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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022146054
(43)【公開日】2022-10-05
(54)【発明の名称】掃除システム
(51)【国際特許分類】
   A47L 9/00 20060101AFI20220928BHJP
   A47L 9/28 20060101ALI20220928BHJP
   A47L 9/10 20060101ALI20220928BHJP
   A47L 5/24 20060101ALI20220928BHJP
【FI】
A47L9/00 Z
A47L9/28 A
A47L9/28 U
A47L9/10 D
A47L5/24 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021046837
(22)【出願日】2021-03-22
(71)【出願人】
【識別番号】399048917
【氏名又は名称】日立グローバルライフソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000350
【氏名又は名称】ポレール弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】上甲 康之
(72)【発明者】
【氏名】矢野 将
(72)【発明者】
【氏名】高橋 幸太郎
(72)【発明者】
【氏名】上野 真司
(72)【発明者】
【氏名】大林 史朗
【テーマコード(参考)】
3B006
3B057
3B062
【Fターム(参考)】
3B006GA02
3B006GA03
3B057DA04
3B062AD20
3B062AG06
(57)【要約】
【課題】本発明は、電気掃除機から充電台への塵埃の移送の効率向上を図った掃除システムを提供する。
【解決手段】本発明は、送風機110と、送風機110の吸引力により塵埃を集塵する集塵部112とを備えた電気掃除機10と、集塵部112に集塵された塵埃を回収する連通筒部200を有する充電台を備えている。集塵部112は、電気掃除機10を充電台20に載置した状態で連通筒部200の直上に位置すると共に、連通筒部200と連通する開閉可能な蓋体1129を備えている。電気掃除機10を充電台20に載置し、蓋体1129を開いた状態で送風機110が駆動する。
【選択図】 図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
送風機と、前記送風機の吸引力により塵埃を集塵する集塵部とを備えた電気掃除機と、前記電気掃除機を載置すると共に、前記集塵部に集塵された塵埃を通過若しくは回収する連通筒部を有する充電台を備えた掃除システムであって、
前記集塵部は、前記電気掃除機を前記充電台に載置した状態で前記連通筒部の直上に位置すると共に、前記連通筒部と連通する開閉可能な蓋体を備え、
前記集塵部と前記連通筒部が連通した状態で、前記送風機が駆動するように構成されていることを特徴とする掃除システム。
【請求項2】
請求項1において、
前記送風機を駆動すると、前記集塵部及び前記連通筒部には、前記集塵部から前記連通筒部に向かって空気が流れる旋回流と、前記連通筒部から前記集塵部に向かう空気の流れが生じるように構成したことを特徴とする掃除システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の掃除システムおいて、
前記充電台には、前記連通筒部の下方に位置すると共に、前記連通筒部と連通する塵埃容器を備えたことを特徴とする掃除システム。
【請求項4】
請求項3に記載の掃除システムにおいて、
前記充電台には、前記充電台から前記塵埃容器を取り出すための開閉扉を備えたことを特徴とする掃除システム。
【請求項5】
請求項1乃至3の何れか1項に記載の掃除システムにおいて、
前記連通筒部は、円筒状の円筒部と、前記円筒部の下方に配置された円錐部より構成されたことを特徴とする掃除システム。
【請求項6】
請求項1乃至3、5の何れか1項に記載の掃除システムにおいて、
前記集塵部は塵埃排出機構を備え、
前記塵埃排出機構は傘部及び圧縮ばねによって構成され、
前記電気掃除機を前記充電台に載置した際に、前記蓋体が開くとともに前記傘部が前記充電台側に向かって摺動することを特徴とする掃除システム。
【請求項7】
請求項6において、
前記充電台には、前記連通筒部と連通する塵埃容器を備え、
前記連通筒部と前記塵埃容器の間に下面接続部が形成され、
前記下面接続部は円筒状であって、前記下面接続部の直径は前記傘部の外径よりも大きくことを特徴とする掃除システム。
【請求項8】
請求項1乃至7の何れか1項に記載の掃除システムにおいて、
前記電気掃除機は、蓄電池と、前記送風機を制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記蓄電池への充電が実行されているか否かを判断することにより、前記電気掃除機が前記充電台に載置されているか否かを判断することを特徴とする掃除システム。
【請求項9】
請求項1乃至7の何れか1項に記載の掃除システムにおいて、
前記電気掃除機は、塵埃を吸引する吸口体と、蓄電池と、前記送風機を制御する制御部を備え、
