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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022144931
(43)【公開日】2022-10-03
(54)【発明の名称】マスクフレームおよびマスク
(51)【国際特許分類】
   A41D 13/11 20060101AFI20220926BHJP
【FI】
A41D13/11 Z
A41D13/11 H
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021046136
(22)【出願日】2021-03-19
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-01-25
(71)【出願人】
【識別番号】520154438
【氏名又は名称】末次 功憲
(74)【代理人】
【識別番号】100140796
【弁理士】
【氏名又は名称】原口 貴志
(72)【発明者】
【氏名】末次 功憲
(57)【要約】
【課題】 マスクの審美性を向上することができるマスクフレームおよびマスクを提供する。
【解決手段】 マスク10は、取り替え可能なマスク部分20と、マスク部分20と組み合わせて使用されるマスクフレーム30とを備え、マスクフレーム30は、マスク部分20のマスク本体21の端部の少なくとも一部を覆うフレーム本体40と、利用者90の頭部91に装着されることによってフレーム本体40を頭部91に対して特定の位置に保持する装着部50とを備える。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
取り替え可能なマスク本体と組み合わせて使用されるマスクフレームであって、
前記マスク本体の端部の少なくとも一部を覆うフレーム本体と、
利用者の頭部に装着されることによって前記フレーム本体を前記頭部に対して特定の位置に保持する装着部と
を備えることを特徴とするマスクフレーム。
【請求項2】
前記フレーム本体に対して特定の位置に配置されて前記マスク本体の少なくとも一部を覆うカバーを備えることを特徴とする請求項1に記載のマスクフレーム。
【請求項3】
前記カバーは、前記フレーム本体に着脱可能であることを特徴とする請求項2に記載のマスクフレーム。
【請求項4】
前記頭部に装着されることによって前記マスク本体を前記頭部に対して特定の位置に保持する紐部を前記装着部に固定する紐部固定部を備えることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載のマスクフレーム。
【請求項5】
前記マスク本体を前記フレーム本体に固定するマスク本体固定部を備えることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載のマスクフレーム。
【請求項6】
請求項5に記載のマスクフレームと、
前記マスク本体と
を備えることを特徴とするマスク。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マスクの一部として使用されるマスクフレームおよびマスクに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、不織布で形成されるマスク本体と、利用者の頭部に装着されることによってマスク本体を頭部に対して特定の位置に保持する紐部とを備えるマスクが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-084388号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のマスクにおいては、審美性が高くはないという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、マスクの審美性を向上することができるマスクフレームおよびマスクを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のマスクフレームは、取り替え可能なマスク本体と組み合わせて使用されるマスクフレームであって、前記マスク本体の端部の少なくとも一部を覆うフレーム本体と、利用者の頭部に装着されることによって前記フレーム本体を前記頭部に対して特定の位置に保持する装着部とを備えることを特徴とする。
【0007】
この構成により、本発明のマスクフレームは、マスク本体の端部の少なくとも一部をフレーム本体が覆うので、マスクの審美性に大きな影響がある、マスクの輪郭の少なくとも一部をマスクフレーム自身によって構成することができる。したがって、本発明のマスクフレームは、マスクフレーム自身のデザインによってマスクの審美性を向上することができる。
【0008】
本発明のマスクフレームは、前記フレーム本体に対して特定の位置に配置されて前記マスク本体の少なくとも一部を覆うカバーを備えても良い。
【0009】
この構成により、本発明のマスクフレームは、マスク本体の少なくとも一部をカバーが覆うので、カバーのデザインによってマスクの審美性を向上することができる。
【0010】
本発明のマスクフレームにおいて、前記カバーは、前記フレーム本体に着脱可能であっても良い。
【0011】
この構成により、本発明のマスクフレームは、カバーがフレーム本体に着脱可能であるので、カバーが取り替えられることによって、マスクのデザインの変更を容易化することができる。
