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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022141909
(43)【公開日】2022-09-29
(54)【発明の名称】通信装置および通信方法
(51)【国際特許分類】
   H04L 27/26 20060101AFI20220921BHJP
   H04L 1/16 20060101ALI20220921BHJP
【FI】
H04L27/26 114
H04L1/16
【審査請求】有
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022118788
(22)【出願日】2022-07-26
(62)【分割の表示】P 2019571447の分割
【原出願日】2017-08-10
(71)【出願人】
【識別番号】514136668
【氏名又は名称】パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ
【氏名又は名称原語表記】Panasonic Intellectual Property Corporation of America
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ワン リレイ
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 秀俊
(72)【発明者】
【氏名】高田 智史
(72)【発明者】
【氏名】眞木 翔太郎
(57)【要約】
【課題】RS衝突を回避し、チャネル性能を改善するために、NRにおけるPUSCH内のUCIのマッピングを容易にする。
【解決手段】復調用参照信号は14OFDMシンボル内の少なくとも1つのOFDMシンボルに配置され、HARQ-ACKビットは復調用参照信号が配置されたOFDMシンボルに隣接するOFDMシンボルに配置される。復調用参照信号が1つのOFDMシンボルに配置される場合、及び、非連続である2つのOFDMシンボルに配置される場合のいずれも、HARQ-ACKビットは各復調用参照信号が配置された複数のサブキャリアであって各復調用参照信号の次のシンボルに配置される。復調用参照信号が非連続である2つのOFDMシンボルに配置される場合、非連続である2つのOFDMシンボルのうち後半のOFDMシンボルの1つ前のシンボルにはデータ信号が配置され、HARQ-ACKビットを非連続である2つのOFDMシンボルのそれぞれの次のOFDMシンボルに配置される。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のサブキャリアかつ14Orthogonal Frequency Division Multiplexing (OFDM)シンボル内に配置されたデータ信号、Hybrid Automatic Repeat request-Acknowledgement(HARQ-ACK)ビット及び復調用参照信号を受信し、前記復調用参照信号は前記14OFDMシンボル内の少なくとも1つのOFDMシンボルに配置され、前記HARQ-ACKビットは前記復調用参照信号が配置されたOFDMシンボルに隣接するOFDMシンボルに配置される、受信機と、
前記HARQ-ACKビットを復調する制御回路と、
を具備し、
前記復調用参照信号が1つのOFDMシンボルに配置される場合、及び、非連続である2つのOFDMシンボルに配置される場合のいずれも、前記HARQ-ACKビットは前記各復調用参照信号が配置された複数のサブキャリアであって前記各復調用参照信号の次のシンボルに配置され、
前記復調用参照信号が前記非連続である2つのOFDMシンボルに配置される場合、前記非連続である2つのOFDMシンボルのうち後半のOFDMシンボルの1つ前のシンボルには前記データ信号が配置され、前記HARQ-ACKビットを前記非連続である2つのOFDMシンボルのそれぞれの次のOFDMシンボルに配置される、
通信装置。
【請求項2】
前記復調用参照信号が連続する2つのOFDMシンボルに配置される場合、前記連続する2つのOFDMシンボルの後半のOFDMシンボルに隣接する少なくとも1つのOFDMシンボルには前記HARQ-ACKビットが配置され、前記連続する2つのOFDMシンボルの前半のOFDMシンボルに隣接するOFDMシンボルには前記HARQ-ACKビットが配置されない、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記HARQ-ACKビットは、Phase Tracking-Reference Signal (PT-RS)が配置されるリソースエレメントには配置されない、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項4】
Cyclic Prefix-Orthogonal Frequency Division Multiplexing (CP-OFDM)において、前記HARQ-ACKビットと前記復調用参照信号は周波数領域で多重されない、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項5】
Channel State Information (CSI)ビットは前記HARQ-ACKビットの後ろに配置される、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項6】
前記HARQ-ACKビットは、割り当てられたリソースブロック内に分散的に配置される、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項7】
前記OFDMシンボルは、Discrete Fourier Transform-spread-OFDM (DFT-S-OFDM)シンボルである、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項8】
前記OFDMシンボルは、Cyclic Prefix-OFDM (CP-OFDM)シンボルである、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項9】
複数のサブキャリアかつ14Orthogonal Frequency Division Multiplexing (OFDM)シンボル内に配置されたデータ信号、Hybrid Automatic Repeat request-Acknowledgement(HARQ-ACK)ビット及び復調用参照信号を受信し、前記復調用参照信号は前記14OFDMシンボル内の少なくとも1つのOFDMシンボルに配置され、前記HARQ-ACKビットは前記復調用参照信号が配置されたOFDMシンボルに隣接するOFDMシンボルに配置され、
前記HARQ-ACKビットを復調し、
前記復調用参照信号が1つのOFDMシンボルに配置される場合、及び、非連続である2つのOFDMシンボルに配置される場合のいずれも、前記HARQ-ACKビットは前記各復調用参照信号が配置された複数のサブキャリアであって前記各復調用参照信号の次のシンボルに配置され、
前記復調用参照信号が前記非連続である2つのOFDMシンボルに配置される場合、前記非連続である2つのOFDMシンボルのうち後半のOFDMシンボルの1つ前のシンボルには前記データ信号が配置され、前記HARQ-ACKビットを前記非連続である2つのOFDMシンボルのそれぞれの次のOFDMシンボルに配置される、
通信方法。
【請求項10】
前記復調用参照信号が連続する2つのOFDMシンボルに配置される場合、前記連続する2つのOFDMシンボルの後半のOFDMシンボルに隣接する少なくとも1つのOFDMシンボルには前記HARQ-ACKビットが配置され、前記連続する2つのOFDMシンボルの前半のOFDMシンボルに隣接するOFDMシンボルには前記HARQ-ACKビットが配置されない、
請求項9に記載の通信方法。
【請求項11】
前記HARQ-ACKビットは、Phase Tracking-Reference Signal (PT-RS)が配置されるリソースエレメントに配置されない、
請求項9に記載の通信方法。
【請求項12】
Cyclic Prefix-Orthogonal Frequency Division Multiplexing (CP-OFDM)において、前記HARQ-ACKビットと前記復調用参照信号は周波数領域で多重されない、
請求項9に記載の通信方法。
【請求項13】
Channel State Information (CSI)ビットは前記HARQ-ACKビットの後ろに配置される、
請求項9に記載の通信方法。
【請求項14】
前記HARQ-ACKビットは、割り当てられたリソースブロック内に分散的に配置される、
請求項9に記載の通信方法。
【請求項15】
前記OFDMシンボルは、Discrete Fourier Transform-spread-OFDM (DFT-S-OFDM)シンボルである、
請求項9に記載の通信方法。
【請求項16】
前記OFDMシンボルは、Cyclic Prefix-OFDM (CP-OFDM)シンボルである、
請求項9に記載の通信方法。
【請求項17】
複数のサブキャリアかつ14Orthogonal Frequency Division Multiplexing (OFDM)シンボル内に配置されたデータ信号、Hybrid Automatic Repeat request-Acknowledgement(HARQ-ACK)ビット及び復調用参照信号を受信し、前記復調用参照信号は前記14OFDMシンボル内の少なくとも1つのOFDMシンボルに配置され、前記HARQ-ACKビットは前記復調用参照信号が配置されたOFDMシンボルに隣接するOFDMシンボルに配置される、処理と、
前記HARQ-ACKビットを復調する処理と、
を制御し、
前記復調用参照信号が1つのOFDMシンボルに配置される場合、及び、非連続である2つのOFDMシンボルに配置される場合のいずれも、前記HARQ-ACKビットは前記各復調用参照信号が配置された複数のサブキャリアであって前記各復調用参照信号の次のシンボルに配置され、
前記復調用参照信号が前記非連続である2つのOFDMシンボルに配置される場合、前記非連続である2つのOFDMシンボルのうち後半のOFDMシンボルの1つ前のシンボルには前記データ信号が配置され、前記HARQ-ACKビットを前記非連続である2つのOFDMシンボルのそれぞれの次のOFDMシンボルに配置される、
集積回路。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ワイヤレス通信の分野に関し、より詳細には、NR(New Radioアクセス技術)における物理アップリンクリソース内のアップリンク制御情報マッピングに関係する、通信装置および通信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
よく知られているように、アップリンク制御情報(UCI)は、チャネル状態情報(CSI)、ハイブリッド自動再送要求-送達確認(HARQ-ACK)またはランク指標(RI)であり得る。Long Term Evolution(LTE)のアップリンクにおいて、UCIは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)または物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)において送信(マッピング)することができる。例えば、図1は、LTEでのPUSCHにおけるUCIマッピングの例示的なシナリオを概略的に示している。
【0003】
具体的には、図1には、物理リソースブロック(PRB:Physical Resource Block)10の構造が示されている。PRB10の横軸(T)は時間(直交周波数分割多重化(OFDM)シンボル)を表し、その垂直軸(F)は、周波数帯域(サブキャリア)の幅を表す。PRB10について、横軸は14のセクションに分割され、それらの各々が、垂直軸方向におけるOFDMシンボルを形成する。垂直軸は12のセクションに分割され、それらの各々が、横軸方向におけるサブキャリアを形成する。PRB10内の各小ブロックは、リソースエレメント(RE)を表し、PRB10の12×14個のすべてのREが、横軸方向に沿ったスロット1およびスロット2を含む、1msのサブフレームを形成する。
【0004】
図1に示すPRB10の構造は、本開示の説明を簡便にするための一例に過ぎず、本開示はこれに限定されないことに留意されたい。代替的に、PRBはまた、別の例においては12×7個のREを含んでもよく、または、特定の要件に応じて任意の他の適切な構造を有してもよい。
【0005】
図1に示すように、復調参照信号(DMRS)を送信するために2列のREが使用されている。左斜めの線で埋められたREによって示すように、同じサブフレーム内の2つのスロットの各々の4つのOFDMシンボルが、DMRSを送信するために使用される。基本的に、LTEでは、割り当てられているPUSCHのエッジには異なるタイプのUCIが割り当てられる。図1に示すように、CSIは右斜めの線で埋められたREによって示すように、PRB10の上部において送信される。一方で、HARQ-ACKおよびRIは、それぞれ垂直の線および水平の線で埋められたREによって示すように、PRB10の底部において送信される。PRB10の残りの部分は、ブランクのREによって示すように、データ部分を送信するために使用される。