前記吸口体は接地を検知する接地センサを有し、
前記制御部は、前記蓄電池への充電が実行されているか否か、および前記接地センサが接地を検知しているか否かと、を判断することにより、前記電気掃除機が前記充電台に載置されているか否かを判断することを特徴とする掃除システム。
【請求項10】
請求項8又は9に記載の掃除システムにおいて、
前記制御部は、前記蓄電池への充電が実行されていることを検知した後、前記蓄電池の残量が所定値以上あると判断した場合には、前記送風機を駆動させることを特徴とする掃除システム。
【請求項11】
請求項8又は9に記載の掃除システムにおいて、
前記制御部は、前記蓄電池の残量が所定値以上あると判断した場合には、所定時間経過後に前記送風機を駆動させることを特徴とする掃除システム。
【請求項12】
請求項8又は9に記載の掃除システムにおいて、
前記電気掃除機、若しくは前記充電台には、前記送風機が駆動していることを報知する表示部を備えたことを特徴とする掃除システム。
【請求項13】
請求項8又は9に記載の掃除システムにおいて、
前記送風機を駆動させる手動で操作させる手動開始ボタンを備え、
前記制御部は、前記手動開始ボタンが押下された後、前記蓄電池への充電が実行されていることを検知し、前記蓄電池の残量が所定値以上あると判断した場合には、前記送風機を駆動させることを特徴とする掃除システム。
【請求項14】
請求項13に記載の掃除システムにおいて、
前記手動開始ボタンは、前記電気掃除機の操作スイッチ部、若しくは前記充電台に備えたことを特徴とする掃除システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電気掃除機を載置する充電台を備えた掃除システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の電気掃除機として、例えば特許文献1及び特許文献2に記載の技術がある。
【0003】
特許文献1には、掃除機本体内に吸引力を発生させるモータと、塵埃を集塵する集塵室と、充電可能な蓄電池と、床ノズルとを備えた充電式縦型掃除機が開示されている。また、特許文献1では、充電式縦型掃除機を載置し、掃除機本体内の蓄電池を充電する充電台を備えている。充電台は、集塵袋と吸引モータを備えており、充電台に床ノズルを嵌合させると、吸引モータが始動し、床ノズルの開口部を介して充電式縦型掃除機内の集塵室に集塵された塵埃を充電台内の集塵袋に吸引する。
【0004】
また、特許文献2には、床面上を自律走行するロボット掃除機が開示されている。ロボット掃除機は、床面の塵埃を吸引する第1電動送風機と、吸引した塵埃を集塵する第1集塵部と、蓄電池と、回転ブラシと、駆動輪とを備えている。また、特許文献2では、ロボット掃除機と接続し、蓄電池を充電する充電台を備えている。充電台には、第2集塵部と第2電動送風機を備えており、ロボット掃除機と接続後、第2電動送風機を動作させて第1集塵部に集塵された塵埃を第2集塵部に移送させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平5-84161号公報
【特許文献2】特開2019-166276号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1及び2に記載の技術においては、充電台に設置した吸引モータ(第2電動送風機)を始動させて、掃除機側の集塵室に集塵された塵埃を充電台に設置した集塵袋(第2集塵部)に移送させているため、集塵袋(第2集塵部)に塵埃が溜まり、吸引力が弱くなると、掃除機側の集塵袋(第2集塵部)の塵埃を充電台に設置した集塵袋(第2集塵部)に十分に回収できないといった課題があった。
【0007】
本発明の目的は上記課題を解決し、電気掃除機から塵埃の回収も可能な充電台への塵埃の移送の効率向上を図った掃除システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために本発明は、送風機と、前記送風機の吸引力により塵埃を集塵する集塵部とを備えた電気掃除機と、前記電気掃除機を載置すると共に、前記集塵部に集塵された塵埃を通過若しくは回収する連通筒部を有する充電台を備えた掃除システムであって、前記集塵部は、前記電気掃除機を前記充電台に載置した状態で前記連通筒部の直上に位置すると共に、前記連通筒部と連通する開閉可能な蓋体を備え、前記電気掃除機を前記充電台に載置した際に、前記蓋体が開くとともに、前記電気掃除機の送風機が駆動するように構成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明よれば、電気掃除機から充電台への塵埃の移送の効率向上を図った掃除システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の実施例1に係る充電台に載置した電気掃除機の外観斜視図である。
図2A】操作スイッチ部のスイッチボタンの一例を示す図である。
図2B】操作スイッチ部のスイッチボタンの他の例を示す図である。
図3】本発明の実施例1に係る掃除システムの制御ブロック図である。
図4】本発明の実施例1に係る掃除システムを上下方向に沿って切断した一部断面図である。
図5】本発明の実施例1に係る自動操作による集塵部の自動掃除モードの動作フローチャートである。