【0012】
本発明のマスクフレームは、前記頭部に装着されることによって前記マスク本体を前記頭部に対して特定の位置に保持する紐部を前記装着部に固定する紐部固定部を備えても良い。
【0013】
この構成により、本発明のマスクフレームは、紐部固定部によって紐部を装着部に固定するので、紐部が装着部から離れて目立つ可能性を低減することができる。したがって、本発明のマスクフレームは、マスクの審美性を向上することができる。
【0014】
本発明のマスクフレームは、前記マスク本体を前記フレーム本体に固定するマスク本体固定部を備えても良い。
【0015】
この構成により、本発明のマスクフレームは、マスク本体をマスク本体固定部によってフレーム本体に固定するので、利用者の頭部に装着されている場合にマスク本体の端部の少なくとも一部がフレーム本体からはみ出して露出する可能性を低減することができる。したがって、本発明のマスクフレームは、マスクの審美性を向上することができる。
【0016】
本発明のマスクは、前記マスク本体を前記フレーム本体に固定するマスク本体固定部を備えるマスクフレームと、前記マスク本体とを備えることを特徴とする。
【0017】
この構成により、本発明のマスクは、マスク本体をマスク本体固定部によってフレーム本体に固定するので、マスクフレームが利用者の頭部に装着されている場合にマスク本体の端部の少なくとも一部がフレーム本体からはみ出して露出する可能性を低減することができる。したがって、本発明のマスクは、審美性を向上することができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明のマスクフレームおよびマスクは、マスクの審美性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】利用者の頭部に装着された状態での、本発明の第1の実施の形態に係るマスクの斜視図の一例である。
図2図1に示すマスクの分解斜視図である。
図3】(a)特定の箇所で折り曲げられた状態での、図1に示すマスクフレームの斜視図の一例である。 (b)特定の箇所で折り曲げられた状態でのマスクフレームの斜視図の、図3(a)に示す例とは異なる一例である。
図4】(a)カバーが取り付けられた状態での、図1に示すマスクフレームの斜視図の一例である。 (b)カバーが取り付けられた状態でのマスクフレームの斜視図の、図4(a)に示す例とは異なる一例である。
図5図4(a)のA-A矢視端面図の一例である。
図6】(a)フレーム本体に対してカバーが留め具によって取り付けられている状態での、図4(a)に示すマスクフレームの背面図の一例である。 (b)フレーム本体に対してカバーが取り付けられていない状態での、図6(a)に示すマスクフレームの背面図である。
図7図6(a)のB-B矢視端面図である。
図8】(a)フレーム本体に形成された溝部にカバーが挿入されている状態での、図4(a)に示すマスクフレームの平面図の一例である。 (b)図8(a)に示すマスクフレームの正面図である。
図9図8(b)のC-C矢視端面図である。
図10】(a)フレーム本体の正面図の、図1に示す例とは異なる一例である。 (b)フレーム本体の正面図の、図1および図10(a)に示す例とは異なる一例である。 (c)フレーム本体の正面図の、図1図10(a)および図10(b)に示す例とは異なる一例である。
図11】(a)装着部が縮んでいる状態での、図1に示すマスクフレームの側面断面図の一例である。 (b)装着部が伸びている状態での、図11(a)に示すマスクフレームの側面断面である。
図12】クリップによって紐部が装着部に固定されている状態での、図11(b)のD-D矢視端面図である。
図13】装着部が環状である場合の、図1に示すマスクフレームの側面断面図の一例である。
図14】(a)装着部が環状である場合に装着部が縮んでいる状態での、図1に示すマスクフレームの側面断面図の一例である。 (b)装着部が伸びている状態での、図14(a)に示すマスクフレームの側面断面図である。
図15】(a)本発明の第2の実施の形態に係るマスクの背面図の一例である。 (b)図15(a)に示すマスクフレームの背面図の一例である。
図16】(a)本発明の第3の実施の形態に係るマスクの斜視図の一例である。 (b)図16(a)に示すマスクの分解斜視図である。
図17図16(a)に示すマスクの背面図の一例である。
図18】(a)マスク本体がクリップによってフレーム本体に固定されている状態での、本発明の第3の実施の形態に係るマスクの背面図の一例である。 (b)図18(a)に示すマスクフレームの背面図である。
図19】(a)マスク本体が押え部材によってフレーム本体に固定されている状態での、本発明の第3の実施の形態に係るマスクの背面図の一例である。 (b)図19(a)のE-E矢視端面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0021】
(第1の実施の形態)
図1は、利用者90の頭部91に装着された状態での、本発明の第1の実施の形態に係るマスク10の斜視図の一例である。図2は、図1に示すマスク10の分解斜視図である。
【0022】
図1および図2に示すように、マスク10は、取り替え可能なマスク部分20と、マスク部分20と組み合わせて使用されるマスクフレーム30とを備えている。
