(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022146836
(43)【公開日】2022-10-05
(54)【発明の名称】水の流れを利用した小規模発電方法。
(51)【国際特許分類】
F03B 3/04 20060101AFI20220928BHJP
F03B 13/10 20060101ALI20220928BHJP
F03B 7/00 20060101ALI20220928BHJP
【FI】
F03B3/04
F03B13/10
F03B7/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021080670
(22)【出願日】2021-03-22
(71)【出願人】
【識別番号】598059826
【氏名又は名称】平松 勝彦
(72)【発明者】
【氏名】平松 勝彦
【テーマコード(参考)】
3H072
3H074
【Fターム(参考)】
3H072AA13
3H072BB07
3H072BB08
3H072CC43
3H074AA08
3H074AA12
3H074BB09
3H074CC11
3H074CC16
(57)【要約】 (修正有)
【課題】化石燃料使用に伴う二酸化炭素、メタンガスなどの温暖化の原因になるガスの排出を少しでもなくした発電方法を提供する。
【解決手段】本発電方法は川の流れの水流を利用した発電方法で、発電装置を一定の水深を持つ川の中に沈めこむことで、水の流れからの水圧を水車1に受けることで動設された発電機が作動して発電を行うものである。本発電装置は小型発電装置であり且つ小規模発電しかできない装置である。例えば、川の水中内に一定の距離をとって川沿いに多数の発電装置を設置することで、個々の発電電気量は少ないが膨大な数量の発電装置設置を駆動することで大きい発電電気量を得ることが出来る。また、本発電装置は、水車1(スクリュウー)、発電機3、土台7が接続された構造であり、単純な構造であり他の発電方法に対して初期投資費用が低価格であると同時に費用対効果にも優れた発電システムを得ることが出来る。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本発電方法は、川を流れる水の移動エネルギーを利用した小規模発電方法である。本発明の発電装置を川の水中内且つある程度の水深を持ち流れのある場所に投入することで流れる水圧の作用と水車の作用で発電が行われる。さらに、その設置場所から一定の距離を持つ下流に本発電装置が設置されていれば、また同じ水の水流を利用した発電が下流で行われるのである。つまり、川上部で発電に利用された水が下流に流れてまた同じ水の水流が発電に利用されることを示している。山で降った雨が川に流れ込むと同時に高度差の中で川を下り長い距離を経て海に流れ込む、本発明の発電装置は流れ下る川の距離的各位置に膨大な数量の本発電装置を置くことで流れ下る水のエネルギーを効率よく利用する発電方法である。次に本発電装置は、水車1(スクリュウー)、発電機3、土台7、が接続された構造である、したがって、単純な構造であり他の発電方法に対して初期投資費用が低価格であると同時に費用対効果にも優れた発電システムであることを示している。
【請求項2】
本発電方法は、先端にスクリュウー1(水車)を設けたシャフト2に発電機3を連動された構造である。さらに、それらの装置が水中内において発電作動するように発電機の周囲を防水ケーシング5で覆われ、発電作用が正常に行われる構造を示している装置を鉄筋コンクリート又は金属製の土台7上部にアンカーボルト8を用いて合体した構造の水流を利用して発電する装置である。また、本装置の特徴は水の流れエネルギーを利用するため特に土台7の重量が大きくなっていることで水中において発電装置の位置の安定を保つ構造を有している。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は川の流れと小規模発電装置を利用した発電方法である。
【背景技術】
【0002】
地球大気の温暖化はさらに進み気象学的に深刻な状況を示しています。政府においても本年から政策の転換が見られ、脱炭素社会に転換しカーボンニュートラル目標に重点を目指すようです。
