(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022144438
(43)【公開日】2022-10-03
(54)【発明の名称】レフィル容器収容ケース
(51)【国際特許分類】
B65D 25/34 20060101AFI20220926BHJP
【FI】
B65D25/34 A
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021045455
(22)【出願日】2021-03-19
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-07-14
(71)【出願人】
【識別番号】390024372
【氏名又は名称】竹本容器株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100139033
【弁理士】
【氏名又は名称】日高 賢治
(72)【発明者】
【氏名】竹本笑子
(72)【発明者】
【氏名】間島剛史
【テーマコード(参考)】
3E062
【Fターム(参考)】
3E062AA09
3E062AB01
3E062AC02
3E062JA03
3E062JA04
3E062JA05
3E062JB08
3E062JC02
3E062JD08
3E062JD10
3E062KA07
3E062KA09
3E062KB02
3E062KB17
(57)【要約】 (修正有)
【課題】底部の中央に形成される薄肉ヒンジ部によって連結された左右一対の第一ケース及び第二ケースを樹脂又はパルプモールドで一体成形しつつ、薄肉ヒンジ部の破損を防止可能なレフィル容器収容ケースを提供する。
【解決手段】レフィル容器収容ケースは、底部の中央に形成される薄肉ヒンジ部2によって連結された左右一対の第一ケース1-1及び第二ケース1-2で構成され、第一ケース及び第二ケースのそれぞれの底部には、第一ケース及び第二ケースが接合して収容ケースを形成した際に、薄肉ヒンジ部を超えて他方側のケースの底部を上方から押さえる押圧板3がそれぞれ突設される。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部にレフィル容器を出し入れ可能に収容する樹脂製又はパルプモールド製の収容ケースであって、
前記収容ケースは、内底面の中央に形成される薄肉ヒンジ部によって連結された左右一対の第一ケース及び第二ケースで構成され、
前記第一ケース及び前記第二ケースのそれぞれの前記内底面には、前記第一ケース及び前記第二ケースが接合して前記収容ケースを形成した際に、前記薄肉ヒンジ部を超えて他方側のケースの前記内底面を上方から押さえる押圧板がそれぞれ突設される、
ことを特徴とするレフィル容器収容ケース。
【請求項2】
内部にレフィル容器を出し入れ可能に収容する樹脂製又はパルプモールド製の収容ケースであって、
前記収容ケースは、内底面の中央に形成される薄肉ヒンジ部によって連結された左右一対の第一ケース及び第二ケースで構成され、
前記第一ケース及び前記第二ケースの前記内底面には、前記第一ケース及び前記第二ケースが接合して前記収容ケースを形成した際に、前記薄肉ヒンジ部を超えて他方側のケースの前記内底面を上方から押さえる押圧板がそれぞれ突設され、
前記第一ケース及び前記第二ケースの外底面から外側面に至る面は円弧面で構成される、
ことを特徴とするレフィル容器収容ケース。
【請求項3】
前記押圧板は、前記第一ケース又は前記第二ケースのいずれか一方の前記内底面の中央に1つ突設され、他方の前記内底面には、前記第一ケース及び前記第二ケースが接合して前記収容ケースを形成した際に、前記第一ケース又は前記第二ケースの1つの前記押圧板の左右隣に位置するよう2つ突設されている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のレフィル容器収容ケース。
【請求項4】
前記押圧板は、前記第一ケース及び前記第二ケースの前記内底面にそれぞれ2つ以上突設され、前記第一ケース及び前記第二ケースが接合して前記収容ケースを形成した際に、前記第一ケース及び前記第二ケースの各前記押圧板は交互に並列するよう突設されている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のレフィル容器収容ケース。
【請求項5】
前記薄肉ヒンジ部は、一本の薄肉ヒンジ又は所定間隔を隔てて平行な左右一対の2本の薄肉ヒンジから構成される、
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のレフィル容器収容ケース。
【請求項6】
前記第一ケース又は前記第二ケースのいずれか一方に、位置ずれ防止板が設けられている、
ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のレフィル容器収容ケース。
【請求項7】
前記第一ケース及び前記第二ケースの上端には、前記レフィル容器の首部にネジ結合するポンプ装着キャップ、又は蓋体の下端に固定される襟部を有する、
ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のレフィル容器収容ケース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内部にレフィル容器を出し入れ可能に収容する樹脂製又はパルプモールド製の収容ケースに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、資源保護の観点から、使い切ったシャンプーや液体せっけんなどの液体内容物を充填したレフィル容器(ディスペンサー容器)のみを取り換え、当該レフィル容器を出し入れ可能に収容する収容ケースは繰り返し使用可能とするものが知られている。
【0003】
繰り返しの使用が可能な樹脂製又はパルプモールド製のレフィル容器収容ケースは、その外観を良好にして商品価値を高める等の理由から、外表面を金属で被覆したり、外面に凹凸模様を付与したり、着色や印刷等を施したり、外形を特殊形状に形成したり、或いはこれらを複合したりすることが行われている。
【0004】
例えば、実開平6-69141(特許文献1)には、内容物を使い切った後、安価に形成した容器体のみを廃棄して新しいものと取り換え、装飾性豊かな外観を呈する外ケースは、再利用できる様にした液体噴出容器が開示されている。
【0005】
上記従来技術において、外ケース体4の前部Aと後部Bは下端縁部において両者を回動可能に軸着して開閉可能に構成しているが、前部Aと後部Bは別々の金型で成形する必要がある上に、組み立て工程を必要とし、製造コスト上の問題がある。
【0006】
製造コストを低減するため、例えば特表2002―542992号公報(特許文献2)に開示されているように、前部Aと後部Bを薄肉ヒンジで一体に成形する方法もあるが、薄肉ヒンジでケース前部と後部を連結した場合、使用者による開閉動作時に、往々にしてケース前部と後部に異なる方向の応力を加えてしまうことで薄肉ヒンジ部に捩じり応力が加わり、ヒンジ部が容易に裂けて破損してしまい、繰り返し使えなくなると言う課題が残る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】実開平6-69141号公報
【特許文献2】特表2002―542992号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本願の第一の発明は、内底面に形成される薄肉ヒンジ部によって連結された左右一対の第一ケース及び第二ケースを樹脂又はパルプモールドで一体成形しつつ、薄肉ヒンジ部の破損を防止可能なレフィル容器収容ケースを提供することを目的とする。
【0009】
また本願の第二の発明は、上記第一の発明の構成に加えて、レフィル容器を上から押し付けることで、第一ケースと第二ケースが自動的に閉じるようにしたレフィル容器収容ケースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、本願の第一の発明は、内部にレフィル容器を出し入れ可能に収容する樹脂製又はパルプモールド製の収容ケースであって、前記収容ケースは、内底面の中央に形成される薄肉ヒンジ部によって連結された左右一対の第一ケース及び第二ケースで構成され、前記第一ケース及び前記第二ケースのそれぞれの前記内底面には、前記第一ケース及び前記第二ケースが接合して前記収容ケースを形成した際に、前記薄肉ヒンジ部を超えて他方側のケースの前記内底面を上方から押さえる押圧板がそれぞれ突設される、ことを特徴とする。
【0011】
上記目的を達成するため、本願の第二の発明は、内部にレフィル容器を出し入れ可能に収容する樹脂製又はパルプモールド製の収容ケースであって、前記収容ケースは、内底面の中央に形成される薄肉ヒンジ部によって連結された左右一対の第一ケース及び第二ケースで構成され、前記第一ケース及び前記第二ケースの前記内底面には、前記第一ケース及び前記第二ケースが接合して前記収容ケースを形成した際に、前記薄肉ヒンジ部を超えて他方側のケースの前記内底面を上方から押さえる押圧板がそれぞれ突設され、前記第一ケース及び前記第二ケースの外底面から外側面に至る面は円弧面で構成される、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