図6】本発明の実施例1に係る手動操作による集塵部の自動掃除モードの動作フローチャートである。
図7】本発明の実施例2に係る掃除システムを上下方向に沿って切断した一部断面図である。
図8】本発明の実施例3に係る掃除システムを上下方向に沿って切断した一部断面図である。
図9】本発明の実施例4に係る掃除システムを上下方向に沿って切断した一部断面図である。
図10】本発明の実施例5に係る充電台に載置した電気掃除機の外観斜視図である。
図11】本発明の実施例5に係る掃除システムの制御ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施例について添付の図面を参照しつつ説明する。同様の構成要素には同様の符号を付し、同様の説明は繰り返さない。
【0012】
本発明の各種の構成要素は必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、一の構成要素が複数の部材から成ること、複数の構成要素が一の部材から成ること、或る構成要素が別の構成要素の一部であること、或る構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複すること、などを許容する。
【実施例0013】
図1は、本発明の実施例1に係る充電台に載置した電気掃除機の外観斜視図である。図2Aは、操作スイッチ部のスイッチボタンの一例を示す図である。図2Bは、操作スイッチ部のスイッチボタンの他の例を示す図である。実施例1において、使用者が掃除を行う視点から、前後・左右・上下と定義する。
【0014】
図1において、掃除システム1は、電気掃除機10と、電気掃除機10を支持する充電台20を備えている。充電台20は電気掃除機10の充電を行うととともに、塵埃の回収も行う。電気掃除機10を使用しない場合には、充電台20に載置して充電を行う。
【0015】
電気掃除機10は、掃除機本体11と、一端が掃除機本体11に接続された延長管12と、延長管に他端に接続された吸口体13とを備えている。掃除機本体11は、吸引力を発生させる送風機110を収容するモータケース111と、送風機110の吸引力により吸込んだ塵埃を収容する集塵部112と、使用者が握るハンドル部113と、送風機110に電力を供給するために蓄電池114を備えている。ハンドル部113には、操作スイッチ部115を備えている。
【0016】
図2Aに示すように、操作スイッチ部115には、送風機110の運転を選択する運転制御ボタン1151aと、自動お掃除を実行するための自動お掃除制御ボタン1151b(手動開始ボタン)と、送風機110の運転を停止させる切ボタン1152と、蓄電池114の残量、フィルタのお手入れ、集塵部の自動おそうじ状態を表示する表示部1153aが備えられている。実施例1では、運転制御ボタン1151aは「強」「標準」の2つのモードを備えている。また、運転制御ボタン1151aは、自動お掃除制御ボタン1151b(手動開始ボタン)を兼ねており、「標準」のボタンを3秒長押しすることにより、後述する自動おそうじを実行する。
【0017】
図2Aでは、運転制御ボタン1151aと自動お掃除制御ボタン1151bを兼ねるように構成したが、例えば図2Bに示すように、運転制御ボタン1151aと自動お掃除制御ボタン1151bとを分けて構成するようにしても良い。図2Bでは、運転制御ボタン1151aとは独立させて自動お掃除制御ボタン1151bを構成している。さらに図2Bでは、自動お掃除制御ボタン1151bの周囲に表示部1153bが備えられている。
【0018】
図3は、本発明の実施例1に係る掃除システムの制御ブロック図である。充電台20には、ACアダプタ21が接続され、交流を直流に変換する。ACアダプタ21には、電源線22を介して雌コネクタ23が接続されている。電気掃除機10には、充電台20に載置した際、充電台20の雌コネクタ23と接続する雄コネクタ116と、雄コネクタ116と電源線117を介して接続された制御部118を備えている。制御部118には、電気掃除機10の運転、充電等に必要な制御プログラムが格納された記憶部と、制御プログラムを実行する中央処理部を備えている。また、制御部118には、蓄電池114、送風機110が接続され、制御部118によって制御される。
【0019】
床面の掃除を行う場合には、充電台20から電気掃除機10を取り外す。操作スイッチ部115の運転制御ボタン1151を押下すると、送風機110が運転を開始し、吸引力を発生する。床面には、吸口体により、床面の塵埃が吸引される。吸引された塵埃は、吸口体13が接触しており、吸口体13から吸引された塵埃は、延長管12を介して集塵部112に集塵される。実施例1の電気掃除機10は、サイクロン方式の掃除機であり、遠心分離により塵埃と空気が分離され、空気のみが排気口から排気される。
【0020】
掃除終了後は、電気掃除機10を充電台20に載置し、充電を開始する。また、実施例1では、電気掃除機10の集塵部112に集塵された塵埃を充電台20の塵埃容器に移送することを特徴とする。以下、この構成について説明する。
【0021】
