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  • 特開-制御装置および車両 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022147423
(43)【公開日】2022-10-06
(54)【発明の名称】制御装置および車両
(51)【国際特許分類】
   F02D 23/02 20060101AFI20220929BHJP
   F02D 23/00 20060101ALI20220929BHJP
   F02M 26/10 20160101ALI20220929BHJP
   F02M 26/05 20160101ALI20220929BHJP
   F02D 21/08 20060101ALI20220929BHJP
【FI】
F02D23/02 N
F02D23/00 J
F02M26/10 311
F02M26/05
F02D21/08 311B
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021048658
(22)【出願日】2021-03-23
(71)【出願人】
【識別番号】000000170
【氏名又は名称】いすゞ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】及川 貴大
【テーマコード(参考)】
3G062
3G092
【Fターム(参考)】
3G062AA01
3G062AA05
3G092AA17
3G092AA18
3G092DB03
3G092DB04
3G092FA01
3G092HB01Z
3G092HD07Z
(57)【要約】
【課題】EGRガスの過還流を防止することが可能な制御装置および車両を提供する。
【解決手段】制御装置は、開度指示値に基づいて開度が変更する可変ベーンを有する可変容量型ターボチャージャと、内燃機関の排気の一部を内燃機関の吸気に還流する通路を開閉するEGRバルブを有するEGR装置と、を備える内燃機関システムの制御装置であって、内燃機関の気筒内に噴射される燃料噴射量に基づいて、内燃機関が過渡領域であるか否かを判定する判定部と、開度指示値を補正する補正部と、判定部により内燃機関が過渡領域であると判定され、かつ、可変ベーンが閉じる方向に動作する場合、補正部が前記開度指示値を補正する制御を実行する制御部と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
開度指示値に基づいて開度が変更される可変ベーンを有する可変容量型ターボチャージャと、
内燃機関の排気の一部を前記内燃機関の吸気に還流する通路を開閉するEGRバルブを有するEGR装置と、
を備える内燃機関システムの制御装置であって、
前記内燃機関の気筒内に噴射される燃料噴射量に基づいて、前記内燃機関が過渡領域であるか否かを判定する判定部と、
前記開度指示値を補正する補正部と、
前記判定部により前記内燃機関が過渡領域であると判定され、かつ、前記可変ベーンが閉じる方向に動作する場合、前記補正部が前記開度指示値を補正する制御を実行する制御部と、
を備える、
制御装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記EGRバルブが開き状態である場合、前記補正部が前記開度指示値を補正する制御を実行する、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記補正部は、前記燃料噴射量および前記EGRバルブの開度に対する係数に基づいて、前記開度指示値を補正する、
請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記係数は、前記EGRバルブの開度に応じて重み付される、
請求項3に記載の制御装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一項に記載の制御装置を備えた車両。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、制御装置および車両に関する。
【背景技術】
【0002】
内燃機関の排気通路を流れる排気の一部を内燃機関の吸気に還流することで、燃焼温度を下げ、排気中のNOx(窒素酸化物)の生成を制御する排気再循環(Exhaust Gas Recirculation, 以下「EGR」という)装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。以下、吸気中に還流する排気を「EGRガス」という場合がある。
【0003】
また、例えば、車両用の内燃機関において、タービン入口に可変ベーンを有し、可変ベーンの開度を小さくすることで、タービン入口での排気速度を上げ、タービン回転数を増し、コンプレッサ吐出圧(ブースト圧)を高めて吸気量を増大することが可能な可変容量型ターボチャージャが知られている(例えば、特許文献2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平4-047156号公報
