エチルアミノ)-3-メチルブタナール。Et2O(10mL)中の3
-ブロモ-3-メチルブタナール(650mg、3.94mmol)の溶液に、氷水で冷
却しながらエチルアミン(0.773mL、11.8mmol)をゆっくりと添加した。
反応混合物を室温で終夜撹拌した後、濃縮乾固させ、残渣を更に精製することなく次の工
程で使用した。
【1454】
工程C:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-(エチルアミノ)-4-メチルペ
ンテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド。CH3CN(5mL)中の(R)-N-(1-(2-シア
ノアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド(実施例874、98mg、0.17mmol)、3-(エチルアミノ
)-3-メチルブタナール(60mg、0.52mmol)及びピペリジン(0.008
5mL、0.086mmol)の溶液を60℃で終夜撹拌し、濃縮乾固させ、残渣をフラ
ッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(20m
g、収率17%)。MS(ESI):C36H37N7O4Sの質量計算値、663.8
;m/z実測値、664.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD)
:δ 8.12-8.03(m,1H),7.63-7.51(m,1H),7.42-
7.35(m,2H),7.19-7.12(m,2H),7.11-7.07(m,2
H),7.06-7.02(m,1H),6.98-6.93(m,1H),5.84-
5.78(m,1H),4.05-3.95(m,1H),3.76-3.69(m,1
H),3.64-3.56(m,2H),3.54-3.45(m,1H),3.24-
3.17(m,1H),2.16-2.08(m,5H),2.08-1.97(m,2
H),1.75-1.70(m,1H),1.58-1.45(m,6H),1.18-
1.12(m,3H)。
【1455】
実施例213:(R)-N-(1-シクロプロピルピペリジン-3-イル)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1456】
【1457】
MeOH(10mL)の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、150mg、0.3
0mmol)、(1-エトキシシクロプロポキシ)トリメチルシラン(209mg、1.
20mmol)、NaBH3CN(38mg、0.60mmol)、及び酢酸(2滴)の
溶液を55℃で終夜加熱した。生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、
標記化合物を白色の固体として得た(76mg、収率41%)。MS(ESI):C30
H29N5O3Sの質量計算値、539.6;m/z実測値、540.5[M+H]+。
1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.34-8.30(m,1H),8
.21(s,1H),7.43-7.36(m,2H),7.31-7.26(m,1H
),7.19-7.13(m,1H),7.11-7.03(m,3H),6.99-6
.94(m,1H),6.09-6.06(m,1H),4.20-4.09(m,1H
),4.34-4.30(m,1H),3.16-3.06(m,1H),2.66-2
.53(m,2H),2.22-2.12(m,1H),2.11(s,3H),1.9
8-1.80(m,2H),1.74-1.52(m,2H),0.71-0.59(m
,4H)。
【1458】
実施例214:(R)-5-(4-(3-フルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル
)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1459】
【1460】
工程A:(R)-5-(4-(3-フルオロフェノキシ)-2-メチルフェノキシ)-
4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~H
と同様の方法で、工程Aにおいてフェノールの代わりに3-フルオロフェノールを使用し
、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリ
ジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-
アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
【1461】
工程B:(R)-5-(4-(3-フルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N
-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(5mL)中の
(R)-5-(4-(3-フルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-
N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド(96mg、0.19mmol)の溶液に、ホ
ルムアルデヒド(0.5mL、H2O中37重量%)及びNaBH(OAc)3(78m
g、0.37mmol)を添加し、室温で4時間撹拌した。混合物に、DCM(50mL
)、MeOH(5mL)、及び水(30mL)を添加し、有機層を回収し、濃縮乾固させ
、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(
58mg、収率56%)。MS(ESI):C28H26FN5O3Sの質量計算値、5
31.6;m/z実測値、532.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,DM
SO-d6):δ 8.24(d,J=5.2Hz,1H),8.11(br,1H),
7.47-7.39(m,1H),7.38-7.28(m,1H),7.16-7.0
8(m,1H),7.05-6.95(m,3H),6.94-6.88(m,1H),
5.90(d,J=5.1Hz,1H),3.95-3.87(m,1H),2.84-
2.77(m,1H),2.69-2.60(m,1H),2.18(s,3H),2.
03(s,3H),1.95-1.84(m,2H),1.80-1.71(m,1H)
,1.70-1.62(m,1H),1.53-1.43(m,1H),1.36-1.
25(m,1H)。
【1462】
実施例215:(R)-5-(2-フルオロ-4-フェノキシフェニル)-N-(1-
(3-メトキシプロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1463】
【1464】
工程A:2-フルオロ-1-ニトロ-4-フェノキシベンゼン。DCM(60mL)中
の3-フルオロ-4-ニトロフェノール(2.0g、13mmol)、フェニルボロン酸
(2.33g、19.1mmol)、Cu(OAc)2(4.62g、25.5mmol
)及びトリエチルアミン(6.44g、6.37mmol)の溶液に4Aモレキュラーシ
ーブ(粉末<50μm、2g)を添加した。混合物を室温でN2下で終夜撹拌した後、濾
過し、濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色
の固体として得た(2.7g、収率91%)。
【1465】
工程B:(R)-5-(2-フルオロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程B~Hと同様の方法で、
工程Bにおいて2-メチル-1-ニトロ-4-フェノキシベンゼンの代わりに2-フルオ
ロ-1-ニトロ-4-フェノキシベンゼンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(
3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1
)の代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレート
を使用して、標記化合物を調製した。
【1466】
工程C:(R)-5-(2-フルオロ-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(3-
メトキシプロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DMF(4m
L)中の(R)-5-(2-フルオロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(
ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド(150mg、0.30mmol)、3-メトキシプ
ロパン酸(27mg、0.26mmol)、HATU(227mg、0.596mmol
)、及びトリエチルアミン(60mg、0.60mmol)の溶液を室温で2時間撹拌し
、次にフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得
た(103mg、収率58.1%)。MS(ESI):C30H28FN5O5Sの質量
計算値、589.6;m/z実測値、590.0[M+H]+。1H NMR(400M
Hz,DMSO-d6):δ 10.39(s,1H),8.34(d,J=5.5Hz
,1H),8.22-7.89(m,1H),7.65-7.51(m,1H),7.5
1-7.40(m,2H),7.30-7.22(m,1H),7.21-7.09(m
,3H),6.99-6.89(m,1H),6.17(d,J=5.4Hz,1H),
4.49-4.08(m,1H),3.97-3.62(m,2H),3.58-3.4
6(m,2H),3.22-3.15(m,3H),3.05-2.80(m,1H),
2.68-2.49(m,3H),1.98-1.83(m,1H),1.81-1.5
1(m,2H),1.49-1.26(m,1H)。
【1467】
実施例216:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(o-トリル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド。
【1468】
【1469】
実施例1の方法1、工程C~Gと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに2-メチルアニリンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチ
ル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間
体1)の代わりに1-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリジニル]プロパ-2-エン-
1-オン(中間体15)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C24H
23N5O3Sの質量計算値、461.5;m/z実測値、462.1[M+H]+。1
H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.29(d,J=5.5,1H),7
.48-7.39(m,3H),7.35-7.30(m,1H),6.86-6.71
(m,1H),6.25-6.14(m,1H),5.96(d,J=5.5,1H),
5.76-5.67(m,1H),4.56-4.26(m,1H),4.21-3.9
0(m,2H),3.20-3.11(m,1H),2.65-2.82(m,1H),
2.16(s,3H),2.09-2.01(m,1H),1.90-1.82(m,1
H),1.80-1.22(m,1H),1.63-1.52(m,1H)。
【1470】
実施例217:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(2
-(2-オキソイミダゾリジン-1-イル)エチル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1471】
【1472】
実施例1の方法1、工程A~Gに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Gにお
いて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カ
ルボキシレート(中間体1)の代わりに、1-(2-アミノエチル)イミダゾリン-2-
オンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H24N6O4Sの質
量計算値、528.6;m/z実測値、528.9[M+H]+。1H NMR(500
MHz,CDCl3):δ 9.55(s,1H),8.32(s,1H),7.44-
7.35(m,2H),7.23-7.15(m,3H),7.14-7.07(m,2
H),7.00(d,J=2.7Hz,1H),6.99-6.91(m,1H),5.
97(d,J=5.2Hz,1H),4.94(s,1H),3.70-3.56(m,
4H),3.56-3.40(m,4H),2.13(s,3H)。
【1473】
工程218:N-((3S,4S)-4-フルオロピロリジン-3-イル)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1474】
【1475】
実施例1の方法1、工程A~Hに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Gにお
いて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カ
ルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル(3S,4S)-3-アミノ
-4-フルオロピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
MS(ESI):C26H22FN5O3Sの質量計算値、503.5;m/z実測値、
504.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.26(
d,J=5.5Hz,1H),7.46-7.35(m,2H),7.28(d,J=8
.6Hz,1H),7.19-7.12(m,1H),7.12-.02(m,3H),
7.00-6.92(m,1H),6.01(d,J=5.5Hz,1H),5.28-
5.11(m,1H),4.56-4.46(m,1H),3.49-3.42(m,1
H),3.41-3.34(m,1H),3.25-3.15(m,1H),3.06-
2.99(m,1H),2.11(s,3H)。
【1476】
実施例219:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
N-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド。
【1477】
【1478】
DMF(5mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、90mg、0.18m
mol)、テトラヒドロピラン-4-カルボン酸(88mg、0.67mmol)、HA
TU(168mg、0.442mmol)、及びトリエチルアミン(45mg、0.45
mmol)の溶液を室温で2時間反応させた。H2O(10mL)を添加して反応をクエ
ンチし、DCMで抽出し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。残渣
をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物をオフホワイト色の固体と
して得た(57mg、収率53%)。MS(ESI):C33H33N5O5Sの質量計
算値、611.7;m/z実測値、612.2[M+H]+。1H NMR(400MH
z,CD3OD):δ 8.35-8.31(m,1H),7.43-7.36(m,2
H),7.35-7.27(m,1H),7.22-7.12(m,1H),7.11-
7.02(m,3H),7.00-6.92(m,1H),6.10-6.05(m,1
H),4.56-4.26(m,1H),4.21-3.81(m,4H),3.61-
3.38(m,2H),3.20-2.93(m,2H),2.83-2.67(m,1
H),2.14-2.08(m,3H),2.08-1.98(m,1H),1.91-
1.82(m,1H),1.82-1.63(m,4H),1.63-1.48(m,2
H)。
【1479】
実施例220:(R)-5-(4-(2-ヒドロキシフェノキシ)-2-メチルフェニ
ル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1480】
【1481】
工程A:メチル3-アミノ-4-((4-(2-((tert-ブチルジメチルシリル
)オキシ)フェノキシ)-2-メチルフェニル)アミノ)チエノ[2,3-b]ピリジン
-2-カルボキシレート。MeOH(15mL)中の4-((4-(2-((tert-
ブチルジメチルシリル)オキシ)フェノキシ)-2-メチルフェニル)アミノ)-2-ク
ロロニコチノニトリル(中間体25)(2.54g、5.45mmol)、メチル2-ス
ルファニルアセテート(1.157g、10.90mmol)、及びNaOMe(589
mg、10.9mmol)の溶液を還流下で16時間撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、
DCMと水との間に分配した。有機層を回収し、濃縮乾固し、更に精製することなく次の
工程で使用した(1.345g、収率46%)。
【1482】
工程B:メチル5-(4-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)フェ
ノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレート。ジオキサン(15mL)中
のメチル4-((4-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)フェノキシ
)-2-メチルフェニル)アミノ)-3-メチルチエノ[2,3-b]ピリジン-2-カ
ルボキシレート(1.345g、2.511mmol)及びCDI(1.221g、7.
530mmol)の溶液を還流下で3時間撹拌し、濃縮乾固させ、順相フラッシュカラム
クロマトグラフィ(SiO2)で精製して、標記化合物を得た(1.03g、収率73.
0%)。
【1483】
工程C:5-(4-(2-ヒドロキシフェニル)-2-メチルフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボン酸。THF/MeOH/水(10mL/4mL/4mL)中のメチル5-(4-(2
-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)フェノキシ)-2-メチルフェニル)
-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキシレート(1.03g、1.83mmol)及びLiOH・H2O(3
85mg、9.18mmol)の溶液を還流下で4時間撹拌し、真空下で半分の容量まで
濃縮し、AcOHを使用してpHをpH=6に調整した。沈殿物を濾過により回収、真空
下で乾燥させて標記化合物を白色の固体として得(702mg、88.0%)、これを更
に精製することなく次の工程で使用した。
【1484】
工程D:(R)-5-(4-(2-ヒドロキシフェノキシ)-2-メチルフェノキシ)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DMF(3mL)中の5-(
4-(2-ヒドロキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(702
mg、1.62mmol)及びtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-
カルボキシレート(649mg、3.24mmol)の溶液に、HATU(1.232g
、3.240mmol)及びトリエチルアミン(328mg、3.24mmol)を添加
し、室温で4時間撹拌した。混合物を濃縮乾固し、残渣をMeOH(20mL)及び濃H
Cl(2mL)に溶解した。混合物を濃縮乾固し、DCMと10% NH3水溶液との間
に分散させ、有機層を集め、濃縮乾固し、更に精製することなく次の工程に用いた(61
0mg、収率73%)。
【1485】
工程E:(R)-5-(4-(2-シクロフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-
(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(10mL)中の
(R)-5-(4-(2-ヒドロキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ
-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(316mg、0.613mmol)の溶液
に、ホルムアルデヒド(1mL、H2O中37重量%)及びNaBH(OAc)3(26
0mg、1.23mmol)を添加し、室温で4時間撹拌した。混合物にDCM(50m
L)、MeOH(5mL)、水(30mL)、及びNH4OH水溶液(2mL)を添加し
た。有機層を分離し、濃縮乾固させ、順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2
)により精製して、標記化合物を白色の固体として得た(82mg、収率25%)。MS
(ESI):C28H27N5O4Sの質量計算値、529.6;m/z実測値、530
.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 9.64(b
r,1H),8.36-8.24(m,1H),8.14-7.94(m,1H),7.
30-7.22(m,1H),7.12-7.04(m,2H),7.03-6.97(
m,1H),6.93-6.83(m,2H),6.83-6.75(m,1H),5.
94-5.82(m,1H),3.98-3.91(m,1H),2.87-2.81(
m,1H),2.71-2.65(m,1H),2.22(s,3H),2.02(s,
3H),1.97-1.88(m,2H),1.81-1.75(m,1H),1.73
-1.66(m,1H),1.56-1.48(m,1H),1.39-1.30(m,
1H)。
【1486】
実施例221:(R,E)-N-(1-(3-エトキシアクリロイル)ピペリジン-3
-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1487】
【1488】
工程A:(E)-3-エトキシプロパ-2-エン酸。エチル(E)-3-エトキシプロ
ペ-2-ノアート(5.0g、0.035mmol)の溶液を2MのNaOH(40mL
)に溶解し、4時間還流した。混合物を室温まで冷却し、4Mの濃HClでpHをpH3
に調整し、酢酸エチルで抽出した。有機相を活性炭及び硫酸ナトリウムで処理し、濾過し
、濃縮乾固させて、標記化合物を黄褐色の固体として得た(1.8g、収率44%)。
【1489】
工程B:(R,E)-N-(1-(3-エトキシアクリロイル)ピペリジン-3-イル
)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。(EZ)-
3-エトキシプロパ-2-エン酸(81mg、0.70mmol)及び塩化チオニル(1
mL)の溶液を2時間還流し、濃縮乾固させて(EZ)-3-エトキシプロペ-2-エノ
イルクロリド粗生成物を得た。DCM(5mL)中の(EZ)-3-エトキシプロペ-2
-エノイルクロリドの撹拌した冷溶液に、(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフ
ェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、30
0mg、0.60mmol)及びトリエチルアミン(182mg、1.80mmol)を
添加した。混合物を加温し、室温で1時間撹拌した。水を添加し、溶液をDCMで抽出し
た。混合物を濃縮乾固し、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化
合物を黄色の固体として得た(80mg、収率22%)。MS(ESI):C32H31
N5O5Sの質量計算値、597.7;m/z実測値、598.5[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.35-8.20(m,1H),7.60
-7.42(m,1H),7.41-7.30(m,3H),7.19-7.10(m,
1H),7.07-6.98(m,3H),6.98-6.90(m,1H),6.09
-5.98(m,1H),5.88-5.76(m,1H),4.63-4.13(m,
1H),4.09-3.72(m,4H),3.18-3.01(m,1H),3.00
-2.66(m,1H),2.12-2.04(m,3H),2.03-1.95(m,
1H),1.86-1.75(m,1H),1.74-1.62(m,1H),1.57
-1.43(m,1H),1.33-1.21(m,3H)。
【1490】
実施例222:(R)-5-(2-フルオロ-6-メチル-4-フェノキシフェニル)
-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1491】
【1492】
実施例1の方法1、工程C~Gに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Cにお
いて、2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに2-フルオロ-6-メチル-4-
フェノキシアニリン(中間体9)を使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5
R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わ
りに(3R)-1-メチルピペリジン-3-アミンを使用して、標記化合物を調製した。
MS(ESI):C28H26FN5O3Sの質量計算値、531.6;m/z実測値、
532.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.31(
d,J=5.6Hz,1H),7.48-7.40(m,2H),7.26-7.18(
m,1H),7.16-7.08(m,2H),6.90-6.83(m,1H),6.
81-6.72(m,1H),6.10(d,J=5.5Hz,1H),4.26-4.
11(m,1H),3.05-2.92(m,1H),2.83-2.69(m,1H)
,2.38-2.35(m,3H),2.30-2.18(m,2H),2.15(s,
3H),1.97-1.78(m,2H),1.74-1.62(m,1H),1.59
-1.44(m,1H)。
【1493】
実施例223:(R)-5-(4-(2-イソプロピルフェノキシ)-2-メチルフェ
ニル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1494】
【1495】
工程A:(R)-5-(4-(2-イソプロピルフェノキシ)-2-メチルフェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~
Hに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Aにおいてフェノールの代わりに2-
イソプロピルフェノールを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-
3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、
tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、
標記化合物を調製した。
【1496】
工程B:(R)-5-(4-(2-イソプロピルフェノキシ)-2-メチルフェニル)
-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。MeOH(6mL
)中の(R)-5-(4-(2-イソプロピルフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4
-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(100mg、0.19mmol)
及びホルムアルデヒド(0.3mL、H2O中37重量%)の溶液に、NaBH(OAc
)3(118mg、0.555mmol)を添加し、室温で1時間撹拌し、濃縮乾固し、
フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(6
3mg、収率54%)。MS(ESI):C31H33N5O3Sの質量計算値、555
.7;m/z実測値、556.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3O
D):δ 8.49(s,1H),8.35-8.21(m,1H),7.46-7.3
4(m,1H),7.35-7.25(m,1H),7.24-7.14(m,2H),
7.01-6.92(m,2H),6.91-6.82(m,1H),6.08-5.9
6(m,1H),4.35-4.22(m,1H),3.52-3.38(m,1H),
3.28-3.17(m,2H),2.90-2.66(m,5H),2.14-2.0
6(m,3H),2.05-1.94(m,2H),1.90-1.78(m,1H),
1.72-1.60(m,1H),1.22(d,J=6.9Hz,6H)。
【1497】
実施例224:N-((3R,5R)-5-メトキシピペリジン-3-イル)-5-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1498】
【1499】
実施例1の方法1、工程A~Hに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Gにお
いて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カ
ルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ
-5-メトキシピペリジン-1-カルボキシレート(中間体6)を使用して、標記化合物
を調製した。MS(ESI):C28H27N5O4Sの質量計算値、529.6;m/
z実測値、530.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ
8.24(d,J=5.6Hz,1H),7.45-7.35(m,2H),7.29-
7.23(m,1H),7.19-7.12(m,1H),7.11-7.02(m,3
H),7.01-6.93(m,1H),5.98(d,J=5.6Hz,1H),4.
41-4.25(m,1H),3.62-3.54(m,1H),3.41-3.37(
m,3H),3.22-3.13(m,1H),3.10-3.01(m,1H),2.
80-2.72(m,1H),2.70-2.59(m,1H),2.28-2.15(
m,1H),2.11(s,3H),1.87-1.75(m,1H)。
【1500】
実施例225:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(
3-メチルブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1501】
【1502】
DMF(2mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、150mg、0.30
mmol)及び3-メチルブタ-2-エン酸(60mg、0.60mmol)の溶液に、
HATU(228mg、0.600mmol)及びトリエチルアミン(61mg、0.6
0mmol)を添加し、室温で4時間撹拌した。混合物をフラッシュカラムクロマトグラ
フィ後、分取TLCで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(117mg、収率
66.0%)。MS(ESI):C32H31N5O4Sの質量計算値、581.7;m
/z実測値、582.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)
:δ 10.22(s,1H),8.30(d,J=5.2Hz,1H),8.11-8
.00(m,1H),7.47-7.38(m,2H),7.38-7.32(m,1H
),7.20-7.14(m,1H),7.13-7.02(m,3H),6.99-6
.92(m,1H),5.94(d,J=5.1Hz,1H),5.90-5.81(m
,1H),4.44-4.10(m,1H),3.90-3.69(m,2H),3.0
5-2.85(m,1H),2.69-2.52(m,1H),2.03(s,3H),
1.95-1.86(m,1H),1.79-1.72(m,6H),172-1.51
(m,2H),1.42-1.30(m,1H)。
【1503】
実施例226:(R)-5-(4-(3-メトキシメチル)フェノキシ)-2-メチル
フェニル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1504】
【1505】
工程A:4-[3-(メトキシメチル)フェノキシ]-2-メチルアニリン。CH3C
N(50mL)中の1-ブロモ-3-(メトキシメチル)ベンゼン(2.6g、13mm
ol)及び4-アミノ-3-メチルフェノール(1.6g、13mmol)の溶液に、K
2CO3(7.10g、51.5(1R,2R)-N1,N2-ジメチルシクロヘキサン
-1,2-ジアミン(369mg、2.59mmol)、及びCuI(247mg、1.
30mmol)を添加し、これにN2を仕込み、80℃で終夜撹拌した。反応混合物を濃
縮乾固させ、EtOAc/H2Oで抽出し、有機層を回収し、フラッシュカラムクロマト
グラフィで精製して、標記化合物を黒色の固体として得た(500mg、収率16%)。
【1506】
工程B:(R)-5-(4-(3-メトキシメチル)フェノキシ)-2-メチルフェニ
ル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方
法1、工程C~Gに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Cにおいて、2-メチ
ル-4-フェノキシアニリンの代わりに4-[3-(メトキシメチル)フェノキシ]-2
-メチルアニリンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミ
ノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに(3R)-
1-メチルピペリジン-3-アミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI)
:C30H31N5O4Sの質量計算値、557.7;m/z実測値、558.2[M+
H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 9.71-9.44(m,1
H),8.33(d,J=5.4Hz,1H),8.25-8.04(m,1H),7.
40-7.30(m,1H),7.23-7.11(m,2H),7.09(s,1H)
,7.04-6.97(m,2H),6.97-6.90(m,1H),5.95(d,
J=5.4Hz,1H),4.79-4.61(m,1H),4.46(s,2H),3
.59-3.47(m,1H),3.40(s,3H),3.73-3.41(m,2H
),2.83(s,3H),2.76-2.61(m,1H),2.60-2.28(m
,1H),2.18-1.99(m,4H),2.00-1.83(m,1H),1.8
3-1.62(m,1H)。
【1507】
実施例227:(R)-5-(2-メチル-4-(2-トリルフルオロメトキシ)フェ
ノキシ)フェニル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
。
【1508】
【1509】
工程A:(R)-5-(2-メチル-4-(2-トリフルオロメトキシ)フェノキシ)
フェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1
、工程A~Hに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Aにおいてフェノールの代
わりに2-(トリフルオロメトキシ)フェノールを使用し、工程Gにおいて、tert-
ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(
中間体1)の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボ
キシレートを使用して、標記化合物を調製した。
【1510】
工程B:(R)-5-(2-メチル-4-(2-トリルフルオロメトキシ)フェノキシ
)フェニル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DC
M(5mL)中の(R)-5-2-メチル-4-(2-(トリフルオロメトキシ)フェノ
キシ)フェニル-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(107mg、
0.183mmol)の溶液に、ホルムアルデヒド(0.5mL、H2O中37重量%)
及びNaBH(OAc)3(78mg、0.37mmol)を添加し、室温で4時間撹拌
した。混合物にDCM(50mL)、MeOH(5mL)、及び水(30mL)を添加し
た。有機層を回収し、濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標
記化合物を黄色の固体として得た(66mg、収率60%)。MS(ESI):C29H
26F3N5O4Sの質量計算値、597.6;m/z実測値、598.0[M+H]+
。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.26(d,J=5.5Hz
,1H),8.12-7.99(m,1H),7.58-7.50(m,1H),7.4
6-7.40(m,1H),7.37-7.32(m,1H),7.32-7.27(m
,1H),7.26-7.22(m,1H),7.11-7.07(m,1H),6.9
8-6.93(m,1H),5.88(d,J=5.5Hz,1H),3.95-3.8
8(m,1H),2.87-2.87(m,1H),2.72-2.61(m,1H),
2.20(s,3H),2.04(s,3H),1.96-1.84(m,2H),1.
79-1.72(m,1H),1.70-1.63(m,1H),1.54-1.44(
m,1H),1.37-1.27(m,1H)。
【1511】
実施例228:(R,Z)-N-(1-(3-シクロプロピル-2-フルオロアクリロ
イル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド。
【1512】
【1513】
工程A:エチル2-ジエトキシホスホリル-2-フルオロアセテート。エチル2-ブロ
モ2-フルオロアセテート(5.0g、27mmol)及び亜燐酸トリエチル(13mL
)の溶液を130℃で23時間加熱した。得られた混合物を減圧下(1.4mbar、7
5~110℃)で蒸留して、標記化合物を黄色がかった油状物(6g、92%)として得
た。
【1514】
工程B:(Z)-3-シクロプロピル-2-フルオロプロパ-2-エン酸。THF(5
mL)中のエチル2-(ジエトキシホスホリル)-2-フルオロアセテート(2.0g、
8.3mmol)の溶液を、氷浴中で0℃まで冷却した。NaH(198mg、8.26
mmol)を添加し、30分間撹拌した後、シクロプロパンカルバルデヒド(0.579
g、8.26mmol)を反応混合物にゆっくり添加し、反応混合物を室温まで2時間加
温した。反応物にDCM及び水を添加して後処理した。有機層を分離し、生理食塩水で洗
浄し、無水MgSO4で乾燥し、濃縮乾固させた。残渣をジオキサン(5mL)に溶解し
、水(5mL)及びNaOH(1.321g、33.03mmol)を添加し、10分間
撹拌した後、2MのHCl水溶液でpH約2まで酸性化し、DCMで抽出した。有機層を
生理食塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥し、濃縮乾固させ、標記化合物を得た(0.
72g、収率67%)。
【1515】
工程C:(R,Z)-N-(1-(3-シクロプロピル-2-フルオロアクリロイル)
ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド。DMF(3mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、150mg、
0.28mmol)、(Z)-3-シクロプロピル-2-フルオロプロプ-2-エン酸(
73mg、0.56mmol)、HATU(213mg、0.560mmol)、及びト
リエチルアミン(142mg、1.40mmol)の溶液を室温で2時間撹拌した。反応
混合物をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として
得た(50mg、収率29%)。MS(ESI):C33H30FN5O4Sの質量計算
値、611.7;m/z実測値、612.5[M+H]+。1H NMR(400MHz
,DMSO-d6):δ 10.21(s,1H),8.33(d,J=5.5Hz,1
H),8.07(s,1H),7.49-7.40(m,2H),7.39-7.33(
m,1H),7.24-7.15(m,1H),7.15-7.05(m,3H),7.
02-6.93(m,1H),5.97(d,J=5.5Hz,1H),5.16(dd
,J=21.0,10.5Hz,1H),4.35-4.05(m,1H),3.96-
3.71(m,2H),2.05(s,3H),2.02-1.90(m,2H),1.
87-1.76(m,1H),1.74-1.62(m,1H),1.52-1.41(
m,2H),1.31-1.23(m,1H),0.87-0.72(m,2H),0.
50-0.31(m,2H)。
【1516】
実施例229:(E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)
アゼチジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド。
【1517】
【1518】
DMF(2mL)の溶液に、N-(アゼチジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例252、100mg、0.21m
mol)、(E)-2-シアノ-3-シクロプロピルプロパ-2-エン酸(中間体17)
(58mg、0.42mmol)、HATU(121mg、0.318mmol)、及び
ジイソプロピルエチルアミン(0.072mL、0.42mmol)を添加した。混合物
を室温で終夜撹拌した後、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を
白色の固体として得た(63mg、収率50%)。MS(ESI):C32H26N6O
4Sの質量計算値、590.7;m/z実測値、591.0[M+H]+。1H NMR
(400MHz,DMSO-d6及びCD3OD):δ 8.28(d,J=5.5Hz
,1H),7.41-7.34(m,2H),7.32-7.26(m,1H),7.1
7-7.10(m,1H),7.09-7.00(m,3H),6.94-6.91(m
,1H),6.91-6.86(m,1H),5.95(d,J=5.5Hz,1H),
4.75-4.65(m,2H),4.47-4.37(m,1H),4.32-4.2
3(m,1H),4.06-3.97(m,1H),2.03(s,3H),1.96-
1.86(m,1H),1.21-1.18(m,2H),0.96-0.89(m,2
H)。
【1519】
実施例230:N-(1-シクロプロピルアゼチジン-3-イル)-5-(2-メチル
-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1520】
【1521】
MeOH(10mL)中のN-(アゼチジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例252、150mg、0.30mm
ol)及び(1-エトキシシクロプロポキシ)トリメチルシラン(0.5mL)の溶液に
、酢酸(1mL)、続いてシアノホウ水素化ナトリウム(93mg、1.5mmol)を
添加した。得られた混合物を3時間加熱還流し、6M NaOH水溶液で反応をpH14
に塩基性にした後、濃縮乾固し、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化
合物を黄色の固体として得た(61mg、収率40%)。MS(ESI):C28H25
N5O3Sの質量計算値、511.6;m/z実測値、512.4[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.45-8.25(m,1H),7.51
-7.38(m,2H),7.37-7.28(m,1H),7.27-7.17(m,
1H),7.16-7.07(m,3H),7.05-6.95(m,1H),6.18
-6.06(m,1H),4.70-4.52(m,1H),3.89-3.69(m,
2H),3.45-3.37(m,2H),2.16(s,3H),2.12-2.05
(m,1H),0.57-0.48(m,2H),0.46-0.37(m,2H)。
【1522】
実施例231:(R,EZ)-N-(1-(2-シアノ-3-メトキシアクリロイル)
ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド。
【1523】
【1524】
工程A:(EZ)-2-シアノ-3-メトキシプロパ-2-エン酸。トリメトキシメタ
ン(10mL)及び無水酢酸(2mL)中の2-シアノ酢酸(800mg、9.4mmo
l)の溶液を、N2雰囲気下で終夜加熱還流した後、それを濃縮乾固した。残渣をTHF
/H2O(10mL/10mL)に溶解し、LiOH・H2O(790mg、18.8m
mol)を添加し、室温で2時間撹拌した。反応物をEtOAcで抽出し、濃縮乾固させ
て、標記化合物を黄色の固体として得た(500mg、収率42%)。
【1525】
工程B:(R,EZ)-N-(1-(2-シアノ-3-メトキシアクリロイル)ピペリ
ジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド。DMF(4mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、200mg、0.4
0mmol)、(EZ)-2-シアノ-3-メトキシプロパ-2-エン酸(102mg、
0.800mmol)、トリエチルアミン(81mg、0.80mmol)、及びHAT
U(304mg、0.800mmol)の溶液を室温で1時間撹拌した。水を添加し、沈
殿物を濾過によって回収した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標
記化合物を白色の固体として得た(40mg、収率17%)。MS(ESI):C32H
28N6O5Sの質量計算値、608.7;m/z実測値、609.1[M+H]+。1
H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.38-8.26(m,1H),7.
94-7.81(m,1H),7.44-7.35(m,2H),7.35-7.28(
m,1H),7.20-7.13(m,1H),7.12-7.02(m,3H),7.
01-6.93(m,1H),6.12-6.00(m,1H),4.20-4.06(
m,1H),3.99-3.80(m,1H),3.70(s,3H),3.48-3.
30(m,3H),2.16-2.05(m,4H),2.01-1.91(m,1H)
,1.83-1.68(m,2H)。
【1526】
実施例232:(R,E)-5-(*S)-(5-クロロベンゾ[d][1,3]ジオ
キソール-4-イル)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピ
ペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1527】
【1528】
工程A:(R)-5-(5-クロロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程C~
Hに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Cにおいて、2-メチル-4-フェノ
キシアニリンの代わりに5-クロロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-4-アミンを
使用し、工程G及び*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル分割法Aにおい
てtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボ
キシレート(中間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジンー1
-カルボキシレート使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C21H18C
lN5O4Sの質量計算値、471.92;m/z実測値、472.0[M+H]+。
【1529】
工程B:(R,E)-5-(*S)-(5-クロロベンゾ[d][1,3]ジオキソー
ル-4-イル)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジ
ン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DMF(4mL)中の(R)-5-(5-クロ
ロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-
3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド(110mg、0.23mmol)、(E)-2-シアノ-3-シ
クロプロピルプロパ-2-エン酸(中間体17)(32mg、0.23mmol)、トリ
エチルアミン(94mg、0.93mmol)、及びHATU(177mg、0.466
mmol)の溶液を室温で3時間撹拌し、次に濃縮乾固させ、順相フラッシュカラムクロ
マトグラフィ(SiO2)により精製して、標記化合物を白色の固体として得た(27m
g、収率19%)。MS(ESI):C28H23N6O5Sの質量計算値、591.0
4;m/z実測値、591.5[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-
d6及びCD3OD):δ 8.55-8.31(m,1H),7.17(d,J=7.
9Hz,1H),7.07(d,J=7.9Hz,1H),6.68-6.46(m,1
H),6.30-6.20(m,1H),6.20-6.07(m,2H),4.18-
4.03(m,2H),4.03-3.96(m,1H),3.26-3.07(m,2
H),2.11-1.97(m,2H),1.93-1.75(m,2H),1.69-
1.58(m,1H),1.27-1.15(m,2H),0.97-0.83(m,2
H)。
【1530】
実施例233:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン
-4-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1531】
【1532】
工程A:(R)-5-(2-メチル-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル
)オキシ)フェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例
1の方法1、工程D~Hに記載されるものと同様の条件で、工程Dにおいて、2-クロロ
-4-(2-メチル-4-フェノキシアニリノ)ピリジン-3-カルボニトリルの代わり
に、2-クロロ-4-(2-メチル-4-テトラヒドロピラン-4-イルオキシアニリノ
)ピリジン-3-カルボニトリル(中間体31)を使用し、工程Gにおいて、tert-
ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(
中間体1)の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボ
キシレートを使用して、標記化合物を調製した。
【1533】
工程B:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピ
ペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-
イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DMF(5mL)中の(R)-5-
(2-メチル-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)フェニル)-
4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(100mg、0.197mmo
l)、(E)-2-シアノ-3-シクロプロピルプロパ-2-エン酸(中間体17)(5
4mg、0.39mmol)、HATU(97mg、0.26mmol)、及びDIPE
A(68μL、0.39mmol)の溶液を室温で2時間撹拌し、次にフラッシュカラム
クロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体を得た(77mg、収率62%)
。MS(ESI):C33H34N6O5Sの質量計算値、626.7;m/z実測値、
627.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.36-
8.27(m,1H),7.26-7.18(m,1H),7.06-7.00(m,1
H),7.01-6.94(m,1H),6.58-6.49(m,1H),6.07-
6.00(m,1H),4.69-4.59(m,1H),4.27-4.10(m,1
H),4.04-3.89(m,4H),3.66-3.56(m,2H),3.23-
3.03(m,1H),2.13(s,3H),2.10-1.95(m,5H),1.
93-1.84(m,1H),1.82-1.69(m,3H),1.68-1.56(
m,1H),1.25-1.16(m,2H),1.03-0.90(m,1H),0.
90-0.76(m,1H)。
【1534】
実施例234:(R,EZ)-N-(1-(2-シアノ-4-((2-メトキシエチル
)アミノ)-4-メチルペンテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1535】
【1536】
工程A:2-(2-メトキシエチルアミノ)-2-メチルプロパン-1-オール。丸底
フラスコに、2-アミノ-2-メチルプロパン-1-オール(1.0g、11mmol)
、1-ブロモ-2-メトキシ-エタン(1.6g、11mmol)、NaI(168mg
、1.12mmol)、K2CO3(3.10g、22.4mmol)及びCH3CN(
20mL)を添加し、混合物を6時間還流した。減圧下で溶媒を除去し、残渣を更に精製
することなく次の工程で使用した(1.22g、収率75%)。
【1537】
工程B:tert-ブチルN-(2-ヒドロキシ-1,1-ジメチルエチル)-N-(
2-メトキシエチル)カルバメート。丸底フラスコに、2-(2-メトキシエチルアミノ
)-2-メチルプロパン-1-オール(1.22g、8.29mmol)、ジ-tert
-ブチルジカーボネート(2.17g、9.94mmol)、Na2CO3(1.318
g、12.43mmol)、THF(20mL)及び水(20mL)を添加し、室温で5
時間撹拌した。混合物をEtOAcで抽出し、1MのHCl水溶液、飽和NaHCO3及
び生理食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させて、標記化
合物を黄色の液体として得た(462mg、収率23%)。
【1538】
工程C:tert-ブチルN-(1,1-ジメチル-2-オキソ-エチル)-N-(2
-メトキシエチル)カルバメート。DCM(10mL)中のDMSO(219mg、2.
80mmol)の溶液を-78℃に冷却し、オキサリルジクロリド(284mg、2.2
4mmol)を滴下し、混合物を-78℃で30分間撹拌した後、DCM(10mL)に
溶解したtert-ブチルN-(2-ヒドロキシ-1,1-ジメチルエチル)-N-(2
-メトキシエチル)カルバメート(462mg、1.87mmol)を滴下し、混合物を
-78℃で更に30分間撹拌した。-78℃でトリエチルアミンで反応をクエンチし、-
78℃で30分間撹拌した。混合物を室温まで加温し、DCMで希釈し、飽和NaHCO
3及び生理食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させて、標
記化合物を無色の液体として得た(401mg、収率87%)。
【1539】
工程D:(R,EZ)-tert-ブチル(4-シアノ-2-メチル-(5-(3-(
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1
-イル)-5-オキソペンタ-3-エン-2-イル)(2-メトキシエチル)カルバメー
ト。tert-ブチルN-(1,1-ジメチル-2-オキソ-エチル)-N-(2-メト
キシエチル)カルバメート(200mg、0.815mmol)、(R)-N-(1-(
2-シアノアセチル)ピペリジン)-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド(実施例874、231mg、0.407mmol)、
ピペリジン(0.3mL)、AcOH(0.1mL)、ジオキサン(10mL)及び4A
モレキュラーシーブ(1g)の溶液を、N2下で100℃で1時間撹拌した。混合物を濃
縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体と
して得た(29mg、収率9%)。
【1540】
工程E:(R,EZ)-N-(1-(2-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミ
ノ)-4-メチルペンテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。丸底フラスコに、(R,EZ)-te
rt-ブチル(4-シアノ-2-メチル-5-(3-(5-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-5-オキソペンタ-3
-エン-2-イル)(2-メトキシエチル)カルバメート(29mg、0.036mmo
l)、濃HCl(2mL)、及びMeOH(2mL)を添加し、N2下で室温で1時間撹
拌した。混合物を濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化
合物を黄色の固体として得た(11mg、収率41%)。MS(ESI):C37H39
N7O5Sの質量計算値、693.8;m/z実測値、694.3[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.35-8.29(m,1H),7.93
-7.63(m,1H),7.44-7.38(m,2H),7.31-7.24(m,
1H),7.21-7.14(m,1H),7.12-7.04(m,3H),7.01
-6.95(m,1H),6.11-6.04(m,1H),4.60-3.95(m,
3H),3.89-3.75(m,2H),3.70-3.56(m,2H),3.41
-3.25(m,4H),3.25-3.05(m,1H),2.24-2.06(m,
4H),2.06-1.83(m,2H),1.78-1.65(m,1H),1.65
-1.49(m,6H)。
【1541】
実施例235:(R)-5-(2,6-ジフルオロ-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1542】
【1543】
実施例175の工程A~Gに記載される条件を使用して、標記化合物を調製した。MS
(ESI):C26H21F2N5O3Sの質量計算値、521.5;m/z実測値、5
22.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.90
(d,J=5.56Hz,1H),8.16(d,J=5.56Hz,1H),7.45
-7.55(m,2H),7.27-7.34(m,1H),7.24(d,J=7.5
8Hz,2H),6.95(d,J=8.08Hz,2H),6.00(d,J=5.0
5Hz,1H),4.03-4.16(m,1H),3.32-3.39(m,1H),
3.12-3.20(m,1H),2.78-2.94(m,2H),1.85-2.0
2(m,2H),1.54-1.78(m,2H)。
【1544】
工程236:N-((3S,4S)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-5-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1545】
【1546】
実施例1の方法1、工程A~Hに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Gにお
いて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-ヒドロキシピペリジン-1-
カルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル(3S,4S)-3-アミ
ノ-4-フルオロピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した
。MS(ESI):C26H23N5O4Sの質量計算値、501.6;m/z実測値、
502.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.32(
d,J=5.6Hz,1H),7.46-7.33(m,2H),7.31-7.23(
m,1H),7.19-7.13(m,1H),7.11-7.03(m,3H),7.
00-6.93(m,1H),6.06(d,J=5.5Hz,1H),4.54-4.
45(m,1H),4.40-4.30(m,1H),3.79-3.68(m,1H)
,3.60-3.51(m,1H),3.51-3.41(m,1H),3.27-3.
23(m,1H),2.11(s,3H)。
【1547】
実施例237:N1-((E)-4-(3-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェ
ニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-4-オキソブタ-2-エン-
1-イル)-N5-(15-オキソ-19-((3aS,4R,6aR)-2-オキソヘ
キサヒドロ-1H-チエノ[3,4-d]イミダゾ-4-リル)-4,7,10-トリオ
キサ-14-アザノナデシル)グルタルアミド。
【1548】
【1549】
工程A:N-(3-(2-(2-(3-アミノプロポキシ)エトキシ)エトキシ)プロ
ピル)-5-((3aS,4R,6aR)-2-オキソヘキサヒドロ-1H-チエノ[3
,4-d]イミダゾール-4-イル)ペンタンアミド。5M水性HCl/MeOH(30
mL)中のtert-ブチル(15-オキソ-19-((3aS,4S,6aR)-2-
オキソヘキサヒドロ-1H-チエノ[3,4-d]イミダゾール-4-イル)-4,7,
10-トリオキサ-14-アザノナデシル)カルバメート(5.80g、10.6mmo
l)の溶液を50℃の真空下で濃縮して、目的化合物を黄色の油状物として得た(5.2
g、収率100%)。MS(ESI):C20H38N4O5Sの質量計算値、446.
61;m/z実測値、447.3[M+H]+。
【1550】
工程B:メチル5,21-ジオキソ-25-((3aS,4S,6aR)-2-オキソ
ヘキサヒドロ-1H-チエノ[3,4-d]イミダゾール-4-イル)-10,13,1
6-トリオキサ-6,20-ジアザペンタコサン-1-オレート。無水DMF(50mL
)中の5-メトキシ-5-オキソ-ペンタン酸(1.57g、10.8mmol)、HA
TU(4.91g、12.9mmol)、及びトリエチルアミン(4.35g、43.1
mmol)の溶液を室温で10分間撹拌し、次にN-(3-(2-(2-(3-アミノプ
ロポキシ)エトキシ)エトキシ)プロピル)-5-((3aS,4R,6aR)-2-オ
キソヘキサヒドロ-1H-チエノ[3,4-d]イミダゾール-4-イル)ペンタンアミ
ド(5.20g、10.8mmol)を添加し、混合物を16時間撹拌した。粗混合物を
濃縮乾固させ、順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)により精製して、標
記化合物を得た(3.3g、収率53%)。MS(ESI):C26H46N4O8Sの
質量計算値、574.73;m/z実測値、575.3[M+H]+。
【1551】
工程C:5,21-ジオキソ-25-((3aS,4S,6aR)-2-オキソヘキサ
ヒドロ-1H-チエノ[3,4-d]イミダゾール-4-イル)-10,13,16-ト
リオキサ-6,20-ジアザペンタコサン-1-エン酸。i-PrOH/H2O(7:3
、108mL)中のメチル5,21-ジオキソ-25-((3aS,4S,6aR)-2
-オキソヘキサヒドロ-1H-チエノ[3,4-d]イミダゾール-4-イル)-10,
13,16-トリオキサ-6,20-ジアザペンタコサン-1-オエート(3.3g、5
.7mmol)及びCaCl2(9.6g、86mmol)の溶液に、0.5MのNaO
H(14mL)を室温で添加した。5時間後、反応混合物を5MのHCl水溶液で中和し
、DCM(3×100mL)で抽出し、無水Na2SO4で乾燥し、濃縮乾固させ、順相
フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)により精製して、無色の粘性泡状物とし
て得た(2.0g、42%収率)。MS(ESI):C25H44N4O8Sの質量計算
値、560.70;m/z実測値、561.3[M+H]+。
【1552】
工程D:N1-((E)-4-(3-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-4-オキソブタ-2-エン-1-イ
ル)-N5-(15-オキソ-19-((3aS,4R,6aR)-2-オキソヘキサヒ
ドロ-1H-チエノ[3,4-d]イミダゾ-4-リル)-4,7,10-トリオキサ-
14-アザノナデシル)グルタルアミド。無水DMF(10mL)中の5,21-ジオキ
ソ-25-((3aS,4S,6aR)-2-オキソヘキサヒドロ-1H-チエノ[3,
4-d]イミダゾール-4-イル)-10,13,16-トリオキサ-6,20-ジアザ
ペンタコサン-1-エン酸(193mg、3.44mmol)、HATU(261mg、
0.687mmol)、及びトリエチルアミン(70mg、0.69mmol)の溶液を
室温で10分間撹拌した後、(R,E)-N-(1-(4-アミノブテ-2-ノイル)ピ
ペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド(実施例27、200mg、0.34mmol)を添加し、混合物を2時間撹拌し
た。粗混合物を濃縮乾固させ、順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)によ
り精製して、標記化合物をわずかに黄色の固体として得た(153mg、収率40%)。
MS(ESI):C56H72N10O11S2の質量計算値、1125.4;m/z実
測値、1125.5[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8
.40-8.20(m,1H),7.47-7.25(m,3H),7.23-6.88
(m,5H),6.78-6.63(m,1H),6.62-6.47(m,1H),6
.06(s,1H),4.55-4.42(m,1H),4.35-4.06(m,2H
),4.03-3.85(m,3H),3.70-3.41(m,12H),3.27-
3.10(m,6H),3.05-2.84(m,2H),2.75-2.60(m,1
H),2.34-2.00(m,10H),1.95-1.81(m,3H),1.80
-1.51(m,10H),1.46-1.25(m,3H)。
【1553】
実施例238:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-メチル-4-(メチルアミ
ノ)ペンテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド。
【1554】
【1555】
工程A:2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-メチルプロパン酸2-ア
ミノ-2-メチルプロパン酸(4.0g、39mmol)、NaOH(1.55g、38
.8mmol)、水(50mL)、及びTHF(20mL)の溶液に、(Boc)2O(
10.16g、46.55mmol)を室温で少しずつ添加した。混合物を終夜撹拌した
後、濃縮乾固させ、EtOAcで抽出した。1MのHCl水溶液で水層のpHを3~4に
調整し、EtOAcで抽出し、生理食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濃縮
乾固させ、標記化合物を白色の固体として得た(3.21g、収率40.7%)。
【1556】
工程B:メチル2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-メチルプロパノエ
ート。丸底フラスコに、2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-メチルプロ
パン酸(2.0g、9.8mmol)、濃H2SO4(0.1mL)、及びMeOH(2
0mL)を添加し、60℃で5時間撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、残渣をEtOAc
で希釈し、飽和NaHCO3及び生理食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾
過し、濃縮乾固させて、標記化合物を白色の固体として得た(1.78g、収率83.3
%)。
【1557】
工程C:メチル2-[tert-ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]-2-メチル
プロパンノエート。DMF(12mL)中のメチル2-(tert-ブトキシカルボニル
アミノ)-2-メチルプロパノエート(0.89g、4.10mmol)の溶液に、Na
H(353mg、14.7mmol)を0℃で少しずつ添加した。混合物をこの温度で5
分間撹拌した後、ヨウ化メチル(2.089g、14.72mmol)を0℃で滴下した
。得られた混合物を終夜撹拌し、H2Oでクエンチし、EtOAcで抽出した。有機相を
合わせて生理食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。
残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を無色の油状物として
得た(0.72g、収率76%)。
【1558】
工程D:tert-ブチルN-(2-ヒドロキシ-1,1-ジメチルエチル)-N-メ
チルカルバメート。THF(15mL)中のLiAlH4(0.118g、3.11mm
ol)の懸濁液に、N2下、0℃でメチル2-[tert-ブトキシカルボニル(メチル
)アミノ]-2-メチルプロパノエート(0.72g、3.1mmol)を添加した。混
合物をこの温度で4時間撹拌し、次に0℃で氷/水でクエンチし、EtOAcで抽出し、
有機層を生理食塩水で洗浄し、無水Na2 SO4で乾燥し、濃縮乾固させて、標記化合
物を黄色の液体を得た(0.33g、収率51%)。
【1559】
工程E:tert-ブチルメチル(2-メチル-1-オキソプロパン-2-イル)カル
バメート。DMSO(0.19g、2.4mmol)及びびDCM(10mL)の溶液を
-78℃に冷却し、オキサリルジクロリド(0.247g、1.95mmol)を滴下し
、混合物を-78℃で30分間撹拌した。次に、DCM(5mL)中のtert-ブチル
N-(2-ヒドロキシ-1,1-ジメチルエチル)-N-メチルカルバメート(0.33
g、1.6mmol)を滴下し、混合物を-78℃で更に30分撹拌した。-78℃のト
リエチルアミン(0.328g、3.25mmol)を添加しることによって反応をクエ
ンチし、-78℃で30分間撹拌した。混合物を室温まで加温し、DCMで希釈し、飽和
NaHCO3及び生理食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固
させて、標記化合物を無色の液体として得た(0.27g、収率81%)。
【1560】
工程F:(R,E)-tert-ブチル(4-シアノ-2-メチル-(5-(3-(5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-
イル)-5-オキソペンタ-3-エン-2-イル)(メチル)カルバメート。丸底フラス
コに、(R)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例874、0.253
g、0.447mmol)、tert-ブチルメチル(2-メチル-1-オキソプロパン
-2-イル)カルバメート(0.27g、1.3mmol)、ピペリジン(0.3mL)
、AcOH(0.1mL)、ジオキサン(10mL)、及び4Aモレキュラーシーブ(1
g)を添加し、N2下100℃で1時間で撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、フラッシュ
カラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(79mg、収
率24%)。
【1561】
工程G:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-メチル-4-(メチルアミノ)ペ
ンテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド。MeOH(3mL)中の(R,E)-tert-ブチル(
4-シアノ-2-メチル-5(-3-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-5-オキソペンタ-3-エン-2-イ
ル)(メチル)カルバメート(79.0mg、0.105mmol)の溶液に、濃HCl
(3mL)を添加し、室温で30分間撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、DCMで希釈し
、飽和NaHCO3及び生理食塩水で洗浄し、濃縮乾固し、フラッシュカラムクロマトグ
ラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(44mg、収率65%)。MS
(ESI):C35H35N7O4Sの質量計算値、649.8;m/z実測値、650
.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.35-8.3
0(m,1H),7.92-7.61(m,1H),7.42-7.35(m,2H),
7.32-7.25(m,1H),7.20-7.12(m,1H),7.11-7.0
2(m,3H),6.99-6.94(m,1H),6.09-6.04(m,1H),
4.40-3.90(m,3H),3.25-2.87(m,5H),2.14-2.0
4(m,4H),1.96-1.80(m,2H),1.80-1.58(m,1H),
1.58-1.47(m,6H)
【1562】
実施例239:(R,E)-5-(5-クロロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-
4-イル)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリジン-
3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド。
【1563】
【1564】
*Rを単離するために、工程Fの後にキラル分割方法Aを使用した以外は、実施例23
2と同じ合成を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C28H23ClN
6O5Sの質量計算値、591.0;m/z実測値、591.5[M+H]+。1H N
MR(400MHz,DMSO-d6及びCD3ODの混合物):δ 8.52-8.3
4(m,1H),7.18(d,J=8.6Hz,1H),7.08(d,J=8.6H
z,1H),6.65-6.49(m,1H),6.30-6.20(m,1H),6.
20-6.08(m,2H),4.15-4.03(m,2H),4.02-3.94(
m,1H),3.26-3.10(m,2H),2.12-1.98(m,2H),1.
94-1.72(m,2H),1.68-1.58(m,1H),1.28-1.15(
m,2H),0.98-0.85(m,2H)。
【1565】
実施例240:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(3-(メ
チルスルホニル)プロパノイル)アゼチジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1566】
【1567】
DMF(3mL)中のN-(アゼチジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノ
キシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例252、100mg、0.21mmol
)、3-メチルスルホニルプロパン酸(36mg、0.23mmol)、HATU(16
1mg、0.424mmol)、及びトリエチルアミン(43mg、0.42mmol)
の溶液を室温で2時間撹拌し、次にフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記
化合物を白色の固体として得た(65mg、収率51%)。MS(ESI):C29H2
7N5O6S2の質量計算値、605.7;m/z実測値、606.0[M+H]+。1
H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.78(d,J=6.6Hz,1
H),8.31(d,J=5.5Hz,1H),7.47-7.40(m,2H),7.
35(d,J=8.6Hz,1H),7.23-7.16(m,1H),7.16-7.
05(m,3H),6.99-6.92(m,1H),5.95(d,J=5.5Hz,
1H),4.77-4.62(m,1H),4.52-4.40(m,1H),4.23
-4.10(m,2H),4.01-3.85(m,1H),2.99(s,3H),2
.60-2.51(m,2H),2.05(s,3H)。
【1568】
工程241:N-((3S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-5-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1569】
【1570】
実施例1の方法1、工程A~Hに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Gにお
いて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-ヒドロキシピペリジン-1-
カルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル(3S,4R)-3-アミ
ノ-4-フルオロピロリジン-1-カルボキシレート(中間体24)を使用して、標記化
合物を調製した。MS(ESI):C26H23N5O4Sの質量計算値、501.6;
m/z実測値、502.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):
δ 8.28(d,J=5.6Hz,1H),7.46-7.33(m,2H),7.3
3-7.23(m,1H),7.21-7.12(m,1H),7.12-7.01(m
,3H),6.99-6.93(m,1H),6.03(d,J=5.4Hz,1H),
4.61-4.56(m,1H),4.49-4.45(m,1H),3.59-3.5
4(m,1H),3.45-3.39(m,1H),3.37-3.33(m,1H),
3.24-3.12(m,1H),2.10(s,3H)。
【1571】
実施例242:(R)-5-(2-メチル-4-(2-トリルフルオロメチル)フェノ
キシ)フェニル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1572】
【1573】
工程A:(R)-5-(2-メチル-4-(2-トリフルオロメチル)フェノキシ)フ
ェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、
工程A~Hに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Aにおいてフェノールの代わ
りに2-(トリフルオロメチル)フェノールを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチ
ル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間
体1)の代わりに、(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキシレ
ートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C28H24F3N5O3S
の質量計算値、567.58;m/z実測値、568.0[M+H]+。
【1574】
工程B:(R)-5-(2-メチル-4-(2-トリルフルオロメチル)フェノキシ)
フェニル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DCM
(10mL)中の(R)-5-2-メチル-4-(2-(トリフルオロメチル)フェノキ
シ)フェニル-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(505mg、0
.890mmol)の溶液に、ホルムアルデヒド(1mL、H2O中37重量%)及びN
aBH(OAc)3(377mg、1.78mmol)を添加し、室温で4時間撹拌した
。混合物にDCM(50mL)、MeOH(5mL)、水(30mL)、及びNH4OH
水溶液(2mL)を添加した。有機層を回収し、濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマ
トグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(77mg、収率13%)。
MS(ESI):C29H26F3N5O3Sの質量計算値、581.6;m/z実測値
、582.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.
29(d,J=5.5Hz,1H),8.12-8.02(m,1H),7.82-7.
77(m,1H),7.73-7.66(m,1H),7.41-7.33(m,2H)
,7.21-7.18(d,J=8.3Hz,1H),7.17-7.15(m,1H)
,7.05-7.00(m,1H),5.94(d,J=5.5Hz,1H),4.01
-3.94(m,1H),2.94-2.85(m,1H),2.77-2.68(m,
1H),2.27(s,3H),2.07(s,3H),2.06-1.94(m,2H
),1.82-1.75(m,1H),1.74-1.67(m,1H),1.60-1
.49(m,1H),1.42-1.33(m,1H)。
【1575】
実施例243:N-((3S,4S)-4-ヒドロキシ-1-メチルピロリジン-3-
イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1576】
【1577】
MeOH(5mL)中のN-((3S,4S)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル
)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例23
6、100mg、0.2mmol)及びホルムアルデヒド(0.5mL、H2O中37重
量%)の溶液に、NaBH(OAc)3(127mg、0.597mmol)を添加し、
室温で1時間撹拌し、濃縮乾固し、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記
化合物を白色の固体として得た(68mg、収率66%)。MS(ESI):C27H2
5N5O4Sの質量計算値、515.6;m/z実測値、516.0[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.26(dd,J=5.6Hz,1.0
,1H),7.44-7.33(m,2H),7.31-7.25(m,1H),7.1
9-7.11(m,1H),7.11-7.02(m,3H),7.00-6.91(m
,1H),6.01(d,J=5.6Hz,1H),4.35-4.25(m,2H),
3.15-3.03(m,2H),2.74-2.65(m,1H),2.64-2.5
7(m,1H),2.45(s,3H),2.10(s,3H)。
【1578】
実施例244:N-((3S,4S)-4-メトキシ-1-メチルピロリジン-3-イ
ル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1579】
【1580】
MeOH(5mL)中のN-((3S,4S)-4-メトキシピロリジン-3-イル)
-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例245
、100mg、0.19mmol)及びホルムアルデヒド(0.5mL、H2O中37重
量%)の溶液に、NaBH(OAc)3(123mg、0.582mmol)を添加し、
室温で1時間撹拌し、濃縮乾固し、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記
化合物を白色の固体として得た(63mg、収率60%)。MS(ESI):C28H2
7N5O4Sの質量計算値、529.6;m/z実測値、530.0[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.30(d,J=5.4Hz,1H),
7.48-7.35(m,2H),7.35-7.28(m,1H),7.23-7.1
3(m,1H),7.13-7.02(m,3H),7.03-6.93(m,1H),
6.05(d,J=5.4Hz,1H),4.53-4.39(m,1H),4.01-
3.87(m,1H),3.41(s,3H),3.18-2.97(m,2H),2.
78-2.57(m,2H),2.44(s,3H),2.19-2.07(m,3H)
。
【1581】
工程245:N-((3S,4S)-4-メトキシピロリジン-3-イル)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1582】
【1583】
実施例1の方法1、工程A~Hに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Gにお
いて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-メトキシピペリジン-1-カ
ルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル(3S,4S)-3-アミノ
-4-フルオロピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
MS(ESI):C27H25N5O4Sの質量計算値、515.6;m/z実測値、5
16.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.17(d
,J=5.6Hz,1H),7.39-7.32(m,2H),7.25-7.19(m
,1H),7.16-7.09(m,1H),7.08-7.00(m,3H),6.9
8-6.90(m,1H),5.91(d,J=5.6Hz,1H),4.53-4.4
6(m,1H),4.04-3.96(m,1H),3.49-3.44(m,1H),
3.43(s,3H),3.41-3.37(m,1H),3.22-3.12(m,2
H),2.07(s,3H)。
【1584】
実施例246:N-(1-(3-メトキシプロパノイル)アゼチジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1585】
【1586】
MeOH(10mL)中のN-(1-アクリロイルアゼチジン-3-イル)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例109、95mg
、0.18mmol)の溶液に、NaHCO3(49mg、0.91mmol)を添加し
、60℃で2時間撹拌し、濃縮乾固し、残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィで精
製して、標記化合物を黄色の固体として得た(33mg、収率32%)。MS(ESI)
:C29H27N5O5Sの質量計算値、557.6;m/z実測値、558.1[M+
H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.32(d,J=5.5,
1H),7.44-7.35(m,2H),7.32-7.26(m,1H),7.22
-7.13(m,1H),7.11-7.03(m,3H),7.00-6.94(m,
1H),6.06(d,J=5.5,1H),4.79-4.74(m,1H),4.6
0-4.52(m,1H),4.36-4.29(m,1H),4.29-4.19(m
,1H),4.08-3.98(m,1H),3.64(t,J=6.0,2H),3.
33(s,3H),2.40(t,J=6.1,2H),2.12(s,3H)。
【1587】
実施例247:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(
4-メチルペンテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1588】
【1589】
無水DMF(5mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、100mg、0.
2mmol)及び(E)-4-メチルペンタ-2-エン酸(500mg、4.4mmol
)の溶液に、HATU(228mg、0.600mmol)及びジイソプロピルエチルア
ミン(130mg、1.0mmol)を添加し、室温で終夜撹拌した。反応混合物をフラ
ッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(16m
g、収率13%)。MS(ESI):C33H33N5O4Sの質量計算値、595.7
;m/z実測値、596.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3)
:δ 9.61-9.34(m,1H),8.34(d,J=5.3Hz,1H),7.
43-7.34(m,2H),7.20-7.13(m,2H),7.12-7.05(
m,2H),7.00(s,1H),6.96-6.93(m,1H),6.26-6.
15(m,1H),6.04-5.94(m,1H),4.17-4.04(m,1H)
,3.96-3.79(m,1H),3.69-3.55(m,1H),2.56-2.
35(m,1H),2.10(s,3H),2.08-1.83(m,2H),1.81
-1.59(m,5H),1.161-0.96(m,6H)。
【1590】
実施例248:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルアゼ
チジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1591】
【1592】
MeOH(5mL)中のN-(アゼチジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェ
ノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例252、100mg、0.2mmol
)及びホルムアルデヒド(33mg、1.1mmol、H2O中37重量%)の溶液に、
NaBH(OAc)3(135mg、0.637mmol)を添加し、室温で終夜撹拌し
た。2MのNaOHでpH>7までpHを調整し、次に濃縮乾固させ、フラッシュカラム
クロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(41mg、収率39
%)。MS(ESI):C26H23N5O3Sの質量計算値、485.6;m/z実測
値、486.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6及びCD3
ODの混合物):δ 8.22(d,J=4.9,1H),7.44-7.32(m,2
H),7.30-7.21(m,1H),7.19-7.10(m,1H),7.10-
6.98(m,3H),6.97-6.84(m,1H),5.89(d,J=5.4,
1H),4.57-4.41(m,1H),3.79-3.69(m,2H),3.37
-3.25(m,2H),2.41(s,3H),2.03(s,3H)。
【1593】
実施例249:(S)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N
-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1594】
【1595】
工程A:(S)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~H(*Sア
トロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)と同様の方法で、工程G
において、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1
-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル(3S)-3-アミノピ
ペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
【1596】
工程B:(S)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1
-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。Ar下で撹拌棒を備えた炉乾
燥したマイクロ波バイアルに、(S)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフ
ェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(103.2mg、0
.168mmol)、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(25.5mg、0.407mmo
l)、及びMeOH(4mL)を添加し、氷浴中で0℃まで冷却した。次に、ホルムアル
デヒド水溶液(0.014mL、H2O中37重量%)をセプタムキャップを通してシリ
ンジを介して添加した。反応物を室温までゆっくりと加温し、室温で更に30分間撹拌し
た。粗反応混合物を濾過し、HPLCで精製して、標記化合物を得た(16.2mg、収
率18.8%)。MS(ESI):C28H27N5O3Sの質量計算値、513.6;
m/z実測値、514.0[M+H]+。1H NMR(500MHz,CD3OD):
δ 8.28(d,J=5.6Hz,1H),7.45-7.33(m,2H),7.2
9(d,J=8.5Hz,1H),7.21-6.89(m,5H),6.03(d,J
=5.5Hz,1H),4.24-4.05(m,1H),3.03-2.85(m,1
H),2.79-2.59(m,1H),2.34(s,3H),2.28-2.04(
m,5H),1.98-1.39(m,4H)。
【1597】
実施例250:(R)-5-(4-(シクロヘキシルオキシ)-2-メチルフェニル)
-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1598】
【1599】
工程A:2-クロロ-4-[4-(シクロヘキソキシ)メトキシ-2-メチルアニリノ
]ピリジン-3-カルボニトリル。THF(20mL)中の2-クロロ-4-(4-ヒド
ロキシ-2-メチルアニリノ)ピリジン-3-カルボニトリル(中間体14)(1.0g
、3.9mmol)、シクロヘキサノール(1.16g、11.5mmol)、及びPP
h3(1.5g、5.7mmol)の冷溶液(0℃)に、DIAD(1.17g、5.7
9mmol)を添加し、室温で終夜撹拌した。混合物を濃縮乾固し、残渣をフラッシュカ
ラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(400mg、収
率30%)。MS(ESI):C19H20ClN3Oの質量計算値、341.84;m
/z実測値、342.0[M+H]+。
【1600】
工程B:(R)-5-(4-(シクロヘキシルオキシ)-2-メチルフェニル)-N-
(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程
D~Gと同様の方法で、工程Dにおいて、2-クロロ-4-(2-メチル-4-フェノキ
シアニリノ)ピリジン-3-カルボニトリルの代わりに、2-クロロ-4-[4-(シク
ロヘキソキシ)-2-メチルアニリノ]ピリジン-3-カルボニトリルを使用し、工程G
において、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1
-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、(3R)-1-メチルピペリジン-3-ア
ミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C28H33N5O3Sの質
量計算値、519.7;m/z実測値、520.1[M+H]+。1H NMR(400
MHz,CD3OD):δ 8.48(s,1H),8.37-8.32(m,1H),
7.26-7.19(m,1H),7.06-7.00(m,1H),6.99-6.9
4(m,1H),6.11-6.05(m,1H),4.52-4.37(m,1H),
4.37-4.25(m,1H),3.49-3.40(m,1H),3.28-3.2
0(m,1H),2.86-2.73(m,5H),2.14(s,3H),2.08-
2.00(m,4H),1.89-1.81(m,3H),1.72-1.50(m,5
H),1.46-1.37(m,2H)。
【1601】
実施例251:N-(1-エチルアゼチジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1602】
【1603】
MeOH(10mL)中のN-(アゼチジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例252、100mg、0.20mm
ol)及びアセトアルデヒド(0.5mL)の溶液に、NaBH(OAc)3(209m
g、0.985mmol)を添加し、室温で1時間撹拌し、濃縮乾固し、フラッシュカラ
ムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(50mg、収率5
1%)。MS(ESI):C27H25N5O3Sの質量計算値、499.6;m/z実
測値、500.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ
8.67(s,1H),8.27(d,J=4.9Hz,1H),7.49-7.38(
m,2H),7.36-7.27(m,1H),7.23-7.15(m,1H),7.
15-7.03(m,3H),7.00-6.90(m,1H),5.90(d,J=5
.3Hz,1H),4.52-4.38(m,1H),3.68-3.60(m,2H)
,3.11-3.20(m,2H),2.61-2.50(m,2H),2.05(s,
3H),0.95-0.83(m,3H)。
【1604】
実施例252:N-(アゼチジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド。
【1605】
【1606】
実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、tert-ブチル3-アミノアゼチジン-1-カルボキシレートを使用して
、標記化合物を調製した。MS(ESI):C25H21N5O3Sの質量計算値、47
1.5;m/z実測値、472.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMS
O-d6):δ 8.95(s,1H),8.86(d,J=6.5Hz,1H),8.
36(d,J=5.5Hz,1H),7.52-7.34(m,3H),7.24-7.
15(m,1H),7.15-7.08(m,3H),7.04-6.95(m,1H)
,6.01(d,J=5.4Hz,1H),4.88-4.66(m,1H),4.21
-4.02(m,4H),2.06(s,3H)。
【1607】
実施例253:(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N
-(1-(2-メチルアミノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド。
【1608】
【1609】
工程A:(R)-tert-ブチルメチル-(2-(3-(5-(*R)-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-2-
オキソエチル)カルバメート。DMF(3mL)中の(R)-5-(*R)-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
(実施例300、104mg、0.194mmol)、2-[tert-ブトキシカルボ
ニル(メチル)アミノ]酢酸(中間体21)(44mg、0.23mmol)、HATU
(96mg、0.25mmol)、及びトリエチルアミン(0.108mL、0.776
mmol)の溶液を室温で終夜撹拌し、次にフラッシュカラムクロマトグラフィで精製し
て、標記化合物を白色の固体として得た(100mg、77%)。
【1610】
工程B:(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1
-(2-メチルアミノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。H
Cl/MeOH(2M、3mL)中の(R)-tert-ブチルメチル(2-(3-(5
-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリ
ジン-1-イル)-2-オキソエチル)カルバメート(100mg、0.15mmol)
の溶液を、室温で4時間撹拌し、濃縮乾固させた。飽和NaHCO3でpH>7までpH
を調整し、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体とし
て得た(60mg、収率70%)。MS(ESI):C30H30N6O4Sの質量計算
値、570.7;m/z実測値、571.3[M+H]+。1H NMR(400MHz
,CD3OD):δ 8.09-7.96(m,1H),7.41-7.34(m,2H
),7.20-7.11(m,2H),7.10-7.05(m,2H),7.04-7
.00(m,1H),6.98-6.92(m,1H),5.84-5.71(m,1H
),4.24-3.90(m,2H),3.86-3.77(m,1H),3.66-3
.55(m,1H),3.53-3.42(m,2H),3.27-3.20(m,1H
),2.40-2.30(m,3H),2.14-2.03(m,4H),1.95-1
.76(m,2H),1.66-1.53(m,1H)。
【1611】
実施例254:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-
メトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1612】
【1613】
実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに4-メトキシアニリンを使用し、工程Gにおいてtert-ブ
チル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中
間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキシレ
ートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C24H23N5O4Sの質
量計算値、477.5;m/z実測値、477.9[M+H]+。1H NMR(400
MHz,DMSO-d6):δ 10.15(d,J=16.5Hz,1H),8.33
(d,J=5.5Hz,1H),8.13-8.02(m,1H),7.38(d,J=
8.9Hz,2H),7.14(d,J=9.0Hz,2H),6.90-6.72(m
,1H),6.12(d,J=16.7Hz,1H),6.02(d,J=5.5Hz,
1H),5.70(d,J=1.0Hz,1H),4.50-4.21(m,1H),4
.09-3.99(m,1H),3.85(s,3H),3.79(s,1H),3.1
7-2.94(m,1H),2.82-2.60(m,1H),1.96-1.94(m
,1H),1.81-1.78(m,1H),1.74-1.59(m,1H),1.4
4(brs,1H)。
【1614】
実施例255:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-
フルオロフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1615】
【1616】
実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに4-フルオロアニリンを使用し、工程Gにおいてtert-ブ
チル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中
間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキシレ
ートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C23H20FN5O3Sの
質量計算値、465.5;m/z実測値、466.1[M+H]+。1H NMR(40
0MHz,DMSO-d6):δ 10.27(s,1H),8.33(d,J=5.5
Hz,1H),8.16-8.07(m,1H),7.56-7.53(m,2H),7
.47-7.43(m,2H),6.90-6.70(m,1H),6.11(d,J=
17.0Hz,1H),6.03(d,J=5.5Hz,1H),5.69(d,J=1
2.2Hz,1H),4.53-4.16(m,1H),4.12-3.95(m,1H
),3.79(brs,1H),3.17-2.94(m,1H),2.83-2.65
(m,1H),1.97-1.94(m,1H),1.81-1.78(m,1H),1
.74-1.59(m,1H),1.44(brs,1H)。
【1617】
実施例256:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-
クロロフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1618】
【1619】
実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに4-クロロアニリンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチ
ル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間
体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキシレー
トを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C23H20ClN5O3Sの
質量計算値、482.0;m/z実測値、482.1[M+H]+。1H NMR(40
0MHz,DMSO-d6):δ 10.27(s,1H),8.31(d,J=5.5
Hz,1H),8.15(s,1H),7.68(d,J=8.7Hz,2H),7.5
1(d,J=8.5Hz,2H),6.89-6.71(m,1H),6.11(d,J
=16.6Hz,1H),6.04(d,J=5.4Hz,1H),5.69(dd,J
=10.5,2.2Hz,1H),4.52-4.12(m,1H),4.09-3.9
5(m,1H),3.79(s,1H),3.16-2.97(m,1H),2.85-
2.63(m,1H),2.00-1.90(m,1H),1.81-1.77(m,1
H),1.72-1.62(m,1H),1.43(s,1H)。
【1620】
実施例257:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-フェニル-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド。
【1621】
【1622】
実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりにアニリンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,
5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代
わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用
して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C23H21N5O3Sの質量計算値、
447.5;m/z実測値、448.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,C
D3OD):δ 8.30-8.23(m,1H),7.65-7.50(m,3H),
7.49-7.38(m,2H),6.85-6.69(m,1H),6.26-6.1
3(m,1H),6.11-6.02(m,1H),5.79-5.64(m,1H),
4.61-4.23(m,1H),4.21-3.86(m,2H),3.20-3.0
9(m,1H),2.95-2.80(m,1H),2.10-1.97(m,1H),
1.91-1.80(m,1H),1.77-1.66(m,1H),1.62-1.4
7(m,1H)。
【1623】
実施例258:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(2-メチルピペ
リジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1624】
【1625】
実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、tert-ブチル4-アミノ-2-メチルピペリジン-1-カルボキシレー
ト(中間体1)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C28H27N5
O3Sの質量計算値、513.6;m/z実測値、514.7[M+H]+。1H NM
R(400MHz,CD3OD及びDMSO-d6):δ 8.30(d,J=5.5H
z,1H),7.46-7.34(m,2H),7.30(d,J=8.6Hz,1H)
,7.18-7.10(m,1H),7.09-6.97(m,3H),6.96-6.
86(m,1H),5.97(d,J=5.5Hz,1H),4.09-3.99(m,
1H),3.37-3.17(m,2H),3.06-2.85(m,1H),2.09
-1.92(m,5H),1.78-1.62(m,1H),1.60-1.50(m,
1H),1.23(d,J=6.5Hz,3H)。
【1626】
実施例259:N-((3R,5R)-5-メトキシ-1-メチルピペリジン-3-イ
ル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1627】
【1628】
工程A:(3R,5R)-tert-ブチル3-メトキシ-5-(5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート
。実施例1の方法1、工程A~Gと同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(
3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1
)の代わりに、tert-ブチル(3R,5S)-3-アミノ-5-メトキシピペリジン
-1-カルボキシレート(中間体29)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ES
I):C33H35N5O6Sの質量計算値、629.73;m/z実測値、630.3
[M+H]+。
【1629】
工程B:N-((3R,5R)-5-メトキシピペリジン-3-イル)-5-(2-メ
チル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。MeOH(15mL)中の(
3R,5R)-tert-ブチル3-メトキシ-5-(5-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(250mg
、0.397mmol)を室温で約2時間、濃HCl(2mL)で処理した。混合物を濃
縮乾固させ、標記化合物を得(150mg、収率97%)、それを更に精製することなく
次の工程を実行した。MS(ESI):C28H27N5O4Sの質量計算値、629.
73;m/z実測値、630.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3O
D):δ 8.24(d,J=5.6Hz,1H),7.45-7.35(m,2H),
7.29-7.23(m,1H),7.19-7.12(m,1H),7.11-7.0
2(m,3H),7.01-6.93(m,1H),5.98(d,J=5.6Hz,1
H),4.41-4.25(m,1H),3.62-3.54(m,1H),3.41-
3.37(m,3H),3.22-3.13(m,1H),3.10-3.01(m,1
H),2.80-2.72(m,1H),2.70-2.59(m,1H),2.28-
2.15(m,1H),2.11(s,3H),1.87-1.75(m,1H)。
【1630】
工程C:N-((3R,5R)-5-メトキシ-1-メチルピペリジン-3-イル)-
4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(5mL)中のN-(
(3R,5R)-5-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェ
ノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド(80mg、0.15mmol)の溶液をホル
ムアルデヒド(1.0mL、H2O中37重量%)で処理した。撹拌した反応混合物にN
aBH(OAc)3(65mg、0.31mmol)を添加し、室温で1時間撹拌し、濃
縮乾固し、残渣を順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)で精製して、標記
化合物を黄色の固体として得た(38mg、収率46%)。MS(ESI):C29H2
9N5O4Sの質量計算値、543.6;m/z実測値、544.3[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.29(d,J=5.5Hz,1H),
7.47-7.35(m,2H),7.34-7.25(m,1H),7.21-7.1
3(m,1H),7.12-7.01(m,3H),7.00-6.93(m,1H),
6.04(d,J=5.5Hz,1H),4.51-4.36(m,1H),3.65-
3.55(m,1H),3.37(s,3H),2.95-2.69(m,2H),2.
45-2.31(m,4H),2.28-2.19(m,1H),2.11(s,3H)
,2.05-1.93(m,1H),1.80-1.67(m,1H)。
【1631】
実施例260:(R)-N-(1-(2-クロロ-3-メチルブテ-2-ノイル)ピペ
リジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド。
【1632】
【1633】
DMF(5mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、150mg、0.28
mmol)、2-クロロ-3-メチルブタ-2-エン酸(75mg、0.56mmol)
、HATU(138mg、0.364mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(90m
g、0.70mmol)の溶液を室温で2時間撹拌した。混合物をHPLCで精製して、
標記化合物を白色の固体として得た(103mg、収率59.6%)。MS(ESI):
C32H30ClN5O4Sの質量計算値、616.1;m/z実測値、616.3[M
+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.36-8.31(m,
1H),7.44-7.37(m,2H),7.34-7.28(m,1H),7.21
-7.14(m,1H),7.12-7.04(m,3H),7.01-6.95(m,
1H),6.11-6.06(m,1H),4.52-4.23(m,1H),4.05
-3.71(m,2H),3.23-3.09(m,1H),3.00-2.87(m,
1H),2.15-2.03(m,4H),1.94-1.78(m,7H),1.76
-1.54(m,2H)。
【1634】
実施例261:(R,Z)-N-(1-(2-フルオロブテ-2-ノイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1635】
【1636】
実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(
3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1
)の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレー
トを使用し、実施例260で見られるものと同様の方法を使用して、2-クロロ-3-メ
チルブタ-2-エン酸の代わりに(EZ)-2-フルオロブタ-2-エン酸を使用して、
標記化合物を調製した。MS(ESI):C31H28FN5O4Sの質量計算値、58
5.6;m/z実測値、586.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMS
O-d6):δ 8.29(d,J=5.5Hz,1H),8.16(s,1H),7.
47-7.37(m,2H),7.36-7.27(m,1H),7.21-7.14(
m,1H),7.13-7.02(m,3H),6.98-6.90(m,1H),5.
92(d,J=5.2Hz,1H),5.68-5.45(m,1H),4.30-3.
95(m,1H),3.93-3.73(m,2H),3.15-2.70(m,2H)
,2.03(s,3H),1.96-1.88(m,1H),1.84-1.71(m,
1H),1.69-1.60(m,3H),1.59-1.49(m,1H),1.48
-1.37(m,1H)。
【1637】
実施例262:N-(1-メチル-5-オキソピロリジン-3-イル)-4-オキソ-
5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1638】
【1639】
実施例1の方法1、工程A~Gと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピロリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、4-アミノ-1-メチルピペリジン-2-オンを使用して、標記化合物を調
製した。MS(ESI):C27H23N5O4Sの質量計算値、513.6;m/z実
測値、514.7[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6/CD3
OD):δ 8.28-8.21(m,1H),7.41-7.32(m,2H),7.
28-7.23(m,1H),7.15-7.09(m,1H),7.08-7.02(
m,2H),7.02-6.98(m,1H),6.93-6.89(m,1H),5.
96-5.88(m,1H),4.57-4.50(m,1H),3.71-3.66(
m,1H),3.33-3.26(m,1H),2.73(s,3H),2.67-2.
60(m,1H),2.42-2.34(m,1H),2.02(s,3H)。
【1640】
実施例263:(R)-N-(1-(2-フルオロ-3-メチルブテ-2-ノイル)ピ
ペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド。
【1641】
【1642】
DMF(4mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、200mg、0.37
mmol)、2-フルオロ-3-メチルブタ-2-エン酸(中間体30,88mg、0.
75mmol)、HATU(284mg、0.746mmol)、及びトリエチルアミン
(75mg、0.75mmol)の溶液を室温で2時間撹拌し、次にフラッシュカラムク
ロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(135mg、収率60
.3%)。MS(ESI):C32H30FN5O4Sの質量計算値、599.7;m/
z実測値、600.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):
δ 10.50-10.01(br,1H),8.31(d,J=5.4Hz,1H),
8.15-8.00(m,1H),7.48-7.38(m,2H),7.37-7.3
1(m,1H),7.21-7.13(m,1H),7.12-7.04(m,3H),
7.01-6.88(m,1H),5.95(d,J=5.5Hz,1H),4.45-
3.98(m,1H),3.88-3.53(m,2H),3.17-2.93(m,1
H),2.85-2.63(m,1H),2.03(s,3H),1.97-1.85(
m,1H),1.85-1.72(m,1H),1.71-1.55(m,7H),1.
47-1.33(m,1H)。
【1643】
実施例264:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-(ペンタフルオロチオ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1644】
【1645】
工程A:2-メチル-4-(ペンタフルオロ-{6}-スルファニル)アニリン。エタ
ノール(50mL)中のペンタフルオロ-(3-メチル-4-ニトロフェニル)-{6}
-スルファン(1.5g、5.7mmol)の撹拌した溶液に、0℃でFe粉末(1.2
7g、22.8mmol)を添加し、続いて濃HCl(2.5mL)をゆっくりと添加し
た。混合物を室温で更に1時間撹拌し、次に反応物を氷水に注ぎ、炭酸ナトリウムで中和
し、DCMで抽出し、無水Na2SO4で乾燥し、濾過し、濃縮乾固させて標記化合物を
黄色の油状物として得た(1.13g、収率85.0%)。
【1646】
工程B:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル
-4-(ペンタフルオロチオ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、
工程C~Iと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わ
りに2-メチル-4-(ペンタフルオロ-{6}-スルファニル)アニリンを使用し、工
程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-
1-カルボキシレート(中間体1)の代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピ
ロリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):
C23H20F5N5O3S2の質量計算値、573.6;m/z実測値、574.2[
M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.37-8.30(m
,1H),8.03-7.97(m,1H),7.93-7.86(m,1H),7.6
5-7.57(m,1H),6.69-6.54(m,1H),6.33-6.22(m
,1H),6.08-6.01(m,1H),5.80-5.72(m,1H),4.6
5-4.54(m,1H),4.04-3.53(m,4H),2.40-1.99(m
,5H)。
【1647】
実施例265:(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メ
チルピロリジン-2-イル)メチル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1648】
【1649】
工程A:(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(
ピロリジン-2-イルメチル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法
で、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリ
ジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル(2S)-2-
(アミノメチル)ピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した
。
【1650】
工程B:(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルピ
ロリジン-2-イル)メチル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。MeOH(2mL)中の(S)
-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピロリジン-2-
イルメチル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド(150mg、0.30mmol)の溶液に、ホルムアルデヒド
(1mL、H2O中37重量%)をゆっくり添加し、10分間撹拌した。次に、NaBH
(OAc)3(127mg、0.600mmol)をゆっくり添加し、混合物を2時間撹
拌した後、NaOHを添加し、混合物をフラッシュカラムクロマトグラフィ後、分取TL
Cで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(43mg、収率28%)。MS(E
SI):C28H27N5O3Sの質量計算値、513.6;m/z実測値、514.0
[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 8.34(d,J=5
.5Hz,1H),7.45-7.34(m,2H),7.20-7.14(m,2H)
,7.12-7.07(m,2H),7.02-6.99(m,1H),6.97-6.
93(m,1H),5.99(d,J=5.5Hz,1H),3.81-3.66(m,
1H),3.43-3.28(m,1H),3.28-3.12(m,1H),2.73
-2.53(m,1H),2.43(s,3H),2.39-2.30(m,1H),2
.12(s,3H),2.05-1.90(m,1H),1.85-1.72(m,2H
),1.71-1.62(m,1H)。
【1651】
実施例266:N-((3R,5S)-5-ヒドロキシ-1-メチルピペリジン-3-
イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1652】
【1653】
工程A:N-((3R,5S)-5-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A
~Hと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5S)-3-アミノ-5
-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチ
ル(3R,5S)-3-アミノ-5-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレート(中
間体2)を使用して、標記化合物を調製した。
【1654】
工程B:N-((3R,5S)-5-ヒドロキシ-1-メチルピペリジン-3-イル)
-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。MeOH(2
mL)中のN-((3R,5R)-5-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(80mg、0.16mmo
l)及びホルムアルデヒド(0.3mL、H2O中37重量%)の溶液に、NaBH(O
Ac)3(67mg、0.32mmol)を添加し、室温で終夜撹拌し、濃縮乾固し、フ
ラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(70
mg、収率85%)。MS(ESI):C28H27N5O4Sの質量計算値、529.
6;m/z実測値、530.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD
):δ 8.34(d,J=5.6Hz,1H),7.44-7.36(m,2H),7
.33-7.28(m,1H),7.21-7.14(m,1H),7.12-7.05
(m,3H),7.02-7.95(m,1H),6.09(d,J=5.6Hz,1H
),4.41-4.27(m,1H),4.10-4.39(m,1H),3.13-2
.97(m,2H),2.87-2.47(m,5H),2.16-2.04(m,4H
),1.78-1.64(m,1H)。
【1655】
実施例267:(S)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-N-(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1656】
【1657】
実施例1の方法1、工程A~G(*Rアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)と類似の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-
3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、
(3S)-テトラヒドロピラン-3-アミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(
ESI):C27H24N4O4Sの質量計算値、500.6;m/z実測値、501.
3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD及びDMSO-d6):δ
8.42(d,J=5.5Hz,1H),7.56-7.47(m,2H),7.45-
7.37(m,1H),7.32-7.24(m,1H),7.22-7.14(m,3
H),7.09-7.05(m,1H),6.11(d,J=5.5Hz,1H),4.
09-4.02(m,1H),3.98-3.95(m,1H),3.94-3.84(
m,1H),3.47-3.38(m,1H),3.37-3.31(m,1H),2.
19(s,3H),2.11-2.01(m,1H),1.86-1.67(m,3H)
。
【1658】
実施例268:N-((3R,5S)-5-メトキシピペリジン-3-イル)-5-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1659】
【1660】
実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5S)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-メトキシピペリジン-
1-カルボキシレート(中間体29)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI
):C28H27N5O4Sの質量計算値、529.6;m/z実測値、530.2[M
+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.38-8.31(m,
1H),7.45-7.36(m,2H),7.33-7.26(m,1H),7.22
-7.12(m,1H),7.12-7.04(m,3H),7.02-6.93(m,
1H),6.14-6.05(m,1H),4.48-4.38(m,1H),3.82
-3.72(m,1H),3.52(s,3H),3.40-3.31(m,2H),3
.28-3.19(m,2H),2.27-2.17(m,1H),2.16-2.08
(m,3H),2.07-2.00(m,1H)。
【1661】
実施例269:(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
N-(ピロリジン-2-イルメチル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1662】
【1663】
実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、tert-ブチル(2S)-2-(アミノメチル)ピロリジン-1-カルボ
キシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H25N5O3
Sの質量計算値、499.6;m/z実測値、500.1[M+H]+。1H NMR(
400MHz,CDCl3):δ 8.33-8.26(m,1H),7.42-7.3
5(m,2H),7.23-7.14(m,2H),7.12-7.06(m,2H),
7.02-6.98(m,1H),6.98-6.92(m,1H),6.54(br,
1H),6.03-5.90(m,1H),3.59-3.51(m,1H),3.47
-3.39(m,1H),3.29-3.19(m,1H),3.02-2.92(m,
2H),2.15-2.08(m,3H),1.97-1.90(m,1H),1.88
-1.79(m,1H),1.78-1.69(m,1H),1.51-1.41(m,
1H)。
【1664】
実施例270:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)フェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド。
【1665】
【1666】
実施例1の方法1、工程D~Iと同様の方法で、工程Dにおいて、2-クロロ-4-(
2-メチル-4-フェノキシアニリノ)ピリジン-3-カルボニトリルの代わりに、2-
クロロ-4-(2-メチル-4-テトラヒドロピラン-4-イルオキシアニリノ)ピリジ
ン-3-カルボニトリル(中間体31)を使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(
3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1
)の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-フルオロピロリジン-1-カルボキシレ
ートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C28H29N5O5Sの質
量計算値、547.6;m/z実測値、548.1[M+H]+。1H NMR(400
MHz,CD3OD):δ 8.31-8.25(m,1H),7.25-7.20(m
,1H),7.05-7.01(m,1H),6.99-6.95(m,1H),6.6
5-6.49(m,1H),6.31-6.22(m,1H),6.04-5.97(m
,1H),5.77-5.69(m,1H),4.67-4.55(m,2H),4.0
1-3.90(m,2H),3.87-3.76(m,1H),3.76-3.65(m
,1H),3.65-3.56(m,3H),3.56-3.45(m,1H),2.3
7-2.17(m,1H),2.10(s,3H),2.08-2.00(m,3H),
1.81-1.68(m,2H)。
【1667】
実施例271:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(p-トリル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド。
【1668】
【1669】
実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりにp-トルイジンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(
3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1
)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを
使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C24H23N5O3Sの質量計算
値、461.5;m/z実測値、461.9[M+H]+。1H NMR(400MHz
,DMSO-d6):δ 10.17(d,J=16.2Hz,1H),8.33(d,
J=5.5Hz,1H),8.17-8.03(m,1H),7.41(d,J=8.2
Hz,2H),7.34(d,J=8.3Hz,2H),6.89-6.72(m,1H
),6.12(d,J=16.6Hz,1H),6.01(d,J=5.5Hz,1H)
,5.70(d,J=1.2Hz,1H),4.50-4.21(m,1H),4.12
-3.96(m,1H),3.79(s,1H),3.16-2.94(m,1H),2
.77-2.63(m,1H),2.42(s,3H),1.96-1.93(m,1H
),1.81-1.78(m,1H),1.74-1.60(m,1H),1.44(b
rs,1H)。
【1670】
実施例272:(R)-N-(5,5-ジフルオロ-1-メチルピペリジン-3-イル
)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1671】
【1672】
工程A:(R)-N-(5,5-ジフルオロピペリジン-3-イル)-5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~H
と同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フ
ルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル(
5R)-5-アミノ-3,3-ジフルオロピペリジン-1-カルボキシレートを使用して
、標記化合物を調製した。
【1673】
工程B:(R)-N-(5,5-ジフルオロ-1-メチルピペリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。MeOH(20m
L)中の(R)-N-(5,5-ジフルオロピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル
-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(110mg、0.21mmol)
及びホルムアルデヒド(1mL、H2O中37重量%)の溶液に、NaBH(OAc)3
(218mg、1.03mmol)を添加し、室温で16時間撹拌し、濃縮乾固させてフ
ラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(70
mg、収率62%)。MS(ESI):C28H25F2N5O3Sの質量計算値、54
9.6;m/z実測値、550.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMS
O-d6):δ 10.21(s,1H),8.34(d,J=5.5Hz,1H),8
.05(d,J=7.7Hz,1H),7.48-7.42(m,2H),7.38(d
,J=8.6Hz,1H),7.24-7.15(m,1H),7.14-7.03(m
,3H),7.02-6.93(m,1H),5.98(d,J=5.5Hz,1H),
4.26-4.08(m,1H),3.03-2.93(m,1H),2.92-2.8
0(m,1H),2.35-2.20(m,5H),2.06(s,3H),2.04-
1.88(m,2H)。
【1674】
実施例273:N-(1-イソプロピルアゼチジン-3-イル)-5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1675】
【1676】
MeOH(10mL)中のN-(アゼチジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例252、150mg、0.30mm
ol)及びアセトン(1mL)の溶液に、NaBH(OAc)3(188mg、0.88
5mmol)を添加し、室温で1時間撹拌し、濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマト
グラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(103mg、収率68.1%
)。MS(ESI):C28H27N5O3Sの質量計算値、513.6;m/z実測値
、514.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.
65-8.53(m,1H),8.28(d,J=5.5Hz,1H),7.48-7.
38(m,2H),7.36-7.28(m,1H),7.24-7.15(m,1H)
,7.14-7.03(m,3H),6.99-6.92(m,1H),5.92(d,
J=5.4Hz,1H),4.48-4.29(m,1H),3.63-3.55(m,
2H),3.13-3.06(m,2H),2.46-2.39(m,1H),2.04
(s,3H),0.89(d,J=6.2Hz,6H)。
【1677】
実施例274:(R,E)-N-(1-(4,4-ジメチルペンテ-2-ノイル)ピペ
リジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド。
【1678】
【1679】
工程A:(E)-4,4-ジメチルペンタ-2-エン酸。ピリジン(20mL)中のマ
ロン酸(2000mg、19mmol)及び2,2-ジメチルプロパナール(827mg
、9.60mmol)の溶液にピペリジン(0.5mg)を添加し、混合物を終夜還流し
た。反応混合物を1MのHCl水溶液で洗浄し、DCMで抽出し、濃縮乾固させて、標記
化合物を褐色の油状物として得(1200mg)、これを更に精製することなく次の工程
で使用した。
【1680】
工程B:(R,E)-N-(1-(4,4-ジメチルペンテ-2-ノイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
無水DMF(5mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、100mg、0.2
mmol)及び(E)-4,4-ジメチルペンタ-2-エン酸(500mg、3.9mm
ol)の溶液に、HATU(228mg、0.600mmol)及びジイソプロピルエチ
ルアミン(130mg、1.0mmol)を添加し、混合物を室温で終夜撹拌した。これ
をフラッシュカラムクロマトグラフィ後、TLCで精製して、標記化合物を黄色の固体と
して得た(15mg、収率12%)。MS(ESI):C34H35N5O4Sの質量計
算値、609.7;m/z実測値、610.2[M+H]+。1H NMR(400MH
z,CDCl3):δ 9.54-9.38(m,1H),8.42-8.28(m,1
H),7.42-7.36(m,2H),7.21-7.14(m,2H),7.12-
7.06(m,2H),7.00(s,1H),6.97-6.94(m,1H),6.
19-6.11(m,1H),6.08-5.93(m,1H),4.16-4.10(
m,1H),3.81-3.43(m,4H),2.12(s,3H),1.81-1.
63(m,5H),1.13-1.01(m,9H)。
【1681】
実施例275:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(2-モルホリノ
エチル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド。
【1682】
【1683】
DCM/THF(1/1)中の2-モルホリノエタンアミン(200mg、1.5mm
ol)及びトリエチルアミン(500mg、5.0mmol)の溶液に、DCM/THF
(1/1)中の5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボニルクロリ
ド(中間体32、260mg、0.60mmol)を添加した。反応物を室温で2時間撹
拌した後、濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を
黄色の固体として得た(53mg、収率17%)。MS(ESI):C28H27N5O
4Sの質量計算値、529.6;m/z実測値、530.4[M+H]+。1H NMR
(400MHz,CDCl3):δ 9.44(br,1H),8.35(d,J=5.
5Hz,1H),7.42-7.35(m,2H),7.20-7.13(m,2H),
7.12-7.07(m,2H),7.02-6.99(m,1H),6.97-6.9
3(m,1H),6.45-6.23(m,1H),6.00(d,J=5.5Hz,1
H),3.84-3.69(m,4H),3.59-3.49(m,2H),2.73-
2.37(m,6H),2.12(s,3H)。
【1684】
実施例276:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
N-(ピロリジン-2-イルメチル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1685】
【1686】
実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、(R)-tert-ブチル2-(アミノメチル)ピロリジン-1-カルボキ
シレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H25N5O3S
の質量計算値、499.6;m/z実測値、500.1[M+H]+。1H NMR(4
00MHz,CDCl3):δ 8.31-8.24(m,1H),7.43-7.34
(m,2H),7.25-7.20(m,1H),7.20-7.14(m,1H),7
.11-7.07(m,2H),7.00-6.98(m,1H),6.98-6.94
(m,1H),6.78(br,1H),5.96-5.92(m,1H),3.62-
3.45(m,2H),3.34-3.22(m,1H),3.04-2.93(m,2
H),2.14-2.07(m,3H),1.99-1.91(m,1H),1.90-
1.81(m,1H),1.79-1.70(m,1H),1.53-1.40(m,1
H)。
【1687】
実施例277:(R,Z)-N-(1-(2-クロロブテ-2-ノイル)ピペリジン-
3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1688】
【1689】
DMF(5mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、150mg、0.28
mmol)、(Z)-2-クロロブタ-2-エン酸(67mg、0.56mmol)、H
ATU(138mg、0.364mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(90m
g、0.7mmol)の溶液を室温で2時間撹拌した。混合物をHPLCで精製して、標
記化合物を黄色の固体として得た(118mg、収率70.0%)。MS(ESI):C
31H28ClN5O4Sの質量計算値、602.1;m/z実測値、602.4[M+
H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.37-8.30(m,1
H),7.45-7.35(m,2H),7.33-7.26(m,1H),7.21-
7.14(m,1H),7.13-7.03(m,3H),7.02-6.95(m,1
H),6.22-6.13(m,1H),6.11-6.05(m,1H),4.58-
3.94(m,3H),3.23-2.92(m,2H),2.17-2.02(m,4
H),1.94-1.81(m,4H),1.79-1.56(m,2H)。
【1690】
実施例278:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(4-フェノキシ-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1691】
【1692】
実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニ
トロトルエンの代わりに4-フルオロ-1-ニトロ-2-(トリフルオロメチル)ベンゼ
ンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオ
ロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりにtert-ブチル(3R)
-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。M
S(ESI):C30H24F3N5O4Sの質量計算値、607.6;m/z実測値、
608.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.
38(s,1H),8.34(d,J=5.5Hz,1H),8.20-8.02(m,
1H),7.74(d,J=8.7Hz,1H),7.59-7.38(m,4H),7
.35-7.14(m,3H),6.90-6.65(m,1H),6.20-6.00
(m,2H),5.66(d,J=12.2Hz,1H),4.52-4.12(m,1
H),4.10-3.89(m,1H),3.84-3.63(m,1H),3.16-
2.88(m,1H),2.83-2.55(m,1H),2.05-1.85(m,1
H),1.85-1.51(m,2H),1.50-1.30(m,1H)。
【1693】
実施例279:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(m-トリル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド。
【1694】
【1695】
実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりにm-トルイジンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(
3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1
)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを
使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C24H23N5O3Sの質量計算
値、461.5;m/z実測値、461.9[M+H]+。1H NMR(400MHz
,DMSO-d6):δ 10.18(d,J=16.6Hz,1H),8.33(d,
J=5.5Hz,1H),8.16-8.05(m,1H),7.52-7.48(m,
1H),7.37(d,J=7.5Hz,1H),7.33-7.23(m,2H),6
.90-6.73(m,1H),6.12(d,J=16.6Hz,1H),6.01(
d,J=5.5Hz,1H),5.70(d,J=10.6Hz,1H),4.51-4
.21(m,1H),4.09-4.00(m,1H),3.79(s,1H),3.1
4-2.96(m,1H),2.80-2.63(m,1H),2.40(s,3H),
1.97-1.93(m,1H),1.81-1.78(m,1H),1.75-1.5
9(m,1H),1.44(brs,1H)。
【1696】
実施例280:(R)-5-(4-クロロ-3-フ(トリフルオロメチル)フェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1697】
【1698】
実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)アニリンを使用し、
工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン
-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピ
ペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):
C21H17ClF3N5O2Sの質量計算値、495.9;m/z実測値、495.8
[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.71(d,J
=7.1Hz,1H),8.23(s,1H),8.15(d,J=5.5Hz,1H)
,7.92-7.90(m,2H),7.72(dd,J=8.5,1.9Hz,1H)
,5.97(d,J=5.5Hz,1H),4.07(s,1H),3.32-3.28
(m,1H),3.14-3.11(m,1H),2.85-2.74(m,2H),1
.96-1.85(m,2H),1.72-1.51(m,2H)。
【1699】
実施例281:(R)-5-(2,3-ジメチル-4-フェノキシフェニル)-N-(
1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1700】
【1701】
工程A:(R)-5-(2,3-ジメチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法
で、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニトロトルエンの代わりに1-フルオロ-2,3
-ジメチル-4-ニトロベンゼンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5
R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わ
りにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用し
て、標記化合物を調製した。
【1702】
工程B:(R)-5-(2,3-クロロ-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチ
ルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(10mL)中の(R)-5
-(2,3-ジメチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3
-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド(167mg、0.326mmol)の溶液に、ホルムアルデヒド(
3mL、H2O中37重量%)及びNaBH(OAc)3(276mg、1.30mmo
l)を添加し、室温で4時間撹拌した。混合物にDCM(50mL)、MeOH(5mL
)、及び水(30mL)を添加した。有機層を回収し、濃縮乾固させ、TLCで精製して
、標記化合物を黄色の固体として得た(75mg、収率44%)。MS(ESI):C2
9H29N5O3Sの質量計算値、527.6;m/z実測値、528.2[M+H]+
。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.32-8.22(m,1H
),8.14-8.00(br,1H),7.41-7.35(m,2H),7.19(
d,J=7.9Hz,1H),7.13-7.07(m,1H),7.01-6.93(
m,2H),6.90(d,J=8.7Hz,1H),5.97-5.84(m,1H)
,3.96-3.90(m,1H),2.85-2.79(m,1H),2.69-2.
62(m,1H),2.20(s,3H),2.18(s,3H),2.03(s,3H
),1.95-1.86(m,2H),1.81-1.74(m,1H),1.72-1
.64(m,1H),1.56-1.46(m,1H),1.38-1.29(m,1H
)。
【1703】
実施例282:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((1-メチルピ
ロリジン-3-イル)メチル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1704】
【1705】
実施例1の方法1、工程C~Gと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、(1-メチルピロリジン-3-イル)メタンアミンを使用して、標記化合物
を調製した。MS(ESI):C28H27N5O3Sの質量計算値、513.6;m/
z実測値、514.0[M+H]+。1H NMR(500MHz,CD3OD):δ
8.46(s,1H),8.34(d,J=5.5Hz,1H),7.48-7.35(
m,2H),7.31(dd,J=8.6,1.3Hz,1H),7.22-7.13(
m,1H),7.13-7.02(m,3H),6.98(dd,J=8.6,2.8H
z,1H),6.09(d,J=5.5Hz,1H),3.56-3.33(m,5H)
,3.27-3.14(m,1H),2.92(s,3H),2.88-2.74(m,
1H),2.33-2.20(m,1H),2.12(s,3H),2.00-1.86
(m,1H)。
【1706】
実施例283:(R)-5-(4-(2-イソプロポキシフェノキシ)-2-メチルフ
ェニル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1707】
【1708】
工程A:(R)-5-(4-(2-イソプロポキシフェノキシ)-2-メチルフェニル
)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A
~Hと同様の方法で、工程Aにおいてフェノールの代わりに2-イソプロポキシフェノー
ルを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フル
オロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル(3
R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した
。
【1709】
工程B:(R)-5-(4-(2-イソプロポキシフェノキシ)-2-メチルフェニル
)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。MeOH(10
mL)中の(R)-5-(4-(2-イソプロポキシフェノキシ)-2-メチルフェニル
)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(187mg、0.315m
mol)及びホルムアルデヒド(1mL、H2O中37重量%)の溶液に、NaBH(O
Ac)3(200mg、0.95mmol)を添加し、室温で1時間撹拌し、濃縮乾固し
、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(
122mg、収率67.3%)。MS(ESI):C31H33N5O4Sの質量計算値
、571.7;m/z実測値、572.5[M+H]+。1H NMR(400MHz,
DMSO-d6):δ 8.30(d,J=5.5Hz,1H),8.15(s,1H)
,8.01(d,J=7.5Hz,1H),7.32-7.23(m,1H),7.22
-7.07(m,3H),7.03-6.88(m,2H),6.86-6.75(m,
1H),5.86(d,J=5.5Hz,1H),4.62-4.51(m,1H),4
.00-3.93(m,1H),2.95-2.84(m,1H),2.77-2.64
(m,1H),2.27(s,3H),2.02(s,5H),1.83-1.66(m
,2H),1.57-1.48(m,1H),1.48-1.33(m,1H),1.1
5(d,J=6.0Hz,6H)。
【1710】
実施例284:(R)-5-(4-シクロブトキシ-2-メチルフェニル)-N-(1
-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1711】
【1712】
DCM(2mL)中の(R)-5-(4シクロブトキシ-2-メトキシフェニル)-4
-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例605)(150mg、0
.31mmol)及びホルムアルデヒド(0.5mL、H2O中37重量%)の溶液に、
NaBH(OAc)3(200mg、0.95mmol)を添加し、室温で終夜撹拌した
。水(10mL)を添加して反応をクエンチし、DCMで抽出し、無水Na2SO4で乾
燥させ、濾過し、濃縮乾固させて、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記
化合物を黄色の固体として得た(65mg、収率42%)。MS(ESI):C26H2
9N5O3Sの質量計算値、491.6;m/z実測値、492.0[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.32-8.27(m,1H),7.2
4-7.17(m,1H),6.92-6.86(m,1H),6.86-6.78(m
,1H),6.02-5.94(m,1H),4.80-4.66(m,1H),4.3
3-4.19(m,1H),3.49-3.36(m,1H),3.27-3.17(m
,1H),2.84-2.69(m,5H),2.56-2.40(m,2H),2.1
9-2.06(m,5H),2.06-1.95(m,2H),1.92-1.58(m
,4H)。
【1713】
実施例285:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メ
チルピロリジン-2-イル)メチル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1714】
【1715】
工程A:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(
ピロリジン-2-イルメチル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法
で、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリ
ジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル(2R)-2-
アミノピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。工程B:
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルピロリジン-
2-イル)メチル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。MeOH(2mL)中の(R)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピロリジン-2-イルメチル
)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド(150mg、0.3mmol)の溶液にホルムアルデヒド(1mL、H2
O中37重量%)をゆっくり添加し、10分間撹拌した後、NaBH(OAc)3(12
7mg、0.6mmol)をゆっくりと添加し、混合物を2時間撹拌し、次にNaOH(
2mL)を添加し、混合物をフラッシュカラムクロマトグラフィ後、分取TLCで精製し
て、標記化合物を黄色の固体として得た(75mg、収率47%)。MS(ESI):C
28H27N5O3Sの質量計算値、513.6;m/z実測値、514.0[M+H]
+。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 9.05-8.96(m,1H)
,8.61-8.56(m,1H),8.34(d,J=5.5Hz,1H),7.41
-7.36(m,2H),7.19-7.14(m,2H),7.11-7.07(m,
2H),7.02-6.98(m,1H),6.96-6.92(m,1H),5.97
(d,J=5.5Hz,1H),3.86-3.79(m,1H),3.78-3.67
(m,2H),3.51-3.39(m,1H),2.87-2.74(m,4H),2
.29-2.20(m,1H),2.12(s,3H),2.10-2.02(m,2H
),1.95-1.83(m,1H)。
【1716】
実施例286:(R)-5-(4-(3,5-ジフルオロフェノキシ)-2-メチルフ
ェニル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1717】
【1718】
工程A:(R)-5-(4-(3,5-ジフルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル
)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A
~Hと同様の方法で、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びフェノール
の代わりに3,5-ジフルオロフェノール及び4-フルオロ-2-メチル-1-ニトロベ
ンゼンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フ
ルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりにtert-ブチル(3
R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した
。
【1719】
工程B:(R)-5-(4-(3,5-ジフルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル
)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(1mL
)中の(R)-5-(4-(3,5-ジフルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル)-
4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(120mg、0.22mmol
)の溶液に、ホルムアルデヒド(0.5mL、H2O中37重量%)及びNaBH(OA
c)3(140mg、0.66mmol)を添加し、室温で20分間撹拌した。水(10
mL)を添加して反応をクエンチし、DCMで抽出し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾
過し、濃縮乾固させて、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白
色の固体として得た(75mg、収率60%)。MS(ESI):C28H25F2N5
O3Sの質量計算値、549.6;m/z実測値、550.1[M+H]+。1H NM
R(400MHz,CD3OD):δ 8.29(d,J=5.5Hz,1H),7.4
2-7.33(m,1H),7.21-7.14(m,1H),7.12-7.02(m
,1H),6.74-6.61(m,3H),6.05(d,J=5.5Hz,1H),
4.22-4.09(m,1H),3.02-2.85(m,1H),2.77-2.6
4(m,1H),2.34(s,3H),2.27-2.17(m,2H),2.16(
s,3H),1.94-1.77(m,2H),1.75-1.62(m,1H),1.
56-1.42(m,1H)。
【1720】
実施例287:(R)-N-(1-(2-(ジメチルアミノ)アセチル)ピペリジン-
3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド。
【1721】
【1722】
実施例1の方法1、工程C~G(*Rアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)と同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-
3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、
1-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリジル]-2-(ジメチルアミノ)エタノン(中
間体43)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C31H32N6O4
Sの質量計算値、584.7;m/z実測値、585.4[M+H]+。1H NMR(
400MHz,CD3OD):δ 8.33-8.21(m,1H),7.48-7.3
4(m,2H),7.31-7.24(m,1H),7.20-7.14(m,1H),
7.12-7.04(m,3H),7.02-6.92(m,1H),6.05-5.9
8(m,1H),4.37-3.79(m,3H),3.63-3.40(m,2H),
3.26-2.96(m,2H),2.50-2.37(m,6H),2.12(s,3
H),2.02-1.98(m,1H),1.88-1.68(m,2H),1.68-
1.51(m,1H)。
【1723】
実施例288:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(3-トリフルオロメチル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1724】
【1725】
実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに3-(トリフルオロメチル)アニリンを使用し、工程Gにおい
てtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボ
キシレート(中間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1
-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C24H20
F3N5O3Sの質量計算値、515.5;m/z実測値、516.0[M+H]+。1
H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.25(s,1H),8.34
(d,J=5.4Hz,1H),8.12(s,1H),7.98(s,1H),7.9
4(d,J=7.4Hz,1H),7.90-7.81(m,2H),6.90-6.7
2(m,1H),6.12(d,J=16.6Hz,1H),6.03(d,J=5.5
Hz,1H),5.69(d,J=12.4Hz,1H),4.53-4.15(m,1
H),4.12-3.95(m,1H),3.80(brs,1H),3.18-2.9
4(m,1H),2.85-2.61(m,1H),1.97-1.94(m,1H),
1.81-1.79(m,1H),1.75-1.59(m,1H),1.44(brs
,1H)。
【1726】
実施例289:(S)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R
)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1727】
【1728】
実施例1の方法1、工程A~I(*Rアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)と類似の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-
3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、
tert-ブチル(3R)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、
標記化合物を調製した。MS(ESI):C30H27N5O4Sの質量計算値、553
.6;m/z実測値、554.0[M+H]+。1H NMR(500MHz,CD3O
D):δ 8.27(dd,J=7.7,5.3Hz,1H),7.46-7.35(m
,2H),7.29(dd,J=8.7,2.6Hz,1H),7.23-6.93(m
,5H),6.86-6.73(m,1H),6.25-6.12(m,1H),6.0
8-5.95(m,1H),5.82-5.66(m,1H),4.69-4.46(m
,1H),4.39-4.09(m,1H),4.06-3.83(m,1H),3.2
7-3.11(m,1H),2.98-2.85(m,1H),2.22-2.01(m
,4H),1.97-1.42(m,3H)。
【1729】
実施例290:(R)-5-(2-メチル-4-(p-トリルオキシ)フェニル)-N
-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1730】
【1731】
工程A:(R)-5-(2-メチル-4-(p-トリルオキシ)フェニル)-4-オキ
ソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~Hと同様の
方法で、工程Aにおいてフェノールの代わりにp-クレゾールを使用し、工程Gにおいて
、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボ
キシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン
-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
【1732】
工程B:(R)-5-(2-メチル-4-(p-トリルオキシ)フェニル)-N-(1
-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(5mL)中の(R)
-5-(2-メチル-4-(p-トリルオキシ)フェニル)-4-オキソ-N-(ピペリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド(92mg、0.18mmol)の溶液に、ホルムアルデヒ
ド(0.5mL、H2O中37重量%)及びNaBH(OAc)3(76mg、0.36
mmol)を添加し、室温で4時間撹拌した。混合物にDCM(50mL)、MeOH(
5mL)、及び水(30mL)を添加した。有機層を回収し、濃縮乾固させ、フラッシュ
カラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(54mg、収
率56%)。MS(ESI):C29H29N5O3Sの質量計算値、527.6;m/
z実測値、528.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):
δ 8.26(d,J=5.5Hz,1H),8.09-7.97(m,1H),7.3
2-7.27(m,1H),7.23-7.19(m,2H),7.01-6.97(m
,3H),6.92-6.87(m,1H),5.88(d,J=5.5Hz,1H),
3.95-3.88(m,1H),2.85-2.78(m,1H),2.70-2.6
1(m,1H),2.28(s,3H),2.19(s,3H),2.01(s,3H)
,1.94-1.84(m,2H),1.78-1.72(m,1H),1.70-1.
63(m,1H),1.53-1.44(m,1H),1.36-1.27(m,1H)
。
【1733】
実施例291:(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(2-(
3-メチルモルホリノ)エチル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1734】
【1735】
DCM/THF(1/1)中の2-[(3S)-3-メチルモルホリン-4-イル]エ
タンアミン(260mg、1.8mmol)及びトリエチルアミン(312mg、2.4
mmol)中の溶液に、DCM/THF(1/1)中の5-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボニルクロリド(中間体32、261mg、0.600mmo
l)を滴下し、それを室温で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮乾固させ、フラッシュカ
ラムクロマトグラフィ後、分取TLCで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(
15mg、収率4.5%)。MS(ESI):C29H29N5O4Sの質量計算値、5
43.6;m/z実測値、544.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD
Cl3):δ 8.33(d,J=5.1Hz,1H),7.44-7.34(m,2H
),7.21-7.12(m,2H),7.12-7.05(m,2H),7.01-6
.97(m,1H),6.97-6.90(m,1H),6.39-6.31(m,1H
),5.99(d,J=5.1Hz,1H),3.85-3.78(m,1H),3.7
4-3.63(m,2H),3.61-3.54(m,1H),3.42-3.34(m
,1H),3.33-3.26(m,1H),3.02-2.91(m,1H),2.8
5-2.76(m,1H),2.59-2.48(m,1H),2.43-2.31(m
,2H),2.11(s,3H),1.05-0.96(m,3H)。
【1736】
実施例292:(R,E)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-N-(1-(4-メチルアミノ)ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド。
【1737】
【1738】
工程A:(R,E)-tert-ブチルメチル(4-(3-(5-(*R)-(2-メ
チル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-4
-オキソブタ-2-エン-1-イル)カルバメート。DMF(3mL)中の(R)-5-
(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピロリジン-
3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド(実施例300、80mg、0.16mmol)、(E)-4-[
tert-ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]ブタ-2-エン酸(中間体10、52
mg、0.24mmol)、HATU(79mg、0.21mmol)及びジイソプロピ
ルエチルアミン(52mg、0.40mmol)の溶液を室温で2時間撹拌した。混合物
をHPLC後、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体
として得た(59mg、収率53%)。MS(ESI):C37H40N6O6Sの質量
計算値、696.82;m/z実測値、697.3[M+H]+。
【1739】
工程B:(R,E)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-
(1-(4-メチルアミノ)ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド;丸底フラスコに、(R,E)-tert-ブチルメチル(4-(3-(5-(
*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン
-1-イル)-4-オキソブタ-2-エン-1-イル)カルバメート(59mg、0.0
85mmol)、濃HCl(3mL)及びMeOH(3mL)を添加し、室温で1時間撹
拌した。混合物を濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化
合物を白色の固体として得た(27mg、収率49%)。MS(ESI):C32H32
N6O4Sの質量計算値、596.7;m/z実測値、597.3[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.47(s,1H),8.37-8.30
(m,1H),7.44-7.37(m,2H),7.34-7.27(m,1H),7
.21-7.14(m,1H),7.13-7.04(m,3H),7.01-6.95
(m,1H),6.92-6.82(m,1H),6.74-6.60(m,1H),6
.12-6.05(m,1H),4.54-3.91(m,3H),3.84-3.75
(m,2H),3.25-3.08(m,1H),3.00-2.81(m,1H),2
.71(s,3H),2.18-2.02(m,4H),1.94-1.83(m,1H
),1.82-1.67(m,1H),1.66-1.53(m,1H)。
【1740】
実施例293:(R)-5-(2-メチル-4-(ピリジン-3-イルオキシ)フェニ
ル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1741】
【1742】
工程A:(R)-5-(2-メチル-4-(ピリジン-3-イルオキシ)フェニル)-
4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程C~H
と同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに2-メ
チル-4-(3-ピリジルオキシ)アニリンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル
(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体
1)の代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレー
トを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C26H24N6O3Sの質量
計算値、500.57;m/z実測値、501.1[M+H]+。
【1743】
工程B:(R)-5-(2-メチル-4-(ピリジン-3-イルオキシ)フェニル)-
N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。MeOH(5mL)
中の(R)-5-(2-メチル-4-(ピリジン-3-イルオキシ)フェニル-4-オキ
ソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(100mg、0.2mmol)及びホル
ムアルデヒド(0.3mL、H2O中37重量%)の溶液に、NaBH(OAc)3(1
27mg、0.6mmol)を添加し、室温で1時間撹拌し、濃縮乾固させ、フラッシュ
カラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄褐色の固体として得た(59mg、
収率56%)。MS(ESI):C27H26N6O3Sの質量計算値、514.6;m
/z実測値、515.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ
8.43-8.38(m,1H),8.38-8.32(m,1H),8.32-8.
26(m,1H),7.63-7.54(m,1H),7.53-7.43(m,1H)
,7.41-7.33(m,1H),7.21-7.12(m,1H),7.11-7.
03(m,1H),6.13-597(m,1H),4.21-4.10(m,1H),
3.03-2.88(m,1H),2.82-2.65(m,1H),2.36(s,3
H),2.29-2.18(m,2H),2.15(s,3H),1.94-1.77(
m,2H),1.75-1.63(m,1H),1.57-1.44(m,1H)。
【1744】
実施例294:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-
クロロフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1745】
【1746】
実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに3-クロロアニリンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチ
ル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間
体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキシレー
トを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C23H20ClN5O3Sの
質量計算値、481.1;m/z実測値、482.1[M+H]+。1H NMR(40
0MHz,DMSO-d6):δ 10.26(d,J=14.5Hz,1H),8.3
5(d,J=5.5Hz,1H),8.14-8.09(m,1H),7.68(s,1
H),7.66-7.65(m,2H),7.54-7.45(m,1H),6.90-
6.71(m,1H),6.12(d,J=17.1Hz,1H),6.08(d,J=
5.5Hz,1H),5.70(d,J=1.1Hz,1H),4.50-4.48(m
,1H),3.99(s,1H),3.81(s,1H),3.16-2.95(m,1
H),2.81-2.63(m,1H),1.98-1.94(m,1H),1.86-
1.59(m,2H),1.44(s,1H)。
【1747】
実施例295:(R)-5-(4-(4-フルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル
)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1748】
【1749】
工程A:(R)-5-(4-(4-フルオロフェノキシ)-2-メチルフェノキシ)-
4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~H
と同様の方法で、工程Aにおいてフェノールの代わりに4-フルオロフェノールを使用し
、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリ
ジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-
アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
【1750】
工程B:(R)-5-(4-(4-フルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N
-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(5mL)中の
(R)-5-(4-(4-フルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-
N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド(84mg、0.16mmol)の溶液に、ホ
ルムアルデヒド(0.5mL、H2O中37重量%)及びNaBH(OAc)3(69m
g、0.33mmol)を添加し、室温で4時間撹拌した。混合物にDCM(50mL)
、MeOH(5mL)、及び水(30mL)を添加した。有機層を回収し、濃縮乾固させ
、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(
52mg、収率60%)。MS(ESI):C28H26FN5O3Sの質量計算値、5
31.6;m/z実測値、532.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,DM
SO-d6):δ 8.26(d,J=5.4Hz,1H),8.04(br,1H),
7.33-7.29(m,1H),7.28-7.22(m,2H),7.18-7.1
3(m,2H),7.05-7.01(m,1H),6.94-6.90(m,1H),
5.88(d,J=5.5Hz,1H),3.95-3.87(m,1H),2.86-
2.78(m,1H),2.70-2.62(m,1H),2.19(s,3H),2.
02(s,3H),1.94-1.84(m,2H),1.79-1.72(m,1H)
,1.70-1.63(m,1H),1.53-1.43(m,1H),1.36-1.
26(m,1H)。
【1751】
実施例296:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(2-(
3-メチルモルホリノ)エチル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1752】
【1753】
DMF(5mL)中の2-[(3R)-3-メチルモルホリン-4-イル]エタンアミ
ン(260mg、1.8mmol)及びトリエチルアミン(312mg、2.40mmo
l)の溶液に、DCM/THF(1/1)中の5-(2-メチル-4-フェノキシフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボニルクロリド(中間体32、261mg、0.600mmol)を滴
下した。反応物を室温で2時間撹拌し、濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフ
ィ後、分取TLCで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(30mg、収率9%
)。MS(ESI):C29H29N5O4Sの質量計算値、543.6;m/z実測値
、544.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 8.33
(d,J=5.5Hz,1H),7.42-7.34(m,2H),7.21-7.13
(m,2H),7.12-7.06(m,2H),7.01-6.98(m,1H),6
.97-6.91(m,1H),6.38-6.31(m,1H),5.99(d,J=
5.5Hz,1H),3.84-3.77(m,1H),3.75-3.70(m,1H
),3.69-3.62(m,1H),3.62-3.54(m,1H),3.42-3
.32(m,1H),3.32-3.26(m,1H),3.02-2.90(m,1H
),2.84-2.76(m,1H),2.59-2.47(m,1H),2.43-2
.32(m,2H),2.12(s,3H),1.04-0.97(m,3H)。
【1754】
実施例297:(R)-5-(4-(シクロペンチルオキシ)-2-メチルフェニル)
-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1755】
【1756】
DCM(2mL)中の(R)-5-(4-(シクロペンチルオキシ)-2-メチルフェ
ニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例919、80m
g、0.16mmol)の溶液に、ホルムアルデヒド(0.5mL、H2O中37重量%
)及びNaBH(OAc)3(200mg)を添加し、室温で終夜反応させた。反応をH
2O(10mL)でクエンチし、DCMで抽出し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し
、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を
黄色の固体として得た(48mg、収率58%)。MS(ESI):C27H31N5O
3Sの質量計算値、505.6;m/z実測値、506.2[M+H]+。1H NMR
(400MHz,CD3OD):δ 8.35-8.27(m,1H),7.24-7.
15(m,1H),6.97-6.91(m,1H),6.90-6.86(m,1H)
,6.08-6.00(m,1H),4.89-4.85(m,1H),4.39-4.
18(m,1H),3.65-3.50(m,1H),3.48-3.33(m,1H)
,3.04-2.90(m,2H),2.88-2.86(m,3H),2.09(s,
3H),2.08-1.99(m,2H),199-1.91(m,2H),1.89-
1.83(m,2H),1.82-1.69(m,4H),1.68-1.59(m,2
H)。
【1757】
実施例298:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(2-(1-メチ
ルピロリジン-2-イル)エチル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1758】
【1759】
実施例1の方法1、工程A~Gと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、2-(1-メチルピロリジン-2-イル)エタンアミンを使用して、標記化
合物を調製した。MS(ESI):C29H29N5O3Sの質量計算値、527.6;
m/z実測値、528.0[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO-d6
):δ 8.54-8.35(m,1H),8.35-8.17(m,1H),7.56
-6.88(m,9H),6.01-5.79(m,1H),3.13-2.96(m,
1H),2.35-1.50(m,16H)。
【1760】
実施例299:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-
メトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1761】
【1762】
工程A:(R)-5-(4-メトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピ
ロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程B~Iと同様の方法で、工程
Bにおいて2-メチル-1-ニトロ-4-フェノキシベンゼンの代わりに4-メトキシ-
2-メチル-1-ニトロベンゼンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5
R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わ
りにtert-ブチル(3R)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレートを使用し
て、標記化合物を調製した。
【1763】
工程B:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-メトキ
シ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。THF(5mL)中のトリエチルア
ミン(0.105mL、0.756mmol)の溶液に、(R)-5-(4-メトキシ-
2-メチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(160
mg、0.38mmol)を添加した。室温で5分間撹拌した後、アクリル酸(30mg
、0.42mmol)、EDCI(87mg、0.45mmol)及びHOBt(61m
g、0.45mmol)を添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌し、濃縮乾固させ
、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として
得た(27mg、収率14%)。MS(ESI):C24H23N5O4Sの質量計算値
、477.5;m/z実測値、478.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,
DMSO-d6及びCD3OD):δ 8.24(d,J=5.5,1H),7.21-
-7.11(m,1H),6.98-6.91(m,1H),6.91-6.84(m,
1H),6.60-6.43(m,1H),6.20-6.11(m,1H),5.90
(d,J=5.5,1H),5.69-5.62(m,1H),4.60-4.45(m
,6.2,1H),3.93-3.83(m,1H),3.77(s,3H),3.75
-3.67(m,1H),3.65-3.56(m,1H),3.45-3.39(m,
1H),2.26-2.08(m,1H),2.08-1.91(m,4H)。
【1764】
実施例300:(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1765】
【1766】
実施例1の方法1、工程G~Hと同様の方法で、工程Gにおいて、5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体27)及びtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン
酸(中間体63)及びtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキ
シレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H25N5O3S
の質量計算値、499.6;m/z実測値、500.2[M+H]+。1H NMR(4
00MHz,CD3OD):δ 8.21(d,J=5.5Hz,1H),7.44-7
.35(m,2H),7.28-7.21(m,1H),7.19-7.13(m,1H
),7.13-7.03(m,3H),7.00-6.92(m,1H),5.95(d
,J=5.6Hz,1H),4.24-4.07(m,1H),3.28-3.23(m
,1H),3.13-3.03(m,1H),2.91-2.73(m,2H),2.1
1(s,3H),2.07-1.98(m,1H),1.96-1.88(m,1H),
1.80-1.64(m,2H)。
【1767】
実施例301:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-
フルオロフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1768】
【1769】
実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに2-フルオロアニリンを使用し、工程Gにおいてtert-ブ
チル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中
間体1)の代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシ
レートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C22H18FN5O3S
の質量計算値、451.5;m/z実測値、452.0[M+H]+。1H NMR(4
00MHz,DMSO-d6):δ 10.38(s,1H),8.50-8.34(m
,1H),8.32(d,J=5.4Hz,1H),7.70-7.56(m,2H),
7.55-7.35(m,2H),6.69-6.42(m,1H),6.20-6.0
8(m,1H),6.05(d,J=5.2Hz,1H),5.72-5.57(m,1
H),4.59-4.33(m,1H),3.88-3.59(m,2H),3.57-
3.39(m,2H),2.23-1.91(m,2H)。
【1770】
実施例302:(R)-5-(4-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-2-メチルフ
ェニル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1771】
【1772】
工程A:(R)-5-(4-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-2-メチルフェノキ
シ)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程
A~Hと同様の方法で、工程Aにおいてフェノールの代わりに2,4-ジフルオロフェノ
ールを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フ
ルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル(
3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製し
た。
【1773】
工程B:(R)-5-(4-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル
)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。MeOH(10
mL)中の(R)-5-(4-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-2-メチルフェニル
)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(210mg、0.39mm
ol)及びホルムアルデヒド(0.5mL、H2O中37重量%)の溶液に、NaBH(
OAc)3(249mg、1.18mmol)を添加し、室温で1時間撹拌し、濃縮乾固
し、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た
(190mg、収率87%)。MS(ESI):C28H25F2N5O3Sの質量計算
値、549.6;m/z実測値、549.9[M+H]+。1H NMR(400MHz
,CD3OD):δ 8.33-8.25(m,1H),7.37-7.21(m,2H
),7.21-7.10(m,1H),7.08-6.97(m,2H),6.96-6
.87(m,1H),6.10-5.96(m,1H),4.28-4.15(m,1H
),3.28-3.17(m,1H),3.07-2.94(m,1H),2.66-2
.48(m,5H),2.11(s,3H),2.00-1.88(m,2H),1.8
3-1.70(m,1H),1.65-1.52(m,1H)。
【1774】
実施例303:(R)-5-(5-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1775】
【1776】
工程A:(R)-5-(5-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~Hと同
様の方法で、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニトロトルエンの代わりに1-ブロモ-
2-フルオロ-5-メチル-4-ニトロベンゼン(中間体45)を使用し、工程Gにおい
てtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボ
キシレート(中間体1)の代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-
1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H2
4FN5O3Sの質量計算値、517.58;m/z実測値、518.0[M+H]+。
【1777】
工程B:(R)-5-(5-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-
(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(5mL)中の(
R)-5-(5-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド(115mg、0.222mmol)の溶液に、ホ
ルムアルデヒド(0.5mL、H2O中37重量%)及びNaBH(OAc)3(94m
g、0.44mmol)を添加し、室温で4時間撹拌した。混合物にDCM(50mL)
、MeOH(5mL)、及び水(30mL)を添加した。有機層を回収し、濃縮乾固させ
、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(
68mg、収率57%)。MS(ESI):C28H26FN5O3Sの質量計算値、5
31.6;m/z実測値、532.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,DM
SO-d6):δ 8.34-8.22(m,1H),8.15(br,1H),7.5
5-7.45(m,1H),7.44-7.35(m,2H),7.24-7.18(m
,1H),7.18-7.12(m,1H),7.12-7.01(m,2H),6.0
6-5.93(m,1H),3.98-3.85(m,1H),2.87-2.78(m
,1H),2.72-2.59(m,1H),2.20(s,3H),1.99(s,3
H),1.95-1.87(m,2H),1.80-1.72(m,1H),1.70-
1.64(m,1H),1.55-1.45(m,1H),1.36-1.26(m,1
H)。
【1778】
実施例304:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2,
4-ジメチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1779】
【1780】
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2,4-ジメチルフ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程C~Gと同様の方法で、工程
Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに2,4-ジメチルアニリンを
使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピ
ペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに1-[(3R)-3-アミノピ
ロリジン-1-イル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体5)を使用して、標記化合物
を調製した。MS(ESI):C24H23N5O3Sの質量計算値、461.5;m/
z実測値、462.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):
δ 10.29-10.12(m,1H),8.48-8.34(m,1H),8.31
-8.19(m,1H),7.28-7.25(m,1H),7.23-7.13(m,
2H),6.66-6.49(m,1H),6.19-6.07(m,1H),5.87
-5.77(m,1H),5.71-5.60(m,1H),4.57-4.35(m,
1H),3.90-3.40(m,4H),2.34(s,3H),2.20-2.08
(m,1H),2.03(s,3H),2.00-1.89(m,1H)。
【1781】
実施例305:(R)-5-(5-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-N-(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1782】
【1783】
実施例1の方法1、工程A~Gと同様の方法で、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニ
トロトルエンの代わりに1-ブロモ-2-フルオロ-5-メチル-4-ニトロベンゼン(
中間体45)を使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-
5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに(3R)-テト
ラヒドロピラン-3-アミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C2
7H23FN4O4Sの質量計算値、518.6;m/z実測値、519.0[M+H]
+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.25(br,1H),
8.36-8.29(m,1H),8.01(br,1H),7.59-7.52(m,
1H),7.44-7.40(m,2H),7.23(d,J=8.8Hz,1H),7
.19-7.14(m,1H),7.11-7.07(m,2H),6.13-6.03
(m,1H),3.93-3.85(m,1H),3.82-3.73(m,2H),3
.27-3.24(m,1H),3.21-3.15(m,1H),2.02(s,3H
),1.93-1.88(m,1H),1.71-1.55(m,3H)。
【1784】
実施例306:(R)-5-(2-メチル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニ
ル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1785】
【1786】
工程A:(R)-5-(2-メチル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-
4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~H
と同様の方法で、工程Aにおいてフェノールの代わりにピリジン-2-オールを使用し、
工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジ
ン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-ア
ミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
【1787】
工程B:(R)-5-(2-メチル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-
N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。MeOH(5mL)
中の(R)-5-(2-メチル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)-4-オキソ-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド(150mg、0.30mmol)の溶液に、ホル
ムアルデヒド(1mL、H2O中37重量%)をゆっくり添加し、10分間撹拌した後、
NaBH(OAc)3(127mg、0.600mmol)をゆっくりと添加し、混合物
を2時間撹拌し、次にNaOH(2mL)を添加し、混合物をフラッシュカラムクロマト
グラフィ後、分取TLCで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(81mg、収
率52%)。MS(ESI):C27H26N6O3Sの質量計算値、514.6;m/
z実測値、515.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ
8.35(d,J=5.4Hz,1H),8.29-8.18(m,1H),7.80-
7.67(m,1H),7.25-7.21(m,1H),7.18(s,1H),7.
