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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022142953
(43)【公開日】2022-10-03
(54)【発明の名称】情報処理装置、及び、情報処理方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20220926BHJP
   G06Q 50/30 20120101ALI20220926BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06Q50/30
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021043244
(22)【出願日】2021-03-17
(71)【出願人】
【識別番号】000005326
【氏名又は名称】本田技研工業株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】521095503
【氏名又は名称】ホンダモビリティソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001081
【氏名又は名称】弁理士法人クシブチ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】稲葉 雅人
(72)【発明者】
【氏名】藤澤 滉樹
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC17
5L049CC42
(57)【要約】
【課題】車両を移動させる作業者を、車両を移動させた後に作業者が利用する交通手段を考慮して決定できるようにする。
【解決手段】作業者の候補である複数の候補者に関する情報を取得する取得部と、出発地から目的地まで車両を移動させる車両移動作業を行う作業者を、候補者の中から選択する選択部と、を備え、選択部は、車両移動作業の後に候補者が利用可能な交通手段を特定し、特定した交通手段に基づいて候補者を選択する、情報処理装置。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
作業者の候補である複数の候補者に関する情報を取得する取得部と、
出発地から目的地まで車両を移動させる車両移動作業を行う前記作業者を、前記候補者の中から選択する選択部と、を備え、
前記選択部は、前記車両移動作業の後に前記候補者が利用可能な交通手段を特定し、特定した交通手段に基づいて前記候補者を選択する、情報処理装置。
【請求項2】
前記取得部は、前記候補者が前記車両移動作業の後に前記目的地から移動する移動先を取得し、
前記選択部は、前記候補者が前記目的地から前記移動先に移動するときに利用可能な交通手段を検索することにより、前記候補者が利用可能な交通手段を特定する、請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記選択部は、前記候補者が利用可能な交通手段を特定する際に、前記候補者が利用可能な公共交通機関、及び、移動体のレンタルサービスを検索する、請求項2記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記選択部は、前記候補者が利用可能な公共交通機関、及び、移動体のレンタルサービスがない場合に、前記候補者が利用可能な交通手段がタクシーであると特定する、請求項3記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記選択部は、
前記候補者が利用可能な交通手段が予め設定された条件に該当する前記候補者を選択し、
前記候補者が利用可能な交通手段が予め設定された条件に該当する前記候補者がいない場合は、前記移動先と前記目的地との距離に基づいて前記候補者を選択する、請求項2から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記選択部は、前記候補者が利用可能な交通手段の利用料金が安い順に、前記候補者を選択する、請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記作業者として選択された前記候補者に対する報酬を管理する報酬管理部を備え、
前記報酬管理部は、前記候補者が利用可能な交通手段として複数の交通手段が特定された場合、これら複数の交通手段のうち利用料金が最も安い交通手段の利用料金を、前記候補者に対する報酬に加算する、請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記報酬管理部は、前記候補者が利用可能な交通手段として複数の交通手段が特定された場合、これら複数の交通手段のうち利用料金が最も安い交通手段の利用料金と、他の交通手段の利用料金との差額に基づき、前記候補者に支給するインセンティブを決定する、請求項7記載の情報処理装置。
【請求項9】
