(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022146834
(43)【公開日】2022-10-05
(54)【発明の名称】ガスコンロ、消し忘れ確認装置
(51)【国際特許分類】
F24C 3/12 20060101AFI20220928BHJP
【FI】
F24C3/12 L
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021080667
(22)【出願日】2021-03-22
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-06-21
(71)【出願人】
【識別番号】521202835
【氏名又は名称】蓑田 豊
(71)【出願人】
【識別番号】521200864
【氏名又は名称】蓑田 久美子
(74)【代理人】
【識別番号】100137338
【弁理士】
【氏名又は名称】辻田 朋子
(72)【発明者】
【氏名】蓑田 豊
(72)【発明者】
【氏名】蓑田 久美子
(57)【要約】
【課題】危険な時の安全機能が働く前に未然に防ぐことが課題である。ガスコンロによる火災が多く発生しており、離れていても点火していることを自覚することが可能となる安全確認装置を提供する。
【解決手段】ガスコンロが危険な状況になると働く機能である。しかし使用者が火を使用しているという認識を自覚する機能はないものであった。各家庭の既設のガスコンロを離れていてもガスコンロを使用、消火していると使用者が自覚と確認ができること、また使用者以外の者にも確認ができることを目的とするものである。
1Aの磁石は1Bが反応する位置に装着する。1Fの操作つまみで点火作業をすることにより、1Aが1Bから離れる。1Bが離れることにより、1Gの配線を通じて1Cの送信機が作動し、1Dの受信機に信号を送る。1Dには1EのLED発光ダイオードが設けられており、1Cからの受信により1Eは点灯、点滅するよう構成されている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガスコンロ、消し忘れ確認装置を適正な位置に装着、固定し、ガスコンロ点火消火操作作業をした際、ガスコンロの点火消火が離れた場所からでも確認ができることを可能とし、様々な形態のガスコンロの特徴に合わせ、磁石を近づけるとスイッチが入り離すとスイッチが切れる、又磁石を離すとスイッチが入り近づけるとスイッチが切れる事を特徴としたガスコンロ、消し忘れ確認装置
【請求項2】
前記ガスコンロ、消し忘れ確認装置は様々な形態があるガスコンロに対応するため磁石、スイッチをそのガスコンロに合わせて装着、固定する事を特徴とする請求項1記載のガスコンロ、消し忘れ確認装置
【請求項3】
前記ガスコンロ、消し忘れ確認装置はガスコンロ、IHコンロを使用すると同時にスイッチが入り送受信し離れた場所のLEDが点灯点滅する事を特徴とする請求項1記載のガスコンロ、消し忘れ確認装置
【請求項4】
前記ガスコンロ、消し忘れ確認装置はガスコンロを消すと同時にスイッチが切れ離れた場所のLEDが消灯する事を特徴とする請求項1記載のガスコンロ、消し忘れ確認装置
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、キッチンのガスコンロの点火、消火の安全確認と消し忘れによる事故、火災の未然の防止に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現在のガスコンロには安全装置が設けられている。
【0003】
旧ガスコンロは一口のみの安全装置の義務化であった。法改正により安全装置は全口への過熱防止センサーと立ち消え安全装置が義務化された。安全機能が働くとブザーや自動で自動消火、火力調整される機能などを搭載している。
【0004】
ガスコンロは頻繁に機器を交換するのは困難なため、今現在も安全機能が一口の旧型の機器を使用している家庭も多くある。
【0005】
ガスコンロが点火している状態をガスコンロから離れると確認が困難であった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年でも依然として、家庭用ガスコンロによる火災が多く発生しており、その原因として火を使用したままその場から離れてしまうこと又は忘れてしまうことが一因として挙げられる。
【0007】
上述に述べた安全機能は、ガスコンロが危険な状況になると働く機能である。しかし使用者が火を使用しているという認識を自覚する機能はないものであった。
【0008】
危険な時の安全機能が働く前に未然に防ぐことが課題である。
【0009】
本発明は、各家庭の既設のガスコンロを離れていてもガスコンロを使用、消火していると使用者が自覚と確認ができること、また使用者以外の者にも確認ができることを目的とするものである。
【0010】
以下、
図1、
図2、
図3のガスコンロの点火、消火の操作について説明する。図のようにガスコンロは様々な形態があるが、点火をする際は一例として点火つまみを回す、ボタンを押すと点火をするよう構成されている。また、消火をする際にはつまみを回し戻し、押し戻して消火作業を行うよう構成されている。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の様々の形態に合わせ、ガスコンロの操作部に磁石を装着する。リードスイッチは点火、消火の形態に合わせて、ノーマルオープン又ノーマルクローズを選択し、点火作業により磁石が反応する場所に固定する。点火作業をすると同時に送信機が反応し、受信機に信号を送る。受信機にはLED発光ダイオードが搭載されており点灯、点滅をする特徴で構成されている。
【0012】
受信機は、使用者や周囲の者の目視、確認可能な場所に設置することによりガスコンロに火がついていることを知ることができる。
【0013】