16-7.11(m,1H),7.09-7.03(m,1H),7.00-6.94(
m,1H),6.36-6.15(m,1H),6.07(d,J=5.4Hz,1H)
,4.31-4.17(m,1H),2.65-2.37(m,3H),2.28(s,
3H),2.22-2.10(m,4H),1.81-1.58(m,4H)。
【1788】
実施例307:(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-N-(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1789】
【1790】
実施例1の方法1、工程A~I(*Rアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)と類似の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-
3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、
(3R)-テトラヒドロピラン-3-アミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(
ESI):C27H24N4O4Sの質量計算値、500.6;m/z実測値、501.
3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD及びDMSO-d6):δ
8.42(d,J=5.5Hz,1H),7.56-7.47(m,2H),7.44-
7.34(m,1H),7.32-7.25(m,1H),7.23-7.13(m,3
H),7.07-7.01(m,1H),6.11(d,J=5.5Hz,1H),4.
12-4.00(m,1H),3.99-3.83(m,2H),3.48-3.37(
m,1H),3.36-3.31(m,1H),2.18(s,3H),2.10-1.
97(m,1H),1.86-1.66(m,3H)。
【1791】
実施例308:(S)-5-(5-フルオロ-2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-N-(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1792】
【1793】
実施例1の方法1、工程A~Gと同様の方法で、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニ
トロトルエンの代わりに1-ブロモ-2-フルオロ-5-メチル-4-ニトロベンゼン(
中間体45)を使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-
5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに(3R)-テト
ラヒドロピラン-3-アミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C2
7H23FN4O4Sの質量計算値、518.6;m/z実測値、519.0[M+H]
+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.25(br,1H),
8.34(d,J=5.4Hz,1H),7.97(br,1H),7.60-7.52
(m,1H),7.44-7.39(m,2H),7.23(d,J=8.8Hz,1H
),7.19-7.14(m,1H),7.11-7.07(m,2H),6.09(d
,J=5.5Hz,1H),3.94-3.85(m,1H),3.82-3.74(m
,2H),3.27-3.23(m,1H),3.21-3.15(m,1H),2.0
2(s,3H),1.94-1.88(m,1H),1.70-1.54(m,3H)。
【1794】
実施例309:(S)-N-(1-ベンジル-2-オキサアゼパン-3-イル)-5-
(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1795】
【1796】
実施例1の方法1、工程A~Gと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピロリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、(3S)-3-アミノ-1-ベンジル-アゼパン-2-オンを使用して、標
記化合物を調製した。MS(ESI):C35H31N5O4Sの質量計算値、617.
7;m/z実測値、618.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,Metha
nol-d4):δ 8.31(s,1H),7.51-7.37(m,2H),7.3
7-7.26(m,6H),7.23-7.14(m,1H),7.14-7.03(m
,3H),7.03-6.95(m,1H),6.09-5.99(m,1H),4.7
5-4.70(m,1H),4.62-4.57(m,1H),3.77-3.54(m
,1H),3.03-2.83(m,2H),2.13(s,3H),1.99-1.8
7(m,2H),1.79-1.65(m,3H),1.36-1.18(m,1H)。
【1797】
実施例310:(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
N-(ピペリジン-2-イルメチル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1798】
【1799】
実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、(S)-2-アミノメチル-1-N-Boc-ピペリジンを使用して、標記
化合物を調製した。MS(ESI):C28H27N5O3Sの質量計算値、513.6
2;m/z実測値、514.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3
):δ 8.45-8.22(m,1H),7.48-7.36(m,2H),7.25
-6.91(m,6H),6.40-6.15(m,1H),6.09-5.82(m,
1H),3.60-2.53(m,7H),2.23-2.07(m,3H),1.92
-1.15(m,6H)。
【1800】
実施例311:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(6-フェノキシピリダジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1801】
【1802】
工程A:6-フェノキシピリダジン-3-アミン。水(10mL)中の6-クロロピリ
ダジン-3-アミン(1.295g、10.00mmol)、フェノール(3.764g
、40.00mmol)及びNaOH(1.6g、40mmol)の溶液を190℃で1
6時間封止管中で撹拌した。混合物をEtOAcと水との間で分散させた。有機層を回収
し、濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を得た(
0.5g、収率27%)。MS(ESI):C10H9N3Oの質量計算値、187.2
0;m/z実測値、188.0[M+H]+。
【1803】
工程B:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-
(6-フェノキシピリダジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程C~Gと
同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに6-フェ
ノキシピリダジン-3-アミンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R
)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わり
に1-[(3R)-3-アミノピロリジン-1-イル]プロパ-2-エン-1-オン(中
間体5)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C26H21N7O4S
の質量計算値、527.6;m/z実測値、528.3[M+H]+。1H NMR(4
00MHz,CD3OD):δ 8.24-8.18(m,1H),7.92-7.86
(m,1H),7.59(d,J=9.2Hz,1H),7.51-7.44(m,2H
),7.32-7.24(m,3H),6.67-6.54(m,1H),6.30-6
.23(m,2H),5.77-5.72(m,1H),4.65-4.57(m,1H
),3.90-3.83(m,1H),3.76-3.69(m,1H),3.65-3
.50(m,2H),2.36-2.25(m,1H),2.22-2.12(m,1H
)。
【1804】
実施例312:N-((3R,5S)-5-メトキシ-1-メチルピペリジン-3-イ
ル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1805】
【1806】
工程A:N-((3R,5S)-5-メトキシピペリジン-3-イル)-5-(2-メ
チル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~
Hと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5S)-3-アミノ-5-
フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル
(3R,5R)-3-アミノ-5-メトキシピペリジン-1-カルボキシレート(中間体
29)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C28H27N5O4Sの
質量計算値、529.61;m/z実測値、530.2[M+H]+。1H NMR(4
00MHz,CD3OD):δ 8.38-8.31(m,1H),7.45-7.36
(m,2H),7.33-7.26(m,1H),7.22-7.12(m,1H),7
.12-7.04(m,3H),7.02-6.93(m,1H),6.14-6.05
(m,1H),4.48-4.38(m,1H),3.82-3.72(m,1H),3
.52(s,3H),3.40-3.31(m,2H),3.28-3.19(m,2H
),2.27-2.17(m,1H),2.16-2.08(m,3H),2.07-2
.00(m,1H)。
【1807】
工程B:N-((3R,5S)-5-メトキシ-1-メチルピペリジン-3-イル)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(5mL
)中のN-((3R,5S)-5-(メトキシピペリジン-3-イル)-5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(50mg、0.09mmol)
の溶液に、ホルムアルデヒド(1mL、H2O中37重量%)及びNaBH(OAc)3
(40mg、0.19mmol)を添加し、室温で30分間撹拌した。H2O(10mL
)を添加して反応をクエンチし、DCMで抽出し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し
、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を
黄色の固体として得た(40mg、収率82%)。MS(ESI):C29H29N5O
4Sの質量計算値、543.6;m/z実測値、544.2[M+H]+。1H NMR
(400MHz,CD3OD):δ 8.37-8.30(m,1H),7.45-7.
37(m,2H),7.33-7.26(m,1H),7.21-7.14(m,1H)
,7.11-7.02(m,3H),7.00-6.92(m,1H),6.12-6.
05(m,1H),4.38-4.26(m,1H),3.71-3.58(m,1H)
,3.46(s,3H),3.01-2.62(m,4H),2.53(s,3H),2
.18-2.08(m,3H),2.07-2.00(m,1H),1.86-1.72
(m,1H)。
【1808】
実施例313:(R,EZ)-N-(1-(3-シクロプロピル-2-フルオロメチル
)アクリロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド。
【1809】
【1810】
工程A:(EZ)-3-シクロプロピル-2-(トリフルオロメチル)プロパ-2-エ
ン酸。丸底フラスコに、3,3,3-トリフルオロプロパン酸(500mg、3.9mm
ol)、シクロプロパンカルバルデヒド(274mg、3.91mmol)、ピペリジン
(33mg、0.39mmol)及びピリジン(8mL)を添加し、N2下、100℃で
2時間撹拌した。混合物をHPLCで精製して、標記化合物を褐色の固体として得た(5
3mg、収率7.5%)。MS(ESI):C7H7N3O2の質量計算値、180.1
2;m/z実測値、180.1[M+H]+。
【1811】
工程B:(R,EZ)-N-(1-(3-シクロプロピル-2-フルオロメチル)アク
リロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド。DMF(5mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、1
50mg、0.28mmol)、(EZ)-3-シクロプロピル-2-(トリフルオロメ
チル)プロパ-2-エン酸(53mg、0.29mmol)、HATU(148mg、0
.390mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(77mg、0.60mmol)
の溶液を室温で2時間撹拌した。混合物をHPLC後、分取TLCで精製して、2つの異
性体の混合物である(16.81%及び83.19%)標記化合物を白色の固体として得
た(15mg、収率8.2%)。MS(ESI):C34H30F3N5O4Sの質量計
算値、661.7;m/z実測値、662.0[M+H]+。1H NMR(400MH
z,CD3OD):δ 8.40-8.30(m,1H),7.48-7.37(m,2
H),7.36-7.28(m,1H),7.23-7.15(m,1H),7.14-
7.04(m,3H),7.03-6.94(m,1H),6.15-6.03(m,1
H),5.94-5.07(m,1H),4.56-4.21(m,1H),4.10-
3.77(m,2H),3.24-2.89(m,2H),2.13(s,3H),2.
12-2.03(m,1H),1.98-1.83(m,2H),1.82-1.51(
m,2H),1.14-0.99(m,2H),0.95-0.63(m,2H)。
【1812】
実施例314:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(o-トリル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド。
【1813】
【1814】
実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに2-メチルアニリンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチ
ル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間
体1)の代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレ
ートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C23H21N5O3Sの質
量計算値、447.5;m/z実測値、448.1[M+H]+。1H NMR(400
MHz,DMSO-d6及びCD3OD):δ 8.26(d,J=5.5,1H),7
.46-7.26(m,4H),6.63-6.47(m,1H),6.22-6.11
(m,1H),5.86(d,J=5.5,1H),5.69-5.57(m,1H),
4.61-4.44(m,1H),3.91-3.40(m,4H),2.25-2.1
0(m,1H),2.08(s,3H),2.06-1.95(m,1H)。
【1815】
実施例315:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(2-モルホリノ
-2-オキソエチル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1816】
【1817】
工程A:メチル2-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド)アセテート。実施例1の方法1、工程A~Gに記載されるものと同様の条件を使
用して、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ
ピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、メチル2-アミノアセテー
トを使用して、標記化合物を調製した。
【1818】
工程B:2-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
)酢酸。MeOH/水(5mL/5mL)中のメチル2-(5-(2-メチル-4-フェ
ノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド)アセテート(1017mg、2.082mm
ol)及びNaOH(250mg、6.25mmol)の溶液を還流下で4時間撹拌した
。反応物を真空下で半分の容量まで濃縮し、AcOHでpHをpH=6に調整した。沈殿
物を濾過により回収、真空下で乾燥させて標記化合物を得(949mg)、これを更に精
製することなく次の工程で使用した。
【1819】
工程C:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(2-モルホリノ-2-
オキソエチル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DMF(3mL)中の2-(5-(2-メチル
-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)酢酸(150mg、0.32mm
ol)及びモルホリン(42mg、0.48mmol)の溶液に、HATU(240mg
、0.63mmol)及びトリエチルアミン(96mg、0.95mmol)を添加し、
室温で16時間撹拌した。混合物をフラッシュカラムクロマトグラフィにより精製し、標
記化合物を得た(139mg、収率89%)。MS(ESI):C28H25N5O5S
の質量計算値、543.6;m/z実測値、544.2[M+H]+。1H NMR(4
00MHz,DMSO-d6):δ 8.35(br,1H),8.30(d,J=5.
4Hz,1H),7.47-7.39(m,2H),7.35(d,J=8.7Hz,1
H),7.21-7.16(m,1H),7.14-7.08(m,2H),7.08-
7.05(m,1H),6.96(dd,J=8.7,2.8Hz,1H),5.93(
d,J=5.2Hz,1H),4.11(d,J=5.8Hz,2H),3.62-3.
53(m,4H),3.51-3.42(m,4H),2.05(s,3H)。
【1820】
実施例316:(R)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド。
【1821】
【1822】
工程A:tert-ブチル(R)-3-(5-(4-メトキシベンジル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。実施例1の方法1、工程G(2)と同
様の方法で、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体
27)及びtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1
-カルボキシレートの代わりに、5-(4-メトキシベンジル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中
間体84)及びtert-ブチル-(R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレー
トを使用して、標記化合物を調製した。
【1823】
工程B:(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。TFA(1
00mL)中のtert-ブチル(R)-3-(5-(4-メトキシベンジル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(13g、24.2mmol)の溶
液を室温で30分間撹拌し、次に封止管中で160℃で8時間加熱し、室温に冷却し、濃
縮して黄色の固体を得、これを更に精製することなく次の工程で使用した(7.6g)。
【1824】
工程C:(R)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
メタノール(50mL)中の(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド(7.6g、23.9mmol)及びホルムアルデヒド(10mL、H2O中37重
量%)の混合物に、NaBH(OAc)3(25.4mg、119.7mmol)を添加
し、次に室温で16時間撹拌し、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィ(MeOH/水(
0.1% HCOOH含有)で溶出)で精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(
5.8g、収率75%)。MS(ESI):C16H19N5O4Sの質量計算値、37
7.4;m/z実測値、322.0[M-HCOOH+H]+。1H NMR(400M
Hz,D2O):δ 8.46(s,1H),8.04(d,J=5.5Hz,1H),
6.39(d,J=5.5Hz,1H),4.30-4.03(m,1H),3.72-
3.53(m,2H),3.05-2.93(m,4H),2.93-2.81(m,1
H),2.25-2.02(m,2H),2.00-1.80(m,1H),1.72-
1.50(m,1H)。
【1825】
実施例317:(R)-5-(2,6-ジメチル-4-フェノキシフェニル)-N-(
1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1826】
【1827】
実施例1の方法1、工程A~Gと同様の方法で、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニ
トロトルエンの代わりに5-フルオロ-1,3-ジメチル-2-ニトロベンゼンを使用し
、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジ
ン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに(3R)-1-メチルピペリジン-3
-アミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H29N5O3S
の質量計算値、527.6;m/z実測値、528.7[M+H]+。1H NMR(4
00MHz,CD3OD及びDMSO-d6の混合物):δ 8.32(d,J=5.5
Hz,1H),7.41-7.34(m,2H),7.17-7.10(m,1H),7
.08-7.02(m,2H),6.87-6.82(m,2H),5.96(d,J=
5.5Hz,1H),4.20-4.17(m,1H),4.00-3.88(m,1H
),3.41-3.28(m,1H),3.26-3.16(m,1H),2.83-2
.67(m,4H),2.01(s,6H),1.97-1.86(m,2H),1.8
1-1.69(m,1H),1.67-1.52(m,1H)。
【1828】
実施例318:(R)-N-(1-(3-ヒドロキシプロパノイル)ピペリジン-3-
イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド。
【1829】
【1830】
DMF(5mL)中の(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例300、60mg、
0.11mmol)、3-ヒドロキシプロパン酸(20mg、0.22mmol)、HA
TU(55mg、0.15mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(35mg、0
.28mmol)の溶液を室温で2時間撹拌した。混合物をフラッシュカラムクロマトグ
ラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(29mg、収率46%)。MS
(ESI):C30H29N5O5Sの質量計算値、571.6;m/z実測値、572
.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.37-8.3
0(m,1H),7.44-7.37(m,2H),7.33-7.27(m,1H),
7.21-7.14(m,1H),7.12-7.03(m,3H),7.01-6.9
5(m,1H),6.11-6.05(m,1H),4.51-3.90(m,3H),
3.88-3.79(m,2H),3.20-3.05(m,1H),2.90-2.7
5(m,1H),2.73-2.60(m,2H),2.12(s,3H),2.09-
2.01(m,1H),1.91-1.77(m,1H),1.77-1.64(m,1
H),1.64-1.49(m,1H)。
【1831】
実施例319:(R)-5-(*S)-(5-クロロベンゾ[d][1,3]ジオキソ
ール-4-イル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1832】
【1833】
実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工程Cにおいて、2-メチル-4-フ
ェノキシアニリンの代わりに5-クロロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-4-アミ
ンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオ
ロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル
3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用し、実施例52の工程Bに記載され
るものと同様の条件を使用して、(R)-5-(4-(2,6-ジフルオロフェノキシ)
-2-メトキシフェニル)-4-オキソN-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミドの代わ
りに、(R)-5-(*S)-(5-クロロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-4-
イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミドを使用して、標記化合物
を調製した。MS(ESI):C22H20ClN5O4Sの質量計算値、485.94
;m/z実測値、486.5[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD)
:δ 8.40(d,J=5.3Hz,1H),7.14(d,J=8.4Hz,1H)
,7.02(d,J=8.4Hz,1H),6.27(d,J=5.4Hz,1H),6
.10(d,J=2.2Hz,2H),4.34-4.21(m,1H),3.52-3
.42(m,1H),3.28-3.21(m,1H),2.92-2.82(m,2H
),2.79(s,3H),2.08-1.99(m,2H),1.91-1.80(m
,1H),1.78-1.64(m,1H)。
【1834】
実施例320:(R)-N-(1-エチルピペリジン-3-イル)-5-(4-(2-
イソプロピルフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1835】
【1836】
工程A:(R)-5-(4-(2-イソプロピルフェノキシ)-2-メチルフェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~
Hに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Aにおいてフェノールの代わりに2-
イソプロピルフェノールを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-
3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、
tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、
標記化合物を調製した。MS(ESI):C30H31N5O3Sの質量計算値、541
.66;m/z実測値、542.2[M+H]+。
【1837】
工程B:(R)-N-(1-エチルピペリジン-3-イル)-5-(4-(2-イソプ
ロピルフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。MeOH(6mL
)中の(R)-5-(4-(2-イソプロピルフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4
-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(100mg、0.19mmol)
及びアセトアルデヒド(0.3mL)の溶液に、NaBH(OAc)3(118mg、0
.555mmol)を添加し、室温で1時間撹拌し、濃縮乾固し、フラッシュカラムクロ
マトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(72mg、収率60%)
。MS(ESI):C32H35N5O3Sの質量計算値、569.7;m/z実測値、
570.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OH):δ 8.49(
s,1H),8.36-8.25(m,1H),7.45-7.34(m,1H),7.
32-7.24(m,1H),7.24-7.15(m,2H),7.03-6.92(
m,2H),6.91-6.83(m,1H),6.10-5.97(m,1H),4.
35-4.22(m,1H),3.58-3.42(m,1H),3.29-3.20(
m,2H),3.12-2.97(m,2H),2.85-2.64(m,2H),2.
09(s,3H),2.06-1.98(m,2H),1.90-1.77(m,1H)
,1.74-1.61(m,1H),1.34-1.27(m,3H),1.23(d,
J=6.9Hz,6H)。
【1838】
実施例321:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R
)-(5-クロロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド。
【1839】
【1840】
実施例1の方法1、工程C~I(*Rアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)に記載されるものと同様の条件を使用して、工程Cにおいて2-メチル
-4-フェノキシアニリンの代わりに5-クロロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-
4-アミンを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-
5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブ
チル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を
調製した。MS(ESI):C24H20ClN5O5Sの質量計算値、526.0;m
/z実測値、526.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ
8.37(d,J=5.5Hz,1H),7.11(d,J=8.4Hz,1H),7
.00(d,J=8.4Hz,1H),6.85-6.70(m,1H),6.24(d
,J=5.5Hz,1H),6.23-6.13(m,1H),6.10-6.06(m
,2H),5.77-5.66(m,1H),4.55-4.49(m,0.5H),4
.31-4.24(m,0.5H),4.20-4.12(m,0.5H),4.03-
3.90(m,1.5H),3.23-3.11(m,1H),2.97-2.84(m
,1H),2.10-2.01(m,1H),1.91-1.82(m,1H),1.7
9-1.67(m,1H),1.62-1.49(m,1H)。
【1841】
実施例322:(R)-5-(4-(シクロプロポキシ-2-メチルフェニル)-N-
(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1842】
【1843】
工程A:(R)-5-(4-シクロプロポキシ-2-メチルフェニル-4-オキソ-N
-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~Hに記載されるも
のと同様の条件を使用して、工程Aにおいてフェノール及び5-フルオロ-2-ニトロト
ルエンの代わりに3-メチル-4-ニトロフェノール及びブロモシクロパンを使用し、工
程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン
-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミ
ノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
【1844】
工程B:(R)-5-(4-(シクロプロポキシ-2-メチルフェニル)-N-(1-
メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(5mL)中の(R)-
5-(4-シクロプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-
3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド(120mg、0.26mmol)、ホルムアルデヒド(0.5m
L、H2O中37重量%)、及びNaBH(OAc)3(83mg、0.39mmol)
の溶液を室温で5時間撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラ
フィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(45mg、収率36%)。MS(
ESI):C25H27N5O3Sの質量計算値、477.6;m/z実測値、478.
0[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.41(s,1H
),8.32-8.27(m,1H),7.26-7.20(m,1H),7.13-7
.10(m,1H),7.10-7.05(m,1H),6.04-5.99(m,1H
),4.34-4.24(m,1H),3.88-3.79(m,1H),3.53-3
.43(m,1H),3.28-3.22(m,1H),2.92-2.82(m,2H
),2.82-2.75(m,3H),2.11(s,3H),2.06-1.95(m
,2H),1.92-1.78(m,1H),1.76-1.63(m,1H),0.8
5-0.78(m,2H),0.75-0.68(m,2H)。
【1845】
実施例323:(S)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1846】
【1847】
実施例1の方法1、工程A~I(*Rアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)に記載されるものと同様の条件を使用して、工程Gにおいて、tert
-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート
(中間体1)の代わりに、(3S)-テトラヒドロフラン-3-アミンを使用して、標記
化合物を調製した。MS(ESI):C26H22N4O4Sの質量計算値、486.5
;m/z実測値、487.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD)
:δ 8.28(d,J=5.5Hz,1H),7.44-7.35(m,2H),7.
34-7.25(m,1H),7.20-7.11(m,1H),7.09-7.00(
m,3H),6.97-6.90(m,1H),6.03(d,J=5.5Hz,1H)
,4.62-4.48(m,1H),4.02-3.89(m,2H),3.85-3.
75(m,1H),3.74-3.65(m,1H),2.35-2.20(m,1H)
,2.09(s,3H),2.05-1.94(m,1H)。
【1848】
実施例324:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(4-フェノキシ-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1849】
【1850】
実施例1の方法1、工程A~Iに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Aにお
いて5-フルオロ-2-ニトロトルエンの代わりに4-フルオロ-1-ニトロ-2-(ト
リフルオロメチル)ベンゼンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)
-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに
tert-ブチル(3R)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、
標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H22F3N5O4Sの質量計算値、5
93.6;m/z実測値、594.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,DM
SO-d6):δ 10.39(s,1H),8.54-8.18(m,2H),7.7
4(d,J=8.7Hz,1H),7.60-7.37(m,4H),7.34-7.1
4(m,3H),6.70-6.45(m,1H),6.23-5.97(m,2H),
5.74-5.55(m,1H),4.63-4.35(m,1H),3.95-3.3
8(m,4H),2.27-1.87(m,2H)。
【1851】
実施例325:(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-N-(1-プロピオニルピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1852】
【1853】
工程A:(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~H(*Rア
トロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)に記載されるものと同様
の条件を使用して、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5
-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチ
ル(3R)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調
製した。
【1854】
工程B:(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-N-(1-プロピオニルピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(2mL)中の
(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(
ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド(60mg、0.12mmol)及びトリエチルアミ
ン(30mg、0.3mmol)の溶液に、DCM中のプロパノイルプロパノエート(3
9mg、0.3mmol)を滴下し、室温で2時間撹拌した後、それを濃縮乾固させた。
残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィ後、分取TLCで精製して、標記化合物を黄色
の固体として得た(14mg)。MS(ESI):C29H27N5O4Sの質量計算値
、541.6;m/z実測値、542.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,
DMSO-d6):δ 10.24(s,1H),8.72-8.48(br,1H),
8.30-8.17(m,1H),7.48-7.41(m,2H),7.32-7.2
4(m,1H),7.23-7.17(m,1H),7.15-7.10(m,2H),
7.09-7.05(m,1H),6.99-6.94(m,1H),5.92-5.7
7(m,1H),4.56-4.35(m,1H),3.81-3.31(m,4H),
2.30-2.22(m,2H),2.21-2.08(m,1H),2.05(s,3
H),2.01-1.87(m,1H),1.02-0.96(m,3H)。
【1855】
実施例326:(R)-5-(4-(2-カルバモイルフェノキシ)-2-メチルフェ
ニル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1856】
【1857】
工程A:(R)-5-(4-(2-カルバモイルフェノキシ)-2-メチルフェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~
Hに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Aにおいてフェノールの代わりに2-
ヒドロキシベンズアミドを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-
3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、
tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、
標記化合物を調製した。
【1858】
工程B:(R)-5-(4-(2-カルバモイルフェノキシ)-2-メチルフェニル)
-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DCM中の(R)
-5-(4-(2-ヒドロキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド(315mg、0.116mmol)の溶液に、ホ
ルムアルデヒド(1.0mL、H2O中37重量%)及びNaBH(OAc)3(49m
g、0.23mmol)を添加し、室温で4時間撹拌した。混合物にDCM(50mL)
、MeOH(5mL)、水(30mL)、及びNH4OH水溶液(2mL)を添加した。
有機層を回収し、濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化
合物を黄色の固体として得た(17mg、収率26%)。MS(ESI):C29H28
N6O4Sの質量計算値、556.6;m/z実測値、557.4[M+H]+。1H
NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.82(br,1H),8.25(
d,J=5.3Hz,1H),8.18-8.03(m,1H),7.95(d,J=6
.9Hz,1H),7.85-7.76(m,1H),7.76-7.67(m,1H)
,7.45-7.36(m,1H),7.30(d,J=8.4Hz,1H),6.97
(d,J=8.3Hz,1H),6.92(t,J=7.6Hz,1H),5.86(d
,J=5.4Hz,1H),3.96-3.91(m,1H),2.85-2.79(m
,1H),2.68-2.62(m,1H),2.20(s,3H),2.08(s,3
H),1.95-1.86(m,2H),1.82-1.74(m,1H),1.72-
1.65(m,1H),1.57-1.47(m,1H),1.37-1.29(m,1
H)。
【1859】
実施例327:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-2-(ピペラジン-1
-イル)-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4(5H)-オン。
【1860】
【1861】
1-メチル-2-ピロリジノン(15mL)中の5-(2-メチル-4-フェノキシフ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボン酸(中間体27、1.50g、3.59mmol)の溶液に、
酢酸銀(120mg、0.72mmol)及び炭酸カリウム(149mg、1.08mm
ol)を添加し、120℃で30分間撹拌した。反応を濾過し、有機層を回収し、濃縮乾
固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)により精製し、標記化
合物を得た(1.2g、収率89%)。
【1862】
工程C:2-クロロ-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4(5H)-オン。CHCl3(20mL)中
の5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-4(5H)-オン(1000mg、2.68mmol)の溶液に、N
CS(358mg、2.68mmol)を添加し、15℃で終夜撹拌した。反応物をNa
HCO3水溶液(25mL)に注ぎ、DCMで抽出(30mL×3)した。合わせた有機
層を生理食塩水(50mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過して、濃縮乾
固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)により精製し、標記化
合物を得た(1.0g、収率92%)。
【1863】
工程D:tert-ブチル4-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート。DMSO(3mL)中の2-クロロ-5-
(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-4(5H)-オン(200mg、0.49mmol)の溶液に、(1-Bo
c-ピペラジン(913mg、4.90mmol)、Cu(6.4mg、0.10mmo
l)、ヨウ化銅(I)(19mg、0.10mmol)、及びリン酸カリウム(312m
g、1.47mmol)を添加し、マイクロ波を用いて120℃で2.5時間照射した。
反応物をクエン酸(25mL、水中4M)に注ぎ、ジクロロメタンで抽出(30mL×3
)した。合わせた有機層を濃縮乾固させ、残渣を分取HRP-C18HPLCによって精
製し、標記化合物を得た(40mg)。
【1864】
工程E:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-2-(ピペラジン-1-イル
)-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4(5H)-オン。MeO
H(1mL)及び濃HCl(1mL)中のtert-ブチル4-(5-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(30mg、
0.054mmol)の溶液を室温で3時間撹拌した。混合物をNaHCO3水溶液(5
0mL)に注ぎ、DCMで抽出(3×30mL)し、有機相を飽和生理食塩水(50mL
)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、濾過し、濃縮乾固させた。残渣を分取RP-C
18HPLCで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(12mg、収率96%)
。MS(ESI):C25H23N5O2Sの質量計算値、457.5;m/z実測値、
458.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.
67(s,1H),8.77(br,2H),8.17(d,J=5.4Hz,1H),
7.45(t,J=7.8Hz,2H),7.33(d,J=8.5Hz,1H),7.
20(t,J=7.3Hz,1H),7.15-7.05(m,3H),6.98(dd
,J=2.8,8.4Hz,1H),5.85(d,J=5.4Hz,1H),3.36
-3.18(m,4H),3.16-2.98(m,4H),2.06(s,3H)。
【1865】
実施例328:(R)-6-メチル-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-
N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1866】
【1867】
実施例1の方法1、工程A~Hに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Cにお
いて、2-クロロ-4-ヨードピリジン-3-カルボニトリル及び2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに、2-クロロ-4-ヨード-5-メチルピリジン-3-カルボ
ニトリル及び4-フェノキシアニリンを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレート
を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H25N5O3Sの質量計
算値、499.6;m/z実測値、500.3[M+H]+。1H NMR(400MH
z,CD3OD):δ 8.20(s,1H),7.38-7.47(m,4H),7.
16-7.21(m,1H),7.08-7.13(m,4H),4.21-4.31(
m,1H),3.53(dd,J=4.04,12.13Hz,1H),3.33-3.
40(m,1H),2.88-3.01(m,2H),2.01-2.13(m,2H)
,1.67-1.91(m,2H),1.61(s,3H)。
【1868】
実施例329:(R)-N-(1-シアノピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
【1869】
【1870】
DMF(5mL)中の(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例300、52.5m
g、0.105mmol)、BrCN(13.4mg、0.126mmol)、及びトリ
エチルアミン(21mg、0.21mmol)の溶液を室温で4時間撹拌した。反応混合
物を濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の
固体として得た(30mg、収率53%)。MS(ESI):C28H24N6O3Sの
質量計算値、524.6;m/z実測値、525.3[M+H]+。1H NMR(40
0MHz,CD3OD及びDMSO-d6):δ 8.29-8.22(m,1H),7
.39-7.31(m,2H),7.28-7.22(m,1H),7.14-7.08
(m,1H),7.07-7.01(m,2H),7.01-6.98(m,1H),6
.92-6.88(m,1H),5.98-5.90(m,1H),3.99-3.95
(m,2H),3.44-3.39(m,1H),3.27-3.21(m,1H),2
.97-2.87(m,2H),2.02(s,3H),1.90-1.84(m,1H
),1.79-1.72(m,1H),1.68-1.60(m,1H),1.56-1
.48(m,1H)。
【1871】
実施例330:(R)-5-(3,5-ジクロロフェニル)-4-オキソ-N-(ピペ
リジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド。
【1872】
【1873】
実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに3,5-ジクロロアニリンを使用し、工程Gにおいてtert
-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート
(中間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキ
シレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C20H17Cl2N5
O2Sの質量計算値、462.4;m/z実測値、461.9[M+H]+。1H NM
R(400MHz,DMSO-d6):δ 8.73(d,J=7.2Hz,1H),8
.22(s,1H),8.15(d,J=5.5Hz,1H),7.73(t,J=1.
7Hz,1H),7.51(s,2H),5.95(d,J=5.6Hz,1H),4.
06(s,1H),3.31-3.27(m,1H),3.14-3.10(m,1H)
,2.87-2.73(m,2H),1.96-1.93(m,1H),1.88-1.
84(m,1H),1.71-1.52(m,2H)。
【1874】
実施例331:(R)-N-メチル-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
4-オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1875】
【1876】
実施例1の方法1、工程A~Hに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Gにお
いて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-メトキシピペリジン-1-カ
ルボキシレート(中間体1)の代わりに、(R)-tert-ブチル3-(メチルアミノ
)ピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI
):C27H25N5O3Sの質量計算値、499.6;m/z実測値、500.2[M
+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD及びDMSO-d6):δ 8.2
7(d,J=5.5Hz,1H),7.45-7.33(m,2H),7.28(d,J
=8.6Hz,1H),7.17-7.12(m,1H),7.11-7.00(m,3
H),6.97-6.87(m,1H),5.96(d,J=5.5Hz,1H),4.
75-4.53(m,1H),3.53-3.41(m,1H),3.40-3.30(
m,2H),3.14(s,3H),2.32-1.86(m,6H)。
【1877】
実施例332:(R)-5-(4-(イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-N-(
1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1878】
【1879】
DCM(5mL)中の(R)-5-(4-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-4
-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(中間体70、100mg、0.2
2mmol)の溶液をホルムアルデヒド(0.5mL、H2O中37重量%)で処理した
。撹拌した反応混合物に、NaBH(AcO)3(91mg、0.43mmol)を添加
し、室温で1時間維持した後、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフ
ィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(27mg、収率26%)。MS(E
SI):C25H29N5O3Sの質量計算値、479.6;m/z実測値、480.2
[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.24(d,J
=5.4Hz,1H),8.04(s,1H),7.25-7.13(m,1H),6.
99-6.93(m,1H),6.92-6.83(m,1H),5.89-5.78(
m,1H),4.73-4.59(m,1H),3.96-3.88(m,1H),2.
85-2.76(m,1H),2.68-2.61(m,1H),2.18(s,3H)
,2.01(s,3H),1.92-1.64(m,5H),1.55-1.45(m,
1H),1.31-1.26(m,6H)。
【1880】
実施例333:(R)-5-(4-(エトキシ-2-メチルフェニル)-N-(1-メ
チルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1881】
【1882】
実施例1の方法1、工程A~Gに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Aにお
いてフェノール及び5-フルオロ-2-ニトロトルエンの代わりに3-メチル-4-ニト
ロフェノール及びブロモエタンを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5
R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わ
りに、(3R)-1-メチルピペリジン-3-アミンを使用して、標記化合物を調製した
。MS(ESI):C24H27N5O3Sの質量計算値、465.6;m/z実測値、
466.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.44(
s,1H),8.30(d,J=5.5Hz,1H),7.26-7.15(m,1H)
,7.01-6.95(m,1H),6.95-6.87(m,1H),6.02(d,
J=5.5Hz,1H),4.33-4.18(m,1H),4.14-4.03(m,
2H),3.51-3.37(m,1H),3.27-3.14(m,1H),2.85
-2.65(m,5H),2.10(s,3H),2.06-1.94(m,2H),1
.90-1.73(m,1H),1.72-1.57(m,1H),1.45-1.37
(m,3H)。
【1883】
実施例334:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-
(tert-ブチル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1884】
【1885】
実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに4-(tert-ブチル)アニリンを使用し、工程Gにおいて
tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキ
シレート(中間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-
カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H29N
5O3Sの質量計算値、503.6;m/z実測値、504.1[M+H]+。1H N
MR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.21(d,J=15.1Hz,1H
),8.34(d,J=5.5Hz,1H),8.18-8.05(m,1H),7.6
3(d,J=8.6Hz,2H),7.38(d,J=8.5Hz,2H),6.90-
6.73(m,1H),6.12(d,J=17.0Hz,1H),6.00(d,J=
5.5Hz,1H),5.70(d,J=10.7Hz,1H),4.53-4.19(
m,1H),4.11-3.95(m,1H),3.80(s,1H),3.18-2.
93(m,1H),2.82-2.63(m,1H),2.01-1.91(m,1H)
,1.85-1.58(m,2H),1.44(s,1H),1.36(s,9H)。
【1886】
実施例335:(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-((テトラヒドロ-2H-
ピラン-4-イル)オキシ)フェニル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド。
【1887】
【1888】
実施例343、工程A~Bに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Aにおいて
、*Rアトロプ異性体の代わりに*Sアトロプ異性体を得ることにより標記化合物を調製
した。MS(ESI):C27H31N5O4Sの質量計算値、521.63;m/z実
測値、522.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.
41(s,1H),8.34-8.28(m,1H),7.25-7.16(m,1H)
,7.06-7.01(m,1H),7.00-6.95(m,1H),6.06-6.
01(m,1H),4.70-4.61(m,1H),4.34-4.22(m,1H)
,4.03-3.90(m,2H),3.68-3.56(m,2H),3.52-3.
40(m,1H),2.90-2.70(m,5H),2.16-1.95(m,8H)
,1.88-1.81(m,1H),1.81-1.63(m,3H)。
【1889】
実施例336:(R)-5-(3-クロロフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド。
【1890】
【1891】
実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに3-クロロアニリンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチ
ル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間
体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキシレー
トを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C20H18ClN5O2Sの
質量計算値、427.9;m/z実測値、427.8[M+H]+。1H NMR(40
0MHz,DMSO-d6):δ 8.65(d,J=7.3Hz,1H),8.22(
s,1H),8.16(d,J=5.6Hz,1H),7.61-7.54(m,2H)
,7.48(s,1H),7.34(d,J=7.5Hz,1H),5.88(d,J=
5.6Hz,1H),4.06(s,1H),3.30-3.26(m,1H),3.1
2-3.09(m,1H),2.82-2.73(m,2H),1.95-1.93(m
,1H),1.87-1.83(m,1H),1.72-1.53(m,2H)。
【1892】
実施例337:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-フェニル-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド。
【1893】
【1894】
工程A:4-オキソ-5-フェニル-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸。実施例1の方法1、工程C~Fに記載され
るものと同様の条件を使用して、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの
代わりにアニリンを使用して、標記化合物を調製した。
【1895】
工程B:4-オキソ-5-フェニル-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボニルクロリド。DCM(10mL)中の4-オキ
ソ-5-フェニル-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボン酸(200mg、0.64mmol)の溶液に、オキサリルジクロ
リド(4mL)を添加し、60℃で終夜撹拌した。反応混合物を濃縮乾固させて、標記化
合物を褐色の固体として得た(200mg、収率95%)。
【1896】
工程C:(R)-tert-ブチル3-(4-オキソ-5-フェニル-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペ
リジン-1-カルボキシレート。DCM(4mL)中の4-オキソ-5-フェニル-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボニル
クロリド(200mg、0.61mmol)の溶液に、tert-ブチル(3R)-3-
アミノピロリジン-1-カルボン酸(200mg、1.07mmol)及びトリエチルア
ミン(100mg、0.99mmol)を添加し、室温で20分間反応させた。反応をH
2O(10mL)でクエンチし、DCMで抽出し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し
、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を
黄色の固体として得た(150mg、収率52%)。
【1897】
工程D:(R)-4-オキソ-5-フェニル-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド。MeOH(5mL)中の(R)-tert-ブチル3-(4-オキソ-5-フェニル
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド)ピロリジン-1-カルボキシレート(150mg、0.31mmol)の溶
液に濃HCl(2mL)を添加し、室温で20分間反応させた。H2O(10mL)を添
加して反応をクエンチし、DCMで抽出し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮
乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィ及び分取TLCで精製して、標記
化合物を赤色の固体として得た(100mg、収率84%)。
【1898】
工程E:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-
フェニル-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド。DCM(4mL)中の(R)-4-オキソ-5-フェニル-N-(
ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド(100mg、0.26mmol)の溶液に、プロペ
-2-エノイルクロリド(25mg、0.28mmol)及びトリエチルアミン(45m
g、0.45mmol)の溶液を室温で20分間反応させた。H2O(10mL)を添加
して反応をクエンチし、DCMで抽出し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾
固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィ及び分取TLCで精製して、標記化
合物を赤色の固体として得た(105mg、収率91.6%)。MS(ESI):C22
H19N5O3Sの質量計算値、433.5;m/z実測値、434.1[M+H]+。
1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.28-8.24(m,1H),7
.62-7.54(m,3H),7.46-7.40(m,2H),6.66-6.52
(m,1H),6.32-6.22(m,1H),6.09-6.05(m,1H),5
.78-5.69(m,1H),4.68-4.56(m,1H),4.03-3.68
(m,3H),3.59-3.49(m,1H),2.32-2.07(m,2H)。
【1899】
実施例338:(R)-N-メチル-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
N-(1-メチルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1900】
【1901】
工程A:(R)-N-メチル-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~Hに記載
されるものと同様の条件を使用して、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)
-3-アミノ-5-メトキシピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに
、tert-ブチル(3R)-3-(メチルアミノ)ピロリジン-1-カルボキシレート
を使用して、標記化合物を調製した。
【1902】
工程B:(R)-N-メチル-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(
1-メチルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。MeOH(30mL)中の
(R)-N-メチル-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド(100mg、0.19mmol)及びホルムアル
デヒド(0.5mL、H2O中37重量%)の溶液に、NaBH(OAc)3(120m
g、0.57mmol)を添加し、室温で3時間撹拌し、濃縮乾固させ、フラッシュカラ
ムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(67mg、収率9
9%)。MS(ESI):C28H27N5O3Sの質量計算値、513.6;m/z実
測値、514.6[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ
8.29(d,J=5.4Hz,1H),7.50-7.40(m,2H),7.37(
d,J=8.6Hz,1H),7.22-7.15(m,1H),7.13-7.05(
m,3H),6.98-6.92(m,1H),5.95(d,J=5.4Hz,1H)
,4.95-4.77(m,1H),3.05(s,3H),2.81-2.69(m,
2H),2.46-2.35(m,1H),2.22(s,3H),2.20-2.07
(m,2H),2.05(s,3H),1.92-1.77(m,1H)。
【1903】
実施例339:(S)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフニル)-N-
(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1904】
【1905】
工程A:(S)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~I(*Rア
トロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)に記載されるものと同様
の条件を使用して、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-
フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、(S)-1-bo
c-3-アミノピペリジンを使用して、標記化合物を調製した。
【1906】
工程B:(S)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1
-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。Ar下で撹拌棒を備えた炉乾
燥したマイクロ波バイアルに、(S)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフ
ェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(59.9mg、0.
12mmol)、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(18mg、0.29mmol)、及び
MeOH(4mL)を添加し、フラスコを氷浴中で0℃まで冷却した。次に、ホルムアル
デヒド水溶液(0.01mL、H2O中37重量%)をセプタムキャップを通してシリン
ジを介して添加し、反応物をゆっくりと室温まで加温し、室温で30分間撹拌した。反応
混合物をHPLCで精製して、標記化合物を得た(14.7mg、収率23.9%)。M
S(ESI):C28H27N5O3Sの質量計算値、513.6;m/z実測値、51
4.0[M+H]+。1H NMR(500MHz,CD3OD):δ 8.16(d,
J=5.6Hz,1H),7.29(s,2H),7.18(d,J=8.6Hz,1H
),7.12-6.80(m,5H),5.90(d,J=5.5Hz,1H),4.1
3-3.51(m,2H),2.92-2.74(m,1H),2.69-2.52(m
,1H),2.23(s,3H),2.12-1.98(m,5H),1.90-1.3
0(m,5H)。
【1907】
実施例340:(R)-5-(4-(メトキシ-2-メチルフェニル)-N-(1-メ
チルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1908】
【1909】
実施例1の方法1、工程C~Gに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Cにお
いて、2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに4-メトキシ-2-メチルアニリ
ンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオ
ロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに(3R)-1-メチルピペ
リジン-3-アミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C23H25
N5O3Sの質量計算値、451.5;m/z実測値、452.2[M+H]+。1H
NMR(400MHz,cd3od):δ 8.28(d,J=5.5Hz,1H),7
.27-7.17(m,1H),7.06-6.97(m,1H),6.97-6.88
(m,1H),6.05-5.91(d,J=5.6Hz,1H),4.24-4.09
(m,1H),3.85(s,3H),3.01-2.85(m,1H),2.78-2
.62(m,1H),2.34(s,3H),2.25-2.14(m,2H),2.1
2(s,3H),1.93-1.76(m,2H),1.73-1.61(m,1H),
1.57-1.43(m,1H)。
【1910】
実施例341:(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(4-トリ
フルオロメチル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1911】
【1912】
実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに4-(トリフルオロメチル)アニリンを使用し、工程Gにおい
てtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボ
キシレート(中間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1
-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C21H18
F3N5O2Sの質量計算値、461.5;m/z実測値、462.0[M+H]+。1
H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.32(s,1H),9.31
(s,1H),9.11(s,1H),8.37-8.33(m,2H),8.02(d
,J=8.4Hz,2H),7.76(d,J=8.2Hz,2H),6.11(d,J
=5.6Hz,1H),4.21(s,1H),3.32-3.30(m,1H),3.
21-3.18(m,1H),2.94-2.81(m,2H),1.92-1.89(
m,2H),1.81-1.58(m,2H)。
【1913】
実施例342:(R)-5-(4-メトキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド。
【1914】
【1915】
実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに4-メトキシアニリンを使用し、工程Gにおいてtert-ブ
チル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中
間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル-3-アミノピペリジン-1-カルボキシ
レートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C21H21N5O3Sの
質量計算値、423.5;m/z実測値、423.9[M+H]+。1H NMR(40
0MHz,DMSO-d6):δ 8.48(s,1H),8.28-8.20(m,2
H),7.28(d,J=7.2Hz,2H),7.11(d,J=8.7Hz,2H)
,5.89(s,1H),4.05(s,1H),3.83(s,3H),3.25-3
.22(m,1H),3.09-3.06(m,1H),2.74(brs,2H),1
.94-1.91(m,1H),1.82(brs,1H),1.60(brs,2H)
。
【1916】
実施例343:(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-((テトラヒドロ-2H-
ピラン-4-イル)オキシ)フェニル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド。
【1917】
【1918】
工程A:(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン
-4-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド。実施例1の方法1、工程D~H(*Rアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラ
ル分割法Aを含む)に記載されるものと同様の条件を使用して、工程Dにおいて、2-ク
ロロ-4-(2-メチル-4-フェノキシアニリノ)ピリジン-3-カルボニトリルの代
わりに、2-クロロ-4-(2-メチル-4-テトラヒドロピラン-4-イルオキシアニ
リノ)ピリジン-3-カルボニトリル(中間体31)を使用し、工程Gにおいて、ter
t-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレー
ト(中間体1)の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カ
ルボキシレートを使用して、標記化合物(216mg)を調製した。
【1919】
工程B:(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン
-4-イル)オキシ)フェニル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド。DCM(5mL)中の(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-((テ
トラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-N-(ピペリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド(80mg、0.16mmol)、ホルムアルデヒド(0.
5mL、H2O中37重量%)、及びNaBH(OAc)3(50mg、0.24mmo
l)の溶液を室温で5時間撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマト
グラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(25mg、収率29%)。M
S(ESI):C27H31N5O4Sの質量計算値、521.6;m/z実測値、52
2.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.47(s,
1H),8.36-8.28(m,1H),7.27-7.16(m,1H),7.09
-6.95(m,2H),6.08-6.01(m,1H),4.70-4.61(m,
1H),4.34-4.22(m,1H),4.03-3.90(m,2H),3.68
-3.56(m,2H),3.47-3.37(m,1H),2.81-2.70(m,
5H),2.16-1.95(m,8H),1.87-1.63(m,4H)。
【1920】
実施例344:(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-4-イル)-4-オキソ-
N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1921】
【1922】
工程A:(R)-tert-ブチル(3-(5-([1,1’-ビフェニル]-4-イ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。撹拌棒を備えた2~
5mLのマイクロ波バイアルに、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-
パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(5.4mg、0.0066mmol
)、2-クロロ-4-ヨードニコチノニトリル(86.7mg、0.328mmol)、
4-アミノビフェニル(56.8mg、0.336mmol)及びCs2CO3(151
mg、0.463mmol)を室温で添加した。バイアルを封止し、シリンジを介してジ
オキサン(0.66mL)を充填し、アルゴンで迅速に排気/フラッシュ(4回)した。
混合物を150℃でアルゴン下で30分間撹拌した。
【1923】
反応物をシリンジを介して、(R)-tert-ブチル3-(2-メルカプトアセトア
ミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(中間体22)(0.51mL、0.65M、
0.33mmol)で室温で処理し、アルゴン下で150℃で15分間撹拌した。次に、
混合物を室温まで冷却し、開放し、空気中でCDI(218mg、1.34mmol)で
一度に処理した。マイクロ波バイアルを再封止し、アルゴンで排気/フラッシュ(4回)
し、アルゴン下で150℃で15分間撹拌した。次に、反応物を室温に冷却し、EtOA
c(10mL)で希釈し、0.5Mのクエン酸(1×10mL;最終pH約4~5)、0
.1Mのクエン酸(1×10mL;最終pH約2)、及び2MのK2CO3(1×10m
L;最終pH>10)で洗浄した。有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮
乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の
泡状物として得た(89.7mg、収率48%)。
【1924】
工程C:(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-4-イル)-4-オキソ-N-(
ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド。8mLの反応バイアル中のジオキサン(0.76m
L、0.2M、0.152mmol)中の(R)-tert-ブチル3-(5-([1,
1’-ビフェニル]-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシ
レート(86.6mg、0.152mmol)の溶液を、HCl(ジオキサン中4M、2
mL、8mmol)を約1分間かけて滴下しながら、室温で空気下で撹拌し、次に蓋をし
て室温で1時間撹拌し、濾過して沈殿物を回収し、ジオキサン(1×2mL)で洗浄し、
濃縮乾固させ、標記化合物をオフホワイト色の粉末としてを得た(65.4mg、85.
0%)。MS(ESI):C26H23N5O2Sの質量計算値、469.6;m/z実
測値、470.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ pp
m 8.47(d,J=6.1Hz,1H),7.90(d,J=8.6Hz,2H),
7.71(d,J=7.1Hz,2H),7.46-7.57(m,4H),7.38-
7.45(m,1H),6.45(d,J=6.6Hz,1H),4.24-4.35(
m,1H),3.55(dd,J=12.1,4.0Hz,1H),3.37(d,J=
12.6Hz,1H),2.92-3.04(m,2H),2.04-2.16(m,2
H),1.71-1.93(m,2H)
【1925】
実施例345:(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-N-(1-プロピオニルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1926】
【1927】
DCM(15mL)中の(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニ
ル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例300、50mg
、0.10mmol)の溶液に、トリエチルアミン(30mg)及び塩化アクロイル(2
6mg、0.20mmol)を添加し、混合物を室温で30分間撹拌した。混合物をフラ
ッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(31m
g、収率56%)。MS(ESI):C30H29N5O4Sの質量計算値、555.6
;m/z実測値、556.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD)
:δ 8.30(d,J=5.5Hz,1H),7.45-7.36(m,2H),7.
34-7.26(m,1H),7.22-7.13(m,1H),7.12-7.01(
m,3H),7.01-6.93(m,1H),6.05(d,J=5.5Hz,1H)
,4.58-3.77(m,3H),3.19-2.98(m,1H),2.83-2.
66(m,1H),2.58-2.17(m,2H),2.12(s,3H),2.08
-2.00(m,1H),1.92-1.43(m,3H),1.14-1.06(m,
3H)。
【1928】
実施例346:(R)-5-(3,4-ジクロロフェニル)-4-オキソ-N-(ピペ
リジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド。
【1929】
【1930】
実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに3,4-ジクロロアニリンを使用し、工程Gにおいてtert
-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート
(中間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキ
シレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C20H17Cl2N5
O2Sの質量計算値、462.4;m/z実測値、461.8[M+H]+。1H NM
R(400MHz,DMSO-d6):8.72(d,J=7.6Hz,1H),8.2
0(s,1H),8.13(d,J=4.6Hz,1H),7.81(d,J=8.5H
z,1H),7.70(s,1H),7.37(dd,J=8.5,1.5Hz,1H)
,5.94(d,J=5.1Hz,1H),4.05(s,1H),3.31-3.27
(m,1H),3.13-3.10(m,1H),2.86-2.71(m,2H),1
.95-1.84(m,2H),1.71-1.51(m,2H)。
【1931】
実施例347:(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(3-トリ
フルオロメチル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1932】
【1933】
実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに3-(トリフルオロメチル)アニリンを使用し、工程Gにおい
てtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボ
キシレート(中間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1
-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C21H18
F3N5O2Sの質量計算値、461.5;m/z実測値、461.9[M+H]+。1
H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.72(s,1H),8.22(
s,1H),8.15(d,J=5.1Hz,1H),7.88-7.72(m,3H)
,7.68(d,J=6.9Hz,1H),5.85(d,J=5.2Hz,1H),4
.06(s,1H),3.31-3.28(m,1H),3.13-3.10(m,1H
),2.83-2.73(m,2H),1.97-1.94(m,1H),1.88-1
.84(m,1H),1.72-1.51(m,2H)。
【1934】
実施例348:(R)-4-オキソ-5-フェニル-N-(ピペリジン-3-イル)-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド。
【1935】
【1936】
実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりにアニリンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,
5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代
わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用し
て、標記化合物を調製した。MS(ESI):C20H19N5O2Sの質量計算値、3
93.5;m/z実測値、394.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,DM
SO-d6):δ 8.56(s,1H),8.27(s,1H),8.19-8.15
(m,1H),7.59-7.56(m,2H),7.51-7.47(m,1H),7
.36(d,J=7.5Hz,2H),5.85-5.82(m,1H),4.06(s
,1H),3.27-3.25(m,1H),3.10-3.07(m,1H),2.7
5(s,2H),1.95-1.93(m,1H),1.86-1.83(m,1H),
1.66-1.57(m,2H)。
【1937】
実施例349:(R)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-
(4-フェノキシ-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1938】
【1939】
工程A:(R)-4-オキソ-5-(4-フェノキシ-2-(トリフルオロメチル)フ
ェニル)-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~Hに
記載されるものと同様の条件を使用して、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニトロトル
エンの代わりに4-フルオロ-1-ニトロ-2-(トリフルオロメチル)ベンゼンを使用
し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリ
ジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりにtert-ブチル(3R)-3-ア
ミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
【1940】
工程B:(R)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-
フェノキシ-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。MeOH(20mL)
中の(R)-4-オキソ-5-(4-フェノキシ-2-(トリフルオロメチル)フェニル
)-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(150mg、0.25mmol)及びホ
ルムアルデヒド(1.0mL、H2O中37重量%)の溶液に、NaBH(OAc)3(
162mg、0.764mmol)を添加し、室温で16時間撹拌し、濃縮乾固させ、フ
ラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を明黄色の固体として得た(1
16mg、収率80.3%)。MS(ESI):C28H24F3N5O3Sの質量計算
値、567.6;m/z実測値、568.2[M+H]+。1H NMR(400MHz
,DMSO-d6):δ 8.35-8.25(m,1H),8.22-8.16(m,
2H),7.75-7.60(m,1H),7.57-7.37(m,4H),7.33
-7.17(m,3H),6.00-5.90(m,1H),4.10-3.83(m,
1H),3.00-2.85(m,1H),2.83-2.63(m,1H),2.28
(s,3H),2.18-1.91(m,2H),1.85-1.65(m,2H),1
.64-1.46(m,1H),1.46-1.28(m,1H)。
【1941】
実施例350:(R)-5-(4-メチル-6-フェノキシピラジン-3-イル)-N
-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1942】
【1943】
工程A:(R)-5-(4-メチル-6-フェノキシピリダジンー3-イル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A、及びC~
Hに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Aにおいて(工程Bを含まない)、5
-フルオロ-2-ニトロトルエンの代わりに6-クロロ-4-メチルピリダジン-3-ア
ミンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フル
オロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりにtert-ブチル(3R
)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
【1944】
工程B:(R)-5-(4-メチル-6-フェノキシピラジン-3-イル)-N-(1
-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(5mL)中の(R)
-5-(4-メチル-6-フェノキシピリダジン-3-イル)-4-オキソ-N-(ピペ
リジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド(20mg、0.040mmol)の溶液に、ホルムアル
デヒド(0.5mL、H2O中37重量%)及びNaBH(OAc)3(34mg、0.
16mmol)を添加し、室温で4時間撹拌した。混合物にDCM(50mL)、MeO
H(5mL)、及び水(30mL)を添加した。有機層を回収し、濃縮乾固させ、TLC
で精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(8mg、収率38%)。MS(ESI
):C26H25N7O3Sの質量計算値、515.6;m/z実測値、516.4[M
+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.55(br,1H
),8.16-8.10(br,1H),7.74(s,1H),7.50-7.44(
m,2H),7.34-7.24(m,3H),6.11-6.05(br,1H),3
.95-3.90(m,1H),2.88-2.78(m,1H),2.68-2.59
(m,1H),2.40(s,3H),2.22(s,3H),2.05-1.93(m
,2H),1.84-1.76(m,1H),1.74-1.66(m,1H),1.5
7-1.48(m,1H),1.31-1.26(m,1H)。
【1945】
実施例351:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-
メチル-6-フェノキシピリダジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1946】
【1947】
実施例1の方法1、工程A、及びC~Gに記載されるものと同様の条件を使用して、工
程Aにおいて(工程Bを含まない)、5-フルオロ-2-ニトロトルエンの代わりに6-
クロロ-4-メチルピリダジン-3-アミンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル
(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体
1)の代わりに1-[(3R)-3-アミノピロリジン-1-イル]プロパ-2-エン-
1-オン(中間体5)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H2
3N7O4Sの質量計算値、541.6;m/z実測値、542.4[M+H]+。1H
NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.24-8.14(br,1H),
7.78(s,1H),7.53-7.42(m,2H),7.36-7.22(m,3
H),6.66-6.50(m,1H),6.24-6.03(m,2H),5.71-
5.60(m,1H),4.53-4.40(m,1H),3.91-3.82(m,1
H),3.74-3.62(m,3H),2.40(s,3H),2.21-1.85(
m,2H)。
【1948】
実施例352:(R)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-
(o-トリル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド。
【1949】
【1950】
実施例1の方法1、工程C~Gに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Cにお
いて、2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに2-メチルアニリンを使用し、工
程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-
1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに(3R)-1-メチルピペリジン-3-ア
ミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C22H23N5O2Sの質
量計算値、421.5;m/z実測値、422.1[M+H]+。1H NMR(400
MHz,DMSO-d6及びCD3OD):δ 8.20(d,J=5.1Hz,1H)
,7.45-7.29(m,3H),7.28-7.21(m,1H),5.83(d,
J=5.3Hz,1H),4.09-3.99(m,1H),2.90-2.77(m,
1H),2.69-2.58(m,1H),2.24(s,3H),2.15-2.00
(m,5H),1.84-1.65(m,2H),1.62-1.49(m,1H),1
.46-1.33(m,1H)。
【1951】
実施例353:(R)-5-(*R)-(5-クロロベンゾ[d][1,3]ジオキソ
ール-4-イル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1952】
【1953】
工程A:(R)-5-(*R)-(5-クロロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-
4-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1
、工程C~H(*Rアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)に
記載されるものと同様の条件を使用して、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシア
ニリン及び2-クロロ-4-ヨードピリジン-3-カルボニトリルの代わりに2,4-ジ
クロロピリジン-3-カルボニトリル及び5-クロロ-1,3-ベンゾジオキソール-4
-アミンを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5
-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチ
ル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調
製した。MS(ESI):C21H18ClN5O4Sの質量計算値、471.92;m
/z実測値、472.0[M+H]+。
【1954】
工程(B):(R)-5-(*R)-(5-クロロベンゾ[d][1,3]ジオキソー
ル-4-イル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。M
eOH(6mL)中の(R)-5-(*R)-(5-クロロベンゾ[d][1,3]ジオ
キソール-4-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(103
mg、0.218mmol)及びホルムアルデヒド(0.3mL、H2O中37重量%)
の溶液に、NaBH(OAc)3(92mg、0.44mmol)を添加し、室温で1時
間撹拌し、濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を
白色の固体として得た(18mg、収率17 %)。MS(ESI):C22H20Cl
N5O4Sの質量計算値、485.9;m/z実測値、486.5[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.39(d,J=5.4Hz,1H),7
.13(d,J=8.4Hz,1H),7.02(d,J=8.4Hz,1H),6.2
6(d,J=5.5Hz,1H),6.10(d,J=2.3Hz,2H),4.33-
4.20(m,1H),3.45-3.34(m,1H),3.25-3.13(m,1
H),2.86-2.67(m,5H),2.06-1.95(m,2H),1.90-
1.76(m,1H),1.76-1.60(m,1H)。
【1955】
実施例354:(R)-5-(2-メチル-4-(ピリジン-4-イルオキシ)フェニ
ル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1956】
【1957】
工程A:(R)-5-(2-メチル-4-(ピリジン-4-イルオキシ)フェニル)-
4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~H
に記載されるものと同様の条件を使用して、工程Aにおいてフェノールの代わりにピリジ
ン-4-オールを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミ
ノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert
-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合
物を調製した。
【1958】
工程B:(R)-5-(2-メチル-4-(ピリジン-4-イルオキシ)フェニル)-
N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。MeOH(5mL)
中の(R)-5-(2-メチル-4-(ピリジン-4-イルオキシ)フェニル-4-オキ
ソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(110mg、0.22mmol)及びホ
ルムアルデヒド(0.3mL、H2O中37重量%)の溶液に、NaBH(OAc)3(
140mg、0.66mmol)を添加し、室温で1時間撹拌し、濃縮乾固させ、フラッ
シュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(72mg
、収率64%)。MS(ESI):C27H26N6O3Sの質量計算値、514.6;
m/z実測値、515.5[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):
δ 8.40-8.24(m,1H),8.17(d,J=7.1Hz,2H),7.7
0(s,1H),7.74-7.52(m,2H),6.59(d,J=7.1Hz,2
H),6.16-5.94(m,1H),4.30-4.14(m,1H),3.29-
3.17(m,1H),3.09-2.09(m,1H),2.72-2.44(m,5
H),2.27(s,3H),2.04-1.86(m,2H),1.84-1.70(
m,1H),1.65-1.49(m,1H)。
【1959】
実施例355:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(4-トリフルオロメチル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1960】
【1961】
実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに4-(トリフルオロメチル)アニリンを使用し、工程Gにおい
てtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボ
キシレート(中間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1
-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C24H20
F3N5O3Sの質量計算値、515.5;m/z実測値、516.0[M+H]+。1
H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.29(d,J=16.5Hz
,1H),8.33(d,J=5.5Hz,1H),8.14-8.08(m,1H),
8.01(d,J=8.5Hz,2H),7.75(d,J=8.2Hz,2H),6.
78(brs,1H),6.13-6.07(m,2H),5.69(d,J=10.1
Hz,1H),4.54-4.16(m,1H),4.10-3.74(m,2H),3
.05-2.94(m,1H),2.80-2.73(m,1H),1.96-1.93
(m,1H),1.80-1.77(m,1H),1.72-1.63(m,1H),1
.43(s,1H)。
【1962】
実施例356:(R)-5-(3-ジメチルアミノ)フェニル)-4-オキソ-N-(
ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド。
【1963】
【1964】
実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに3-(ジメチルアミノ)アニリンを使用し、工程Gにおいてt
ert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシ
レート(中間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カ
ルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C22H24N6
O2Sの質量計算値、436.5;m/z実測値、437.0[M+H]+。1H NM
R(400MHz,DMSO-d6):δ 8.44(d,J=7.6Hz,1H),8
.32(s,1H),8.22(d,J=5.5Hz,1H),7.38-7.34(m
,1H),6.83(dd,J=8.4,2.2Hz,1H),6.73-6.66(m
,1H),6.61(d,J=7.5Hz,1H),5.94(d,J=5.5Hz,1
H),4.09(s,1H),3.26-3.22(m,1H),3.13-3.03(
m,1H),2.92(s,6H),2.80-2.74(m,2H),1.93-1.
83(m,2H),1.66-1.58(m,2H)。
【1965】
実施例357:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-イソプ
ロピル-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド。
【1966】
【1967】
実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりにプロパンー2-アミンを使用し、工程Gにおいてtert-ブ
チル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中
間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキシレ
ートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C20H23N5O3Sの質
量計算値、413.5;m/z実測値、414.0[M+H]+。1H NMR(400
MHz,DMSO-d6):δ 8.43-8.33(m,3H),6.94(d,J=
8.5Hz,1H),6.85-6.74(m,1H),6.13-6.07(m,1H
),5.68(d,J=10.6Hz,1H),4.88(s,1H),4.43-4.
10(m,1H),4.04-3.89(m,1H),3.76(s,1H),3.13
-2.85(m,3H),1.95-1.93(m,1H),1.80-1.77(m,
1H),1.61(s,1H),1.45(d,J=6.8Hz,6H)。
【1968】
実施例358:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-
メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1969】
【1970】
工程A:2-クロロ-4-[(2-メチル-3-ピリジル)アミノ]ピリジン-3-カ
ルボニトリル。10mL~20mLのマイクロ波バイアルに、2,4-ジクロロピリジン
-3-カルボニトリル(429mg、1.62mmol)、2-メチルピリジン-3-ア
ミン(175mg、1.62mmol)、酢酸パラジウム(7.3g、0.032mmo
l)、ビス(2-ジフェニルホスフィノフェニル)エーテル(26mg、0.049mm
ol)及びCs2CO3(740mg、2.27mmol)を続けて添加した。バイアル
を封止し、アルゴンで3回排気及び再充填を行い、ジオキサン(3.2mL)を添加した
。バイアルを、アルゴンで1回排気及び再充填した。懸濁液を50℃の油浴中でアルゴン
下で5分間加熱し、次に封止したバイアルを150℃の油浴中で30分間加熱した。懸濁
液を加熱浴から取り出し、室温で終夜保存した。この粗反応混合物を、次の工程で直接使
用した。
【1971】
工程B:tert-ブチル(3R)-3-[3-アミノ-4-[(2-メチル-3-ピ
リジル)アミノ]チエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボニル]アミノ]1-カルボ
キシレート。2-クロロ-4-[(2-メチル-3-ピリジル)アミノ]ピリジン-3-
カルボニトリル(397mg、1.62mmol)を含む密封管に、ジオキサン(3.8
9mL、1.95mmol)中のtert-ブチル(3R)-3-[(2-スルファニル
アセチル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート(中間体22)の0.5M溶液を
添加し、150℃の油浴中、封止管中で15分間加熱した。混合物を室温まで冷却して、
標記化合物を得、それを次の反応で直接使用した。
【1972】
工程C:(R)-tert-ブチル3-(5-(2-メチルピリジン-3-イル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。tert-ブチル(3R)-
3-[[3-アミノ-4-[(2-メチル-3-ピリジル)アミノ]チエノ[2,3-b
]ピリジン-2-カルボニル]アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート(783mg
、1.62mmol)を含む反応バイアルに、CDI(1.052g、6.488mmo
l)を添加した。反応バイアルを封止し、容器をアルゴンで2回排気及び再充填した。混
合物をアルゴン下、50℃の油浴中で5分間加熱した後、150℃で10分間加熱し、次
に混合物を室温まで冷却した。混合物を水(50mL)とEtOAc(50mL)との間
で分画した。水相をEtOAcで抽出し(2×50mL)、合わせた有機抽出物を飽和N
aCl水溶液(50mL)で洗浄した。有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、
濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄
色の固体として得た(699.7mg、収率84.82%)。
【1973】
工程D:(R)-5-(2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-N-(ピペリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド。ジオキサン(5mL)中の(R)-tert-ブチル3-
(5-(2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カ
ルボキシレート(699.7mg、1.376mmol)の溶液に、ジオキサン(5mL
、4M、20mmol)中のHClを添加した。懸濁液を室温で30分間撹拌した。反応
混合物を濾過し、沈殿物をジオキサンで洗浄し、風乾した。ゴム状の固体をMeOH及び
DCMの混合物に溶解し、得られた溶液を濃縮乾固し、真空下で乾燥させて、黄色の泡状
固体(689.3mg)を得た。残渣の一部(200mg)を分取HPLCによって精製
し、標記化合物を白色の粉末として得た(36.9mg)。
【1974】
工程E:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル
ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。THF(2.5mL)中の粗(R)-5
-(2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド(127mg、0.264mmol)の懸濁液に、トリエチルアミン(147μL
、1.06mmol)を添加した。得られた懸濁液に、DCM(2.9mL、0.10M
、0.29mmol)中の塩化アクリロイルの溶液を添加した。懸濁液を室温で15分間
撹拌した。反応混合物を濃縮乾固させ、残渣をMeOH中に溶解し、HPLCで精製した
標記化合物を白色の粉末として得た(15.6mg)。MS(ESI):C23H22N
6O3Sの質量計算値、462.5;m/z実測値、463.2[M+H]+。1H N
MR(400MHz,MeOH,1:1の回転異性体の混合物):δ 8.72-8.7
7(m,1H),8.38(d,J=5.56Hz,1H),8.16-8.24(m,
1H),7.70-7.78(m,1H),6.75-6.86(m,1H),6.21
(dd,J=4.04,16.67Hz,1H),6.15(d,J=5.56Hz,1
H),5.75(t,J=9.09Hz,1H),4.51-4.59(m,0.5H)
,4.26-4.35(m,0.5H),4.14-4.21(m,0.5H),3.9
2-4.06(m,1.5H),3.13-3.26(m,1H),2.83-2.99
(m,1H),2.03-2.12(m,1H),1.83-1.94(m,1H),1
.66-1.83(m,1H),1.53-1.66(m,1H)。
【1975】
実施例359:(R)-5-(2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-N-(
ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド。
【1976】
【1977】
実施例358、工程A~Dに記載される条件を使用して、標記化合物を調製した。MS
(ESI):C20H20N6O2Sの質量計算値、408.5;m/z実測値、409
.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.70(d,J
=3.54Hz,1H),8.39(d,J=5.56Hz,1H),8.05(d,J
=8.08Hz,1H),7.65(dd,J=5.05,8.08Hz,1H),6.
13(d,J=5.56Hz,1H),4.28(tt,J=3.85,10.80Hz
,1H),3.54(dd,J=4.04,12.13Hz,1H),3.37(d,J
=12.63Hz,1H),2.87-3.04(m,2H),2.47(s,3H),
2.00-2.20(m,2H),1.62-1.95(m,2H)。
【1978】
実施例360:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3,
4-ジクロロフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1979】
【1980】
実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに3,4-ジクロロアニリンを使用し、工程Gにおいてtert
-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート
(中間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキ
シレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C23H19Cl2N5
O3Sの質量計算値、516.4;m/z実測値、515.8[M+H]+。1H NM
R(400MHz,CD3OD):δ 8.46(d,J=6.1Hz,1H),7.8
3(d,J=8.5Hz,1H),7.78(s,1H),7.47(d,J=8.6H
z,1H),6.82(dd,J=16.7,10.6Hz,1H),6.40(s,1
H),6.23(dd,J=16.5,7.4Hz,1H),5.79-5.74(m,
1H),4.59-4.24(m,1H),4.21-3.94(m,2H),3.26
-3.14(m,1H),2.98-2.88(m,1H),2.12-2.09(m,
1H),1.92-1.89(m,1H),1.78(brs,1H),1.63(br
s,1H)。
【1981】
実施例361:(R)-5-イソプロピル-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル
)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド。
【1982】
【1983】
実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに、プロパン-2-アミンを使用し、工程Gにおいてtert-
ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(
中間体1)の代わりに、(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキ
シレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C17H21N5O2S
の質量計算値、359.4;m/z実測値、360.1[M+H]+。1H NMR(4
00MHz,DMSO-d6):δ 9.99(s,1H),9.28(s,1H),9
.11(s,1H),8.50(d,J=5.8Hz,1H),8.29(d,J=7.
5Hz,1H),7.17(d,J=5.9Hz,1H),4.76(s,1H),4.
25-4.11(m,1H),3.33-3.23(m,1H),3.19-3.16(
m,1H),2.95-2.74(m,2H),1.91-1.88(m,2H),1.
79-1.57(m,2H),1.48(d,J=6.9Hz,6H)。
【1984】
実施例362:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-
クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1985】
【1986】
実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)アニリンを使用し、
工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン
-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル-3-アミノ
ピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI)
:C24H19ClF3N5O3Sの質量計算値、550.0;m/z実測値、549.
9[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.29(d
,J=15.3Hz,1H),8.35(d,J=5.5Hz,1H),8.14-8.
10(m,2H),8.01(d,J=8.5Hz,1H),7.88(dd,J=8.
5,2.3Hz,1H),6.87-6.72(m,1H),6.18(d,J=5.5
Hz,1H),6.12(d,J=16.5Hz,1H),5.69(dd,J=10.
5,2.3Hz,1H),4.53-4.17(m,1H),4.11-3.98(m,
1H),3.19-2.94(m,2H),2.85-2.62(m,1H),2.01
-1.91(m,1H),1.86-1.59(m,2H),1.44(s,1H)。
【1987】
実施例363:(R)-N-(1-(3-メトキシ-3-メチルブタのノイル)ピペリ
ジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド。
【1988】
【1989】
工程A:3-メトキシ-3-メチルブタン酸。次亜臭素酸ナトリウム[NaOH(1.
6g、40mmol)、臭素(3.2g、20mmol)及び水(6g)から調製]の冷
溶液に、温度を20℃未満に保ちつつ、撹拌しながら4-メトキシ-4-メチルペンタン
-2-オン(650mg、5.0mmol)を添加した。ケトンの添加が完了した後、反
応混合物を更に3時間撹拌し、ブロモホルム層を除去し、水層を希硫酸で繰り返し洗浄し
、亜硫酸水素ナトリウムを添加して過剰の臭素を破壊した。エーテル抽出によって酸を単
離し、生理食塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させ、標記化
合物を黄色の固体として得た(201mg)。
【1990】
工程B:(R)-N-(1-(3-メトキシ-3-メチルブタのノイル)ピペリジン-
3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。D
MF(3mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ
-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、150mg、0.28mm
ol)、3-メトキシ-3-メチルブタン酸(45mg、0.34mmol)、HATU
(138mg、0.363mmol)、及びトリエチルアミン(0.156mL、1.1
2mmol)の溶液を室温で終夜撹拌し、次にフラッシュカラムクロマトグラフィで精製
して、標記化合物を白色の固体として得た(80mg、収率46%)。MS(ESI):
C33H35N5O5Sの質量計算値、613.7;m/z実測値、614.3[M+H
]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.37-8.29(m,1H
),7.46-7.36(m,2H),7.34-7.27(m,1H),7.21-7
.13(m,1H),7.13-7.03(m,3H),7.01-6.94(m,1H
),6.15-6.00(m,1H),4.45-4.32(m,1H),4.26-3
.91(m,2H),3.23(s,3H),3.18-3.03(m,1H),2.9
6-2.68(m,1H),2.66-2.58(m,2H),2.12(s,3H),
2.08-1.98(m,1H),1.88-1.79(m,1H),1.72-1.4
7(m,2H),1.34-1.24(m,6H)。
【1991】
実施例364:(R,Z)-N-(1-(3-アセトアミドアクリロイル)ピペリジン
-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1992】
【1993】
DMF(3mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(中間体869、200mg、0.4m
mol)、(Z)-3-アセトアミドプロパ-2-エン酸(中間体33、129mg、1
.00mmol)、トリエチルアミン(101mg、1.00mmol)、及びHATU
(380mg、1.0mmol)の溶液を室温で3時間撹拌した。水を添加し、沈殿物を
濾過によって回収した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合
物を黄色の固体として得た(13mg、収率5.2%)。MS(ESI):C32H30
N6O5Sの質量計算値、610.7;m/z実測値、611.2[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.32(d,J=5.5Hz,1H),7
.46-7.27(m,4H),7.21-7.13(m,1H),7.14-7.03
(m,3H),7.02-6.94(m,1H),6.07(d,J=5.5Hz,1H
),5.64(d,J=8.8Hz,1H),4.51-4.33(m,1H),4.1
6-3.88(m,3H),3.15-2.94(m,1H),2.16-2.02(m
,7H),1.93-1.84(m,1H),1.82-1.71(m,1H),1.6
3-1.54(m,1H)。
【1994】
実施例365:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド。
【1995】
【1996】
DMF(2mL)中の(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例300、60mg、
0.12mmol)、(E)-2-シアノ-3-シクロプロピルプロパ-2-エン酸(中
間体17)(23mg、0.17mmol)、HATU(55mg、0.15mmol)
、及びトリエチルアミン(0.062mL、0.45mmol)の溶液を室温で終夜撹拌
した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィ及び分取TLCで精製して、標記化合物
を黄色の固体として得た(13mg、収率18%)。MS(ESI):C34H30N6
O4Sの質量計算値、618.7;m/z実測値、619.2[M+H]+。1H NM
R(400MHz,CD3OD):δ 8.34(d,J=5.5Hz,1H),7.4
5-7.35(m,2H),7.33-7.26(m,1H),7.21-7.14(m
,1H),7.13-7.03(m,3H),7.00-6.95(m,1H),6.6
1-6.49(m,1H),6.08(d,J=5.6Hz,1H),4.61-4.5
1(m,2H),4.10-3.96(m,2H),3.20-3.16(m,1H),
2.13(s,3H),2.10-1.96(m,2H),1.94-1.85(m,1
H),1.80-1.59(m,2H),1.26-1.15(m,2H),1.02-
0.82(m,2H)。
【1997】
実施例366:(R)-N-(1-(2-クロロアクリロイル)ピペリジン-3-イル
)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【1998】
【1999】
DMF(5mL)中の(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例98、50mg、0
.09mmol)、2-クロロプロパ-2-エン酸(20mg、0.19mmol)、H
ATU(46mg、0.12mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(30mg、0
.23mmol)の溶液を室温で2時間撹拌した。混合物をフラッシュカラムクロマトグ
ラフィ、及び分取TLCで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(10mg、収
率18%)。MS(ESI):C30H26ClN5O4Sの質量計算値、588.1;
m/z実測値、588.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):
δ 8.36-8.30(m,1H),7.44-7.37(m,2H),7.33-7
.27(m,1H),7.21-7.14(m,1H),7.12-7.03(m,3H
),7.01-6.95(m,1H),6.11-6.05(m,1H),5.72(m
,2H),4.45-3.88(m,3H),3.25-2.90(m,2H),2.1
7-2.02(m,4H),1.95-1.84(m,1H),1.81-1.69(m
,1H),1.66-1.57(m,1H)。
【2000】
実施例367:(R,E)-N-(1-(4-アミノブテ-2-ノイル)ピペリジン-
3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド。
【2001】
【2002】
工程A:(R,E)-tert-ブチル(4-(3-(5-(*R)-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-4-オキ
ソブタ-2-エン-1-イル)カルバメート。DMF(5mL)中の(R)-5-(*R
)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イ
ル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド(実施例300、60mg、0.11mmol)、(E)-4-(ter
t-ブトキシカルボニルアミノ)ブタ-2-エン酸(中間体12、45mg、0.22m
mol)、HATU(56mg、0.15mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン
(36mg、0.28mmol)を室温で2時間撹拌した。混合物をフラッシュカラムク
ロマトグラフィ後、分取TLCで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(43m
g、収率56%)。
【2003】
工程B:(R,E)-N-(1-(4-アミノブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イ
ル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
。丸底フラスコに、(R,E)-tert-ブチル(4-(3-(5-(*R)-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-
4-オキソブタ-2-エン-1-イル)カルバメート(43mg、0.063mmol)
、濃HCl(5mL)及びMeOH(5mL)を添加し、室温で1時間撹拌した。混合物
を濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固
体として得た(19mg、収率48%)。MS(ESI):C31H30N6O4Sの質
量計算値、582.7;m/z実測値、583.3[M+H]+。1H NMR(400
MHz,CD3OD):δ 8.38-8.32(m,1H),7.45-7.37(m
,2H),7.32-7.26(m,1H),7.21-7.14(m,1H),7.1
3-7.03(m,3H),7.02-6.94(m,1H),6.86-6.78(m
,1H),6.77-6.67(m,1H),6.13-6.06(m,1H),4.4
5-3.90(m,3H),3.80-3.70(m,2H),3.23-3.07(m
,1H),2.91-2.80(m,1H),2.16-2.02(m,4H),1.9
4-1.84(m,1H),1.81-1.69(m,1H),1.65-1.52(m
,1H)。
【2004】
実施例368:(R,E)-N-(1-(4-ジメチルアミノ)ブテ-2-ノイル)ピ
ロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド。
【2005】
【2006】
工程A:(R,E)-tert-ブチル(4-(3-(5-(2-メチル-4-フェノ
キシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピロリジン-1-イル)-4-オキソブタ-2
-エン-1-イル)カルバメート。DMF(6mL)中の(R)-5-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施
例159、300mg、0.58mmol)、(E)-4-(tert-ブトキシカルボ
ニルアミノ)ブタ-2-エン酸(中間体12、231mg、1.15mmol)、HAT
U(284mg、0.747mmol)、及びDIEA(186mg、1.44mmol
)を室温で2時間撹拌した。2種類の異なる方法を使用して、混合物をフラッシュカラム
クロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(265mg、収率6
8.9%)。
【2007】
工程B:(R,E)-N-(1-(4-アミノブテ-2-ノイル)ピロリジン-3-イ
ル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。丸底フラ
スコに、(R,E)-tert-ブチル(4-(3-(5-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド)ピロリジン-1-イル)-4-オキソブタ-2-
エン-1-イル)カルバメート(265mg、0.396mmol)、濃HCl(8mL
)、及びMeOH(8mL)を添加し、室温で1時間撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、
フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(1
88mg、収率75.5%)。
【2008】
工程C:(R,E)-N-(1-(4-ジメチルアミノ)ブテ-2-ノイル)ピロリジ
ン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
。DCM(8mL)中の(R,E)-N-(1-(4-アミノブテ-2-ノイル)ピロリ
ジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド(135mg、0.220mmol)、ホルムアルデヒド(0.2mL、H2O中37
重量%)、及びNaBH(OAc)3(93mg、0.44mmol)の溶液を室温で5
時間撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、
標記化合物を白色の固体として得た(63mg、収率43%)。MS(ESI):C32
H32N6O4Sの質量計算値、596.7;m/z実測値、597.3[M+H]+。
1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.45(s,1H),8.37-8
.32(m,1H),7.44-7.36(m,2H),7.32-7.26(m,1H
),7.21-7.14(m,1H),7.12-7.03(m,3H),7.01-6
.95(m,1H),6.84-6.74(m,1H),6.68-6.56(m,1H
),6.11-6.05(m,1H),4.09-3.69(m,4H),3.64-3
.58(m,2H),3.56-3.44(m,1H),2.63(s,6H),2.4
0-2.15(m,2H),2.12(s,3H)
【2009】
実施例369:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
N-(1-(ビニルスルホニル)ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2010】
【2011】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~Iに記載されるものと同様の条
件を使用して、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フ
ルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチル(3R)-3-
アミノピロリジン-1-カルボキシレートを使用し、工程Iにおいて、塩化プロペ-2-
ノイルの代わりに塩化エテンスルホニルを使用して、標記化合物を調製した。MS(ES
I):C28H25N5O5S2の質量計算値、575.7;m/z実測値、576.3
[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.33(d,J=5
.5Hz,1H),7.45-7.35(m,2H),7.34-7.25(m,1H)
,7.21-7.13(m,1H),7.12-7.03(m,3H),6.99-6.
93(m,1H),6.80-6.64(m,1H),6.21(d,J=16.5Hz
,1H),6.14-6.03(m,2H),4.61-4.45(m,1H),3.6
6-3.55(m,1H),3.53-3.45(m,1H),3.38-3.31(m
,1H),3.29-3.20(m,1H),2.32-2.20(m,1H),2.1
2(s,3H),2.08-2.00(m,1H)。
【2012】
実施例370:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-ト
リジュウテリオメチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2013】
【2014】
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド(実施例869、100mg、0.19mmol)及び重水素
化ホルムアルデヒド(12mg、0.38mmol、H2O中37重量%)の溶液に、M
eOH(3mL)を添加した。室温で5分間撹拌した後、シアノ水素化ホウ素ナトリウム
(36mg、0.55mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応
物を濃縮乾固し、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄
色の固体として得た(38mg、収率37%)。MS(ESI):C28H24D3N5
O3Sの質量計算値、516.6;m/z実測値、517.2[M+H]+。1H NM
R(400MHz,CD3OD):δ 8.26(d,J=4.9Hz,1H),7.4
6-7.33(m,2H),7.31-7.24(m,1H),7.19-7.11(m
,1H),7.11-7.01(m,3H),7.00-6.90(m,1H),6.0
0(d,J=5.1Hz,1H),4.20-4.06(m,1H),2.99-2.8
8(m,1H),2.75-2.61(m,1H),2.25-2.02(m,5H),
1.92-1.75(m,2H),1.71-1.61(m,1H),1.54-1.4
4(m,1H)。
【2015】
実施例371:(R,E)-N-(1-(4-ジメチルアミノ)ブテ-2-ノイル)ピ
ペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド。
【2016】
【2017】
DMF(6mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、250mg、0.45
mmol)、(E)-4-[(tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]ブタ
-2-エン酸(中間体10、200mg、0.93mmol)、HATU(230mg、
0.61mmol)、及びDIEA(150mg、1.17mmol)を室温で2時間撹
拌した。混合物をHPLC及びフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合
物を白色の固体として得た(228mg、収率70.2%)。
【2018】
工程F:(R,E)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(4
-メチルアミノ)ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
(R,E)-tert-ブチルメチル(4-(3-(5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-4-オキソブタ-2-エ
ン-1-イル)カルバメート(228mg、0.327mmol)、濃HCl(5mL)
及びMeOH(5mL)の溶液をN2下、室温で1時間撹拌した。混合物を濃縮乾固させ
、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(
120mg、収率57%)。
【2019】
工程G:(R,E)-N-(1-(4-ジメチルアミノ)ブテ-2-ノイル)ピペリジ
ン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
。DCM(8mL)中の(R,E)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N
-(1-(4-(メチルアミノ)ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド(68mg、0.11mmol)、ホルムアルデヒド(0.5mL、H2O
中37重量%)、及びNaBH(OAc)3(45mg、0.21mmol)の溶液を室
温で5時間撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製
して、標記化合物を白色の固体として得た(37mg、収率52%)。MS(ESI):
C33H34N6O4Sの質量計算値、610.7;m/z実測値、611.3[M+H
]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.41(s,1H),8.3
7-8.30(m,1H),7.45-7.36(m,2H),7.34-7.26(m
,1H),7.21-7.14(m,1H),7.12-7.03(m,3H),7.0
1-6.95(m,1H),6.93-6.86(m,1H),6.75-6.64(m
,1H),6.11-6.05(m,1H),4.54-4.50(m,1H),4.4
2-3.89(m,3H),3.83-3.73(m,2H),3.25-3.14(m
,1H),2.97-2.87(m,1H),2.76(s,6H),2.16-2.0
2(m,4H),1.94-1.82(m,1H),1.82-1.70(m,1H),
1.66-1.53(m,1H)
【2020】
実施例372:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
N-(1-(ビニルスルホニル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2021】
【2022】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~Iに記載されるものと同様の条
件を使用して、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フ
ルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチル(3R)-3-
アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用し、工程Iにおいて、プロペ-2-エノ
イルクロリドの代わりに塩化エテンスルホニルを使用して、標記化合物を調製した。MS
(ESI):C29H27N5O5S2の質量計算値、589.7;m/z実測値、59
0.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.32(d,
J=5.6Hz,1H),7.44-7.35(m,2H),7.30(d,J=8.6
Hz,1H),7.21-7.13(m,1H),7.11-7.03(m,3H),7
.01-6.92(m,1H),6.72-6.60(m,1H),6.22-6.04
(m,3H),4.16-3.98(m,1H),3.84-3.69(m,1H),3
.63-3.47(m,1H),2.81-2.55(m,2H),2.12(s,3H
),2.04-1.95(m,1H),1.93-1.83(m,1H),1.77-1
.63(m,1H),1.62-1.50(m,1H)。
【2023】
実施例373:(R,E)-N-(1-(4-ジメチルアミノ)ブテ-2-ノイル)ピ
ペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2024】
【2025】
Ar下で撹拌棒を備えた炉乾燥したマイクロ波バイアルに、(R)-4-オキソ-5-
(4-フェノキシフェニル)-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例860、6
2mg、0.10mmol)、トランス-4-ジメチルアミノクロトン酸塩酸塩(37.
6mg、0.227mmol)、HATU(202mg、0.531mmol)、THF
3.0mL)及びトリエチルアミン(0.20mL、1.4mmol)を添加した。反
応バイアルに蓋をして、100℃で5分間マイクロ波で加温した。反応混合物を濃縮乾固
させ、濾過し、HPLCで精製して、標記化合物を得た(27mg、収率44%)。MS
(ESI):C32H32N6O4Sの質量計算値、596.7;m/z実測値、597
.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CD3OD):δ 8.39-8.2
1(m,1H),7.45-7.33(m,4H),7.25-7.06(m,5H),
6.83-6.57(m,2H),6.24-6.08(m,1H),4.57-3.8
7(m,3H),3.27-2.83(m,4H),2.36-2.20(m,6H),
2.12-1.46(m,4H)。
【2026】
実施例374:(R,E)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1
-(4-メチルスルホニル)ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド。
【2027】
【2028】
工程A:(R,E)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(4
-メチルチオ)ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。D
MF(10mL)中の(E)-4-メチルスルファニルブタ-2-エン酸(中間体37、
0.556g、4.201mmol)、HATU(1.0g、2.6mmol)、及びト
リエチルアミン(1.0g、9.9mmol)の溶液に、(R)-5-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施
例869、0.75g、1.5mmol)を添加し、室温で4時間撹拌した。混合物をフ
ラッシュカラムクロマトグラフィにより精製し、標記化合物を得た(300mg、収率3
3%)。
【2029】
工程B:(R,E)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(4
-メチルスルホニル)ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド。DCM(10mL)中の(R,E)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-N-(1-(4-(メチルチオ)ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド(300mg、0.49mmol)の溶液に、3-クロロベンゼンカルボ
ペルオキシ酸(169mg、0.735mmol)を添加し、室温で4時間撹拌した。混
合物をDCMと1Mの飽和Na2HCO3水溶液との間に分配した。有機層を回収し、濃
縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィ後、分取TLCで精製して、標記化合物
を得た(58mg、収率17%)。MS(ESI):C32H31N5O6S2の質量計
算値、645.7;m/z実測値、646.2[M+H]+。1H NMR(400MH
z,DMSO-d6):δ 8.60-8.26(m,1H),8.25-8.10(m
,1H),7.45-7.39(m,2H),7.29-7.20(m,1H),7.1
9-7.15(m,1H),7.12-7.07(m,2H),7.06-7.02(m
,1H),6.96-6.91(m,1H),6.89-6.78(m,1H),6.5
9-6.48(m,1H),5.88-5.69(m,1H),4.45-4.12(m
,1H),4.11-4.04(m,2H),4.01-3.85(m,1H),3.8
2-3.75(m,1H),3.13-3.02(m,1H),2.96-2.90(m
,3H),2.86-2.63(m,1H),2.02(s,3H),1.97-1.9
3(m,1H),1.81-1.72(m,1H),1.67-1.56(m,1H),
1.49-1.39(m,1H)。
【2030】
実施例375:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-(2,3,4,5,6-ペンタジュウテリオフェノキシ)フェニル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド。
【2031】
【2032】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~Iに記載されるものと同様の条
件を使用して、工程Aにおいてフェノールの代わりに2,3,4,5,6-ペンタジュウ
テリオフェノールを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミ
ノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチル(3
R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した
。MS(ESI):C30H22D5N5O4Sの質量計算値、558.7;m/z実測
値、559.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.3
5-8.30(m,1H),7.32-7.27(m,1H),7.07-7.03(m
,1H),7.00-6.94(m,1H),6.85-6.72(m,1H),6.2
4-6.14(m,1H),6.09-6.05(m,1H),5.76-5.68(m
,1H),4.56-3.89(m,3H),3.26-2.82(m,2H),2.1
5-2.00(m,4H),1.92-1.81(m,1H),1.78-1.66(m
,1H),1.63-1.52(m,1H)。
【2033】
実施例376:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-(2,3,4,5,6-ペンタジュウテリオフェノキシ)フェニル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド。
【2034】
【2035】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~Gに記載されるものと同様の条
件を使用して、工程Aにおいてフェノールの代わりに2,3,4,5,6-ペンタジュウ
テリオフェノールを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミ
ノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、1-[(3R)-3
-アミノピロリジン-1-イル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体5)を使用して、
標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H20D5N5O4Sの質量計算値、5
44.6;m/z実測値、545.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DM
SO-d6):δ 10.30-10.19(m,1H),8.41-8.29(m,2
H),7.43-7.35(m,1H),7.13-7.07(m,1H),7.04-
6.94(m,1H),6.69-6.49(m,1H),6.21-6.08(m,1
H),6.05-5.95(m,1H),5.75-5.63(m,1H),4.59-
4.41(m,1H),3.96-3.45(m,4H),2.27-1.92(m,5
H)。
【2036】
実施例377:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(
4-メチルアミノ)ブテ-2-ノイル)ピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
。
【2037】
【2038】
工程A:(R,E)-tert-ブチルメチル(4-(3-(5-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピロリジン-1-イル)-4-オキソブ
タ-2-エン-1-イル)カルバメート。DMF(5mL)中の(E)-4-[tert
-ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]ブタ-2-エン酸(中間体10、165mg、
0.766mmol)、(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例159、200mg、0.38
mmol)、HATU(112mg、0.295mmol)、及びDIEA(247mg
、1.92mmol)の溶液を室温で1時間撹拌した。2種類の異なる方法を使用して、
混合物をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を明黄色の固体とし
て得た(93mg、収率36%)。
【2039】
工程B:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(4-メ
チルアミノ)ブテ-2-ノイル)ピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。丸底
フラスコに、(R,E)-tert-ブチルメチル(4-(3-(5-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピロリジン-1-イル)-4-オキソ
ブタ-2-エン-1-イル)カルバメート(93mg、0.14mmol)、濃HCl(
5mL)、及びMeOH(5mL)を添加し、室温で1時間撹拌した。混合物を濃縮乾固
し、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体とし
て得た(48mg、収率60%)。MS(ESI):C31H30N6O4Sの質量計算
値、582.7;m/z実測値、583.2[M+H]+。1H NMR(400MHz
,CD3OD):δ 8.35-8.31(m,1H),7.44-7.37(m,2H
),7.32-7.26(m,1H),7.20-7.15(m,1H),7.12-7
.04(m,3H),7.00-6.95(m,1H),6.82-6.58(m,2H
),6.10-6.06(m,1H),4.16-3.42(m,7H),2.72-2
.66(m,3H),2.43-2.03(m,5H)
【2040】
実施例378:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(2,3,4,5,6-ペンタジ
ュウテリオフェノキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2041】
【2042】
DMF(5mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-(2,3,4,5,6-ペンタ
ジュウテリオフェノキシ)フェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド(中間体41、150mg、0.28mmol)、(E)-2-シアノ-3-シク
ロプロピルプロパ-2-エン酸(中間体17)(76mg、0.55mmol)、HAT
U(137mg、0.360mmol)、及びDIEA(107mg、0.831mmo
l)の溶液を室温で1時間撹拌した。次に、2種類の異なる方法を使用して、反応混合物
を順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)で精製して、標記化合物を白色の
固体として得た(71mg、収率41%)。MS(ESI):C34H25D5N6O4
Sの質量計算値、623.7;m/z実測値、624.3[M+H]+。1H NMR(
400MHz,CD3OD):δ 8.35-8.30(m,1H),7.32-7.2
7(m,1H),7.07-7.03(m,1H),7.00-6.95(m,1H),
6.57-6.50(m,1H),6.10-6.05(m,1H),4.08-3.9
3(m,2H),3.67-3.62(m,2H),3.22-3.10(m,1H),
2.12(s,3H),2.10-1.95(m,2H),1.93-1.84(m,1
H),1.80-1.68(m,1H),1.68-1.56(m,1H),1.25-
1.16(m,2H),1.01-0.93(m,1H),0.90-0.78(m,1
H)。
【2043】
実施例379:(R)-N-(1-シアノピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル
-4-(2,3,4,5,6-ペンタジュウテリオフェノキシ)フェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド。
【2044】
【2045】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~Iに記載されるものと同様の条
件を使用して、工程Aにおいてフェノールの代わりに2,3,4,5,6-ペンタジュウ
テリオフェノールを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミ
ノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチル(3
R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用し、及び工程Iにおいてプロ
ペ-2-エノイルクロリドの代わりにシアノゲンブロマイドを使用して、標記化合物を調
製した。MS(ESI):C28H19D5N6O3Sの質量計算値、529.6;m/
z実測値、530.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ
8.35-8.31(m,1H),7.32-7.27(m,1H),7.07-7.0
3(m,1H),7.00-6.94(m,1H),6.09-6.04(m,1H),
4.16-4.07(m,1H),3.61-3.52(m,1H),3.40-3.3
0(m,1H),3.10-2.94(m,2H),2.12(s,3H),2.07-
1.98(m,1H),1.90-1.81(m,1H),1.81-1.70(m,1
H),1.66-1.54(m,1H)。
【2046】
実施例380:(R)-5-(2-メチル-4-(2,3,4,5,6-ペンタジュウ
テリオフェノキシ)フェニル)-N-(1-(トリジュウテエリオメチル)ピペリジン-
3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド。
【2047】
【2048】
MeOH(4mL)中、(R)-5-(2-メチル-4-(2,3,4,5,6-ペン
タジュウテリオフェノキシ)フェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド(中間体41、155mg、0.286mmol)及び重水素化ホルムアルデヒ
ド(18mg、0.56mmol、H2O中37重量%)の溶液を室温で30分間撹拌し
た後、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(57mg、0.86mmol)を添加した。反応
混合物を室温で終夜撹拌した。反応物を濃縮乾固し、残渣をフラッシュカラムクロマトグ
ラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(66mg、収率43%)。MS
(ESI):C28H19D8N5O3Sの質量計算値、521.7;m/z実測値、5
22.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.39-8
.15(m,1H),7.38-7.19(m,1H),7.11-6.88(m,2H
),6.16-5.88(m,1H),4.24-4.06(m,1H),3.01-2
.82(s,1H),2.78-2.61(m,1H),2.32-2.01(m,5H
),1.93-1.76(m,2H),1.72-1.59(m,1H),1.55-1
.42(m,1H)。
【2049】
実施例381:(R)-5-(2-メチル-4-(2,3,4,5,6-ペンタジュウ
テリオフェノキシ)フェニル)-N-(1-(メチルピペリジン-3-イル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド。
【2050】
【2051】
DCM(10mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-(2,3,4,5,6-ペン
タジュウテリオフェノキシ)フェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド(中間体41、150mg、0.28mmol)、ホルムアルデヒド水溶液(1
mL、H2O中37重量%)、及びNaBH(OAc)3(117mg、0.554mm
ol)の溶液を室温で5時間撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマ
トグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(90mg、収率57%)。
MS(ESI):C28H22D5N5O3Sの質量計算値、518.6;m/z実測値
、519.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.35
-8.28(m,1H),7.33-7.27(m,1H),7.07-7.03(m,
1H),7.01-6.94(m,1H),6.09-6.04(m,1H),4.34
-4.22(m,1H),3.48-3.37(m,1H),3.27-3.18(m,
1H),2.88-2.71(m,5H),2.11(s,3H),2.07-1.96
(m,2H),1.90-1.76(m,1H),1.74-1.59(m,1H)
【2052】
実施例382:(R,E)-N-(1-(4-アミノブテ-2-ノイル)ピロリジン-
3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2053】
【2054】
実施例368、工程A~Bに記載されるものと同様の条件を使用して、標記化合物を調
製した。MS(ESI):C30H28N6O4Sの質量計算値、568.6;m/z実
測値、569.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.
42(s,1H),8.37-8.32(m,1H),7.44-7.36(m,2H)
,7.32-7.26(m,1H),7.21-7.14(m,1H),7.12-7.
03(m,3H),7.01-6.95(m,1H),6.84-6.74(m,1H)
,6.68-6.56(m,1H),6.11-6.05(m,1H),4.08-3.
44(m,7H),2.44-2.13(m,2H),2.12(s,3H)
【2055】
実施例383:(R,E)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1
-(4-メチルスルホンアミド)ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド。
【2056】
【2057】
DCM(5mL)中の(R,E)-N-(1-(4-アミノブテ-2-ノイル)ピペリ
ジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド(実施例27、300mg、0.52mmol)及びトリエチルアミン(104mg、
1.03mmol)の溶液に、ClSO2Me(59mg、0.52mmol)を添加し
、室温で15分間撹拌した。混合物をDCMと水との間に分散させ、有機層を回収し、濃
縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィ後、分取TLCで精製して、標記化合物
を得た(52mg、収率15%)。MS(ESI):C32H32N6O6S2の質量計
算値、660.8;m/z実測値、661.2[M+H]+。1H NMR(400MH
z,DMSO-d6):δ 8.54-8.26(m,1H),8.26-8.13(m
,1H),7.47-7.38(m,2H),7.36-7.21(m,2H),7.2
0-7.14(m,1H),7.13-7.07(m,2H),7.07-7.03(m
,1H),6.97-6.91(m,1H),6.66-6.53(m,2H),5.9
0-5.73(m,1H),4.45-4.07(m,1H),4.04-3.87(m
,1H),3.82-3.71(m,3H),3.15-2.99(m,1H),2.8
8(s,3H),2.85-2.61(m,1H),2.03(s,3H),1.97-
1.90(m,1H),1.82-1.70(m,1H),1.69-1.55(m,1
H),1.47-1.35(m,1H)。
【2058】
実施例384:(R)-N-(1-(2-(ジメチルアミノ)アセチル)ピロリジン-
3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2059】
【2060】
丸底フラスコに、DMF(5mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフ
ェニル)-4-オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例159、15
0mg、0.29mmol)、2-(ジメチルアミノ)酢酸(59mg、0.57mmo
l)、HATU(142mg、0.373mmol)、及びDIEA(111mg、0.
861mmol)を添加し、室温で1時間撹拌した。混合物をフラッシュカラムクロマト
グラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(130mg、収率74%)。
MS(ESI):C30H30N6O4Sの質量計算値、570.7;m/z実測値、5
71.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.35-8
.30(m,1H),7.43-7.37(m,2H),7.32-7.28(m,1H
),7.20-7.14(m,1H),7.11-7.04(m,3H),7.00-6
.94(m,1H),6.10-6.04(m,1H),4.67-4.57(m,1H
),4.03-3.96(m,2H),3.91-3.81(m,1H),3.74-3
.62(m,1H),3.60-3.41(m,2H),2.88-2.84(m,6H
),2.39-2.14(m,2H),2.11(s,3H)。
【2061】
実施例385:(R,E)-N-(1-(2-シアノブテ-2-ノイル)ピペリジン-
3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2062】
【2063】
丸底フラスコに、(R)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-3-イル)
-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例874
)(300mg、0.53mmol)、アセトアルデヒド(116mg、2.65mmo
l)、ピペリジン(0.1ml)、及びEtOH(10ml)を添加し、室温で0.5時
間撹拌した。混合物をDCMで希釈し、1NのHCl及び飽和NaHCO3水溶液で洗浄
し、無水Na2SO4で乾燥させ、濃縮乾固させて、フラッシュカラムクロマトグラフィ
で精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(46mg、収率15%)。MS(ES
I):C32H28N6O4Sの質量計算値、592.7;m/z実測値、593.2[
M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.18(s,1
H),8.35-8.31(m,1H),8.14-8.02(m,1H),7.47-
7.40(m,2H),7.39-7.33(m,1H),7.22-7.15(m,1
H),7.13-7.03(m,4H),6.99-6.93(m,1H),5.99-
5.94(m,1H),3.89-3.78(m,1H),3.18-2.82(m,4
H),2.09-2.00(m,6H),1.97-1.89(m,1H),1.83-
1.74(m,1H),1.73-1.61(m,1H),1.54-1.43(m,1
H)。
【2064】
実施例386:N-((R)-1-((S)-アゼチジン-2-カルボニル)ピペリジ
ン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
。
【2065】
【2066】
工程A:(S)-tert-ブチル2-((R)-3-(5-(2-メチル-4-フェ
ノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボニル)アゼチジン-
1-カルボキシレート。DMF(3mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、
100mg、0.19mmol)、(2S)-1-tert-ブトキシカルボニルアゼチ
ジン-2-カルボン酸(63mg、0.28mmol)、HATU(107mg、0.2
81mmol)、及びトリエチルアミン(0.104mL、0.748mmol)の溶液
を室温で終夜撹拌した。反応混合物をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標
記化合物を白色の固体として得た(115mg、収率90.0%)。
【2067】
工程B:N-((R)-1-((S)-アゼチジン-2-カルボニル)ピペリジン-3
-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。2N
のHCl/MeOH(2mL)中の(S)-tert-ブチル2-((R)-3-(5-
(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カ
ルボニル)アゼチジン-1-カルボキシレート(115mg、0.168mmol)の溶
液を、室温で4時間撹拌し、濃縮乾固させた。残渣を2NのNaHCO3でpH>7まで
調整した後、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体と
して得た(77mg、収率75%)。MS(ESI):C31H30N6O4Sの質量計
算値、582.7;m/z実測値、583.2[M+H]+。1H NMR(400MH
z,DMSO-d6及びCD3OD):δ 8.06-8.02(m,1H),7.40
-7.26(m,2H),7.16-7.06(m,2H),7.05-6.99(m,
2H),6.98-6.92(m,1H),6.92-6.83(m,1H),5.72
(d,J=5.5Hz,1H),5.08-4.51(m,1H),3.98-3.81
(m,1H),3.66-3.58(m,1H),3.58-3.43(m,2H),3
.43-3.32(m,1H),3.18-3.09(m,2H),2.81-2.56
(m,1H),2.48-2.34(m,1H),2.01(s,3H),1.92-1
.80(m,2H),1.77-1.66(m,1H),1.54-1.42(m,1H
)。
【2068】
実施例387:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-(3-メチルオキセタン-
3-イル)アクリロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2069】
【2070】
工程A:(R)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-(
*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DMF(5
mL)中の(R)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例300、100mg、0.19m
mol)、2-シアノ酢酸(32mg、0.37mmol)、HATU(92mg、0.
24mmol)、及びDIEA(60mg、0.47mmol)の溶液を室温で2時間撹
拌した。反応混合物をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色
の固体として得た(82mg、収率78%)。
【2071】
工程B:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-(3-メチルオキセタン-3-イ
ル)アクリロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノ
キシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。丸底フラスコに、(R)-N-(1-(2-シ
アノアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド(100mg、0.18mmol)、3-メチルオキ
セタン-3-カルバルデヒド(53mg、0.53mmol)、ピペリジン(0.3mL
)、AcOH(0.1mL)、4Aモレキュラーシーブ(0.5g)、及びジオキサン(
10mL)を添加し、N2下100℃で1時間で撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、フラ
ッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(71m
g)。MS(ESI):C35H32N6O5Sの質量計算値、648.7;m/z実測
値、649.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.3
3-8.28(m,1H),7.42-7.35(m,2H),7.31-7.23(m
,2H),7.19-7.12(m,1H),7.11-7.01(m,3H),6.9
8-6.92(m,1H),6.07-6.02(m,1H),5.04-6.91(m
,1H),4.73-4.26(m,4H),4.06-3.86(m,2H),3.5
6-2.76(m,2H),2.16-2.01(m,4H),1.97-1.85(m
,1H),1.82-1.57(m,5H)。
【2072】
実施例388:(R,Z)-N-(1-(2-フルオロ-4-(メチルアミノ)ブテ-
2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド。
【2073】
【2074】
工程A:(R,Z)-tert-ブチル(3-フルオロ-4-(3-(5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-4-
オキソブタ-2-エン-1-イル)(メチル)カルバメート。無水DMF(5mL)中の
(Z)-4-[tert-ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]-2-フルオロ-ブタ
-2-エン酸(中間体38、500mg、2.1mmol)及びHBTU及びトリエチル
アミン(236mg、2.33mmol)の溶液を室温で10分間撹拌した後、(R)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イ
ル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド(実施例869、250mg、0.47mmol)を添加し、混合物を2
時間撹拌した。粗混合物をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を
わずかに黄色の固体として得た(21mg、収率6.2%)。
【2075】
工程B:(R,Z)-N-(1-(2-フルオロ-4-(メチルアミノ)ブテ-2-ノ
イル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド。MeOH(10mL)中の6NのHCl中の(R,Z)-tert-ブ
チル(3-フルオロ-4-(3-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-4-オキソブタ-2-エン-1-イル)(
メチル)カルバメート(21mg、0.029mmol)の溶液を、真空下、50℃で濃
縮乾固させて黄色の固体を得た。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、
標記化合物を黄色の固体として得た(15mg、収率76%)。MS(ESI):C32
H31FN6O4Sの質量計算値、614.7;m/z実測値、615.2[M+H]+
。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.43(s,1H),8.34(
d,J=3.6Hz,1H),7.49-7.35(m,2H),7.34-7.25(
m,1H),7.23-7.14(m,1H),7.13-7.03(m,3H),7.
01-6.92(m,1H),6.08(d,J=5.4Hz,1H),5.92-5.
75(m,1H),4.54-3.91(m,3H),3.85-3.63(m,2H)
,3.27-3.11(m,1H),3.05-2.88(m,1H),2.77-2.
67(m,3H),2.12(s,3H),2.10-2.03(m,1H),1.98
-1.86(m,1H),1.83-1.56(m,2H)。
【2076】
実施例389:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
N-(1-(2-ピロリジン-1-イル)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
。
【2077】
【2078】
DCM中の(R)-N-(1-(2-クロロアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-
(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例396、15
0mg、0.26mmol)及びトリエチルアミンの溶液に、DCM中のピロリジン(3
8mg、0.53mmol)を滴下し、室温で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮乾固さ
せ、フラッシュカラムクロマトグラフィ後、分取TLCで精製して、標記化合物を黄色の
固体として得た(68mg)。MS(ESI):C33H34N6O4Sの質量計算値、
610.7;m/z実測値、611.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,C
DCl3):δ 8.33(d,J=4.7Hz,1H),7.44-7.34(m,2
H),7.21-7.12(m,2H),7.12-7.06(m,2H),7.03-
6.97(m,1H),6.97-6.91(m,1H),5.98(d,J=4.7H
z,1H),4.22-4.03(m,1H),3.94-3.75(m,1H),3.
69-3.61(m,1H),3.56-3.37(m,3H),3.34-3.19(
m,1H),2.73-2.53(m,4H),2.14-2.09(m,3H),1.
99-1.89(m,2H),1.83-1.73(m,6H)。
【2079】
実施例390:(R)-2-(((1-アクリロイルピペリジン-3-イル)アミノ)
メチル-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-4(5H)-オン。
【2080】
【2081】
工程A:N-メトキシ-N-メチル-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド。標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~Gと同様
の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオ
ロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりにN-メトキシメタンアミンを使用して
、標記化合物を調製した。
【2082】
工程B:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルバルデヒド。無水
THF(30mL)中のN-メトキシ-N-メチル-5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキシレート(1.7g、3.7mmol)の溶液に、LiAl
H4(210mg、5.5mmol)を添加し、N2下、室温で72時間撹拌した。次に
、1NのKHSO4の水溶液を添加漏斗を介して慎重に添加した後、水を添加し、続いて
EtOAcを添加した。有機層を回収し、1NのHClで洗浄し、それによって黄色の固
体が沈殿し、それを濾過によって回収した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで
精製して、標記化合物を黄色の固体(sold)として得た(622mg、収率42.0%)
。
【2083】
工程C:(R)-2-(((1-アクリロイルピペリジン-3-イル)アミノ)メチル
-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-4(5H)-オン。DCM/MeOH(20mL)中の5-(2-メ
チル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルバルデヒド(100mg、0.25mmo
l)及び1-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリジル]プロパ-2-エン-1-オン(
中間体15、71mg、0.37mmol)の溶液に、NaBH(AcO)3(158m
g、0.745mmol)を添加し、室温で18時間撹拌した。反応混合物にNaBH4
(19mg、0.50mmol)を添加し、10分間撹拌した後、水を添加し、混合物を
DCMで抽出し、濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化
合物をわずかに黄色の固体(45mg、収率32%)として得た。MS(ESI):C3
0H29N5O3Sの質量計算値、539.6;m/z実測値、540.0[M+H]+
。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.20-8.03(m,1H),
7.48-7.32(m,2H),7.29-7.20(m,1H),7.19-7.1
1(m,1H),7.11-7.02(m,3H),6.99-6.90(m,1H),
6.82-6.65(m,1H),6.29-6.06(m,1H),5.97-5.8
7(m,1H),5.77-5.63(m,1H),4.25-4.10(m,1H),
4.11-3.73(m,3H),3.41-3.33(m,0.5H),3.19-2
.92(m,1.5H),2.80-2.61(m,1H),2.12(s,3H),2
.07-1.95(m,1H),1.88-1.70(m,1H),1.62-1.40
(m,2H)。
【2084】
実施例391:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(
2-メチルアミノ)アセチル)ピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2085】
【2086】
工程A:(R)-tert-ブチルメチル-(2-(3-(5-(2-メチル-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピロリジン-1-イル)-2-オキソエチ
ル)カルバメート。DMF(5mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフ
ェニル)-4-オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例159、15
0mg、0.29mmol)、N-Boc-N-メチルグリシン(109mg、0.57
4mmol)、HATU(142mg、0.373mmol)、及びDIEA(111m
g、0.861mmol)の溶液を室温で1時間撹拌した。反応混合物をフラッシュカラ
ムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を明黄色の固体として得た(159mg、収
率84.3%)。
【2087】
工程B:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(2-メ
チルアミノ)アセチル)ピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。丸底フラスコ
に、(R)-tert-ブチルメチル(2-(3-(5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド)ピロリジン-1-イル)-2-オキソエチル)カル
バメート(159mg、0.242mmol)、濃HCl(5mL)、及びMEOH(5
mL)を添加し、室温で1時間撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロ
マトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(118mg、収率81.
0%)。MS(ESI):C29H28N6O4Sの質量計算値、556.6;m/z実
測値、557.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.
34-8.30(m,1H),7.42-7.36(m,2H),7.32-7.27(
m,1H),7.20-7.14(m,1H),7.10-7.03(m,3H),7.
00-6.94(m,1H),6.10-6.03(m,1H),4.68-4.56(
m,1H),3.98-3.91(m,2H),3.89-3.80(m,1H),3.
74-3.63(m,1H),3.60-3.42(m,2H),2.76-2.70(
m,3H),2.42-2.13(m,2H),2.11(s,3H)
【2088】
実施例392:(R)-N-(1-(2-アミノアセチル)ピロリジン-3-イル)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2089】
【2090】
工程A:(R)-tert-ブチル(2-(3-(5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド)ピロリジン-1-イル)-2-オキソエチル)カル
バメート。DMF(5mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例159、150mg、
0.29mmol)、N-Boc-グリシン(100mg、0.57mmol)、HAT
U(142mg、0.373mmol)、及びDIEA(111mg、0.861mmo
l)の溶液を室温で1時間撹拌した。混合物をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製
して、標記化合物を明黄色の固体として得た(151mg、収率81.9%)。
【2091】
工程B:(R)-N-(1-(2-アミノアセチル)ピロリジン-3-イル)-5-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。丸底フラスコに、(R
)-tert-ブチル(2-(3-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド)ピロリジン-1-イル)-2-オキソエチル)カルバメート(15
1mg、0.235mmol)、濃HCl(5mL)、及びMeOH(5mL)を添加し
、室温で1時間撹拌した。反応混合物を濃縮乾固し、残渣をフラッシュカラムクロマトグ
ラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(116mg、収率83.8%)
。MS(ESI):C28H26N6O4Sの質量計算値、542.6;m/z実測値、
543.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.34-
8.30(m,1H),7.42-7.36(m,2H),7.32-7.27(m,1
H),7.20-7.14(m,1H),7.10-7.03(m,3H),7.00-
6.94(m,1H),6.10-6.03(m,1H),4.68-4.56(m,1
H),3.90-3.78(m,3H),3.74-3.63(m,1H),3.60-
3.42(m,2H),2.42-2.13(m,2H),2.11(s,3H)
【2092】
実施例393:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
N-(1-(2-ピペリジン-1-イル)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
。
【2093】
【2094】
DCM(2mL)中の(R)-N-(1-(2-クロロアセチル)ピペリジン-3-イ
ル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例3
96、150mg、0.26mmol)及びトリエチルアミン(52mg、0.52mm
ol)の溶液に、DCM(2mL)中のピペリジン(44mg、0.52mmol)を滴
下し、室温で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグ
ラフィ及び分取TLCで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(37mg)。M
S(ESI):C34H36N6O4Sの質量計算値、624.8;m/z実測値、62
5.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.36(
br,1H),8.24(d,J=5.3Hz,1H),7.48-7.40(m,2H
),7.36-7.26(m,1H),7.22-7.16(m,1H),7.14-7
.09(m,2H),7.10-7.05(m,1H),7.00-6.93(m,1H
),5.86(d,J=5.3Hz,1H),4.31-3.70(m,3H),3.1
9-2.98(m,3H),2.88-2.71(m,1H),2.49-2.32(m
,4H),2.05(s,3H),1.95-1.89(m,1H),1.80-1.6
0(m,2H),1.55-1.49(m,4H),1.45-1.28(m,3H)。
【2095】
実施例394:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)N-(1-(2
-モルホリノアセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ--4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2096】
【2097】
DCM(2mL)中の(R)-N-(1-(2-クロロアセチル)ピペリジン-3-イ
ル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例3
96、150mg、0.26mmol)及びトリエチルアミン(43mg、0.43mm
ol)の溶液に、DCM(2mL)中のモルホリン(38mg、0.43mmol)を滴
下し、室温で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグ
ラフィ後、分取TLCで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(80mg)。M
S(ESI):C33H34N6O5Sの質量計算値、626.7;m/z実測値、62
7.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.22
(br,1H),8.34-8.14(m,2H),7.48-7.36(m,2H),
7.36-7.25(m,1H),7.21-7.14(m,1H),7.13-7.0
7(m,2H),7.08-7.03(m,1H),6.98-6.91(m,1H),
5.95-5.79(m,1H),4.31-3.70(m,3H),3.63-3.4
8(m,4H),3.21-2.92(m,3H),2.71-2.57(m,1H),
2.45-2.24(m,4H),2.03(s,3H),1.94-1.86(m,1
H),1.78-1.31(m,3H)。
【2098】
実施例395:(R)-N-(1-(2-クロロアセチル)ピロリジン-3-イル)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2099】
【2100】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Gにお
いて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-
カルボキシレートの代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピロリジン-1-カ
ルボキシレートを使用し、工程Iにおいて、プロペ-2-エノイルクロリドの代わりに2
-クロロアセチルクロリドを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C28
H24ClN5O4Sの質量計算値、562.0;m/z実測値、562.1[M+H]
+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.31-10.14(m
,1H),8.43-8.25(m,2H),7.47-7.39(m,2H),7.3
9-7.34(m,1H),7.22-7.15(m,1H),7.14-7.06(m
,3H),7.00-6.94(m,1H),6.04-5.92(m,1H),4.5
7-4.39(m,1H),4.35-4.23(m,2H),3.84-3.36(m
,4H),2.22-2.10(m,1H),2.05(s,3H),2.04-1.8
9(m,1H)。
【2101】
実施例396:(R)-N-(1-(2-クロロアセチル)ピペリジン-3-イル)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2102】
【2103】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Gにお
いて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-
カルボキシレートの代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カ
ルボキシレートを使用し、工程Iにおいて、プロペ-2-エノイルクロリドの代わりに2
-クロロアセチルクロリドを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29
H26ClN5O4Sの質量計算値、576.1;m/z実測値、576.3[M+H]
+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.29-10.12(m
,1H),8.33(d,J=5.5Hz,1H),8.17-7.96(m,1H),
7.49-7.39(m,2H),7.39-7.34(m,1H),7.22-7.1
5(m,1H),7.14-7.05(m,3H),7.00-6.94(m,1H),
5.98(d,J=5.5Hz,1H),4.42-4.10(m,3H),3.94-
3.70(m,2H),3.13-2.94(m,1H),2.78-2.58(m,1
H),2.05(s,3H),1.96-1.90(m,1H),1.79-1.71(
m,1H),1.65-1.38(m,2H)。
【2104】
実施例397:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(4-チオフェン-2-イル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2105】
【2106】
工程A:(R)-tert-ブチル(3-(4-オキソ-5-(4-(チオフェン-2
-イル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。撹拌棒を備えた2
~5mLのBiotageマイクロ波バイアルに、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィ
ノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリド・DCM錯体(2.3mg、0.002
8mmol)、2-クロロ-4-ヨードニコチノニトリル(39.9mg、0.151m
mol)、4-チオフェン-2-イルフェニルアミン(26.8mg、0.153mmo
l)、及びCs2CO3(71mg、0.22mmol)を空気下、室温で添加した。バ
イアルを封止し、シリンジを介して1,4-ジオキサン(0.3mL)を添加し、アルゴ
ンで迅速に排気/フラッシュ(4回)した。混合物をアルゴン下で150℃で30分間撹
拌した。反応物を(R)-tert-ブチル3-(2-メルカプトアセトアミド)ピペリ
ジン-1-カルボキシレート(中間体22)(0.24mL、0.156mmol)で、
室温でシリンジを介して処理し、アルゴン下、150℃で15分間撹拌した。次に、琥珀
色の混合物を室温に冷却し、開放し、空気中でCDI(102mg、0.629mmol
)で一度に処理した。マイクロ波バイアルを再封止し、アルゴンで4回排気/フラッシュ
し、アルゴン下で150℃で15分間撹拌した。次に、反応物を室温に冷却し、EtOA
c(10mL)で希釈し、0.5Mのクエン酸/生理食塩水(2×5mL;最終pH約1
~2)及び2MのK2CO3(1×5mL;最終pH>10)で洗浄した。次に、透明の
琥珀色の有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。残渣をDCM
(0.75mL)に溶解し、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物
を黄色の泡状物として得た(48mg、収率55%)。
【2107】
工程B:(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(4-チオフェン
-2-イル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド。1,4-ジオキサン(0.417mL)中の(R)
-tert-ブチル3-(4-オキソ-5-(4-(チオフェン-2-イル)フェニル)
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(48mg、0.083mmol)の溶
液を、室温で一度にHCl(4.08M、1.02mL)で処理し、得られた均質溶液を
室温で3時間撹拌した。3時間後、不透明なスラリーを濃縮乾固し、残渣をCH3CN(
3mL)に懸濁し、CH3CNを吸引除去し、沈殿物を高真空下で乾燥させて、標記化合
物を明黄色の粉末として得た(42.3mg、99%)。
【2108】
工程C:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-
(4-チオフェン-2-イル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。トリエチルアミン(0.066m
L、0.48mmol)及びDCM(6.1mL)中の(R)-4-オキソ-N-(ピペ
リジン-3-イル)-5-(4-(チオフェン-2-イル)フェニル)-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(34
.5mg、0.0674mmol)の溶液を、アルゴン下(排気/フラッシュ2回)、-
40℃~-45℃で(ドライアイス/CH3CN浴温度)、3.5時間かけて塩化アクリ
ロイル(0.64mL、0.064mmol)を滴下しながら、撹拌した。20分後、冷
反応物を等量の0.1MのNaH2PO4(pH約5、7mL、0.7mmol;最終p
H約6~7)でクエンチした。有機層を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固
させ、高真空下で乾燥させて、粗残渣を暗黄色の固体として得た。残渣をHPLCで精製
して、標記化合物を黄色の固体として得た(12.2mg、収率34.0%)。MS(E
SI):C27H23N5O3S2の質量計算値、529.6;m/z実測値、530.
25[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ ppm(ROTA
MERS)9.49(br.s.,1H),8.31-8.41(m,1H),7.81
(d,J=8.6Hz,2H),7.31-7.42(m,4H),7.13(dd,J
=5.1Hz,J=3.8Hz,1H),6.58-6.69(m,1H),6.15-
6.48(m,2.5H),5.71-5.82(m,1H),5.49-5.56(m
,0.5H),3.88-4.23(m,2.5H),3.29-3.74(m,2.5
H),1.67-2.14(m,4H)。
【2109】
実施例398:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-
ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド。
【2110】
【2111】
工程A:(R)-tert-ブチル3-(5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。無水DMF
(3mL)中の5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
ン酸(中間体63、100mg、0.24mmol)、HATU(183mg、0.48
1mmol)及びトリエチルアミン(73mg、0.72mmol)の溶液を室温で10
分間撹拌した後、tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレ
ート(72mg、0.36mmol)を添加し、混合物を2時間撹拌した。粗混合物をフ
ラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物をわずかに黄色の固体として得
た(110mg、収率76%)。
【2112】
工程B:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-ノイル
)ピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド。HCl/MeOH(6N、15mL)中の(R)-tert-ブ
チル3-(5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(110mg、0.18mmol)の溶液を、
50℃で濃縮乾固して黄色の固体を得た。無水DMF(3mL)中の(E)-2-シアノ
-4,4-ジメチル-ペンタ-2-エン酸(中間体44、34mg、0.22mmol)
、HATU(139mg、0.366mmol)及びトリエチルアミン(56mg、0.
55mmol)の溶液を室温で10分間撹拌した後、上記の黄色の固体を添加し、混合物
を2時間撹拌した反応混合物をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合
物をわずかに黄色の固体として得た(75mg、収率64%)。MS(ESI):C35
H34N6O4Sの質量計算値、634.7;m/z実測値、635.3[M+H]+。
1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.32(d,J=5.5Hz,1H
),7.45-7.35(m,2H),7.32-7.25(m,1H),7.22-7
.13(m,1H),7.12-7.03(m,3H),6.98-6.93(m,1H
),6.86(s,1H),6.07(d,J=5.5Hz,1H),4.57-3.8
8(m,3H),3.29-2.78(m,2H),2.12(s,3H),2.10-
2.02(m,1H),1.99-1.56(m,3H),1.28(s,9H)。
【2113】
実施例399:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(4-イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド。
【2114】
【2115】
工程A:(E)-2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイルクロリド。CHCl3
(0.5mL)中の(E)-2-シアノ-3-シクロプロピル-プロパ-2-エン酸(中
間体17)(24mg、0.18mmol)の懸濁液に、1-クロロ-N,N,2-トリ
メチルプロペニルアミン(28μL、0.22mmol)を添加し、5分間混合した後、
次の反応に直接使用した。
【2116】
工程B:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピ
ペリジン-3-イル)-5-(4-イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
DCM(1mL)中のトリエチルアミン(68μL、0.49mmol)及び(R)-5
-(4-イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド塩酸塩(79.3mg、0.162mmol)の溶液を氷水浴中で冷却した。反応混
合物に、CHCl3(0.5mL)中の(E)-2-シアノ-3-シクロプロピルアクリ
ロイルクロリド(0.179mmol)の溶液を添加し、反応混合物を0℃で40分間撹
拌した。反応混合物をDCM(10mL)と飽和NaHCO3(10mL)水溶液との間
で分画した。水相をEtOAc(10mL)で1回抽出し、合わせた有機抽出物を無水N
a2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラ
フィで精製して、標記化合物を明黄色の粉末として得た(38.0mg、収率41%)。
MS(ESI):C30H30N6O4Sの質量計算値、570.7;m/z実測値、5
71.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.1
2(s,1H),8.33(d,J=5.56Hz,1H),8.11(d,J=7.0
7Hz,1H),7.34(d,J=8.08Hz,2H),7.10(d,J=9.0
9Hz,2H),6.62(d,J=1.12Hz,1H),6.04(d,J=5.5
6Hz,1H),4.70(spt,J=6.06Hz,1H),3.80-4.31(
m,3H),2.67-3.27(m,2H),1.76-1.98(m,3H),1.