特許文献に付きましては、調べましたが本発明に関連した同種の文献はありませんでした。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は化石燃料使用に伴う二酸化炭素、メタンガスなどの温暖化の原因になるガスの排出を少しでもなくす目的に開発された発電方法である。現在行われている環境に優しい発電方法は、太陽光発電、風力発電、地熱発電、ダムなどの水力発電、であるが、それらの発電方法以外には中々有効な発電方法は発生できていないでいる。つまり、本発明はこれらの課題の解消を目的に開発された方法である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発電方法は川の流れの水流を利用した発電方法で、
図1に示した発電装置を一定の水深を持つ川の中に沈めこむことで、水の流れからの水圧を水車1に受けることで動設された発電機が作動して発電を行うものである。本発電装置は小型発電装置であり且つ小規模発電しかできない装置である。例えば、川の水中内に一定の距離をとって川沿いに多数の発電装置を設置することで、個々の発電電気量は少ないが膨大な数量の発電装置設置を駆動することで大きい発電電気量を得ることが出来る。次に本発電装置は、水車1(スクリュウー)、発電機3、土台7が接続された構造である、したがって、単純な構造であり他の発電方法に対して初期投資費用が低価格であると同時に費用対効果にも優れた発電システムを示している。さらに、発電方法が簡単で川の水中内に投入すれば発電するなどの特徴を示している。
【発明の効果】
【0005】
本発電方法は、川を流れる水の移動エネルギーを利用した小規模発電方法である。本発明の発電装置を川の上流部且つある程度の水深を持ち流れのある場所に投入することで流れる水圧の作用と水車の作用で発電が行われる。さらに、その設置場所から一定の距離を持つ下流に本発電装置が設置されていれば、また同じ水の水流を利用した発電が下流で行われるのである。つまり、川上部で発電に利用された水が下流に流れてまた同じ水の水流が発電に利用されることを示している。山で降った雨が川に流れ込むと同時に高度差の中で川を下り長い距離を経て海に流れ込む、本発明の発電装置は流れ下る川の距離的各位置に膨大な数量の本発電装置を置くことで流れ下る水のエネルギーを効率よく利用する発電方法である。
次に本発電方法は、山岳地などで降った雨水が川に流れ込み長い時間と距離を介して海に達する水の作用(水の移動エネルギー)を利用した発電方法である。したがって、自然界的エネルギーの活用であり、発電過程で発生する温暖化ガスなどの物質は発生しない、つまり、温暖化課題の解消に効果のある発電方法である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明の実施にあたっては、発明装置を投入する川の選択が重要な結果をもたらす。川の種類は一級河川又はそれらに準ずる体系の川が求められると同時に水の水量と水深が重要である。川底の状態が出来る限りなだらかである場所。水の流れが速く急流で且つ川底が岩などの場所は避けることが重要である。全国の一級河川を観察してきましたが、本発電に適した場所は膨大に存在することが判明した。さらに、それらの場所に本発明装置である発電装置を設置する場合では、クレーンを装備した船に発電装置を積み込み、あらかじめ選択していた場所にクレーンを用いて水中に下ろして川底に置くことで1台の発電装置の設置が完了する。など簡単な作業で設置が行われるのである。
【実施例0007】
図1を用いる。本発電方法は、先端にスクリュウー1(水車)を設けたシャフト2に発電機3を連動された構造である。さらに、それらの装置が水中内において発電作動するように発電機の周囲を外部防水カバー5で覆われ、発電作用が正常に行われる構造を示している装置を鉄筋コンクリート又は金属製の土台7上部にアンカーボルト8を用いて合体した構造の水流を利用して発電する装置である。また、本装置の特徴は水の流れエネルギーを利用するため特に異常なほど土台7の重量が大きくなっていることで水中において位置の安定を保つ構造を有している。水タンクを利用しての実証実験が行われているが本発電方法は実際の川の流れを利用した方法である。実際の川の水を利用した実証実験が必要であるが川の水を使用するには行政機関の協力が必要となります。
次に、本発明の発電装置は、川の中に設置されるため、水の流れ的エネルギーに対応した設置が重要となる。したがって、本装置には土台に大きい重量を蓄えた構造を持ち且つ水中発電作用において安定した構造物性などを得た特徴を持っている。
発電産業においてカーボンニュートラルを目指した発電方法は地球上においてあまり残されていないのが現状である。それらの意味においても本発電方法は貴重な方法である。