図4は、本発明の実施例1に係る掃除システムを上下方向に沿って切断した一部断面図である。集塵部112には、集塵部112の外郭を構成する外筒1121と、外筒1121の内部に収容された内筒1122と、内筒1122の下方に配置された傘部1123と、傘部1123から下方に突出した凸部1124と、内筒1122と凸部1124との間に配置され、傘部1123及び凸部1124を下方に向かって付勢する圧縮ばね1125を備えている。実施例1では、傘部1123、凸部1124及び圧縮ばね1125によって塵埃排出機構を構成している。
【0022】
外筒1121の上方にはフィルタ収納室1126が形成されている。フィルタ収納室1126の下方には、内筒1122を通過した空気に含まれる塵埃を濾過する第一フィルタ1127が備えられ、さらに第一フィルタ1127の上方(下流側)には、第一フィルタ1127を通過した空気に含まれる塵埃を濾過する第二フィルタ1128が備えられている。
【0023】
フィルタ収納室1126の上方(下流側)には、送風機110が配置され、フィルタ収納室1126と送風機110の吸込口とが連通している。掃除機本体11には、送風機110の排気風を外部に排気する排気口119が備えられている。
【0024】
集塵部112(外筒1121)の下方には、下方に向かって開放する蓋体1129が備えられている。蓋体1129は蓋体ヒンジ1129aによって、集塵部112(外筒1121)に回動可能に支持されている。
【0025】
外筒1121の上方には、延長管12と連通する流入口1121aが形成されており、流入口1121aから流入した空気が外筒1121内で旋回するようにするため、流入口1121aは外筒1121の中心軸120からずらして配置している。
【0026】
実施例1の電気掃除機10は、延長管12の中心軸12aと、外筒1121の中心軸120と、送風機110の中心軸110aとが、同方向を向いている。
【0027】
一方、充電台20には、上方から下方に向かって凹んだ筒状の円筒部201と、円筒部201の下方に配置された円錐部202と、円錐部202の下方に形成され、下面接続部203によって円錐部202と連通する塵埃容器収容部204とを備えている。実施例1では、円筒部201と円錐部202により、連通筒部200を形成している。連通筒部200は、上方から見た形状が、円形状若しくはD形状となっている。D形状とした場合、蓋体ヒンジ1129aに平らな面が位置する。下面接続部203は円筒状に形成され、その直径は傘部1123の外径よりも大きく形成されていることで、傘部1123下側に溜まった塵埃が詰まることなく塵埃容器205に送られる。すなわち、実施例1の連通筒部200は、集塵部112に集塵された塵埃を通過させ、塵埃容器205に送る機能を有する。
【0028】
塵埃容器収容部204の内部には、集塵部112からの塵埃を受ける塵埃容器205が備えられている。また、塵埃容器収容部204には、破線で示すように開閉可能な開閉扉206が備えらており、開閉扉206を開くことにより、塵埃容器205を充電台20から取り外すことができる。塵埃容器収容部204と開閉扉206との間には、図示しないシール部材が備えられており、塵埃容器収容部204内を気密空間としている。
【0029】
集塵部112と充電台20の接続部分には、気密を保持するための接続シール部材207が備えられている。この接続シール部材207は、充電台20側、若しくは集塵部112側に何れかに設ければよい。
【0030】
集塵部112は、電気掃除機10を充電台20に載置した状態で連通筒部200の直上に位置する。集塵部112と充電台20が接続されると、蓋体1129のロックが外れ、蓋体ヒンジ1129aを支点として蓋体1129が円筒部201に向かって開く。蓋体1129が開くと、集塵部112に溜まっていた塵埃が重力により円筒部201側へ落下する。さらに実施例1では、傘部1123及び凸部1124を下方に付勢する圧縮ばね1125の作用により、傘部1123及び凸部1124が充電台20側に摺動することによって前記傘部1123及び凸部1124の内側および周囲に付着していた塵埃を下方の円筒部201へ押し出す。
【0031】
さらに実施例1では、送風機110を駆動し、集塵部112に集塵された塵埃を排出する。従来の電気掃除機では、充電台側に吸引用の送風機を設けて、掃除機側に集塵されていた塵埃を吸い出すようにしていたが、実施例1では、掃除機側の送風機を利用して、充電台側に塵埃を排出することを特徴としている。次に、充電台側に塵埃を排出する動作について、図4及び図5を用いて説明する。図5は、本発明の実施例1に係る自動操作による集塵部の自動掃除モードの動作フローチャートである。実施例1において、自動掃除とは、電気掃除機10が充電台に載置された状態で送風機110を駆動することを意味する。
【0032】
掃除が終了し、電気掃除機10を充電台20に載置すると、制御部118は集塵部112の自動掃除モードを開始する(ステップS501)。
【0033】
次に、制御部118は蓄電池114への充電の検知制御を実行(ステップS502)し、蓄電池114への充電が実行されているか否かを検知する(ステップS503)。制御部118は蓄電池114へ充電が実行されていると判断した場合(ステップS503のYes)には、蓄電池114への充電を継続した実行する(ステップS504)。制御部118は蓄電池114への充電が実行されていないと判断した場合(ステップS503のNo)には、ステップS502からの動作を繰り返す。制御部118は、ステップS503において蓄電池114への充電が実行されているか否かにより、電気掃除機10が充電台20に載置されているか否かを判断する。すなわち、少なくとも蓄電池114へ充電が実行されていれば、電気掃除機10が充電台20に載置されていると判断する。
