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  • 特開-入金装置および入金装置の制御方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022014614
(43)【公開日】2022-01-20
(54)【発明の名称】入金装置および入金装置の制御方法
(51)【国際特許分類】
   G07D 11/60 20190101AFI20220113BHJP
   G07D 11/16 20190101ALI20220113BHJP
【FI】
G07D11/60 121C
G07D11/16 101C
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020117035
(22)【出願日】2020-07-07
(71)【出願人】
【識別番号】504373093
【氏名又は名称】日立チャネルソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001689
【氏名又は名称】青稜特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】土谷 正樹
(72)【発明者】
【氏名】水野 英治
(72)【発明者】
【氏名】酒巻 貴子
(72)【発明者】
【氏名】堀内 啓生
(72)【発明者】
【氏名】西濱 洋一
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 勇貴
【テーマコード(参考)】
3E040
3E141
【Fターム(参考)】
3E040AA01
3E040BA03
3E040DA08
3E040FA09
3E040FG11
3E040FJ06
3E141AA01
3E141BA03
3E141DA08
3E141FA09
3E141FG11
3E141FJ07
(57)【要約】      (修正有)
【課題】簡単で低コストの入金装置および入金装置の制御方法を提供する。
【解決手段】入金装置1は、紙幣を収納する紙幣モジュール13と、紙幣の収納制御を行う制御部11と、表示部12とを備えている。紙幣モジュール13は、紙幣の投入口131と、紙幣の搬送路134と、紙幣の状態(姿勢、金種)を判定する判定部132と、目的の姿勢である紙幣を収納する収納部133とを備えている。制御部11は、投入する紙幣の先頭の姿勢を案内するためのガイダンス情報を表示し、判定部132で判定された紙幣が目的の姿勢である場合には収納部133に収納し、目的の姿勢でない紙幣はリジェクト紙幣として排出口135に排出する。また、制御部11は、排出口135にリジェクト紙幣が残っている場合にはリジェクト紙幣を投入口131に投入する際の次回ガイダンス情報を表示部12に表示し、目的とする姿勢と判定されたリジェクト紙幣を収納部133に収納する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
入金される紙幣を収納する紙幣モジュールと、前記紙幣モジュールへの前記紙幣の収納制御を行う制御部とを備えた入金装置であって、
前記紙幣モジュールは、前記紙幣を投入する投入口と、前記紙幣を搬送する搬送路と、搬送中の前記紙幣の姿勢を判定する判定部と、前記判定部が目的の姿勢であると判定した前記紙幣を収納する収納部と、前記目的の姿勢でないと判定した前記紙幣をリジェクト紙幣として排出し集積する排出口とを備えており、
情報を表示する表示部を設け、
前記制御部は、前記紙幣を前記投入口に投入する際に前記表示部に前記紙幣の投入姿勢を案内するためのガイダンス情報を表示し、前記判定部で判定された前記紙幣が前記目的の姿勢である場合には当該紙幣を前記収納部に収納し、前記目的の姿勢でない前記紙幣は前記リジェクト紙幣として排出口に排出し、前記投入口の前記紙幣が全て繰出された状態において前記排出口に前記リジェクト紙幣が残っている場合には前記リジェクト紙幣の先頭紙幣の姿勢を案内する次回ガイダンス情報を前記表示部に表示し、前記目的とする姿勢と判定された前記リジェクト紙幣を前記収納部に収納するように制御する入金装置。
【請求項2】
請求項1に記載された入金装置において、前記判定部が判定した前記リジェクト紙幣の先頭姿勢を記憶し、前記制御部は、前記リジェクト紙幣の前記先頭姿勢を利用して前記次回ガイダンス情報を決定することを特徴とする入金装置。
【請求項3】
請求項2に記載された入金装置において、前記制御部は、前記判定部が判定した最初の前記リジェクト紙幣の姿勢情報を記憶し、搬送された前記リジェクト紙幣の中で最も多い姿勢を求め、前記リジェクト紙幣の前記先頭姿勢と前記最も多い姿勢とに基づいて、前記リジェクト紙幣を前記投入口に投入する際の前記次回ガイダンス情報を決定することを特徴とする入金装置。