上記構成を有する本願の第一発明によれば、第一ケース及び第二ケースを樹脂又はパルプモールドで一体成形することで一つの金型で成形可能としてその後の組み立て作業を必要とせず、さらに第一ケース及び第二ケースの内底面に、第一ケース及び第二ケースが接合して収容ケースを形成した際に、薄肉ヒンジ部を超えて他方側のケースの内底面を上方から押さえる押圧板を設けることで、使用者による開閉操作時に、第一ケース及び第二ケースに異なる方向の応力が加わったとしても、薄肉ヒンジ部に捩じり応力が加わることがなく、薄肉ヒンジ部の破損を防止することができる。
【0013】
上記構成を有する本願の第二発明によれば、第一の発明が有する効果に加え、使用者が第一ケース1-1及び第二ケース1-2を左右の手で持って接合させる動作を無くし、レフィル容器を押圧板の上から押し付けることで自動的に第一ケース及び第二ケースが閉じるため、それぞれ違う方向の応力が加わることを極力少なくすることができ、薄肉ヒンジ部2に対する捩じり応力が加わることを更に抑止し、薄肉ヒンジ部2に亀裂が発生し、破断することをより効果的に防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】収容ケースにレフィル容器をセットした状態を示す斜視図
【
図2】収容ケースにレフィル容器をセットした状態の側面図(a)及びその断面図(b)
【
図3】収容ケース、レフィル容器、ポンプの各構成を示す斜視図
【
図6】第一ケース及び第二ケースの係合方構造を示す断面図
【
図7】レフィル容器を上から押し付けることで自動的に第一ケース及び第二ケースが閉じる過程を示す図
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本願発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、樹脂製からなる収容ケース1にレフィル容器Aをセットした状態を示す斜視図であり、本実施形態では、レフィル容器Aの上部にレフィル容器A内に充填してある液体物(シャンプーや液体せっけんなど)を外部に吐出するためのポンプBを装着している。
【0016】
収容ケース1は、左右一対の第一ケース1-1、第二ケース1-2から構成されており、その側面には長孔の切り欠き窓を有し、レフィル容器Aの一部を外側から視認可能とし、使用者が内容物の残量を目視することが可能となるように構成している。
【0017】
図2は、収容ケース1にレフィル容器Aをセットした状態を示す側面図(a)及びその断面図(b)である。レフィル容器Aに装着するポンプBは、シリンダB-1、押圧ヘッドB-2、ポンプ装着キャップB-3から構成され、レフィル容器Aの首部にはポンプ装着キャップB-3をネジ結合するネジ山が形成されており、当該ネジ山にポンプ装着キャップB-3をネジ結合するものである。
【0018】
また、レフィル容器Aの首部と、ポンプ装着キャップB-3の先端側との間の空間に、第一ケース1-1及び第二ケース1-2の上部に形成した襟部5が入り込むように固定され、第一ケース1-1及び第二ケース1-2が接合した後は、ポンプ装着キャップB-3がストッパー機能を有することによって開かない構成となっている。
【0019】
第一ケース1-1及び第二ケース1-2の内底面には後述する2つの薄肉ヒンジ部2が形成され、また3本の押圧板3が突設されている。また、第一ケース1-1及び第二ケース1-2の外底面から外側面Yに至る面は円弧面Rで構成されている。本実施形態では、内底面を円形の平面としているが、円形に限らずその他形状であっても良い。また、外底面と外側面との接続部は角形で構成しても良い。
【0020】
図3は、収容ケース1、レフィル容器A、ポンプBの各構成を示す斜視図、
図4は、収容ケース1を180度開いた状態の断面図、
図5は、内底面Xの斜視図である。左右一対の第一ケース1-1、第二ケース1-2の内底面Xには、所定の間隔を空けて2つの平行な薄肉ヒンジ部2が形成されており、第一ケース1-1には1つの押圧板3が、また第二ケース1-2には2つの押圧板3が、それぞれ突設されている。
【0021】
各押圧板3の長さは、第一ケース1-1及び第二ケース1-2が接合して収容ケース1を形成した際に、薄肉ヒンジ部2を超えて他方側のケースの内底面Xを上方から押さえることが可能な長さになっている。この押圧板3を第一ケース1-1及び第二ケース1-2の内底面Xにそれぞれ設けることで、第一ケース1-1及び第二ケース1-2を開閉操作する際に、それぞれ違う方向の応力が加わったとしても、薄肉ヒンジ部2に対する捩じり応力が加わることを抑止し、薄肉ヒンジ部2に亀裂が発生し、破断することを防止するようにしたものである。
【0022】
また本実施形態では、第一ケース1-1及び第二ケース1-2を接合する際に、位置ずれが生じないようにするための位置ずれ防止板4を、第一ケース1-1側に設けているが、当該位置ずれ防止板4は、第一ケース1-1又は第二ケース1-2のいずれか一方に設ければ良い。
【0023】
図6は、第一ケース1-1及び第二ケース1-2を接合する際に、位置ずれを防止するための接合構造の例を示す断面図である。
