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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022143157
(43)【公開日】2022-10-03
(54)【発明の名称】スイッチ
(51)【国際特許分類】
   H01H 13/48 20060101AFI20220926BHJP
   H01H 13/52 20060101ALI20220926BHJP
【FI】
H01H13/48
H01H13/52 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021043528
(22)【出願日】2021-03-17
(71)【出願人】
【識別番号】000131430
【氏名又は名称】シチズン電子株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000001960
【氏名又は名称】シチズン時計株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100180806
【弁理士】
【氏名又は名称】三浦 剛
(74)【代理人】
【識別番号】100160716
【弁理士】
【氏名又は名称】遠藤 力
(72)【発明者】
【氏名】渡邊 真輔
【テーマコード(参考)】
5G206
【Fターム(参考)】
5G206AS12F
5G206AS12K
5G206CS01H
5G206CS01J
5G206DS02J
5G206ES12J
5G206FS32H
5G206FS32J
5G206FS32K
5G206FU03
5G206KS15
5G206KS37
5G206KS42
5G206PS05
(57)【要約】
【課題】過剰な押下力が印加されたときに、接点バネが破損するおそれが低いスイッチを提供する。
【解決手段】スイッチ1は、基板と、第1固定接点と、第2固定接点と、第2固定接点に接触する接触部及び膨出部が反転動作したときに第1固定接点に接触する膨出部を有する接点バネと、接点バネを押下する可とう性の第1プランジャーと、第1プランジャーの上方に配置される第2プランジャーと、第1プランジャー及び第2プランジャーを基板に向かう方向である押下方向に移動可能に保持する枠材と、を有し、第1プランジャーは、押下方向に移動する押下力が第2プランジャーに印加されたときに、接点バネに接触して接点バネを反転動作させると共に、押下方向に収縮することで、押下力を吸収する。
【選択図】図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板と、
前記基板の表面に配置された第1固定接点と、
前記基板の表面において、前記第1固定接点の外側に配置された第2固定接点と、
前記第2固定接点に接触する接触部、及び前記基板の表面と反対の方向に膨らむ膨出部を有し、前記膨出部が反転動作したときに前記第1固定接点に接触するように配置された接点バネと、
前記接点バネを押下する可とう性の第1プランジャーと、
前記第1プランジャーの上方に配置される第2プランジャーと、
前記第1プランジャー及び前記第2プランジャーを前記基板に向かう方向である押下方向に移動可能に保持する枠材と、を有し、
前記第1プランジャーは、前記押下方向に移動する押下力が前記第2プランジャーに印加されたときに、前記接点バネに接触して前記接点バネを反転動作させると共に、前記押下方向に収縮することで、前記押下力を吸収する、
ことを特徴とするスイッチ。
【請求項2】
前記第1プランジャーは、
周面が前記第2プランジャーの内壁に対向するように配置される基部と、
前記基部の下端に形成され、前記接点バネの頂点に対向して配置された押下部と、
前記第2プランジャーに接するように前記基部の周面に配置されるフランジ部と、を有し、
前記押下方向に移動する押下力が前記第2プランジャーに印加されたときに、前記押下部が前記接点バネに接触して前記接点バネを反転動作させると共に、前記フランジ部が収縮する、請求項1に記載のスイッチ。
【請求項3】
前記基板と前記枠材との間に配置され、前記押下部が貫通可能な貫通孔が形成されたベースシートを更に有する、請求項2に記載のスイッチ。
【請求項4】
前記ベースシートは、前記貫通孔の周囲に配置され、前記第2プランジャーに押下されたときに、前記フランジ部を係止する係止部を有する、請求項3に記載のスイッチ。
【請求項5】
前記第2プランジャーは、
押下面と、前記押下面の外縁から前記押下方向に延伸する側面とを有し、前記第1プランジャーの前記基部を収容する円筒部と、
前記側面の前記押下面に接合される端部と反対の端部に配置され、前記フランジ部に対向するように配置される押縁部と、
を有する、請求項2~4の何れか一項に記載のスイッチ。
【請求項6】
前記第2プランジャーは、前記押縁部の裏面の外縁から前記フランジ部に向けて突出する第1突出部を更に有する、請求項5に記載のスイッチ。
