(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022142694
(43)【公開日】2022-09-30
(54)【発明の名称】テストハンドラのための共用型マッチプレート
(51)【国際特許分類】
G01R 31/26 20200101AFI20220922BHJP
【FI】
G01R31/26 J
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021084272
(22)【出願日】2021-05-19
(31)【優先権主張番号】110109428
(32)【優先日】2021-03-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(71)【出願人】
【識別番号】506292169
【氏名又は名称】力成科技股▲分▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】特許業務法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】張 朝詠
(72)【発明者】
【氏名】許 葆淳
(72)【発明者】
【氏名】楊 志龍
(72)【発明者】
【氏名】潘 奎宇
【テーマコード(参考)】
2G003
【Fターム(参考)】
2G003AA07
2G003AG12
2G003AH04
(57)【要約】
【課題】異なる回路板に対応できるテストハンドラのための共用型マッチプレートを提供する。
【解決手段】基台20、2つのガイド板30、4つのガイドブロック40、4つの固定部材50及び2つのプッシュ部材60を備える。基台20は板体21及び固定ブロック22を有する。各ガイド板30は基台20とガイドブロック40との間に設置されている。各固定部材50は、対応のガイドブロック40を対応のガイド板30に固定する。各プッシュ部材60は、対応のガイド板30に固定されている。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基台であって、
2×2の配列で間隔をおいて配置される4つの第1開口が形成された板体と、
前記板体の底面中央部に取り付けられ、上面には所定の深さの2つの溝部が形成され、底面には各々が対応の前記溝部に連通する2つの貫通溝が形成されている固定ブロックと、を有する前記基台と、
各々が固定部及び2つの対向する外翼部を有する2つのガイド板であって、前記固定部は、前記固定ブロックにおける対応の溝部内に設置され、前記外翼部の夫々は、対応の前記溝部の外側に突出し、且つ前記板体における前記第1開口に対応する第1固定穴が形成され、各前記ガイド板は、前記溝部の深さよりも小さい厚さを有する、前記ガイド板と、
各々が対応の前記第1開口内に設置され、且つ各々に前記ガイド板における前記第1固定穴に対応する第1貫通穴が形成された4つのガイドブロックと、
各々が対応の前記ガイドブロックにおける前記第1貫通穴及び前記ガイド板における前記第1固定穴内に挿入され、対応のガイドブロックを対応のガイド板に固定する4つの固定部材と、
各々が前記固定ブロックにおける対応の貫通溝内に挿設されて対応のガイド板に固定される2つのプッシュ部材と、を備えるテストハンドラのための共用型マッチプレート。
【請求項2】
各前記ガイド板における固定部に第2固定穴が更に形成され、
各前記プッシュ部材に、対応のガイド板における前記第2固定穴に対応する第2貫通穴が更に形成され、
各前記プッシュ部材は、ねじによって対応のガイド板にねじ止めされている、請求項1に記載のテストハンドラのための共用型マッチプレート。
【請求項3】
前記板体の上面に設置され、前記板体における前記第1開口に対応する4つの第2開口が形成された設置板を更に備える、請求項2に記載のテストハンドラのための共用型マッチプレート。
【請求項4】
前記設置板に2つの設置穴が更に形成され、
前記板体の上面に、各々が対応の設置穴に係合する2つの固定ピンが更に形成されている、請求項3に記載のテストハンドラのための共用型マッチプレート。
【請求項5】
各前記ガイド板における固定部の底面に2つの第1柱状突起が更に形成され、
各前記プッシュ部材の上面に、各々が対応のガイド板における前記第1柱状突起に係合する2つの第1凹入溝が更に形成されている、請求項1から4のいずれか一項に記載のテストハンドラのための共用型マッチプレート。
【請求項6】
前記固定ブロックにおける各前記溝部の内底面に2つの第2凹入溝が更に形成され、