作業者の候補である複数の候補者に関する情報を取得し、
出発地から目的地まで車両を移動させる車両移動作業を行う前記作業者を前記候補者の中から選択する選択処理を実行し、
前記選択処理において、前記車両移動作業の後に前記候補者が利用可能な交通手段を特定し、特定した交通手段に基づいて前記候補者を選択する、情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、及び、情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両を移動させる必要がある場合に、車両の移動を行う作業者を募集することが提案された。例えば、特許文献1には、カーシェアリングサービスにおいて、ユーザが乗り捨てたシェアカーを移動させるユーザを募集するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014-71873号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、車両を移動させた後、作業者は、移動させた車両とは異なる交通手段を利用して自宅等に移動する。特許文献1に記載されたように、作業者を広い範囲から募集する場合、作業者がどのような交通手段を利用するかを管理する方法は無かった。このため、車両を移動させた後の作業者の移動について、利用可能な交通手段が無いという問題や、交通費が高いという問題への対処は作業者に任されていた。
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、車両を移動させる作業者を、車両を移動させた後に作業者が利用する交通手段を考慮して決定できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するための第1態様として、作業者の候補である複数の候補者に関する情報を取得する取得部と、出発地から目的地まで車両を移動させる車両移動作業を行う前記作業者を、前記候補者の中から選択する選択部と、を備え、前記選択部は、前記車両移動作業の後に前記候補者が利用可能な交通手段を特定し、特定した交通手段に基づいて前記候補者を選択する、情報処理装置が挙げられる。
【0006】
上記情報処理装置において、前記取得部は、前記候補者が前記車両移動作業の後に前記目的地から移動する移動先を取得し、前記選択部は、前記候補者が前記目的地から前記移動先に移動するときに利用可能な交通手段を検索することにより、前記候補者が利用可能な交通手段を特定する構成としてもよい。
【0007】
上記情報処理装置において、前記選択部は、前記候補者が利用可能な交通手段を特定する際に、前記候補者が利用可能な公共交通機関、及び、移動体のレンタルサービスを検索する構成としてもよい。
【0008】
上記情報処理装置において、前記選択部は、前記候補者が利用可能な公共交通機関、及び、移動体のレンタルサービスがない場合に、前記候補者が利用可能な交通手段がタクシーであると特定する構成としてもよい。
【0009】
上記情報処理装置において、前記選択部は、前記候補者が利用可能な交通手段が予め設定された条件に該当する前記候補者を選択し、前記候補者が利用可能な交通手段が予め設定された条件に該当する前記候補者がいない場合は、前記移動先と前記目的地との距離に基づいて前記候補者を選択する構成としてもよい。
【0010】
上記情報処理装置において、前記選択部は、前記候補者が利用可能な交通手段の利用料金が安い順に、前記候補者を選択する構成としてもよい。
【0011】
上記情報処理装置において、前記作業者として選択された前記候補者に対する報酬を管理する報酬管理部を備え、前記報酬管理部は、前記候補者が利用可能な交通手段として複数の交通手段が特定された場合、これら複数の交通手段のうち利用料金が最も安い交通手段の利用料金を、前記候補者に対する報酬に加算する構成としてもよい。
【0012】
上記情報処理装置において、前記報酬管理部は、前記候補者が利用可能な交通手段として複数の交通手段が特定された場合、これら複数の交通手段のうち利用料金が最も安い交通手段の利用料金と、他の交通手段の利用料金との差額に基づき、前記候補者に支給するインセンティブを決定する構成としてもよい。
【0013】
上記目的を達成するための第2態様として、作業者の候補である複数の候補者に関する情報を取得し、出発地から目的地まで車両を移動させる車両移動作業を行う前記作業者を前記候補者の中から選択する選択処理を実行し、前記選択処理において、前記車両移動作業の後に前記候補者が利用可能な交通手段を特定し、特定した交通手段に基づいて前記候補者を選択する、情報処理方法が挙げられる。
【発明の効果】
【0014】
上記構成によれば、車両を提供するサービスの利用者に車両を受け渡す場所として、適切な場所を容易に指定できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】車両移動管理システムの概要を示す説明図。
図2】車両移動管理システムのブロック図。
図3】車両移動管理システムの動作を示すフローチャート。