【請求項7】
前記第2プランジャーは、前記第1突出部よりも高さが低く、前記押縁部の裏面において、前記第1突出部の内側から前記フランジ部に向けて突出する第2突出部を更に有する、請求項6に記載のスイッチ。
【請求項8】
前記基板の裏面に対向して配置されるケース基部と、
前記ケース基部の対向する一対の辺から起立し、前記枠材の側面に対向して配置される平板状の第1側部及び第2側部と、
前記第1側部及び前記第2側部のそれぞれの起立する一対の辺の一方から延伸する複数の脚部と、
を有するケースを更に有し、
実装基板に形成された複数の貫通孔に前記複数の脚部が挿入されることで、前記押下方向が前記実装基板の表面の延伸方向と平行となるように前記実装基板に実装される、請求項1~7の何れか一項に記載のスイッチ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スイッチに関する。
【背景技術】
【0002】
基板の表面に形成された一対の接点の一方に外縁が接し、頂部が押下されることに応じて、反転動作して頂部が一対の接点の他方に接触することで一対の接点の間を導通させる接点バネを有するスイッチが知られている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1に記載されるスイッチは、プランジャーによって接点バネの頂部が押下され、接点バネが反転動作することによって一対の接点と接点バネとの間が導通してオンする。特許文献1に記載されるスイッチは、接点バネの反転動作により一対の接点の間を導通させることができるので、構造が簡素化されると共に小型化が容易になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平9-245560号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されるスイッチは、スイッチが実装される携帯端末が落下したときに、接点バネの耐久力を上回る荷重がプランジャーを介して接点バネに印加され、接点バネが破損するおそれがある。
【0005】
本発明は、このような課題を解決するものであり、過剰な押下力が印加されたときに、接点バネが破損するおそれが低いスイッチを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るスイッチは、基板と、基板の表面に配置された第1固定接点と、基板の表面において、第1固定接点の外側に配置された第2固定接点と、第2固定接点に接触する接触部、及び基板の表面と反対の方向に膨らむ膨出部を有し、膨出部が反転動作したときに第1固定接点に接触するように配置された接点バネと、接点バネを押下する可とう性の第1プランジャーと、第1プランジャーの上方に配置される第2プランジャーと、第1プランジャー及び第2プランジャーを基板に向かう方向である押下方向に移動可能に保持する枠材と、を有し、第1プランジャーは、押下方向に移動する押下力が第2プランジャーに印加されたときに、接点バネに接触して接点バネを反転動作させると共に、押下方向に収縮することで、押下力を吸収する。
【0007】
さらに、本発明に係るスイッチでは、第1プランジャーは、周面が第2プランジャーの内壁に対向するように配置される基部と、基部の下端に形成され、接点バネの頂点に対向して配置された押下部と、第2プランジャーに接するように基部の周面に配置されるフランジ部と、を有し、押下方向に移動する押下力が第2プランジャーに印加されたときに、押下部が接点バネに接触して接点バネを反転動作させると共に、フランジ部が収縮することが好ましい。
【0008】
さらに、本発明に係るスイッチは、基板と枠材との間に配置され、押下部が貫通可能な貫通孔が形成されたベースシートを更に有することが好ましい。
【0009】
さらに、本発明に係るスイッチでは、ベースシートは、貫通孔の周囲に配置され、第2プランジャーに押下されたときに、フランジ部を係止する係止部を有することが好ましい。
【0010】
さらに、本発明に係るスイッチでは、第2プランジャーは、押下面と、押下面の外縁から押下方向に延伸する側面とを有し、第1プランジャーの基部を収容する円筒部と、側面の押下面に接合される端部と反対の端部に配置され、フランジ部に対向するように配置される押縁部とを有することが好ましい。
【0011】
さらに、本発明に係るスイッチでは、第2プランジャーは、押縁部の裏面の外縁からフランジ部に向けて突出する第1突出部を更に有することが好ましい。
【0012】
さらに、本発明に係るスイッチでは、第2プランジャーは、第1突出部よりも高さが低く、押縁部の裏面において、第1突出部の内側からフランジ部に向けて突出する第2突出部を更に有することが好ましい。
【0013】
