(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022142115
(43)【公開日】2022-09-30
(54)【発明の名称】電力変換装置
(51)【国際特許分類】
H02M 7/48 20070101AFI20220922BHJP
【FI】
H02M7/48 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021042132
(22)【出願日】2021-03-16
(71)【出願人】
【識別番号】000004260
【氏名又は名称】株式会社デンソー
(71)【出願人】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】520124752
【氏名又は名称】株式会社ミライズテクノロジーズ
(74)【代理人】
【識別番号】110000110
【氏名又は名称】弁理士法人 快友国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】長井 彰平
【テーマコード(参考)】
5H770
【Fターム(参考)】
5H770DA03
5H770DA41
5H770PA17
5H770PA42
5H770PA43
5H770QA01
5H770QA06
5H770QA08
5H770QA22
(57)【要約】
【課題】本明細書は、サイズの小さい電力変換装置を提供する。
【解決手段】本明細書が開示する電力変換装置は、半導体モジュールと、コンデンサと、冷却器を備える。半導体モジュールは、電力変換用の半導体素子を有しているとともに、半導体素子と導通している入力端子がモジュール表面に配置されている。コンデンサは、コンデンサ端子が配置されているとともにモジュール表面に対向しているコンデンサ表面を有している。冷却器は、半導体モジュールとコンデンサの間に配置されている。接続部材は、入力端子とコンデンサ端子を電気的に接続している。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電力変換用の半導体素子を有しているとともに、前記半導体素子と導通している入力端子がモジュール表面に配置されている半導体モジュールと、
コンデンサ端子が配置されているとともに前記モジュール表面に対向しているコンデンサ表面を有しているコンデンサと、
前記半導体モジュールと前記コンデンサの間に配置されている冷却器と、
前記入力端子と前記コンデンサ端子を電気的に接続している接続部材と、
を備えている、電力変換装置。
【請求項2】
前記冷却器は、前記半導体モジュールの側から前記コンデンサの側まで貫通している溝または孔を有しており、前記半導体モジュールと前記冷却器と前記コンデンサの積層方向からみて、前記溝または前記孔と、前記入力端子が重なっている、請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項3】
前記孔または前記溝に絶縁材が満たされている、請求項2に記載の電力変換装置。
【請求項4】
前記積層方向からみて、前記半導体モジュールの中央に前記半導体素子が配置されており、前記溝または前記孔は前記半導体素子の外側に配置されている、請求項2または3に記載の電力変換装置。
【請求項5】
前記半導体モジュールと前記コンデンサが前記冷却器に固定されている、請求項1から4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
【請求項6】
前記入力端子は正極入力端子と負極入力端子を含んでおり、
前記コンデンサ端子は正極コンデンサ端子と負極コンデンサ端子を含んでおり、
前記接続部材は前記正極入力端子と前記正極コンデンサ端子を電気的に接続する正極接続部材と、前記負極入力端子と前記負極コンデンサ端子を電気的に接続する負極接続部材を含んでおり、
前記正極接続部材と前記負極接続部材が重なっている、請求項1から5のいずれか1項に記載の電極変換器。
【請求項7】
前記半導体素子は、三相交流インバータを構成する6個のスイッチング素子を含んでおり、
前記三相交流インバータの出力端子が前記モジュール表面に配置されており、
前記出力端子に電気的に接続される出力部材が前記冷却器に配置されている、請求項1から6のいずれか1項に記載の電力変換装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、電力変換装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に、電力変換用の半導体素子を収容した複数の半導体モジュールと他の電気デバイスを備えている電力変換装置が開示されている。電力変換装置は、複数の半導体モジュールと電気デバイスを冷却する複数の冷却器も備える。複数の半導体モジュールと複数の冷却器は1個ずつ交互に積層されている。