図4】管理装置及びユーザ端末の動作を示すシーケンス図。
図5】車両移動管理システムの動作を示すフローチャート。
図6】車両移動管理システムの動作を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0016】
[1.車両移動管理システムの概要]
図1は、本実施形態の車両移動管理システム1の概要を示す説明図である。車両移動管理システム1は、車両Vを移動させる作業を管理する。車両移動管理システム1は、管理装置100を備える。管理装置100は、車両Vを移動させる作業を行う作業者を募集し、この応募に募集した人物から作業者を選ぶ処理を行う。管理装置100は、情報処理装置の一例に対応する。
【0017】
以下の説明において、車両Vを移動させる移動元の位置を出発地PSとし、車両Vの移動先を目的地PEとする。また、車両移動管理システム1において、車両Vを移動させる車両移動作業を行う人物を、ユーザUとする。ユーザUは、例えば、車両Vを運転して、出発地PSから目的地PEに至る移動経路R1を移動する。
【0018】
ユーザUは、車両移動管理システム1を運営する事業者に雇用された人物であってもよいし、この事業者と無関係な個人であってもよい。以下の説明では、管理装置100が車両Vを移動させる作業者を募集する時点で、作業を行う人物は決定されていない。ユーザUは、ユーザUの意思により、ユーザ端末210を操作して応募を行う。ユーザUの数に制限はなく、多数のユーザUが作業に応募することが可能である。車両移動管理システム1は、少なくとも管理装置100を含み、ユーザ端末210を含んでもよい。
以下の説明では、応募を行ったユーザUを、候補者と呼ぶ。
【0019】
車両Vの移動は、例えば、カーシェアリングやレンタカーで乗り捨てられた車両Vをサービス拠点に移動させる場合、事業用の車両Vを、1つの事業拠点から他の事業拠点に移動させる場合、自動車整備工場から、整備済みの車両Vを顧客の所へ移動させる場合等に利用される。また、以下では、車両Vが四輪自動車である例を説明するが、車両Vの種類は特に制限されない。
【0020】
管理装置100は、通信ネットワーク500に接続されるコンピュータであり、例えばサーバである。管理装置100は、通信ネットワーク500を通じて他の装置とデータ通信を実行する。本実施形態では、管理装置100は、ユーザ端末210と相互にデータ通信可能に接続される。
【0021】
通信ネットワーク500は、データ通信ネットワークであればよく、公衆回線網を含む広域通信ネットワーク、LAN(Local Area Network)等が挙げられる。管理装置100は、クラウド型のサーバであってもよい。
【0022】
ユーザ端末210は、例えば、モバイルデバイス、或いは、ハンドヘルドコンピュータと呼ばれる携帯型のコンピュータである。ユーザ端末210は、タッチパネル214を有する。タッチパネル214は、液晶表示パネルや有機ELパネル等の表示パネルと、タッチ操作を検知するタッチセンサとが重畳されたデバイスである。タッチパネル214は、表示装置及び入力装置として機能する。
【0023】
管理装置100は、車両Vの移動作業に応募した複数の候補者の中から、作業者となる候補者を選択する。この選択の処理において、管理装置100は、車両Vを移動させた後に候補者が目的地PEから移動先PRまで移動する交通手段を参照する。移動先PRは、ユーザUが、車両Vを移動させる作業が完了した後に移動する自宅や他の仕事場等である。ユーザUは、目的地PEから移動先PRに向かう移動経路R2を、何らかの交通手段を利用して移動する。管理装置100は、ユーザUが移動経路R2を移動する場合に利用可能な交通手段の有無、及び、移動経路R2の移動に要する交通費を考慮して、作業を行う候補者を選択する。
【0024】
[2.車両移動管理システムの構成]
図2は、車両移動管理システム1を構成する各装置のブロック図である。
管理装置100は、プロセッサ10、記憶部20、及び、通信部30を備える。プロセッサ10は、CPU(Central Processing Unit)やマイクロコントローラ等の情報処理デバイスである。記憶部20は、プロセッサ10によって実行されるプログラムや、プロセッサ10が処理するデータを記憶する。記憶部20は、フラッシュメモリ等の半導体メモリデバイス、磁気的記憶デバイス、光学的記憶デバイス等を用いて構成される不揮発性の記憶装置が挙げられる。また、記憶部20は、半導体メモリデバイスで構成される揮発性の記憶領域を備え、この揮発性の記憶領域によってプロセッサ10のワークエリアを形成してもよい。また、プロセッサ10が揮発性メモリを統合した統合型のデバイスで構成される場合、記憶部20は不揮発性の記憶装置で構成される。
【0025】
記憶部20は、制御用プログラム21、車両移動作業データ22、及び、候補者データ23を記憶する。また、記憶部20の記憶領域には、交通機関DB24、及び、レンタルサービスDB25が設けられる。
【0026】
制御用プログラム21は、プロセッサ10が管理装置100を制御するために実行するプログラムである。