61-1.76(m,1H),1.41-1.60(m,1H),1.33(d,J=6
.06Hz,6H),0.78-1.29(m,4H)。
【2117】
実施例400:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-
イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2118】
【2119】
DCM(1mL)中の(R)-5-(4-イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-N
-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド・HCl(実施例405、工程E、93.2mg
、0.191mmol)の溶液に、トリエチルアミン(79μL、0.57mmol)、
続いて塩化アクリロイル(15μL、0.19mmol)をシリンジを介して滴下した。
得られた懸濁液を空気下、0℃で40分間撹拌した。反応混合物をDCM(10mL)と
飽和NaHCO3(10mL)水溶液との間で分画した。水相をEtOAc(10mL)
で1回抽出し、合わせた有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固さ
せた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の粉末と
して得た(32.2mg、収率33.3%)。MS(ESI):C26H27N5O4S
の質量計算値、505.6;m/z実測値、506.2[M+H]+。1H NMR(4
00MHz,CDCl3):δ 9.46(s,1H),8.34(br.s.,1H)
,7.22(d,J=7.58Hz,2H),7.04(d,J=8.59Hz,2H)
,6.63(dd,J=10.86,16.93Hz,1H),6.28-6.49(m
,1H),6.24(br.s.,0.5H),6.06-6.19(m,1H),5.
68-5.82(m,1H),5.49(br.s.,0.5H),4.60(spt,
J=5.98Hz,1H),3.84-4.24(m,2.5H),3.28-3.77
(m,2.5H),1.68-2.14(m,4H),1.39(d,J=6.06Hz
,6H)。
【2120】
実施例401:(R,E)-N-(1-(3-シクロプロピル-2-メチルアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド。
【2121】
【2122】
DMF(5mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、150mg、0.28
mmol)、(E)-3-シクロプロピル-2-メチル-プロパ-2-エン酸(中間体4
2、71mg、0.56mmol)、HATU(138mg、0.364mmol)、及
びDIEA(108mg、0.840mmol)溶液を室温で1時間撹拌した。混合物を
フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を明黄色の固体として得た(
58mg、収率34%)。MS(ESI):C34H33N5O4Sの質量計算値、60
7.7;m/z実測値、608.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3
OD):δ 8.35-8.31(m,1H),7.43-7.36(m,2H),7.
32-7.27(m,1H),7.19-7.13(m,1H),7.11-7.04(
m,3H),7.00-6.94(m,1H),7.09-6.05(m,1H),5.
06-4.98(m,1H),4.35-3.84(m,3H),3.14-2.83(
m,2H),2.12(s,3H),2.10-1.98(m,1H),1.98-1.
90(m,3H),1.90-1.78(m,1H),1.78-1.64(m,1H)
,1.64-1.49(m,2H),0.90-0.78(m,2H),0.56-0.
45(m,1H),0.45-0.37(m,1H)。
【2123】
実施例402:(R,EZ)-N-(1-(2-クロロ-3-シクロプロピルアクリロ
イル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド。
【2124】
【2125】
DMF(5mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、150mg、0.28
mmol)、(EZ)-2-クロロ-3-シクロプロピル-プロパ-2-エン酸(中間体
39、82mg、0.56mmol)、HATU(138mg、0.364mmol)、
及びDIEA(108mg、0.840mmol)の溶液を室温で1時間撹拌した。混合
物をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を明黄色の固体として得
た(68mg、収率39%)。MS(ESI):C33H30ClN5O4Sの質量計算
値、628.1;m/z実測値、628.3[M+H]+。1H NMR(400MHz
,CD3OD):δ 8.34-8.28(m,1H),7.42-7.33(m,2H
),7.33-7.26(m,1H),7.19-7.11(m,1H),7.10-7
.01(m,3H),6.99-6.92(m,1H),6.09-6.02(m,1H
),5.60-5.36(m,1H),4.35-3.84(m,3H),3.19-2
.83(m,2H),2.15-1.98(m,4H),1.95-1.78(m,2H
),1.77-1.67(m,1H),1.67-1.51(m,1H),0.96-0
.78(m,2H),0.70-0.60(m,1H),0.60-0.47(m,1H
)。
【2126】
実施例403:(R,E)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1
-(4-モルホリノブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
。
【2127】
【2128】
無水DMF(3mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,3-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869、200mg、0.
40mmol)及び(E)-4-モルホリノブタ-2-エン酸(171mg、1.00m
mol)の溶液に、HATU(228mg、0.600mmol)及びジイソプロピルエ
チルアミン(78mg、0.60mmol)を添加し、混合物を室温で終夜撹拌した。反
応混合物をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体とし
て得た(74mg)。MS(ESI):C35H36N6O5Sの質量計算値、652.
8;m/z実測値、653.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-
d6):δ 10.33-10.13(m,1H),8.33(d,J=5.5Hz,1
H),8.18-8.08(m,1H),7.46-7.40(m,2H),7.40-
7.33(m,1H),7.21-7.16(m,1H),7.14-7.05(m,3
H),7.00-6.93(m,1H),6.67-6.50(m,2H),5.97(
d,J=5.5Hz,1H),4.46-3.73(m,4H),3.65-3.35(
m,6H),3.15-2.58(m,3H),2.43-2.28(m,2H),2.
05(s,3H),1.94-1.87(m,1H),1.83-1.54(m,2H)
,1.46-1.36(m,1H)。
【2129】
実施例404:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(ベン
ゾ[b]チオフェン-5-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2130】
【2131】
工程A:(R)-tert-ブチル(3-(5-(ベンゾ[b]チオフェン-5-イル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。標記化合物を得るため
に、実施例397の工程Aを使用し、工程Aにおいて4-チオフェン-2-イルフェニル
アミンの代わりに、1-ベンゾチオフェン-5-アミンを使用して、標記化合物を調製し
た。
【2132】
工程(B):(R)-5-(ベンゾ[b]チオフェン-5-イル)-4-オキソ-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド;ジオキサン(0.5mL、0.1mmol)中の
(R)-tert-ブチル3-(5-(ベンゾ[b]チオフェン-5-イル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(54.4mg、0.0990mmo
l)の溶液を、HCl(ジオキサン中4.08M、1.21mL)で室温で一度に処理し
、得られた溶液を室温で3時間撹拌した後、濃縮乾固した。残渣をCH3CN(3mL)
に懸濁し、CH3CN上清をピペットで吸引し、湿った固体を高真空下で乾燥させて、標
記化合物を明黄色の粉末として得た(47mg、収率98%)。
【2133】
工程C:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(ベンゾ[b
]チオフェン-5-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。トリエチルアミン(34.1mg、
0.337mmol)及びDCM(6.85mL)中の(R)-5-(ベンゾ[b]チオ
フェン-5-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(36.6
mg、0.0753mmol)の溶液を、アルゴン下(排気/フラッシュ2回)、-40
℃~-45℃で(ドライアイス/CH3CN浴温度)、3.5分かけて塩化アクリロイル
(0.73mL、0.072mmol)を滴下しながら、撹拌した。20分後、冷反応物
を等量の0.1MのNaH2PO4(pH約5、7mL、0.7mmol;最終pH約6
~7)でクエンチした。有機層を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させ、
高真空下で乾燥させて、粗残渣を得た。残渣をHPLCで精製して、標記化合物を黄色の
固体として得た(10.7mg、収率28.2%)。MS(ESI):C25H21N5
O3S2の質量計算値、503.6;m/z実測値、504.3[M+H]+。1H N
MR(400MHz,CDCl3):δ (ROTAMERS)9.51(s,1H),
8.32(d,J=5.05Hz,1H),8.07(d,J=8.59Hz,1H),
7.82(br.s.,1H),7.60(d,J=5.56Hz,1H),7.36-
7.43(m,1H),7.27-7.32(m,1H),6.57-6.70(m,1
H),6.25-6.49(m,1.5H),6.11(br.s.,1H),5.69
-5.82(m,1H),5.62(br.s.,0.5H),3.85-4.24(m
,2.5H),3.27-3.79(m,2.5H),1.90-2.14(m,2H)
,1.73-1.87(m,2H).3.24-3.18(m,2H),2.05(s,
3H),1.78(s,3H)。
【2134】
実施例405:(R)-5-(4-イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピ
ペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド。
【2135】
【2136】
工程A:2-クロロ-4-(4-イソプロポキシアニリノ)ピリジン-3-カルボニト
リル。10~20mLのマイクロ波バイアルに、2-クロロ-4-ヨードニコチノニトリ
ル(300mg、1.13mmol)、4-イソプロポキシアニリン(172mg、1.
13mmol)、酢酸パラジウム(II)(5.0mg、0.023mmol)、ビス(
2-ジフェニルホスフィノフェニル)エーテル(18mg、0.034mmol)及びC
s2CO3(517mg、1.59mmol)を続けて添加し、バイアルを封止し、アル
ゴンで3回排気及び再充填した。このバイアルに1,4-ジオキサン(2.2mL)を添
加し、バイアルをアルゴンで1回排気及び再充填した。反応混合物をアルゴンインレット
ニードルの下で50℃の油浴中で5分間加熱し、次にインレットニードルを取り外し、封
止したバイアルを150℃の油浴中で30分間加熱した。この粗反応混合物を、次の工程
で直接使用した(326mg)。
【2137】
工程B:tert-ブチル(3R)-3-[(2-スルファニルアセチル)アミノ]ピ
ペリジン-1-カルボキシレート。10~20mLのマイクロ波バイアルに、(R)-1
-Boc-3-アミノピペリジン(5.015g、25.04mmol)を添加した。バ
イアルを封止し、アルゴンで3回排気及び再充填し、次にメチル2-メルカプトアセテー
ト(6.7mL、75mmol)をシリンジを介して一度に添加し、バイアルを150℃
の油浴中で加熱した。1時間35分後、混合物を室温に冷却し、フラッシュカラムクロマ
トグラフィで精製して、標記化合物を得た(5.54mg、収率80.6%)。
【2138】
工程C:(R)-tert-ブチル3-(3-アミノ-4-((4-イソプロポキシフ
ェニル)アミノ)チエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1
-カルボキシレート。2-クロロ-4-(4-イソプロポキシアニリノ)ピリジン-3-
カルボニトリル(326mg、1.13mmol)を含む封止管に、ジオキシラン(0.
5M、2.7mL、1.4mmol)中のtert-ブチル(3R)-3-[(2-スル
ファニルアセチル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレートの0.5M溶液を添加し
た。得られた褐色の懸濁液を、150℃の油浴中、封止管中で15分間加熱した。混合物
を室温まで冷却して、標記化合物を粗混合物として得(596mg)、それを精製するこ
となく次の反応に使用した。
【2139】
工程D:(R)-tert-ブチル(3-(5-(4-イソプロポキシフェニル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。(R)-tert-ブチル3
-(3-アミノ-4-((4-イソプロポキシフェニル)アミノ)チエノ[2,3-b]
ピリジン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(上記反応によるも
の)の粗混合物に、CDI(0.736g、4.54mmol)を添加した。管を封止し
、容器をアルゴンで2回排気及び再充填した。混合物をアルゴンインレットニードルの下
で50℃の油浴中で5分間加熱し、次にアルゴンインレットニードルを取り外し、混合物
を150℃で10分間加熱した。混合物を室温まで冷却し、混合物をEtOAc(50m
L)と水(50mL)との間で分画した。水相をEtOAcで抽出し(2×50mL)、
合わせた有機抽出物を飽和NaCl水溶液(50mL)で洗浄し、続けて1NのHCl(
50mL)で洗浄した。有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた
。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄褐色の泡状固体
として得た(449mg、収率71.8%)。
【2140】
工程E:(R)-5-(4-イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド塩酸塩。ジオキサン(4mL)中の(R)-tert-ブチル
3-(5-(4-イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-
カルボキシレート(421.8mg、0.765mmol)の溶液にジオキサン(4.0
mL、4.0M、16mmol)中の4MのHClを添加し、室温で空気下で20分間撹
拌した。反応混合物を濃縮乾固し、残渣を真空下で乾燥させて標記化合物を黄褐色の粉末
として得た(459.2mg、収率123.1%)。
【2141】
工程F:-5-(4-イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3
-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド。(R)-5-(4-イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド塩酸塩(52mg、0.11mmol0)の一部を
HPLCで精製して、標記化合物を淡黄色の粉末として得た(42.0mg、収率70%
)。MS(ESI):C23H25N5O3Sの質量計算値、451.5;m/z実測値
、452.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10
.17(s,1H),8.62-8.80(m,2H),8.38(d,J=5.56H
z,1H),8.21(d,J=7.07Hz,1H),7.38(d,J=7.58H
z,2H),7.15(d,J=9.09Hz,2H),6.09(d,J=5.56H
z,1H),4.74(spt,J=5.89Hz,1H),4.14-4.26(m,
1H),3.24-3.43(m,2H),2.80-2.95(m,2H),1.88
-2.02(m,2H),1.60-1.82(m,2H),1.37(d,6H)。
【2142】
実施例406:(R)-5-(4-イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-N-(1
-プロピオニルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2143】
【2144】
DCM(1mL)中の(R)-5-(4-イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-N
-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例405、88.8mg、0.182mm
ol)の溶液に、トリエチルアミン(76μL、0.55mmol)を添加した。得られ
た溶液を氷浴で冷却し、塩化プロピオニル(16μL、0.18mmol)をマイクロリ
ットルシリンジで滴下し、得られた橙色の溶液を空気下で氷浴中で25分間撹拌した。反
応混合物をDCM(10mL)と飽和NaHCO3(10mL)水溶液との間で分画した
。水相をEtOAc(10mL)で1回抽出し、合わせた有機抽出物を無水Na2SO4
で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製
して、標記化合物を明黄色の粉末として得た(41.5mg、収率44.9%)。MS(
ESI):C26H29N5O4Sの質量計算値、507.6;m/z実測値、508.
3[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6,1:1の回転異性体の
混合物):δ 10.18(s,0.5H),10.12(s,0.5H),8.33(
d,J=5.56Hz,1H),8.10(d,J=7.07Hz,0.5H),8.0
2(d,J=7.58Hz,0.5H),7.34(d,J=9.09Hz,2H),7
.10(d,J=9.09Hz,2H),6.01-6.05(m,1H),4.70(
spt,J=5.98Hz,1H),4.33-4.50(m,0.5H),4.19-
4.27(m,0.5H),3.70-3.95(m,2H),2.86-3.02(m
,1H),2.53-2.68(m,1H),2.30-2.38(m,2H),1.8
7-1.97(m,1H),1.35-1.80(m,3H),1.33(d,J=6.
06Hz,6H),1.01(q,J=7.07Hz,3H)。
【2145】
実施例407:(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(4-チオ
フェン-2-イル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2146】
【2147】
標記化合物を得るために、実施例397の工程A~Bを使用して、標記化合物を調製し
た。MS(ESI):C24H21N5O2S2の質量計算値、475.6;m/z実測
値、476.25[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ pp
m 8.46(d,J=6.6Hz,1H),7.91(d,J=8.6Hz,2H),
7.54(d,J=2.5Hz,1H),7.45-7.51(m,3H),7.13-
7.19(m,1H),6.43(d,J=6.6Hz,1H),4.22-4.35(
m,1H),3.55(dd,J=12.4,4.3Hz,1H),3.37(d,J=
12.6Hz,1H),2.91-3.03(m,2H),2.04-2.17(m,2
H),1.70-1.93(m,2H)。
【2148】
実施例408:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(4-フェノキシベンジル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2149】
【2150】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Cにお
いて2-メチル-4-フェノキシ-アニリンの代わりに(4-フェノキシフェニル)メタ
ンアミン(中間体35)を使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3
-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチ
ル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調
製した。MS(ESI):C30H27N5O4Sの質量計算値、553.6;m/z実
測値、554.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ
10.12(s,1H),8.35(d,J=5.4Hz,1H),8.25-8.02
(m,1H),7.47-7.27(m,4H),7.18-7.05(m,1H),7
.02-6.89(m,4H),6.85-6.65(m,2H),6.17-5.99
(m,1H),5.69-5.61(m,1H),5.07(s,2H),4.53-4
.12(m,1H),4.07-3.88(m,1H),3.84-3.69(m,1H
),3.1-2.90(m,1H),2.85-2.58(m,1H),1.98-1.
85(m,1H),1.81-1.72(m,1H),1.69-1.54(m,1H)
,1.50-1.33(m,1H)。
【2151】
実施例409:(R)-N-(1-メチルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-
(4-フェノキシベンジル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2152】
【2153】
工程A:(R)-4-オキソ-5-(4-フェノキシベンジル)-N-(ピロリジン-
3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド。標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程C~Hと同様
の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシ-アニリンの代わりに(4-フェ
ノキシフェニル)メタンアミン(中間体35)を使用し、工程Gにおいてtert-ブチ
ル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代
わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレートを使用
して、標記化合物を調製した。
【2154】
工程B:(R)-N-(1-メチルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-
フェノキシベンジル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(5mL)中の(R)-4-オキソ-5-(4
-フェノキシベンジル)-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(100mg、0.
21mmol)の溶液に、ホルムアルデヒド(0.5mL、H2O中37重量%)及びN
aBH(OAc)3(90mg、0.43mmol)を添加し、室温で1時間撹拌した。
反応混合物を濃縮乾固し、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化
合物を黄色の固体として得た(40mg、収率36%)。MS(ESI):C27H25
N5O3Sの質量計算値、499.6;m/z実測値、500.2[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.30(d,J=5.6Hz,1H),7
.35-7.22(m,4H),7.09-7.02(m,1H),6.90-6.84
(m,4H),6.72(d,J=5.6Hz,1H),5.08(s,2H),4.6
5-4.55(m,1H),3.63-3.37(m,3H),3.26-3.16(m
,1H),2.90(s,3H),2.58-2.32(m,1H),2.29-2.1
6(m,1H)。
【2155】
実施例410:(R)-5-(ベンゾ[b]チオフェン-5-イル)-4-オキソ-N
-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
【2156】
【2157】
標記化合物を得るために、実施例404の工程A~Bを使用して、標記化合物を調製し
た。MS(ESI):C22H19N5O2S2の質量計算値、449.6;m/z実測
値、450.25[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ pp
m 8.40(d,J=6.6Hz,1H),8.18(d,J=8.6Hz,1H),
7.97(s,1H),7.78(d,J=5.6Hz,1H),7.49(d,J=5
.6Hz,1H),7.39(d,J=8.6Hz,1H),6.29(d,J=6.1
Hz,1H),4.24-4.35(m,1H),3.51-3.60(m,1H),3
.37(d,J=12.6Hz,1H),2.91-3.04(m,2H),2.04-
2.16(m,2H),1.71-1.93(m,2H)。
【2158】
実施例411:(R)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-
(4-フェノキシベンジル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2159】
【2160】
工程A:(R)-4-オキソ-5-(4-フェノキシベンジル)-N-(ピペリジン-
3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド。標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程C~Hと同様
の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシ-アニリンの代わりに(4-フェ
ノキシフェニル)メタンアミン(中間体35)を使用し、工程Gにおいてtert-ブチ
ル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代
わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用
して、標記化合物を調製した。
【2161】
工程B:(R)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-
フェノキシベンジル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(5mL)中の(R)-4-オキソー5-(4
-フェノキシベンジル)-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(73mg、0.1
5mmol)の溶液に、ホルムアルデヒド(0.5mL、H2O中37重量%)及びNa
BH(OAc)3(61mg、0.29mmol)を添加し、室温で1時間撹拌した。反
応混合物を濃縮乾固し、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合
物を黄色の固体として得た(54mg、収率66%)。MS(ESI):C28H27N
5O3Sの質量計算値、513.6;m/z実測値、514.2[M+H]+。1H N
MR(400MHz,CD3OD):δ 8.41(s,1H),8.33(d,J=5
.5Hz,1H),7.40-7.24(m,4H),7.11-7.02(m,1H)
,6.95-6.85(m,4H),6.75(d,J=5.6Hz,1H),5.11
(s,2H),4.37-4.18(m,1H),3.55-3.42(m,1H),3
.29-3.23(m,1H),2.90-2.83(m,2H),2.80(s,3H
),2.10-1.97(m,2H),1.92-1.78(m,1H),1.72-1
.60(m,1H)。
【2162】
実施例412:(R)-4-オキソ-5-(4-フェノキシベンジル)-N-(ピペリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド。
【2163】
【2164】
標記化合物を得るために、実施例411の工程Aを使用して、標記化合物を調製した。
MS(ESI):C27H25N5O3Sの質量計算値、499.6;m/z実測値、5
00.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.30(d
,J=5.5Hz,1H),7.40-7.25(m,4H),7.12-7.02(m
,1H),6.97-6.88(m,4H),6.71(d,J=5.7Hz,1H),
5.13(s,2H),4.18-4.02(m,1H),3.26-3.18(m,1
H),3.07-2.97(m,1H),2.84-2.64(m,2H),2.08-
1.96(m,1H),1.92-1.83(m,1H),1.74-1.61(m,2
H)。
【2165】
実施例413:(R)-5-(2-メチル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2166】
【2167】
工程A:2-クロロ-6-[2-メチル-4-(トリフルオロメトキシ)アニリノ]ベ
ンゾニトリル。10mL~20mLのマイクロ波バイアルに、2-クロロ-4-ヨードニ
コチノニトリル(300mg、1.14mmol)、2-メチル-4-(トリフルオロメ
トキシ)アニリン(217mg、1.14mmol)、酢酸パラジウム(II)(5.0
mg、0.023mmol)、ビス(2-ジフェニルホスフィノフェニル)エーテル(1
8mg、0.034mmol)、及びCs2CO3(518mg、1.60mmol)を
続けて添加した。バイアルを封止し、アルゴンで3回排気及び再充填し、ジオキサン(2
.2mL)を添加した。バイアルを、アルゴンで1回排気及び再充填した。懸濁液をアル
ゴンインレットニードルの下で50℃の油浴中で5分間加熱し、次にインレットニードル
を取り外し、封止したバイアルを150℃の油浴中で30分間加熱した。この粗生成物を
、次の反応で直接使用した(372mg)。
【2168】
工程B:(R)-tert-ブチル3-(3-アミノ-4-((2-メチル-4-(ト
リフルオロメトキシ)フェニル)アミノ)チエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキ
サミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。2-クロロ-6-[2-メチル-4-(ト
リフルオロメトキシ)アニリノ]ベンゾニトリル(372mg、1.14mmol)を含
む封止管に、ジオキサン中のtert-ブチル(3R)-3-[(2-スルファニルアセ
チル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート(中間体22)(2.72mL、1.
36mmol)の0.5M溶液を添加した。反応混合物を、150℃の油浴中、封止管中
で15分間加熱した。混合物を室温まで冷却し、次の反応で直接使用した(642mg)
。
【2169】
工程C:(R)-tert-ブチル3-(5-(2-メチル-4-(トリフルオロメト
キシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。(R)
-tert-ブチル3-(3-アミノ-4-((2-メチル-4-(トリフルオロメトキ
シ)フェニル)アミノ)チエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド)ピペリジ
ン-1-カルボキシレート(642mg、1.14mmol)を含有するの粗反応混合物
に、CDI(0.745g、4.60mmol)を添加した。管を封止し、容器をアルゴ
ンで2回排気及び再充填した。混合物をアルゴンインレットニードルの下で50℃の油浴
中で5分間加熱し、次にアルゴンインレットニードルを取り外し、混合物を150℃で1
0分間加熱した。混合物を室温に冷却し、水を添加し、水相をEtOAcで抽出し(2×
50mL)、合わせた有機抽出物を1MのHCl水溶液(50mL)で洗浄し、続けて飽
和NaCl水溶液(50mL)で洗浄した。有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過
し、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物
を黄褐色の固体として得た(452.4mg、収率67.37%)。
【2170】
工程D:(R)-5-(2-メチル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。ジオキサン(4mL)中の(R)-
tert-ブチル3-(5-(2-メチル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-
4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(437mg、0.738m
mol)の溶液にジオキサン(4mL、16mmol)中の4MのHClを添加し、室温
で空気下で1.5時間撹拌した。反応混合物を濃縮乾固し、残渣をHPLCで精製して、
標記化合物を黄色の固体として得た(53.4mg、収率11.9%)。MS(ESI)
:C22H20F3N5O3Sの質量計算値、491.5;m/z実測値、492.1[
M+H]+。1H NMR(400MHz,MeOH)Shift 8.36(d,J=
5.56Hz,1H),7.45-7.49(m,1H),7.42-7.45(m,1
H),7.35(d,J=8.59Hz,1H),6.06(d,J=5.56Hz,1
H),4.27(tt,J=3.85,10.80Hz,1H),3.54(dd,J=
4.04,12.63Hz,1H),3.32-3.41(m,1H),2.88-3.
02(m,2H),2.22(s,3H),2.03-2.15(m,2H),1.67
-1.94(m,2H),1.24-1.45(m,1H)。
【2171】
実施例414:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2172】
【2173】
DCM(2mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-(トリフルオロメトキシ)フェ
ニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例413、150
mg、0.30mmol)の溶液に、トリエチルアミン(125μL、0.900mmo
l)を添加し、氷水浴中で冷却し、塩化アクリロイル(24μL、0.30mmol)を
シリンジを介して滴下した。反応混合物を0℃で1時間撹拌した。反応混合物をDCM(
10mL)と飽和NaHCO3(10mL)水溶液との間で分画した。水相をEtOAc
(10mL)で1回抽出し、合わせた有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し
、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を
明黄色の固体として得た(67.2mg、収率41.1%)。MS(ESI):C25H
22F3N5O4Sの質量計算値、545.5;m/z実測値、546.2[M+H]+
。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.33(d,J=5.56Hz,
1H),7.49(d,J=8.59Hz,1H),7.43(s,1H),7.35(
d,J=8.59Hz,1H),6.74-6.86(m,1H),6.21(dd,J
=3.03,16.67Hz,1H),6.03(d,J=5.56Hz,1H),5.
70-5.78(m,1H),4.50-4.59(m,0.5H),4.31(d,J
=12.63Hz,0.5H),4.18(d,J=14.65Hz,0.5H),3.
90-4.05(m,1.5H),3.11-3.25(m,1H),2.83-2.9
9(m,1H),2.22(s,3H),2.03-2.13(m,1H),1.88(
dt,J=3.60,13.52Hz,1H),1.50-1.84(m,2H)。
【2174】
実施例415:(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(4-トリ
フルオロメトキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2175】
【2176】
標記化合物を得るために、実施例413の工程A~Dに記載されるものと同様の条件を
使用して、工程Aにおいて、2-メチル-4-(トリフルオロメトキシ)アニリンの代わ
りに4-(トリフルオロメトキシ)アニリンを使用して、標記化合物を調製した。MS(
ESI):C21H18F3N5O3Sの質量計算値、477.5;m/z実測値、47
8.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,MeOH):δ 8.35(d,J
=5.56Hz,1H),7.51-7.62(m,4H),6.18(d,J=5.5
6Hz,1H),4.27(tt,J=4.04,10.86Hz,1H),3.53(
dd,J=4.04,12.13Hz,1H),3.36(d,J=12.63Hz,1
H),2.89-3.02(m,2H),2.02-2.15(m,2H),1.69-
1.93(m,2H),1.25-1.45(m,1H)。
【2177】
実施例416:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(4-トリフルオロメトキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2178】
【2179】
DCM(1mL)中の(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(4
-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例415、77mg、0.15
mmol)及びトリエチルアミン(62μL、0.45mmol)の溶液を、氷水浴中で
冷却し、それに塩化アクリロイル(12μL、0.15mmol)をシリンジを介して滴
下した。反応混合物を0℃で1時間撹拌した。反応混合物をDCM(10mL)と飽和N
aHCO3(10mL)水溶液との間で分画した。水相をEtOAc(10mL)で1回
抽出し、合わせた有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。
残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を明黄色の固体として
得た(25.4mg、収率31.9%)。MS(ESI):C24H20F3N5O4S
の質量計算値、531.5;m/z実測値、532.2[M+H]+。1H NMR(4
00MHz,CD3OD):δ 8.32(d,J=5.56Hz,1H),7.56-
7.62(m,2H),7.50-7.56(m,2H),6.73-6.86(m,1
H),6.21(dd,J=3.54,16.67Hz,1H),6.15(d,J=5
.56Hz,1H),5.74(t,J=8.84Hz,1H),4.51-4.60(
m,0.5H),4.31(d,J=12.13Hz,0.5H),4.14-4.22
(m,0.5H),3.91-4.05(m,1.5H),3.10-3.23(m,1
H),2.82-2.99(m,1H),2.02-2.13(m,1H),1.88(
dt,J=3.66,13.39Hz,1H),1.50-1.83(m,2H)。
【2180】
実施例417:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S
)-(4-(イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2181】
【2182】
標記化合物を得るために、実施例33の工程A~D(*Sアトロプ異性体を得るための
実施例1の工程Fの後のキラル分割法Aを含む)に記載されるものと同様の条件を使用し
て、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H29N5O4Sの質量計算値、5
19.6;m/z実測値、520.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD
3OD):δ 8.31(d,J=5.56Hz,1H),7.21(d,J=8.59
Hz,1H),6.98(d,J=2.53Hz,1H),6.93(dd,J=2.5
3,8.59Hz,1H),6.74-6.86(m,1H),6.21(dd,J=3
.03,16.67Hz,1H),6.04(d,J=5.56Hz,1H),5.74
(t,J=8.34Hz,1H),4.67(spt,J=6.06Hz,1H),4.
55(dd,J=2.78,13.39Hz,0.5H),4.31(d,J=13.1
4Hz,0.5H),4.13-4.16(m,0.5H),3.90-4.07(m,
1.5H),3.10-3.24(m,1H),2.83-3.00(m,1H),2.
12(s,3H),2.02-2.11(m,1H),1.88(dt,J=3.66,
13.39Hz,1H),1.48-1.82(m,2H),1.35(d,J=6.0
6Hz,6H)。
【2183】
実施例418:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R
)-(4-(イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2184】
【2185】
標記化合物を得るために、実施例33の工程A~D(中間体の*Rアトロプ異性体を得
るための実施例1の工程Fの後のキラル分割法Aを含む)に記載されるものと同様の条件
を使用して、標記化合物を調製した。BTKタンパク質との共結晶化後のX線分析により
、標記化合物の絶対立体化学的立体配置を確認した。MS(ESI):C27H29N5
O4Sの質量計算値、519.6;m/z実測値、520.2[M+H]+。1H NM
R(400MHz,CD3OD):δ 8.31(d,J=5.56Hz,1H),7.
21(d,J=8.59Hz,1H),6.98(d,J=3.03Hz,1H),6.
92(dd,J=2.53,8.59Hz,1H),6.80(ddd,J=6.57,
10.48,16.80Hz,1H),6.21(d,J=16.67Hz,1H),6
.03(d,J=5.56Hz,1H),5.74(dd,J=4.55,10.61H
z,1H),4.67(spt,J=6.06Hz,1H),4.49-4.59(m,
0.5H),4.25-4.37(m,0.5H),4.14-4.23(m,0.5H
),3.89-4.05(m,1.5H),3.11-3.23(m,1H),2.83
-2.98(m,1H),2.12(s,3H),2.02-2.10(m,1H),1
.88(dt,J=3.66,13.39Hz,1H),1.49-1.82(m,2H
),1.35(d,J=6.06Hz,6H)。
【2186】
実施例419:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(ナフ
タレン-2-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2187】
【2188】
工程A:(R)-tert-ブチル(3-(5-(ナフタレン-2-イル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。撹拌棒を備えた10mLのBiot
ageマイクロ波バイアルに、2-アミノナフタレン(217.3mg、1.518mm
ol)、2-クロロ-4-ヨードニコチノニトリル(398.9mg、1.508mmo
l)、Pd(OAc)2(7.2mg、0.032mmol)、DPEPhos(25.
4mg、0.0472mmol)、及びCs2CO3(696mg、2.14mmol)
を添加した。バイアルを封止し、ジオキサン(3mL)で処理し、アルゴンで4回排気/
フラッシュし、アルゴン下、150℃で30分間撹拌した。次に、反応物を室温に冷却し
、シリンジを介してtert-ブチル(3R)-3-[(2-スルファニルアセチル)ア
ミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート(中間体22)(2.35mL、0.65M、
1.53mmol)で処理し、アルゴンで4回排気/フラッシュし、150℃で15分間
撹拌した。反応物を室温に冷却し、固体CDI(974.4mg、6.009mmol)
で空気中で一度に処理し、再封止し、アルゴンで4回排気/フラッシュし、150℃で1
5分間撹拌した。次に、反応物をEtOAc(10mL)で希釈し、0.5Mのクエン酸
/生理食塩水(2×8mL)及び2MのK2CO3(1×5mL)で洗浄した。透明の琥
珀色の有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。残渣を順相フラ
ッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)で精製して、標記化合物を橙黄色の泡状物と
して得た(539mg、収率65.7%)。
【2189】
工程C:(R)-5-(ナフタレン-2-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3
-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド。ジオキサン(4.9mL)中の(R)-tert-ブチル3-(5
-ナフタレン-2-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート
(534mg、0.982mmol)の溶液を室温で一度にHCl(ジオキサン中3.9
7M、12.4mL、49.2mmol)で処理し、得られた溶液を室温で1時間撹拌し
た。反応物を濃縮乾固させて、標記化合物を黄肌色の粉末として得た(538.2mg、
収率100.2%)。
【2190】
工程D:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(ナフタレン
-2-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(1.25mL)及びMeOH(0.3m
L)中の(R)-5-(ナフタレン-2-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-
イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド(99.7mg、0.182mmol)の溶液を、空気下,温でトリエ
チルアミン(76μL、0.55mmol)で処理し、得られた均質な橙色の溶液を塩化
アリル(14.8μL、0.182mmol)を50秒かけて滴下しながら、正のアルゴ
ン圧下で0℃で撹拌した。得られた溶液を0℃で5分間撹拌した後、1MのNaH2PO
4(3mL)でクエンチし、DCM(1×5mL)で抽出した。有機層を無水Na2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。残渣をHPLCで精製して、標記化合物をオフ
ホワイト色の粉末として得た(27.5mg、収率24.7%)。MS(ESI):C2
7H23N5O3Sの質量計算値、497.2;m/z実測値、498.1[M+H]+
。1H NMR(400MHz,MeOH-d4):δ 8.30(d,J=5.56H
z,1H),8.11(d,J=9.09Hz,1H),7.94~8.04(m,3H
),7.56~7.66(m,2H),7.50(d,J=7.58Hz,1H),6.
80(ddd,J=7.07,10.36,16.93Hz,1H),6.14~6.2
6(m,1H),6.14~6.26(m,1H),5.70~5.77(m,1H),
4.27~4.60(m,1H),3.93~4.23(m,2H),3.12~3.2
6(m,1H),2.85~2.97(m,1H),2.04~2.12(m,1H),
1.84~1.93(m,1H),1.67~1.81(m,1H),1.53~1.6
4(m,1H)。
【2191】
実施例420:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(1-
ベンジル-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2192】
【2193】
工程A:(R)-tert-ブチル3-(5-(1-ベンジル-1H-ピラゾール-3
-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。撹拌棒を備えた
2~5mLのBiotageマイクロ波バイアルに、1-ベンジル-1H-ピラゾール-
3-アミン(132.7mg、0.766mmol)、2-クロロ-4-ヨードニコチノ
ニトリル(201mg、0.760mmol)、Pd(OAc)2(3.7mg、0.0
17mmol)、DPEPhos(12.5mg、0.0232mmol)、及びCs2
CO3(344mg、1.06mmol)を添加した。バイアルを封止し、ジオキサン(
1.52mL)で処理し、アルゴンで4回排気/フラッシュし、アルゴン下、150℃で
30分間撹拌した。次に、反応物を室温に冷却し、シリンジを介してtert-ブチル(
3R)-3-[(2-スルファニルアセチル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレー
ト(中間体22)(1.2mL、0.65M、0.78mmol)で処理し、アルゴンで
4回排気/フラッシュし、150℃で15分間撹拌した。次に反応物を室温に冷却し、固
体CDI(492.6mg、3.038mmol)で空気下で一度に処理し、再封止し、
アルゴンで4回排気/フラッシュし、150℃で15分間撹拌した。反応物をEtOAc
(10mL)で希釈し、0.5Mのクエン酸/生理食塩水(2×8mL)及び2MのK2
CO3(1×5mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた
た。反応混合物を順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)で精製して、標記
化合物を橙黄色の泡状物として得た(256.6mg、収率58.85%)。
【2194】
工程(B):(R)-5-(1-ベンジル-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキ
ソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;ジオキサン(2.2mL)中の(R)-
tert-ブチル3-(5-(1-ベンジル-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(251.9mmol、0.4390
mmol)の溶液を室温で一度にHCl(ジオキサン中3.97M、2.8mL、11m
mol)で処理し、得られた混合物を室温で1時間撹拌した。反応物を濃縮乾固させて、
標記化合物を黄肌色の粉末として得た(253.1mg、収率100.8%)。
【2195】
工程C:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(1-ベンジ
ル-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(1.05mL)中
の(R)-5-(1-ベンジル-1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキソ-N-(ピ
ペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド(90.9mg、0.159mmol)の溶液を空気下
、室温でトリエチルアミン(66μL、0.48mmol)で処理し、溶液を、アルゴン
正圧下0℃で、塩化アクリロイル(13μL、0.16mmol)を50秒かけて滴下し
ながら撹拌し、0℃で5分間撹拌した。1MのNaH2PO4(3mL)で反応をクエン
チし、DCM(1×5mL)で抽出した。有機層を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し
、濃縮乾固させた。残渣をHPLCで精製し、合わせた画分をpH>8になるまで数滴の
1MのNaHCO3で中和し、濃縮乾固させた。残渣を水(2mL)とDCM(4mL)
とで分画し、有機層を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過して、濃縮乾固させて、標記化
合物を黄色のフィルムとして得た(24.5mg、収率29.2%)。MS(ESI):
C27H25N7O3Sの質量計算値、527.2;m/z実測値、528.3[M+H
]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 9.46(br s,1H),
8.36(d,J=5.93Hz,1H),7.53(s,1H),7.28~7.43
(m,5H),6.53~6.71(m,1H),6.27~6.45(m,3H),5
.69~5.90(m,1H),5.52~5.69(m,1H),5.35(s,2H
),3.84~4.26(m,3H),3.42~3.80(m,1H),3.18~3
.40(m,1H),1.98~2.14(m,1H),1.63~1.86(m,3H
)。
【2196】
実施例421:(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N-(1-ア
クリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2197】
【2198】
工程A:(R)-tert-ブチル(3-(5-([1,1’-ビフェニル]-3-イ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。撹拌棒を備えた2~
5mLのBiotageマイクロ波バイアルに、3-アミノビフェニル(370.5mg
、2.189mmol)、2-クロロ-4-ヨードニコチノニトリル(578mg、2.
186mmol)、Pd(OAc)2(9.6mg、0.043mmol)、DPEPh
os(36.1mg、0.0671mmol)、及びCs2CO3(988mg、3.0
3mmol)を添加した。バイアルを封止し、ジオキサン(4.35mL)で処理し、ア
ルゴンで4回排気/フラッシュし、アルゴン下、150℃で30分間撹拌した。次に、反
応物を室温に冷却し、シリンジを介して、ジオキサン(4.05mL、0.65M、2.
63mmol)中のtert-ブチル(3R)-3-[(2-スルファニルアセチル)ア
ミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート(中間体22)で処理し、アルゴンで4回排気
/フラッシュし、150℃で15分間撹拌した。次に、反応物を室温に冷却し、固体CD
I(1.409g、8.689mmol)で空気下で一度に処理し、再封止し、アルゴン
で4回排気/フラッシュし、150℃で15分間撹拌した。反応物をEtOAc(10m
L)で希釈し、0.5Mのクエン酸/生理食塩水(2×8mL)及び2MのK2CO3(
1×5mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させたた。反応
混合物をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を肌色の泡状物とし
て得た(289mg、収率23.2%)。
【2199】
工程B:(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-N-(
ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド。ジオキサン(2.5mL)中の(R)-tert-
ブチル3-(5-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペ
リジン-1-カルボキシレート(283.8mg、0.498mmol)の溶液を室温で
一度にHCl(ジオキサン中3.97M、6.3mL、25mmol)で処理し、得られ
た混合物を室温で1時間撹拌した。反応物を濃縮乾固させて、標記化合物を肌色の粉末と
して得た(290.4mg、収率102.7%)。
【2200】
工程C:(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N-(1-アクリロ
イルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(1.2mL)中の(R)
-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-
イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド(99.94mg、0.176mmol)の溶液を空気下、室温でトリ
エチルアミン(73μL、0.53mmol)で処理し、得られたものをアルゴン正圧下
0℃で、塩化アクリロイル(14.3μL、0.176mmol)を50秒かけて滴下し
ながら撹拌した。溶液を0℃で5分間撹拌し、1MのNaH2PO4(3mL)でクエン
チし、DCM(1×5mL)で抽出した。有機層を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し
、濃縮乾固させた。残渣をHPLCで精製して、標記化合物を得た(23.8mg、収率
21.2%)。MS(ESI):C29H25N5O3Sの質量計算値、523.2;m
/z実測値、524.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,MeOH-d4)
:δ 8.33(d,J=5.56Hz,1H),7.83(d,J=8.59Hz,1
H),7.62~7.77(m,4H),7.32~7.50(m,1H),7.32~
7.50(m,1H),7.32~7.50(m,2H),6.80(ddd,J=6.
06,10.61,16.67Hz,1H),6.17~6.24(m,2H),5.7
0~5.75(m,1H),4.25~4.59(m,1H),3.90~4.23(m
,2H),3.19(br dd,J=9.35,12.88Hz,1H),2.82~
2.98(m,1H),2.02~2.13(m,1H),1.87(td,J=3.6
6,13.39Hz,1H),1.68~1.81(m,1H),1.53~1.63(
m,J=8.60Hz,1H)。
【2201】
実施例422:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-
ベンジルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2202】
【2203】
標記化合物を得るために、実施例421の工程A~Cに記載されるものと同様の条件を
使用して、標記化合物を得るために、工程Aにおいて3-アミノビフェニルの代わりに4
-ベンジルアニリンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C30H27
N5O3Sの質量計算値、537.2;m/z実測値、538.0[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CDCl3):δ 9.46(br s,1H),8.32(b
r d,J=4.55Hz,1H),7.31~7.41(m,4H),7.22~7.
25(m,4H),6.57~6.68(m,1H),6.21~6.48(m,2H)
,6.11(br s,1H),5.70~5.80(m,1H),5.56(br s
,1H),3.94~4.10(m,4H),3.28~3.78(m,3H),2.0
4(br d,J=14.15Hz,1H),1.95(br s,1H),1.69(
br s,2H)。
【2204】
実施例423:(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-4-イル)-N-(1-ア
クリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2205】
【2206】
標記化合物を得るために、実施例421の工程A~Cに記載されるものと同様の条件を
使用して、工程Aにおいて3-アミノビフェニルの代わりに4-アミノビフェニルを使用
して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H25N5O3Sの質量計算値、
523.2;m/z実測値、524.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,M
eOH-d4):δ 8.34(d,J=5.6Hz,1H),7.87(d,J=8.
6Hz,2H),7.70(d,J=7.1Hz,2H),7.44-7.57(m,4
H),7.35-7.44(m,1H),6.73-6.88(m,1H),6.25(
d,J=6.1Hz,1H),6.21(d,J=16.7Hz,1H),5.70-5
.80(m,1H),4.60-4.27(m,1H),4.17-4.03(m,1H
),3.89-3.99(m,1H),3.09-3.24(m,1H),2.90(m
,1H),2.06(br.s.,1H),1.83-1.93(m,1H),1.74
(br.s.,1H),1.60(br.s.,1H)。
【2207】
実施例424:(R)-N-(1-(2-(ジメチルアミノ)アセチル)ピペリジン-
3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2208】
【2209】
工程A:(R)-tert-ブチル(3-(4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニ
ル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。THF(10mL)中の4-オキ
ソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボニルクロリド(中間体40、1.046g、2.
479mmol)を含む100mLフラスコに、トリエチルアミン(10.0mL、12
3mmol)、(R)-1-Boc-3-アミノピペリジン(768mg、3.72mm
ol)及びTHF(10mL)を撹拌しながら添加し、15時間撹拌した。飽和NaHC
O3水溶液を含む分液漏斗に注ぐことにより、反応をクエンチし、エーテル中に抽出し、
無水MgSO4で乾燥させた。混合物を濾過し、濃縮乾固させて、標記化合物を暗赤色の
固体として得た(1.26g、収率86.8%)。
【2210】
工程B:(R)-N-(1-(2-(ジメチルアミノ)アセチル)ピペリジン-3-イ
ル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。炉乾燥したマイクロ波
バイアルに、THF(3mL)中の(R)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル
)-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例860)(113mg、0.21
6mmol)、N,N-ジメチルグリシン(44.9mg、0.435mmol)、TH
F(3mL)、HATU(168mg、0.442mmol)、及びトリエチルアミン(
2.0mL、14mmol)を添加し、蓋をして、マイクロ波で100℃で30秒間加温
した。反応物を濃縮乾固させて、シリンジフィルタを通して濾過した。残渣をHPLCで
精製して、標記化合物を得た(36.3mg、収率29.4%)。MS(ESI):C3
0H30N6O4Sの質量計算値、570.7;m/z実測値、571.1[M+H]+
。1H NMR(500MHz,Methanol-d4):δ 8.52(s,0H)
,8.34-8.23(m,1H),7.48-7.34(m,4H),7.24-7.
07(m,5H),6.21-6.13(m,1H),4.54-3.64(m,5H)
,3.20-3.06(m,1H),3.06-2.84(m,1H),2.68-2.
55(m,6H),2.15-1.97(m,1H),1.97-1.48(m,3H)
。
【2211】
実施例425:(R)-N-(1-(2-(ジメチルアミノ)アセチル)ピロリジン-
3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2212】
【2213】
標記化合物を得るために、実施例424の工程A~Cに記載されるものと同様の条件を
使用して、工程Aにおいて(R)-1-Boc-3-アミノピペリジン及びトリエチルア
ミンの代わりに(R)-1ーBoc-3-アミノピロリジン及びDIEAを使用して、標
記化合物を調製した。MS(ESI):C29H28N6O4Sの質量計算値、556.
6;m/z実測値、557.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3
):δ 8.45-8.32(m,1H),7.44-7.33(m,2H),7.33
-7.25(m,1H),7.24-7.08(m,5H),6.27(dd,J=29
.7,6.7Hz,1H),6.20-6.10(m,1H),4.72-4.60(m
,1H),3.86-3.53(m,4H),3.40(dd,J=14.4,8.6H
z,1H),3.16(dd,J=46.1,14.4Hz,1H),2.56-2.4
8(m,6H),2.43-2.14(m,1H),2.09-1.91(m,0H)。
【2214】
実施例426:(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-
N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2215】
【2216】
実施例421の工程A~Bに記載されるものと同様の条件を使用して、標記化合物を調
製した。MS(ESI):C26H23N5O2Sの質量計算値、469.2;m/z実
測値、470.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,95:5 CDCl3/
MeOH-d4):δ 8.31(d,J=5.6Hz,1H),7.77(d,J=8
.1Hz,1H),7.67(t,J=7.8Hz,1H),7.61(d,J=7.1
Hz,2H),7.57(d,J=2.0Hz,1H),7.46(t,J=7.3Hz
,2H),7.36-7.42(m,1H),7.30-7.35(m,1H),6.1
8(d,J=5.6Hz,1H),4.11(dt,J=7.1,3.5Hz,1H),
3.12(dd,J=12.4,3.3Hz,1H),2.83-2.91(m,1H)
,2.66-2.82(m,2H),1.92(td,J=8.1,4.0Hz,1H)
,1.65-1.85(m,2H),1.60(td,J=8.6,4.0Hz,1H)
【2217】
実施例427:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(ベン
ゾ[b]チオフェン-2-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2218】
【2219】
標記化合物を得るために、実施例421の工程A~Cに記載されるものと同様の条件を
使用して、工程Aにおいて3-アミノビフェニルの代わりにベンゾ[b]-2-アミンを
使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C25H21N5O3S2の質量計
算値、503.1;m/z実測値、504.1[M+H]+。1H NMR(400MH
z,CDCl3):δ 9.59(br.s.,1H),8.31-8.45(m,1H
),7.75-7.90(m,2H),7.41-7.47(m,2H),7.40(s
,1H),6.54-6.71(m,1H),6.41(br.s.,2H),6.31
(d,J=16.7Hz,1H),5.65-5.82(m,1H),4.13(br.
s.,1H),4.02(d,J=13.1Hz,2H),3.80(br.s.,1H
),3.55(br.s.,1H),3.29(br.s.,1H),2.05(br.
s.,1H),1.98(br.s.,1H),1.60-1.71(m,1H)。
【2220】
実施例428:(R)-5-(ベンゾ[b]チオフェン-2-イル)-4-オキソ-N
-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2221】
【2222】
標記化合物を得るために、実施例421の工程A~Bに記載されるものと同様の条件を
使用して、工程Aにおいて3-アミノビフェニルの代わりにベンゾ[b]-2-アミンを
使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C22H19N5O2S2の質量計
算値、449.1;m/z実測値、450.1[M+H]+。1H NMR(400MH
z,MeOH-d4)d 8.19(d,J=6.1Hz,1H),7.82-7.93
(m,2H),7.45(s,1H),7.38-7.44(m,2H),6.28(d
,J=5.6Hz,1H),4.10-4.24(m,1H),3.06-3.16(m
,1H),2.81-3.00(m,2H),1.91-2.10(m,2H),1.6
6-1.83(m,2H),1.24-1.44(m,1H)。
【2223】
実施例429:(R)-5-(ナフタレン-2-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド。
【2224】
【2225】
標記化合物を得るために、実施例421の工程A~Bに記載されるものと同様の条件を
使用して、工程Aにおいて3-アミノビフェニルの代わりに2-アミノナフタレンを使用
して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C24H21N5O2Sの質量計算値、
443.1;m/z実測値、444.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,M
eOH-d4):δ 8.47(d,J=6.57Hz,1H),8.16(d,J=9
.09Hz,1H),8.01-8.07(m,2H),7.98(d,J=7.58H
z,1H),7.58-7.69(m,2H),7.52(dd,J=2.02,8.5
9Hz,1H),6.43(d,J=6.57Hz,1H),4.26-4.37(m,
1H),3.52-3.58(m,1H),3.33-3.40(m,1H),2.96
-3.05(m,2H),2.05-2.16(m,2H),1.74-1.93(m,
2H)。
【2226】
実施例430:(R)-5-(4-ベンジルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド。
【2227】
【2228】
標記化合物を得るために、実施例421の工程A~Bに記載されるものと同様の条件を
使用して、工程Aにおいて3-アミノビフェニルの代わりに4-ベンジルアニリンを使用
して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C24H23N7O2Sの質量計算値、
483.2;m/z実測値、484.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,M
eOH-d4):δ 8.45(d,J=6.57Hz,1H),7.46-7.53(
m,J=8.08Hz,2H),7.34-7.40(m,J=8.59Hz,2H),
7.24-7.34(m,4H),7.17-7.24(m,1H),6.37(d,J
=6.06Hz,1H),4.23-4.34(m,1H),4.10(s,2H),3
.54(dd,J=4.29,11.87Hz,1H),3.33-3.39(m,1H
),2.92-3.03(m,2H),2.04-2.15(m,2H),1.70-1
.92(m,2H)。
【2229】
実施例431:(R)-5-(1-ベンジル1H-ピラゾール-3-イル)-4-オキ
ソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2230】
【2231】
標記化合物を得るために、実施例421の工程A~Bに記載されるものと同様の条件を
使用して、工程Aにおいて3-アミノビフェニルの代わりに1-ベンジル-1H-ピラゾ
ール-3-アミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C24H23N
7O2Sの質量計算値、473.2;m/z実測値、474.1[M+H]+。1H N
MR(400MHz,MeOH-d4):δ 8.53(d,J=6.57Hz,1H)
,7.95(d,J=2.53Hz,1H),7.28-7.41(m,5H),6.6
0(d,J=6.57Hz,1H),6.50(d,J=2.53Hz,1H),5.4
3(s,2H),4.23-4.35(m,1H),3.53(dd,J=4.04,1
2.13Hz,1H),3.32-3.39(m,1H),2.93-3.04(m,2
H),2.04-2.13(m,2H),1.71-1.93(m,2H)。
【2232】
実施例432:5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((4
*S)-2-メチルピペリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2233】
【2234】
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(2-メチルピペリジン-4-イ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド(実施例258、841.57mg)において、キラルSF
C(固定相:CHIRALCEL OD-H 5μm 250×20mm、移動相:55
% CO2、45% iPOH(0.3% iPrNH2))を介してキラル精製を行い
、キラルSFC(固定相:Whelk O1(S,S)5μm 250×21.1mm、
移動相:45% CO2、55% MeOH(0.3% iPrNH2))を介して2回
目の精製を行って、標記化合物(*Sアトロプ異性体;15mgとして)を得た。MS(
ESI):C28H27N5O3Sの質量計算値、513.6;m/z実測値、513.
2[M+H]+。1H NMR(600MHz,クロロホルム-d):δ 8.35(d
,J=5.4Hz,1H),7.48-7.35(m,2H),7.22-6.91(m
,6H),6.02(d,J=5.5Hz,1H),5.58(d,J=8.0Hz,1
H),4.09-3.96(m,1H),3.39-2.68(m,3H),2.18-
1.96(m,6H),1.47-1.20(m,2H),1.13-1.00(m,3
H)。
【2235】
実施例433:5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((4
*S)-2-メチルピペリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2236】
【2237】
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(2-メチルピペリジン-4-イ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド(実施例258、841.57mg)において、キラルSF
C(固定相:CHIRALCEL OD-H 5μm 250×20mm、移動相:55
% CO2、45% iPOH(0.3% iPrNH2))を介してキラル精製を行い
、キラルSFC(固定相:Whelk O1(S,S)5μm 250×21.1mm、
移動相:45% CO2、55% MeOH(0.3% iPrNH2))を介して2回
目の精製を行って、標記化合物(*Rアトロプ異性体;17mgとして)を得た。MS(
ESI):C28H27N5O3Sの質量計算値、513.6;m/z実測値、513.
2[M+H]+。1H NMR(600MHz,CDCl3):δ 8.36(d,J=
5.5Hz,1H),7.48-7.33(m,2H),7.23-6.93(m,7H
),6.02(d,J=5.5Hz,1H),5.52-5.41(m,1H),4.0
8-3.95(m,1H),3.21-3.13(m,1H),2.92-2.75(m
,2H),2.13(s,3H),2.10-1.98(m,2H),1.44-1.3
2(m,1H),1.30-1.22(m,1H),1.14-1.03(m,4H)。
【2238】
実施例434:5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((4
*R)-2-メチルピペリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2239】
【2240】
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(2-メチルピペリジン-4-イ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド(実施例258)において、キラルSFC(固定相:CHI
RALCEL OD-H 5μm 250×20mm、移動相:55% CO2、45%
iPOH(0.3% iPrNH2))を介してキラル精製を行って、標記化合物(*
Sアトロプ異性体として)を得た。MS(ESI):C28H27N5O3Sの質量計算
値、513.6;m/z実測値、513.2[M+H]+。1H NMR(600MHz
,CDCl3):δ 8.35(s,1H),7.47-7.34(m,2H),7.2
3-6.89(m,6H),6.16(s,1H),6.01(d,J=5.4Hz,1
H),4.21-4.04(m,1H),3.41-3.20(m,1H),3.03-
2.78(m,2H),2.13(s,4H),1.69(s,1H),1.46-1.
22(m,7H)。
【2241】
実施例435:5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((4
*R)-2-メチルピペリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2242】
【2243】
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(2-メチルピペリジン-4-イ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド(実施例258、841.57)において、キラルSFC(
固定相:CHIRALCEL OD-H 5μm 250×20mm、移動相:55%
CO2、45% iPOH(0.3% iPrNH2))を介してキラル精製を行って、
標記化合物(*Rアトロプ異性体;12mgとして)を得た。MS(ESI):C28H
27N5O3Sの質量計算値、513.6;m/z実測値、513.2[M+H]+。1
H NMR(600MHz,クロロホルム-d):δ 8.31(s,1H),7.40
-7.36(m,2H),7.32(s,1H),7.20-7.15(m,2H),7
.11-7.06(m,2H),6.99(d,J=2.8Hz,1H),6.94(d
d,J=8.5,2.8Hz,1H),5.98(d,J=5.4Hz,1H),4.2
6(s,1H),3.67(s,1H),3.54(s,1H),3.38(d,J=2
4.9Hz,1H),3.10(s,1H),2.21(s,2H),2.11(s,3
H),1.95(d,J=13.2Hz,1H),1.54(d,J=6.2Hz,3H
),1.25(s,2H)。
【2244】
実施例436:N-(4-シヒドロキシメチルテトラヒドロー2H-ピラン-4-イル
)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2245】
【2246】
工程A:N-(4-シヒドロキシメチルテトラヒドロー2H-ピラン-4-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。標記化合物を得る
ために、実施例1の方法1、工程A~Gと同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブ
チル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの
代わりに(4-アミノテトラヒドロピラン-4-イル)メタノールを使用して、標記化合
物を調製した。
【2247】
工程B:N-(4-シヒドロキシメチルテトラヒドロー2H-ピラン-4-イル)-5
-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。N-(
4-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-5-(2-メチル
-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(869mg)において、キラルS
FC(固定相:CHIRALCEL OD-H 5μm 250×20mm、移動相:5
0% CO2、50% iPOH)を介してキラル精製を行って、標記化合物(*Sアト
ロプ異性体;17mgとして)を得た。MS(ESI):C28H26N4O5Sの質量
計算値、530.6;m/z実測値、530.2[M+H]+。1H NMR(600M
Hz,CDCl3):δ 9.65(s,1H),8.32(d,J=5.5Hz,1H
),7.44-7.35(m,2H),7.25-7.16(m,2H),7.14-7
.08(m,2H),7.03-6.92(m,2H),6.00(d,J=5.4Hz
,1H),5.54(s,1H),4.49(s,1H),3.99(d,J=1.7H
z,1H),3.87-3.76(m,3H),3.76-3.67(m,2H),2.
14-2.00(m,5H),1.95-1.81(m,2H)。
【2248】
実施例437:N-(4-シヒドロキシメチルテトラヒドロー2H-ピラン-4-イル
)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2249】
【2250】
工程A:N-(4-シヒドロキシメチルテトラヒドロー2H-ピラン-4-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。標記化合物を得る
ために、実施例1の方法1、工程A~Gと同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブ
チル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの
代わりに(4-アミノテトラヒドロピラン-4-イル)メタノールを使用して、標記化合
物を調製した。
【2251】
工程B:N-(4-シヒドロキシメチルテトラヒドロー2H-ピラン-4-イル)-5
-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。N-(
4-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-5-(2-メチル
-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(869mg)において、キラルS
FC(固定相:CHIRALCEL OD-H 5μm 250×20mm、移動相:5
0% CO2、50% iPOH)を介してキラル精製を行って、標記化合物(*Rアト
ロプ異性体;19mgとして)を得た。MS(ESI):C28H26N4O5Sの質量
計算値、530.6;m/z実測値、530.2[M+H]+。1H NMR(600M
Hz,クロロホルム-d):δ 9.59(s,1H),8.33(d,J=5.5Hz
,1H),7.49-7.34(m,2H),7.24-7.17(m,2H),7.1
3-7.09(m,2H),7.02-6.96(m,2H),6.01(d,J=5.
5Hz,1H),5.52(s,1H),4.43(s,1H),4.00-3.93(
m,1H),3.88-3.79(m,3H),3.71(ddt,J=12.3,9.
3,3.2Hz,2H),2.13-2.10(m,3H),1.96-1.87(m,
2H),1.23-1.19(m,2H)。
【2252】
実施例438:(R)-N-(1-(2-クロロ-3-メチルブテ-2-ノイル)ピペ
リジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド。
【2253】
【2254】
(R)-N-(1-(2-クロロ-3-メチルブテ-2-エノイル)ピペリジン-3-
イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例
260)において、キラルSFC(固定相:CHIRALCEL OJ-H 5μm 2
50×20mm、移動相:70% CO2、30% EtOH)を介してキラル精製を行
って、標記化合物(*Sアトロプ異性体;39mgとして)を得た。MS(ESI):C
32H30ClN5O4Sの質量計算値、616.1;m/z実測値、615.2[M+
H]+。1H NMR(600Mhz,クロロホルム-d):δ 9.50(s,1H)
,8.48-8.27(m,1H),7.48-7.33(m,2H),7.23-7.
14(m,2H),7.14-7.07(m,2H),7.05-6.99(m,1H)
,6.99-6.92(m,1H),6.12-6.06(m,1H),6.06-5.
99(m,1H),5.89(s,1H),4.23-4.11(m,1H),4.01
-3.81(m,1H),3.81-3.68(m,1H),3.50-3.45(m,
1H),3.32-3.20(m,1H),2.14(s,4H),2.07-1.94
(m,2H),1.89-1.82(m,4H),1.78-1.63(m,2H)。
【2255】
実施例439:(R)-N-(1-(2-クロロ-3-メチルブテ-2-ノイル)ピペ
リジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド。
【2256】
【2257】
(R)-N-(1-(2-クロロ-3-メチルブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イ
ル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例2
60)において、キラルSFC(固定相:CHIRALCEL OJ-H 5μm 25
0×20mm、移動相:70% CO2、30% EtOH)を介してキラル精製を行っ
て、標記化合物(*Rアトロプ異性体;39mgとして)を得た。MS(ESI):C3
2H30ClN5O4Sの質量計算値、616.1;m/z実測値、615.2[M+H
]+。1H NMR(600MHz,CDCl3):δ 9.51(s,1H),8.4
7-8.25(m,1H),7.51-7.32(m,2H),7.24-6.91(m
,6H),6.22-5.82(m,2H),4.28-4.06(m,1H),3.9
7-3.64(m,2H),3.57-3.23(m,2H),2.17-2.09(m
,3H),2.08-1.92(m,2H),1.92-1.90(m,3H),1.8
8-1.84(m,3H),1.81-1.63(m,2H)。
【2258】
実施例440:(R,E)-N-(1-(4-ジメチルアミノ)ブテ-2-ノイル)ピ
ロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2259】
【2260】
Ar下で小型炉で乾燥したマイクロ波バイアルに、(R)-4-オキソ-5-(4-フ
ェノキシフェニル)-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例911、200
mg、0.424mmol)、トランス-4-ジメチルアミノクロトン酸塩酸塩(151
.3mg、0.9140mmol)、THF(6mL)、HATU(481.3mg、1
.266mmol)、及びトリエチルアミン(0.8mL、6mmol)を添加し、バイ
アルに蓋をして、マイクロ波で100℃で30秒間加温した。反応混合物を濃縮乾固させ
、フラッシュカラムクロマトグラフィ後、分取TLCで精製して、標記化合物を得た(6
5mg、収率26%)。MS(ESI):C31H30N6O4Sの質量計算値、582
.7;m/z実測値、583.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO
-d6):δ 8.49-8.24(m,2H),7.56-7.36(m,4H),7
.29-7.05(m,6H),6.75-6.54(m,1H),6.50-6.31
(m,1H),6.07(d,J=5.5Hz,1H),4.62-4.34(m,1H
),3.95-3.56(m,4H),3.18-3.01(m,2H),2.29-1
.84(m,8H)。
【2261】
実施例441:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-N-メチル
-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2262】
【2263】
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-N-メチル-5-(2-メ
チル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例137、907mg)
において、キラルSFC(固定相:CHIRALCEL OJ-H 5μm 250×2
0mm、移動相:60% CO2、40% MeOH)を介して精製を行って、標記化合
物(*Sアトロプ異性体;30mgとして)を得た。MS(ESI):C30H27N5
O4Sの質量計算値、553.6;m/z実測値、553.2[M+H]+。1H NM
R(500MHz,クロロホルム-d):δ 9.79(s,1H),8.51-8.2
4(m,1H),7.47-7.34(m,2H),7.24-7.04(m,4H),
7.06-6.88(m,2H),6.54-6.36(m,2H),6.11-5.9
7(m,1H),5.80-5.66(m,1H),5.37-5.16(m,1H),
4.08-3.73(m,2H),3.72-3.40(m,2H),3.24(d,J
=16.6Hz,3H),2.32(s,1H),2.26-2.02(m,4H)。
【2264】
実施例442:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-N-メチル
-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2265】
【2266】
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-N-メチル-5-(2-メ
チル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例137、907mg)
において、キラルSFC(固定相:CHIRALCEL OJ-H 5μm 250×2
0mm、移動相:60% CO2、40% MeOH)を介して精製を行って、標記化合
物(*Rアトロプ異性体;29mgとして)を得た。MS(ESI):C30H27N5
O4Sの質量計算値、553.6;m/z実測値、553.2[M+H]+。1H NM
R(500MHz,CDCl3):δ 9.80(s,1H),8.43-8.29(m
,1H),7.46-7.34(m,2H),7.24-7.07(m,4H),7.0
5-6.90(m,2H),6.51-6.33(m,2H),6.13-5.95(m
,1H),5.83-5.63(m,1H),5.36-5.17(m,1H),4.0
2-3.73(m,2H),3.73-3.44(m,2H),3.25(d,J=13
.9Hz,3H),2.39-2.16(m,2H),2.13(s,3H)。
【2267】
実施例443:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2268】
【2269】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Aにお
いて5-フルオロ-2-ニトロトルエンの代わりに4-フルオロニトロベンゼンを使用し
、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリ
ジン-1-カルボキシレートの代わりに(R)-(+)-1-Boc-3-アミノピロリ
ジンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C28H23N5O4Sの質
量計算値、525.6;m/z実測値、526.2[M+H]+。1H NMR(500
MHz,Methanol-d4):δ 8.31(d,J=6.0Hz,1H),7.
44-7.37(m,4H),7.21-7.16(m,3H),7.11(d,J=7
.7Hz,2H),6.68-6.56(m,1H),6.32-6.25(m,1H)
,6.18(d,J=5.0Hz,1H),5.79-5.72(m,1H),4.70
-4.59(m,1H),4.05-3.98(m,0.5H),3.91-3.82(
m,1H),3.77-3.70(m,1H),3.64-3.57(m,1H),3.
55-3.49(m,0.5H),2.40-2.23(m,1H),2.21-2.0
6(m,1H)。
【2270】
実施例444:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-
イソプロピル-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2271】
【2272】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Cにお
いて2-メチル-4-フェノキシ-アニリンの代わりに4-イソプロピル-2-メチル-
アニリン(中間体7)を使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-
アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチル
(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製
した。MS(ESI):C27H29N5O3Sの質量計算値、503.6;m/z実測
値、540.7[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.3
3-8.25(m,1H),7.35-7.31(m,1H),7.30-7.25(m
,1H),7.24-7.19(m,1H),6.84-6.72(m,1H),6.2
3-6.15(m,1H),6.00-5.95(m,1H),5.77-5.69(m
,1H),4.56-4.25(m,1H),4.20-3.90(m,2H),3.2
5-3.11(m,1H),2.99-2.46.(m,2H),2.17-2.10(
m,3H),2.09-2.03(m,1H),1.94-1.81(m,1H),1.
76-1.59(m,2H),1.30-0.99(m,6H)。
【2273】
実施例445:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-
イソプロピル-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2274】
【2275】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程C~Gと同様の方法で、工程Cにお
いて2-メチル-4-フェノキシ-アニリンの代わりに4-イソプロピル-2-メチル-
アニリン(中間体7)を使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-
アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに1-[(3R)-
3-アミノピロリジン-1-イル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体5)を使用して
、標記化合物を調製した。MS(ESI):C26H27N5O3Sの質量計算値、48
9.6;m/z実測値、490.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3
OD):δ 8.33-8.25(m,1H),7.35-7.31(m,1H),7.
30-7.25(m,1H),7.24-7.19(m,1H),6.67-6.52(
m,1H),6.31-6.21(m,1H),6.00-5.95(m,1H),5.
77-5.69(m,1H),4.67-4.58(m,1H),4.03-3.66(
m,3H),3.61-3.48(m,1H),3.00-2.64(m,1H),2.
36-2.22(m,1H),2.17-2.10(m,3H),2.08-1.65(
m,1H),1.30-0.96(m,6H)。
【2276】
実施例446:(R)-5-(4-イソプロピル-2-メチルフェニル)-4-オキソ
-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2277】
【2278】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工程Cにお
いて2-メチル-4-フェノキシ-アニリンの代わりにベンゾフラン-7-オール(中間
体8)を使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フ
ルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチル(3R)-3-
アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(E
SI):C24H27N5O2Sの質量計算値、449.6;m/z実測値、450.2
[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.35-8.28(
m,1H),7.35-7.31(m,1H),7.30-7.25(m,1H),7.
24-7.19(m,1H),6.00-5.95(m,1H),4.55-4.25(
m,1H),3.85-3.50(m,1H),3.40-3.33(m,1H),3.
00-249.(m,3H),2.17-2.10(m,3H),2.08-1.99(
m,2H),1.83-1.68(m,2H),1.30-0.96(m,6H)。
【2279】
実施例447:(R)-5-(4-(イソプロピル-2-メチルフェニル)-N-(1
-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2280】
【2281】
DCM(2mL)中の(R)-5-(4-イソプロピル-2-メチルフェニル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例446、40mg、0.08
9mmol)の溶液に、ホルムアルデヒド(1.0mL、H2O中37重量%)及びNa
BH(OAc)3(40mg、0.19mmol)を添加し、室温で20分間反応させた
。反応混合物を濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィ及び分取TLCで精製
して、標記化合物を黄色の固体として得た(35mg)。MS(ESI):C25H29
N5O2Sの質量計算値、463.6;m/z実測値、464.2[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.35-8.28(m,1H),7.35
-7.31(m,1H),7.30-7.25(m,1H),7.24-7.19(m,
1H),6.00-5.95(m,1H),4.41-4.19(m,1H),3.67
-3.52(m,1H),3.46-3.35(m,1H),3.02-2.94.(m
,2H),2.89(s,3H),2.74-2.43(m,1H),2.17-2.1
0(m,3H),2.08-2.03(m,2H),1.90-1.71(m,2H),
1.30-0.96(m,6H)。
【2282】
実施例448:(R,*Z)-N-(1-(2-シアノ-4-メトキシ-4-メチルペ
ンテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノ
キシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2283】
【2284】
(R,ZE)-N-(1-(2-シアノ-4-メトキシ-4-メチルペンテ-2-ノイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド(実施例40:55.5mg)において、キラルSFC(固定相:CHIR
ALCEL OD-H 5μm 250×20mm、移動相:50% CO2、50%
EtOH)を介してキラル精製を行い、キラルSFC(固定相:CHIRALCEL O
J-H 5μm 250×20mm、移動相:75% CO2、25% MeOH)を介
して2回目の精製(1回目の精製の画分3から25mg)を行って、標記化合物(*Sア
トロプ異性体及び*Z配置;7mgとして)を得た。MS(ESI):C35H34N6
O5Sの質量計算値、650.8;m/z実測値、650.2[M+H]+。1H NM
R(400MHz,Methanol-d4):δ 8.51-8.24(m,1H),
7.49-7.35(m,2H),7.35-7.25(m,1H),7.25-6.9
2(m,5H),6.73(d,J=1.5Hz,1H),6.15-5.94(m,1
H),4.69-4.27(m,1H),4.20-3.74(m,2H),3.27-
3.23(m,2H),3.21-2.72(m,2H),2.21-2.07(m,3
H),1.95-1.70(m,2H),1.44-1.28(m,8H),1.15-
0.70(m,1H)。
【2285】
実施例449:(R,*Z)-N-(1-(2-シアノ-4-メトキシ-4-メチルペ
ンテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノ
キシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2286】
【2287】
(R,EZ)-N-(1-(2-シアノ-4-メトキシ-4-メチルペンテ-2-ノイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド(実施例40:55.5mg)において、キラルSFC(固定相:CHIR
ALCEL OD-H 5μm 250×20mm、移動相:50% CO2、50%
EtOH)を介してキラル精製を行い、キラルSFC(固定相:CHIRALCEL O
J-H 5μm 250×20mm、移動相:75% CO2、25% MeOH)を介
して2回目の精製(1回目の精製における画分3から25mg)を行って、標記化合物(
*Rアトロプ異性体及び*Z配置;16mgとして)を得た。MS(ESI):C35H
34N6O5Sの質量計算値、650.8;m/z実測値、650.2[M+H]+。1
H NMR(400MHz,Methanol-d4):δ 8.32(d,J=5.6
Hz,1H),7.46-7.34(m,2H),7.32(d,J=8.6Hz,1H
),7.25-7.14(m,1H),7.14-7.03(m,3H),1.38-1
.34(m,1H),6.98(dd,J=8.6,2.8Hz,1H),6.95-6
.82(m,1H),6.07(d,J=5.6Hz,1H),4.54-3.36(m
,3H),3.29-2.74(m,5H),2.27-2.00(m,4H),1.9
9-1.84(m,1H),1.87-1.57(m,3H),1.43(s,6H)。
【2288】
実施例450:(R,*E)-N-(1-(2-シアノ-4-メトキシ-4-メチルペ
ンテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノ
キシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2289】
【2290】
(R,EZ)-N-(1-(2-シアノ-4-メトキシ-4-メチルペンテ-2-ノイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド(実施例40:55.5mg)において、キラルSFC(固定相:CHIR
ALCEL OD-H 5μm 250×20mm、移動相:50% CO2、50%
EtOH)を介してキラル精製を行い、キラルSFC(固定相:CHIRALCEL O
J-H 5μm 250×20mm、移動相:75% CO2、25% MeOH)を介
して2回目の精製(1回目の精製における画分2から25mg)を行って、標記化合物(
*Sアトロプ異性体及び*E配置;6mgとして)を得た。MS(ESI):C35H3
4N6O5Sの質量計算値、650.8;m/z実測値、650.2[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.39-8.28(m,1H),7.5
1-6.66(m,9H),6.08(d,J=5.5Hz,1H),4.63-3.6
8(m,3H),3.30-3.06(m,4H),3.01-2.64(m,1H),
2.23-2.01(m,3H),1.96-1.83(m,1H),1.83-1.5
1(m,2H),1.48-1.40(m,2H),1.40-1.29(m,5H)。
【2291】
実施例451:(R,*E)-N-(1-(2-シアノ-4-メトキシ-4-メチルペ
ンテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノ
キシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2292】
【2293】
(R,EZ)-N-(1-(2-シアノ-4-メトキシ-4-メチルペンテ-2-ノイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド(実施例40:55.5mg)において、キラルSFC(固定相:CHIR
ALCEL OD-H 5μm 250×20mm、移動相:50% CO2、50%
EtOH)を介してキラル精製を行い、キラルSFC(固定相:CHIRALCEL O
J-H 5μm 250×20mm、移動相:75% CO2、25% MeOH)を介
して2回目の精製(1回目の精製における画分2から25mg)を行って、標記化合物(
*Rアトロプ異性体及び*E配置;14mgとして)を得た。MS(ESI):C35H
34N6O5Sの質量計算値、650.8;m/z実測値、650.2[M+H]+。1
H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.34(d,J=5.5Hz,1H)
,7.47-6.83(m,9H),6.08(d,J=5.6Hz,1H),4.17
-3.94(m,2H),3.30-3.28(m,3H),3.22-2.82(m,
1H),2.19-2.02(m,4H),2.00-1.86(m,1H),1.86
-1.51(m,2H),1.51-1.36(m,7H),1.29(s,1H)。
【2294】
実施例452:N-((1-アクリロイルピロリジン-3-イル)メチル)-4-オキ
ソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2295】
【2296】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Aにお
いて5-フルオロ-2-ニトロトルエンの代わりに4-フルオロニトロベンゼンを使用し
、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリ
ジン-1-カルボキシレートの代わりに2-(アミノメチル)-1-N-Boc-ピロリ
ジンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H25N5O4Sの質
量計算値、539.6;m/z実測値、540.1[M+H]+。1H NMR(400
MHz,クロロホルム-d):δ 9.51(s,1H),8.32(d,J=5.6H
z,1H),8.21(t,J=4.4Hz,1H),7.39(t,J=7.8Hz,
2H),7.30(s,1H),7.15(ddd,J=20.2,13.2,7.5H
z,5H),6.60-6.39(m,2H),6.10(d,J=5.5Hz,1H)
,5.78(dd,J=9.5,2.9Hz,1H),4.53(tt,J=6.9,3
.4Hz,1H),3.73-3.58(m,3H),3.40(ddd,J=13.7
,10.1,3.5Hz,1H),2.06(ddt,J=18.9,15.0,7.5
Hz,4H),1.85(td,J=6.0,5.6,2.5Hz,1H)。
【2297】
実施例453:4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(ピロリジン-3
-イルメチル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド。
【2298】
【2299】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法で、工程Aにお
いて5-フルオロ-2-ニトロトルエンの代わりに4-フルオロニトロベンゼンを使用し
、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリ
ジン-1-カルボキシレートの代わりに2-(アミノメチル)-1-N-Boc-ピロリ
ジンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C26H23N5O3Sの質
量計算値、485.5;m/z実測値、486.1[M+H]+。1H NMR(500
MHz,クロロホルム-d):δ 9.68(s,1H),9.50(s,2H),8.
42(s,1H),8.17(s,1H),7.49(dt,J=8.7,2.9Hz,
1H),7.44-7.35(m,2H),7.32(dt,J=8.6,2.6Hz,
1H),7.22-7.05(m,3H),6.04(s,1H),4.39(s,1H
),3.95(d,J=8.8Hz,1H),3.84-3.77(m,1H),3.4
7(d,J=19.5Hz,2H),3.34(s,1H),3.28(q,J=10.
4,8.3Hz,1H),2.23-2.13(m,1H),2.14-1.94(m,
2H)。
【2300】
実施例454:(R)-N-(1-(1H-イミダゾール-1-カルボニル)ピペリジ
ン-3-イル)-5-(2,2-ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-
イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド。
【2301】
【2302】
40mLのマイクロ波バイアルに、2-クロロ-4-ヨードニコチノニトリル(1.4
51g、5.488mmol)、ビス(2-ジフェニルホスフィノフェニル)エーテル(
90mg、0.17mmol)、酢酸パラジウム(II)(25mg、0.11mmol
)、炭酸セシウム(2.503g、7.683mmol)、2,2-ジフルオロ-5-ア
ミノベンゾジオキソール(1.0g、1.0mLのジオキサン中)、及びジオキサン(1
0mL)を添加し、N2流で30分間パージした。反応物をマイクロ波により150℃で
30分間加熱した。反応混合物に、tert-ブチル(3R)-3-[(2-スルファニ
ルアセチル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート(中間体22)(8.44mL
、5.49mmol)を添加し、N2流で15分間パージした。反応物をマイクロ波中、
150℃で30分間加熱した。混合物にCDI(3.6g、22mmol)を添加し、1
50℃で30分間加熱した。反応混合物をEtOAcで抽出し、有機相を水及び生理食塩
水で洗浄した。沈殿物をセライトで濾過した。有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾
過し、濃縮乾固させた。反応混合物をフラッシュカラムクロマトグラフィ後、HPLCで
精製して、標記化合物を褐色の固体として得た(82.4mg、収率2.65%)。MS
(ESI):C25H19F2N7O5Sの質量計算値、567.5;m/z実測値、5
68.0[M+H]+。1H NMR(500MHz,CD3OD):δ 8.16-8
.06(m,2H),7.47(s,1H),7.27-7.20(m,2H),7.1
5-7.08(m,1H),7.06(s,1H),6.80(d,J=5.9Hz,1
H),5.16-5.06(m,1H),4.17(t,J=12.0Hz,1H),4
.12-3.97(m,2H),3.13(t,J=12.4Hz,1H),2.86-
2.71(m,1H),1.92(t,J=13.3Hz,2H),1.83-1.72
(m,1H)。
【2303】
実施例455:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-
メトキシ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2304】
【2305】
工程A:(R)-tert-ブチル3-(5-(4-メトキシ-3-(トリフルオロメ
トキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。撹拌
棒を備えたマイクロ波バイアルに、2-クロロ-4-ヨードニコチノニトリル(520m
g、2.0mmol)、4-メトキシ-3-(トリフルオロメチル)アニリン(369m
g、1.93mmol)、DPEPhos(31mg、0.058mmol)、Pd(O
Ac)2(9.9mg、0.044mmol)、及びCs2CO3(924mg、2.8
4mmol)を添加した。シリンジを介してバイアルをジオキサン(4mL)で処理し、
混合物全体を真空下で1分間脱気し、次に窒素に通気した。反応混合物をマイクロ波によ
り150℃で30分間加熱した。次に、反応物を室温に冷却し、シリンジを介してter
t-ブチル(3R)-3-[(2-スルファニルアセチル)アミノ]ピペリジン-1-カ
ルボキシレート(中間体22)(ジオキサン中0.49M、522mg、1.90mmo
l)で処理し、窒素で排気及びフラッシュし、150℃で20分間撹拌した。次に、反応
物を室温に冷却した。次に、反応混合物を空気中で固体CDI(1.195g、7.36
8mmol)で一度に処理し、再封止し、窒素で排気及びフラッシュし、150℃で20
分間撹拌した。反応物をEtOAc(100mL)及び飽和重炭酸ナトリウム水溶液(1
00mL)で希釈し、有機相を回収した。水層をEtOAc(100mL)で再度抽出し
、合わせた有機物を無水MgSO4で乾燥させ、濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマ
トグラフィで精製して、標記化合物を得た(252mg、収率21.7%)。
【2306】
工程B:(R)-5-(4-メトキシ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。ジオキサン(4mL)中の(R)-
tert-ブチル3-(5-(4-メトキシ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)-
4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(500mg、0.85mm
ol)の溶液を4NのHCl-ジオキサン(12mL)で処理した。室温で30分後、ゴ
ム状の沈殿物がバイアルの底に沈殿した。ジオキサンを注ぎ出し、沈殿物を飽和重炭酸ナ
トリウム水溶液(20mL)で処理し、DCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有
機層をMgSO4で乾燥させ、濃縮乾固させた。得られた粗生成物をフラッシュカラムク
ロマトグラフィで精製して、標記化合物をオフホワイト色の固体として得た(72mg、
収率17%)。
【2307】
工程C:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-メトキ
シ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(5mL)
中の(R)-5-(4-メトキシ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-オキソ
-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(52mg、0.087mmol)の溶液を
室温で撹拌し、トリエチルアミン(36μL、0.26mmol)をシリンジを介して、
続いて塩化アクリロイル(7.0μL、0.086mmol)を1マイクロリットルずつ
20分間かけて非常にゆっくりと添加した。懸濁液は徐々に均質な溶液になった。LCM
Sにより反応を詳細にモニタし、出発材料のピークが成長中の新たな不純物ピークと同じ
大きさになった場合、反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10mL)でクエン
チした。混合物をDCM(10mL)で処理し、混合物を抽出し、有機層を分離した。水
層をDCMで再抽出し、合わせた有機物を無水MgSO4で乾燥させ、濃縮乾固させた。
残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して生成物を得、これをDCM(2mL
)に溶解し、次にこれをヘキサン(10mL)で処理した。得られた固体濾過によって単
離し、標記化合物を褐色の固体として得た(25mg、収率52%)。MS(ESI):
C25H22F3N5O4Sの質量計算値、545.5;m/z実測値、[M+H]+。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.24-10.12(s,1
H),8.39-8.26(d,J=5.5Hz,1H),8.14-8.02(m,1
H),7.85-7.80(d,J=2.4Hz,1H),7.79-7.72(m,1
H),7.53-7.44(d,J=8.9Hz,1H),6.88-6.71(m,1
H),6.15-6.08(d,J=16.9Hz,1H),6.07-6.03(d,
J=5.5Hz,1H),5.73-5.63(m,1H),4.53-4.15(m,
1H),4.12-4.01(m,1H),4.01-3.94(s,3H),3.87
-3.73(m,1H),3.19-2.92(m,1H),2.83-2.61(m,
1H),2.00-1.90(m,1H),1.84-1.58(m,2H),1.52
-1.36(m,1H)。
【2308】
実施例456:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-
シクロブトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2309】
【2310】
DCM(1mL)中の(R)-5-(4-シクロブトキシ-2-メチルフェニル)-4
-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例605、180mg、0.
35mmol)の溶液に、トリエチルアミン(146μL、1.05mmol)を添加し
た。混合物を氷水浴中で冷却し、塩化アクリロイル(28μL、0.35mmol)をシ
リンジを介して滴下した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。反応混合物をDCM(
10mL)と飽和NaHCO3(10mL)水溶液との間で分画した。水相をEtOAc
(10mL)で1回抽出し、合わせた有機抽出物を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し
、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を
黄褐色の固体として得た(56.3mg、収率30.3%)。MS(ESI):C28H
29N5O4Sの質量計算値、531.6;m/z実測値、532.0[M+H]+。1
H NMR(400MHz,CDCl3):δ 9.45(br.s.,1H),8.3
4(d,J=4.04Hz,1H),7.06~7.14(m,1H),6.83(s,
1H),6.79(dd,J=2.02,8.59Hz,1H),6.57~6.69(
m,1H),6.28~6.48(m,1H),6.17~6.28(m,0.5H),
5.95~6.05(m,1H),5.70~5.82(m,1H),5.40~5.5
1(m,0.5H),4.67(quin,J=7.07Hz,1H),3.87~4.
22(m,2.5H),3.23~3.74(m,2.5H),2.42~2.54(m
,2H),1.99~2.28(m,6H),1.61~1.99(m,5H)。
【2311】
実施例457:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-
シクロブトキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2312】
【2313】
実施例1の方法1、工程Iと同様の方法で、N-((3R,5R)-5-フルオロピペ
リジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミドの代わりに、(R)-5-(4-シクロブトキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピ
ペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド(実施例626)を使用して、標記化合物を調製した。
MS(ESI):C27H27N5O4Sの質量計算値、517.6;m/z実測値、5
18.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 9.45(b
r.s.,1H),8.35(br.s.,1H),7.21(d,J=8.59Hz,
2H),6.97(d,J=8.59Hz,2H),6.58~6.69(m,1H),
6.27~6.50(m,1H),6.18~6.26(m,0.5H),6.08~6
.18(m,1H),5.69~5.82(m,1H),5.41~5.51(m,0.
5H),4.68(quin,J=7.07Hz,1H),3.87~4.21(m,2
H),3.26~3.75(m,2H),2.44~2.54(m,2H),2.15~
2.28(m,2H),2.00~2.15(m,1H),1.62~1.99(m,6
H)。
【2314】
実施例458:4-オキソ-N-(2-オキソピペリジン-3-イル)-5-(4-フ
ェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド。
【2315】
【2316】
実施例1の方法1、工程A~Gと同様の方法で、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニ
トロトルエンの代わりに4-フルオロニトロベンゼンを使用し、工程Gにおいてtert
-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレー
トの代わりに3-アミノピペリジン-2-オンを使用して、標記化合物を調製し、標記化
合物をオフホワイト色の固体として得た。MS(ESI):C26H21N5O4Sの質
量計算値、499.5;m/z実測値、500.2[M+H]+。1H NMR(500
MHz,クロロホルム-d):δ 9.59(s,1H),8.31(d,J=5.5H
z,1H),7.45-7.36(m,2H),7.34-7.25(m,2H),7.
23-7.07(m,5H),7.03(d,J=6.2Hz,1H),6.40(s,
1H),6.11(d,J=5.5Hz,1H),4.51(dt,J=1.9,6.1
Hz,1H),3.41(ddd,J=8.5,5.1,2.3Hz,2H),3.21
(q,J=7.3Hz,1H),2.47(dt,J=13.3,5.1Hz,1H),
2.05-1.90(m,1H),1.88-1.74(m,1H)。
【2317】
実施例459:(R)-5-(4-メトキシ-3-フ(トリフルオロメチル)フェニル
)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2318】
【2319】
実施例455の工程A~Bを使用して、標記化合物を調製して、標記化合物をオフホワ
イト色の固体として得た。MS(ESI):C22H20F3N5O3Sの質量計算値、
491.5;m/z実測値、492.0[M+H]+。1H NMR(600MHz,M
eOD)δ 8.23(d,J=5.6Hz,1H),7.71-7.59(m,2H)
,7.41(d,J=8.7Hz,1H),6.05(d,J=5.6Hz,1H),4
.22-4.11(m,1H),4.02(s,3H),3.31-3.28(m,1H
),3.13-3.06(m,1H),2.89-2.77(m,2H),2.10-2
.02(m,1H),1.99-1.90(m,1H),1.79-1.68(m,2H
)。
【2320】
実施例460:(R)-5-(3-クロロ-4-メチルフェニル)-4-オキソ-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2321】
【2322】
工程A:(R)-tert-ブチル(3-(5-(3-クロロ-4-メチルフェニル)
-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。撹拌棒を備えた2~5m
LのBiotageマイクロ波バイアルに、3-クロロ-4-メチルアニリン(69.3
mg、0.489mmol)、2-クロロ-4-ヨードニコチノニトリル(129mg、
0.487mmol)、Pd(OAc)2(2.3mg、0.010mmol)、DPE
Phos(8.1mg、0.015mmol)、及びCs2CO3(221mg、0.6
78mmol)を添加した。バイアルを封止し、ジオキサン(0.98mL)で処理し、
アルゴンで4回排気及びフラッシュし、アルゴン下で150℃で30分間撹拌した。反応
物を室温に冷却し、シリンジを介して、tert-ブチル(3R)-3-[(2-スルフ
ァニルアセチル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート(中間体22)(ジオキサ
ン中0.49M、1.0mL、0.49mmol)で処理した。バイアルを封止し、アル
ゴンで4回排気及びフラッシュし、150℃で15分間撹拌した。次に、反応物を室温に
冷却し、固体CDI(308mg、1.90mmol)で空気下で一度に処理し、再封止
し、アルゴンで4回排気/フラッシュし、150℃で15分間撹拌した。反応物をEtO
Ac(10mL)で希釈し、0.5Mのクエン酸/生理食塩水(2×8mL)及び2Mの
K2CO3(1×5mL)で洗浄した。有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、
濃縮乾固させた。残渣を順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)で精製して
、標記化合物を橙黄色の泡状物として得た(142.4mg、収率53.90%)。
【2323】
工程B:(R)-5-(3-クロロ-4-メチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペ
リジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド。ジオキサン(1.5mL)中の(R)-tert-ブチ
ル3-(5-3-クロロ-4-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-
1-カルボキシレート(142.4mg、0.263mmol)の溶液を室温で一度にH
Cl(ジオキサン中3.97M、3.5mL、14mmol)で処理し、得られた溶液を
室温で1時間撹拌した。反応物を濃縮乾固させて、標記化合物を黄肌色の粉末として得た
(118.1mg、収率92.27%)。MS(ESI):C21H20ClN5O2S
の質量計算値、441.1;m/z実測値、442.0[M+H]+。1H NMR(4
00MHz,MeOH-d4):δ 8.48(d,J=6.57Hz,1H),7.5
8(d,J=8.36Hz,1H),7.55(s,1H),7.33(dd,J=2.
02,8.08Hz,1H),6.41(d,J=6.06Hz,1H),4.25~4
.33(m,1H),3.54(br dd,J=3.79,11.87Hz,1H),
3.34~3.40(m,1H),2.93~3.03(m,2H),2.49(s,3
H),1.99~2.14(m,2H),1.72~1.91(m,2H)。
【2324】
実施例461:(R)-5-(4-メチル-3-フ(トリフルオロメチル)フェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2325】
【2326】
工程A:(R)-tert-ブチル3-(5-(4-メチル-3-(トリフルオロメト
キシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。撹拌棒
を備えた2~5mLのBiotageマイクロ波バイアルに、4-メチル-3-(トリフ
ルオロメチル)アニリン(80mg、0.41mmol)、2-クロロ-4-ヨードニコ
チノニトリル(107mg、0.405mmol)、Pd(OAc)2(1.8mg、0
.0080mmol)、DPEPhos(6.8mg、0.013mmol)、及びCs
2CO3(184mg、0.565mmol)を添加した。バイアルを封止し、ジオキサ
ン(0.81mL)で処理し、アルゴンで4回排気及びフラッシュし、アルゴン下で15
0℃で30分間撹拌した。反応物を室温に冷却し、シリンジを介して、tert-ブチル
(3R)-3-[(2-スルファニルアセチル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレ
ート(中間体22)(ジオキサン中0.49M、0.83mL、0.41mmol)で処
理した。バイアルを封止し、アルゴンで4回排気及びフラッシュし、150℃で15分間
撹拌した。次に、反応物を室温に冷却し、固体CDI(265mg、1.63mmol)
で空気下で一度に処理し、再封止し、アルゴンで4回排気/フラッシュし、150℃で1
5分間撹拌した。反応物をEtOAc(10mL)で希釈し、0.5Mのクエン酸/生理
食塩水(2×8mL)及び2MのK2CO3(1×5mL)で洗浄した。有機相を無水N
a2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。残渣を混合物を順相フラッシュカラム
クロマトグラフィ(SiO2)で精製して、標記化合物を明肌色の固体として得た(12
3mg、収率52.8%)。
【2327】
工程B:(R)-5-(4-メチル-3-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。ジオキサン(1.0mL)中の(R)
-tert-ブチル3-(5-4-メチル-3-(トリフルオロメチル)フェニル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(117.3mg、0.204
mmol)の溶液を室温で一度にHCl(ジオキサン中3.97M、2.55mL、10
.1mmol)で処理し、得られた溶液を室温で1時間撹拌した。反応物を濃縮乾固させ
て、標記化合物を黄肌色の粉末として得た(113.4mg、収率101.7%)。MS
(ESI):C22H23F3N5O2Sの質量計算値、475.1;m/z実測値、4
76.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,MeOH-d4):δ 8.42
(d,J=6.06Hz,1H),7.79(s,1H),7.60~7.68(m,2
H),6.29(d,J=6.06Hz,1H),4.24~4.32(m,1H),3
.54(dd,J=4.04,12.13Hz,1H),3.34~3.40(m,1H
),2.92~3.02(m,2H),2.58~2.63(m,3H),2.05~2
.14(m,2H),1.71~1.91(m,2H)。
【2328】
実施例462:4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-((テトラヒドロ
フラン-2-イル)メチル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2329】
【2330】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~Gと同様の方法で、工程Aにお
いて5-フルオロ-2-ニトロトルエンの代わりに4-フルオロニトロベンゼンを使用し
、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリ
ジン-1-カルボキシレートの代わりにテトラヒドロフルフリルアミンを使用して、標記
化合物を調製した。MS(ESI):C26H22N4O4Sの質量計算値、486.5
;m/z実測値、487.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,クロロホルム
-d):δ 8.28(d,J=5.4Hz,1H),7.45-7.01(m,11H
),6.13(d,J=5.4Hz,1H),4.10(dtt,J=10.4,7.2
,3.0Hz,1H),3.97(q,J=7.0,6.1Hz,1H),3.81(q
,J=7.4Hz,1H),3.65(dt,J=14.0,4.5Hz,1H),3.
41(dq,J=17.6,7.3,5.7Hz,1H),3.11-3.06(m,1
H),2.09-1.87(m,3H)。
【2331】
実施例463:N-((3S,4S)-1-アクリロイル-4-ヒドロキシピロリジン
-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2332】
【2333】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Aにお
いて5-フルオロ-2-ニトロトルエンの代わりに4-フルオロニトロベンゼンを使用し
、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリ
ジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチル(3S,4S)-3-アミノ-
4-ヒドロキシ-ピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した
。MS(ESI):C28H23N5O5Sの質量計算値、541.5;m/z実測値、
542.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,クロロホルム-d):δ 9.
57(s,1H),8.22-8.12(m,1H),7.47-7.32(m,5H)
,7.21-7.05(m,4H),6.38-6.25(m,2H),6.03-5.
92(m,1H),5.71-5.59(m,2H),4.41(s,2H),4.07
(t,J=9.4Hz,1H),3.86(s,1H),3.63-3.51(m,3H
)。
【2334】
実施例464:N-((3S,4S)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-4-
オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2335】
【2336】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法で、工程Aにお
いて5-フルオロ-2-ニトロトルエンの代わりに4-フルオロニトロベンゼンを使用し
、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリ
ジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチル(3S,4S)-3-アミノ-
4-ヒドロキシ-ピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した
。MS(ESI):C25H21N5O4Sの質量計算値、487.5;m/z実測値、
488.0[M+H]+。1H NMR(500MHz,Methanol-d4):δ
8.30(d,J=5.6Hz,1H),7.46-7.37(m,4H),7.22
-7.14(m,3H),7.14-7.07(m,2H),6.17(d,J=5.6
Hz,2H),6.00(s,1H),4.53(dt,J=4.2,2.0Hz,1H
),4.39(dddd,J=6.6,3.1,2.1,0.9Hz,1H),3.77
(dd,J=12.6,6.9Hz,2H),3.56(ddd,J=30.3,12.
5,3.7Hz,2H),3.35(s,1H),2.00(s,1H)。
【2337】
実施例465:(R)-5-(3-ベンジルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド。
【2338】
【2339】
工程A:(R)-tert-ブチル3-(5-(3-ベンジルフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。撹拌棒を備えた2~5mLのBiot
ageマイクロ波バイアルに、3-ベンジルアニリン(71.8mg、0.384mmo
l)、2-クロロ-4-ヨードニコチノニトリル(102mg、0.384mmol)、
Pd(OAc)2(1.8mg、0.0080mmol)、DPEPhos(6.6mg
、0.012mmol)、及びCs2CO3(173mg、0.531mmol)を添加
した。バイアルを封止し、ジオキサン(0.77mL)で処理し、アルゴンで4回排気及
びフラッシュし、アルゴン下で150℃で30分間撹拌した。反応物を室温に冷却し、シ
リンジを介して、tert-ブチル(3R)-3-[(2-スルファニルアセチル)アミ
ノ]ピペリジン-1-カルボキシレート(中間体22)(ジオキサン中0.49M、0.
79mL、0.39mmol)で処理した。バイアルを封止し、アルゴンで4回排気及び
フラッシュし、150℃で15分間撹拌した。次に、反応物を室温に冷却し、固体CDI
(252mg、1.55mmol)で空気下で一度に処理し、再封止し、アルゴンで4回
排気/フラッシュし、150℃で15分間撹拌した。反応物をEtOAc(10mL)で
希釈し、0.5Mのクエン酸/生理食塩水(2×8mL)及び2MのK2CO3(1×5
mL)で洗浄した。有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。残
渣を混合物を順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)で精製して、標記化合
物を明肌色の固体として得た(122mg、収率54.5%)。
【2340】
工程B:(R)-5-(3-ベンジルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3
-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド。ジオキサン(1.0mL)中の(R)-tert-ブチル3-(5
-(3-ベンジルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレー
ト(119.8mg、0.205mmol)の溶液を室温で一度にHCl(ジオキサン中
3.97M、2.55mL、10.1mmol)で処理し、得られた混合物を室温で1時
間撹拌した。反応物を濃縮乾固させて、標記化合物を黄肌色の粉末として得た(113.
5mg、収率98.03%)。MS(ESI):C27H25N5O2Sの質量計算値、
483.2;m/z実測値、484.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,M
eOH-d4):δ 8.44(d,J=6.06Hz,1H),7.56(t,J=7
.58Hz,1H),7.45(d,J=7.58Hz,1H),7.16~7.33(
m,7H),6.32(d,J=6.57Hz,1H),4.24~4.33(m,1H
),4.08(s,2H),3.54(dd,J=4.04,12.13Hz,1H),
3.33~3.39(m,1H),2.93~3.03(m,2H),2.04~2.1
4(m,2H),1.72~1.91(m,2H)。
【2341】
実施例466:(R)-4-オキソ-5-(3-フェノキシフェニル)-N-(ピペリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド。
【2342】
【2343】
工程A:(R)-tert-ブチル(3-(4-オキソ-5-(3-フェノキシフェニ
ル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。撹拌棒を備えた2~5mLのBi
otageマイクロ波バイアルに、3-フェノキシアニリン(82.8mg、0.447
mmol)、2-クロロ-4-ヨードニコチノニトリル(117mg、0.443mmo
l)、Pd(OAc)2(2.1mg、0.0094mmol)、DPEPhos(7.
3mg、0.014mmol)、及びCs2CO3(201mg、0.617mmol)
を添加した。バイアルを封止し、ジオキサン(0.89mL)で処理し、アルゴンで4回
排気及びフラッシュし、アルゴン下で150℃で30分間撹拌した。反応物を室温に冷却
し、シリンジを介して、tert-ブチル(3R)-3-[(2-スルファニルアセチル
)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート(中間体22)(ジオキサン中0.49M
、0.91mL、0.45mmol)で処理した。バイアルを封止し、アルゴンで4回排
気及びフラッシュし、150℃で15分間撹拌した。次に、反応物を室温に冷却し、固体
CDI(252mg、1.55mmol)で空気下で一度に処理し、再封止し、アルゴン
で4回排気/フラッシュし、150℃で15分間撹拌した。反応物をEtOAc(10m
L)で希釈し、0.5Mのクエン酸及び生理食塩水(2×8mL)及び2MのK2CO3
(1×5mL)で洗浄した。有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固さ
せた。残渣を混合物を順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)で精製して、
標記化合物を明肌色の固体として得た(168mg、収率64.7%)。
【2344】
工程B:(R)-4-オキソ-5-(3-フェノキシフェニル)-N-(ピペリジン-
3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド。ジオキサン(1.4mL)中の((R)-tert-ブチル3-
(4-オキソ-5-(3-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキ
シレート(168mg、0.287mmol)の溶液を室温で一度にHCl(ジオキサン
中3.97M、3.60mL、14.3mmol)で処理し、得られた混合物を室温で1
時間撹拌した。反応物を濃縮乾固させて、標記化合物を黄肌色の粉末として得た(143
.5mg、収率85.71%)。MS(ESI):C26H23N5O3Sの質量計算値
、485.2;m/z実測値、486.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,
MeOH-d4):δ 8.47(d,J=6.06Hz,1H),7.61(t,J=
8.08Hz,1H),7.39(t,J=8.08Hz,2H),7.07~7.22
(m,6H),6.43(d,J=6.57Hz,1H),4.23~4.32(m,1
H),3.49~3.59(m,1H),3.34~3.40(m,1H),2.91~
3.03(m,2H),2.00~2.12(m,2H),1.71~1.91(m,2
H)。
【2345】
実施例467:N-((3R,5S)-5-メトキシピペリジン-3-イル)-5-(
*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2346】
【2347】
N-(3R,5S)-5-メトキシピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例268、868mg)において、
キラルSFC(固定相:CHIRALCEL OD-H 5μm 250×20mm、移
動相:55% CO2、45% MeOH)を介してキラル精製を行って、標記化合物(
*Sアトロプ異性体:40mg、収率0.5%として)を得た。MS(ESI):C28
H27N5O4Sの質量計算値、529.6;m/z実測値、529.2[M+H]+。
1H NMR(600MHz,CDCl3):δ 8.34(d,J=5.5Hz,1H
),7.52-7.34(m,3H),7.21-7.06(m,4H),7.05-6
.90(m,2H),6.00(d,J=5.5Hz,1H),4.26(s,1H),
3.60-3.40(m,4H),3.36-3.12(m,1H),2.89(dd,
J=73.7,13.7Hz,2H),2.21-2.03(m,4H),1.92(d
,J=14.6Hz,1H),1.25(s,3H)。
【2348】
実施例468:N-((3R,5S)-5-メトキシピペリジン-3-イル)-5-(
*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2349】
【2350】
N-(3R,5S)-5-メトキシピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例268、868mg)において、
キラルSFC(固定相:CHIRALCEL OD-H 5μm 250×20mm、移
動相:55% CO2、45% MeOH)を介してキラル精製を行って、標記化合物(
*Rアトロプ異性体:4mg、収率0.5%として)を得た。MS(ESI):C28H
27N5O4Sの質量計算値、529.6;m/z実測値、529.2[M+H]+。1
H NMR(600MHz,CDCl3):δ 8.35(d,J=5.6Hz,1H)
,7.42-7.38(m,2H),7.24-6.90(m,8H),6.00(s,
1H),4.20-4.08(m,1H),3.53-3.35(m,5H),3.26
-3.00(m,1H),2.95-2.71(m,2H),2.16-1.86(m,
6H)。
【2351】
実施例469:(*S)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
4-オキソ-N-(5-オキソピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2352】
【2353】
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(5-オキソピロリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド(実施例202、818mg)において、キラルSFC(固
定相:CHIRALCEL OJ-H 5μm 250×20mm、移動相:55% C
O2、45% MeOH)を介してキラル精製を行い、キラルSFC(固定相:CHIR
ALCEL OJ-H 5μm 250×20mm、移動相:70% CO2、30%
EtOH)を介して2回目の精製(1回目の精製における画分2から30mg)を行って
、標記化合物(*Sアトロプ異性体;10mg、収率1.2%として)を得た。MS(E
SI):C26H21N5O4Sの質量計算値、499.5;m/z実測値、499.1
[M+H]+。1H NMR(600MHz,CDCl3):δ 9.95(s,1H)
,8.35(d,J=5.4Hz,1H),7.46-7.33(m,2H),7.26
-6.85(m,7H),6.57(s,1H),6.00(d,J=5.5Hz,1H
),4.93-4.81(m,1H),3.90-3.73(m,1H),3.43(d
d,J=10.5,2.6Hz,1H),2.91-2.78(m,1H),2.57(
dd,J=17.3,3.2Hz,1H),2.14(s,3H)。
【2354】
実施例470:(*S)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
4-オキソ-N-(5-オキソピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2355】
【2356】
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(5-オキソピロリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド(実施例202、818mg)において、キラルSFC(固
定相:CHIRALCEL OJ-H 5μm 250×20mm、移動相:55% C
O2、45% MeOH)を介してキラル精製を行い、キラルSFC(固定相:CHIR
ALCEL OJ-H 5μm 250×20mm、移動相:70% CO2、30%
EtOH)を介して2回目の精製(1回目の精製における画分2から30mg)を行って
、標記化合物(*Rアトロプ異性体;10mg、収率1.2%として)を得た。MS(E
SI):C26H21N5O4Sの質量計算値、499.5;m/z実測値、499.1
[M+H]+。1H NMR(600MHz,CDCl3):δ 10.07(s,1H
),8.34(d,J=5.5Hz,1H),7.48-7.31(m,2H),7.2
4-6.89(m,7H),6.71(s,1H),5.99(d,J=5.3Hz,1
H),4.85(s,1H),3.81(dd,J=10.6,5.9Hz,1H),3
.45(d,J=10.7Hz,1H),2.94-2.68(m,1H),2.60(
d,J=17.2Hz,1H),2.13(s,3H)。
【2357】
実施例471:(*R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
4-オキソ-N-(5-オキソピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2358】
【2359】
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(5-オキソピペリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド(実施例202、818mg)において、キラルSFC(固
定相:CHIRALCEL OJ-H 5μm 250×20mm、移動相:55% C
O2、45% MeOH)を介してキラル精製を行って、標記化合物(*Sアトロプ異性
体;16mg、収率2.0%として)を得た。MS(ESI):C26H21N5O4S
の質量計算値、499.5;m/z実測値、499.1[M+H]+。1H NMR(6
00MHz,クロロホルム-d):δ 8.34(d,J=5.5Hz,1H),7.4
9-7.34(m,2H),7.24-6.85(m,7H),6.61-6.46(m
,1H),6.01-5.90(m,1H),4.85(s,1H),3.92-3.7
5(m,1H),3.50-3.36(m,1H),2.90-2.76(m,1H),
2.56(d,J=17.2Hz,1H),2.13(s,3H)。
【2360】
実施例472:(*R)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
4-オキソ-N-(5-オキソピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2361】
【2362】
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(5-オキソピペリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド(実施例202、818mg)において、キラルSFC(固
定相:CHIRALCEL OJ-H 5μm 250×20mm、移動相:55% C
O2、45% MeOH)を介してキラル精製を行って、標記化合物(*Rアトロプ異性
体;17mg、収率2.1%として)を得た。MS(ESI):C26H21N5O4S
の質量計算値、499.5;m/z実測値、499.1[M+H]+。1H NMR(6
00MHz,CDCl3):δ 10.03(s,1H),8.32(s,1H),7.
47-7.29(m,3H),7.21-6.66(m,7H),5.97(s,1H)
,4.84(s,1H),3.93-3.65(m,1H),3.50-3.28(m,
1H),2.79(s,1H),2.59(d,J=17.2Hz,1H),2.12(
s,3H)。
【2363】
実施例473:(R,*E)-N-(1-(ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル
)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2364】
【2365】
工程A:(R,ZE)-N-(1-(ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。標記化合物を得る
ために、実施例116のとおりに標記化合物を調製した。
【2366】
工程B:(R,*E)-N-(1-(ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5
-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。(R,
EZ)-N-(1-(ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(930mg)において、キラルSF
C(固定相:CHIRALCEL OD-H 5μm 250×20mm、移動相:55
% CO2、45% MeOH)を介してキラル精製を行い、キラルSFC(固定相:C
HIRALPAK AD-H 5μm 250×20mm、移動相:40% CO2、6
0% MeOH)を介して2回目の精製(1回目の精製における画分2から11mg)を
行って、標記化合物(*Sアトロプ異性体;2mg、収率0.2%として)を得た。MS
(ESI):C31H29N5O4Sの質量計算値、567.7;m/z実測値、567
.2[M+H]+。1H NMR(600MHz,クロロホルム-d):δ 9.46(
s,1H),8.43-8.25(m,1H),7.48-7.34(m,2H),7.
23-7.13(m,2H),7.13-7.06(m,2H),7.01(s,1H)
,6.96(dd,J=8.5,2.8Hz,1H),6.53-5.98(m,3H)
,4.38-3.23(m,2H),2.13(s,4H),1.91(s,3H),1
.25(s,6H)。
【2367】
実施例474:(R,*E)-N-(1-(ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル
)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2368】
【2369】
工程A:(R,ZE)-N-(1-(ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。標記化合物を得る
ために、実施例116のとおりに標記化合物を調製した。
【2370】
工程B:(R,*E)-N-(1-(ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5
-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。(R,
ZE)-N-(1-(ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(930mg)において、キラルSF
C(固定相:CHIRALCEL OD-H 5μm 250×20mm、移動相:55
% CO2、45% MeOH)を介してキラル精製を行って、標記化合物(*E異性体
及び*Rアトロプ異性体:7mg、収率0.8%として)を得た。MS(ESI):C3
1H29N5O4Sの質量計算値、567.7;m/z実測値、567.2[M+H]+
。1H NMR(600MHz,CDCl3):δ 5.46(d,J=7.3Hz,0
H),4.28-3.12(m,5H),2.21-1.77(m,6H),1.25(
s,3H),5.45-5.39(m,0H),9.48(s,1H),8.36(dd
,J=1.1,5.5Hz,1H),7.48-7.32(m,2H),7.24-6.
86(m,7H),6.31-5.95(m,3H)。
【2371】
実施例475:(R,*Z)-N-(1-(ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル
)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2372】
【2373】
工程A:(R,ZE)-N-(1-(ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。標記化合物を得る
ために、実施例116のとおりに標記化合物を調製した。
【2374】
工程B:(R,*Z)-N-(1-(ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5
-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。(R,
EZ)-N-(1-(ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(930mg)において、キラルSF
C(固定相:CHIRALCEL OD-H 5μm 250×20mm、移動相:55
% CO2、45% MeOH)を介してキラル精製を行い、キラルSFC(固定相:C
HIRALPAK AD-H 5μm 250×20mm、移動相:40% CO2、6
0% MeOH)を介して2回目の精製(1回目の精製における画分2から11mg)を
行って、標記化合物(*Z異性体及び*Rアトロプ異性体;4mg、収率0.4%として
)を得た。MS(ESI):C31H29N5O4Sの質量計算値、567.7;m/z
実測値、567.2[M+H]+。1H NMR(600MHz,クロロホルム-d):
δ 9.46(s,1H),8.44-8.31(m,1H),7.48-7.37(m
,2H),7.23-6.87(m,6H),6.32-5.38(m,4H),4.2
2-3.15(m,5H),2.22-1.55(m,8H),1.44-0.99(m
,2H)。
【2375】
実施例476:(R,*Z)-N-(1-(ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル
)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2376】
【2377】
工程A:(R,ZE)-N-(1-(ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。標記化合物を得る
ために、実施例116のとおりに標記化合物を調製した。
【2378】
工程B:(R,*Z)-N-(1-(ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5
-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。(R,
ZE)-N-(1-(ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(930mg)において、キラルSF
C(固定相:CHIRALCEL OD-H 5μm 250×20mm、移動相:55
% CO2、45% MeOH)を介してキラル精製を行って、標記化合物(*Z異性体
及び*Sアトロプ異性体:4mg、収率0.4%として)を得た。MS(ESI):C3
1H29N5O4Sの質量計算値、567.7;m/z実測値、567.2[M+H]+
。1H NMR(600MHz,CDCl3):δ 9.47(s,1H),8.36(
s,1H),7.47-7.34(m,2H),7.22-6.84(m,7H),6.
43-6.23(m,1H),6.10-5.79(m,1H),4.52-3.22(
m,6H),2.22-1.65(m,6H),1.45-0.93(m,4H)。
【2379】
実施例477:(R,*Z)-N-(1-(2-シアノ-4-エトキシ-4-メチルペ
ンテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノ
キシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2380】
【2381】
(R,EZ)-N-(1-(2-シアノ-4-エトキシ-4-メチルペンテ-2-ノイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド(実施例29:1089mg)において、キラルSFC(固定相:CHIR
ALCEL OD-H 5μm 250×20mm、移動相:55% CO2、45%
MeOH/iPrOHの混合物、50/50(v/v))を介してキラル精製を行い、キ
ラルSFC(固定相:CHIRALCEL OJ-H 5μm 250×20mm、移動
相:75% CO2、25% iPrOH)を介して2回目の精製(1回目の精製におけ
る画分3から55mg)を行って、標記化合物(*Z異性体及び*Sアトロプ異性体;1
6mg、収率0.6%として)を得た。MS(ESI):C36H36N6O5Sの質量
計算値、664.8;m/z実測値、664.3[M+H]+。1H NMR(600M
Hz,CDCl3):δ 9.48(s,1H),8.36(dd,J=5.3,0.9
Hz,1H),7.48-7.36(m,2H),7.22-6.92(m,6H),6
.56(d,J=7.7Hz,1H),6.02(dd,J=5.5,1.6Hz,1H
),5.77-5.54(m,1H),4.28-4.13(m,1H),4.08-3
.57(m,1H),3.57-3.30(m,3H),2.19-2.10(m,3H
),2.11-1.65(m,2H),1.65-1.54(m,4H),1.51-1
.27(m,5H),1.23-1.19(m,1H),1.16(dt,J=19.0
,6.9Hz,3H)。
【2382】
実施例478:(R,*E)-N-(1-(2-シアノ-4-エトキシ-4-メチルペ
ンテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノ
キシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2383】
【2384】
(R,EZ)-N-(1-(2-シアノ-4-エトキシ-4-メチルペンテ-2-ノイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド(実施例29:1089mg)において、キラルSFC(固定相:CHIR
ALCEL OD-H 5μm 250×20mm、移動相:55% CO2、45%
MeOH/iPrOHの混合物、50/50(v/v))を介してキラル精製を行い、キ
ラルSFC(固定相:CHIRALCEL OJ-H 5μm 250×20mm、移動
相:75% CO2、25% iPrOH)を介して2回目の精製(1回目の精製におけ
る画分3から55mg)を行って、標記化合物(*E異性体及び*Sアトロプ異性体;2
5mg、収率2.3%として)を得た。MS(ESI):C36H36N6O5Sの質量
計算値、664.8;m/z実測値、664.3[M+H]+。1H NMR(600M
Hz,CDCl3):δ 9.44(s,1H),8.36(d,J=5.4Hz,1H
),7.46-7.34(m,2H),7.23-6.90(m,6H),6.10-5
.53(m,2H),4.23-4.07(m,1H),4.02-3.78(m,1H
),3.69-3.30(m,5H),2.14(s,3H),2.10-1.91(m
,2H),1.91-1.63(m,4H),1.57-1.39(m,4H),1.2
8-1.24(m,4H)。
【2385】
実施例479:(R,*Z)-N-(1-(2-シアノ-4-エトキシ-4-メチルペ
ンテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノ
キシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2386】
【2387】
(R,EZ)-N-(1-(2-シアノ-4-エトキシ-4-メチルペンテ-2-ノイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド(実施例29:1089mg)において、キラルSFC(固定相:CHIR
ALCEL OD-H 5μm 250×20mm、移動相:55% CO2、45%
MeOH/iPrOHの混合物、50/50(v/v))を介してキラル精製を行い、キ
ラルSFC(固定相:CHIRALCEL OJ-H 5μm 250×20mm、移動
相:75% CO2、25% iPrOH)を介して2回目の精製(1回目の精製におけ
る画分2から56mg)を行って、標記化合物(*Z異性体及び*Rアトロプ異性体;6
mg、収率0.6%として)を得た。MS(ESI):C36H36N6O5Sの質量計
算値、664.8;m/z実測値、664.3[M+H]+。1H NMR(600MH
z,CDCl3):δ 9.49(s,1H),8.36(d,J=5.5Hz,1H)
,7.50-7.38(m,2H),7.23-6.91(m,6H),6.60-6.
47(m,1H),6.02(d,J=5.5Hz,1H),5.79-5.53(m,
1H),4.32-3.30(m,5H),2.21-1.54(m,10H),1.4
2-1.34(m,5H),1.21-1.07(m,3H)。
【2388】
実施例480:(R,*E)-N-(1-(2-シアノ-4-エトキシ-4-メチルペ
ンテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(2-メチル-4-フェノ
キシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2389】
【2390】
(R,EZ)-N-(1-(2-シアノ-4-エトキシ-4-メチルペンテ-2-ノイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド(実施例29:1089mg)において、キラルSFC(固定相:CHIR
ALCEL OD-H 5μm 250×20mm、移動相:55% CO2、45%
MeOH/iPrOHの混合物、50/50(v/v))を介してキラル精製を行い、キ
ラルSFC(固定相:CHIRALCEL OJ-H 5μm 250×20mm、移動
相:75% CO2、25% iPrOH)を介して2回目の精製(1回目の精製におけ
る画分2から56mg)を行って、標記化合物(*E異性体及び*Rアトロプ異性体;2
6mg、収率2.4%として)を得た。MS(ESI):C36H36N6O5Sの質量
計算値、664.8;m/z実測値、664.3[M+H]+。1H NMR(600M
Hz,CDCl3):δ 9.44(s,1H),8.37(d,J=5.5Hz,1H
),7.46-7.35(m,2H),7.24-6.87(m,7H),6.03(d
,J=5.5Hz,2H),4.39-3.08(m,5H),2.23-1.57(m
,8H),1.55-1.05(m,10H)。
【2391】
実施例481:N-((3R,5R)-1-アクリロイル-5-メトキシピペリジン-
3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド。
【2392】
【2393】
実施例1の方法1、工程G~Iと同様の方法で、工程Gにおいて、5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体27)及びtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン
酸(中間体16)及びtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-メトキシピペ
リジン-1-カルボキシレート(中間体6)を使用して、標記化合物を調製した。MS(
ESI):C31H29N5O5Sの質量計算値、583.7;m/z実測値、584.
5[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.29(d,J=
5.5Hz,1H),7.42-7.35(m,2H),7.34-7.29(m,1H
),7.19-7.12(m,1H),7.11-6.91(m,4H),6.85-6
.69(m,1H),6.22-6.13(m,1H),6.03(d,J=5.6Hz
,1H),5.76-5.65(m,1H),4.70-4.50(m,1H),4.3
2-4.07(m,2H),3.72-3.56(m,1H),3.38-3.33(m
,3H),3.26-2.65(m,2H),2.28-2.12(m,1H),2.1
0(s,3H),1.97-1.69(m,1H)。
【2394】
実施例482:N-((3R,5S)-1-アクリロイル-5-メトキシピペリジン-
3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド。
【2395】
【2396】
実施例1の方法1、工程G~Iと同様の方法で、工程Gにおいて、5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体27)及びtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン
酸(中間体16)及びtert-ブチル(3R,5S)-3-アミノ-5-メトキシピペ
リジン-1-カルボキシレート(中間体29)を使用して、標記化合物を調製した。MS
(ESI):C31H29N5O5Sの質量計算値、583.7;m/z実測値、584
.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.39-8.2
9(m,1H),7.47-7.36(m,2H),7.30-7.27(m,1H),
7.20-7.15(m,1H),7.12-7.03(m,3H),7.02-6.9
3(m,1H),6.85-6.60(m,1H),6.17-6.05(m,2H),
5.79-5.60(m,1H),4.44-4.26(m,1H),4.23-4.1
2(m,1H),4.03-3.92(m,1H),3.68-3.55(m,2H),
3.53-3.45(m,3H),3.44-3.35(m,1H),2.17-2.0
9(m,4H),2.02-1.96(m,1H)。
【2397】
実施例483:N-((3R,5R)-1-アクリロイル-5-ヒドロキシピペリジン
-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド。
【2398】
【2399】
実施例1の方法1、工程G~Iと同様の方法で、工程Gにおいて、5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体27)及びtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン
酸(中間体16)及びtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-ヒドロキシピ
ペリジン-1-カルボキシレート(中間体4)を使用して、標記化合物を調製した。MS
(ESI):C30H27N5O5Sの質量計算値、569.6;m/z実測値、570
.5[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.30(d,J
=5.5Hz,1H),7.46-7.36(m,2H),7.32-7.26(m,1
H),7.21-7.13(m,1H),7.12-7.03(m,3H),7.00-
6.92(m,1H),6.85-6.68(m,1H),6.26-6.12(m,1
H),6.05(d,J=5.6Hz,1H),5.78-5.66(m,1H),4.
59-4.54(m,1H),4.44-4.32(m,1H),4.16-4.02(
m,2H),3.96-3.87(m,0.5H),3.38-3.33(m,1H),
2.95-2.83(m,0.5H),2.11(s,3H),2.07-1.84(m
,2H)。
【2400】
実施例484:N-((3R,5S)-1-アクリロイル-5-フルオロピペリジン-
3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド。
【2401】
【2402】
実施例1の方法1、工程G~Iと同様の方法で、工程Gにおいて、5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体27)及びtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン
酸(中間体16)及びtert-ブチル(3R,5S)-3-アミノ-5-フルオロピペ
リジン-1-カルボキシレート(中間体3)を使用して、標記化合物を調製した。MS(
ESI):C30H26FN5O4Sの質量計算値、571.6;m/z実測値、572
.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.30(d,J
=5.5Hz,1H),7.43-7.35(m,2H),7.30(d,J=8.6H
z,1H),7.19-7.11(m,1H),7.10-7.01(m,3H),6.
87-6.63(m,1H),6.88-6.63(m,1H),6.27-6.14(
m,1H),6.04(d,J=5.5Hz,1H),5.81-5.66(m,1H)
,5.08-4.85(m,1H),4.75-4.63(m,1H),4.35-4.
16(m,2H),3.15-2.64(m,2H),2.43-2.21(m,1H)
,2.10(s,3H),2.04-1.76(m,1H)。
【2403】
実施例485:N-(4-シアノ-1,4-オキサゼパン-6-イル)-5-(*S)
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2404】
【2405】
工程A:5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1,4-オ
キサゼパン-6-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。標記化合物を得るために、実施例1の
方法1、工程A~H(*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル分割法Aを含
む)と同様の方法で、工程Gにおけるtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5
-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル-6-ア
ミノ-1,4-オキサゼパン-4-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した
(148mg)。
【2406】
工程B:N-(4-シアノ-1,4-オキサゼパン-6-イル)-5-(*S)-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(5mL)中の5
-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1,4-オキサゼパン-
6-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド(123mg、0.239mmol)、トリエチルア
ミン(49mg、0.48mmol)の混合物に、BrCN(31mg、0.29mmo
l)を添加し、室温で30分間撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロ
マトグラフィ後、分取TLCで精製して、標記化合物を得た(101mg、収率99.3
%)。MS(ESI):C28H24N6O4Sの質量計算値、540.6;m/z実測
値、541.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 1
0.22(s,1H),8.34-8.29(m,1H),8.17-8.10(m,1
H),7.45-7.39(m,2H),7.37-7.33(m,1H),7.20-
7.15(m,1H),7.12-7.08(m,2H),7.08-7.05(m,1
H),6.97-6.94(m,1H),5.98-5.94(m,1H),4.35-
4.25(m,1H),3.90-3.82(m,1H),3.81-3.65(m,3
H),3.57-3.50(m,1H),3.40-3.32(m,3H),2.04(
s,3H)。
【2407】
実施例486:N-((3S,4S)-1-アクリロイル-4-フルオロピロリジン-
3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド。
【2408】
【2409】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~I(*Sアトロプ異性体を得る
ための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)と同様の方法で、工程Gにおけるtert-
ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレート
の代わりに、tert-ブチル(3S,4S)-3-アミノ-4-フルオロ-ピロリジン
-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H
24FN5O4Sの質量計算値、557.6;m/z実測値、558.5[M+H]+。
1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.32(d,J=5.6Hz,1H
),7.45-7.35(m,2H),7.34-7.26(m,1H),7.22-7
.13(m,1H),7.13-7.02(m,3H),7.00-6.93(m,1H
),6.71-6.55(m,1H),6.35-6.28(m,1H),6.06(d
,J=5.6Hz,1H),5.81-5.75(m,1H),5.36-5.15(m
,1H),4.76-4.64(m,1H),4.09-3.75(m,4H),2.1
3-2.09(m,3H)。
【2410】
実施例487:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-エトキシ-4-メチルペン
テ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2411】
【2412】
工程A:(R)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-(
*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DMF(5
mL)中の(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例98、300mg、0.601m
mol)、2-シアノ酢酸(102mg、1.20mmol)、HATU(297mg、
0.780mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(155mg、1.20mmo
l)の溶液を室温で1時間撹拌した。混合物をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製
して、標記化合物を白色の固体として得た(225mg、収率66.2%)。
【2413】
工程B:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-メトキシ-4-メチルペンテ-2
-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェ
ニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド。(R)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン
-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド(70mg、0.12mmol)、2-エトキシ-2-メチル-プロパナール(
43mg、0.37mmol)、ピペリジン(0.3mL)、及びエタノール(10mL
)の溶液をフラスコに添加し、室温で3時間撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、フラッシ
ュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(77mg、
収率92%)。MS(ESI):C36H36N6O5Sの質量計算値、664.8;m
/z実測値、665.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ
8.33-8.26(m,1H),7.42-7.35(m,2H),7.35-7.
28(m,1H),7.19-7.12(m,1H),7.10-7.01(m,3H)
,7.01-6.93(m,1H),6.91-6.83(m,1H),6.07-6.
01(m,1H),4.48-3.81(m,3H),3.59-3.34(m,3H)
,3.24-2.86(m,1H),2.15-1.99(m,4H),1.96-1.
84(m,1H),1.83-1.58(m,2H),1.50-1.32(m,6H)
,1.25-1.11(m,3H)。
【2414】
実施例488:(R,E)-N-(1-(4-ジメチルアミノ)ブテ-2-ノイル)ピ
ペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド。
【2415】
【2416】
DMF(5mL)中の(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例98、90mg、0
.18mmol)、(E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エン酸(46mg、0.
36mmol)、HATU(89mg、0.23mmol)、及びジイソプロピルエチル
アミン(46mg、0.36mmol)の溶液を室温で1時間撹拌した。混合物をフラッ
シュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(75mg
、収率63%)。MS(ESI):C33H34N6O4Sの質量計算値、610.7;
m/z実測値、611.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):
δ 8.44(s,1H),8.34-8.28(m,1H),7.43-7.34(m
,2H),7.34-7.27(m,1H),7.20-7.11(m,1H),7.1
1-7.01(m,3H),7.01-6.91(m,1H),6.89-6.79(m
,1H),6.76-6.62(m,1H),6.10-6.01(m,1H),4.3
8-3.85(m,3H),3.77-3.63(m,2H),3.24-3.10(m
,1H),2.99-2.83(m,1H),2.76-2.63(m,6H),2.1
6-2.00(m,4H),1.92-1.81(m,1H),1.81-1.65(m
,1H),1.65-1.48(m,1H)。
【2417】
実施例489:N-((3S,4R)-1-アクリロイル-4-ヒドロキシピロリジン
-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド。
【2418】
【2419】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~I(*Sアトロプ異性体を得る
ための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)と同様の方法で、工程Gにおけるtert-
ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレート
の代わりに、tert-ブチル(3S,4R)-3-アミノ-4-ヒドロキシピロリジン
-1-カルボキシレート(中間体24)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ES
I):C29H25N5O5Sの質量計算値、555.6;m/z実測値、556.4[
M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.29(d,J=5.