他の電気デバイスも冷却器に接している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の電力変換装置では、半導体モジュールの端子が、半導体モジュールと冷却器の積層方向と交差する方向に延びている。また、半導体モジュールの端子と他のデバイスを電気的に接続する接続部材の周りに無駄空間がある。それゆれ特許文献1の電力変換装置は、収容するのに大きな空間が必要とされる。本明細書は、サイズの小さい電力変換装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する電力変換装置は、半導体モジュールと、コンデンサと、冷却器を備える。半導体モジュールは、電力変換用の半導体素子を有しているとともに、半導体素子と導通している入力端子がモジュール表面に配置されている。コンデンサは、コンデンサ端子が配置されているとともにモジュール表面に対向しているコンデンサ表面を有している。冷却器は、半導体モジュールとコンデンサの間に配置されている。接続部材は、入力端子とコンデンサ端子を電気的に接続している。
【0006】
本明細書が開示する電力変換装置では、半導体モジュールと冷却器とコンデンサが積層されており、半導体モジュールの入力端子が冷却器に面しており、コンデンサ端子も冷却器に面している。それゆえ、端子の周囲に無駄な空間が無い。また、入力端子とコンデンサ端子を電気的に接続する接続部材も冷却器に沿って配置できるため、接続部材の周囲にも無駄な空間が無い。本明細書が開示する技術によれば、サイズの小さい電力変換装置を実現できる。半導体モジュールと冷却器とコンデンサの積層体から接続部材が突出していないため、本明細書が開示する電力変換装置は、例えば電気自動車のフロントコンパートメントなどに空間効率よく収容することができる。
【0007】
冷却器は、半導体モジュールの側からコンデンサの側まで貫通している溝または孔を有しており、半導体モジュールと冷却器とコンデンサの積層方向からみて、溝または孔と、入力端子が重なっているとよい。冷却器を半導体素子の冷却に集中させることができる。
【0008】
冷却器の孔または溝に絶縁材が満たされているとよい。接続部材と冷却器の間の絶縁を確実に確保できる。また、半導体モジュールとコンデンサが冷却器に固定されていてもよい。
【0009】
半導体モジュールと冷却器とコンデンサの積層方向からみて、半導体モジュールの中央に半導体素子が配置されており、溝または孔は、半導体素子の外側に配置されているとよい。半導体素子が中央に配置され、接続部材が通過する溝または孔が半導体素子の外側に位置することで、孔または溝が冷却効率(半導体素子に対する冷却効率)に与える影響を抑えることができる。
【0010】
入力端子は正極入力端子と負極入力端子を含んでおり、コンデンサ端子は正極コンデンサ端子と負極コンデンサ端子を含んでいる場合がある。接続部材は正極入力端子と正極コンデンサ端子を電気的に接続する正極接続部材と、負極入力端子と負極コンデンサ端子を電気的に接続する負極接続部材を含んでいる場合がある。その場合、正極接続部材と負極接続部材が重なっているとよい。正極接続部材に発生する磁界と負極接続部材が発生する磁界が相殺し、接続部材のインダクタンスが低減される。なお、正極接続部材の一部と負極接続部材の一部が重なっていれば、インダクタンス低減の効果が期待できる。
【0011】
半導体モジュールに含まれている半導体素子は、三相交流インバータを構成する6個のスイッチング素子を含んでいる場合がある。この場合、三相交流インバータの出力端子がモジュール表面に配置されており、冷却器に、出力端子に電気的に接続される出力部材が配置されているとよい。出力端子の回りにも無駄な空間がなく、電力変換装置のサイズがさらに小さくできる。
【0012】
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】電力変換装置の回路の模式的な構成図である。
【
図3】第1実施例の電力変換装置の分解斜視図である。
【
図5】
図4のV-V線に沿った電力変換装置の断面図である。
【
図6】第2実施例の電力変換装置の冷却器の斜視図である。
【
図7】第3実施例の電力変換装置の接続部材の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
(第1実施例)図面を参照して第1実施例の電力変換装置2を説明する。
図1に、電力変換装置2の模式的な構成図を示す。電力変換装置2は、半導体モジュール10とコンデンサ20と冷却器30を備えている。半導体モジュール10は、6個のスイッチング素子14を備えている。6個のスイッチング素子14は、半導体素子の一種である。6個のスイッチング素子14は、インバータ回路を構成する。半導体モジュール10は、入力端子(正極入力端子12aと負極入力端子12b)に入力された直流電力を交流電力に変換し、出力端子13から出力する。以下では説明の便宜上、正極入力端子12aと負極入力端子12bを合わせて入力端子12と称する場合がある。
【0015】
