(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022146462
(43)【公開日】2022-10-05
(54)【発明の名称】宅配管理制御装置および宅配管理方法
(51)【国際特許分類】
A47G 29/30 20060101AFI20220928BHJP
A47G 29/20 20060101ALI20220928BHJP
【FI】
A47G29/30
A47G29/20
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021047436
(22)【出願日】2021-03-22
(71)【出願人】
【識別番号】308036402
【氏名又は名称】株式会社JVCケンウッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】小林 建
(72)【発明者】
【氏名】富澤 克美
(72)【発明者】
【氏名】中島 彩優子
(72)【発明者】
【氏名】箱石 和也
(72)【発明者】
【氏名】下田 義弥
【テーマコード(参考)】
3K100
【Fターム(参考)】
3K100CA43
3K100CA45
3K100CA48
3K100CA51
3K100CC05
3K100CD03
(57)【要約】
【課題】受取人が利用する、施錠可能な収容部を用いて、荷物をより適切に宅配すること。
【解決手段】宅配の荷物の受取人が利用する、施錠可能な収容部を用いた制御装置30であって、宅配の荷物が収容部に収容されて施錠されたことを示す収容情報を取得する収容情報取得部51と、荷物に添付された配送伝票から読み取った送付先情報を取得する送付先情報取得部32と、受取人の通知先を示す通知先情報を取得する通知先情報取得部52と、収容情報を取得した場合、送付先情報と通知先情報とに基づいて、送付先情報に対応する受取人の通知先に、荷物が収容されたことを示す収容通知情報を送信する収容通知制御部54と、受取人による荷物の受け取り可否を示す受取可否情報を取得する受取可否情報取得部55と、受取可否情報に基づいて、受取可否情報が受け取り拒否を示す場合、荷物を収容部に収容した配送業者に対して、荷物の受け取りが拒否されたことを示す拒否通知情報を送信する拒否通知制御部56と、を備える。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
宅配の荷物の受取人が利用する、施錠可能な収容部を用いた宅配管理制御装置であって、
宅配の荷物が前記収容部に収容されて施錠されたことを示す収容情報を取得する収容情報取得部と、
前記荷物に添付された配送伝票から読み取った送付先情報を取得する送付先情報取得部と、
前記受取人の通知先を示す通知先情報を取得する通知先情報取得部と、
前記収容情報取得部が前記収容情報を取得した場合、前記送付先情報取得部が取得した前記送付先情報と前記通知先情報取得部が取得した前記通知先情報とに基づいて、前記送付先情報に対応する前記受取人の通知先に、前記荷物が収容されたことを示す収容通知情報を送信する収容通知制御部と、
前記受取人による前記荷物の受け取り可否を示す受取可否情報を取得する受取可否情報取得部と、
前記受取可否情報取得部が取得した前記受取可否情報に基づいて、前記受取可否情報が受け取り拒否を示す場合、前記荷物を前記収容部に収容した配送業者に対して、前記荷物の受け取りが拒否されたことを示す拒否通知情報を送信する拒否通知制御部と、
を備える、宅配管理制御装置。
【請求項2】
前記拒否通知情報は、前記荷物が収容された前記収容部を解錠可能な解錠情報を含む、
請求項1に記載の宅配管理制御装置。
【請求項3】
前記受取可否情報取得部が取得した前記受取可否情報に基づいて、前記受取可否情報が受け取り承諾を示す場合、前記受取人に対して、前記荷物が収容された前記収容部の解錠情報を送信する解錠情報通知制御部、
を備える、請求項1または2に記載の宅配管理制御装置。
【請求項4】
前記解錠情報は、前記収容部を解錠するためのセキュリティコードである、
請求項2または3に記載の宅配管理制御装置。
【請求項5】
宅配の荷物の受取人が利用する、施錠可能な収容部を用いた宅配管理方法であって、
宅配の荷物が前記収容部に収容されて施錠されたことを示す収容情報を取得する収容情報取得ステップと、
前記荷物に添付された配送伝票から読み取った送付先情報を取得する送付先情報取得ステップと、
前記受取人の通知先を示す通知先情報を取得する通知先情報取得ステップと、
前記収容情報取得ステップによって前記収容情報が取得された場合、前記送付先情報取得ステップによって取得された前記送付先情報と前記通知先情報取得ステップによって取得された前記通知先情報とに基づいて、前記送付先情報に対応する前記受取人の通知先に、前記荷物が収容されたことを示す収容通知情報を送信する収容通知制御ステップと、
前記受取人による前記荷物の受け取り可否を示す受取可否情報を取得する受取可否情報取得ステップと、
前記受取可否情報取得ステップによって取得された前記受取可否情報に基づいて、前記受取可否情報が受け取り拒否を示す場合、前記荷物を前記収容部に収容した配送業者に対して、前記荷物の受け取りが拒否されたことを示す拒否通知情報を送信する拒否通知制御ステップと、
を含む、宅配管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、宅配管理制御装置および宅配管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
配送業者が宅配ボックスへ荷物を収容する際、事前に荷物の宅配を連絡し、それに対して受取人が荷物の受け取りを拒否する場合、その拒否を表示部に表示することで意思表示をする技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術は、配送業者と受取人が宅配する前に連絡が取れることが前提となっている。このため、連絡が取れない場合は宅配が行われて、受取人は受け取りの拒否を宅配業者に伝えることができない。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、居住者が利用する、施錠可能な収容部を用いて、荷物をより適切に宅配することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る宅配管理制御装置は、宅配の荷物の受取人が利用する、施錠可能な収容部を用いた宅配管理制御装置であって、宅配の荷物が前記収容部に収容されて施錠されたことを示す収容情報を取得する収容情報取得部と、前記荷物に添付された配送伝票から読み取った送付先情報を取得する送付先情報取得部と、前記受取人の通知先を示す通知先情報を取得する通知先情報取得部と、前記収容情報取得部が前記収容情報を取得した場合、前記送付先情報取得部が取得した前記送付先情報と前記通知先情報取得部が取得した前記通知先情報とに基づいて、前記送付先情報に対応する前記受取人の通知先に、前記荷物が収容されたことを示す収容通知情報を送信する収容通知制御部と、前記受取人による前記荷物の受け取り可否を示す受取可否情報を取得する受取可否情報取得部と、前記受取可否情報取得部が取得した前記受取可否情報に基づいて、前記受取可否情報が受け取り拒否を示す場合、前記荷物を前記収容部に収容した配送業者に対して、前記荷物の受け取りが拒否されたことを示す拒否通知情報を送信通する拒否通知制御部と、を備える。