【0006】
加えて、優先度に基づいて、HARQ-ACKは、DMRSがマッピングされるREに隣接するRE上で送信され、一方で、RIは、HARQ-ACKに隣接し、DMRSから少し離れている。加えて、PUSCHは、CSI REおよびRI REに合わせてレートマッチングされるが、HARQ-ACK REはパンクチャリングされる。そのため、CSI/RIとHARQ-ACKとの間で、取り扱いが異なる。
【0007】
LTEでは、DMRSパターンが固定されているため、UCIのマッピングが固定される。NR/5Gにおいては、PUSCHにおけるUCIマッピングは依然として協議中である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
1つの非限定的で例示的な実施形態は、RS衝突を回避し、チャネル性能を改善するために、NRにおけるPUSCH内のUCIのマッピングを容易にする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の通信装置は、複数のサブキャリアかつ14Orthogonal Frequency Division Multiplexing (OFDM)シンボル内に配置されたデータ信号、Hybrid Automatic Repeat request-Acknowledgement(HARQ-ACK)ビット及び復調用参照信号を受信し、前記復調用参照信号は前記14OFDMシンボル内の少なくとも1つのOFDMシンボルに配置され、前記HARQ-ACKビットは前記復調用参照信号が配置されたOFDMシンボルに隣接するOFDMシンボルに配置される、受信機と、前記HARQ-ACKビットを復調する制御回路と、を具備し、前記復調用参照信号が1つのOFDMシンボルに配置される場合、及び、非連続である2つのOFDMシンボルに配置される場合のいずれも、前記HARQ-ACKビットは前記各復調用参照信号が配置された複数のサブキャリアであって前記各復調用参照信号の次のシンボルに配置され、前記復調用参照信号が前記非連続である2つのOFDMシンボルに配置される場合、前記非連続である2つのOFDMシンボルのうち後半のOFDMシンボルの1つ前のシンボルには前記データ信号が配置され、前記HARQ-ACKビットを前記非連続である2つのOFDMシンボルのそれぞれの次のOFDMシンボルに配置される。
【0010】
本開示の通信方法は、複数のサブキャリアかつ14Orthogonal Frequency Division Multiplexing (OFDM)シンボル内に配置されたデータ信号、Hybrid Automatic Repeat request-Acknowledgement(HARQ-ACK)ビット及び復調用参照信号を受信し、前記復調用参照信号は前記14OFDMシンボル内の少なくとも1つのOFDMシンボルに配置され、前記HARQ-ACKビットは前記復調用参照信号が配置されたOFDMシンボルに隣接するOFDMシンボルに配置され、前記HARQ-ACKビットを復調し、前記復調用参照信号が1つのOFDMシンボルに配置される場合、及び、非連続である2つのOFDMシンボルに配置される場合のいずれも、前記HARQ-ACKビットは前記各復調用参照信号が配置された複数のサブキャリアであって前記各復調用参照信号の次のシンボルに配置され、前記復調用参照信号が前記非連続である2つのOFDMシンボルに配置される場合、前記非連続である2つのOFDMシンボルのうち後半のOFDMシンボルの1つ前のシンボルには前記データ信号が配置され、前記HARQ-ACKビットを前記非連続である2つのOFDMシンボルのそれぞれの次のOFDMシンボルに配置される。
【0011】
一般的なまたは特定の実施形態は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム、記憶媒体、またはそれらの任意の選択的な組合せとして実施することができることに留意されたい。
【0012】
開示されている実施形態の追加の恩恵および利点が、本明細書および図面から明らかとなろう。恩恵および/または利点は、本明細書および図面の様々な実施形態および特徴によって個々に得ることができ、そのような恩恵および/または利点の1つまたは複数を得るためにすべてが与えられる必要はない。
【0013】
本開示の上記のおよび他の特徴は、添付の図面とともに取り上げられる以下の詳細な説明および添付の特許請求項の範囲からより十分に明らかとなる。これらの図面は本開示によるいくつかの実施形態を示しているに過ぎず、それゆえ、その範囲の限定であると考えられるべきではないことを理解した上で、本開示を、添付の図面を使用することによって、さらに特定的かつ詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】LTEでのPUSCHにおけるUCIマッピングの例示的なシナリオの概略図である。
図2(A)】NRでのDMRSの2つの可能な構成のうちの1つの概略図である。
図2(B)】NRでのDMRSの2つの可能な構成のうちの1つの概略図である。
図3】本開示の一実施形態によるユーザ機器の一部分のブロック図である。
図4(A)】本開示の一実施形態によるNRでのPUSCHにおけるUCIマッピングのいくつかの例示的なシナリオのうちの1つの概略図である。
図4(B)】本開示の一実施形態によるNRでのPUSCHにおけるUCIマッピングのいくつかの例示的なシナリオのうちの1つの概略図である。
図4(C)】本開示の一実施形態によるNRでのPUSCHにおけるUCIマッピングのいくつかの例示的なシナリオのうちの1つの概略図である。
図5】本開示の一実施形態によるNRでのPUSCHにおけるUCIマッピングの例示的なシナリオの概略図である。
図6】本開示の一実施形態によるNRでのPUSCHにおける異なるタイプのUCIのマッピングの例示的なシナリオの概略図である。
図7】本開示の一実施形態によるNRでのPUSCHにおける異なるタイプのUCIのマッピングの例示的なシナリオの概略図である。
図8】本開示の一実施形態による、前方DMRSおよび追加のDMRSの場合の、NRでのPUSCHにおける異なるタイプのUCIのマッピングの例示的なシナリオの概略図である。
図9】本開示の一実施形態による、前方DMRSおよび追加のDMRSの場合の、NRでのPUSCHにおける異なるタイプのUCIのマッピングの例示的なシナリオの概略図である。
図10】本開示の一実施形態による、前方DMRSおよび追加のDMRSの場合の、NRでのPUSCHにおける異なるタイプのUCIのマッピングの例示的なシナリオの概略図である。
図11】本開示の一実施形態による、PT-RSが存在する場合の、NRでのPUSCHにおけるUCIのマッピングの例示的なシナリオの概略図である。
図12】本開示の一実施形態による、PT-RSが存在する場合の、NRでのPUSCHにおけるUCIのマッピングの例示的なシナリオの概略図である。
図13】本開示の一実施形態による基地局の一部分のブロック図である。
図14】本開示の一実施形態による、CP-OFDM波形がアップリンク送信に使用されるときのユーザ機器の詳細のブロック図である。
図15】本開示の一実施形態による、DFT-S-OFDM波形がアップリンク送信に使用されるときのユーザ機器の詳細のブロック図である。
図16】本開示の一実施形態による、CP-OFDM波形がアップリンク送信に使用されるときの基地局の詳細のブロック図である。
図17】本開示の一実施形態による、DFT-S-OFDM波形がアップリンク送信に使用されるときの基地局の詳細のブロック図である。
図18】本開示の一実施形態による、基地局と端末との間の通信のフローチャートの一例を概略的に示す図である。
図19】本開示の一実施形態によるユーザ機器のためのワイヤレス通信方法のフローチャートである。
図20】本開示の一実施形態による基地局のためのワイヤレス通信方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下の詳細な説明において、本説明の一部を形成する添付の図面を参照する。図面において、文脈が別途指示しない限り、同様の参照符号は一般的に、同様の構成要素を識別する。本開示の態様は、広範な種々の構成において構成、置換、統合、および設計することができ、それらのすべてが明示的に企図されており、本開示の一部分を成すことは容易に理解されよう。
【0016】
図1を参照して上述したように、LTEでは、DMRSパターンは固定されている。しかしながら、NRでは、合意に基づいて、DMRSパターンが変化し得る。図2は、NRでのDMRSの2つの可能な構成を概略的に示す。
【0017】
具体的には、図2(A)は、例えば、櫛状の構成の場合に対するPRB20Aを示す。図2(A)に示すように、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)が、交差線で埋められたREによって示すように、PRB20A内の最初の2つのシンボル、すなわち、シンボル0、1にマッピングされる。DMRSは、左斜めの線で埋められたREによって示すように、時間領域におけるシンボル2および周波数領域におけるサブキャリア1、3、5、7、9および11にマッピングされる。ここで、横軸(T)上のシンボル番号および垂直軸(F)上のサブキャリア番号は、PRB内でREの位置を容易に識別するために示されている。
【0018】
対照的に、図2(B)は、例えば、長さ2のFD(周波数領域)OCC(直交カバーコード)ベースの構成の場合に対するPRB20Bを示す。図2(B)に示すように、PDCCHが、交差線で埋められたREによって示すように、PRB20B内の最初の2つのシンボル、すなわち、シンボル0、1にマッピングされる。DMRSは、左斜めの線で埋められたREによって示すように、時間領域におけるシンボル2および周波数領域における連続するサブキャリア2および3、6および7、ならびに10および11にマッピングされる。
【0019】
図2(A)および図2(B)の構成は互いに異なるため、そのDMRSパターンは対応して互いに異なることが分かる。したがって、DMRSパターンは、NRでは異なる構成に基づいて変化する場合があり、これがNRでのUCIのマッピングに影響を及ぼす。説明を簡便にするために、PDCCHとPUSCHとの間の間隙はここでは無視されていることに留意されたい。
【0020】
現在、LTEでは、アップリンクの波形は離散フーリエ変換拡散直交分割周波数多重化(DFT-S-OFDM)であり、一方、サイクリックプレフィックス直交分割周波数多重化(CP-OFDM)がダウンリンクの波形として使用されている。しかしながら、NRでは、これら2つの波形は両方ともアップリンクについてサポートされる。図2に示すような構成の差異に加えて、波形の差異も、NRではUCIのマッピングに影響を及ぼす。DFT-S-OFDMおよびCP-OFDMの原理は、当該技術分野においてよく知られており、したがって、本明細書においては詳細には説明しない。それらの主な差異は、追加のDFT動作が存在するか否かである。
【0021】
加えて、NRでは、位相追跡参照信号(PT-RS)が採用され、これはLTEと比較して新規のRSである。PT-RSは、NRではアップリンクとダウンリンクの両方においてサポートされ、共通位相誤差(CPE)を補償するために使用される。PT-RSパターンもまた、構成、および/または、ダウンリンク制御情報(DCI)内のいくつかのフィールドによる黙示的な指示に基づいて変化し得る。例えば、UEが2つのレイヤを送信し、レイヤ1がアンテナポート1を介して送信され、レイヤ2がアンテナポート2を介して送信されると仮定する。PT-RSは、レイヤ1内の特定のRE上でのみ送信され、特定のREに対応するレイヤ2内のREはブランクにされる。さらに、PT-RSは時間領域(シンボルレベル)において連続的に割り当てられ、すなわち、PT-RSは同じサブキャリア上で時間領域において連続するいくつかのシンボルにマッピングされる。PT-RSとの衝突も、NRでのUCIのマッピングで考慮に入れられるべきである。
【0022】
したがって、基本的な問題は、特にRS衝突およびより良好なチャネル性能を考慮してNRでのすべての異なる事例(例えば、波形の差異、DMRSおよび/またはPT-RSパターンの差異など)についてPUSCH内でUCIをどのように設計するかである。
【0023】
本開示の一実施形態において、図3に示すようなユーザ機器が提供される。図3は、本開示の一実施形態によるユーザ機器300の一部分のブロック図を示す。図3に示すように、UE300は、回路310および送信機320を含むことができる。回路310は、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の物理リソースブロック(PRB)において、アップリンク制御情報(UCI)を1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントに、時間領域、周波数領域および空間領域のうちの1つまたは複数における、それらのリソースエレメントと、参照信号がマッピングされているリソースエレメントとの間の距離に従ってマッピングするように動作可能である。送信機320は、PRB上のPUSCH内のUCIおよび参照信号を基地局に送信するように動作可能である。