【特許文献2】特開平5-272345号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、可変ベーンが閉じるほど、ブースト圧以上にタービン入口の圧力(排圧)が増加するため、EGRガスの流量が急激に増加して、過還流になる。過還流になると、スモークや、失火が発生するおそれがある。そのため、ブースト圧を所定値以下に抑えた場合、出力不足が発生するという問題がある。
【0006】
本開示の目的は、EGRガスの過還流を防止することが可能な制御装置および車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するため、本開示における制御装置は、
開度指示値に基づいて開度が変更される可変ベーンを有する可変容量型ターボチャージャと、
内燃機関の排気の一部を前記内燃機関の吸気に還流する通路を開閉するEGRバルブを有するEGR装置と、
を備える内燃機関システムの制御装置であって、
前記内燃機関の気筒内に噴射される燃料噴射量に基づいて、前記内燃機関が過渡領域であるか否かを判定する判定部と、
前記開度指示値を補正する補正部と、
前記判定部により前記内燃機関が過渡領域であると判定され、かつ、前記可変ベーンが閉じる方向に動作する場合、前記補正部が前記開度指示値を補正する制御を実行する制御部と、
を備える。
【0008】
本開示における車両は、
上記の制御装置を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、EGRガスの過還流を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、本開示の実施の形態に係る内燃機関システムを模式的に示す図である。
図2図2は、補正部の機能ブロック図である。
図3図3は、制御部による処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本開示の実施の形態に係る内燃機関システム100を模式的に示す図である。内燃機関1は、車両(不図示)に走行用動力源として搭載される。例えば、内燃機関1は、図1に示すように、4つの気筒2(シリンダ)が一例に並べられた直列4気筒のディーゼルエンジンとして構成され、気筒2内に噴射された燃料を圧縮行程で拡散燃焼させる。気筒2は、シリンダブロック3に形成されている。気筒2の上部はシリンダヘッド(不図示)により塞がれている。
【0012】
図1に示すように、各気筒2には、吸気通路10および排気通路20のそれぞれが接続されている。吸気通路10は、吸気マニホールド11および複数の吸気ポート12を有している。吸気ポート12は、1つの気筒2に対して所定個(図1では2つ)ずつ配置されている。
【0013】
吸気通路10には、エアクリーナ15およびインタークーラ16のそれぞれが配置されている。
【0014】
エアクリーナ15は、外部から取り込まれる空気をフィルタで濾過することで、空気中の塵埃を除去する。
【0015】
インタークーラ16は、電動ターボチャージャ30(過給機)で圧縮された吸気を冷却することで、吸気密度を高める。電動ターボチャージャ30は、本開示の「可変容量型ターボチャージャ」に対応する。
【0016】
図1に示すように、排気通路20は、排気マニホールド21および排気ポート22を有している。排気ポート22は1つの気筒2に対して所定個(図1では1つ)配置されている。排気ポート22のそれぞれは排気マニホールド21に接続されている。排気マニホールド21には、タービン31を介して後処理装置40が接続されている。
【0017】
後処理装置40は、例えば、排気上流側に配置される酸化触媒(Diesel Oxidation Catalyst:DOC)およびディーゼル・パティキュレート・フィルタ(Diesel Particulate Filter:DPF)、および、排気下流側に配置される選択的還元触媒(Selective Catalytic Reduction:SCR)で構成されている。DOCは、未燃燃料を酸化して排気温度を上昇させるとともに、排気中のNO(一酸化窒素)を酸化してNO(二酸化窒素)を生成する。DPFは、排気中の粒子状物質を捕集する。SCRは、排気中の窒素酸化物(NOx)を浄化するNOx触媒として、尿素水から排気熱により加水分解されて生成されるアンモニアを用いて排気中のNOxを選択的に還元浄化する。
【0018】
排気マニホールド21には、EGR通路50の一端部が接続されている。EGR通路50の他端部は、タンジェンシャルポート13に接続されている。EGR通路50には、EGRクーラ51およびEGRバルブ52が配置されている。EGRクーラ51は、その内部をエンジン冷却水が通過するものであって、EGR通路50を通過するEGRガス(排気通路20に排出された排気の一部)をエンジン冷却水と熱交換することにより冷却する装置である。EGRバルブ52は、運転条件(例えば、冷却水温度)に合わせてEGR通路50を開閉する。
【0019】