【0034】
電気掃除機10が充電台20に載置されているか否かの判断は、前述の蓄電池114への充電状態と併せて、吸口体13に設けた機械式の接地センサ(図示せず)を用いてもよい。接地センサは、吸口体13に設けられた回転ブラシ(図示せず)が、床から離れた状態で駆動するのを防止する検知手段である。図1に示すように、電気掃除機10が充電台20に載置された状態においては、吸口体13が接地するように構成されているため、吸口体13の接地センサで接地を検知できる。言い換えると、蓄電池114への充電が行われ、かつ、接地センサにより吸口体13が接地していると判定できる場合に、電気掃除機10が充電台20に載置されていると判断できる。これによれば、電源線22と雌コネクタ23が充電台20から取り外し可能な場合であっても、確実に電気掃除機10が充電台20へ載置されていることを判断できる。
【0035】
制御部118は、蓄電池114の残量を検知し、蓄電池114の残量が所定量以上であるか否かを判断する(ステップS505)。蓄電池114の残量が所定量以上である場合(ステップS505のYes)には、制御部118は電気掃除機10が充電台20に載置されてから(集塵部112の自動掃除を開始モード移行から)所定時間経過したか否かを判断する(ステップS506)。この所定時間とは、電気掃除機10を充電台20に載置し、蓋体1129が開いて塵埃が円筒部201に落下するまでの時間、電気掃除機10が充電台20に載置され使用者が充電台20から離れるのに要する時間等を意図して設定された時間である。
【0036】
蓄電池114の残量が所定量以上ない場合(ステップS505のNo)及び電気掃除機10が充電台20に載置されてから所定時間経過していない場合(ステップS506のNo)には、ステップS504からの動作を繰り返す。
【0037】
ステップS506において、電気掃除機10が充電台20に載置されてから所定時間経過した場合(ステップS506のYes)には、制御部118は集塵部112が自動掃除中であることを報知する報知モードを実行する(ステップS507)。実施例1の報知モードでは、電気掃除機10の操作スイッチ部115に設置した表示部1153a,1153bを点灯させる(図2A及び図2B参照)。
【0038】
制御部118は、報知モードを実行した後、送風機110を駆動し(ステップS508)、集塵部112の自動掃除を実行する。
【0039】
ここで、集塵部112の自動掃除の動作について図4に戻り説明する。送風機110が駆動すると、吸口体13,延長管12を介して空気が吸込まれ、吸込まれた空気が流入口1121aを介して外筒1121に流入する。外筒1121に流入した空気は旋回流となり、外筒1121の内壁に沿って下方、すなわち集塵部112から連通筒部200に向かって空気が流れる。言い換えると、集塵部112の旋回流軸方向の長さが、連通筒部200の分だけ延伸することになる。これによれば、集塵部112のみで空気が旋回する場合と比較して、空気が旋回流となって旋回する距離、すなわち旋回する回数が増えるため、遠心力で移動する塵埃はその質量が小さくても集塵部112あるいは連通筒部200の内壁面に到達しやすくなる。集塵部112内の塵埃は、旋回流によって円筒部201、円錐部202へと移動し、最終的に連通筒部200の下方に位置する塵埃容器205に収容される。
【0040】
外筒1121を旋回した空気は方向を変更し、連通筒部200から集塵部112に向かう流れを生じ、傘部1123に形成されたメッシュ状のフィルタを通過し、さらに内筒1122の外周に設けたメッシュ状フィルタを通過してフィルタ収納室1126に至る。フィルタ収納室1126に流入した空気は、第一フィルタ1127、第二フィルタ1128を通過し、送風機110に吸引され、排気口119から外部に排気される。このようにして、集塵部112の自動掃除が実行される。
【0041】
図5に戻り、制御部118は送風機110が駆動してから所定時間経過したか否かを判断(ステップS509)し、所定時間経過した場合(ステップS509のYes)には、送風機110の運転を停止する(ステップS510)。ステップS509において、所定時間経過していない場合(ステップS509のNo)には、制御部118はステップS507からの動作を繰り返す。
【0042】
送風機510が停止した後、制御部118は自動掃除中を報知する報知モードを解除する(ステップS511)。実施例1では、電気掃除機10の操作スイッチ部115に設置した表示部1153a,1153bを消灯させる(図2A及び図2B参照)。
【0043】
以上の工程により、集塵部112の自動掃除が終了する。上述した実施例では、電気掃除機10を充電台20に載置した際に、集塵部112の掃除を自動で行うようにしたが、使用者の意思により手動で行うことも可能である。手動モードについて、図6を用いて説明する。図6は、本発明の実施例1に係る手動操作による集塵部の自動掃除モードの動作フローチャートである。図6では、手動操作であっても、集塵部の掃除が行われる動作を自動掃除モードと称する。手動操作は使用者の意思により、送風機110を駆動させるものである。