【0023】
マスク部分20は、マスク本体21と、利用者90の頭部91に装着されることによってマスク本体21を頭部91に対して特定の位置に保持する紐部22とを備えている。マスク本体21は、例えば、綿織物などの不織布以外の布、不織布、ポリウレタンなど、様々な材料で形成されることが可能である。紐部22は、マスク本体21に連結されている。紐部22は、利用者90の耳91aに掛けられることによって利用者90の頭部91に装着される。マスク部分20としては、例えば、一般的な使い捨てマスクが採用されても良い。
【0024】
マスクフレーム30は、マスク部分20のマスク本体21の端部21aの少なくとも一部を覆うフレーム本体40と、利用者90の頭部91に装着されることによってフレーム本体40を頭部91に対して特定の位置に保持する装着部50とを備えている。
【0025】
フレーム本体40は、通気用の穴40aが形成されている。フレーム本体40は、上下方向に延在する上下方向延在部40bを左右方向の中央に備えている。フレーム本体40は、例えば、柔軟性の高いプラスチック、柔軟性の低いプラスチック、金属など、様々な材料で形成されることが可能である。
【0026】
装着部50は、利用者90の耳91aに掛けられることによって利用者90の頭部91に装着される。装着部50は、例えば、柔軟性の高いプラスチック、柔軟性の低いプラスチック、金属など、様々な材料で形成されることが可能である。特に、装着部50は、利用者90の耳91aに接触する部分が柔らかい材質で形成されていても良い。
【0027】
マスクフレーム30は、多数の利用者の平均的な頭部の形状およびサイズに合わせた汎用的な形状およびサイズで形成されても良いし、利用者90個人の頭部91の形状およびサイズに合わせた形状およびサイズで形成されても良い。
【0028】
マスク10は、マスク部分20と、マスクフレーム30との間に生じる隙間を埋める詰め物を備えることによって、利用者90の顔91bと、マスク本体21との間に隙間が生じることを抑えることができる。マスク部分20と、マスクフレーム30との間に配置される詰め物は、例えばポリウレタンなどの緩衝材によって構成されても良い。マスク部分20と、マスクフレーム30との間に配置される詰め物は、マスク部分20と、マスクフレーム30との少なくとも一方に、例えば接着剤によって固定されることが可能である。ここで、接着剤としては、例えば、接着剤の層がテープの両面に形成された両面テープが採用されても良い。
【0029】
マスク10は、利用者90の顔91bと、マスク本体21との間に生じる隙間を埋める詰め物を備えることができる。顔91bと、マスク本体21との間に配置される詰め物は、例えばポリウレタンなどの緩衝材によって構成されても良い。顔91bと、マスク本体21との間に配置される詰め物は、顔91bと、マスク本体21との少なくとも一方に、例えば接着剤によって固定されることが可能である。ここで、接着剤としては、例えば、接着剤の層がテープの両面に形成された両面テープが採用されても良い。
【0030】
図3(a)は、特定の箇所で折り曲げられた状態でのマスクフレーム30の斜視図の一例である。図3(b)は、特定の箇所で折り曲げられた状態でのマスクフレーム30の斜視図の、図3(a)に示す例とは異なる一例である。
【0031】
マスクフレーム30は、特定の箇所で折り曲げ可能であっても良い。例えば、マスクフレーム30は、図3(a)に示すように、フレーム本体40と、装着部50との間にヒンジ31を備えることによって、ヒンジ31の箇所で折り曲げ可能であっても良いし、図3(b)に示すように、フレーム本体40の左右方向の中央部にヒンジ40cを更に備えることによって、ヒンジ40cの箇所でも折り曲げ可能であっても良い。マスクフレーム30は、特定の箇所で折り曲げ可能である場合、特定の箇所で折り曲げられて小型化されることによって携帯性を向上することができる。
【0032】
フレーム本体40と、装着部50とは、図3に示す例では、別々の部品であるので、ヒンジ31によって連結されている。しかしながら、フレーム本体40と、装着部50とは、一部品として一体に形成されても良い。
【0033】
図4(a)は、カバー60が取り付けられた状態でのマスクフレーム30の斜視図の一例である。図4(b)は、カバー60が取り付けられた状態でのマスクフレーム30の斜視図の、図4(a)に示す例とは異なる一例である。
【0034】
図4に示すように、マスクフレーム30は、マスク部分20(図2参照。)のマスク本体21(図2参照。)の少なくとも一部を覆うカバー60を備えても良い。
【0035】
カバー60は、フレーム本体40に着脱可能である。カバー60は、例えば、柔軟性の高いプラスチック、柔軟性の低いプラスチック、金属など、様々な材料で形成されることが可能である。
【0036】
カバー60は、通気用の孔61が多数形成されている。孔61の形状およびサイズは、例えば直径1mmの円形など、様々な形状およびサイズが採用されることが可能である。多数の孔61は、カバー60上の任意の位置に配置されることが可能である。例えば、多数の孔61は、図4(a)に示すようにカバー60の全体に略均一に互いに離れて配置されても良いし、図4(b)に示すようにカバー60の一部に配置されることによって多数の孔61の群全体として任意の模様を形成しても良い。
【0037】
カバー60は、フレーム本体40に対して、図5に示すように、凸部と、凹部との嵌め合いによって取り付けられても良い。
