(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022145385
(43)【公開日】2022-10-04
(54)【発明の名称】包装関連システム
(51)【国際特許分類】
B65B 57/00 20060101AFI20220926BHJP
G05B 19/418 20060101ALI20220926BHJP
G05B 19/05 20060101ALI20220926BHJP
G16Y 10/25 20200101ALI20220926BHJP
G16Y 20/20 20200101ALI20220926BHJP
G16Y 40/10 20200101ALI20220926BHJP
【FI】
B65B57/00 A
G05B19/418 Z
G05B19/05 Z
G05B19/05 S
G16Y10/25
G16Y20/20
G16Y40/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021080054
(22)【出願日】2021-03-19
(71)【出願人】
【識別番号】000148162
【氏名又は名称】株式会社川島製作所
(72)【発明者】
【氏名】関根 豊
(72)【発明者】
【氏名】増山 伸幸
(72)【発明者】
【氏名】荒井 貴大
【テーマコード(参考)】
3C100
5H220
【Fターム(参考)】
3C100AA22
3C100AA29
3C100AA59
3C100BB13
3C100BB33
3C100CC02
3C100CC03
3C100CC16
5H220AA04
5H220BB17
5H220BB18
5H220CC09
5H220CX09
5H220HH01
5H220HH08
5H220JJ22
5H220JJ26
(57)【要約】 (修正有)
【課題】包装関連装置を遠隔的に運転状況や生産状況を監視・管理するとともに、包装関連装置に運転に必要なデータを遠隔的に提供できる包装関連システムを提供する。
【解決手段】包装関連システムであって、包装関連装置10に配設された第1のコンピュータは包装関連装置を制御しており、前記第1のコンピュータは、第2のコンピュータを介して遠隔的に配設された第3のコンピュータと接続している。前記第2のコンピュータはOPC UA機能を搭載しており、第3のコンピュータは第2のコンピュータを介して遠隔的に第1のコンピュータの運転の監視及び支援を行う。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
包装関連装置と、包装関連装置を制御する第1のコンピュータと、前記第1のコンピュータに接続され、前記包装関連装置の情報を外部からアクセス可能にする第2のコンピュータと、前記第2のコンピュータと接続され、前記包装機械の状態監視、運転支援を行う第3のコンピュータと、を備えた包装関連システムあって、前記第3のコンピュータは、前記第2のコンピュータを介して前記第1のコンピュータと接続することにより、前記包装関連装置の運転支援を行うこと特徴とする、包装関連システム。
【請求項2】
包装関連システムであって、前記第2のコンピュータは、OPC UA機能を搭載したPLCであり、前記第1のコンピュータと前記第3のコンピュータを中継することを特徴とする、請求項1に記載の包装関連システム。
【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ピロー包装機、ラッピング包装機、上包み包装機、箱詰め装置等の包装関連装置の遠隔診断・支援方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
包装関連装置には、筒状に形成した包装材の中に間隔を開けて製品を充填し、シールや切断等を施して包装体を形成するピロー包装機、裁断された包装材で製品を包むように包装するラッピング包装機、包装材で製品を覆うようにして包装する上包み包装機、製品をダンボール等で作られた箱に箱詰めする箱詰め装置等がある。これらの包装関連装置は、計量装置等と共に生産ラインに組み込まれている。各包装関連装置はそれぞれシーケンスプログラム等によって制御されている。これらの包装関連装置の稼働時は、作業員が各装置の運転状況を監視している。
【0003】