【請求項4】
請求項1に記載された入金装置において、前記次回ガイダンス情報は、前記ガイダンス情報と同じであることを特徴とする入金装置。
【請求項5】
請求項1に記載された入金装置において、前記収納部には前記紙幣の金種に対応して収納する複数の収納カセットを設け、前記制御部は、前記判定部が判定する金種情報により、該当金種に対応した前記収納カセットに前記目的の姿勢の前記紙幣を収納するよう制御することを特徴とする入金装置。
【請求項6】
入金される紙幣を投入する投入口、前記紙幣を搬送する搬送路、搬送中の前記紙幣の姿勢を判定する判定部、前記判定部が目的の姿勢であると判定した前記紙幣を収納する収納部、および前記目的の姿勢でない前記紙幣をリジェクト紙幣として排出し集積する排出口を備えた紙幣モジュールと、情報を表示する表示部と、前記紙幣モジュールの制御および前記表示部への情報表示を行う制御部とを有する入金装置の制御方法であって、
前記表示部に前記紙幣の投入姿勢を案内するためのガイダンス情報を表示し、前記紙幣が前記目的の姿勢である場合には当該紙幣を前記収納部に収納し、前記目的の姿勢でない前記紙幣はリジェクト紙幣として排出口に排出し、前記投入口の前記紙幣が繰出された状態において前記排出口に前記リジェクト紙幣が残っている場合には、前記リジェクト紙幣の先頭紙幣の姿勢を案内する次回ガイダンス情報を前記表示部に表示し、前記判定部が前記目的の姿勢であると判定した前記リジェクト紙幣を前記収納部に収納するように制御する入金装置の制御方法。
【請求項7】
請求項6に記載された入金装置の制御方法において、前記リジェクト紙幣の先頭姿勢を記憶し、記リジェクト紙幣の前記先頭姿勢を利用して前記次回ガイダンス情報を決定することを特徴とする入金装置の制御方法。
【請求項8】
請求項7に記載された入金装置の制御方法において、前記判定部が判定した最初の前記リジェクト紙幣の姿勢情報を記憶し、搬送された前記リジェクト紙幣の中で最も多い姿勢を求め、前記リジェクト紙幣の前記先頭姿勢と前記最も多い姿勢とに基づいて、前記リジェクト紙幣を前記投入口に投入する際の前記次回ガイダンス情報を決定することを特徴とする
入金装置の制御方法。
【請求項9】
請求項6に記載された入金装置の制御方法において、前記次回ガイダンス情報は、前記ガイダンス情報と同じであることを特徴とする入金装置の制御方法。
【請求項10】
請求項6に記載された入金装置の制御方法において、
前記収納部には前記紙幣の金種に対応して収納する複数の収納カセットを設けておき、前記判定部が判定する金種情報に基づいて前記収納カセットに前記目的の姿勢である前記紙幣を収納することを特徴とする入金装置の制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、入金装置および入金装置の制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
大量の紙幣を取扱う銀行等の金融機関では、紙幣の入出金に際して、姿勢(向き)を全て揃えた状態で紙幣を取扱うのが一般的である。その場合、人手により大量の紙幣の姿勢を揃える(紙幣の表裏および方向を整える)のは大変な作業であるため、金融機関では紙幣の姿勢を揃えるための紙幣方向整理装置を導入している。この紙幣方向整理装置は特殊用途の機械であるため高価である。また、紙幣方向整理装置を導入したとしても、大量の紙幣の姿勢整理には一定の作業量が発生する。そのため、金融機関としては、全ての紙幣の姿勢が揃えられた状態(整理された状態)の紙幣を受付けたいという要望がある。特に、それら金融機関等に紙幣を送付する他の金融機関や商業施設では、予め紙幣の姿勢を揃えて送付するようにしている。
【0003】
一方、小売店では、店舗の売上金等を入金装置で管理して、毎日もしくは所定の頻度で紙幣を金融機関に預け入れにいくという運用をしていることが多い。その際に、金融機関から、姿勢を揃えた状態(整理された状態)の紙幣を持参するよう要請されるケースがある。そのような場合、小売店では事前に紙幣の姿勢を整える(揃える)手間が発生する。そのため、紙幣の姿勢整理機能を備えた入金装置を導入することもなされてきているが、紙幣姿勢を整理する機能を備えた入金装置は一般に高価である。
【0004】