6Hz,1H),7.43-7.36(m,2H),7.34-7.27(m,1H),
7.19-7.13(m,1H),7.11-7.03(m,3H),7.01-6.9
3(m,1H),6.67-6.50(m,1H),6.32-6.22(m,1H),
6.04(d,J=5.5Hz,1H),5.79-5.69(m,1H),4.66-
4.39(m,2H),4.07-3.50(m,4H),2.10(s,3H)。
【2420】
実施例490:N-((3S,4S)-1-アクリロイル-4-メトキシピロリジン-
3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド。
【2421】
【2422】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~I(*Sアトロプ異性体を得る
ための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)と同様の方法で、工程Gにおけるtert-
ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレート
の代わりに、tert-ブチル(3S,4S)-3-アミノ-4-メトキシ-ピロリジン
-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C30H
27N5O5Sの質量計算値、569.6;m/z実測値、570.4[M+H]+。1
H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.38(d,J=5.5Hz,1H)
,7.53-7.42(m,2H),7.39-7.31(m,1H),7.26-7.
20(m,1H),7.17-7.08(m,3H),7.08-6.98(m,1H)
,6.76-6.57(m,1H),6.39-6.28(m,1H),6.12(d,
J=5.5Hz,1H),5.86-5.76(m,1H),4.69-4.62(m,
1H),4.13-3.93(m,2H),3.92-3.66(m,3H),3.57
-3.50(m,3H),2.17(s,3H)。
【2423】
実施例491:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピロリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド。
【2424】
【2425】
DMF(3mL)中の(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例36、80mg、0
.15mmol)の溶液に、(E)-2-シアノ-3-シクロプロピル-プロパ-2-エ
ン酸(中間体17)(32mg、0.23mmol)、HATU(70mg、0.18m
mol)、及びトリエチルアミン(0.085mL、0.61mmol)を添加した。反
応混合物を室温で終夜撹拌した後、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記
化合物を黄色の固体として得た(40mg、収率43%)。MS(ESI):C33H2
8N6O4Sの質量計算値、604.7;m/z実測値、605.2[M+H]+。1H
NMR(400MHz,DMSO-d6及びCD3OD):δ 8.27(d,J=5
.5Hz,1H),7.42-7.32(m,2H),7.30-7.21(m,1H)
,7.17-7.07(m,1H),7.07-7.01(m,2H),7.01-6.
99(m,1H),6.94-6.88(m,1H),6.74-6.65(m,1H)
,5.97(d,J=5.5Hz,1H),4.58-4.47(m,1H),4.09
-3.99(m,1H),3.95-3.77(m,1H),3.75-3.67(m,
1H),3.64-3.56(m,1H),3.52-3.41(m,1H),2.22
-2.12(m,1H),2.04(s,3H),1.96-1.88(m,1H),1
.20-1.14(m,2H),0.90-0.83(m,2H)。
【2426】
実施例492:(R,E)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-N-(1-(4-メチルアミノ)ブテ-2-ノイル)ピロリジン-3-イル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド。
【2427】
【2428】
工程A:(R,E)-tert-ブチルメチル(4-(3-(5-(*S)-(2-メ
チル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピロリジン-1-イル)-4
-オキソブタ-2-エン-1-イル)カルバメート。DMF(5mL)中の(R)-5-
(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピロリジン-
3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド(実施例36、90mg、0.19mmol)、(E)-4-[t
ert-ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]ブタ-2-エン酸(中間体10、80m
g、0.37mmol)、HATU(91mg、0.24mmol)、及びジイソプロピ
ルエチルアミン(72mg、0.56mmol)の溶液を室温で1時間撹拌した。反応混
合物をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得
た(98mg、収率79%)。
【2429】
工程B:(R,E)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-
(1-(4-メチルアミノ)ブテ-2-ノイル)ピロリジン-3-イル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド;試薬:(R,E)-tert-ブチルメチル(4-(3-(5-(*S)-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピロリジン-1-イル
)-4-オキソブタ-2-エン-1-イル)カルバメート(98mg、0.14mmol
)、濃HCl(5mL)、及びMeOH(5mL)をフラスコに添加し、室温で1時間撹
拌した。混合物を濃縮乾固し、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標
記化合物を白色の固体として得た(64mg、収率71%)。MS(ESI):C31H
30N6O4Sの質量計算値、582.7;m/z実測値、583.4[M+H]+。1
H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.47(s,1H),8.36-8.
30(m,1H),7.44-7.36(m,2H),7.32-7.26(m,1H)
,7.20-7.13(m,1H),7.12-7.03(m,3H),7.01-6.
94(m,1H),6.81-6.60(m,2H),6.10-6.05(m,1H)
,4.15-3.46(m,7H),2.72-2.65(m,3H),2.40-2.
21(m,1H),2.21-2.04(m,4H)。
【2430】
実施例493:(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N
-(1-メチルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2431】
【2432】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~G(*Sアトロプ異性体を得る
ための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)と同様の方法で、工程Gにおけるtert-
ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレート
の代わりに、(3R)-1-メチルピロリジン-3-アミンを使用して、標記化合物を調
製した。MS(ESI):C27H25N5O3Sの質量計算値、499.6;m/z実
測値、500.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.
49(s,1H),8.32(d,J=5.5Hz,1H),7.46-7.36(m,
2H),7.32-7.26(m,1H),7.20-7.14(m,1H),7.13
-7.03(m,3H),7.00-6.94(m,1H),6.07(d,J=5.6
Hz,1H),4.66-4.53(m,1H),3.68-3.55(m,1H),3
.52-3.42(m,2H),3.26-3.15(m,1H),2.89(s,3H
),2.6-2.46(m,1H),2.29-2.17(m,1H),2.10(s,
3H)。
【2433】
実施例494:(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N
-(1-(3-メチルスルホニル)プロパノイル)ピロリジン-3-イル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド。
【2434】
【2435】
DMF(3mL)中の(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(中間体36、100mg、
0.19mmol)、3-(メチルスルホニル)プロパン酸(29mg、0.19mmo
l)、HATU(146mg、0.384mmol)、及びトリエチルアミン(97mg
、0.96mmol)の溶液を室温で2時間撹拌し、次にフラッシュカラムクロマトグラ
フィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(62mg、収率99%)。MS(
ESI):C30H29N5O6S2の質量計算値、619.7;m/z実測値、620
.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.22(
s,1H),8.34-8.29(m,1H),7.46-7.39(m,2H),7.
36(d,J=8.6Hz,1H),7.22-7.15(m,1H),7.13-7.
04(m,3H),6.99-6.93(m,1H),5.98-5.91(m,1H)
,4.55-4.35(m,1H),3.85-3.30(m,6H),2.98(s,
3H),2.78-2.65(m,2H),2.24-2.06(m,1H),2.04
(s,3H),2.03-1.89(m,1H)。
【2436】
実施例495:(R)-N-(1-(2-クロロアクリロイル)ピペリジン-3-イル
)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2437】
【2438】
DMF(2mL)中の(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例98、80mg、0
.15mmol)の溶液に、2-メトキシ酢酸(20mg、0.22mmol)、HAT
U(68mg、0.18mmol)、及びトリメチルアミン(0.083mL。0.60
mmol)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物をフラッシュカ
ラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(67mg、収率
98%)。MS(ESI):C30H29N5O5Sの質量計算値、571.6;m/z
実測値、572.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8
.35-8.27(m,1H),7.43-7.33(m,2H),7.31-7.24
(m,1H),7.20-7.15(m,1H),7.12-7.02(m,3H),7
.01-6.94(m,1H),6.05(d,J=5.4Hz,1H),4.54(s
,2H),4.24-4.15(m,2H),3.98-3.88(m,1H),3.4
0(s,3H),3.15-3.04(m,1H),2.98-2.84(m,1H),
2.12(s,3H),2.06-1.99(m,1H),1.89-1.80(m,1
H),1.78-1.53(m,2H)。
【2439】
実施例496:N-(1-アクリロイルアゼチジン-3-イル)-5-(*S)-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2440】
【2441】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~I(*Sアトロプ異性体を得る
ための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)と同様の方法で、工程Gにおけるtert-
ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレート
の代わりに、tert-ブチル-3-アミノアゼチジン-1-カルボキシレートを使用し
て、標記化合物を調製した。MS(ESI):C28H23N5O4Sの質量計算値、5
25.6;m/z実測値、526.7[M+H]+。1H NMR(400MHz,DM
SO-d6):δ 10.32(s,1H),8.82(s,1H),8.51-8.2
2(m,1H),7.52-7.42(m,2H),7.41-7.33(m,1H),
7.27-7.19(m,1H),7.18-7.07(m,3H),7.05-6.9
5(m,1H),6.43-6.28(m,1H),6.22-6.07(m,1H),
6.02-5.90(m,1H),5.74-5.64(m,1H),4.84-4.6
9(m,1H),4.62-4.49(m,1H),4.35-4.15(m,2H),
4.08-3.91(m,1H),2.14-2.04(m,3H)。
【2442】
実施例497:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-
メチル-5-フェノキシピリジン-2-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2443】
【2444】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程Iと同様の方法で、N-((3R,
5R)-5-フルオロピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェ
ニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミドの代わりに、(R)-5-(3-メチル-5-フェノキシ
ピリジン-2-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例
595)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H26N6O4S
の質量計算値、554.6;m/z実測値、555.1[M+H]+。1H NMR(5
00MHz,CD3OD):δ 8.37-8.33(d,J=5.5Hz,1H),8
.24-8.18(d,J=2.8Hz,1H),7.55-7.50(d,J=2.8
Hz,1H),7.49-7.43(m,2H),7.29-7.23(m,1H),7
.21-7.15(m,2H),6.85-6.75(m,1H),6.25-6.17
(m,1H),6.12-6.08(d,J=5.5Hz,1H),5.79-5.70
(m,1H),4.59-4.25(m,1H),4.23-3.92(m,2H),3
.26-3.12(m,1H),3.01-2.82(m,1H),2.26-2.18
(s,3H),2.13-2.04(m,1H),1.93-1.83(m,1H),1
.80-1.68(m,1H),1.66-1.51(m,1H)。
【2445】
実施例498:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2’
,3’-ジフルオロ-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2446】
【2447】
工程A:5-(3-ブロモフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸。標記化合物を得るために、
実施例1の方法1、工程C~Fと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノ
キシアニリンの代わりに3-ブロモアニリンを使用して、標記化合物を調製した。
【2448】
工程B:(R)-tert-ブチル(3-(5-(3-ブロモフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。DMF(15mL)中の5-(3-ブ
ロモフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボン酸(3.5g、9.0mmol)の撹拌した懸濁液に、
tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレート(3.6g、
18mmol)、HATU(5.1g、13mmol)、及びジイソプロピルエチルアミ
ン(2.3g、18mmol)を添加した。得られた混合物を室温で終夜撹拌した。溶媒
を除去し、残留物を酢酸エチルと水の間で分画した。有機層を分離し、生理食塩水で振と
うし、無水Na2SO4で乾燥させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製
して、標記化合物を黄色の固体として得た(3.0mg、収率58%)。
【2449】
工程C:(R)-tert-ブチル(3-(5-(2’,3’-ジフルオロ-[1,1
’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレ
ート。ジオキサン(7mL)及びH2O(1mL)中の(R)-tert-ブチル3-(
5-(3-ブロモフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレー
ト(180mg、0.314mmol)、(2,3-ジフルオロフェニル)ボロン酸(7
5mg、0.48mmol)、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2(25mg、0.
031mmol)、及びNa2CO3(85mg、0.80mmol)の混合物をN2で
スパージし、120℃で4時間撹拌した。反応物を冷却し、混合物をフラッシュカラムク
ロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(150mg、収率79
%)。
【2450】
工程D:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2’,3’
-ジフルオロ-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。標記化
合物を得るために、実施例1の方法1、工程Iと同様の方法で、N-((3R,5R)-
5-フルオロピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミドの代わりに、(R)-5-(2’,3’-ジフルオロ-[1,1’
-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(
実施例706)を使用して、標記化合物を調製した(54mg、収率44%)。MS(E
SI):C29H23F2N5O3Sの質量計算値、559.6;m/z実測値、560
.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.14(
s,1H),8.30(d,J=5.4Hz,1H),8.15-7.94(m,1H)
,7.81-7.64(m,3H),7.57-7.22(m,4H),6.89-6.
63(m,1H),6.15-5.95(m,2H),5.69-5.56(m,1H)
,4.55-4.11(m,1H),4.09-3.88(m,1H),3.84-3.
65(m,1H),3.15-2.92(m,1H),2.82-2.57(m,1H)
,2.02-1.87(m,1H),1.82-1.53(m,2H),1.49-1.
29(m,1H)。
【2451】
実施例499:N-((3R,5R)-1-アクリロイル-5-フルオロピペリジン-
3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド。
【2452】
【2453】
実施例1の方法1、工程G~Iと同様の方法で、工程Gにおいて、5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体27)の代わりに、5-(*S)
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体16)を使用し
て、標記化合物を調製した。MS(ESI):C30H26FN5O4Sの質量計算値、
571.6;m/z実測値、572.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,C
D3OD及びDMSO-d6=2:1):δ 8.42-8.37(m,1H),7.5
4-7.44(m,2H),7.42-7.35(m,1H),7.28-7.22(m
,1H),7.21-7.12(m,3H),7.06-6.99(m,1H),6.9
2-6.71(m,1H),6.31-6.17(m,1H),6.13-6.07(m
,1H),5.87-5.72(m,1H),4.98-4.62(m,1H),4.2
7-4.10(m,2H),4.04-3.97(m,1H),3.81-3.49(m
,2H),2.51-2.35(m,1H),2.17(s,3H),2.14-2.0
2(m,1H)。
【2454】
実施例500:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3’
-フルオロ-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2455】
【2456】
標記化合物を得るために、実施例498の工程A~Eで見られる手順を使用し、工程C
において、(2,3-ジフルオロフェニル)ボロン酸の代わりに、(3-フルオロフェニ
ル)ボロン酸を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H24FN5
O3Sの質量計算値、541.6;m/z実測値、542.5[M+H]+。1H NM
R(400MHz,DMSO-d6):δ 10.15(s,1H),8.29(d,J
=5.5Hz,1H),8.13-7.98(m,1H),7.93-7.81(m,2
H),7.73-7.62(m,1H),7.61-7.38(m,4H),7.25-
7.14(m,1H),6.86-6.64(m,1H),6.16-5.98(m,2
H),5.69-5.60(m,1H),4.58-4.11(m,1H),4.07-
3.89(m,1H),3.84-3.70(m,1H),3.16-2.89(m,1
H),2.83-2.57(m,1H),2.01-1.87(m,1H),1.81-
1.56(m,2H),1.48-1.31(m,1H)。
【2457】
実施例501:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S
)-(4-シクロブトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2458】
【2459】
実施例1の方法1、工程Iと同様の方法を使用し、N-((3R,5R)-5-フルオ
ロピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミドの代わりに、(R)-5-(4-シクロブトキシ-2-メチルフェニル)-4
-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例605)を使用し、続けて
、S*アトロプ異性体を得るために、キラル分割法Aに供して、標記化合物を調製した。
MS(ESI):C28H29N5O4Sの質量計算値、531.6;m/z実測値、5
32.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD,1.3:1の回転異
性体の混合物):δ 8.30(d,J=5.56Hz,1H),7.20(d,J=8
.59Hz,1H),6.91(d,J=2.53Hz,1H),6.75-6.87(
m,2H),6.20(d,J=16.67Hz,1H),6.02(d,J=5.56
Hz,1H),5.71-5.79(m,1H),4.75(quin,J=7.07H
z,1H),4.48-4.58(m,0.5H),4.26-4.35(m,0.5H
),4.14-4.22(m,0.5H),3.88-4.07(m,1.5H),3.
10-3.23(m,1H),2.82-2.98(m,1H),2.44-2.56(
m,2H),2.01-2.22(m,6H),1.82-1.94(m,2H),1.
66-1.82(m,2H),1.50-1.66(m,1H)。
【2460】
実施例502:(R,E)-N-(1-(4-ジメチルアミノ)ブテ-2-ノイル)ピ
ロリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド。
【2461】
【2462】
DMF(3mL)中の(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例36)(80mg、
0.15mmol)の溶液と、(E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エン酸(30
mg、0.23mmol)、HATU(70mg、0.18mmol)、及びトリエチル
アミン(0.085mL、0.61mmol)とを反応させて、標記化合物を調製した。
反応混合物を室温で終夜撹拌した後、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標
記化合物を黄色の固体として得た(77mg、収率95%)。MS(ESI):C32H
32N6O4Sの質量計算値、596.7;m/z実測値、597.2[M+H]+。1
H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.29-8.36(m,1H),7.
44-7.35(m,2H),7.31-7.25(m,1H),7.20-7.13(
m,1H),7.11-7.03(m,3H),7.00-6.94(m,1H),6.
85-6.75(m,1H),6.60-6.49(m,1H),6.10-6.04(
m,1H),4.69-4.57(m,1H),4.02-3.81(m,1H),3.
77-3.67(m,1H),3.65-3.46(m,2H),3.44-3.37(
m,2H),2.46(s,6H),2.37-2.23(m,1H),2.18-2.
06(m,4H)。
【2463】
実施例503:(R,E)-N-(1-(4-ヒドロキシブテ-2-ノイル)ピペリジ
ン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド。
【2464】
【2465】
DMF(5mL)中の(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例98)(85mg、
0.17mmol)、(E)-4-ヒドロキシブタ-2-エン酸(中間体13)(35m
g、0.34mmol)、HATU(84mg、0.22mmol)、及びジイソプロピ
ルエチルアミン(66mg、0.51mmol)の溶液を室温で1時間撹拌した。次に、
混合物をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として
得た(56mg、収率56%)。MS(ESI):C31H29N5O5Sの質量計算値
、583.7;m/z実測値、584.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,
CD3OD):δ 8.34-8.29(m,1H),7.43-7.35(m,2H)
,7.32-7.26(m,1H),7.19-7.12(m,1H),7.11-7.
02(m,3H),6.99-6.93(m,1H),6.90-6.78(m,1H)
,6.69-6.61(m,1H),6.08-6.03(m,1H),4.35-3.
83(m,5H),3.27-3.09(m,1H),3.02-2.85(m,1H)
,2.16-1.98(m,4H),1.91-1.80(m,1H),1.80-1.
66(m,1H),1.66-1.49(m,1H)。
【2466】
実施例504:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2’
-メチル-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2467】
【2468】
工程A:(R)-tert-ブチル(3-(5-(3-ブロモフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。DMF(5mL)中の化合物:5-(
3-ブロモフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体57)(1.5g、3.8mmol)
、tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレート(0.77
g、3.8mmol)、トリエチルアミン(0.78g、7.7mmol)、及びHAT
U(1.5g、3.8mmol)の混合物を室温で3時間撹拌した。水を添加し、沈殿物
を濾過して、標記化合物を淡黄色の固体として得た(1.6g、収率73%)。
【2469】
工程B:(R)-5-(2’-メチル-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。ジオキサン(10mL)及びH2O
(1.0mL)中の(R)-tert-ブチル3-(5-(3-ブロモフェニル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(400mg、0.70mmol
)、o-トリルボロン酸(105mg、0.770mmol)、Pd(dppf)Cl2
(29mg、0.035mmol)、及びNa2CO3(148mg、1.40mmol
)の混合物を110℃で2時間撹拌した。反応物を濃縮乾固させ、残渣をフラッシュカラ
ムクロマトグラフィで精製した。固体をMeOH(4mL)及びHCl(4mL)に溶解
し、得られた混合物50℃に加熱し、30分間撹拌した。反応物を濃縮乾固させ、残渣を
フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、黄色の固体として、標記化合物を得た(
320mg、収率95%)。
【2470】
工程C:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2’-メチ
ル-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1
、工程Iと同様の方法で調製して、標記化合物を得た(80mg、収率48%)。MS(
ESI):C30H27N5O3Sの質量計算値、537.6;m/z実測値、538.
3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.27(d,J=
5.6Hz,1H),7.68-7.60(m,1H),7.51-7.38(m,3H
),7.27-7.18(m,4H),6.782-6.70(m,1H),6.24-
6.11(m,2H),5.76-5.61(m,1H),4.55-4.25(m,1
H),4.22-3.96(m,1H),3.96-3.88(m,1H),3.19-
3.06(m,1H),2.90-2.78(m,1H),2.27(s,3H),2.
07-1.99(m,1H),1.87-1.79(m,1H),1.74-1.62(
m,1H),1.59-1.47(m,1H)。
【2471】
実施例505:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S
)-(2-メチル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
【2472】
【2473】
工程A:2-クロロ-4-(([2-メチル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル
)アミノ)ニコチノニトリル。10mL~20mLのマイクロ波バイアルに、2-クロロ
-4-ヨードニコチノニトリル(300.1mg、1.135mmol)、2-メチル-
4-(トリフルオロメトキシ)アニリン(216.9mg、1.135mmol)、Pd
(OAc)2(5.1mg、0.023mmol)、ビス(2-ジフェニルホスフィノフ
ェニル)エーテル(18.3mg、0.0340mmol)、及びCs2CO3(518
mg、1.59mmol)を続けて充填した。バイアルを封止し、アルゴンで3回排気及
び再充填した後、ジオキサン(2.2mL)を添加した。バイアルを、アルゴンで1回排
気及び再充填した。懸濁液をアルゴンインレットニードルの下で50℃の油浴中で5分間
加熱し、次にインレットニードルを取り外し、封止したバイアルを150℃の油浴中で3
0分間加熱した。この粗生成物を、次の反応で直接使用した。
【2474】
工程B:tert-ブチル(3R)-3-[(2-スルファニルアセチル)アミノ]ピ
ペリジン-1-カルボキシレート。10~20mLのマイクロ波バイアルに、(R)-1
-Boc-3-アミノピペリジン(5.02g、25.0mmol)を充填した。バイア
ルを封止し、アルゴンで排気及び再充填した(3回)。シリンジを介してメチル2-メル
カプトアセテート(6.72mL、75.1mmol)を一度に添加し、油浴中、150
℃で加熱した。1時間35分後、混合物を室温に冷却し、フラッシュカラムクロマトグラ
フィで精製して、標記化合物を得た(5.54mg、収率80.6%)。
【2475】
工程C:(R)-tert-ブチル3-(3-アミノ-4-((2-メチル-4-(ト
リフルオロメトキシ)フェニル)アミノ)チエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキ
サミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。2-クロロ-4-((2-メチル-4-(
トリフルオロメトキシ)フェニル)アミノ)ニコチノニトリル(372mg、1.14m
mol)を含む封止管に、ジオキサン中のtert-ブチル(3R)-3-[(2-スル
ファニルアセチル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレートの0.5M溶液を添加し
た。懸濁液を、150℃の油浴中、封止管中で15分間加熱した。混合物を室温まで冷却
し、反応混合物を次の反応で直接使用した。
【2476】
工程D:(R)-tert-ブチル3-(5-(2-メチル-4-(トリフルオロメト
キシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。ジオキ
サン中の(R)-tert-ブチル3-(3-アミノ-4-((2-メチル-4-(トリ
フルオロメトキシ)フェニル)アミノ)チエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサ
ミド)ピペリジン-1-カルボキシレートに、CDI(0.745g、4.60mmol
)を添加した。反応管を封止し、容器をアルゴンで2回排気及び再充填した。混合物をア
ルゴンインレットニードルの下で50℃の油浴中で5分間加熱し、次にアルゴンインレッ
トニードルを取り外し、混合物を150℃で10分間加熱した。混合物を室温まで冷却し
た。水相をEtOAcで抽出し(2×50mL)、合わせた有機抽出物を1MのHCl(
50mL)で洗浄し、続けて飽和NaCl水溶液(50mL)で洗浄した。有機相を無水
Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグ
ラフィで精製して、標記化合物を黄褐色の固体として得た(452.4mg、収率67.
37%)。
【2477】
工程E:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(
2-メチル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例
1の方法1、工程Iと同様の条件を使用して、N-((3R,5R)-5-フルオロピペ
リジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミドの代わりに、(R)-5-(2-メチル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例413)を使用して、
標記化合物を調製した。得られた生成物をキラルSFC(固定相:Whelk O1(S
,S)5μm 250×21.1mm、移動相:60% CO2、40% MeOH)を
使用して精製して*Sアトロプ異性体を得た。MS(ESI):C25H22F3N5O
4Sの質量計算値、545.5;m/z実測値、545.1[M+H]+。1H NMR
(400MHz,DMSO-d6):δ 10.34(br.s.,1H),8.33(
d,J=5.05Hz,1H),8.06-8.24(m,1H),7.51-7.61
(m,2H),7.44(d,J=8.08Hz,1H),6.70-6.89(m,1
H),6.11(d,J=17.18Hz,1H),5.92(d,J=5.05Hz,
1H),5.69(d,J=9.60Hz,1H),4.42-4.55(m,0.5H
),4.17-4.28(m,0.5H),3.94-4.12(m,1H),3.71
-3.86(m,1H),2.92-3.14(m,1H),2.60-2.82(m,
1H),2.15(s,3H),1.89-2.02(m,1H),1.56-1.85
(m,2H),1.33-1.53(m,1H)。
【2478】
実施例506:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(6-フェノキシピリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2479】
【2480】
工程A:(R)-tert-ブチル(3-(4-オキソ-5-(6-フェノキシピリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。撹拌棒を備えた2~5
mLのBiotageマイクロ波バイアルに、6-フェノキシピリジン-3-アミン(1
82mg、0.0980mmol)、2-クロロ-4-ヨードニコチノニトリル(256
mg、0.971mmol)、Pd(OAc)2(4.7mg、0.021mmol)、
DPEPhos(15.6mg、0.029mmol)、及びCs2CO3(446mg
、1.37mmol)を添加した。バイアルを封止し、ジオキサン(1.95mL)で処
理し、アルゴンで4回排気及びフラッシュし、アルゴン下で150℃で30分間撹拌した
。反応物を室温に冷却し、シリンジを介してtert-ブチル(3R)-3-[(2-ス
ルファニルアセチル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート(中間体22)(2.
0mL、0.49M、0.98mmol)で処理し、アルゴンで4回排気及びフラッシュ
し、150℃で15分間撹拌した。反応物を室温に冷却し、固体CDI(628mg、3
.87mmol)で一度に処理し、再封止し、アルゴンで4回排気及びフラッシュし、1
50℃で15分間撹拌した。次に、反応物をEtOAc(10mL)で希釈し、0.5M
のクエン酸/生理食塩水(2×8mL)及び2MのK2CO3(1×5mL)で洗浄した
。有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。残渣をDCM(5m
L)に溶解し、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を橙黄色の泡
状物として得た(328mg、収率57.7%)。
【2481】
工程B:(R)-4-オキソ-5-(6-フェノキシピリジン-3-イル)-N-(ピ
ペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド。(R)-tert-ブチル3-(4-オキソ-5-(
6-フェノキシピリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(
324mg、0.551mmol)の溶液を9:1:0.05のMeOH/CH3CN/
TFA(1mL)に溶解し、C18HPLCで精製して、標記化合物を明黄色の粉末とし
て得た(302mg、収率94.3%)。
【2482】
工程C:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-
(6-フェノキシピリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。標記化合物を得るために、実施例1
の方法1、工程Iと同様の方法で標記化合物を調製した(80mg、収率36%)。MS
(ESI):C28H24N6O4Sの質量計算値、540.6;m/z実測値、541
.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CD3OD):δ 8.31(d,J
=5.6Hz,1H),8.24(d,J=2.5Hz,1H),7.94(dd,J=
8.7,2.7Hz,1H),7.49-7.41(m,2H),7.28-7.23(
m,1H),7.21-7.18(m,2H),7.15(d,J=8.7Hz,1H)
,6.84-6.73(m,1H),6.25-6.13(m,2H),5.72(dd
,J=23.1,10.7Hz,1H),4.60-4.49(m,0.5H),4.3
2(d,J=12.6Hz,0.5H),4.19(d,J=1.5Hz,0.5H),
4.02-3.86(m,1.5H),3.15(q,J=10.6,10.1Hz,1
H),2.87(q,J=12.0Hz,1H),2.06(d,J=12.5Hz,1
H),1.91-1.80(m,1H),1.77-1.65(m,1H),1.63-
1.50(m,1H)。
【2483】
実施例507:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3’
-クロロ-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2484】
【2485】
工程A:(R)-tert-ブチル(3-(5-(3’-クロロ-([1,1’-ビフ
ェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。ジ
オキサン(7mL)及びH2O(1mL)中の(R)-tert-ブチル3-(5-(3
-ブロモフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(実施
例504、工程A)(170mg、0.30mmol)、(3-クロロフェニル)ボロン
酸(70mg、0.45mmol)、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2(25mg
、0.031mmol)、及びNa2CO3(80mg、0.76mmol)の溶液をN
2でスパージし、120℃で4時間撹拌した。反応混合物を冷却し、フラッシュカラムク
ロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(140mg、収率78
%)。
【2486】
工程B:(R)-5-(3’-クロロ-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。(R)-tert-ブチル3-(5
-(3’-クロロ-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピ
ペリジン-1-カルボキシレート(140mg、0.232mmol)及び濃HCl(2
mL)及びMeOH(15mL)の溶液を室温で2時間撹拌した。反応物を濃縮乾固させ
、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(
130mg、収率87%)。
【2487】
工程C:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3’-クロ
ロ-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。標記化合物を実施
例1の方法1、工程Iと同様の方法で調製して、43mgを得た(収率24%)。MS(
ESI):C29H24ClN5O3Sの質量計算値、558.1;m/z実測値、55
8.5[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.15
(s,1H),8.29(d,J=5.5Hz,1H),8.15-8.00(m,1H
),7.93-7.83(m,2H),7.79-7.72(m,1H),7.70-7
.63(m,2H),7.55-7.37(m,3H),6.88-6.62(m,1H
),6.14-5.95(m,2H),5.69-5.58(m,1H),4.49-4
.10(m,1H),4.08-3.89(m,1H),3.86-3.70(m,1H
),3.15-2.90(m,1H),2.84-2.60(m,1H),1.99-1
.87(m,1H),1.82-1.55(m,2H),1.51-1.32(m,1H
)。
【2488】
実施例508:N-((3S,4R)-1-アクリロイル-4-メトキシピロリジン-
3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド。
【2489】
【2490】
実施例1の方法1、工程A~I(*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)と同様の方法で、工程Gにおけるtert-ブチル(3R,5R)-3
-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブ
チル(3S,4R)-3-アミノ-4-メトキシ-ピロリジン-1-カルボキシレートを
使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C30H27N5O5Sの質量計算
値、569.6;m/z実測値、570.4[M+H]+。1H NMR(400MHz
,CD3OD):δ 8.26(d,J=5.4Hz,1H),7.41-7.30(m
,2H),7.30-7.22(m,1H),7.14-7.07m,1H),7.06
-6.98(m,3H),6.94-6.87(m,1H),6.58-6.46(m,
1H),6.24-6.11(m,1H),6.02-5.91(m,1H),5.69
-5.61(m,1H),4.70-4.56(m,1H),4.05-3.72(m,
3H),3.70-3.54(m,1H),3.49-3.41(m,1H),3.36
-3.30(m,3H),2.04(s,3H)。
【2491】
実施例509:(R,EZ)-N-(1-(2-シアノ-3-(3-メチルオキセタン
-3-イル)アクリロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2492】
【2493】
工程A:(R)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-(
*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DMF(5
mL)中の(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例98)(300mg、0.601
mmol)、2-シアノ酢酸(102mg、1.20mmol)、HATU(297mg
、0.780mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(155mg、1.20mm
ol)の溶液を室温で1時間撹拌した。反応混合物をフラッシュカラムクロマトグラフィ
で精製して、標記化合物を白色の固体として得た(225mg、収率66.2%)。
【2494】
工程B:(R,EZ)-N-(1-(2-シアノ-3-(3-メチルオキセタン-3-
イル)アクリロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェ
ノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。(R)-N-(1-(2-シアノアセチル)
ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド(85mg、0.15mmol)、3-メチルオキセタン-3-カル
バルデヒド(45mg、0.45mmol)、ピペリジン(0.3mL)、AcOH(0
.1mL)、ジオキサン(5mL)、及び4Aモレキュラーシーブ(0.3g)の溶液を
、N2下、100℃で1時間で撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロ
マトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(91mg、収率93%)
。MS(ESI):C35H32N6O5Sの質量計算値、648.7;m/z実測値、
649.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.33-
8.28(m,1H),7.42-7.35(m,2H),7.32-7.23(m,2
H),7.18-7.12(m,1H),7.11-7.00(m,3H),6.99-
6.93(m,1H),6.06-6.02(m,1H),5.02-4.88(m,1
H),4.65-4.19(m,4H),4.06-3.59(m,3H),3.57-
3.32(m,1H),2.14-2.01(m,4H),1.99-1.77(m,2
H),1.71-1.58(m,4H)。
【2495】
実施例510:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2’
-クロロ-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2496】
【2497】
実施例498の工程A~Eで見られる手順を使用し、工程Cにおいて、(2,3-ジフ
ルオロフェニル)ボロン酸の代わりに、2-(2-クロロフェニル)-4,4,5,5-
テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロランを使用して、標記化合物を調製した。MS
(ESI):C29H24ClN5O3Sの質量計算値、558.1;m/z実測値、5
58.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.27
(d,J=5.1Hz,1H),8.24-8.08(m,1H),7.73-7.61
(m,1H),7.60-7.53(m,2H),7.52-7.35(m,5H),6
.88-6.62(m,1H),6.13-5.99(m,2H),5.70-5.58
(m,1H),4.53-4.06(m,1H),4.04-3.87(m,1H),3
.82-3.69(m,1H),3.10-2.94(m,1H),2.87-2.59
(m,1H),2.00-1.85(m,1H),1.81-1.52(m,2H),1
.46-1.32(m,1H)。
【2498】
実施例511:(R,E)-N-(1-(4-アミノブテ-2-ノイル)ピペリジン-
3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド。
【2499】
【2500】
工程A:(R,E)-tert-ブチル(4-(3-(5-(*S)-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-4-オキ
ソブタ-2-エン-1-イル)カルバメート。DMF(5mL)中の(R)-5-(*S
)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イ
ル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド(実施例98)(90mg、0.18mmol)、(E)-4-(ter
t-ブトキシカルボニルアミノ)ブタ-2-エン酸(中間体12)(72mg、0.36
mmol)、HATU(89mg、0.23mmol)、及びジイソプロピルエチルアミ
ン(70mg、0.54mmol)を室温で1時間撹拌した。混合物をフラッシュカラム
クロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(101mg、収率8
2%)。
【2501】
工程B:(R,E)-N-(1-(4-アミノブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イ
ル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
。(R,E)-tert-ブチル(4-(3-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェ
ニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-4-オキソブタ-2-エン-
1-イル)カルバメート(101mg、0.148mmol)、濃HCl(5mL)、及
びMeOH(5mL)の溶液を室温で1時間撹拌した。混合物を濃縮乾固し、残渣をフラ
ッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(67m
g、収率95%)。MS(ESI):C31H30N6O4Sの質量計算値、582.7
;m/z実測値、583.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d
6及びCD3OD):δ 8.36(s,1H),8.30-8.25(m,1H),7
.40-7.33(m,2H),7.29-7.23(m,1H),7.17-7.09
(m,1H),7.09-7.00(m,3H),6.96-6.89(m,1H),6
.75-6.57(m,2H),5.98-5.93(m,1H),4.15-3.77
(m,3H),3.63-3.57(m,2H),3.13-3.00(m,1H),2
.85-2.63(m,1H),2.04(s,3H),2.00-1.89(m,1H
),1.85-1.74(m,1H),1.74-1.59(m,1H),1.54-1
.39(m,1H)。
【2502】
実施例512:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(2-フェニルピリジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2503】
【2504】
実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシ-アニリンの代わりに、2-フェニルピリジン-4-アミンを使用し、工程Gにお
いてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カ
ルボキシレートの代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カル
ボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C28H24N6O
3Sの質量計算値、524.6;m/z実測値、525.2[M+H]+。1H NMR
(400MHz,DMSO-d6):δ 10.27(s,1H),8.92-8.83
(m,1H),8.35-8.26(m,1H),8.18-8.04(m,4H),7
.53-7.42(m,4H),6.84-6.66(m,1H),6.26-6.15
(m,1H),6.12-6.01(m,1H),5.70-5.59(m,1H),4
.50-4.09(m,1H),4.06-3.90(m,1H),3.82-3.72
(m,1H),3.16-2.92(m,1H),2.84-2.59(m,1H),1
.96-1.88(m,1H),1.80-1.72(m,1H),1.72-1.55
(m,1H),1.47-1.34(m,1H)。
【2505】
実施例513:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(5-フェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2506】
【2507】
DMF(500mL)中の4-オキソ-5-(5-フェノキシピリジン-2-イル)-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
ン酸(中間体60、60.0g、148mmol)の溶液を含む丸底フラスコを、HAT
U(73.9g、193mmol)及びTEA(59.9g、593mmol)で処理し
た。すべての固体が溶解するまで、混合物を室温で30分間撹拌した。1-[(3R)-
3-アミノ-1-ピペリジル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体15)(35.0g
、233mmol)をDMF(200mL)中の懸濁液として添加した。この反応混合物
を室温で30分間撹拌した。混合物を水(600mL)で処理し、得られた沈殿物を濾過
により回収し、真空下で乾燥した後、精製して(FCC、SiO2、MeOH/EtOA
c/DCM=1/13/26)、標記化合物を明黄色の固体として得た(40.0g、5
0%)。MS(ESI):C28H24N6O4Sの質量計算値、540.16;m/z
実測値、541.0[M+H]+。1H NMR(600MHz,DMSO)δ 10.
24(d,J=17.7Hz,1H),8.47-8.41(m,1H),8.36(d
,J=5.5Hz,1H),8.16-8.01(m,1H),7.73-7.68(m
,1H),7.66-7.61(m,1H),7.54-7.46(m,2H),7.2
9-7.19(m,3H),6.85-6.73(m,1H),6.22(d,J=5.
5Hz,1H),6.11(d,J=17.5Hz,1H),5.72-5.63(m,
1H),4.52-4.17(m,1H),4.11-3.94(m,1H),3.85
-3.75(m,1H),3.17-2.95(m,1H),2.81-2.63(m,
1H),2.00-1.92(m,1H),1.82-1.75(m,1H),1.74
-1.59(m,1H),1.50-1.37(m,1H)。
【2508】
実施例514:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド。
【2509】
【2510】
DMF(5mL)中の(E)-2-シアノ-3-シクロプロピル-プロパ-2-エン酸
(中間体17)(55mg、0.40mmol)、HATU(99mg、0.26mmo
l)、及びジイソプロピルエチルアミン(77mg、0.60mmol)の溶液(100
mg、0.2mmol)を室温で1時間撹拌した。反応混合物をフラッシュカラムクロマ
トグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(63mg、収率98%)。
MS(ESI):C34H30N6O4Sの質量計算値、618.7;m/z実測値、6
19.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6及びCD3OD)
:δ 8.31-8.27(m,1H),7.41-7.34(m,2H),7.30-
7.26(m,1H),7.16-7.10(m,1H),7.08-7.01(m,3
H),6.95-6.89(m,1H),6.51-6.45(m,1H),5.99-
5.95(m,1H),3.99-3.80(m,3H),3.12-2.87(m,2
H),2.05(s,3H),1.98-1.84(m,2H),1.84-1.75(
m,1H),1.75-1.62(m,1H),1.62-1.44(m,1H),1.
17-1.07(m,2H),0.98-0.87(m,1H),0.87-0.75(
m,1H)。
【2511】
実施例515:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2’
,4’-ジフルオロ-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2512】
【2513】
標記化合物を得るために、実施例498の工程A~Eで見られる手順を使用し、工程C
において、(2,3-ジフルオロフェニル)ボロン酸の代わりに、(2,4-ジフルオロ
フェニル)ボロン酸を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H23
F2N5O3Sの質量計算値、559.6;m/z実測値、560.6[M+H]+。1
H NMR(400MHz,DMSO-d6):d10.13(s,1H),8.29(
d,J=5.5Hz,1H),8.14-7.98(m,1H),7.76-7.57(
m,4H),7.52-7.44(m,1H),7.4-7.30(m,1H),7.2
5-7.13(m,1H),6.87-6.62(m,1H),6.19-6.01(m
,2H),5.68-5.55(m,1H),4.56-4.10(m,1H),4.0
5-3.87(m,1H),3.82-3.71(m,1H),3.18-2.88(m
,1H),2.83-2.57(m,1H),2.01-1.83(m,1H),1.8
0-1.55(m,2H),1.48-1.29(m,1H)。
【2514】
実施例516:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-
ベンジルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2515】
【2516】
工程A:(R)-tert-ブチル3-(5-(3-ベンジルフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。標記化合物を得るために、実施例50
6の工程Aで見られる手順を使用して、6-フェノキシピリジン-3-アミンの代わりに
3-ベンジルアニリンを使用して、標記化合物を調製した(122mg)。
【2517】
工程B:(R)-5-(3-ベンジルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3
-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド。ジオキサン(1.0mL)中の(R)-tert-ブチル3-(5
-(3-ベンジルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレー
ト(119.8mg、0.205mmol)の溶液を室温で一度にHCl(ジオキサン中
4M、2.55mL)で処理し、室温で1時間撹拌した。反応混合物を濃縮乾固させて、
標記化合物を黄肌色の粉末として得た(114mg、収率98.0%)。
【2518】
工程C:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-ベンジ
ルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程1と同様の方法で、標記
化合物を調製した。MS(ESI):C30H27N5O3Sの質量計算値、537.6
;m/z実測値、538.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d
6,1.2:1の回転異性体の混合物):δ 10.17(br.s.,1H),8.3
2(d,J=5.56Hz,1H),8.05-8.16(m,1H),7.49-7.
56(m,1H),7.40(d,J=7.58Hz,1H),7.24-7.37(m
,6H),7.17-7.24(m,1H),6.73-6.88(m,1H),6.1
1(d,J=16.17Hz,1H),5.97(d,J=5.56Hz,1H),5.
69(d,J=12.13Hz,1H),4.41-4.55(m,0.5H),4.1
5-4.29(m,0.5H),3.95-4.13(m,3H),3.72-3.88
(m,1H),2.91-3.17(m,1H),2.59-2.83(m,1H),1
.88-1.98(m,1H),1.74-1.85(m,1H),1.57-1.74
(m,1H),1.34-1.53(m,1H)。
【2519】
実施例517:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3’
-メチル-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2520】
【2521】
実施例498の工程A~Eで見られる手順を使用し、工程Cにおいて、(2,3-ジフ
ルオロフェニル)ボロン酸の代わりに、m-トリルボロン酸を使用して、標記化合物を調
製した。MS(ESI):C30H27N5O3Sの質量計算値、537.6;m/z実
測値、538.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.
28(d,J=5.5Hz,1H),7.80-7.75(m,1H),7.70-7.
62(m,2H),7.50-7.35(m,3H),7.34-7.26(m,1H)
,7.19-7.13(m,1H),6.83-6.69(m,1H),6.24-6.
11(m,2H),5.76-5.64m,1H),4.34-4.23(m,1H),
4.21-4.11(m,1H),4.06-3.87(m,2H),3.20-3.1
2(m,1H),2.94-2.85(m,1H),2.37(s,3H),2.08-
2.02(m,1H),1.88-1.81(m,1H),1.76-1.66(m,1
H),1.60-1.49(m,1H)。
【2522】
実施例518:(S)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S
)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2523】
【2524】
実施例1の方法1、工程A~I(*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)と同様の方法で、工程Gにおけるtert-ブチル(3R,5R)-3
-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブ
チル(3S)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を
調製した。MS(ESI):C29H25N5O4Sの質量計算値、539.6;m/z
実測値、540.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6及びC
D3OD):δ 8.30-8.26(m,1H),7.39-7.32(m,2H),
7.29-7.24(m,1H),7.15-7.09(m,1H),7.07-6.9
9(m,3H),6.94-6.89(m,1H),6.62-6.46(m,1H),
6.20-6.12(m,1H),6.00-5.95(m,1H),5.68-5.6
2(m,1H),4.60-4.45(m,1H),3.93-3.39(m,4H),
2.26-1.93(m,5H)。
【2525】
実施例519:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-
シクロヘキシルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2526】
【2527】
工程A:3-シクロヘキシルアニリン。ジオキサン(50mL)及びH2O(5mL)
中の1-ブロモ-3-ニトロ-ベンゼン(2.50g、12.4mmol)、シクロヘキ
セ-1-ニルボロン酸(1.56g、12.4mmol)、Pd(dppf)Cl2(5
05mg、0.619mmol)、及びNa2CO3(2.62g、24.8mmol)
の溶液を110℃で終夜撹拌した。反応混合物を濃縮乾固させ、残渣をフラッシュカラム
クロマトグラフィで精製して、黄色の固体として中間体を得た。この中間体(EtOH(
50mL)中)に、室温でPd/C(1.0g)を添加した。混合物をH2でフラッシュ
し(2回)、室温で16時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を濃縮乾固させて、標
記化合物を得(1.6g、収率74%)、これを更に精製することなく使用した。
【2528】
工程B:メチル5-(3-シクロヘキシルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレート。ジオ
キサン(100mL)中の2-クロロ-4-ヨード-ピリジン-3-カルボニトリル(1
.60g、6.05mmol)、3-シクロヘキシルアニリン(1.06、6.05mm
ol)、Pd(OAc)2(134mg、0.600mmol)、DPEphos(64
6mg、1.20mmol)、及びCs2CO3(3.93g、12.1mmol)の溶
液をN2下で終夜加熱還流した。メチル2-スルファニルアセテート(0.955g、9
.00mmol)を添加し、還流下で終夜撹拌した。CDI(2.92mg、18.0m
mol)を添加し、還流下で撹拌した。反応混合物を濃縮乾固し、残渣をフラッシュカラ
ムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を淡黄色の固体として得た(900mg、収
率36.5%)。
【2529】
工程C:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-シクロ
ヘキシルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程E~Iと同様の方
法で、工程Cにおいてメチル5-(3-シクロヘキシルフェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレ
ートを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フ
ルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル(3R)-3
-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(
ESI):C29H31N5O3Sの質量計算値、529.7;m/z実測値、530.
6[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.19(d,J=
5.4Hz,1H),7.50-7.44(m,1H),7.38-7.34(m,1H
),7.32-7.27(m,1H),7.26-7.19(m,1H),6.82-6
.68(m,1H),6.22-6.09(m,1H),5.99(d,J=5.6Hz
,1H),5.74-5.59(m,1H),4.55-4.28(m,1H),4.2
5-3.87(m,2H),3.19-3.03(m,1H),2.88-2.75(m
,1H),2.62-2.52(m,1H),2.08-1.99(m,1H),1.9
1-1.78(m,5H),1.75-1.64(m,2H),1.56-1.34(m
,5H),1.30-1.20(m,1H)。
【2530】
実施例520:(R,E)-N-(1-(4-アミノブテ-2-ノイル)ピロリジン-
3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド。
【2531】
【2532】
実施例511と同様にして、(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフ
ェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例98)の代わ
りに、(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
Nー(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド(中間体36)を使用して、標記化合物を調製
して白色の固体を得た67mg、収率71%)。MS(ESI):C30H28N6O4
Sの質量計算値、568.6;m/z実測値、569.4[M+H]+。1H NMR(
400MHz,CD3OD):δ 8.47(s,1H),8.36-8.29(m,1
H),7.44-7.35(m,2H),7.33-7.26(m,1H),7.21-
7.13(m,1H),7.13-7.02(m,3H),7.01-6.93(m,1
H),6.85-6.74(m,1H),6.66-6.54(m,1H),6.11-
6.04(m,1H),4.06-3.46(m,7H),2.40-2.05(m,5
H)。
【2533】
実施例521:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4’
-メチル-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2534】
【2535】
実施例498の工程A~Eで見られる手順を使用し、工程Cにおいて、(2,3-ジフ
ルオロフェニル)ボロン酸の代わりに、p-トリルボロン酸を使用して、標記化合物を調
製した。MS(ESI):C30H27N5O3Sの質量計算値、537.6;m/z実
測値、538.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.
25(d,J=5.6Hz,1H),7.79-7.73(m,1H),7.70-7.
60(m,2H),7.56-7.49(m,2H),7.39-7.32(m,1H)
,7.27-7.19(m,2H),6.83-6.70(m,1H),6.24-6.
11(m,2H),5.78-5.64(m,1H),4.52-4.45(m,1H)
,4.34-4.11(m,1H),4.00-3.88(m,1H),3.21-3.
10(m,1H),2.96-2.82(m,1H),2.34(s,3H),2.12
-1.99(m,1H),1.90-1.80(m,1H),1.79-1.65(m,
1H),1.62-1.49(m,1H)。
【2536】
実施例522:(R,E)-N-(1-(4-ヒドロキシブテ-2-ノイル)ピロリジ
ン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド。
【2537】
【2538】
DMF(3mL)中の(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(中間体36、100mg、
0.192mmol)、(E)-4ヒドロキシブタ-2-エン酸(中間体13、29mg
、0.286mmol)、HATU(146mg、0.384mmol)、及びトリエチ
ルアミン(97mg、0.96mmol)の溶液を室温で2時間撹拌し、次にフラッシュ
カラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を明黄色の固体として得た(55mg、
収率49%)。MS(ESI):C30H27N5O5Sの質量計算値、569.6;m
/z実測値、570.5[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ
8.31(d,J=5.5Hz,1H),7.45-7.34(m,2H),7.29
(d,J=8.6Hz,1H),7.20-7.12(m,1H),7.12-7.01
(m,3H),6.98-6.85(m,2H),6.55-6.37(m,1H),6
.05(d,J=5.6Hz,1H),4.69-4.56(m,1H),4.32-4
.20(m,2H),4.00-3.46(m,4H),2.40-2.20
【2539】
実施例523:N-((3S,4S)-1-アクリロイル-4-ヒドロキシピロリジン
-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド。
【2540】
【2541】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~I(*Sアトロプ異性体を得る
ための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)と同様の方法で、工程Gにおけるtert-
ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレート
の代わりに、tert-ブチル(3S,4S)-3-アミノ-4-ヒドロキシピロリジン
-1-カルボキシレート(中間体24)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ES
I):C29H25N5O5Sの質量計算値、555.6;m/z実測値、556.4[
M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.15(br,
1H),8.36-8.24(m,2H),7.46-7.38(m,2H),7.37
-7.31(m,1H),7.21-7.14(m,1H),7.13-7.04(m,
3H),6.98-6.93(m,1H),6.61-6.51(m,1H),6.17
-6.09(m,1H),5.98-5.92(m,1H),5.68-5.62(m,
1H),5.49-5.37(m,1H),4.33-4.11(m,2H),3.94
-3.39(m,4H),2.03(s,3H)。
【2542】
実施例524:5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((R
)-1-((S)-2-(メチルアミノ)プロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド。
【2543】
【2544】
(2S)-2-[tert-ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]プロパン酸(98
mg、0.48mmol)、HATU(182mg、0.48mmol)及びトリエチル
アミン(202mg、2.00mmol)の溶液を無水DMF(5mL)に溶解し、室温
で撹拌した。10分後、(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例98)(200mg
、0.40mmol)を添加し、混合物を2時間撹拌した。粗混合物をフラッシュカラム
クロマトグラフィで精製して、白色の固体を得た。固体を6.0NのHCl/MeOHで
希釈し、次に濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標
記化合物を明黄色の固体として得た(125mg、収率48.0%)。MS(ESI):
C31H32N6O4Sの質量計算値、584.7;m/z実測値、585.6[M+H
]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.49(s,1H),8.3
5-8.20(m,1H),7.45-7.33(m,2H),7.30-7.22(m
,1H),7.20-7.12(m,1H),7.11-7.02(m,3H),7.0
0-6.93(m,1H),6.11-5.96(m,1H),4.54-4.05(m
,2H),4.03-3.67(m,2H),3.25-2.85(m,2H),2.6
5-2.53(m,3H),2.14-2.07(m,3H),2.04-1.65(m
,3H),1.64-1.38(m,4H)。
【2545】
実施例525:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2,
2-ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド。
【2546】
【2547】
工程A:(R)-tert-ブチル3-(3-アミノ-4-((2,2-ジフルオロ[
d][1,3]ジオキソール-5-イル)チエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキ
サミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。Biotageバイアルに、2-クロロ-
4-ヨードニコチノニトリル(1.03g、3.90mmol)、2,2-ジフルオロ-
5-アミノベンゾジオキソール(710mg、3.90mmol)、ビス(2-ジフェニ
ルホスフィノフェニル)エーテル(64mg、0.12mmol)、酢酸パラジウム(I
I)(17mg、0.078mmol)、Cs2CO3(1.777g、5.453mm
ol)、及びジオキサン(7.8mL)を添加し、N2流で30分間パージしながら室温
で撹拌した後、それを110℃で1.5時間加熱ブロックに載置した。次に、tert-
ブチル(3R)-3-[(2-スルファニルアセチル)アミノ]ピペリジン-1-カルボ
キシレート(中間体22)(6.0mL、3.9mmol)を添加し、N2で15分間パ
ージした後、90℃で1.5時間加熱した。反応混合物をEtOAcで希釈し、セライト
で濾過し、濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を
黄色の油状物として得た(1.715g、収率80.43%)。
【2548】
工程B:(R)-tert-ブチル-3-(5-(2,2-ジフルオロベンゾ[d][
1,3]ジオキソール-5-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキ
シレート。40mLのバイアルに、(R)-tert-ブチル3-(3-アミノ-4-(
2,2-ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)アミノ)チエノ[
2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(1.
5g、2.7mmol)、アセトニトリル(5.5mL)、Cs2CO3(1.34g、
4.11mmol)、CDI(888mg、5.48mmol)を添加し、75℃で1.
5時間撹拌した。1.5時間後、更にCDI(888mg、5.48mmol)を添加し
、更に50分間加熱した。反応混合物をEtOAc及びH2O/生理食塩水で希釈し、有
機層を回収し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。残渣をフラッシ
ュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を褐色の油状物として得た(1.58
7g、収率89.1%)。
【2549】
工程C:(R)-5-(2,2-ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5
-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。40mLの丸底フラ
スコに、(R)-tert-ブチル3-(5-(2,2-ジフルオロベンゾ[d][1,
3]ジオキソール-5-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレ
ート(562mg、0.98mmol)、DCM(1.96mL)、及びTFA(0.3
8mL、5.0mmol)を添加し、室温で15分間撹拌した後、DCE(1.96mL
)を添加し、40℃で20分間加熱した。更に5当量のTFA(0.38mL)を添加し
、50℃で20分間加熱した。反応を飽和NaHCO3水溶液でクエンチし、DCMで希
釈し、有機層を回収した。EtOAcを水相に添加し、有機相を回収した。水相をEtO
Ac中の5% MeOHで再び抽出した。合わせた有機相を無水Na2SO4で乾燥させ
、濾過し、濃縮乾固させ、標記化合物を黄色の泡状物として得た(6.60mg)。
【2550】
工程D:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2,2-ジ
フルオロベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実
施例1の方法1、工程1と同様の方法で、標記化合物を調製した。MS(ESI):C2
4H19F2N5O5Sの質量計算値、527.5;m/z実測値、528.0[M+H
]+。1H NMR(500MHz,CD3OD):δ 8.31(d,J=5.6Hz
,1H),7.44(d,J=8.4Hz,2H),7.30(dd,J=8.5,2.
0Hz,1H),6.86-6.73(m,1H),6.25-6.17(m,2H),
5.78-5.68(m,1H),4.58-4.51(m,0.5H),4.32(d
,J=13.5Hz,0.5H),4.22-4.15(m,0.5H),4.04-3
.92(m,1.5H),3.17(t,J=1.5Hz,1H),2.96-2.83
(m,1H),2.07(d,J=12.8Hz,1H),1.92-1.83(m,1
H),1.78-1.67(m,1H),1.64-1.53(m,1H)。
【2551】
実施例526:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(4-フェニルピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2552】
【2553】
実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(
3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、4-フェニルピリジ
ン-2-アミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C28H24N6
O3Sの質量計算値、524.6;m/z実測値、525.2[M+H]+。1H NM
R(400MHz,CD3OD):δ 8.75-8.66(m,1H),8.34-8
.30(m,1H),7.96-7.91(m,1H),7.90-7.85(m,1H
),7.83-7.78(m,2H),7.54-7.44(m,3H),6.84-6
.69(m,1H),6.28-6.22(m,1H),6.21-6.12(m,1H
),5.77-5.65(m,1H),4.35-3.86(m,3H),3.21-3
.09(m,1H),3.00-2.81(m,1H),2.13-1.97(m,1H
),1.93-1.80(m,1H),1.78-1.65(m,1H),1.62-1
.49(m,1H)。
【2554】
実施例527:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(3-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2555】
【2556】
実施例506と同様のものを使用し、工程Aにおいて、6-フェノキシピリジン-3-
アミンの代わりに3-フェノキシアニリンを使用して、標記化合物を調製した。MS(E
SI):C29H25N5O4Sの質量計算値、539.6;m/z実測値、540.2
[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.18(br
.s.,1H),8.35(d,J=5.56Hz,1H),8.03-8.15(m,
1H),7.61(t,J=8.08Hz,1H),7.40-7.47(m,2H),
7.24(d,J=8.59Hz,1H),7.15-7.22(m,3H),7.09
-7.15(m,2H),6.72-6.88(m,1H),6.06-6.16(m,
2H),5.65-5.73(m,1H),4.43-4.52(m,0.5H),4.
17-4.27(m,0.5H),3.94-4.11(m,1H),3.72-3.8
4(m,1H),3.04-3.15(m,0.5H),2.92-3.04(m,0.
5H),2.71-2.84(m,0.5H),2.60-2.70(m,0.5H),
1.88-1.98(m,1H),1.73-1.84(m,1H),1.57-1.7
3(m,1H),1.35-1.51(m,1H)。
【2557】
実施例528:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(5-フェノキシピラジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2558】
【2559】
工程A:5-フェノキシピラジン-2-アミン。ジオキサン中のフェノール(1.75
g、18.6mmol)、5-ブロモピラジン-2-アミン(3.0g、17mmol)
、Cs2CO3(7.85g、24.1mmol)、CuI(330mg、1.72mm
ol)、N,N-ジメチルグリシン(180mg、1.75mmol)の混合物をN2で
スパージし、N2下で115℃に2時間加熱した。室温まで冷却した後、混合物をフラッ
シュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(2.0g
、収率62%)。
【2560】
工程B:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-
(5-フェノキシピラジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程C~Iと同
様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシ-アニリンの代わりに、5-フ
ェノキシピラジン-2-アミンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R
)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりにtert
-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合
物を調製した。MS(ESI):C27H23N7O4Sの質量計算値、541.6;m
/z実測値、542.7[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ
8.51-8.44(m,1H),8.38-8.26(m,2H),7.52-7.
39(m,2H),7.33-7.20(m,3H),6.86-6.70(m,1H)
,6.39-6.31(m,1H),6.25-6.11(m,1H),5.80-5.
65(m,1H),4.57-3.85(m,3H),3.22-3.10(m,1H)
,2.99-2.79(m,1H),2.14-2.00(m,1H),1.91-1.
81(m,1H),1.8-1.66(m,1H),1.64-1.50(m,1H)。
【2561】
実施例529:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-
イソプロピルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2562】
【2563】
実施例1の方法1、工程E~Iと同様の方法で、工程Cにおいて3-イソプロピルアニ
リンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フル
オロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチル(3R)-3-ア
ミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ES
I):C26H27N5O3Sの質量計算値、489.6;m/z実測値、490.2[
M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.32-8.26(m
,1H),7.57-7.48(m,1H),7.46-7.39(m,1H),7.3
3-7.28(m,1H),7.23-7.19(m,1H),6.83-6.74(m
,1H),6.27-6.15(m,1H),6.11-6.05(m,1H),5.7
9-5.67(m,1H),4.43-4.18(m,1H),4.18-3.90(m
,2H),3.24-3.10(m,1H),3.03-2.83(m,2H),2.1
2-1.99(m,1H),1.91-1.82(m,1H),1.77-1.66(m
,1H),1.65-1.51(m,1H)1.31-1.26(m,6H)。
【2564】
実施例530:(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-N-(1-(ビニルスルホニル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2565】
【2566】
工程A:(R)-tert-ブチル3-(5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。実施例1の
方法1、工程A~G(*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル分割法Aを含
む)と同様の方法で、工程Gにおけるtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5
-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル(3R)
-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
【2567】
工程B:(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-N-(1-(ビニルスルホニル)ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。6MのHCl
(15mL、MeOH中)中の(R)-tert-ブチル3-(5-(*S)-(2-メ
チル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシ
レート(100mg、0.167mmol)の溶液を濃縮乾固させて、黄色の固体を得た
。残渣をDCM(30mL)で希釈し、トリエチルアミン(84mg、0.84mmol
)を添加し、続けて塩化エテンスルホニル(21mg、0.17mmol)を添加した。
反応物を室温で1時間撹拌した後、濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで
精製して、標記化合物を白黄色の固体として得た(54mg、収率54%)。MS(ES
I):C29H27N5O5S2の質量計算値、589.7;m/z実測値、590.4
[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.33(d,J=5
.6Hz,1H),7.49-7.34(m,2H),7.33-7.25(m,1H)
,7.24-7.14(m,1H),7.13-7.02(m,3H),7.00-6.
93(m,1H),6.74-6.57(m,1H),6.18(d,J=16.6Hz
,1H),6.13-6.02(m,2H),4.14-4.00(m,1H),3.8
3-3.68(m,1H),3.63-3.47(m,1H),2.79-2.58(m
,2H),2.12(s,3H),2.03-1.85(m,2H),1.75-1.6
4(m,1H),1.63-1.50(m,1H)。
【2568】
実施例531:(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N-(1-ア
クリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2569】
【2570】
実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに、[1,1’-ビフェニル]-3-アミン(中間体46)を使
用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピ
ペリジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピロ
リジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C
28H23N5O3Sの質量計算値、509.6;m/z実測値、510.9[M+H]
+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.26(d,J=5.6Hz,
1H),7.82-7.76(m,1H),7.73-7.58(m,4H),7.49
-7.30(m,4H),6.68-6.50(m,1H),6.32-6.21(m,
1H),6.15(d,J=5.6Hz,1H),5.78-5.65(m,1H),4
.67-4.55(m,1H),4.00-3.45(m,4H),2.37-2.18
(m,1H),2.17-1.97(m,1H)。
【2571】
実施例532:(R,E)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-N-(1-(4-メチルスルホアミド)ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-
4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド。
【2572】
【2573】
DCM(10mL)中の(R,E)-N-(1-(4-アミノブテ-2-ノイル)ピロ
リジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド(実施例520)(157mg、0.269mmol)及びトリエチルアミン(55
mg、0.54mmol)の溶液に、メタンスルホニルクロリド(31mg、0.27m
mol)を添加し、室温で15分間撹拌した。混合物をDCMと水との間に分散させ、有
機層を回収し、濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィ後、分取TLCで精製
して、標記化合物を得た(137mg、収率76.0%)。MS(ESI):C32H3
2N6O6S2の質量計算値、660.8;m/z実測値、661.2[M+H]+。1
H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.17(s,1H),8.35
-8.28(m,1H),8.13-7.99(m,1H),7.45-7.39(m,
2H),7.38-7.33(m,1H),7.32-7.27(m,1H),7.20
-7.15(m,1H),7.13-7.08(m,2H),7.08-7.04(m,
1H),6.99-6.92(m,1H),6.64-6.55(m,2H),6.00
-5.91(m,1H),4.51-4.12(m,1H),4.04-3.92(m,
1H),3.79-3.71(m,3H),3.11-2.90(m,1H),2.88
(s,3H),2.76-2.58(m,1H),2.04(s,3H),1.95-1
.88(m,1H),1.80-1.70(m,1H),1.69-1.56(m,1H
),1.46-1.33(m,1H)。
【2574】
実施例533:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(3-プロピルフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2575】
【2576】
実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Cにおいて3-プロピルアニリン
を使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カル
ボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C26H27N5O
3Sの質量計算値、489.6;m/z実測値、491.1[M+H]+。1H NMR
(400MHz,CD3OD):δ 8.29-8.26(d,J=5.6Hz,1H)
,7.53-7.47(m,1H),7.39-7.35(m,1H),7.27-7.
20(m,2H),6.84-6.74(m,1H),6.23-6.15(m,1H)
,6.09-6.06(m,1H),5.76-5.68(m,1H),4.56-4.
26(m,1H),4.20-3.92(m,2H),3.21-3.12(m,1H)
,2.95-2.83(m,1H),2.68(t,J=7.6Hz,2H),2.10
-2.02(m,1H),1.90-1.82(m,1H),1.77-1.63(m,
3H),1.62-1.53(m,1H),0.96(t,J=7.3Hz,3H)。
【2577】
実施例534:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-
シクロブチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2578】
【2579】
工程A:(R)-tert-ブチル3-(5-(3-シクロブチルフェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。撹拌棒、2-クロロ-4-ヨード
-ピリジン-3-カルボニトリル(1.152g、4.356mmol)及び3-シクロ
ブチルアニリン(636mg、4.32mmol)を含むマイクロ波バイアルに、DPE
phos(126mg、0.234mmol)、Pd(OAc)2(40.6mg、0.
181mmol)及びCs2CO3(2.22g、6.81mmol)を添加した。ジオ
キサン(10mL)をシリンジを介して反応混合物に添加し、真空下で1分間脱気し、次
に窒素に通気した。得られた混合物を130℃で60分間加熱した。反応物を室温まで冷
却し、tert-ブチル(3R)-3-[(2-スルファニルアセチル)アミノ]ピペリ
ジン-1-カルボキシレート(中間体22)(1.5g、0.411mmol)(ジオキ
サン溶液(6mL)として)で処理し、排気した後に窒素でフラッシュした。次に、この
反応物を130℃で1時間撹拌した後、固体CDI(2.19g、13.5mmol)で
一度に処理し、再封止し、90℃で30分間撹拌した。反応物をEtOAc(100mL
)及び飽和重炭酸ナトリウム水溶液(100mL)で希釈し、有機相を回収した。水層を
EtOAc(100mL)で抽出し、合わせた有機物を無水MgSO4で乾燥させ、濃縮
乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を得た(1.49
mg、収率62.3%)。
【2580】
工程B:(R)-5-(3-シクロブチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド。ジオキサン(11mL)中の(R)-tert-ブチル3-(
5-(3-シクロブチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキ
シレート(1.163mg、2.124mmol)の溶液を4MのHCl-ジオキサン(
11mL)で処理した。反応混合物を室温で2.5時間撹拌した。Et2O(20mL)
を添加し、形成された黄色の沈殿物を濾過により単離し、真空下で終夜乾燥させて、標記
化合物(858.5mg、収率77.68%)を得た。
【2581】
工程C:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-シクロ
ブチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程1と同様の方法で、
標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H27N5O3Sの質量計算値、501
.6;m/z実測値、502.1[M+H]+。1H NMR(600MHz,CD3O
D):δ 8.35-8.23(d,J=5.5Hz,1H),7.59-7.50(m
,1H),7.46-7.38(d,J=7.8Hz,1H),7.33-7.27(s
,1H),7.25-7.19(d,J=7.8Hz,1H),6.85-6.74(m
,1H),6.26-6.17(m,1H),6.15-6.07(d,J=5.6Hz
,1H),5.80-5.68(m,1H),4.60-4.27(m,1H),4.2
3-3.92(m,2H),3.71-3.62(m,1H),3.24-3.12(m
,1H),3.00-2.83(m,1H),2.45-2.32(m,2H),2.2
7-2.16(m,2H),2.14-2.02(m,2H),1.96-1.83(m
,2H),1.81-1.70(m,1H),1.67-1.52(m,1H)。
【2582】
実施例535:(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N
-(1-トリジュウテリオメチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2583】
【2584】
MeOH(2.5mL)中の(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフ
ェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例98)(10
0mg、0.187mmol)及びジジュウテリオホルムアルデヒド(1.1mL、H2
O中37重量%)の溶液を室温で3時間撹拌した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(49
mg、0.74mmol)を添加し、混合物を室温で2時間撹拌した。濃縮乾固し、残渣
をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(
65mg、収率97%)。MS(ESI):C28H24D3N5O3Sの質量計算値、
516.6;m/z実測値、517.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,C
D3OD):δ 8.32(d,J=5.6Hz,1H),7.45-7.33(m,2
H),7.33-7.25(m,1H),7.23-7.12(m,1H),7.10-
7.02(m,3H),6.99-6.91(m,1H),6.06(d,J=5.5H
z,1H),4.28-4.16(m,1H),3.37-3.32(m,1H),3.
18-3.05(m,1H),2.76-2.58(m,2H),2.10(s,3H)
,2.03-1.93(m,2H),1.84-1.72(m,1H),1.70-1.
58(m,1H)。
【2585】
実施例536:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
【2586】
【2587】
実施例534、工程A~Cで見られる手順を使用し、工程Aにおいて3-シクロブチル
アニリンの代わりに2-メチル-4-フェノキシ-アニリンを使用して、標記化合物を調
製した。MS(ESI):C30H27N5O4Sの質量計算値、553.6;m/z実
測値、554.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,MeOD)δ 8.33
(d,J=5.6Hz,1H),7.43-7.33(m,3H),7.22(d,J=
8.5Hz,1H),7.17-7.09(m,1H),7.06-7.00(m,3H
),6.87-6.75(m,1H),6.27-6.15(m,2H),5.80-5
.70(m,1H),4.59-4.27(m,1H),4.22-3.92(m,2H
),3.24-3.12(m,1H),3.01-2.85(m,1H),2.32(s
,3H),2.15-2.03(m,1H),1.95-1.51(m,3H)。
【2588】
実施例537:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(5-フェニルピリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2589】
【2590】
標記化合物を得るために、実施例526で見られる工程Aを使用し、4-フェニルピリ
ジン-2-アミンの代わりに5-フェニルピリジン-3-アミンを使用し、実施例1の方
法1、工程E~Iを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-ア
ミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチル(
3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製し
た。MS(ESI):C28H24N6O3Sの質量計算値、524.6;m/z実測値
、525.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 9.05
-8.92(m,1H),8.70-8.54(m,1H),8.40-8.28(m,
1H),8.28-8.22(m,1H),7.77-7.66(m,2H),7.55
-7.41(m,3H),6.83-6.69(m,1H),6.29-6.22(m,
1H),6.21-6.15(m,1H),5.79-5.65(m,1H),4.31
-3.88(m,3H),3.22-3.06(m,1H),2.96-2.82(m,
1H),2.10-1.98(m,1H),1.93-1.81(m,1H),176-
1.65(m,1H),1.61-1.51(m,1H)。
【2591】
実施例538:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(3-(ピリジン-3-イル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2592】
【2593】
実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシ-アニリンの代わりに、3-(3-ピリジル)アニリンを使用し、工程Gにおいて
tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボ
キシレートの代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキ
シレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C28H24N6O3S
の質量計算値、524.6;m/z実測値、525.4[M+H]+。1H NMR(4
00MHz,CD3OD):δ 8.87(s,1H),8.61-8.47(m,1H
),8.37-8.25(m,1H),8.22-8.08(m,1H),7.95-7
.68(m,3H),7.60-7.46(m,2H),6.89-6.69(m,1H
),6.27-6.12(m,2H),5.82-5.64(m,1H),4.56-4
.49(m,1H),4.36-4.13(m,1H),4.02-3.90(m,1H
),3.24-3.10(m,1H),2.98-2.83(m,1H),2.13-1
.96(m,1H),1.92-1.83(m,1H),1.79-1.67(m,1H
),1.64-1.51(m,1H)。
【2594】
実施例539:(R)-N-(1-(エチルスルホニル)ピペリジン-3-イル)-5
-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2595】
【2596】
実施例530で見られる手順における工程A~Bを使用し、工程Bにおいてエタンスル
ホニルクロリドを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H29N5
O5S2の質量計算値、591.7;m/z実測値、592.2[M+H]+。1H N
MR(400MHz,CD3OD及びDMSO-d6):δ 8.29-8.23(m,
1H),7.39-7.33(m,2H),7.29-7.24(m,1H),7.14
-7.09(m,1H),7.06-7.02(m,2H),7.02-6.99(m,
1H),6.92-6.89(m,1H),5.95-5.91(m,1H),3.92
-3.84(m,1H),3.72-3.67(m,1H),3.54-3.47(m,
1H),2.97(q,J=7.4Hz,2H),2.78-2.71(m,1H),2
.71-2.65(m,1H),2.02(s,3H),1.92-1.85(m,1H
),1.81-1.73(m,1H),1.57-1.48(m,2H),1.18(t
,J=7.3Hz,3H)。
【2597】
実施例540:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(3-(ピリジン-2-イル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2598】
【2599】
工程A:(R)-tert-ブチル(3-(5-(3-ブロモフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。DMF(5mL)中の5-(3-ブロ
モフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボン酸(中間体57)(1.5g、3.8mmol)、ter
t-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレート(0.77g、3.
8mmol)、トリエチルアミン(0.78g、7.7mmol)、及びHATU(1.
46g、3.84mmol)の溶液を室温で3時間撹拌した。水を添加し、沈殿物を濾過
して、標記化合物を淡黄色の固体として得た(1.6g、収率73%)。
【2600】
工程B:(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(3-ピリジン-
2-イル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド。DMF(5mL)中の(R)-tert-ブチル3-
(5-(3-ブロモフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレ
ート(400mg、0.70mmol)、トリメチル(2-ピリジル)シラン(186m
g、0.770mmol)、及びPd(PPh3)4(40mg、0.035mmol)
の溶液を、110℃で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮乾固させ、残渣をフラッシュカ
ラムクロマトグラフィで精製して、黄色の固体として中間体を得た。固体をMeOH(4
mL)及び飽和HCl水溶液(4mL)に溶解し、得られた混合物を50℃で30分間加
熱した。混合物を濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化
合物を得た(240mg、収率73%)。
【2601】
工程C:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-
(3-(ピリジン-2-イル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。標記化合物を得るために、実施例
1の方法1、工程Iと同様の方法で、(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル
)-5-(3-(ピリジン-2-イル)-フェニル-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミドを使用して、標記化合物を
調製した。MS(ESI):C28H24N6O3Sの質量計算値、524.6;m/z
実測値、525.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8
.61-8.54(m,1H),8.20(d,J=5.6Hz,1H),8.16-8
.07(m,2H),7.91-7.77(m,2H),7.71-7.63(m,1H
),7.56-7.48(m,1H),7.35-7.25(m,1H),6.82-6
.68(m,1H),6.23-6.09(m,2H),5.76-5.60(m,1H
),4.58-4.16(m,2H),3.97-3.89(m,1H),3.17-3
.04(m,1H),2.93-2.74(m,1H),2.08-2.01(m,1H
),1.85-1.76(m,1H),1.74-1.62(m,1H),1.56-1
.44(m,1H)。
【2602】
実施例541:(R,E)-5-(3-クロロ-4-フェノキシフェニル)-N-(1
-(4-ジメチルアミノ)ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド。
【2603】
【2604】
標記化合物を得るために、実施例75と同様の方法を使用し、(E)-4-(ジメチル
アミノ)ブタ-2-エン酸及び(R)-5-(3-クロロ-4-フェノキシフェニル)-
4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例581)を使用して、標
記化合物を調製した。MS(ESI):C32H31ClN6O4Sの質量計算値、63
1.1;m/z実測値、631.6[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3
OD):δ 8.41(s,1H),8.37-8.27(m,1H),7.77-7.
60(m,1H),7.48-7.31(m,3H),7.25-7.10(m,2H)
,7.09-6.89(m,2H),6.92-6.78(m,1H),6.77-6.
60(m,1H),6.32-6.18(m,1H),4.54-3.86(m,3H)
,3.78-3.60(m,2H),3.25-3.06(m,1H),2.98-2.
80(m,1H),2.77-2.60(m,6H),2.15-1.97(m,1H)
,1.95-1.83(m,1H),1.81-1.46(m,2H)。
【2605】
実施例542:(R)-N-(1-イソプロピルピペリジン-3-イル)-5-(*S
)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2606】
【2607】
(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例98)(90mg、0.18)、MeOH
(2mL)、及びアセトン(3mL)の溶液に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム
(76mg、0.36mmol)を添加した。反応混合物を終夜室温に維持した後、濃縮
乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体とし
て得た(75mg、収率71%)。MS(ESI):C30H31N5O3Sの質量計算
値、541.7;m/z実測値、542.3[M+H]+。1H NMR(400MHz
,CD3OD):δ 8.48(s,1H),8.33(d,J=5.6Hz,1H),
7.46-7.36(m,2H),7.33-7.26(m,1H),7.21-7.1
4(m,1H),7.12-7.04(m,3H),7.01-6.93(m,1H),
6.07(d,J=5.6Hz,1H),4.40-4.26(m,1H),3.54-
3.40(m,2H),3.36-3.31(m,1H),3.01-2.79(m,2
H),2.11(s,3H),2.09-2.01(m,2H),1.95-1.80(
m,1H),1.76-1.64(m,1H),1.39-1.31(m,6H)。
【2608】
実施例543:N-((3S,4S)-1-アクリロイル-4-フルオロピロリジン-
3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2609】
【2610】
工程A:(3S,4S)-tert-ブチル3-フルオロ-4-(4-オキソ-5-(
4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド)ピロリジン-1-カルボキシレート。(3S,4
S)-tert-ブチル3-アミノ-4-フルオロピロリジン-1-カルボキシレート(
11.85mL、1.185mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.622mL
、3.56mmol)、及びTHF(5mL)の溶液に、4-オキソ-5-(4-フェノ
キシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボニルクロリド(中間体40)(0.500g、1.19mmol)を0
℃で滴下し、30分間撹拌した。飽和NaHCO3で反応をクエンチし、DCMで抽出し
、濃縮乾固させ、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白
色の固体として得た(480mg、収率69%)。
【2611】
工程B:N-((3S,4S)-4-フルオロピロリジン-3-イル)-4-オキソ-
5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(20mL)中の(3S,4S)-
tert-ブチル3-フルオロ-4-(4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド)ピロリジン-1-カルボキシレート(400mg、0.68mmol)の溶液
に、TFA(11mL)を室温で滴下し、室温で更に30分間撹拌した。反応物を濃縮乾
固させ、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物をオフホワイ
ト色の固体として得た(300mg、収率90%)。
【2612】
工程C:N-((3S,4S)-1-アクリロイル-4-フルオロピロリジン-3-イ
ル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工
程Iと同様の方法で、N-((3S,4S)-4-フルオロピロリジン-3-イル)-4
-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミドを使用して、標記化合物を調製し
た。MS(ESI):C28H22FN5O4Sの質量計算値、543.6;m/z実測
値、544.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 9.6
3(s,1H),8.28(dd,J=5.5,2.1Hz,1H),8.03-7.9
6(m,1H),7.44-7.28(m,4H),7.22-7.06(m,5H),
6.36(dd,J=7.2,5.0Hz,1H),6.10(d,J=5.5Hz,1
H),5.72(td,J=8.3,4.5Hz,1H),5.34-5.22(m,1
H),4.84(dt,J=1.5,6.0Hz,1H),4.67(dt,J=10.
8,5.2Hz,1H),4.05-3.69(m,4H)。
【2613】
実施例544:(S)-1-アクリロイル-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-イル)ピロリジン-3-カルボキサミド。
【2614】
【2615】
工程A:(S)-tert-ブチル3-((5-(2-メチル-4-フェノキシフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-イル)カルバモイル)ピロリジン-1-カルボキシレート。無水DMF(3
mL)中の(3S)-1-tert-ブトキシカルボニルピロリジン-3-カルボン酸(
33.3mg、0.155mmol)、HATU(73.6mg、0.194mmol)
、及びトリエチルアミン(39mg、0.39mmol)の溶液を室温で10分間撹拌し
、次に2-アミノ-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-4(5H)-オン(中間体56)(50mg、0.
13mmol)を添加し、混合物を2時間撹拌した。混合物をフラッシュカラムクロマト
グラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(42mg、収率56%)。
【2616】
工程B:(S)-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)
ピロリジン-3-カルボキサミド。MeOH(12mL)中の6MのHCl中の(S)-
tert-ブチル3-((5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)
カルバモイル)ピロリジン-1-カルボキシレート(42mg、0.072mmol)の
溶液を濃縮乾固して、標記化合物を黄色の固体として得(35mg、収率100%)、そ
れを更に精製することなく次の工程で使用した。
【2617】
工程C:(S)-1-アクリロイル-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-イル)ピロリジン-3-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程1と同様
の方法で、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H25N5O4Sの質量計算
値、539.6;m/z実測値、540.4[M+H]+。1H NMR(400MHz
,CD3OD):δ 8.17-8.07(m,1H),7.44-7.32(m,2H
),7.28-7.21(m,1H),7.18-7.11(m,1H),7.11-7
.00(m,3H),6.97-6.89(m,1H),6.68-6.54(m,1H
),6.32-6.23(m,1H),5.98-5.88(m,1H),5.78-5
.68(m,1H),3.99-3.79(m,2H),3.78-3.61(m,2H
),3.58-3.49(m,0.5H),3.25-3.17(m,0.5H),2.
38-2.16(m,2H),2.12(s,3H)。
【2618】
実施例545:(R)-1-アクリロイル-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-イル)ピロリジン-3-カルボキサミド。
【2619】
【2620】
標記化合物を得るために、実施例544で見られる手順の工程A~Cを使用し、工程A
において、(3S)-1-tert-ブトキシカルボニルピロリジン-3-カルボン酸の
代わりに(3R)-1-tert-ブトキシカルボニルピロリジン-3-カルボン酸を使
用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H25N5O4Sの質量計算値
、539.6;m/z実測値、540.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,
CD3OD):δ 8.21-8.06(m,1H),7.44-7.32(m,2H)
,7.25(d,J=8.3Hz,1H),7.20-7.15(m,1H),7.12
-7.01(m,3H),7.00-6.93(m,1H),6.68-6.54(m,
1H),6.34-6.20(m,1H),5.97-5.87(m,1H),5.80
-5.68(m,1H),3.99-3.80(m,2H),3.79-3.65(m,
2H),3.59-3.48(m,0.5H),3.27-3.18(m,0.5H),
2.37-2.16(m,2H),2.13(s,3H)。
【2621】
実施例546:(R)-N-(1-(2-メチルアミノ)アセチル)ピペリジン-3-
イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2622】
【2623】
マイクロ波バイアルに、(R)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例860)(150mg、0.309mmo
l)、サルコシン(41.3mg、0.463mmol)、THF(4mL)、及びHA
TU(352mg、0.927mmol)を添加し、反応混合物をマイクロ波中、100
℃で5分間加熱した。反応物をDCMで希釈し、水で洗浄し、フラッシュカラムクロマト
グラフィで精製して、標記化合物を得た(125mg、収率72.7%)。MS(ESI
):C29H28N6O4Sの質量計算値、556.6;m/z実測値、557.0[M
+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):δ 8.15(dd,J=29
.9,5.6Hz,1H),7.48(s,1H),7.34-7.26(m,4H),
7.24-6.96(m,7H),5.95(dd,J=2.3,5.5Hz,1H),
5.31(s,3H),3.75-3.68(m,1H),3.58-3.45(m,2
H),3.44-3.19(m,4H),1.89(p,J=6.3,5.6Hz,2H
),1.81-1.59(m,2H)。
【2624】
実施例547:N-((R)-1-((S)-3-ヒドロキシ-2-メチルプロパノイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド。
【2625】
【2626】
DMF(3mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869)(100mg、0.1
87mmol)、(2S)-3-ヒドロキシ-2-メチル-プロパン酸(35.0mg、
0.279mmol)、HATU(106mg、0.279mmol)、及びトリエチル
アミン(0.052mL、0.37mmol)の溶液を室温で終夜撹拌した後、フラッシ
ュカラムクロマトグラフィを使用して精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(4
0mg、収率100%)。MS(ESI):C31H31N5O5Sの質量計算値、58
5.7;m/z実測値、586.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3
OD):δ 8.32(d,J=5.5Hz,1H),7.44-7.36(m,2H)
,7.33-7.24(m,1H),7.20-7.12(m,1H),7.12-7.
02(m,3H),7.02-6.93(m,1H),6.07(d,J=5.5Hz,
1H),4.39-4.26(m,1H),4.24-3.89(m,2H),3.79
-3.66(m,1H),3.58-3.47(m,1H),3.17-2.96(m,
2H),2.95-2.68(m,1H),2.11(s,3H),2.07-1.99
(m,1H),1.94-1.78(m,1H),1.75-1.52(m,2H),1
.11-0.99(m,3H)。
【2627】
実施例548:N-((3S,4S)-1-アクリロイル-4-メトキシピロリジン-
3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2628】
【2629】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Aにお
いて5-フルオロ-2-ニトロトルエンの代わりに4-フルオロニトロベンゼンを使用し
、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリ
ジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル(3S,4S)-3-アミノ
-4-メトキシ-シクロペンタンカルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
MS(ESI):C29H25N5O5Sの質量計算値、555.6;m/z実測値、5
56.15[M+H]+。1H NMR(600MHz,CDCl3):δ 9.67(
s,1H),9.60(s,1H),8.30(dd,J=5.5,1.6Hz,1H)
,7.97-7.92(m,1H),7.44-7.34(m,2H),7.32(dd
t,J=10.1,7.9,3.3Hz,2H),7.21-7.07(m,5H),6
.41-6.30(m,2H),6.10(dd,J=5.4,1.1Hz,1H),5
.69(td,J=7.8,4.8Hz,1H),4.07(d,J=4.3Hz,1H
),4.00-3.92(m,1H),3.84-3.70(m,2H),3.67-3
.53(m,1H),3.49(d,J=32.6Hz,3H)。
【2630】
実施例549:(R,Z)-N-(1-(4-アミノ-2-フルオロブテ-2-ノイル
)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド。
【2631】
【2632】
工程A:(R,Z)-tert-ブチル(3-フルオロ-4-(3-(5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-4-
オキソブタ-2-エン-1-イル)カルバメート。無水DMF(5mL)中の(E)-4
-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-フルオロ-ブタ-2-エン酸(中間体
52)(105mg、0.480mmol)、HATU(182mg、0.480mmo
l)、及びトリエチルアミン(202mg、2.00mmol)の溶液を室温で10分間
撹拌した後、(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869)(200mg、0.40mmol
)を添加し、混合物を2時間撹拌した。反応混合物をフラッシュカラムクロマトグラフィ
で精製して、標記化合物を明黄色の固体として得た(124mg、収率24.0%)。
【2633】
工程B:(R,Z)-N-(1-(4-アミノ-2-フルオロブテ-2-ノイル)ピペ
リジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド。MeOH(10mL)中の6NのHCl中の(R,Z)-tert-ブチル(3-
フルオロ-4-(3-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド)ピペリジン-1-イル)-4-オキソブタ-2-エン-1-イル)カルバメート
(124mg、0.0973mmol)の溶液を、50℃で濃縮乾固させて、フラッシュ
カラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を明黄色の固体として得た(25mg、
収率98%)。MS(ESI):C31H29FN6O4Sの質量計算値、600.7;
m/z実測値、601.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):
δ 8.32-8.19(m,1H),7.42-7.33(m,2H),7.30-7
.21(m,1H),7.18-7.12(m,1H),7.11-7.01(m,3H
),6.99-6.90(m,1H),6.07-5.93(m,1H),5.80-5
.64(m,1H),4.35-3.88(m,3H),3.65-3.40(m,2H
),3.27-2.94(m,2H),2.11(s,3H),2.07-1.86(m
,2H),1.85-1.69(m,1H),1.67-1.52(m,1H)。
【2634】
実施例550:(R,Z)-N-(1-(4-アミノ-2-クロロブテ-2-ノイル)
ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド。
【2635】
【2636】
実施例75と同様の方法を使用し、(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニ
ル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869)を使用し
、(Z)-4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-クロロ-ブタ-2-エン
酸(中間体53)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C31H29C
lN6O4Sの質量計算値、617.1;m/z実測値、617.4[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.40-8.29(m,2H),7.4
4-7.36(m,2H),7.32-7.26(m,1H),7.22-7.14(m
,1H),7.12-7.03(m,3H),7.01-6.95(m,1H),6.3
6-6.15(m,1H),6.12-6.05(m,1H),4.31-3.70(m
,5H),3.09-2.78(m,2H),2.19-2.04(m,4H),1.9
7-1.86(m,1H),1.85-1.73(m,1H),1.72-1.57(m
,1H)。
【2637】
実施例551:(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N-(1-(
2-メチルアミノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2638】
【2639】
工程A:(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-N-(
ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程C~Hに記載されるものと
同様の条件を使用して、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに
[1,1’-ビフェニル]-3-アミン(中間体46)を使用し、工程Gにおいてter
t-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレー
ト(中間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボ
キシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C26H23N5O2
Sの質量計算値、469.56;m/z実測値、470.3[M+H]+。
【2640】
工程B:(R)-tert-ブチルメチル-(2-(3-(5-([1,1’-ビフェ
ニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-2-オキソエチ
ル)(メチル)カルバメート。DMF(5mL)中の2-[tert-ブトキシカルボニ
ル(メチル)アミノ]酢酸(中間体21)(0.189g、1.00mmol)、HAT
U(0.38g、1.0mmol)及びトリエチルアミン(0.202g、2.00mm
ol)の溶液に、(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-
N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド(0.47g、1.0mmol)を添加し、室
温で30分間撹拌した。反応物を順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)に
より精製し、標記化合物を得た(0.577g、収率90.0%)。
【2641】
工程C:(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N-(1-(2-メ
チルアミノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。MeOH(1
5mL)中の(R)-tert-ブチル(2-(3-(5-([1,1’-ビフェニル]
-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-2-オキソエチル)(
メチル)カルバメート(0.256g、0.400mmol)の溶液に、飽和HCl水溶
液(1.5mL)を添加した。混合物を濃縮乾固させ、残渣をDCMとNH3 10%水
溶液との間に分散させた。有機層を回収し、分取TLCで精製して、標記化合物を得た(
86mg、収率39%)。MS(ESI):C29H28N6O3Sの質量計算値、54
0.6;m/z実測値、541.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMS
O-d6):δ 8.95-8.60(br,1H),8.36-8.27(m,1H)
,8.27-8.10(m,1H),7.88-7.79(m,1H),7.79-7.
73(m,1H),7.70-7.62(m,3H),7.48-7.34(m,4H)
,6.11-6.02(m,1H),4.46-3.94(m,3H),3.92-3.
73(m,1H),3.72-3.50(m,1H),3.20-2.92(m,2H)
,2.87-2.63(m,1H),2.53(s,3H),1.97-1.87(m,
1H),1.80-1.60(m,2H),1.55-1.35(m,1H)。
【2642】
実施例552:(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N-(1-メ
チルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2643】
【2644】
工程A:(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-N-(
ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程C~Hに記載されるものと
同様の条件を使用して、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに
[1,1’-ビフェニル]-3-アミン(中間体46)を使用し、工程Gにおいてter
t-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレー
ト(中間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボ
キシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C26H23N5O2
Sの質量計算値、469.56;m/z実測値、470.3[M+H]+。
【2645】
工程B:(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N-(1-メチルピ
ペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(10mL)中の(R)-5-(
[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド(188mg、0.400mmol)の溶液に、ホルムアルデヒド(2mL、H
2O中37重量%)及びNaBH(OAc)3(339mg、1.60mmol)を添加
し、室温で4時間撹拌した。混合物にDCM(50mL)、MeOH(5mL)、及び水
(30mL)を添加した。有機層を回収し、濃縮乾固させ、TLC(MeOH/DCM=
1/20)で精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(69mg、収率35%)。
MS(ESI):C27H25N5O2Sの質量計算値、483.6;m/z実測値、4
84.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.29
-8.23(m,1H),8.08-7.98(m,1H),7.84-7.79(m,
1H),7.77-7.73(m,1H),7.70-7.63(m,3H),7.49
-7.43(m,2H),7.43-7.34(m,2H),6.07-5.99(m,
1H),3.97-3.89(m,1H),3.43(br,1H),2.86-2.8
0(m,1H),2.70-2.63(m,1H),2.20(s,3H),1.99-
1.85(m,2H),1.80-1.73(m,1H),1.72-1.64(m,1
H),1.56-1.45(m,1H),1.39-1.28(m,1H)。
【2646】
実施例553:(R)-5-(3’-メチル-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2647】
【2648】
ジオキサン(10mL)及びH2O(1mL)中の(R)-tert-ブチル3-(5
-(3-ブロモフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート
(実施例540、工程A)(400mg、0.70mmol)、m-トリルボロン酸(1
05mg、0.770mmol)、Pd(dppf)Cl2(29mg、0.035mm
ol)、及びNa2CO3(148mg、1.40mmol)の溶液を110℃で2時間
撹拌した。反応混合物を濃縮乾固させ、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製
した。固体をMeOH(4mL)及び飽和HCl水溶液(4mL)に溶解し、混合物を5
0℃まで加熱し、30分間撹拌した。反応混合物を濃縮乾固させ、残渣をフラッシュカラ
ムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を得た(280mg、収率80%)。MS(
ESI):C27H25N5O2Sの質量計算値、483.6;m/z実測値、484.
3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.21(d,J=
5.6Hz,1H),7.79-7.74(m,1H),7.68-7.61(m,2H
),7.48-7.45(m,1H),7.44-7.41(m,1H),7.37-7
.28(m,2H),7.19-7.14(m,1H),6.10(d,J=5.6Hz
,1H),4.19-4.10(m,1H),3.28-3.25(m,1H),3.1
3-3.03(m,1H),2.85-2.73(m,2H),2.38(s,3H),
2.06-1.97(m,1H),1.97-1.87(m,1H),1.75-1.6
6(m,2H)。
【2649】
実施例554:(R)-5-(2’-メチル-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2650】
【2651】
標記化合物を得るために、実施例553、工程Bで見られる手順を使用し、m-トリル
ボロン酸の代わりにo-トリルボロン酸を使用して、標記化合物を調製した。MS(ES
I):C27H25N5O2Sの質量計算値、483.6;m/z実測値、484.3[
M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.21(d,J=5.
6Hz,1H),7.68-7.61(m,1H),7.52-7.43(m,1H),
7.43-7.30(m,2H),7.29-7.19(m,4H),6.10(d,J
=5.6Hz,1H),4.16-4.04(m,1H),3.27-3.21(m,1
H),3.08-3.00(m,1H),2.83-2.69(m,2H),2.29(
s,3H),2.06-1.98(m,1H),1.95-1.85(m,1H),1.
75-1.63(m,2H)。
【2652】
実施例555:5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ
-N-((R)-1-((E)-4-((4aR,7aS)-テトラヒドロ-2H-[1
,4]ジオキシノ[2,3-c]ピロール-6(3H)-イル)ブテ-2-ノイル)ピロ
リジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド。
【2653】
【2654】
実施例75と同様の方法を使用し、(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノ
キシフェニル)-4-オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(中間体36)
及び(E)-4-((4aR,7aS)-テトラヒドロ-2H-[1,4]ジオキシノ[
2,3-c]ピロール-6(3H)-イル)ブタ-2-エン酸(中間体72)を使用して
、標記化合物を調製した。MS(ESI):C36H36N6O6Sの質量計算値、68
0.8;m/z実測値、681.5[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3
OD):δ 8.35-8.27(m,1H),7.45-7.26(m,3H),7.
20-6.93(m,5H),6.87-6.73(m,1H),6.62-6.45(
m,1H),6.11-6.01(m,1H),4.68-4.55(m,1H),4.
20-4.07(m,2H),4.00-3.71(m,4H),3.62-3.41(
m,6H),3.14-3.01(m,2H),3.01-2.88(m,2H),2.
39-2.01(m,5H)。
【2655】
実施例556:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(2-フェノキシピリミジン-5-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2656】
【2657】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~Gと同様の方法で、工程Aにお
いて5-メチル-2-ニトロトルエンの代わりに2-クロロ-5-ニトロ-ピリミジンを
使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-
ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに1-[(3R)-3-アミノピリジル]プ
ロパ-2-エン-1-オン(中間体15)を使用して、標記化合物を調製した。MS(E
SI):C27H23N7O4Sの質量計算値、541.6;m/z実測値、542.2
[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.71(s,2H)
,8.36-8.31(m,1H),7.49-7.39(m,2H),7.31-7.
20(m,3H),6.83-6.68(m,1H),6.38-6.32(m,1H)
,6.22-6.12(m,1H),5.77-5.64(m,1H),4.35-3.
86(m,3H),3.18-3.12(m,1H),2.96-2.80(m,1H)
,2.11-1.99(m,1H),1.90-1.80(m,1H),1.79-1.
64(m,1H),1.62-1.48(m,1H)。
【2658】
実施例557:N-((3R,5R)-1-アクリロイル-5-ヒドロキシピペリジン
-3-イル)-5-(4-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド。
【2659】
【2660】
実施例33の工程A~Dのとおりに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジ
ン-1-カルボキシレートの代わりに、(3R,5S)-tert-ブチル3-アミノ-
5-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
MS(ESI):C27H29N5O5Sの質量計算値、535.6;m/z実測値、5
36.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.37(d
,J=5.9Hz,1H),7.27-7.14(m,1H),7.03-6.95(m
,1H),6.94-6.87(m,1H),6.84-6.69(m,1H),6.2
8-6.01(m,2H),5.78-5.62(m,1H),4.71-4.62(m
,1H),4.60-3.81(m,4H),3.25-3.15(m,1H),3.0
2-2.94(m,1H),2.19-1.83(m,5H),1.39-1.29(m
,6H)。
【2661】
実施例558:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(3-
クロロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2662】
【2663】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Aにお
いて5-フルオロ-2-ニトロトルエンの代わりに2-クロロ-1-フルオロ-4-ニト
ロ-ベンゼンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-
5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチル(3R)
-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。M
S(ESI):C28H22ClN5O4Sの質量計算値、560.0;m/z実測値、
560.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.35-
8.30(m,1H),7.69-7.65(m,1H),7.44-7.32(m,3
H),7.20-7.11(m,2H),7.09-7.02(m,2H),6.67-
6.52(m,1H),6.31-6.24(m,1H),6.24-6.20(m,1
H),5.78-5.69(m,1H),4.66-4.55(m,1H),4.02-
3.47(m,4H),2.38-2.20(m,1H),2.19-2.01(m,1
H)。
【2664】
実施例559:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(2-フェニルピリジン-4-イル)-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド。
【2665】
【2666】
工程A:2-フェニルピリジン-4-アミン。トルエン(800mL)中の2-クロロ
ピリジン-4-アミン(64.0g、498mmol)の撹拌した溶液に、フェニルボロ
ン酸(72.9g、597mmol)、Pd(PPh3)4(28.8g、24.9mm
ol)Na2CO3(105.5g、995.6mmol)、及び水(500mL)を添
加し、100℃で16時間加熱した。反応物を室温に冷却し、酢酸エチルで3回抽出し、
合わせた有機相を濃縮乾固させた。残渣を順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(Si
O2)により精製し、標記化合物を白色の固体として得た(60g、収率71%)。
【2667】
工程B:(R)-4-オキソ-5-(2-フェニルピリジン-4-イル)-N-(ピペ
リジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程C~Fと同様の方法で、工程C
において2-メチル-4-フェノキシ-アニリンの代わりに、2-フェニルピリジン-4
-アミンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-
フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに(R)-tert-ブチル3-
アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
【2668】
工程C:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピ
ペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(2-フェニルピリジン-4-イル)-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド。実施例75と同様の方法で、(R)-4-オキソ-5-(2-フェニルピリジン-4
-イル)-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド及び(E)-2-シアノ-3-シク
ロプロピルアクリル酸(中間体17)を3-ヒドロキシプロパン酸の代わりに使用して、
標記化合物を調製した。MS(ESI):C32H27N7O3Sの質量計算値、589
.7;m/z実測値、590.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3O
D):δ 8.88-8.84(m,1H),8.36-8.31(m,1H),8.0
6-8.00(m,3H),7.53-7.41(m,4H),6.58-6.50(m
,1H),6.35-6.29(m,1H),4.23-3.89(m,3H),3.2
2-2.91(m,2H),2.12-1.96(m,2H),1.93-1.82(m
,1H),1.77-1.56(m,2H),1.25-1.15(m,2H),1.0
3-0.92(m,1H),0.92-0.80(m,1H)。
【2669】
実施例560:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-
(シクロヘキシルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2670】
【2671】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Aにお
いて5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びフェノールの代わりにメタンスルホン酸シク
ロヘキシル及び3-ニトロフェノールを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R
,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりにt
ert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標
記化合物を調製した。MS(ESI):C29H31N5O4Sの質量計算値、545.
7;m/z実測値、546.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD
):δ 8.26(d,J=5.6Hz,1H),7.50-7.38(m,1H),7
.11-6.99(m,2H),6.99-6.92(m,1H),6.84-6.71
(m,1H),6.25-6.15(m,1H),6.11(d,J=5.6Hz,1H
),5.77-5.64(m,1H),4.54-4.28(m,2H),4.23-3
.89(m,2H),3.20-3.08(m,1H),2.92-2.81(m,1H
),2.10-1.94(m,3H),1.89-1.67(m,4H),1.61-1
.47(m,4H),1.43-1.26(m,3H)。
【2672】
実施例561:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-
(シクロペンチルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2673】
【2674】
実施例33、工程A~Dと同様に、工程Aにおいて、3-メチル-4-ニトロフェノー
ル及び5-フルオロ-2-ニトロトルエンの代わりに3-ニトロフェノール及び2-ヨー
ドプロパンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C28H29N5O4
Sの質量計算値、531.6;m/z実測値、532.2[M+H]+。1H NMR(
400MHz,CD3OD及びDMSO-d6):δ 8.44-8.33(m,1H)
,7.58-7.48(m,1H),7.16-7.08(m,1H),7.07-6.
97(m,2H),6.90-6.78(m,1H),6.27-6.15(m,2H)
,5.84-5.72(m,1H),4.94-4.84(m,1H),4.38-3.
93(m,3H),3.26-3.06(m,1H),2.97-2.78(m,1H)
,2.14-1.91(m,4H),1.90-1.75(m,6H),1.71-1.
64(m,2H)。
【2675】
実施例562:(R,E)-N-(1-(4-ジメチルアミノ)ブテ-2-ノイル)ピ
ロリジン-3-イル)-5-(4-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド。
【2676】
【2677】
工程(A):(R)-5-(4-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ
-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例33、工程A~Dと同様に、(R)
-tert-ブチル3アミノピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物
を調製した。
【2678】
工程B:(R,E)-N-(1-(4-ジメチルアミノ)ブテ-2-ノイル)ピロリジ
ン-3-イル)-5-(4-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド。実施例75と同様の方法を使用して、(R)-5-(4-イソプロポキシ-2-メ
チルフェニル)-4-オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H
-1,3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド及び(E)-4-(ジ
メチルアミノ)ブタ-2-エン酸を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):
C29H34N6O4Sの質量計算値、562.7;m/z実測値、563.5[M+H
]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.42(s,1H),8.3
3-8.23(m,1H),7.29-7.13(m,1H),7.01-6.86(m
,2H),6.83-6.58(m,2H),6.08-5.97(m,1H),4.7
2-4.53(m,2H),4.09-3.44(m,6H),2.80-2.66(m
,6H),2.42-2.20(m,1H),2.16-2.04(m,4H),1.4
1-1.24(m,6H)。
【2679】
実施例563:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(2’-トリフルオロメチル-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
。
【2680】
【2681】
工程A:(R)-tert-ブチル(3-(5-(3-ブロモフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。DMF(15mL)中の5-(3-ブ
ロモフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体57)(3.5g、9.0mmol)の撹拌
した溶液に、tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレート
(3.6g、18mmol)、HATU(5.1g、13mmol)、及びジイソプロピ
ルエチルアミン(2.3g、18mmol)を添加し、室温で終夜撹拌した。溶媒を除去
し、残留物を酢酸エチルと水の間で分画した。有機層を分離し、生理食塩水で振とうし、
無水Na2SO4で乾燥させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、
標記化合物を黄色の固体として得た(3.0mg、収率58%)。
【2682】
工程B:(R)-tert-ブチル3-(4-オキソ-5-(2’-(トリフルオロメ
チル)-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキ
シレート。ジオキサン(7mL)及びH2O(1mL)中の(R)-tert-ブチル3
-(5-(3-ブロモフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシ
レート(180mg、0.314mmol)、[2-(トリフルオロメチル)フェニル]
ボロン酸(90.0mg、0.474mmol)、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl
2(30.0mg、0.0367mmol)、及びNa2CO3(85mg、0.80m
mol)の溶液をN2でスパージし、120℃で4時間撹拌した。反応物を冷却し、フラ
ッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(150
mg、収率75%)。
【2683】
工程C:(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(2’-(トリフ
ルオロメチル)-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。飽和HCl水溶液
(2mL)及びMeOH(15mL)中の(R)-tert-ブチル3-(4-オキソ-
5-(2’-(トリフルオロメチル)-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド)ピペリジン-1-カルボキシレート(150mg、0.235mmol)の溶液を室
温で約2時間撹拌した。反応混合物を濃縮乾固させ、標記化合物を得(110mg、収率
87%)、それを精製することなく次の工程を実行した。
【2684】
工程D:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-
(2’-トリフルオロメチル-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。標記
化合物を得るために、実施例1の方法1、工程Iと同様の方法で標記化合物を調製した(
67mg、収率55%)。MS(ESI):C30H24F3N5O3Sの質量計算値、
591.6;m/z実測値、592.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,D
MSO-d6):δ 10.11(s,1H),8.33(d,J=5.5Hz,1H)
,8.13-7.99(m,1H),785-7.79(m,1H),7.77-7.6
9(m,1H),7.68-7.58(m,2H),7.54-7.34(m,4H),
6.86-6.65(m,1H),6.13-6.01(m,1H),5.97(d,J
=5.5Hz,1H),5.70-5.58(m,1H),4.51-4.10(m,1
H),4.06-3.88(m,1H),3.84-3.69(m,1H),3.15-
2.89(m,1H),2.81-2.56(m,1H),2.00-1.85(m,1
H),1.82-1.71(m,1H),1.68-1.54(m,1H),1.48-
1.31(m,1H)。
【2685】
実施例564:N-((R)-1-((R)-3-ヒドロキシ-2-メチルプロパノイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド。
【2686】
【2687】
DMF(3mL)中の(R)-3-ヒドロキシ-2-メチルプロパン酸(35mg、0
.28mmol)、HATU(106mg、0.279mmol)及びトリエチルアミン
(0.0521mL、0.347mmol)の溶液に、(R)-5-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例
869)(100mg、0.22mmol)を添加し、室温で終夜撹拌した。混合物を順
相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)により精製し、標記化合物を得た(2
0mg、収率100%)。MS(ESI):C31H31N5O5Sの質量計算値、58
5.7;m/z実測値、586.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3
OD):δ 8.32(d,J=5.1Hz,1H),7.44-7.34(m,2H)
,7.33-7.25(m,1H),7.20-7.13(m,1H),7.12-7.
02(m,3H),7.01-6.92(m,1H),6.06(d,J=5.4Hz,
1H),4.54-4.17(m,2H),4.01-3.91(m,1H),3.78
-3.66(m,1H),3.55-3.45(m,1H),3.19-3.02(m,
2H),2.91-2.78(m,1H),2.11(s,3H),2.07-1.99
(m,1H),1.86-1.66(m,2H),1.62-1.45(m,1H),1
.16-1.02(m,3H)。
【2688】
実施例565:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-
イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2689】
【2690】
実施例534、工程A~Cで見られる手順を使用し、工程Aにおいて3-シクロブチル
アニリンの代わりに3-イソプロポキシアニリンを使用して、標記化合物を調製した。M
S(ESI):C26H27N5O4Sの質量計算値、505.6;m/z実測値、50
6.1[M+H]+。1H NMR(600MHz,DMSO-d6):δ 10.23
-10.06(d,J=15.2Hz,1H),8.39-8.27(d,J=5.5H
z,1H),8.12-8.00(m,1H),7.54-7.43(m,1H),7.
10-7.02(m,2H),7.01-6.94(m,1H),6.87-6.72(
m,1H),6.15-6.07(d,J=16.6Hz,1H),6.06-6.00
(d,J=5.5Hz,1H),5.74-5.65(d,J=10.4Hz,1H),
4.67-4.56(m,1H),4.53-4.16(m,1H),4.11-3.9
3(m,1H),3.85-3.73(m,1H),3.16-2.94(m,1H),
2.80-2.63(m,1H),1.99-1.90(m,1H),1.82-1.7
5(m,1H),1.74-1.60(m,1H),1.49-1.36(m,1H),
1.31-1.26(m,6H)。
【2691】
実施例566:(R)-5-(3-アセチルフェニル)-N-(1-アクリロイルピペ
リジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2692】
【2693】
標記化合物を得るために、実施例534、工程A~Cで見られる手順を使用し、工程A
において3-シクロブチルアニリンの代わりに1-(3-アミノフェニル)エタノンを使
用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C25H23N5O4Sの質量計算値
、489.6;m/z実測値、490.0[M+H]+。1H NMR(500MHz,
DMSO-d6):δ 10.31-10.12(m,1H),8.38-8.27(d
,J=5.5Hz,1H),8.17-8.04(m,3H),7.82-7.72(m
,2H),6.89-6.71(m,1H),6.18-6.08(d,J=16.7H
z,1H),6.06-5.98(d,J=5.5Hz,1H),5.72-5.64(
d,J=10.4Hz,1H),4.54-4.16(m,1H),4.11-3.95
(m,1H),3.87-3.74(m,1H),3.16-2.94(m,1H),2
.82-2.64(m,1H),2.64-2.57(s,3H),1.99-1.91
(m,1H),1.83-1.58(m,2H),1.51-1.37(m,1H)。
【2694】
実施例567:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(2-フェニルピリジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2695】
【2696】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工程Cにお
いて2-メチル-4-フェノキシ-アニリンの代わりに2-フェニルピリジン-4-アミ
ンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオ
ロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミ
ノピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI
):C27H22N6O3Sの質量計算値、510.6;m/z実測値、511.1[M
+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.87-8.80(m,
1H),8.28-8.22(m,1H),8.05-7.98(m,3H),7.51
-7.41(m,4H),6.66-6.52(m,1H),6.30-6.22(dd
,J=16.4,2.9Hz,2H),5.76-5.70(m,1H),4.67-4
.56(m,1H),4.02-3.48(m,4H),2.38-2.21(m,1H
),2.20-2.03(m,1H)。
【2697】
実施例568:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(3-トリフルオロメトキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2698】
【2699】
実施例1の方法1、工程B~Iと同様の方法で、工程Bにおいて2-メチル-1-ニト
ロ-4-フェノキシ-ベンゼンの代わりに、1-ニトロ-3-(トリフルオロメトキシ)
ベンゼンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-
フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチル(3R)-3
-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(
ESI):C24H20F3N5O4Sの質量計算値、531.5;m/z実測値、53
2.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.30(d,
J=5.5Hz,1H),7.77-7.64(m,1H),7.55-7.44(m,
3H),6.87-6.70(m,1H),6.24-6.14(m,1H),6.13
-6.06(m,1H),5.78-5.64(m,1H),4.56-4.25(m,
1H),4.21-3.86(m,2H),3.22-3.10(m,1H),2.97
-2.81(m,1H),2.12-1.94(m,1H),1.92-1.80(m,
1H),1.79-1.64(m,1H),1.62-1.50(m,1H)。
【2700】
実施例569:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-
シクロプロピルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2701】
【2702】
実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシ-アニリンの代わりに、3-シクロプロピルアニリンを使用し、工程Gにおいてt
ert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキ
シレートの代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシ
レートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C26H25N5O3Sの
質量計算値、487.6;m/z実測値、488.9[M+H]+。1H NMR(40
0MHz,CD3OD):δ 8.31-8.22(m,1H),7.51-7.41(
m,1H),7.28-7.22(m,1H),7.20-7.11(m,2H),6.
84-6.72(m,1H),6.25-6.13(m,1H),6.11-6.03(
m,1H),5.78-5.67(m,1H),4.56-4.26(m,1H),4.
21-3.90(m,2H),3.21-3.10(m,1H),2.97-2.81(
m,1H),2.10-2.03(m,1H),2.02-1.93(m,1H),1.
91-1.82(m,1H),1.79-1.65(m,1H),1.63-1.52(
s,1H),1.05-0.97(m,2H),0.79-0.70(m,2H)
【2703】
:(R,E)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N-(1-(4-ジ
メチルアミノ)ブテ-2-ノイル)ピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2704】
【2705】
工程A:(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-N-(
ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工
程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシ-アニリンの代わりに、[1,1’-ビフェニ
ル]-3-アミン(中間体46)を使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5
R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに(R)
-tert-ブチル3-アミノピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合
物を調製した。MS(ESI):C25H21N5O2Sの質量計算値、455.53;
m/z実測値、456.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):
δ 8.29(d,J=5.6Hz,1H),7.85-7.77(m,1H),7.7
6-7.59(m,4H),7.49-7.39(m,3H),7.39-7.30(m
,1H),6.18(d,J=5.6Hz,1H),4.63-4.5.3(m,1H)
,3.65-3.51(m,2H),3.47-3.34(m,2H),2.48-2.
31(m,1H),2.27-2.13(m,1H)。
【2706】
工程B:(R,E)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N-(1-(4
-ジメチルアミノ)ブテ-2-ノイル)ピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
。DMF(5mL)中の(E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エン酸(34mg、
0.26mmol)、HATU(100mg、0.264mmol)、及びトリエチルア
ミン(111mg、1.11mmol)の溶液を室温で10分間撹拌した後、(R)-5
-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-N-(ピロリジン-3-イル
)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド(100mg、0.22mmol)を添加し、室温で2時間撹拌した。混合
物を順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)により精製し、標記化合物を得
た(78mg、収率99%)。MS(ESI):C31H30N6O3Sの質量計算値、
566.7;m/z実測値、567.5[M+H]+。1H NMR(400MHz,C
D3OD):δ 8.47(s,1H),8.28-8.22(m,1H),7.83-
7.76(m,1H),7.75-7.70(m,1H),7.68-7.61(m,3
H),7.46-7.37(m,3H),7.36-7.28(m,1H),6.85-
6.69(m,1H),6.58-6.41(m,1H),6.18-6.10(m,1
H),4.67-4.51(m,1H),4.00-3.45(m,4H),3.41-
3.32(m,2H),2.44(s,3H),2.42(s,3H),2.35-2.
18(m,1H),2.15-2.00(m,1H)。
【2707】
実施例571:N-((R)-1-((R)-3-メトキシ-2-メチルプロパノイル
)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド。
【2708】
【2709】
実施例1の方法1、工程Gと同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R
,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに(
2R)-1-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリジル]-3-メトキシ-2-メチル-
プロパンー1-オン(中間体50)を使用して、標記化合物を調製し、黄色の固体として
、標記化合物を得た(70mg、収率100%)。MS(ESI):C32H33N5O
5Sの質量計算値、599.7;m/z実測値、600.2[M+H]+。1H NMR
(400MHz,DMSO-d6及びCD3OD):δ 8.27(d,J=5.5Hz
,1H),7.40-7.30(m,2H),7.29-7.21(m,1H),7.1
5-7.07(m,1H),7.07-6.98(m,3H),6.94-6.87(m
,1H),5.97(d,J=5.5Hz,1H),4.10-4.02(m,1H),
3.96-3.71(m,2H),3.50-3.41(m,1H),3.26-3.1
8(m,3H),3.16-3.12(m,1H),3.11-2.95(m,2H),
2.73-2.62(m,1H),2.04(s,3H),1.98-1.91(m,1
H),1.78-1.70(m,1H),1.67-1.55(m,1H),1.51-
1.35(m,1H),1.06-0.91(m,3H)
【2710】
実施例572:(R)-5-(3-クロロ-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(
2-(ジメチルアミノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2711】
【2712】
実施例75と同様の方法を使用し、(R)-5-(3-クロロ-4-フェノキシフェニ
ル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例581)を使用し
、3-ヒドロキシプロパン酸の代わりに2-(ジメチルアミノ)酢酸を使用して、標記化
合物を調製した。MS(ESI):C30H29ClN6O4Sの質量計算値、605.
1;m/z実測値、606.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD
):δ 8.40(s,1H),8.36-8.28(m,1H),7.70-7.64
(m,1H),7.45-7.32(m,3H),7.23-7.11(m,2H),7
.10-7.02(m,2H),6.27-6.16(m,1H),4.56-4.30
(m,1H),4.25-4.06(m,2H),4.03-3.56(m,2H),3
.15-2.97(m,1H),2.91-2.75(m,7H),2.11-1.49
(m,4H)。
【2713】
実施例573:(R,E)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N-(1
-(4-ジメチルアミノ)ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド。
【2714】
【2715】
工程A:(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-N-(
ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程C~Gと同様の方法で、工
程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシ-アニリンの代わりに、[1,1’-ビフェニ
ル]-3-アミン(中間体46)を使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5
R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに(R)
-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合
物を調製した。MS(ESI):C26H23N5O2Sの質量計算値、469.56;
m/z実測値、470.3[M+H]+。
【2716】
工程B:(R,E)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N-(1-(4
-ジメチルアミノ)ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
。DMF(3mL)中の(E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エン酸(52mg、
0.40mmol)、HATU(152mg、0.400mmol)、及びトリエチルア
ミン(81mg、0.80mmol)の溶液に、(R)-5-([1,1’-ビフェニル
]-3-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(188mg、
0.400mmol)を添加し、室温で30分間撹拌した。混合物を順相フラッシュカラ
ムクロマトグラフィ(SiO2)により精製し、標記化合物を得た(101mg、収率4
2.0%)。MS(ESI):C32H32N6O3Sの質量計算値、580.7;m/
z実測値、581.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):
δ 8.36-8.08(m,3H),7.82-7.77(m,1H),7.74-7
.70(m,1H),7.69-7.66(m,2H),7.65-7.61(m,1H
),7.48-7.43(m,2H),7.39-7.34(m,2H),6.59-6
.51(m,2H),6.03-5.96(m,1H),4.46-3.68(m,3H
),3.04-2.99(m,2H),2.96-2.81(m,1H),2.80-2
.52(m,1H),2.12(s,6H),1.95-1.88(m,1H),1.8
0-1.71(m,1H),1.68-1.53(m,1H),1.47-1.34(m
,1H)。
【2717】
実施例1:N-(シス)-1-アクリロイル-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)
-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2718】
【2719】
実施例1の方法1、工程Iで見られる手順を使用し、N-(シス-3-ヒドロキシピペ
リジン-4-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例
659)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H25N5O5S
の質量計算値、555.6;m/z実測値、556.9[M+H]+。1H NMR(4
00MHz,CD3OD):δ 8.34(d,J=5.6Hz,1H),8.03(s
,1H),7.57(s,1H),7.47-7.37(m,1H),7.32(d,J
=8.5Hz,1H),7.25-7.08(m,4H),6.71(dd,J=16.
9,10.6Hz,1H),6.32-6.17(m,2H),6.00(s,1H),
5.81-5.67(m,2H),5.38(s,1H),4.74-4.63(m,2
H),4.28-3.99(m,4H),3.58(s,1H),2.08-1.79(
m,2H)。
【2720】
実施例575:(R)-5-(3-クロロ-4-フェノキシフェニル)-N-(1-(
2-(メチルアミノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2721】
【2722】
DMF(3mL)中の2-((tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)酢
酸(61mg、0.32mmol)、HATU(123mg、0.323mmol)、及
びトリエチルアミン(136mg、1.35mmol)の溶液を室温で10分間撹拌した
。次に、(R)-5-(3-クロロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピ
ペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド(実施例581)(150mg、0.27mmol)を
添加し、2時間撹拌した。混合物を順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)
により精製し、標記化合物を白色の固体として得た。固体を6MのHCl/MeOHに溶
解し、濃縮乾固させた。残渣を順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)によ
り精製し、標記化合物を明黄色の固体として得た(101mg、収率99.4%)。MS
(ESI):C29H27ClN6O4Sの質量計算値、591.1;m/z実測値、5
91.5[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.42(s
,1H),8.36-8.27(m,1H),7.70-7.60(m,1H),7.4
6-7.28(m,3H),7.21-7.11(m,2H),7.09-7.00(m
,2H),6.25-6.15(m,1H),4.52-4.21(m,1H),4.1
8-4.03(m,2H),4.02-3.90(m,1H),3.89-3.56(m
,1H),3.17-3.01(m,1H),2.96-2.83(m,1H),2.7
3(s,3H),2.10-1.96(m,1H),1.95-1.50(m,3H)。
【2723】
実施例576:(R)-N-(1-(2-メトキシアセチル)ピペリジン-3-イル)
-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2724】
【2725】
マイクロ波バイアルに、(R)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例860)(200mg、0.412mmo
l)、メトキシ酢酸(57mg、0.62mmol)、THF(10mL)及びHATU
(470mg、1.24mmol)を添加した。反応物をマイクロ波中、100℃で5分
間加熱した。反応混合物をDCMで希釈し、水で洗浄した。反応物を順相フラッシュカラ
ムクロマトグラフィ(SiO2)により精製し、標記化合物を得た(210mg、収率9
1%)。MS(ESI):C29H27N5O5Sの質量計算値、557.6;m/z実
測値、557.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 9.
53(s,1H),8.28(d,J=5.6Hz,1H),8.21(d,J=5.7
Hz,1H),7.37(q,J=7.0,6.4Hz,3H),7.29(s,2H)
,7.21-7.02(m,3H),6.05(dd,J=24.2,5.5Hz,2H
),4.26(s,2H),3.66-3.51(m,5H),3.30(s,3H),
1.97-1.54(m,4H)。
【2726】
実施例577:(R)-5-(3-クロロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2727】
【2728】
実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法で、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニ
トロトルエンの代わりに2-クロロ-1-フルオロ-4-ニトロ-ベンゼンを使用し、工
程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン
-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピロリジン-
1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C25H2
0ClN5O3Sの質量計算値、506.0;m/z実測値、506.1[M+H]+。
1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.18-8.13(m,1H),7
.57-7.52(m,1H),7.42-7.36(m,2H),7.30-7.25
(m,1H),7.18-7.12(m,2H),7.08-7.03(m,2H),6
.07-6.03(m,1H),4.63-4.56(m,1H),3.44-3.36
(m,1H),3.35-3.31(m,1H),3.27-3.22(m,1H),3
.22-3.15(m,1H),2.35-2.24(m,1H),2.14-2.06
(m,1H)。
【2729】
実施例578:4-オキソ-N-(6-オキソピペリジン-3-イル)-5-(4-フ
ェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド。
【2730】
【2731】
実施例1の方法1、工程A~Gと同様の方法で、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニ
トロトルエンの代わりに4-フルオロニトロベンゼンを使用し、工程Gにおいてtert
-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレー
トの代わりに5-アミノ-ピペリジン-2-オン塩酸塩を使用して、標記化合物を調製し
た。MS(ESI):C26H21N5O4Sの質量計算値、499.5;m/z実測値
、500.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 8.41
-8.30(m,1H),7.49-7.09(m,10H),6.26-6.15(m
,1H),4.40(dd,J=12.8,7.2Hz,1H),3.73-3.70(
m,3H),3.60(dd,J=12.6,5.7Hz,1H),3.44-3.35
(m,1H),3.33-3.25(m,1H),2.58-2.47(m,2H)。
【2732】
実施例579:N-((3S,4S)-4-フルオロピロリジン-3-イル)-4-オ
キソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2733】
【2734】
実施例506、工程A~Bで見られる手順を使用し、4-フェノキシアニリン及び(3
S,4S)-tert-ブチル3-アミノ-4-フルオロピロリジン-1-カルボキシレ
ートを使用して、オフホワイト色の固体を得た。MS(ESI):C25H20FN5O
3Sの質量計算値、489.5;m/z実測値、490.2[M+H]+。1H NMR
(500MHz,CDCl3):δ 8.34-8.29(m,1H),7.45-7.
35(m,2H),7.33-7.25(m,2H),7.23-7.08(m,5H)
,6.18-6.12(m,1H),4.56(ddd,J=18.7,6.9,3.4
Hz,1H),3.48(ddd,J=9.8,6.8,2.6Hz,1H),3.28
-3.08(m,6H),2.89(dt,J=12.0,3.4Hz,1H)。
【2735】
実施例580:(R)-5-(4’-メチル-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2736】
【2737】
実施例498の工程A~Cで見られる手順を使用し、工程Bにおいて、(2,3-ジフ
ルオロフェニル)ボロン酸の代わりに、p-トリルボロン酸を使用して、標記化合物を調
製した。MS(ESI):C27H25N5O2Sの質量計算値、483.6;m/z実
測値、484.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.
52(s,1H),8.26(d,J=5.6Hz,1H),7.83-7.72(m,
1H),7.69-7.60(m,2H),7.58-7.49(m,2H),7.39
-7.31(m,1H),7.28-7.20(m,2H),6.14(d,J=5.6
Hz,1H),4.28-4.15(m,1H),3.53-3.40(m,1H),3
.27-3.16(m,1H),2.97-2.83(m,2H),2.34(s,3H
),2.12-1.95(m,2H),1.90-1.65(m,2H)。
【2738】
実施例581:(R)-5-(3-クロロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2739】
【2740】
実施例1の方法1、工程A~Hを使用する手順を使用し、工程Aにおいて3-クロロ-
4-フルオロニトロアニリンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)
-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-
ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物
を調製した。MS(ESI):C26H22ClN5O3Sの質量計算値、520.0;
m/z実測値、520.9[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):
δ 8.11-8.01(m,1H),7.53-7.46(m,1H),7.43-7
.32(m,2H),7.30-7.20(m,1H),7.20-7.09(m,2H
),7.09-7.00(m,2H),6.02-5.91(m,1H),4.03-3
.87(m,1H),3.21-3.08(m,1H),2.95-2.80(m,1H
),2.68-2.52(m,2H),2.06-2.00(m,1H),1.87-1
.75(m,1H),1.70-1.48(m,2H)。
【2741】
実施例582:(R)-N-(1-アセチルピペリジン-3-イル)-5-(3-クロ
ロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2742】
【2743】
DCM(25mL)中の(R)-5-(3-クロロ-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例581)(150mg、0.
288mmol)及び触媒量のDMAPの溶液に、無水酢酸(35mg、0.35mmo
l)を添加し、室温で20分間撹拌した。反応混合物を濃縮乾固させ、残渣をフラッシュ
カラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を明黄色の固体として得た(96mg、
収率59%)。MS(ESI):C28H24ClN5O4Sの質量計算値、562.0
;m/z実測値、562.5[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD)
:δ 8.36-8.26(m,1H),7.75-7.64(m,1H),7.46-
7.30(m,3H),7.22-7.10(m,2H),7.09-7.00(m,2
H),6.21(d,J=5.6Hz,1H),4.55-4.20(m,1H),4.
08-3.68(m,2H),3.14-2.98(m,1H),2.82-2.65(
m,1H),2.12(d,J=6.9Hz,3H),2.08-1.95(m,1H)
,1.90-1.45(m,3H)。
【2744】
実施例583:(R)-5-(*R)-(3-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2745】
【2746】
標記化合物を得るために、実施例1、工程C~Hと同様の手順を使用し、工程Cにおい
て3-シクロブチルアニリンの代わりに3-メチル-4-フェノキシ-アニリンを使用し
て、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H25N5O3Sの質量計算値、4
99.6;m/z実測値、500.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD
3OD):δ 8.53-8.48(d,J=6.5Hz,1H),7.42-7.35
(m,3H),7.28-7.23(dd,J=8.6,2.5Hz,1H),7.18
-7.12(m,1H),7.06-7.01(m,3H),6.51-6.46(d,
J=6.5Hz,1H),4.36-4.23(m,1H),3.59-3.49(m,
1H),3.40-3.33(m,1H),3.05-2.94(m,2H),2.37
-2.31(s,3H),2.16-2.05(m,2H),1.95-1.72(m,
2H)。
【2747】
実施例584:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-
クロロ-4-メトキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2748】
【2749】
標記化合物を得るために、実施例534、工程A~Cで見られる手順を使用し、工程A
において3-シクロブチルアニリンの代わりに3-クロロ-4-メチルアニリンを使用し
て、標記化合物を調製した。MS(ESI):C24H22ClN5O3Sの質量計算値
、496.0;m/z実測値、496.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,
DMSO-d6):δ 10.22(br.s.,1H),8.33(d,J=5.56
Hz,1H),8.10(dd,J=7.83,11.37Hz,1H),7.64(d
,J=2.02Hz,1H),7.59(d,J=8.08Hz,1H),7.38(d
d,J=2.02,8.08Hz,1H),6.72-6.88(m,1H),6.11
(d,J=16.67Hz,1H),6.07(d,J=5.56Hz,1H),5.6
9(d,J=12.63Hz,1H),4.43-4.53(m,0.5H),4.17
-4.26(m,0.5H),3.94-4.10(m,1H),3.72-3.86(
m,1H),2.91-3.16(m,1H),2.60-2.84(m,1H),2.
