(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022144252
(43)【公開日】2022-10-03
(54)【発明の名称】マウスピース型装置の載置システム、充電台、ホワイトニング装置
(51)【国際特許分類】
A61C 17/00 20060101AFI20220926BHJP
【FI】
A61C17/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021045170
(22)【出願日】2021-03-18
(71)【出願人】
【識別番号】507039187
【氏名又は名称】株式会社ニコリオ
(74)【代理人】
【識別番号】100105924
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 賢樹
(72)【発明者】
【氏名】宍田 光紀
(72)【発明者】
【氏名】小川 鉄平
(57)【要約】
【課題】家庭でも容易に使用でき、省スペースなマウスピース型装置の載置システムを提供する。
【解決手段】マウスピース型装置の載置システムは、マウスピース型装置10と、マウスピース型装置10を載置するための載置台50と、を備え、載置台50は、凹部を有し、マウスピース型装置10は、その凸側を載置台50に向けた状態でマウスピース型装置10を載置台50の凹部に嵌入することで載置位置にて保持され、マウスピース型装置10は、凹部に嵌入するための凸部を有し、凸部全体は、載置位置において、凹部に収まるように構成される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マウスピース型装置と、
前記マウスピース型装置を載置するための載置台と、
を備え、
前記載置台は、凹部を有し、
前記マウスピース型装置は、前記マウスピース型装置の凸側を前記載置台の前記凹部に向けた状態で前記マウスピース型装置を前記載置台の前記凹部に嵌入することで載置位置にて保持され、
前記マウスピース型装置は、前記凹部に嵌入するための凸部を有し、
前記凸部全体は、前記載置位置において、前記凹部に収まるように構成されることを特徴とするマウスピース型装置の載置システム。
【請求項2】
前記載置位置において、前記マウスピース型装置の長手方向の両側の端部は、前記凹部の長手方向の両側の端部から突出するよう構成される、請求項1に記載のマウスピース型装置の載置システム。
【請求項3】
前記マウスピース型装置は、マウスピース部を備え、
前記マウスピース部は、前記載置位置において、前記載置台から露出する、請求項1又は2に記載のマウスピース型装置の載置システム。
【請求項4】
前記載置台は、前記凹部の底部を貫く穴を有する、請求項1から3のいずれか1項に記載のマウスピース型装置の載置システム。
【請求項5】
前記マウスピース型装置は、歯列に前記凸側から投光する発光素子と前記発光素子の電源となるバッテリーを内蔵するマウスピース型のホワイトニング装置であり、
前記載置台は、前記マウスピース型装置を載置して前記バッテリーを充電するための充電台である、請求項1から4のいずれか1項に記載のマウスピース型装置の載置システム。
【請求項6】
前記マウスピース型装置は、U字型に湾曲した形状で構成され、
前記凹部は、U字型の凹部である、請求項1から5のいずれか1項に記載のマウスピース型装置の載置システム。
【請求項7】
歯列に凸側から投光する発光素子と前記発光素子の電源となるバッテリーを内蔵するマウスピース型のホワイトニング装置を充電するための充電台であって、
凹部を有し、
前記凹部は、前記ホワイトニング装置の凸側を前記充電台の前記凹部に向けた状態で前記ホワイトニング装置を前記充電台の前記凹部に嵌入することで載置位置にて前記ホワイトニング装置を保持するように構成され、
前記凹部は、前記載置位置において、前記凹部に嵌入するための前記ホワイトニング装置の凸部全体を収めるように構成されることを特徴とする充電台。
【請求項8】
請求項7に記載の充電台の凹部に嵌入するための凸部であって、前記載置位置においてその全体が前記凹部に収まるように構成された凸部を有することを特徴とするホワイトニング装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マウスピース型装置の載置システム、充電台、ホワイトニング装置に関する。