各前記ガイド板における各前記外翼部の底面に、対応の固定ブロックにおける前記第2凹入溝に係合する第2柱状突起が更に形成されている、請求項1から4のいずれか一項に記載のテストハンドラのための共用型マッチプレート。
【請求項7】
各前記ガイドブロックの底面に2つの第3凹入溝が更に形成され、
各前記ガイド板における各前記外翼部の上面に、各々が対応の前記ガイドブロックにおける前記第3凹入溝に係合する2つの第3柱状突起が更に形成されている、請求項1から4のいずれか一項に記載のテストハンドラのための共用型マッチプレート。
【請求項8】
各前記ガイド板における前記固定部の幅が各前記外翼部の幅よりも小さい、請求項1から4のいずれか一項に記載のテストハンドラのための共用型マッチプレート。
【請求項9】
各前記ガイドブロックの対向する2つの側辺に延出プレートが更に形成され、
前記板体における各前記第1開口の対向する2つの側辺に、各々が前記ガイドブロックにおける各前記延出プレートに対応する2つのストリップ状突起が更に形成されている、請求項1から4のいずれか一項に記載のテストハンドラのための共用型マッチプレート。
【請求項10】
前記板体の厚さが前記固定ブロックの厚さよりも小さい、請求項1から4のいずれか一項に記載のテストハンドラのための共用型マッチプレート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テストハンドラのためのマッチプレートに関し、特にテストハンドラのための共用型マッチプレートに関する。
【背景技術】
【0002】
半導体パッケージングファウンドリには、制作された半導体素子が正常に機能するかのテストを出荷前に行うためのテストハンドラが設置されている。テストハンドラのテストエリアには、複数のテスト用回路板が設けられ、各回路板には、複数の半導体素子の夫々と接触して電気テストを行うための複数のテストソケットが設けられている。また、テストハンドラには、複数のマッチプレートが設置されており、各マッチプレートは、回路板上のテストソケットに対応するように、クライアントから提供されたテスト用回路板に応じて交換される。例えば、
図8及び
図10に示すテストハンドラのマッチプレート80には、対応の半導体素子を回路板におけるテストソケットに押し付けてテストを行うためのプッシュ部材85が4つ備えられている。ところで、テストソケットの数量及び位置が異なる回路板が使用される場合には、半導体素子を対応のテストソケットに押し付けてテストを行うことができるように、マッチプレート80を異なる種類のもの、例えば、プッシュ部材85を2つ備えたものに交換する必要がある。
【0003】
図7に示すように、従来のマッチプレート80は、4つの固定部材81、4つのガイドブロック82、設置板83、基台84、及び2つ×2つのプッシュ部材85から構成されている。設置板83は、基台84の上面に設置され、基台84には、2つ×2つの開口841が形成され、各ガイドブロック82には、第1貫通穴821が形成され、各プッシュ部材85には、第2貫通穴851が形成されている。そして、マッチプレート80は、
図9に示すように、ガイドブロック82の夫々を基台84の上方から対応の開口841内へスライドさせて各プッシュ部材85における第2貫通穴851を対応のガイドブロック82における第1貫通穴821に位置合わせし、且つ固定部材81の夫々を、ガイドブロック82の上面から対応の第1貫通穴821に通過させて対応のプッシュ部材85における第2貫通穴851に固定させることによって組み立てられる。そのため、マッチプレートを異なる種類のもの、例えば2つのプッシュ部材85を備えたものに交換するには、マッチプレート80全体を取り外してから異なる種類のマッチプレートを取り付ける必要がある。しかし、このような作業はテストコストの上昇を招く。また、固定部材81によってガイドブロック82に対して固定されているプッシュ部材85を交換するには、まず固定部材81を緩める必要がある。しかし、この作業は非常に手間がかかる。したがって、従来のマッチプレートには改良の余地があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、異なる回路板に対応するためにマッチプレートを別途購入する必要があるという従来のテストハンドラの問題点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、異なる回路板に対応できるように改良された、テストハンドラのための共用型マッチプレートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明に係るテストハンドラのための共用型マッチプレートは、