43(s,3H),1.90-1.99(m,1H),1.73-1.84(m,1H)
,1.57-1.73(m,1H),1.33-1.51(m,1H)。
【2750】
実施例585:(R)-4-オキソ-5-(2-フェニルピリジン-4-イル)-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2751】
【2752】
実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシ-アニリンの代わりに、2-フェニルピリジン-4-アミンを使用し、工程Gにお
いてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カ
ルボキシレートの代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カル
ボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C25H22N6O
2Sの質量計算値、470.5;m/z実測値、471.1[M+H]+。1H NMR
(400MHz,CD3OD及びDMSO-d6):δ 8.90-8.78(m,1H
),8.35-8.25(m,1H),8.09-8.01(m,3H),7.49-7
.37(m,4H),6.30-6.16(m,1H),4.22-4.18(m,1H
),3.36-3.28(m,1H),3.21-3.15(m,1H),2.88-2
.75(m,2H),1.95-1.85(m,2H),1.76-1.57(m,2H
)。
【2753】
実施例2:N-((3R,5R)-5-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-4-オキ
ソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2754】
【2755】
DCM(20mL)中の(3R,5R)-tert-ブチル3-ヒドロキシ-5-(4
-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレ
ート(実施例611)(2700mg、4.49mmol)の溶液に、TFA(75mL
)を室温で滴下した。反応物を室温で30分間撹拌した。反応物を濃縮乾固させ、残渣を
順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)で精製して、標記化合物をオフホワ
イト色の固体として得た(2000mg、収率88.9%)。MS(ESI):C26H
23N5O4Sの質量計算値、501.6;m/z実測値、502.2[M+H]+。1
H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.30(d,J=5.6Hz,1H)
,8.03(s,1H)7.46-7.36(m,5H),7.23-7.05(m,5
H),6.17(d,J=5.6Hz,1H),6.00(s,1H),4.69(tt
,J=1.8,4.3Hz,1H),4.30(p,J=2.5Hz,1H),3.56
-3.46(m,1H),3.25(ddt,J=13.1,3.0,1.6Hz,1H
),3.09(dd,J=13.0,1.8Hz,1H),2.90(t,J=1.8H
z,1H),2.17(dtd,J=12.2,4.0,2.0Hz,1H),2.00
(bs,1H),1.89(ddd,J=13.3,12.0,2.5Hz,1H)。
【2756】
実施例587:(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N-(1-メ
チルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2757】
【2758】
工程A:(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-N-(
ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程C~Hで見られるものと同
様の条件を使用して、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに[
1,1’-ビフェニル]-3-アミン(中間体46)を使用し、工程Gにおいてtert
-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート
(中間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピロリジン-1-カルボキ
シレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C25H21N5O2S
の質量計算値、455.53;m/z実測値、456.3[M+H]+。1H NMR(
400MHz,CD3OD):δ 8.29(d,J=5.6Hz,1H),7.85-
7.77(m,1H),7.76-7.59(m,4H),7.49-7.39(m,3
H),7.39-7.30(m,1H),6.18(d,J=5.6Hz,1H),4.
63-4.5.3(m,1H),3.65-3.51(m,2H),3.47-3.34
(m,2H),2.48-2.31(m,1H),2.27-2.13(m,1H)。
【2759】
工程B:(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N-(1-メチルピ
ロリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。メタノール(15mL)中の(R)-5
-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-N-(ピロリジン-3-イル
)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド(100mg、0.22mmol)及びホルムアルデヒド(0.5mL、H
2O中37重量%)の溶液に、NaBH(OAc)3(140mg、0.66mmol)
を添加し、室温で3時間撹拌した。反応混合物を濃縮乾固させ、順相フラッシュカラムク
ロマトグラフィ(SiO2)により精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(73
mg、収率70%)。MS(ESI):C26H23N5O2Sの質量計算値、469.
6;m/z実測値、470.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD
):δ 8.43(s,1H),8.30(d,J=5.6Hz,1H),7.86-7
.79(m,1H),7.73-7.62(m,4H),7.47-7.38(m,3H
),7.37-7.31(m,1H),6.19(d,J=5.6Hz,1H),4.6
7-4.50(m,1H),3.70-3.58(m,1H),3.55-3.45(m
,2H),3.27-3.15(m,1H),2.92(s,3H),2.60-2.4
5(m,1H),2.30-2.15(m,1H)。
【2760】
実施例588:N-((3S,4S)-4-メトキシピロリジン-3-イル)-4-オ
キソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2761】
【2762】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法で、工程Gにお
いてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カ
ルボキシレートの代わりにtert-ブチル(3S,4S)-3-アミノ-4-メトキシ
-ピロリジン-1-カルボキシレートを使用し、工程HにおいてHClの代わりにTFA
を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C26H23N5O4Sの質量計
算値、501.6;m/z実測値、502.2[M+H]+。1H NMR(500MH
z,CDCL3):δ 8.25(d,J=5.5Hz,4H),7.97-7.91(
m,1H),7.43-7.28(m,4H),7.21-7.04(m,5H),6.
07(d,J=5.5Hz,1H),4.66(d,J=5.8Hz,1H),4.15
-4.10(m,1H),3.71-3.58(m,2H),3.45(s,3H),3
.37(d,J=12.6Hz,1H)。
【2763】
実施例3:N-((3R,5R)-1-アクリロイル-5-ヒドロキシピペリジン-3
-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2764】
【2765】
実施例1の方法1、工程Iで見られる手順を使用し、N-((3R,5R)-5-ヒド
ロキシピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド(実施例586)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H25
N5O5Sの質量計算値、555.6;m/z実測値、556.2[M+H]+。1H
NMR(500MHz,CDCl3):δ 9.49(s,1H),7.34(dt,J
=36.4,8.2Hz,4H),7.20-7.05(m,5H),6.82(s,1
H),6.63(dt,J=29.6,14.1Hz,1H),6.23(d,J=16
.5Hz,1H),6.07-6.02(m,1H),5.88(d,J=4.9Hz,
1H),5.64(d,J=10.5Hz,2H),4.40(s,1H),3.74(
d,J=12.7Hz,1H),3.53(s,1H),3.42(s,1H),3.3
6(d,J=12.8Hz,1H),3.05(hept,J=6.6Hz,2H),2
.50(q,J=7.2Hz,1H)。
【2766】
実施例590:(R,E)-N-(1-(4-ヒドロキシブテ-2-ノイル)ピペリジ
ン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2767】
【2768】
マイクロ波バイアルに、(R)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例860)(300mg、0.618mmo
l)、4-ヒドロキシ-ブタ-2-エン酸(95mg、0.92mmol)、DMF(7
mL)及びHATU(705mg、1.85mmol)を添加し、マイクロ波中、100
℃で5分間加熱した。反応混合物をDCMで希釈し、水で洗浄した。反応物を順相フラッ
シュカラムクロマトグラフィ(SiO2)により精製し、標記化合物を得た(70mg、
収率20%)。MS(ESI):C30H27N5O5Sの質量計算値、569.6;m
/z実測値、570.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ
9.44(s,1H),8.28(d,J=5.5Hz,1H),7.44-7.24
(m,4H),7.23-7.06(m,5H),6.65(d,J=16.5Hz,1
H),6.19(d,J=6.3Hz,1H),6.10(d,J=5.5Hz,1H)
,4.38-4.32(m,1H),4.28(s,1H),4.04-3.90(m,
2H),3.74(s,1H),3.56(s,1H),3.39(s,1H),3.2
4(s,1H),2.32(s,2H),1.95(s,1H),1.83-1.71(
m,2H)
【2769】
実施例591:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-
シクロブチルピリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2770】
【2771】
実施例534、工程A~Cで見られる手順を使用し、工程Aにおいて3-シクロブチル
アニリンの代わりに2-シクロブチルピリジン-4-アミンを使用して、標記化合物を調
製した。MS(ESI):C26H26N6O3Sの質量計算値、502.6;m/z実
測値、503.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CD3OD):δ 8.
74-8.68(d,J=5.3Hz,1H),8.34-8.29(d,J=5.6H
z,1H),7.52-7.48(d,J=1.9Hz,1H),7.42-7.37(
m,1H),6.85-6.74(m,1H),6.24-6.16(m,2H),5.
78-5.67(m,1H),4.59-4.29(m,1H),4.23-3.90(
m,2H),3.85-3.73(m,1H),3.23-3.09(m,1H),2.
95-2.82(m,1H),2.47-2.33(m,4H),2.18-2.02(
m,2H),1.99-1.82(m,2H),1.80-1.67(m,1H),1.
63-1.50(m,1H)。
【2772】
実施例592:(R)-N-(1-シアノピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-
(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2773】
【2774】
DMF(5mL)中の(R)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(
ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド(実施例860、250mg、0.52mmol)、
BrCN(65mg、0.62mmol)、及びトリエチルアミン(0.143mL、1
.03mmol)の溶液を室温で4時間撹拌した。反応物を濃縮乾固させ、残渣を順相フ
ラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)で精製して、標記化合物を黄色の固体とし
て得た(253mg、収率96.2%)。MS(ESI):C27H22N6O3Sの質
量計算値、510.6;m/z実測値、511.2[M+H]+。1H NMR(500
MHz,CDCl3):δ 9.47(s,1H),8.32(d,J=5.5Hz,1
H),7.44-7.35(m,2H),7.36-7.25(m,2H),7.22-
7.07(m,4H),6.10(dd,J=29.2,6.5Hz,2H),4.21
(ddq,J=1.9,8.0,3.9Hz,1H),3.57(dd,J=12.4,
3.9Hz,1H),3.36-3.26(m,1H),3.18-3.04(m,2H
),1.97(ddt,J=10.9,7.4,3.9Hz,2H),1.81(ddd
t,J=36.2,13.8,9.4,3.9Hz,2H),1.62(dtd,J=1
2.9,9.0,3.9Hz,1H)。
【2775】
実施例593:(R)-N-(1-(3-メトキシプロパノイル)ピペリジン-3-イ
ル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2776】
【2777】
DMF(8mL)中の(R)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(
ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド(実施例860)(300mg、0.618mmol
)の溶液に、0℃でトリエチルアミン(0.389mL、2.80mmol)を添加し、
続けて3-メトキシプロパノイルクロリド(70mg、0.57mmol)を添加し、0
℃で10分間撹拌した。反応を飽和NaHCO3水溶液でクエンチし、DCMで抽出し、
無水Na2SO4で乾燥させ、濃縮乾固させた。残渣を順相フラッシュカラムクロマトグ
ラフィ(SiO2)により精製し、標記化合物をオフホワイト色の固体として得た(29
5g、収率83.5%)。MS(ESI):C30H29N5O5Sの質量計算値、57
1.7;m/z実測値、572.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDC
l3):δ 8.33(dd,J=7.6,5.4Hz,1H),7.44-7.36(
m,2H),7.29(dq,J=12.2,4.4,3.7Hz,2H),7.22-
7.08(m,5H),6.19-6.10(m,2H),5.90(d,J=7.2H
z,1H),4.13(d,J=7.3Hz,1H),3.90-3.55(m,3H)
,3.30(s,3H),3.20(td,J=18.1,15.8,9.4Hz,1H
),3.04(hept,J=6.5Hz,2H),2.76(dt,J=14.2,6
.8Hz,1H),2.70-2.55(m,1H),2.48(q,J=7.2Hz,
1H),2.06(d,J=13.3Hz,1H),2.00-1.90(m,1H),
1.65(tdd,J=13.4,10.4,6.1Hz,1H)。
【2778】
実施例594:N-(1-シアノピペリジン-4-イル)-4-オキソ-5-(4-フ
ェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド。
【2779】
【2780】
DMF(5mL)中の4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(ピペリジ
ン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド(実施例926)(350mg、0.721mmol)、Br
CN(92mg、0.87mmol)、及びトリエチルアミン(0.20mL、1.4m
mol)の溶液を室温で4時間撹拌した。反応物を濃縮乾固させ、残渣を順相フラッシュ
カラムクロマトグラフィ(SiO2)で精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(
360.5mg、収率97.96%)。MS(ESI):C27H22N6O3Sの質量
計算値、510.6;m/z実測値、511.15[M+H]+。1H NMR(500
MHz,CDCl3):δ 8.32(dd,J=6.2,2.4Hz,1H),7.4
5-7.34(m,2H),7.32-7.08(m,7H),6.20-6.15(m
,1H),4.05(tt,J=1.3,3.9Hz,1H),3.58(s,2H),
3.55-3.47(m,2H),3.19(td,J=12.8,2.7Hz,2H)
,2.07-1.99(m,2H),1.76(td,J=12.2,4.2Hz,2H
)。
【2781】
実施例595:(R)-5-(3-メチル-5-フェノキシピリジン-2-イル)-4
-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2782】
【2783】
工程A:2-クロロ-4-[(3-メチル-5-フェノキシ-2-ピリジル)アミノ]
ピリジン-3-カルボニトリル。撹拌棒、2-クロロ-4-ヨードニコチノニトリル(1
243mg、4.700mmol)、及び3-メチル-5-フェノキシ-ピリジン-2-
アミン(890mg、4.44mmol)を含むマイクロ波バイアルに、DPEPhos
(102mg、0.190mmol)、Pd(OAc)2(46mg、0.21mmol
)、及びCs2CO3(2530mg、7.765mmol)を添加した。シリンジを介
してバイアルを1,4ジオキサン(8mL)で処理し、混合物全体を真空下で1分間脱気
し、次に窒素に通気した。反応混合物を90℃で16時間加熱した。反応混合物をエーテ
ル(100mL)で希釈し、濾過して炭酸セシウムを除去した。フィルタケーキをEtO
Ac(50mL)で濯いだ。合わせた有機物を無水Na2SO4で乾燥し、濃縮乾固させ
、DCM(50mL)で処理した。可溶性物質をフラッシュカラムクロマトグラフィで精
製して、標記化合物を得た(230mg、収率14.5%)。
【2784】
工程B:(R)-tert-ブチル(3-(5-(3-メチル-5-フェノキシピリジ
ン-2-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。2-クロ
ロ-4-[(3-メチル-5-フェノキシ-2-ピリジル)アミノ]ピリジン-3-カル
ボニトリル(806mg、2.39mmol)、Cs2 CO3(2011mg、6.1
72mmol)、及びジオキサン(5mL)を含むマイクロ波バイアルを封止し、シリン
ジを介してジオキサン(5mL)で処理した。この反応物に、tert-ブチル(3R)
-3-[(2-スルファニルアセチル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート(中
間体22)(6.78mmol)を添加し、真空下で脱気し、N2に通気し、122℃で
1時間加熱した。反応混合物を固体CDI(2000mg、12.33mmol)で一度
に処理し、再封止し、70℃で60分間撹拌した。反応物をEtOAc(100mL)及
びDCM(100mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、有機層を回収
した。水層をEtOAc(100mL)で再度抽出し、合わせた有機物を無水MgSO4
で乾燥させ、濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物
を得た(712mg、収率49.5%)。
【2785】
工程C:(R)-5-(3-メチル-5-フェノキシピリジン-2-イル)-4-オキ
ソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。ジオキサン(5mL)中の(R)-te
rt-ブチル3-(5-(3-メチル-5-フェノキシピリジン-2-イル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(710mg、1.18mmol)の
溶液を4MのHCl-ジオキサン(5mL)で処理した。反応混合物を室温で1.5時間
撹拌した。次に、反応物をエーテル(15mL)でゆっくり処理し、得られた懸濁液を室
温で10分間撹拌し、濾過し、真空下で乾燥させて、標記化合物を黄色の固体として得た
(672mg、収率99.1%)。MS(ESI):C26H24N6O3Sの質量計算
値、500.6;m/z実測値、501.1[M+H]+。1H NMR(500MHz
,CD3OD):δ 8.58-8.53(d,J=6.5Hz,1H),8.25-8
.21(d,J=3.4Hz,1H),7.56-7.52(d,J=2.7Hz,1H
),7.51-7.45(m,2H),7.30-7.25(m,1H),7.22-7
.17(m,2H),6.48-6.44(dd,J=6.5,0.9Hz,1H),4
.35-4.25(m,1H),3.58-3.51(m,1H),3.39-3.33
(m,1H),3.06-2.96(m,2H),2.28-2.22(s,3H),2
.15-2.05(m,2H),1.93-1.75(m,2H)。
【2786】
実施例596:(E)-N-(1-(4-ヒドロキシブテ-2-ノイル)ピペリジン-
4-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2787】
【2788】
マイクロ波バイアルに、4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(ピペリ
ジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド(実施例926)(300mg、0.618mmol)、4
-ヒドロキシ-ブタ-2-エン酸(95mg、0.93mmol)、DMF(7mL)及
びHATU(705mg、1.85mmol)を添加した。反応物をマイクロ波中、10
0℃で5分間加熱した。反応混合物をDCMで希釈し、水で洗浄した。反応物を順相フラ
ッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)により精製し、標記化合物を得た(61.5
mg、収率17.5%)。MS(ESI):C30H27N5O5Sの質量計算値、56
9.6;m/z実測値、570.10[M+H]+。1H NMR(500MHz,CD
Cl3):δ 8.31(d,J=5.5Hz,1H),8.03(s,1H),7.4
5-7.35(m,2H),7.30(dd,J=9.3,2.6Hz,2H),7.2
4-7.09(m,5H),6.88(dt,J=15.2,3.8Hz,1H),6.
59(dt,J=15.3,2.1Hz,1H),6.17(dd,J=5.8,2.2
Hz,1H),4.65(d,J=13.3Hz,1H),4.30(dd,J=3.8
,2.1Hz,2H),4.23-4.10(m,2H),3.94(s,3H),3.
23(t,J=12.8Hz,1H),2.83(t,J=12.6Hz,1H),2.
06(t,J=15.7Hz,2H),1.52(d,J=12.4Hz,1H)。
【2789】
実施例597:N-(1-(3-メトキシプロパノイル)ピペリジン-4-イル)-4
-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2790】
【2791】
DMF(8mL)中の4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(ピペリジ
ン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド(実施例926)(300mg、0.618mmol)の溶液
に、0℃でトリエチルアミン(0.389mL、2.80mmol)を添加し、続けて3
-メトキシプロパノイルクロリド(70mg、0.57mmol)を添加した。この反応
混合物を0℃で10分間撹拌した。反応を飽和NaHCO3水溶液でクエンチし、DCM
で抽出した。反応層を無水Na2SO4で乾燥させて、濃縮乾固させ、残渣を順相フラッ
シュカラムクロマトグラフィ(SiO2)で精製して、標記化合物をオフホワイト色の固
体として得た(207.3mg、収率58.7%)。MS(ESI):C30H29N5
O5Sの質量計算値、571.7;m/z実測値、572.2[M+H]+。1H NM
R(500MHz,CDCl3):δ 9.48(s,1H),8.35(d,J=5.
5Hz,1H),7.47-7.36(m,2H),7.32-7.26(m,2H),
7.22-7.08(m,5H),6.15(d,J=5.5Hz,1H),5.97-
5.91(m,1H),4.70-4.62(m,1H),4.18(tdt,J=1.
5,8.0,4.2Hz,1H),3.94(dd,J=1.2,6.7Hz,1H),
3.71(q,J=6.4Hz,2H),3.35(s,3H),3.23-3.13(
m,1H),2.76(td,J=13.0,2.9Hz,1H),2.63(td,J
=6.5,2.8Hz,2H),2.13(d,J=12.6Hz,1H),2.04(
dd,J=13.4,4.0Hz,1H),1.46(dd,J=12.6,4.1Hz
,2H)。
【2792】
実施例598:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-3-アミノ
-4-((3-シクロブトキシフェニル)アミノ)チエノ[2,3-b]ピリジン-2-
カルボキサミド。
【2793】
【2794】
実施例33、工程A~Dと同様の方法を使用し、工程Aにおいて、4-ニトロフェノー
ル及び2-ヨードプロパンの代わりに3-ニトロフェノール及びブロモシクロブタンを使
用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H27N5O4Sの質量計算値
、517.6;m/z実測値、518.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,
CD3OD):δ 8.31-8.24(m,1H),7.51-7.41(m,1H)
,7.09-6.89(m,3H),6.85-6.73(m,1H),6.23-6.
14(m,1H),6.13-6.08(m,1H),5.78-5.63(m,1H)
,4.78-4.67(m,1H),4.57-3.86(m,3H),3.24-3.
09(m,1H),2.94-2.80(m,1H),2.51-2.39(m,2H)
,2.18-1.99(m,3H),1.92-1.79(m,2H),1.78-1.
62(m,2H),1.61-1.50(m,1H)。
【2795】
実施例599:(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-
N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2796】
【2797】
実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシ-アニリンの代わりに、3-フェニルアニリンを使用し、工程Gにおいてtert
-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレー
トの代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレート
を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C25H21N5O2Sの質量計
算値、455.14;m/z実測値、456.3[M+H]+。1H NMR(400M
Hz,CD3OD):δ 8.29(d,J=5.6Hz,1H),7.85-7.77
(m,1H),7.76-7.59(m,4H),7.49-7.39(m,3H),7
.39-7.30(m,1H),6.18(d,J=5.6Hz,1H),4.63-4
.5.3(m,1H),3.65-3.51(m,2H),3.47-3.34(m,2
H),2.48-2.31(m,1H),2.27-2.13(m,1H)。
【2798】
実施例600:2-((1-アクリロイルピペリジン-3-イル)アミノ)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-4(5H)-オン。
【2799】
【2800】
無水メタノール(4mL)中の2-アミノ-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニ
ル)-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4(5H)-オン(中間
体56、100mg、0.257mmol)及びプロペ-2-ノイルピペリジン-3-オ
ン(中間体79)(47.2mg、0.308mmol)の溶液に、室温でN2下、酢酸
(0.05mL)を添加し、1時間撹拌した。反応混合物に、BH3-ピリジン錯体(3
5.8mg、0.386mmol)を室温で添加し、N2下、室温で終夜撹拌した。反応
混合物をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を明黄色の固体とし
て得た(51mg、収率33%)。MS(ESI):C29H27N5O3Sの質量計算
値、525.6;m/z実測値、526.4[M+H]+。
【2801】
実施例601:(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-N-(1-(
2-メチルアミノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2802】
【2803】
(R)-5-([1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-N-(ピロリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミドを、実施例1の方法1、工程C~を使用しGを使用し、工程C
において2-メチル-4-フェノキシ-アニリンの代わりに3-フェニルアニリンを使用
して調製した。実施例75と同様の方法を使用し、2-[tert-ブトキシカルボニル
(メチル)アミノ]酢酸(中間体21)を使用し、続けて精製した固体を6NHCl/M
eOHで処理し、水で溶離するカラムクロマトグラフィ(0.1% HCOOH)/Me
OHで精製して、標記化合物を調製し、所望の化合物を明黄色の固体として得た。MS(
ESI):C28H26N6O3Sの質量計算値、526.6;m/z実測値、527.
4[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.48(s,1H
),8.31-8.22(m,1H),7.85-7.76(m,1H),7.75-7
.57(m,4H),7.48-7.28(m,4H),6.23-6.08(m,1H
),4.66-4.53(m,1H),3.92-3.87(m,2H),3.84-3
.61(m,2H),3.60-3.39(m,2H),2.74-2.64(m,3H
),2.38-2.02(m,2H)。
【2804】
実施例602:(R)-4-オキソ-5-(2-フェニルピリジン-4-イル)-N-
(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2805】
【2806】
実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシ-アニリンの代わりに、2-フェニルピリジン-4-アミンを使用し、工程Gにお
いてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カ
ルボキシレートの代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピロリジン-1-カル
ボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C24H20N6O
2Sの質量計算値、456.5;m/z実測値、457.1[M+H]+。1H NMR
(400MHz,DMSO-d6及びCD3OD):δ 8.77-8.74(m,1H
),8.09-8.06(m,1H),8.05-8.01(m,2H),7.90-7
.87(m,1H),7.45-7.37(m,3H),7.31-7.28(m,1H
),6.03-5.98(m,1H),4.52-4.42(m,1H),3.35-3
.27(m,2H),3.19-3.16(m,1H),3.15-3.13(m,1H
),2.24-2.14(m,1H),2.03-1.94(m,1H)。
【2807】
実施例603:(R)-5-(3-シクロブチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペ
リジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド。
【2808】
【2809】
実施例534、工程A~Bで見られる手順を使用して、標記化合物を調製した。MS(
ESI):C24H25N5O2Sの質量計算値、447.6;m/z実測値、448.
1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CD3OD):δ 8.53-8.46
(d,J=6.6Hz,1H),7.60-7.54(t,J=7.8Hz,1H),7
.51-7.45(m,1H),7.38-7.33(s,1H),7.30-7.24
(m,1H),6.44-6.37(d,J=6.6Hz,1H),4.37-4.27
(m,1H),3.71-3.62(m,1H),3.57-3.51(dd,J=12
.4,4.0Hz,1H),3.39-3.33(m,1H),3.06-2.97(m
,2H),2.44-2.34(m,2H),2.25-2.16(m,2H),2.1
4-2.03(m,3H),1.94-1.77(m,3H)。
【2810】
実施例604:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(6-フェニルピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2811】
【2812】
実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシ-アニリンの代わりに、6-フェニルピリジン-2-アミンを使用し、工程Gにお
いてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カ
ルボキシレートの代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カル
ボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C28H24N6O
3Sの質量計算値、524.6;m/z実測値、525.1[M+H]+。1H NMR
(400MHz,DMSO-d6):δ 10.24(s,1H),8.34-8.27
(m,1H),8.20-8.07(m,3H),8.06-8.02(m,2H),7
.58-7.52(m,1H),7.50-7.41(m,3H),6.82-6.69
(m,1H),6.23-6.16(m,1H),6.11-6.03(m,1H),5
.68-5.62(m,1H),4.50-4.09(m,1H),4.09-3.88
(m,1H),3.86-3.68(m,1H),3.11-2.93(m,1H),2
.80-2.62(m,1H),1.96-1.89(m,1H),1.79-1.72
(m,1H),1.71-1.57(m,1H),1.46-1.35(m,1H)。
【2813】
実施例605:(R)-5-(4-シクロブトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキ
ソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2814】
【2815】
工程A:(R)-tert-ブチル3-(3-アミノ-4-((4-シクロブトキシ-
2-メチルフェニル)アミノ)チエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド)ピ
ペリジン-1-カルボキシレート。2-クロロ-4-((4-シクロブトキシ-2-メチ
ルフェニル)アミノ)ニコチノニトリル(中間体34、481mg、1.53mmol)
を含む封止管に、ジオキサン中の(R)-tert-ブチル3-(2-メルカプトアセト
アミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(中間体22)(3.68mL、1.84m
mol)の0.5M溶液を添加した。懸濁液を、封止管中の150℃のアルミニウムブロ
ックで15分間加熱した。反応混合物を水浴で室温まで冷却して、標記化合物を得、それ
を次の反応で直接使用した。反応混合物を水浴中で冷却して、標記化合物を得(845m
g)、これを後処理せずに直接次の反応に使用した。
【2816】
工程B:(R)-tert-ブチル(3-(5-(4-シクロブトキシ-2-メチルフ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。ジオキサン中の
(R)-tert-ブチル3-(3-アミノ-4-((4-シクロブトキシ-2-メチル
フェニル)アミノ)チエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド)ピペリジン-
1-カルボキシレート(845mg、1.53mmol)に、CDI(0.994g、6
.13mmol)を添加した。管を封止し、容器をアルゴンで2回排気及び再充填した。
この混合物を150℃で10分間加熱した後、混合物を室温まで冷却した。混合物を水(
50mL)とEtOAc(50mL)との間で分画した。水相をEtOAcで抽出し(2
×50mL)、合わせた有機抽出物を1MのHCl(50mL)で洗浄し、続けて飽和N
aCl水溶液(50mL)で洗浄した。有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、
濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄
褐色の固体として得た(524.5mg、収率59%)。
【2817】
工程C:(R)-5-(4-シクロブトキシ-2-メチルフェニル-4-オキソ-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド。ジオキサン(4mL)中の(R)-tert-ブ
チル3-(5-(4-シクロブトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)
ピペリジン-1-カルボキシレート(521.4mg、0.903mmol)の溶液にジ
オキサン(4mL)中の4MのHClを添加し、室温で30分間撹拌した。反応混合物を
濃縮乾固させ、固体を真空下で乾燥させて黄褐色の粉末として得た(556.9mg)。
試料100mgをフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、黄褐色の粉末を得た(
70.6mg)。この物質をRP-HPLCで再精製し、貯留された画分を部分的に濃縮
してCH3CNを除去した後、飽和NaHCO3水溶液で塩基性にして、DCMで2回抽
出した。有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。残渣を真空下
で60℃で乾燥させて、明紅色の固体として、標記化合物を得た(31.3mg)。MS
(ESI):C25H27N5O3Sの質量計算値、477.6;m/z実測値、478
.2[M+H]+。1H NMR(400Mhz,クロロホルム-d):δ 8.33(
d,J=5.56Hz,1H),7.08-7.12(m,1H),6.83(d,J=
2.53Hz,1H),6.79(dd,J=3.03,8.59Hz,1H),6.1
3-6.24(m,1H),5.99(d,J=5.05Hz,1H),4.67(qu
in,J=7.07Hz,1H),4.08-4.18(m,1H),3.08(d,J
=12.13Hz,1H),2.72-2.91(m,3H),2.42-2.52(m
,2H),2.14-2.26(m,2H),2.12(s,3H),1.66-1.9
5(m,6H),1.50-1.63(m,1H)。
【2818】
実施例606:2-((1-アクリロイルピペリジン-4-イル)-5-(2-メチル
-4-フェノキシフェニル)-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
4(5H)-オン。
【2819】
【2820】
実施例600と同様の条件を使用して、1-プロペ-2-ノイルピペリジン-4-オン
(中間体80)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H27N5
O3Sの質量計算値、525.6;m/z実測値、526.5[M+H]+。1H NM
R(400MHz,DMSO-d6):δ 7.96(d,J=5.4Hz,1H),7
.47-7.37(m,2H),7.29(d,J=8.5Hz,1H),7.20-7
.14(m,1H),7.11-7.06(m,2H),7.06-7.02(m,1H
),6.96-6.86(m,1H),6.87-6.74(m,1H),6.12-6
.00(m,1H),5.70(d,J=5.4Hz,1H),5.67-5.58(m
,1H),4.94-4.78(m,1H),4.25-4.10(m,1H),4.0
0-3.87(m,1H),3.22-3.18(m,1H),2.99-2.87(m
,1H),2.05(s,3H),1.97-1.88(m,2H),1.37-1.2
5(m,2H)。
【2821】
実施例607:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-
メチル-3-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2822】
【2823】
実施例534、工程A~Cで見られる手順を使用し、工程Aにおいて3-シクロブチル
アニリンの代わりに4-メチル-3-(トリフルオロメチル)アニリンを使用して、標記
化合物を調製した。MS(ESI):C25H22F3N5O3Sの質量計算値、529
.5;m/z実測値、530.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO
-d6):δ 10.23(br.s.,1H),8.33(d,J=5.56Hz,1
H),8.06-8.17(m,1H),7.88(s,1H),7.67-7.73(
m,2H),6.72-6.88(m,1H),6.11(d,J=16.67Hz,1
H),6.05(d,J=5.56Hz,1H),5.69(dd,J=2.27,10
.36Hz,1H),4.43-4.54(m,0.5H),4.16-4.26(m,
0.5H),3.96-4.10(m,1H),3.73-3.86(m,1H),2.
92-3.17(m,1H),2.61-2.83(m,1H),2.55(m,3H)
,1.89-1.99(m,1H),1.73-1.85(m,1H),1.57-1.
74(m,1H),1.43(m,1H)。
【2824】
実施例608:5-(4-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N-
((R)-1-((E)-4-((4aR,7aS)-テトラヒドロ-2H-[1,4]
ジオキシノ[2,3-c]ピロール-6(3H)-イル)ブテ-2-ノイル)ピロリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド。
【2825】
【2826】
実施例33の工程A~Dと同様の方法を使用し、(E)-4-(4aR,7aS)-テ
トラヒドロ-2H-[1,4]ジオキシノ[2,3-c]ピロール-6(3H)-イル)
ブタ-2-エン酸(中間体72)の調製。オンを使用して、標記化合物を調製した。MS
(ESI):C34H40N6O6Sの質量計算値、660.8;m/z実測値、661
.5[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.31-8.2
4(m,1H),7.24-7.17(m,1H),6.98-6.87(m,2H),
6.80-6.56(m,2H),6.04-5.96(m,1H),4.70-4.5
8(m,1H),4.20-3.84(m,5H),3.80-3.63(m,2H),
3.58-3.32(m,4H),3.24-3.05(m,1H),3.04-2.7
2(m,5H),2.13-1.97(m,4H),1.92-1.65(m,2H),
1.65-1.51(m,1H),1.38-1.28(m,6H)。
【2827】
実施例609:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S
)-(4-シクロブトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2828】
【2829】
(R)-5-(4-シクロブトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペ
リジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド(実施例605)をキラル分割法Aで精製して*Sアトロ
プ異性体を得た後、実施例1、方法1の工程Hを行って標記化合物を得た。MS(ESI
):C28H29N5O4Sの質量計算値、531.6;m/z実測値、532.2[M
+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.30(d,J=5.5
6Hz,1H),7.20(d,J=8.59Hz,1H),6.91(d,J=2.5
3Hz,1H),6.74-6.88(m,2H),6.21(dd,J=3.03,1
6.67Hz,1H),6.02(d,J=5.56Hz,1H),5.74(t,J=
8.59Hz,1H),4.75(quin,J=7.07Hz,1H),4.50-4
.59(m,0.5H),4.26-4.36(m,0.5H),4.14-4.23(
m,0.5H),3.90-4.05(m,1.5H),3.11-3.24(m,1H
),2.82-2.98(m,1H),2.43-2.56(m,2H),2.01-2
.24(m,6H),1.82-1.93(m,2H),1.68-1.82(m,2H
),1.52-1.68(m,1H)。
【2830】
実施例610:(R)-4-オキソ-5-(4-フェニルピリジン-2-イル)-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2831】
【2832】
実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシ-アニリンの代わりに、4-フェニルピリジン-2-アミンを使用し、工程Gにお
いてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カ
ルボキシレートの代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カル
ボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C25H22N6O
2Sの質量計算値、470.5;m/z実測値、471.1[M+H]+。1H NMR
(400MHz,CD3OD):δ 8.75-8.66(m,1H),8.34-8.
30(m,1H),7.95-7.87(m,2H),7.83-7.78(m,2H)
,7.54-7.44(m,3H),6.28-6.22(m,1H),4.31-4.
19(m,1H),3.56-3.47(m,1H),3.37-3.34(m,1H)
,3.00-2.88(m,2H),2.16-2.01(m,2H),1.86-1.
67(m,2H)。
【2833】
実施例4:(3R,5R)-tert-ブチル-3-ヒドロキシ-5-(4-オキソ-
5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。
【2834】
【2835】
乾燥したフラスコに、(3R,5R)-tert-ブチル3-アミノ-5-ヒドロキシ
ピペリジン-1-カルボキシレート(中間体04)(2.00g、7.91mmol)、
ジイソプロピルエチルアミン(3.778mL、21.58mmol)、及びTHF(2
9mL)を添加し、0℃に冷却した。4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボニ
ルクロリド(中間体40)(3.035g、7.194mmol)を0℃で滴下した。反
応をLCMSでモニタし、完了したら飽和NaHCO3で反応をクエンチし、DCMで抽
出し、濃縮乾固させた。残渣を順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)によ
り精製し、標記化合物を得た(2880mg、収率66.5%)。MS(ESI):C3
1H31N5O6Sの質量計算値、601.7;m/z実測値、602.2[M+H]+
。1H NMR(500MHz,CDCl3):δ 9.48(s,1H),8.32(
d,J=5.6Hz,1H),7.44-7.36(m,2H),7.30(dt,J=
13.9,5.7Hz,2H),7.22-7.08(m,5H),6.13(d,J=
5.5Hz,1H),5.98(s,1H),4.35(d,J=5.2Hz,1H),
3.99(s,1H),3.73(s,2H),3.55(s,2H),3.24(s,
1H),2.00-1.75(m,2H),1.49(s,9H)。
【2836】
実施例612:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-
(オキセタン-3-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2837】
【2838】
工程A:メチル5-(4-(オキセタン-3-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キシレート。実施例534、工程Aで見られる手順を使用して、3-シクロブチルアニリ
ン及びtert-ブチル(3R)-3-[(2-スルファニルアセチル)アミノ]ピペリ
ジン-1-カルボキシレート(中間体22)の代わりに、4-(オキセタン-3-イルオ
キシ)アニリン及びメチル2-スルファニルアセテートを使用して、標記化合物を調製し
て、標記化合物を得た(2.093g、収率88.07%)。
【2839】
工程B:リチウム5-(4-(オキセタン-3-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキシレート。丸底フラスコに、メチル5-(4-(オキセタン-3-イルオキシ)フェ
ニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキシレート(2.0g、5.0mmol)及びTHF(40mL)
を添加し、撹拌しながら2.0当量のLiOH(2M溶液、5.033mL、10.07
mmol)を添加した。20分後、MeOH(10mL)を添加し、60℃で2時間加熱
した後、水(10mL)を添加し、70℃で30分間加熱し、次に60℃で4時間、及び
室温で終夜加熱した。次の日、それを60℃で6時間以上加熱し、室温まで放冷した。反
応混合物を濃縮乾固し、過剰の溶媒を除去するためにMeOHで数回蒸発乾固させた。残
渣をMeOH(10mL)に溶解させ、生成物をエーテル(約800mL)を使用して沈
殿させた。沈殿物を濾過によって回収し、乾燥させて、標記化合物を褐色の固体として得
た(2.007g、収率102.4%)。
【2840】
工程C:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(オキ
セタン-3-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。40mLバイアルに、リ
チウム5-(4-(オキセタン-3-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレート
(250mg、0.64mmol)、1-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリジル]プ
ロパ-2-エン-1-オン(中間体15)、THF(3.0mL)、及びジイソプロピル
アミン(1.0mL、6.4mmol)を添加し、室温で撹拌しながら1-プロパンホス
ホン酸無水物(1.28mL、1.93mmol)を添加し、室温で終夜撹拌した。反応
混合物をEtOAc(3回)及びDCMで抽出した。合わせた有機相を、水及び生理食塩
水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過して、濃縮乾固させた。残渣をフラッシ
ュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(43mg、
収率13%)。MS(ESI):C26H25N5O5Sの質量計算値、519.6;m
/z実測値、520.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ
8.18(d,J=5.4Hz,1H),7.26(d,J=8.5Hz,2H),6
.89(d,J=8.6Hz,2H),6.79-6.63(m,1H),6.10(d
,J=16.8Hz,1H),6.01(d,J=5.6Hz,1H),5.70-5.
59(m,1H),5.31-5.22(m,1H),5.03-4.91(m,2H)
,4.68-4.60(m,2H),4.45(d,J=14.6Hz,0.5H),4
.21(d,J=12.3Hz,0.5H),4.08(d,J=13.2Hz,0.5
H),3.95-3.81(m,1.5H),3.15-3.03(m,1H),2.8
7-2.74(m,1H),2.02-1.95(m,1H),1.87-1.74(m
,1H),1.71-1.59(m,1H),1.55-1.43(m,1H)。
【2841】
実施例613:(R)-5-(3-シクロペンチルオキシ)フェニル)-4-オキソ-
N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2842】
【2843】
実施例33と同様の方法を使用して、工程A~Cにおいて3-ニトロフェノール及びブ
ロモシクロペンタンを使用して、標記化合物を調製して、2-クロロ-4-((3-シク
ロペンチルフェニル)アミノ)ニコチノニトリルを得た。これを実施例1の方法1、工程
C~Hに供し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フル
オロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチル(3R)-3-ア
ミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用した。MS(ESI):C25H27N5
O3Sの質量計算値、477.6;m/z実測値、478.2[M+H]+。1H NM
R(400MHz,CD3OD及びDMSO-d6):δ 8.50(s,1H),8.
39-8.35(m,1H),7.57-7.48(m,1H),7.16-7.08(
m,1H),7.04-6.97(m,2H),6.20-6.15(m,1H),4.
93-4.86(m,1H),4.35-4.24(m,1H),3.48-3.40(
m,1H),3.34-3.30(m,1H),2.99-2.86(m,2H),2.
08-1.95(m,4H),1.90-1.78(m,6H),1.72-1.63(
m,2H)。
【2844】
実施例614:N-((3R,4R)-1-アクリロイル-4-ヒドロキシピロリジン
-3-イル)-5-(4-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド。
【2845】
【2846】
標記化合物を得るために、実施例33と同様に、工程Gを参照し、tert-ブチル(
3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル(
3S,4R)-3-アミノ-4-ヒドロキシ-ピロリジン-1-カルボキシレートを使用
して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C26H27N5O5Sの質量計算値、
521.6;m/z実測値、522.5[M+H]+。1H NMR(400MHz,C
D3OD):δ 8.29(d,J=5.5Hz,1H),7.31-7.15(m,1
H),7.01-6.85(m,2H),6.70-6.50(m,1H),6.38-
6.20(m,1H),6.02(d,J=5.5Hz,1H),5.83-5.69(
m,1H),4.74-4.36(m,3H),4.13-3.47(m,4H),2.
10(s,3H),1.42-1.30(m,6H)。
【2847】
実施例5:N-(トランス-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)-4-オキソ-5
-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2848】
【2849】
DCM(20mL)中のトランス-tert-ブチル3-ヒドロキシ-4-(4-オキ
ソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(
実施例617)(1200mg、2.00mmol)の溶液に、室温でTFA(34mL
)を滴下した。反応物を室温で30分間撹拌した。反応物を濃縮乾固させ、残渣を順相フ
ラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)で精製して、標記化合物をオフホワイト色
の固体として得た(905mg、収率90.5%)。MS(ESI):C26H23N5
O4Sの質量計算値、501.6;m/z実測値、502.2[M+H]+。1H NM
R(500MHz,CDCl3):δ 8.30-8.21(m,1H),7.72(s
,1H),7.55(s,2H),7.41(tt,J=18.0,8.9Hz,4H)
,7.29(d,J=1.2Hz,1H),7.16(ddt,J=27.3,18.8
,9.9Hz,3H),6.16-6.07(m,1H),3.91(s,1H),3.
55(d,J=12.8Hz,1H),3.45-3.37(m,5H),3.07(d
d,J=20.2,10.1Hz,1H),2.95(d,J=12.0Hz,1H),
2.20(d,J=15.2Hz,1H)。
【2850】
実施例616:(R)-5-(3-シクロヘキシルオキシ)フェニル)-4-オキソ-
N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2851】
【2852】
実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法で、工程Aにおいてフェノール及び5-フ
ルオロ-2-ニトロトルエンの代わりにメタンスルホン酸シクロヘキシル及び3-ニトロ
フェノールを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5
-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチル(3R)-
3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS
(ESI):C26H29N5O3Sの質量計算値、491.6;m/z実測値、492
.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.01(d,J
=5.7Hz,1H),7.48-7.33(m,1H),7.04-6.93(m,1
H),6.89-6.77(m,2H),5.87(d,J=5.7Hz,1H),4.
40-4.28(m,1H),4.02-3.89(m,1H),3.22-3.10(
m,1H),2.95-2.82(m,1H),2.69-2.49(m,2H),2.
09-1.92(m,3H),1.83-1.73(m,3H),1.71-1.62(
m,1H),1.61-1.48(m,4H),1.44-1.28(m,3H)。
【2853】
実施例6:トランス-tert-ブチル-3-ヒドロキシ-4-(4-オキソ-5-(
4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。
【2854】
【2855】
乾燥したフラスコに、トランス-4-アミノ-1-boc-3-ヒドロキシピペリジン
(1.00g、4.62mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(2.207mL、1
2.61mmol)及びTHF(17mL)を添加し、0℃に冷却した。4-オキソ-5
-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボニルクロリド(中間体40)(1.773g、4.20
3mmol)を0℃で滴下した。反応をLCMSでモニタし、完了したら飽和NaHCO
3で反応をクエンチし、DCMで抽出し、濃縮乾固させた。残渣を順相フラッシュカラム
クロマトグラフィ(SiO2)により精製し、標記化合物を得た。(1700mg、収率
67.2%)。MS(ESI):C31H31N5O6Sの質量計算値、601.7;m
/z実測値、602.0[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):δ
8.17(d,J=5.5Hz,1H),7.55(dd,J=9.0,2.5Hz,
1H),7.44-7.36(m,2H),7.26(dd,J=8.6,2.5Hz,
1H),7.22-7.06(m,6H),6.14(d,J=7.3Hz,1H),6
.03(d,J=5.5Hz,1H),4.36(s,2H),4.12(q,J=7.
2Hz,1H),3.93(dd,J=14.2,7.5Hz,1H),3.60(td
,J=10.1,5.0Hz,1H),2.73(s,1H),2.62(s,1H),
2.04(s,2H),1.45(s,9H)。
【2856】
実施例618:(R)-4-オキソ-5-(5-フェニルピリジン-3-イル)-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2857】
【2858】
実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工程Cにおいて5-フェニルピリジン
-3-アミンを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリ
ジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物っを調製した。MS(ESI):C
25H22N6O2Sの質量計算値、470.5;m/z実測値、471.3[M+H]
+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.97-8.91(m,1H)
,8.61-8.53(m,1H),8.51(s,1H),8.28-8.22(m,
1H),8.21-8.16(m,1H),7.74-7.68(m,2H),7.52
-7.41(m,3H),6.20-6.13(m,1H),4.23-4.13(m,
1H),3.42-3.34(m,1H),3.23-3.13(m,1H),2.97
-2.82(m,2H),2.08-1.95(m,2H),1.81-1.67(m,
2H)。
【2859】
実施例619:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-
メトキシピリミジン-5-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2860】
【2861】
工程A:2-フェノキシピリミジン-5-アミン。標記化合物を得るために、実施例1
の方法1、工程A~Bと同様の方法で、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニトロトルエ
ンの代わりに、2-クロロ-5-ニトロ-ピリミジンを使用して、標記化合物を調製した
。
【2862】
工程B:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メトキ
シピリミジン-5-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程C~Iと同
様の方法で、工程Cにおいて2-フェノキシピリジン-5-アミンを使用し、工程Gにお
いてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カ
ルボキシレートの代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カル
ボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C22H21N7O
4Sの質量計算値、479.5;m/z実測値、480.4[M+H]+。1H NMR
(400MHz,CD3OD):δ 8.71(s,2H),8.35-8.30(m,
1H),6.83-6.68(m,1H),6.34-6.24(m,1H),6.22
-6.12(m,1H),5.77-5.64(m,1H),4.45-3.75(m,
6H),3.20-3.06(m,1H),2.94-2.80(m,1H),2.11
-1.99(m,1H),1.90-1.80(m,1H),1.79-1.64(m,
1H),1.62-1.48(m,1H)。
【2863】
実施例620:(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(3-トリ
フルオロメトキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2864】
【2865】
実施例1の方法1、工程B~Hと同様の方法で、工程Bにおいて2-メチル-1-ニト
ロ-4-フェノキシ-ベンゼンの代わりに、1-ニトロ-3-(トリフルオロメトキシ)
ベンゼンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-
フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチル(3R)-3
-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(
ESI):C21H18F3N5O3Sの質量計算値、477.5;m/z実測値、47
8.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.04(d,
J=5.7Hz,1H),7.69-7.59(m,1H),7.42-7.33(m,
2H),7.32-7.25(m,1H),5.87(d,J=5.7Hz,1H),4
.01-3.91(m,1H),3.22-3.11(m,1H),2.92-2.83
(m,1H),2.65-2.54(m,2H),2.08-1.99(m,1H),1
.83-1.75(m,1H),1.71-1.52(m,2H)。
【2866】
実施例621:(R)-5-(3-シクロブトキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピ
ペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド。
【2867】
【2868】
工程A:1-シクロブトキシ-3-ニトロベンゼン。実施例33、工程Aと同様の方法
を使用し、4-ニトロフェノール及び2-ヨードプロパンの代わりに3-ニトロフェノー
ル及びブロモシクロブタンを使用して、標記化合物を調製した。
【2869】
工程B:(R)-5-(3-シクロブトキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド。実施例1、工程B~Hと同様の方法を使用して、標記化合物
を調製した。MS(ESI):C24H25N5O3Sの質量計算値、463.6;m/
z実測値、464.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ
8.46(s,1H),8.31-8.25(m,1H),7.52-7.43(m,1
H),7.05-6.89(m,3H),6.16-6.08(m,1H),4.77-
4.66(m,1H),4.31-4.18(m,1H),3.57-3.45(m,1
H),3.37-3.32(m,1H),3.02-2.85(m,2H),2.53-
2.40(m,2H),2.20-1.97(m,4H),1.90-1.65(m,4
H)。
【2870】
実施例622:(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(3-ピリ
ジン-2-イル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2871】
【2872】
実施例540、工程A~Bで見られる手順を使用して、標記化合物を調製した。MS(
ESI):C25H22N6O2Sの質量計算値、470.5;m/z実測値、471.
2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.8.92-8.
88(m,1H),8.77-8.66(m,1H),8.52-8.40(m,2H)
,8.25-8.05(m,3H),8.01-7.93(m,1H),7.89-7.
80(m,1H),6.45(d,J=6.1Hz,1H),4.38-4.25(m,
1H),3.58-3.50(m,1H),3.40-3.33(m,1H),3.06
-2.96(m,2H),2.16-2.04(m,2H),1.93-1.75(m,
2H)。
【2873】
実施例623:(R)-4-オキソ-5-(6-フェニルピリジン-2-イル)-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2874】
【2875】
実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシ-アニリンの代わりに、3-フェニルアニリンを使用し、工程Gにおいてtert
-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレー
トの代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレート
を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C25H22N6O2Sの質量計
算値、470.5;m/z実測値、471.1[M+H]+。1H NMR(400MH
z,CD3OD及びDMSO-d6):δ 8.31-8.27(m,1H),8.13
-8.04(m,2H),8.02-7.97(m,2H),7.50-7.46(m,
1H),7.45-7.38(m,3H),6.24-6.19(m,1H),4.20
-4.16(m,1H),3.35-3.29(m,1H),3.20-3.15(m,
1H),2.88-2.75(m,2H),1.95-1.85(m,2H),1.76
-1.57(m,2H)。
【2876】
実施例624:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R
)-(2-メチル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2877】
【2878】
*Rアトロプ異性体が得られる以外は、実施例505で見られる手順を使用して、標記
化合物を調製した。MS(ESI):C25H22F3N5O4Sの質量計算値、545
.5;m/z実測値、546.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3O
D):δ 8.32(d,J=5.56Hz,1H),7.48(d,J=8.59Hz
,1H),7.43(s,1H),7.35(d,J=9.09Hz,1H),6.73
-6.87(m,1H),6.21(dd,J=3.28,16.93Hz,1H),6
.02(d,J=5.56Hz,1H),5.74(t,J=8.34Hz,1H),4
.53(d,J=2.53Hz,0.5H),4.31(d,J=12.63Hz,0.
5H),4.14-4.23(m,0.5H),3.88-4.07(m,1.5H),
3.15-3.26(m,1H),2.81-3.02(m,1H),2.22(s,3
H),2.02-2.14(m,1H),1.83-1.95(m,1H),1.66-
1.84(m,1H),1.50-1.66(m,1H)。
【2879】
実施例625:(3S,4S)-tert-ブチル3-フルオロ-4-(4-オキソ-
5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピロリジン-1-カルボキシレート。
【2880】
【2881】
乾燥したフラスコに、(3R,4S)-tert-ブチル3-アミノ-4-フルオロピ
ロリジン-1-カルボキシレート(241mg、1.185mmol)、ジイソプロピル
エチルアミン(0.622mL、3.56mmol)、及びTHF(5mL)を添加し、
0℃に冷却した。4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボニルクロリド(中間体
40)(0.500g、1.18mmol)を0℃で滴下した。反応をLCMSでモニタ
し、完了したら飽和NaHCO3で反応をクエンチし、DCMで抽出し、濃縮乾固させた
。残渣を順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)により精製し、標記化合物
をオフホワイト色の固体として得た(480g、収率69%)。MS(ESI):C30
H28FN5O5Sの質量計算値、589.6;m/z実測値、590.2[M+H]+
。1H NMR(500MHz,CDCl3):δ 9.56(s,1H),8.27(
d,J=5.5Hz,1H),7.47-7.30(m,4H),7.21-7.05(
m,5H),6.13(d,J=5.5Hz,1H),3.73(dd,J=12.1,
5.8Hz,2H),3.69-3.57(m,3H),3.55-3.43(m,1H
),1.41(t,J=4.6Hz,9H)。
【2882】
実施例626:(R)-5-(4-シクロブトキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピ
ペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド。
【2883】
【2884】
実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法を使用し、工程Aにおいて4-シクロブト
キシアニリンを使用し、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ-
ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピ
ペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):
C24H25N5O3Sの質量計算値、463.6;m/z実測値、464.1[M+H
]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.33(d,J=5.56H
z,1H),7.26-7.32(m,2H),7.03(d,J=9.09Hz,2H
),6.16(d,J=5.56Hz,1H),4.77(quin,J=7.07Hz
,1H),4.21-4.31(m,1H),3.53(dd,J=3.79,11.8
7Hz,1H),3.33-3.40(m,1H),2.87-3.00(m,2H),
2.46-2.57(m,2H),2.02-2.23(m,4H),1.67-1.9
4(m,4H)。
【2885】
実施例627:tert-ブチル-4-(4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル
)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。
【2886】
【2887】
4-アミノ-1-Boc-ピペリジン(1.62g、7.82mmol)、ジイソプロ
ピルエチルアミン(3.74mL、21.3mmol)、及びTHF(28mL)を含む
乾燥したフラスコに、0℃で4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボニルクロリ
ド(中間体40)(3.00g、7.11mmol)を滴下した。反応を、LCMSによ
りモニタした。反応が完了したら、飽和NaHCO3で反応をクエンチし、DCMで抽出
し、濃縮乾固させた。残渣を順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)により
精製し、標記化合物をオフホワイト色の固体として得た(3800g、収率91.2%)
。MS(ESI):C31H31N5O5Sの質量計算値、585.7;m/z実測値、
585.9[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 9.46(
s,1H),8.35(d,J=5.4Hz,1H),7.45-7.35(m,2H)
,7.28(d,J=8.7Hz,2H),7.23-7.07(m,5H),6.15
(dd,J=5.7,1.9Hz,1H),5.55(d,J=7.8Hz,1H),4
.10(qt,J=12.0,8.2,7.3Hz,3H),2.90(t,J=12.
7Hz,2H),2.07-1.97(m,2H),1.47(s,11H)。
【2888】
実施例628:(R)-tert-ブチル(3-(4-オキソ-5-(4-フェノキシ
フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。
【2889】
【2890】
実施例627で見られるものと同様の条件を使用して、工程Gにおいて(R)-1-B
oc-3-アミノピペリジンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C3
1H31N5O5Sの質量計算値、585.7;m/z実測値、586.0[M+H]+
。1H NMR(500MHz,CDCl3):δ 9.48(s,1H),8.34(
d,J=5.5Hz,1H),7.44-7.36(m,2H),7.29(dd,J=
6.6,2.7Hz,2H),7.22-7.07(m,5H),6.15(d,J=5
.5Hz,1H),4.11(p,J=6.6,6.1Hz,2H),3.63(s,1
H),3.46(s,2H),3.39(s,1H),2.04(s,1H),1.73
(dq,J=12.7,6.1Hz,1H),1.59(dt,J=13.5,6.6H
z,1H),1.50(s,9H),1.26(t,J=7.2Hz,1H)。
【2891】
実施例629:(R)-5-(3-シクロヘキシルフェニルブチルフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2892】
【2893】
方法1、工程F~Hで見られる手順を使用して、メチル5-(3-シクロヘキシルフェ
ニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキシレート(実施例519の工程Bのとおりに合成)を使用し、工
程Gにおいてtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレート
を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C26H29N5O2Sの質量計
算値、475.6;m/z実測値、476.4[M+H]+。1H NMR(400MH
z,CD3OD):δ 8.53(s,1H),8.32(d,J=5.5Hz,1H)
,7.59-7.51(m,1H),7.47-7.41(m,1H),7.33-7.
30(m,1H),7.28-7.22(m,1H),6.07(d,J=5.6Hz,
1H),4.36-4.24(m,1H),3.48-3.40(m,1H),3.28
-3.23(m,1H),2.99-2.87(m,2H),2.69-2.62(m,
1H),2.09-1.98(m,2H),1.97-1.82m,5H),1.81-
1.74(m,2H),1.57-1.41(m,4H),1.38-1.26(m,1
H)。
【2894】
実施例630:(R)-5-(3-イソプロピルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペ
リジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド。
【2895】
【2896】
実施例1の方法1、工程E~Gと同様の方法を使用して、メチル3-アミノ-4-((
3-イソプロピルフェニル)アミノ)チエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレ
ート(実施例529、工程Aのとおりに調製)を使用し、tert-ブチル(3R)-3
-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(
ESI):C23H25N5O2Sの質量計算値、435.5;m/z実測値、436.
2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.45(s,1H
),8.32-8.29(m,1H),7.59-7.49(m,1H),7.46-7
.40(m,1H),7.32-7.27(m,1H),7.24-7.18(m,1H
),6.12-6.06(m,1H),4.34-4.19(m,1H),3.54-3
.45(m,1H),3.36-3.31(m,1H),3.06-2.85(m,3H
),2.17-1.99(m,2H),1.88-1.69(m,2H),1.31-1
.25(m,6H)。
【2897】
実施例631:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(3-(ピリジン-4-イル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2898】
【2899】
実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Cにおいて3-(ピリジン-4イ
ル)アニリンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-
5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチル(3R)
-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。M
S(ESI):C28H24N6O3Sの質量計算値、524.6;m/z実測値、52
5.5[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.27
-10.07(m,1H),8.67-8.58(m,2H),8.34-8.22(m
,1H),8.18-8.02(m,1H),8.00-7.88(m,2H),7.7
9-7.68(m,3H),7.59-7.46(m,1H),6.85-6.63(m
,1H),6.14-5.99(m,2H),5.74-5.55(m,1H),4.4
7-4.12(m,1H),4.07-3.88(m,1H),3.85-3.65(m
,1H),3.11-2.91(m,1H),2.80-2.63(m,1H),1.9
6-1.72(m,2H),1.72-1.54(m,1H),1.47-1.34(m
,1H)。
【2900】
実施例632:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-
オキセタン-3-イル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2901】
【2902】
工程A:3-メチル-(オキセタン-3イル)アニリン。丸底フラスコに、3-アミノ
フェニルボロン酸ピナコールエステル(12.28g、54.36mmol)、ヨウ化ニ
ッケル(II)(849mg、2.72mmol)、トランス-2-アミノシクロヘキサ
ノール塩酸塩(412mg、2.72mmol)、ナトリウムビス(トリメチルシリル)
アミド(9.967g、54.36mmol)、及びiPrOH(54mL)中の3-ヨ
ードオキセタン(5.00g、27.2mmol)の懸濁液を添加した。反応物を室温で
撹拌しながらN2で30分間パージし、次に120℃まで上昇させながらN2で更に15
分間パージした。反応物を120℃で3時間撹拌した。反応物を放冷し、水でクエンチし
、EtOAc及び生理食塩水で抽出し、有機層を回収し、水相をEtOAcで再抽出した
。合わせた有機層を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。残渣をフラ
ッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を褐色の油状物として得た(3.
24g、収率79.9%)。
【2903】
工程B:5-(3-オキセタン-3-イル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸。方法1工
程C~Fと同様の方法で、工程Cで3-(オキセタ-3-イル)アニリンを使用して、標
記化合物を調製した。(908mg,収率32.6%)。
【2904】
工程C:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-(オキ
セタン-3-イル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。5-(3-(オキセタン-3-
イル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボン酸(150mg、0.408mmol)、1-[(3
R)-3-アミノ-1-ピペリジル]プロパ-2-エン-1-オン(中間15)(189
mg、1.23mmol)、THF(2mL)、及びジイソプロピルエチルアミン(0.
352mL、2.04mmol)の溶液に、1-プロパンホスホン酸無水物(0.408
mL、0.612mmol)を添加し、室温で終夜撹拌した。反応混合物にEtOAc及
びH2Oを添加し、有機相を集め、H2 OをEtOAcで再抽出した。合わせた有機物
をH2O及び生理食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過して、濃縮乾固さ
せた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製した後、標記化合物を白色の固体
として得た(39.9mg、収率19.4%)。MS(ESI):C26H25N5O4
Sの質量計算値、503.6;m/z実測値、504.1[M+H]+。1H NMR(
500MHz,CD3OD):δ8.28(d,J=5.6Hz,1H),7.63(d
,J=5.0Hz,2H),7.53(s,1H),7.40-7.33(m,1H),
6.85-6.74(m,1H),6.20(dd,J=16.7,7.6Hz,1H)
,6.11(d,J=5.6Hz,1H),5.73(dd,J=20.4,10.8H
z,1H),5.14-5.08(m,2H),4.82-4.76(m,2H),4.
58-4.50(m,1H),4.41-4.34(m,1H),4.34-4.28(
m,0H),4.20(d,J=1.3Hz,1H),4.04-3.91(m,1H)
,3.21-3.14(m,1H),2.89(q,J=1.9Hz,1H),2.11
-2.04(m,1H),1.91-1.83(m,1H),1.80-1.67(m,
1H),1.65-1.53(m,1H)。
【2905】
実施例633:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-
(イソプロポキシ)-3-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2906】
【2907】
実施例534、工程A~Cで見られる手順を使用し、工程Aにおいて3-シクロブチル
アニリンの代わりに4-イソプロポキシ-3-メチル-アニリンを使用して、標記化合物
を調製した。MS(ESI):C27H29N5O4Sの質量計算値、519.6;m/
z実測値、520.2[M+H]+。1H NMR(600MHz,DMSO-d6):
δ 10.18-9.96(d,J=16.7Hz,1H),8.33-8.29(d,
J=5.5Hz,1H),8.11-7.91(m,1H),7.22-7.17(m,
2H),7.14-7.09(m,1H),6.84-6.70(m,1H),6.14
-6.07(d,J=16.6Hz,1H),6.06-6.00(d,J=5.5Hz
,1H),5.71-5.64(m,1H),4.72-4.60(m,1H),4.5
0-4.15(m,1H),4.10-3.93(m,1H),3.84-3.72(m
,1H),3.16-2.93(m,1H),2.83-2.63(m,1H),2.2
0-2.13(s,3H),2.00-1.90(m,1H),1.83-1.76(m
,1H),1.73-1.59(m,1H),1.50-1.38(m,1H),1.3
6-1.30(m,6H)。
【2908】
実施例634:(R)-5-(2-シクロブチルピリジン-4-イル)-4-オキソ-
N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2909】
【2910】
実施例534、工程A~Bで見られる手順を使用し、工程Aにおいて3-シクロブチル
アニリンの代わりに2-シクロブチルピリジン-4-アミンを使用して、標記化合物を調
製した。MS(ESI):C23H24N6O2Sの質量計算値、448.5;m/z実
測値、449.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CD3OD):δ 8.
72-8.66(d,J=5.2Hz,1H),8.21-8.14(d,J=5.6H
z,1H),7.45-7.38(d,J=1.9Hz,1H),7.36-7.30(
dd,J=5.3,1.9Hz,1H),6.12-6.07(d,J=5.6Hz,1
H),4.22-4.13(m,1H),3.85-3.74(m,1H),3.40-
3.33(m,1H),3.20-3.09(m,1H),2.97-2.82(m,2
H),2.47-2.32(m,4H),2.18-1.89(m,4H),1.82-
1.68(m,2H)。
【2911】
実施例635:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(6-フェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2912】
【2913】
実施例534、工程A~Cで見られる手順を使用し、工程Aにおいて3-シクロブチル
アニリンの代わりに6-フェノキシピリジン-2-アミンを使用して、標記化合物を調製
した。MS(ESI):C28H24N6O4Sの質量計算値、540.6;m/z実測
値、541.0[M+H]+。1H NMR(600MHz,CD3OD):δ 8.3
4-8.24(m,1H),8.11-8.04(m,1H),7.40-7.34(m
,2H),7.32-7.27(d,J=7.4Hz,1H),7.20-7.12(m
,4H),6.83-6.73(m,1H),6.29-6.23(d,J=5.5Hz
,1H),6.23-6.16(m,1H),5.77-5.69(m,1H),4.5
5-4.24(m,1H),4.20-3.91(m,2H),3.23-3.12(m
,1H),2.97-2.85(m,1H),2.12-2.01(d,J=12.3H
z,1H),1.91-1.82(m,1H),1.80-1.65(m,1H),1.
64-1.52(m,1H)。
【2914】
実施例636:(R)-5-(2,2-ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジオキソー
ル-5-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2915】
【2916】
実施例534、工程A~Bに見られる手順を使用して、工程Aにおいて、3-シクロブ
チルアニリンの代わりに2,2-ジフルオロ-5-アミノベンゾジオキソールを使用し、
工程Bにおいて、4MのHCl及びジオキサンの代わりにTFA、DCM及びDCEを使
用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C21H17F2N5O4Sの質量計
算値、473.5;m/z実測値、474.0[M+H]+。1H NMR(500MH
z,CD3OD):δ 8.29(d,J=5.6Hz,1H),7.46-7.39(
m,2H),7.31-7.24(m,1H),6.17(d,J=5.6Hz,1H)
,4.28-4.20(m,1H),3.49-3.43(m,1H),3.30-3.
25(m,1H),2.97-2.90(m,2H),2.11-2.02(m,2H)
,1.87-1.70(m,2H)。
【2917】
実施例637:(R)-5-(3-イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピ
ペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド。
【2918】
【2919】
実施例534、工程A~Bで見られる手順を使用し、工程Aにおいて3-シクロブチル
アニリンの代わりに3-イソプロポキシアニリンを使用して、標記化合物を調製した。M
S(ESI):C23H25N5O3Sの質量計算値、451.5;m/z実測値、45
2.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO-d6):δ 8.62-
8.50(d,J=6.1Hz,1H),8.19-8.10(d,J=5.5Hz,1
H),7.46-7.39(m,1H),7.03-6.98(m,1H),6.90-
6.82(m,2H),5.89-5.83(d,J=5.5Hz,1H),4.67-
4.57(m,1H),4.06-3.95(m,1H),3.27-3.20(m,2
H),3.09-3.01(m,1H),2.77-2.61(m,2H),1.98-
1.89(m,1H),1.85-1.76(m,1H),1.66-1.49(m,2
H),1.28(d,6H)。
【2920】
実施例638:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-
(tert-ブチル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2921】
【2922】
実施例534、工程A~Cで見られる手順を使用し、工程Aにおいて3-シクロブチル
アニリンの代わりに3-(tert-ブチル)アニリンを使用して、標記化合物を調製し
た。MS(ESI):C27H29N5O3Sの質量計算値、503.6;m/z実測値
、504.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CD3OD):δ 8.27
(d,J=5.6Hz,1H),7.61(d,J=8.1Hz,1H),7.54(t
,J=7.9Hz,1H),7.50(s,1H),7.24(d,J=7.7Hz,1
H),6.86-6.74(m,1H),6.20(dd,J=16.8,7.3Hz,
1H),6.06(d,J=5.6Hz,1H),5.73(dd,J=18.1,10
.9Hz,1H),4.59-4.28(m,1H),4.23-3.93(m,2H)
,3.22-3.10(m,1H),2.89(q,J=1.1Hz,1H),2.12
-2.03(m,1H),1.90-1.83(m,1H),1.80-1.66(m,
1H),1.66-1.52(m,1H),1.37(s,9H)。
【2923】
実施例639:(3S,4S)-tert-ブチル3-メトキシ-4-(4-オキソ-
5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピロリジン-1-カルボキシレート。
【2924】
【2925】
実施例1の方法1の工程Gと同様にして、4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル
)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボン酸(中間体58)を使用し、かつ工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R
)-3-アミノ-5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに(3S,
4S)-3-アミノ-4-メトキシ-ピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、標
記化合物を調製した。MS(ESI):C31H31N5O6Sの質量計算値、601.
7;m/z実測値、602.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3
):δ 9.52(s,1H),8.31(d,J=5.5Hz,1H),7.43-7
.28(m,4H),7.22-7.07(m,6H),6.56(s,1H),6.1
4(d,J=5.5Hz,1H),4.52(tt,J=6.2,2.6Hz,1H),
3.92(dd,J=10.1,5.1Hz,1H),3.73(dd,J=1.9,6
.0Hz,1H),3.60(dd,J=12.4,4.9Hz,1H),3.53-3
.43(m,4H),1.38(m,9H)。
【2926】
実施例640:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(5-
(イソプロポキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2927】
【2928】
実施例534、工程A~Cで見られる手順を使用し、工程Aにおいて3-シクロブチル
アニリンの代わりに5-イソプロポキシ-2-メチル-アニリンを使用して、標記化合物
を調製した。MS(ESI):C27H29N5O4Sの質量計算値、519.6;m/
z実測値、520.1[M+H]+。1H NMR(600MHz,CD3OD):δ8
.34-8.28(d,J=5.6Hz,1H),7.37-7.31(d,J=8.5
Hz,1H),7.04-6.99(m,1H),6.96-6.91(d,J=2.8
Hz,1H),6.84-6.74(m,1H),6.25-6.16(m,1H),6
.05-6.01(m,1H),5.77-5.70(m,1H),4.63-4.56
(m,1H),4.55-4.26(m,1H),4.22-3.92(m,2H),3
.23-3.14(m,1H),2.99-2.85(m,1H),2.11-2.05
(s,4H),1.92-1.83(m,1H),1.81-1.68(m,1H),1
.65-1.49(m,1H),1.32-1.29(s,6H)。
【2929】
実施例641:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-
(tert-ブチルスルホニル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2930】
【2931】
実施例534、工程A~Cで見られる手順を使用し、工程Aにおいて3-シクロブチル
アニリンの代わりに4-(tert-ブチルスルホニル)アニリンを使用して、標記化合
物を調製した。MS(ESI):C27H29N5O5S2の質量計算値、567.7;
m/z実測値、568.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):
δ 9.51(s,1H),8.38(d,J=5.3Hz,1H),8.11(d,J
=8.6Hz,2H),7.58(d,J=8.2Hz,2H),6.69-6.56(
m,1H),6.50-6.38(m,0.5H),6.35(s,1H),6.08(
d,J=4.8Hz,1H),5.76(s,1H),5.58(s,0.5H),4.
21-3.31(m,5H),2.18-1.70(m,4H),1.42(s,9H)
。
【2932】
実施例642:(R)-5-(4-ヒドロキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド。
【2933】
【2934】
実施例534、工程A~Bに見られる手順を使用して、工程Aにおいて、3-シクロブ
チルアニリンの代わりに4-(tert-ブトキシ)アニリンを使用し、工程Bにおいて
、4MのHCl及びジオキサンの代わりにTFA及びジクロロエタンを使用して、標記化
合物を調製した。MS(ESI):C20H19N5O3Sの質量計算値、409.5;
m/z実測値、410.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):
δ 8.32(d,J=5.6Hz,1H),7.22(d,J=8.7Hz,2H),
6.98(d,J=8.7Hz,2H),6.17(d,J=5.6Hz,1H),4.
32-4.19(m,1H),3.53(dd,J=12.1,3.8Hz,1H),3
.36(d,J=12.7Hz,1H),3.01-2.90(m,2H),2.16-
2.02(m,2H),1.94-1.67(m,2H)。
【2935】
実施例643:(R)-5-(3-アセチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド。
【2936】
【2937】
実施例534、工程A~Bで見られる手順を使用し、工程Aにおいて3-シクロブチル
アニリンの代わりに1-(3-アミノフェニル)エタノンを使用して、標記化合物を調製
した。MS(ESI):C22H21N5O3Sの質量計算値、435.5;m/z実測
値、436.0[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO-d6):δ 1
0.37-10.27(s,1H),9.45-9.31(m,1H),9.26-9.
06(m,1H),8.44-8.31(m,2H),8.19-8.11(m,1H)
,8.10-8.03(s,1H),7.83-7.74(m,2H),6.10-5.
99(d,J=5.6Hz,1H),4.29-4.16(m,1H),3.35-3.
26(d,J=1.5Hz,1H),3.23-3.13(d,J=12.2Hz,1H
),2.96-2.76(m,2H),2.65-2.58(s,3H),1.97-1
.86(m,2H),1.80-1.59(m,2H)。
【2938】
実施例644:(R)-5-(5-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキ
ソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2939】
【2940】
実施例534、工程A~Bで見られる手順を使用し、工程Aにおいて3-シクロブチル
アニリンの代わりに5-イソプロポキシ-2-メチル-アニリンを使用して、標記化合物
を調製した。MS(ESI):C24H27N5O3Sの質量計算値、465.6;m/
z実測値、466.1[M+H]+。1H NMR(600MHz,CD3OD):δ
8.52-8.47(d,J=6.4Hz,1H),7.41-7.36(d,J=8.
6Hz,1H),7.09-7.04(dd,J=8.6,2.6Hz,1H),6.9
7-6.94(m,1H),6.34-6.28(d,J=6.4Hz,1H),4.6
5-4.54(dt,J=12.1,6.0Hz,1H),4.35-4.26(m,1
H),3.57-3.52(m,1H),3.40-3.33(m,1H),3.05-
2.97(m,2H),2.14-2.06(m,5H),1.92-1.75(m,2
H),1.34-1.28(dd,J=6.0,4.5Hz,6H)。
【2941】
実施例645:(R)-4-オキソ-5-(6-フェノキシピリジン-2-イル)-N
-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2942】
【2943】
実施例534、工程A~Bで見られる手順を使用し、工程Aにおいて3-シクロブチル
アニリンの代わりに6-フェノキシピリジン-2-アミンを使用して、標記化合物を調製
した。MS(ESI):C25H22N6O3Sの質量計算値、486.6;m/z実測
値、487.0[M+H]+。1H NMR(600MHz,MeOD)δ 8.19(
d,J=5.6Hz,1H),8.09-8.04(m,1H),7.42-7.37(
m,2H),7.28-7.23(m,1H),7.22-7.16(m,3H),7.
09(d,J=8.3Hz,1H),6.14(d,J=5.6Hz,1H),4.21
-4.11(m,1H),3.31-3.28(m,1H),3.15-3.09(m,
1H),2.93-2.82(m,2H),2.08-1.93(m,2H),1.79
-1.70(m,2H)。
【2944】
実施例646:(R)-5-(3-(tert-ブチル)フェニル)-4-オキソ-N
-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2945】
【2946】
実施例534、工程A~Bで見られる手順を使用し、工程Aにおいて3-シクロブチル
アニリンの代わりに3-tert-ブチルアニリンを使用して、標記化合物を調製した。
MS(ESI):C24H27N5O2Sの質量計算値、449.6;m/z実測値、4
50.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.44(d
,J=6.3Hz,1H),7.70-7.62(m,1H),7.58(t,J=7.
9Hz,1H),7.51(t,J=1.9Hz,1H),7.30-7.23(m,1
H),6.29(d,J=6.3Hz,1H),4.36-4.24(m,1H),3.
54(dd,J=12.2,4.0Hz,1H),3.36(d,J=12.7Hz,1
H),3.00(t,J=1.5Hz,2H),2.15-2.04(m,2H),1.
96-1.71(m,2H),1.37(s,9H)。
【2947】
実施例647:(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(3-ピリ
ジン-4-イル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2948】
【2949】
実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工程Cにおいて3-(ピリジン-4イ
ル)アニリンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-
5-フルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチル(3R)
-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。M
S(ESI):C25H22N6O2Sの質量計算値、470.5;m/z実測値、47
1.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.63-8.
55(m,2H),8.21(d,J=5.6Hz,1H),7.97-7.89(m,
1H),7.87-7.82(m,1H),7.79-7.70(m,3H),7.55
-7.48(m,1H),6.10(d,J=5.6Hz,1H),4.22-4.10
(m,1H),3.34-3.31(m,1H),3.18-3.08(m,1H),2
.92-2.75(m,2H),2.08-1.92(m,2H),1.80-1.65
(m,2H)。
【2950】
実施例648:(R)-tert-ブチル(3-(5-(3-(tert-ブチル)フ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。
【2951】
【2952】
実施例534、工程Aで見られる手順を使用し、3-シクロブチルアニリンの代わりに
3-tert-ブチルアニリンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C
29H35N5O4Sの質量計算値、549.7;m/z実測値、550.2[M+H]
+。1H NMR(500MHz,CD3OD):δ 8.29(d,J=5.6Hz,
1H),7.64-7.58(m,1H),7.54(t,J=7.9Hz,1H),7
.50-7.46(m,1H),7.23(d,J=7.6Hz,1H),6.07(d
,J=5.6Hz,1H),4.13-4.05(m,1H),3.97-3.84(m
,2H),2.87(t,J=12.4Hz,2H),2.06-2.01(m,1H)
,1.79(d,J=13.0Hz,1H),1.67-1.49(m,2H),1.4
6(s,9H),1.37(s,9H)。
【2953】
実施例649:(R)-tert-ブチル3-(5-(3-アセチルフェニル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。
【2954】
【2955】
実施例534、工程Aで見られる手順を使用し、3-シクロブチルアニリンの代わりに
1-(3-アミノフェニル)エタノンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI
):C27H29N5O5Sの質量計算値、535.6;m/z実測値、536.1[M
+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):δ 9.56-9.46(s,
1H),8.40-8.31(d,J=5.5Hz,1H),8.15-8.07(m,
1H),7.98-7.91(s,1H),7.76-7.68(m,1H),7.61
-7.53(s,1H),6.12-6.02(d,J=5.5Hz,1H),4.17
-4.07(m,1H),3.71-3.43(m,4H),3.40-3.22(m,
1H),2.68-2.57(s,3H),1.96-1.82(m,2H),1.78
-1.67(m,1H),1.65-1.56(m,1H),1.54-1.47(s,
9H)。
【2956】
実施例650:(R)-5-(4-(tert-ブチルスルホニル)フェニル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2957】
【2958】
実施例534、工程A~Bで見られる手順を使用し、3-シクロブチルアニリンの代わ
りに4-(tert-ブチルスルホニル)アニリンを使用して、標記化合物を調製した。
MS(ESI):C24H27N5O4S2の質量計算値、513.6;m/z実測値、
514.0[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO-d6):δ 10.
36(s,1H),9.42-9.29(m,1H),9.21-9.09(m,1H)
,8.40(d,J=5.5Hz,1H),8.10(d,J=8.6Hz,2H),7
.88-7.80(m,2H),6.20(d,J=5.6Hz,1H),4.31-4
.20(m,1H),3.28(dd,J=59.3,11.4Hz,2H),2.99
-2.80(m,2H),2.00-1.90(m,2H),1.83-1.63(m,
2H),1.35(s,9H)。
【2959】
実施例651:(R)-tert-ブチル(3-(5-(4-(tert-ブチル)フ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。
【2960】
【2961】
標記化合物を得るために、実施例534、工程Aで見られる手順を使用し、3-シクロ
ブチルアニリンの代わりに4-(tert-ブチルスルホニル)アニリンを使用して、標
記化合物を調製した。MS(ESI):C29H35N5O6S2の質量計算値、613
.8;m/z実測値、614.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ 9.55(s,1H),8.38(d,J=5.5Hz,1H),8.11(
d,J=8.7Hz,2H),7.58(d,J=8.4Hz,2H),6.21-5.
35(m,2H),4.16-4.09(m,1H),3.70-3.44(m,3H)
,3.34(s,1H),1.89(s,2H),1.79-1.69(m,1H),1
.64-1.55(m,1H),1.51(s,9H),1.42(s,9H)。
【2962】
実施例652:(R)-tert-ブチル(3-(5-(4-(tert-ブチル)フ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。
【2963】
【2964】
標記化合物を得るために、実施例534、工程Aで見られる手順を使用し、3-シクロ
ブチルアニリンの代わりに4-(tert-ブトキシ)アニリンを使用して、標記化合物
を調製した。MS(ESI):C29H35N5O5Sの質量計算値、565.7;m/
z実測値、566.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ
8.31(d,J=5.6Hz,1H),7.38-7.29(m,2H),7.24-
7.19(m,2H),6.14(d,J=5.6Hz,1H),4.08-3.84(
m,3H),3.06-2.79(m,2H),2.06-2.00(m,1H),1.
83-1.74(m,1H),1.68-1.51(m,2H),1.47(s,9H)
,1.42(s,9H)。
【2965】
実施例653:(R)-tert-ブチル-3-(5-(2,2-ジフルオロベンゾ[
d][1,3]ジオキソール-5-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カ
ルボキシレート。
【2966】
【2967】
標記化合物を得るために、実施例525の工程Aを使用して、標記化合物を調製した。
MS(ESI):C26H25F2N5O6Sの質量計算値、573.6;m/z実測値
、574.0[M+H]+。1H NMR(500MHz,CD3OD):δ 8.32
(d,J=5.6Hz,1H),7.47-7.40(m,2H),7.30(dd,J
=8.5,2.0Hz,1H),6.20(d,J=5.6Hz,1H),4.08-4
.02(m,1H),3.97-3.86(m,2H),3.03-2.66(m,2H
),2.03(d,J=2.6Hz,1H),1.82-1.74(m,1H),1.6
6-1.50(m,2H),1.46(s,9H)。
【2968】
実施例654:(R)-tert-ブチル3-(5-(6-シクロブトキシピリジン-
3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。
【2969】
【2970】
標記化合物を得るために、実施例534、工程Aで見られる手順を使用し、3-シクロ
ブチルアニリンの代わりに6-(シクロブトキシ)ピリジン-3-アミンを使用して、標
記化合物を調製した。MS(ESI):C28H32N6O5Sの質量計算値、564.
7;m/z実測値、565.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD
):δ 8.32(d,J=5.6Hz,1H),8.19(dd,J=2.7,0.5
Hz,1H),7.74(dd,J=8.8,2.7Hz,1H),6.95(dd,J
=8.8,0.5Hz,1H),6.20(d,J=5.6Hz,1H),5.28-5
.17(m,1H),4.08-4.02(m,1H),3.97-3.86(m,2H
),2.99-2.74(m,2H),2.56-2.45(m,2H),2.24-2
.11(m,2H),2.07-2.01(m,1H),1.94-1.83(m,1H
),1.82-1.69(m,2H),1.68-1.51(m,2H),1.46(s
,9H)。
【2971】
実施例655:N-((3R,4R)-1-アクリロイル-5-ヒドロキシピペリジン
-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,4-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2972】
【2973】
実施例1の方法1、工程Iで見られるものと同様の条件を使用して、N-((3R,5
R)-5-フルオロピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミドの代わりに、N-((3R,4R)-4-ヒドロキシピペリ
ジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例6
58)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H25N5O5Sの
質量計算値、555.6;m/z実測値、556.1[M+H]+。1H NMR(40
0MHz,CDCl3):δ 9.74(s,1H),8.17(dd,J=1.1,5
.7Hz,1H),7.50(s,1H),7.39(t,J=7.8Hz,2H),7
.28(d,J=6.9Hz,2H),7.22-7.05(m,5H),6.71-6
.59(m,1H),6.54(d,J=1.1Hz,1H),6.26(d,J=16
.8Hz,1H),6.00(t,J=7.4Hz,1H),4.60(dd,J=27
.0,12.4Hz,1H),3.86(d,J=14.7Hz,3H),3.48(s
,1H),2.86(t,J=15.9Hz,1H),2.68(d,J=13.4Hz
,1H),2.09-2.01(m,1H),1.21(t,J=7.0Hz,1H)。
【2974】
実施例656:(R)-5-(3-メチル-5-フェノキシピラジン-2-イル)-4
-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2975】
【2976】
標記化合物を得るために、実施例534、工程A~Bで見られる手順を使用し、工程A
において3-シクロブチルアニリンの代わりに3-メチル-5-フェノキシ-ピラジン-
2-アミン(中間体51)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C25
H23N7O3Sの質量計算値、501.6;m/z実測値、502.1[M+H]+。
1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.56-8.50(m,1H),8
.34-8.27(s,1H),7.51-7.44(m,2H),7.32-7.23
(m,3H),6.57-6.52(d,J=6.3Hz,1H),4.36-4.23
(m,1H),3.59-3.50(d,J=12.7Hz,1H),3.40-3.3
3(d,J=13.5Hz,1H),3.05-2.93(m,2H),2.36-2.
29(s,3H),2.18-2.04(m,2H),1.94-1.72(m,2H)
。
【2977】
実施例657:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-
メチル-5-フェノキシピラジン-2-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2978】
【2979】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程Iで見られるものと同様の条件を使
用して、N-((3R,5R)-5-フルオロピペリジン-3-イル)-5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミドの代わりに、(R)-5-(3-
メチル-5-フェノキシピラリジン-2-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-
イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド(実施例656)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI)
:C28H25N7O4Sの質量計算値、555.6;m/z実測値、556.1[M+
H]+。1H NMR(600MHz,CD3OD):δ 8.37-8.32(d,J
=5.5Hz,1H),8.31-8.26(s,1H),7.50-7.43(m,2
H),7.31-7.21(m,3H),6.86-6.73(m,1H),6.23-
6.15(m,2H),5.78-5.68(m,1H),4.58-4.27(m,1
H),4.23-3.89(m,2H),3.22-3.11(m,1H),2.96-
2.84(m,1H),2.36-2.26(d,J=2.8Hz,3H),2.13-
2.01(m,1H),1.91-1.83(m,1H),1.80-1.67(m,1
H),1.63-1.50(m,1H)。
【2980】
実施例658:N-((3R,4R)-4-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-4-
オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2981】
【2982】
工程A:(3R,4R)-tert-ブチル-4-ヒドロキシ-3-(4-オキソ-5
-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。乾燥し
たフラスコに、tert-ブチル(3R,4R)-3-アミノ-4-ヒドロキシピペリジ
ン-1-カルボキシレート(410mg、1.896mmol)、ジイソプロピルエチル
アミン(0.996mL、5.69mmol)、及びTHF(7.6mL)を添加し、0
℃に冷却した。4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボニルクロリド(中間体4
0、0.800g、1.90mmol)を0℃で滴下した。反応をLCMSでモニタし、
完了したら飽和NaHCO3で反応をクエンチし、DCMで抽出し、濃縮乾固させた。残
渣を順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)により精製し、標記化合物を得
た(800mg、収率70%)。MS(ESI):C31H31N5O6Sの質量計算値
、601.68;m/z実測値、602.2[M+H]+。
【2983】
工程B:N-((3R,4R)-4-ヒドロキシピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(20mL)中の(3R,4R)
-tert-ブチル4-ヒドロキシ-3-(4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル
)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(800mg、1.33mmol)の
溶液に、TFA(22mL)を室温で滴下した。反応物を室温で30分間撹拌した。反応
物を濃縮乾固させ、残渣を順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)で精製し
て、標記化合物をオフホワイト色の固体として得た(660mg、収率99.0%)。M
S(ESI):C26H23N5O4Sの質量計算値、501.6;m/z実測値、50
2.15[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.25(d
d,J=5.5,1.7Hz,1H),7.47-7.33(m,3H),7.33-7
.25(m,1H),7.27-7.09(m,5H),6.12(dd,J=5.8,
1.9Hz,1H),4.20(d,J=8.2Hz,4H),3.90(td,J=8
.9,4.2Hz,1H),3.71(td,J=9.1,4.2Hz,1H),3.3
2(dd,J=12.8,4.3Hz,1H),3.12(dt,J=13.1,4.1
Hz,1H),2.74-2.53(m,2H),2.09(dq,J=12.6,3.
8Hz,1H),1.60(dtd,J=13.8,10.3,3.9Hz,1H)。
【2984】
実施例7:N-(シス-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)-4-オキソ-5-(
4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2985】
【2986】
工程A:シス-tert-ブチル-3-ヒドロキシ-4-(4-オキソ-5-(4-フ
ェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。乾燥したフラスコ
に、シス-tert-ブチル4-アミノ-3-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレ
ート(402mg、1.896mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.996m
L、5.69mmol)、及びTHF(7.5mL)を添加し、0℃に冷却した。4-オ
キソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボニルクロリド(中間体40)(0.800g、
1.90mmol)を0℃で滴下した。反応をLCMSでモニタし、完了したら飽和Na
HCO3で反応をクエンチし、DCMで抽出し、濃縮乾固させた。残渣を順相フラッシュ
カラムクロマトグラフィ(SiO2)により精製し、標記化合物を得た(950mg、収
率83%)。MS(ESI):C31H31N5O6Sの質量計算値、601.68;m
/z実測値、601.8[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)
:δ 8.34(dd,J=5.5,1.3Hz,1H),7.51-7.42(m,4
H),7.26-7.11(m,5H),6.09(dd,J=5.5,1.2Hz,1
H),5.40(ddd,J=25.8,7.8,5.4Hz,1H),5.00-4.
86(m,2H),4.37(d,J=14.2Hz,1H),4.32-4.25(m
,1H),4.07-3.97(m,1H),3.93-3.79(m,3H),3.6
3(dt,J=12.7,6.6Hz,2H),1.38(s,9H)。
【2987】
工程B:N-(シス-3-ヒドロキシピペリジン-4-イル)-4-オキソ-5-(4
-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(20mL)中のシス-tert-ブチル3
-ヒドロキシ-4-(4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリ
ジン-1-カルボキシレート(950mg、1.58mmol)の溶液に、室温でTFA
(26mL)を滴下した。反応物を室温で30分間撹拌した。反応物を濃縮乾固させ、残
渣を順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)で精製して、標記化合物をオフ
ホワイト色の固体として得た(750mg、収率94.7%)。MS(ESI):C26
H23N5O4Sの質量計算値、501.6;m/z実測値、502.15[M+H]+
。1H NMR(500MHz,CD3OD):δ 8.29(d,J=5.6Hz,1
H),8.03(s,1H),7.45-7.26(m,4H),7.23-7.07(
m,5H),6.15(d,J=5.5Hz,1H),4.27-4.17(m,2H)
,3.58(s,1H),3.45-3.36(m,3H),3.14(dd,J=13
.4,1.5Hz,1H),3.03(td,J=13.1,3.2Hz,1H),2.
21(qd,J=13.3,4.4Hz,1H),2.00(bs,1H),1.95(
ddt,J=13.9,6.0,2.7Hz,1H)。
【2988】
実施例660:4-オキソ-N-(2-オキソピロリジン-3-イル)-5-(4-フ
ェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド。
【2989】
【2990】
実施例1の方法1、工程A~Gで見られるのものと同様の条件を使用し、工程Aにおい
て5-フルオロ-2-ニトロトルエンの代わりに4-フルオロニトロベンゼンを用い、工
程BにおいてFe、EtOH/H2O、及びNH4Clの代わりにPd/C及びTHFを
使用し、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに4-フェノキシ
アニリンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-
フルオロピペリジン-1-カルボキシレート及びDMFの代わりに3-アミノピロリジン
-2-オン及びTHFを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C25H1
9N5O4Sの質量計算値、485.5;m/z実測値、486.1[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.02(s,1H),7.46-7.3
6(m,3H),7.24-7.08(m,6H),6.29-6.00(m,4H),
4.71-4.33(m,1H),3.43-3.35(m,2H),2.55-2.4
4(m,1H),2.21-2.19(m,1H)。
【2991】
実施例661:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(R)
-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【2992】
【2993】
工程A:2-クロロ-4-((2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)アミ
ノ)ニコチノニトリル。2-クロロ-4-ヨードピリジン-3-カルボニトリル(72.
1g、273mmol)及び2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-アミン(中間体
49、50.5g、252mmol)を含む丸底フラスコに、Pd(OAc)2(1.8
1g、8.06mmol)を添加し、続けてビス(2-ジフェニルホスフィノフェニル)
エーテル(DPEphos、5.66g、10.5mmol)及び炭酸セシウム(195
g、598mmol)を添加した。反応混合物を排気し、カニューレを介して1,4-ジ
オキサン(550ml)で処理し、N2に通気し、次に室温で2時間撹拌した。反応混合
物を2Lのフラスコに移し、水で希釈して全容量2000mLとした。混合物を10分間
撹拌した後、濾過によって褐色の沈殿物を回収した。固体を60℃で真空下とし、標記化
合物を淡紅色の固体として得た(94.8g、収率99%)。MS(ESI):C18H
13ClN4Oの質量計算値、336.08;m/z実測値、337.0[M+H]+。
【2994】
工程B:メチル5-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキシレート。2-クロロ-4-((2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)
アミノ)ニコチノニトリル(94.8g、281mmol)及びジオキサン(440mL
)を含む丸底フラスコに、炭酸セシウム(129g、396mmol)を添加した。反応
容器を封止し、排気し、N2に通気した。シリンジを介してメチル2-メルカプトアセテ
ート(48.0g、453mmol)を添加し、反応混合物を90℃で3時間加熱した。
次に、反応混合物を固体カルボニルジイミダゾール(121g、746)で少量ずつ処理
して、気体の激しい放出を制御した。次に、反応物を水で希釈して全容量を2.0Lとし
、10分間撹拌した。得られた沈殿物を濾過により単離した。固体をジオキサン(600
mL)に溶解した後、水(1.4L)でゆっくりと処理した。得られた懸濁液を濾過し、
固体を80℃で真空下で乾燥させて、標記化合物を黄褐色の固体として得た(103g、
収率85%)。MS(ESI):C22H16N4O4Sの質量計算値、432.09;
m/z実測値、433.0[M+H]+。
【2995】
工程C:5-(R)-(2-メチル-6-フェノキシフェニル-3-イル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボン酸。丸底フラスコに、メチル5-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキシレート(52.7g、122mmol)、THF(300mL)
、MeOH(300mL)、及び水(300mL)を添加し、続けて水酸化リチウム(2
4.7g、589mmol)を添加した。反応混合物を55℃で3時間撹拌した。混合物
を2Lのフラスコに移し、溶液が中性になるまで4NのHClをゆっくりと添加した。得
られた懸濁液を濾過し、濾過ケーキを水で濯ぎ、固体を60℃の真空下で乾燥させて、標
記化合物を明橙色の固体として得た(48.3g、95%)。MS(ESI):C21H
14N4O4Sの質量計算値、418.07;m/z実測値、419.0[M+H]+。
【2996】
工程C:5-(R)-(*S)-(2-メチル-6-フェノキシフェニル-3-イル)
-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボン酸。アトロプ異性体をクロマトグラフィ処理して、2つの別々のアトロ
プ異性体を単離し、それぞれの単一アトロプ異性体を*S又は*Rとして任意に標識化し
て、化合物が未知の絶対配置の単一アトロプ異性体であることを示した。単一のアトロプ
異性化合物の絶対配置が判定される場合、アトロプ異性体は、全体を通してS又はRのい
ずれかと名付けられている(Sは代替記号aS、Sa又はPに対応し、Rは代替記号aR
、Ra、又はMに対応する)。精製は、キラルSFCカラム(固定相:Chiralpa
k AD-H 5μm 250×30mm)で行った。移動相は、60% CO2、40
% MeOHであった。
【2997】
工程D:tert-ブチル(R)-3-(5-(*S)-(2-メチル-6-フェノキ
シピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。
丸底フラスコに、tert-ブチル(R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレー
ト(3.54g、17.7mmol)及びDMF(30mL)を添加し、続けて5-(R
)-(*S)-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸
(3.70g、8.83mmol)及びDIPEA(3.75mL、21.8mmol)
を添加した。均質になるまで反応混合物を撹拌した後、0℃まで冷却した。HATU(5
.44g、14.3mmol)を添加し、反応物を0℃で5分間撹拌し、次に混合物を撹
拌し続けながら、30分間にわたって室温まで加温した。更にHATU(590mg、1
.55mmol)を添加し、反応混合物を室温で更に5分間撹拌した。水(12mL)を
添加し、混合物を0℃で10分間冷却し、濾過により沈殿物を回収し、真空下で乾燥した
。残渣を精製(FCC、50~100%のEtOAc/ヘキサン)して、標記化合物を黄
色のフィルムとして得た(4.19g、79%)。MS(ESI):C31H32N6O
5Sの質量計算値、600.22;m/z実測値、601.1[M+H]+。
【2998】
工程E:(R)-5-(*S)-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド-2HCl。tert-ブチル
(R)-3-(5-(*S)-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア--3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(4.18g、6.96mm
ol)を含むフラスコをジオキサン(40mL)で処理し、続けて4NのHCl-ジオキ
サン(20mL)で処理した。反応物を室温で1時間撹拌した。Et2O(150mL)
を添加した後、得られた固体を濾過により単離した。真空下で固体を乾燥し、標記化合物
を白色の固体として得た(4.68g、97%)。MS(ESI):C26H24N6O
3Sの質量計算値、500.16;m/z実測値、501.1[M+H]+。
【2999】
工程F:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(R)-(2
-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。丸底フラスコ
に、(R)-5-(*S)-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド-2-HCl(4.18g、7.29
mmol)、DIEPA(5.0mL、29mmol)、及びDMF(70mL)を添加
した。反応混合物を0℃に冷却し、アクリル酸無水物(0.936mL,8.12mmo
l)を3回に分けて添加した。反応混合物を0℃で5分間撹拌した後、飽和重炭酸ナトリ
ウム水溶液(100mL)を添加し、続けてDCM(100mL)を添加した。混合物を
10分間激しく撹拌した後、DCM層を分離した。水層をDCM(50mL)で再抽出し
た。有機層を乾燥させ(Na2SO4)、精製(FCC、SiO2、イソラティックEt
OAc)した。生成物を含む画分を合わせ、濃縮して、標記化合物を白色の固体として得
た(2.14g、53%)。BTKタンパク質との共結晶化後のX線分析により、標記化
合物の絶対立体化学的立体配置を確認した。MS(ESI):C29H26N6O4Sの
質量計算値、554.17;m/z実測値、555.0[M+H]+。1H NMR(6
00MHz,MeOD)δ 8.34(d,J=5.5Hz,1H),7.81(d,J
=8.6Hz,1H),7.47-7.41(m,2H),7.28-7.23(m,1
H),7.21-7.16(m,2H),6.90(d,J=8.6Hz,1H),6.
83-6.74(m,1H),6.23-6.17(m,1H),6.13(d,J=5
.5Hz,1H),5.77-5.69(m,1H),4.58-4.27(m,1H)
,4.22-3.97(m,1H),3.95-3.86(m,1H),3.20-3.
12(m,1H),2.96-2.80(m,1H),2.24(s,3H),2.10
-2.02(m,1H),1.92-1.84(m,1H),1.80-1.66(m,
1H),1.63-1.52(m,1H)。
【3000】
実施例662:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S
)-(4-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3001】
【3002】
工程A:2-クロロ-4-((4-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)アミ
ノ)ニコチノニトリル。撹拌棒、及び2-クロロ-4-ヨードニコチノニトリル(55.
6g、210mmol)、及び4-メチル-6-フェノキシピリジン-3-アミン(40
.0mg、200mmol)を含むマイクロ波バイアルに、DPEPhos(4.53g
、8.41mmol)、Pd(OAc)2(1.42g、6.31mmol)、及びCs
2CO3(147.1g、451.4mmol)を添加した。バイアルを排気し、カニュ
ーレを介してジオキサン(400mL)で処理し、次に窒素に通気した。反応混合物を9
0℃で60分間加熱した。反応混合物を室温近くになるまで氷浴上で冷却し、次に2Lフ
ラスコに移し、水で希釈して全容量を2100mLとした。混合物を10分間撹拌し、濾
過によって褐色の沈殿物を回収した。フィルタケーキをフリットを介して10分間空気を
吸引することで乾燥させ、次にDCM(400mL)に溶解し、無水MgSO4で乾燥さ
せ、濾過し、固体をDCM(100mL)で濯いだ。DCM溶液を約300mLまで蒸発
させた後、ヘキサン(700mL)で処理した。得られた懸濁液を10分間撹拌し、濾過
して、標記化合物を褐色の固体として得た(64.29g、90.78%)。
【3003】
工程B:メチル5-(4-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキシレート。2-クロロ-4-((4-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)
アミノ)ニコチノニトリル(3.70g、11.0mmol)、ジオキサン(40mL)
、及びCs2CO3(10.4mg、0.0319mmol)を含む封止された200m
L丸底フラスコを排気し、N2に通気した後、メチル2-スルファニルアセテート(3.
30g、31.1mmol)をシリンジを介して処理した。反応混合物を100℃で3時
間加熱した。反応混合物を固体CDI(9.18g、56.6mmol)で空気下で一度
に処理し、再封止し、室温で終夜撹拌した。反応物をEtOAc(500mL)、DCM
(500mL)、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(150mL)で希釈し、有機相を回収し
た。水層をEtOAc(500mL)で更に2回抽出し、合わせた有機物を無水MgSO
4で乾燥させ、濃縮乾固させ、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標
記化合物を得た(2.18g、収率45.9%)。
【3004】
工程C:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(
4-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の
方法1、工程F~G(*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル分割法Aを含
む)に記載されるものと同様の条件を使用して、工程Fにおいてメチル5-(2-メチル
-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレートの代わりに、メチル5-(4-メ
チル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレートを使用し、工程G
において、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1
-カルボキシレート及びトリエチルアミンの代わりに1-[(3R)-3-アミノ-1-
ピペリジル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体15)及びジイソプロピルエチルアミ
ンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H26N6O4Sの質量
計算値、554.6;m/z実測値、555.0[M+H]+。1H NMR(400M
Hz,CD3OD):δ 8.40-8.30(d,J=5.5Hz,1H),8.15
-8.04(s,1H),7.49-7.40(m,2H),7.29-7.22(m,
1H),7.21-7.15(m,2H),7.08-7.02(s,1H),6.86
-6.73(m,1H),6.25-6.14(m,2H),5.80-5.69(m,
1H),4.57-4.25(m,1H),4.21-3.90(m,2H),3.26
-3.14(m,1H),3.00-2.84(m,1H),2.24-2.18(m,
3H),2.12-2.02(d,J=12.3Hz,1H),1.93-1.83(m
,1H),1.81-1.68(m,1H),1.65-1.53(m,1H)。
【3005】
実施例663:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S
)-(4-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3006】
【3007】
実施例662、工程A~Cに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Cにおいて
、1-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリジル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体
15)の代わりに、1-[(3R)-3-アミノピロリジン-1-イル]プロパ-2-エ
ン-1-オン(中間体5)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C28
H24N6O4Sの質量計算値、540.6;m/z実測値、541.0[M+H]+。
1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.38-8.33(dd,J=5.
5,1.0Hz,1H),8.12-8.08(s,1H),7.48-7.41(m,
2H),7.28-7.22(m,1H),7.21-7.16(m,2H),7.07
-7.03(s,1H),6.68-6.54(m,1H),6.33-6.25(m,
1H),6.18-6.15(dd,J=5.5,1.0Hz,1H),5.78-5.
72(m,1H),4.72-4.54(m,1H),4.03-3.48(m,4H)
,2.41-2.23(m,1H),2.23-2.19(s,3H),2.19-2.
03(m,1H)。
【3008】
実施例664:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S
)-(4-メチル-2-フェノキシピリミジン-5-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3009】
【3010】
標記化合物を得るために、実施例662、工程A~Bに記載されるものと同様の条件を
使用して、工程Aにおいて、4-メチル-6-フェノキシピリジン-3-アミンの代わり
に4-メチル-2-フェノキシピリミジン-5-アミンを使用し、実施例1の方法1、工
程F~G(*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)に記載
されるものと同様の条件を使用して、工程Fにおいて、メチル5-(2-メチル-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキシレートの代わりに、メチル5-(4-メチル-2
-フェノキシピリミジン-5-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレートを使用し、及び工程Gに
おいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-
カルボキシレート及びトリエチルアミンの代わりに1-[(3R)-3-アミノピペリジ
ン-1-イル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体5)、1-プロパンホスホン酸無水
物、及びジイソプロピルエチルアミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI
):C27H23N7O4Sの質量計算値、541.6;m/z実測値、542.1[M
+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):d 8.59-8.48(d,
J=1.1Hz,1H),8.45-8.33(d,J=5.5Hz,1H),7.51
-7.39(m,2H),7.34-7.18(m,3H),6.72-6.53(m,
1H),6.35-6.22(m,2H),5.81-5.67(m,1H),4.73
-4.56(m,1H),4.06-3.47(m,4H),2.40-2.02(m,
5H)。
【3011】
実施例665:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(5-フェノキシピリミジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3012】
【3013】
工程A:5-フェノキシピリミジン-2-アミン。実施例528、工程Aに記載される
ものと同様の条件を使用して、5-ブロモピラジン-2-アミンの代わりに5-ブロモピ
リミジン-2-アミンを使用して、標記化合物を調製した。
【3014】
工程B:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-
(5-フェノキシピリミジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。標記化合物を得るために、実施例
1の方法1、工程C~Iに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Gにおいて、t
ert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシ
レート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1
-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H23
N7O4Sの質量計算値、541.6;m/z実測値、542.2[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):d 8.73-8.64(m,2H),8.37
-8.30(m,1H),7.56-7.44(m,2H),7.34-7.23(m,
3H),6.86-6.74(m,1H),6.35-6.27(m,1H),6.24
-6.14(m,1H),5.79-5.67(m,1H),4.57-4.27(m,
1H),4.22-3.86(m,2H),3.21-3.10(m,1H),2.98
-2.82(m,1H),2.12-2.00(m,1H),1.92-1.82(m,
1H),1.80-1.65(m,1H),1.63-1.52(m,1H)。
【3015】
実施例666:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*R
)-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3016】
【3017】
標記化合物を得るために、実施例662、工程A~Bに記載されるものと同様の条件を
使用して、工程Aにおいて、4-メチル-6-フェノキシピリジン-3-アミンの代わり
に2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-アミン(中間体49)を使用し、実施例1
の方法1、工程F~I(*Rアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル分割法Aを
含む)に記載されるものと同様の条件を使用して、工程Fにおいて、メチル5-(2-メ
チル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレートの代わりに、メチル5-(2
-メチル-6-フェノキシピリミジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレートを使用し、
及び工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペ
リジン-1-カルボキシレート及びトリエチルアミンの代わりにtert-ブチル(3R
)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレート及びジイソプロピルエチルアミンを使
用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C28H24N6O4Sの質量計算値
、540.6;m/z実測値、541.0[M+H]+。1H NMR(600MHz,
CD3OD):d 8.39-8.35(m,1H),7.80-7.76(m,1H)
,7.47-7.42(m,2H),7.27-7.23(m,1H),7.21-7.
17(m,2H),6.92-6.89(d,J=8.5Hz,1H),6.67-6.
55(m,1H),6.33-6.25(m,1H),6.17-6.14(m,1H)
,5.78-5.73(m,1H),4.70-4.59(m,1H),4.04-3.
49(m,4H),2.39-2.26(m,1H),2.26-2.22(s,3H)
,2.19-2.04(m,1H)。
【3018】
実施例667:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-
メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3019】
【3020】
実施例1の方法1、工程F~Gに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Fにお
いて、メチル5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレートの
代わりに、メチル5-(4-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキシレート(実施例662、工程B)を使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(
3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート及びトリエ
チルアミンの代わりに1-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリジル]プロパ-2-エン
-1-オン(中間体15)及びジイソプロピルエチルアミンを使用して、標記化合物を調
製した。MS(ESI):C29H26N6O4Sの質量計算値、554.6;m/z実
測値、555.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,MeOD)δ 8.40
-8.31(d,J=5.5Hz,1H),8.10(s,1H),7.50-7.41
(m,2H),7.30-7.14(m,3H),7.05(s,1H),6.88-6
.74(m,1H),6.27-6.12(m,2H),5.80-5.67(m,1H
),4.60-4.25(m,1H),4.22-3.91(m,2H),3.25-3
.12(m,1H),3.01-2.83(m,1H),2.21(s,3H),2.1
3-2.01(m,1H),1.94-1.44(m,3H)。
【3021】
実施例8:-N-(シス-4-アクリルアミドテトラヒドロフラン-3-イル)-5-
(*S)-(4-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
。
【3022】
【3023】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、F~I(*Sアトロプ異性体を得るため
の工程Fの後のキラル分割法Aを含む)に記載されるものと同様の条件を使用して、工程
Fにおいて、メチル5-(2-メチル-4-フェノキフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレー
トの代わりに、メチル5-(4-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキシレート(実施例662、工程B)を使用し、及び工程Gにおいて、tert-
ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート、
HATU及びトリエチルアミンの代わりに、シス-テトラヒドロフラン-3,4-ジアミ
ン、1-プロパンホスホン酸無水物、及びジイソプロピルエチルアミンを使用し、工程I
において、プロペ-2-エノイルクロリド及びトリエチルアミンの代わりに、アクリル酸
、ジイソプロピルエチルアミン、及び2,4,6-トリプロピル-1,3,5,2,4,
6-トリオキサトリホスホリナン-2,4,6-トリオキシドを使用して、標記化合物を
調製した。MS(ESI):C28H24N6O5Sの質量計算値、556.6;m/z
実測値、557.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8
.39-8.34(d,J=5.6Hz,1H),8.12-8.07(d,J=2.0
Hz,1H),7.48-7.41(m,2H),7.29-7.22(m,1H),7
.21-7.15(m,2H),7.08-7.02(s,1H),6.34-6.17
(m,3H),5.67-5.62(m,1H),4.82-4.68(m,2H),4
.16-4.05(m,2H),3.85-3.77(m,2H),2.25-2.14
(s,3H)。
【3024】
実施例669:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S
)-(6-イソブチル-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3025】
【3026】
実施例1、方法1、工程Gと同様の方法で、5-(*S)-(6-イソブチル-4-メ
チルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体82)及び1-[(3R)-3-
アミノ-1-ピペリジル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体15)を使用して、標記
化合物を調製した。MS(ESI):C27H30N6O3Sの質量計算値、518.6
;m/z実測値、519.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,MeOD)δ
8.42(s,1H),8.34(d,J=5.5Hz,1H),7.42(s,1H
),6.85-6.73(m,1H),6.20(d,J=15.6Hz,1H),6.
03(d,J=5.5Hz,1H),5.80-5.67(m,1H),4.59-4.
24(m,1H),4.23-3.89(m,2H),3.25-3.12(m,1H)
,3.00-2.84(m,1H),2.73(d,J=7.3Hz,2H),2.23
(s,3H),2.19-2.01(m,2H),1.94-1.84(m,1H),1
.81-1.69(m,1H),1.65-1.52(m,1H),0.99(dd,J
=6.5,1.5Hz,6H)。
【3027】
実施例670:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3028】
【3029】
標記化合物を得るために、実施例534、工程A~Cで記載されるものと同様の条件を
使用して、工程Aにおいて3-シクロブチルアニリンの代わりに2-メチル-6-フェノ
キシピリジン-3-アミン(中間体49)を使用して、標記化合物を調製した。MS(E
SI):C29H26N6O4Sの質量計算値、554.6;m/z実測値、555.1
[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):d 8.36(d,J=5
.5Hz,1H),7.80(d,J=8.6Hz,1H),7.48-7.40(m,
2H),7.28-7.22(m,1H),7.22-7.16(m,2H),6.91
(d,J=8.5Hz,1H),6.85-6.71(m,1H),6.20(d,J=
17.0Hz,1H),6.15(dd,J=5.5,1.6Hz,1H),5.78-
5.68(m,1H),4.58-4.25(m,1H),4.21-3.91(m,2
H),3.18(t,J=1.3Hz,1H),2.98-2.83(m,1H),2.
25(s,3H),2.11-2.03(m,1H),1.91-1.82(m,1H)
,1.79-1.67(m,1H),1.66-1.51(m,1H)。
【3030】
実施例671:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(6-
イソブチル-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3031】
【3032】
実施例1、方法1、工程Gと同様の方法で、5-(6-イソブチル-4-メチルピリジ
ン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体81)及び1-[(3R)-3-アミノ-1
-ピペリジル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体15)を使用して、標記化合物を調
製した。MS(ESI):C27H30N6O3Sの質量計算値、518.6;m/z実
測値、519.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,MeOD)δ 8.43
(s,1H),8.37-8.30(d,J=5.5Hz,1H),7.41(s,1H
),6.86-6.74(m,1H),6.24-6.16(m,1H),6.04(d
,J=5.4Hz,1H),5.80-5.69(m,1H),4.60-4.27(m
,1H),4.23-3.92(m,2H),3.24-3.13(m,1H),3.0
0-2.83(m,1H),2.73(d,J=7.3Hz,2H),2.25(s,3
H),2.19-2.02(m,2H),1.93-1.84(m,1H),1.81-
1.50(m,2H),1.05-0.95(m,6H)。
【3033】
実施例672:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(6-
シクロブトキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3034】
【3035】
実施例1の方法1、工程A~Gで見られるものと同様の条件を使用して、工程Aにおい
て5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びフェノールの代わりに2-フルオロ-4-メチ
ル-5-ニトロピリジン及びシクロブタノールを使用し、工程Cにおいて2-メチル-4
-フェノキシアニリンの代わりに6-シクロブトキシ-4-メチルピリジン-3-アミン
を使用し、及び工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フル
オロピペリジン-1-カルボキシレート、HATU及びトリエチルアミンの代わりに、(
R)-1-(3-アミノピペリジン-1-イル)プロパ-2-エン(中間体15)、ジイ
ソプロピルエチルアミン、及び1-プロパンホスホン酸無水物を使用して、標記化合物を
調製した(98mg、収率36%)。MS(ESI):C27H28N6O4Sの質量計
算値、532.6;m/z実測値、533.1[M+H]+。1H NMR(500MH
z,CD3OD):δ 8.34(d,J=5.5Hz,1H),8.06(d,J=2
.1Hz,1H),6.87-6.73(m,2H),6.20(d,J=16.8Hz
,1H),6.11(d,J=5.5Hz,1H),5.74(t,J=8.9Hz,1
H),5.24-5.14(m,1H),4.59-4.48(m,0.5H),4.3
3-4.14(m,1H),4.04-3.91(m,1.5H),3.25-3.14
(m,1H),3.02-2.87(m,1H),2.54-2.44(m,2H),2
.21-2.11(m,5H),2.11-2.04(m,1H),1.92-1.83
(m,2H),1.81-1.67(m,2H),1.65-1.52(m,1H)。
【3036】
実施例673:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2’
,3’-ジフルオロ-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3037】
【3038】
DMF(4mL)中の5-(3-ブロモフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体57、
250mg、0.641mmol)、1-[(3R)-3-アミノピロリジン-1-イル
]プロパ-2-エン-1-オン(中間体5、90.0mg、0.641mmol)、トリ
エチルアミン(129mg、1.28mmol)及びHATU(268mg、0.705
mmol)の溶液を室温で3時間撹拌した。水を添加し、沈殿物を濾過によって回収して
、淡黄色の固体を得た。ジオキサン(30mL)及びH2O(3mL)中の固体及び(2
,3-ジフルオロフェニル)ボロン酸、Pd(dppf)Cl2(52mg、0.064
mmol)、及びNa2CO3(136mg、1.28mmol)の混合物を110℃で
2時間撹拌した。反応物を濃縮乾固させ、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精
製して、標記化合物を淡黄色の固体として得た(102mg、収率28.8%)。MS(
ESI):C28H21F2N5O3Sの質量計算値、545.6;m/z実測値、54
6.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.30-8.
24(m,1H),7.77-7.66(m,3H),7.54-7.47(m,1H)
,7.36-7.28(m,1H),7.29-7.17(m,2H),6.66-6.
49(m,1H),6.31-6.19(m,1H),6.19-6.13(m,1H)
,5.76-5.68(m,1H),4.65-4.53(m,1H),4.00-3.
46(m,4H),2.36-2.00(m,2H)。
【3039】
実施例674:N-((3R,5S)-1-アクリロイル-5-ヒドロキシピペリジン
-3-イル)-5-(2’,3’-ジフルオロ-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)
-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド。
【3040】
【3041】
実施例673で使用されるものと同様の条件を使用して、1-[(3R)-3-アミノ
ピロリジン-1-イル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体5)の代わりに、(3R,
5S)-tert-ブチル3-アミノ-5-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレー
ト(中間体2)を使用し、方法1、工程Iを使用し、標記化合物を調製して黄色の固体と
して、標記化合物を得た。MS(ESI):C29H23F2N5O4Sの質量計算値、
575.6;m/z実測値、576.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,C
D3OD):δ 8.34-8.25(m,1H),7.80-7.63(m,3H),
7.53-7.47(m,1H),7.39-7.18(m,3H),6.84-6.6
6(m,1H),6.26-6.11(m,2H),5.76-5.61(m,1H),
4.20-4.05(m,1H),4.00-3.48(m,5H),2.24-2.1
0(m,1H),1.91-1.75(m,1H)。
【3042】
実施例675:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R
)-(2-メチル-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)フェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド。
【3043】
【3044】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~G(*Rアトロプ異性体を得る
ための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)と同様の方法で、工程Aにおいて4-フルオ
ロ-2-メチル-1-ニトロベンゼン及びフェノールの代わりに、テトラヒドロピラン-
4-イルメタンスルホネート及び3-メチル-4-ニトロフェノールを使用し、及び工程
Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1
-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、1-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリ
ジル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体15)を使用して、標記化合物を調製した。
MS(ESI):C29H31N5O5Sの質量計算値、561.65;m/z実測値、
562.5[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.31-
8.24(m,1H),7.27-7.19(m,1H),7.06-6.92(m,2
H),6.83-6.70(m,1H),6.25-6.12(m,1H),6.04-
5.97(m,1H),5.76-5.65(m,1H),4.67-4.56(m,1
H),4.33-4.12(m,1H),4.05-3.82(m,4H),3.66-
3.53(m,2H),3.23-3.07(m,1H),2.95-2.80(m,1
H),2.14-1.99(m,6H),1.90-1.79(m,1H),1.79-
1.65(m,3H),1.63-1.51(m,1H)
【3045】
実施例676:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R
)-(3-メチル-2-フェニルピリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3046】
【3047】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程C~G(*Rアトロプ異性体を得る
ための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)と同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル
-4-フェノキシアニリンの代わりに、3-メチル-2-フェニルピリジン-4-アミン
(中間体48)を使用し、及び工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-ア
ミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、1-[
(3R)-3-アミノ-1-ピペリジル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体15)を
使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H26N6O3Sの質量計算
値、538.6;m/z実測値、539.4[M+H]+。1H NMR(400MHz
,CD3OD):δ 8.66(d,J=5.2Hz,1H),8.37(d,J=5.
5Hz,1H),7.57-7.47(m,6H),6.88-6.71(m,1H),
6.23-6.16(m,2H),5.79-5.68(m,1H),4.61-4.2
6(m,1H),4.19-3.93(m,2H),3.23-3.12(m,1H),
2.98-2.83(m,1H),2.16(s,3H),2.09-2.02(m,1
H),1.90-1.83(m,1H),1.78-1.67(m,1H),1.63-
1.52(m,1H)。
【3048】
実施例677:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-
シクロヘキシルピリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3049】
【3050】
工程A:2-シクロヘキシルピリジン-4-アミン。ジオキサン(50mL)及びH2
O(5mL)中の2-クロロ-4-ニトロピリジン(2.50g、15.8mmol)、
シクロヘキセ-1-ニルボロン酸(2.38g、18.9mmol)、Pd(dppf)
Cl2(0.643mg、0.788mmol)、及びNa2CO3(3.43g、31
.5mmol)の溶液を110℃で終夜撹拌した。反応物を濃縮乾固させ、残渣をフラッ
シュカラムクロマトグラフィで精製して、黄色の固体を得た。黄色の固体を室温でEtO
H(100mL)に溶解し、Pd/C(500mg)を添加した。混合物をH2でフラッ
シュし(2回)、室温で16時間撹拌した。反応物を濾過し、濃縮乾固させて、標記化合
物を得(2.0g、収率72%)、これを更に精製することなく次の工程に使用した。
【3051】
工程B:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-シクロ
ヘキシルピリミジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。標記化合物を得るために、実
施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキ
シアニリンの代わりに2-シクロヘキシルピリジン-4-アミンを使用し、工程Gにおい
てtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボ
キシレート(中間体1)の代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-
1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C28H3
0N6O3Sの質量計算値、530.6;m/z実測値、531.5[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.67(d,J=5.3Hz,1H),
8.29(d,J=5.6Hz,1H),7.55-7.48(m,1H),7.45-
7.37(m,1H),6.87-6.71(m,1H),6.25-6.12(m,2
H),5.77-5.61(m,1H),4.58-4.31(m,1H),4.25-
3.87(m,2H),3.20-3.07(m,1H),2.90-2.75(m,2
H),2.07-1.82(m,6H),1.77-1.28(m,8H)。
【3052】
実施例678:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(6-フェニルピリダジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3053】
【3054】
標記化合物を得るために、実施例677、工程Aで記載されるものと同様の条件を使用
して、工程Aにおいて、2-クロロ-4-ニトロピリジン及びシクロヘキセ-1-ニルボ
ロン酸の代わりに6-クロロピリダジン-4-アミン及びフェニルボロン酸を使用し、P
d/C還元を行わず、実施例1の方法1、工程C~Iを使用し、工程Cにおいて2-メチ
ル-4-フェノキシアニリンの代わりに6-フェニルピリダジン-4-アミンを使用し、
工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン
-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノ
ピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI)
:C27H23N7O3Sの質量計算値、525.6;m/z実測値、526.6[M+
H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 9.33(s,1H),8.
53-8.42(m,1H),8.33(d,J=5.4Hz,1H),8.21-8.
09(m,2H),7.57-7.49(m,3H),6.83-6.64(m,1H)
,6.48-6.36(m,1H),6.18-6.08(m,1H),5.75-5.
59(m,1H),4.54-4.24(m,1H),4.19-3.84(m,2H)
,3.18-3.04(m,1H),2.93-2.76(m,1H),2.10-1.
98(m,1H),1.88-1.76(m,1H),1.76-1.61(m,1H)
,1.56-1.42(m,1H)。
【3055】
実施例679:N-((3R,5S)-1-アクリロイル-5-メトキシピペリジン-
3-イル)-5-(2’,3’-ジフルオロ-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-
4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド。
【3056】
【3057】
実施例673で記載されるものと同様の条件を使用して、1-[(3R)-3-アミノ
ピロリジン-1-イル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体5)の代わりに、tert
-ブチル(3R,5S)-3-アミノ-5-メトキシピペリジン-1-カルボキシレート
(中間体29)を使用して、標記化合物を調製して黄色の固体として、標記化合物得た。
MS(ESI):C30H25F2N5O4Sの質量計算値、589.6;m/z実測値
、590.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.25
-8.17(m,1H),7.74-7.61(m,3H),7.55-7.43(m,
1H),7.33-7.13(m,3H),6.83-6.55(m,1H),6.19
-5.99(m,2H),5.77-5.48(m,1H),4.15-3.99(m,
2H),3.89-3.44(m,4H),3.44-3.40(m,3H),2.20
-2.06(m,1H),1.96-1.81(m,1H)。
【3058】
実施例680:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(6-フェノキシピリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3059】
【3060】
実施例1の方法1、工程A~Iで見られる手順を使用し、工程Aにおいて5-フルオロ
-2-ニトロトルエンの代わりに2-クロロ-5-ニトロピリジンを使用し、工程Bにお
いてFe、EtOH/H2O、及びNH4Clの代わりにPd/C及びMeOHを使用し
、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに6-フェノキシピリジ
ン-3-アミンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ
-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに(R)-tert-ブチル
3-アミノピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS
(ESI):C27H22N6O4Sの質量計算値、526.6;m/z実測値、526
.9[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):δ 9.58(s,1
H),8.33-8.27(m,1H),8.20(q,J=4.3,3.5Hz,1H
),7.79-7.70(m,1H),7.62(d,J=6.9Hz,1H),7.4
3(t,J=7.7Hz,2H),7.30-7.17(m,3H),7.10(dd,
J=8.7,1.9Hz,1H),6.46-6.23(m,2H),6.13(t,J
=6.0Hz,1H),5.67(ddd,J=16.4,9.2,3.2Hz,1H)
,4.68(dq,J=32.2,5.1,4.6Hz,1H),3.82-3.55(
m,4H),2.25(ddt,J=38.8,13.2,6.1Hz,2H)。
【3061】
実施例681:N-((R)-1-((*E)-3-((S)-1-アセチルピロリジ
ン-2-イル)-2-シアノアクリロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル
-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3062】
【3063】
工程A:(S)-1-(2-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-イル)エタノン。
EtOAc(20mL)中の(S)-ピロリジン-2-イルメタノール(0.50g、4
.9mmol)の溶液に、無水酢酸(0.555g、5.43mmol)を添加し、窒素
下で18時間撹拌した。K2CO3(1.364g、9.886mmol)を添加し、数
分間撹拌を続けた。反応物をセライトで濾過し、濾液を濃縮乾固させ、標記化合物を白色
の固体として得た(0.57g、収率80%)。MS(ESI):C7H13NO2の質
量計算値、143.18;m/z実測値、144.1[M+H]+。
【3064】
工程B:(S)-1-アセチルピロリジン-2-カルバルデヒド。乾燥DCM(20m
L)中のオキサリルジクロリド(0.683g、5.38mmol)の溶液をN2雰囲気
下で-78℃に冷却し、(メチルスルフィニル)メタン(0.840g、10.8mmo
l)を反応混合物に添加し、(S)-1-(2-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-
イル)エタノン(0.700g、4.89mmol)を添加し、-78℃で30分間撹拌
した。トリエチルアミン(2.473g、24.44mmol)を滴下し、反応物を室温
に加温した。(S)-1-(2-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-イル)エタノン
が完全に消費された後、蒸留水で反応をクエンチし、5分間撹拌し、反応混合物をDCM
で抽出した。合わせた有機抽出物をNa2SO4で乾燥し、濃縮乾固させて標記化合物を
得た(0.590g、収率85.5%)。
【3065】
工程C:N-((R)-1-((*E)-3-((S)-1-アセチルピロリジン-2
-イル)-2-シアノアクリロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。((R)-N-(1-(2-シアノアセ
チル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド(実施例874、150mg、0.265mmol)、(S)-1-アセ
チルピロリジン-2-カルバルデヒド(112mg、0.795mmol)、ピペリジン
(0.30mL)、AcOH(0.10mL)、ジオキサン(10.0mL)、及び4A
モレキュラーシーブ(0.50g)の溶液をN2下100℃で1時間で撹拌した。反応物
を濃縮乾固させ、順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)で精製して、標記
化合物を白色の固体として得た(68mg、収率99%)。MS(ESI):C37H3
5N7O5Sの質量計算値、689.8;m/z実測値、690.5[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.34-8.29(m,1H),7.4
2-7.35(m,2H),7.33-7.26(m,1H),7.19-7.12(m
,1H),7.09-7.02(m,3H),7.00-6.93(m,1H),6.9
2-6.61(m,1H),6.08-6.03(m,1H),4.41-3.48(m
,6H),3.26-2.81(m,2H),2.28-2.16(m,1H),2.1
1(s,3H),2.09-1.95(m,5H),1.95-1.76(m,3H),
1.74-1.53(m,2H)。
【3066】
実施例682:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S
)-(6-シクロブトキシ-2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3067】
【3068】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~G(*Sアトロプ異性体を得る
ための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)で記載されるものと同様の条件を使用して、
工程Aにおいて、5-フルオロ-2-ニトロトルエン、フェノール及びK2CO3の代わ
りに、2-フルオロ-5-ニトロ-6-ピコリン、シクロブタノール及びCs2CO3を
使用し、及び工程BにおいてFeの代わりにZnを使用し、工程Gにおいて、tert-
ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート、
HATU、及びトリエチルアミンの代わりに、1-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリ
ジル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体15)、1-プロパンホスホン酸無水物、及
びジイソプロピルエチルアミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C
27H28N6O4Sの質量計算値、532.6;m/z実測値、533.1[M+H]
+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.33(d,J=5.6Hz,
1H),7.62(d,J=8.6Hz,1H),6.86-6.72(m,2H),6
.20(d,J=16.9Hz,1H),6.08(d,J=5.6Hz,1H),5.
80-5.69(m,1H),5.26-5.17(m,1H),4.59-4.25(
m,1H),4.21-3.91(m,2H),3.19(t,J=10.8Hz,1H
),3.03-2.85(m,1H),2.56-2.44(m,2H),2.25(s
,3H),2.23-2.12(m,2H),2.12-2.02(m,1H),1.9
4-1.82(m,2H),1.80-1.67(m,2H),1.65-1.51(m
,1H)。
【3069】
実施例683:N-((R)-1-((E)-3-((R)-1-アセチルピロリジン
-2-イル)-2-シアノアクリロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3070】
【3071】
工程A:(R)-1-アセチルピロリジン-2-カルバルデヒド。乾燥DCM(20m
L)中のオキサリルジクロリド(439mg、3.46mmol)の溶液をN2雰囲気下
で-78℃に冷却し、(メチルスルフィニル)メタン(540mg、6.91mmol)
を添加し、(S)-1-(2-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-イル)エタノン(
450mg、3.14mmol)を添加し、-78℃で30分間撹拌した。トリエチルア
ミン(1.59g、15.7mmol)を滴下し、反応物を室温に加温した。(R)-1
-(2-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-イル)エタノンが完全に消費された後、
蒸留水で反応をクエンチし、5分間撹拌し、DCMで抽出した。合わせた有機抽出物をN
a2SO4で乾燥し、濃縮乾固させて標記化合物を得た(330mg、収率74.4%)
。
【3072】
工程B:N-((R)-1-((E)-3-((R)-1-アセチルピロリジン-2-
イル)-2-シアノアクリロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。((R)-N-(1-(2-シアノアセチ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド(実施例874、150mg、0.265mmol)、(R)-1-アセチ
ルピロリジン-2-カルバルデヒド(112mg、0.795mmol)、ピペリジン(
0.30mL)、AcOH(0.10mL)、ジオキサン(10.0mL)、及び4Aモ
レキュラーシーブ(0.50g)の溶液をN2下100℃で1時間で撹拌した。反応物を
濃縮乾固させ、順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)で精製して、標記化
合物を白色の固体として得た(48mg、収率26%)。MS(ESI):C37H35
N7O5Sの質量計算値、689.8;m/z実測値、690.2[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.34-8.29(m,1H),7.42
-7.35(m,2H),7.33-7.26(m,1H),7.19-7.12(m,
1H),7.09-7.02(m,3H),7.00-6.93(m,1H),6.92
-6.61(m,1H),6.08-6.03(m,1H),4.33-3.90(m,
3H),3.88-3.48(m,3H),3.26-2.81(m,2H),2.28
-2.16(m,1H),2.11(s,3H),2.09-1.95(m,5H),1
.95-1.76(m,3H),1.74-1.53(m,2H)。
【3073】
実施例9:5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N
-((R)-1-((E)-4-((4aR,7aS)-テトラヒドロ-2H-[1,4
]ジオキシノ[2,3-c]ピロール-6(3H)-イル)ブテ-2-ノイル)ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド。
【3074】
【3075】
工程A:ベンジル3,4-ジヒドロキシピロリジン-1-カルボキシレート。THF(
40mL)及び水(15mL)中のベンジル2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-カ
ルボキシレート(5.00g、24.6mmol)の溶液に、OsO4(62mg、0.
25mmol)及びN-メチルモルホリンN-オキシド(3.747g、31.98mm
ol)を添加し、室温で15時間撹拌した。反応物を濃縮乾固させ、残渣をEtOAcと
水との間で分画した。有機層を回収し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を
無水Na2SO4で乾燥し、濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィにより精
製して、標記化合物を得た(4.8g、収率82%)。
【3076】
工程B:ベンジル(4aR,7aS)-2,3,4a,5,7,7a-ヘキサヒドロ-
[1,4]ジオキシノ[2,3-c]ピロール-6-カルボキシレート。NaOH(9.