近年、包装関連装置において、作業者の負担を少なくするために、IoT(Internet of Things)を活用し、生産工場のスマートファクトリー化を進め、1つのホストコンピュータで各包装関連装置を遠隔的に操作、監視、修理等を行うことができるようにしたいという要望があった。しかしながら、包装関連装置が組み込まれた生産ライン上には複数の動作が異なる装置が配設されており、1つのホストコンピュータで生産ライン全てを管理するには、これらの包装関連装置の通信規格を統一する必要があった。
また、一般に各包装関連装置は高額であるため、既設の包装関連装置を用いてスマートファクトリー化を進めたいという要望もあった。
【0004】
そこで、遠隔地に包装関連装置を設置して生産を行う場合、包装関連装置の運転状況や生産状況を監視・管理するための種々の装置・システムが提案されている。
特許文献1(特開2001-206320号公報)には、充填包装機に故障が発生した際に、遠隔的に診断を行い、可能な故障復旧等を行うことができる充填包装機の診断方法が開示されている。この充填包装機の診断方法においては、充填包装機の動作状態を第1のコンピュータにより監視し、第1のコンピュータにより充填包装機のシーケンスプログラムの異常が検出された場合には、ネットワークを介して第1のコンピュータと第2のコンピュータを接続し、接続された第2のコンピュータにより充填包装機の診断を行い、ネットワークを介してシーケンスプログラムの書き換えを行う。
しかしながら、特許文献1に記載されている実施形態の充填包装機は、充填包装機に搭載したパネルコンピュータと、遠隔地に配設されたホストコンピュータとは、OPC UA機能を搭載したコンピュータを介して通信を行うという記載がない。
【0005】
本出願人は、特許文献2(特開2020-164221号公報)において、専用の操作部を備えた包装関連装置であって、同じ生産現場で同時に運転している複数の包装関連装置に対して、その複数の装置が同じ生産ラインを構成する装置でなくても、ある装置に異常が生じて警報が発せられた場合に、即時にそれを把握して対応をとることができるという効果を奏する包装関連装置の警報表示システムについて開示している。
しかしながら、特許文献2において、遠隔的に運転状況や生産状況を監視し、運転に必要なデータを遠隔的にやりとりすることについて記載されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2001-206320号公報
【特許文献2】特開2020-164221号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、包装関連装置において、遠隔的に運転状況や生産状況を監視・管理し、包装関連装置の運転に必要なデータを、遠隔的に提供することができる包装関連システムを提供することにある。
【0008】
この発明の目的は、上記課題を解決することであり、包装関連装置において、遠隔的に運転状況や生産状況を監視・管理する際に、生産工場に既設された包装関連装置をIoT化することで、作業者に負担をかけず、且つ、低コストに生産工場のスマートファクトリー化を推進することができる包装関連装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、包装関連装置と、包装関連装置を制御する第1のコンピュータと、前記第1のコンピュータに接続され、前記包装関連装置の情報を外部からアクセス可能にする第2のコンピュータと、前記第2のコンピュータと接続され、前記包装機械の状態監視、運転支援を行う第3のコンピュータと、を備えた包装関連システムあって、前記第3のコンピュータは、前記第2のコンピュータを介して前記第1のコンピュータと接続することにより、前記包装関連装置の運転支援を行うこと特徴とする、包装関連システムである。
【0010】
請求項1に記載された包装関連システムに係る発明において、第1のコンピュータは、包装関連装置の稼働状況を、LANやインターネットを介して接続された第2のコンピュータを介し、第3のコンピュータに送信する。第3のコンピュータは、得た情報により、包装関連装置の運転支援を行う。
【0011】