車両移動作業データ22は、車両Vの移動作業の内容に関するデータである。車両移動作業データ22は、例えば、出発地PSの位置、目的地PEの位置、車両Vの車種、出発日時および/または到着期限、候補者に支払われる報酬金額等の情報を含む。記憶部20は、例えば、1台の車両Vの車両移動作業について、1つの車両移動作業データ22を記憶する。換言すれば、車両移動管理システム1では、1台の車両Vの移動を1件の移動作業とし、1件の移動作業に対応する車両移動作業データ22を記憶部20に記憶する。車両移動作業データ22は、移動作業に必要な作業者の数を含んでもよい。
【0027】
車両移動作業データ22の具体的な態様は制限されず、例えば、1つの車両移動作業データ22が、複数の車両Vを移動させる移動作業のデータを含んでもよい。この場合、複数の車両Vの出発地PS及び目的地PEが同じ場所であってもよいし、異なる場所であってもよい。また、車両移動作業データ22は、複数の車両Vを同じ出発時刻に移動させる移動作業のデータを含んでもよい。また、車両移動作業データ22は、複数の車両Vを異なる出発時刻に移動させる移動作業のデータを含んでもよい。
【0028】
候補者データ23は、車両移動作業データ22が示す移動作業に応募した候補者に関するデータである。候補者データ23は、応募した候補者を識別し得る情報、及び、候補者が目的地PEから移動する移動先PRの位置を含む。候補者を識別し得る情報は、候補者、または、候補者であるユーザUが使用するユーザ端末210を特定できる情報であればよい。例えば、候補者を識別し得る情報は、候補者の氏名、電子メールアドレス、電話番号、運転免許証番号、或いは、車両移動管理システム1が候補者に付与した個人IDである。
【0029】
候補者データ23の具体的な態様は任意であり、例えば、1件の移動作業に応募した複数の候補者の情報を、1件の候補者データ23に含めてもよい。この場合、1つの車両移動作業データ22と1つの候補者データ23とが対応付けられる。また、候補者データ23は、1人の候補者に関するデータであってもよい。この場合、1つの車両移動作業データ22に複数の候補者データ23が対応付けられる。記憶部20は、車両移動作業データ22と候補者データ23とを対応付けるデータを記憶してもよい。このデータは、例えば、候補者データ23に含めることができる。
【0030】
交通機関DB24は、公共交通機関の利用に関するデータを含むデータベースである。具体的には、交通機関DB24は、鉄道、バス、モノレール等の公共交通機関について、路線、路線に含まれる駅やバス停、駅の位置、バス停の位置、運賃、駅やバス停の時刻表、各駅間の所要時間等のデータを含む。交通機関DB24は、少なくとも、目的地PEを含む地域の公共交通機関についてのデータを含む。
【0031】
レンタルサービスDB25は、自動車、自動二輪車、自転車などを貸し出すレンタルサービスに関するデータを含む。レンタルサービスDB25は、ユーザUが使用可能なサービスであることが好ましく、具体的には、利用者が制限されない、公共性を有するサービスが挙げられる。
【0032】
交通機関DB24及びレンタルサービスDB25は、例えば、通信ネットワーク500を介して管理装置100と通信可能なデータベースサーバに設けられてもよく、この場合、管理装置100は、データベースサーバと通信を行って、交通機関DB24及びレンタルサービスDB25に格納されたデータを参照できる。
【0033】
プロセッサ10は、制御用プログラム21を実行することによって、管理装置100の機能を実現する。プロセッサ10が構成する機能部として、応募受付部11、選択部12、報酬管理部13、及び、通知部14を示す。これらの各機能部は、プロセッサ10が制御用プログラム21を実行することによってソフトウェアとハードウェアの協働により実現される。
【0034】
応募受付部11は、ユーザUが車両Vの移動作業の作業者に応募する場合、ユーザUによる応募を受け付ける。応募受付部11は、通信部30によってユーザ端末210と通信を実行し、応募に必要な情報をユーザ端末210との間で送受信する。応募受付部11は、ユーザUからの応募に基づき、候補者データ23を生成する。応募受付部11は、取得部の一例に対応する。
【0035】
選択部12は、移動作業に応募したユーザU、すなわち候補者の中から、移動作業を実行する候補者を選択する。選択部12は、移動作業に必要な作業者の人数と同じ人数の候補者を選択する。
【0036】
報酬管理部13は、選択部12によって選択された候補者に対して支給される報酬の金額を管理する。報酬管理部13は、候補者に支給される報酬を、候補者が目的地PEから移動先PRに移動するための交通費を含めて算出する。
【0037】
通知部14は、通信部30を利用して、候補者に対する通知を行う。通知部14は、選択部12によって選択された候補者に、作業者として選ばれたことを通知する。
【0038】