【0024】
具体的には、回路310は、物理リソース、すなわち、PUSCHのPRB内のREへのUCIのマッピングを実施する。例えば、PRBは、図1または図2に示すPRBのようなものである。回路310は、UCIをREに、時間領域におけるこれらのREとRS(例えば、DMRSおよび/またはPT-RS)を送信するためのREとの間の距離に従って、周波数領域におけるこれらのREとRSを送信するためのREとの間の距離に従って、空間領域におけるこれらのREとRSを送信するためのREとの間の距離に従って、または、それらの任意の組合せにおけるこれらのREとRSを送信するためのREとの間の距離に従って、マッピングする。ここで、空間領域は例えば、例として以降に詳細に説明する、複数レイヤ送信の場合に関係する。
【0025】
回路310によるリソースマッピングの後、送信機320は、PRB上のPUSCH内のUCIおよびRSを基地局に送信することができる。
【0026】
時間領域、周波数領域および空間領域のうちの1つまたは複数における、これらのREと、RSがマッピングされているREとの間の距離に従って、UCIをREにマッピングすることによって、NRにおいてRS衝突を回避することができ、システム性能を改善することができる。
【0027】
本開示の一実施形態によれば、回路310は、時間領域、周波数領域および空間領域のうちの1つまたは複数において、参照信号がマッピングされているリソースエレメントとの距離が最短である1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントに、UCIをマッピングするようにさらに動作可能である。
【0028】
具体的には、回路310は、時間領域、周波数領域または空間領域において、または、それらの任意の組合せにおいて、RS(例えば、DMRSおよび/またはPT-RS)を送信するためのREとの距離が最短であるREに、UCIをマッピングすることができる。その具体例は下記に与える。
【0029】
本開示の一実施形態によれば、参照信号はDMRSを含み、UCIは、回路310によって、DMRSと同じサブキャリアにマッピングされる。
【0030】
説明を簡便にするために、図4は、本開示の一実施形態によるNRでのPUSCHにおけるUCIマッピングのいくつかの例示的なシナリオを概略的に示す。一例として、図4は、CP-OFDM波形が使用され、DMRSパターンが櫛状の構成の図2(A)に示すものと同じである事例に対応する。例えば、図4(A)~図4(C)に示すように、PRB40A/40B/40Cにおいて、PDCCHが、交差線で埋められたREによって示すように、最初の2つのシンボル、すなわち、シンボル0、1にマッピングされる。DMRSは、左斜めの線で埋められたREによって示すように、時間領域におけるシンボル2および周波数領域におけるサブキャリア1、3、5、7、9および11にマッピングされる。
【0031】
図4(A)においては、UCIは、DMRSと同じサブキャリアにマッピングされる、すなわち、UCIは、周波数領域においてサブキャリア1、3、5、7、9および11にマッピングされる。時間領域において、UCIは、DMRSに隣接する2つのシンボル、すなわち、シンボル3、4にマッピングされる。この事例において、UCIがマッピングされるREは、右斜めの線で埋められたREによって示すように、時間領域において(シンボルレベルにおいて)DMRSがマッピングされているREとの距離が最短である2つのREである。ここで、DMRSがマッピングされているREとの最短距離は、時間領域において2つのシンボル内にあるものとして説明することができる。または、距離に関する粒度が、例えば、2シンボルであり得る。
【0032】
有利には、回路310によってUCIをDMRSと同じサブキャリアにマッピングすることによって、レイテンシを低減することができ、より良好なチャネル性能を達成することができる。
【0033】
UCIのマッピングは、図4(A)に示す様式には限定されない。図4(B)に示すように、PRB40B内で、DMRSがマッピングされる、時間領域におけるシンボル2および周波数領域におけるサブキャリア11を含むREを一例に挙げると、UCIは、その隣接する2つのRE、すなわち、右斜めの線で埋められたREによって示すように、時間領域におけるシンボル3および周波数領域におけるサブキャリア11、ならびに、時間領域におけるシンボル3および周波数領域におけるサブキャリア10を含むREにマッピングされる。この事例において、UCIがマッピングされるREは、時間領域と周波数領域の両方において(REレベルにおいて)DMRSがマッピングされているREとの距離が最短である2つのREである。ここで、DMRSがマッピングされているREとの最短距離は、1RE、すなわち、時間領域における1シンボルおよび/または周波数領域における1サブキャリア内にあるものとして説明することができる。または、距離に関する粒度が、例えば、1REであり得る。
【0034】
図4(C)は、UCIをマッピングする別の様式をさらに示す。図4(B)に示すように、同じくPRB40C内で、DMRSがマッピングされる、時間領域におけるシンボル2および周波数領域におけるサブキャリア11を含むREを一例に挙げると、UCIは、その隣接する2つのRE、すなわち、右斜めの線で埋められたREによって示すように、時間領域におけるシンボル2および周波数領域におけるサブキャリア10、ならびに、時間領域におけるシンボル3および周波数領域におけるサブキャリア10を含むREにマッピングされる。この事例において、UCIがマッピングされるREは、時間領域と周波数領域の両方において(REレベルにおいて)DMRSがマッピングされているREとの距離が最短である2つのREである。ここで、DMRSがマッピングされているREとの最短距離は、1RE、すなわち、時間領域における1シンボルおよび/または周波数領域における1サブキャリア内にあるものとして説明することができる。または、距離に関する粒度が、例えば、1REであり得る。
【0035】
図4(B)と図4(C)の両方が、REレベルにおけるREと、DMRSのためのREとの間の距離に基づいてUCIをREにマッピングしているが、それらの図の間には、図4(B)が最初に周波数領域のマッピングを考慮している、すなわち、UCIのための2つのREのうちの1つがDMRSのためのREと同じサブキャリアに属しているのに対し、図4(C)は最初に時間領域マッピングを考慮している、すなわち、UCIのための2つのREのうちの1つがDMRSのためのREと同じシンボルに属しているという差異がある。一般的に、最初に周波数領域マッピングを考慮することによってレイテンシを低減することができ、したがって、より良好なチャネル性能が達成される。
【0036】
図4は説明を目的としたものに過ぎず、本開示はこれに限定されないことに留意されたい。上述したように、UCIのマッピングは、時間領域、周波数領域および空間領域のうちの1つまたは複数におけるRSのためのREとの距離に基づく任意の他の適切な様式で行われてもよい。加えて、距離の粒度は、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介してgNB(基地局)によって設定されてもよいことに留意されたい。
【0037】
本開示の一実施形態によれば、回路310によるUCIのマッピングは、参照信号のパターンによって変化する。
【0038】
図5は、本開示の一実施形態によるNRでのPUSCHにおけるUCIマッピングの例示的なシナリオを概略的に示す。図5は、CP-OFDM波形が使用され、DMRSパターンが長さ2のFD OCCベースの構成の図2(B)に示すものと同じである事例に対応する。例えば、図5に示すように、PRB50において、PDCCHが、交差線で埋められたREによって示すように、最初の2つのシンボル、すなわち、シンボル0、1にマッピングされる。DMRSは、左斜めの線で埋められたREによって示すように、時間領域におけるシンボル2および周波数領域における連続するサブキャリア2および3、6および7、ならびに10および11にマッピングされる。
【0039】
図5図4(A)とを比較すると、DMRSパターンが図4(A)から図5へと変化するため、UCIのマッピングも対応して変化するはずである。具体的には、図5に示すように、UCIをDMRSと同じままにするために、UCIは、周波数領域においてサブキャリア2および3、6および7、ならびに10および11にマッピングされる。時間領域において、UCIは、図4(A)と同じである、DMRSに隣接する2つのシンボル、すなわち、シンボル3、4にマッピングされる。この事例において、図4(A)と同様に、UCIがマッピングされるREは、右斜めの線で埋められたREによって示すように、時間領域において(シンボルレベルにおいて)DMRSがマッピングされているREとの距離が最短である2つのREである。
【0040】
上述したように、LTEとは異なり、NRにおいては、RSパターンは、構成の差異および波形の差異に従って変化する場合がある。したがって、参照信号のパターンによって変化するUCIのマッピングに起因して、より良好なチャネル性能を達成することができる。
【0041】
本開示の一実施形態によれば、UCIは、複数のタイプのUCIを含み、複数のタイプのUCIは、それぞれ優先度を割り当てられ、あるタイプのUCIに割り当てられる優先度が高いほど、そのタイプのUCIがマッピングされている、1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントと、参照信号がマッピングされているリソースエレメントとの距離が短くなる。
【0042】
具体的には、図4および図5は、UCIを一般的な情報として取り上げることによってUCIのマッピングを論じているが、実際には、UCIはいくつかのタイプに細分化され得る。さらに、異なるタイプのUCIを優先順位付けすることによって、これらの異なるタイプのUCIのマッピングは、それらの優先度を反映することもできる。それによって、複数の異なるタイプのUCIの優先度を保証することができる。
【0043】
より具体的には、説明を簡便にするために、複数のタイプのUCIは、ハイブリッド自動再送要求-送達確認(HARQ-ACK)、ランク指標(RI)、ビーム管理/回復およびチャネル状態情報(CSI)を含み、これらにはそれぞれ、優先順位の降順に優先度が割り当てられると仮定される。すなわち、これらのUCIの優先順位は、HARQ-ACK→RI→ビーム管理/回復→CSIである。ここで、ビーム管理/回復は、NR向けに設計された新規のタイプのUCIである。CSIは、CQI/PMIのようなCSIに関する。
【0044】
本開示の一実施形態によれば、複数のタイプのUCIのすべては同じサブキャリアにマッピングされ、あるタイプのUCIに割り当てられる優先度が高いほど、時間領域における、そのタイプのUCIがマッピングされている、1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントと、参照信号がマッピングされているリソースエレメントとの間の距離が短くなる。
【0045】
図6は、本開示の一実施形態によるNRでのPUSCHにおける異なるタイプのUCIのマッピングの例示的なシナリオを概略的に示す。図6は、CP-OFDM波形が使用され、DMRSパターンが長さ2のFD OCCベースの構成の図2(B)に示すものと同じである事例に対応する。例えば、図6に示すように、PRB60において、PDCCHが、交差線で埋められたREによって示すように、最初の2つのシンボル、すなわち、シンボル0、1にマッピングされる。DMRSは、左斜めの線で埋められたREによって示すように、時間領域におけるシンボル2および周波数領域における連続するサブキャリア2および3、6および7、ならびに10および11にマッピングされる。
【0046】
図5と同様に、UCIのすべては、周波数領域においてDMRSと同じサブキャリア、すなわち、サブキャリア2および3、6および7、ならびに10および11にマッピングされる。さらに、これらの4つのタイプのUCIの優先順位は、時間領域における(シンボルレベルにおける)そのUCIとDMRSとの間の距離によって反映される。具体的には、図6に示すように、HARQ-ACKが最高の優先度を有するため、垂直の線で埋められたREによって示すように、HARQ-ACKは時間領域においてシンボル3にマッピングされる。次に、2番目に高い優先度を有するRIが、水平の線で埋められたREによって示すように、時間領域においてシンボル4にマッピングされる。次いで、3番目に高い優先度を有するビーム管理/回復が、点で埋められたREによって示すように、時間領域においてシンボル5にマッピングされる。最後に、最低の優先度を有するCSI(例えば、CQI/PMI)が、右斜めの線で埋められたREによって示すように、シンボル6にマッピングされる。図6から、HARQ-ACKが、時間領域において(シンボルレベルにおいて)DMRSに最も近く、一方で、CSIが、時間領域において(シンボルレベルにおいて)DMRSに対して最も遠いことが分かる。
【0047】