さらに、本発明に係るスイッチは、基板の裏面に対向して配置されるケース基部と、ケース基部の対向する一対の辺から起立し、枠材の側面に対向して配置される平板状の第1側部及び第2側部と、第1側部及び第2側部のそれぞれの起立する一対の辺の一方から延伸する複数の脚部とを有するケースを更に有し、実装基板に形成された複数の貫通孔に複数の脚部が挿入されることで、押下方向が実装基板の表面の延伸方向と平行となるように実装基板に実装されることが好ましい。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係るスイッチは、過剰な押下力が印加されたときに、接点バネが破損するおそれを低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】実装基板に実装された第1実施形態に係るスイッチの斜視図である。
図2図1に示すスイッチの分解斜視図である。
図3図1に示すA-A線に沿う断面図である。
図4図1に示す実装基板の斜視図である。
図5図1に示す金属ケースの斜視図である。
図6】(a)は図1に示す基板の斜視図であり、(b)は(a)に示す基板の平面図であり、(c)は(a)に示す基板の底面図であり、(d)は(a)に示す基板の側面図である。
図7】(a)は図1に示す第1プランジャーの斜視図であり、(b)は(a)に示す第1プランジャーの正面図であり、(c)は(a)に示す第1プランジャーの平面図であり、(d)は(a)に示す第1プランジャーの底面図である。
図8】(a)は図1に示す第2プランジャーの斜視図であり、(b)は(a)に示す第2プランジャーの正面図であり、(c)は(a)に示す第2プランジャーの平面図であり、(d)は(a)に示す第2プランジャーの底面図である。
図9】(a)は図1に示す樹脂ケースの斜視図であり、(b)は(a)に示す樹脂ケースの平面図であり、(c)は(a)に示す樹脂ケースの底面図であり、(d)は(a)に示す樹脂ケースの側面図である。
図10図1に示すスイッチの押下動作を示す図であり、(a)は第1状態を示し、(b)は第2状態を示し、(c)は第3状態を示し、(d)は第4状態を示し、(e)は第5状態を示す。
図11】第2実施形態に係るスイッチの分解斜視図である。
図12図11に示すスイッチの断面図である。
図13図11に示すスイッチの押下動作を示す図であり、(a)は第1状態を示し、(b)は第2状態を示し、(c)は第3状態を示し、(d)は第4状態を示し、(e)は第5状態を示す。
図14】第1変形例に係るスイッチの断面図である。
図15】第2変形例に係るスイッチの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明に係るスイッチについて図を参照しつつ説明する。但し、本発明の技術的範囲はそれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
【0017】
(第1実施形態に係るスイッチの構成及び機能)
図1は実装基板に実装された第1実施形態に係るスイッチの斜視図であり、図2図1に示すスイッチの分解斜視図であり、図3図1に示すA-A線に沿う断面図である。
【0018】
スイッチ1は、サイドスイッチとも称され、図1において矢印Bで示される押下方向が実装基板100の実装面101の延伸方向と平行になるように、実装基板100に実装される。
【0019】
図4は、実装基板100の斜視図である。
【0020】
実装基板100は、基材102と、第1基板電極103と、第2基板電極104とを有すると共に、第1固定孔105、第2固定孔106、第3固定孔107及び第4固定孔108が形成される。
【0021】
基材102は、スイッチ1が実装される実装面101に銅箔等の導電性薄膜により形成された配線パターンが配置されたガラスエポキシ基板等のプリント基板であり、スイッチ1に加えて種々の電子部品が実装される。基材102の実装面101に形成される配線パターンは、第1基板電極103及び第2基板電極104を含む。
【0022】
第1基板電極103及び第2基板電極104は、スイッチ1に電気的に接続されて、スイッチ1がオンオフされたことを示す電気信号がスイッチ1から出力される。第1基板電極103と第2基板電極104との間が導通するとき、スイッチ1から第1基板電極103及び第2基板電極104に出力される電気信号は、スイッチ1がオンすることを示す。また、第1基板電極103と第2基板電極104との間が導通しないとき、スイッチ1から第1基板電極103及び第2基板電極104に出力される電気信号は、スイッチ1がオフすることを示す。第1固定孔105、第2固定孔106、第3固定孔107及び第4固定孔108は、スイッチ1の4つの脚部のそれぞれに係合されることで、スイッチ1を実装基板100に固定する。
【0023】
スイッチ1は、金属ケース10と、基板11と、ベースシート12と、接点バネ13と、防水シート14と、接着シート15と、第1プランジャー16と、第2プランジャー17と、樹脂ケース18とを有する。スイッチ1は、第2プランジャー17が押下されることに応じて、防水シート14及び第1プランジャー16を介して接点バネ13の頂部が押下されて接点バネ13が反転動作することでオンする。また、スイッチ1は、第2プランジャー17が押下されなくなると、接点バネ13が復元動作してオフする。