【0007】
本発明に係る宅配方法は、宅配の荷物の受取人が利用する、施錠可能な収容部を用いた宅配管理方法であって、宅配の荷物が前記収容部に収容されて施錠されたことを示す収容情報を取得する収容情報取得ステップと、前記荷物に添付された配送伝票から読み取った送付先情報を取得する送付先情報取得ステップと、前記受取人の通知先を示す通知先情報を取得する通知先情報取得ステップと、前記収容情報取得ステップによって前記収容情報が取得された場合、前記送付先情報取得ステップによって取得された前記送付先情報と前記通知先情報取得ステップによって取得された前記通知先情報とに基づいて、前記送付先情報に対応する前記受取人の通知先に、前記荷物が収容されたことを示す収容通知情報を送信する収容通知制御ステップと、前記受取人による前記荷物の受け取り可否を示す受取可否情報を取得する受取可否情報取得ステップと、前記受取可否情報取得ステップによって取得された前記受取可否情報に基づいて、前記受取可否情報が受け取り拒否を示す場合、前記荷物を前記収容部に収容した配送業者に対して、前記荷物の受け取りが拒否されたことを示す拒否通知情報を送信する拒否通知制御ステップと、を含む。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、複数の居住者が利用する、施錠可能な収容部を用いて、荷物をより適切に宅配できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、宅配システムを説明する概略図である。
【
図2】
図2は、第一実施形態に係る宅配管理装置の構成例を示すブロック図である。
【
図3】
図3は、宅配システムにおける処理の流れを示すフロー図であり、荷物を収容する際のフロー図である。
【
図4】
図4は、宅配システムにおける処理の流れを示すフロー図であり、荷物の収容通知情報を受信した際のフロー図である。
【
図5】
図5は、宅配システムにおける処理の流れを示すフロー図であり、荷物を受け取る際のフロー図である。
【
図6】
図6は、第二実施形態に係る宅配管理装置の構成例を示すブロック図である。
【
図7】
図7は、宅配システムにおける処理の流れを示すフロー図であり、荷物を収容する際のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照して、本発明に係る宅配管理制御装置および宅配管理方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0011】
[第一実施形態]
(宅配システム)
図1は、宅配システム1を説明する概略図である。宅配システム1は、施錠可能な収容部を複数有する、いわゆる宅配ボックス100を用いた宅配の管理を行うシステムである。宅配ボックス100は、宅配の荷物の受取人が利用する。配送業者の配送員MAは、宅配の荷物を宅配ボックス100へ収容する。受取人は、宅配ボックス100から荷物を受け取る。本実施形態では、宅配システム1は、宅配ボックス100の周辺に配置された、宅配ボックス100を管理する宅配管理装置10と、配送業者が使用する配送管理装置60と、受取人が使用する電子機器80とを備える。以下の説明では、一例として、宅配ボックス100は、集合住宅の共用部に設置され、受取人が集合住宅の居住者MBであるものとして説明する。
【0012】
(配送管理装置)
配送管理装置60は、配送業者が使用する管理装置である。配送管理装置60は、配送業者の事務所などに設置されているサーバ装置である。配送管理装置60は、宅配ボックス100に収容した荷物の引き取りに関する情報を受信する。配送管理装置60は、通信部61と、操作部62と、制御装置70とを有する。
【0013】
通信部61は、通信ユニットである。通信部61は、インターネットまたは携帯電話回線などいずれの方法で通信を行ってもよい。通信部61は、図示しない通信網を介して宅配管理装置10とデータを通信可能に接続する。通信部61は、宅配管理装置10から、拒否通知情報を受信する。
【0014】
操作部62は、各種操作を受付可能である。例えば、操作部62は、配送業者が確認結果を入力する操作を受付可能である。操作部62は、操作情報を制御装置70の操作情報取得部72に出力する。
【0015】
制御装置70は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などで構成された演算処理装置(制御装置)である。制御装置70は、記憶されているプログラムをメモリにロードして、プログラムに含まれる命令を実行する。制御装置70には図示しない内部メモリが含まれ、内部メモリは制御装置70におけるデータの一時記憶などに用いられる。制御装置70は、通信制御部71と、操作情報取得部72とを有する。
【0016】
通信制御部71は、通信部61を介したデータの送受信を制御する。通信制御部71は、通信部61を介して、宅配管理装置10から拒否通知情報を受信する。
【0017】
操作情報取得部72は、操作部62が受け付けた操作の操作情報を取得する。操作情報取得部72は、例えば、拒否通知情報に対する確認結果の入力操作を示す入力操作情報を取得して制御信号を出力する。
【0018】
(電子機器)
電子機器80は、居住者MBが使用する機器である。電子機器80は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット、ノート型パーソナルコンピュータ、デスクトップ型パーソナルコンピュータ、またはファックスやインターフォンなどを含む。電子機器80は、宅配ボックス100に荷物が収容されたことを示す収容通知情報、および、宅配ボックス100を解錠するための解錠情報を受信する。電子機器80は、通信部81と、操作部82と、制御装置90とを有する。
【0019】
通信部81は、通信ユニットである。通信部81は、インターネットまたは携帯電話回線などいずれの方法で通信を行ってもよい。通信部81は、図示しない通信網を介して宅配管理装置10とデータを通信可能に接続する。通信部81は、宅配管理装置10から、収容通知情報および解錠情報を受信する。通信部81は、宅配管理装置10へ、収容通知情報に対する受取可否情報を送信する。
【0020】
操作部82は、各種操作を受付可能である。例えば、操作部82は、居住者MBが宅配ボックス100に収容された荷物の受取可否を入力する操作を受付可能である。受取可否は、受け取り承諾操作および受け取り拒否操作によって入力される。例えば、居住者MBが注文した荷物、または、知人などからの荷物である場合、居住者MBは、受け取り承諾操作をする。例えば、配送元などに心当たりがない不審な荷物である場合、居住者MBは、受け取り拒否操作をする。操作部82は、操作情報を制御装置90の操作情報取得部92に出力する。
【0021】
制御装置90は、例えば、CPUなどで構成された演算処理装置(制御装置)である。制御装置90は、記憶されているプログラムをメモリにロードして、プログラムに含まれる命令を実行する。制御装置90には図示しない内部メモリが含まれ、内部メモリは制御装置90におけるデータの一時記憶などに用いられる。制御装置90は、通信制御部91と、操作情報取得部92とを有する。
【0022】
通信制御部91は、通信部81を介したデータの送受信を制御する。通信制御部91は、通信部81を介して、宅配管理装置10から収容通知情報および解錠情報を受信する。通信制御部91は、通信部81を介して、宅配管理装置10へ受取可否情報を送信する。