【背景技術】
【0002】
歯のホワイトニング装置の中に光触媒反応を利用するものが知られている。利用者は歯の表面にホワイトニング剤を塗り、マウスピース型のホワイトニング装置を口にはめる。ホワイトニング装置には多数のLEDが埋設されており、これらが歯に投光する。
【0003】
ホワイトニング剤には一般に酸化チタンが配合されている。酸化チタンは、日光や蛍光灯の光が当たると、光触媒反応により有機物や細菌を分解する。これにより歯のステイン(汚れ)をとり、歯は白くなる。酸化チタンは、食品添加物や化粧品などにも使用されている素材で、安全性が高く、ホワイトチョコレートなどの食品、歯磨き粉、カプセルなどの医薬品、顔料、塗料など広く使われている。
【0004】
特許文献1は、歯の漂白において使用される装置のアセンブリを提案する。この技術も光触媒反応を利用している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来のホワイトニング装置は全体として大きく、家庭で気軽に使用するものではない。各種美容機器の普及に伴い、より効果的なものをより簡単に利用できることが望まれている。
【0007】
上記に鑑み、本発明の目的は、家庭でも容易に使用でき、省スペースなマウスピース型装置の載置システム、充電台及びホワイトニング装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のマウスピース型装置の載置システムは、マウスピース型装置と、前記マウスピース型装置を載置するための載置台と、を備え、前記載置台は、凹部を有し、前記マウスピース型装置は、前記マウスピース型装置の凸側を前記載置台の前記凹部に向けた状態で前記マウスピース型装置を前記載置台の前記凹部に嵌入することで載置位置にて保持され、前記マウスピース型装置は、前記凹部に嵌入するための凸部を有し、前記凸部全体は、前記載置位置において、前記凹部に収まるように構成されることを特徴とする。
【0009】
本発明の充電台は、歯列に凸側から投光する発光素子と前記発光素子の電源となるバッテリーを内蔵するマウスピース型のホワイトニング装置を充電するための充電台であって、凹部を有し、前記凹部は、前記ホワイトニング装置の凸側を前記充電台の前記凹部に向けた状態で前記ホワイトニング装置を前記充電台の前記凹部に嵌入することで載置位置にて前記ホワイトニング装置を保持するように構成され、前記凹部は、前記載置位置において、前記凹部に嵌入するための前記ホワイトニング装置の凸部全体を収めるように構成されることを特徴とする。
【0010】
本発明のホワイトニング装置は、充電台の凹部に嵌入するための凸部であって、前記載置位置において全体が前記凹部に収まるように構成された凸部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、家庭でも容易に使用でき、省スペースなマウスピース型装置の載置システム、充電台及びホワイトニング装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】
図1(a)及び(b)は実施の形態に係るホワイトニングシステムの全体を示す斜視図であり、
図1(c)はその正面図である。
【
図2】実施の形態に係るホワイトニング装置の正面図である。
【
図3】実施の形態に係るホワイトニング装置の底面図である。
【
図4】実施の形態に係るホワイトニング装置の斜視図である。
【
図5A】実施の形態に係るホワイトニング装置の分解斜視図である。
【
図5B】実施の形態に係るホワイトニング装置の分解斜視図である。
【
図10】実施の形態に係る充電台のA-A断面図である。
【
図11】実施の形態に係る充電台の分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、各図面において同一または同等の構成要素、部材には同一の符号を付し、適宜重複する説明は省略する。
【0014】
(実施形態)
図1(a)から(c)を参照する。本実施形態のホワイトニングシステム100は、マウスピース型のホワイトニング装置10と、ホワイトニング装置10を載置することによりホワイトニング装置10を充電するための充電台50と、を備える。本実施形態のホワイトニングシステム100、ホワイトニング装置10及び充電台50は、それぞれ、マウスピース型装置の載置システム、マウスピース型装置及び載置台の例である。
