(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022146921
(43)【公開日】2022-10-05
(54)【発明の名称】基板処理装置
(51)【国際特許分類】
H01L 21/304 20060101AFI20220928BHJP
【FI】
H01L21/304 648L
H01L21/304 648G
H01L21/304 651B
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022043693
(22)【出願日】2022-03-18
(31)【優先権主張番号】10-2021-0036637
(32)【優先日】2021-03-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】518162784
【氏名又は名称】セメス カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114775
【弁理士】
【氏名又は名称】高岡 亮一
(74)【代理人】
【識別番号】100121511
【弁理士】
【氏名又は名称】小田 直
(74)【代理人】
【識別番号】100202751
【弁理士】
【氏名又は名称】岩堀 明代
(74)【代理人】
【識別番号】100208580
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 玲奈
(74)【代理人】
【識別番号】100191086
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 香元
(72)【発明者】
【氏名】パク,シー ヒュン
(72)【発明者】
【氏名】パク,イン ファン
(72)【発明者】
【氏名】ナー,スン ウン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,ウン ウー
(72)【発明者】
【氏名】キム,キュン ミン
(72)【発明者】
【氏名】チャ,ジー ミュン
【テーマコード(参考)】
5F157
【Fターム(参考)】
5F157AB02
5F157AB14
5F157AB33
5F157AB48
5F157AB51
5F157AB64
5F157AB90
5F157BB23
5F157BB45
5F157CF16
5F157CF40
5F157CF42
5F157CF44
5F157CF70
5F157CF74
5F157CF88
5F157DC90
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ハウジングの内部空間で下降気流による気流渋滞を解消することができる基板処理装置を提供する。
【解決手段】基板処理装置において、工程チャンバ300は、内部空間を有するハウジング310、内部空間内に位置し、処理空間を有する処理容器320、基板支持ユニット340、基板支持ユニット340に支持された基板Wに液を供給する液供給ユニット370、処理空間で発生されるヒュームを排気する排気ユニット380、ハウジングの上部面に結合され、内部空間に気体を供給する気流供給ユニット400及び気流供給ユニット400から下の方向に離隔され、処理容器より上に配置され、気体を吐出する打孔板500を含む。打孔板は、底面510と側面を含む。側面は、第1面520を含む。第1面は、ハウジングの側壁のうちで第1面と隣接した第1側壁312に向かう方向で上向き傾いており、第1ホール521からは気体を吐出する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板を処理する装置において、
内部空間を有するハウジングと、
前記内部空間内に位置し、処理空間を有する処理容器と、
前記処理空間で基板を支持する基板支持ユニットと、
前記基板支持ユニットに支持された基に液を供給する液供給ユニットと、
前記処理空間で発生されるヒュームを排気する排気ユニットと、
前記ハウジングの上部面に結合され、前記内部空間に下向き気流を形成する気体を供給する気流供給ユニットと、そして
前記気流供給ユニットから下の方向に離隔され、前記処理容器より上に配置され、前記内部空間で前記気体を吐出する打孔板を含むが、
前記打孔板は、
底面と側面を含み、
前記側面は第1面を含み、
前記第1面は上に向けるほど前記ハウジングの側壁らのうちで前記第1面と隣接した第1側壁を向ける方向に上向き傾いて、前記気体が吐出される第1ホールが形成されることを特徴とする基板処理装置。
【請求項2】
前記打孔板の前記底面には前記気体を吐出する底ホールが形成され、前記第1面の単位面積当たり前記第1ホールの開口面積は前記底面の単位面積当たり前記底ホールの開口面積と相異に提供されることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項3】
前記第1面の単位面積当たり前記第1ホールの開口面積は、前記底面の単位面積当たり前記底ホールの開口面積より小さく提供されることを特徴とする請求項2に記載の基板処理装置。
【請求項4】
前記第1ホールは前記ハウジングの第1側壁を向けて下向き傾いた方向に直接前記気体を吐出するように設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちで何れか一つに記載の基板処理装置。
【請求項5】
前記側面は、
前記気体を吐出する第2ホールが形成されて前記第1面と相異な第2面をさらに含むが、
前記第2面は上に向けるほど前記ハウジングの側壁らのうちで前記第2面と隣接した第2側壁を向ける方向に上向き傾くように提供されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の基板処理装置。
【請求項6】
前記第1面の傾斜は前記第2面の傾斜より緩く提供されることを特徴とする請求項5に記載の基板処理装置。
【請求項7】
前記第1面の単位面積当たり前記第1ホールの開口面積は、前記底面の単位面積当たり前記底ホールの開口面積より小さく提供され、
前記第2面の単位面積当たり前記第2ホールの開口面積は、前記底面の単位面積当たり前記底ホールの開口面積より小さくて、前記第1面の単位面積当たり前記第1ホールの開口面積より大きく提供されることを特徴とする請求項6に記載の基板処理装置。
【請求項8】
前記側面は、
前記気体を吐出する第3ホールが形成されて前記第1面及び前記第2面と相異な第3面と、前記気体を吐出する第4ホールが形成されて前記第1面、前記第2面、そして前記第3面と相異な第4面をさらに含むが、
前記第3面は上に向けるほど前記側壁らのうちで前記第3面と隣接した第3側壁を向ける方向に上向き傾くように提供され、
前記第4面は上に向けるほど前記側壁らのうちで前記第4面と隣接した第4側壁を向ける方向に上向き傾くように提供されることを特徴とする請求項5に記載の基板処理装置。
【請求項9】
前記第1面の傾斜は前記第2面、第3面、そして、第4面の傾斜より緩く提供されるが、
前記第1面の単位面積当たり前記第1ホールの開口面積は、前記底面の単位面積当たり前記底ホールの開口面積より小さく提供され、
前記第2面、第3面、そして、第4面の単位面積当たり前記第2ホール、第3ホール、そして、第4ホールの開口面積それぞれは、前記底面の単位面積当たり前記底ホールの開口面積より小さくて前記第1面の単位面積当たり前記第1ホールの開口面積より大きく提供されることを特徴とする請求項8に記載の基板処理装置。
【請求項10】
前記側面は、
前記第1面が提供された部分を除いた他の部分は、前記ハウジングの側壁に接するように提供されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちで何れか一つに記載の基板処理装置。
【請求項11】
前記気流供給ユニットは、
外部の気体に含まれた不純物を除去するフィルターと、
前記ハウジングの上部面に位置して前記内部空間に下降気流を形成するファンを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちで何れか一つに記載の基板処理装置。
【請求項12】