図6(a)(b)に示すものは、上記した位置ずれ防止板4を含む接合構造を示すものであり、図(a)は相互面による面圧入、図(b)は突起を用いた面圧入、図(c)は、凹凸式の圧入構造を示している。
【0024】
図7は、第一ケース1-1及び第二ケース1-2の外底面から外側面Yに至る面を円弧面Rで構成することで、レフィル容器Aを押圧板3の上にセットし、これを下向きに押し付けることで、第一ケース1-1及び第二ケース1-2が自動的に閉じる過程を示す図である。この構成によれば、使用者が第一ケース1-1及び第二ケース1-2を左右の手で持って接合させる動作を無くし、それぞれ違う方向の応力が加わることを極力少なくすることができ、薄肉ヒンジ部2に対する捩じり応力が加わることを更に抑止し、薄肉ヒンジ部2に亀裂が発生し、破断することをより効果的に防止することが出来る。
【0025】
図8は、押圧板3の各種パターンを示す図である。図(a)は上記した実施形態のとおり、一方ケースの内底面Xに1本、他方ケースの内底面Xに2本を突設してこれらを互い違いに配置したものであり、図(b)は一方ケースの内底面Xに2本、他方ケースの内底面Xにも2本を突設してこれらを互い違いに配置したものであり、図(c)は一方ケースの内底面Xに2本、他方ケースの内底面Xに3本を突設してこれらを互い違いに配置したものである。押圧板3は、薄肉ヒンジ部2を超えて他方ケースの内底面Xを押さえ、薄肉ヒンジ部2に対する捩じり応力が加わることを抑止することができれば良く、その数や配置(配列)は限定されない。
【0026】
上記実施形態で説明した収容ケース1は、一つの金型を用いて一体成形するものであり、第一ケース1-1及び第二ケース1-2をそれぞれ別の金型を用いて成形する必要がない。また、薄肉ヒンジ部2は、所定間隔を置いた平行な2本の薄肉ヒンジで構成する例を示したが、第一ケース1-1及び第二ケース1-2の内底面Xを繋ぐ一本の薄肉ヒンジで構成しても良い。
【0027】
また上記実施形態で説明した収容ケース1は、レフィル容器Aを押圧板3に上から押し付けることで第一ケース1-1及び第二ケース1-2が自動的に閉じるように、外底面から外側面に至る面を円弧面Rで構成したが、前述のとおり外底面と外側面との接続部を角形状とし、使用者の左右の手によって第一ケース1-1及び第二ケース1-2を閉じるようにしても良い。この場合であっても、第一ケース1-1及び第二ケース1-2に形成した押圧板3の作用により、薄肉ヒンジ部2の破損は防止可能である。
【0028】
また、内容物を使い切った際に交換するのはレフィル容器Aのみとし、ポンプBは繰り返し使用するものとしても良く、またポンプ式でないレフィル容器であっても良い。ポンプ式でないレフィル容器の場合、レフィル容器の首部にネジ係合する蓋体(キャップ)によって、第一ケース1-1及び第二ケース1-2の上部に形成した襟部5を固定する。
【0029】
また、収容ケース1の表面には、特許文献1に示すような高級感を持たせるための各種の装飾、塗装、着色を施しても良い。
【0030】
また、収容ケース1は、樹脂製に代えてパルプモールド製であっても良い。近年開発されたパルプ成形技術であるPIM(パルプインジェクションモールド)、PF(パルプフォーミング)を用いることで、樹脂製に劣らない強度と加工性を有する収容ケース1を成形でき、このパルプモールドを用いる場合、更に優れた環境保護の利点を有することができる。
【0031】
以上のとおり本願発明によれば、第一ケース及び第二ケースを樹脂又はパルプモールドで一体形成することで一つの金型で成形可能としてその後の組み立て作業を必要とせず、さらに第一ケース及び第二ケースの内底面に、第一ケース及び第二ケースが接合して収容ケースを形成した際に、薄肉ヒンジ部を超えて他方側のケースの内底面を上方から押さえる押圧板を設けることで、使用者による開閉操作時に、第一ケース及び第二ケースに異なる方向の応力が加わったとしても、薄肉ヒンジ部に捩じり応力が加わることがなく、薄肉ヒンジ部の破損を防止することができる。
【0032】
更に、外底面から外側面に至る面を円弧面とすることで、使用者が第一ケース1-1及び第二ケース1-2を左右の手で持って接合させる動作を無くし、レフィル容器を押圧板の上から押し付けることで自動的に第一ケース及び第二ケースが閉じるため、それぞれ違う方向の応力が加わることを極力少なくすることができ、薄肉ヒンジ部2に対する捩じり応力が加わることを更に抑止し、薄肉ヒンジ部2に亀裂が発生し、破断することをより効果的に防止することが出来る。
【符号の説明】
【0033】
1 収容ケース
1-1 第一ケース
1-2 第二ケース
2 薄肉ヒンジ部
3 押圧板
4 位置ずれ防止板
5 襟部
A レフィル容器
B ポンプ
B-1 シリンダ
B-2 押圧ヘッド
B-3 ポンプ装着キャップ
R 円弧面
X 内底面
Y 外側面