請求項2に係る発明は、前記第2のコンピュータは、OPC UA機能を搭載したPLCであり、前記第1のコンピュータと前記第3のコンピュータを中継することを特徴とする、請求項1に記載の包装関連システムである。
【0012】
請求項2に記載された包装関連システムにおいて、第2のコンピュータは、OPC UA機能を搭載したPLCであり、工場内に配設された第1のコンピュータと、遠隔的に配設された第3のコンピュータと、の間で行われる通信に、相互接続性を付与する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、包装関連装置において、遠隔的に運転状況や生産状況を監視・管理する際に、生産工場に既設された包装関連装置をIoT化することで、作業者に負担をかけず、且つ、低コストに生産工場のスマートファクトリー化を推進することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】
図1は、本発明の実施形態に係る包装関連装置の構成の一例を示す概略構成図である。
【
図2】
図2は、
図1に示す包装関連装置のフィルム搬送部のある一部分を示す概略図である。
【
図3】
図3は、本発明の実施形態に係るシステム構成を示すブロック図である。
【
図4】
図4は、本発明の実施形態に係る運転状況に関するデータを要求するプロセスに係る包装関連システムの構成を示すブロック図である。
【
図5】
図5は、本発明の実施形態に係る運転状況に関するデータを提供するプロセスに係る包装関連システムの構成を示すブロック図である。
【
図6】
図6は、本発明の実施形態に係る運転監視の処理手順を示すフローチャートである。
【
図7】
図7は、本発明の実施形態に係る生産管理の一例の処理手順を示すフローチャートである。
【
図8】
図8は、本発明の別の実施形態に係るフィルム搬送部の印字部を示す概略図である。
【
図9】
図9は、
図8で示す別の実施形態に係る処理手順を示す第3のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明するが、以下の実施形態は請求の範囲に係る発明を限定するものではない。
【0016】
図1は、本発明の実施形態に係る包装関連装置の構成の一例を示す概略構成図である。
図1の包装関連装置10は縦型ピロー包装機であって、原反ロール部11から繰り出された帯状包装材Fwは、幾つかの回転自在なガイドロール12で案内されて製筒器(フォーマ)13に送り込まれ、製筒器13において筒状に成形された後、縦シール装置14が重ね合わされた縁部に縦シールを施すことで筒状包装材Ftに成形される。包装物である製品Aが充填筒を通して筒状包装材Ftの内部に投入・充填される。製品Aが収容された筒状包装材Ftが横シール装置15によって横シールが施されるとともに、例えば横シール装置15によって組み込まれたカッタ装置16によって当該横シール位置に合わせて筒状包装材Ftをカットすることで、内部に製品Aが充填された袋包装体Sが製造される。原反ロール部11から繰り出された帯状包装材Fwは、貯留部17において、張力調整や送り量の変動が吸収される。また、貯留部17の下流側に印字装置18が設けられており、さらに下流に印字された情報を読み取るセンサ群19が設けられている。充填筒に関連して、その外周面上に筒状包装材Ftを挟んで送る包装材供給装置としてのベルト式の紙送り装置20が設けられている。包装関連装置10の各ユニットは、第1のコンピュータ51による制御を受ける。
【0017】
図2に示す
図1の包装関連装置10のある一部分は、包装関連装置10の印字装置18の下流領域a1からa2にかけての領域である。包装関連装置10の運転開始と共に、包装関連装置10に帯状包装材Fwが供給され、印字装置18にて帯状包装材FwにバーコードB1が印字される。印字装置18の下流領域a1からa2にかけて設けられたセンサ群19(ここでは、バーコードリーダ29)は、帯状包装材Fwに印字されたバーコードB1を読み取り、包装関連装置10函体内に設けられた第1のコンピュータ51に送信する。
【0018】