【0015】
図2~
図4を参照して、ホワイトニング装置10について説明する。説明の便宜上、図示のように、水平なある方向をX方向、X方向に直交する水平な方向をY方向、両者に直交する方向すなわち鉛直方向をZ方向とするXYZ直交座標系を定める。また、Y方向を前後方向、Z方向を上下方向ということがある。
【0016】
ホワイトニング装置10は、口に咥えられた状態で歯列にその凸側から投光する複数の発光素子を内蔵するマウスピース型の装置である。ホワイトニング装置10は、家庭などにおいて手軽に歯のホワイトニング処理を施すことを可能にする。ホワイトニング装置10は、光照射部11と、マウスピース部12と、本体部13と、を備える。ホワイトニング装置10は、ホワイトニング装置10の凸側を後述の充電台50の凹部52aに向けた状態でホワイトニング装置10を充電台50の凹部52aに嵌入したときの載置位置にて保持される。ホワイトニング装置10は、凹部52aに嵌入するようにU字型に湾曲した形状を有する。ここでの「凸側」とは、歯列に沿って湾曲した形状を有するマウスピース部12の前歯側をいい、
図2の視点から見たときの下方向である。
【0017】
光照射部11は、LED基板上に、上顎側と下顎側のそれぞれにおいて複数の発光素子11a(
図5B参照)が並んで配置されて構成される。光照射部11は、動作ボタン14が押された場合に、ホワイトニング装置10がユーザの口に咥えられた状態でユーザの歯の表側の面に光を照射するように構成される。
【0018】
マウスピース部12は、歯の並びに沿って、ユーザの口膣内に位置する歯の上顎歯の表側と下顎歯の表側に装着可能なように正面視においてU字型に湾曲した形状で構成される(
図2参照)。ここでの「正面視」とは、前後方向Yの前側から見ることであり、たとえば、ホワイトニング装置10については
図2の視点から見ることと同義であり、充電台50については
図6の視点から見ることと同義である。マウスピース部12は、例えば、光を透過し、かつ、外力によって変形可能な柔軟性を有する透明な樹脂部材で構成される。マウスピース部12は、例えば、シリコン樹脂で構成されるが、これに限定されず、他の材料で構成されてもよい。マウスピース部12は、載置位置において、充電台50から露出する。
【0019】
マウスピース部12は、正面視においてU字型に湾曲した形状の平板部を有する。平板部12aは、上顎歯と下顎歯とによって噛締される。平板部12aは、マウスピース部12の前後方向の中央部において、マウスピース部12から上方向に平板状に突出するように構成される。
【0020】
本体部13は、その上面にマウスピース部12を取り付け可能に構成される。本体部13は、本体部13においてマウスピース部12を取り付ける側とは反対方向(下方向)に突出する凸部13aを有する。ホワイトニング装置10が口に咥えられた状態では、凸部13aが口に収まりきらずに口から出た状態となる。凸部13aは、動作ボタン14側を後述の充電台50の凹部52aに向けた状態で凹部52aに嵌入される。本体部13の凸部13a全体は、載置位置において後述の充電台50の凹部52aに収まるように構成される(
図1参照)。その結果、載置位置においては、凸部13a全体は充電台50によって隠れるが、ホワイトニング装置10のマウスピース部12が充電台50から露出することになる。
【0021】
図5A及び
図5Bを参照する。ホワイトニング装置10は、下方向から上方向に向けて、動作ボタン14、本体部13、二次側コイル15、基板16、バッテリー17、ホルダー18、光照射部11、透明板19、マウスピース部12の順に組み込まれる。
【0022】
動作ボタン14は、その操作によってホワイトニング装置10のホワイトニング機能のオン/オフを切り替える。本体部13は、動作ボタン14を取り付けるための凹みであるボタン取付部13bを有する。防水パッキン20は、ボタン取付部13bに穿たれた穴13cに取り付けられる。これにより、動作ボタン14を押した場合であっても、防水パッキン20がボタン取付部13bに密着するため、防水性が確保される。本体部13と基板16との間には、防水シート21を介してスピーカー22が設けられる。スピーカー22は、例えば、動作ボタン14がオン又はオフされたことを示す音を発することが可能である。