紙幣姿勢を整理する技術として、特開平8-153239号公報(特許文献1)がある。この公報には、「紙幣方向整理装置において、特定の上下方向整理機構を必要とすることなく、表裏方向整理機構だけで、多数の紙幣の表裏方向および上下方向の向きを揃えることができるようにする。」と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平8-153239号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献1の技術は、紙幣の向き(姿勢)を揃えるために、判定部の判定結果に基づき紙幣を相対的に表裏反転する表裏反転手段(反転機構および反転経路)を設けることが必要である。しかし、このような物理的な表裏反転手段を備えた入金装置は、構造が複雑となりコストが高くなってしまうという課題がある。そのため、小売店においては、紙幣整理機能を有する入金装置を導入したくても、その導入を困難にしているという実状があった。
【0007】
そこで、本発明は、簡単で低コストの入金装置および入金装置の制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明は、その一例を挙げると、入金される紙幣を収納する紙幣モジュールと、前記紙幣モジュールへの前記紙幣の収納制御を行う制御部とを備えた入金装置であって、前記紙幣モジュールは、前記紙幣を投入する投入口と、前記紙幣を搬送する搬送路と、搬送中の前記紙幣の姿勢を判定する判定部と、前記判定部が目的の姿勢であると判定した前記紙幣を収納する収納部と、前記目的の姿勢でないと判定した前記紙幣をリジェクト紙幣として排出し集積する排出口とを備えており、情報を表示する表示部を設け、前記制御部は、前記紙幣を前記投入口に投入する際に前記表示部に前記紙幣の投入姿勢を案内するためのガイダンス情報を表示し、前記判定部で判定された前記紙幣が前記目的の姿勢である場合には当該紙幣を前記収納部に収納し、前記目的の姿勢でない前記紙幣は前記リジェクト紙幣として排出口に排出し、前記投入口の前記紙幣が全て繰出された状態において前記排出口に前記リジェクト紙幣が残っている場合には前記リジェクト紙幣の先頭紙幣の姿勢を案内する次回ガイダンス情報を前記表示部に表示し、前記目的とする姿勢と判定された前記リジェクト紙幣を前記収納部に収納するように制御する入金装置である。
【0009】
また、本発明の他の例を挙げると、入金される紙幣を投入する投入口、前記紙幣を搬送する搬送路、搬送中の前記紙幣の姿勢を判定する判定部、前記判定部が目的の姿勢であると判定した前記紙幣を収納する収納部、および前記目的の姿勢でない前記紙幣をリジェクト紙幣として排出し集積する排出口を備えた紙幣モジュールと、情報を表示する表示部と、前記紙幣モジュールの制御および前記表示部への情報表示を行う制御部とを有する入金装置の制御方法であって、前記表示部に前記紙幣の投入姿勢を案内するためのガイダンス情報を表示し、前記判定された前記紙幣が前記目的の姿勢である場合には当該紙幣を前記収納部に収納し、前記目的の姿勢でない前記紙幣はリジェクト紙幣として排出口に排出し、前記投入口の前記紙幣が繰出された状態において前記排出口に前記リジェクト紙幣が残っている場合には、前記リジェクト紙幣の先頭紙幣の姿勢を案内する次回ガイダンス情報を前記表示部に表示し、前記判定部が前記目的の姿勢であると判定した前記リジェクト紙幣を前記収納部に収納するように制御する入金装置の制御方法である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、構造が簡単で低コストでありながら紙幣の整理ができる入金装置および入金装置の制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の実施例1における全体構成を示す図である。
図2】実施例1における動作フローを示す図である。
図3】実施例1におけるガイダンス情報の表示画面例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施例を図1図3に用いて説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施例に限定されるものではない。
【0013】
本発明の実施例では、入金する(収納する)際に、ユーザが紙幣を揃えて入金しやすくなるように適切なガイダンス情報を表示することで、紙幣の向きを変えるための反転機構などのハードウェアを省略し、簡単な構造で姿勢を整えた(向きを揃えた)状態の紙幣を収納部に収納する(入金する)ことを実現する。
【0014】
以下、本発明の実施例について図を用いて説明する。図1は、実施例における入金システムの構成図である。本実施例における入金システムは、入金装置1と上位システム2とで構成している。
【0015】
図1において、入金装置1は、紙幣の姿勢を整理した状態で紙幣モジュール13内の収納部133に収納(入金)する機能を有する。上位システム2は、入金装置1と通信手段(通信部10)を介して通信可能に構成されており、入金装置1の入金結果の情報を記憶したり、ユーザのID、入金装置1の管理情報等を記憶し管理する。
【0016】