【0024】
図5は、金属ケース10の斜視図である。
【0025】
金属ケース10は、アルミニウム等の金属部材を成形加工することにより形成され、ケース基部20と、第1側部21と、第2側部22と、第1脚部23と、第2脚部24と、第3脚部25と、第4脚部26とを有する。ケース基部20は、矩形の一方の長辺から突起する突起部が形成された平板状の形状を有し、基板11の裏面に対向して配置される。ケース基部20は、一対の短辺のそれぞれに第1側部21及び第2側部22に接続される。第1側部21及び第2側部22のそれぞれは、略矩形状の形状を有し、ケース基部20の一対の短辺からケース基部20の延伸方向に直交する方向に起立し、樹脂ケース18の側面に対向して配置される平板状の部材である。
【0026】
第1脚部23及び第2脚部24のそれぞれは、第1側部21及び第2側部22の短辺、すなわち起立する辺の一方から第1側部21及び第2側部22の長辺の延伸方向に平行に延伸する。第1脚部23及び第2脚部24のそれぞれは、中央部に外側に突出する山部が形成される。第3脚部25及び第4脚部26のそれぞれは、第1側部21及び第2側部22のそれぞれと同一間隔離隔し、第1脚部23及び第2脚部24の延伸方向に平行に延伸する。第1脚部23、第2脚部24、第3脚部25及び第4脚部26のそれぞれが第1固定孔105、第2固定孔106、第3固定孔107及び第4固定孔108に挿入されることで、スイッチ1が実装基板100に実装される。
【0027】
図6(a)は基板11の斜視図であり、図6(b)は基板11の平面図であり、図6(c)は基板11の底面図であり、図6(d)は基板11の側面図である。
【0028】
基板11は、実装基板100と同様にプリント基板であり、表面31と、裏面32と、凸部33とを有する。表面31には、第1固定接点36及び第2固定接点37が配置される。第1固定接点36及び第2固定接点37のそれぞれは、銅箔等の導電性薄膜により形成される。第1固定接点36は、表面31の中央に配置され、円形状の平面形状を有する。第2固定接点37は、表面31において、第1固定接点36を囲むように配置され、楕円状のリング状の平面形状を有する。第1固定接点36及び第2固定接点37は、基板11の表面に形成された凹部に配置され、基板11の表面と同一面を形成する。裏面32は、表面31の反対の面であり、長手方向の一方に凸部33が配置される。裏面32は、金属ケース10のケース基部20に対向して配置される。
【0029】
凸部33は、裏面32の長手方向の一方に配置され、第1電極38及び第2電極39が配置される。凸部33は、内側の端部が金属ケース10のケース基部20に接し、一対の側面のそれぞれが金属ケース10の第1側部21及び第2側部22に対向するように配置される。第1電極38は表面31に配置される第1固定接点36に電気的に接続され、第2電極39は表面31に配置される第2固定接点37に電気的に接続される。スイッチ1が実装基板100に実装されるとき、第1電極38及び第2電極39のそれぞれは、半田等の導電性の接続部材を介して第1基板電極103及び第2基板電極104に電気的に接続される。
【0030】
ベースシート12は、ポリイミド等の樹脂材料で形成され、更に、樹脂材料の両面に接着剤を配置し、接点バネ13が貫通可能な貫通孔12aが形成されるシート状の部材である。ベースシート12は、接点バネ13を所定の位置に案内すると共に、基板11と防水シート14に固定される。
【0031】
接点バネ13は、実装基板100の実装面101と反対の方向に膨らむ膨出部が形成されたステンレス鋼および黄銅等の弾性を有する導電性部材により形成される。接点バネ13は、ベースシート12に案内されて、長手方向の両端が第2固定接点37に接触するように配置される。接点バネ13の長手方向の両端は、第2固定接点37に接触する接触部である。接点バネ13は、防水シート14を介して第1プランジャー16によって押下されることに応じて反転動作して、頂部が第1固定接点36に接触する。また、接点バネ13は、第1プランジャー16によって押下されなくなると、復元動作して頂部が第1固定接点36から離隔する。
【0032】
防水シート14は、ポリイミド等の可とう性を有する合成樹脂で形成されたシート材であり、ベースシート12の表面に接着される。防水シート14がベースシート12に接着されることで、基板11の表面31に配置される第1固定接点36及び第2固定接点37、並びに基板11と防水シート14の間に配置される接点バネ13は、防水シート14及びベースシート12によって封止される。
【0033】
接着シート15は、ポリイミド等の可とう性を有する合成樹脂で形成されたシート状の基材及び基材の両面に配置される接着シートを有し、防水シート14の表面を樹脂ケース18に接着する。接着シート15は、第1プランジャー16及び第2プランジャー17が貫通可能な貫通孔15aが形成される。