下向き傾斜方向に撮影を通じて撮影対象物の映像を獲得する撮像ユニットを含むが、
前記撮像ユニットは前記ハウジングの第1側壁に設置するように提供され、前記第1面の隣接した位置で前記第1面の傾いた面と相応する高さに提供されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちで何れか一つに記載の基板処理装置。
【請求項13】
基板を処理する装置において、
内部空間を有して第1側壁及び第2側壁を含むハウジングと、
前記内部空間内に位置し、処理空間を有する処理容器と、
前記処理空間で基板を支持する基板支持ユニットと、
前記基板支持ユニットに支持された基板に液を供給する液供給ユニットと、
前記処理空間で発生されるヒュームを排気する排気ユニットと、
前記ハウジングの上部面に結合され、前記内部空間に下向き気流を形成する気体を供給する気流供給ユニットと、そして
前記気流供給ユニットから下の方向に離隔されて配置され、前記処理容器より上に配置され、前記内部空間で前記気体を吐出する打孔板と、を具備するが、
前記打孔板は、
前記支持ユニットに支持された基板と垂直な方向に前記気体を吐出するように形成された底ホールらを含む底面と、
前記底面から上向き傾くように延長され、前記第1側壁と対向する第1面を含むが、
前記第1面には前記第1側壁を直接向かう方向に前記気体を吐出する第1ホールが形成される基板処理装置。
【請求項14】
前記第1面の単位面積当たり前記第1ホールの開口面積は前記底面の単位面積当たり前記底ホールの開口面積より小さく提供されることを特徴とする請求項13に記載の基板処理装置。
【請求項15】
前記打孔板は、
前記底から上向き傾くように延長され、前記第2側壁と対向する第2面を含むが、
前記第2面には前記第2側壁を直接向かう方向に前記気体を吐出する第2ホールが形成され、
前記第1面の傾斜は前記第2面の傾斜より緩く提供されるが、
前記第2面の単位面積当たり前記第2ホールの開口面積は前記底面の単位面積当たり前記底ホールの開口面積より小さくて前記第1面の単位面積当たり前記第1ホールの開口面積より大きく提供されることを特徴とする請求項14に記載の基板処理装置。
【請求項16】
下向き傾斜方向に撮影を通じて撮影対象物の映像を獲得する撮像ユニットを含むが、
前記撮像ユニットは前記ハウジングの第1側壁に設置するように提供され、前記第1面の隣接した位置で前記第1面の傾いた面と相応する高さに提供されることを特徴とする請求項13乃至請求項15のうちで何れか一つに記載の基板処理装置。
【請求項17】
基板を処理する装置において、
内部空間を有して第1側壁、第2側壁、第3側壁、そして、第4側壁を含むハウジングと、
前記内部空間内に位置し、処理空間を有する処理容器と、
前記処理空間で基板を支持する基板支持ユニットと、
前記基板支持ユニットに支持された基板に液を供給する液供給ユニットと、
前記処理空間で発生されるヒュームを排気する排気ユニットと、
前記ハウジングの上部面に結合され、前記内部空間に下向き気流を形成する気体を供給する気流供給ユニットと、そして
前記気流供給ユニットから下の方向に離隔されて配置され、前記処理容器より上に配置され、前記内部空間で前記気体を吐出して前記内部空間の気流渋滞を解消する打孔板と、を具備するが、
前記打孔板は、
前記支持ユニットに支持された基板と垂直な方向に前記気体を吐出するように形成された底ホールらを含む底面と、
前記底面から上向き傾くように延長され、前記第1側壁と対向する第1面を含むが、
前記第1面には前記第1側壁を直接向かう方向に前記気体を吐出する第1ホールが形成される基板処理装置。
【請求項18】
前記打孔板は第2面、第3面、そして、第4面をさらに含み、
前記第2面、第3面、そして、第4面にはそれぞれの面と隣接した前記ハウジングの第2側壁、第3側壁、そして、第4側壁を向ける方向に上向き傾くように延長され、それぞれに前記気体を吐出するホールが形成されるが、
前記第1面の傾斜は前記第2面、前記第3面、そして、前記第4面の傾斜より緩く提供されることを特徴とする請求項17に記載の基板処理装置。
【請求項19】
前記第1面に形成された前記第1ホールの単位面積当たり開口面積が前記底面、前記第2面、前記第3面、そして、前記第4面に形成されたホールらの単位面積当たり開口面積より小さく提供されることを特徴とする請求項18に記載の基板処理装置。
【請求項20】
下向き傾斜方向に撮影を通じて撮影対象物の映像を獲得する撮像ユニットを含むが、
前記撮像ユニットは前記ハウジングの第1側壁に設置するように提供され、前記第1面の隣接した位置で前記第1面の傾いた面と相応する高さに提供されることを特徴とする請求項17乃至請求項19のうちで何れか一つに記載の基板処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基板を処理する装置に関するものであり、より詳細には、ハウジングの内部空間に下降気流を供給しながら基板を処理する装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
半導体素子を製造するためには写真、蒸着、アッシング、蝕刻、そしてイオン注入などのような多様な工程が遂行される。また、このような工程らが遂行される前後には基板上に残留されたパーティクルを洗浄処理する洗浄工程が遂行される。基板の洗浄工程で多様な処理液で基板処理工程を遂行する。
【0003】
洗浄工程は、スピンヘッドに支持されて回転する基板にケミカルを供給する工程、基板に脱イオン水(Deionized Water;DIW)などのような洗浄液を供給して基板上でケミカルを除去する工程、以後に洗浄液より表面張力が低いイソプロピルアルコール(IPA)液のような有機溶剤を基板に供給して基板上の洗浄液を有機溶剤に置換する工程、そして、置き換えされた有機溶剤を基板上で除去する工程を含む。
【0004】
図1は、一般な基板処理装置を示した断面図である。
図1を参照すれば、基板処理装置1000はハウジング内部に基板を支持する支持ユニット1100を囲む処理容器1200が提供され、回転する基板に液を供給しながら基板を処理するように提供される。基板を処理する途中に基板処理中に発生される気体を容易に排出するためにハウジングの内部空間に下降気流を提供するファンフィルターユニット1300が提供される。内部空間内で各処理液で基板処理時発生されるパーティクル、ヒューム(Fume)、気体などは排気装置を通じて下降気流と共に外部に排出される。ファンフィルターユニットは処理容器と対向される位置に設置されるので、ハウジングの側壁近所では気流の渋滞が発生される。これにより排気装置への排気が円滑ではなく、基板処理中に発生した気体が基板に付着されて基板内のパーティクルが形成される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、ハウジングの内部空間に下降気流を提供しながら基板を処理する時、ハウジングの内部空間で下降気流による気流渋滞を解消することができる基板処理装置を提供することを一目的とする。
【0006】
また、本発明は、ハウジングの内部空間に下降気流を提供しながら基板を処理する時、基板上にパーティクルが形成されることを防止する基板処理装置を提供することを一目的とする。
本発明の目的はこれに制限されないし、言及されなかったまた他の目的らは下の記載から当業者に明確に理解されることができるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、基板を処理する装置を提供する。
【0008】
基板を処理する装置は、内部空間を有するハウジング、前記内部空間内に位置して、処理空間を有する処理容器、前記処理空間で基板を支持する基板支持ユニット、前記基板支持ユニットに支持された基板に液を供給する液供給ユニット、前記処理空間で発生されるヒュームを排気する排気ユニット、前記ハウジングの上部面に結合され、前記内部空間に下向き気流を形成する気体を供給する気流供給ユニット、そして、前記気流供給ユニットから下の方向に離隔され、前記処理容器より上に配置され、前記内部空間で前記気体を吐出する打孔板を含むが、前記打孔板は、底面と側面を含み、前記側面は第1面を含み、前記第1面は上に向けるほど前記ハウジングの側壁らのうちで前記第1面と隣接した第1側壁を向ける方向に上向き傾いて、前記気体が吐出される第1ホールが形成されることができる。