基台であって、
2×2の配列で間隔をおいて配置される4つの第1開口が形成された板体と、
前記板体の底面中央部に取り付けられ、上面には所定の深さの2つの溝部が形成され、底面には各々が対応の前記溝部に連通する2つの貫通溝が形成されている固定ブロックと、を有する前記基台と、
各々が固定部及び2つの対向する外翼部を有する2つのガイド板であって、前記固定部は、前記固定ブロックにおける対応の溝部内に設置され、前記外翼部の夫々は、対応の前記溝部の外側に突出し、且つ前記板体における前記第1開口に対応する第1固定穴が形成され、各前記ガイド板は、前記溝部の深さよりも小さい厚さを有する、前記ガイド板と、
各々が対応の前記第1開口内に設置され、且つ各々に前記ガイド板における前記第1固定穴に対応する第1貫通穴が形成された4つのガイドブロックと、
各々が対応の前記ガイドブロックにおける前記第1貫通穴及び前記ガイド板における前記第1固定穴内に挿入され、対応のガイドブロックを対応のガイド板に固定する4つの固定部材と、
各々が前記固定ブロックにおける対応の貫通溝内に挿設されて対応のガイド板に固定される2つのプッシュ部材と、を備えることを特徴とする。
【0006】
以上のように構成されたガイド板及び固定ブロックを備える本発明では、プッシュ部材の夫々は対応のガイド板に固定されている。そのため、テストソケットの数量及び位置が異なる回路板の使用に応じて、プッシュ部材の数量及び位置を調整する必要があるときには、ガイド板を交換することによってプッシュ部材の数量を調整することができる。異なる種類のマッチプレートを新たに購入する必要がなく、また、交換のためにマッチプレート全体を取り外す必要がないので、テストコストを節約することができ、取り外しにかかる手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本発明に係るテストハンドラのための共用型マッチプレートの分解斜視図である。
【
図2A】本発明に係るテストハンドラのための共用型マッチプレートの上面斜視図である。
【
図2B】本発明に係るテストハンドラのための共用型マッチプレートの底面斜視図である。
【
図3】本発明に係るテストハンドラのための共用型マッチプレートの側面断面図である。
【
図4】本発明に係るテストハンドラのための共用型マッチプレートの他の角度の断面図である。
【
図5】本発明に係るテストハンドラのための共用型マッチプレートの部分断面図である。
【
図6】本発明に係るテストハンドラのための共用型マッチプレートの底面図である。
【
図7】従来のテストハンドラのための共用型マッチプレートの分解斜視図である。
【
図8】従来のテストハンドラのための共用型マッチプレートの斜視図である。
【
図9】従来のテストハンドラのための共用型マッチプレートの側面断面図である。
【
図10】従来のテストハンドラのための共用型マッチプレートの底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら、本発明に係るテストハンドラのためのマッチプレートの実施形態を詳細に説明する。
【0009】
図1及び
図2Aに示すように、第1実施形態の本発明に係るテストハンドラのための共用型マッチプレート10は、基台20と、2つのガイド板30と、4つのガイドブロック40と、4つの固定部材50と、2つのプッシュ部材60とを備える。これらガイドブロック40及び固定部材50は、
図7に示す従来の種類のマッチプレート80における4つのガイドブロック82及び4つの固定部材81と同一のものであり、本実施形態のマッチプレート10と従来のマッチプレート80との間でこれら部材を共用することができる。
【0010】
上記基台20は、板体21と固定ブロック22とを有する。板体21は、4つの第1開口211と、底面212と、上面213とを有し、固定ブロック22は、上面221と、底面222と、2つの溝部223と、2つの貫通溝224とを有する。本実施形態において、
図1及び
図2Aに示すように、第1開口211は、板体21を貫通するように形成され、且つ2×2の配列で間隔をおいて配置されている。固定ブロック22は、板体21の底面212における中央部に取り付けられている。固定ブロック22の上面221に、溝部223が所定の深さを有するように形成され、固定ブロック22の底面222に、対応の溝部223と連通する貫通溝224が形成されている。ある実施形態において、