通信部30は、通信ネットワーク500に接続される通信装置である。通信部30は、例えば、Ethernet(登録商標)ケーブルが接続されるコネクタ、及び、ケーブルを通じて信号を送受信する通信インターフェース回路を備える。通信部30は、アンテナやRF回路を備え、無線データ通信を実行する通信装置であってもよい。
通信部30は、プロセッサ10の制御に従って、通信ネットワーク500を通じてユーザ端末210との間でデータ通信を実行する。
【0039】
ユーザ端末210は、プロセッサ211、記憶部212、通信部213、及び、タッチパネル214を備える。記憶部212は、プロセッサ211によって実行されるプログラムや、プロセッサ211が処理するデータを記憶する。プロセッサ211は、記憶部212に記憶されたプログラムを実行し、ユーザ端末210を制御する。
【0040】
プロセッサ211は、CPUやマイクロコントローラ等の情報処理デバイスである。
記憶部212は、フラッシュメモリ等の半導体メモリデバイス、磁気的記憶デバイス、光学的記憶デバイス等を用いて構成される不揮発性の記憶装置が挙げられる。また、記憶部212は、半導体メモリデバイスで構成される揮発性の記憶領域を備え、この揮発性の記憶領域によってプロセッサ211のワークエリアを形成してもよい。また、プロセッサ211が揮発性メモリを統合した統合型のデバイスで構成される場合、記憶部212は不揮発性の記憶装置で構成される。
【0041】
通信部213は、アンテナ、RF回路等を備え、モバイル通信回線を通じて無線データ通信を実行する通信装置である。通信部213は、通信ネットワーク500に接続し、プロセッサ211の制御に従って、管理装置100との間でデータ通信を実行する。
タッチパネル214は、プロセッサ211の制御に従って各種の画像を表示する。タッチパネル214は、タッチパネル214に対するタッチ操作を検出し、検出した操作を示す操作データをプロセッサ211に出力する。
【0042】
[3.車両移動管理システムの動作]
図3図5及び図6は、車両移動管理システム1の動作を示すフローチャートであり、特に、管理装置100の動作を示す。図4は、管理装置100及びユーザ端末210の動作を示すシーケンス図である。これらの図を参照して、車両移動管理システム1の動作を説明する。
【0043】
図3のステップSA11は応募受付部11及びユーザ端末210により実行され、ステップSA12、ステップSA15~SA17は選択部12により実行される。ステップSA13は報酬管理部13により実行され、ステップSA14、SA18は通知部14により実行される。
【0044】
管理装置100は、応募受け付け処理を実行し、車両Vを移動させる移動作業について、ユーザUによる応募を受け付ける(ステップSA11)。
管理装置100は、選択処理を実行して、候補者の中から作業者となる候補者を選択する(ステップSA12)。
管理装置100は、報酬決定処理を実行し、ステップSA12で選択された候補者に対して支給される報酬を決定する(ステップSA13)。
【0045】
管理装置100は、ステップSA12で選択された候補者に対し、作業内容と、ステップSA13で決定された報酬とを通知する(ステップSA14)。ステップSA14で、管理装置100は、候補者が使用するユーザ端末210に対して、作業内容と報酬を示すデータを、通信部30によって送信する。ステップSA14の通知は、例えば、電子メール、SNS(Social Network Service)のメッセージ、或いは、ユーザ端末210にインストールされた応募用のアプリケーションプログラムを利用して行われる。
【0046】
管理装置100は、ユーザ端末210から、ステップSA14で通知された内容に応諾することを示す通知が来たか否かを判定する(ステップSA15)。
【0047】
ユーザ端末210から所定時間以内に通知が来ない場合、及び、作業の辞退または拒否を示す通知が来た場合、管理装置100は、応諾の通知がないと判定する(ステップSA15;NO)。この場合、管理装置100は、ステップSA12で選択された候補者を候補者データ23から除外し(ステップSA16)、ステップSA12に戻る。これにより、管理装置100は、候補者データ23に基づいて、別の候補者を作業者として選択する。
【0048】
ユーザ端末210から応諾することを示す通知が来た場合(ステップSA15;YES)、管理装置100は、ステップSA12で選択した候補者を作業者として確定し、作業者に関する情報を車両移動作業データ22に追加して、車両移動作業データ22を更新する(ステップSA17)。
【0049】
図4は、ステップSA11の応募受付処理における管理装置100とユーザ端末210の動作を示す。ステップSA21~SA22は管理装置100の動作であり、ステップSB11~SB21はユーザ端末210の動作である。
【0050】
図4の動作に先立ち、管理装置100は、ウェブページ、上述したSNS、応募用のアプリケーションプログラム等を介して、ユーザUが応募可能な移動作業に関する情報を、複数のユーザUが閲覧可能なように告知する。この告知に基づき、ユーザUが操作するユーザ端末210が管理装置100にアクセスすることによって、図4の動作が開始する。
【0051】