【0009】
一実施例によれば、前記打孔板の前記底面には前記気体を吐出する底ホールが形成され、前記第1面の単位面積当たり前記第1ホールの開口面積は前記底面の単位面積当たり前記底ホールの開口面積と相異に提供されることができる。
【0010】
一実施例によれば、前記第1面の単位面積当たり前記第1ホールの開口面積は前記底面の単位面積当たり前記底ホールの開口面積より小さく提供されることができる。
【0011】
一実施例によれば、前記第1ホールは前記ハウジングの第1側壁を向けて下向き傾いた方向で直接前記気体を吐出するように設けられることができる。
【0012】
一実施例によれば、前記側面は、前記気体を吐出する第2ホールが形成されて前記第1面と相異な第2面をさらに含むが、前記第2面は上に向けるほど前記ハウジングの側壁らのうちで前記第2面と隣接した第2側壁を向ける方向に上向き傾くように提供されることができる。
【0013】
一実施例によれば、前記第1面の傾斜は前記第2面の傾斜より緩く提供されることができる。
【0014】
一実施例によれば、前記第1面の単位面積当たり前記第1ホールの開口面積は、前記底面の単位面積当たり前記底ホールの開口面積より小さく提供され、前記第2面の単位面積当たり前記第2ホールの開口面積は前記底面の単位面積当たり前記底ホールの開口面積より小さくて前記第1面の単位面積当たり前記第1ホールの開口面積より大きく提供されることができる。
【0015】
一実施例によれば、前記側面は、前記気体を吐出する第3ホールが形成されて前記第1面及び前記第2面と相異な第3面と、前記気体を吐出する第4ホールが形成されて前記第1面、前記第2面、そして、前記第3面と相異な第4面をさらに含むが、前記第3面は上に向けるほど前記側壁らのうちで前記第3面と隣接した第3側壁を向ける方向に上向き傾くように提供され、前記第4面は上に向けるほど前記側壁らのうちで前記第4面と隣接した第4側壁を向ける方向に上向き傾くように提供されることができる。
【0016】
一実施例によれば、前記第1面の傾斜は前記第2面の傾斜より緩く提供されるが、前記第1面の単位面積当たり前記第1ホールの開口面積は、前記底面の単位面積当たり前記底ホールの開口面積より小さく提供され、前記第2面、第3面、そして、第4面の単位面積当たり前記第2ホール、第3ホール、そして、第4ホールの開口面積それぞれは前記底面の単位面積当たり前記底ホールの開口面積より小さくて前記第1面の単位面積当たり前記第1ホールの開口面積より大きく提供されることができる。
【0017】
一実施例によれば、前記側面は、前記第1面が提供された部分を除いた他の部分は前記ハウジングの側壁に接するように提供されることができる。
【0018】
一実施例によれば、前記気流供給ユニットは、外部の気体に含まれた不純物を除去するフィルター、前記ハウジング上部面に位置して前記内部空間に下降気流を形成するファンを含むことができる。
【0019】
一実施例によれば、下向き傾斜方向に撮影を通じて撮影対象物の映像を獲得する撮像ユニットを含むが、前記撮像ユニットは前記ハウジングの第1側壁に設置するように提供され、前記第1面の隣接した位置で前記第1面の傾いた面と相応する高さに提供されることができる。
【0020】
また、本発明は基板を処理する装置を提供する。基板を処理する装置は内部空間を有して第1側壁及び第2側壁を含むハウジング、前記内部空間内に位置し、処理空間を有する処理容器、前記処理空間で基板を支持する基板支持ユニット、前記基板支持ユニットに支持された基板で液を供給する液供給ユニット、前記処理空間で発生されるヒュームを排気する排気ユニット、前記ハウジングの上部面に結合され、前記内部空間に下向き気流を形成する気体を供給する気流供給ユニット、そして、前記気流供給ユニットから下の方向に離隔されて配置され、前記処理容器より上に配置され、前記内部空間で前記気体を吐出する打孔板を具備するが、前記打孔板は、前記支持ユニットに支持された基板と垂直な方向に前記気体を吐出するように形成された底ホールらを含む底面、前記底面から上向き傾くように延長され、前記第1側壁と対向する第1面を含むが、前記第1面には前記第1側壁を直接向かう方向に前記気体を吐出する第1ホールが形成されることができる。
【0021】
一実施例によれば、前記第1面の単位面積当たり前記第1ホールの開口面積は、前記底面の単位面積当たり前記底ホールの開口面積より小さく提供されることができる。
【0022】
一実施例によれば、前記打孔板は、前記底から上向き傾くように延長され、前記第2側壁と対向する第2面を含むが、前記第2面には前記第2側壁を直接向かう方向に前記気体を吐出する第2ホールが形成され、前記第1面の傾斜は前記第2面の傾斜より緩く提供されるが、前記第2面の単位面積当たり前記第2ホールの開口面積は前記底面の単位面積当たり前記底ホールの開口面積より小さくて前記第1面の単位面積当たり前記第1ホールの開口面積より大きく提供されることができる。
【0023】
一実施例によれば、下向き傾斜方向に撮影を通じて撮影対象物の映像を獲得する撮像ユニットを含むが、前記撮像ユニットは前記ハウジングの第1側壁に設置されるように提供され、前記第1面の隣接した位置で前記第1面の傾いた面と相応する高さに提供されることができる。
【0024】
また、本発明は、基板を処理する装置を提供する。基板を処理する装置は内部空間を有して第1側壁、第2側壁、第3側壁、そして、第4側壁を含むハウジング、前記内部空間内に位置し、処理空間を有する処理容器、前記処理空間で基板を支持する基板支持ユニット、前記基板支持ユニットに支持された基板に液を供給する液供給ユニット、前記処理空間で発生されるヒュームを排気する排気ユニット、前記ハウジングの上部面に結合され、前記内部空間に下向き気流を形成する気体を供給する気流供給ユニット、そして、前記気流供給ユニットから下の方向に離隔されて配置され、前記処理容器より上に配置され、前記内部空間で前記気体を吐出して前記内部空間の気流渋滞を解消する打孔板を具備するが、前記打孔板は、前記支持ユニットに支持された基板と垂直な方向に前記気体を吐出するように形成された底ホールらを含む底面、前記底面から上向き傾くように延長され、前記第1側壁と対向する第1面を含むが、前記第1面には前記第1側壁を直接向かう方向に前記気体を吐出する第1ホールが形成されることができる。
【0025】
一実施例によれば、前記打孔板は第2面、第3面、そして、第4面をさらに含み、前記第2面、第3面、そして、第4面にはそれぞれの面と隣接した前記ハウジングの第2側壁、第3側壁、そして、第4側壁を向ける方向に上向き傾くように延長され、それぞれに前記気体を吐出するホールらが形成されるが、前記第1面の傾斜は前記第2面、前記第3面、そして、前記第4面の傾斜より緩く提供されることができる。
【0026】
一実施例によれば、前記第1面に形成された前記第1ホールの単位面積当たり開口面積が前記底面、前記第2面、前記第3面、そして、前記第4面に形成されたホールの単位面積当たり開口面積より小さく提供されることができる。
【0027】
一実施例によれば、下向き傾斜方向に撮影を通じて撮影対象物の映像を獲得する撮像ユニットを含むが、前記撮像ユニットは前記ハウジングの第1側壁に設置するように提供され、前記第1面の隣接した位置で前記第1面の傾いた面と相応する高さに提供されることができる。
【発明の効果】
【0028】
本発明の実施例によれば、ハウジングの内部空間に下降気流を提供しながら基板を処理する時、ハウジングの内部空間で気流が停滞されることを防止することができる。
【0029】
また、本発明の実施例によれば、ハウジングの内部空間に下降気流を提供しながら基板を処理する時、基板上にパーティクルが形成されることを防止することができる。
【0030】
また、本発明の実施例によれば、下降気流を提供するための打孔板が提供された構造で、撮像ユニットが設置される空間を提供しながらそれと同時にハウジングの内部空間全体領域で下降気流を提供することができる。