図1に示すように、更に、板体21における第1開口211の対向する2つの側辺214に2つのストリップ状突起215が形成され、板体21の上面213に2つの固定ピン216が形成され、板体21に2つの貫通穴217が形成されている。固定ブロック22の各溝部223の内底面225には、2つの第2凹入溝226が形成され、固定ブロック22には、2つの貫通穴227が形成されている。固定ブロック22は、板体21の厚さよりも大きい厚さを有している(
図4を参照)。基台20は、貫通穴217と貫通穴227とが位置合わせされた板体21及び固定ブロック22をねじ23によってねじ止めすることによって組み立てられる。
【0011】
各ガイド板30は、固定部31及び2つの外翼部32を有する。本実施形態において、
図1及び
図2Bに示すように、固定部31は、固定ブロック22における対応の溝部223内に設置されている。各外翼部32は、対応の溝部223の外側に突出しており、板体21における第1開口211に対応する第1固定穴321が形成されている。各ガイド板30は、基台20内において上下動できるように、溝部223の深さよりも小さい厚さを有する。ある実施形態において、更に、各ガイド板30における固定部31に第2固定穴311が貫通して形成されていると共に(
図1を参照)、固定部31の底面312に2つの第1柱状突起313が形成されている(
図3を参照)。また、各外翼部32の底面322に第2柱状突起324が形成されていると共に(
図4を参照)、各外翼部32の上面323に2つの第3柱状突起325が形成されている(
図5を参照)。固定部31は、外翼部32の幅よりも小さい幅を有する。第2柱状突起324の夫々は、固定ブロック22における対応の第2凹入溝226に係合し(
図4を参照)、これにより構造安定性が強化される。
【0012】
各ガイドブロック40には、第1貫通穴41が形成されている。本実施形態において、
図2Aに示すように、各ガイドブロック40は対応の第1開口211内に設置され、各第1貫通穴41は、ガイド板30における第1固定穴321に対応する。ある実施形態において、
図5に示すように、更に、各ガイドブロック40の底面42に2つの第3凹入溝421が形成され、これら第3凹入溝421はガイド板30における対応の第3柱状突起325と係合し、これにより構造安定性が強化される。また、
図4に示すように、各ガイドブロック40の対向する2つの側辺43の夫々に延出プレート431が形成され、各延出プレート431は、板体21における対応のストリップ状突起215と当接する。
【0013】
図3に示すように、各固定部材50は、対応のガイドブロック40の第1貫通穴41及びガイド板30の第1固定穴321に挿入され、対応のガイドブロック40を対応のガイド板30に固定する。本実施形態において、固定部材50は先端部にねじ山が形成されたねじであり、第1貫通穴41を通過してねじ穴である第1固定穴321に螺合される。
【0014】
各プッシュ部材60は、固定ブロック22における対応の貫通溝224に挿設されて対応のガイド板30に固定される。本実施形態において、
図2Bに示すように、更に、各プッシュ部材60に第2貫通穴61が形成されている。第2貫通穴61を対応のガイド板30における第2固定穴311に位置合わせし、ねじ63をプッシュ部材60の底面から第2貫通穴61に通過させてガイド板30における第2固定穴311に螺合させることにより、プッシュ部材60が対応のガイド板30にねじ止めされる(
図6を参照)。また、
図3に示すように、各プッシュ部材60の上面62には、2つの第1凹入溝621が形成されている。各第1凹入溝621は、ガイド板30における対応の第1柱状突起313と係合し、これにより構造安定性が強化される。
【0015】
ある実施形態において、
図1に示すように、共用型マッチプレート10は、板体21の上面213に設置され且つ第1開口211に対応する4つの第2開口71が形成された設置板70を更に備える。本実施形態において、
図2Aに示すように、設置板70に2つの設置穴72が更に形成されている。各設置穴72には板体21における対応の固定ピン216が係合され、これにより、設置板70が板体21の上面213に固定される。
【0016】
マッチプレート10の組み立てに際し、まずは、