なお、この実施例では、説明を簡単にするために、1台の上位システム2と、1台の入金装置1とで構成した入金システムを示しているが、本発明はこのような構成に限るものではない。例えば、入金装置1を複数台設け、上位システム2はそれら複数台の入金装置1と接続するような入金システムとして構築することもできる。このような入金システムは、例えば、地域単位に上位システム2を設け、その地域内の各店舗等に設置された複数台の入金装置1の入金結果を、上位システム2が統括して管理するような場合に好都合である。
【0017】
さて、入金装置1は、ユーザに操作メニュー画面や入金姿勢の操作を促すガイダンス情報を表示する表示部12と、売上金を受付けて紙幣の識別(金種および真贋の識別)および紙幣の姿勢(表裏、上下の4姿勢)を判定し、判定結果に基づいて収納部に収納する紙幣モジュール13とを備えている。さらに、入金装置1は、表示部12にガイダンス情報等の情報を表示したり、紙幣モジュール13を制御したり、売上金の入金等の入金結果等を記憶部に記録する制御動作の全般を実行する制御部11を備えている。制御部11は、具体的には通常の計算機を用いることができる。この制御部11の動作の詳細は、後述する。
【0018】
表示部12は、タッチパネル付きディスプレイで構成され、制御部11の制御により、ユーザに操作メニュー画面や入出金装置の操作を促すガイダンス情報を表示するだけでなく、ユーザからの選択操作を入力することも可能としている。ここで、「ガイダンス情報」は、入金する紙幣をユーザが紙幣モジュール13に投入する際に紙幣の投入姿勢を案内するための情報である。
【0019】
紙幣モジュール13は、売上金等の紙幣を受付ける投入口131(入金口)と、投入口131から入金された紙幣の識別および紙幣の姿勢を判定する判定部132と、目的の姿勢である紙幣(収納許可紙幣)を収納する収納部133と、投入口131に投入された紙幣を判定部132を経由して収納部133に搬送する搬送路134と、目的の姿勢でないと判定された紙幣(以下、リジェクト紙幣)を集積する排出口135とを備えている。
【0020】
また、投入口131には、紙幣が投入されたか否かを検知する反射型センサ等からなる紙幣投入検知部が構成される。同様に目的とする姿勢以外の紙幣(異なる姿勢の紙幣)を取出した場合に紙幣を受取ったか否か(取出したか否か)を検知する反射型センサ等からなる受取検知部が構成される。
【0021】
判定部132では、搬送路134により搬送されてくる紙幣の状態判定(不良紙幣か否かの判断、紙幣の金種の判断、紙幣の姿勢の判断)を行う。判定部132の判定結果の情報は、制御部11に送信される。制御部11は、この情報により紙幣の搬送先を決定し、搬送路134を駆動して各搬送先に搬送する。すなわち、制御部11は、判定部132において、「不良紙幣」でなく、しかも「目的の姿勢」であると判定された紙幣を、収納部133の収納カセットに収納する制御を実施する。また、制御部11は、「不良紙幣」でなく、「目的の姿勢」でないと判定された紙幣を、搬送路134を駆動して排出口135に「リジェクト紙幣」として排出する制御を実行する。「不良紙幣」は、収納部内の不良紙幣収納用のカセットに収納する。また、制御部11は、その判定結果の情報を受け、紙幣の姿勢を紙幣搬送姿勢記憶部14、収納する紙幣の搬送先を紙幣搬送先記憶部15、判断時の紙幣画像を搬送紙幣画像記憶部16に夫々記憶する。
【0022】
収納部133は、目的の姿勢に整理された紙幣を収納する(入金する)ために設けられており、少なくとも1個の収納庫(収納カセット)が必要である。しかし、どの国の紙幣も複数の種類(金種)が存在するのが一般的である。例えば、日本では、1万円札の紙幣、5千円札の紙幣、2千円札の紙幣、千円札の紙幣が存在する。そのため、1個の収納庫しか設けていない場合には、金種毎に紙幣を収納することができず不便である。この実施例では、紙幣の金種数に対応して複数の収納庫(この実施例では、金種A~金種Dに対応する4個の収納カセット)を備えた構成としている。これにより、予め金種をまとめた状態に整理した紙幣を投入口131に投入する作業は不要となる。つまり、投入口131に、金種が混在した状態の紙幣を投入した場合でも、各紙幣を判定部132で判断し、その判断結果により、目的の姿勢である紙幣を金種毎に夫々対応する収納カセットに収納することができる。また、収納部133は、判定部132の判定処理により判断された正規の紙幣でない可能性があると判断された不良紙幣(偽札、破断や欠損等がある紙幣など)を収納する不良紙幣カセットを設けている。不良紙幣はこの不良紙幣カセットに収納されるので、排出口135から不良紙幣を取出す手間を省くことができる。なお、不良紙幣カセットを設けず、不良紙幣はそのまま排出口135に排出(リジェクト)しても良い。
【0023】