電動ターボチャージャ30は、タービン31、コンプレッサ32およびモータジェネレータ33を有している。電動ターボチャージャ30は、タービン31とコンプレッサ32との間にモータジェネレータ33を設置したものである。タービン31とコンプレッサ32とは、ターボ軸で連結される。
【0020】
タービン31は、排気マニホールド21からの排気によってターボ軸を回転する。
【0021】
タービン31は、可変ベーン(不図示)と電動アクチュエータ34とを有している。可変ベーンは、ベーンの開度を変更可能に構成される。電動アクチュエータ34は、タービン31に当たる排気の流速を変更することによりターボ軸の回転速度を増減するように可変ベーンの開度を変更する。電動アクチュエータ34は、制御装置により制御される。
【0022】
コンプレッサ32は、吸気通路10においてエアクリーナ15とインタークーラ16との間に配置されている。コンプレッサ32は、インペラ(不図示)を有し、インペラがターボ軸と一体に回転することにより、吸気を圧縮する。これにより、吸気がインタークーラ16を介して吸気マニホールド11へ過給される。ECU60(後述する)は、吸気マニホールド11へ過給される吸気の実過給圧が目標過給圧になるように開度指示値を算出し、算出した開度指示値に基づいて電動アクチュエータ34を制御する。以下の説明で、ECU60により算出された開度指示値を「入力値」という。
【0023】
モータジェネレータ33は、ターボ軸の運動エネルギが不足した場合、ターボ軸の回転をアシストする一方で、ターボ軸の運動エネルギが余剰した場合、ターボ軸の回転により回生発電を行って、電力に変換してバッテリー(不図示)に充電することにより、余剰の運動エネルギを電気エネルギとして回収する。モータジェネレータ33は、制御装置により制御される。
【0024】
制御装置は、例えば電子制御ユニット(Electronic Control Unit:ECU)により構成される。ECU60は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、入力装置および出力装置を有している。CPUは、ROMに格納されたプログラムをRAMに展開して所定の機能を実行する。
【0025】
ECU60は、運転条件に応じて電動アクチュエータ34を制御する。例えば、ECU60は、運転条件が高負荷である場合、可変ベーンの開度を小さくする(可変ベーン間の隙間を絞る)。これにより、タービン31へ噴き出す排気の流速が上がるため、ターボ軸の回転速度が上昇し、コンプレッサ32の吐出圧(ブースト圧)を高めて吸気量が増大する。また、可変ベーンの開度を小さくすると、タービン31の入口圧(排圧)も高くなる。ブースト圧以上に排圧が高くなると、EGRガスの流量が急激に増加して、過還流になる。過還流になると、スモークや、失火が発生するおそれがあるため、過還流を防止する必要がある。
【0026】
ECU60は、判定部61、補正部62、および、制御部63のそれぞれの機能を実行する。ECU60は、気筒2内に噴射される燃料噴射量を取得する。また、ECU60は、EGRバルブ52の開度情報を取得する。
【0027】
判定部61は、燃料噴射量に基づいて内燃機関1が過渡領域であるか否かについて判定する。具体的には、判定部61は、燃料噴射量が所定の閾値を超えた場合、内燃機関1が過渡領域であると判定する。なお、判定部61は、可変ベーンの開度の時間に対する変化量が所定値を超えた場合、内燃機関1が過渡領域であると判定してもよい。また、判定部61は、上記の開度情報に基づいて、EGRバルブ52が開き状態であるか否について判定する。上記の所定の閾値や、所定値は、実験や、シミュレーションにより求めることが可能である。
【0028】
補正部62は、入力値(開度指示値)を補正する。具体的には、補正部62は、燃料噴射量およびEGRバルブ52の開度に対する係数に基づいて入力値(開度指示値)を補正する。図2は、補正部62の機能ブロック図である。具体的には、補正部62は図2に示すように、開き側係数算出部64、閉じ側係数算出部65、および、フィルタ66を有する。
【0029】
開き側係数算出部64は、可変ベーンが開く方向に動作する場合において、所定のパラメータに基づいて開き側係数を算出する。なお、可変ベーンが閉じる方向に動作する場合、開き側係数は、「0」である。
【0030】
閉じ側係数算出部65は、可変ベーンが閉じる方向に動作する場合において、EGRバルブ52の開度(EGR開度)および燃料噴射量に基づいて、閉じ側係数(ここでは、時定数)を算出する。なお、EGR開度および燃料噴射量に対する予め定められた閉じ側係数を表すマップを有している。閉じ側係数算出部65は、上記のマップに基づいて閉じ側係数を算出する。閉じ側係数(時定数)は、EGR開度の大きさや、噴射量の多さに応じて大きくなるように設定されている。マップは、実験や、シミュレーションにより求めることが可能である。マップは,ECU60の記憶部(例えば、ROM)に予め記憶される。
【0031】
フィルタ66は、入力値(開度指示値)、開き側係数、および、閉じ側係数(時定数)に基づいて、実際の開度指示値を算出する。例えば、実際の開度指示値は、同じ入力値(開度指示値)であっても、閉じ側係数(時定数)の大きさに応じて小さくなる。