【0023】
本実施形態のホワイトニングシステム100では、ホワイトニング装置10が充電台50に載置された際に、後述の充電台50の一次側コイル55から発生する磁界を二次側コイル15で受ける。これにより、電磁誘導方式においてホワイトニング装置10のバッテリー17がワイヤレス給電される。二次側コイル15、基板16及びバッテリー17は、ホルダー18によって保持される。
【0024】
光照射部11の各発光素子11aから発光される光は、透明板19及び透明な樹脂材料で構成されたマウスピース部12を介して放出される。
【0025】
図2を参照する。ホワイトニング装置10の長手方向の両側の端部13dの間のX方向寸法は例えば58mmである。ここでの長手方向とは、それぞれ、上下方向Zから見たときの長手方向であり、例えば、
図2のX方向である。ホワイトニング装置10の底面と端部13dとの間のZ方向寸法Z1は例えば39mmである。凸部13aのZ方向寸法(凸部13aの底面とマウスピース部12の下端との間のZ方向寸法)Z2は、例えば10mmである。
図3を参照する。凸部13aの底部の長手方向の両端間のX方向寸法Wxは例えば31mmであり、凸部13aの底部の短手方向の両端間のY方向寸法Wyは例えば17mmである。
【0026】
図6から
図11を参照して、充電台50について説明する。充電台50は、台座部51と、本体部52と、を備える。
【0027】
本体部52は、凹部52aを有する。凹部52aは、U字型に凹んだ形状で構成される(
図10参照)。本体部52において凹部52aの周壁となる壁部52cの上端は、正面視でU字型に構成される。壁部52cの上端は、正面視で中央部において最下点をとるように下に凸の曲線状に湾曲している。
【0028】
凹部52aの長手方向の両端の間の最大X方向寸法Dx1は、凸部13aの底部のX方向寸法Wxよりも大きくなるように設定される(
図3、
図7参照)。凹部52aの長手方向の両端の間の最大Y方向寸法Dy1は、凸部13aの底部のY方向寸法Wyよりも大きくなるように設定される(
図3、
図7参照)。ホワイトニング装置10の本体部13の凸部13a及び充電台50の凹部52aのZ方向にわたるX方向及びY方向の寸法は、載置位置において凸部13a全体が凹部52aに収まるように設定される。本実施形態では、本体部13及び凹部52aの形状は、凸部13aが凹部52aに嵌入されたときに本体部13の側面が凹部52aの内壁面に沿うように構成される。本実施形態では、本体部13の長手方向の両側の端部13dは、載置位置において凹部52aの長手方向の両側の端部52bよりも上に出る又は端部52bから突出するように本体部13及び凹部52aの相対的な寸法が設定される(
図1等参照)。
【0029】
凹部52aの底部の最大X方向寸法Dx2及び最大Y方向寸法Dy2は、それぞれ、例えば32mm、17mmである。凹部52aの最大Z方向寸法(端部52bの上端と凹部52aの底部との間のZ方向寸法)Dz1は、39mmである。凹部52aの最小Z方向寸法(壁部52cの上端の最下点と凹部52aの底部との間のZ方向寸法)Dz2は、16mmである。載置位置において、凸部13a全体が凹部52aに収まるように、凹部52aの最小Z方向寸法Dz2は凸部13aのZ方向寸法Z2よりも大きくなるように設定される。後述するバッテリー17の充電の安定性及び効率の観点から、載置位置において、凸部13aの動作ボタン14の面が凹部52aの底面に接するように、凸部13a及び凹部52aの相対的な寸法(特にZ方向寸法)が設定されることが好ましい。
【0030】
図11を参照する。充電台50は、下方向から上方向に向けて、ゴム足部53、台座部51、基板54、一次側コイル55、本体部52の順に組み込まれる。
【0031】
充電台50は、充電台50を上下に貫く穴56を有する。具体的には、穴56は、凹部52aの底部を貫く。穴56a及び56bを含み、本体部52の凹部52aには穴56aが設けられ、台座部51には穴56aと連通する穴56bが設けられる。穴56は、凹部52aの底部の中央部に設けられる。
【0032】
充電台50は、不図示のケーブルを介して電源に接続することによって電力供給を受けるための充電ポート57を有する。充電ポート57を介して電力供給を受けることにより、一次側コイル55に電流が流れ、磁界が発生する。これにより、ホワイトニング装置10が充電台50に載置された際に、ホワイトニング装置10の二次側コイル15にこの磁界が供給され、バッテリー17が充電される。