この実施例では、紙幣の投入口131に隣接して、リジェクト紙幣(紙幣投入の結果、判定部132により目的の姿勢でないと判定された紙幣)を集積する排出口135を設けている。これにより、ユーザは、排出口135に集積されたリジェクト紙幣を、次に投入口131に投入することが容易となる。排出口135には、排出されたリジェクト紙幣は、複数の金種の紙幣(この例では、4金種の紙幣)が混在した状態で排出される。すなわち、判定部132の判定により各収納カセットに収納されなかった紙幣(リジェクト紙幣)は、金種に関らず搬送路134を介して排出口135に排出され集積される。
【0024】
入金装置1は、その他に、紙幣搬送姿勢を記憶する紙幣搬送姿勢記憶部14、紙幣搬送先を記憶する紙幣搬送先記憶部15、搬送紙幣画像を記憶する搬送紙幣画像記憶部16、および入金情報を記憶する入金情報記憶部17を備えている。これらの各記憶部(14~17)は、図示のように個別の記憶部として設けても良いが、1個の記憶部の中を複数の記憶エリアに区切り、区切られたエリアに夫々の情報を記憶するようにしても良い。また、入金装置1は、入金口紙幣姿勢検知部18と、入金口紙幣姿勢通知部19を備えている。
【0025】
上位システム2は、入金装置1の入金情報記録部17に記録された入金処理結果を通信部10を経由して入力し、管理する機能を有する。そのため、この実施例における上位システム2は、上位計算機21、取引結果を記憶する入金結果データベース22を備えている。
【0026】
次に、本発明の実施例における動作を図1図3を用いて詳細に説明する。図2は、図1に示す実施例における入金装置の動作フロー図である。図3は、ガイダンス情報の表示画面例を示す図である。
【0027】
まず、紙幣の入金を行うユーザ(作業者)は、待機中の入金装置1の表示部12(図1参照)の画面をタップし、選択メニュー画面の中から「入金動作」を選択する。これにより、入金装置1(具体的には、制御部11)は、紙幣の入金動作(紙幣を整理して収納する動作)を開始する。これが、図2におけるステップS01、ステップ02の動作である。なお、制御部11は入金装置1の全般の制御動作を行うので、以下の説明においては、制御部11による動作は入金装置1による動作として説明する場合がある。
【0028】
次に、入金装置1(制御部11)は、入金情報記憶部17に新規の入金番号(入金動作の整理番号)を生成し、その入金番号の受付回数テーブルを確認し、受付回数が1回目の受付であることを記録する。
【0029】
次に、入金装置1(制御部11)は、表示部12に身元確認のためにユーザのIDを入力するID入力受付画面を表示し、ユーザが入力したIDが登録済のユーザである場合にユーザ確認画面を表示する。具体的には、入金装置1は、入力されたID情報を入金情報記憶部17に記録するとともに、通信部10を通じてこのIDを上位システム2へ送信する。上位システム2は、受信したIDに該当するユーザの氏名等のユーザ情報を入金装置1へ返信する。ユーザ情報は、ユーザ情報データベース23に記憶している。入金装置1(制御部11)は、受信したユーザ情報を入金情報記憶部17に記録するとともに、表示部12の画面に、ユーザ情報の表示および表示されたユーザ情報が合致しているかどうかをユーザが確認するためのユーザ確認画面を表示する。そして、ユーザの確認操作を受付ける。ユーザは、表示部12のユーザ確認画面を見て、本人の情報であることを確認した後、表示された画面に表示された確認ボタンをタップし、ユーザ本人の情報であることを確認した結果であるユーザ情報確認結果情報を入力する。入金装置1(制御部11)は、入力されたユーザ情報確認結果情報を入金情報記憶部17に記録する。これが、図2のステップS03とS04の動作である。
【0030】
次に、入金装置1は、当該入金番号の受付回数テーブルより1回目の受付であるか否かを確認する。これがステップS05の動作である。次に、入金装置1(制御部11)は、表示部12にガイダンス画面を表示する。ステップS05において、1回目の投入動作の場合(YESの場合)、ステップS06に進む。また、ステップS05において1回目でない場合(NOの場合、すなわち2回目以上の場合)にはステップS07に進む。
【0031】
ここで、紙幣の向き(姿勢)は4種類ある。以下の説明では、紙幣に向かって、表×上向きの姿勢を「第1姿勢」、表×下向きの姿勢を「第2姿勢」、裏×上向きの姿勢を「第3姿勢」、裏×下向きの姿勢を「第4姿勢」と称することにする。そして、以下の説明では、目的の姿勢(入金収納が許可される紙幣の姿勢)を「第1姿勢」と設定し、目的の姿勢以外は収納不許可姿勢とする。
【0032】