管理装置100は、ユーザ端末210に対し、応募用のユーザーインターフェース(以下、UI)を送信する(ステップSA21)。ユーザ端末210は、応募用のUIをタッチパネル214に表示する(ステップSB11)。応募用のUIは、例えば、移動作業の条件をタッチパネル214に表示させる構成を有する。また、応募用のUIは、ユーザUが、目的地PEから移動する移動先PRの位置を入力する入力部を含む。応募を望むユーザUは、応募用のUIを利用して、移動先PRの位置を含む情報を入力する。
【0052】
ユーザ端末210は、ユーザUの操作に従って、移動先PRの位置を含む応募データを、管理装置100に送信する(ステップSB12)。応募データは、移動先PRの位置に加え、ユーザUまたはユーザ端末210を識別する情報等を含む。
【0053】
管理装置100は、ユーザ端末210から応募データを受信し、受信した応募データに基づき、候補者データ23を生成する(ステップSA22)。
管理装置100は、応募が要求される毎に図4の動作を実行することによって、複数のユーザUの応募を受け付ける。
【0054】
図5は、ステップSA12における管理装置100の動作を示す。
管理装置100は、候補者データ23に基づき、候補者の中から1人の人物を処理対象者として選択する(ステップSA31)。管理装置100は、処理対象者が目的地PEから移動先PRまで移動する場合に利用可能な交通手段および経路を検索する(ステップSA32)。ステップSA32で、管理装置100は、候補者データ23から移動先PRの位置を取得し、車両移動作業データ22から目的地PEの位置を取得する。管理装置100は、交通機関DB24及びレンタルサービスDB25を参照し、目的地PEから移動先PRに移動する場合に利用できる公共交通機関、及び、レンタルサービスを検索する。ステップSA32で管理装置100が検索する交通機関は、候補者が利用可能な交通手段の一例に対応する。
ステップSA32で、管理装置100は、車両移動作業データ22に含まれる出発日時および/または到着期限に基づいて、車両Vが目的地PEに到着した時刻を推定し、推定した時刻において利用可能な公共交通機関、及び、レンタルサービスを検索してもよい。
【0055】
管理装置100は、候補者が目的地PEから移動先PRまで移動する際に利用可能な交通機関があるか否かを判定する(ステップSA33)。ここで、交通機関とは、交通機関DB24に基づき検索された公共交通機関、及び、レンタルサービスDB25に基づき検索されたレンタルサービスの両方を含む。
【0056】
候補者が利用可能な交通機関があると判定した場合(ステップSA33;YES)、管理装置100は、候補者が利用可能な経路の交通費を算出する(ステップSA34)。管理装置100は、ステップSA34で、候補者が利用可能な交通機関の経路が複数ある場合には、経路毎の交通費を算出する。交通費は、公共交通機関の運賃のほか、レンタルサービスの利用料金を含む。
【0057】
管理装置100は、候補者が利用可能な交通機関の経路のうち、交通費が最も安い経路を、候補者が目的地PEから移動先PRに移動する経路に設定し(ステップSA35)、ステップSA37に移行する。ステップSA35で、管理装置100は、候補者が利用可能な交通機関の経路が1つのみの場合、この経路を、候補者が移動先PRに移動する経路に設定する。
【0058】
候補者が利用可能な交通機関がないと判定した場合(ステップSA33;NO)、管理装置100は、目的地PEから移動先PRまでの移動距離を算出し(ステップSA36)、ステップSA37に移行する。
【0059】
ステップSA37で、管理装置100は、全ての候補者についてステップSA35またはステップSA36の処理が済んだか否かを判定する(ステップSA37)。まだ処理されていない候補者、すなわち、処理対象者となっていない候補者がいる場合、管理装置100は、全ての候補者の処理が完了していないと判定する(ステップSA37;NO)。この場合、管理装置100は、ステップSA31に戻り、次の処理対象者を選択して処理を行う。
【0060】
全ての候補者の処理が完了したと判定した場合(ステップSA37;YES)、管理装置100は、候補者の中に、交通機関を利用可能な候補者がいるか否かを判定する(ステップSA38)。交通機関を利用可能な候補者がいる場合(ステップSA38;YES)、管理装置100は、交通費が最も安い候補者を作業者として選択し(ステップSA39)、ステップSA13(図3)に移行する。
【0061】
交通機関を利用可能な候補者がいない場合(ステップSA38;NO)、管理装置100は、移動距離が最も短い候補者を作業者として選択する(ステップSA40)。管理装置100は、移動距離に基づきタクシー料金を算出し、算出したタクシー料金を、選択した候補者の交通費とし(ステップSA41)、ステップSA13(図3)に移行する。
【0062】
図6は、ステップSA13における管理装置100の動作を示す。