【0023】
操作情報取得部92は、操作部82が受け付けた操作の操作情報を取得する。操作情報取得部92は、例えば、収容通知情報に対する確認結果の入力操作を示す入力操作情報を取得して制御信号を出力する。操作情報取得部92は、例えば、受取可否の入力操作を示す入力操作情報を取得して通信制御部91へ出力する。操作情報取得部92は、例えば、受け取り承諾操作および受け取り拒否操作から、受取可否情報を取得して通信制御部91へ出力する。
【0024】
(宅配管理装置)
図2は、第一実施形態に係る宅配管理装置10の構成例を示すブロック図である。宅配管理装置10は、例えば、居住者MBが利用する、施錠可能な収容部、いわゆる宅配ボックス100を用いた宅配の管理装置である。宅配管理装置10は、伝票用カメラ11と、解錠用カメラ12と、電子錠13と、表示部14と、操作部15と、通信部19と、住所情報記憶部21と、通知先情報記憶部22と、配送業者情報記憶部23と、制御装置(宅配管理制御装置)30とを有する。
【0025】
伝票用カメラ11は、宅配の荷物に添付された配送伝票の映像を撮影する。より詳しくは、伝票用カメラ11は、宅配の荷物に添付された配送伝票から送付先の住所を認識可能に撮影する。伝票用カメラ11は、配送伝票から送付元の住所を認識可能に撮影してもよい。伝票用カメラ11は、配送伝票の送付元の住所をバーコード等の一次元コードやQRコード(登録商標)等の二次元コードに情報化したものを撮影してもよい。伝票用カメラ11は、配送伝票から配送業者および配送員MAに関する情報を認識可能に撮影してもよい。伝票用カメラ11は、配送伝票から、荷物の中身について内容物、大きさ、重さ、冷蔵または冷凍の要否などの詳細を示す情報を認識可能に撮影してもよい。本実施形態では、伝票用カメラ11は、宅配ボックス100周辺に配置されている。伝票用カメラ11は、撮影した映像データを制御装置30の送付先情報取得部32へ出力する。
【0026】
解錠用カメラ12は、荷物が収容された宅配ボックス100の収容部101を解錠するための解錠情報を読み取るための読取部である。本実施形態では、解錠用カメラ12は、解錠情報として、解錠用のセキュリティコードの映像を撮影する。解錠用のセキュリティコードは、例えば、受け取り拒否の荷物を回収する配送員MAが使用する図示しない端末の表示部に表示されてもよい。解錠用のセキュリティコードは、例えば、居住者MBが使用する電子機器80の表示部に表示されてもよい。解錠用のセキュリティコードは、例えば、印刷物に印刷されてもよい。本実施形態では、解錠用カメラ12は、宅配ボックス100周辺に配置されている。解錠用カメラ12は、撮影した映像データを制御装置30の解錠情報取得部45へ出力する。伝票用カメラ11と解錠用カメラ12は、個別に管理装置10は有しているが、共用でもよい。
【0027】
電子錠13は、宅配ボックス100の収容部101を施錠および解錠可能な電子錠である。電子錠13は、制御装置30の施錠制御部35からの制御信号によって解錠および施錠が制御される。
【0028】
表示部14は、一例としては、宅配管理装置10に固有の表示装置、または、他のシステムと共用した表示装置などである。表示部14は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)または有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどを含むディスプレイである。本実施形態では、表示部14は、宅配ボックス100周辺に配置されている。表示部14は、荷物の収容時に、配送員MAへの操作案内、通知、警告などを表示する。表示部14は、荷物の受け取り時に、居住者MBへの操作案内、通知、警告などを表示する。より詳しくは、表示部14は、制御装置30の表示制御部41から出力された映像信号に基づいて、映像を表示する。
【0029】
操作部15は、各種操作を受付可能である。操作部15は、表示部14に備えられているタッチパネルである。例えば、操作部15は、配送業者が部屋番号を入力する操作を受付可能である。例えば、操作部15は、配送業者が収容部101の番号を入力する操作を受付可能である。例えば、操作部15は、配送業者または配送員MAを識別する情報を入力する操作を受付してもよい。操作部15は、操作情報を制御装置30の操作情報取得部43に出力する。
【0030】
通信部19は、通信ユニットである。通信部19は、インターネットまたは携帯電話回線などいずれの方法で通信を行ってもよい。通信部19は、図示しない通信網を介して配送管理装置60、および、居住者MBが使用する電子機器80とデータを通信可能に接続する。通信部19は、配送管理装置60へ、拒否通知情報を送信する。通信部19は、居住者MBの使用する電子機器80へ、収容通知情報を送信する。通信部19は、居住者MBの使用する電子機器80へ、解錠情報を送信する。通信部19は、居住者MBの使用する電子機器80から、受取可否情報を受信する。
【0031】
住所情報記憶部21は、居住者MBの住所を示す住所情報を記憶する。住所情報記憶部21は、記憶している住所情報を制御装置30の住所情報取得部33へ出力する。住所情報記憶部21は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、または、メモリカードなどの記録部である。または、図示しない通信装置を介して無線接続される外部記録部であってもよい。
【0032】
住所情報は、居住者MBの住所を、番地までの住所、集合住宅の名称、棟番号、および部屋番号と、居住者MBの少なくとも姓とを含む。集合住宅の名称および棟番号は、含んでいなくてもよい。
【0033】
通知先情報記憶部22は、居住者MBの通知先を示す通知先情報を記憶する。通知先情報記憶部22は、記憶している通知先情報を制御装置30の通知先情報取得部52へ出力する。通知先情報記憶部22は、例えば、ROM、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、または、メモリカードなどの記録部である。または、図示しない通信装置を介して無線接続される外部記録部であってもよい。
【0034】
通知先情報は、収容通知情報を送信する際に使用される。通知先情報は、居住者MBごとの、通知の通知先の情報である。通知先は、例えば、電話番号、携帯電話番号、ファクシミリ番号、メールアドレス、各種コミュニケーション用のアプリケーションのアカウントなどである。本実施形態では、通知先は、居住者MBの使用する電子機器80で確認可能なメールアドレスであるものとする。通知先情報記憶部22の通知先情報は、住所情報記憶部21に記憶している居住者MBの住所情報に紐づけされていてもよいし、紐づけした通知先情報を住所情報記憶部21の中に記憶してもよい。
【0035】
配送業者情報記憶部23は、配送業者の通知先を示す配送業者情報を記憶する。配送業者情報記憶部23は、記憶している配送業者情報を制御装置30の配送業者情報取得部53へ出力する。配送業者情報記憶部23は、例えば、ROM、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、または、メモリカードなどの記録部である。または、図示しない通信装置を介して無線接続される外部記録部であってもよい。
【0036】