【0034】
図7(a)は第1プランジャー16の斜視図であり、図7(b)は第1プランジャー16の正面図であり、図7(c)は第1プランジャー16の平面図であり、図7(d)は第1プランジャー16の底面図である。
【0035】
第1プランジャー16は、シリコーン樹脂等の可とう性の合成樹脂で形成され、基部40と、押下部41と、フランジ部42とを有する。基部40は、円柱状の形状を有し、周面が第2プランジャー17の内壁との間にすき間を設けながら対向するように配置される。押下部41は、基部40の下端に形成され、接点バネ13の頂点に対向して配置される。フランジ部42は、リング状の平面形状を有し、表面が第2プランジャー17の底面に接するように基部40の周面に配置される。第1プランジャー16は、接点バネ13の頂点及び第2プランジャー17の底面によって、上下方向に軽い押圧を加え、隙間がないように支持されているから、例えば、スイッチ1が振動しても、揺れなど発生せず、姿勢を保持できる。また、第1プランジャー16の支持部を接点バネ13の頂点のみにできるから、いわゆるラバースイッチで使用されているラバーの形状に比べ、第1プランジャー16を小型化できる。
【0036】
図8(a)は第2プランジャー17の斜視図であり、図8(b)は第2プランジャー17の正面図であり、図8(c)は第2プランジャー17の平面図であり、図8(d)は第2プランジャー17の底面図である。
【0037】
第2プランジャー17は、ポリアミド樹脂等の第1プランジャー16よりも硬度が高い材料で形成され、第1プランジャー16を覆うように配置される。第2プランジャー17は、円筒部50と、押縁部51とを有する。円筒部50は、円形状の平面形状を有し、不図示の操作者によって押下力が印加される押下面52と、押下面52の外縁から押下面52の法線方向に延伸する側面53とを有し、第1プランジャー16の基部40を収容する収容部54を形成する。押縁部51は、リング状の平面形状を有し、押下面52が接続される側面53の端部と反対の端部に配置される。押縁部51の下面は、第1プランジャー16のフランジ部42の上面に接するように配置される。第2プランジャー17は、第1プランジャー16のフランジ部42の上面と樹脂ケース18の内壁面によって、上下方向に軽い押圧を加え、隙間がないように支持されているから、例えば、スイッチ1が振動しても、揺れなど発生せず、姿勢を保持できる。
【0038】
図9(a)は樹脂ケース18の斜視図であり、図9(b)は樹脂ケース18の平面図であり、図9(c)は樹脂ケース18の底面図であり、図9(d)は樹脂ケース18の側面図である。
【0039】
樹脂ケース18は、ポリアミド樹脂等の硬度が高い樹脂で形成され、筐体60と、第1腕部61と、第2腕部62とを有し、第1プランジャー16及び第2プランジャー17を移動可能に収容する枠材である。筐体60は、第2プランジャー17の円筒部50が貫通可能な貫通孔63が形成される。第1腕部61及び第2腕部62のそれぞれは、筐体60の長手方向の一端から貫通孔63の貫通方向と同一方向に延伸し、先端に形成される第1係合64及び第2係合部65を金属ケース10に係合する。樹脂ケース18は、第1係合64及び第2係合部65が金属ケース10に係合することで、金属ケース10に固定される。また、スイッチ1が実装基板100に実装されるとき、筐体60の第1係合64及び第2係合部65が配置される端部と反対の長手方向の端部は、実装基板100の実装面101に接するように配置される。
【0040】
図10はスイッチ1の押下動作を示す図であり、図10(a)は第1状態を示し、図10(b)は第2状態を示し、図10(c)は第3状態を示し、図10(d)は第4状態を示し、図10(e)は第5状態を示す。
【0041】
まず、第1状態において、第1プランジャー16は、第2プランジャー17が押下されることに応じて、第2プランジャー17の押縁部51によってフランジ部42が押下されて、第2プランジャー17と共に基板11の方向に移動する。第1プランジャー16が基板11の方向に移動すると、押下部41は、防水シート14を介して接点バネ13の頂部を押下方向に押下する。
【0042】
次いで、第2状態において、第1プランジャー16が基板11の方向に更に移動すると、第1プランジャー16のフランジ部42は、接点バネ13の押下に必要な押圧力より高い剛性を有するように設定されるから、押下部41が接点バネ13の頂部を押下することに応じて、第1プランジャー16のフランジ部42が撓むより早く、接点バネ13は、反転動作して、接点バネ13の頂部は、第1固定接点36に接触する。接点バネ13の頂部が第1固定接点36に接触することで、接点バネ13、第1固定接点36、第2固定接点37を介して第1電極38と第2電極39との間が導通し、スイッチ1はオンする。第1プランジャー16は、基板11の方向に更に移動して、第1プランジャー16の押下部41によって接点バネ13が全体に亘って基板11の表面に接触される。
【0043】