入金装置1(制御部11)は、図2のステップS06において、表示部12に対し、上記ガイダンス情報を第1姿勢(入金収納が許可される紙幣の姿勢)として設定し、投入する紙幣の先頭の姿勢を第1姿勢とするよう指示するガイダンス情報を表示部12の画面に表示する。すなわち、ステップS06では、目的の姿勢(第1姿勢)を設定し、ステップS07において、当該取引番号における1回目の紙幣投入の場合のガイダンス情報を表示部12に表示する。このガイダンス情報は、図3の(A)に示すように、紙幣の1枚目(先頭の紙幣)が第1姿勢(=収納許可姿勢)となるようにセットするよう案内する内容である。この例におけるガイダンス情報は、ユーザの紙幣投入を容易にするための文言51と、その文言51に対応して投入口に紙幣を投入する姿勢を示す姿勢画面52とをセットとした情報として表示している。しかし、ガイダンス情報は、そのような内容でなくても良く、ユーザが紙幣を投入口131に適切に投入することを容易にする案内情報であれば問題はない。この動作が、図2のステップS07である。
【0033】
このガイダンス情報により、ユーザは、紙幣モジュール13の投入口131に紙幣の1枚目(先頭紙幣)の姿勢が第1姿勢(目的の姿勢)となるように紙幣の束をセット(投入)することが可能となる。ユーザは、入金受付ガイダンス画面の表示に従い、投入口131に紙幣の束の先頭(最上面)紙幣の姿勢が第1姿勢になるように紙幣を投入する。これが、図2のステップS08である。
【0034】
入金装置1は、投入口131の投入検知部で紙幣が投入されたことを検知すると、紙幣投入されたことを入金情報記憶部17に記録する。そして、図2のステップS09において、投入口紙幣検知部で先頭の紙幣(最上面の紙幣)の姿勢を検出する。次に、ステップS10において、ガイダンスで表示した第1姿勢であるか否かを比較する。ステップS10における比較の結果、紙幣の先頭姿勢が第1姿勢の場合(YESの場合)にはステップS13に進み、第1姿勢でない場合(NOの場合)にはステップS11に進む。
【0035】
ステップS11では、表示部12に、表示したガイダンス情報の紙幣の姿勢と投入口131に投入した先頭紙幣の姿勢とが異なることを表示し、ユーザに紙幣姿勢を変更して再投入することを案内する。ユーザは、この表示により、投入口131に投入した紙幣の姿勢を変えて再投入する。この動作が、ステップS12である。このステップS09~ステップS12の動作は、投入口131に投入した、紙幣の先頭の姿勢が第1姿勢になるまで繰返される。
【0036】
ステップS13では、投入口131に投入された紙幣の搬送が開始される。ステップS14では、投入口131に投入された紙幣を1枚毎に分離し、判定部132に搬送する。すなわち、搬送路134では、投入口131に投入された紙幣を1枚ずつ分離して判定部132内を通過するように紙幣を搬送する。判定部132において各紙幣の状態判定(金種の判定、不良紙幣か否かの判定、および姿勢の判定)が行われる。
【0037】
判定部132は、ステップS15において、紙幣の姿勢(向き)、金種、不良紙幣か否かの判定結果情報を制御部11へ出力する。これにより、制御部11は、不良紙幣の場合は不良紙幣カセットに搬送し、不良でない紙幣であり、かつ第1姿勢である紙幣は収納部133内の収納カセットに金種別に収納するよう制御する。制御部11は、目的の姿勢でないと判定された紙幣(第2姿勢から第4姿勢の紙幣)は、リジェクト紙幣として排出口135へ搬送(排出)するよう搬送路134を制御する。これにより、排出口135にリジェクト紙幣が集積される。なお、各紙幣の真偽判別結果や金種や枚数および搬送先の情報である媒体搬送先情報により、制御部11は、紙幣搬送姿勢情報を紙幣搬送姿勢記憶部14に記録するとともに、紙幣搬送先情報を紙幣搬送先記憶部15に記録(記憶)する。この動作が、図2のステップS16の動作である。
【0038】
ここで、リジェクト紙幣の内、1枚目(先頭)のリジェクト紙幣の姿勢情報を記録する。この動作が、図2のステップS17、ステップS18の動作である。この先頭のリジェクト紙幣の姿勢は、排出口135に集積されたリジェクト紙幣を、投入口131へ投入する際の、次回ガイダンス情報を決定するために利用される。
【0039】
図2のステップS19では、排出口135に排出されたリジェクト紙幣が満杯であるか否かを判断する。満杯でない場合には、次のステップS20に進み、投入口131に未搬送の紙幣が残っているか否かを判断する。未搬送の紙幣が残っている場合、ステップS14に戻り、ステップS14~ステップS20の動作を繰り返す。この動作により、投入口131に投入された紙幣が全てなくなるまで紙幣搬送ができる。紙幣搬送を繰返し、紙幣モジュール13は投入検知部により投入された紙幣が全て搬送され、投入口131が空になったことを検知し、かつ搬送路上の紙幣が全て搬送されたことを検知すると、制御部11は当該1回目の受付が終了されたことを確認できる。この間、制御部11は、判定結果に基づいて紙幣を収納部133に収納し、リジェクト紙幣を排出口135に搬送する。また、制御部11は、判定部132で判定された全ての紙幣の紙幣姿勢情報および紙幣搬送先情報を当該1回目の受付分として記録する。