【0038】
図5は、図4(a)のA-A矢視端面図の一例である。
【0039】
図5に示すカバー60は、フレーム本体40に形成された凸部41が、カバー60に形成された凹部62に嵌め込まれるとともに、カバー60に形成された凸部63が、フレーム本体40に形成された凹部42に嵌め込まれている。なお、凸部と、凹部とが嵌め合わせられてカバー60がフレーム本体40に対して取り付けられる際や、凸部と、凹部との嵌め合いが解除されてカバー60がフレーム本体40から取り外される際には、フレーム本体40およびカバー60の少なくとも一方は、一時的に弾性変形させられることが可能である。
【0040】
図5に示す例では、カバー60の下端に凹部62が形成され、カバー60の上端に凸部63が形成されている。しかしながら、フレーム本体40と、カバー60とが互いに隣接するいずれの箇所において、フレーム本体40およびカバー60のいずれに、凸部および凹部のいずれが形成されるかは、設計次第である。
【0041】
カバー60は、フレーム本体40に対して、図6および図7に示すように、留め具によって取り付けられても良い。
【0042】
図6(a)は、フレーム本体40に対してカバー60が留め具32によって取り付けられている状態でのマスクフレーム30の背面図の一例である。図6(b)は、フレーム本体40に対してカバー60が取り付けられていない状態での、図6(a)に示すマスクフレーム30の背面図である。図7は、図6(a)のB-B矢視端面図である。
【0043】
図6および図7に示すように、マスクフレーム30は、フレーム本体40に対してカバー60を固定する複数の留め具32を備えている。留め具32は、軸32aを中心に回転可能にフレーム本体40に取り付けられている。
【0044】
図6および図7に示す例では、カバー60は、上下2つずつの留め具32によってフレーム本体40に対して固定されている。しかしながら、カバー60に対していずれの位置にいずれの数の留め具が設けられるかは、設計次第である。
【0045】
カバー60は、図8および図9に示すように、フレーム本体40に形成された溝部43に挿入されることによって、フレーム本体40に対して取り付けられても良い。
【0046】
図8(a)は、フレーム本体40に形成された溝部43にカバー60が挿入されている状態でのマスクフレーム30の平面図の一例である。図8(b)は、図8(a)に示すマスクフレーム30の正面図である。図9は、図8(b)のC-C矢視端面図である。
【0047】
図8および図9に示すカバー60は、フレーム本体40に形成された溝部43に上部から挿入されることによって、フレーム本体40に対して取り付けられている。
【0048】
フレーム本体40に対するカバー60の取り付け方法としては、上述した方法以外にも、様々な方法が採用されることが可能である。
【0049】
図4図9に示す例では、カバー60は、通気用の孔61以外の部分でフレーム本体40の穴40aを全て覆う位置に配置されている。しかしながら、カバー60は、フレーム本体40に対して図4図9に示す位置以外の位置に配置されても良い。
【0050】
図4図9に示す例では、カバー60は、フレーム本体40に着脱可能である。しかしながら、フレーム本体40は、マスク部分20のマスク本体21の少なくとも一部を覆うカバーが一体に形成された部品であっても良い。
【0051】
図10(a)は、フレーム本体40の正面図の、図1に示す例とは異なる一例である。図10(b)は、フレーム本体40の正面図の、図1および図10(a)に示す例とは異なる一例である。図10(c)は、フレーム本体40の正面図の、図1図10(a)および図10(b)に示す例とは異なる一例である。
【0052】
図1に示す例では、フレーム本体40は、左右方向の中央に上下方向延在部40bを備えている。しかしながら、マスクフレーム30の製造者は、例えば強度やデザイン性などを考慮して、フレーム本体40の形状として図1に示す形状以外の形状を採用することも可能である。例えば、フレーム本体40の形状は、図10(a)~図10(c)のいずれかに示す形状でも良い。
【0053】
マスクフレーム30は、マスク部分20の紐部22を装着部50に固定する紐部固定部を備えても良い。
【0054】
紐部固定部は、図11および図12に示すように、例えばクリップ33によって構成されても良い。
【0055】
図11(a)は、装着部50が縮んでいる状態でのマスクフレーム30の側面断面図の一例である。図11(b)は、装着部50が伸びている状態での、図11(a)に示すマスクフレーム30の側面断面図である。図12は、クリップ33によって紐部22が装着部50に固定されている状態での、図11(b)のD-D矢視端面図である。
【0056】
図11および図12に示す装着部50は、フレーム本体40に取り付けられている部分51と、部分51に取り付けられている部分52とを備えている。また、図11および図12に示すマスクフレーム30は、マスク部分20(図1参照。)の紐部22を固定するクリップ33を備えている。部分51は、部分52に挿入されている挿入部51aを備えている。部分52は、挿入部51aが挿入される孔52aが形成されている。部分52は、例えばゴムのような柔軟性の高い材料で形成されている。クリップ33は、部分52に固定されている。装着部50は、部分52の孔52aに対する部分51の挿入部51aの挿入量が調整されることによって、図11(a)に示すように縮んでいる状態と、図11(b)に示すように伸びている状態との間で伸縮可能である。