ここで、これら4つのタイプのUCIを全体として取り上げると、DMRSがマッピングされているREとの最短距離は、時間領域において4つのシンボル内にあるものとして説明することができる。または、距離に関する粒度が、例えば、4シンボルであり得る。より具体的には、これら4つのタイプのUCIの中で、最高の優先度を有するUCIが、DMRS REとの間の距離が1シンボル以内である、すなわち、時間領域において(シンボルレベルにおいて)DMRS REとの間の最短距離を有するREにマッピングされ、2番目に高い優先度を有するUCIが、DMRS REとの間の距離が2シンボル以内である、すなわち、時間領域において(シンボルレベルにおいて)DMRS REとの間の2番目に短い距離を有するREにマッピングされ、以下同様である。
【0048】
上述したように、UCIのすべてをDMRSと同じサブキャリアにマッピングすること、すなわち、最初に周波数領域マッピングを考慮することによって、レイテンシを低減することができる。それと同時に、複数の異なるタイプのUCIの優先度を保証することができる。
【0049】
本開示の一実施形態によれば、あるタイプのUCIに割り当てられる優先度が高いほど、周波数領域と時間領域の両方における、そのタイプのUCIがマッピングされている、1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントと、参照信号がマッピングされているリソースエレメントとの距離が短くなる。
【0050】
図7は、本開示の一実施形態によるNRでのPUSCHにおける異なるタイプのUCIのマッピングの例示的なシナリオを概略的に示す。図7は、CP-OFDM波形が使用され、DMRSパターンが櫛状の構成の図2(A)に示すものと同じである事例に対応する。例えば、図7に示すように、PRB70において、PDCCHが、交差線で埋められたREによって示すように、最初の2つのシンボル、すなわち、シンボル0、1にマッピングされる。DMRSは、左斜めの線で埋められたREによって示すように、時間領域におけるシンボル2および周波数領域におけるサブキャリア1、3、5、7、9および11にマッピングされる。
【0051】
上述したように、HARQ-ACKの優先度はRIの優先度よりも高い。したがって、HARQ-ACKは、垂直な線で埋められたREによって示すように、周波数領域においてDMRSと同じサブキャリアにマッピングされ、時間領域においてDMRSに隣接するシンボルにマッピングされる。次いで、RIは、水平な線で埋められたREによって示すように、周波数領域においてDMRSに隣接するサブキャリアにマッピングされ、時間領域においてHARQ-ACKと同じシンボルにマッピングされる。
【0052】
HARQ-ACKおよびRIを全体として取り上げると、図7におけるUCIマッピングの様式は、UCIがマッピングされるREが、時間領域と周波数領域の両方において(REレベルにおいて)DMRSがマッピングされているREとの距離が最短である2つのREである、図4(B)における様式と同じである。ここで、DMRSがマッピングされているREとの最短距離は、1RE、すなわち、時間領域における1シンボルおよび/または周波数領域における1サブキャリア内にあるものとして説明することができる。または、距離に関する粒度が、例えば、1REであり得る。
【0053】
図7において、2つのタイプのUCIの優先順位は、図6とは異なる、時間領域と周波数領域の両方における(REレベルにおける)そのUCIとDMRSとの間の距離によって反映される。さらに、周波数領域マッピングが最初に考慮され、すなわち、高い方の優先度を有するHARQ-ACKがDMRSと同じサブキャリアにマッピングされ、したがって、異なるUCIの優先度が保証されると同時に、レイテンシを低減することができる。すなわち、これら2つのタイプのUCIの中で、高い方の優先度を有するUCIが、距離が周波数領域において0サブキャリア以内であり、時間領域において1シンボル以内である、すなわち、周波数領域と時間領域の両方において(REレベルにおいて)DMRS REとの距離が最短であるREにマッピングされ、一方で、低い方の優先度を有するUCIが、距離が周波数領域において1サブキャリア以内であり、時間領域において1シンボル以内である、すなわち、周波数領域と時間領域の両方において(REレベルにおいて)DMRS REとの距離が2番目に短いREにマッピングされる。
【0054】
図7には2つのみのタイプのUCIが示されているが、本開示はこれに限定されないことに留意されたい。また、より多くのタイプのUCIが存在するとき、それらの優先順位も、時間領域と周波数領域の両方において(REレベルにおいて)DMRSとの距離によって反映され得る。
【0055】
前方DMRSのみがPRB内でマッピングされる事例に関して上述したが、本開示は、前方DMRSおよび追加のDMRSが存在する事例に適用することもできる。
【0056】
本開示の一実施形態によれば、参照信号は、前方復調参照信号(DMRS)および追加のDMRSを含み、前方DMRSに合わせたUCIのマッピングは、追加のDMRSに合わせたUCIのマッピングと同じであるかまたは異なる。
【0057】
図8は、本開示の一実施形態による、前方DMRSおよび追加のDMRSの場合の、NRでのPUSCHにおける異なるタイプのUCIのマッピングの例示的なシナリオを概略的に示す。図8においては、交差線で埋められたREによって示すように、PRB80内の最初の3つのシンボルが、制御領域に使用されると仮定される。左斜めの線で埋められたREによって示すように、前方DMRSは、時間領域におけるシンボル3、4および周波数領域におけるサブキャリア5、11にマッピングされ、追加のDMRSは、時間領域におけるシンボル9、10および周波数領域におけるサブキャリア5、11にマッピングされる。
【0058】
前方DMRS(例えば、シンボル4およびサブキャリア11を含むRE)を一例に挙げると、前方DMRSに合わせたUCIの異なるタイプのマッピングは、周波数領域における(サブキャリアレベルにおける)前方DMRSとの距離に基づく。具体的には、上述したように、これらのUCIの優先順位は、HARQ-ACK→RI→ビーム管理/回復→CSIである。したがって、最高の優先度を有するHARQ-ACKが、垂直な線で埋められたREによって示すように、周波数領域において前方DMRSと同じサブキャリアにマッピングされ、時間領域において前方DMRSに隣接するシンボルにマッピングされる。次に、2番目に高い優先度を有するRIが、水平な線で埋められたREによって示すように、時間領域においてHARQ-ACKと同じシンボルにマッピングされ、周波数領域においてHARQ-ACKに隣接するサブキャリアにマッピングされる。次いで、3番目に高い優先度を有するビーム管理/回復が、点で埋められたREによって示すように、時間領域においてHARQ-ACKと同じシンボルにマッピングされ、周波数領域においてRIに隣接するサブキャリアにマッピングされる。最後に、最低の優先度を有するCSIが、右斜めの線で埋められたREによって示すように、時間領域においてHARQ-ACKと同じシンボルにマッピングされ、周波数領域においてビーム管理/回復に隣接するサブキャリアにマッピングされる。
【0059】
したがって、これらの4つのタイプのUCIの優先順位は、周波数領域における(サブキャリアレベルにおける)そのUCIと前方DMRSとの間の距離によって反映される。より具体的には、UCIのタイプの優先度が高いほど、周波数領域における(サブキャリアレベルにおける)そのタイプのUCIと前方DMRSとの間の距離は短くなる。上述したように、周波数領域マッピングは、レイテンシを低減するために最初に考慮される。
【0060】
図8に示すように、追加のDMRSに合わせた、UCIのマッピングは、追加のDMRS自体を中心として対称である。しかし、追加のDMRSに合わせたUCIのマッピングは、前方DMRSに合わせたマッピングと同じではない。具体的には、時間領域におけるシンボル9および周波数領域におけるサブキャリア11を含むREにマッピングされる追加のDMRSについて、4つのタイプのUCIは時間領域においてシンボル8にマッピングされ、一方、時間領域におけるシンボル10および周波数領域におけるサブキャリア11を含むREにマッピングされる追加のDMRSについて、4つのタイプのUCIは時間領域においてシンボル11にマッピングされる。
【0061】
図9は、本開示の一実施形態による、前方DMRSおよび追加のDMRSの場合の、NRでのPUSCHにおける異なるタイプのUCIのマッピングの例示的なシナリオを概略的に示す。図8と同様に、交差線で埋められたREによって示すように、PRB90内の最初の3つのシンボルが、制御領域に使用されると仮定される。左斜めの線で埋められたREによって示すように、前方DMRSは、時間領域におけるシンボル3、4および周波数領域におけるサブキャリア5、11にマッピングされ、追加のDMRSは、時間領域におけるシンボル9、10および周波数領域におけるサブキャリア5、11にマッピングされる。
【0062】
前方DMRS(例えば、シンボル4およびサブキャリア11を含むRE)を一例に挙げると、前方DMRSに合わせたUCIの異なるタイプのマッピングは、周波数領域と時間領域の両方における(REレベルにおける)前方DMRSとの距離に基づく。具体的には、上述したように、これらのUCIの優先順位は、HARQ-ACK→RI→ビーム管理/回復→CSIである。したがって、最高の優先度を有するHARQ-ACKが、垂直な線で埋められたREによって示すように、周波数領域において前方DMRSと同じサブキャリアにマッピングされ、時間領域において前方DMRSに隣接するシンボルにマッピングされる。次に、2番目に高い優先度を有するRIが、水平な線で埋められたREによって示すように、時間領域においてHARQ-ACKと同じシンボルにマッピングされ、周波数領域においてHARQ-ACKに隣接するサブキャリアにマッピングされる。次いで、3番目に高い優先度を有するビーム管理/回復が、点で埋められたREによって示すように、時間領域においてHARQ-ACKと同じシンボルにマッピングされ、周波数領域においてHARQ-ACKに隣接するサブキャリアにマッピングされる。最後に、最低の優先度を有するCSIが、右斜めの線で埋められたREによって示すように、時間領域においてビーム管理/回復と同じシンボルにマッピングされ、周波数領域においてビーム管理/回復に隣接するサブキャリアにマッピングされる。
【0063】
図9においてUCIをマッピングする原理は、図7のものと同じである。すなわち、これらの4つのタイプのUCIの優先順位は、周波数領域と時間領域の両方における(REレベルにおける)それらのUCIと前方DMRSとの間の距離によって反映される。上述したように、周波数領域マッピングは、レイテンシを低減するために最初に考慮される。
【0064】
図8と同様に、図9において、追加のDMRSに合わせた、UCIのマッピングは、追加のDMRS自体を中心として対称である。しかし、追加のDMRSに合わせたUCIのマッピングは、前方DMRSに合わせたマッピングと同じではない。
【0065】
図10は、本開示の一実施形態による、前方DMRSおよび追加のDMRSの場合の、NRでのPUSCHにおける異なるタイプのUCIのマッピングの例示的なシナリオを概略的に示す。図10は、CP-OFDM波形が使用され、前方DMRSパターンが長さ2のFD OCCベースの構成の図2(B)に示すものと同様である事例に対応する。例えば、図10に示すように、PRB100において、PDCCHが、交差線で埋められたREによって示すように、最初の2つのシンボル、すなわち、シンボル0、1にマッピングされる。前方DMRSは、左斜めの線で埋められたREによって示すように、時間領域におけるシンボル2および周波数領域における連続するサブキャリア2および3、6および7、ならびに10および11にマッピングされる。加えて、PRB100においては、時間領域におけるシンボル9および周波数領域における連続するサブキャリア2および3、6および7、ならびに10および11にマッピングされる追加のDMRSが存在する。
【0066】
前方DMRSに合わせて、異なるタイプのUCIのマッピングは図6のものと同じであるため、その詳細は、冗長になるのを避けるために、これ以上は与えない。図8および図9とは異なり、図10においては、追加のDMRSに合わせたUCIのマッピングは、前方DMRSに合わせたUCIのマッピングと同じである。
【0067】
上述した例はDMRSのみをRSとして示しているが、本開示は、これには限定されない。一般的には、NRではDMRSとPT-RSの両方が存在する。いずれの種類のRSが存在するかは、基地局において設定され得ることに留意されたい。
【0068】
本開示の一実施形態によれば、参照信号は、復調参照信号(DMRS)および位相追跡参照信号(PT-RS)を含み、UCIは、複数レイヤ送信の場合は、回路310によって、PT-RSを送信するレイヤにおいてのみマッピングされる。
【0069】
図11は、本開示の一実施形態による、PT-RSが存在する場合の、NRでのPUSCHにおけるUCIのマッピングの例示的なシナリオを概略的に示す。図11は、複数レイヤ送信に対応する。上述したように、PT-RSは、複数レイヤ送信においてすべてのレイヤ内で送信されるのではない。ここで、UE300が、図11に示すように合計2つのレイヤを送信すると仮定される。各レイヤについて、PDCCHおよびDMRSの構成は、図2(A)のものと同じであり、したがって、冗長になるのを避けるために、その詳細はここでは論じない。
【0070】