次いで、第3状態において、第2プランジャー17の押縁部51によって押下される第1プランジャー16のフランジ部42が、押縁部51が押下する接点バネ13の押下に必要な押圧力よりも高い押下力によって変形し始める。第1プランジャー16のフランジ部42は、押縁部51が押下する押下力によって圧縮されると共に、基部40に接続される接続部と比較して、先端が基板11の方向に傾斜する。また、同時に、第1プランジャー16の基部40は、第2プランジャー17の収容部54に徐々に入り込むから、第1プランジャー16の基部40の上面と第2プランジャー17の押下面52に対向する内壁面は、第2状態のときよりもやや近づく。
【0044】
また、第1プランジャー16を介して基板11の表面に接触している押下部41は、第2プランジャー17の押縁部51がフランジ部42を押下することに応じて押下方向に圧縮される。
【0045】
次いで、第4状態において、第1プランジャー16が基板11の方向に更に移動することによって、第1プランジャー16のフランジ部42は、基板11の表面に接触する。また、基板11の表面に接触する接点バネ13を介して基板11の表面に接触している押下部41は、第2プランジャー17の押縁部51がフランジ部42を押下することに応じて押下方向に更に圧縮される。また、第1プランジャー16の基部40は、第2プランジャー17の収容部54に更に入り込むから、第1プランジャー16の基部40の上面と第2プランジャー17の押下面52に対向する内壁面は、第3状態のときよりも近づく。
【0046】
そして、第5状態において、第2プランジャー17が基板11の方向に更に移動することによって、基板11の表面に接触している第1プランジャー16のフランジ部42は、押縁部51によって押下されることに応じて押下方向に圧縮する。第1プランジャー16を介して基板11の表面に接触している押下部41は、第2プランジャー17の押縁部51がフランジ部42を押下することに応じて押下方向に更に圧縮される。また、第1プランジャー16の基部40は、第2プランジャー17の収容部54に更に入り込むから、第1プランジャー16の基部40の上面と第2プランジャー17の押下面52に対向する内壁面は、第4状態のときよりも更に近づく。
【0047】
(第1実施形態に係るスイッチの作用効果)
スイッチ1は、基板11の方向に移動する押下力が第2プランジャー17に印加されたときに、フランジ部42が収縮することで押下力を吸収するため、過剰な押下力が印加されたときに、接点バネ13が破損するおそれを低くすることができる。
【0048】
また、スイッチ1は、基板11の表面に接触する接点バネ13を介して基板11の表面に接触している押下部41が押下方向に更に圧縮して押下力を吸収するので、過剰な押下力が印加されたときに、接点バネ13が破損するおそれを更に低くすることができる。また、スイッチ1は、第2プランジャー17の収容部54に第1プランジャー16の基部40を挿入し、可動可能としているから、第1プランジャー16のフランジ部42を撓ませることで押下力を吸収するため、過剰な押下力が印加されたときに、接点バネ13が破損するおそれを更に低くすることができる。
【0049】
(第2実施形態に係るスイッチの構成及び機能)
図11は実装基板に実装された第2実施形態に係るスイッチの分解斜視図であり、図12図11に示すスイッチの断面図である。スイッチ2の外観は、スイッチ1の外観と同様なので、ここでは詳細な説明は省略する。図12に示す断面は、図1に示すA-A線に沿う断面に対応する。
【0050】
スイッチ2は、金属ケース70と、基板71と、ベースシート72と、接点バネ73と、防水シート74と、接着シート75と、第1プランジャー76と、第2プランジャー77と、樹脂ケース78とを有する。金属ケース70、基板71及び防水シート74~樹脂ケース78のそれぞれの構成及び機能は、金属ケース10、基板11及び防水シート14~樹脂ケース18の構成及び機能と同様なので、ここでは詳細な説明は省略する。
【0051】
ベースシート72は、ベースシート12と同様に、ポリイミド等の樹脂材料で形成され、更に、樹脂材料の両面に接着剤を配置し、接点バネ73が貫通可能な貫通孔72aが形成されるシート状の部材である。ベースシート72は、接点バネ73を所定の位置に案内すると共に、基板71と防水シート74に固定される。
【0052】
ベースシート72は、貫通孔72aの周囲に配置され、第2プランジャー77に押下されたときに、第1プランジャー76のフランジ部を係止する係止部72bを有する。係止部72bは、樹脂ケース78の筐体の内壁から内側に突出するように配置されることで、第2プランジャー77に押下されたときに、第1プランジャー76のフランジ部を係止するストッパー部である。
【0053】