【0044】
掃除が終了し、電気掃除機10を充電台20に載置すると、制御部118は集塵部112の手動掃除モードを開始する(ステップS601)。
【0045】
次に、制御部118は蓄電池114への充電の検知制御を実行(ステップS602)する。制御部118は、集塵部112の手動開始ボタン(自動お掃除制御ボタン1151b,24)が押下されたか否か判断する(ステップS603)。実施例1では、操作スイッチ部115の運転制御ボタン1151の「標準」を3秒間長押しすることで、手動掃除が開始する。
【0046】
集塵部112の手動開始ボタン(自動お掃除制御ボタン1151b,24)が押下された場合(ステップS603のYes)には、制御部118は蓄電池114への充電が実行されているか否かを検知する(ステップS604)。
【0047】
集塵部112の手動開始ボタン(自動お掃除制御ボタン1151b,24)が押下されない場合(ステップS603のNo)には、ステップS602からの動作を繰り返す。
【0048】
制御部118は蓄電池114への充電が実行されていると判断した場合(ステップS604のYes)には、蓄電池114への充電を継続して実行する(ステップS605)。制御部118は蓄電池114への充電が実行されていないと判断した場合(ステップS604のNo)には、充電が開始できないことを報知(ステップS606)し、ステップS602からの動作を繰り返す。充電が開始できないことを報知する手段は、例えば、図2の充電マーク(電池マーク)を点滅させる。
【0049】
制御部118は、ステップS604において蓄電池114への充電が実行されているか否かにより、電気掃除機10が充電台20に載置されているか否かを判断する。すなわち、蓄電池114へ充電が実行されていれば、電気掃除機10が充電台20に載置されていると判断する。
【0050】
制御部118は、蓄電池114の残量を検知し、蓄電池114の残量が所定量以上であるか否かを判断する(ステップS607)。蓄電池114の残量が所定量以上である場合(ステップS607のYes)には、制御部118は電気掃除機10が充電台20に載置されてから(集塵部112の手動掃除を開始モード移行から)所定時間経過したか否かを判断する(ステップS608)。この所定時間とは、電気掃除機10を充電台20に載置し、蓋体1129が開いて塵埃が円筒部201に落下するまでの時間、電気掃除機10が充電台20に載置され使用者が充電台20から離れるのに要する時間等を意図して設定された時間である。
【0051】
蓄電池114の残量が所定量以上ない場合(ステップS607のNo)及び電気掃除機10が充電台20に載置されてから所定時間経過していない場合(ステップS608のNo)には、準備モードであることを報知(ステップS609)し、その後ステップS605からの動作を繰り返す。準備モードは、例えば、表示部1153a,1153bを点滅させる(図2A及び図2B参照)。
【0052】
ステップS608において、電気掃除機10が充電台20に載置されてから所定時間経過した場合(ステップS608のYes)には、制御部118は集塵部112が掃除中であることを報知する報知モードを実行する(ステップS610)。実施例1の報知モードでは、電気掃除機10の操作スイッチ部115に設置した表示部1153a,1153bを点灯させる(図2A及び図2B参照)。
【0053】
制御部118は、報知モードを実行した後、送風機110を駆動し(ステップS611)、集塵部112の掃除を実行する。
【0054】
集塵部112の掃除の動作については、図4を用いて説明した自動掃除と同様であるので、説明は省略する。
【0055】
制御部118は送風機110が駆動してから所定時間経過したか否かを判断(ステップS612)し、所定時間経過した場合(ステップS612のYes)には、送風機110の運転を停止する(ステップS613)。ステップS612において、所定時間経過していない場合(ステップS612のNo)には、制御部118はステップS610からの動作を繰り返す。
【0056】
送風機510が停止した後、制御部118は集塵部112が掃除中であることを報知する報知モードを解除する(ステップS614)。実施例1では、電気掃除機10の操作スイッチ部115に設置した表示部1153a,1153bを消灯させる(図2A及び図2B参照)。
【0057】
以上説明したように、実施例1によれば、電気掃除機10の集塵部112の塵埃を旋回流を利用して充電台20側に移送するようにしているので、充電台20側に集塵状態によらず、充電台20への塵埃を移送することができる。また、実施例1によれば、集塵部112と連通筒部200が連通して空気の旋回数が増えることで、集塵部112の細かな塵埃も回収できる。また、実施例1によれば、充電台20側には、電気掃除機10の集塵部112の塵埃を吸引するための送風機が不要であるため、製造コストを低減することができる。
【実施例0058】
次に実施例2について図7を用いて説明する。図7は、本発明の実施例2に係る掃除システムを上下方向に沿って切断した一部断面図である。実施例1と同一の構成については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0059】
実施例2において実施例1と異なるところは、充電台20の構成である。