そして、上記の送信機は各家庭にある既設のガスコンロに装着可能なため上述に述べたように、特に1口のみの安全機能を搭載しているガスコンロを使用している家庭では、全てに安全機能を持たせることが可能となり、全ての安全機能を持つガスコンロにも、離れていても点火していることを自覚することが可能となる。
【0014】
さらに、消火作業をすると、受信機側のLED電球も点灯、点滅が消灯する。使用者と周囲の者はガスコンロから離れてもLED発光ダイオードの消灯により火を使用していないことを再確認することが可能となる。
【0015】
図1は回すことで点火、消火する構造になっている。リードスイッチの特徴を活かし、磁石が離れると送信機が作動するように装着する。
【0016】
本発明は、離れていても使用者と周囲の者が火の取り扱いに自覚と認識を持つことができることを可能とした安全確認装置を提供する。
【発明の効果】
【0017】
上述したように本発明のガスコンロ、消し忘れ確認装置は、ガスコンロの使う場所の特徴によって離れた場所から点火消火状態を確認することが困難であった欠点を解消することを可能にした。
【0018】
IHコンロは1A1Bがいらず、1Cの部品を内部に取り付け点火ボタンを押すと直接1Dに送信し1Eが点灯点滅が始まる。
【0019】
これにより消し忘れを無くす事が可能となり事故、火災を未然に防ぐ事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明実施の形態を図に基づいて説明する。
【0022】
図1においては、点火、消火の作業はつまみを回す操作となる構造の、ガスコンロである。
【0023】
図1、1Fの操作つまみの正常位置の適正な位置に1Bのリードスイッチ、ノーマルクローズを装着する。1Aの磁石は1Bが反応する位置に装着する。1Fの操作つまみで点火作業をすることにより、1Aが1Bから離れる。1Bが離れることにより、1Cの送信機が作動し、1Dの受信機に信号を送る。1Dには1EのLED発光ダイオードが設けられており、1Cからの受信により1Eは点灯、点滅するよう構成されている。
【0024】
図1の消火作業は、1Fを回し戻す。1Aと1Bが正常位置に戻ると同時に、1Cは送信を停止する。1Dは送信が停止すると同時に、1Eは消灯するよう構成されている。
【0025】
図2においては、点火、消火の作業は、ボタンスイッチの操作となる構造のガスコンロである。
【0026】
図2、1Fの操作ボタンに1Aを適正な位置に取り付け、1Bリードスイッチ、ノーマルオープンをガスコンロの適正な位置に装着する。1Aは1Bが反応する位置に装着する。1Fの操作ボタンで点火作業をすることにより、1Aが1Bと近づく。1Aが近づくことにより、1Cが作動し、1Dが受信1Eが点灯、点滅するよう構成されている。
【0027】
図2の消火作業は、1Fを押し戻す。1Aと1Bが正常位置に戻ると同時に1Cは送信を停止する。1Eは消灯するよう構成されている。
【0028】
図3においては、点火、消火の作業は、スイッチボタンを押し出し、点火操作となる構造のガスコンロである
【0029】
図31Fの表面に1Aを装着し、適正な位置に1Bを取り付け、押し出した時に1Aと1Bが離れる事によりスイッチが入るリードスイッチ、ノーマルクローズが取り付けられる。
【符号の説明】
【0030】
1A、操作部に設けた磁石
1B、1Aに反応するスイッチ
1C、1A、1Bの反応により送信する送信機
1D、1Cから受信する受信機
1E、1Dが受信したと同時に点灯する点火、消火、確認LED
1F、ガスコンロ操作部
1G、配線
【手続補正書】
【提出日】2022-02-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガスコンロ、消し忘れ確認装置を適正な位置に装着、固定し、ガスコンロ点火消火作業をした際、ガスコンロの点火消火が離れた場所からでも確認ができることを可能とし、押圧動作によって点火消火を操作するガスコンロ操作部を備える形態のガスコンロの特徴に合わせ、
前記ガスコンロには、前記ガスコンロ操作部に近接してスイッチが設けられており、
前記ガスコンロ操作部の前面に磁石が設けられ、
前記磁石を近づけると前記スイッチが入り離すと前記スイッチが切れる、また前記磁石を離すと前記スイッチが入り近づけると前記スイッチが切れることを特徴としたガスコンロ、消し忘れ確認装置。
【請求項2】
前記ガスコンロ、消し忘れ確認装置はガスコンロ又はIHコンロを使用すると同時にスイッチが入り送受信し、離れた場所のLEDが点灯点滅することを特徴とする請求項1に記載のガスコンロ、消し忘れ確認装置。
【請求項3】
前記ガスコンロ、消し忘れ確認装置はガスコンロを消すと同時にスイッチが切れ離れた場所のLEDが消灯することを特徴とする請求項1に記載のガスコンロ、消し忘れ確認装置。
【手続補正書】
【提出日】2022-04-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガスコンロ、消し忘れ確認装置を適正な位置に装着、固定し、ガスコンロ点火消火作業をした際、ガスコンロの点火消火が離れた場所からでも確認ができることを可能とし、押圧動作によって点火消火を操作するガスコンロ操作部を備える形態のガスコンロの特徴に合わせ、
前記ガスコンロには、前記ガスコンロ操作部に近接してスイッチが設けられており、
前記ガスコンロ操作部の前面に磁石が設けられ、
前記磁石を近づけると前記スイッチが入り離すと前記スイッチが切れる、また前記磁石を離すと前記スイッチが入り近づけると前記スイッチが切れることを特徴としたガスコンロ、消し忘れ確認装置。
【請求項2】
前記ガスコンロ、消し忘れ確認装置は前記ガスコンロを使用すると同時にスイッチが入り送受信し、離れた場所のLEDが点灯点滅することを特徴とする請求項1に記載のガスコンロ、消し忘れ確認装置。
【請求項3】
前記ガスコンロ、消し忘れ確認装置は前記ガスコンロを消すと同時にスイッチが切れ離れた場所のLEDが消灯することを特徴とする請求項1に記載のガスコンロ、消し忘れ確認装置。