配送業者情報は、拒否通知情報を送信する際に使用される。配送業者情報は、配送業者ごとの、通知の通知先の情報である。通知先は、例えば、電話番号、携帯電話番号、ファクシミリ番号、メールアドレス、各種コミュニケーション用のアプリケーションのアカウントなどである。本実施形態では、通知先は、配送業者が管理する配送管理装置60で確認可能なメールアドレスであるものとする。
【0037】
(制御装置)
制御装置30は、例えば、CPUなどで構成された演算処理装置(制御装置)である。制御装置30は、記憶されているプログラムをメモリにロードして、プログラムに含まれる命令を実行する。制御装置30には図示しない内部メモリが含まれ、内部メモリは制御装置30におけるデータの一時記憶などに用いられる。制御装置30は、空き判定部31と、送付先情報取得部32と、住所情報取得部33と、比較部34と、施錠制御部35と、解錠情報生成部36と、表示制御部41と、警告制御部42と、操作情報取得部43と、解錠情報取得部45と、解錠判定部46と、収容情報取得部51と、通知先情報取得部52と、配送業者情報取得部53と、収容通知制御部54と、受取可否情報取得部55と、拒否通知制御部56と、解錠情報通知制御部57とを有する。
【0038】
空き判定部31は、施錠制御部35によって記憶部に記憶された施錠状態情報に基づいて、宅配ボックス100の収容部101が空いているか否かを判定する。本実施形態では、空き判定部31は、施錠状態情報に基づいて、配送業者によって部屋番号が入力された、宅配ボックス100の収容部101が空いているか否かを判定する。空き判定部31は、施錠状態情報に基づいて、収容部101が解錠されていることを示す場合、収容部101が空いていると判定する。空き判定部31は、施錠状態情報に基づいて、収容部101が施錠されていることを示す場合、収容部101が空いていないと判定する。本実施形態では、空き判定部31は、配送業者が入力した部屋番号に対応する収容部101が空いているか否かを判定する。
【0039】
宅配ボックス100の収容部101は、あらかじめ当該集合住宅の部屋ごとに使用可能なボックスが割り当てられていてもよい。収容部101は、使用時に空いているボックスを割り当ててもよい。
【0040】
送付先情報取得部32は、宅配の荷物に添付された配送伝票から読み取った送付先情報を取得する。本実施形態では、送付先情報取得部32は、伝票用カメラ11が出力した映像データを取得する。送付先情報取得部32は、取得した映像データに認識処理を行って送付先情報を読み取る。配送伝票には、例えば、配送先の住所が文字で表示されていてもよいし、人が解読困難な一次元コードや二次元コードなどで表示されていてもよい。認識処理は、公知の方法を利用可能である。送付先情報取得部32は、取得した映像データに認識処理を行って送付元情報を読み取ってもよい。送付先情報取得部32は、配送伝票から、荷物の中身について内容物、大きさ、重さ、冷蔵または冷凍の要否などの詳細を示す情報を読み取ってもよい。送付先情報取得部32は、取得した映像データに認識処理を行って、配送業者および配送員MAに関する情報を読み取ってもよい。
【0041】
住所情報取得部33は、居住者MBの住所を示す住所情報を取得する。より詳しくは、住所情報取得部33は、住所情報記憶部21から住所情報を取得する。
【0042】
比較部34は、送付先情報取得部32によって取得された送付先情報と、住所情報取得部33によって取得された住所情報とを比較する。比較部34は、送付先情報と住所情報とを比較して、一致するか否かを判定する。より詳しくは、比較部34は、送付先情報に含まれる送付先の住所および氏名と一致する住所および氏名が住所情報に存在するか否かを判定する。比較部34は、例えば、番地までの住所、集合住宅の名称、棟番号、部屋番号を含めて、一致するか否かを判定する。比較部34は、例えば、集合住宅の名称、棟番号、部屋番号、および氏名のすべてが一致する場合、一致すると判定する。比較部34は、例えば、集合住宅名を省略して、番地と棟番号と部屋番号とを「‐」でつないで続けて記載しているような場合にも、一致すると判定してもよい。比較部34は、例えば、集合住宅の名称、棟番号、部屋番号、および氏名のいずれか一つが一致しない場合、一致しないと判定する。比較部34は、例えば、配送伝票から読み取った送付先情報が、誤った棟番号、誤った部屋番号、または誤った氏名である場合、一致しないと判定する。住所情報が集合住宅の名称および棟番を含まない場合、部屋番号および氏名によって判定すればよい。
【0043】
施錠制御部35は、比較部34の比較結果に基づいて、宅配ボックス100の収容部101の施錠状態を制御する制御信号を電子錠13へ送信する。より詳しくは、施錠制御部35は、宅配ボックス100の収容部101に荷物が収容されて蓋が閉じられると、当該収容部101を施錠するよう制御する制御信号を電子錠13へ送信する。施錠制御部35は、比較部34の比較結果に基づいて、送付先情報が住所情報と一致する場合、宅配ボックス100の収容部101を解錠するよう制御する制御信号を電子錠13へ送信する。
【0044】
施錠制御部35は、宅配ボックス100の収容部101の施錠状態を認識する。施錠制御部35は、宅配ボックス100の収容部101を施錠した場合、当該収容部101が施錠状態であることを示す施錠状態情報を図示しない記憶部に記憶する。施錠制御部35は、宅配ボックス100の収容部101を解錠した場合、当該収容部101が解錠状態であることを示す施錠状態情報を図示しない記憶部に記憶する。施錠状態情報は、当該収容部101に収容した荷物の配送業者および配送員MAに関する情報を含む。
【0045】
施錠制御部35は、施錠後に、所定期間以上、荷物が受け取られなかった場合、発行されている解錠情報による解錠を不可にするように制御してもよい。施錠制御部35は、解錠情報の有効期限が過ぎている場合、発行されている解錠情報による解錠を不可にするように制御してもよい。
【0046】
解錠情報生成部36は、施錠された宅配ボックス100の収容部101を解錠するための解錠情報を生成する。より詳しくは、解錠情報生成部36は、宅配ボックス100の収容部101が施錠される際に、居住者MBが宅配ボックス100の収容部101を解錠するための解錠情報を生成する。解錠情報生成部36は、宅配ボックス100の収容部101に収容された荷物の受け取りが拒否された際に、配送業者が宅配ボックス100の収容部101を解錠するための解錠情報を生成する。解錠情報生成部36は、生成した解錠情報を、荷物を収容した宅配ボックス100の収容部101に紐づけて図示しない記憶部に記憶する。
【0047】
解錠情報は、セキュリティコードである。解錠情報は、例えば人が解読困難な一次元コードや二次元コードなどである。解錠情報には、有効期限を示す情報を含んでもよい。解錠情報は、有効期限を過ぎると、無効となる。また、解錠情報は、収容部101を一度解錠すると無効になる。解錠情報に有効期限ならびに一度解錠すると無効になる(いわゆるワンタイムパスワード)機能を持たせることで、宅配ボックス100のセキュリティの強化につながる。また解錠情報の有効期限を過ぎて、宅配ボックス100の収容部101の解錠を行いたい場合、居住者MBが電子機器80から通信を介して制御装置30の施錠制御部35に解錠を可能にするようにしてもよいし、解錠情報生成部36に解錠情報の再生成を指示してもよい。
【0048】