00g、225mmol)の水(30mL)溶液に、ベンジル3,4-ジヒドロキシピロ
リジン-1-カルボキシレート(4.8g、20mmol)、DCM(30mL)、及び
テトラブチルアンモニウムフッ化物(2.645g、10.12mmol)を添加し、混
合物を55℃で48時間撹拌した。反応物をDCMで抽出し、濃縮乾固させ、フラッシュ
カラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を白色の固体として得た(0.96g、
収率18%)。
【3077】
工程C:(4aR,7aS)-3,4a,5,6,7,7a-ヘキサヒドロ-2H-[
1,4]ジオキシノ[2,3-c]ピロール。MeOH(10mL)中のベンジル(4a
R,7aS)-2,3,4a、5,7,7a-ヘキサヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2
,3-c]ピロール-6-カルボキシレート(0.96g、3.6mmol)及びPd(
OH)2(51mg、0.36mmol)の溶液を、H2下で室温で3時間反応させた。
混合物を濾過し、濃縮乾固させ、標記化合物を黄色の固体として得た(0.43g、収率
91%)。
【3078】
工程D:メチル(E)-4-[(4aR,7aS)-2,3,4a,5,7,7a-ヘ
キサヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-c]ピロール-6-イル]ブテ-2-エノ
エート。(4aR,7aS)-3,4a,5,6,7,7a-ヘキサヒドロ-2H-[1
,4]ジオキシノ[2,3-c]ピロール(30mg、0.23mmol)を、THF(
10mL)中のメチル(E)-4-ブロモブテト-2-エノエート(41mg、0.23
mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(30mg、0.23mmol)の混合物に添
加し、室温で15時間撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、標記化合物を得(55mg)、
それを更に精製することなく次の工程に使用した。
【3079】
工程E:(E)-4-[(4aR,7aS)-2,3,4a,5,7,7a-ヘキサヒ
ドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-c]ピロール-6-イル]ブタ-2-エン酸。H
Cl飽和水溶液(4M、5mL)中のメチル(E)-4-[(4aR,7aS)-2,3
,4a,5,7,7a-ヘキサヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-c]ピロール-
6-イル]ブテ-2-エノエート(55mg、0.24mmol)を還流下で1時間反応
させた。混合物を濃縮乾固させ、標記化合物を得(55mg)、それを更に精製すること
なく次の工程に使用した。
【3080】
工程F:5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-
((R)-1-((E)-4-((4aR,7aS)-テトラヒドロ-2H-[1,4]
ジオキシノ[2,3-c]ピロール-6(3H)-イル)ブテ-2-ノイル)ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド。DMF(5mL)中の(R)-5-(*S)-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実
施例98)(120mg、0.24mmol)、(E)-4-[(4aR,7aS)-2
,3,4a、5,7,7a-ヘキサヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-c]ピロー
ル-6-イル]ブタ-2-エン酸(51mg、0.24mmol)、HATU(119m
g、0.312mmol)の溶液を室温で5分間撹拌し、次にジイソプロピルエチルアミ
ン(93mg、0.72mmol)を少量ずつ添加し、室温で1時間撹拌した。反応混合
物を逆相HPLC及びフラッシュカラムクロマトグラフィによって精製し、標記化合物を
白色の固体として得た(29mg、収率18%)。MS(ESI):C37H38N6O
6Sの質量計算値、694.8;m/z実測値、695.2[M+H]+。1H NMR
(400MHz,CD3OD):d 8.33-8.29(m,1H),7.43-7.
36(m,2H),7.33-7.27(m,1H),7.19-7.13(m,1H)
,7.11-7.02(m,3H),7.00-6.94(m,1H),6.79-6.
60(m,2H),6.07-6.03(m,1H),4.17-3.89(m,5H)
,3.81-3.65(m,2H),3.61-3.32(m,5H),3.20-3.
04(m,1H),2.97-2.87(m,2H),2.87-2.75(m,2H)
,2.11(s,3H),2.08-1.98(m,1H),1.91-1.82(m,
1H),1.81-1.67(m,1H),1.66-1.54(m,1H)。
【3081】
実施例685:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(6-フェニルピリミジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3082】
【3083】
標記化合物を得るために、実施例677、工程Aで記載されるものと同様の条件を使用
して、工程Aにおいて、2-クロロ-4-ニトロピリジン及びシクロヘキセ-1-ニルボ
ロン酸の代わりに6-クロロピリミジン-4-アミン及びフェニルボロン酸を使用し、P
d/還元を行わず、実施例1の方法1、工程C~Iを使用し、工程Cにおいて2-メチル
-4-フェノキシアニリンの代わりに6-フェニルピリダジン-4-アミンを使用し、工
程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-
1-カルボキシレート(中間体1)の代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピ
ペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):
C27H23N7O3Sの質量計算値、525.6;m/z実測値、526.2[M+H
]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 9.34-9.27(m,1H
),8.39-8.35(m,1H),8.26-8.18(m,3H),7.58-7
.50(m,3H),6.85-6.71(m,1H),6.64-6.58(m,1H
),6.26-6.14(m,1H),5.77-5.66(m,1H),4.50-3
.94(m,3H),3.23-3.13(m,1H),2.99-2.85(m,1H
),2.13-2.02(m,1H),1.91-1.83(m,1H),1.80-1
.68(m,1H),1.63-1.53(m,1H)。
【3084】
実施例686:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-
クロロ-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3085】
【3086】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程F~Iに記載されるものと同様の条
件を使用して、工程Fにおいて、メチル5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-
4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキシレートの代わりに、メチル5-(3-クロロ-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキシレート(実施例68)を使用し、工程Gにおいて、tert-ブチ
ル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間
体1)の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシ
レートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H24ClN5O4
Sの質量計算値、574.1;m/z実測値、574.1[M+H]+。1H NMR(
400MHz,CD3OD):δ 8.30(d,J=5.6Hz,1H),7.72-
7.65(m,1H),7.44-7.35(m,3H),7.22-7.10(m,2
H),7.08-7.00(m,2H),6.83-6.70(m,1H),6.25-
6.11(m,2H),5.78-5.62(m,1H),4.58-4.25(m,1
H),4.21-3.81(m,2H),3.25-3.03(m,1H),2.93-
2.76(m,1H),2.10-1.95(m,1H),1.92-1.79(m,1
H),1.79-1.64(m,1H),1.61-1.46(m,1H)。
【3087】
実施例687:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(6-
シクロブトキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3088】
【3089】
標記化合物を得るために、実施例534、工程A~Cで記載されるものと同様の条件を
使用して、工程Aにおいて3-シクロブチルアニリンの代わりに6-(シクロブトキシ)
ピリジン-3-アミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C26H2
6N6O4Sの質量計算値、518.6;m/z実測値、519.2[M+H]+。1H
NMR(500MHz,CD3OD):δ 8.32(d,J=5.6Hz,1H),
8.19(d,J=2.6Hz,1H),7.75(dd,J=8.8,2.7Hz,1
H),6.95(d,J=8.8Hz,1H),6.84-6.74(m,1H),6.
23-6.16(m,2H),5.73(t,J=1.4Hz,1H),5.27-5.
18(m,1H),4.57-4.28(m,1H),4.21-3.92(m,2H)
,3.22-3.13(m,1H),2.97-2.84(m,1H),2.54-2.
46(m,2H),2.24-2.12(m,2H),2.07(d,J=12.6Hz
,1H),1.92-1.83(m,2H),1.80-1.68(m,2H),1.6
6-1.52(m,1H)。
【3090】
実施例688:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4’
-メチル-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3091】
【3092】
標記化合物を得るために、実施例677、工程Aで記載されるものと同様の条件を使用
して、工程A(Pd/C還元工程を含まない)において、2-クロロ-4-ニトロピリジ
ン及びシクロヘキセ-1-ニルボロン酸の代わりに、4-ブロモ-1-メチル-2-ニト
ロベンゼン及びフェニルボロン酸を使用し、実施例1の方法1、工程B~Iを使用し、工
程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに2-メチル-5-フェニル
アラニンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-
フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりにtert-ブチル(
3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製し
た。MS(ESI):C30H27N5O3Sの質量計算値、537.6;m/z実測値
、538.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.32
-8.18(m,1H),7.77-7.67(m,1H),7.66-7.58(m,
3H),7.54-7.48(m,1H),7.43-7.35(m,2H),7.34
-7.25(m,1H),6.89-6.60(m,1H),6.28-6.10(m,
1H),6.06-5.96(m,1H),5.79-5.61(m,1H),4.63
-4.22(m,1H),4.21-3.84(m,2H),3.22-3.05(m,
1H),2.96-2.75(m,1H),2.11-2.00(m,1H),1.92
-1.77(m,1H),1.75-1.44(m,2H)。
【3093】
実施例689:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-
イソブチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3094】
【3095】
標記化合物を得るために、実施例677、工程Aで記載されるものと同様の条件を使用
して、工程Aにおいて、2-クロロ-4-ニトロピリジン及びシクロヘキセ-1-ニルボ
ロン酸の代わりに、1-ブロモ-3-ニトロベンゼン及びイソブチルボロン酸を使用し、
Pd/C還元を行わず、実施例1の方法1、工程B~Iを使用し、工程BにおいてFeの
代わりにPd/Cを使用し、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わ
りに3-イソブチルアニリンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)
-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに
tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、
標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H29N5O3Sの質量計算値、503
.6;m/z実測値、504.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3O
D):δ 8.30-8.23(m,1H),7.53-7.46(m,1H),7.3
7-7.31(m,1H),7.25-7.19(m,2H),6.85-6.73(m
,1H),6.23-6.15(m,1H),6.09-6.03(m,1H),5.7
7-5.67(m,1H),4.53-3.94(m,3H),3.23-3.11(m
,1H),2.97-2.85(m,1H),2.60-2.53(m,2H),2.1
1-2.02(m,1H),1.94-1.83(m,2H),1.77-1.66(m
,1H),1.63-1.52(m,1H),0.95-0.90(m,6H)。
【3096】
実施例10:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)
-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3097】
【3098】
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-6-フ
ェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例670)を、キラルSF
C(固定相:CHIRALCEL OJ-H 5μm 250×20mm、移動相:75
% CO2、25% MeOH)によって分離し、標記化合物を得た。MS(ESI):
C29H26N6O4Sの質量計算値、554.6;m/z実測値、555.2[M+H
]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.36(d,J=5.5Hz
,1H),7.78(d,J=8.6Hz,1H),7.50-7.39(m,2H),
7.30-7.16(m,3H),6.91(d,J=8.6Hz,1H),6.85-
6.72(m,1H),6.26-6.12(m,2H),5.79-5.69(m,1
H),4.64-4.24(m,1H),4.22-3.90(m,2H),3.26-
3.09(m,1H),3.03-2.84(m,1H),2.25(s,3H),2.
13-2.04(m,1H),1.92-1.84(m,1H),1.81-1.68(
m,1H),1.65-1.54(m,1H)。
【3099】
実施例691:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R
)-(4-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3100】
【3101】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~G(*Rアトロプ異性体を得る
ための工程Fの後のキラル分割工程Aを含む)で記載されるものと同様の条件を使用して
、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニトロトルエンの代わりに、2-フルオロ-4-メ
チル-5-ニトロピリジンを使用し、工程BにおいてFeの代わりにPd/Cを使用し、
及び工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリ
ジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、1-[(3R)-3-アミノ-1
-ピペリジル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体15)を使用して、標記化合物を調
製した。MS(ESI):C29H26N6O4Sの質量計算値、554.6;m/z実
測値、555.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.
39-8.32(d,J=5.5Hz,1H),8.13-8.08(s,1H),7.
50-7.40(m,2H),7.29-7.22(m,1H),7.21-7.16(
m,2H),7.07-7.02(s,1H),6.86-6.73(m,1H),6.
26-6.14(m,2H),5.79-5.69(m,1H),4.59-4.26(
m,1H),4.21-3.92(m,2H),3.25-3.15(m,1H),3.
01-2.84(m,1H),2.24-2.18(s,3H),2.12-2.02(
m,1H),1.93-1.84(m,1H),1.82-1.69(m,1H),1.
66-1.52(m,1H)。
【3102】
実施例692:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-
シクロペンチルピリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3103】
【3104】
標記化合物を得るために、実施例677、工程Aで記載されるものと同様の条件を使用
して、工程Aにおいて、シクロヘキセン-1-イルボロン酸の代わりに、シクロペンテン
-1-イルボロン酸を使用し、Pd/C還元を行わず、実施例1の方法1、工程C~Iを
使用し、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに6-シクロペン
チルピリジン-4-アミンを使用し、及び工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R
)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わり
にtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して
、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H28N6O3Sの質量計算値、51
6.6;m/z実測値、517.5[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3
OD):δ 8.68(d,J=5.3Hz,1H),8.28(d,J=5.6Hz,
1H),7.54-7.51(m,1H),7.42-7.36(m,1H),6.86
-6.69(m,1H),6.25-6.09(m,2H),5.77-5.62(m,
1H),4.56-4.29(m,1H),4.24-3.86(m,2H),3.29
-3.23(m,1H),3.19-3.05(m,1H),2.89-2.76(m,
1H),2.16-2.00(m,3H),1.91-1.65(m,8H),1.60
-1.48(m,1H)。
【3105】
実施例693:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-
(シクロペンチルオキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3106】
【3107】
工程A:2-クロロ-4-((4-シクロペンチルオキシ-2-メチルフェニル)アミ
ノ)ニコチノニトリル。THF(10mL)中の2-クロロ-4-((4-ヒドロキシ-
2-メチルフェニル)アミノ)ニコチノニトリル(中間体14、500mg、1.93m
mol)、シクロヘキサノール(166mg、1.93mmol)、及びPPh3(1.
0g、3.8mmol)の溶液に、DIAD(3.8mL、3.8mmol)を-78℃
で添加し、80℃まで終夜加温した。反応をH2O(10mL)でクエンチし、DCMで
抽出し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラ
ムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(220mg、収率
35%)。MS(ESI):C18H18ClN3Oの質量計算値、327.81;m/
z実測値、328.1[M+H]+。
【3108】
工程B:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-(シク
ロペンチルオキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。標記化合物を得る
ために、実施例1の方法1、工程D~Iで記載されるものと同様の条件を使用し、工程D
において、2-クロロ-4-(2-メチル-4-フェノキシアニリノ)ピリジン-3-カ
ルボニトリルの代わりに、2-クロロ-4-((4-(シクロペンチルオキシ)-2-メ
チルフェニル)アミノ)ニコチノニトリルを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル
(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体
1)の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレ
ートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H31N5O4Sの質
量計算値、545.7;m/z実測値、546.2[M+H]+。1H NMR(400
MHz,DMSO-d6及びCD3OD):δ 8.33(d,J=5.5Hz,1H)
,7.26-7.21(m,1H),6.99-6.96(m,1H),6.93-6.
90(m,1H),6.84-6.75(m,1H),6.21-6.12(m,1H)
,5.99(d,J=5.5Hz,1H),5.74-5.68(m,1H),4.91
-4.86(m,1H),4.58-4.31(m,1H),4.17-3.98(m,
1H),3.93-3.83(m,1H),3.20-3.04(m,1H),2.90
-2.72(m,1H),2.10(s,3H),2.04-1.94(m,3H),1
.86-1.76(m,5H),1.74-1.61(m,3H),1.57-1.45
(m,1H)。
【3109】
実施例694:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-
メトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3110】
【3111】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程C~Iで記載されるものと同様の条
件を使用して、工程Cにおいて2-クロロ-4-ヨードピリジン-3-カルボニトリルの
代わりに4-メトキシ-2-メチルアニリンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル
(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体
1)の代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレー
トを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C25H25N5O4Sの質量
計算値、491.6;m/z実測値、492.1[M+H]+。1H NMR(400M
Hz,CD3OD):δ 8.34-8.24(m,1H),7.29-7.19(m,
1H),7.05-6.99(m,1H),6.98-6.91(m,1H),6.85
-6.72(m,1H),6.27-6.13(m,1H),6.06-5.96(m,
1H),5.79-5.68(m,1H),4.61-4.26(m,1H),4.20
-3.89(m,2H),3.84(s,3H),3.22-3.10(m,1H),2
.96-2.81(m,1H),2.16-2.00(m,4H),1.92-1.80
(m,1H),1.79-1.66(m,1H),1.62-1.51(m,1H)。
【3112】
実施例695:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(5-
メチル-2-フェニルピリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3113】
【3114】
標記化合物を得るために、実施例677、工程Aで記載されるものと同様の条件を使用
して、工程Aにおいて、2-クロロ-4-ニトロピリジン及びシクロヘキセ-1-ニルボ
ロン酸の代わりに、2-クロロ-5-メチルピリジン-4-アミン、DMAP、無水酢酸
、及びフェニルボロン酸を使用し、Pd/C還元を行わず、実施例1の方法1、工程C~
Gを使用し、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに5-メチル
-2-フェニルピリジン-4-アミンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R
,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の
代わりに、1-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリジニル]プロパ-2-エン-1-オ
ン(中間体15)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H26N
6O3Sの質量計算値、538.6;m/z実測値、539.4[M+H]+。1H N
MR(400MHz,CD3OD):δ 8.73(s,1H),8.35-8.26(
m,1H),8.07-7.95(m,3H),7.49-7.37(m,3H),6.
83-6.70(m,1H),6.24-6.09(m,2H),5.77-5.62(
m,1H),4.62-4.26(m,1H),4.22-3.89(m,2H),3.
29-3.08(m,1H),2.93-2.79(m,1H),2.23(s,3H)
,2.10-1.99(m,1H),1.88-1.78(m,1H),1.76-1.
62(m,1H),1.57-1.46(m,1H)。
【3115】
実施例696:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-
(2-イソプロポキシエトキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3116】
【3117】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~Gで記載されるものと同様の条
件を使用して、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びフェノールの代わ
りに、4-フルオロ-2-メチル-1-ニトロベンゼン及び2-イソプロポキシエタノー
ルを使用し、工程BにおいてFeの代わりにPd/Cを使用し、及び工程Gにおいてte
rt-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレ
ート(中間体1)の代わりに、1-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリジル]プロパ-
2-エン-1-オン(中間体15)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI)
:C29H33N5O5Sの質量計算値、563.7;m/z実測値、564.3[M+
H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.30(d,J=5.6H
z,1H),7.27-7.20(m,1H),7.06-7.00(m,1H),7.
00-6.93(m,1H),6.84-6.73(m,1H),6.28-6.12(
m,1H),6.02(d,J=5.6Hz,1H),5.79-5.67(m,1H)
,4.55-4.27(m,1H),4.17-4.11(m,2H),4.05-3.
91(m,2H),3.85-3.79(m,2H),3.76-3.69(m,1H)
,3.22-3.12(m,1H),2.98-2.84(m,1H),2.12(s,
3H),2.08-2.02(m,1H),1.91-1.83(m,1H),1.78
-1.66(m,1H),1.64-1.53(m,1H),1.19(d,J=6.2
,6H)。
【3118】
実施例697:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-
イソプロピルピリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3119】
【3120】
標記化合物を得るために、実施例677、工程Aで記載されるものと同様の条件を使用
して、工程Aにおいて、2-クロロ-4-ニトロピリジン及びシクロヘキセ-1-ニルボ
ロン酸の代わりに、2-クロロ-4-ニトロ-ピリジン及び2-イソプロペニル-4,4
,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロランを使用し、実施例1の方法1、
工程C~Iを使用し、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに2
-イソプロピルピリジン-4-アミンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R
,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の
代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使
用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C25H26N6O3Sの質量計算値
、490.6;m/z実測値、491.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,
CD3OD):δ 8.68(d,J=4.9Hz,1H),8.26(d,J=5.4
Hz,1H),7.54(s,1H),7.43(d,J=4.9Hz,1H),6.8
6-6.70(m,1H),6.24-6.06(m,2H),5.76-5.59(m
,1H),4.59-4.30(m,1H),4.27-3.84(m,2H),3.2
2-3.04(m,2H),2.88-2.74(m,1H),2.11-1.97(m
,1H),1.89-1.78(m,1H),1.76-1.64(m,1H),1.5
9-1.47(m,1H),1.34(d,J=6.7Hz,6H)。
【3121】
実施例698:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(5-フェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3122】
【3123】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~Iに記載されるものと同様の条
件を使用して、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニトロトルエンの代わりに5-ブロモ
-2-ニトロピリジンを使用し、工程BにおいてFeの代わりにPd/Cを使用し、及び
工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン
-1-カルボキシレート及びトリエチルアミンの代わりにtert-ブチル(3R)-3
-アミノピペリジン-1-カルボキシレート及びジイソプロピルエチルアミンを使用して
、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H22N6O4Sの質量計算値、52
6.6;m/z実測値、527.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDC
l3):δ 9.55(s,1H),8.55-8.21(m,2H),7.57-7.
36(m,4H),7.30-7.19(m,1H),7.17-6.71(m,3H)
,6.49-6.31(m,2H),6.26-6.17(m,1H),5.77-5.
65(m,1H),4.80-4.61(m,1H),4.01-3.38(m,4H)
,2.41-1.94(m,2H)。
【3124】
実施例699:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(5-フェノキシピラジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3125】
【3126】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A、C~Gに記載されるものと同様
の条件を使用して、かつ工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニトロトルエンの代わりに5
-ブロモピラジン-2-アミンを使用して、かつ工程Cにおいて2-メチル-4-フェノ
キシアニリンの代わりに5-フェノキシピラジン-2-アミンを使用し、かつ工程Gにお
いてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カル
ボキシレート及びトリエチルアミンの代わりに1-[(3R)-3-アミノピロリジン-
1-イル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体5)及びジイソプロピルエチルアミンを
使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C26H21N7O4Sの質量計算
値、527.6;m/z実測値、528.1[M+H]+。1H NMR(400MHz
,CD3OD):δ 8.53-8.47(m,1H),8.39-8.25(m,2H
),7.54-7.41(m,2H),7.34-7.19(m,3H),6.72-6
.52(m,1H),6.35(d,J=5.6Hz,1H),6.32-6.22(m
,1H),5.81-5.69(m,1H),4.70-4.60(m,1H),4.0
2-3.49(m,4H),2.43-2.01(m,2H)。
【3127】
実施例700:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R
)-(6-シクロブトキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3128】
【3129】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~G(*Rアトロプ異性体を得る
ための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)で記載されるものと同様の条件を使用して、
工程Aにおいて、5-フルオロ-2-ニトロトルエン、K2CO3、及びフェノールの代
わりに、2-フルオロ-4-メチル-5-ニトロピリジン、シクロブタノール、及びCs
2CO3を使用し、及び工程BにおいてFeの代わりにZnを使用し、工程Gにおいて、
tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキ
シレート、HATU、及びトリエチルアミンの代わりに、1-[(3R)-3-アミノ-
1-ピペリジル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体15)、1-プロパンホスホン酸
無水物、及びジイソプロピルエチルアミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(E
SI):C27H28N6O4Sの質量計算値、532.6;m/z実測値、533.1
[M+H]+。1H NMR(500MHz,CD3OD):δ 8.34(d,J=5
.6Hz,1H),8.05(s,1H),6.87-6.75(m,2H),6.24
-6.17(m,1H),6.11(d,J=5.5Hz,1H),5.74(t,J=
9.3Hz,1H),5.23-5.15(m,1H),4.54-4.26(m,1H
),4.20-3.92(m,2H),3.23-3.14(m,1H),2.99-2
.88(m,1H),2.53-2.44(m,2H),2.21-2.12(m,5H
),2.11-2.04(m,1H),1.92-1.82(m,2H),1.80-1
.67(m,2H),1.65-1.54(m,1H)。
【3130】
実施例701:(R)-5-([2,3’-ビピリジン]-4-イル)-N-(1-ア
クリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3131】
【3132】
標記化合物を得るために、実施例677、工程Aで記載されるものと同様の条件を使用
して、工程Aにおいて、2-クロロ-4-ニトロピリジン及びシクロヘキセ-1-ニルボ
ロン酸の代わりに、2-クロロピリジン-4-アミン及び3-ピリジルボロン酸を使用し
、Pd/C還元を行わず、実施例1の方法1、工程C~Gを使用し、工程Cにおいて2-
メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに2-(3-ピリジル)ピリジン-4-アミン
を使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ
ピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、1-[(3R)-3-アミ
ノ-1-ピペリジニル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体15)を使用して、標記化
合物を調製した。MS(ESI):C27H23N7O3Sの質量計算値、525.6;
m/z実測値、526.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):
δ 9.27-9.23(m,1H),8.95-8.90(m,1H),8.62-8
.57(m,1H),8.53-8.49(m,1H),8.35-8.30(m,1H
),8.23-8.18(m,1H),7.60-7.57(m,1H),7.57-7
.53(m,1H),6.84-6.70(m,1H),6.35-6.30(m,1H
),6.21-6.12(m,1H),5.76-5.63(m,1H),4.58-4
.25(m,1H),4.22-3.89(m,2H),3.20-3.07(m,1H
),2.93-2.77(m,1H),2.09-2.02(m,1H),1.88-1
.80(m,1H),1.77-1.62(m,1H),1.58-1.47(m,1H
)。
【3133】
実施例702:(R)-5-(*S)-(4-メチル-6-フェノキシピリジン-3-
イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3134】
【3135】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~H(*Sアトロプ異性体を得る
ための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)で記載されるものと同様の条件を使用して、
工程Aにおいて、5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びK2CO3の代わりに、2-ク
ロロ-4-メチル-5-ニトロピリジン及びCs2CO3を使用し、及び工程Bにおいて
Feの代わりにPd/Cを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-
3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート及びトリエチルアミンの代
わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレート及び
ジイソプロピルエチルアミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C2
5H22N6O3Sの質量計算値、486.6;m/z実測値、487.0[M+H]+
。1H NMR(600MHz,CD3OD):δ 8.60-8.56(d,J=6.
6Hz,1H),8.22-8.18(s,1H),7.50-7.43(m,2H),
7.30-7.26(m,1H),7.24-7.19(m,2H),7.13-7.0
9(s,1H),6.61-6.56(d,J=6.6Hz,1H),4.68-4.6
0(m,1H),3.64-3.58(m,2H),3.51-3.44(m,1H),
3.43-3.35(m,1H),2.49-2.38(m,1H),2.30-2.2
0(m,4H)。
【3136】
実施例703:(R,E)-5-(3-クロロ-4-フェノキシフェニル)-N-(1
-(4-ジメチルアミノ)ブテ-2-ノイル)ピロリジン-3-イル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド。
【3137】
【3138】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~Iに記載されるものと同様の条
件を使用して、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニトロトルエンの代わりに2-クロロ
-1-フルオロ-4-ニトロベンゼンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R
,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の
代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレートを使
用し、及び工程Iにおいてプロペ-2-エノイルクロリドの代わりに(E)-4-(ジメ
チルアミノ)ブタ-2-エン酸及びHATUを使用して、標記化合物を調製した。MS(
ESI):C31H29ClN6O4Sの質量計算値、617.1;m/z実測値、61
7.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.21-8.
13(m,1H),7.60-7.54(m,1H),7.43-7.34(m,2H)
,7.32-7.25(m,1H),7.19-7.11(m,2H),7.09-7.
01(m,2H),6.86-6.75(m,1H),6.51-6.40(m,1H)
,6.10-6.04(m,1H),4.67-4.56(m,1H),4.02-3.
51(m,4H),3.19-3.13(m,2H),2.39-2.28(m,1H)
,2.28-2.24(m,6H),2.23-2.08(m,1H)。
【3139】
実施例704:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(6-
シクロブトキシ-2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3140】
【3141】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~Gで記載されるものと同様の条
件を使用して、工程Aにおいて、5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びフェノールの代
わりに、2-フルオロ-5-ニトロ-6-ピコリン及びシクロブタノールを使用し、及び
工程BにおいてFeの代わりにZnを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R
,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート、HATU、及
びトリエチルアミンの代わりに、1-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリジル]プロパ
-2-エン-1-オン(中間体15)、1-プロパンホスホン酸無水物、及びジイソプロ
ピルエチルアミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H28N
6O4Sの質量計算値、532.6;m/z実測値、533.1[M+H]+。1H N
MR(500MHz,CD3OD):δ 8.34(d,J=5.5Hz,1H),7.
62(dd,J=8.6,1.8Hz,1H),6.85-6.73(m,2H),6.
24-6.16(m,1H),6.09(d,J=5.5Hz,1H),5.78-5.
69(m,1H),5.26-5.16(m,1H),4.58-4.25(m,1H)
,4.21-3.92(m,2H),3.24-3.14(m,1H),3.01-2.
86(m,1H),2.55-2.45(m,2H),2.25(s,3H),2.21
-2.12(m,2H),2.11-2.04(m,1H),1.92-1.83(m,
2H),1.81-1.68(m,2H),1.66-1.54(m,1H)。
【3142】
実施例705:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(3-
イソプロピルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3143】
【3144】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程C~Iで記載されるものと同様の条
件を使用して、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに3-イソ
プロピルアニリンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミ
ノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりにtert-
ブチル(3R)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物
を調製した。MS(ESI):C25H25N5O3Sの質量計算値、475.6;m/
z実測値、476.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ
8.30-8.26(m,1H),7.55-7.48(m,1H),7.45-7.4
0(m,1H),7.32-7.28(m,1H),7.24-7.18(m,1H),
6.68-6.54(m,1H),6.32-6.23(m,1H),6.09-6.0
3(m,1H),5.78-5.70(m,1H),4.69-4.55(m,1H),
4.02-3.49(m,4H),3.05-2.93(m,1H),2.38-2.0
1(m,2H),1.29-1.25(m,6H)。
【3145】
実施例706:(R)-5-(2’,3’-ジフルオロ-[1,1’-ビフェニル]-
3-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3146】
【3147】
実施例498、工程A~Dのとおりに標記化合物を合成した。MS(ESI):C26
H21F2N5O2Sの質量計算値、505.5;m/z実測値、506.4[M+H]
+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.53(br,1H),8.2
9(d,J=5.6Hz,1H),7.82-7.69(m,2H),7.65(s,1
H),7.54-7.45(m,1H),7.41-7.17(m,3H),6.18(
d,J=5.5Hz,1H),4.31-4.16(m,1H),3.53-3.43(
m,1H),3.28-3.25(m,1H),2.97-2.86(m,2H),2.
12-1.98(m,2H),1.90-1.67(m,2H)。
【3148】
実施例707:-N-((1RS,2RS)-2-アミノシクロペンチル)-5-(*
S)-(4-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3149】
【3150】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~G(*Sアトロプ異性体を得る
ための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)で記載されるものと同様の条件を使用して、
工程Aにおいて、5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びK2CO3の代わりに、2-ク
ロロ-4-メチル-5-ニトロピリジン及びCs2CO3を使用し、及び工程Bにおいて
Feの代わりにPd/Cを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-
3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート、HATU、及びトリエチ
ルアミンの代わりに、シス-ジアミノテトラヒドロフラン、1-プロパンホスホン酸無水
物、及びジイソプロピルエチルアミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI
):C25H22N6O4Sの質量計算値、502.6;m/z実測値、503.0[M
+H]+。1H NMR(600MHz,CD3OD):δ 8.30-8.27(m,
1H),8.09-8.05(d,J=4.2Hz,1H),7.46-7.41(m,
2H),7.27-7.22(m,1H),7.21-7.16(m,2H),7.05
-7.02(s,1H),6.11-6.04(m,1H),4.71-4.63(m,
1H),4.15-4.09(m,1H),4.08-4.03(m,1H),3.85
-3.80(m,1H),3.78-3.73(m,1H),3.72-3.66(m,
1H),2.23-2.15(m,3H)。
【3151】
実施例708:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)フェニル)-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3152】
【3153】
標記化合物を得るために、実施例534、工程A~Cで見られる手順を使用し、工程A
において3-シクロブチルアニリンの代わりに3-テトラヒドロピラン-4-イルアニリ
ン(中間体47)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C28H29N
5O4Sの質量計算値、531.6;m/z実測値、532.0[M+H]+。1H N
MR(500MHz,CD3OD):δ 8.29(d,J=5.6Hz,1H),7.
56(t,J=7.8Hz,1H),7.46(d,J=7.9Hz,1H),7.35
(s,1H),7.28(d,J=7.3Hz,1H),6.85-6.75(m,1H
),6.20(dd,J=16.9,6.2Hz,1H),6.08(d,J=5.6H
z,1H),5.73(t,J=1.8Hz,1H),4.58-4.27(m,1H)
,4.22-3.92(m,4H),3.61-3.52(m,2H),3.22-3.
14(m,1H),2.97-2.86(m,2H),2.12-2.04(m,1H)
,1.91-1.66(m,6H),1.65-1.52(m,1H)。
【3154】
実施例709:(R)-5-([2,2’-ビピリジン]-4-イル)-N-(1-ア
クリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3155】
【3156】
工程A:メチル5-(2-クロロピリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレート。標
記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程C~Eに記載されるものと同様の条件を
使用して、標記化合物を得るために、工程Aにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリ
ンの代わりに、2-クロロピリジン-4-アミンを使用して、標記化合物を調製した。
【3157】
工程B:メチル5-([2,2’-ビピリジン]-4-イル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレー
ト。DMF(10mL)中のトリメチル(2-ピリジル)スタンナン(0.536g、2
.22mmol)、メチル5-(2-クロロピリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレ
ート(0.80g、1.1mmol)、及びPd(PPh3)4(0.128g、0.1
11mmol)の混合物をN2下で脱気し、85℃で4時間撹拌した。反応物を濃縮乾固
させ、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を淡黄色の固体
として得た(0.50g、収率56%)。
【3158】
工程C:(R)-5-([2,2’-ビピリジン]-4-イル)-N-(1-アクリロ
イルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程F~Gで
記載されるものと同様の条件を使用して、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R
)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わり
に、1-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリジル]プロパ-2-エン-1-オン(中間
体15)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H23N7O3S
の質量計算値、525.6;m/z実測値、526.2[M+H]+。1H NMR(4
00MHz,CD3OD):δ 8.94-8.81(m,1H),8.65-8.58
(m,1H),8.52-8.44(m,1H),8.44-8.36(m,1H),8
.32-8.23(m,1H),7.98-7.86(m,1H),7.60-7.51
(m,1H),7.46-7.38(m,1H),6.87-6.70(m,1H),6
.31-6.23(m,1H),6.23-6.12(m,1H),5.78-5.66
(m,1H),4.57-4.22(m,1H),4.22-3.89(m,2H),3
.24-3.10(m,1H),2.98-2.84(m,1H),2.12-2.02
(m,1H),1.91-1.81(m,1H),1.81-1.64(m,1H),1
.62-1.51(m,1H)。
【3159】
実施例710:(R)-5-(2’,3’-ジフルオロ-[1,1’-ビフェニル]-
3-イル)-N-(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3160】
【3161】
MeOH(5mL)中の(R)-5-(2’,3’-ジフルオロ-[1,1’-ビフェ
ニル]-3-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例7
06、100mg、0.198mmol)及びホルムアルデヒド(0.5mL、H2O中
37重量%)の溶液に、NaBH(AcO)3(176mg、0.831mmol)を添
加し、室温で終夜撹拌した。反応物を濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィ
で精製して、標記化合物を淡黄色の固体として得た。MS(ESI):C27H23F2
N5O2Sの質量計算値、519.6;m/z実測値、520.4[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.47(s,1H),8.28(d,J=
5.6Hz,1H),7.78-7.65(m,3H),7.54-7.47(m,1H
),7.38-7.19(m,3H),6.17(d,J=5.6Hz,1H),4.3
0-4.17(m,1H),3.40-3.31(m,1H),3.18-3.06(m
,1H),2.74-2.60(m,5H),2.04-1.92(m,2H),1.8
6-1.72(m,1H),1.69-1.56(m,1H)。
【3162】
実施例711:(R)-5-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4
-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3163】
【3164】
標記化合物を得るために、実施例534、工程A~Bで記載されるものと同様の条件を
使用して、工程Aにおいて3-シクロブチルアニリンの代わりに2-メチル-6-フェノ
キシピリジン-3-アミン(中間体49)を使用して、標記化合物を調製した。MS(E
SI):C26H24N6O3Sの質量計算値、500.6;m/z実測値、501.0
[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.58(d,J=6
.5Hz,1H),7.88(d,J=8.7Hz,1H),7.53-7.43(m,
2H),7.33-7.26(m,1H),7.25-7.20(m,2H),6.98
(d,J=8.6Hz,1H),6.54(d,J=6.5Hz,1H),4.36-4
.26(m,1H),3.54(dd,J=12.1,3.8Hz,1H),3.40-
3.34(m,1H),3.01(t,J=1.5Hz,2H),2.30(s,3H)
,2.15-2.06(m,2H),1.94-1.73(m,2H)。
【3165】
実施例11:N-(トランス-1-アクリロイル-3-ヒドロキシピペリジン-4-イ
ル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3166】
【3167】
実施例1、工程Iで記載されるものと同様の条件を使用して、かつN-((3R,5R
)-5-フルオロピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミドの代わりに、N-(トランス-3-ヒドロキシピペリジン-4
-イル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例615)を
使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H25N5O5Sの質量計算
値、555.6;m/z実測値、556.1[M+H]+。1H NMR(500Mhz
,クロロホルム-d):δ 8.29(dq,J=5.4,1.7Hz,1H),7.4
6-7.38(m,2H),7.38-7.25(m,3H),7.25-7.09(m
,5H),6.63(ddd,J=26.2,16.2,10.9Hz,1H),6.3
3-6.24(m,1H),6.24-6.12(m,1H),5.80-5.69(m
,1H),),4.19(d,J=13.4Hz,1H),4.06-3.98(m,1
H),3.50(s,1H),3.44-3.35(m,1H),3.20(t,J=1
3.0Hz,1H),3.04(t,J=12.0Hz,1H),2.77(t,J=1
3.2Hz,1H),2.63(q,J=16.6,14.2Hz,1H),2.21(
d,J=13.2Hz,1H),2.09(d,J=12.9Hz,1H)。
【3168】
実施例713:(R)-5-(*S)-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-
イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3169】
【3170】
実施例662、工程A~Bに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Aにおいて
、4-メチル-6-フェノキシピリジン-3-アミンの代わりに2-メチル-6-フェノ
キシピリジン-3-アミン(中間体49)を使用し、続けて、実施例1において、*Sア
トロプ異性体を得るために工程Fの後にキラル分割法Aによって処理し、及び工程Fにお
いて、メチル4-[2-メチル-N-(メチルカルバモイル)-4-フェノキシアニリノ
]-3a,4-ジヒドロチエノ[2,3-b]ピリジンー2-カルボキシレートの代わり
に、メチル5-(2-メチル-6-フェノキシピリミジン-3-イル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
シレートを使用し、及び工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ
-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート及びトリエチルアミンの代わりにte
rt-ブチル(3R)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレート及びジイソプロピ
ルエチルアミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C26H24N6
O3Sの質量計算値、500.6;m/z実測値、501.1[M+H]+。1H NM
R(400MHz,MeOD)δ 8.54(d,J=6.4Hz,1H),7.84(
d,J=8.7Hz,1H),7.50-7.43(m,2H),7.31-7.25(
m,1H),7.24-7.18(m,2H),6.96(d,J=8.2Hz,1H)
,6.47(d,J=6.3Hz,1H),4.36-4.25(m,1H),3.58
-3.50(m,1H),3.41-3.33(m,1H),3.04-2.93(m,
2H),2.28(s,3H),2.15-2.03(m,2H),1.92-1.73
(m,2H)。
【3171】
実施例714:(R)-N-(1-メチルグリシル)ピペリジン-3-イル)-4-オ
キソ-5-(2-フェニルピリジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3172】
【3173】
標記化合物を得るために、実施例662、工程A~Bで記載されるものと同様の条件を
使用して、工程Aにおいて4-メチル-6-フェノキシピリジン-3-アミンの代わりに
2-フェニルピリジン-4-アミンを使用して、続けて実施例1の方法1、工程F~Iで
記載されるものと同様の条件で生成物を処理し、工程Fにおいて、4-[2-メチル-N
-(メチルカルバモイル)-4-フェノキシアニリノ]-3a,4-ジヒドロチエノ[2
,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの代わりに、メチル4-オキソ-5-(2-
フェニルピリジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキシレートを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル
(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体
1)の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレ
ートを使用し、工程Iにおいて、プロペ--2-エノイルクロリドの代わりに、2-[t
ert-ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]酢酸(中間体21)及びHATUを使用
し、続けて飽和水性HCl及びMeOHを使用するBoc-脱保護により、評価化合物を
調製した。MS(ESI):C28H27N7O3Sの質量計算値、541.6;m/z
実測値、542.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8
.83-8.76(m,1H),8.12-8.05(m,1H),8.04-7.98
(m,2H),7.95-7.88(m,1H),7.51-7.43(m,3H),7
.42-7.38(m,1H),6.13-5.99(m,1H),4.47-3.79
(m,4H),3.73-3.44(m,2H),3.24-3.06(m,1H),2
.67-2.51(m,3H),2.06-1.70(m,3H),1.65-1.54
(m,1H)。
【3174】
実施例715:(R)-5-(*S)-(4-メチル-2-フェノキシピリミジン-5
-イル)-4-オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3175】
【3176】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A、C~H(*Sアトロプ異性体を
得るための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)で記載されるものと同様の条件を使用し
て、工程Aにおいて、5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びK2CO3の代わりに、2
-クロロ-4-メチル-5-ニトロピリジン及びCs2CO3を使用し、工程Bは行わず
、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリ
ジン-1-カルボキシレート及びトリエチルアミンの代わりに、tert-ブチル(3R
)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレート及びジイソプロピルエチルアミンを使
用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C24H21N7O3Sの質量計算値
、487.5;m/z実測値、488.0[M+H]+。1H NMR(600MHz,
CD3OD):δ 8.56-8.54(s,1H),8.54-8.51(d,J=6
.1Hz,1H),7.49-7.44(m,2H),7.31-7.27(m,1H)
,7.27-7.22(m,2H),6.57-6.53(d,J=6.1Hz,1H)
,4.63-4.56(m,1H),3.64-3.57(m,2H),3.46-3.
42(m,1H),3.40-3.35(m,1H),2.48-2.40(m,1H)
,2.36-2.33(s,3H),2.27-2.20(m,1H)。
【3177】
実施例716:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S
)-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3178】
【3179】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~I(*Sアトロプ異性体を得る
ための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)で記載されるものと同様の条件を使用して、
工程Aにおいて、5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びK2CO3の代わりに、6-ク
ロロ-2-メチル-3-ニトロピリジン及びCs2CO3を使用し、及び工程Bにおいて
Feの代わりにPd/Cを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-
3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート及びトリエチルアミンの代
わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレート及び
ジイソプロピルエチルアミンを使用し、工程Iにおいて、プロペ-2-エノイルクロリド
、DCM、及びトリエチルアミンの代わりに、プロペ-2-ノイルプロペ-2-エノエー
ト、アセトニトリル、及びジイソプロピルエチルアミンを使用して、標記化合物を調製し
た。MS(ESI):C28H24N6O4Sの質量計算値、540.6;m/z実測値
、541.0[M+H]+。1H NMR(600MHz,CD3OD):δ 8.38
-8.35(m,1H),7.80-7.76(m,1H),7.48-7.42(m,
2H),7.27-7.18(m,3H),6.93-6.89(d,J=8.7Hz,
1H),6.67-6.56(m,1H),6.32-6.25(m,1H),6.18
-6.13(m,1H),5.78-5.72(m,1H),4.70-4.59(m,
1H),4.03-3.49(m,4H),2.39-2.25(m,1H),2.25
-2.23(d,J=1.7Hz,3H),2.19-2.04(m,1H)。
【3180】
実施例717:(R)-5-(*S)-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-
イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3181】
【3182】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~H(*Sアトロプ異性体を得る
ための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)で記載されるものと同様の条件を使用して、
工程Aにおいて、5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びK2CO3の代わりに、6-ク
ロロ-2-メチル-3-ニトロピリジン及びCs2CO3を使用し、及び工程Bにおいて
Feの代わりにPd/Cを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-
3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート及びトリエチルアミンの代
わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレート及び
ジイソプロピルエチルアミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C2
5H22N6O3Sの質量計算値、486.6;m/z実測値、487.0[M+H]+
。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.55-8.49(d,J=6.
2Hz,1H),7.86-7.81(d,J=8.7Hz,1H),7.50-7.4
2(m,2H),7.31-7.19(m,3H),6.99-6.93(d,J=8.
6Hz,1H),6.47-6.42(d,J=6.3Hz,1H),4.65-4.5
5(m,1H),3.65-3.55(m,2H),3.46-3.34(m,2H),
2.50-2.38(m,1H),2.32-2.17(m,4H)。
【3183】
実施例718:N-((3S,4R)-1-アクリロイル-4-ヒドロキシピロリジン
-3-イル)-4-オキソ-5-(2-フェニルピリジン-4-イル)-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3184】
【3185】
標記化合物を得るために、実施例677、工程Aで記載されるものと同様の条件を使用
して、工程Aにおいて、2-クロロ-4-ニトロピリジン及びシクロヘキセ-1-ニルボ
ロン酸の代わりに2-クロロピリジン-4-アミン及びフェニルボロン酸を使用し、Pd
/C還元を行わず、実施例1の方法1、工程C~Iを使用し、工程Cにおいて2-メチル
-4-フェノキシアニリンの代わりに2-フェニルピリジン-4-アミンを使用し、工程
Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1
-カルボキシレート(中間体1)の代わりにtert-ブチル(3S,4R)-3-アミ
ノ-4-ヒドロキシピロリジン-1-カルボキシレート(中間体24)を使用して、標記
化合物を調製した。MS(ESI):C27H22N6O4Sの質量計算値、526.6
;m/z実測値、527.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD)
:δ 8.86(d,J=5.3Hz,1H),8.38-8.29(m,1H),8.
09-8.00(m,3H),7.53-7.43(m,4H),6.63-6.52(
m,1H),6.33-6.23(m,2H),5.78-5.70(m,1H),4.
62-4.54(m,1H),4.50-4.39(m,1H),4.05-3.52(
m,4H)。
【3186】
実施例719:(R)-4-オキソ-5-(5-フェノキシピリミジン-2-イル)-
N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3187】
【3188】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A、及びC~Hに記載されるものと
同様の条件を使用して、かつ工程Aにおいて、5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びK
2CO3の代わりに5-ブロモピリミジン-2-アミン、N,N’-ジメチルグリシン、
及びCs2CO3を使用し、工程Bは行わず、かつ工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレート
を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C24H21N7O3Sの質量計
算値、487.5;m/z実測値、488.1[M+H]+。1H NMR(400MH
z,CD3OD):δ 8.71-8.67(m,2H),8.39-8.35(m,2
H),7.54-7.46(m,2H),7.34-7.23(m,3H),6.35-
6.31(m,1H),4.34-4.19(m,1H),3.57-3.46(m,1
H),3.36-3.32(m,1H),3.02-2.89(m,2H),2.15-
1.99(m,2H),1.88-1.66(m,2H)。
【3189】
実施例720:(R)-5-(2-シクロペンチルピリジン-4-イル)-4-オキソ
-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3190】
【3191】
標記化合物を得るために、実施例677、工程Aで記載されるものと同様の条件を使用
して、工程Aにおいて、シクロヘキセン-1-イルボロン酸の代わりに、シクロペンテン
-1-イルボロン酸を使用し、実施例1の方法1、工程C~Hを使用し、工程Cにおいて
2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに2-シクロペンチルピリジン-4-アミ
ンを使用し、及び工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フ
ルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりにtert-ブチル(3
R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した
。MS(ESI):C24H26N6O2Sの質量計算値、462.6;m/z実測値、
463.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.73-
8.66(m,1H),8.39(s,1H),8.34-8.29(m,1H),7.
53-7.48(m,1H),7.44-7.33(m,1H),6.26-6.15(
m,1H),4.32-4.22(m,1H),3.58-3.47(m,1H),3.
38-3.31(m,2H),3.01-2.90(m,2H),2.18-2.02(
m,4H),1.90-1.69(m,8H)。
【3192】
実施例721:(R)-5-(3-イソブチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド。
【3193】
【3194】
3-イソブチルアニリンを得るために、実施例677、工程Aで記載されるものと同様
の条件を使用して、工程Aにおいて2-クロロ-4-ニトロピリジン及びシクロヘキセン
-1-イルボロン酸の代わりに、1-ブロモ-3-ニトロベンゼン及びイソブチルボロン
酸を使用して、標記化合物を調製した。標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工
程C~Hに続けて、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに3-
イソブチルアニリンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-ア
ミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりにtert
-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合
物を調製した。MS(ESI):C24H27N5O2Sの質量計算値、449.6;m
/z実測値、450.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ
8.43(s,1H),8.33-8.27(m,1H),7.54-7.47(m,
1H),7.36-7.32(m,1H),7.25-7.19(m,2H),6.12
-6.05(m,1H),4.32-4.17(m,1H),3.55-3.44(m,
1H),3.36-3.31(m,1H),3.02-2.85(m,2H),2.60
-2.53(m,2H),2.15-1.99(m,2H),1.96-1.69(m,
3H),0.95-0.91(m,6H)。
【3195】
実施例722:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R
)-(6-イソブチル-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3196】
【3197】
実施例1の方法1、工程Gと同様の方法で、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボン酸(中間体27)及びtert-ブチル(3R,5R)-3-アミ
ノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、5-(*R)-(6-
イソブチル-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体83)及び1
-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリジル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体15
)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H30N6O3Sの質量
計算値、518.6;m/z実測値、519.1[M+H]+。1H NMR(400M
Hz,CD3OD):δ 8.43-8.39(s,1H),8.38-8.30(d,
J=5.5Hz,1H),7.44-7.37(s,1H),6.86-6.74(m,
1H),6.25-6.15(d,J=16.5Hz,1H),6.07-6.00(d
,J=5.5Hz,1H),5.79-5.68(m,1H),4.60-4.26(m
,1H),4.24-3.92(m,2H),3.25-3.11(m,1H),3.0
0-2.84(m,1H),2.76-2.69(d,J=7.2Hz,2H),2.2
0-2.02(m,2H),1.93-1.83(m,1H),1.81-1.68(m
,1H),1.67-1.51(m,1H),1.05-0.90(dd,J=6.8,
1.5Hz,6H)。
【3198】
実施例723:(R)-4-オキソ-5-(6-フェニルピリミジン-4-イル)-N
-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3199】
【3200】
標記化合物を得るために、実施例677、工程Aで記載されるものと同様の条件を使用
して、工程Aにおいて、2-クロロ-4-ニトロピリジン及びシクロヘキセ-1-ニルボ
ロン酸の代わりに6-クロロピリミジン-4-アミン及びフェニルボロン酸を使用し、P
d/C工程を行わず、実施例1の方法1、工程C~Hを使用し、工程Cにおいて2-メチ
ル-4-フェノキシアニリンの代わりに6-フェニルピリミジン-4-アミンを使用し、
工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン
-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノ
ピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI)
:C24H21N7O2Sの質量計算値、471.5;m/z実測値、472.1[M+
H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 9.35-9.28(m,1
H),8.42(s,1H),8.37-8.32(m,1H),8.25-8.17(
m,3H),7.58-7.50(m,3H),6.61-6.55(m,1H),4.
30-4.20(m,1H),3.54-3.44(m,1H),3.36-3.31(
m,1H),3.01-2.89(m,2H),2.15-1.99(m,2H),1.
88-1.71(m,2H)。
【3201】
実施例724:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R
)-(4-メチル-2-フェノキシピリミジン-5-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3202】
【3203】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A、C~G(*Rアトロプ異性体を
得るための工程Fの後のキラル分離法Aを含む)で記載されるものと同様の条件を使用し
て、工程Aにおいて、5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びK2CO3の代わりに、2
-フルオロ-4-メチルピリミジン-5-アミン、2-(ジメチルアミノ)酢酸、及びC
s2CO3を使用し、及び工程Bを行わず、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,
5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート、HATU、及び
トリエチルアミンの代わりに、1-[(3R)-3-アミノピロリジン-1-イル]プロ
パ-2-エン-1-オン(中間体5)、1-プロパンホスホン酸無水物、及びジイソプロ
ピルエチルアミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H23N
7O4Sの質量計算値、541.6;m/z実測値、542.0[M+H]+。1H N
MR(400MHz,MeOD)δ 8.55(d,J=2.2Hz,1H),8.38
(d,J=5.6Hz,1H),7.49-7.42(m,2H),7.31-7.22
(m,3H),6.68-6.55(m,1H),6.32-6.25(m,2H),5
.79-5.71(m,1H),4.70-4.55(m,1H),4.05-3.46
(m,4H),2.40-2.03(m,5H)。
【3204】
実施例725:(R)-5-(4’-メチル-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3205】
【3206】
標記化合物を得るために、実施例677、工程Aで記載されるものと同様の条件を使用
して、工程Aにおいて、2-クロロ-4-ニトロピリジン及びシクロヘキセ-1-ニルボ
ロン酸の代わりに、4-ブロモ-1-メチル-2-ニトロベンゼン及びフェニルボロン酸
を使用し、実施例1の方法1、工程C~Hを使用し、工程Cにおいて2-メチル-4-フ
ェノキシアニリンの代わりに2-メチル-5-フェニルアラニンを使用し、工程Gにおい
てtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボ
キシレート(中間体1)の代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-
1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H2
5N5O2Sの質量計算値、483.6;m/z実測値、484.4[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.28-8.16(m,1H),7.7
5-7.67(m,1H),7.65-7.60(m,2H),7.58-7.56(m
,1H),7.54-7.49(m,1H),7.45-7.36(m,2H),7.3
4-7.26(m,1H),6.01-5.92(m,1H),4.26-4.12(m
,1H),3.40-3.31(m,1H),3.20-3.10(m,1H),2.9
6-2.72(m,2H),2.18(s,3H),2.10-1.88(m,2H),
1.82-1.66(m,2H)。
【3207】
実施例12:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)
-(6-シクロブトキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3208】
【3209】
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(6-シクロブトキシ
-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例672)を、キラル
SFC(固定相:Chiralpak AS-H 5μm 250×20mm、移動相:
70% CO2、30% MeOH)によって分離し、標記化合物を得た。MS(ESI
):C27H28N6O4Sの質量計算値、532.6;m/z実測値、533.1[M
+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.33(d,J=5.6
Hz,1H),8.06(s,1H),6.87-6.73(m,2H),6.20(d
,J=16.7Hz,1H),6.11(d,J=5.6Hz,1H),5.79-5.
69(m,1H),5.24-5.12(m,1H),4.58-4.26(m,1H)
,4.21-3.91(m,2H),3.26-3.12(m,1H),3.01-2.
84(m,1H),2.54-2.44(m,2H),2.23-2.12(m,5H)
,2.11-2.03(m,1H),1.92-1.83(m,2H),1.79-1.
67(m,2H),1.66-1.52(m,1H)。
【3210】
実施例727:(R)-5-(2-イソプロピルピリジン-4-イル)-4-オキソ-
N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3211】
【3212】
標記化合物を得るために、実施例677、工程Aで記載されるものと同様の条件を使用
して、工程Aにおいて、2-クロロ-4-ニトロピリジン及びシクロヘキセ-1-ニルボ
ロン酸の代わりに、2-クロロ-4-ニトロピリジン及び2-イソプロペニル-4,4,
5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロランを使用し、実施例1の方法1、工
程C~Hを使用し、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに2-
イソプロピルピリジン-4-アミンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,
5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代
わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用
して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C22H24N6O2Sの質量計算値、
436.5;m/z実測値、437.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,C
D3OD):δ 8.70(d,J=5.3Hz,1H),8.44(s,1H),8.
32(d,J=5.6Hz,1H),7.49(s,1H),7.39(d,J=5.3
Hz,1H),6.20(d,J=5.6Hz,1H),4.32-4.21(m,1H
),3.57-3.46(m,1H),3.39-3.31(m,1H),3.21-3
.12(m,1H),3.01-2.90(m,2H),2.14-2.01(m,2H
),1.92-1.70(m,2H),1.34(d,J=7.0Hz,6H)。
【3213】
実施例728:(R)-5-(*R)-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-
イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3214】
【3215】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~H(*Rアトロプ異性体を得る
ための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)で記載されるものと同様の条件を使用して、
工程Aにおいて、5-フルオロ-2-ニトロトルエンの代わりに、6-クロロ-2-メチ
ル-3-ニトロピリジンを使用し、及び工程BにおいてFeの代わりにPd/Cを使用し
、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリ
ジン-1-カルボキシレート及びトリエチルアミンの代わりに、tert-ブチル(3R
)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレート及びジイソプロピルエチルアミンを使
用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C25H22N6O3Sの質量計算値
、486.6;m/z実測値、487.0[M+H]+。1H NMR(600MHz,
CD3OD):δ 8.60-8.56(d,J=6.5Hz,1H),7.93-7.
87(d,J=8.7Hz,1H),7.50-7.44(m,2H),7.31-7.
26(m,1H),7.26-7.20(m,2H),7.01-6.97(d,J=8
.6Hz,1H),6.58-6.54(d,J=6.5Hz,1H),4.67-4.
60(m,1H),3.63-3.58(m,2H),3.48-3.36(m,2H)
,2.49-2.39(m,1H),2.32-2.30(s,3H),2.29-2.
20(m,1H)。
【3216】
実施例729:(R)-5-(5-メチル-2-フェニルピリジン-4-イル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3217】
【3218】
標記化合物を得るために、実施例677、工程Aで記載されるものと同様の条件を使用
して、工程Aにおいて、2-クロロ-4-ニトロピリジン及びシクロヘキセ-1-ニルボ
ロン酸の代わりに2-クロロ-5-メチルピリジンー4-アミン、無水酢酸、DMAP、
及びフェニルボロン酸を使用し、Pd/C還元を行わず、実施例1の方法1、工程C~H
を使用し、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに5-メチル-
2-フェニルピリミジン-4-アミンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R
,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の
代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使
用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C26H24N6O2Sの質量計算値
、484.6;m/z実測値、485.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,
CD3OD):δ 8.76(s,1H),8.44(s,1H),8.37-8.32
(m,1H),8.02-7.98(m,2H),7.94(s,1H),7.53-7
.41(m,3H),6.20-6.12(m,1H),4.32-4.22(m,1H
),3.55-3.48(m,1H),3.37-3.31(m,1H),3.00-2
.92(m,2H),2.24(s,3H),2.12-2.03(m,2H),1.8
8-1.71(m,2H)。
【3219】
実施例730:(R)-5-(4-(2-イソプロポキシエトキシ)-2-メチルフェ
ニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3220】
【3221】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~Hで記載されるものと同様の条
件を使用して、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びフェノールの代わ
りに、4-フルオロ-2-メチル-1-ニトロベンゼン及び2-イソプロポキシエタノー
ルを使用し、工程BにおいてFeの代わりにPd/Cを使用し、及び工程Gにおいてte
rt-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレ
ート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-
カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C26H31N
5O4Sの質量計算値、509.6;m/z実測値、510.2[M+H]+。1H N
MR(400MHz,CD3OD):δ 8.01(d,J=5.7Hz,1H),7.
12-7.07(m,1H),7.02-6.97(m,1H),6.95-6.88(
m,1H),5.72(d,J=5.7Hz,1H),4.18-4.11(m,2H)
,4.02-3.92(m,1H),3.83-3.78(m,2H),3.76-3.
69(m,1H),3.21-3.12(m,1H),2.93-2.83(m,1H)
,2.68-2.55(m,2H),2.11(s,3H),2.07-2.00(m,
1H),1.85-1.75(m,1H),1.69-1.52(m,2H),1.19
(d,J=6.1,6H)。
【3222】
実施例731:(R)-5-(2-シクロヘキシルピリジン-4-イル)-4-オキソ
-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3223】
【3224】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程C~Hで記載されるものと同様の条
件を使用して、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに2-シク
ロヘキシルピリジン-4-アミン(実施例677、工程A)を使用し、工程Gにおいてt
ert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシ
レート(中間体1)の代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-
カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C25H28N
6O2Sの質量計算値、476.6;m/z実測値、477.2[M+H]+。1H N
MR(400MHz,CD3OD及びDMSO-d6):δ 8.62(d,J=5.3
Hz,1H),8.27-8.24(m,2H),7.36(s,1H),7.27(d
,J=5.3Hz,1H),6.10(d,J=5.6Hz,1H),4.24-4.1
6(m,1H),3.42-3.34(m,1H),3.25-3.19(m,1H),
2.89-2.81(m,2H),2.77-2.67(m,1H),1.97-1.6
3(m,9H),1.56-1.45(m,2H),1.41-1.30(m,2H),
1.25-1.16(m,1H)。
【3225】
実施例732:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(6-
イソプロポキシ-2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3226】
【3227】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~Gで記載されるものと同様の条
件を使用して、工程Aにおいて、5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びフェノールの代
わりに、6-フルオロ-2-メチル-3-ニトロピリジン及び2-プロパノールを使用し
、及び工程BにおいてFeの代わりにZnを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル
(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート、HAT
U、及びトリエチルアミンの代わりに、1-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリジル]
プロパ-2-エン-1-オン(中間体15)、1-プロパンホスホン酸無水物、及びジイ
ソプロピルエチルアミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C26H
28N6O4Sの質量計算値、520.6;m/z実測値、521.1[M+H]+。1
H NMR(500MHz,CD3OD):δ 8.35(d,J=5.5Hz,1H)
,7.60(d,J=8.6Hz,1H),6.85-6.70(m,2H),6.26
-6.17(m,1H),6.11(d,J=5.5Hz,1H),5.77-5.72
(m,1H),5.39-5.29(m,1H),4.58-4.26(m,1H),4
.20-3.92(m,2H),3.22-3.12(m,1H),2.99-2.85
(m,1H),2.26(s,3H),2.13-2.04(m,1H),1.92-1
.84(m,1H),1.81-1.68(m,1H),1.65-1.54(m,1H
),1.40-1.34(m,6H)。
【3228】
実施例733:(R)-5-(3-メチル-2-フェニルピリジン-4-イル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3229】
【3230】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程C~Hで記載されるものと同様の条
件を使用して、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに、3-メ
チル-2-フェニルピリジン-4-アミン(実施例48)を使用し、工程Gにおいてte
rt-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレ
ート(中間体1)の代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カ
ルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C26H24N6
O2Sの質量計算値、484.6;m/z実測値、485.4[M+H]+。1H NM
R(400MHz,CD3OD):δ 8.66(d,J=5.2Hz,1H),8.3
8(d,J=5.5Hz,1H),7.58-7.47(m,6H),6.20(d,J
=5.5Hz,1H),4.31-4.23(m,1H),3.55-3.47(m,1
H),3.37-3.32(m,1H),3.00-2.88(m,2H),2.15(
s,3H),2.13-2.04(m,2H),1.88-1.73(m,2H)。
【3231】
実施例734:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-6-フェニルピリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3232】
【3233】
標記化合物を得るために、実施例677、工程Aで記載されるものと同様の条件を使用
して、工程Aにおいて、2-クロロ-4-ニトロピリジン及びシクロヘキセ-1-ニルボ
ロン酸の代わりに2-クロロ-6-メチルピリジンー4-アミン、無水酢酸、及びフェニ
ルボロン酸を使用し、Pd/C還元を行わず、実施例1の方法1、工程C~Iを使用し、
工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに2-メチル-6-フェニ
ルピリミジン-4-アミンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-
3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりにt
ert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標
記化合物を調製した。MS(ESI):C29H26N6O3Sの質量計算値、538.
6;m/z実測値、539.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD
):δ 8.31(d,J=5.6Hz,1H),8.04-7.98(m,2H),7
.82(s,1H),7.52-7.39(m,3H),7.34(s,1H),6.8
3-6.70(m,1H),6.27(d,J=5.5Hz,1H),6.22-6.1
1(m,1H),5.77-5.62(m,1H),4.57-4.26(m,1H),
4.22-3.90(m,2H),3.20-3.08(m,1H),2.93-2.7
9(m,1H),2.68(s,3H),2.10-1.99(m,1H),1.89-
1.79(m,1H),1.78-1.62(m,1H),1.59-1.45(m,1
H)。
【3234】
実施例735:(R)-5-(2-メチル-6-フェニルピリジン-4-イル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3235】
【3236】
標記化合物を得るために、実施例677、工程Aで記載されるものと同様の条件を使用
して、工程Aにおいて、2-クロロ-4-ニトロピリジン及びシクロヘキセ-1-ニルボ
ロン酸の代わりに2-クロロ-6-メチルピリジンー4-アミン、無水酢酸、及びフェニ
ルボロン酸を使用し、Pd/C還元を行わず、実施例1の方法1、工程C~Hを使用し、
工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに2-メチル-6-フェニ
ルピリミジン-4-アミンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-
3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりにt
ert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標
記化合物を調製した。MS(ESI):C26H24N6O2Sの質量計算値、484.
6;m/z実測値、485.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD
):δ 8.47-8.42(m,1H),8.40-8.27(m,1H),8.07
-7.97(m,2H),7.79(s,1H),7.53-7.24(m,4H),6
.36-6.20(m,1H),4.34-4.19(m,1H),3.62-3.49
(m,1H),3.27-3.13(m,1H),3.01-2.87(m,2H),2
.74-2.60(m,3H),2.14-1.97(m,2H),1.91-1.66
(m,2H)。
【3237】
実施例13:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)
-(6-シクロブトキシ-2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3238】
【3239】
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(6-シクロブトキシ
-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例672)を、キラル
SFC(固定相:Chiralpak AS-H 5μm 250×20mm、移動相:
70% CO2、30% MeOH)によって分離し、標記化合物を得た。MS(ESI
):C27H28N6O4Sの質量計算値、532.6;m/z実測値、533.1[M
+H]+。1H NMR(500MHz,CD3OD):δ 8.33(d,J=5.5
Hz,1H),7.63(d,J=8.6Hz,1H),6.88-6.70(m,2H
),6.20(dd,J=16.7,4.7Hz,1H),6.08(d,J=5.5H
z,1H),5.73(t,J=1.3Hz,1H),5.26-5.16(m,1H)
,4.61-4.25(m,1H),4.21-3.91(m,2H),3.23-3.
13(m,1H),3.02-2.86(m,1H),2.55-2.44(m,2H)
,2.25(s,3H),2.21-2.11(m,2H),2.08(d,J=12.
3Hz,1H),1.92-1.83(m,2H),1.81-1.67(m,2H),
1.64-1.54(m,1H)。
【3240】
実施例737:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S
)-(3-メチル-2-フェニルピリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3241】
【3242】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程C~G(*Sアトロプ異性体を得る
ための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)で記載されるものと同様の条件を使用し、工
程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに、3-メチル-2-フェニ
ルピリジン-4-アミン(中間体48)を使用し、及び工程Gにおいてtert-ブチル
(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体
1)の代わりに、1-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリジル]プロパ-2-エン-1
-オン(中間体15)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H2
6N6O3Sの質量計算値、538.6;m/z実測値、539.4[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.66(d,J=4.9Hz,1H),
8.35(d,J=5.3Hz,1H),7.57-7.43(m,6H),6.83-
6.71(m,1H),6.24-6.12(m,2H),5.78-5.66(m,1
H),4.60-4.28(m,1H),4.22-3.88(m,2H),3.21-
3.09(m,1H),2.97-2.80(m,1H),2.15(s,3H),2.
09-2.00(m,1H),1.90-1.82(m,1H),1.79-1.66(
m,1H),1.61-1.51(m,1H)。
【3243】
実施例738:(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(3-(テ
トラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3244】
【3245】
標記化合物を得るために、実施例534、工程A~Bで見られる手順を使用し、工程A
において3-シクロブチルアニリンの代わりに3-テトラヒドロピラン-4-イルアニリ
ン(中間体47)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C25H27N
5O3Sの質量計算値、477.6;m/z実測値、478.0[M+H]+。1H N
MR(500MHz,CD3OD):δ 8.49(d,J=6.6Hz,1H),7.
60(t,J=7.8Hz,1H),7.52(d,J=7.9Hz,1H),7.39
(s,1H),7.34-7.29(m,1H),6.38(d,J=6.6Hz,1H
),4.35-4.26(m,1H),4.08-4.00(m,2H),3.61-3
.52(m,3H),3.36(d,J=12.8Hz,1H),3.05-2.97(
m,2H),2.96-2.89(m,1H),2.15-2.06(m,2H),1.
92-1.75(m,6H)。
【3246】
実施例739:(R)-tert-ブチル(3-(4-オキソ-5-(3-(テトラヒ
ドロ-2H-ピラン-4-イル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレ
ート。
【3247】
【3248】
標記化合物を得るために、実施例534、工程Aで見られる手順を使用し、工程Aにお
いて3-シクロブチルアニリンの代わりに3-テトラヒドロピラン-4-イルアニリン(
中間体47)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C30H35N5O
5Sの質量計算値、577.7;m/z実測値、578.1[M+H]+。1H NMR
(500MHz,CD3OD):δ 8.28(d,J=5.6Hz,1H),7.55
(t,J=7.8Hz,1H),7.46(d,J=7.8Hz,1H),7.35(s
,1H),7.28(d,J=7.9Hz,1H),6.08(d,J=5.6Hz,1
H),4.16-4.00(m,3H),3.97-3.85(m,2H),3.61-
3.51(m,2H),3.01-2.73(m,3H),2.06-1.98(m,1
H),1.86-1.74(m,5H),1.68-1.50(m,2H),1.46(
s,9H)。
【3249】
実施例740:(R)-4-オキソ-5-(6-フェニルピリダジン-4-イル)-N
-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3250】
【3251】
標記化合物を得るために、実施例677、工程Aで記載されるものと同様の条件を使用
して、工程Aにおいて、2-クロロ-4-ニトロピリジン及びシクロヘキセ-1-ニルボ
ロン酸の代わりに6-クロロピリダジン-4-アミン及びフェニルボロン酸を使用し、P
d/C工程を行わず、実施例1の方法1、工程C~Hを使用し、工程Cにおいて2-メチ
ル-4-フェノキシアニリンの代わりに6-フェニルピリダジン-4-アミンを使用し、
工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン
-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりにtert-ブチル(3R)-3-アミノ
ピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI)
:C24H21N7O2Sの質量計算値、471.5;m/z実測値、472.3[M+
H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 9.38-9.26(m,1
H),8.50-8.39(m,2H),8.33(d,J=5.6Hz,1H),8.
19-8.10(m,2H),7.62-7.51(m,3H),6.40(d,J=5
.6Hz,1H),4.30-4.20(m,1H),3.55-3.47(m,1H)
,3.36-3.30(m,1H),3.02-2.92(m,2H),2.11-2.
00(m,2H),1.89-1.69(m,2H)。
【3252】
実施例741:(R)-4-オキソ-5-(6-フェニルピリジン-3-イル)-N-
(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3253】
【3254】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~Hで記載されるものと同様の条
件を使用して、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニトロトルエンの代わりに、2-クロ
ロ-5-ニトロピリジンを使用し、工程BにおいてFeの代わりにPd/Cを使用し、及
び工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジ
ン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-ア
ミノピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ES
I):C24H20N6O3Sの質量計算値、472.5;m/z実測値、473.0[
M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):δ 9.46(s,1H),
8.15(s,2H),7.76(s,2H),7.26(s,6H),5.98(s,
1H),4.74(d,J=71.0Hz,1H),3.49(s,5H),2.18(
t,J=61.7Hz,2H)。
【3255】
実施例742:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S
)-(2-メチル-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)フェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド。
【3256】
【3257】
実施例1の方法1、工程D~Iと同様の方法で、工程Dにおいて、2-クロロ-4-(
2-メチル-4-フェノキシアニリノ)ピリジン-3-カルボニトリルの代わりに、2-
クロロ-4-(2-メチル-4-テトラヒドロピラン-4-イルオキシアニリノ)ピリジ
ン-3-カルボニトリル(中間体31)を使用し、及び*Sアトロプ異性体を得るために
、工程Fの後にキラル分割法Aを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5
R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わ
りに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用
して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H31N5O5Sの質量計算値、
561.7;m/z実測値、562.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,C
D3OD):δ 8.31-8.27(m,1H),7.25-7.20(m,1H),
7.05-7.01(m,1H),6.99-6.95(m,1H),6.81-6.7
7(m,1H),6.22-6.17(m,1H),6.04-6.00(m,1H),
5.74-5.69(m,1H),4.68-4.58(m,1H),4.33-4.1
1(m,1H),4.07-3.85(m,4H),3.65-3.57(m,2H),
3.21-3.18(m,1H),2.93-2.86(m,1H),2.11(s,3
H),2.09-2.02(m,3H),1.89-1.83(m,1H),1.80-
1.69(m,3H),1.55-1.50(m,1H)
【3258】
実施例743:(R)-tert-ブチル3-(5-(2-メチル-6-フェノキシピ
リジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。
【3259】
【3260】
標記化合物を得るために、実施例534、工程Aで見られる手順を使用し、工程Aにお
いて3-シクロブチルアニリンの代わりに2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-ア
ミン(中間体49)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C31H32
N6O5Sの質量計算値、600.7;m/z実測値、601.2[M+H]+。1H
NMR(500MHz,CD3OD):δ 8.36(d,J=5.5Hz,1H),7
.79(d,J=8.6Hz,1H),7.47-7.42(m,2H),7.28-7
.23(m,1H),7.21-7.18(m,2H),6.91(d,J=8.6Hz
,1H),6.15(dd,J=5.5,1.7Hz,1H),4.08-4.01(m
,1H),3.97-3.83(m,2H),3.07-2.76(m,2H),2.2
5(s,3H),2.05-2.01(m,1H),1.82-1.76(m,1H),
1.67-1.51(m,2H),1.46(s,9H)。
【3261】
実施例744:(R)-5-(6-シクロブトキシピリジン-3-イル)-4-オキソ
-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3262】
【3263】
標記化合物を得るために、実施例534、工程A~Bで見られる手順を使用し、3-シ
クロブチルアニリンの代わりに6-(シクロブトキシ)ピリジン-3-アミンを使用して
、標記化合物を調製した。MS(ESI):C23H24N6O3Sの質量計算値、46
4.5;m/z実測値、465.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CD3
OD):δ 8.57(d,J=6.7Hz,1H),8.32(d,J=2.5Hz,
1H),7.93(dd,J=8.9,2.7Hz,1H),7.12(d,J=8.8
Hz,1H),6.63(d,J=6.7Hz,1H),5.31-5.20(m,1H
),4.35-4.25(m,1H),3.54(dd,J=12.3,4.1Hz,1
H),3.36(d,J=13.7Hz,1H),3.01(t,J=1.5Hz,2H
),2.60-2.48(m,2H),2.28-2.17(m,2H),2.15-2
.06(m,2H),1.95-1.70(m,4H)。
【3264】
実施例14:-N-((3*S,4*R)-4-アクリルアミドテトラヒドロフラン-
3-イル)-5-(*S)-(4-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド。
【3265】
【3266】
キラルSFC(固定相:CHIRALPAK IC 5μm 250×21mm、移動
相:45% CO2、55% EtOH)を使用して、実施例668で精製を行い、標記
化合物を単一の鏡像異性体として得た。MS(ESI):C28H24N6O5Sの質量
計算値、556.6;m/z実測値、557.0[M+H]+。1H NMR(400M
Hz,CD3OD):δ 8.40-8.31(d,J=5.5Hz,1H),8.13
-8.02(s,1H),7.50-7.40(m,2H),7.30-7.15(m,
3H),7.10-7.01(s,1H),6.35-6.13(m,3H),5.70
-5.59(dd,J=9.7,2.3Hz,1H),4.81-4.67(m,2H)
,4.17-4.03(m,2H),3.88-3.75(m,2H),2.24-2.
14(s,3H)。
【3267】
実施例746:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S
)-(4-メチル-2-フェノキシピリミジン-5-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3268】
【3269】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A、C~I(*Sアトロプ異性体を
得るための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)で記載されるものと同様の条件を使用し
て、工程Aにおいて、5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びK2CO3の代わりに、2
-クロロ-4-メチルピリジン-5-アミン、2-(ジメチルアミノ)酢酸、及びCs2
CO3を使用し、及び工程Bを行わず、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R
)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート、HATU、及びトリ
エチルアミンの代わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カル
ボキシレート及びジイソプロピルエチルアミンを使用し、工程Iにおいて、プロペ-2-
エノイルクロリド及びトリエチルアミンの代わりに、プロペ-2-ノイルプロペ-2-エ
ノエート及びジイソプロピルエチルアミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(E
SI):C28H25N7O4Sの質量計算値、555.6;m/z実測値、556.0
[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 8.38(d,J=6
.2Hz,2H),7.50-7.40(m,2H),7.33-7.21(m,3H)
,6.69-6.53(m,1H),6.33(dd,J=32.8,16.8Hz,1
H),6.08-6.02(m,1H),5.72(s,1H),5.30(s,2H)
,4.17-4.02(m,2H),3.56(s,1H),3.29(s,1H),2
.38(d,J=6.1Hz,3H),2.04(s,3H),1.71-1.60(m
,1H),1.26(t,J=7.1Hz,1H)。
【3270】
実施例747:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S
)-(6-イソブチル-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3271】
【3272】
実施例1、方法1、工程G~Iと同様の方法で、5-(*S)-(6-イソブチル-4
-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体82)及びtert-ブチル
(3R)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製
した。MS(ESI):C26H28N6O3Sの質量計算値、504.6;m/z実測
値、505.0[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):δ 10.
74(s,1H),8.40(d,J=3.1Hz,1H),8.03(s,1H),7
.21(s,1H),6.50-6.32(m,1H),6.00(s,1H),5.9
7-5.91(m,1H),5.70(ddt,J=19.1,9.9,1.7Hz,1
H),4.70(dq,J=17.5,5.6Hz,1H),3.86-3.58(m,
4H),3.12(q,J=7.4Hz,1H),2.71(d,J=7.2Hz,2H
),2.38(s,3H),1.94-1.37(m,3H),0.99(d,J=6.
6Hz,6H)。
【3273】
実施例748:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(2-フェノキシピリミジン-5-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3274】
【3275】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~Gで記載されるものと同様の条
件を使用して、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニトロトルエンの代わりに、2-クロ
ロ-5ニトロピリミジンを使用し、工程BにおいてFeの代わりにPd/Cを使用し、及
び工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジ
ン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、1-[(3R)-3-アミノピロリ
ジン-1-イル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体5)を使用して、標記化合物を調
製した。MS(ESI):C26H21N7O4Sの質量計算値、527.6;m/z実
測値、528.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ
10.36(s,1H),8.78(s,2H),8.50-8.32(m,2H),7
.54-7.43(m,2H),7.35-7.24(m,3H),6.68-6.50
(m,1H),6.45-6.36(m,1H),6.19-6.06(m,1H),5
.72-5.61(m,1H),4.58-4.38(m,1H),3.92-3.37
(m,4H),2.27-1.84(m,2H)。
【3276】
実施例749:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(5-フェノキシピリミジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3277】
【3278】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A、及びC~Gに記載されるものと
同様の条件を使用して、工程Aにおいて、5-フルオロ-2-ニトロトルエン、K2CO
3及びDMFの代わりに5-ブロモピリミジン-2-アミン、N,N’-ジメチルグリシ
ン、CuI、ジオキサン、及びCs2CO3を使用し、工程Bは行わず、及び工程Gにお
いてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カル
ボキシレート(中間体1)の代わりに、1-[(3R)-3-アミノピロリジン-1-イ
ル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体5)を使用して、標記化合物を調製した。MS
(ESI):C26H21N7O4Sの質量計算値、527.6;m/z実測値、528
.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.68(s,2
H),8.32-8.24(m,1H),7.53-7.44(m,2H),7.36-
7.21(m,3H),6.68-6.52(m,1H),6.31-6.21(m,2
H),5.78-5.68(m,1H),4.65-4.56(m,1H),4.02-
3.52(m,4H),2.40-2.00(m,2H)。
【3279】
実施例750:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-
イソブチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3280】
【3281】
標記化合物を得るために、実施例677、工程Aで記載されるものと同様の条件を使用
して、工程Aにおいて、シクロヘキセ-1-ニルボロン酸及び2-クロロ-4-ニトロピ
リジンの代わりに、イソブチルボロン酸及び1ブロモ-4-ニトロベンゼンを使用し、実
施例1の方法1、工程C~Gを使用し、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニ
リンの代わりに4-イソブチルアニリンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、1-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリジニル]プロパ-2-エン-1-
オン(中間体15)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H29
N5O3Sの質量計算値、503.6;m/z実測値、504.1[M+H]+。1H
NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.38-8.28(m,1H),7.44
-7.37(m,2H),7.35-7.29(m,2H),6.85-6.71(m,
1H),6.24-6.12(m,2H),5.77-5.66(m,1H),4.61
-3.89(m,3H),3.24-3.09(m,1H),2.98-2.80(m,
1H),2.64-2.54(m,2H),2.12-2.00(m,1H),1.99
-1.80(m,2H),1.77-1.64(m,1H),1.63-1.50(m,
1H),0.98-0.92(m,6H)
【3282】
実施例751:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(5-フェニルピリダジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3283】
【3284】
工程A:3-クロロ-5-フェニルピリダジン。3,5-ジクロロピリダジン(2.0
0g、13.4mmol)、フェニルボロン酸(1.64g、13.4mmol)、Pd
(OAc)2(301mg、1.34mmol)、1,2,3,4,5-ペンタフェニル
-1’-(ジ-tert-ブチルホスフィノ)フェロセン(1.91g、33.6mmo
l)、KF(1.95g、33.6mmol)、ジオキサン(50mL)、及び水(12
mL)の溶液を還流下でN2下で15時間撹拌した。。反応物をEtOAcで希釈し、生
理食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濃縮乾固させた。残渣を順相フラッシ
ュカラムクロマトグラフィ(SiO2)により精製し、標記化合物を白色の固体として得
た(1.53g、収率59.8%)。MS(ESI):C10H7ClN2の質量計算値
、190.63;m/z実測値、191.0[M+H]+。
【3285】
工程B:tert-ブチル(5-フェニルピリダジン-3-イル)カルバメート。ジオ
キサン(30mL)中の3-クロロ-5-フェニルピリダジン(1.53g、8.03m
mol)、tert-ブチルカルバメート(1.88g、16.1mmol)、Pd(d
ppf)Cl2(0.592g、0.803mmol)、Xphos(0.928g、1
.61mmol)、及びCs2CO3(6.538g、20.06mmol)の溶液を1
00℃で16時間撹拌した。反応液をEtOAcで希釈し、濾過した。濾液をEtOAc
と水との間で分画し、有機層を回収し、水及び生理食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で
乾燥させ、濃縮乾固させた。残渣を順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)
により精製し、標記化合物を明黄色の固体として得た(0.96g、収率44%)。MS
(ESI):C15H17N3O2の質量計算値、271.31;m/z実測値、272
.0[M+H]+。
【3286】
工程C:5-フェノキシピリダジン-3-アミン。tert-ブチル(5-フェニルピ
リダジン-3-イル)カルバメート(0.96g、3.5mmol)、TFA(5mL)
及びDCM(20mL)の溶液を室温で1時間撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、標記化
合物を明黄色の液体として得た(0.52g、収率86%)。MS(ESI):C10H
9N3の質量計算値、171.20;m/z実測値、172.1[M+H]+。
【3287】
工程D:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-
(5-フェニルピリダジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程C~Gで記
載されるものと同様の条件を使用して、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニ
リンの代わりに5-フェニルピリダジン-3-アミンを使用し、工程Gにおいてtert
-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート
(中間体1)の代わりに(R)-1-(3-アミノピペリジン-1-イル)プロパ-2-
エン-1-オン(中間体15)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C
27H23N7O3Sの質量計算値、525.6;m/z実測値、526.6[M+H]
+。1H NMR(400MHz,CD3OD及びDMSO-d6の混合物):δ 9.
75-9.70(m,1H),8.35-8.30(m,1H),8.29-8.24(
m,1H),7.93-7.87(m,2H),7.58-7.49(m,3H),6.
78-6.68(m,1H),6.33-6.28(m,1H),6.15-6.06(
m,1H),5.68-5.61(m,1H),4.52-4.15(m,1H),4.
12-3.89(m,1H),3.89-3.79(m,1H),3.12-2.96(
m,1H),2.85-2.64(m,1H),2.01-1.91(m,1H),1.
82-1.73(m,1H),1.73-1.59(m,1H),1.53-1.35(
m,1H)。
【3288】
実施例15:-N-((*3R,*4S)-4-アクリルアミドテトラヒドロフラン-
3-イル)-5-(*S)-(4-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド。
【3289】
【3290】
キラルSFC(固定相:CHIRALPAK IC 5μm 250×21mm、移動
相:45% CO2、55% EtOH)を使用して、実施例668で精製を行い、標記
化合物を単一の鏡像異性体として得た。MS(ESI):C28H24N6O5Sの質量
計算値、556.6;m/z実測値、557.0[M+H]+。1H NMR(400M
Hz,CD3OD):δ 8.40-8.30(d,J=5.6Hz,1H),8.14
-8.06(s,1H),7.51-7.40(m,2H),7.31-7.14(m,
3H),7.09-7.01(s,1H),6.34-6.12(m,3H),5.70
-5.60(dd,J=9.5,2.3Hz,1H),4.82-4.67(m,2H)
,4.17-4.04(m,2H),3.88-3.75(m,2H),2.24-2.
16(s,3H)。
【3291】
実施例753:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S
)-(6-イソプロポキシ-2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3292】
【3293】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~G(*Sアトロプ異性体を得る
ための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)で記載されるものと同様の条件を使用して、
工程Aにおいて、5-フルオロ-2-ニトロトルエン、フェノール、DMF、及びK2C
O3の代わりに、6-フルオロ-2-メチル-3-ニトロピリジン、2-プロパノール、
アセトニトリル、及びCs2CO3を使用し、及び工程BにおいてFeの代わりにZnを
使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ
ピペリジン-1-カルボキシレート、HATU、及びトリエチルアミンの代わりに、1-
[(3R)-3-アミノ-1-ピペリジル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体15)
、1-プロパンホスホン酸無水物、及びジイソプロピルエチルアミンを使用して、標記化
合物を調製した。MS(ESI):C26H28N6O4Sの質量計算値、520.6;
m/z実測値、521.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CD3OD):
δ 8.34(d,J=5.5Hz,1H),7.59(d,J=8.6Hz,1H),
6.84-6.75(m,1H),6.73(d,J=8.6Hz,1H),6.20(
d,J=17.0Hz,1H),6.10(d,J=5.5Hz,1H),5.78-5
.71(m,1H),5.40-5.31(m,1H),4.58-4.48(m,0.
5H),4.24(dd,J=63.6,12.6Hz,1H),4.05-3.91(
m,1.5H),3.23-3.15(m,1H),3.00-2.87(m,1H),
2.26(s,3H),2.07(d,J=10.6Hz,1H),1.92-1.84
(m,1H),1.82-1.68(m,1H),1.66-1.54(m,1H),1
.37(dd,J=6.1,2.8Hz,6H)。
【3294】
実施例754:(R)-5-(4-イソブチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド。
【3295】
【3296】
標記化合物を得るために、実施例677の工程Aで記載されるものと同様の条件を使用
して、シクロヘキセン-1-イルボロン酸及び2-クロロ-4-ニトロピリジンの代わり
に、イソブチルボロン酸及び1-ブロモ-4-ニトロベンゼンを使用し、実施例1の方法
1、工程C~Hを使用し、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わり
に、4-イソブチルアニリンを使用し、及び工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5
R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わ
りにtert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用し
て、標記化合物を調製した。MS(ESI):C24H27N5O2Sの質量計算値、4
49.6;m/z実測値、450.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD
3OD):δ 8.41(s,1H),8.32-8.25(m,1H),7.44-7
.36(m,2H),7.34-7.26(m,2H),6.13-6.05(m,1H
),4.32-4.20(m,1H),3.57-3.46(m,1H),3.38-3
.32(m,1H),3.01-2.85(m,2H),2.62-2.54(m,2H
),2.14-2.00(m,2H),1.99-1.90(m,1H),1.86-1
.68(m,2H),0.98-0.93(m,6H)。
【3297】
実施例755:(R)-4-オキソ-5-(5-フェニルピリダジン-3-イル)-N
-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3298】
【3299】
工程A:tert-ブチル(5-フェニルピリダジン-3-イル)カルバメート。ジオ
キサン(30mL)中の3-クロロ-5-フェニルピリダジン(1.53g、8.03m
mol)、tert-ブチルカルバメート(1.88g、16.05mmol)、[1,
1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.5
9g、0.80mmol)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリ
イソプロピルビフェニル(0.93g、1.6mmol)、及び炭酸セシウム(6.54
g、20mmol)の混合物を100℃で16時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈
し、濾過した。濾液をEtOAcと水との間で分画した。有機層を水及び生理食塩水で洗
浄し、次にNa2SO4で乾燥し、濃縮して粗生成物を得、これをISCO(ペンタン/
EtOAc)で精製して純粋な生成物を明黄色の固体(0.96g、収率44%)として
得た。
【3300】
工程B:tert-ブチル(2-クロロ-3-シアノピリジン-4-イル)(5-フェ
ニルピリダジン-3-イル)カルバメート。フラスコ中のジオキサン(20mL)中のt
ert-ブチル(5-フェニルピリダジン-3-イル)カルバメート(0.96g、3.
5mmol)、2-クロロ-4-ヨードピリジン-3-カルボニトリル(1.216g、
4.600mmol)、Pd(OAc)2(79mg、0.35mmol)、DPEph
os(381mg、0.708mmol)、Cs2CO3(2.30g、7.08mmo
l)の溶液を100℃でN2で2時間撹拌した。反応物を濃縮乾固させ、順相フラッシュ
カラムクロマトグラフィ(SiO2)で精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(
1.02g、収率70.7%)。MS(ESI):C21H18ClN5O2の質量計算
値、407.85;m/z実測値、352.2(マイナスt-ブチル基)[M+H]+。
【3301】
工程C:メチル3-アミノ-4-((tert-ブトキシカルボニル)(5-フェニル
ピリダジン-3-イル)アミノ)チエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート
。フラスコ中のジオキサン(20mL)中のtert-ブチル(2-クロロ-3-シアノ
ピリジン-4-イル)、(5-フェニルピリダジン-3-イル)カルバメート(1.02
g、2.50mmol)、メチル2-メルカプトアセテート(0.398g、3.75m
mol)、及びCs2CO3(1.219g、3.715mmol)の溶液を100℃で
2時間撹拌した。反応物を濃縮乾固させ、順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(Si
O2)で精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(1.05g、収率87.9%)
。MS(ESI):C21H18ClN5O2の質量計算値、477.54;m/z実測
値、478.3[M+H]+。
【3302】
工程D:メチル3-アミノ-4-((5-フェノキシピリジン-3-イル)アミノ)チ
エノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート。TFA(4mL)及びDCM(1
2mL)中のメチル3-アミノ-4-((tert-ブトキシカルボニル)(5-フェニ
ルピリダジン-3-イル)アミノ)チエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレー
ト(1.05g、2.20mmol)の溶液を室温で3時間撹拌した。反応物を濃縮乾固
させて、標記化合物を黄色の固体として得(0.79g、収率95%)、これを次の工程
に直接使用した。MS(ESI):C19H15N5O2Sの質量計算値、377.42
;m/z実測値、378.3[M+H]+。
【3303】
工程E:(R)-4-オキソ-5-(5-フェニルピリダジン-3-イル)-N-(ピ
ペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド。標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程E
~Hで記載されるものと同様の条件を使用し、工程Eにおいて、メチル3-アミノ-4-
(2-メチル-4-フェノキシアニリノ)チエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキ
シレートの代わりにメチル3-4-((5-フェニルピリダジン-3-イル)アミノ[2
,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートを使用し、及び工程Gにおいて、5-フルオ
ロ-2-ニトリトルエンの代わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン
-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C24H
21N7O2Sの質量計算値、471.5;m/z実測値、472.2[M+H]+。1
H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 9.74-9.70(m,1H),
8.87-8.80(m,1H),8.18-8.12(m,3H),7.99-7.9
3(m,2H),7.61-7.52(m,3H),6.14-6.10(m,1H),
4.13-4.07(m,1H),4.00-3.40(br,1H),3.37-3.
30(m,1H),3.17-3.09(m,1H),2.89-2.76(m,2H)
,1.99-1.81(m,2H),1.72-1.54(m,2H)。
【3304】
実施例756:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*R
)-(6-イソブチル-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3305】
【3306】
実施例1の方法1、工程G~Iで記載されるものと同様の条件を使用して、工程Gにお
いて、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体27)
及びtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カル
ボキシレート(中間体1)の代わりに、5-(*R)-(6-イソブチル-4-メチルピ
リジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体83)及びtert-ブチル(3R)-
3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS
(ESI):C26H28N6O3Sの質量計算値、504.6;m/z実測値、505
.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CD3OD):δ 8.44(d,J
=2.5Hz,1H),8.33(dd,J=5.5,1.4Hz,1H),7.41(
s,1H),6.68-6.54(m,1H),6.32-6.24(m,1H),6.
03(dd,J=5.5,1.7Hz,1H),5.79-5.71(m,1H),4.
70-4.57(m,1H),4.01(dd,J=10.8,6.8Hz,0.5H)
,3.90-3.79(m,1H),3.77-3.67(m,1H),3.63-3.
56(m,1H),3.55-3.49(m,0.5H),2.73(d,J=7.3H
z,2H),2.39-2.25(m,1H),2.23(s,3H),2.19-2.
05(m,2H),0.99(dd,J=6.6,1.7Hz,6H)。
【3307】
実施例757:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R
)-(6-イソプロポキシ-2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3308】
【3309】
実施例1の方法1、工程A~G(*Rアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)で記載されるものと同様の条件を使用して、工程Aにおいて、5-フル
オロ-2-ニトロトルエン、フェノール、DMF、及びK2CO3の代わりに、6-フル
オロ-2-メチル-3-ニトロピリジン、2-プロパノール、アセトニトリル、及びCs
2CO3を使用し、及び工程BにおいてFeの代わりにZnを使用し、工程Gにおいて、
tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキ
シレート、HATU、及びトリエチルアミンの代わりに、1-[(3R)-3-アミノ-
1-ピペリジル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体15)、1-プロパンホスホン酸
無水物、及びジイソプロピルエチルアミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(E
SI):C26H28N6O4Sの質量計算値、520.6;m/z実測値、521.1
[M+H]+。1H NMR(500MHz,CD3OD):δ 8.34(d,J=5
.5Hz,1H),7.59(d,J=8.6Hz,1H),6.85-6.75(m,
1H),6.74(d,J=8.6Hz,1H),6.24-6.17(m,1H),6
.10(d,J=5.6Hz,1H),5.74(t,J=9.9Hz,1H),5.4
0-5.31(m,1H),4.59-4.49(m,0.5H),4.24(dd,J
=61.0,13.1Hz,1H),4.04-3.93(m,1.5H),3.24-
3.14(m,1H),2.99-2.83(m,1H),2.26(s,3H),2.
12-2.04(m,1H),1.92-1.84(m,1H),1.82-1.68(
m,1H),1.66-1.54(m,1H),1.37(dd,J=6.1,2.9H
z,6H)。
【3310】
実施例758:(R)-5-(*S)-(6-イソブチル-4-メチルピリジン-3-
イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3311】
【3312】
実施例1の方法1、工程A、C~H(*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキ
ラル分割法Aを含む)で記載されるものと同様の条件を使用して、工程Aにおいて、5-
フルオロ-2-ニトロトルエン、DMF、フェノール及びK2CO3の代わりに、6-ブ
ロモ-4-メチルピリジン-3-アミン、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェ
ロセン-パラジウム(ii)ジクロリドジクロロメタン錯体、THF、及びブロモ(イソ
ブチル)亜鉛を使用し、工程Bは行わず、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5
R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わ
りに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレートを使用
して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C23H26N6O2Sの質量計算値、
450.6;m/z実測値、451.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,C
DCl3):δ 8.73-8.10(m,1H),7.83(d,J=7.1Hz,1
H),7.23(d,J=36.1Hz,2H),5.94(s,1H),3.69-3
.50(m,1H),3.10-2.70(m,6H),2.71(d,J=7.2Hz
,1H),2.28(s,3H),2.00(s,1H),1.94-1.69(m,3
H),0.99(d,J=6.6Hz,6H)。
【3313】
実施例759:(R)-5-(*S)-(6-イソブトキシ-4-メチルピリジン-3
-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3314】
【3315】
実施例1の方法1、工程A~H(*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)で記載されるものと同様の条件を使用して、工程Aにおいて、5-フル
オロ-2-ニトロトルエン、フェノール、DMF、及びK2CO3の代わりに、2-フル
オロ-4-メチル-5-ニトロピリジン、2-メチル-1-プロパノール、アセトニトリ
ル及びCs2CO3を使用し、及び工程BにおいてFeの代わりにPd/Cを使用し、工
程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン
-1-カルボキシレート、HATU、及びトリエチルアミンの代わりに、tert-ブチ
ル(3R)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレート、1-プロパンホスホン酸無
水物、及びジイソプロピルエチルアミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ES
I):C24H28N6O3Sの質量計算値、480.6;m/z実測値、481.2[
M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 8.36-8.26(m
,1H),8.04(d,J=17.0Hz,1H),6.79(s,1H),),6.
24(s,1H),6.01(d,J=5.5Hz,1H),4.21(s,1H),4
.15-4.02(m,2H),3.47(s,2H),3.19(dd,J=12.2
,3.5Hz,1H),3.05-2.80(m,3H),2.20-2.03(m,4
H),1.93-1.73(m,2H),1.39-1.29(m,2H),1.03(
dd,J=6.8,1.2Hz,6H)。
【3316】
実施例760:(R)-5-(*R)-(6-イソブトキシ-4-メチルピリジン-3
-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3317】
【3318】
実施例1の方法1、工程A~H(*Rアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)で記載されるものと同様の条件を使用して、工程Aにおいて、5-フル
オロ-2-ニトロトルエン、フェノール、DMF、及びK2CO3の代わりに、2-フル
オロ-4-メチル-5-ニトロピリジン、2-メチル-1-プロパノール、アセトニトリ
ル及びCs2CO3を使用し、及び工程BにおいてFeの代わりにPd/Cを使用し、工
程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン
-1-カルボキシレート、HATU、及びトリエチルアミンの代わりに、tert-ブチ
ル(3R)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレート、1-プロパンホスホン酸無
水物、及びジイソプロピルエチルアミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ES
I):C24H28N6O3Sの質量計算値、480.6;m/z実測値、481.2[
M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):δ 8.36(d,J=5.
5Hz,1H),8.01(s,1H),6.81-6.75(m,1H),6.24(
s,1H),6.04(d,J=5.5Hz,1H),4.18-4.04(m,3H)
,3.47(s,2H),3.19(dd,J=12.2,3.5Hz,1H),3.0
7(dd,J=1.7,3.0Hz,1H),2.89-2.76(m,3H),2.1
7-2.05(m,3H),1.77(dtd,J=27.2,9.1,8.3,3.8
Hz,2H),1.39-1.29(m,2H),1.03(dd,J=6.7,1.4
Hz,6H)。
【3319】
実施例761:(R)-5-(*S)-(6-シクロペンチルオキシ-4-メチルピリ
ジン-3-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3320】
【3321】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~H(*Sアトロプ異性体を得る
ための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)で記載されるものと同様の条件を使用して、
工程Aにおいて、5-フルオロ-2-ニトロトルエン、フェノール、及びK2CO3の代
わりに、2-フルオロ-4-メチル-5-ニトロピリジン、シクロペンタノール、及びC
s2CO3を使用し、及び工程BにおいてFeの代わりにPd/Cを使用し、工程Gにお
いて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カ
ルボキシレート、HATU、及びトリエチルアミンの代わりに、tert-ブチル(3R
)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレート、1-プロパンホスホン酸無水物、及
びジイソプロピルエチルアミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C
25H28N6O3Sの質量計算値、492.6;m/z実測値、493.1[M+H]
+。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 8.36(d,J=5.4Hz,
1H),8.00(s,1H),6.75-6.68(m,1H),6.25(s,1H
),6.04(d,J=5.5Hz,1H),5.42(tt,J=6.2,2.9Hz
,1H),4.13(ddq,J=9.3,6.1,3.1Hz,1H),3.49(s
,2H),3.08(dd,J=1.7,3.1Hz,1H),2.90-2.72(m
,3H),2.13(d,J=0.8Hz,3H),2.05-1.90(m,2H),
1.92-1.53(m,10H)。
【3322】
実施例762:(R)-5-(*R)-(6-シクロペンチルオキシ-4-メチルピリ
ジン-3-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3323】
【3324】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~H(*Rアトロプ異性体を得る
ための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)で記載されるものと同様の条件を使用して、
工程Aにおいて、5-フルオロ-2-ニトロトルエン、フェノール、及びK2CO3の代
わりに、2-フルオロ-4-メチル-5-ニトロピリジン、シクロペンタノール、及びC
s2CO3を使用し、及び工程BにおいてFeの代わりにPd/Cを使用し、工程Gにお
いて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カ
ルボキシレート、HATU、及びトリエチルアミンの代わりに、tert-ブチル(3R
)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレート、1-プロパンホスホン酸無水物、及
びジイソプロピルエチルアミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C
25H28N6O3Sの質量計算値、492.6;m/z実測値、493.2[M+H]
+。1H NMR(500MHz,CDCl3):δ 8.32(d,J=5.4Hz,
1H),8.04(s,1H),6.72(s,1H),6.47-6.42(m,1H
),6.02(d,J=5.4Hz,1H),5.42(tt,J=6.3,2.7Hz
,1H),4.43(s,4H),4.13(tp,J=6.4,3.1Hz,1H),
3.08(dd,J=1.7,3.2Hz,1H),2.90-2.77(m,1H),
2.12(s,3H),1.98(qdd,J=9.1,7.3,6.0,3.7Hz,
2H),1.90-1.70(m,7H),1.69-1.51(m,3H)。
【3325】
実施例763:(R)-5-(*S)-(4-メチル-2-フェノキシピリミジン-5
-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3326】
【3327】
実施例1の方法1、工程A、C~H(*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキ
ラル分割法Aを含む)で記載されるものと同様の条件を使用して、工程Aにおいて、5-
フルオロ-2-ニトロトルエン、DMF、及びK2CO3の代わりに、2-クロロ-4-
メチルピリミジン-5-アミン、CuI、N,N-ジメチルグリシン、及びCs2CO3
を使用し、工程Bは使用せず、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-
アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート及びトリエチルアミンの代わり
に、tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレート及びジイ
ソプロピルエチルアミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C25H
23N7O3Sの質量計算値、501.6;m/z実測値、502.0[M+H]+。1
H NMR(400Mhz,クロロホルム-d):δ 8.43-8.32(m,2H)
,7.51-7.41(m,2H),7.34-7.21(m,2H),6.43(d,
J=7.4Hz,1H),6.04(d,J=5.5Hz,1H),3.63(s,5H
),3.11(dd,J=1.7,3.1Hz,1H),2.87(dtd,J=21.
8,11.7,5.3Hz,3H),2.38(s,3H),1.80(ddt,J=1
7.5,14.0,5.8Hz,3H)。
【3328】
実施例764:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(6-
イソブチル-2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3329】
【3330】
実施例1の方法1、工程A、C~Hで記載されるものと同様の条件を使用して、工程A
において、5-フルオロ-2-ニトロトルエン、DMF、フェノール及びK2CO3の代
わりに、6-ブロモ-2-メチルピリジン-3-アミン、1,1’-ビス(ジフェニルホ
スフィノ)フェロセン-パラジウム(ii)ジクロリドジクロロメタン錯体、THF、及
びブロモ(イソブチル)亜鉛を使用し、工程Bは行わず、工程Gにおいて、tert-ブ
チル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート、H
ATU、及びトリエチルアミンの代わり1-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリジル]
プロパ-2-エン-1-オン(中間体15)、PYOXIM、及びジイソプロピルエチル
アミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H30N6O3Sの
質量計算値、518.6;m/z実測値、519.2[M+H]+。1H NMR(40
0MHz,CD3OD):δ 8.34(d,J=5.5Hz,1H),7.77(dd
,J=8.1,1.2Hz,1H),7.34(d,J=8.1Hz,1H),6.87
-6.74(m,1H),6.20(d,J=16.5Hz,1H),6.02(dd,
J=5.5,1.8Hz,1H),5.79-5.68(m,1H),4.43(dd,
J=92.3,12.9Hz,1H),4.22-3.91(m,2H),3.21-3
.12(m,1H),2.90(q,J=1.7Hz,1H),2.73(d,J=7.
3Hz,2H),2.38(s,3H),2.18-2.03(m,2H),1.94-
1.84(m,1H),1.82-1.68(m,1H),1.64-1.53(m,1
H),0.99(dd,J=6.6,1.9Hz,6H)。
【3331】
実施例765:(R)-5-(*S)-(6-イソブチル-4-メチルピリジン-3-
イル)-4-オキソ-N-(1-プロピオニルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3332】
【3333】
工程A:(R)-5-(6-イソブチル-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキ
ソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~H(*Sア
トロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)で記載されるものと同様
の条件を使用して、工程Aにおいて、5-フルオロ-2-ニトロトルエン、DMF、フェ
ノール及びK2CO3の代わりに、6-ブロモ-4-メチルピリジン-3-アミン、1,
1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(ii)ジクロリドジクロ
ロメタン錯体、THF、及びブロモ(イソブチル)亜鉛を使用し、工程Bは行わず、工程
Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-
1-カルボキシレート、HATU、及びトリエチルアミンの代わりに、tert-ブチル
(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレート、1-プロパンホスホン酸無水
物、及びジイソプロピルエチルアミンを使用して、標記化合物を調製した。
【3334】
工程B:(R)-5-(*S)-(6-イソブチル-4-メチルピリジン-3-イル)
-4-オキソ-N-(1-プロピオニルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。(R)-5
-(6-イソブチル-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド、プロパノイルプロパノエート及びジイソプロピルエチルアミン
を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H32N6O3Sの質量計
算値、520.7;m/z実測値、521.1[M+H]+。1H NMR(500MH
z,CDCl3):δ 9.55(s,1H),8.44-8.31(m,2H),7.
20(s,1H),5.96(dd,J=1.0,5.6Hz,1H),3.69-3.
32(m,5H),2.98(t,J=1.0Hz,2H),2.25-2.12(m,
2H),2.05(s,3H),1.82-1.75(m,1H),1.32-1.14
(m,8H),0.99(d,J=6.7Hz,6H)。
【3335】
実施例766:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S
)-(6-イソブトキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3336】
【3337】
工程A:(R)-5-(6-イソブトキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~H(*S
アトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)と同様の方法で、工程
Aにおいて、5-フルオロ-2-ニトロトルエン、フェノール、DMF、及びK2CO3
の代わりに、2-フルオロ-4-メチル-5-ニトロピリジン、2-メチル-1-プロパ
ノール、アセトニトリル及びCs2CO3を使用し、及び工程BにおいてFeの代わりに
Pd/Cを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5
-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート、HATU、及びトリエチルアミンの代わ
りに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレート、1-
プロパンホスホン酸無水物、及びジイソプロピルエチルアミンを使用して、標記化合物を
調製した。
【3338】
工程B:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(
6-イソブトキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。(R)-
5-(6-イソブチル-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド、プロペ-2-ノイルプロペ-2-エノエート及びジイソプロ
ピルエチルアミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H30N
6O4Sの質量計算値、534.6;m/z実測値、535.2[M+H]+。1H N
MR(500MHz,CDCl3):δ 9.58(s,1H),8.32(d,J=5
.5Hz,1H),8.05(s,1H),6.80(s,1H),6.70-6.58
(m,2H),6.32(dd,J=35.3,16.8Hz,1H),6.03(d,
J=5.6Hz,1H),5.78-5.67(m,1H),4.09(tdd,J=1
7.6,11.5,5.2Hz,5H),2.69(s,1H),2.17-2.00(
m,6H),1.72-1.59(m,2H),1.26(t,J=7.1Hz,1H)
,1.03(d,J=6.7Hz,6H)。
【3339】
実施例767:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R
)-(6-イソブトキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3340】
【3341】
工程A:(R)-5-(6-イソブトキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~Hにより
、工程Aにおいて、5-フルオロ-2-ニトロトルエン、フェノール、DMF、及びK2
CO3の代わりに、2-フルオロ-4-メチル-5-ニトロピリジン、2-メチル-1-
プロパノール、アセトニトリル及びCs2CO3を使用し、及び工程BにおいてFeの代
わりにPd/Cを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミ
ノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート、HATU、及びトリエチルアミン
の代わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレート
、1-プロパンホスホン酸無水物、及びジイソプロピルエチルアミンを使用して、標記化
合物を調製した。
【3342】
工程B:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(
6-イソブトキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。(R)-
5-(6-イソブチル-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド、プロペ-2-ノイルプロペ-2-エノエート及びジイソプロ
ピルエチルアミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H30N
6O4Sの質量計算値、534.6;m/z実測値、535.2[M+H]+。1H N
MR(500MHz,CDCl3):δ 9.49(s,1H),8.35(d,J=5
.5Hz,1H),8.03(s,1H),6.80(s,1H),6.64(d,J=
14.1Hz,1H),6.04(d,J=5.7Hz,2H),5.74(s,1H)
,4.18-4.01(m,4H),3.56(s,1H),3.29(s,1H),2
.18-1.96(m,7H),1.79(s,1H),1.26(t,J=7.1Hz
,2H),1.03(dd,J=6.7,1.2Hz,6H)。
【3343】
実施例768:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S
)-(6-(シクロペンチルオキシ)-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド。
【3344】
【3345】
工程A:(R)-5-(6-(シクロペンチルオキシ)-4-メチルピリジン-3-イ
ル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程
A~H(*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)で記載さ
れるものと同様の条件を使用して、工程Aにおいて、5-フルオロ-2-ニトロトルエン
、フェノール、及びK2CO3の代わりに、2-フルオロ-4-メチル-5-ニトロピリ
ジン、シクロペンタノール、及びCs2CO3を使用し、及び工程BにおいてFeの代わ
りにPd/Cを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ
-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート、HATU、及びトリエチルアミンの
代わりに、tert-ブチル(3R)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレート、
1-プロパンホスホン酸無水物、及びジイソプロピルエチルアミンを使用して、標記化合
物を調製した。
【3346】
工程B:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(
6-(シクロペンチルオキシ)-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド。(R)-5-(6-(シクロペンチルオキシ)-4-メチルピリジン-3-イル)-
4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド、プロペ-2-ノイルプロペ-2
-エノエート及びジイソプロピルエチルアミンを使用して、標記化合物を調製した。MS
(ESI):C28H30N6O4Sの質量計算値、546.7;m/z実測値、547
.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):δ 9.51(s,1
H),8.35(d,J=5.5Hz,1H),8.03(d,J=4.0Hz,1H)
,6.73(s,1H),6.64(t,J=13.8Hz,1H),6.39(d,J
=16.8Hz,1H),6.30(d,J=16.9Hz,1H),6.05(s,1
H),5.73(s,1H),5.41(tt,J=6.3,2.8Hz,1H),5.
30(s,2H),4.16-4.04(m,2H),3.56(s,1H),3.26
(s,1H),2.16-1.91(m,5H),1.82(dtt,J=15.5,9
.0,6.3Hz,5H),1.71-1.58(m,3H),1.26(t,J=7.
1Hz,1H)。
【3347】
実施例769:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R
)-(6-(シクロペンチルオキシ)-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド。
【3348】
【3349】
工程A:(R)-5-(6-(シクロペンチルオキシ)-4-メチルピリジン-3-イ
ル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程
A~H(*Rアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)と同様の
方法で、工程Aにおいて、5-フルオロ-2-ニトロトルエン、フェノール、及びK2C
O3の代わりに、2-フルオロ-4-メチル-5-ニトロピリジン、シクロペンタノール
、及びCs2CO3を使用し、及び工程BにおいてFeの代わりにPd/Cを使用し、工
程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン
-1-カルボキシレート、HATU、及びトリエチルアミンの代わりに、tert-ブチ
ル(3R)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレート、1-プロパンホスホン酸無
水物、及びジイソプロピルエチルアミンを使用して、標記化合物を調製した。
【3350】
工程B:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(
6-(シクロペンチルオキシ)-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド。(R)-5-(6-(シクロペンチルオキシ)-4-メチルピリジン-3-イル)-
4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド、プロペ-2-ノイルプロペ-2
-エノエート及びジイソプロピルエチルアミンを使用して、標記化合物を調製した。MS
(ESI):C28H30N6O4Sの質量計算値、546.7;m/z実測値、547
.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 9.51(s,1
H),8.35(d,J=5.5Hz,1H),8.03-7.29(m,2H),6.
68(d,J=3.7Hz,2H),6.39-6.05(d,J=5.7Hz,3H)
,5.74(d,J=5.7Hz,1H),5.52-5.19(m,1H),4.40
-3.95(m,3H),3.48-3.26(m,2H),2.16-1.91(m,
5H),1.82(dtt,J=15.5,9.0,6.3Hz,5H),1.71-1
.58(m,3H),1.26(t,J=7.1Hz,1H)。
【3351】
実施例770:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-6-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)ピリジン-3-イル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド。
【3352】
【3353】
標記化合物を得るために、実施例1の方法1、工程A~Gで記載されるものと同様の条
件を使用して、工程Aにおいて、5-フルオロ-2-ニトロトルエン、フェノール、DM
F、及びK2CO3の代わりに、2-フルオロ-5-ニトロ-6-ピコリン、テトラヒド
ロ-4-ピラノール、アセトニトリル、及びCs2CO3を使用し、及び工程Bにおいて
Feの代わりにPd/Cを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-
3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート、HATU、及びトリエチ
ルアミンの代わりに、1-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリジル]プロパ-2-エン
-1-オン(中間体15)、PYOXIM、及びジイソプロピルエチルアミンを使用して
、標記化合物を調製した。MS(ESI):C28H30N6O5Sの質量計算値、56
2.6;m/z実測値、563.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3
OD):δ 8.34(d,J=5.6Hz,1H),7.63(d,J=8.6Hz,
1H),6.86-6.72(m,2H),6.20(d,J=16.9Hz,1H),
6.11(d,J=5.5Hz,1H),5.82-5.70(m,1H),5.38-
5.30(m,1H),4.59-4.27(m,1H),4.22-3.94(m,4
H),3.68-3.60(m,2H),3.23-3.13(m,1H),3.01-
2.84(m,1H),2.27(s,3H),2.15-2.04(m,3H),1.
92-1.70(m,4H),1.65-1.52(m,1H)。
【3354】
実施例771:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-
((2-メチルピリジン-3-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3355】
【3356】
実施例1の方法1、工程A~Gで見られるものと同様の条件を使用し、工程Aにおいて
5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びフェノールの代わりに4-フルオロニトロベンゼ
ン及び2-メチルピリジン-3-オールを使用し、工程BにおいてFe、EtOH/H2
O、及びNH4Clの代わりにPd/Cを使用し、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに4-((2-メチルピリジン-3-イル)オキシ)アニリンを
使用し、及び工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオ
ロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに(R)-1-(3-アミノ
ピペリジン-1-イル)2-オン(中間体15)を使用して、標記化合物を調製した。M
S(ESI):C29H26N6O4Sの質量計算値、554.6;m/z実測値、55
5.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.35-8.
23(m,2H),7.50-7.41(m,3H),7.36-7.30(m,1H)
,7.20-7.14(m,2H),6.85-6.73(m,1H),6.23-6.
15(m,2H),5.79-5.67(m,1H),4.56-4.27(m,1H)
,4.20-3.90(m,2H),3.21-3.11(m,1H),2.97-2.
79(m,1H),2.51(s,3H),2.10-2.01(m,1H),1.90
-1.82(m,1H),1.80-1.65(m,1H),1.63-1.50(m,
1H)。
【3357】
実施例772:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-((6-メチルピリジン-2-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド。
【3358】
【3359】
実施例1の方法1、工程A~Gで見られるものと同様の条件を使用し、工程Aにおいて
5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びフェノールの代わりに4-アミノ-3-メチルフ
ェノール及び2-フルオロ-6-メチルピリジンを使用し、工程Cにおいて2-メチル-
4-フェノキシアニリンの代わりに2-メチル-4-((6-メチルピリジン-2-イル
)オキシ)アニリンを使用し、及び工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3
-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに(R
)-1-(3-アミノピペリジン-1-イル)2-オン(中間体15)を使用して、標記
化合物を調製した。MS(ESI):C30H28N6O4Sの質量計算値、568.6
;m/z実測値、569.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD)
:δ 8.30(d,J=5.5Hz,1H),7.71(t,J=7.8Hz,1H)
,7.46-7.34(m,1H),7.21-7.14(m,1H),7.13-7.
06(m,1H),7.05-6.98(m,1H),6.88-6.71(m,2H)
,6.23-6.06(m,2H),5.76-5.63(m,1H),4.59-4.
28(m,1H),4.25-3.86(m,2H),3.21-3.05(m,1H)
,2.93-2.77(m,1H),2.42(s,3H),2.20-2.11(m,
3H),2.09-1.98(m,1H),1.90-1.80(m,1H),1.77
-1.48(m,2H)。
【3360】
実施例773:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-((2-メチルピリジン-3-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド。
【3361】
【3362】
実施例1の方法1、工程A~Gで見られるものと同様の条件を使用し、工程Aにおいて
5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びフェノールの代わりに4-フルオロ-2-メチル
-1-ニトロベンゼン及び2-メチルピリジン-3-オールを使用し、工程BにおいてF
e、EtOH/H2O、及びNH4Clの代わりにPd/Cを使用し、工程Cにおいて2
-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに2-メチル-4-((2-メチルピリジン
-3-イル)オキシ)アニリンを使用し、及び工程Gにおいてtert-ブチル(3R,
5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代
わりに(R)-1-(3-アミノピペリジン-1-イル)2-オン(中間体15)を使用
して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C30H28N6O4Sの質量計算値、
568.6;m/z実測値、569.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,C
D3OD):δ 8.35-8.30(m,1H),8.29-8.22(m,1H),
7.51-7.43(m,1H),7.38-7.29(m,2H),7.10-7.0
3(m,1H),7.00-6.93(m,1H),6.86-6.72(m,1H),
6.24-6.14(m,1H),6.12-6.04(m,1H),5.78-5.6
8(m,1H),4.57-4.25(m,1H),4.20-3.90(m,2H),
3.22-3.11(m,1H),3.02-2.80(m,1H),2.51(s,3
H),2.14(s,3H),2.10-2.02(m,1H),1.91-1.81(
m,1H),1.80-1.65(m,1H),1.64-1.51(m,1H)。
【3363】
実施例774:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(4-(ピリジン-3-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3364】
【3365】
実施例1の方法1、工程A~Gで見られるものと同様の条件を使用して、工程Aにおい
て、5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びフェノールの代わりに、4-フルオロベンゼ
ン及び3-ヒドロキシピリジンを使用し、及び工程BにおいてFe及びNH4Clの代わ
りにPd/Cを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ
-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート、HATU、DMF、及びトリエチル
アミンの代わりに、1-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリジル]プロパ-2-エン-
1-オン(中間体15)、1-プロパンホスホン酸無水物、DCM、及びジイソプロピル
エチルアミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C28H24N6O
4Sの質量計算値、540.6;m/z実測値、541.0[M+H]+。1H NMR
(500MHz,DMSO-d6):δ 10.18(s,1H),8.50(d,J=
2.7Hz,1H),8.44(dd,J=4.6,1.3Hz,1H),8.34(d
,J=5.5Hz,1H),8.16-8.02(m,1H),7.62-7.58(m
,1H),7.53-7.48(m,3H),7.26(d,J=9.0Hz,2H),
6.86-6.72(m,1H),6.14-6.08(m,2H),5.69(d,J
=10.5Hz,1H),4.53-4.15(m,1H),4.07-3.99(m,
1H),3.84-3.76(m,1H),3.16-2.96(m,1H),2.83
-2.61(m,1H),1.97-1.92(m,1H),1.83-1.75(m,
1H),1.74-1.58(m,1H),1.51-1.36(m,1H)。
【3366】
実施例775:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-
((6-メチルピリジン-2-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3367】
【3368】
実施例1の方法1、工程A~Gで見られるものと同様の条件を使用し、工程Aにおいて
5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びフェノールの代わりに4-アミノフェノール及び
2-フルオロ-6-メチルピリジンを使用し、工程Bは行わず、工程Cにおいて2-メチ
ル-4-フェノキシアニリンの代わりに4-((6-メチルピリジン-2-イル)オキシ
)アニリンを使用し、及び工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ
-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに1-[(3R
)-3-アミノ-1-ピペリジル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体15)を使用し
て、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H26N6O4Sの質量計算値、5
54.6;m/z実測値、555.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD
3OD):δ 8.35(d,J=5.6Hz,1H),7.83-7.71(m,1H
),7.57-7.46(m,2H),7.39-7.28(m,2H),7.13-7
.02(m,1H),6.91-6.70(m,2H),6.34-6.16(m,2H
),5.87-5.66(m,1H),4.66-3.86(m,3H),3.27-3
.13(m,1H),3.04-2.79(m,1H),2.47(s,3H),2.1
7-2.03(m,1H),1.97-1.86(m,1H),1.82-1.53(m
,2H)。
【3369】
実施例776:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S
)-(6-(シクロペンチルオキシ)-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド。
【3370】
【3371】
工程A:(R)-5-(6-(シクロペンチルオキシ)-4-メチルピリジン-3-イ
ル)-4-オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程
A~H(*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)で見られ
るものと同様の条件を使用して、工程Aにおいて、5-フルオロ-2-ニトロトルエン及
びフェノールの代わりに、2-フルオロ-4-メチル-5-ニトロピリジン及びシクロペ
ンタノールを使用し、及び工程BにおいてFe及びNH4Clの代わりにPd/Cを使用
し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペ
リジン-1-カルボキシレート、トリエチルアミン、HATU、及びDMFの代わりに、
(R)-tert-ブチル3-アミノピロリジン-1-カルボキシレート、ジイソプロピ
ルエチルアミン、DCM、及び1-プロパンホスホン酸無水物を使用して、標記化合物を
調製した。
【3372】
工程B:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S)-(
6-(シクロペンチルオキシ)-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド。(R)-5-(6-シクロペンチルオキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-
オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド、アクリル酸無水物、及びジイソプロ
ピルエチルアミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H28N
6O4Sの質量計算値、532.6;m/z実測値、533.0[M+H]+。1H N
MR(500MHz,CDCl3):δ 9.69(s,1H),8.32(ddd,J
=5.2,4.0,0.8Hz,1H),8.05(d,J=4.2Hz,1H),6.
73(s,1H),6.49-6.29(m,2H),6.03(dd,J=6.4,5
.5Hz,1H),5.69(ddd,J=19.3,9.7,2.5Hz,1H),5
.41(td,J=5.9,5.4,2.8Hz,1H),5.31(s,2H),4.
79-4.64(m,1H),3.84-3.56(m,4H),3.46(d,J=0
.9Hz,1H),2.19(s,3H),2.03-1.90(m,2H),1.90
-1.73(m,4H),1.64(dtq,J=7.7,5.4,2.8,2.1Hz
,2H)。
【3373】
実施例777:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(5-
(2-(フルオロフェノキシ)ピリジン-2-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3374】
【3375】
実施例1の方法1、工程A~Gで見られるものと同様の条件を使用し、工程Aにおいて
5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びフェノールの代わりに5-ブロモ-2-ニトロピ
リジン及び2-フルオロフェノールを使用し、工程BにおいてFe、EtOH/H2O、
及びNH4Clの代わりにPd/C及びMeOHを使用し、工程Cにおいて2-メチル-
4-フェノキシアニリンの代わりに5-(2-フルオロフェノキシ)ピリジン-2-アミ
ンを使用し、及び工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フ
ルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに1-[(3R)-3-
アミノ-1-ピペリジル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体15)を使用して、標記
化合物を調製した。MS(ESI):C28H23FN6O4Sの質量計算値、558.
6;m/z実測値、559.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD
):δ 8.42-8.39(m,1H),8.35(d,J=5.6Hz,1H),7
.67-7.56(m,2H),7.42-7.25(m,4H),6.89-6.72
(m,1H),6.27-6.16(m,2H),5.81-5.67(m,1H),4
.57-4.31(m,1H),4.21-3.91(m,2H),3.24-3.14
(m,1H),2.98-2.85(m,1H),2.12-2.02(m,1H),1
.95-1.83(m,1H),1.81-1.67(m,1H),1.65-1.53
(m,1H)。
【3376】
実施例778:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3377】
【3378】
実施例1の方法1、工程A~Gで見られるものと同様の条件を使用し、工程Aにおいて
5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びフェノールの代わりに2-フルオロピリジン及び
4-アミノ-3-メチルフェノールを使用し、工程Bは行わず、工程Cにおいて2-メチ
ル-4-フェノキシアニリンの代わりに2-メチル-4-(ピリジン-2-イル)オキシ
)アニリンを使用し、及び工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ
-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに1-[(3R
)-3-アミノ-1-ピペリジル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体15)を使用し
て、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H26N6O4Sの質量計算値、5
54.6;m/z実測値、555.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD
3OD):δ 8.34(d,J=5.5Hz,1H),8.21-8.13(m,1H
),7.92-7.83(m,1H),7.43-7.34(m,1H),7.24-7
.19(m,1H),7.18-7.11(m,2H),7.09-7.04(m,1H
),6.89-6.71(m,1H),6.26-6.13m,2H),5.77-5.
68(m,1H),4.56-4.25(m,1H),4.20-3.89(m,2H)
,3.25-3.11(m,1H),3.01-2.82(m,1H),2.17(s,
3H),2.12-2.02(m,1H),1.92-1.83(m,1H),1.79
-1.69(m,1H),1.65-1.50(m,1H)。
【3379】
実施例779:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S
)-(6-(イソブトキシオキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド。
【3380】
【3381】
工程A:(R)-5-(6-イソブトキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オ
キソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~H(*S
アトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)と同様の方法で、工程
Aにおいて2-フルオロ-4-メチル-5-ニトロピリジン及び2-メチル-1-プロパ
ノール、5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びフェノールを使用し、工程BにおいてF
e、EtOH/H2O、及びNH4Clの代わりにPd/C及びMeOHを使用し、工程
Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに6-イソブトキシ-4-メチ
ルピリジン-3-アミンを使用し、及び工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)
-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに
(R)-tert-ブチル3-アミノピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、標
記化合物を調製した。
【3382】
工程B:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S)-(
6-(イソブトキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。(R)
-5-(6-イソブトキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-N-(ピロ
リジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド、アクリル酸無水物、及びジイソプロピルエチルアミンを
使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C26H28N6O4Sの質量計算
値、520.6;m/z実測値、521.0[M+H]+。1H NMR(400MHz
,CDCl3):δ 9.69(s,1H),8.33(dd,J=5.5,4.0Hz
,1H),8.03(d,J=4.2Hz,1H),7.65(d,J=6.5Hz,1
H),6.80(s,1H),6.50-6.33(m,2H),6.03(t,J=5
.8Hz,1H),5.70(ddd,J=14.0,8.8,3.5Hz,1H),3
.81-3.63(m,7H),2.18-2.01(m,6H),1.03(dd,J
=6.6,1.1Hz,6H)。
【3383】
実施例780:N1-(15-オキソ-19-((3aR,4R,6aS)-2-オキ
ソヘキサヒドロ-1H-チエノ[3,4-d]イミダゾール-4-イル)-4,7,10
-トリオキサ-14-アザノナデシル)-N5-((E)-4-オキソ-4-(3-(4
-オキソ-5-(5-フェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イ
ル)ブテ-2-ン-1-イル)グルタルアミド。
【3384】
【3385】
工程A:(R)-4-オキソ-5-(5-フェノキシピリジン-2-イル)-N-(ピ
ペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~Hで見られるものと同様
の条件を使用して、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニトロトルエンの代わりに、5-
ブロモ-2-ニトロピリジンを使用し、工程BにおいてFe及びNH4Clの代わりにP
d/Cを使用し、及び工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5
-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、(R)-ter
t-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製
した。
【3386】
工程B:(E)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)ブタ-2-エン酸
。(E)-4-アミノブタ-2-エン酸(612mg、6.05mmol)を含む丸底フ
ラスコに、(Boc)2O(2.643g、12.11mmol)、Na2CO3(1.