【0057】
図11および図12に示すマスクフレーム30は、部分52にクリップ33を備えているので、マスク部分20の紐部22をクリップ33によって部分52に固定することができる。したがって、図11および図12に示すマスクフレーム30は、マスク部分20の紐部22の少なくとも一部を装着部50によって覆い隠すことを容易化することができる。
【0058】
装着部50は、図11に示す構造以外の構造によって伸縮可能であっても良い。装着部50は、マスク部分20の紐部22を固定するクリップを図11に示す位置以外の位置に備えていても良い。
【0059】
図13は、装着部50が環状である場合のマスクフレーム30の側面断面図の一例である。
【0060】
装着部50は、図13に示すように環状であっても良い。図13に示す装着部50は、フレーム本体40に対して着脱可能であっても良い。マスクフレーム30は、装着部50がフレーム本体40に対して着脱可能である場合、利用者90の頭部91の形状およびサイズに合わせた形状およびサイズの装着部50がフレーム本体40に装着されることが可能である。
【0061】
図13に示すマスクフレーム30は、マスク部分20の紐部22を装着部50に固定する例えばクリップなどの紐部固定部を装着部50上の任意の箇所に備えていても良い。
【0062】
図14(a)は、装着部50が環状である場合に装着部50が縮んでいる状態でのマスクフレーム30の側面断面図の一例である。図14(b)は、装着部50が伸びている状態での、図14(a)に示すマスクフレーム30の側面断面図である。
【0063】
図14に示す装着部50は、フレーム本体40に取り付けられている部分53と、部分53に取り付けられている部分54とを備えている。部分53は、部分54に挿入されている挿入部53aを備えている。部分54は、挿入部53aが挿入される孔54aが形成されている。装着部50は、部分54の孔54aに対する部分53の挿入部53aの挿入量が調整されることによって、図14(a)に示すように縮んでいる状態と、図14(b)に示すように伸びている状態との間で伸縮可能である。マスクフレーム30は、装着部50が伸縮可能である場合、装着部50の長さが利用者90の頭部91の形状およびサイズに合わせた長さに調整されることができる。装着部50は、図14に示す構造以外の構造によって伸縮可能であっても良い。
【0064】
図14に示すマスクフレーム30は、マスク部分20の紐部22を装着部50に固定する例えばクリップなどの紐部固定部を装着部50上の任意の箇所に備えていても良い。
【0065】
以上に説明したように、マスクフレーム30は、マスク本体21の端部21aの少なくとも一部をフレーム本体40が覆うので、マスク10の審美性に大きな影響がある、マスク10の輪郭の少なくとも一部をマスクフレーム30自身によって構成することができる。したがって、マスクフレーム30は、マスクフレーム30自身のデザインによってマスク10の審美性を向上することができる。
【0066】
マスクフレーム30は、図4図9に示すようなカバー60を備える場合、マスク本体21の少なくとも一部をカバー60が覆うので、カバー60のデザインによってマスク10の審美性を向上することができる。
【0067】
マスクフレーム30は、図11および図12に示すクリップ33のような紐部固定部を備える場合、紐部固定部によって紐部22を装着部50に固定するので、紐部22が装着部50から離れて目立つ可能性を低減することができる。したがって、マスクフレーム30は、マスク10の審美性を向上することができる。
【0068】
マスクフレーム30は、フレーム本体40、装着部50またはカバー60の模様、色彩および材質によって様々なデザインが実現されることができる。例えば、マスクフレーム30は、フレーム本体40、装着部50およびカバー60が金属で形成されることによって、マスク10全体としてフォーマル感を出すことができる。また、マスクフレーム30は、フレーム本体40、装着部50およびカバー60がポップな色のプラスチックで形成されることによって、マスク10全体としてカジュアル感を出すことができる。
【0069】
マスクフレーム30は、図4図9に示すようなカバー60をフレーム本体40に着脱可能に備える場合、カバー60がフレーム本体40に着脱可能であるので、カバー60が取り替えられることによって、マスク10のデザインの変更を容易化することができる。
【0070】
マスクフレーム30は、組み合わせて使用されるマスク部分20が取り替え可能であるので、マスク部分20が取り替えられることによって長期間使用されることが可能である。
【0071】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係るマスクの構成は、以下に説明する事項を除いて、第1の実施の形態に係るマスク10の構成と同様である。本実施の形態に係るマスクの構成のうち、マスク10の構成と同様の部分については、マスク10の構成と同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
【0072】
本実施の形態に係るマスクのマスクフレームは、マスク本体をフレーム本体に固定するマスク本体固定部を備えている。
【0073】