表示制御部41は、表示部14に対して、各種表示映像を表示するよう制御する。言い換えると、表示制御部41は、表示部14に対して表示映像を表示する映像信号を出力する。表示制御部41は、例えば、収容部101を指定するように促すメッセージを表示部14に表示する。表示制御部41は、例えば、送付先住所の確認画面の表示映像を表示部14に表示する。送付先住所の確認画面には、例えば、伝票用カメラ11に配送伝票をかざすように促すメッセージが表示部14に表示される。表示制御部41は、例えば、他の収容部101を指定するように促すメッセージを表示部14に表示する。表示制御部41は、例えば、預入完了の確認画面の表示映像を表示部14に表示する。
【0049】
警告制御部42は、表示部14に対して、各種警告映像を表示するよう制御する。言い換えると、警告制御部42は、表示部14に対して警告映像を表示する映像信号を出力する。警告制御部42は、比較部34の比較結果に基づいて、送付先情報が住所情報と一致しない場合、警告を発する。より詳しくは、警告制御部42は、例えば、比較部34による比較結果に基づいて、送付先住所が、住所情報記憶部21に記憶された住所情報に存在しないことを警告するメッセージを表示部14に表示する。警告制御部42は、例えば、当該セキュリティコードでは解錠できないことを警告するメッセージを表示部14に表示する。
【0050】
操作情報取得部43は、操作部15が受け付けた操作の操作情報を取得する。操作情報取得部43は、例えば、配送業者が部屋番号を入力した操作を示す操作情報を取得して制御信号を出力する。操作情報取得部43は、例えば、配送業者が収容部101の番号を入力した操作を示す操作情報を取得して制御信号を出力する。操作情報取得部43は、例えば、配送業者が配送業者または配送員MAを識別する情報を入力した操作を示す操作情報を取得して制御信号を出力してもよい。操作情報取得部43は、例えば、表示部14に表示された確認画面を確認した配送業者による確認結果の入力操作を示す入力操作情報を取得して制御信号を出力する。操作情報取得部43は、例えば、表示部14に表示された警告映像を確認した配送業者による確認結果の入力操作を示す入力操作情報を取得して制御信号を出力する。
【0051】
解錠情報取得部45は、解錠用カメラ12が撮影した映像データから解錠情報を取得する。
【0052】
解錠判定部46は、居住者MBが提示した解錠情報で、宅配ボックス100の収容部101を解錠可能か否か判定する。解錠判定部46は、受け取り拒否の荷物を回収する配送員MAが提示した解錠情報で、宅配ボックス100の収容部101を解錠可能か否か判定する。より詳しくは、解錠判定部46は、解錠情報取得部45が取得した解錠情報と、解錠情報生成部36によって生成されて、収容部101と紐付けられて記憶された解錠情報とを比較して、解錠可能か否かを判定する。解錠判定部46は、一致する場合、解錠可能であると判定する。解錠判定部46は、一致しない場合、解錠不可であると判定する。解錠判定部46は、解錠情報の有効期限を過ぎている場合、解錠不可であると判定してもよい。解錠判定部46は、当該解錠情報を使用して、すでに解錠済である場合、解錠不可であると判定してもよい。
【0053】
収容情報取得部51は、宅配の荷物が宅配ボックス100の収容部101に収容されて施錠されたことを示す収容情報を取得する。より詳しくは、収容情報取得部51は、操作情報取得部43が取得した操作情報と、施錠制御部35から取得した施錠状態情報とに基づいて、荷物が収容されたことを示す収容情報を取得する。
【0054】
収容情報には、荷物が収容された収容部101を識別する情報と、収容日時を示す収容日時情報と、荷物を収容する際に取得された送付先情報と、配送伝票から読み取った配送業者および配送員MAに関する情報とを含む。
【0055】
通知先情報取得部52は、居住者MBの通知先を示す通知先情報を取得する。通知先情報取得部52は、収容通知情報を送信する際に、通知先情報を取得する。通知先情報取得部52は、収容情報取得部51が収容情報を取得した場合、通知先情報を取得する。通知先情報取得部52は、通知先情報記憶部22から、収容情報に含まれる送付先情報に対応する居住者MBの通知先情報を取得する。
【0056】
配送業者情報取得部53は、配送業者の通知先を示す配送業者情報を取得する。より詳しくは、配送業者情報取得部53は、配送業者情報記憶部23から配送業者情報を取得する。配送業者情報取得部53は、拒否通知情報を送信する際に、当該荷物を配達した配送員MAが所属する配送業者の配送業者情報を取得する。
【0057】
収容通知制御部54は、収容情報取得部51が収容情報を取得した場合、送付先情報取得部32が取得した送付先情報と通知先情報取得部52が取得した通知先情報とに基づいて、送付先情報に対応する居住者MBの通知先に、荷物が収容されたことを示す収容通知情報を送信する。収容通知制御部54は、通信部19を介して、居住者MBの通知先に、荷物が収容されたことを示す収容通知情報を送信するよう制御する。
【0058】
収容通知情報は、例えば、配達日時、送付先情報、送り元情報を含む。収容通知情報は、例えば、荷物の中身について内容物、大きさ、重さ、冷蔵または冷凍の要否などの詳細を示す情報を含んでもよい。
【0059】
受取可否情報取得部55は、居住者MBによる荷物の受け取り可否を示す情報を取得する。受取可否情報取得部55は、通信部19を介して、居住者MBが使用する電子機器80から、受取可否情報を受信するよう制御する。
【0060】
拒否通知制御部56は、受取可否情報取得部55が取得した受取可否情報に基づいて、受取可否情報が受け取り拒否を示す場合、荷物を宅配ボックス100の収容部101に収容した配送業者に対して、荷物の受け取りが拒否されたことを示す拒否通知情報を送信する。拒否通知制御部56は、通信部19を介して、配送業者に、荷物の受け取りが拒否されたことを示す拒否通知情報を送信するよう制御する。
【0061】
拒否通知情報は、荷物が収容された宅配ボックス100の収容部101を解錠可能な解錠情報を含む。解錠情報は、配送業者用に発行された、宅配ボックス100の収容部101を解錠するためのセキュリティコードである。
【0062】
解錠情報通知制御部57は、受取可否情報取得部55が取得した受取可否情報に基づいて、受取可否情報が受け取り承諾を示す場合、居住者MBに対して、荷物が収容された宅配ボックス100の収容部101の解錠情報を通知する。
【0063】
(宅配システム1における処理)
(宅配ボックスへの荷物の収容)
次に、
図3を用いて、荷物を収容する際の制御装置30における処理の流れについて説明する。
図3は、宅配システム1における処理の流れを示すフロー図であり、荷物を収容する際のフロー図である。例えば、宅配管理装置10の表示部14に表示された、メニュー画面から、「荷物の収容」を選択操作した後に、以下のフローに沿った処理を実行する。「荷物の収容」が選択操作されると、表示部14には、収容部101の番号入力画面が表示される。
【0064】
配送業者の配送員MAは、宅配ボックス100から収容部101を選定する(ステップS101)。配送員MAは、荷物を収容可能な収容部101を選定する。
【0065】
配送員MAは、宅配管理装置10の操作部15を介して、希望する収容部101の番号を入力する(ステップS102)。
【0066】
制御装置30は、収容部101の番号が入力されたことを確認する(ステップS111)。より詳しくは、制御装置30は、操作情報取得部43によって、収容部101の番号を入力した操作を示す操作情報を取得して制御信号を出力する。制御装置30は、ステップS112へ進む。
【0067】