入力端子12にはコンデンサ20が接続される。コンデンサ20は正極コンデンサ端子21aと負極コンデンサ端子21bを有している。正極コンデンサ端子21aと正極入力端子12aが正極接続部材41で接続され、負極コンデンサ端子21bと負極入力端子12bが負極接続部材42で接続される。以下では説明の便宜上、正極コンデンサ端子21aと負極コンデンサ端子21bを合わせてコンデンサ端子21と称する場合がある。コンデンサ端子21には、バスバ90を通じて直流電源(不図示)が接続される。直流電源の電力が、バスバ90と接続部材(正極接続部材41と負極接続部材42)を通じて半導体モジュール10に供給される。
【0016】
半導体モジュール10(スイッチング素子14)とコンデンサ20は発熱する。電力変換装置2は、半導体モジュール10とコンデンサ20を冷却する冷却器30を備えている。冷却器30は、半導体モジュール10とコンデンサ20に接している。
【0017】
図2に電力変換装置2の外観を示し、
図3に電力変換装置2の分解図を示す。説明の便宜上、図中の座標系の+Z方向を「上」と定義する。
【0018】
半導体モジュール10、冷却器30、コンデンサ20は、この順で積層されている。別言すれば、半導体モジュール10とコンデンサ20の間に冷却器30が配置されている。半導体モジュール10はネジ91で冷却器30に固定され、コンデンサ20はネジ92で冷却器30に固定される。半導体モジュール10(スイッチング素子14)は、冷却器30の上面で冷却され、コンデンサ20は冷却器30の下面で冷却される。
【0019】
半導体モジュール10は、板状であり、内部に6個のスイッチング素子14が実装されている。
図2、
図3では、2個のスイッチング素子に符号14を付し、残りのスイッチング素子には符号を省略した。半導体モジュール10の下面10aには、入力端子12と出力端子13が配置されている。
【0020】
コンデンサ20は、コンデンサ素子22、正極コンデンサ端子21a、負極コンデンサ端子21bを備えている。正極コンデンサ端子21aはコンデンサ20の上面20aに配置されており、負極コンデンサ端子21bはコンデンサ20の下面に配置されている。
【0021】
冷却器30は、側面に冷媒口31a、31bを有している。冷媒口31aから冷媒が供給される。供給された冷媒は冷却器30の内部に拡がり、半導体モジュール10とコンデンサ20を冷却する。半導体モジュール10とコンデンサ20の熱を吸収した冷媒は冷媒口31bから排出される。
【0022】
冷却器30は、半導体モジュール10の側からコンデンサ20の側に貫通する溝32、33を備えている。溝32は、入力端子12に対向する位置に配置されている。入力端子12には、正極接続部材41と負極接続部材42が固定される。正極接続部材41は、半導体モジュール10の正極入力端子12aとコンデンサ20の正極コンデンサ端子21aを電気的に接続する。負極接続部材42は、負極入力端子12bと負極コンデンサ端子21bを電気的に接続する。
【0023】
溝32は絶縁材51で満たされる。正極接続部材41と負極接続部材42は、絶縁材51に沿うようにU字に屈曲している。正極コンデンサ端子21aはコンデンサ20の上面に配置されており、正極接続部材41は、絶縁材51の三面に沿っている。負極コンデンサ端子21bはコンデンサ20の下面に配置されているため、負極接続部材42は正極接続部材41よりも下方まで延びている。
【0024】
溝33は出力端子13に対向する位置に配置されている。出力端子13には、出力部材43が固定される。溝33には絶縁材52が満たされる。絶縁材52の二面に沿うように、出力部材43はL字に屈曲している。出力端子13は冷却器30に対向しており、電力変換装置2の外側から見えないが、L字形状の出力部材43が電力変換装置2の側面に露出する。出力部材43は絶縁材52とともに冷却器30に固定されている。別言すれば、出力部材43と絶縁材52は冷却器30の一部である。
【0025】
図4に、電力変換装置2の平面図を示す。
図4は、半導体モジュール10と冷却器30とコンデンサ20の積層方向からみた図に相当する。
図4でも、2個のスイッチング素子に符号14を付し、残りのスイッチング素子には符号を省略した。
【0026】
冷却器30は溝32、33を有しており、先に述べたように、積層方向からみて、溝32と入力端子12が重なっており、溝33と出力端子13が重なっている。溝32には絶縁材51が満たされており、溝33には絶縁材52が満たされている。また、積層方向からみて、6個のスイッチング素子14は半導体モジュール10の中央に配置されており、入力端子12と出力端子13はスイッチング素子14の外側に配置されている。
【0027】
図4のV-V線に沿った電力変換装置2の断面を
図5に示す。
図5は、正極接続部材41を通る平面で電力変換装置2をカットした断面を示している。冷却器30は、内部が空洞であり、その空洞に冷媒が流れる。
