(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022143462
(43)【公開日】2022-10-03
(54)【発明の名称】トレイ
(51)【国際特許分類】
B65D 5/50 20060101AFI20220926BHJP
B65D 5/22 20060101ALI20220926BHJP
B65D 85/34 20060101ALI20220926BHJP
【FI】
B65D5/50 Z
B65D5/22 E
B65D85/34 100
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021043972
(22)【出願日】2021-03-17
(71)【出願人】
【識別番号】000122298
【氏名又は名称】王子ホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001807
【氏名又は名称】弁理士法人磯野国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】小松 正行
【テーマコード(参考)】
3E060
3E096
【Fターム(参考)】
3E060AA03
3E060AB20
3E060BB01
3E060BC02
3E060BC10
3E060CC02
3E060CC17
3E060CC18
3E060CC32
3E060CC43
3E060CC49
3E060DA23
3E060DA25
3E060EA06
3E060EA12
3E096AA09
3E096BA27
3E096BB07
3E096CA03
3E096CA06
3E096CC01
3E096DA01
3E096DB08
3E096DC03
3E096EA01X
3E096EA02X
3E096FA09
3E096FA15
3E096FA26
3E096FA27
3E096GA09
(57)【要約】
【課題】内容物を宙吊りの状態で安定して支持できるとともに、容易に組み立てることができるトレイを提供する。
【解決手段】トレイ1であって、底板10に立ち上げられた前後の端壁20,20および左右の外壁30,30と、外壁30の内面側に折り返された内壁40と、内壁40に対して内側に傾斜した前後の傾斜板60,60と、を備えている。傾斜板60の上縁部は、内壁40の下縁部L1よりも上方で折れ線を介して内壁40に連設され、傾斜板60の下縁部L2は、内壁40よりも内側で底板10の上面に接している。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
底板と、
前記底板の前後の縁部に立ち上げられた前後の端壁と、
前記底板の左右の縁部に立ち上げられた左右の外壁と、
前記外壁の上縁部に連設され、前記外壁の内面側に折り返された内壁と、
前記内壁に連設され、前記内壁に対して内側に傾斜した前後の傾斜板と、を備え、
前記内壁の下縁部は、前記底板の上面に接しており、
前記傾斜板の上縁部は、前記内壁の下縁部よりも上方で折れ線を介して前記内壁に連設され、
前記傾斜板の下縁部は、前記内壁よりも内側で前記底板の上面に接していることを特徴とするトレイ。
【請求項2】
請求項1に記載のトレイであって、
前記内壁には、
前後の前記傾斜板の間に配置された中間傾斜板が連設されるとともに、
上下方向に延びている仕切り板が設けられており、
前記中間傾斜板の上縁部は、前記内壁の下縁部よりも上方で折れ線を介して前記内壁に連設され、
前記中間傾斜板の下縁部は、前記内壁よりも内側で前記底板の上面に接しており、
前記仕切り板の上縁部は、折れ線を介して前記外壁または前記内壁に連設され、
前記仕切り板の下縁部は、折れ線を介して前記中間傾斜板に連設されており、
前記仕切り板は、屈曲した状態で前記内壁よりも内側に張り出していることを特徴とするトレイ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トレイに関する。
【背景技術】
【0002】
段ボール製のトレイとしては、前後の端壁および左右の外壁と、外壁の内面側に折り返された内壁と、内壁に連設された前後の支持片と、を備えているものがある。このようなトレイでは、支持片の一方の側縁部が内壁の側縁部に連設され、支持片は内壁に対して内側に折り曲げられており、支持片の他方の側縁部が端壁の内面に接している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
前記したトレイにイチゴなどの青果物を詰めたプラスチック製のトレイ容器を収容する場合には、トレイ容器の上縁部を支持片の上縁部に引っ掛けることで、トレイ容器を宙吊りの状態で収容できる。このようにして、トレイ容器をトレイの底面から離すことで、運搬時の振動が青果物に直接伝わるのを防ぐことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記した従来のトレイを組み立てるときには、前後の支持片を内壁に対して折り曲げた状態を保ちながら、外壁に対して内壁を折り返す必要があるため、トレイの組み立て作業が煩雑になるという問題がある。