接点バネ73は、円形状の平面形状を有し、接点バネ13と同様に、実装基板100の実装面101と反対の方向に膨らむ膨出部が形成されたステンレス鋼および黄銅等の弾性を有する導電性部材により形成される。接点バネ73は、ベースシート72に案内されて、長手方向の両端が第2固定接点37に接触するように配置される。接点バネ73の端部は、第2固定接点37に接触する接触部である。接点バネ73は、防水シート74を介して第1プランジャー76によって押下されることに応じて反転動作して、頂部が第1固定接点36に接触する。また、接点バネ73は、第1プランジャー76によって押下されなくなると、復元動作して頂部が第1固定接点36から離隔する。
【0054】
図13はスイッチ1の押下動作を示す図であり、図13(a)は第1状態を示し、図13(b)は第2状態を示し、図13(c)は第3状態を示し、図13(d)は第4状態を示し、図13(e)は第5状態を示す。
【0055】
まず、第1状態において、第1プランジャー76は、第2プランジャー77が押下されることに応じて、第2プランジャー77の押縁部51によってフランジ部42が押下されて、第2プランジャー77と共に基板71の方向に移動する。第1プランジャー76が基板71の方向に移動すると、押下部41は、防水シート74を介して接点バネ73の頂部を押下方向に移動する。
【0056】
次いで、第2状態において、第1プランジャー76が基板71の方向に更に移動すると、第1プランジャー76のフランジ部42は、接点バネ73の押下に必要な押圧力より高い剛性を有するように設定されるから、押下部41が接点バネ73の頂部を押下することに応じて、第1プランジャー76のフランジ部42が撓むより早く、接点バネ73は、反転動作して、接点バネ73の頂部は、第1固定接点36に接触する。接点バネ73の頂部が第1固定接点36に接触することで、接点バネ73、第1固定接点36、第2固定接点37を介して第1電極38と第2電極39との間が導通し、スイッチ2はオンする。第1プランジャー76は、基板71の方向に更に移動して、第1プランジャー76の押下部41によって接点バネ73が全体に亘って基板71の表面に接触される。
【0057】
次いで、第3状態において、第2プランジャー77の押縁部51によって押下される第1プランジャー76のフランジ部42が、押縁部51が押下する接点バネ73の押下に必要な押圧力よりも高い押下力によって変形し始める。第1プランジャー76のフランジ部42は、押縁部51が押下する押下力によって圧縮されると共に、基部40に接続される接続部と比較して、先端が基板71の方向に傾斜する。また、同時に、第1プランジャー76の基部40は、第2プランジャー77の収容部54に徐々に入り込むから、第1プランジャー76の基部40の上面と第2プランジャー77の押下面52に対向する内壁面は、第2状態のときよりもやや近づく。
【0058】
また、第1プランジャー76を介して基板71の表面に接触している押下部41は、第2プランジャー77の押縁部51がフランジ部42を押下することに応じて押下方向に圧縮される。
【0059】
次いで、第4状態において、第1プランジャー76が基板11の方向に更に移動することによって、第1プランジャー16のフランジ部42は、ベースシート72の係止部72bに接触する。また、基板71の表面に接触する接点バネ73を介して基板71の表面に接触している押下部41は、第2プランジャー77の押縁部51がフランジ部42を押下することに応じて押下方向に更に圧縮される。また、第1プランジャー76の基部40は、第2プランジャー77の収容部54に更に入り込むから、第1プランジャー76の基部40の上面と第2プランジャー77の押下面52に対向する内壁面は、第3状態のときよりも近づく。
【0060】
そして、第5状態において、第2プランジャー77が基板11の方向に更に移動することによって、ベースシート72の係止部72bに接触している第1プランジャー76のフランジ部42は、押縁部51によって押下されることに応じて押下方向に圧縮する。第1プランジャー76を介して基板71の表面に接触している押下部41は、第2プランジャー17の押縁部51がフランジ部42を押下することに応じて押下方向にフランジ部42の圧縮幅に応じて入り込まれる。係止部72bによって係止されたフランジ部42が押下力を吸収するので、押下部41の押下方向への入込量は抑制される。
【0061】
(第2実施形態に係るスイッチの作用効果)
スイッチ2は、基板71の方向に移動する押下力が第2プランジャー77に印加されたときに、第1プランジャー76のフランジ部42がベースシート72の係止部72bに接触することで係止される。ベースシート72の係止部72bは、基板71の表面よりも第1プランジャー76のフランジ部42に近いので、スイッチ2は、基板の表面にフランジ部42が接触するスイッチ1よりも、早いタイミングでフランジ部42を係止することができる。スイッチ2は、スイッチ1よりも早いタイミングでフランジ部42を係止し、接点バネ73に印加される押下力を低減できるので、接点バネ73が破損するおそれを低くすることができる。
【0062】
また、スイッチ2では、フランジ部42は、フランジ部42に係止され、接点バネ73に接触しないので、接点バネ73がフランジ部42によって押圧されて破損するおそれはない。