図5から理解されるように、冷却器30はスイッチング素子14と対向しているが、入力端子12と出力端子13に対向する範囲には溝32、33が設けられている。冷却器30はスイッチング素子14に対向する範囲に集中しており、スイッチング素子14を効率よく冷却することができる。逆に言えば、絶縁材51と52がスイッチング素子14と対向する範囲から外れているので、絶縁材51、52がスイッチング素子14の冷却に及ぼす影響を抑えることができる。
【0028】
入力端子12と出力端子13は半導体モジュール10の下面10aに設けられており、正極コンデンサ端子21aはコンデンサ20の上面20aに設けられている。そして、半導体モジュール10の下面10aとコンデンサ20の上面20aが対向しているとともに、それらの間に冷却器30が挟まれている。正極入力端子12aと正極コンデンサ端子21aを電気的に接続する正極接続部材41は冷却器30に沿って(冷却器30の絶縁材51に沿って)延びており、正極接続部材41の周囲に無駄な空間がない。
図5では、負極接続部材42を仮想線で描いてある。負極コンデンサ端子21bはコンデンサ20の下面に配置されており、負極接続部材42は冷却器30とコンデンサ20に沿って延びている。負極接続部材42の周囲にも無駄な空間がない。電力変換装置2は、接続部材41、42の周囲に無駄な空間が生じないのでサイズが小さい。また、出力部材43も冷却器30(絶縁材52)に沿って延びており、出力部材43の周囲にも無駄な空間がない。出力部材43の配策も、電力変換装置2のサイズを小さくすることに寄与する。
【0029】
半導体モジュール10は板状であり、冷却器30とコンデンサ20は扁平である。半導体モジュール10と冷却器30とコンデンサ20のそれぞれの幅広面が対向するようにそれら3個のデバイスが積層されているため、電力変換装置2の外観はほぼ直方体である。さらに、接続部材(正極接続部材41と負極接続部材42)や出力部材43が冷却器30に沿って配策されており、電力変換装置2の直方体形状から部材が突出していない。接続部材41、42や出力部材43を含めた電力変換装置2の外観がほぼ直方体であるので、電力変換装置2を収容するスペースに無駄な空間が生じない。
【0030】
接続部材41、42と冷却器30の間に絶縁材51が配置されており、出力部材43と冷却器30の間に絶縁材52が配置されている。絶縁材51は、接続部材41、42と冷却器30の間の絶縁を強化する。絶縁材52は、出力部材43と冷却器30の間の絶縁を強化する。
【0031】
(第2実施例)第2実施例の電力変換装置を説明する。第2実施例の電力変換装置は、冷却器130の形状が第1実施例の電力変換装置2の冷却器30と異なる。冷却器130の斜視図を
図6に示す。冷却器130以外のデバイスは図示を省略する。冷却器130は、第1実施例の溝32の代わりに孔132を備えている。孔132は、半導体モジュール10の側からコンデンサ20の側に貫通する。入力端子とコンデンサ端子を電気的に接続する接続部材は孔132を通る。孔は、絶縁材で満たされる。第2実施例の電力変換装置もサイズが小さい。第2実施例の電力変換装置では、接続部材が露出しないので、安全性が高い。
【0032】
(第3実施例)第3実施例の電力変換装置を説明する。第3実施例の電力変換装置は、正極接続部材と負極部材が実施例のものと相違する。
図7に正極接続部材141と負極接続部材142の斜視図を示す。正極接続部材141と負極接続部材142以外のデバイスの図示は省略する。
【0033】
正極接続部材141は、平板状の小片141aを備えており、負極接続部材142は、平板状の小片142aを備えている。正極接続部材141と負極接続部材142は、絶縁板143を挟んでオーバーラップする。正極接続部材141の小片141aが負極接続部材142とオーバーラップし、負極接続部材142の小片142aは正極接続部材141とオーバーラップする。小片141a、142aが、正極接続部材141と負極接続部材142の重複範囲を拡げている。正極接続部材141を流れる電流の方向と負極接続部材142を流れる電流の方向は互いに逆方向になる。オーバーラップしている範囲で互いに逆方向に流れる電流は、それらの電流が発生する磁界を相殺し、両方の接続部材のインダクタンスを低減する。正極接続部材141の一部と負極接続部材142の一部がオーバーラップしていることで、両者のインダクタンスが低減される。
【0034】
実施例の技術に関する留意点を述べる。実施例のスイッチング素子14が半導体素子の一例に相当する。本明細書が開示する技術は、スイッチング素子14以外の半導体素子を備えた電力変換装置に適用することができる。
【0035】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【符号の説明】
【0036】
2:電力変換装置 10:半導体モジュール 12:入力端子 13:出力端子 14:スイッチング素子 20:コンデンサ 21:コンデンサ端子 30、130:冷却器 32、33:溝 41、141:正極接続部材 42、142:負極接続部材 43:出力部材 51、52:絶縁材