管理装置100は、ステップSA12で選択された候補者が、移動先PRまで移動する際に利用可能な経路の交通費を算出する(ステップSA51)。ステップSA51で、管理装置100は、候補者が利用可能な交通機関の経路が複数ある場合には、経路毎の交通費を算出する。上述のように、交通費は、公共交通機関の運賃のほか、レンタルサービスの利用料金を含む。ステップSA51において、管理装置100は、ステップSA34で算出した経路毎の交通費を取得してもよい。
【0063】
管理装置100は、ステップSA51で算出した交通費に基づき、交通費が最も安い経路と、最も高い経路との交通費の差額に基づき、候補者に支給するインセンティブを設定する(ステップSA52)。インセンティブは、例えば、報酬金額の加算である。管理装置100は、ステップSA52で、例えば交通費の差額に対する所定割合を、インセンティブの金額とする。なお、候補者が利用可能な経路が1つしかない場合、ステップSA52の処理は省略される。
【0064】
管理装置100は、候補者の交通費と、ステップSA52で設定したインセンティブとを、車両移動作業データ22に設定された報酬金額に加算することにより、候補者に支給される報酬を算出する(ステップSA53)。
【0065】
管理装置100は、算出した報酬を、候補者への支給額として決定し、車両移動作業データ22を更新する(ステップSA54)。本処理の後、管理装置100は、ステップSA14(図3)に移行する。
【0066】
このように、車両移動管理システム1は、車両Vの移動作業を行う作業者を、ユーザUの応募を募ることによって選択するので、作業者を広く集めることができる。車両移動管理システム1は、応募したユーザUの中から作業者を選ぶ際に、ユーザUが目的地PEから移動先PRまで移動する際に利用可能な交通機関を検索する。これにより、移動作業の後の移動が容易なユーザUを、作業者として選ぶことができる。
【0067】
[4.他の実施形態]
上記実施形態は本発明を適用した一具体例を示すものであり、発明が適用される形態を限定するものではない。
【0068】
上記実施形態では、管理装置100がステップS12で応募受付処理を実行し、ユーザ端末210による応募を受け付ける構成を説明したが、管理装置100が応募受付処理を行わない構成であってもよい。具体的には、管理装置100とは異なる他の装置が応募受付処理を実行し、候補者データ23を生成する構成とすることができる。この場合、管理装置100は、応募受付部11によって、他の装置が生成した候補者データ23を取得する。より具体的な例として、管理装置100とは異なるサーバが、SNSやユーザ端末210にインストールされたアプリケーションプログラムの機能を利用して、応募受付処理を実行する構成とすることができる。この構成によれば、管理装置100が多数のユーザUから応募を受け付ける処理を、外部のサーバに実行させることによって、管理装置100の負荷を軽減できる。
【0069】
また、管理装置100は、図3に示したステップSA14で、候補者に対して交通手段に関する情報を通知してもよい。具体的には、図4のステップSA35で設定した移動経路を、候補者に通知してもよい。この場合、候補者であるユーザUに対し、目的地PEから移動先PRに移動する交通手段を案内するので、ユーザUが自分で交通手段を探す必要がない。そのため、ユーザUの負担を軽減できる。
【0070】
なお、図2は、本願発明の理解を容易にするために、車両移動管理システム1の各装置の機能構成を、主な処理内容により区分して示した概略図であり、装置の構成を限定するものではない。例えば、管理装置100において、プロセッサ10が備える構成要素の処理を、1つのハードウェアユニットにより実行してもよいし、複数のハードウェアユニットにより実行してもよい。ユーザ端末210についても同様である。また、図3図6に示した各処理は、1つのプログラムにより実行されてもよいし、複数のプログラムにより実行されてもよい。
【0071】
制御用プログラム21は、可搬型の情報記録媒体に制御用プログラム21を記録させた状態で実現することも可能である。情報記録媒体は、ハードディスク等の磁気的記録媒体、CD等の光学的記録媒体、USB(Universal Serial Bus)メモリやSSD(Solid State Drive)等の半導体記憶デバイスが挙げられるが、その他の記録媒体を用いることも可能である。プロセッサ10は、情報記録媒体から制御用プログラム21を読み出して実行してもよい。
【0072】
[5.上記実施形態によりサポートされる構成]
上記実施形態は、以下の構成をサポートする。
【0073】
(構成1)作業者の候補である複数の候補者に関する情報を取得する取得部と、出発地から目的地まで車両を移動させる車両移動作業を行う前記作業者を、前記候補者の中から選択する選択部と、を備え、前記選択部は、前記車両移動作業の後に前記候補者が利用可能な交通手段を特定し、特定した交通手段に基づいて前記候補者を選択する、情報処理装置。
構成1の情報処理装置によれば、車両を移動させる作業を行う作業者を、複数の候補者の中から、作業後に作業者が利用する交通手段に基づき選択する。これにより、車両を移動させた後に作業者が利用する交通手段を考慮して作業者を決定できる。