マスク本体固定部は、接着剤によって構成されても良い。例えば、マスク本体固定部は、接着剤の層がテープの両面に形成された両面テープによって構成されても良い。また、マスク本体固定部は、マスク本体上に予め設けられた接着剤の層によって構成されても良い。接着剤によって構成されるマスク本体固定部がマスク本体に対していずれの位置に配置されるかは、設計次第である。
【0074】
マスク本体固定部は、図15に示すように、例えばクリップ131によって構成されても良い。
【0075】
図15(a)は、本実施の形態に係るマスク110の背面図の一例である。図15(b)は、図15(a)に示すマスクフレーム130の背面図の一例である。
【0076】
図15に示すように、マスクフレーム130は、マスク部分20のマスク本体21をフレーム本体40に固定するクリップ131を備えている。
【0077】
図15に示す例では、クリップ131は、フレーム本体40の上部に左右1つずつ設けられている。しかしながら、フレーム本体40に対していずれの位置にいずれの数のクリップ131が設けられるかは、設計次第である。
【0078】
マスク本体固定部は、上述した構成以外にも様々な構成によって実現されることが可能である。
【0079】
マスク110は、利用者90(図1参照。)の顔91b(図1参照。)と、マスク本体21との間に生じる隙間を埋める詰め物を備えることができる。顔91bと、マスク本体21との間に配置される詰め物は、例えばポリウレタンなどの緩衝材によって構成されても良い。顔91bと、マスク本体21との間に配置される詰め物は、顔91bと、マスク本体21との少なくとも一方に、例えば接着剤によって固定されることが可能である。ここで、接着剤としては、例えば、接着剤の層がテープの両面に形成された両面テープが採用されても良い。
【0080】
以上に説明したように、マスクフレーム130は、マスク部分20のマスク本体21をマスク本体固定部によってフレーム本体40に固定するので、利用者90の頭部91(図1参照。)に装着されている場合にマスク部分20のマスク本体21の端部21aの少なくとも一部がフレーム本体40からはみ出して露出する可能性を低減することができる。したがって、マスクフレーム130は、マスク110の審美性を向上することができる。
【0081】
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態に係るマスクの構成は、以下に説明する事項を除いて、第1の実施の形態に係るマスク10の構成と同様である。本実施の形態に係るマスクの構成のうち、マスク10の構成と同様の部分については、マスク10の構成と同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
【0082】
図16(a)は、本実施の形態に係るマスク210の斜視図の一例である。図16(b)は、図16(a)に示すマスク210の分解斜視図である。図17は、図16(a)に示すマスク210の背面図の一例である。
【0083】
図16および図17に示すように、マスク210は、マスク本体221と、マスク本体221の少なくとも一部を覆うマスクフレーム230とを備えている。
【0084】
マスク本体221は、例えば、綿織物などの不織布以外の布、不織布、ポリウレタンなど、様々な材料で形成されることが可能である。マスク本体221は、第1の実施の形態に係るマスク本体21(図2参照。)とは異なり、利用者90(図2参照。)の耳91a(図2参照。)に掛けられる紐部が連結されていない。
【0085】
マスク210は、マスク本体221をマスクフレーム230のフレーム本体40に固定するマスク本体固定部を備えている。
【0086】
マスク本体固定部は、接着剤によって構成されても良い。例えば、マスク本体固定部は、接着剤の層がテープの両面に形成された両面テープによって構成されても良い。また、マスク本体固定部は、マスク本体221上に予め設けられた接着剤の層によって構成されても良い。接着剤によって構成されるマスク本体固定部がマスク本体221に対していずれの位置に配置されるかは、設計次第である。例えば、接着剤によって構成されるマスク本体固定部は、マスク本体221の四隅に配置されても良い。
【0087】
マスク本体固定部は、図18に示すように、例えばクリップ231によって構成されても良い。
【0088】
図18(a)は、マスク本体221がクリップ231によってフレーム本体40に固定されている状態でのマスク210の背面図の一例である。図18(b)は、図18(a)に示すマスクフレーム230の背面図である。
【0089】
図18に示すように、マスクフレーム230は、マスク本体221をフレーム本体40に固定するクリップ231をフレーム本体40上に備えている。
【0090】
図18に示す例では、クリップ231は、マスク本体221の四隅を固定する位置に1つずつ設けられている。しかしながら、フレーム本体40に対していずれの位置にいずれの数のクリップ231が設けられるかは、設計次第である。
【0091】
マスク本体固定部は、図19に示すように、マスク本体221をフレーム本体40に押さえ付けて固定する押え部材232によって構成されても良い。
【0092】
図19(a)は、マスク本体221が押え部材232によってフレーム本体40に固定されている状態でのマスク210の背面図の一例である。図19(b)は、図19(a)のE-E矢視端面図である。
【0093】