図11において点で埋められたREによって示すように、レイヤ1のみがPT-RSを送信するとも仮定される。この事例において、UCIは、より良好な位相誤差補償を得るために、レイヤ1においてのみマッピングされる。ここで、複数のレイヤが空間領域を表す。この例は、UCIのマッピングが、空間領域における(レイヤレベルにおける)PT-RSとの距離にも基づくことを示す。
【0071】
UCIは、図11のレイヤ1に示すように、時間領域および/または周波数領域においてPT-RSがマッピングされるREよりも、DMRSがマッピングされるREに近いREにマッピングされるが、本開示はこれには限定されないことに留意されたい。UCIはまた、時間領域および/または周波数領域において、DMRSがマッピングされるREよりも、PT-RSがマッピングされるREに近いREにマッピングされてもよい。UCIのマッピングは、レイテンシと位相誤差補償の両方を考慮して判断されるべきである。
【0072】
本開示の一実施形態によれば、UCIは、回路310によって、PT-RSを有するPRBにおいてのみマッピングされる。
【0073】
図12は、本開示の一実施形態による、PT-RSが存在する場合の、NRでのPUSCHにおけるUCIのマッピングの例示的なシナリオを概略的に示す。図12では、PDCCHおよびDMRSの構成は、図2(A)のものと同じであり、したがって、冗長になるのを避けるために、その詳細はここでは論じない。
【0074】
よく知られているように、PT-RSは、すべてのPRBにおいて送信されるとは限らない場合がある。ここで、UE300が、図12に示すようにPRB1においてはPT-RSを送信するが、PRB2においては送信しないと仮定される。したがって、より良好な位相誤差補償を得るために、UCIはPRB1においてのみマッピングされ、PRB2においてはマッピングされない。
【0075】
本開示の一実施形態によれば、図11および図12の事例において、サイクリックプレフィックス直交分割周波数多重化(CP-OFDM)、または、PT-RSがプレDFTである離散フーリエ変換拡散直交分割周波数多重化(DFT-S-OFDM)がPUSCHにおいて利用される。
【0076】
厳密に言えば、よく知られているように、PT-RSがポストDFTであるDFT-S-OFDMがPUSCHにおいて利用されるとき、DFT処理後にDMRSおよびPT-RSは挿入されず、したがって、図11および図12の動作は適用可能でない。対照的に、PT-RSがプレDFTであるDFT-S-OFDMがPUSCHにおいて利用されるとき、DFT処理前にPT-RSが挿入され、したがって、図11および図12の動作は適用可能である。
【0077】
本開示の一実施形態によれば、周波数領域において、UCIは、PUSCHのPRBにわたって均等に分散され、または、PUSCHのPRBの上部および底部に集中化される。
【0078】
具体的には、図4図12は、UCIが周波数領域においてPRBにわたって均等に分散されている事例を示すが、本開示はこれには限定されない。UCIはまた、LTEの図1に示すUCIのマッピングのように、NRではPUSCHのPRBの上部および底部に集中化されない場合もある。
【0079】
回路310において採用されるUCIをマッピングする規則は、前もって固定することができ、または、基地局によって半静的もしくは動的に設定することができることに留意されたい。
【0080】
加えて、上記の図面は、PRB内にPDCCHまたは制御領域を含むが、本開示はこれには限定されず、PDCCHまたは制御領域が存在するか否かは、本開示に影響を及ぼさない。
【0081】
上記において、UE300が、図3図12を参照して詳細に説明されている。UE300を用いて、時間領域、周波数領域および空間領域のうちの1つまたは複数における、これらのREと、RSがマッピングされているREとの間の距離に従って、UCIをREにマッピングすることによって、NRにおいてRS衝突を回避することができ、システム性能を改善することができる。
【0082】
本開示の別の実施形態において、図13に示すような基地局が提供される。図13は、本開示の一実施形態による基地局1300の一部分のブロック図を示す。図13に示すように、基地局1300は、受信機1310および回路1320を含む。受信機1310は、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の物理リソースブロック(PRB)上のPUSCH内のアップリンク制御情報(UCI)および参照信号を、ユーザ機器から受信するように動作可能である。回路1320は、時間領域、周波数領域および空間領域のうちの1つまたは複数における、それらのリソースエレメントと、参照信号がマッピングされているリソースエレメントとの間の距離に従ってUCIがPRBにおいて1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントにマッピングされていることを示すデマッピング規則に従って、UCIおよび参照信号を、PRB内のそれぞれのリソースエレメントからデマッピングするように動作可能である。例えば、ユーザ機器は、図3に示すようなUE300であってもよい。
【0083】
本開示の一実施形態によれば、デマッピング規則は、時間領域、周波数領域および空間領域のうちの1つまたは複数において、参照信号がマッピングされているリソースエレメントとの距離が最短である1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントに、UCIがマッピングされていることをさらに示す。
【0084】
本開示の一実施形態によれば、参照信号は、復調参照信号(DMRS)および位相追跡参照信号(PT-RS)を含み、デマッピング規則は、UCIが、複数レイヤ送信の場合は、PT-RSを送信するレイヤにおいてのみマッピングされていることをさらに示す。
【0085】
本開示の一実施形態によれば、デマッピング規則は、UCIが、PT-RSを有するPRBにおいてのみマッピングされていることをさらに示す。
【0086】
本開示の一実施形態によれば、サイクリックプレフィックス直交分割周波数多重化(CP-OFDM)、または、PT-RSがプレDFTである離散フーリエ変換拡散直交分割周波数多重化(DFT-S-OFDM)がPUSCHにおいて利用される。
【0087】
本開示の一実施形態によれば、参照信号は復調参照信号(DMRS)を含み、デマッピング規則は、UCIが、DMRSと同じサブキャリアにマッピングされていることをさらに示す。
【0088】
本開示の一実施形態によれば、UCIのマッピングは、参照信号のパターンによって変化する。
【0089】
本開示の一実施形態によれば、UCIは、複数のタイプのUCIを含み、複数のタイプのUCIは、それぞれ優先度を割り当てられ、あるタイプのUCIに割り当てられる優先度が高いほど、そのタイプのUCIがマッピングされている、1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントと、参照信号がマッピングされているリソースエレメントとの間の距離が短くなる。
【0090】
本開示の一実施形態によれば、デマッピング規則は、複数のタイプのUCIのすべてが同じサブキャリアにマッピングされていること、および、あるタイプのUCIに割り当てられる優先度が高いほど、時間領域における、そのタイプのUCIがマッピングされている、1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントと、参照信号がマッピングされているリソースエレメントとの間の距離が短くなることをさらに示す。
【0091】
本開示の一実施形態によれば、デマッピング規則は、あるタイプのUCIに割り当てられる優先度が高いほど、周波数領域と時間領域の両方における、そのタイプのUCIがマッピングされている、1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントと、参照信号がマッピングされているリソースエレメントとの間の距離が短くなることをさらに示す。
【0092】
本開示の一実施形態によれば、複数のタイプのUCIは、ハイブリッド自動再送要求-送達確認(HARQ-ACK)、ランク指標(RI)、ビーム管理/回復およびチャネル状態情報(CSI)を含み、これらにはそれぞれ、優先順位の降順に優先度が割り当てられる。
【0093】
本開示の一実施形態によれば、参照信号は、前方復調参照信号(DMRS)および追加のDMRSを含み、前方DMRSに合わせたUCIのマッピングは、追加のDMRSに合わせたUCIのマッピングと同じであるかまたは異なる。
【0094】
本開示の一実施形態によれば、周波数領域において、UCIは、PUSCHのPRBにわたって均等に分散され、または、PUSCHのPRBの上部および底部に集中化される。
【0095】
BS1300を用いて、時間領域、周波数領域および空間領域のうちの1つまたは複数における、これらのREと、RSがマッピングされているREとの間の距離に従って、UCIをREにマッピングすることによって、NRにおいてRS衝突を回避することができ、システム性能を改善することができる。
【0096】
図14は、本開示の一実施形態による、CP-OFDM波形がアップリンク送信に使用されるときのユーザ機器1400の詳細のブロック図を示す。図14に示すように、ユーザ機器1400は、回路310と、送信機320と、アンテナ1405と、受信機1406とを含むことができる。UE1400の回路310は、アップリンク送信のための符号化器1401と、変調器1402と、リソースマッピングユニット1403と、IFFT(逆高速フーリエ変換)ユニット1404とを含むことができる。加えて、UE1400の回路310は、ダウンリンク受信のためのFFT(高速フーリエ変換)ユニット1407と、リソースデマッピングユニット1408と、復調器1409と、復号器1410とをさらに含むことができる。
【0097】
これらの構成要素のうち、回路310は主に図3に示す回路310として機能し、送信機320は主に図3に示す送信機320として機能する。したがって、図3のものと同様の機能を有する要素は、同じ符号を付されており、簡潔かつ明瞭にする目的で、本明細書においては繰り返し説明しない。
【0098】
符号化器1401は、送信データを符号化し、符号化データを変調器1402に出力する。変調器1402は、符号化データを変調し、変調データをリソースマッピングユニット1403に出力する。
【0099】
リソースマッピングユニット1403は、変調データをPUSCHのPRBにおけるデータ送信のためのREにマッピングし、RS(例えば、DMRSおよび/またはPT-RS)をPRB内のRSのためのREにマッピングする。加えて、リソースマッピングユニット1403は、PUSCHのPRBにおいて、UCIを1つまたは複数の利用可能なREに、時間領域、周波数領域および空間領域のうちの1つまたは複数における、それらのREと、RSがマッピングされるREとの間の距離に従ってマッピングする。UCIマッピングの詳細な動作は、図4図12を参照して詳細に説明されており、それゆえ、その詳細は、明瞭かつ簡潔にする目的で省略する。
【0100】
IFFTユニット1404は、データ、RSおよびUCIがマッピングされているPRB内の複数のサブキャリアに対してIFFT処理を実施し、IFFT処理後の信号を送信機320に出力する。送信機320は、アンテナ1405を介して基地局に信号を出力する。
【0101】
受信機1406は、アンテナ1405を介して基地局から送信されているダウンリンク信号を受信する。NRではCP-OFDM波形のみがダウンリンク送信に使用されるため、FFTユニット1407、リソースデマッピングユニット1408、復調器1409および復号器1410は、受信機1406によって受信されるダウンリンク信号に対して一連の信号処理を実施し、最終的に、受信データを取得するために使用される。FFTユニット1407、リソースデマッピングユニット1408、復調器1409および復号器1410の動作は、当業者のよく知るところであり、本開示の発明の要点と混同されることを回避するために、その詳細はここでは論じないことに留意されたい。
【0102】
図14は、部分、すなわち、符号化器1401、変調器1402、リソースマッピングユニット1403、IFFTユニット1404、FFTユニット1407、リソースデマッピングユニット1408、復調器1409および復号器1410が回路310内にあることを示しているが、これは例に過ぎず、限定ではないことに留意されたい。事実、例えば、統合されている部分のうちの1つまたは複数は、特定の要件に応じて回路310から分離されてもよい。
【0103】
図15は、本開示の一実施形態による、DFT-S-OFDM波形がアップリンク送信に使用されるときのユーザ機器1500の詳細のブロック図を示す。図15に示すように、ユーザ機器1500は、回路310と、送信機320と、アンテナ1405と、受信機1406とを含むことができる。UE1500の回路310は、アップリンク送信のための符号化器1401と、変調器1402と、リソースマッピングユニット1503と、DFTユニット1550と、IFFTユニット1404とをさらに含むことができる。加えて、UE1500の回路310は、ダウンリンク受信のためのFFTユニット1407と、リソースデマッピングユニット1408と、復調器1409と、復号器1410とをさらに含むことができる。