【0063】
(実施形態に係るスイッチの変形例)
スイッチ1及び2は、サイドスイッチであるが、実施形態に係るスイッチは、サイドスイッチではなく、基板の裏面が実装基板の実装面に接するように配置され、押下方向が実装基板の表面の法線方向に平行となるスイッチであってもよい。
【0064】
図14は、第1変形例に係るスイッチの断面図である。図14に示す断面は、図1に示すA-A線に沿う断面に対応する。
【0065】
スイッチ3は、金属ケース10を有さないことがスイッチ1と相違する。また、スイッチ3は、基板81及び樹脂ケース88を基板11及び樹脂ケース18の代わりに有することがスイッチ1と相違する。基板81及び樹脂ケース88以外のスイッチ3の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付されたスイッチ1の構成要素の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。
【0066】
基板81は、基板11と同様にプリント基板であり且つ第1固定接点36及び第2固定接点37が表面に配置されると共に、裏面に第1電極38及び第2電極39が裏面に形成される。第1固定接点36と第1電極38との間は電気的に接続され、第2固定接点37と第2電極39との間は電気的に接続される。第1電極38及び第2電極39は、半田を介して不図示の実装基板に接続される。
【0067】
樹脂ケース88は、長手方向の長さが樹脂ケース18よりも短いことが樹脂ケース18と相違する。長手方向の長さ以外の樹脂ケース88の構成及び機能は、樹脂ケース18の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。
【0068】
また、スイッチ1~3では、第1プランジャーのフランジ部は、第2プランジャーの押縁部の裏面で押下されるが、実施形態に係るスイッチでは、第1プランジャーのフランジ部は、押縁部から突出する突出部によって押下されてもよい。
【0069】
図15は、第2変形例に係るスイッチの断面図である。図15に示す断面は、図1に示すA-A線に沿う断面に対応する。
【0070】
スイッチ4は、第2プランジャー90を第2プランジャー17の代わりに有することがスイッチ3と相違する。第2プランジャー90以外のスイッチ4の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付されたスイッチ3の構成要素の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。
【0071】
第2プランジャー90は、第1突出部91を有することが第2プランジャー17と相違する。第1突出部91以外の第2プランジャー90の構成及び機能は、同一符号が付された第2プランジャー17の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。
【0072】
第1突出部91は、リング状の平面形状を有し、押縁部51の裏面の外縁から第1プランジャー16のフランジ部42の表面に向けて突出する。第1突出部91は、第2プランジャー90が押下されたときに、フランジ部42の表面を押下する。
【0073】
スイッチ4は、押縁部51の裏面の外縁から突出する第1突出部91によって、第1プランジャー16のフランジ部42が押下されるので、より小さい押下力でフランジ部42を湾曲させて基板81の表面に接触させることができる。
【0074】
また、スイッチ4は、押縁部51から離隔する押縁部51の裏面の外縁から突出する第1突出部91によってフランジ部42が押下されるので、例えば、フランジ42の外縁部のみを押すように配置したとき、フランジ42は撓むから、フランジ42の表面の全てを押すとき過剰な押下力が印加されたときに、押縁部51に印加される押下力を抑制することができる。
【0075】
なお、スイッチ4では、押縁部51の裏面の外縁から突出する単一の第1突出部91を有するが、実施形態に係るスイッチでは、押縁部は、2個以上の突出部を有してもよい。例えば、押縁部は、第1突出部91の内側に配置され、リング状の平面形状を有し且つ高さが第1突出部よりも低い第2突出部を有してもよい。押縁部がリング状の平面形状を有し且つ高さが第1突出部よりも低い第2突出部を有することで、スイッチよりも安定的にフランジ部42の表面を押下することができる。
【符号の説明】
【0076】
1~4 スイッチ
10、70 金属ケース(ケース)
11、71、81 基板
12、72 ベースシート
13、73 接点バネ
14、74 防水シート
15、75 接着シート
16、76 第1プランジャー
17、77、90 第2プランジャー
18、78 樹脂ケース(枠材)
100 実装基板
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15