図19に示すマスクフレーム230は、フレーム本体40に対してマスク本体221を押さえ付けて固定する押え部材232を備えている。
【0094】
押え部材232は、フレーム本体40に対して着脱可能である。フレーム本体40に対する押え部材232の固定方法としては、例えば、フレーム本体40および押え部材232の一方に設けた図示していないピンを、フレーム本体40および押え部材232の他方に設けた図示していない孔に圧入することによって、ピンの外壁面と、孔を形成する壁面との間の摩擦力で固定する方法など、種々の方法が採用されることが可能である。
【0095】
マスク本体固定部は、上述した構成以外にも様々な構成によって実現されることが可能である。
【0096】
マスク210は、利用者90(図1参照。)の顔91b(図1参照。)と、マスク本体221との間に生じる隙間を埋める詰め物を備えることができる。顔91bと、マスク本体221との間に配置される詰め物は、例えばポリウレタンなどの緩衝材によって構成されても良い。顔91bと、マスク本体221との間に配置される詰め物は、顔91bと、マスク本体221との少なくとも一方に、例えば接着剤によって固定されることが可能である。ここで、接着剤としては、例えば、接着剤の層がテープの両面に形成された両面テープが採用されても良い。
【0097】
以上に説明したように、マスク210は、マスク本体221をマスク本体固定部によってフレーム本体40に固定するので、マスクフレーム230が利用者90の頭部91(図1参照。)に装着されている場合にマスク本体221の端部221aの少なくとも一部がフレーム本体40からはみ出して露出する可能性を低減することができる。したがって、マスク210は、審美性を向上することができる。
【0098】
マスク210は、利用者90の耳91a(図1参照。)に掛けられる紐部がマスク本体221に連結されていないので、マスクフレーム230が利用者90の頭部91に装着されている場合に紐部が露出することがない。したがって、マスク210は、審美性を向上することができる。
【符号の説明】
【0099】
10 マスク
21 マスク本体
21a 端部
22 紐部
30 マスクフレーム
33 クリップ(紐部固定部)
40 フレーム本体
50 装着部
60 カバー
90 利用者
91 頭部
110 マスク
130 マスクフレーム
131 クリップ(マスク本体固定部)
210 マスク
221 マスク本体
221a 端部
230 マスクフレーム
231 クリップ(マスク本体固定部)
232 押え部材(マスク本体固定部)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
【手続補正書】
【提出日】2021-08-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
取り替え可能なマスク本体と組み合わせて使用されるマスクフレームであって、
前記マスク本体の端部の少なくとも一部を覆うフレーム本体と、
利用者の頭部に装着されることによって前記フレーム本体を前記頭部に対して特定の位置に保持する装着部と
前記頭部に装着されることによって前記マスク本体を前記頭部に対して特定の位置に保持する紐部を前記装着部に固定する紐部固定部と
を備え
前記紐部固定部は、前記装着部が前記頭部に装着されている場合に前記紐部の少なくとも一部が前記装着部によって覆い隠される状態で前記紐部を前記装着部に固定することを特徴とするマスクフレーム。
【請求項2】
前記フレーム本体に対して特定の位置に配置されて前記マスク本体の少なくとも一部を覆うカバーを備えることを特徴とする請求項1に記載のマスクフレーム。
【請求項3】
前記カバーは、前記フレーム本体に着脱可能であることを特徴とする請求項2に記載のマスクフレーム。
【請求項4】
取り替え可能なマスク本体と組み合わせて使用されるマスクフレームであって、
前記マスク本体の端部の少なくとも一部を覆うフレーム本体と、
利用者の頭部に装着されることによって前記フレーム本体を前記頭部に対して特定の位置に保持する装着部と、
前記フレーム本体に対して特定の位置に配置されて前記マスク本体の少なくとも一部を覆うカバーと
を備え、
前記カバーは、前記フレーム本体に着脱可能であることを特徴とするマスクフレーム。
【請求項5】
前記頭部に装着されることによって前記マスク本体を前記頭部に対して特定の位置に保持する紐部を前記装着部に固定する紐部固定部を備えることを特徴とする請求項4に記載のマスクフレーム。
【請求項6】
前記カバーは、前記マスク本体とは別に前記フレーム本体に着脱可能であることを特徴とする請求項3から請求項5までのいずれかに記載のマスクフレーム。
【請求項7】
前記カバーの主材は、前記マスク本体の主材とは異なることを特徴とする請求項2から請求項6までのいずれかに記載のマスクフレーム。
【請求項8】
前記カバーの主材は、プラスチックまたは金属であることを特徴とする請求項2から請求項6までのいずれかに記載のマスクフレーム。
【請求項9】
前記カバーは、通気用の孔が形成されていることを特徴とする請求項2から請求項8までのいずれかに記載のマスクフレーム。
【請求項10】
前記カバーは、複数の前記孔によって模様が形成されていることを特徴とする請求項9に記載のマスクフレーム。
【請求項11】
前記カバーは、前記フレーム本体に対して、前記カバーおよび前記フレーム本体の一方に形成された凸部と、前記カバーおよび前記フレーム本体の他方に形成された凹部との嵌め合いによって取り付けられることを特徴とする請求項2から請求項10までのいずれかに記載のマスクフレーム。