【0060】
実施例1では、円錐部202の下方に塵埃容器収容部204を備えていたが、実施例2では塵埃容器205を排除し、連通筒部200が塵埃容器を兼ねている。
【0061】
集塵部112から落下した塵埃は、連通筒部200を形成する円筒部201を通り、円錐部202に溜まる。
【0062】
連通筒部200は、脱着部208にて充電台20から着脱可能となっており、連通筒部200を充電台20から取り外すことにより、連通筒部200に溜まった塵埃を廃棄することができる。
【0063】
連通筒部200に溜まった塵埃を廃棄するにあたっては、連通筒部200の内側に袋をセットし、この袋に塵埃を収容し、袋ごと収容した塵埃を廃棄するようにしても良い。
【0064】
実施例2によれば、実施例1の効果に加え、連通筒部200が塵埃容器を兼ねているので、充電台20の構成を簡素化することができる。
【実施例0065】
次に実施例3について図8を用いて説明する。図8は、本発明の実施例3に係る掃除システムを上下方向に沿って切断した一部断面図である。実施例1と同一の構成については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0066】
実施例3において実施例1と異なるところは、充電台20の構成である。
【0067】
実施例1では、円錐部202の下方に塵埃容器収容部204を備えていたが、実施例3では塵埃容器205及び円錐部202を排除し、円筒部201のみで連通筒部200を構成し、連通筒部200が塵埃容器を兼ねている。
【0068】
集塵部112から落下した塵埃は、連通筒部200(円筒部201)の底部に溜まる。
【0069】
連通筒部200(円筒部201)は、脱着部208にて充電台20から着脱可能となっており、連通筒部200(円筒部201)を充電台20から取り外すことにより、連通筒部200(円筒部201)に溜まった塵埃を廃棄することができる。
【0070】
連通筒部200(円筒部201)に溜まった塵埃を廃棄するにあたっては、連通筒部200(円筒部201)の内側に袋をセットし、この袋に塵埃を収容し、袋ごと収容した塵埃を廃棄するようにしても良い。
【0071】
実施例3によれば、実施例1の効果に加え、連通筒部200が塵埃容器を兼ねているので、充電台20の構成を簡素化することができ他、塵埃容器の体積をより大きくできる。
【実施例0072】
次に実施例4について図9を用いて説明する。図9は、本発明の実施例4に係る掃除システムを上下方向に沿って切断した一部断面図である。実施例1と同一の構成については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0073】
実施例4において実施例1と異なるところは、電気掃除機10Aの構成である。実施例1の電気掃除機10では、延長管12の中心軸12aと、外筒1121の中心軸120と、送風機110の中心軸110bとが、同方向を向いていた。
【0074】
実施例4の電気掃除機10Aは、延長管12の中心軸12bと、送風機110の中心軸110bとが同方向(前後方向)を向いており、これらの中心軸12b,110bが、外筒1121の中心軸120と直交している。外筒1121の中心軸120は上下方向を向いている。
【0075】
図9において、外筒1121の上方には、内筒1122と連通するサイクロン部130が形成されている。サイクロン部130の上方には、前後方向に延びた通風路123が形成され、送風機110の吸込口と連通している。送風機110の中心軸110bは、外筒1121の中心軸120と直交している。
【0076】
サイクロン部130と通風路123には、両者に跨るようにフィルタ131が備えられている。サイクロン部130は第一フィルタとして機能し、サイクロン部130の下流側に配置されるフィルタ131は第二フィルタとして機能する。
【0077】
外筒1121の上方には、延長管12と連通する流入口1121aが形成されており、流入口1121aから流入した空気が外筒1121内で旋回するようにするため、流入口1121aは外筒1121の中心軸120からずらして配置している。延長管12は、電気掃除機10Aの前後方向に延びるように接続されている。
【0078】
延長管12の中心軸12bは、外筒1121の中心軸120と直交している。図9の構成では、延長管12の中心軸12bと、送風機110の中心軸110bとが同方向(前後方向)を向いており、これらの中心軸12b,110bは外筒1121の中心軸120と直交している。なお、延長管12は、充電台20に載置する際に取り外してもよい。
【0079】
充電台20の構成は実施例1と同一である。
【0080】
集塵部112と充電台20が接続されると、蓋体1129のロックが外れ、蓋体ヒンジ1129aを支点として蓋体1129が円筒部201に向かって開く。蓋体1129が開くと、集塵部112に溜まっていた塵埃が重力により円筒部201側へ落下する。傘部1123及び凸部1124には、下方に付勢する圧縮ばね1125が備えられているので、この圧縮ばね1125の作用により、傘部1123及び凸部1124の周囲に付着していた塵埃が下方の円筒部201へ押し出される。
【0081】
さらに実施例4では、実施例1と同様、送風機110を駆動し、集塵部112に集塵された塵埃を排出する。次に、充電台側に塵埃を排出する動作について説明する。