【0006】
本発明は、前記した問題を解決し、内容物を宙吊りの状態で安定して支持できるとともに、容易に組み立てることができるトレイを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するため、本発明は、トレイであって、底板と、前記底板の前後の縁部に立ち上げられた前後の端壁と、前記底板の左右の縁部に立ち上げられた左右の外壁と、前記外壁の上縁部に連設され、前記外壁の内面側に折り返された内壁と、を備えている。また、前記トレイは、前記内壁に連設され、前記内壁に対して内側に傾斜した前後の傾斜板を備えている。前記内壁の下縁部は、前記底板の上面に接している。前記傾斜板の上縁部は、前記内壁の下縁部よりも上方で折れ線を介して前記内壁に連設され、前記傾斜板の下縁部は、前記内壁よりも内側で前記底板の上面に接している。
【0008】
本発明のトレイを組み立てるにあたり、外壁に対して内壁を折り返していくと、内壁の下縁部よりも先に傾斜板の下縁部が底板の上面に接する。さらに、内壁を外壁に近づけていくと、傾斜板が底板の上面に押されて内壁に対して内側に折れ曲がる。このように、本発明のトレイでは、外壁に対して内壁を折り返すと、傾斜板がトレイの内部に自動的に張り出す。
【0009】
本発明のトレイでは、内容物の上部を各傾斜板の上面で支持することで、内容物を宙吊りの状態で収容できる。
また、本発明のトレイでは、傾斜板の上面が外側から内側に向かうに連れて下がるよう傾斜しているため、傾斜板によって支持可能な内容物の大きさの範囲が広がるとともに、内容物が傾いた場合でも傾斜板によって内容物を支持できる。
【0010】
前記したトレイにおいて、前後の前記傾斜板の間に配置された中間傾斜板を、前記内壁に連設するとともに、上下方向に延びている仕切り板を設けてもよい。この場合には、前記中間傾斜板の上縁部を、前記内壁の下縁部よりも上方で折れ線を介して前記内壁に連設させ、前記中間傾斜板の下縁部が、前記内壁よりも内側で前記底板の上面に接するように構成する。前記仕切り板の上縁部は、折れ線を介して前記外壁または前記内壁に連設し、前記仕切り板の下縁部は、折れ線を介して前記中間傾斜板に連設する。前記仕切り板は、屈曲した状態で前記内壁よりも内側に張り出している。
【0011】
この構成では、外壁に対して内壁を折り返したときに、中間傾斜板が底板の上面に押されて内壁に対して内側に折れ曲がると、仕切り板は中間傾斜板に押されて屈曲して、内壁の内面側に自動的に張り出す。
そして、仕切り板の両側に内容物を収容することで、内容物が横にずれるのを防ぐことができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明のトレイでは、傾斜板によって内容物を宙吊りの状態で安定して支持できるとともに、組み立て時に傾斜板が自動的に内部に張り出すため、容易に組み立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明の実施形態に係るトレイを前方左上から見た斜視図である。
【
図2】本発明の実施形態に係るトレイのブランクシートを示した図である。
【
図3】本発明の実施形態に係るトレイを示した平面図である。
【
図4】本発明の実施形態に係るトレイを示した
図3のIV-IV断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下の説明において、前後左右方向とは、本実施形態のトレイを説明する上で便宜上設定したものであり、トレイの構成や使用状態を限定するものではない。
【0015】
本実施形態のトレイ1は、
図1に示すように、底板10と、底板10の外縁部に立ち上げられた前後の端壁20,20および左右の外壁30,30と、左右の外壁30,30の内面側にそれぞれ折り返された左右の内壁40,40と、を備えている。また、トレイ1の内壁40には、前後の傾斜板60,60、中間傾斜板70および仕切り板80が連設されている。
本実施形態のトレイ1は、
図3に示すように、イチゴなどの青果物を詰めたプラスチック製のトレイ容器Pを収容するものである。
【0016】
トレイ1は、
図2に示すように、段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートSを各折れ線において山折りまたは谷折りすることで形成される。
図2に示すブランクシートSは内面側が見えるように配置されている。
ブランクシートSの折れ線は、ブランクシートSの表面を線状に押し込んで形成された罫線(押罫)である。なお、罫線に断続的な切れ込みを形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートSを折り曲げ易くなる。
また、シートの表面のみを切断したハーフカットの切れ込みやシートを貫通した切れ込みを断続して線状に形成することで折れ線を構成してもよい。
【0017】
底板10は、