【0033】
以下、本実施形態の作用及び効果について説明する。
【0034】
本実施形態のホワイトニング装置10は、その凸側を凹部52aに向けた状態でホワイトニング装置10を充電台50の凹部52aに嵌入することで載置位置にて保持される(
図1参照)。本構成によると、ホワイトニング装置10を充電台50に載せたときに、両者の凹凸の嵌合により、自然と最適位置に収まりやすくなる。また、最適位置に収まりやすいため、載置位置においてホワイトニング装置10のぐらつきを抑制することができ、その結果、バッテリー17の充電の安定度を高めることができる。
【0035】
また、凸部13a全体は、載置位置において、凹部52aに収まるように構成される。そのため、最小の構成においてホワイトニング装置10を充電台50に収納することが可能となる。その結果、省スペースなホワイトニング装置10の載置システムを提供することが可能となる。
【0036】
本実施形態では、載置位置において、ホワイトニング装置10の長手方向の両側の端部13dは、凹部52aの長手方向の両側の端部52bから突出するよう構成される。本構成によると、載置位置において充電台50の両側の端部52bよりホワイトニング装置10の両側の端部13dが上に迫り出すため、この迫り出した部分をユーザが手でつまんで持つことにより、ホワイトニング装置10を充電台50から取り外しやすくなる。
【0037】
本実施形態では、マウスピース部12は、載置位置において、充電台50から露出する。本構成によると、載置位置においては、ホワイトニング装置10の凸部13aが隠れてマウスピース部12が充電台50から露出することになるため、意匠性に優れる。
【0038】
本実施形態では、充電台50は、凹部52aの底部を貫く穴56を有する。本構成によると、充電台50の凹部52aに例えばホワイトニング装置10を洗浄した際にホワイトニング装置10から滴る水が流入した場合であっても、穴56を介して水が抜けるため、凹部52aに水が溜まるのを抑制することができる。
【0039】
本実施形態では、ホワイトニング装置10は、U字型に湾曲した形状で構成され、凹部52aは、U字型の凹部である。本構成によると、ホワイトニング装置10及び凹部52aが同じU字型の凹凸によって嵌合するため、より自然に最適位置に収まりやすくなるとともに、載置位置でのホワイトニング装置10のぐらつきをより抑制することができる。
【0040】
(変形例)
以下、変形例について説明する。
【0041】
実施形態では、ホワイトニング装置10及びこれを充電する充電台50を含む載置システムを例にしたが、これに限定されず、例えば、マウスピースとこれを載置するための載置台とを含む載置システムであってもよい。
【0042】
実施形態では、載置位置において、ホワイトニング装置10の長手方向の両側の端部13dは、凹部52aの長手方向の両側の端部52bから突出するよう構成されたが、これに限定されない。載置位置においてホワイトニング装置10の長手方向の両側の端部13dが凹部52aの長手方向の両側の端部52bから突出しないように構成されてもよい。
【0043】
実施形態では、充電台50は、穴56を有するように構成されたが、これに限定されず、穴56を有しなくてもよい。
【0044】
実施形態では、マウスピース部12及び凹部52aは、U字型に構成されたが、これに限定されず、例えばV字型などの他の形状で構成されてもよい。
【0045】
ホワイトニング装置10及び充電台50の寸法は、上述したものに限定されず、用途等に応じて適宜設定可能である。
【符号の説明】
【0046】
10 ホワイトニング装置、11 光照射部、11a 発光素子、12 マウスピース部、12a 平板部、13 本体部、13a 凸部、13b ボタン取付部、13c 穴、13d 端部、14 動作ボタン、15 二次側コイル、16 基板、17 バッテリー、18 ホルダー、19 透明板、20 防水パッキン、21 防水シート、 22 スピーカー、50 充電台、51 台座部、52 本体部、52a 凹部、52b 端部、53 ゴム足部、54 基板、55 一次側コイル、56 穴、 57 充電ポート、100 ホワイトニングシステム。