【0032】
制御部63は、判定部61によりEGRバルブ52が開き状態であると判定され、かつ、内燃機関1が過渡領域であると判定され、かつ、可変ベーンが閉じる方向に動作する場合、フィルタ66により算出された実際の開度指示値に基づいて、電動アクチュエータ34を制御する。
【0033】
次に、ECU60による処理の一例について図3を参照して説明する。図3は、ECU60による処理の一例を示すフローチャートである。図3に示すフローは、内燃機関1の運転中に所定の時間間隔で繰り返される。なお、以下の説明においては、ECU60が判定部61、補正部62、および、制御部63のそれぞれの機能を実行するものとする。
【0034】
先ず、ステップS100において、ECU60は、EGRバルブ52が開き状態であるか否かについて判定する。EGRバルブ52が開き状態である場合(S100:YES)、処理はステップS110に遷移する。EGRバルブ52が閉じ状態である場合(S100:NO)、図3に示す処理は終了する。
【0035】
次に、ステップS110において、ECU60は、内燃機関1が過渡領域であるか否かについて判定する。内燃機関1が過渡領域である場合(S110:YES)、処理はステップS120に遷移する。内燃機関1が過渡領域でない場合(S110:NO)、図3に示す処理は終了する。
【0036】
次に、ステップS120において、ECU60は、可変ベーンが閉じる方向の動作であるか否かについて判定する。可変ベーンが閉じる方向の動作である場合(120:YES)、処理はステップS130に遷移する。可変ベーンが閉じる方向の動作でない場合(120:NO)、図3に示す処理は終了する。
【0037】
次に、ステップS130において、ECU60は、入力値(開度指示値)を補正する制御を実行する。
【0038】
次に、ステップS140において、ECU60は、補正した開度指示値に基づいて、電動アクチュエータ34を制御する。これにより、可変ベーンが閉じる方向の動作速度が低下する。その結果、排圧が急増しないで、EGRガスの流量が急激に増加しないため、過還流になることが防止できる。
【0039】
上記実施の形態に係る制御装置は、開度指示値に基づいて開度が変更される可変ベーンを有する電動ターボチャージャ30と、内燃機関1の排気の一部を内燃機関1の吸気に還流するEGR通路50を開閉するEGRバルブ52を有するEGR装置と、を備える内燃機関システム100のECU60であって、内燃機関1の気筒2内に噴射される燃料噴射量に基づいて、内燃機関1が過渡領域であるか否かを判定する判定部61と、開度指示値を補正する補正部62と、判定部61により内燃機関1が過渡領域であると判定され、かつ、可変ベーンが閉じる方向に動作する場合、補正部62が開度指示値を補正する制御を実行する制御部63と、を備える。
【0040】
上記構成によれば、ECU60が、補正部62により補正された開度指示値に基づいて、電動アクチュエータ34を制御するため、可変ベーンが閉じる方向の動作速度が低下する。これにより、タービン入口の圧力(排圧)が急増しないで、EGRガスの流量が急激に増加しないため、EGRガスの過還流を防止することが可能となる。
【0041】
なお、上記実施の形態では、閉じ側係数(時定数)は予め定められた一つのマップに基づいて算出されるが、本開示はこれに限らない。閉じ側係数は、EGR52の開度に応じて重み付けされてもよい。具体的には、EGRバルブの開度に応じた複数のマップを備え、閉じ側係数算出部65は、EGRバルブ52の開度に対応する所定のマップに基づいて閉じ側係数を算出してもよい。これにより、EGRバルブ52の開度に応じて可変ベーンが閉じる方向の動作速度を低下させるため、EGRガスの過還流の防止をより適時かつ確実に行うことが可能となる。
【0042】
その他、上記実施の形態は、何れも本開示の実施をするにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本開示の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本開示はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本開示は、EGRガスの過還流を防止することが要求される制御装置を備える車両に好適に利用される。
【符号の説明】
【0044】
1 内燃機関
2 気筒
3 シリンダブロック
10 吸気通路
11 吸気マニホールド
12 吸気ポート
13 タンジェンシャルポート
14 ヘリカルポート
15 エアクリーナ
16 インタークーラ
20 排気通路
21 排気マニホールド
22 排気ポート
30 電動ターボチャージャ
31 タービン
32 コンプレッサ
33 モータジェネレータ
34 電動アクチュエータ
40 後処理装置
50 EGR通路
51 EGRクーラ
52 EGRバルブ
60 制御装置
61 判定部
62 補正部
63 制御部
64 開き側係数算出部
65 閉じ側係数算出部
66 フィルタ
100 内燃機関システム
図1
図2
図3