【請求項12】
前記フレーム本体に対して前記カバーを固定する留め具を備え、
前記カバーは、前記フレーム本体に対して、前記留め具によって取り付けられることを特徴とする請求項2から請求項10までのいずれかに記載のマスクフレーム。
【請求項13】
前記カバーは、前記フレーム本体に形成された溝部に挿入されることによって、前記フレーム本体に対して取り付けられることを特徴とする請求項2から請求項10までのいずれかに記載のマスクフレーム。
【請求項14】
前記マスク本体を前記フレーム本体に固定するマスク本体固定部を備えることを特徴とする請求項1から請求項13までのいずれかに記載のマスクフレーム。
【請求項15】
請求項14に記載のマスクフレームと、
前記マスク本体と
を備えることを特徴とするマスク。
【請求項16】
請求項1から請求項13までのいずれかに記載のマスクフレームと、
前記マスク本体と、
前記マスクフレームおよび前記マスク本体の間に生じる隙間を埋める詰め物と
を備えることを特徴とするマスク。
【手続補正書】
【提出日】2021-12-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
取り替え可能なマスク本体と組み合わせて使用されるマスクフレームであって、
前記マスク本体の端部の少なくとも一部を覆うフレーム本体と、
利用者の頭部に装着されることによって前記フレーム本体を前記頭部に対して特定の位置に保持する装着部と、
前記頭部に装着されることによって前記マスク本体を前記頭部に対して特定の位置に保持する紐部を前記装着部に固定する紐部固定部と
前記フレーム本体に対して特定の位置に配置されて前記マスク本体の少なくとも一部を覆うカバーと
を備え、
前記紐部固定部は、前記装着部が前記頭部に装着されている場合に前記紐部の少なくとも一部が前記装着部によって覆い隠される状態で前記紐部を前記装着部に固定することを特徴とするマスクフレーム。
【請求項2】
前記カバーは、前記フレーム本体に着脱可能であることを特徴とする請求項1に記載のマスクフレーム。
【請求項3】
取り替え可能なマスク本体と組み合わせて使用されるマスクフレームであって、
前記マスク本体の端部の少なくとも一部を覆うフレーム本体と、
利用者の頭部に装着されることによって前記フレーム本体を前記頭部に対して特定の位置に保持する装着部と、
前記フレーム本体に対して特定の位置に配置されて前記マスク本体の少なくとも一部を覆うカバーと
を備え、
前記カバーは、前記フレーム本体に着脱可能であることを特徴とするマスクフレーム。
【請求項4】
前記頭部に装着されることによって前記マスク本体を前記頭部に対して特定の位置に保持する紐部を前記装着部に固定する紐部固定部を備えることを特徴とする請求項3に記載のマスクフレーム。
【請求項5】
前記カバーは、前記マスク本体とは別に前記フレーム本体に着脱可能であることを特徴とする請求項2から請求項4までのいずれかに記載のマスクフレーム。
【請求項6】
前記カバーの主材は、前記マスク本体の主材とは異なることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載のマスクフレーム。
【請求項7】
前記カバーの主材は、プラスチックまたは金属であることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載のマスクフレーム。
【請求項8】
前記カバーは、通気用の孔が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれかに記載のマスクフレーム。
【請求項9】
前記カバーは、複数の前記孔によって模様が形成されていることを特徴とする請求項8に記載のマスクフレーム。
【請求項10】
前記カバーは、前記フレーム本体に対して、前記カバーおよび前記フレーム本体の一方に形成された凸部と、前記カバーおよび前記フレーム本体の他方に形成された凹部との嵌め合いによって取り付けられることを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれかに記載のマスクフレーム。
【請求項11】
前記フレーム本体に対して前記カバーを固定する留め具を備え、
前記カバーは、前記フレーム本体に対して、前記留め具によって取り付けられることを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれかに記載のマスクフレーム。
【請求項12】
前記カバーは、前記フレーム本体に形成された溝部に挿入されることによって、前記フレーム本体に対して取り付けられることを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれかに記載のマスクフレーム。
【請求項13】
前記マスク本体を前記フレーム本体に固定するマスク本体固定部を備えることを特徴とする請求項1から請求項12までのいずれかに記載のマスクフレーム。
【請求項14】
請求項13に記載のマスクフレームと、
前記マスク本体と
を備えることを特徴とするマスク。
【請求項15】
請求項1から請求項12までのいずれかに記載のマスクフレームと、
前記マスク本体と、
前記マスクフレームおよび前記マスク本体の間に生じる隙間を埋める詰め物と
を備えることを特徴とするマスク。