本発明の効果が上述した効果らに限定されるものではなくて、言及されない効果らは本明細書及び添付された図面から本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者に明確に理解されることができるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【
図1】一般な基板処理装置の工程チャンバを概略的に見せてくれる断面図である。
【
図2】本発明の一実施例による基板処理装置を概略的に見せてくれる平面図である。
【
図3】
図2の基板処理装置の工程チャンバに対する一実施例を概略的に見せてくれる図面である。
【
図4】
図3の打孔板を工程チャンバの正面から眺めた図面である。
【
図5】
図3の打孔板を工程チャンバの側面から眺めた図面である。
【
図6】
図3の打孔板に対する変形例を概略的に見せてくれる図面である。
【
図7】同じく、
図3の打孔板に対する変形例を概略的に見せてくれる図面である。
【
図8】同じく、
図3の打孔板に対する変形例を概略的に見せてくれる図面である。
【
図9】
図3の工程チャンバに対する他の実施例を概略的に見せてくれる図面である。
【
図10】打孔板が傾いた側面を具備しないで底面のみを有する場合に工程チャンバ内部の気流の流れを概略的に見せてくれる図面である。
【
図11】打孔板が底面及び傾いた側面を具備した場合に工程チャンバ内部の気流流れを概略的に見せてくれる図面である。
【
図12】
図2の基板処理装置の工程チャンバに対する他の実施例を概略的に見せてくれる図面である。
【
図14】
図2の基板処理装置の工程チャンバに対する他の実施例を概略的に見せてくれる図面である。
【
図15】
図12の工程チャンバに対する他の実施例を概略的に見せてくれる図面である。
【
図16】
図14の工程チャンバに対する他の実施例を概略的に見せてくれる図面である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、本発明の実施例を添付された図面らを参照してより詳細に説明する。本発明の実施例はさまざまな形態で変形されることができるし、本発明の範囲が下で敍述する実施例によって限定されることで解釈されてはいけない。本実施例は当業界で平均的な知識を有した者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。したがって、図面での構成要素の形状などはより明確な説明を強調するために誇張されたものである。
【0033】
本実施例には基板上に洗浄液のような液を供給して基板を液処理する工程を例で説明する。しかし、本実施例は洗浄工程に限定されないで、蝕刻工程、アッシング工程、現像工程などのように処理液を利用して基板を処理する多様な工程に適用可能である。
【0034】
以下、
図2乃至
図16を参照して本発明の一例を詳しく説明する。
【0035】
図2は、本発明の実施例による基板処理装置を概略的に見せてくれる平面図である。
図2を参照すれば、基板処理装置1はインデックスモジュール10と工程処理モジュール20を有する。インデックスモジュール10はロードポート120及び移送フレーム140を有する。ロードポート120、移送フレーム140、そして、工程処理モジュール20は順次に一列に配列される。以下、ロードポート120、移送フレーム140、そして、工程処理モジュール20が配列された方向を第1方向12といって、上部から眺める時、第1方向12と垂直な方向を第2方向14といって、第1方向12と第2方向14を含んだ平面に垂直である方向を第3方向16と称する。
【0036】
ロードポート120には基板(W)が収納された容器130が安着される。ロードポート120は複数個が提供されてこれらは第2方向14に沿って一列で配置される。ロードポート120の個数は工程処理モジュール20の工程効率及びフットプリント条件などによって増加するか、または減少することもある。容器130には基板(W)らを地面に対して水平に配置した状態で収納するための複数のスロット(図示せず)が形成される。容器130としては、前面解放一体型ポッド(Front Opening Unifed Pod:FOUP)が使用されることができる。
【0037】
工程処理モジュール20はバッファーユニット220、移送チャンバ240、そして、工程チャンバ300を有する。移送チャンバ240はその長さ方向が第1方向12と平行に配置される。移送チャンバ240の両側にはそれぞれ工程チャンバら300が配置される。移送チャンバ240の一側及び他側で工程チャンバら300は移送チャンバ240を基準に対称されるように提供される。移送チャンバ240の一側には複数個の工程チャンバ300らが提供される。工程チャンバら300のうちで一部は移送チャンバ240の長さ方向に沿って配置される。また、工程チャンバら300のうちで一部は、お互いに積層されるように配置される。すなわち、移送チャンバ240の一側には工程チャンバら260がAXBの配列で配置されることができる。ここで、Aは第1方向12に沿って一列に提供された工程チャンバ300の数であり、Bは第3方向16に沿って一列に提供された工程チャンバ300の数である。移送チャンバ240の一側に工程チャンバ300が4個または6個提供される場合、工程チャンバ300らは2X2または3X2の配列で配置されることができる。工程チャンバ300の個数は増加するか、または減少することもある。前述したところと異なり、工程チャンバ300は移送チャンバ240の一側だけに提供されることができる。また、工程チャンバ300は移送チャンバ240の一側及び両側に断層で提供されることができる。
【0038】
バッファーユニット220は移送フレーム140と移送チャンバ240との間に配置される。バッファーユニット220は移送チャンバ240と移送フレーム140との間に基板(W)が返送される前に基板(W)がとどまる空間を提供する。バッファーユニット220の内部には基板(W)が置かれるスロット(図示せず)が提供される。スロット(図示せず)らはお互いの間に第3方向16に沿って離隔されるように複数個が提供される。バッファーユニット220から移送フレーム140と見合わせる面及び移送チャンバ240と見合わせる面は開放される。
【0039】
移送フレーム140はロードポート120に安着された容器130とバッファーユニット220との間に基板(W)を返送する。移送フレーム140にはインデックスレール142とインデックスロボット144が提供される。インデックスレール142はその長さ方向が第2方向14とそろって並んでいるように提供される。インデックスロボット144はインデックスレール142上に設置され、インデックスレール142に沿って第2方向14に直線移動される。インデックスロボット144はベース144a、胴体144b、そしてインデックスアーム144cを有する。ベース144aはインデックスレール142に沿って移動可能になるように設置される。胴体144bはベース144aに結合される。胴体144bはベース144a上で第3方向16に沿って移動可能になるように提供される。また、胴体144bはベース144a上で回転可能になるように提供される。インデックスアーム144cは胴体144bに結合され、胴体144bに対して前進及び後進移動可能になるように提供される。インデックスアーム144cは複数個提供されてそれぞれ個別駆動されるように提供される。インデックスアーム144cらは第3方向16に沿ってお互いに離隔された状態で積層されるように配置される。インデックスアーム144cらのうちで一部は工程処理モジュール20から容器130に基板(W)を返送する時に使用され、これの他の一部は、容器130から工程処理モジュール20に基板(W)を返送する時使用されることができる。これはインデックスロボット144が基板(W)を搬入及び搬出する過程で工程処理前の基板(W)から発生されたパーティクルが工程処理後の基板(W)に付着されることを防止することができる。
【0040】