制御装置30は、収容部101が空いているか否かを判定する(ステップS112)。より詳しくは、制御装置30は、空き判定部31によって、施錠状態情報に基づいて、配送員MAによって番号が入力された、宅配ボックス100の収容部101が空いているか否かを判定する。制御装置30は、空き判定部31によって、収容部101が空いていると判定する場合(ステップS112でYes)、ステップS113へ進む。制御装置30は、空き判定部31によって、収容部101が空いていないと判定する場合(ステップS112でNo)、ステップS114へ進む。
【0068】
収容部101が空いていると判定する場合(ステップS112でYes)、制御装置30は、送付先住所の確認画面を表示する(ステップS113)。より詳しくは、制御装置30は、表示制御部41によって、例えば、送付先住所の確認画面の表示映像を表示部14に表示する。制御装置30は、伝票用カメラ11における配送伝票の読み取りを待機する。
【0069】
収容部101が空いていないと判定する場合(ステップS112でNo)、制御装置30は、他の収容部101を指定するよう表示する(ステップS114)。より詳しくは、制御装置30は、表示制御部41によって、例えば、他の収容部101を指定するように促すメッセージを表示部14に表示する。制御装置30は、処理を終了する。
【0070】
配送員MAは、伝票用カメラ11に配送伝票をかざす(ステップS103)。
【0071】
配送員MAによって、伝票用カメラ11に配送伝票がかざされると、制御装置30は、送付先住所を読み取る(ステップS115)。より詳しくは、制御装置30は、伝票用カメラ11によって、宅配の荷物に添付された配送伝票の映像を撮影する。制御装置30は、送付先情報取得部32によって、宅配の荷物に添付された配送伝票から読み取った送付先情報を取得する。制御装置30は、ステップS116へ進む。
【0072】
制御装置30は、住所・部屋番号・氏名が一致しているか否かを判定する(ステップS116)。より詳しくは、制御装置30は、比較部34によって、送付先情報取得部32によって取得された送付先情報と、住所情報取得部33によって取得された住所情報とを比較する。制御装置30は、比較部34によって、送付先情報に含まれる送付先の住所および氏名と一致する住所および氏名が住所情報に存在するか否かを判定する。例えば、集合住宅名を省略して、番地と棟番号と部屋番号とを「‐」でつないで続けて記載しているような場合にも、一致すると判定してもよい。制御装置30は、比較部34によって、例えば、集合住宅の名称、棟番号、部屋番号、および氏名のすべてが一致する場合、一致すると判定して(ステップS116でYes)、ステップS117へ進む。制御装置30は、比較部34によって、例えば、集合住宅の名称、棟番号、部屋番号、および氏名のいずれか一つでも一致しない場合、一致しないと判定して(ステップS116でNo)、ステップS118へ進む。
【0073】
一致すると判定した場合(ステップS116でYes)、制御装置30は、指定された収容部101を解錠する(ステップS117)。より詳しくは、制御装置30は、施錠制御部35によって、収容部101を解錠するよう電子錠13へ制御信号を出力する。制御装置30は、表示制御部41によって、例えば、預入完了の確認画面の表示映像を表示部14に表示する。制御装置30は、配送員MAによる荷物の収容を待機する。
【0074】
一致しないと判定した場合(ステップS116でNo)、制御装置30は、警告を表示する(ステップS118)。より詳しくは、制御装置30は、警告制御部42によって、例えば、比較部34による比較結果に基づいて、送付先住所が、住所情報記憶部21に記憶された住所情報に存在しないことを警告するメッセージを表示部14に表示する。制御装置30は、処理を終了する。
【0075】
配送員MAは、解錠された収容部101へ荷物を収容する(ステップS104)。
【0076】
配送員MAは、宅配管理装置10の操作部15を介して、預入完了を入力する(ステップS105)。
【0077】
制御装置30は、預入完了を確認する(ステップS119)。より詳しくは、制御装置30は、操作情報取得部43によって、例えば、表示部14に表示された預入完了の確認画面への確認結果の入力操作を示す入力操作情報を取得して制御信号を出力する。制御装置30は、ステップS120へ進む。
【0078】
制御装置30は、収容部101を施錠する(ステップS120)。より詳しくは、制御装置30は、施錠制御部35によって、当該収容部101を施錠するよう制御する制御信号を電子錠13へ送信する。そして、制御装置30では、収容情報取得部51によって、収容情報が取得される。制御装置30は、ステップS121へ進む。
【0079】
制御装置30は、収容通知情報を送信する(ステップS121)。より詳しくは、制御装置30は、通知先情報取得部52によって、通知先情報記憶部22から、収容情報に含まれる送付先情報に対応する居住者MBの通知先情報を取得する。制御装置30は、収容通知制御部54によって、送付先情報取得部32が取得した送付先情報と通知先情報取得部52が取得した通知先情報とに基づいて、送付先情報に対応する居住者MBの通知先に、荷物が収容されたことを示す収容通知情報を送信する。制御装置30は、収容通知制御部54によって、通信部19を介して、居住者MBの通知先に、収容通知情報を送信するよう制御する。制御装置30は、処理を終了する。
【0080】
(荷物の受取可否の確認)
次に、
図4を用いて、荷物の受取可否を確認する際制御装置30における処理の流れについて説明する。
図4は、宅配システム1における処理の流れを示すフロー図であり、荷物の収容通知情報を受信した際のフロー図である。
図4に示すフローは、
図3に示すステップS121の処理の実行後の処理である。
【0081】
居住者MBが使用する電子機器80は、収容通知情報を受信する(ステップS131)。より詳しくは、電子機器80は、通信制御部91によって、通信部81を介して、宅配管理装置10から収容通知情報を受信する。
【0082】
居住者MBは、電子機器80の操作部82に対して、受取可否を入力する(ステップS132)。より詳しくは、電子機器80は、操作情報取得部92によって、受取可否の入力操作を示す入力操作情報を取得して通信制御部91へ出力する。居住者MBは、例えば、注文した荷物、または、知人などからの荷物である場合、受け取り承諾操作をする。居住者MBは、例えば、配送元などに心当たりがない不審な荷物である場合、受け取り拒否操作をする。電子機器80は、通信制御部91によって、通信部81を介して、宅配管理装置10へ受取可否情報を送信する。
【0083】
制御装置30は、受取可否情報を取得する(ステップS141)。より詳しくは、制御装置30は、受取可否情報取得部55によって、通信部19を介して、居住者MBが使用する電子機器80から、受取可否情報を受信するよう制御する。制御装置30は、ステップS142へ進む。
【0084】
制御装置30は、居住者MBが収容された荷物の受け取り承諾であるか否かを判定する(ステップS142)。制御装置30は、受取可否情報が受け取り承諾を示すと判定する場合(ステップS142でYes)、ステップS143へ進む。制御装置30は、受取可否情報が受け取り拒否を示すと判定する場合(ステップS142でNo)、ステップS145へ進む。
【0085】