図3に示すように、四角形の平板である。底板10の左縁部には、前後の係合穴11,11が貫通している。両係合穴11,11は、底板10の前後方向の中央部を挟んで、前後方向に間隔を空けて形成されている。同様に、底板10の右縁部にも、前後の係合穴11,11が形成されている。
【0018】
前側の端壁20は、
図1に示すように、折れ線を介して底板10の前縁部に連設されている。後側の端壁20は、折れ線を介して底板10の後縁部に連設されている。前後の端壁20,20は、底板10に対して垂直に立ち上げられている。前後の端壁20,20は、四角形の同じ形状に形成されている。
【0019】
端壁20の左右の側縁部には、左右のフラップ21,21が連設されている。両フラップ21,21は、端壁20に対して内面側に折り曲げられている。フラップ21は、後記する外壁30と内壁40との間に挟まれる部位である。フラップ21の前後方向の長さは、底板10の前後方向の長さの半分よりも小さく形成されている。
【0020】
左側の外壁30は、折れ線を介して底板10の左縁部に連設されている。右側の外壁30は、底板10の右縁部に折れ線を介して連設されている。左右の外壁30,30は、底板10に対して垂直に立ち上げられている。左右の外壁30,30は、四角形の同じ形状に形成されている。外壁30は、前後のフラップ21,21の外面に重ねられている。
【0021】
外壁30の上縁部には、左右二本の折れ線を介して内壁40が連設されている。内壁40は、四角形に形成されている。内壁40は、外壁30の内面側に折り返されている。内壁40は、前後のフラップ21,21の内面に重ねられている。
外壁30と内壁40との間にフラップ21が挟み込まれることで、端壁20が底板10に対して立ち上げられた状態に保たれている。
【0022】
内壁40の下縁部L1は、底板10の上面に接している。内壁40の下縁部L1には、前後の係合部41,41が突出している。両係合部41,41は、内壁40の前後方向の中央部を挟んで、前後方向に間隔を空けて形成されている。
係合部41が底板10の係合穴11に上側から差し込まれることで、内壁40の下縁部L1が底板10の上面に固定されている。
【0023】
外壁30の上縁部と内壁40の上縁部との間には、中間板50が形成されている。中間板50は、前後方向に延びている帯状の部位である。
中間板50には、前後の受け部51,51が前後方向に間隔を空けて形成されている。受け部51は、中間板50を左右方向に二つ折りにした部位である。受け部51の頂部は、中間板50の上面よりも上方に突出している。この受け部51は、トレイ1の上に他のトレイ1を重ねたときに、他のトレイ1の係合穴11に差し込まれて、他のトレイ1の底板10の下面を受ける部位である。
【0024】
内壁40の下縁部L1には、三つの窪み部42が形成されている。前側の窪み部42は、内壁40の前下の角部に形成され、後側の窪み部42は、内壁40の後下の角部に形成されている。また、内壁40の下縁部の中央部に中間の窪み部42が形成されている。
窪み部42は、四角形に窪んでおり、内壁40の高さの略半分の高さの位置に上縁部が形成されている。なお、本実施形態においては、窪み部42の上縁部が内壁40の高さの略半分の高さの位置に形成されているが、窪み部42の上縁部の高さは、内容物の大きさに応じて適宜に設定可能である。
【0025】
傾斜板60は、内壁40に対して内側に傾斜している四角形の平板である。本実施形態のトレイ1では、
図3に示すように、収容空間の前後左右の四隅にそれぞれ傾斜板60が配置されている。
【0026】
前側の傾斜板60の上縁部は、
図1に示すように、折れ線を介して前側の窪み部42の上縁部に連設されている。後側の傾斜板60の上縁部は、折れ線を介して後側の窪み部42の上縁部に連設されている。傾斜板60の下縁部L2は、内壁40の下縁部L1よりも内側で底板10の上面に接している。
【0027】
中間傾斜板70は、内壁40に対して内側に傾斜している平板である。中間傾斜板70は、上縁部の中央部が窪んでいる凹形状に形成されている。本実施形態のトレイ1では、
図3に示すように、前後の傾斜板60,60の間に中間傾斜板70が配置されている。
【0028】
中間傾斜板70の上縁部は、
図1に示すように、折れ線を介して中間の窪み部42の上縁部に連設されている。中間傾斜板70の下縁部L3は、内壁40の下縁部L1よりも内側で底板10の上面に接している。
【0029】
傾斜板60および中間傾斜板70は、上縁部から下縁部に向かうに連れて内壁40の内面から離れるように傾斜している(
図4参照)。また、傾斜板60および中間傾斜板70の上面は、外側から内側に向かうに連れて下がるように傾斜した傾斜面となっている。
【0030】
図2に示すように、傾斜板60の上縁部から下縁部L2までの長さと、中間傾斜板70の上縁部から下縁部L3までの長さは、同じ大きさに形成されている。
図2に示すブランクシートSの状態において、傾斜板60および中間傾斜板70は、それぞれ窪み部42内に嵌め込まれている。また、ブランクシートSの状態において、傾斜板60の下縁部L2および中間傾斜板70の下縁部L3は、内壁40の下縁部L1よりも突出している。