【0104】
これらの構成要素のうち、回路310は主に図3に示す回路310として機能し、送信機320は主に図3に示す送信機320として機能する。したがって、図3のものと同様の機能を有する要素は、同じ符号を付されており、簡潔かつ明瞭にする目的で、本明細書においては繰り返し説明しない。同様に、符号化器1401、変調器1402、IFFTユニット1404、FFTユニット1407、リソースデマッピングユニット1408、復調器1409および復号器1410の動作は図14に示すものと同じであるため、図14のものと同様の機能を有する要素は同じ符号を付されており、簡潔かつ明瞭にする目的で、本明細書においては繰り返し説明しない。図14からの図15の差異は、リソースマッピングユニット1503および新たに追加されているDFTユニット1550であり、以下ではこれら2つのユニットを説明する。
【0105】
PT-RSがプレDFTであるDFT-S-OFDMがPUSCHにおいて利用されるとき、リソースマッピングユニット1503は、変調器1402からの変調データをPUSCHのPRBにおけるデータ送信のためのREにマッピングし、PT-RSをPRB内のPT-RSのためのREにマッピングする。加えて、リソースマッピングユニット1503は、PUSCHのPRBにおいて、UCIを1つまたは複数の利用可能なREに、時間領域、周波数領域および空間領域のうちの1つまたは複数における、それらのREと、RSがマッピングされるREとの間の距離に従ってマッピングする。UCIマッピングの詳細な動作は、図4図12を参照して詳細に説明されており、それゆえ、その詳細は、明瞭かつ簡潔にする目的で省略する。
【0106】
DFTユニット1550は、データ、PT-RSおよびUCIがマッピングされているPRB内の複数のサブキャリアに対してDFT処理を実施し、DFT処理後の信号をIFFTユニット1404に出力する。DFTユニット1550によるDFT処理の後、DMRSは、DFT処理後のPRB内のDMRSのためのREに挿入(マッピング)される。次いで、IFFTユニット1404は、データ、RS(DMRSおよびPT-RSを含む)およびUCIがマッピングされているPRB内の複数のサブキャリアに対してIFFT処理を実施し、IFFT処理後の信号を送信機320に出力する。送信機320は、アンテナ1405を介して基地局に信号を出力する。
【0107】
PT-RSがポストDFTであるDFT-S-OFDMがPUSCHにおいて利用されるとき、リソースマッピングユニット1503は、変調器1402からの変調データをPUSCHのPRBにおけるデータ送信のためのREにマッピングする。加えて、リソースマッピングユニット1503は、PUSCHのPRBにおいて、UCIを1つまたは複数の利用可能なREに、時間領域、周波数領域および空間領域のうちの1つまたは複数における、それらのREと、RS(例えば、DMRSおよび/またはPT-RS)がマッピングされるREとの間の距離に従ってマッピングする。
【0108】
DFTユニット1550は、データおよびUCIがマッピングされているPRB内の複数のサブキャリアに対してDFT処理を実施し、DFT処理後の信号をIFFTユニット1404に出力する。DFTユニット1550によるDFT処理の後、DMRSとPT-RSの両方が、DFT処理後のPRB内のそれらのRSのためのREに挿入(マッピング)される。次いで、IFFTユニット1404は、データ、RS(DMRSおよびPT-RSを含む)およびUCIがマッピングされているPRB内の複数のサブキャリアに対してIFFT処理を実施し、IFFT処理後の信号を送信機320に出力する。送信機320は、アンテナ1405を介して基地局に信号を出力する。
【0109】
前述したように、PT-RSがポストDFTであるDFT-S-OFDMがPUSCHにおいて利用されるとき、PT-RSはDFT処理後に挿入されるため、図11および図12に示すUCIマッピングの動作は、この事例においては適用可能でないことに留意されたい。図4図10に示すUCIマッピングの動作は、この事例において依然として適用可能であり、それらは上記で詳細に説明したため、その詳細は、明瞭かつ簡潔にする目的で省略する。
【0110】
図15は、部分、すなわち、符号化器1401、変調器1402、リソースマッピングユニット1503、DFTユニット1550、IFFTユニット1404、FFTユニット1407、リソースデマッピングユニット1408、復調器1409および復号器1410が回路310内にあることを示しているが、これは例に過ぎず、限定ではないことに留意されたい。事実、例えば、統合されている部分のうちの1つまたは複数は、特定の要件に応じて回路310から分離されてもよい。
【0111】
図16は、本開示の一実施形態による、CP-OFDM波形がアップリンク送信に使用されるときの基地局1600の詳細のブロック図を示す。図16に示すように、基地局1600は、受信機1310と、回路1320と、送信機1605と、アンテナ1606とを含むことができる。BS1600の回路1320は、アップリンク受信のためのFFT(高速フーリエ変換)ユニット1607と、リソースデマッピングユニット1608と、復調器1609と、復号器1610とをさらに含むことができる。加えて、BS1600の回路1320は、ダウンリンク送信のための符号化器1601と、変調器1602と、リソースマッピングユニット1603と、IFFTユニット1604とをさらに含むことができる。
【0112】
これらの構成要素のうち、受信機1310は主に図13に示す受信機1310として機能し、回路1320は主に図13に示す回路1320として機能する。したがって、図13のものと同様の機能を有する要素は、同じ符号を付されており、簡潔かつ明瞭にする目的で、本明細書においては繰り返し説明しない。
【0113】
受信機1310は、アンテナ1606からUCIを受信し、PUSCHのPRB上のPUSCH内のRS(例えば、DMRSおよび/またはPT-RS)を、ユーザ機器(例えば、図14に示すようなUE1400)から受信する。受信機1310によって受信される信号は、UEから送信されるFFT処理後の信号であるため、FFTユニット1607が、受信信号に対してFFT処理を実施し、FFT処理後の信号を、リソースデマッピングユニット1608に出力する。
【0114】
リソースデマッピングユニット1608は、UCIが、PRBにおいて、1つまたは複数の利用可能なREに、時間領域、周波数領域および空間領域のうちの1つまたは複数における、それらのREと、RSがマッピングされるREとの間の距離に従ってマッピングされていることを示すデマッピング規則に従って、UCIおよびRSを、PRB内のそれぞれのREからデマッピングする。明らかに、リソースデマッピングユニット1608はまた、PRB内のデータ送信のためのREからのデータもデマッピングする。
【0115】
復調器1609は、デマッピングデータをリソースデマッピングユニット1608から受信し、デマッピングデータを復調し、復調データを復号器1610に出力する。復号器1610は、復調器1609からの復調データを復号し、受信データを得る。
【0116】
NRではCP-OFDM波形のみがダウンリンク送信に使用されるため、符号化器1601、変調器1602、リソースマッピングユニット1603およびIFFTユニット1604は、送信機1605によって送信されることになるダウンリンク信号を生成するために使用される。次いで、送信機1605が、アンテナ1606を介して、ダウンリンク信号をユーザ機器(例えば、UE300、UE1400)に送信する。符号化器1601、変調器1602、リソースマッピングユニット1603およびIFFTユニット1604の動作は、当業者のよく知るところであり、本開示の発明の要点と混同されることを回避するために、その詳細はここでは論じないことに留意されたい。
【0117】
UCIマッピングの詳細な動作は、図4図12を参照して詳細に説明されており、それゆえ、その詳細は、明瞭かつ簡潔にする目的で省略する。図16は、部分、すなわち、符号化器1601、変調器1602、リソースマッピングユニット1603、IFFTユニット1604、FFTユニット1607、リソースデマッピングユニット1608、復調器1609および復号器1610が回路1320内にあることを示しているが、これは例に過ぎず、限定ではないことに留意されたい。事実、例えば、統合されている部分のうちの1つまたは複数は、特定の要件に応じて回路1320から分離されてもよい。
【0118】
図17は、本開示の一実施形態による、DFT-S-OFDM波形がアップリンク送信に使用されるときの基地局1700の詳細のブロック図を示す。図17に示すように、基地局1700は、受信機1310と、回路1320と、送信機1605と、アンテナ1606とを含むことができる。BS1700の回路1320は、アップリンク受信のためのFFTユニット1607と、IDFT(逆離散フーリエ変換)ユニット1760と、リソースデマッピングユニット1608と、復調器1609と、復号器1610とをさらに含むことができる。加えて、BS1700の回路1320は、ダウンリンク送信のための符号化器1601と、変調器1602と、リソースマッピングユニット1603と、IFFTユニット1604とをさらに含むことができる。
【0119】
これらの構成要素のうち、受信機1310は主に図13に示す受信機1310として機能し、回路1320は主に図13に示す回路1320として機能する。したがって、図13のものと同様の機能を有する要素は、同じ符号を付されており、簡潔かつ明瞭にする目的で、本明細書においては繰り返し説明しない。同様に、符号化器1601、変調器1602、リソースマッピングユニット1603、IFFTユニット1604、FFTユニット1607、リソースデマッピングユニット1608、復調器1609および復号器1610の動作は図16に示すものと同じであるため、図16のものと同様の機能を有する要素は同じ符号を付されており、簡潔かつ明瞭にする目的で、本明細書においては繰り返し説明しない。図16からの図17の差異は、新たに追加されているIDFTユニット1760であり、これは、ユーザ機器(例えば、図5に示すようなUE1500)から受信される信号がUE側でDFT処理を受けているためである。
【0120】
具体的には、FFTユニット1607がUEからの受信信号に対してFFT処理を実施した後に、IDFTユニット1760は、FFT処理後の信号に対してIDFT処理をさらに実施し、IDFT処理後の信号を、リソースデマッピングユニット1608に出力する。
【0121】
次いで、リソースデマッピングユニット1608は、UCIが、PRBにおいて、1つまたは複数の利用可能なREに、時間領域、周波数領域および空間領域のうちの1つまたは複数における、それらのREと、RSがマッピングされるREとの間の距離に従ってマッピングされていることを示すデマッピング規則に従って、UCIおよびRSを、PRB内のそれぞれのREからデマッピングする。明らかに、リソースデマッピングユニット1608はまた、PRB内のデータ送信のためのREからのデータもデマッピングする。復調器1609は、デマッピングデータをリソースデマッピングユニット1608から受信し、デマッピングデータを復調し、復調データを復号器1610に出力する。復号器1610は、復調器1609からの復調データを復号し、受信データを得る。
【0122】
UCIマッピングの詳細な動作は、図4図12を参照して詳細に説明されており、それゆえ、その詳細は、明瞭かつ簡潔にする目的で省略する。上述したように、図11および図12に示すUCIマッピングの動作は、PT-RSがポストDFTであるDFT-S-OFDMがPUSCHにおいて利用される場合には適していない。
【0123】
図17は、部分、すなわち、符号化器1601、変調器1602、リソースマッピングユニット1603、IFFTユニット1604、FFTユニット1607、IDFTユニット1760、リソースデマッピングユニット1608、復調器1609および復号器1610が回路1320内にあることを示しているが、これは例に過ぎず、限定ではないことに留意されたい。事実、例えば、統合されている部分のうちの1つまたは複数は、特定の要件に応じて回路1320から分離されてもよい。
【0124】
図18は、本開示の一実施形態による、BS1810とUE1820との間の通信のフローチャートの一例を概略的に示す。例えば、BS1810は図13に示すようなBS1300であってもよく、UE1820は、図3に示すようなUE300であってもよい。より具体的には、CP-OFDM波形がNRにおけるアップリンクに使用されるとき、BS1810は図16に示すようなBS1600であってもよく、UE1820は、図14に示すようなUE1400であってもよい。あるいは、DFT-S-OFDM波形がNRにおけるアップリンクに使用されるとき、BS1810は図17に示すようなBS1700であってもよく、UE1820は、図15に示すようなUE1500であってもよい。
【0125】
ステップST101において、UE1820が、ある接続手順においてBS1810と接続する。接続は、既知のまたは将来開発される方法を実施することによって確立されてもよく、その方法の詳細は本明細書では省略する。
【0126】