受取可否情報が受け取り承諾を示すと判定する場合(ステップS142でYes)、制御装置30は、セキュリティコードを発行する(ステップS143)。より詳しくは、制御装置30は、解錠情報生成部36によって、居住者MBが宅配ボックス100の収容部101を解錠するための解錠情報のセキュリティコードを生成する。制御装置30は、解錠情報生成部36によって、生成した解錠情報を、荷物を収容した宅配ボックス100の収容部101に紐づけて図示しない記憶部に記憶する。制御装置30は、ステップS144へ進む。
【0086】
制御装置30は、解錠情報を居住者MBへ送信する(ステップS144)。より詳しくは、制御装置30は、解錠情報通知制御部57によって、居住者MBに対して、荷物が収容された宅配ボックス100の収容部101の解錠情報のセキュリティコードを通知する。制御装置30は、処理を終了する。
【0087】
受取可否情報が受け取り拒否を示すと判定する場合(ステップS142でNo)、制御装置30は、セキュリティコードを発行する(ステップS145)。より詳しくは、制御装置30は、解錠情報生成部36によって、配送業者が宅配ボックス100の収容部101を解錠するための解錠情報のセキュリティコードを生成する。制御装置30は、解錠情報生成部36によって、生成した解錠情報を、荷物を収容した宅配ボックス100の収容部101に紐づけて図示しない記憶部に記憶する。
【0088】
制御装置30は、拒否通知情報を配送業者へ送信する(ステップS146)。より詳しくは、制御装置30は、拒否通知制御部56によって、荷物を宅配ボックス100の収容部101に収容した配送業者に対して、荷物の受け取りが拒否されたことを示す拒否通知情報を送信する。拒否通知情報は、荷物が収容された宅配ボックス100の収容部101を解錠可能な解錠情報のセキュリティコードを含む。制御装置30は、処理を終了する。
【0089】
(荷物の受取)
次に、
図5を用いて、荷物を受け取る際の制御装置30における処理の流れについて説明する。
図5は、宅配システム1における処理の流れを示すフロー図であり、荷物を受け取る際のフロー図である。例えば、宅配管理装置10の表示部14に表示された、メニュー画面から、「荷物の受取」を選択操作した後に、以下のフローに沿った処理を実行する。
【0090】
居住者MBは、セキュリティコードを入力する(ステップS151)。より詳しくは、居住者MBは、解錠用カメラ12にセキュリティコードをかざす。
【0091】
居住者MBによって、解錠用カメラ12にセキュリティコードがかざされると、制御装置30は、解錠可能か否かを判定する(ステップS161)。より詳しくは、制御装置30は、解錠用カメラ12によって、解錠用のセキュリティコードの映像を撮影する。
制御装置30は、解錠情報取得部45によって、解錠用カメラ12が撮影した映像データから解錠情報を取得する。制御装置30は、解錠判定部46によって、解錠情報取得部45が取得した解錠情報と、解錠情報生成部36によって生成されて、収容部101と紐付けられて記憶された解錠情報とを比較して、解錠可能か否かを判定する。制御装置30は、解錠判定部46によって、比較結果が一致する場合、解錠可能であると判定して(ステップS161でYes)、ステップS162へ進む。制御装置30は、解錠判定部46によって、比較結果が一致しない場合、解錠不可であると判定して(ステップS161でNo)、ステップS163へ進む。
【0092】
解錠可能であると判定する場合(ステップS161でYes)、制御装置30は、収容部101を解錠する(ステップS162)。より詳しくは、制御装置30は、施錠制御部35によって、収容部101を解錠するよう電子錠13へ制御信号を出力する。制御装置30は、居住者MBによる荷物の受取を待機する。
【0093】
解錠不可であると判定する場合(ステップS161でNo)、制御装置30は、解錠できないことを表示する(ステップS163)。より詳しくは、制御装置30は、警告制御部42によって、例えば、セキュリティコードが合わないので解錠できないことを警告するメッセージを表示部14に表示する。制御装置30は、処理を終了する。
【0094】
居住者MBは、解錠された収容部101から荷物を受け取る(ステップS152)。
【0095】
居住者MBは、宅配管理装置10の操作部15を介して、受取完了を入力する(ステップS153)。
【0096】
制御装置30は、受取完了を確認する(ステップS164)。より詳しくは、制御装置30は、操作情報取得部43によって、例えば、表示部14に表示された受取完了の確認画面への確認結果の入力操作を示す入力操作情報を取得して制御信号を出力する。制御装置30は、ステップS165へ進む。
【0097】
制御装置30は、収容部101を施錠する(ステップS165)。より詳しくは、制御装置30は、施錠制御部35によって、当該収容部101を施錠するよう制御する制御信号を電子錠13へ送信する。制御装置30は、処理を終了する。
【0098】
(効果)
上述したように、本実施形態では、宅配ボックス100に荷物が収容されると、居住者MBに対して、荷物が収容されたことを示す収容通知情報が送信される。本実施形態では、居住者MBは、荷物の受取可否情報を入力する。本実施形態では、制御装置30は、荷物の受取可否情報を受信する。本実施形態では、受取可否情報が受け取り拒否を示す場合、配送員MAに対して、荷物の受け取りが拒否されたことを示す拒否通知情報を送信する。本実施形態では、宅配ボックス100に収容された不審な荷物の受け取りを拒否することができる。
【0099】
本実施形態では、配送業MAには、拒否通知情報として、受け取りが拒否された荷物が収容された収容部101を解錠可能な解錠情報を送信する。本実施形態は、解錠情報を使い回しせずに、受け取りが拒否された場合に、解錠情報を送信することができる。本実施形態は、収容部101の解錠情報のセキュリティを高めることができる。本実施形態によれば、宅配ボックス100を使用して、適切に荷物を収容することができる。
【0100】
本実施形態では、操作情報が受け取り承諾を示す場合、居住者MBに対して、荷物が収容された収容部101の解錠情報を通知する。本実施形態は、解錠情報を使い回しせずに、受け取る場合に、解錠情報を送信することができる。本実施形態は、収容部101の解錠情報が漏洩することを抑制することができる。本実施形態は、収容部101の解錠情報のセキュリティを高めることができる。本実施形態によれば、宅配ボックス100を使用して、適切に荷物を収容することができる。
【0101】
本実施形態では、解錠情報は、収容部101を解錠するためのセキュリティコードである。本実施形態は、収容部101の解錠情報のセキュリティを高めることができる。
【0102】
[第二実施形態]
図6、
図7を参照しながら、本実施形態に係る制御装置30Aを有する宅配管理装置10Aについて説明する。
図6は、第二実施形態に係る宅配管理装置10Aの構成例を示すブロック図である。
図7は、宅配システム1における処理の流れを示すフロー図であり、荷物を収容する際のフロー図である。制御装置30Aは、基本的な構成は第一実施形態の制御装置30と同様である。以下の説明においては、制御装置30と同様の構成要素には、同一の符号または対応する符号を付し、その詳細な説明は省略する。本実施形態の制御装置30Aは、計測用カメラ16Aと、大きさ情報取得部37Aを有する点と、空き判定部31Aと施錠制御部35Aとにおける処理とが第一実施形態と異なる。
【0103】