【0082】
送風機110が駆動すると、吸口体13,延長管12を介して空気が吸込まれ、吸込まれた空気が流入口1121aを介して外筒1121に流入する。外筒1121に流入した空気は旋回流となり、外筒1121の内壁に沿って下方、すなわち集塵部112から連通筒部200に向かって空気が流れる。集塵部112内の塵埃は、旋回流によって円筒部201、円錐部202へと移動し、最終的に塵埃容器205に収容される。外筒1121を旋回した空気は方向を変更し、連通筒部200から集塵部112に向かう流れを生じ、傘部1123に形成されたメッシュ状のフィルタを通過し、さらに内筒1122の外周に設けたメッシュ状フィルタを通過してサイクロン部130に至る。
【0083】
サイクロン部130では、外筒1121で遠心分離され、内筒1122を通過した空気を複数に分流させた後、複数箇所で空気に含まれる塵埃を遠心分離する。さらに遠心分離を行った空気をフィルタ131を通過させ、空気の含まれる塵埃を濾過する。そして、フィルタ131を通過した空気が送風機110に吸引され、排気口119から外部に排気される。このようにして、集塵部112の自動掃除が実行される。
【0084】
実施例4によれば、電気掃除機10Aの形態が変更された場合であっても実施例1と同様の効果を得ることができる。
【実施例0085】
次に実施例5について図10及び図11を用いて説明する。図10は、本発明の実施例5に係る充電台に載置した電気掃除機の外観斜視図である。図11は、本発明の実施例5に係る掃除システムの制御ブロック図である。実施例1と同一の構成については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0086】
実施例5において実施例1と異なるところは、自動お掃除制御ボタン及び表示部を充電台20側に設けた点にある。
【0087】
図10において、充電台20の前方上部には、自動お掃除制御ボタン24と、表示部25が備えられている。その他の構成は実施例1の図1と同様である。
【0088】
図11において、充電台20に備えられた自動お掃除制御ボタン24の周囲に表示部25が配置されている。自動お掃除制御ボタン24(手動開始ボタン)及び表示部25には、電源線26を介して雌コネクタ27が接続されている。
【0089】
電気掃除機10には、充電台20に載置した際、充電台20の雌コネクタ27と接続する雄コネクタ121が備えられている。雄コネクタ121は電源線122を介して制御部118に接続されている。
【0090】
掃除が終了し、電気掃除機10を充電台20に載置すると、図5に示した自動操作による集塵部の自動掃除が実行される。自動掃除中は、制御部118からの信号が電源線122、雄コネクタ121、雌コネクタ27、電源線26を介して表示部25に送信され、表示部25が点灯する。
【0091】
また、図6に示した手動操作による集塵部の自動掃除を実行する場合には、充電台20に設置された自動お掃除制御ボタン24を押下する。自動お掃除制御ボタン24(手動開始ボタン)が押下された情報が電源線26、雌コネクタ27、雄コネクタ121、電源線122を介して制御部118に伝達され、図6に示した手動操作による集塵部の自動掃除が実行される。自動掃除中は、制御部118からの信号が電源線122、雄コネクタ121、雌コネクタ27、電源線26を介して表示部25に送信され、表示部25が点灯する。
【0092】
実施例5によれば、実施例1の効果に加え、充電台20に表示部25を備えるようにしているので、自動掃除中である状態の視認性を向上できる。さらに実施例5では、充電台20に自動お掃除制御ボタン24を備えるようにしているので、集塵部の自動掃除を行う場合において手動操作を行う際の操作性を向上することができる。
【0093】
なお、本発明は、上述した実施例に限定するものではなく、様々な変形例が含まれる。上述した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定するものではない。
【符号の説明】
【0094】
1…掃除システム、10,10A…電気掃除機、11…掃除機本体、12…延長管、12a,12b…延長管の中心軸、13…吸口体、110…送風機、110a,110b…送風機の中心軸、111…モータケース、112…集塵部、1121…外筒、1121a…流入口、1122…内筒、1123…傘部、1124…凸部、1125…圧縮ばね、1126…フィルタ収納室、1127…第一フィルタ、1128…第二フィルタ、1129…蓋体、1129a…蓋体ヒンジ、113…ハンドル部、114…蓄電池、115…操作スイッチ部、1151…運転制御ボタン、1152…切ボタン、1153a,1153b…表示部、116…雄コネクタ、117…電源線、118…制御部、119…排気口、120…外筒1121の中心線、121…雄コネクタ、122…電源線、123…通風路、20…充電台、21…ACアダプタ、22…電源線、23…雌コネクタ、24…自動お掃除制御ボタン、25…表示部、200…連通筒部、201…円筒部、202…円錐部、203…下面接続部、204…塵埃容器収容部、205…塵埃容器、206…開閉扉、207…接続シール部材。
図1
図2A
図2B
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11