移送チャンバ240はバッファーユニット220と工程チャンバ300との間に、そして、工程チャンバ300らの間に基板(W)を返送する。移送チャンバ240にはガイドレール242とメインロボット244が提供される。ガイドレール242はその長さ方向が第1方向12と並んでいるように配置される。メインロボット244はガイドレール242上に設置され、ガイドレール242上で第1方向12に沿って直線移動される。メインロボット244はベース244a、胴体244b、そして、メインアーム244cを有する。ベース244aはガイドレール242に沿って移動可能になるように設置される。胴体244bはベース244aに結合される。胴体244bはベース244a上で第3方向16に沿って移動可能になるように提供される。また、胴体244bはベース244a上で回転可能になるように提供される。メインアーム244cは胴体244bに結合され、これは胴体244bに対して前進及び後進移動可能になるように提供される。メインアーム244cは複数個提供されてそれぞれ個別駆動されるように提供される。メインアーム244cらは第3方向16に沿ってお互いに離隔された状態で積層されるように配置される。
【0041】
工程チャンバ300は基板(W)に対して液を供給して液処理工程を遂行する液処理チャンバであることができる。例えば、液処理工程は洗浄液で基板を洗浄する洗浄工程であることができる。工程チャンバ内で基板に対してケミカル処理、リンス処理、そして、乾燥処理がすべて遂行されることができる。選択的に、基板を乾燥処理する乾燥チャンバは液処理チャンバと別に提供されることができる。
【0042】
図3は、
図2の工程チャンバの一実施例を概略的に見せてくれる断面図である。
図4及び
図5は、それぞれ
図3の打孔板を工程チャンバの正面と側面から眺めた図面らである。
図3乃至
図5を参照すれば、工程チャンバ300はハウジング310、処理容器320、基板支持ユニット340、液供給ユニット370、排気ユニット380、気流供給ユニット400、そして、打孔板500を含む。
【0043】
ハウジング310は内部に空間を形成する。ハウジング310は上部壁311、底壁、そして、側壁らを有する。一例によれば、ハウジングは概して直方体形状を有して、ハウジングの側壁は第1側壁312、第2側壁313、第3側壁314、第4側壁315を有する。第1側壁312は第2側壁313と対向され、第3側壁314は第4側壁315と対向されるように位置する。第1側壁312から基板までの直線距離は第2側壁313、第3側壁314、そして、第4側壁315から基板までの直線距離より大きく提供されることができる。
【0044】
処理容器320はハウジング310の内部に位置される。処理容器320は基板(W)を処理する処理空間を有する。処理容器320は案内壁321、内部回収筒322、中間回収筒324、そして、外部回収筒326を有する。それぞれの回収筒322、324、326は工程に使用された処理液のうちでお互いに相異な処理液を分離回収する。案内壁321は基板支持ユニット340を囲む環形のリング形状で提供され、内部回収筒322は案内壁321を囲む環形のリング形状で提供される。中間回収筒324は内部回収筒322を囲む環形のリング形状で提供され、外部回収筒326は中間回収筒324を囲む環形のリング形状で提供される。内部回収筒322と案内壁321の間空間は322aは処理液が流入される第1流入口で機能する。内部回収筒322と中間回収筒324の間空間324aは処理液が流入される第2流入口で機能する。中間回収筒324と外部回収筒326の間空間326aは処理液が流入される第3流入口で機能する。また、案内壁321の下端と内部回収筒322の間空間322cは処理液から発生されたヒューム(Fumeと気流を排出される第1排出口で機能する。内部回収筒322の下端と中間回収筒324の間空間324cは処理液から発生されたヒュームと気流を排出される第2排出口で機能する。中間回収筒324の下端と外部回収筒326の間空間326cは処理液から発生されたヒュームと気流を排出される第3排出口で機能する。それぞれの回収筒にはお互いに相異な種類の処理液が流入されることができる。それぞれの回収筒322、324、326にはその底面の下方向に垂直するように延長される回収ライン322b、324b、326bが連結される。それぞれの回収ライン322b、324b、326bはそれぞれの回収筒322、324、326を通じて流入された処理液、ヒューム、そして、気流を排出する。排出された処理液は外部の処理液再生システム(図示せず)を通じて再使用されることができる。
【0045】
基板支持ユニット340は工程が進行のうちで基板(W)を支持して基板(W)を回転させる。基板支持ユニット340は胴体342、支持ピン344、チェックピン346、支持軸348、そして、駆動部(図示せず)を有する。胴体342は上部から眺める時概して円形で提供される上部面を有する。胴体342の底面には支持軸348が固定結合され、支持軸348は駆動部349によって回転可能になるように提供される。
【0046】
支持ピン344は複数個提供される。支持ピン344は胴体342の上部面の縁部に所定間隔で離隔されるように配置されて胴体342で上部に突き出される。支持ピン344らはお互いの間に組合によって全体的に環形のリング形状を有するように配置される。支持ピン344は胴体342の上部面から基板(W)が一定距離で離隔されるように基板(W)の後面縁を支持する。
【0047】
チェックピン346は複数個提供される。チェックピン346は胴体342の中心で支持ピン344より遠く離れるように配置される。チェックピン346は胴体342で上部に突き出されるように提供される。チェックピン346は基板(W)が回転される時に正位置から側方向に離脱されないように基板(W)の側部を支持する。チェックピン346は胴体342の半径方向に沿って待機位置と支持位置との間に直線移動が可能になるように提供される。待機位置は支持位置に比べて胴体342の中心から遠く離れた位置である。基板(W)が基板支持ユニット340にローディングまたはオンロディング時チェックピン346は待機位置に位置され、基板(W)に対して工程遂行時チェックピン346は支持位置に位置される。支持位置でチェックピン346は基板(W)の側部と接触される。
【0048】
昇降ユニット360は処理容器320を上下方向に直線移動させる。処理容器320が上下に移動されることによってスピンヘッド340に対する処理容器320の相対高さが変更される。昇降ユニット360はブラケット362、移動軸364、そして、駆動機366を有する。ブラケット362は処理容器320の外壁に固定設置され、ブラケット362には駆動機366によって上下方向に移動される移動軸364が固定結合される。基板(W)がスピンヘッド340に置かれるか、またはスピンヘッド340から持ち上げられる時スピンヘッド340が処理容器320の上部に突き出されるように処理容器320は下降される。また、工程が進行される時には基板(W)に供給された処理液の種類によって処理液が既設定された回収筒に流入されることができるように処理容器320の高さが調節する。選択的に、昇降ユニット360はスピンヘッド340を上下方向に移動させることができる。
【0049】
液供給ユニット370は基板(W)上に処理液を供給する。液供給ユニット370は複数個で提供され、それぞれはお互いに相異な種類の処理液らを供給する。一例によれば、液供給ユニット370は第1処理液供給部材370a及び第2処理液供給部材370bを含む。
【0050】
第1処理液供給部材370aは支持軸376、アーム372、駆動機378、そして、ノズル374を含む。支持軸376は処理容器320の一側に位置される。支持軸376はその長さ方向が第3方向を向けるロード形状を有する。支持軸376は駆動機378によって回転可能になるように提供される。アーム372は支持軸376の上端に結合される。アーム372は支持軸376から垂直するように延長される。アーム372の末端にはノズル374が固定結合される。支持軸376が回転されることによってノズル374はアーム372と共にスイング移動可能である。ノズル374はスイング移動されて工程位置及び待機位置に移動されることができる。ここで、工程位置はノズル374が基板支持ユニット340に支持された基板(W)と対向される位置であり、待機位置はノズル374が工程位置を脱した位置である。
【0051】