図3は、本発明を適用した包装関連システムの構成を示すブロック図である。第1のコンピュータ51は、包装関連装置10函体に配設されており、センサ群19やアクチュエータ21を制御する包装関連装置10の制御部である。第1のコンピュータ51は第2のコンピュータ52を介して遠隔的に配設された第3のコンピュータ53と接続されており、第1のコンピュータ51と第2のコンピュータ52間と、第2のコンピュータ52と第3のコンピュータ53間と、は、それぞれLANやインターネットを介して接続されている。第2のコンピュータ52は、OPC UA機能を搭載したPLCであり、遠隔的に配設された第3のコンピュータ53は、ホストコンピュータである。第2のコンピュータ52は、第1のコンピュータ51と第3のコンピュータ53の中継をし、第1のコンピュータ51と第3のコンピュータ53との間でやりとりされる情報に相互運用性を持たせる。
上記のやりとりで、第1のコンピュータ51は、包装関連装置の運転パラメータ(包装能力、袋長、動作タイミング等)選択されているアイテムの番号、アイテム名、運転状態を示すステータス(停止中、待機中、運転中、警報発生中(発生している警報番号、警報名、を含む)、センサ群19、各種装置のモニタ情報等を第2のコンピュータ52を介して第3のコンピュータ53に開示する。
【0019】
図4は、包装関連装置10が運転開始した時に行われる、第3のコンピュータ53が第1のコンピュータ51に包装関連装置10の上述した操作条件を提供するプロセスで行われる当該包装関連システムを示したブロック図であり、
図5は、第1のコンピュータ51が包装関連装置10の運転状況の情報を第3のコンピュータ53に提供するプロセスで行われる当該包装関連システムを示したブロック図である。第3のコンピュータ53は、包装関連装置10の運転開始と共に、第2のコンピュータ52を介して第1のコンピュータ51に使用包材に印字されたバーコードの照合用データに関する情報を提供する。第1のコンピュータ51は、包装関連装置10の運転中に、所定のタイミングでセンサ群19(ここではバーコードリーダ29)にデータを収集する命令をし、センサ群19(ここではバーコードリーダ29)は、帯状包装材Fwに印字されたバーコードB1を読み取り、得た情報を第1のコンピュータ51に送信する。第1のコンピュータ51は、センサ群19から提供された運転状況のデータと、第3のコンピュータ53が提供したデータとが、一致しているかを照合する。
【0020】
運転監視プロセスS1で行われる包装関連システムの動作を
図6のフローチャートを参照して説明する。
図6は、第1のコンピュータ51および第3のコンピュータ53により実行される遠隔的な運転監視に係る処理内容を示す。
【0021】
包装関連装置10が運転開始すると、第3のコンピュータ53は、第2のコンピュータ52を介して第1のコンピュータ51に対し、稼働状況の情報を要求する(ステップS10)。要求を受けた第1のコンピュータ51は、センサ群19とアクチュエータ21より検査タイミングが適切かどうかを判断する(ステップS11)。次に、第3のコンピュータ53は、第2のコンピュータ52を介して第1のコンピュータ51に予め入力されていたバーコードの照合用データ等の設備データを送信し、同時に、第1のコンピュータ51は、センサ群19から測定結果、アクチュエータ21から接点情報等を入力し、これらの包装関連装置10の運転状況のデータを収集する(ステップS12)。第1のコンピュータ51は、前述の収集したデータが、第3のコンピュータ53から受け取った照合データの許容範囲にあるか否かを判定する(ステップS13)。この作業により、運転中の包装関連装置10にセットされた製品と包装材が一致しているか否かを判定する。
【0022】
ステップ13で、バーコードリーダ29が読み取ったバーコードB1から得られるデータが、第3のコンピュータ53に予め入力された照合データの許容範囲にない場合、第1のコンピュータ51は、包装関連装置10に警告処理を行うように命令をする。第1のコンピュータ51は、第2のコンピュータ52を介して、第3のコンピュータ53に運転状態のデータを更新または何らかの支援を行うように要求をする。第1のコンピュータ51および第3のコンピュータ53は、包装関連装置10の運転中、運転監視プロセスS1で行われる動作を繰り返す。
【0023】
図7は、生産管理プロセスS2で行われる包装関連システムの動作の一例を示すフローチャートである。
図7は、
図1のコンピュータ51および
図3のコンピュータ53により実行されるフィルムロール交換時間の集計に係る処理内容を示す。
図7中のステップ20は、