674g、12.11mmol)、THF(30mL)、及び水(15mL)を添加して
、終夜撹拌した。混合物をLiOH水溶液でpH=9に調整し、EtOAcで抽出した。
混合物を1MのHCl水溶液でpH=3に調整し、EtOAcで抽出した。有機層を回収
し、濃縮乾固させて、標記化合物を得(1.10g、収率90.3%)、これを更に精製
することなく次の工程に使用した。
【3387】
工程C:(R,E)-N-(1-(4-アミノブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イ
ル)-4-オキソ-5-(5-フェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。無水DMF
中の(R)-4-オキソ-5-(5-フェノキシピリジン-2-イル)-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド(187mg、0.358mmol)、(E)-4-(ter
t-ブトキシカルボニル)アミノ)ブタ-2-エン酸(72.0mg、0.358mmo
l)、HATU(163mg、0.429mmol)、及びトリエチルアミン(109m
g、1.07mmol)の溶液を室温で20分間撹拌した。混合物をフラッシュカラムク
ロマトグラフィで精製して、黄色の固体を得た。固体を6.0MのHCl水溶液で希釈し
、室温で10分間撹拌し、次に濃縮乾固させて、黄色の固体として標記化合物を得た(1
56mg、収率67.9%)。MS(ESI):C29H27N7O4Sの質量計算値、
569.63;m/z実測値、570.3[M+H]+。
【3388】
工程D:tert-ブチル(3-(2-(2-(3-アミノプロポキシ)エトキシ)エ
トキシ)プロピル)カルバメート。DCM(150mL)中の3,3’-((オキシビス
(エタン-2,1-ジイル))ビス(オキシ)ビス(プロパン-1-アミン)(10g、
45mmol)及びトリエチルアミン(4.6g、45mmol)の溶液に、氷浴で冷却
したDCM(100mL)中の(Boc)2O(5.0g、23mmol)の溶液を添加
し、室温で終夜撹拌した。溶液を濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精
製して、標記化合物をわずかに黄色の固体として得た(5.976g、収率82.00%
)。MS(ESI):C15H32N2O5の質量計算値、320.42;m/z実測値
、321.2[M+H]+。
【3389】
工程E:tert-ブチル(15-オキソ-19-(3aS,4S,6aR)-2-オ
キソヘキサヒドロ-1H-チエノ[3,4-d]イミダゾール-4-イル)-4,7,1
0-トリオキサ-14-アザノナデシル)カルバメートDMF(50mL)中の5-(3
aS,4S,6aR)-2-オキソヘキサヒドロ-1H-チエノ[3,4-d]イミダゾ
ール-4-イル)ペンタン酸(4.0g、16mmol)、HATU(7.5g、20m
mol)、及びトリエチルアミン(3.3g、33mmol)の溶液を、室温で10分間
撹拌した。tert-ブチル(3-(2-(2-(3-アミノプロポキシ)エトキシ)エ
トキシ)プロピル)カルバメート(5.976g、18.65mmol)を添加し、混合
物を16時間撹拌した。反応物を濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精
製して、標記化合物を得た(5.8g、収率65%)。MS(ESI):C25H46N
4O7Sの質量計算値、546.72;m/z実測値、547.4[M+H]+。
【3390】
工程F:N-(3-(2-(2-(3-アミノプロポキシ)エトキシ)エトキシ)プロ
ピル)-5-((3aS,4S,6aR)-2-オキソヘキサヒドロ-1H-チエノ[3
,4-d]イミダゾール-4-イル)ペンタンアミド。MeOH(30mL)中の5Mの
HCl中のtert-ブチル(15-オキソ-19-((3aS,4S,6aR)-2-
オキソヘキサヒドロ-1H-チエノ[3,4-d]イミダゾール-4-イル)-4,7,
10-トリオキサ-14-アザノナデシル)カルバメート(5.8g、11mmol)の
溶液を50℃で濃縮乾固させて、標記化合物を黄色の油状物として得た(5.2g、収率
100%)。MS(ESI):C20H38N4O5Sの質量計算値、446.61;m
/z実測値、447.3[M+H]+。
【3391】
工程G:メチル5,21-ジオキソ-25-(3aS,4S,6aR)-2-オキソヘ
キサヒドロ-1H-チエノ[3,4-d]イミダゾール-4-イル)-10,13,16
-トリオキサ-6,20-ジアザペンタコサノ-1-アート。無水DMF(50mL)中
の5-メトキシ-5-オキソペンタン酸(1.57g、10.8mmol)、HATU(
4.91g、12.9mmol)及びトリエチルアミン(4.35g、43.1mmol
)の溶液を、室温で10分間撹拌した。N-(3-(2-(2-(3-アミノプロポキシ
)エトキシ)エトキシ)プロピル)-5-((3aS,4S,6aR)-2-オキソヘキ
サヒドロ-1H-チエノ[3,4-d]イミダゾール-4-イル)ペンタンアミド(5.
2g、11mmol)を添加し、混合物を16時間撹拌した。反応物を濃縮乾固させ、フ
ラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を得た(3.3g、収率53%
)。MS(ESI):C26H46N4O8Sの質量計算値、574.73;m/z実測
値、575.3[M+H]+。
【3392】
工程H:5,21-ジオキソ-25-(3aS,4S,6aR)-2-オキソヘキサヒ
ドロ-1H-チエノ[3,4-d]イミダゾール-4-イル)-10,13,16-トリ
オキサ-6,20-ジアザペンタコサン-1-酸。iPrOH:H2O(7:3、108
mL)中のメチル5,21-ジオキソ-25-((3aS,4S,6aR)-2-オキソ
ヘキサヒドロ-1H-チエノ[3,4-d]イミダゾール-4-イル)-10,13,1
6-トリオキサ-6,20-ジアザペンタコサノ-1-アート(3.3g、5.7mmo
l)及びCaCl2(9.6g、86mmol)の溶液に、0.5MのNaOH(14m
L)を室温で添加した。5時間後、反応物を5MのHCl水溶液で中和し、DCMで抽出
(3×100mL)し、無水Na2SO4で乾燥させ、濃縮乾固させた。残渣をフラッシ
ュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を無色の粘性泡状物として得た(2.
0g、収率42%)。MS(ESI):C25H44N4O8Sの質量計算値、560.
70;m/z実測値、561.3[M+H]+。
【3393】
工程I:N1-(15-オキソ-19-((3aR,4R,6aS)-2-オキソヘキ
サヒドロ-1H-チエノ[3,4-d]イミダゾール-4-イル)-4,7,10-トリ
オキサ-14-アザノナデシル)-N5-((E)-4-オキソ-4-(3-(4-オキ
ソ-5-(5-フェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)ブ
テ-2-ン-1-イル)グルタルアミド。無水DMF(10mL)中の5,21-ジオキ
ソ-25-((3aS,4S,6aR)-2-オキソヘキサヒドロ-1H-チエノ[3,
4-d]イミダゾール-4-イル)-10,13,16-トリオキサ-6,20-ジアザ
ペンタコサン-1-酸(230mg、0.41mmol)、HATU(156mg、0.
411mmol)、及びトリエチルアミン(55mg、0.55mmol)の溶液を室温
で10分間撹拌した。(R,E)-N-(1-(4-アミノブテ-2-ノイル)ピペリジ
ン-3-イル)-4-オキソ-5-(5-フェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(
156mg、0.411mmol)を添加し、反応物を2時間撹拌した。反応物を濃縮乾
固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を明黄色の固体とし
て得た(102mg、収率33.2%)。MS(ESI):C54H69N11O11S
2の質量計算値、1112.3;m/z実測値、1112.6[M+H]+。1H NM
R(400MHz,CD3OD):δ 8.37(s,1H),8.31(d,J=5.
1Hz,1H),7.60(d,J=8.2Hz,2H),7.67-7.54(m,2
H),7.49-7.40(m,1H),7.20-7.12(m,2H),6.75-
6.64(m,1H),6.61-6.48(m,1H),6.23(d,J=4.8H
z,1H),4.51-4.40(m,1H),4.32-4.10(m,2H),3.
99-3.85(m,3H),3.63-3.42(m,12H),3.27-3.10
(m,6H),2.96-2.82(m,2H),2.72-2.62(m,1H),2
.32-2.12(m,6H),2.10-2.00(m,1H),1.94-1.80
(m,3H),1.79-1.46(m,11H),1.46-1.34(m,2H)。
【3394】
実施例781:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3395】
【3396】
実施例1の方法1、工程A~Gで見られるものと同様の条件を使用し、工程Aにおいて
5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びフェノールの代わりに2-フルオロピリジン及び
4-アミノ-3-メチルフェノールを使用し、工程Bは行わず、工程Cにおいて2-メチ
ル-4-フェノキシアニリンの代わりに2-メチル-4-(ピリジン-2-イル)オキシ
)アニリンを使用し、及び工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ
-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに1-[(3R
)-3-アミノ-1-ピロリジン-1-イル]プロパ-2-エン-1-オン(中間体5)
を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C28H24N6O4Sの質量計
算値、540.6;m/z実測値、541.1[M+H]+。1H NMR(400MH
z,CD3OD):δ 8.34(d,J=5.5Hz,1H),8.19-8.15(
m,1H),7.93-7.82(m,1H),7.43-7.34(m,1H),7.
25-7.20(m,1H),7.18-7.10(m,2H),7.10-7.04(
m,1H),6.67-6.53(m,1H),6.32-6.19(m,2H),5.
79-5.69(m,1H),4.67-4.60(m,1H),4.03-3.50(
m,4H),2.38-2.23(m,1H),2.17(s,3H),2.16-2.
01(m,1H)。
【3397】
実施例782:(R,EZ)-N-(1-(2-シアノ-3-(3-メチルオキセタン
-3-イル)アクリロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3398】
【3399】
工程A:(R)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-(
*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DMF(5
mL)中の(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(中間体98)(300mg、0.601
mmol)、2-シアノ酢酸(102mg、1.20mmol)、HATU(297mg
、0.780mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(155mg、1.20mm
ol)の溶液を室温で1時間撹拌した。混合物をフラッシュカラムクロマトグラフィで精
製して、標記化合物を白色の固体として得た(225mg、収率66.2%)。MS(E
SI):C30H26N6O4Sの質量計算値、566.63;m/z実測値、567.
2[M+H]+。
【3400】
工程B:(R,EZ)-N-(1-(2-シアノ-3-(3-メチルオキセタン-3-
イル)アクリロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェ
ノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。(R)-N-(1-(2-シアノアセチル)
ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド(70.0mg、0.124mmol)、3-メチルオキセタン-3
-カルバルデヒド(37mg、0.37mmol)、ピペリジン(0.30mL)、Ac
OH(0.10mL)、ジオキサン(5mL)、及び4Aモレキュラーシーブ(0.3g
)の溶液を、N2下、100℃で0.51時間で撹拌した。混合物を濃縮乾固させ、フラ
ッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物(E/Z混合物として)を白色の
固体として得た(55mg、収率68%)。MS(ESI):C35H32N6O5Sの
質量計算値、648.7;m/z実測値、649.3[M+H]+。1H NMR(40
0MHz,CD3OD):δ 8.34-8.28(m,1H),7.44-7.36(
m,2H),7.34-6.79(m,2H),7.19-7.12(m,1H),7.
11-7.02(m,3H),7.00-6.93(m,1H),6.08-6.03(
m,1H),5.02-4.89(m,1H),4.75-3.55(m,8H),2.
17-2.01(m,4H),1.98-1.84(m,1H),1.80-1.56(
m,4H),1.43-1.35(m,1H)。
【3401】
実施例783:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-((6-メチルピリジン-3-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド。
【3402】
【3403】
実施例1の方法1、工程A~Gで見られるものと同様の条件を使用し、工程Aにおいて
5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びフェノールの代わりに4-フルオロ-2-メチル
-1-ニトロベンゼン及び6-メチルピリジン-3-オールを使用し、工程BにおいてF
e、EtOH/H2O、及びNH4Clの代わりにPd/C及びMeOHを使用し、工程
Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに2-メチル-4-((6-メ
チルピリジン-3-イル)オキシ)アニリンを使用し、及び工程Gにおいてtert-ブ
チル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中
間体1)の代わりに1-[(3R)-3-アミノ-1-ピペリジル]プロパ-2-エン-
1-オン(中間体15)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C30H
28N6O4Sの質量計算値、568.6;m/z実測値、569.2[M+H]+。1
H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.32(d,J=5.6Hz,1H)
,8.29-8.19(m,1H),7.53-7.45(m,1H),7.39-7.
30(m,2H),7.17-7.07(m,1H),7.05-6.95(m,1H)
,6.86-6.68(m,1H),6.26-6.14(m,1H),6.07(d,
J=5.7Hz,1H),5.78-5.66(m,1H),4.58-4.23(m,
1H),4.20-3.90(m,2H),3.23-3.11(m,1H),2.98
-2.84(m,1H),2.53(s,3H),2.14(s,3H),2.10-2
.03(m,1H),1.92-1.81(m,1H),1.79-1.66(m,1H
),1.63-1.52(m,1H)。
【3404】
実施例784:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-(ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3405】
【3406】
実施例1の方法1、工程A~Gで見られるものと同様の条件を使用し、工程Aにおいて
5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びフェノールの代わりに3,6-ジクロロピリダジ
ン及び3-メチル-4-ニトロフェノールを使用し、工程BにおいてFe、EtOH/H
2O、及びNH4Clの代わりにPd/C及びMeOHを使用し、工程Cにおいて2-メ
チル-4-フェノキシアニリンの代わりに2-メチル-4-(ピリダジン-3-イルオキ
シ)アニリンを使用し、及び工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミ
ノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに(R)-1
-(3-アミノピペリジン-1-イル)2-オン(中間体15)を使用して、標記化合物
を調製した。MS(ESI):C28H25N7O4Sの質量計算値、555.6;m/
z実測値、556.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD及びDM
SO-d6):δ 8.97-8.93(m,1H),8.33-8.28(m,1H)
,7.74-7.68(m,1H),7.46-7.38(m,2H),7.31-7.
27(m,1H),7.23-7.17(m,1H),6.78-6.68(m,1H)
,6.15-6.01(m,2H),5.69-5.61(m,1H),4.51-4.
01(m,2H),3.88-3.78(m,1H),3.12-2.97(m,1H)
,2.85-2.66(m,1H),2.11(s,3H),2.01-1.90(m,
1H),1.83-1.72(m,1H),1.71-1.56(m,1H),1.55
-1.41(m,1H)。
【3407】
実施例785:N-((R)-1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-(((S-テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)フェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド。
【3408】
【3409】
実施例1の方法1、工程A~Gで見られるものと同様の条件を使用し、工程Aにおいて
5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びフェノールの代わりに4-フルオロ-2-メチル
-1-ニトロベンゼン及び(S)-テトラヒドロフラン-3-オールを使用し、工程Bに
おいてFe、EtOH/H2O、及びNH4Clの代わりにPd/C及びMeOH/TH
F(2:1)を使用し、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに
(S)-2-メチル-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)アニリンを使用
し、及び工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピ
ペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに(R)-1-(3-アミノピペ
リジン-1-イル)2-オン(中間体15)を使用して、標記化合物を調製した。MS(
ESI):C28H29N5O5Sの質量計算値、547.6;m/z実測値、548.
2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.30(d,J=
5.6Hz,1H),7.30-7.19(m,1H),7.01-6.96(m,1H
),6.96-6.88(m,1H),6.85-6.73(m,1H),6.24-6
.11(m,1H),6.02(d,J=5.3Hz,1H),5.78-5.66(m
,1H),5.11-5.03(m,1H),4.57-4.26(m,1H),4.2
4-3.80(m,6H),3.22-3.09(m,1H),2.95-2.82(m
,1H),2.33-2.21(m,1H),2.18-2.09(m,4H),2.0
9-2.00(m,1H),1.90-1.80(m,1H),1.79-1.64(m
,1H),1.63-1.50(m,1H)。
【3410】
実施例786:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-
((5-メチルピリジン-2-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3411】
【3412】
実施例1の方法1、工程A~Gで見られるものと同様の条件を使用し、工程Aにおいて
5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びフェノールの代わりに1-フルオロ-4-ニトロ
ベンゼン及び6-メチルピリジン-3-オールを使用し、工程BにおいてFe、EtOH
/H2O、及びNH4Clの代わりにPd/C及びMeOHを使用し、工程Cにおいて2
-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに4-((6-メチルピリジン-3-イル)
オキシ)アニリンを使用し、及び工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-
アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに(R)
-1-(3-アミノピペリジン-1-イル)2-オン(中間体15)を使用して、標記化
合物を調製した。MS(ESI):C29H26N6O4Sの質量計算値、554.6;
m/z実測値、555.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):
δ 8.33-8.22(m,2H),7.53-7.40(m,3H),7.37-7
.30(m,1H),7.26-7.17(m,2H),6.84-6.69(m,1H
),6.22-6.13(m,2H),5.78-5.64(m,1H),4.55-4
.26(m,1H),4.23-3.88(m,2H),3.25-3.08(m,1H
),2.97-2.79(m,1H),2.52(s,3H),2.09-1.99(m
,1H),1.90-1.82(m,1H),1.77-1.64(m,1H),1.6
1-1.50(m,1H)。
【3413】
実施例787:N-((R)-1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-(((R-テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)フェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド。
【3414】
【3415】
実施例1の方法1、工程A~Gで見られるものと同様の条件を使用し、工程Aにおいて
5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びフェノールの代わりに4-フルオロ-2-メチル
-1-ニトロベンゼン及び(R)-テトラヒドロフラン-3-オールを使用し、工程Bに
おいてFe、EtOH/H2O、及びNH4Clの代わりにPd/Cを使用し、工程Cに
おいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに(R)-2-メチル-4-((テ
トラヒドロフラン-3-イル)オキシ)アニリンを使用し、及び工程Gにおいてtert
-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート
(中間体1)の代わりに(R)-1-(3-アミノピペリジン-1-イル)2-オン(中
間体15)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C28H29N5O5
Sの質量計算値、547.6;m/z実測値、548.2[M+H]+。1H NMR(
400MHz,CD3OD):δ 8.30(d,J=5.5Hz,1H),7.33-
7.19(m,1H),7.04-6.97(m,1H),6.96-6.90(m,1
H),6.88-6.69(m,1H),6.27-6.14(m,1H),6.02(
d,J=5.5Hz,1H),5.80-5.65(m,1H),5.15-5.04(
m,1H),4.63-4.24(m,1H),4.21-3.80(m,6H),3.
24-3.11(m,1H),3.00-2.81(m,1H),2.37-2.23(
m,1H),2.20-2.01(m,5H),1.93-1.83(m,1H),1.
82-1.67(m,1H),1.65-1.52(m,1H)。
【3416】
実施例16:1-アクリロイル-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-イル)ピペリジン-3-カルボキサミド。
【3417】
【3418】
工程A:tert-ブチル(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イ
ル)カルバメート。5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(
中間体27、200mg、0.479mmol)を再蒸留した塩化チオニル(0.50m
L)中で還流下で5時間加熱した。塩化チオニルを減圧下で除去し、残渣を乾燥アセトン
(2mL)に溶解し、0℃に冷却し、撹拌しながらアジ化ナトリウム(500mg、7.
69mmol)を滴下し、10分かけて溶液を20℃まで加温した。反応物を水で希釈し
、EtOAcで抽出し、溶媒を減圧下で除去した。残渣をt-ブチルアルコール(37.
5mL)に溶解し、還流下で5時間加熱した。反応混合物を濃縮乾固させて、標記化合物
を得た(180mg、収率53.9%)。MS(ESI):C26H24N4O4Sの質
量計算値、488.56;m/z実測値、489.0[M+H]+。
【3419】
工程B:1-アクリロイル-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-イル)ピペリジン-3-カルボキサミド。N-(5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-イル)ピペリジン-3-カルボキサミド(実施例828)、アクリル
酸、HATU及びジイソプロピルエチルアミンを使用して、標記化合物を調製した。MS
(ESI):C30H27N5O4Sの質量計算値、553.6;m/z実測値、554
.2[M+H]+。
【3420】
実施例789:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S
)-(6-イソプロポキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3421】
【3422】
工程A:(R)-5-(6-イソプロポキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~H(*
Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)で見られるものと同
様の条件を使用して、工程Aにおいて、5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びフェノー
ルの代わりに、2-フルオロ-4-メチル-5-ニトロピリジン及び2-プロパノールを
使用し、及び工程BにおいてFe及びNH4Clの代わりにPd/Cを使用し、工程Gに
おいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-
カルボキシレート、HATU、及びトリエチルアミンの代わりに、(R)-1-Boc-
3-アミノピペリジン、1-プロパンホスホン酸無水物、及びジイソプロピルエチルアミ
ンを使用して、標記化合物を調製した。
【3423】
工程B:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(
6-(イソプロポキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。(R
)-5-(6-イソプロポキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-N-(
ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド、アクリル酸無水物、及びジイソプロピルエチルアミ
ンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C26H28N6O4Sの質量
計算値、520.6;m/z実測値、521.2[M+H]+。1H NMR(500M
Hz,CDCl3):δ 8.35(d,J=5.5Hz,1H),8.01(s,1H
),6.72(s,1H),6.63(dd,J=16.7,10.6Hz,1H),6
.41(s,1H),6.31(d,J=17.5Hz,1H),6.05(d,J=5
.5Hz,1H),5.95(s,1H),5.73(s,1H),5.38-5.26
(m,1H),4.05(s,1H),3.83-3.79(m,1H),3.56(s
,1H),3.52-3.44(m,1H),3.28(s,1H),2.14(s,3
H),2.07(d,J=23.7Hz,1H),2.00(s,1H),1.71-1
.62(m,1H),1.37(dd,J=13.2,6.2Hz,6H),1.23(
dt,J=26.2,7.1Hz,1H)。
【3424】
実施例790:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-(ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3425】
【3426】
実施例1の方法1、工程A~Gで見られるものと同様の条件を使用し、工程Aにおいて
5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びフェノールの代わりに4-アミノ-3-メチルフ
ェノール及び3,6-ジクロロピリダジンを使用し、工程BにおいてFe、EtOH/H
2O、及びNH4Clの代わりにPd/C及びMeOHを使用し、工程Cにおいて2-メ
チル-4-フェノキシアニリンの代わりに2-メチル-4-(ピリダジン-3-イルオキ
シ)アニリンを使用し、及び工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミ
ノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに1-[(3
R)-3-アミノピロリジン-1-イル]プロパ-2-エン-オン(中間体5)を使用し
て、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H23N7O4Sの質量計算値、5
41.6;m/z実測値、542.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DM
SO-d6):δ 10.37(s,1H),9.06-9.01(m,1H),8.4
2-8.31(m,2H),7.83-7.76(s,1H),7.56-7.50(m
,1H),7.49-7.43(m,1H),7.36-7.32(m,1H),7.2
8-7.22(m,1H),6.65-6.51(m,1H),6.18-6.09(m
,1H),6.00-5.94(m,1H),5.70-5.62(m,1H),4.5
8-4.40(m,1H),3.90-3.40(m,4H),2.24-1.95(m
,5H)。
【3427】
実施例791:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(4-(ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3428】
【3429】
実施例1の方法1、工程A~Gで見られるものと同様の条件を使用し、工程Aにおいて
5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びフェノールの代わりに3,6-ジクロロピリダジ
ン及び4-ニトロフェノールを使用し、工程BにおいてFe、EtOH/H2O、及びN
H4Clの代わりにPd/C及びMeOHを使用し、工程Cにおいて2-メチル-4-フ
ェノキシアニリンの代わりに4-(ピリダジン-3-イルオキシ)アニリンを使用し、及
び工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジ
ン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに(R)-1-(3-アミノピペリジン
-1-イル)プロパ-2-エン-1-オン(中間体15)を使用して、標記化合物を調製
した。MS(ESI):C27H23N7O4Sの質量計算値、541.6;m/z実測
値、542.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.9
8-8.94(m,1H),8.35-8.31(m,1H),7.81-7.75(m
,1H),7.55-7.48(m,3H),7.47-7.42(m,2H),6.8
5-6.73(m,1H),6.34-6.19(m,1H),6.24-6.16(m
,1H),5.77-5.69(m,1H),4.55-4.27(m,1H),4.2
1-3.90(m,2H),3.24-3.10(m,1H),3.00-2.82(m
,1H),2.17-1.99(m,1H),1.94-1.83(m,1H),1.7
9-1.66(m,1H),1.65-1.53(m,1H)。
【3430】
実施例792:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S
)-(6-イソブトキシ-2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3431】
【3432】
工程A:6-イソブチル-2-メチルピリジン-3-アミン。500mLの丸底フラス
コに、5-アミノ-2-ブロモ-6-ピコリン(5.0g、27mmol)、1,1’-
ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタ
ン錯体(550mg、0.668mmol)及びTHF(27mL)を撹拌しながら添加
した。フラスコを排気し、N2を再充填した(3回)。次に、2-メチルプロピル亜鉛ブ
ロマイド(THF中0.5M、27mL、27mmol)を添加し、60℃まで3時間加
熱した。反応物を氷浴で冷却し、NaHCO3を添加して反応をクエンチした。混合物を
DCMで抽出し、水及び生理食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過して、
濃縮乾固させた。残渣を順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)により精製
し、標記化合物を肌色の固体として得た(2.46g、収率56.0%)。
【3433】
工程B:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(
6-(イソブチル-2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1
の方法1、工程C~Gで見られるものと同様の条件を使用して、工程Cにおいて2-メチ
ル-4-フェノキシアニリンの代わりに6-イソブチル-2-メチルピリジン-3-アミ
ンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオ
ロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに(R)-1-(3-アミノ
ピペリジン-1-イル)プロパ-2-エン-1-オン(中間体15)を使用して、標記化
合物を調製した。アトロプ異性体を、キラルSFC(固定相:CHIRALCEL AS
-H、5μm、250×20mm、移動相:65% CO2、35% MeOH)によっ
て分離して、標記化合物を得た。MS(ESI):C27H30N6O3Sの質量計算値
、518.6;m/z実測値、519.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,
DMSO-d6):δ 10.31(s,1H),8.34(d,J=5.5Hz,1H
),8.21-8.07(m,1H),7.75(d,J=8.0Hz,1H),7.2
9(d,J=8.0Hz,1H),6.86-6.72(m,1H),6.11(d,J
=16.8Hz,1H),5.93(d,J=5.5Hz,1H),5.69(d,J=
10.3Hz,1H),4.35(dd,J=128.2,12.2Hz,1H),4.
03(dd,J=39.6,11.8Hz,1H),3.79(s,1H),3.05(
d,J=47.2,12.1Hz,1H),2.81-2.62(m,3H),2.28
(s,3H),2.17-2.06(m,1H),1.98-1.92(m,1H),1
.82-1.75(m,1H),1.75-1.58(m,1H),1.50-1.35
(m,1H),0.94(d,J=6.6Hz,6H)。
【3434】
実施例793:(R)-5-(*S)-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-
イル)-4-オキソ-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3435】
【3436】
実施例1の方法1、工程A~G(*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)で見られるものと同様の条件を使用して、工程Aにおいて、5-フルオ
ロ-2-ニトロトルエンの代わりに、6-クロロ-2-メチル-3-ニトロピリジンを使
用し、及び工程BにおいてFe及びNH4Clの代わりにPd/Cを使用し、工程Gにお
いて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カ
ルボキシレート及びトリエチルアミンの代わりに、(R)-テトラヒドロフラン-3-ア
ミン塩酸塩及びジイソプロピルエチルアミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(
ESI):C25H21N5O4Sの質量計算値、487.5;m/z実測値、488.
0[M+H]+。1H NMR(500MHz,Methanol-d4)δ 8.36
(d,J=5.5Hz,1H),7.78(d,J=8.5Hz,1H),7.56-7
.10(m,5H),6.91(d,J=8.6Hz,1H),6.15(d,J=5.
5Hz,1H),4.66-4.52(m,1H),4.11-3.67(m,4H),
2.33-2.18(m,4H),2.11-1.95(m,1H)。
【3437】
実施例794:(R)-5-(*S)-(6-イソプロポキシ-4-メチルピリジン-
3-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3438】
【3439】
実施例1の方法1、工程A~H(*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)で見られるものと同様の条件を使用して、工程Aにおいて、5-フルオ
ロ-2-ニトロトルエン及びフェノールの代わりに、2-フルオロ-4-メチル-5-ニ
トロピリジン及び2-プロパノールを使用し、及び工程BにおいてFe及びNH4Clの
代わりにPd/Cを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-ア
ミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート、HATU、及びトリエチルアミ
ンの代わりに、(R)-1-Boc-3-アミノピペリジン、1-プロパンホスホン酸無
水物、及びジイソプロピルエチルアミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ES
I):C23H26N6O3Sの質量計算値、466.6;m/z実測値、467.2[
M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):δ 8.34(d,J=5.
4Hz,1H),8.00(s,1H),6.72(s,1H),6.48(s,1H)
,6.04(d,J=5.5Hz,1H),5.38-5.26(m,1H),4.18
-4.13(m,3H),3.48(s,1H),3.10(dd,J=1.8,3.2
Hz,1H),2.84(dtq,J=24.2,11.9,6.1,5.4Hz,3H
),2.13(s,3H),1.79(dtdd,J=43.5,12.8,8.3,4
.1Hz,3H),1.37(dd,J=13.6,6.2Hz,6H)。
【3440】
実施例795:(S)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(5-フェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3441】
【3442】
工程A:(S)-4-オキソ-5-(5-フェノキシピリジン-2-イル)-N-(ピ
ペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~Hで見られるものと同様
の条件を使用して、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニトロトルエンの代わりに、5-
ブロモ-2-ニトロピリジンを使用し、工程BにおいてFe及びNH4Clの代わりにP
d/Cを使用し、及び工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5
-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、(S)-ter
t-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製
した。
【3443】
工程B:(S)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-
(5-フェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。(S)-4-オキソ-5-(5-イ
フェノキシピリジン-2-イル)-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド及びアクリ
ル酸無水物を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C28H24N6O4
Sの質量計算値、540.6;m/z実測値、541.1[M+H]+。1H NMR(
400MHz,CD3OD):δ 8.37(d,J=2.8Hz,1H),8.31(
d,J=5.6Hz,1H),7.65-7.55(m,2H),7.50-7.42(
m,2H),7.28-7.21(m,1H),7.20-7.14(m,2H),6.
84-6.72(m,1H),6.24-6.14(m,2H),5.76-5.78(
m,1H),4.56-4.27(m,1H),4.20-3.89(m,2H),3.
21-3.11(m,1H),2.98-2.84(m,1H),2.10-2.00(
m,1H),1.90-1.80(m,1H),1.79-1.65(m,1H),1.
63-1.50(m,1H)。
【3444】
実施例796:2-(4-アクリロイルピペリジン-1-イル)-5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4
(5H)-オン。
【3445】
【3446】
工程A:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-4(5H)-オン。1-メチル-2-ピロリジノン(70m
L)中の5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体27
)(7.0g、17mmol)の溶液に、酢酸銀(559mg、3.35mmol)及び
炭酸カリウム(695mg、5.03mmol)を添加し、120℃で30分間撹拌した
。反応物を濾過し、濃縮乾固させた。残渣をFFCで精製して、標記化合物を得た(6.
0mg、収率96%)。
【3447】
工程B:2-クロロ-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4(5H)-オン。CHCl3(30mL)中
の5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-4(5H)-オン(4.5g、12mmol)の溶液に、N-クロロ
スクシンイミド(1.61g、12.1mmol)を添加し、室温で30分間撹拌した。
反応物を濃縮乾固し、メタノールを残渣に添加し、溶液を濾過し、沈殿物をメタノールで
洗浄し、高真空下で乾燥させて、標記化合物を得た(3.5g、収率71%)。MS(E
SI):C21H14ClN3O2Sの質量計算値、408.87;m/z実測値、40
7.9[M+H]+。
【3448】
工程C:tert-ブチル4-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート。DMSO(5mL)中の5-(2-メチル
-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体27、700mg、1.72m
mol)の溶液に、1-Boc-ピペラジン(3.20g、17.2mmol)、Cu(
22mg、0.34mmol)、ヨウ化銅(I)(65mg、0.34mmol)、及び
リン酸カリウム(1.09g、5.15mmol)を添加した。反応混合物をマイクロ波
で120℃で2.5時間照射した。反応物をクエン酸(100mL、水中4M)に注ぎ、
DCMで抽出(30mL×60mL)した。合わせた有機層を濃縮乾固させ、残渣を分取
逆相C18HPLCによって精製し、標記化合物を得た(600mg、収率63%)。
【3449】
工程D:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-2-(ピペラジン-1-イル
)-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4(5H)-オン。EtO
Ac(5mL)中のtert-ブチル4-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(600mg、1.08mmol)
の溶液に、飽和HCl水溶液(5mL)を添加し、室温で3時間撹拌した。混合物をNa
HCO3水溶液(50mL)に注ぎ、DCMで抽出(3×300mL)した。合わせた有
機層を飽和生理食塩水(50mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過して、
濃縮乾固させた。残渣を分取逆相C18HPLCにより精製して、標記化合物を得た(4
00mg、収率65%)。
【3450】
工程E:2-(4-アクリロイルピペリジン-1-イル)-5-(2-メチル-4-フ
ェノキシフェニル)-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4(5H
)-オン。DCM(2mL)中の5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-2-(
ピペラジン-1-イル)-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4(
5H)-オン(100mg、0.219mmol)、アクリル酸(19mg、0.26m
mol)及びジイソプロピルエチルアミン(0.153mL、0.876mmol)の溶
液に、HATU(125mg、0.329mmol)を0℃で添加し、20℃で2時間撹
拌した。有機層を飽和NaHCO3水溶液(50mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾
燥させ、濃縮乾固させた。残渣を分取HPLCで精製して、標記化合物を得た(21.7
mg、収率15.1%)。MS(ESI):C28H25N5O3Sの質量計算値、51
1.6;m/z実測値、512.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMS
O-d6):δ 10.72(s,1H),8.16(d,J=5.5Hz,1H),7
.48-7.42(m,2H),7.35(d,J=8.5Hz,1H),7.23-7
.17(m,1H),7.14-7.08(m,3H),6.98(dd,J=2.6,
8.4Hz,1H),6.85(dd,J=10.5,16.6Hz,1H),6.15
(dd,J=2.4,16.7Hz,1H),5.85(d,J=5.5Hz,1H),
5.72(dd,J=2.4,10.4Hz,1H),3.78-3.69(m,4H)
,2.91-2.85(m,4H),2.07(s,3H)。
【3451】
実施例797:(R)-5-(*S)-(6-シクロペンチルオキシ-4-メチルピリ
ジン-3-イル)-4-オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3452】
【3453】
実施例1の方法1、工程A~H(*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)で見られるものと同様の条件を使用して、工程Aにおいて、5-フルオ
ロ-2-ニトロトルエン及びフェノールの代わりに、2-フルオロ-4-メチル-5-ニ
トロピリジン及びシクロペンタノールを使用し、及び工程BにおいてFe及びNH4Cl
の代わりにPd/Cを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-
アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート、トリエチルアミン、HATU
、及びDMFの代わりに、(R)-tert-ブチル3-アミノピロリジン-1-カルボ
キシレート、ジイソプロピルエチルアミン、DCM、及び1-プロパンホスホン酸無水物
を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C24H26N6O3Sの質量計
算値、478.6;m/z実測値、479.0[M+H]+。1H NMR(500MH
z,CDCl3):δ 9.57(s,3H),8.27(d,J=5.5Hz,1H)
,8.03(s,1H),7.92(d,J=6.8Hz,1H),6.69(s,1H
),5.98(d,J=5.5Hz,1H),5.37(dp,J=6.2,2.7Hz
,1H),5.30(s,1H),4.76(d,J=13.8Hz,1H),3.64
-3.45(m,4H),3.34(dt,J=1.5,7.8Hz,1H),2.42
-2.33(m,1H),2.22(d,J=8.0Hz,1H),2.10(s,3H
),1.95(ddd,J=14.2,11.3,6.5Hz,2H),1.83-1.
73(m,1H),1.63(dtd,J=9.7,7.6,4.3Hz,2H)。
【3454】
実施例798:(R)-5-(*S)-(6-イソブトキシ-4-メチルピリジン-3
-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3455】
【3456】
実施例1の方法1、工程A~H(*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)で見られるものと同様の条件を使用して、工程Aにおいて、5-フルオ
ロ-2-ニトロトルエン及びフェノールの代わりに、2-フルオロ-4-メチル-5-ニ
トロピリジン及び2-メチル-1-プロパノールを使用し、及び工程BにおいてFe及び
NH4Clの代わりにPd/Cを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5
R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わ
りに、(R)-tert-ブチル3-アミノピロリジン-1-カルボキシレートを使用し
て、標記化合物を調製した。MS(ESI):C23H26N6O3Sの質量計算値、4
66.6;m/z実測値、467.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CD
Cl3):δ 8.31(d,J=5.5Hz,1H),8.02(s,1H),7.7
1(d,J=6.9Hz,1H),6.77(s,1H),6.01(d,J=5.5H
z,1H),5.30(s,1H),4.78(s,1H),3.62-3.43(m,
8H),3.31(dtd,J=1.4,8.5,7.7,3.8Hz,1H),2.4
5-2.33(m,1H),2.11(s,3H),1.02(dd,J=6.8,1.
6Hz,6H)。
【3457】
実施例799:(R)-5-(2-メチル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニ
ル)-4-オキソ-N-(1-プロピオニルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3458】
【3459】
工程A:(R)-5-(2-メチル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-
4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A、及
びC、~Hに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Aにおいて5-フルオロ-2
-ニトロトルエン及びフェノールの代わりに2-フルオピリジン及び4-アミノ-3-メ
チルフェノールを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミ
ノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、(R)-
tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物
を調製した。
【3460】
工程B:(R)-5-(2-メチル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-
4-オキソ-N-(1-プロピオニルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。(R)-5-
(2-メチル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-N-(ピペ
リジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド、アクリル酸無水物及びDIPEAを使用して、標記化合
物を調製した。MS(ESI):C29H28N6O4Sの質量計算値、556.6;m
/z実測値、557.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ
8.35(d,J=5.5Hz,1H),8.22-8.13(m,1H),7.94
-7.83(m,1H),7.42-7.34(m,1H),7.27-7.20(m,
1H),7.18-7.11(m,2H),7.10-7.03(m,1H),6.29
-6.17(m,1H),4.52-4.30(m,1H),4.10-3.82(m,
2H),3.15-2.99(m,1H),2.84-2.68(m,1H),2.54
-2.38(m,2H),2.17(s,3H),2.10-2.01(m,1H),1
.91-1.78(m,1H),1.75-1.48(m,2H),1.18-1.07
(m,3H)。
【3461】
実施例800:(R)-N-(1-アセチルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチ
ル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3462】
【3463】
工程A:(R)-5-(2-メチル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-
4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A、及
びC、~Hに記載されるものと同様の条件を使用して、工程Aにおいて5-フルオロ-2
-ニトロトルエン及びフェノールの代わりに2-フルオピリジン及び4-アミノ-3-メ
チルフェノールを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミ
ノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、(R)-
tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物
を調製した。
【3464】
工程B:(R)-N-(1-アセチルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4
-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。(R)-5-(2
-メチル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-N-(ピリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド、アクリル酸無水物及びDIPEAを使用して、標記化合物を調
製した。MS(ESI):C28H26N6O4Sの質量計算値、542.6;m/z実
測値、543.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.
36-8.28(m,1H),8.19-8.11(m,1H),7.90-7.81(
m,1H),7.45-7.35(m,1H),7.24-7.17(m,1H),7.
17-7.09(m,2H),7.09-7.01(m,1H),6.23-6.15(
m,1H),4.54-4.26(m,1H),4.08-3.78(m,2H),3.
19-3.01(m,1H),2.81-2.65(m,1H),2.20-2.10(
m,6H),2.08-2.01(m,1H),1.89-1.77(m,1H),1.
73-1.47(m,2H)。
【3465】
実施例801:(E)-1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル-N-(
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペリジン-3-カルボキ
サミド。
【3466】
【3467】
実施例877と同様の条件を使用して、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例889)の代わりに、
N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペリジン-3-カ
ルボキサミド(実施例828)を使用して標記化合物を調製した。
【3468】
実施例802:1-シアノ-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-イル)ピペリジン-3-カルボキサミド。
【3469】
【3470】
実施例890と同様の条件を使用して、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例889)の代わりに、
N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペリジン-3-カ
ルボキサミド(実施例828)を使用して標記化合物を調製した。MS(ESI):C2
8H24N6O3Sの質量計算値、524.6;m/z実測値、525.1[M+H]+
。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.25-10.22(m,
1H),10.13(s,1H),8.16(d,J=5.3Hz,1H),7.48-
7.42(m,2H),7.38-7.33(m,1H),7.23-7.17(m,1
H),7.14-7.07(m,3H),6.98(dd,J=2.8,8.5Hz,1
H),5.86(d,J=5.5Hz,1H),3.37-3.31(m,2H),3.
20-3.12(m,1H),3.08-3.01(m,1H),2.07(s,3H)
,2.03-1.97(m,1H),1.78-1.71(m,1H),1.64-1.
56(m,2H),1.25-1.21(m,1H)。
【3471】
実施例803:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(4-(ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3472】
【3473】
実施例1の方法1、工程A~Gで見られるものと同様の条件を使用し、工程Aにおいて
5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びフェノールの代わりに3,6-ジクロロピリダジ
ン及び4-ニトロフェノールを使用し、工程BにおいてFe、EtOH/H2O、及びN
H4Clの代わりにPd/C及びMeOHを使用し、工程Cにおいて2-メチル-4-フ
ェノキシアニリンの代わりに4-(ピリダジン-3-イルオキシ)アニリンを使用し、及
び工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジ
ン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに1-[(3R)-3-アミノピロリジ
ン-1-イル]プロパ-2-エン-オン(中間体5)を使用して、標記化合物を調製した
。MS(ESI):C26H21N7O4Sの質量計算値、527.6;m/z実測値、
528.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD及びDMSO-d6
(2:1)):δ 8.96-8.91(m,1H),8.28-8.23(m,1H)
,7.73-7.66(m,1H),7.50-7.42(m,3H),7.40-7.
34(m,2H),6.61-6.47(m,1H),6.20-6.13(m,2H)
,5.69-5.61(m,1H),4.63-4.43(m,1H),3.91-3.
73(m,1H),3.65-3.40(m,3H),2.25-1.96(m,2H)
。
【3474】
実施例804:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R
)-(6-イソプロポキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3475】
【3476】
工程A:(R)-5-(6-イソプロポキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~H(*
Rアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル分割法Aを含む)で見られるものと同
様の条件を使用して、工程Aにおいて、5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びフェノー
ルの代わりに、2-フルオロ-4-メチル-5-ニトロピリジン及び2-プロパノールを
使用し、及び工程BにおいてFe及びNH4Clの代わりにPd/Cを使用し、工程Gに
おいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-
カルボキシレート、HATU、トリエチルアミン、及びDMFの代わりに、(R)-te
rt-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキシレート、1-プロパンホスホン酸無
水物、ジイソプロピルエチルアミン、及びDCMを使用して、標記化合物を調製した。
【3477】
工程B:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(
6-(イソプロポキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。(R
)-5-(6-イソプロポキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-N-(
ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド、アクリル酸無水物を使用して、標記化合物を調製し
た。MS(ESI):C26H28N6O4Sの質量計算値、520.6;m/z実測値
、521.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):δ 8.35
(d,J=5.5Hz,1H),8.02(s,1H),6.67(d,J=4.7Hz
,2H),6.39(d,J=17.1Hz,1H),6.31(d,J=17.1Hz
,1H),6.14(s,1H),6.08-6.03(m,1H),5.72(d,J
=12.1Hz,1H),5.32(p,J=6.2Hz,1H),4.17-4.04
(m,2H),3.56(s,1H),2.13(s,3H),2.05(s,2H),
1.65(dd,J=12.8,6.4Hz,1H),1.37(dd,J=13.2,
6.2Hz,6H),1.26(t,J=7.2Hz,2H),1.08-1.01(m
,1H)。
【3478】
実施例805:N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)-
1-プロピオニルピペリジン-4-カルボキサミド。
【3479】
【3480】
実施例75と同様の条件を使用して、かつ3-ヒドロキシプロパン酸の代わりに、N-
(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペリジン-4-カルボ
キサミド(実施例833)及びプロピオン酸を使用して、標記化合物を調製した。MS(
ESI):C30H29N5O4Sの質量計算値、555.6;m/z実測値、556.
2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.24(s
,1H),10.12(s,1H),8.16(d,J=5.5Hz,1H),7.49
-7.41(m,2H),7.36(d,J=8.6Hz,1H),7.22-7.18
(m,1H),7.15-7.06(m,3H),6.98(dd,J=8.5,2.8
Hz,1H),5.87(d,J=5.5Hz,1H),4.47-4.39(m,1H
),3.97-3.89(m,1H),3.12-3.04(m,1H),2.70-2
.54(m,2H),2.38-2.31(m,2H),2.07(s,3H),1.9
3-1.82(m,2H),1.66-1.39(m,2H),1.00(t,J=7.
4Hz,3H)。
【3481】
実施例806:(R)-5-(*R)-(6-イソプロポキシ-4-メチルピリジン-
3-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3482】
【3483】
実施例1の方法1、工程A~H(*Rアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)で見られるものと同様の条件を使用して、工程Aにおいて、5-フルオ
ロ-2-ニトロトルエン及びフェノールの代わりに、2-フルオロ-4-メチル-5-ニ
トロピリジン及び2-プロパノールを使用し、及び工程BにおいてFe及びNH4Clの
代わりにPd/Cを使用し、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-ア
ミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート、HATU、トリエチルアミン、
及びDMFの代わりに、(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキ
シレート、1-プロパンホスホン酸無水物、ジイソプロピルエチルアミン、及びDCMを
使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C23H26N6O3Sの質量計算
値、466.6;m/z実測値、467.2[M+H]+。1H NMR(500MHz
,CDCl3):δ 8.33(d,J=5.5Hz,1H),8.03(s,1H),
6.72(t,J=0.8Hz,1H),6.46-6.41(m,1H),6.03(
d,J=5.5Hz,1H),5.38-5.27(m,2H),4.14(ddp,J
=9.3,6.5,3.4Hz,1H),3.48(s,1H),3.08(dd,J=
1.9,3.1Hz,1H),2.90-2.75(m,3H),2.12(d,J=0
.9Hz,3H),1.77(dddd,J=28.7,13.8,11.3,7.2H
z,3H),1.57(dtd,J=12.8,6.3,5.7,2.8Hz,1H),
1.37(dd,J=13.5,6.2Hz,6H)。
【3484】
実施例807:(R)-4-オキソ-N-(1-プロピオニルピペリジン-3-イル)
-5-(4-ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3485】
【3486】
工程A:(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(4-ピリジン-
2-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A、C~Hと同様の方
法で、工程Aにおいてフェノール及び5-フルオロ-2-ニトロトルエンの代わりに、2
-フルオロピリジン及び4-アミノフェノールを使用し、工程Cにおいて2-メチル-4
-フェノキシアニリンの代わりに4-(ピリジンー2-イルオキシ)アニリンを使用し、
工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン
-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピ
ペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
【3487】
工程B:(R)-4-オキソ-N-(1-プロピオニルピペリジン-3-イル)-5-
(4-ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。DCM(5mL)中の(R)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(4-ピリジン-2-イルオキシ)
フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド(200mg)の溶液に、トリエチルアミン(83mg)を添加し
た。混合物を氷浴で冷却し、プロピオン酸無水物(80mg)をゆっくり添加した。溶液
を室温で15分間撹拌した後、混合物を水に注ぎ、DCMで抽出し、濃縮した。粗混合物
をISCO(MeOH/H2O)後、分取TLC(25/1=DCM/MeOH)で精製
して、標記化合物を得た(130mg、収率85%)。MS(ESI):C28H26N
6O4Sの質量計算値、542.6;m/z実測値、543.2[M+H]+。1H N
MR(400MHz,CD3OD):δ 8.31(d,J=5.5Hz,1H),8.
20-8.12(m,1H),7.90-7.82(m,1H),7.52-7.44(
m,2H),7.35-7.28(m,2H),7.19-7.11(m,1H),7.
10-7.02(m,1H),6.29(d,J=5.5Hz,1H),4.54-4.
29(m,1H),4.12-3.81(m,2H),3.14-2.96(m,1H)
,2.79-2.65(m,1H),2.55-2.34(m,2H),2.09-1.
96(m,1H),1.90-1.76(m,1H),1.75-1.47(m,2H)
,1.16-1.08(m,3H)。
【3488】
実施例808:(R)-N-(1-アセチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5
-(4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3489】
【3490】
実施例1の方法1、工程A、C~Iと同様の方法で、工程Aにおいてフェノール及び5
-フルオロ-2-ニトロトルエンの代わりに、2-フルオロピリジン及び4-アミノフェ
ノールを使用し、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに4-(
ピリジンー2-イルオキシ)アニリンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R
,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の
代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用
し、工程Iにおいてプロペ-2-エノイルクロリドの代わりにアセチルクロリドを使用し
て、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H24N6O4Sの質量計算値、5
28.6;m/z実測値、529.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD
3OD):δ 8.29(d,J=5.6Hz,1H),8.18-8.12(m,1H
),7.90-7.82(m,1H),7.49-7.43(m,2H),7.36-7
.27(m,2H),7.19-7.12(m,1H),7.09-7.03(m,1H
),6.27(d,J=5.6Hz,1H),4.52-4.23(m,1H),4.0
9-3.76(m,2H),3.18-3.01(m,1H),2.81-2.67(m
,1H),2.16-2.09(m,3H),2.09-1.97(m,1H),1.9
0-1.76(m,1H),1.74-1.48(m,2H)。
【3491】
実施例809:(R)-5-(2-メチル-4-(ピリダジン-3-イルオキシ)フェ
ニル)-4-オキソ-N-(1-プロピオニルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3492】
【3493】
工程A:(R)-5-(2-メチル-4-(ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~
Hで見られるものと同様の条件を使用して、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニトロト
ルエン及びフェノールの代わりに、4-アミノ-3-メチルフェノール及び3,6-」ジ
クロロピリダジンを使用し、工程BにおいてFe及びNH4Clの代わりにPd/Cを使
用し、及び工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ
ピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、(R)-tert-ブチル
3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
【3494】
工程B:(R)-5-(2-メチル-4-(ピリジン-3-イルオキシ)フェニル)-
4-オキソ-N-(1-プロピオニルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例75と
同様の条件を使用して、3-ヒドロキシプロパン酸の代わりに、(R)-5-(2-メチ
ル-4-(ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-
3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド及びアクリル酸無水物を使用して、標記化合物を調製した。MS(
ESI):C28H27N7O4Sの質量計算値、557.6;m/z実測値、558.
3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.96-8.90
(m,1H),8.32-8.26(m,1H),7.79-7.71(m,1H),7
.52-7.42(m,2H),7.32-7.27(m,1H),7.27-7.20
(m,1H),6.19-6.14(m,1H),4.58-4.30(m,1H),4
.13-3.78(m,2H),3.12-2.92(m,1H),2.77-2.60
(m,1H),2.51-2.32(m,2H),2.20-2.12(m,3H),2
.07-1.95(m,1H),1.86-1.74(m,1H),1.72-1.60
(m,1H),1.60-1.43(m,1H),1.13-1.05(m,3H)。
【3495】
実施例810:(R)-N-(1-アセチルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチ
ル-4-(ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3496】
【3497】
工程A:(R)-4-オキソ-N-(1-プロピオニルピペリジン-3-イル)-5-
(4-ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~
Hで見られるものと同様の条件を使用して、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニトロト
ルエン及びフェノールの代わりに、4-アミノ-3-メチルフェノール及び3,6-」ジ
クロロピリダジンを使用し、工程BにおいてFe及びNH4Clの代わりにPd/Cを使
用し、及び工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロ
ピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、(R)-tert-ブチル
3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
【3498】
工程B:(R)-N-(1-アセチルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4
-(ピラリジン-3-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例75と同
様の条件を使用して、3-ヒドロキシプロパン酸の代わりに、(R)-4-オキソ-N-
(1-プロピオニルピペリジン-3-イル)-5-(4-(ピリジン-2-イルオキシ)
フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド及び無水酢酸を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI)
:C27H25N7O4Sの質量計算値、543.6;m/z実測値、544.2[M+
H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.96-8.90(m,1
H),8.32-8.26(m,1H),7.79-7.71(m,1H),7.52-
7.42(m,2H),7.32-7.27(m,1H),7.27-7.20(m,1
H),6.20-6.16(m,1H),4.56-4.27(m,1H),4.10-
3.76(m,2H),3.12-2.99(m,1H),2.79-2.66(m,1
H),2.21-2.14(m,3H),2.15-2.09(m,3H),2.07-
1.95(m,1H),1.91-1.74(m,1H),1.71-1.61(m,1
H),1.61-1.43(m,1H)。
【3499】
実施例811:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(4-(ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3500】
【3501】
工程A:(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(4-ピリダジン
-3-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~Hで見られるも
のと同様の条件を使用して、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びフェ
ノールの代わりに、3,6-ジクロロピリダジン及び4-ニトロフェノールを使用し、工
程BにおいてFe及びNH4Clの代わりにPd/Cを使用し、及び工程Gにおいてte
rt-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレ
ート(中間体1)の代わりに、(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カ
ルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
【3502】
工程B:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-
(4-(ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例75で見られるも
のと同様の条件を使用して、3-ヒドロキシプロパン酸の代わりに、(R)-4-オキソ
-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(4-(ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル
)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド及びプロピオン酸無水物を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI
):C27H25N7O4Sの質量計算値、543.6;m/z実測値、544.1[M
+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.99-8.94(m,
1H),8.36-8.31(m,1H),7.83-7.74(m,1H),7.59
-7.49(m,3H),7.47-7.38(m,2H),6.36-6.29(m,
1H),4.55-4.33(m,1H),4.11-3.84(m,2H),3.14
-2.99(m,1H),2.83-2.68(m,1H),2.54-2.40(m,
2H),2.13-2.00(m,1H),1.94-1.77(m,1H),1.76
-1.52(m,2H),1.16-1.09(m,3H)。
【3503】
実施例812:(R)-N-(1-アセチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5
-(4-(ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3504】
【3505】
工程A:(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(4-ピリダジン
-3-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~Hで見られるも
のと同様の条件を使用して、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニトロトルエン及びフェ
ノールの代わりに、3,6-ジクロロピリダジン及び4-ニトロフェノールを使用し、工
程BにおいてFe及びNH4Clの代わりにPd/Cを使用し、及び工程Gにおいてte
rt-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレ
ート(中間体1)の代わりに、(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カ
ルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
【3506】
工程B:(R)-N-(1-アセチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(4
-(ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例75で見られるものと
同様の条件を使用して、3-ヒドロキシプロパン酸の代わりに、(R)-4-オキソ-N
-(ピペリジン-3-イル)-5-(4-(ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル)-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド及びプロピオン酸無水物を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):
C26H23N7O4Sの質量計算値、529.6;m/z実測値、530.1[M+H
]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.99-8.94(m,1H
),8.36-8.31(m,1H),7.82-7.73(m,1H),7.57-7
.48(m,3H),7.47-7.38(m,2H),6.36-6.28(m,1H
),4.55-4.29(m,1H),4.07-3.79(m,2H),3.14-3
.02(m,1H),2.80-2.71(m,1H),2.15-2.11(m,3H
),2.08-2.00(m,1H),1.88-1.76(m,1H),1.75-1
.51(m,2H)。
【3507】
実施例17:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)
-(2-メチル-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)フェニル)
-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド。
【3508】
【3509】
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-6-(
(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)ピリジン-3-イル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド(実施例770)を、キラルSFC(固定相:Chiralpak AS-H
5μm 250×20mm、移動相:65% CO2、35% MeOH)によって分
離し、標記化合物を得た。MS(ESI):C28H30N6O5Sの質量計算値、56
2.6;m/z実測値、563.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMS
O-d6):δ 10.28(s,1H),8.35(d,J=5.5Hz,1H),8
.21-8.05(m,1H),7.74(d,J=8.6Hz,1H),6.92-6
.72(m,2H),6.20-6.01(m,2H),5.82-5.64(m,1H
),5.30-5.18(m,1H),4.57-4.20(m,1H),4.16-3
.95(m,1H),3.94-3.85(m,2H),3.80(s,1H),3.6
1-3.49(m,2H),3.15-2.93(m,1H),2.83-2.62(m
,1H),2.21(s,3H),2.12-2.02(m,2H),2.00-1.9
0(m,1H),1.83-1.75(m,1H),1.74-1.62(m,3H),
1.55-1.34(m,1H)。
【3510】
実施例18:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)
-(2-メチル-4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)フェニル)
-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド。
【3511】
【3512】
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-6-(
(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)ピリジン-3-イル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド(実施例770)を、キラルSFC(固定相:Chiralpak AS-H
5μm 250×20mm、移動相:65% CO2、35% MeOH)によって分
離し、標記化合物を得た。MS(ESI):C28H30N6O5Sの質量計算値、56
2.6;m/z実測値、563.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMS
O-d6):δ 10.29(s,1H),8.34(d,J=5.5Hz,1H),8
.23-8.07(m,1H),7.74(d,J=8.6Hz,1H),6.91-6
.71(m,2H),6.12(d,J=16.7Hz,1H),6.04(d,J=5
.5Hz,1H),5.69(d,J=10.4Hz,1H),5.33-5.22(m
,1H),4.57-4.15(m,1H),4.13-3.96(m,1H),3.9
4-3.86(m,2H),3.84-3.73(m,1H),3.54(t,2H),
3.21-2.92(m,1H),2.87-2.61(m,1H),2.21(s,3
H),2.12-2.01(m,2H),2.00-1.91(m,1H),1.84-
1.75(m,1H),1.74-1.61(m,3H),1.53-1.37(m,1
H)。
【3513】
実施例815:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R
)-(6-イソブチル-2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3514】
【3515】
工程A:6-イソブチル-2-メチルピリジン-3-アミン。500mLの丸底フラス
コに、THF(27mL)中の6-ブロモ-2-メチルピリジン-3-アミン(5.0g
、27mmol)、撹拌棒、及び1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-
パラジウム(II)ジクロリド-ジクロロメタン錯体(520mg、0.631mmol
)を添加した。この容器を排気し、窒素を再充填した(3回)。次に、シリンジを介して
イソブチル亜鉛(II)ブロマイド(75mL、37mmol)を添加した後、反応混合
物を60℃で3時間加熱した。反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液で処理し、DCMで
抽出し、有機層を水及び生理食塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過して、
濃縮乾固させた。残渣を順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)により精製
し、標記化合物を肌色の固体として得た(2.46g、収率56.0%)。
【3516】
工程B:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)-(
6-(イソブチル-2-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1
の方法1、工程C~Gで見られるものと同様の条件を使用して、工程Cにおいて2-メチ
ル-4-フェノキシアニリンの代わりに6-イソブチル-2-メチルピリジン-3-アミ
ンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオ
ロピペリジン-1-カルボキシレート、HATU、及びトリエチルアミンの代わりに、(
R)-1-(3-アミノピペリジン-1-イル)プロパ-2-エン-1-オン(中間体1
5)、PYOXIM及びジイソプロピルアミンを使用して、標記化合物を調製した。アト
ロプ異性体を、キラルSFC(固定相:Chiralpak AS-H;5μm、250
×20mm、移動相:65% CO2、35% MeOH)によって分離して、標記化合
物を得た。MS(ESI):C27H30N6O3Sの質量計算値、518.6;m/z
実測値、519.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ
10.32(s,1H),8.34(d,J=5.5Hz,1H),8.20-8.0
7(m,1H),7.75(d,J=8.0Hz,1H),7.28(d,J=8.0H
z,1H),6.89-6.71(m,1H),6.11(d,J=16.8Hz,1H
),5.92(d,J=5.4Hz,1H),5.68(d,J=10.5Hz,1H)
,4.55-4.17(m,1H),4.10-3.95(m,1H),3.85-3.
73(m,1H),3.18-2.93(m,1H),2.84-2.63(m,3H)
,2.28(s,3H),2.17-2.05(m,1H),2.01-1.90(m,
1H),1.85-1.73(m,1H),1.71-1.58(m,1H),1.52
-1.34(m,1H),0.94(d,J=6.6Hz,6H)。
【3517】
実施例19:(E)-1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-ノイル)-N
-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペリジン-3-カル
ボキサミド;
【3518】
【3519】
実施例877と同様の条件を使用して、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例889)の代わりに、
N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペリジン-3-カ
ルボキサミド(実施例828)を使用して標記化合物を調製した。MS(ESI):C3
5H34N6O4Sの質量計算値、634.7;m/z実測値、635.2[M+H]+
。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 11.45-11.12(m,
1H),10.67(br,1H),8.15(d,J=5.5Hz,1H),7.49
-7.41(m,2H),7.36(dd,J=3.1,8.6Hz,1H),7.23
-7.18(m,1H),7.15-7.10(m,2H),7.10-7.07(m,
1H),6.97(dd,J=2.5,8.5Hz,1H),6.84(s,1H),5
.85(d,J=5.5Hz,1H),4.44-3.76(m,2H),3.24-3
.12(m,1H),3.10-2.94(m,1H)2.83-2.66(m,1H)
,2.15-2.10(m,1H),2.08(s,3H),1.88-1.65(m,
2H),1.58-1.39(m,1H),1.23(s,9H)。
【3520】
実施例817:1-(2-シアノアセチル)-N-(5-(2-メチル-4-フェノキ
シフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-イル)ピペリジン-3-カルボキサミド。
【3521】
【3522】
実施例181と同様の条件を使用して、(R)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフ
ェニル)-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例860)の代わりに、N-
(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペリジン-3-カルボ
キサミド(実施例828)を使用して標記化合物を調製した。MS(ESI):C30H
26N6O4Sの質量計算値、566.6;m/z実測値、567.1[M+H]+。1
H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 11.20-11.09(m,0.
5H),10.65(s,0.5H),10.52-10.48(m,0.5H),10
.44(s,0.5H),8.15-8.10(m,1H),7.48-7.42(m,
2H),7.38-7.32(m,1H),7.20(t,J=7.4Hz,1H),7
.15-7.07(m,3H),6.97(dd,J=2.8,8.5Hz,1H),5
.84-5.80(m,1H),4.50-4.42(m,0.5H),4.40-4.
31(m,0.5H),4.23-4.00(m,2H),3.86-3.76(m,0
.5H),3.69-3.58(m,0.5H),3.26-3.15(m,0.5H)
,3.09-2.98(m,0.5H),2.91-2.64(m,2H),2.07(
s,3H),2.06-2.00(m,1H),1.80-1.62(m,2H),1.
59-1.29(m,1H)。
【3523】
実施例20:N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)-1
-プロピオニルピペリジン-3-カルボキサミド。
【3524】
【3525】
実施例75と同様の条件を使用して、(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェ
ニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869)の代わ
りに、N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペリジン-
3-カルボキサミド(実施例828)及びプロピオン酸を使用して標記化合物を調製した
。MS(ESI):C30H29N5O4Sの質量計算値、555.6;m/z実測値、
556.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.
26-10.19(m,1H),10.18-10.09(m,1H),8.16(d,
J=5.5Hz,1H),7.49-7.41(m,2H),7.39-7.33(m,
1H),7.20(t,J=7.3Hz,1H),7.15-7.07(m,3H),6
.98(dd,J=2.5,8.5Hz,1H),5.86(d,J=5.5Hz,1H
),4.55-4.47(m,0.5H),4.27-4.19(m,0.5H),4.
02-3.94(m,0.5H),3.84-3.77(m,0.5H),3.28-3
.17(m,1H),3.09-2.99(m,1H),2.82-2.73(m,1H
),2.43-2.33(m,2H),2.08(s,3H),2.03-1.97(m
,1H),1.79-1.65(m,2H),1.44-1.33(m,1H),1.0
1(t,J=7.4Hz,3H)。
【3526】
実施例21:1-(2-シアノアセチル)-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキサミド。
【3527】
【3528】
実施例181と同様の条件を使用して、N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェ
ニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキサミド(実施例833)を使用して、標
記化合物を調製した。MS(ESI):C30H26N6O4Sの質量計算値、566.
6;m/z実測値、567.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-
d6):δ 10.40(s,1H),10.34(s,1H),8.15(d,J=5
.5Hz,1H),7.48-7.42(m,2H),7.36(d,J=8.5Hz,
1H),7.23-7.18(m,1H),7.14-7.08(m,3H),6.98
(dd,J=2.8,8.8Hz,1H),5.86(d,J=5.5Hz,1H),4
.37-4.29(m,1H),4.16-3.99(m,2H),3.76-3.68
(m,1H),3.18-3.07(m,1H),2.82-2.72(m,1H),2
.70-2.60(m,1H),2.08(s,3H),1.96-1.85(m,2H
),1.76-1.61(m,1H),1.59-1.44(m,1H)。
【3529】
実施例22:1-アクリロイル-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキサミド。
【3530】
【3531】
実施例75と同様の条件を使用して、N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキサミド(実施例833)、アクリル酸、H
ATU及びジイソプロピルエチルアミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ES
I):C30H27N5O4Sの質量計算値、553.6;m/z実測値、554.1[
M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.51(s,1
H),10.38(s,1H),8.14(d,J=5.5Hz,1H),7.48-7
.42(m,2H),7.35(d,J=8.5Hz,1H),7.23-7.18(m
,1H),7.15-7.07(m,3H),6.98(dd,J=2.8,8.8Hz
,1H),6.84(dd,J=10.4,16.7Hz,1H),6.11(dd,J
=2.5,16.6Hz,1H),5.85(d,J=5.3Hz,1H),5.68(
dd,J=2.5,10.6Hz,1H),4.46-4.42(m,1H),4.14
-4.10(m,1H),3.24-3.10(m,1H),2.82-2.72(m,
1H),2.71-2.63(m,1H),2.07(s,3H),1.97-1.88
(m,2H),1.63-1.45(m,2H)。
【3532】
実施例23:1-エチル-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-イル)ピペリジン-3-カルボキサミド。
【3533】
【3534】
MeOH(6mL)中のN-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
イル)ピペリジン-3-カルボキサミド(実施例828)(100mg、0.187mm
ol)の溶液にアセトアルデヒド(114mg、0.935mmol)を添加し、20℃
で30分間撹拌した。次に、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(59.0mg、0.935
mmol)を添加し、20℃で時間撹拌した。反応物を濃縮乾固させ、残渣を分取C18
逆相HPLCによって精製し、標記化合物を得た(45mg、収率99%)。MS(ES
I):C29H29N5O3Sの質量計算値、527.6;m/z実測値、528.2[
M+H]+。
【3535】
実施例24:1-シアノ-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-イル)ピペリジン-4-カルボキサミド。
【3536】
【3537】
実施例890と同様の条件を使用して、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例889)の代わりに、
N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペリジン-4-カ
ルボキサミド(実施例833)を使用して標記化合物を調製した。MS(ESI):C2
8H24N6O3Sの質量計算値、524.6;m/z実測値、525.1[M+H]+
。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.20(s,1H),10
.07(s,1H),8.14(d,J=5.5Hz,1H),7.48-7.42(m
,2H),7.35(d,J=8.5Hz,1H),7.23-7.17(m,1H),
7.14-7.07(m,3H),6.97(dd,J=2.6,8.7Hz,1H),
5.84(d,J=5.3Hz,1H),3.49-3.42(m,2H),3.18-
3.09(m,2H),2.07(s,3H),1.94-1.86(m,2H),1.
78-1.64(m,2H),1.25-1.21(m,1H)。
【3538】
実施例25:1-メチル-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-イル)ピペリジン-3-カルボキサミド。
【3539】
【3540】
MeOH(5.0mL)中のN-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-イル)ピペリジン-3-カルボキサミド(実施例828)(100mg、0.202
mmol)の溶液にホルムアルデヒド(84mg、1.0mmol、H2O中37重量%
)を添加し、20℃で30分間撹拌した。反応物に、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(6
4mg、1.0mmol)を添加し、20℃で1時間撹拌した。反応物を濃縮乾固させ、
酢酸エチル(20mL)で抽出した。有機層を水(20mL)で洗浄し、無水Na2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。残渣を分取逆相C18HPLCにより精製して
、標記化合物を得た。MS(ESI):C28H27N5O3Sの質量計算値、513.
2;m/z実測値、514.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-
d6):δ 11.58(s,1H),10.70-10.67(m,1H),10.6
2(br,1H),8.15(d,J=5.5Hz,1H),7.48-7.40(m,
2H),7.37-7.32(m,1H),7.23-7.18(m,1H),7.15
-7.06(m,3H),6.97(dd,J=2.7,8.6Hz,1H),5.84
(d,J=5.4Hz,1H),3.42-3.34(m,1.5H),3.29-3.
22(m,0.5H),3.19-3.05(m,2H),2.97-2.85(m,1
H),2.84-2.73(m,3H),2.22-2.13(m,1H),2.08(
s,3H),1.95-1.78(m,2H),1.60-1.45(m,1H)。
【3541】
実施例824:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-2-(4-メチルピペ
ラジン-1-イル)-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4(5H
)-オン。
【3542】
【3543】
MeOH(5.0mL)中の5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-2-(ピ
ペラジン-1-イル)-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4(5
H)-オン(実施例327、100mg、0.202mmol)の溶液にホルムアルデヒ
ド(84mg、1.0mmol、H2O中37重量%)を添加し、20℃で30分間撹拌
した。反応物に、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(64mg、1.0mmol)を添加し
、20℃で1時間撹拌した。反応物を濃縮乾固させ、酢酸エチル(20mL)で抽出した
。有機層を水(20mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固さ
せた。残渣を分取逆相C18HPLCにより精製して、標記化合物を得た(5.9mg、
収率5.6%)。MS(ESI):C26H25N5O2Sの質量計算値、471.6;
m/z実測値、472.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):
δ 8.19(d,J=5.5Hz,1H),7.46-7.40(m,3H)7.28
(d,J=8.8Hz,1H),7.22-7.17(m,1H),7.11(d,J=
8.0Hz,1H),7.08(d,J=2.5Hz,1H),7.00(dd,J=2
.8,8.8Hz,1H),5.95(d,J=5.5Hz,1H),3.58-3.5
4(m,4H),3.31-3.20(m,4H),3.02(s,3H),2.15(
s,3H)。
【3544】
実施例825:(E)-4,4-ジメチル-2-(4-(5-(2-メチル-4-フェ
ノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-イル)ピペリジン-1-カルボニル)ペンテン-2-ニトリル
。
【3545】
【3546】
DCM(5mL)中の5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-2-(ピペラジ
ン-1-イル)-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4(5H)-
オン(実施例327、100mg、0.202mmol)、(E)-2-シアノ-4,4
-ジメチルペンタ-2-エン酸(中間体44)(37.1mg、0.242mmol)、
及びジイソプロピルエチルアミン(78.3mL、0.606mmol)の溶液に、Py
BrOP(141mg、0.303mmol)を0℃で添加し、20℃で1時間撹拌した
。残渣を分取HPLCで精製して、標記化合物を得た(30mg、収率20%)。MS(
ESI):C33H32N6O3Sの質量計算値、592.7;m/z実測値、593.
2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.68(s
,1H),8.14(d,J=5.4Hz,1H),7.48-7.42(m,2H),
7.34(d,J=8.6Hz,1H),7.24-7.17(m,1H),7.14-
7.07(m,3H),6.97(dd,J=2.7,8.6Hz,1H),6.91(
s,1H),5.83(d,J=5.4Hz,1H),3.73-3.64(m,4H)
,2.97-2.88(m,4H),2.07(s,3H),1.25(s,9H)。
【3547】
実施例826:4-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピ
ペラジン-1-カルボニトリル。
【3548】
【3549】
THF(2mL)中の5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-2-(ピペラジ
ン-1-イル)-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4(5H)-
オン(実施例327、100mg、0.202mmol)及び臭化シアン(21.4mg
、0.202mmol)の溶液に、0℃でトリエチルアミン(61.3mg、0.606
mmol)を添加し、20℃で12時間撹拌した。
【3550】
残渣を分取HPLCで精製して、標記化合物を得た(30mg、収率24%)。MS(
ESI):C26H22N6O2Sの質量計算値、482.6;m/z実測値、483.
1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.65(s
,1H),8.15(d,J=5.4Hz,1H),7.48-7.42(m,2H),
7.34(d,J=8.6Hz,1H),7.22-7.16(m,1H),7.14-
7.07(m,3H),6.97(dd,J=2.8,8.4Hz,1H),5.83(
d,J=5.4Hz,1H),3.47-3.40(m,4H),2.99-2.92(
m,4H),2.06(s,3H)。
【3551】
実施例827:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-2-(4-プロピオニ
ルピペラジン-1-イル)-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4
(5H)-オン。
【3552】
【3553】
実施例75で見られるものと同様の条件を使用して、(R)-5-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例
869)の代わりに、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-2-(ピペラジン
-1-イル)-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4(5H)-オ
ン(実施例327)及びプロピオン酸を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI
):C28H27N5O3Sの質量計算値、513.6;m/z実測値、514.1[M
+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.70(s,1H
),8.16(d,J=5.5Hz,1H),7.49-7.42(m,2H),7.3
5(d,J=8.6Hz,1H),7.23-7.18(m,1H),7.15-7.0
6(m,3H),6.98(dd,J=2.8,8.6Hz,1H),5.85(d,J
=5.5Hz,1H),3.68-3.55(m,4H),2.91-2.78(m,4
H),2.37(q,J=7.4Hz,2H),2.07(s,3H),1.01(t,
J=7.4Hz,3H)。
【3554】
実施例828:N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピ
ペリジン-3-カルボキサミド。
【3555】
【3556】
実施例1の方法1、工程G~Hで見られるものと同様の条件を使用して、工程Gにおい
て、4-[2-メチル-N-(メチルカルバモイル)-4-フェノキシアニリノ]-3a
,4-ジヒドロチエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸、tert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート、及びトリエ
チルアミンの代わりに、2-アミノ-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4(5H)-オン(中間体56)
、(±)1-Boc-ピペリジン-3-カルボン酸、及びジイソプロピルエチルアミンを
使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H25N5O3Sの質量計算
値、499.6;m/z実測値、500.2[M+H]+。
【3557】
実施例829:(E)-1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-ノイル)-
N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペリジン-4-カ
ルボキサミド。
【3558】
【3559】
実施例1の方法1、工程Iで見られるものと同様の条件を使用して、N-((3R,5
R)-5-フルオロピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド、プロペ-2-エノイルクロリド、DCM、及びトリエチル
アミンの代わりに、N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)
ピペリジン-4-カルボキサミド(中間体833)、(E)-2-シアノ-4,4-ジメ
チルペンタ-2-エン酸(中間体44)、HATU、ジイソプロピルアミン、及びDMF
を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C35H34N6O4Sの質量計
算値、634.7;m/z実測値、635.2[M+H]+。1H NMR(400MH
z,DMSO-d6):δ 10.69(br,1H),10.44(br,1H),8
.12(d,J=5.4Hz,1H),7.49-7.42(m,2H),7.35(d
,J=8.6Hz,1H),7.20(t,J=7.4Hz,1H),7.12(d,J
=7.7Hz,2H),7.09(d,J=2.6Hz,1H),6.97(dd,J=
2.7,8.6Hz,1H),6.84(s,1H),5.82(d,J=5.4Hz,
1H),4.36-4.20(m,1H),3.96-3.80(m,1H),3.30
-3.19(m,1H),2.97-2.80(m,1H),2.78-2.65(m,
1H),2.07(s,3H),2.03-1.88(m,2H),1.74-1.55
(m,2H),1.24(s,9H)。
【3560】
実施例26:(E)-1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)-N-(
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキ
サミド。
【3561】
【3562】
実施例877と同様の条件を使用して、N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェ
ニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキサミド(実施例833)を使用して、標
記化合物を調製した。MS(ESI):C34H30N6O4Sの質量計算値、618.
7;m/z実測値、619.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-
d6):δ 10.75-10.60(m,1H),10.46-10.40(m,1H
),8.13(d,J=5.4Hz,1H),7.48-7.42(m,2H),7.3
5(d,J=8.6Hz,1H),7.23-7.17(m,1H),7.14-7.1
0(m,2H),7.09(d,J=2.6Hz,1H),6.97(dd,J=2.7
,8.6Hz,1H),6.62(d,J=1.1Hz,1H),5.83(d,J=5
.4Hz,1H),3.21-2.85(m,2H),2.77-2.65(m,2H)
,2.07(s,3H),2.00-1.85(m,3H),1.70-1.55(m,
2H),1.26-1.20(m,1H),1.20-1.15(m,2H),0.96
-0.90(m,2H)。
【3563】
実施例831:1-メチル-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-イル)ピペリジン-4-カルボキサミド。
【3564】
【3565】
MeOH(10mL)中のN-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-イル)ピペリジン-4-カルボキサミド(実施例833)(150mg、0.28mm
ol)の溶液に、ホルムアルデヒド(3.0mL、H2O中37重量%)を添加し、20
℃で30分間撹拌した。次に、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(88mg、1.4mmo
l)を添加し、20℃で1時間撹拌した。反応物を濃縮乾固させ、EtOAc(20mL
)で抽出し、有機層を回収し、水(20mL)で洗浄し、水Na2SO4で乾燥させ、濾
過して、濃縮乾固させた。残渣を分取C18-逆相HPLCにより精製して、標記化合物
を得た(25mg、収率16%)。MS(ESI):C28H27N5O3Sの質量計算
値、513.6;m/z実測値、514.1[M+H]+。1H NMR(400MHz
,DMSO-d6):δ 10.94(s,1H),10.15(br,1H),8.2
1(d,J=5.8Hz,1H),7.49-7.42(m,2H),7.37(d,J
=8.6Hz,1H),7.24-7.18(m,1H),7.15-7.08(m,2
H),7.09(d,J=2.6Hz,1H),6.98(dd,J=2.8,8.6H
z,1H),5.92(d,J=5.8Hz,1H),3.52-3.43(m,2H)
,3.07-2.94(m,2H),2.80-2.77(m,1H),2.76-2.
74(m,3H),2.16-2.10(m,2H),2.08(s,3H),1.99
-1.86(m,2H)。
【3566】
実施例832:1-エチル-N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-イル)ピペリジン-4-カルボキサミド。
【3567】
【3568】
MeOH(10mL)中のN-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-イル)ピペリジン-4-カルボキサミド(実施例833)(150mg、0.28mm
ol)の溶液に、ホルムアルデヒド(3.0mL)を添加し、20℃で30分間撹拌した
。次に、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(88mg、1.4mmol)を添加し、20℃
で1時間撹拌した。反応物を濃縮乾固させ、EtOAc(20mL)で抽出し、有機層を
回収し、水(20mL)で洗浄し、水Na2SO4で乾燥させ、濾過して、濃縮乾固させ
た。残渣を分取C18-逆相HPLCにより精製して、標記化合物を得た(45mg、収
率29%)。MS(ESI):C29H29N5O3Sの質量計算値、527.6;m/
z実測値、528.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):
δ 11.00(s,1H),10.08(br,1H),8.22(d,J=5.8H
z,1H),7.51-7.41(m,2H),7.37(d,J=8.6Hz,1H)
,7.24-7.17(m,1H),7.15-7.11(m,2H),7.09(d,
J=2.6Hz,1H),6.98(dd,J=2.7,8.5Hz,1H),5.95
-5.91(m,1H),3.58-3.50(m,2H),3.16-3.04(m,
2H),3.00-2.88(m,2H),2.87-2.76(m,1H),2.20
-2.10(m,2H),2.08(s,3H),2.04-1.90(m,2H),1
.29-1.21(m,3H)。
【3569】
実施例833:N-(5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-イル)ピ
ペリジン-4-カルボキサミド。
【3570】
【3571】
実施例1の方法1、工程G~Hで見られるものと同様の条件を使用して、工程Gにおい
て、4-[2-メチル-N-(メチルカルバモイル)-4-フェノキシアニリノ]-3a
,4-ジヒドロチエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸、tert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート、及びトリエ
チルアミンの代わりに、2-アミノ-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-4(5H)-オン(中間体56)
、1-(tert-ブトキシカルボニル)ピペリジン-4-カルボン酸、PyBOP、及
びジイソプロピルエチルアミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C
27H25N5O3Sの質量計算値、499.6;m/z実測値、500.1[M+H]
+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 11.84(br,1H),
10.85(br,1H),8.25(br,1H),8.09(d,J=5.4Hz,
1H),7.48-7.42(m,2H),7.33(d,J=8.6Hz,1H),7
.22-7.18(m,1H),7.15-7.10(m,2H),7.08(d,J=
2.6Hz,1H),6.96(dd,J=8.5,2.6Hz,1H),5.78(d
,J=5.3Hz,1H),3.26-3.17(m,2H),2.85-2.74(m
,3H),2.07(s,3H),2.02-1.93(m,2H),1.87-1.7
2(m,2H)。
【3572】
実施例834:(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-N-(1-(ビニルスルホニル)ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3573】
【3574】
方法1、工程A~I(*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル分割法Aを
含む)と同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ
-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、(R)-t
ert-ブチル-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレートを使用し、工程Iにおい
て、プロペ-2-エノイルクロリドの代わりにエテンスルホニルクロリドを使用して、標
記化合物を調製した。MS(ESI):C28H25N5O5S2の質量計算値、575
.7;m/z実測値、576.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3O
D):δ 8.33(d,J=5.6Hz,1H),7.47-7.35(m,2H),
7.29(d,J=8.6Hz,1H),7.20-7.13(m,1H),7.12-
7.03(m,3H),6.99-6.93(m,1H),6.77-6.65(m,1
H),6.20(d,J=16.5Hz,1H),6.12-6.03(m,2H),4
.57-4.48(m,1H),3.65-3.56(m,1H),3.54-3.44
(m,1H),3.39-3.32(m,1H),3.29-3.22(m,1H),2
.33-2.22(m,1H),2.11(s,3H),2.09-2.00(m,1H
)。
【3575】
実施例835:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-((4-(トリフルオロメチル)
ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
【3576】
【3577】
工程A:(R)-5-(2-メチル-4-((4-(トリフルオロメチル)ピリジン-
2-イル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド塩酸塩。THF中のtert-ブチル(R)-3-アミノピペリジン-1-カルボ
キシレート(296mg、1.48mmol)の溶液に、1NのAlMe3溶液(3mL
、3mmol)を添加した後、室温で1時間撹拌した。THF中のメチル5-(2-メチ
ル-4-((4-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキシレート(中間体73)(260mg、0.49mmol)の溶液を
添加し、16時間還流下で加熱した。混合物を濾過し、DCM及びMeOHで洗浄した。
濾液を濃縮し、DCM/MeOHで溶離するフラッシュカラムクロマトグラフィにより精
製して黄色の固体を得、これをMeOH及び5NのHCl水溶液に溶解した。溶離液を真
空下、50℃で濃縮し、標記化合物を黄色の固体として得た。
【3578】
工程B:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピ
ペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-((4-(トリフルオロメチル)ピリジ
ン-2-イル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例877と同様
の条件を使用して、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(
ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド(実施例889)の代わりに、(R)-5-(2-メ
チル-4-(4-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル
)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド塩酸塩を使用して、標記化合
物を調製し、黄色の固体を得た。
【3579】
実施例836:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-フルオロ-4-((4-(トリフルオロメチル
)ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
【3580】
【3581】
実施例835の工程A~Bを使用して、工程Aにおいてメチル5-(2-メチル-4-
((4-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキシレート(中間体73)の代わりに、5-(2-フルオロ-4-(4-(トリ
フルオロメチル)ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレ
ート(中間体74)を使用して、黄色の固体として標記化合物を調製した。
【3582】
実施例837:(R)-N-(1-シアノピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル
-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
【3583】
【3584】
実施例890と同様の条件を使用して、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例889)の代わりに、
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド(実施例159)を使用して、標記化合物を調製し、黄色の固体
を得た。MS(ESI):C27H22N6O3Sの質量計算値、510.6;m/z実
測値、511.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ
10.21(s,1H),8.38-8.26(m,2H),7.53-7.27(m,
3H),7.24-6.86(m,5H),5.96(d,J=5.3Hz,1H),4
.45(d,J=5.4Hz,1H),3.64-3.31(m,4H),2.21-1
.87(m,5H)。
【3585】
実施例838:(R)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピロリジン-3-イル)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3586】
【3587】
実施例181と同様の条件を使用して、(R)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフ
ェニル)-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例860)の代わりに、(R
)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピロリジン-3
-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド(実施例159)を使用して、標記化合物を調製し、黄色の固体を得
た。MS(ESI):C29H24N6O4Sの質量計算値、552.6;m/z実測値
、553.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10
.20(s,1H),8.42-8.28(m,2H),7.50-7.41(m,2H
),7.38(d,J=8.6Hz,1H),7.24-7.18(m,1H),7.1
6-7.06(m,3H),7.04-6.93(m,1H),6.03-5.94(m
,1H),4.59-4.35(m,1H),3.98-3.90(m,2H),3.7
9-3.62(m,1H),3.58-3.35(m,3H),2.25-1.95(m
,5H)。
【3588】
実施例839:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3589】
【3590】
方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)
-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに
、(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、
標記化合物を調製した。MS(ESI):C30H27N5O4Sの質量計算値、553
.6;m/z実測値、554.5[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO
-d6):δ 10.29-10.20(m,1H),8.37-8.32(m,1H)
,8.13-8.04(m,1H),7.50-7.35(m,3H),7.25-7.
17(m,1H),7.17-7.07(m,3H),7.02-6.95(m,1H)
,6.87-6.73(m,1H),6.16-6.06(m,1H),6.03-5.
97(m,1H),5.72-5.64(m,1H),4.54-4.18(m,1H)
,4.10-3.95(m,1H),3.84-3.74(m,1H),3.17-2.
92(m,1H),2.82-2.62(m,1H),2.07(s,3H),2.00
-1.88(m,1H),1.84-1.74(m,1H),1.74-1.61(m,
1H),1.51-1.36(m,1H)。
【3591】
実施例840:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(3-フェノキシフェニル)-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
。
【3592】
【3593】
実施例877と同様の条件を使用して、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例889)の代わりに、
(R)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(ピペリジン-3-イル)
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド(実施例466)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C3
3H28N6O4Sの質量計算値、604.7;m/z実測値、605.3[M+H]+
。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.28(d,J=5.6Hz,1
H),7.58-7.52(m,1H),7.40-7.30(m,2H),7.18-
7.09(m,3H),7.09-7.03(m,3H),6.52(d,J=1.0H
z,1H),6.16(d,J=5.6Hz,1H),4.26-4.10(m,1H)
,4.08-3.92(m,2H),3.25-2.95(m,2H),2.09-1.
93(m,2H),1.90-1.82(m,1H),1.78-1.57(m,2H)
,1.23-1.15(m,2H),1.01-0.92(m,1H),0.87-0.
78(m,1H)。
【3594】
実施例841:(R)-N-(1-(3-メトキシプロパノイル)ピペリジン-3-イ
ル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3595】
【3596】
実施例75と同様の条件を使用して、3-ヒドロキシプロパン酸の代わりに、3-メト
キシプロパン酸を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C31H31N5
O5Sの質量計算値、585.9;m/z実測値、586.7[M+H]+。1H NM
R(400MHz,CD3OD):δ 8.32-8.27(m,1H),7.42-7
.34(m,2H),7.33-7.28(m,1H),7.18-7.11(m,1H
),7.09-7.02(m,3H),6.99-6.93(m,1H),6.07-6
.01(m,1H),4.50-4.24(m,1H),4.13-3.84(m,2H
),3.68-3.61(m,2H),3.30(s,3H),3.19-2.98(m
,1H),2.87-2.76(m,1H),2.73-2.62(m,2H),2.1
1(s,3H),2.07-1.98(m,1H),1.87-1.77(m,1H),
1.73-1.47(m,2H)。
【3597】
実施例842:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2’
,3’-ジフルオロ-4-メチル-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド。
【3598】
【3599】
工程A:tert-ブチル(R)-3-(5-(5-ブロモ-2-メチルフェニル)-
4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン
-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。実施例1の方法1、工程B
~Gと同様の方法で、工程Bにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに、
5-ブロモ-2-メチルアニリンを使用して、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,
5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代
わりに、tert-ブチル(R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用
して、黄色の固体として標記化合物を調製した。
【3600】
工程B:(R)-5-(2’,3’-ジフルオロ-4-メチル-[1,1’-ビフェニ
ル]-3-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。p-ジオキ
サン中のtert-ブチル(R)-3-(5-(5-ブロモ-2-メチルフェニル)-4
-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート、2-(2,3-ジフルオロフ
ェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン、Pd(dp
pf)Cl2、及びCs2CO3の混合物を、N2下、80℃で4時間撹拌し、次いでM
eOH/水で溶離するISCOにより直接精製した。生成物を飽和HCl及びMeOH水
溶液に溶解し、室温で30分間撹拌し、真空下で溶媒を除去した。残渣をMeOH/DC
Mで溶離する分取FCCにより精製して、標記化合物を褐色の固体として得た。
【3601】
工程C:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2’,3’
-ジフルオロ-4-メチル-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド。実施例1の方法1、工程Iと同様の方法で、N-((3R,5R)-5-フルオロ
ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミドの代わりに、(R)-5-(2’,3’-ジフルオロ-4-メチル-[1,1’
-ビフェニル]-3-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミドを
使用して、標記化合物を調製したMS(ESI):C30H25F2N5O3Sの質量計
算値、573.6;m/z実測値、574.2[M+H]+。1H NMR(400MH
z,CD3OD):δ 8.32(d,J=4.7Hz,1H),7.71-7.63(
m,1H),7.62-7.54(m,2H),7.35-7.17(m,3H),6.
85-6.72(m,1H),6.26-6.14(m,1H),6.08(d,J=4
.7Hz,1H),5.78-5.67(m,1H),4.61-4.46(m,1H)
,4.33-4.13(m,1H),3.99-3.92(m,1H),3.22-3.
15(m,1H),3.00-2.81(m,1H),2.23(s,3H),2.11
-2.02(m,1H),1.94-1.81(m,1H),1.82-1.65(m,
1H),1.64-1.53(m,1H)。
【3602】
実施例843:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
N-(1-プロピオニルピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3603】
【3604】
実施例104と同様の条件を使用して、3-メチルスルホニルプロパン酸の代わりに、
プロピオン酸を使用して、標記化合物を調製して、黄色の固体を得た。MS(ESI):
C29H27N5O4Sの質量計算値、541.6;m/z実測値、542.2[M+H
]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.24(s,1H),
8.45-8.21(m,2H),7.57-7.32(m,3H),7.29-6.8
4(m,5H),6.04-5.94(m,1H),4.62-4.29(m,1H),
3.79-3.35(m,3H),2.29-1.91(m,7H),0.99(t,J
=6.4Hz,3H)。
【3605】
実施例844:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド。
【3606】
【3607】
実施例877と同様の条件を使用して、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例889)の代わりに、
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド(実施例159)を使用して、標記化合物を調製し、白色の固体
を得た。MS(ESI):C33H28N6O4Sの質量計算値、604.7;m/z実
測値、605.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD及びDMSO
-d6の混合物):δ 8.29(d,J=5.4Hz,1H),7.44-7.35(
m,2H),7.34-7.25(m,1H),7.18-7.11(m,1H),7.
10-7.01(m,3H),6.98-6.89(m,1H),6.76-6.70(
m,1H),5.97(d,J=5.5Hz,1H),4.54-4.45(m,1H)
,3.79-3.71(s,3H),3.64-3.55(m,1H),3.50-3.
43(m,1H),2.22-2.11(m,1H),2.05(s,3H),1.97
-1.89(m,1H),1.21-1.15(m,2H),0.95-0.84(m,
2H)。
【3608】
実施例845:(R,E)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-N-(1-(4-ピロリジン-1-イル)ブテ-2-ノイル)ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド。
【3609】
【3610】
実施例1の方法1、工程A~I(*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)と同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(3R,5R)-
3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、
tert-ブチル(3R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、
工程Iにおいて、プロペ-2-エノイルクロリド、トリメチルアミン、及びDCMの代わ
りに、(E)-4-(ピロリジン-1-イル)ブタ-2-エン酸、HATU、DIPEA
、及びDMFを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C35H36N6O
4Sの質量計算値、636.8;m/z実測値、637.4[M+H]+。1H NMR
(400MHz,CDCl3):δ 8.37-8.31(m,1H),7.42-7.
33(m,2H),7.21-7.12(m,2H),7.12-7.06(m,2H)
,7.01-6.98(m,1H),6.98-6.84(m,2H),6.49-6.
41(m,1H),6.25(br,1H),6.03-5.95(m,1H),5.5
0(br,1H),4.15-3.34(m,5H),3.32-3.18(m,2H)
,2.64-2.40(m,4H),2.12(s,3H),2.08-1.86(m,
2H),1.83-1.71(m,6H)。
【3611】
実施例846:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3612】
【3613】
工程A:メチル3-アミノ-4-((4-ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)アミ
ノ)チエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート。ジオキサン(30mL)中
の4-(ピリジン-2-イルオキシ)アニリン(3.00g、16.1mmol)及び2
-クロロ-4-ヨードピリジン-3-カルボニトリル(5.539g、20.94mmo
l)の溶液に、DPEphos(1.735g、3.221mmol)、Pd(OAc)
2(0.362g、1.61mmol)、及びCs2CO3(10.498g、32.2
22mmol)をN2雰囲気下で添加し、100℃で4時間撹拌した。4時間後、メチル
2-メルカプト酢酸(2.565g、24.17mmol)を添加し、反応物を100℃
で終夜撹拌した。この混合物を濾過して固体を除去し、濾液を濃縮乾固させた。撹拌しな
がらMeOHを残渣に添加し、形成された沈殿物を濾過した。沈殿物をEtOAcに添加
し、撹拌し、濾過し、真空下で乾燥させ、標記化合物を灰色の固体として得た(2.7g
、収率43%)。
【3614】
工程B:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-
(4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程E
~Gと同様の方法で、工程Eにおいて、メチル3-アミノ-4-(2-メチル-4-フェ
ニノキシアニリノ)チエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの代わりに、
メチル3-アミノ-4-((4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)チエノ[2,
3-b]ピリジン-2-カルボキシレートを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(
3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1
)の代わりに、(R)-1-(3-アミノピペリジン-1-イル)プロパ-2-エン-1
-オン(中間体15)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C28H2
4N6O4Sの質量計算値、540.6;m/z実測値、541.1[M+H]+。1H
NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.24(br,1H),8.39
-8.27(m,1H),8.26-8.12(m,2H),7.98-7.84(m,
1H),7.52-7.42(m,2H),7.38-7.29(m,2H),7.23
-7.16(m,1H),7.17-7.09(m,1H),6.89-6.70(m,
1H),6.16-6.07(m,1H),6.06-5.98(m,1H),5.74
-5.61(m,1H),4.57-3.87(m,2H),3.86-3.68(m,
1H),3.18-2.96(m,1H),2.88-2.61(m,1H),2.03
-1.89(m,1H),1.83-1.73(m,1H),1.72-1.58(m,
1H),1.50-1.37(m,1H)。
【3615】
実施例847:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-
(3-((2-シアノフェノキシ)メチル(フェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド。
【3616】
【3617】
実施例1の方法1、工程G~Iと同様の方法で、工程Gにおいて、5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体27)の代わりに、5-(4-(
3-((2-シアノフェノキシ)メチル)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(
中間体75)を使用し、及びtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオ
ロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル(R)
-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。M
S(ESI):C37H30N6O5Sの質量計算値、670.7;m/z実測値、67
1.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.77(
br,1H),8.17-8.07(m,1H),7.75-7.68(m,1H),7
.66-7.60(m,1H),7.48-7.41(m,1H),7.34-7.14
(m,4H),7.10-7.01(m,3H),6.96-6.90(m,1H),6
.62-6.49(m,1H),6.15-6.06(m,1H),5.80-5.67
(m,1H),5.67-5.58(m,1H),5.30(s,2H),4.52-4
.34(m,1H),3.89-3.60(m,2H),3.60-3.47(m,1H
),3.45-3.40(m,1H),2.21-2.08(m,1H),1.99(s
,3H),1.96-1.86(m,1H)。
【3618】
実施例848:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((R)-1-(
(R)-2-(メチルアミノ)プロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド。
【3619】
【3620】
実施例75と同様の条件を使用して、3-ヒドロキシプロパン酸の代わりに(R)-2
-((tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)プロパン酸を使用して標記化
合物を調製して、tert-ブチルメチル((R)-1-((R)-3-(5-(2-メ
チル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-1
-オキソプロパン-2-イル)カルバメートを得た。次に、この生成物を方法1、工程H
のものと同様の条件に供して、標記化合物を得た。MS(ESI):C31H32N6O
4Sの質量計算値、584.7;m/z実測値、585.2[M+H]+。1H NMR
(400MHz,CD3OD):δ 8.27-8.13(m,1H),7.43-7.
34(m,2H),7.29-7.19(m,1H),7.18-7.11(m,1H)
,7.10-7.01(m,3H),7.00-6.91(m,1H),6.00-5.
86(m,1H),4.44-3.43(m,5H),3.15-2.75(m,1H)
,2.50-2.35(m,3H),2.14-1.71(m,6H),1.70-1.
52(m,1H),1.34-1.23(m,3H)。
【3621】
実施例849:N-((R)-1-((R)-アゼチジン-2-カルボニル)ピペリジ
ン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
。
【3622】
【3623】
実施例75と同様の条件を使用して、3-ヒドロキシプロパン酸の代わりに(R)-1
-(tert-ブトキシカルボニル)アゼチジン-2-カルボン酸を使用して標記化合物
を調製して、(R)-tert-ブチル2-((R)-3-(5-(2-メチル-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボニル)アゼチジン
-1-カルボキシレートを得た。次に、この生成物を方法1、工程Hのものと同様の条件
に供して、標記化合物を得た。MS(ESI):C31H30N6O4Sの質量計算値、
582.7;m/z実測値、583.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,C
D3OD):δ 8.07(d,J=5.7Hz,1H),7.45-7.31(m,2
H),7.23-7.04(m,4H),7.04-7.00(m,1H),6.98-
6.90(m,1H),5.80(d,J=5.7Hz,1H),4.66-4.56(
m,1H),4.29-3.88(m,2H),3.77-3.64(m,1H),3.
54-3.38(m,2H),3.20-3.02(m,2H),2.81-2.63(
m,1H),2.44-2.32(m,1H),2.17-2.02(m,4H),1.
95-1.74(m,2H),1.66-1.54(m,1H)。
【3624】
実施例850:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド。
【3625】
【3626】
実施例877と同様の条件を使用して、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例889)の代わりに、
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド(実施例869)を使用して、標記化合物を調製し、明黄色の固
体を得た。MS(ESI):C34H30N6O4Sの質量計算値、618.7;m/z
実測値、619.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD及びDMS
O-d6の混合物):δ 8.30-8.26(m,1H),7.39-7.33(m,
2H),7.29-7.24(m,1H),7.15-7.09(m,1H),7.08
-7.00(m,3H),6.94-6.89(m,1H),6.49-6.43(m,
1H),6.00-5.96(m,1H),4.14-4.10(m,1H),3.96
-3.83(m,2H),3.11-2.92(m,2H),2.05(s,3H),1
.98-1.86(m,2H),1.82-1.75(m,1H),1.72-1.62
(m,1H),1.57-1.46(m,1H),1.16-1.08(m,2H),0
.95-0.87(m,1H),0.82-0.73(m,1H)。
【3627】
実施例851:(E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)
ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(3-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3628】
【3629】
工程A:4-オキソ-5-(3-フェノキシフェニル)-N-(ピペリジン-3-イル
)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド。実施例1の方法1、工程G~Hと同様の方法で、工程Gにおいて、5-(
2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸の代わりに、4-オキソ-5
-(3-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体59)を使用して、標記化合物を調製した
。
【3630】
工程B:(E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリ
ジン-3-イル)-4-オキソ-5-(3-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例8
77と同様の条件を使用して、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例889)の代わりに、4-オキソ
--5-(3-フェノキシフェニル)-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミドを使用
して、標記化合物を調製し、黄色の固体を得た。MS(ESI):C33H28N6O4
Sの質量計算値、604.7;m/z実測値、605.3[M+H]+。1H NMR(
400MHz,CD3OD):δ 8.35(d,J=5.6Hz,1H),7.67-
7.57(m,1H),7.47-7.37(m,2H),7.24-7.16(m,3
H),7.15-7.10(m,3H),6.58(d,J=1.0Hz,1H),6.
23(d,J=5.6Hz,1H),4.30-4.15(m,1H),4.12-3.
97(m,2H),3.30-3.08(m,2H),2.13-2.01(m,2H)
,1.98-1.89(m,1H),1.85-1.74(m,1H),1.72-1.
61(m,1H),1.30-1.21(m,2H),1.06-0.98(m,1H)
,0.96-0.87(m,1H)。
【3631】
実施例852:(R)-N-(1-シアノピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル
-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3632】
【3633】
実施例890と同様の条件を使用して、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例889)の代わりに、
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド(実施例869)を使用して、標記化合物を調製した。MS(E
SI):C28H24N6O3Sの質量計算値、524.6;m/z実測値、525.3
[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6及びCD3ODの混合物)
:δ 8.34-8.30(m,1H),7.44-7.37(m,2H),7.35-
7.30(m,1H),7.20-7.13(m,1H),7.12-7.03(m,3
H),6.99-6.92(m,1H),6.01-5.96(m,1H),4.02-
3.94(m,1H),3.47-3.40(m,1H),3.33-3.24(m,1
H),3.01-2.91(m,2H),2.06(s,3H),1.95-1.84(
m,1H),1.83-1.74(m,1H),1.70-1.50(m,2H)。
【3634】
実施例853:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-((R)-1-(
(S)-2-(メチルアミノ)プロパノイル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド。
【3635】
【3636】
実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Gにおいtert-ブチル(3R
,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の
代わりに、(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使
用して、工程Iにおいてプロペ-2-エノイルクロリド、トリエチルアミン、及びDCM
の代わりに、(S)-2-((tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)プロ
パン酸、HATU、DMF及びDIPEAを使用し、続けて、MeOH(3mL)中の濃
HCl(3mL)を使用するBoc-脱保護工程を行って、30分間撹拌して、標記化合
物を調製した。真空下で溶媒を除去し、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製
して、標記化合物を黄色の固体として得た。MS(ESI):C31H32N6O4Sの
質量計算値、584.7;m/z実測値、585.2[M+H]+。1H NMR(40
0MHz,CD3OD):δ 8.36-8.30(m,1H),7.45-7.36(
m,2H),7.32-7.25(m,1H),7.21-7.14(m,1H),7.
12-7.04(m,3H),7.01-6.94(m,1H),6.10-6.04(
m,1H),4.53-4.28(m,2H),4.04-3.72(m,2H),3.
22-3.05(m,1H),2.96-2.83(m,1H),2.70-2.56(
m,3H),2.14-2.09(m,3H),2.09-1.99(m,1H),1.
94-1.70(m,2H),1.69-1.45(m,4H)。
【3637】
実施例854:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(o-トリル)-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3638】
【3639】
実施例866、工程A~Bと同様の条件を使用して、工程Aにおいてtert-ブチル
-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチル(R)-3
-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して標記化合物を調製し、白色の固体
を得た。MS(ESI):C28H26N6O3Sの質量計算値、526.6;m/z実
測値、527.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ
10.18(s,1H),8.33(d,J=5.4Hz,1H),8.14-8.05
(m,1H),7.52-7.45(m,2H),7.44-7.37(m,2H),6
.65-6.56(m,1H),5.87(d,J=5.4Hz,1H),4.28-4
.02(m,1H),4.00-3.82(m,2H),3.12-2.78(m,2H
),2.11(s,3H),2.02-1.92(m,1H),1.92-1.86(m
,1H),1.84-1.79(m,1H),1.75-1.63(m,1H),1.5
8-1.46(m,1H),1.20-1.13(m,2H),1.07-0.95(m
,1H),0.91-0.84(m,1H)。
【3640】
実施例855:5-(4-(3-((2-シアノフェノキシ)メチル)フェノキシ)-
2-メチルフェニル)-N-(1-メチルピペリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド。
【3641】
【3642】
実施例835、工程Aと同様の条件を使用して、メチル5-(2-メチル-4-((4
-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキシレート(中間体73)及びtert-ブチル(R)-3-アミノピペリジン-1-
カルボキシレートの代わりに、メチル5-(4-(3-((2-シアノフェノキシ)メチ
ル)フェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキシレート(中間体76)(1
87mg、0.33mmol)及び1-メチルピペリジン-4-アミン(76mg、0.
67mmol)を使用して、標記化合物を調製して、固体を得た(88mg、収率41%
)。MS(ESI):C36H32N6O4Sの質量計算値、644.8;m/z実測値
、645.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.
57-8.26(m,1H),8.19-8.08(m,1H),7.74-7.70(
m,1H),7.67-7.62(m,1H),7.49-7.44(m,1H),7.
33-7.26(m,2H),7.25-7.20(m,2H),7.11-7.04(
m,3H),6.97-6.92(m,1H),5.82-5.71(m,1H),5.
32(s,2H),3.75-3.68(m,1H),2.78-2.72(m,2H)
,2.17(s,3H),2.04-1.98(m,5H),1.82-1.76(m,
2H),1.59-1.51(m,2H)。
【3643】
実施例856:(E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)
ピペリジン-3-イル)-5-(4-(2-メトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド。
【3644】
【3645】
実施例877と同様の条件を使用して、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例889)の代わりに、
5-(4-(2-メトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピ
ペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド(実施例870)を使用して標記化合物を調製した。M
S(ESI):C35H32N6O5Sの質量計算値、648.7;m/z実測値、64
9.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD及びDMSO-d6の混
合物):δ 8.29(d,J=5.4Hz,1H),7.24-7.17(m,2H)
,7.16-7.11(m,1H),7.10-7.05(m,1H),7.00-6.
93(m,1H),6.90-6.85(m,1H),6.79-6.72(m,1H)
,6.52-6.44(m,1H),5.94(d,J=5.5Hz,1H),3.91
-3.86(m,1H),3.81(s,4H),3.75(s,3H),2.02(s
,3H),1.99-1.86(m,2H),1.84-1.75(m,1H),1.7
3-1.63(m,1H),1.55-1.47(m,1H),1.16-1.08(m
,2H),0.97-0.89(m,1H),0.85-0.76(m,1H)。
【3646】
実施例857:5-(4-(3-((2-シアノフェノキシ)メチル)フェノキシ)-
2-メチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-4-イル)--4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3647】
【3648】
実施例1の方法1、工程G~Iと同様の方法で、工程Gにおいて、4-オキソ-5-(
4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボン酸(中間体58)の代わりに、5-(4-(3-((2-
シアノフェノキシ)メチル)フェノキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中
間体75)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C35H30N6O4
Sの質量計算値、630.7;m/z実測値、631.3[M+H]+。1H NMR(
400MHz,DMSO-d6):δ 8.72-8.50(m,1H),8.31-8
.22(m,1H),8.21-8.13(m,1H),7.78-7.69(m,1H
),7.68-7.59(m,1H),7.54-7.42(m,1H),7.37-7
.19(m,4H),7.15-7.03(m,3H),7.00-6.92(m,1H
),5.80(d,J=5.4Hz,1H),5.32(s,2H),3.28-3.2
2(m,2H),3.01-2.89(m,2H),2.02(s,3H),2.00-
1.91(m,2H),1.79-1.56(m,2H)。
【3649】
実施例858:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルピペ
リジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3650】
【3651】
実施例920と同様の条件を使用して、4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボン酸(中間体58)の代わりに、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボン酸(中間体27)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C2
8H27N5O3Sの質量計算値、513.6;m/z実測値、514.2[M+H]+
。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.30-8.23(m,1H
),8.20-8.12(m,2H),7.47-7.38(m,2H),7.34-7
.28(m,1H),7.22-7.14(m,1H),7.13-7.02(m,3H
),6.98-6.91(m,1H),5.90(d,J=5.5Hz,1H),3.7
9-3.74(m,1H),2.91-2.84(m,2H),2.25(s,3H),
2.19-2.09(m,2H),2.03(s,3H),1.84-1.73(m,2
H),1.68-1.57(m,2H)。
【3652】
実施例859:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-5-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド。
【3653】
【3654】
実施例877と同様の条件を使用して、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例889)の代わりに、
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド(実施例869)を使用して、標記化合物を調製し、白色の固体
を得た。MS(ESI):C34H30N6O4Sの質量計算値、618.7;m/z実
測値、619.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.
31(d,J=5.6Hz,1H),7.42(d,J=8.5Hz,1H),7.37
-7.25(m,2H),7.11-7.04(m,2H),7.04-6.96(m,
3H),6.56-6.44(m,1H),6.05(d,J=5.5Hz,1H),4
.25-4.06(m,1H),4.05-3.92(m,2H),3.25-3.00
(m,2H),2.11(s,3H),2.07-1.94(m,2H),1.91-1
.82(m,1H),1.77-1.54(m,2H),1.22-1.13(m,2H
),0.98-0.90(m,1H),0.85-0.77(m,1H)。
【3655】
実施例860:(R)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(ピペリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド。
【3656】
【3657】
実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法で、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニ
トロトルエンの代わりに、4-フルオロニトロベンゼンを使用し、工程BにおいてFe、
EtOH/H2O、及びNH4Clの代わりにPd/C及びTHFを使用し、及び工程G
においてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-
カルボキシレート(中間体1)の代わりに、(R)-tert-ブチル3-アミノピペリ
ジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C2
6H23N5O3Sの質量計算値、485.6;m/z実測値、486.1[M+H]+
。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 9.58(s,1H),9.52(
s,1H),9.34(s,1H),8.14(d,J=5.5Hz,1H),7.42
-7.33(m,4H),7.27(dd,J=8.8,2.7Hz,1H),7.21
-7.04(m,5H),5.96(d,J=5.5Hz,1H),4.41(d,J=
9.5Hz,1H),3.60(d,J=1.0Hz,1H),3.19(s,4H),
2.04-1.95(m,2H)。
【3658】
実施例861:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(4-(3-((2-シアノフェノキシ)メチル)フ
ェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
【3659】
【3660】
実施例877と同様の条件を使用して、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミドの代わりに、(R)-5-(4
-(3-((2-シアノフェノキシ)メチル)フェノキシ)-2メチルフェニル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例78)を使用して、標記化合
物を調製した。MS(ESI):C42H35N7O5Sの質量計算値、749.9;m
/z実測値、750.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)
:δ 8.24-8.09(br,1H),7.74-7.68(m,1H),7.67
-7.60(m,1H),7.45(t,J=7.9Hz,1H),7.34-7.18
(m,4H),7.12-7.02(m,3H),6.98-6.91(m,1H),6
.62-6.53(m,1H),5.88-5.73(m,1H),5.30(s,2H
),3.90-3.76(m,2H),2.00(s,3H),1.97-1.87(m
,2H),1.85-1.71(m,2H),1.71-1.35(m,3H),1.1
4-1.07(m,2H),1.01-0.90(m,1H),0.88-0.75(m
,2H)。
【3661】
実施例862:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(4-メトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド。
【3662】
【3663】
実施例878、工程A~Bと同様の条件を使用して、工程Aにおいてtert-ブチル
-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチル(R)-3
-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して標記化合物を調製した。MS(E
SI):C29H28N6O4Sの質量計算値、556.6;m/z実測値、557.2
[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.28(s,
1H),8.30-8.26(m,1H),8.13-8.03(m,1H),7.30
-7.17(m,1H),7.04-6.95(m,1H),6.95-6.87(m,
1H),6.65-6.47(m,1H),5.88-5.84(m,1H),4.39
-4.07(br,1H),3.87-3.65(m,5H),3.07-2.76(m
,2H),2.03(s,3H),1.93-1.81(m,2H),1.80-1.7
3(m,1H),1.70-1.59(m,1H),1.52-1.40(m,1H),
1.16-1.08(m,2H),1.04-0.92(m,1H),0.88-0.7
8(m,1H)。
【3664】
実施例863:(S)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3665】
【3666】
方法1、工程Iと同様の条件を使用して、N-((3R,5R)-5-フルオロピペリ
ジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ドの代わりに、(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N
-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例912)を使用して、標記化合物を調製
した。MS(ESI):C30H27N5O4Sの質量計算値、553.6;m/z実測
値、554.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8
.92(d,J=7.4Hz,1H),7.97(d,J=5.5Hz,1H),7.4
4-7.36(m,2H),7.17-7.11(m,1H),7.11-7.03(m
,3H),6.99(d,J=2.4Hz,1H),6.91-6.85(m,1H),
6.71(br,1H),6.06-6.00(m,1H),5.70(s,1H),5
.64-5.58(m,1H),5.55(d,J=5.5Hz,1H),4.34-4
.17(m,1H),4.05-3.71(m,3H),3.10-2.93(m,1H
),2.82-2.68(m,1H),1.98(s,3H),1.80-1.71(m
,1H),1.66-1.56(m,1H),1.49-1.38(m,1H)。
【3667】
実施例864:(S)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3668】
【3669】
実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、tert-ブチル(S)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレートを
使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C29H25N5O4Sの質量計算
値、539.6;m/z実測値、540.5[M+H]+。1H NMR(400MHz
,DMSO-d6及びCD3ODの混合物):δ 8.32-8.24(m,1H),7
.42-7.35(m,2H),7.35-7.30(m,1H),7.18-7.11
(m,1H),7.10-7.01(m,3H),6.97-6.90(m,1H),6
.62-6.48(m,1H),6.21-6.11(m,1H),6.00-5.94
(m,1H),5.70-5.61(m,1H),4.58-4.44(m,1H),3
.75-3.67(m,1H),3.64-3.57(m,1H),3.56-3.39
(m,2H),2.26-2.08(m,1H),2.05(s,3H),2.03-1
.95(m,1H)。
【3670】
実施例865:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピ
ペリジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド。
【3671】
【3672】
実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、tert-ブチル4-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して
、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H25N5O3Sの質量計算値、49
9.6;m/z実測値、500.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMS
O-d6):δ 8.78-8.68(br,1H),8.32(s,1H),8.12
(d,J=5.3Hz,1H),7.46-7.37(m,2H),7.24-7.00
(m,6H),6.96-6.88(m,1H),5.72(d,J=5.5Hz,1H
),4.01-3.97(m,1H),3.26-3.21(m,2H),2.99-2
.87(m,2H),2.01(s,3H),1.99-1.92(m,2H),1.7
3-1.59(m,2H)。
【3673】
実施例866:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-
ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド。
【3674】
【3675】
実施例75のとおりに、(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869)及び3-ヒドロキシ
プロパン酸の代わりに、(R)-5-(*S)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例98)及び(E)-
2-シアノ-4,4-ジメチル-ペンタ-2-エン酸又は(E)-2-シアノ-4,4-
ジメチルペンタ-2-エン酸(中間体44)を使用して、標記化合物を調製した。MS(
ESI):C35H34N6O4Sの質量計算値、634.7;m/z実測値、635.
4[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.34-8.28
(m,1H),7.43-7.36(m,2H),7.34-7.27(m,1H),7
.20-7.12(m,1H),7.10-7.02(m,3H),7.00-6.94
(m,1H),6.84(s,1H),6.08-6.03(m,1H),4.46-3
.80(m,3H),3.50-2.84(m,2H),2.17-1.99(m,4H
),1.97-1.85(m,1H),1.82-1.71(m,1H),1.71-1
.57(m,1H),1.26(s,9H)。
【3676】
実施例867:(R,E)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-N-(1-(4-ピロリジン-1-イル)ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル
)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド。
【3677】
【3678】
無水DMF(5.0mL)中の(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5.0-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869)(500
mg、1.00mmol)及び(E)-4-(ピロリジン-1-イル)ブタ-2-エン酸
(776mg、2.00mmol)の溶液に、HATU(760mg、2.00mmol
)及びDIPEA(390mg、3.00mmol)を添加し、室温で30分間撹拌した
。反応物をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体とし
て得た(78mg、12%)。MS(ESI):C35H36N6O4Sの質量計算値、
636.8;m/z実測値、637.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,C
DCl3):δ 8.38-8.29(m,1H),7.43-7.34(m,2H),
7.21-7.12(m,2H),7.12-7.06(m,2H),7.01-6.9
9(m,1H),6.98-6.82(m,2H),6.53-6.43(m,1H),
6.03-5.95(m,1H),4.15-3.33(m,5H),3.33-3.2
5(m,2H),2.70-2.47(m,4H),2.14-2.10(m,3H),
2.09-1.82(m,4H),1.81-1.76(m,4H)。
【3679】
実施例868:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-
ノイル)ピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド。
【3680】
【3681】
実施例104と同様の条件を使用して、3-メチルスルホニルプロパン酸の代わりに、
(E)-2-シアノ-4,4-ジメチル-ペンタ-2-エン酸(中間体44)を使用して
、標記化合物を調製して、黄色の固体を得た。MS(ESI):C34H32N6O4S
の質量計算値、620.7;m/z実測値、621.2[M+H]+。1H NMR(4
00MHz,DMSO-d6):δ 10.31-10.21(m,1H),8.41-
8.31(m,2H),7.49-7.42(m,2H),7.39(d,J=8.6H
z,1H),7.24-7.18(m,1H),7.16-7.08(m,3H),7.
04-6.96(m,2H),6.00(d,J=5.5Hz,1H),4.60-4.
41(m,1H),3.90-3.42(m,4H),2.25-2.14(m,1H)
,2.10-1.98(m,4H),1.27-1.21(m,9H)。
【3682】
実施例27:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N
-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3683】
【3684】
実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、tert-ブチル(R)-3-アミノピロリジン-1-カルボキシレートを
使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H25N5O3Sの質量計算
値、499.2;m/z実測値、500.0[M+H]+。1H NMR(400MHz
,DMSO-d6):δ 8.60(s,1H),8.07(d,J=5.2Hz,1H
),7.42-7.38(m,2H),7.16-7.13(m,2H),7.11-7
.06(m,3H),7.01-6.99(m,1H),6.93-6.88(m,1H
),5.70-5.64(m,1H),3.95-3.87(br,1H),3.16-
3.10(m,1H),2.91-2.87(m,2H),2.64-2.53(m,2
H),1.99(s,3H),1.91-1.88(m,1H),1.76-1.70(
m,1H),1.55-1.45(m,2H)。
【3685】
実施例870:5-(4-2-メトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3686】
【3687】
実施例1の方法1、工程G~Iと同様の方法で、5-(2-メチル-4-フェノキシフ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボン酸(中間体27)の代わりに、5-(4-(2-メトキシフェ
ノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体67)を使用し、及びte
rt-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレ
ート(中間体1)の代わりに、tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキシ
レートを使用して、標記化合物を調製して、黄色の固体として標記生成物を得た。MS(
ESI):C28H27N5O4Sの質量計算値、529.6;m/z実測値、530.
1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD及びDMSO-d6の混合物
):δ 8.23-8.10(m,1H),7.21-7.16(m,1H),7.15
-7.09(m,2H),7.09-7.04(m,1H),6.99-6.92(m,
1H),6.90-6.82(m,1H),6.78-6.66(m,1H),5.84
-5.74(m,1H),4.05-4.01(m,1H),3.76(s,3H),3
.20-3.17(m,1H),3.02-2.94(m,1H),2.75-2.63
(m,2H),2.00(s,3H),1.96-1.88(m,1H),1.84-1
.76(m,1H),1.66-1.54(m,2H)。
【3688】
実施例871:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
N-(1-プロピオニルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3689】
【3690】
実施例75と同様の条件を使用して、3-ヒドロキシプロパン酸の代わりに、プロピオ
ン酸を使用して、標記化合物を調製して、黄色の固体を得た。MS(ESI):C30H
29N5O4Sの質量計算値、555.7;m/z実測値、556.2[M+H]+。1
H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.90(s,1H),7.97(
d,J=5.1Hz,1H),7.43-7.35(m,2H),7.17-7.11(
m,1H),7.11-7.03(m,3H),6.99(s,1H),6.88(d,
J=6.9Hz,1H),5.70(s,1H),5.55(d,J=5.1Hz,1H
),4.21-3.97(m,1H),3.92-3.58(m,2H),3.08-2
.97(m,1H),2.77-2.69(m,1H),2.32-2.27(m,2H
),1.97(s,3H),1.78-1.55(m,2H),1.50-1.32(m
,2H),1.01-0.91(m,3H)。
【3691】
実施例872:N-(1-シアノピペリジン-4-イル)-5-(2-メチル-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3692】
【3693】
実施例890と同様の条件を使用して、-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル
)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例889)の代わりに
、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-4-
イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド(実施例865)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI)
:C28H24N6O3Sの質量計算値、524.6;m/z実測値、525.2[M+
H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.15(s,1H)
,8.35-8.31(m,1H),8.06-8.01(m,1H),7.46-7.
39(m,2H),7.38-7.34(m,1H),7.21-7.15(m,1H)
,7.13-7.06(m,3H),6.99-6.94(m,1H),5.99-5.
95(m,1H),3.97-3.90(m,1H),3.44-3.36(m,2H)
,3.17-3.10(m,2H),2.05(s,3H),1.86-1.78(m,
2H),1.74-1.66(m,2H)。
【3694】
実施例873:(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メ
チルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3695】
【3696】
実施例930と同様の条件を使用して、(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフ
ェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例912)の代
わりに、(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピ
ロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869)を使用して、標記化合物を調製し、黄
色の固体を得た。MS(ESI):C28H27N5O3Sの質量計算値、513.6;
m/z実測値、514.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6
):δ 8.74(d,J=7.0Hz,1H),7.98(d,J=5.5Hz,1H
),7.45-7.35(m,2H),7.17-7.11(m,1H),7.10-7
.03(m,3H),7.02-6.97(m,1H),6.91-6.85(m,1H
),5.55(d,J=5.5Hz,1H),3.94-3.83(m,1H),2.7
7-2.72(m,1H),2.54-2.50(m,1H),2.13(s,3H),
1.98(s,3H),1.88-1.80(m,2H),1.71-1.62(m,1
H),1.54-1.46(m,1H),1.27-1.17(m,2H)。
【3697】
実施例28:(R)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-3-イル)-5
-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3698】
【3699】
実施例181と同様の条件を使用して、(R)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフ
ェニル)-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例860)の代わりに、(R
)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3
-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド(実施例869)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI
):C30H26N6O4Sの質量計算値、566.2;m/z実測値、567.2[M
+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 9.16-9.09(
m,1H),8.97-8.91(m,1H),7.98(d,J=5.5Hz,1H)
,7.44-7.36(m,2H),7.16-7.12(m,1H),7.12-7.
04(m,3H),6.99(d,J=2.4Hz,1H),6.91-6.85(m,
1H),5.56(d,J=5.5Hz,1H),4.29-4.13(m,1H),4
.11-4.00(m,1H),3.97-3.59(m,3H),3.14(s,2H
),1.98(s,3H),1.86-1.82(m,1H),1.70-1.63(m
,1H),1.53-1.50(m,1H),1.45-1.39(m,1H)。
【3700】
実施例875:(E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)
ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-5-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド。
【3701】
【3702】
工程A:5-(2-メチル-5-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程Gと同様の方法で、5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体27)の代わりに、5-(2
-メチル-5-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体64)を使用して、標
記化合物を調製した。
【3703】
工程B:5-(2-メチル-5-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド。実施例877と同様の条件を使用して、5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実
施例889)の代わりに、5-(2-メチル-5-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミドを使用して、標記化合物を調製した。MS(E
SI):C34H30N6O4Sの質量計算値、618.7;m/z実測値、619.3
[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.30(d,J=5
.5Hz,1H),7.42(d,J=8.5Hz,1H),7.36-7.27(m,
2H),7.13-7.04(m,2H),7.04-7.97(m,3H),6.58
-6.46(m,1H),6.04(d,J=5.5Hz,1H),4.26-4.08
(m,1H),4.06-3.92(m,2H),3.25-2.99(m,2H),2
.11(s,3H),2.08-1.95(m,2H),1.91-1.83(m,1H
),1.79-1.69(m,1H),1.66-1.56(m,1H),1.24-1
.13(m,2H),0.99-0.91(m,1H),0.88-0.78(m,1H
)。
【3704】
実施例876:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-((
R)-1-((R)-ピロリジン-2-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
。
【3705】
【3706】
実施例75と同様の条件を使用して、3-ヒドロキシプロパン酸の代わりに(R)-1
-(tert-ブトキシカルボニル)ピロリジン-2-カルボン酸を使用して標記化合物
を調製して、(R)-tert-ブチル2-((R)-3-(5-(2-メチル-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボニル)ピロリジン
-1-カルボキシレートを得た。次に、この生成物を方法1、工程Hのものと同様の条件
に供して、標記化合物を得た。MS(ESI):C32H32N6O4Sの質量計算値、
596.7;m/z実測値、597.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,C
D3OD):δ 8.37-8.28(m,1H),7.45-7.36(m,2H),
7.33-7.27(m,1H),7.21-7.13(m,1H),7.12-7.0
4(m,3H),7.02-6.93(m,1H),6.11-6.03(m,1H),
4.69-4.35(m,2H),4.04-3.71(m,2H),3.49-3.3
3(m,2H),3.26-3.02(m,1H),2.99-2.75(m,1H),
2.59-2.37(m,1H),2.15-1.59(m,10H)。
【3707】
実施例877:(E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)
ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド。
【3708】
【3709】
75と同様の条件を使用して、(R)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)
-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例860)の代わりに、5-(2-メ
チル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド(実施例889)及び(E)-2-シアノ-3-シクロプロピルプロパ-2-エン酸(
中間体17)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C34H30N6O
4Sの質量計算値、618.7;m/z実測値、619.2[M+H]+。1H NMR
(400MHz,CD3OD及びDMSO-d6の混合物):δ 8.32(d,J=5
.5Hz,1H),7.43-7.35(m,2H),7.34-7.28(m,1H)
,7.19-7.12(m,1H),7.10-7.02(m,3H),6.97-6.
92(m,1H),6.54-6.46(m,1H),6.00(d,J=5.5Hz,
1H),4.00-3.94(m,1H),3.91-3.83(m,2H),3.06
-2.94(m,2H),2.06(s,3H),1.96-1.88(m,2H),1
.84-1.76(m,1H),1.72-1.64(m,1H),1.55-1.45
(m,1H),1.17-1.09(m,2H),1.01-0.90(m,1H),0
.85-0.77(m,1H)。
【3710】
実施例878:(E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)
ピペリジン-3-イル)-5-(4-メトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド。
【3711】
【3712】
工程A:5-(4-メトキシフェノキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N-(
ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド(中間体66)。実施例1の方法1、工程Gと同様の
方法で、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体27
)及びtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カ
ルボキシレートの代わりに、5-(4-メトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
ン酸(中間体55)及びtert-ブチル-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレー
トを使用して、標記化合物を調製した。
【3713】
工程B:(E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリ
ジン-3-イル)-5-(4-メトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
。実施例877と同様の条件を使用して、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例889)の代わりに、
5-(4-メトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル
)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド(中間体66)を使用して、標記化合物を調製し、白色の固体を得た。MS
(ESI):C29H28N6O4Sの質量計算値、556.6;m/z実測値、557
.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD及びDMSO-d6の混合
物):δ 8.25(d,J=5.2Hz,1H),7.21-7.14(m,1H),
6.98-6.91(m,1H),6.91-6.84(m,1H),6.50-6.4
0(m,1H),5.91(d,J=5.4Hz,1H),4.04-3.97(m,2
H),3.94-3.84(m,2H),3.77(s,3H),3.06-2.95(
m,1H),2.04(s,3H),1.99-1.85(m,2H),1.84-1.
75(m,1H),1.74-1.61(m,1H),1.57-1.45(m,1H)
,1.17-1.06(m,2H),0.98-0.86(m,1H),0.84-0.
72(m,1H)。
【3714】
実施例879:(S)-N-(1-ホルミルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3715】
【3716】
実施例897の工程A~Bを使用して、工程Aにおいてtert-ブチル3-アミノピ
ペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、tert-ブチル(S)-3-アミノピペ
リジン-1-カルボキシレートを使用し、(E)-2-シアノ-4,4-ジメチルペンタ
-2-エン酸の代わりにギ酸を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C2
8H25N5O4Sの質量計算値、527.6;m/z実測値、528.3[M+H]+
。1H NMR(400MHz,DMSO-d6及びCD3ODの混合物):d 8.3
2-8.28(m,1H),8.01-7.95(m,1H),7.43-7.35(m
,2H),7.33-7.28(m,1H),7.18-7.12(m,1H),7.1
0-7.02(m,3H),6.97-6.90(m,1H),6.00-5.95(m
,1H),3.88-3.74(m,3H),3.09-2.94(m,1H),2.7
3-2.60(m,1H),2.06(s,3H),2.00-1.91(m,1H),
1.82-1.71(m,1H),1.71-1.69(m,1H),1.51-1.3
9(m,1H)。
【3717】
実施例880:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-
ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド。
【3718】
【3719】
実施例921と同様の条件を使用して、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例865)の代わりに、
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド(実施例869)を使用して、標記化合物を調製し、明黄色の固
体を得た。MS(ESI):C35H34N6O4Sの質量計算値、634.8;m/z
実測値、635.3[M+H]+。1HNMR(400MHz,DMSO-d6及びCD
3ODの混合物):δ 8.30-8.26(m,1H),7.41-7.34(m,2
H),7.32-7.26(m,1H),7.16-7.10(m,1H),7.08-
7.00(m,3H),6.95-6.89(m,1H),6.78-6.74(m,1
H),5.97-5.92(m,1H),3.93-3.77(m,3H),3.13-
3.07(m,2H),2.03(s,3H),1.96-1.87(m,1H),1.
83-1.74(m,1H),1.72-1.62(m,1H),1.56-1.43(
m,1H),1.22-1.12(m,9H)。
【3720】
実施例881:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3721】
【3722】
工程A:メチル3-アミノ-4-((4-ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)アミ
ノ)チエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレート。ジオキサン(30mL)中
の4-(ピリジン-2-イルオキシ)アニリン(3.00g、16.1mmol)及び2
-クロロ-4-ヨードピリジン-3-カルボニトリル(5.539g、20.94mmo
l)の溶液に、DPEphos(1.735g、3.221mmol)、Pd(OAc)
2(0.362g、1.61mmol)、及びCs2CO3(10.498g、32.2
22mmol)をN2雰囲気下で添加し、100℃で4時間撹拌した。4時間後、メチル
2-メルカプト酢酸(2.565g、24.17mmol)を添加し、反応物を100℃
で終夜撹拌した。この混合物を濾過して固体を除去し、濾液を濃縮乾固させた。撹拌しな
がらMeOHを残渣に添加し、形成された沈殿物を濾過した。沈殿物をEtOAcに添加
し、撹拌し、濾過し、真空下で乾燥させ、標記化合物を灰色の固体として得た(2.7g
、収率43%)。
【3723】
工程B:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-
(4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程E
~Iと同様の方法で、工程Eにおいて、メチル3-アミノ-4-(2-メチル-4-フェ
ニノキシアニリノ)チエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキシレートの代わりにメ
チル3-アミノ-4-(4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)チエノ[2,3-
b]ピリジン-2-カルボキシレートを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R
,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の
代わりに、1-[(3R)-3-アミノピロリジン-1-イル]プロパ-2-エン-1-
オン(中間体5)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H22N
6O4Sの質量計算値、526.6;m/z実測値、527.1[M+H]+。1H N
MR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.22(s,1H),8.53-8.