【0031】
仕切り板80は、
図1に示すように、上下方向に延びている帯状の部位であり、内壁40に対して内側に張り出している。本実施形態のトレイ1では、
図3に示すように、内壁40の前後方向の中央部に配置されている。仕切り板80は、内壁40および中間板50から切り離された部位である。
【0032】
仕切り板80の上縁部は、折れ線を介して外壁30の上縁部に連設されている。また、仕切り板80の下縁部は、折れ線を介して中間傾斜板70の上縁部の中央部に連設されている。
【0033】
仕切り板80の下部には、前後方向に延びている折れ線が形成されている。仕切り板80は、折れ線において上下方向に折り曲げられている。仕切り板80は、屈曲した状態で内壁40よりも内側に張り出している。
【0034】
次に、本実施形態のトレイ1の組み立て方法について説明する。
まず、作業者は、
図2に示すブランクシートSの状態から、
図1に示すように、底板10に対して前後の端壁20,20を立ち上げる。また、端壁20に対してフラップ21を折り曲げて、各フラップ21を底板10の左右の縁部に沿って配置する。
続いて、底板10に対して左右の外壁30,30を立ち上げて、前後のフラップ21,21の外面に外壁30を重ねる。
【0035】
内壁40を外壁30の内面側に折り返していくと、内壁40の下縁部L1よりも先に傾斜板60の下縁部L2および中間傾斜板70の下縁部L3が底板10の上面に接する。
さらに、内壁40を外壁30に近づけていくと、傾斜板60および中間傾斜板70が底板10の上面に押されて内壁40に対して内側に折れ曲がる。
【0036】
これにより、傾斜板60および中間傾斜板70が上縁部から下縁部に向かうに連れて内壁40の内面から離れるように傾斜した状態で内壁40の内側に張り出す(
図4参照)。
このように、本実施形態のトレイ1では、外壁30に対して内壁40を折り返すと、傾斜板60および中間傾斜板70がトレイ1の内部に自動的に張り出す。
【0037】
また、中間傾斜板70が内壁40に対して折り曲げられていくと、中間傾斜板70によって、仕切り板80の下端部が押し上げられることで、仕切り板80が屈曲して内壁40の内側に押し出される。
このように、本実施形態のトレイ1では、外壁30に対して内壁40を折り返すと、仕切り板80がトレイ1の内部に自動的に張り出す。
【0038】
そして、内壁40を外壁30の内面側に折り返して、外壁30と内壁40との間に前後のフラップ21,21を挟み込み、内壁40の係合部41を底板10の係合穴11に差し込んで、内壁40を底板10に固定する。このようにして、トレイ1の組み立て作業を完了する。
【0039】
本実施形態のトレイ1では、
図3に示すように、トレイ容器Pの上縁部を傾斜板60および中間傾斜板70の上面で支持することで、トレイ容器Pを宙吊りの状態で収容できる(
図4参照)。
【0040】
本実施形態のトレイ1では、傾斜板60および中間傾斜板70の上面が外側から内側に向かうに連れて下がるよう傾斜しているため(
図4参照)、傾斜板60および中間傾斜板70によって支持可能なトレイ容器Pの左右方向の大きさの範囲が広がる。また、トレイ容器Pが傾いた場合でも、傾斜板60および中間傾斜板70によってトレイ容器Pを支持できる。
【0041】
本実施形態のトレイ1では、仕切り板80の両側にトレイ容器Pを収容することで、二つのトレイ容器P,Pを収容できる。そして、仕切り板80によってトレイ容器Pが横にずれるのを防ぐことができ、二つのトレイ容器P,Pが接触するのを防ぐことができる。
【0042】
以上のようなトレイ1では、傾斜板60および中間傾斜板70によってトレイ容器Pを宙吊りの状態で安定して支持できる。また、トレイ1の組み立て時に、傾斜板60、中間傾斜板70および仕切り板80が自動的に内部に張り出すため、トレイ1を容易に組み立てることができる。
【0043】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
本実施形態のトレイ1では、
図3に示すように、青果物を詰めた二つのトレイ容器P,Pを収容可能であるが、本発明のトレイに収容可能な内容物の種類や数は限定されるものではない。
そして、傾斜板60、中間傾斜板70および仕切り板80の形状や数は限定されるものではなく、収容する内容物の形状や数に合わせて適宜に設定される。
例えば、中間傾斜板70および仕切り板80を設けることなく、前後左右の傾斜板60のみを設けて、一つのトレイ容器Pをトレイ1内に収容するように構成してもよい。
【0044】
本実施形態のトレイ1は段ボール製であるが、各種公知の板紙によってトレイを形成してもよい。
【符号の説明】
【0045】
1 トレイ
10 底板
11 係合穴
20 端壁
21 フラップ
30 外壁
40 内壁
41 係合部
42 窪み部
50 中間板
51 受け部
60 傾斜板
70 中間傾斜板
80 仕切り板
P トレイ容器
S ブランクシート