【0074】
(構成2)前記取得部は、前記候補者が前記車両移動作業の後に前記目的地から移動する移動先を取得し、前記選択部は、前記候補者が前記目的地から前記移動先に移動するときに利用可能な交通手段を検索することにより、前記候補者が利用可能な交通手段を特定する、構成1記載の情報処理装置。
構成2の情報処理装置によれば、候補者が自分で交通手段を探す必要がないので、候補者の負担を軽減できる。
【0075】
(構成3)前記選択部は、前記候補者が利用可能な交通手段を特定する際に、前記候補者が利用可能な公共交通機関、及び、移動体のレンタルサービスを検索する、構成2記載の情報処理装置。
構成3の情報処理装置によれば、候補者が利用可能な交通機関を、公共交通機関およびレンタルサービスを含めて探すことができる。
【0076】
(構成4)前記選択部は、前記候補者が利用可能な公共交通機関、及び、移動体のレンタルサービスがない場合に、前記候補者が利用可能な交通手段がタクシーであると特定する、構成3記載の情報処理装置。
構成4の情報処理装置によれば、公共交通機関およびレンタルサービスを利用できない場合であっても、候補者の交通手段を確保することを前提として、作業者を選ぶことができる。
【0077】
(構成5)前記選択部は、前記候補者が利用可能な交通手段が予め設定された条件に該当する前記候補者を選択し、前記候補者が利用可能な交通手段が予め設定された条件に該当する前記候補者がいない場合は、前記移動先と前記目的地との距離に基づいて前記候補者を選択する、構成2から構成4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
構成5の情報処理装置によれば、候補者が利用可能な交通手段が予め設定された条件に該当する候補者を選択する。例えば、公共交通機関またはレンタルサービスが利用可能な候補者を、作業者として選択する。また、予め設定された条件に該当する交通手段がない候補者も、作業者を選ぶ基準として移動先と目的地との距離を利用する。これにより、候補者の交通手段に基づいて作業者を選ぶ場合に、条件に該当しない候補者を、移動先と目的地との距離を利用して選択の対象とすることができる。このため、より多くの候補者から作業者を選ぶことができる。例えば、条件に該当する作業者を決定できないという事態を回避できる。
【0078】
(構成6)前記選択部は、前記候補者が利用可能な交通手段の利用料金が安い順に、前記候補者を選択する、構成1から構成4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
構成6の情報処理装置によれば、移動作業の後の移動に要する交通費に基づいて、作業車を公平に選ぶことができる。
【0079】
(構成7)前記作業者として選択された前記候補者に対する報酬を管理する報酬管理部を備え、前記報酬管理部は、前記候補者が利用可能な交通手段として複数の交通手段が特定された場合、これら複数の交通手段のうち利用料金が最も安い交通手段の利用料金を、前記候補者に対する報酬に加算する、構成1から構成6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
構成7の情報処理装置によれば、移動作業の後の移動に要する交通費を作業者に支給する場合に、適切な交通費を算出できる。
【0080】
(構成8)前記報酬管理部は、前記候補者が利用可能な交通手段として複数の交通手段が特定された場合、これら複数の交通手段のうち利用料金が最も安い交通手段の利用料金と、他の交通手段の利用料金との差額に基づき、前記候補者に支給するインセンティブを決定する、構成7記載の情報処理装置。
構成8の情報処理装置によれば、作業者に対し、交通費が安い交通手段を利用することに対してインセンティブを与えることができる。これにより、候補者に対して移動作業の候補となることへの意欲を与えることができ、より多くの候補者を得ることができる。
【0081】
(構成9)作業者の候補である複数の候補者に関する情報を取得し、出発地から目的地まで車両を移動させる車両移動作業を行う前記作業者を前記候補者の中から選択する選択処理を実行し、前記選択処理において、前記車両移動作業の後に前記候補者が利用可能な交通手段を特定し、特定した交通手段に基づいて前記候補者を選択する、情報処理方法。
構成9の情報処理方法によれば、車両を移動させる作業を行う作業者を、複数の候補者の中から、作業後に作業者が利用する交通手段に基づき選択する。これにより、車両を移動させた後に作業者が利用する交通手段を考慮して作業者を決定できる。
【符号の説明】
【0082】
1…車両移動管理システム、10…プロセッサ、11…応募受付部(取得部)、12…選択部、13…報酬管理部、14…通知部、20…記憶部、21…制御用プログラム、22…車両移動作業データ、23…候補者データ、30…通信部、100…管理装置(情報処理装置)、210…ユーザ端末、211…プロセッサ、212…記憶部、213…通信部、214…タッチパネル、500…通信ネットワーク、V…車両。
図1
図2
図3
図4
図5
図6