37(m,1H),8.32(d,J=5.5Hz,1H),8.27-8.18(m,
1H),7.97-7.86(m,1H),7.53-7.42(m,2H),7.38
-7.28(m,2H),7.24-7.17(m,1H),7.16-7.09(m,
1H),6.66-6.53(m,1H),6.19-6.11(m,1H),6.04
(d,J=5.5Hz,1H),5.72-5.62(m,1H),4.59-4.41
(m,1H),3.92-3.38(m,4H),2.26-1.93(m,2H)。
【3724】
実施例882:N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3725】
【3726】
実施例181と同様の条件を使用して、(R)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフ
ェニル)-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例860)の代わりに、5-
(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド(実施例889)を使用して、標記化合物を調製し、白色の固体を得た。MS
(ESI):C30H26N6O4Sの質量計算値、566.6;m/z実測値、567
.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.17(
s,1H),8.30(d,J=5.4Hz,1H),8.11-8.06(m,1H)
,7.45-7.41(m,2H),7.35(d,J=8.5Hz,1H),7.20
-7.16(m,1H),7.11-7.07(m,3H),6.98-6.95(m,
1H),5.94(d,J=5.3Hz,1H),4.33-4.02(m,1H),4
.01-3.96(m,2H),3.85-3.76(m,1H),3.69-3.55
(m,1H),3.10-2.94(m,1H),2.79-2.62(m,1H),2
.05(s,3H),1.93-1.90(m,1H),1.75-1.70(m,1H
),1.63-1.54(m,1H),1.45-1.38(m,1H)。
【3727】
実施例883:N-(1-シアノピペリジン-3-イル)-5-(4-(2-メトキシ
フェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3728】
【3729】
実施例890と同様の条件を使用して、(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフ
ェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869)の代
わりに、5-(4-(2-メトキシフェニル)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N
-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例870)を使用して、標記化合物を調製
し、明黄色の固体を得た。MS(ESI):C29H26N6O4Sの質量計算値、55
4.6;m/z実測値、555.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3
OD及びDMSO-d6の混合物):δ 8.28(d,J=5.2Hz,1H),7.
23-7.16(m,2H),7.15-7.04(m,2H),7.01-6.92(
m,1H),6.87(s,1H),6.79-6.73(m,1H),5.94(d,
J=5.3Hz,1H),4.01-3.88(m,1H),3.75(s,3H),3
.48-3.40(m,1H),3.30-3.23(m,1H),3.00-2.88
(m,2H),2.02(s,3H),1.94-1.86(m,1H),1.82-1
.74(m,1H),1.70-1.61(m,1H),1.60-1.50(m,1H
)。
【3730】
実施例884:N-(1-シアノピペリジン-4-イル)-5-(4-(2-メトキシ
フェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3731】
【3732】
実施例890と同様の条件を使用して、(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフ
ェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869)の代
わりに、5-(4-(2-メトキシフェニル)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N
-(ピペリジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例917)を使用して、標記化合物を調製
し、明黄色の固体を得た。MS(ESI):C29H26N6O4Sの質量計算値、55
4.6;m/z実測値、555.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMS
O-d6):δ 10.12(s,1H),8.31(d,J=5.4Hz,1H),8
.08-7.98(m,1H),7.28-7.17(m,3H),7.16-7.08
(m,1H),7.04-6.95(m,1H),6.92-6.88(m,1H),6
.81-6.72(m,1H),5.90(d,J=5.4Hz,1H),3.98-3
.88(m,1H),3.76(s,3H),3.43-3.35(m,2H),3.1
6-3.06(m,2H),2.01(s,3H),1.85-1.75(m,2H),
1.74-1.61(m,2H)。
【3733】
実施例885:(R)-N-(1-ホルミルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチ
ル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3734】
【3735】
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド(実施例869)をギ酸で処理し、混合物を室温で5時間撹拌
した。混合物をISCO(MeOH/H2O)で精製した。MS(ESI):C28H2
5N5O4Sの質量計算値、527.6;m/z実測値、528.3[M+H]+。1H
NMR(400MHz,DMSO-d6及びCD3ODの混合物):δ 8.27-8
.21(m,1H),7.98-7.90(m,1H),7.39-7.31(m,2H
),7.28-7.21(m,1H),7.14-7.07(m,1H),7.05-6
.97(m,3H),6.93-6.86(m,1H),5.94-5.88(m,1H
),3.82-3.68(m,2H),3.14-3.08(m,1H),3.05-2
.92(m,1H),2.72-2.60(m,1H),2.02(s,3H),1.9
6-1.87(m,1H),1.78-1.67(m,1H),1.67-1.65(m
,1H),1.47-1.35(m,1H)。
【3736】
実施例886:(E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)
ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(o-トリル)-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3737】
【3738】
工程A:4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(o-トリル)-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
(中間体61)。実施例1の方法1、工程G~Hと同様の方法で、5-(2-メチル-4
-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体27)及びtert-ブチル(3R
,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、4
-オキソ-5-(o-トリル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体54)及びtert-ブチル-3-アミノ
ピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。
【3739】
工程B:(E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)ピペリ
ジン-3-イル)-4-オキソ-5-(o-トリル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例877と同様の
条件を使用して、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピ
ペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド(実施例889)の代わりに、4-オキソ--N-(ピ
ペリジン-3-イル)-5-(o-トリル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(中間体61)を使用して、標記
化合物を調製し、白色の固体を得た。MS(ESI):C28H26N6O3Sの質量計
算値、526.6;m/z実測値、527.4[M+H]+。1H NMR(400MH
z,CD3OD及びDMSO-d6の混合物):δ 8.27(d,J=4.7Hz,1
H),7.57-7.23(m,4H),6.57-6.41(m,1H),5.86(
d,J=4.5Hz,1H),3.93-3.83(m,2H),3.82-3.72(
m,1H),3.11-2.87(m,2H),2.10(s,3H),2.01-1.
88(m,2H),1.85-1.76(m,1H),1.74-1.62(m,1H)
,1.59-1.46(m,1H),1.19-1.05(m,2H),1.00-0.
89(m,1H),0.86-0.73(m,1H)。
【3740】
実施例887:(S)-N-(1-シアノピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル
-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3741】
【3742】
実施例890と同様の条件を使用して、(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフ
ェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869)の代
わりに、(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピ
ペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド(実施例912)を使用して、標記化合物を調製し、明
黄色の固体を得た。MS(ESI):C28H24N6O3Sの質量計算値、524.6
;m/z実測値、525.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d
6及びCD3ODの混合物):δ 8.34-8.30(m,1H),7.44-7.3
7(m,2H),7.35-7.30(m,1H),7.20-7.13(m,1H),
7.12-7.03(m,3H),6.99-6.92(m,1H),6.01-5.9
6(m,1H),4.02-3.94(m,1H),3.47-3.40(m,1H),
3.33-3.24(m,1H),3.01-2.91(m,2H),2.06(s,3
H),1.95-1.84(m,1H),1.83-1.74(m,1H),1.70-
1.50(m,2H)。
【3743】
実施例888:(R)-N-(1-アセチルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5
-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3744】
【3745】
実施例1の方法1、工程Iと同様の方法で、N-((3R,5R)-5-フルオロピペ
リジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミドの代わりに、(R)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(ピロリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド(実施例911)を使用し、プロペ-2-エノイルクロリド
の代わりにアセチルクロリドを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C2
7H23N5O4Sの質量計算値、513.6;m/z実測値、514.2[M+H]+
。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.11(s,1H),8.
41-8.15(m,2H),7.52-7.34(m,4H),7.25-7.01(
m,5H),6.05(dd,J=5.4,1.9Hz,1H),4.50-4.37(
m,1H),3.77-3.71(m,1H),3.59-3.54(m,1H),3.
49-3.41(m,2H),2.23-1.96(m,2H),1.92(d,J=5
.0Hz,3H)。
【3746】
実施例889:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピ
ペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド。
【3747】
【3748】
実施例1の方法1、工程G~Hと同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(
3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1
)の代わりに、tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用し
、工程Hにおいて、HCl水溶液の代わりに2,2,2-トリフルオロ酢酸を使用して、
標記化合物を調製して、白色の固体を単離した。MS(ESI):C27H25N5O3
Sの質量計算値、499.6;m/z実測値、500.1[M+H]+。1H NMR(
400MHz,CD3OD):δ 8.27-8.15(br,1H),7.37-7.
33(m,2H),7.21-7.19(m,1H),7.13-7.09(m,1H)
,7.06-6.99(m,3H),6.94-6.91(m,1H),5.96-5.
88(m,1H),4.15-4.09(m,1H),3.29-3.26(m,1H)
,3.05-3.02(m,1H),2.83-2.76(m,2H),2.07(s,
3H),2.03-1.97(m,1H),1.93-1.83(m,1H),1.72
-1.64(m,2H)。
【3749】
実施例890:N-(1-シアノピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フ
ェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3750】
【3751】
DCM中の5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド(実施例889)、DIEAの混合物に、0℃でシアン化ブ
ロマイドを添加した後、室温で2時間撹拌した。混合物を濃縮し、DCM/MeOHで溶
離するISCOで精製して標記生成物を得た。MS(ESI):C28H24N6O3S
の質量計算値、524.6;m/z実測値、525.2[M+H]+。1H NMR(4
00MHz,CD3OD及びDMSO-d6の混合物):δ 8.26(d,J=5.5
Hz,1H),7.38-7.31(m,2H),7.28-7.24(m,1H),7
.14-7.08(m,1H),7.06-6.98(m,3H),6.93-6.87
(m,1H),5.96(d,J=5.5Hz,1H),4.01-3.97(m,1H
),3.47-3.40(m,1H),3.29-3.21(m,1H),2.99-2
.87(m,2H),2.03(s,3H),1.92-1.85(m,1H),1.8
0-1.72(m,1H),1.69-1.59(m,1H),1.56-1.48(m
,1H)。
【3752】
実施例891:(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
N-(1-プロピオニルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-
3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3753】
【3754】
実施例75と同様の条件を使用して、(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェ
ニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869)及び3
-ヒドロキシプロパン酸の代わりに、(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニ
ル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例912)及びプロ
ピオン酸を使用して、標記化合物を調製し、白色の固体を得た。MS(ESI):C30
H29N5O4Sの質量計算値、555.7;m/z実測値、556.2[M+H]+。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.18(br,1H),8.
43-8.33(m,1H),8.21-8.15(br,1H),7.42-7.38
(m,2H),7.26-7.24(m,1H),7.17-7.03(m,4H),6
.93-6.91(m,1H),5.82-5.76(br,1H),4.36-4.0
4(m,1H),3.88-3.67(m,2H),3.05-2.91(m,1H),
2.77-2.55(m,1H),2.37-2.22(m,2H),2.01(s,3
H),1.91-1.85(m,1H),1.79-1.53(m,2H),1.47-
1.30(m,1H),1.04-0.90(m,3H)。
【3755】
実施例892:(S)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-3-イル)-
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3756】
【3757】
実施例75と同様の条件を使用して、(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェ
ニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869)及び3
-ヒドロキシプロパン酸の代わりに、(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニ
ル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例912)及び2-
シアノ酢酸を使用して、標記化合物を調製し、白色の固体を得た。MS(ESI):C3
0H26N6O4Sの質量計算値、566.6;m/z実測値、567.2[M+H]+
。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.78-8.69(m,1H
),8.09(d,J=5.4Hz,1H),7.43-7.37(m,2H),7.1
9-7.13(m,2H),7.11-7.05(m,2H),7.01(d,J=2.
4Hz,1H),6.91(d,J=8.5Hz,1H),5.70-5.66(m,1
H),4.22-4.07(m,1H),4.05-3.98(m,1H),4.01-
3.94(m,1H),3.86-3.78(m,1H),3.66-3.41(m,1
H),3.14(s,2H),3.10-2.97(m,1H),2.01(s,3H)
,1.91-1.82(m,1H),1.71-1.63(m,1H),1.59-1.
49(m,1H)。
【3758】
実施例893:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-((
R)-1-((S)-ピロリジン-2-カルボニル)ピペリジン-3-イル)-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
。
【3759】
【3760】
実施例75と同様の条件を使用して、3-ヒドロキシプロパン酸の代わりに、(S)-
1-(tert-ブトキシカルボニル)ピロリジン-2-カルボン酸を使用して、標記化
合物を調製して、黄色の固体を得た。MS(ESI):C32H32N6O4Sの質量計
算値、596.7;m/z実測値、597.2[M+H]+。1H NMR(400MH
z,CD3OD):δ 8.34-8.28(m,1H),7.44-7.35(m,2
H),7.32-7.25(m,1H),7.20-7.13(m,1H),7.10-
7.02(m,3H),7.00-6.93(m,1H),6.08-6.02(m,1
H),4.71-4.64(m,1H),4.51-4.26(m,1H),4.09-
3.76(m,2H),3.47-3.33(m,2H),3.22-3.06(m,1
H),2.95-2.87(m,1H),2.58-1.47(m,11H)。
【3761】
実施例894:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-
(3-((2-シアノフェノキシ)メチル(フェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド。
【3762】
【3763】
実施例1の方法1、工程G~Iと同様の方法で、工程Gにおいて、5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体27)及びtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、5-(4-(3-((2-シアノフェノキシ)メチル)-2-メチルフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボン酸(中間体75)及びtert-ブチル(R)-3-アミノピペリ
ジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C3
8H32N6O5Sの質量計算値、684.8;m/z実測値、685.2[M+H]+
。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.30(br,1H),8
.49-8.13(m,2H),7.74-7.67(m,1H),7.66-7.61
(m,1H),7.49-7.42(m,1H),7.35-7.23(m,3H),7
.23-7.19(m,1H),7.10-7.03(m,3H),6.99-6.92
(m,1H),6.82-6.67(m,1H),6.10-6.01(m,1H),5
.95-5.86(m,1H),5.68-5.60(m,1H),5.31(s,2H
),4.45-4.11(m,1H),4.05-3.87(m,1H),3.82-3
.68(m,1H),3.11-2.91(m,1H),2.82-2.61(m,1H
),2.01(s,3H),1.94-1.88(m,1H),1.78-1.58(m
,2H),1.43-1.35(m,1H)。
【3764】
実施例895:(S,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-((4-(トリフルオロメチル)
ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3765】
【3766】
実施例835、工程A~Bと同様の条件を使用して、tert-ブチル-(R)-3-
アミノピペリジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチル(S)-3-アミ
ノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して標記化合物を調製した。MS(ESI)
:C35H29F3N8O4Sの質量計算値、714.7;m/z実測値、715.4[
M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 11.35(s,1
H),10.98-10.02(br,1H),8.66(d,J=5.1Hz,1H)
,8.53(s,1H),8.30(d,J=5.4Hz,1H),8.25-8.07
(m,2H),8.02(d,J=8.1Hz,1H),7.65-7.39(m,2H
),6.62-6.52(m,1H),5.88(d,J=5.4Hz,1H),4.4
0-3.97(m,1H),3.95-3.70(m,2H),3.17-2.72(m
,2H),2.17(s,3H),2.04-1.73(m,3H),1.72-1.5
6(m,1H),1.55-1.32(m,1H),1.22-1.09(m,2H),
1.01-0.70(m,2H)。
【3767】
実施例896:(E)-N-(1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-ノイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(4-(2-メトキシフェノキシ)-2-メチルフェ
ニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド。
【3768】
【3769】
実施例398、工程Cと同様の条件を使用して、(R)-tert-ブチル-3-(5
-(*R)-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリ
ジン-1-カルボキシレートの代わりに、5-(4-(2-メトキシフェノキシ)-2-
メチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例87
0)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C36H36N6O5Sの質
量計算値、664.8;m/z実測値、665.2[M+H]+。1H NMR(400
MHz,CD3OD及びDMSO-d6の混合物):δ 8.28(d,J=5.5Hz
,1H),7.24-7.16(m,2H),7.15-7.11(m,1H),7.0
9-7.05(m,1H),7.00-6.93(m,1H),6.90-6.85(m
,1H),6.80-6.71(m,2H),5.93(d,J=5.5Hz,1H),
3.92-3.80(m,5H),3.75(s,3H),2.07-1.91(m,4
H),1.86-1.76(m,1H),1.74-1.61(m,1H),1.58-
1.45(m,1H),1.25-1.15(m,9H)。
【3770】
実施例897:(E)-N-(1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-ノイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド。
【3771】
【3772】
実施例398、工程Dと同様の条件を使用して、(R)-5-(*R)-(2-メチル
-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(
実施例300)の代わりに、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ
-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例889)を使用して、標記化合物(
濃灰色の固体)を調製した。MS(ESI):C35H34N6O4Sの質量計算値、6
34.8;m/z実測値、635.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,DM
SO-d6):δ 8.34(d,J=5.4Hz,1H),8.17-8.12(m,
1H),7.49-7.42(m,2H),7.39-7.35(m,1H),7.24
-7.18(m,1H),7.16-7.08(m,3H),7.02-6.96(m,
1H),6.88-6.84(m,1H),5.98(d,J=5.4Hz,1H),3
.94-3.85(m,2H),3.41-3.36(m,2H),3.15-3.05
(m,1H),2.07(s,3H),2.01-1.93(m,1H),1.84-1
.78(m,1H),1.76-1.66(m,1H),1.58-1.50(m,1H
),1.25-1.21(m,9H)。
【3773】
実施例898:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メチルピペ
リジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3774】
【3775】
実施例1の方法1、工程Gと同様の方法で、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,
5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、1-
メチルピペリジン-3-アミンを使用して、白色の固体として標記化合物を調製した。M
S(ESI):C28H27N5O3Sの質量計算値、513.6;m/z実測値、51
4.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.26(d,
J=5.6Hz,1H),7.39-7.31(m,2H),7.24(d,J=8.6
Hz,1H),7.14-7.10(m,1H),7.07-6.99(m,3H),6
.95-6.92(m,1H),6.00(d,J=5.6Hz,1H),4.15-4
.10(m,1H),2.92-2.90(m,1H),2.71-2.68(m,1H
),2.32(s,3H),2.24-2.18(m,2H),2.08(s,3H),
1.88-1.75(m,2H),1.68-1.64(m,1H),1.53-1.4
3(m,1H)。
【3776】
実施例899:(S,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド。
【3777】
【3778】
実施例877と同様の条件を使用して、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例889)の代わりに、
(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド(実施例912)を使用して、標記化合物を調製し、濃灰色の固
体を得た。MS(ESI):C34H30N6O4Sの質量計算値、618.7;m/z
実測値、619.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD及びDMS
O-d6の混合物):δ 8.30-8.26(m,1H),7.39-7.33(m,
2H),7.29-7.24(m,1H),7.15-7.09(m,1H),7.08
-7.00(m,3H),6.94-6.89(m,1H),6.49-6.43(m,
1H),6.00-5.96(m,1H),4.14-4.10(m,1H),3.96
-3.83(m,2H),3.11-2.92(m,2H),2.05(s,3H),1
.98-1.86(m,2H),1.82-1.75(m,1H),1.72-1.62
(m,1H),1.57-1.46(m,1H),1.16-1.08(m,2H),0
.95-0.87(m,1H),0.82-0.73(m,1H)。
【3779】
実施例900:(R,E)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-N-(1-(4-ピペリジン-1-イル)ブテ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル
)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド。
【3780】
【3781】
実施例75と同様の条件を使用して、3-ヒドロキシプロパン酸の代わりに(E)-4
-(ピペリジンー1-イル)ブタ-2-酸を使用して、標記化合物を調製した。MS(E
SI):C36H38N6O4Sの質量計算値、650.8;m/z実測値、651.3
[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.24(br
,1H),8.40-8.32(m,1H),8.25-8.09(m,1H),7.4
9-7.42(m,2H),7.42-7.35(m,1H),7.24-7.18(m
,1H),7.16-7.08(m,3H),7.02-6.97(m,1H),6.9
7-6.77(m,1H),6.75-6.61(m,1H),6.03-5.97(m
,1H),4.50-4.15(m,1H),4.05-3.96(m,1H),3.8
9-3.67(m,3H),3.27-2.61(m,6H),2.07(s,3H),
1.98-1.92(m,1H),1.86-1.56(m,7H),1.51-1.3
5(m,2H)。
【3782】
実施例901:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-3-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド。
【3783】
【3784】
実施例877と同様の条件を使用して、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例889)の代わりに、
(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド(実施例869)を使用して、標記化合物を調製し、明黄色の固
体を得た。MS(ESI):C34H30N6O4Sの質量計算値、618.7;m/z
実測値、619.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ
10.19(s,1H),8.33(d,J=5.4Hz,1H),8.13(d,J
=6.9Hz,1H),7.45-7.32(m,3H),7.28-7.19(m,1
H),7.15-7.02(m,2H),7.00-6.94(m,2H),6.59-
6.53(m,1H),5.99(d,J=5.4Hz,1H),4.14-3.77(
m,3H),3.09-2.75(m,2H),1.95(s,3H),1.93-1.
62(m,4H),1.53-1.42(m,1H),1.17-1.07(m,2H)
,1.00-0.80(m,2H)。
【3785】
実施例902:(S,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-フルオロ-4-((4-(トリフルオロメチル
)ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3786】
【3787】
実施例836、工程A~Bと同様の条件を使用して、tert-ブチル-(R)-3-
アミノピペリジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチル(S)-3-アミ
ノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して標記化合物を調製した。MS(ESI)
:C34H26F4N8O4Sの質量計算値、718.7;m/z実測値、719.3[
M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 11.50(s,1
H),10.39(s,1H),8.68(d,J=5.1Hz,1H),8.52(s
,1H),8.35(d,J=5.5Hz,1H),822-8.11(m,2H),8
.08-8.02(m,1H),7.85-7.75(m,1H),7.55(d,J=
5.1Hz,1H),6.62-6.52(m,1H),6.18-6.11(m,1H
),4.19-3.74(m,3H),3.10-2.77(m,2H),1.98-1
.75(m,3H),1.71-1.58(m,1H),1.54-1.38(m,1H
),1.19-1.10(m,2H),1.03-0.91(m,1H),0.87-0
.71(m,1H)。
【3788】
実施例903:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1
-プロピオニルピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3789】
【3790】
実施例75と同様の条件を使用して、(R)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェ
ニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例869)及び3
-ヒドロキシプロパン酸の代わりに、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4
-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例889)及びプロピオン酸
を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C30H29N5O4Sの質量計
算値、555.7;m/z実測値、556.2[M+H]+。1H NMR(400MH
z,CD3OD):δ 8.28(d,J=5.5Hz,1H),7.39-7.33(
m,2H),7.25(d,J=8.6Hz,1H),7.15-7.10(m,1H)
,7.08-7.00(m,3H),6.95-6.92(m,1H),6.02(d,
J=5.5Hz,1H),4.46-4.25(m,1H),4.04-3.76(m,
2H),3.16-2.99(m,1H),2.81-2.74(m,1H),2.50
-2.32(m,2H),2.09(s,3H),2.04-2.00(m,1H),1
.84-1.65(m,2H),1.54-1.48(m,1H),1.10(t,J=
7.3Hz,3H)。
【3791】
実施例904:(S,E)-N-(1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-
ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-
オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド。
【3792】
【3793】
実施例921と同様の条件を使用して、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例865)の代わりに、
(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン
-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド(実施例912)を使用して、標記化合物を調製した。MS(E
SI):C35H34N6O4Sの質量計算値、634.8;m/z実測値、635.3
[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6及びCD3ODの混合物)
:δ 8.30-8.26(m,1H),7.41-7.34(m,2H),7.32-
7.26(m,1H),7.16-7.10(m,1H),7.08-7.00(m,3
H),6.95-6.89(m,1H),6.78-6.74(m,1H),5.97-
5.92(m,1H),3.93-3.77(m,3H),3.13-3.07(m,2
H),2.05-2.03(m,3H),1.96-1.87(m,1H),1.83-
1.74(m,1H),1.72-1.62(m,1H),1.56-1.43(m,1
H),1.22-1.12(m,9H)。
【3794】
実施例905:(S,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド。
【3795】
【3796】
実施例877と同様の条件を使用して、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例889)の代わりに、
(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピロリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド(中間体71)を使用して、標記化合物を調製し、明黄色の固体
を得た。MS(ESI):C33H28N6O4Sの質量計算値、604.7;m/z実
測値、605.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD及びDMSO
-d6の混合物):δ 8.29(d,J=5.5Hz,1H),7.43-7.35(
m,2H),7.32-7.26(m,1H),7.18-7.11(m,1H),7.
10-7.01(m,3H),6.96-6.90(m,1H),6.75-6.68(
m,1H),5.97(d,J=5.5Hz,1H),4.55-4.45(m,1H)
,3.99-3.86(m,1H),3.85-3.77(br,1H),3.76-3
.66(m,1H),3.64-3.55(m,1H),3.52-3.42(m,1H
),2.24-2.11(m,1H),2.05(s,3H),1.97-1.86(m
,1H),1.22-1.16(m,2H),0.93-0.87(m,2H)。
【3797】
実施例906:(R)-N-(1-(3-クロロプロパノイル)ピペリジン-3-イル
)-4-オキソ-5-(5-フェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド;
【3798】
【3799】
実施例1の方法1、工程Gと同様の方法で、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボン酸(中間体27)及びtert-ブチル(3R,5R)-3-アミ
ノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、4-オキソ-5-(5
-フェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体60)及び(S)-1-(3-アミノ
ピペリジン-1-イル)-3-クロロプロパ-1-オンを使用して、標記化合物を調製し
た。MS(ESI):C28H25ClN6O4Sの質量計算値、577.1;m/z実
測値、577.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ
10.29-10.17(m,1H),8.43-8.29(m,2H),8.13-8
.00(m,1H),7.70-7.57(m,2H),7.50-7.42(m,2H
),7.27-7.15(m,3H),6.23-6.16(m,1H),4.47-4
.15(m,1H),3.93-3.68(m,4H),3.04-2.77(m,3H
),2.69-2.52(m,1H),1.97-1.85(m,1H),1.77-1
.57(m,2H),1.49-1.31(m,1H)。
【3800】
実施例907:5-(4-(2-メトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-
(1-メチルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3801】
【3802】
実施例1の方法1、工程Gと同様の方法で、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボン酸(中間体27)、及びtert-ブチル(3R,5R)-3-ア
ミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、5-(4-(2-メ
トキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体67)及び1-
メチルピペリジン-3-アミンを使用して、標記化合物を調製して、黄色の固体として標
記生成物を得た。MS(ESI):C29H29N5O4Sの質量計算値、543.6;
m/z実測値、544.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD及び
DMSO-d6の混合物):δ 8.26(d,J=5.5Hz,1H),7.23-7
.16(m,2H),7.16-7.10(m,1H),7.09-7.02(m,1H
),7.01-6.91(m,1H),6.91-6.84(m,1H),6.80-6
.71(m,1H),5.91(d,J=5.5Hz,1H),4.02-3.97(m
,1H),3.75(s,3H),2.88-2.77(m,1H),2.70-2.5
9(m,1H),2.25(s,3H),2.13-1.97(m,5H),1.81-
1.66(m,2H),1.63-1.50(m,1H),1.45-1.33(m,1
H)。
【3803】
実施例908:(R)-N-(1-(2-(アゼチジン-1-イル)アセチル)ピペリ
ジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド。
【3804】
【3805】
DCM中の(R)-N-(1-(2-クロロアセチル)ピペリジン-3-イル)-5-
(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例396)(1
50mg、0.26mmol)の溶液に、トリエチルアミンを添加した。DCM中のアゼ
チジン(38mg、0.66mmol)を滴下し、室温で2時間撹拌した。反応混合物を
濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィ後、分取TLC(DCM/MeOH;
20/1)で精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(10mg、6%)。MS(
ESI):C32H32N6O4Sの質量計算値、596.7;m/z実測値、597.
2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.36-8.
17(m,2H),7.46-7.40(m,2H),7.38-7.31(m,1H)
,7.21-7.16(m,1H),7.13-7.06(m,3H),7.00-6.
92(m,1H),5.99-5.89(m,1H),4.39-4.22(m,2H)
,4.04-3.77(m,5H),3.70-3.44(m,2H),3.06-2.
62(m,2H),2.39-2.21(m,2H),2.04(s,3H),1.95
-1.88(m,1H),1.79-1.62(m,2H),1.55-1.40(m,
1H)。
【3806】
実施例909:4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(テトラヒドロ-
2H-ピラン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3807】
【3808】
実施例1の方法1、工程Gと同様の方法で、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボン酸(中間体27)及びtert-ブチル(3R,5R)-3-アミ
ノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、4-オキソ-5-(4
-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボン酸(中間体58)及びテトラヒドロ-2H-ピラン-4-ア
ミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C26H22N4O4Sの質
量計算値、486.6;m/z実測値、487.1[M+H]+。1H NMR(400
MHz,DMSO-d6):δ 8.37-8.09(m,2H),7.44-7.37
(m,4H),7.26-7.02(m,5H),6.00(d,J=5.2Hz,1H
),4.05-3.94(m,1H),3.86-3.84(m,2H),3.09-2
.93(m 2H),1.75-1.72(m,2H),1.58-1.56(m,2H
)。
【3809】
実施例910:(R)-N-(1-メチルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-
(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3810】
【3811】
Ar下で撹拌棒を備えた炉乾燥したマイクロ波バイアルに、(R)-4-オキソ-5-
(4-フェノキシフェニル)-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例911)(
117mg、0.249mmol)、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(34mg、0.5
4mmol)、及びMeOH(3mL)を添加した。フラスコを氷浴中で0℃に冷却した
後、HCHO水溶液(0.0174mL、471.45mmol)をセプタムキャップを
通してシリンジを介して添加した。反応物を室温までゆっくりと加温し、更に30分間撹
拌した。反応物をシリンジフィルタを介して濾過し、フラッシュカラムクロマトグラフィ
で精製して、標記化合物を得た(32.5mg、収率27.0%)。MS(ESI):C
26H23N5O3Sの質量計算値、485.6;m/z実測値、486.2[M+H]
+。1H NMR(500MHz,CDCl3):δ 8.43-8.23(m,1H)
,7.48-7.35(m,2H),7.33-7.27(m,1H),7.27-7.
02(m,5H),6.23-6.09(m,2H),4.72-4.56(m,1H)
,3.06-2.94(m,1H),2.85-2.74(m,1H),2.66-2.
52(m,3H),2.47-2.36(m,4H),2.33-2.22(m,1H)
,1.87-1.72(m,1H)。
【3812】
実施例911:(R)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(ピロリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド。
【3813】
【3814】
実施例1の方法1、工程A~Hと同様の方法で、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニ
トロトルエンの代わりに、4-フルオロニトロベンゼンを使用し、工程BにおいてFe、
EtOH/H2O、及びNH4Clの代わりにPd/C及びTHFを使用し、及び工程G
においてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-
カルボキシレート(中間体1)の代わりに、(R)-tert-ブチル3-アミノピロリ
ジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C2
5H21N5O3Sの質量計算値、471.5;m/z実測値、472.2[M+H]+
。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.78(d,J=6.1Hz
,1H),8.33(s,1H),8.21(d,J=5.5Hz,1H),7.44-
7.40(m,2H),7.37-7.34(m,2H),7.19-7.07(m,5
H),5.96(d,J=5.5Hz,1H),4.54-4.48(m,1H),3.
40-3.22(m,2H),3.21-3.06(m,2H),2.21-2.12(
m,1H),1.97-1.88(m,1H)。
【3815】
実施例912:-(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ
-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3816】
【3817】
実施例1の方法1、工程G~Hと同様の方法で、工程Gにおいて、tert-ブチル(
3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1
)の代わりに、(S)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキシレート
を使用し、工程Hにおいて、HCl水溶液の代わりに2,2,2-トリフルオロ酢酸を使
用して、標記化合物を調製して、黄色の固体を得た。MS(ESI):C27H25N5
O3Sの質量計算値、499.6;m/z実測値、500.1[M+H]+。1H NM
R(400MHz,DMSO-d6):δ 8.59(s,1H),8.10-8.04
(m,1H),7.42-7.38(m,2H),7.17-7.13(m,2H),7
.10-7.04(m,2H),7.01(d,J=2.7Hz,1H),6.93-6
.87(m,1H),5.70-5.64(m,1H),3.93-3.87(m,1H
),3.16-3.10(m,1H),2.97-2.90(m,1H),2.67-2
.52(m,2H),1.99(s,3H),1.93-1.85(m,1H),1.7
6-1.69(m,1H),1.56-1.44(m,2H)。
【3818】
実施例913:(R,E)-N-(1-(4-ジメチルアミノ)ブテ-2-ノイル)ピ
ペリジン-3-イル)-5-(4-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド。
【3819】
【3820】
無水DMF(5mL)中の(R)-5-(4-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(中間体70)(200mg、
0.43mmol)及び(E)-4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エン酸(208mg
、0.644mmol)を使用し、HATU(245mg、0.644mmol)及びD
IPEA(112mg、0.859mmol)に添加し、室温で終夜撹拌して、標記化合
物を調製した。反応物をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄
色の固体として得た(171mg、収率69.0%)。MS(ESI):C30H36N
6O4Sの質量計算値、576.7;m/z実測値、577.3[M+H]+。1H N
MR(400MHz,CD3OD):δ 8.34-8.28(m,1H),7.22-
7.17(m,1H),6.98-6.95(m,1H),6.93-6.83(m,2
H),6.75-6.62(m,1H),6.06-6.00(m,1H),4.69-
4.62(m,1H),4.54-4.26(m,1H),4.22-3.87(m,2
H),3.74-3.65(m,2H),3.24-3.13(m,1H),2.97-
2.86(m,1H),2.73-2.66(m,6H),2.12-2.01(m,4
H),1.92-1.83(m,1H),1.82-1.65(m,1H),1.65-
1.52(m,1H),1.35-1.32(m,6H)。
【3821】
実施例914:(R)-N-(1-ベンゾイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-
5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3822】
【3823】
実施例1の方法1、工程Iと同様の方法で、(R)-4-オキソ-5-(4-フェノキ
シフェニル)-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例911)、及びプロペ
-2-エノイルクロリドの代わりにベンゾイルクロリドを使用して、標記化合物を調製し
た。MS(ESI):C32H25N5O4Sの質量計算値、575.6;m/z実測値
、576.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10
.19(s,1H),8.35-8.25(m,2H),7.52-7.38(m,9H
),7.29-7.00(m,5H),6.05(s,1H),4.57-4.34(m
,1H),3.88-3.63(m,2H),3.53-3.46(m,2H),2.2
6-1.93(m,2H)。
【3824】
実施例915:(R)-4-オキソ-5-(5-フェノキシピリジン-2-イル)-N
-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3825】
【3826】
工程A:(R)-tert-ブチル(3-(4-オキソ-5-(5-フェノキシピリジ
ン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。撹拌棒を備えた2~5
mLのBiotageマイクロ波バイアルに、5-フェノキシピリジン-2-アミン(1
37mg、0.736mmol)、2-クロロ-4-ヨードニコチノニトリル(191.
9mg、0.726mmol)、Pd(OAc)2(3.3mg、0.0147mmol
)、DPEPhos(12.6mg、0.0234mmol)、及びCs2CO3(34
9mg、1.07mmol)を添加した。バイアルを封止し、ジオキサン(1.45mL
)を添加し、アルゴンで4回排気及びフラッシュし、アルゴン下で150℃で30分間撹
拌した。反応物を室温に冷却し、シリンジを介して(R)-tert-ブチル3-(2-
メルカプトアセトアミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(中間体22)(1.5m
L、0.49M、0.74mmol)で処理し、アルゴンで4回排気及びフラッシュし、
150℃で15分間撹拌した。反応物を室温に冷却し、固体CDI(477mg、2.9
4mmol)で空気下で一度に処理し、再封止し、アルゴンで4回排気/フラッシュし、
150℃で15分間撹拌した。反応物をEtOAc(10mL)で希釈し、生理食塩水中
の0.5Mのクエン酸(2×8mL)及び2MのK2CO3(1×5mL)で洗浄した。
有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。残渣を約5mLのDC
Mに溶解し、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を得た(120
.7mg、収率28.35%)。MS(ESI):C30H30N6O5Sの質量計算値
、586.67;m/z実測値、587.3[M+H]+。
【3827】
工程B:(R)-4-オキソ-5-(5-フェノキシピリジン-2-イル)-N-(ピ
ペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド。ジオキサン(1mL)中の((R)-tert-ブチ
ル3-(4-オキソ-5-(5-フェノキシピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-
3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジ
ン-1-カルボキシレート(120.7mg、0.206mmol)の溶液を、室温で一
度にHCl(ジオキサン中3.97M、2.60mL、10.3mmol)で処理し、室
温で1時間撹拌した。次に、反応物を濃縮乾固させ、C18HPLC(30×100mm
Phenomenex Kinetexカラム、5μm;移動相A:H2O(0.1%
TFA)、B:アセトニトリル(0.1% TFA)、勾配:10%~90%(A中の
B)により精製(19.1mgのニ塩酸塩)し、黄肌色の粉末として標記化合物を得た(
19.7mg、収率13.4%)。MS(ESI):C25H22N6O3Sの質量計算
値、486.6;m/z実測値、487.2[M+H]+。1H NMR(400MHz
,MeOH)δ 8.39(d,J=2.53Hz,1H),8.37(d,J=5.5
6Hz,1H),7.61-7.67(m,1H),7.55-7.60(m,1H),
7.44-7.52(m,2H),7.24-7.30(m,1H),7.16-7.2
2(m,2H),6.28(d,J=6.06Hz,1H),4.19-4.33(m,
1H),3.51-3.57(m,1H),3.36(br d,J=12.63Hz,
1H),2.89-3.02(m,2H),2.02-2.15(m,2H),1.67
-1.91(m,2H)。
【3828】
実施例916:(E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイル)
ピペリジン-4-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-
4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボ
キサミド。
【3829】
【3830】
実施例877と同様の条件を使用して、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例889)の代わりに、
5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-4-イ
ル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド(実施例865)を使用して、標記化合物を調製し、明黄色の固体を得た
。MS(ESI):C34H30N6O4Sの質量計算値、618.7;m/z実測値、
619.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD及びDMSO-d6
の混合物):δ 8.29(d,J=5.5Hz,1H),7.42-7.35(m,2
H),7.31-7.26(m,1H),7.17-7.11(m,1H),7.09-
7.01(m,3H),6.96-6.90(m,1H),6.51-6.45(m,1
H),5.96(d,J=5.5Hz,1H),4.09-4.03(m,1H),3.
79-3.73(m,2H),3.10-2.93(m,2H),2.05(s,3H)
,1.93-1.85(m,3H),1.62-1.51(m,2H),1.19-1.
13(m,2H),0.89-0.83(m,2H)。
【3831】
実施例917:5-(4-2-メトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3832】
【3833】
実施例1の方法1、工程G~Hと同様の方法で、5-(2-メチル-4-フェノキシフ
ェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボン酸(中間体27)、及びtert-ブチル(3R,5R)-3
-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、5-(4-(2
-メトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H
-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体67)及び
tert-ブチル4-アミノピペリジン-1-カルボキレートを使用して、標記化合物を
調製して、黄色の固体として標記生成物を得た。MS(ESI):C28H27N5O4
Sの質量計算値、529.6;m/z実測値、530.2[M+H]+。1H NMR(
400MHz,CD3OD及びDMSO-d6の混合物):δ 8.11(d,J=5.
5Hz,1H),7.21-7.04(m,4H),6.98-6.92(m,1H),
6.87-6.82(m,1H),6.76-6.70(m,1H),5.75(d,J
=5.5Hz,1H),4.01-3.96(m,1H),3.75(s,3H),3.
23-3.17(m,2H),2.91-2.81(m,2H),2.02-1.94(
m,5H),1.74-1.61(m,2H)。
【3834】
実施例918:5-(4-(2-メトキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-N-
(1-メチルピペリジン-4-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3835】
【3836】
実施例1の方法1、工程Gと同様の方法で、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボン酸(中間体27)、及びtert-ブチル(3R,5R)-3-ア
ミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、5-(4-(2-メ
トキシフェノキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体67)及び1-
メチルピペリジン-4-アミンを使用して、黄色の固体として標記化合物を調製した。M
S(ESI):C29H29N5O4Sの質量計算値、543.6;m/z実測値、54
4.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.26(
d,J=5.4Hz,1H),8.14-8.05(m,1H),7.26-7.16(
m,3H),7.11-7.08(m,1H),7.02-6.95(m,1H),6.
92-6.85(m,1H),6.79-6.73(m,1H),5.85(d,J=5
.4Hz,1H),3.76-3.72(m,4H),2.87-2.80(m,2H)
,2.23(s,3H),2.14-2.05(m,2H),2.00(s,3H),1
.82-1.72(m,2H),1.68-1.56(m,2H)。
【3837】
実施例919:(R)-5-(4-シクロペンチルオキシ-2-メチルフェニル)-4
-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3838】
【3839】
実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに4-(シクロペンチルオキシ)-2-メチルアニリンを使用し
、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジ
ン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノ
ピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI)
:C26H29N5O3Sの質量計算値、491.6;m/z実測値、492.2[M+
H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 8.33-8.26(m,1
H),7.15-7.05(m,1H),6.91-6.79(m,2H),6.64-
6.47(m,1H),5.99-5.93(m,1H),4.81-4.73(m,1
H),4.30-4.19(m,1H),3.23-3.15(m,1H),3.02-
2.87(m,3H),2.13-2.09(m,3H),1.94-1.77(m,9
H),1.68-1.58(m,3H)。
【3840】
実施例920:N-(1-メチルピペリジン-4-イル)-4-オキソ-5-(4-フ
ェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド。
【3841】
【3842】
DCM(10mL)中の4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒ
ドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体
58、160mg、0.40mmol)をオキサリルクロリド(100mg、0.80m
mol)に添加し、DMFを1滴添加し、40℃で2時間撹拌して処理することで、標記
化合物を調製した。真空下で濃縮乾固させた後、残渣をDCM(10mL)に溶解し、D
CM(5ml)中の1-メチルピペリジン-4-アミン(90mg、0.80mmol)
の溶液を添加し、室温で5分間撹拌した。混合物を濃縮し、溶離液としてMeOH/水を
使用してISCOにより精製し、標記生成物を黄色の固体として得た(129mg、収率
67%)。MS(ESI):C27H25N5O3Sの質量計算値、499.6;m/z
実測値、500.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ
8.24-8.20(m,3H),7.50-7.31(m,4H),7.19-7.
09(m,5H),5.96(d,J=5.5Hz,1H),3.75-3.73(m,
1H),2.82-2.79(m,2H),2.20(s,3H),2.09-2.04
(m,2H),1.81-1.73(m,2H),1.63-1.55(m,2H)。
【3843】
実施例921:(E)-N-(1-(2-シアノ-4,4-ジメチルペンテ-2-ノイ
ル)ピペリジン-4-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド。
【3844】
【3845】
丸底フラスコに、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(
ピペリジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド(実施例865)(100mg、0.18mmol)
、(E)-2-シアノ-4,4-ジメチルペンタ-2-エン酸(中間体44)(57mg
、0.37mmol)、DIEA(40mg、0.27mmol)、HATU(91mg
、0.24mmol)及びDMF(5mL)を添加した。この反応混合物を室温で5時間
撹拌した。混合物をISCO(MeOH/H2O)で精製して、標記化合物を黄色の固体
として得た(20mg、収率18%)。MS(ESI):C35H34N6O4Sの質量
計算値、634.8;m/z実測値、635.2[M+H]+。1H NMR(400M
Hz,CD3OD及びDMSO-d6の混合物):δ 8.29(d,J=5.5Hz,
1H),7.42-7.34(m,2H),7.31-7.27(m,1H),7.17
-7.11(m,1H),7.09-7.01(m,3H),6.96-6.91(m,
1H),6.76-6.73(m,1H),5.98(d,J=5.5Hz,1H),4
.25-4.21(m,1H),4.14-4.06(m,2H),3.89-3.83
(m,2H),2.05(s,3H),1.96-1.87(m,2H),1.63-1
.52(m,2H),1.24-1.20(m,9H)。
【3846】
実施例922:(R)-4-オキソ-5-(6-フェノキシピリジン-3-イル)-N
-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3847】
【3848】
工程A:(R)-tert-ブチル(3-(4-オキソ-5-(6-フェノキシピリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。撹拌棒を備えた2~5
mLのBiotageマイクロ波バイアルに、6-フェノキシピリジン-3-アミン(1
82.5mg、0.09800mmol)、2-クロロ-4-ヨードニコチノニトリル(
256.8mg、0.7260mmol)、Pd(OAc)2(4.7mg、0.021
mmol)、DPEPhos(15.6mg、0.0290mmol)、及びCs2CO
3(446mg、1.37mmol)を添加した。バイアルを封止し、ジオキサン(1.
95mL)を添加し、アルゴンで4回排気及びフラッシュし、アルゴン下で150℃で3
0分間撹拌した。反応物を室温に冷却し、シリンジを介して(R)-tert-ブチル3
-(2-メルカプトアセトアミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(中間体22)(
2.0mL、0.49M、0.98mmol)で処理し、アルゴンで4回排気及びフラッ
シュし、150℃で15分間撹拌した。反応物を室温に冷却し、固体CDI(628mg
、3.87mmol)で空気下で一度に処理し、再封止し、アルゴンで4回排気/フラッ
シュし、150℃で15分間撹拌した。反応物をEtOAc(10mL)で希釈し、生理
食塩水中の0.5Mのクエン酸(2×8mL)及び2MのK2CO3(1×5mL)で洗
浄した。有機相を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮乾固させた。残渣を約5m
LのDCMに溶解し、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を得た
(328.5mg、収率57.66%)。MS(ESI):C30H30N6O5Sの質
量計算値、586.67;m/z実測値、587.1[M+H]+。
【3849】
工程B:(R)-4-オキソ-5-(6-フェノキシピリジン-3-イル)-N-(ピ
ペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド。ジオキサン(2.7mL)中の(R)-tert-ブ
チル3-(4-オキソ-5-(6-フェノキシピリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリ
ジン-1-カルボキシレート(323.5mg、0.551mmol)の溶液を、室温で
一度にHCl(ジオキサン中3.97M、6.90mL、27.4mmol)で処理し、
室温で1時間撹拌した。次に、反応物を濃縮乾固させ、C18HPLC(30×100m
m Phenomenex Kinetexカラム、5μm;移動相A:H2O(0.1
% TFA)、B:アセトニトリル(1:0.1% TFA)、勾配:10%~90%(
A中のB)により精製(24.7mgのニ塩酸塩)し、黄肌色の粉末として標記化合物を
得た(16.1mg、収率4.09%)。MS(ESI):C25H22N6O3Sの質
量計算値、486.6;m/z実測値、487.2[M+H]+。1H NMR(400
MHz,MeOH)δ 8.38(d,J=5.56Hz,1H),8.21(s,1H
),7.86-7.96(m,1H),7.39-7.50(m,2H),7.23-7
.30(m,1H),7.14-7.23(m,3H),6.29(d,J=5.56H
z,1H),4.19-4.34(m,1H),3.51-3.57(m,1H),3.
36(br d,J=13.14Hz,1H),2.94(q,J=11.12Hz,2
H),2.02-2.15(m,2H),1.67-1.92(m,2H)。
【3850】
実施例923:(R)-5-(4-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-N-(1
-(2-(メチルアミノ)アセチル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3851】
【3852】
DMF(5mL)中の(R)-5-(4-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-4
-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例70、200mg、0.4
3mmol)及び2-((tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)酢酸(3
05mg、0.644mmol)の溶液に、HATU(245mg、0.644mmol
)及びDIPEA(112mg、0.859mmol)を添加し、室温で終夜撹拌した。
反応物をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色の固体として
得た(107mg、収率46.4%)。MS(ESI):C27H32N6O4Sの質量
計算値、536.6;m/z実測値、537.2[M+H]+。1H NMR(400M
Hz,CD3OD):δ 8.15-8.08(m,1H),7.15-7.06(m,
1H),6.98-6.92(m,1H),6.92-6.85(m,1H),5.86
-5.78(m,1H),4.68-4.60(m,1H),4.26-3.92(m,
2H),3.91-3.61(m,3H),3.59-3.33(m,2H),2.59
-2.51(m,3H),2.11-2.07(m,3H),2.01-1.76(m,
3H),1.65-1.52(m,1H),1.35-1.32(m,6H)。
【3853】
実施例924:(S)-N-(1-アセチルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5
-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3854】
【3855】
実施例1の方法1、工程Iと同様の方法で、(S)-4-オキソ-5-(4-フェノキ
シフェニル)-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例934)、及びプロペ
-2-エノイルクロリドの代わりにアセチルクロリドを使用して、標記化合物を調製した
。MS(ESI):C27H23N5O4Sの質量計算値、513.6;m/z実測値、
514.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.
09(s,1H),8.34-8.28(m,2H),7.53-7.32(m,4H)
,7.24-7.00(m,5H),6.12-5.96(m,1H),4.50-4.
37(m,1H),3.83-3.65(m,1H),3.56-3.52(m,1H)
,3.49-3.41(m,2H),2.21-1.95(m,2H),1.91(d,
J=5.1Hz,3H)。
【3856】
実施例925:(R)-N-(1-ベンジルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5
-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3857】
【3858】
(R)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(ピロリジン-3-イル
)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド(実施例911)(150mg、0.318mmol)をDCM(30mL
)に溶解し、続けてNaBH(AcO)3(101mg、0.477mmol)及びベン
ズアルデヒド(51mg、0.477mmol)を添加した。反応混合物を、N2下、室
温で終夜撹拌した。混合物を飽和Na2CO3溶液で洗浄し、濃縮し、水(0.5% H
COOH)/MeOHで溶離するフラッシュカラムクロマトグラフィにより精製して、標
記生成物を白色の固体として得た(115mg、収率64%)。MS(ESI):C32
H27N5O3Sの質量計算値、561.6;m/z実測値、561.8[M+H]+。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.29(d,J=5.5Hz,
1H),8.21(d,J=6.8Hz,1H),8.11(d,J=0.7Hz,1H
),7.4-7.402(m,4H),7.30-7.27(m,4H),7.26-7
.06(m,6H),6.04(d,J=5.5Hz,1H),4.41-4.32(m
,1H),3.61(s,2H),2.83-2.77(m,1H),2.69-2.6
0(m,1H),2.55-2.49m,1H),2.47-2.41(m,1H),2
.17-2.08(m,1H),1.86-1.79(m,1H)。
【3859】
実施例926:4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(ピペリジン-4
-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド。
【3860】
【3861】
DCM(20mL)中のtert-ブチル4-(4-オキソ-5-(4-フェノキシフ
ェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート(実施例627、3.70g、
6.32mmol)の溶液にTFA(106mL)を滴下し、室温で30分間撹拌した。
反応物を濃縮乾固させ、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合
物をオフホワイト色の固体として得た(2.90g、収率94.5%)。MS(ESI)
:C26H23N5O3Sの質量計算値、485.6;m/z実測値、486.1[M+
H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.56(d,J=7.
5Hz,1H),8.27(s,1H),8.17(d,J=5.5Hz,1H),7.
55-7.28(m,4H),7.19-7.08(m,5H),5.92(d,J=5
.5Hz,1H),4.06-3.98(m,1H),3.25-3.22(m,2H)
,2.96-2.90(m,2H),1.97-1.94(m,2H),1.71-1.
63(m,2H)。
【3862】
実施例927:4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(2-ピロリジン
-1-イル)エチル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド。
【3863】
【3864】
実施例1の方法1、工程Gと同様の方法で、工程Gにおいて、5-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体27)及びtert-ブチル(3R,
5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代
わりに、4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体58)及び2-(
ピロリジンー1-イル)エタン-1-アミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(
ESI):C27H25N5O3Sの質量計算値、499.6;m/z実測値、499.
9[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.26(d,
J=5.5Hz,2H),7.45-7.37(m,4H),7.20-7.08(m,
5H),6.01(d,J=5.5Hz,1H),2.70(t,J=6.6Hz,2H
),2.67-2.61(m,4H),1.74-1.68(m,4H)。
【3865】
実施例928:4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(2-ピペラジン
-1-イル)エチル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド。
【3866】
【3867】
実施例1の方法1、工程Gと同様の方法で、工程G~Hにおいて、5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体27)及びtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体58)及びt
ert-ブチル4-(2-アミノエチル)ピペラジンー1-カルボキシレートを使用して
、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H26N6O3Sの質量計算値、51
4.6;m/z実測値、514.8[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMS
O-d6):δ 8.82(s,1H),8.08(d,J=5.3Hz,1H),7.
41(m,2H),7.28(d,J=8.2Hz,2H),7.21-7.04(m,
5H),5.83(d,J=5.2Hz,1H),3.39-3.33(m,4H),3
.03-2.96(m,4H),2.58-2.49(m,4H)。
【3868】
実施例929:N-(1-アクリロイルピペリジン-4-イル)-5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3869】
【3870】
実施例1の方法1、工程Iと同様の方法で、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニ
ル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例865)を使用し
て、標記化合物を調製して、白色の固体を得た。MS(ESI):C30H27N5O4
Sの質量計算値、553.6;m/z実測値、554.2[M+H]+。1H NMR(
400MHz,DMSO-d6):δ 8.22-8.16(m,1H),8.03(d
,J=7.4Hz,1H),7.44-7.38(m,2H),7.32-7.26(m
,1H),7.20-7.14(m,1H),7.12-7.06(m,2H),7.0
7-7.02(m,1H),6.96-6.90(m,1H),6.22-6.15(m
,1H),6.08-6.03(m,1H),5.86-5.82(m,1H),5.5
6-5.53(m,1H),4.15-4.04(m,2H),3.91-3.86(m
,1H),3.17-3.12(m,1H),2.03(s,3H),1.99-1.9
3(m,1H),1.84-1.79(m,2H),1.43-1.35(m,2H)。
【3871】
実施例930:(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-N-(1-メ
チルピペリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3872】
【3873】
MeOH中の(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N
-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例912)(50mg、0.10mmol
)の溶液に、37% HCHO水溶液(50mg、0.50mmol)を添加し、続けて
トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(42mg、0.20mmol)を添加した。反
応混合物を室温で5.0時間撹拌し、濃縮し、水(0.5% HCOOH)/MeOHで
溶離するフラッシュカラムクロマトグラフィにより精製して、標記生成物を白色の固体と
して得た(42mg、収率81.71%)。MS(ESI):C28H27N5O3Sの
質量計算値、513.6;m/z実測値、514.1[M+H]+。1H NMR(40
0MHz,DMSO-d6):δ 8.77(d,J=8.1Hz,1H),7.96(
d,J=5.5Hz,1H),7.45-7.33(m,2H),7.18-7.10(
m,1H),7.10-7.02(m,3H),6.99(s,1H),6.88(d,
J=8.4Hz,1H),5.53(d,J=5.4Hz,1H),3.93-3.83
(m,1H),2.78-2.69(m,1H),2.13(s,3H),1.97(s
,3H),1.92-1.74(m,3H),1.69-1.58(m,2H),1.5
6-1.42(m,2H)。
【3874】
実施例931:(S)-N-(1-メチルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5-
(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3875】
【3876】
MeOH中の(S)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(ピロリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド(実施例934)(150mg、0.32mmol)の溶液に
、37% HCHO水溶液(78mg、0.95mmol)を添加し、続けて水素化ホウ
素ナトリウム(36mg、0.95mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹
拌し、濃縮し、水(0.5% HCOOH)/MeOHで溶離するフラッシュカラムクロ
マトグラフィにより精製して、標記生成物を白色の固体として得た(147mg、収率9
5%)。MS(ESI):C26H23N5O3Sの質量計算値、485.6;m/z実
測値、486.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ
8.37(d,J=6.8Hz,1H),8.27(d,J=5.5Hz,1H),8.
17(s,1H),7.49-7.31(m,4H),7.20-7.09(m,5H)
,6.02(d,J=5.5Hz,1H),4.46-4.38(m,1H),2.90
-2.79(m,2H),2.69-2.65(m,1H),2.62-2.55(m,
1H),2.38(s,3H),2.26-2.12(m,1H),1.88-1.79
(m,1H)。
【3877】
実施例932:4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(2-ピペリジン
-1-イル)エチル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセ
ナフチレン-2-カルボキサミド。
【3878】
【3879】
実施例1の方法1、工程Gと同様の方法で、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボン酸(中間体27)及びtert-ブチル(3R,5R)-3-アミ
ノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、4-オキソ-5-(4
-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボン酸(中間体58)及び2-(ピペリジン-1-イル)エタン
-1-アミンを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C28H27N5O
3Sの質量計算値、513.6;m/z実測値、513.8[M+H]+。1H NMR
(400MHz,DMSO-d6):δ 8.28(d,J=4.8Hz,1H),8.
16(s,1H),7.46-7.37(m,4H),7.21-7.07(m,5H)
,6.03(d,J=4.9Hz,1H),2.59-2.52(m,2H),2.52
-2.47(m,4H),1.54-1.46(m,4H),1.39-1.34(m,
2H)。
【3880】
実施例933:N-(2-モルホリノエチル)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフ
ェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-
2-カルボキサミド。
【3881】
【3882】
実施例1の方法1、工程Gと同様の方法で、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボン酸(中間体27)及びtert-ブチル(3R,5R)-3-アミ
ノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに、4-オキソ-5-(4
-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボン酸(中間体58)及び2-モルホリンエタン-1-アミンを
使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H25N5O4Sの質量計算
値、515.6;m/z実測値、515.8[M+H]+。1H NMR(400MHz
,DMSO-d6):δ 8.29(d,J=5.4Hz,1H),8.11(s,1H
),7.47-7.37(m,4H),7.21-7.07(m,5H),6.04(d
,J=5.5Hz,1H),3.56-3.53(m,4H),2.45-2.42(m
,2H),2.42-2.36(m,4H)。
【3883】
実施例934:(S)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(ピロリ
ジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド。
【3884】
【3885】
実施例1の方法1、工程Gと同様の方法で、工程G~Hにおいて、5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体27)及びtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-
1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体58)及びt
ert-ブチル(S)-3-アミノピロリジンー1-カルボキシレートを使用して、標記
化合物を調製した。MS(ESI):C25H21N5O3Sの質量計算値、471.5
;m/z実測値、472.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d
6):δ 8.78(s,1H),8.26(s,1H),8.18(d,J=4.9H
z,1H),7.50-7.27(m,4H),7.19-7.09(m,5H),5.
93(d,J=5.5Hz,1H),4.51-4.45(m,1H),3.32-3.
24(m,2H),3.15-3.06(m,2H),2.22-2.13(m,1H)
,1.95-1.86(m,1H)。
【3886】
実施例935:N-(2-(4-メチルピペリジン-1-イル)エチル)-4-オキソ
-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3887】
【3888】
実施例1の方法1、工程Gと同様の方法で、工程Gにおいて、5-(2-メチル-4-
フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体27)及びtert-ブチル(3R,
5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代
わりに、4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体58)及び2-(
4-メチルピペラジンー1-イル)エタン-1-アミンを使用して、標記化合物を調製し
て、白色の固体を得た。MS(ESI):C28H28N6O3Sの質量計算値、528
.6;m/z実測値、528.8[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO
-d6):δ 8.27(d,J=5.2Hz,1H),8.14(s,1H),7.5
0-7.35(m,4H),7.29-7.03(m,5H),6.02(d,J=5.
3Hz,1H),3.38-3.29(d,J=6.0Hz,4H),2.45-2.4
0(d,J=6.5Hz,4H),2.40-2.30(br,4H),2.16(s,
3H)。
【3889】
実施例936:(R)-N-(1-アセチルピペリジン-3-イル)-5-(4-(イ
ソプロポキシ)-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3890】
【3891】
実施例1の方法1、工程Iと同様の方法で、N-((3R,5R)-5-フルオロピペ
リジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド、プロペ-2-エノイルクロリド及びDCMの代わりに、(R)-5-(4-イソプ
ロポキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド(中間体70)、アセチルクロリド及びDMFを使用して、標記化合物を調製した。M
S(ESI):C26H29N5O4Sの質量計算値、507.6;m/z実測値、50
8.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.31-8.
25(m,1H),7.25-7.16(m,1H),6.98-6.94(m,1H)
,6.94-6.87(m,1H),6.04-5.99(m,1H),4.72-4.
60(m,1H),4.53-4.25(m,1H),4.10-3.76(m,2H)
,3.17-3.00(m,1H),2.81-2.67(m,1H),2.17-2.
08(m,6H),2.08-1.98(m,1H),1.89-1.77(m,1H)
,1.73-1.45(m,2H),1.37-1.29(m,6H)。
【3892】
実施例937:(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(3-ピリ
ジン-3-イル)フェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3893】
【3894】
実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに3-(ピリジン-3-イル)アニリンを使用し、工程Gにおい
てtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボ
キシレート(中間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1
-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製し、白色の固体として標記化合物を得
た。MS(ESI):C25H22N6O2Sの質量計算値、470.5;m/z実測値
、471.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.90
-8.83(m,1H),8.59-8.51(m,1H),8.33(d,J=5.6
Hz,1H),8.21-8.11(m,1H),7.92-7.86(m,1H),7
.82-7.72(m,2H),7.57-7.46(m,2H),6.22(d,J=
5.6Hz,1H),4.33-4.22(m,1H),3.60-3.46(m,1H
),3.39-3.32(m,1H),3.04-2.87(m,2H),2.15-1
.99(m,2H),1.91-1.67(m,2H)。
【3895】
実施例938:(S,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-5-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド。
【3896】
【3897】
実施例877と同様の条件を使用して、5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例889)の代わりに、
(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド(実施例912)を使用して、標記化合物を調製し、白色の固体
を得た。MS(ESI):C34H30N6O4Sの質量計算値、618.7;m/z実
測値、619.4[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.
31(d,J=5.6Hz,1H),7.43(d,J=8.5Hz,1H),7.36
-7.29(m,2H),7.12-7.05(m,2H),7.05-6.98(m,
3H),6.56-6.44(m,1H),6.06(d,J=5.5Hz,1H),4
.25-3.91(m,3H),3.25-2.94(m,2H),2.12(s,3H
),2.09-1.96(m,2H),1.92-1.83(m,1H),1.78-1
.54(m,2H),1.22-1.13(m,2H),1.02-0.92(m,1H
),0.91-0.76(m,1H)。
【3898】
実施例939:(S,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(3-フェノキシフェニル)-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
。
【3899】
【3900】
実施例851のtert-ブチル-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートの代
わりにtert-ブチル(S)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用し
て標記化合物を白色の固体として調製した。MS(ESI):C33H28N6O4Sの
質量計算値、604.7;m/z found,605.4[M+H]+。1H NMR
(400MHz,CD3OD):d 8.29(d,J=5.6Hz,1H),7.59
-7.53(m,1H),7.40-7.31(m,2H),7.18-7.09(m,
3H),7.09-7.03(m,3H),6.53(d,J=1.0Hz,1H),6
.17(d,J=5.6Hz,1H),4.30-3.92(m,3H),3.25-2
.92(m,2H),2.07-1.94(m,2H),1.91-1.82(m,1H
),1.79-1.55(m,2H),1.24-1.15(m,2H),1.02-0
.92(m,1H),0.90-0.79(m,1H)。
【3901】
実施例940:(S)-N-(1-ベンゾイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-
5-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-ト
リアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3902】
【3903】
実施例1の方法1、工程Iと同様の方法で、(S)-4-オキソ-5-(4-フェノキ
シフェニル)-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例934)及びベンゾイ
ルクロリドを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C32H25N5O4
Sの質量計算値、575.6;m/z実測値、576.2[M+H]+。1H NMR(
400MHz,DMSO-d6):δ 8.42-8.20(m,2H),7.60-7
.34(m,9H),7.25-7.03(m,5H),6.05(t,J=6.0Hz
,1H),4.56-4.34(m,1H),3.83-3.63(m,2H),3.5
7-3.47(m,2H),2.25-1.87(m,2H)。
【3904】
実施例941:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3,
5-ジクロロフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3905】
【3906】
実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに3,5-ジクロロアニリンを使用し、工程Gにおいてtert
-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート
(中間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキ
シレートを使用して、標記化合物を調製し、白色の固体として標記化合物を得た。MS(
ESI):C23H19Cl2N5O3Sの質量計算値、516.4;m/z実測値、5
15.8[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.3
1(d,J=15.7Hz,1H),8.36(d,J=5.5Hz,1H),8.14
-8.10(m,1H),7.87-7.86(m,1H),7.72(d,J=1.8
Hz,2H),6.86-6.74(m,1H),6.18(d,J=5.3Hz,1H
),6.11(d,J=16.5Hz,1H),5.69(d,J=1.0Hz,1H)
,4.74-4.44(m,1H),4.27-3.95(m,2H),3.18-3.
06(m,1H),3.02-2.96(m,1H),1.96-1.93(m,1H)
,1.80-1.77(m,1H),1.73-1.58(m,1H),1.43(br
s,1H)。
【3907】
実施例942:(S,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-4-オキソ-5-(o-トリル)-4,5-ジヒドロ-3
H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3908】
【3909】
実施例886、工程A~Bと同様の条件を使用して、工程Aにおいてtert-ブチル
-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチル-3-(S
)-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して標記化合物を調製した。MS(
ESI):C28H26N6O3Sの質量計算値、526.2;m/z実測値、527.
1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.14(s
,1H),8.30(d,J=5.5Hz,1H),8.04(d,J=7.2Hz,1
H),7.40(m,4H),6.63-6.50(m,1H),5.83(d,J=5
.5Hz,1H),4.17-3.99(m,1H),3.98-3.78(m,2H)
,3.07-2.73(s,2H),2.08(s,3H),1.95-1.89(m,
1H),1.89-1.81(m,1H),1.81-1.73(m,1H),1.73
-1.59(m,1H),1.55-1.40(m,1H),1.18-1.09(m,
2H),1.03-0.92(m,1H),0.87-0.78(m,1H)。
【3910】
実施例943:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(3-
(シメチルアミノ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3911】
【3912】
実施例75と同様の方法を使用し、(R)-5-(3-(ジメチルアミノ)フェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例943)及びアクリル
酸を使用し、標記化合物を調製した。MS(ESI):C25H26N6O3Sの質量計
算値、490.6;m/z実測値、491[M+H]+。1H NMR(400MHz,
DMSO-d6):δ 10.13(d,J=14.6Hz,1H),8.33(d,J
=5.5Hz,1H),8.15-8.02(m,1H),7.40-7.36(m,1
H),6.87-6.74(m,3H),6.68(d,J=7.8Hz,1H),6.
12(d,J=16.6Hz,1H),6.04(d,J=5.5Hz,1H),5.6
9(dd,J=10.5,2.0Hz,1H),4.50-4.21(m,1H),4.
08-3.99(m,1H),3.79(s,1H),3.17-2.96(m,1H)
,2.93(s,6H),2.82-2.61(m,1H),1.96-1.94(m,
1H),1.84-1.58(m,2H),1.45(brs,1H)。
【3913】
実施例944:N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-4-イル)-5-(2
-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア
-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3914】
【3915】
実施例181と同様の条件を使用して、(R)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフ
ェニル)-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例860)の代わりに、5-
(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-4-イル)
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド(実施例865)を使用して、標記化合物を調製し、白色の固体を得た。MS
(ESI):C30H26N6O4Sの質量計算値、566.6;m/z実測値、567
.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.26(d
,J=7.3Hz,1H),8.14(d,J=5.2Hz,1H),7.43-7.4
0(m,2H),7.25-7.23(m,1H),7.18-7.14(m,1H),
7.10-7.03(m,3H),6.94-6.91(m,1H),5.76(d,J
=4.9Hz,1H),4.13-4.08(m,2H),3.85-3.79(m,1
H),3.58(s,2H),3.18-3.08(m,2H),2.02(s,3H)
,1.83-1.76(m,2H),1.47-1.34(m,2H)。
【3916】
実施例945:(S)-N-(1-ベンジルピロリジン-3-イル)-4-オキソ-5
-(4-フェノキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3917】
【3918】
(S)-4-オキソ-5-(4-フェノキシフェニル)-N-(ピロリジン-3-イル
)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド(実施例934)をDCM(30mL)に溶解し、続けてNaBH(AcO
)3及びベンズアルデヒドを添加した。反応混合物を、N2下、室温で終夜撹拌した。混
合物を飽和Na2CO3溶液で洗浄し、濃縮し、水(0.5% HCOOH)/MeOH
で溶離するフラッシュカラムクロマトグラフィにより精製して、標記生成物を白色の固体
として得た。MS(ESI):C32H27N5O3Sの質量計算値、561.7;m/
z実測値、562.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):
δ 8.28(d,J=5.1Hz,1H),8.22(d,J=6.7Hz,1H),
8.13(s,1H),7.53-7.38(m,4H),7.36-7.26(m,4
H),7.25-7.05(m,6H),6.03(d,J=5.3Hz,1H),4.
47-4.26(m,1H),3.60(s,2H),2.83-2.75(m,1H)
,2.68-2.57(m,1H),2.55-2.48(m,1H),2.46-2.
37(m,1H),2.20-2.05(m,1H),1.90-1.70(m,1H)
。
【3919】
実施例946:(S,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(4-メトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ
-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カル
ボキサミド。
【3920】
【3921】
実施例1の方法1、工程G~Iと同様の方法で、工程Gにおいて、5-(2-メチル-
4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体27)及びtert-ブチル(3
R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1)
の代わりに、5-(4-メトキシ-2-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒド
ロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボン酸(中間体5
5)及びtert-ブチル(3S)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを使
用し、工程Iにおいてプロパ-2-エノイルクロリド、トリエチルアミン及びDCMの代
わりに(E)-2-シアノ-3-シクロプロピルプロパ-2-エン酸(中間体17)、D
IEA、HATU、及びDMFを室温で使用して、標記化合物を調製して、白色の固体を
得た。MS(ESI):C29H28N6O4Sの質量計算値、556.6;m/z実測
値、557.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 1
0.28(s,1H),8.28(d,J=5.3Hz,1H),8.16-8.04(
m,1H),7.29-7.20(m,1H),7.04-6.95(m,1H),6.
95-6.86(m,1H),6.68-6.46(m,1H),5.88-5.84(
m,1H),4.11-4.00(m,1H),3.88-3.69(m,5H),3.
18-3.09(m,1H),3.02-2.86(m,1H),2.03(s,3H)
,1.94-1.83(m,2H),1.82-1.73(m,1H),1.70-1.
59(m,1H),1.53-1.41(m,1H),1.17-1.08(m,2H)
,1.03-0.90(br,1H),0.88-0.78(br,1H)。
【3922】
実施例947:5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)-4-オキソ-N-(1
-プロピオニルピペリジン-4-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3923】
【3924】
実施例921と同様の条件を使用して、ヒドロキシプロパン酸の代わりに、プロパ-2
-イン酸を使用して、標記化合物を調製して、白色の固体を得た。MS(ESI):C3
0H29N5O4Sの質量計算値、555.7;m/z実測値、556.2[M+H]+
。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.28(d,J=5.4Hz
,1H),7.69(d,J=7.4Hz,1H),7.44-7.40(m,2H),
7.35(d,J=8.6Hz,1H),7.20-7.16(m,1H),7.11-
7.06(m,3H),6.97-6.94(m,1H),5.93(d,J=5.4H
z,1H),4.12-4.00(m,2H),3.83-3.80(m,1H),3.
19-3.16(m,2H),2.06(s,3H),2.03-1.99(m,2H)
,1.80-1.77(m,2H),1.37-1.31(m,2H),0.97(t,
J=7.6Hz,3H)。プロトンシグナルが1つ消失している。
【3925】
実施例948:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-
アミノフェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3926】
【3927】
工程A:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-ニトロ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程C~Iと同様の方法で、工
程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに4-ニトロアニリンを使用
し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリ
ジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミ
ノピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI
):C23H20N6O5Sの質量計算値、492.51;m/z実測値、493.1[
M+H]+。
【3928】
工程B:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-アミノ
フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド。25mLの丸底フラスコ中のMeOH(10mL)
中の(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-ニトロフェニ
ル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフ
チレン-2-カルボキサミド(200mg、0.406mmol)の溶液に、飽和NH4
Cl水溶液(10mL)及びZnダスト(0.500g、7.64mmol)を添加した
。この反応混合物を室温で終夜撹拌し、濾過し、濃縮乾固させた。残渣を分取HPLC(
(Gemini-C18、150×21.2mm、5μm、移動相A:H2O(0.1%
TFA(水溶液))、V/V;B:アセトニトリル、20%~25%(A中のB))で
精製して、標記化合物を黄色の固体として得た(39.5mg、21.0%収率)。MS
(ESI):C23H22N6O3Sの質量計算値、462.5;m/z実測値、463
.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.37(
d,J=10.1Hz,1H),8.39(d,J=5.6Hz,1H),8.19(s
,1H),7.57-7.51(m,4H),6.87-6.74(m,1H),6.1
2(d,J=16.7Hz,1H),6.07(d,J=5.6Hz,1H),5.70
(d,J=10.5Hz,1H),4.50-4.20(m,1H),4.12-3.9
6(m,1H),3.79(brs,1H),3.16-2.96(m,1H),2.8
3-2.62(m,1H),1.96-1.93(m,1H),1.85-1.61(m
,2H),1.44(brs,1H)。
【3929】
実施例949:(R)-5-(4-ジメチルアミノ)フェニル)-4-オキソ-N-(
ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザア
セナフチレン-2-カルボキサミド。
【3930】
【3931】
実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリン及びCs2CO3の代わりに4-ニトロアニリン及びK3PO4を使用し
、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジ
ン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノ
ピペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI)
:C22H24N6O2Sの質量計算値、436.5;m/z実測値、437.0[M+
H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.31(d,J=6.
9Hz,1H),8.26(d,J=5.5Hz,1H),8.18(d,J=2.1H
z,1H),7.16(d,J=8.9Hz,2H),6.85(d,J=9.1Hz,
2H),5.98(d,J=5.5Hz,1H),4.09(s,1H),3.28-3
.25(m,1H),3.14-3.11(m,1H),2.98(s,6H),2.8
0-2.70(m,2H),1.96-1.81(m,2H),1.68-1.55(m
,2H)。
【3932】
実施例950:(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(m-トリ
ル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド。
【3933】
【3934】
実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりにm-トルイジンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(
3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1
)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを
使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C21H21N5O2Sの質量計算
値、407.5;m/z実測値、408.1[M+H]+。1H NMR(400MHz
,DMSO-d6):δ 8.56(s,1H),8.27(s,1H),8.16(s
,1H),7.47-7.43(m,1H),7.30(d,J=7.7Hz,1H),
7.15-7.12(m,2H),5.84(s,1H),4.04(s,1H),3.
25-3.22(m,1H),3.09-3.05(m,1H),2.73(s,2H)
,2.38(s,3H),1.95-1.92(m,1H),1.85-1.82(m,
1H),1.67-1.50(m,2H)。
【3935】
実施例951:(R)-5-(4-クロロフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド。
【3936】
【3937】
実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに4-クロロアニリンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチ
ル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート及びト
リエチルアミンの代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボ
キシレート及びDIPEAを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C20
H18ClN5O2Sの質量計算値、427.9;m/z実測値、428.1[M+H]
+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.32(s,1H),9
.37(s,1H),9.18(s,1H),8.38-8.36(m,2H),7.7
0(d,J=8.7Hz,2H),7.53(d,J=8.6Hz,2H),6.11(
d,J=5.6Hz,1H),4.28-4.15(m,1H),3.31-3.29(
m,1H),3.20-3.17(m,1H),2.94-2.81(m,2H),1.
92-1.89(m,2H),1.82-1.57(m,2H)。
【3938】
実施例952:(R)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-5-(p-トリ
ル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド。
【3939】
【3940】
実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりにp-トルイジンを使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(
3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体1
)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキシレートを
使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C21H21N5O2Sの質量計算
値、407.5;m/z実測値、407.9[M+H]+。1H NMR(400MHz
,DMSO-d6):δ 8.56(s,1H),8.27(s,1H),8.19-8
.15(m,1H),7.59-7.56(m,2H),7.51-7.47(m,1H
),7.36(d,J=7.5Hz,2H),5.85-5.82(m,1H),4.0
6(s,1H),3.27-3.25(m,1H),3.10-3.07(m,1H),
2.75(s,2H),1.95-1.93(m,1H),1.86-1.83(m,1
H),1.66-1.57(m,2H)。
【3941】
実施例953:(R)-5-(4-フルオロフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジ
ン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド。
【3942】
【3943】
実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに4-フルオロアニリンを使用し、工程Gにおいてtert-ブ
チル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中
間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-カルボキシレ
ートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C20H18FN5O2Sの
質量計算値、411.5;m/z実測値、411.9[M+H]+。1H NMR(40
0MHz,DMSO-d6):δ 8.56(s,1H),8.30(s,1H),8.
21-8.19(m,1H),7.42-7.40(m,4H),5.91-5.88(
m,1H),4.09(s,1H),3.28-3.25(m,1H),3.12-3.
09(m,1H),2.79(s,2H),1.98-1.81(m,2H),1.71
-1.51(m,2H)。
【3944】
実施例954:(R)-5-(4-(tert-ブチル)フェニル)-4-オキソ-N
-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリア
ザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3945】
【3946】
実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工程Cにおいて2-メチル-4-フェ
ノキシアニリンの代わりに4-(tert-ブチル)アニリンを使用し、工程Gにおいて
tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキ
シレート(中間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-
カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C24H27N
5O2Sの質量計算値、449.6;m/z実測値、450.1[M+H]+。1H N
MR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.21(s,1H),9.15(br
s,1H),8.99(brs,1H),8.35(d,J=5.6Hz,1H),8.
27(d,J=7.5Hz,1H),7.62(d,J=8.8Hz,2H),7.37
(d,J=8.4Hz,2H),6.01(d,J=5.5Hz,1H),4.25-4
.17(m,1H),3.32-3.30(m,1H),3.21-3.18(m,1H
),2.94-2.76(m,2H),1.97-1.85(m,2H),1.78-1
.58(m,2H),1.36(s,9H)。
【3947】
実施例955:(R)-5-(4-イソプロポキシ-3-メチルフェニル)-4-オキ
ソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-
トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3948】
【3949】
工程A:(R)-tert-ブチル3-(3-アミノ-4-((4-イソプロポキシ-
3-メチルフェニル)アミノ)チエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド)ピ
ペリジン-1-カルボキシレート。撹拌棒を備えたマイクロ波バイアルに、2-クロロ-
4-ヨードニコチノニトリル(1441mg、5.449mmol)、4-イソプロポキ
シ-3-メチルアニリン(907mg、5.49mmol)、DPEPhos(144m
g、0.268mmol)、Pd(OAc)2(58.0mg、0.258mmol)、
及びCs2CO3(1775mg、5.448mmol)を添加した。シリンジを介して
バイアルにジオキサン(10mL)を添加し、混合物を真空下で1分間脱気し、次に窒素
に通気した。反応物をマイクロ波により150℃で30分間加熱した。反応物を室温に冷
却し、シリンジを介して(R)-tert-ブチル3-(2-メルカプトアセトアミド)
ピペリジン-1-カルボキシレート(中間体22)(ジオキサン中0.49M、10mL
、4.9mmol)で処理し、窒素で排気及びフラッシュし、150℃で20分間撹拌し
た。次に、反応物を室温に冷却した。次に、反応混合物を空気中で固体CDI(2230
mg、13.75mmol)で一度に処理し、再封止し、窒素で排気及びフラッシュし、
150℃で20分間撹拌した。CDI反応は起こらなかったので、中間体を精製した。次
に、反応物をEtOAc(100mL)及び飽和重炭酸ナトリウム水溶液(100mL)
で希釈し、分離した。水層をEtOAc(100mL)で再度抽出し、合わせた有機物を
無水MgSO4で乾燥させ、濃縮乾固させ、フラッシュカラムクロマトグラフィで精製し
て、標記化合物を得た(558mg、収率19.0%)。MS(ESI):C28H37
N5O4Sの質量計算値、539.70;m/z実測値、540.2[M+H]+。
【3950】
工程B:(R)-tert-ブチル3-(5-(4-イソプロポキシ-3-メチルフェ
ニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレート。(R)-tert
-ブチル3-(3-アミノ-4-((4-イソプロポキシ-3-メチルフェニル)アミノ
)チエノ[2,3-b]ピリジン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボキシレ
ート(558mg、1.03mmol)を25mLのマイクロ波容器(Biotage)
に添加し、Cs2CO3(589mg、1.81mmol)及びCDI(360mg、2
.22mmol)で処理した。混合物をジオキサン(10mL)に懸濁し、蓋をして、1
50℃で20分間加熱した。この反応混合物をDCM(20mL)で処理し、濾過し、濃
縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製して、標記化合物を黄色
の油状物として得た(478.1mg、収率81.74%)。MS(ESI):C29H
35N5O5Sの質量計算値、565.69;m/z実測値、566.1[M+H]+。
【3951】
工程C:(R)-5-(4-イソプロポキシ-3-メチルフェニル-4-オキソ-N-
(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド。ジオキサン(4mL)中の(R)-tert-ブ
チル3-(5-(4-イソプロポキシ-3-メチルフェニル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)
ピペリジン-1-カルボキシレート(478.1mg、0.8450mmol)の溶液を
ジオキサン中4MのHCl(10mL、40mmol)で処理した。室温で30分後、ゴ
ム状の沈殿物がバイアルの底に沈殿した。ジオキサンを注ぎ出し、沈殿物を20mLの飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液で処理し、DCM(2×50mL)で抽出し、無水MgSO
4で乾燥し、濃縮乾固させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィで精製し、貯留
された画分を濃縮乾固させ、DCM(2mL)に溶解し、10mLのヘキサンで沈殿させ
て白色の沈殿物を得た。沈殿物を濾過により回収し、真空下で乾燥させて、標記化合物を
オフホワイト色の固体として得た。1つの画分(63mg)を逆相酸性HPLCにより精
製して、標記化合物を得た(38.4mg、収率9.76%)。MS(ESI):C24
H27N5O3Sの質量計算値、465.6;m/z実測値、466.2[M+H]+。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 8.55-8.40(d,J=7
.6Hz,1H),8.17-8.09(d,J=5.5Hz,1H),7.12-7.
00(s,3H),5.90-5.81(d,J=5.5Hz,1H),4.70-4.
59(m,1H),4.25-3.37(m,3H),3.22-3.13(m,1H)
,3.06-2.96(d,J=12.1Hz,1H),2.72-2.58(m,2H
),2.16(s,3H),1.98-1.86(m,1H),1.84-1.70(m
,1H),1.64-1.45(m,2H),1.39-1.25(d,J=5.9Hz
,6H)。
【3952】
実施例956:(R)-5-(4-アミノフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン
-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド。
【3953】
【3954】
工程A:(R)-5-(4-ニトロフェニル)4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イ
ル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド。実施例1の方法1、工程C~Hと同様の方法で、工程Cにおいて2-メ
チル-4-フェノキシアニリンの代わりに4-ニトロアニリンを使用し、工程Gにおいて
tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキ
シレート(中間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピペリジン-1-
カルボキシレートを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C20H18N
6O4Sの質量計算値、438.46;m/z実測値、439.1[M+H]+。
【3955】
工程B:(R)-5-(4-アミノフェニル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-
イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2
-カルボキサミド。MeOH(10mL)中の(R)-5-(4-ニトロフェニル)-4
-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5
,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(100mg、0.228mmol
)の溶液に、10%のPd/C(30mg)を添加した。反応物をH2雰囲気下、室温で
終夜撹拌した。Pd/Cを濾過し、濾液を濃縮乾固させ、分取HPLC((Gemini
-C18、150×21.2mm、5μm、移動相A:H2O(0.1% TFA(水溶
液))、V/V;B:アセトニトリル、20%~25%(A中のB))で精製して、標記
化合物を黄色の固体として得た(11.1mg、12.0%収率)。MS(ESI):C
20H20N6O2Sの質量計算値、408.5;m/z実測値、409.1[M+H]
+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.20(s,1H),9
.12(s,1H),8.98(s,1H),8.36(d,J=5.5Hz,1H),
8.29(d,J=5.6Hz,1H),7.38(s,2H),7.26(s,2H)
,6.06(d,J=5.5Hz,1H),4.20(brs,1H),3.33-3.
30(m,1H),3.22-3.19(m,1H),2.94-2.77(m,2H)
,1.92(brs,2H),1.78-1.60(m,2H)。
【3956】
実施例957:(S,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-3-フェノキシフェニル)-4-オキ
ソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カ
ルボキサミド;
【3957】
【3958】
実施例75と同様の方法を使用し(EZ)-2-クロロ-3-シクロプロピル-プロパ
-2-エン酸(中間体39)及び(S)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3
,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例912)を使用して、
標記化合物を調製して白色の固体を得た。MS(ESI):C34H30N6O4Sの質
量計算値、618.7;m/z実測値、619.2[M+H]+。1H NMR(400
MHz,DMSO-d6):δ 10.22(s,1H),8.37(d,J=5.4H
z,1H),8.16(d,J=7.1Hz,1H),7.48-7.37(m,3H)
,7.30-7.23(m,1H),7.16-7.06(m,2H),7.03-6.
97(m,2H),6.63-6.57(m,1H),6.03(d,J=5.4Hz,
1H),4.18-3.80(m,3H),3.14-2.73(m,2H),1.99
(s,3H),1.95-1.67(m,4H),1.56-1.45(m,1H),1
.20-1.11(m,2H),1.02-0.83(m,2H)。
。
【3959】
実施例958:(R)-5-(*S)-(6-イソプロポキシ-4-メチルピリジン-
3-イル)-4-オキソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1
-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3960】
【3961】
実施例1の方法1、工程A~H(*Sアトロプ異性体を得るための工程Fの後のキラル
分割法Aを含む)と同様の方法で、工程Aにおいて、5-フルオロ-2-ニトロトルエン
及びフェノールの代わりに2-フルオロ-4-メチル-5-ニトロピリジン及び2-プロ
パノールを使用し、工程BにおいてFe、EtOH/H2O、及びNH4Clの代わりに
Pd/C及びMeOHを使用し、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの
代わりに6-イソプロポキシ-4-メチルピリジン-3-アミンを使用し、及び工程Gに
おいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カ
ルボキシレート(中間体1)の代わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピロリジン
-1-カルボキシレートを使用し、工程HにおいてHClの代わりにTFAを使用して、
標記化合物を調製した。MS(ESI):C22H24N6O3Sの質量計算値、452
.5;m/z実測値、453.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl
3):δ 8.30(d,J=5.5Hz,1H),8.01(s,1H),7.62(
s,1H),6.71(d,J=0.8Hz,1H),6.01(d,J=5.5Hz,
1H),4.75(s,1H),3.55-3.36(m,6H),3.26(ddd,
J=1.4,8.6,6.4Hz,1H),2.42-2.31(m,1H),2.20
-2.08(m,4H),1.36(dd,J=14.5,6.1Hz,6H)。
【3962】
実施例959:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S
)-(6-イソプロポキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジ
ヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3963】
【3964】
実施例1の方法1、工程Iと同様の方法で、N-((3R,5R)-1-アクリロイル
-5-フルオロピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-フェノキシフェニル)
-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド、プロペ-2-エノイルクロリド及びトリエチルアミンの代わり
に、(R)-5-(*S)-(6-イソプロポキシ-4-メチルピリジン-3-イル)-
4-オキソ-N-(ピロリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,
5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(中間体958)、アクリル酸無
水物及びDIPEAを使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C25H26
N6O4Sの質量計算値、506.6;m/z実測値、507.2[M+H]+。1H
NMR(500MHz,CDCl3):δ 8.34(t,J=5.6Hz,1H),8
.01(d,J=4.6Hz,1H),6.72(s,1H),6.49-6.31(m
,2H),6.04(dd,J=8.0,5.4Hz,1H),5.70(ddd,J=
16.2,9.1,3.2Hz,1H),5.38-5.26(m,1H),4.80-
4.65(m,1H),4.12(q,J=7.1Hz,1H),3.85-3.61(
m,3H),2.39-2.19(m,2H),2.16-1.99(m,5H),1.
45-1.28(m,6H)。
【3965】
実施例960:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-(1-メチルシクロブチル
)アクリロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-6-フェノキシピリジン
-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3966】
【3967】
工程A:(R)-5-(2-メチル-6-フェノキシピリダジンー3-イル)-4-オ
キソ-N-(ピペリジン-3-イル)-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8
-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。実施例1の方法1、工程A~Hで記載
されるものと同様の条件を使用し、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニトロトルエンの
代わりに6-クロロ-2-メチル-3-ニトロピリジンを使用し、工程BにおいてFe、
EtOH/H2O、及びNH4Clの代わりにPd/C及びMeOHを使用し、工程Cに
おいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに2-メチル-6-フェノキシピリ
ジン-3-アミン(中間体49)を使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5
R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに(R)-
tert-ブチル3-アミノピロペリジン-1-カルボキシレートを使用して、標記化合
物を調製して、標記化合物を得た。MS(ESI):C26H24N6O3Sの質量計算
値、500.57;m/z実測値、501.1[M+H]+。
【3968】
工程B:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-(1-メチルシクロブチル)アク
リロイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-
イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナ
フチレン-2-カルボキサミド。丸底フラスコに、(R)-N-(1-(2-シアノアセ
チル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル
)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチ
レン-2-カルボキサミド(中間体77、200mg、0.352mmol)、3-メチ
ルオキセタン-3-カルバルデヒド(106mg、1.06mmol)、ピペリジン(0
.3mL)、AcOH(0.1mL)、4Aモレキュラーシーブ(500mg)、及びジ
オキサン(5mL)を添加し、還流下で1時間で撹拌した。この混合物を濾過し、濾液を
濃縮乾固した。残渣を順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)により精製し
、標記化合物を明黄色の固体として得た(165mg、収率72.1%)。MS(ESI
):C34H31N7O5Sの質量計算値、649.72;m/z実測値、650.2[
M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 10.25(s,1
H),8.36-8.32(m,1H),8.24-8.07(m,1H),7.91-
7.82(m,1H),7.48-7.40(m,2H),7.35-7.31(m,1
H),7.27-7.18(m,3H),7.02-6.97(m,1H),6.11-
6.06(m,1H),4.88-4.52(m,2H),4.45-4.01(m,3
H),3.97-3.79(m,2H),3.19-2.98(m,1H),2.96-
2.61(m,1H),2.15-2.09(m,3H),2.01-1.89(m,1
H),1.88-1.76(m,1H),1.74-1.48(m,5H)。
【3969】
実施例961:N1-((E)-4-(((R-3-(1-(2-メチル-6-フェノ
キシピリジン-3-イル)-2-オキソ-1,2,3,5-テトラヒドロシクロペンタ[
de]キナゾリン-4--カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-4-オキソブタ-
2-エン-1-イル)-N5-(15-オキソ-19-((3aR,4R,6aS)-2
-オキソオクタヘキサヒドロシクロペンタ[d]イミダゾ-4-リル)-4,7,10-
トリオキサ-14-アザノナデシル)グルタルアミド。
【3970】
【3971】
工程A:5,21-ジオキソ-25-((3aR,4R,6aS)-2-オキソオクタ
ヒドロシクロペンタ[d]イミダゾール-4-イル)-10,13,16-トリオキサ-
6,20-ジアザペンタコサン-1-酸。実施例237、工程A~Eに記載されるものと
同様の条件を使用して、標記化合物を白い固体として調製した。
【3972】
工程B:(R,E)-tert-ブチル(4-(3-(5-(2-メチル-6-フェノ
キシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,
8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-4-オキ
ソブタ-2-エン-1-イル)カルバメート。実施例1の方法1、工程A~Iと同様の方
法で、工程Aにおいて(2R,4S)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボキシレー
トの代わりに6-クロロ-2-メチル-3-ニトロピリジンを使用し、工程BにおいてF
e、EtOH/H2O、及びNH4Clの代わりにPd/C及びMeOHを使用し、工程
Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代わりに2-メチル-6-フェノキシ
ピリジン-3-アミン(中間体49)を使用し、工程Gにおいてtert-ブチル(3R
,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート(中間体)の代
わりに(R)-tert-ブチル3-アミノピロペリジン-1-カルボキシレートを使用
し、工程Iにおいてプロパ-2-エノイルクロリド及びDCMの代わりに(E)-4-(
(tert-ブトキシカルボニル)アミノ)ブタ-2-エン酸、DMF及びHATUを使
用して、標記化合物を調製した。
【3973】
工程C:N1-((E)-4-(((R-3-(1-(2-メチル-6-フェノキシピ
リジン-3-イル)-2-オキソ-1,2,3,5-テトラヒドロシクロペンタ[de]
キナゾリン-4-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-4-オキソブタ-2-エン
-1-イル)-N5-(15-オキソ-19-((3aR,4R,6aS)-2-オキソ
オクタヒドロシクロペンタ[d]イミダゾ-4-リル)-4,7,10-トリオキサ-1
4-アザノナデシル)グルタルアミド。メタノール(20mL)中の4.0MのHCl中
の(R,E)-tert-ブチル(4-(3-(5-(2-メチル-6-フェノキシピリ
ジン-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリ
アザアセナフチレン-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)-4-オキソブタ-
2-エン-1-イル)カルバメート(900mg、1.32mmol)の溶液を室温で1
時間撹拌した。反応物を濃縮乾固させて、de-Boc生成物を得た。DMF(10mL
)中の5,21-ジオキソ-25-((3aR,4R,6aS)-2-オキソオクタヒド
ロシクロペンタ[d]イミダゾール-4-イル)-10,13,16-トリオキサ-6,
20-ジアザペンタコサン-1-酸(738mg、1.32mmol)、トリエチルアミ
ン(266mg、2.63mmol)及びHATU(600mg、1.58mmol)の
溶液を室温で15分間撹拌して、活性化エステル溶液を得た。de-Boc生成物をDM
F(10mL)及びトリエチルアミン(266mg、2.63mmol)に溶解し、活性
化エステル溶液を添加した。混合物を室温で10分間撹拌し、TLCにより反応が完了し
たことが示された。混合物を順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)により
精製し、標記化合物を明黄色の固体として得た(1.1g、収率99%)。MS(ESI
):C55H71D5N11O11S2の質量計算値、1126.35;m/z実測値、
1126.5[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.40
-8.32(m,1H),7.90-7.76(m,1H),7.50-7.41(m,
2H),7.27-7.22(m,1H),7.22-7.15(m,2H),6.95
-6.87(m,1H),6.76-6.64(m,1H),6.59-6.50(m,
1H),6.20-6.12(m,1H),4.52-4.42(m,1H),4.33
-4.07(m,2H),4.03-3.87(m,3H),3.67-3.43(m,
12H),3.28-3.12(m,6H),3.05-2.83(m,2H),2.7
4-2.63(m,1H),2.32-2.24(m,5H),2.24-2.13(m
,4H),2.12-1.99(m,1H),1.97-1.82(m,3H),1.8
0-1.50(m,10H),1.48-1.35(m,2H)。
【3974】
実施例962:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-4-エトキシ-4-メチルペン
テ-2-ノイル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-6-フェノキシピリジン
-3-イル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザ
アセナフチレン-2-カルボキサミド。
【3975】
【3976】
ジオキサン(15mL)中の(R)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-
3-イル)-5-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4
,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキ
サミド(中間体77)(500mg、0.881mmol)、2-エトキシ-2-メチル
プロパナール(205mg、1.76mmol)、及び酢酸(100μLL)の溶液に、
ピペリジン(300μL)を添加し、還流下で1時間加熱した。反応物を濃縮乾固させ、
順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO2)で精製して、標記化合物を淡黄色の
固体として得た(86mg、収率14%)。MS(ESI):C35H35N7O5Sの
質量計算値、665.76;m/z実測値、666.3[M+H]+。1H NMR(4
00MHz,CD3OD):δ 8.36-8.26(m,1H),7.85-7.74
(m,1H),7.48-7.38(m,2H),7.28-7.14(m,3H),6
.93-6.83(m,2H),6.15-6.06(m,1H),4.52-3.81
(mz,3H),3.54-3.43(m,2H),3.28-2.74(m,2H),
2.28-2.18(m,3H),2.10-2.01(m,1H),1.96-1.8
5(m,1H),1.81-1.57(m,2H),1.47-1.32(m,6H),
1.27-1.12(m,3H)。
【3977】
実施例963:(R,E)-N-(1-(2-シアノ-3-シクロプロピルアクリロイ
ル)ピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)
-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレ
ン-2-カルボキサミド。
【3978】
【3979】
ジオキサン(8mL)中の(R)-N-(1-(2-シアノアセチル)ピペリジン-3
-イル)-5-(2-メチル-6-フェノキシピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド(中間体77)(500mg、0.881mmol)、シクロプロパンカルバルデヒ
ド(617mg、8.81mmol)、酢酸(0.1mL)、ピペリジン(0.3mL)
、及び4Aモレキュラーシーブ(500mg)の溶液をN2でパージした後、105℃で
1時間撹拌した。固体を濾過し、液体を順相フラッシュカラムクロマトグラフィ(SiO
2)で精製して、標記化合物を灰色の固体として得た(190mg、収率34.8%)。
MS(ESI):C33H29N7O4Sの質量計算値、619.69;m/z実測値、
620.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 9.51(
s,1H),8.38(d,J=5.5Hz,1H),7.59-7.48(m,1H)
,7.46-7.39(m,2H),7.26-7.18(m,3H),6.83-6.
80(m,1H),6.79-6.62(m,1H),6.05(d,J=5.5Hz,
1H),4.24-4.09(m,1H),4.09-3.29(m,4H),2.30
-2.25(m,3H),2.13-1.87(m,3H),1.84-1.68(m,
2H),1.28-1.23(m,2H),1.02-0.84(m,2H)。
【3980】
実施例29:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*R)
-(2-メチル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
。
【3981】
【3982】
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(
ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例781)を、キ
ラルSFC(固定相:CHIRALCEL OJ-H、5μm、250×20mm、移動
相:80% CO2、20% MeOH)によって分割し、*Rアトロプ異性体を得、続
けて実施例1の方法1、工程Iを行って、標記化合物を得た。MS(ESI):C28H
24N6O4Sの質量計算値、540.6;m/z実測値、541.2[M+H]+。1
H NMR(400MHz,CDCl3):δ 9.53(d,J=24.1Hz,1H
),8.37(t,J=5.4Hz,1H),8.25(dd,J=4.9,2.1Hz
,1H),7.75(tt,J=8.3,1.5Hz,1H),7.26-6.92(m
,5H),6.51-6.33(m,2H),6.10(dd,J=7.1,4.6Hz
,1H),5.83-5.59(m,1H),5.30(d,J=2.8Hz,1H),
4.73(dd,J=14.9,8.7Hz,1H),4.06-3.51(m,4H)
,2.45-1.72(m,5H)。
【3983】
実施例30:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(*S)
-(2-メチル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
。
【3984】
【3985】
(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(
ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例781)を、キ
ラルSFC(固定相:CHIRALCEL OJ-H、5μm、250×20mm、移動
相:80% CO2、20% MeOH)によって分割し、*Sアトロプ異性体を得、続
けて実施例1の方法1、工程Iを行って、標記化合物を得た。MS(ESI):C28H
24N6O4Sの質量計算値、540.6;m/z実測値、541.2[M+H]+。1
H NMR(400Mhz,クロロホルム-d)δ 9.52(d,J=24.8Hz,
1H),8.45-8.32(m,1H),8.32-8.20(m,1H),7.84
-7.68(m,1H),7.22-6.94(m,4H),6.54-6.34(m,
2H),6.17-6.00(m,1H),5.81-5.65(m,1H),5.36
-5.25(m,1H),4.79-4.62(m,1H),4.02-3.51(m,
4H),2.44-1.99(m,5H),1.83-1.48(m,1H)。
【3986】
実施例31:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)
-(2-メチル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
。
【3987】
【3988】
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(
ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例778)を、キ
ラルSFC(固定相:CHIRALCEL OD-H、5μm、250×30mm、移動
相:45% CO2、55% MeOH)によって分割し、*Rアトロプ異性体を得、続
けて実施例1の方法1、工程Iを行って、標記化合物を得た。MS(ESI):C29H
26N6O4Sの質量計算値、554.6;m/z実測値、555.2[M+H]+。1
H NMR(400MHz,CDCl3):δ 9.47(s,1H),8.51-8.
02(m,2H),7.93-7.68(m,1H),7.26-6.93(m,4H)
,6.71-6.16(m,2H),6.20-5.45(m,3H),4.23-3.
29(m,5H),2.17(s,3H),2.10-1.55(m,5H)。
【3989】
実施例32:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)
-(2-メチル-4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-
ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド
。
【3990】
【3991】
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(
ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チ
ア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例778)を、キ
ラルSFC(固定相:CHIRALCEL OD-H、5μm、250×30mm、移動
相:45% CO2、55% MeOH)によって分割し、*Sアトロプ異性体を得、続
けて実施例1の方法1、工程Iを行って、標記化合物を得た。MS(ESI):C29H
26N6O4Sの質量計算値、554.6;m/z実測値、555.2[M+H]+。1
H NMR(400MHz,CDCl3):δ 9.46(s,1H),8.41-8.
18(m,2H),7.86-7.67(m,1H),7.26-6.81(m,5H)
,6.71-5.45(m,4H),4.28-3.23(m,5H),2.35-1.
46(m,8H)。
【3992】
実施例33:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)
-(2-メチル-4-((2-メチルピリジン-3-イル)オキシ)フェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド。
【3993】
【3994】
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(
(2-メチルピリジン-3-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例
773)を、キラルSFC(固定相:CHIRALCEL OD-H、5μm、250×
30mm、移動相:45% CO2、55% MeOH)によって分割し、*Rアトロプ
異性体を得、続けて実施例1の方法1、工程Iを行って、標記化合物を得た。MS(ES
I):C30H28N6O4Sの質量計算値、568.7;m/z実測値、569.2[
M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 9.48(s,1H),
8.46-8.25(m,2H),7.42-7.31(m,1H),7.25-7.1
3(m,2H),7.05-6.81(m,2H),6.76-6.21(m,3H),
6.03-5.97(m,1H),5.73(d,J=12.0Hz,1H),4.26
-3.21(m,5H),2.54(s,3H),2.16-1.64(m,7H)。
【3995】
実施例34:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)
-(2-メチル-4-((2-メチルピリジン-3-イル)オキシ)フェニル)-4-オ
キソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-
カルボキサミド。
【3996】
【3997】
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(
(2-メチルピリジン-3-イル)オキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例
773)を、キラルSFC(固定相:CHIRALCEL OD-H、5μm、250×
30mm、移動相:45% CO2、55% MeOH)によって分割し、*Sアトロプ
異性体を得、続けて実施例1の方法1、工程Iを行って、標記化合物を得た。MS(ES
I):C30H28N6O4Sの質量計算値、568.7;m/z実測値、569.2[
M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 9.49(s,1H),
8.53-8.26(m,2H),7.42-7.25(m,1H),7.22-7.0
8(m,2H),7.03-6.86(m,2H),6.72-6.23(m,3H),
6.09-5.69(m,2H),4.27-3.24(m,5H),2.54(s,3
H),2.22-1.62(m,7H)。
【3998】
実施例35:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*R)
-(2-メチル-4-(ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド。
【3999】
【4000】
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(
ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例784)を、
キラルSFC(固定相:CHIRALCEL OJ-H、5μm、250×20mm、移
動相:75% CO2、25% MeOH)によって分割し、*Rアトロプ異性体を得、
続けて実施例1の方法1、工程Iを行って、標記化合物を得た。MS(ESI):C28
H25N7O4Sの質量計算値、555.6;m/z実測値、556.2[M+H]+。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 9.49(s,1H),9.09-8
.92(m,1H),8.48-8.29(m,1H),7.70-7.49(m,1H
),7.38-7.22(m,5H),6.76-5.49(m,3H),4.26-3
.22(m,5H),2.20(s,3H),2.16-1.64(m,5H)。
【4001】
実施例36:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(*S)
-(2-メチル-4-(ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5
-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミ
ド。
【4002】
【4003】
(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-メチル-4-(
ピリダジン-3-イルオキシ)フェニル)-4-オキソ-4,5-ジヒドロ-3H-1-
チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド(実施例784)を、
キラルSFC(固定相:CHIRALCEL OJ-H、5μm、250×20mm、移
動相:75% CO2、25% MeOH)によって分割し、*Sアトロプ異性体を得、
続けて実施例1の方法1、工程Iを行って、標記化合物を得た。MS(ESI):C28
H25N7O4Sの質量計算値、555.6;m/z実測値、556.2[M+H]+。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 9.49(s,1H),9.09-8
.92(m,1H),8.48-8.29(m,1H),7.70-7.49(m,1H
),7.38-7.22(m,5H),6.76-5.49(m,3H),4.26-3
.22(m,5H),2.20(s,3H),2.16-1.64(m,5H)。
【4004】
実施例972:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(5-(ピリダジン-3-イルオキシ)ピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【4005】
【4006】
方法1、工程A、C~Gと同様の方法で、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニトロト
ルエン及びフェノールの代わりに3,6-ジクロロピリダジン及び6-アミノピリジン-
3-オールを使用し、工程Bは行わず、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニ
リンの代わりに5-(ピリダジン-3-イルオキシ)ピリジン-2-アミンを使用し、及
び工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジ
ン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに(R)-1-(3-アミノピペリジン
-1-イル)プロパ-2-エン-1-オン(中間体15)を使用して、標記化合物を調製
した。MS(ESI):C26H22N8O4Sの質量計算値、542.6;m/z実測
値、543.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 9.0
2-8.94(m,1H),8.62(s,1H),8.27(d,J=5.4Hz,1
H),8.04-7.95(m,1H),7.83-7.70(m,2H),7.60-
7.51(m,1H),6.88-6.68(m,1H),6.36-6.26(m,1
H),6.23-6.11(m,1H),5.74-5.63(m,1H),4.57-
4.27(m,1H),4.24-3.85(m,2H),3.17-3.04(m,1
H),2.89-2.76(m,1H),2.07-1.96(m,1H),1.87-
1.78(m,1H),1.75-1.62(m,1H),1.59-1.45(m,1
H)。
【4007】
実施例973:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-4-オキソ
-5-(5-(ピリダジン-3-イルオキシ)ピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ
-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサミド。
【4008】
【4009】
方法1、工程A、C~Gと同様の方法で、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニトロト
ルエン及びフェノールの代わりに3,6-ジクロロピリダジン及び6-アミノピリジン-
3-オールを使用し、工程Bは行わず、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニ
リンの代わりに5-(ピリダジン-3-イルオキシ)ピリジン-2-アミンを使用し、及
び工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジ
ン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに1-[(3R)-3-アミノピロリジ
ン-1-イル]プロパパ-2-エン-1-オン(中間体5)を使用して、標記化合物を調
製した。MS(ESI):C25H20N8O4Sの質量計算値、528.5;m/z実
測値、529.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ
10.31(s,1H),9.07(s,1H),8.64(s,1H),8.42-8
.30(m,2H),8.10-8.02(m,1H),7.90-7.80(m,1H
),7.80-7.70(m,1H),7.68-7.60(m,1H),6.66-6
.47(m,1H),6.24-6.06(m,2H),5.70-5.60(m,1H
),4.57-4.38(m,1H),3.93-3.48(m,3H),3.48-3
.36(m,1H),2.26-1.90(m,2H)。
【4010】
実施例974:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-6-(ピリダジン-3-イルオキシ)ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド。
【4011】
【4012】
方法1、工程A~Gと同様の方法で、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニトロトルエ
ン及びフェノールの代わりに3,6-ジクロロピリダジン及び5-アミノピリジン-2-
オールを使用し、工程BにおいてFe、EtOH/H2O、及びNH4Clの代わりにP
d/C及びMeOHを使用し、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代
わりに2-メチル-6-(ピリダジン-3-イルオキシ)ピリジン-3-アミンを使用し
、及び工程Gにおいてtert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペ
リジン-1-カルボキシレート(中間体1)の代わりに1-[(3R)-3-アミノピロ
リジン-1-イル]プロパ-2-エン-オン(中間体5)を使用して、標記化合物を調製
した。MS(ESI):C26H22N8O4Sの質量計算値、542.6;m/z実測
値、543.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 9.1
1-9.03(m,1H),8.39-8.33(m,1H),8.04-7.95(m
,1H),7.89-7.82(m,1H),7.71-7.64(m,1H),7.3
3-7.26(m,1H),6.69-6.53(m,1H),6.33-6.22(m
,2H),5.80-5.70(m,1H),4.68-4.55(m,1H),4.0
6-3.73(m,2H),3.70-3.51(m,2H),2.37-2.10(m
,5H)。
【4013】
実施例975:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(2-
メチル-6-(ピリダジン-3-イルオキシ)ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド。
【4014】
【4015】
方法1、工程A~Gと同様の方法で、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニトロトルエ
ン及びフェノールの代わりに3,6-ジクロロピリダジン及び5-アミノピリジン-2-
オールを使用し、工程BにおいてFe、EtOH/H2O、及びNH4Clの代わりにP
d/C及びMeOHを使用し、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシアニリンの代
わりに2-メチル-6-(ピリダジン-3-イルオキシ)ピリジン-3-アミンを使用し
、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン-1-カルボ
キシレートの代わりに(R)-1-(3-アミノピペリジン-1-イル)プロパ-2-エ
ン-オン(中間体15)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI):C27H
24N8O4Sの質量計算値、556.6;m/z実測値、557.1[M+H]+。1
H NMR(400MHz,CD3OD):δ 9.11-9.04(m,1H),8.
42-8.34(m,1H),8.27-8.18(s,1H),8.03-7.95(
m,1H),7.89-7.82(m,1H),7.70-7.62(m,1H),7.
34-7.26(m,1H),6.87-6.74(m,1H),6.28-6.14(
m,2H),5.80-5.67(m,1H),4.63-4.26(m,1H),4.
22-3.89(m,2H),3.25-3.09(m,1H),2.99-2.82(
m,1H),2.31-2.23(m,3H),2.14-2.01(m,1H),1.
93-1.82(m,1H),1.78-1.67(m,1H),1.66-1.53(
m,1H)。
【4016】
実施例976:(R)-N-(1-アクリロイルピペリジン-3-イル)-5-(4-
メチル-6-(ピリダジン-3-イルオキシ)ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド。
【4017】
【4018】
方法1、工程A~Gと同様の方法で、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニトロトルエ
ン及びフェノールの代わりに3,6-ジクロロピリダジン及び5-アミノ-4-メチルピ
リジン-2-オールを使用し、工程BにおいてFe、EtOH/H2O、及びNH4Cl
の代わりにPd/C、DIPEA、及びMeOHを使用し、工程Cにおいて2-メチル-
4-フェノキシアニリンの代わりに4-メチル-6-(ピリダジン-3-イルオキシ)ピ
リジン-3-アミンを使用し、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フル
オロピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに(R)-1-(3-アミノピペリジン
-1-イル)プロパ-2-エン-オン(中間体15)を使用して、標記化合物を調製した
。MS(ESI):C27H24N8O4Sの質量計算値、556.6;m/z実測値、
557.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.95-
8.81(m,1H),8.22-8.13(m,1H),8.06-7.99(m,1
H),7.74-7.59(m,1H),7.51-7.42(m,1H),7.25-
7.15(m,1H),6.70-6.51(m,1H),6.11-5.92(m,2
H),5.62-5.46(m,1H),4.43-4.05(m,1H),4.05-
3.69(m,2H),3.08-2.90(m,1H),2.84-2.61(m,1
H),2.15-2.05(m,3H),1.96-1.81(m,1H),1.76-
1.31(m,3H)。
【4019】
実施例977:(R)-N-(1-アクリロイルピロリジン-3-イル)-5-(4-
メチル-6-(ピリダジン-3-イルオキシ)ピリジン-3-イル)-4-オキソ-4,
5-ジヒドロ-3H-1-チア-3,5,8-トリアザアセナフチレン-2-カルボキサ
ミド。
【4020】
【4021】
方法1、工程A~Gと同様の方法で、工程Aにおいて5-フルオロ-2-ニトロトルエ
ン及びフェノールの代わりに3,6-ジクロロピリダジン及び5-アミノ-4-メチルピ
リジン-2-オールを使用し、工程BにおいてFe、EtOH/H2O、及びNH4Cl
の代わりにPd/C及びMeOHを使用し、工程Cにおいて2-メチル-4-フェノキシ
アニリンの代わりに4-メチル-6-(ピリダジン-3-イルオキシ)ピリジン-3-ア
ミンを使用し、tert-ブチル(3R,5R)-3-アミノ-5-フルオロピペリジン
-1-カルボキシレートの代わりに1-[(3R)-3-アミノピロリジン-1-イル]
プロパ-2-エン-オン(中間体5)を使用して、標記化合物を調製した。MS(ESI
):C26H22N8O4Sの質量計算値、542.6;m/z実測値、543.2[M
+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 8.89(d,J=1.3
Hz,1H),8.19(d,J=5.6Hz,1H),8.04(s,1H),7.7
2-7.61(m,1H),7.48(d,J=7.1Hz,1H),7.21(s,1
H),6.53-6.31(m,1H),6.16-6.00(m,2H),5.62-
5.52(m,1H),4.44(s,1H),3.90-3.26(m,4H),2.
24-2.04(m,4H),2.02-1.84(m,1H)。
【4022】
BTKキナーゼランサスキン結合アッセイ:BTKキナーゼlanthascreen
結合アッセイは、蛍光標識トレーサーと競合することによって、非リン酸化-BTKキナ
ーゼドメイン(UP-BTK)への化合物結合をモニタする。非リン酸化BTKタンパク
質(389-659aa)のキナーゼドメインからなるUP-BTKを、バキュロウイル
ス/昆虫細胞発現系で産生させた。384ウェルプレートに、2ngのGST標識ヒトB
TK(389-659aa)を、化合物、50nMのトレーサー236及び2nMの抗G
ST抗体と共に、最適化されたLanthascreen(商標)アッセイを用いて60
分間インキュベートした。60分後、プレートをInfinite F500(Teca
n)中で340nM及び615/665nMで読み取った。データは、ID Busin
ess Solutions(Guildford)のMicrosoft Excel
アドインからXlfit(商標)バージョン5.3を使用して分析した。pIC50は、
モル濃度でのIC50の負の対数を指す。
【4023】
【4024】
【4025】
【4026】
【4027】
【4028】
【4029】
【4030】
【4031】
【4032】
【4033】
【4034】
【4035】
【4036】
【4037】
【4038】
【4039】
【4040】
【4041】
【4042】
【4043】
【4044】
【4045】
【4046】
【4047】
【4048】
【4049】
【4050】
【4051】
【4052】
【4053】
【4054】
【4055】
【4056】
【4057】
【4058】
【4059】
【4060】
【4061】
【4062】
【4063】
【4064】
【4065】
【4066】
【4067】
【4068】
【4069】
【4070】
【4071】
【4072】
【4073】
【4074】
【4075】
【4076】
【4077】
【4078】
【4079】
【4080】
【4081】
【4082】
【4083】
【4084】
態様
態様1.式I’の化合物:
【4085】
【化1163】
式中、
R
1は、H又は-C
1~6アルキルであり;
R
2は、-C
0~6alk-ピペリジニル;-C
0~6alk-ピロリジニル;-C
0
~6alk-オキサゼパム;-C
0~6alk-アゼチジニル;
-C
0~6alk-アジリジニル;-C
0~6alk-アゼパニル;-C
0~6alk
-キヌクリジニル;-C
0~6alk-イミダゾリジニル;
-C
0~6alk-ピペラジニル;-C
0~6alk-モルホニル;-C
0~6alk
-テトラヒドロピラニル;又は-C
0~6alk-テトラヒドロフラニルであって、式中
、R
2は、任意で、以下:
-NR
8-C(O)-C(R
3)=CR4(R
5);-C(O)-C(R
3)=CR
4
(R
5);オキソ;ハロゲン;-CN;-OH;
-NR
6R
7;-C
1~6アルキル;-C
1~6alk-OH;-OC
1~6アルキル
;-C
3~6シクロアルキル;
-C
1~6ハロアルキル;-C
1~6アルカリール;-SO
2-C
1~6アルキル;-
SO
2-C
2~6アルケニル;-C(O)H;
-C(O)-C
1~6アルキル;-C(O)-C
3~6シクロアルキル;-C(O)-
C
1~6ハロアルキル;
-C(O)-C
2~6アルキニル;-C(O)-C
6~10アリール;-C(O)-ヘ
テロアリール;-C(O)-C
1~6alk-CN;
-C(O)-C
1~6alk-OH;-C(O)-C
1~6alk-SO
2-C
1~6
アルキル;-C(O)-O-C
1~6アルキル;
-C(O)-C
1~6alk-NR
6R
7;-C(O)-C
1~6alk-O-C
1~
6アルキル(式中、-C
1~6alk-は、任意で、-OH、-OC
1~6アルキル、又
は-NR
6R
7で置換されている);及び
-C(O)-C
0~6alk-ヘテロシクロアルキル(式中、-alk-は、任意でオ
キソで置換され、ヘテロシクロアルキルは、任意で-C
1~6アルキルで置換されている
);からなる群から独立して選択される1つ、2つ又は3つの置換基で置換されており;
式中、
R
3はH;-CN;ハロゲン;-C
1~6ハロアルキル;又は-C
1~6アルキルであ
り;
R
4及びR
5は、それぞれ独立して、H;ハロゲン;-C
1~6アルキル;
-OC
1~6アルキル;任意でC
1~6アルキルで置換されている-C
0~6alk-
C
3~6シクロアルキル;
任意で-C(O)C
1~6アルキル又は-C
1~6アルキルで置換されている-C
0~
6alk-ヘテロシクロアルキル;-C
1~6alk-OH;-C
0~6alk-NR
6
R
7;-C
1~6alk-O-C
1~6アルキル;
-C
1~6alk-NH-C
0~6alk-O-C
1~6アルキル;-C
1~6alk
-NHSO
2-C
1~6アルキル;
-C
1~6alk-SO
2-C
1~6アルキル;-NHC(O)-C
1~6アルキル;
又は-リンカーPEG-ビオチンであり;
R
6及びR
7は、それぞれ独立して、H;-C
1~6アルキル;-C
3~6シクロアル
キル;
-C(O)H、又は-CNであり;及び
R
8は、H又は-C
1~6アルキルであり;
Aは、結合、ピリジニル;フェニル;ナフタレニル;ピリミジニル;ピラジニル;ピリ
ダジニル;ハロゲンで任意に置換されているベンゾ[d][1,3]ジオキソリル;ベン
ゾチオフェニル;又はピラゾリル;であって以下:C
1~6アルキル;ハロゲン;-SF
5;-OC
1~6アルキル;-C(O)-C
1~6アルキル;及び-C
1~6ハロアルキ
ル;からなる群から独立して選択される1つ、2つ又は3つの置換基で置換されており;
Eは、-O-;結合;-C(O)-NH-;-CH
2;又は-CH
2-O-であり;
GはH;-C
3~6シクロアルキル;-フェニル;-チオフェニル;-C
1~6アルキ
ル;-ピリミジニル;-ピリジル;-ピリダジニル;
-ベンゾフラニル;-C
1~6ハロアルキル;酸素ヘテロ原子を含有する-ヘテロシク
ロアルキル;
-フェニル-CH
2-O-フェニル;-C
1~6alk-O-C
1~6アルキル;-N
R
6R
7;-SO
2C
1~6アルキル;又は-OHであり;式中、フェニル;チオフェニ
ル;ピリミジニル;ピリジル;ピリダジニル;又はベンゾフラニルは、任意で、以下:ハ
ロゲン;-C
1~6アルキル;-C
1~6ハロアルキル;-OC
1~6ハロアルキル;-
C
3~6シクロアルキル;-OC
1~6アルキル;
-CN;-OH;-C
1~6alk-O-C
1~6アルキル;-C(O)-NR
6R
7
;及び-C(O)-C
1~6アルキル;からなる群から独立して選択される1つ、2つ又
は3つの置換基で置換されており;
又はそれらの立体異性体又は同位体変種;
又はその薬学的に許容される塩。
態様2.R
1は、Hである、態様1に記載の化合物。
態様3.R
2は、-C
0~6alk-ピペリジニル、-C
0~6alk-ピロリジニル
、-C
0~1alk-ピペリジニル、-C
0~1alk-ピロリジニル、-C
0alk-
ピペリジニル、-C
0alk-ピロリジニルである、態様1又は2に記載の化合物。
態様4.R
2は、C
0~6alk-アゼチジニル;
-C
0~6alk-アゼパニル;-C
0~6alk-キヌクリジニル;-C
0~6al
k-イミダゾリジニル;又は-C
0~6アルキルである、態様1又は2に記載の化合物。
態様5.R
2は、C
0~6alk-オキサゼパニル又はC
0~6alk-モルホリニル
である、態様1又は態様2に記載の化合物。
態様6.R
2は、C
0~6alk-テトラヒドロピラニル又はC
0~6alk-テトラ
ヒドロフラニルである、態様1又は態様2に記載の化合物。
態様7.R
2は非置換である、態様1~6のいずれか一項に記載の化合物。
態様8.R
2は、1つ又は2つの置換基で置換され、好ましくはR
2は、1つの置換基
で置換されている、態様1~7のいずれか一項に記載の化合物。
態様9.R
2はオキソで置換されている、請求項8に記載の化合物。
態様10.R
2は、ハロゲン;
-CN;-OH;-C
1~6アルキル;-C
1~6ハロアルキル;-C
1~6alk-
OH;-OC
1~6アルキル;-C
3~6シクロアルキル;-NR
6R
7;又は-C
1~
6アルカリールで置換されている、態様8又は態様9に記載の化合物。
態様11.R
2は、-C(O)H;
-C(O)-C
1~6アルキル;-C(O)-C
3~6シクロアルキル;-C(O)-
C
1~6ハロアルキル;-(C(O)-アルキニル;
-C(O)-C
6~10アリール;-C(O)-C
1~6alk-CN;-C(O)-
C
1~6alk-OH;-C(O)-O-C
1~6アルキル;
-C(O)-C
1~6alk-NR
6R
7;又は-C(O)-C
1~6alk-O-C
1~6アルキル(式中、C
1~6alk-は、任意で、OH、C
1~6アルキル、又はN
R
6R
7で置換されている)で置換されている、態様8~10のいずれか一項に記載の化
合物。
態様12.R
2は、-C(O)-ヘテロアリール又は-C(O)-C
0~6alk-ヘ
テロシクロアルキル(式中、ヘテロシクロアルキルは、任意でC
1~6アルキルで置換さ
れている)で置換されている、態様8~11のいずれか一項に記載の化合物。
態様13.R
2は、-SO
2アルキル;-C(O)-C
1~6alk-SO
2-C
1~
6アルキル;又は-SO
2-C
2~6アルケニルで置換されている、態様8~12のいず
れか一項に記載の化合物。
態様14.R
2は、-NR
8-C(O)-C(R
3)=CR
4(R
5)で置換されてい
る、態様8~13のいずれか一項に記載の化合物。
態様15.R
8はHである、態様14に記載の化合物。
態様16.R
2は、-C(O)-C(R
3)=CR
4(R
5)で置換されている、態様
8~15のいずれか一項に記載の化合物。
態様17.R
3はHである、態様14~16のいずれか一項に記載の化合物。
態様18.R
3はCNである、態様14~16のいずれか一項に記載の化合物。
態様19.R
3はF又はClである、態様14~16のいずれか一項に記載の化合物。
態様20.R
3はC
1~6ハロアルキル又はC
1~6アルキルである、態様14~16
のいずれか一項に記載の化合物。
態様21.R
4及びR
5のうちの1つはHである、態様14~20のいずれか一項に記
載の化合物。
態様22.R
4は、Hであり、かつR
5はHである、態様14~20のいずれか一項に
記載の化合物。
態様23.R
4及びR
5のうちの1つは、ハロゲン;
-C
1~6アルキル;-OC
1~6アルキル;-C
1~6alk-O-C
1~6アルキ
ル;任意でC
1~6アルキルで置換されている-C
0~6alk-C
3~6シクロアルキ
ル;又は-C
1~6alk-OH;である、態様14~21のいずれか一項に記載の化合
物。
態様24.R
4及びR
5のうちの1つは、-C
0~6alk-NR
6R
7、-C
1~6
alk-NR
6R
7、又は-C
1~6alk-NH-C
0~6alk-O-C
1~6アル
キルである、態様14~20のいずれか一項に記載の化合物。
態様25.R
4及びR
5のうちの1つは、-C
0~6alk-ヘテロシクロアルキル、
又は任意で-C(O)C
1~6アルキルで置換されている-C
1~6alk-ヘテロシク
ロアルキルである、態様14~21のいずれか一項に記載の化合物。
態様26.R
4及びR
5のうちの1つは、又は-NHC(O)-C
1~6アルキルであ
る、態様14~20のいずれか一項に記載の化合物。
態様27.R
4及びR
5のうちの1つは、-C
1~6alk-NHSO
2-C
1~6ア
ルキル、又-C
1~6alk-SO
2-C
1~6アルキルである、態様14~20のいず
れか一項に記載の化合物。
態様28.Aは、結合、ナフタレニル、又はベンゾ[d][1,3]ジオキソリルであ
る、態様1~27のいずれか一項に記載の化合物。
態様29.Aは、フェニルである、請求項1~27のいずれか一項に記載の化合物。
態様30.Aは、ピリジルである、請求項1~27のいずれか一項に記載の化合物。
態様31.Aは、ピリミジルである、請求項1~27のいずれか一項に記載の化合物。
態様32.Aは、ピラジニルである、請求項1~27のいずれか一項に記載の化合物。
態様33.Aは、ピリダジニルである、請求項1~27のいずれか一項に記載の化合物
。
態様34.Aは、1つ又は2つの置換基で置換されている、態様29~33のいずれか
一項に記載の化合物。
態様35.Aは、-C
1~6アルキル、好ましくは-CH
3で置換されている、態様3
4に記載の化合物。
態様36.EはOである、態様1~35のいずれか一項に記載の化合物。
態様37.Eは結合である、態様1~35のいずれか一項に記載の化合物。
態様38.Eは、-C(O)-NH-、-CH
2-、又は-CH
2O-である、態様1
~35のいずれか一項に記載の化合物。
態様39.GはHである、態様1~38のいずれか一項に記載の化合物。
態様40.Gは、-C
1~6アルキル;-C
1~6ハロアルキル;
-C
1~6alk-O-C
1~6アルキル;又は-C
3~6シクロアルキル、である、
態様1~38のいずれか一項に記載の化合物。
態様41.Gは、-C
1~6アルキル又は-C
3~6シクロアルキルである、態様1~
38のいずれか一項に記載の化合物。
態様42.Gは-NR
6R
7又はOHである、態様1~38のいずれか一項に記載の化
合物。
態様43.Gは、酸素ヘテロ原子を含有する-ヘテロシクロアルキルである、態様1~
38のいずれか一項に記載の化合物。
態様44.GはSO
2C
1~6アルキルである、態様1~38のいずれか一項に記載の
化合物。
態様45.Gは-フェニルである、態様1~38のいずれか一項に記載の化合物。
態様46.Gは-ピリジルである、態様1~38のいずれか一項に記載の化合物。
態様47.Gは-ピリミジル又はピリダジニルである、態様1~38のいずれか一項に
記載の化合物。
態様48.Gは-ベンゾフラニル又は-チオフェニルである、態様1~38のいずれか
一項に記載の化合物。
態様49.Gは-フェニル-CH
2-O-フェニルである、態様1~38のいずれか一
項に記載の化合物。
態様50.Gは1つ又は2つの置換基で置換されている、態様45~49のいずれか一
項に記載の化合物。
態様51.Gはハロゲンで置換されている、請求項50に記載の化合物。
態様52.Gは、-C
1~6アルキル;-C
1~6ハロアルキル;-OC
1~6ハロア
ルキル;-C
3~6シクロアルキル;-OC
1~6アルキル;-C
1~6alk-O-C
1~6アルキル;又は-C(O)-C
1~6アルキル;で置換されている、態様50又は
態様51に記載の化合物。
態様53.Gは-CNで置換されている、態様50~52のいずれか一項に記載の化合
物。
態様54.Gは-OHで置換されている、態様50~53のいずれか一項に記載の化合
物。
態様55.Gは-C(O)-NR
6R
7で置換されている、態様50~54のいずれか
一項に記載の化合物。
態様56.A-E-Gは、-フェニル-O-フェニル又はピリジル-O-フェニルであ
る、態様1~27のいずれか一項に記載の化合物。
態様57.A-E-Gは、
【4086】
【化1164】
である、態様56に記載の化合物。
態様58.R
1は、Hであり;R
2は、1つ又は2つの置換基で置換されているC
0a
lk-ピペリジニルであり、この置換基のうちの1つは、-C(O)-C(R
3)=CR
4(R
5)である(式中、R
3、R
4、R
5は、それぞれH;Aは、フェニル又は-CH
3で置換されているピリジルあり;EはOであり、Gはフェニルである)、態様1に記載
の化合物。
態様59.R
2は、-C(O)-C(R
3)=CR
4(R
5)である1つの置換基で置
換されている、態様58に記載の化合物。
態様60.A-E-Gは、
【4087】
【化1165】
である、態様58又は59に記載の化合物。
態様61.式Iの化合物は、
【4088】
【化1166】
である、態様58、59、又は60のいずれか一項に記載の化合物。
態様62.薬学的に許容される塩である、態様1~61のいずれか一項に記載の化合物
。
態様63.態様1~61のいずれか一項に記載の化合物、又はそれらの薬学的に許容さ
れる塩、及び薬学的に許容される賦形剤担体を含む、医薬組成物。
態様64.キナーゼと態様1~61のいずれか一項に記載の化合物とを接触させる工程
を含む、ブルトン型チロシンキナーゼの阻害方法。
態様65.態様1~61のいずれか一項に記載の化合物又はそれらの薬学的に許容され
る塩を患者に投与する工程を含む、癌患者の治療方法。
態様66.当該癌は、外套細胞リンパ腫、慢性リンパ球性白血病、マクログロブリン血
症、又は多発性骨髄腫である、態様65に記載の方法。
態様67.態様1~61のいずれか一項に記載の化合物又はそれらの薬学的に許容され
る塩を患者に投与する工程を含む、全身性エリテマトーデス患者の治療方法。
態様68.態様1~61のいずれか一項に記載の化合物又はそれらの薬学的に許容され
る塩を患者に投与する工程を含む、天疱瘡障害又は類天疱瘡障害患者の治療方法。
態様69.態様1~61のいずれか一項に記載の化合物又はそれらの薬学的に許容され
る塩を患者に投与する工程を含む、リウマチ性関節炎患者の治療方法。
態様70.態様1~61のいずれか一項に記載の化合物、又はそれらの薬学的に許容さ
れる塩の作製方法。
態様71.表1に列挙される化合物。