ステップST102において、UE1820は、PUSCHのPRBにおいて、UCIを1つまたは複数の利用可能なREに、時間領域、周波数領域および空間領域のうちの1つまたは複数における、それらのREと、RSがマッピングされるREとの間の距離に従ってマッピングする。上述したように、UE1820は、図3に示すUE300のように回路310を含むことができ、ステップST102は、回路310によって実施することができる。
【0127】
ステップST103において、UE1820は、PRB上のPUSCH内のUCIおよびRSをBS1810に送信する。上述したように、UE1820はまた、図3に示すUE300のように送信機320を含むことができ、ステップST103は、送信機320によって実施することができる。一方で、図18には示されていないが、BS1810は、PRB上のPUSCH内のUCIおよびRSをUE1820から受信する。
【0128】
ステップST104において、BS1810は、デマッピング規則に従って、PRB内のそれらのそれぞれのREからUCIおよびRSをデマッピングする。デマッピング規則は、UCIが、PRBにおいて、1つまたは複数の利用可能なREに、時間領域、周波数領域および空間領域のうちの1つまたは複数における、それらのREと、RSがマッピングされているREとの間の距離に従ってマッピングされていることを示す。すなわち、デマッピング規則は、UE側でUCIおよびRSがアップリンク物理リソースにどのようにマッピングされているかをBS1810に伝達する。上述したように、BS1810は、図13に示すBS1300のように回路1320を含むことができ、ステップST104は、回路1320によって実施することができる。
【0129】
図18には示されていないが、PUSCHデータのマッピングおよびデマッピングは明らかに、それぞれUE1820およびBS1820において実施されることに留意されたい。PUSCHデータのマッピングおよびデマッピングは、当業者のよく知るところであり、本開示の発明の要点と混同されることを回避するために、その詳細は本明細書では論じない。
【0130】
さらに、上述したように、UE1820において採用されるUCIをマッピングする規則は、前もって固定することができる、すなわち、BS1810とUE1820の両方に事前に分かっている。代替的に、UE1820において採用されるUCIをマッピングする規則は、基地局によって半静的もしくは動的に設定することができる。この場合、図18には示されていないが、BS1810は、UE1820に、明示的なまたは黙示的なシグナリングによって、UCIをマッピングする規則を通知することができる。
【0131】
本開示のさらなる実施形態において、図19に示すようなユーザ機器のためのワイヤレス通信方法が提供される。図19は、本開示の一実施形態によるユーザ機器のためのワイヤレス通信方法1900のフローチャートを示す。例えば、ワイヤレス通信方法1900は、図3図14図15に示すようなユーザ機器300/1400/1500に適用することができる。
【0132】
図19に示すように、ワイヤレス通信方法1900はステップS1901において開始し、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の物理リソースブロック(PRB)において、アップリンク制御情報(UCI)が、1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントに、時間領域、周波数領域および空間領域のうちの1つまたは複数における、それらのリソースエレメントと、参照信号がマッピングされるリソースエレメントとの間の距離に従ってマッピングされる。次いで、ステップS1902において、UCIおよび参照信号が、PRB上のPUSCH内で、基地局に送信される。ステップS1902において、ワイヤレス通信方法1900は終了する。
【0133】
ワイヤレス通信方法1900を用いて、時間領域、周波数領域および空間領域のうちの1つまたは複数における、これらのREと、RSがマッピングされるREとの間の距離に従って、UCIをREにマッピングすることによって、NRにおいてRS衝突を回避することができ、システム性能を改善することができる。
【0134】
上述したようなユーザ機器300の他の技術的特徴を、ワイヤレス通信方法1900にも組み込むことができ、冗長になるのを避けるためにここでは説明しないことに留意されたい。
【0135】
本開示のさらなる実施形態において、図20に示すような基地局のためのワイヤレス通信方法が提供される。図20は、本開示の一実施形態による基地局のためのワイヤレス通信方法2000のフローチャートを示す。例えば、ワイヤレス通信方法2000は、図13図16図17に示すような基地局1300/1600/1700に適用することができる。
【0136】
図20に示すように、ワイヤレス通信方法2000はステップS2001において開始し、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の物理リソースブロック(PRB)上のPUSCH内のアップリンク制御情報(UCI)および参照信号が、ユーザ機器から受信される。次いで、ステップS2002において、UCIが、PRBにおいて、1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントに、時間領域、周波数領域および空間領域のうちの1つまたは複数における、それらのリソースエレメントと、参照信号がマッピングされているリソースエレメントとの間の距離に従ってマッピングされていることを示すデマッピング規則に従って、UCIおよび参照信号が、PRB内のそれぞれのリソースエレメントからデマッピングされる。ステップS2002の後、ワイヤレス通信方法2000は終了する。
【0137】
ワイヤレス通信方法2000を用いて、時間領域、周波数領域および空間領域のうちの1つまたは複数における、これらのREと、RSがマッピングされるREとの間の距離に従って、UCIをREにマッピングすることによって、NRにおいてRS衝突を回避することができ、システム性能を改善することができる。
【0138】
上述したような基地局1300の他の技術的特徴を、ワイヤレス通信方法2000にも組み込むことができ、冗長になるのを避けるためにここでは説明しないことに留意されたい。
【0139】
本開示は、ソフトウェア、ハードウェア、またはハードウェアと協働するソフトウェアによって実現することができる。上述した各実施形態の記述において使用されている各機能ブロックは、LSIによって集積回路として実現することができ、各実施形態において記述されている各プロセスは、LSIによって制御することができる。それらは、チップとして個々に形成されてもよく、または、1つのチップが、それら機能ブロックの一部分またはすべてを含むように形成されてもよい。それらは、それらに結合されているデータ入力および出力を含むことができる。本明細書において、LSIは、集積度の差に応じて、IC、システムLSI、スーバーLSI、またはウルトラLSIとして参照されてもよい。しかしながら、集積回路を実装する技法は、LSIに限定されず、専用回路または汎用プロセッサを使用することによって実現されてもよい。加えて、LSIの製造後にプログラムすることができるFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、または、LSIの内部に配置される回路セルの接続および設定を再構成することができる再構成可能プロセッサが使用されてもよい。
【0140】
本開示は、本開示の内容および範囲から逸脱することなく、本明細書において提示されている説明および既知の技術に基づいて、当業者によって様々に変更または修正されることを意図しており、そのような変更および適用は保護のために特許請求されている範囲内に入ることに留意されたい。さらに、本開示の内容から逸脱しない範囲において、上述した実施形態の構成要素は、任意に組み合わせることができる。
【0141】
本開示の実施形態は、少なくとも以下の主題を提供することができる。
【0142】
(1).ユーザ機器であって、
物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の物理リソースブロック(PRB)において、アップリンク制御情報(UCI)を1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントに、時間領域、周波数領域および空間領域のうちの1つまたは複数における、リソースエレメントと、参照信号がマッピングされるリソースエレメントとの間の距離に従ってマッピングするように動作可能である回路と、
PRB上のPUSCH内のUCIおよび参照信号を基地局に送信するように動作可能である送信機と
を備える、ユーザ機器。
【0143】
(2).回路は、時間領域、周波数領域および空間領域のうちの1つまたは複数において、参照信号がマッピングされるリソースエレメントとの距離が最短である1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントに、UCIをマッピングするようにさらに動作可能である、(1)に記載のユーザ機器。
【0144】
(3).参照信号は、復調参照信号(DMRS)および位相追跡参照信号(PT-RS)を含み、UCIは、複数レイヤ送信の場合は、PT-RSを送信するレイヤにおいてのみマッピングされる、(1)に記載のユーザ機器。
【0145】
(4).UCIはPT-RSを有するPRB内でのみマッピングされる、(3)に記載のユーザ機器。
【0146】
(5).サイクリックプレフィックス直交分割周波数多重化(CP-OFDM)、または、PT-RSがプレDFTである離散フーリエ変換拡散直交分割周波数多重化(DFT-S-OFDM)がPUSCHにおいて利用される、(3)または(4)に記載のユーザ機器。
【0147】
(6).参照信号は復調参照信号(DMRS)を含み、UCIは、DMRSと同じサブキャリアにマッピングされる、(1)に記載のユーザ機器。
【0148】
(7).UCIのマッピングは、参照信号のパターンによって変化する、(1)に記載のユーザ機器。
【0149】
(8).UCIは複数のタイプのUCIを含み、複数のタイプのUCIにそれぞれ優先度が割り当てられ、
あるタイプのUCIに割り当てられる優先度が高いほど、そのタイプのUCIがマッピングされる、1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントと、参照信号がマッピングされるリソースエレメントとの間の距離が短くなる、(1)に記載のユーザ機器。
【0150】
(9).複数のタイプのUCIのすべてが同じサブキャリアにマッピングされ、
あるタイプのUCIに割り当てられる優先度が高いほど、時間領域における、そのタイプのUCIがマッピングされる、1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントと、参照信号がマッピングされるリソースエレメントとの間の距離が短くなる、(8)に記載のユーザ機器。
【0151】
(10).あるタイプのUCIに割り当てられる優先度が高いほど、周波数領域と時間領域の両方における、そのタイプのUCIがマッピングされる、1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントと、参照信号がマッピングされるリソースエレメントとの間の距離が短くなる、(8)に記載のユーザ機器。
【0152】
(11).複数のタイプのUCIは、ハイブリッド自動再送要求-送達確認(HARQ-ACK)、ランク指標(RI)、ビーム管理/回復およびチャネル状態情報(CSI)を含み、複数のタイプのUCIにはそれぞれ、優先順位の降順に優先度が割り当てられる、(8)~(10)のいずれか一項に記載のユーザ機器。
【0153】
(12).参照信号は、前方復調参照信号(DMRS)および追加のDMRSを含み、前方DMRSに合わせたUCIのマッピングは、追加のDMRSに合わせたUCIのマッピングと同じであるかまたは異なる、(1)に記載のユーザ機器。
【0154】
(13).周波数領域において、UCIは、PUSCHのPRBにわたって均等に分散され、または、PUSCHのPRBの上部および底部に集中化される、(1)に記載のユーザ機器。
【0155】
(14).基地局であって、
物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の物理リソースブロック(PRB)上のPUSCH内のアップリンク制御情報(UCI)および参照信号を、ユーザ機器から受信するように動作可能である受信機と、
時間領域、周波数領域および空間領域のうちの1つまたは複数における、リソースエレメントと、参照信号がマッピングされているリソースエレメントとの間の距離に従ってUCIがPRBにおいて1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントにマッピングされていることを示すデマッピング規則に従って、UCIおよび参照信号を、PRB内のそれぞれのリソースエレメントからデマッピングするように動作可能である回路と
を備える、基地局。
【0156】
(15).デマッピング規則は、時間領域、周波数領域および空間領域のうちの1つまたは複数において、参照信号がマッピングされるリソースエレメントとの距離が最短である1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントに、UCIがマッピングされていることをさらに示す、(14)に記載の基地局。