宅配ボックス100の各収容部101の大きさを示す大きさ情報は、図示しない記憶部に記憶されている。本実施形態では、各収容部101は、直方体形状である。各収容部101の大きさは、収容部101の内部の空間の縦の長さ(奥行)と横の長さ(幅)と高さとで規定される。
【0104】
計測用カメラ16Aは、宅配の荷物の外形の映像を撮影する。より詳しくは、計測用カメラ16Aは、荷物の大きさを計測可能に撮影する。計測用カメラ16Aは、複数のカメラによって、荷物を複数の方向から撮影してもよい。計測用カメラ16Aは、配送伝票から、配送伝票に記載された荷物の大きさに関する情報を認識可能に撮影してもよい。本実施形態では、計測用カメラ16Aは、宅配ボックス100周辺に配置されている。計測用カメラ16Aは、撮影した映像データを制御装置30Aの大きさ情報取得部37Aへ出力する。
【0105】
大きさ情報取得部37Aは、荷物の大きさ情報を取得する。より詳しくは、大きさ情報取得部37Aは、計測用カメラ16Aが撮影した映像データに認識処理を行って、荷物の大きさを計測する。大きさ情報取得部37Aは、映像データから、荷物の縦の長さと横の長さと高さとを計測する。大きさ情報取得部37Aは、計測用カメラ16Aが撮影した映像データに認識処理を行って、配送伝票から記載された荷物の大きさ情報を認識してもよい。
【0106】
空き判定部31Aは、大きさ情報取得部37Aが取得した大きさ情報に基づいて、荷物が収容可能な収容部101が空いているか否かを判定する。より詳しくは、空き判定部31Aは、荷物の大きさ情報から、荷物を収容可能な大きさの収容部101を検索する。空き判定部31Aは、検索した収容部101の施錠状態情報に基づいて、収容部101が空いているか否かを判定する。
【0107】
施錠制御部35Aは、大きさ情報取得部37Aが取得した大きさ情報に基づいて、荷物が収容可能な収容部101を解錠する。本実施形態では、施錠制御部35Aは、空き判定部31Aが空いていると判定した収容部101を解錠するよう制御する制御信号を電子錠13へ送信する。
【0108】
表示制御部41Aは、例えば、他の収容部101を指定するように促すメッセージを表示部14に表示する。
【0109】
次に、荷物を収容する際の制御装置30Aにおける処理の流れについて説明する。例えば、宅配管理装置10Aの表示部14に表示された、メニュー画面から、「荷物の収容」を選択操作した後に、以下のフローに沿った処理を実行する。「荷物の収容」が選択操作されると、表示部14には、荷物の大きさを計測するように促すメッセージが表示される。
【0110】
配送員MAは、荷物を、計測用カメラ16Aが撮影可能な位置へ配置する(ステップS201)。
【0111】
制御装置30Aは、荷物の大きさを計測する(ステップS211)。より詳しくは、制御装置30Aは、計測用カメラ16Aによって、宅配の荷物の外形の映像を撮影する。制御装置30Aは、大きさ情報取得部37Aによって、荷物の大きさ情報を取得する。制御装置30Aは、ステップS212へ進む。
【0112】
制御装置30Aは、荷物を収容可能な収容部101が空いているか否かを判定する(ステップS212)。より詳しくは、制御装置30Aは、空き判定部31Aによって、荷物の大きさ情報から、荷物を収容可能な大きさの収容部101を検索する。制御装置30Aは、空き判定部31Aによって、検索した収容部101の施錠状態情報に基づいて、収容部101が空いているか否かを判定する。制御装置30Aは、空き判定部31Aによって、収容部101が空いていると判定する場合(ステップS212でYes)、ステップS213へ進む。制御装置30Aは、空き判定部31Aによって、収容部101が空いていないと判定する場合(ステップS212でNo)、ステップS214へ進む。
【0113】
収容部101が空いていないと判定する場合(ステップS212でNo)、制御装置30Aは、収容部101に空きがないことを表示する(ステップS214)。より詳しくは、制御装置30Aは、表示制御部41によって、例えば、荷物を収容可能な大きさの収容部101があいていないことを案内するメッセージを表示部14に表示する。また、居住者MBに対して、収容部101に荷物を収容できない旨を、配送管理装置60を介して配送員MAから送信するようにしてもよい。制御装置30Aは、処理を終了する。
【0114】
ステップS214を除くステップS213以降の処理は、
図3に示すフローのステップS113以降と同様の処理を行う。
【0115】
上述したように、本実施形態では、大きさ情報取得部37Aによって、宅配の荷物の大きさ情報を取得する。本実施形態では、取得した大きさ情報に基づいて、荷物が収容可能な収容部101を解錠する。本実施形態によれば、荷物を収容可能な収容部101を適切に選定することができる。
【0116】
本発明に係る宅配管理装置は、上述した実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてもよい。
【0117】
図示した宅配管理装置の各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていなくてもよい。すなわち、各装置の具体的形態は、図示のものに限られず、各装置の処理負担や使用状況などに応じて、その全部または一部を任意の単位で機能的または物理的に分散または統合してもよい。
【0118】
宅配管理装置の構成は、例えば、ソフトウェアとして、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。上記実施形態では、これらのハードウェアまたはソフトウェアの連携によって実現される機能ブロックとして説明した。すなわち、これらの機能ブロックについては、ハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、または、それらの組み合わせによって種々の形で実現できる。
【0119】
上記した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものを含む。さらに、上記した構成は適宜組み合わせが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において構成の種々の省略、置換または変更が可能である。
【0120】
上記では、宅配ボックス100は、集合住宅の共用部に設置されているものとして説明したがこれに限定されない。宅配ボックス100は、戸建て住宅に設置されていてもよい。宅配ボックス100は、コンビニエンスストアなどの商業施設、駅などの施設に設置されていてもよい。
【符号の説明】
【0121】
1 宅配システム
10 宅配管理装置
11 伝票用カメラ
12 解錠用カメラ
13 電子錠
14 表示部
19 通信部
21 住所情報記憶部
22 通知先情報記憶部
23 配送業者情報記憶部
30 制御装置(宅配管理制御装置)
31 空き判定部
32 送付先情報取得部
33 住所情報取得部
34 比較部
35 施錠制御部
36 解錠情報生成部
41 表示制御部
42 警告制御部
43 操作情報取得部
45 解錠情報取得部
46 解錠判定部
51 収容情報取得部
52 通知先情報取得部
53 配送業者情報取得部
54 収容通知制御部
55 受取可否情報取得部
56 拒否通知制御部
57 解錠情報通知制御部
60 配送管理装置
61 通信部
62 操作部
70 制御装置
71 通信制御部
72 操作情報取得部
80 電子機器
81 通信部
82 操作部
90 制御装置
91 通信制御部
92 操作情報取得部
100 宅配ボックス
101 収容部