選択的に、アーム372はその長さ方向を向けて前進及び後進移動が可能になるように提供されることができる。上部から眺める時ノズル374はスイング移動されて基板(W)の中心軸と一致するように移動されることができる。
【0052】
第2処理液供給部材370bは基板支持ユニット340に支持された基板(W)上に第2処理液を供給する。第2処理液供給部材370bは第1処理液供給部材370aと等しい形状を有するように提供される。これによって第2処理液供給部材370bに対する詳細な説明は略する。
【0053】
第1処理液と第2処理液はケミカル、リンス液、そして、有機溶剤のうちで何れか一つであることができる。ケミカルは硝酸、リン酸または硫酸を含むことができる。リンス液は水を含むことができる。有機イソプロピルアルコールのようなアルコールを含むことができる。
【0054】
排気ユニット380は処理空間に発生されたヒューム(Fumeと気体を排気する。排気ユニット380は基板を液処理時に発生されるヒュームと気体を排気する。排気ユニット380は処理容器320の底面に結合されることができる。
【0055】
排気ダクト381はハウジング310の内部空間に発生されたヒューム(Fumeと気体を排気する。排気ダクト381は基板を液処理時処理空間で飛散されたヒュームと気体を排気する。排気ダクト381はハウジング310の底壁に結合されることができる。
【0056】
基板を液処理する間にヒュームと気体は排気ユニット380と排気ダクト381のうちで排気ユニット380を通じて排気されることができる。選択的に、基板を液処理する間にヒュームと気体は排気ユニット380と排気ダクト381を通じて同時に排気されることができる。この場合、排気ダクト381は基板を液処理時排気圧力を排気ユニット380の排気圧力より低く設定して排気ユニット380より少量の排気を進行することができる。これにより、処理空間に発生したヒュームが処理空間外部に逆流することを防止することができる。
【0057】
気流供給ユニット400はハウジング310の内部空間に下向き気流を形成する気体を供給する。気流供給ユニット400はハウジング310の上部壁311に結合する。気流供給ユニット400を通じてハウジング310の内部空間に供給された気体は内部空間で下降気流を形成する。処理空間内で処理工程によって発生された気体副産物は下降気流によって排気ユニット380を通じてハウジング310外部に排出される。気流供給ユニット400はファンフィルターユニットに提供されることができる。
【0058】
打孔板500は気流供給ユニット400によって供給された気体をハウジング310の内部空間で均一に吐出する。打孔板500は気流供給ユニット400と処理容器340の間に配置される。打孔板500は気流供給ユニット400及び処理容器340と離隔された高さに配置されることができる。
【0059】
打孔板500は底面510と側面を有する。側面は第1面520、第2面530、第3面540、そして、第4面550を含む。第1面520は第2面530と対向されるように位置し、第3面540は第4面550と対向されるように位置する。第1面520はハウジング310の第1側壁312と対向されるように位置し、第2面530はハウジング310の第2側壁313と対向されるように位置する。また、第3面540はハウジング310の第3側壁314と対向されるように位置し、第4面550はハウジング310の第4側壁315と対向されるように位置する。
【0060】
第1面520は底面510の一側末端から第1側壁312まで延長される。第1面520は上に向けるほど第1側壁312を向ける方向に上向き傾くように提供される。第1面520は上に向けるほどハウジング310の側壁らのうちで第1面520と隣接した第1側壁312を向ける方向に上向き傾くように提供されることができる。第2面530は底面510の一側末端から第2側壁313まで延長される。第2面530は上に向けるほど第2側壁313を向ける方向に上向き傾くように提供される。第2面530は上に向けるほどハウジング310の側壁らのうちで第2面530と隣接した第2側壁313を向ける方向に上向き傾くように提供されることができる。第3面540は底面510の一側末端から第3側壁314まで延長される。第3面540は上に向けるほど第3側壁314を向ける方向に上向き傾くように提供される。第3面540は上に向けるほどハウジング310の側壁らのうちで第3面540と隣接した第3側壁314を向ける方向に上向き傾くように提供されることができる。第4面550は底面510の一側末端から第4側壁315まで延長される。第4面550は上に向けるほど第4側壁315を向ける方向に上向き傾くように提供される。第4面550は上に向けるほどハウジング310の側壁らのうちで第4面550と隣接した第4側壁315を向ける方向に上向き傾くように提供されることができる。
【0061】
第1面520、第2面530、第3面540、そして、第4面550のうちで少なくとも2面は傾斜が相異に提供されることができる。一例によれば、第1面520の傾斜は第2面530、第3面540、そして、第4面550の傾斜より緩く提供される。一例で第1面520の傾斜(A1)は第2面530の傾斜(A2)より小さく提供されることができる。
【0062】
第1面520には第1ホール521が形成される。気流供給ユニット400から供給された気体は第1ホール521を通じて内部空間に吐出される。第1ホール521はハウジング310の第1側壁312を向けて下向き傾いた方向に提供される。これにより、気流供給ユニット400から供給された気体が内部空間内縁領域に直接吐出されることができる。第2面530には気流供給ユニット400から供給された気体が吐出される第2ホール531が形成される。第2ホール531はハウジング310の第2側壁313を向けて下向き傾いた方向に気流供給ユニット400から供給された気体を直接吐出するように提供されることができる。第3面540には気流供給ユニット400から供給された気体が吐出される第3ホール541が形成される。第3ホール541はハウジング310の第3側壁314を向けて下向き傾いた方向に気流供給ユニット400から供給された気体を直接吐出するように提供されることができる。第4面550には気流供給ユニット400から供給された気体が吐出される第4ホール551が形成される。第4ホール551はハウジング310の第4側壁315を向けて下向き傾いた方向に気流供給ユニット400から供給された気体を直接吐出するように提供されることができる。底面510には気流供給ユニット400から供給された気体が吐出される底ホール511が形成される。
【0063】
打孔板500の全体面積に対する第1ホール521、第2ホール531、第3ホール541、そして、第4ホール551の面積は30%以下で形成されることができる。第1ホール521、第2ホール531、第3ホール541、第4ホール551、そして、底ホール511の直径は4mm乃至12mmで形成されることができる。打孔板500と気流供給ユニット400の離隔距離は10mm乃至80mmで形成されることができる。第1ホール521、第2ホール531、第3ホール541、そして、第4ホール551によって吐出される気体がそれぞれ第1側壁312、第2側壁313、第3側壁314、そして、第4側壁315に沿って下降することでハウジング310の内部空間内で下降気流の間の衝突を防止することができる。これにより内部空間で気流干渉を最小化することができる。
【0064】