図1に示すように、各ガイドブロック40を板体21の上方から板体21における対応の第1開口211内に設置して、各ガイドブロック40における第1貫通穴41を板体21の下方のガイド板30における対応の第1固定穴321に位置合わせし、そして、各固定部材50をガイドブロック40の上面から対応の第1貫通穴41に通過させて第1固定穴321に固定し、これによってガイドブロック40を対応のガイド板30に連結させる。次に、ガイド板30の下方に位置する各固定ブロック22における溝部223と対応のガイド板30における固定部31と、及び、固定ブロック22における各貫通穴227と板体21における対応の貫通穴217と、をそれぞれ位置合わせすると共に、ねじ23を固定ブロック22に通過させて板体21に螺合させることで、基台20を構成する。ここで、ガイド板30の固定部31が基台20内に設置されており且つガイド板30の厚さが溝部223の深さよりも小さいため、ガイドブロック40が上下に摺動すると、それに伴ってガイド板30も基台20内において上下動する。また、固定ブロック22に形成されている貫通溝224により、各ガイド板30における固定部31は露出している。固定部31における第2固定穴311と、当該固定ブロック22の下方に位置する対応のプッシュ部材60における第2貫通穴61とを位置合わせすると共に、ねじ63を各プッシュ部材60の底面から第2貫通穴61に通過させて対応の第2固定穴311に螺合させることで、プッシュ部材60を対応のガイド板30にねじ止めさせる。このようにして、プッシュ部材60はガイド板301を介してガイドブロック40の動きに連動するため、ガイドブロック40が上下に摺動すると、それに伴ってプッシュ部材60も上下に移動する。
【0017】
本発明に係る共用型マッチプレートでは、ガイド板及び固定ブロックを以上のように構成することにより、プッシュ部材の数量にかかわらず共通の板体、設置板、ガイドブロック及び固定部材を使用することが可能になる。そのため、テストソケットの数量及び位置が異なる回路板の使用に応じて、プッシュ部材の数量及び位置を調整する必要があるときには、ガイド板を交換することによってプッシュ部材の数量を調整することができる。異なる種類のマッチプレートを新たに購入する必要がなく、また、交換のためにマッチプレート全体を取り外す必要がないので、テストコストを節約することができ、取り外しにかかる手間を省くことができる。更に、本発明に係る共用型マッチプレートでは、プッシュ部材を、対応のガイド板を介して基台の底面における略中央部に設置している。これにより、基台の上面における固定部材が押し下げられる際に、それに対応するプッシュ部材には圧力が均一に付与される。また、プッシュ部材は、その下方からねじ込まれたねじによって対応のガイド板にねじ止めされている。そのため、プッシュ部材の下方からねじを緩めるだけでプッシュ部材の数量の調整が可能になる。全体を取り外して交換する必要がないので、交換作業に要する時間を省くことができる。
【0018】
上述した実施形態は例示にすぎず、本発明を限定するものではない。本発明を上記実施形態により説明したが、本発明はこれら開示された実施形態に限定されず、当業者であれば、本発明の技術的思想を逸脱することなく、様々な変更および修飾を加えて均等物とすることができる。したがって、上記実施形態に変更、改変および修飾を加えた内容もまた、本発明の技術的思想に含まれるものである。
【符号の説明】
【0019】
10 テストハンドラのための共用型マッチプレート
20 基台
21 板体
211 第1開口
212 底面
213 上面
214 側辺
215 ストリップ状突起
216 固定ピン
217 貫通穴
22 固定ブロック
221 上面
222 底面
223 溝部
224 貫通溝
225 内底面
226 第2凹入溝
227 貫通穴
23 ねじ
30 ガイド板
31 固定部
311 第2固定穴
312 底面
313 第1柱状突起
32 外翼部
321 第1固定穴
322 底面
323 上面
324 第2柱状突起
325 第3柱状突起
40 ガイドブロック
41 第1貫通穴
42 底面
421 第3凹入溝
43 側辺
431 延出プレート
50 固定部材
60 プッシュ部材
61 第2貫通穴
62 上面
621 第1凹入溝
63 ねじ
70 設置板
71 第2開口
72 設置穴
80 テストハンドラのためのマッチプレート
81 固定部材
82 ガイドブロック
821 第1貫通穴
83 設置板
84 基台
841 開口
85 プッシュ部材
851 第2貫通穴