【0157】
(16).参照信号は、復調参照信号(DMRS)および位相追跡参照信号(PT-RS)を含み、デマッピング規則は、UCIが、複数レイヤ送信の場合は、PT-RSを送信するレイヤにおいてのみマッピングされていることをさらに示す、(14)に記載の基地局。
【0158】
(17).デマッピング規則は、UCIが、PT-RSを有するPRBにおいてのみマッピングされていることをさらに示す、(16)に記載の基地局。
【0159】
(18).サイクリックプレフィックス直交分割周波数多重化(CP-OFDM)、または、PT-RSがプレDFTである離散フーリエ変換拡散直交分割周波数多重化(DFT-S-OFDM)がPUSCHにおいて利用される、(16)または(17)に記載の基地局。
【0160】
(19).参照信号は復調参照信号(DMRS)を含み、デマッピング規則は、UCIが、DMRSと同じサブキャリアにマッピングされていることをさらに示す、(14)に記載の基地局。
【0161】
(20).UCIのマッピングは、参照信号のパターンによって変化する、(14)に記載の基地局。
【0162】
(21).UCIは複数のタイプのUCIを含み、複数のタイプのUCIにそれぞれ優先度が割り当てられ、
あるタイプのUCIに割り当てられる優先度が高いほど、そのタイプのUCIがマッピングされる、1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントと、参照信号がマッピングされるリソースエレメントとの間の距離が短くなる、(14)に記載の基地局。
【0163】
(22).デマッピング規則は、複数のタイプのUCIのすべてが同じサブキャリアにマッピングされていること、および、あるタイプのUCIに割り当てられる優先度が高いほど、時間領域における、そのタイプのUCIがマッピングされる、1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントと、参照信号がマッピングされるリソースエレメントとの間の距離が短くなることをさらに示す、(21)に記載の基地局。
【0164】
(23).デマッピング規則は、あるタイプのUCIに割り当てられる優先度が高いほど、周波数領域と時間領域の両方における、そのタイプのUCIがマッピングされる、1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントと、参照信号がマッピングされるリソースエレメントとの間の距離が短くなることをさらに示す、(21)に記載の基地局。
【0165】
(24).複数のタイプのUCIは、ハイブリッド自動再送要求-送達確認(HARQ-ACK)、ランク指標(RI)、ビーム管理/回復およびチャネル状態情報(CSI)を含み、複数のタイプのUCIにはそれぞれ、優先順位の降順に優先度が割り当てられる、(21)~(23)のいずれか一項に記載の基地局。
【0166】
(25).参照信号は、前方復調参照信号(DMRS)および追加のDMRSを含み、前方DMRSに合わせたUCIのマッピングは、追加のDMRSに合わせたUCIのマッピングと同じであるかまたは異なる、(14)に記載の基地局。
【0167】
(26).周波数領域において、UCIは、PUSCHのPRBにわたって均等に分散され、または、PUSCHのPRBの上部および底部に集中化される、(14)に記載の基地局。
【0168】
(27).ユーザ機器のためのワイヤレス通信方法であって、
物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の物理リソースブロック(PRB)において、アップリンク制御情報(UCI)を1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントに、時間領域、周波数領域および空間領域のうちの1つまたは複数における、リソースエレメントと、参照信号がマッピングされるリソースエレメントとの間の距離に従ってマッピングすることと、
PRB上のPUSCH内のUCIおよび参照信号を基地局に送信することと
を含む、方法。
【0169】
(28).物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の物理リソースブロック(PRB)において、アップリンク制御情報(UCI)を1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントに、時間領域、周波数領域および空間領域のうちの1つまたは複数における、リソースエレメントと、参照信号がマッピングされるリソースエレメントとの間の距離に従ってマッピングすることは、
時間領域、周波数領域および空間領域のうちの1つまたは複数において、参照信号がマッピングされるリソースエレメントとの距離が最短である1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントに、UCIをマッピングすることを含む、(27)に記載のワイヤレス通信方法。
【0170】
(29).参照信号は、復調参照信号(DMRS)および位相追跡参照信号(PT-RS)を含み、UCIは、複数レイヤ送信の場合は、PT-RSを送信するレイヤにおいてのみマッピングされる、(27)に記載のワイヤレス通信方法。
【0171】
(30).UCIはPT-RSを有するPRB内でのみマッピングされる、(29)に記載のワイヤレス通信方法。
【0172】
(31).サイクリックプレフィックス直交分割周波数多重化(CP-OFDM)、または、PT-RSがプレDFTである離散フーリエ変換拡散直交分割周波数多重化(DFT-S-OFDM)がPUSCHにおいて利用される、(29)または(30)に記載のワイヤレス通信方法。
【0173】
(32).参照信号は復調参照信号(DMRS)を含み、UCIは、DMRSと同じサブキャリアにマッピングされる、(27)に記載のワイヤレス通信方法。
【0174】
(33).UCIのマッピングは、参照信号のパターンによって変化する、(27)に記載のワイヤレス通信方法。
【0175】
(34).UCIは複数のタイプのUCIを含み、複数のタイプのUCIにそれぞれ優先度が割り当てられ、
あるタイプのUCIに割り当てられる優先度が高いほど、そのタイプのUCIがマッピングされる、1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントと、参照信号がマッピングされるリソースエレメントとの間の距離が短くなる、(27)に記載のワイヤレス通信方法。
【0176】
(35).複数のタイプのUCIのすべてが同じサブキャリアにマッピングされ、
あるタイプのUCIに割り当てられる優先度が高いほど、時間領域における、そのタイプのUCIがマッピングされる、1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントと、参照信号がマッピングされるリソースエレメントとの間の距離が短くなる、(34)に記載のワイヤレス通信方法。
【0177】
(36).あるタイプのUCIに割り当てられる優先度が高いほど、周波数領域と時間領域の両方における、そのタイプのUCIがマッピングされる、1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントと、参照信号がマッピングされるリソースエレメントとの間の距離が短くなる、(34)に記載のワイヤレス通信方法。
【0178】
(37).複数のタイプのUCIは、ハイブリッド自動再送要求-送達確認(HARQ-ACK)、ランク指標(RI)、ビーム管理/回復およびチャネル状態情報(CSI)を含み、複数のタイプのUCIにはそれぞれ、優先順位の降順に優先度が割り当てられる、(34)~(36)のいずれか一項に記載のワイヤレス通信方法。
【0179】
(38).参照信号は、前方復調参照信号(DMRS)および追加のDMRSを含み、前方DMRSに合わせたUCIのマッピングは、追加のDMRSに合わせたUCIのマッピングと同じであるかまたは異なる、(27)に記載のワイヤレス通信方法。
【0180】
(39).周波数領域において、UCIは、PUSCHのPRBにわたって均等に分散され、または、PUSCHのPRBの上部および底部に集中化される、(27)に記載のワイヤレス通信方法。
【0181】
(40).基地局のためのワイヤレス通信方法であって、
物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の物理リソースブロック(PRB)上のPUSCH内のアップリンク制御情報(UCI)および参照信号を、ユーザ機器から受信することと、
時間領域、周波数領域および空間領域のうちの1つまたは複数における、リソースエレメントと、参照信号がマッピングされているリソースエレメントとの間の距離に従ってUCIがPRBにおいて1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントにマッピングされていることを示すデマッピング規則に従って、UCIおよび参照信号を、PRB内のそれぞれのリソースエレメントからデマッピングすることと
を含む、基地局のためのワイヤレス通信方法。
【0182】
(41).デマッピング規則は、時間領域、周波数領域および空間領域のうちの1つまたは複数において、参照信号がマッピングされるリソースエレメントとの距離が最短である1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントに、UCIがマッピングされていることをさらに示す、(40)に記載のワイヤレス通信方法。
【0183】
(42).参照信号は、復調参照信号(DMRS)および位相追跡参照信号(PT-RS)を含み、デマッピング規則は、UCIが、複数レイヤ送信の場合は、PT-RSを送信するレイヤにおいてのみマッピングされていることをさらに示す、(40)に記載のワイヤレス通信方法。
【0184】
(43).デマッピング規則は、UCIが、PT-RSを有するPRBにおいてのみマッピングされていることをさらに示す、(42)に記載のワイヤレス通信方法。
【0185】
(44).サイクリックプレフィックス直交分割周波数多重化(CP-OFDM)、または、PT-RSがプレDFTである離散フーリエ変換拡散直交分割周波数多重化(DFT-S-OFDM)がPUSCHにおいて利用される、(42)または(43)に記載のワイヤレス通信方法。
【0186】
(45).参照信号は復調参照信号(DMRS)を含み、デマッピング規則は、UCIが、DMRSと同じサブキャリアにマッピングされていることをさらに示す、(40)に記載のワイヤレス通信方法。
【0187】
(46).UCIのマッピングは、参照信号のパターンによって変化する、(40)に記載のワイヤレス通信方法。
【0188】
(47).UCIは複数のタイプのUCIを含み、複数のタイプのUCIにそれぞれ優先度が割り当てられ、
あるタイプのUCIに割り当てられる優先度が高いほど、そのタイプのUCIがマッピングされる、1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントと、参照信号がマッピングされるリソースエレメントとの間の距離が短くなる、(40)に記載のワイヤレス通信方法。
【0189】
(48).デマッピング規則は、複数のタイプのUCIのすべてが同じサブキャリアにマッピングされていること、および、あるタイプのUCIに割り当てられる優先度が高いほど、時間領域における、そのタイプのUCIがマッピングされる、1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントと、参照信号がマッピングされるリソースエレメントとの間の距離が短くなることをさらに示す、(47)に記載のワイヤレス通信方法。
【0190】
(49).デマッピング規則は、あるタイプのUCIに割り当てられる優先度が高いほど、周波数領域と時間領域の両方における、そのタイプのUCIがマッピングされる、1つまたは複数の利用可能なリソースエレメントと、参照信号がマッピングされるリソースエレメントとの間の距離が短くなることをさらに示す、(47)に記載のワイヤレス通信方法。
【0191】
(50).複数のタイプのUCIは、ハイブリッド自動再送要求-送達確認(HARQ-ACK)、ランク指標(RI)、ビーム管理/回復およびチャネル状態情報(CSI)を含み、複数のタイプのUCIにはそれぞれ、優先順位の降順に優先度が割り当てられる、(47)~(49)のいずれか一項に記載のワイヤレス通信方法。
【0192】
(51).参照信号は、前方復調参照信号(DMRS)および追加のDMRSを含み、前方DMRSに合わせたUCIのマッピングは、追加のDMRSに合わせたUCIのマッピングと同じであるかまたは異なる、(40)に記載のワイヤレス通信方法。
【0193】
(52).周波数領域において、UCIは、PUSCHのPRBにわたって均等に分散され、または、PUSCHのPRBの上部および底部に集中化される、(40)に記載のワイヤレス通信方法。
図1
図2(A)】
図2(B)】
図3
図4(A)】
図4(B)】
図4(C)】
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20