第1面520の単位面積当たり第1ホール521の開口面積、第2面530の単位面積当たり第2ホール531の開口面積、第3面540の単位面積当たり第3ホール541の開口面積、第4面550の単位面積当たり第4ホール551の開口面積、そして、底面510の単位面積当たり底ホール511の開口面積のうちで少なくとも一部は相異に提供される。第1ホール521のホール間の離隔距離(d1)、第2ホール531のホール間の離隔距離(d3)、第3ホール541のホール間の離隔距離(d4)、第4ホール551のホール間の離隔距離(d5)、底ホール511のホール間の離隔距離(d2)はそれぞれ相異に提供される。第1面520の単位面積当たり第1ホール521の開口面積は底面510の単位面積当たり底ホール511の開口面積より小さく提供されることができる。第2面530の単位面積当たり第2ホール531の開口面積は底面510の単位面積当たり底ホール511の開口面積より小さく、第1面520の単位面積当たり第1ホール521の開口面積より大きく提供されることができる。第1ホール521のホール間の離隔距離(d1)は底ホール511のホール間の離隔距離(d2)より小さく提供されることができる。第2ホール531のホール間の離隔距離(d3)は第1ホール521のホール間の離隔距離(d1)より大きくて、底ホール511のホール間の離隔距離(d2)より小さく提供されることができる。第3ホール541のホール間の離隔距離(d4)及び第4ホール551のホール間の離隔距離(d5)は底ホール511のホール間の離隔距離(d2)より小さく提供されることができる。これにより相対的に大きい内部空間を有する第1側壁312と隣接した領域に下降気流密集度を大きく形成することができる。それぞれの側壁と隣接した領域に提供される内部空間の大きさと比例するように下降気流密集度を選択することができる。
【0065】
前述した実施例と異なり、
図3の打孔板に対する変形例を示した
図6のように第1面520bの傾斜は第2面530bの傾斜と等しく提供されることができる。選択的に、第1面520b、第2面530b、第3面540b、そして、第4面550bの傾斜はそれぞれ等しく提供されることができる。選択的に、第1面520b及び第2面530bの傾斜は等しくて、第3面540b及び第4面550bの傾斜は第1面520bの傾斜と相異に提供されることができる。
第1面520bの単位面積当たり第1ホール521bの開口面積、第2面530bの単位面積当たり第2ホール531bの開口面積、第3面540bの単位面積当たり第3ホール541bの開口面積、そして、第4面550bの単位面積当たり第4ホール551bの開口面積はすべて等しく提供され、底面510bの単位面積当たり底ホール511bの開口面積より小さく提供されることができる。第1ホール521b、第2ホール531b、第3ホール541b、そして、第4ホール551bそれぞれのホール間の離隔距離はすべて等しく提供され、底ホール511bのホール間の離隔距離とは相異に提供されることができる。
【0066】
前述した実施例と異なり、
図3の打孔板に対する変形例を示した
図7のように第1面520cの傾斜は第2面530cの傾斜と等しく提供されることができる。選択的に、第1面520c、第2面530c、第3面540c、そして、第4面550cの傾斜はそれぞれ等しく提供されることができる。選択的に、第1面520c及び第2面530cの傾斜は等しくて、第3面540c及び第4面550cの傾斜は第1面520cの傾斜と相異に提供されることができる。
【0067】
第1面520c、第2面530c、第3面540c、第4面550c、そして、底面550cの単位面積当たり各ホールの開口面積は相異に提供されることができる。一例で、第1面520cの単位面積当たり第1ホール521cの開口面積は底面510cの単位面積当たり底ホール511cの開口面積より小さく提供されることができる。第2面530c、第3面540c、そして、第4面550cの単位面積当たり第2ホール531c、第3ホール541c、そして、第4ホール551cの開口面積はそれぞれ底面510cの単位面積当たり底ホール511cの開口面積より小さく、第1面520cの単位面積当たり第1ホール521cの開口面積より大きく提供されることができる。選択的に、第2面530cの単位面積当たり第2ホール531cの開口面積は第1面520cの単位面積当たり第1ホール521cの開口面積より大きくて、底面510cの単位面積当たり底ホール511cの開口面積、第3面54c0の単位面積当たり第3ホール541cの開口面積、そして、第4面550cの単位面積当たり第4ホール551cの開口面積より小さく提供されることができる。
【0068】
第1ホール521c、第2ホール531c、第3ホール541c、第4ホール551c、そして、底ホール511cそれぞれのホール間の離隔距離は相異に提供されることができる。一例で、第1ホール521cのホール間の離隔距離は底ホール511cのホール間の離隔距離より小さく提供されることができる。第2ホール531cのホール間の離隔距離は第1ホール521cのホール間の離隔距離より大きくて、底ホール511cのホール間の離隔距離より小さく提供されることができる。第3ホール541cのホール間の離隔距離及び第4ホール551cのホール間の離隔距離は底ホール511cのホール間の離隔距離より小さく提供されることができる。
【0069】
前述した実施例と異なり、
図3の打孔板に対する変形例を示した
図8のように第1面520d、第2面530d、第3面540d、そして、第4面550dの傾斜はそれぞれ相異に提供されることができる。一例で、第1面520dの傾斜は第2面530d、第3面540d、そして、第4面550dの傾斜より緩く提供されることができる。
【0070】
第1面520dの単位面積当たり第1ホール521dの開口面積、第2面530dの単位面積当たり第2ホール531dの開口面積、第3面540dの単位面積当たり第3ホール541dの開口面積、そして、第4面550dの単位面積当たり第4ホール551dの開口面積はすべて等しく提供され、底面510dの単位面積当たり底ホール511dの開口面積より小さく提供されることができる。第1ホール521d、第2ホール531d、第3ホール541d、そして、第4ホール551dそれぞれのホール間の離隔距離はすべて等しく提供され、底ホール511dのホール間の離隔距離とは相異に提供されることができる。
【0071】
図9は、
図3の工程チャンバに対する他の実施例を概略的に見せてくれる断面図である。
図9は
図3の実施例の工程チャンバ300を等しく提供し、撮影を通じて撮影対象物の映像を獲得する撮像ユニット700をさらに含むことができる。
図9を参照すれば、撮像ユニット700は下向き傾斜方向に撮影対象物を撮影することができる。一例で、撮影対象物は基板支持ユニット340に支持された基板または液供給ユニット370のノズル374であることができる。撮像ユニット700はハウジング310の第1側壁312に設置されることができる。撮像ユニット700は打孔板500の第1面520に隣接した位置で第1面520の傾いた面と相応する高さで提供されることができる。これにより下降気流を提供するための打孔板が提供された構造で撮像ユニット700の設置空間を確保し、撮像ユニット700の画角を保存することができるし、それと共に内部空間全体領域で下降気流を提供することができる。
【0072】
図10及び
図11は、それぞれ打孔板が傾いた側面を具備しないで底面のみを有する場合と打孔板が底面及び傾いた側面を具備した場合に工程チャンバ内部の気流の流れを概略的に見せてくれる図面らである。前述した実施例らの打孔板500は側面が傾くように提供されることで記載した。打孔板500が傾いた側面なしに底面のみを有する場合、
図10に示されたように内部空間のうちで処理容器320の外側領域で下降中の気流と下降後昇降する気流の衝突によって気流が停滞される。
【0073】
しかし、打孔板500が底面510と傾いた側面を有する場合、
図11に示されたところと傾いた側面を通じて気体が吐出されることで、処理容器320の外側領域での下降気流と下降後上昇する気流の衝突を最小化することができる。したがって、処理容器320の外側領域で下降後昇降する気流と干渉されることがある下降中の気流の量が少なくて気流の渋滞が発生されない。
【0074】
図12は、
図2の工程チャンバに対する他の実施例を概略的に見せてくれる図面である。
図12を参照すれば、打孔板500eは底面510eと側面を有する。側面はハウジング310の第1側壁312と対向される第1面520eを有する。第1面520eは底面510eの一側末端から第1側壁312まで延長される。第1面520eは上に向けるほど第1側壁312を向ける方向に上向き傾くように提供される。第1面520eは上に向けるほどハウジング310の側壁らのうちで第1面520eと隣接した第1側壁312を向ける方向に上向き傾くように提供されることができる。