【0040】
図2のステップS21では、制御部11は、紙幣搬送姿勢と、紙幣搬送先から次回の投入方向を決定する。また、ステップS22では、この投入方向と、ステップS18で記録した先頭のリジェクト紙幣の姿勢とから、次にリジェクト紙幣を投入口131に投入する際の案内情報である「次回ガイダンス情報」を決定する。
【0041】
次に、制御部11は、ステップS23の動作を実行し、媒体搬送先情報よりリジェクト紙幣の発生の有無を確認する。1回目の投入による紙幣の収納と排出動作の結果、通常、排出口135にはリジェクト紙幣(目的の姿勢でない紙幣)が集積されている。ステップS23において、リジェクト紙幣が集積されている(残っている)場合(YESの場合)には、制御部11は、表示部12にリジェクト紙幣の受取を指示する画面を表示する。これにより、ユーザは、リジェクト紙幣を受取る(ステップS25)。ユーザが紙幣受取画面に従い、出金口の紙幣を受取ると、入金装置1(制御部11)は受取検知部で排出口135が空であることを検知し、ユーザがリジェクト紙幣を受取った結果を入金情報記憶部17に記録するとともに、入金結果確認画面に表示し、ユーザによる確認を促す。
【0042】
続いて、制御部11は、ステップS26において、入金中の当該取引番号における投入口への受付回数を更新する。すなわち、1回目の投入による動作が終了した場合には、2回目に更新する。そして、表示部12に表示されていたガイダンス情報を、次回ガイダンス情報に更新する。
【0043】
ステップS23において、リジェクト紙幣がない場合には、今回の紙幣の姿勢整理が終了し、収納(入金が)終了したものと判断し、ステップS27に進む。
【0044】
ステップS27では、収納カセットに搬送された紙幣の金種および枚数を集計した入金金額等を含む入金結果情報を入金情報記憶部17に記録するとともに、入金結果確認画面に表示し、ユーザによる確認を促す。ユーザは入金結果確認画面を確認し、入金結果が正しいことを確認した後、確認ボタンをタップし、当該取引番号における入金処理を完了する。
【0045】
次に、ステップS28に進み、他に入金する紙幣が有るかどうかを確認する。この確認は、表示部12に、他に入金する紙幣があるか否かを選択するための確認ボタンを表示し、ユーザがいずれかのボタンを選択する。ユーザの選択により、他に入金する紙幣が存在することを確認するボタンをタップすると、他に入金する紙幣が存在すると判断し、ステップS05に戻り、上述した動作を繰返す。つまり、次の取引番号を設定し、投入回数を1回目の投入であるとし、ステップS05に進む。ステップS28において、他に入金する紙幣がないことを選択するボタンをタップすると、制御部11は他に入金紙幣は存在しないと判断し、ステップS29に進む。
【0046】
ステップS29では、当該入金動作が完了したことを入金情報記憶部17に記録するとともに、レシートを印字し、待機画面を表示する。ユーザは印字されたレシートを受取り、管理者等へ売上金入金が完了したエビデンスとして提出する。
【0047】
さて、ステップS23でリジェクト紙幣が残っている場合、ステップS24~ステップS26の動作を実行し、ステップS05に戻る。ステップS26では、表示部12に、前回(例えば、1回目)の入金動作において目的とする姿勢以外であるとして排出されたリジェクト紙幣を、投入口131に投入する際の次回(例えば、2回目)ガイダンス情報の表示を行う。この次回ガイダンス情報の表示により、ユーザは、投入口131に、次回ガイダンス情報の表示に合うようにリジェクト紙幣を投入口131に投入することができる。仮に、表示したガイダンス情報に合致しない姿勢でリジェクト紙幣を投入した場合には、ステップS08~ステップS12の動作により、ガイダンス表示した姿勢と合致するように案内される。これにより、ユーザはリジェクト紙幣をガイダンス表示された姿勢になるまで投入動作を繰返す。ステップS10で先頭紙幣の姿勢が、表示されたガイダンス情報と合致した場合(YESの場合)、ステップS13に進む。
【0048】
ステップS13~ステップS23までの動作は、既に説明した1回目の紙幣投入の場合と同様である。すなわち、投入口131に投入されたリジェクト紙幣が搬送路134により搬送され、判定部132で判定される。その結果、制御部11は、この回の搬送において目的の姿勢であると判定した紙幣を金種毎に対応する収納カセットに収納する制御を実行する。そして、この回(例えば、2回目)の投入動作において、目的とする姿勢でないと判断された紙幣はリジェクト紙幣として再び排出口135に搬送される。ステップS23でリジェクト紙幣が残っている場合には、これらの動作が繰返し実行される。紙幣の姿勢には、4姿勢があるため、最大4回の紙幣投入により(リジェクト紙幣だけの投入で見れば最大3回の投入により)、全ての紙幣が収納部133に収納される。