図6中のステップS10からステップS13に相当し、ステップS21は、ステップS14に相当する。
【0024】
警告処理の内容が、原反ロール部11に設置されたフィルムロールFrの終了であるとき(ステップS22)、第1のコンピュータ51は、警告処理を行った時刻を取得する(ステップS23)。警告を受けた現場の作業員がフィルムロールFrを新たなものに交換し、包装関連装置10が運転再開すると、第1のコンピュータ51は、包装関連装置10の運転再開時刻を取得する(ステップS25)。第1のコンピュータ51は、ステップS23、ステップS25で得たデータを、第2のコンピュータ52を介して第3のコンピュータ53に送信し、第3のコンピュータ53は、受信したデータをもとに、フィルム交換に掛かった時間を算出し、記録する。
【0025】
このように、ホストコンピュータである第3のコンピュータ53が包装関連装置10と遠隔的に配設されていても、第2のコンピュータ52を介することで、包装関連装置10函体内近傍に配設された第1のコンピュータ51と通信し、包装関連装置10の運転状況の監視や生産管理を行うことができる。また、第2のコンピュータ52は、OPC UA機能を搭載したPLCであるから、既設の包装関連装置10に配設される第1のコンピュータ51と第3のコンピュータ53の通信規格が異なる場合であっても、この間でやりとりされる情報に相互運用性を持たせることができる。
また、既設の包装関連装置10を起用することで、装置を買い替えなくて済み、作業者への負担を減らし、生産工場のスマートファクトリー化を低コストに実現することができる。
【0026】
本発明の前述した実施形態は例示に過ぎず、これに限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。
【0027】
例えば、前記実施形態において、センサ部19をバーコードリーダ29としたが、これに限定されない。
図8で示す他の実施形態では、センサ部19として、印字された文字B2を読み取る印字検査装置39を採用している。印字検査装置39は、帯状包装材Fwに印字された文字B2を読み取り、得た情報を第1のコンピュータ51に送信する。印字B2から得られるデータとして、被包装製品Aの賞味期限、製造記号等が挙げられるが、これらに限定しない。
図9は、
図8で示す他の実施形態の包装関連装置10の運転監視プロセスS1´で行われる包装関連システムの動作のフローチャートである。第1のコンピュータ51は、センサ部19で得られる情報が文字(印字部B2)であっても、データを収集し、第2のコンピュータ52を介して第3のコンピュータ53に送信する。
【0028】
前記実施形態において、センサ群19の配設領域をa1からa2としたが、印字装置18の下流側であれば、例えば、a2からa3の領域、a3からa4の領域であっても良い。
【0029】
また、前記実施形態において、包装関連装置10を縦型ピロー包装機としたが、包装関連装置10は、横型ピロー包装機や上包み包装機、またはその他の包装関連装置であっても良い。
【0030】
さらに、前記実施形態において、遠隔的に配設された第3のコンピュータ53が包装関連装置10の運転監視、生産管理するとしたが、これに限定されず、例えば、第3のコンピュータ53は、包装関連装置10に動作異常や故障が起こるのを得たデータから予測し、予兆保全を行っても良い。また、第3のコンピュータ53は、包装関連装置10の動作異常が検出されたときに、第2のコンピュータ52を介して第1のコンピュータ51に入力された情報を書き換えても良い。
【産業上の利用可能性】
【0031】
本発明は、包装関連装置において、遠隔的に運転状況や生産状況を監視・管理する際に、生産工場に既設された包装関連装置をIoT化することで、作業者に負担をかけず、且つ、低コストに生産工場のスマートファクトリー化を推進することができる。
【符号の説明】
【0032】
10 包装関連装置
11 原反ロール部
12 ガイドロール
13 製筒器(フォーマ)
14 縦シール装置
15 横シール装置
16 カッタ装置
17 貯留部
18 印字装置
19 センサ群
29 バーコードリーダ
39 印字検査装置
Fr フィルムロール
Fw 帯状包装材
Ft 筒状包装材
A 製品
S 袋包装体
B1 バーコード印字部
B2 印字部