【0075】
第1面520eには第1ホール521が形成される。気流供給ユニット400から供給された気体は第1ホール521eを通じて内部空間に吐出される。第1ホール521eはハウジング310の第1側壁312を向けて下向き傾いた方向に提供される。これにより、気流供給ユニット400から供給された気体は内部空間内縁領域に直接吐出されることができる。底面510eには底ホール511eが形成される。気流供給ユニット400から供給された気体は底ホール511eを通じて処理空間を向けて直接吐出されることができる。
【0076】
第1面520eの単位面積当たり第1ホール521eの開口面積は、底面510eの単位面積当たり底ホール511eの開口面積と相異に提供される。打孔板500eの全体面積に対する底ホール511e及び第1ホール521eの面積は30%以下で形成されることができる。打孔板500eと気流供給ユニット400の離隔距離は10mm乃至80mmで形成されることができる。第1ホール521e及び底ホール511eの直径は4mm乃至12mmで形成されることができる。傾いた第1面520eに形成された第1ホール521eによって吐出される気体が第1側壁312に沿って下降することで、ハウジング310の内部空間内から下降気流による気流干渉を最小化することができる。
【0077】
図13は、
図12の打孔板を概略的に示した図面である。
図13を参照すれば、第1面520eの単位面積当たり第1ホール521eの開口面積は底面510eの単位面積当たり底ホール511eの開口面積より小さく提供されることができる。第1ホール521eのホール間の離隔距離(d1)は底ホール511eのホール間の離隔距離(d2)より小さく提供される。これにより相対的に大きい内部空間を有する第1側壁312と隣接した領域に下降気流密集度を相対的に大きく形成することができる。選択的に、第1面520eの単位面積当たり第1ホール521eの開口面積は底面510eの単位面積当たり底ホール511eの開口面積と等しく提供されることができる。選択的に、第1ホール521eのホール間の離隔距離(d1)と底ホール511eのホール間の離隔距離(d2)は等しく提供されることができる。
【0078】
図14は、
図2の工程チャンバに対する他の実施例を概略的に見せてくれる図面である。
図14を参照すれば、打孔板500fは気流供給ユニット400によって供給された気体をハウジング310の内部空間に均一に吐出する。打孔板500fは気流供給ユニット400から下の方向に離隔され、処理容器320より上に配置される。打孔板500fは底面510fと側面を有する。側面はハウジング310の第1側壁312と対向される第1面520fを有する。第1面520fは底面510fの一側末端から第1側壁312まで延長される。第1面520fは上に向けるほど第1側壁312を向ける方向に上向き傾くように提供される。第1面520fは上に向けるほどハウジング310の側壁らのうちで第1面520fと隣接した第1側壁312を向ける方向に上向き傾くように提供されることができる。底面510fらのうちで第1面520fと面接触しない他の側末端らはハウジング310の第2側壁313、第3側壁314、そして、第4側壁315に接触される。
【0079】
第1面520fには気流供給ユニット400から供給された気体が吐出される第1ホール521fが形成される。第1ホール521fはハウジング310の第1側壁312を向けて下向き傾いた方向に気流供給ユニット400から供給された気体を直接吐出するように提供されることができる。底面510fには気流供給ユニット400から供給された気体が吐出される底ホール511fが形成される。打孔板500fの全体面積に対する底ホール511f及び第1ホール521fの面積は30%以下で形成されることができる。第1ホール521f及び底ホール511fの直径は、4mm乃至12mmで形成されることができる。打孔板500fと気流供給ユニット400の離隔距離は、10mm乃至80mmで形成されることができる。第1ホール521fによって吐出される気体が第1側壁312に沿って下降することで、ハウジング310の内部空間内で下降気流による気流干渉を最小化することができる。
【0080】
第1面520fの単位面積当たり第1ホール521fの開口面積は、底面510fの単位面積当たり底ホール511fの開口面積と相異に提供される。一例で、第1面520fの単位面積当たり第1ホール521fの開口面積は底面510fの単位面積当たり底ホール511fの開口面積より小さく提供されることができる。第1ホール521fのホール間の離隔距離は底ホール511fのホール間の離隔距離より小さく提供される。相対的に大きい内部空間を有する第1側壁312と隣接した領域に下降気流密集度を相対的に大きく形成することができる。
【0081】
前述した実施例では、打孔板の側面が第1面を具備した場合と第1面、第2面、第3面、そして、第4面をすべて具備した場合を例に挙げて説明した。しかし、これと異なり打孔板の側面が2個の面または3個の面を具備することができる。前述した実施例では、打孔板に形成されたホールの開口面積と離隔距離を多様な実施形態で説明したが、本発明の実施形態はこれに限定されないで多様に変形されて実施することができる。
【0082】
図15は、
図12の工程チャンバに対する他の実施例を概略的に見せてくれる図面である。
図15は、
図12の実施例の工程チャンバ300を等しく提供し、撮影を通じて撮影対象物の映像を獲得する撮像ユニット700をさらに含むことができる。
図15を参照すれば、撮像ユニット700は下向き傾斜方向に撮影対象物を撮影することができる。一例で、撮像ユニット700は基板支持ユニット340に支持された基板または液供給ユニット370のノズル374を撮影対象物にして撮影することができる。撮像ユニット700はハウジング310の第1側壁312に設置されることができる。撮像ユニット700は打孔板500eの第1面520eに隣接した位置で第1面520eの傾いた面と相応する高さに提供されることができる。これにより下降気流を提供するための打孔板が提供された構造で撮像ユニット700の設置空間を確保し、撮像ユニット700の画角を保存することができるし、それと共に内部空間全体領域で下降気流を提供することができる。
【0083】
図16は、
図14の工程チャンバに対する他の実施例を概略的に見せてくれる図面である。
図16は、
図14の実施例の工程チャンバ300を等しく提供し、撮影を通じて撮影対象物の映像を獲得する撮像ユニット700をさらに含むことができる。
図16を参照すれば、撮像ユニット700は下向き傾斜方向に撮影対象物を撮影することができる。一例で、撮像ユニット700は基板支持ユニット340に支持された基板または液供給ユニット370のノズル374を撮影対象物にして撮影することができる。撮像ユニット700はハウジング310の第1側壁312に設置されることができる。撮像ユニット700は打孔板500fの第1面520fに隣接した位置で第1面520fの傾いた面と相応する高さに提供されることができる。これにより下降気流を提供するための打孔板が提供された構造で撮像ユニット700の設置空間を確保し、撮像ユニット700の画角を保存することができるし、それと共に内部空間全体領域で下降気流を提供することができる。
【0084】
以上の詳細な説明は本発明を例示するものである。また、前述した内容は本発明の望ましい実施形態を示して説明するものであり、本発明は多様な他の組合、変更及び環境で使用することができる。すなわち、本明細書に開示された発明の概念の範囲、著述した開示内容と均等な範囲及び/または当業界の技術または知識の範囲内で変更または修正が可能である。著述した実施例は本発明の技術的思想を具現するための最善の状態を説明するものであり、本発明の具体的な適用分野及び用途で要求される多様な変更も可能である。したがって、以上の発明の詳細な説明は開示された実施状態で本発明を制限しようとする意図ではない。また、添付された請求範囲は他の実施状態も含むことで解釈されなければならない。
【符号の説明】
【0085】
310 ハウジング
320 処理容器
340 基板支持ユニット
380 排気ユニット
400 気流供給ユニット
500 打孔板