【0049】
ここで、ガイダンス情報の表示は、第1姿勢が収納すべき目的の姿勢であるとした場合には、1回目の紙幣投入だけでなく、2回目以降の紙幣投入(リジェクト紙幣の投入)の際にも、リジェクト紙幣の先頭にある紙幣(1枚目の紙幣)の姿勢が第1姿勢になるようにガイダンスすることで良い。つまり、図3の(A)に示すように、2回目以降の紙幣投入の際にも、次回ガイダンス情報は、1回目の場合のガイダンス情報と同じ内容とすれば良い。このようなガイダンス情報を表示することにより、最大4回の紙幣投入により、目的の姿勢に整理された紙幣を収納部に入金することができる。
【0050】
しかし、この実施例では、リジェクト紙幣の中で、前回の紙幣投入動作において最も多い姿勢の紙幣を次回の投入動作において納入カセットに収納するようにしている。つまり、先頭のリジェクト紙幣の姿勢と、リジェクト紙幣の姿勢(第2~第4姿勢)の中で、最大の枚数である姿勢とを用いて、次回の投入動作においては、最大の枚数の姿勢である紙幣が収納カセットに収納できるようにガイダンス表示を行う。すなわち、第1姿勢でないためリジェクト紙幣となった場合、紙幣搬送先情報に該当する紙幣姿勢情報より得られる最も多かったリジェクト紙幣の姿勢の情報である最多姿勢情報より、最多姿勢情報の姿勢を第1姿勢に変換するための投入紙幣方向を次回投入方向として決定し、新たなガイダンス情報とする。例えば、紙幣モジュール13が入金口に投入した姿勢と出金口に排出される紙幣の姿勢が同じである搬送路でありかつ最多姿勢情報が第2姿勢であった場合、次回投入方向は上下変換の方向となる。新たなガイダンス情報(次回ガイダンス情報)としては、姿勢向きが揃っていないという通知および、リジェクトされた紙幣の束を上下変換してから投入口131に投入することを促すガイダンスとする。つまり、常に図3の(A)のようなガイダンスを行うのではなく、図3の(B)や(C)のようなガイダンス表示を行うことにより、最も多い姿勢の紙幣から収納できるようになる。
【0051】
このようなガイダンス表示によれば、前記の最多姿勢情報によるガイダンス情報を決定することで、投入した紙幣の向きを気にせず、4方向すべてを順に投入するようガイダンスするよりも、前記の投入した紙幣の向きを反映させた方が、全ての紙幣を取込むまでの投入量=時間が短縮できる。
【0052】
なお、投入口131に投入された紙幣の姿勢を検知する投入口媒体姿勢検知部はカメラ等による画像を用いて行うことでも良く、また、入金口に投入された紙幣の姿勢を検知する投入口媒体姿勢通知部に、検知結果をユーザへ通知するためにスピーカー等を備えても良い。
【0053】
入金装置は、投入検知部で紙幣が入金口に投入されたことを検知すると、投入口媒体姿勢検知部で投入された紙幣が、第1姿勢か否かを検知し、結果を表示部や投入口媒体姿勢通知部で通知し、特に第1姿勢では無いと検知した場合に、第1姿勢で投入するよう促す表示や通知を行う。また、前回の媒体搬送先情報および媒体姿勢情報がある受付の場合、例えば、2回目の受付である場合、入金受付ガイダンス画面表示に、1回目の投入での媒体搬送先情報および媒体姿勢情報からリジェクト紙幣の先頭の紙幣の姿勢情報である先頭紙幣情報を用いたガイダンス出力情報としても良い。ユーザはより直感的に2回目の投入すべき紙幣の向きを理解しやすくなる。また、上述した実施例では媒体搬送先情報と媒体姿勢情報をそれぞれ分けて管理したが、搬送紙幣毎に媒体搬送先情報と媒体姿勢情報を判別する情報として搬送IDを付与しても良い。それにより、媒体搬送先情報と媒体姿勢情報が管理しやすくなる。
【0054】
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明する為に詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置換することも可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
【符号の説明】
【0055】
1…入金装置、2…上位システム、10…通信部、11…制御部、12…表示部、13…紙幣モジュール、14…紙幣搬送姿勢記憶部、15…紙幣搬送先記憶部、16…搬送紙幣画像記憶部、17…入金情報記憶部、18…入金口紙幣姿勢検知部、19…入金口紙幣姿勢通知部、21…上位計算機、22…入金結果データベース、23…ユーザ情報データベース、24…装置管理情報データベース、131…投入口、132…判定部、133…収納部、134…搬送路、135…排出口
図1
図2
図3